1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:07:04.67:vdaPv5x50 (1/18)
ヤメタランス「気づいたらいたのだ~」
ヤメタランス「あうことの~たえてしなくば~なかなかに~」
ヤメタランス「もみじのにしき~かみのまにまに~」
モエタランガ「…人をも身をも 恨みざらまし、ですよ」
ヤメタランス「随分と性格がまるくなったのだ」
モエタランガ「あれは地球人に限っての話ですよ」
モエタランガ「いきなり、我が名はモエタランガ! …って名乗ったら失礼じゃないですか」
ヤメタランス「地球人に対してはいいのだ~?」
モエタランガ「……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361794024
ヤメタランス「気づいたらいたのだ~」
ヤメタランス「あうことの~たえてしなくば~なかなかに~」
ヤメタランス「もみじのにしき~かみのまにまに~」
モエタランガ「…人をも身をも 恨みざらまし、ですよ」
ヤメタランス「随分と性格がまるくなったのだ」
モエタランガ「あれは地球人に限っての話ですよ」
モエタランガ「いきなり、我が名はモエタランガ! …って名乗ったら失礼じゃないですか」
ヤメタランス「地球人に対してはいいのだ~?」
モエタランガ「……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361794024
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:12:35.50:vdaPv5x50 (2/18)
モエタランガ「でも何故、いきなり百人一首を…」
ヤメタランス「僕とモエタランガは出会ってしまったのだ~」
モエタランガ「…出だしの『会うことの』に反応したんですね」
モエタランガ「あなたと会うことが一度もなかったのならば」
モエタランガ「むしろあなたのつれなさも、わたしの身の不幸も、こんなに恨むことはなかったでしょうに…」
モエタランガ「…という意味ですよ」
ヤメタランス「……何だかしんみりしてしまったのだ…」
モエタランガ「でも何故、いきなり百人一首を…」
ヤメタランス「僕とモエタランガは出会ってしまったのだ~」
モエタランガ「…出だしの『会うことの』に反応したんですね」
モエタランガ「あなたと会うことが一度もなかったのならば」
モエタランガ「むしろあなたのつれなさも、わたしの身の不幸も、こんなに恨むことはなかったでしょうに…」
モエタランガ「…という意味ですよ」
ヤメタランス「……何だかしんみりしてしまったのだ…」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:20:23.69:vdaPv5x50 (3/18)
モエタランガ「…でも、よくお互いに効果が出ませんよね」
ヤメタランス「どういう事なのだ」
モエタランガ「私の能力は、人の体内時計を普段の10倍に加速させて」
モエタランガ「異常な興奮状態にさせる『モエタランガウィルス』ですが…」
モエタランガ「あなたの能力は、人を怠け者にさせてしまう『怠け放射能』ですよね」
ヤメタランス「よく分からないけどそうなのだ」
モエタランガ「だから、お互いにその能力の影響を受けないのは、不思議だな…と」
ヤメタランス「僕達は怪獣だから、影響を受けないのかもしれないのだ」
モエタランガ「でもウルトラマンには効いたじゃないですか」
ヤメタランス「うーん…」
モエタランガ「…でも、よくお互いに効果が出ませんよね」
ヤメタランス「どういう事なのだ」
モエタランガ「私の能力は、人の体内時計を普段の10倍に加速させて」
モエタランガ「異常な興奮状態にさせる『モエタランガウィルス』ですが…」
モエタランガ「あなたの能力は、人を怠け者にさせてしまう『怠け放射能』ですよね」
ヤメタランス「よく分からないけどそうなのだ」
モエタランガ「だから、お互いにその能力の影響を受けないのは、不思議だな…と」
ヤメタランス「僕達は怪獣だから、影響を受けないのかもしれないのだ」
モエタランガ「でもウルトラマンには効いたじゃないですか」
ヤメタランス「うーん…」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:20:38.84:UEAHxiyAO (1/1)
モエタランガウイルスは移す相手を選べるからな
モエタランガウイルスは移す相手を選べるからな
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:25:35.51:h8zfQLXr0 (1/1)
この作者さん、板違いのゴジラの人かな?
