◆3rfPz4lVbmKs さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16702976.html
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◆0oPYI5tJvGu0 さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16702977.html
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1: ◆0oPYI5tJvGu0:2014/01/29(水) 23:24:43.79:pz4YK2mC0 (1/1)
・以前総合スレでやったやつ。
・※『どんなカプが成立するか未定』
・基本ほのぼのギャグ。たまにシリアス、バトル
・マイナーキャラ祭り。故に推測と憶測で書かれる場合あり
・気が向いたら更新
・原作再構成したりしなかったり
前スレhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383193548/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391005483
・以前総合スレでやったやつ。
・※『どんなカプが成立するか未定』
・基本ほのぼのギャグ。たまにシリアス、バトル
・マイナーキャラ祭り。故に推測と憶測で書かれる場合あり
・気が向いたら更新
・原作再構成したりしなかったり
前スレhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383193548/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391005483
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/01/29(水) 23:33:26.00:eYXHsm/SO (1/1)
酉変わったけど、>>1。
本編再開はまたいつか。
なるべく早くくる。
今日は終わり。
酉変わったけど、>>1。
本編再開はまたいつか。
なるべく早くくる。
今日は終わり。
3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/29(水) 23:40:48.97:ck2WG0090 (1/1)
スレ立て乙乙
また期待してる
スレ立て乙乙
また期待してる
4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/30(木) 00:04:27.24:YRcmjsoA0 (1/1)
秋沙ちゃんやったね!
秋沙ちゃんやったね!
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/30(木) 02:31:48.16:CodHSXBC0 (1/1)
上条ちゃんにらサローニャちゃんやろjk
上条ちゃんにらサローニャちゃんやろjk
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/30(木) 06:18:43.34:uHyJhpnT0 (1/1)
スレ立て乙でした、これからも期待してるぜ
前スレのバードウェイはもはや妹プレイを望んでたなwwやはり本性は姉御じゃなくお兄ちゃん子なのか
スレ立て乙でした、これからも期待してるぜ
前スレのバードウェイはもはや妹プレイを望んでたなwwやはり本性は姉御じゃなくお兄ちゃん子なのか
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 00:00:05.71:NrpcgOW10 (1/1)
期待してまーす
期待してまーす
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 16:38:13.63:p1zkFjKb0 (1/1)
前スレでウートと天井がやってたゲームは実際にあるんですか?
前スレでウートと天井がやってたゲームは実際にあるんですか?
9: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/01/31(金) 20:27:29.46:x/VktfsSO (1/7)
立てたスレにSSが書き込まれてないとHTML化される恐れがあるなぁ
ということで、小ネタ一個だけ置いてお茶を濁しておこうと思う。
>>5のレスの言ってる意味が3時間くらい考えてもよくわからなかったからとりま上条×サローニャっぽい何かを。
ぶっちゃけサローニャを書いてる時が一番楽しい。アホな事考えてるだけでいいからなのか。
>>8あるよ。(某マスター風)オンラインゲーム、『ファンタシースターオンライン2』です。
よくクソゲーと言われますが>>1は好き。
立てたスレにSSが書き込まれてないとHTML化される恐れがあるなぁ
ということで、小ネタ一個だけ置いてお茶を濁しておこうと思う。
>>5のレスの言ってる意味が3時間くらい考えてもよくわからなかったからとりま上条×サローニャっぽい何かを。
ぶっちゃけサローニャを書いてる時が一番楽しい。アホな事考えてるだけでいいからなのか。
>>8あるよ。(某マスター風)オンラインゲーム、『ファンタシースターオンライン2』です。
よくクソゲーと言われますが>>1は好き。
10:~とある上条さんのてんてこMylifeその2~:2014/01/31(金) 20:30:42.69:x/VktfsSO (2/7)
~某日、とある高校~
トール「あー、腹減った。上条ちゃん、早く飯くおーぜー」スタスタ
上条「おー」スタスタ
タタタタ……
上条「何食う?」テクテク
トール「喉に詰まらないもの」テクテク
タタタタ…
サローニャ「かっみじょ――……」タタタタ…
上条「へ?」クルッ
サローニャ「ちゃぁ―――――――ん!!!」ダキイッ!!!
上条「ごへっ?!」
トール「おっと、あぶねぇ。」ヒョイ
上条「」ズザザザザザザァァァッッ!
サローニャ「私ね、私ね?今日はなんと、上条ちゃんにおべんとーを作ってきたのでっす!きゃー☆」イヤンイヤン
上条「」チーン
トール「サローニャー?上条ちゃんはお前が勢いよく延髄に抱きついたせいで死んでるぜー?」
サローニャ「なぬぅー!?ごめんね大丈夫!?」ユサユサ
上条「なぬぅーじゃねーよ![ピーーー]気かー?!」ガバッ
サローニャ「きゃん!まっさかー。悩[ピーーー]るつもりはあるけどねん☆」キャハ☆
上条「なまじ悪意がないだけに怒りづれぇ…」ぐぬぬ
トール「んじゃ、俺は気をつかって購買にでも行きますかねっと。」スタスタ
上条「え」
トール「あ、俺つっちー達と食うから、上条ちゃんは俺に気がねなくいちゃついててくれ」ヒラヒラ
上条「ちょっ」
サローニャ「おー!トールちゃんありがとちゃん!」フリフリ
上条「……」
サローニャ「どこで食べるー?」
・
・
・
~某日、とある高校~
トール「あー、腹減った。上条ちゃん、早く飯くおーぜー」スタスタ
上条「おー」スタスタ
タタタタ……
上条「何食う?」テクテク
トール「喉に詰まらないもの」テクテク
タタタタ…
サローニャ「かっみじょ――……」タタタタ…
上条「へ?」クルッ
サローニャ「ちゃぁ―――――――ん!!!」ダキイッ!!!
上条「ごへっ?!」
トール「おっと、あぶねぇ。」ヒョイ
上条「」ズザザザザザザァァァッッ!
サローニャ「私ね、私ね?今日はなんと、上条ちゃんにおべんとーを作ってきたのでっす!きゃー☆」イヤンイヤン
上条「」チーン
トール「サローニャー?上条ちゃんはお前が勢いよく延髄に抱きついたせいで死んでるぜー?」
サローニャ「なぬぅー!?ごめんね大丈夫!?」ユサユサ
上条「なぬぅーじゃねーよ![ピーーー]気かー?!」ガバッ
サローニャ「きゃん!まっさかー。悩[ピーーー]るつもりはあるけどねん☆」キャハ☆
上条「なまじ悪意がないだけに怒りづれぇ…」ぐぬぬ
トール「んじゃ、俺は気をつかって購買にでも行きますかねっと。」スタスタ
上条「え」
トール「あ、俺つっちー達と食うから、上条ちゃんは俺に気がねなくいちゃついててくれ」ヒラヒラ
上条「ちょっ」
サローニャ「おー!トールちゃんありがとちゃん!」フリフリ
上条「……」
サローニャ「どこで食べるー?」
・
・
・
11:殺す、悩殺 でした:2014/01/31(金) 20:33:04.14:x/VktfsSO (3/7)
~とある高校、ビオトープ~
サローニャ「ふんふんふ~ん♪」
サローニャ「ほらほら!一緒にベンチでたべよう?」ポンポン!
上条「…あのさ、」
サローニャ「にゃーに?」
上条「うちの学校にさ、こんな池とか木や花とかベンチがあるオサレ中庭なんてなかったと思うんだけど」
サローニャ「へぇー、不思議だねぇ?(棒)」ニッコリ
上条「いや、絶対犯人お前だろ?」
サローニャ「ひ、酷いよ上条ちゃん!何の根拠があって私を疑うの?!」ヨヨヨ
上条「」ユビサシ
看板『サローニャちゃんの小さな森』
サローニャ「…わー、なんで私の名前が書いてあるんだろー(棒)」
上条「いや、だからお前が無許可で作ったんだろ?」
サローニャ「違うよ上条ちゃん!私、ちゃんと許可とったもん!」ぷぅー!
上条「やっぱり犯人お前じゃねーか」ツン
サローニャ「はう?!くっ、なんという見事な誘導尋問…」ゴクリ
上条「つか許可って…」
サローニャ「え?いや簡単だったよ?」
サローニャ.。oOO( )ホンワホンワ
~とある高校、ビオトープ~
サローニャ「ふんふんふ~ん♪」
サローニャ「ほらほら!一緒にベンチでたべよう?」ポンポン!
上条「…あのさ、」
サローニャ「にゃーに?」
上条「うちの学校にさ、こんな池とか木や花とかベンチがあるオサレ中庭なんてなかったと思うんだけど」
サローニャ「へぇー、不思議だねぇ?(棒)」ニッコリ
上条「いや、絶対犯人お前だろ?」
サローニャ「ひ、酷いよ上条ちゃん!何の根拠があって私を疑うの?!」ヨヨヨ
上条「」ユビサシ
看板『サローニャちゃんの小さな森』
サローニャ「…わー、なんで私の名前が書いてあるんだろー(棒)」
上条「いや、だからお前が無許可で作ったんだろ?」
サローニャ「違うよ上条ちゃん!私、ちゃんと許可とったもん!」ぷぅー!
上条「やっぱり犯人お前じゃねーか」ツン
サローニャ「はう?!くっ、なんという見事な誘導尋問…」ゴクリ
上条「つか許可って…」
サローニャ「え?いや簡単だったよ?」
サローニャ.。oOO( )ホンワホンワ
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 20:34:14.87:x/VktfsSO (4/7)
~某所~
サローニャ『ねぇ、理事長せんせ?サローニャちゃんのスケスケスカート…
えっちでしょ…?中がどうなってるか、見たくない…?』ツツー
理事長『フフ…色仕掛けか?すまないが、私の性欲はもうずっと昔に枯れてしまったよ』
サローニャ『えー?そうなの?そのわりには、食い入るように見てるけどー?』クスクス
理事長『そんなことはないさ』
サローニャ『ねぇーえ?サローニャちゃんはただ学校にビオトープを作ってほしいだけなんだけどにゃーん?』
理事長『なぜ作りたいのかね?』
サローニャ『上条ちゃんといい雰囲気のとこでお昼食べたくてさー?』
理事長『……ふ、嘘だな。』
理事長『君がいつでも戦えるようにするために、術式に必要な"エカテリンブルクの針葉樹"を植えておきたいのだろう?』
サローニャ『…さー?どーでしょ?』ニッコリ
理事長『……パンチラしながらビーカーに胸を押し付けてくれるなら、君の要求を聞こうじゃないか』
サローニャ『いーよー』クスクス
サローニャ『ほーれほれー♪』ムニュムニュムニュムニュ
理事長『うっひょぉおおおおお!!!』ハァハァハァハァハァ
~某所~
サローニャ『ねぇ、理事長せんせ?サローニャちゃんのスケスケスカート…
えっちでしょ…?中がどうなってるか、見たくない…?』ツツー
理事長『フフ…色仕掛けか?すまないが、私の性欲はもうずっと昔に枯れてしまったよ』
サローニャ『えー?そうなの?そのわりには、食い入るように見てるけどー?』クスクス
理事長『そんなことはないさ』
サローニャ『ねぇーえ?サローニャちゃんはただ学校にビオトープを作ってほしいだけなんだけどにゃーん?』
理事長『なぜ作りたいのかね?』
サローニャ『上条ちゃんといい雰囲気のとこでお昼食べたくてさー?』
理事長『……ふ、嘘だな。』
理事長『君がいつでも戦えるようにするために、術式に必要な"エカテリンブルクの針葉樹"を植えておきたいのだろう?』
サローニャ『…さー?どーでしょ?』ニッコリ
理事長『……パンチラしながらビーカーに胸を押し付けてくれるなら、君の要求を聞こうじゃないか』
サローニャ『いーよー』クスクス
サローニャ『ほーれほれー♪』ムニュムニュムニュムニュ
理事長『うっひょぉおおおおお!!!』ハァハァハァハァハァ
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 20:37:16.13:x/VktfsSO (5/7)
サローニャ.。oOO( )ホンワホンワ
上条「もうその理事長やめちまえばいいのに」
・
・
・
サローニャ「からあげちゃんとー、ゆでたまごちゃんとー…どれから食べる?」
上条「おい、弁当箱ごと渡してくれよ」
サローニャ「だぁめー☆何故ならサローニャちゃんが満面の笑顔で上条ちゃんに"あーん"をしてあげるからなのです!」
上条「…っ///」
サローニャ「はい、あーん!」つ―∈○
上条「あ、あむ…」
サローニャ「おいしー?」
上条「あ、ああ…」モムモム
上条(なんだこの、こっ恥ずかしい感じ…//)ウググ
サローニャ「サローニャちゃんにもぉー」
上条「え?」
サローニャ「あー」アーン
上条「…ぐ////」
上条「あ、あーん……」つ―∈□
サローニャ「あーむっ!」
サローニャ「おいちー」モキュモキュ。
上条(ぐぁあああ!!なんか知らんがすげー恥ずかしいぃぃいいい!!!)
サローニャ.。oOO( )ホンワホンワ
上条「もうその理事長やめちまえばいいのに」
・
・
・
サローニャ「からあげちゃんとー、ゆでたまごちゃんとー…どれから食べる?」
上条「おい、弁当箱ごと渡してくれよ」
サローニャ「だぁめー☆何故ならサローニャちゃんが満面の笑顔で上条ちゃんに"あーん"をしてあげるからなのです!」
上条「…っ///」
サローニャ「はい、あーん!」つ―∈○
上条「あ、あむ…」
サローニャ「おいしー?」
上条「あ、ああ…」モムモム
上条(なんだこの、こっ恥ずかしい感じ…//)ウググ
サローニャ「サローニャちゃんにもぉー」
上条「え?」
サローニャ「あー」アーン
上条「…ぐ////」
上条「あ、あーん……」つ―∈□
サローニャ「あーむっ!」
サローニャ「おいちー」モキュモキュ。
上条(ぐぁあああ!!なんか知らんがすげー恥ずかしいぃぃいいい!!!)
14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 20:39:39.39:x/VktfsSO (6/7)
土御門「……」つ●REC
青髪「………」つ●REC
トール「……」つ●REC
姫神「………」つ●REC
※後日、自習になった視聴覚室で放映されました
土御門「……」つ●REC
青髪「………」つ●REC
トール「……」つ●REC
姫神「………」つ●REC
※後日、自習になった視聴覚室で放映されました
15: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/01/31(金) 20:40:41.07:x/VktfsSO (7/7)
終わり。
また何かイベントあればやるかもしれない。
では。
終わり。
また何かイベントあればやるかもしれない。
では。
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 21:56:32.07:/PIzAsSS0 (1/1)
乙。サローニャは正義。
乙。サローニャは正義。
17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 22:02:59.79:r0/U6GBpo (1/2)
乙
乙
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 22:14:49.69:8NQE79Ij0 (1/1)
乙乙
サローニャ可愛すぎ
乙乙
サローニャ可愛すぎ
19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/31(金) 23:03:29.83:r0/U6GBpo (2/2)
出来る事なら、姫神さんにももっと出番を…
出来る事なら、姫神さんにももっと出番を…
20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/01(土) 11:04:26.66:G3nReVAL0 (1/1)
姫神さんが上条サイドヒロインだと思っていた前スレの初期頃……今では上サロが正義です
ウートサイドだったらシギンさんかヘルさんで迷うな
姫神さんが上条サイドヒロインだと思っていた前スレの初期頃……今では上サロが正義です
ウートサイドだったらシギンさんかヘルさんで迷うな
21: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/02/03(月) 18:29:18.38:65h+XqASO (1/19)
>>19ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」天井「それは、もはや2回目だよ」
番外編。節分ネタ。こんなことばっかりやってるから本編が進まない。
>>19ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」天井「それは、もはや2回目だよ」
番外編。節分ネタ。こんなことばっかりやってるから本編が進まない。
22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:30:13.81:65h+XqASO (2/19)
~スーパー~
天井「さて、今日は何にしようか…」テクテク
天井「ん?」
『節分豆、鬼のお面つき』
~スーパー~
天井「さて、今日は何にしようか…」テクテク
天井「ん?」
『節分豆、鬼のお面つき』
23:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:30:39.72:65h+XqASO (3/19)
天井「…節分、か」
天井「…節分、か」
24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:31:06.05:65h+XqASO (4/19)
~叶え屋~
~叶え屋~
25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:31:57.66:65h+XqASO (5/19)
天井「ただいまっと…うん?声が多いな」ヨッコイセ
ワイワイ
・
・
・
ウート「ッハイ!8切りーっでトリプル!しゅうりょぉぉおおお!!!!ウートガルザロキくんドンケツは免れましたッッ!!!」ドギュイーン!
シギン「ひ、ひどいよ!ウートガルザロキ!私また大貧民だよ!?」ウワーン!
ウート「えー?これでも待ってあげたんだぜー?」ヘラヘラ
シギン「むぅうううー!」プクー
ウート「そーんな頬を膨らますなーってぇー」ツン
シギン「あぶ」ポヒュ
サンドリヨン「…で?まだやるの?」フー
シギン「うん。…でも次は違うのをやろう?」
サンドリヨン「構わない。何をやろうとも、私の勝ちは揺るがないから」ニヤリ
シギン「むぅううー!」プクー!
ガチャ。
天井「ただいま。サンドリヨンが来てたのか」バタン
ウート「おー、あまっちおかえりー」フリフリ
シギン「おかえりぃ」プクー
サンドリヨン「お邪魔してるわ」ヒラヒラ
※皆さんフランス語が話せます
天井「ただいまっと…うん?声が多いな」ヨッコイセ
ワイワイ
・
・
・
ウート「ッハイ!8切りーっでトリプル!しゅうりょぉぉおおお!!!!ウートガルザロキくんドンケツは免れましたッッ!!!」ドギュイーン!
シギン「ひ、ひどいよ!ウートガルザロキ!私また大貧民だよ!?」ウワーン!
ウート「えー?これでも待ってあげたんだぜー?」ヘラヘラ
シギン「むぅうううー!」プクー
ウート「そーんな頬を膨らますなーってぇー」ツン
シギン「あぶ」ポヒュ
サンドリヨン「…で?まだやるの?」フー
シギン「うん。…でも次は違うのをやろう?」
サンドリヨン「構わない。何をやろうとも、私の勝ちは揺るがないから」ニヤリ
シギン「むぅううー!」プクー!
ガチャ。
天井「ただいま。サンドリヨンが来てたのか」バタン
ウート「おー、あまっちおかえりー」フリフリ
シギン「おかえりぃ」プクー
サンドリヨン「お邪魔してるわ」ヒラヒラ
※皆さんフランス語が話せます
26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:33:10.17:65h+XqASO (6/19)
・
・
・
ウートシギンサンドリヨン「「「『節分』?」」」
天井「ああ。2/3は節分といって厄払いの儀式をする日なんだよ」
天井「日本では季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払う行事がある」
ウートシギンサンドリヨン「「「へぇー」」」
ウート「具体的にはどんなことすんの?」
天井「豆を撒いたり、鰯の頭を柊の小枝に刺して戸口に挿したり、"恵方巻き"という食べ物を食べたり…だな。」
シギン「エホーマキ?」
天井「巻き寿司だ。『福を巻き込む』という意味と、『縁を切らない』という、げん担ぎで食べる。」
天井「食べ方もあって、その年々で変わる方角…恵方に向かって巻き寿司を丸かぶりするんだ」
サンドリヨン「ふぅん。日本人は変わっているな。今年はどの方角なんだ?」
天井「東北東だな。まぁ、安かったし、せっかくだからということで…」ゴソゴソ
天井「恵方巻きと節分豆を買ってきた」つ
ウート「お、マジで?」
・
・
・
・
・
・
ウートシギンサンドリヨン「「「『節分』?」」」
天井「ああ。2/3は節分といって厄払いの儀式をする日なんだよ」
天井「日本では季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払う行事がある」
ウートシギンサンドリヨン「「「へぇー」」」
ウート「具体的にはどんなことすんの?」
天井「豆を撒いたり、鰯の頭を柊の小枝に刺して戸口に挿したり、"恵方巻き"という食べ物を食べたり…だな。」
シギン「エホーマキ?」
天井「巻き寿司だ。『福を巻き込む』という意味と、『縁を切らない』という、げん担ぎで食べる。」
天井「食べ方もあって、その年々で変わる方角…恵方に向かって巻き寿司を丸かぶりするんだ」
サンドリヨン「ふぅん。日本人は変わっているな。今年はどの方角なんだ?」
天井「東北東だな。まぁ、安かったし、せっかくだからということで…」ゴソゴソ
天井「恵方巻きと節分豆を買ってきた」つ
ウート「お、マジで?」
・
・
・
27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:34:20.53:65h+XqASO (7/19)
ウート「へぇー、これがねぇ」シゲシゲ
シギン「これが『スシ』?」
サンドリヨン「フランスにも"スシ"の店は沢山あるけれど…これは初めて見たな」シゲシゲ
天井「これをあちらの方を向いて、丸齧りだ。」
天井「では」
サンウートシギン天井「「「「いただきます」」」」アグ。
ウート「…」あぐあぐ
シギン「…」あぐあぐ
天井「…」あぐあぐ
サンドリヨン「…」あぐあぐ
シギン「…わ、私ちょっと辛い。辛くなってきた…」アググ…
サンドリヨン「私もだ…」アググ
ウート「ほれはふぇつに」もぎゅもぎゅ。
天井「…」モキュモキュ
・
・
・
ウート「けふ。」
天井「ふぅ」
シギン「ウ、ウートガルザロキ、私の分も食べていいよ…」ウプつ◎
サンドリヨン「私の分も頼む…」つ◎
ウート「お、おー。いいよー」アハハ…
天井「すまない、もう少し小さいのを買うべきだったな…」
・
・
・
ウート「へぇー、これがねぇ」シゲシゲ
シギン「これが『スシ』?」
サンドリヨン「フランスにも"スシ"の店は沢山あるけれど…これは初めて見たな」シゲシゲ
天井「これをあちらの方を向いて、丸齧りだ。」
天井「では」
サンウートシギン天井「「「「いただきます」」」」アグ。
ウート「…」あぐあぐ
シギン「…」あぐあぐ
天井「…」あぐあぐ
サンドリヨン「…」あぐあぐ
シギン「…わ、私ちょっと辛い。辛くなってきた…」アググ…
サンドリヨン「私もだ…」アググ
ウート「ほれはふぇつに」もぎゅもぎゅ。
天井「…」モキュモキュ
・
・
・
ウート「けふ。」
天井「ふぅ」
シギン「ウ、ウートガルザロキ、私の分も食べていいよ…」ウプつ◎
サンドリヨン「私の分も頼む…」つ◎
ウート「お、おー。いいよー」アハハ…
天井「すまない、もう少し小さいのを買うべきだったな…」
・
・
・
28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:36:03.03:65h+XqASO (8/19)
ウート「うぷっ」
シギン「ありがとうウートガルザロキ。」
天井「では、豆は撒くだけにしておこうか」
ウート「『鬼は外、福は内』だっけ」
シギン「なんだか、鬼さんが可哀想。可哀想だよ」
サンドリヨン「"鬼"というのは膿のようなものなのだろう?なら遠慮なんていらないじゃないか」
シギン「oh…鬼はサンドリヨンちゃんだったか…」
サンドリヨン「あんだとコラ」
シギン「…サンドリヨンちゃんはー外ー」バラッ
サンドリヨン「…」ゴスッ
シギン「いたっ」
天井「……」
天井(そういえば。節分といえば、昔……).。oOO( )ホンワホンワ
ウート「うぷっ」
シギン「ありがとうウートガルザロキ。」
天井「では、豆は撒くだけにしておこうか」
ウート「『鬼は外、福は内』だっけ」
シギン「なんだか、鬼さんが可哀想。可哀想だよ」
サンドリヨン「"鬼"というのは膿のようなものなのだろう?なら遠慮なんていらないじゃないか」
シギン「oh…鬼はサンドリヨンちゃんだったか…」
サンドリヨン「あんだとコラ」
シギン「…サンドリヨンちゃんはー外ー」バラッ
サンドリヨン「…」ゴスッ
シギン「いたっ」
天井「……」
天井(そういえば。節分といえば、昔……).。oOO( )ホンワホンワ
29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:37:11.42:65h+XqASO (9/19)
―――――――――
―――――――――――――
―――――――――――――――――――
~天井くん幼少時代~
先生「はーい!では豆を撒いて鬼を追い払おう!」
あまい(4才)「……」
あまい(このおまめにどれほどのいりょくがあるのかはしらないが、もっとこうりつよくたおせないだろうか)
・
・
・
鬼(先生)「わははー!鬼だぞー!」
あまい「…きたな。」
あまい「とらっぷはつどう!」サッ
鬼「え?」
/ \パカッ
鬼(お、落とし穴?!くくりつけた紐で蓋を外したの?!)ズデーン!
鬼「いたっ!?穴の中には大量の豆が?!」
あまい「みんないまだ!おににまめをいっせいしゃげきだ!」
幼児'S「わ――――!!」ブンッブンッ
鬼「いたっ?!ちょ、まって!?痛い痛い!」ピシッピシッ
鬼「はっ?!」
幼児「あまいくんが作ってくれたパチンコだー!」ピュン!ピュン!
鬼(武器所持?!)ガビーン!
幼児「おままごとでつかうボウルいっぱいの豆をくらいなさい!」ブンッ!
鬼「ボウルごと?!」ガンッ
鬼「…畜生、」
幼児'S「わー」ブンッブンッ
鬼「お前らの方が!鬼じゃねーかぁあああ!!!」ウワーン!
―――――――――――――――――
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~天井くん幼少時代~
先生「はーい!では豆を撒いて鬼を追い払おう!」
あまい(4才)「……」
あまい(このおまめにどれほどのいりょくがあるのかはしらないが、もっとこうりつよくたおせないだろうか)
・
・
・
鬼(先生)「わははー!鬼だぞー!」
あまい「…きたな。」
あまい「とらっぷはつどう!」サッ
鬼「え?」
/ \パカッ
鬼(お、落とし穴?!くくりつけた紐で蓋を外したの?!)ズデーン!
鬼「いたっ!?穴の中には大量の豆が?!」
あまい「みんないまだ!おににまめをいっせいしゃげきだ!」
幼児'S「わ――――!!」ブンッブンッ
鬼「いたっ?!ちょ、まって!?痛い痛い!」ピシッピシッ
鬼「はっ?!」
幼児「あまいくんが作ってくれたパチンコだー!」ピュン!ピュン!
鬼(武器所持?!)ガビーン!
幼児「おままごとでつかうボウルいっぱいの豆をくらいなさい!」ブンッ!
鬼「ボウルごと?!」ガンッ
鬼「…畜生、」
幼児'S「わー」ブンッブンッ
鬼「お前らの方が!鬼じゃねーかぁあああ!!!」ウワーン!
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30:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:37:59.66:65h+XqASO (10/19)
天井.。oOO( )ホンワホンワ
天井(我ながら、あれは酷かったなぁ…)
天井(本当の"鬼"は、どこまでも残酷なことができてしまえる人間そのものなのかもしれない)
天井(……と、天井は天井はしたり顔)ニタリ
ウート「あまっち、なんか顔キモい」
天井「?!」ガーン
天井.。oOO( )ホンワホンワ
天井(我ながら、あれは酷かったなぁ…)
天井(本当の"鬼"は、どこまでも残酷なことができてしまえる人間そのものなのかもしれない)
天井(……と、天井は天井はしたり顔)ニタリ
ウート「あまっち、なんか顔キモい」
天井「?!」ガーン
31:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:38:47.41:65h+XqASO (11/19)
~黄泉川宅~
~黄泉川宅~
32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:39:15.23:65h+XqASO (12/19)
黄泉川「じゃ、打ち止め。この豆をぶつけるじゃんよ」つ
打ち止め「よーし!覚悟してねあなた!って、ミサカはミサカは迎撃準備!」
一方(E:鬼のお面)「……」グデーン
芳川「ちょっと、一方通行?ソファに寝そべっていないで、少しはやってあげなさい?」
一方「あァ?ちゃンとやってるだろォが。今の俺は誰かさンの怠惰な部分が実体化した『怠け鬼』さンなンだよ」ダラーン
芳川「あら?喧嘩売ってるのかしら?」ウフフ
黄泉川(『怠け鬼さン』て)ブフッww
一方(……そォいや、節分と言えば…)
一方「……」.。oOO( )ホンワホンワ
黄泉川「じゃ、打ち止め。この豆をぶつけるじゃんよ」つ
打ち止め「よーし!覚悟してねあなた!って、ミサカはミサカは迎撃準備!」
一方(E:鬼のお面)「……」グデーン
芳川「ちょっと、一方通行?ソファに寝そべっていないで、少しはやってあげなさい?」
一方「あァ?ちゃンとやってるだろォが。今の俺は誰かさンの怠惰な部分が実体化した『怠け鬼』さンなンだよ」ダラーン
芳川「あら?喧嘩売ってるのかしら?」ウフフ
黄泉川(『怠け鬼さン』て)ブフッww
一方(……そォいや、節分と言えば…)
一方「……」.。oOO( )ホンワホンワ
33:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:40:24.96:65h+XqASO (13/19)
―――――――――
―――――――――――――
―――――――――――――――――
~一方幼少時~
木原(数多)「一方通行。」
一方(6才)「ン?なンだよ、木原くン」
木原「今日は『節分』だろ」
一方「?それがどォしたってンだよ」
木原「豆の用意はしなくていいのか?」
一方「はァ?おれがあンな幼稚な行事やるかよ。」ケッ
一方「……それに、みンな俺を避けるし、つまンねェもン」ぶすーっ。
木原「………」
・
・
・
一方「?おーい、木原くン?なンだよ、こンなとこに呼び出して。部屋、真っ暗じゃねェか」トコトコ。
木原「節分をやんだよ。オラ、豆は持ってきたんだろぉな」
一方「持ってきたけどよォ…」
木原「よし。じゃ、やるか。」
一方「…」ワクワク
パッ
木原(E:リアル鬼の面)「鬼だぞゴルァぁあああぁあああぁあああ!!!」ゲハハハハハハハ!?
一方「うわァァアァアンン!!?」ビエー
木原(さらにE:メス)「さぁ~~って?悪いコトする能力者ちゃんはいねぇか~?
もしもいたら、頭をカパッと開いて、色~ンなとこをこねこねして、ヤッヴァーイ"お薬"を投与しちゃうぜぇぇええええ!!!?」ウヒャヒャヒャヒャ!!
一方「いやだァァアァア!!」ウワーン!
木原「どこまでなら、『人間が生存に必要な最低限の臓器(パーツ)のみを残した状態』にできんのか、試してみちゃおっかなぁあああ?!」
一方「怖いよォォオォォォオォ!!!」ビエエエエ!!!
木原「あん?おかしいな、なんで豆をぶつけてこねぇんだ…?」ハテ?
一方「助けてよォォオォ!!」
――――――――――
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~一方幼少時~
木原(数多)「一方通行。」
一方(6才)「ン?なンだよ、木原くン」
木原「今日は『節分』だろ」
一方「?それがどォしたってンだよ」
木原「豆の用意はしなくていいのか?」
一方「はァ?おれがあンな幼稚な行事やるかよ。」ケッ
一方「……それに、みンな俺を避けるし、つまンねェもン」ぶすーっ。
木原「………」
・
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一方「?おーい、木原くン?なンだよ、こンなとこに呼び出して。部屋、真っ暗じゃねェか」トコトコ。
木原「節分をやんだよ。オラ、豆は持ってきたんだろぉな」
一方「持ってきたけどよォ…」
木原「よし。じゃ、やるか。」
一方「…」ワクワク
パッ
木原(E:リアル鬼の面)「鬼だぞゴルァぁあああぁあああぁあああ!!!」ゲハハハハハハハ!?
一方「うわァァアァアンン!!?」ビエー
木原(さらにE:メス)「さぁ~~って?悪いコトする能力者ちゃんはいねぇか~?
もしもいたら、頭をカパッと開いて、色~ンなとこをこねこねして、ヤッヴァーイ"お薬"を投与しちゃうぜぇぇええええ!!!?」ウヒャヒャヒャヒャ!!
一方「いやだァァアァア!!」ウワーン!
木原「どこまでなら、『人間が生存に必要な最低限の臓器(パーツ)のみを残した状態』にできんのか、試してみちゃおっかなぁあああ?!」
一方「怖いよォォオォォォオォ!!!」ビエエエエ!!!
木原「あん?おかしいな、なんで豆をぶつけてこねぇんだ…?」ハテ?
一方「助けてよォォオォ!!」
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34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:41:55.88:65h+XqASO (14/19)
一方.。oOO( )ホンワホンワ
一方(まともに節分やった記憶がねェから、よくわかンねェンだよ)ッチ
番外「ねーねー、ミサカもあなたに目一杯ぶつけていい?返事は聞いてやんないけどさギャハ☆」
一方.。oOO( )ホンワホンワ
一方(まともに節分やった記憶がねェから、よくわかンねェンだよ)ッチ
番外「ねーねー、ミサカもあなたに目一杯ぶつけていい?返事は聞いてやんないけどさギャハ☆」
35:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:42:23.96:65h+XqASO (15/19)
~とある高校(放課後)~
~とある高校(放課後)~
36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:42:55.12:65h+XqASO (16/19)
姫神「当麻くん。」
上条「ん?なんだ?姫神」
姫神「お腹。空いてない?」
上条「あー、空いてるけど…なんかあるのか?」
姫神「うん。えっと。ほら。今日は節分でしょ?」
姫神「恵方巻き作ってきたんだけど。よかったら。どうかなって」ニコ
上条「へー、手作りか!もらうよ」
姫神「うん。どうぞ。」つ
上条「具がそれぞれ違うんだな」
姫神「うん。これは。かんぴょう。胡瓜。卵焼き。椎茸煮。アナゴ。桜でんぶのスタンダードなもの。」
姫神「こっちは。かんぴょう、かいわれ。伊達巻。ウナギ。おぼろ。」
姫神「これは。サーモン。ブリ。卵焼き。カニカマ。ツナ。レタス。」
姫神「そっちは。実験で作った。高野豆腐。しそ。三つ葉。しょうが。菜の花。ニンジン。」
姫神「あとサーモン、イクラ、イカ、エビ、ネギトロ。」
姫神「お好きなのを。どうぞ。」ニコ
上条「ん、じゃ上条さんはウナギが入ったやつにするよ」
姫神「召し上がれ。」
上条「今年はどの方角なんだ?」
姫神「地域にもよるけど。ググったら出たのは東北東だったよ。」
上条「そっか。じゃ…」スッ
姫神「うん。」スッ
上条姫神「「いただきます」」あぐ。
上条「…」あぐあぐ。
姫神「…」あぐあぐ。
・
・
・
姫神「当麻くん。」
上条「ん?なんだ?姫神」
姫神「お腹。空いてない?」
上条「あー、空いてるけど…なんかあるのか?」
姫神「うん。えっと。ほら。今日は節分でしょ?」
姫神「恵方巻き作ってきたんだけど。よかったら。どうかなって」ニコ
上条「へー、手作りか!もらうよ」
姫神「うん。どうぞ。」つ
上条「具がそれぞれ違うんだな」
姫神「うん。これは。かんぴょう。胡瓜。卵焼き。椎茸煮。アナゴ。桜でんぶのスタンダードなもの。」
姫神「こっちは。かんぴょう、かいわれ。伊達巻。ウナギ。おぼろ。」
姫神「これは。サーモン。ブリ。卵焼き。カニカマ。ツナ。レタス。」
姫神「そっちは。実験で作った。高野豆腐。しそ。三つ葉。しょうが。菜の花。ニンジン。」
姫神「あとサーモン、イクラ、イカ、エビ、ネギトロ。」
姫神「お好きなのを。どうぞ。」ニコ
上条「ん、じゃ上条さんはウナギが入ったやつにするよ」
姫神「召し上がれ。」
上条「今年はどの方角なんだ?」
姫神「地域にもよるけど。ググったら出たのは東北東だったよ。」
上条「そっか。じゃ…」スッ
姫神「うん。」スッ
上条姫神「「いただきます」」あぐ。
上条「…」あぐあぐ。
姫神「…」あぐあぐ。
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・
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37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:46:52.93:65h+XqASO (17/19)
上条「ふーっ。どれも美味かった。ありがとな!秋紗!」
姫神「お粗末様でした。ふふ」ニコ
姫神「…今更だけれど。下の名前で呼ばれると。ちょっと。照れる。////」モジモジ
上条「わ、悪い。やっぱり名字呼びのがいいか?ちょっとどっちで呼んだらいいのかわかんなくて」
姫神「……皆の前だと。少し恥ずかしいけど。二人っきりの時だったら。……その。いっぱい。呼んでほしい。」チラッ
上条「秋、」
土御門「よぉーカミやん、今から一緒にゲーセン行かないか?」
青髪「新ゲー入ったらしいんや!な、亨くん!」
トール「おう!いやこの前ちょっと入ったら見かけてな!」
姫神「………」
上条「あー、じゃいこっかな。"姫神"はどうす」
姫神「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
姫神「うん。私も。行っていい……?」ユラリ
土御門「お、おう」
・
・
・
上条「ふーっ。どれも美味かった。ありがとな!秋紗!」
姫神「お粗末様でした。ふふ」ニコ
姫神「…今更だけれど。下の名前で呼ばれると。ちょっと。照れる。////」モジモジ
上条「わ、悪い。やっぱり名字呼びのがいいか?ちょっとどっちで呼んだらいいのかわかんなくて」
姫神「……皆の前だと。少し恥ずかしいけど。二人っきりの時だったら。……その。いっぱい。呼んでほしい。」チラッ
上条「秋、」
土御門「よぉーカミやん、今から一緒にゲーセン行かないか?」
青髪「新ゲー入ったらしいんや!な、亨くん!」
トール「おう!いやこの前ちょっと入ったら見かけてな!」
姫神「………」
上条「あー、じゃいこっかな。"姫神"はどうす」
姫神「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
姫神「うん。私も。行っていい……?」ユラリ
土御門「お、おう」
・
・
・
38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:47:30.38:65h+XqASO (18/19)
姫神「くらえ!HIME☆スペシャルコンボォォオォ!!!」ガチャガチャガチャガチャガチャコンシャガシャ!!!
土御門「おれの最強持ちキャラが地面に立てないだと?!」ガーン!
※このスレの姫神さんはゲーセンマスターです
トール「姫神ちゃんダンスゲーで勝負しねぇ?俺けっこー得意なんだぜ」
姫神「うん。いいよ?」ニッコリ
姫神「メニメニ大事件っ♪どんな無茶ぶりもっ♪マニマニAll light♪解決っですわねっ♪」ヘイヘイ♪
トール「んなっ?!俺よりめちゃくちゃ上手い?!」ガーン!
青髪「おっしゃ!二つも景品とれたで!」
上条「青ピ。」チョイチョイ
青髪「?」クルッ
姫神「甘い。例えアームが緩かろうと。"ずらし落とし"と"ひっかけ"。"崩し"を使えば造作もないこと。」ウィーン
景品「こんもり」
青髪「なん………やと……?」
上条「楽しかったなー」
姫神「うん。私も。楽しかった。」
姫神「ねぇ。当麻くん。今度また。私と…」
上条「あぁ。勿論!また行こうな!」ニッコリ
姫神「…うん!」ニッコリ
トール土御門青髪「「「………」」」ズーン……←それなりにあった自信が木端微塵
姫神「くらえ!HIME☆スペシャルコンボォォオォ!!!」ガチャガチャガチャガチャガチャコンシャガシャ!!!
土御門「おれの最強持ちキャラが地面に立てないだと?!」ガーン!
※このスレの姫神さんはゲーセンマスターです
トール「姫神ちゃんダンスゲーで勝負しねぇ?俺けっこー得意なんだぜ」
姫神「うん。いいよ?」ニッコリ
姫神「メニメニ大事件っ♪どんな無茶ぶりもっ♪マニマニAll light♪解決っですわねっ♪」ヘイヘイ♪
トール「んなっ?!俺よりめちゃくちゃ上手い?!」ガーン!
青髪「おっしゃ!二つも景品とれたで!」
上条「青ピ。」チョイチョイ
青髪「?」クルッ
姫神「甘い。例えアームが緩かろうと。"ずらし落とし"と"ひっかけ"。"崩し"を使えば造作もないこと。」ウィーン
景品「こんもり」
青髪「なん………やと……?」
上条「楽しかったなー」
姫神「うん。私も。楽しかった。」
姫神「ねぇ。当麻くん。今度また。私と…」
上条「あぁ。勿論!また行こうな!」ニッコリ
姫神「…うん!」ニッコリ
トール土御門青髪「「「………」」」ズーン……←それなりにあった自信が木端微塵
39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 18:48:48.76:65h+XqASO (19/19)
終わり。節分なんてもう何年やってないか。
終わり。節分なんてもう何年やってないか。
40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 19:10:21.28:bozJcg/4o (1/1)
リクエストに応えてくれて感謝
姫神は本当に埋もれさせるには惜しいキャラだよね
リクエストに応えてくれて感謝
姫神は本当に埋もれさせるには惜しいキャラだよね
41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 19:40:09.55:ap4L/j0/0 (1/1)
乙乙
口いっぱいに黒いアレを頬張るシギンとサンロリヨン……ゴクリ
乙乙
口いっぱいに黒いアレを頬張るシギンとサンロリヨン……ゴクリ
42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/03(月) 20:13:30.60:fisYOOcd0 (1/1)
乙
幼少あまいクン頭いいな、やることがえげつないけどww
乙
幼少あまいクン頭いいな、やることがえげつないけどww
43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 09:42:25.45:otPgmogT0 (1/1)
和風美人
化け物から狙われる
家事できる
優しい
ヒロインとしてのポテンシャルは禁書内でもトップクラスなんだよなぁ
和風美人
化け物から狙われる
家事できる
優しい
ヒロインとしてのポテンシャルは禁書内でもトップクラスなんだよなぁ
44:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 10:06:26.80:kvrx7gsIo (1/1)
他作品(特に吸血鬼もの)だったら正ヒロインの座を確保してもおかしくないレベルなのになぁ…
今や影の薄さと出番の少なさが個性になってしまっている有り様
他作品(特に吸血鬼もの)だったら正ヒロインの座を確保してもおかしくないレベルなのになぁ…
今や影の薄さと出番の少なさが個性になってしまっている有り様
45: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/02/07(金) 01:40:57.72:rW54zj0SO (1/3)
~とある高校、教室~
上条「サローニャー」
サローニャ「ん?どうしたの、上条ちゃん?」
上条「よかったら、俺の恵方巻き食べないか?」ボロン
サローニャ「…へぇ?美味しそうだね?うん。もらうよ」ニコ
・
・
・
サローニャ「はぁぷ。ん…ちゅ…」アム
サローニャ「んっ…ふ、あむ、れぉ…」レロレロ
サローニャ「あ…ん。上条ちゃんの、おいし……はむ、はむ……」モムモム
上条「ああ、美味いか?俺の恵方巻き」
サローニャ「うん…すっごく、大きくて…おいちぃよぉ……はぷ。あむあむ…」アムアム
吹寄「…ねぇ」
上条「ん?なんだ?吹寄…っと」
サローニャ「ふわぁ…白くてドロドロしたの出てきたぁ…」
上条「あ、悪い。言ってなかったな。強く握ると出ちゃうんだ。」
サローニャ「ん…ちゅぱ。大丈夫。ちょっと口の回りが汚れちゃっただけだから」フキフキ
吹寄「…いや、貴様が購買で買ってきたサラダ風恵方巻き(フレンチドレッシング入り)をサローニャさんに食べさせるのは別にいいのよ?ただ、」
吹寄「男子のほとんどをトイレに駆け込ませるのはやめなさい」ハァ
ガラーン……
上条「? そういや何故か急に男子皆いなくなったな?」ハテ?
サローニャ「ねー?」ハテ?
~とある高校、教室~
上条「サローニャー」
サローニャ「ん?どうしたの、上条ちゃん?」
上条「よかったら、俺の恵方巻き食べないか?」ボロン
サローニャ「…へぇ?美味しそうだね?うん。もらうよ」ニコ
・
・
・
サローニャ「はぁぷ。ん…ちゅ…」アム
サローニャ「んっ…ふ、あむ、れぉ…」レロレロ
サローニャ「あ…ん。上条ちゃんの、おいし……はむ、はむ……」モムモム
上条「ああ、美味いか?俺の恵方巻き」
サローニャ「うん…すっごく、大きくて…おいちぃよぉ……はぷ。あむあむ…」アムアム
吹寄「…ねぇ」
上条「ん?なんだ?吹寄…っと」
サローニャ「ふわぁ…白くてドロドロしたの出てきたぁ…」
上条「あ、悪い。言ってなかったな。強く握ると出ちゃうんだ。」
サローニャ「ん…ちゅぱ。大丈夫。ちょっと口の回りが汚れちゃっただけだから」フキフキ
吹寄「…いや、貴様が購買で買ってきたサラダ風恵方巻き(フレンチドレッシング入り)をサローニャさんに食べさせるのは別にいいのよ?ただ、」
吹寄「男子のほとんどをトイレに駆け込ませるのはやめなさい」ハァ
ガラーン……
上条「? そういや何故か急に男子皆いなくなったな?」ハテ?
サローニャ「ねー?」ハテ?
46: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/02/07(金) 01:46:11.51:rW54zj0SO (2/3)
某まとめサイトに前スレがあった。自動取得かもしらねーけど。
このスレでウートさんや上サロが好きになったなど嬉しいコメがあった。ので、過ぎちゃったけど節分の上サロを1レスだけプラスしておく。
あと一応だけど、本編のサンドリヨンさんはサンロリヨンさんではないです。
シギンは超雑に作りましたが一応キチンと分量は守ったから。
某まとめサイトに前スレがあった。自動取得かもしらねーけど。
このスレでウートさんや上サロが好きになったなど嬉しいコメがあった。ので、過ぎちゃったけど節分の上サロを1レスだけプラスしておく。
あと一応だけど、本編のサンドリヨンさんはサンロリヨンさんではないです。
シギンは超雑に作りましたが一応キチンと分量は守ったから。
47: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/02/07(金) 16:46:24.01:rW54zj0SO (3/3)
自動取得だった…ort
ついでにageてなかった…
自動取得だった…ort
ついでにageてなかった…
48:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/07(金) 16:51:27.90:dHmpMMEq0 (1/1)
新約9巻読んだけど、ウートガルザロキの幻覚でしか見せられないものを現実にしたって感じだったな。
やっぱりオティヌスは主神なんだな。
新約9巻読んだけど、ウートガルザロキの幻覚でしか見せられないものを現実にしたって感じだったな。
やっぱりオティヌスは主神なんだな。
49:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/07(金) 16:58:59.55:VqstxoAJo (1/1)
でもこのシリーズはまとめサイトに載るだけの面白さがあると思う
それと、上条さんは姫神もサローニャもゲットしてしまえと思った
でもこのシリーズはまとめサイトに載るだけの面白さがあると思う
それと、上条さんは姫神もサローニャもゲットしてしまえと思った
50:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/07(金) 18:16:07.97:M4DbZv2v0 (1/1)
上サロの恵方巻きプレイ乙
言っておくが、俺みたいなマイナー好きにはこのスレたまんねえぞ!
原作じゃ不遇なキャラ達が活躍してくれるし、話も面白いからいつもニヤニヤしながら読んでる
上サロの恵方巻きプレイ乙
言っておくが、俺みたいなマイナー好きにはこのスレたまんねえぞ!
原作じゃ不遇なキャラ達が活躍してくれるし、話も面白いからいつもニヤニヤしながら読んでる
51:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/07(金) 20:31:40.91:5n91rBxA0 (1/1)
乙乙
そうかロリじゃなかったのか……
どっちにしろハワイ組は好きだから問題ないな
乙乙
そうかロリじゃなかったのか……
どっちにしろハワイ組は好きだから問題ないな
52: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/02/14(金) 15:55:45.01:/fdf/pMSO (1/84)
.*☆∴。 .∴☆*。
.★*‥*★∵★*‥*★。
☆゜ '☆゜ ゚☆
★* Happy *★
'☆。 Valentine .☆゜
*★。 .★*
∵☆。 .☆∵
'*★‥★*゜
'*☆*゜
これは番外編。本編とは一切関係がないのである。
パラレルワールドなのである
.*☆∴。 .∴☆*。
.★*‥*★∵★*‥*★。
☆゜ '☆゜ ゚☆
★* Happy *★
'☆。 Valentine .☆゜
*★。 .★*
∵☆。 .☆∵
'*★‥★*゜
'*☆*゜
これは番外編。本編とは一切関係がないのである。
パラレルワールドなのである
53:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 15:56:14.19:/fdf/pMSO (2/84)
〓〓2/13、叶え屋〓〓
〓〓2/13、叶え屋〓〓
54:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 15:56:42.97:/fdf/pMSO (3/84)
ウート「………」
天井「シギン、何か食べたいものはないか?もしくはしてほしいこととか」ニコ-
シギン「え?んー、特にない。特にないかな」
天井「そうか。何かあったら言ってくれ」ニコッ
シギン「うん。ありがとう」ニコッ
ウート「……」
・
・
・
ウート「………」
天井「シギン、何か食べたいものはないか?もしくはしてほしいこととか」ニコ-
シギン「え?んー、特にない。特にないかな」
天井「そうか。何かあったら言ってくれ」ニコッ
シギン「うん。ありがとう」ニコッ
ウート「……」
・
・
・
55:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 15:57:08.60:/fdf/pMSO (4/84)
天井「サンドリヨン、寒くないか?足が冷えないように軽い毛布でも…」ニコッつ
サンドリヨン「ん。ありがとう」
ウート「……」
・
・
・
天井「サンドリヨン、寒くないか?足が冷えないように軽い毛布でも…」ニコッつ
サンドリヨン「ん。ありがとう」
ウート「……」
・
・
・
56:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 15:58:08.05:/fdf/pMSO (5/84)
天井「木山、今日はどんだけ脱いでもいいぞ」ニコッ
木山「おや君がそう言うなんて珍しいね。じゃあ、お言葉に甘えて」ヌギヌギヌギヌギ
ウート「……」
・
・
・
天井「木山、今日はどんだけ脱いでもいいぞ」ニコッ
木山「おや君がそう言うなんて珍しいね。じゃあ、お言葉に甘えて」ヌギヌギヌギヌギ
ウート「……」
・
・
・
57:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:00:29.28:/fdf/pMSO (6/84)
フルチン「~♪」
天井「フルチ」
ウート「あまっちあまっち」コイコイ
天井「ん?なんだウートくん」スタスタ
ウート「いやな?いくら明日がバレンタインだからって、女子へのアピールが露骨すぎ。どこの中学生ですかアンタ」ヒソヒソ
天井「」ゴハッ
ウート「あのさぁ…いや、気持ちは痛いほどわかんだけどさ、そーいうのが欲しいなら日頃から色々やんなきゃダメなんだって」ヒソヒソ
天井「しかし…」
フルチン「~♪」
天井「フルチ」
ウート「あまっちあまっち」コイコイ
天井「ん?なんだウートくん」スタスタ
ウート「いやな?いくら明日がバレンタインだからって、女子へのアピールが露骨すぎ。どこの中学生ですかアンタ」ヒソヒソ
天井「」ゴハッ
ウート「あのさぁ…いや、気持ちは痛いほどわかんだけどさ、そーいうのが欲しいなら日頃から色々やんなきゃダメなんだって」ヒソヒソ
天井「しかし…」
58:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:03:06.26:/fdf/pMSO (7/84)
ウート「まま。少なくともシギンはくれるって。社交辞令ってやつかもしんねーけど、そーいうのはやってくれるやつだしさ」ヒソヒソ
天井「!つまり、万年ゼロ個だった私のバレンタインに一条の光が?!」
ウート「…まぁ、あまっちのバレンタイン敗戦歴はともかく。多分今年は大丈夫だって。」ヒソヒソ
天井「だといいんだが…」ウーム
シギン「あ、ウートガルザロキちょっと」コイコイ
ウート「ん?なによ?」テクテク
シギン「ウートガルザロキって、チョコレート好き?」
ウート「おー、超好きだよー?」ヘラヘラ
シギン「ほっ。よかった。」
ウート「えー?何々?明日とか俺にチョコくれたりしちゃう感じ?」ヘラヘラ
シギン「ん。料理できるわけじゃないし、手作りはしないけどね」クスクス
ウート「そっかーあんがとな、シギン。楽しみにしてるわ」ナデナデ
シギン「ん…///」
天井「<○>Д<○>」
ウート「まま。少なくともシギンはくれるって。社交辞令ってやつかもしんねーけど、そーいうのはやってくれるやつだしさ」ヒソヒソ
天井「!つまり、万年ゼロ個だった私のバレンタインに一条の光が?!」
ウート「…まぁ、あまっちのバレンタイン敗戦歴はともかく。多分今年は大丈夫だって。」ヒソヒソ
天井「だといいんだが…」ウーム
シギン「あ、ウートガルザロキちょっと」コイコイ
ウート「ん?なによ?」テクテク
シギン「ウートガルザロキって、チョコレート好き?」
ウート「おー、超好きだよー?」ヘラヘラ
シギン「ほっ。よかった。」
ウート「えー?何々?明日とか俺にチョコくれたりしちゃう感じ?」ヘラヘラ
シギン「ん。料理できるわけじゃないし、手作りはしないけどね」クスクス
ウート「そっかーあんがとな、シギン。楽しみにしてるわ」ナデナデ
シギン「ん…///」
天井「<○>Д<○>」
59:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:04:08.08:/fdf/pMSO (8/84)
〓〓2/13学園都市某所〓〓
〓〓2/13学園都市某所〓〓
60:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:05:53.59:/fdf/pMSO (9/84)
シルビア「…」スタスタ
オッレルス(…来たな。ではフィアンマ、計画通りに。)アイコンタクト
フィアンマ(ああ。この程度、俺様にかかれば赤子の手を捻るようなものだよオッレルス)アイコンタクト
オッレルス「…そういえば、日本ではバレンタインデーといって、聖バレンティヌスの殉教にちなんで女性が普段お世話になっている人や好きな人にチョコを渡す慣習があるようだね(棒)」
フィアンマ「ほう、感謝の意、特に『これからもよろしく頼む』という"気持ちを伝える"というのはとても素晴らしいな。
こういったものを伝える機会とは中々ないものだしな(棒)」
オッレルス「惜しむらくは私達が男性ということかな。
さすがに男同士で渡し会うのはキツいものがあるしね(棒)」
フィアンマ「そうだな。生憎俺様もそういう趣味はない(棒)」
オッレルス「いや、本当に残念だな。もし私が貰ったら、バレンタインのお返しをするというホワイトデーでは10倍返しをするんだが(棒)」
フィアンマ「そうだな、俺様もそのくらいの器は持っているが(棒)」
シルビア「………」
シルビア「…」スタスタ
オッレルス(…来たな。ではフィアンマ、計画通りに。)アイコンタクト
フィアンマ(ああ。この程度、俺様にかかれば赤子の手を捻るようなものだよオッレルス)アイコンタクト
オッレルス「…そういえば、日本ではバレンタインデーといって、聖バレンティヌスの殉教にちなんで女性が普段お世話になっている人や好きな人にチョコを渡す慣習があるようだね(棒)」
フィアンマ「ほう、感謝の意、特に『これからもよろしく頼む』という"気持ちを伝える"というのはとても素晴らしいな。
こういったものを伝える機会とは中々ないものだしな(棒)」
オッレルス「惜しむらくは私達が男性ということかな。
さすがに男同士で渡し会うのはキツいものがあるしね(棒)」
フィアンマ「そうだな。生憎俺様もそういう趣味はない(棒)」
オッレルス「いや、本当に残念だな。もし私が貰ったら、バレンタインのお返しをするというホワイトデーでは10倍返しをするんだが(棒)」
フィアンマ「そうだな、俺様もそのくらいの器は持っているが(棒)」
シルビア「………」
61:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:06:50.88:/fdf/pMSO (10/84)
オッレルス「…」チラ
フィアンマ「…」チラ
シルビア「……」
オッレルス「おっと、これは恥ずかしい話を聞かれてしまったかな?(棒)」フフフ
フィアンマ「ああ、いや気にしないでくれ。ただただ、 ぐ う ぜ、ん 世間話をしていただけだからな(棒)」ハハハ
シルビア「ああ……うん…できれば、気にしたくなかったよ」
ブリュンヒルド「彼女も大変だな」
バードウェイ「全くだな」
オッレルス「…」チラ
フィアンマ「…」チラ
シルビア「……」
オッレルス「おっと、これは恥ずかしい話を聞かれてしまったかな?(棒)」フフフ
フィアンマ「ああ、いや気にしないでくれ。ただただ、 ぐ う ぜ、ん 世間話をしていただけだからな(棒)」ハハハ
シルビア「ああ……うん…できれば、気にしたくなかったよ」
ブリュンヒルド「彼女も大変だな」
バードウェイ「全くだな」
62:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:07:36.07:/fdf/pMSO (11/84)
〓〓2/14叶え屋〓〓
〓〓2/14叶え屋〓〓
63:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:11:41.01:/fdf/pMSO (12/84)
シギン「はい天井くん、ハッピーバレンタイン。ちょびっとお高いチョコの詰め合わせだよ」つ
天井「おぉ…ゴホン、ありがとうシギン。大事に食べるよ」ニコッ
シギン「うん。お返し、期待してる。期待してるからね?」ニヒヒ
:
:
:
シギン「ウートガルザロキ。」
ウート「ん?」
シギン「その、バレンタインのチョコなんだけれど。」つゴディバ
ウート「おぉサンキュな」
シギン「あの。ね?///」モジモジ
ウート「うん」
シギン「ここでは渡せない。渡せないの」
ウート「?」
シギン「だから、今日一緒に出掛けてほしいの」
ウート「?」
シギン「ダメ、かな?」
ウート「いやいや大丈夫大丈夫。全然大丈夫だけど」
シギン「よかった。じゃ、夕方にここに来てね」つ地図
ウート「おけー」
ウート(……なんで?普通に渡してくれればよくね?)
