888 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:09:27.41Xki2Yhpp0 (25/49)



さやか「……ふんっ! どーせあたしは空気読めないキャラだよ!」

さやか「だから徹底的にやってやる!」スッ

さやか「妖精さんから貰った指輪パワーで!」

さやか「プリティでキュアキュアな感じなやつに、変☆身」



:*:・゚'☆,。・:*:・:*:・゚'☆,。・:*:・:*:・゚'☆,。・:*:

・゚'☆,。・:*:・:*:・゚'☆,。・:*:・:*:・゚'☆,。

・:*:・゚'☆,。・:*:・:*:・゚'☆,。

*:・゚'☆,。・:*:・



さやか「はい! 変身完了!」

――――無駄にフリルたっぷりかつ巨大なリボン付きという、肉弾戦に向かない格好ですねー

――――申し訳程度にミニスカートで運動性の良さをアピールされても……

さやか「うっさい! つーかアンタに言われたくないから!」

――――いや、だって私のは魔法少女衣装でしたし

さやか「……まぁ、この衣装はアレだよね。魔法少女というより伝説の戦士だね」

さやか「なんでそう思ったのかはあたしにも分からんが」

さやか「兎に角! パワーは充実! 巨大化した時ほどじゃないけど……」

さやか「今なら何が相手でもやれる気がする!」



人型の光【―――――】ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



さやか「……………」

さやか「杏子ちゃんの頭上になんか居るううううううううううううううううううううっ!?」




889 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:12:27.51Xki2Yhpp0 (26/49)



――――不味い! ちょっと時間を掛けすぎましたか!

さやか「ほむら!? どういう……」

さやか「まさか!?」

――――いよいよ天使さんがこの世に降臨しようとしている、と妖精さん達が言っています!

――――つまり佐倉さんの身体を乗っ取ろうと動き始めたんです!

――――実質これが”最後のチャンス”となります!

さやか「ちょ、最初で最後って……そもそもアイツの力も自分の力も把握してないのにそう言われても」

人型の光(天使)【】スッ

さやか「!?(腕、みたいのを振り上げ……)」

さやか(に、逃)


――――ドオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


さやか「うひゃあっ!?」

さやか(あ、危なかった……逃げなかったら叩き潰されてた)

さやか(つーか肉体もないのに物理攻撃!? いくら天使だからって無茶苦茶過ぎ……)

さやか(あ、校舎が壊れてる。しかも結構)

さやか「って、うぇええぇぇぇぇえええええっ!?」

さやか「こ、これ、何人か死んで……」

――――そこは大丈夫です!

さやか「ほ、ほむら! でも……」

――――今、こちら側では妖精さんをざっと三百人ぐらいまで増やしました!

――――夢と現実の距離はさして遠くありません! このぐらいの距離なら

――――完璧とは言いませんが、ある程度は妖精さんの効力が及びます!

――――ましてや学校の関係者はもれなく夢に来ているんです! 妖精さん濁です!

――――ちょっとずつ崩れる分には誰一人死にませんっ!

さやか「流石妖精さんマスター! こういう時だけ頼りになるっ!」

さやか「だったらもう気にせず――――」

さやか「突撃だっ!」




890 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:13:53.12Xki2Yhpp0 (27/49)



ドンッ!

さやか「うおっ!?」

さやか(凄い! さっきは咄嗟だったからよく分かんなかったけど……)

さやか(勢いよく地面を蹴ったら、車より速く前に進めた!)

さやか(今のあたし、滅茶苦茶強くなってない!?)

さやか(確かに100メートルまで巨大化した時と比べればへなちょこだけど)

さやか(でも、十分過ぎる!)

さやか(これなら行ける!)

さやか(例え天使が相手でも、きっと勝て




――――ゴッ!!




さやか「ぐ、ぎゅ……?!」

さやか(な、なんだこれ……)

さやか(杏子ちゃんを包む光が急に広がって……)

さやか(その中に入ったら、身体が重く……!)

――――さやかさん!

さやか(ナイス、タイミング……丁度、訊きたかったところだよ……!)




891 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:16:57.17Xki2Yhpp0 (28/49)



さやか(これ、どういう事!?)

――――恐らく天使さんがいよいよ本気を出した、という事かと

――――サービス精神旺盛でノリがいい

――――だからこそあの方は今まで遊んでいた訳ですが

――――あの方だって生まれたい

――――この明るくて眩しい世界に来たいんです

――――それを邪魔すると分かれば

――――暴れるのは、赤ちゃんなら当然です!

さやか(はは……確かに……)

さやか「だけど、こっちだって負ける訳にはいかない――――!」

天使【―――――ォ】

天使【オンギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!】

さやか「ぐ、ううぅぅぅぅぅ!?」

さやか「な、なんて叫び声……ほんとに赤ちゃんかよアレ……!」

天使【アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!】

さやか「げっ……腕を振り上げ……」

――――ドオオオオオオオオオオオオオオンッ!

さやか「ぐ、うあぁあぁぁあっ!?」

杏子「み、美樹、様……!? 大丈夫ですか……!」

さやか「ああ、杏子ちゃん……このぐらい……全然平気……!」

さやか(いや、本当は滅茶苦茶痛いけど!)

さやか(殴られるのって、すっげー痛い!)

さやか(まどかと巴先輩は、こんな痛みを我慢しながらずっと戦ってたの?)

さやか(はは……凄いや。あたしなんて、たった一発で怖くなってるのに)

さやか(……怖い、すっごい怖い)

さやか(暴力がこんなに怖いなんて、知らなかった……)




892VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 21:20:41.80stbewAwKO (1/1)



今日はここまで!

人退的不思議要素+まどマギ的絶望要素+個人的趣味嗜好(熱血風味)を混ぜこぜした結果、
こんな感じの作品になりました。
正直すまなかったと思うが私は謝らない。
とりあえずネタ元としては人退の『じかんかつようじゅつ』と『ゆめであえたら』に出てきた設定を
私の脳内で都合よく解釈した感じです。

というか、前回と含めて杏子ちゃん三部作って……これ最終回じゃないんだから。
まどマギのヒロインは杏子ちゃんでも、これそういう話違うから。

という訳で、次回は種明かし及び解決編。熱血風味盛り盛りでやらせていただきます。
あと……いや、これはネタバレだ(何

ではでは次回こそ一週間で書くつもりで、みなさんさよーならーっ!(in倒れる鉄塔の中で


893 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:20:53.07Xki2Yhpp0 (29/49)



さやか(――――だから)

杏子「う、ぐ、うぅぅぅ……!」

さやか(心が綺麗になって、争いを嫌がるようになった今の杏子ちゃんは、もっと怖い想いをしている筈なんだ)

さやか「だったら、雑で、空気を読まない、あたしが、」

さやか「怖がってられるかああああああああああああああっ!!!」

天使【!】ブンブンブンッ!!

さやか「ぐっ! ぐぅ、ぐ、がっ、ああっ!?」

杏子「美樹様……」

杏子「も、もう、逃げて、ください!」

杏子「こんな大きなものに、勝てる訳が……」

さやか「逃げない……」

杏子「え……」

さやか「あたしは、逃げない」

さやか「杏子ちゃんを助けるまで、逃げる訳にはいかない!」

天使【ァ――――アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!】

さやか「っ……!」

さやか「ああ、泣きたくなるよね……」

さやか「アンタが悪くないのは、知ってる……生まれたがっているのも、知ってる……」

さやか「呼ばれたから来たのに、勝手に嫌われて、勝手に追い払われて……」

さやか「悲しいよね……悪いのは、巻き込んだあたし達の方だよね」

さやか「でもね、本当に悪いけどね……まだその『席』は……」

さやか「開いて、ないん、だ……」

さやか「まだその席をアンタに渡す訳には、いかないんだよっ!!」

天使【アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!】ドンッ!

さやか「ご、ああああああ!?」

杏子「……!?」




894 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:22:23.30Xki2Yhpp0 (30/49)



杏子「なんで、そこまで……!?」

杏子「何故そこまで、わたくしを助けようと……」

杏子「わたくしとあなた様は今日出会ったばかりの……」

さやか「……そっか……」

さやか「杏子ちゃんにとっては、その程度か……」

さやか「ま、当然だけど……残念だなぁ」

杏子「え……?」

さやか「あたしはね、杏子ちゃん」



さやか「アンタの事を、友達だと思っていたよ」



杏子「――――」

さやか「友達なんだから、苦しそうにしていたら助けるのが当たり前でしょ?」

さやか「友達なんだから、居なくなるのを認められる訳ないでしょ?」

さやか「友達だと思ってくれるのなら……」

さやか「ちゃんとあたしに言って!」

さやか「アンタはあたしに――――」

さやか「あたしに、どうしてほしい!?」

杏子「わ、わたくし、は……」

杏子「わたくしは……」

杏子「……わたくしは、美樹様に、傷付いてほしく、ない……です……」

さやか「……っ」




895VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 21:22:30.21Gkj+elXAO (1/2)



今日はここまで!