期待。
この作者さん、板違いのゴジラの人かな?
期待。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:25:38.39:vdaPv5x50 (4/18)
モエタランガ「どっちも有効な能力なのですが…」
ヤメタランス「僕は侵略のために利用されるのはゴメンなのだ…」
モエタランガ「私は地球を侵略しようとしたのですが…」
モエタランガ「ご年配の方々には効果が薄かったのが盲点でした…」
ヤメタランス「……」
モエタランガ「……」
モエタランガ「どっちも有効な能力なのですが…」
ヤメタランス「僕は侵略のために利用されるのはゴメンなのだ…」
モエタランガ「私は地球を侵略しようとしたのですが…」
モエタランガ「ご年配の方々には効果が薄かったのが盲点でした…」
ヤメタランス「……」
モエタランガ「……」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:26:27.68:vdaPv5x50 (5/18)
>>5
違うよ
>>5
違うよ
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:33:32.37:vdaPv5x50 (6/18)
モエタランガ「と…ところで…」
モエタランガ「今の日本について、どう思われます?」アセアセ
ヤメタランス「日本は、前に僕がきた時より目覚ましい発展を遂げたのだ」
モエタランガ「そ、そうですよね…」
モエタランガ(私もつい8年前に襲ったばかりなのですが…)
ヤメタランス「でも、今の日本は借金大国、問題も山積みになっているのだ」
モエタランガ「特にニートが増えましたね」
ヤメタランス「そうなのだ、もっとバリバリ働いてほしいのだ」
モエタランガ「と…ところで…」
モエタランガ「今の日本について、どう思われます?」アセアセ
ヤメタランス「日本は、前に僕がきた時より目覚ましい発展を遂げたのだ」
モエタランガ「そ、そうですよね…」
モエタランガ(私もつい8年前に襲ったばかりなのですが…)
ヤメタランス「でも、今の日本は借金大国、問題も山積みになっているのだ」
モエタランガ「特にニートが増えましたね」
ヤメタランス「そうなのだ、もっとバリバリ働いてほしいのだ」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:37:34.37:VBIFEk450 (1/1)
なんちゅうスレw
期待
なんちゅうスレw
期待
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:40:47.91:vdaPv5x50 (7/18)
ヤメタランス「でも僕がいった所で、ますます怠けてしまうのだ…」
モエタランガ「私の能力でも、すぐに燃え尽きてしまうでしょうし…」
モエタランガ「あっ」
モエタランガ「…あなた、今すぐ日本へ行ってくださいよ」
ヤメタランス「なぜなのだ」
モエタランガ「覚えてますか、カプセルを開けた勝少年のこと」
ヤメタランス「…あぁ! 僕の怠け放射能を浴びて、逆にやる気者になってしまったあの子のことなのだ~」
ヤメタランス「それがどうかしたのだ?」
モエタランガ「普段から怠けている人は、怠けるのを怠けるから…」
ヤメタランス「…なるほどなのだ!」
ヤメタランス「でも僕がいった所で、ますます怠けてしまうのだ…」
モエタランガ「私の能力でも、すぐに燃え尽きてしまうでしょうし…」
モエタランガ「あっ」
モエタランガ「…あなた、今すぐ日本へ行ってくださいよ」
ヤメタランス「なぜなのだ」
モエタランガ「覚えてますか、カプセルを開けた勝少年のこと」
ヤメタランス「…あぁ! 僕の怠け放射能を浴びて、逆にやる気者になってしまったあの子のことなのだ~」
ヤメタランス「それがどうかしたのだ?」
モエタランガ「普段から怠けている人は、怠けるのを怠けるから…」
ヤメタランス「…なるほどなのだ!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:49:09.18:vdaPv5x50 (8/18)
ササヒラー「はっはっは! そうと分かれば今すぐ出発だヤメタランス!」
