773 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/01(金) 10:43:05.94f5gO/KnP0 (4/8)


まどか「オファニモンっ!!」

さやか「アルフォースブイドラモぉン!!」

杏子『テメェ!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォ!

ベリアルヴァンデモン「ふんっ!」ガシッ!

杏子『受け止めた!?』

ベリアルヴァンデモン「ヒャハハハハハハハハハハハハハッ!!」


ドガバキドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


デュークモン「くぁ!!」

セントガルゴモン「わぁ!!」

カイセルグレイモン「ぐぅ!?」

Bウォーグレイモン「おわっ!!」

ドルゴラモン「ちぃ!!」

ゆま「みんなぁ!!」

かずみ「あそこまで……あそこまでパワーアップするなんて……!!」

ほむら「ベルゼブモン!最後まで諦めないで!!」

ベルゼブモン「ったりめーだ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!


カキカキィン!


ベリアルヴァンデモン「効かないなぁ……ククク…七大魔王様の攻撃がカスみたいにしか感じないぜ……いや、俺が強くなりすぎちまったからなぁ!!」ボゴォン!

ベルゼブモン「うおっ!!」

ほむら「ベルゼブモン……!!」

ベリアルヴァンデモン「ククク…恐怖しろ、このベリアルヴァンデモンに……暗黒の種!NEO生命体!この二つの力を得て最強の魔王となった俺様になあぁぁぁぁぁぁーーっ!!」


774 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/01(金) 10:48:58.33f5gO/KnP0 (5/8)



セントガルゴモン「こんなのはじめてだ……戦うのが恐いだなんて……!!」

マミ『もう何も恐くないはずだったのに…いえ……心を持つ者は……いずれ更に大きな恐怖の壁に突き当たる……今の状況がそれなのね……』

UFブイドラモン「うぅ…この恐怖……タクティモンに敗れた時と同じだ……クソッ!俺は恐怖を乗り越えたんじゃなかったのかよ!!」

さやか「アルフォースブイドラモン……」

デュークモン「恐れるな!アルフォースブイドラモン!!」

杏子『いざとなりゃぁ…相討ちを覚悟で奴を討ち取ってやるっ!!』

ベリアルヴァンデモン「ふん!良い覚悟だな……しかし、死を覚悟した奴程つまらんモノはない。死にたくないという生への執着があるからこそ、恐怖は倍増する!!」ドガッ!

杏子『がっ……!!』

さやか「杏子!!」

ベリアルヴァンデモン「ククク…安心しろ。こんなんになっても、俺は結構紳士的だからなぁ……女共を殺すのは最後にしといてやるよ……まず先に……!」

バルバモン「……」プルプルプル…

ダルクモン「バルバモン様!逃げて下さい!!あなたが殺られるとアタシの退職金でないじゃないですかぁ!!」

ベリアルヴァンデモン「老いぼれの糞ジジイ……お前からだぁ!!」

まどか「バルバモンが……!!」

ベリアルヴァンデモン『パンデモニウムフレイム!!』カパッ


シュゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


ダルクモン「バルバモン様っ!!」

ベリアルヴァンデモン「死ね……!」



バルバモン「やれやれ……じゃから、お前は甘いんじゃよ…ヴァンデモン……」



バルバモン『パンデモニウムロスト!!』シャゴオォォォォォォ…


ジュバババババババババッ!!

バガアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!


ベリアルヴァンデモン「な…何だとああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!?」

バルバモン「ウヒャ…ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」ゴゴゴゴゴ…!!

まどか「バルバモンの……」

ほむら「魔力が強くなってきている!?」

オファニモン「あれが……あの魔力を持つバルバモンが……本当の強欲の大罪を司る七大魔王バルバモンよ!!」

バルバモン「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」ゴゴゴゴゴ…!!




775 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/01(金) 10:52:24.82f5gO/KnP0 (6/8)


“バルバモン”

究極体 魔王型 ウィルス

長い髭の老人の姿をした魔王型デジモンで“七大魔王デジモン”の一体である
悪魔の巣窟であるダークエリアの中心部に存在し、堕天使型デジモン達を操って悪の限りを尽くす
ネットワーク内に存在するあらゆる財宝に執着し、物欲のためならば手段を問わず
一欠けらの財宝のためにデジモンを殺す強欲で残忍な性格である
堕天使型デジモンの他に、究極体のデスモンを造作もなく操る七大魔王屈指の狡猾な策略家でもある
必殺技は生きては戻れない地獄へとデジモンを誘い、邪悪化させる魔杖『デスルアー』と
ダークエリアの邪悪のエネルギーを一斉解放し、全てを焼き尽す超高熱爆破『パンデモニウムロスト』
尚、ベリアルヴァンデモンの必殺技『パンデモニウムフレイム』でさえ、このエネルギー量の極一部でしかない



オファニモン「やはり、今までのは演技……とっくに魔力は取り戻していたのねっ!!」

ほむら「私達を欺く為に……っ!!」

バルバモン「いんや~…無力な老いぼれの姿で油断させて、お前達の寝首を掻いて終わりなんてつまらんじゃろぉ~?儂はただ、そやつに束の間の優越感という“欲望”を味あわせてやっただけじゃよぉ~……ま、今までの詫びという事でなぁ~」ゴゴゴゴゴ…!!

ベリアルヴァンデモン「だ…だが!いくら貴様が魔力を取り戻そうと…NEO生命体の力を得た俺のパンデモニウムフレイムを打ち破れるなんて!?」

バルバモン「ウヒャッ♪もう感じんじゃろぉ?NEO生命体の力なんぞ……」ゴゴゴゴゴゴ…!!

ベリアルヴァンデモン「な…何!?本当だ……俺の中のNEO生命体の力が……感じない!?」

バルバモン「NEOやぁ~そろそろ出ておいでぇ~。これからもっとオモロイ遊びが始まるぞぇ~♪」ゴゴゴゴゴ…!

ベリアルヴァンデモン「ぬがぁ!?」


ズバッ!



776 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/01(金) 10:55:32.58f5gO/KnP0 (7/8)


かずみ「ベリアルヴァンデモンの体から!!」

キリカ「ナニカが出てきた!!」


『コノナカデアソブノモオモシロカッタンダケドナァ……』ピカァァァ・・・!


バルバモン「さあ、NEOやぁ…そやつもデジメモリにして、お前の一部としてやれぇ~♪」ゴゴゴゴ…!


『フフフ……』


ベリアルヴァンデモン「お、俺もデジメモリに!?」

バルバモン「今、NEO生命体が持っとるデジメモリの中に……ギズモンを直接メモリ化させて取り込ませている……つまり、NEO自身もデジモンをデジメモリにする能力を持っとるんじゃよぉ~♪」ゴゴゴゴ…!

ベリアルヴァンデモン「に、逃げなくては!!」バサァ!


シュルルルルルッ!


ゆま「ベリアルヴァンデモンの体からまた何かが出てきたよ!!」

マミ『あれは…ネオヴァンデモン!?』

ベリアルヴァンデモン「お…お前ぇ!?」

ネオヴァンデモン「この時の為に…私は貴方に“わざと”取り込まれたんですよ兄者ぁ!!」

ベリアルヴァンデモン「は…離せぇ!!」

ネオヴァンデモン「さあ、兄弟仲良くバルバモン様のNEO生命体の一部となりましょう!それが我等のバルバモン様への最後にして最大のご奉仕っ!!」


ビィィィィィィィ!


ベリアルヴァンデモン「やめ…やめろおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」


ビイィィィィィィ……カチャンッ


まどか「ベリアルヴァンデモンとネオヴァンデモンが……デジメモリに!!」


『イタダキマァス……』シュゴォォォォォ……


ほむら「それをあのNEO生命体が……取り込んだ!!」

バルバモン「さあ、もうすぐ完成じゃあ!儂の欲望の集大成!!究極生命体NEOの誕生祝いじゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」



777 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/01(金) 10:59:43.02f5gO/KnP0 (8/8)


~次回予告~

バルバモン「本当の魔力を取り戻した儂とまどか達との最終決戦がいよいよ始まるぞぉぉぉぉぉぉぉい!!」

ダルクモン「うっわー…魔力を取り戻して……ハイテンションでウザすぎなんですけど……」

バルバモン「そして、今回はオリマギ組の究極体デジモンのステータスを公開じゃあ!!」

ダルクモン「あ、まだ続けるんですか?この企画」


ヴァイクモン
テイマー:千歳ゆま
力:A 防御:A スピード:D 魔力:C 賢さ:D 持続力:B

テイマー千歳ゆまとの絆を取り戻したゴマモンが究極進化したデジモン
クロンデジゾイド並の体毛の防御力とパワーを兼ね備えるが、水中以外のスピードが無いのが弱点
現在千歳ゆまが持つデジヴァイスはインキュベーモンとの契約によって作られたものではない為
魔法少女の変身能力は無いので治癒能力も当然使えない



ブラックウォーグレイモン
テイマー:呉キリカ
力:B 防御:A スピード:B 魔力:C 賢さ:C 持続力:C

“漆黒の竜戦士”として恐れられる、ウィルス種のウォーグレイモン
呉キリカの能力によって速度を殺されたドラモン系のデジモンは
Bウォーグレイモンのドラモンキラーから逃れる術は無いだろう



ブラックメタルガルルモン
テイマー:美国織莉子
力:C 防御:A スピード:A 魔力:B 賢さ:A 持続力:C

Bメタルガルルモンのレーダーセンサーと美国織莉子の予知能力が合わされば、敵の行動は全て予測できる……が
佐倉杏子とデュークモンの幻惑能力同様に魔力の消費が激しかったりする……
Bメタルガルルモンはまどか達に敗れた為デジタマに戻り、現在呉キリカがそのデジタマを守り続けている
織莉子と彼が再び巡り会える時まで……



オメガモンズワルト
テイマー:美国織莉子&呉キリカ
力:S 防御:A スピード:B 魔力:B 賢さ:A 持続力:D

BウォーグレイモンとBメタルガルルモンがジョグレスした姿
ジョグレスにより得た絶大なパワーと、テイマー二人の予知と速度低下能力によって
ベルゼブモンやデュークモンを苦戦に追いやった
しかし、かつてのロイヤルナイツの真のオメガモンは……このオメガモンズワルトを遥かに凌駕する存在らしい……



バルバモン「ま、どんなデジモンが来ようとも……絶好調の儂には勝てんがのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」

ダルクモン「うっざ……」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『神と悪魔か!?究極生命体NEO!!』

バルバモン「ウヒャヒャヒャヒャ……ゲボッ!!」ドボォ!

ダルクモン「やっぱ転職しよう……」


今回はここまで
今更ですけどNEO生命体はアレをパクったオリキャラではなく
デジモンネクストのキャラですからね!
設定はほぼオリジナルだけどね
次回でバルバモン編最終回……かも?
ではまた


778VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/01(金) 12:12:52.76K6dbyNAeO (1/1)





779VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/01(金) 22:24:56.47x3ThUPSAO (1/1)

≫734で言ってたけど

超究極体の名前(モード)も変わるのー?


780VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/03(日) 18:24:44.14EFlM9PGX0 (1/1)

バルバモンはセクハラも演技だったのかな?


781 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 05:42:57.36tbNnOY1K0 (1/21)

おはようございます

>>779
はい、思いっきり変わります
投票で決めたのに申し訳ありませんが…

>>780
欲望です!

投下


782 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 05:48:59.07tbNnOY1K0 (2/21)


『フフフ…フフフフフ……キミタチモアソボウヨ……』ピカアァァァァァ…!

杏子『おい…とてつもなくヤバイ感じがするぞ!あの光!!』

マミ『あれがNEO生命体……!?』

バルバモン「じゃが、NEOの完成に必要なデジメモリがまだチト足りんのぉ~……」


ドゴオオォォォォォォォォン!!


ヒシャリュウモン「ヒシャアァァァァァァァ!!」

アルカディモン「ギッ…ギギ……ッ!!」

まどか「ヒシャリュウモンとアルカディモン!!」

かずみ「カンナ!ユウリ!?」

ユウリ「お望みのデジメモリはコレかなバルバモン?」

バルバモン「お♪おっ♪おぉ♪」

カンナ「ルナモン……いや、オリンポス十二神の『ディアナモン』のメモリ……へいお待ちって感じだな」

セントガルゴモン「ルナモン…!?ルナモンをデジメモリに!?」

オファニモン「やはり…彼女はディアナモンの転生体だったのね……!!」



783 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 05:54:17.71tbNnOY1K0 (3/21)


数分前


~ヘンブンゾーンエリア~


メルヴァモン「やっぱアンタだったんだね……ディアナモン!!」

ディアナモン「よしなに」


“ディアナモン”

究極体 神人型 データ


オリンポス十二紳族の1体で、氷と水を司り、絶対零度の状況下でも戦闘能力な神人型デジモン
月の表裏(光と闇)のように二面性をもった性格で、美しくも恐るべき力を秘めている
必殺技は、月の神秘の力で幻惑させ、己の敵と判断すれば即時に切り裂く『クレセントハーケン』と
背中の突起から、細く鋭く長大な、眩いばかりの氷の矢を引き抜いて放つ『アロー・オブ・アルテミス』
また、両足“グッドナイトシスターズ”から月の光を放ち、浴びた相手を睡眠に誘う『グッドナイト・ムーン』をもつ


サンゾモン「オリンポス十二神族…月の女神ディアナモン!!」

ウィザーモン「まさか、バグラモンの側近をやってたデジモンがディアナモンだったとは……!!」

ディアナモン「私も選ばれし少女達のデジモン同様、全大戦でデジタマに還元しましたが……私を再び進化させられる程のデジソウルを持つテイマーは見つけられませんでした。しかし、バグラモン様のアストラルスナッチャーから与えられるデジソウルで一時的にディアナモンに進化できるのです」

ザンバモン「見つけたぞディアナモン!バルバモン様は貴様の首をご所望だ……それに、このザンバモン真剣勝負をしなくなって久しい……本気を出す前に相手は刀の錆になっているからな……オリンポス相手なら満足できそうだっ!!」

メルヴァモン「おい、私は?」

ディアナモン「よしなに、メルヴァモン。この程度のデジモン……私の敵ではありません。己の力を過信したデジモンなど」

ザンバモン「過信しているのはどちらかな?では、参るぞ!!」ドッ!

ムシャモン「やっちまえー!ザンバモン様ぁ!!」

ザンバモン『打首獄門!!』

ディアナモン『クレセントハーケン!!』


ズパパパパパパパパッ!!


ザンバモン「ぐぬぬぅ!?」

サゴモン「おおっ!やっぱディアナモンの方が圧倒的だぁ!!」

ディアナモン「よしなに、邪悪なるデジモンよ……このディアナモンが月に代わってお前に裁きを与える……!!」

ディアナモン『アロー・オブ・アルテミス!!』


シュバァン!


ザンバモン「む…無念っ!!」

ザバァン!!


784 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:00:25.66tbNnOY1K0 (4/21)


ゴクウモン「おっしゃぁ!!」

ムシャモン「ザンバモン様!殺られるのはやっ!!」

ディアナモン「当然、このディアナモンはオリンポスの中でもトップを争う程の実力だったのです……ねぇ、メルヴァモン?」

メルヴァモン「…はんっ!バルバモンをブチのめしたら、久しぶりに一丁闘ってみるかい?」

ディアナモン「いいえ、その前に…我が同胞達の魂を取り戻すのが先……そして、いつの日かアポロモンも……」

ユウリ「いいや、お前の魂も頂くよ……デジメモリとしてな!行け、ギズモン!!」

ディアナモン「!? いつの間に!?」

ギズモンXT「……」

ビッ

ディアナモン「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ビビビビビビビッ!

メルヴァモン「ディ…ディアナモン!!」


カチャッ


シスタモンN「ディアナモンが……デジメモリに!!」

カンナ「油断するからさ。己の力を過信していたのはそっちも同じだったって事さ」

ユウリ「よし、これをバルバモンのとこに届けてやるか……」

ウィザーモン「ま、待てっ!!」

―――――
―――
――




785 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:07:25.35tbNnOY1K0 (5/21)


ユウリ「しかし、デジメモリにしたら…ディアナモンからルナモンに戻っちゃったよ……」

バルバモン「いんや、その状態でもディアナモンの月の幻想の力は取り込める……ホレ、NEOやぁ~♪」ポイッ


シュゴオォォォォォォォォ……!!


『アリガトウ、パパ……』ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


カッ!!


ドゴオォォォォォォォォォオォン!!


ドルゴラモン「うわぁ!!」

杏子『やっぱりアレ……ヤバイぞっ!!』

ほむら「このままでは…このままではみんなやられる……全滅よ……一旦この城から脱出するわ!!」

ベルゼブモン「あぁん?逃げるのかよ!?冗談じゃねーぜ!!」

マミ『いいえ、この城の中でこのまま戦うのは袋のねずみよ!!みんな、急いで!!』

ほむら「まどか!!」

まどか「えっ!?う、うん……!」

カイゼルグレイモン「ゆま、逃げるってばよ!しっかり捕まれ!!」

ゆま「まってよぉ!!」

キリカ「織莉子…キミが目を覚ます時……私は生きているだろうか……?」

織莉子「……」

キリカ「キミと一緒に天国……いや、地獄逝きってのも悪くないけどさ…織莉子と一緒なら奈落の底でも恐くはないし……」

Bウォーグレイモン「縁起でもねぇ事言ってんじゃねぇよキリカ!俺達も脱出するぞ!!」

キリカ「あ…ああ!」

さやか「アルフォースブイドラモン!ほら、早く!!」

UFブイドラモン「ちょっと待ってくれ、さやか」

ダルクモン「あ…あぁ……もう嫌よぉ……こんなのぉ……」ガクガクブルブル…

UFブイドラモン「ほら、お前も一緒に行くぞっ!!」グイッ

ダルクモン「え……!?」


786 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:13:06.27tbNnOY1K0 (6/21)


~ヘブンゾーンエリア~


セントガルゴモン「確かにマミの言う通り…あのまま城の中に居たらみんなやられてたよ……」

デュークモン「脱出して正解か……」

ウィザーモン「オファニモン!まどか!無事だったか!?」

オファニモン「無事とは言えないわね……」

メルヴァモン「すまない、ベルゼブモン……私達が油断してたせいでルナモンがデジメモリに……」

ベルゼブモン「ああ、知ってる。でも、今はテメェはテメェの心配してろ」

メルヴァモン「自分の心配してろ!?ああ、ベルゼブモン……アンタ、同志を失って傷付いた私を心配して……ディアナモンすまない…お前がデジメモリにされたってのに、こんな時に私だけ幸せな思いをするなんて私はなんて罪深き女なんだ……ぐへへぇ……」ダラァ…

イグニートモン「姉さん!ヨダレヨダレ!!」

ベルゼブモン「そうじゃねぇよ……これからの状況…他人を構ってられる余裕は無くなるって事だ」

メルヴァモン「他人!?」ガビーン

マミ『そうね…みんな、自分の身は自分で守って!!』

杏子『これから始まるバルバモンとNEO生命体との決戦……下手に他人を構ってると自分が命を落とすからな!!』

さやか「アルフォースブイドラモンもバルバモンやNEO生命体と戦う事に集中して。あたしも自分の身は自分で守りきるから!」

UFブイドラモン「さやか……」

さやか「魔法少女の力もあるんだし!」

カイゼルグレイモン「魔法少女の力が無いゆまとまどかは……」

キリカ「織莉子と共に私が守るから心配しないでくれ!これで少しでも千歳に対する罪滅ぼしになるだろ……?」

カイゼルグレイモン「ああ、すまない……!」

ほむら「まどか、あなたは私が必ず守ってみせるわ……」

まどか「ほむらちゃん…でも、ほむらちゃんも自分の事をちゃんと守ってよね……?」

ほむら「私にとって、自分の命より…あなたの命の方が重い……!!今まであなたを守れなかった私には……っ!!」

まどか「……」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!