シギン「はい天井くん、ハッピーバレンタイン。ちょびっとお高いチョコの詰め合わせだよ」つ
天井「おぉ…ゴホン、ありがとうシギン。大事に食べるよ」ニコッ
シギン「うん。お返し、期待してる。期待してるからね?」ニヒヒ
:
:
:
シギン「ウートガルザロキ。」
ウート「ん?」
シギン「その、バレンタインのチョコなんだけれど。」つゴディバ
ウート「おぉサンキュな」
シギン「あの。ね?///」モジモジ
ウート「うん」
シギン「ここでは渡せない。渡せないの」
ウート「?」
シギン「だから、今日一緒に出掛けてほしいの」
ウート「?」
シギン「ダメ、かな?」
ウート「いやいや大丈夫大丈夫。全然大丈夫だけど」
シギン「よかった。じゃ、夕方にここに来てね」つ地図
ウート「おけー」
ウート(……なんで?普通に渡してくれればよくね?)
64:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:12:07.98:/fdf/pMSO (13/84)
〓〓2/14とある高校〓〓
〓〓2/14とある高校〓〓
65:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:12:57.02:/fdf/pMSO (14/84)
青髪「カミやんしねぇェェェッッ!!!!」くわっ!
上条「なんだよ急に?!」ビクッ
土御門「そりゃー、カミやんがこれからバレンタインのチョコをいっぱいもらうからに決まってるぜぃ」
青髪「畜生、いっそカミやんが女の子やったらよかったのに…」ウウ
上条「おぞましい想像すんなや」
トール「そうか?女の子の上条ちゃんも、けっこー可愛いと思うけどなー?」ギュ
上条「」
青髪「…前から思っとったんやけど、享くんてホモなん?」ヒソ
トール「いや?」
トール「つーか俺、女だし」
上条「」
青髪「」
土御門「」
吹寄「」
姫神「」
青髪「カミやんしねぇェェェッッ!!!!」くわっ!
上条「なんだよ急に?!」ビクッ
土御門「そりゃー、カミやんがこれからバレンタインのチョコをいっぱいもらうからに決まってるぜぃ」
青髪「畜生、いっそカミやんが女の子やったらよかったのに…」ウウ
上条「おぞましい想像すんなや」
トール「そうか?女の子の上条ちゃんも、けっこー可愛いと思うけどなー?」ギュ
上条「」
青髪「…前から思っとったんやけど、享くんてホモなん?」ヒソ
トール「いや?」
トール「つーか俺、女だし」
上条「」
青髪「」
土御門「」
吹寄「」
姫神「」
66:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:15:39.95:/fdf/pMSO (15/84)
青髪「う、嘘やろ…?まさかの俺っ娘やないやろ…?」ゴクリ
トール「うん☆σ(〃∂ω_∂〃)嘘☆」エヘッ☆
青髪「しねっ!ボクの期待返してやぁあっ!」チクショォォ!
青髪「う、嘘やろ…?まさかの俺っ娘やないやろ…?」ゴクリ
トール「うん☆σ(〃∂ω_∂〃)嘘☆」エヘッ☆
青髪「しねっ!ボクの期待返してやぁあっ!」チクショォォ!
67:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:17:13.21:/fdf/pMSO (16/84)
~そんなこんなで。放課後。~
~そんなこんなで。放課後。~
68:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:18:51.19:/fdf/pMSO (17/84)
雲川「上条。バレンタインだし、本命チョコをやろう。ハートのパズル型ブラウニーなのだけど」つ
上条「おお…ジグソーパズルみたいなチョコだ…真ん中にハート型の穴が空いてる」
雲川「『複雑怪奇な私のハートは、あなたにまんまと盗まれた』って意味を込めてみたのだけど///」テレッ
上条「大事に食べます!ありがとうございます」
雲川「その、だな、今夜私の部屋に来ないか?そこで告白の返事を…///」モジモジ
上条「え」
姫神「ッフ!」つ吹き矢
雲川「う?!」チクッ
雲川「はにゃ~ん~///」パタン
上条「先輩?!」
姫神(先輩。抜け駆けはダメですよ?ふふ。
…ゆっくり眠れ。バレンタインデーの次の日までな!)ニヤリ
姫神「Σd(^∀^ )」
トール「( ^∀^)b」←吹き矢渡した奴
:
:
雲川「上条。バレンタインだし、本命チョコをやろう。ハートのパズル型ブラウニーなのだけど」つ
上条「おお…ジグソーパズルみたいなチョコだ…真ん中にハート型の穴が空いてる」
雲川「『複雑怪奇な私のハートは、あなたにまんまと盗まれた』って意味を込めてみたのだけど///」テレッ
上条「大事に食べます!ありがとうございます」
雲川「その、だな、今夜私の部屋に来ないか?そこで告白の返事を…///」モジモジ
上条「え」
姫神「ッフ!」つ吹き矢
雲川「う?!」チクッ
雲川「はにゃ~ん~///」パタン
上条「先輩?!」
姫神(先輩。抜け駆けはダメですよ?ふふ。
…ゆっくり眠れ。バレンタインデーの次の日までな!)ニヤリ
姫神「Σd(^∀^ )」
トール「( ^∀^)b」←吹き矢渡した奴
:
:
69:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:20:43.99:/fdf/pMSO (18/84)
吹寄「はい、上条当麻」つ
上条「へ?」
吹寄「バレンタインだから板チョコ。義理。」キッパリ
上条「いやいや!どんなんでも吹寄から貰えれば嬉しいですことよ?ありがとな!」
吹寄「はいはい。ちなみにダークチョコレートよ。唯一健康にいいって医学的根拠があるやつで、超苦いけど」
上条「へぇー」パクッ
上条「………」
上条「…うぇ……にげぇ、ほん゙どに……超苦ぇ……」(;q;)ダウー
吹寄「顔がキモいッッ!!」ベチーン!
上条「理不尽ッ?!」バターン!
:
:
:
吹寄「はい、上条当麻」つ
上条「へ?」
吹寄「バレンタインだから板チョコ。義理。」キッパリ
上条「いやいや!どんなんでも吹寄から貰えれば嬉しいですことよ?ありがとな!」
吹寄「はいはい。ちなみにダークチョコレートよ。唯一健康にいいって医学的根拠があるやつで、超苦いけど」
上条「へぇー」パクッ
上条「………」
上条「…うぇ……にげぇ、ほん゙どに……超苦ぇ……」(;q;)ダウー
吹寄「顔がキモいッッ!!」ベチーン!
上条「理不尽ッ?!」バターン!
:
:
:
70:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:21:39.57:/fdf/pMSO (19/84)
~帰り道~
~帰り道~
71:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:24:38.23:/fdf/pMSO (20/84)
上条「あーおーい空をともにいこっおよ~♪白い砂浜を見下ろーしながらー♪」スタスタ
サローニャ「か・み・じょ・う・ちゃん♪」ピョコ♪
上条「よ、サローニャ。今日は学校に来なかったんだな」
サローニャ「むふふー。ちょっと野暮用でねん♪」クスクス
サローニャ「ところで。サローニャちゃんが何で上条ちゃんに会いに来たかわかるよね?」〃ω〃
上条「えっと、」
サローニャ「正解!バレンタインチョコちゃんを渡しに来たよっ!」《*≧∀≦》キャー
上条「まだ何も言ってないんですが?!」
サローニャ「細かい事は気にするなー?ほらほら!サローニャちゃん渾身の愛情ちゃんを受け取って!」つ
上条「うお、ラッピングから随分凝ってるんだな」
サローニャ「もっちろんちゃん!だって、"本命"ちゃんだぜ?」☆ミ(ゝω・´★)ウインク
上条「////」
サローニャ「あ、なるべく早く食べてほしーにゃー?」
上条「?」
サローニャ「いやね、フォンダンショコラちゃんにしてみたんだけどさ?早く食べないと中の生チョコちゃんが固まっちゃうんだよね」
上条「へぇー」
サローニャ「よかったら、そこの公園のベンチちゃんで食べない?」ニコッ
:
:
:
上条「あーおーい空をともにいこっおよ~♪白い砂浜を見下ろーしながらー♪」スタスタ
サローニャ「か・み・じょ・う・ちゃん♪」ピョコ♪
上条「よ、サローニャ。今日は学校に来なかったんだな」
サローニャ「むふふー。ちょっと野暮用でねん♪」クスクス
サローニャ「ところで。サローニャちゃんが何で上条ちゃんに会いに来たかわかるよね?」〃ω〃
上条「えっと、」
サローニャ「正解!バレンタインチョコちゃんを渡しに来たよっ!」《*≧∀≦》キャー
上条「まだ何も言ってないんですが?!」
サローニャ「細かい事は気にするなー?ほらほら!サローニャちゃん渾身の愛情ちゃんを受け取って!」つ
上条「うお、ラッピングから随分凝ってるんだな」
サローニャ「もっちろんちゃん!だって、"本命"ちゃんだぜ?」☆ミ(ゝω・´★)ウインク
上条「////」
サローニャ「あ、なるべく早く食べてほしーにゃー?」
上条「?」
サローニャ「いやね、フォンダンショコラちゃんにしてみたんだけどさ?早く食べないと中の生チョコちゃんが固まっちゃうんだよね」
上条「へぇー」
サローニャ「よかったら、そこの公園のベンチちゃんで食べない?」ニコッ
:
:
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72:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:27:52.12:/fdf/pMSO (21/84)
上条「お、すごいな!本当に外側だけ固くて、中はトロットロなんだな」ヘー
サローニャ「えへー♪大変だったんダゾー?けっこー難しくて、3回は失敗ちゃんだったからねぇ」クスクス
上条「そっか。俺のために頑張ってくれたんだな」
サローニャ「おーともさ!だって私、上条ちゃん大好きだもん♪」ギュー
上条「//」モグモグ
サローニャ「んー…」スリスリモフモフ
上条「///」モゴ…
サローニャ「ねーえ?」
上条「ん?」
サローニャ「あなたのために頑張ったご褒美に、…唇じゃなくてもいーからさ?〃〃」
サローニャ「上条ちゃんのチューがほしーなー?」ンフフー
上条「んなっ?!///」
サローニャ「…だめ?」クビカシゲ
上条「えっと、そのっ」シドロモドロ
サローニャ「ねーぇー?だぁーめぇー?」スリスリ
上条「じ、じゃあ…頬に」
サローニャ「ホント?!うわー、頑張った甲斐があったよ!」
サローニャ「ん。」←ほっぺ突きだし
上条「……ん」チュ
サローニャ「んっ…///」
上条「お、すごいな!本当に外側だけ固くて、中はトロットロなんだな」ヘー
サローニャ「えへー♪大変だったんダゾー?けっこー難しくて、3回は失敗ちゃんだったからねぇ」クスクス
上条「そっか。俺のために頑張ってくれたんだな」
サローニャ「おーともさ!だって私、上条ちゃん大好きだもん♪」ギュー
上条「//」モグモグ
サローニャ「んー…」スリスリモフモフ
上条「///」モゴ…
サローニャ「ねーえ?」
上条「ん?」
サローニャ「あなたのために頑張ったご褒美に、…唇じゃなくてもいーからさ?〃〃」
サローニャ「上条ちゃんのチューがほしーなー?」ンフフー
上条「んなっ?!///」
サローニャ「…だめ?」クビカシゲ
上条「えっと、そのっ」シドロモドロ
サローニャ「ねーぇー?だぁーめぇー?」スリスリ
上条「じ、じゃあ…頬に」
サローニャ「ホント?!うわー、頑張った甲斐があったよ!」
サローニャ「ん。」←ほっぺ突きだし
上条「……ん」チュ
サローニャ「んっ…///」
73:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:29:31.95:/fdf/pMSO (22/84)
御坂「 」ゴファッッッ!!←上条さん見かけて手作りガチ本命チョコ渡しに来たみこっちゃん
御坂「」バタッ…
白井「お姉さま?!」ヒュン!
白井「し、死んでる…」
:
:
:
御坂「 」ゴファッッッ!!←上条さん見かけて手作りガチ本命チョコ渡しに来たみこっちゃん
御坂「」バタッ…
白井「お姉さま?!」ヒュン!
白井「し、死んでる…」
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74:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:30:35.97:/fdf/pMSO (23/84)
サローニャ「ねぇ。上条ちゃん」
上条「なんだ?」
サローニャ「私、いっぱい上条ちゃんに『大好き』って伝えてきたつもりだったんだけど。」
上条「…うん。」
サローニャ「もし、よかったら。今度のホワイトデーでお返事聞かせてほしいな」ニコッ
上条「あぁ」
サローニャ「んー…念のために、もっかい告白しとこっかな?」クスクス
上条「?」
サローニャ「ねぇ。上条ちゃん」
上条「なんだ?」
サローニャ「私、いっぱい上条ちゃんに『大好き』って伝えてきたつもりだったんだけど。」
上条「…うん。」
サローニャ「もし、よかったら。今度のホワイトデーでお返事聞かせてほしいな」ニコッ
上条「あぁ」
サローニャ「んー…念のために、もっかい告白しとこっかな?」クスクス
上条「?」
75:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:35:20.43:/fdf/pMSO (24/84)
サローニャ「…サローニャちゃんは、上条ちゃんの事が好き。大好き。すっごく、好き。」
サローニャ「あの日、私達は敵として出会って、…色々あったけど!」
上条「……」
サローニャ「あなたが『正義を利用してお前達を苦しめている奴等と戦うのは俺の役目だ』、」
サローニャ「『お前が世界中から非難される事はない』って。誰も言ってなんてくれない事を言ってくれた!」
サローニャ「それから、上条ちゃんと毎日を過ごしてく中でも。あなたとの時間はとても心地いい。」
サローニャ「だから…」
サローニャ「――そんな、一緒にいると楽しくて。優しくて、強いあなたが」
サローニャ「私はとっても大好きだよっ///」ニコッ
サローニャ「…サローニャちゃんは、上条ちゃんの事が好き。大好き。すっごく、好き。」
サローニャ「あの日、私達は敵として出会って、…色々あったけど!」
上条「……」
サローニャ「あなたが『正義を利用してお前達を苦しめている奴等と戦うのは俺の役目だ』、」
サローニャ「『お前が世界中から非難される事はない』って。誰も言ってなんてくれない事を言ってくれた!」
サローニャ「それから、上条ちゃんと毎日を過ごしてく中でも。あなたとの時間はとても心地いい。」
サローニャ「だから…」
サローニャ「――そんな、一緒にいると楽しくて。優しくて、強いあなたが」
サローニャ「私はとっても大好きだよっ///」ニコッ
76:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:35:46.83:/fdf/pMSO (25/84)
〓〓上条宅前〓〓
〓〓上条宅前〓〓
77:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:36:45.28:/fdf/pMSO (26/84)
上条「返事、どうしよっかな…」
上条「ん?家の前に誰か…?」
姫神「…あ。」
上条「秋沙じゃないか」
姫神「うん。バレンタインのチョコ。渡しにきたの。」
上条「マジで?ありがとな!」
姫神「…」チラ
上条「ん?どうしたんだ?」
姫神「…随分。貰ったんだね。」プクゥ
上条「え?ああ。」
姫神「……」
姫神「家に。あがってもいい?」ゴゴゴゴゴゴ
上条「お、おう」ビクッ
:
:
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上条「返事、どうしよっかな…」
上条「ん?家の前に誰か…?」
姫神「…あ。」
上条「秋沙じゃないか」
姫神「うん。バレンタインのチョコ。渡しにきたの。」
上条「マジで?ありがとな!」
姫神「…」チラ
上条「ん?どうしたんだ?」
姫神「…随分。貰ったんだね。」プクゥ
上条「え?ああ。」
姫神「……」
姫神「家に。あがってもいい?」ゴゴゴゴゴゴ
上条「お、おう」ビクッ
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78:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:39:24.58:/fdf/pMSO (27/84)
姫神「それじゃ。改めて。」コホン。
姫神「私から。当麻くんに。"本命の"バレンタインチョコです。」つ
上条「…」
姫神「それと。私があなたに抱いてきた想いも。あなたに聞いて欲しい。」
上条「…うん」
姫神「それじゃ。改めて。」コホン。
姫神「私から。当麻くんに。"本命の"バレンタインチョコです。」つ
上条「…」
姫神「それと。私があなたに抱いてきた想いも。あなたに聞いて欲しい。」
上条「…うん」
79:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:45:15.39:/fdf/pMSO (28/84)
姫神「あの日。三沢塾で助けてくれた時から。転校してきてから。ずっと。あなたを見てました。」
姫神「あの日。あの錬金術師が主人公になれなかったように。
ヒロインになれないまま死にゆく私を。あなたは引き戻してくれた。」
上条「…」
姫神「私。"魔法使い"になりたかった。」
姫神「救われない者さえ救ってみせて。見捨てられた者すら守ってみせて。
被害者も犯人も。既に亡くなった人すらも地獄から引きずりあげるような。」
姫神「そんな。魔法使い《ヒロイン》に。」
姫神「でも。それはもういいの。」
姫神「だってあの日。あなたという魔法使い《ヒーロー》に会えたから。」
姫神「たくさんの人を助けて。大覇星祭の日も私をまた助けてくれて。」
姫神「例え。あなたにとっては忘れ去ってしまう。過去に助けた内の一人なだけだったとしても。
私は。あなたにしてもらった事は決して忘れない。」
姫神「例え。あなたにとってはただのクラスメイトの一人なだけだったとしても。
私にとってあなたは唯一の特別な人。」
姫神「私は。」
姫神「…ずっと。あなたが好きでした。」
上条「…///」
姫神「あの日。三沢塾で助けてくれた時から。転校してきてから。ずっと。あなたを見てました。」
姫神「あの日。あの錬金術師が主人公になれなかったように。
ヒロインになれないまま死にゆく私を。あなたは引き戻してくれた。」
上条「…」
姫神「私。"魔法使い"になりたかった。」
姫神「救われない者さえ救ってみせて。見捨てられた者すら守ってみせて。
被害者も犯人も。既に亡くなった人すらも地獄から引きずりあげるような。」
姫神「そんな。魔法使い《ヒロイン》に。」
姫神「でも。それはもういいの。」
姫神「だってあの日。あなたという魔法使い《ヒーロー》に会えたから。」
姫神「たくさんの人を助けて。大覇星祭の日も私をまた助けてくれて。」
姫神「例え。あなたにとっては忘れ去ってしまう。過去に助けた内の一人なだけだったとしても。
私は。あなたにしてもらった事は決して忘れない。」
姫神「例え。あなたにとってはただのクラスメイトの一人なだけだったとしても。
私にとってあなたは唯一の特別な人。」
姫神「私は。」
姫神「…ずっと。あなたが好きでした。」
上条「…///」
80:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:45:50.12:/fdf/pMSO (29/84)
姫神「私と。付き合ってください。魔法使い《ヒーロー》さん。」
上条「…」
姫神「私と。付き合ってください。魔法使い《ヒーロー》さん。」
上条「…」
81:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:46:31.55:/fdf/pMSO (30/84)
姫神「答えは。ホワイトデーで聞かせて欲しい。」
上条「…うん」
姫神「…あ。告白に夢中で。チョコ忘れてた。」
姫神「ハイ。私のは正統派。ハート型チョコケーキにチョコペンで。」
姫神「『あなたが好きです』って書いておいた。////」ニコッ
姫神「答えは。ホワイトデーで聞かせて欲しい。」
上条「…うん」
姫神「…あ。告白に夢中で。チョコ忘れてた。」
姫神「ハイ。私のは正統派。ハート型チョコケーキにチョコペンで。」
姫神「『あなたが好きです』って書いておいた。////」ニコッ
82:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:51:00.82:/fdf/pMSO (31/84)
~姫神さん帰宅~
トール「上条ちゃん姫神ちゃんを送ってくってさ」←帰ってきた
インデックス「そうなんだ。そういえばトールはチョコもらったの?」←空気読んで外出してた
トール「あん?俺?クラスの奴とかから6個くらい貰ったな。」
インデックス「へぇー」
トール「土御門ちゃんは『義妹チョコフォンデュをもらう』っつってたが…なんなんだろうな?」
インデックス「それはそっとしとくんだよ追究しちゃダメなんだよ。蓋しとくんだよ」フルフル
トール「青髪ピアスは吹寄ちゃんと姫神ちゃんからもらってはしゃぎすぎ、んで没収されたなー」
インデックス「少し可哀想かも」
トール「…ちなみにインデックスちゃんは上条ちゃんとか、誰かに渡さねぇの?」
インデックス「とうまには渡したいけど……私は料理できないし、お金もないから買えないんだよ…」ドヨーン
トール「…じゃ、『そんなとこじゃないかなー?』っと察してちゃっかり用意してたトールさんと一緒にチョコ作るか?」
インデックス「ホント?!」
:
:
:
~姫神さん帰宅~
トール「上条ちゃん姫神ちゃんを送ってくってさ」←帰ってきた
インデックス「そうなんだ。そういえばトールはチョコもらったの?」←空気読んで外出してた
トール「あん?俺?クラスの奴とかから6個くらい貰ったな。」
インデックス「へぇー」
トール「土御門ちゃんは『義妹チョコフォンデュをもらう』っつってたが…なんなんだろうな?」
インデックス「それはそっとしとくんだよ追究しちゃダメなんだよ。蓋しとくんだよ」フルフル
トール「青髪ピアスは吹寄ちゃんと姫神ちゃんからもらってはしゃぎすぎ、んで没収されたなー」
インデックス「少し可哀想かも」
トール「…ちなみにインデックスちゃんは上条ちゃんとか、誰かに渡さねぇの?」
インデックス「とうまには渡したいけど……私は料理できないし、お金もないから買えないんだよ…」ドヨーン
トール「…じゃ、『そんなとこじゃないかなー?』っと察してちゃっかり用意してたトールさんと一緒にチョコ作るか?」
インデックス「ホント?!」
:
:
:
83:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:52:45.22:/fdf/pMSO (32/84)
トール「そんなわけで」
インデックス「作ってみたんだよ!」つ
上条「おー!ありがとな!」
インデックス「その、湯煎で溶かして詰め直しただけなんだけどね///」エヘ
トール「インちゃん、上条ちゃんのために頑張って作ったんだぜ?」
上条「そっかー、ありがとなー」ナデナデ
インデックス「いつもありがとうなんだよ。とうま!」にぱー☆
上条「いいんだよ、上条さんが好きでやってるだけだしな」
トール「あ、上条ちゃん。ついでに俺も作ったからやるよ。ハッピーバレンタイーン♪」つ 力作
上条「」
トール「変な意味はないから安心しろよ?"友チョコ"ってやつだ」ニコッ
上条「…トール、"友チョコ"って、基本は女子が女子の友達にあげるやつだからな?」
トール「え?マジ?まー気にすんなって」アハハ
トール「そんなわけで」
インデックス「作ってみたんだよ!」つ
上条「おー!ありがとな!」
インデックス「その、湯煎で溶かして詰め直しただけなんだけどね///」エヘ
トール「インちゃん、上条ちゃんのために頑張って作ったんだぜ?」
上条「そっかー、ありがとなー」ナデナデ
インデックス「いつもありがとうなんだよ。とうま!」にぱー☆
上条「いいんだよ、上条さんが好きでやってるだけだしな」
トール「あ、上条ちゃん。ついでに俺も作ったからやるよ。ハッピーバレンタイーン♪」つ 力作
上条「」
トール「変な意味はないから安心しろよ?"友チョコ"ってやつだ」ニコッ
上条「…トール、"友チョコ"って、基本は女子が女子の友達にあげるやつだからな?」
トール「え?マジ?まー気にすんなって」アハハ
84:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:53:32.05:/fdf/pMSO (33/84)
〓〓2/14黄泉川家〓〓
〓〓2/14黄泉川家〓〓
85:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:54:34.57:/fdf/pMSO (34/84)
打ち止め「ハッピーバレンタイーン!ってミサカはミサカはあなたに手作りチョコを渡してみたり!」
一方「……」ジーン…←もらったの初めて
一方「ありがとな、打ち止め」ギュ
打ち止め「えへへ///」
番外「……」ソワソワ
一方「ン?オマエも何かくれンのか?」チラ
番外「?!///」
番外「え、えー?ナニナニ?は?あなたひょっとしてミサカからもバレンタインチョコ貰えるとか愉快な妄想しちゃってるわけ?きんもー☆」ギャハ?!
一方「そォか。悪いな、勘違いした」プイ
番外「え」
黄泉川「そんじゃ、私から皆にチョコをあげるじゃん!」つ
芳川「あら私にも?ありがとう。」
一方「…どォも。」
番外「へぇ?ありがとね」
打ち止め「わぁ、ミサカも貰えるの?ってミサカはミサカは目が爛爛!」
黄泉川「勿論!他に渡すやつもいないしな」ハッハッハッ
芳川「…あー、今年も渡す男が居なかったわけね」ボソ
黄泉川「んっんー?誰か何か言ったかじゃーん?」グリグリグリグリグリグリ
芳川「いだだだだだ」
:
:
:
打ち止め「ハッピーバレンタイーン!ってミサカはミサカはあなたに手作りチョコを渡してみたり!」
一方「……」ジーン…←もらったの初めて
一方「ありがとな、打ち止め」ギュ
打ち止め「えへへ///」
番外「……」ソワソワ
一方「ン?オマエも何かくれンのか?」チラ
番外「?!///」
番外「え、えー?ナニナニ?は?あなたひょっとしてミサカからもバレンタインチョコ貰えるとか愉快な妄想しちゃってるわけ?きんもー☆」ギャハ?!
一方「そォか。悪いな、勘違いした」プイ
番外「え」
黄泉川「そんじゃ、私から皆にチョコをあげるじゃん!」つ
芳川「あら私にも?ありがとう。」
一方「…どォも。」
番外「へぇ?ありがとね」
打ち止め「わぁ、ミサカも貰えるの?ってミサカはミサカは目が爛爛!」
黄泉川「勿論!他に渡すやつもいないしな」ハッハッハッ
芳川「…あー、今年も渡す男が居なかったわけね」ボソ
黄泉川「んっんー?誰か何か言ったかじゃーん?」グリグリグリグリグリグリ
芳川「いだだだだだ」
:
:
:
86:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:55:45.29:/fdf/pMSO (35/84)
一方「美味いな」モグ
打ち止め「ねー」モキュモキュ。
番外「……」
番外「……」チラ
番外「…」つ自作チョコ⊂
番外「…別に、こんなん暇潰しで作っただけだし?たぶんマズイし。あの人は二つ貰ってたしね」ポイ
ゴミ箱「ガポン」
一方「……」
一方「美味いな」モグ
打ち止め「ねー」モキュモキュ。
番外「……」
番外「……」チラ
番外「…」つ自作チョコ⊂
番外「…別に、こんなん暇潰しで作っただけだし?たぶんマズイし。あの人は二つ貰ってたしね」ポイ
ゴミ箱「ガポン」
一方「……」
87:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:56:56.38:/fdf/pMSO (36/84)
:
:
:
一方「…」モッサモッサ
番外「…何食べてるのさ」
一方「捨てられてたチョコ。」モグモグ
番外「…へー。天下の第一位様は残飯漁りなんてしちゃうんだ?」
一方「そォだ。知らなかったか?」モグモグ
番外「……美味しい?」
一方「あァ。誰が作ったかは知らねェが、たいしたもンだ。勿体ねェことをするもンだな」モグモグ
番外「ふーん」
一方「…仮定の話だが。」モグ
番外「うん。」
一方「もしオマエが今度、誰かにチョコを渡すとしたらなンだが」モグモグ
番外「なーに?」
一方「ゴミ箱には捨てンなよ。渡される奴が一々取り出さなきゃいけなくて困る」モッサモッサ
番外「…そーだね。一応、心に留めといてあげるよ」フフ
番外「ありがと。一方通行」ニコッ
:
:
:
一方「…」モッサモッサ
番外「…何食べてるのさ」
一方「捨てられてたチョコ。」モグモグ
番外「…へー。天下の第一位様は残飯漁りなんてしちゃうんだ?」
一方「そォだ。知らなかったか?」モグモグ
番外「……美味しい?」
一方「あァ。誰が作ったかは知らねェが、たいしたもンだ。勿体ねェことをするもンだな」モグモグ
番外「ふーん」
一方「…仮定の話だが。」モグ
番外「うん。」
一方「もしオマエが今度、誰かにチョコを渡すとしたらなンだが」モグモグ
番外「なーに?」
一方「ゴミ箱には捨てンなよ。渡される奴が一々取り出さなきゃいけなくて困る」モッサモッサ
番外「…そーだね。一応、心に留めといてあげるよ」フフ
番外「ありがと。一方通行」ニコッ
88:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:57:22.63:/fdf/pMSO (37/84)
〓〓2/14ホストクラブ『アースガルズ』〓〓
〓〓2/14ホストクラブ『アースガルズ』〓〓
89:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 16:59:42.91:/fdf/pMSO (38/84)
絶対「よし、店内をバレンタイン仕様に換えたな」
抜人「はいっす」
志熊「うす」
藍花「はい」
シルクロ「ええ。」
絶対「いつもの客もくる。テメェらも喜ぶ演技の準備しとけ」
ホスト'S「「「うす」」」
:
:
:
小萌「抜人ちゃーん!先生がバレンタインにウイスキーボンボンを持ってきたのですよー」つ
抜人「うぉおお!!マジっすか!あざーす!超嬉しいっすわー!」
親船(娘)「ハイ。バレンタインだし、志熊くんに」つ
志熊「わー、ありがざーす!」
藍花「おっと?僕だけまさかのゼロー?」アハハ
絶対「……」ソワソワ
シルクロ「…来るといいですね、薬味さん」
絶対「ああ?誰があんなババア待ってるって?あんなんただの金ヅルだっ!」ムニィー
シルクロ「痛いぇす、ふぇんぱい」フガフガ
絶対「よし、店内をバレンタイン仕様に換えたな」
抜人「はいっす」
志熊「うす」
藍花「はい」
シルクロ「ええ。」
絶対「いつもの客もくる。テメェらも喜ぶ演技の準備しとけ」
ホスト'S「「「うす」」」
:
:
:
小萌「抜人ちゃーん!先生がバレンタインにウイスキーボンボンを持ってきたのですよー」つ
抜人「うぉおお!!マジっすか!あざーす!超嬉しいっすわー!」
親船(娘)「ハイ。バレンタインだし、志熊くんに」つ
志熊「わー、ありがざーす!」
藍花「おっと?僕だけまさかのゼロー?」アハハ
絶対「……」ソワソワ
シルクロ「…来るといいですね、薬味さん」
絶対「ああ?誰があんなババア待ってるって?あんなんただの金ヅルだっ!」ムニィー
シルクロ「痛いぇす、ふぇんぱい」フガフガ
90:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:00:25.11:/fdf/pMSO (39/84)
薬味「へー?」
薬味「へー?」
91:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:03:19.71:/fdf/pMSO (40/84)
薬味「そーなんだー、イツキくんは私の事そー思ってたんだーへー」
絶対「?!」パッ
シルクロ「あぶ」
薬味「じゃ、この持ってきたチョコは他の皆にあげちゃおーっと。はい、シルクロくん」
絶対「あ、あ……」オロオロ
シルクロ「ありがとうございます、薬味さん」
:
:
:
絶対「……フンッ」グイッ
志熊「…さっきから一人でやけ酒してんな、イツキさん」
藍花「まぁ、あんな態度とられちゃなぁ…」
薬味(ぷぷ。かーいいのー、イツキくんは。別にそんな事ぐらいで私は怒らないって。)ニヤニヤ
薬味(でも、しょんぼり。したイツキくんがかーいいのでちょっと放置プレイしちゃうぜ☆)クスクス
薬味「ほーら、おめーら!もっと私にご奉仕しなさーい?」
「「「ウェーイ!!」」」
:
:
:
薬味「そーなんだー、イツキくんは私の事そー思ってたんだーへー」
絶対「?!」パッ
シルクロ「あぶ」
薬味「じゃ、この持ってきたチョコは他の皆にあげちゃおーっと。はい、シルクロくん」
絶対「あ、あ……」オロオロ
シルクロ「ありがとうございます、薬味さん」
:
:
:
絶対「……フンッ」グイッ
志熊「…さっきから一人でやけ酒してんな、イツキさん」
藍花「まぁ、あんな態度とられちゃなぁ…」
薬味(ぷぷ。かーいいのー、イツキくんは。別にそんな事ぐらいで私は怒らないって。)ニヤニヤ
薬味(でも、しょんぼり。したイツキくんがかーいいのでちょっと放置プレイしちゃうぜ☆)クスクス
薬味「ほーら、おめーら!もっと私にご奉仕しなさーい?」
「「「ウェーイ!!」」」
:
:
:
92:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:04:11.21:/fdf/pMSO (41/84)
絶対「…ッチ」クピクピ
薬味「イ・ツ・キ・く・ん?」
絶対「…なんだよ」グビッ
薬味「隣失礼するわよ。……反省した?」ドサッ
絶対「……」
薬味「私ね、あなたが本当はそんなにイヤな子じゃないって知ってるわ?」
絶対「……」
薬味「あなたも変に子供っぽいわよね?」クスクス
薬味「意地張らずに。ちゃんと謝ってくれたら許してあげるわ?」
絶対「……悪か、った。」
薬味「はいはい。後輩の手前だからって、今度から変なプライド持たないよーに。」
絶対「…うす」
薬味「ほら、バレンタインのチョコ。ジャン・ポール・エヴァンのやつ。けっこー高いんだぞー?」
薬味「はい、あーん」つ
絶対「…」アーン
薬味「ふふ、可愛い」クスクス
絶対「…ッチ///」
:
:
:
絶対「…ッチ」クピクピ
薬味「イ・ツ・キ・く・ん?」
絶対「…なんだよ」グビッ
薬味「隣失礼するわよ。……反省した?」ドサッ
絶対「……」
薬味「私ね、あなたが本当はそんなにイヤな子じゃないって知ってるわ?」
絶対「……」
薬味「あなたも変に子供っぽいわよね?」クスクス
薬味「意地張らずに。ちゃんと謝ってくれたら許してあげるわ?」
絶対「……悪か、った。」
薬味「はいはい。後輩の手前だからって、今度から変なプライド持たないよーに。」
絶対「…うす」
薬味「ほら、バレンタインのチョコ。ジャン・ポール・エヴァンのやつ。けっこー高いんだぞー?」
薬味「はい、あーん」つ
絶対「…」アーン
薬味「ふふ、可愛い」クスクス
絶対「…ッチ///」
:
:
:
93:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:05:36.25:/fdf/pMSO (42/84)
カランコローン♪
シルクロ「いらっしゃいま…」
シルクロ「」
黒夜「な、なんだよ。何"我が目を疑う"な顔してんだよ」
カランコローン♪
シルクロ「いらっしゃいま…」
シルクロ「」
黒夜「な、なんだよ。何"我が目を疑う"な顔してんだよ」
94:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:06:30.29:/fdf/pMSO (43/84)
シルクロ「いや…黒夜、何故ここに?私達はもう『新入生』じゃないだろう」
黒夜「…なんだよ、一緒の所属じゃなきゃ会いにきちゃいけないのかよ」プクゥ
シルクロ「いや、そういうわけでは」
黒夜「ん。」つ
シルクロ「?なんだ?この紙袋は」
黒夜「んっ」つ
シルクロ「…せめて何か説明してほしいんだが」
黒夜「んーっ!」つ
シルクロ「いや、あの」
黒夜「なんだよ!受けとるくらいしろよ!恥ずかしいから説明してねーんだよ!察しろよぉ!」
シルクロ「ひょっとして。ひょっとしてなんだが……バレンタインの、チョコ…か?」オソルオソル
黒夜「………ソォダヨ////////」
シルクロ「ふふ、そうか」ニコッ
シルクロ「わざわざありがとう」ナデナデ
黒夜「な!撫でてんじゃねぇよ!」バシッ
シルクロ「いや…黒夜、何故ここに?私達はもう『新入生』じゃないだろう」
黒夜「…なんだよ、一緒の所属じゃなきゃ会いにきちゃいけないのかよ」プクゥ
シルクロ「いや、そういうわけでは」
黒夜「ん。」つ
シルクロ「?なんだ?この紙袋は」
黒夜「んっ」つ
シルクロ「…せめて何か説明してほしいんだが」
黒夜「んーっ!」つ
シルクロ「いや、あの」
黒夜「なんだよ!受けとるくらいしろよ!恥ずかしいから説明してねーんだよ!察しろよぉ!」
シルクロ「ひょっとして。ひょっとしてなんだが……バレンタインの、チョコ…か?」オソルオソル
黒夜「………ソォダヨ////////」
シルクロ「ふふ、そうか」ニコッ
シルクロ「わざわざありがとう」ナデナデ
黒夜「な!撫でてんじゃねぇよ!」バシッ
95:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:07:25.20:/fdf/pMSO (44/84)
黒夜「義理だ!お前の見舞に行けなかったし、
渡せそうなやつがお前くらいしかいなかったから渡しただけだ!他意はねーんだよカス!」
シルクロ「そうか」…フッ
黒夜「笑ってんじゃねぇよ…///」ッチ
シルクロ「よかったら、中に入っていかないか?積もる話もあるだろう?今夜は、私が奢ろう」
黒夜「……ん。」トコトコ。
シルクロ(バレンタイン、最高。)
黒夜「義理だ!お前の見舞に行けなかったし、
渡せそうなやつがお前くらいしかいなかったから渡しただけだ!他意はねーんだよカス!」
シルクロ「そうか」…フッ
黒夜「笑ってんじゃねぇよ…///」ッチ
シルクロ「よかったら、中に入っていかないか?積もる話もあるだろう?今夜は、私が奢ろう」
黒夜「……ん。」トコトコ。
シルクロ(バレンタイン、最高。)
96:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:08:05.38:/fdf/pMSO (45/84)
〓〓2/14学園都市某所〓〓
〓〓2/14学園都市某所〓〓
97:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:11:07.76:1WehKouR0 (1/1)
サローニャが可愛過ぎてたまらん
サローニャが可愛過ぎてたまらん
98:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:11:12.60:/fdf/pMSO (46/84)
フィアンマ「……」ドキドキソワソワ
オッレルス「……」ドキドキソワソワ
バードウェイ「おい、あの期待しまくって目をキラキラさせ、外に出ないくせに一張羅を着てるバカ二人を早くなんとかしろ」クイッ
シルビア「…あのさ、もう無視する方向にしないか?」
ブリュンヒルド「お前、アレを見捨てるのか?」σ
オッレルス「フィアンマ、賭けをしないか?『どちらが先にシルビアに渡されるか』、をだ」ヒソヒソ
フィアンマ「ふっ、オッレルス。お前は賭けが好きだなぁ?
しかし、いいのか?どうせ俺様が勝つに決まってるというのに」ヒソヒソ
オッレルス「いや、負けないさ。何せ彼女と過ごした時間は私の方が長い。
つまりは私の方が彼女の思考、行動パターンは熟知しているということさ」フフフ
フィアンマ「おや、『同時に渡される場合』や、『たまたま先に渡しただけ』に必ずしも人間関係が絡んでくるとは限らないはずだが?」フフフ
オッレルス「そうだね。だが、それ以外にも勝算はある。私は『自分にしか賭けてはいけない』なんて言ってないぞ?」ヒヒヒ
フィアンマ「ほう?俺様の"幸運体質"を利用すると?だが俺様も俺様自身に賭けたり、どちらも敗北した場合はどうする?」ヒヒヒ
ブリュンヒルド「あいつら完全に貰う前提で話してるぞ」
シルビア「今ほど見捨てて出ていきたいって思ったことないわ」ハァ
バードウェイ「いいから早く渡してこい。」
ブリュンヒルド「そうだな。もうなんかめんどくさい」
シルビア「ハァ」ヤレヤレ
:
:
:
フィアンマ「……」ドキドキソワソワ
オッレルス「……」ドキドキソワソワ
バードウェイ「おい、あの期待しまくって目をキラキラさせ、外に出ないくせに一張羅を着てるバカ二人を早くなんとかしろ」クイッ
シルビア「…あのさ、もう無視する方向にしないか?」
ブリュンヒルド「お前、アレを見捨てるのか?」σ
オッレルス「フィアンマ、賭けをしないか?『どちらが先にシルビアに渡されるか』、をだ」ヒソヒソ
フィアンマ「ふっ、オッレルス。お前は賭けが好きだなぁ?
しかし、いいのか?どうせ俺様が勝つに決まってるというのに」ヒソヒソ
オッレルス「いや、負けないさ。何せ彼女と過ごした時間は私の方が長い。
つまりは私の方が彼女の思考、行動パターンは熟知しているということさ」フフフ
フィアンマ「おや、『同時に渡される場合』や、『たまたま先に渡しただけ』に必ずしも人間関係が絡んでくるとは限らないはずだが?」フフフ
オッレルス「そうだね。だが、それ以外にも勝算はある。私は『自分にしか賭けてはいけない』なんて言ってないぞ?」ヒヒヒ
フィアンマ「ほう?俺様の"幸運体質"を利用すると?だが俺様も俺様自身に賭けたり、どちらも敗北した場合はどうする?」ヒヒヒ
ブリュンヒルド「あいつら完全に貰う前提で話してるぞ」
シルビア「今ほど見捨てて出ていきたいって思ったことないわ」ハァ
バードウェイ「いいから早く渡してこい。」
ブリュンヒルド「そうだな。もうなんかめんどくさい」
シルビア「ハァ」ヤレヤレ
:
:
:
99:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:11:58.16:/fdf/pMSO (47/84)
シルビア「あー…二人ともちょっといい?」
オッレルス「いやだからあの時h―なんだい、シルビア?」←爽やかスマイル
フィアンマ「ッフ、釈明か?底が知れるぞ、オッレ―どうした、シルビア?」←爽やかスマイル
シルビア「今日、バレンタインだろ?だから…////」モジモジ
オッレルス「…」ドキドキ
フィアンマ「…」ドキドキ
シルビア「あー…二人ともちょっといい?」
オッレルス「いやだからあの時h―なんだい、シルビア?」←爽やかスマイル
フィアンマ「ッフ、釈明か?底が知れるぞ、オッレ―どうした、シルビア?」←爽やかスマイル
シルビア「今日、バレンタインだろ?だから…////」モジモジ
オッレルス「…」ドキドキ
フィアンマ「…」ドキドキ
100:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:12:32.63:/fdf/pMSO (48/84)
シルビア「チョコをひとつ用意した。」つチロルチョコ
フィアンマ「」
オッレルス「」
シルビア「チョコをひとつ用意した。」つチロルチョコ
フィアンマ「」
オッレルス「」
101:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:13:10.87:/fdf/pMSO (49/84)
シルビア「いいか?意味がわかるか?『1つだけ』だ。」ニヤリ
オッレルス「…なるほど。」ガタッ
フィアンマ「…つまりは。」ガタッ
シルビア「奪い合え。最初にこのチョコに触れた者が勝利者だ!」窓の外にぽーい。
オレフィア「「うぉおおおおおおおお!!!!」」ダダダダダ!!
:
:
:
バードウェイ「やっと静かになるな」フゥ
シルビア「そーだね」フゥ
バードウェイ「しかし、お前も酷いな。投げるチョコに細ーい紐をつけておいて、投げた後に回収してしまうとは」
シルビア「そう?」つ投げたチョコ
シルビア「あむ。」パクン
シルビア「おいしー♪」モグモグ
ブリュンヒルド「鬼か貴様」
シルビア「いいか?意味がわかるか?『1つだけ』だ。」ニヤリ
オッレルス「…なるほど。」ガタッ
フィアンマ「…つまりは。」ガタッ
シルビア「奪い合え。最初にこのチョコに触れた者が勝利者だ!」窓の外にぽーい。
オレフィア「「うぉおおおおおおおお!!!!」」ダダダダダ!!
:
:
:
バードウェイ「やっと静かになるな」フゥ
シルビア「そーだね」フゥ
バードウェイ「しかし、お前も酷いな。投げるチョコに細ーい紐をつけておいて、投げた後に回収してしまうとは」
シルビア「そう?」つ投げたチョコ
シルビア「あむ。」パクン
シルビア「おいしー♪」モグモグ
ブリュンヒルド「鬼か貴様」
102:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:13:52.66:/fdf/pMSO (50/84)
フィアンマ「フハハハハハ!!どうやら足の早さは俺様の方が上のようだな?!」ダダダダダ!!
オッレルス「アハハハハハ!!何を!スタミナは私の方に分があるぞ?!」ダダダダダ!!
オレフィア「「勝つのは!」」
オレフィア「「私(俺様)だッッ!!!」」ダダダダダダダダダダ!!!
※彼等のゴール無き戦いは3日後まで続きました
フィアンマ「フハハハハハ!!どうやら足の早さは俺様の方が上のようだな?!」ダダダダダ!!
オッレルス「アハハハハハ!!何を!スタミナは私の方に分があるぞ?!」ダダダダダ!!
オレフィア「「勝つのは!」」
オレフィア「「私(俺様)だッッ!!!」」ダダダダダダダダダダ!!!
※彼等のゴール無き戦いは3日後まで続きました
103:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:15:49.52:/fdf/pMSO (51/84)
〓〓2/14学園都市某ホテル〓〓
〓〓2/14学園都市某ホテル〓〓
104:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:16:29.76:/fdf/pMSO (52/84)
シギン「あ、来た」
ウート「ここ?」
シギン「うん。」
ウート(何か今日のシギンめっちゃお洒落してんな?香水も違うやつだし)
:
:
:
シギン「あ、来た」
ウート「ここ?」
シギン「うん。」
ウート(何か今日のシギンめっちゃお洒落してんな?香水も違うやつだし)
:
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:
105:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:17:16.37:/fdf/pMSO (53/84)
〓〓ホテルの一室〓〓
シギンウート「「乾杯」」チン☆
ウート「しっかし。チョコ渡すだけなのに随分と勿体ぶるんだな?」クスクス
シギン「うん。渡すのはチョコだけじゃないからね」
ウート「?」
シギン「…私ね。考えたんだ」
〓〓ホテルの一室〓〓
シギンウート「「乾杯」」チン☆
ウート「しっかし。チョコ渡すだけなのに随分と勿体ぶるんだな?」クスクス
シギン「うん。渡すのはチョコだけじゃないからね」
ウート「?」
シギン「…私ね。考えたんだ」
106:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:21:50.88:/fdf/pMSO (54/84)
シギン「"バレンタイン"ってきっと、仲良くしてる人達に"特別"をあげることなんじゃないかなって。」
ウート「…」ウン
シギン「それでね?もう少し考えてみた。考えてみたの。」ガタッ
シギン「私が、ウートガルザロキにあげられる"特別"って何かなって。」スタスタ
シギン「私ができるのは『助言』だけ。」
シギン「でも、それは他の人にもあげられるモノ。」
シギン「だから、違うものをあげる。シュルシュル…パサ。
ウート「…」ピクッ
シギン「"バレンタイン"ってきっと、仲良くしてる人達に"特別"をあげることなんじゃないかなって。」
ウート「…」ウン
シギン「それでね?もう少し考えてみた。考えてみたの。」ガタッ
シギン「私が、ウートガルザロキにあげられる"特別"って何かなって。」スタスタ
シギン「私ができるのは『助言』だけ。」
シギン「でも、それは他の人にもあげられるモノ。」
シギン「だから、違うものをあげる。シュルシュル…パサ。
ウート「…」ピクッ
107:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:24:44.70:/fdf/pMSO (55/84)
シギン「ウートガルザロキに"私"をあげる。」ギュ
シギン「ウートガルザロキに"私"をあげる。」ギュ
108:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:27:32.87:/fdf/pMSO (56/84)
ウート「…」チラ
シギン「…」プルプル
ウート(震えてら。あー…そっかそっか。すんごい、勇気振り絞ってくれたのね。そりゃそうか)
ウート「………」
シギン「…だめ?」クビカシゲ
ウート「………」
ウート「…いんや。ありがたく受けとるよ。」ギュ
シギン「ほんと?後で『やっぱりいらない』なんて無しだよ?無しなんだからね?!」ギュウ!
ウート「もち。」ナデナデ
ウート「…」チラ
シギン「…」プルプル
ウート(震えてら。あー…そっかそっか。すんごい、勇気振り絞ってくれたのね。そりゃそうか)
ウート「………」
シギン「…だめ?」クビカシゲ
ウート「………」
ウート「…いんや。ありがたく受けとるよ。」ギュ
シギン「ほんと?後で『やっぱりいらない』なんて無しだよ?無しなんだからね?!」ギュウ!
ウート「もち。」ナデナデ
109:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:28:28.18:/fdf/pMSO (57/84)
ウート「シギンの全部、俺がもらってあげるよ」
シギン「ん。////」
ウート「シギンの全部、俺がもらってあげるよ」
シギン「ん。////」
110:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:29:56.90:/fdf/pMSO (58/84)
ウート(わかってるくせに、また繰り返すのか。学習しねぇな、俺)
_______
/_ / /_ /|
( (ヽ/_/) )/ |
/_\>(__)<∠/|//
`/ ∠ノ /ヽ_>/||/
/__/_/__/ |/
L__亅 L__|//
L__⊥_L__|/
ウート(わかってるくせに、また繰り返すのか。学習しねぇな、俺)
_______
/_ / /_ /|
( (ヽ/_/) )/ |
/_\>(__)<∠/|//
`/ ∠ノ /ヽ_>/||/
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111:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:31:01.75:/fdf/pMSO (59/84)
番外編終了。以下オマケ。確実に力を入れる所が間違っているけど気にしないことにする
番外編終了。以下オマケ。確実に力を入れる所が間違っているけど気にしないことにする
112:~在りし日のグレムリンif~:2014/02/14(金) 17:32:23.55:/fdf/pMSO (60/84)
もしも、『グレムリン』が、オティヌスが。
"槍"を創造ろうとせず、2月になっても何もしてなかったら。
そんな話。
もしも、『グレムリン』が、オティヌスが。
"槍"を創造ろうとせず、2月になっても何もしてなかったら。
そんな話。
113:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:33:05.99:/fdf/pMSO (61/84)
〓〓2月13日。『船の墓場』:とある豪華客船の会議室〓〓
〓〓2月13日。『船の墓場』:とある豪華客船の会議室〓〓
114:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:34:12.85:/fdf/pMSO (62/84)
オティヌス「全員、集まったようだな」
トール「…俺達、なんで集められたんだ?」
フェンリル「さー?また誰かのバースデーパーチーじゃねーかなー?」
ヘル「それはない。だって、メンバー内に2月生まれはいないし」フルフル
ウート「あん?じゃ、またオティっちの思い付きイベントか?」
マリアン「かねー?」
ヨルム「前は何やったんだっけ」
ロキ「先回は新年会でございます。
みなで花火を上げたり、モックルカールヴィの肩に乗って初日の出を見ましたなぁ」
サローニャ「とっても綺麗だったよねぇー?」ウンウン
サンドリヨン「そうね、あれはまたやりたい」ウン
ミョルニル『…実はあの花火のうちの一つって私だったって気づいた?』
イドゥン「?!」
シフ「?!」
フレイヤ「あー…どーりでミョルニルちゃんいねーなと思ったわ」
シギン「あの、そろそろオティヌスちゃんに話させてあげて?プルプルし始めてるから」
オティヌス「……」プルプル
オティヌス「全員、集まったようだな」
トール「…俺達、なんで集められたんだ?」
フェンリル「さー?また誰かのバースデーパーチーじゃねーかなー?」
ヘル「それはない。だって、メンバー内に2月生まれはいないし」フルフル
ウート「あん?じゃ、またオティっちの思い付きイベントか?」
マリアン「かねー?」
ヨルム「前は何やったんだっけ」
ロキ「先回は新年会でございます。
みなで花火を上げたり、モックルカールヴィの肩に乗って初日の出を見ましたなぁ」
サローニャ「とっても綺麗だったよねぇー?」ウンウン
サンドリヨン「そうね、あれはまたやりたい」ウン
ミョルニル『…実はあの花火のうちの一つって私だったって気づいた?』
イドゥン「?!」
シフ「?!」
フレイヤ「あー…どーりでミョルニルちゃんいねーなと思ったわ」
シギン「あの、そろそろオティヌスちゃんに話させてあげて?プルプルし始めてるから」
オティヌス「……」プルプル
115:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:38:27.38:/fdf/pMSO (63/84)
ベルシ「ッハイ!皆さんが静かになるまで10分もかかりました!オティヌスちゃんもお話できませんでしたよ!」パンパン!
シーン…
ベルシ(バカな、私の精一杯のギャグが受けなかっただと)
オティヌス「…あー、こほん。皆に集まってもらったのは他でもない。イベントをやるためだ」
オティヌス「明日はバレンタインデーといって、仲がいい人にチョコを渡す日らしい」
オティヌス「そこでだ」
オティヌス「丁度私もチョコが食べたくなっていたし、『誰がチョコを上手く作れるか』大会をしようと思う。」ウン
オティヌス「審査員は私だ。チームを作り、チョコスイーツを持ってこい。」
オティヌス「優勝チームは魔神の力を使って何か願いを叶えてやろう。以上だ。解散!」フフフ…
:
:
:
ベルシ「ッハイ!皆さんが静かになるまで10分もかかりました!オティヌスちゃんもお話できませんでしたよ!」パンパン!
シーン…
ベルシ(バカな、私の精一杯のギャグが受けなかっただと)
オティヌス「…あー、こほん。皆に集まってもらったのは他でもない。イベントをやるためだ」
オティヌス「明日はバレンタインデーといって、仲がいい人にチョコを渡す日らしい」
オティヌス「そこでだ」
オティヌス「丁度私もチョコが食べたくなっていたし、『誰がチョコを上手く作れるか』大会をしようと思う。」ウン
オティヌス「審査員は私だ。チームを作り、チョコスイーツを持ってこい。」
オティヌス「優勝チームは魔神の力を使って何か願いを叶えてやろう。以上だ。解散!」フフフ…
:
:
:
116:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:39:02.16:/fdf/pMSO (64/84)
Aチーム
フェンリル「ヒューウ♪さっすが魔神殿だなー?」
トール「はは。しっかし、オティヌスは何が好きだったかね?」
ウート「…」
Aチーム
フェンリル「ヒューウ♪さっすが魔神殿だなー?」
トール「はは。しっかし、オティヌスは何が好きだったかね?」
ウート「…」
117:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:39:28.95:/fdf/pMSO (65/84)
Bチーム
ヘル「色々な味のチョコとかどう」
フレイヤ「うん、良さげだね」
シギン「むー、でも私料理はわかんない。わからないんだよね…」んー
Bチーム
ヘル「色々な味のチョコとかどう」
フレイヤ「うん、良さげだね」
シギン「むー、でも私料理はわかんない。わからないんだよね…」んー
118:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:39:55.03:/fdf/pMSO (66/84)
Cチーム
マリアン「ちぇー、ベルシと組みたかったなー」ブツブツ
ヨルム「えぐっ」グスン
ミョルニル『マリアン、ヨルムンガンドが泣いちゃうからその辺に。つーか避けられてることに気づけ』
Cチーム
マリアン「ちぇー、ベルシと組みたかったなー」ブツブツ
ヨルム「えぐっ」グスン
ミョルニル『マリアン、ヨルムンガンドが泣いちゃうからその辺に。つーか避けられてることに気づけ』
119:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:40:31.08:/fdf/pMSO (67/84)
Dチーム
イドゥン「」
シフ「」
ベルシ「」
モックルカールヴィ「何作りやす?パフェ系とかどうでやんしょ?」
Dチーム
イドゥン「」
シフ「」
ベルシ「」
モックルカールヴィ「何作りやす?パフェ系とかどうでやんしょ?」
120:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:40:57.15:/fdf/pMSO (68/84)
Eチーム
ロキ「ほっほっほっ。実はこう見えて私、お菓子作りが得意なのでございます。」
サローニャ「へぇー?いっがーい!ロキちゃん多才だねぇ♪」
サンドリヨン「経験者がいるとは心強いな」
Eチーム
ロキ「ほっほっほっ。実はこう見えて私、お菓子作りが得意なのでございます。」
サローニャ「へぇー?いっがーい!ロキちゃん多才だねぇ♪」
サンドリヨン「経験者がいるとは心強いな」
121:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:44:01.47:/fdf/pMSO (69/84)
〓〓2月14日『船の墓場』キッチンホール〓〓
〓〓2月14日『船の墓場』キッチンホール〓〓
122:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:44:53.73:/fdf/pMSO (70/84)
オティヌス「よし、出揃ったようだな。ではAチームから順に出品しろ」
トール「ほい!俺達は無難にチョコのメレンゲケーキだ」
フェンリル「俺達に料理スキルなんてねーしなー」ケラケラ
ウート「あ、でもけっこー頑張ったぜ?」ヘラヘラ
オティヌス「ほう?中々美味しそうだな」
オティヌス「スタンダードなものにダークチェリーのアクセントが素晴らしい」ウン
オティヌス「よし、出揃ったようだな。ではAチームから順に出品しろ」
トール「ほい!俺達は無難にチョコのメレンゲケーキだ」
フェンリル「俺達に料理スキルなんてねーしなー」ケラケラ
ウート「あ、でもけっこー頑張ったぜ?」ヘラヘラ
オティヌス「ほう?中々美味しそうだな」
オティヌス「スタンダードなものにダークチェリーのアクセントが素晴らしい」ウン
123:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:45:20.87:/fdf/pMSO (71/84)
オティヌス「では次、Bチーム」
ヘル「生チョコレートにしてみた」
シギン「ミルクチョコ、ホワイトチョコ、ラズベリーチョコ、ストロベリーチョコ。」
フレイヤ「――をハート型にしてね☆」
オティヌス「ふむ。いかにも女の子、といった所か」ウンウン
オティヌス「では次、Bチーム」
ヘル「生チョコレートにしてみた」
シギン「ミルクチョコ、ホワイトチョコ、ラズベリーチョコ、ストロベリーチョコ。」
フレイヤ「――をハート型にしてね☆」
オティヌス「ふむ。いかにも女の子、といった所か」ウンウン
124:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:46:07.21:/fdf/pMSO (72/84)
オティヌス「では次、Cチーム。」
マリアン「私らはチョコラスク作ったよー」
ヨルム「一生懸命作ったんだよ」ヘヘー
ミョルニル『そうね、ヨルムンガンドが一番頑張ってたわ』クスクス
マリアン「あ!心配しなくてもベルシには後でチョココーティングした私をあ・げ・る・からねっ♪////」ブンブン!