ヤメタランス「げげっ! ササヒラー!!」
ササヒラー「今こそ、お前のせいで、革新的な逆三角形のフォルムなのに影の薄い俺様が」
ササヒラー「一躍有名になるチャンスなのだ!」
モエタランガ「……地球を征服するのが目的なのでは?」
ササヒラー「何を言うか! 超イケボのくせに!」
ササヒラー「ホントは俺もマックスに出演する予定だったのに…うぅ…」グスン
モエタランガ「い、いけぼ…」
ヤメタランス「鬼の目にも涙、なのだ」
ササヒラー「はっはっは! そうと分かれば今すぐ出発だヤメタランス!」
ヤメタランス「げげっ! ササヒラー!!」
ササヒラー「今こそ、お前のせいで、革新的な逆三角形のフォルムなのに影の薄い俺様が」
ササヒラー「一躍有名になるチャンスなのだ!」
モエタランガ「……地球を征服するのが目的なのでは?」
ササヒラー「何を言うか! 超イケボのくせに!」
ササヒラー「ホントは俺もマックスに出演する予定だったのに…うぅ…」グスン
モエタランガ「い、いけぼ…」
ヤメタランス「鬼の目にも涙、なのだ」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 21:56:35.99:vdaPv5x50 (9/18)
モエタランガ「…それに、逆三角形じゃなくて普通の三角形ですよ」
ササヒラー「なっ…! こ、細かい事は良いじゃないか!」
ササヒラー「ほら、あんまり近くにいるとお前の放射能がうつるし…」
ヤメタランス「時既に遅しなのだ」
ササヒラー「うわっ! お、俺の革新的な逆三角形のフォルムが…」
モエタランガ「だから普通の二等辺三角形ですって…」
ササヒラー「…あぁ、ばかばかしい、やめだやめだ」
ササヒラー「へリュドラの首にいるだけ有難いってもんだ、やーめた!」
モエタランガ「…見事に感染しましたね」
ヤメタランス「自分でも恐ろしい能力なのだ」
モエタランガ「…それに、逆三角形じゃなくて普通の三角形ですよ」
ササヒラー「なっ…! こ、細かい事は良いじゃないか!」
ササヒラー「ほら、あんまり近くにいるとお前の放射能がうつるし…」
ヤメタランス「時既に遅しなのだ」
ササヒラー「うわっ! お、俺の革新的な逆三角形のフォルムが…」
モエタランガ「だから普通の二等辺三角形ですって…」
ササヒラー「…あぁ、ばかばかしい、やめだやめだ」
ササヒラー「へリュドラの首にいるだけ有難いってもんだ、やーめた!」
モエタランガ「…見事に感染しましたね」
ヤメタランス「自分でも恐ろしい能力なのだ」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:07:14.55:vdaPv5x50 (10/18)
ヤメタランス「…ところでモエタランガさん」
モエタランガ「どうしました?」
ヤメタランス「アニメのキャラが僕の怠け放射能を浴びたら、どうなってしまうのだ?」
モエタランガ「さぁ…けいおんのキャラは唯だけやる気者になったり…」
ヤメタランス「ど根性ガエルがど根性じゃ無くなるのも、それはそれで面白そうなのだ」
モエタランガ「あ、あぁ…時代が違うのですね…」
モエタランガ「そ、それはさておいて、日本に行きましょうよヤメタランスさん」
モエタランガ(すみません…昔のアニメは知らないんです…)
ヤメタランス(けいおん…ってどういうアニメなのだ)
ヤメタランス「…ところでモエタランガさん」
モエタランガ「どうしました?」
ヤメタランス「アニメのキャラが僕の怠け放射能を浴びたら、どうなってしまうのだ?」
モエタランガ「さぁ…けいおんのキャラは唯だけやる気者になったり…」
ヤメタランス「ど根性ガエルがど根性じゃ無くなるのも、それはそれで面白そうなのだ」
モエタランガ「あ、あぁ…時代が違うのですね…」
モエタランガ「そ、それはさておいて、日本に行きましょうよヤメタランスさん」
モエタランガ(すみません…昔のアニメは知らないんです…)
ヤメタランス(けいおん…ってどういうアニメなのだ)
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:12:40.34:vdaPv5x50 (11/18)
ヤメタランス「僕は自力で地球に行けないから、予備のカプセルを使わせてもらうのだ」