787 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:18:36.90tbNnOY1K0 (7/21)


かずみ「城からバルバモン達も出てくるよ!!」

バルバモン「ウッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ……逃げられると思ったんかぁ~?」


『モットアソボウヨ……』


バルバモン「そぉ~ら♪」バッ



バササササササササッ!!


デスモン(黒)「DEATHDEATH!!」

デスモン(灰)「DEATHDEATHDEATHDEATH!!」

デスモン(黒)「DEAAAATHッ!!」

マミ『デスモンの大群も城から出てきたわ!?』

バルバモン「ヒャヒャヒャっ!デスモンがお前達の倒した二匹だけだといつから錯覚したぁ~?」

デスモン軍団『デスアロー!!』

デスモン軍団「「「DEATH!!」」」


シュバババババババッ!!


ドゴオォォォォォォン!!


UFブイドラモン「くそぉ!!」

ホウオウモン『スターライトエクスプロージョン!!』カッ!

クズハモン『裏飯綱!!』コオォォォォォン!

デスモン(黒)「何DEATH!?」


ドゴオオォォォォォォン!!


デュークモン「クズハモン!ホウオウモン!!」

かずみ「カオル!海香!ルキ!!」

ルキ『こんなのあんた達だけに任せておけないからね!!』

カオル「あたし達もやっぱり戦うよ!!」

ラストティラノモン「俺もいるのよ!!」

UFブイドラモン「ラストティラノモン!!」

ラストティラノモン「さやか、恭介はお前が守っててやるのよ!」スッ

さやか「恭介……!!」

恭介「うぅ……」

ラストティラノモン「行くのよぉ!どっちでもいいけどぉぉぉぉぉぉ!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアアァァァァァァァァァァァァァン!!


デスモン軍団「DEEEEAAATH!!」


ドガアアァァァァァァァァァァァン!!


788 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:22:31.27tbNnOY1K0 (8/21)


バルバモン「はぁ~…雑魚がちょいと増えても……なぁんも変わらんのにのおぉぉぉぉぉぉ!!」

デスモン軍団『エクスプロージョンアイ!!』カッ!!


ドゴオォォォォォン!!


ラストティラノモン「ぐっ…まだまだぁ!!」

杏子『よし…アタシ達も行くぜ!!』

デュークモン「グラニ!!」

Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』


ドゴゴゴゴッ!ドガアアァァァァァァァァン!!


オファニモン「天界ヘブンゾーンが……この戦いで、地獄に変わる……っ!!」

デスモン(灰)「DEATHDEATH!!」ドッ!

オファニモン『エデンズジャベリン!!』


ズバァン!!


789 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:31:06.73tbNnOY1K0 (9/21)


ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

デスモン(黒)「DEAATH!?デスモンの目玉を狙うなDEATH!!」

ベルゼブモン「丁度いい的だからな!」

ドルゴラモン『ドルディーン!!』ドドドドドドッ!!

ドルゴラモン「このままデスモン軍団を突破してバルバモンとNEO生命体を討つ!!」

カンナ「そうはいかせないよ」

ヒシャリュウモン『成龍刃!!』


ガゴオォォォォォォォォン!!


ドルゴラモン「ぐっ…!?」

かずみ「カンナ!!」

カンナ「邪魔しないほうがいいよ、かずみ。もうすぐ完成するNEO生命体は私達に新しい生命を与えてくれる……」

かずみ「あんな気持ち悪いものから与えられる生命なんて……わたしいらないっ!!」

カンナ「選択技は無いんだよ……私達にはっ!!」

ユウリ「アルカディモン、もっとこの戦場を地獄に変えてやれ!アドベント・シャルロッテだ!!」

アルカディモン「ギッ!」ニョロンッ

シャルロッテ「キシャアアアァァァ!ピッツァモッツラレラァァァァァァァァァ!!」

マミ『きゃっ!?』

セントガルゴモン「またアルカディモンが体内から変な化け物を出してきたぁ!!」

ベルゼブモン「くっ!俺から奪ったシャルか!!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


シャルロッテ「マジョマン〇カマンベエエェェェェェェェル!!」ニョロンッ

セントガルゴモン「脱皮した!!」

マミ『なら、体が無くなるまで撃ち尽くすのよ!!』

シャルロッテ「!!」ピクッ

アルカディモン「ギ…?」

ユウリ「ん?どうしたんだ?」

シャルロッテ「……」ズオッ

ユウリ「お、おい!?何処へ行くんだ!!」

マミ『あの方角は…バグラモンの宮殿に向かったみたいだけど……』

セントガルゴモン「あの化け物…バグラモンを喰いに行ったの!?」

ベルゼブモン「まあ、バグラモンならシャルに食い殺される心配はねぇだろ」

ユウリ「ちぃ……アルカディモン!!」

アルカディモン『ダークスピリッツDX!!』ジュバッ!


ドゴオオォォォォォォォォォォン!!


セントガルゴモン「わぁ!!」



790 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:37:12.60tbNnOY1K0 (10/21)



ドガァン!バゴオオォォォォォォォォォン!!


ダルクモン「ううぅぅ…もう嫌よ…嫌嫌……こんな生活……」グスッ

UFブイドラモン「おい、こんな所で何やってるんだ!?攻撃に巻き込まれるぞ!!」バサァ

ダルクモン「これは罰なの…?天使デジモンの身でありながら、自分の“欲望”の為にバルバモン様に付いたから……ヘブンゾーンがこんな有り様になって……ただ、アタシは幸せになりたかっただけなのに……」

UFブイドラモン「幸せになりたかったって……それだけの理由でバルバモンに?」

ダルクモン「いけない!?どうせこの世界はワルプルモンに支配されるんだし!!その後の世界でアタシは普通に仕事して、普通に安定した収入を得て、普通に恋人作って結婚して、普通に幸せになりたかった!その欲望はいけない事なのっ!?」

UFブイドラモン「いけなくはないさ……さやかだって、好きな奴と一緒に幸せに過ごせる世界を守る……その為に戦ってるんだからな……でも、お前は一つ間違っている。ワルプルモンになんかこの世界を支配させない、最後に勝つのは俺達だ」

ダルクモン「無理よぉ…そんなの……あなた達はここでバルバモン様やNEO生命体にすら勝てないんだし……」

UFブイドラモン「いいや、勝ってみせるさ!俺達の勇気はっ!!」

ダルクモン「…じゃあ……あなた……この戦いが終わったら、アタシと付き合って」

UFブイドラモン「えぇ!?」

ダルクモン「だって、あなた達がバルバモン様を倒したらアタシは失業するんだし……その責任を取ってもらいますから!!」

UFブイドラモン「責任って…お前、さっき自分から辞めたいって言ってたよな……でも……」

UFブイドラモン(うおおぉぉぉぉぉ!やったあぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!俺にも彼女ができたぞさやかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!)

UFブイドラモン(そうだよなぁ、こんなカッコイイ俺だけがモテないだなんて事、有り得なかったんだよなぁ!!)

ダルクモン(まー…見た目はともかく、中身は三枚目で残念っぽいけど……ロイヤルナイツってのが高ステータスだし。アタシにはこれぐらいで妥協するしかないかぁ……)

UFブイドラモン(春が来た!彼女キターーーーッ!!あばよ童貞、よろしく勇気…って、それはまだ気が早いかぁ……グフフフ……)

バルバモン「おぉ…こんな所に居ったかダルクモンよぉ♪」


791 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:45:32.62tbNnOY1K0 (11/21)


UFブイドラモン「バルバモン!!」

ダルクモン「バルバモン様……!!」

バルバモン「お前の役目はまだ終わっておらんぞえ、ダルクモンよ……」

ダルクモン「いいえ、終わりました!アタシは本日を持って自主退職します!!」

UFブイドラモン「そうだそうだ!ダルクモンは俺の彼女になったんだ!!」

バルバモン「彼女ぉ~?ククク…それは許さんぞダルクモン……お前はNEOの最後のデジメモリになるのだからのぉ~♪」

UFブイドラモン「ダルクモンまでデジメモリに!?」


『キミハボクノママナンダカラ……』ピカアァァァ…!


ダルクモン「ママぁ!?嫌だ!アタシ未婚の母なんて絶対に嫌ぁ!!」

UFブイドラモン「ダルクモン、逃げるんだ!!」

バルバモン「お前、儂に釣られてみる?」

バルバモン『デスルアー!!』シュオッ!

UFブイドラモン「ぐぅ!?」ギュィン!

バルバモン「邪魔すんじゃないぞぇ!お前のデジコアはこのまま儂のデスルアーで釣り上げて地獄へ誘ってやるぞい!!さあ、NEOやあ!!」

ダルクモン「い…いや……助けて……アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ザンッ!

バルバモン「およ?儂のデスルアーの釣糸を斬るとは……じゃが、もう遅い!!」


『フフフ……』ビッ


ダルクモン「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」ビビビビビッ!

UFブイドラモン「ダルクモぉン!!」


カチャンッ


UFブイドラモン「ダルクモンまで……デジメモリにっ!!」


『ママ…アリガトウ……イタダキマァス……!!』シュゴオオォォォォォ…!


バルバモン「さあ、ダルクモンのデジメモリを取り込む事で……ついにNEOを構成するデジメモリが全て揃ったぞぉ!!」


ピカアァァァァァァァァ……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!



デュークモン「な、何だ……!?」

杏子『NEO生命体の光が……!!』

まどか「変わっていく!?」


ピカンッ!


バルバモン「ハッピーバースデイッ!!究極生命体NEOの誕生じゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


NEO『ふふ……』



792 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 06:52:16.66tbNnOY1K0 (12/21)


“生命体NEO”

超究極体級 合成型 属性不明

バルバモンのデータをベースに、26個のデジメモリで構成されたデジモンの枠を超えた超生命体
『聖』なる炎の髪、『水』の触覚、『虫・草木』の棘、『機械』の左腕、『鳥』の翼、『暗黒』の体、『獣』の脚、『竜』の右腕
等のNEOを構成している身体は全てデジメモリに封じ込められたデジモン達のデータによるもの
必殺技は全てを0と1のデータに分解する時の審判『ジャッジメント』
『ゼロ・ジェネシス』はNEOの新たな宇宙を創造する為に、総ての時間と空間を破壊する




バルバモン「そして、これがNEOを構成する26個のデジメモリ……AtoZじゃあああぁぁぁぁぁぁ!!」


A アンドロモン 機械
B ベリアルヴァンデモン 暗黒
C サイクロモン 熱気
D ダルクモン 聖
E エテモン 人形
F ファングモン 牙
G ギズモン 変質
H ヘラクルカブテリモンX抗体 昆虫
I アイスデビモン 氷
J ジョーカーモン 切札
K ナイトモン 剣
L ルナモン 幻想
M メタルファントモン 死神
N ネオヴァンデモン 不死
O おはかだモン 墓標
P ピチモン 水
Q クィーンチェスモン 女王
R ロゼモン 植物
S スカルサタモン 骸
T タンクモン 戦車
U ユニモン 獣
V ビクトリーグレイモン 竜
W ウィッチモン 魔術
X エクスブイモン 疾風
Y ヤタガラモン 鳥
Z ズィードガルルモン 大筒


まどか「ヘラクルカブテリモンや…エイミーとスライス秋山さんを進化させてたビクトリーグレイモンとズィードガルルモンのメモリ!!」

さやか「それに、神名あすみと双樹ルカのロゼモンとクィーンチェスモンのメモリ!!」

マミ『そして、ヴァンデモン兄弟のメモリも……』

ほむら「全てはあのNEO生命体を造り上げる為に……!!」

ゆま「おはかだモンってなぁに?」

ワイズモン「今の子供は知らないか……初期の育成ギアでデジモンの寿命が尽きると画面に表示されたデジモンのお墓だよ」

海香「それってデジモンと言えるの?」

ワイズモン「それ以前にソレをどうやってデジメモリ化させたのかが興味深いよ」

NEO『さあ、みんな…僕と遊ぼうよ……』


793 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:03:59.51tbNnOY1K0 (13/21)


オファニモン「あれが完成したNEO生命体……」

ドルゴラモン「思ったよりも小さいし……」

ベルゼブモン「単なるガキにしか見えねーけど、あのルーチェモンの例があるから油断はできねぇか……!!」

カイゼルグレイモン「まだデスモン軍団だって全然片付いてないってのに!!」

デスモン(灰)「DEATHDEATH……!」

NEO『来ないの?じゃあ、僕から行くよ……』シュンッ

マミ『来るわよ!!』


ドゴッ!バゴッ!バギィン!!


Bウォーグレイモン「ぐわっ!!」

メルヴァモン「うわぁ!!」

キリカ「ウォーグレイモン!!」

イグニートモン「姉さん!!」

UFブイドラモン「このチビ…よくもダルクモンを……!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン

NEO『剣か…面白そうだね』ズブブッ!

さやか「NEO生命体の両腕がナイトモンのベルセルクソードとビクトリーグレイモンのドラモンブレイカーに変化した!!」

UFブイドラモン「ダルクモンを返せよ!返せ返せ返せ返せっ!!」


ガキガガキガキィィィィィィィィン!!


NEO『こんなものなの?やっぱ…面白くない!』


ズバァン!!


UFブイドラモン「ぐわぁ!これぐらいでぇ!!」


シュンッ!


さやか「アルフォースブイドラモンが背後を取られた!?」

NEO『ふふ…ダメだなぁ……』

UFブイドラモン「!! スピード勝負なら負けないっ!!」シュバッ!


シュバババババババババッ!


UFブイドラモン「俺の神速に余裕でついてきてる!?」

NEO『もう鬼ごっこはいいよ』

NEO『トライデントガイア』


バシュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


UFブイドラモン「ぐわっ!!」ドサッ!

さやか「アルフォースブイドラモン!!」



794 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:05:29.12tbNnOY1K0 (14/21)


まどか「デジメモリのデジモンの必殺技をそのまま使えるの!?」

ベルゼブモン「そんなの今更驚く事でもねぇ!!」

ベルゼブモン『獣王拳!!』ガオオオォォォォォ!

NEO『ダークスピリッツ』


シュパァン!


ベルゼブモン「エテモンの技か!!」

NEO『こんな事もできるよ』

NEO『ギガブラスター』ジュイィィィィィィン……

まどか「ヘラクルカブテリモンの必殺技!!」

杏子『ヤバイ!!』

ラストティラノモン「撃ち返すのよぉ!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァン!!

ドゴオォォォォォォォォォン!!


杏子『ぐあっ!!』ドサッ!

ラストティラノモン「二人がかりで押し負けたのよ!!」ドサッ!


795 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:13:12.36tbNnOY1K0 (15/21)


マミ『佐倉さん達まで……セントガルゴモン、リボンでの拘束は無意味そうだから……このまま撃ち尽くすわよ!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どががががががががががががぁ!!」ドガガガガガガガガガガガッ!!

マミ『そしてっ!!』

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!ドンッ!!


ドガアアアァァァァァァァァァァン!!


NEO『気が済んだ?』

マミ『全く効いてない!?』

NEO『じゃ、今度は僕の番だよ』

NEO『ソーンウィップ』シュルルルルッ

マミ『うっ!?』ビシッ!

まどか「マミさん!!」

ほむら「ロゼモンのソーンウィップでセントガルゴモンが拘束された!!」

NEO『縛って撃つのは君の得意技らしいね?それを自分で受けてみるのも面白いかもしれないよ?』ズブブッ

カイゼルグレイモン「こ、今度は腕をタンクモンのキャノンに変化させた!!」

セントガルゴモン「や…やめろよぉ!!」

NEO『ハイパーキャノン』


ドガアァァァァァァァァン!!


セントガルゴモン「うっ……!」


ガゴオォォォォォォォォン……


まどか「セントガルゴモンとマミさんが!!」

バルバモン「ヒャヒャヒャヒャッ!成熟期デジモンの技といえど、NEOが出せばケタ違いなんじゃよぉ~♪」



796 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:16:38.97tbNnOY1K0 (16/21)


カイゼルグレイモン「くっそぉ!ゆま、奴にもあれで行くってばよぉ!!」

ゆま「う、うん!」

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』ドッ!

バルバモン「スサノオモンならいざ知らず、そんな半分のスピリットの闘士じゃあNEOには勝てんぞぉ~♪」

NEO『ハイパーヒート』

ゆま「今だよカイゼルグレイモン!!」

カイゼルグレイモン「スピリット・キャストオフ!!」


バコォン!


NEO『ん?』

バルバモン「スピリットを外して囮にしたじゃとぉ!?」

ヴァイクモン「氷漬けにしてやるってばよ!!」

ヴァイクモン『アークティックブリザード!!』


ヒュゴオォォォォォォ……!!


NEO『フロストクロー』


ヴァイクモン「!?」カキンッ!

ゆま「ヴァイクモンが逆にこおりづけにされちゃったぁ!?」

バルバモン「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!マ~ヌ~ケ~じゃ~のぉ~♪」

ベルゼブモン「ちっくしょおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュウゥゥゥゥゥゥン!!

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュバババババババッ!!

NEO『全部見えてるよ』ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

ほむら「拳で全部叩き落された……!」

NEO『ホーリーショット』


バコォン!!


オファニモン「うっ…!」ドサッ!

まどか「オファニモンまで……!!」

ほむら「切り札は……まだある!ベルゼブモン、ブラストモードよ!!」スチャッ


797 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:22:40.05tbNnOY1K0 (17/21)


BGM



―ベルゼブモンモードチェンジ!ブラストモード!!―


ほむら「私のベルゼブモンのブラストモードなら……負けるはずがない!!」

ベルゼブモンBM『デススリンガー!!』ジュィンッ!ジュィンッ!!


ドゴン!ドゴォン!!


NEO『お兄ちゃん、それがお兄ちゃんの本気?』

ベルゼブモンBM「誰がテメーの兄貴だよ!だったらコレでも喰らえ!俺様の超必殺技!!」ジュイィィィン……

ベルゼブモンBM『カオスフレア!!』


バジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!


デスモン(黒)「DEATHDEATH!?」


ジュバアァァァァァァァァァァァァン!!