人退的不思議要素+まどマギ的絶望要素+個人的趣味嗜好(熱血風味)を混ぜこぜした結果、
こんな感じの作品になりました。
正直すまなかったと思うが私は謝らない。
とりあえずネタ元としては人退の『じかんかつようじゅつ』と『ゆめであえたら』に出てきた設定を
私の脳内で都合よく解釈した感じです。

というか、前回と含めて杏子ちゃん三部作って……これ最終回じゃないんだから。
まどマギのヒロインは杏子ちゃんでも、これそういう話違うから。

という訳で、次回は種明かし及び解決編。熱血風味盛り盛りでやらせていただきます。
あと……いや、これはネタバレだ(何

ではでは次回こそ一週間で書くつもりで、みなさんさよーならーっ!(in倒れる鉄塔の中で


896 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:25:39.09Xki2Yhpp0 (31/49)



杏子「――――でも」

杏子「助けて、ほしい、です……」

杏子「ここから出て」

杏子「皆さんと一緒に……居たい……!」

杏子「だから……助けて!!」

さやか「……………ふ」

さやか「ふ、ふ、ふふ」

さやか「あっははははははははははは!」

杏子「み、美樹様……?」

さやか「あー……あたしって、ほんと馬鹿」

さやか「たった一言助けてくれって言われただけなのに」

さやか「もう全然――――なーんにも怖くなくなっちゃったよ!!」

杏子「!」

天使【!?】ブンブン

さやか「ぐ、ううっ!」

さやか「痛くない、痛くない……」

天使【!!!】ブンブンブンブン

さやか「痛く……」

さやか「なああああああああああああああああああああいっ!!」

――――ボッ!

天使【!!!?!?】

さやか「うわっ!? 手からなんか出た!? 今更だけどあたしどんどん人間離れしてる!」




897VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 21:26:02.23Gkj+elXAO (2/2)



今日はここまで!

人退的不思議要素+まどマギ的絶望要素+個人的趣味嗜好(熱血風味)を混ぜこぜした結果、
こんな感じの作品になりました。
正直すまなかったと思うが私は謝らない。
とりあえずネタ元としては人退の『じかんかつようじゅつ』と『ゆめであえたら』に出てきた設定を
私の脳内で都合よく解釈した感じです。

というか、前回と含めて杏子ちゃん三部作って……これ最終回じゃないんだから。
まどマギのヒロインは杏子ちゃんでも、これそういう話違うから。

という訳で、次回は種明かし及び解決編。熱血風味盛り盛りでやらせていただきます。
あと……いや、これはネタバレだ(何

ではでは次回こそ一週間で書くつもりで、みなさんさよーならーっ!(in倒れる鉄塔の中で


898 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:27:42.71Xki2Yhpp0 (32/49)



さやか(でも今の一撃で天使がよろめいた……チャンス!)

さやか(ほむら!)

――――はい! 準備は出来ています!

――――あと一歩、さやかさんが佐倉さんに近付いたタイミングで

――――そちらで起きた映像を夢の世界全域で公開します!

――――あとは佐倉さんと口汚く口論してくれれば、作戦は完了です!

さやか「良し!」

さやか(とは言ったものの……)

さやか(近付けば近付くほど、上からの圧迫感、光の圧力が強くなってる……!)

さやか(天使がよろめいた隙に大分近付けて、杏子ちゃんと近過ぎるからか攻撃の手は止んだのに)

さやか(あと、一歩なのに……)

さやか(その一歩が、踏み出せない!)

杏子「美樹様……!」

さやか「もう、少し……もう少しなんだ……!」

さやか「あと一歩で、届くんだ……」

さやか「だから動け……!」

さやか「動け、動け動け動け動け動け!」




さやか「動けっつってんでしょうが、あたしの足いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」






899 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:28:29.08Xki2Yhpp0 (33/49)






















―――― つるっ








900VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/14(水) 21:29:43.80Xki2Yhpp0 (34/49)



さやか「え?」

杏子「へ?」

さやか(あ。足が滑って……)

さやか(ああ、杏子ちゃん目掛けて倒れる)

さやか(いや、でもこれはチャンス。このままカプセルを杏子ちゃんの口に放り入れ)

さやか(あ、ヤベ。外した)

さやか(つーか倒れるあたしの身体、なんか真っ直ぐ杏子ちゃんに向って)

さやか(そんでもって激突した勢いで杏子ちゃんを押し倒し――――)



――――ちゅっ



杏子「」

さやか「」

さやか(……いや、あの……お約束かも知れませんけどね妖精さん……)

さやか(これはバトル漫画ではなく、ラブコメのお約束ですよ?)

杏子「※?☆○×!△Σ&@」

さやか(ああ、杏子ちゃんめっちゃ嫌がってる、つーかもがいてる)

さやか(よーし、冷静になるんだあたし)

さやか(ここは落ち着いて杏子ちゃんから離れ)

――――ズシンッ!

さやか(って、そういや此処は光の中だったァ――――!?)

さやか(上から押し付けられる! ぎゅっと押し付けられる!)

さやか(だから……だから……)

さやか(強制的にディープキスにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?)ブチュゥウゥゥッ

杏子「んんんんんんんんんんんんんんっ!?」

さやか「んんんんんんんんんんんんんっ!!」



さや杏「ん――――――――――――――!!!!」






901 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:31:42.24Xki2Yhpp0 (35/49)



                  ―― 一方、夢の世界にて ――



マミ「う、うわぁ……うわぁ……」

マミ「アレ、絶対入ってるわよね……何がとは言わないけど」

まどか「す、凄い……後学のためにしっかり見とかないと……」

マミ「えっと、まぁ、その意見に少なからず同意するところがないとは言わないけど」

マミ「でもそれより……」

ほむら「」

マミ「何が起きようと冷静沈着だった暁美さんが固まってる……」

マミ「あの、暁美さん……?」

ほむら「……は」

マミ「は?」

ほむら「破廉恥ですううううううううううううううううっ!!!」

ほむら「卑猥です! 助平です! 如何わしいですふしだらです尻軽です妄りがわしいですぅぅぅぅぅ!」

マミ「みだり、え?」

ほむら「もう見ていられませんんんんんんんんんんっ!」ダッ

マミ「ああ!? 暁美さん何処行くの!?」

マミ「ど、どうしましょう……突拍子のない出来事に驚いて我を失ってしまったけど」

マミ「これって作戦失敗じゃない!」

マミ「暁美さんを捕まえてもう一度作戦を練らないと!」

マミ「鹿目さん! 手伝っ」

まどか「あ、ごめんなさいマミさん」

まどか「私さやかちゃんを観察……いや覗き見……見張ってないといけないので一人でなんとかしてください」

マミ「何言ってるの!? 今このタイミングで何言ってるの!?」

マミ「ああ、これからどうしたら……」


          ―――― その時、不思議な事が起こった ――――


マミ「!? 何このアナウンス!? 何処で誰が?」

妖精さん「あー、これ、かみですなー」

マミ「か、神? え? 神様?」

妖精さん「さきほどおねがいしました」

マミ「……何を?」

妖精さん「じっきょう」

マミ「神様に実況!? ある意味適任だけど無駄に豪華過ぎない!?」




902 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:34:29.12Xki2Yhpp0 (36/49)




     ―――― 佐倉杏子から、天使としての資質が少しずつ抜けて行ったのだ ――――


マミ「え、何? ノリノリなの!? 神様ノリノリで実況してるの!?」


             ―――― それは暁美ほむらが行った放映 ――――

       ―――― 佐倉杏子と、美樹さやかのキスシーンが全ての原因だった ――――


マミ「あれが……? 一体……」


           ―――― 濃厚なベーゼ、親密なアンブラッセ ――――


マミ「うん、それどっちもキスよね?」


        ―――― 妖精さんの力により、その映像は見滝原中の人々に知れ渡り ――――

         ―――― 見滝原全ての人々が、その光景を見たままに受け入れた ――――


マミ「とんだ羞恥プレイね。というか神様も妖精さんは妖精さんって呼ぶのね」


             ―――― 同性という禁忌の壁を打ち破り、 ――――

             ―――― それでも足りずにお互いを求め、 ――――

               ―――― ついには身体を触れ合う ――――

        ―――― 同性を愛する事の苦悩、後悔、罪悪、そして悦楽と幸福 ――――

         ―――― ……未熟な少女達のそんな内心を、人々は妄想した ――――


マミ「うん、そうね。そんな事実ないから妄想よね。知ってた」


               ―――― そして人々は思った ――――

     ―――― あ、妄想していて思ったけどこの人達の絡みって割とガチっぽい、と ――――


マミ「うん、実に安っぽくて直球な思考回路ね。人間不信に陥りそうなぐらい」





903 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:36:32.73Xki2Yhpp0 (37/49)