ミョルニル『うんマリアン、ちょっと黙ろ?』ウフフ♪
オティヌス「ベルシならさっき、振り返りBダッシュしていったが…」
オティヌス「では次、Cチーム。」
マリアン「私らはチョコラスク作ったよー」
ヨルム「一生懸命作ったんだよ」ヘヘー
ミョルニル『そうね、ヨルムンガンドが一番頑張ってたわ』クスクス
マリアン「あ!心配しなくてもベルシには後でチョココーティングした私をあ・げ・る・からねっ♪////」ブンブン!
ミョルニル『うんマリアン、ちょっと黙ろ?』ウフフ♪
オティヌス「ベルシならさっき、振り返りBダッシュしていったが…」
125:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:47:01.99:/fdf/pMSO (73/84)
オティヌス「次、Dチーム。」
モックルカールヴィ「yes!mylord!」ビシッ!
モックルカールヴィ「今週ミス・オティヌスにお送りしますパワーチューンはァァッ!?
デコレーション・パッフェッ(Saint Valentine's Day.ver.) !!!ッフーウッ!!!」
モックルカールヴィ「残念ながらイドゥン&シフはあっしの妙技についてこれやせんでした故、あっしがメインで作りやした!HAHAHA!!!」
オティヌス「ほう!チョコを削って作ったリアルテディベアが実に可愛らしいな!」ニコー
オティヌス「毛並みや目、肉きゅうなんかもとても繊細だ。職人芸だな」
(((あの巨体がどうやってあんな緻密なテディベアを…)))ゴクリ
オティヌス「次、Dチーム。」
モックルカールヴィ「yes!mylord!」ビシッ!
モックルカールヴィ「今週ミス・オティヌスにお送りしますパワーチューンはァァッ!?
デコレーション・パッフェッ(Saint Valentine's Day.ver.) !!!ッフーウッ!!!」
モックルカールヴィ「残念ながらイドゥン&シフはあっしの妙技についてこれやせんでした故、あっしがメインで作りやした!HAHAHA!!!」
オティヌス「ほう!チョコを削って作ったリアルテディベアが実に可愛らしいな!」ニコー
オティヌス「毛並みや目、肉きゅうなんかもとても繊細だ。職人芸だな」
(((あの巨体がどうやってあんな緻密なテディベアを…)))ゴクリ
126:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:47:42.94:/fdf/pMSO (74/84)
オティヌス「さて、次で最後だな。Eチーム!」
サローニャ「にゅふふー♪自信作ちゃんだよ?」
サンドリヨン「ロキの腕もよかったしな」フッ
ロキ「いえいえ、お二方の助力あってのことでございます」ホッホッホッホッ
ロキ「ガトーショコラの上にマシュマロブッセ、マカロンを乗せ、ホワイトチョコソースとフルーツソースで紋様を描いてみました」ペコリ
オティヌス「さすがロキ。サローニャとサンドリヨンの腕も相俟って、素晴らしいクオリティだな」ニコッ
ロキ「もったいないお言葉でございます」ペコリ
オティヌス「さて、次で最後だな。Eチーム!」
サローニャ「にゅふふー♪自信作ちゃんだよ?」
サンドリヨン「ロキの腕もよかったしな」フッ
ロキ「いえいえ、お二方の助力あってのことでございます」ホッホッホッホッ
ロキ「ガトーショコラの上にマシュマロブッセ、マカロンを乗せ、ホワイトチョコソースとフルーツソースで紋様を描いてみました」ペコリ
オティヌス「さすがロキ。サローニャとサンドリヨンの腕も相俟って、素晴らしいクオリティだな」ニコッ
ロキ「もったいないお言葉でございます」ペコリ
127:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:51:20.41:/fdf/pMSO (75/84)
オティヌス「では順位を発表する。」
「「「ゴクリ」」」
オティヌス「でけでけでけでけでけでけでけでけでけでけ…」←ドラムロールを口で言ってる
オティヌス「てーーん!」ビシッ!
トール「ぶふっww」
オティヌス「では順位を発表する。」
「「「ゴクリ」」」
オティヌス「でけでけでけでけでけでけでけでけでけでけ…」←ドラムロールを口で言ってる
オティヌス「てーーん!」ビシッ!
トール「ぶふっww」
128:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:53:47.85:/fdf/pMSO (76/84)
オティヌス「皆、一位だ。全部、素晴らしかったからな」ニコ
オティヌス「皆、一位だ。全部、素晴らしかったからな」ニコ
129:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:54:14.84:/fdf/pMSO (77/84)
〓〓『船の墓場』:オティヌスの部屋〓〓
〓〓『船の墓場』:オティヌスの部屋〓〓
130:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:58:13.18:/fdf/pMSO (78/84)
オティヌス「うむ。美味しいな」ハムハム。
ウート(『あの後皆で食べて、チョコが少し余っただろう?食べきれないから手伝え』って誘われた)モグモグ
ウート(ちなみに願いに関しては、皆が一位になったってことで各個人のちっさい願望を叶えてもらった。)
ウート(俺は今度一回、皆でどっかに遊びに行くって願いだ)
ウート(…リスみてーに食うオティっち、ちょー可愛い)クス
オティヌス「今回のイベントも成功だったな。はぷ」アムアム
オティヌス「…皆、楽しんでくれただろうか」
ウート「そりゃもちろんだろ。きっと、全員が全員『楽しかった!』って言うぜ」ヘラヘラ
オティヌス「うん、うん。…最近、皆が構ってくれなかったし、参加してくれるかわからなかったが…杞憂だったようだ」モムモム
ウート「…」
オティヌス「『グレムリン』の資金稼ぎのために出稼ぎに行っていたとはいえ、少し寂しかった。」
オティヌス「…普段プラプラしてるお前までいなくなりやがって」ムス
ウート「あーごめん。不安にさせちまって」ナデナデ
オティヌス「……む」
オティヌス「うむ。美味しいな」ハムハム。
ウート(『あの後皆で食べて、チョコが少し余っただろう?食べきれないから手伝え』って誘われた)モグモグ
ウート(ちなみに願いに関しては、皆が一位になったってことで各個人のちっさい願望を叶えてもらった。)
ウート(俺は今度一回、皆でどっかに遊びに行くって願いだ)
ウート(…リスみてーに食うオティっち、ちょー可愛い)クス
オティヌス「今回のイベントも成功だったな。はぷ」アムアム
オティヌス「…皆、楽しんでくれただろうか」
ウート「そりゃもちろんだろ。きっと、全員が全員『楽しかった!』って言うぜ」ヘラヘラ
オティヌス「うん、うん。…最近、皆が構ってくれなかったし、参加してくれるかわからなかったが…杞憂だったようだ」モムモム
ウート「…」
オティヌス「『グレムリン』の資金稼ぎのために出稼ぎに行っていたとはいえ、少し寂しかった。」
オティヌス「…普段プラプラしてるお前までいなくなりやがって」ムス
ウート「あーごめん。不安にさせちまって」ナデナデ
オティヌス「……む」
131:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:58:42.55:/fdf/pMSO (79/84)
ウート「…なぁ、ひょっとして『皆に嫌われたかもしれない』って心配になって、今回やったのか?」
オティヌス「…う」
ウート「あーいや、別に責めてるわけじゃーねぇのよ?」ワタワタ
ウート「ただ、心配することなんて一つもねぇんじゃね?ってな」
オティヌス「?」クビカシゲ
ウート「…『グレムリン』のメンバーはさ、皆アンタが好きだからここにいて。」ギュ
ウート「アンタに笑っててほしいから何でもやんの。」
オティヌス「……」
ウート「…だからさ、んな怖がることはねーし、泣きそうな顔もしなくていいんだって」ナデナデ
オティヌス「…ん。」ギュ
ウート「ん。よしよし」ギュ
ウート「…なぁ、ひょっとして『皆に嫌われたかもしれない』って心配になって、今回やったのか?」
オティヌス「…う」
ウート「あーいや、別に責めてるわけじゃーねぇのよ?」ワタワタ
ウート「ただ、心配することなんて一つもねぇんじゃね?ってな」
オティヌス「?」クビカシゲ
ウート「…『グレムリン』のメンバーはさ、皆アンタが好きだからここにいて。」ギュ
ウート「アンタに笑っててほしいから何でもやんの。」
オティヌス「……」
ウート「…だからさ、んな怖がることはねーし、泣きそうな顔もしなくていいんだって」ナデナデ
オティヌス「…ん。」ギュ
ウート「ん。よしよし」ギュ
132:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 17:59:08.06:/fdf/pMSO (80/84)
ギギ…
ウート「あん?」
バターン!!
ギギ…
ウート「あん?」
バターン!!
133:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 18:00:05.61:/fdf/pMSO (81/84)
マリアン「もー!だから言ったじゃん!数人だけでドアに耳つけよって!」
ミョルニル『そうよ!大体、私の上に乗ってた誰かさんがバランス崩さなきゃ…』クドクド
フェンリル「うがー!俺ばっかに言うんじゃねーよ!」ガルル
ヘル「ひょっとしたら押し倒すかもと少し心配だったけど」フゥ
トール「それはそれで見たかったけどな」ケラケラ
ロキ「ふむ?それは困りますな。その場合ですと、私はウートガルザロキ殿のを去勢しなくてはならなくなりますから」フム
シギン「うん。その場合、ウートガルザロキが顔面崩壊するまで私も鉄拳をぶちこまなきゃいけない。いけなくなるよ」
フレイヤ「…あたし、無責任に"種"蒔くやつは超絶大嫌いかな」ゴゴゴゴ
ベルシ「まぁ、何もなかったんだ。引き上げようじゃないか」
ヨルム「ん!」
モックルカールヴィ「旦那、ほどほどにしてくだせぇや?あっしも旦那を踏み潰したくはねぇんでね」
イドゥン「…」ウンウン
シフ「…」ウンウン
ウート「心配しなくても、んなことしねぇっつの!」=3プンスコ!
マリアン「もー!だから言ったじゃん!数人だけでドアに耳つけよって!」
ミョルニル『そうよ!大体、私の上に乗ってた誰かさんがバランス崩さなきゃ…』クドクド
フェンリル「うがー!俺ばっかに言うんじゃねーよ!」ガルル
ヘル「ひょっとしたら押し倒すかもと少し心配だったけど」フゥ
トール「それはそれで見たかったけどな」ケラケラ
ロキ「ふむ?それは困りますな。その場合ですと、私はウートガルザロキ殿のを去勢しなくてはならなくなりますから」フム
シギン「うん。その場合、ウートガルザロキが顔面崩壊するまで私も鉄拳をぶちこまなきゃいけない。いけなくなるよ」
フレイヤ「…あたし、無責任に"種"蒔くやつは超絶大嫌いかな」ゴゴゴゴ
ベルシ「まぁ、何もなかったんだ。引き上げようじゃないか」
ヨルム「ん!」
モックルカールヴィ「旦那、ほどほどにしてくだせぇや?あっしも旦那を踏み潰したくはねぇんでね」
イドゥン「…」ウンウン
シフ「…」ウンウン
ウート「心配しなくても、んなことしねぇっつの!」=3プンスコ!
134:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 18:01:29.46:/fdf/pMSO (82/84)
サローニャ「…ね?オティヌスちゃん!」ニコッ
オティヌス「?」
サンドリヨン「皆、あなたを心配している。そしてウートガルザロキの言った事は本当だ」
「「「『グレムリン』の皆は、オティヌスが大好きなんだよ」」」
オティヌス「……////」ッフ
サローニャ「…ね?オティヌスちゃん!」ニコッ
オティヌス「?」
サンドリヨン「皆、あなたを心配している。そしてウートガルザロキの言った事は本当だ」
「「「『グレムリン』の皆は、オティヌスが大好きなんだよ」」」
オティヌス「……////」ッフ
135:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 18:01:55.92:/fdf/pMSO (83/84)
オティヌス「ありがとう。私も皆が大好きだ///」ニコッ
オティヌス「ありがとう。私も皆が大好きだ///」ニコッ
136: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/02/14(金) 18:07:14.60:/fdf/pMSO (84/84)
終わり。一応本編の続きも70%は書き上がっている。
そういえば。前に『絶対等速は銀行強盗した』と書いたけど、よく調べたら『郵便局強盗』だった。
イコスピさんマジ小悪党。
あと姫神さん『秋沙』だった。誤字ってた。
ハッピーバレンタイン。
終わり。一応本編の続きも70%は書き上がっている。
そういえば。前に『絶対等速は銀行強盗した』と書いたけど、よく調べたら『郵便局強盗』だった。
イコスピさんマジ小悪党。
あと姫神さん『秋沙』だった。誤字ってた。
ハッピーバレンタイン。
137:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 18:28:50.74:WwMa+QK40 (1/1)
乙乙
このスレでサローニャに目覚めたわ
可愛すぎ
乙乙
このスレでサローニャに目覚めたわ
可愛すぎ
138:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/14(金) 21:31:15.04:LbMO2nPO0 (1/1)
乙
モックルカールヴィさんがシャベッタアアア!!
ベルシさんの精一杯のギャグに反応してやれよマリアンww
それとちょっと意外すぎてシル黒に目覚めたわ
いやー最高のバレンタイン番外編だった! みんな可愛すぎだろ!
乙
モックルカールヴィさんがシャベッタアアア!!
ベルシさんの精一杯のギャグに反応してやれよマリアンww
それとちょっと意外すぎてシル黒に目覚めたわ
いやー最高のバレンタイン番外編だった! みんな可愛すぎだろ!
139:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/15(土) 08:34:04.68:eBleHYEHo (1/1)
乙
乙
140:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/15(土) 11:33:42.29:NXboerJ10 (1/1)
みんななかよしってホントにいいものですね
超乙でした
みんななかよしってホントにいいものですね
超乙でした
141:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/16(日) 09:06:51.04:jB/2NBfb0 (1/1)
>>68
雲川先輩ともあろう人が姫神の吹き矢をあっさり喰らってしまうのはなんか違和感が。
>>68
雲川先輩ともあろう人が姫神の吹き矢をあっさり喰らってしまうのはなんか違和感が。
142:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/16(日) 11:50:50.84:ZD7PoXa70 (1/1)
それだけ姫神の影の薄さ……じゃなくて気配を消す能力が優れていたってことだろ。
それだけ姫神の影の薄さ……じゃなくて気配を消す能力が優れていたってことだろ。
143:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/16(日) 21:07:59.16:uAKGNKh20 (1/2)
ホワイトデーで上条ちゃんなんて二人に言うんだろう
ホワイトデーが楽しみだなぁ
ホワイトデーで上条ちゃんなんて二人に言うんだろう
ホワイトデーが楽しみだなぁ
144:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/16(日) 21:10:38.75:uAKGNKh20 (2/2)
ホワイトデーで上条ちゃんなんて二人に言うんだろう
ホワイトデーが楽しみだなぁ
ホワイトデーで上条ちゃんなんて二人に言うんだろう
ホワイトデーが楽しみだなぁ
145:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/16(日) 22:21:50.72:L5QLf8Y+0 (1/1)
科学ヒロインと魔術ヒロインのどちらをとるかだな
時間的には秋沙に分があるか…
科学ヒロインと魔術ヒロインのどちらをとるかだな
時間的には秋沙に分があるか…
146:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/17(月) 01:00:42.72:0d37nmQD0 (1/1)
>>l43
>>144
連投スマン
>>l43
>>144
連投スマン
147:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/17(月) 23:37:36.79:giG4VIHM0 (1/1)
告白成功:サローニャ・姫神
告白成功なのかどうか微妙:雲川
告白前に撃沈:御坂
そもそも告白するつもりなし:インデックス
そもそも出番すらなし:神裂・五和・御坂妹ほか多数
本当にこのSSは本編で出番の少ないキャラが優遇されてるな…
告白成功:サローニャ・姫神
告白成功なのかどうか微妙:雲川
告白前に撃沈:御坂
そもそも告白するつもりなし:インデックス
そもそも出番すらなし:神裂・五和・御坂妹ほか多数
本当にこのSSは本編で出番の少ないキャラが優遇されてるな…
148:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/18(火) 08:42:03.89:aUf9Aedi0 (1/1)
それがこのSSの魅力の一つだよな
それがこのSSの魅力の一つだよな
149: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/02(日) 16:44:47.66:sJJLbK7SO (1/1)
やっと復活したから聞ける。
Q1.ホワイトデーでの上条さんはどうするか?
1.サローニャを選ぶ
2.姫神を選ぶ
Q2.何かやって欲しい要望があれば。(但しハーレムエンドはやりません)
大体いつも五人くらいの人がレスをくれてる、と思う。たぶん。
ので、↓5レスまでで投票を。一人1ID、1投票でお願いします。
やっと復活したから聞ける。
Q1.ホワイトデーでの上条さんはどうするか?
1.サローニャを選ぶ
2.姫神を選ぶ
Q2.何かやって欲しい要望があれば。(但しハーレムエンドはやりません)
大体いつも五人くらいの人がレスをくれてる、と思う。たぶん。
ので、↓5レスまでで投票を。一人1ID、1投票でお願いします。
150:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 16:49:10.05:3JtVskRk0 (1/1)
復活おめ!
アンケはサローニャで
あとベイロープとウートのいちゃラブが見たいなぁ
復活おめ!
アンケはサローニャで
あとベイロープとウートのいちゃラブが見たいなぁ
151:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 17:18:34.78:0sadzsoz0 (1/1)
やっと復活したか…
サローニャで
やっと復活したか…
サローニャで
152:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 17:52:44.36:vXPxVcIdo (1/1)
姫神で
姫神で
153:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 19:11:18.54:XL2V597n0 (1/1)
首を長くして待っておりました。
姫神で!
首を長くして待っておりました。
姫神で!
154:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 19:56:26.80:puyz0QaAO (1/1)
姫神で是非!
姫神で是非!
155:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 20:23:57.70:kz7KfAfG0 (1/1)
サローニャでお願いします
サローニャでお願いします
156:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 20:28:22.26:PKFkbkRio (1/1)
サローニャで
サローニャで
157:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/02(日) 21:08:44.54:sxOyWpx70 (1/1)
アンケはサローニャで
要望は特に無いよ
アンケはサローニャで
要望は特に無いよ
158:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 19:33:36.30:GYNjSIH40 (1/1)
155までだから、同票なのか?
まぁ、一応姫神で
155までだから、同票なのか?
まぁ、一応姫神で
159: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/03(月) 21:01:47.74:KWZI/SiSO (1/13)
意外と投票数が多いとは。
↓5レスまでのつもりだったけど、このレスまででカウントします。
>>150から>>158で、
サローニャ5票
姫神秋沙4票
なので、ホワイトデー番外編の上条さんはサローニャを選ぶ。
投票ありがとうございました。
とりあえず番外編、雛祭り。短めだけど。
意外と投票数が多いとは。
↓5レスまでのつもりだったけど、このレスまででカウントします。
>>150から>>158で、
サローニャ5票
姫神秋沙4票
なので、ホワイトデー番外編の上条さんはサローニャを選ぶ。
投票ありがとうございました。
とりあえず番外編、雛祭り。短めだけど。
160:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:02:35.74:KWZI/SiSO (2/13)
〓〓叶え屋〓〓
〓〓叶え屋〓〓
161:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:03:13.11:KWZI/SiSO (3/13)
フレメア「灯りをつけましょ♪」
ウート「ぼんぼりに~♪」
シギン「お花をあげましょ♪桃の花♪」
天井「五人ばやしの♪笛太鼓♪」
「「「「今日はたのしい♪ひな祭り♪」」」」
サンロリヨン(3才サイズ)「……」ちょこん
フレメア「灯りをつけましょ♪」
ウート「ぼんぼりに~♪」
シギン「お花をあげましょ♪桃の花♪」
天井「五人ばやしの♪笛太鼓♪」
「「「「今日はたのしい♪ひな祭り♪」」」」
サンロリヨン(3才サイズ)「……」ちょこん
162:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:03:52.59:KWZI/SiSO (4/13)
サンロリヨン「…突然呼ばれて体を解体《バラ》してくれと言うからやってみれば…」ズーン
サンロリヨン「私にこんな服着せて、」←E:十二単っぽい衣装
サンロリヨン「供物捧げて、」←菱餅と雛霰献上されてる
サンロリヨン「雛壇の一番上に座らせるとはどういうつもりだ貴様ら」ピキピキ
サンロリヨン「…突然呼ばれて体を解体《バラ》してくれと言うからやってみれば…」ズーン
サンロリヨン「私にこんな服着せて、」←E:十二単っぽい衣装
サンロリヨン「供物捧げて、」←菱餅と雛霰献上されてる
サンロリヨン「雛壇の一番上に座らせるとはどういうつもりだ貴様ら」ピキピキ
163:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:04:43.69:KWZI/SiSO (5/13)
ウート「超厚待遇だぜ?」
サンロリヨン「やかましい」
シギン「大丈夫。サンロリヨンちゃんは和服も似合ってて可愛いよ?」
サンロリヨン「サンロリヨンてなんだサンロリヨンて」
天井「すまない、もう一品何か増やした方がよかったか?」アセッ
サンロリヨン「誰が供物が足りんと言った」
サンロリヨン「これにどんな意味がある!一体なんなんだ!?」プンスコ!=3
「「「「だって一番適任だし…」」」」
サンロリヨン「……」
ウート「可愛いしな」
シギン「ね」コクン
天井「ああ」コクン
フレメア「にゃあ」
サンロリヨン「…ふんっ!///」←満更でもない人
:
:
:
ウート「超厚待遇だぜ?」
サンロリヨン「やかましい」
シギン「大丈夫。サンロリヨンちゃんは和服も似合ってて可愛いよ?」
サンロリヨン「サンロリヨンてなんだサンロリヨンて」
天井「すまない、もう一品何か増やした方がよかったか?」アセッ
サンロリヨン「誰が供物が足りんと言った」
サンロリヨン「これにどんな意味がある!一体なんなんだ!?」プンスコ!=3
「「「「だって一番適任だし…」」」」
サンロリヨン「……」
ウート「可愛いしな」
シギン「ね」コクン
天井「ああ」コクン
フレメア「にゃあ」
サンロリヨン「…ふんっ!///」←満更でもない人
:
:
:
164:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:05:51.08:KWZI/SiSO (6/13)
ウート「いやな?フレメアちゃんが雛祭り一回もやったことないって言うからさぁ」ヘラヘラ
シギン「叶え屋さんとしては叶えないわけにはいかない!いかないんだよ!」ビシッ
サンロリヨン「人形使えばいいだろう。もしくはウートガルザロキの幻覚とか…」
ウート「かー!だめだな!お前何もわかっちゃいねぇよ!」アーダメダコリャ!
天井「ああ。こういうのは飾ってこそ、だからな」コクン
シギン「でも、雛祭りって人形飾った後どうするものなの?」
天井「昔、親戚の女の子の家では雛あられや菱餅、ケーキなんかを食べたな」
ウート「へー。人形はいつ片付けんの?」
天井「クリスマスツリーを片付ける時と同じような感じだな」
ウート「…じゃあサンロリヨンさん、明後日まで雛壇にいてもらっても」
サンロリヨン「いいわけないだろうが」
ウート「いやな?フレメアちゃんが雛祭り一回もやったことないって言うからさぁ」ヘラヘラ
シギン「叶え屋さんとしては叶えないわけにはいかない!いかないんだよ!」ビシッ
サンロリヨン「人形使えばいいだろう。もしくはウートガルザロキの幻覚とか…」
ウート「かー!だめだな!お前何もわかっちゃいねぇよ!」アーダメダコリャ!
天井「ああ。こういうのは飾ってこそ、だからな」コクン
シギン「でも、雛祭りって人形飾った後どうするものなの?」
天井「昔、親戚の女の子の家では雛あられや菱餅、ケーキなんかを食べたな」
ウート「へー。人形はいつ片付けんの?」
天井「クリスマスツリーを片付ける時と同じような感じだな」
ウート「…じゃあサンロリヨンさん、明後日まで雛壇にいてもらっても」
サンロリヨン「いいわけないだろうが」
165:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:07:26.36:KWZI/SiSO (7/13)
フレメア「にゃあ……?ダメ?お姉ちゃん……」ウルウル…
サンロリヨン「な、」
フレメア「くーん…」どーする♪アイ○ル~♪
サンロリヨン「…今日一日だけはこうしてるわ」フンッ
フレメア「!」
フレメア「大体、ありがとう!お姉ちゃん!」
サンロリヨン「…ふん///」
フレメア「にゃあ……?ダメ?お姉ちゃん……」ウルウル…
サンロリヨン「な、」
フレメア「くーん…」どーする♪アイ○ル~♪
サンロリヨン「…今日一日だけはこうしてるわ」フンッ
フレメア「!」
フレメア「大体、ありがとう!お姉ちゃん!」
サンロリヨン「…ふん///」
166:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:07:58.49:KWZI/SiSO (8/13)
〓〓学問都市、川原〓〓
〓〓学問都市、川原〓〓
167:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:09:05.35:KWZI/SiSO (9/13)
土御門「じゃあオレ達はひな祭りの原型でもやるか」
舞夏「あにきあにきー?私はもうそんな年じゃないぞー?」
土御門「なーに言ってる。雛壇にお雛様を飾る奴じゃないぞ?」
舞夏「ほー?」
土御門「こーやって、人形を乗せた船を川に流すんだ」
土御門「『流し雛(ながしびな)』といって、『祓い人形』と同様に身の穢れを水に流して清める。」
舞夏「あー、降りかかる災厄を人形に代わってもらうってやつかー」
土御門「そうだ。」
人形「流されていくで候」ドンブラコ
土御門「じゃあオレ達はひな祭りの原型でもやるか」
舞夏「あにきあにきー?私はもうそんな年じゃないぞー?」
土御門「なーに言ってる。雛壇にお雛様を飾る奴じゃないぞ?」
舞夏「ほー?」
土御門「こーやって、人形を乗せた船を川に流すんだ」
土御門「『流し雛(ながしびな)』といって、『祓い人形』と同様に身の穢れを水に流して清める。」
舞夏「あー、降りかかる災厄を人形に代わってもらうってやつかー」
土御門「そうだ。」
人形「流されていくで候」ドンブラコ
168:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:09:53.41:KWZI/SiSO (10/13)
土御門(…こんな気休めでも。少しでも舞夏に降りかかる何かを祓える事ができれば……)
舞夏「おー、どんどん流れていくなー」
土御門(頼む、流し雛。お前で足りなきゃオレにも肩代わりさせろ。)
土御門(…こんな気休めでも。少しでも舞夏に降りかかる何かを祓える事ができれば……)
舞夏「おー、どんどん流れていくなー」
土御門(頼む、流し雛。お前で足りなきゃオレにも肩代わりさせろ。)
169:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:10:22.08:KWZI/SiSO (11/13)
だから。
土御門(舞夏にだけは。何にも悪い事が起きませんように。)
だから。
土御門(舞夏にだけは。何にも悪い事が起きませんように。)
170:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:10:53.78:KWZI/SiSO (12/13)
――――河原にて。兄は妹を想い、人形に願いを託す。
――――河原にて。兄は妹を想い、人形に願いを託す。
171: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/03(月) 21:13:09.63:KWZI/SiSO (13/13)
終わり。ただ、姫神さんは今後の本編で大活躍してくれます。
ので、姫神派の人は気を落とさずに。
終わり。ただ、姫神さんは今後の本編で大活躍してくれます。
ので、姫神派の人は気を落とさずに。
172:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:32:35.62:DwD7nezT0 (1/1)
乙乙
上サロわっふるわっふる!
乙乙
上サロわっふるわっふる!
173:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 21:53:14.76:0veb0A+i0 (1/1)
姫神さんの大活躍・・・・・・
やべえ、どんなスーパーバトルよりすごいことになりそう。
姫神さんの大活躍・・・・・・
やべえ、どんなスーパーバトルよりすごいことになりそう。
174:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/03(月) 22:07:08.82:FyE7Otq90 (1/1)
秋沙ちゃんの大活躍…
太陽神比売神になって無双か…!
体が暖かくなるな
秋沙ちゃんの大活躍…
太陽神比売神になって無双か…!
体が暖かくなるな
175:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/04(火) 03:22:20.13:zzyHYeGf0 (1/1)
最後の土御門に泣いた
姫神が大活躍するって聞いて更に泣いた
最後の土御門に泣いた
姫神が大活躍するって聞いて更に泣いた
176:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/04(火) 09:22:05.98:qo0Kr2oRo (1/2)
投票が引き延ばしになるとは…
せっかく姫神の票が多く入ったと思って安心していたのに予想外だ
投票が引き延ばしになるとは…
せっかく姫神の票が多く入ったと思って安心していたのに予想外だ
177:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/04(火) 09:30:57.94:QdGukPIK0 (1/1)
>>176
まぁそう言うなって
自分も↓5の範囲内で姫神に入れてたから少し残念だけど、>>1が延長したんだから仕方ないさ
>>176
まぁそう言うなって
自分も↓5の範囲内で姫神に入れてたから少し残念だけど、>>1が延長したんだから仕方ないさ
178:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/04(火) 16:14:24.56:yPLsS6ei0 (1/1)
まあそういうな
俺もすでに終わってたから投票しなかったクチだが、ssでは1がルールだから仕方ないよ
とはいえ、急にでてきたキャラに、同年代として一二を争うほど長い時間を過ごし頑張ってきたきた秋沙が負けてしまうのはなんというか悲しいところもあるがな…
まあそういうな
俺もすでに終わってたから投票しなかったクチだが、ssでは1がルールだから仕方ないよ
とはいえ、急にでてきたキャラに、同年代として一二を争うほど長い時間を過ごし頑張ってきたきた秋沙が負けてしまうのはなんというか悲しいところもあるがな…
179:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/04(火) 16:58:45.71:qo0Kr2oRo (2/2)
もう既に5票が投票されたにも関わらず、後だしした人達の意見の方が通るというのは何かなぁ…
本編で姫神が活躍してくれるのは嬉しいけど、それはそれで別の話だし…
もう既に5票が投票されたにも関わらず、後だしした人達の意見の方が通るというのは何かなぁ…
本編で姫神が活躍してくれるのは嬉しいけど、それはそれで別の話だし…
180:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/06(木) 00:37:14.25:3j9dRe1M0 (1/1)
まてまて、「番外編で」サローニャを選ぶと決まっただけで、
本編では姫神がメインヒロインに昇格という可能性もあるじゃないか。
まてまて、「番外編で」サローニャを選ぶと決まっただけで、
本編では姫神がメインヒロインに昇格という可能性もあるじゃないか。
181:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/06(木) 12:14:59.56:H2o8/NVt0 (1/1)
やったね秋沙!番外編<本編だから得したよ!
でもそうなると番外編の世界は本編の平行世界になるわけで
やったね秋沙!番外編<本編だから得したよ!
でもそうなると番外編の世界は本編の平行世界になるわけで
182: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/08(土) 00:03:17.27:SMqbgJVSO (1/135)
基本>>1はその日その時の気分で書きたい事を書きます。やります。
やっと、このスレ初めての本編の続き。
基本>>1はその日その時の気分で書きたい事を書きます。やります。
やっと、このスレ初めての本編の続き。
183:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:03:52.62:SMqbgJVSO (2/135)
〓〓常盤台中学女子寮208号室〓〓
〓〓常盤台中学女子寮208号室〓〓
184:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:04:42.25:SMqbgJVSO (3/135)
~そういえばこういう時絶対猪突猛進していくミコっちゃんは~
御坂「ヤハハハハ!!」
御坂「最大電圧!10億V放電《ヴァーリー》!!」バリバリバリ!!
御坂「"超電磁砲"!!!10!連!!射ァァアァア!!!」チュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーン!!!!
御坂「"雷撃の槍"!!!」ズガーン!!!
御坂「"誘導加熱の原理"で物体の加熱!」ジュー!
御坂「砂鉄の剣!」ズバ!ズバ!
御坂「金属を磁力で操ってぶつけるっ!」ズガーン!
御坂「電子ロックに干渉、開錠!!」ガチャ!
御坂「私自身に電磁加速を+して一時的な走力向上!!」タタタタ!
御坂「電磁力で空中浮翌遊!」フーワフーワ
御坂「空気中の水分子をブースターにして飛行―――!!」バッサバッサ!
御坂「ぜぇ、ぜぇぜぇ………」
寮の壁「あ、自分無傷っす。」
~そういえばこういう時絶対猪突猛進していくミコっちゃんは~
御坂「ヤハハハハ!!」
御坂「最大電圧!10億V放電《ヴァーリー》!!」バリバリバリ!!
御坂「"超電磁砲"!!!10!連!!射ァァアァア!!!」チュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーンチュドーン!!!!
御坂「"雷撃の槍"!!!」ズガーン!!!
御坂「"誘導加熱の原理"で物体の加熱!」ジュー!
御坂「砂鉄の剣!」ズバ!ズバ!
御坂「金属を磁力で操ってぶつけるっ!」ズガーン!
御坂「電子ロックに干渉、開錠!!」ガチャ!
御坂「私自身に電磁加速を+して一時的な走力向上!!」タタタタ!
御坂「電磁力で空中浮翌遊!」フーワフーワ
御坂「空気中の水分子をブースターにして飛行―――!!」バッサバッサ!
御坂「ぜぇ、ぜぇぜぇ………」
寮の壁「あ、自分無傷っす。」
185:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:05:35.91:SMqbgJVSO (4/135)
_--―---、_
/ _--ニ二二ヽ
/ _-⌒ヽノ`ミ、
/ / _イ\ /入ヾ
/ //-"_ ll′/」}
イリ/ ∠ ヾI|レ" ヾ
/ リ/ui{_ ゚}I|{_ ゚}
i/uuヾく_ノ||ゞ-イ
、|| u _〉〉 |
ヾ| r- `∪∪ィ}|
-}| /r"T丁 ̄| ̄l||※みこっちゃん
}(| ,イ |_L_|_l||
ハ | i L/ _ノノ∥
|| |Y/ -┴"" ∥
|| 仁レ ̄ ̄ヾ、 ∥
|l「]、 ヾ>∥
|l 「ヽ }H∥
| |ヽ「ヽ__ノj-∥
| |\`[`T"""T"ノ|
| | \  ̄ ̄ ̄ /
| | `-――′
_--―---、_
/ _--ニ二二ヽ
/ _-⌒ヽノ`ミ、
/ / _イ\ /入ヾ
/ //-"_ ll′/」}
イリ/ ∠ ヾI|レ" ヾ
/ リ/ui{_ ゚}I|{_ ゚}
i/uuヾく_ノ||ゞ-イ
、|| u _〉〉 |
ヾ| r- `∪∪ィ}|
-}| /r"T丁 ̄| ̄l||※みこっちゃん
}(| ,イ |_L_|_l||
ハ | i L/ _ノノ∥
|| |Y/ -┴"" ∥
|| 仁レ ̄ ̄ヾ、 ∥
|l「]、 ヾ>∥
|l 「ヽ }H∥
| |ヽ「ヽ__ノj-∥
| |\`[`T"""T"ノ|
| | \  ̄ ̄ ̄ /
| | `-――′
186:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:06:07.51:SMqbgJVSO (5/135)
御坂「何で部屋から出られないのよ―――!!!?」チクショォォォオォ!!
現在の常盤台中学女子寮→絶縁体効果と耐熱効果を持つ未元物質でフルコーティング。
――閉じ込められていた。
御坂「何で部屋から出られないのよ―――!!!?」チクショォォォオォ!!
現在の常盤台中学女子寮→絶縁体効果と耐熱効果を持つ未元物質でフルコーティング。
――閉じ込められていた。
187:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:06:55.88:SMqbgJVSO (6/135)
~VS・上条当麻~
~VS・上条当麻~
188:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:09:08.68:SMqbgJVSO (7/135)
「ほらよ」
監禁していた檻と樹が消え、上条は地に降ろされた。
「ありがとな垣根」
礼をいって、宙に浮かぶ垣根を見上げる。
「礼はいい。それよか早く行こうぜ。一度でいいから、"友達"を助けてみたかったんだ」
一切裏が無さそうな、屈託のない純粋な笑顔。そして、『友達』を強調する垣根。
「…そっか」
今までの話の内容からなんとなく垣根のバックボーンは察せる。
……普通、『友達になろう』なんて言葉で友達にはならない。
もし、それで『はい、私とあなたは今から友達です』となれるとするなら。
その人には本当に今まで友達が居なかったか、言われた側に『そういった人』を受け入れられる器があるか、
……もしくは。
「さ、行こう。お前の大事な奴を助けに。」
――――騙そうとしているか、だ。
「ほらよ」
監禁していた檻と樹が消え、上条は地に降ろされた。
「ありがとな垣根」
礼をいって、宙に浮かぶ垣根を見上げる。
「礼はいい。それよか早く行こうぜ。一度でいいから、"友達"を助けてみたかったんだ」
一切裏が無さそうな、屈託のない純粋な笑顔。そして、『友達』を強調する垣根。
「…そっか」
今までの話の内容からなんとなく垣根のバックボーンは察せる。
……普通、『友達になろう』なんて言葉で友達にはならない。
もし、それで『はい、私とあなたは今から友達です』となれるとするなら。
その人には本当に今まで友達が居なかったか、言われた側に『そういった人』を受け入れられる器があるか、
……もしくは。
「さ、行こう。お前の大事な奴を助けに。」
――――騙そうとしているか、だ。
189:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:11:49.84:SMqbgJVSO (8/135)
「…そうだ、上条。俺がお前を抱えて飛んでやるよ。ほら、その方が"色々と"早いだろ?」
垣根はアルカイックスマイルを浮かべてそんな事を提案してきた。
「じゃあ、頼むよ」
「おう。…っと、お前、その右手は何かで包んでおいてくれよ?」
「あ、ああ。そうだな。」
・
・
・
「どうだ?上条。空の旅は」
「すげー怖い」
天使に抱えられた上条は学園都市の空を滑空していた。
「はは、じきに恐くなくなる」
「そうか?」
「ああ。あ、そうだ。俺の『友達』である上条に教えとくとな、俺はお前を殺さずに足止めする役目が与えられていたんだ。」
「足止め?」
「ああ。どうも"代表個体"はお前を殺す気はなかったらしい。そういう指示だったからっつってた。」
「…指示?誰から?」
「スレーヴ個体の俺じゃ、それはわかんねぇ。俺も代表個体から指示されただけだしな」
「じゃ、そいつに話を聞きにいけば…」
「そうだな、このバカ騒ぎも終息する。」
「…そうだ、上条。俺がお前を抱えて飛んでやるよ。ほら、その方が"色々と"早いだろ?」
垣根はアルカイックスマイルを浮かべてそんな事を提案してきた。
「じゃあ、頼むよ」
「おう。…っと、お前、その右手は何かで包んでおいてくれよ?」
「あ、ああ。そうだな。」
・
・
・
「どうだ?上条。空の旅は」
「すげー怖い」
天使に抱えられた上条は学園都市の空を滑空していた。
「はは、じきに恐くなくなる」
「そうか?」
「ああ。あ、そうだ。俺の『友達』である上条に教えとくとな、俺はお前を殺さずに足止めする役目が与えられていたんだ。」
「足止め?」
「ああ。どうも"代表個体"はお前を殺す気はなかったらしい。そういう指示だったからっつってた。」
「…指示?誰から?」
「スレーヴ個体の俺じゃ、それはわかんねぇ。俺も代表個体から指示されただけだしな」
「じゃ、そいつに話を聞きにいけば…」
「そうだな、このバカ騒ぎも終息する。」
190:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:15:00.37:SMqbgJVSO (9/135)
「そいつはどこにいるんだ?」
「学園都市上空に能力で国を作ったんだけどよ、そこにいる。」
「…嘘言ってないか?」
「残念ながら、本当だ。俺は垣根帝督の『純粋さ』と『好奇心』を多く受け継いでいるから、真実しか話せない個体だしな」
「?よくわかんないけど、それはまた不便だな」
「んー、あまり不便とは思わねぇな。真実しか話せないなら、話さなきゃいいんだから」
「なるほど」
「ま、だからそんな風に俺を作りやがった代表個体への嫌がらせって気持ちも含めて『上条当麻の足止め』を止めたわけだ」
「おいおい…」
「いやいや、一番は上条の『友達になろう』って言葉に心打たれてだぜ?」
「そっか。」
「あ、そういえばさ。上条」
「なんだよ」
「俺さ、もし友達ができたら一回やってみたかった事があるんだけど」
「へぇ?何だ?」
「友達を裏切ること。」
「…へ?――――――――
―――――――あまりにも自然すぎて。自分が垣根から手を放された事に気づいたのは、落下し始めてから数秒後だった。
「そいつはどこにいるんだ?」
「学園都市上空に能力で国を作ったんだけどよ、そこにいる。」
「…嘘言ってないか?」
「残念ながら、本当だ。俺は垣根帝督の『純粋さ』と『好奇心』を多く受け継いでいるから、真実しか話せない個体だしな」
「?よくわかんないけど、それはまた不便だな」
「んー、あまり不便とは思わねぇな。真実しか話せないなら、話さなきゃいいんだから」
「なるほど」
「ま、だからそんな風に俺を作りやがった代表個体への嫌がらせって気持ちも含めて『上条当麻の足止め』を止めたわけだ」
「おいおい…」
「いやいや、一番は上条の『友達になろう』って言葉に心打たれてだぜ?」
「そっか。」
「あ、そういえばさ。上条」
「なんだよ」
「俺さ、もし友達ができたら一回やってみたかった事があるんだけど」
「へぇ?何だ?」
「友達を裏切ること。」
「…へ?――――――――
―――――――あまりにも自然すぎて。自分が垣根から手を放された事に気づいたのは、落下し始めてから数秒後だった。
191:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:15:47.31:SMqbgJVSO (10/135)
「ありがとな、上条。俺と友達になってくれて。」
何の邪気もない、朗らかな天使の微笑み。
「嬉しかったぜ。だから、その友情に殺されてくれ」
それは、真っ白な殺意だった。
別に、憎いから殺すわけじゃない。
"代表個体"への反逆心から殺すわけでもない。
・・・・・・・・・・・
特に理由なんてなかった。
しいていうならば、「前から殺ってみたかったから」殺っただけ。
嘘は言っていない。"足止め"をやめて殺すことにしただけ。
だけど、ただ殺すのはつまらない。だから前からやってみたかった"裏切る"という形で殺すことにした。
そんな、子供のような。
「ありがとな、上条。俺と友達になってくれて。」
何の邪気もない、朗らかな天使の微笑み。
「嬉しかったぜ。だから、その友情に殺されてくれ」
それは、真っ白な殺意だった。
別に、憎いから殺すわけじゃない。
"代表個体"への反逆心から殺すわけでもない。
・・・・・・・・・・・
特に理由なんてなかった。
しいていうならば、「前から殺ってみたかったから」殺っただけ。
嘘は言っていない。"足止め"をやめて殺すことにしただけ。
だけど、ただ殺すのはつまらない。だから前からやってみたかった"裏切る"という形で殺すことにした。
そんな、子供のような。
192:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:17:19.67:SMqbgJVSO (11/135)
「―――――!?―――――――!!!」
「え?わりぃ。何言ってんのかわかんねーわ」
ハハハ、と笑って。
「言ったろ。俺は、『純粋さ』と『好奇心』を多く受け継いだ『垣根帝督』。」
「純粋な殺意や純粋な悪意って言い換えてもいい。あー…ほら、アレだ、アレに似てる。」
「小さい頃、蟻を見つけてはちぎったり、踏み潰したりとかしなかったか?」
「あーいう、"好奇心"だよ」
地表まで後3m。
そして、上条当麻は三回目の死を迎え。
「―――――!?―――――――!!!」
「え?わりぃ。何言ってんのかわかんねーわ」
ハハハ、と笑って。
「言ったろ。俺は、『純粋さ』と『好奇心』を多く受け継いだ『垣根帝督』。」
「純粋な殺意や純粋な悪意って言い換えてもいい。あー…ほら、アレだ、アレに似てる。」
「小さい頃、蟻を見つけてはちぎったり、踏み潰したりとかしなかったか?」
「あーいう、"好奇心"だよ」
地表まで後3m。
そして、上条当麻は三回目の死を迎え。
193:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:18:01.02:SMqbgJVSO (12/135)
「させない。」
「させない。」
194:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:20:07.06:SMqbgJVSO (13/135)
――――ることはなかった。
ビュァオ!!!
突風。上条当麻はその大きな風の塊に抱かれ、ゆっくり降下する。
いったい、誰が。こんな事ができる知り合いなんて心当たりがない。
目線を下に向け、驚いた。
そこにいたのは、一人の少女。
「お待たせ。当麻くん。ケガはない?」
こちらへ歩いてくる声の主は、かつて自分が救った黒髪の少女。
「助けに来たよ。」
腕を組み、ニッコリ微笑む彼女の表情には。
光と自信が満ち溢れていた。
思わず、少女の名前を呼ぶ。
「秋、沙。」
――――ることはなかった。
ビュァオ!!!
突風。上条当麻はその大きな風の塊に抱かれ、ゆっくり降下する。
いったい、誰が。こんな事ができる知り合いなんて心当たりがない。
目線を下に向け、驚いた。
そこにいたのは、一人の少女。
「お待たせ。当麻くん。ケガはない?」
こちらへ歩いてくる声の主は、かつて自分が救った黒髪の少女。
「助けに来たよ。」
腕を組み、ニッコリ微笑む彼女の表情には。
光と自信が満ち溢れていた。
思わず、少女の名前を呼ぶ。
「秋、沙。」
195:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:20:34.02:SMqbgJVSO (14/135)
~ウートガルザロキ~
~ウートガルザロキ~
196:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:21:47.98:SMqbgJVSO (15/135)
ウート「ごっふぇ、おふぅ……」フラフラ
ベイロープ「だ、大丈夫?ウートくん」サスサス
ウート「だ、大丈夫大丈夫。大丈ぼらろろれれ」つエチケット袋⊂
ベイロープ「今、回復魔術をかけるわね?」イソイソ
ウート「悪い…ボロロロ」
:
:
:
ウート「ごっふぇ、おふぅ……」フラフラ
ベイロープ「だ、大丈夫?ウートくん」サスサス
ウート「だ、大丈夫大丈夫。大丈ぼらろろれれ」つエチケット袋⊂
ベイロープ「今、回復魔術をかけるわね?」イソイソ
ウート「悪い…ボロロロ」
:
:
:
197:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:22:15.47:SMqbgJVSO (16/135)
〓〓『叶え屋』が置いてあったとこ〓〓
〓〓『叶え屋』が置いてあったとこ〓〓
198:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:23:54.74:SMqbgJVSO (17/135)
ウート「」
ガラーン…
ベイロープ「…あの、ウートくん。ホントにここ?」
ウート「ああ、間違いはねぇんだけど……」
ウート「…車がない…」ズーン
ベイロープ「どこに移動したのかしらね」フム
ウート「避難したか、あのわけわからん白いのに飲まれたのか…」
ベイロープ「探知魔術使う?」
ウート「いやぁ、使ってもたぶん無駄じゃねぇかな。アレ、特別仕様だからさ」
ウート「"神隠し"系のと、"魔翌力封緘"系とか使ってるし…
たぶん、"魔術使用痕跡"を検索条件にしても"霊装"を検索条件にしてもひっかからねぇと思うわ。」
ベイロープ「ふぅん。よく施せたわね、それ…それぞれ使った術式の宗派や学派とか絶対違うだろうし…」
ベイロープ「伝承同士の調和とかすごく難しかったんじゃない?」
ウート「だろね。いや俺が作ったんじゃなくて、業者(つっちー)に任せたから知らねぇんだけどさ。」
ベイロープ「何者よその人…」
ウート「」
ガラーン…
ベイロープ「…あの、ウートくん。ホントにここ?」
ウート「ああ、間違いはねぇんだけど……」
ウート「…車がない…」ズーン
ベイロープ「どこに移動したのかしらね」フム
ウート「避難したか、あのわけわからん白いのに飲まれたのか…」
ベイロープ「探知魔術使う?」
ウート「いやぁ、使ってもたぶん無駄じゃねぇかな。アレ、特別仕様だからさ」
ウート「"神隠し"系のと、"魔翌力封緘"系とか使ってるし…
たぶん、"魔術使用痕跡"を検索条件にしても"霊装"を検索条件にしてもひっかからねぇと思うわ。」
ベイロープ「ふぅん。よく施せたわね、それ…それぞれ使った術式の宗派や学派とか絶対違うだろうし…」
ベイロープ「伝承同士の調和とかすごく難しかったんじゃない?」
ウート「だろね。いや俺が作ったんじゃなくて、業者(つっちー)に任せたから知らねぇんだけどさ。」
ベイロープ「何者よその人…」
199:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:25:08.65:SMqbgJVSO (18/135)
ウート「ま、嘆いても仕方ねぇな。アレから逃げつつ、足で探すしかねぇわ」
ベイロープ「OK、それなら私に任せて!」
ベイロープ「私の『鋼の手袋』で移動して探しましょうか」つ―⊆∈
ベイロープ「さ、後ろから私に抱きついて…?///」
ウート「あいあい。」ダキッ
ベイロープ「~~////」ドキドキドキドキ
ウート「…ベルちゃーん?行っていいよ?」
ベイロープ「はっ、ごめんごめん!////」
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!!
ウート「ま、嘆いても仕方ねぇな。アレから逃げつつ、足で探すしかねぇわ」
ベイロープ「OK、それなら私に任せて!」
ベイロープ「私の『鋼の手袋』で移動して探しましょうか」つ―⊆∈
ベイロープ「さ、後ろから私に抱きついて…?///」
ウート「あいあい。」ダキッ
ベイロープ「~~////」ドキドキドキドキ
ウート「…ベルちゃーん?行っていいよ?」
ベイロープ「はっ、ごめんごめん!////」
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!!
200:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:25:40.78:SMqbgJVSO (19/135)
~サンドリヨン、シギン~
~サンドリヨン、シギン~
201:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:26:54.50:SMqbgJVSO (20/135)
サンドリヨン「ここでまごまごしていても仕方ない。とりあえず移動しよう」
シギン「うん…ん?」チラッ
ベイロープ「そういえば。ウートくんはこれくらいのスピードなら大丈夫なの?」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!
ベイロープ「ほら、音速で吐いてたじゃない?」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
ウート「ああ、つかアレが異常なだけで、俺普通の乗り物は大丈夫なんだよね。気を使ってくれてありがとな」
シギン「ウートガルザロキ!?」
シギン(――と誰アレ?)
サンドリヨン「? 知り合いか?」
サンドリヨン「ここでまごまごしていても仕方ない。とりあえず移動しよう」
シギン「うん…ん?」チラッ
ベイロープ「そういえば。ウートくんはこれくらいのスピードなら大丈夫なの?」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!
ベイロープ「ほら、音速で吐いてたじゃない?」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
ウート「ああ、つかアレが異常なだけで、俺普通の乗り物は大丈夫なんだよね。気を使ってくれてありがとな」
シギン「ウートガルザロキ!?」
シギン(――と誰アレ?)
サンドリヨン「? 知り合いか?」
202:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:27:20.93:SMqbgJVSO (21/135)
~合流。ビルの屋上~
~合流。ビルの屋上~
203:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:28:26.53:SMqbgJVSO (22/135)
ウート「シギーン!無事だったんだな!心配したぜ!」ダキッ
シギン「っ///う、ウートガルザロキっ?皆見てる、から…っ////」はうう
ベイロープ「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サンドリヨン「ふおっ?!」ビクッ
ベイロープ(デート中断の理由はこの人、か。)ギリッ
?「おい」
「「「?!」」」バッ
黒垣根(スレーヴ個体)「テメェら、学園都市の人間じゃねぇな?悪りぃが、ちょっと拘束させてもらうぜ」バサァ
サンドリヨン「っち!まさかあの白いのを産み出したやつか?!『魔法使いのお婆さ――」
ウート「待った。」
サンドリヨン「?」
ウート「俺がやるわ。」
キン!
黒垣根(スレーヴ個体)「あ?テメェ俺を舐めてん――――
―――――――――
―――――――――――――
――――――――――――――――――
ウート「シギーン!無事だったんだな!心配したぜ!」ダキッ
シギン「っ///う、ウートガルザロキっ?皆見てる、から…っ////」はうう
ベイロープ「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サンドリヨン「ふおっ?!」ビクッ
ベイロープ(デート中断の理由はこの人、か。)ギリッ
?「おい」
「「「?!」」」バッ
黒垣根(スレーヴ個体)「テメェら、学園都市の人間じゃねぇな?悪りぃが、ちょっと拘束させてもらうぜ」バサァ
サンドリヨン「っち!まさかあの白いのを産み出したやつか?!『魔法使いのお婆さ――」
ウート「待った。」
サンドリヨン「?」
ウート「俺がやるわ。」
キン!
黒垣根(スレーヴ個体)「あ?テメェ俺を舐めてん――――
―――――――――
―――――――――――――
――――――――――――――――――
204:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:28:53.21:SMqbgJVSO (23/135)
~沈め、深海へ~
~沈め、深海へ~
205:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:32:27.84:SMqbgJVSO (24/135)
ドプン。
ドプン。
206:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:33:08.02:SMqbgJVSO (25/135)
…冷たい。世界が青一色に変化した。
ゴポリ。口から気泡が漏れる。
生存本能が「今すぐ息を止めなければならない」と叫ぶ。
そいつの言う通りにしてよかった。
気づけば俺は、海の中で揺蕩っていた。
ぽこり。
また一つ、気泡が吐き出された。
……あれ。俺は、何をしていたんだっけ。
頭上では白い光が海面を照らしている。
上がらなければ。
このままじゃ溺れ死んじまう。
………いや、それもいいかもしれない。
それに、水の中ってのは存外気持ちがいい。
「生物の原初」、「母なる海」。そんなフレーズをふと思い出す。
そりゃ気持ちいいわけだわ。
そんな風に、一人納得して。
沈んでいく。
沈んでいく。
沈んでいく。
…冷たい。世界が青一色に変化した。
ゴポリ。口から気泡が漏れる。
生存本能が「今すぐ息を止めなければならない」と叫ぶ。
そいつの言う通りにしてよかった。
気づけば俺は、海の中で揺蕩っていた。
ぽこり。
また一つ、気泡が吐き出された。
……あれ。俺は、何をしていたんだっけ。
頭上では白い光が海面を照らしている。
上がらなければ。
このままじゃ溺れ死んじまう。
………いや、それもいいかもしれない。
それに、水の中ってのは存外気持ちがいい。
「生物の原初」、「母なる海」。そんなフレーズをふと思い出す。
そりゃ気持ちいいわけだわ。
そんな風に、一人納得して。
沈んでいく。
沈んでいく。
沈んでいく。
207:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:34:09.85:SMqbgJVSO (26/135)
深く、奥底へ。暗くて冷たい、辛いことも何もない"無"の世界へ。
それは、なんだか酷く甘美な響きだ。
緩やかな死。
甘き死よ、来たれ。
…"生"を象徴する光が、小さくなっていく。
ひょっとしたら。今すぐ足掻けばまだ間に合うのかもしれない
「でも、まぁ、いいかな」
もがく事も、動く事も、生きる事も。もっと言えば、息をする事すらも。
めんどくさい。
このままフッと死んでしまえるなら、それもいいかなと思う。
俺は目を閉じた。
落ちていく。
墜ちていく。
堕ちていく。
深く。暗く。静かな場所へ。
緩やかに。
そして。意識が、途絶え――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――――
―――――
深く、奥底へ。暗くて冷たい、辛いことも何もない"無"の世界へ。
それは、なんだか酷く甘美な響きだ。
緩やかな死。
甘き死よ、来たれ。
…"生"を象徴する光が、小さくなっていく。
ひょっとしたら。今すぐ足掻けばまだ間に合うのかもしれない
「でも、まぁ、いいかな」
もがく事も、動く事も、生きる事も。もっと言えば、息をする事すらも。
めんどくさい。
このままフッと死んでしまえるなら、それもいいかなと思う。
俺は目を閉じた。
落ちていく。
墜ちていく。
堕ちていく。
深く。暗く。静かな場所へ。
緩やかに。
そして。意識が、途絶え――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――――
―――――
208:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:36:39.76:SMqbgJVSO (27/135)
黒垣根(スレーヴ個体)「ゴボッ…ごぼぶ…」
黒垣根(スレーヴ個体)「ごぶっ………」バタッ…
ベイロープ「何?今の…まさか、"溺れた"の?」
ウート「そだね」ヘラヘラ
シギン「ウートガルザロキも大概チートだよね」ウン
サンドリヨン「すごいな…一体どんな術式を」
ウート「あー、うん。ま、"企業秘密"ってことで。」ヘラヘラ。
ベイロープ「こいつはどうする?」
シギン「ふむ。今のうちに手足を折って、貯水タンクに詰めておくべき、と『助言』しよう」
ベイロープ「」
:
:
:
黒垣根(スレーヴ個体)「ゴボッ…ごぼぶ…」
黒垣根(スレーヴ個体)「ごぶっ………」バタッ…
ベイロープ「何?今の…まさか、"溺れた"の?」
ウート「そだね」ヘラヘラ
シギン「ウートガルザロキも大概チートだよね」ウン
サンドリヨン「すごいな…一体どんな術式を」
ウート「あー、うん。ま、"企業秘密"ってことで。」ヘラヘラ。
ベイロープ「こいつはどうする?」
シギン「ふむ。今のうちに手足を折って、貯水タンクに詰めておくべき、と『助言』しよう」
ベイロープ「」
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209:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:39:07.38:SMqbgJVSO (28/135)
黒垣根(スレーヴ個体)「」チーン←手足折られて、顔だけ出した状態で貯水タンクに詰められた
シギン「ところで。聞きたかったんだけど…あなたはだぁれ?」
ベイロープ「ベイロープ。魔術師よ」つ
ベイロープ「…っと。あなたにはこちらの手で握手させてもらうわ」つ
シギン(?なんで私には左手で握手なんだろ)つ
ベイロープ「ところで…この騒ぎはなんなの?」
かくかくしかじか。
ウート「んだよ、結局、何にもわかんねぇってことかよ」
シギン「む。私達は私達で大変だった。大変だったんだよ?ウートガルザロキ。」ムスー
ウート「ああ、悪かった。しっかし、どうすっかね」
ウート「あまっちや車がどうなったのかわかりゃしねぇし…」
シギン「…なら、手分けして探さない?
