1:第一章「夢の始まり」:2013/04/11(木) 19:36:25.00:2/EMAkA30 (1/44)
P「今日からこの公園は俺らみんなのものだ!お前らのものじゃない!」
「これに懲りたらもう公園を勝手に占拠するのはやめるんだね」
悪ガキ1「ううう!この女男!」
悪ガキ2「やーいやーい女男!」
「ボクは女の子だ!」
夢を見た
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365676584
P「今日からこの公園は俺らみんなのものだ!お前らのものじゃない!」
「これに懲りたらもう公園を勝手に占拠するのはやめるんだね」
悪ガキ1「ううう!この女男!」
悪ガキ2「やーいやーい女男!」
「ボクは女の子だ!」
夢を見た
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365676584
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:37:01.37:2/EMAkA30 (2/44)
「やったねP(本名)君!お祝いにお菓子作ってきたから食べよう?」
「あんたにしてはやるじゃない!褒めてつかわすわ!」
「うっうー!これで、みんな、あそべます!」
「無茶するわね……大丈夫?怪我してるわよ、P」
「あらあら~、もう終わっちゃってたのね~」
「迷子になんてなるからですよ……みんなのお姉ちゃんなんだからしっかりしてください」
「やったねP(本名)君!お祝いにお菓子作ってきたから食べよう?」
「あんたにしてはやるじゃない!褒めてつかわすわ!」
「うっうー!これで、みんな、あそべます!」
「無茶するわね……大丈夫?怪我してるわよ、P」
「あらあら~、もう終わっちゃってたのね~」
「迷子になんてなるからですよ……みんなのお姉ちゃんなんだからしっかりしてください」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:37:28.38:2/EMAkA30 (3/44)
懐かしい夢だ。
……子供の頃の話。
近所の悪ガキ共……あの頃は俺もガキだったんだけど。
そいつらが公園を勝手に公園を占拠してたんだ。
だから俺と【―――】で懲らしめてやった。
……あれ、誰だっけ?思い出せない。
懐かしい夢だ。
……子供の頃の話。
近所の悪ガキ共……あの頃は俺もガキだったんだけど。
そいつらが公園を勝手に公園を占拠してたんだ。
だから俺と【―――】で懲らしめてやった。
……あれ、誰だっけ?思い出せない。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:38:07.73:2/EMAkA30 (4/44)
「よーっし!じゃあ早速遊ぼうよ兄ちゃん!」
「で、でもPさん怪我してますぅ……」アタフタ
「あふぅ、眠いの……」
P「こんくらい大丈夫さ!じゃああの滑り台まで競争だ!」ダッ
「はいはい、怪我してるじゃない。無理しないの」ガシッ
P「は、はなせ!俺は遊ぶんだ!」
「消毒するからおとなしくするの」
「よーっし!じゃあ早速遊ぼうよ兄ちゃん!」
「で、でもPさん怪我してますぅ……」アタフタ
「あふぅ、眠いの……」
P「こんくらい大丈夫さ!じゃああの滑り台まで競争だ!」ダッ
「はいはい、怪我してるじゃない。無理しないの」ガシッ
P「は、はなせ!俺は遊ぶんだ!」
「消毒するからおとなしくするの」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:38:42.86:2/EMAkA30 (5/44)
その頃俺は……いや、俺らは近所の仲良しグループでいつも行動していた。
グループの中で俺は二番目に年が上だったかな……
そんでいつも一番年上の女の子に介抱してもらってたっけ。
名前は―――そう。
P「大丈夫だから!【ことり】!」
その頃俺は……いや、俺らは近所の仲良しグループでいつも行動していた。
グループの中で俺は二番目に年が上だったかな……
そんでいつも一番年上の女の子に介抱してもらってたっけ。
名前は―――そう。
P「大丈夫だから!【ことり】!」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:39:24.31:ottcmEry0 (1/1)
CVグリリバか
CVグリリバか
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:39:45.46:2/EMAkA30 (6/44)
――― P宅 ―――
P「……あれ」チュンチュン
P「あ、朝か……それにしても、随分懐かしい夢みたなぁ」ムクリ
P「あいつらどうしてるかなぁ」
P「……って時間!ヤバイもう朝飯食ってる暇ねぇよ!!」
P「スーツスーツ!書類!」
P「い、行ってきます!!」ガチャンバタン!
――― P宅 ―――
P「……あれ」チュンチュン
P「あ、朝か……それにしても、随分懐かしい夢みたなぁ」ムクリ
P「あいつらどうしてるかなぁ」
P「……って時間!ヤバイもう朝飯食ってる暇ねぇよ!!」
P「スーツスーツ!書類!」
P「い、行ってきます!!」ガチャンバタン!
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:40:18.07:2/EMAkA30 (7/44)
――― 765プロ ―――
P「お、お、おはようございます!!」ガチャ!
小鳥「ど、どうしたんですかそんな息切らして……」
P「だ、だって遅刻ギリギリ……」
小鳥「え?……まだ出社時間まで1時間近くありますけど」
――― 765プロ ―――
P「お、お、おはようございます!!」ガチャ!
小鳥「ど、どうしたんですかそんな息切らして……」
P「だ、だって遅刻ギリギリ……」
小鳥「え?……まだ出社時間まで1時間近くありますけど」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:40:52.21:2/EMAkA30 (8/44)
P「あるぇー?」
P「……うわマジだ。家の時計が狂ってたのか……」
小鳥「まぁせっかく早く来たんですし、ちょっと仕事手伝ってくれませんか?」
P「仕方ないですね……どれです?」
小鳥「さすがプロデューサーさん!話がわかりますね!お願いします!」サッ
P「あるぇー?」
P「……うわマジだ。家の時計が狂ってたのか……」
小鳥「まぁせっかく早く来たんですし、ちょっと仕事手伝ってくれませんか?」
P「仕方ないですね……どれです?」
小鳥「さすがプロデューサーさん!話がわかりますね!お願いします!」サッ
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:41:27.95:2/EMAkA30 (9/44)
P「よっと、じゃあこの書類チェックすればいいんですね?」
P「新しい時計買わなくちゃなぁ……」ガリガリガリ
小鳥「じゃあ一緒に買いに行きます?」カリカリ
P「なんかそのあとお酒おごらされそうなんでやめときます」ガリガリガリ
小鳥「そんなわけないじゃないですかー(棒)」カリカリ
P「ですよねー(棒)」ガリガリガリ
P「よっと、じゃあこの書類チェックすればいいんですね?」
P「新しい時計買わなくちゃなぁ……」ガリガリガリ
小鳥「じゃあ一緒に買いに行きます?」カリカリ
P「なんかそのあとお酒おごらされそうなんでやめときます」ガリガリガリ
小鳥「そんなわけないじゃないですかー(棒)」カリカリ
P「ですよねー(棒)」ガリガリガリ
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:42:06.44:2/EMAkA30 (10/44)
小鳥「あ、プロデューサーさん。コーヒー飲みます?」
P「あ、お願いします」ガリガリガリ
P「(そうそう。昔、無理してブラックコーヒー飲んで悶絶したなぁ)」
小鳥「はい、どうぞ」コトッ
P「ありがとうございます。……あ、クリームと砂糖はいりません」
小鳥「あ、プロデューサーさん。コーヒー飲みます?」
P「あ、お願いします」ガリガリガリ
P「(そうそう。昔、無理してブラックコーヒー飲んで悶絶したなぁ)」
小鳥「はい、どうぞ」コトッ
P「ありがとうございます。……あ、クリームと砂糖はいりません」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:42:50.22:2/EMAkA30 (11/44)
小鳥「ブラックですか?でもプロデューサーさんっていつも角砂糖大量に入れる甘党だった気が……」
P「まぁ、今日は特別ですかね」ズズズ
P「……にっが」
小鳥「まぁ、軽く5個は角砂糖入れちゃうような人に急にブラックは無理ですよ。はい、砂糖です」
P「ですね……」カランコロン
小鳥「ブラックですか?でもプロデューサーさんっていつも角砂糖大量に入れる甘党だった気が……」
P「まぁ、今日は特別ですかね」ズズズ
P「……にっが」
小鳥「まぁ、軽く5個は角砂糖入れちゃうような人に急にブラックは無理ですよ。はい、砂糖です」
P「ですね……」カランコロン
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:43:42.89:2/EMAkA30 (12/44)
小鳥「そういえばさっき言ってた、特別ってなんですか?」
P「いえ、子供時代の夢を見まして……それでその時もブラックに挑戦したなぁと」
小鳥「ぴよっ!プロデューサーさんの子供時代、私、気になります!」
P「えぇ……面白くないですよ」
小鳥「それでも興味あるんです!聞かせてくださいよ!」
小鳥「そういえばさっき言ってた、特別ってなんですか?」
P「いえ、子供時代の夢を見まして……それでその時もブラックに挑戦したなぁと」
小鳥「ぴよっ!プロデューサーさんの子供時代、私、気になります!」
P「えぇ……面白くないですよ」
小鳥「それでも興味あるんです!聞かせてくださいよ!」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:44:37.67:2/EMAkA30 (13/44)
P「そこまでですか?」
小鳥「もちろん!あ、じゃあ代わりに私の昔話も……」
P「そこまで言うなら……」
小鳥「ドキドキ」
P「えーっと。小学生時代の話なんですけれど―――」
P「そこまでですか?」
小鳥「もちろん!あ、じゃあ代わりに私の昔話も……」
P「そこまで言うなら……」
小鳥「ドキドキ」
P「えーっと。小学生時代の話なんですけれど―――」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:46:50.44:2/EMAkA30 (14/44)
P「ある日ですね、学校からの帰り道、急に雨が降ってきたんですよ」
小鳥「ほうほう、もしかして傘を持っていなかったとか?」
P「いえ、そんときは持ってましたよ。で、近所の仲良しグループのみんなで帰ってたんですよ」
小鳥「仲良しグループ?」
P「ええ、近所の親同士仲が良かったので、その子供もまた……って感じでしたね」
小鳥「なるほど」
P「ある日ですね、学校からの帰り道、急に雨が降ってきたんですよ」
小鳥「ほうほう、もしかして傘を持っていなかったとか?」
P「いえ、そんときは持ってましたよ。で、近所の仲良しグループのみんなで帰ってたんですよ」
小鳥「仲良しグループ?」
P「ええ、近所の親同士仲が良かったので、その子供もまた……って感じでしたね」
小鳥「なるほど」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:47:22.64:2/EMAkA30 (15/44)
P「そしたらですね。ある交差点で段ボールの近くで屈んでいる女の子がいたんですよ」
小鳥「王道展開ですね」
P「自分でもそう思いますよ。で、その子ずぶ濡れだったんですよ。段ボールが濡れないように傘を立てかけてて」
小鳥「これまた王道」
P「そしたらですね。ある交差点で段ボールの近くで屈んでいる女の子がいたんですよ」
小鳥「王道展開ですね」
P「自分でもそう思いますよ。で、その子ずぶ濡れだったんですよ。段ボールが濡れないように傘を立てかけてて」
小鳥「これまた王道」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:49:09.92:2/EMAkA30 (16/44)
P「で、そんな女の子を見て、俺は当時正義感の強い子供だったのでその子に話しかけたんですよ」
小鳥「正義感の強い子供プロデューサーさん……ふむ、捗ります」
P「何が捗るのか知りませんけど、『何してるの?』聞いてみると『猫が濡れそうだったから』って返ってきまして」
小鳥「ここまでは読めてましたよ!」
P「で、正義感の強かった俺はその女の子に対して自分の傘を押し付けまして」
小鳥「ぴよっ。プロデューサーさんかっこいい!」
P「で、そんな女の子を見て、俺は当時正義感の強い子供だったのでその子に話しかけたんですよ」
小鳥「正義感の強い子供プロデューサーさん……ふむ、捗ります」
P「何が捗るのか知りませんけど、『何してるの?』聞いてみると『猫が濡れそうだったから』って返ってきまして」
小鳥「ここまでは読めてましたよ!」
P「で、正義感の強かった俺はその女の子に対して自分の傘を押し付けまして」
小鳥「ぴよっ。プロデューサーさんかっこいい!」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:49:39.25:2/EMAkA30 (17/44)
P「やめてくださいよ。で、仲良しグループに戻ったとき散々冷やかされましたけど」
小鳥「やーいやーい女たらしー」
P「……」
小鳥「で、結局どうなったんです?オチは?後日譚は?」
P「オチって……まぁ、傘を返すためだけにその女の子は俺に会いに来てくれまして」
P「やめてくださいよ。で、仲良しグループに戻ったとき散々冷やかされましたけど」
小鳥「やーいやーい女たらしー」
P「……」
小鳥「で、結局どうなったんです?オチは?後日譚は?」
P「オチって……まぁ、傘を返すためだけにその女の子は俺に会いに来てくれまして」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:51:24.64:2/EMAkA30 (18/44)
小鳥「それ惚れてません?完全に」
P「ついでに仲良しグループに誘いまして。で、それから仲良く遊んでましたよ」
小鳥「ほほう、昔のプロデューサーさんの事がよくわかりましたよ」
小鳥「して、猫はどうなったんですか?」
P「猫は仲良しグループで世話することになりましたね」
小鳥「それ惚れてません?完全に」
P「ついでに仲良しグループに誘いまして。で、それから仲良く遊んでましたよ」
小鳥「ほほう、昔のプロデューサーさんの事がよくわかりましたよ」
小鳥「して、猫はどうなったんですか?」
P「猫は仲良しグループで世話することになりましたね」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:53:23.90:2/EMAkA30 (19/44)
小鳥「ほむほむ。で、猫ちゃんの名前は?」
P「えっとそうそう、『ゴンザレス』です」
小鳥「……え?」
P「いやぁ。仲間内の一人がものすごくネーミングセンス悪くて……」
小鳥「ほむほむ。で、猫ちゃんの名前は?」
P「えっとそうそう、『ゴンザレス』です」
小鳥「……え?」
P「いやぁ。仲間内の一人がものすごくネーミングセンス悪くて……」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:53:57.13:2/EMAkA30 (20/44)
P「最初はその女の子が『みぃちゃん』がいいって言ったんですけど結局、『ゴンザレス』になりましたね」
P「女の子なのに可愛そうですよね。『ゴンザレス』なんて」
小鳥「あ、あの……その猫って、シャム猫ですか?」
P「? ええ、よくわかりましたね!シャム猫です」
P「最初はその女の子が『みぃちゃん』がいいって言ったんですけど結局、『ゴンザレス』になりましたね」
P「女の子なのに可愛そうですよね。『ゴンザレス』なんて」
小鳥「あ、あの……その猫って、シャム猫ですか?」
P「? ええ、よくわかりましたね!シャム猫です」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:55:57.99:2/EMAkA30 (21/44)
小鳥「その……貸した傘の柄って覚えてます?」
P「うーんと、藍色に白の水玉……かなぁ」
小鳥「もしかして、その女の子は仲良しグループの中で……最年長なんてこと」
P「そうなんですよ。俺が最年長だったんですけど、その女の子が入って……ってあれ?」
小鳥「最後の質問です。その女の子の名前は」
P「……」
小鳥「その……貸した傘の柄って覚えてます?」
P「うーんと、藍色に白の水玉……かなぁ」
小鳥「もしかして、その女の子は仲良しグループの中で……最年長なんてこと」
P「そうなんですよ。俺が最年長だったんですけど、その女の子が入って……ってあれ?」
小鳥「最後の質問です。その女の子の名前は」
P「……」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:58:30.14:2/EMAkA30 (22/44)
―――【ことり】。
P「……そんな偶然って、あるんです?」
小鳥「あると思いますよ……久しぶり、P君」
P「やっぱり……【ことり】なんですよ、ね?」
小鳥「そう、みたいね」
―――【ことり】。
P「……そんな偶然って、あるんです?」
小鳥「あると思いますよ……久しぶり、P君」
P「やっぱり……【ことり】なんですよ、ね?」
小鳥「そう、みたいね」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 19:59:58.86:2/EMAkA30 (23/44)
P「ホントに?本当に、【ことり】?」
小鳥「うん……そうだよ」
P「……」
小鳥「……」
P「ええええええええええ?!」
P「ホントに?本当に、【ことり】?」
小鳥「うん……そうだよ」
P「……」
小鳥「……」
P「ええええええええええ?!」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:02:15.41:2/EMAkA30 (24/44)
P「いやいやいやいや!一体全体何年ぶり?!」
小鳥「P君こそ……急にいなくなってびっくりしたんだからね……?」
P「そ、それは……」
小鳥「みんなも心配してたんだよ……?あれから連絡もしてこなかったし!」
P「え、えっと、すみません?」
P「いやいやいやいや!一体全体何年ぶり?!」
小鳥「P君こそ……急にいなくなってびっくりしたんだからね……?」
P「そ、それは……」
小鳥「みんなも心配してたんだよ……?あれから連絡もしてこなかったし!」
P「え、えっと、すみません?」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:04:11.58:2/EMAkA30 (25/44)
小鳥「過ぎちゃったことは仕方ない……けど、本当に心配したん、だから……」グスッ
P「……心配かけてごめん。【ことり】」
小鳥「うぐ、ぐす、う、うあああああ……」
P「ごめん……」ギュッ
小鳥「過ぎちゃったことは仕方ない……けど、本当に心配したん、だから……」グスッ
P「……心配かけてごめん。【ことり】」
小鳥「うぐ、ぐす、う、うあああああ……」
P「ごめん……」ギュッ
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:06:11.74:2/EMAkA30 (26/44)
小鳥「うぐ、ぐすっ……」
P「落ち着いた?」
小鳥「うん」
P「よかったです……なんかすみません」
小鳥「謝ってばっかり……む、あと敬語に戻っちゃった」
P「い、今は仕事中ですし」
小鳥「別にいいんだよ?タメ口でも」
小鳥「うぐ、ぐすっ……」
P「落ち着いた?」
小鳥「うん」
P「よかったです……なんかすみません」
小鳥「謝ってばっかり……む、あと敬語に戻っちゃった」
P「い、今は仕事中ですし」
小鳥「別にいいんだよ?タメ口でも」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:07:30.76:2/EMAkA30 (27/44)
P「今更感があるので……」
小鳥「むー……わかりました。私もやめますね」
P「助かります。なんだかむず痒くて……」
小鳥「それよりプロデューサーさんがP君だったとは思いませんでしたよ」
P「俺こそ音無さんが【ことり】だなんて思いませんでしたよ」
P「今更感があるので……」
小鳥「むー……わかりました。私もやめますね」
P「助かります。なんだかむず痒くて……」
小鳥「それよりプロデューサーさんがP君だったとは思いませんでしたよ」
P「俺こそ音無さんが【ことり】だなんて思いませんでしたよ」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:08:41.56:2/EMAkA30 (28/44)
小鳥「……さ、さっきから呼ばれてますけど、改めて意識すると、呼び捨てって、ドキドキしますね///」
P「ああっ!すみません音無さん!」
小鳥「……小鳥」ムスッ
P「はい?」
小鳥「昔みたいに……小鳥って呼んでくれなきゃ、ヤです///」
P「」
小鳥「……さ、さっきから呼ばれてますけど、改めて意識すると、呼び捨てって、ドキドキしますね///」
P「ああっ!すみません音無さん!」
小鳥「……小鳥」ムスッ
P「はい?」
小鳥「昔みたいに……小鳥って呼んでくれなきゃ、ヤです///」
P「」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:10:43.25:2/EMAkA30 (29/44)
P「わ、わかりましたよ……小鳥さん」
小鳥「ま、今はそれでもよろしい……(で、でも呼び捨てで来られると色々まずかったかも)」
P「それにしても、こんな身近にあの仲良しメンバーの一人がいるとは。美人になってて気づきませんでしたよ」
小鳥「び、美人ってそんな///」
小鳥「P君こそそんな……えっと、かっこよくなってて……」
P「んなっ!や、やめてくださいよ……///」
小鳥「///」
P「///」
春香「のヮの」
P&小鳥『!?』
P「わ、わかりましたよ……小鳥さん」
小鳥「ま、今はそれでもよろしい……(で、でも呼び捨てで来られると色々まずかったかも)」
P「それにしても、こんな身近にあの仲良しメンバーの一人がいるとは。美人になってて気づきませんでしたよ」
小鳥「び、美人ってそんな///」
小鳥「P君こそそんな……えっと、かっこよくなってて……」
P「んなっ!や、やめてくださいよ……///」
小鳥「///」
P「///」
春香「のヮの」
P&小鳥『!?』
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:14:37.34:2/EMAkA30 (30/44)
P「は、ははは、春香?!」
小鳥「い、いいいいつからいたピヨッ?!」
春香「……お互いに下の名前を呼び合って、テレテレしてるところからですかね」
P「こ、これにはワケがあってだな」
小鳥「そ、そうなんだピヨ。ワケがあるんだピヨ」
春香「どんな? のヮの#」
P「は、ははは、春香?!」
小鳥「い、いいいいつからいたピヨッ?!」
春香「……お互いに下の名前を呼び合って、テレテレしてるところからですかね」
P「こ、これにはワケがあってだな」
小鳥「そ、そうなんだピヨ。ワケがあるんだピヨ」
春香「どんな? のヮの#」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:15:45.69:2/EMAkA30 (31/44)
P「落ち着け春香。アイドルがしちゃいけない顔してるぞ」
春香「……で、ワケってどんなワケですか?」
小鳥「こほん。いえ、別に。私とプロデューサー……いえ、P君が幼馴染だってことが今判明したのよ♪」ギュッ
P「ちょ、小鳥さん?!急に腕に抱きつくなんて……」
春香「……へぇ のヮの#」
P「落ち着け春香。アイドルがしちゃいけない顔してるぞ」
春香「……で、ワケってどんなワケですか?」
小鳥「こほん。いえ、別に。私とプロデューサー……いえ、P君が幼馴染だってことが今判明したのよ♪」ギュッ
P「ちょ、小鳥さん?!急に腕に抱きつくなんて……」
春香「……へぇ のヮの#」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:18:59.53:2/EMAkA30 (32/44)
小鳥「別に呼び捨てでもいいんですよ?///」
P「小鳥さん、冗談は……」
春香「……そうですか、幼馴染だったんですかぁ……」
P「……春香?」
春香「うー!!言っちゃおうかな、どうしようかなぁ?!」
P「ど、どうした?」
小鳥「別に呼び捨てでもいいんですよ?///」
P「小鳥さん、冗談は……」
春香「……そうですか、幼馴染だったんですかぁ……」
P「……春香?」
春香「うー!!言っちゃおうかな、どうしようかなぁ?!」
P「ど、どうした?」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:23:15.61:2/EMAkA30 (33/44)
春香「でもでも、千早ちゃんにも真にも口止めされてるからなー……」
小鳥「ふふっ、どうやらあの約束が邪魔してるみたいですね」
春香「うー!うー!」
P「……?」
春香「でもでも、千早ちゃんにも真にも口止めされてるからなー……」
小鳥「ふふっ、どうやらあの約束が邪魔してるみたいですね」
春香「うー!うー!」
P「……?」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:24:42.93:2/EMAkA30 (34/44)
春香「あれ、でも小鳥さん言ったんですよね?」
小鳥「ギクッ」
小鳥「ち、違うピヨ。P君が気づいてくれたんだピヨ」
P「結構ヒント出してましたけど」
春香「のヮの#」
小鳥「」
春香「あれ、でも小鳥さん言ったんですよね?」
小鳥「ギクッ」
小鳥「ち、違うピヨ。P君が気づいてくれたんだピヨ」
P「結構ヒント出してましたけど」
春香「のヮの#」
小鳥「」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:26:35.48:2/EMAkA30 (35/44)
春香「ならもういいです!約束なんて知りません!」
小鳥「は、春香ちゃん?!」
春香「……P君!」
P「はい?!」
春香「私、誰だかわかりませんか?!」
春香「ならもういいです!約束なんて知りません!」
小鳥「は、春香ちゃん?!」
春香「……P君!」
P「はい?!」
春香「私、誰だかわかりませんか?!」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:29:05.51:2/EMAkA30 (36/44)
P「お、おま。今P君って……」
春香「誰だか……わかんないですか?」ウルウル
P「(涙目で上目遣い……あざとかわい……じゃなくて)」
P「(春香と俺が面識がある?いやでも結構年離れてるし……)」
―――「P君!お菓子作ってきたんだ、えへへ///」
P「あ……」
P「お、おま。今P君って……」
春香「誰だか……わかんないですか?」ウルウル
P「(涙目で上目遣い……あざとかわい……じゃなくて)」
P「(春香と俺が面識がある?いやでも結構年離れてるし……)」
―――「P君!お菓子作ってきたんだ、えへへ///」
P「あ……」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:31:00.60:OTGZ3oVM0 (1/1)
気づいてなかったのはPだけって事か
気づいてなかったのはPだけって事か
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:31:18.02:2/EMAkA30 (37/44)
―――「P君って、クッキー好きだよね?」
P「うん、【―――】の作るクッキーは美味しいからね!」
―――「えへ、嬉しいな……じゃあ、はい、あーん///」
P「うぇ?え、えっと。あーん……」
―――「えへへ、えへへへへ……」
P「美味しいよ。ありがとう!」
―――【はる】。
―――「P君って、クッキー好きだよね?」
P「うん、【―――】の作るクッキーは美味しいからね!」
―――「えへ、嬉しいな……じゃあ、はい、あーん///」
P「うぇ?え、えっと。あーん……」
―――「えへへ、えへへへへ……」
P「美味しいよ。ありがとう!」
―――【はる】。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:32:43.56:2/EMAkA30 (38/44)
P「……【はる】」
春香「!」
P「思い出したよ……そっか、春香が……【はる】だったのか」
春香「ぷ、プロデュー……P君っ!」ガバッ
P「うおわっ!?急に抱きついてくるなっ!」
P「……【はる】」
春香「!」
P「思い出したよ……そっか、春香が……【はる】だったのか」
春香「ぷ、プロデュー……P君っ!」ガバッ
P「うおわっ!?急に抱きついてくるなっ!」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:38:56.34:2/EMAkA30 (39/44)
春香「ううう……会いたかった……ずっと、会いたかった……」グスグス
P「(小鳥さんに春香……もしかしてだけど、ほかにも……?)」
春香「なんで、なんで急にいなくなっちゃったんですか?」
P「それは……家庭の事情で……」
P「(あれ、本当に家庭の事情だったっけ)」
春香「ううう……会いたかった……ずっと、会いたかった……」グスグス
P「(小鳥さんに春香……もしかしてだけど、ほかにも……?)」
春香「なんで、なんで急にいなくなっちゃったんですか?」
P「それは……家庭の事情で……」
P「(あれ、本当に家庭の事情だったっけ)」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:45:23.62:2/EMAkA30 (40/44)
春香「心配したんですからね!!連絡も何もなくって……」
春香「私達、寂しかったんですよ?もしかしたら死んじゃったのかもって」
春香「もう二度と会えないのかもって」
P「……」
春香「だからっ、最初、プロデューサーさんに、スカウトされた時っ」
春香「ホントに、本当に、懐かしくてっ……ぐすっ……」
春香「心配したんですからね!!連絡も何もなくって……」
春香「私達、寂しかったんですよ?もしかしたら死んじゃったのかもって」
春香「もう二度と会えないのかもって」
P「……」
春香「だからっ、最初、プロデューサーさんに、スカウトされた時っ」
春香「ホントに、本当に、懐かしくてっ……ぐすっ……」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:46:55.43:2/EMAkA30 (41/44)
P「うん、ごめん……」
春香「ずっと、ずっと落ち着くまで、抱きしめててください……」グスグス
P「うん……」ナデナデ
小鳥「(あれ、私空気?)」
小鳥「(一応撫でてない方の腕に抱きついてるんだけどなー……)」
P「うん、ごめん……」
春香「ずっと、ずっと落ち着くまで、抱きしめててください……」グスグス
P「うん……」ナデナデ
小鳥「(あれ、私空気?)」
小鳥「(一応撫でてない方の腕に抱きついてるんだけどなー……)」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:48:56.20:2/EMAkA30 (42/44)
P「落ち着いたか?」
春香「えへへっ、ご心配おかけしましたっ」
P「そっか、じゃあ「あの!P君っ!」なんだよ」
春香「え、えっとぉ。そのぉ……昔みたいに、【はる】って呼んでくれないかなーって」
P「……いいけど。だけどP君はちょっと……」
春香「ダメ……ですか……?」ウルウル
P「落ち着いたか?」
春香「えへへっ、ご心配おかけしましたっ」
P「そっか、じゃあ「あの!P君っ!」なんだよ」
春香「え、えっとぉ。そのぉ……昔みたいに、【はる】って呼んでくれないかなーって」
P「……いいけど。だけどP君はちょっと……」
春香「ダメ……ですか……?」ウルウル
45:第一章 終:2013/04/11(木) 20:50:30.38:2/EMAkA30 (43/44)
P「ああもう!わかったよ!好きに呼べばいいじゃないか!」
春香「わーい!P君っ♪」
P「ああもう……そろそろレッスンの時間だぞ。……【はる】」
春香「あっ……///」
P「ほら、行くぞ!」
春香「も、もういっかい!もういっかいお願いしますー!!」
P「ああもう!わかったよ!好きに呼べばいいじゃないか!」
春香「わーい!P君っ♪」
P「ああもう……そろそろレッスンの時間だぞ。……【はる】」
春香「あっ……///」
P「ほら、行くぞ!」
春香「も、もういっかい!もういっかいお願いしますー!!」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:51:28.92:2/EMAkA30 (44/44)
書き溜めがないので、今日はここまで。
読んでくださった方ありがとうございました。
書き溜めがないので、今日はここまで。
読んでくださった方ありがとうございました。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 20:54:41.28:CxAW1rHUo (1/1)
これは期待
リトバス2期楽しみだ。もちろんアイマスの映画も
これは期待
リトバス2期楽しみだ。もちろんアイマスの映画も
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/11(木) 21:24:15.24:tAwCvaU/o (1/1)
おつー
おつー
49:第二章 夢の続き:2013/04/12(金) 20:37:16.15:pHX21cH60 (1/39)
―――765プロダクション―――
春香「プロデューサーさんっ♪」ギュッ
P「は、春香。あんまくっつくなって……」
小鳥「困ったものですね~」ギュッ
P「小鳥さんもっ!!」
―――765プロダクション―――
春香「プロデューサーさんっ♪」ギュッ
P「は、春香。あんまくっつくなって……」
小鳥「困ったものですね~」ギュッ
P「小鳥さんもっ!!」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:37:46.82:pHX21cH60 (2/39)
P「(あの日から数日)」
P「(春香や小鳥さんはやけに俺にくっついて来るようになった)」
P「(嬉しいのはわかるんだが、正直持たない。俺の理性が主に)」
P「(しかも二人きりの時は俺の事【P君】って呼ぶし、俺も【ことり】とか【はる】って呼ぶよう催促されるし)」
P「(特に問題なのが―――)」
P「(あの日から数日)」
P「(春香や小鳥さんはやけに俺にくっついて来るようになった)」
P「(嬉しいのはわかるんだが、正直持たない。俺の理性が主に)」
P「(しかも二人きりの時は俺の事【P君】って呼ぶし、俺も【ことり】とか【はる】って呼ぶよう催促されるし)」
P「(特に問題なのが―――)」
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:38:14.58:pHX21cH60 (3/39)
千早「……」ジロジロ
美希「……」ムスーッ
真「……」ジーッ
雪歩「……」チラッ
やよい「?」キョトン
P「(周りからの視線が痛い。凄い居心地が悪い)」
千早「……」ジロジロ
美希「……」ムスーッ
真「……」ジーッ
雪歩「……」チラッ
やよい「?」キョトン
P「(周りからの視線が痛い。凄い居心地が悪い)」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:40:05.03:pHX21cH60 (4/39)
千早「……ねぇ、真」
真「そうだね。ボクも同じこと考えてた」
雪歩「さ、最近、春香さんと小鳥さんが猛アタックを仕掛けてますぅ……」
美希「むぅ~……あれは美希の特権なの!」
千早「……ねぇ、真」
真「そうだね。ボクも同じこと考えてた」
雪歩「さ、最近、春香さんと小鳥さんが猛アタックを仕掛けてますぅ……」
美希「むぅ~……あれは美希の特権なの!」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:40:37.35:pHX21cH60 (5/39)
千早「……真、ちょっと来てくれる?」ガタッ
真「ん、お菓子の場所ね。ちょっと待ってて」ガタッ
やよい「真さん、お菓子ならここにありますよ~?」
真「ああいや、そうじゃなくて。千早の秘蔵のお菓子ってこと」
美希「なんなのそれ?」
千早「……真、ちょっと来てくれる?」ガタッ
真「ん、お菓子の場所ね。ちょっと待ってて」ガタッ
やよい「真さん、お菓子ならここにありますよ~?」
真「ああいや、そうじゃなくて。千早の秘蔵のお菓子ってこと」
美希「なんなのそれ?」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:41:38.06:pHX21cH60 (6/39)
千早「太ると分かっていてもつい食べたくなるのよね……だから真に隠してもらっているの」
真「だけどどうしてもって時は自己責任ってことで、ね」
やよい「うっうー!千早さんの秘蔵のお菓子ですか……食べてみたいです!」
千早「いくら高槻さんでも、ごめんなさい」
やよい「残念です……」
千早「太ると分かっていてもつい食べたくなるのよね……だから真に隠してもらっているの」
真「だけどどうしてもって時は自己責任ってことで、ね」
やよい「うっうー!千早さんの秘蔵のお菓子ですか……食べてみたいです!」
千早「いくら高槻さんでも、ごめんなさい」
やよい「残念です……」
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:42:46.32:pHX21cH60 (7/39)
真「ボクからも言っておくよ。だからそんなしょげないで」
やよい「はいっ」
千早「じゃ、行きましょ真」
真「おっけー。こっちね」ガチャ
美希「……なーんか怪しいの……」
真「ボクからも言っておくよ。だからそんなしょげないで」
やよい「はいっ」
千早「じゃ、行きましょ真」
真「おっけー。こっちね」ガチャ
美希「……なーんか怪しいの……」
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:45:40.84:pHX21cH60 (8/39)
―――仮眠室―――
千早「それで、真はどう思う?」
真「うーん……ボクの可能性があってる、ってのが一番かなぁ」
千早「……本当にプロデューサーがPさんだったって事?」
真「でもそれだと、春香と音無さんは約束を破ったことになるんだよね」
―――仮眠室―――
千早「それで、真はどう思う?」
真「うーん……ボクの可能性があってる、ってのが一番かなぁ」
千早「……本当にプロデューサーがPさんだったって事?」
真「でもそれだと、春香と音無さんは約束を破ったことになるんだよね」
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:46:16.54:pHX21cH60 (9/39)
千早「ええ、【例え私達4人が大好きだったPさんだったとしても、抜けがけは絶対しないこと】……」
真「【4人全員で一斉に打ち明けて、一斉にスタートラインを切ること】。だよね」
千早「……これは今日にでも問いただしておく必要があるわね」
真「その役目は千早に任せるよ。ボクはできるだけ、何も知らないメンバーを遠ざけとく」
千早「任せたわ。……過去話を持ち出すなんて、何も知らないメンバーには卑怯だものね」
千早「ええ、【例え私達4人が大好きだったPさんだったとしても、抜けがけは絶対しないこと】……」
真「【4人全員で一斉に打ち明けて、一斉にスタートラインを切ること】。だよね」
千早「……これは今日にでも問いただしておく必要があるわね」
真「その役目は千早に任せるよ。ボクはできるだけ、何も知らないメンバーを遠ざけとく」
千早「任せたわ。……過去話を持ち出すなんて、何も知らないメンバーには卑怯だものね」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:47:11.11:pHX21cH60 (10/39)
真「そうだよねぇ。千早は何かの約束してたんだっけ」
千早「あ、あれは……その……勢いで」
真「でもプロ……Pのファーストキス奪ったよね。それは知ってる」
千早「~!///」
真「そうだよねぇ。千早は何かの約束してたんだっけ」
千早「あ、あれは……その……勢いで」
真「でもプロ……Pのファーストキス奪ったよね。それは知ってる」
千早「~!///」
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:48:36.32:pHX21cH60 (11/39)
真「それじゃ、ボクはみんなの仕事とか確認してくるから」ガチャ
千早「……」
千早「……きっと、覚えてなんてないんだろうな」
―――仮眠室のドア越し―――
真「むしろ覚えてないのは……ボクの方、か」
真「それじゃ、ボクはみんなの仕事とか確認してくるから」ガチャ
千早「……」
千早「……きっと、覚えてなんてないんだろうな」
―――仮眠室のドア越し―――
真「むしろ覚えてないのは……ボクの方、か」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:49:50.15:pHX21cH60 (12/39)
―――数時間後 夕方の765プロダクション―――
千早「お疲れ様でした、プロデューサー」
P「おう、すまんな。コーヒー淹れてもらって」
千早「いえいえ」
P「あ、砂糖もらえるか?」
千早「はい、どうぞ……」
P「ありがとな」カランコロン
―――数時間後 夕方の765プロダクション―――
千早「お疲れ様でした、プロデューサー」
P「おう、すまんな。コーヒー淹れてもらって」
千早「いえいえ」
P「あ、砂糖もらえるか?」
千早「はい、どうぞ……」
P「ありがとな」カランコロン
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:52:16.19:pHX21cH60 (13/39)
千早「(角砂糖を6個……大の甘党である……これもPさんと一致してる……)」
P「で、話ってなんだ?」
千早「少し待っていただけますか?真が人を呼びに行ってまして」
P「(俺と春香と小鳥さんと千早と真……?新曲についての意見か?)」
P「(……もしかして最近の春香と小鳥さんについてか?)」
千早「(角砂糖を6個……大の甘党である……これもPさんと一致してる……)」
P「で、話ってなんだ?」
千早「少し待っていただけますか?真が人を呼びに行ってまして」
P「(俺と春香と小鳥さんと千早と真……?新曲についての意見か?)」
P「(……もしかして最近の春香と小鳥さんについてか?)」
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:52:52.33:pHX21cH60 (14/39)
千早「その前に一つ確認したいことがあるんです」
P「なんだ?」
千早「最近、音無さんのことを【小鳥さん】と呼ぶようになったのは何故ですか?」
P「え、えっとそれは……小鳥さんに催促されまして」
千早「……そうですか」
P「(や、やっぱりなんかバレてる……?)」
千早「その前に一つ確認したいことがあるんです」
P「なんだ?」
千早「最近、音無さんのことを【小鳥さん】と呼ぶようになったのは何故ですか?」
P「え、えっとそれは……小鳥さんに催促されまして」
千早「……そうですか」
P「(や、やっぱりなんかバレてる……?)」
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:54:26.41:pHX21cH60 (15/39)
千早「(十中八九……いえ、もう確定かしら……)」
真「ただいま千早~」ガチャ
春香「な、なになに真?」
小鳥「ぴよ~っ、新刊が出てたのにぃ~……」
真「小鳥さんは動かなさそうだったから拉致ってきたよ」
千早「(十中八九……いえ、もう確定かしら……)」
真「ただいま千早~」ガチャ
春香「な、なになに真?」
小鳥「ぴよ~っ、新刊が出てたのにぃ~……」
真「小鳥さんは動かなさそうだったから拉致ってきたよ」
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:59:07.10:pHX21cH60 (16/39)
千早「お疲れさま」
P「うぉう……(小鳥さんが真に抱えられてる)」
千早「さて、そろったかしら」
真「うん、これで全員だね」
千早「お疲れさま」
P「うぉう……(小鳥さんが真に抱えられてる)」
千早「さて、そろったかしら」
真「うん、これで全員だね」
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 20:59:37.91:pHX21cH60 (17/39)
春香「な、なんの集まりなのかなーって のヮの」
小鳥「新刊……新刊……」ブツブツ
P「のヮの」
春香「真似しないでください!」
春香「な、なんの集まりなのかなーって のヮの」
小鳥「新刊……新刊……」ブツブツ
P「のヮの」
春香「真似しないでください!」
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:00:42.21:pHX21cH60 (18/39)
千早「集まってもらった理由だけど……まずプロデューサーさんに、事実確認を」
P「事実確認?」
千早「はい。……プロデューサーさんは、昔、仲良しグループに入ってましたね?」
P「え、な、なんでそれを千早が」
真「で、その仲良しグループの中に、春香と音無さんも入っていた。そうですね?」
P「いやだからなんでそれを「そうですね?」……はい」
千早「集まってもらった理由だけど……まずプロデューサーさんに、事実確認を」
P「事実確認?」
千早「はい。……プロデューサーさんは、昔、仲良しグループに入ってましたね?」
P「え、な、なんでそれを千早が」
真「で、その仲良しグループの中に、春香と音無さんも入っていた。そうですね?」
P「いやだからなんでそれを「そうですね?」……はい」
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:04:05.58:pHX21cH60 (19/39)
春香「え、えーっと千早ちゃん、真……これはね?」
千早「約束……破ったのね」
真「うーん……嬉しいのはわかるけどさ……」
春香「ご、ごめんなさい……でも小鳥さんが!」
小鳥「ぴよっ!?」
春香「え、えーっと千早ちゃん、真……これはね?」
千早「約束……破ったのね」
真「うーん……嬉しいのはわかるけどさ……」
春香「ご、ごめんなさい……でも小鳥さんが!」
小鳥「ぴよっ!?」
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:04:39.79:pHX21cH60 (20/39)
千早「……まぁ音無さんには後で事情をゆっくり聞きましょう」
P「……約束?」
千早「こちらの話です……Pさん」
真「うん、Pは気にしないでいいと思うな」
千早「……まぁ音無さんには後で事情をゆっくり聞きましょう」
P「……約束?」
千早「こちらの話です……Pさん」
真「うん、Pは気にしないでいいと思うな」
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:11:59.77:pHX21cH60 (21/39)
P「千早?真?その呼び方は?そしてなんでお前らがさっきの話を―――」
千早「まだ気づかないんですか?」
真「なんかここまで鈍いとちょっと失望するよね」
千早「【ちーちゃん】……聞き覚えありませんか?」
真「【まこ】……こっちも聞き覚え、あるよね?」
P「【ちーちゃん】……【まこ】……」
P「千早?真?その呼び方は?そしてなんでお前らがさっきの話を―――」
千早「まだ気づかないんですか?」
真「なんかここまで鈍いとちょっと失望するよね」
千早「【ちーちゃん】……聞き覚えありませんか?」
真「【まこ】……こっちも聞き覚え、あるよね?」
P「【ちーちゃん】……【まこ】……」
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:12:38.65:pHX21cH60 (22/39)
―――「~♪~♪」
P「【ちーちゃん】って歌うまいよね……すっごく」
―――「~♪……そうかな?」
P「うん、俺は好きだな。ちーちゃんの歌」
―――「……///」
―――「~♪~♪」
P「【ちーちゃん】って歌うまいよね……すっごく」
―――「~♪……そうかな?」
P「うん、俺は好きだな。ちーちゃんの歌」
―――「……///」
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:13:13.17:pHX21cH60 (23/39)
―――「ボクは男じゃないのにぃ……」グスッ
P「大丈夫だよ【まこ】。【まこ】は可愛いよ」
―――「っ?!///な、なに言ってんだよこの馬鹿ぁ!///」
P「はははっ。赤くなった~……そういうとこも、可愛いぜ?」キリッ
―――「うにゃあああ!!」
―――「ボクは男じゃないのにぃ……」グスッ
P「大丈夫だよ【まこ】。【まこ】は可愛いよ」
―――「っ?!///な、なに言ってんだよこの馬鹿ぁ!///」
P「はははっ。赤くなった~……そういうとこも、可愛いぜ?」キリッ
―――「うにゃあああ!!」
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:14:32.22:pHX21cH60 (24/39)
P「……ちーちゃん……まこ……」
千早「思い出して……くれました?」
真「もうちょっと早く……ってか、スカウトした時に気づいて欲しかったな」
P「お前ら……本当にあの二人なのか?」
千早「そうですよ……Pさん」
真「P……ははっ。この年になると呼び捨てはやっぱ違和感があるね」
P「……ちーちゃん……まこ……」
千早「思い出して……くれました?」
真「もうちょっと早く……ってか、スカウトした時に気づいて欲しかったな」
P「お前ら……本当にあの二人なのか?」
千早「そうですよ……Pさん」
真「P……ははっ。この年になると呼び捨てはやっぱ違和感があるね」
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:20:14.12:pHX21cH60 (25/39)
P「は、春香は知ってたのか?!」
春香「はい……出会った瞬間、気づきました」
小鳥「私も……ですね」
P「……気づいてなかったの、俺だけ?」
千早「そうですよ。本当に鈍感なんですから……」
真「鈍感じゃなかったらボクら、こんなに苦労してないよ」
P「」
P「は、春香は知ってたのか?!」
春香「はい……出会った瞬間、気づきました」
小鳥「私も……ですね」
P「……気づいてなかったの、俺だけ?」
千早「そうですよ。本当に鈍感なんですから……」
真「鈍感じゃなかったらボクら、こんなに苦労してないよ」
P「」
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:20:45.41:pHX21cH60 (26/39)
P「いやもう待て。訳が分からん。奇跡ってレベルじゃねーぞ!」
千早「そうですよね。まさか同じ事務所内に5人も仲良しグループが集結してるなんて」
真「もしかしたら他にもいるかもしれないね?」
P「本当にありそうで困る……」
P「(もしかして俺は仲良しグループの面影を探してスカウトしていたのか?)」
P「いやもう待て。訳が分からん。奇跡ってレベルじゃねーぞ!」
千早「そうですよね。まさか同じ事務所内に5人も仲良しグループが集結してるなんて」
真「もしかしたら他にもいるかもしれないね?」
P「本当にありそうで困る……」
P「(もしかして俺は仲良しグループの面影を探してスカウトしていたのか?)」
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:25:07.66:pHX21cH60 (27/39)
千早「え、えっと。ごほんごほん」
P「なんだわざとらしい咳払いなんかして」
千早「き、気にしないでください。そ、それでここからが本番なんです」
春香「本番?音無さん、千早ちゃんが何言うか知ってる?」
小鳥「い、いや……知らないピヨ」
真「ちなみにボクも知らないよ」
千早「え、えっと。ごほんごほん」
P「なんだわざとらしい咳払いなんかして」
千早「き、気にしないでください。そ、それでここからが本番なんです」
春香「本番?音無さん、千早ちゃんが何言うか知ってる?」
小鳥「い、いや……知らないピヨ」
真「ちなみにボクも知らないよ」
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:36:17.87:pHX21cH60 (28/39)
千早「え、えっとですね。私とPさんは、昔、ある約束をしたんです」
P「約束?」
千早「は、はい。その内容が―――」
千早「私と将来、結婚してくれるっていう……///」
千早以外『?!』
千早「え、えっとですね。私とPさんは、昔、ある約束をしたんです」
P「約束?」
千早「は、はい。その内容が―――」
千早「私と将来、結婚してくれるっていう……///」
千早以外『?!』
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:41:17.71:pHX21cH60 (29/39)
真「ちょっと待って千早!?そんな約束してたの!?」
千早「え、ええ……///」
P「ま、待ってくれ。ちょっと待ってくれ」
春香「千早ちゃん!?一斉にスタートライン切る約束は?!今切ったのはいきなりジョーカーだよね?!」
小鳥「そ、そうピヨッ!そんな約束、P君がしてるわけないピヨッ!」
千早「で、でも事実ですし……///」
真「ちょっと待って千早!?そんな約束してたの!?」
千早「え、ええ……///」
P「ま、待ってくれ。ちょっと待ってくれ」
春香「千早ちゃん!?一斉にスタートライン切る約束は?!今切ったのはいきなりジョーカーだよね?!」
小鳥「そ、そうピヨッ!そんな約束、P君がしてるわけないピヨッ!」
千早「で、でも事実ですし……///」
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:42:19.23:pHX21cH60 (30/39)
P「……もしかして、アレか?」
P&千早以外『?!』
小鳥「心当たりがあるのっ?!」
P「こ、小鳥さん!言葉使いっ!あと顔が近いですっ!」
小鳥「あ、ご、ごめん……つい興奮しちゃって」
P「……まぁ、確かにああは言ったがなぁ……」
P「……もしかして、アレか?」
P&千早以外『?!』
小鳥「心当たりがあるのっ?!」
P「こ、小鳥さん!言葉使いっ!あと顔が近いですっ!」
小鳥「あ、ご、ごめん……つい興奮しちゃって」
P「……まぁ、確かにああは言ったがなぁ……」
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:46:19.40:pHX21cH60 (31/39)
―――とある日の夏祭り―――
P「みんなとはぐれたな……」
千早「そ、そうです……ね」
P「別に敬語なんて使わなくていいって……それよりどうする?」
千早「え、えっと……待ってたほうがいい……です」
―――とある日の夏祭り―――
P「みんなとはぐれたな……」
千早「そ、そうです……ね」
P「別に敬語なんて使わなくていいって……それよりどうする?」
千早「え、えっと……待ってたほうがいい……です」
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:48:45.96:pHX21cH60 (32/39)
P「敬語は……ってしつこく言っても仕方ないか。じゃあちょっとあのベンチで休んでこう」
千早「はい……」
P「ここで待ってりゃ誰か見つけてくれるかもな」
千早「う、うん……(二人きり……)」
P「敬語は……ってしつこく言っても仕方ないか。じゃあちょっとあのベンチで休んでこう」
千早「はい……」
P「ここで待ってりゃ誰か見つけてくれるかもな」
千早「う、うん……(二人きり……)」
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:49:20.08:pHX21cH60 (33/39)
P「あ、そうだ。ちーちゃん」
千早「な、なんです……あ、な、何?」
P「なんか夏を感じるような歌、聞かせてくれないかな?」
千早「え、えっと……なん、で?」
P「なんか急にちーちゃんの歌声聞きたくなったから」
P「あ、そうだ。ちーちゃん」
千早「な、なんです……あ、な、何?」
P「なんか夏を感じるような歌、聞かせてくれないかな?」
千早「え、えっと……なん、で?」
P「なんか急にちーちゃんの歌声聞きたくなったから」
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:50:44.84:pHX21cH60 (34/39)
千早「そ、そっか……で、でもここじゃ、人たくさんいて……恥ずかしい」
P「じゃあもうちょっと夏祭りから離れるか」
千早「いいの……?みんな、探してる、かも……」
P「いーの。俺は今、ちーちゃんの歌を聞きたいんだから」ダッ
千早「あっ、ま、待って……」
千早「そ、そっか……で、でもここじゃ、人たくさんいて……恥ずかしい」
P「じゃあもうちょっと夏祭りから離れるか」
千早「いいの……?みんな、探してる、かも……」
P「いーの。俺は今、ちーちゃんの歌を聞きたいんだから」ダッ
千早「あっ、ま、待って……」
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 21:52:17.00:pHX21cH60 (35/39)
P「この辺なら大丈夫かな」
千早「ここなら……平気」
P「うん、じゃあお願い!」
千早「う、うん……(ちゃんと歌えるかな)」
千早「~♪~♪」
P「この辺なら大丈夫かな」
千早「ここなら……平気」
P「うん、じゃあお願い!」
千早「う、うん……(ちゃんと歌えるかな)」
千早「~♪~♪」
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 22:00:10.80:pHX21cH60 (36/39)
P「いつ聞いても、綺麗だよね。ちーちゃんの声」
千早「そう……?」
P「うん……一生聞いてたいかも」
千早「っ!」
千早「い、今の言葉、本当?」
P「いつ聞いても、綺麗だよね。ちーちゃんの声」
千早「そう……?」
P「うん……一生聞いてたいかも」
千早「っ!」
千早「い、今の言葉、本当?」
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 22:01:37.05:pHX21cH60 (37/39)
P「え、う、うん。本当だけど」
千早「じゃ、じゃあ。約束して?い、一生私の歌を聞いてくれるって」
P「いいよ」スッ
千早「あ、ゆ、指切りじゃ……だめ」
P「え、う、うん。本当だけど」
千早「じゃ、じゃあ。約束して?い、一生私の歌を聞いてくれるって」
P「いいよ」スッ
千早「あ、ゆ、指切りじゃ……だめ」
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 22:02:20.65:pHX21cH60 (38/39)
P「え?じゃあどうす―――」
チュッ
P「……え?」
千早「ち、誓いの……キスっ……!///」
千早「~!!///」ダッ
P「お、おいちーちゃん!?ちーちゃん?!」
P「え?じゃあどうす―――」
チュッ
P「……え?」
千早「ち、誓いの……キスっ……!///」
千早「~!!///」ダッ
P「お、おいちーちゃん!?ちーちゃん?!」
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 22:03:43.69:pHX21cH60 (39/39)
千早編終わり
続きはまた後日……長くなりそうだ。
千早編終わり
続きはまた後日……長くなりそうだ。
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 22:24:43.67:78ghFJGDO (1/1)
追い付き支援
なにこれ最高なるべく早くに更新してほしいです
追い付き支援
なにこれ最高なるべく早くに更新してほしいです
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 22:45:13.26:QPGFokgDO (1/1)
素晴らしい…期待する。
素晴らしい…期待する。
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/12(金) 23:03:35.20:qRSmCDHdo (1/1)
おつ
おつ
91:>>86 より続き:2013/04/13(土) 21:38:16.56:23tNG5k60 (1/42)
―――現代に戻る―――
春香「へ、へぇ……そ、そうなんだー のヮの」
真「……羨ましい」
小鳥「……千早ちゃんって、そんなに乙女だったっけ?」
千早「~!///あ、あれは自分でも大胆だったなって思いましたよ!///」
―――現代に戻る―――
春香「へ、へぇ……そ、そうなんだー のヮの」
真「……羨ましい」
小鳥「……千早ちゃんって、そんなに乙女だったっけ?」
千早「~!///あ、あれは自分でも大胆だったなって思いましたよ!///」
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:38:48.60:23tNG5k60 (2/42)
P「あれ……本気だったのか?」
千早「……はい」
P「約束……ずっと、信じてたのか?」
千早「はい……はい……」
千早「だからっ……Pさんが急にいなくなったとき……私っ……」
P「あれ……本気だったのか?」
千早「……はい」
P「約束……ずっと、信じてたのか?」
千早「はい……はい……」
千早「だからっ……Pさんが急にいなくなったとき……私っ……」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:39:28.10:23tNG5k60 (3/42)
P「(あ、ヤバイ泣かれる)」
P「千早っ!」ギュッ
千早「ふあっ?!///」
P「大丈夫だ。俺はここにいる、ずっと心配かけさせてごめん。約束守れなくって……ごめん」ナデナデ
千早「う、うっ……ぐすっ……」
P「大丈夫だから……もういなくならないから」ナデナデ
千早「う、うあああ……」
P「(あ、ヤバイ泣かれる)」
P「千早っ!」ギュッ
千早「ふあっ?!///」
P「大丈夫だ。俺はここにいる、ずっと心配かけさせてごめん。約束守れなくって……ごめん」ナデナデ
千早「う、うっ……ぐすっ……」
P「大丈夫だから……もういなくならないから」ナデナデ
千早「う、うあああ……」
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:41:37.55:23tNG5k60 (4/42)
千早「ぐす、ぐす」
P「(俺、たった二日でもう三人も泣かせてんだよな……)」
春香「えっと。それで、P君」