さやか「デスモン軍団ごと食らわせてデスモンの大半を消滅させた!!」

まどか「でも…NEO生命体は……」

NEO『……』ポリポリ

ほむら「かずり傷しか負ってない……!?」

ベルゼブモンBM「俺の最強の必殺技が!?」

バルバモン「そして、その程度の傷もNEOはすぐに修復するのじゃ~……儂が滅ぼした海の大国のマリンエンジェモン王女の弟のピチモン

のメモリの癒しの力によってなぁ!!」

NEO『ふふふ……』シュウウゥゥゥ…

ほむら「そんな…ベルゼブモンでも勝てないなんて……」

ユウリ(そろそろかな…暁美ほむらにはアタシがトドメを刺したいし、NEO生命体をアルカディモンの餌にしてやる!)

バルバモン「それはやめといたほうがええぞお嬢ちゃん……超究極体のアルカディモンならNEOとええ勝負ができるじゃろうが……今は無理じゃぁ」

ユウリ(!? コイツ…アタシの考えを……!!)

バルバモン「NEOもアルカディモンの『ドットマトリックス』と同じくデータを分解する『ジャッジメント』を持っとるし……ベリアルヴァンデモンの二の舞いになるだけじゃぞぉ~♪」

ユウリ「ふん…まあ、いいか…奴等の絶望の面構えを拝めるだけでも……」



798 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:28:22.54tbNnOY1K0 (18/21)


ほむら(勝てない…私のベルゼブモンのブラストモードでも……魔女の世界で、ワルプルギスの夜さえも倒したのに……)

まどか「ほむらちゃん!ベルゼブモンが!!」

NEO『ズィード砲』ドドドドドドッ!


ドゴオォォォォォォン!!


ベルゼブモンBM「げふっ……!!」

ほむら(ここで敗北すれば…また失うの……?まどかを……結局、私は……あの頃と何も変わってないじゃない……何がデジモンと共になら変われる……進化できるよ……いえ…進化しても絶望の闇には抗えないの……?なら…私は……!!)

まどか「ほむらちゃんっ!!」

ベルゼブモンBM『百獣拳!!』

ベルゼブモンBM「アータタタタタタタタタタタタタタタッ!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

バルバモン「無駄無駄無駄無駄無駄無駄じゃあ!!」

NEO『きゃははははは!!』


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ベルゼブモンBM「ぐっ!うおっ……!!」

ほむら「くっ!ううっ……!!」

まどか「ほむらちゃん!?大丈夫!?」

さやか「ベルゼブモンと同じ様に……ほむらにもダメージが!?」

かずみ「ベルゼブモンの痛みをほむらも感じてる……二人のデータがシンクロしているんだよ……!!」

まどか「え……?それって……」

NEO『スパイラルソード』ギュィィィィィィィンッ!


ズバァン!!


ベルゼブモンBM「ぐおぉぉぉぉっ!!」

ほむら「ああぁぁぁぁっ!!」

まどか「ほむらちゃん…もうやめてっ!!もういいんだよ……」

ほむら「…この程度の痛み……今までのあなたを失ってきた痛みに比べれば……何ともないわ……」

まどか「嘘だよそんなの!!」

ほむら「いいえ、今まで繰り返し…何度も味わった絶望で……もはや痛みさえ愛おしく思えるわ……だって、それは全てまどかからの贈り物だから…フフッ…ウフフフ……アハハハハハハハ……!!」

まどか「ほ、ほむらちゃん……!?」

さやか「ちょっ…あんた……今のでどうかしちゃったんじゃないの!?」

ほむら「…どうかしない方が…どうかしてるわよ……」



799 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:33:22.93tbNnOY1K0 (19/21)


NEO『お兄ちゃん、いい加減諦めたら?』

バルバモン「そうじゃ、いい加減諦めろぉ~♪」

ベルゼブモンBM「諦めるかぁ!!」

ほむら「諦めないわっ!!」

ほむら「私は今まで……私が守りたかったものを絶望から救えずに……私だけが絶望という闇から逃げ回ってきた……」

ベルゼブモンBM「だが、今絶望の闇に叩きこまれるのは……俺達じゃなくてテメーだ!!」

NEO『わからないかな?絶望からは決して逃れられないよ……僕という絶望からはね』

ほむら「ええ、だからこそ私は全て受け止めるわ……絶望の闇も……希望の光も……それをようやく理解できた私は……ベルゼブモンと共に……進化できる!!」

NEO『……ふん』

NEO『バルルーナゲイル』


シュパパパパパァン!!


ほむら「ぐぅぅ……!!」

ベルゼブモンBM「ぐおぉぉぉぉ!!」ドサッ!


シュウゥゥゥゥゥゥ……


インプモン「ちっ……!!」

まどか「ほむらちゃん!ベルゼブモンがインプモンに!!」

インプモン「まだ終わっちゃいねぇ……!!」

NEO『お姉ちゃん、何なの?』

ほむら「覚えておきなさい、NEO生命体!そして、教えてあげるわ!!」

ほむら「希望よりも熱く…絶望よりも深い人間の感情の極み……“愛”をっ!!」

まどか「!!!」

さやか「あ、あ……」

キリカ「愛ぃ!!?」

デッカードラモン『愛かっ!!』


ピカアァァァァァァ……!!


800 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:36:22.80tbNnOY1K0 (20/21)


MATRIX
EVOLUTION_

ほむら『マトリックス・エヴォリューション!!』



―インプモン進化ぁ!ベルゼブモン・デビルブラストモード!!―



バルバモン「な…何じゃとぉ!!?」

杏子『ほ…ほむらとベルゼブモンが……』

マミ『マトリックス・エヴォリューションを……!!』

さやか「ブラストモードから…更に進化を……!?」

ユウリ「まさかアレは……超究極体!!?」

まどか「ほむらちゃん……!!」

NEO『へぇ…やっと楽しく遊べそうだね……!』

ベルゼブモンDBM「行くぜ、ほむら…奴に絶望の闇を……」

ほむら『…違うわ、恐怖を味あわせるのよ……』

ほむら『“愛”の恐ろしさをね……っ!!』


801 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/08(金) 07:39:36.08tbNnOY1K0 (21/21)


~次回予告~

デスモン(黒)「はいはい、バルバモン様が忙しいので今回はデスモン達が予告を担当DEATH!」

デスモン(灰)「前回に続き、デジモンのステータス表DEATH!」

デスモン(黒)「今回はイマイチ扱いを持て余してるプレイアデス組のデジモン達DEATH!」


ドルゴラモン
テイマー:かずみ
力:S 防御:A スピード:C 魔力:C 賢さ:A 持続力:D
ドルモンが究極体に進化したデジモン
X抗体特有の闘争本能が更に激しくなっている為、理性を失い暴走を起こす危険がある
更にドルゴラモンの進化はかずみのデジソウルを消費する事により
データ人間であるかずみのプログラム破損によるデータの消失を更に急速化させてしまう…


ホウオウモン
テイマー:牧カオル
力:C 防御:B スピード:A 魔力:B 賢さ:B 持続力:B
カオルのピヨモンが成熟期のバードラモンの時は
バードラモンのメテオウィングの炎を魔力で球状にしてサッカーボールの様に蹴り飛ばす連携技
『フォーコ・パラ・ディ・キャノーネ』が使用できたが、究極体のホウオウモンでは炎が強すぎてその連携攻撃はできない
だが、飛行スピードは格段に上昇している


ワイズモン
テイマー:御崎海香
力:D 防御:D スピード:C 魔力:A 賢さ:S 持続力:S  (全て完全体基準)
パートナーの御崎海香と共にデジモンを目撃した一般市民の記憶操作やネットの情報処理等がDATSヒュプノスの主な仕事
ワイズモンがその気になればインキュベーモンを通してイグドラシルのデータベースに侵入する事も可能である


ヴァルキリモン
テイマー:神那ニコ&宇佐木里美
力:B 防御:C スピード:A 魔力:B 賢さ:A 持続力:D
ニコのアクィラモンと里美のミケモンがジョグレスしたシルフィーモンの究極体
神那ニコのデータ複製能力でヴァルキリモンをコピーすれば無敵だが
やはり例のごとく魔力の消費が激しい
因みにミケモンとジョグレスしたシルフィーモンは
ネコミミが三毛模様になってるのがテイルモンとジョグレスしたシルフィーモンとの相違点

グリズモン
テイマー:若葉みらい
力:S 防御:B スピード:B 魔力:C 賢さ:C 持続力:A (全て成熟期基準)
ベアモンは成熟期のグリズモンまでにしか進化できないが
パワーだけなら完全体に近いので、リアルワールドで暴れるデジメモリデジモン相手なら十分務まる


ケルベロモン
テイマー:浅海サキ
力:B 防御:C スピード:A 魔力:A 賢さ:D 持続力:B (全て完全体基準)
好きなものは酒とタバコとパチンコ
宝物は愛用のグラサン
給料は全てテイマーのサキが握っている為、本当はDATSヒュプノスを辞めたがっている
しかし、彼の条件に合う求人情報は中々無いのである
採用されても長続きしないのはいつもの事
実家に帰った妻とは、実はまだ離婚手続きは済ませていなかったりする


デスモン(黒)「…何か、約一名……バトルとは関係無い解説をされてる気がするDEATH……」

デスモン(灰)「次回、デジモン☆マギカ!」

デスモン(黒)『超究極進化!ベルゼブモン・デビルブラストモード!!』

デスモン(灰)「次回こそ本当の本当にバルバモン様編完結DEATH!!」


今回はここまで
まず、投票で決めたベルゼブモンの超究極体名を変更した事を深くお詫び申し上げます
本当はあの名前のまま終盤で進化させるつもりでしたが、叛逆の影響で今回の進化となりました(その場の勢いで話書いてるのはいつもの事ですし……)
ではまた


802VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/09(土) 15:38:13.099c+0UwuS0 (1/1)


キリカの反応が
ダブルオー25話の刹那に見えた


803VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/10(日) 06:47:49.96mGThQzhrO (1/1)

>シャルロッテ「マジョマン〇カマンベエエェェェェェェェル!!」

おい


804VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/10(日) 21:35:41.45EJYaTRRdo (1/1)

デッカーとキリカかわいい


805VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/13(水) 11:14:26.54daAaJr9/0 (1/1)

ほむらって今ならダスクモンになれそう

スピリットはまどかが光でほむらが闇的な意味で


806VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/13(水) 19:39:56.36UHWa1AZR0 (1/1)

こうなるとオファニモンもアルティメット化?
なぎさ出す予定あるのかちょい気になりました。
バグラモンに魂云々されてとか。
でも出たらパートナーデジモンがどれになるかですよね。


807 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:00:12.021dddsMbl0 (1/24)

こんばんわ

>>802
つーか、映画のあのシーン見た人の大半がせっちゃんと同じ反応だったと思います
自分もハム思い浮かべたし

>>803
え?これってガチでこう言ってませんでしたか?

>>804
自分で書いてて何だけど実はこのブルーフレアもどきのキリカを気に入ってたりします
メイルバードラモンさんは空気だけど(あ、原作からしてそうだったか)

>>805
そもそも輝一も弟にホモを拗らせて…ゲフンゲフン!

>>806
オファニモンの超究極体ははじめから予定してました(ニスレ目でまどかがスピリットを集めてスサノオモンになろうとしてた!?忘れて下さい……)
なぎさちゃんの登場は…まあ、前回のシャルの行動がフラグですね
パートナーは……アレでいいかなぁ……

投下


808 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:03:35.161dddsMbl0 (2/24)


BGM



MATRIX
EVOLUTION_

ほむら『マトリックス・エヴォリューション!!』



―インプモン進化ぁ!ベルゼブモン・デビルブラストモード!!―



“ベルゼブモン:デビルブラストモード”

超究極体 魔王型 ウィルス

究極魔王ブラストモードを超え、超究極魔王に進化したベルゼブモン
ブラストモードとの相違点は、ベルゼブモンレディの物に近い形状に変化したマスクと紫色の瞳
黒い後髪と白い羽が混ざった漆黒の翼
そして、左腕に装着したバックラー“ベルスピナー”である
ベルスピナーの歯車が回転すれば“時間停止”や“時間加速”だけではなく
過去や未来へも跳躍する事も可能で全ての時を支配する『ハイパークロックアップ』が使用できる
それ以外にも物質をデータ分解し、ベルスピナーに収納する機能の他、まだ隠された機能があるらしい
時間を司る能力を持つのが許されたデジモンは、時の守護者であるクロックモンだけであったが
この力を得たベルゼブモンは“時に叛逆する悪魔”とも言えよう
闇の力を展開し、侵食する黒き翼『クリーアラペロ』の闇に囚われた者の最後に残った道しるべは
ベルゼブモンにデータを取り込まれ“暴食”されるか、データを完全に“消滅”させられるかの二つに一つしかない



デュークモン「ベルゼブモンとほむらがマトリックスエヴォリューションをして……」

アルフォースブイドラモン「超究極体に進化した!?」

かずみ「二人の痛みがシンクロしてたのは…この進化の前触れだった……」

オファニモン「…危険よ……あの進化は……」

まどか「オファニモン……?」

オファニモン「在ってはならない進化だわ……超究極体に進化したベルゼブモンの闇は……今度こそ、破滅へと…絶望へ導く……!!」

まどか「信じようよオファニモン……今、NEO生命体の絶望の闇からわたし達を希望の光に導いてくれるのは、ほむらちゃんと超究極体のベルゼブモンだけなんだから……それが例え闇であっても……」

オファニモン「…違うわ。あの進化の闇で……絶望の闇へと導かれるのは……彼女自身よ」

まどか「え…?」


809 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:10:26.321dddsMbl0 (3/24)


バルバモン「ちょ、ちょ…ちょちょちょちょ……超究極体に進化したからって……なんぼのもんじゃあ!!」

ベルゼブモンDBM「……」ギロッ

バルバモン「ひぃっ!?…こ、こやつめっ!!」

バルバモン『パンデモニウムロスト!!』シャゴオォォォォォォ…


ジュバババババババババッ!!


ベルゼブモンDBM『ダブルインパクト』バキュンッ!


ズパァン!!


バルバモン「わ、儂の闇獄殿業火……パンデモニウムロストを弾丸一発でぇ!?」

ベルゼブモンDBM「今、何かやったのか?ジジイ」

バルバモン「ぐ…ぐにゅにゅにゅにゅぅぅぅぅぅぅ……これが超究極体に進化した奴の力だというんかっ!?」

NEO『落ち着きなよパパ。パパが集めてくれたデジメモリで創られた僕だって、超究極体並の力を持ってるんだよ』

バルバモン「そ、そうじゃな!行くぞぇ我が子NEOよ!儂のパンデモニウムロストと、お前の中のベリアルヴァンデモンのパンデモニウムフレイムを合わせた合体攻撃じゃぁ!!」


シャシャゴオォォォォォォ…


NEO『パンデモニウムバスター』


ベルゼブモンDBM「…!」


ボガアアァァァァァァァァァァァァン!!!


810 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:13:06.311dddsMbl0 (4/24)


まどか「ベルゼブモン……ほむらちゃん!!」

ゆま「もうやられちゃったの……!?」

バルバモン「ウヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!見掛け倒しだったようじゃのぉ~♪ぶわぁ~か者がぁ!!」

NEO『つまんないの……じゃあ、次は誰にしようかな?』

UFブイドラモン「くそぉ…この野郎!!」ドッ!

NEO『また君か……』

さやか「アルフォースブイドラモン!アルフォースでさっきのダメージを回復してるとはいえ……」

杏子『アタシ達だって……』

マミ『まだ行けるわ!!』

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

NEO『ベルセルクソード』


ガキガキキキキンッ!!


バルバモン「ウヒャヒャヒャ…NEOだけでも十分じゃろうが…儂も遊ばせてもろうぞ~い♪」

バルバモン『デスルー』

マミ『レガーレ!』


シュルルルルッ


バルバモン「はぅ!?」ビシッ!

セントガルゴモン『バーストショット!!』

ドガガガガガガガガガッ!


バルバモン「うぼあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!?」ドゴオォォォォォォォォン!!


811 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:16:11.651dddsMbl0 (5/24)


まどか「ほむらちゃんとベルゼブモンは!?」

ベルゼブモンDBM「あー、ビックリしたぜ」ムクッ

まどか「ベルゼブモン!!ほむらちゃん…大丈夫なの!?」

ベルゼブモンDBM「まだこの進化で体が上手く動かなくてちとドジ踏んだだけだ……今度はちゃんとやるぜ」

ほむら『…まどか、あなたはもっと安全な所へ』

オファニモン「…ま、待ちなさい!!」

ベルゼブモンDBM「お前はまどかを守ってろだってよ、ほむらが」

オファニモン「…!」

ほむら『まどか、私はあなたを守れる私になりたいと願って強くなろうとしても……結局あなたを守れず、いつでもあなたの優しさに助けられて、甘えてばっかだった……』

まどか「そんな事ないよ!ほむらちゃんだってわたしを……」

ほむら『でも、やっと私の願いがかなうかもしれない……ベルゼブモンと共に進化した私は、これであなたを絶望から救う事ができる……!!』

オファニモン「それで、あなた自身が闇に呑まれても満足なの?」

まどか「え…!?」

ほむら『…まどか、待っててね…決着は私が付ける……!!』バサァ!

まどか「ほむらちゃん……!ねぇ、オファニモン…どういう意味なの!?」

オファニモン「……」


812 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:18:33.631dddsMbl0 (6/24)


UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

NEO『ギガブラスター』


ドゴオォォォォォォォォン!!


NEO『フフッ…』

UFブイドラモン「ちっくしょぉ!敵わない!!」

デュークモン「このデュークモンも……超究極体に進化できれば……!!」

NEO『じゃ、君から終わらせるね』

NEO『エクスレイザー』

UFブイドラモン「し、しまっ……!!」

ビッ

UFブイドラモン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ドゴォォォォォォォォォォォォン!!


さやか「アルフォースブイドラモオォォォォォォォォン!!!」



ベルゼブモンDBM『ハイパークロックアップ!』カチッ


シュゴォォォォォ……



813 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:21:48.351dddsMbl0 (7/24)


キュルキュルキュルッ


「!!!ンォォォォォォォォオモラドイブスーォフルア」かやさ


!!ォォォォォォォォォォォォゴド


「!!ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあわう」ンモラドイブFU

ッビ

「!!……っまし、し」ンモラドイブFU


カチッ


NEO『エクスレイ―』

ベルゼブモンDBM『ダークネスクロウ!!』


ズバァン!!


NEO『いたっ…!?』

UFブイドラモン「べ、ベルゼブモン!?」

杏子『今、一体何が……!?』

ほむら『ハイパークロックアップ……ほんの少しだけ、時間を遡行させてもらったわ』

NEO『時間を戻した……?』

杏子『ほむらと融合したベルゼブモンは……ほむらの時間操作能力を、今まで以上に引き出せるのか!!』

NEO『邪魔しないでよ……』


814 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:24:01.611dddsMbl0 (8/24)


ベルゼブモンDVB「今度はこれだぜ!」

ほむら『ハイパークロックアップ……!』

ベルゼブモンDBM「俺達だけの時間だぜぇ!!」


カチッ


UFブイドラモン「」

デュークモン「」

NEO『』

ほむら『止めていられる時間はそれ程長くはないわ……』

ベルゼブモンDBM「精々4,5秒くらいか……だが!!」

ベルゼブモンDBM『ダブルインパクト!!』


バキュバキュバキュバキュウゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


ベルゼブモンDBM「これだけ弾丸をブチ込めれば十分だろ!!」

ほむら『ハイパークロックオーバー……』

ベルゼブモンDBM「時間切れか」


カチッ


ほむら『リリース……!』


ズブブブブブッ!!