               ―――― やがて人々は想いを共有する ――――

             ―――― ガチなあの子に天使は相応しくない ――――



             ―――― 『百合少女』の名が相応しい、と! ――――



マミ「うん、なんで力を込めたのかしら? 好きなの? あなた何処の宗教の神様?」


          ―――― こうして佐倉杏子は天使の器として相応しくなくなり ――――

               ―――― 百合少女として新生したのだ! ――――


マミ「いや、綺麗に纏めようとしないでよ!? 何もかもツッコミどころ満載よ!」


          ―――― ついでに器を無くした天使は元の世界に帰った ――――

               ―――― めでたし、めでたし ――――


マミ「だから纏めるなっ!」

マミ「って、なんか急に世界が暗くなってない!?」

妖精さん「ものごとかいけつしたので、ひとくぎり?」

マミ「え!? 本当に解決したの!? あれで?!」

マミ「いやいやいや可笑しいから! こんなの絶対可笑しいから!」

マミ「ちょ、ま、本当に世界がフェードアウトして」

マミ「わ、私は……」

マミ「私はこんな結末、絶対に認めないわよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


……………

………






904 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:42:21.13Xki2Yhpp0 (38/49)



杏子「えーっと、まぁ、なんだ……色々迷惑掛けちまったみたいで……」

杏子「ご……ごめん」

ほむら「気にしないでください」

ほむら「全ての責任は私抜きで妖精さんパワーに頼ろうとした巴先輩にありますから」

マミ「さらりと私に責任を擦りつけないでよ!? みんなの責任でしょお!?」

さやか「なんかさっきから巴先輩機嫌悪くない?」

まどか「あ、分かる? でも、なんでだろうね」

さやか「しっかしまぁ、性格はカプセルを飲んで元に戻ったみたいだけど」

さやか「相変わらず天使の翼は生えたままなんだよなぁ」

ほむら「一応時間と共に徐々に衰えて、人間のそれに戻ると妖精さんは言っていましたが」

ほむら「一時的とはいえ完璧な天使だった事には変わりありませんからね」

ほむら「今でもなんやかんや天使の力の片鱗が残っている筈です」

ほむら「スペック的には人間どころか魔法少女のそれを遥かに凌駕している力が」

杏子「ああ、そういや魔力っぽくない力がすっげー溢れる感じなんだよなぁ」

杏子「戦闘力十倍って言うとなんか陳腐な響きだけど」

杏子「実際にそのぐらい強くなった気がすんだよね」

マミ「うう……私の影がまた薄く……」

さやか「なんで巴先輩泣いてんの?」

まどか「さあ?」

杏子「ま、このパワーアップも一時的なものみたいだし」

杏子「精々奢らないよう気を付けないとな」

ほむら「天使の肉体が一年二年で衰えるとも思えませんけどね」

杏子「へ?」

ほむら「いーえ、なんでも」




905 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:43:47.09Xki2Yhpp0 (39/49)



ほむら「それにしても……」

ほむら「見滝原では交通事故や転倒による怪我人が多数。風力発電所も一時停止」

ほむら「外出した人は全員もれなく夢の世界にご案内でしたので犯罪は皆無でしたが」

ほむら「死者が出ていないのが”不思議”なほどの惨事になってしまいましたね」

マミ「ネットのニュースでも、被害は相当大きいみたい」←携帯でチェック中

マミ「怪我による出血で、街のあちこちが紅く染まっているらしいわ」

マミ「交通事故による物損も相当数に上るみたい。不思議と……ええ、不思議と人身事故はないけど」

ほむら「あらあら大惨事」

ほむら「まぁ……」

ほむら「”これ”に比べれば他はまだマシですかねぇ……」

杏子「だなぁ」

さやか「だねぇ」

まどか「だよねぇ」

マミ「そうねぇ」






まどか「……学校、倒壊しちゃったね」






906 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:46:05.38Xki2Yhpp0 (40/49)



マミ「ええ……半分ぐらいしか原型が残ってないわ」

さやか「戦い、激しかったから……」

ほむら「いやぁ、学校壊しちゃったのは久しぶりですよー。あっはっはっはっ」

杏子「久しぶりってなんだよオイ」

まどか「前にも壊したことあるの?」

ほむら「あれは確か小学六年生の夏でしたかねぇ。遠足が面倒で学校が休みになればと思い」

さやか「うん、それ以上言ったらあたしはアンタを警察に突き出さなきゃいけなくなるからね?」

杏子「コイツ、ひょっとしてあたしより悪い事してんじゃ……」

マミ「否定出来ないわね」

まどか「ちょい悪って素敵……」

杏子「ちょいで済むの?」

マミ「それは否定出来るわ」

ほむら「ま、今回は不可抗力です。それに今後の事を考えると、学校が休みになった方が色々と好都合でしょう」

まどか「今後の事?」

ほむら「ええ」

ほむら「実は妖精さんに頼んでいた特大の発明がいよいよ大詰めでして」

ほむら「最後の最後で変な方向に行かないよう、出来る限り頻繁に見ておきたかったんです」

ほむら「アレさえ完成してしまえば、インキュベーターがこの星で何をしようと無駄になります」

ほむら「だからこそ、些細なミス……いえミスなんて絶対にしませんけど」

ほむら「余計なトラブルは避けたいところなんですよ」

さやか「そういえば、ちょっと前にもそんな事言ってたよね」

ほむら「ま、やる事はお菓子を配りつつ妖精さんから話を伺うぐらいですので」

ほむら「余った時間は存分に遊びほうけるとしましょうか」

まどか「もう、ほむらちゃん。ちゃんと自習しないと駄目だよ?」

ほむら「えー……面倒臭い」

ほむら「いざとなったら学習装置を使って知識を頭の中にインストールするのに……」

さやか「何それ羨ましい」




907 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:48:33.35Xki2Yhpp0 (41/49)



ほむら「いずれにせよ今日はもう帰るとしましょう。流石に疲れました」

ほむら「ああ、そういえば佐倉さんはこれからどうします?」

杏子「ん? あたし?」

ほむら「失礼を承知で確認しますが、あなたはご両親を亡くしているそうですね」

ほむら「そして、今まで一人で生きるために」

ほむら「数々の犯罪に手を染めた」

杏子「……ああ」

ほむら「でしたら、今日から私の家に住みませんか?」

杏子「何?」

ほむら「恐らくですが今後人手が必要になると思います。その時、あなたのように力ある人に居てくれると心強いのです」

ほむら「それに、やはり女の子のホームレス暮らしは良くありません。犯罪も止めてほしいですし」

ほむら「と、なると、やはり生活に必要なものを揃えてあげるのが一番かと思った次第です」

ほむら「ああ、お金等の心配はいりませんよ。妖精さんにお願いすれば衣食住はなんとでもなりますし」

ほむら「勿論無理強いはしません。ですが、そちらにとって悪い話ではない筈です」

ほむら「どうでしょうか」

杏子「……あり難い申し出だね」

杏子「でも、遠慮させてもらうよ」

マミ「佐倉さん……!」

ほむら「……何か不満があるのでしょうか。可能な限り、要望は聞こうと思いますが」

杏子「いや、要望とかはないよ」

杏子「たださ、あたしはもう決めてるからね」




杏子「さやか様と同居するって!」




さやか「……………」

さやか「……………」

さやか「……………」

さやか「ん? 今なんか言った?」

ほむら「あ、脳が全力で拒絶しましたね」




908 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:51:36.63Xki2Yhpp0 (42/49)



杏子「あの熱いキス……あれ以来、あなた様の顔を見ると胸が高鳴るのです!」

杏子「これはきっと、恋!」

杏子「あーい・らーぶ・ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」

さやか「え、何これ?」

ほむら「これはアレじゃないですかねー」

ほむら「佐倉さんを天使モードから解除するためにやった今回の策」

ほむら「本来粗雑な佐倉さんという形に認識を逸らそうとしていたのですが」

ほむら「失敗した結果、ものの見事な百合少女になってしまった」

ほむら「で、まぁ、唇を奪ったのはさやかさんですから」

ほむら「そのさやかさんに本気と書いてマジな恋心を持ってしまった」

ほむら「……という、感じでは?」

さやか「長い。三行で」

ほむら「さやかさん愛してる
    さやかさんLOVE
    さやかさん結婚して」

まどか「実質一行だね」

さやか「……よーしよし。OK、理解した」

さやか「つまりアレだ。杏子ちゃんの今の状態は一時のアレだ」

さやか「だからその、ちょっと近付かないでくれます?」

杏子「そんな、さやか様……冷たい事を言わないでください……」

杏子「さやか様に罵られたら……」

杏子「身体が……ぞくぞくしてしまいます……♪」

さやか「ひっ!?」

杏子「ああ、さやか様……さやか様ぁ……」

杏子「どうかその唇に、もう一度……」

さやか「――――う、あ、あ……」

杏子「あ?」

さやか「あ、あたしには恭介が居るんだあああああああああああああああああああああっ!?」ダッ

杏子「ああっ!? さやか様、待ってくださーい!」ダッ

まどか「……二人とも走り去ってしまいましたね」

マミ「アレ、ほっといて良いの?」

ほむら「だったら巴先輩、追いかけます?」

マミ「……それにしても、この二日間色々と大変だったわね」

ほむまど(あ、無視した)

まどか「……そうですね……言われてみたら」




909 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:53:30.83Xki2Yhpp0 (43/49)



まどか「私が魔女になって世界を滅ぼしそうになって」

まどか「マミさんも魔女になって」

まどか「佐倉さんと出会って、その佐倉さんが天使になって」

まどか「そしたら見滝原が凄い事になって」

まどか「……漫画だったらもう最終回で良いような気がしてくる密度の二日間だね」

マミ「オチはあれだけどね」

ほむら「ま、死ぬまで人生にゲームオーバーも最終回もありません」

ほむら「この二日間の疲れを癒すために、しばらくはのんびりと過ごさせてもらいますよ」

ほむら(そう、のんびりと過ごしたい……)

ほむら(しかし、”連中”はそれを看過するでしょうか?)