P「な、何?」
小鳥「千早ちゃん……ううん、ちーちゃんと、結婚……するの?」
P「う、うぇっ?!」
千早「ぐす、ぐす」
P「(俺、たった二日でもう三人も泣かせてんだよな……)」
春香「えっと。それで、P君」
P「な、何?」
小鳥「千早ちゃん……ううん、ちーちゃんと、結婚……するの?」
P「う、うぇっ?!」
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:42:11.23:23tNG5k60 (5/42)
真「女の子泣かせたんですよ?」
春香「ど、どうするんですか?!はっきり答えてください!」ジリッジリッ
小鳥「男なら逃げたら駄目ピヨ……」ジリッジリッ
P「(ど、どうすんの俺?!子供の頃の俺の馬鹿野郎!!)」
P「えーっとだな。千早とは―――」
P「(覚悟決めるしかないのか?こ、子供時代の約束で……)」
真「女の子泣かせたんですよ?」
春香「ど、どうするんですか?!はっきり答えてください!」ジリッジリッ
小鳥「男なら逃げたら駄目ピヨ……」ジリッジリッ
P「(ど、どうすんの俺?!子供の頃の俺の馬鹿野郎!!)」
P「えーっとだな。千早とは―――」
P「(覚悟決めるしかないのか?こ、子供時代の約束で……)」
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:43:53.20:23tNG5k60 (6/42)
千早「……待ってください」
P「え?」
千早「……あの約束は、一回破られたのでノーカウントです」
春香「千早ちゃん……いいの?」
千早「……待ってください」
P「え?」
千早「……あの約束は、一回破られたのでノーカウントです」
春香「千早ちゃん……いいの?」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:44:27.00:23tNG5k60 (7/42)
真「いいの?千早」
千早「……うん。スタートラインは一斉に。私はPさんに思い出して欲しかっただけだから」
P「千早……」
千早「そ、それじゃ次は真の番―――」
真「あっ!もうこんな時間っ!」
真「いいの?千早」
千早「……うん。スタートラインは一斉に。私はPさんに思い出して欲しかっただけだから」
P「千早……」
千早「そ、それじゃ次は真の番―――」
真「あっ!もうこんな時間っ!」
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:45:19.48:23tNG5k60 (8/42)
千早「……真?」
真「ごめん!ボク、急いで帰らないと!」
春香「ちょ、ちょっと真?!」
真「それじゃプロデューサー!みんな!また明日!」ダッ
小鳥「ま、真ちゃん……」
千早「……真?」
真「ごめん!ボク、急いで帰らないと!」
春香「ちょ、ちょっと真?!」
真「それじゃプロデューサー!みんな!また明日!」ダッ
小鳥「ま、真ちゃん……」
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:46:35.39:23tNG5k60 (9/42)
P「……追ってきます!!」
春香「え?!P君まで?!」
千早「わ、私も……」
P「いいからお前らは事務所で待機!」
P「……追ってきます!!」
春香「え?!P君まで?!」
千早「わ、私も……」
P「いいからお前らは事務所で待機!」
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:47:03.16:23tNG5k60 (10/42)
小鳥「……分かりました。春香ちゃん、千早ちゃん。お菓子でも食べて待ってましょう?」
春香「ちょ、ちょっと音無さん?!」
千早「……春香」
春香「うう……わ、分かりましたけど、絶対帰ってきてくださいね!?」
P「わかってるっ!」ガチャッ
小鳥「……分かりました。春香ちゃん、千早ちゃん。お菓子でも食べて待ってましょう?」
春香「ちょ、ちょっと音無さん?!」
千早「……春香」
春香「うう……わ、分かりましたけど、絶対帰ってきてくださいね!?」
P「わかってるっ!」ガチャッ
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:49:45.84:23tNG5k60 (11/42)
小鳥「(……はぁ。P君ってばモテモテだなぁ)」
小鳥「(でも今は我慢……今は、真ちゃんのターンだもの)」
小鳥「さて、じゃあゆっくりP君を待ちましょう?」
春香「うー」ウズウズ
千早「そ、そうですね」ウズウズ
小鳥「(……はぁ。P君ってばモテモテだなぁ)」
小鳥「(でも今は我慢……今は、真ちゃんのターンだもの)」
小鳥「さて、じゃあゆっくりP君を待ちましょう?」
春香「うー」ウズウズ
千早「そ、そうですね」ウズウズ
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:50:32.50:23tNG5k60 (12/42)
小鳥「(落ち着きがないわね……あ、そうだ)」
小鳥「あ、そういえばね。このアルバムに昔のP君の写真が……」
春香&千早「本当ですか?!」ガバッ
小鳥「(ちょろいわね……)」
小鳥「(落ち着きがないわね……あ、そうだ)」
小鳥「あ、そういえばね。このアルバムに昔のP君の写真が……」
春香&千早「本当ですか?!」ガバッ
小鳥「(ちょろいわね……)」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:53:49.12:23tNG5k60 (13/42)
―――駅前―――
P「待て!真!」ハァハァ
真「待ちませんよ!ボクは急ぎの用事があるんです!」
P「じゃ、じゃあ、言ってみろよ!急ぎの用事ってなんだよ!」ハァハァ
真「そ、それは……あ、アニメを」
―――駅前―――
P「待て!真!」ハァハァ
真「待ちませんよ!ボクは急ぎの用事があるんです!」
P「じゃ、じゃあ、言ってみろよ!急ぎの用事ってなんだよ!」ハァハァ
真「そ、それは……あ、アニメを」
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:54:46.79:23tNG5k60 (14/42)
P「お前がアニメなんか見るわけ無いだろ?!」ハァハァ
真「その一言は酷いと思いますよ?!」
P「じゃあなんで俺から逃げるんだよ!」ハァハァ
真「だって、だって……」
真「だって……」ピタッ
P「真……?」
P「お前がアニメなんか見るわけ無いだろ?!」ハァハァ
真「その一言は酷いと思いますよ?!」
P「じゃあなんで俺から逃げるんだよ!」ハァハァ
真「だって、だって……」
真「だって……」ピタッ
P「真……?」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:55:39.66:23tNG5k60 (15/42)
真「ボク……プロデューサーさん……いや、Pとの思い出が……遊んでた事しか、ないんです」
P「そ、それが?」
真「千早にも、春香にも、小鳥さんにも……ちゃんと、女の子らしい、微笑ましいような思い出があるんです!」
真「それがボクにはないんです!鬼ごっこして、かくれんぼして、喧嘩して……そんなのしかないんです!」
真「どうしても!みんなみたいな事、思い出せないんです!」
真「だからっ、だからっ……何話していいのか、分かんなくてっ……」
真「ボク……プロデューサーさん……いや、Pとの思い出が……遊んでた事しか、ないんです」
P「そ、それが?」
真「千早にも、春香にも、小鳥さんにも……ちゃんと、女の子らしい、微笑ましいような思い出があるんです!」
真「それがボクにはないんです!鬼ごっこして、かくれんぼして、喧嘩して……そんなのしかないんです!」
真「どうしても!みんなみたいな事、思い出せないんです!」
真「だからっ、だからっ……何話していいのか、分かんなくてっ……」
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:56:49.29:23tNG5k60 (16/42)
P「……なんだよ。そんなことか」
真「そんなことって!」
P「真……いんや【まこ】。あるぞ、ひとつだけ、とっておきのが」
真「と、とっておき?」
P「ああ、そうだ。忘れもしないさ―――」
P「……なんだよ。そんなことか」
真「そんなことって!」
P「真……いんや【まこ】。あるぞ、ひとつだけ、とっておきのが」
真「と、とっておき?」
P「ああ、そうだ。忘れもしないさ―――」
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 21:59:36.94:23tNG5k60 (17/42)
―――夏の日の公園―――
P「そういえばさ」
真「何?P」
P「まこって、女の子っぽくなりたいなりたい言うけど、スカート履かないよね」
真「あ、う。えっと……それは……」
―――夏の日の公園―――
P「そういえばさ」
真「何?P」
P「まこって、女の子っぽくなりたいなりたい言うけど、スカート履かないよね」
真「あ、う。えっと……それは……」
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:00:02.83:23tNG5k60 (18/42)
春香「あ~。それ私も思った」
千早「そうね。いっつもジーンズで……」
P「女の子らしくなりたいっていうなら、スカート履いてみたらどうだよ」
真「う~……でもなぁ」
P「なんだよ?」
春香「あ~。それ私も思った」
千早「そうね。いっつもジーンズで……」
P「女の子らしくなりたいっていうなら、スカート履いてみたらどうだよ」
真「う~……でもなぁ」
P「なんだよ?」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:02:36.40:23tNG5k60 (19/42)
真「す、スカートってさ……そのぉ……スースーするじゃん」
P「なんだそれ」
真「し、しかもなんか気恥ずかしいし」
P「う~ん。俺は見たいんだけどなぁ。まこのスカート姿」
真「す、スカートってさ……そのぉ……スースーするじゃん」
P「なんだそれ」
真「し、しかもなんか気恥ずかしいし」
P「う~ん。俺は見たいんだけどなぁ。まこのスカート姿」
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:08:09.75:23tNG5k60 (20/42)
真「い、いくらPの頼みでもなぁ……」
春香「わ、私のスカート姿ならいくらでもどうぞ!P君!」
P「いや春香は見慣れてるし」
千早「……明日からスカート履いてこようかな」
P「いや俺がスカート好きってワケじゃないぞ?ワケじゃないんだが」
真「い、いくらPの頼みでもなぁ……」
春香「わ、私のスカート姿ならいくらでもどうぞ!P君!」
P「いや春香は見慣れてるし」
千早「……明日からスカート履いてこようかな」
P「いや俺がスカート好きってワケじゃないぞ?ワケじゃないんだが」
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:09:47.52:23tNG5k60 (21/42)
真「な、なんだよぅ……」
P「見てみたいな~」ジーッ
真「ううう~……///」
真「い」
P「い?」
真「な、なんだよぅ……」
P「見てみたいな~」ジーッ
真「ううう~……///」
真「い」
P「い?」
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:11:29.37:23tNG5k60 (22/42)
真「そこまで言うなら……一回だけ、やってもいい」
P「本当?!」
真「だ、だけど絶対、絶対笑うなよっ!?」
P「笑わないよ。なぁ、はる?」
春香「うん!もちろん……ってか、まこってスカート持ってるの?」
真「そこまで言うなら……一回だけ、やってもいい」
P「本当?!」
真「だ、だけど絶対、絶対笑うなよっ!?」
P「笑わないよ。なぁ、はる?」
春香「うん!もちろん……ってか、まこってスカート持ってるの?」
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:11:58.99:23tNG5k60 (23/42)
真「もってない……」
千早「じゃあ、買いに行かない?今から、私とはるとまこで」
春香「ちーちゃんにさんせー!いこいこ!まこ!」ダッ
真「う、うわっ。ちょ、ちょっと待って……!」
P「楽しみだなぁ。まこのスカート姿」
真「もってない……」
千早「じゃあ、買いに行かない?今から、私とはるとまこで」
春香「ちーちゃんにさんせー!いこいこ!まこ!」ダッ
真「う、うわっ。ちょ、ちょっと待って……!」
P「楽しみだなぁ。まこのスカート姿」
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:13:49.09:23tNG5k60 (24/42)
―――翌日―――
P「おーい!はるー!ちーちゃーん!」
春香「待ってたよん、P君」
千早「そこの木の陰に隠れてる」
P「え?木の陰?なんで?」
―――翌日―――
P「おーい!はるー!ちーちゃーん!」
春香「待ってたよん、P君」
千早「そこの木の陰に隠れてる」
P「え?木の陰?なんで?」
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:15:25.68:23tNG5k60 (25/42)
春香「恥ずかしいんだって。今更になって」
千早「結局、スカートではないし……」
P「そうなのか……少し残念かな」
春香「で、でも女の子らしい服装だよ!」
千早「夏にぴったりな服装にしてみたの」
春香「恥ずかしいんだって。今更になって」
千早「結局、スカートではないし……」
P「そうなのか……少し残念かな」
春香「で、でも女の子らしい服装だよ!」
千早「夏にぴったりな服装にしてみたの」
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:16:10.20:23tNG5k60 (26/42)
P「へぇ……じゃあ行ってくる」
春香「行ってらっしゃ~い」
千早「……きっとびっくりするわね、Pさん」
春香「ははは……そうだね。私達もあそこまで素質があるとは思わなかったもん」
P「へぇ……じゃあ行ってくる」
春香「行ってらっしゃ~い」
千早「……きっとびっくりするわね、Pさん」
春香「ははは……そうだね。私達もあそこまで素質があるとは思わなかったもん」
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:16:53.91:23tNG5k60 (27/42)
P「まこ?」
真「うっ」ビクッ
P「何隠れてんだよ~」
真「だ、だだだ、だって。恥ずかしくて」
P「いいから見せろよ~」
P「まこ?」
真「うっ」ビクッ
P「何隠れてんだよ~」
真「だ、だだだ、だって。恥ずかしくて」
P「いいから見せろよ~」
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:17:45.67:23tNG5k60 (28/42)
真「うう……や、やっぱ無理っ」
P「……そっか、まこがそこまで言うなら……仕方ないな」
真「……P?」
P「ごめんな、無理言って。じゃあ俺、あっち行ってるから―――」
真「ま、待って!」ギュッ
真「うう……や、やっぱ無理っ」
P「……そっか、まこがそこまで言うなら……仕方ないな」
真「……P?」
P「ごめんな、無理言って。じゃあ俺、あっち行ってるから―――」
真「ま、待って!」ギュッ
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:18:54.56:23tNG5k60 (29/42)
P「ま、まこ?手……」
真「だ、大丈夫。大丈夫っ……///」
P「(言葉を失った)」
P「(麦わら帽子に真っ白のワンピース。ただそれだけなのに、まこはいつもと違って見えた)」
P「(しかもこちらを見つめて涙目での上目遣い)」
P「(元々可愛いとは思ってたけど、まともな格好すると、まこってこんな……)」
P「ま、まこ?手……」
真「だ、大丈夫。大丈夫っ……///」
P「(言葉を失った)」
P「(麦わら帽子に真っ白のワンピース。ただそれだけなのに、まこはいつもと違って見えた)」
P「(しかもこちらを見つめて涙目での上目遣い)」
P「(元々可愛いとは思ってたけど、まともな格好すると、まこってこんな……)」
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:19:40.78:23tNG5k60 (30/42)
真「あ、あう……///」
P「」ショート
真「な、何か……言ってよ///」
P「す、すっごく、すっごく……に、似合ってる」
真「あ、あう……///」
P「」ショート
真「な、何か……言ってよ///」
P「す、すっごく、すっごく……に、似合ってる」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:21:25.70:23tNG5k60 (31/42)
真「ほ、ホント?お、女の子みたい……かな?」
P「お、女の子みたい……じゃなくて、まこは女の子……だよ」
真「……ど、どうしたの?P?様子が変だよ?」
P「そ、そそそ、そうか?」
P「(目の前にいるのはまこのハズなのに、始めてあった女の子と話してる気分だ……)」
真「ほ、ホント?お、女の子みたい……かな?」
P「お、女の子みたい……じゃなくて、まこは女の子……だよ」
真「……ど、どうしたの?P?様子が変だよ?」
P「そ、そそそ、そうか?」
P「(目の前にいるのはまこのハズなのに、始めてあった女の子と話してる気分だ……)」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:22:51.40:23tNG5k60 (32/42)
真「きょ、今日一日はこの格好でいる……つもりだから。み、みんなにも見せなくちゃなんだよね……うう」
P「だ、大丈夫さ。きっと、まこは可愛いか……らっ……」カァアアア
P「(いつもみたいにからかおうとして、顔が真っ赤になっていくのを感じる)」
P「(こ、これは本当にヤバイかもしれない……!)」
P「そ、それじゃみんなのとこ行こうぜ!」ダッ
真「え?P?!あ、あんま早く走らないで……す、スースーする、から」
P「(あああああもおおおおお!!まこが可愛いすぎるうううううう!!)」
真「きょ、今日一日はこの格好でいる……つもりだから。み、みんなにも見せなくちゃなんだよね……うう」
P「だ、大丈夫さ。きっと、まこは可愛いか……らっ……」カァアアア
P「(いつもみたいにからかおうとして、顔が真っ赤になっていくのを感じる)」
P「(こ、これは本当にヤバイかもしれない……!)」
P「そ、それじゃみんなのとこ行こうぜ!」ダッ
真「え?P?!あ、あんま早く走らないで……す、スースーする、から」
P「(あああああもおおおおお!!まこが可愛いすぎるうううううう!!)」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:23:51.37:23tNG5k60 (33/42)
―――現在―――
P「あの後も俺、まこの事直視できてなかったよな」
真「そ、そんな些細な事覚えてるなんて……」
P「だってあの頃は珍しかったまこの貴重なワンピース姿だぞ?俺が忘れるわけがない」
真「は、ははっ……ホント、Pは……」
―――現在―――
P「あの後も俺、まこの事直視できてなかったよな」
真「そ、そんな些細な事覚えてるなんて……」
P「だってあの頃は珍しかったまこの貴重なワンピース姿だぞ?俺が忘れるわけがない」
真「は、ははっ……ホント、Pは……」
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:24:57.79:23tNG5k60 (34/42)
P「それにな、覚えてなくてもいいんだぞ」
真「え?」
P「何の因果かわかんないけど……俺たちはまた集まれた」
P「昔のことも確かに重要かもしれない」
P「だけど、今から思い出を作っていくのは……ダメか?また、昔みたいにさ」
P「それにな、覚えてなくてもいいんだぞ」
真「え?」
P「何の因果かわかんないけど……俺たちはまた集まれた」
P「昔のことも確かに重要かもしれない」
P「だけど、今から思い出を作っていくのは……ダメか?また、昔みたいにさ」
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:26:12.63:23tNG5k60 (35/42)
真「……それ、自分が忘れてたこと正当化しようとしてない?」
P「ぐっ、バレたか」
真「でも……ふふっ。そうだよね。今は今、昔は昔だ」
真「それでついでに思い出したよ。ボクもPと約束、してたんだ」
真「……それ、自分が忘れてたこと正当化しようとしてない?」
P「ぐっ、バレたか」
真「でも……ふふっ。そうだよね。今は今、昔は昔だ」
真「それでついでに思い出したよ。ボクもPと約束、してたんだ」
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:27:03.95:23tNG5k60 (36/42)
P「え?マジで?」
真「なんか素で忘れてるとかムカつくなぁ……」
P「ご、ごめん……」
真「いいよ。じゃあ教えてあげる」
真「【まこの王子様には、俺がなってやる】……だっけね」
P「え?マジで?」
真「なんか素で忘れてるとかムカつくなぁ……」
P「ご、ごめん……」
真「いいよ。じゃあ教えてあげる」
真「【まこの王子様には、俺がなってやる】……だっけね」
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:27:49.94:23tNG5k60 (37/42)
P「そんなこと言ったなぁ」
真「あはは。だから、いいんだ」
真「この約束は、もう果たされてるようなもんだからさ」
P「そうか?俺は、ちゃんとお前の王子様になれてたか?」
真「うん。スカウトしてくれたとき、改めて感じたんだ。やっぱり、Pは王子様なのかなって」
P「そんなこと言ったなぁ」
真「あはは。だから、いいんだ」
真「この約束は、もう果たされてるようなもんだからさ」
P「そうか?俺は、ちゃんとお前の王子様になれてたか?」
真「うん。スカウトしてくれたとき、改めて感じたんだ。やっぱり、Pは王子様なのかなって」
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:28:25.47:23tNG5k60 (38/42)
P「そっか……なんか、ありがとな」
真「何そのお礼」クスクス
真「さっ、帰ろ。三人に心配かけちゃったね」
P「ああ、帰ってみんなで思い出話でもしよう」
真「うん、そうしよう……」
P「そっか……なんか、ありがとな」
真「何そのお礼」クスクス
真「さっ、帰ろ。三人に心配かけちゃったね」
P「ああ、帰ってみんなで思い出話でもしよう」
真「うん、そうしよう……」
129:第二章 終:2013/04/13(土) 22:29:44.71:23tNG5k60 (39/42)
真「(ボクの、ボクだけの、素敵な王子様……)」
真「(じゃ、ないね。もうボクだけじゃない。みんなの、王子様かな)」
真「(ねぇ、でもいつかはさ)」
真「(ボクを、本当の君のお姫様に……してよね?P)」
真「(ボクの、ボクだけの、素敵な王子様……)」
真「(じゃ、ないね。もうボクだけじゃない。みんなの、王子様かな)」
真「(ねぇ、でもいつかはさ)」
真「(ボクを、本当の君のお姫様に……してよね?P)」
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:31:22.55:23tNG5k60 (40/42)
第二章終わり。
ここからは安価で次の話を決めていきたいなと。
1 やよい&伊織
2 美希&律子
3 あずさ
4 響
第三章 >>134
第二章終わり。
ここからは安価で次の話を決めていきたいなと。
1 やよい&伊織
2 美希&律子
3 あずさ
4 響
第三章 >>134
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:32:18.15:j31SWo5DO (1/2)
あずさ3
あずさ3
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:39:38.90:23tNG5k60 (41/42)
ksk
ksk
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:40:08.43:QDWo3ZT40 (1/2)
2で
美希が「そこの人」呼ばわりしたのはなんでか知りたい
2で
美希が「そこの人」呼ばわりしたのはなんでか知りたい
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:49:49.46:23tNG5k60 (42/42)
安価こなさそうなので、個人的に書きたいと思った2番で。
一日一章を目標にしていきたいと思っています。
安価こなさそうなので、個人的に書きたいと思った2番で。
一日一章を目標にしていきたいと思っています。
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 22:50:49.75:j31SWo5DO (2/2)
乙
乙
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 23:06:22.20:QDWo3ZT40 (2/2)
乙、楽しみにしてるよ
乙、楽しみにしてるよ
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/13(土) 23:07:24.73:EVw+1e4lo (1/1)
子供の頃となると優はどうしてたんだ……
子供の頃となると優はどうしてたんだ……
138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 14:03:31.92:Cljty1/lo (1/1)
おつ
おつ
139:第三章 「マイヒーロー マイハニー」:2013/04/14(日) 20:08:05.19:+a4z3sSl0 (1/160)
>>137 優はこのチームには参加していなかったという事でお願いします。
千早「プロデューサー。お茶どうぞ」
P「お、おう。ありがと」
春香「プロデューサーさん!お弁当作ってきましたよ!」
P「あ、ありがとう……」
>>137 優はこのチームには参加していなかったという事でお願いします。
千早「プロデューサー。お茶どうぞ」
P「お、おう。ありがと」
春香「プロデューサーさん!お弁当作ってきましたよ!」
P「あ、ありがとう……」
140:>>139 場所は765プロで:2013/04/14(日) 20:09:27.27:+a4z3sSl0 (2/160)
真「プロデューサー!この荷物、どこに持っていきますか?」
P「え、えっと……窓際に置いておいてくれるかな」
小鳥「プロデューサーさん!お仕事手伝いますよ」
P「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」
真「プロデューサー!この荷物、どこに持っていきますか?」
P「え、えっと……窓際に置いておいてくれるかな」
小鳥「プロデューサーさん!お仕事手伝いますよ」
P「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」
141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:10:12.62:+a4z3sSl0 (3/160)
あずさ「あらあら~。プロデューサーさん、モテモテね~」
伊織「ふん。あんなのの何がいいのやら」
雪歩「そ、そんなこと言ったらダメだよ伊織ちゃん……」
美希「……」ムスーッ
律子「……美希。イライラしてるのはわかるけど、仕事はちゃんとお願いね?」
美希「わかってるの。ちゃんとやるの。ちゃんとやるけど……」
あずさ「あらあら~。プロデューサーさん、モテモテね~」
伊織「ふん。あんなのの何がいいのやら」
雪歩「そ、そんなこと言ったらダメだよ伊織ちゃん……」
美希「……」ムスーッ
律子「……美希。イライラしてるのはわかるけど、仕事はちゃんとお願いね?」
美希「わかってるの。ちゃんとやるの。ちゃんとやるけど……」
142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:12:48.25:+a4z3sSl0 (4/160)
P「よし、これで一通り仕事が終わったから休み時間―――」
千早「プロデューサー。なら歌のレッスンに付き合って頂けませんか?」
真「千早ずるい!プロデューサー!ボクと一緒に運動しましょう!頭もスッキリするし、気持ちいいですよ!」
春香「だ、駄目です!私の新しいリボンを選んでもらうんです!」
小鳥「まぁまぁ……あ、プロデューサーさん。飲み会の件なんですけど―――」
P「ハハハ……はぁ」
P「よし、これで一通り仕事が終わったから休み時間―――」
千早「プロデューサー。なら歌のレッスンに付き合って頂けませんか?」
真「千早ずるい!プロデューサー!ボクと一緒に運動しましょう!頭もスッキリするし、気持ちいいですよ!」
春香「だ、駄目です!私の新しいリボンを選んでもらうんです!」
小鳥「まぁまぁ……あ、プロデューサーさん。飲み会の件なんですけど―――」
P「ハハハ……はぁ」
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:13:38.72:+a4z3sSl0 (5/160)
美希「……」イライライライラ
律子「(髪の毛が逆だってる……猫?)」
美希「元々あーゆーのはミキの役目だったと思うの。それがいつの間にかみんな積極的に……」
律子「みんなも自覚したってことじゃないの?あの人への想いを」
美希「……」イライライライラ
律子「(髪の毛が逆だってる……猫?)」
美希「元々あーゆーのはミキの役目だったと思うの。それがいつの間にかみんな積極的に……」
律子「みんなも自覚したってことじゃないの?あの人への想いを」
144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:14:32.26:+a4z3sSl0 (6/160)
律子「もっとも、あんたは自覚できてないみたいだけど」
美希「……」
美希「ねぇ。律子」
律子「さんをつけなさい」
美希「律子は……ハニーのこと、好き?」
律子「もっとも、あんたは自覚できてないみたいだけど」
美希「……」
美希「ねぇ。律子」
律子「さんをつけなさい」
美希「律子は……ハニーのこと、好き?」
145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:16:15.65:+a4z3sSl0 (7/160)
律子「なっ。何を藪から棒に!」
美希「嫌い?」
律子「そ、そりゃあ……」
美希「どっち?答えてくれると嬉しいな」
律子「……好きよ」
律子「なっ。何を藪から棒に!」
美希「嫌い?」
律子「そ、そりゃあ……」
美希「どっち?答えてくれると嬉しいな」
律子「……好きよ」
146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:16:59.81:+a4z3sSl0 (8/160)
律子「私もみんなみたいにプロデューサー殿に絡みたいわよ。でも、私はそういうキャラじゃないから」
美希「そういうキャラじゃないってだけで、諦めるの?」
律子「……諦めきれないから私もイライラしてんでしょーが!」
美希「あはっ、律子も一緒なの。一緒にイライラしてたの」
律子「私もみんなみたいにプロデューサー殿に絡みたいわよ。でも、私はそういうキャラじゃないから」
美希「そういうキャラじゃないってだけで、諦めるの?」
律子「……諦めきれないから私もイライラしてんでしょーが!」
美希「あはっ、律子も一緒なの。一緒にイライラしてたの」
147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:20:08.58:+a4z3sSl0 (9/160)
律子「当たり前でしょ。好きな人が目の前でイチャイチャしてたらイライラするわよ」
美希「そっか。イライラするのが普通……なんだ」
律子「……美希?」
美希「ミキもイライラしてるの。これって、ミキはハニーの事が好きってことかな?」
律子「まだ気にしてるの?」
美希「うん。ミキのにとって、あの人は【二人目のハニー】だから」
律子「……」
律子「当たり前でしょ。好きな人が目の前でイチャイチャしてたらイライラするわよ」
美希「そっか。イライラするのが普通……なんだ」
律子「……美希?」
美希「ミキもイライラしてるの。これって、ミキはハニーの事が好きってことかな?」
律子「まだ気にしてるの?」
美希「うん。ミキのにとって、あの人は【二人目のハニー】だから」
律子「……」
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:21:29.62:+a4z3sSl0 (10/160)
美希「ミキはあの時、自分に約束したの。もう、例え恋人ができたとしても、【ハニー】なんて言わないって」
美希「なのにね?なのにだよ?ミキ、また好きな人ができて、その人を【ハニー】って呼んでる」
美希「最初は【そこの人】だったのに……話すうちに、褒められるたびに、一緒に喜ぶたびに」
美希「好きにならないために、【そこの人】って呼んでたのに」
美希「だんだん、だんだん、好きになっちゃった」
美希「これってもしかして、裏切りなのかなって、ずっと悩んでたの……今も、そう」
美希「ミキはあの時、自分に約束したの。もう、例え恋人ができたとしても、【ハニー】なんて言わないって」
美希「なのにね?なのにだよ?ミキ、また好きな人ができて、その人を【ハニー】って呼んでる」
美希「最初は【そこの人】だったのに……話すうちに、褒められるたびに、一緒に喜ぶたびに」
美希「好きにならないために、【そこの人】って呼んでたのに」
美希「だんだん、だんだん、好きになっちゃった」
美希「これってもしかして、裏切りなのかなって、ずっと悩んでたの……今も、そう」
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:22:19.77:+a4z3sSl0 (11/160)
美希「あの人は笑って許してくれるかな?急にいなくなっちゃったけど、美希にとっての【最初のハニー】は」
律子「……許してくれるんじゃない」
美希「なんでそう思うの?」
律子「……私の初恋も、きっとその人だし。あの人ならそんなの気にしないと思うし」
美希「あの人は笑って許してくれるかな?急にいなくなっちゃったけど、美希にとっての【最初のハニー】は」
律子「……許してくれるんじゃない」
美希「なんでそう思うの?」
律子「……私の初恋も、きっとその人だし。あの人ならそんなの気にしないと思うし」
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:30:19.17:+a4z3sSl0 (12/160)
美希「あはっ……じゃあ、ライバルだったんだ」
律子「そうね。ライバル……なのよ。今も。あんたと私は」
美希「そっか……ねぇ、律子」
律子「何?」
美希「決心、ついたかも」
律子「そっか」
美希「あはっ……じゃあ、ライバルだったんだ」
律子「そうね。ライバル……なのよ。今も。あんたと私は」
美希「そっか……ねぇ、律子」
律子「何?」
美希「決心、ついたかも」
律子「そっか」
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:30:55.95:+a4z3sSl0 (13/160)
美希「今日、話してみる。ハニーに。【最初のハニー】のお話」
律子「変なとこで律儀よね。あんたって。普通昔惚れてた男の話を、今惚れてる男に話す?」
美希「でも、ハニーには知ってて欲しいの。知っててもらいたいの……」
律子「そっか……じゃあさ」
美希「何?」
律子「あんただけだと心配だから、私も一緒にいていい?」
美希「今日、話してみる。ハニーに。【最初のハニー】のお話」
律子「変なとこで律儀よね。あんたって。普通昔惚れてた男の話を、今惚れてる男に話す?」
美希「でも、ハニーには知ってて欲しいの。知っててもらいたいの……」
律子「そっか……じゃあさ」
美希「何?」
律子「あんただけだと心配だから、私も一緒にいていい?」
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:32:05.78:+a4z3sSl0 (14/160)
美希「本音は?」
律子「あんたとプロデューサー殿を二人きりにしたら、あんた何をしでかすかわからないからね」
美希「心配性だなぁ。律子は」
律子「はいはい。どうせ私は好きな人と女の子が二人きりになるのが許せない、心のちっちゃい女ですよー」
美希「じゃあ、仕事終わったら連絡する」
律子「うん。じゃ、またね」
美希「うん。……またね」
美希「本音は?」
律子「あんたとプロデューサー殿を二人きりにしたら、あんた何をしでかすかわからないからね」
美希「心配性だなぁ。律子は」
律子「はいはい。どうせ私は好きな人と女の子が二人きりになるのが許せない、心のちっちゃい女ですよー」
美希「じゃあ、仕事終わったら連絡する」
律子「うん。じゃ、またね」
美希「うん。……またね」
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:34:08.16:+a4z3sSl0 (15/160)
―――夕刻 とあるスタジオ―――
P「……はい!ありがとうございました!」
P「いえいえ、こちらこそ!」
P「では、よろしくお願いします!」
P「ふぅ……つい打ち合わせなのに白熱してしまった」
―――夕刻 とあるスタジオ―――
P「……はい!ありがとうございました!」
P「いえいえ、こちらこそ!」
P「では、よろしくお願いします!」
P「ふぅ……つい打ち合わせなのに白熱してしまった」
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:37:02.20:+a4z3sSl0 (16/160)
P「相手方もノリの人で良かったよ……」
P「さーって。このまま直帰でもいいが……アイツ等が待ってるだろうしな」
P「……また、昔みたいになんかイベントとか立てるのも面白いな」
P「旅行でも行くか?全員で」
P「相手方もノリの人で良かったよ……」
P「さーって。このまま直帰でもいいが……アイツ等が待ってるだろうしな」
P「……また、昔みたいになんかイベントとか立てるのも面白いな」
P「旅行でも行くか?全員で」
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:37:38.84:+a4z3sSl0 (17/160)
P「ふむ、それなら響が詳しいであろう沖縄とか……」
律子「プロデューサー殿」
P「ん?ああ、律子」
律子「お疲れ様です。打ち合わせの帰りですか?」
P「そんなとこだ。お前は?」
律子「私は……ちょっと野暮用で、プロデューサー殿を探しておりました」
P「ふむ、それなら響が詳しいであろう沖縄とか……」
律子「プロデューサー殿」
P「ん?ああ、律子」
律子「お疲れ様です。打ち合わせの帰りですか?」
P「そんなとこだ。お前は?」
律子「私は……ちょっと野暮用で、プロデューサー殿を探しておりました」
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:38:25.55:+a4z3sSl0 (18/160)
P「え?俺を?」
律子「はい。仕事とはちょっと関係ないのですが……お話がありまして」
P「話……?それは急ぎのか?」
律子「はい。できるだけ早いほうが」
P「わかった……ちょっと待っててくれ」
P「え?俺を?」
律子「はい。仕事とはちょっと関係ないのですが……お話がありまして」
P「話……?それは急ぎのか?」
律子「はい。できるだけ早いほうが」
P「わかった……ちょっと待っててくれ」
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:39:16.98:+a4z3sSl0 (19/160)
P「ただいま」
律子「何かご用事が?」
P「いや、事務所にいるアイツ等に電話してたんだよ」
律子「アイツ等、とは?」
P「春香、千早、真……あと小鳥さんか」
P「ただいま」
律子「何かご用事が?」
P「いや、事務所にいるアイツ等に電話してたんだよ」
律子「アイツ等、とは?」
P「春香、千早、真……あと小鳥さんか」
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:40:16.52:+a4z3sSl0 (20/160)
律子「……最近、特に仲がいいメンバーですね」
P「そ、そんなことないぞ?」
律子「どーだか……」
P「そ、それより話があるんだろ?」
律子「はい。ここでは話しにくい事なので……少し歩きますがよろしいですか?」
P「あ、ああ……」
律子「……最近、特に仲がいいメンバーですね」
P「そ、そんなことないぞ?」
律子「どーだか……」
P「そ、それより話があるんだろ?」
律子「はい。ここでは話しにくい事なので……少し歩きますがよろしいですか?」
P「あ、ああ……」
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:41:01.56:+a4z3sSl0 (21/160)
―――お洒落なカフェ―――
美希「あ、律子ー!」
律子「大きな声出さないの」
P「み、美希?」
美希「ハニーも来てくれたんだねっ」
P「話は美希と関係があるのか?」
―――お洒落なカフェ―――
美希「あ、律子ー!」
律子「大きな声出さないの」
P「み、美希?」
美希「ハニーも来てくれたんだねっ」
P「話は美希と関係があるのか?」
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:41:56.64:+a4z3sSl0 (22/160)
律子「関係があるというか……」
美希「ミキがハニーに話があるの」
P「律子?」
律子「すみません。美希がどうしてもと」
美希「うん、ミキから律子……さんにお願いしたの」
律子「関係があるというか……」
美希「ミキがハニーに話があるの」
P「律子?」
律子「すみません。美希がどうしてもと」
美希「うん、ミキから律子……さんにお願いしたの」
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:44:32.54:+a4z3sSl0 (23/160)
P「どうしてまたそんなこと」
美希「ミキは仕事があって、仕事終わりのハニーとは会えなかったから」
P「なるほどな……それなら、逆に律子にも関係のある話なのか?」
美希「うん。律子にも関係のある話なの」
律子「美希の話だけだと、プロデューサー殿に分かりづらいところが出るかもしれませんので」
P「どうしてまたそんなこと」
美希「ミキは仕事があって、仕事終わりのハニーとは会えなかったから」
P「なるほどな……それなら、逆に律子にも関係のある話なのか?」
美希「うん。律子にも関係のある話なの」
律子「美希の話だけだと、プロデューサー殿に分かりづらいところが出るかもしれませんので」
162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:50:12.72:+a4z3sSl0 (24/160)
P「そっか。で、話の内容って……」
美希「ミキの……【最初のハニー】の話なの」
P「【最初のハニー】?」
美希「うん。ミキにとって、ハニーは【二人目のハニー】なの」
P「……すまん、どういうことだ?」
P「そっか。で、話の内容って……」
美希「ミキの……【最初のハニー】の話なの」
P「【最初のハニー】?」
美希「うん。ミキにとって、ハニーは【二人目のハニー】なの」
P「……すまん、どういうことだ?」
163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:54:12.03:+a4z3sSl0 (25/160)
律子「美希にとっての、初恋の人について話したい、ということですね」
P「なるほどな……だが、それを俺に話す必要は……」
美希「あるの」
P「……美希?」
律子「美希にとっての、初恋の人について話したい、ということですね」
P「なるほどな……だが、それを俺に話す必要は……」
美希「あるの」
P「……美希?」
164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:54:46.18:+a4z3sSl0 (26/160)
美希「ミキにとって、ハニーって呼んでる人は二人目なんだって」
美希「でも、ミキは【そこらの人】をハニー、なんて絶対呼ばないって」
美希「ミキがハニーを、ハニーって呼ぶ意味を、知ってほしいなって」
P「……美希にとって、【ハニー】という言葉は本当の本当に特別、ということか?」
美希「そういうことなの」
美希「だから、聞いて?」
美希「ミキが、初めて恋をして、初めて【ハニー】って呼んだ人の話―――」
美希「ミキにとって、ハニーって呼んでる人は二人目なんだって」
美希「でも、ミキは【そこらの人】をハニー、なんて絶対呼ばないって」
美希「ミキがハニーを、ハニーって呼ぶ意味を、知ってほしいなって」
P「……美希にとって、【ハニー】という言葉は本当の本当に特別、ということか?」
美希「そういうことなの」
美希「だから、聞いて?」
美希「ミキが、初めて恋をして、初めて【ハニー】って呼んだ人の話―――」
165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:56:09.49:+a4z3sSl0 (27/160)
―――とある小学校―――
美希「(……うるさいなぁ)」
美希「(授業中なのに、どこもかしこもギャアギャアうるさいの。ミキは眠いのに……)」
美希「あふぅ……」
A先生「おい、星井。授業中にアクビなんてするんじゃない」
―――とある小学校―――
美希「(……うるさいなぁ)」
美希「(授業中なのに、どこもかしこもギャアギャアうるさいの。ミキは眠いのに……)」
美希「あふぅ……」
A先生「おい、星井。授業中にアクビなんてするんじゃない」
166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 20:58:03.72:+a4z3sSl0 (28/160)
美希「眠いのー……」
A先生「無視か……星井。P65の(1)の」
美希「72なの」
先生A「……正解だ」
美希「……zzz」
先生A「……チッ」
美希「眠いのー……」
A先生「無視か……星井。P65の(1)の」
美希「72なの」
先生A「……正解だ」
美希「……zzz」
先生A「……チッ」
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:01:50.97:+a4z3sSl0 (29/160)
―――下校中―――
律子「み~き~!!」
美希「……なんなの?律子」
律子「あんた、また授業中寝てたらしいわね」
美希「だってつまんないの。あんなの」
―――下校中―――
律子「み~き~!!」
美希「……なんなの?律子」
律子「あんた、また授業中寝てたらしいわね」
美希「だってつまんないの。あんなの」
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:04:18.07:+a4z3sSl0 (30/160)
律子「A先生怒ってたよ?」
美希「どうせ手なんて出せないの。テストで点取ってれば、あーゆー奴は何も言ってこないの」
律子「テストで点が取れればいいってモンじゃないでしょ?!全く……」クドクド
美希「(今日も面倒くさいの)」
美希「(律子は3学年上の幼馴染。説教好き。眼鏡)」
美希「(美希が自然発生の天才なら、律子は努力型の天才)」
美希「(二人合わせて天才幼馴染ズ、だっけ?語呂悪すぎなの)」
律子「A先生怒ってたよ?」
美希「どうせ手なんて出せないの。テストで点取ってれば、あーゆー奴は何も言ってこないの」
律子「テストで点が取れればいいってモンじゃないでしょ?!全く……」クドクド
美希「(今日も面倒くさいの)」
美希「(律子は3学年上の幼馴染。説教好き。眼鏡)」
美希「(美希が自然発生の天才なら、律子は努力型の天才)」
美希「(二人合わせて天才幼馴染ズ、だっけ?語呂悪すぎなの)」
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:06:22.34:+a4z3sSl0 (31/160)
律子「聴いてるの?」
美希「聞いてないの」
律子「……怒るよ?」
美希「律子に怒られても、あんま怖くないの」
律子「っ、こんのぉ……」
律子「聴いてるの?」
美希「聞いてないの」
律子「……怒るよ?」
美希「律子に怒られても、あんま怖くないの」
律子「っ、こんのぉ……」
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:06:56.61:+a4z3sSl0 (32/160)
美希「(でも、律子をからかうのは面白いな)」
美希「大体、あの先生のコト、ミキ大っ嫌いなの」
律子「なんでよ」
美希「問題答えさせるとき、ミキばっか選ぶし。かと思えば答えたら舌打ちするし」
美希「(でも、律子をからかうのは面白いな)」
美希「大体、あの先生のコト、ミキ大っ嫌いなの」
律子「なんでよ」
美希「問題答えさせるとき、ミキばっか選ぶし。かと思えば答えたら舌打ちするし」
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:07:35.24:+a4z3sSl0 (33/160)
美希「教師としてあるまじき態度なの」
美希「まぁ、暴力振るわれたらすぐに訴えてやるの」
律子「(こんな子がいると、先生も大変だなぁ……)」
律子「はぁ。しっかりしてるのはわかるけど、あんまクラスで孤立しちゃダメよ?」
美希「孤立しようが、友達をたくさん作ろうが、どうせ教室では寝てるし関係ないの」
美希「教師としてあるまじき態度なの」
美希「まぁ、暴力振るわれたらすぐに訴えてやるの」
律子「(こんな子がいると、先生も大変だなぁ……)」
律子「はぁ。しっかりしてるのはわかるけど、あんまクラスで孤立しちゃダメよ?」
美希「孤立しようが、友達をたくさん作ろうが、どうせ教室では寝てるし関係ないの」
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:08:22.13:+a4z3sSl0 (34/160)
律子「あんたね……」
美希「律子もあんまり、その説教グセ出すのやめたほうがいいと思うの」
律子「んなっ」
美希「じゃーね。律子」ダッ
律子「ま、待ちなさい!」ダッ
律子「あんたね……」
美希「律子もあんまり、その説教グセ出すのやめたほうがいいと思うの」
律子「んなっ」
美希「じゃーね。律子」ダッ
律子「ま、待ちなさい!」ダッ
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:09:17.11:+a4z3sSl0 (35/160)
―――翌日―――
美希「(学校って、なんで毎日あるのかわからないの)」
美希「おはようなのー……ふわぁ……」
美希「うわぁ……一時間目からあの先生の授業なの」
美希「最悪……寝てよ」
美希「……zzz」
―――翌日―――
美希「(学校って、なんで毎日あるのかわからないの)」
美希「おはようなのー……ふわぁ……」
美希「うわぁ……一時間目からあの先生の授業なの」
美希「最悪……寝てよ」
美希「……zzz」
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:11:01.88:+a4z3sSl0 (36/160)
A先生「……また寝てやがるのか星井の野郎」
生徒1「せんせー。用って何?」
A先生「ん、ああ……お前ら、星井美希を知ってるな?」
生徒2「ああ。あのいつも寝てるやつ?」
A先生「ああそうだ。あいつをこの学校からやめさせたい」
A先生「……また寝てやがるのか星井の野郎」
生徒1「せんせー。用って何?」
A先生「ん、ああ……お前ら、星井美希を知ってるな?」
生徒2「ああ。あのいつも寝てるやつ?」
A先生「ああそうだ。あいつをこの学校からやめさせたい」
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:12:40.76:+a4z3sSl0 (37/160)
生徒3「うっわ~www先生ひっどwww」
A先生「できるだけ深いトラウマを刻みつけて、だ」
生徒1「ふ~ん。それで?」
A先生「お前ら、この前この学校から一人やめさせただろ?」
生徒2「ああ、やったやった。面白かったよなぁ。気弱そうな女でさぁ」
生徒3「泣き顔www最高だったwww」
生徒3「うっわ~www先生ひっどwww」
A先生「できるだけ深いトラウマを刻みつけて、だ」
生徒1「ふ~ん。それで?」
A先生「お前ら、この前この学校から一人やめさせただろ?」
生徒2「ああ、やったやった。面白かったよなぁ。気弱そうな女でさぁ」
生徒3「泣き顔www最高だったwww」
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:13:16.82:+a4z3sSl0 (38/160)
A先生「そのお前らの腕を見込んで頼みたい」
生徒1「あいつをやめさせるの?」
A先生「ああ。金なら払うぞ?」
生徒3「うっはwww本気www」
生徒2「僕らの安全は?」
A先生「当然保証する。まぁ、バレやしないさ」
A先生「そのお前らの腕を見込んで頼みたい」
生徒1「あいつをやめさせるの?」
A先生「ああ。金なら払うぞ?」
生徒3「うっはwww本気www」
生徒2「僕らの安全は?」
A先生「当然保証する。まぁ、バレやしないさ」
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:17:20.21:+a4z3sSl0 (39/160)
生徒1「ほんと~?」
A先生「生徒一人のいじめを隠すのなんて簡単さ……あの女のを隠すのも、苦労したんだぞ?」
生徒2「え、あれ先生が隠してくれたの?」
生徒3「マジwww感謝www」
A先生「そういうわけでだ。やってくれるか?」
生徒1「ほんと~?」
A先生「生徒一人のいじめを隠すのなんて簡単さ……あの女のを隠すのも、苦労したんだぞ?」
生徒2「え、あれ先生が隠してくれたの?」
生徒3「マジwww感謝www」
A先生「そういうわけでだ。やってくれるか?」
178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:17:49.63:+a4z3sSl0 (40/160)
生徒1「とーぜん。やったね、欲しいゲームがあったんだぁ」
生徒2「あ、俺もそれ欲しくてさ~」
生徒3「みんなでwww対戦www」
A先生「(星井……仕事を辞めさせられた復讐はてめぇの子供にさせてもらうよ)」
生徒1「とーぜん。やったね、欲しいゲームがあったんだぁ」
生徒2「あ、俺もそれ欲しくてさ~」
生徒3「みんなでwww対戦www」
A先生「(星井……仕事を辞めさせられた復讐はてめぇの子供にさせてもらうよ)」
179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:19:06.94:+a4z3sSl0 (41/160)
―――翌日 玄関―――
美希「今日もまた学校なn」ガシャッ ジャララララ
美希「……画鋲?」
生徒4「いやー……いくらなんでも、普通あそこまでしないっしょ→」
美希「しかも靴だけじゃない……ロッカー一杯に……」
―――翌日 玄関―――
美希「今日もまた学校なn」ガシャッ ジャララララ
美希「……画鋲?」
生徒4「いやー……いくらなんでも、普通あそこまでしないっしょ→」
美希「しかも靴だけじゃない……ロッカー一杯に……」
180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:19:49.06:+a4z3sSl0 (42/160)
美希「これじゃ靴も取り出せないの。誰なの、こんな面倒なことしたの……」
美希「まぁいいや。先生呼べば」
―――教室―――
美希「(……)」
クラスメイト1「クスクス……」
クラスメイト2「ホシイッテサ―」
美希「(……居心地悪いの)」
美希「(こういう時は寝るに限るの)」
美希「これじゃ靴も取り出せないの。誰なの、こんな面倒なことしたの……」
美希「まぁいいや。先生呼べば」
―――教室―――
美希「(……)」
クラスメイト1「クスクス……」
クラスメイト2「ホシイッテサ―」
美希「(……居心地悪いの)」
美希「(こういう時は寝るに限るの)」
181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:20:47.00:+a4z3sSl0 (43/160)
美希「……zzz」
生徒1「お、寝たか。じゃあ実行すっか」
生徒1「すまんな~。ちょっと通るぞ~」ガンッ バサバサ
美希「痛っ……」
生徒1「おっとwww机思いっきり蹴っちまった。大丈夫か?」
美希「……zzz」
生徒1「お、寝たか。じゃあ実行すっか」
生徒1「すまんな~。ちょっと通るぞ~」ガンッ バサバサ
美希「痛っ……」
生徒1「おっとwww机思いっきり蹴っちまった。大丈夫か?」
182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:22:26.03:+a4z3sSl0 (44/160)
美希「……大丈夫」
生徒1「ごめんなwww教科書も机から出ちまったwww」
美希「自分で直すから平気なの」
生徒1「そういうわけにもいかねぇよ。俺が戻してやるよ」
生徒2「何やってんだよ。僕も戻すよ」
美希「(なんなのこいつら……)」
美希「……大丈夫」
生徒1「ごめんなwww教科書も机から出ちまったwww」
美希「自分で直すから平気なの」
生徒1「そういうわけにもいかねぇよ。俺が戻してやるよ」
生徒2「何やってんだよ。僕も戻すよ」
美希「(なんなのこいつら……)」
183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:23:22.42:+a4z3sSl0 (45/160)
A先生「じゃあ……星井」
美希「zzz……」
A先生「おい星井。聞いてんのか」
美希「なんなの……」
A先生「P68の(3)だ。答えろ」
A先生「じゃあ……星井」
美希「zzz……」
A先生「おい星井。聞いてんのか」
美希「なんなの……」
A先生「P68の(3)だ。答えろ」
184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:24:37.18:+a4z3sSl0 (46/160)
美希「んー……あれ」
美希「(……ミキの学年の教科書じゃない!?)」
美希「(おかしいの。ミキ、忘れ物は面倒だからしたことなかったのに……)」
美希「(教科書を間違えるなんて……)」
A先生「おいどうした星井。いつもみたいに答えてみろよ」
美希「んー……あれ」
美希「(……ミキの学年の教科書じゃない!?)」
美希「(おかしいの。ミキ、忘れ物は面倒だからしたことなかったのに……)」
美希「(教科書を間違えるなんて……)」
A先生「おいどうした星井。いつもみたいに答えてみろよ」
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:25:42.58:+a4z3sSl0 (47/160)
美希「っ」
美希「きょ、教科書忘れ、ました」
A先生「あん?なんだよ……はぁ。じゃあお前」
生徒1「は~い。30で~す」
美希「っ」
美希「きょ、教科書忘れ、ました」
A先生「あん?なんだよ……はぁ。じゃあお前」
生徒1「は~い。30で~す」
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:27:43.48:+a4z3sSl0 (48/160)
美希「(! あ、あれはミキの教科書……)」
美希「(さっき……あの時に、すり替えられた?)」
A先生「正解だ。まぁ、星井も調子が悪かったのかなぁ」
美希「……」
美希「(! あ、あれはミキの教科書……)」
美希「(さっき……あの時に、すり替えられた?)」
A先生「正解だ。まぁ、星井も調子が悪かったのかなぁ」
美希「……」
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:28:27.85:+a4z3sSl0 (49/160)
―――授業終了―――
美希「ねぇ」
生徒1「ん?」
美希「それ、ミキの教科書なんだけど」
生徒1「え?……あっ、本当だwww」
―――授業終了―――
美希「ねぇ」
生徒1「ん?」
美希「それ、ミキの教科書なんだけど」
生徒1「え?……あっ、本当だwww」
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:28:58.01:+a4z3sSl0 (50/160)
美希「返してほしいな」
生徒1「すまんなwww俺も急いでたからあの時入れ替わっちまったのかもwww」
美希「そう。じゃあこれ返すね」
生徒1「うわwww学年まで間違えてるとか俺間抜け~www」
生徒3「マジwwwバロスwww」
美希「(……なんなのこいつら)」
美希「返してほしいな」
生徒1「すまんなwww俺も急いでたからあの時入れ替わっちまったのかもwww」
美希「そう。じゃあこれ返すね」
生徒1「うわwww学年まで間違えてるとか俺間抜け~www」
生徒3「マジwwwバロスwww」
美希「(……なんなのこいつら)」
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:30:04.31:+a4z3sSl0 (51/160)
―――放課後―――
美希「律子……遅いの」
生徒2「秋月ならこないよ」
美希「……誰?」
生徒1「忘れちゃったかなぁ~」
―――放課後―――
美希「律子……遅いの」
生徒2「秋月ならこないよ」
美希「……誰?」
生徒1「忘れちゃったかなぁ~」
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:30:42.50:+a4z3sSl0 (52/160)
生徒3「記憶力www皆無www」
美希「何の用?」
生徒2「ん?いやぁ」
生徒1「この状況見てわかんないかなぁ?」
生徒3「記憶力www皆無www」
美希「何の用?」
生徒2「ん?いやぁ」
生徒1「この状況見てわかんないかなぁ?」
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:31:55.48:+a4z3sSl0 (53/160)
美希「……いじめたところで学校が黙っちゃいないの」
生徒2「ああ、俺たちの後ろ、先生がついてるから」
美希「……」
生徒1「だからお前が助けを求めても無駄だぜ?全部押しつぶすから」
美希「……いじめたところで学校が黙っちゃいないの」
生徒2「ああ、俺たちの後ろ、先生がついてるから」
美希「……」
生徒1「だからお前が助けを求めても無駄だぜ?全部押しつぶすから」
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:32:39.67:+a4z3sSl0 (54/160)
生徒3「圧力www万歳www」
美希「……さいってー」
生徒2「言ってろよ」ガッ!