さっきみたいにベイロープちゃんとウートガルザロキ、サンドリヨンちゃんと私で組むの。」
シギン「あとは木原くんと車を見つけて学園都市から出ればいい…と『助言』しよう」
ウート「かねぇ。できれば、まだ学園都市にいたかったんだけどなー」
ベイロープ「決まりね」
サンドリヨン「私は手伝うとは言ってない」プイ
シギン「…サンドリヨンちゃんを組み立ててあげたの誰だったっけー?」
サンドリヨン「アレはお前が勝手にやったんだろうが」
シギン「ひどい。ひどいよサンドリヨンちゃん!サンドリヨンちゃんはロクに恩も返さない人なんだね!」およよ…
サンドリヨン「貴様…」ピキピキ
ウート「ぢー」ジー
サンドリヨン「…なんだその目は」
ベイロープ「ぢー」ジー
サンドリヨン「やめろその目は」
シギン「ぢー。」ジー
サンドリヨン「ああああもぉおおお!!!」モダモダ
サンドリヨン「わかった!わかった!手伝う!但し、それでチャラだから!」
シギン(ふぅ。だったら最初から駄々をこねないでほしい。ほしいよ)フーヤレヤレ
:
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黒垣根(スレーヴ個体)「」チーン←手足折られて、顔だけ出した状態で貯水タンクに詰められた
シギン「ところで。聞きたかったんだけど…あなたはだぁれ?」
ベイロープ「ベイロープ。魔術師よ」つ
ベイロープ「…っと。あなたにはこちらの手で握手させてもらうわ」つ
シギン(?なんで私には左手で握手なんだろ)つ
ベイロープ「ところで…この騒ぎはなんなの?」
かくかくしかじか。
ウート「んだよ、結局、何にもわかんねぇってことかよ」
シギン「む。私達は私達で大変だった。大変だったんだよ?ウートガルザロキ。」ムスー
ウート「ああ、悪かった。しっかし、どうすっかね」
ウート「あまっちや車がどうなったのかわかりゃしねぇし…」
シギン「…なら、手分けして探さない?
さっきみたいにベイロープちゃんとウートガルザロキ、サンドリヨンちゃんと私で組むの。」
シギン「あとは木原くんと車を見つけて学園都市から出ればいい…と『助言』しよう」
ウート「かねぇ。できれば、まだ学園都市にいたかったんだけどなー」
ベイロープ「決まりね」
サンドリヨン「私は手伝うとは言ってない」プイ
シギン「…サンドリヨンちゃんを組み立ててあげたの誰だったっけー?」
サンドリヨン「アレはお前が勝手にやったんだろうが」
シギン「ひどい。ひどいよサンドリヨンちゃん!サンドリヨンちゃんはロクに恩も返さない人なんだね!」およよ…
サンドリヨン「貴様…」ピキピキ
ウート「ぢー」ジー
サンドリヨン「…なんだその目は」
ベイロープ「ぢー」ジー
サンドリヨン「やめろその目は」
シギン「ぢー。」ジー
サンドリヨン「ああああもぉおおお!!!」モダモダ
サンドリヨン「わかった!わかった!手伝う!但し、それでチャラだから!」
シギン(ふぅ。だったら最初から駄々をこねないでほしい。ほしいよ)フーヤレヤレ
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210:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:40:29.58:SMqbgJVSO (29/135)
シギン「じゃあ、『助言』するね?」
※全テの学園都市MAPを参考にするとわかりやすいかもしれませんの
シギン「木原くんと『叶え屋』がロストしたのは第7学区。学園都市の中央付近。」
シギン「もし木原くんが生きているなら、車で学園都市の外壁を目指しているはず。」
シギン「でも、車に組まれている術式のせいで、車自体は私かウートガルザロキが直接見ないと見つけられない。」
シギン「だから、ウートガルザロキはサンドリヨンちゃんと。私はベイロープちゃんとお互いの死角や行動範囲外をカバーするように移動して探す。」
シギン「そして、ロストした場所から外壁へ真っ直ぐ向かうならば、第10学区を目指すはず。」
シギン「第二候補のルートとして、第15学区から行く道と第22学区を行く道があるから、途中までは一緒に行こう。」
サンドリヨン「見つからなかった場合は?」
シギン「諦める」キッパリ
ウート「うぉい」ビシッ
シギン「だって…あの白いのの侵食スピードとか、『木原くんが生きてたとしたらかかる移動時間』とかを考えても。」
シギン「もし、このルートを通ってないなら木原くんは絶対助からないよ?」
シギン「それこそ、あの白いのを一時的にでも粗方消し飛ばすような人でもいない限りはね」
ウート「消し飛ばす、ねぇ…」
シギン「じゃあ、『助言』するね?」
※全テの学園都市MAPを参考にするとわかりやすいかもしれませんの
シギン「木原くんと『叶え屋』がロストしたのは第7学区。学園都市の中央付近。」
シギン「もし木原くんが生きているなら、車で学園都市の外壁を目指しているはず。」
シギン「でも、車に組まれている術式のせいで、車自体は私かウートガルザロキが直接見ないと見つけられない。」
シギン「だから、ウートガルザロキはサンドリヨンちゃんと。私はベイロープちゃんとお互いの死角や行動範囲外をカバーするように移動して探す。」
シギン「そして、ロストした場所から外壁へ真っ直ぐ向かうならば、第10学区を目指すはず。」
シギン「第二候補のルートとして、第15学区から行く道と第22学区を行く道があるから、途中までは一緒に行こう。」
サンドリヨン「見つからなかった場合は?」
シギン「諦める」キッパリ
ウート「うぉい」ビシッ
シギン「だって…あの白いのの侵食スピードとか、『木原くんが生きてたとしたらかかる移動時間』とかを考えても。」
シギン「もし、このルートを通ってないなら木原くんは絶対助からないよ?」
シギン「それこそ、あの白いのを一時的にでも粗方消し飛ばすような人でもいない限りはね」
ウート「消し飛ばす、ねぇ…」
211:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:41:40.68:SMqbgJVSO (30/135)
~~~~~~~~~~~~~~~~
トール「へっくちっ!」クシュン
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
トール「へっくちっ!」クシュン
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212:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:42:17.76:SMqbgJVSO (31/135)
ベイロープ「ねぇ、この作戦が終わったらさ、ウートくん私のとこに来ない?ウートくんなら歓迎するわよ?」ウインク
ウート「マジで?じゃ、お願いしちゃおっかなー?そしたらベルちゃんといつでもいられそうだしな」ヘラヘラ
シギン「……今は口説く時じゃないと思うよ?ウートガルザロキ」ツネリ
ウート「あだっ?!いだだだだ?!取れる取れる!?俺の瞼がポロッちまう!!」
ベイロープ「ちょっと!彼に何かするの止めてくれないかしら!」
シギン「ぷいっ」ムスー
:
:
:
ベイロープ「ねぇ、この作戦が終わったらさ、ウートくん私のとこに来ない?ウートくんなら歓迎するわよ?」ウインク
ウート「マジで?じゃ、お願いしちゃおっかなー?そしたらベルちゃんといつでもいられそうだしな」ヘラヘラ
シギン「……今は口説く時じゃないと思うよ?ウートガルザロキ」ツネリ
ウート「あだっ?!いだだだだ?!取れる取れる!?俺の瞼がポロッちまう!!」
ベイロープ「ちょっと!彼に何かするの止めてくれないかしら!」
シギン「ぷいっ」ムスー
:
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213:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:43:38.39:SMqbgJVSO (32/135)
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャミサカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!!!
カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカミサカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ!!!
シギン「ベイロープちゃん」
ベイロープ「なにかしら?」
シギン「ベイロープちゃんって、ウートガルザロキといつ出会ったの?」
ベイロープ「イギリスだと昨日の夕方、こっちだと今日の深夜…かしら」
シギン「…本当に、会って数時間なんだね」
ベイロープ「そうよ?それが?」
シギン「いや、よくそんな短時間で落ちたなーって…」ボソッ
ベイロープ「そう?彼、素敵じゃないかしら?」
シギン「うーん…悪い、とは言わない。言わないけど…ねぇ?」
シギン(…私だって、グレムリンの時からウートガルザロキの事は気になってるくらいだし)
ベイロープ「…彼ね、わざわざ 私に 会いに来て、『君のが欲しい』って言ったのよ?」
ベイロープ「顔も悪くはないし…話してみたら私と彼、すっごく気が合うの!」
ベイロープ「同じ北欧神話系魔術師、しかも優秀。誠実だし、笑いのツボとかセンスとか似てるし、私の事大事にしてくれそうだし…」
ベイロープ「私が『一緒にイギリスのために尽くしていこう?』って誘ってもOKしてくれそうだし?」
シギン「ベイロープちゃん重いね」
ベイロープ「うっさい。"魔術師"なんて職やってれば一般人とは付き合えなくて男日照りだし、上司は厳しい。
なのに部下はよくドジるし…もうモテないのはウンザリなのよ!」
ベイロープ「きっと、ウートくんはそんな中での私のオアシスになってくれるわ!」
ベイロープ「ていうか、たぶんウートくん逃がしたら…私、後がない気がする」グッ
シギン「そんなことはないと思うけど…」
シギン(…なんか、ベイロープちゃんって疲れた30代の中間管理職の人みたいだね)
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャミサカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!!!
カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカミサカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ!!!
シギン「ベイロープちゃん」
ベイロープ「なにかしら?」
シギン「ベイロープちゃんって、ウートガルザロキといつ出会ったの?」
ベイロープ「イギリスだと昨日の夕方、こっちだと今日の深夜…かしら」
シギン「…本当に、会って数時間なんだね」
ベイロープ「そうよ?それが?」
シギン「いや、よくそんな短時間で落ちたなーって…」ボソッ
ベイロープ「そう?彼、素敵じゃないかしら?」
シギン「うーん…悪い、とは言わない。言わないけど…ねぇ?」
シギン(…私だって、グレムリンの時からウートガルザロキの事は気になってるくらいだし)
ベイロープ「…彼ね、わざわざ 私に 会いに来て、『君のが欲しい』って言ったのよ?」
ベイロープ「顔も悪くはないし…話してみたら私と彼、すっごく気が合うの!」
ベイロープ「同じ北欧神話系魔術師、しかも優秀。誠実だし、笑いのツボとかセンスとか似てるし、私の事大事にしてくれそうだし…」
ベイロープ「私が『一緒にイギリスのために尽くしていこう?』って誘ってもOKしてくれそうだし?」
シギン「ベイロープちゃん重いね」
ベイロープ「うっさい。"魔術師"なんて職やってれば一般人とは付き合えなくて男日照りだし、上司は厳しい。
なのに部下はよくドジるし…もうモテないのはウンザリなのよ!」
ベイロープ「きっと、ウートくんはそんな中での私のオアシスになってくれるわ!」
ベイロープ「ていうか、たぶんウートくん逃がしたら…私、後がない気がする」グッ
シギン「そんなことはないと思うけど…」
シギン(…なんか、ベイロープちゃんって疲れた30代の中間管理職の人みたいだね)
214:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:45:23.89:SMqbgJVSO (33/135)
:
:
:
ウート「あまっちいねぇな…」キョロキョロ
サンドリヨン「おい、もし変なとこ触ったらヒールで貴様の股間をミンチにするからな」
ウート「へいへい… ! 見つけた!」
サンドリヨン「そうかほら、通信霊装を」
:
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ウート「あまっちいねぇな…」キョロキョロ
サンドリヨン「おい、もし変なとこ触ったらヒールで貴様の股間をミンチにするからな」
ウート「へいへい… ! 見つけた!」
サンドリヨン「そうかほら、通信霊装を」
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215:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:46:20.07:SMqbgJVSO (34/135)
サンドリヨン「……で?アレがその『木原くん』なのか?」
ウート「んー……だと、思う、んだけど……」
ベイロープ「あの人も魔術師なの?」
シギン「ううん、一般ピーポーだよ。たぶん"能力者"でもないはず」フルフル
サンドリヨン「…ふぅん?学園都市の"一般人"っていうのは、あんな風に自在に空を飛ぶのか」
サンドリヨン「……で?アレがその『木原くん』なのか?」
ウート「んー……だと、思う、んだけど……」
ベイロープ「あの人も魔術師なの?」
シギン「ううん、一般ピーポーだよ。たぶん"能力者"でもないはず」フルフル
サンドリヨン「…ふぅん?学園都市の"一般人"っていうのは、あんな風に自在に空を飛ぶのか」
216:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:47:25.16:SMqbgJVSO (35/135)
~VS・絶対等速、シルバークロース~
~VS・絶対等速、シルバークロース~
217:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:48:52.32:SMqbgJVSO (36/135)
巨人は、嘲笑(わらって)いた。
「俺を、一撃で倒す?ハハハハハハハハ!!!」
「笑わせんなよ、ゴミが。たかが駆動鎧とLevel4が、学園都市Level5第二位の『垣根帝督』に勝てるってか?!」
「妄言もそこまで行くと失笑もんだぞー?」
悪意だらけのゲタゲタ笑い。
「―――ンで。なんでテメェらはまだ不敵に笑ってんだよ」
「「絶対勝てるってわかってるからだよ、第二位。」」
声を揃えて。二人は笑う。
「「行(きますよ)くぜ、先輩(後輩)」」
そして二人がしたことは。
巨人は、嘲笑(わらって)いた。
「俺を、一撃で倒す?ハハハハハハハハ!!!」
「笑わせんなよ、ゴミが。たかが駆動鎧とLevel4が、学園都市Level5第二位の『垣根帝督』に勝てるってか?!」
「妄言もそこまで行くと失笑もんだぞー?」
悪意だらけのゲタゲタ笑い。
「―――ンで。なんでテメェらはまだ不敵に笑ってんだよ」
「「絶対勝てるってわかってるからだよ、第二位。」」
声を揃えて。二人は笑う。
「「行(きますよ)くぜ、先輩(後輩)」」
そして二人がしたことは。
218:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:54:38.92:SMqbgJVSO (37/135)
「………………………ハァ?」
旋回。転回。錐揉み。
シルバークロースは垣根をドーム状に覆うように高速で空を舞い、ツバサを絶対等速の投げる鉄球に沿わす。
「オラァアアアア!!」
絶対等速は回転するシルバークロースに合わせて投げただけだった。
回転による遠心力と、ツバサの後押しをプラスされて多少威力は増しただろうか。
それが全方位からの鉄球の弾幕。
対し、垣根は
「…………ハァ。……ああ?…なんだよ、その陳腐すぎるクソみてぇなこうげき。」
呆れ果てた。身構えていた分、拍子抜けだといったように。
「御大層な大口叩くから期待してみれば。ただのテンプレな御家芸かよ、クソッタレ」
垣根は避ける動作もせず、ポケットに手を突っ込んだまま向かってくる鉄球を宙に浮きながらボンヤリ眺めていた。
「………………………ハァ?」
旋回。転回。錐揉み。
シルバークロースは垣根をドーム状に覆うように高速で空を舞い、ツバサを絶対等速の投げる鉄球に沿わす。
「オラァアアアア!!」
絶対等速は回転するシルバークロースに合わせて投げただけだった。
回転による遠心力と、ツバサの後押しをプラスされて多少威力は増しただろうか。
それが全方位からの鉄球の弾幕。
対し、垣根は
「…………ハァ。……ああ?…なんだよ、その陳腐すぎるクソみてぇなこうげき。」
呆れ果てた。身構えていた分、拍子抜けだといったように。
「御大層な大口叩くから期待してみれば。ただのテンプレな御家芸かよ、クソッタレ」
垣根は避ける動作もせず、ポケットに手を突っ込んだまま向かってくる鉄球を宙に浮きながらボンヤリ眺めていた。
219:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:56:14.15:SMqbgJVSO (38/135)
「なぁ、『絶対等速【イコール・スピード】って能力は多分、"慣性質量"を操っているんだろ?まぁそれだけじゃねぇだろうが…」
「超絶簡単に言えば『投げた物をめちゃくちゃ重くする』ってだけの能力だ。」
「例えば、人間が地球を蹴っても地球の軌道を変えることなんてできねぇように、単なる鉄球にかなりの慣性質量を与えてるだけ。」
「だから鉄板くらいなら貫いてそのまま進む。…けどよ、」
「例えば、投げた物が鉄球じゃなくゼリーだったら?それでも鉄板を貫けると思うか?」
「答えは"無理"だ。仮に鉄板で止まらないとしても、ゼリー自体が鉄板の硬度に耐えきれず、潰れちまって貫くことはできねぇ」
「…なぁおい。テメェらが今投げた鉄球の弾幕は、俺の『未元物質』にとっちゃ、ゼリーと同じなんだっつの。んなこともわかんねぇのかよ」
鼻で嘲笑う垣根に対し、シルバークロースと絶対等速は。
「なぁ、『絶対等速【イコール・スピード】って能力は多分、"慣性質量"を操っているんだろ?まぁそれだけじゃねぇだろうが…」
「超絶簡単に言えば『投げた物をめちゃくちゃ重くする』ってだけの能力だ。」
「例えば、人間が地球を蹴っても地球の軌道を変えることなんてできねぇように、単なる鉄球にかなりの慣性質量を与えてるだけ。」
「だから鉄板くらいなら貫いてそのまま進む。…けどよ、」
「例えば、投げた物が鉄球じゃなくゼリーだったら?それでも鉄板を貫けると思うか?」
「答えは"無理"だ。仮に鉄板で止まらないとしても、ゼリー自体が鉄板の硬度に耐えきれず、潰れちまって貫くことはできねぇ」
「…なぁおい。テメェらが今投げた鉄球の弾幕は、俺の『未元物質』にとっちゃ、ゼリーと同じなんだっつの。んなこともわかんねぇのかよ」
鼻で嘲笑う垣根に対し、シルバークロースと絶対等速は。
220:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:58:08.51:SMqbgJVSO (39/135)
「そうだな。"鉄球なら"、な」
―――笑っていた。
「…あ?」
そして。
鉄球が『未元物質』の翼に、垣根に。着弾した。
メキョ。
「が?!!?!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ?!」
悲鳴。それが自分の口から吐かれていることに垣根は驚愕する。
「ん、なっ?!は?が、あああ?!!」
悶え、苦しむ。しかし、ほぼ全方位から撃ち込まれた鉄球達が楔の役割を果たし、垣根を拘束していた。
「なんっ、でぇぇえッッ?!だっぁああああああ!!!」
痛みで演算が止まる。故に解析もできない。異物が、垣根の体に捩じ込まれていく。
「お゙がじぃ、だろっッッ?!なん、だよ、そりゃぁあああ!!!」
メキョメキョメキョ。ビキビキビキ。グチュっ……
未元物質製の皮膚を、肉を、骨を、臓器を。
ゆっくり。ゆっくり。砕いていく。
「簡単な話だ。」
シルバークロースは語った。
「先輩が投げた鉄球に、私の『―Equ.Dark_Matter―』のツバサの破片を刺しただけだ」
「見えないよう、お前の視線と直線上になるようにな」
「そうだな。"鉄球なら"、な」
―――笑っていた。
「…あ?」
そして。
鉄球が『未元物質』の翼に、垣根に。着弾した。
メキョ。
「が?!!?!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ?!」
悲鳴。それが自分の口から吐かれていることに垣根は驚愕する。
「ん、なっ?!は?が、あああ?!!」
悶え、苦しむ。しかし、ほぼ全方位から撃ち込まれた鉄球達が楔の役割を果たし、垣根を拘束していた。
「なんっ、でぇぇえッッ?!だっぁああああああ!!!」
痛みで演算が止まる。故に解析もできない。異物が、垣根の体に捩じ込まれていく。
「お゙がじぃ、だろっッッ?!なん、だよ、そりゃぁあああ!!!」
メキョメキョメキョ。ビキビキビキ。グチュっ……
未元物質製の皮膚を、肉を、骨を、臓器を。
ゆっくり。ゆっくり。砕いていく。
「簡単な話だ。」
シルバークロースは語った。
「先輩が投げた鉄球に、私の『―Equ.Dark_Matter―』のツバサの破片を刺しただけだ」
「見えないよう、お前の視線と直線上になるようにな」
221:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 00:59:53.30:SMqbgJVSO (40/135)
この世に存在しない物質『未元物質』を破るには、この世に存在しない物質を使えばいい。
「あ、が、ぐっ」
メキョメキョメキョ。
「う゛ぇe………が、」
「ナメてんじゃ、」
垣根の漆黒の瞳が深みを増す。
「ねぇぇえええぞぉぉぉおおおおぉぉおおおおぉぉおおおお!!!!!」
引き裂かれ、異物包囲網による四方八方からの弾幕を埋め込まれながらも未元物質の翼を無理矢理鉄球包囲網の外へ延ばす。
そして、その翼の中へ垣根の"中身"が吸い込まれていった。
さながら巨人垣根が翼に養分として吸われていくように。
巨人は萎び、空気の抜かれた浮き輪状態。
この世に存在しない物質『未元物質』を破るには、この世に存在しない物質を使えばいい。
「あ、が、ぐっ」
メキョメキョメキョ。
「う゛ぇe………が、」
「ナメてんじゃ、」
垣根の漆黒の瞳が深みを増す。
「ねぇぇえええぞぉぉぉおおおおぉぉおおおおぉぉおおおお!!!!!」
引き裂かれ、異物包囲網による四方八方からの弾幕を埋め込まれながらも未元物質の翼を無理矢理鉄球包囲網の外へ延ばす。
そして、その翼の中へ垣根の"中身"が吸い込まれていった。
さながら巨人垣根が翼に養分として吸われていくように。
巨人は萎び、空気の抜かれた浮き輪状態。
222:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:01:37.54:SMqbgJVSO (41/135)
翼は、『翼型のビニール袋に人間を入れたらこうなった』……そんな巨大な状態となり、宙に浮いている。
―――と。
グニョン。モニュモニュニュコグニュニュ。
翼が形を整えていく
「ハッ、ハハハッ!!抜け出してやったぜ!アレはもう食らわねぇぞ」
脹らみ、変形し、巨人形態を再構築。
そしてシルバークロースと絶対等速の方を見やる。
「…………あ?」
二人は、居なかった。
「おい、まさか逃げやがったのか?ざけん――」
「「誰が逃げるって?」」
翼は、『翼型のビニール袋に人間を入れたらこうなった』……そんな巨大な状態となり、宙に浮いている。
―――と。
グニョン。モニュモニュニュコグニュニュ。
翼が形を整えていく
「ハッ、ハハハッ!!抜け出してやったぜ!アレはもう食らわねぇぞ」
脹らみ、変形し、巨人形態を再構築。
そしてシルバークロースと絶対等速の方を見やる。
「…………あ?」
二人は、居なかった。
「おい、まさか逃げやがったのか?ざけん――」
「「誰が逃げるって?」」
223:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:03:00.17:SMqbgJVSO (42/135)
二人は居た。ビルとビルの隙間に。
シルバークロースは水平の体勢になっており、その仮面から伸びるツバサがビルとビルに引っ掛かけられていた。
絶対等速はシルバークロースの足を持って、後ろから引っ張っていた。
「……あ?」
引っかかっていたツバサがゴムのように伸びきって。
「「これが本命だ。食らっとけ」」
「なn」
直後、絶対等速から放たれたシルバークロースが、垣根の頭を砕いた。
二人は居た。ビルとビルの隙間に。
シルバークロースは水平の体勢になっており、その仮面から伸びるツバサがビルとビルに引っ掛かけられていた。
絶対等速はシルバークロースの足を持って、後ろから引っ張っていた。
「……あ?」
引っかかっていたツバサがゴムのように伸びきって。
「「これが本命だ。食らっとけ」」
「なn」
直後、絶対等速から放たれたシルバークロースが、垣根の頭を砕いた。
224:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:03:59.88:SMqbgJVSO (43/135)
:
:
:
「…よく思いつきましたね先輩。私の仮面のツバサをゴム代わりにし、先輩の能力で絶対貫通する矢として私を飛ばすなんて」
「ボーガンみてぇだったろ?運動を始める物体に対し、最初に俺が起点となってさえいれば。
飛び道具に対しても俺の能力をかけられるからな」
二人はゆっくり地面に下りる。
「…ま、俺達よくやったよな」
「…ええ、がんばりました」
お互いの顔を見合い。ニヤッと笑って。
「「ヘーイ!」」
ホスト二人はハイタッチを交わした。
:
:
:
「…よく思いつきましたね先輩。私の仮面のツバサをゴム代わりにし、先輩の能力で絶対貫通する矢として私を飛ばすなんて」
「ボーガンみてぇだったろ?運動を始める物体に対し、最初に俺が起点となってさえいれば。
飛び道具に対しても俺の能力をかけられるからな」
二人はゆっくり地面に下りる。
「…ま、俺達よくやったよな」
「…ええ、がんばりました」
お互いの顔を見合い。ニヤッと笑って。
「「ヘーイ!」」
ホスト二人はハイタッチを交わした。
225:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:04:49.57:SMqbgJVSO (44/135)
~VS・一方通行~
~VS・一方通行~
226:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:06:05.57:SMqbgJVSO (45/135)
一方「打ち止め…!」
一方(俺には"絶対座標"があるからわかるが…)
一方(…あっちか)ダッ
一方(能力使用モードは残り4割…クソ)
一方(充電したくとも、街中『未元物質』で覆われちまってるからできねェしな)
一方(覆われてる『未元物質』を壊して充電なんかしてたらすぐ探知されて襲撃され、逆に消耗しちまう)
一方(ただでさえ何万匹もきやがるってのに)
?「おい、そこのオマエ。ちょっと待てよ」ガンッ!
ドガァン!
一方「打ち止め…!」
一方(俺には"絶対座標"があるからわかるが…)
一方(…あっちか)ダッ
一方(能力使用モードは残り4割…クソ)
一方(充電したくとも、街中『未元物質』で覆われちまってるからできねェしな)
一方(覆われてる『未元物質』を壊して充電なんかしてたらすぐ探知されて襲撃され、逆に消耗しちまう)
一方(ただでさえ何万匹もきやがるってのに)
?「おい、そこのオマエ。ちょっと待てよ」ガンッ!
ドガァン!
227:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:07:07.93:SMqbgJVSO (46/135)
一方「鉄骨?!」キキーッ
?「そォンなに急いで、どォこに行こォってンだよ」コツ、コツ、コツ…
一方「な、に、……」
?「ハッ、なンだなンだよなンですかァ?!"今回は"あの『人形』じゃねェのかよ」コツコツコツコツ
一方「…………」
?「おいおい。一応聞くけどよォ、今回の『実験』の相手はオマエでいいンかヨ」コツ、コツ、コツ。
一方「鉄骨?!」キキーッ
?「そォンなに急いで、どォこに行こォってンだよ」コツ、コツ、コツ…
一方「な、に、……」
?「ハッ、なンだなンだよなンですかァ?!"今回は"あの『人形』じゃねェのかよ」コツコツコツコツ
一方「…………」
?「おいおい。一応聞くけどよォ、今回の『実験』の相手はオマエでいいンかヨ」コツ、コツ、コツ。
228:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:07:40.93:SMqbgJVSO (47/135)
――――――――――――黒垣根(マスター)『本人を"再現"してる』―――――――――――――
――――――――――――黒垣根(マスター)『本人を"再現"してる』―――――――――――――
229:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:08:21.11:SMqbgJVSO (48/135)
?「もォしもォーし?なンだなンだよなーンなーンですかァー?」
?「返事くらいしやがれよ。しっかし、世界広しと言えどもよォ、俺くらいなンじゃねェのか?」
?「"自分を殺す"経験をするなンてのはよォ?」ニタァ……
一方「…ッチ、そォだ、そォだよな。普通、もし仮に戦力として他人の"脳"と"能力"を再現するとしたら。」
一方「…"Level5を再現する"に決まってるよな」
?「もォしもォーし?なンだなンだよなーンなーンですかァー?」
?「返事くらいしやがれよ。しっかし、世界広しと言えどもよォ、俺くらいなンじゃねェのか?」
?「"自分を殺す"経験をするなンてのはよォ?」ニタァ……
一方「…ッチ、そォだ、そォだよな。普通、もし仮に戦力として他人の"脳"と"能力"を再現するとしたら。」
一方「…"Level5を再現する"に決まってるよな」
230:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:10:23.12:SMqbgJVSO (49/135)
アクセラレータ(未元物質。『絶対能力進化実験』:第03032回時)「なァ、教えてくれよ。」
コツ。
アクセラ「第二位の奴が言ってやがったンだけどよォ」
アクセラ「オマエを殺せば、俺は速攻で『最強』の先の『無敵』になれるらしいじゃねェか」
一方「…まさか俺の"黒歴史そのもの"を直接ぶつけてきやがるとはな。趣味が悪すぎンだろ、第二位」アタマカカエ
アクセラレータ(未元物質。『絶対能力進化実験』:第03032回時)「なァ、教えてくれよ。」
コツ。
アクセラ「第二位の奴が言ってやがったンだけどよォ」
アクセラ「オマエを殺せば、俺は速攻で『最強』の先の『無敵』になれるらしいじゃねェか」
一方「…まさか俺の"黒歴史そのもの"を直接ぶつけてきやがるとはな。趣味が悪すぎンだろ、第二位」アタマカカエ
231:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:12:11.27:SMqbgJVSO (50/135)
かつての白い悪魔。かつての第一位。かつての『最強』。
アクセラ「あァ、第二位の野郎の発言の真偽なンてのはどォでもいい。」
アクセラ「たまには歯ごたえのある奴が食いてェだけだからな」
一方(…俺、こンなンだったっけ)
アクセラ「そンじゃァ、まァ…」
片足を振り上げ、
アクセラ「開戦。と行きますかァ?」
ニタァ…と引き裂くような笑みを浮かべ。
アクセラレータが地を砕く。
アクセラ「アハッ、ギャハハハハハッッ!?おいおい!まさか最初っから小手調べをしてくれるなンて思ってンじゃねェよなァッ?!」
砕かれた欠片が悪意ある指向性を持ち、一方通行目掛けて次々襲いかかる。
かつての白い悪魔。かつての第一位。かつての『最強』。
アクセラ「あァ、第二位の野郎の発言の真偽なンてのはどォでもいい。」
アクセラ「たまには歯ごたえのある奴が食いてェだけだからな」
一方(…俺、こンなンだったっけ)
アクセラ「そンじゃァ、まァ…」
片足を振り上げ、
アクセラ「開戦。と行きますかァ?」
ニタァ…と引き裂くような笑みを浮かべ。
アクセラレータが地を砕く。
アクセラ「アハッ、ギャハハハハハッッ!?おいおい!まさか最初っから小手調べをしてくれるなンて思ってンじゃねェよなァッ?!」
砕かれた欠片が悪意ある指向性を持ち、一方通行目掛けて次々襲いかかる。
232:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:14:01.90:SMqbgJVSO (51/135)
一方「ぐ、」ハンシャ!
アクセラ「っへェ――――?!マジで俺なンだな!ちゃンと"反射"もするンだなァ?!」
一方(クソ、本当に"全盛期の俺"を再現してたとするなら、どォ足掻いても演算力《パワー》負けしちまう!)ダッ!
アクセラ「おォ、そォだそォだ。一回試して見たかったンだけどよ」
アクセラ「誰も破れねェ"反射"も、俺自身なら破れると思わねェか?」ダンッ!
一方(あァ、だろォな。しかも演算力はオマエのが上だろォしな!)
アクセラ「おら、早く死んじまえよォ!!」ブンッ
:
:
:
一方「ぐ、」ハンシャ!
アクセラ「っへェ――――?!マジで俺なンだな!ちゃンと"反射"もするンだなァ?!」
一方(クソ、本当に"全盛期の俺"を再現してたとするなら、どォ足掻いても演算力《パワー》負けしちまう!)ダッ!
アクセラ「おォ、そォだそォだ。一回試して見たかったンだけどよ」
アクセラ「誰も破れねェ"反射"も、俺自身なら破れると思わねェか?」ダンッ!
一方(あァ、だろォな。しかも演算力はオマエのが上だろォしな!)
アクセラ「おら、早く死んじまえよォ!!」ブンッ
:
:
:
233:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:17:59.28:SMqbgJVSO (52/135)
アクセラ「…ッチ、なかなか掴まンねェな」
一方「ゼェ、ゼェ…」
アクセラ「いい加減楽になれよォ!?」ブンッ
一方(クソ、バッテリー残量が2割を切った!)ヒュン!
アクセラ「愉快にケツ振りやがって!誘ってンのかァ?!」ギャハハハ!
一方(あァー…あれ、言った覚えあるわァ…実際言われる側になると腹立つなアレ)
アクセラ「おらよォ!」バキバキバキバキバキバキバキバキバキ…………
一方(げっ、ビルを一棟、丸々千切り取りやがった!)
アクセラ「ギャハハハっ!そンで!オマエは何百回死にてェンだっつの!」ブォン!ブォン!
一方(危ねェ!!高層ビルを棍棒代わりに殴り付けてくるとか、どこの漫画のキャラだよクソッタレ!)ギュン!
一方(仕方ねェ、このままじり貧続ける訳にも行かねェしな)キキーッ
一方(説得、してやる!)クワッ!
アクセラ「…ッチ、なかなか掴まンねェな」
一方「ゼェ、ゼェ…」
アクセラ「いい加減楽になれよォ!?」ブンッ
一方(クソ、バッテリー残量が2割を切った!)ヒュン!
アクセラ「愉快にケツ振りやがって!誘ってンのかァ?!」ギャハハハ!
一方(あァー…あれ、言った覚えあるわァ…実際言われる側になると腹立つなアレ)
アクセラ「おらよォ!」バキバキバキバキバキバキバキバキバキ…………
一方(げっ、ビルを一棟、丸々千切り取りやがった!)
アクセラ「ギャハハハっ!そンで!オマエは何百回死にてェンだっつの!」ブォン!ブォン!
一方(危ねェ!!高層ビルを棍棒代わりに殴り付けてくるとか、どこの漫画のキャラだよクソッタレ!)ギュン!
一方(仕方ねェ、このままじり貧続ける訳にも行かねェしな)キキーッ
一方(説得、してやる!)クワッ!
234:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:19:36.34:SMqbgJVSO (53/135)
一方「…オマエさァ、なンで"無敵《そンなもン》"になりてェンだよ」ヒョイ
アクセラ「ハッ、決まってンだろ。二度とバカどもが俺に楯突こうとすら思わねェよォにだっつの!」ブンッ
一方「……なンで、そォなりたかったンだよ」
アクセラ「あァ?」
一方「『無敵』になって、誰もオマエに関わらないよォになって。それでどォしたかったンだっつってンだよ」
アクセラ「…俺の日々が平和になンだろ。平穏が欲しかったンだよ」
一方「違う。当ててやろォか。」
アクセラ「あァ?」
一方「オマエさァ、結局寂しかっただけだろ」
アクセラ「…」ピクッ
一方「『世界中が俺を拒絶する。』」
一方「『誰も、"一方通行【アクセラレータ】"ではない"俺"に構ってくれない』」
一方「『仲良くしよォとしたら、利用されるか拒絶される。そして、傷つける』」
一方「『だから、もォいい。他人には期待しねェ』
一方「『死ぬまで一人でいれば、もォ何も起こらねェ』」
一方「『それが最善だ』」
一方「―――だろォが」
アクセラ「~~ちがっ、」
一方「わねェよな?何せ、俺はオマエなンだから。わかってンだよ全部。」
一方「だから。"先"を見てきた俺が、オマエに一言言ってやる。」
アクセラ「……」
一方「心配するな。オマエは孤独じゃなくなる。」ソッ…
一方「こンなクズでも、何の邪気もなく話しかけてくれる存在にちゃンと会える。」
一方「『ずっと一緒にいたい』と思える相手に会える。」
一方「命を賭けて、一生かけて、守りたいもンに。」ニコッ
アクセラ「……」
一方「…オマエさァ、なンで"無敵《そンなもン》"になりてェンだよ」ヒョイ
アクセラ「ハッ、決まってンだろ。二度とバカどもが俺に楯突こうとすら思わねェよォにだっつの!」ブンッ
一方「……なンで、そォなりたかったンだよ」
アクセラ「あァ?」
一方「『無敵』になって、誰もオマエに関わらないよォになって。それでどォしたかったンだっつってンだよ」
アクセラ「…俺の日々が平和になンだろ。平穏が欲しかったンだよ」
一方「違う。当ててやろォか。」
アクセラ「あァ?」
一方「オマエさァ、結局寂しかっただけだろ」
アクセラ「…」ピクッ
一方「『世界中が俺を拒絶する。』」
一方「『誰も、"一方通行【アクセラレータ】"ではない"俺"に構ってくれない』」
一方「『仲良くしよォとしたら、利用されるか拒絶される。そして、傷つける』」
一方「『だから、もォいい。他人には期待しねェ』
一方「『死ぬまで一人でいれば、もォ何も起こらねェ』」
一方「『それが最善だ』」
一方「―――だろォが」
アクセラ「~~ちがっ、」
一方「わねェよな?何せ、俺はオマエなンだから。わかってンだよ全部。」
一方「だから。"先"を見てきた俺が、オマエに一言言ってやる。」
アクセラ「……」
一方「心配するな。オマエは孤独じゃなくなる。」ソッ…
一方「こンなクズでも、何の邪気もなく話しかけてくれる存在にちゃンと会える。」
一方「『ずっと一緒にいたい』と思える相手に会える。」
一方「命を賭けて、一生かけて、守りたいもンに。」ニコッ
アクセラ「……」
235:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:20:41.88:SMqbgJVSO (54/135)
一方「だから、」
アクセラ「くっさ」プッ
一方「 」
アクセラ「ギャハハハハハ!!!なァにハズカシー台詞吐いちゃってくれてンですかァァ?!」ゲタゲタゲタゲタ!
アクセラ「やァァめェェろォォよォォォ?!こォンなセンチメンタルで気持ち悪いのが未来の俺とかさァァァァ?!」ギャハハハハハ!!
アクセラ「なァにが『命を賭けて、一生かけて、守りたいモンに』キリッだよォォ?!」ヒャヒャヒャ!
一方「///」ワナワナ
アクセラ「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!あァーなァァるほどォ!力じゃ負けるから俺を笑い殺す作戦か!!ギャハハハハハ!!」ヒーハッハッハッ
一方「/////」プルプルプルプル
アクセラ「ふ、腹筋が捩じ切れるよォォォ!!!」ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!
一方「 」 ブ チ ッ 。
アクセラ「ヒーッ、ヒーッ…ぷぎゃははは……あ?」
一方「Jg@ajtjadaptw,pada@gtmda」バサー
アクセラ「…あ?なンだよ、その黒いつばs
一方「だから、」
アクセラ「くっさ」プッ
一方「 」
アクセラ「ギャハハハハハ!!!なァにハズカシー台詞吐いちゃってくれてンですかァァ?!」ゲタゲタゲタゲタ!
アクセラ「やァァめェェろォォよォォォ?!こォンなセンチメンタルで気持ち悪いのが未来の俺とかさァァァァ?!」ギャハハハハハ!!
アクセラ「なァにが『命を賭けて、一生かけて、守りたいモンに』キリッだよォォ?!」ヒャヒャヒャ!
一方「///」ワナワナ
アクセラ「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!あァーなァァるほどォ!力じゃ負けるから俺を笑い殺す作戦か!!ギャハハハハハ!!」ヒーハッハッハッ
一方「/////」プルプルプルプル
アクセラ「ふ、腹筋が捩じ切れるよォォォ!!!」ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!
一方「 」 ブ チ ッ 。
アクセラ「ヒーッ、ヒーッ…ぷぎゃははは……あ?」
一方「Jg@ajtjadaptw,pada@gtmda」バサー
アクセラ「…あ?なンだよ、その黒いつばs
236:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:22:16.14:SMqbgJVSO (55/135)
\ギャアアアアアアアアアア!!!/
※悪いが、こっから先は惨殺タイムだァ!しばらく待ちやがれェェ!
\ギャアアアアアアアアアア!!!/
※悪いが、こっから先は惨殺タイムだァ!しばらく待ちやがれェェ!
237:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:22:44.76:SMqbgJVSO (56/135)
一方「ふゥ……昔の自分って、マジで恐ろしいな!」キリッ
一方「打ち止め…!」ダッ
一方「ふゥ……昔の自分って、マジで恐ろしいな!」キリッ
一方「打ち止め…!」ダッ
238:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:23:11.78:SMqbgJVSO (57/135)
~未元物質な人と心理定規ちゃん~
~未元物質な人と心理定規ちゃん~
239:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:25:04.43:SMqbgJVSO (58/135)
心理「そういえば、聞き忘れてたのだけど」
白垣根「なんでしょうか?」
心理「ねぇ、私はいつまでここにいればいいのかしら?」
心理「というか、何の用で呼ばれたのよ私。」
心理「最初に自分はあの人の使いだ、安全地帯に来てくれなんて言ってたけど…」
心理「それって、学園都市が危険になるから。なんらかの理由でいなくなられると困る私を避難させたってことよね?」
白垣根「……」
心理「…ねぇ、学園都市に何が起ころうとしてるのよ」
白垣根「…私には、」メソラシ
心理「わからないはずないわよね?あなたも『垣根帝督』なのだから。」
心理「計画漏洩対策で記憶を消したとしても、あの人ほど頭が良ければやらされてる仕事内容から推察していけるハズ。」
心理「…それとも、」
心理「最初にコトを始めたのがあの人だったから、代表個体とやらも含めて産み出された『垣根帝督』達全員が知らないのかしら?」
心理「違うわよね?代表個体は知っているハズだし」
白垣根「…はい。私は確かにこれから何が起こるかを知っています。」
白垣根「ですが、私の口からは言えません。というより、聞かない方がよいかと」フルフル
白垣根「なるべく貴女の望むモノをできうる限り御用意します。今はそれで納得してください」
心理「…せめていつまで監禁されるか、目安くらい教えてよ」
白垣根「……最短で約一ヶ月、と思ってください」
心理「」
心理「そういえば、聞き忘れてたのだけど」
白垣根「なんでしょうか?」
心理「ねぇ、私はいつまでここにいればいいのかしら?」
心理「というか、何の用で呼ばれたのよ私。」
心理「最初に自分はあの人の使いだ、安全地帯に来てくれなんて言ってたけど…」
心理「それって、学園都市が危険になるから。なんらかの理由でいなくなられると困る私を避難させたってことよね?」
白垣根「……」
心理「…ねぇ、学園都市に何が起ころうとしてるのよ」
白垣根「…私には、」メソラシ
心理「わからないはずないわよね?あなたも『垣根帝督』なのだから。」
心理「計画漏洩対策で記憶を消したとしても、あの人ほど頭が良ければやらされてる仕事内容から推察していけるハズ。」
心理「…それとも、」
心理「最初にコトを始めたのがあの人だったから、代表個体とやらも含めて産み出された『垣根帝督』達全員が知らないのかしら?」
心理「違うわよね?代表個体は知っているハズだし」
白垣根「…はい。私は確かにこれから何が起こるかを知っています。」
白垣根「ですが、私の口からは言えません。というより、聞かない方がよいかと」フルフル
白垣根「なるべく貴女の望むモノをできうる限り御用意します。今はそれで納得してください」
心理「…せめていつまで監禁されるか、目安くらい教えてよ」
白垣根「……最短で約一ヶ月、と思ってください」
心理「」
240:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:27:46.93:SMqbgJVSO (59/135)
白垣根「ですが、コトが上手く運べば2週間半ほどで開放できます。辛抱してください」
心理「……」
:
:
:
白垣根「ですが、コトが上手く運べば2週間半ほどで開放できます。辛抱してください」
心理「……」
:
:
:
241:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:28:58.94:SMqbgJVSO (60/135)
「…あの人は、どこに行こうとしてるのかしらね」
窓辺で、心理定規は外を眺めて呟いた。
窓ガラスの外で、白い竜が飛んでいた。
ヒトを辞めて。国を作って。化物を生んで。学園都市に何かしようとしていて。
自分は垣根の全部を知っていた訳ではないけれど、それなりに知っていたつもりだ。
――自分が知っている垣根は、こんな人間ではなかった。
「…"あの人"?」
翠の瞳を持つ垣根が話しかけてきた。
いつのまにか執事服になっている彼には、垣根の考えが理解(わか)るのだろうか。
「…あの人は、どこに行こうとしてるのかしらね」
窓辺で、心理定規は外を眺めて呟いた。
窓ガラスの外で、白い竜が飛んでいた。
ヒトを辞めて。国を作って。化物を生んで。学園都市に何かしようとしていて。
自分は垣根の全部を知っていた訳ではないけれど、それなりに知っていたつもりだ。
――自分が知っている垣根は、こんな人間ではなかった。
「…"あの人"?」
翠の瞳を持つ垣根が話しかけてきた。
いつのまにか執事服になっている彼には、垣根の考えが理解(わか)るのだろうか。
242:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:30:18.68:SMqbgJVSO (61/135)
「……私が知ってる、学園都市第二位の超能力者。垣根帝督よ」
「あの日から居なくなって、未だに会えない人。」
振り向かずに答える。
「……それは、私は垣根帝督ではない、と言いたいのでしょうか?」
「そうよ」
「…口調や人格は違っても、私は『垣根帝督』ですよ。」
「いいえ」
それだけは、と言うように。心理定規は否定した。
「ぜんっぜん、違うわ。間違ってもあなたは垣根帝督じゃない、」フルフル
「っ、私は『未元物質』を操る学園都市第二位の超能力者。『垣根帝督』です。」
「そう名乗ったつもりですし、現にそうです。」
声を荒げ、膨れっ面になった垣根を、心理定規は窓ガラスを通して見つめる。
「いいえ。」
「例え、どんなにあなたがあの人に似ていても。あなたは垣根帝督じゃないわ」
「…長旅でしたし、お疲れなんですよ心理定規さん。さぁ、ベッドに…」
付き合いきれないと肩に置いてきた手をそっと払う。
「疲れているのは否定しないけど、あなたが垣根帝督であるということは否定し続けさせてもらうわ」
「……何故、そんなに頑ななんです?」
「……私が知ってる、学園都市第二位の超能力者。垣根帝督よ」
「あの日から居なくなって、未だに会えない人。」
振り向かずに答える。
「……それは、私は垣根帝督ではない、と言いたいのでしょうか?」
「そうよ」
「…口調や人格は違っても、私は『垣根帝督』ですよ。」
「いいえ」
それだけは、と言うように。心理定規は否定した。
「ぜんっぜん、違うわ。間違ってもあなたは垣根帝督じゃない、」フルフル
「っ、私は『未元物質』を操る学園都市第二位の超能力者。『垣根帝督』です。」
「そう名乗ったつもりですし、現にそうです。」
声を荒げ、膨れっ面になった垣根を、心理定規は窓ガラスを通して見つめる。
「いいえ。」
「例え、どんなにあなたがあの人に似ていても。あなたは垣根帝督じゃないわ」
「…長旅でしたし、お疲れなんですよ心理定規さん。さぁ、ベッドに…」
付き合いきれないと肩に置いてきた手をそっと払う。
「疲れているのは否定しないけど、あなたが垣根帝督であるということは否定し続けさせてもらうわ」
「……何故、そんなに頑ななんです?」
243:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:31:54.89:SMqbgJVSO (62/135)
「私は、『垣根帝督』です!他の何者にも行使できない『未元物質』を操り、『垣根帝督』の精神と記憶、見た目を受け継いでいます!」
「…だから?」
「?!…ッだから、私は――」
「…私は、あなたがどんな経緯で生まれて、どういったシステムで動いていて、どれだけ中身が垣根帝督に似ているのかは知らない。」
「でも」
「あなたは『垣根帝督』かもしれないけれど、垣根帝督ではないのよ」
「何を…!」
自分で感情を自制できなくなってきたのがわかったのか、慌てて落ち着かせ。
「……それは、私が最初の大元――人間だった頃の垣根帝督と連続性がないからですか?」
「それとも、私の精神性があなたの知る垣根帝督と似ていないからですか?」
「"それらも"あるわ」
「では。私が、垣根帝督と決定的に違うのはなんだというのですか」
振り返り、口を開く。
「暗部時代に、私と一緒に過ごしてくれたかどうか。」
「………」
「私は、『垣根帝督』です!他の何者にも行使できない『未元物質』を操り、『垣根帝督』の精神と記憶、見た目を受け継いでいます!」
「…だから?」
「?!…ッだから、私は――」
「…私は、あなたがどんな経緯で生まれて、どういったシステムで動いていて、どれだけ中身が垣根帝督に似ているのかは知らない。」
「でも」
「あなたは『垣根帝督』かもしれないけれど、垣根帝督ではないのよ」
「何を…!」
自分で感情を自制できなくなってきたのがわかったのか、慌てて落ち着かせ。
「……それは、私が最初の大元――人間だった頃の垣根帝督と連続性がないからですか?」
「それとも、私の精神性があなたの知る垣根帝督と似ていないからですか?」
「"それらも"あるわ」
「では。私が、垣根帝督と決定的に違うのはなんだというのですか」
振り返り、口を開く。
「暗部時代に、私と一緒に過ごしてくれたかどうか。」
「………」
244:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:33:09.59:SMqbgJVSO (63/135)
「…私が知っている垣根帝督はね。『スクール』のリーダーで。冷淡で。秘密主義で。どこか子供で。チンピラで。ぶっきらぼうで。メルヘンで…」
「あのロクでもない世界で、私と一緒に生きてきた人よ」
「…私も"それ"は知っていますよ」
「そうね、多分"識って"はいるんでしょう。でも、あなた自身は経験(し)らないんじゃないかしら?」
「……」
「だから。あなたは、少なくとも私が定義する垣根帝督じゃないわ。」
「……」
「気を悪くさせてごめんなさい。でも、私にとっては―――」
パキ。
「?」
見ると、『垣根帝督』の顔に皹が入っていた。
「…私が知っている垣根帝督はね。『スクール』のリーダーで。冷淡で。秘密主義で。どこか子供で。チンピラで。ぶっきらぼうで。メルヘンで…」
「あのロクでもない世界で、私と一緒に生きてきた人よ」
「…私も"それ"は知っていますよ」
「そうね、多分"識って"はいるんでしょう。でも、あなた自身は経験(し)らないんじゃないかしら?」
「……」
「だから。あなたは、少なくとも私が定義する垣根帝督じゃないわ。」
「……」
「気を悪くさせてごめんなさい。でも、私にとっては―――」
パキ。
「?」
見ると、『垣根帝督』の顔に皹が入っていた。
245:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:36:14.25:SMqbgJVSO (64/135)
「や、め…私を、否定しないでください…!」
ピキ……パキ…
「わ、私は…垣根帝督です!『未元物質』のシステム上に散らばった、垣根帝督の"善性"を多く受け継いだ個体です!」
ピキ…パキパキ…
「私は!垣根帝督だ!」
アイデンティティの崩壊が彼を壊していくとでもいうのか、亀裂や皹が広がっていく。
しかし、例え『垣根帝督』が壊れる結果になったとしても、心理定規は肯定してやるつもりはサラサラなかった。
「違う。」
首を振る。
「…あなたは、垣根帝督のお面を被って、『垣根帝督ごっこ』をしてるだけの子供よ」
「?!」
(残酷な言葉(やいば)を浴びせてるのはわかっている。でも。)
「なら!」
悲壮感と必死にな表情で、『垣根帝督』は問う。
「私は、何になれば?!私は誰なんですか!?」
「ヤメロ、ヤメて下さい!私は垣根帝督でなければ!」
「ただの兵器、"カブトムシ05"じゃないですか!!!」
「イヤですよ!兵器なんて!私は人間でいたいんです!
私が垣根帝督でないなら、自分が誰なのか、わからなくなってしまうじゃないですかぁ………」
パーソナリティを失いかけ、壊れかけの少年は泣き出した。
「や、め…私を、否定しないでください…!」
ピキ……パキ…
「わ、私は…垣根帝督です!『未元物質』のシステム上に散らばった、垣根帝督の"善性"を多く受け継いだ個体です!」
ピキ…パキパキ…
「私は!垣根帝督だ!」
アイデンティティの崩壊が彼を壊していくとでもいうのか、亀裂や皹が広がっていく。
しかし、例え『垣根帝督』が壊れる結果になったとしても、心理定規は肯定してやるつもりはサラサラなかった。
「違う。」
首を振る。
「…あなたは、垣根帝督のお面を被って、『垣根帝督ごっこ』をしてるだけの子供よ」
「?!」
(残酷な言葉(やいば)を浴びせてるのはわかっている。でも。)
「なら!」
悲壮感と必死にな表情で、『垣根帝督』は問う。
「私は、何になれば?!私は誰なんですか!?」
「ヤメロ、ヤメて下さい!私は垣根帝督でなければ!」
「ただの兵器、"カブトムシ05"じゃないですか!!!」
「イヤですよ!兵器なんて!私は人間でいたいんです!