NEO『うああっ……!!』

デュークモン「やったのか!?」

バルバモン「ば…馬鹿めぇ……その程度のダメージなど……」プスプスプス…

セントガルゴモン「おじいちゃん、さっき僕のバーストショットを喰らった自分のダメージを心配した方がいいんじゃないの?」

NEO『…くっ!』シュウウゥゥゥ…

UFブイドラモン「治癒再生能力か!!」


815 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:28:18.621dddsMbl0 (9/24)


バルバモン「む…無駄なのじゃよ!儂が創りあげたNEOはデジモンを超越した生命体!!そう、新たなる世界を創造するのはルーチェモンではなく、儂のNEOじゃ!NEOは唯一にして全き者!完璧なる未来ゆえの新世界……つまり、神なのじゃっ!!」

ベルゼブモンDBM「神?神が何だっていうんだよ」

ほむら『だったら、私達は魔なる者……神を穢す悪魔よ……!!』

バルバモン「受け入れろ!NEOの創る未来を!!そうすりゃぁお前ら……儂の妾として生かしてやらん事もないぞぉ~……ウヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」

ほむら『…本当の事なんて……いつも過去にしかない……それを棄てる未来なんてっ!!』

バルバモン「…? なぁ~に言っとんじゃあ?」

ベルゼブモンDBM「少なくても、テメーの描くテメーだけの欲望まみれの我が侭な未来だけはゴメンだって事だぜぇ!!」

ほむら『今度こそ決める……!』

NEO『フフフフッ…!」シュルッ

ほむら『ハイパークロックアップ!』


カチッ


ベルゼブモンDBM「よし、時は止まった……今度は跡形も無く消し飛ばせるようにデススリンガーを……」

NEO『ローゼスレイピア』


ズンッ!!


ベルゼブモンDBM「ぐっ!?」

ほむら『な、何故…止まった時の中を……!?』

NEO『フフフ、お兄ちゃんの足元を見てみなよ』

ほむら『!! ベルゼブモンの足に…ロゼモンのソーンウィップを巻き付けて……!!』

NEO『こうやってお兄ちゃんと繋がってれば、時が止まってても一緒に動けるんだよね……フフッ、得意技を封じ込まれたお兄ちゃんにもう勝目はないね』

ベルゼブモンDBM「あっそ。じゃあよぉ…このままぶっ殺せばいいだけの話だ」

NEO『ガトリングミサイル』ガガガガガガッ!

ベルゼブモンDBM「遅ぇ!!」

ベルゼブモンDBM『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!

NEO『ジャッジメント』


シュゴオォォォォォ…



816 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:31:32.371dddsMbl0 (10/24)


ベルゼブモンDBM「ダブルインパクトの弾丸が!?」

ほむら『0と1にデータ分解された……!!』


カチッ


ベルゼブモンDBM「ちっ!時間切れだ!」

バルバモン「NEOやぁ!もうお遊びは終わりにしてやれぇ!!」

NEO『そうだねパパ…終わらせてあげるよ……そして、始まるんだ!僕の新たな世界がっ!!』


NEO『ゼロ・ジェネシス!!』


ジュパァァァァ……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


さやか「な…何?何なの!?」

オファニモン「NEO生命体が…過去を消し…バルバモンの欲望の未来を創る為に…このデジタルワールドを……消滅させる!!」

まどか「過去を消す……!?」

バルバモン「そうじゃ!“ワルプルギスの夜”を待つまでもない!ここで不要な過去を消し去り、儂だけの為の未来を創るのじゃあ!!」

ベルゼブモンDBM「ジジイ、テメェの創る未来なんてよぉ……」

ほむら『…私達の…“闇”で……覆いつくしてあげるわ!!』

ベルゼブモンDBM『クリーアラペロ!!』


カッ!カッ!

シュゴオオォォォォォォォォォ……!!


817 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:35:29.791dddsMbl0 (11/24)


マミ『あのベルゼブモンの翼から溢れ出す禍々しい闇のエネルギーは!?』

NEO『!?』


シュゴオォォォォォォォォォ……


バルバモン「ば…馬鹿なぁ!?NEOのゼロ・ジェネシスを……NEOが創る宇宙を取り込んでいるじゃとぉ!?お…お前は一体何者なんじゃぁ!!?」

ほむら『教えてあげると言ったでしょう。魔王を超えたベルゼブモンの進化は……私の希望も絶望も超えた魔なる情念を取り込んだ超究極進化……それは“愛”だとっ!!』

バルバモン「何故そこで愛ッ!!?」

かずみ「見て!ベルゼブモンの闇の翼がNEO生命体も取り込んだよ!!」

バルバモン「なぬぅ!!?」

NEO『あ…あ…ああぁ……」シュゴオォォォォォ……

バルバモン「ひいぃぃぃぃぃ!?や…やめろよぉ!儂の可愛いNEOをぉ!!こ…この悪魔めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

セントガルゴモン「いや、魔王に悪魔って言われても……てゆーか、魔王が魔王に対して悪魔って言っても……」

マミ『でも、悪魔……何だか魔王よりも悪魔って呼ぶ方が、私達の心の闇…私達の恐怖の中に身近に居る感じがしない……?』

杏子『ああ…確かに……現実離れしすぎなデジタルワールドで冒険してきて、こう言うのも何だけど…悪魔って響きの方がリアリティあるよな……』

デュークモン「それがベルゼブモン・デビルブラストモード……!!」

UFブイドラモン「悪魔か……さやか、俺は今日までベルゼブモンの事を…七大魔王だとか闇のデジモンだとか……そんな偏見を持たずに、仲間として…友達として接してこれた……でも……俺は今、はじめてあいつに対して……恐怖を感じている……!!」

さやか「……」



818 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:38:00.821dddsMbl0 (12/24)


NEO『ぼ…僕が……裂かれていく……!!』シュゴオォォォォ……!

海香「NEO生命体が取り込んでいたデジメモリが!!」

ワイズモン「ベルゼブモンの闇の翼によってNEO生命体とデジメモリがバラバラになっていくか……」

バルバモン「ウヒイイイイイィィィィィィーーッ!!?」

ベルゼブモンDBM「よし、これで全てのデジメモリは頂いたぜ!!」

キリカ「暴食の魔王の性も忘れてないって事か……」

NEO『こ…恐いよパパ……ベルゼブモンの闇を通じて感じた…この人間が何かに執着する感情……“愛”が……これほど恐ろしいなんて……愛とは一体……!?』

ベルゼブモンDBM「お前でもブルっちまったか?俺のテイマーに…まあ、ちょいと同情するが……トドメは刺させてもらうぜ!!」

ベルゼブモンDBM『カオスフレア!!』

NEO『助けて…パパ……助けて……!!』


バジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


NEO『パパ……ッ!!』


ドゴオオォォォォォォォォォォォン!!!


バルバモン「ギャアアアアアァァァァァァーーッ!!儂のNEOがあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」


819 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:41:38.521dddsMbl0 (13/24)


まどか「ほむらちゃん……やった!!」

バルバモン「ううぅぅぅ……」シュワアァァァァ……

カンナ「あまりのショックで失禁したよ……どうする?ユウリ」

ユウリ「引くしかないようだな……まさかアルカディモンより先に超究極体に進化するとは!!」シュバッ!

カンナ「…そろそろ、私のヒシャリュウモンも本気を出させるべきだね……かずみ、NEO生命体は滅んだけど……私達に残された最後の道は……」シュバッ!

バルバモン「あ、おい……お前らぁ!!」

クズハモン「デスモン軍団も」

ホウオウモン「全部片付けたよ!」

ゆま「残ってるのは……バルバモンだけ!」

杏子『おい、ジーサンよぉ。今度は降伏宣言しても……』

デュークモン「このデュークモンは絶対に許さないからな!!」

バルバモン「うぐぐぐぐぅ……!!」




――我が夜が、訪れる刻まで――



まどか「!! この声は!!」

オファニモン「ワルプルモンね……バルバモンを逃がさせはしない!!」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!


ガキィン!!


まどか「弾かれた!?」

バルバモン「ウヒャヒャッ!もう遅い!ワルプルモン様に護られてる儂を倒す事はできん!!」

杏子『クソッ!また七大魔王を仕留め損なうのかよ!!』

バルバモン「そして、間もなく破界の祭典ワルプルギスの夜が始まる!儂のNEOを出展できんかったのは残念じゃが……NEOの未来を拒んだお前達には……もはや絶望の未来しかないっ!!」

さやか「くっ……!!」

バルバモン「じゃが…お前の“愛”という名の“欲望”が……本当に希望も絶望も超えられるかどうかは……ちと楽しみじゃぞ……」ニヤッ

ほむら『……!』


シュゴオォォォォォ……



820 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:45:14.341dddsMbl0 (14/24)


セントガルゴモン「結局逃しちゃったか……」

ベルゼブモンDBM「ま、奴らが言うワルプルギスの夜の時が来たら…まとめて潰してやらぁ……それより」

ベルゼブモンDBM『デス・ザ・キャノン!!』


ジュバアアァァァァァァァァン!!ドガアァァァァァァァァァァァン!!


ベルゼブモンDBM「ジジイの城はブッ壊しておくぜ」

デュークモン「…中にはまだマサルダイモンとアグモンが居たはずだが……」

杏子『まあ、アイツ等なら瓦礫の下からその内出てくるだろ」

ベルゼブモンDBM「あとはよ……!」バサァ


カチャッカチャカチャカチャカチャカチャッ


さやか「わっ!ベルゼブモンの翼から……」

かずみ「NEOから取り込んだデジメモリが出てきた!!」

UFブイドラモン「ダルクモン!ダルクモンのメモリも無事なのか!?」

セントガルゴモン「ルナモンやヘラクルカブテリモンも……でも、元に戻せるのかな?」

バグラモン「メモリ化されて間もない者は私のアストラルスナッチャーで元の姿に復元可能だ」

まどか「バグラモン!」


821 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:48:11.601dddsMbl0 (15/24)


ベルゼブモンDBM「おう、シャルに食われそうにならなかったのか?」

バグラモン「“彼女達”は仲良くやってるよ……」

ベルゼブモンDBM「…あぁん?どーゆー意味だそりゃ?」

UFブイドラモン「それより、デジメモリ化されたデジモンを本当に元に戻せるんだな!?メモリにされてまだそんなに時間の経ってない奴なら!!」

バグラモン「ああ、魂が定着してなければね。それ以外の者を解き放つには……流石の私でも時間が掛かりそうだ」

オファニモン「今度は何を条件にするの?」

バグラモン「いや、このヘブンゾーンを守ってくれた礼だ。これぐらいは無償で行おう」

ドルゴラモン「だったら!それより、かずみのデータを治して……」

かずみ「いいんだよ、ドルゴラモン」

ドルゴラモン「でもっ!!」

かずみ「バグラモンにはわたしの身体以外に……もう一つ頼みたい事ができちゃったから……」

ドルゴラモン「メルクリモン……?」

かずみ「うん、いつかメルクリモンのメモリを取り返したら……バグラモンに戻してもらわなきゃね」

ドルゴラモン(かずみ…それまでかずみの命が持つのかい……?)

さやか「あの…このミラージュガオガモンのメモリも元に戻せないかな?この子、恭介のパートナーなんだ……」

恭介「うぅぅ……」

バグラモン「では、ルナモンとヘラクルカブテリモンとダルクモン…そして、ミラージュガオガモンの魂を解放しよう……」

バグラモン『アストラルスナッチャー』


パアァァァァァァァ……


ヘラクルカブテリモンX「ワ、ワテは今まで……?」

まどか「ヘラクルカブテリモン!良かったぁ!!」

デッカードラモン『おぉ…我が孫よ……』

ヘラクルカブテリモンX「おばあちゃん……!」

ルナモン「ふぅ…酷い目に逢いました」

セントガルゴモン「やったぁ!ルナモンも元に戻ったよ!」


シュウゥゥゥ……


ガオモン「うぅ~ん…ここは何処だ……?」


822 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:50:09.221dddsMbl0 (16/24)


“ガオモン”

成長期 獣型 データ

鋭い爪を生やしたガジモン系の亜種と考えられている獣形デジモン
俊敏な動きでヒットアンドウェイの攻撃を得意とする
両手のグローブは爪が成長するまで保護しているらしい
必殺技は、強靭な脚力を生かし、敵の懐に転がり込んで放つ『ローリングアッパー』と
回転しながら放つ『ダブルバックハンド』
また、素早く動いて高速連打パンチを放つ『ガオラッシュ』をもつ



ガオモン「お、さやかか…マヨネーズ分が足りないんだけど、今持ってない?」

さやか「マヨネーズなんかより!ほら、あんたのテイマーの恭介だよ!!」

ガオモン「マスター!あなたが私のマスターですか!!」

恭介「ガオ…モン……?」

ガオモン「はい、デジメモリでマスターと一つになって……マスターの想いは全て理解しています」

恭介「やっと僕も本当にパートナーに出会えたんだね……これから…よろ…し……」

さやか「恭介…無理しないでいいから……もう少し眠ってて……」

恭介「う…ん……ガオモン……僕が元気になったら……君とさやかに僕のバイオリンを聴かせて……そして…一緒にマヨネーズを食べよう…ね……」

ガオモン「はいっ!とびっきりのガオモンスペシャルをご用意いたします!!」

さやか「それはやめてっ!!」

ガオモン「マスター……これからはこのガオモンが、あなたをお守りします……!」


823 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:52:36.861dddsMbl0 (17/24)


さやか「…アルフォースブイドラモン、ダルクモンはどうなの?」

UFブイドラモン「ああ、もうすぐ戻る」


シュウゥゥゥゥ……


ダルクモン「……」

UFブイドラモン「ダルクモン!無事元通りで良かったよ!バルバモンはとりあえずいなくなったし、お前は自由だ!だから、さっきの約束通り俺と……」

ダルクモン「……うっ!」

UFブイドラモン「ど、どうしたんだダルクモン!?」

ダルクモン「ああぁぁぁ……!!」シュゴォォォォォ……


カチャンッ


さやか「え…ちょっと……メモリから戻ったダルクモンから……またダルクモンのデジメモリが出てきたよ……!?」

ババモン「おぉ~う、マイダーリン♡よくぞワシを救ってくれたのう!!」ダキッ

UFブイドラモン「!!!??」



824 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 18:56:09.151dddsMbl0 (18/24)


“ババモン”

究極体 エンシェント型 ワクチン

ウワサではロゼモンが呪いをかけられてこの姿になったとささやかれているが
実際のところは誰にもわからない
得意技は、右手に持った魔法のホウキで相手をためし、悪いものにはバツをあたえる『トライバニッシュ』
必殺技は、ホウキをひとふりして、悪いデジモンを消してしまう『エンプレスヘイズ』


UFブイドラモン「うぎゃあああぁぁぁぁ!!ババア誰だオメー!!?」

ババモン「ババモンじゃ。よくぞ、ワシをデジメモリの呪縛から解放してくれた」

さやか「デジメモリ……?このダルクモンのデジメモリで進化してたの!?」

UFブイドラモン「嘘だろ……そんなのアリかよぉ!!?」

ババモン「そうじゃ、バルバモンに連れ去られたワシは……」



――
―――
――――
―――――


ババモン「あぁ~ん♡バルバモン様ステキじゃあ~……うちの冴えないジジモンとは大違いじゃ~♡」ギュゥゥゥ

バルバモン(うぅぅ…誰か助けて……いっそ儂を殺して……)ブルブルブル…

ババモン「バルバモン様の“ル”を抜くと、ワシと同じババモンになりますのう」

バルバモン「は、はぁ…そうですのぅ……で、それが何か……?」ガタガタガタ…

ババモン「ですからじゃ、バルバモン様の“ル”……バルバモン様の下半身のデス“ル”アーをこのババモンが抜いて差し上げましょうぞ!!そして、二人でババモンとなって身も心も一心同体になるのじゃ!!」

バルバモン「ひいぃぃぃぃぃぃ!!?ネ…ネオヴァンデモン!何とかしてけれぇ!!」

ネオヴァンデモン「はっ!ババモン様、これをどうぞ」スッ

ババモン「何じゃこれは?」

ネオヴァンデモン「今だ!ババモンが持ってる擬似デジヴァイスにこのメモリを差し込んで!!」ガシュンッ!

ババモン「お…おおおぉぉぉうう……?」シュゴォォォォ…

ダルクモン「……は?」

バルバモン「おっ!可愛えぇ……って、このダルクモンのデジメモリはNEOに必要なデジメモリの一つじゃったのに……」カタカタカタ…

ネオヴァンデモン「ですが、ババモンの姿のまま迫られるよりはマシでしょう」

バルバモン「うん…そだね……まあ、NEOが完成する直前にまたメモリ化させれば良いか……さて、ダルクモンとなったお前とならええぞぉ~……」

ダルクモン「は?」バゴォ!!

バルバモン「痛ぁい!何するんじゃあ!!」

ダルクモン「セクハラキモイんですけど」

ネオヴァンデモン「…どうやら、人格もダルクモンそのものになってしまったようですね……」

バルバモン「ま…まあ、これでもマシか……」


―――――
――――
―――
――



UFブイドラモン「連れ去られたって、どうみてもお前の方からバルバモンの所に押しかけたように見えるぞ!?」


825 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 19:01:04.031dddsMbl0 (19/24)


ババモン「完全にダルクモンの人格と記憶を上書きされてたワシじゃったが……あなたとの約束は憶えてますぞ~……ワシを彼女にしてくれると……♡」

UFブイドラモン「いや…勘違いしないで……俺が約束したのはあんたじゃなくってダルクモンであって……」

ババモン「さあ、誓いの接吻を!!」

UFブイドラモン「うぎゃああぁぁぁぁーーっ!!た、たた…助けてさやかっ!!」

さやか「ババモン……あ、そういえばファイル島から旅立つ時……」



――
―――
――――
―――――


ジジモン「これから七大魔王と本格的に戦う事になるじゃろう……」

ジジモン「そして、強欲の魔王バルバモンともいずれぶつかるじゃろう…頼む、奴を必ず倒してくれ……奴はワシの妻ババモンを……」

さやか「え…?ジジモンの奥さんがそのバルバモンに殺されたの……?」

ジジモン「違う!NTRされたのじゃっ!!」

さやか「……」


―――――
――――
―――
――


さやか(…この伏線……生きてたんだ!?)

UFブイドラモン「さやかぁ!助けてくれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」





826 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 19:02:49.931dddsMbl0 (20/24)


イグニートモン「姉さん、気がつきましたか?」

メルヴァモン「ああ…それで、NEO生命体は……?」

イグニートモン「ベルゼブモンさんが倒しましたよ」

メルヴァモン「そうか!流石私が惚れ込んだベルゼブモンだ!!」

イグニートモン「はい、ほむらさんと合体したベルゼブモンさんが!!」

メルヴァモン「がががが…合体!?どういう事だ!アイツはまどか一筋じゃなかったのか!?」ブギギギッ!