美希「っ」
生徒3「圧力www万歳www」
美希「……さいってー」
生徒2「言ってろよ」ガッ!
美希「っ」
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:33:42.25:+a4z3sSl0 (55/160)
生徒1「ストレス発散になるといいなぁ!」 ガゴッ
生徒3「天才とかwwwムカつくwww」 ガンッ
美希「……」
生徒1「……なんだよその目」
美希「……なんでもないの」 プイッ
生徒1「ストレス発散になるといいなぁ!」 ガゴッ
生徒3「天才とかwwwムカつくwww」 ガンッ
美希「……」
生徒1「……なんだよその目」
美希「……なんでもないの」 プイッ
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:34:30.22:+a4z3sSl0 (56/160)
生徒2「そういう優等生ぶってるとこがムカつくんだよぉ!!」 バキッ
ガッ ゴッ バキッ ガン! ゴン! ベキィ!
美希「……っ……」
生徒1「よーっし。今日はここまでにしとくかぁ?」
生徒2「そだねー」
生徒3「スッキリwww」
生徒2「そういう優等生ぶってるとこがムカつくんだよぉ!!」 バキッ
ガッ ゴッ バキッ ガン! ゴン! ベキィ!
美希「……っ……」
生徒1「よーっし。今日はここまでにしとくかぁ?」
生徒2「そだねー」
生徒3「スッキリwww」
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:35:12.33:+a4z3sSl0 (57/160)
美希「……この程度でやめちゃうんだ」
生徒1「ああ、やめてやるよ。壊れたら困るしなぁ」
美希「別にミキが明日学校に来なければいいだけの話なの」
生徒2「ああ、来なかったら秋月律子?あの子壊すから
美希「……この程度でやめちゃうんだ」
生徒1「ああ、やめてやるよ。壊れたら困るしなぁ」
美希「別にミキが明日学校に来なければいいだけの話なの」
生徒2「ああ、来なかったら秋月律子?あの子壊すから
196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:40:23.66:+a4z3sSl0 (58/160)
美希「っ!」
生徒3「即刻www反応www」
美希「あっ……」
生徒1「なんだかんだ言って、幼馴染はやっぱ大切だよなぁ?」
美希「……好きにすればいいの」
生徒2「好きにするさ。お前も学校来たくなければ来なくていいよ」 ツカツカ
美希「っ!」
生徒3「即刻www反応www」
美希「あっ……」
生徒1「なんだかんだ言って、幼馴染はやっぱ大切だよなぁ?」
美希「……好きにすればいいの」
生徒2「好きにするさ。お前も学校来たくなければ来なくていいよ」 ツカツカ
197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:42:04.53:+a4z3sSl0 (59/160)
生徒1「明日は何してやろっかなぁ~」 ツカツカ
生徒3「妄想www爆発www」 ツカツカ
美希「……最低」
美希「さいってー……なの……」
美希「痛っ……」
生徒1「明日は何してやろっかなぁ~」 ツカツカ
生徒3「妄想www爆発www」 ツカツカ
美希「……最低」
美希「さいってー……なの……」
美希「痛っ……」
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:42:34.63:+a4z3sSl0 (60/160)
―――翌日―――
美希「……」
律子「美希っ!」
美希「っ!」
律子「昨日はどうしたの?急に一緒に帰れないなんて……美希?」
美希「な、なんでもないの」
―――翌日―――
美希「……」
律子「美希っ!」
美希「っ!」
律子「昨日はどうしたの?急に一緒に帰れないなんて……美希?」
美希「な、なんでもないの」
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:43:22.25:+a4z3sSl0 (61/160)
律子「なんでもないわけないでしょ!?なによこの怪我!!」
美希「なんでも、なんでもないの。律子は関係ないの」
律子「ちょ、ちょっと見せなさいよ?ちゃんと消毒……」
美希「律子っ!!」
律子「」ビクッ
律子「なんでもないわけないでしょ!?なによこの怪我!!」
美希「なんでも、なんでもないの。律子は関係ないの」
律子「ちょ、ちょっと見せなさいよ?ちゃんと消毒……」
美希「律子っ!!」
律子「」ビクッ
200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:44:34.23:+a4z3sSl0 (62/160)
美希「……来ないで欲しいの」
律子「み、美希?」
美希「もう近づかないで欲しいの。ミキに話しかけないで欲しいの」
美希「……それじゃ」
律子「あ……」
美希「……来ないで欲しいの」
律子「み、美希?」
美希「もう近づかないで欲しいの。ミキに話しかけないで欲しいの」
美希「……それじゃ」
律子「あ……」
201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:45:39.55:+a4z3sSl0 (63/160)
―――更に翌日―――
美希「……っ」ボロッ
律子「み……」
美希「……」ギロッ
律子「っ」
美希「……」ダッ
律子「美希……」
―――更に翌日―――
美希「……っ」ボロッ
律子「み……」
美希「……」ギロッ
律子「っ」
美希「……」ダッ
律子「美希……」
202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:46:14.60:+a4z3sSl0 (64/160)
―――その日の放課後―――
律子「(美希の様子……絶対おかしい)」
律子「(いじめ……よね)」
……!!
律子「?」
律子「(体育館……裏?)」
―――その日の放課後―――
律子「(美希の様子……絶対おかしい)」
律子「(いじめ……よね)」
……!!
律子「?」
律子「(体育館……裏?)」
203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:46:52.24:+a4z3sSl0 (65/160)
律子「(何やってるのかしら……)」
律子「っ!」
生徒1「おらっ!さっさと飲めよ!!」 バシャバシャ
美希「げほっ、ごほっ」
生徒2「あーあ。飲めなかった~。罰ゲ~ム」
律子「(何やってるのかしら……)」
律子「っ!」
生徒1「おらっ!さっさと飲めよ!!」 バシャバシャ
美希「げほっ、ごほっ」
生徒2「あーあ。飲めなかった~。罰ゲ~ム」
204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:47:28.18:+a4z3sSl0 (66/160)
生徒1「おらっ!!」 ガンッ
美希「っ!!」
律子「(や、野球ボールでお腹を……!)」
美希「か……はっ……」
生徒1「お?もう立てないか?」
生徒1「おらっ!!」 ガンッ
美希「っ!!」
律子「(や、野球ボールでお腹を……!)」
美希「か……はっ……」
生徒1「お?もう立てないか?」
205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:48:05.44:+a4z3sSl0 (67/160)
生徒2「しょうがね~なぁ。それじゃあ律子ちゃん壊しに行こっか」
律子「(!!)」
美希「ま、待って……律子には……手を出さないで……」
生徒3「必死wwwバロスwww」
美希「……」 キッ
生徒2「しょうがね~なぁ。それじゃあ律子ちゃん壊しに行こっか」
律子「(!!)」
美希「ま、待って……律子には……手を出さないで……」
生徒3「必死wwwバロスwww」
美希「……」 キッ
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:49:26.41:+a4z3sSl0 (68/160)
生徒1「おい、睨むんじゃねぇよ」 ドゴッ
美希「っ」
生徒2「はぁ。ってかお前、学校では傷隠せよな」 ガンッ
生徒1「バレたらどうすんだよ。まぁバレないけどさぁ」 グリッ
美希「あぐっ……」
生徒1「おい、睨むんじゃねぇよ」 ドゴッ
美希「っ」
生徒2「はぁ。ってかお前、学校では傷隠せよな」 ガンッ
生徒1「バレたらどうすんだよ。まぁバレないけどさぁ」 グリッ
美希「あぐっ……」
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:50:18.18:+a4z3sSl0 (69/160)
律子「(美希っ……!!)」
生徒3「……ん?」
生徒1「どうした?」
生徒3「今、あそこに秋月がいたような……」
美希「っ!!」
律子「!!」
律子「(美希っ……!!)」
生徒3「……ん?」
生徒1「どうした?」
生徒3「今、あそこに秋月がいたような……」
美希「っ!!」
律子「!!」
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:51:05.95:+a4z3sSl0 (70/160)
生徒2「ホントかぁ?ちょっと見てく」
美希「っ!!」ガブッ
生徒2「っ!ぐああああああ!!」
生徒1「こ、こいつっ。やりやがったなぁ!!」
生徒2「は、離せこの野郎っ!!」ゴシャッ
美希「……!……!」
生徒2「ホントかぁ?ちょっと見てく」
美希「っ!!」ガブッ
生徒2「っ!ぐああああああ!!」
生徒1「こ、こいつっ。やりやがったなぁ!!」
生徒2「は、離せこの野郎っ!!」ゴシャッ
美希「……!……!」
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:52:01.48:+a4z3sSl0 (71/160)
律子「(に、逃げなきゃ。せ、せっかく美希がっ……!)」ダッ
美希「うぐっ」
生徒1「やっと離しやがったか。大丈夫か?」
生徒2「いってぇ……はぁ」
律子「(に、逃げなきゃ。せ、せっかく美希がっ……!)」ダッ
美希「うぐっ」
生徒1「やっと離しやがったか。大丈夫か?」
生徒2「いってぇ……はぁ」
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:52:41.52:+a4z3sSl0 (72/160)
生徒3「調教www決定www」
生徒1「すぐ噛むような犬にはしっかり調教しないとなぁ。今日はもうやめようかと思ったんだが……」
美希「ふーっ、ふーっ」ギロッ
生徒2「……なぁ」
生徒3「調教www決定www」
生徒1「すぐ噛むような犬にはしっかり調教しないとなぁ。今日はもうやめようかと思ったんだが……」
美希「ふーっ、ふーっ」ギロッ
生徒2「……なぁ」
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:53:50.61:+a4z3sSl0 (73/160)
生徒1「ああ、壊すか」
美希「っ!」
生徒3「もうwww飽きたwww」
生徒1「よし、壊そう」
生徒1「ああ、壊すか」
美希「っ!」
生徒3「もうwww飽きたwww」
生徒1「よし、壊そう」
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:54:17.48:+a4z3sSl0 (74/160)
―――公園―――
律子「……っ!」
律子「(誰か!誰か呼ばないと!)」
律子「(誰かっ……!)」
―――公園―――
律子「……っ!」
律子「(誰か!誰か呼ばないと!)」
律子「(誰かっ……!)」
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:55:05.46:+a4z3sSl0 (75/160)
―――「ホント、どこにあるんだよ……」
律子「!!」
―――「……ん?」
律子「あ、あの」
―――「ホント、どこにあるんだよ……」
律子「!!」
―――「……ん?」
律子「あ、あの」
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:56:04.60:+a4z3sSl0 (76/160)
―――「おい、なんで泣いてんだ?」
律子「へ?」
―――「これは宝探しゲームなんてしてる場合じゃねぇな。全員集合だ」
律子「あ、あの」
―――「なんだよ」
―――「おい、なんで泣いてんだ?」
律子「へ?」
―――「これは宝探しゲームなんてしてる場合じゃねぇな。全員集合だ」
律子「あ、あの」
―――「なんだよ」
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:57:07.50:+a4z3sSl0 (77/160)
律子「な、なんでそんなこと」
―――「女の子が泣いてんだぞ?非常事態だろうが」
律子「そ、それは」
―――「助けを、求めてんだろ?」
律子「!」
―――「やっぱそうか、一目見てわかったぜ」
律子「な、なんでそんなこと」
―――「女の子が泣いてんだぞ?非常事態だろうが」
律子「そ、それは」
―――「助けを、求めてんだろ?」
律子「!」
―――「やっぱそうか、一目見てわかったぜ」
216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:57:43.23:+a4z3sSl0 (78/160)
律子「あ……あ……」
―――「俺たちに任せろ。なんとかしてやるよ」
律子「あ、あなたの名前は……」
―――「俺か?それとも俺らの名前か?」
律子「ど、どっちも……」
―――「そうだなぁ……強いて言うなら―――」
律子「あ……あ……」
―――「俺たちに任せろ。なんとかしてやるよ」
律子「あ、あなたの名前は……」
―――「俺か?それとも俺らの名前か?」
律子「ど、どっちも……」
―――「そうだなぁ……強いて言うなら―――」
217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:58:31.70:+a4z3sSl0 (79/160)
―――教室 3階―――
生徒1「よーっし。準備できたか?」
美希「っ!っ!」
生徒2「おっけー。ちゃんと縛ったし、口も塞いであるよ」
生徒1「まぁ、3階くらいからなら落としても平気だろ」
―――教室 3階―――
生徒1「よーっし。準備できたか?」
美希「っ!っ!」
生徒2「おっけー。ちゃんと縛ったし、口も塞いであるよ」
生徒1「まぁ、3階くらいからなら落としても平気だろ」
218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 21:59:14.43:+a4z3sSl0 (80/160)
美希「……!!」
生徒3「自殺www未遂www」
生徒1「まぁ、自殺じゃないんだけどな」
生徒2「落としたあと、縄を解いて、口のガムテープはがすんだよね?」
生徒1「見つかったら大変だからなぁ。ま、この時間じゃ誰もいないよ」
美希「……!!」
生徒3「自殺www未遂www」
生徒1「まぁ、自殺じゃないんだけどな」
生徒2「落としたあと、縄を解いて、口のガムテープはがすんだよね?」
生徒1「見つかったら大変だからなぁ。ま、この時間じゃ誰もいないよ」
219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:00:31.48:+a4z3sSl0 (81/160)
美希「(嫌だ……嫌だ……)」
美希「(誰か……助けて……)」
生徒1「お?」
生徒2「こいつ泣いてるぞwww」
美希「っ」
美希「(嫌だ……嫌だ……)」
美希「(誰か……助けて……)」
生徒1「お?」
生徒2「こいつ泣いてるぞwww」
美希「っ」
220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:01:31.39:+a4z3sSl0 (82/160)
生徒3「涙腺www崩壊www」
生徒1「やっと泣きやがったか。まぁ、やめないけどwww」
生徒2「なんだよwww泣き顔も可愛いじゃんwww」
美希「(気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いっ!)」ゾワッ
美希「ふーっ」ギロッ
生徒3「涙腺www崩壊www」
生徒1「やっと泣きやがったか。まぁ、やめないけどwww」
生徒2「なんだよwww泣き顔も可愛いじゃんwww」
美希「(気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いっ!)」ゾワッ
美希「ふーっ」ギロッ
221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:02:04.13:+a4z3sSl0 (83/160)
生徒2「なんだよその目」
生徒1「犬は犬らしくしてろよっ!」ガンッ
美希「……!」
生徒3「目標www沈黙www」
生徒1「やっとおとなしくなりやがったか」
生徒2「なんだよその目」
生徒1「犬は犬らしくしてろよっ!」ガンッ
美希「……!」
生徒3「目標www沈黙www」
生徒1「やっとおとなしくなりやがったか」
222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:02:50.79:+a4z3sSl0 (84/160)
生徒2「じゃー落とすぞー」
美希「(ヤダヤダヤダヤダ!!)」
美希「(助けてよぉ……誰か……)」
美希「(律子っ……!)」
生徒2「じゃー落とすぞー」
美希「(ヤダヤダヤダヤダ!!)」
美希「(助けてよぉ……誰か……)」
美希「(律子っ……!)」
223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:03:22.92:+a4z3sSl0 (85/160)
生徒3「3www」
生徒2「2」
生徒1「1」
美希「っ!!」
生徒3「3www」
生徒2「2」
生徒1「1」
美希「っ!!」
224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:04:41.03:+a4z3sSl0 (86/160)
生徒1「0っ!」
フワッ
美希「―――あ」
P「だらっしゃあああああああああ!!」ダッダッダッダッ
美希&生徒『?!』
生徒1「0っ!」
フワッ
美希「―――あ」
P「だらっしゃあああああああああ!!」ダッダッダッダッ
美希&生徒『?!』
225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:05:46.71:+a4z3sSl0 (87/160)
P「間に合ええええええええええええええええ!!」ズザァァァァァ!!
ガシッ
P「とったああああああああ!でもいてええええええええ!!」ゴロゴロ
美希「?!?!」
P「間に合ええええええええええええええええ!!」ズザァァァァァ!!
ガシッ
P「とったああああああああ!でもいてええええええええ!!」ゴロゴロ
美希「?!?!」
226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:06:15.16:+a4z3sSl0 (88/160)
生徒1「な、なんだよアレ」
生徒2「ちゅ、中学生か?」
生徒3「きょ、驚愕www至極www」
P「おいてめぇらこの野郎!!」
生徒1「な、なんだよ」
生徒1「な、なんだよアレ」
生徒2「ちゅ、中学生か?」
生徒3「きょ、驚愕www至極www」
P「おいてめぇらこの野郎!!」
生徒1「な、なんだよ」
227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:07:16.13:+a4z3sSl0 (89/160)
P「女の子を3階から両手縛って口塞いで窓から落とすとか、何考えてんだ!馬鹿か!!」
美希「(た、助かった……の?)」
P「てめぇら待ってろ!今からそっち行ってやる!!」
生徒1「や、やべぇんじゃね?」ダッ
生徒2「と、とりあえず逃げよう!」ダッ
生徒3「逃走www一番www」ダッ
P「あ、待てこの野郎!!」
P「女の子を3階から両手縛って口塞いで窓から落とすとか、何考えてんだ!馬鹿か!!」
美希「(た、助かった……の?)」
P「てめぇら待ってろ!今からそっち行ってやる!!」
生徒1「や、やべぇんじゃね?」ダッ
生徒2「と、とりあえず逃げよう!」ダッ
生徒3「逃走www一番www」ダッ
P「あ、待てこの野郎!!」
228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:08:19.33:+a4z3sSl0 (90/160)
美希「っ!っ!」
P「あ、この子が先だな」 ペリッ
美希「ぷはっ。え、えっと……?」
P「大丈夫か?怪我ないか?」
美希「だ、誰……?」
P「あ、ああ……確かにそっからか」
美希「っ!っ!」
P「あ、この子が先だな」 ペリッ
美希「ぷはっ。え、えっと……?」
P「大丈夫か?怪我ないか?」
美希「だ、誰……?」
P「あ、ああ……確かにそっからか」
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:08:57.57:+a4z3sSl0 (91/160)
美希「そ、そうだ。アイツ等、追いかけないと……」
P「ん?ああ、心配しなくていいぞ」
P「俺、言い忘れててさ」
美希「え?」
P「今からそっちに行ってやる―――俺の仲間が、ってな」
美希「そ、そうだ。アイツ等、追いかけないと……」
P「ん?ああ、心配しなくていいぞ」
P「俺、言い忘れててさ」
美希「え?」
P「今からそっちに行ってやる―――俺の仲間が、ってな」
230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:09:45.29:+a4z3sSl0 (92/160)
生徒1「や、やべぇよ。どうしよう」
生徒2「大丈夫だって、逃げればあとは先生がどうにかしてくれるよ」
生徒3「権力www最高www」
ザッ
生徒1「な、なんだ?」
生徒2「お、女?」
真「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
生徒1「や、やべぇよ。どうしよう」
生徒2「大丈夫だって、逃げればあとは先生がどうにかしてくれるよ」
生徒3「権力www最高www」
ザッ
生徒1「な、なんだ?」
生徒2「お、女?」
真「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:10:34.14:+a4z3sSl0 (93/160)
生徒1「な、なぁ。気のせい?あの女、なんか後ろからスタンド出てね?」
生徒2「や、やっぱ男?」
生徒3「男www女www」
真「とりあえず―――、一辺頭冷やそっか」ゴゴゴゴゴゴゴ
ギャー!! ア・ダ・モ・ス・テーッ!! フタエノキワミアーッ!!
生徒1「な、なぁ。気のせい?あの女、なんか後ろからスタンド出てね?」
生徒2「や、やっぱ男?」
生徒3「男www女www」
真「とりあえず―――、一辺頭冷やそっか」ゴゴゴゴゴゴゴ
ギャー!! ア・ダ・モ・ス・テーッ!! フタエノキワミアーッ!!
232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:11:24.19:hZy+lkCRo (1/1)
真強ぇwww
真強ぇwww
233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:12:02.46:droPhpxM0 (1/2)
殺意の波動ww
殺意の波動ww
234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:12:14.16:+a4z3sSl0 (94/160)
P「あ、始まったか」
美希「な、なんなの……」
律子「美希っ!」ダキッ
美希「り、律子っ!」
P「あ、始まったか」
美希「な、なんなの……」
律子「美希っ!」ダキッ
美希「り、律子っ!」
235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:12:51.14:+a4z3sSl0 (95/160)
律子「よかった……よかった……無事で……」グスグス
美希「律子……」
P「とりあえず落ち着くまでそうしてやんな。すっげぇ心配してたんだぞ?お前のこと」
美希「うん……」
律子「よかった……よかった……無事で……」グスグス
美希「律子……」
P「とりあえず落ち着くまでそうしてやんな。すっげぇ心配してたんだぞ?お前のこと」
美希「うん……」
236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:14:25.65:+a4z3sSl0 (96/160)
生徒1「な、なんだよあれ……」ボロボロフラフラ
生徒2「ば、化物……」ボロボロフラフラ
生徒3「む、無駄無駄www」ボロボロフラフラ
千早「……」スッ
生徒1「な、なんだよあれ……」ボロボロフラフラ
生徒2「ば、化物……」ボロボロフラフラ
生徒3「む、無駄無駄www」ボロボロフラフラ
千早「……」スッ
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:16:02.37:+a4z3sSl0 (97/160)
生徒1「ひっ」
生徒2「な、なんだよ。ただの女かよ……おどかすなっての」
生徒3「邪魔www」
千早「」スゥーッ
生徒1「な、なんだぁ?」
千早「――――――!!」キィーン!
生徒1「ひっ」
生徒2「な、なんだよ。ただの女かよ……おどかすなっての」
生徒3「邪魔www」
千早「」スゥーッ
生徒1「な、なんだぁ?」
千早「――――――!!」キィーン!
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:17:14.20:+a4z3sSl0 (98/160)
生徒2「っがああああああああ!?み、耳がああああああああ!!」
生徒1「な、なんて声量してんだよ……!!」
ビリビリビリ ガシャン!!
生徒2「が、ガラスが割れ……」
生徒1「に、逃げるぞ!!」
生徒3「もう……嫌だぁ……」
生徒2「っがああああああああ!?み、耳がああああああああ!!」
生徒1「な、なんて声量してんだよ……!!」
ビリビリビリ ガシャン!!
生徒2「が、ガラスが割れ……」
生徒1「に、逃げるぞ!!」
生徒3「もう……嫌だぁ……」
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:17:52.78:+a4z3sSl0 (99/160)
P「相変わらずちーちゃんはすげぇな……」
美希「な、なんか凄い声がするの」
律子「っていうか、声なんですか……?これ」
P「声だ。それより、さっさと傷塞いだほうがいいな……ことりー」
P「相変わらずちーちゃんはすげぇな……」
美希「な、なんか凄い声がするの」
律子「っていうか、声なんですか……?これ」
P「声だ。それより、さっさと傷塞いだほうがいいな……ことりー」
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:18:52.11:+a4z3sSl0 (100/160)
小鳥「は~い……って凄い傷じゃない!こっち来て!」ガッ
美希「え、あ、う?」ズルズル
P「お前もついて行ってやんな」
律子「は、はい!」ダッ
P「さぁて。最後の仕上げ、かな」 プルルルル
P「あ、もしもし?」
小鳥「は~い……って凄い傷じゃない!こっち来て!」ガッ
美希「え、あ、う?」ズルズル
P「お前もついて行ってやんな」
律子「は、はい!」ダッ
P「さぁて。最後の仕上げ、かな」 プルルルル
P「あ、もしもし?」
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:19:37.85:xOw6PAOe0 (1/1)
千早すげえwww
千早すげえwww
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:20:49.59:+a4z3sSl0 (101/160)
生徒1「なんなんだよぉ、なんなんだよぉ……」ボロッ
生徒2「こんなはずじゃ……なかったのに……」ボロッ
生徒3「意気……消沈……」ボロッ
春香「ま、待ちなさい!」
生徒1「こ、今度はなんだよぉ」
生徒1「なんなんだよぉ、なんなんだよぉ……」ボロッ
生徒2「こんなはずじゃ……なかったのに……」ボロッ
生徒3「意気……消沈……」ボロッ
春香「ま、待ちなさい!」
生徒1「こ、今度はなんだよぉ」
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:21:24.70:+a4z3sSl0 (102/160)
生徒2「もうやだぁ……」
春香「えっ?えっ?な、なんで泣いてるんですか?」
生徒3「絶望……」
春香「よ、よくわかんないんですけど……えっと、あの……」スッ
生徒1「な。なにコレ」
生徒2「もうやだぁ……」
春香「えっ?えっ?な、なんで泣いてるんですか?」
生徒3「絶望……」
春香「よ、よくわかんないんですけど……えっと、あの……」スッ
生徒1「な。なにコレ」
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:22:34.12:+a4z3sSl0 (103/160)
春香「クッキーです。手作りの……とりあえず、これでも食べて落ち着いてください」
生徒2「え、えっと?」
春香「あの、私、闘うのとか得意じゃなくて……えっと、その……なんていうか」
春香「みんな、仲良く出来たらいいなって思うんです!」
春香「クッキーです。手作りの……とりあえず、これでも食べて落ち着いてください」
生徒2「え、えっと?」
春香「あの、私、闘うのとか得意じゃなくて……えっと、その……なんていうか」
春香「みんな、仲良く出来たらいいなって思うんです!」
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:24:26.13:+a4z3sSl0 (104/160)
生徒3「……天使」
生徒1「……天使だな」
生徒2「うめぇよぉ、うめぇよぉ……」ボロボロ
春香「ああ、こぼれちゃってますよ。おかわりならまだたくさんありますから……」
P「……これなら大丈夫そうだな」
生徒3「……天使」
生徒1「……天使だな」
生徒2「うめぇよぉ、うめぇよぉ……」ボロボロ
春香「ああ、こぼれちゃってますよ。おかわりならまだたくさんありますから……」
P「……これなら大丈夫そうだな」
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:25:44.20:+a4z3sSl0 (105/160)
P「さってと。で、A先生ってのはあんただよな」
A先生「な、なんだね君は。急に職員室に来たと思ったら私を呼び出して。私は君のことなど知らんぞ?」
P「いやぁ。だけど俺はあんたに用があんだよ」
A先生「……何なんだね、君は」
P「単刀直入に言う。もうやめろ」
P「さってと。で、A先生ってのはあんただよな」
A先生「な、なんだね君は。急に職員室に来たと思ったら私を呼び出して。私は君のことなど知らんぞ?」
P「いやぁ。だけど俺はあんたに用があんだよ」
A先生「……何なんだね、君は」
P「単刀直入に言う。もうやめろ」
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:26:49.62:AeVa+TM6o (1/2)
∧_∧
(・ω・ ) クッキーおいしい?
( ),,,,,
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
.∩∩ / /|
/( )__/ /
|| ̄/ | ̄ ̄||/
||, (___つ . || もうパッサパサ
∧_∧
(・ω・ ) クッキーおいしい?
( ),,,,,
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
.∩∩ / /|
/( )__/ /
|| ̄/ | ̄ ̄||/
||, (___つ . || もうパッサパサ
248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:27:13.27:+a4z3sSl0 (106/160)
A先生「何をだね」
P「これ以上、女の子を泣かせるなって言いたいの」
A先生「ほう、意味がわからないな」
P「残念ながら、あんたの部下なら、もううちの天使の使い魔になっちまったぜ」
A先生「天使……?」
A先生「何をだね」
P「これ以上、女の子を泣かせるなって言いたいの」
A先生「ほう、意味がわからないな」
P「残念ながら、あんたの部下なら、もううちの天使の使い魔になっちまったぜ」
A先生「天使……?」
249:>>247 春香のクッキーは割れてる確率の方が:2013/04/14(日) 22:27:58.27:+a4z3sSl0 (107/160)
P「まぁ、そこは置いといてだ。残念ながら部下はもう自供してるってことさ」
A先生「それが私にどう関係あると?」
P「まだしらばっくれるか。まぁ、いいけど」
P「すぐに分かんだぜ?状況証拠もあることだし」
A先生「状況証拠?」
P「まぁ、そこは置いといてだ。残念ながら部下はもう自供してるってことさ」
A先生「それが私にどう関係あると?」
P「まだしらばっくれるか。まぁ、いいけど」
P「すぐに分かんだぜ?状況証拠もあることだし」
A先生「状況証拠?」
250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:28:34.26:+a4z3sSl0 (108/160)
P「ああ、ほらよ。聞けばいいじゃねぇか」ポイッ
A先生「ボイス……レコーダー?」
P「まぁ、聞いてみろって」
ザザーッ
P「ああ、ほらよ。聞けばいいじゃねぇか」ポイッ
A先生「ボイス……レコーダー?」
P「まぁ、聞いてみろって」
ザザーッ
251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:29:49.32:+a4z3sSl0 (109/160)
『み、ミキに何をするの』
『べっつにぃ。ただ、A先生の命令でお前を辞めさせなくちゃいけなくてね』
『だぁかぁらぁ、ちょっと暴力でも振るおうと思ってね』
『暴力www賛成www』
A先生「なんだこれは」
『み、ミキに何をするの』
『べっつにぃ。ただ、A先生の命令でお前を辞めさせなくちゃいけなくてね』
『だぁかぁらぁ、ちょっと暴力でも振るおうと思ってね』
『暴力www賛成www』
A先生「なんだこれは」
252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:30:32.35:+a4z3sSl0 (110/160)
P「まぁ、いいじゃねぇか」
A先生「……?」
『み、ミキは……ミキは……』
『やぁ、やってるかね』
A先生「!?」
P「それ、あんたの声だよな」
P「まぁ、いいじゃねぇか」
A先生「……?」
『み、ミキは……ミキは……』
『やぁ、やってるかね』
A先生「!?」
P「それ、あんたの声だよな」
253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:31:32.30:+a4z3sSl0 (111/160)
A先生「ちょ、ちょっと待て。私はこんな……」
P「こんな、なんだよ」
A先生「こんなミスを、犯すわけが」
P「ああ、ないよな」ピッ
A先生「!?」
P「二台目。少しは警戒したほうがいいぜ?」
A先生「ちょ、ちょっと待て。私はこんな……」
P「こんな、なんだよ」
A先生「こんなミスを、犯すわけが」
P「ああ、ないよな」ピッ
A先生「!?」
P「二台目。少しは警戒したほうがいいぜ?」
254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:32:45.97:+a4z3sSl0 (112/160)
A先生「な、な、な」
P「まぁ、今のは完全に自供だよなぁ。あ、ちなみにな」
P「それは確かに、あんたの声じゃねぇよ」
A先生「ど、ど、どういう」
P「いやぁ。この学校にさ、双海っていない?」
A先生「な、な、な」
P「まぁ、今のは完全に自供だよなぁ。あ、ちなみにな」
P「それは確かに、あんたの声じゃねぇよ」
A先生「ど、ど、どういう」
P「いやぁ。この学校にさ、双海っていない?」
255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:34:02.39:+a4z3sSl0 (113/160)
A先生「双海……あいつかっ?!」
P「俺、知り合いでね。あいつって、声真似得意だろ?」
P「ちょっと連絡して、即興でこれ作ってみた。いやぁ、ホントすげぇよなあいつ」
A先生「ふ。ふざけるなっ!!」
P「ふざけてねぇさ。で、これでお前も豚箱行きってことで」
A先生「双海……あいつかっ?!」
P「俺、知り合いでね。あいつって、声真似得意だろ?」
P「ちょっと連絡して、即興でこれ作ってみた。いやぁ、ホントすげぇよなあいつ」
A先生「ふ。ふざけるなっ!!」
P「ふざけてねぇさ。で、これでお前も豚箱行きってことで」
256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:35:47.70:+a4z3sSl0 (114/160)
A先生「ちゅ、中高生風情が調子に乗って……」
P「仮にも正義の味方名乗っててね」
A先生「正義の味方……だと」
P「そそ。これも活動の一環。【女の子を泣かしたやつを成敗する】っていうね」
A先生「ふざけるな、ふざけるなよ……」
A先生「ちゅ、中高生風情が調子に乗って……」
P「仮にも正義の味方名乗っててね」
A先生「正義の味方……だと」
P「そそ。これも活動の一環。【女の子を泣かしたやつを成敗する】っていうね」
A先生「ふざけるな、ふざけるなよ……」
257:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:36:39.44:+a4z3sSl0 (115/160)
A先生「私の……復讐劇がっ、ここで、終わるわけには……!」
P「あ、それもいただき」ピッ
A先生「は?」
P「これだけありゃ十分かなぁ。んー。もうちょっと必要か?」
A先生「おい、ちょっと待て。なんだ今のは」
A先生「私の……復讐劇がっ、ここで、終わるわけには……!」
P「あ、それもいただき」ピッ
A先生「は?」
P「これだけありゃ十分かなぁ。んー。もうちょっと必要か?」
A先生「おい、ちょっと待て。なんだ今のは」
258:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:38:23.75:+a4z3sSl0 (116/160)
P「え?二度あることは三度あるじゃん?」
A先生「」
P「ボイスレコーダーって、何個あっても便利だよなぁ」
A先生「くっそ、くっそおおおおおおお!!」
P「あ、何?逆ギレ?」
P「え?二度あることは三度あるじゃん?」
A先生「」
P「ボイスレコーダーって、何個あっても便利だよなぁ」
A先生「くっそ、くっそおおおおおおお!!」
P「あ、何?逆ギレ?」
259:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:39:24.41:+a4z3sSl0 (117/160)
A先生「こ、このクソガキがああああああ!!」ブンッ
P「おー。こわ。大人の男の逆ギレほど怖いもんはないわぁ」ヒョイッ
A先生「うがああああああ」ブンッブンッ
P「あ、ちなみにここに小型カメラもあるんですよー」ヒョイッ ガサゴソ
A先生「なんで当たらねぇんだあああああああ!!」ブンッブンッ
A先生「こ、このクソガキがああああああ!!」ブンッ
P「おー。こわ。大人の男の逆ギレほど怖いもんはないわぁ」ヒョイッ
A先生「うがああああああ」ブンッブンッ
P「あ、ちなみにここに小型カメラもあるんですよー」ヒョイッ ガサゴソ
A先生「なんで当たらねぇんだあああああああ!!」ブンッブンッ
260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:40:42.44:+a4z3sSl0 (118/160)
P「いや、なんでってそりゃ」ヒョイッ
P「まこの相手してりゃ、嫌でも強くなるっての」ゴッ メシャッ!
A先生「」ドサッ
P「一件落着、になるのかな」
P「いや、なんでってそりゃ」ヒョイッ
P「まこの相手してりゃ、嫌でも強くなるっての」ゴッ メシャッ!