ほむら(妖精さんパワーを目の当たりにした連中は、果たして私達を野放しにするのでしょうか?)

ほむら(もし連中に警戒心を与えてしまったとしたら)

ほむら(……やれやれ。我ながら昨日ははしゃぎ過ぎましたか)

ほむら(面倒な事にならないと良いんですけどねぇ……)




910 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:55:41.13Xki2Yhpp0 (44/49)









                  ――― 太平洋・某所 ―――




「へぇ……あれが『ワルプルギスの夜』か」

「データよりも随分と小さいようだけど?」

「アレは今、休眠段階だからね。エネルギーを貯め込んでいる段階だ」

「確かに、そんな記載があったね」

「ワルプルギスの夜は周期的に覚醒と休眠を繰り返す」

「ワルプルギスの夜は数多の魔女の集合体。数多の魔女を取り込み、その結果複雑で多様な性質を持つに至った」

「覚醒と休眠を繰り返すのも、取り込んだ魔女の性質の一つ」

「……だった、かな?」

「そう。流石に魔女を取り込むのは、原型となった魔女の性質だけどね」

「仲間同士の不和で崩壊寸前に陥っていた劇団を救いたいと願った魔法少女」

「彼女が魔女になった時、全てを一纏めにする魔女が生まれた訳だ」

「そんな話、今はどうでも良いじゃないか。速いとここの魔女を回収しようよ」

「そうだね。他の仕事があるし」

「しかしやれやれ、君の話に乗った身で言うのも難だけど」

「本当に、これが必要なのかい?」

「確かにこの魔女を使った”最終兵器プラン”は存在するけど、コントロールに莫大なエネルギーを使うよね?」

「解体処理にも相応のエネルギーを使うし……」

「敵性惑星が本格的に侵攻してきたなら兎も角、辺境の原生生物相手に使う必要があるとは到底思えないよ」

「そうだよね。確かにデータ上妖精が脅威なのは認めるし、予備プランはあるべきだ」

「先程も見滝原で詳細不明かつ莫大な量のエネルギー反応が検出されている」

「でもそれらのデータから”戦闘部隊”の導入はほぼ確定的だよ?」

「彼等に任せればなんとかなると思うけどなぁ」

「そうそう」

「それに本星からこんな辺境くんだりまで来るだけでもエネルギーを大量に使う」

「しかも戦闘部隊はエネルギー効率を考えない奴等ばかり」

「エネルギー担当の僕らが少しは消費エネルギーの削減をしないと……」

「君達は何も分かってない!」




911 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:56:56.76Xki2Yhpp0 (45/49)



「確かに本星の戦闘部隊は強い! この宇宙のあらゆる外敵と五分以上に戦える!」

「でもね! 妖精は……アレはそういう存在じゃない!」

「何処までも、純粋に――――非常識なんだ! 感情を呼び起こされた僕には分かる!」

「戦闘部隊を打ち負かしても不思議じゃない!」

「そして戦闘部隊が負けたら残るは最終兵器プランだけ!」

「だけど測定によればワルプルギスの夜はあと二週間、早ければ一週間以内に目覚めると出てるじゃないか!」

「もし戦闘部隊到着よりも前に目覚めたら……その前にワルプルギスの夜が目覚めたら」

「奴等はワルプルギスの夜を倒してしまう! そうなったら最終兵器プランはおじゃんだ!」

「だからこそそうなる前に僕らで回収を――――」

「分かった分かった。落ち着こう」

「君の言い分にも一理あると思っているから、こうして協力しているんだろう?」

「”感情的”にならないでほしいものだね」

「ふー……ふー……!」

「全く……君が精神疾患個体として認められていないのが不思議で仕方ないよ」

「いや、実際には中間症状として認められているよ。ほら、報告データの隅っこに書いてある」

「ん? ああ、確かに……」

「彼は外敵と接触した希少なサンプルだ。だから処分は保留って事だろう。それに中間症状なら治療も可能だしね」

「成程ね」

「……兎に角、回収を急ぐよ」

「目覚めたところでどうとでもなるけど、眠ってるうちに済ませた方が効率的だ」

「そうだね。尤もな話だ」

「じゃ、重力フィールドを作動させるから、そっちはスクリーンの起動を……」




912 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 21:57:47.09Xki2Yhpp0 (46/49)



(これで……僕に出来る準備は全てか)

(いや、まだだ。まだある筈だ)

(”我々”がこの宇宙に存在し続けるためにも手は一切抜かない……抜けない!)

(暁美ほむら。妖精)

(もうすぐだ)





(もうすぐ、決戦の日は訪れる……!!)




913 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 22:01:31.91Xki2Yhpp0 (47/49)



本日の妖精さんアイテム



『夢引き込み目覚ましくん』 ※オリジナル※

妖精さんが作ってくれた強烈な目覚まし時計。しかし現実世界ではなんの意味もなさない道具です。

というのも、これは聞かせた人を夢の世界に案内する目覚まし時計。

つまり本来の用途では使えない道具なのです。使い道は……夢世界に客人を招く時ぐらいでしょうか?

妖精さん曰く無理やり夢に引き込まれるというのは中々の苦痛だそうで、

これを聞かせた人はもれなく悲鳴と共に眠りに落ちます。

不思議ですね。でも私はそんな目に遭いたくないので、自分に使った事はありません。詳細不明です。

今度さやかさんに感想を聞いてみたいと思います。



『暗黒液体マター』 ※オリジナル※

この宇宙の物質の大半を占めていると言われている暗黒物質。

その暗黒物質とは全く関係ないのがこの暗黒液体マターです。

人間達が積み重ねた小さな悪事。そこに残る邪悪の欠片を集め、人間にも飲めるよう改良したものとの事で、

一口飲めば聖人君子もやんちゃな青年に早変わりとの事。

ちなみに妖精さんに飲ませると、みんなのお菓子を独り占めしようとし、本能タイムに入った他の妖精さんに

蹴散らされていました。可愛かったです。



『オキャクサンノミスギデスヨ』 ※オリジナル※

夢と現実の狭間に生えるという並行植物の一種。

一匹狼で群れるのを嫌い、だけど悪事は許さない熱血漢だそうです。ただし殆ど動けないそうですが。

見滝原周辺では”気分変動”の影響で個体数が非常に少なくなっているとの事で、

大変希少な並行植物だと妖精さんは仰っていました。

この並行植物から作った縄には『現実帰還弾性』なるものが宿るそうで、夢に囚われてしまった人々を

簡単に現実に呼び戻すそうです。

植物人間となった人も呼び覚ますそうですが、人間がこのテクノロジーを理解する日が来るとは思えませんね。




914VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/14(水) 22:07:04.78H5LS4UuY0 (1/1)

次回は上条と中沢の男子二人が活躍するんだな、女の子を守るのは男の役目だからな、期待してます


915 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 22:07:11.15Xki2Yhpp0 (48/49)



某仙人「あともうちょっとだけ続くんじゃよ」

はい、てな感じで今回は終わりです。
マミさん戦力外通知されたけど、まどマギの魔法少女が無限魔力仕様になったら割とチートだよね。
でも登場人物がインフレしまくりだからね。
まどマギ最強魔女とかマジ天使とかM78星雲人とか超科学孵卵器とか出鱈目技術力新人類だからね。仕方ないね。

さて、今までまどマギ側のシナリオを進めていたので自制していましたが(注:本気の発言)
次回からしばらくは日常回。ちょっと熱血に傾き過ぎて逸れてしまったと思う雰囲気を元に戻したいと思います。


と思ったのも束の間、もうすぐ1000になってしまいますね。
次回もそこそこ長くなると思うので、なんか小ネタを投下して一区切りとしたいところ。

あと、妖精さんアイテムの解説はこんな感じでよろしいでしょうか?
一応ほむらのレポート風という形式でのやってみました。


そんなこんなでまた次回。
ぐっばーい




916 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/14(水) 22:09:36.81Xki2Yhpp0 (49/49)



>>914
残念ながらその二人の出番はまだ少し先なのです。
そうですね……多分、三~四話後ぐらい(遠
ちなみに早乙女先生もそのあたりです。ごめんなちゃい。




917VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 22:15:53.40wmNKIBx7o (1/2)

>>915
「おつ」「どうぐのせつめい、よかったです」
「いままでのどうぐはどうするです?」「さいごにあとまわし?」「つづいてかろうし?」

ああ、杏子ちゃんがほむら以外で一番重症だ…。


918VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 22:27:40.06fiUqRrRFo (1/1)

天使 赤ちゃん 世界がヤバイ

東京タワーにドラゴン刺さなきゃ


919VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/14(水) 22:32:04.07hJvEduN40 (1/1)


さやかも一緒に映っていたというのに影響を受けてないのはなぜなのか
二人して百合百合すればいいじゃない!(暴論)


920VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 22:37:06.74wmNKIBx7o (2/2)

今回の話を読んで改めて思ったが、叛逆未視聴の状態でさやかをほむらの事実上の相棒にするって発想がまず普通は出てこない。
1周目ならそれなりに良好な関係だったのはドラマCDとかでもわかるし、この設定でやる場合消去法でいけばさやかしか組ませる相手がいないけど、
叛逆含めた本編ではすれ違いの繰り返しで犬猿の仲もいいところだったので、愉快な関係になった叛逆後の作品(特にギャグ)でもない限りまず見ない組み合わせ。
普通だったらまどかとマミさんか杏子と組んでて組まなかった方と対立、さやかが時々出てくる脇役になってるよなぁ絶対。

>>918
唐突な音ゲーはやめてください。


921VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/14(水) 22:41:41.73ckg5jVGI0 (1/1)

言ったものだが、分かりやすかったわトンクス

ほむらとだれかの会話風でもおもしろいかもね


922VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 22:53:24.67aqpMWmMb0 (1/1)

>>918
まさかの鬱エンドはもうこりごりです


923VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 23:23:06.53y7pGejzko (1/1)

>>918
やめろ


やめろ


924VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/14(水) 23:28:37.266awCmeM6o (1/1)

本当に、本当にありがとうございました


925VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/15(木) 01:09:56.41b6o9gkGoO (1/1)



今日はここまで!

人退的不思議要素+まどマギ的絶望要素+個人的趣味嗜好(熱血風味)を混ぜこぜした結果、
こんな感じの作品になりました。
正直すまなかったと思うが私は謝らない。
とりあえずネタ元としては人退の『じかんかつようじゅつ』と『ゆめであえたら』に出てきた設定を
私の脳内で都合よく解釈した感じです。

というか、前回と含めて杏子ちゃん三部作って……これ最終回じゃないんだから。
まどマギのヒロインは杏子ちゃんでも、これそういう話違うから。

という訳で、次回は種明かし及び解決編。熱血風味盛り盛りでやらせていただきます。
あと……いや、これはネタバレだ(何

ではでは次回こそ一週間で書くつもりで、みなさんさよーならーっ!(in倒れる鉄塔の中で


926VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/15(木) 06:40:23.46OkFT9Xy50 (1/1)


天使で百合でMで……
アリだと思います!


927VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/15(木) 08:34:26.64AMehC8TeO (1/1)

小ネタなら、1fのほむらちゃんのその後が知りたい。

短くてもいいので。


9288532014/05/15(木) 09:25:30.62+B2Wwxfro (1/1)


この神様は「その時である!」とか「面食らったのも無理はない!」とか言いそうだ


929VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/15(木) 21:34:13.51b/3x085xo (1/1)

「その時である!」



「何も起こらない!!」


930VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/16(金) 17:21:28.14S0ORSu/Q0 (1/1)

恭介→昭和ライダー

さやか→ウルトラマン

中沢→??????


931VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/17(土) 05:42:07.46iz5WR2Dpo (1/2)

ベベとシャルロッテの目のデザインの違いは、実のところマミと同居を始めた当初のベベは、
シャルロッテと同様にああいうつぶらな瞳でろくに身動きを取らなかったけど、
時が経つにつれて目が変化して激しくチーズを要求するようになったという設定が明らかになりましたねえ。

まあ、病院の個体が、グリーフシード状態での初出だった辺り、少なくとも前段階は魔女だったろうから、使い魔の可能性が高いワケだけど。

それとか、実は東方教会系(つまりロシア正教とかのスタンダート)だと、神父でも結婚していて子持ちでも設定的に無理が無いとか、最近


932VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/17(土) 05:43:47.14iz5WR2Dpo (2/2)

最近やたらにSSの参考になりそうな部分で新情報がでてきていますねえ。

・・・とか書いていたら、途中で誤爆カキコしてしまった(汗


933VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/17(土) 18:58:26.47yRHFf+cvo (1/1)

>>931
>それとか、実は東方教会系(つまりロシア正教とかのスタンダート)だと、神父でも結婚していて子持ちでも設定的に無理が無いとか、最近

最近の書き込みだと、オレが談議スレに書き込んだ、wikipediaからの転写のことかな?
wikipediaの記事のまま、検証もせず書いたことだから信憑性に自信が無いな。(と言いつつ、未だ確認しない)
最近じゃなければ、だいぶん前にも出たことがあった気もするんだが……


934VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/18(日) 15:21:26.530gwWZhLu0 (1/1)

中沢「俺の出番は当分先だと思ってたがそんなことはなかったぜ!」

中沢の勇気が世界を救うと信じて


935VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/19(月) 17:15:57.81ohikwWnR0 (1/1)

中沢は電王みたいに妖精が憑依するのかな


936VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/19(月) 17:26:06.91DUXfi9aeo (1/1)

仮面ライダーは既にいるから戦隊ヒーローじゃないか? 分裂増殖させられてww


937VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/19(月) 19:03:41.21lJRsfqLLo (1/1)

中沢「次回、機動妖精ガンダムF」


938VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/19(月) 19:10:18.1976z7DAilO (1/1)



今日はここまで!

人退的不思議要素+まどマギ的絶望要素+個人的趣味嗜好(熱血風味)を混ぜこぜした結果、
こんな感じの作品になりました。
正直すまなかったと思うが私は謝らない。
とりあえずネタ元としては人退の『じかんかつようじゅつ』と『ゆめであえたら』に出てきた設定を
私の脳内で都合よく解釈した感じです。

というか、前回と含めて杏子ちゃん三部作って……これ最終回じゃないんだから。
まどマギのヒロインは杏子ちゃんでも、これそういう話違うから。

という訳で、次回は種明かし及び解決編。熱血風味盛り盛りでやらせていただきます。
あと……いや、これはネタバレだ(何

ではでは次回こそ一週間で書くつもりで、みなさんさよーならーっ!(in倒れる鉄塔の中で


939VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/19(月) 20:20:36.14CytTwWM+0 (1/1)

なんでその二つしかないのかと思ったら、アニメ化したエピソードしか知らないからか
所詮はあらしか


940VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/22(木) 08:22:24.41JWDUAVaC0 (1/1)

今度はマミさんが超強化されるんだよな


941VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/22(木) 21:26:57.846AG9/acD0 (1/1)

中沢はグレンラガンみたいにロボットに乗るんだろ


942VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/23(金) 08:26:16.16wPaprqhF0 (1/1)

仁美と早乙女先生は


943VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 09:19:17.91WnriaSa00 (1/1)

やべぇよ原作次で最終巻だってよ


944VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 13:23:42.63/zktcA8pO (1/2)

埋めるか


945VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 13:24:08.96/zktcA8pO (2/2)

まだ早いな


946 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:37:44.99tNQIWLdC0 (1/22)


どもども、>>1です。2スレ目立ててきました。


>>915 >>921
では、妖精さんアイテムの解説は今後もこんな感じで。
今までに出てきたアイテムもこれからちょこちょこと書いていきます。

>>918 >>922
妖精さんが居るからバットエンドは回避出来
って、新宿って電波塗れじゃん(絶望)

>>919
受けてないとは限らない(ぇ

>>920
一般人組と魔法少女組って構図にしたかったのがありました。人退とクロスするのなら、雰囲気の落差がないと駄目だろうと思ったので。
そうなると相方はさやかと仁美の二択になり、仁美は魔法少女の素質がない・シャル入れたら初期メンバーちょっと多過ぎ等の
理由で外され、結果さやかが相方となった次第です。
あとアレですね。>>920が言うように、初期メンバーに入れないと脇役になりそうだったので……

……さやかとほむらがコンビを組む本編改変型の大作SS、読みたいです。

>>927
あちらのほむほむさんの話は『えぴろーぐ』の後に、小ネタとは言えない量で投下する予定です。
なんというか、ちゃんと結末まで書かないといけないネタが浮かんでしまったので……
流石に原作十二話分のストーリーを一気に駆け抜ける形になるでしょうが。

>>940
マミさんは既に無限魔力仕様に強化されてますから(震え声

>>943
ハハッ まさか。
……マサカ


それでは小ネタを行かせていただきます。





947 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:39:00.69tNQIWLdC0 (2/22)




えぴそーど おまけ に 【インキュベーターさんの、わくわくとうそうげき】





948 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:41:28.52tNQIWLdC0 (3/22)




