1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 20:50:59.43:a7ppjsOlo (1/12)
三船美優「夜のデートってなんだか新鮮ですね」
そう言いながら嬉しそうに微笑む、君の手のひらの温もりを感じて歩く夜道
しかし何故だろう、少し寂しそうな顔をしている
自分の手はいつしか離れ、ポケットに手を突っ込み振える何かを探していた
まるで心の中の感情を漁るように荒々しく
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375271459
三船美優「夜のデートってなんだか新鮮ですね」
そう言いながら嬉しそうに微笑む、君の手のひらの温もりを感じて歩く夜道
しかし何故だろう、少し寂しそうな顔をしている
自分の手はいつしか離れ、ポケットに手を突っ込み振える何かを探していた
まるで心の中の感情を漁るように荒々しく
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375271459
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 20:51:56.87:a7ppjsOlo (2/12)
ヴー ヴー ヴー
P「ごめん、仕事のメールかもしれないからちょっと返信させて」
美優「いいですよ…仕事の事は大切ですから…」
◯月△日 21:31
from 高垣 楓
sub 今度のデート
今度のデートはショッピングに行きませんか?
服や家具を買いたいので、郊外のショッピングセンターに行きたいのですが?
楓からのメールに返信をして戻る
P「おまたせ、じゃあ行こうか」
美優「遅いです! 心配したんですよ…」
ヴー ヴー ヴー
P「ごめん、仕事のメールかもしれないからちょっと返信させて」
美優「いいですよ…仕事の事は大切ですから…」
◯月△日 21:31
from 高垣 楓
sub 今度のデート
今度のデートはショッピングに行きませんか?
服や家具を買いたいので、郊外のショッピングセンターに行きたいのですが?
楓からのメールに返信をして戻る
P「おまたせ、じゃあ行こうか」
美優「遅いです! 心配したんですよ…」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 20:54:12.61:a7ppjsOlo (3/12)
こんなはずじゃなかった、君一人を愛すつもりだったのに
美優「きれいな夜空ですね。けれど明日からは曇りが続いて週末には大雨になるらしいです。今週夜空が見えるのは今日が最後なんですね」
P「そうか、じゃあ今週最後の夜空を美優と見れたのか嬉しいな」
美優「は、恥ずかしいこと言わないでください…嬉しいですけど…」
そんな本心ではないくさい台詞を吐く
心の底では君を愛していないのに
ずっとずっと君の側で笑っていられる気がしてた
そっとそっと僕の心 君から離れていった
こんなはずじゃなかった、君一人を愛すつもりだったのに
美優「きれいな夜空ですね。けれど明日からは曇りが続いて週末には大雨になるらしいです。今週夜空が見えるのは今日が最後なんですね」
P「そうか、じゃあ今週最後の夜空を美優と見れたのか嬉しいな」
美優「は、恥ずかしいこと言わないでください…嬉しいですけど…」
そんな本心ではないくさい台詞を吐く
心の底では君を愛していないのに
ずっとずっと君の側で笑っていられる気がしてた
そっとそっと僕の心 君から離れていった
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 20:58:22.20:a7ppjsOlo (4/12)
君といる時間が長くなるにつれて、大切な思い出、約束さえも僕を苦しめる縄になっていった
『二股をして何がいけない、これまで美優には優しくしてきた』
『付き合って長くなれば何時かは冷めて、自分の気持ちが変わることがあるはずだ』
そんな自己弁護の言い訳を頭の中で繰り返した
美優「あの…Pさん、手が怪我して、ますよ…?」
ハッとして我に帰り掌をみると、爪の痕が深く残っていた。
君といる時間が長くなるにつれて、大切な思い出、約束さえも僕を苦しめる縄になっていった
『二股をして何がいけない、これまで美優には優しくしてきた』
『付き合って長くなれば何時かは冷めて、自分の気持ちが変わることがあるはずだ』
そんな自己弁護の言い訳を頭の中で繰り返した
美優「あの…Pさん、手が怪我して、ますよ…?」
ハッとして我に帰り掌をみると、爪の痕が深く残っていた。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:01:20.16:a7ppjsOlo (5/12)
身勝手なことを正当化しようとしていた自分が恥ずかしくて、悔しくて、情けなくて、拳を強く握っていた。
ずっとずっと都合の悪い気持ちと向き合うことから
そっとそっと逃げ回ってた 綺麗事を盾にして
美優「あの、今日はありがとうございました。また今度もこんな風に何処かに行きましょうね?」
P「ああ、わかったよ。おやすみ」
美優「Pさん、おやすみなさい…」
キスをしたあと、帰っていく君の後ろ姿を眺めながら心の中に一つの決心が沸いた。
身勝手なことを正当化しようとしていた自分が恥ずかしくて、悔しくて、情けなくて、拳を強く握っていた。
ずっとずっと都合の悪い気持ちと向き合うことから
そっとそっと逃げ回ってた 綺麗事を盾にして
美優「あの、今日はありがとうございました。また今度もこんな風に何処かに行きましょうね?」
P「ああ、わかったよ。おやすみ」
美優「Pさん、おやすみなさい…」
キスをしたあと、帰っていく君の後ろ姿を眺めながら心の中に一つの決心が沸いた。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:02:07.53:a7ppjsOlo (6/12)
~気持ちを伝えよう、自分の心は君から離れていってしまったことを、もう愛していないことを~
~そしてこの事を伝えるなら雨の強い日にしよう、君が
声だして泣けるように~
~気持ちを伝えよう、自分の心は君から離れていってしまったことを、もう愛していないことを~
~そしてこの事を伝えるなら雨の強い日にしよう、君が
声だして泣けるように~
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:02:59.21:a7ppjsOlo (7/12)