A先生「」ドサッ
P「一件落着、になるのかな」
261:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:41:48.90:+a4z3sSl0 (119/160)
―――翌日 玄関―――
美希「……」ガチャ
美希「画鋲、ない」
美希「……本当に、いじめがなくなってる」
美希「それどころか……」
―――翌日 玄関―――
美希「……」ガチャ
美希「画鋲、ない」
美希「……本当に、いじめがなくなってる」
美希「それどころか……」
262:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:42:36.51:+a4z3sSl0 (120/160)
生徒1「春香様って天使だよな」
生徒2「もうむしろ女神だよ、女神」
生徒3「心が洗われていく……」
美希「アイツ等が登校してきてるのが気になるけど、噂とかも消えてるし、なによりAがいなくなってる……」
律子「美希っ!」
生徒1「春香様って天使だよな」
生徒2「もうむしろ女神だよ、女神」
生徒3「心が洗われていく……」
美希「アイツ等が登校してきてるのが気になるけど、噂とかも消えてるし、なによりAがいなくなってる……」
律子「美希っ!」
263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:43:28.12:+a4z3sSl0 (121/160)
美希「あ……律子」
律子「大丈夫なの?もう」
美希「うん。大丈夫なの」
律子「そっか……」
美希「ねぇ、それにしても……あの人達はなんだったの?」
律子「私にもわかんないわよ。公園に行ったら、あの人達がいて……」
美希「あ……律子」
律子「大丈夫なの?もう」
美希「うん。大丈夫なの」
律子「そっか……」
美希「ねぇ、それにしても……あの人達はなんだったの?」
律子「私にもわかんないわよ。公園に行ったら、あの人達がいて……」
264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:44:04.37:+a4z3sSl0 (122/160)
律子「【俺たちに任せろ】って」
美希「そっか。また会えるかな」
律子「お礼を言いたくても、名前も聞いてないものね」
律子「あ、でも、チーム名は名乗ってたっけ」
律子「【俺たちに任せろ】って」
美希「そっか。また会えるかな」
律子「お礼を言いたくても、名前も聞いてないものね」
律子「あ、でも、チーム名は名乗ってたっけ」
265:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:45:00.80:+a4z3sSl0 (123/160)
P「じゃあ改めて―――」
春香「私たちはっ!」
小鳥「誰かの笑顔を守る!」
真「正義の味方っ!」
千早「え、えっと……その名は」
「ライダーズ!」「エンジェルズ!」「ウイングガールズ!」「キュート&ラッキーズ!」「チームゴンザレス!」
五人『……』
P「じゃあ改めて―――」
春香「私たちはっ!」
小鳥「誰かの笑顔を守る!」
真「正義の味方っ!」
千早「え、えっと……その名は」
「ライダーズ!」「エンジェルズ!」「ウイングガールズ!」「キュート&ラッキーズ!」「チームゴンザレス!」
五人『……』
266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:46:03.44:+a4z3sSl0 (124/160)
「ライダーズ!」「エンジェルズ!」「ウイングガールズ!」「キュート&ラッキーズ!」「チームゴンザレス!」
P「なんでだよ!決めたじゃん!俺、決めたじゃん!」
春香「て、天使ですよ、天使!」
小鳥「こ、ここは最年長の私の名前をもじったチーム名をですね」
真「か、可愛いのがいいんじゃないかなっ!」
千早「ゴンザレス……くっ」
「ライダーズ!」「エンジェルズ!」「ウイングガールズ!」「キュート&ラッキーズ!」「チームゴンザレス!」
P「なんでだよ!決めたじゃん!俺、決めたじゃん!」
春香「て、天使ですよ、天使!」
小鳥「こ、ここは最年長の私の名前をもじったチーム名をですね」
真「か、可愛いのがいいんじゃないかなっ!」
千早「ゴンザレス……くっ」
267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:46:45.26:+a4z3sSl0 (125/160)
美希「見事にバラバラだったね」
律子「そうね……」クスッ
美希「笑っちゃ駄目なの。あの人達からしたら、真面目に……」クスッ
律子「だ、だけど……」クスクス
美希「ま、真面目にやってアレだもんね……」クスクス
美希「見事にバラバラだったね」
律子「そうね……」クスッ
美希「笑っちゃ駄目なの。あの人達からしたら、真面目に……」クスッ
律子「だ、だけど……」クスクス
美希「ま、真面目にやってアレだもんね……」クスクス
268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:47:23.76:+a4z3sSl0 (126/160)
律子「ま、とにかく変な集団ってことで」
美希「今日の放課後にでも、探しに行くの?」
律子「当たり前でしょ。お礼を言わなきゃ」
美希「そうだよね。ねぇ、律子」
律子「何?」
美希「ミキ、初めて夢中になれるものに出会えたかも」
律子「ま、とにかく変な集団ってことで」
美希「今日の放課後にでも、探しに行くの?」
律子「当たり前でしょ。お礼を言わなきゃ」
美希「そうだよね。ねぇ、律子」
律子「何?」
美希「ミキ、初めて夢中になれるものに出会えたかも」
269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:48:49.14:+a4z3sSl0 (127/160)
律子「そうね。私も、勉強より面白いものを見つけたような気がするわ」
美希「勉強より面白いモノなんていくらでもあると思うな」
律子「同感」
美希「……ミキ達も、仲間になれるかな」
律子「たぶん……いえ、きっと、なれるわよ」
美希「そうだといいな」
律子「そうね。私も、勉強より面白いものを見つけたような気がするわ」
美希「勉強より面白いモノなんていくらでもあると思うな」
律子「同感」
美希「……ミキ達も、仲間になれるかな」
律子「たぶん……いえ、きっと、なれるわよ」
美希「そうだといいな」
270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:49:22.72:+a4z3sSl0 (128/160)
美希「あ、それとね、律子」
律子「何?」
美希「ミキ、好きな人ができたんだ」
律子「……そう」
美希「あ、それとね、律子」
律子「何?」
美希「ミキ、好きな人ができたんだ」
律子「……そう」
271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:50:42.59:+a4z3sSl0 (129/160)
美希「うん。律子も作ったほうがいいよ?好きな人」
律子「余計なお世話」
美希「じゃあ、放課後にね」
律子「うん、またね」
美希「また、ね」
美希「うん。律子も作ったほうがいいよ?好きな人」
律子「余計なお世話」
美希「じゃあ、放課後にね」
律子「うん、またね」
美希「また、ね」
272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:51:14.39:+a4z3sSl0 (130/160)
―――公園―――
P「ん、おー。お前らか」
律子「……何してんですか」
P「見てわかんない?野球」
ホームラン! マコ、スコシハテカゲンシテヨー! ンアー
美希「五人で野球なんて無理なの……」
―――公園―――
P「ん、おー。お前らか」
律子「……何してんですか」
P「見てわかんない?野球」
ホームラン! マコ、スコシハテカゲンシテヨー! ンアー
美希「五人で野球なんて無理なの……」
273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:52:56.37:+a4z3sSl0 (131/160)
P「まぁな。でもさ、無理なのと、やんないってのは違うだろ?」
律子「それはそうですけど……」
P「あ、そうだよ!メンバー足りないんだ!お前らも入れ入れ!」ガッ
律子「え、ちょ、ちょっと?!」
P「おーい!二人メンバー追加なー!!」
P「まぁな。でもさ、無理なのと、やんないってのは違うだろ?」
律子「それはそうですけど……」
P「あ、そうだよ!メンバー足りないんだ!お前らも入れ入れ!」ガッ
律子「え、ちょ、ちょっと?!」
P「おーい!二人メンバー追加なー!!」
274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:53:25.96:+a4z3sSl0 (132/160)
美希「ちょ、ちょっと待ってなの。ミキ、野球のルールなんて知らないの」
P「いいんだよ楽しけりゃルールなんか」
律子「横暴すぎませんか?!」
美希「……あはっ」
P「ほら、コイツも楽しそうにしてんじゃねぇか」
美希「ちょ、ちょっと待ってなの。ミキ、野球のルールなんて知らないの」
P「いいんだよ楽しけりゃルールなんか」
律子「横暴すぎませんか?!」
美希「……あはっ」
P「ほら、コイツも楽しそうにしてんじゃねぇか」
275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:54:27.32:+a4z3sSl0 (133/160)
律子「み、美希?」
美希「そうだよね。楽しければ、ルールなんていらないよね」
P「わかってんじゃねぇか」
美希「そういえば、チーム名は決まったの?【ハニー】」
P「は?ハニー?」
美希「うん、ハニーはハニーなの」
律子「み、美希?」
美希「そうだよね。楽しければ、ルールなんていらないよね」
P「わかってんじゃねぇか」
美希「そういえば、チーム名は決まったの?【ハニー】」
P「は?ハニー?」
美希「うん、ハニーはハニーなの」
276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:55:14.88:+a4z3sSl0 (134/160)
P「まぁ呼び方なんてどうでもいいか。チーム名は昨日、五人で話し合って決めた」
律子「あ、決まったんですか。あの支離滅裂なチーム名がどうなったのかは気になりますね」
P「支離滅裂って……」
美希「あはっ、ミキも気になるな」
P「よっし。全員集合!」
P「まぁ呼び方なんてどうでもいいか。チーム名は昨日、五人で話し合って決めた」
律子「あ、決まったんですか。あの支離滅裂なチーム名がどうなったのかは気になりますね」
P「支離滅裂って……」
美希「あはっ、ミキも気になるな」
P「よっし。全員集合!」
277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:56:21.20:+a4z3sSl0 (135/160)
春香「な、なんですか?」
千早「……」ゼェハァ
真「あ、昨日の子達だ」
小鳥「なんですか?P君」
P「いやぁ。こいつらがチーム名を聞きたいって言ってな」
春香「な、なんですか?」
千早「……」ゼェハァ
真「あ、昨日の子達だ」
小鳥「なんですか?P君」
P「いやぁ。こいつらがチーム名を聞きたいって言ってな」
278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:57:20.61:+a4z3sSl0 (136/160)
春香「チーム名……ああ、昨日のアレですね!」
千早「……」ゼェハァ
小鳥「ちーちゃん、無理しないでいいからね?」
真「まぁ、結局Pのゴリ押しに終わったようなもんだけどね」
P「うっせぇなぁ。お前らも納得したじゃんか」
春香「チーム名……ああ、昨日のアレですね!」
千早「……」ゼェハァ
小鳥「ちーちゃん、無理しないでいいからね?」
真「まぁ、結局Pのゴリ押しに終わったようなもんだけどね」
P「うっせぇなぁ。お前らも納得したじゃんか」
279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:57:56.69:+a4z3sSl0 (137/160)
真「それもそうか」
P「そんじゃ行くぞ!」
春香「私たちはっ!」
小鳥「誰かの笑顔を守る!」
真「正義の味方っ!」
千早「え、えっと……その名は!」
真「それもそうか」
P「そんじゃ行くぞ!」
春香「私たちはっ!」
小鳥「誰かの笑顔を守る!」
真「正義の味方っ!」
千早「え、えっと……その名は!」
280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:58:49.20:+a4z3sSl0 (138/160)
―――現代―――
美希&P『765バスターズ!』
美希「……え?」
律子「ぷ、プロデューサー殿?」
P「……」
―――現代―――
美希&P『765バスターズ!』
美希「……え?」
律子「ぷ、プロデューサー殿?」
P「……」
281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:59:26.13:+a4z3sSl0 (139/160)
美希「な、なんでハニーがチーム名を知ってるの?」
P「気づいてるやつばっか、ってワケじゃないんだな」
美希「どういうことなの?」
律子「……まさか」
P「律子は気づいたか……まぁいいや。なぁ、美希」
美希「な、なんでハニーがチーム名を知ってるの?」
P「気づいてるやつばっか、ってワケじゃないんだな」
美希「どういうことなの?」
律子「……まさか」
P「律子は気づいたか……まぁいいや。なぁ、美希」
282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 22:59:57.47:+a4z3sSl0 (140/160)
美希「な、何?」
P「お前、春香や千早、あと真と……小鳥さん、あと俺。どっかで会ったことないか?」
美希「あ、会ったこと……ないと思うの」
律子「やっぱり、そうなんですね?」
P「ああ、そういうこと」
美希「な、なんなの?律子と二人だけで納得されても……」
美希「な、何?」
P「お前、春香や千早、あと真と……小鳥さん、あと俺。どっかで会ったことないか?」
美希「あ、会ったこと……ないと思うの」
律子「やっぱり、そうなんですね?」
P「ああ、そういうこと」
美希「な、なんなの?律子と二人だけで納得されても……」
283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:00:24.98:+a4z3sSl0 (141/160)
P「……【はる】、【ちー】ちゃん、【まこ】、【ことり】」
P「あと……【りつ】」
律子「……」
美希「あ……」
P「……俺が、Pだよ」
P「……【はる】、【ちー】ちゃん、【まこ】、【ことり】」
P「あと……【りつ】」
律子「……」
美希「あ……」
P「……俺が、Pだよ」
284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:01:07.68:+a4z3sSl0 (142/160)
美希「は、ハニーが……本当のハニー、なの?」
P「本当のハニーってなんだよ。なんか偽物がいるみたいだぞ?」
美希「じゃ、じゃあミキはハニーをハニーって呼んでいいの?」
P「いや、意味がわからないんだが」
美希「は、ハニーは……ハニー……なの?」
P「……ああ」
美希「は、ハニーが……本当のハニー、なの?」
P「本当のハニーってなんだよ。なんか偽物がいるみたいだぞ?」
美希「じゃ、じゃあミキはハニーをハニーって呼んでいいの?」
P「いや、意味がわからないんだが」
美希「は、ハニーは……ハニー……なの?」
P「……ああ」
285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:01:38.19:+a4z3sSl0 (143/160)
美希「ハニー……ハニー!!」ガシッ
P「うおっ?!」
律子「ちょ、ちょっと美希?!」
P「美希……」
美希「うわああああん!うわあああああああ!!ハニー!!ハニー!!」
律子「美希、店内!ここ店内だから!」
美希「うわああああああああん!!」
P「(警察呼ばれるかもな……)」
美希「ハニー……ハニー!!」ガシッ
P「うおっ?!」
律子「ちょ、ちょっと美希?!」
P「美希……」
美希「うわああああん!うわあああああああ!!ハニー!!ハニー!!」
律子「美希、店内!ここ店内だから!」
美希「うわああああああああん!!」
P「(警察呼ばれるかもな……)」
286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:02:12.83:+a4z3sSl0 (144/160)
―――事務所までの帰り道―――
美希「~♪」ギュッ
P「美希、歩きづらい」
美希「そうなの?」ギュムギュム
P「あと、当たってる」
美希「当ててるなの」
―――事務所までの帰り道―――
美希「~♪」ギュッ
P「美希、歩きづらい」
美希「そうなの?」ギュムギュム
P「あと、当たってる」
美希「当ててるなの」
287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:02:39.13:+a4z3sSl0 (145/160)
P「あと……り、律子?」
律子「……」グスッ
P「後ろでスーツの裾握りながら涙目で歩いてくるのやめてくれないかな、俺が捨てたみたいになってる」
律子「……同じことしたようなもんじゃない」グスッ
P「ま、まぁ、そうなんだが……」
P「あと……り、律子?」
律子「……」グスッ
P「後ろでスーツの裾握りながら涙目で歩いてくるのやめてくれないかな、俺が捨てたみたいになってる」
律子「……同じことしたようなもんじゃない」グスッ
P「ま、まぁ、そうなんだが……」
288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:03:06.22:+a4z3sSl0 (146/160)
美希「ハニー、ハニー」
P「ん、何」チュッ
P「」
美希「えへへ、ハニ~」ギュッ
P「み、美希!」
美希「なんなの?」
美希「ハニー、ハニー」
P「ん、何」チュッ
P「」
美希「えへへ、ハニ~」ギュッ
P「み、美希!」
美希「なんなの?」
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:03:40.44:+a4z3sSl0 (147/160)
P「あ、あのな。やっていいことと悪いことが」
美希「ミキを置いてった罰なの」
律子「……いいなぁ」
P「え?」
律子「な、なんでもないっ///」
美希「ん~♪」スリスリ
P「(周りからの視線が凄い、ヤバイ)」
P「あ、あのな。やっていいことと悪いことが」
美希「ミキを置いてった罰なの」
律子「……いいなぁ」
P「え?」
律子「な、なんでもないっ///」
美希「ん~♪」スリスリ
P「(周りからの視線が凄い、ヤバイ)」
290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:04:11.08:+a4z3sSl0 (148/160)
美希「律子」ボソボソ
律子「なによ」ボソボソ
美希「キスしないの?」ボソボソ
律子「んなっ///」ボソボソ
美希「今は気分がいいから、ミキが許してあげるの」ボソボソ
美希「律子」ボソボソ
律子「なによ」ボソボソ
美希「キスしないの?」ボソボソ
律子「んなっ///」ボソボソ
美希「今は気分がいいから、ミキが許してあげるの」ボソボソ
291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:04:45.65:+a4z3sSl0 (149/160)
律子「だ、だってキャラじゃない」ボソボソ
美希「諦めきれないんでしょ?だったらアタックするの!」ボソボソ
P「えっと。終わった?」
美希「うんっ」パッ
P「え?美希?」
美希「ミキは少しの間待機なの」
律子「だ、だってキャラじゃない」ボソボソ
美希「諦めきれないんでしょ?だったらアタックするの!」ボソボソ
P「えっと。終わった?」
美希「うんっ」パッ
P「え?美希?」
美希「ミキは少しの間待機なの」
292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:05:14.93:+a4z3sSl0 (150/160)
律子「え、えっと、P!」
P「な、なんだよ律子」
律子「……だけは」
P「え?」
律子「今だけは……【りつ】って……呼んで///」
P「……わ、わかった。【りつ】」
律子「え、えっと、P!」
P「な、なんだよ律子」
律子「……だけは」
P「え?」
律子「今だけは……【りつ】って……呼んで///」
P「……わ、わかった。【りつ】」
293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:05:47.79:+a4z3sSl0 (151/160)
律子「~!///」
美希「律子!ファイトなの!」
律子「そ、それでね。P」
P「な、なんだよ」
律子「置いていった罰、私も与えようと思うんです」
P「お、おう……(何させられんだろ、やっぱ仕事かな)」
律子「~!///」
美希「律子!ファイトなの!」
律子「そ、それでね。P」
P「な、なんだよ」
律子「置いていった罰、私も与えようと思うんです」
P「お、おう……(何させられんだろ、やっぱ仕事かな)」
294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:06:14.27:+a4z3sSl0 (152/160)
律子「な、なので少し、目を閉じててください」
P「こ、こうか?」
チュッ
P「は?」
律子「~!///」ダッダッダッダッ
P「え、何?何が起きたの?」
律子「な、なので少し、目を閉じててください」
P「こ、こうか?」
チュッ
P「は?」
律子「~!///」ダッダッダッダッ
P「え、何?何が起きたの?」
295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:06:46.48:+a4z3sSl0 (153/160)
美希「もう、律子ったらほっぺにちゅーくらいで真っ赤になって走り去るなんて、どんだけウブなの」ギュッ
P「あ、やっぱりキスされたの?俺」
美希「ハニーは鈍感というか、自分で自分を誤魔化してる感じがするな」
P「いや、まぁ……そうしないと勘違いしそうだし」
美希「もう、律子ったらほっぺにちゅーくらいで真っ赤になって走り去るなんて、どんだけウブなの」ギュッ
P「あ、やっぱりキスされたの?俺」
美希「ハニーは鈍感というか、自分で自分を誤魔化してる感じがするな」
P「いや、まぁ……そうしないと勘違いしそうだし」
296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:07:22.45:+a4z3sSl0 (154/160)
美希「勘違いしてもらっていいんだけどなぁ……」ボソッ
P「何か言ったか?」
美希「ん~ん。じゃあ律子を追いかけるの!」
P「お、おう……」
美希「勘違いしてもらっていいんだけどなぁ……」ボソッ
P「何か言ったか?」
美希「ん~ん。じゃあ律子を追いかけるの!」
P「お、おう……」
297:第三章 終:2013/04/14(日) 23:07:55.22:+a4z3sSl0 (155/160)
美希「(ハニー、ハニー、ハニー)」
美希「(呼ぶたびに、話すたび、触れ合うたびに)」
美希「(ミキは、幸せなんだ)」
美希「(だから、これからもっと、ミキを幸せにしてね?)」
美希「(マイ、ハニー……)」
美希「(ハニー、ハニー、ハニー)」
美希「(呼ぶたびに、話すたび、触れ合うたびに)」
美希「(ミキは、幸せなんだ)」
美希「(だから、これからもっと、ミキを幸せにしてね?)」
美希「(マイ、ハニー……)」
298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:09:16.06:+a4z3sSl0 (156/160)
最後なんか急ぎ足になってしまって、申し訳ない。
さて、第四章を誰にするか安価 >>301
1 雪歩&あずさ
2 やよい&伊織
3 響
安価来なかったら後日のお楽しみ
最後なんか急ぎ足になってしまって、申し訳ない。
さて、第四章を誰にするか安価 >>301
1 雪歩&あずさ
2 やよい&伊織
3 響
安価来なかったら後日のお楽しみ
299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:09:47.02:HWZFJkG2o (1/3)
3
3
300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:10:12.03:AeVa+TM6o (2/2)
2
2
301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:10:14.01:HWZFJkG2o (2/3)
言い忘れた
乙したー
言い忘れた
乙したー
302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:10:34.38:hVnJQkn00 (1/3)
2
2
303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:12:03.71:+a4z3sSl0 (157/160)
えっと、どうします?再安価ですかね
えっと、どうします?再安価ですかね
304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:12:48.25:hVnJQkn00 (2/3)
すしたほうが…
すしたほうが…
305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:12:49.44:+a4z3sSl0 (158/160)
再安価 >>306
再安価 >>306
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:12:50.70:Uh7sY+Vv0 (1/2)
下も上も2だし2でいいんじゃね?
下も上も2だし2でいいんじゃね?
307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:13:12.33:hVnJQkn00 (3/3)
こんどこそ…2
こんどこそ…2
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:13:21.39:Uh7sY+Vv0 (2/2)
ごめんなさい
2で
ごめんなさい
2で
309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:13:41.19:+a4z3sSl0 (159/160)
えっと。では2のやよいおりで。
では、今日も読んで下さりありがとうございました。
えっと。では2のやよいおりで。
では、今日も読んで下さりありがとうございました。
310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:13:54.15:HWZFJkG2o (3/3)
すまなかった・・・
すまなかった・・・
311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:14:23.92:droPhpxM0 (2/2)
おっつ
おっつ
312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:14:28.29:+a4z3sSl0 (160/160)
いえいえwww大丈夫ですよ。安価ではよくあることですので。
いえいえwww大丈夫ですよ。安価ではよくあることですので。
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:15:31.81:oot4HkCDO (1/1)
乙
乙
314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/14(日) 23:16:23.48:k1W8PDKDo (1/1)
乙
テンポもいいし読んでて楽しい
乙
テンポもいいし読んでて楽しい
315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 00:35:30.16:XrjBnKXDO (1/2)
ヒュー素晴らしい乙
ヒュー素晴らしい乙
316:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 01:05:39.75:qVgZEXODo (1/1)
誰とは言わないが、一人だけ全く触れられてない人がいるのが気になるな。偶然かそれとも…
とにかく乙です!
誰とは言わないが、一人だけ全く触れられてない人がいるのが気になるな。偶然かそれとも…
とにかく乙です!
317:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:25:36.85:NBYgvr6y0 (1/50)
こんばんは。
ちょっと書ききれてないので、本日は前半のみになるかと思います、申し訳ない。
こんばんは。
ちょっと書ききれてないので、本日は前半のみになるかと思います、申し訳ない。
318:第四章「プライスレス」:2013/04/15(月) 20:29:26.27:NBYgvr6y0 (2/50)
―――765プロ―――
やよい「……」
伊織「……」
P「……」
P「(まぁ、なんだ。この状況は)」
P「(いつも仲良くお話してるような伊織とやよいが睨み合っている)」
P「(俺を間に挟んで)」
―――765プロ―――
やよい「……」
伊織「……」
P「……」
P「(まぁ、なんだ。この状況は)」
P「(いつも仲良くお話してるような伊織とやよいが睨み合っている)」
P「(俺を間に挟んで)」
319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:30:32.03:NBYgvr6y0 (3/50)
やよい「……ふんっ、も、もう伊織ちゃんなんて知りません!」
伊織「っ」
事務所内『?!』
「あ、あのやよいちゃんが……」「高槻さんにそこまで言わせるなんて……」「や、やよいちゃん……?」
やよい「……ふんっ、も、もう伊織ちゃんなんて知りません!」
伊織「っ」
事務所内『?!』
「あ、あのやよいちゃんが……」「高槻さんにそこまで言わせるなんて……」「や、やよいちゃん……?」
320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:32:52.48:NBYgvr6y0 (4/50)
伊織「私だってうんざりよ!あんたなんて嫌いっ!」
やよい「っ」
「で、でこちゃんが……」「あそこまで嫌いって感情をはっきり出す伊織も珍しいぞー……」「あ、あらあら~……」
P「(そんな二人の間で仕事してる俺。誰か助けてください)」
伊織「私だってうんざりよ!あんたなんて嫌いっ!」
やよい「っ」
「で、でこちゃんが……」「あそこまで嫌いって感情をはっきり出す伊織も珍しいぞー……」「あ、あらあら~……」
P「(そんな二人の間で仕事してる俺。誰か助けてください)」
321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:36:06.01:NBYgvr6y0 (5/50)
P「(そういや、前にも同じようなヤツがいたなぁ)」
P「(伊織とやよいじゃないが、最初は犬猿の仲だった二人が)」
P「(まぁ実際は片方が嫌ってただけなんだが)」
やよい「……」ジッ
伊織「……」ギロッ
P「(それよりホントこれどうにかしてください)」
P「(そういや、前にも同じようなヤツがいたなぁ)」
P「(伊織とやよいじゃないが、最初は犬猿の仲だった二人が)」
P「(まぁ実際は片方が嫌ってただけなんだが)」
やよい「……」ジッ
伊織「……」ギロッ
P「(それよりホントこれどうにかしてください)」
322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:36:40.25:NBYgvr6y0 (6/50)
―――駅前―――
伊織「全く、やよいのやつ……」ブツブツ
P「おい、伊織」
伊織「確かにそろそろかな、とは思ってたけど……」ブツブツ
P「えっと、伊織さん」
―――駅前―――
伊織「全く、やよいのやつ……」ブツブツ
P「おい、伊織」
伊織「確かにそろそろかな、とは思ってたけど……」ブツブツ
P「えっと、伊織さん」
323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:37:24.01:NBYgvr6y0 (7/50)
伊織「それでも、あの言い方はないんじゃないかしら。まぁ、やよいにも悪気があったわけじゃないんだろうけど」ブツブツ
P「あのー、水瀬さんや」
伊織「なによ!」
P「なんで俺を外に連れ出してるんでしょうか」
伊織「それでも、あの言い方はないんじゃないかしら。まぁ、やよいにも悪気があったわけじゃないんだろうけど」ブツブツ
P「あのー、水瀬さんや」
伊織「なによ!」
P「なんで俺を外に連れ出してるんでしょうか」
324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:38:42.41:NBYgvr6y0 (8/50)
伊織「もう仕事終わったんでしょ?だったらいいじゃない」
P「いやー。まだデスクワークが残っ「いいじゃない」……はい」
伊織「とりあえずこの辺に喫茶店ないかしら」
P「あー。ならこの前、美希と律子といった―――」
伊織「待ちなさい。あんた、美希と律子と喫茶店行ったの?」
伊織「もう仕事終わったんでしょ?だったらいいじゃない」
P「いやー。まだデスクワークが残っ「いいじゃない」……はい」
伊織「とりあえずこの辺に喫茶店ないかしら」
P「あー。ならこの前、美希と律子といった―――」
伊織「待ちなさい。あんた、美希と律子と喫茶店行ったの?」
325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:39:23.23:NBYgvr6y0 (9/50)
P「え、ああ、まぁな」
伊織「ふーん……」グリグリ
P「あの、なんで俺の足を踏んでるんでしょう」
伊織「べっつにぃ」グリグリ
P「……」
P「え、ああ、まぁな」
伊織「ふーん……」グリグリ
P「あの、なんで俺の足を踏んでるんでしょう」
伊織「べっつにぃ」グリグリ
P「……」
326:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:40:19.68:NBYgvr6y0 (10/50)
―――お洒落な喫茶店―――
伊織「あら、案外いいところじゃない」
P「まぁ、美希はその辺のセンスはいいから」
伊織「……最近、やけに美希を褒めるわね。贔屓?」
P「そういうワケじゃないんだが……」
―――お洒落な喫茶店―――
伊織「あら、案外いいところじゃない」
P「まぁ、美希はその辺のセンスはいいから」
伊織「……最近、やけに美希を褒めるわね。贔屓?」
P「そういうワケじゃないんだが……」
327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:40:52.14:NBYgvr6y0 (11/50)
伊織「まぁいいわ。で、オススメは?」
P「んー。あん時は美希泣かせちゃってそれどころじゃなかったからなぁ」
伊織「アレ泣かせたって……あんた、何したの?」グリグリゴリゴリ
P「痛いです伊織さん、別に何もしてないんです、はい」
伊織「まぁいいわ。で、オススメは?」
P「んー。あん時は美希泣かせちゃってそれどころじゃなかったからなぁ」
伊織「アレ泣かせたって……あんた、何したの?」グリグリゴリゴリ
P「痛いです伊織さん、別に何もしてないんです、はい」
328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:41:34.48:NBYgvr6y0 (12/50)
伊織「ふーん」グリグリゴキゴキ
P「ホントやめて。歩けなくなるから」
伊織「ふんっ」ゴキッ
P「アーッ!」
伊織「ふーん」グリグリゴキゴキ
P「ホントやめて。歩けなくなるから」
伊織「ふんっ」ゴキッ
P「アーッ!」
329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:42:05.35:NBYgvr6y0 (13/50)
伊織「で、本題に入ろうと思うけど……」
P「……」チーン
伊織「……あれ、死んだ?」
P「生きてるわっ!」
伊織「あらそう。で、喧嘩の原因なんだけど―――」
P「少しは謝るくらいしてくれませんかねぇ?!」
伊織「で、本題に入ろうと思うけど……」
P「……」チーン
伊織「……あれ、死んだ?」
P「生きてるわっ!」
伊織「あらそう。で、喧嘩の原因なんだけど―――」
P「少しは謝るくらいしてくれませんかねぇ?!」
330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:43:40.18:NBYgvr6y0 (14/50)
伊織「え?ああ、ごめん。ちょっとそこの店員さーん」
P「まぁいいけどさ……あ、コーヒーで」
伊織「ダージリン」
ウェイトレス「かしこまりました」
伊織「え?ああ、ごめん。ちょっとそこの店員さーん」
P「まぁいいけどさ……あ、コーヒーで」
伊織「ダージリン」
ウェイトレス「かしこまりました」
331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:44:12.52:NBYgvr6y0 (15/50)
P「で、喧嘩の原因って?」
伊織「これの事なんだけど」ガサゴソ
P「ん?それ、伊織がいつも持ってるウサギのぬいぐるみじゃないか」
伊織「そ。これかなり長く使っちゃってるから、もう結構ボロボロなのよね」
P「まぁ、確かに……ところどころ糸がほつれてるな」
P「で、喧嘩の原因って?」
伊織「これの事なんだけど」ガサゴソ
P「ん?それ、伊織がいつも持ってるウサギのぬいぐるみじゃないか」
伊織「そ。これかなり長く使っちゃってるから、もう結構ボロボロなのよね」
P「まぁ、確かに……ところどころ糸がほつれてるな」
332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:45:42.23:NBYgvr6y0 (16/50)
伊織「それで、修繕しようとやよいに裁縫を教えてもらう事になったのよ」
P「なるほど、で?」
伊織「そしたらやよいが【新しいの買わないんですかー?】って」
P「ありゃ」
伊織「それでちょっとね。私もヒートアップしすぎたかなって、今でも反省してる」
伊織「それで、修繕しようとやよいに裁縫を教えてもらう事になったのよ」
P「なるほど、で?」
伊織「そしたらやよいが【新しいの買わないんですかー?】って」
P「ありゃ」
伊織「それでちょっとね。私もヒートアップしすぎたかなって、今でも反省してる」
333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:46:27.87:NBYgvr6y0 (17/50)
P「ふーん。そんなに大事なんだなこのぬいぐるみ」
伊織「当たり前よ。大切な人にもらったんだもの」
P「へぇ、その大切な人ってのはアレか。父上様や兄上様か」
伊織「は?何言ってんのアンタ。馬鹿なの?」
P「え?」
P「ふーん。そんなに大事なんだなこのぬいぐるみ」
伊織「当たり前よ。大切な人にもらったんだもの」
P「へぇ、その大切な人ってのはアレか。父上様や兄上様か」
伊織「は?何言ってんのアンタ。馬鹿なの?」
P「え?」
334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:48:06.92:NBYgvr6y0 (18/50)
伊織「えっ?ってなによ、えっ?って」
P「え、いや、だからさ」
伊織「それ、あんたとやよいからもらったヤツなんだけど……」
P「……はい?」
伊織「何?もしかして覚えてないの?」
P「え、おい。まさか」
伊織「えっ?ってなによ、えっ?って」
P「え、いや、だからさ」
伊織「それ、あんたとやよいからもらったヤツなんだけど……」
P「……はい?」
伊織「何?もしかして覚えてないの?」
P「え、おい。まさか」
335:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:52:54.87:NBYgvr6y0 (19/50)
伊織「……ああ。まぁ、そうね。普通こんな偶然起こりえないもんね」
P「……【いお】?」
伊織「そうよ」
P「いつから俺がPだって気づいてた?」
伊織「最初から。アンタと働き始めた時に、家の者に調べさせたら一発よ」
伊織「……ああ。まぁ、そうね。普通こんな偶然起こりえないもんね」
P「……【いお】?」
伊織「そうよ」
P「いつから俺がPだって気づいてた?」
伊織「最初から。アンタと働き始めた時に、家の者に調べさせたら一発よ」
336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:54:33.95:NBYgvr6y0 (20/50)
P「じゃ、じゃあもしかして」
伊織「やよいが【やよ】よ。ってかこっちは語感とかですぐわかんないかしら」
P「……」
伊織「……何よ」
P「じゃ、じゃあもしかして」
伊織「やよいが【やよ】よ。ってかこっちは語感とかですぐわかんないかしら」
P「……」
伊織「……何よ」
337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:55:47.51:NBYgvr6y0 (21/50)
P「じゃあもしかして春香とか、千早とかのことも……」
伊織「ええ、そうね。ちなみに亜美や雪歩やあずさもあんたと幼馴染よ」
P「なんというネタバレ?!」
伊織「いいじゃない。ってかあんたが忘れてたのが悪いんでしょ?」
伊織「(一人だけ、知らない子が出てきたけどその子もきっとコイツの知り合いなんでしょう)」
P「じゃあもしかして春香とか、千早とかのことも……」
伊織「ええ、そうね。ちなみに亜美や雪歩やあずさもあんたと幼馴染よ」
P「なんというネタバレ?!」
伊織「いいじゃない。ってかあんたが忘れてたのが悪いんでしょ?」
伊織「(一人だけ、知らない子が出てきたけどその子もきっとコイツの知り合いなんでしょう)」
338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:56:35.28:NBYgvr6y0 (22/50)
P「いやだって、名前なんてありふれてるもんで……」
伊織「面影でわからないもんかしら」
P「いや、俺、記憶があやふやでさ……」
伊織「ふーん……じゃあこのぬいぐるみのこと、やっぱわかんない?」
P「いんや、これは覚えてるよ、ってか思い出した」
P「確かそう、あの日だったよな」
P「いやだって、名前なんてありふれてるもんで……」
伊織「面影でわからないもんかしら」
P「いや、俺、記憶があやふやでさ……」
伊織「ふーん……じゃあこのぬいぐるみのこと、やっぱわかんない?」
P「いんや、これは覚えてるよ、ってか思い出した」
P「確かそう、あの日だったよな」
339:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:57:22.46:NBYgvr6y0 (23/50)
―――5月4日―――
P「……なぁ、いお」
伊織「何?」
P「どうしても、仲良くできないのか?」
伊織「貧乏人は嫌いよ」
―――5月4日―――
P「……なぁ、いお」
伊織「何?」
P「どうしても、仲良くできないのか?」
伊織「貧乏人は嫌いよ」
340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 20:58:13.94:NBYgvr6y0 (24/50)
P「いや、お前から見たらみんなだって貧乏人だろうが」
伊織「そうじゃないの。見るからにあの子は違うってわかるじゃない」
P「そうかもしれないけど、でも」
伊織「嫌いったら嫌い。だからしばらくは私、ここ来ないから」ツカツカ
P「うーむ、困ったものだ」
P「いや、お前から見たらみんなだって貧乏人だろうが」
伊織「そうじゃないの。見るからにあの子は違うってわかるじゃない」
P「そうかもしれないけど、でも」
伊織「嫌いったら嫌い。だからしばらくは私、ここ来ないから」ツカツカ
P「うーむ、困ったものだ」
341:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:06:58.83:NBYgvr6y0 (25/50)
春香「どうしたの?」
P「いや……いおがさ、やよの事嫌いって」
千早「まこ、今すぐいおを」
真「いや、やらないからね?」
春香「どうしたの?」
P「いや……いおがさ、やよの事嫌いって」
千早「まこ、今すぐいおを」
真「いや、やらないからね?」
342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:07:29.69:NBYgvr6y0 (26/50)
美希「なんで嫌いなの?やよ、いい子だよ?」
千早「そうね。この世に舞い降りた天使だと思うわ」
律子「流石に言いすぎじゃない……?」
小鳥「まぁでも確かに、すっごくいい子よね」
美希「なんで嫌いなの?やよ、いい子だよ?」
千早「そうね。この世に舞い降りた天使だと思うわ」
律子「流石に言いすぎじゃない……?」
小鳥「まぁでも確かに、すっごくいい子よね」
343:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:08:14.52:NBYgvr6y0 (27/50)
P「そうじゃないんだ。いおがやよを嫌っている理由が【貧乏だから】なんだ」
美希「何それ酷い!差別だと思うな、差別!」
千早「まこ」
真「いやだからさ」
千早「今すぐ力仕事のバイトを」
真「うん、年的に無理だって気づこうね?」
P「そうじゃないんだ。いおがやよを嫌っている理由が【貧乏だから】なんだ」
美希「何それ酷い!差別だと思うな、差別!」
千早「まこ」
真「いやだからさ」
千早「今すぐ力仕事のバイトを」
真「うん、年的に無理だって気づこうね?」
344:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:19:26.83:NBYgvr6y0 (28/50)
やよい「うっうー!皆さん、何を話してるんですか?」
律子「あ……やよ……」
小鳥「やよちゃんには、関係のない―――」
P「いや、これは話しておいたほうがいいかもな……場合によっては、いおを除名することも考えなくちゃいけない」
小鳥「でも、この子には残酷過ぎませんか?」
P「仕方ないさ……やよ、話があるんだ」
やよい「うっうー!皆さん、何を話してるんですか?」
律子「あ……やよ……」
小鳥「やよちゃんには、関係のない―――」
P「いや、これは話しておいたほうがいいかもな……場合によっては、いおを除名することも考えなくちゃいけない」
小鳥「でも、この子には残酷過ぎませんか?」
P「仕方ないさ……やよ、話があるんだ」
345:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:20:08.30:NBYgvr6y0 (29/50)
やよい「い、いおちゃんが……わたしを」
P「ああ、そうなんだ。やよ的にはどう思う?」
やよい「私は……いおちゃんと仲良く、したいです」
P「だよなぁ。でも、そのためにはどうすればいいかなぁ……」
やよい「い、いおちゃんが……わたしを」
P「ああ、そうなんだ。やよ的にはどう思う?」
やよい「私は……いおちゃんと仲良く、したいです」
P「だよなぁ。でも、そのためにはどうすればいいかなぁ……」
346:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:20:41.02:NBYgvr6y0 (30/50)
美希「単純にお金を稼ぐ、ってのは何か違うと思うな」
律子「まずそのお金を稼ぐのを誰がやるのよ」
千早「」ダッ
春香「ちーちゃん待って、超待って」
千早「離してはる、私はやらなくちゃいけないことができたの」
春香「何事にも限界はあるよ?!」
美希「単純にお金を稼ぐ、ってのは何か違うと思うな」
律子「まずそのお金を稼ぐのを誰がやるのよ」
千早「」ダッ
春香「ちーちゃん待って、超待って」
千早「離してはる、私はやらなくちゃいけないことができたの」
春香「何事にも限界はあるよ?!」
347:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:25:27.16:NBYgvr6y0 (31/50)
P「まぁとにかくだ。いおは何が気に食わないんだろうなぁ」
小鳥「まぁ、大体」ジッ
美希「そうだよねぇ」ジッ
律子「そうよね」ジッ
P「ん?なんで一斉に俺を見るんだ?」
P「まぁとにかくだ。いおは何が気に食わないんだろうなぁ」
小鳥「まぁ、大体」ジッ
美希「そうだよねぇ」ジッ
律子「そうよね」ジッ
P「ん?なんで一斉に俺を見るんだ?」
348:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:25:53.53:NBYgvr6y0 (32/50)
春香「いおちゃんはきっと、P君がやよちゃんばっかり構ってるのが気に食わないんだよ!」
P「そうか?でもちゃんと見てないと、やよは危なっかしいからなぁ」
春香「わ、私も「お前は怪我しないから」……」
P「でも、そうだったとしても、それだけじゃないんだよな。きっと」
春香「いおちゃんはきっと、P君がやよちゃんばっかり構ってるのが気に食わないんだよ!」
P「そうか?でもちゃんと見てないと、やよは危なっかしいからなぁ」
春香「わ、私も「お前は怪我しないから」……」
P「でも、そうだったとしても、それだけじゃないんだよな。きっと」
349:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:26:19.48:NBYgvr6y0 (33/50)
真「なんだろうね。【貧乏だから】って、漠然とした理由じゃなぁ」
千早「……もしかして」
P「なんか分かったか?ちーちゃん」
千早「はい、この前の休日、いおとやよと三人でお弁当を食べてたんですけど……」
真「なんだろうね。【貧乏だから】って、漠然とした理由じゃなぁ」
千早「……もしかして」
P「なんか分かったか?ちーちゃん」
千早「はい、この前の休日、いおとやよと三人でお弁当を食べてたんですけど……」
350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:27:01.40:NBYgvr6y0 (34/50)
―――3日前―――
やよい「うっうー!お弁当ですー!」
千早「(喜んでるやよちゃん可愛い)」
やよい「今日はですね、自分でお弁当作ってきたんです!」
千早「そうなの?(やよちゃんの手料理!)」
伊織「……」
―――3日前―――
やよい「うっうー!お弁当ですー!」
千早「(喜んでるやよちゃん可愛い)」
やよい「今日はですね、自分でお弁当作ってきたんです!」
千早「そうなの?(やよちゃんの手料理!)」
伊織「……」
351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:27:32.07:NBYgvr6y0 (35/50)
やよい「じゃじゃーん!どうですか?」
千早「うん、よくできてると思う!(定番のおかずみたいだけど、色んなとこに食材を無駄にしてない努力が施されてるわ)」
やよい「じゃ、じゃあ、ちーちゃんさん」
千早「ちーちゃんでいいわよ(さん付けしちゃうやよちゃん可愛いいいいいいいい!!)」
やよい「じゃじゃーん!どうですか?」
千早「うん、よくできてると思う!(定番のおかずみたいだけど、色んなとこに食材を無駄にしてない努力が施されてるわ)」
やよい「じゃ、じゃあ、ちーちゃんさん」
千早「ちーちゃんでいいわよ(さん付けしちゃうやよちゃん可愛いいいいいいいい!!)」
352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:28:38.32:NBYgvr6y0 (36/50)
やよい「約束通り、どうぞ!」
千早「卵焼き……だけど、これは海苔かしら?(やよちゃんの手料理hshs)」
やよい「いえ、大根の葉を混ぜて焼いてみたんです!食感を楽しめればなーって」
千早「そうなの?じゃあいただきます……」
やよい「約束通り、どうぞ!」
千早「卵焼き……だけど、これは海苔かしら?(やよちゃんの手料理hshs)」
やよい「いえ、大根の葉を混ぜて焼いてみたんです!食感を楽しめればなーって」
千早「そうなの?じゃあいただきます……」
353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:29:56.01:NBYgvr6y0 (37/50)
千早「うん!すっごく美味しい!(やよちゃんの料理が不味いはずないんだけどね!)」
やよい「本当ですか?!よかったです!」
伊織「……みすぼらしい」ボソッ
千早「……?」
千早「うん!すっごく美味しい!(やよちゃんの料理が不味いはずないんだけどね!)」
やよい「本当ですか?!よかったです!」
伊織「……みすぼらしい」ボソッ
千早「……?」
354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:30:26.75:NBYgvr6y0 (38/50)
―――5月4日―――
千早「って、いおが言ってたんです」
P「そ、そうか」
千早「ところでPさんやみんなは何故私から距離を置いてるんでしょう?」
P「自覚ないのか……」
―――5月4日―――
千早「って、いおが言ってたんです」
P「そ、そうか」
千早「ところでPさんやみんなは何故私から距離を置いてるんでしょう?」
P「自覚ないのか……」
355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:31:56.34:NBYgvr6y0 (39/50)
春香「時々、ちーちゃんって残念だよね……」
千早「なっ、何言ってるのはる」
真「いや、時々じゃなくてやよが絡んだ途端に残念だと思うよ……」
やよ「うー?」
千早「そんなことないわ」ダラダラ
美希「鼻血流しながら言っても説得力ないの」
春香「時々、ちーちゃんって残念だよね……」
千早「なっ、何言ってるのはる」
真「いや、時々じゃなくてやよが絡んだ途端に残念だと思うよ……」
やよ「うー?」
千早「そんなことないわ」ダラダラ
美希「鼻血流しながら言っても説得力ないの」
356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:33:02.09:NBYgvr6y0 (40/50)
P「だが、そうか。弁当を見て【みすぼらしい】……か」
P「もしかしたら、いおはやよのそういうところが嫌いなのかもな」
やよい「どういう事ですかー?」
P「うまく言いにくいんだが……やよが普通の人が捨てちゃうような食材で弁当を作ってるのを、貧乏臭いと思ったんだろうな」
やよい「うー……そうですか……」シュン
P「だが、そうか。弁当を見て【みすぼらしい】……か」
P「もしかしたら、いおはやよのそういうところが嫌いなのかもな」
やよい「どういう事ですかー?」
P「うまく言いにくいんだが……やよが普通の人が捨てちゃうような食材で弁当を作ってるのを、貧乏臭いと思ったんだろうな」
やよい「うー……そうですか……」シュン
357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:34:00.60:NBYgvr6y0 (41/50)
やよい「でも、そうしないと家計が……」
P「わかってる。どうにかして、いおのそんな偏見を変えられないかなぁ」
やよい「なら……いおちゃんに、私が料理を作ってあげるのはどうでしょう!」
P「ふむ」
やよい「それでいおちゃんが納得してくれるような料理が作れれば、仲良くできるかなーって」
やよい「でも、そうしないと家計が……」
P「わかってる。どうにかして、いおのそんな偏見を変えられないかなぁ」
やよい「なら……いおちゃんに、私が料理を作ってあげるのはどうでしょう!」
P「ふむ」
やよい「それでいおちゃんが納得してくれるような料理が作れれば、仲良くできるかなーって」
358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:34:41.78:NBYgvr6y0 (42/50)
P「確かにアリかもしれんな。だが本当に大丈夫なのか?アイツを納得させるなんて……」
やよい「大丈夫です!」
P「随分自信有りげだな……」
やよい「お母さんから教えてもらった、秘伝のレシピがあるんです!」
P「確かにアリかもしれんな。だが本当に大丈夫なのか?アイツを納得させるなんて……」
やよい「大丈夫です!」
P「随分自信有りげだな……」
やよい「お母さんから教えてもらった、秘伝のレシピがあるんです!」
359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:35:32.30:NBYgvr6y0 (43/50)
P「そっか。よしじゃあお前ら聞け!」
やよい「わぁ、だ、駄目ですPさん!」
P「え?なんで?」
やよい「私が作らないと……みんなの手を借りたら、いおちゃんは納得してくれないと思うんです」
P「……そうかもしれないが」
P「そっか。よしじゃあお前ら聞け!」
やよい「わぁ、だ、駄目ですPさん!」
P「え?なんで?」
やよい「私が作らないと……みんなの手を借りたら、いおちゃんは納得してくれないと思うんです」
P「……そうかもしれないが」
360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:36:27.26:NBYgvr6y0 (44/50)
やよい「だから……でも、一人じゃ心細いので……その、Pさん」
P「なんだ?」
やよい「お買い物には……ついて来てくれると、嬉しいかなーって……」
P「料理だけなら大丈夫かもしれないが、買い物となると、もし棚の上に商品があったら手が届かないかもだからな」
やよい「うー!私、そんなにちっちゃくないですよー!」
やよい「だから……でも、一人じゃ心細いので……その、Pさん」
P「なんだ?」
やよい「お買い物には……ついて来てくれると、嬉しいかなーって……」
P「料理だけなら大丈夫かもしれないが、買い物となると、もし棚の上に商品があったら手が届かないかもだからな」
やよい「うー!私、そんなにちっちゃくないですよー!」
361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:37:32.54:NBYgvr6y0 (45/50)
P「そうだな、ちっちゃくないな」ナデナデ
やよい「あぅー……///」
千早「Pさん、そこ代わってください」
P「断る」
P「じゃあ俺は買い物だけついていく、それでいいな?」
やよい「はい!お願いします!」
P「そうだな、ちっちゃくないな」ナデナデ
やよい「あぅー……///」
千早「Pさん、そこ代わってください」
P「断る」
P「じゃあ俺は買い物だけついていく、それでいいな?」
やよい「はい!お願いします!」
362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:38:13.94:NBYgvr6y0 (46/50)
春香「今回は私たちの出番はないかな?」
美希「せっかく楽しそうだったのに、残念なの」
律子「これはやよといおの問題だから……」
小鳥「首を突っ込んだら、野暮ってコト」
千早「やよちゃんの手料理、やよちゃんの手料理……」
春香「今回は私たちの出番はないかな?」
美希「せっかく楽しそうだったのに、残念なの」
律子「これはやよといおの問題だから……」
小鳥「首を突っ込んだら、野暮ってコト」
千早「やよちゃんの手料理、やよちゃんの手料理……」
363:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:39:29.54:NBYgvr6y0 (47/50)
真「ちーちゃん落ち着いて。……でもやっぱりPも、手料理とかが出来る女の子のがいいのかなぁ」
律子「」ガタッ!
美希「」ガタッ!
真「……ミキが出来なそうなのはなんとなくわかるけど、りつも?」
律子「し、仕方ないでしょ……レシピ通りやっても、うまくできないのよ」
真「ちーちゃん落ち着いて。……でもやっぱりPも、手料理とかが出来る女の子のがいいのかなぁ」
律子「」ガタッ!
美希「」ガタッ!
真「……ミキが出来なそうなのはなんとなくわかるけど、りつも?」
律子「し、仕方ないでしょ……レシピ通りやっても、うまくできないのよ」
364:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:44:05.43:NBYgvr6y0 (48/50)
小鳥「まぁまぁ、今度教えてあげるから……」
美希「ミキだってやればできると思うの。きっと」
春香「じゃあ、二人がいない日、料理教室でも開く?私も人並みには出来ると思うし……」
千早「はるが料理教室なんて開いたら、まず転んで材料が全部なくなると思う」
春香「なっ!失礼だよちーちゃん!」
小鳥「まぁまぁ、今度教えてあげるから……」
美希「ミキだってやればできると思うの。きっと」
春香「じゃあ、二人がいない日、料理教室でも開く?私も人並みには出来ると思うし……」
千早「はるが料理教室なんて開いたら、まず転んで材料が全部なくなると思う」
春香「なっ!失礼だよちーちゃん!」
365:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:46:57.88:NBYgvr6y0 (49/50)
春香「私だって人並みに料理くらいできますっ!」
小鳥「少し不安……」
春香「みんなして!」
真「料理、できた方が……いいんだろうなぁ、きっと」トオイメ
真「よーっし!じゃあ師匠、指南お願いします!」
全員『師匠?!』
春香「私だって人並みに料理くらいできますっ!」
小鳥「少し不安……」
春香「みんなして!」
真「料理、できた方が……いいんだろうなぁ、きっと」トオイメ
真「よーっし!じゃあ師匠、指南お願いします!」
全員『師匠?!』
366:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:47:48.35:NBYgvr6y0 (50/50)
今日はここまで。
本当に書きあがっていなくて申し訳ない……一日一章のつもりだったのに。
では、また後日続きを投稿したいと思います。
今日はここまで。
本当に書きあがっていなくて申し訳ない……一日一章のつもりだったのに。
では、また後日続きを投稿したいと思います。
367:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 21:50:16.19:2yoUUEzDO (1/1)
乙
乙
368:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 22:03:30.98:XrjBnKXDO (2/2)
乙にゃん
乙にゃん
369:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 22:39:28.86:V4RiKrU6o (1/1)
おつ!
おつ!
370:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/15(月) 23:13:38.02:1D4tsHcBo (1/1)
おつ
おつ
371:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:16:36.65:yVquLVg90 (1/107)
こんばんは。
SS板自体が落ちてんですかね?とりあえず、今日も更新いたします。
―――5月5日 水瀬家―――
伊織「……何よこれ」
SP1「はっ、伊織様のご学友とおっしゃる方からです……」
伊織「パーティーの招待状?舐めてるのかしら……しかも主催は、あのやよとかいう……」
こんばんは。
SS板自体が落ちてんですかね?とりあえず、今日も更新いたします。
―――5月5日 水瀬家―――
伊織「……何よこれ」
SP1「はっ、伊織様のご学友とおっしゃる方からです……」
伊織「パーティーの招待状?舐めてるのかしら……しかも主催は、あのやよとかいう……」
372:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:17:14.75:yVquLVg90 (2/107)
SP1「いかがなさいますか?」
伊織「ねぇ、今やよがどこにいるかわかる?」
SP1「少々お待ちください……はい、補足いたしました」
伊織「じゃあカメラ持って追いかけて。で、ここに中継」
SP1「かしこまりました」
SP1「いかがなさいますか?」
伊織「ねぇ、今やよがどこにいるかわかる?」
SP1「少々お待ちください……はい、補足いたしました」
伊織「じゃあカメラ持って追いかけて。で、ここに中継」
SP1「かしこまりました」
373:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:18:12.22:yVquLVg90 (3/107)
伊織「ふん……気に食わない。邪魔してやる」
SP1「では、こちらのモニターに」
伊織「……なんでPまでいるのかしら」
SP1「さ、さぁ……そこまでは」
伊織「まぁいいわ……じゃあ、これから順次私が命令するから、それに従って?」
SP1「かしこまりました、お嬢様」
伊織「ふん……気に食わない。邪魔してやる」
SP1「では、こちらのモニターに」
伊織「……なんでPまでいるのかしら」
SP1「さ、さぁ……そこまでは」
伊織「まぁいいわ……じゃあ、これから順次私が命令するから、それに従って?」
SP1「かしこまりました、お嬢様」
374:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:19:19.41:yVquLVg90 (4/107)
―――公園―――
やよい「では、行きましょうPさん!」
P「おう!……ところで、何を作るつもりなんだ?」
やよい「それは、完成するまでの秘密ですー!」
P「まぁ、材料見てればわかる話か」
―――公園―――
やよい「では、行きましょうPさん!」
P「おう!……ところで、何を作るつもりなんだ?」
やよい「それは、完成するまでの秘密ですー!」
P「まぁ、材料見てればわかる話か」
375:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:20:05.62:yVquLVg90 (5/107)
やよい「あ、確かに材料見てたらわかっちゃいますね……」
P「ま、大丈夫大丈夫。で、今日はいくら持ってきたんだ?」
やよい「300円です!」
P「お、お前……それ、お前にとっては結構なお金じゃあ」
やよい「確かに、3ヶ月分のお小遣いですけど……でも、いおちゃんに納得してもらうために、このくらいなら喜んで払います!」
P「やよ……」
やよい「あ、確かに材料見てたらわかっちゃいますね……」
P「ま、大丈夫大丈夫。で、今日はいくら持ってきたんだ?」
やよい「300円です!」
P「お、お前……それ、お前にとっては結構なお金じゃあ」
やよい「確かに、3ヶ月分のお小遣いですけど……でも、いおちゃんに納得してもらうために、このくらいなら喜んで払います!」
P「やよ……」
376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:21:15.73:yVquLVg90 (6/107)
やよい「うっうー!それじゃ、行きましょうPさん!」ギュッ
P「お、おう。だが手をつなぐ必要はないんじゃないか?」
やよい「え?迷子になっちゃったら困るじゃないですか」
P「まぁ確かに。やよはちっちゃいからなぁ」ナデナデ
やよい「あう~、ちっちゃくないですよぉ!」ピョンピョン
やよい「うっうー!それじゃ、行きましょうPさん!」ギュッ
P「お、おう。だが手をつなぐ必要はないんじゃないか?」
やよい「え?迷子になっちゃったら困るじゃないですか」
P「まぁ確かに。やよはちっちゃいからなぁ」ナデナデ
やよい「あう~、ちっちゃくないですよぉ!」ピョンピョン
377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:22:07.91:yVquLVg90 (7/107)
P「さ、行こっか」
やよい「納得行きません……私はおねーさんなのに……」
―――駅前―――
P「まずはどこに行くんだ?」
やよい「えっとですね、まずはホットケーキミックスを買いたいのですが……」
P「ふーむ。なんとなくやよの作りたいものがわかった気がするぞ?」
P「さ、行こっか」
やよい「納得行きません……私はおねーさんなのに……」
―――駅前―――
P「まずはどこに行くんだ?」
やよい「えっとですね、まずはホットケーキミックスを買いたいのですが……」
P「ふーむ。なんとなくやよの作りたいものがわかった気がするぞ?」
378:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:23:03.46:yVquLVg90 (8/107)
やよい「早いですよぉ!」
P「それなら普通にスーパーに売ってそうだが……量はどれくらい必要かな」
やよい「200gくらい、ですね」
P「スーパーで200gってあったかなぁ。見たことあるの、600g~400gだからなぁ……」
やよい「そんなにはいらないんですー……」
やよい「早いですよぉ!」
P「それなら普通にスーパーに売ってそうだが……量はどれくらい必要かな」
やよい「200gくらい、ですね」
P「スーパーで200gってあったかなぁ。見たことあるの、600g~400gだからなぁ……」
やよい「そんなにはいらないんですー……」
379:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:24:20.24:yVquLVg90 (9/107)
P「とりあえず、行ってみるだけ行ってみるか」
やよい「はい!行きましょう!」
―――水瀬家―――
伊織「……ホットケーキミックス?」
伊織「名前からしてホットケーキの素かなにかかしら……私にホットケーキでも作るっていうの?」
伊織「冗談じゃないわ……ねぇ」
P「とりあえず、行ってみるだけ行ってみるか」
やよい「はい!行きましょう!」
―――水瀬家―――
伊織「……ホットケーキミックス?」
伊織「名前からしてホットケーキの素かなにかかしら……私にホットケーキでも作るっていうの?」
伊織「冗談じゃないわ……ねぇ」
380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:25:14.81:yVquLVg90 (10/107)
SP1「はっ、なんでしょう」
伊織「彼女たちの近くにあるスーパーから、200g以下のホットケーキミックス買い占めて。全部」
SP1「かしこまりました」
伊織「あとそれと、300円以内の物も全部」
SP1「はい、仰せのままに」
伊織「さーて、どうすんのかしらねぇ……」
SP1「はっ、なんでしょう」
伊織「彼女たちの近くにあるスーパーから、200g以下のホットケーキミックス買い占めて。全部」
SP1「かしこまりました」
伊織「あとそれと、300円以内の物も全部」
SP1「はい、仰せのままに」
伊織「さーて、どうすんのかしらねぇ……」
381:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:27:40.21:yVquLVg90 (11/107)
―――スーパー―――
P「……ない」
やよい「ないですねぇ……」
P「200g以下のもの、それに300円以下の物が軒並み買い占められてる……」
やよい「う、うっうー!き、きっともの好きな人がいたんですよ!」
P「そうだよな。まぁ、別のスーパーにも行ってみよう」
―――スーパー―――
P「……ない」
やよい「ないですねぇ……」
P「200g以下のもの、それに300円以下の物が軒並み買い占められてる……」
やよい「う、うっうー!き、きっともの好きな人がいたんですよ!」
P「そうだよな。まぁ、別のスーパーにも行ってみよう」
382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:29:07.68:yVquLVg90 (12/107)
やよい「はい!……っ」
P「?どうかした?」
やよい「なんでもないですー!」
P「そっか。じゃあ次の店へ……」
やよい「はい!……っ」
P「?どうかした?」
やよい「なんでもないですー!」
P「そっか。じゃあ次の店へ……」
383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:30:59.24:yVquLVg90 (13/107)
―――2店目―――
P「……ない」
やよい「ないですねぇ」
―――2店目―――
P「……ない」
やよい「ないですねぇ」
384:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:31:27.59:yVquLVg90 (14/107)
―――3店目―――
P「……二度あることは?」
やよい「三度ありますー!」
P「ちなみに、仏の顔は?」
やよい「三度まで、ですー!」
―――3店目―――
P「……二度あることは?」
やよい「三度ありますー!」
P「ちなみに、仏の顔は?」
やよい「三度まで、ですー!」
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:32:36.92:yVquLVg90 (15/107)
―――4店目―――
P「さすがにこれは……」
やよい「うー……どこ行ってもないのです……」
P「絶対おかしい……どうしようかこれ……」
やよい「お金、足りません……」
―――4店目―――
P「さすがにこれは……」
やよい「うー……どこ行ってもないのです……」
P「絶対おかしい……どうしようかこれ……」
やよい「お金、足りません……」
386:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:33:13.48:yVquLVg90 (16/107)
P「俺が出すか……」
やよい「そ、それはダメです!」
P「な、なんでだよ」
やよい「これは、私からいおちゃんへのプレゼントなんです!だから、だから、ダメです!」
P「……わかった。だがどうするんだ、この状況……」
P「俺が出すか……」
やよい「そ、それはダメです!」
P「な、なんでだよ」
やよい「これは、私からいおちゃんへのプレゼントなんです!だから、だから、ダメです!」
P「……わかった。だがどうするんだ、この状況……」
387:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:33:40.25:yVquLVg90 (17/107)
美希「なんでミキが買い物係なのかなー……」
P「あ、ミキ」
美希「あ、ハニーとやよなの!」
やよい「ミキさん、こんにちは!」
美希「ハニー達どうしたの?」
美希「なんでミキが買い物係なのかなー……」
P「あ、ミキ」
美希「あ、ハニーとやよなの!」
やよい「ミキさん、こんにちは!」
美希「ハニー達どうしたの?」
388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:35:19.46:yVquLVg90 (18/107)
P「いや、見ての通りホットケーキミックスが軒並み売り切れててな……200g欲しいんだが……」
美希「ホントだね、200g以下、しかも300円以下の物も全部売り切れてる……」
やよい「200gより多いのは、全部、300円じゃ足りないのです……」
美希「それなら簡単なことなの!」
P「え?」
P「いや、見ての通りホットケーキミックスが軒並み売り切れててな……200g欲しいんだが……」
美希「ホントだね、200g以下、しかも300円以下の物も全部売り切れてる……」
やよい「200gより多いのは、全部、300円じゃ足りないのです……」
美希「それなら簡単なことなの!」
P「え?」
389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:35:51.60:yVquLVg90 (19/107)
美希「ちょっと待ってて~」ヒョイバサッ
やよい「み、ミキさん?」
美希「店の外で待ってて欲しいの~」ツカツカ
P「と、とりあえずミキの言うとおりにしよう」
やよい「そうしましょう……」
美希「ちょっと待ってて~」ヒョイバサッ
やよい「み、ミキさん?」
美希「店の外で待ってて欲しいの~」ツカツカ
P「と、とりあえずミキの言うとおりにしよう」
やよい「そうしましょう……」
390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:37:07.30:yVquLVg90 (20/107)
―――店の外―――
美希「お待たせなの~」
P「で、どういうことだミキ?」
美希「こういうことなの」ビリッ
やよい「え、それさっき買ったばっかりのホットケーキミックス……」
―――店の外―――
美希「お待たせなの~」
P「で、どういうことだミキ?」
美希「こういうことなの」ビリッ
やよい「え、それさっき買ったばっかりのホットケーキミックス……」
391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:38:15.04:yVquLVg90 (21/107)
美希「200g×3の、600gで450円のやつなの。で、この中から1袋を……あげる!なの!」スッ
P「いいのか?!」
美希「うん。余分に買ってあるし、これくらいならみんなも許してくれると思うの。なにより、ハニーとやよのためなの!」
やよい「……でも、やっぱり、私の料理ですから……私が買った材料じゃないと」
美希「200g×3の、600gで450円のやつなの。で、この中から1袋を……あげる!なの!」スッ
P「いいのか?!」
美希「うん。余分に買ってあるし、これくらいならみんなも許してくれると思うの。なにより、ハニーとやよのためなの!」
やよい「……でも、やっぱり、私の料理ですから……私が買った材料じゃないと」
392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:39:22.33:yVquLVg90 (22/107)
美希「それなら、今からミキはお店屋さんなの!」
美希「それで、これ1袋を100円で売ってあげるの!大サービスなの!」
やよい「あ……」
美希「さぁ、買うなら今しかないの!どうするの、やよ?」
やよい「買いますっ!これ、100円です!」
美希「毎度あり~!なの」
美希「それなら、今からミキはお店屋さんなの!」
美希「それで、これ1袋を100円で売ってあげるの!大サービスなの!」
やよい「あ……」
美希「さぁ、買うなら今しかないの!どうするの、やよ?」
やよい「買いますっ!これ、100円です!」
美希「毎度あり~!なの」
393:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:40:12.74:yVquLVg90 (23/107)
P「なぁ、ミキ」ボソボソ
美希「わかってるの、何かしらの理由をつけて今度やよに返すの」ボソボソ
P「ありがとな、ミキ」
美希「どういたしまして、なの!」
P「それじゃあまたな!」
やよい「ありがとうございます、ミキさん!」
美希「ハニーもやよも頑張るなの~!」
P「なぁ、ミキ」ボソボソ
美希「わかってるの、何かしらの理由をつけて今度やよに返すの」ボソボソ
P「ありがとな、ミキ」
美希「どういたしまして、なの!」
P「それじゃあまたな!」
やよい「ありがとうございます、ミキさん!」
美希「ハニーもやよも頑張るなの~!」
394:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:41:01.48:VCzkJXN6o (1/1)
ええなぁほんわかするわい…
ええなぁほんわかするわい…
395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:41:18.52:yVquLVg90 (24/107)
―――水瀬家―――
伊織「この際全部買い占めとけばよかったわ……失敗した」
SP1「どうされますか?」
伊織「今は待機。またそのうち命令するから」
SP1「ハッ」
伊織「(何よ。ミキのやつ、なんでアイツらの味方につくのよ)」
伊織「(ミキだって少なからず、やよをライバル視してるくせに)」
―――水瀬家―――
伊織「この際全部買い占めとけばよかったわ……失敗した」
SP1「どうされますか?」
伊織「今は待機。またそのうち命令するから」
SP1「ハッ」
伊織「(何よ。ミキのやつ、なんでアイツらの味方につくのよ)」
伊織「(ミキだって少なからず、やよをライバル視してるくせに)」
396:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:42:51.89:yVquLVg90 (25/107)
―――公園―――
やよい「次は……バナナが欲しいです!」
P「バナナかぁ。何本必要だ?」
やよい「1本あれば大丈夫ですー!」
―――公園―――
やよい「次は……バナナが欲しいです!」
P「バナナかぁ。何本必要だ?」
やよい「1本あれば大丈夫ですー!」
397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:44:00.68:yVquLVg90 (26/107)
P「了解、じゃあこの近くに八百屋さんなんてあったかな」
やよい「スーパーじゃダメなんですか?」
P「八百屋さんの方が比較的安く済むんだよ。それに運がよければバラ売りだってしてもらえる」
やよい「そうなんですかー!」
P「ちょっと待ってろ、今調べるから……」プルルルル
P「了解、じゃあこの近くに八百屋さんなんてあったかな」
やよい「スーパーじゃダメなんですか?」
P「八百屋さんの方が比較的安く済むんだよ。それに運がよければバラ売りだってしてもらえる」
やよい「そうなんですかー!」
P「ちょっと待ってろ、今調べるから……」プルルルル
398:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:45:27.29:yVquLVg90 (27/107)
やよい「誰に電話してるんですかー?」
P「ああ、ちょっとな。もしもしことり?」
小鳥『何かな、P君』
P「いや、いつもの公園の近くに八百屋さんってあったっけ?」
小鳥『それならうちのお母さんの行きつけのところがあるよ!えっと、場所はね~』
やよい「誰に電話してるんですかー?」
P「ああ、ちょっとな。もしもしことり?」
小鳥『何かな、P君』
P「いや、いつもの公園の近くに八百屋さんってあったっけ?」
小鳥『それならうちのお母さんの行きつけのところがあるよ!えっと、場所はね~』
399:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:46:39.18:yVquLVg90 (28/107)
―――水瀬家―――
伊織「次はバナナを必要としているようね」
SP1「そのようですね」
伊織「今回は八百屋がどうのこうの言ってたけど……この近くに八百屋は?」
SP1「二件ほど」
―――水瀬家―――
伊織「次はバナナを必要としているようね」
SP1「そのようですね」
伊織「今回は八百屋がどうのこうの言ってたけど……この近くに八百屋は?」
SP1「二件ほど」
400:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:48:07.12:yVquLVg90 (29/107)
伊織「そう、じゃあそこのバナナを全部買い占めなさい」
SP1「了解」
伊織「次こそは邪魔してやるわ……」
SP1「お嬢様」
伊織「何かしら」
伊織「そう、じゃあそこのバナナを全部買い占めなさい」
SP1「了解」
伊織「次こそは邪魔してやるわ……」
SP1「お嬢様」
伊織「何かしら」
401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:48:51.34:yVquLVg90 (30/107)
SP1「なぜ、そこまで彼女達を?」
伊織「……嫌いだからよ。決まってるじゃない」
SP1「……そうですか。ご質問、失礼いたしました」
伊織「……」
SP1「なぜ、そこまで彼女達を?」
伊織「……嫌いだからよ。決まってるじゃない」
SP1「……そうですか。ご質問、失礼いたしました」
伊織「……」
402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:51:18.15:yVquLVg90 (31/107)
―――公園―――
P「よし、場所がわかった!行くぞやよ!」
やよい「はい!で、どこら辺にあるのですか?」
P「ここから結構近いらしいな」
やよい「そうなのですかー?」
―――公園―――
P「よし、場所がわかった!行くぞやよ!」
やよい「はい!で、どこら辺にあるのですか?」
P「ここから結構近いらしいな」
やよい「そうなのですかー?」
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:53:21.75:yVquLVg90 (32/107)
P「ああ、なんでも普通の八百屋さんじゃないらしい」
やよい「ど、どんな八百屋さんなんですか?」
P「それが、産地直送……というか、簡単に言えば自分の家で果物を作っているらしい」
やよい「そ、そんなことできるんですか?!」
P「ああ、なんでも普通の八百屋さんじゃないらしい」
やよい「ど、どんな八百屋さんなんですか?」
P「それが、産地直送……というか、簡単に言えば自分の家で果物を作っているらしい」
やよい「そ、そんなことできるんですか?!」
404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:55:31.41:yVquLVg90 (33/107)
P「野菜は聞いたことあるが、果物は聞いたことない。だが、そのおかげかすっごく果物が安いんだそうだ」
やよい「うっうー!私、是非お話聞いてみたいですー!」
P「そっか。あ、じゃあしっかりついてこいよ?なんでも見た目は完全に普通の家らしいから」
やよい「はいー!……っ」ブルブル
P「野菜は聞いたことあるが、果物は聞いたことない。だが、そのおかげかすっごく果物が安いんだそうだ」
やよい「うっうー!私、是非お話聞いてみたいですー!」
P「そっか。あ、じゃあしっかりついてこいよ?なんでも見た目は完全に普通の家らしいから」
やよい「はいー!……っ」ブルブル
405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:57:10.65:yVquLVg90 (34/107)
P「どうした?」
やよい「い、いえ。ちょっと寒いかなーって」
P「そうか?やよは寒がりだからなぁ」
やよい「そうでもないと思うのですが……」
P「どうした?」
やよい「い、いえ。ちょっと寒いかなーって」
P「そうか?やよは寒がりだからなぁ」
やよい「そうでもないと思うのですが……」
406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:58:01.36:yVquLVg90 (35/107)
―――水瀬家―――
伊織「……ねぇ」
SP1「見た目は完全に一般住宅だったので見逃しておりました……申し訳ありません」
やよい『うっうー!バナナ、ゲットですー!』
P『よかったな、優しい人で。バラ売りまでしてくれて』
―――水瀬家―――
伊織「……ねぇ」
SP1「見た目は完全に一般住宅だったので見逃しておりました……申し訳ありません」
やよい『うっうー!バナナ、ゲットですー!』
P『よかったな、優しい人で。バラ売りまでしてくれて』
407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 20:59:18.18:yVquLVg90 (36/107)
やよい『しかも、お野菜を育てるコツとかまで聞いちゃいました!』
P『そういえばやよはちっちゃいけど家庭菜園もしてるもんな』
やよい『はいー!だから、とってもタメになりましたー!』
伊織「……なんなのよ」
伊織「なんで、うまくいかないのよ……!」
SP1「お嬢様……」
やよい『しかも、お野菜を育てるコツとかまで聞いちゃいました!』
P『そういえばやよはちっちゃいけど家庭菜園もしてるもんな』
やよい『はいー!だから、とってもタメになりましたー!』
伊織「……なんなのよ」
伊織「なんで、うまくいかないのよ……!」
SP1「お嬢様……」
408:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:00:35.75:yVquLVg90 (37/107)
伊織「次、失敗しないでね」
SP1「はい!かしこまりました!」
伊織「(それにしても……何を作るつもりなのかしら)」
伊織「(ホットケーキミックスにバナナって……ホットケーキにバナナでも埋め込むの?)」
伊織「次、失敗しないでね」
SP1「はい!かしこまりました!」
伊織「(それにしても……何を作るつもりなのかしら)」
伊織「(ホットケーキミックスにバナナって……ホットケーキにバナナでも埋め込むの?)」
409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:03:05.32:yVquLVg90 (38/107)
―――公園―――
やよい「最後に、牛乳が欲しいですー!」
P「牛乳だったらどこでも売ってるな。で、残金は?」
やよい「100円と50円、あと1円が3枚ですー!」
P「それだけあれば十分だな。よし、行くか」
―――公園―――
やよい「最後に、牛乳が欲しいですー!」
P「牛乳だったらどこでも売ってるな。で、残金は?」
やよい「100円と50円、あと1円が3枚ですー!」
P「それだけあれば十分だな。よし、行くか」
410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:03:41.47:yVquLVg90 (39/107)
やよい「はいー!……あ、あれ」フラッ
P「……やよ?」
やよい「ふぇ?あ、ご、ごめんなさい!ちょっと転びそうになっちゃいましたー……」
P「そっか、気をつけるんだぞ」
やよい「分かりましたー!」
やよい「はいー!……あ、あれ」フラッ
P「……やよ?」
やよい「ふぇ?あ、ご、ごめんなさい!ちょっと転びそうになっちゃいましたー……」
P「そっか、気をつけるんだぞ」
やよい「分かりましたー!」
411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:04:56.20:yVquLVg90 (40/107)
―――水瀬家―――
伊織「もうわかってるわね?」
SP1「はい。総動員で牛乳を買い占めております」
伊織「そ。じゃあこれで諦めてくれるかしら」
SP1「……お嬢様」
―――水瀬家―――
伊織「もうわかってるわね?」
SP1「はい。総動員で牛乳を買い占めております」
伊織「そ。じゃあこれで諦めてくれるかしら」
SP1「……お嬢様」
412:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:08:33.47:yVquLVg90 (41/107)
伊織「何?」
SP1「そこまでして、やよ様と仲良くするのは嫌なのですか?」
伊織「もういいわ。……正直に言うけど、嫌とかそういうんじゃないのよ」
伊織「でも、あんなのと付き合ったら、私、なんて言われるかしら。お父様やお兄様はどう思われるかしら」
SP1「……それは」
伊織「何?」
SP1「そこまでして、やよ様と仲良くするのは嫌なのですか?」
伊織「もういいわ。……正直に言うけど、嫌とかそういうんじゃないのよ」
伊織「でも、あんなのと付き合ったら、私、なんて言われるかしら。お父様やお兄様はどう思われるかしら」
SP1「……それは」
413:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:09:03.37:yVquLVg90 (42/107)
伊織「本当なら同じ仲間だもの。仲良くしたいわ。うん。一緒に遊びたい」
伊織「本当は嫌いだなんて思ったことなんてない。お弁当だって、いつも美味しそうだった」
伊織「でも、それじゃダメなの。【水瀬】は許してくれない」
伊織「だから、嫌われるしかないじゃない。【水瀬】を守るために」
SP1「……そうですか」
伊織「本当なら同じ仲間だもの。仲良くしたいわ。うん。一緒に遊びたい」
伊織「本当は嫌いだなんて思ったことなんてない。お弁当だって、いつも美味しそうだった」
伊織「でも、それじゃダメなの。【水瀬】は許してくれない」
伊織「だから、嫌われるしかないじゃない。【水瀬】を守るために」
SP1「……そうですか」
414:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:10:20.23:yVquLVg90 (43/107)
伊織「お兄様やお父様の顔に泥を塗るわけにはいかないの、わかる?」
SP1「お言葉ですが、お嬢様」
伊織「何?」
SP1「お嬢様は、【水瀬】なのですか?それとも、【伊織】なのですか?」
伊織「……質問の意味がわからないわ」
伊織「お兄様やお父様の顔に泥を塗るわけにはいかないの、わかる?」
SP1「お言葉ですが、お嬢様」
伊織「何?」
SP1「お嬢様は、【水瀬】なのですか?それとも、【伊織】なのですか?」
伊織「……質問の意味がわからないわ」
415:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:11:02.88:yVquLVg90 (44/107)
SP1「私は、【お嬢様】は【お嬢様】、【お父上様】は【お父上様】であると思います」
伊織「そうね。それが?」
SP1「ですから、お嬢様はお嬢様の道を選んでよろしいかと思います」
伊織「……っ」
SP1「私は、【お嬢様】は【お嬢様】、【お父上様】は【お父上様】であると思います」
伊織「そうね。それが?」
SP1「ですから、お嬢様はお嬢様の道を選んでよろしいかと思います」
伊織「……っ」
416:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:11:38.77:yVquLVg90 (45/107)
SP1「家柄に縛られず、自分の好きに生きること―――」
伊織「下がりなさい」
SP1「ですが、お嬢様」
伊織「下がりなさい!新堂!」
SP1「家柄に縛られず、自分の好きに生きること―――」
伊織「下がりなさい」
SP1「ですが、お嬢様」
伊織「下がりなさい!新堂!」
417:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:12:23.31:yVquLVg90 (46/107)
新堂「……かしこまりました」バタン
伊織「……」
伊織「わかってるわよ……そんなのっ……!」
伊織「でも私は【水瀬】だから……【水瀬】伊織だから……」
新堂「……かしこまりました」バタン
伊織「……」
伊織「わかってるわよ……そんなのっ……!」
伊織「でも私は【水瀬】だから……【水瀬】伊織だから……」
418:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:13:21.35:yVquLVg90 (47/107)
―――スーパー―――
P「……次は牛乳が軒並みなくなってやがる」
やよい「う、う~……」
P「どういうことだ?なんか俺らの欲しいものばっかりなくなってないか?」
やよい「し、仕方ないと思います。私たちが来るのがが遅かったんです」
―――スーパー―――
P「……次は牛乳が軒並みなくなってやがる」
やよい「う、う~……」
P「どういうことだ?なんか俺らの欲しいものばっかりなくなってないか?」
やよい「し、仕方ないと思います。私たちが来るのがが遅かったんです」
419:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:14:07.11:yVquLVg90 (48/107)
P「そうじゃないと思うんだが……」
P「(誰かが意図的に買い占めてる?だが、何のために?)」
P「……とりあえず、別の店に行こう」
やよい「はいー……」
P「(明らかにやよも疲れてきてるのがわかる。やよは最年少だから体力がないのも当たり前か……)」
SP2「……」コソコソ
P「そうじゃないと思うんだが……」
P「(誰かが意図的に買い占めてる?だが、何のために?)」
P「……とりあえず、別の店に行こう」
やよい「はいー……」
P「(明らかにやよも疲れてきてるのがわかる。やよは最年少だから体力がないのも当たり前か……)」
SP2「……」コソコソ
420:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:15:16.58:yVquLVg90 (49/107)
P「……?」クルッ
やよい「どうかしましたかー?」
P「いや、誰かに見られてるような気がしてな……」
やよい「うー?」
SP2「……」コソコソ
P「……?」クルッ
やよい「どうかしましたかー?」
P「いや、誰かに見られてるような気がしてな……」
やよい「うー?」
SP2「……」コソコソ
421:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:16:16.91:yVquLVg90 (50/107)
―――水瀬家―――
伊織「あとひと押し、ってところかしらね」
新堂「……」
伊織「……ねぇ」
新堂「なんでございましょうか」
伊織「なんで、私は【水瀬】なのかな」
―――水瀬家―――
伊織「あとひと押し、ってところかしらね」
新堂「……」
伊織「……ねぇ」
新堂「なんでございましょうか」
伊織「なんで、私は【水瀬】なのかな」
422:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:18:09.37:yVquLVg90 (51/107)
新堂「これはまた難しいご質問ですな」
伊織「私は、【伊織】でいちゃいけないのかな」
新堂「そんなことはないと思いますぞ」
伊織「どうして?」
新堂「お嬢様は、お嬢様だからでございます」
新堂「これはまた難しいご質問ですな」
伊織「私は、【伊織】でいちゃいけないのかな」
新堂「そんなことはないと思いますぞ」
伊織「どうして?」
新堂「お嬢様は、お嬢様だからでございます」
423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:19:06.85:yVquLVg90 (52/107)
伊織「私が私であることが、私が【伊織】でいていい証明になるの?」
新堂「そうでございますな。言い方が悪いですが、【水瀬】は沢山いらっしゃいますが、【お嬢様】【伊織】はこの世にたった一人しかございません」
伊織「沢山いる……か。後でお父様に何か言われても知らないわよ?」
新堂「承知の上でございます」
伊織「……家柄って、なんて面倒なんでしょうね」
伊織「私が私であることが、私が【伊織】でいていい証明になるの?」
新堂「そうでございますな。言い方が悪いですが、【水瀬】は沢山いらっしゃいますが、【お嬢様】【伊織】はこの世にたった一人しかございません」
伊織「沢山いる……か。後でお父様に何か言われても知らないわよ?」
新堂「承知の上でございます」
伊織「……家柄って、なんて面倒なんでしょうね」
424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:19:47.31:yVquLVg90 (53/107)
伊織「でも、一番面倒だったのは……私の、このいつまでも決心せずにウジウジしてた心ってワケか」
新堂「私にはお嬢様のお気持ちなどわかりません。私は【新堂】ですから。ですが言えることが一つ」
伊織「何かしら」
新堂「後悔だけは、しないでください」
伊織「……」
伊織「でも、一番面倒だったのは……私の、このいつまでも決心せずにウジウジしてた心ってワケか」
新堂「私にはお嬢様のお気持ちなどわかりません。私は【新堂】ですから。ですが言えることが一つ」
伊織「何かしら」
新堂「後悔だけは、しないでください」
伊織「……」
425:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:20:46.06:yVquLVg90 (54/107)
新堂「いつでも前を向き、自分が思ったことに正直になってください」
伊織「わかってるわよ」
新堂「もう一度お聞きします。お嬢様」
新堂「お嬢様は、【水瀬】ですか?【伊織】ですか?」
伊織「……私は―――」
新堂「いつでも前を向き、自分が思ったことに正直になってください」
伊織「わかってるわよ」
新堂「もう一度お聞きします。お嬢様」
新堂「お嬢様は、【水瀬】ですか?【伊織】ですか?」
伊織「……私は―――」
426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:21:37.23:yVquLVg90 (55/107)
SP2『お嬢様』
伊織「……何よ?」
SP2『高槻やよいが……』
伊織「やよが?」
SP2『道端で……倒れて……』
SP2『お嬢様』
伊織「……何よ?」
SP2『高槻やよいが……』
伊織「やよが?」
SP2『道端で……倒れて……』
427:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:22:26.21:yVquLVg90 (56/107)
P『やよ?!しっかりしろ!!やよ!!』
伊織「?!」
―――公園までの道―――
P「大丈夫かやよ?!」
やよい「だ、大丈夫です~」ニコッ
P『やよ?!しっかりしろ!!やよ!!』
伊織「?!」
―――公園までの道―――
P「大丈夫かやよ?!」
やよい「だ、大丈夫です~」ニコッ
428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:22:56.12:yVquLVg90 (57/107)
P「(明らかに無理してんじゃねぇか……!)」
P「やよ、ちょっと触るぞ」
やよい「うー……?」
P「熱っ!す、凄い熱じゃないか!!なんで黙ってたんだ!!」
やよい「朝は……調子、よかったんです。本当ですよ……?でも、でも……」ウルウル
P「わ、わかった。わかったから落ち着いてくれ……」
P「(明らかに無理してんじゃねぇか……!)」
P「やよ、ちょっと触るぞ」
やよい「うー……?」
P「熱っ!す、凄い熱じゃないか!!なんで黙ってたんだ!!」
やよい「朝は……調子、よかったんです。本当ですよ……?でも、でも……」ウルウル
P「わ、わかった。わかったから落ち着いてくれ……」
429:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:24:08.33:yVquLVg90 (58/107)
P「(どうすりゃいい?!どうすればいいんだ?!)」
P「だ、誰か呼ばないと。そ、その前に救急車?!」
やよい「だ、ダメ……です」ムクッ
P「やよ?!」
やよい「まだ……料理……作って、ないです、から」
P「(どうすりゃいい?!どうすればいいんだ?!)」
P「だ、誰か呼ばないと。そ、その前に救急車?!」
やよい「だ、ダメ……です」ムクッ
P「やよ?!」
やよい「まだ……料理……作って、ないです、から」
430:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:24:57.93:yVquLVg90 (59/107)
P「なに言ってんだよ!無理に決まってんだろそんな体で!!」
やよい「大丈夫、ですってば―――」フラッ
P「言わんこっちゃない!!」ガシッ
やよい「おかしい、ですねー……私は、料理、作らないと……」
P「別の日でもいいだろ?!材料なんてまた集められる!」
やよい「……めなんです」
P「え?」
P「なに言ってんだよ!無理に決まってんだろそんな体で!!」
やよい「大丈夫、ですってば―――」フラッ
P「言わんこっちゃない!!」ガシッ
やよい「おかしい、ですねー……私は、料理、作らないと……」
P「別の日でもいいだろ?!材料なんてまた集められる!」
やよい「……めなんです」
P「え?」
431:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:26:11.05:yVquLVg90 (60/107)
やよい「今日、じゃないと……ダメ、なんです」
やよい「何が何でも、今日がいいんです。今日じゃないと、ダメなんです……!」フラフラ
P「何がそこまでお前を……!」
やよい「誰にでも、今日は平等に来ます……」フラフラ
やよい「でも、私にとっても、いおちゃんにとっても」フラフラ
やよい「でも今日という日は……二度と来ないかもしれない、一回しかない大切な―――」グラッ
やよい「今日、じゃないと……ダメ、なんです」
やよい「何が何でも、今日がいいんです。今日じゃないと、ダメなんです……!」フラフラ
P「何がそこまでお前を……!」
やよい「誰にでも、今日は平等に来ます……」フラフラ
やよい「でも、私にとっても、いおちゃんにとっても」フラフラ
やよい「でも今日という日は……二度と来ないかもしれない、一回しかない大切な―――」グラッ
432:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:27:14.49:yVquLVg90 (61/107)
P「やよ!!」
P「(間に合わない―――!)」
伊織「……馬鹿」ダキッ
やよい「ふぇ……いおちゃん……?」
P「やよ!!」
P「(間に合わない―――!)」
伊織「……馬鹿」ダキッ
やよい「ふぇ……いおちゃん……?」
433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:29:35.43:yVquLVg90 (62/107)
やよい「う、うー?い、いおちゃん……」
新堂「かしこまりました。全身全霊、命をかけて高槻様を病院までお連れいたします」
伊織「頼んだわよ」
やよい「え、えっと……」
新堂「失礼。少し、目をつぶっていただいてよろしいでしょうか」
やよい「う、うー?い、いおちゃん……」
新堂「かしこまりました。全身全霊、命をかけて高槻様を病院までお連れいたします」
伊織「頼んだわよ」
やよい「え、えっと……」
新堂「失礼。少し、目をつぶっていただいてよろしいでしょうか」
434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:30:30.66:yVquLVg90 (63/107)
やよい「??……えっと、こうですか?」
新堂「はい。ありがとうございます。では」シュンッ!
P「……今の人、人間なのか?」
伊織「さぁ。詳しくは私も知らない」
やよい「??……えっと、こうですか?」
新堂「はい。ありがとうございます。では」シュンッ!
P「……今の人、人間なのか?」
伊織「さぁ。詳しくは私も知らない」
435:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:31:33.65:yVquLVg90 (64/107)
P「それで、なんでお前がここにいるんだ?まぁ、もう多方予想がついてるけど」
伊織「……そう。ならその予想で当たりだと思うわ」
伊織「私が全部買い占めたの。そうすれば、諦めてくれると思ったから」
P「なぁ、なんでそこまでやよが嫌いなんだ?」
伊織「……アンタならわかるんじゃない?」
P「予想50%、希望50%でいいか?」
P「それで、なんでお前がここにいるんだ?まぁ、もう多方予想がついてるけど」
伊織「……そう。ならその予想で当たりだと思うわ」
伊織「私が全部買い占めたの。そうすれば、諦めてくれると思ったから」
P「なぁ、なんでそこまでやよが嫌いなんだ?」
伊織「……アンタならわかるんじゃない?」
P「予想50%、希望50%でいいか?」
436:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:32:22.86:yVquLVg90 (65/107)
伊織「そうね。それくらいでちょうどいいと思うわ」
P「家柄、だろ。本当はやよと仲良くしたいけど、だけど無理して嫌ってる。貧乏なやよと仲良くしたら、それだけで家柄に傷がつくかもしれないから」
P「そして―――やよ自身にも、危害が加わるかもしれないから」
伊織「……ホント、アンタにはかなわないわね」
P「伊達にリーダーやってないさ」
伊織「そうね。それくらいでちょうどいいと思うわ」
P「家柄、だろ。本当はやよと仲良くしたいけど、だけど無理して嫌ってる。貧乏なやよと仲良くしたら、それだけで家柄に傷がつくかもしれないから」
P「そして―――やよ自身にも、危害が加わるかもしれないから」
伊織「……ホント、アンタにはかなわないわね」
P「伊達にリーダーやってないさ」
437:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:33:22.54:yVquLVg90 (66/107)
伊織「【水瀬】っていう名の枷、ね」
伊織「家柄に傷をつけたくないのも本当。お父様やお兄様達を尊敬してるから、そんな人たちに迷惑をかけたくない」
伊織「でも、そんな人たちには、ちゃんと話せば納得してくれるでしょう」
伊織「だけど、【水瀬】の中には私が尊敬していない人もいる」
伊織「【水瀬】っていう名の枷、ね」
伊織「家柄に傷をつけたくないのも本当。お父様やお兄様達を尊敬してるから、そんな人たちに迷惑をかけたくない」
伊織「でも、そんな人たちには、ちゃんと話せば納得してくれるでしょう」
伊織「だけど、【水瀬】の中には私が尊敬していない人もいる」
438:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:34:07.26:yVquLVg90 (67/107)
伊織「そういう人は、【やよ】という、いるだけで【水瀬】の名を、品を、汚していく存在自体が邪魔になる」
伊織「そうすると、やよ自体にその矛先が向きかねない」
伊織「例えアンタらが……ううん。私が一緒になって彼女を守ろうとしても、【水瀬】の力には勝てないでしょう」
伊織「だから、私は彼女と仲良くなるのをやめた……なーんて」
伊織「そういう人は、【やよ】という、いるだけで【水瀬】の名を、品を、汚していく存在自体が邪魔になる」
伊織「そうすると、やよ自体にその矛先が向きかねない」
伊織「例えアンタらが……ううん。私が一緒になって彼女を守ろうとしても、【水瀬】の力には勝てないでしょう」
伊織「だから、私は彼女と仲良くなるのをやめた……なーんて」
439:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:35:06.49:yVquLVg90 (68/107)
P「そうじゃないのか?」
伊織「そうじゃないわね。これは単なる逃げだもの」
P「逃げ?」
伊織「家柄だとか、そんなつまらないものに縛られた私の逃げ」
伊織「【水瀬】伊織としての言い訳ね」
P「そうじゃないのか?」
伊織「そうじゃないわね。これは単なる逃げだもの」
P「逃げ?」
伊織「家柄だとか、そんなつまらないものに縛られた私の逃げ」
伊織「【水瀬】伊織としての言い訳ね」
440:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:35:48.36:yVquLVg90 (69/107)
伊織「私は水瀬【伊織】でありたいの」
伊織「だから、決めた。明日からはもう心配しないで」
P「心配なんかしないさ。そんな顔してる奴に」
伊織「にひひっ。どんな顔してるのかしら、私」
P「さぁな。でも一つだけ答えてやるよ。その顔は紛れもない―――」
P「お前自身の顔だからな」
伊織「私は水瀬【伊織】でありたいの」
伊織「だから、決めた。明日からはもう心配しないで」
P「心配なんかしないさ。そんな顔してる奴に」
伊織「にひひっ。どんな顔してるのかしら、私」
P「さぁな。でも一つだけ答えてやるよ。その顔は紛れもない―――」
P「お前自身の顔だからな」
441:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:36:50.32:yVquLVg90 (70/107)
―――水瀬家―――
伊織「失礼します」
伊織父「……」
伊織「本日はご報告に参りました」
伊織父「新堂から話は聞いている」
伊織「そうでしたか。では、単刀直入に申し上げますと「好きにしろ」……はい?」
―――水瀬家―――
伊織「失礼します」
伊織父「……」
伊織「本日はご報告に参りました」
伊織父「新堂から話は聞いている」
伊織「そうでしたか。では、単刀直入に申し上げますと「好きにしろ」……はい?」
442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:37:41.49:yVquLVg90 (71/107)
伊織父「聞こえなかったのか?好きにしろ、と言ったんだ」
伊織「え、あ、その」
伊織父「なんだ、不服か?」
伊織「す、好きにしろと言われましても……」
伊織父「聞こえなかったのか?好きにしろ、と言ったんだ」
伊織「え、あ、その」
伊織父「なんだ、不服か?」
伊織「す、好きにしろと言われましても……」
443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:38:20.29:yVquLVg90 (72/107)
伊織父「私は娘の友好関係にまで口を出そうとは思わないよ。自由にするといい」
伊織父「それに、私は彼女をみすぼらしいなんて思わない。立派で、輝かしいじゃないか。彼女は」
伊織「……見ていらしたのですか?」
伊織父「まぁ、な。お前が水瀬【伊織】として守りたい者に興味を持った」
伊織父「私も彼女を見るまで忘れていたよ。……伊織」
伊織父「私は娘の友好関係にまで口を出そうとは思わないよ。自由にするといい」
伊織父「それに、私は彼女をみすぼらしいなんて思わない。立派で、輝かしいじゃないか。彼女は」
伊織「……見ていらしたのですか?」
伊織父「まぁ、な。お前が水瀬【伊織】として守りたい者に興味を持った」
伊織父「私も彼女を見るまで忘れていたよ。……伊織」
444:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:39:22.61:yVquLVg90 (73/107)
伊織「なん……ですか?」
伊織父「ここのところは全く言えてやってなかったな……改めて言うとなると少々恥ずかしいが」
伊織「?」
伊織父「……誕生日、おめでとう。伊織。私の自慢の娘よ」
伊織「あ……」
伊織「なん……ですか?」
伊織父「ここのところは全く言えてやってなかったな……改めて言うとなると少々恥ずかしいが」
伊織「?」
伊織父「……誕生日、おめでとう。伊織。私の自慢の娘よ」
伊織「あ……」
445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:40:09.21:yVquLVg90 (74/107)
伊織父「本人が忘れていてどうするんだ……まぁ、いい。プレゼントも用意した。新堂」
新堂「はっ、ここに」
伊織父「例の物を伊織に」
新堂「かしこまりました。……こちらを」スッ
伊織「これは……遊園地のペアチケット?」
伊織父「本人が忘れていてどうするんだ……まぁ、いい。プレゼントも用意した。新堂」
新堂「はっ、ここに」
伊織父「例の物を伊織に」
新堂「かしこまりました。……こちらを」スッ
伊織「これは……遊園地のペアチケット?」
446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:41:07.62:yVquLVg90 (75/107)
伊織父「……彼女と一緒に行ってきなさい」
伊織「……はいっ!」
伊織「それでは……失礼します」
伊織父「ああ、そうそう。伊織」
伊織「なんでしょうか」
伊織父「お前は【水瀬】じゃない。水瀬【伊織】だ」
伊織「……ありがとうございます!では、失礼します」
伊織父「……彼女と一緒に行ってきなさい」
伊織「……はいっ!」
伊織「それでは……失礼します」
伊織父「ああ、そうそう。伊織」
伊織「なんでしょうか」
伊織父「お前は【水瀬】じゃない。水瀬【伊織】だ」
伊織「……ありがとうございます!では、失礼します」
447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:42:07.74:yVquLVg90 (76/107)
伊織父「……何に対しての礼なのやら」
新堂「お父上様は最初から、お嬢様を見てきましたからな」
伊織父「娘が成長してくれて、嬉しい限りだよ」
新堂「真に」
伊織父「……何に対しての礼なのやら」
新堂「お父上様は最初から、お嬢様を見てきましたからな」
伊織父「娘が成長してくれて、嬉しい限りだよ」
新堂「真に」
448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:43:05.33:yVquLVg90 (77/107)
伊織父「それについて新堂……君にも礼を言おう」
新堂「はて、なんのことですかな」
伊織父「謙虚なのは美徳だがな、私も雇い主の【水瀬】ではない、一人の娘の父親として礼を言わせてくれ……ありがとう」
新堂「もったいないお言葉……それでお父上様。例の件ですが、調べ終わりました」
伊織父「そうか。何人くらいいた?」
新堂「ざっと見積もって20人程」
伊織父「それについて新堂……君にも礼を言おう」
新堂「はて、なんのことですかな」
伊織父「謙虚なのは美徳だがな、私も雇い主の【水瀬】ではない、一人の娘の父親として礼を言わせてくれ……ありがとう」
新堂「もったいないお言葉……それでお父上様。例の件ですが、調べ終わりました」
伊織父「そうか。何人くらいいた?」
新堂「ざっと見積もって20人程」
449:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:43:48.42:yVquLVg90 (78/107)
伊織父「多いなぁ。まぁ、野放しにしておいた私が悪いのだが」
伊織父「さて、私も父親としての仕事を始めようかね」
新堂「お供いたします」
伊織父「助かるよ。新堂」
伊織父「まずは娘とその友人に群がるハエを叩き落とさないと、な」
伊織父「多いなぁ。まぁ、野放しにしておいた私が悪いのだが」
伊織父「さて、私も父親としての仕事を始めようかね」
新堂「お供いたします」
伊織父「助かるよ。新堂」
伊織父「まずは娘とその友人に群がるハエを叩き落とさないと、な」
450:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:44:51.71:yVquLVg90 (79/107)
―――翌日―――
やよい「心配をおかけしましたー……」
P「いやいや、元気そうでなによりだよ」
やよい「うー……でも、5月6日になっちゃいました……」
P「別にいいじゃないか。一日遅れたくらい、友達なら許してくれるさ……なぁ、いお」
伊織「……いつから?」ガサガサ
―――翌日―――
やよい「心配をおかけしましたー……」
P「いやいや、元気そうでなによりだよ」
やよい「うー……でも、5月6日になっちゃいました……」
P「別にいいじゃないか。一日遅れたくらい、友達なら許してくれるさ……なぁ、いお」
伊織「……いつから?」ガサガサ
451:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:45:23.34:yVquLVg90 (80/107)
P「最初。病院出た時から草陰に隠れて挙動不審にしてるヤツがいるかなーって」
やよい「あ、いおちゃん……」
伊織「やよ。……まずは謝らせて」
伊織「嫌いだなんて言ってごめんなさい。色々、酷い事言ってごめんなさい」
伊織「あなたの邪魔をしてごめんなさい。えっと、それからそれから―――」
P「最初。病院出た時から草陰に隠れて挙動不審にしてるヤツがいるかなーって」
やよい「あ、いおちゃん……」
伊織「やよ。……まずは謝らせて」
伊織「嫌いだなんて言ってごめんなさい。色々、酷い事言ってごめんなさい」
伊織「あなたの邪魔をしてごめんなさい。えっと、それからそれから―――」
452:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:46:27.07:yVquLVg90 (81/107)
P「長い」ピシッ
伊織「った……あにすんのよ!」
P「長いんだよ。いつからそんな回りくどいキャラになったんだお前は」
伊織「長いって……でも、全部謝らないと」
P「全部聞いてたら長すぎて途中で寝ちまうよ。なぁやよ?」
やよい「ふぇ?!そ、そんなことないですよっ!」
P「長い」ピシッ
伊織「った……あにすんのよ!」
P「長いんだよ。いつからそんな回りくどいキャラになったんだお前は」
伊織「長いって……でも、全部謝らないと」
P「全部聞いてたら長すぎて途中で寝ちまうよ。なぁやよ?」
やよい「ふぇ?!そ、そんなことないですよっ!」
453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:47:00.00:yVquLVg90 (82/107)
P「やよはこう言っているが俺は確実に飽きるな。ってか日が暮れる」
P「おら、さっさと言えよ。一言でいいじゃねぇか」ドン
伊織「うわっ、と。ちょっと押さないでよ!」
やよい「いお、ちゃん……」
伊織「うっ……え、えっと……その……」
やよい「私の方こそごめんなさい!」
P「やよはこう言っているが俺は確実に飽きるな。ってか日が暮れる」
P「おら、さっさと言えよ。一言でいいじゃねぇか」ドン
伊織「うわっ、と。ちょっと押さないでよ!」
やよい「いお、ちゃん……」
伊織「うっ……え、えっと……その……」
やよい「私の方こそごめんなさい!」
454:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:47:55.52:yVquLVg90 (83/107)
伊織「え?」
やよい「私、結局間に合わなくて……一日遅れだけど、これ……」スッ
伊織「……ウサギの、ぬいぐるみ?」
やよい「私、お金全然持ってなくて……それで、寄せ集めの手作りになっちゃったんですけど……」
やよい「誕生日プレゼント、です。みすぼらしいかも、しれないですけど……」
伊織「え?」
やよい「私、結局間に合わなくて……一日遅れだけど、これ……」スッ
伊織「……ウサギの、ぬいぐるみ?」
やよい「私、お金全然持ってなくて……それで、寄せ集めの手作りになっちゃったんですけど……」
やよい「誕生日プレゼント、です。みすぼらしいかも、しれないですけど……」
455:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:48:29.49:yVquLVg90 (84/107)
伊織「そんなことないっ!」
やよい「い、いおちゃん?」
伊織「ありがと……大事にするっ!」ギュッ
P「(嬉しそうな顔しちゃってまぁ)」
伊織「え、えっとね。その代わりと言ってはなんだけど……」
やよい「?」
伊織「そんなことないっ!」
やよい「い、いおちゃん?」
伊織「ありがと……大事にするっ!」ギュッ
P「(嬉しそうな顔しちゃってまぁ)」
伊織「え、えっとね。その代わりと言ってはなんだけど……」
やよい「?」
456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:49:11.59:yVquLVg90 (85/107)
伊織「こ、ここに遊園地のペアチケットがあるの」
やよい「わぁー!すごいですね!」
伊織「よかったら、私と一緒に……行かない?」
やよい「……いいんですか?!」
伊織「うん。だって私たち……」
伊織「友達、でしょ?」
伊織「こ、ここに遊園地のペアチケットがあるの」
やよい「わぁー!すごいですね!」
伊織「よかったら、私と一緒に……行かない?」
やよい「……いいんですか?!」
伊織「うん。だって私たち……」
伊織「友達、でしょ?」
457:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:50:11.27:yVquLVg90 (86/107)
―――現在 喫茶店―――
P「で、なぜかあの後トリオチケットに変更になって俺も連れて行かれたんだよな」
伊織「いいじゃない。仲間は一人でも多い方が楽しいでしょ?」
P「ん?じゃあなんで春香とかは誘わなかったんだ?」
伊織「そ、それは……別にいいじゃない。察しなさいよ」
P「察しろって何をだよ」
―――現在 喫茶店―――
P「で、なぜかあの後トリオチケットに変更になって俺も連れて行かれたんだよな」
伊織「いいじゃない。仲間は一人でも多い方が楽しいでしょ?」
P「ん?じゃあなんで春香とかは誘わなかったんだ?」
伊織「そ、それは……別にいいじゃない。察しなさいよ」
P「察しろって何をだよ」
458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:53:18.05:yVquLVg90 (87/107)
伊織「……はぁ。ホント、アンタって変わってないわよね」
P「そうか?……最初からあんなに仲良かったのは、そのせいか」
伊織「ま、そうね」
伊織「やよいの方から気づいてくれたのよ。このぬいぐるみに。正直、すっごく嬉しかった」
P「……はぁ。なんでそういうことは素直に言えるのに、ごめんの一言が言えないかなぁ」
伊織「そ、それは……仕方ないでしょ。私だってぬいぐるみのこと貶されたみたいで頭にきちゃったんだもの……」
伊織「……はぁ。ホント、アンタって変わってないわよね」
P「そうか?……最初からあんなに仲良かったのは、そのせいか」
伊織「ま、そうね」
伊織「やよいの方から気づいてくれたのよ。このぬいぐるみに。正直、すっごく嬉しかった」
P「……はぁ。なんでそういうことは素直に言えるのに、ごめんの一言が言えないかなぁ」
伊織「そ、それは……仕方ないでしょ。私だってぬいぐるみのこと貶されたみたいで頭にきちゃったんだもの……」
459:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:55:07.77:yVquLVg90 (88/107)
P「よし、謝りに行くぞ」ガタッ
伊織「え?!今から?!もう結構時間経ってるけど……」
P「あ、お金ここに置いときますねー」
伊織「聞きなさいよ!」
P「よし、謝りに行くぞ」ガタッ
伊織「え?!今から?!もう結構時間経ってるけど……」
P「あ、お金ここに置いときますねー」
伊織「聞きなさいよ!」
460:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:55:50.38:yVquLVg90 (89/107)
P「さ、行くぞ伊織。やよいならまだ事務所にいるよ」
伊織「アンタっていっつもそうよねぇ。走り出したら止まらないし」
P「まぁ、それが俺だからな」
伊織「(それがあんたのいいところでもあるんだろうけど……さ)」
P「さ、行くぞ伊織。やよいならまだ事務所にいるよ」
伊織「アンタっていっつもそうよねぇ。走り出したら止まらないし」
P「まぁ、それが俺だからな」
伊織「(それがあんたのいいところでもあるんだろうけど……さ)」
461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:56:18.56:yVquLVg90 (90/107)
―――765プロ―――
P「やよい!」バン!