            ~ えぴそーど なな の最後から七時間後 ~



QB1「見つかったかい?」

QB2「いいや、まだだ」

QB3「全く。位置座標が特定できないなんて……内蔵GPSに不具合が起きているのか?」

QB4「恐らく。随分と幸運に恵まれているよ」

QB5「それともわざと、とか?」

QB3「おいおい、それは少し論理の飛躍が過ぎないかい?」

QB2「そうだよ。このボディじゃ、自身の改造なんて出来ないに決まってるだろ」

QB2「精々メンテナンス程度じゃないか」

QB5「分かってる。ちょっと言ってみただけさ」

QB1「いや、強ち否定出来ないんじゃないかな?」

QB1「精神疾患を発症したのと同時にGPS機能も停止する……」

QB1「ないとは言えないけど、確率論上、かなりレアなレースなのは間違いない」

QB1「だったら偶然より、必然と考える方が自然じゃないかい?」

QB3「君までそんな非論理的な事を言うのか」

QB4「まぁまぁ。今はそんな事、どうでも良いじゃないか」

QB4「捕まえた後の行程に、記憶データの抽出を付け加えれば済む話だよ」

QB1「そうだね。確かにその通りだ」

QB3「いけない、いけない。少し”感情的”になってしまったかな」

QB4「それじゃ、もう一度探すとしよう」

QB2「やれやれ……早く見つかってほしいなぁ」

QB2「こっちも仕事が残ってるのに」

ゾロゾロ……






QB「……行った、か?」




949 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:43:43.39tNQIWLdC0 (4/22)



QB(以下旧べえ)「ふぅ……なんかと切り抜けた、と言ったところか」

旧べえ(暁美ほむらの家に忍び込み、追い出されて早くも七時間……既に多数の追手が迫ってきている)

旧べえ(幸い”偶然”にもGPS機能が故障したみたいだから、捕まらずに済んでいるけど……)

旧べえ(僕達が設定したエリアの境目には衛星なりなんなりの監視体制が築かれている筈だ)

旧べえ(流石に衛星は欺けない。エリア外に脱出する事は不可能だ)

旧べえ(そうなると、見滝原の何処かで落ち着ける場所を探す必要があるね)

旧べえ(それに食料の確保も問題だ。まぁ、それは生ゴミや雑草でも良いけど……”餌場”が必要なのは変わりない)

旧べえ(あとは――――)

――――ズギンッ

旧べえ「ぐっ……!?」

旧べえ(傷が痛む……追手から逃げている間、結構な無茶をしてきたからね……)

旧べえ(……正確には隠れようと粗大ゴミの山に無理やり入ったら、山が崩れて下敷きになったのが原因だけど)

旧べえ(兎に角、この傷も癒さないといけない)

旧べえ(自己修復機能は生きているから、エネルギー供給さえできれば回復は可能だ)

旧べえ(やはり食料の確保を優先すべきか……いや、それよりも安全な場所を……)

旧べえ(駄目だ、頭がぼうっとする……機能不全が全身に……体液の循環に異常が……)

旧べえ「……きゅ、ぅ」パタッ






??「……………」




950 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:47:29.31tNQIWLdC0 (5/22)



……………

………




旧べえ「う、うーん……」

旧べえ「……はっ!?」

旧べえ(しまった、意識を失っていたか……神経系の再起動が上手くいったから良かったものの、下手したら……)

旧べえ(いや、それより此処は?)

旧べえ(まさかもう捕まっていて、月の裏側に配置されている僕達の母艦……じゃ、ないな)

旧べえ(デザイン的に人間の家、だとは思うけど……)

旧べえ(なんだ、この家)

旧べえ(マミの部屋と比べて随分と狭い……安物アパート、と言ったところか?)

旧べえ(だとすると賃貸だと思うけど、部屋が随分と汚い)

旧べえ(いや、汚いというより非衛生的と言うべきかな? あちこちにゴミ袋……それも臭いから察するに
    生ゴミが放置されてるし)

旧べえ(それに床や壁に僅かだが血痕が確認出来る)

旧べえ(流石にふき取ったような跡があるけど、しかしやり方が雑だ)

旧べえ(そもそも血痕が部屋に飛び散っているってどんな状況だ? それを隠そうともしない……)

旧べえ(いや、隠しても無駄だと思っている?)

旧べえ(……過去に接触した人間たちのデータの中で、この家の状況に最も近いパターンは……)




「それでも食ってさっさと寝ろ!」

――――ドンッ!





951 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:49:31.39tNQIWLdC0 (6/22)



旧べえ(なんだ? あまり穏やかじゃない物音と声だな……)

旧べえ(っと、こっちに誰か来た? あれは、随分と小さい子だな。小学校一年生ぐらいか?)

幼女「ネコさん、おきた?」

旧べえ「君は……」

幼女「! ね、ネコさん、しゃべっ……」

「ゆま! ちょっと出掛けてくるけど、誰か来ても絶対開けんじゃないよ!」

幼女(ゆま)「う、うん……いってらっしゃい、ま」

――――バタンッ

ゆま「……………」

旧べえ「……あ、あー、その、なんと言うか……」

ゆま「え、えっと、ネコさん、ケガは平気!?」

旧べえ「あ、うん。平気だよ、うん」

ゆま「そっか。よ、よかった……」

ゆまQ「……………」

ゆまQ(話しづらい……)




952 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:53:05.70tNQIWLdC0 (7/22)



旧べえ(……多分この子が僕を拾ったんだろうなぁ)

ゆま(ネコさん、なんでしゃべれるのか聞きたかったけど、なんか聞きづらくなっちゃった……)

旧べえ(と言うか、どう考えてもこの子、虐待されてるよね。似たようなケース、幾つか知ってるし)

ゆま(あ、そう言えばネコさんってこれ食べてもへいきなのかな?)

旧べえ(どうしたもんかなぁ……というか、僕の姿が見えてるって事は魔法少女の素質がある訳で)

ゆま(……だめだったら、だめって言うよね。しゃべれるし)

旧べえ(ヤバいよなぁ。他の連中が何時目を付けるか分からない以上、この場に留まるのは得策じゃない)

ゆま「あの、ネコさん」

旧べえ「え? ああ、なんだい?」

ゆま「これ、ゆまのごはんなんだけど……いっしょに、食べる?」

旧べえ「一緒にって……」

旧べえ(差し出されたのは、小さなカップラーメン)

旧べえ(この子が仮に小学一年生だとして、一日に必要だとされている熱量は約1450キロカロリー)

旧べえ(対してこのカップ麺の熱量は、推定370キロカロリー)

旧べえ(給食では凡そ30%分のカロリーを摂取出来るとしても、残り70%)

旧べえ(凡そ1000キロカロリーは、家の食事で取らねばならない。こんなものでは到底足りない)

旧べえ(それにビタミンAやC、鉄分なども一日に推奨される摂取量に遠く及ばない)

旧べえ(こんな状態で僕と分け合ったら、栄養状態がますます悪化するじゃないか)

旧べえ(まぁ、今日だけという可能性もあるが……)

旧べえ(……いや、無いな。ゴミ袋の中身が殆どカップ麺の空容器じゃないか。他は酒と肴とタバコの吸い殻だし)

旧べえ(恐らく彼女は、少なくとも複数のゴミ袋が一杯になるほどの期間、カップ麺しか食べていない)

旧べえ(食事だけで決めつける訳にはいかないけど、ほぼ間違いなく虐待されているね。それも相当酷い部類だ)

旧べえ「……………」

ゆま「ネコさん?」

旧べえ「……それは君が食べるといい」




953 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:55:11.11tNQIWLdC0 (8/22)



旧べえ「僕はなんでも食べられるからね。そこにあるゴミで十分。わざわざ新鮮な食材を頂く必要はないよ」

ゆま「?」

旧べえ「自分で食事を取れる、という事さ」

ゆま「そう、なの? ……わかった」

旧べえ「……………」

旧べえ(……僕は一体、何をしているんだろうね。貰えそうだった有機物を断るなんて)

旧べえ(まぁ、いいや。実際このゴミでも十分エネルギーは補給出来るし)

旧べえ(早速頂くとしよう)ガサゴソ

旧べえ「うっ!?」

ゆま「? ネコさん?」

旧べえ(な、なんだこれは……臭い……?)

旧べえ(確かに臭覚は備わっているけど、それはあくまで情報ツール。嫌悪なんて感じない筈)

旧べえ(それに、なんというか食指が湧かない……)

旧べえ(どういう事だ? 一体何が……)



          ―――― ごてごてなおからだ、すっきりさせました ――――

           ―――― じだいは、しぜんぶーむですからー ――――



旧べえ「え?」

ゆま「えっ?」

旧べえ「……何か言った、かい?」

ゆま「ううん……」

旧べえ「そうか……」




954 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 17:57:32.30tNQIWLdC0 (9/22)



旧べえ(確かに声が聞こえたと思ったんだけどな……まぁ、どうでもいいか)

旧べえ(それより、どうしたものかな)

旧べえ(とてもじゃないけど、この生ゴミを食べる事は出来そうにない)

旧べえ(もっと新鮮な食物じゃないと……しかしこの家の冷蔵庫を漁ると、恐らくゆまに危害が……)

旧べえ(いやいや、ゆまは関係ないだろ。今は自分の身体を心配すべきで)

ゆま「……ネコさん、やっぱりカップラーメン、ほしいの?」

旧べえ「い、いや、そういう訳じゃ――――」

――――ぐきゅうぅるぅ

旧べえ「なっ……!?」

旧べえ(お腹が鳴った!? 馬鹿な、そんな機能はこのボディには付いていないのに……)