イグニートモン「姉さん、落ち着いて!その意味の合体じゃありませんから!あと、鼻血拭いてください!!ベルゼブモンさん達の合体……というか、進化だってもう解けたし……って!!」

ほむら「くっ…!うぅぅぅぅぅぅ……!!」ブュウウゥゥゥゥゥ…!

まどか「ほむらちゃんっ!!?」

インプモン「おい、ほむらっ!!!」

さやか「ほむらの体からドス黒い魔力が溢れてる!?」

テイルモン「闇よ…ベルゼブモンの闇のデータが、彼女の身体に残留しているのよ……!」

まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「大丈夫よまどか……もう闇の魔力は全て抜けたわ……」シュウゥゥゥ…

まどか「ほ、本当に……?」

ほむら「かずみの様に身体が消えてるわけじゃないんだから何も心配する必要は無いわ……」

まどか「でもっ!!」



827 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 19:07:52.071dddsMbl0 (21/24)


さやか「……」

マミ「……」

杏子「……」

ほむら「みんな、何て顔してるのよ……私とベルゼブモンは超究極体に進化できたのよ?この力でたった今、NEO生命体だって倒したんだし……これなら私達、ワルプルモンに勝てるのよ……」

ワイズモン「だが、その進化は危険だ。デジヴァイスを通しての進化はともかく、君達の融合進化はベルゼブモンの闇が君の身体を蝕む」

インプモン「お、俺の……俺の闇で…ほむらが……?」

まどか「もう、その進化は……しない方がいいんだよ!!」

ほむら「超究極体の力が無ければ……奴等には勝てない……」

まどか「いつか…いつか、わたしのテイルモンだって…わたし達のデジモンだって超究極体に進化するよ!!」

ほむら「あなた達のデジモンがいつ超究極体に進化するのか……いえ、進化できるという保証もないでしょう…?それを待っている時間は無いのよ……」

まどか「…!!」

ほむら「それに恐れるものは何も無いわ。私には…この闇に呑まれてもいい“覚悟”と“勇気”がある……あなたが守りたい世界……いえ、あなたを守る為なら……!!」

まどか「……」

さやか(あんたのソレ…勇気とは言えないよ……!!)

杏子(見ちゃいられねーよ……ったく!)

マミ(本当に何も恐くないの?自分の気持ちを偽る事は、恐怖を克服した事にはならないわ……)

まどか「ほむらちゃん……」

テイルモン(暁美ほむら……あなた言ってたわよね?まどかが傷付くのが耐えられないって……笑わせないでよ)

テイルモン(だったら…あなたが苦しむ姿を見て…悲しむまどかはどうだってのよ……!!)

ティラノモン(愛故に人は苦しむのね……ティラノ師匠)



828 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 19:11:14.281dddsMbl0 (22/24)


キリカ「うっ…うぅぅぅぅ……」

アグモン(黒)「キリカ?」

キリカ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!暁美いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ブワッ

ほむら「な…何よ呉キリカ……騒々しい……」

キリカ「暁美ぃ……キミは私の事嫌いだろうけど……闇に呑まれてもいいという覚悟で鹿目に無限に有限の愛を捧げる…そんなキミが私は好きだああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブワワワッ

ほむら「……」

デッカードラモン(キリカよ……この娘の愛は危険じゃぞ……お主の歪んだ愛にそそられ、付いてきたワシじゃが……この娘の愛はそれ以上!このワシが恐怖を感じる程のおぞましき愛じゃ……っ!!)

織莉子「……」

キリカ「それにキミのおかげでこうして織莉子を救い出し――」


シュイィィィィン


アグモン(黒)「キリカ!織莉子のデジヴァイスから何か出てくるぞ!!」

キリカ「え…?」


バッ!



829 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 19:16:03.321dddsMbl0 (23/24)


キリカ「お…織莉子ぉ!!」

ゴマモン「ダークナイトモン!!」

バグラモン「…!!」

ダークナイトモン「フフフ…この娘にはまだ利用価値があるのでね……この娘の中の暗黒の種の力はベリアルヴァンデモンの再生だけでは使い切ってなかったのだよ!!」

ゆま「えっ!?」

ゴマモン「くっ…!これじゃあ、ゆまの時と同じだ!!」

キリカ「ふざけるなっ!織莉子を返せええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

ダークナイトモン『ツインスピア!!』


ズバァン!!


キリカ「うわぁ!!」

アグモン(黒)「キリカぁ!!」

ダークナイトモン「やめときたまえ、今の君達はバルバモンとNEO生命体の戦いで疲弊しているのだろう?」

バグラモン「ダークナイトモン……」

ダークナイトモン「…お久しぶりですね兄上……口惜しいですが、今の私でもまだ貴方には勝てない……その為に私もワルプルギスの夜に参加しますよ!!」

バグラモン「それが君の選んだ運命か……?」

ダークナイトモン「それよりも、空をご覧になられたらどうかな?」

ピヨモン「空……?」

カオル「あ、あれは……!!」


ズオオォォォォォォ……


まどか「空に…わたし達の世界……リアルワールドが浮かんでいる!?」

杏子「どういう事だ!?幻覚か何かか!?」

マミ「いえ…紛れもなくあれは私達の世界……リアルワールドとデジタルワールドが混ざり合っているんだわ!!」

QB「そう、二つの世界の次元の境界線の揺らぎに限界が来たんだ」

ほむら「限界……?」

QB「いよいよ、ワルプルギスの夜が始まる」


830 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/14(木) 19:19:42.961dddsMbl0 (24/24)


~次回予告~

エレキモン「バルバモン編が終わったから今回からまた俺達が予告役復帰だぜ!」

ジジモン「ババモンがぁ…ワシのワイフがぁ……!!」

エレキモン「あー…実はこのオチ、最初から予定されてたんだよ……脈絡はなかったから唐突感あるけど……」

ジジモン「ブイモンコロスコロスコロス……!!」

エレキモン「あいつ被害者じゃん……さて、引き続きデジモンステータス表!今回はメインキャラデジモンの究極体別フォーム!!」


ホーリードラモン
テイマー:鹿目まどか
力:A 防御:B スピード:B 魔力:A 賢さ:S 持続力:C
別の時間軸の鹿目まどかのテイルモンの究極体
ほむらの時間遡行によって高まるはずの、まどかの因果律が低い場合は
オファニモンではなくこの姿に進化するらしい


インペリアルドラモン・ドラゴンモード
テイマー:美樹さやか&志筑仁美
力:A 防御:B スピード:A 魔力:A 賢さ:C 持続力:D
さやかのブイドラモンと仁美のスティングモンがジョグレスしたパイルドラモンの究極体
仁美がパートナーになる前は、四聖獣チンロンモンから授かったデジコアと
クルモンのデジエンテレケイアの光の力で進化した
スピードと再生能力はアルフォースブイドラモンに劣るが
インペリアルドラモンはパワー重視である


インペリアルドラモン・ファイターモード
テイマー:美樹さやか&志筑仁美
力:S 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:B 持続力:D
さやかと仁美のデジソウルによって更なる進化を得たインペリアルドラモン
志筑仁美は魔法少女としての素質は無いが、テイマーとしてのデジソウルは十分生み出せるので
スティングモンも完全体のジュエルビーモンまでなら進化させられる


ラピッドモン(アーマー体)
テイマー:巴マミ
力:D 防御:A スピード:S 魔力:S 賢さ:B 持続力:A (全て究極体基準)
運命のデジメンタルで進化した黄金のラピッドモン
アーマー体ながら、究極体並の力を持つデジモンであり
ラピッドモンのデジメンタルの輝きはテイマーの巴マミの魔力も強化させる


メギドラモン
テイマー:佐倉杏子
力:A 防御:C スピード:B 魔力:A 賢さ:E 持続力:B
レオモンを殺された怒りと憎しみのデジソウルによって暗黒進化したギルモンの姿
メギドラモンのデジタルハザードは世界を危機に追いやる危険信号
ギルモンの腹部のデジタルハザードをデザインしたのは杏子の亡き妹モモか
それとも彼女達が兄同然に慕っていた青年のどちらだったのだろうか?
暗黒進化はテイマーの生命が尽きる程のデジソウルを吸い上げる場合があるので
この時、メギドラモンにデジソウルを吸い尽くされなかった杏子は幸いだったとも言える

メディーバルデュークモン
テイマー:佐倉杏子
力:B 防御:A スピード:C 魔力:A 賢さ:B 持続力:C
別の時間軸の佐倉杏子のギルモンの究極体
通常のデュークモンと違い、こちらは杏子と融合せずギルモン単体で進化する
メディーバルデュークモンはX抗体を持っており
この世界では既にXプログラムが発動していたのかもしれない…


ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『新たな世界の始まり!?ネオファイル島浮上』

エレキモン「いよいよクライマックス!終章、ネオファイル島編スタートだ!」


今回はここまで
ベルゼブモンDBMの必殺技は…
イヌカレーウイングを那須→ベレンヘーナの様にスペイン語に訳したものです(うわ、くだらね)
次回からクライマックスという事で締めに入ります
まあ、多分このペースじゃすぐに終わらないですけど……
ではまた


831VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/14(木) 22:02:39.69CpJQI3ng0 (1/1)

最近は投下が早くてありがとナス!


832VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/16(土) 15:53:51.0059LIaT0go (1/1)

ほむらとキリカって凄くよく似てる気がする
出会う時期があれならとても仲良くなったよな
乙!


833VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/16(土) 17:44:52.44EJnuThIa0 (1/1)


ついにアルフォースブイドラモンが
戦いの神(笑)になってもーた
速いし剣だしでヒヤヒヤしてはいたが遂に…

今後ライダーネタがあるとしたら
デュークモンの頭にバナナがささったりとか…


834VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/21(木) 20:28:53.17De3L0I350 (1/1)

コネクトとカラフルがフロンティアOP
ルミナスと(3秒と4秒ずらして)フロンティアED1と2
カラフル(1:53バージョン歌詞から)とフロンティアED2がとても合うので(逆もまた)皆も試してみてください


835 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/21(木) 23:23:22.13I1tw9Jm50 (1/6)

こんばんわ

>>831
何か叛逆見た影響で若干書く気が上がってますね
でも、またいつか冨樫化するかも

>>832
二人ともブッ飛んだ愛を尽くしますからね
愛の力は偉大です

>>833
スイマセン、最近ブイモンの扱いが悪いですよね(いや、結構前からか?)


UFブイドラモン「オレンジ!」

デュークモン「バナーナ!」

ベルゼブモン「ブドウ!」

デュナスモンX「ドリアン!」

UFブイドラモン「オカマ繋がり!?」

ベルゼブモン「ミスターデンジャラス……」

デュナスモンX「さあ、始めますわよ!破壊と暴力のパジェントを!!」


>>834
差し替えMAD作ってニ〇動にupしてはどうでしょう?
関係ないけどそこで見た無印のOPを〇ケモンにした手描きMADが凄かった

投下


836 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/21(木) 23:28:28.50I1tw9Jm50 (2/6)


シュゴォォォォォ……!!


まどか「空に…わたし達の世界……リアルワールドが!!」

テイルモン「デジタルワールドとリアルワールドを隔てる次元の壁が崩壊したのね……」

さやか「ねぇ、何か…あたし達の世界が……どんどんこの世界に落ちて来ている感じがしない……!?」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


マミ「…今にでも落ちてきそうな空……多分、向こう側からこの世界を見ている人々も、そう見えているのでしょうね……」

ほむら「二つの世界が…ぶつかり合う……」

杏子「そうすると……どうなるんだ!?」

QB「勿論、衝突した双方の世界は消滅するしかないだろうね」

テリアモン「しょう…めつ……?」

QB「同じ次元に、二つの世界が同時に存在できないだろう?」

ゆま「人間の世界も…デジモンの世界も……なくなっちゃうの!?」

QB「僕は君達がデジタルワールドに旅立つ前から警告はしてたはずだよ?ワルプルモン達が力を付ける前に、奴等を倒さないと…次元の歪みに限界が来るって」

ブイモン「だから、こうして俺達は戦ってきたんじゃないか!!」

QB「だけど、君達がやっている事は何もかもが遅すぎたんだよ」

インプモン「んだと、テメェ……!!」

QB「現に七大魔王を一匹も始末する事ができず、ワルプルモンに力を付けさせてしまったか結果がこれじゃないか」

ほむら「…黙りなさい……!!」


837 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/21(木) 23:36:26.00I1tw9Jm50 (3/6)


ピピピピピッ!

カオル「デジヴァイスに通信……?」

海香「室長からだわ!」ピッ

室長『どうやら、そっちの世界に居る君達に連絡できてしまう程まで世界が繋がってるようだな……』

かずみ「室長!そっちは大丈夫なの!?サキ達も!!」

サキ『かずみ…上空のこっちとそっちの世界の境目に……島が浮かんでいるのを確認できないか?』

ドルモン「島……?」



ゴゴゴゴゴゴゴ……!!



ルキ「あ、あの島は……!?」

室長『奴等がデジタルワールドの一部と、俺達の世界の一部を寄せ集めて作った島だ……』

海香「室長は今あそこに浮かんでいる島にいるのですか!?」

かずみ「じゃあ、DATSヒュプノスの基地…あすなろ市があの島に取り込まれてるって事!?」

室長『あすなろだけじゃない!風見野市の一部と……後は見滝原がほぼ全てだ!!』

まどか「見滝原……!!じゃあ、わたし達の街……ママとパパ……タツヤもあの島に!?」

杏子「風見野もって事は……オジサンとオバサンも……!!」

ワイズモン「デジモンのリアライズが活発だった地域だったからか?」

室長『奴等はこの島を……“ネオファイル島”と呼んでいる!!』

さやか「ネオ……ファイル島!?」

ブイモン「以前、俺達が行ったファイル島とは違うのか!?」

テイルモン「ファイル島はこのデジタルワールドに最初にできた“はじまり”の島……」

ダークナイトモン「そう、あの島をワルプルモン達が創る新たな世界の新天地(フロンティア)にするのだよ!それ以外を全て消し去ってね……!!」




  
   ――その通りだ――




838 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/21(木) 23:43:33.27I1tw9Jm50 (4/6)


まどか「!! またこの声……!!」

ほむら「ワルプルモン……!!」

ギルモン「ギルッ!島の上になにかでてくるよ!!」


フッ……


ワルプルモン『我が名はワルプルモン』

さやか「あ、あいつが……」

杏子「ワルプルモン……だと?…とんでもない化物の姿をしたデジモンかと想像してたけど……」

ほむら「…私がこれまでの魔女の世界で対峙してきたワルプルギスの夜と似通ったドレスと仮面……でも、それ以外の外見は……」

まどか「わたし達と同い年くらいの女の子に見える……よね?」

ブイモン「人型デジモンだったのか……」

インプモン「んなのどうでもいいぜ!敵の親玉がやっとこさお出ましなんだ!ここでブチのめしてやるぜ!!」

マミ「いえ、あれは恐らく単なる幻……実体じゃないわ」

テリアモン「立体映像かよぉ!」

ワルプルモン『ネオファイル島は我の楽園、我が夜で創造する新たな世界へ旅立つ為の方舟』

テイルモン「そして、それ以外の世界を滅ぼそうというの!?」

ワルプルモン『お前達は我が祭典で踊る資格、方舟に乗る資格を有する。来るといい、我が箱庭に』


フッ……


839 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/21(木) 23:48:31.22I1tw9Jm50 (5/6)


ブイモン「消えた……」

テリアモン「どうするのマミ?このまま、あのネオファイル島ってとこに乗り込むの?」

マミ「そうね…罠の可能性も高いけど……」

ほむら「まどか、あなたの家族があそこにいる以上……放っておくわけにはいかないでしょう?」

まどか「う…うん!あそこにはわたし達の街の人々も捕らわれてるんだし!!」

テイルモン「恐らく、あのネオファイル島にはルーチェモン等の全ての七大魔王も集結している……あそこが最後の戦場になるかもしれないわ」

室長『よすんだ!この島に来てはいけないっ!!』

海香「何言ってるんですか室長!?」

カオル「そっちのDATSヒュプノスの基地でも、その内サキ達じゃ敵わないデジモンに襲われるだろ!?」

室長『各国の政府は今の現象の原因を我々が居るネオファイル島にあると考えている……だから、上に接収されてしまった“シャッガイ”をミサイルにデータインプットし、この島に撃ち込むつもりだ……』

杏子「シャッガイ!?確か、グラニにも搭載されたユゴスの改良型の消去プログラムだろ……?」

さやか「それってつまり……ネオファイル島を消すって事!?見滝原とかの街の人間が居るって言うのに!?」

まどか「そ…そんなのって……っ!!」

室長『フッ…小さな日本列島のごく一部の地域の人間達の犠牲だけで世界崩壊の危機が止められるのなら……当然そちらを取るだろう?』

マミ「でも、あのネオファイル島を破壊したからって……この現象が収まるわけでは……」

ドゥフトモン「いや、人間共の判断はあながち間違ってはいない」


840 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/21(木) 23:55:25.32I1tw9Jm50 (6/6)


ブイモン「!? ドゥフトモン!!それにマグナモン!?」

マグナモン「よっ!何だかよくわかんねーけど、大変な事になってるみたいだなぁ」

ガンクゥモン「そこは把握しろ」

まどか「ガンクゥモンにデュナスモンも!!」

デュナスモンX「笑わせちゃうわねワルプルモン。何が方舟よ……そう言って“アタシが居た世界”を滅ぼして、この世界に来たくせに……」

ドルモン「!? Xプログラムで滅びた世界は……本当はワルプルモンに滅ぼされた……!?」

かずみ「クレニアムモン……どういう事なの!?」

クレニアムモン「…どうもこうもない。ネオファイル島を消去すれば、一時的だが二つの世界の衝突は免れるという事だ」

ドゥフトモン「人間共の作った消去プログラムでは、あそこに居るワルプルモンや七大魔王達までは消去できないだろうが……」

デュナスモンX「でも、それに便乗すれば一気に奴等を叩き潰せる絶好のチャンスよっ☆」

マグナモン「ああ、なるほど!そうすりゃあ、ワルプルモンも倒せて、二つの世界が滅ぶ危機も回避できて万々歳だな!!」

ガンクゥモン「そう、ワルプルモンを潰せば、次元の境界線も元に戻る……」

さやか「だからって、ネオファイル島に居る人間を犠牲にするのにあんた達も賛成だっての!?」

ハックモン「ガンクゥモンまで……」

ドゥフトモン「これは我等の神、イグドラシルが降した決断だ」

QB「本当なら、僕達のデジタルワールドが衝突して滅びない為に……先に君達のリアルワールドをロイヤルナイツに滅ぼさせてもいいんだけど」

まどか「!?」

QB「まあ、ネオファイル島に取り込まれた街の人間達の犠牲だけで済まして、その後ロイヤルナイツと協力してワルプルモンを倒すという時間をイグドラシルは君達に与えてくれたんだ」

ドゥフトモン「イグドラシルの妥協に感謝するんだな。それにネオファイル島にはベルゼブモンXが集めた異分子共も集結してるしな…滅ぼすべきモノを一斉に滅ぼせるのだ……!!」

杏子「ふざけるなっ!!そんな事させるかよ!!」

ガンクゥモン『地神!神鳴!神馳!親父!!』

ヒヌカムイ「オラァ!!」


ズゴゴゴゴオォォォォォォォォォン!!