やよい「ふ、ふぇ?どうかしました?プロデューサーさん……」
伊織「アンタ……足……速すぎ」ゼェハァ
やよい「と……伊織ちゃん」
伊織「や、やよい……」
―――765プロ―――
P「やよい!」バン!
やよい「ふ、ふぇ?どうかしました?プロデューサーさん……」
伊織「アンタ……足……速すぎ」ゼェハァ
やよい「と……伊織ちゃん」
伊織「や、やよい……」
462:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:57:40.80:yVquLVg90 (91/107)
P「他のみんなは?」
やよい「みんな先に帰ったり、仕事に行っちゃったりしました」
P「そっか……なぁ、伊織」
伊織「何よ」
P「似てるな。随分と」
伊織「そうね。すっごく、あの時と似てる」
P「他のみんなは?」
やよい「みんな先に帰ったり、仕事に行っちゃったりしました」
P「そっか……なぁ、伊織」
伊織「何よ」
P「似てるな。随分と」
伊織「そうね。すっごく、あの時と似てる」
463:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:58:34.04:yVquLVg90 (92/107)
やよい「伊織、ちゃん?」
P「ほら、行けよ」
伊織「わかってるから押さないでよ。もう」
伊織「……やよい」
やよい「……はい」
伊織「あの、その……ごめ「ごめんなさいっ!」……え?」
やよい「伊織、ちゃん?」
P「ほら、行けよ」
伊織「わかってるから押さないでよ。もう」
伊織「……やよい」
やよい「……はい」
伊織「あの、その……ごめ「ごめんなさいっ!」……え?」
464:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 21:59:24.87:yVquLVg90 (93/107)
やよい「わ、私、その、ぬいぐるみのこと、悪く言っちゃったんですよね?だから伊織ちゃん、あんなに怒ったんですよね……」
伊織「え、えっと」
やよい「そうじゃなかったんです。そういうつもりじゃなかったんです!」
やよい「どうやって渡そうか、ずっと悩んでて……それで、つい、あんな言い方しちゃいました」
伊織「渡す?何を?」
やよい「わ、私、その、ぬいぐるみのこと、悪く言っちゃったんですよね?だから伊織ちゃん、あんなに怒ったんですよね……」
伊織「え、えっと」
やよい「そうじゃなかったんです。そういうつもりじゃなかったんです!」
やよい「どうやって渡そうか、ずっと悩んでて……それで、つい、あんな言い方しちゃいました」
伊織「渡す?何を?」
465:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:00:30.74:yVquLVg90 (94/107)
やよい「これ、です」スッ
伊織「……ウサギの、ぬいぐるみ?」
やよい「はいー。アイドルを始めて、最近やっとお金も貯まってきたんです」
やよい「それで、改めて新しいのを作って……でも、どうやって渡そうかまでは、考えてなくて」
やよい「だ、だから、その、あんな言い方、を……とにかくごめんなさいっ!」ペコッ
伊織「……」
やよい「これ、です」スッ
伊織「……ウサギの、ぬいぐるみ?」
やよい「はいー。アイドルを始めて、最近やっとお金も貯まってきたんです」
やよい「それで、改めて新しいのを作って……でも、どうやって渡そうかまでは、考えてなくて」
やよい「だ、だから、その、あんな言い方、を……とにかくごめんなさいっ!」ペコッ
伊織「……」
466:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:02:18.82:yVquLVg90 (95/107)
やよい「い、伊織ちゃん?」
P「……ほら、いお。お礼と、あと」
やよい「う、うー?な、なんでプロデューサーさんが、いおちゃんのあだ名……」
伊織「やよい……ううん、やよ」
伊織「私もごめんなさい。意地を貼りすぎたわ」
伊織「(あの時みたいに、ね)」
やよい「い、伊織ちゃん?」
P「……ほら、いお。お礼と、あと」
やよい「う、うー?な、なんでプロデューサーさんが、いおちゃんのあだ名……」
伊織「やよい……ううん、やよ」
伊織「私もごめんなさい。意地を貼りすぎたわ」
伊織「(あの時みたいに、ね)」
467:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:03:06.15:yVquLVg90 (96/107)
伊織「私も悪かったの。だから、こっちからもごめんなさい……」
やよい「いお、ちゃん……」
伊織「このぬいぐるみ、大事にする。凄い、嬉しい……でも、やよにもらったし、こっちも大事にしたいの」ガサゴソ
やよい「で、でも、もうそっちはボロボロで……」
伊織「だから、ね?やよ、改めて裁縫を、私に教えて?」
やよい「……うんっ!」
伊織「私も悪かったの。だから、こっちからもごめんなさい……」
やよい「いお、ちゃん……」
伊織「このぬいぐるみ、大事にする。凄い、嬉しい……でも、やよにもらったし、こっちも大事にしたいの」ガサゴソ
やよい「で、でも、もうそっちはボロボロで……」
伊織「だから、ね?やよ、改めて裁縫を、私に教えて?」
やよい「……うんっ!」
468:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:04:08.75:yVquLVg90 (97/107)
P「よかったな。やよ、いお」
やよい「はいっ!えへへ……」
伊織「アンタにはいっつも助けられてばっかりね」
P「俺もお前に助けてもらってるし、お互い様さ」
伊織「……助けた覚えなんてないけど」
P「そうじゃなくて、だな……」
P「よかったな。やよ、いお」
やよい「はいっ!えへへ……」
伊織「アンタにはいっつも助けられてばっかりね」
P「俺もお前に助けてもらってるし、お互い様さ」
伊織「……助けた覚えなんてないけど」
P「そうじゃなくて、だな……」
469:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:04:39.51:yVquLVg90 (98/107)
P「まぁ、いいか」
伊織「ちょっと!気になるじゃない!」
やよい「うー!二人ばっかりお話しないでくださいー!」
P「やよいは可愛いなぁ」ナデナデ
やよい「あっ、ううぅ///」
P「まぁ、いいか」
伊織「ちょっと!気になるじゃない!」
やよい「うー!二人ばっかりお話しないでくださいー!」
P「やよいは可愛いなぁ」ナデナデ
やよい「あっ、ううぅ///」
470:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:05:52.63:yVquLVg90 (99/107)
P「(伊織を見るたびに、自信が湧いてくる)」
P「(やよいを見るたびに、心に元気が湧いてくる)」
P「(二人を見るたびに、まだまだ頑張ろうって気になれる)」
P「(なーんて。面と向かって言えるわけないだろうが)」
P「(伊織を見るたびに、自信が湧いてくる)」
P「(やよいを見るたびに、心に元気が湧いてくる)」
P「(二人を見るたびに、まだまだ頑張ろうって気になれる)」
P「(なーんて。面と向かって言えるわけないだろうが)」
471:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:06:28.74:yVquLVg90 (100/107)
伊織「……いいなぁ」
P「ん?なんだ?お前も撫でて欲しいのか?」
伊織「……うん」
P「まぁ、そうだよな……って、え?」
伊織「撫でて、よ」
P「えっと、その……こうでいいか?」ナデナデ
伊織「にひひっ……///」
伊織「……いいなぁ」
P「ん?なんだ?お前も撫でて欲しいのか?」
伊織「……うん」
P「まぁ、そうだよな……って、え?」
伊織「撫でて、よ」
P「えっと、その……こうでいいか?」ナデナデ
伊織「にひひっ……///」
472:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:07:31.92:yVquLVg90 (101/107)
P「(でも、なんだろうな)」
P「(何かが、足りない気がするんだ)」
P「こんなに、満ち足りているのに)」
P「(まだ、何かが―――)」
ザザザーッ ザザザーッ ―――! ザザザーッ ザザザーッ
P「(……っ?)」
P「(でも、なんだろうな)」
P「(何かが、足りない気がするんだ)」
P「こんなに、満ち足りているのに)」
P「(まだ、何かが―――)」
ザザザーッ ザザザーッ ―――! ザザザーッ ザザザーッ
P「(……っ?)」
473:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:08:17.32:yVquLVg90 (102/107)
伊織「ね、一緒に帰りましょ、やよ」
やよい「うん!いおちゃん……あ、プロデューサーさんも一緒ですよ?」
P「(……今のは……)」
P「(まぁ、いいか。今は深く考えなくても)」
P「ああ、もちろん。今日はどうするんだ?」
伊織「ね、一緒に帰りましょ、やよ」
やよい「うん!いおちゃん……あ、プロデューサーさんも一緒ですよ?」
P「(……今のは……)」
P「(まぁ、いいか。今は深く考えなくても)」
P「ああ、もちろん。今日はどうするんだ?」
474:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:08:56.35:yVquLVg90 (103/107)
伊織「私は歩いて帰りたいな」
やよい「私もですー!」
P「そっか。じゃあ歩いて帰るか」
ギュッ ギュッ
P「え、えっと?」
伊織「私は歩いて帰りたいな」
やよい「私もですー!」
P「そっか。じゃあ歩いて帰るか」
ギュッ ギュッ
P「え、えっと?」
475:第四章 終:2013/04/18(木) 22:09:29.38:yVquLVg90 (104/107)
伊織「たまにはいいでしょ?にひひっ」
やよい「みんな手をつないで、仲良し、ですー!」
P「……そうだなっ」
P「(今は、ただ願おう)」
P「(この幸せな日々が、続きますように―――)」
伊織「たまにはいいでしょ?にひひっ」
やよい「みんな手をつないで、仲良し、ですー!」
P「……そうだなっ」
P「(今は、ただ願おう)」
P「(この幸せな日々が、続きますように―――)」
476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:11:30.69:yVquLVg90 (105/107)
お疲れ様でした。
さて、お次のおはなしです。
1.雪歩&あずさ
2.響
第五章安価 >>480
お疲れ様でした。
さて、お次のおはなしです。
1.雪歩&あずさ
2.響
第五章安価 >>480
477:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:11:55.28:tyXzeC4s0 (1/1)
1
1
478:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:12:34.21:bULgnXyDO (1/1)
1
1
479:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:14:35.75:yVquLVg90 (106/107)
ksk
ksk
480:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:15:44.43:MS3VS4DR0 (1/1)
2
2
481:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/18(木) 22:19:53.99:yVquLVg90 (107/107)
では第五章は響、第六章は雪歩&あずささんで。
ではでは、また後日~
では第五章は響、第六章は雪歩&あずささんで。
ではでは、また後日~
482:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/19(金) 09:58:47.86:TCCDvgvpO (1/1)
乙
やよいはプロデューサーって呼ぶよ
乙
やよいはプロデューサーって呼ぶよ
483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/19(金) 13:56:24.72:hql0lEgzo (1/1)
乙
名前が挙がっていない貴音が昔のPとどうからんでくるのか
乙
名前が挙がっていない貴音が昔のPとどうからんでくるのか
484:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/19(金) 16:47:55.51:FJL4VRc30 (1/1)
追いつき支援
更新はよ
追いつき支援
更新はよ
485:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/19(金) 17:02:23.71:8lkh1AxDO (1/1)
貴音、双子(名だけ出た)がいないな…まぁ期待
貴音、双子(名だけ出た)がいないな…まぁ期待
486:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 16:55:13.82:asf7uxTr0 (1/1)
とりま乙
他に書いた作品あれば教えてほしいかなーって
とりま乙
他に書いた作品あれば教えてほしいかなーって
487:>>486 アイマスは初SSです:2013/04/20(土) 20:28:51.51:Q1gRFNia0 (1/40)
こんばんは。
書き上げられてないので今日も途中までになります……すみませぬ。
こんばんは。
書き上げられてないので今日も途中までになります……すみませぬ。
488:第五章 「千夜一夜物語」:2013/04/20(土) 20:29:33.91:Q1gRFNia0 (2/40)
―――765プロ―――
響「はいさーい!今帰ったぞー!」
P「おう、お帰り」
春香「響ちゃんおかえり~」
千早「お帰りなさい響」
美希「お帰りなの~!」
小鳥「お帰りなさい、響ちゃん」
―――765プロ―――
響「はいさーい!今帰ったぞー!」
P「おう、お帰り」
春香「響ちゃんおかえり~」
千早「お帰りなさい響」
美希「お帰りなの~!」
小鳥「お帰りなさい、響ちゃん」
489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:30:07.71:Q1gRFNia0 (3/40)
響「ただいまだぞ!」
P「二日間の撮影お疲れ様」
響「自分の庭のようなものだし、全然平気だぞ!むしろ、楽しかったぞ!」
美希「ねぇねぇお土産はー?」
響「美希は真っ先にそれかー……まぁ、あるけどさ」ゴソゴソ
響「ただいまだぞ!」
P「二日間の撮影お疲れ様」
響「自分の庭のようなものだし、全然平気だぞ!むしろ、楽しかったぞ!」
美希「ねぇねぇお土産はー?」
響「美希は真っ先にそれかー……まぁ、あるけどさ」ゴソゴソ
490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:30:59.26:Q1gRFNia0 (4/40)
美希「さすが響なの!」
響「まぁな!自分、完璧だからな!」スッ
美希「こ、これは……!」
響「沖縄にしか売ってないおにぎり、【コンビーフハッシュ】【油みそ】【ジューシー】おにぎりのセットだぞ!」
美希「さすが響なの!」
響「まぁな!自分、完璧だからな!」スッ
美希「こ、これは……!」
響「沖縄にしか売ってないおにぎり、【コンビーフハッシュ】【油みそ】【ジューシー】おにぎりのセットだぞ!」
491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:33:08.39:Q1gRFNia0 (5/40)
美希「ジューシー?」
響「沖縄の炊き込みご飯のことだぞ」
美希「そうなの?まぁいいや、いただきますなの!」バリムシャー
P「美希、今日昼飯控えめだったのは……」
美希「ジューシー?」
響「沖縄の炊き込みご飯のことだぞ」
美希「そうなの?まぁいいや、いただきますなの!」バリムシャー
P「美希、今日昼飯控えめだったのは……」
492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:33:35.73:Q1gRFNia0 (6/40)
春香「たぶん、お土産期待してたんでしょうね……」
千早「ダイエットでも始めたのかと思ってびっくりしたわよ」
小鳥「(それでもおにぎりを5個平らげてたのは気のせいだったのかしら)」
響「プロデューサー達にもお土産あるぞ!」
春香「たぶん、お土産期待してたんでしょうね……」
千早「ダイエットでも始めたのかと思ってびっくりしたわよ」
小鳥「(それでもおにぎりを5個平らげてたのは気のせいだったのかしら)」
響「プロデューサー達にもお土産あるぞ!」
493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:34:12.84:Q1gRFNia0 (7/40)
P「さすが響、完璧だな」ナデナデ
響「えへへ……」
春香「(いいなぁ)」
千早「(私も完璧キャラで押してみようかしら)」
響「そういえば、みんなは?」
P「さすが響、完璧だな」ナデナデ
響「えへへ……」
春香「(いいなぁ)」
千早「(私も完璧キャラで押してみようかしら)」
響「そういえば、みんなは?」
494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:36:20.69:Q1gRFNia0 (8/40)
P「真はレッスン、竜宮小町は仕事、真美は……オフだから来てないみたいだな」
響「そっか。じゃあみんなにも後で渡しとかないとな」
春香「あ、そういえばPく……」
千早「春香っ」ボソボソ
春香「あっ」
P「真はレッスン、竜宮小町は仕事、真美は……オフだから来てないみたいだな」
響「そっか。じゃあみんなにも後で渡しとかないとな」
春香「あ、そういえばPく……」
千早「春香っ」ボソボソ
春香「あっ」
495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:37:15.89:Q1gRFNia0 (9/40)
響「……今、春香、プロデューサーのこと名前で呼ばなかったか?」
春香「気のせいじゃないかな のヮの」
響「……怪しい」
春香「のヮの;」
響「……今、春香、プロデューサーのこと名前で呼ばなかったか?」
春香「気のせいじゃないかな のヮの」
響「……怪しい」
春香「のヮの;」
496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:37:55.12:Q1gRFNia0 (10/40)
千早「それより響、今日はもうオフなの?」
響「え?あ、うん!そうだぞ!」
小鳥「だったら私たちもオフで暇してたところだから、一緒にお茶しない?」
P「小鳥さんと俺にオフなんてないようなもんだけどね」
響「んー。予定もないし、一緒するぞ!」
千早「それより響、今日はもうオフなの?」
響「え?あ、うん!そうだぞ!」
小鳥「だったら私たちもオフで暇してたところだから、一緒にお茶しない?」
P「小鳥さんと俺にオフなんてないようなもんだけどね」
響「んー。予定もないし、一緒するぞ!」
497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:38:28.60:Q1gRFNia0 (11/40)
春香「あ、ありがと千早ちゃんに小鳥さん……」ボソボソ
千早「……高槻さんとPさんの写真で」ボソボソ
小鳥「私はPさんと律子さんのを」ボソボソ
春香「……わかりましたよ。後で送っておきますね」ボソボソ
春香「あ、ありがと千早ちゃんに小鳥さん……」ボソボソ
千早「……高槻さんとPさんの写真で」ボソボソ
小鳥「私はPさんと律子さんのを」ボソボソ
春香「……わかりましたよ。後で送っておきますね」ボソボソ
498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:39:21.40:Q1gRFNia0 (12/40)
響「何を話してるんだー?」
春香「なんでもないよ。あ、じゃあお菓子どうしよう……」
響「大丈夫!買ってきてあるぞ!……本当はみんな用だけど、まだあるし」ゴソゴソ
千早「【ちんすこう】に【紅芋タルト】、それに【サーターアンダギー】ね」
小鳥「定番どころね」
響「何を話してるんだー?」
春香「なんでもないよ。あ、じゃあお菓子どうしよう……」
響「大丈夫!買ってきてあるぞ!……本当はみんな用だけど、まだあるし」ゴソゴソ
千早「【ちんすこう】に【紅芋タルト】、それに【サーターアンダギー】ね」
小鳥「定番どころね」
499:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:40:08.56:Q1gRFNia0 (13/40)
響「自分が今まで食べてきた中で、一番美味しいのを選んできたんだぞ!」
P「そうか。響のお墨付きなら、安心だな」
美希「むっ、お菓子の匂いがするの!」
響「もうアレ食べたのか……」
響「自分が今まで食べてきた中で、一番美味しいのを選んできたんだぞ!」
P「そうか。響のお墨付きなら、安心だな」
美希「むっ、お菓子の匂いがするの!」
響「もうアレ食べたのか……」
500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:40:49.32:Q1gRFNia0 (14/40)
美希「響、とっても美味しかったの!特にあのジューシーってやつ!」
響「アレなら自分も作れるから、時どきなら作るぞ」
美希「ほんと?ありがとなの響~」ギュッ
響「す、少し苦しいぞ美希……」
春香「はいはい、美希ストップ」
美希「響、とっても美味しかったの!特にあのジューシーってやつ!」
響「アレなら自分も作れるから、時どきなら作るぞ」
美希「ほんと?ありがとなの響~」ギュッ
響「す、少し苦しいぞ美希……」
春香「はいはい、美希ストップ」
501:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:41:36.66:Q1gRFNia0 (15/40)
美希「あ、ごめんなさいなの」
小鳥「とりあえず食べましょうか。お茶用意してきますけど、何がいいですか?」
イツモノ ワタシモデス コウチャガイイナ ワタシハフツウノデ ジブンモフツウノガイイゾ
小鳥「わかりました。じゃあ少し待っててくださいね」タッタッ
美希「あ、ごめんなさいなの」
小鳥「とりあえず食べましょうか。お茶用意してきますけど、何がいいですか?」
イツモノ ワタシモデス コウチャガイイナ ワタシハフツウノデ ジブンモフツウノガイイゾ
小鳥「わかりました。じゃあ少し待っててくださいね」タッタッ
502:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:42:57.42:Q1gRFNia0 (16/40)
P「……」ジッ
響「どうしたの?プロデューサー」
P「いや。小鳥さんはいいお嫁さんになりそうだなって」
ガタタタッ!
P「……」ジッ
響「どうしたの?プロデューサー」
P「いや。小鳥さんはいいお嫁さんになりそうだなって」
ガタタタッ!
503:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:43:48.96:Q1gRFNia0 (17/40)
美希「そ、それどういう意味なのハニー!」
春香「ちょ、ちょっと詳しく聞きたいです」
千早「やはり家庭的な女性の方がいいんですか?」
響「じ、自分だってお茶くらいいれられるぞ!」
P「な、なんだよ。急に」
美希「そ、それどういう意味なのハニー!」
春香「ちょ、ちょっと詳しく聞きたいです」
千早「やはり家庭的な女性の方がいいんですか?」
響「じ、自分だってお茶くらいいれられるぞ!」
P「な、なんだよ。急に」
504:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:45:28.52:Q1gRFNia0 (18/40)
P「そのまんまの意味だよ。小鳥さん、昔から面倒見よかったし、まぁ、趣味の事除けばかなり魅力的な女性だよなって」
美希「むむむ……予想外に褒めてるの」
春香「小鳥さんが一歩リードかぁ……」
千早「……料理を勉強してみようかしら」
P「そのまんまの意味だよ。小鳥さん、昔から面倒見よかったし、まぁ、趣味の事除けばかなり魅力的な女性だよなって」
美希「むむむ……予想外に褒めてるの」
春香「小鳥さんが一歩リードかぁ……」
千早「……料理を勉強してみようかしら」
505:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:46:17.22:Q1gRFNia0 (19/40)
響「……ねぇプロデューサー」
P「なんだ?」
響「昔って、いつごろだ?」
P「あ……」
響「……ねぇプロデューサー」
P「なんだ?」
響「昔って、いつごろだ?」
P「あ……」
506:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:48:35.30:Q1gRFNia0 (20/40)
春香「のヮの」
美希「自爆なの」
千早「もういいんじゃないかしら……でも、そうね。響に言わないでおきたい気持ちもわかるわ」
小鳥「お茶です~……ってなんですか?この空気」
春香「のヮの」
美希「自爆なの」
千早「もういいんじゃないかしら……でも、そうね。響に言わないでおきたい気持ちもわかるわ」
小鳥「お茶です~……ってなんですか?この空気」
507:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:49:10.70:Q1gRFNia0 (21/40)
響「ねぇ、ぴよ子。プロデューサーとは、昔から仲良かったのか?」
小鳥「え?ええ。仲がいいっていうか、幼馴染ね」
P「こ、小鳥さん」
小鳥「あ、もしかして響ちゃんには言ってなかったんですか?」
響「ふーん……幼馴染なのか」
響「ねぇ、ぴよ子。プロデューサーとは、昔から仲良かったのか?」
小鳥「え?ええ。仲がいいっていうか、幼馴染ね」
P「こ、小鳥さん」
小鳥「あ、もしかして響ちゃんには言ってなかったんですか?」
響「ふーん……幼馴染なのか」
508:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:50:23.76:Q1gRFNia0 (22/40)
小鳥「ちなみに、この事務所のほとんどの子がプロデューサーさんとは幼馴染よ?」
P「ちょっ、小鳥さん。それはまだみんなにも秘密の約束……」
春香「え?ほとんどって……まさか」
美希「とりあえずミキと律子は幼馴染なの」
千早「私と春香、あと真もそう……え、でもまだ結構残ってるわよ?」
小鳥「ちなみに、この事務所のほとんどの子がプロデューサーさんとは幼馴染よ?」
P「ちょっ、小鳥さん。それはまだみんなにも秘密の約束……」
春香「え?ほとんどって……まさか」
美希「とりあえずミキと律子は幼馴染なの」
千早「私と春香、あと真もそう……え、でもまだ結構残ってるわよ?」
509:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:51:13.22:Q1gRFNia0 (23/40)
小鳥「これも言ってなかったんですか?」
P「いや、余計にこんがらがるかと思ってな」
響「どういうこと?」
P「……やよいと伊織はほぼ確定、で伊織から聞いた話によると亜美と雪歩、あずささんも確定らしい」
春香「ほぼっていうか、全員じゃないですか……」
小鳥「これも言ってなかったんですか?」
P「いや、余計にこんがらがるかと思ってな」
響「どういうこと?」
P「……やよいと伊織はほぼ確定、で伊織から聞いた話によると亜美と雪歩、あずささんも確定らしい」
春香「ほぼっていうか、全員じゃないですか……」
510:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:51:39.95:Q1gRFNia0 (24/40)
千早「……ん?真美が入ってない……」
P「たぶん亜美と一括りなんだろ。まぁ、そういう事なんだがな……」チラッ
響「なんだ?」
P「いや、これ言うと……響だけ、仲間はずれみたいでさ……」
美希「……そっか」
千早「……ん?真美が入ってない……」
P「たぶん亜美と一括りなんだろ。まぁ、そういう事なんだがな……」チラッ
響「なんだ?」
P「いや、これ言うと……響だけ、仲間はずれみたいでさ……」
美希「……そっか」
511:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:52:10.19:Q1gRFNia0 (25/40)
響「別に自分は気にしないぞー!……そんな事より、自分だけ出遅れてるぞ……」
小鳥「ま、まぁまぁ。湿っぽい話は終わりにして、みんなでお菓子でも食べましょう!」
響「そうだぞ!っていうか、プロデューサーの子供時代の話、聞いてみたいぞ!」
P「あんま恥ずかしいから言いたくないんだけどな……」
響「別に自分は気にしないぞー!……そんな事より、自分だけ出遅れてるぞ……」
小鳥「ま、まぁまぁ。湿っぽい話は終わりにして、みんなでお菓子でも食べましょう!」
響「そうだぞ!っていうか、プロデューサーの子供時代の話、聞いてみたいぞ!」
P「あんま恥ずかしいから言いたくないんだけどな……」
512:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:52:42.51:Q1gRFNia0 (26/40)
春香「じゃあ今日はいつも通りの呼び方でいいのかな……?P君」
響「ぶふっ」
小鳥「だ、大丈夫響ちゃん?!」
響「だ、大丈夫だぞ……そ、それより、いつも通りって……」
春香「じゃあ今日はいつも通りの呼び方でいいのかな……?P君」
響「ぶふっ」
小鳥「だ、大丈夫響ちゃん?!」
響「だ、大丈夫だぞ……そ、それより、いつも通りって……」
513:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:54:01.75:Q1gRFNia0 (27/40)
千早「私はPさんね」
美希「ハニーはハニーなの」
小鳥「一応私も、P君……かな」
響「そ、そうか、幼馴染属性ってこういうことなのか……なんかみんなずるいぞー!」
春香「ずるいって言われても……うーん」
千早「私はPさんね」
美希「ハニーはハニーなの」
小鳥「一応私も、P君……かな」
響「そ、そうか、幼馴染属性ってこういうことなのか……なんかみんなずるいぞー!」
春香「ずるいって言われても……うーん」
514:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:54:40.47:Q1gRFNia0 (28/40)
P「……なぁ、俺もいつも通りの呼び方にしないとダメ?」
響&P以外「ダメ(ですね)」
P「……」
響「プロデューサーも何か特別な呼び方してるのか?」
P「……【はる】、【ちー】ちゃん、【ことり】、【ミキ】」
P「……なぁ、俺もいつも通りの呼び方にしないとダメ?」
響&P以外「ダメ(ですね)」
P「……」
響「プロデューサーも何か特別な呼び方してるのか?」
P「……【はる】、【ちー】ちゃん、【ことり】、【ミキ】」
515:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:58:21.01:Q1gRFNia0 (29/40)
響「ち、ちーちゃん……」
千早「……な、何?」
響「【はる】……【ことり】……」
春香「私だよー」
小鳥「はい。何かしら?」
響「ち、ちーちゃん……」
千早「……な、何?」
響「【はる】……【ことり】……」
春香「私だよー」
小鳥「はい。何かしら?」
516:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 20:59:19.22:Q1gRFNia0 (30/40)
響「【ミキ】……はあんま変わってないか」
美希「違うの!イントネーションが違うの!」
響「うがー!やっぱずるいぞ!自分も何か特別な呼び方が欲しいぞー!」
P「うーん……とは言われても」
春香「これが幼馴染的特権……なんか、いい……」
千早「響が可哀想よ」
小鳥「いつになったら話が進むのかしら……」
響「【ミキ】……はあんま変わってないか」
美希「違うの!イントネーションが違うの!」
響「うがー!やっぱずるいぞ!自分も何か特別な呼び方が欲しいぞー!」
P「うーん……とは言われても」
春香「これが幼馴染的特権……なんか、いい……」
千早「響が可哀想よ」
小鳥「いつになったら話が進むのかしら……」
517:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:00:21.93:Q1gRFNia0 (31/40)
―――数十分後―――
響「それでだな、そこの岬には伝説があって」
春香「へー!そうなんだ……私も行ってみたいなぁ」チラッ
千早「そうね。是非」チラッ
小鳥「わ、私も……」チラッ
美希「ハニー!一緒に行くの!」ガバッ
響「うがー!話を聞けー!」
―――数十分後―――
響「それでだな、そこの岬には伝説があって」
春香「へー!そうなんだ……私も行ってみたいなぁ」チラッ
千早「そうね。是非」チラッ
小鳥「わ、私も……」チラッ
美希「ハニー!一緒に行くの!」ガバッ
響「うがー!話を聞けー!」
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:01:12.18:Q1gRFNia0 (32/40)
P「(結局呼び方については保留、いつの間にか話題は沖縄の事になっていた)」
美希「他にはないの?響」
響「あるって言えばあるんだけど……他のみんなが来てからとか……それに、知ってる人も少ないし」
春香「他の人が知らないほどいいの!」ガタッ
千早「そうね。他の真とか雪歩とか律子さんとかあの辺に聞かれる前に早く」ガタッ
P「(結局呼び方については保留、いつの間にか話題は沖縄の事になっていた)」
美希「他にはないの?響」
響「あるって言えばあるんだけど……他のみんなが来てからとか……それに、知ってる人も少ないし」
春香「他の人が知らないほどいいの!」ガタッ
千早「そうね。他の真とか雪歩とか律子さんとかあの辺に聞かれる前に早く」ガタッ
519:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:02:44.41:Q1gRFNia0 (33/40)
響「の、ノリノリだな二人共……まぁ、いいか」
響「これは、自分のお爺ちゃんから聞いた話なんだけど―――」
響「名前を、【恋島(くいじま)】っていう、離島があるんだ」
P「(……ん?)」
響「の、ノリノリだな二人共……まぁ、いいか」
響「これは、自分のお爺ちゃんから聞いた話なんだけど―――」
響「名前を、【恋島(くいじま)】っていう、離島があるんだ」
P「(……ん?)」
520:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:03:25.16:Q1gRFNia0 (34/40)
響「そこには、沖縄のアダムとイブ伝説、って言われる伝説があって」
響「物語はどこにでもありそうな話さー。けど、自分は気に入ってる」
P「(あれ、どこかで聞いたことある……)」
響「そこには、沖縄のアダムとイブ伝説、って言われる伝説があって」
響「物語はどこにでもありそうな話さー。けど、自分は気に入ってる」
P「(あれ、どこかで聞いたことある……)」
521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:04:26.99:Q1gRFNia0 (35/40)
響「昔々、恋島に、一人の男の子と一人女の子がいました」
響「恋島にはその二人しかおらず、しかし、その二人はとても仲が悪かったそうだ」
響「そんなある日の事、その二人はいつもの通り離れて暮らしていた」
響「女の子は一人、釣り糸を垂らしていると……」
P「……鮫がかかった?」
響「昔々、恋島に、一人の男の子と一人女の子がいました」
響「恋島にはその二人しかおらず、しかし、その二人はとても仲が悪かったそうだ」
響「そんなある日の事、その二人はいつもの通り離れて暮らしていた」
響「女の子は一人、釣り糸を垂らしていると……」
P「……鮫がかかった?」
522:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:05:30.68:Q1gRFNia0 (36/40)
響「そうだぞ。鮫が釣り糸の食いついたんだ」
響「……ってえ?」
美希「ハニー、知ってるの?」
P「いや、どこかで聞いたなって……どこだっけ」
響「そうだぞ。鮫が釣り糸の食いついたんだ」
響「……ってえ?」
美希「ハニー、知ってるの?」
P「いや、どこかで聞いたなって……どこだっけ」
523:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:06:11.78:Q1gRFNia0 (37/40)
響「この伝説は沖縄の、しかも結構特定の人しか知らない……はず」
P「……そっか。あの時か」
P「俺、沖縄行ったことあったんだ」
響「そ、そうなのか?」
響「この伝説は沖縄の、しかも結構特定の人しか知らない……はず」
P「……そっか。あの時か」
P「俺、沖縄行ったことあったんだ」
響「そ、そうなのか?」
524:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:06:50.21:Q1gRFNia0 (38/40)
春香「そういえば、昔、P君夏休み中一週間くらい沖縄に行ってたよね」
千早「そんな時もあったわね……」
美希「ミキ、そんな伝説よりもハニーの沖縄体験の方が気になるなっ」
響「そんなって……でも、自分も気になるぞ!」
春香「そういえば、昔、P君夏休み中一週間くらい沖縄に行ってたよね」
千早「そんな時もあったわね……」
美希「ミキ、そんな伝説よりもハニーの沖縄体験の方が気になるなっ」
響「そんなって……でも、自分も気になるぞ!」
525:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:07:59.16:Q1gRFNia0 (39/40)
春香「私も!」
千早「私はどちらでもいいけど……いえ、やっぱりPさんの方を」
小鳥「私もどちらかといえば、P君の方かな」
P「そんな面白い話じゃないと思うんだけど……じゃあ、話ぶった切っちまうが、いいか響?」
響「大丈夫だぞ!今度は自分が聞く側だな!」
P「じゃあまぁ……」
春香「私も!」
千早「私はどちらでもいいけど……いえ、やっぱりPさんの方を」
小鳥「私もどちらかといえば、P君の方かな」
P「そんな面白い話じゃないと思うんだけど……じゃあ、話ぶった切っちまうが、いいか響?」
響「大丈夫だぞ!今度は自分が聞く側だな!」
P「じゃあまぁ……」
526:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:09:03.72:Q1gRFNia0 (40/40)
今日はここまで……響の話し方が安定しません。
ちなみに名前がまだ出てこない子達もちゃんと物語書きますよー。
では、今日もお疲れ様でした。
今日はここまで……響の話し方が安定しません。
ちなみに名前がまだ出てこない子達もちゃんと物語書きますよー。
では、今日もお疲れ様でした。
527:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 21:12:27.54:Sf7QXI7DO (1/1)
乙さー
乙さー
528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/20(土) 23:56:27.36:X9jVGdFAO (1/1)
乙だぞ!
乙だぞ!
529:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/22(月) 14:11:01.94:9j0G3902o (1/1)
おつー
おつー
530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/27(土) 15:14:05.76:lT7j3by+o (1/1)
スレタイでてっきりゴースト達をバスターする的なヤツと思い込んでた俺はいいおっさん
スレタイでてっきりゴースト達をバスターする的なヤツと思い込んでた俺はいいおっさん
531:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/02(木) 15:26:00.94:ntydk152o (1/1)
待ってる…
待ってる…
532:ミガサ:2013/05/03(金) 22:19:53.79:54I3Dr6o0 (1/13)
生存確認がてら、少しだけ更新しまする。
待っていてくださった方、申し訳ない。
名前はこれで行こうとこの前決めたので、この名前で。一応、>>1です。
お待たせしました。 では >>525 より続き。
―――沖縄―――
P父「夏だー!」
P母「海だー!」
P「……沖縄だー」
P父「どうしたP。テンションが低いぞ!沖縄だぞ沖縄!」
生存確認がてら、少しだけ更新しまする。
待っていてくださった方、申し訳ない。
名前はこれで行こうとこの前決めたので、この名前で。一応、>>1です。
お待たせしました。 では >>525 より続き。
―――沖縄―――
P父「夏だー!」
P母「海だー!」
P「……沖縄だー」
P父「どうしたP。テンションが低いぞ!沖縄だぞ沖縄!」
533:ミガサ:2013/05/03(金) 22:21:37.44:54I3Dr6o0 (2/13)
P母「一度来てみたいとは思ってたけど、まさかこんな形で叶うとはねぇ……」
P「なぁ、帰っていい?」
P父「お前、なんてことを」
P「だって俺的にはせっかくの夏休みだし、アイツらと遊びたいっていうか」
P母「一週間だけよ~。それに、もしかしたらこっちでも気の合う友達ができるかもしれないわよ~?」
P母「一度来てみたいとは思ってたけど、まさかこんな形で叶うとはねぇ……」
P「なぁ、帰っていい?」
P父「お前、なんてことを」
P「だって俺的にはせっかくの夏休みだし、アイツらと遊びたいっていうか」
P母「一週間だけよ~。それに、もしかしたらこっちでも気の合う友達ができるかもしれないわよ~?」
534:ミガサ:2013/05/03(金) 22:23:48.74:54I3Dr6o0 (3/13)
P「……そうかなぁ」
P父「そうだとも。っていうか、せっかく一週間の宿泊券が当たったんだから、使わないと損だろう」
P「そりゃそうだけど。親子二人水入らずで過ごせば良かったじゃん」
P母「Pにも沖縄の自然を楽しんで欲しかったのよ~」
P「自然、ねぇ」
P「……そうかなぁ」
P父「そうだとも。っていうか、せっかく一週間の宿泊券が当たったんだから、使わないと損だろう」
P「そりゃそうだけど。親子二人水入らずで過ごせば良かったじゃん」
P母「Pにも沖縄の自然を楽しんで欲しかったのよ~」
P「自然、ねぇ」
535:ミガサ:2013/05/03(金) 22:25:05.09:54I3Dr6o0 (4/13)
P父「見ろ!この青い海!青い空!」
P「青ばっかじゃねぇか」
P父「そして何より、この都会にはない静けさ!」
P「父さんが叫んでるせいで台無しだけどね」
P父「見ろ!この青い海!青い空!」
P「青ばっかじゃねぇか」
P父「そして何より、この都会にはない静けさ!」
P「父さんが叫んでるせいで台無しだけどね」
536:ミガサ:2013/05/03(金) 22:26:34.36:54I3Dr6o0 (5/13)
P父「ほら、サーフィン行こうP!」
P「もう、引っ張るなよ。行く、行くから」
P母「パパってば子供みたいにはしゃいじゃって……」
P「あ、やっぱ止めてくれないのね。このバカップルめ」
P父「行くぞー!」
P「ああもう、どうにでもなーれ……」
P父「ほら、サーフィン行こうP!」
P「もう、引っ張るなよ。行く、行くから」
P母「パパってば子供みたいにはしゃいじゃって……」
P「あ、やっぱ止めてくれないのね。このバカップルめ」
P父「行くぞー!」
P「ああもう、どうにでもなーれ……」
537:ミガサ:2013/05/03(金) 22:32:07.55:54I3Dr6o0 (6/13)
P「ひどい目にあった……」
P「まさか、サーフィンをやってる最中にウミネコに突撃されるなんて……」
P「おかしいだろ。高度とか色々」
P「しかも両親は全く心配してくれないし。相変わらずのバカップルっぷりだし」
P「人がいないからって、息子の前でキスするのはやめてくれませんかねぇ」
P「ひどい目にあった……」
P「まさか、サーフィンをやってる最中にウミネコに突撃されるなんて……」
P「おかしいだろ。高度とか色々」
P「しかも両親は全く心配してくれないし。相変わらずのバカップルっぷりだし」
P「人がいないからって、息子の前でキスするのはやめてくれませんかねぇ」
538:ミガサ:2013/05/03(金) 22:35:19.41:54I3Dr6o0 (7/13)
P「思わず父さん達から離れちゃったけど……ここ、どこだろ」
P「あんま遠く行くとホテルに帰れなくなるから、どうにかして……」
???「……」
P「……ん?女の子?」
P「思わず父さん達から離れちゃったけど……ここ、どこだろ」
P「あんま遠く行くとホテルに帰れなくなるから、どうにかして……」
???「……」
P「……ん?女の子?」
539:ミガサ:2013/05/03(金) 22:37:10.06:54I3Dr6o0 (8/13)
???「……」
P「何やってんだろ……何か探してる?」
???「……」フルフル
P「あ、なんか泣きそう」
???「……ぐすっ」
P「お、我慢した我慢した。えらいぞー!」
???「……」
P「何やってんだろ……何か探してる?」
???「……」フルフル
P「あ、なんか泣きそう」
???「……ぐすっ」
P「お、我慢した我慢した。えらいぞー!」
540:ミガサ:2013/05/03(金) 22:40:38.52:54I3Dr6o0 (9/13)
P「……うん、話しかけてみよう」
P「おーい。そこの女の子ー!」
???「!」ビクッ
P「怖くないよー。俺は可愛いのでー」ジリッジリッ
???「……」ビクビク
P「……うん、話しかけてみよう」
P「おーい。そこの女の子ー!」
???「!」ビクッ
P「怖くないよー。俺は可愛いのでー」ジリッジリッ
???「……」ビクビク
541:ミガサ:2013/05/03(金) 22:43:44.60:54I3Dr6o0 (10/13)
P「怖くないよー。一緒にはぴはぴしようよー」
???「……」ダッ!
P「あ、逃げた。一体なんだったんだ……ん?」
P「なんか砂浜に埋まってる……お。髪留め、かな」
P「もしかして、これ探してたのかな……だったら悪いことしたかも」
P「少し待ってれば戻ってくるかな?その時にまぁ、うん。謝ろう」
P「怖くないよー。一緒にはぴはぴしようよー」
???「……」ダッ!