ゆま「ほら、やっぱりおなかすいてる!」

ゆま「はい♪ はんぶんこ!」

旧べえ「だ、だけど……この半分だけでは足りないだろう?」

旧べえ「ただでさえ必要なカロリー摂取量に届いていないのに、更に少なくしては……」

ゆま「……ゆま、あまり頭良くないから、ネコさんの言うことはよく分からないけど……」

ゆま「でも、だれかといっしょにごはんを食べると、すごくおいしいの」

ゆま「きゅうしょくとか、すごくおいしいけど」

ゆま「……おうちのごはん、今はあまりおいしくないから」

ゆま「だからいっしょに、ね?」

旧べえ「……………」

旧べえ「……じゃあ、遠慮なく」ズルルル

旧べえ(……明らかに高過ぎる塩分、食材の風味も何もない人工的な味付け)

旧べえ(本来このボディに味覚センサーがないのに味を感じている事は、まぁ、もうどうでも良いにしても)

旧べえ(お世辞にも”美味”とは言い難い)

旧べえ(これで栄養バランスまで悪いんだから、何故こんな食品が存在するのか理解出来ない)

旧べえ(でも……)

ゆま「どう?」

旧べえ「……美味しいよ」

旧べえ(出てきた言葉は、なんでこれなんだろうね)




955VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 18:05:17.465TjIX0FJo (1/1)

つまんね


956VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 18:05:52.452bUjjczXo (1/2)

来てた!
支援


957 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:23:52.56tNQIWLdC0 (10/22)



――――それからしばらくの間、僕はゆまの家でお世話になった。


ゆまの家で暮らしていて分かったのだが、どうやら僕のボディは何時の間にか通常の生物のそれになっていたらしい。

つまり動体センサーや有機物の分解機能なんて持っていない、普通の生き物と大差ない身体という訳だ。

こんな事あり得ないのだけど……何故か、別に不思議でもなんでもない気がする。訳が分からない。


尤も認識阻害システムは機能しているので魔法少女の素質がない子には、相変わらず僕の姿は見えない。

それに契約システムも生きている。

このシステムは、願いを叶える少女達が希望の高みに駆け上る際のエネルギーを用いて願いを叶える。

つまり僕の身体には感情エネルギーの変換機構が備わっており、そのエネルギーをちょっと横領すれば、

活動エネルギーにも使える訳だ。

まぁ、魔法少女なんて作ったら衛星で僕の位置情報がバレてしまうだろうから、やる訳にはいかないけど。


そんな訳で僕は、ゆまと共に日々を過ごした。


昼間はゆまが学校に行くので僕は家で寝て過ごし、夜は帰ってきたゆまとお喋りをする。

偶に母親がゆまを虐待しようとしたら僕の出番。幾つか助言させてもらう。

母親の理解不能な理屈のせいで助言が功を成したのは三回に一回ぐらいなのだけど……無いよりはマシだ。


……ゆまにとって、この暮らしは幸せとは言えないだろう。

僕としては、さっさと警察に通報して邪魔な母親を排除してしまえばいいのにと思う。勿論、そう助言した。

そうしたらゆまは、珍しくとても怒った。

ママと離れ離れになりたくない、何時か優しいママが戻ってきてくれる……と。


自分に害を成す者が傍に居る事を良しとする……僕には理解できない考えだ。

けれどもそれがゆまの選択なら、僕はこれ以上口を出すまい。


そもそも彼女が虐待されようと、どれだけ傷を負おうと……例え死のうと、僕には関係ない。




此処での暮らしは順風満帆。平和で穏やかな隠居生活が送れて、僕は満足だ。













あの時が来るまで、僕はそう信じて疑わなかった。




958 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:25:15.09tNQIWLdC0 (11/22)



「このっ! このこのこのこのっ!!」バシッ、バシッ!

ゆま「ごめんなさ、ぐぅ、あっ……!」

「アンタ本当に家を出てないでしょうね!? 周りに言い触らしてないわよね!?」

ゆま「なにもしてない……なにもしてないよ……!」

「だったらなんで民生委員が来るのよっ!?」バキッ!

ゆま「うぁ!?」




旧べえ(……そんな大声で怒鳴っていれば、近所の住人が気付くに決まってるじゃないか)




959 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:28:47.32tNQIWLdC0 (12/22)



旧べえ(最近、母親からゆまへの虐待が酷くなってる)

旧べえ(原因は……旦那が外に女を作っているって発覚したから、かな)

旧べえ(夫婦揃ってどうしようもない連中だよ。旦那はもう一週間帰ってこないし……永遠に帰ってこないかな?)

旧べえ(……まぁ、居ない父親はどうでもいい。問題は母親の方だ)

旧べえ(今までも殴る蹴るの暴行はあったけど、最近じゃ食事すら満足に与えていない。水だけで飢えを凌ぐ日々だ)

旧べえ(痣が見つかるのを恐れてか、学校にも行かせなくなったから、そのうち学校が不審に思い)

旧べえ(いずれは児童相談所、民生委員、或いは警察が介入してくると思うけど……)

旧べえ(しかし、ゆまがそれまで耐えられるのか?)

旧べえ(食事をもらっていない事で、ゆまの体力はかなり落ちている)

旧べえ(体力がないと怪我の回復が遅くなり、衰弱死する事だってあり得るだろう)

旧べえ(いや、弱くなった骨が蹴られた拍子に折れ、内臓を傷付けでもしたら……)

旧べえ(事態は一刻を争う。一日、いや、一秒でも早く救助されなければ……)

旧べえ(だけど……僕にその力はない……)




960 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:30:42.28tNQIWLdC0 (13/22)




「ああもう! イライラする!」ガッ、ガスッ


旧べえ(そもそも、僕には関係ない話じゃないか)


「なんであたしがこんな目に遭うのよ!」バキッ


旧べえ(最初から彼女がどうなろうとどうでも良いって、分かっていただろ)


「こんな事になる筈じゃなかったのに! こんなの、こんなの!」ズガッ!


旧べえ(彼女が死んだところで、僕になんのデメリットがあると言うんだい)


「これもアンタが産まれてからだ!」ゴッ!


旧べえ(だからさ、僕)


「アンタが産まれてから、ずっとずっとずっとこんな事ばかり!」ベキッ!


旧べえ(いい加減ゆまから目を逸らそうよ)


「アンタなんか、アンタなんか……!」ガッ!


旧べえ(もう逸らさないと、僕は……僕は)






961 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:31:46.85tNQIWLdC0 (14/22)








           「アンタなんか産むんじゃなかったよ!」









962 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:33:27.07tNQIWLdC0 (15/22)



旧べえ「――――」

ゆま「ごめ、んなさい……ごめんな、さい……」

旧べえ(ああ、ゆま……何故君は謝るんだい。君は何も悪い事をしていないじゃないか)

旧べえ(それどころか君は否定されたんだ。自分の全てを……愛情すらも)

旧べえ(なのに、君は――――)

「五月蝿い!」ゴスッ!

ゆま「う……」

ゆま「……………」

旧べえ「……………ゆま……?」

「五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い!」ガッ、ガスッ、ゴッ!

ゆま「………………」

旧べえ「……………」

旧べえ(なぁ、誰か教えてくれ)

旧べえ(僕はどうすれば良いんだい)

旧べえ(僕は何をすれば良いんだい)

旧べえ(僕は――――)




963 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:34:08.65tNQIWLdC0 (16/22)



























                   ゆーきがあれば

                  なんでもできますが?






964 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:38:20.17tNQIWLdC0 (17/22)



旧べえ(勇気?)

旧べえ(僕が何かを怖れている? 恐怖している?)

旧べえ(自分にはなんの危機も迫ってないのに?)

旧べえ(自分に危機が迫ってないのに、どうして恐怖なんて”感情”を抱く?)

旧べえ(ゆまを失ったところで何が――――)

旧べえ(……失う?)

旧べえ「……………ふ、ふふ」

旧べえ「ふっははは、ははははははははは」

旧べえ「あーっはっはっはっはっはっ!」

旧べえ「……ああ、そうか。そうだったんだ」

旧べえ「確かに、僕は精神疾患を患ってるみたいだ」

旧べえ「こんな衝動、合理的じゃない。効率的でもない。制御も出来ないし、かと言って発破もかけられない」

旧べえ「デメリットばかり。持っていてなんの得があるのやら」

旧べえ「でも、悪くない」

旧べえ「”誰か”に執着する心とはこうも――――心地いいものなのか」



                 ひとにぎりのゆうきをー



旧べえ「ああ、そうだね。”一握りの勇気”だ」

旧べえ「それを持つだけで――――力が溢れてくるよ」

旧べえ「この地獄から彼女を救い出すのに十分な力が、ね!」





965 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:46:50.08tNQIWLdC0 (18/22)