841 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:00:04.28h7sdmu570 (1/18)


レナモン「ぐぅ!!」

メルヴァモン「うわあぁぁぁぁ!!」

マミ「みんなっ!!」

ブイモン「くっ…コイツら……本気なのか……!!」

ダークナイトモン「くっ…ロイヤルナイツにこうも集まられてはな……では、諸君。私もネオファイル島で待っているぞ!!」シュバッ!

キリカ「ま…待て……織莉子を返せ……!!」ガクッ…

アグモン(黒)「キリカ!!」

ドゥフトモン「馬鹿な奴だ。これから滅ぼすネオファイル島に逃げ込もうなど」

ダークナイトモン「フハハハハハ!選ばれし少女達よ、君達が止めてくれると信じているよ!そして、兄上!貴方も訪れると良いでしょう、ワルプルギスの夜に!!」

バグラモン「ダークナイトモン……」

ゴマモン「くっ…ダークナイトモンの言う通りにするのは釈だけど……」

テリアモン「ここでコイツらを止めるしかない!!」

ドゥフトモン「何だ?また我等ロイヤルナイツの邪魔立てをするつもりなのか?神に仕える我等の使命を」

ほむら「ふん…私はとっくに神に仇為す悪魔になっているわ……それはベルゼブモンの超究極体、デビルブラストモード」

ドゥフトモン「…む?」

ガンクゥモン「ほぅ、超究極体に進化できた奴が一人出てきたか……」

ほむら「ロイヤルナイツとはいえ、超究極体に進化したベルゼブモンなら恐るるに足らないわ。行くわよ、インプモン」

インプモン「……」

ほむら「どうしたのインプモン?超究極体に進化よ」

インプモン「…あの程度の野郎共、超究極体になるまでもねぇぜ」

マグナモン「んだとぉ!ロイヤルナイツに向かってあの程度呼ばわりたぁいい度胸だな!!」

ほむら「何言ってるの?マグナモンはともかく、ロイヤルナイツ相手に通常のベルゼブモンでは時間が掛かりすぎるわ。一刻も早く私達はネオファイル島に……」

まどか(ほむらちゃん…インプモンだって嫌なんだよ。自分のせいでほむらちゃんが闇に呑み込まれるのが……それに……)

まどか「NEO生命体の時は何もできなかったけど、今度はわたしとテイルモンも戦えるから……!」

ドゥフトモン「馬鹿め、忘れたのか?貴様等のデジヴァイスは……」

杏子「あれ?進化できねぇ!?」

さやか「まただよ…いつもこれだ!ロイヤルナイツと戦おうとすれば……インキュベーモンにデジヴァイスの機能を止められる!!」

ほむら「…っ!?」

QB「そうだよ、君達は僕の……イグドラシルの意志に背く事はできないんだよ。決してね」

マミ「インキュベーモン……あなたは……っ!!」

かずみ「なら、イグドラシルのインキュベーモンと契約してないわたし達の……」

ゆま「デジヴァイスで!!」




842 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:06:11.29h7sdmu570 (2/18)


BGM



―ハイパースピリット・エボリューション!カイゼルグレイモン!!―


―ドルモンワープ進化ぁぁぁ!ドルゴラモン!!―


かずみ「カオルとキリカは!?」

アグモン(黒)「さっきダークナイトモンと……」

カオル「ガンクゥモンにやられたダメージで進化できない!!」

カイゼルグレイモン「オイラとドルゴラモンでやるしかないか……!!」

ドゥフトモン「異分子め…この前の借りを返さしてもらうぞ。クレニアムモン、いいな?」

クレニアムモン「ああ…もう、情に流されている状況ではない……かずみ、私達の前に立ち塞がるのなら覚悟してもらう」

かずみ「……!!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』


バシュゥゥゥゥン!


マグナモン「はぶわっ!?」ドゴォォォォォン!!

クレニアムモン「遅いっ!!」

クレニアムモン『エンド・ワルツ!!』


ガキキキキキキキキキキキィン!!


カイゼルグレイモン「くっ…!?」


843 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:09:31.67h7sdmu570 (3/18)


デュナスモンX「十闘士のスピリットで進化したデジモンなら、全ての十闘士と同じエネルギーを持つコレをお見舞よっ!!」

デュナスモンX『ドラゴンズロア!!』


ジュババババババッ!!


カイゼルグレイモン「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」


ドゴオォォォォォォォン!!


ゆま「カイゼルグレイモン!!」

ドルゴラモン『ブレイブメタル!!』ドッ!

ガンクゥモン「フン…」ガキッ!

ドルゴラモン「なっ…!?」

かずみ「ドルゴラモンのブレイブメタルの突進を……拳一つで受け止めた!?」

ガンクゥモン『鉄拳制裁!!』

ガンクゥモン「オラァ!!」


バゴオォォォォォン!!


ドルゴラモン「ぐわっ!!」

ドゥフトモン「どいてろガンクゥモン!その異分子は其が仕留める!!」

ドゥフトモン『アウススターベン!!』


シュパアァァァァァァン!!


ドルゴラモン「ぐうぅぅぅ……!!」

かずみ「ダメだよ…ドルゴラモン達だけじゃあ……」

ドルゴラモン「ロイヤルナイツ全員相手に……勝てない!!」

ドゥフトモン「全員?フハハハ…貴様等、誰かを忘れてないか?」

まどか「え…?今いるロイヤルナイツって……アルフォースブイドラモンとデュークモンを除けば、あれで全員じゃないの?」

さやか「違う!とてつもない奴がもう一人いた……!!」

ドゥフトモン「既に準備に取り掛かっている……人間共が使うシャッガイとやらでネオファイル島を消去させやすいようにロイヤルナイツも少し手を貸してやろうと思ったのでな……!!」

マミ「あ、あの巨大な竜のデジモンは……!?」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


杏子「竜帝エグザモンだっ!!!」

エグザモン「…アンブロジウス、チャージ完了まであと32%でござんす……」ジュイィィィィィン……


844 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:14:13.63h7sdmu570 (4/18)


テイルモン「エグザモンのペンドラゴンズグローリーのレーザーで……ネオファイル島を……!!」

ほむら「あの巨大なエグザモンの攻撃を受ければ……シャッガイのミサイルを撃つまでもなく……ネオファイル島に居る人間は……!」

まどか「…!!」

ドゥフトモン「この世界の正義と秩序を守るためだ……」

まどか「ママ…パパ……タツヤ……!!」

ほむら「…まどか…あなたの尊いものを守る為なら……“秩序”なんて……っ!!」

ドゥフトモン「だが、デジヴァイスが凍結された貴様等にできる事など……」

テイルモン「うるさいわね……イグドラシルのデジヴァイスなんて……」バッ!

まどか「えっ…?ちょ、ちょっと……テイルモン!?」

テイルモン『ネコパンチ!!』


バゴォン!!


テイルモン「こうよっ!!」

まどか「えぇ!?ええぇぇぇぇぇぇーーっ!!?何してんのテイルモン!!!」

ブイモン「まどかのデジヴァイスを……」

テリアモン「叩き壊したよ……」


845 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:19:15.70h7sdmu570 (5/18)


QB「一体何を考えているんだい君は?そんな事すればまどかは二度と君に進化を……」

テイルモン「黙りなさい!あんたの足枷が付いたデジヴァイスなんて要らないわ!!」

まどか「…うん…そうだよね、デジヴァイスが無くてもわたし達……進化できるよ!!」

ウィザーモン「いや、できないだろ……デジヴァイスが無ければどんなテイマーでもデジソウルをデジモンに与える事は……」

まどか「違うよ!自分を変えるって意味での進化だよ!!」

まどか「わたし達は、イグドラシルの為に戦うんじゃない。わたし達が大好きな人達の幸せの為に戦うの!!そうでしょ、ほむらちゃん?」

ほむら「まどか……」

さやか「そう、恭介と一緒に……あの街に帰る為……!!」

恭介「……」

さやか「ブイモン!!」ポイッ!

ブイモン『ブイモンヘッド!!』バゴォン!!

マミ「私達の帰りを待っている、友達や……」ポイッ!

杏子「家族を守る為に!!」ポイッ!

テリアモン『ブレイジングファイア!!』

ギルモン『ファイアーボール!!』


ボオォォォォォン!!


杏子「ロイヤルナイツ……いや、イグドラシル!!」

さやか「正義と秩序の為とはいえ、あたし達の大切なものを壊そうとするなら……」

マミ「私達はあなた達とも戦うわ!!」

QB「……」

杏子「ほら、ほむら!アンタもそんなデジヴァイスぶっ壊せ!!」

ほむら「いや…私のデジヴァイスの中にはベヒーモスやグラニや武器が……」

ルキ「…あんた達……馬鹿じゃないの!?」

さやか「馬鹿で結構!」

バグラモン「そう、それでいいんだ。殻を破った彼女達の魂の翼は……大空へと羽ばたく事ができるだろう」

ルナモン「でも、バグラモン様……これからあの子達はどうやって進化を……」

テイルモン「進化できるわ!デジノーム!今こそまどか達に新たなデジヴァイスを!!」



846 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:23:23.83h7sdmu570 (6/18)


シーン……


まどか「……何も出てこないよテイルモン……」

さやか「…てゆーか、デジノームって……?」

ワイズモン「デジノーム…デジモンと人間の間に真の絆が生まれた時、その祝福としてインキュベーモンとは別の彼等が作るデジヴァイス

を与えるという妖精がいる伝説があるらしいが……」

まどか「それって、インキュベーモンと契約してないのにテイマーになったタツヤや仁美ちゃんの……」

ゆま「じゃあ、ゆまとゴマモンがまたあえた時出てきたデジヴァイスも……」

QB「僕達インキュベーモンと契約した者の前にはデジノームは現れないのさ。デジノームのデジヴァイスを与えられた者が僕と契約できないように」

テイルモン「そ、そんな……!?」

ドゥフトモン「フン…トチ狂って馬鹿な行いをしたものだな貴様等……」

バグラモン「いや、そのどちらも必要ない。君達の新しいデジヴァイスは、ここにある……なぎさ」

なぎさ「ハイなのです!これがあなた達の新しいデジヴァイス……なぎさがお届けしたのです!」


847 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:28:24.42h7sdmu570 (7/18)


さやか「人間の女の子!?何でこんな所に!?」

ゆま「ゆまと同じくらいの子かなぁ?」

マミ「テイマーなの……?あなたは?」

なぎさ「わたしは百江なぎさなのです」

マミ「ももえ…なぎさちゃん?」

ほむら(彼女から感じる魔力……いえ、まさかね……)

なぎさ「はい、シブミが作った新型デジヴァイスなのです。あなた達5人分ちゃんとあるのです」

マミ「シブミ!?ちょっと待って!あなた私のお父さんとどんな関係が……!?」

なぎさ「シブミはなぎさにチーズをくれるのです」

マミ「それじゃあ意味がわからないわ!バグラモン!?」

バグラモン「君達が今するべき事は何だい?」

テリアモン「そうだよマミ!この子には後でじっくり聞けばいいじゃん!」

エグザモン「アンブロジウス、チャージ残り12%でござんす……」ジュイィィィィィン……

マミ「わかってるわ……行くわよ、みんな!!」

なぎさ「デジヴァイスにみんなのデジソウルをインプットしてくださいなのです」

杏子「これがアタシ達の新しい……」

さやか「デジヴァイス!!」

まどか「テイルモン、お願いね!」

テイルモン「ええ!」

ほむら「インプモン、今度こそ超究極体で一気に……」

インプモン「だから…その必要はねぇって……」

まどか「……」


848 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:35:41.72h7sdmu570 (8/18)


BGM



―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモンレディ!!―


MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―



さやか「やった!新しいデジヴァイスでもちゃんと進化できた!!」

ほむら「くっ…ハズレの方のベルゼブモンレディじゃないの……超究極体に進化すればこんな事には……」

ベルゼブモンレディ「…いや、こっちの方がまだマシだ……行くぜぇ!!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥゥン!!

マグナモン「あぶぇ!!」ズボォン!!

ドゥフトモン「何!?」

カイゼルグレイモン「デュークモン!!」

デュークモン「カイゼルグレイモン、ドルゴラモン!あとはこのデュークモン達に任せろ!!」

デュナスモンX「もうっ!何で邪魔するのよぉ!!」

UFブイドラモン「俺達の守りたいものを守るためならお前らとも戦うって言ったろ!!」

デュナスモンX「ホント、悪い子達は……お仕置きぃ!!」

デュナスモンX『ブレス・オブ・ワイバーン!!』

ドゥフトモン『エルンストウェル!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』


ドガアァァァァァァァァァァァァン!!!


マグナモン「あびゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」

さやか「何かさっきから……マグナモンは巻き添え喰らってるだけのような……」


849 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:36:20.60h7sdmu570 (9/18)


クレニアムモン「オファニモン、お前にもファンロンモンの時救われた借りがあったが……」

オファニモン「遠慮する必要なんか無いわよ。お互い、守りたいものの為にね……」

クレニアムモン『クラウ・ソラス!!』

オファニモン『エデンズジャベリン!!』


ガキィィィィィィン!!


まどか「オファニモン!その隙に……」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!

クレニアムモン『ゴッドブレス!!』シュゴォォォォ……


ガキキキキィィン!!


クレニアムモン「我が楯アヴァロンより発動するゴッドブレスは三秒間だけどんな攻撃も防ぐ!!」

クレニアムモン『エンド・ワルツ!!』

オファニモン「セフィロートクリアスタルの防御形態!!」


キイィィィィィィン!!


オファニモン「防御にも優れてるのは私だって同じよ!!」

クレニアムモン「フッ……」


850 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:41:23.47h7sdmu570 (10/18)


ベルゼブモンレディ「ようよう、ガンクゥモンのオッサンよぉ~。いつか海に叩き落としてくれた礼をしなきゃなんねーなぁ……元はといえばそれが原因であのエリアに飛ばされてこんな姿になったんだからよぉ……!!」

ガンクゥモン「やれやれだ……」

ベルゼブモンレディ『百獣拳!!』

ガンクゥモン『鉄拳制裁!!』

ガンクゥモン「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

ベルゼブモンレディ「アータタタタタタタタタタタタタッ!!」


ドゴドゴドゴドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォン!!


ベルゼブモンレディ「ちぃっ!」

ほむら「やっぱりダメだわ…ベルゼブモンレディじゃ通常のベルゼブモンよりパワーが落ちてるもの……超究極体に進化すれば……!!」

ガンクゥモン「それ以前に、お前は拳じゃなくて銃がメインだろ?拳専門の俺に拳で挑むのがお門違いなんだぜ?ドゥー・ユー・アンダスタンドゥ?」

ベルゼブモンレディ「じゃあ、お望み通りあたしの魔弾をブチ込んでやるぜ!!」

ガンクゥモン「昔、旅路の途中で出会ったマグナキッドモンってデジモンがいてな…そいつもお前と同じ銃使いのデジモンで、俺と闘り合う時にこう言ったんだ……「銃は剣よりも強し!ンッン~、名言だなこれは」と……だが、俺は「拳は剣よりも強し。そして、銃よりも強し」と言い返してそいつをブチのめしてやったぜ……この鉄拳でな」

ベルゼブモンレディ「はんっ!俺様をそんじょそこらの銃使いと一緒にすんなって!!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥゥン!!

ガンクゥモン「オラァ!!」ズバァン!

ほむら「拳で弾丸を弾いた……!」

ベルゼブモンレディ「甘ぇ!!」ドッ!

ガンクゥモン「!!」

ベルゼブモンレディ『ダークネスクロウ!!』


ズギャァァァァァン!!


ベルゼブモンレディ「爪は拳より鋭しってな!!」

ガンクゥモン「…テメーは俺を怒らせた……ヒヌカムイ!!」ゴゴゴゴゴ……!!

ヒヌカムイ「オラアアァァァァァァァァァァ!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ベルゼブモンレディ「ぐうぅぅぅぅぅ……!!」

ほむら「くっ…超究極体……超究極体にさえ……!!」

杏子『おい、ほむら!超究極体に拘る事より……』



851 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:44:53.35h7sdmu570 (11/18)


エグザモン「ふむ、我等ロイヤルナイツと既に互角……ワルプルモンに挑むには十分な成長をしているでござんすな……さて、アンブロジウのチャージが完了したでござんす。ネオファイル島に向けてペンドラゴンズグローリを……」

マミ『レガーレ・ヴァスタリア!!』


シュルルルルル……ビシッ!


エグザモン「何と!?」

セントガルゴモン「撃たせはしないよ!!」

エグザモン「こんなリボンで…小生の動きを止めたつもりでござんすか!」ズバァン!!

杏子『時間稼ぎには十分だったぜマミ!!』シュゴォ!

エグザモン「ぬぅ!?」

ほむら「盾の中に入れてたグラニやベヒーモスもこの新しいデジヴァイスにデータを移したわ……」

杏子『エグザモン!コイツを喰らえ!!』

デュークモン『ユゴス・ブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァァァァァァァァン!!


ドゥフトモン「!! エグザモン!!」

ゆま「エグザモンをユゴスで消しちゃったの!?」

さやか「いや…流石にユゴスでもあんなデカイエグザモンを消し去る事は……」

まどか「でも、エグザモンの翼が!!」

エグザモン「しょ…小生のカレドヴールフのデータが消去されて……」グラッ


ヒュウゥゥゥゥー


かずみ「わわわぁ!こっちにエグザモンが落ちてくるぅ!!」

ゆま「ペシャンコにされちゃうよぉ!!」

クレニアムモン「…エグザモンをイグドラシルの元へ転送!!」


シュイィィィィィィン



852 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:48:10.30h7sdmu570 (12/18)


まどか「き…消えた……エグザモンが……」

ドゥフトモン「おのれ貴様等ぁ!!」

UFブイドラモン「これでお前達の作戦も阻止できたな!!」

海香「…でも、リアルワールドから打ち上げられるシャッガイ搭載のミサイルは……」

キャプテンフックモン「それなら俺達がぶっ潰してきたぜ!!」


ドゴォォォォォォォォン!!


さやか「あ、あの船は……!!」

杏子「キャプテンフックモンの海賊船だ!!」

シーラモン「どうも、みなさん。お久しぶりです!」

まどか「今の本当なの!?」

マリンエンジェモン「ピピプ~(ええ、シャッガイの発動は私達で阻止しましたわ)」

ウィザーモン「というか、お前ら……何処へ行ってたかと思ったら、いつの間にリアルワールドへ……」

ヤシャモン「こうも二つの世界が繋がってるんだ」

アグモン博士「僕達の船なら簡単に行き来できるよ!」

ドゥフトモン「阿呆共が……貴様等はこの世界を救う唯一の方法を……世界を破滅へ導いたのは貴様らだ!!」

ルカモン「な、何よぉ!!」

ドゥフトモン「見ろ!二つの世界の衝突は止まらない!!」


ゴゴゴゴゴゴ……!!




