830以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 14:45:11.442R25O95DO (1/1)

糞スレ乙。オリジナルなら良いだかアイマスとしてはクズ。Pしねよ


831以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 15:17:18.28L6J/6vd/o (1/1)

君面白いしゃべり方するね
とってもキュートだよ


832以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 15:31:12.74nmFMAJTH0 (1/2)

読むの遅いからここまで3時間もかかっちゃった 今までで一番の良作!続きが楽しみ!!


833以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:44:47.82CDt23iN40 (27/41)




 コンコン。



黒井
「入れ」



 ガチャッ。




「失礼します」



「ただいまー」


黒井
「やっと来たか。待ちくたびれたぞ」



「お待たせしてすみません。アンコールを断るのに時間が掛かってしまいました」


黒井
「どうせ勝利の余韻にでも浸っていたのだろう」



「まぁね♪」


黒井
「フン。さっさと帰るぞ」



「えぇ。少し待っていて下さい。車を取ってきます」


黒井
「いや、帰りは私が運転しよう」



「あら、黒ちゃんが運転してくれるなんて珍しいわね」


黒井
「ただの気まぐれだ。ついでに貴様らの荷物も運んでおいてやろう」



「おっ、気が利くじゃない。ホントにどうしちゃったの?」


黒井
「そういう日もある。……小僧、お前は私が車を取ってくるまでに冬馬を担いでこい」



「えぇ。わかりました」


――



834以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:45:58.55CDt23iN40 (28/41)



冬馬
「すぅ……」



「……クゥ。……クゥ」


黒井
「フン。こちらの気も知らず、のん気に寝てるな」



「まぁ、あれだけのパフォーマンスを披露したんです。疲れがピークにきてるんでしょう」


黒井
「……貴様は寝ないのか?」



「コイツらを運び終えた後に、たっぷり寝かせてもらいます」


黒井
「そうか」



「……」





835以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:47:40.44CDt23iN40 (29/41)



黒井
「――小僧」



「なんですか?」


黒井
「貴様は……、この先が見えているのか?」



「?」


黒井
「貴様は、日高舞をアイドルに戻す手段としてこの地を選んだ。……なら、その目的が達成された今、貴様にはこの先が見えているのか?」



「さぁ、どうでしょうね」


黒井
「……このままアメリカで暮らしていくなどと言わないだろうな」



「まさか。あくまで日本で活動させるのが目的ですよ? 心配しなくてもちゃんと帰ります」


黒井
「……」



「それに、あなたへのお礼もまだしてませんからね」


黒井
「フン。小物め、まだ根に持っていたのか」



「やられたら、やり返す。それが俺の流儀ですよ」


黒井
「ほう。私にどんな喜劇を届けてくれるというのだ?」



「今それを言ったら面白みが無くなるじゃないですか。せっかくのサプライズなんだから、大人しく待っていて下さい」


黒井
「クックック。確かにな。それでは貴様の言う通り、その時まで待つとするか。……貴様も私に掴まれるようなマネはするなよ?」



「善処しましょう」


黒井
「そうか。なら、期待するとしよう」



「ふふっ。きっと気に入りますよ」


――



836以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:49:48.08CDt23iN40 (30/41)



冬馬
「ふぁ~ぁ。おはよう」


黒井
「フン。相変わらず目覚めが悪いな。顔を洗ったら、さっさと支度をしろ」


冬馬
「ん? どっか出かけるのか?」


黒井
「日本へ帰る」


冬馬
「はぁ!? もう!?」


黒井
「既にこの地に用はない。少し長めの旅行だったが、そろそろ帰国するべきだろう」


冬馬
「マジかよ。せっかくトップアイドルの仲間入りしたのに……」


黒井
「心残りがあるのなら、お前だけ残るか?」


冬馬
「そういう訳じゃねぇけど……」


黒井
「なら、早くしろ。全員、お前待ちだ」


冬馬
「俺待ち? 他のヤツらはもう終わってるのか!?」


翔太
「うん。冬馬くんが寝てる間にね」


冬馬
「なんで起こしてくれないんだよ!」


黒井
「定時になっても起きないお前が悪い」



「早くしてよ。飛行機の時間に間に合わなかったらアンタの所為だからね」


冬馬
「ぐぅっ! ちょ、ちょっと待っててくれ! すぐに支度するから!」ダッ


北斗
「一人じゃ大変だろ? 俺も手伝ってあげるよ」



「ハァ……。俺も手伝ってやるか」


――



837以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:50:50.94CDt23iN40 (31/41)




――日本行きをご利用のお客様は169便までお急ぎください。




「遅いな……」



「私たちのすぐ後ろだったのに、なんでこんなに遅いのかしら?」



「なんかデジャヴがしてきた……」



――やばい。時間ギリギリだよ! 急げバカ者! 急いでるっての! 