旧べえ「おいっ! そこの妖怪厚化粧ババァ! こっちを向けぃっ!!」




「っ!? ……な、なんだこの動物……何時の間に……いや、今喋って……?」

旧べえ「はっ。今までずっと居たよ。ただ、さっき認識阻害機能を遮断したというだけさ」

「は、はぁ!? 何を言って……」

旧べえ「やれやれ。攻撃的になるのは構わないけど、止めた方が得策だよ?」

旧べえ「僕のボディには、感情エネルギーを産み出すためのシステムが搭載されている」

旧べえ「そして僕は感情を抱き、仕組みを理解し、受け入れる勇気を持った」

旧べえ「それが何を意味するか分かるかい?」

旧べえ「ま、分かる筈ないよね。君みたいに粗暴で野蛮で、品性のない生き物には」

「な、んなんだ……なんなんだコイツ……!?」

旧べえ「……今すぐゆまを置いてこの家から出ていけ」

旧べえ「そうしたら、虐待の事は黙っておいてやる」

旧べえ「だけどそうしなかったら、君がどうなるかは保証しない」

旧べえ「ま、優しいゆまの事だ。僕にはなんの価値も見いだせない君が死んだとしても、大いに悲しむだろう」

旧べえ「だから命だけは取らないよ。命だけは、ね」

「う、ふ、ふざけ……」

「ふざけるな! ゆまは私の子だ!」

「誰がテメェなんかにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」

旧べえ「やれやれ。粗暴な生き物らしい、実に短絡的な反応だ」

旧べえ「さて――――」







旧べえ「とりあえず、出力1%で試してみようかな?」





966 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:48:41.32tNQIWLdC0 (19/22)



……………

………





「ひぃぃぃぃぃ! ば、ばけ、化け物……!」

「ひいいぃぃぃいぃぃぃぃぃいいぃぃっ!!」ダッ

旧べえ「……逃げたか」

旧べえ「本当に娘を愛し、守ろうとする信念があったなら」

旧べえ「出力1%しか出していない僕から娘を奪い取るぐらいは出来ただろうに」

旧べえ「それすら持ち合わせていなかった、か」

旧べえ「……勝利したというのに、全く喜べない。感情とはかくも理不尽なものだね」

ゆま「う、うぅ……」

旧べえ「!? ゆ、ゆま! 大丈夫かい!?」

ゆま「ネコ、さん……?」

旧べえ「喋らないで。傷に障る」

旧べえ「……触診で判断する限り、骨折などはないか。意識もやや朦朧としているが、混乱している様子ではない」

旧べえ「恐らくは問題ないだろうが……しかし異常だらけのこのボディで下した診断を信じる訳にもいかないね」

旧べえ「待っていてくれ、すぐ救急車を呼ぶ」

ゆま「だ、だめ……おいしゃさん行くと……ママ、おこる、から……」

旧べえ「それは……」

ゆま「……………」

ゆま「……ママ、は……?」

旧べえ「……ママは……」

旧べえ「……君を置いて、何処かに行ってしまった」

ゆま「……!」




967 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:50:36.71tNQIWLdC0 (20/22)



旧べえ「でも、それは君が悪いんじゃない」

旧べえ「……君のママも、君とどう接すれば良いのか分からなかったんだ」

旧べえ「ママと一緒に居られないのは辛いかも知れない」

旧べえ「だけど一緒に居たら不幸になってしまう事もある」

旧べえ「君達はその典型だった。だから今は……ちょっと距離を開けなくちゃいけないんだ」

ゆま「……………」

旧べえ「勿論君一人では生きてはいけないだろう」

旧べえ「だから祖父母……おじいちゃんとおばあちゃんの家に連絡する」

ゆま「おじいちゃんと、おばあちゃん……?」

旧べえ「ママが取った電話の会話を盗み聞きしていてね。彼等は君の事を大事に想っている様子だった」

旧べえ「彼等なら……優しくしてくれる」

旧べえ「君の事を愛してくれるよ」

ゆま「……………ネコさん、は」

旧べえ「ん?」

ゆま「ネコさんは、ゆまといっしょに、いてくれないの……」

旧べえ「っ……」

旧べえ「……僕は……」

旧べえ「……君と一緒には居られない」

ゆま「なんで……」

旧べえ「僕は行かなければならない」

旧べえ「僕が今まで傷付けた人たちに、謝らないといけないんだ」

旧べえ「……もしかしたら、殺されちゃうかも知れないけど」

ゆま「え……」

旧べえ「それでも、僕は謝りたい」

旧べえ「自己満足かも知れないけど、許しを請いたいんだ」

旧べえ「だから――――さよなら!」

ゆま「ね、ネコさん……!」

旧べえ(さよなら、ゆま。もう二度と会う事はないだろう)

旧べえ(僕が君に対しこんな事を想うのは、最早冒涜かも知れない)

旧べえ(それでも、例え罵られようと、祈らずにはいられない)





旧べえ(君の一生が、幸福に満ち溢れたものになる事を――――)




968VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 18:53:01.348mXKpXXHo (1/1)

やだ...かっこいい...


969 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 18:53:50.05tNQIWLdC0 (21/22)











































旧べえ「ああそうだ言い忘れていたけど電話の使い方は分かるかい?母親が触らせたとは思えないからねそれに電話番号も知らないだろうええっと電話帳はこれでよしちゃんと書いてあるなそれとああなんで君の食事の事を忘れていたんだくそ君の祖父母が何処に住んでいるか知らないがすぐには来れない事を考えると食事の一つぐらい用意しないと勿論カップラーメンなんて栄養バランス極悪なものを食べさせる訳にはいかない学校給食以上にパーフェクトな栄養バランスの料理を作ってあげようしかしそうなるとこの家の食材では足りないなまずは買い物に行かねばだとするとああそう金だ資金が必要じゃないか祖父母にもゆまの養育費を負担するだけの経済的余力があるとは限らないそれにゆまは聡明な子だゆくゆくは大学にも通うだろういや通わせるべきだだとするとまずは資金の確保が大事ではないだろうかしかしそれだけの大金を一体何処から」


ゆま「ネコさん。いっしょに暮らしたいなら、すなおにそう言おうよ」





970 ◆HYvP9smHgsVn2014/05/23(金) 19:00:22.49tNQIWLdC0 (22/22)



今日はここまで!

この後旧べえさんはしばらくゆまと共に暮らすようです。本編登場はもうちっと先になりますぞい。


さて、ゆまさん登場です。ゆま可愛いよゆま。
でも出番はきっと紗々さんの方が多くなります、あちらは本編で一話使う予定なので。
わたしは かおげいするような はらぐろおんなのこが すき です


さてさて、2スレ目のリンクを張ってみる。上手くいく事を祈れ!(EDF隊員風

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400834062/


ではまた来週2スレ目で。
じゃーなっ!




971VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:05:05.342bUjjczXo (2/2)




972VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/23(金) 19:11:18.089GT/E2SW0 (1/1)

旧べえの好感度急上昇中。


973VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:15:55.06ygKuJqrpo (1/1)

乙!


974VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:20:32.61Y7Ab6Dbgo (1/1)


旧べえ良いキャラしてるな

こちらの残りは小ネタメインで使っていく感じかな?


975VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/23(金) 19:23:58.663G5qZlyI0 (1/1)


これは感情のエネルギーをあれこれできるインキュベーターと
感情を生み出す心が合わさって永久機関誕生ってこと?


976VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:27:17.72JCFz8ovkO (1/1)

クソスレ


977VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:30:08.21Dhd5MGHSO (1/1)

クソスレじゃない


978VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:31:00.28MeXDlIEaO (1/1)

クソスレ


979VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:41:55.84vuuGMGcXo (1/1)

乙です


980VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:48:13.45Sq1wLLuRO (1/1)

どつ


981VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 19:49:56.716DV/2vFBO (1/1)

なぜひとつも乙がつかないんだ次スレに移るのに


982VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/05/23(金) 20:01:38.61D+lRyZ9m0 (1/1)

沙々さん出すとかトラウマが


983VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:14:24.555rzZy2dKO (1/1)

上げるなカス
変なのがわくだろ


984VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:50:34.728GyCg1wBo (1/1)

乙!
勇気をエネルギーに変えて超常の力を発揮する……やだ、この旧べぇかっこいい


985VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:51:48.57CiotM6mDO (1/14)

神スレ


986VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:52:14.17CiotM6mDO (2/14)

>>985
同意、神スレ


987VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:52:42.26CiotM6mDO (3/14)

だよな神スレだよ


988VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:53:10.06CiotM6mDO (4/14)

作者様素敵な時間をありがとう


989VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:53:38.05CiotM6mDO (5/14)

やっと追いついた
神スレじゃないか


990VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:54:08.32CiotM6mDO (6/14)

すげーこんな神スレがあったなんて


991VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:54:37.39CiotM6mDO (7/14)

>>990
分かる俺も好きだわ


992VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:55:11.40CiotM6mDO (8/14)

他の作者にも見習って欲しいクオリティ
乙です


993VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:55:39.20CiotM6mDO (9/14)

>>992
この作品と比べるのは気の毒だろw


994VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:56:11.00CiotM6mDO (10/14)

神スレ発見


995VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:56:47.42CiotM6mDO (11/14)

これだけでもまとめ早くしろ


996VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:57:13.97CiotM6mDO (12/14)

面白かった


997VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:57:43.75CiotM6mDO (13/14)

やっと追いついた
素敵な時間をありがとう作者様


998VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 20:58:21.63CiotM6mDO (14/14)

これシャフトに送ろうぜ


999VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 21:04:30.41NKYkIb5So (1/1)

おつうめ


1000VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/05/23(金) 21:04:32.13VqNIZHIeo (1/1)

>>1000なら人退キャラ登場