モエタランガ「じゃあ私がカプセルを持って行きます」
ヤメタランス「助かるのだ~」
モエタランガ「じゃあ、行きますよ…」
ヤメタランス「さらば故郷~」
モエタランガ「ちゃんと帰ってきますって…」
ヤメタランス「では、しゅっぱつ~!」
ヤメタランス「僕は自力で地球に行けないから、予備のカプセルを使わせてもらうのだ」
モエタランガ「じゃあ私がカプセルを持って行きます」
ヤメタランス「助かるのだ~」
モエタランガ「じゃあ、行きますよ…」
ヤメタランス「さらば故郷~」
モエタランガ「ちゃんと帰ってきますって…」
ヤメタランス「では、しゅっぱつ~!」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:21:09.11:vdaPv5x50 (12/18)
東京 秋葉原
モエタランガ「…よっと」
男「!?」
ヤメタランス「ふぅ、あっという間なのだ」パカッ
モエタランガ「テレポートを使えば一瞬ですからね」
女「な、何よアレ!?」
男「本物か?」
ヤメタランス「で、ここはどこなのだ?」ザワザワ
モエタランガ「とりあえずココかな…と思ったのですが…」ワイワイ
モエタランガ「余り私達を怖がっていないようですね…」ガヤガヤ
東京 秋葉原
モエタランガ「…よっと」
男「!?」
ヤメタランス「ふぅ、あっという間なのだ」パカッ
モエタランガ「テレポートを使えば一瞬ですからね」
女「な、何よアレ!?」
男「本物か?」
ヤメタランス「で、ここはどこなのだ?」ザワザワ
モエタランガ「とりあえずココかな…と思ったのですが…」ワイワイ
モエタランガ「余り私達を怖がっていないようですね…」ガヤガヤ
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:30:46.70:vdaPv5x50 (13/18)
モエタランガ「えーっと皆さん、あまり近づかない方がいいですよ」パシャパシャ
男「すげー!」ジーッ
女「ホントに本物じゃん!」サワサワ
男「マックスみたいに喋ってくれよ!」キラキラ
モエタランガ「……」
モエタランガ「待っていたぞ、ウルトラマンマックス」
モエタランガ「君が頑張れば頑張る程、己の無力を知るだろう…」
モエタランガ「もうすぐ地球は私の物だ」
\オオーッ!! ホンモノダー!!/
モエタランガ(改めてやると凄く恥ずかしい…)
モエタランガ「えーっと皆さん、あまり近づかない方がいいですよ」パシャパシャ
男「すげー!」ジーッ
女「ホントに本物じゃん!」サワサワ
男「マックスみたいに喋ってくれよ!」キラキラ
モエタランガ「……」
モエタランガ「待っていたぞ、ウルトラマンマックス」
モエタランガ「君が頑張れば頑張る程、己の無力を知るだろう…」
モエタランガ「もうすぐ地球は私の物だ」
\オオーッ!! ホンモノダー!!/
モエタランガ(改めてやると凄く恥ずかしい…)
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:34:39.10:vdaPv5x50 (14/18)
モエタランガ「…それで、近づかない方が良いと思いますよ)
モエタランガ「このカプセルには、ヤメタランスが入ってましてね…」
男「へ?」
モエタランガ「彼の身体からは、怠け『放射能』が出ているのでして…」
男「う、うわーっ!!」ホクロ
全員「ぎゃああああああああああ」ダダダダダ
ヤメタランス「…どうしたのだ、みんな一目散に逃げて」
モエタランガ「…あなたのせいですよ」
モエタランガ「…それで、近づかない方が良いと思いますよ)
モエタランガ「このカプセルには、ヤメタランスが入ってましてね…」
男「へ?」
モエタランガ「彼の身体からは、怠け『放射能』が出ているのでして…」
男「う、うわーっ!!」ホクロ
全員「ぎゃああああああああああ」ダダダダダ
ヤメタランス「…どうしたのだ、みんな一目散に逃げて」
モエタランガ「…あなたのせいですよ」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:40:50.76:vdaPv5x50 (15/18)
ヤメタランス「でも、僕達はどうすればいいのだ」
モエタランガ「とりあえず、蔓延るニートを全員やる気にさせれば良いのですから…」