プルルルルルル……ガチャッ
美優『はい、もしもしPさんですか?』
P「美優は今週の週末空いてるよな?」
美優『Pさん言う通りその日はオフですが…?』
P「話をしたいんだ、場所は中央公園で」
美優『いいですけど…週末は雨が降りますよ?』
P「屋根のあるベンチのとこなら大丈夫だろ、そこでしかできない話なんだ」
美優『…わかりました、じゃあ週末ですね』
P「ああ、じゃあな」
ガチャッ……ツー ツー…
プルルルルルル……ガチャッ
美優『はい、もしもしPさんですか?』
P「美優は今週の週末空いてるよな?」
美優『Pさん言う通りその日はオフですが…?』
P「話をしたいんだ、場所は中央公園で」
美優『いいですけど…週末は雨が降りますよ?』
P「屋根のあるベンチのとこなら大丈夫だろ、そこでしかできない話なんだ」
美優『…わかりました、じゃあ週末ですね』
P「ああ、じゃあな」
ガチャッ……ツー ツー…
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:03:53.31:a7ppjsOlo (8/12)
ザァァァァァァァァァァァァァ……
予報通り、週末は強い雨になった。
時間より早く来て君を待つ
美優「すみません…遅れちゃいましたか?」
P「いや、俺が早いだけだよ」
美優「そうですか…あの、話って…」
P「ちゃんと聞いててくれ」
自然と鼓動が速くなる
P「俺は君と別れようと思う」
ザァァァァァァァァァァァァァ……
予報通り、週末は強い雨になった。
時間より早く来て君を待つ
美優「すみません…遅れちゃいましたか?」
P「いや、俺が早いだけだよ」
美優「そうですか…あの、話って…」
P「ちゃんと聞いててくれ」
自然と鼓動が速くなる
P「俺は君と別れようと思う」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:05:15.84:a7ppjsOlo (9/12)
美優「…どう、して……?なんで…なんですか……?…どうして……?」
P「俺はもう、君のことを愛していないんだ。もう君から心が離れてしまったんだ」
美優「なん、で…?…私の、何が気に入らないんですか……?」
P「君は悪くない、俺が悪いんだ。俺の心が移り変わっただけだ」
美優「そん、なの……納得するわけ…ないじゃないですか……何があったんですか……?」
美優「…どう、して……?なんで…なんですか……?…どうして……?」
P「俺はもう、君のことを愛していないんだ。もう君から心が離れてしまったんだ」
美優「なん、で…?…私の、何が気に入らないんですか……?」
P「君は悪くない、俺が悪いんだ。俺の心が移り変わっただけだ」
美優「そん、なの……納得するわけ…ないじゃないですか……何があったんですか……?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:06:49.17:a7ppjsOlo (10/12)
目に涙が溢れ、今にもこぼれてしまいそうになって、言葉が途切れるたび小さな嗚咽が聞こえる。
P「ずっとずっと俺は自分のことしか考えないでいた、
だから最後に心の奥から言いたい」
P「ごめんよ、そしてありがとう」
そう言った後、君を背にして帰る。
離れていくたび、君の嗚咽混じりの泣き声は雨の音に掻き消されていった。
ザァァァァァァァァァァァァァ…
目に涙が溢れ、今にもこぼれてしまいそうになって、言葉が途切れるたび小さな嗚咽が聞こえる。
P「ずっとずっと俺は自分のことしか考えないでいた、
だから最後に心の奥から言いたい」
P「ごめんよ、そしてありがとう」
そう言った後、君を背にして帰る。
離れていくたび、君の嗚咽混じりの泣き声は雨の音に掻き消されていった。
ザァァァァァァァァァァァァァ…
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:07:52.01:a7ppjsOlo (11/12)
雨の中傘をさして歩いていく、君との思い出の場所を歩いて行くたび心に何かが込み上げてくる。
込み上げてくるものは心のダムを越え、涙と嗚咽となって溢れ出た。
P「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
人目も気にせずに泣いていた、雨の強い日に。
雨の中傘をさして歩いていく、君との思い出の場所を歩いて行くたび心に何かが込み上げてくる。
込み上げてくるものは心のダムを越え、涙と嗚咽となって溢れ出た。
P「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
人目も気にせずに泣いていた、雨の強い日に。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/07/31(水) 21:12:18.76:a7ppjsOlo (12/12)
すごく短いですがこれでおしまいです。
ちなみに元ネタは藍坊主の「雨の強い日に」からです
すごく短いですがこれでおしまいです。
ちなみに元ネタは藍坊主の「雨の強い日に」からです
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/08/01(木) 00:50:56.81:gX4uP97ro (1/1)
おっつおっつ
画像先輩が来ない…だと…
おっつおっつ
画像先輩が来ない…だと…
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/08/01(木) 01:44:10.64:R4am0dteo (1/1)
諸君らが愛してくれた画像先輩は死んだ、何故だ!
諸君らが愛してくれた画像先輩は死んだ、何故だ!
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/08/01(木) 02:12:23.37:A9z0xfFco (1/1)
画像先輩の霊圧が消えた……?
画像先輩の霊圧が消えた……?
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/08/01(木) 11:25:36.79:5lkdHxOFo (1/1)
乙乙
乙乙
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