私が垣根帝督でないなら、自分が誰なのか、わからなくなってしまうじゃないですかぁ………」
パーソナリティを失いかけ、壊れかけの少年は泣き出した。
246:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:40:10.34:SMqbgJVSO (65/135)
「…無理して垣根帝督にならなくてもいいんじゃないかしら」
「…?」
「いいじゃない、垣根帝督じゃなくても。」
「確かに、始まりは垣根帝督だったかも知れない。」
「でもあなたは本人(かきね)じゃない。例えクローンを作っても、本人によく似ているだけの別人になるように。」
「あなたは"あなた"でしょ。垣根帝督以外のパーソナリティを取得した"何か"。」
「兵器であるのを嫌がる、何か。」
「…あなたが自分で自分を決めるべきよ。あなたは垣根のお面を外すべきだわ」
「でなければ、一生本当のアイデンティティなんて確立できないわよ」
「…………」
崩壊が止まる。
「私、は……!」
カブトムシ05は、『垣根帝督』だったモノは、光を帯び始める。
「…無理して垣根帝督にならなくてもいいんじゃないかしら」
「…?」
「いいじゃない、垣根帝督じゃなくても。」
「確かに、始まりは垣根帝督だったかも知れない。」
「でもあなたは本人(かきね)じゃない。例えクローンを作っても、本人によく似ているだけの別人になるように。」
「あなたは"あなた"でしょ。垣根帝督以外のパーソナリティを取得した"何か"。」
「兵器であるのを嫌がる、何か。」
「…あなたが自分で自分を決めるべきよ。あなたは垣根のお面を外すべきだわ」
「でなければ、一生本当のアイデンティティなんて確立できないわよ」
「…………」
崩壊が止まる。
「私、は……!」
カブトムシ05は、『垣根帝督』だったモノは、光を帯び始める。
247:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:41:18.29:SMqbgJVSO (66/135)
「よぉ。いい話の所、悪いんだけどよ」
時間が、停まる。
「よぉ。いい話の所、悪いんだけどよ」
時間が、停まる。
248:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:43:00.15:SMqbgJVSO (67/135)
声の主は。
「あー……"代表個体"…とでも名乗ろうかね。いや、会いたかったぜ、メジャーハート。」
引き裂くような笑みを浮かべ、悪意の塊が滲み出るようなオーラを背負っていた。
『垣根帝督』。
「…心理定規さんは下がっていてください」
少年は、心理定規を庇うように手を、『未元物質』の翼を広げる。
「おうおう。探したぜ?カブトムシ05。」
オーバーアクションで、やれやれ参ったぜとやりながら近づいてくる。
「いきなりふざけた理由で俺の統制から離れやがった時ぁ、もう、ぶっ殺したくて仕方がなかったぜ」
あえて不快さと不安を煽るような、ニチャニチャ。とした笑み。
「…まぁ俺からのオーダーを忠実にキチンとこなしていた点は評価してやるけどよ」
チラリと心理定規に目線を向ける。
実にイヤな目線だった。ドロドロとした、暗くて黒い。ジメッとしていて、気分が悪くなる。
心理定規も思わず目を逸らす。
「つーかよ、多少のお痛は許してやるけどよ。
さすがに別系統の『垣根帝督』に進化する事までは許容できねぇぞコラ」
『垣根帝督』は歩みを止めず。
声の主は。
「あー……"代表個体"…とでも名乗ろうかね。いや、会いたかったぜ、メジャーハート。」
引き裂くような笑みを浮かべ、悪意の塊が滲み出るようなオーラを背負っていた。
『垣根帝督』。
「…心理定規さんは下がっていてください」
少年は、心理定規を庇うように手を、『未元物質』の翼を広げる。
「おうおう。探したぜ?カブトムシ05。」
オーバーアクションで、やれやれ参ったぜとやりながら近づいてくる。
「いきなりふざけた理由で俺の統制から離れやがった時ぁ、もう、ぶっ殺したくて仕方がなかったぜ」
あえて不快さと不安を煽るような、ニチャニチャ。とした笑み。
「…まぁ俺からのオーダーを忠実にキチンとこなしていた点は評価してやるけどよ」
チラリと心理定規に目線を向ける。
実にイヤな目線だった。ドロドロとした、暗くて黒い。ジメッとしていて、気分が悪くなる。
心理定規も思わず目を逸らす。
「つーかよ、多少のお痛は許してやるけどよ。
さすがに別系統の『垣根帝督』に進化する事までは許容できねぇぞコラ」
『垣根帝督』は歩みを止めず。
249:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:44:04.69:SMqbgJVSO (68/135)
「ちぃっとばかし、逸脱しすぎてんだろ?なぁ?」
元05にの額に自身の額をくっつける。
「……私と戦う気ですか?今の私とあなたの立場は対等ですよ?」
「独立したからって一人前ぶってんじゃねぇよ」
ドス黒い殺気。邪悪な笑み。
「ちぃっとばかし、逸脱しすぎてんだろ?なぁ?」
元05にの額に自身の額をくっつける。
「……私と戦う気ですか?今の私とあなたの立場は対等ですよ?」
「独立したからって一人前ぶってんじゃねぇよ」
ドス黒い殺気。邪悪な笑み。
250:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:45:01.47:SMqbgJVSO (69/135)
「くっ『未元―――
「 い た だ き ま す 。 」
ぱ く。
「くっ『未元―――
「 い た だ き ま す 。 」
ぱ く。
251:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:46:32.33:SMqbgJVSO (70/135)
翼で視界を遮られていた心理定規には、何が起きたのかわからなかった。
翼が崩れ、視界が開けた先には、
『垣根帝督』が満足そうに腹を擦っていた。
ただ、どうやったかはわからないが、あの少年は"食べられて"しまったのだな、とだけ察せた。
翼で視界を遮られていた心理定規には、何が起きたのかわからなかった。
翼が崩れ、視界が開けた先には、
『垣根帝督』が満足そうに腹を擦っていた。
ただ、どうやったかはわからないが、あの少年は"食べられて"しまったのだな、とだけ察せた。
252:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:48:32.14:SMqbgJVSO (71/135)
「ゲフ。…ふぅ。」
「…あなたは、誰なの?」
「そうだな。少なくとも、全個体の中で一番、人間だった頃の名残がある"俺"だよ」
「……彼は?」
「あ?まさか情が湧いたとかじゃねーよな?"食った"。」
「…私を、ここに呼んだのはあなたなのかしら」
「そうだな。」
「…何の用よ」
「別に。ただ、前と同じように駄弁ったりしようかと思ってな」
「なら、あなたがこればよかったんじゃないかしら」
「バカ言うなよ。これから世界征服すんだぜ?下にいたら俺は大丈夫でもお前が死ぬじゃねぇか」
時が、凍る。
「……は?あなたそんなアホな事しようとしてるわけ?」
「? んだよ、05から聞いてなかったのか?」
「今から俺は学園都市をぶっ潰して、更に力をつけて世界征服する。」
「今の兵力なら、今の俺ならできる」
「バッカじゃないの。」
吐き捨てる。
「あのね?600%うまくいかないから、一秒でも早く諦めてくれないかしら」
「絶対の壁を越えちゃってんじゃねぇか」
「それくらい無理ってこと。そんなの小学生でもわかるわよ」
「あいっかわらず可愛げのねー女。殺しちまおっかなー」
「…そもそも。具体的にどうやって世界征服なんてやるわけ?」
「あん?一人残らず"食う"んだよ」
「…さっきの彼みたいに?」
「ちょっと違うが…まぁ、似たようなもんだな。さ、そろそろモニターを見にいこうぜ」
「もうすぐ、学園都市が最後を迎えるからな」スタスタ
「………」
『垣根帝督』の後についていき、部屋から出る。
:
:
:
「ゲフ。…ふぅ。」
「…あなたは、誰なの?」
「そうだな。少なくとも、全個体の中で一番、人間だった頃の名残がある"俺"だよ」
「……彼は?」
「あ?まさか情が湧いたとかじゃねーよな?"食った"。」
「…私を、ここに呼んだのはあなたなのかしら」
「そうだな。」
「…何の用よ」
「別に。ただ、前と同じように駄弁ったりしようかと思ってな」
「なら、あなたがこればよかったんじゃないかしら」
「バカ言うなよ。これから世界征服すんだぜ?下にいたら俺は大丈夫でもお前が死ぬじゃねぇか」
時が、凍る。
「……は?あなたそんなアホな事しようとしてるわけ?」
「? んだよ、05から聞いてなかったのか?」
「今から俺は学園都市をぶっ潰して、更に力をつけて世界征服する。」
「今の兵力なら、今の俺ならできる」
「バッカじゃないの。」
吐き捨てる。
「あのね?600%うまくいかないから、一秒でも早く諦めてくれないかしら」
「絶対の壁を越えちゃってんじゃねぇか」
「それくらい無理ってこと。そんなの小学生でもわかるわよ」
「あいっかわらず可愛げのねー女。殺しちまおっかなー」
「…そもそも。具体的にどうやって世界征服なんてやるわけ?」
「あん?一人残らず"食う"んだよ」
「…さっきの彼みたいに?」
「ちょっと違うが…まぁ、似たようなもんだな。さ、そろそろモニターを見にいこうぜ」
「もうすぐ、学園都市が最後を迎えるからな」スタスタ
「………」
『垣根帝督』の後についていき、部屋から出る。
:
:
:
253:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:51:00.64:SMqbgJVSO (72/135)
長い廊下、渡り廊下、螺旋回廊を進み。
着いた所はかつてスクールがアジトにしていたマンションの一室だった。
細部まで完璧に再現されていた。
違うのは、本来はテレビがあった所に何インチかもわからない程の大きな画面があることくらい。
それから、
「お帰りなさいッス、心理定規さん」
「お帰り」
死んだはずの、ゴーグルを着けた少年と狙撃手。
「ようやく、全員揃ったな!」
『垣根帝督』は嬉しそうにニコニコと歪に笑う。
ゴーグルの少年と狙撃手も歪に笑う。
狂っていた。通常の物理法則だけではなく、ヒトも、部屋も、表情も、道理も。
何もかも。
「ところでよ、メジャーハート。"俺"なら垣根帝督を名乗ってもいいはずだよな?05は否定されてたがよ」
ニヤつく『垣根帝督』が問い掛ける。
「…バカ言わないで。あなただって"あの人"じゃないわ。」
思いっきり眉をひそめて、眉間に皺を寄せて。不愉快さを全面に出す。
心理定規の、せめてもののささやかな反抗だった。
長い廊下、渡り廊下、螺旋回廊を進み。
着いた所はかつてスクールがアジトにしていたマンションの一室だった。
細部まで完璧に再現されていた。
違うのは、本来はテレビがあった所に何インチかもわからない程の大きな画面があることくらい。
それから、
「お帰りなさいッス、心理定規さん」
「お帰り」
死んだはずの、ゴーグルを着けた少年と狙撃手。
「ようやく、全員揃ったな!」
『垣根帝督』は嬉しそうにニコニコと歪に笑う。
ゴーグルの少年と狙撃手も歪に笑う。
狂っていた。通常の物理法則だけではなく、ヒトも、部屋も、表情も、道理も。
何もかも。
「ところでよ、メジャーハート。"俺"なら垣根帝督を名乗ってもいいはずだよな?05は否定されてたがよ」
ニヤつく『垣根帝督』が問い掛ける。
「…バカ言わないで。あなただって"あの人"じゃないわ。」
思いっきり眉をひそめて、眉間に皺を寄せて。不愉快さを全面に出す。
心理定規の、せめてもののささやかな反抗だった。
254:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:52:01.20:SMqbgJVSO (73/135)
~トール、サローニャ=A=イリヴィカ~
~トール、サローニャ=A=イリヴィカ~
255:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:53:16.46:SMqbgJVSO (74/135)
サローニャ「あっれー?トールちゃんじゃん。どったの?」
トール「…俺からしたら、お前が『どったの?』だよ。なんだよその白い畜生達は」
サローニャ「この子達?学園都市をこんなにして、私を襲ってきた奴等の仲間みたいなんだけど」
トール「…服従させたってか?」アキレ
サローニャ「そんにゃかんじぃー」ニヒヒヒ
トール「俺も襲われたんだよ。何か不死の『垣根帝督』とか言ってた、明らかに人間じゃない奴にな」
サローニャ「あ、私も私も!鎧騎士みたいな奴に襲われたんだけど、そいつも『垣根帝督』って名乗ってた!」
トール「はぁ?この街じゃ『垣根帝督』って名前が多いのかよ」
サローニャ「んー…"クローン"、ちゃんだったりー?」
トール「こんな化け物染みたクローンって…オリジナルはどんなだっての」
サローニャ「じゃー、『能力者』?」
トール「こんなことができちまう能力者がいるってのは考えたくねーけどな。」
トール「経験値稼ぎになりそうなら別だけどよ」
サローニャ「噂どーり、レベルあげ好きだねぇー?」
トール「あん?誰がそんな噂してんだよ」
サローニャ「けっこーロシア正教(こっち)でも有名だったよ?"戦争代理人"、"雷神トール"って。」テクテク
トール「へー」テクテク
サローニャ「これからどっするー?サローニャちゃんは上条ちゃんを探しに行きたいんだけど」
トール「行けよ、勝手にな。俺は高校行って皆の無事を確認してくるわ」ヒラヒラ
サローニャ「はいはいちゃん。あ、今私治癒術式使えるけど。その怪我なんとかしてったら?」
トール「お?頼むわ。すげー助かる」
:
:
:
サローニャ「あっれー?トールちゃんじゃん。どったの?」
トール「…俺からしたら、お前が『どったの?』だよ。なんだよその白い畜生達は」
サローニャ「この子達?学園都市をこんなにして、私を襲ってきた奴等の仲間みたいなんだけど」
トール「…服従させたってか?」アキレ
サローニャ「そんにゃかんじぃー」ニヒヒヒ
トール「俺も襲われたんだよ。何か不死の『垣根帝督』とか言ってた、明らかに人間じゃない奴にな」
サローニャ「あ、私も私も!鎧騎士みたいな奴に襲われたんだけど、そいつも『垣根帝督』って名乗ってた!」
トール「はぁ?この街じゃ『垣根帝督』って名前が多いのかよ」
サローニャ「んー…"クローン"、ちゃんだったりー?」
トール「こんな化け物染みたクローンって…オリジナルはどんなだっての」
サローニャ「じゃー、『能力者』?」
トール「こんなことができちまう能力者がいるってのは考えたくねーけどな。」
トール「経験値稼ぎになりそうなら別だけどよ」
サローニャ「噂どーり、レベルあげ好きだねぇー?」
トール「あん?誰がそんな噂してんだよ」
サローニャ「けっこーロシア正教(こっち)でも有名だったよ?"戦争代理人"、"雷神トール"って。」テクテク
トール「へー」テクテク
サローニャ「これからどっするー?サローニャちゃんは上条ちゃんを探しに行きたいんだけど」
トール「行けよ、勝手にな。俺は高校行って皆の無事を確認してくるわ」ヒラヒラ
サローニャ「はいはいちゃん。あ、今私治癒術式使えるけど。その怪我なんとかしてったら?」
トール「お?頼むわ。すげー助かる」
:
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256:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:54:08.51:SMqbgJVSO (75/135)
〓〓とある高校〓〓
〓〓とある高校〓〓
257:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:55:33.14:SMqbgJVSO (76/135)
トール「すっかり白いのに覆われてんな」テクテク
トール「ふんッッ!」ヴォン!
ジュウウウ!!
トール「…ダメか。やっぱミョルニルと繋がってなきゃなぁ」
トール(…さっきの虎ヤローとの時、実は結構ダメ元で『投擲の槌』とリンクを試みたんだけどな)
トール("リンクできちまった"って事は、リンク圏内…つまりはこの街のどっかにミョルニルがいるってことか。)
トール(あとマリアンの野郎も。)
トール「………………」
トール(さって。どうしたもんかね)
トール「すっかり白いのに覆われてんな」テクテク
トール「ふんッッ!」ヴォン!
ジュウウウ!!
トール「…ダメか。やっぱミョルニルと繋がってなきゃなぁ」
トール(…さっきの虎ヤローとの時、実は結構ダメ元で『投擲の槌』とリンクを試みたんだけどな)
トール("リンクできちまった"って事は、リンク圏内…つまりはこの街のどっかにミョルニルがいるってことか。)
トール(あとマリアンの野郎も。)
トール「………………」
トール(さって。どうしたもんかね)
258:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:56:17.21:SMqbgJVSO (77/135)
〓〓学園都市某所〓〓
〓〓学園都市某所〓〓
259:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:57:04.10:SMqbgJVSO (78/135)
「ふぁーっく、ふぁーっく。ふぁっきーん。」
「ったく。あの野郎は一体どこほっつき歩いてんだか。」
「今『グレムリン』は大変な事になってるってのに。やる気も危機感もなーさーすーぎぃー。」
『マリアン、それはあなたもでしょ?』
「……まーね」
『ベルシが死んでからのあなた、ほとんど動かないじゃない。』
「太っちゃうかねー」
『貯金切り崩してホテル暮らし、ボーッとしてるか寝てるか、私と軽く遊ぶか。』
『…「死者の軍勢《エインヘルヤル》」になったベルシより、今のマリアンの方が死体みたいよ?』
「…ベルシの話はやめて。……泣きそうになるから」
『だったら、早く立ち直って。そんなマリアンを見てる私も辛いから』
「うあーいー。」
『もう、本当にわかってるの?』
「うあーいー。」
『ハァ、ダメだこりゃ。一度医者にかからせるべきかな』
「ふぁーっく、ふぁーっく。ふぁっきーん。」
「ったく。あの野郎は一体どこほっつき歩いてんだか。」
「今『グレムリン』は大変な事になってるってのに。やる気も危機感もなーさーすーぎぃー。」
『マリアン、それはあなたもでしょ?』
「……まーね」
『ベルシが死んでからのあなた、ほとんど動かないじゃない。』
「太っちゃうかねー」
『貯金切り崩してホテル暮らし、ボーッとしてるか寝てるか、私と軽く遊ぶか。』
『…「死者の軍勢《エインヘルヤル》」になったベルシより、今のマリアンの方が死体みたいよ?』
「…ベルシの話はやめて。……泣きそうになるから」
『だったら、早く立ち直って。そんなマリアンを見てる私も辛いから』
「うあーいー。」
『もう、本当にわかってるの?』
「うあーいー。」
『ハァ、ダメだこりゃ。一度医者にかからせるべきかな』
260:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:58:10.96:SMqbgJVSO (79/135)
〓〓学園都市某所〓〓
〓〓学園都市某所〓〓
261:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 01:59:23.65:SMqbgJVSO (80/135)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それで?天井亜雄は木山春生、第二位と無事接触できたのかね?」
「ええ。順調過ぎて怖いくらいですね」
「そいつは上々」
「いやはや。やーっと天井くんが巣から這い出てくれたみたいです。やっと巣立ち(スタートライン)です。」
「君にしては随分かかったな」
「んー、"促しても"よかったんですがね。」
「魔術side、それも世間を賑わす『グレムリン』のメンバーと接触した以上は下手につつけなくなっちゃったんですよねぇ」
「ほう。」
「あ、いえ、一蹴してやるのはとーっても簡単なんですけど。今あっちの"魔神"に関わられても困るんですよ」
「後天性、それも偽名とは言え。仮にも"木原"の名を冠する天井くんはどこまでやれると思うかね」
「無論、"最後まで"やらせますよ。"授業"が全部終わってもダメなら"居残り"させて、それでも足りないなら家庭教師についてでも。」
「途中で死んだら生き返らせます。それか、"ストック"を使いますか…」
「…まぁ、私としては君が最後までやってくれれば文句はないよ」
そんな、リクルートスーツの上に白衣を着た女と、ゴールデンレトリバーの会話。
純粋過ぎる好奇心とも、自分が遊ぶために他者を何とも思わぬ傲慢さともとれる。
そんな、"木原"同士の会話。
「あ、ビーフジャーキー齧ります?」
「いただこう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それで?天井亜雄は木山春生、第二位と無事接触できたのかね?」
「ええ。順調過ぎて怖いくらいですね」
「そいつは上々」
「いやはや。やーっと天井くんが巣から這い出てくれたみたいです。やっと巣立ち(スタートライン)です。」
「君にしては随分かかったな」
「んー、"促しても"よかったんですがね。」
「魔術side、それも世間を賑わす『グレムリン』のメンバーと接触した以上は下手につつけなくなっちゃったんですよねぇ」
「ほう。」
「あ、いえ、一蹴してやるのはとーっても簡単なんですけど。今あっちの"魔神"に関わられても困るんですよ」
「後天性、それも偽名とは言え。仮にも"木原"の名を冠する天井くんはどこまでやれると思うかね」
「無論、"最後まで"やらせますよ。"授業"が全部終わってもダメなら"居残り"させて、それでも足りないなら家庭教師についてでも。」
「途中で死んだら生き返らせます。それか、"ストック"を使いますか…」
「…まぁ、私としては君が最後までやってくれれば文句はないよ」
そんな、リクルートスーツの上に白衣を着た女と、ゴールデンレトリバーの会話。
純粋過ぎる好奇心とも、自分が遊ぶために他者を何とも思わぬ傲慢さともとれる。
そんな、"木原"同士の会話。
「あ、ビーフジャーキー齧ります?」
「いただこう」
262:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:00:48.08:SMqbgJVSO (81/135)
~VS・姫神秋紗~
~VS・姫神秋紗~
263:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:01:47.95:SMqbgJVSO (82/135)
姫神「白い何かが街を……?」
姫神「…きっと。当麻くんはまた戦うんだよね。」
姫神「………。」
姫神「私も。戦う時が来たのかもしれない」
姫神「吹寄さん。ごめん。私。ちょっと抜ける」スタスタ
吹寄「え?!ちょっとどこいく気?!」
姫神「ちょっとそこまで。」
:
:
:
姫神「…ここなら。誰も見てない。」キョロキョロ。
姫神「はぁあああ!」バッバッ!
姫神「変☆身!」バッ
姫神「たららら~ららーらららー♪」ヌギヌギ←普通に着替えてる
―――――――
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姫神「白い何かが街を……?」
姫神「…きっと。当麻くんはまた戦うんだよね。」
姫神「………。」
姫神「私も。戦う時が来たのかもしれない」
姫神「吹寄さん。ごめん。私。ちょっと抜ける」スタスタ
吹寄「え?!ちょっとどこいく気?!」
姫神「ちょっとそこまで。」
:
:
:
姫神「…ここなら。誰も見てない。」キョロキョロ。
姫神「はぁあああ!」バッバッ!
姫神「変☆身!」バッ
姫神「たららら~ららーらららー♪」ヌギヌギ←普通に着替えてる
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264:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:02:14.71:SMqbgJVSO (83/135)
~大覇星祭直後~
~大覇星祭直後~
265:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:03:16.40:SMqbgJVSO (84/135)
インデックス『「魔術師になりたい?」』
姫神『うん。』コクリ
インデックス『…どうして?』
姫神『私。今回の事で思った事がある。』
姫神『「もう足手まといはイヤ」って』
インデックス『……』
姫神『もし。私があの時戦う力があったなら。もし今後も上条くんと同じ舞台に立ててなければいけないのだとしたら。』
姫神『私は。いつまでも無力なヒロインでいるわけにはいかない。』
姫神『…お願い。私に戦う力を。』
インデックス『………いいよ。』
姫神『!ありがとう』
インデックス『…でも、あいさ。あいさは大事なモノを捨てる覚悟はある?』
―――――――――
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インデックス『「魔術師になりたい?」』
姫神『うん。』コクリ
インデックス『…どうして?』
姫神『私。今回の事で思った事がある。』
姫神『「もう足手まといはイヤ」って』
インデックス『……』
姫神『もし。私があの時戦う力があったなら。もし今後も上条くんと同じ舞台に立ててなければいけないのだとしたら。』
姫神『私は。いつまでも無力なヒロインでいるわけにはいかない。』
姫神『…お願い。私に戦う力を。』
インデックス『………いいよ。』
姫神『!ありがとう』
インデックス『…でも、あいさ。あいさは大事なモノを捨てる覚悟はある?』
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266:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:03:48.74:SMqbgJVSO (85/135)
姫神「あるよ。だからこそ。あなたの指示通りに。」
姫神「術式に必要な技術を身につけるためにゲーセンに通い続けたのだから」
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姫神「あるよ。だからこそ。あなたの指示通りに。」
姫神「術式に必要な技術を身につけるためにゲーセンに通い続けたのだから」
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267:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:05:18.34:SMqbgJVSO (86/135)
インデックス『えっと、ね?確かにあいさが戦えるようになれるであろう術式は、あるにはあるんだよ』
姫神『教えて。』
インデックス『…あいさ。神道、日本古事記に出てくる"天岩戸(あまのいわと)"って知ってる?』
姫神『なんとなく。聞いた事があるような。』
インデックス『かいつまんで説明するとね、ある時、天照大神(アマテラスオオミカミ)って神様が精神的ショックを受けて天岩戸ってシェルターに引き篭っちゃうの。』
インデックス『そのせいで世界から光が失われ、色んな災いが起こるようになる。
それを八百万の神様達が協力しあって出てきてもらうって話なんだよ』
姫神『ふむ。』
インデックス『…私があいさに教えるのはね、その天岩戸の終盤、天照大神が出てくる直接の理由になった
"天宇受賣命(アメノウズメノミコト)"の伝説を模した術式なんだよ』
姫神『アメノウズメノミコト?』
インデックス『わかりやすくいうと、芸能やコメディアン、神楽…今で言うエンターテイナーの神様なんだよ』
姫神『へぇ…。それは。使うとどうなるの?』
インデックス『端的に言うと、凄く難しい所定のステップとリズムの通りに踊れば、八百万の神様達の力を借りることができるんだよ。』
インデックス『あと、「神々を笑わせた」→「夢中にさせた」って理論で、踊っている時に術者を見ている特定の人の動きを止めたりだとか…』
インデックス『"鏡"や"矛"、"榊"を模した霊装があれば更に強力な力が使えるんだよ』
姫神『…すごい。是非教えてほしい。』
インデックス『でも、幾つか問題があるんだよ』
姫神『?』
インデックス『えっと、ね?確かにあいさが戦えるようになれるであろう術式は、あるにはあるんだよ』
姫神『教えて。』
インデックス『…あいさ。神道、日本古事記に出てくる"天岩戸(あまのいわと)"って知ってる?』
姫神『なんとなく。聞いた事があるような。』
インデックス『かいつまんで説明するとね、ある時、天照大神(アマテラスオオミカミ)って神様が精神的ショックを受けて天岩戸ってシェルターに引き篭っちゃうの。』
インデックス『そのせいで世界から光が失われ、色んな災いが起こるようになる。
それを八百万の神様達が協力しあって出てきてもらうって話なんだよ』
姫神『ふむ。』
インデックス『…私があいさに教えるのはね、その天岩戸の終盤、天照大神が出てくる直接の理由になった
"天宇受賣命(アメノウズメノミコト)"の伝説を模した術式なんだよ』
姫神『アメノウズメノミコト?』
インデックス『わかりやすくいうと、芸能やコメディアン、神楽…今で言うエンターテイナーの神様なんだよ』
姫神『へぇ…。それは。使うとどうなるの?』
インデックス『端的に言うと、凄く難しい所定のステップとリズムの通りに踊れば、八百万の神様達の力を借りることができるんだよ。』
インデックス『あと、「神々を笑わせた」→「夢中にさせた」って理論で、踊っている時に術者を見ている特定の人の動きを止めたりだとか…』
インデックス『"鏡"や"矛"、"榊"を模した霊装があれば更に強力な力が使えるんだよ』
姫神『…すごい。是非教えてほしい。』
インデックス『でも、幾つか問題があるんだよ』
姫神『?』
268:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:07:34.48:SMqbgJVSO (87/135)
インデックス『まず、「能力者」は魔術を使えないんだよ。いや厳密には使えないわけじゃないんだけど…』
姫神『使うと何か副作用が?』
インデックス『うん。魔術と能力は現実を歪める力を形成する回路が違うの。だから無理矢理使うと…』
姫神『使うと?』
インデックス『血管が破裂して、場合によっては一発で死ぬんだよ』
姫神『』
インデックス『…でも、この問題に関してはたぶん大丈夫。』
インデックス『"拒絶反応"が起きるのは人工的に能力開発された能力者が魔術を使用した場合。』
インデックス『能力開発を受けていないあいさみたいな「原石」なら。魔術を使える可能性があるんだよ』
インデックス『特にあいさのは"吸血殺し【ディープ・ブラッド】"っていう魔術sideに限りなく近い能力。』
インデックス『超能力…科学sideでいう"演算"ってのを使って能力制御もしてないし、どちらかと言えば"体質"って言った方が正確かも』
インデックス『だから、あいさが魔術を扱える可能性は十二分にある筈なんだよ』
姫神『…本当?じゃあ私。本物の魔法使いになれるの?』
インデックス『"魔術師"に、なんだよ。』
姫神『なら。私を魔術師にして。』
インデックス『うーん…いい、けど………』
姫神『…さっきから。歯切れが悪い。』
インデックス『まず、「能力者」は魔術を使えないんだよ。いや厳密には使えないわけじゃないんだけど…』
姫神『使うと何か副作用が?』
インデックス『うん。魔術と能力は現実を歪める力を形成する回路が違うの。だから無理矢理使うと…』
姫神『使うと?』
インデックス『血管が破裂して、場合によっては一発で死ぬんだよ』
姫神『』
インデックス『…でも、この問題に関してはたぶん大丈夫。』
インデックス『"拒絶反応"が起きるのは人工的に能力開発された能力者が魔術を使用した場合。』
インデックス『能力開発を受けていないあいさみたいな「原石」なら。魔術を使える可能性があるんだよ』
インデックス『特にあいさのは"吸血殺し【ディープ・ブラッド】"っていう魔術sideに限りなく近い能力。』
インデックス『超能力…科学sideでいう"演算"ってのを使って能力制御もしてないし、どちらかと言えば"体質"って言った方が正確かも』
インデックス『だから、あいさが魔術を扱える可能性は十二分にある筈なんだよ』
姫神『…本当?じゃあ私。本物の魔法使いになれるの?』
インデックス『"魔術師"に、なんだよ。』
姫神『なら。私を魔術師にして。』
インデックス『うーん…いい、けど………』
姫神『…さっきから。歯切れが悪い。』
269:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:12:11.91:SMqbgJVSO (88/135)
インデックス『うん、その、ね?これが一番の問題なんだけど、天宇受賣命の術式は、ね……?』
インデックス『天宇受賣命が天照大神を誘き出す時の舞踊をすることが発動キーなんだけど、』
姫神『うん』
インデックス『伝説ではその時、天照大神を騙すために喜びのあまり夢中で踊った(っていう設定だった)んだけど…』
インデックス『記述では、「胸元をはだけさせ乳房を露出、袴も脱げかけてて女性器を少し露出した」そうなんだよ』
インデックス『…だから、もしあいさが天宇受賣命の術式を扱うなら。その伝説になぞらえなきゃいけなくて……』
姫神『……まさか。私。局部を露出しなきゃいけないってこと…?』
インデックス『簡単に言えば。』コクン
姫神『………』
インデックス『それに。彼女の「夢中になって滑稽でメチャクチャなダンスを踊る」を再現するにあたって、相当なダンスの技量が求められるんだよ』
姫神『……』
インデックス『…日本人にとって馴染みやすい宗教で、あいさに扱えて。それなりに戦える術式、簡単で一番早く使える術式はこれしかないんだよ』
インデックス『でも。はっきり言って、凄く難しいよ。それでも。知りたい?』
姫神『……』
姫神『…教えて。もう。足手まといは。イヤ。』
インデックス『…わかったんだよ。じゃあまず――』
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インデックス『うん、その、ね?これが一番の問題なんだけど、天宇受賣命の術式は、ね……?』
インデックス『天宇受賣命が天照大神を誘き出す時の舞踊をすることが発動キーなんだけど、』
姫神『うん』
インデックス『伝説ではその時、天照大神を騙すために喜びのあまり夢中で踊った(っていう設定だった)んだけど…』
インデックス『記述では、「胸元をはだけさせ乳房を露出、袴も脱げかけてて女性器を少し露出した」そうなんだよ』
インデックス『…だから、もしあいさが天宇受賣命の術式を扱うなら。その伝説になぞらえなきゃいけなくて……』
姫神『……まさか。私。局部を露出しなきゃいけないってこと…?』
インデックス『簡単に言えば。』コクン
姫神『………』
インデックス『それに。彼女の「夢中になって滑稽でメチャクチャなダンスを踊る」を再現するにあたって、相当なダンスの技量が求められるんだよ』
姫神『……』
インデックス『…日本人にとって馴染みやすい宗教で、あいさに扱えて。それなりに戦える術式、簡単で一番早く使える術式はこれしかないんだよ』
インデックス『でも。はっきり言って、凄く難しいよ。それでも。知りたい?』
姫神『……』
姫神『…教えて。もう。足手まといは。イヤ。』
インデックス『…わかったんだよ。じゃあまず――』
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270:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:13:34.11:SMqbgJVSO (89/135)
姫神(神社神道の信仰。術式の扱い方。"戦闘服"の準備。所定のリズムとステップの記憶…)
姫神(ずっと。やってきた今までの努力は。きっと今日。この日のため。)
姫神(当麻くんと。同じ舞台に一緒に立つため!)ダッ
姫神(神社神道の信仰。術式の扱い方。"戦闘服"の準備。所定のリズムとステップの記憶…)
姫神(ずっと。やってきた今までの努力は。きっと今日。この日のため。)
姫神(当麻くんと。同じ舞台に一緒に立つため!)ダッ
271:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:14:36.43:SMqbgJVSO (90/135)
「助けにきたよ。当麻くん。」ニッコリ
「秋、沙」
上条当麻は宙に浮いていた。風の塊がクッションのように支えているためだ。
そして、そばには、その現象を起こしたであろうクラスメイト。
だが、助けてもらったお礼を言う前に、どうしてもツッコまずにはいられなかった。
「どうしたんだその格好」
「…言わないで…///」
「助けにきたよ。当麻くん。」ニッコリ
「秋、沙」
上条当麻は宙に浮いていた。風の塊がクッションのように支えているためだ。
そして、そばには、その現象を起こしたであろうクラスメイト。
だが、助けてもらったお礼を言う前に、どうしてもツッコまずにはいられなかった。
「どうしたんだその格好」
「…言わないで…///」
272:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:15:14.18:mrqXeEqj0 (1/1)
姫神さん・・・そこまでして目立ちたいか・・・
姫神さん・・・そこまでして目立ちたいか・・・
273:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:15:49.30:SMqbgJVSO (91/135)
姫神が着ている服はいつもより露出が激しかった。
いつもの巫女服の胸元を大きくはだけ、谷間が見える。
また、腋の下から脇腹にかけて服のパーツが分かれており、網状に紐で縛って留めているだけ故に、横乳も見えている。
肩口と袖もパーツで分かれ、網状に紐で縛って留めている。
故に姫神の白い肩と二の腕、腋が露出。
腹の部分は縦に長い菱形の穴が空いており、そこから形のいいヘソが覗く。
袴の部分は下腹部から股間ギリギリまで幅広いスリットがあり、太股の外側の布はなく。
お尻もほとんど見えていた。アイバックという奴である。
木で出来た草鞋っぽい太ハイヒールを履いていて……
一言で言うと、「スゲぇエロかった。」
姫神が着ている服はいつもより露出が激しかった。
いつもの巫女服の胸元を大きくはだけ、谷間が見える。
また、腋の下から脇腹にかけて服のパーツが分かれており、網状に紐で縛って留めているだけ故に、横乳も見えている。
肩口と袖もパーツで分かれ、網状に紐で縛って留めている。
故に姫神の白い肩と二の腕、腋が露出。
腹の部分は縦に長い菱形の穴が空いており、そこから形のいいヘソが覗く。
袴の部分は下腹部から股間ギリギリまで幅広いスリットがあり、太股の外側の布はなく。
お尻もほとんど見えていた。アイバックという奴である。
木で出来た草鞋っぽい太ハイヒールを履いていて……
一言で言うと、「スゲぇエロかった。」
274:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:16:42.32:SMqbgJVSO (92/135)
そんな、かなり際どいエロエロ巫女な姫神が顔を真っ赤にして立っていたのだ。
聞かずになんていられない。
「これでも。彼女と相談して露出を極力抑えてる。//////」
「…それより。」
「…なんだ、感動の再会は終わったか?もう殺っていいのか?」
白い笑みを浮かべる天使を、巫女は睨み付けた。
「私の大事な人を。傷つけようとしたあなたは絶対に許さない。」
姫神のカラダから、魔力が迸り始める。
この日。漸く悲劇的少女(ヒロイン)は魔法使い(ヒロイン)としてヒーローと同じ舞台へ上がった。
永い間、ずっとずっと。独り努力して戦ってきた。
――その努力が漸く実を結ぶ。
待ち焦がれた檜舞台で。『神道系魔術師:姫神秋沙』は手を、足を、打ち鳴らす。
そんな、かなり際どいエロエロ巫女な姫神が顔を真っ赤にして立っていたのだ。
聞かずになんていられない。
「これでも。彼女と相談して露出を極力抑えてる。//////」
「…それより。」
「…なんだ、感動の再会は終わったか?もう殺っていいのか?」
白い笑みを浮かべる天使を、巫女は睨み付けた。
「私の大事な人を。傷つけようとしたあなたは絶対に許さない。」
姫神のカラダから、魔力が迸り始める。
この日。漸く悲劇的少女(ヒロイン)は魔法使い(ヒロイン)としてヒーローと同じ舞台へ上がった。
永い間、ずっとずっと。独り努力して戦ってきた。
――その努力が漸く実を結ぶ。
待ち焦がれた檜舞台で。『神道系魔術師:姫神秋沙』は手を、足を、打ち鳴らす。
275:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:17:16.02:SMqbgJVSO (93/135)
「―――覚悟して。今日の私は。ちょっと荒っぽい。」
「―――覚悟して。今日の私は。ちょっと荒っぽい。」
276:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:17:43.58:SMqbgJVSO (94/135)
~VS・天井亜雄~
~VS・天井亜雄~
277:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:18:24.02:SMqbgJVSO (95/135)
ウートガルザロキ達が天井を発見する少し前。
(いよいよ、か。)
天井は一人、『叶え屋』の運転席でハンドルを握り締めていた。
木山とフルチューニングは既に『叶え屋』の後部に配置済みだ。
ウートガルザロキ達が天井を発見する少し前。
(いよいよ、か。)
天井は一人、『叶え屋』の運転席でハンドルを握り締めていた。
木山とフルチューニングは既に『叶え屋』の後部に配置済みだ。
278:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:19:22.58:SMqbgJVSO (96/135)
―――作戦開始まで、後50秒。
(まさか、この私が。こんな事をするとはな)
木山に熱く語り、述べた内容は全て真実であり、あり得る可能性だ。
だが。殆どは演技だった。
(…本当にやるべき、一番いい選択は…この車に引きこもったまま学園都市の壁まで最短ルートで避難する事だ)
("学園都市"も、むざむざ第二位に乗っ取られる事などしないだろう。
いかに第二位が強くとも、必ず何か制御装置(くびわ)をつけるはずだ)
だから、学園都市が何か対策をとってくれるまで逃げればいい。
ただ、この件が終わった後で木山は何らかの形で処理されるだろう。
…現実的に言って、叶え屋で庇い続ける事もできないのだから。
だが。
―――作戦開始まで、後50秒。
(まさか、この私が。こんな事をするとはな)
木山に熱く語り、述べた内容は全て真実であり、あり得る可能性だ。
だが。殆どは演技だった。
(…本当にやるべき、一番いい選択は…この車に引きこもったまま学園都市の壁まで最短ルートで避難する事だ)
("学園都市"も、むざむざ第二位に乗っ取られる事などしないだろう。
いかに第二位が強くとも、必ず何か制御装置(くびわ)をつけるはずだ)
だから、学園都市が何か対策をとってくれるまで逃げればいい。
ただ、この件が終わった後で木山は何らかの形で処理されるだろう。
…現実的に言って、叶え屋で庇い続ける事もできないのだから。
だが。
279:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:21:18.42:SMqbgJVSO (97/135)
(だが、私は『そういう形で諦めてしまう』というのができなかった。)
試したくなってしまった。
誰かの為に戦ってみたくなってしまった。
木山を、この街を救い。
第二位に一発食らわせ、自分の論の正しさと研究者としてのプライドをぶつけてみたくなってしまった。
…そう、これは実験だった。
『Q.天井亜雄は、全てを救えるか?』という。
(だが、私は『そういう形で諦めてしまう』というのができなかった。)
試したくなってしまった。
誰かの為に戦ってみたくなってしまった。
木山を、この街を救い。
第二位に一発食らわせ、自分の論の正しさと研究者としてのプライドをぶつけてみたくなってしまった。
…そう、これは実験だった。
『Q.天井亜雄は、全てを救えるか?』という。
280:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:22:05.36:SMqbgJVSO (98/135)
かつて、借金に苦しめられていた頃の自分はこんな人格(ソフト)ではなかったと思うのだが。
(案外、これが本来の私だったのかな)
それはまた、存外子供っぽかったのだな、と一人苦笑する。
"できるかどうか。本当のことが知りたいんだ。"
"研究者"という生き物の根幹。
どうやら自分はそれすら忘れていたようだ。
この街はそれが行きすぎてしまっているが
かつて、借金に苦しめられていた頃の自分はこんな人格(ソフト)ではなかったと思うのだが。
(案外、これが本来の私だったのかな)
それはまた、存外子供っぽかったのだな、と一人苦笑する。
"できるかどうか。本当のことが知りたいんだ。"
"研究者"という生き物の根幹。
どうやら自分はそれすら忘れていたようだ。
この街はそれが行きすぎてしまっているが
281:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:22:56.61:SMqbgJVSO (99/135)
―――作戦開始まで、後20秒。
ふと思う。もしこれが終わったら、自分はどうするつもりなのだろうかと。
(まぁ、失敗すれば死ぬだけ。成功すれば全てが助かる)
――作戦開始まで、後15秒。
無責任。無鉄砲。向こう見ず。……自分勝手過ぎる考え。
――作戦開始まで、後10秒。
(それでも)
――作戦開始まで後5秒。
(私は、知りたいんだ)
―――作戦開始まで、後20秒。
ふと思う。もしこれが終わったら、自分はどうするつもりなのだろうかと。
(まぁ、失敗すれば死ぬだけ。成功すれば全てが助かる)
――作戦開始まで、後15秒。
無責任。無鉄砲。向こう見ず。……自分勝手過ぎる考え。
――作戦開始まで、後10秒。
(それでも)
――作戦開始まで後5秒。
(私は、知りたいんだ)
282:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:24:10.58:SMqbgJVSO (100/135)
『叶え屋』の入り口…車両の後ろがバタァン!と勢いよく開かれ。
「いくよ!/return」
「ああ、よろしく頼む。」
木山を背負ったフルチューニングが飛び出す。
天井はサイドミラーでそれを確認し、ブレーキペダルから足をどけ、アクセルペダルを踏み込む。
「ふん!」
ブォオン!!!!
タイヤが高速回転を始め、走り出す。
「頼むぞ?木山、フルチューニング…!」
『叶え屋』の入り口…車両の後ろがバタァン!と勢いよく開かれ。
「いくよ!/return」
「ああ、よろしく頼む。」
木山を背負ったフルチューニングが飛び出す。
天井はサイドミラーでそれを確認し、ブレーキペダルから足をどけ、アクセルペダルを踏み込む。
「ふん!」
ブォオン!!!!
タイヤが高速回転を始め、走り出す。
「頼むぞ?木山、フルチューニング…!」
283:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:24:37.19:SMqbgJVSO (101/135)
―――作戦、開始。
―――作戦、開始。
284:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:25:11.79:SMqbgJVSO (102/135)
:
:
:
暫く車を走らせ、街の中央、『垣根帝督』達が蔓延る一画の目の前まで車を進ませる。
そして、
天井は叶え屋の運転席から出た。
そのままドアを閉め、後ろの扉も閉め。
遠くで歌が流れ出したのを確認した後に、『垣根帝督』達がいるところまで歩いていった。
:
:
:
暫く車を走らせ、街の中央、『垣根帝督』達が蔓延る一画の目の前まで車を進ませる。
そして、
天井は叶え屋の運転席から出た。
そのままドアを閉め、後ろの扉も閉め。
遠くで歌が流れ出したのを確認した後に、『垣根帝督』達がいるところまで歩いていった。
285:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:25:46.86:SMqbgJVSO (103/135)
「おい、なんでアイツ、"喰われ"てないんだ?」
「能力者、かもな」
「早く殺っちまおうぜ」
『垣根帝督』達が不穏な言葉を吐く。
そんな『垣根帝督』達に、天井は気さくに話しかける。
「やぁ、初めまして第二位。…少しばかり、"お痛"が過ぎたんじゃないか?」
「ああ?」
「たぶん。君はまともに怒られた経験がないのではないか?何せ、君はあまりにも子供過ぎる。」
「おい、なんでアイツ、"喰われ"てないんだ?」
「能力者、かもな」
「早く殺っちまおうぜ」
『垣根帝督』達が不穏な言葉を吐く。
そんな『垣根帝督』達に、天井は気さくに話しかける。
「やぁ、初めまして第二位。…少しばかり、"お痛"が過ぎたんじゃないか?」
「ああ?」
「たぶん。君はまともに怒られた経験がないのではないか?何せ、君はあまりにも子供過ぎる。」
286:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:27:09.99:SMqbgJVSO (104/135)
「なんだコイツ」
「わからん。記憶にもねぇな」
「殺さね?」
「だったら、なんだってんだよ」
「だったら。ちゃんと怒ってあげよう。」
にこやかに微笑む天井。
「例え、どれだけ自分には関係のない子供だったとしても。
逆上されて不利益を被るとしても、目の前で悪い事していたら叱ってやる。」
「若い奴の傍若無人さをキチンと叱れる。"大人"とはそういうものであるべきだ、と思うのでね」
「キメェ」
「ウゼェ」
「ッハ。その"若い奴"の方からしたらクソウゼェだけだろ、それ」
「かもな」
「なんだコイツ」
「わからん。記憶にもねぇな」
「殺さね?」
「だったら、なんだってんだよ」
「だったら。ちゃんと怒ってあげよう。」
にこやかに微笑む天井。
「例え、どれだけ自分には関係のない子供だったとしても。
逆上されて不利益を被るとしても、目の前で悪い事していたら叱ってやる。」
「若い奴の傍若無人さをキチンと叱れる。"大人"とはそういうものであるべきだ、と思うのでね」
「キメェ」
「ウゼェ」
「ッハ。その"若い奴"の方からしたらクソウゼェだけだろ、それ」
「かもな」
287:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:28:02.21:SMqbgJVSO (105/135)
『♪~~~♪♪~~♪~~♪♪♪!!!!!』
遠くで流れているだけだった歌が、この付近でも流れ出した。
未元物質で覆われている街頭テレビ、緊急時用スピーカー、各店舗の店内のBGM…
街中の音楽再生機から全く同じ音楽が一斉に。
「…"来た"な」
天井はスッ…と眼を閉じ。集中する。
「ッッ?!っせーな!なんだ?急にあちこちから音楽が…?」
「もう攻撃しとくか」
『垣根帝督』の一人が翼を顕現させる。
『♪~~~♪♪~~♪~~♪♪♪!!!!!』
遠くで流れているだけだった歌が、この付近でも流れ出した。
未元物質で覆われている街頭テレビ、緊急時用スピーカー、各店舗の店内のBGM…
街中の音楽再生機から全く同じ音楽が一斉に。
「…"来た"な」
天井はスッ…と眼を閉じ。集中する。
「ッッ?!っせーな!なんだ?急にあちこちから音楽が…?」
「もう攻撃しとくか」
『垣根帝督』の一人が翼を顕現させる。
288:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:28:50.23:SMqbgJVSO (106/135)
「死ねコラ。」
ガッキィいインンンn!!
「…………………あ?」
垣根の怪訝な顔の先には。
『垣根帝督』達の攻撃を防ぐ、天井の背から伸びた白い6枚3対の翼。
それは間違いなく、『未元物質』だった。
「な、テメ、それは!」
「…さて、第一次実験は大成功、か。次の段階へ移行する」
天井の目がカッと開かれる。
そして、その瞳は真っ赤に変色していた。
"幻想御手《レベルアッパー》"使用者の証。かつての木山のように、文字通り目の色を変え。
「第二位。悪いが、この"実験"につきあってくれたまえ。」
天井が『未元物質』の翼で飛ぶ。
「死ねコラ。」
ガッキィいインンンn!!
「…………………あ?」
垣根の怪訝な顔の先には。
『垣根帝督』達の攻撃を防ぐ、天井の背から伸びた白い6枚3対の翼。
それは間違いなく、『未元物質』だった。
「な、テメ、それは!」
「…さて、第一次実験は大成功、か。次の段階へ移行する」
天井の目がカッと開かれる。
そして、その瞳は真っ赤に変色していた。
"幻想御手《レベルアッパー》"使用者の証。かつての木山のように、文字通り目の色を変え。
「第二位。悪いが、この"実験"につきあってくれたまえ。」
天井が『未元物質』の翼で飛ぶ。
289:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:30:00.35:SMqbgJVSO (107/135)
「っざっけんな。お断りだクソ野郎」
「知ってっか?俺にそう言った奴って、全員軒並み二度と口を開けなくなるんだぜ」
「どうやってんのかはわからねぇが、俺以外が『未元物質』のを力を振るうんじゃねぇよ」
『垣根帝督』達も飛ぶ。
「口径は65。"銃"を精製。数は7丁、弾は常時充填。」
天井が呟くと、翼からドデカイ銃7丁が現れた。
その内の一丁を手にとり、構える。
「「「んなっ?!」」」
「さあ。たんと食らうがいい。」
バァン!!!バババババババババ!!!
一斉射撃。
必死に翼で防御する『垣根帝督』達を嘲笑うかのように、天井から放たれた弾丸達はいとも容易くその翼を貫く。
「がっ?!いてぇぇえええ??!」
「ゔあ゙?!あ゙あ゙あ゙あ゙??!!」
「ひっぎ、ぐがあああ!!」
「っざっけんな。お断りだクソ野郎」
「知ってっか?俺にそう言った奴って、全員軒並み二度と口を開けなくなるんだぜ」
「どうやってんのかはわからねぇが、俺以外が『未元物質』のを力を振るうんじゃねぇよ」
『垣根帝督』達も飛ぶ。
「口径は65。"銃"を精製。数は7丁、弾は常時充填。」
天井が呟くと、翼からドデカイ銃7丁が現れた。
その内の一丁を手にとり、構える。
「「「んなっ?!」」」
「さあ。たんと食らうがいい。」
バァン!!!バババババババババ!!!
一斉射撃。
必死に翼で防御する『垣根帝督』達を嘲笑うかのように、天井から放たれた弾丸達はいとも容易くその翼を貫く。
「がっ?!いてぇぇえええ??!」
「ゔあ゙?!あ゙あ゙あ゙あ゙??!!」
「ひっぎ、ぐがあああ!!」
290:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:30:51.55:SMqbgJVSO (108/135)
「掃射、継続!連射スピード、アップ!」
ダラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!!!!
一片の容赦もなく、夥しい数の『未元物質』製弾丸が垣根達を粉砕していく。
向かってきた個体のみならず、地にいた垣根達にも死をバラ撒いていく。
弾丸と白い血の雨。
場は、一瞬にして地獄絵図に塗り変わっていった。
:
:
:
「掃射、継続!連射スピード、アップ!」
ダラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!!!!
一片の容赦もなく、夥しい数の『未元物質』製弾丸が垣根達を粉砕していく。
向かってきた個体のみならず、地にいた垣根達にも死をバラ撒いていく。
弾丸と白い血の雨。
場は、一瞬にして地獄絵図に塗り変わっていった。
:
:
:
291:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:32:35.86:SMqbgJVSO (109/135)
「…ふぅ。ここは粗方片付いたか」
周囲に『未元物質』製の即席ソナーを作成。
飛ばして、『垣根帝督』達の位置情報を取得していく。
ピコン。
探査情報が天井に届く。
「……ここらあたりだけで、38万人もいるのか……」
頭が痛くなる数だ。
(とにかく掃討していかなければ。これ以上増えられては困る)
ソナーから次々と送られてくる情報を脳内で処理していく。
(……?!待った!今の情報を再度表示!)
今スルーしてしまいそうになった情報をもう一度確認する。
(頼むから嘘、誤認、見間違いであってくれ!)
だが。
(………頭上には、10兆体、以上?!な、なんだそのあり得ない数字は?!ふざけてるのか?!)
思わず天を仰ぎ見るが、そこには何も見えない。
…いつもと変わらぬ青空があるだけ。
――――ではなかった。
(……?!いや、違う!"在る"!巨大な『未元物質』の塊が!)
『未元物質』の能力を有している故に、観測できてしまった。
うっすら、"力"の塊が視える。わかる。解析(わかっ)てしまう。
『隕石が落ちてきて、衝突する0.5秒前の景色がこれです』
と言われても納得できてしまう景色が。
なまじ理解できてしまうからこそ後悔する。
そして、恐ろしい。
あまりにも非現実的すぎて。
「…ふぅ。ここは粗方片付いたか」
周囲に『未元物質』製の即席ソナーを作成。
飛ばして、『垣根帝督』達の位置情報を取得していく。
ピコン。
探査情報が天井に届く。
「……ここらあたりだけで、38万人もいるのか……」
頭が痛くなる数だ。
(とにかく掃討していかなければ。これ以上増えられては困る)
ソナーから次々と送られてくる情報を脳内で処理していく。
(……?!待った!今の情報を再度表示!)
今スルーしてしまいそうになった情報をもう一度確認する。
(頼むから嘘、誤認、見間違いであってくれ!)
だが。
(………頭上には、10兆体、以上?!な、なんだそのあり得ない数字は?!ふざけてるのか?!)
思わず天を仰ぎ見るが、そこには何も見えない。
…いつもと変わらぬ青空があるだけ。
――――ではなかった。
(……?!いや、違う!"在る"!巨大な『未元物質』の塊が!)
『未元物質』の能力を有している故に、観測できてしまった。
うっすら、"力"の塊が視える。わかる。解析(わかっ)てしまう。
『隕石が落ちてきて、衝突する0.5秒前の景色がこれです』
と言われても納得できてしまう景色が。
なまじ理解できてしまうからこそ後悔する。
そして、恐ろしい。
あまりにも非現実的すぎて。
292:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:33:14.26:SMqbgJVSO (110/135)
「は、……ハハハ……ははっ…。」
『嘘だろ?』『そんなバカな』と笑い飛ばすようなことが現実となった時。人は笑うしかできない。
(何かの間違いでは?いや、間違いであってくれ頼むから!)
しかし、何度確認しても。
(……とんっでも、ないな。一体どうやってこれ程の……やり遂げたのかはわからないが)
このまま地上で殲滅作戦をやっても、上で『垣根帝督』を生産されたらおしまいだ。
(いかんな。とりあえず木山達と合流し、練り直さなくては)
天井は自身が来た方へ顔を向け、飛んだ。
―――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――――――――
「は、……ハハハ……ははっ…。」
『嘘だろ?』『そんなバカな』と笑い飛ばすようなことが現実となった時。人は笑うしかできない。
(何かの間違いでは?いや、間違いであってくれ頼むから!)
しかし、何度確認しても。
(……とんっでも、ないな。一体どうやってこれ程の……やり遂げたのかはわからないが)
このまま地上で殲滅作戦をやっても、上で『垣根帝督』を生産されたらおしまいだ。
(いかんな。とりあえず木山達と合流し、練り直さなくては)
天井は自身が来た方へ顔を向け、飛んだ。
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――――――――――――――
――――――――――――――――――――
293:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:33:50.44:SMqbgJVSO (111/135)
~フルチューニング回収前~
~フルチューニング回収前~
294:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:35:47.76:SMqbgJVSO (112/135)
『貴女は幻想御手事件の首謀者として逮捕されたのだったな。』
『そうだね』
『実は、貴女の共感覚の論文を拝見したのだが…少し気になる事がある』
『なんだい?』
『貴女の、"一つの脳波を基軸に他者の脳波を調律する"という部分だ』
『レベルアッパーの根幹部の話かい?それが?』
『…ひょっとしたら、なんだが。貴女が考えたレベルアッパー理論は。
「量産能力者実験」、「絶対能力進化実験」からヒントを得たのか?』
そうだ。偶然、というにはあまりにも使われ過ぎている。
"ミサカネットワーク"の技術が。
研究者が発表前の誰かの研究や論文を盗作し、先に発表してしまうというのはよくあることだが。
しかし、天井の研究と論文は暗部でのみ扱われていたはずだ。
ならば木山のインスピレーション元は。
『君もよくそんな暗部の研究と実験を知っているね。…ああそうだよ』
暗部を知る。つまりは、科学の発展のためなら人権や倫理も蹴り飛ばす真理を考究するためなら手段を選ばぬ研究員。
…木山もこの街の研究員だった、ということか。
『"天井亜雄"という研究者を知っているかい?それなりに有名で、有能な研究員なんだが』
まさか木山の口からその名を聞くとは思わなかった。
『あー…そうだな、聞いた事はある』
誤魔化した。…嘘は言ってない。
『"木原幻生"というクソジジ……ゲフン、"system"分野の元老である研究員から彼の研究データを渡されてね。』
『「君の生徒を救えるかもしれない、面白いモノがあるのだけれど」と宣っていた』
『私はそこから幻想御手を思いついたんだよ』
『貴女は幻想御手事件の首謀者として逮捕されたのだったな。』
『そうだね』
『実は、貴女の共感覚の論文を拝見したのだが…少し気になる事がある』
『なんだい?』
『貴女の、"一つの脳波を基軸に他者の脳波を調律する"という部分だ』
『レベルアッパーの根幹部の話かい?それが?』
『…ひょっとしたら、なんだが。貴女が考えたレベルアッパー理論は。
「量産能力者実験」、「絶対能力進化実験」からヒントを得たのか?』
そうだ。偶然、というにはあまりにも使われ過ぎている。
"ミサカネットワーク"の技術が。
研究者が発表前の誰かの研究や論文を盗作し、先に発表してしまうというのはよくあることだが。
しかし、天井の研究と論文は暗部でのみ扱われていたはずだ。
ならば木山のインスピレーション元は。
『君もよくそんな暗部の研究と実験を知っているね。…ああそうだよ』
暗部を知る。つまりは、科学の発展のためなら人権や倫理も蹴り飛ばす真理を考究するためなら手段を選ばぬ研究員。
…木山もこの街の研究員だった、ということか。
『"天井亜雄"という研究者を知っているかい?それなりに有名で、有能な研究員なんだが』
まさか木山の口からその名を聞くとは思わなかった。
『あー…そうだな、聞いた事はある』
誤魔化した。…嘘は言ってない。
『"木原幻生"というクソジジ……ゲフン、"system"分野の元老である研究員から彼の研究データを渡されてね。』
『「君の生徒を救えるかもしれない、面白いモノがあるのだけれど」と宣っていた』
『私はそこから幻想御手を思いついたんだよ』
295:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:37:20.62:SMqbgJVSO (113/135)
…なんてこった。という事は、あの事件の起因は自分ではないか
つくづく、自分の業の深さに頭が痛くなる。
これは、回り回って「自分のケツを拭け」という神様からの啓示なのだろうか。
『そうか…あー、興味があるんだが、よかったらレベルアッパーについて教えてくれないか?』
『ふむ…まぁ、構わないよ。君が「私が追われている原因かもしれない知識(りゆう)」でも欲しいというなら。』
:
:
:
…なんてこった。という事は、あの事件の起因は自分ではないか
つくづく、自分の業の深さに頭が痛くなる。
これは、回り回って「自分のケツを拭け」という神様からの啓示なのだろうか。
『そうか…あー、興味があるんだが、よかったらレベルアッパーについて教えてくれないか?』
『ふむ…まぁ、構わないよ。君が「私が追われている原因かもしれない知識(りゆう)」でも欲しいというなら。』
:
:
:
296:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:39:36.88:SMqbgJVSO (114/135)
~運転中~
『そもそも。貴女はどうやって脱獄したんだ?』
『ああ、それなんだが』
木山はいいかい、と人差し指を立て語る。
『私はちょっとしたツテがあってね。保釈金を払ってもらった上に、
「幻想御手事件の真相は、木山春生が実験に失敗しただけ」
ということにしてもらったんだが』
(いやどんなツテだ。どんなツテがあったらそんな事ができるんだ。)
『何故か、いつの間にか更に情報が改竄されたみたいなんだよ』
(なん……だと……?)