853 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:51:07.40h7sdmu570 (13/18)


さやか「こ、これから…これから、あたし達がネオファイル島に行ってワルプルモンを倒せば止まるんでしょ!?」

ドゥフトモン「そんな時間があると思うのか?」

クレニアムモン「僕達の世界が終わる……」

マサルダイモン「まだ終わっちゃいねぇ!!」

杏子『マサルダイモン!破壊したバルバモンの城跡から出てきたのか!!』

クレニアムモン「なんだお前は?」

マサルダイモン「…父さん……そして、クレニアムモン。“今度は俺の番”みてぇだな……!!」

クレニアムモン「…?」

マサルダイモン「行くぜぇ!シャイングレイモン!!」ドッ!

シャイングレイモン「ああ!アニキになら何処へでもオレはついて行く!!」ダッ!

マミ『何をするつもりなの!?』

マサルダイモン「うおおおおぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」シュゴオォォォォォ!!

シャイングレイモン「ぐおおおおおおおぉぉぉぉーーっ!!!」シュゴオォォォォォ!!

デュークモン「マサルダイモンとシャイングレイモンが……」

セントガルゴモン「デジソウルで……落ちてくるリアルワールドを受け止めている……!?」

オファニモン「彼等は全てのデジソウルを解放して…自ら礎となって二つの世界を支えるというの!?」

まどか「マサルダイモン……無理はやめて!!」

マサルダイモン「あとはお前ら次第だぜ!俺とシャイングレイモンの命が尽きるのが先か…お前らがワルプルモンをぶっ飛ばすのが先か……」シュゴォォォォ…!!

シャイングレイモン「だが、オレとアニキは……お前らを信じてるぞ!!」シュゴオォォォ…!!

マサルダイモン「頼んだ……ぜっ!!」シュゴォォォォ…!!


カキンッ!!



854 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:55:45.60h7sdmu570 (14/18)


ほむら「…マサルダイモン達がデジソウルと共に…石の様に…固定化した……!!」

ベルゼブモンレディ「これで衝突の危機はとりあえず免れたって事か……?」

杏子『いや、そんなに長くは持たないだろうぜ……』

まどか「…行こうよ、みんな!ネオファイル島に!こうしてマサルダイモン達が命を張って頑張ってくれてるんだから!!」

オファニモン「ええ、彼等の意志を無駄にしない為にも……!!」

キャプテンフックモン「俺の船で乗り込むか?」

デュークモン「ああ、頼む」

かずみ「…クレニアムモン達もわたし達と一緒に来てくれる?」

クレニアムモン「…!」

カオル「何いってるんだかずみ!たった今、あたし達の街を壊そうとしてた奴等を!!」

ドゥフトモン「ふん…我々は我々でネオファイル島に攻め込む。ワルプルモンと……異分子を滅ぼす為にな!!」

ドルゴラモン「コイツ……!!」

ドゥフトモン「お前達にやられたエグザモンの修復が完了したらすぐにな……!!」シュバッ!

デュナスモンX「うぅ~ん…あのデジソウルで世界を支えてる彼の熱さ……惚れ惚れするけど、ちょっと熱苦しすぎて趣味じゃないわねぇ……そっちの草食系っぽい子の方が好みかしら!」

恭介「……」

さやか(げっ…!恭介を狙ってる!!)

デュナスモンX「まあ、アタシが居た世界の二の舞いにならない様に頑張りなさい……」シュバッ!

ガンクゥモン「マサルダイモンの言う通り、お前ら次第だ。お前らの意志が、全ての運命を決める……シスタモン、ハックモン、もう少しそいつらと一緒に付いてって鍛錬するんだぜ」シュバッ!

シスタモンN「ガンクゥモン……」

クレニアムモン「……」シュバッ!

マグナモン「…え?何?みんな帰っちゃうの!?」シュバッ!


855 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 00:58:01.50h7sdmu570 (15/18)


まどか「いよいよだね……!」

テイルモン「ええ、あのネオファイル島での戦いが……」

ブイモン「俺達の最後の冒険になるのか……!」

さやか「後悔は遺さない……」

杏子「大丈夫さ、アタシ達はこれまで何度も危機を乗り越えてきたんだし」

マミ「きっと絶望の運命を希望に変える事ができるわ!」

ほむら「私とベルゼブモンの超究極体の力もあるし……負ける事はないわ」

さやか「……」

マミ「……」

杏子「……」

ほむら「ど、どうしたのよ……みんな?」

杏子「…あのなぁ、あんた一人の力で戦ってるわけじゃないんだから無理をせず……」

さやか「少しは仲間の力も信用しろっての!」

ほむら「…そういう台詞は…あなた達も私と対等の力を…超究極体に進化してから言いなさい……」

さやか「なっ!?自分だけが超究極体に進化したからって上から目線で……」

杏子「テメェ…何様だよ!人がせっかく気ぃ使ってやってるのに!!」

マミ「やめなさいあなた達!!」

テリアモン「ケンカしてる場合じゃないでしょ~」

まどか「ほむらちゃん……」

インプモン「はぁ…ったくよぉ……何でこういう事になったんだよ……」

テイルモン「……」



856 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 01:03:03.12h7sdmu570 (16/18)


キリカ「今度こそ…織莉子をダークナイトモンから……!!」

ドルモン「バグラモン、あんたは来ないのかい?」

バグラモン「弟を救う事が彼女の魂を調える条件だと言ったはずだよ」

ドルモン「あんた自らの足で行かないのかよ!!」

バグラモン「いや、私もいずれこの目で見極めるよ……彼が辿る運命を……ただ、代わりに……」

ルナモン「私もあなた達にお供します」

テリアモン「ルナモンが?」

ルナモン「我が同胞…他のオリンポス十二神族は自らルーチェモンに降った者もいますが、デジメモリとされて囚われた者もいます。その魂を解放する為に……」

かずみ「うん、メルクリモンもね……」

バグラモン「それと彼女もだ」

なぎさ「チーズを貰ったからにはなぎさはあなた達を見届けるのです!」

マミ「この子も……?」

シスタモンB「はぁ!?ロリキャラはわたしとゆまで間に合ってるんだよ!幼女枠は定員オーバーだよ!!」

ゴマモン「お前ロリキャラだったんだ」

シスタモンB「だいたい、「チ~ズ~」とか「なのです~」とかキャラがあざとすぎだよ!!」

ゴマモン「ウンコウンコ言ってるお前より数千倍マシだと思うんだけど?」

シスタモンB「ねぇ、ゆまもそう思うでしょ?言ってあげなよ!「幼女テイマーポジは私一人で良い」って!」

ゆま「え?ゆま同い年くらいの子と友達になれそうでうれしいよ!今まで年上のお姉ちゃんばっかだったし。よろしくね、なぎさちゃん!」

なぎさ「はい!よろしくなのです!」

シスタモンB「……」


857 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 01:07:48.95h7sdmu570 (17/18)


マミ「なぎさちゃん……あなたはどうして、私のお父…シブミからデジヴァイスを?」

なぎさ「シブミはなぎさにチーズをいっぱいくれたのです!」

マミ「だから…答えになってないわ……」

テリアモン「だいたい、君は一人でこのデジタルワールドに来たの?パートナーデジモンは?」

なぎさ「なぎさのデジモンは……まだいないのです」

マミ「いない?それで何で……」


ゴゴゴゴゴゴ……!!


杏子「…おい、リアルワールドを支えてるマサルダイモンが揺れてるぞ……」

さやか「呑気にやってる時間は無いって事だね……」

キャプテンフックモン「じゃあ、お前らさっさと俺の船に乗り込め」

ポロモン「出航するよ!」

キャプテンフックモン「マタドゥルモンの野郎も今度こそ仕留めてやるぜ……!!」

まどか「じゃあ、行こう!」

まどか(パパ、ママ、タツヤ……どうか無事で……)

杏子(どうか無事でいてくれよ……剛弘オジサンに美枝オバサン……!!)


シュゴオォォォォ……


バグラモン「行ったか……しかし、君のデジヴァイスを与えたと言う事は……いずれ彼女達をイグドラシルとも戦わせ、君自身がこの世界の神になるつもりかい?シブミ」

Shibumi「おいおい、いくら僕でもそれ程傲慢じゃないさ。それに、君だってその気になればワルプルモンと七大魔王が滅びた後に、この世界の脅威になる事も可能だろう?」

バグラモン「それも悪くないな……」

Shibumi「特に君の弟がマミ達に倒されたら…君は何をしでかすかわかったもんじゃないよバグラモン……」

バグラモン「愛という情念で狂うのは人もデジモンも同じなのだよ」

Shibumi「うん…いずれ彼女も……ん?」


ドゴオォォォォォォォン!!


バグラモン「…彼女達が乗った船が撃ち落されネオファイル島に墜落したぞ……」

Shibumi「ありゃりゃ…どうなるんだろう……?」


858 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/22(金) 01:13:34.01h7sdmu570 (18/18)


~次回予告~


デュナスモンX「紛い物は本物の輝きを曇らせる……本物の“パッション”を忘れない為にアタシがロイヤルナイツとして本物のバトル、本物の戦場を見せつけてあげないといけないわ!!」

エレキモン「いや、あの人オネエ口調なだけで……お前と違ってゲイじゃないから!今んところだけど!!」

デュナスモンX「てなわけで、今回のステータス表は現時点で登場しているアタシ達ロイヤルナイツ(前半)よ!!」



オメガモン
テイマー:八神太一&石田ヤマト
力:S 防御:S スピード:S 魔力:S 賢さ:? 持続力:?

まどか達の世界に迷い込んだ太一のウォーグレイモンとヤマトのメタルガルルモンが融合したオメガモン
2000年の春、ディアボロモンとの戦いで全世界の子供達の想い(メール)の力で融合した時と同じく
一時的に紋章の力が復活した8人の選ばれし子供達の力で進化したこのオメガモンは
現在まどか達が旅をするデジタルワールドにかつて存在したロイヤルナイツのオメガモンと同等の超究極体の力を持つオメガモンである



マグナモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:B 防御:S スピード:C 魔力:B 賢さ:E 持続力:A(全て究極体基準)

全大戦で死亡したと誤認されていたが
オメガモンと七大魔王の戦いに巻き込まれ地中の奥深くに閉じ込められていただけであった
他のロイヤルナイツからは下に見られがちだが、その実力は決して低いわけではない
ロイヤルナイツの守りの要と呼ばれてるだけあって、うたれ強さだけはロイヤルナイツ一である


クレニアムモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:S スピード:A 魔力:A 賢さ:A 持続力:A

イグドラシルの指令に忠実で、その命令の為なら手段を選ばず、非情に徹するため
クレニアムモンの名を知るデジモンからは恐れられているが……
受けた恩は必ず返す義理堅い性格である
そう誤解を受けるのは、その恐ろしい顔のせいであるのが彼の悩み


ドゥフトモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:A 防御:B スピード:A 魔力:A 賢さ:S 持続力:A

ロイヤルナイツを統率する戦略家だが
策を破られると逆上して冷静さを欠く事もあるが、それをクレニアムモンがフォローする
因みに彼がロイヤルナイツの中で一番マグナモンを見下している


スレイプモン
テイマー:飛鳥ユウリ
力:B 防御:S スピード:S 魔力:A 賢さ:A 持続力:D

まどか達より先にデジタルワールドに訪れていたテイマー飛鳥ユウリのクダモンの究極体
デーモンを圧倒し追い詰めるが、デーモンが仕掛けたギズモンXTの不意討ちによりデジメモリ化されてしまう
そして、テイマーのユウリは……


デュナスモンX「あら?アタシのは次回へ持ち越しかしら?」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『愛する者を救え、紅蓮の騎士デュークモン・クリムゾンモード!』 

デュナスモンX「愛はいつも情熱的なのよ!!」

ジジモン「愛する妻ババモンはいつワシの元へ帰ってくるのじゃあ……」


今回はここまで
なぎさちゃんを登場させましたが
ネタだけのつもりでロードさせてたアレがなければ他に登場させる機会なかったかも…
気が付いたらこのSSもう二周年…
年末ぐらいにまた番外編やろうかなと思うけど
今度は暴走特急をベースにした杏さや話か去年の無印との共闘に対し02キャラとの共闘話にしようかと思いましたが…
やっぱどっちも話が思いつかん
ではまた


859VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/23(土) 01:31:08.57bC0XrAfFO (1/1)

シスタモンて結構胸あったような


860VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/25(月) 14:18:51.72y/Y+2saC0 (1/1)

なぎさ「ボクは神様なのですよ・崇めやがれなのですあぅあぅ」

ほむら「この世界に用はないわ。次の時間に行くことにするわ」

まどか「二人とも訳が解らないよ!!」
的な


861VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/25(月) 17:11:05.72fG0cNkwC0 (1/1)


もう2周年だな
ところでまどマギ映画見てないんで
3行で教えてくれい


862VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/25(月) 17:53:24.92bAa7v5F4o (1/1)

マミさん
ロッソファンタズマ
いらず


863 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 15:41:45.53uojVXzSY0 (1/29)

こんにちわ

>>859
今更ですが
このSSのシスタモン姉妹の姉の方はまどか達と同じ中学生くらい
妹はゆまと同じ小学生くらいの外見という設定です
でも、胸はそのままだからほむほむが…おや?こんな時間に誰かな?

>>860
マサルダイモン「お前らはわかっていない!服は脱がしても靴下は脱がすな!!」

レナモン「はうぅぅぅ~お持ち帰りぃぃぃ~!」

ルキ「それよりカレーは無いの?カレー!!」

>>861

さやかちゃん
死んで馬鹿治り
スタンド使いに

二回以上観るのがオススメですね
一回見ただけじゃ納得できない部分も二回目で理解できる部分もありますから


>>862
あれどのタイミングですり替わってたんでしょうかね?
つーか、あんな芸当できるならマミさんシャルなんかに食い殺されずに済んだんじゃ……

投下


864 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 15:52:30.06uojVXzSY0 (2/29)


~キャプテンフックモンの海賊船内~

なぎさ「…なので、この新型デジヴァイスはパートナーデジモンを進化させる時使用するデジソウルや魔法少女の魔力を使う量を今までより少なくしてくれるのです!」

杏子「魔力の燃費が良くなったって事だな」

なぎさ「そして、カードスキャンの速度アップ!収納できるデジモンの数も12体まで増え、さらにさらに!ジョグレスだけではなく、デジクロス機能も追加されてるのです!!」

さやか「デジクロス…?いやぁ、多分それは使う事無いだろうなぁ……」

キリカ「デジクロスも悪くないよ美樹」

さやか「ジョグレスやアーマー進化だって最近使わないんだしさ……って、そういえば壊したデジヴァイスには勇気のデジメンタルが入れっぱなしだったんだ!!」

ブイモン「げぇ!?」

まどか「テイルモン……光のデジメンタルも……」

テイルモン「別にいいじゃない。これからの決戦、アーマー進化なんかじゃ話にならないだろうし」

まどか「でも、マミさんの運命のデジメンタルは……」

マミ「え?私は壊す前にちゃんとデジヴァイスから出しておいたわよ」

さやか「ああ…流石マミさん…抜かりない……」

なぎさ「次にここのスロットに注目なのです!」

まどか「何の差し込み口……?」

なぎさ「デジメモリ用のスロットなのです」

さやか「デ、デジメモリ!?」

杏子「テメェ!アタシ達にメモリデジモンに進化させるつもりなのかよ!!」

まどか「ちょっ…杏子ちゃん…こんな小さい子相手に……」

なぎさ「シブミが付けた機能はデジメモリのデジモンを一時的に実体化させる機能だけなのです」

キャプテンフックモン「マタドゥルモンの野郎のラッパと同じ代物か……」

ほむら「そう…なら、ベルゼブモンがNEO生命体から奪ったメモリや、今まで手に入れたメモリのデジモンを使ってみるのも面白いかもね……」

インプモン「つっても、元に戻してやる為に殆どバグラモンに預けてきたんじゃねーのかよ?」

マリンエンジェモン「ピププ~……(ベルゼブモンさんが取り戻してくれたピチモンのデジメモリは、私の生き別れの弟のメモリでした。私がチンピラ達とデジメモリ売買という愚かな行いを止めてくれた優しい弟を…後はバグラモンさんが弟を元に戻してくれるのを待つだけ……インプモンさんとほむらさんには本当に感謝致してますわ)」

インプモン「いや、何言ってるのかわかんねぇよ!」

ギルモン「ありがとうだって」


865 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:01:31.79uojVXzSY0 (3/29)


ほむら「今、私が持ってるデジメモリはギズモンとベリアルヴァンデモンとネオヴァンデモンのメモリよ」

まどか「えぇっ!?」

カオル「あんた……何でそんなデジモンのメモリを!?」

テリアモン「まあ、元に戻してもしょうがない連中だけど……」

テイルモン「いえ、叩き壊しなさいよ!ヴァンデモン兄弟のメモリなんて!!」

ほむら「利用できる力は利用するわ……それに、このデジヴァイスから実体化させたメモリのデジモンは自我を持たない人形の様なモノで、こちらに牙を向ける事はないのでしょう?」

なぎさ「ハイ、その通りなのです!シブミもそう言ってたのです」

マミ「…で、なぎさちゃん。あなたはどうして、シブミからこのデジヴァイスを託されたの?」

なぎさ「シブミはマミのお父さんなのですね!においもそっくりなのです!」

マミ「ニ、ニオイ?」

なぎさ「ハイ!マミもシブミもチーズのにおいがするから好きなのです!」

マミ「そ、そう……(チーズなんて食べてないのに……)」クンクン

なぎさ「特に股間からチーズの臭いがするから、なぎさは大好きなのです」

マミ「お父さんっ!!この子に一体何をしたのよ!!?」

なぎさ「股間からチーズ臭がするのはマミの方だけなのです」

マミ「何だ、それなら……って、私ぃ!?」

テリアモン「マミ…ちゃんと毎日パンツ替えないから……」

マミ「ちゃんと毎日履き替えてますっ!!」


866 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:04:50.53uojVXzSY0 (4/29)


インプモン「なあ、ほむら…あのチビ、チーズチーズ言ってるけど…もしかして……」

ほむら「もう一つ、質問していいかしら?このデジヴァイスは私とベルゼブモンが超究極体に進化する時、私の身体に侵食するベルゼブモンの闇のデータを中和できたりとかはしないのかしら?」

まどか「!!」

なぎさ「ほんの…チョッピリ…だけだと思うのです……」

ほむら「そう、そのほんのチョッピリだけでも十分だわ」

インプモン「何がだよ……」

なぎさ「それでも危険なのです。シブミもあの戦いを見てましたが…ベルゼブモンの超究極体はあなたが思っているよりも……シブミの予想よりも大きな闇の力なのです。それに耐えられる人間なんていないってシブミも言ってたのです……」

ほむら「いいえ、背負いきれるわ……私が守りたいものの為ならどんな闇も……」

まどか「……」

マミ「ちょっと待って!あの戦いを見てたって事はシブミはヘブンゾーンに……!?」

テリアモン「マミ!もうすぐネオファイル島に突入するのに降りるつもり!?」

マミ「そういうわけじゃ……」


ドゴオオォォォォォォォォン!!


ブイモン「うわっ!?この船が攻撃されてるのか!?」

かずみ「ねぇ、みんな!外見て!!」


ドドドドドド……!!