「やっと来たか」





838以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:51:55.32CDt23iN40 (32/41)



翔太
「ご、ごめんなさい!」


冬馬
「……」


北斗
「お待たせしました!」



「また時間ギリギリじゃない。今度はどうしたの?」


北斗
「やっぱり冬馬だけ荷物検査に引っかかりまして……」



「ハァ……」


冬馬
「アイツらは何も分かってない」


翔太
「なんで引っかかるのが分かってるのに持ってくるんだよ! このバカ!」


北斗
「というか、俺たちが手伝ってたのにどうやって持ってきたんだ?」


冬馬
「俺はとんでもないものを盗んでいきました。……自分の嫁です」


黒井
「やかましいわ!」


――



839以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:53:13.73CDt23iN40 (33/41)




――ドサッ。




「ふぅ。ギリギリセーフ」


翔太
「疲れたー」


冬馬
「おっ。ここのテレビ、アニメも見れるのか」


北斗
「ちゃんと反省しろよ冬馬。……あっ、お姉さん。グレープジュースとあなたのアドレス一つ」


黒井
「お前もナンパなんかしてないで大人しくしていろ。後で持たないぞ」


翔太
「そうなの、プロデューサーさん?」ヒョコッ



「まぁ、日本まで13時間もあるからな」


翔太
「へぇ。ってことは、向こうに着く頃には夜なんだ」



「時差ボケ対策にちゃんと寝ておけよ?」


翔太
「んー。上手く寝られるかなぁ……」



「じゃあ、その時は子守唄でも歌ってあげようか?」


翔太
「良いの?」



「えぇ。もちろん」


――



840以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:54:23.09CDt23iN40 (34/41)




「Trust yourself どんな時も――」


翔太
「クゥ……。ゥ……」



「あらあら」



――スゥ……。スゥ……。




「周りもみんな寝ちゃってるわね」


翔太
「クゥ……。クゥ……」



「ふふっ」ナデナデ


翔太
「ン……」



「そういえば愛が小さかった頃、こうやって寝かせてたっけ」



……。




「――愛、今なにしてるのかしら」



……。




「早く会いたいなぁ……」


――



841以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:55:15.94CDt23iN40 (35/41)




――ぃ……さん。……きろ。




「ン……」



――おき……。もう……だ。




「うるさいわねぇ……。なによ……」



『 起きろ! もう日本だぞ! 』




「――え?」



「ハァ。やっと起きたか」



「あれ、私……。あぁ、そっか。いつの間にか寝ちゃったのね」



「時間ギリギリだったから起こさせてもらったけど、ちょっと乱暴だったかもな。ごめん」



「え? あー、うん。気にしなくて良いわ」



「そっか。……いきなりで悪いけど、目が覚めたなら早く降りてくれないか? さっきも言った通り、時間ギリギリなんだ」



「そうなんだ。えーと、私の荷物は……」



「俺が持っていくよ」



「そう。……ありがと」


――



842以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:57:07.77CDt23iN40 (36/41)



北斗
「あっ、やっと来た。遅いですよ!」



「ごめんごめん。ちょっと寝ぼけてたわ。アンタもありがとね。荷物、預かるわ」



「ふー。危うく肩が外れるかと思ったよ」



「大げさね。そんな重くないでしょ」


北斗
「……何はともあれ」


黒井
「これで全員集合だな」


翔太
「あ、もう日本……?」


冬馬
「なぁ……。早く帰ろうぜ?」





843以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 16:58:36.95CDt23iN40 (37/41)



黒井
「お前ら、こういう時くらいシャキっとできないのか?」


翔太
「そんなこと言われても……」


北斗
「俺たち、いつもこんな感じですよ?」


黒井
「まぁ良い。既に迎えの車を用意してある。すぐに移動するぞ」


冬馬
「くゎ~ぁ。……眠ぃ」


黒井
「ハァ。時差ボケで遅刻されても困るから明日はオフにしておこう。ありがたく思え」


北斗
「着いて早々すみません黒井社長」


黒井
「フン。私からは以上だ。……それでは行くか」



「えぇ。私たちの帰る場所へ」


北斗
「それと……」



「俺たちが歩む」












『――次のステージへ』












――



844以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 17:07:50.26CDt23iN40 (38/41)

これにて真美「新しく来た兄ちゃんが961んだけど」を終了されて頂きます。


次スレは、愛『あなたへのプレゼント』真美 というようなタイトルにするつもりですが、それは書き溜めができた頃に立てたいと思います。


845以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 17:24:46.89nmFMAJTH0 (2/2)

>>844
続きってことでいいんですよね?


846以下、新鯖からお送りいたします [sage] 2013/09/08(日) 17:36:20.83CDt23iN40 (39/41)

はい。次で完結にするつもりです


847以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 17:50:52.03g5djwN7co (1/1)

誘導もして貰えるのかな?


848以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 18:23:24.6469LxJaVz0 (1/1)

アメリカ編でずっとやってほしかった
ここの765はあんま好きじゃないから
ともあれ乙


849以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 19:46:37.93CDt23iN40 (40/41)

>>847さん。誘導ってどうやるんですか?


850以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 20:13:23.72X9XjE3vP0 (1/2)

>>849
HTML化の依頼出す前に新スレ立てたらスレのURLをこのスレに貼り付ける


851以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 20:14:06.30X9XjE3vP0 (2/2)

>>849
HTML化の依頼出す前に新スレ立てたらスレのURLをこのスレに貼り付ける


852以下、新鯖からお送りいたします2013/09/08(日) 20:19:08.85CDt23iN40 (41/41)

なるほど。でも、書き溜めがないので立てられないです……


853以下、新鯖からお送りいたします2013/09/09(月) 02:16:27.48Ljfi9hEA0 (1/1)

続きはいつごろになるのかな?


854以下、新鯖からお送りいたします2013/09/09(月) 20:26:17.49nHLvlLdRo (1/1)

アメリカ編完結乙です

別に今すぐスレ立てなくても次回投下の時にこのスレで告知してくれればおk