(木山の言う事が真であるならば。木山のツテとやらは相当大したものだ。
…だが、それほどの便宜よりも更に上?)
(たかがやらかした1研究員に一体どれほどの高次元な立場の人間が絡んでいるんだ…?)
不可解。あまりにも。
(…どうも、"幻想御手の作成技術"だけじゃないな?第二位が、学園都市が木山を狙う理由は…なんだ?)
というより。
そもそも"幻想御手"は木山が居なくとも。他の研究者でも十二分に再現可能な技術のはずだ。
(先程木山から"幻想御手"のシステム構築の話を聞いたが…アレは言ってしまえばただの"ミサカネットワーク"の応用だ)
そう。
(たった今話を聞いただけの私でも。設備さえあれば今すぐにでも再現できてしまうほどに。)
~運転中~
『そもそも。貴女はどうやって脱獄したんだ?』
『ああ、それなんだが』
木山はいいかい、と人差し指を立て語る。
『私はちょっとしたツテがあってね。保釈金を払ってもらった上に、
「幻想御手事件の真相は、木山春生が実験に失敗しただけ」
ということにしてもらったんだが』
(いやどんなツテだ。どんなツテがあったらそんな事ができるんだ。)
『何故か、いつの間にか更に情報が改竄されたみたいなんだよ』
(なん……だと……?)
(木山の言う事が真であるならば。木山のツテとやらは相当大したものだ。
…だが、それほどの便宜よりも更に上?)
(たかがやらかした1研究員に一体どれほどの高次元な立場の人間が絡んでいるんだ…?)
不可解。あまりにも。
(…どうも、"幻想御手の作成技術"だけじゃないな?第二位が、学園都市が木山を狙う理由は…なんだ?)
というより。
そもそも"幻想御手"は木山が居なくとも。他の研究者でも十二分に再現可能な技術のはずだ。
(先程木山から"幻想御手"のシステム構築の話を聞いたが…アレは言ってしまえばただの"ミサカネットワーク"の応用だ)
そう。
(たった今話を聞いただけの私でも。設備さえあれば今すぐにでも再現できてしまうほどに。)
297:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:40:48.14:SMqbgJVSO (115/135)
例え天井が研究員として一流のスキルを持っている事を抜きにしても。
(…重要なのは、木山じゃ、ない…?)
(黒幕が木山を再度犯罪者として牢から出したのは、第二位と接触させたかったから…なのだろうか。)
しかし。やはりそれでも。
(……ダメだ。辻褄は合わない。情報が少なすぎるというのもあるが、
どう考えても仮に第二位と木山が接触した所で何がどうなるとも思えない)
現状で、天井には黒幕の真意はわかりかねた。
例え天井が研究員として一流のスキルを持っている事を抜きにしても。
(…重要なのは、木山じゃ、ない…?)
(黒幕が木山を再度犯罪者として牢から出したのは、第二位と接触させたかったから…なのだろうか。)
しかし。やはりそれでも。
(……ダメだ。辻褄は合わない。情報が少なすぎるというのもあるが、
どう考えても仮に第二位と木山が接触した所で何がどうなるとも思えない)
現状で、天井には黒幕の真意はわかりかねた。
298:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:41:16.57:SMqbgJVSO (116/135)
~フルチューニング回収後~
~フルチューニング回収後~
299:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:43:46.18:SMqbgJVSO (117/135)
作戦概要はこうだった。
◎木山から"幻想御手"の各プログラム数値を教えてもらい、天井がフルチューニングに指示。
◎基軸脳波の数値部分を空欄にした状態の"幻想御手"プログラムを2つ作成。
◎フルチューニングが天井の脳波を読み取り、『天井を基軸にした"幻想御手"』の音声プログラムを組む。
◎また、並列して『木山の脳波を基軸にした"幻想御手"』の音声プログラムも組む。
◎そして学園都市の中央近くへ移動後、『フルチューニング、木山組』と『天井』で二手に別れる。
◎天井は更に中央へ向かい、フルチューニング達はその周囲を移動する。
◎フルチューニングは能力で高速移動しながら街頭テレビやスピーカー等をジャックしていき、『天井の脳波基軸』の"幻想御手"を街中に流して『垣根帝督』をネットワークに組み込む。
◎その後、天井が『未元物質』を行使。
◎垣根が自分の分身を作っていることから推察した、『未元物質の噴射点』を各地に作り、垣根に負荷をかけ続けながら囮になる。
(その間に『垣根帝督』をシステムダウンさせられたら僥倖。)
◎その後フルチューニングは木山を連れて跳び、天井とは逆方向へ。
◎今度は『木山を基軸にした"幻想御手"』を先程と同様に流し、その方面にいる『垣根帝督』達を『木山の"幻想御手"ネットワーク』に組み込む。
◎『天井亜雄の"幻想御手"ネットワーク』エリアと『木山春生の"幻想御手"ネットワーク』エリアを学園都市に作る。
◎そして木山も『未元物質』を行使し、『垣根帝督』に負担をかける。
◎フルチューニングは木山と共にネットワークを拡大させる。
◎これにより、『垣根帝督』のシステムを完全に落とす。
◎のちに木山と天井とフルチューニングは集結し、協力して昏睡した『垣根帝督』達を各個撃破する。
作戦概要はこうだった。
◎木山から"幻想御手"の各プログラム数値を教えてもらい、天井がフルチューニングに指示。
◎基軸脳波の数値部分を空欄にした状態の"幻想御手"プログラムを2つ作成。
◎フルチューニングが天井の脳波を読み取り、『天井を基軸にした"幻想御手"』の音声プログラムを組む。
◎また、並列して『木山の脳波を基軸にした"幻想御手"』の音声プログラムも組む。
◎そして学園都市の中央近くへ移動後、『フルチューニング、木山組』と『天井』で二手に別れる。
◎天井は更に中央へ向かい、フルチューニング達はその周囲を移動する。
◎フルチューニングは能力で高速移動しながら街頭テレビやスピーカー等をジャックしていき、『天井の脳波基軸』の"幻想御手"を街中に流して『垣根帝督』をネットワークに組み込む。
◎その後、天井が『未元物質』を行使。
◎垣根が自分の分身を作っていることから推察した、『未元物質の噴射点』を各地に作り、垣根に負荷をかけ続けながら囮になる。
(その間に『垣根帝督』をシステムダウンさせられたら僥倖。)
◎その後フルチューニングは木山を連れて跳び、天井とは逆方向へ。
◎今度は『木山を基軸にした"幻想御手"』を先程と同様に流し、その方面にいる『垣根帝督』達を『木山の"幻想御手"ネットワーク』に組み込む。
◎『天井亜雄の"幻想御手"ネットワーク』エリアと『木山春生の"幻想御手"ネットワーク』エリアを学園都市に作る。
◎そして木山も『未元物質』を行使し、『垣根帝督』に負担をかける。
◎フルチューニングは木山と共にネットワークを拡大させる。
◎これにより、『垣根帝督』のシステムを完全に落とす。
◎のちに木山と天井とフルチューニングは集結し、協力して昏睡した『垣根帝督』達を各個撃破する。
300:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:44:15.29:SMqbgJVSO (118/135)
『……以上だ。何か質問は』
『はい/return』
『なんだ、フルチューニング。』
『その"幻想御手"の作成方法は機器とか要らない?全部ミサカネットワークだけでやれるんだよね?/escape』
『ああ。先程木山から聞いた分には充分再現可能だ。
必要な情報と、プログラミング、細かい調整、ミサカネットワークでの扱い方については私と木山が教える。』
『すまない、私も質問いいかな。
教えるのは構わないんだが…知っておきたい事がある。
彼女は一体どういう人間なんだ?』
『ん?ああ…』
『……以上だ。何か質問は』
『はい/return』
『なんだ、フルチューニング。』
『その"幻想御手"の作成方法は機器とか要らない?全部ミサカネットワークだけでやれるんだよね?/escape』
『ああ。先程木山から聞いた分には充分再現可能だ。
必要な情報と、プログラミング、細かい調整、ミサカネットワークでの扱い方については私と木山が教える。』
『すまない、私も質問いいかな。
教えるのは構わないんだが…知っておきたい事がある。
彼女は一体どういう人間なんだ?』
『ん?ああ…』
301:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:45:23.26:SMqbgJVSO (119/135)
『この子は第三位のクローン。試作零号機…ミサカ0000号。通称"フルチューニング"。』
『他の"妹達"とは違い、私が個人的にプロデュースした個体だ。』
『持てる技術を全て持ち込み、なんとか能力は「欠陥電気」のLevel4まで引き上げた。』
『そして、ミサカネットワークの"総体"のインターフェースだ』
『…ふむ?』
『私は開発初期当時から…"妹達"を脳細胞代わりにした"ミサカネットワーク"そのものがいずれ、一つの大きな意思(のうみそ)を持つであろう事を見越していた』
『念のために、と"妹達"のセーフティストッパーとして妹達に強制命令を下せる"打ち止め"も用意されていたが…』
『もし、「ミサカネットワークに自我が生まれる」というそれが現実化した時。
私はそのコントロール権限と管理は"打ち止め"だけでは不十分だと思った。』
『ふむ。』
『"総体"自体が何者かに奪取される可能性や、"総体"そのものが自由と復讐を求めての離反や…』
『"総体"が打ち止めに干渉する事ができるようになれば我々はせっかく用意した反乱防止の安全装置を失うことになる。』
『わかるだろう?「約2万人分の演算能力」と「発電能力」だぞ?
リスクマネージメントの面からいっても
「誰かが他の実験に利用する」、「研究対象」、「利用されてきた事への怒り」…挙げればキリがない』
『故に、その"総体"が生まれた時。何か入れ物を用意しておいて、"総体"そのものをそれに封入し管理しようとした。』
『あえてミサカネットワークから寸断し、"総体"の一部にならないよう調整。その"入れ物"として用意された自我なき個体。』
『それがこの子だ』
『はい!この子です!/return(^-^ゞビシッ!』
『この子は第三位のクローン。試作零号機…ミサカ0000号。通称"フルチューニング"。』
『他の"妹達"とは違い、私が個人的にプロデュースした個体だ。』
『持てる技術を全て持ち込み、なんとか能力は「欠陥電気」のLevel4まで引き上げた。』
『そして、ミサカネットワークの"総体"のインターフェースだ』
『…ふむ?』
『私は開発初期当時から…"妹達"を脳細胞代わりにした"ミサカネットワーク"そのものがいずれ、一つの大きな意思(のうみそ)を持つであろう事を見越していた』
『念のために、と"妹達"のセーフティストッパーとして妹達に強制命令を下せる"打ち止め"も用意されていたが…』
『もし、「ミサカネットワークに自我が生まれる」というそれが現実化した時。
私はそのコントロール権限と管理は"打ち止め"だけでは不十分だと思った。』
『ふむ。』
『"総体"自体が何者かに奪取される可能性や、"総体"そのものが自由と復讐を求めての離反や…』
『"総体"が打ち止めに干渉する事ができるようになれば我々はせっかく用意した反乱防止の安全装置を失うことになる。』
『わかるだろう?「約2万人分の演算能力」と「発電能力」だぞ?
リスクマネージメントの面からいっても
「誰かが他の実験に利用する」、「研究対象」、「利用されてきた事への怒り」…挙げればキリがない』
『故に、その"総体"が生まれた時。何か入れ物を用意しておいて、"総体"そのものをそれに封入し管理しようとした。』
『あえてミサカネットワークから寸断し、"総体"の一部にならないよう調整。その"入れ物"として用意された自我なき個体。』
『それがこの子だ』
『はい!この子です!/return(^-^ゞビシッ!』
302:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:46:30.15:SMqbgJVSO (120/135)
『残念ながら、それでもLevel5には至らない。が、限りなくLevel5に近い能力者だ』
『"総体"が完成した後、それはフルチューニングの中に強制ダウンロードされ、以後全ての意思表示はこの子から出力されるようにプログラムしておいていたんだ』
『……なるほどね。しかし驚いたな。』
『君は軽く言ったが、そのプログラムを組み、人の脳に仕込むのは並大抵の事じゃない。』
『……』
『十二分に。表でも裏でも"一流"を名乗れる技量だ。……君は、一体何者なんだい』
『……"妹達"の精神面に関しては、この世で誰よりも精通している人間。とだけ言っておくよ』
天井は、木山からの挑むような目線に対し。
手をヒラヒラと舞わせ、笑って誤魔化した。
:
:
:
『残念ながら、それでもLevel5には至らない。が、限りなくLevel5に近い能力者だ』
『"総体"が完成した後、それはフルチューニングの中に強制ダウンロードされ、以後全ての意思表示はこの子から出力されるようにプログラムしておいていたんだ』
『……なるほどね。しかし驚いたな。』
『君は軽く言ったが、そのプログラムを組み、人の脳に仕込むのは並大抵の事じゃない。』
『……』
『十二分に。表でも裏でも"一流"を名乗れる技量だ。……君は、一体何者なんだい』
『……"妹達"の精神面に関しては、この世で誰よりも精通している人間。とだけ言っておくよ』
天井は、木山からの挑むような目線に対し。
手をヒラヒラと舞わせ、笑って誤魔化した。
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303:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:47:47.07:SMqbgJVSO (121/135)
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――――
―――今頃は彼女達も向こうでやっているだろう。
しかし、想定していた以上に第二位は厄介なことをしてくれていた。
どんな魔法を使ったのかはわからないが、あれだけの規模の分身を作り、未だ地上でも分身を蠢いている。
システムダウンさせるには少々どころではないほどに足りない。
…我ながらいい案だとは思ったのだが。
「がっ?!」
突如、痛みが脇腹に走った。
「よう、猿真似野郎。さっきテメェにやられたやつをそっくりそのままぶちこんでやったぜ」
振り向けば、
「第、二位……!」
プルプル震えながら脇腹を『未元物質』で塞ぐ。
不味い。アレをもう一度やられても対応はできるが――――
「よくもやりやがったな」
「クソッタレが」
「触れた『未元物質』を自壊させる未元物質の弾丸とは、やってくれるじゃねぇか」
「しっかし、どうなってんだ?」
「おい、一部の『俺』に何か仕掛けられたみたいだぞ」
「それか。『未元物質』の噴射点になったってことか?」
「いや、それにしては」
――――数が、多すぎる。
:
:
:
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――――
―――今頃は彼女達も向こうでやっているだろう。
しかし、想定していた以上に第二位は厄介なことをしてくれていた。
どんな魔法を使ったのかはわからないが、あれだけの規模の分身を作り、未だ地上でも分身を蠢いている。
システムダウンさせるには少々どころではないほどに足りない。
…我ながらいい案だとは思ったのだが。
「がっ?!」
突如、痛みが脇腹に走った。
「よう、猿真似野郎。さっきテメェにやられたやつをそっくりそのままぶちこんでやったぜ」
振り向けば、
「第、二位……!」
プルプル震えながら脇腹を『未元物質』で塞ぐ。
不味い。アレをもう一度やられても対応はできるが――――
「よくもやりやがったな」
「クソッタレが」
「触れた『未元物質』を自壊させる未元物質の弾丸とは、やってくれるじゃねぇか」
「しっかし、どうなってんだ?」
「おい、一部の『俺』に何か仕掛けられたみたいだぞ」
「それか。『未元物質』の噴射点になったってことか?」
「いや、それにしては」
――――数が、多すぎる。
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304:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:48:33.80:SMqbgJVSO (122/135)
天井はズタボロになって地面に墜ちていた。
「ゼェ、うぇ…痛い……」
『垣根帝督』達に撃墜され、地面にみっともなく這いつくばって。
ジンジンする。ぐわんぐわんする。ヒリヒリピリピリ、傷口が熱い。
…ああ、そういえば、これが『痛い』という感覚だった。
あの日撃たれてからずっと優しい世界にいたから、この感覚は随分久しぶりだ。
おかげで全く動けなくなった。演算も出来そうにない。
「ま、ここで終わりだよ。兄ちゃん。」
「足掻いて藻掻いても意味ねぇよ。数には勝てねぇ」
「この俺相手によくやった方とは思うけどな」
天井はズタボロになって地面に墜ちていた。
「ゼェ、うぇ…痛い……」
『垣根帝督』達に撃墜され、地面にみっともなく這いつくばって。
ジンジンする。ぐわんぐわんする。ヒリヒリピリピリ、傷口が熱い。
…ああ、そういえば、これが『痛い』という感覚だった。
あの日撃たれてからずっと優しい世界にいたから、この感覚は随分久しぶりだ。
おかげで全く動けなくなった。演算も出来そうにない。
「ま、ここで終わりだよ。兄ちゃん。」
「足掻いて藻掻いても意味ねぇよ。数には勝てねぇ」
「この俺相手によくやった方とは思うけどな」
305:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:49:27.21:SMqbgJVSO (123/135)
―――ああ、どうやら。この実験はここまでらしい。
(こんなことなら、やはり安全策をとるべきだったな)
不確定要素しかない現状では結果論であるが。
(…いや、案外これでよかったのかもしれない。)
自分は無意識に死に場所を探していただけなのかもしれなかった。
―――ああ、どうやら。この実験はここまでらしい。
(こんなことなら、やはり安全策をとるべきだったな)
不確定要素しかない現状では結果論であるが。
(…いや、案外これでよかったのかもしれない。)
自分は無意識に死に場所を探していただけなのかもしれなかった。
306:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:50:54.63:SMqbgJVSO (124/135)
「……結局、私はヒーローみたいに決着を付ける力は、無かった訳だ。」
思わず、自嘲が零れた。
遠い昔、天井がまだ十代の頃。
"ヒーロー"を、"努力や根性があればどんな事でも成功する"と信じていた頃。
『自分にもきっとそんな力がある』と思い込んでいた。
大人になるまでに自分にはそんな力は欠片もないと認めるまで随分かかった。
8月31日。あの日一方通行に言った言葉は、かつての自分を重ねて出た言葉だった。
手で顔を覆う。
「… 無理もない。私みたいな人間は、みんな…そうだよ」
(なんで、忘れてたんだ。)
「こんなもん、なんだ」
(わかっていたはずだったのに。)
何故、またそんな夢を見た。
「…ああ…きっと、ウートくん達と関わっていたせい、だな」
(若者達の熱気や活気にあてられたんだ。)
(…それで結局、また失敗した。)
何も変わらないまま。変えられないまま。
死ぬ。
木山もフルチューニングも、居場所も守れず。
「……実験は、失敗だったな。」
第二位達が翼を振りかざす。
「願わくば。もう少し生きて、全てを救いたかったが」
「……結局、私はヒーローみたいに決着を付ける力は、無かった訳だ。」
思わず、自嘲が零れた。
遠い昔、天井がまだ十代の頃。
"ヒーロー"を、"努力や根性があればどんな事でも成功する"と信じていた頃。
『自分にもきっとそんな力がある』と思い込んでいた。
大人になるまでに自分にはそんな力は欠片もないと認めるまで随分かかった。
8月31日。あの日一方通行に言った言葉は、かつての自分を重ねて出た言葉だった。
手で顔を覆う。
「… 無理もない。私みたいな人間は、みんな…そうだよ」
(なんで、忘れてたんだ。)
「こんなもん、なんだ」
(わかっていたはずだったのに。)
何故、またそんな夢を見た。
「…ああ…きっと、ウートくん達と関わっていたせい、だな」
(若者達の熱気や活気にあてられたんだ。)
(…それで結局、また失敗した。)
何も変わらないまま。変えられないまま。
死ぬ。
木山もフルチューニングも、居場所も守れず。
「……実験は、失敗だったな。」
第二位達が翼を振りかざす。
「願わくば。もう少し生きて、全てを救いたかったが」
307:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:52:03.43:SMqbgJVSO (125/135)
「いいよー」
「いいよー」
308:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:53:23.13:SMqbgJVSO (126/135)
この場にいないハズのその軽薄そうな声を聞き、天井は痛みも忘れて思わず勢いよく起き上がった。
「がっ?!」
「うわっ?!」
金髪の女性の蹴りと、銀髪の女性の振り回す奇妙な道具が、
天井のにまとわりつく垣根達を吹き飛ばした。
そして、こちらに歩いてくる金髪の男女二人。
「よかった。よかったよ。生きてたんだね」
ホッとした顔のシギン。
―――そして。
「話は聞いた。その幻想(ゆめものがたり)を現実にしてやろうぜ。あまっち。」
ヘラヘラ笑って歩く、全てが軽薄そうなスーツの男。
「いいぜ。その願い、聞き届けた。」
この場にいないハズのその軽薄そうな声を聞き、天井は痛みも忘れて思わず勢いよく起き上がった。
「がっ?!」
「うわっ?!」
金髪の女性の蹴りと、銀髪の女性の振り回す奇妙な道具が、
天井のにまとわりつく垣根達を吹き飛ばした。
そして、こちらに歩いてくる金髪の男女二人。
「よかった。よかったよ。生きてたんだね」
ホッとした顔のシギン。
―――そして。
「話は聞いた。その幻想(ゆめものがたり)を現実にしてやろうぜ。あまっち。」
ヘラヘラ笑って歩く、全てが軽薄そうなスーツの男。
「いいぜ。その願い、聞き届けた。」
309:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:54:07.40:SMqbgJVSO (127/135)
ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
310:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 02:54:35.23:SMqbgJVSO (128/135)
ニッコリ笑う彼を見て。天井は何故か、涙が出た。
ニッコリ笑う彼を見て。天井は何故か、涙が出た。
311: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/08(土) 02:57:51.88:SMqbgJVSO (129/135)
本編投下終了。以下オマケ。
この秋沙ちゃんの大活躍がお気に召すかはわからないけど、やりたいようにやるます。
本当はスレタイ回収は前スレでできると思ってた。
本編投下終了。以下オマケ。
この秋沙ちゃんの大活躍がお気に召すかはわからないけど、やりたいようにやるます。
本当はスレタイ回収は前スレでできると思ってた。
312:~在りし日のグレムリンその12~:2014/03/08(土) 03:00:17.42:SMqbgJVSO (130/135)
マリアン「ベルシ、ちょっといい?」
ベルシ「どうした?」
マリアン「実は、私のパンツが盗まれちゃって」
ベルシ「なんだと……?」フルフル
マリアン(あれ?私のために怒ってくれてる?)
ベルシ「君、普段パンツ履いてたのか…!」 てっきりマッパにオーバーかと!
マリアン「そっちかよ!」ビシッ
ベルシ「わかった。よく相談してくれたな!私も全力で探そう!こんな卑劣なヤツを許してはおけない」スック
マリアン「ベルシ……!」キラキラ
:
:
:
〓〓『船の墓場』とある豪華客船の会議室〓〓
ベルシ「―――というわけで。」コホン。
ベルシ「今この場にいる『グレムリン』メンバー全員に聞く!」バッ
ベルシ「マリアンの黄色紐パンを盗んだのは誰だ?先生怒らないから出てきなさい」クイッ
マリアン「…」プルプル
全員(((ひっでェェェ――――――――!!!)))
※ベルシに悪気は一切ありません
マリアン「ベルシ、ちょっといい?」
ベルシ「どうした?」
マリアン「実は、私のパンツが盗まれちゃって」
ベルシ「なんだと……?」フルフル
マリアン(あれ?私のために怒ってくれてる?)
ベルシ「君、普段パンツ履いてたのか…!」 てっきりマッパにオーバーかと!
マリアン「そっちかよ!」ビシッ
ベルシ「わかった。よく相談してくれたな!私も全力で探そう!こんな卑劣なヤツを許してはおけない」スック
マリアン「ベルシ……!」キラキラ
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〓〓『船の墓場』とある豪華客船の会議室〓〓
ベルシ「―――というわけで。」コホン。
ベルシ「今この場にいる『グレムリン』メンバー全員に聞く!」バッ
ベルシ「マリアンの黄色紐パンを盗んだのは誰だ?先生怒らないから出てきなさい」クイッ
マリアン「…」プルプル
全員(((ひっでェェェ――――――――!!!)))
※ベルシに悪気は一切ありません
313:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 03:02:01.32:SMqbgJVSO (131/135)
ウート(バカなの?!こんなの公開処刑じゃねぇか!マリアン泣きそうになってんじゃねぇか!?)
トール(学校かよ!せめてサーチ魔術使えよ!)
シギン(最低!最低だよベルシ!)
ヘル(マリアンが可哀想。後で何かお菓子でも)
フェンリル(ギャグか?!ベルシのギャグなのかこれは?!)
ベルシ「…ふむ、出てこない、か。」
ヨルム(そりゃ仮にいても加害者も出てき辛いよ)
ロキ「あー、ベルシ。せめて、顔を伏せさせてから手を挙げさせてはいかがでございますかな?」
ベルシ「なるほど」コクリ
フレイヤ(せめて最初にやれや)
ミョルニル(ロキナイス。後でベルシは〆る)メラメラ
ベルシ「では全員顔を伏せろ。」
バッ。
ベルシ「では聞く。マリアンのパンツを盗んだ者は手をあげろ」
シーン…
ベルシ「む?いない?…では」
トール(まぁ、素直に出てくるヤツもいねぇとは思うけどよ)
ベルシ「犯人は、来てくれなかったオティヌスか…」ウーム
(((((ねぇよ)))))
ベルシ「すまないマリアン。少し待っていてくれ。必ずオティヌスを連れてきて皆の前で謝らせるからな!」
ミョルニル「ファッ?!」ガーン
マリアン「ベルシ……///」キュン
シギン(なんで?!なんでなの?!今のどこにキュンってするとこがあったの?!)
ベルシ「では、行ってき」ポロッ
マリアン「?ベルシ、何か落とし」
つ黄色紐パン
ウート「」
トール「」
シギン「」
ヘル「」
ヨルム「」
フェンリル「」
ベルシ「あ、すまないな」ヒョイ
ミョルニル『殺すわ』ガタッ
ロキ「ほっほっほ」
マリアン「えっと…ベルシ?それ私の……なんだけど」
ベルシ「何?そうなのか?すまなかった」つ
ベルシ「事件、解決だな」キリッ
ミョルニル『解決だな、じゃねーよクソッタレがぁぁああああ!!!』ビシャーアアン!!!
ウート(バカなの?!こんなの公開処刑じゃねぇか!マリアン泣きそうになってんじゃねぇか!?)
トール(学校かよ!せめてサーチ魔術使えよ!)
シギン(最低!最低だよベルシ!)
ヘル(マリアンが可哀想。後で何かお菓子でも)
フェンリル(ギャグか?!ベルシのギャグなのかこれは?!)
ベルシ「…ふむ、出てこない、か。」
ヨルム(そりゃ仮にいても加害者も出てき辛いよ)
ロキ「あー、ベルシ。せめて、顔を伏せさせてから手を挙げさせてはいかがでございますかな?」
ベルシ「なるほど」コクリ
フレイヤ(せめて最初にやれや)
ミョルニル(ロキナイス。後でベルシは〆る)メラメラ
ベルシ「では全員顔を伏せろ。」
バッ。
ベルシ「では聞く。マリアンのパンツを盗んだ者は手をあげろ」
シーン…
ベルシ「む?いない?…では」
トール(まぁ、素直に出てくるヤツもいねぇとは思うけどよ)
ベルシ「犯人は、来てくれなかったオティヌスか…」ウーム
(((((ねぇよ)))))
ベルシ「すまないマリアン。少し待っていてくれ。必ずオティヌスを連れてきて皆の前で謝らせるからな!」
ミョルニル「ファッ?!」ガーン
マリアン「ベルシ……///」キュン
シギン(なんで?!なんでなの?!今のどこにキュンってするとこがあったの?!)
ベルシ「では、行ってき」ポロッ
マリアン「?ベルシ、何か落とし」
つ黄色紐パン
ウート「」
トール「」
シギン「」
ヘル「」
ヨルム「」
フェンリル「」
ベルシ「あ、すまないな」ヒョイ
ミョルニル『殺すわ』ガタッ
ロキ「ほっほっほ」
マリアン「えっと…ベルシ?それ私の……なんだけど」
ベルシ「何?そうなのか?すまなかった」つ
ベルシ「事件、解決だな」キリッ
ミョルニル『解決だな、じゃねーよクソッタレがぁぁああああ!!!』ビシャーアアン!!!
314:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 03:03:22.09:SMqbgJVSO (132/135)
:
:
:
ミョルニル『…で?』
ベルシ「…いや、風で飛んできたから拾ったんだ。マリアンのとは知らなくて」セイザ
ミョルニル『いや相談持ちかけられたんやからそこで気づけや。
つかなんでそれ持ち主探すか何かしなかったんだ?コラ』ガンッ
ベルシ「…いや、何か復讐に使えるかなって。なんか紐のあたりが、いいかなって」
ミョルニル『使えるかぁぁああああ!!!ナニにしか使えねーよ!!どんな復讐するつもりやねんんんん?!』ガスッガスッガスッ
ベルシ「痛い痛い」
トール(なんで関西弁なんだ)
ミョルニル『ハーッ、ハーッ…、もうええわ!はよマリアンに謝った後で盛大にジャパニーズハラキリやれや!』
ベルシ「いやそれはちょっと。やるとマジ死んぢゃうんで」サーセンッス
ミョルニル『もう死ねやぁぁああああ!!!』ビシャーアアン!!!
マリアン「だ、大丈夫!私は平気だし、わけがわからないベルシも素敵だよ!」
シギン「…悪趣味、と『助言』しておこう」
※後日、オティヌスがベルシにウイスキー飲ましてたことが発覚しました
:
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ミョルニル『…で?』
ベルシ「…いや、風で飛んできたから拾ったんだ。マリアンのとは知らなくて」セイザ
ミョルニル『いや相談持ちかけられたんやからそこで気づけや。
つかなんでそれ持ち主探すか何かしなかったんだ?コラ』ガンッ
ベルシ「…いや、何か復讐に使えるかなって。なんか紐のあたりが、いいかなって」
ミョルニル『使えるかぁぁああああ!!!ナニにしか使えねーよ!!どんな復讐するつもりやねんんんん?!』ガスッガスッガスッ
ベルシ「痛い痛い」
トール(なんで関西弁なんだ)
ミョルニル『ハーッ、ハーッ…、もうええわ!はよマリアンに謝った後で盛大にジャパニーズハラキリやれや!』
ベルシ「いやそれはちょっと。やるとマジ死んぢゃうんで」サーセンッス
ミョルニル『もう死ねやぁぁああああ!!!』ビシャーアアン!!!
マリアン「だ、大丈夫!私は平気だし、わけがわからないベルシも素敵だよ!」
シギン「…悪趣味、と『助言』しておこう」
※後日、オティヌスがベルシにウイスキー飲ましてたことが発覚しました
315:~在りし日のグレムリンその13~:2014/03/08(土) 03:05:12.63:SMqbgJVSO (133/135)
○月×日。
今日はロキじいとチェスをした。
ロキじいは強かった。
一回も勝てなかった。
○月∈日。
今日は皆が酒盛りをしていた。
ウートガルザロキとフェンリル、トールとシギン、マリアンとミョルニルとヘルとリーダーで。
俺はまだ若いから参加すんのはやめとけとフェンリルに断られた。
いつか俺も参加して、皆と尻出して踊るトールにネギを挿したい。
○月∀日。
今日はフレイヤが「つわりが辛い…」とこぼしてたから背中を擦ってやっていた。
妊婦って大変なんだな。
「バケツ二杯分の水を抱えてるのと同じくらいの重さをずっと腹に抱えてるんだぜ」
って、ウートガルザロキが教えてくれた。
へー。
○月@日。
今日はミョルニルとオセロやった。
途中からシギンが来て、
「あ、そこに置けば角全部とれるよ」
と『助言』してきた。
でも俺は自分の力で勝ちたかったから、無視した。
シギンが隅っこでいじけてた。
……負けた。
○月×日。
今日はロキじいとチェスをした。
ロキじいは強かった。
一回も勝てなかった。
○月∈日。
今日は皆が酒盛りをしていた。
ウートガルザロキとフェンリル、トールとシギン、マリアンとミョルニルとヘルとリーダーで。
俺はまだ若いから参加すんのはやめとけとフェンリルに断られた。
いつか俺も参加して、皆と尻出して踊るトールにネギを挿したい。
○月∀日。
今日はフレイヤが「つわりが辛い…」とこぼしてたから背中を擦ってやっていた。
妊婦って大変なんだな。
「バケツ二杯分の水を抱えてるのと同じくらいの重さをずっと腹に抱えてるんだぜ」
って、ウートガルザロキが教えてくれた。
へー。
○月@日。
今日はミョルニルとオセロやった。
途中からシギンが来て、
「あ、そこに置けば角全部とれるよ」
と『助言』してきた。
でも俺は自分の力で勝ちたかったから、無視した。
シギンが隅っこでいじけてた。
……負けた。
316:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 03:06:40.02:SMqbgJVSO (134/135)
○月∂日。
今日は仕事だった。
リーダーが「グレムリンに仇なす奴を潰せ」と指示してきたから。
めんどくさかったけど『毒の息』で一発だった。
こういうのはトールに任せればいいのに。
○月△日。
ベルシが「何か復讐に使える魔術はないか」と聞いてきた。
そーいうのはマリアンに聞けよって言ったら、
「マリアンに聞いたら、『いいよ…教えてアゲル』って言って押し倒された」
って言われた。
痴女かよ。
○月◎日。
皆でバーベキューした。
煙とかでアジトの場所バレるんじゃないかと心配だったけど、
リーダーが何やら特別な術式を使ってるらしい。
リーダースゲー。
肉も野菜も美味かった。
トールがまた尻を出してたので、今度は俺も皆と鉄串を挿した。
楽しかった。
『グレムリンのメンバーは皆仲良し、という事が伝わってきました。
とても楽しく書けていますね。
皆といつまでも仲良くしていてください。花丸!』
ヨルム「うわぁああああん!!誰だよ!隠してた俺の絵日記に感想と花丸つけたのはぁあああぁあああ!!!」ウワァアアン!!
※犯人はトールでした。
○月∂日。
今日は仕事だった。
リーダーが「グレムリンに仇なす奴を潰せ」と指示してきたから。
めんどくさかったけど『毒の息』で一発だった。
こういうのはトールに任せればいいのに。
○月△日。
ベルシが「何か復讐に使える魔術はないか」と聞いてきた。
そーいうのはマリアンに聞けよって言ったら、
「マリアンに聞いたら、『いいよ…教えてアゲル』って言って押し倒された」
って言われた。
痴女かよ。
○月◎日。
皆でバーベキューした。
煙とかでアジトの場所バレるんじゃないかと心配だったけど、
リーダーが何やら特別な術式を使ってるらしい。
リーダースゲー。
肉も野菜も美味かった。
トールがまた尻を出してたので、今度は俺も皆と鉄串を挿した。
楽しかった。
『グレムリンのメンバーは皆仲良し、という事が伝わってきました。
とても楽しく書けていますね。
皆といつまでも仲良くしていてください。花丸!』
ヨルム「うわぁああああん!!誰だよ!隠してた俺の絵日記に感想と花丸つけたのはぁあああぁあああ!!!」ウワァアアン!!
※犯人はトールでした。
317: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/08(土) 03:07:43.87:SMqbgJVSO (135/135)
オマケ終わり。では。
オマケ終わり。では。
318:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 03:43:11.46:q6aLfzT8o (1/1)
お疲れ様でございました!
お疲れ様でございました!
319:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 07:22:02.77:C1C60R310 (1/1)
乙乙
ヨルムン可愛い
乙乙
ヨルムン可愛い
320:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 08:03:11.84:cf3fHf1to (1/1)
乙
乙
321:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/08(土) 10:09:37.39:pLdvtvNh0 (1/1)
乙!
いいぞー本編マジ胸熱展開すぎて最高っすわ
>ベルシ「…いや、何か復讐に使えるかなって。なんか紐のあたりが、いいかなって」
おまけもクソワロタwwwwww
乙!
いいぞー本編マジ胸熱展開すぎて最高っすわ
>ベルシ「…いや、何か復讐に使えるかなって。なんか紐のあたりが、いいかなって」
おまけもクソワロタwwwwww
322:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/09(日) 08:49:45.83:Jx7W/oIK0 (1/1)
乙でした。
熱い展開の本編とアホな展開のおまけの落差がいいね。
乙でした。
熱い展開の本編とアホな展開のおまけの落差がいいね。
323:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/09(日) 22:52:37.09:VHamoolz0 (1/1)
あっこれは秋沙ちゃんメインヒロインですわ
あっこれは秋沙ちゃんメインヒロインですわ
324: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/14(金) 21:13:59.51:+snnud2SO (1/102)
ごっめーん!待った~?(みこっちゃん風に)
結局、これはホワイトデー番外編。
この番外編は本編とは全く関係がないってわけよ!
ごっめーん!待った~?(みこっちゃん風に)
結局、これはホワイトデー番外編。
この番外編は本編とは全く関係がないってわけよ!
325:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:14:34.40:+snnud2SO (2/102)
〓〓3月12日上条宅〓〓
〓〓3月12日上条宅〓〓
326:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:16:20.40:+snnud2SO (3/102)
トール上条「「ごめん、インデックス。ちょっと男同士で話すから出ててもらえるか?」」ニコッ
インデックス「ユニゾンでひっでぇんだよちくしょうなんだよ」グス
トール「悪いな。ほら、一万円あげるからこれで好きなモン食ってきな」つ
インデックス「トール大好きなんだよ!」
:
:
:
トール「……なるほどなるほど。上条ちゃんは姫神ちゃんとサローニャに告られた、と」
トール「……んで?」
上条「俺、どうしたらいいと思う?」
トール「…いや、そりゃ上条ちゃんが好きな方と付き合えばいいんじゃね?」
上条「いやそう言うけどさぁ…」
トール「…羨ましいねぇ、俺はどうやったって誰かとそういう関係にはなれないっつーのによー」ふー
上条「?そんなことは」
トール「まぁ、俺のことはいいんだ。…じゃ、とりあえず上条ちゃんの気持ちを整理してみようぜ」
トール上条「「ごめん、インデックス。ちょっと男同士で話すから出ててもらえるか?」」ニコッ
インデックス「ユニゾンでひっでぇんだよちくしょうなんだよ」グス
トール「悪いな。ほら、一万円あげるからこれで好きなモン食ってきな」つ
インデックス「トール大好きなんだよ!」
:
:
:
トール「……なるほどなるほど。上条ちゃんは姫神ちゃんとサローニャに告られた、と」
トール「……んで?」
上条「俺、どうしたらいいと思う?」
トール「…いや、そりゃ上条ちゃんが好きな方と付き合えばいいんじゃね?」
上条「いやそう言うけどさぁ…」
トール「…羨ましいねぇ、俺はどうやったって誰かとそういう関係にはなれないっつーのによー」ふー
上条「?そんなことは」
トール「まぁ、俺のことはいいんだ。…じゃ、とりあえず上条ちゃんの気持ちを整理してみようぜ」
327:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:17:43.54:+snnud2SO (4/102)
トール「上条ちゃん、正直に答えてみてくれ。言いづらいことは言わなくていい。」
トール「まず、サローニャ=A=イリヴィカについてだ。」
トール「…上条ちゃん。お前はサローニャという娘についてどう思う?」
上条「……」
上条「可愛い子、かな」
上条「『本当に俺の事を好きなんだな』って感じさせてくれる子で。」
上条「一緒にいて楽しくて。自分が本当に好きだと思ったことには脇目もふらずに一直線で一生懸命で。」
上条「色々な見地から客観的に見れる子で――」
上条「もし一緒に戦う事があっても頼りになりそうだな」
上条「あとは……なんか、きゃわきゃわしてるとことかは可愛いと思う」
トール「ほー。(最後はよくわからんが)」
トール「上条ちゃん、正直に答えてみてくれ。言いづらいことは言わなくていい。」
トール「まず、サローニャ=A=イリヴィカについてだ。」
トール「…上条ちゃん。お前はサローニャという娘についてどう思う?」
上条「……」
上条「可愛い子、かな」
上条「『本当に俺の事を好きなんだな』って感じさせてくれる子で。」
上条「一緒にいて楽しくて。自分が本当に好きだと思ったことには脇目もふらずに一直線で一生懸命で。」
上条「色々な見地から客観的に見れる子で――」
上条「もし一緒に戦う事があっても頼りになりそうだな」
上条「あとは……なんか、きゃわきゃわしてるとことかは可愛いと思う」
トール「ほー。(最後はよくわからんが)」
328:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:18:16.03:+snnud2SO (5/102)
トール「じゃ、姫神ちゃんは?」
上条「姫神は…」
上条「一緒にいると落ち着く、かな。」
上条「上条さんの回りが結構アクティブでアグレッシブな子ばっかりだからかもしれないけど…
一緒にいるとホッとする。」
上条「後は…おしとやかで家庭的。たまに『魔法の~』とか言って無理に目立とうとしてる時があるけど」
上条「無理せずそのままの素敵な君でいてくださいって思う」
トール「ふーん(最後のやつは直接言ってあげろよ)」
トール「じゃ、姫神ちゃんは?」
上条「姫神は…」
上条「一緒にいると落ち着く、かな。」
上条「上条さんの回りが結構アクティブでアグレッシブな子ばっかりだからかもしれないけど…
一緒にいるとホッとする。」
上条「後は…おしとやかで家庭的。たまに『魔法の~』とか言って無理に目立とうとしてる時があるけど」
上条「無理せずそのままの素敵な君でいてくださいって思う」
トール「ふーん(最後のやつは直接言ってあげろよ)」
329:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:18:50.32:+snnud2SO (6/102)
トール「今、上条ちゃんから二人の印象を聞いたけどよ」
上条「うん」
トール「ひょっとして、上条ちゃんの中ではもう答え出てんじゃないの?」
上条「……!」
トール「なら、俺から言えることは何にもねぇよ。」ニヤ
トール「上条ちゃんの気持ち、ちゃんと伝えてこい」
上条「……ああ!」
トール「今、上条ちゃんから二人の印象を聞いたけどよ」
上条「うん」
トール「ひょっとして、上条ちゃんの中ではもう答え出てんじゃないの?」
上条「……!」
トール「なら、俺から言えることは何にもねぇよ。」ニヤ
トール「上条ちゃんの気持ち、ちゃんと伝えてこい」
上条「……ああ!」
330:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:18:56.32:YYrTPfLH0 (1/2)
支援です!
支援です!
331:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:19:39.98:+snnud2SO (7/102)
トール「…ん?」
トール「そういやお前、雲川先輩にも告られてなかった?」
上条「? ああ、アレは先輩のただの冗談だろ」ケラケラ
トール(oh…先輩報われねーなーおい)
上条「まぁ、嫌いとかじゃないけど…俺は先輩のことあんまり知らないから。」
上条「仮に本当に言われてもちょっと困る、かな」ハハハ
トール「…へー」
トール(…後で土御門に連絡しとかねーとな)
トール「…ん?」
トール「そういやお前、雲川先輩にも告られてなかった?」
上条「? ああ、アレは先輩のただの冗談だろ」ケラケラ
トール(oh…先輩報われねーなーおい)
上条「まぁ、嫌いとかじゃないけど…俺は先輩のことあんまり知らないから。」
上条「仮に本当に言われてもちょっと困る、かな」ハハハ
トール「…へー」
トール(…後で土御門に連絡しとかねーとな)
332:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:20:46.71:+snnud2SO (8/102)
:
:
:
トール「ところで上条ちゃんはホワイトデーで何を渡すんだ?」
上条「へ?いや、クッキーでも渡そうかと思ってるけど」
トール「……甘いな。」
上条「え」
トール「こんな話を知ってるか?上条ちゃん。」
トール「ホワイトデーでのお返しで、普通に返したつもりなのに、女に『ガッカリした』って思われるケースがたくさんあるってことをな!」
上条「な!そうなのか?!」
:
:
:
トール「ところで上条ちゃんはホワイトデーで何を渡すんだ?」
上条「へ?いや、クッキーでも渡そうかと思ってるけど」
トール「……甘いな。」
上条「え」
トール「こんな話を知ってるか?上条ちゃん。」
トール「ホワイトデーでのお返しで、普通に返したつもりなのに、女に『ガッカリした』って思われるケースがたくさんあるってことをな!」
上条「な!そうなのか?!」
333:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:21:50.03:+snnud2SO (9/102)
トール「ここにアンケートがあるんだが…」スッ
上条「え、いつやったの」
トール「まず、多くの女性が『ガッカリした』と答えたのは“値段が見合っていない”お返し。」
上条「?」
トール「『2000円くらいするチョコをあげたのに、お返しがスーパーで売ってる1000円以下のお菓子でガッカリなのですよ…』(××歳・教師)、」
トール「『上司に1000円近いチョコをあげたのに、お菓子の箱詰めから1つだけ渡された』(22歳・猟犬部隊所属)とかな」
上条「それは酷いな」コクン
トール「…とまぁ、自分があげたチョコよりもあきらかに安いお返しには納得いかないという女性が多い」
トール「バレンタインチョコってのは、小さくて安く見えても、実は想像以上に値が張るものなんだぜ?」
上条「へー」
トール「お返しを選ぶときは、まずもらったチョコの値段を知るところから始めた方がいい。
既製品でも包装紙とか社名検索すれば出るしな。」
トール「ここにアンケートがあるんだが…」スッ
上条「え、いつやったの」
トール「まず、多くの女性が『ガッカリした』と答えたのは“値段が見合っていない”お返し。」
上条「?」
トール「『2000円くらいするチョコをあげたのに、お返しがスーパーで売ってる1000円以下のお菓子でガッカリなのですよ…』(××歳・教師)、」
トール「『上司に1000円近いチョコをあげたのに、お菓子の箱詰めから1つだけ渡された』(22歳・猟犬部隊所属)とかな」
上条「それは酷いな」コクン
トール「…とまぁ、自分があげたチョコよりもあきらかに安いお返しには納得いかないという女性が多い」
トール「バレンタインチョコってのは、小さくて安く見えても、実は想像以上に値が張るものなんだぜ?」
上条「へー」
トール「お返しを選ぶときは、まずもらったチョコの値段を知るところから始めた方がいい。
既製品でも包装紙とか社名検索すれば出るしな。」
334:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:25:11.31:+snnud2SO (10/102)
トール「また、『手作りで手間をかけたのにお返しがボールペンだった』(22歳・猟犬部隊所属)と…
“労力に見合わないお返し”もガッカリするという意見もあるぜ」
上条「猟犬部隊所属の女性って皆可哀想だな」
トール「でも、高ければいいというわけでもなさそうなんだよな。」
トール「『はまづらから高価なネックレスをもらったけど趣味じゃなかった』(16歳・アイテム所属)、」
トール「『超欲しくないマフラーをもらって超ガッカリです。値段的にはあげたチョコより超高そうでしたが」(13歳・アイテム所属)」
トール「――と、その人の好みでなければガッカリ度は増すみてぇだな」
上条「そのあげた男も可哀想だよな」ハハハ
トール「他にもあるが、統計的に見ると衣服類やアクセなんかの趣味が分かれるやつは、例え高いブランドもんでも避けた方がいいな」
上条「どっちみち上条さんには買えなさそうだけどな」
トール「『高いものを買うなら一緒に買いに行って選ばせてほしいわね』(18歳・アイテム所属)」
トール「なんて言う人もいたし…相手に聞くのが一番無難なのかもな」
上条「…なんかさっきから聞く人の所属すごく偏ってないか?」
トール「また、『手作りで手間をかけたのにお返しがボールペンだった』(22歳・猟犬部隊所属)と…
“労力に見合わないお返し”もガッカリするという意見もあるぜ」
上条「猟犬部隊所属の女性って皆可哀想だな」
トール「でも、高ければいいというわけでもなさそうなんだよな。」
トール「『はまづらから高価なネックレスをもらったけど趣味じゃなかった』(16歳・アイテム所属)、」
トール「『超欲しくないマフラーをもらって超ガッカリです。値段的にはあげたチョコより超高そうでしたが」(13歳・アイテム所属)」
トール「――と、その人の好みでなければガッカリ度は増すみてぇだな」
上条「そのあげた男も可哀想だよな」ハハハ
トール「他にもあるが、統計的に見ると衣服類やアクセなんかの趣味が分かれるやつは、例え高いブランドもんでも避けた方がいいな」
上条「どっちみち上条さんには買えなさそうだけどな」
トール「『高いものを買うなら一緒に買いに行って選ばせてほしいわね』(18歳・アイテム所属)」
トール「なんて言う人もいたし…相手に聞くのが一番無難なのかもな」
上条「…なんかさっきから聞く人の所属すごく偏ってないか?」
335:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:26:47.85:+snnud2SO (11/102)
トール「他にも、男からしたら『鉄板だ』と思うお返しも女性にとってはガッカリだったというのもあるな。」
上条「へー?」
トール「例えば、定番と思われているハンカチなんかは」
トール「『ずっと家にいるからそんなに使わないし…』(22歳・無職)、」
トール「『ハンカチなんて自分が持ってるもので充分じゃんよ。
メインのお返しにされてもぶっちゃけ『う、うん…』って感じじゃん?』(22歳・教師)
という厳しい意見もあるぜ」
上条「おい前者」
トール「更に、女子ウケ抜群だと思っていたバスグッズなんかも『well…色んな人にもらうから家に沢山ありすぎて困るわ』(16歳・研究者)とか」
上条「結構人によるんだな」
トール「他にも、男からしたら『鉄板だ』と思うお返しも女性にとってはガッカリだったというのもあるな。」
上条「へー?」
トール「例えば、定番と思われているハンカチなんかは」
トール「『ずっと家にいるからそんなに使わないし…』(22歳・無職)、」
トール「『ハンカチなんて自分が持ってるもので充分じゃんよ。
メインのお返しにされてもぶっちゃけ『う、うん…』って感じじゃん?』(22歳・教師)
という厳しい意見もあるぜ」
上条「おい前者」
トール「更に、女子ウケ抜群だと思っていたバスグッズなんかも『well…色んな人にもらうから家に沢山ありすぎて困るわ』(16歳・研究者)とか」
上条「結構人によるんだな」
336:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:27:54.79:+snnud2SO (12/102)
トール「ああ。後は…職場や学校で使えそうなかわいい付箋やクリップなんかのオサレ文房具も『意外と仕事で必要ないわね』(80歳・医者)」
上条「80才?」
トール「女性は喜ぶイメージがある花束も『枯れるし、邪魔だね☆』(0歳・無職)と撃沈…。」ヤレヤレ
上条「0才?」
トール「では、"手紙"は? と聞いてみると『ぶっちゃけ重い。ってミサカはミサカはドン引きしてみたり』(3歳・無職)」
上条「3才?」
トール「『にゃあ。大体、物も一緒にほしい』(12歳・小学生)と、なんとも現実的な意見が!」
上条「聞く年齢層極端過ぎね?」
トール「ああ。後は…職場や学校で使えそうなかわいい付箋やクリップなんかのオサレ文房具も『意外と仕事で必要ないわね』(80歳・医者)」
上条「80才?」
トール「女性は喜ぶイメージがある花束も『枯れるし、邪魔だね☆』(0歳・無職)と撃沈…。」ヤレヤレ
上条「0才?」
トール「では、"手紙"は? と聞いてみると『ぶっちゃけ重い。ってミサカはミサカはドン引きしてみたり』(3歳・無職)」
上条「3才?」
トール「『にゃあ。大体、物も一緒にほしい』(12歳・小学生)と、なんとも現実的な意見が!」
上条「聞く年齢層極端過ぎね?」
337:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:28:46.39:+snnud2SO (13/102)
トール「…総合すると…ガッカリされないお返しは、
『もらったチョコの値段や、作るための労力に見合った、相手の趣味に合うちょっと珍しいもの』
じゃなきゃダメってことだな」
上条「は、ハードル高ぇ……」
トール「ちなみに、『いくらくらいのお返しが理想的?』って質問に対し、『5000円くらい』という答えが」
上条「」
トール「後は、『香水』『本』『イルカのぬいぐるみ』『メイク用品』なんかもあったが…これらは個人で異なる感じか」
上条「お返しって、難しいな…」ウーム
トール(ちなみにこのアンケートはmobile R25、トリビアのR25コラムを参考にしたぜ)キリッ
トール「…総合すると…ガッカリされないお返しは、
『もらったチョコの値段や、作るための労力に見合った、相手の趣味に合うちょっと珍しいもの』
じゃなきゃダメってことだな」
上条「は、ハードル高ぇ……」
トール「ちなみに、『いくらくらいのお返しが理想的?』って質問に対し、『5000円くらい』という答えが」
上条「」
トール「後は、『香水』『本』『イルカのぬいぐるみ』『メイク用品』なんかもあったが…これらは個人で異なる感じか」
上条「お返しって、難しいな…」ウーム
トール(ちなみにこのアンケートはmobile R25、トリビアのR25コラムを参考にしたぜ)キリッ
338:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:29:13.79:+snnud2SO (14/102)
〓〓3月14日学園都市某所〓〓
〓〓3月14日学園都市某所〓〓
339:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:29:54.07:+snnud2SO (15/102)
オッレルス「さて。」チラッ
フィアンマ「ああ。」コクン
オレフィア「「報復だ」」
オッレルス「さて。」チラッ
フィアンマ「ああ。」コクン
オレフィア「「報復だ」」
340:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:30:41.29:+snnud2SO (16/102)
フィアンマ「俺様達の『チョコほすぃ』という純粋な気持ちを踏みにじったシルビアには天罰を」
オッレルス「長い間、二人三脚でやってきた私にすらチョコをくれなかったシルビアには裁きを」
フィアンマ「なぁ。どうしてくれようか、オッレルス?」(悪党顔)
オッレルス「よし、彼女の服のボタンを一個だけ千切る」(企み顔)
オッレルス「しかも、服の丁度真ん中のボタンだ……但し、胸元ではなくお腹の辺りだ」(愉悦顔)
フィアンマ「おやおや…それはあまりにも間抜けに見えてしまうだろうなぁ……胸元では下着が見えてしまうかもしれんからなぁ」(愉悦顔)
オレフィア「「ハーッハッハッハーッハッハッ!!!」」
シルビア「……」
バードウェイ「…あいつらはコントをやっているのか?それとも真にバカなのか?」ヒソヒソ
ブリュンヒルド「後者だろ。しかし仲いいな」ヒソヒソ
フィアンマ「俺様達の『チョコほすぃ』という純粋な気持ちを踏みにじったシルビアには天罰を」
オッレルス「長い間、二人三脚でやってきた私にすらチョコをくれなかったシルビアには裁きを」
フィアンマ「なぁ。どうしてくれようか、オッレルス?」(悪党顔)
オッレルス「よし、彼女の服のボタンを一個だけ千切る」(企み顔)
オッレルス「しかも、服の丁度真ん中のボタンだ……但し、胸元ではなくお腹の辺りだ」(愉悦顔)
フィアンマ「おやおや…それはあまりにも間抜けに見えてしまうだろうなぁ……胸元では下着が見えてしまうかもしれんからなぁ」(愉悦顔)
オレフィア「「ハーッハッハッハーッハッハッ!!!」」
シルビア「……」
バードウェイ「…あいつらはコントをやっているのか?それとも真にバカなのか?」ヒソヒソ
ブリュンヒルド「後者だろ。しかし仲いいな」ヒソヒソ
341:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:32:11.52:+snnud2SO (17/102)
:
:
:
シルビア「……で?」パンパン
フィアンマ「いや、なんか、悔しかったから……」←亀甲縛り+オン・ザ・三角木馬
オッレルス「いや、酷いイタズラの仕返しくらい」←亀甲縛り+オン・ザ・三角木馬
シルビア「私さぁ。コソコソしたりみみっちいことされるの大嫌いなんだよ」
シルビア「だからやり返したの。アンタ達があんなくだらない小芝居やらなきゃちゃんとあげたわ」つ鞭ピシーン!ピシーン!