ヤメタランス「ならば日本中を歩けばいいのだ」
モエタランガ「それでは、疲れてしまいますよ」
モエタランガ「いつ攻撃されるか分かりませんし」
ヤメタランス「だったら一人のニートを使って、それをネズミ算で増やせば…」
モエタランガ「なるほど」
モエタランガ「でも、その一人が見つかるかどうか…」
モエタランガ(我ながら何という不覚…)
ヤメタランス「でも、僕達はどうすればいいのだ」
モエタランガ「とりあえず、蔓延るニートを全員やる気にさせれば良いのですから…」
ヤメタランス「ならば日本中を歩けばいいのだ」
モエタランガ「それでは、疲れてしまいますよ」
モエタランガ「いつ攻撃されるか分かりませんし」
ヤメタランス「だったら一人のニートを使って、それをネズミ算で増やせば…」
モエタランガ「なるほど」
モエタランガ「でも、その一人が見つかるかどうか…」
モエタランガ(我ながら何という不覚…)
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:51:59.09:vdaPv5x50 (16/18)
ヤメタランス「でも僕の放射能は、既に街中に広まっているのだ」
ヤメタランス「その内一人は見つかるから、僕達は世界遺産でも見て回るのだ」
モエタランガ「そうですね、そうしましょう」
モエタランガ「念のためにるるぶを持ってきましたからね…」ガサゴソ
ヤメタランス「これによれば、一番近いのは日光なのだ~」
モエタランガ「じゃあ行きましょうか」
男「う~やめたやめた…」ゴロゴロ
ヤメタランス「でも僕の放射能は、既に街中に広まっているのだ」
ヤメタランス「その内一人は見つかるから、僕達は世界遺産でも見て回るのだ」
モエタランガ「そうですね、そうしましょう」
モエタランガ「念のためにるるぶを持ってきましたからね…」ガサゴソ
ヤメタランス「これによれば、一番近いのは日光なのだ~」
モエタランガ「じゃあ行きましょうか」
男「う~やめたやめた…」ゴロゴロ
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:58:32.81:vdaPv5x50 (17/18)
ナレーター「そのころ、ヤメタランスの怠け放射能に汚染された秋葉原一帯は」
ナレーター「完全にその機能を失っていた」
ナレーター「家電量販店の店員は商品で遊びだし」
ナレーター「道はさながら歩行者天国のように寝そべる人で溢れかえり」
ナレーター「取り締まる警官がメイドと一緒に遊んでいる有様であった」
ナレーター「街の様子は、ただちに伝えられ、国家非常事態宣言が発令された」
ナレーター「そんな事は露知らず、ヤメタランスとモエタランガは気ままに観光と洒落込んでいた」
ナレーター「そのころ、ヤメタランスの怠け放射能に汚染された秋葉原一帯は」
ナレーター「完全にその機能を失っていた」
ナレーター「家電量販店の店員は商品で遊びだし」
ナレーター「道はさながら歩行者天国のように寝そべる人で溢れかえり」
ナレーター「取り締まる警官がメイドと一緒に遊んでいる有様であった」
ナレーター「街の様子は、ただちに伝えられ、国家非常事態宣言が発令された」
ナレーター「そんな事は露知らず、ヤメタランスとモエタランガは気ままに観光と洒落込んでいた」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 22:59:13.26:vdaPv5x50 (18/18)
今日はここまでにします
今日はここまでにします
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 23:44:45.11:VKf1o5O20 (1/1)
乙です。
>>20のナレーションが今は亡き名優、名古屋章さんの声で脳内再生されましたよ。
乙です。
>>20のナレーションが今は亡き名優、名古屋章さんの声で脳内再生されましたよ。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 19:11:31.49:Ryqqav2r0 (1/10)
随分と間を空けてしまった…
今日、3月10日はヤメタランスの誕生日!