P「あ、逃げた。一体なんだったんだ……ん?」
P「なんか砂浜に埋まってる……お。髪留め、かな」
P「もしかして、これ探してたのかな……だったら悪いことしたかも」
P「少し待ってれば戻ってくるかな?その時にまぁ、うん。謝ろう」
542:ミガサ:2013/05/03(金) 22:46:15.05:54I3Dr6o0 (11/13)
―――1時間後―――
P「……」
P「……暇だな」
―――3時間後―――
P「まーる書いて、フォイ」
P「砂浜に絵を描くのにも飽きたな……」
―――1時間後―――
P「……」
P「……暇だな」
―――3時間後―――
P「まーる書いて、フォイ」
P「砂浜に絵を描くのにも飽きたな……」
543:ミガサ:2013/05/03(金) 22:47:45.54:54I3Dr6o0 (12/13)
―――5時間後―――
P「……今日はもう来ないかな」
P「なんか無味な時間を過ごしたきがする。砂で五重の塔作っちまった」
P「……帰ろ、そうしよう」
P「五重の塔は……そのままでいいか」
―――5時間後―――
P「……今日はもう来ないかな」
P「なんか無味な時間を過ごしたきがする。砂で五重の塔作っちまった」
P「……帰ろ、そうしよう」
P「五重の塔は……そのままでいいか」
544:ミガサ:2013/05/03(金) 22:51:21.68:54I3Dr6o0 (13/13)
期待していた皆様すみません。
今回はここまで。
ちょくちょく更新していくと思いますので、気長に付き合っていただけたらありがたいです。
あと、たまにモバマスのSSも書いてますので、見かけましたら暖かく見守ってください。
では、お疲れ様でした。
期待していた皆様すみません。
今回はここまで。
ちょくちょく更新していくと思いますので、気長に付き合っていただけたらありがたいです。
あと、たまにモバマスのSSも書いてますので、見かけましたら暖かく見守ってください。
では、お疲れ様でした。
545:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/03(金) 23:41:44.85:m8OQ3X8Wo (1/1)
乙
Pヘッドの家族想像してワロタ
乙
Pヘッドの家族想像してワロタ
546:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/03(金) 23:43:15.65:BaUeTp2y0 (1/1)
乙
続き待ってるよ
乙
続き待ってるよ
547:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/03(金) 23:51:22.50:cDCNZkjDO (1/1)
続き待ってるさー
乙
続き待ってるさー
乙
548:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/04(土) 08:05:36.59:FtBLUjx6o (1/1)
乙
締めにメインヒロインでお姫ちんが来ると期待してる俺は貴音P
乙
締めにメインヒロインでお姫ちんが来ると期待してる俺は貴音P
549:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/04(土) 15:28:32.96:c/Za8SHbo (1/1)
お父さんの頭はNでお母さんはOか
お父さんの頭はNでお母さんはOか
550:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/04(土) 18:47:05.39:8h3QCYPK0 (1/2)
>>549
N・P・Oってかww
>>549
N・P・Oってかww
551:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/04(土) 18:47:41.66:8h3QCYPK0 (2/2)
>>550
sage忘れた・・・
>>550
sage忘れた・・・
552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/04(土) 22:10:49.90:RLyrLoaAo (1/1)
>P「怖くないよー。一緒にはぴはぴしようよー」
こえーよww絶対変なことされると思うだろこれwwwwww
>P「怖くないよー。一緒にはぴはぴしようよー」
こえーよww絶対変なことされると思うだろこれwwwwww
553:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/05(日) 14:53:03.93:bDJcp/dDO (1/1)
確かに両手をグーパーしながらP「怖くないよー。一緒にはぴはぴしようよー」とか言われてるの想像したら怖かった…誰であろうと絶対近づかないなwwww
確かに両手をグーパーしながらP「怖くないよー。一緒にはぴはぴしようよー」とか言われてるの想像したら怖かった…誰であろうと絶対近づかないなwwww
554:ミガサ:2013/05/07(火) 14:23:20.71:c7T7WX9M0 (1/12)
ちょっとだけ更新
―――翌日―――
???「……わぁ」キラキラ
???「なんか凄いのが建ってるぞ……」
???「なんだろう、これ……触っても、大丈夫かな?」
P「お」
???「あ……」ビクッ
ちょっとだけ更新
―――翌日―――
???「……わぁ」キラキラ
???「なんか凄いのが建ってるぞ……」
???「なんだろう、これ……触っても、大丈夫かな?」
P「お」
???「あ……」ビクッ
555:ミガサ:2013/05/07(火) 14:23:51.40:c7T7WX9M0 (2/12)
P「すまん。昨日は驚かせちまったな」
???「う……」ササッ
P「(やっぱり警戒されてるなぁ。さて、どうするか)」
P「そうだ」ゴソゴソ
???「?」
P「すまん。昨日は驚かせちまったな」
???「う……」ササッ
P「(やっぱり警戒されてるなぁ。さて、どうするか)」
P「そうだ」ゴソゴソ
???「?」
556:ミガサ:2013/05/07(火) 14:24:37.11:c7T7WX9M0 (3/12)
P「これ探してたんだろ?」サッ
???「あ、自分の髪留め!」
P「お前が逃げたあとに見つけたんだ。ほら、返すよ」
???「う、うー……」
P「(近づいて取ろうとするけど……こっちに来ようとはしないな)」
P「これ探してたんだろ?」サッ
???「あ、自分の髪留め!」
P「お前が逃げたあとに見つけたんだ。ほら、返すよ」
???「う、うー……」
P「(近づいて取ろうとするけど……こっちに来ようとはしないな)」
557:ミガサ:2013/05/07(火) 14:25:29.93:c7T7WX9M0 (4/12)
P「わかった。じゃあ投げるから受け取れよ?」
???「わ、わかったぞ」コクコク
P「ほい」ポーイ
???「わわっ」キャッチ
P「俺はそれが返したかっただけだから。そんじゃ」
P「わかった。じゃあ投げるから受け取れよ?」
???「わ、わかったぞ」コクコク
P「ほい」ポーイ
???「わわっ」キャッチ
P「俺はそれが返したかっただけだから。そんじゃ」
558:ミガサ:2013/05/07(火) 14:26:06.49:c7T7WX9M0 (5/12)
???「あ……ま、待つんだぞ」
P「なんだ?」
???「そ、その……ありがとう」
P「お礼なんかいらないよ。たまたま見つけただけだから」
???「お、お前。名前はなんていうんだ?」
???「あ……ま、待つんだぞ」
P「なんだ?」
???「そ、その……ありがとう」
P「お礼なんかいらないよ。たまたま見つけただけだから」
???「お、お前。名前はなんていうんだ?」
559:ミガサ:2013/05/07(火) 14:26:41.91:c7T7WX9M0 (6/12)
P「俺?俺はP。お前は?」
???「じ、自分は……【ガナハ】って言うんだぞ」
P「ガナハ、か。かっこいい名前じゃないか」
ガナハ「うー。自分、女の子だぞ」
P「そうかそうか、ごめんな」
P「俺?俺はP。お前は?」
???「じ、自分は……【ガナハ】って言うんだぞ」
P「ガナハ、か。かっこいい名前じゃないか」
ガナハ「うー。自分、女の子だぞ」
P「そうかそうか、ごめんな」
560:ミガサ:2013/05/07(火) 14:28:04.50:c7T7WX9M0 (7/12)
P「それじゃあな。ガナハ」
ガナハ「だ、だから!待つんだぞ!」
P「?」
ガナハ「その……これも、お前が作ったのか?」ユビサシ
P「それじゃあな。ガナハ」
ガナハ「だ、だから!待つんだぞ!」
P「?」
ガナハ「その……これも、お前が作ったのか?」ユビサシ
561:ミガサ:2013/05/07(火) 14:28:46.45:c7T7WX9M0 (8/12)
ガナハ「ゴジューノトウ……見たことない建物だけど、あっちにあるのか?」
P「あっち?……ああ、そうそう。法隆寺っていうところにあるんだ。実物はもっともっと大きいぞー」
ガナハ「ホーリュージ……そうなのか。一度、見てみたいな……」
P「(ちょっと待てよ。確か……)」
P「なぁ、ガナハ。ちょっとここで待っててくれないか?」
ガナハ「ゴジューノトウ……見たことない建物だけど、あっちにあるのか?」
P「あっち?……ああ、そうそう。法隆寺っていうところにあるんだ。実物はもっともっと大きいぞー」
ガナハ「ホーリュージ……そうなのか。一度、見てみたいな……」
P「(ちょっと待てよ。確か……)」
P「なぁ、ガナハ。ちょっとここで待っててくれないか?」
562:ミガサ:2013/05/07(火) 14:30:04.26:c7T7WX9M0 (9/12)
ガナハ「え?ど、どうして?」
P「写真、あるかもしれない。五重塔の」
ガナハ「本当か?!見たい、見たいぞ!」
P「よし、じゃあちょっと待ってろ!」
P「(父さんのカメラの中にあるはず)」
ガナハ「え?ど、どうして?」
P「写真、あるかもしれない。五重塔の」
ガナハ「本当か?!見たい、見たいぞ!」
P「よし、じゃあちょっと待ってろ!」
P「(父さんのカメラの中にあるはず)」
563:ミガサ:2013/05/07(火) 14:31:40.92:c7T7WX9M0 (10/12)
―――数分後―――
P「おーいガナハー!」
ガナハ「待ちくたびれたぞ!早く見せてくれっ!」
P「わかったわかった。少し待ってろって」ピピピ
P「(それにしても……)」
―――数分後―――
P「おーいガナハー!」
ガナハ「待ちくたびれたぞ!早く見せてくれっ!」
P「わかったわかった。少し待ってろって」ピピピ
P「(それにしても……)」
564:ミガサ:2013/05/07(火) 14:33:34.23:c7T7WX9M0 (11/12)
ガナハ「わくわく!」キラキラ
P「(目を輝かせてまぁ。さっきまで警戒してたのが嘘みたいだ)」
P「んーと。あった!これだよ」
ガナハ「おおー!すっごい!すごいぞ!」
P「(一気に距離が近づいたな……意外とチョロい?)」
ガナハ「わくわく!」キラキラ
P「(目を輝かせてまぁ。さっきまで警戒してたのが嘘みたいだ)」
P「んーと。あった!これだよ」
ガナハ「おおー!すっごい!すごいぞ!」
P「(一気に距離が近づいたな……意外とチョロい?)」
565:ミガサ:2013/05/07(火) 14:35:35.75:c7T7WX9M0 (12/12)
P「他にも色々あるが、見るか?」
ガナハ「うん!って、あ……」
P「どうし「ち、ちちち、近いぞー!」……」
ガナハ「い、いつの間に近づいたんだ?!全く気づかなかったぞ!」
P「(まぁ、お前から近づいてきたんだからな……)」
P「他にも色々あるが、見るか?」
ガナハ「うん!って、あ……」
P「どうし「ち、ちちち、近いぞー!」……」
ガナハ「い、いつの間に近づいたんだ?!全く気づかなかったぞ!」
P「(まぁ、お前から近づいてきたんだからな……)」
566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/07(火) 15:37:46.15:gFjteA/DO (1/1)
P「(近づいて取ろうとするけど……こっちに来ようとはしないな)」
そりゃあんなことすりゃちかよれないなwwww
P「(近づいて取ろうとするけど……こっちに来ようとはしないな)」
そりゃあんなことすりゃちかよれないなwwww
567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/07(火) 20:50:55.29:jYkI4dlWo (1/1)
乙
響はチョロ可愛い
乙
響はチョロ可愛い
568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/08(水) 23:50:40.55:Zl69JvhDO (1/1)
今ごろ響は真っ赤なってるはず
今ごろ響は真っ赤なってるはず
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/13(月) 15:49:53.34:gct+iHXDO (1/1)
まだー?(´∀`)/∪⌒☆
まだー?(´∀`)/∪⌒☆
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/13(月) 17:44:57.87:sRShkTRp0 (1/1)
>>569
sageようか
>>569
sageようか
571:ミガサ:2013/05/15(水) 20:22:07.11:uP8qKlfs0 (1/66)
お久しぶりです。
やっと更新できます……本当は昨日から更新しようと思ってたのですが。
それでは次レスから投下再開します。
お久しぶりです。
やっと更新できます……本当は昨日から更新しようと思ってたのですが。
それでは次レスから投下再開します。
572:ミガサ:2013/05/15(水) 20:25:50.60:uP8qKlfs0 (2/66)
>>565より続き
ガナハ「ぐるるる……」
P「女の子はそんな声出しません」
ガナハ「そうか?自分の友達は結構やってるぞ?」
P「(ガナハの友達って……)」
ガナハ「うう……でも、写真は見たいぞー……」
P「……仕方ねぇな。ほら」スッ
ガナハ「え?くれるのか?」
P「やらねぇよ。俺が近くにいるから見れないんなら、お前だけで自由に見てろ」
>>565より続き
ガナハ「ぐるるる……」
P「女の子はそんな声出しません」
ガナハ「そうか?自分の友達は結構やってるぞ?」
P「(ガナハの友達って……)」
ガナハ「うう……でも、写真は見たいぞー……」
P「……仕方ねぇな。ほら」スッ
ガナハ「え?くれるのか?」
P「やらねぇよ。俺が近くにいるから見れないんなら、お前だけで自由に見てろ」
573:ミガサ:2013/05/15(水) 20:26:18.72:uP8qKlfs0 (3/66)
ガナハ「い、いいのか?!」
P「ちゃんと返せよ?」
ガナハ「もちろんだぞ!あ、でも操作は……」
P「ここ押せば次の写真、で、こっち押すと前の写真に戻るから」
ガナハ「わかったぞ!なんだお前、いい奴だな!」
P「(チョロい……)」
ガナハ「はぁぁ……」キラキラキラキラ
ガナハ「い、いいのか?!」
P「ちゃんと返せよ?」
ガナハ「もちろんだぞ!あ、でも操作は……」
P「ここ押せば次の写真、で、こっち押すと前の写真に戻るから」
ガナハ「わかったぞ!なんだお前、いい奴だな!」
P「(チョロい……)」
ガナハ「はぁぁ……」キラキラキラキラ
574:ミガサ:2013/05/15(水) 20:26:57.03:uP8qKlfs0 (4/66)
P「(凄いキラキラした目で東京タワーの写真見てるな……やっぱこっちでは珍しいのかな)」
ガナハ「……」チラッ
P「ん?」
ガナハ「な、なんでもないぞ!」
P「そうかい」
ガナハ「……」チラッチラッ
P「(なんだろうか)」
P「(凄いキラキラした目で東京タワーの写真見てるな……やっぱこっちでは珍しいのかな)」
ガナハ「……」チラッ
P「ん?」
ガナハ「な、なんでもないぞ!」
P「そうかい」
ガナハ「……」チラッチラッ
P「(なんだろうか)」
575:ミガサ:2013/05/15(水) 20:27:38.68:uP8qKlfs0 (5/66)
ガナハ「う、うー……」ナミダメ
P「(なぜ涙目。可愛いけど)」
ガナハ「そ、その!」
P「なんだ?」
ガナハ「こ、これ!なんていうんだ?!」
P「え?どれ?」スッ
ガナハ「う、うわっ!近づくなっ!こ、この赤い寺みたいなやつだ!」
P「遠くからでよーわからんけど……ああ、日光東照宮か」
ガナハ「に、にっこ……?」
ガナハ「う、うー……」ナミダメ
P「(なぜ涙目。可愛いけど)」
ガナハ「そ、その!」
P「なんだ?」
ガナハ「こ、これ!なんていうんだ?!」
P「え?どれ?」スッ
ガナハ「う、うわっ!近づくなっ!こ、この赤い寺みたいなやつだ!」
P「遠くからでよーわからんけど……ああ、日光東照宮か」
ガナハ「に、にっこ……?」
576:ミガサ:2013/05/15(水) 20:28:20.26:uP8qKlfs0 (6/66)
P「日光東照宮、な。栃木県にあるんだ」
ガナハ「栃木県ってどこだぞ……自分、東京しかわからないぞ」
P「栃木は……東京の二個上、かな」
ガナハ「よくわかんないぞ……」
P「わかった。明日は日本地図持ってきて、それで説明してやるよ」
ガナハ「本当かっ!?……ハッ じゃなかった!か、勝手にしろ!」
P「勝手にするよ」
ガナハ「そ、そうか……えへへ」
P「(なんだかんだで可愛いよな……コイツ)」
P「日光東照宮、な。栃木県にあるんだ」
ガナハ「栃木県ってどこだぞ……自分、東京しかわからないぞ」
P「栃木は……東京の二個上、かな」
ガナハ「よくわかんないぞ……」
P「わかった。明日は日本地図持ってきて、それで説明してやるよ」
ガナハ「本当かっ!?……ハッ じゃなかった!か、勝手にしろ!」
P「勝手にするよ」
ガナハ「そ、そうか……えへへ」
P「(なんだかんだで可愛いよな……コイツ)」
577:ミガサ:2013/05/15(水) 20:29:12.81:uP8qKlfs0 (7/66)
―――数時間後―――
ガナハ「……うあ?!もうこんな時間だぞっ?!」
P「そういえば結構暗くなってきてるな」
ガナハ「ううー!夕飯に遅れるぞー!」
P「ははは、門限厳しいのか?」
ガナハ「み、みんなで一緒に食べることにしてるんだっ」
―――数時間後―――
ガナハ「……うあ?!もうこんな時間だぞっ?!」
P「そういえば結構暗くなってきてるな」
ガナハ「ううー!夕飯に遅れるぞー!」
P「ははは、門限厳しいのか?」
ガナハ「み、みんなで一緒に食べることにしてるんだっ」
578:ミガサ:2013/05/15(水) 20:30:31.93:uP8qKlfs0 (8/66)
P「そうか。まぁ、明日もまたここに来るからさ」
ガナハ「ホントk……勝手にしろ!」
P「お前、それしか言ってないな」
ガナハ「う、うるさいぞー!」
P「じゃあ、またな。ガナハ」
ガナハ「う、うん……P」タッ
P「……ははは」
P「沖縄……楽しくないとか言ってた前の自分を殴りたいな」
P「面白いヤツがいるじゃねぇか……あいつらに負けないくらい」
P「そうか。まぁ、明日もまたここに来るからさ」
ガナハ「ホントk……勝手にしろ!」
P「お前、それしか言ってないな」
ガナハ「う、うるさいぞー!」
P「じゃあ、またな。ガナハ」
ガナハ「う、うん……P」タッ
P「……ははは」
P「沖縄……楽しくないとか言ってた前の自分を殴りたいな」
P「面白いヤツがいるじゃねぇか……あいつらに負けないくらい」
579:ミガサ:2013/05/15(水) 20:31:33.05:uP8qKlfs0 (9/66)
―――次の日―――
P「よっ」
ガナハ「や、やっぱ来たのか」
P「お前こそ」
ガナハ「……?なんだそのポスターみたいなの」
P「日本地図。持ってきてやるって言っただろ?」
ガナハ「そんなことも……言ってたな」
P「約束は守る主義なんだ。じゃあ、ほらカメラ。別のメモリーもあるから、見終わったら言ってくれ」スッ
ガナハ「あ、ありがと……」
―――次の日―――
P「よっ」
ガナハ「や、やっぱ来たのか」
P「お前こそ」
ガナハ「……?なんだそのポスターみたいなの」
P「日本地図。持ってきてやるって言っただろ?」
ガナハ「そんなことも……言ってたな」
P「約束は守る主義なんだ。じゃあ、ほらカメラ。別のメモリーもあるから、見終わったら言ってくれ」スッ
ガナハ「あ、ありがと……」
580:ミガサ:2013/05/15(水) 20:32:57.68:uP8qKlfs0 (10/66)
ガナハ「……その、さ」
P「ん?」
ガナハ「Pは、暇じゃないのか?」
P「いんや。結構楽しいぞ?」
ガナハ「説明してるだけなのに?」
P「そりゃ、ガナハを見てると飽きないからな」
ガナハ「ど、どういう意味だー!」
P「はははっ」
ガナハ「……その、さ」
P「ん?」
ガナハ「Pは、暇じゃないのか?」
P「いんや。結構楽しいぞ?」
ガナハ「説明してるだけなのに?」
P「そりゃ、ガナハを見てると飽きないからな」
ガナハ「ど、どういう意味だー!」
P「はははっ」
581:ミガサ:2013/05/15(水) 20:34:44.47:uP8qKlfs0 (11/66)
ガナハ「……いいぞ」
P「え?」
ガナハ「い、一緒に見てやっても……いいぞ。説明だけじゃつまらないだろ?」
P「……なんだよ。淋しいのか?」
ガナハ「そ、そういうわけじゃないぞー!じ、自分がせっかく……」
P「なら、遠慮しないでっと」ストッ
ガナハ「うがー!いきなり隣に座るなー!」ガスッ
P「いてっ!?隣に座らないと一緒に見れないだろ?!」
ガナハ「そ、それはそうだけど……けど……うー///」
ガナハ「……いいぞ」
P「え?」
ガナハ「い、一緒に見てやっても……いいぞ。説明だけじゃつまらないだろ?」
P「……なんだよ。淋しいのか?」
ガナハ「そ、そういうわけじゃないぞー!じ、自分がせっかく……」
P「なら、遠慮しないでっと」ストッ
ガナハ「うがー!いきなり隣に座るなー!」ガスッ
P「いてっ!?隣に座らないと一緒に見れないだろ?!」
ガナハ「そ、それはそうだけど……けど……うー///」
582:ミガサ:2013/05/15(水) 20:35:36.12:uP8qKlfs0 (12/66)
P「ほら、じゃあ何から教えて欲しいんだよ」
ガナハ「ま、待つんだぞ。まだカメラの電源入れてもないぞ」
P「ったく。ほら、貸せって」
ガナハ「あ……」
P「これでよし、と」
ガナハ「……にぃに……」ボソッ
P「え?何か言った?」
ガナハ「な、何も言ってないぞー!」
P「そうか……」
P「(にぃに……?)」
P「ほら、じゃあ何から教えて欲しいんだよ」
ガナハ「ま、待つんだぞ。まだカメラの電源入れてもないぞ」
P「ったく。ほら、貸せって」
ガナハ「あ……」
P「これでよし、と」
ガナハ「……にぃに……」ボソッ
P「え?何か言った?」
ガナハ「な、何も言ってないぞー!」
P「そうか……」
P「(にぃに……?)」
583:ミガサ:2013/05/15(水) 20:37:12.92:uP8qKlfs0 (13/66)
ガナハ「そ、それよりこれ!こ、この道に山になってる白いのはなんだ?!」
P「お前、雪見たことないのか?」
ガナハ「ゆ、き?」
P「そうだ。沖縄では降ることはないかな……天気の一個だよ」
ガナハ「へぇ……って、こんなのが降ってくるのか?!潰されるぞ?!」
P「んな訳ねぇだろ。こう、白い粒みたいなのが沢山降ってくるんだよ」
ガナハ「……綺麗、なのか?」
ガナハ「そ、それよりこれ!こ、この道に山になってる白いのはなんだ?!」
P「お前、雪見たことないのか?」
ガナハ「ゆ、き?」
P「そうだ。沖縄では降ることはないかな……天気の一個だよ」
ガナハ「へぇ……って、こんなのが降ってくるのか?!潰されるぞ?!」
P「んな訳ねぇだろ。こう、白い粒みたいなのが沢山降ってくるんだよ」
ガナハ「……綺麗、なのか?」
584:ミガサ:2013/05/15(水) 20:38:26.34:uP8qKlfs0 (14/66)
P「綺麗だよ。お前も大人になったら見る事があるさ」
ガナハ「……にぃにも、見たことがあるのかな……」
P「(また、にぃに……多分、お兄さんのことだろうな)」
ガナハ「っ。んーじゃ、こっちはなんだ?」
P「ああ、これは―――」
P「(なんでだろう)」
P「(にぃに、と呟いた時のガナハの顔は)」
P「(とても、寂しそうだった)」
P「綺麗だよ。お前も大人になったら見る事があるさ」
ガナハ「……にぃにも、見たことがあるのかな……」
P「(また、にぃに……多分、お兄さんのことだろうな)」
ガナハ「っ。んーじゃ、こっちはなんだ?」
P「ああ、これは―――」
P「(なんでだろう)」
P「(にぃに、と呟いた時のガナハの顔は)」
P「(とても、寂しそうだった)」
585:ミガサ:2013/05/15(水) 20:42:46.56:uP8qKlfs0 (15/66)
―――数分後―――
ガナハ「気になったんだけど」
P「なんだ?」
ガナハ「なんでこんなに写真を一杯撮ってるんだ?」
P「うーん。父さんの仕事がそういうのだからな」
ガナハ「何をやってんるんだ?」
P「アイドルのプロデューサー、だって」
ガナハ「あい、どる?」
―――数分後―――
ガナハ「気になったんだけど」
P「なんだ?」
ガナハ「なんでこんなに写真を一杯撮ってるんだ?」
P「うーん。父さんの仕事がそういうのだからな」
ガナハ「何をやってんるんだ?」
P「アイドルのプロデューサー、だって」
ガナハ「あい、どる?」
586:ミガサ:2013/05/15(水) 20:43:35.76:uP8qKlfs0 (16/66)
P「おう。なんでも、キラキラしてて誰もを魅了できるような、そんな完璧なアイドルのプロデューサーをしたいんだそうだ」
ガナハ「キラキラ……完璧……」
P「で、その仕事先や出張先で色んな写真撮ってくるのが父さんの趣味らしい」
ガナハ「それでこんなに沢山色んなとこの写真を?」
P「そゆこと……そうだ。ガナハの事も教えてくれよ」
ガナハ「自分のこと?」
P「そそ。例えば……沖縄の言葉っていうの?使ってないじゃん?」
P「おう。なんでも、キラキラしてて誰もを魅了できるような、そんな完璧なアイドルのプロデューサーをしたいんだそうだ」
ガナハ「キラキラ……完璧……」
P「で、その仕事先や出張先で色んな写真撮ってくるのが父さんの趣味らしい」
ガナハ「それでこんなに沢山色んなとこの写真を?」
P「そゆこと……そうだ。ガナハの事も教えてくれよ」
ガナハ「自分のこと?」
P「そそ。例えば……沖縄の言葉っていうの?使ってないじゃん?」
587:ミガサ:2013/05/15(水) 20:44:23.05:uP8qKlfs0 (17/66)
ガナハ「それは、Pが東京から来たって聞いたからだぞ」
P「そうなのか?でも、標準語なんてよく知ってたな」
ガナハ「そ、それは……」
ガナハ「……にぃにに、教えてもらったから」
P「(まただ。また、寂しそうな顔)」
ガナハ「にぃにと電話してると、自然に覚えちゃうんだぞ」
P「にぃにって、さっきも言ってた」
ガナハ「うがー!聞いてたのか!この!ヘンタイ!」
P「そういう言葉は女の子が使っちゃいけません!」
ガナハ「それは、Pが東京から来たって聞いたからだぞ」
P「そうなのか?でも、標準語なんてよく知ってたな」
ガナハ「そ、それは……」
ガナハ「……にぃにに、教えてもらったから」
P「(まただ。また、寂しそうな顔)」
ガナハ「にぃにと電話してると、自然に覚えちゃうんだぞ」
P「にぃにって、さっきも言ってた」
ガナハ「うがー!聞いてたのか!この!ヘンタイ!」
P「そういう言葉は女の子が使っちゃいけません!」
588:ミガサ:2013/05/15(水) 20:45:26.24:uP8qKlfs0 (18/66)
ガナハ「……にぃにはね、東京にいるんだ」
P「上京、ってやつか?」
ガナハ「よくわかんないけど……お仕事するために、東京に行くって」
ガナハ「それで時々電話するんだ。その時に、色んな言葉教えてもらって」
ガナハ「もうかれこれ……二~三年くらい、東京にいるのかな」
P「……そっか。変なこと聞いちゃったか?」
ガナハ「……にぃにはね、東京にいるんだ」
P「上京、ってやつか?」
ガナハ「よくわかんないけど……お仕事するために、東京に行くって」
ガナハ「それで時々電話するんだ。その時に、色んな言葉教えてもらって」
ガナハ「もうかれこれ……二~三年くらい、東京にいるのかな」
P「……そっか。変なこと聞いちゃったか?」
589:ミガサ:2013/05/15(水) 20:46:03.47:uP8qKlfs0 (19/66)
ガナハ「ははっ。大丈夫だぞ。自分、そういうこと気にしないから」
P「そっか」
P「(じゃあ、なんで)」
P「(そんな寂しそうな顔、してるんだ……?)」
ガナハ「さ!質問は終わりさー!ほら、次はこれを教えるんだぞ!」グイッ
P「わかったから引っ張るなって!」
P「(もうあまり、この事には触れないようにしよう)」
ガナハ「ははっ。大丈夫だぞ。自分、そういうこと気にしないから」
P「そっか」
P「(じゃあ、なんで)」
P「(そんな寂しそうな顔、してるんだ……?)」
ガナハ「さ!質問は終わりさー!ほら、次はこれを教えるんだぞ!」グイッ
P「わかったから引っ張るなって!」
P「(もうあまり、この事には触れないようにしよう)」
590:ミガサ:2013/05/15(水) 20:46:50.24:uP8qKlfs0 (20/66)
―――二時間後―――
ガナハ「お、これで終わりか?」
P「ん、メモリーが切れたか。大丈夫、まだあるから」
ガナハ「あー。えーっと……」
P「ん?どうした?」
ガナハ「その、もう、いい」
P「えっ……そ、そうか。つまんなかったか……」
ガナハ「ち。違うぞっ!」
―――二時間後―――
ガナハ「お、これで終わりか?」
P「ん、メモリーが切れたか。大丈夫、まだあるから」
ガナハ「あー。えーっと……」
P「ん?どうした?」
ガナハ「その、もう、いい」
P「えっ……そ、そうか。つまんなかったか……」
ガナハ「ち。違うぞっ!」
591:ミガサ:2013/05/15(水) 20:48:03.64:uP8qKlfs0 (21/66)
P「え?」
ガナハ「そ、そうじゃなくて……今度は、自分が話をしてやるぞ」
P「話って……」
ガナハ「こ、この沖縄に伝わる……伝説、とか?」
P「なんで疑問形なんだよ」
ガナハ「うがー!うるさいぞ!聞くのか、聞かないのか!」
P「(これは……ガナハなりの気遣い、なのか?)
P「え?」
ガナハ「そ、そうじゃなくて……今度は、自分が話をしてやるぞ」
P「話って……」
ガナハ「こ、この沖縄に伝わる……伝説、とか?」
P「なんで疑問形なんだよ」
ガナハ「うがー!うるさいぞ!聞くのか、聞かないのか!」
P「(これは……ガナハなりの気遣い、なのか?)
592:ミガサ:2013/05/15(水) 20:48:48.04:uP8qKlfs0 (22/66)
P「……よし、聞いてやろうじゃないか!」
ガナハ「なんだその大きな態度!」
P「ほらほら、俺を満足させてみろよ!」
ガナハ「な、なんかそんな事言われるとちょっと話しにくいぞ……」
P「ふふふ。並大抵の話で俺を満足させられると思うなよ?」
ガナハ「わかったぞ。じゃあ、ここよりもう少し先にある、【恋島】っていうとこの伝説なんだけど―――」
P「……よし、聞いてやろうじゃないか!」
ガナハ「なんだその大きな態度!」
P「ほらほら、俺を満足させてみろよ!」
ガナハ「な、なんかそんな事言われるとちょっと話しにくいぞ……」
P「ふふふ。並大抵の話で俺を満足させられると思うなよ?」
ガナハ「わかったぞ。じゃあ、ここよりもう少し先にある、【恋島】っていうとこの伝説なんだけど―――」
593:ミガサ:2013/05/15(水) 20:51:55.88:uP8qKlfs0 (23/66)
―――数分後―――
P「そ、それでっ?!続きはどうなったんだ?!」ズイッ
ガナハ「く、食いつきすぎだぞ!あと近い!」
P「お、おっとすまない。冷静になれ……俺……ふぅ」
ガナハ「何が、【並大抵の話で俺を満足させられると思うなよ?】なんだぞ……」
P「いやだって面白いじゃん。その話。めっちゃ」
ガナハ「そうなのか?」
―――数分後―――
P「そ、それでっ?!続きはどうなったんだ?!」ズイッ
ガナハ「く、食いつきすぎだぞ!あと近い!」
P「お、おっとすまない。冷静になれ……俺……ふぅ」
ガナハ「何が、【並大抵の話で俺を満足させられると思うなよ?】なんだぞ……」
P「いやだって面白いじゃん。その話。めっちゃ」
ガナハ「そうなのか?」
594:ミガサ:2013/05/15(水) 20:52:53.98:uP8qKlfs0 (24/66)
P「ああ、東京には絶対にない話だし」
P「何よりロマンチックだ!」
ガナハ「ロマンチックって……女々しいぞ……」
P「別にいいだろ。ロマンチックに憧れる男がいたって」
ガナハ「全く……ふふっ」
P「なんだよ」
ガナハ「いや、Pってば自分より年上なのに、こういう時だけ子供っぽいというか……」
P「ああ、東京には絶対にない話だし」
P「何よりロマンチックだ!」
ガナハ「ロマンチックって……女々しいぞ……」
P「別にいいだろ。ロマンチックに憧れる男がいたって」
ガナハ「全く……ふふっ」
P「なんだよ」
ガナハ「いや、Pってば自分より年上なのに、こういう時だけ子供っぽいというか……」
595:ミガサ:2013/05/15(水) 20:53:46.59:uP8qKlfs0 (25/66)
P「悪かったな。伝承とか、物語とか大好きなんだよ」
ガナハ「そうなのかー……変なヤツ」
P「お前に言われたくない」
ガナハ「どういう意味だー!」
P「ああもう!そんな事はどうでもいい!早く続きを!」
ガナハ「うーん、どうしようかなー」ニヤニヤ
P「なんだよその顔」
P「悪かったな。伝承とか、物語とか大好きなんだよ」
ガナハ「そうなのかー……変なヤツ」
P「お前に言われたくない」
ガナハ「どういう意味だー!」
P「ああもう!そんな事はどうでもいい!早く続きを!」
ガナハ「うーん、どうしようかなー」ニヤニヤ
P「なんだよその顔」
596:ミガサ:2013/05/15(水) 20:55:34.64:uP8qKlfs0 (26/66)
ガナハ「じゃあ続きは明日にしようかなー」
P「明日……わかった。じゃあ俺も明日は父さんのとっておきのメモリー持ってきてやるよ!」
ガナハ「約束だぞっ!」
P「おう!」
それから。
俺とガナハは毎日、あの海岸に集まって話をした。
俺からは東京の話。ガナハからは沖縄の伝説。
お互いにお互いが、次の日にこの場所に来たくなるように。
さながら、俺の大好きな千夜一夜物語のように―――
だけど、あの日。俺が帰る日の二日前。
ガナハは、海岸には来なかった。
ガナハ「じゃあ続きは明日にしようかなー」
P「明日……わかった。じゃあ俺も明日は父さんのとっておきのメモリー持ってきてやるよ!」
ガナハ「約束だぞっ!」
P「おう!」
それから。
俺とガナハは毎日、あの海岸に集まって話をした。
俺からは東京の話。ガナハからは沖縄の伝説。
お互いにお互いが、次の日にこの場所に来たくなるように。
さながら、俺の大好きな千夜一夜物語のように―――
だけど、あの日。俺が帰る日の二日前。
ガナハは、海岸には来なかった。
597:ミガサ:2013/05/15(水) 20:56:40.99:uP8qKlfs0 (27/66)
―――その日の夜のホテル―――
P「……」
P父「どうしたそんなしょげた顔して」
P「……別に」
P父「反抗期かぁ?父さん、悲しいぞー」
P「……」
P父「あちゃー。こりゃ重症だぁ」
P母「まぁまぁ、放っておいてあげましょうよ」
―――その日の夜のホテル―――
P「……」
P父「どうしたそんなしょげた顔して」
P「……別に」
P父「反抗期かぁ?父さん、悲しいぞー」
P「……」
P父「あちゃー。こりゃ重症だぁ」
P母「まぁまぁ、放っておいてあげましょうよ」
598:ミガサ:2013/05/15(水) 20:57:19.38:uP8qKlfs0 (28/66)
すまん、ちょいと電話きたから少しの間だけ更新停止
すまん、ちょいと電話きたから少しの間だけ更新停止
599:ミガサ:2013/05/15(水) 21:04:30.77:uP8qKlfs0 (29/66)
再開 思いっきり急いで電話切ってきたから友達に不審がられている事だろう……
再開 思いっきり急いで電話切ってきたから友達に不審がられている事だろう……
600:ミガサ:2013/05/15(水) 21:04:59.22:uP8qKlfs0 (30/66)
P「(せっかく)」
P「(お前が見たがってた、上野動物園の写真、やっと見つけたのに)」
P「(なんで、今日に限って……来てくれねぇんだよ……)」
P父「その、なんだ……」
P「何」
P父「……いや、なんでもない」
P「そっか」
P父「それじゃあ、父さんは風呂に入ってくるから」ガチャ
P「行ってらっしゃい」
P「(せっかく)」
P「(お前が見たがってた、上野動物園の写真、やっと見つけたのに)」
P「(なんで、今日に限って……来てくれねぇんだよ……)」
P父「その、なんだ……」
P「何」
P父「……いや、なんでもない」
P「そっか」
P父「それじゃあ、父さんは風呂に入ってくるから」ガチャ
P「行ってらっしゃい」
601:ミガサ:2013/05/15(水) 21:06:18.82:uP8qKlfs0 (31/66)
P母「……いいんですか?」
P父「何がだい?」
P母「明日の事……言わなくって」
P父「大丈夫さ。なんてったって、あいつは僕の自慢の息子だぞ?」
P母「……ショック、受けなければいいんですけど。明日、台風が直撃するだなんて」
P父「……僕が心配してるのはそっちじゃないんだけどなぁ」
P母「はい?」
P父「いんや。なんでもないよ」
P母「……いいんですか?」
P父「何がだい?」
P母「明日の事……言わなくって」
P父「大丈夫さ。なんてったって、あいつは僕の自慢の息子だぞ?」
P母「……ショック、受けなければいいんですけど。明日、台風が直撃するだなんて」
P父「……僕が心配してるのはそっちじゃないんだけどなぁ」
P母「はい?」
P父「いんや。なんでもないよ」
602:ミガサ:2013/05/15(水) 21:07:34.11:uP8qKlfs0 (32/66)
P母「むぅ、教えてくれたっていいじゃないですか」
P父「いやいや。きっと僕の気のせいだ」
P母「むー」
P父「そんな顔しないでくれ。可愛い顔が台無しだ」
P母「もう、パパったら……///」
P「あの、部屋の前でイチャつかないでもらえますかね……」
P母「むぅ、教えてくれたっていいじゃないですか」
P父「いやいや。きっと僕の気のせいだ」
P母「むー」
P父「そんな顔しないでくれ。可愛い顔が台無しだ」
P母「もう、パパったら……///」
P「あの、部屋の前でイチャつかないでもらえますかね……」
603:ミガサ:2013/05/15(水) 21:09:26.08:uP8qKlfs0 (33/66)
―――次の日―――
P「……なんだこれ」
P「大雨じゃないか……しかも、数メートル先も見えないほどの……」
P母「おはよう。P」
P「これ、どういうこと?」
―――次の日―――
P「……なんだこれ」
P「大雨じゃないか……しかも、数メートル先も見えないほどの……」
P母「おはよう。P」
P「これ、どういうこと?」
604:ミガサ:2013/05/15(水) 21:11:45.51:uP8qKlfs0 (34/66)
P母「台風が直撃したらしいわよー……今日の夜には止むらしいけどー……」
P「……っ」
P「なんでだよ……」
P母「P?」
P「……なんでもない」ガチャ
P母「大丈夫かしら……あの子……」
P母「台風が直撃したらしいわよー……今日の夜には止むらしいけどー……」
P「……っ」
P「なんでだよ……」
P母「P?」
P「……なんでもない」ガチャ
P母「大丈夫かしら……あの子……」
605:ミガサ:2013/05/15(水) 21:13:44.30:uP8qKlfs0 (35/66)
―――ゲームセンター―――
P父「やぁ」
P「……父さん?」
P父「ちょうどいいところに来た。一緒に卓球でもしないかい?」
P「卓球なんて……そんな」
P父「そんな気分じゃないって?いいじゃないか。父さんも雨が降ってて暇なんだ」
P「……わかったよ。ちょっとだけだからな」
P父「そうこなくっちゃ。そーれ、いくぞー」カコッ
P「うおっ?!」
―――ゲームセンター―――
P父「やぁ」
P「……父さん?」
P父「ちょうどいいところに来た。一緒に卓球でもしないかい?」
P「卓球なんて……そんな」
P父「そんな気分じゃないって?いいじゃないか。父さんも雨が降ってて暇なんだ」
P「……わかったよ。ちょっとだけだからな」
P父「そうこなくっちゃ。そーれ、いくぞー」カコッ
P「うおっ?!」
606:ミガサ:2013/05/15(水) 21:15:47.75:uP8qKlfs0 (36/66)
P父「ふふふ、父さん一点獲得だ」
P「……いい度胸じゃねぇか」
P父「Pもまだまd」カコン
P父「……は?」
P「一点入った。ほら、同点だ」
P父「……面白いじゃないか。さすが我が息子。父さんも本気を出さないとかな」
P「あんま無理すんなよ父さん」
P父「誰にモノを言っているんだい?父さんはアイドルのプロデューサーだぞ?」
P「それが?」
P父「ふふふ、父さん一点獲得だ」
P「……いい度胸じゃねぇか」
P父「Pもまだまd」カコン
P父「……は?」
P「一点入った。ほら、同点だ」
P父「……面白いじゃないか。さすが我が息子。父さんも本気を出さないとかな」
P「あんま無理すんなよ父さん」
P父「誰にモノを言っているんだい?父さんはアイドルのプロデューサーだぞ?」
P「それが?」
607:ミガサ:2013/05/15(水) 21:17:24.09:uP8qKlfs0 (37/66)
P父「世の中にはね」
P父「……180cmを軽く超えているアイドルも、元婦警のアイドルも、軽く人間辞めてるアイドルもいるんだよっ」ガコンッ!
P「っ」スカッ
P父「ちなみに今の発言は別の世界線にいるアイドルとは関係がないからね」
P「何を誰に説明してんだよ」
P父「言っておかないと色々勘違いされるかもじゃないか」
P「何をだよ」
P父「世の中にはね」
P父「……180cmを軽く超えているアイドルも、元婦警のアイドルも、軽く人間辞めてるアイドルもいるんだよっ」ガコンッ!
P「っ」スカッ
P父「ちなみに今の発言は別の世界線にいるアイドルとは関係がないからね」
P「何を誰に説明してんだよ」
P父「言っておかないと色々勘違いされるかもじゃないか」
P「何をだよ」
608:ミガサ:2013/05/15(水) 21:20:40.66:uP8qKlfs0 (38/66)
P父「とにかく、父さんもまだまだ現役だってことだ」
P父「さぁ、お前の熱きパトスを俺にぶつけヘブゥ!」カーン
P「ほら、同点だ」
P父「いやいや!顔面に当てるのは無しだろう?!」
P「だって父さんだし」
P父「何その根拠?!」
P「大体、最初に不意打ちしてきたのh」カコーン
P父「とにかく、父さんもまだまだ現役だってことだ」
P父「さぁ、お前の熱きパトスを俺にぶつけヘブゥ!」カーン
P「ほら、同点だ」
P父「いやいや!顔面に当てるのは無しだろう?!」
P「だって父さんだし」
P父「何その根拠?!」
P「大体、最初に不意打ちしてきたのh」カコーン
609:ミガサ:2013/05/15(水) 21:23:07.02:uP8qKlfs0 (39/66)
P父「……」
P「……」
P「いい度胸じゃねぇかクソオヤジぃいいいい!!!」
P父「ふははははははは!!父さんに勝てると思うなよぉおおおおおお!!!」
P「なんだって今日に限ってこんなこと誘ってきたんだよ!」ガコッ!
P父「当然、お前の元気がなかったからだ!」ガコッ!
P「なんでそんな事気にすんだよ!」ガコッ!
P父「息子の心配をするのは父さんの義務だからなっ!」ガコッ!
P「なーにが義務だお節介!!」ガコッ
P父「お節介結構!そしてお前」
P父「あの女の子に、昨日会えたのか?」
P父「……」
P「……」
P「いい度胸じゃねぇかクソオヤジぃいいいい!!!」
P父「ふははははははは!!父さんに勝てると思うなよぉおおおおおお!!!」
P「なんだって今日に限ってこんなこと誘ってきたんだよ!」ガコッ!
P父「当然、お前の元気がなかったからだ!」ガコッ!
P「なんでそんな事気にすんだよ!」ガコッ!
P父「息子の心配をするのは父さんの義務だからなっ!」ガコッ!