フィアンマ「ひぎぃん!」
オッレルス「あひぃん!」
シルビア「しかも何?私の服の…なにをするつもりだったんだっけ?」鞭グリグリ
オッレルス「ボタン、を…っ!」ハァハァ
シルビア「ちゃんと喋りな」ピシーン!
オッレルス「あはぁん?!」ハァハァハァハァ
バードウェイ「…おい、SMプレイが始まったんだが」
ブリュンヒルド「知らん私に振るな。もうあれが彼等のコミュニケーションと取るべきじゃないか?」
:
:
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シルビア「……で?」パンパン
フィアンマ「いや、なんか、悔しかったから……」←亀甲縛り+オン・ザ・三角木馬
オッレルス「いや、酷いイタズラの仕返しくらい」←亀甲縛り+オン・ザ・三角木馬
シルビア「私さぁ。コソコソしたりみみっちいことされるの大嫌いなんだよ」
シルビア「だからやり返したの。アンタ達があんなくだらない小芝居やらなきゃちゃんとあげたわ」つ鞭ピシーン!ピシーン!
フィアンマ「ひぎぃん!」
オッレルス「あひぃん!」
シルビア「しかも何?私の服の…なにをするつもりだったんだっけ?」鞭グリグリ
オッレルス「ボタン、を…っ!」ハァハァ
シルビア「ちゃんと喋りな」ピシーン!
オッレルス「あはぁん?!」ハァハァハァハァ
バードウェイ「…おい、SMプレイが始まったんだが」
ブリュンヒルド「知らん私に振るな。もうあれが彼等のコミュニケーションと取るべきじゃないか?」
342:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:33:24.21:+snnud2SO (18/102)
シルビア「ほらほら!そんなに欲しいなら、ちゃんと
『今からでもいいから、シルビアからのバレンタインチョコが欲しいです』
っていいな!」ピシーン!
フィアンマ「あはぁん!?…くっ、俺様にも男のプライドがある!
口が裂けても女性にねだる真似はしないっ!」キリッ
ブリュンヒルド「今までのアレとか、あの体勢と格好でも男のプライドってなくならないものなんだな」
:
:
:
オッレルス「………………………」ハァハァ
フィアンマ「くっ、耐えてみせる」ゼェハァ
フィアンマ「なんとか逃げ出す隙を…」ゼェハァ
オッレルス「……………………………」ゼェハァ
オッレルス「フィアンマ」ハァハァ
フィアンマ「?なんだ?」ハァハァ
オッレルス「すまない」
フィアンマ「? 何を」
シルビア「ほらほら!そんなに欲しいなら、ちゃんと
『今からでもいいから、シルビアからのバレンタインチョコが欲しいです』
っていいな!」ピシーン!
フィアンマ「あはぁん!?…くっ、俺様にも男のプライドがある!
口が裂けても女性にねだる真似はしないっ!」キリッ
ブリュンヒルド「今までのアレとか、あの体勢と格好でも男のプライドってなくならないものなんだな」
:
:
:
オッレルス「………………………」ハァハァ
フィアンマ「くっ、耐えてみせる」ゼェハァ
フィアンマ「なんとか逃げ出す隙を…」ゼェハァ
オッレルス「……………………………」ゼェハァ
オッレルス「フィアンマ」ハァハァ
フィアンマ「?なんだ?」ハァハァ
オッレルス「すまない」
フィアンマ「? 何を」
343:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:34:19.72:+snnud2SO (19/102)
オッレルス「『今からでもいいから、シルビアからのバレンタインチョコが欲しいです』!」くわわっ!
バードウェイ「お、遂に屈したぞ」
ブリュンヒルド「いや、終わらせるつもりなんだろう。このままでは何も変わらなかっただろうしな」
フィアンマ「オッレルス……!お前、俺様を庇ってっ!」グスッ
オッレルス「…まさか。俺はただ、助かりたいだけだよ」フッ…
シルビア「ふぅん……」
シルビア「じゃ、最初におねだりできたオッレルスに『ご褒美』あげるよ」つチョコ
オレフィア「「え?」」
オッレルス「『今からでもいいから、シルビアからのバレンタインチョコが欲しいです』!」くわわっ!
バードウェイ「お、遂に屈したぞ」
ブリュンヒルド「いや、終わらせるつもりなんだろう。このままでは何も変わらなかっただろうしな」
フィアンマ「オッレルス……!お前、俺様を庇ってっ!」グスッ
オッレルス「…まさか。俺はただ、助かりたいだけだよ」フッ…
シルビア「ふぅん……」
シルビア「じゃ、最初におねだりできたオッレルスに『ご褒美』あげるよ」つチョコ
オレフィア「「え?」」
344:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:34:58.01:+snnud2SO (20/102)
シルビア「…あむ。」モグ
シルビア「…むぐむぐ」クイッ…
オッレルス「?俺の顎を持ち上げて何を」
シルビア「ん……」チュ…
フィアンマ「 」
バードウェイ「 」
ブリュンヒルド「 」
オッレルス「?!むぐ、あ…ふ……!…う…!」
シルビア「…あむ。」モグ
シルビア「…むぐむぐ」クイッ…
オッレルス「?俺の顎を持ち上げて何を」
シルビア「ん……」チュ…
フィアンマ「 」
バードウェイ「 」
ブリュンヒルド「 」
オッレルス「?!むぐ、あ…ふ……!…う…!」
345:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:35:30.29:+snnud2SO (21/102)
シルビア「…」じゅるちゅばレロれぉえぉズルルピュちゅっ
シルビア「はい。遅くなってごめん」
オッレルス「」チーン!
フィアンマ「」
ブリュンヒルド「」
バードウェイ「///////」
シルビア「さて、オッレルス。ちょっと来な」ズルズル
オッレルス「」
パタン。
バードウェイ「」
フィアンマ「」
ブリュンヒルド「」
シルビア「…」じゅるちゅばレロれぉえぉズルルピュちゅっ
シルビア「はい。遅くなってごめん」
オッレルス「」チーン!
フィアンマ「」
ブリュンヒルド「」
バードウェイ「///////」
シルビア「さて、オッレルス。ちょっと来な」ズルズル
オッレルス「」
パタン。
バードウェイ「」
フィアンマ「」
ブリュンヒルド「」
346:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:35:56.92:+snnud2SO (22/102)
〓〓寝室〓〓
〓〓寝室〓〓
347:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:36:56.33:+snnud2SO (23/102)
シルビア「ふん」ポイッ
オッレルス「うわっ」ドサッ
ギシッ…
シルビア「…ねぇ、オッレルス。」ノシ…
オッレルス「何、を……?!」
シルビア「…」ギチチチ…
オッレルス「い、痛いよシルビア!押さえつけないでくれ!万力で絞められてるみたいだ!」
シルビア「……私さぁ、最近のあんたが気に入らなかったのよ」
オッレルス「……?」
シルビア「いっっつもフィアンマとベッタリで仲良くってさぁ、私にかまってくれなくなっちゃったしさぁ?」ツツー…
オッレルス「ふぇ?」
シルビア「『アイツたぶん、今までああいう友達が居なかったんだろうから』って思って、いい子にしてたのにさぁ……?」サワサワ
オッレルス「し、シルビア?服の中に手は…っ、どこ触って、って顔が近」
シルビア「あんたを理解してあげられるのは私だけだろ?あんたの傍にずっといたのは私だったろ?」
シルビア「あんたみたいな根暗でお人好しのバカは私が見てなきゃダメだろ?私以外に気を許しちゃダメだろ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?」
オッレルス「し、シルビっ」
シルビア「ふん」ポイッ
オッレルス「うわっ」ドサッ
ギシッ…
シルビア「…ねぇ、オッレルス。」ノシ…
オッレルス「何、を……?!」
シルビア「…」ギチチチ…
オッレルス「い、痛いよシルビア!押さえつけないでくれ!万力で絞められてるみたいだ!」
シルビア「……私さぁ、最近のあんたが気に入らなかったのよ」
オッレルス「……?」
シルビア「いっっつもフィアンマとベッタリで仲良くってさぁ、私にかまってくれなくなっちゃったしさぁ?」ツツー…
オッレルス「ふぇ?」
シルビア「『アイツたぶん、今までああいう友達が居なかったんだろうから』って思って、いい子にしてたのにさぁ……?」サワサワ
オッレルス「し、シルビア?服の中に手は…っ、どこ触って、って顔が近」
シルビア「あんたを理解してあげられるのは私だけだろ?あんたの傍にずっといたのは私だったろ?」
シルビア「あんたみたいな根暗でお人好しのバカは私が見てなきゃダメだろ?私以外に気を許しちゃダメだろ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?」
オッレルス「し、シルビっ」
348:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:37:33.00:+snnud2SO (24/102)
シルビア「オッレルスは私のモノでしょ?」(レイプ目)
オッレルス(どうしてこうなった)
シルビア「オッレルスは私のモノでしょ?」(レイプ目)
オッレルス(どうしてこうなった)
349:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:38:00.97:+snnud2SO (25/102)
\「エ?イヤァアアアア!ムカナイデッ、ウ、ウワァァアア!!!」/
フィアンマ「……」
ブリュンヒルド「……」
バードウェイ「………」
フィアンマ「俺様、後5年くらいはバレンタインいいや」
バードウェイ「奇遇だな。私もだ」
ブリュンヒルド「…黙祷」
\「ダメッ!ヤメテッ!シルビア?!チョ、イヤァアアアア!!!アンッアンッ!」/
\「エ?イヤァアアアア!ムカナイデッ、ウ、ウワァァアア!!!」/
フィアンマ「……」
ブリュンヒルド「……」
バードウェイ「………」
フィアンマ「俺様、後5年くらいはバレンタインいいや」
バードウェイ「奇遇だな。私もだ」
ブリュンヒルド「…黙祷」
\「ダメッ!ヤメテッ!シルビア?!チョ、イヤァアアアア!!!アンッアンッ!」/
350:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:38:27.96:+snnud2SO (26/102)
〓〓3月14日『アイテム』のルームシェア先・黒夜の部屋〓〓
〓〓3月14日『アイテム』のルームシェア先・黒夜の部屋〓〓
351:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:38:58.26:+snnud2SO (27/102)
シルバークロース「…………」
シルクロ(黒夜にホワイトデーのプレゼントを渡しに来たんだが)
シルバークロース「…………」
シルクロ(黒夜にホワイトデーのプレゼントを渡しに来たんだが)
352:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:39:39.98:+snnud2SO (28/102)
黒夜「//////」ギュゥゥウ!
シルクロ「…………」
黒夜「んん~///」スリスリモフモフ
シルクロ「………」
黒夜「ンほォォォっ!か、か、可愛いよォ……/////」ハァハァモフモフ!
黒夜「ハァハァ…ギャハッ…アっハハ、ヒャハハハハハアアアhッハははハはアハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ !!//////」スリスリスリスリスリスリスリスリ
黒夜「ウェッヒヒハハ!!////」ポーン!ポーン!
シルクロ「…気に入って貰えたようで何よりだ」
黒夜「は!?ハァ?!べ、別に気に入ってなンかねェよォ?!/////」モフモフモフモフ!
黒夜「だけど!ホワイトデーのお返しに『イルカのふわふわぬいぐるみ』を選んだお前のセンスは認めてやるよォ!///////」モフモフモフモフモフモフモフモフ♪
シルクロ「そうか」
黒夜「た、たまンねェよォ…このふわふわ感がよォ……/////」モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ♪
シルクロ(……あのイルカのぬいぐるみ、普通に市販の奴を買ったつもりだったが…)
黒夜「らめぇ!可愛いしゅぎるのぉ~/////」モフモフモフモフ
シルクロ(…ヤバい薬物とか使われてないよな?)
黒夜「はァァ~~ン/////」モニュモニュモニュモフモフモフモフモフモフスリスリ♪
黒夜「ウエッヒヒヒヒ!!!////」ペロペロ
シルクロ(…このまま落ち着かなかったら第7学区の病院に運ぶか)
黒夜「//////」ギュゥゥウ!
シルクロ「…………」
黒夜「んん~///」スリスリモフモフ
シルクロ「………」
黒夜「ンほォォォっ!か、か、可愛いよォ……/////」ハァハァモフモフ!
黒夜「ハァハァ…ギャハッ…アっハハ、ヒャハハハハハアアアhッハははハはアハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ !!//////」スリスリスリスリスリスリスリスリ
黒夜「ウェッヒヒハハ!!////」ポーン!ポーン!
シルクロ「…気に入って貰えたようで何よりだ」
黒夜「は!?ハァ?!べ、別に気に入ってなンかねェよォ?!/////」モフモフモフモフ!
黒夜「だけど!ホワイトデーのお返しに『イルカのふわふわぬいぐるみ』を選んだお前のセンスは認めてやるよォ!///////」モフモフモフモフモフモフモフモフ♪
シルクロ「そうか」
黒夜「た、たまンねェよォ…このふわふわ感がよォ……/////」モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ♪
シルクロ(……あのイルカのぬいぐるみ、普通に市販の奴を買ったつもりだったが…)
黒夜「らめぇ!可愛いしゅぎるのぉ~/////」モフモフモフモフ
シルクロ(…ヤバい薬物とか使われてないよな?)
黒夜「はァァ~~ン/////」モニュモニュモニュモフモフモフモフモフモフスリスリ♪
黒夜「ウエッヒヒヒヒ!!!////」ペロペロ
シルクロ(…このまま落ち着かなかったら第7学区の病院に運ぶか)
353:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:40:54.11:+snnud2SO (29/102)
〓〓3月14日『叶え屋』〓〓
〓〓3月14日『叶え屋』〓〓
354:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:41:22.00:+snnud2SO (30/102)
天井(拝啓、田舎に残してきた父さん母さん。お元気ですか?亜雄です。)
天井(突然ですが)
シギン「もうっ////ダメだよウートガルザロキ。」
ウート「えー?なんだよー腰に手を回すくらいいーじゃんかー」ヘラヘラ
天井(職場から私の居場所が完全消滅しました)
天井(拝啓、田舎に残してきた父さん母さん。お元気ですか?亜雄です。)
天井(突然ですが)
シギン「もうっ////ダメだよウートガルザロキ。」
ウート「えー?なんだよー腰に手を回すくらいいーじゃんかー」ヘラヘラ
天井(職場から私の居場所が完全消滅しました)
355:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:41:54.64:+snnud2SO (31/102)
ウート「でもさぁ俺、シギンと離れたくねぇんだよねー」ダキヨセ
シギン「あ……ん、ダメだよウートガルザロキ。私そこは弱い。弱いの知ってるでしょ……?////」
天井(ちなみに今は客待ち中です。)
天井(最近は客が来てくれることだけが唯一の救いです)
天井(はじめてのホワイトデーのお返しに、シギンにはお高いプリンを渡しましたが
『あ、ありがとう』で終わりました)
天井(バレンタインにナニがあったのでしょうか)
ウート「でもさぁ俺、シギンと離れたくねぇんだよねー」ダキヨセ
シギン「あ……ん、ダメだよウートガルザロキ。私そこは弱い。弱いの知ってるでしょ……?////」
天井(ちなみに今は客待ち中です。)
天井(最近は客が来てくれることだけが唯一の救いです)
天井(はじめてのホワイトデーのお返しに、シギンにはお高いプリンを渡しましたが
『あ、ありがとう』で終わりました)
天井(バレンタインにナニがあったのでしょうか)
356:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:42:34.61:+snnud2SO (32/102)
シギン「ん、ちゅ」
ウート「ん…」
天井(なぜ私は同僚のオフィスラブを見せつけられているのだろうか)
天井(しかし仲が険悪になりそうなので私は何も言えん。)くっ
天井(誰かァァァァァァァ!!頼む!誰でもいいから、このピンクな空気を破壊してェェェェェェ?!)
シギン「ん、ちゅ」
ウート「ん…」
天井(なぜ私は同僚のオフィスラブを見せつけられているのだろうか)
天井(しかし仲が険悪になりそうなので私は何も言えん。)くっ
天井(誰かァァァァァァァ!!頼む!誰でもいいから、このピンクな空気を破壊してェェェェェェ?!)
357:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:43:00.16:+snnud2SO (33/102)
バタン!
ベイロープ「呼んだかしら?私(すくい)を!」ニッ
天井「ベイロープさん!!」パァア
シギン「ん…?///」
ウート「あれ?ベルちゃんじゃん。久しぶりー」フリフリ
:
:
:
バタン!
ベイロープ「呼んだかしら?私(すくい)を!」ニッ
天井「ベイロープさん!!」パァア
シギン「ん…?///」
ウート「あれ?ベルちゃんじゃん。久しぶりー」フリフリ
:
:
:
358:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:43:41.92:+snnud2SO (34/102)
ベイロープ「へー、ウートくんとつきあってんだー
(副声音:サラリと抜け駆けして…ふざけんな)」ニコニコ
シギン「うん。そうなの。そうなんだよね
(副声音:ざまぁ。ほら、私が勝ちで決まったんだから早く帰れ)」ニコニコ
ベイロープ「よかったわね。あ、私ウートくんに会いに来たんだけど…ほら『あの件』で
(副声音:あーら?あなたは知らない…私と彼だけの秘密があるって知ってるかしら?)」
シギン「あの件?ちゃんと言ってくれないとわからない。わからないよ?
(副声音:それが何かは確かに知らないけど、理由言わなきゃ貸さないからね?)」
ベイロープ「ごめん、これはナイショなの。」ゴメンネ?
シギン「ううん、そっかぁ…」
ベイロープ「うふふふふ♪」
シギン「あははははは♪」
ベイロープ「へー、ウートくんとつきあってんだー
(副声音:サラリと抜け駆けして…ふざけんな)」ニコニコ
シギン「うん。そうなの。そうなんだよね
(副声音:ざまぁ。ほら、私が勝ちで決まったんだから早く帰れ)」ニコニコ
ベイロープ「よかったわね。あ、私ウートくんに会いに来たんだけど…ほら『あの件』で
(副声音:あーら?あなたは知らない…私と彼だけの秘密があるって知ってるかしら?)」
シギン「あの件?ちゃんと言ってくれないとわからない。わからないよ?
(副声音:それが何かは確かに知らないけど、理由言わなきゃ貸さないからね?)」
ベイロープ「ごめん、これはナイショなの。」ゴメンネ?
シギン「ううん、そっかぁ…」
ベイロープ「うふふふふ♪」
シギン「あははははは♪」
359:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:46:03.14:+snnud2SO (35/102)
天井(女性の表裏ある会話怖い……なんかもうお腹痛い)キリキリ
※その日、ベイロープさんは『叶え屋』にお泊まり。
天井くんは一晩でストレスで胃がやられました
天井(女性の表裏ある会話怖い……なんかもうお腹痛い)キリキリ
※その日、ベイロープさんは『叶え屋』にお泊まり。
天井くんは一晩でストレスで胃がやられました
360:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:46:32.21:+snnud2SO (36/102)
〓〓3月14日とある高校〓〓
〓〓3月14日とある高校〓〓
361:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:47:21.56:+snnud2SO (37/102)
雲川「ふっふっふ…」
雲川「バレンタインは失敗したが、ホワイトデーは抜かりはないのだけど」フハハハ
雲川「今朝、上条の下駄箱に、この隠し部屋への地図と
『放課後にここに来るように』と書いた手紙を入れておいたのだけど!」ガッ!
雲川「これで誰にも邪魔されず、放課後に上条とお返しを食べられるというわけなのだけど!?」ハーッハッハッハ!!!
雲川 月「ニア、僕の勝ちだ」ニタァ
:
:
:
雲川「ふっふっふ…」
雲川「バレンタインは失敗したが、ホワイトデーは抜かりはないのだけど」フハハハ
雲川「今朝、上条の下駄箱に、この隠し部屋への地図と
『放課後にここに来るように』と書いた手紙を入れておいたのだけど!」ガッ!
雲川「これで誰にも邪魔されず、放課後に上条とお返しを食べられるというわけなのだけど!?」ハーッハッハッハ!!!
雲川 月「ニア、僕の勝ちだ」ニタァ
:
:
:
362:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:47:38.55:YYrTPfLH0 (2/2)
きたか…!
きたか…!
363:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:48:22.14:+snnud2SO (38/102)
土御門(……甘いな、雲川芹亜。お前は一つ見落としていた。
それは、オレ達の友情の厚さだ!)
トール(悪いな、雲川芹亜。俺は上条ちゃんの味方なんだ。
上条ちゃんが望まない関係はシャットダウンさせてもらう)
青ピ(チョロいな、雲川芹亜。でも勘違いせんといてや?
ボクはカミやんがモテるのが気に食わんだけや)
青ピ土御門トール(((状況、開始!)))
[上条]の下駄箱
土御門「……」つ[上条]ハズシ
[ ]の下駄箱
土御門「……」つ[鎌知]スッ
[鎌知]の下駄箱
土御門(ミッション、コンプリート!)サッ
トール「…」コクン!
青ピ「…」コクン!
青ピ(! カミやん来たで!)
土御門(……甘いな、雲川芹亜。お前は一つ見落としていた。
それは、オレ達の友情の厚さだ!)
トール(悪いな、雲川芹亜。俺は上条ちゃんの味方なんだ。
上条ちゃんが望まない関係はシャットダウンさせてもらう)
青ピ(チョロいな、雲川芹亜。でも勘違いせんといてや?
ボクはカミやんがモテるのが気に食わんだけや)
青ピ土御門トール(((状況、開始!)))
[上条]の下駄箱
土御門「……」つ[上条]ハズシ
[ ]の下駄箱
土御門「……」つ[鎌知]スッ
[鎌知]の下駄箱
土御門(ミッション、コンプリート!)サッ
トール「…」コクン!
青ピ「…」コクン!
青ピ(! カミやん来たで!)
364:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:51:51.58:+snnud2SO (39/102)
上条「あー♪なんでいーつも♪危険値大好調ぉ?♪あー♪逃げるまーえに♪悪夢がやぁってくる♪」
上条「さてと…あれ?俺の下駄箱の位置が変わって?」
青ピ「あ、あんなカミやん。なんか知らんけど、カミやんの場所と鎌知くんの場所が変わっとったらしいで」
上条「?そーなのか?」
青ピ「ほら、出席番号も鎌知と上条やったら鎌知が最初やろ?間違えっとったんやって」
上条「へー」
トール「おい、早くしろよ上条ちゃん」
上条「あ、わりぃ!」
トール「…」グ
青ピ(トラトラトラ!)サッサッサッ!
土御門「……」コク!
雲川「んー…クロッチオープンはやりすぎか…?しかし、ノーブラで」ブツブツ
:
:
:
上条「なんか先輩が今日居なかったから先輩の机にちょっと高いクッキー入れといた」スタスタ
トール「ふーん」スタスタ
※後日、雲川先輩はちょっと寂しそうにクッキーをかじっていたそうです
上条「あー♪なんでいーつも♪危険値大好調ぉ?♪あー♪逃げるまーえに♪悪夢がやぁってくる♪」
上条「さてと…あれ?俺の下駄箱の位置が変わって?」
青ピ「あ、あんなカミやん。なんか知らんけど、カミやんの場所と鎌知くんの場所が変わっとったらしいで」
上条「?そーなのか?」
青ピ「ほら、出席番号も鎌知と上条やったら鎌知が最初やろ?間違えっとったんやって」
上条「へー」
トール「おい、早くしろよ上条ちゃん」
上条「あ、わりぃ!」
トール「…」グ
青ピ(トラトラトラ!)サッサッサッ!
土御門「……」コク!
雲川「んー…クロッチオープンはやりすぎか…?しかし、ノーブラで」ブツブツ
:
:
:
上条「なんか先輩が今日居なかったから先輩の机にちょっと高いクッキー入れといた」スタスタ
トール「ふーん」スタスタ
※後日、雲川先輩はちょっと寂しそうにクッキーをかじっていたそうです
365:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:53:13.83:+snnud2SO (40/102)
:
:
:
上条「吹寄、はい。ホワイトデーの」
吹寄「ありがと。…へぇ?健康チョコ?」
上条「ああ、吹寄そういうの好きだろ?」
吹寄「まぁね。いいお返しをありがとう」ニコッ
上条「姫神。」
姫神「?」クルッ
上条「ちょっと、いいか?」
:
:
:
上条「吹寄、はい。ホワイトデーの」
吹寄「ありがと。…へぇ?健康チョコ?」
上条「ああ、吹寄そういうの好きだろ?」
吹寄「まぁね。いいお返しをありがとう」ニコッ
上条「姫神。」
姫神「?」クルッ
上条「ちょっと、いいか?」
366:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:53:42.95:+snnud2SO (41/102)
〓〓とある高校:屋上〓〓
〓〓とある高校:屋上〓〓
367:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:54:29.19:+snnud2SO (42/102)
上条「悪いな秋沙。呼び出しちゃって」
姫神「ううん。大丈夫だよ当麻くん。」
姫神「……それで。何かな?」
上条「バレンタインの返事をしようと思うんだ」
姫神「………」
上条「…ごめん。」
姫神「…」ピク
上条「悪いな秋沙。呼び出しちゃって」
姫神「ううん。大丈夫だよ当麻くん。」
姫神「……それで。何かな?」
上条「バレンタインの返事をしようと思うんだ」
姫神「………」
上条「…ごめん。」
姫神「…」ピク
368:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:55:06.09:+snnud2SO (43/102)
上条「俺、他に好きな子がいるんだ」
上条「姫神のことも好きだけど…俺、その子の事が」
上条「……だから、俺は秋沙とは付き合えない」
姫神「…そう。」
上条「でも、いい友達でいような」
姫神「……………うん。そうだね。」ニコッ
上条「俺、他に好きな子がいるんだ」
上条「姫神のことも好きだけど…俺、その子の事が」
上条「……だから、俺は秋沙とは付き合えない」
姫神「…そう。」
上条「でも、いい友達でいような」
姫神「……………うん。そうだね。」ニコッ
369:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:55:32.59:+snnud2SO (44/102)
:
:
:
姫神「…………誰。」
ガサッ
吹寄「あの、聞く気はなかったのだけど……」
姫神「うん。いいよ。別に。」フルフル
吹寄「姫神さん…」スッ…
姫神「…吹寄さん」ギュ
姫神「う、う……」
姫神「ぐすっ…ひぐっ……ううっ……」エグエグ
姫神「私。フラレた。……ぐすっ。」
吹寄「…」ポンポン
姫神「…吹寄さん。今日はカラオケに付き合って。」グスッグスッ
吹寄「はいはい。」ポンポン
:
:
:
:
:
:
姫神「…………誰。」
ガサッ
吹寄「あの、聞く気はなかったのだけど……」
姫神「うん。いいよ。別に。」フルフル
吹寄「姫神さん…」スッ…
姫神「…吹寄さん」ギュ
姫神「う、う……」
姫神「ぐすっ…ひぐっ……ううっ……」エグエグ
姫神「私。フラレた。……ぐすっ。」
吹寄「…」ポンポン
姫神「…吹寄さん。今日はカラオケに付き合って。」グスッグスッ
吹寄「はいはい。」ポンポン
:
:
:
370:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:56:54.79:+snnud2SO (45/102)
〓〓カラオケ〓〓
〓〓カラオケ〓〓
371:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:57:23.78:+snnud2SO (46/102)
姫神「…てよ♪ごいずる…♪フォー…ヂュンクぅッキぃ♪」
姫神「未来は……えぐっ。ぐすっ。ひっく。」
姫神「ヘヘイ。ヘ~イ…♪」グスッグスッ
吹寄(後にも先にも。こんな悲哀に満ちたフォーチュンクッキーを聞いたのはこの時だけだった)
姫神「ヘヘイ。ヘ~イ♪」グスッ
姫神「…てよ♪ごいずる…♪フォー…ヂュンクぅッキぃ♪」
姫神「未来は……えぐっ。ぐすっ。ひっく。」
姫神「ヘヘイ。ヘ~イ…♪」グスッグスッ
吹寄(後にも先にも。こんな悲哀に満ちたフォーチュンクッキーを聞いたのはこの時だけだった)
姫神「ヘヘイ。ヘ~イ♪」グスッ
372:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:57:50.72:+snnud2SO (47/102)
〓〓放課後とある公園〓〓
〓〓放課後とある公園〓〓
373:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:58:46.87:+snnud2SO (48/102)
サローニャ「やっほー、上条ちゃん。」フリフリ
上条「よ」フリフリ
サローニャ「やっほー、上条ちゃん。」フリフリ
上条「よ」フリフリ
374:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 21:59:27.62:+snnud2SO (49/102)
:
:
:
サローニャ「もー。上条ちゃんも人が悪いよ!『どうしても今から会いたい』なんてさぁ?」テクテク
サローニャ「…そんな風に言われたら、ちょっと期待しちゃうじゃんか…///」テクテク
上条(可愛い)テクテク
サローニャ「…ねぇ、わかる?サローニャちゃんもうさっきからドキドキが止まらないんだよ?」ソッ
上条(なっ?俺の手がサローニャの胸元に?!)
サローニャ「えへ…///どう?すっごぉく、ドキドキしてるでしょ?」ドッドッドッ…
サローニャ「サローニャちゃんは上条ちゃん一緒にといるだけで、こんなんなっちゃうんだよ?///」エヘヘ…///
上条「////」
上条(ああ、やっぱり俺は……)
上条「サローニャ。聞いてほしいことがあるんだ。」
サローニャ「……うん。なぁに?」ニコ
:
:
:
サローニャ「もー。上条ちゃんも人が悪いよ!『どうしても今から会いたい』なんてさぁ?」テクテク
サローニャ「…そんな風に言われたら、ちょっと期待しちゃうじゃんか…///」テクテク
上条(可愛い)テクテク
サローニャ「…ねぇ、わかる?サローニャちゃんもうさっきからドキドキが止まらないんだよ?」ソッ
上条(なっ?俺の手がサローニャの胸元に?!)
サローニャ「えへ…///どう?すっごぉく、ドキドキしてるでしょ?」ドッドッドッ…
サローニャ「サローニャちゃんは上条ちゃん一緒にといるだけで、こんなんなっちゃうんだよ?///」エヘヘ…///
上条「////」
上条(ああ、やっぱり俺は……)
上条「サローニャ。聞いてほしいことがあるんだ。」
サローニャ「……うん。なぁに?」ニコ
375:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:00:12.13:+snnud2SO (50/102)
上条「この前の…バレンタインの、告白の返事…なんだけどっ…///」ドッドッドッ
サローニャ「…うん」
上条「俺、そのっ……すっげぇ、嬉しくて……っ!////」ドッドッ
サローニャ「うん。」
上条「この前の…バレンタインの、告白の返事…なんだけどっ…///」ドッドッドッ
サローニャ「…うん」
上条「俺、そのっ……すっげぇ、嬉しくて……っ!////」ドッドッ
サローニャ「うん。」
376:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:00:57.61:+snnud2SO (51/102)
上条「俺もっ、////」ドッドッ
上条「サローニャの事が大好きだ!////」
上条「俺でよかったら!付き合ってくださいッッ!/////」
上条「俺もっ、////」ドッドッ
上条「サローニャの事が大好きだ!////」
上条「俺でよかったら!付き合ってくださいッッ!/////」
377:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:01:28.51:+snnud2SO (52/102)
「…………」
上条「………?//」ドッドッドッ
上条(え?なんで黙ってるんだ?)ドッドッドッ
上条(まさか、『やっぱり嫌』とか?)ドッドッドッ
上条(なんで……?)チラッ
「…………」
上条「………?//」ドッドッドッ
上条(え?なんで黙ってるんだ?)ドッドッドッ
上条(まさか、『やっぱり嫌』とか?)ドッドッドッ
上条(なんで……?)チラッ
378:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:01:55.44:+snnud2SO (53/102)
サローニャ「/////////////」カー////////
サローニャ「/////////////」カー////////
379:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:02:21.31:+snnud2SO (54/102)
上条(すごい、顔真っ赤だ)
サローニャ「ぅん…////」コクン
上条「!」
サローニャ「…」トコトコ
サローニャ「///」ポスッ。
上条(俺の、腕の中に…)
サローニャ「ん……///」スリ
上条(俺の背中に手を回して、しっかり抱きしめてきた)
サローニャ「上条ちゃん。」
上条「なんだ…?」ギュ
上条(すごい、顔真っ赤だ)
サローニャ「ぅん…////」コクン
上条「!」
サローニャ「…」トコトコ
サローニャ「///」ポスッ。
上条(俺の、腕の中に…)
サローニャ「ん……///」スリ
上条(俺の背中に手を回して、しっかり抱きしめてきた)
サローニャ「上条ちゃん。」
上条「なんだ…?」ギュ
380:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:02:52.26:+snnud2SO (55/102)
サローニャ「…本当に、私とつきあってくれるの?///」
上条「ああ」
サローニャ「そっかぁ……/////」
サローニャ「えへ。///へへ。///」ギュゥ。
サローニャ「~~////」ポフン!
上条「?!ど、どうしたんだ?急に胸に顔埋めて」アセアセ
サローニャ「…だめ。今の私の顔みにゃいで」ギュゥゥ。
上条「?」
サローニャ「…い、今っ!わらしっ、すっごぉい、にやけててっ!わたし、変なかおになっちゃってるからっ!/////」モフ
上条「///」ギュ
サローニャ「…本当に、私とつきあってくれるの?///」
上条「ああ」
サローニャ「そっかぁ……/////」
サローニャ「えへ。///へへ。///」ギュゥ。
サローニャ「~~////」ポフン!
上条「?!ど、どうしたんだ?急に胸に顔埋めて」アセアセ
サローニャ「…だめ。今の私の顔みにゃいで」ギュゥゥ。
上条「?」
サローニャ「…い、今っ!わらしっ、すっごぉい、にやけててっ!わたし、変なかおになっちゃってるからっ!/////」モフ
上条「///」ギュ
381:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:03:28.16:+snnud2SO (56/102)
サローニャ「ねぇ、上条ちゃん。」
上条「ん?なんだ?///」ニコ
サローニャ「すき。///」
上条「ああ…俺もだ//」ギュ
サローニャ「だいすき/////」キュ
上条「…ああ//」
サローニャ「すっごくっ!大好きっ!////」ギュゥゥウ
上条「うん…////」
サローニャ「ああダメ!もうっ、何回言っても足りないのっ!///」パッ
サローニャ「ねぇ、上条ちゃん。」
上条「ん?なんだ?///」ニコ
サローニャ「すき。///」
上条「ああ…俺もだ//」ギュ
サローニャ「だいすき/////」キュ
上条「…ああ//」
サローニャ「すっごくっ!大好きっ!////」ギュゥゥウ
上条「うん…////」
サローニャ「ああダメ!もうっ、何回言っても足りないのっ!///」パッ
382:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:03:59.81:+snnud2SO (57/102)
サローニャ「上条ちゃんだいすきっ!/////」
サローニャ「上条ちゃんだいすきっ!/////」
383:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:04:25.16:+snnud2SO (58/102)
ちう!
ちう!
384:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:04:55.70:+snnud2SO (59/102)
上条(ああ………幸福、だ)
上条(ああ………幸福、だ)
385:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:05:23.09:+snnud2SO (60/102)
〓〓とある公園:物陰〓〓
〓〓とある公園:物陰〓〓
386:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:06:09.03:+snnud2SO (61/102)
御坂「 」ごぶっ……←諦めきれなくて上条さん探して告白しにきたみこっちゃん
御坂「」ドサッ…
御坂「」ビクンッビクンッ……
御坂「」チーン
黒子「お、お姉さま?!大丈夫ですの?!」ヒュン!
御坂「………」
御坂「………もう、黒子でいっか……」(レイプ目)
黒子「何がですの?!」ガーン!
御坂「 」ごぶっ……←諦めきれなくて上条さん探して告白しにきたみこっちゃん
御坂「」ドサッ…
御坂「」ビクンッビクンッ……
御坂「」チーン
黒子「お、お姉さま?!大丈夫ですの?!」ヒュン!
御坂「………」
御坂「………もう、黒子でいっか……」(レイプ目)
黒子「何がですの?!」ガーン!
387:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:06:44.92:+snnud2SO (62/102)
〓〓サローニャのマンション〓〓
〓〓サローニャのマンション〓〓
388:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:08:45.37:+snnud2SO (63/102)
上条(サローニャに『私の部屋に来ない?』って誘われて、来てしまった)
ガチャ。
サローニャ「あ、そういえば上条ちゃんって、この部屋に入るのクリパ以来なんだね」
上条「あ、そういやそうだな」
サローニャ「だよねぇ。あ、はい。コーヒーちゃんだよ」つ⊂□
上条「サンキュ。」
サローニャ「よいしょ。上条ちゃんの隣ぃー♪」トスン。
上条「//」
サローニャ「えい。」ニギ
上条(う、ぁ…恋人繋ぎされた///)
サローニャ「…あのね。これからはいっぱい、ここに来てほしいな…////」コテン
上条(もたれかかられた///)クピ
上条「うん。///」
上条(サローニャに『私の部屋に来ない?』って誘われて、来てしまった)
ガチャ。
サローニャ「あ、そういえば上条ちゃんって、この部屋に入るのクリパ以来なんだね」
上条「あ、そういやそうだな」
サローニャ「だよねぇ。あ、はい。コーヒーちゃんだよ」つ⊂□
上条「サンキュ。」
サローニャ「よいしょ。上条ちゃんの隣ぃー♪」トスン。
上条「//」
サローニャ「えい。」ニギ
上条(う、ぁ…恋人繋ぎされた///)
サローニャ「…あのね。これからはいっぱい、ここに来てほしいな…////」コテン
上条(もたれかかられた///)クピ
上条「うん。///」
389:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:09:50.12:+snnud2SO (64/102)
サローニャ「…あのね。これからはいっぱい、ここに来てほしいな…////」コテン
上条(もたれかかられた///)クピ
サローニャ「…いっぱい、お喋りちゃんしようね///」
上条「うん。いっぱい話そう」
サローニャ「…いっぱい、ギュってしてね?///」
上条「ああ、いっぱい抱きしめるよ」
サローニャ「…いっぱい、デートしようね?///」
上条「うん。色んなトコ行こうな」
サローニャ「…いっぱい、キスしようね?////」
上条「あ、ああ///」
サローニャ「ふふっ…///」
サローニャ「じゃぁあ。さっそくしてほしいかな///」ススッ
上条「!」ドキッ
サローニャ「…あのね。これからはいっぱい、ここに来てほしいな…////」コテン
上条(もたれかかられた///)クピ
サローニャ「…いっぱい、お喋りちゃんしようね///」
上条「うん。いっぱい話そう」
サローニャ「…いっぱい、ギュってしてね?///」
上条「ああ、いっぱい抱きしめるよ」
サローニャ「…いっぱい、デートしようね?///」
上条「うん。色んなトコ行こうな」
サローニャ「…いっぱい、キスしようね?////」
上条「あ、ああ///」
サローニャ「ふふっ…///」
サローニャ「じゃぁあ。さっそくしてほしいかな///」ススッ
上条「!」ドキッ
390:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:11:06.47:+snnud2SO (65/102)
サローニャ「ん」
上条(目を瞑ってキス待ち体勢…////)
サローニャ「……」ト゚キト゚キ
上条(…サローニャって可愛い顔してるよな…綺麗だし、髪がシャラシャラしてるし)コト
上条(ホント、キスしたくなるっていうか)スッ
上条「ん…///」
サローニャ「んっ……ちゅ…//」
上条(柔らかくて、あったかい)
サローニャ「ちゅ…んっ……ふ、ちゅ…///」
サローニャ「ぷあっ…」
サローニャ「…ねぇ、上条ちゃん…///」グイッ
上条「おわっ?」
トサ。
サローニャ「んしょ。」ノシカカリ
サローニャ「…ごめんね?急に押し倒しちゃって。」ギュ
上条(サローニャに覆い被さられて…密着してる…サローニャのカラダ、すごい柔らかい)ドキドキ
上条「いいよ、うん」
サローニャ「私…もっと上条ちゃんといっぱいキスしたいの////」
上条「///」
サローニャ「もう、我慢できないの…」
サローニャ「いい?///」ウル
:
:
:
サローニャ「ん」
上条(目を瞑ってキス待ち体勢…////)
サローニャ「……」ト゚キト゚キ
上条(…サローニャって可愛い顔してるよな…綺麗だし、髪がシャラシャラしてるし)コト
上条(ホント、キスしたくなるっていうか)スッ
上条「ん…///」
サローニャ「んっ……ちゅ…//」
上条(柔らかくて、あったかい)
サローニャ「ちゅ…んっ……ふ、ちゅ…///」
サローニャ「ぷあっ…」
サローニャ「…ねぇ、上条ちゃん…///」グイッ
上条「おわっ?」
トサ。
サローニャ「んしょ。」ノシカカリ
サローニャ「…ごめんね?急に押し倒しちゃって。」ギュ
上条(サローニャに覆い被さられて…密着してる…サローニャのカラダ、すごい柔らかい)ドキドキ
上条「いいよ、うん」
サローニャ「私…もっと上条ちゃんといっぱいキスしたいの////」
上条「///」
サローニャ「もう、我慢できないの…」
サローニャ「いい?///」ウル
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391:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:11:49.75:+snnud2SO (66/102)
サローニャ「ん、ちゅ……は、あぷ。は…んちゅ、ぱ…」チュ…パレロ、リュロ…
上条「ん、ぷぁ…ふ……っちゅ……」
サローニャ「はっ、はっ…ちゅ、ちゅ…」
上条「さ、サローニャ…ぁぷ…」
上条(さっきとは全然違うキスだ……すごく激しっ、くて…!)
サローニャ「い、や…なんっ…でぇ?んちゅ、上条ちゃんとの…ちゅ…キス、やめられないよぅ…れろ…///」
サローニャ「ごめんね?上条ちゃん…ちゅ……あともうしばらく、…ちゅぱ……私とキス、して……?…んちゅ…」
上条(あ、ヤバイ。このキス、クセになりそう)
サローニャ「ん、ちゅ……は、あぷ。は…んちゅ、ぱ…」チュ…パレロ、リュロ…
上条「ん、ぷぁ…ふ……っちゅ……」
サローニャ「はっ、はっ…ちゅ、ちゅ…」
上条「さ、サローニャ…ぁぷ…」
上条(さっきとは全然違うキスだ……すごく激しっ、くて…!)
サローニャ「い、や…なんっ…でぇ?んちゅ、上条ちゃんとの…ちゅ…キス、やめられないよぅ…れろ…///」
サローニャ「ごめんね?上条ちゃん…ちゅ……あともうしばらく、…ちゅぱ……私とキス、して……?…んちゅ…」
上条(あ、ヤバイ。このキス、クセになりそう)
392:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:12:21.91:+snnud2SO (67/102)
:
:
:
上条(気づいたら、すげー長い間キスしてた……///)
サローニャ「ふぇへへ。///いーっぱい、キスしちゃったね!上条ちゃん!////」ギュー
上条「今更なんだけど、なんかちょっと恥ずかしくなってきたな…//」
サローニャ「ねー、上条ちゃん」
上条「ん?なんだ?」ナデナデ
サローニャ「私、…できればでいいんだけど。デートは週に二回以上で…キスは毎日したいなー?」
上条「ん。いいよ」
サローニャ「ほんと?嘘ついたらダメダメちゃんなんだよ?」
上条「おう、上条さんは嘘つきませんことよ?」
サローニャ「嬉しい…///」
:
:
:
上条(気づいたら、すげー長い間キスしてた……///)
サローニャ「ふぇへへ。///いーっぱい、キスしちゃったね!上条ちゃん!////」ギュー
上条「今更なんだけど、なんかちょっと恥ずかしくなってきたな…//」
サローニャ「ねー、上条ちゃん」
上条「ん?なんだ?」ナデナデ
サローニャ「私、…できればでいいんだけど。デートは週に二回以上で…キスは毎日したいなー?」
上条「ん。いいよ」
サローニャ「ほんと?嘘ついたらダメダメちゃんなんだよ?」
上条「おう、上条さんは嘘つきませんことよ?」
サローニャ「嬉しい…///」
393:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:14:30.49:+snnud2SO (68/102)
上条「……あ、そろそろ帰らないと…」
サローニャ「え……もう、帰っちゃうの?」ショボン
上条「う…」
サローニャ「うう…今日はもう上条ちゃんに一緒にいれないなんて辛いなぁ…」
上条「ごめんな」ナデナデ
サローニャ「…もぉ!上条ちゃんは酷いよ!私をこんなに惚れさせるなんて!」ギュウ!
サローニャ「…私、もう上条ちゃんが側にいてくれないと生きられなくなっちゃったじゃんかぁ…!」ギュゥウ…
上条「ご、ごめんな」ナデナデ
サローニャ「もー」ぷくぅ
上条(可愛い)ジー
サローニャ「…ダメだよぉ…上条ちゃん…そんなに見つめられたら、またキスしたくなっちゃうじゃんかぁ…」
:
:
:
上条「……あ、そろそろ帰らないと…」
サローニャ「え……もう、帰っちゃうの?」ショボン
上条「う…」
サローニャ「うう…今日はもう上条ちゃんに一緒にいれないなんて辛いなぁ…」
上条「ごめんな」ナデナデ
サローニャ「…もぉ!上条ちゃんは酷いよ!私をこんなに惚れさせるなんて!」ギュウ!
サローニャ「…私、もう上条ちゃんが側にいてくれないと生きられなくなっちゃったじゃんかぁ…!」ギュゥウ…
上条「ご、ごめんな」ナデナデ
サローニャ「もー」ぷくぅ
上条(可愛い)ジー
サローニャ「…ダメだよぉ…上条ちゃん…そんなに見つめられたら、またキスしたくなっちゃうじゃんかぁ…」
:
:
:
394:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:14:56.33:+snnud2SO (69/102)
上条「…じゃ俺、帰るな」ガチャ
サローニャ「…うん、また明日ね」フリフリ
上条「…ん?」
サローニャ「…」キュ
上条「……」
サローニャ「……」
上条「…サローニャー?服の裾を握られてると上条さん帰れないんだけど?」クスクス
サローニャ「うう…だぁってぇ…今日はもう上条ちゃんに会えないって思うと辛いよぅ…」ウルウル
上条「…あー、じゃあ、帰ったら電話するからさ」ナデナデ
サローニャ「…うん…////」スッ
上条「…じゃ俺、帰るな」ガチャ
サローニャ「…うん、また明日ね」フリフリ
上条「…ん?」
サローニャ「…」キュ
上条「……」
サローニャ「……」
上条「…サローニャー?服の裾を握られてると上条さん帰れないんだけど?」クスクス
サローニャ「うう…だぁってぇ…今日はもう上条ちゃんに会えないって思うと辛いよぅ…」ウルウル
上条「…あー、じゃあ、帰ったら電話するからさ」ナデナデ
サローニャ「…うん…////」スッ
395:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:15:27.65:+snnud2SO (70/102)
ちゅ。
ちゅ。
396:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:15:54.89:+snnud2SO (71/102)
〓〓3月14日上条宅〓〓
〓〓3月14日上条宅〓〓
397:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:20:32.74:+snnud2SO (72/102)
カッチコッチカッチコッチ。
インデックス「…とうま遅いね」
トール「だなー」
トール(『姫神とサローニャには、"俺の気持ち"をお返しする』って言ってたが)
トール(…うまくいったみてぇだな、上条ちゃん。バッチリ決めてこいよ)ニッ
トール「あ、インちゃん。上条ちゃんがインデックスにお返しって、冷蔵庫にホワイトチョコクッキーがいっぱいあるから」
インデックス「いやっほーい!」ダッ
トール(けどよ、)フッ…
トール(俺にはお返しねーのかよー上条ちゃんよー( ;∀;))
カッチコッチカッチコッチ。
インデックス「…とうま遅いね」
トール「だなー」
トール(『姫神とサローニャには、"俺の気持ち"をお返しする』って言ってたが)
トール(…うまくいったみてぇだな、上条ちゃん。バッチリ決めてこいよ)ニッ
トール「あ、インちゃん。上条ちゃんがインデックスにお返しって、冷蔵庫にホワイトチョコクッキーがいっぱいあるから」
インデックス「いやっほーい!」ダッ
トール(けどよ、)フッ…
トール(俺にはお返しねーのかよー上条ちゃんよー( ;∀;))
398:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:23:29.86:+snnud2SO (73/102)
~お返しに失敗した男達の悲歌《エレジー》~
〓〓3月15日あまたンち〓〓
~お返しに失敗した男達の悲歌《エレジー》~
〓〓3月15日あまたンち〓〓
399:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:26:18.57:+snnud2SO (74/102)
一方「……」ドヨーン
浜面「……」ドヨーン
絶対「……」ドヨーン
木原(数多)「…オイ、テメェら何で俺ん家にいやがる」
一方「……」ドヨーン
浜面「……」ドヨーン
絶対「……」ドヨーン
木原(数多)「…オイ、テメェら何で俺ん家にいやがる」
400:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:34:17.73:+snnud2SO (75/102)
一方「いや、家の人が入れてくれたし…逃げ込めそうな所がここくらいしか…」ドヨーン
浜面「便乗っす…」ドヨーン
絶対「同じくっす」ドヨーン
木原「知るか。ここはテメェらの溜まり場じゃねぇんだよ帰れ」
一方「話聞いてくれたら帰る」
絶対浜面「「同じく」」
木原「しね」
一方「頼む、スタバ仕込みのコーヒー淹れてやるからよォ」
木原「……ハァ。わーったわーった。但し、その一杯分だけだからな」
:
:
:
一方「いや、家の人が入れてくれたし…逃げ込めそうな所がここくらいしか…」ドヨーン
浜面「便乗っす…」ドヨーン
絶対「同じくっす」ドヨーン
木原「知るか。ここはテメェらの溜まり場じゃねぇんだよ帰れ」
一方「話聞いてくれたら帰る」
絶対浜面「「同じく」」
木原「しね」
一方「頼む、スタバ仕込みのコーヒー淹れてやるからよォ」
木原「……ハァ。わーったわーった。但し、その一杯分だけだからな」
:
:
:
401:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:35:16.54:+snnud2SO (76/102)
コポコポコポコポコポ………
木原「…んで?」ウメェ
一方「ホワイトデーのお返しに…去年と同じように黄泉川と芳川、番外個体、打ち止めに渡したンだが、引かれてた」ドヨーン
浜面「アイテムメンバーとフレメアに、去年と同じようにホワイトデーのお返し渡してガッカリされてた」ドヨーン
絶対「客に去年と同じようにホワイトデーのお返し渡して笑われてた」ドヨーン
木原「ほー。何渡したんだよ」ズズー
一方「黄泉川と芳川にはハンカチ、番外個体に花束、打ち止めに手紙とプリン」
浜面「滝壺に高いネックレス、絹旗にマフラー、フレメアにレターセットと手紙」
絶対「可愛い文房具」
木原「? あんだよ、結構まともじゃねぇか。」ズズー
木原「手紙以外。」
一方「?!」
コポコポコポコポコポ………
木原「…んで?」ウメェ
一方「ホワイトデーのお返しに…去年と同じように黄泉川と芳川、番外個体、打ち止めに渡したンだが、引かれてた」ドヨーン
浜面「アイテムメンバーとフレメアに、去年と同じようにホワイトデーのお返し渡してガッカリされてた」ドヨーン
絶対「客に去年と同じようにホワイトデーのお返し渡して笑われてた」ドヨーン
木原「ほー。何渡したんだよ」ズズー
一方「黄泉川と芳川にはハンカチ、番外個体に花束、打ち止めに手紙とプリン」
浜面「滝壺に高いネックレス、絹旗にマフラー、フレメアにレターセットと手紙」
絶対「可愛い文房具」
木原「? あんだよ、結構まともじゃねぇか。」ズズー
木原「手紙以外。」
一方「?!」
402:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:36:15.34:+snnud2SO (77/102)
:
:
:
木原「ほー、こんなアンケートがあんだな」ズズー
一方「これに回答してやがったンだよ」
木原「ふーん……」ズズー
木原「…まぁ、俺からテメェらに言えんのは一つだけだ」
木原「『んなもん気にすんな』」
木原「っつーかな、女にガッカリされたからって一々気にしてたら何もできねぇわ。
あいつらどんだけ気難しいと思ってやがる」ズズー
木原「大体、こっちが『一生懸命考えた』っていう"気持ち"が"本当に"がわかんねぇ女なら。
そいつには本気になるべきじゃねぇよ」ズズー
一方「あァ?好きになった人がそォだったらどォすればいいンだよ」プンスコ!=3
浜面「そーだそーだ!」プンスコ!=3
絶対「自分がそーいう経験ないんじゃないスか」プンスコ!=3
木原「ピーチクパーチクっせーなぁ…」ハァ
:
:
:
木原「ほー、こんなアンケートがあんだな」ズズー
一方「これに回答してやがったンだよ」
木原「ふーん……」ズズー
木原「…まぁ、俺からテメェらに言えんのは一つだけだ」
木原「『んなもん気にすんな』」
木原「っつーかな、女にガッカリされたからって一々気にしてたら何もできねぇわ。
あいつらどんだけ気難しいと思ってやがる」ズズー
木原「大体、こっちが『一生懸命考えた』っていう"気持ち"が"本当に"がわかんねぇ女なら。
そいつには本気になるべきじゃねぇよ」ズズー
一方「あァ?好きになった人がそォだったらどォすればいいンだよ」プンスコ!=3
浜面「そーだそーだ!」プンスコ!=3
絶対「自分がそーいう経験ないんじゃないスか」プンスコ!=3
木原「ピーチクパーチクっせーなぁ…」ハァ
403:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:37:53.04:+snnud2SO (78/102)
木原「テメェらの『気持ちが』『本当にわかんねぇ』女ならっつったろ」ズズー
一方「…」
浜面「…」
絶対「…」
木原「いいか、テメェらの仲とか、話とかはよく聞いてる。」
木原「あいつらは本気で『ガッカリした』なんて思っちゃいねぇよ。こんなもん一般論を答えただけだろ」
木原「『ちょっと残念だった。"けど、"嬉しい』のはずだ」ズズー
一方「木原くン…」
浜面「木原さン…」
絶対「木原さン…」
木原「テメェらの『気持ちが』『本当にわかんねぇ』女ならっつったろ」ズズー
一方「…」
浜面「…」
絶対「…」
木原「いいか、テメェらの仲とか、話とかはよく聞いてる。」
木原「あいつらは本気で『ガッカリした』なんて思っちゃいねぇよ。こんなもん一般論を答えただけだろ」
木原「『ちょっと残念だった。"けど、"嬉しい』のはずだ」ズズー
一方「木原くン…」
浜面「木原さン…」
絶対「木原さン…」
404:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:39:22.96:+snnud2SO (79/102)
木原「大体な?俺も部下から貰ったが、返したのは『ボールペン』か、『業務用菓子詰めから一粒』だ」
一方(あァ、確かにコイツよりはマシだわ)
浜面(パネぇ。てか絶対それはダメだろ)
絶対(部下の人はキレていいんじゃ)
木原「それに、いい勉強になったじゃねぇか。次は念入りに調査して、そいつらが喜ぶモン渡してやれ」
絶対浜面一方通行「「「はい!」」」
木原「…ッチ、なんで俺がこんなガラじゃねーことしなきゃなんねぇんだ…」ズズー
乱数「あ、数多さァーん?部下からメェェール来てんぞォ―――?」ヒョコ
数多「?!」ブハッ
木原「大体な?俺も部下から貰ったが、返したのは『ボールペン』か、『業務用菓子詰めから一粒』だ」
一方(あァ、確かにコイツよりはマシだわ)
浜面(パネぇ。てか絶対それはダメだろ)
絶対(部下の人はキレていいんじゃ)
木原「それに、いい勉強になったじゃねぇか。次は念入りに調査して、そいつらが喜ぶモン渡してやれ」
絶対浜面一方通行「「「はい!」」」
木原「…ッチ、なんで俺がこんなガラじゃねーことしなきゃなんねぇんだ…」ズズー
乱数「あ、数多さァーん?部下からメェェール来てんぞォ―――?」ヒョコ
数多「?!」ブハッ
405:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:40:28.58:+snnud2SO (80/102)
一方「?」
浜面「?」
絶対「?」
乱数「あ、数多さんお忙しそぉ――なんでェ!俺、読んじゃいまァァ―――――すッッ!!」ゲヘヘ
数多「?!バッ、バカ止めろ!」
乱数「『木原隊長へ♪』」
一方「?」
浜面「?」
絶対「?」
乱数「あ、数多さんお忙しそぉ――なんでェ!俺、読んじゃいまァァ―――――すッッ!!」ゲヘヘ
数多「?!バッ、バカ止めろ!」
乱数「『木原隊長へ♪』」
406:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:41:01.23:+snnud2SO (81/102)
乱数「『私が前から欲しいって言ってた限定アロマキャンドル、自宅に届きました!』」
数多「テメっ!止めろっつってんだろ!!」バッ!
乱数「『ホワイトデーのお返しにボールペンでガッカリしてたら…
こんなサプライズなんて…!
私、木原さんに一生ついていきますっ♪』」ヒョイ
乱数「『あなたのナンシーより』(笑)」
乱数「『私が前から欲しいって言ってた限定アロマキャンドル、自宅に届きました!』」
数多「テメっ!止めろっつってんだろ!!」バッ!
乱数「『ホワイトデーのお返しにボールペンでガッカリしてたら…
こんなサプライズなんて…!