随分と間を空けてしまった…
今日、3月10日はヤメタランスの誕生日!
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 19:16:56.39:Ryqqav2r0 (2/10)
日光
ヤメタランス「…ど、どうして、あんな所にいるのだ」ボソボソ
モエタランガ「そ、そんな私に言われても…」ヒソヒソ
ヤメタランス「きっと地球観光に来たのだ」
モエタランガ「ホントにそうですかね…」
モエタランガ「観光じゃなくて侵略しにきたんですよ」
ヤメタランス「…じゃあ、いかにも昭和風な駄菓子屋さんで、商品を物色している理由はなんなのだ?」
モエタランガ「……」
ペロリンガ星人「~♪」
日光
ヤメタランス「…ど、どうして、あんな所にいるのだ」ボソボソ
モエタランガ「そ、そんな私に言われても…」ヒソヒソ
ヤメタランス「きっと地球観光に来たのだ」
モエタランガ「ホントにそうですかね…」
モエタランガ「観光じゃなくて侵略しにきたんですよ」
ヤメタランス「…じゃあ、いかにも昭和風な駄菓子屋さんで、商品を物色している理由はなんなのだ?」
モエタランガ「……」
ペロリンガ星人「~♪」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 19:25:19.28:Ryqqav2r0 (3/10)
ヤメタランス「君、そんなところで何をしてるのだ?」
ペロリンガ「アハハ、地球ノお土産トシテ買ウ商品ヲ選ンデイルンダヨ?」
モエタランガ「貴方も、地球の観光ですか」
ペロリンガ「エエ、ソウデス」
ヤメタランス「…なんか嘘くさいのだ」
ヤメタランス「また、市販の電気ランプの笠を2枚貼り合わせて作った粗末な円盤で」
ヤメタランス「地球侵略をするんじゃないのだ?」
モエタランガ「どの口が言いますか…」
ヤメタランス「ぼ、僕は悪くないのだ! コレは宇宙人に連れてこられただけなのだ」
ペロリンガ「イヤ、粗末ナ円盤ナノハ予算難ダッタカラネ…」シュン
ヤメタランス「君、そんなところで何をしてるのだ?」
ペロリンガ「アハハ、地球ノお土産トシテ買ウ商品ヲ選ンデイルンダヨ?」
モエタランガ「貴方も、地球の観光ですか」
ペロリンガ「エエ、ソウデス」
ヤメタランス「…なんか嘘くさいのだ」
ヤメタランス「また、市販の電気ランプの笠を2枚貼り合わせて作った粗末な円盤で」
ヤメタランス「地球侵略をするんじゃないのだ?」
モエタランガ「どの口が言いますか…」
ヤメタランス「ぼ、僕は悪くないのだ! コレは宇宙人に連れてこられただけなのだ」
ペロリンガ「イヤ、粗末ナ円盤ナノハ予算難ダッタカラネ…」シュン
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 19:32:10.51:Ryqqav2r0 (4/10)
ヤメタランス「…まぁ、こんなメタい話はナシナシ」
ヤメタランス「この麩菓子おいしそうなのだ~」
モエタランガ「しかし、何故わざわざこんな貧相な駄菓子屋さんを…」
ヤメタランス「それは駄菓子屋さんに失礼なのだ」
ペロリンガ「ソウダ、コノ、イカニモ昭和ていすとノ商店デノ買い物ガ、良インジャナイカ」
モエタランガ「は、はぁ…」
ヤメタランス「この古臭さが理解できるようになれば、君も大人なのだ」
ペロリンガ「君ハ、モウびるヤまんしょんガ一杯ソビエ立ツ時代ニ出テキタカラネ…」
ペロリンガ「古キ良キ、ノ精神ガ分カラナイ…ノカモシレナイ」
モエタランガ「……」