P「なーにが義務だお節介!!」ガコッ
P父「お節介結構!そしてお前」
P父「あの女の子に、昨日会えたのか?」
610:ミガサ:2013/05/15(水) 21:24:33.46:uP8qKlfs0 (40/66)
P「っ?!」カコーン
P父「ふふ、父さんの勝ちだな」
P「……なんで、父さんがそんな事知ってんだよ」
P父「そりゃ、可愛い女の子は逃さないさ」
P「言い方だけ聞くと犯罪的だな」
P父「いいのか?」
P「何が?」
P「っ?!」カコーン
P父「ふふ、父さんの勝ちだな」
P「……なんで、父さんがそんな事知ってんだよ」
P父「そりゃ、可愛い女の子は逃さないさ」
P「言い方だけ聞くと犯罪的だな」
P父「いいのか?」
P「何が?」
611:ミガサ:2013/05/15(水) 21:26:04.71:uP8qKlfs0 (41/66)
P父「行かなくって」
P「……雨、降ってるし。どうせいないよ」
P父「決め付けていいのか?」
P「……」
P父「お前はそれでいいのか?」
P「……父さんに何がわかるんだよ」
P父「わかるさ。お前の父さんだからな」
P父「きっとお前も、俺の血を継いでるんだよ」
P父「可愛い女の子は放っておけないっていう、血がな」
P「それじゃただのナンパ野郎じゃねぇか」
P父「行かなくって」
P「……雨、降ってるし。どうせいないよ」
P父「決め付けていいのか?」
P「……」
P父「お前はそれでいいのか?」
P「……父さんに何がわかるんだよ」
P父「わかるさ。お前の父さんだからな」
P父「きっとお前も、俺の血を継いでるんだよ」
P父「可愛い女の子は放っておけないっていう、血がな」
P「それじゃただのナンパ野郎じゃねぇか」
612:ミガサ:2013/05/15(水) 21:27:16.60:uP8qKlfs0 (42/66)
P父「スカウトなんてナンパみたいなものさ」
P「……父さん、ごめん。出かけてくる」
P父「ほら、傘」
P「……最初からわかってたのか?」
P父「だから何度言わせるんだ。父さんはお前の父さんだぞ?」
P「……ありがと、父さん」
P父「お前の感謝なんていつぶりに聞いただろうなぁ」
P「るっせ」
P父「早く行ってやらないと、ずぶ濡れになってるかもだぞ?」
P「わかってるよ」ダッ
P父「スカウトなんてナンパみたいなものさ」
P「……父さん、ごめん。出かけてくる」
P父「ほら、傘」
P「……最初からわかってたのか?」
P父「だから何度言わせるんだ。父さんはお前の父さんだぞ?」
P「……ありがと、父さん」
P父「お前の感謝なんていつぶりに聞いただろうなぁ」
P「るっせ」
P父「早く行ってやらないと、ずぶ濡れになってるかもだぞ?」
P「わかってるよ」ダッ
613:ミガサ:2013/05/15(水) 21:28:21.88:uP8qKlfs0 (43/66)
P父「……さて、止めないのかい?」
P母「もう諦めました。そもそも、あんだけ焚きつけたんなら私でも止められません」
P父「わかってるじゃないか」
P母「あなたの妻ですからね」
P父「じゃあ、見守ろうじゃないか」
P母「そうですね。私達にできることは……」
P父「体を拭くためのタオルでも、用意することさ」
P母「はい、わかりました」クスクス
P父「子供っていうのはいいねぇ」
P母「何を言ってるんですか。あなたも随分と楽しそうにしてましたよ?」
P父「僕もまだまだ子供ってことか。はっはっは!」
P父「……さて、止めないのかい?」
P母「もう諦めました。そもそも、あんだけ焚きつけたんなら私でも止められません」
P父「わかってるじゃないか」
P母「あなたの妻ですからね」
P父「じゃあ、見守ろうじゃないか」
P母「そうですね。私達にできることは……」
P父「体を拭くためのタオルでも、用意することさ」
P母「はい、わかりました」クスクス
P父「子供っていうのはいいねぇ」
P母「何を言ってるんですか。あなたも随分と楽しそうにしてましたよ?」
P父「僕もまだまだ子供ってことか。はっはっは!」
614:ミガサ:2013/05/15(水) 21:29:05.43:uP8qKlfs0 (44/66)
―――海岸―――
P「ハァ、ハァ」
P「(くっそ、何も見えない……)」
P「(いるわけねぇだろ……こんなところに、こんな時に)」
P「(なのになんでだよ……胸騒ぎがする)」
P「あ……」
ガナハ「……」
―――海岸―――
P「ハァ、ハァ」
P「(くっそ、何も見えない……)」
P「(いるわけねぇだろ……こんなところに、こんな時に)」
P「(なのになんでだよ……胸騒ぎがする)」
P「あ……」
ガナハ「……」
615:ミガサ:2013/05/15(水) 21:29:37.12:uP8qKlfs0 (45/66)
P「ガナハ!!」
ガナハ「……!」ビクッ
ガナハ「な、なんで、こ、こんなところに」
P「こっちの台詞だ。大丈夫か?」
ガナハ「自分は、大丈夫……クシッ」
P「ああもう。ほら、着てろ」ファサ
ガナハ「あ……あ、ありがと……」
P「ガナハ!!」
ガナハ「……!」ビクッ
ガナハ「な、なんで、こ、こんなところに」
P「こっちの台詞だ。大丈夫か?」
ガナハ「自分は、大丈夫……クシッ」
P「ああもう。ほら、着てろ」ファサ
ガナハ「あ……あ、ありがと……」
616:ミガサ:2013/05/15(水) 21:31:20.87:uP8qKlfs0 (46/66)
P「それで、なんでこんなとこにいるんだ。台風が来てるんだってよ?」
ガナハ「……なんでもないぞ」
P「んなわけねぇだろ。まぁいいさ。隣、座るぞ」
ガナハ「……」
P「……」
ガナハ「……寒く、ないのか?」
P「寒いというか、変な感じがする。凄いジメジメするし」
ガナハ「自分は……寒いんだ」
ガナハ「寒くて寒くて、仕方ないんだ」
ガナハ「……怖くて、寒くて、苦しいんだ」
P「……」
P「それで、なんでこんなとこにいるんだ。台風が来てるんだってよ?」
ガナハ「……なんでもないぞ」
P「んなわけねぇだろ。まぁいいさ。隣、座るぞ」
ガナハ「……」
P「……」
ガナハ「……寒く、ないのか?」
P「寒いというか、変な感じがする。凄いジメジメするし」
ガナハ「自分は……寒いんだ」
ガナハ「寒くて寒くて、仕方ないんだ」
ガナハ「……怖くて、寒くて、苦しいんだ」
P「……」
617:ミガサ:2013/05/15(水) 21:32:17.08:uP8qKlfs0 (47/66)
ガナハ「昨日、電話があったんだ」
ガナハ「にぃにからかなって思って、元気よく電話に出たんだ」
ガナハ「でも、違かった」
ガナハ「東京の、よくわからないところから電話だった」
ガナハ「……にぃにが」
ガナハ「にぃにが、交通事故にあったって」
P「……っ」
ガナハ「最初は冗談かなって思った」
ガナハ「でも、冗談じゃなかった」
ガナハ「昨日、電話があったんだ」
ガナハ「にぃにからかなって思って、元気よく電話に出たんだ」
ガナハ「でも、違かった」
ガナハ「東京の、よくわからないところから電話だった」
ガナハ「……にぃにが」
ガナハ「にぃにが、交通事故にあったって」
P「……っ」
ガナハ「最初は冗談かなって思った」
ガナハ「でも、冗談じゃなかった」
618:ミガサ:2013/05/15(水) 21:33:38.96:uP8qKlfs0 (48/66)
ガナハ「……怖い」ウルウル
ガナハ「怖いよぉ、P……にぃに……」ポロポロ
P「……」
P「(俺に、何ができる?)」
P「(できることなんて……俺には……)」
ガナハ「にぃに、いなくなっちゃやだぁ……嫌だぁ……」ポロポロ
P「(目の前に泣いている女の子がいる)」
P「(……何かしろ!男だろ!あのナンパ野郎の息子なんだろっ!)」
ガナハ「……怖い」ウルウル
ガナハ「怖いよぉ、P……にぃに……」ポロポロ
P「……」
P「(俺に、何ができる?)」
P「(できることなんて……俺には……)」
ガナハ「にぃに、いなくなっちゃやだぁ……嫌だぁ……」ポロポロ
P「(目の前に泣いている女の子がいる)」
P「(……何かしろ!男だろ!あのナンパ野郎の息子なんだろっ!)」
619:ミガサ:2013/05/15(水) 21:34:59.74:uP8qKlfs0 (49/66)
P「……ガナハ」ダキッ
ガナハ「ふぇ……」
P「……」
ガナハ「P……」
ガナハ「P……にぃに……P……にぃに……」
ガナハ「う、うぅううう」
ガナハ「う、うああああああああ!!やだぁ!やだよぉ!にぃに!P!うわあああああああああ!!!」
P「……」ナデナデ
それから。
ガナハは泣き続けて、泣き続けて。
彼女が泣き止んだ頃には、雨は止んでいた。
P「……ガナハ」ダキッ
ガナハ「ふぇ……」
P「……」
ガナハ「P……」
ガナハ「P……にぃに……P……にぃに……」
ガナハ「う、うぅううう」
ガナハ「う、うああああああああ!!やだぁ!やだよぉ!にぃに!P!うわあああああああああ!!!」
P「……」ナデナデ
それから。
ガナハは泣き続けて、泣き続けて。
彼女が泣き止んだ頃には、雨は止んでいた。
620:ミガサ:2013/05/15(水) 21:36:22.23:uP8qKlfs0 (50/66)
P「……」
ガナハ「……ごめん。取り乱したぞ」
P「別にいいよ。お前の泣き顔、可愛かったし」
ガナハ「……やっぱヘンタイだぞ」
P「ヘンタイでいいよ」
ガナハ「……P」
P「なんだ?」
ガナハ「その、あの……」
ガナハ「にぃに、って……呼んでもいい?///」
P「なんでまた」
P「……」
ガナハ「……ごめん。取り乱したぞ」
P「別にいいよ。お前の泣き顔、可愛かったし」
ガナハ「……やっぱヘンタイだぞ」
P「ヘンタイでいいよ」
ガナハ「……P」
P「なんだ?」
ガナハ「その、あの……」
ガナハ「にぃに、って……呼んでもいい?///」
P「なんでまた」
621:ミガサ:2013/05/15(水) 21:39:59.46:uP8qKlfs0 (51/66)
P「……」
ガナハ「……ごめん。取り乱したぞ」
P「別にいいよ。お前の泣き顔、可愛かったし」
ガナハ「……やっぱヘンタイだぞ」
P「ヘンタイでいいよ」
ガナハ「……P」
P「なんだ?」
ガナハ「その、あの……」
ガナハ「にぃに、って……呼んでもいい?」
P「なんでまた」
P「……」
ガナハ「……ごめん。取り乱したぞ」
P「別にいいよ。お前の泣き顔、可愛かったし」
ガナハ「……やっぱヘンタイだぞ」
P「ヘンタイでいいよ」
ガナハ「……P」
P「なんだ?」
ガナハ「その、あの……」
ガナハ「にぃに、って……呼んでもいい?」
P「なんでまた」
622:ミガサ:2013/05/15(水) 21:42:16.12:uP8qKlfs0 (52/66)
うわ、連投ミスorz
ガナハ「……ずっと、思ってたんだ」
ガナハ「Pって、にぃににそっくりなんだ。雰囲気も、何もかも」
ガナハ「だから、重ねちゃうことが、何回かあったんだ」
ガナハ「そのたんびに、思うんだ」
ガナハ「Pみたいなにぃにも……欲しかったって」
P「……そうか」
ガナハ「……ダメか?」
P「俺は明日にも、帰ってしまうぞ?」
ガナハ「じゃあ、今日一日だけでも……」
P「……わかったよ」
うわ、連投ミスorz
ガナハ「……ずっと、思ってたんだ」
ガナハ「Pって、にぃににそっくりなんだ。雰囲気も、何もかも」
ガナハ「だから、重ねちゃうことが、何回かあったんだ」
ガナハ「そのたんびに、思うんだ」
ガナハ「Pみたいなにぃにも……欲しかったって」
P「……そうか」
ガナハ「……ダメか?」
P「俺は明日にも、帰ってしまうぞ?」
ガナハ「じゃあ、今日一日だけでも……」
P「……わかったよ」
623:ミガサ:2013/05/15(水) 21:43:03.13:uP8qKlfs0 (53/66)
ガナハ「えへへ、ありがと……にぃに」
P「(……ヤバイ、今、恋に落ちるかと思った)」ドキドキ
ガナハ「今日だけは、甘えさせて欲しいぞ……」
ガナハ「にぃに……」
ガナハ「……」スゥスゥ
P「……疲れてたんだな」ナデナデ
ガナハ「……ん」
P「お休み、ガナハ」
ガナハ「えへへ……にぃに……大好き」
ガナハ「えへへ、ありがと……にぃに」
P「(……ヤバイ、今、恋に落ちるかと思った)」ドキドキ
ガナハ「今日だけは、甘えさせて欲しいぞ……」
ガナハ「にぃに……」
ガナハ「……」スゥスゥ
P「……疲れてたんだな」ナデナデ
ガナハ「……ん」
P「お休み、ガナハ」
ガナハ「えへへ……にぃに……大好き」
624:ミガサ:2013/05/15(水) 21:43:40.40:uP8qKlfs0 (54/66)
―――最終日 空港―――
P「……お別れ、だな」
ガナハ「……うん」
P「結局、最後まで話聞けなかったなー」
ガナハ「あ、あれは……そう、こうすればまた会えるかと思って」
P「どういうことだ?」
ガナハ「話を聞きに、また、Pが来てくれるかなって」
P「……はははっ。わかった。また聞きに来るよ」
―――最終日 空港―――
P「……お別れ、だな」
ガナハ「……うん」
P「結局、最後まで話聞けなかったなー」
ガナハ「あ、あれは……そう、こうすればまた会えるかと思って」
P「どういうことだ?」
ガナハ「話を聞きに、また、Pが来てくれるかなって」
P「……はははっ。わかった。また聞きに来るよ」
625:ミガサ:2013/05/15(水) 21:44:53.00:uP8qKlfs0 (55/66)
ガナハ「うん、また来て欲しいぞ」
P「……そろそろ、時間だ」
ガナハ「うん」
P「そういえば……お兄さんの様子は?」
ガナハ「にぃには……大丈夫。命に別状はないって言ってたぞ」
P「そっか、じゃあもう心配ないんだな」
ガナハ「あと、こっちに一時的に帰ってくるって」
P「兄妹なかよくな」
ガナハ「言われなくっても!」
ガナハ「うん、また来て欲しいぞ」
P「……そろそろ、時間だ」
ガナハ「うん」
P「そういえば……お兄さんの様子は?」
ガナハ「にぃには……大丈夫。命に別状はないって言ってたぞ」
P「そっか、じゃあもう心配ないんだな」
ガナハ「あと、こっちに一時的に帰ってくるって」
P「兄妹なかよくな」
ガナハ「言われなくっても!」
626:ミガサ:2013/05/15(水) 21:46:28.95:uP8qKlfs0 (56/66)
P父「おーい。そろそろ時間だぞー!」
P母「急ぎなさいよー!」
P「それじゃ、またな」スタスタ
ガナハ「また、ね」
ガナハ「……っ!」
ガナハ「Pー!」
ガナハ「……ううん」
ガナハ「にぃに!でーじしちゅん!またやーさい!」
P父「おーい。そろそろ時間だぞー!」
P母「急ぎなさいよー!」
P「それじゃ、またな」スタスタ
ガナハ「また、ね」
ガナハ「……っ!」
ガナハ「Pー!」
ガナハ「……ううん」
ガナハ「にぃに!でーじしちゅん!またやーさい!」
627:ミガサ:2013/05/15(水) 21:49:31.99:uP8qKlfs0 (57/66)
―――現在 765プロ―――
P&響以外『……』
美希「(ねぇ、これってさ……)」
春香「(うん、きっと……)」
千早「(口調とか、特徴とか、一人称とか、間違いなく……)」
小鳥「(響ちゃんよね……)」
―――現在 765プロ―――
P&響以外『……』
美希「(ねぇ、これってさ……)」
春香「(うん、きっと……)」
千早「(口調とか、特徴とか、一人称とか、間違いなく……)」
小鳥「(響ちゃんよね……)」
628:ミガサ:2013/05/15(水) 21:53:09.39:uP8qKlfs0 (58/66)
響「~っ!?――――!!!」カァァァァ
P「お、おい。どうした響」
響「ど、どどどどどどど、どうしたもこうしたもないぞ!!」
P「落ち着け、落ち着けって」
響「も、ももも、もしかして、もしかして、にぃ……Pって……」
P「……この流れって……」
響「うがー!やっぱりプロデューサーなのかー?!」
P「……話してて俺も思ったけど、本当に響なのか……?」
響「……そうだぞー……うぅー///」
響「~っ!?――――!!!」カァァァァ
P「お、おい。どうした響」
響「ど、どどどどどどど、どうしたもこうしたもないぞ!!」
P「落ち着け、落ち着けって」
響「も、ももも、もしかして、もしかして、にぃ……Pって……」
P「……この流れって……」
響「うがー!やっぱりプロデューサーなのかー?!」
P「……話してて俺も思ったけど、本当に響なのか……?」
響「……そうだぞー……うぅー///」
629:ミガサ:2013/05/15(水) 21:58:32.13:uP8qKlfs0 (59/66)
美希「ミキとハニーみたいな運命って、あるものなんだねっ」
春香「確かにこれは凄い確率だよね……」
千早「(……ライバルが一人増えたかしら……)」
小鳥「なんだかんだでおめでとう、響ちゃん」
響「うがー!なんか恥ずかしいぞー!!///」
P「……」
P「(いくらなんでも……おかしいだろう、これは)」
P「(何か、おかしな……運命じゃない、別な力が働いているようにしか……)」
美希「ミキとハニーみたいな運命って、あるものなんだねっ」
春香「確かにこれは凄い確率だよね……」
千早「(……ライバルが一人増えたかしら……)」
小鳥「なんだかんだでおめでとう、響ちゃん」
響「うがー!なんか恥ずかしいぞー!!///」
P「……」
P「(いくらなんでも……おかしいだろう、これは)」
P「(何か、おかしな……運命じゃない、別な力が働いているようにしか……)」
630:ミガサ:2013/05/15(水) 22:03:08.59:uP8qKlfs0 (60/66)
響「と、とにかくプロデューサー!」
P「なんだ?」
響「あ、あの時の事は……その、忘れてくれると嬉しいぞ」
P「え?なんで?」
響「だ、だって。恥ずかしいぞ……」
P「いいじゃないか。お前も欲しがってただろ?特別な呼び方」
響「で、でも……苗字は嫌だぞ」
響「と、とにかくプロデューサー!」
P「なんだ?」
響「あ、あの時の事は……その、忘れてくれると嬉しいぞ」
P「え?なんで?」
響「だ、だって。恥ずかしいぞ……」
P「いいじゃないか。お前も欲しがってただろ?特別な呼び方」
響「で、でも……苗字は嫌だぞ」
631:ミガサ:2013/05/15(水) 22:07:22.30:uP8qKlfs0 (61/66)
P「ならそうだな。じゃあほら……響の方から」
響「え……」
P「にぃにって、呼んでみてくれ」
響「い、嫌だぞ」
P「頼む、一回だけでいいから!先っぽだけでいいから!」ジリジリ
響「嫌だぞ!しかも何の先っぽだ?!」
小鳥「やめなさいP君」バコッ
P「ぐえっ」
P「ならそうだな。じゃあほら……響の方から」
響「え……」
P「にぃにって、呼んでみてくれ」
響「い、嫌だぞ」
P「頼む、一回だけでいいから!先っぽだけでいいから!」ジリジリ
響「嫌だぞ!しかも何の先っぽだ?!」
小鳥「やめなさいP君」バコッ
P「ぐえっ」
632:ミガサ:2013/05/15(水) 22:10:02.75:uP8qKlfs0 (62/66)
P「何するんですか」
小鳥「もう。響ちゃんも嫌がってるじゃない」
P「でもなぁ……一回くらい、呼んで欲しいんだよ。一人っ子の性っていうか」
響「ぜ、絶対嫌だぞ!このヘンタイプロデューサー!」
美希「ならミキが呼んであげるの!にーにっ♪」
春香「あ!ずるい!え、えーっと……お、お兄さん!」
千早「え……こほん、えっと、お兄ちゃん……?」
P「何するんですか」
小鳥「もう。響ちゃんも嫌がってるじゃない」
P「でもなぁ……一回くらい、呼んで欲しいんだよ。一人っ子の性っていうか」
響「ぜ、絶対嫌だぞ!このヘンタイプロデューサー!」
美希「ならミキが呼んであげるの!にーにっ♪」
春香「あ!ずるい!え、えーっと……お、お兄さん!」
千早「え……こほん、えっと、お兄ちゃん……?」
633:ミガサ:2013/05/15(水) 22:14:09.99:uP8qKlfs0 (63/66)
小鳥「……私も読んだほうがいいんですか?え、えっと。お兄様っ♪」
P「……なーんか、違うんだよなぁ……いや、悪いって事じゃないけど……」
響&P以外『我が儘(なの)』
P「というわけで」
響「何がというわけなんだぞ」
P「頼む!一回だけ!!」
響「……にぃ……いや、やっぱり嫌だぞ!」
小鳥「……私も読んだほうがいいんですか?え、えっと。お兄様っ♪」
P「……なーんか、違うんだよなぁ……いや、悪いって事じゃないけど……」
響&P以外『我が儘(なの)』
P「というわけで」
響「何がというわけなんだぞ」
P「頼む!一回だけ!!」
響「……にぃ……いや、やっぱり嫌だぞ!」
634:ミガサ:2013/05/15(水) 22:18:46.48:uP8qKlfs0 (64/66)
P「なんでだよー!おい響ー!」
響「じ、自分のにぃには一人なんだぞ!ヘンタイプロデューサーは違うんだぞ!」
P「一回だけだからあああああ!!」
響「しつこいぞー!!」
響「(……本当は)」
響「(にぃにって呼びたいぞ)」
P「なんでだよー!おい響ー!」
響「じ、自分のにぃには一人なんだぞ!ヘンタイプロデューサーは違うんだぞ!」
P「一回だけだからあああああ!!」
響「しつこいぞー!!」
響「(……本当は)」
響「(にぃにって呼びたいぞ)」
635:第五章 終:2013/05/15(水) 22:23:27.32:uP8qKlfs0 (65/66)
響「(だけど、それじゃあね?)」
響「(プロデューサーと、本当の家族になることはできないから……)」
P「くっそ、なんで呼んでくれないんだよー……」ブツブツ
響「……にぃにっ♪」ボソッ
P「え、い、今!今!」ガタッ
響「ん~?自分は何も言ってないぞ~!」タタッ
響「プロデューサーのばーかっ♪でーじしちゅん♪」ベーッ
響「(だけど、それじゃあね?)」
響「(プロデューサーと、本当の家族になることはできないから……)」
P「くっそ、なんで呼んでくれないんだよー……」ブツブツ
響「……にぃにっ♪」ボソッ
P「え、い、今!今!」ガタッ
響「ん~?自分は何も言ってないぞ~!」タタッ
響「プロデューサーのばーかっ♪でーじしちゅん♪」ベーッ
636:ミガサ:2013/05/15(水) 22:24:35.90:uP8qKlfs0 (66/66)
五章これにて御終いです。
次のおはなしは、雪歩&あずささんの予定です。
出来るだけ早く更新したいと思います……
では、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!
五章これにて御終いです。
次のおはなしは、雪歩&あずささんの予定です。
出来るだけ早く更新したいと思います……
では、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!
637:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/15(水) 22:25:53.60:wQ67RMJ4o (1/1)
乙
次の章も楽しみにしてる
乙
次の章も楽しみにしてる
638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/16(木) 02:29:06.56:sL2EPonDO (1/1)
響はやっぱ誰よりも妻力高いし可愛いが妹響の方がヤバいとあるSSで知った
P父「……180cmを軽く超えているアイドルも、元婦警のアイドルも、軽く人間辞めてるアイドルもいるんだよっ」
にょわー!と早苗さんと…杏?輝子?最後のが心当りが多くてわからん
響はやっぱ誰よりも妻力高いし可愛いが妹響の方がヤバいとあるSSで知った
P父「……180cmを軽く超えているアイドルも、元婦警のアイドルも、軽く人間辞めてるアイドルもいるんだよっ」
にょわー!と早苗さんと…杏?輝子?最後のが心当りが多くてわからん
639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/16(木) 03:48:35.40:4y146ThDO (1/1)
>>638
そりゃ、あいつしかいないじゃん。悪魔ちひr(ここから先はドス黒い何かで読めなくなっている
>>638
そりゃ、あいつしかいないじゃん。悪魔ちひr(ここから先はドス黒い何かで読めなくなっている
640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/16(木) 08:08:42.75:QyjhTEgno (1/1)
>>638
どう考えても●7歳なのに脅威の若作りしてるウサミ……っと、来客か?
マジレスすると日高舞でいいや
>>638
どう考えても●7歳なのに脅威の若作りしてるウサミ……っと、来客か?
マジレスすると日高舞でいいや
641:ミガサ:2013/05/16(木) 20:23:31.62:oQzQ6rwt0 (1/1)
>638 質問が来てましたので、お答えします。
自分はきらりと早苗さんと、あと木場さんあたりを想像して書きました。
この発言で不快な気持ちを持ってしまった方は申し訳ない。
>638 質問が来てましたので、お答えします。
自分はきらりと早苗さんと、あと木場さんあたりを想像して書きました。
この発言で不快な気持ちを持ってしまった方は申し訳ない。
642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/17(金) 00:07:34.21:T6dGbRtHo (1/1)
おつー
おつー
643:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/17(金) 15:05:19.29:W1mDCD6DO (1/1)
木場さんかぁ…予想外だがなぜか納得しちゃう自分が悔しい(ビクンビクン)
木場さんかぁ…予想外だがなぜか納得しちゃう自分が悔しい(ビクンビクン)
644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/23(木) 20:43:02.13:v6GCqdYDO (1/1)
まだ~?
まだ~?
645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/26(日) 01:38:38.82:IQZMdRm3o (1/2)
まだかな
まだかな
646:ミガサ:2013/05/26(日) 22:18:38.64:rc+OHArs0 (1/39)
途中まで更新したいと思います。
やっと構想が練れてきたので……
途中で文章が切れたら、落ちたものと思ってください。
では、6章の始まりです。
途中まで更新したいと思います。
やっと構想が練れてきたので……
途中で文章が切れたら、落ちたものと思ってください。
では、6章の始まりです。
647:第六章 「道しるべ」:2013/05/26(日) 22:20:28.86:rc+OHArs0 (2/39)
ある少女の家は恐れられていた。
故に、孤独だった。
また、ある少女の家族は祟りを受けた。
故に、迷子であった。
そんな二人の少女を、一人の少年が繋ぎ合わせた。
人、これを運命と言う―――
ある少女の家は恐れられていた。
故に、孤独だった。
また、ある少女の家族は祟りを受けた。
故に、迷子であった。
そんな二人の少女を、一人の少年が繋ぎ合わせた。
人、これを運命と言う―――
648:ミガサ:2013/05/26(日) 22:21:28.18:rc+OHArs0 (3/39)
???「なんて」
雪歩「か、かっこいいです……!」
???「そうでしょうか?真、運命というのは不思議なモノですね」
あずさ「そうよね~。運命って、憧れちゃうわね~」
???「……ふふ、あずにも、いつか運命と言っていい日が、人が、訪れますよ」
雪歩「私にも……来るのかな……」
???「はい。もちろん……」
雪歩「そ、そうだよね!―――さん!」
ザザーッ ザザーッ ザザザザザザザ プツン
???「なんて」
雪歩「か、かっこいいです……!」
???「そうでしょうか?真、運命というのは不思議なモノですね」
あずさ「そうよね~。運命って、憧れちゃうわね~」
???「……ふふ、あずにも、いつか運命と言っていい日が、人が、訪れますよ」
雪歩「私にも……来るのかな……」
???「はい。もちろん……」
雪歩「そ、そうだよね!―――さん!」
ザザーッ ザザーッ ザザザザザザザ プツン
649:ミガサ:2013/05/26(日) 22:22:03.60:rc+OHArs0 (4/39)
―――765プロ―――
P「……ふむ」
雪歩「あ、あのぅ……」
P「……すまん。そんな詩は聞いたことないな」
雪歩「そ、そうですかぁ……」
P「(雪歩が、不思議な夢を見たらしい)」
―――765プロ―――
P「……ふむ」
雪歩「あ、あのぅ……」
P「……すまん。そんな詩は聞いたことないな」
雪歩「そ、そうですかぁ……」
P「(雪歩が、不思議な夢を見たらしい)」
650:ミガサ:2013/05/26(日) 22:23:16.52:rc+OHArs0 (5/39)
P「(昔の話で、雪歩とあずささんとあともう一人の少女との夢)」
P「(そのもう一人少女の様相や名前がどうしても思い出せないそうだ)」
P「(だけども)」
P「(少なくとも俺はそんなヤツを―――知らない)」
雪歩「ぴ、Pさんなら何か……知ってるかと思ったんです」
P「ごめんな。昔のことだから、あんま覚えてないや」
P「(きっと雪歩とあずささんの、俺の知らない友達なんだろう)」
P「(昔の話で、雪歩とあずささんとあともう一人の少女との夢)」
P「(そのもう一人少女の様相や名前がどうしても思い出せないそうだ)」
P「(だけども)」
P「(少なくとも俺はそんなヤツを―――知らない)」
雪歩「ぴ、Pさんなら何か……知ってるかと思ったんです」
P「ごめんな。昔のことだから、あんま覚えてないや」
P「(きっと雪歩とあずささんの、俺の知らない友達なんだろう)」
651:ミガサ:2013/05/26(日) 22:24:37.55:rc+OHArs0 (6/39)
P「あずささんにも聞いたのか?」
雪歩「は、はいぃ……でも、ごめんなさいって……」
P「そうかぁ……でも、俺が知らないって事はみんなも知らないだろうし……」
P「(ちなみに雪歩とあずささんには、俺がPであることをこの前話した)」
P「(最初は驚いていたものの、でもやはりというか、二人とは距離が近くなった)」
P「(今も雪歩はチラチラ、事務所に二人きりなのを確認しては俺の名前を呼んでくれるし)」
P「(プロデューサーとしてはダメなのかもだけど、個人的には凄く距離が近づいたみたいで嬉しい)」
P「あずささんにも聞いたのか?」
雪歩「は、はいぃ……でも、ごめんなさいって……」
P「そうかぁ……でも、俺が知らないって事はみんなも知らないだろうし……」
P「(ちなみに雪歩とあずささんには、俺がPであることをこの前話した)」
P「(最初は驚いていたものの、でもやはりというか、二人とは距離が近くなった)」
P「(今も雪歩はチラチラ、事務所に二人きりなのを確認しては俺の名前を呼んでくれるし)」
P「(プロデューサーとしてはダメなのかもだけど、個人的には凄く距離が近づいたみたいで嬉しい)」
652:ミガサ:2013/05/26(日) 22:25:39.79:rc+OHArs0 (7/39)
雪歩「あの……Pさん。大丈夫ですか?」
P「へ?何が?」
雪歩「いえ、あの、ぼーっとしていたので……」
P「ああ、ごめんな。ちょっと考え事してたんだ」
P「(でも、なんだろうか)」
P「(雪歩の言う少女には……会ったことが、ある気がする)」
P「気にしてくれてありがと。でも大丈夫だから」
雪歩「そ、そうですか……」
雪歩「あの……Pさん。大丈夫ですか?」
P「へ?何が?」
雪歩「いえ、あの、ぼーっとしていたので……」
P「ああ、ごめんな。ちょっと考え事してたんだ」
P「(でも、なんだろうか)」
P「(雪歩の言う少女には……会ったことが、ある気がする)」
P「気にしてくれてありがと。でも大丈夫だから」
雪歩「そ、そうですか……」
653:ミガサ:2013/05/26(日) 22:27:58.71:rc+OHArs0 (8/39)
P「時間的にそろそろあずささんも仕事から帰ってきそうだし、三人で話してみよっか」
雪歩「そうですね!あ、えっとお茶淹れてきますぅ!」
P「(……気のせいかな)」
P「(もしかしたらスカウトしようとした子の中に、似たような子がいたのかもしれないし)」
あずさ「こんにちは~」
P「あずささん。お疲れ様です」
あずさ「はい、Pさん。お疲れ様です~」
P「時間的にそろそろあずささんも仕事から帰ってきそうだし、三人で話してみよっか」
雪歩「そうですね!あ、えっとお茶淹れてきますぅ!」
P「(……気のせいかな)」
P「(もしかしたらスカウトしようとした子の中に、似たような子がいたのかもしれないし)」
あずさ「こんにちは~」
P「あずささん。お疲れ様です」
あずさ「はい、Pさん。お疲れ様です~」
654:ミガサ:2013/05/26(日) 22:29:08.92:rc+OHArs0 (9/39)
P「いや、あの。あずささん。雪歩もいますので」
あずさ「別にいいじゃないですか~。もうほとんど、プロデューサーって読んでる子なんていませんよ?」
P「そうなんですけど……」
P「(最近じゃ律子と伊織だけだもんなぁ……律子と伊織は照れ隠しかなんかなんだろうけど)」
P「とりあえずこちらへどうぞ、今、雪歩がお茶を淹れてきてくれているんで」
あずさ「あらあら、嬉しいわ~」
雪歩「あ、あずささんこんにちは。Pさん、あずささん、お茶ですぅ」
あずさ「ありがと~」
P「いや、あの。あずささん。雪歩もいますので」
あずさ「別にいいじゃないですか~。もうほとんど、プロデューサーって読んでる子なんていませんよ?」
P「そうなんですけど……」
P「(最近じゃ律子と伊織だけだもんなぁ……律子と伊織は照れ隠しかなんかなんだろうけど)」
P「とりあえずこちらへどうぞ、今、雪歩がお茶を淹れてきてくれているんで」
あずさ「あらあら、嬉しいわ~」
雪歩「あ、あずささんこんにちは。Pさん、あずささん、お茶ですぅ」
あずさ「ありがと~」
655:ミガサ:2013/05/26(日) 22:30:35.55:rc+OHArs0 (10/39)
P「俺もお茶菓子くらい用意しようかなぁ……」
雪歩「お、お気になさらずにっ!」
P「そうか?じゃあ頼むよ」
あずさ「あ、そうだ。Pさん、私や雪歩ちゃんの事は呼んでくれないんですか?」
P「え?」
あずさ「昔みたいに、【あず】とか【ゆき】って♪」
雪歩「っ!」ガシャン
P「お、おい大丈夫か雪歩!」
P「俺もお茶菓子くらい用意しようかなぁ……」
雪歩「お、お気になさらずにっ!」
P「そうか?じゃあ頼むよ」
あずさ「あ、そうだ。Pさん、私や雪歩ちゃんの事は呼んでくれないんですか?」
P「え?」
あずさ「昔みたいに、【あず】とか【ゆき】って♪」
雪歩「っ!」ガシャン
P「お、おい大丈夫か雪歩!」
656:ミガサ:2013/05/26(日) 22:31:41.95:rc+OHArs0 (11/39)
雪歩「だ、だだだ大丈夫ですぅ!」
あずさ「あらあら。大丈夫?一人で片付けられる?」
雪歩「は、はいぃ」
あずさ「……ふふ、ゆきちゃんったら可愛い♪」
P「あのですねあずささん。もし記者とかが狙ってたら……」
あずさ「でも、事務所の中だしいいじゃないですか~」
P「それもそうですけど……あの」
あずさ「Pさ~ん?甲斐性のない男の人は嫌いですよ~?」
P「……わかったよ。あず」
雪歩「だ、だだだ大丈夫ですぅ!」
あずさ「あらあら。大丈夫?一人で片付けられる?」
雪歩「は、はいぃ」
あずさ「……ふふ、ゆきちゃんったら可愛い♪」
P「あのですねあずささん。もし記者とかが狙ってたら……」
あずさ「でも、事務所の中だしいいじゃないですか~」
P「それもそうですけど……あの」
あずさ「Pさ~ん?甲斐性のない男の人は嫌いですよ~?」
P「……わかったよ。あず」
657:ミガサ:2013/05/26(日) 22:32:52.88:rc+OHArs0 (12/39)
あずさ「それでいいんですよっ♪」
P「そういうわけで……いいか?ゆき」
雪歩「は、はいぃ……えへへ……」
P「それであず。雪歩の話、聞いたか?」
あずさ「はい……でも、私も思い当たる記憶がないんですよね~……」
P「やっぱり、か」
あずさ「やっぱり、ということはPさんも?」
P「そうなんだよな……でも、知ってるかもしれない……よくわからん」
あずさ「それでいいんですよっ♪」
P「そういうわけで……いいか?ゆき」
雪歩「は、はいぃ……えへへ……」
P「それであず。雪歩の話、聞いたか?」
あずさ「はい……でも、私も思い当たる記憶がないんですよね~……」
P「やっぱり、か」
あずさ「やっぱり、ということはPさんも?」
P「そうなんだよな……でも、知ってるかもしれない……よくわからん」
658:ミガサ:2013/05/26(日) 22:34:47.27:rc+OHArs0 (13/39)
あずさ「大丈夫。そのうち思い出しますよ~」
P「そうかなぁ」
雪歩「あのぅ、気にしないで大丈夫ですから……私の勘違いかもしれませんし」
P「もし思い出したら真っ先に雪歩に連絡するよ」
雪歩「あ、ありがとうございます」
あずさ「私も思い出せるように頑張るわ~」
雪歩「あずささんも、ありがとうございますぅ」
あずさ「あらあら、ゆきちゃんは私のこと、昔みたいに呼んでくれないの?」
雪歩「ふぇ?」
あずさ「大丈夫。そのうち思い出しますよ~」
P「そうかなぁ」
雪歩「あのぅ、気にしないで大丈夫ですから……私の勘違いかもしれませんし」
P「もし思い出したら真っ先に雪歩に連絡するよ」
雪歩「あ、ありがとうございます」
あずさ「私も思い出せるように頑張るわ~」
雪歩「あずささんも、ありがとうございますぅ」
あずさ「あらあら、ゆきちゃんは私のこと、昔みたいに呼んでくれないの?」
雪歩「ふぇ?」
659:ミガサ:2013/05/26(日) 22:37:31.36:rc+OHArs0 (14/39)
あずさ「ほーら、私はあず、ですよ~?」
雪歩「え、えっとぉ」
P「……ゆき、諦めよう」
雪歩「そ、それじゃあ……あず、ちゃん」
あずさ「ゆきちゃん可愛い~」ギュッ
雪歩「ぽぇぇ……///」
P「(羨ましい……)」
あずさ「ほーら、私はあず、ですよ~?」
雪歩「え、えっとぉ」
P「……ゆき、諦めよう」
雪歩「そ、それじゃあ……あず、ちゃん」
あずさ「ゆきちゃん可愛い~」ギュッ
雪歩「ぽぇぇ……///」
P「(羨ましい……)」
660:ミガサ:2013/05/26(日) 22:38:35.61:rc+OHArs0 (15/39)
P「そういえば、昔からゆきとあずは仲が良かったよな」
あずさ「そうですね~」
雪歩「ぽぇ……はっ。は、はいっ」
P「今も仲良さそうでよかったよ」
あずさ「昔はお互いに色々ありましたから~」
雪歩「引っ張ってくれたのは……Pさん、です」
P「そう言ってくれると嬉しいな」
P「今でもあの時の事は覚えてるよ」
P「(そう、目を閉じれば思い出す)」
P「(二人と出会った日の事を)」
P「そういえば、昔からゆきとあずは仲が良かったよな」
あずさ「そうですね~」
雪歩「ぽぇ……はっ。は、はいっ」
P「今も仲良さそうでよかったよ」
あずさ「昔はお互いに色々ありましたから~」
雪歩「引っ張ってくれたのは……Pさん、です」
P「そう言ってくれると嬉しいな」
P「今でもあの時の事は覚えてるよ」
P「(そう、目を閉じれば思い出す)」
P「(二人と出会った日の事を)」
661:ミガサ:2013/05/26(日) 22:39:31.25:rc+OHArs0 (16/39)
―――公園―――
P「……ん?」
春香「どうしたの?」
P「いや、こっち見てるヤツがいるなーって」
美希「本当なの。どうしたのかな?」
雪歩「……」ジーッ
P「声かけてみたほうがいいか?」
―――公園―――
P「……ん?」
春香「どうしたの?」
P「いや、こっち見てるヤツがいるなーって」
美希「本当なの。どうしたのかな?」
雪歩「……」ジーッ
P「声かけてみたほうがいいか?」
662:ミガサ:2013/05/26(日) 22:41:08.89:rc+OHArs0 (17/39)
律子「やめたほうがいいと思うわ。あーゆー子は声かけると逃げるわよ」
美希「もしかしてりつ、話しかけたの?」
律子「……あんたは変なとこで鋭いわね」
真「へぇ、りつ話しかけたんだ。で、逃げられたと」
千早「……りつは、怖いです、から」
小鳥「りつちゃんは……子供には、好かれないかな」
律子「もう、やめてよ!」
律子「やめたほうがいいと思うわ。あーゆー子は声かけると逃げるわよ」
美希「もしかしてりつ、話しかけたの?」
律子「……あんたは変なとこで鋭いわね」
真「へぇ、りつ話しかけたんだ。で、逃げられたと」
千早「……りつは、怖いです、から」
小鳥「りつちゃんは……子供には、好かれないかな」
律子「もう、やめてよ!」
663:ミガサ:2013/05/26(日) 22:42:21.56:rc+OHArs0 (18/39)
やよい「うっうー!みんなで遊んだほうが楽しいですよー!」
伊織「やよいの言う通り、ね」
P「じゃあ話しかけてみるか」
P「おーい。そこのー!」
雪歩「!」ビクッ タッタッタ
P「あらら」
春香「逃げられちゃったね」
やよい「うっうー!みんなで遊んだほうが楽しいですよー!」
伊織「やよいの言う通り、ね」
P「じゃあ話しかけてみるか」
P「おーい。そこのー!」
雪歩「!」ビクッ タッタッタ
P「あらら」
春香「逃げられちゃったね」
664:ミガサ:2013/05/26(日) 22:43:34.06:rc+OHArs0 (19/39)
千早「でも、木の陰からまたこっちを覗いてるわ」
美希「面倒くさい子なの」
律子「そういう言い方しないの」
真「どうするの?P」
P「うーん……あっちから話しかけてくるまで待ったほうがいいよな」
やよい「そうですね!」
小鳥「私もその方がいいと思う」
伊織「放っておけば来るでしょ」
律子「それもそうね」
千早「でも、木の陰からまたこっちを覗いてるわ」
美希「面倒くさい子なの」
律子「そういう言い方しないの」
真「どうするの?P」
P「うーん……あっちから話しかけてくるまで待ったほうがいいよな」
やよい「そうですね!」
小鳥「私もその方がいいと思う」
伊織「放っておけば来るでしょ」
律子「それもそうね」
665:ミガサ:2013/05/26(日) 22:44:34.25:rc+OHArs0 (20/39)
P「それと、もう一つ気になっている事があるんだ」
春香「何?」
P「あっちの子……さっきからずっと、この公園をぐるぐるしてないか?」
あずさ「~♪」
千早「……しかも多分、本人それに気づいてない、ですね」
美希「さっきから鼻歌歌いながら公園の周りをずっと回ってるの」
律子「大丈夫なのかしら……」
やよい「迷子さんですかー?」
伊織「いや、私達より年上よね……?」
P「それと、もう一つ気になっている事があるんだ」
春香「何?」
P「あっちの子……さっきからずっと、この公園をぐるぐるしてないか?」
あずさ「~♪」
千早「……しかも多分、本人それに気づいてない、ですね」
美希「さっきから鼻歌歌いながら公園の周りをずっと回ってるの」
律子「大丈夫なのかしら……」
やよい「迷子さんですかー?」
伊織「いや、私達より年上よね……?」
666:ミガサ:2013/05/26(日) 22:45:43.10:rc+OHArs0 (21/39)
雪歩「……」ジーッ
P「きのこまで見てるぞ」
真「きのこ?」
P「木の陰に隠れてる子だからきのこ」
伊織「そんな安直な……」
あずさ「~♪……あら?」
春香「あっ、こっちに気付いた」
あずさ「?」
律子「首をかしげてるわね」
美希「あ、こっちに来たの」
雪歩「……」ジーッ
P「きのこまで見てるぞ」
真「きのこ?」
P「木の陰に隠れてる子だからきのこ」
伊織「そんな安直な……」
あずさ「~♪……あら?」
春香「あっ、こっちに気付いた」
あずさ「?」
律子「首をかしげてるわね」
美希「あ、こっちに来たの」
667:ミガサ:2013/05/26(日) 22:46:38.36:rc+OHArs0 (22/39)
あずさ「あの~。何か御用ですか~?」
P「あ、いや……用ってワケじゃないんですけど」
小鳥「公園の回りをずっとぐるぐる回っているのが気になってしまって」
あずさ「……あらあら~……どうりでどこまで行っても、景色が変わらないわけだわ~」
美希「……馬鹿なの?」
律子「ごぉら」ゴン!
美希「痛いの!」
真「すみません、この子オブラートに包むことができなくて……」
あずさ「いいのよ~。うーん、また迷子になっちゃったわ~」
あずさ「あの~。何か御用ですか~?」
P「あ、いや……用ってワケじゃないんですけど」
小鳥「公園の回りをずっとぐるぐる回っているのが気になってしまって」
あずさ「……あらあら~……どうりでどこまで行っても、景色が変わらないわけだわ~」
美希「……馬鹿なの?」
律子「ごぉら」ゴン!
美希「痛いの!」
真「すみません、この子オブラートに包むことができなくて……」
あずさ「いいのよ~。うーん、また迷子になっちゃったわ~」
668:ミガサ:2013/05/26(日) 22:48:04.01:rc+OHArs0 (23/39)
やよい「本当に迷子さんでしたー!」
あずさ「えーっと。ここがどこか聞いていいかしら~?」
千早「△△公園、です」
あずさ「あらあら。随分遠くまで来ちゃったわね~」
P「え?どこから来たんです?」
あずさ「□□町からなんだけど……」
小鳥「□□町って……隣町じゃないですか!」
真「そこから歩いてきたんですか?!」
やよい「本当に迷子さんでしたー!」
あずさ「えーっと。ここがどこか聞いていいかしら~?」
千早「△△公園、です」
あずさ「あらあら。随分遠くまで来ちゃったわね~」
P「え?どこから来たんです?」
あずさ「□□町からなんだけど……」
小鳥「□□町って……隣町じゃないですか!」
真「そこから歩いてきたんですか?!」
669:ミガサ:2013/05/26(日) 22:50:33.25:rc+OHArs0 (24/39)
あずさ「そうなのよー。どうも私、どこかに行こうと思うと必ず迷子になっちゃうみたいで~」
春香「もうそれ迷子ってレベルじゃないような……」
あずさ「この前なんて○○町まで行ってしまったし……」
やよい「○○町ってどこですかー?」
伊織「……少なくともこの県じゃないわね」
美希「大丈夫なの?この人」
律子「だからあんたは……」
美希「ごめんなの!だ、だから叩かないでなの!!」
あずさ「そうなのよー。どうも私、どこかに行こうと思うと必ず迷子になっちゃうみたいで~」
春香「もうそれ迷子ってレベルじゃないような……」
あずさ「この前なんて○○町まで行ってしまったし……」
やよい「○○町ってどこですかー?」
伊織「……少なくともこの県じゃないわね」
美希「大丈夫なの?この人」
律子「だからあんたは……」
美希「ごめんなの!だ、だから叩かないでなの!!」
670:ミガサ:2013/05/26(日) 22:51:36.06:rc+OHArs0 (25/39)
小鳥「はいはい。喧嘩しないの」
あずさ「今日は××まで行こうと思ってたんだけど~……」
千早「××町は、反対方向、です……」
春香「もはや私みたいなドジって言葉じゃすまされないね……」
美希「はるのアレは故意的に見えるの」
春香「そ、そんなわけないじゃん!」
P「落ち着けお前ら……えーっと……」
あずさ「あ、私、三浦あずさって言います~」
小鳥「はいはい。喧嘩しないの」
あずさ「今日は××まで行こうと思ってたんだけど~……」
千早「××町は、反対方向、です……」
春香「もはや私みたいなドジって言葉じゃすまされないね……」
美希「はるのアレは故意的に見えるの」
春香「そ、そんなわけないじゃん!」
P「落ち着けお前ら……えーっと……」
あずさ「あ、私、三浦あずさって言います~」
671:ミガサ:2013/05/26(日) 22:52:48.54:rc+OHArs0 (26/39)
P「じゃああずささん。よろしければ××までお送りしましょうか?」
小鳥「(さすが女たらし……)」
あずさ「いいんですか~?」
真「でもP。今日の遊びはどうするの?」
P「今日は××探検とかでいいじゃねぇか。それもまた面白いだろ?」
美希「ハニーが言うならそれでいいの」
やよい「××には行ったことがないので楽しみですー!」
伊織「私も行ったことないから楽しみね!」
千早「構い、ません」
P「じゃああずささん。よろしければ××までお送りしましょうか?」
小鳥「(さすが女たらし……)」
あずさ「いいんですか~?」
真「でもP。今日の遊びはどうするの?」
P「今日は××探検とかでいいじゃねぇか。それもまた面白いだろ?」
美希「ハニーが言うならそれでいいの」
やよい「××には行ったことがないので楽しみですー!」
伊織「私も行ったことないから楽しみね!」
千早「構い、ません」
672:ミガサ:2013/05/26(日) 22:53:45.73:rc+OHArs0 (27/39)
あずさ「あらあら~。なんかごめんなさい~」
律子「この人は困ってる人は放っておけないタチみたいなので。大体予想がついてましたし」
P「そういうわけで、よろしければ」
あずさ「ありがとうございます~……あら?」
雪歩「……」ジーッ
あずさ「あそこの子は貴方のチームとは違うのかしら?」
P「ああ、きのこ……」
真「やめてあげようよそれ」
あずさ「あらあら~。なんかごめんなさい~」
律子「この人は困ってる人は放っておけないタチみたいなので。大体予想がついてましたし」
P「そういうわけで、よろしければ」
あずさ「ありがとうございます~……あら?」
雪歩「……」ジーッ
あずさ「あそこの子は貴方のチームとは違うのかしら?」
P「ああ、きのこ……」
真「やめてあげようよそれ」
673:ミガサ:2013/05/26(日) 22:54:56.20:rc+OHArs0 (28/39)
P「チームの仲間ではないですね。俺らが声をかけると逃げちゃうんですよ」
あずさ「うーん……ちょっと待ってて~」タッタッタ
P「あ、あずささん?」
美希「行っちゃったの」
律子「ああ、あの子また逃げようと……捕まえた?!」
春香「意外とアクティブだね、あずささん……」
小鳥「何か話してるわね」
千早「……戻って、きました」
P「チームの仲間ではないですね。俺らが声をかけると逃げちゃうんですよ」
あずさ「うーん……ちょっと待ってて~」タッタッタ
P「あ、あずささん?」
美希「行っちゃったの」
律子「ああ、あの子また逃げようと……捕まえた?!」
春香「意外とアクティブだね、あずささん……」
小鳥「何か話してるわね」
千早「……戻って、きました」
674:ミガサ:2013/05/26(日) 22:56:02.61:rc+OHArs0 (29/39)
あずさ「あの子も一緒に行きたいって言ってるわよ~」
雪歩「……」ジーッ
P「いやでも、木に隠れてるままなんすけど」
やよい「一緒に行くんじゃないんですかー?」
あずさ「どうもまだ怖いらしいから、遠くから観察してるって……」
伊織「そっちの方が怖いわよ……」
あずさ「そのうち、仲間になるわよ~」
P「まぁ、アイツがそれでいいならいいんですけど……」
雪歩「……」ジーッ
あずさ「あの子も一緒に行きたいって言ってるわよ~」
雪歩「……」ジーッ
P「いやでも、木に隠れてるままなんすけど」
やよい「一緒に行くんじゃないんですかー?」
あずさ「どうもまだ怖いらしいから、遠くから観察してるって……」
伊織「そっちの方が怖いわよ……」
あずさ「そのうち、仲間になるわよ~」
P「まぁ、アイツがそれでいいならいいんですけど……」
雪歩「……」ジーッ
675:ミガサ:2013/05/26(日) 22:56:46.23:rc+OHArs0 (30/39)
春香「お菓子とかあげてみる?」
美希「餌付けするの?」
律子「動物か何かじゃないんだから……」
P「とりあえず行きましょう」
あずさ「はい~。うふふ~」
真「なんでかなぁ。凄く嫌な予感がするんだ」
小鳥「私も……」
やよい「うっうー!みんなでお出かけですー!」
春香「お菓子とかあげてみる?」
美希「餌付けするの?」
律子「動物か何かじゃないんだから……」
P「とりあえず行きましょう」
あずさ「はい~。うふふ~」
真「なんでかなぁ。凄く嫌な予感がするんだ」
小鳥「私も……」
やよい「うっうー!みんなでお出かけですー!」
676:ミガサ:2013/05/26(日) 22:58:04.95:rc+OHArs0 (31/39)
―――数分後―――
P「あずささーん!!どこいったんですかー?!」
春香「さ、さっきまでP君と楽しげに話してたのに……」
美希「もはや妖怪の域なの」
律子「それは賛同ね……」
伊織「ってかおかしいでしょ?!なんで目を数秒離したと思ったらもういないのよ?!」
やよい「迷子になっちゃったんですかー?」
小鳥「あずささんがね……」
―――数分後―――
P「あずささーん!!どこいったんですかー?!」
春香「さ、さっきまでP君と楽しげに話してたのに……」
美希「もはや妖怪の域なの」
律子「それは賛同ね……」
伊織「ってかおかしいでしょ?!なんで目を数秒離したと思ったらもういないのよ?!」
やよい「迷子になっちゃったんですかー?」
小鳥「あずささんがね……」
677:ミガサ:2013/05/26(日) 22:59:59.99:rc+OHArs0 (32/39)
真「まさか嫌な予感が当たるなんてね……」
雪歩「……」ジーッ
P「……ん?」フリムキ
雪歩「!」サッ
雪歩「……」ソーッ
春香「何か言いたげに電柱柱から顔を覗かせてるね……」
千早「……あの子に、聞いてみたらどう、ですか?」
P「ああ、そっか。でんこなら知ってるかもな」
真「でんこ……」
小鳥「ちーちゃんのネーミングセンスも独特だけど、P君も大概ですよね……」
P「何を」
真「まさか嫌な予感が当たるなんてね……」
雪歩「……」ジーッ
P「……ん?」フリムキ
雪歩「!」サッ
雪歩「……」ソーッ
春香「何か言いたげに電柱柱から顔を覗かせてるね……」
千早「……あの子に、聞いてみたらどう、ですか?」
P「ああ、そっか。でんこなら知ってるかもな」
真「でんこ……」
小鳥「ちーちゃんのネーミングセンスも独特だけど、P君も大概ですよね……」
P「何を」
678:ミガサ:2013/05/26(日) 23:01:16.44:rc+OHArs0 (33/39)
真「とにかく聞いてみるね?」
美希「行ってらっしゃいなのー」
やよい「あれ?あの子、逃げませんよ?」
伊織「本当だ。しかもなんか気のせいか目がキラキラしてない?」
律子「なんかまこがどんどん凹んでいくわね」
春香「あ、戻ってきた」
真「……そこの角を右に行ったって」ドヨーン
P「お、おう」
小鳥「ど、どうしたのまこちゃん……?」
真「……男の子だと思われてた……」
全員『(ああ、やっぱり……)』
真「とにかく聞いてみるね?」
美希「行ってらっしゃいなのー」
やよい「あれ?あの子、逃げませんよ?」
伊織「本当だ。しかもなんか気のせいか目がキラキラしてない?」
律子「なんかまこがどんどん凹んでいくわね」
春香「あ、戻ってきた」
真「……そこの角を右に行ったって」ドヨーン
P「お、おう」
小鳥「ど、どうしたのまこちゃん……?」
真「……男の子だと思われてた……」
全員『(ああ、やっぱり……)』
679:ミガサ:2013/05/26(日) 23:02:01.35:rc+OHArs0 (34/39)
伊織「とにかく、早く追いかけたほうがいいんじゃない?」
P「おっとそうだな。まこ、後ででんこにお礼言っておいてくれよ」ダッ
真「うん……」
―――数分後―――
あずさ「ごめんなさいね~、つい~……」
P「やっと見つけた……」
春香「よかった……見つかって」ゼェゼェ
千早「数秒の間に……遠くに、行き過ぎだと、思います」ケホッ
伊織「とにかく、早く追いかけたほうがいいんじゃない?」
P「おっとそうだな。まこ、後ででんこにお礼言っておいてくれよ」ダッ
真「うん……」
―――数分後―――
あずさ「ごめんなさいね~、つい~……」
P「やっと見つけた……」
春香「よかった……見つかって」ゼェゼェ
千早「数秒の間に……遠くに、行き過ぎだと、思います」ケホッ
680:ミガサ:2013/05/26(日) 23:02:55.20:rc+OHArs0 (35/39)
伊織「新堂、お疲れ」
やよい「うっうー!新堂さんありがとうございますー!」
美希「ありがとなの!」
新堂「なんのなんの、でございます」シュン
律子「五人抱えてあの速度で移動って相変わらず人間離れしてるわね新堂さん……」
小鳥「そうですね……」
真「新堂さんに運んでもらうなんてずるいと思うな」
律子「その割にはあんたも一人運んだくせにケロっとしてるじゃない」
伊織「新堂、お疲れ」
やよい「うっうー!新堂さんありがとうございますー!」
美希「ありがとなの!」
新堂「なんのなんの、でございます」シュン
律子「五人抱えてあの速度で移動って相変わらず人間離れしてるわね新堂さん……」
小鳥「そうですね……」
真「新堂さんに運んでもらうなんてずるいと思うな」
律子「その割にはあんたも一人運んだくせにケロっとしてるじゃない」
681:ミガサ:2013/05/26(日) 23:04:20.39:rc+OHArs0 (36/39)
雪歩「ぽぇ……ハッ!」ササッ
真「あ。また隠れちゃった」
春香「ってかなんで私達は……走ってたの……?」ゼェゼェ
千早「じゃんけんで……負けたから」ケホケホ
P「とにかく、もう勝手に迷わないように手を繋ぎますね!失礼します!」ギュッ
あずさ「あ、あらあら~///」
美希「あー!ハニー!浮気なの!」
律子「さすが、女の子に手を出すのは早いわね」
P「お前らうっさい!俺だって恥ずかしいんだぞ!」
雪歩「ぽぇ……ハッ!」ササッ
真「あ。また隠れちゃった」
春香「ってかなんで私達は……走ってたの……?」ゼェゼェ
千早「じゃんけんで……負けたから」ケホケホ
P「とにかく、もう勝手に迷わないように手を繋ぎますね!失礼します!」ギュッ
あずさ「あ、あらあら~///」
美希「あー!ハニー!浮気なの!」
律子「さすが、女の子に手を出すのは早いわね」
P「お前らうっさい!俺だって恥ずかしいんだぞ!」
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