私、木原さんに一生ついていきますっ♪』」ヒョイ
乱数「『あなたのナンシーより』(笑)」
407:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:41:48.10:+snnud2SO (82/102)
一方「」ブフォ
浜面「」ブフッ
絶対「」ブハッ
数多「乱数ゥゥゥウウウウウ!!!」
病理「あらあら数多くん?『キャサリン』さんからも来てますよー?」キィコキィコ
数多「?!てめっ、オイババア!何勝手に人のメール印刷してやがる!?」
円周「うん、うん。数多おじちゃん、『マリア』さんからも来てるよ?モテモテだね」ピョコ
数多「ふざけんなテメェらぁあああああ!!!」
一方「」ブフォ
浜面「」ブフッ
絶対「」ブハッ
数多「乱数ゥゥゥウウウウウ!!!」
病理「あらあら数多くん?『キャサリン』さんからも来てますよー?」キィコキィコ
数多「?!てめっ、オイババア!何勝手に人のメール印刷してやがる!?」
円周「うん、うん。数多おじちゃん、『マリア』さんからも来てるよ?モテモテだね」ピョコ
数多「ふざけんなテメェらぁあああああ!!!」
408:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:43:18.69:+snnud2SO (83/102)
\ギャーギャー!/
那由他「やれやれですね」フゥ
テレス「あらやだ、また数多が怒ったの?」クスクス
加群「…」コソコソ
幻生「…おんやぁ?加群くん。君も教え子からもらったんじゃないのかな?」ガッシ!
加群「え?!い、い、いや?もらっとまへんけふぉ?」アタフタ
唯一「嘘はいけませんよ」ガシッ!
脳幹「全くだ」ワン!
\加「イヤァアアアア!!!」/
\ギャーギャー!/
那由他「やれやれですね」フゥ
テレス「あらやだ、また数多が怒ったの?」クスクス
加群「…」コソコソ
幻生「…おんやぁ?加群くん。君も教え子からもらったんじゃないのかな?」ガッシ!
加群「え?!い、い、いや?もらっとまへんけふぉ?」アタフタ
唯一「嘘はいけませんよ」ガシッ!
脳幹「全くだ」ワン!
\加「イヤァアアアア!!!」/
409:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:45:08.60:+snnud2SO (84/102)
絶対「…いつ来ても賑やかだな、木原一家」
浜面「な」コクン
一方「あァ」コクン
絶対「…いつ来ても賑やかだな、木原一家」
浜面「な」コクン
一方「あァ」コクン
410: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/14(金) 22:46:34.78:+snnud2SO (85/102)
番外編終了。以下おまけ。
番外編終了。以下おまけ。
411:~在りし日のグレムリンif~:2014/03/14(金) 22:47:24.84:+snnud2SO (86/102)
もしも、『グレムリン』が、オティヌスが。
"槍"を創造ろうとせず、3月になっても何もしてなかったら。
そんな話。
もしも、『グレムリン』が、オティヌスが。
"槍"を創造ろうとせず、3月になっても何もしてなかったら。
そんな話。
412:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:48:15.98:+snnud2SO (87/102)
―――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
413:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:48:42.75:+snnud2SO (88/102)
〓〓『船の墓場』モックルカールヴィの肩〓〓
〓〓『船の墓場』モックルカールヴィの肩〓〓
414:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:50:11.89:HYkkWVdFo (1/2)
おい、いきなり場所の表示がおかしいぞ
おい、いきなり場所の表示がおかしいぞ
415:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:50:46.14:+snnud2SO (89/102)
オティヌス「…そういえば、今日はホワイトデー…か」
モックルカールヴィ「ハハ。また何かイベントでもやりやすかぃ?」
オティヌス「…いや、今回はやらない。」
モックル「おや、珍しいですねぃ?」
オティヌス「………もう、皆いないのにやったってつまらないだろ」
モックル「………」
オティヌス「…そういえば、今日はホワイトデー…か」
モックルカールヴィ「ハハ。また何かイベントでもやりやすかぃ?」
オティヌス「…いや、今回はやらない。」
モックル「おや、珍しいですねぃ?」
オティヌス「………もう、皆いないのにやったってつまらないだろ」
モックル「………」
416:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:52:06.52:+snnud2SO (90/102)
オティヌス「トールは離反。ウートガルザロキとシギンは生死不明。」
オティヌス「ヘルとロキはイギリス艦隊の集中砲火を受けた。」
オティヌス「フェンリルとヨルムンガンドは戦って散ったし…」
オティヌス「サンドリヨンとサローニャはアメリカ側に捕まった。」
オティヌス「マリアンとミョルニルは倒されて」
オティヌス「イドゥンとシフも行方不明。」
オティヌス「フレイヤは流産したし」
オティヌス「ベルシは願いを叶えてしまった」
オティヌス「『グレムリン』はもう、私とお前だけだ」
モックル「………」
オティヌス「トールは離反。ウートガルザロキとシギンは生死不明。」
オティヌス「ヘルとロキはイギリス艦隊の集中砲火を受けた。」
オティヌス「フェンリルとヨルムンガンドは戦って散ったし…」
オティヌス「サンドリヨンとサローニャはアメリカ側に捕まった。」
オティヌス「マリアンとミョルニルは倒されて」
オティヌス「イドゥンとシフも行方不明。」
オティヌス「フレイヤは流産したし」
オティヌス「ベルシは願いを叶えてしまった」
オティヌス「『グレムリン』はもう、私とお前だけだ」
モックル「………」
417:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:53:23.66:+snnud2SO (91/102)
オティヌス「…おかしいな。私達が何をしたと言うんだろうな」
モックル「ただ生きて、人生を歩んでいるだけで。人は誰かに恨まれるものでさぁ」
オティヌス「ふっ…人ならざるお前が、人生を語るのか?お前、生まれて数ヵ月だろう」クスクス
モックル「人は書物や体験談を見聞きするだけでも成長するものでしょうや」ハハハ
オティヌス「そうだな…」
ドーン!
オティヌス「…どうやら、上条当麻やオッレルス達が来たようだな。」
オティヌス「お前も私も、ここまでということだ」
モックル「……あっしらは、どこで何を間違えたんでしょうなぁ?」
モックル「何か悪い事をしたわけでもなし、危険物を持ってるわけでも、企んだわけでもなく。」
モックル「ただ、皆で仲良く暮らしてただけなんですがね」
オティヌス「…おかしいな。私達が何をしたと言うんだろうな」
モックル「ただ生きて、人生を歩んでいるだけで。人は誰かに恨まれるものでさぁ」
オティヌス「ふっ…人ならざるお前が、人生を語るのか?お前、生まれて数ヵ月だろう」クスクス
モックル「人は書物や体験談を見聞きするだけでも成長するものでしょうや」ハハハ
オティヌス「そうだな…」
ドーン!
オティヌス「…どうやら、上条当麻やオッレルス達が来たようだな。」
オティヌス「お前も私も、ここまでということだ」
モックル「……あっしらは、どこで何を間違えたんでしょうなぁ?」
モックル「何か悪い事をしたわけでもなし、危険物を持ってるわけでも、企んだわけでもなく。」
モックル「ただ、皆で仲良く暮らしてただけなんですがね」
418:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:55:42.29:+snnud2SO (92/102)
オティヌス「…私が、『槍』を創らなかったからだろうな」
モックル「っ、姉さんのせいじゃ、」
オティヌス「いや、そうでなければあまりにも話に整合性が無さすぎる。」フルフル
オティヌス「今までの言動の中で、私の"無限の可能性"がどこかで負の方向へ傾いてしまったんだろう」
モックル「………」
オティヌス「…悔しいのは、その悲劇が私だけに向かなかったことだな」
オティヌス「……すまない、皆。」
モックル「………」ビシッ……
ボロッ………
ガラガラ。
オティヌス「……誰かに"心臓"が壊されたか」
オティヌス「……すまない、モックルカールヴィ。」
オッレルス「やぁ。魔神オティヌス。君を殺しにきたよ」スタスタ
オティヌス「…………」
オティヌス「…私が、『槍』を創らなかったからだろうな」
モックル「っ、姉さんのせいじゃ、」
オティヌス「いや、そうでなければあまりにも話に整合性が無さすぎる。」フルフル
オティヌス「今までの言動の中で、私の"無限の可能性"がどこかで負の方向へ傾いてしまったんだろう」
モックル「………」
オティヌス「…悔しいのは、その悲劇が私だけに向かなかったことだな」
オティヌス「……すまない、皆。」
モックル「………」ビシッ……
ボロッ………
ガラガラ。
オティヌス「……誰かに"心臓"が壊されたか」
オティヌス「……すまない、モックルカールヴィ。」
オッレルス「やぁ。魔神オティヌス。君を殺しにきたよ」スタスタ
オティヌス「…………」
419:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:57:46.97:+snnud2SO (93/102)
オティヌス「…ふん、貴様は何故私を殺す?」
オティヌス「私が、私達が何をしたというんだ…?」
オッレルス「決まってるだろう?」スタスタ
オッレルス「世界を滅ぼせる力を、"魔神"の力を。君が持っているからだよ」
オッレルス「例えば。もし隣人が核ミサイルと発射機構を持っていたら、側に住む人々は戦々恐々だろう?」
オッレルス「何かの拍子に起爆されても困るんだよ、魔神(ばくだん)。」
オティヌス「……そうか。」
オティヌス「なら。きっと。その『何かの拍子』とやらは、今なんだろうな」
オティヌス「…ふん、貴様は何故私を殺す?」
オティヌス「私が、私達が何をしたというんだ…?」
オッレルス「決まってるだろう?」スタスタ
オッレルス「世界を滅ぼせる力を、"魔神"の力を。君が持っているからだよ」
オッレルス「例えば。もし隣人が核ミサイルと発射機構を持っていたら、側に住む人々は戦々恐々だろう?」
オッレルス「何かの拍子に起爆されても困るんだよ、魔神(ばくだん)。」
オティヌス「……そうか。」
オティヌス「なら。きっと。その『何かの拍子』とやらは、今なんだろうな」
420:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 22:58:26.52:+snnud2SO (94/102)
421:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:01:34.56:+snnud2SO (95/102)
―――――その日、魔術結社『グレムリン』は壊滅した。
きっと、世界にとっては安寧を取り戻した日だった。
でも。彼女と彼等にとっては世界が終わった日だった。
魔神と魔神に近き者の衝突により、
そこにあった『船の墓場』は跡形もなく消えた。
―――――その日、魔術結社『グレムリン』は壊滅した。
きっと、世界にとっては安寧を取り戻した日だった。
でも。彼女と彼等にとっては世界が終わった日だった。
魔神と魔神に近き者の衝突により、
そこにあった『船の墓場』は跡形もなく消えた。
422:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:02:18.44:+snnud2SO (96/102)
でも、確かにここにはあった。
彼等の幸せが、
居場所が、
営みが、
笑顔が、
優しさが、
絆が。
これは、そんなお話だった。
でも、確かにここにはあった。
彼等の幸せが、
居場所が、
営みが、
笑顔が、
優しさが、
絆が。
これは、そんなお話だった。
423:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:02:44.63:+snnud2SO (97/102)
~fin~
~fin~
424:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:05:15.79:+snnud2SO (98/102)
――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
カラカラ…
オティヌス「―――どうだった?私の自作映画、『グレムリンの最後』」
トール「いや、どうって…あー……よかった、んじゃね?」
ウート「ホワイトデーのお返しに皆に自撮り自作の映画って…うん、斬新だったけどさ」
シギン「ふぇええん!いいお話だった!いいお話だったよ!」チパチパチパチパチパチパ!
ヘル「そうね、私もまぁ、好きかな。できれば出たかった」
フレイヤ「…色んな意味で、"胎教"には悪い映画だった…かな…うん…」
ロキ「いやぁ、中々にいい映画でございましたなぁ」ホッホッホッ
フェンリル「あーでも次はハリウッドみてーのがいいなー」
ヨルム「よくわかんなかったけど、最後のズガーン!ってのはすごかったな」
サローニャ「ショートムービーちゃんって初めて見たよ」
サンドリヨン「私もだ。…だが自分が死ぬのはな…」
ベルシ「事前アンケで、『映画見るならどんなのがいい?』ってやつで感動系、悲恋、悲劇系が上位だったからだろうな」
マリアン「へー。確かに、私とベルシが付き合えなかったのは悲劇としかいいようがなかったよね」ウンウン
ミョルニル『マリアン?それについては「あー、やっぱり?」よ?』ウフフ
イドゥンシフ「「…」」ウンウン
――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
カラカラ…
オティヌス「―――どうだった?私の自作映画、『グレムリンの最後』」
トール「いや、どうって…あー……よかった、んじゃね?」
ウート「ホワイトデーのお返しに皆に自撮り自作の映画って…うん、斬新だったけどさ」
シギン「ふぇええん!いいお話だった!いいお話だったよ!」チパチパチパチパチパチパ!
ヘル「そうね、私もまぁ、好きかな。できれば出たかった」
フレイヤ「…色んな意味で、"胎教"には悪い映画だった…かな…うん…」
ロキ「いやぁ、中々にいい映画でございましたなぁ」ホッホッホッ
フェンリル「あーでも次はハリウッドみてーのがいいなー」
ヨルム「よくわかんなかったけど、最後のズガーン!ってのはすごかったな」
サローニャ「ショートムービーちゃんって初めて見たよ」
サンドリヨン「私もだ。…だが自分が死ぬのはな…」
ベルシ「事前アンケで、『映画見るならどんなのがいい?』ってやつで感動系、悲恋、悲劇系が上位だったからだろうな」
マリアン「へー。確かに、私とベルシが付き合えなかったのは悲劇としかいいようがなかったよね」ウンウン
ミョルニル『マリアン?それについては「あー、やっぱり?」よ?』ウフフ
イドゥンシフ「「…」」ウンウン
425:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:07:43.86:+snnud2SO (99/102)
オティヌス「さて、ここで名演技をしてくれた彼等を紹介しよう。」
オティヌス「主演女優、監督、脚本、カメラ、etc…のオティヌスだ」キリッ
モックル「どうも。主演男優を勤めさせていただきやした、モックルカールヴィでやす」
オッレルス「やぁ。特別出演、悪役として主演したオッレルスだ。初めまして。」
ウート(たった3人で撮るってスゲーな…機材とかはどうしたんだ)
オティヌス「さて、ここで名演技をしてくれた彼等を紹介しよう。」
オティヌス「主演女優、監督、脚本、カメラ、etc…のオティヌスだ」キリッ
モックル「どうも。主演男優を勤めさせていただきやした、モックルカールヴィでやす」
オッレルス「やぁ。特別出演、悪役として主演したオッレルスだ。初めまして。」
ウート(たった3人で撮るってスゲーな…機材とかはどうしたんだ)
426:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:12:52.07:+snnud2SO (100/102)
:
:
:
ウート「なー、オティヌス。」
オティヌス「ん?なんだウートガルザロキ」
ウート「あの映画はよかったけどさ、やっぱ皆ちょっと不満みたいだぜ?」
オティヌス「…む、やはり皆はハッピーエンドがよかったのか?アンケでは…」
ウート「そーじゃなくて。」
オティヌス「?」
ウート「あー、まぁ。皆は皆で何か色々思うとこはあるみてぇなんだけどさ」
ウート「根底にあんのは一つなんだよね。」
オティヌス「?」
ウート「…次、やんならさ。今度は皆でやろうぜ。」
ウート「ハッピーエンドでもバッドエンドでも。皆は『グレムリン』で迎えたいんだって。」
ウート「皆、例え画面の中の世界でもオティヌスを一人にしちまうのは嫌なんだよ」ヘラヘラ
オティヌス「……」
:
:
:
ウート「なー、オティヌス。」
オティヌス「ん?なんだウートガルザロキ」
ウート「あの映画はよかったけどさ、やっぱ皆ちょっと不満みたいだぜ?」
オティヌス「…む、やはり皆はハッピーエンドがよかったのか?アンケでは…」
ウート「そーじゃなくて。」
オティヌス「?」
ウート「あー、まぁ。皆は皆で何か色々思うとこはあるみてぇなんだけどさ」
ウート「根底にあんのは一つなんだよね。」
オティヌス「?」
ウート「…次、やんならさ。今度は皆でやろうぜ。」
ウート「ハッピーエンドでもバッドエンドでも。皆は『グレムリン』で迎えたいんだって。」
ウート「皆、例え画面の中の世界でもオティヌスを一人にしちまうのは嫌なんだよ」ヘラヘラ
オティヌス「……」
427:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:13:41.85:+snnud2SO (101/102)
オティヌス「――そうか。では、次は皆でハリウッドだな」フッ…
オティヌス「――そうか。では、次は皆でハリウッドだな」フッ…
428: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/14(金) 23:16:23.26:+snnud2SO (102/102)
おまけ終わり。また何か思いついたら番外編はかく。
あ、あと深夜したらばで
上条「こんなの知らない」
って奴も書いてる。あっちは即興と遊びで書いてる。
ので、あまり質とかは期待しないほうが。
興味があればどうぞ。では。
おまけ終わり。また何か思いついたら番外編はかく。
あ、あと深夜したらばで
上条「こんなの知らない」
って奴も書いてる。あっちは即興と遊びで書いてる。
ので、あまり質とかは期待しないほうが。
興味があればどうぞ。では。
429:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:22:13.17:n/Jw5vI+0 (1/1)
乙乙
いろんなとこでニヤニヤしたわ
乙乙
いろんなとこでニヤニヤしたわ
430:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:24:12.47:HYkkWVdFo (2/2)
乙
オッレルスは悪役もヘタレ役もこなせる美味しいキャラだよね
乙
オッレルスは悪役もヘタレ役もこなせる美味しいキャラだよね
431:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/14(金) 23:41:10.39:TCrQKYic0 (1/1)
乙
シルビアがああなるとは思わなかったよ
乙
シルビアがああなるとは思わなかったよ
432:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/15(土) 12:20:26.17:OFt3bf7a0 (1/1)
シルビアさんマジヤンデレ。
シルビアさんマジヤンデレ。
433:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/15(土) 22:51:36.84:i9xF2Km40 (1/1)
グレムリンにも木原一家にもなれる加群さん有能すぎる
グレムリンにも木原一家にもなれる加群さん有能すぎる
434:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/20(木) 15:57:56.45:L2KY0iuG0 (1/1)
>>1
>>428のやつ以外になんかss書いてた?
あったら教えてほしい
>>1
>>428のやつ以外になんかss書いてた?
あったら教えてほしい
435: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/22(土) 00:16:29.45:QJj2t0ASO (1/11)
>>434このウートガルザロキの叶え屋さんシリーズが生まれて初めて立てたスレです。
あっちのと、このスレ以外は書いてない。
でも終わったらやろうかなと思ってるやつはいくつかある。
ので、もしこのシリーズが完走できたら……
このままだとお蔵入りになるから短い小ネタを何個か放出しておく。原作のifネタ。
>>434このウートガルザロキの叶え屋さんシリーズが生まれて初めて立てたスレです。
あっちのと、このスレ以外は書いてない。
でも終わったらやろうかなと思ってるやつはいくつかある。
ので、もしこのシリーズが完走できたら……
このままだとお蔵入りになるから短い小ネタを何個か放出しておく。原作のifネタ。
436:「さ○かちゃんと思ったぁ?」:2014/03/22(土) 00:18:45.04:QJj2t0ASO (2/11)
御坂「と・う・ま・く~~ん♪」ダキッ
上条「どうした?御坂気持ち悪いぞ」
ビリビリバリーン!
トール「ミコっちゃんかと思ったぁ?残念!トール君でしたぁ!」
上条「…だと思ったよ。トール、いい加減それやんの止めろって面白くな」
ビリビリバリーン!
オッレルス「トールかと思ったぁ?残念、俺だよっ」ミ☆
上条「ええっ?!あの時の?!いったい何をしに」
ビリビリバリーン!
オティヌス「出来損ないかと思ったぁ?残念、私だ」ニヤリ
上条「な、なんだってー?!」
ビリビリバリーン!
エツァリ「魔神だと思いましたぁ?残念、自分です」ドヤァ
上条「なんだ、お前だったのかよ」ホッ
ビリビリバリーン!
冥土「アステカの魔術師かと思ったかい?残念、僕なんだね?」ニコッ
上条「う、うわーぁああああ?!!」
冥土「……」
上条「……(つ、次は誰が)」ドキドキ
冥土「趣味の特殊メイク披露だったんだね?」ドヤ?
上条「あんた何してんの」
御坂「と・う・ま・く~~ん♪」ダキッ
上条「どうした?御坂気持ち悪いぞ」
ビリビリバリーン!
トール「ミコっちゃんかと思ったぁ?残念!トール君でしたぁ!」
上条「…だと思ったよ。トール、いい加減それやんの止めろって面白くな」
ビリビリバリーン!
オッレルス「トールかと思ったぁ?残念、俺だよっ」ミ☆
上条「ええっ?!あの時の?!いったい何をしに」
ビリビリバリーン!
オティヌス「出来損ないかと思ったぁ?残念、私だ」ニヤリ
上条「な、なんだってー?!」
ビリビリバリーン!
エツァリ「魔神だと思いましたぁ?残念、自分です」ドヤァ
上条「なんだ、お前だったのかよ」ホッ
ビリビリバリーン!
冥土「アステカの魔術師かと思ったかい?残念、僕なんだね?」ニコッ
上条「う、うわーぁああああ?!!」
冥土「……」
上条「……(つ、次は誰が)」ドキドキ
冥土「趣味の特殊メイク披露だったんだね?」ドヤ?
上条「あんた何してんの」
437:普通はなる:2014/03/22(土) 00:20:27.04:QJj2t0ASO (3/11)
〓〓『船の墓場』〓〓
上条「まさか!完成したのか?!『主神の槍《グングニル》』が……?!」
オティヌス「さぁ、お楽しみの時間だ」ズッ
ゴキゴキバキビキ………
オティヌス「はは!はははは…ッ?!い、いだっ?!いだだだだだ!?何これ痛ッ!!めっちゃ痛い!何この鼻の穴からスイカ産む感じ?!痛い痛い痛い痛い痛い!?いったぁあああ!!!」ジタバタジタバタ
上条(そらそうなるよ)
オティヌス「あっだだだだだァァアアアアアア?!」ゴロゴロゴロゴロ!
ポローンッ………
バッシャーン!
上条「お、落ちた―――?!」
〓〓『船の墓場』〓〓
上条「まさか!完成したのか?!『主神の槍《グングニル》』が……?!」
オティヌス「さぁ、お楽しみの時間だ」ズッ
ゴキゴキバキビキ………
オティヌス「はは!はははは…ッ?!い、いだっ?!いだだだだだ!?何これ痛ッ!!めっちゃ痛い!何この鼻の穴からスイカ産む感じ?!痛い痛い痛い痛い痛い!?いったぁあああ!!!」ジタバタジタバタ
上条(そらそうなるよ)
オティヌス「あっだだだだだァァアアアアアア?!」ゴロゴロゴロゴロ!
ポローンッ………
バッシャーン!
上条「お、落ちた―――?!」
438:ノリノリ。:2014/03/22(土) 00:24:07.75:QJj2t0ASO (4/11)
オティヌス「ちまちま戦うのも面倒くせぇな。まずは世界でも終わらせてやるか」
オティヌス「どすこ―――い!」ドーン!
―――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――――――――――――
上条「………で?」
オティヌス「…いや、その、ついテンション上がっちゃって……」セイザ
上条「お前めっちゃノリノリだったもんな」コク
オティヌス「ッッッント、マジでここまでする気はなかったっていうか」ボソボソ
上条「…バカだな、一時のテンションに身を任せる奴は身を滅ぼすんだよ」
オティヌス「マジ反省してっす…マジサーセンッス…」
上条「ったく…早く戻せよ?」
オティヌス「え?いやそれはちょっと無理っていうか」
上条「は?」
オティヌス「何でもないッス」フルフル
オティヌス「ちまちま戦うのも面倒くせぇな。まずは世界でも終わらせてやるか」
オティヌス「どすこ―――い!」ドーン!
―――――――――――
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―――――――――――――――――――
上条「………で?」
オティヌス「…いや、その、ついテンション上がっちゃって……」セイザ
上条「お前めっちゃノリノリだったもんな」コク
オティヌス「ッッッント、マジでここまでする気はなかったっていうか」ボソボソ
上条「…バカだな、一時のテンションに身を任せる奴は身を滅ぼすんだよ」
オティヌス「マジ反省してっす…マジサーセンッス…」
上条「ったく…早く戻せよ?」
オティヌス「え?いやそれはちょっと無理っていうか」
上条「は?」
オティヌス「何でもないッス」フルフル
439:そりゃうやむやにもなる:2014/03/22(土) 00:28:29.78:QJj2t0ASO (5/11)
〓〓『船の墓場』〓〓
上条「ここが『船の墓場』……」
上条「よし、必ず『槍』製造とオティヌスを止めてみせる!」ダッ!
:
:
:
オティヌス「………」トコトコ
上条「見つけた!」ダダダダ
オティヌス「うー、寒ッッ!!」プルプル
上条「え」
オティヌス「あー、ほっカイロあったかい…」
上条「え」
オティヌス「あ、お前もよかったら使え。私いっぱい持ってるから」つ□
上条「あ、ども」
オティヌス「ふー…全く、このクソ寒い時期に露出度の高い格好でウロついている奴の気が知れないな」
上条「」
オティヌス「なんだその目は」
上条「いや…なんかプロ野球選手が『俺野球嫌い』って言ってるのを聞いたみたいっつーか…」
オティヌス「よくわからん奴だな」クスクス
オティヌス「ところで、私は今から焼き芋やろうと思うんだが…
お前は何をしにここまで来たんだ?」
上条「うん……俺…ホントに、何しに来たんだっけな…?」
〓〓『船の墓場』〓〓
上条「ここが『船の墓場』……」
上条「よし、必ず『槍』製造とオティヌスを止めてみせる!」ダッ!
:
:
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オティヌス「………」トコトコ
上条「見つけた!」ダダダダ
オティヌス「うー、寒ッッ!!」プルプル
上条「え」
オティヌス「あー、ほっカイロあったかい…」
上条「え」
オティヌス「あ、お前もよかったら使え。私いっぱい持ってるから」つ□
上条「あ、ども」
オティヌス「ふー…全く、このクソ寒い時期に露出度の高い格好でウロついている奴の気が知れないな」
上条「」
オティヌス「なんだその目は」
上条「いや…なんかプロ野球選手が『俺野球嫌い』って言ってるのを聞いたみたいっつーか…」
オティヌス「よくわからん奴だな」クスクス
オティヌス「ところで、私は今から焼き芋やろうと思うんだが…
お前は何をしにここまで来たんだ?」
上条「うん……俺…ホントに、何しに来たんだっけな…?」
440:色んな意味で無理難題:2014/03/22(土) 00:31:11.64:QJj2t0ASO (6/11)
小萌「上条ちゃん!この常盤台の子でも難しい問題が解けたら、先生がぱふぱふしてあげるのですよー?」ウフフ
上条(できんの?!どうやって?!)
「絶対正解しなきゃと思った」by上条当麻
小萌「上条ちゃん!この常盤台の子でも難しい問題が解けたら、先生がぱふぱふしてあげるのですよー?」ウフフ
上条(できんの?!どうやって?!)
「絶対正解しなきゃと思った」by上条当麻
441:暗部教室:2014/03/22(土) 00:39:20.19:QJj2t0ASO (7/11)
暗部教室の始業のベルは今日も鳴る。
佐久「……」コク
鉄網「……」コクン
手塩「やれ―――っ!」つ爆弾
査楽「食らうですね!」パァンパァンパァン!
馬場「いけ――!―Type_Mantis―!グレートデーン!」
ドゴーン!
博士「いけ、『オジギソウ』!」
ショチトル「ふん!」
垣根「未元物質で埋め尽くす!」ドパーン!
心理「私のために死んで?」←能力発動
砂皿「狙い撃つ!」パァン!
一方「黒翼!」バサー!
土御門「黒ノ式!」
結標「コルク抜きを体へ転送!」
海原「金星びぃ―――んむっ!」ピカー!
「はははは。全く効かないよ。」
エイワス「殺せるといいな?暗部卒業までに」ヌルフフフ……
全員((((無理ゲーじゃねーか!!))))ガーン!
暗部教室の始業のベルは今日も鳴る。
佐久「……」コク
鉄網「……」コクン
手塩「やれ―――っ!」つ爆弾
査楽「食らうですね!」パァンパァンパァン!
馬場「いけ――!―Type_Mantis―!グレートデーン!」
ドゴーン!
博士「いけ、『オジギソウ』!」
ショチトル「ふん!」
垣根「未元物質で埋め尽くす!」ドパーン!
心理「私のために死んで?」←能力発動
砂皿「狙い撃つ!」パァン!
一方「黒翼!」バサー!
土御門「黒ノ式!」
結標「コルク抜きを体へ転送!」
海原「金星びぃ―――んむっ!」ピカー!
「はははは。全く効かないよ。」
エイワス「殺せるといいな?暗部卒業までに」ヌルフフフ……
全員((((無理ゲーじゃねーか!!))))ガーン!
442:見なかったことに:2014/03/22(土) 00:42:16.36:QJj2t0ASO (8/11)
〓〓『"終わったセカイ"』〓〓
上条「なんだ、ここ…全部が真っ暗だな」キョロキョロ
上条「どこにもなんにも誰もいない…」テクテク
上条「クソ、何んでもいい!何か、誰かいな」クルッ
__▲__
(回ω・)つ―<∞〓>
上条「」
__▲__
(回ω・)「ふ、てっきりどこかで野垂れ死んでいるかと思ったが」
上条(今何か変なのいた――――?!)ダダダダ!!
「とにかく関わってはいけないと思いました」by上条当麻
〓〓『"終わったセカイ"』〓〓
上条「なんだ、ここ…全部が真っ暗だな」キョロキョロ
上条「どこにもなんにも誰もいない…」テクテク
上条「クソ、何んでもいい!何か、誰かいな」クルッ
__▲__
(回ω・)つ―<∞〓>
上条「」
__▲__
(回ω・)「ふ、てっきりどこかで野垂れ死んでいるかと思ったが」
上条(今何か変なのいた――――?!)ダダダダ!!
「とにかく関わってはいけないと思いました」by上条当麻
443:少しづつ誰かを理解してあげるということ:2014/03/22(土) 00:44:16.02:QJj2t0ASO (9/11)
〓〓『シンセカイ:上条当麻と魔神しかいない川原』〓〓
烏<カー!カー!
上条「………」←体育座り
オティヌス「………」←体育座り
オティヌス「…上条。」
上条「何?」
オティヌス「私は、"オンリーワン"という言葉が嫌いだ」
上条「唐突だな」
オティヌス「いわゆる"業界"という世界において、日夜自分達の"商品"の質を向上させるのは何故だと思う?」
オティヌス「少しでも、より"ナンバーワン"に近づくためだ」
オティヌス「もちろんナンバーワンの席は一つしかないのだから、実際に座る事はまずないだろう」
上条「まーな」つ石ポーイ
オティヌス「だが、だからと言って努力を怠れば取り残されるだけだ」
オティヌス「他の者は常に前へ前へと進むのだからな」
上条「そーだな」コク
オティヌス「だから私は『オンリーワン』という言葉を聞くとだな、決してナンバーワンになれない者達がその言葉を作り」
オティヌス「それに逃げこみ、妥協してるように聞こえるんだ。」
上条「ふーん」
オティヌス「何というか…努力と向上心を否定する言葉というか」
上条「うん」
オティヌス「…知っての通り、私は"魔神"だ。その神の領域に足を突っ込むまで死に物狂いで努力した。」
上条「…」
オティヌス「だから。そんな、私の努力も無下にされるようだから『オンリーワン』という言葉が嫌いなんだ」
上条「…某歌に喧嘩売るような考え方だな」ハハ
上条「でも、わかるよ」
オティヌス「………」
オティヌス「…そうか」フフ
〓〓『シンセカイ:上条当麻と魔神しかいない川原』〓〓
烏<カー!カー!
上条「………」←体育座り
オティヌス「………」←体育座り
オティヌス「…上条。」
上条「何?」
オティヌス「私は、"オンリーワン"という言葉が嫌いだ」
上条「唐突だな」
オティヌス「いわゆる"業界"という世界において、日夜自分達の"商品"の質を向上させるのは何故だと思う?」
オティヌス「少しでも、より"ナンバーワン"に近づくためだ」
オティヌス「もちろんナンバーワンの席は一つしかないのだから、実際に座る事はまずないだろう」
上条「まーな」つ石ポーイ
オティヌス「だが、だからと言って努力を怠れば取り残されるだけだ」
オティヌス「他の者は常に前へ前へと進むのだからな」
上条「そーだな」コク
オティヌス「だから私は『オンリーワン』という言葉を聞くとだな、決してナンバーワンになれない者達がその言葉を作り」
オティヌス「それに逃げこみ、妥協してるように聞こえるんだ。」
上条「ふーん」
オティヌス「何というか…努力と向上心を否定する言葉というか」
上条「うん」
オティヌス「…知っての通り、私は"魔神"だ。その神の領域に足を突っ込むまで死に物狂いで努力した。」
上条「…」
オティヌス「だから。そんな、私の努力も無下にされるようだから『オンリーワン』という言葉が嫌いなんだ」
上条「…某歌に喧嘩売るような考え方だな」ハハ
上条「でも、わかるよ」
オティヌス「………」
オティヌス「…そうか」フフ
444:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/22(土) 00:44:53.05:QJj2t0ASO (10/11)
オティヌス「それに付随して…私は努力した、してきた者は讃えられ報われるべきだと思うんだが」
上条「? そーだな。」コクン
オティヌス「………」
オティヌス「…私はその"努力してきた者"に当てはまると思うんだが」
上条「そーだな」
オティヌス「…………」
上条「?」
オティヌス「…褒めてくれてもいいんだぞ?」
上条(ああ、そういうことか)クックッ
上条「…そーだな、オティヌスは偉いよ。よく頑張ったな」ナデナデ
オティヌス「………ん。」マンゾク
上条(こいつって、遠回しな奴だよな。不器用というか、周りへの本心の出し方が下手くそというか)ナデナデ
上条(ちょっと可愛―――)
オティヌス「さて、小休止は終わりだ。そろそろ『次の世界』へ行こうか」
上条「えっ」
オティヌス「ふむ…次は『上条当麻以外全員がテッラの世界にでも…」
上条「おま」
オティヌス「グッドラック!」(o^-')b ビシッ!
上条「訂正。やっぱりかわ――――――
―――――――――――
――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
オティヌス「それに付随して…私は努力した、してきた者は讃えられ報われるべきだと思うんだが」
上条「? そーだな。」コクン
オティヌス「………」
オティヌス「…私はその"努力してきた者"に当てはまると思うんだが」
上条「そーだな」
オティヌス「…………」
上条「?」
オティヌス「…褒めてくれてもいいんだぞ?」
上条(ああ、そういうことか)クックッ
上条「…そーだな、オティヌスは偉いよ。よく頑張ったな」ナデナデ
オティヌス「………ん。」マンゾク
上条(こいつって、遠回しな奴だよな。不器用というか、周りへの本心の出し方が下手くそというか)ナデナデ
上条(ちょっと可愛―――)
オティヌス「さて、小休止は終わりだ。そろそろ『次の世界』へ行こうか」
上条「えっ」
オティヌス「ふむ…次は『上条当麻以外全員がテッラの世界にでも…」
上条「おま」
オティヌス「グッドラック!」(o^-')b ビシッ!
上条「訂正。やっぱりかわ――――――
―――――――――――
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445: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/03/22(土) 00:48:22.99:QJj2t0ASO (11/11)
終わり。
どーでもいいことだけど、新訳7巻の裏に描かれてるカブトムシキーホルダー欲しいなって思った。
終わり。
どーでもいいことだけど、新訳7巻の裏に描かれてるカブトムシキーホルダー欲しいなって思った。
446:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/22(土) 01:00:47.69:LFKh/LFi0 (1/1)
乙です
乙です
447:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/22(土) 02:29:45.88:is0Za/3/0 (1/1)
乙ですねー
暗部教室おもしろそう…! スレ立ててほしいくらいだ
そしてオティヌスAA可愛いなww
乙ですねー
暗部教室おもしろそう…! スレ立ててほしいくらいだ
そしてオティヌスAA可愛いなww
448:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/22(土) 09:09:07.44:cM8HnUkMo (1/1)
乙
あのカブトムシキーホルダーは商品化したら間違いなく売れる
乙
あのカブトムシキーホルダーは商品化したら間違いなく売れる
449:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 00:53:51.33:robgRzI60 (1/1)
ほ
ほ
450:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 04:22:21.22:+XAWv3Mfo (1/1)
乙です!
あっちのスレッドの、病理さんの問題が難し過ぎる…。
乙です!
あっちのスレッドの、病理さんの問題が難し過ぎる…。
451: ◆3rfPz4lVbmKs:2014/04/01(火) 07:18:51.43:BoHJSjwSO (1/63)
えー。残念ですが、エイプリルフールネタはやりません。
ウソです。やります。4月バカネタ投下。
えー。残念ですが、エイプリルフールネタはやりません。
ウソです。やります。4月バカネタ投下。
452:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:19:29.50:BoHJSjwSO (2/63)
〓〓3月31日『叶え屋』〓〓
〓〓3月31日『叶え屋』〓〓
453:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:19:55.34:BoHJSjwSO (3/63)
天井「そういえば明日はエイプリルフールか」
シギン「えいぷりる?」キョトン
天井「エイプリルフール。4月バカ。『午前中なら嘘をついてもいい』とする日だな」
シギン「へー。ウートガルザロキが喜びそうな日だね」
天井「まぁ、それを知ったら必ず私達に仕掛けてきそうだしな」ハハハ
天井「そういえば明日はエイプリルフールか」
シギン「えいぷりる?」キョトン
天井「エイプリルフール。4月バカ。『午前中なら嘘をついてもいい』とする日だな」
シギン「へー。ウートガルザロキが喜びそうな日だね」
天井「まぁ、それを知ったら必ず私達に仕掛けてきそうだしな」ハハハ
454:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:20:32.40:BoHJSjwSO (4/63)
〓〓『物陰』〓〓
ウート「…………」
ウート(へぇ。面白そうじゃねぇか)ニヤリ
〓〓『物陰』〓〓
ウート「…………」
ウート(へぇ。面白そうじゃねぇか)ニヤリ
455:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:20:59.85:BoHJSjwSO (5/63)
〓〓4月1日上条宅〓〓
〓〓4月1日上条宅〓〓
456:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:21:57.72:BoHJSjwSO (6/63)
ピンポーン。
上条「はいはーい」ドタドタ…
上条「どちらさ……」ガチャ。
ウート「よお、"幻想殺し"。」ニヤリ
ピンポーン。
上条「はいはーい」ドタドタ…
上条「どちらさ……」ガチャ。
ウート「よお、"幻想殺し"。」ニヤリ
457:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:22:32.07:BoHJSjwSO (7/63)
上条「っ、お前はっ!」サッ
ウート「あぁ、安心しろよ?別にあの時の借りを返しにきた、なーんてメンドクセェ事は言わねぇからさ」ヘラヘラ
上条「……」
ウート「…? どうした?」
上条「いや、あの。誰だっけお前」
ウート「」ピキッ。#
上条「あ、待ってくれ!あとちょっとで思い出せそうなんだ!」
ウート「…いっそ、本当に借り返してやろっかなもう」イライラ
上条「っ、お前はっ!」サッ
ウート「あぁ、安心しろよ?別にあの時の借りを返しにきた、なーんてメンドクセェ事は言わねぇからさ」ヘラヘラ
上条「……」
ウート「…? どうした?」
上条「いや、あの。誰だっけお前」
ウート「」ピキッ。#
上条「あ、待ってくれ!あとちょっとで思い出せそうなんだ!」
ウート「…いっそ、本当に借り返してやろっかなもう」イライラ
458:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:23:50.33:BoHJSjwSO (8/63)
上条「……あ!」
ウート「…思い出せたか?そうだ、俺はバゲージシティで」
上条「ハワイの時に見たリンディ=ブルーシェイクの保護し」
ウート「いや誰だよ」ベシッ
ウート「ねえ、何でバゲージシティってヒントも出したのにハワイの人を挙げんの?バカなの?」グリグリ
上条「いや、ちょっとマジでわかんなかったっていうか」アググ
ウート「あーもういいわ。ちょっと来い」グイッ
上条「おわっ?!おい!どこに連れていく気なんだよ!」
――――――――――――
―――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――
上条「……あ!」
ウート「…思い出せたか?そうだ、俺はバゲージシティで」
上条「ハワイの時に見たリンディ=ブルーシェイクの保護し」
ウート「いや誰だよ」ベシッ
ウート「ねえ、何でバゲージシティってヒントも出したのにハワイの人を挙げんの?バカなの?」グリグリ
上条「いや、ちょっとマジでわかんなかったっていうか」アググ
ウート「あーもういいわ。ちょっと来い」グイッ
上条「おわっ?!おい!どこに連れていく気なんだよ!」
――――――――――――
―――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――
459:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:24:27.42:BoHJSjwSO (9/63)
〓〓『Joseph's』(いつもアイテムがたむろしてるファミレス)〓〓
〓〓『Joseph's』(いつもアイテムがたむろしてるファミレス)〓〓
460:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:25:05.68:BoHJSjwSO (10/63)
木山(ウェイトレス)「ご注文をお伺いします」
ウート「あ、俺タンドリーチキンで。」
上条「あ、俺はコーヒーだけで」
木山「かしこまりました、ご注文を繰り返させていただきます」
:
:
:
木山「以上でお揃いでしょうか?ごゆっくりどうぞ」
木山(ウェイトレス)「ご注文をお伺いします」
ウート「あ、俺タンドリーチキンで。」
上条「あ、俺はコーヒーだけで」
木山「かしこまりました、ご注文を繰り返させていただきます」
:
:
:
木山「以上でお揃いでしょうか?ごゆっくりどうぞ」
461:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:27:00.61:BoHJSjwSO (11/63)
上条「で、なんで俺をこんな所に?」
土御門「…遅かったな、ウートガルザロキ。舞台は完成してるぞ」スタスタ
ウート「おっ、マージー?流石だなつっちー!」ガタッ
土御門「このくらいなら朝飯前だよ」ガシッ
上条「土御門?!こいつと知り合いなのか?」
土御門「よぅカミやん。まぁ"お得意様"ってやつだよ」
:
:
:
上条「で、なんで俺をこんな所に?」
土御門「…遅かったな、ウートガルザロキ。舞台は完成してるぞ」スタスタ
ウート「おっ、マージー?流石だなつっちー!」ガタッ
土御門「このくらいなら朝飯前だよ」ガシッ
上条「土御門?!こいつと知り合いなのか?」
土御門「よぅカミやん。まぁ"お得意様"ってやつだよ」
:
:
:
462:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:27:39.96:BoHJSjwSO (12/63)
\カランコローン♪/
浜面「あれ?大将?」
上条「浜面も呼ばれてたのか。なぁ、何が始まるんだ?」
浜面「え、大将聞いてないの?」
\カランコローン♪/
浜面「あれ?大将?」
上条「浜面も呼ばれてたのか。なぁ、何が始まるんだ?」
浜面「え、大将聞いてないの?」
463:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:28:06.30:BoHJSjwSO (13/63)
浜面「エイプリルフールってことでドッキリやるんだってよ」
上条「え?」
浜面「エイプリルフールってことでドッキリやるんだってよ」
上条「え?」
464:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:29:15.19:BoHJSjwSO (14/63)
ウート「おーし。じゃ仕掛け人も揃ったし、説明するぞ」
ウート「えー、今回集まってもらった人達にはドッキリ仕掛け人になってもらいます」
ウート「仕掛ける相手は"アイテム"の女の子達。」
上条「ふんふん」
浜面「それ大丈夫なのか…?」
ウート「アフターケアも用意はしてる。まぁ大丈夫さ」ヘラヘラ
上条「具体的には何をやるんだ?」
ウート「プールに落とします」
上条浜面「「は?」」
ウート「落ちます」ウン
浜面「えー…どこに?」
ウート「"水の中"に。」ニヤリ
ウート「俺の…あー、便宜上は"能力"って事にしとくけど、その能力は」
ウート「"幻覚を見せる事"なんだよ」
浜面「…なるほど。実際には普通の店にプールは作れないけど、水の中に落ちたって幻覚を見せるのか」
上条「?じゃあさっきの土御門の言ってた舞台ってなんだ?」
ウート「ああ、店に金握らせてドッキリへの協力と、指定した席に人が座らないようにしてもらったんだよ」ヘラヘラ
上条「なんかすげーな…」
ウート「おーし。じゃ仕掛け人も揃ったし、説明するぞ」
ウート「えー、今回集まってもらった人達にはドッキリ仕掛け人になってもらいます」
ウート「仕掛ける相手は"アイテム"の女の子達。」
上条「ふんふん」
浜面「それ大丈夫なのか…?」
ウート「アフターケアも用意はしてる。まぁ大丈夫さ」ヘラヘラ
上条「具体的には何をやるんだ?」
ウート「プールに落とします」
上条浜面「「は?」」
ウート「落ちます」ウン
浜面「えー…どこに?」
ウート「"水の中"に。」ニヤリ
ウート「俺の…あー、便宜上は"能力"って事にしとくけど、その能力は」
ウート「"幻覚を見せる事"なんだよ」
浜面「…なるほど。実際には普通の店にプールは作れないけど、水の中に落ちたって幻覚を見せるのか」
上条「?じゃあさっきの土御門の言ってた舞台ってなんだ?」
ウート「ああ、店に金握らせてドッキリへの協力と、指定した席に人が座らないようにしてもらったんだよ」ヘラヘラ
上条「なんかすげーな…」
465:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:30:28.31:BoHJSjwSO (15/63)
ウート「じゃ、手順を説明するぞ」
ウート「1。まずアイテムの娘達が来たらこの席に座ってもらいます。
だから、上条と浜面は近くの席に座っておいてくれ。」
ウート「2。店員さんが注文したものを"うっかり"こぼします」
ウート「3。上条が『おい、テメェ俺達にもかかったじゃないか』と店員に難癖つけます」
ウート「4。いたたまれないくらい難癖つけます」
ウート「5。アイテムの娘達の注意を引き付けてる内に俺が幻術をかけます」
ウート「6。ツレの横暴を見かねた浜面くんが上条を諌め、店員が怒られてるために注文の品が来ない状態になってるアイテム娘達に『悪かったな、奢るから許してくれ』とかっこよく大人な対応します」
浜面「ほう」
ウート「7。その後、店員が『あちらのお客様からです』と注文の品を置く時に……」
ウート「"落とします"」ニヤリ
ウート「8。そしてテンパってる様子を撮影、幻術を解きます。」
ウート「9。気がついてみると浜面と俺と上条が『ドッキリ大成功!』の看板を持って立ってます」
ウート「10。んで、撮影したものを別室で見てもらうって事で別室に移動するんですが…」
ウート「11。もっかい幻術をかけてプールへ落とします。」
ウート「12。もっかい看板を持って、『またまたドッキリ大成功!』ってやります」
上条「二段オチかよ」ハハ
ウート「そりゃあな。じゃなきゃ面白くないだろ?」ニヤニヤ
浜面「…それ大丈夫か?後で麦野あたりにぶっ殺されそうなんだけど……俺が」
ウート「その辺は大丈夫。後で俺がフォローするからな」ヘラヘラ
ウート「じゃ、手順を説明するぞ」
ウート「1。まずアイテムの娘達が来たらこの席に座ってもらいます。
だから、上条と浜面は近くの席に座っておいてくれ。」
ウート「2。店員さんが注文したものを"うっかり"こぼします」
ウート「3。上条が『おい、テメェ俺達にもかかったじゃないか』と店員に難癖つけます」
ウート「4。いたたまれないくらい難癖つけます」
ウート「5。アイテムの娘達の注意を引き付けてる内に俺が幻術をかけます」
ウート「6。ツレの横暴を見かねた浜面くんが上条を諌め、店員が怒られてるために注文の品が来ない状態になってるアイテム娘達に『悪かったな、奢るから許してくれ』とかっこよく大人な対応します」
浜面「ほう」
ウート「7。その後、店員が『あちらのお客様からです』と注文の品を置く時に……」
ウート「"落とします"」ニヤリ
ウート「8。そしてテンパってる様子を撮影、幻術を解きます。」
ウート「9。気がついてみると浜面と俺と上条が『ドッキリ大成功!』の看板を持って立ってます」
ウート「10。んで、撮影したものを別室で見てもらうって事で別室に移動するんですが…」
ウート「11。もっかい幻術をかけてプールへ落とします。」
ウート「12。もっかい看板を持って、『またまたドッキリ大成功!』ってやります」
上条「二段オチかよ」ハハ
ウート「そりゃあな。じゃなきゃ面白くないだろ?」ニヤニヤ
浜面「…それ大丈夫か?後で麦野あたりにぶっ殺されそうなんだけど……俺が」
ウート「その辺は大丈夫。後で俺がフォローするからな」ヘラヘラ
466:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:31:44.93:BoHJSjwSO (16/63)
上条「にしても上条さんが悪役か」
ウート「まーまー。たまにはいいんでね?ヒーローばっかじゃ疲れるだろ?たまにはヒールもいいもんだぜ?」
上条「……ダメだな」
ウート「?」
上条「こんなん悪趣味だろ!人を騙すなんてダメだ!俺は絶対やらないからな!」ガタッ
ウート「…成功したら、報酬として41万円支払うけど」
上条「任せてくれ!アカデミー賞モノの演技をしてみせる!」キリッ
浜面(大将ェ)
ウート「…じゃ、始めるぞ。各自台詞は考えといてくれ。」
上条「にしても上条さんが悪役か」
ウート「まーまー。たまにはいいんでね?ヒーローばっかじゃ疲れるだろ?たまにはヒールもいいもんだぜ?」
上条「……ダメだな」
ウート「?」
上条「こんなん悪趣味だろ!人を騙すなんてダメだ!俺は絶対やらないからな!」ガタッ
ウート「…成功したら、報酬として41万円支払うけど」
上条「任せてくれ!アカデミー賞モノの演技をしてみせる!」キリッ
浜面(大将ェ)
ウート「…じゃ、始めるぞ。各自台詞は考えといてくれ。」
467:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:32:15.51:BoHJSjwSO (17/63)
~作戦開始~
~作戦開始~
468:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:32:43.52:BoHJSjwSO (18/63)
\カランコローン♪/
〓〓近くの席〓〓
上条「あれが"アイテム"か。皆可愛い子ばっかだな」ヒソヒソ
浜面「外面はな。滝壺は中身も可愛いけど」ヒソヒソ
\カランコローン♪/
〓〓近くの席〓〓
上条「あれが"アイテム"か。皆可愛い子ばっかだな」ヒソヒソ
浜面「外面はな。滝壺は中身も可愛いけど」ヒソヒソ
469:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:33:20.57:BoHJSjwSO (19/63)
麦野「…」
絹旗「やれやれ。まーた浜面はアイテムミーティングを超サボりですか」
フレンダ「結局、今度お仕置きってわけよ」
滝壺「喉乾いた…」
木山「…」テテテ
上条「あ、さっきの店員さんも仕掛け人なのか」
浜面「綺麗な人だよなー」ハハ
麦野「…」
絹旗「やれやれ。まーた浜面はアイテムミーティングを超サボりですか」
フレンダ「結局、今度お仕置きってわけよ」
滝壺「喉乾いた…」
木山「…」テテテ
上条「あ、さっきの店員さんも仕掛け人なのか」
浜面「綺麗な人だよなー」ハハ
470:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:34:50.75:BoHJSjwSO (20/63)
木山「いらっしゃいませ。お一人様ですね?」ススッ
上条「…一人?」
浜面「一人?言い間違いか?ドジっ子だな」ハハ
木山「いらっしゃいませ。お一人様ですね?」ススッ
上条「…一人?」
浜面「一人?言い間違いか?ドジっ子だな」ハハ
471:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:36:23.15:BoHJSjwSO (21/63)
麦野「よく見て?私の後ろに3人いるでしょ?」クスクス
木山「え、君は浜面くんにフラレたから"お一人様"だろう?」キョトン?
麦野「#(○Д○)」ピキッ。
絹旗「」ブフッ
フレンダ「」ブハ
滝壺「ふっ」ドヤ
上条「わざと?!」ガーン!
麦野「よく見て?私の後ろに3人いるでしょ?」クスクス
木山「え、君は浜面くんにフラレたから"お一人様"だろう?」キョトン?
麦野「#(○Д○)」ピキッ。
絹旗「」ブフッ
フレンダ「」ブハ
滝壺「ふっ」ドヤ
上条「わざと?!」ガーン!
472:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:37:18.38:BoHJSjwSO (22/63)
麦野「…大丈夫よ?もっといい男見つけるから。」ヒ、クヒク…
木山「え、君が?」ッハ
木山「かしこまりました。では4名様ですね?こちらの席へご案内させていただきます」スタスタ
麦野「#(#○田○)」ビキビキビキビキ
絹旗「は、鼻で…笑っ…」プクク
フレンダ「ぶ、ぶふふ…っ」
滝壺「アイスクリームが食べたい…」
上条「お、オイ!あれも台本通りなのか?」ヒソヒソ
浜面「勇気あるなー…あの店員…」ヒソヒソ
麦野「…大丈夫よ?もっといい男見つけるから。」ヒ、クヒク…
木山「え、君が?」ッハ
木山「かしこまりました。では4名様ですね?こちらの席へご案内させていただきます」スタスタ
麦野「#(#○田○)」ビキビキビキビキ
絹旗「は、鼻で…笑っ…」プクク
フレンダ「ぶ、ぶふふ…っ」
滝壺「アイスクリームが食べたい…」
上条「お、オイ!あれも台本通りなのか?」ヒソヒソ
浜面「勇気あるなー…あの店員…」ヒソヒソ
473:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:38:29.36:BoHJSjwSO (23/63)
:
:
:
木山「ではご注文をお伺いします。」
麦野「んー……じゃあ私、サーモン…」
木山「お客様。」
麦野「?」
木山「申し訳ございませんが、当店では鮭一匹まるごとは扱っておりません」
麦野「は?いや私はこのサーモンパスt」
木山「どうせ鮭を頼むんだろ?鮭女め!」
麦野「?!」
木山「ではこちらのお客様からご注文をお伺いします。」
麦野「え?」
上条「え?え?ちょ、どういうこと?」
浜面(あの店員怖ェェ!!麦野にあんな真似できる奴なんていねぇぞ!?)
:
:
:
木山「ではご注文をお伺いします。」
麦野「んー……じゃあ私、サーモン…」
木山「お客様。」
麦野「?」
木山「申し訳ございませんが、当店では鮭一匹まるごとは扱っておりません」
麦野「は?いや私はこのサーモンパスt」
木山「どうせ鮭を頼むんだろ?鮭女め!」
麦野「?!」
木山「ではこちらのお客様からご注文をお伺いします。」
麦野「え?」
上条「え?え?ちょ、どういうこと?」
浜面(あの店員怖ェェ!!麦野にあんな真似できる奴なんていねぇぞ!?)
474:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:39:07.15:BoHJSjwSO (24/63)
絹旗「あ、じゃあ私は超ラザニアで」
木山「はい、かしこまりました。『超』ラザニアひとつ!」ピッ
フレンダ「」ブフッ
絹旗「………」ピキピキ
浜面「うわ、めっちゃイラついてるよ…」
絹旗「あ、じゃあ私は超ラザニアで」
木山「はい、かしこまりました。『超』ラザニアひとつ!」ピッ
フレンダ「」ブフッ
絹旗「………」ピキピキ
浜面「うわ、めっちゃイラついてるよ…」
475:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:40:54.00:BoHJSjwSO (25/63)
フレンダ「あ、じゃあ私は結局サバ味噌定食をお願いしますってわけよ!」
木山「かっしこまりましたッッッ!てんちょー!サバ味噌一丁ッッ↑」ピッ!
店の奥|リメエア「ッエーイ!かしこまりっ!」b
上条「」ブフッ?!
フレンダ「あ、じゃあ私は結局サバ味噌定食をお願いしますってわけよ!」
木山「かっしこまりましたッッッ!てんちょー!サバ味噌一丁ッッ↑」ピッ!
店の奥|リメエア「ッエーイ!かしこまりっ!」b
上条「」ブフッ?!
476:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/04/01(火) 07:41:42.39:BoHJSjwSO (26/63)
滝壺「わたしは、K」
木山「滝壺さんだろ?自己紹介しなくても知ってるよ?」ポン
滝壺「え?いやちゅうも」
木山「ご注文は以上でございますね?ごゆっくりどうぞ」ペコ
麦野「いやまだ私の」
木山「ふっ」シュタタタタタ!
タタタタ……
麦野「…あの、私の……サーモン、パスタ…」
上条「なぁ、さっきから台本と違くないか?」ヒソヒソ
浜面「あの店員、スゲェ早さで走って厨房に逃げたな」
滝壺「わたしは、K」
木山「滝壺さんだろ?自己紹介しなくても知ってるよ?」ポン
滝壺「え?いやちゅうも」
木山「ご注文は以上でございますね?ごゆっくりどうぞ」ペコ
麦野「いやまだ私の」
木山「ふっ」シュタタタタタ!
タタタタ……
麦野「…あの、私の……サーモン、パスタ…」
上条「なぁ、さっきから台本と違くないか?」ヒソヒソ
浜面「あの店員、スゲェ早さで走って厨房に逃げたな」
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