ヤメタランス「…まぁ、こんなメタい話はナシナシ」
ヤメタランス「この麩菓子おいしそうなのだ~」
モエタランガ「しかし、何故わざわざこんな貧相な駄菓子屋さんを…」
ヤメタランス「それは駄菓子屋さんに失礼なのだ」
ペロリンガ「ソウダ、コノ、イカニモ昭和ていすとノ商店デノ買い物ガ、良インジャナイカ」
モエタランガ「は、はぁ…」
ヤメタランス「この古臭さが理解できるようになれば、君も大人なのだ」
ペロリンガ「君ハ、モウびるヤまんしょんガ一杯ソビエ立ツ時代ニ出テキタカラネ…」
ペロリンガ「古キ良キ、ノ精神ガ分カラナイ…ノカモシレナイ」
モエタランガ「……」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 19:48:51.58:Ryqqav2r0 (5/10)
モエタランガ「私には、ちょっと理解が出来ませんね…」
ヤメタランス「…?」
モエタランガ「だって、都会の複合施設のほうが、もっと色々な商品が売ってますよ」
ヤメタランス「あぁ~、君には、この良さが、分からないのか…」
ペロリンガ「サスガハ、2005年ノ怪獣ダケハアル」
ペロリンガ「君ハ、メトロン星人ヲ知ッテルカイ?」
モエタランガ「セブンとちゃぶ台で会話した…」
ペロリンガ「ソウダ、あいつハ日本ノ古イ美シサガ好キダト言ッテイタヨ」
ペロリンガ「是非トモ、私ト一緒ニ地球ヘ連レテ行コウト思ッタガ、彼ハモウ真ッ二ツ、死ンデシマッタ」
ヤメタランス「…生きてるのだ」
ペロリンガ「…!?」
モエタランガ「私には、ちょっと理解が出来ませんね…」
ヤメタランス「…?」
モエタランガ「だって、都会の複合施設のほうが、もっと色々な商品が売ってますよ」
ヤメタランス「あぁ~、君には、この良さが、分からないのか…」
ペロリンガ「サスガハ、2005年ノ怪獣ダケハアル」
ペロリンガ「君ハ、メトロン星人ヲ知ッテルカイ?」
モエタランガ「セブンとちゃぶ台で会話した…」
ペロリンガ「ソウダ、あいつハ日本ノ古イ美シサガ好キダト言ッテイタヨ」
ペロリンガ「是非トモ、私ト一緒ニ地球ヘ連レテ行コウト思ッタガ、彼ハモウ真ッ二ツ、死ンデシマッタ」
ヤメタランス「…生きてるのだ」
ペロリンガ「…!?」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 19:55:05.06:Ryqqav2r0 (6/10)
モエタランガ「ええ、あの人、一命を取り留めて元気にやってましたよ」
ペロリンガ「ナ、ナンダッテ…」
ヤメタランス「人間が治療してくれたのだ」
ペロリンガ「…ソウダッタノカ」
ヤメタランス「知らなかったのだ?」
ペロリンガ「アア、コノ後一度モ出演シテナイカラナ…」
モエタランガ「だから、仲間からも聞くことが出来なかった…と」
ペロリンガ「ソウカ…あいつ生キテイタノカ…」
ヤメタランス「マックスとちゃぶ台で会話してたのだ」
モエタランガ「ええ、あの人、一命を取り留めて元気にやってましたよ」
ペロリンガ「ナ、ナンダッテ…」
ヤメタランス「人間が治療してくれたのだ」
ペロリンガ「…ソウダッタノカ」
ヤメタランス「知らなかったのだ?」
ペロリンガ「アア、コノ後一度モ出演シテナイカラナ…」
モエタランガ「だから、仲間からも聞くことが出来なかった…と」
ペロリンガ「ソウカ…あいつ生キテイタノカ…」
ヤメタランス「マックスとちゃぶ台で会話してたのだ」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 20:04:30.71:Ryqqav2r0 (7/10)
ヤメタランス「…これくださ~い」
おばちゃん「はいはい、50円ね」
ヤメタランス「…あちゃ~、持ってなかったのだ…」
ペロリンガ「イイヨ、私ガ奢ッテアゲルヨ」
ヤメタランス「ホント!? いや~有難いのだ」
ペロリンガ「情報ヲ教エテクレタお礼サ」
ペロリンガ「ホラ、アンタモ」
モエタランガ「え? じゃ、じゃあ…この『ワンスリー』を…」
ヤメタランス「…変なお菓子なのだ
おばちゃん「はい、毎度あり」
ヤメタランス「…これくださ~い」
おばちゃん「はいはい、50円ね」
ヤメタランス「…あちゃ~、持ってなかったのだ…」
ペロリンガ「イイヨ、私ガ奢ッテアゲルヨ」
ヤメタランス「ホント!? いや~有難いのだ」
ペロリンガ「情報ヲ教エテクレタお礼サ」
ペロリンガ「ホラ、アンタモ」
モエタランガ「え? じゃ、じゃあ…この『ワンスリー』を…」
ヤメタランス「…変なお菓子なのだ
おばちゃん「はい、毎度あり」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 20:11:45.44:Ryqqav2r0 (8/10)
ヤメタランス「君はなにを買ったのだ?」
ペロリンガ「たこぶえト、げーむ貯金箱サ」
ヤメタランス「へぇ~」
ペロリンガ「特ニ、コノたこぶえ、何カニ似テルヨウナ気ガシテ、ツイ買ッチャッタヨ」
ヤメタランス「あ、ホントなのだ」
モエタランガ「どれ…確かに、何かに似てますね…」
ヤメタランス「このさい、世界遺産なんか抜きにして、いっそ京都巡りでもしたらどうなのだ?」
モエタランガ「京都そのものが世界遺産みたいなものですよ…」
ヤメタランス「おばちゃん、ありがと~」
おばちゃん「ふあぁ…やーめた」ゴロン
ヤメタランス「君はなにを買ったのだ?」
ペロリンガ「たこぶえト、げーむ貯金箱サ」
ヤメタランス「へぇ~」
ペロリンガ「特ニ、コノたこぶえ、何カニ似テルヨウナ気ガシテ、ツイ買ッチャッタヨ」
ヤメタランス「あ、ホントなのだ」
モエタランガ「どれ…確かに、何かに似てますね…」
ヤメタランス「このさい、世界遺産なんか抜きにして、いっそ京都巡りでもしたらどうなのだ?」
モエタランガ「京都そのものが世界遺産みたいなものですよ…」
ヤメタランス「おばちゃん、ありがと~」
おばちゃん「ふあぁ…やーめた」ゴロン
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 20:26:01.95:Ryqqav2r0 (9/10)
ナレーター「さて、都心は相変わらず怠け者が溢れかえっていた」
ナレーター「だが、非常事態宣言の、あの恐ろしいサイレンが鳴り響かないのは何故か」
ナレーター「答えは簡単、怪獣ビーコンが空を飛び回っているからだ」
ビーコン「べぅぅぅべべえぅぅぅん♪」
ナレーター「さて、都心は相変わらず怠け者が溢れかえっていた」
ナレーター「だが、非常事態宣言の、あの恐ろしいサイレンが鳴り響かないのは何故か」
ナレーター「答えは簡単、怪獣ビーコンが空を飛び回っているからだ」
ビーコン「べぅぅぅべべえぅぅぅん♪」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 20:27:50.66:Ryqqav2r0 (10/10)
今日はここまでにします
ペロリンガ星人のシーンはこのBGMと一緒に
今日はここまでにします
ペロリンガ星人のシーンはこのBGMと一緒に
コメント 0