ゆま「ネオファイル島の他に……もう一つ島が浮かんでる……?」

ルナモン「違う…あれは島ではなく……」

メルヴァモン「アタシ達と同じオリンポス十二神……豊穣神ケレスモンだっ!!」




867 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:09:28.76uojVXzSY0 (5/29)


“ケレスモン”

究極体 神人型 データ


オリンポス十二神族の1体で
デジタルワールド随一のスイーツと名高い果実が実る森『カルポスヒューレ』を背負った巨大怪鳥デジモンがケレスモンだ
岩石と豊かな土壌からなる体を持ち、ケレスモンが飛ぶ姿はまさに天空に浮ぶ島そのものである
ケレスモンの頭部には本体となる『ケレスモンメディウム』が座す
『ケレスモンメディウム』は戦闘力がほとんどなく滅多に単独で人前に現われることはないが
信用に値するものには稀に怪鳥をつれず姿を見せるという
性格は穏やかで慈愛の心に満ちており、空腹のデジモンには『カルポスヒューレ』の実を差し出し
ケガしたデジモンには回復するまで森にかくまってあげるという
しかし森と大地の恵みのありがたさを忘れ、いたずらに木々を傷つけ地を穢すものには一転して悪魔の森のごとき恐怖をもたらす



ケレスモン「クオオオォォォォォーー!!」ゴゴゴゴゴ…!!

さやか「あの鳥みたいな形をした島がデジモン!?」

杏子「エグザモン並の巨大なデジモンだ……!!」

キャプテンフックモン「野郎…ネオファイル島に入れさせない為にこの船を撃ち落とす気か!!」

ルナモン「あのケレスモンは…デジメモリの?それとも……」

杏子「ほむら、グラニだ!グラニ出せ!!デュークモンで奴を仕留める!!」

ほむら「いいけど……私とベルゼブモンの超究極体で出た方が……」スポッ

メルヴァモン「奴を叩くには頭部の辺りに居る本体を――」

アグモン博士「ダメだ!襲ってくるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

ケレスモン『フルーツフレシェット!!』


シュバババババッ!!


ブイモン「飛ばしてくるのは……果物ぉ!?」


ドゴオオォォォォォォォォォン!!


まどか「船が…落ちる……!!」

一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」


ガシャゴオォォォォォォォォォン!!



868 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:12:47.55uojVXzSY0 (6/29)


~ネオファイル島・風見野エリア~ 


杏子「痛てて…ギルモン、大丈夫か?」

ギルモン「うん、グラニがボクたちを助けてくれたみたい」

杏子「そっか…サンキュー、グラニ!」

グラニ「……」

杏子「…って、ここは……アタシの風見野じゃないか!!」

ルキ「どうやら、この島に取り込まれたアンタの街に落ちたようね」

杏子「女王様か…さやかや他のみんなは?」

キャプテンフックモン「ここにいるのは俺達だけみたいだぜ」

ポロモン「オイラ達の船がバラバラに~……」

杏子「そうだ…風見野に来たなら……!!」ダッ!

ギルモン「まってよ杏子ぉ!」ダッ!

キャプテンフックモン「おい、杏子!何処へ行くんだ!?」

杏子「松田ベーカーリー……オジサンとオバサンがっ!!」


タッタッタッタッ


キャプテンフックモン「おいおい…お前達が目指すのは……あの“ムゲンタワー”だろ」

ルキ「ムゲンタワー?」

レナモン「この島の中央に見えた巨大な塔の事か?」

キャプテンフックモン「ああ、あれこそワルプルモン軍の本拠地だ……!!」


ゴゴゴゴゴゴ……!!


レナモン「確かに、あの塔からは強大なおぞましき邪気が漂っている……」

ポロモン「ワルプルモンや七大魔王が集まってるだろうからね……全員で乗り込まないと危険だよ!」

キャプテンフックモン「だから、杏子達を早く連れ戻して来い!」

ルキ「しょうがないわねぇ……ところで、この街……人の気配が全然しないんだけど……」

レナモン「いや、デジモンの気配は多く感じるぞ、ルキ」

ルキ「…!!」

ドクグモン「ひっひっひっひ……」

ランクスモン「グルルル……!!」


869 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:19:13.21uojVXzSY0 (7/29)


~松田ベーカリー~


ガラッ


杏子「オジサン!オバサン!!」

ギルモン「誰もいないみたいだよ杏子……」

杏子「でも…見ろよギルモン。焼きたてのパンが置いてある……ついさっきまでオジサンとオバサンはここに居たって事なんだ……」

ギルモン「じゃあ、どこに?」

杏子「わかんねぇ……とりあえず、パン食うかい?腹が減っちゃ戦はできないからね……」

ギルモン「うん!」

杏子「どれにする?アンパン?食パン?カレーパン?メロンパン?」

ギルモン「ぜんぶ!!」

杏子「ははっ、欲張りだなぁ……」

ギルモン「やっぱり、このお店のパンはおいしい!」モグモグ

杏子「ああ…そうだな……」パクッ

カオスモン「ま、スナックだけじゃなく、たまにはこういうのも悪くねぇなぁ……特にこのクロワッサンは気に入ったぜ」ムシャムシャ

杏子「テ、テメェは……カオスモン!!」


870 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:23:56.17uojVXzSY0 (8/29)


カオスモン「よう、女!ひさしぶりだなぁ!!」

ギルモン「お前が勝手にお店のパンをくうな!!」

杏子「テメェがオジサンとオバサンを何処かにやったのか!?」

カオスモン「ククク…俺相手に、んな事聞いて素直に答えると思ってるのか?」

ギルモン「杏子!コイツをやっつけようよ!!」

カオスモン「そうだ!戦いだ!俺達にはいつだってコレしかねぇ!!さあ、早く始めようぜぇ!!」

キャプテンフックモン「杏子!ここにいたか!!」

クズハモン「あのデジモンは……!?」

杏子「手出し無用だぜ女王様!コイツはアタシとギルモンだけでケリを付ける……!!」

カオスモン「そうだ…雑魚共は引っ込んでな!!」

ルキ『なっ!?カードクイーンであるあたしに向かって雑魚って!!』

キャプテンフックモン「それより杏子、この街に居た人間なんだが……」

カオスモン「いいから、さっさと進化しろよぉ!これで俺の自伝のテメェとの戦いのページも終わりにするんだからよぉ!!」


871 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:29:50.29uojVXzSY0 (9/29)


杏子「……アンタ、自分が人間だった頃の名前…憶えているかい?」

ルキ『人間だった頃の名前……?あいつもメモリデジモン?』

ギルモン「ちがうよ。本当にデジモンになっちゃった人間」

ポロモン「ああ、メモリとは違って人間の身体に直接デジモンのデータを組み込むバイオデジモンか……!!」

杏子「どうなんだ?言えるかい?自分の人間だった時の名前」

カオスモン「…? さぁなぁ…今までの自伝を読みゃあ思い出せるんだろうけど……そんな必要はねぇ!これからは俺が手に入れたこの最強の力“カオスモン”としての俺の自伝しか刻まねぇんだからなぁ!人間だった頃の俺のページなんて……ケツを拭く紙にでもしてポイだぜぇ!!」

杏子「そう…自らの意志でとっくに人間を辞めてたんだね…アンタ……でも、人を捨ててまでその力を手に入れたのは何の為?そういや、アンタの仲間に一人いたよな?家族の為に人を捨ててアタシ達に戦いを挑んで敗れた奴……」

カオスモン「仲間?ああ、そんな奴いたっけなぁ…穀潰しの家族を食わせる金を稼ぐ為とかくだらねぇ理由で……」

杏子「アンタにもそういうのなかったのかい?家族、恋人、友達…守りたいものの為に……」

カオスモン「それこそ思い出す必要もねぇ!いや…はじめっからそんな糞くっだらねぇもんは無かったって事だけはハッキリわかるぜぇ!俺はこの力を俺だけの為の力として使うっ!!」

杏子「……そいつを聞いて安心したよ……守るべきものも無く、自分の欲望の為だけに……人を捨てたテメェに対して同情も遠慮もする必要もないから……躊躇せずやれるしなぁ!!」

ギルモン「杏子!!」

杏子「行くぜ、ギルモン!コイツに引導を渡してやる!!」


872 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:32:23.86uojVXzSY0 (10/29)


BGM


MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―



デュークモン「カオスモン!人の心を棄て、ワルプルモンと共に二つの世界を混沌へと導くというのなら……このデュークモンは絶対に許さないっ!!」

カオスモン「ククク…いよいよ始まるワルプルモン様の祭り、それは破壊と混沌に満ちた俺の自伝の中でも最高に刺激的なページになるだろうぜぇ……!!」

杏子『そのテメェの自伝の続きはあの世で書くんだな!!』

デュークモン「杏子、ここで戦うと店が滅茶苦茶になる」

杏子『ああ、店の外へ押し出す!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ドッ!

カオスモン「ぐおっ!?」


ズゴオォォォォォォォォン!!


キャプテンフックモン「俺達も追うぜ!!」

ユウリ「おっと、アンタ達の相手は……このアタシがしてあげるよ」

ルキ「ユウリ!?」


873 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:36:53.81uojVXzSY0 (11/29)


~風見野エリア・商店街~

カオスモン「へへっ、そうこなくっちゃなぁ!!」

カオスモン『BAN-TYOブレイド!!』ガシュンッ!

カオスモン『覇王両断剣!!』


ジュパアァァァァァァァァン!!


デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!!』シュバッ!

カオスモン「懲りずに見え見えの分身の術か!!」

デュークモン「うおおぉぉぉぉ!!」

デュークモン「はぁ!!」

カオスモン『ギガスティックキャノン!!』ガシュンッ!

カオスモン「全部これで撃ち消してやるぜ!!」

カオスモン『ダークプロミネンス !!』


ジュバアァァァァァァァン!!


カオスモン「そこだぁ!!」

杏子『しまった!!』


シュバッ!


カオスモン「この土壇場でかわしただとぉ!?」

グラニ「……」

デュークモン「グラニか!よく来てくれた!!」


874 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:42:37.80uojVXzSY0 (12/29)


カオスモン「な、何だソイツは!?」

デュークモン「このデュークモンの翼……グラニだ!!」

カオスモン「何が翼だ!そのガラクタごと叩き斬ってやるぜ!!」

カオスモン『BAN-TYOブレイド!!』ドッ!

グラニ「!!」シュバッ!

カオスモン「速いっ!?」

杏子『行くぜ、グラニ!突撃だ!!』

デュークモン『ドラゴンドライバー!!』


ズゴオオォォォォォォン!!


カオスモン「がはっ……!!」

杏子『よし!このまま上空に突き上げ、ユゴスで消去してやる!!』

カオスモン「くっ…!おい、出番だぜ!!」

?「!」シュバッ!

?「!」シュバッ!


ガキンッ!ガゴォン!!


デュークモン「ぐわっ!!」

杏子『新手か!?』

スレイプモン「……」

ヴァロドゥルモン「……」




875 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:44:17.31uojVXzSY0 (13/29)


“ヴァロドゥルモン”

究極体 聖鳥型 ワクチン

上空40,000mの成層圏に生息する幻の聖鳥型デジモン
巨大な6枚の翼を持ち、一番大きな翼を広げた時の翼開張は30mにも達する
天空の守護者として伝承されており
デジタルワールド創世のころから存在していた古代種デジモンであると伝えられている
ヴァロドゥルモンの羽毛は聖なる光『パージシャイン』を常時発しており
邪悪な思念を持つ攻撃を100%無効化してしまうバリアとして身にまとっている
必殺技は、『パージシャイン』の浄化の光を最大に増幅させて放つ『オーロラアンジュレーション』
この技は星をも砕く威力を持つと云われており、光速で放たれるために回避はほぼ不可能である



杏子『確か、鳥の方は以前カオスモンの片腕になってたデジモンだったな……』

デュークモン「もう一体は……?」

スレイプモン「……」

クズハモン「スレイプモン…ロイヤルナイツの一人だ……」

デュークモン「クズハモン?そのダメージは!?」

杏子『あのデジモンもロイヤルナイツだと!?』

ユウリ「おっと、逃がさないよ牧野ルキ!!」

アルカディモン「ギギギィ……!!」

杏子『アルカディモンと飛鳥ユウリ!コイツらもこの島に来てたのか!!』

カオスモン「へへへ…行けっ!!」

スレイプモン『ビフロスト!!』シュバッ!

ヴァロドゥルモン『オーロラアンジュレーション!!』カッ!

デュークモン「!!」

ドゴオォォォォォォォン!!


876 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:47:31.95uojVXzSY0 (14/29)


ポロモン「デュークモン大丈夫!?」

デュークモン「イージスで何とか……」

ルキ『何で…ユウリ!何であんたのスレイプモンが!?』

ユウリ「……」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォ!


ドゴォン!!


ヴァロドゥルモン「グギョォ……!!」

杏子『一対一の決闘が聞いて呆れるぜ!!』

カオスモン「そんな事俺は一言も言ってねぇだろぉ……けけけっ!」

杏子『まあ、いいや…全員まとめてブッ潰せば!!』

カオスモン「おぉっと、いいのか?テメェの大切な……“家族”を傷つけてもよぉ!!」

杏子『何……だと!?』

スレイプモン『ビフロスト!!』


ビシュシュシュッ!


デュークモン「!! グラニ、避けろ!!」シュバッ!

キャプテンフックモン「あのニ体も、さっき俺とクズハモンが倒したデジモン達の様に……この街に居た人間がデジメモリでデジモンにされた姿か!!」

杏子『そして……あのスレイプモンとヴァロドゥルモンは……剛弘オジサンと美枝さんなのか!?』



877 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 16:52:46.26uojVXzSY0 (15/29)


スレイプモン「……」

ヴァロドゥルモン「……」

カオスモン「ヒャハハハハハハハハッ!この街の一帯の人間にデジメモリを与えてやったが……お前の身内には特別にそのメモリをプレゼントしたぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

杏子『てめぇ…テメー……テメェェェェェェェェェェェーーッ!!!』

デュークモン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉーー!!」ドッ!

カオスモン「けけ…おいっ!!」

スレイプモン「……」シュバッ!


ガゴォン!!


杏子『つっ…!このパン生地を練り叩く時と同じ感覚……スレイプモンに進化してるのはオジサンで、ヴァロドゥルモンの方がオバサンか!やめてくれ二人共!アタシだ、杏子だよ!!わからないのか!?』

ユウリ「無駄だ。このネオファイル島の人間に与えたデジメモリにはワルプルモンの魔力が込められている。つまり、完全にアタシ達の思いのままに動く人形なのさ!!」

杏子『くっ…!この腐れ外道共が……っ!!』

ルキ『ユウリ…あのスレイプモンは……あんたのパートナーでしょ!?それをデジメモリにされたまま、こんな酷い事に使わせるなんて……!!』

ユウリ「…このアタシのパートナーはアルカディモンのみだ!!」

ルキ『あんた、スレイプモンを助けられなかったあたし達に復讐する為に奴等に付いたんじゃないの!?』

ユウリ「違うね…復讐するのは……“ユウリを見殺しにしたお前達”だ……」

ルキ『え…!?』

ユウリ「アルカディモン!!」

アルカディモン「ギィッ!!」ドッ!


バゴォン!!


クズハモン「うわぁぁぁぁぁ!!」


878 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:02:07.28uojVXzSY0 (16/29)


デュークモン「クズハモン!!」

カオスモン「他人より自分……いや、家族の心配したらどうだぁ?ギャハハハハハ!!」

スレイプモン『オーディンズブレス!!』


ヒュゴォォォォォォォ……!!


デュークモン「不味い!氷漬けにされる!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ジュバアァァァァァァァァン!!


杏子『やめろデュークモン!オジサンとオバサンを殺す気か!?』

デュークモン「メモリのみを破壊するだけだ!!」

カオスモン「やめた方がいいぜぇ…ソイツ等にはその二つのメモリは本当は不適合だったのを無理矢理付けさせて進化させたんだからよぉ…上手くメモリブレイクなんかできずに殺しちまう確立の方が高いぜぇ?」

杏子『さやかと坊やの時と同じか……!!』

杏子(…さやか……アタシも迷わず決断するべきなのか?家族を取るか、世界を取るか……でも、アタシはもう……家族を失いたくないんだ!!)

ヴァロドゥルモン『オーロラアンジュレーション!!』カッ!


ドゴオォォォォォォォン!!


デュークモン「ぐわぁ!!」

杏子(父さんや母さん、モモを失って行くアテの無かったアタシを…最初に引き取る提案をしたのは海外留学に行く直前のタカト兄ちゃんだったんだよなぁ……あの二人は嫌な顔を一切せずにそれを即効で承諾してくれた……その頃からパンの材料に必要な小麦粉やバターとかの値上がりもあって、店の経営に余裕がなかったってのに……)

杏子(それなのにアタシは……クラスメイトをボコって学校をサボる様になったり、デジモン狩る為に何日も家に帰らなかったりで……オジサンとオバサンを困らせる様な事ばっかりしてたなぁ……あと商品のパンを勝手に食ったり……って、これはさっきもしたか)

杏子(もちろん、二人に怒られる事もあった……そう、アタシは家から追い出される為にわざと困らせて怒らせてた……だって、アタシという疫病神を置いといたら、あの二人共もアタシの家族と同じ運命を辿るかもしれない……今、まさにその状況じゃん……アタシのせいでこんな事に巻き込んで……)

カオスモン『覇王両断剣!!』

デュークモン「くっ…!!」ガキィン!

杏子(それでも、二人は……真剣にアタシを叱ってくれた後……泣いてくれるんだ…そして、微笑んでくれるんだよ……どうしてだと思う?)

杏子(アタシを本当の家族として……愛してくれてるからだ……!!)

杏子『アタシはもう……家族を、愛するものを失いたくはないっ!!』

カオスモン「薄ら寒い台詞吐いてんじゃねぇよ!俺の自伝に一番書きたくねぇモンだ!!」

カオスモン『ダークプロミネンス !!』


ジュバアァァァァァァァン!!

バキィン!!



879 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:06:40.31uojVXzSY0 (17/29)


デュークモン「し、しまったぁ!!」

キャプテンフックモン「デュークモンのグラムが破壊された!!」

カオスモン「得物を失ったテメェはもうおしまいだなぁ!やれぇ!!」

スレイプモン「……!!」ドッ!

ヴァロドゥルモン「……」バサァ!

杏子『アタシには……まだ、これがある!!』シュィィィ……

デュークモン「!」ジャキッ!

キャプテンフックモン「あの槍は!!」

ポロモン「杏子が魔法少女の時に使ってる槍だよ!!」

カオスモン「そんな槍で何ができんだよぉぉぉぉぉ!!」

杏子『アミコミ・ケッカイ!』ジャラッ…


ジャララララララッ!


スレイプモン「!?」ビシッ!

ヴァロドゥルモン「!?」ビシッ!

カオスモン「なっ!?これは!?」ビシッ!

ポロモン「槍を鎖状の結界にしてカオスモン達を縛り付けにした!!」

杏子『それにデュークモンの盾……イージスもまだ残っている!!』

デュークモン「これで最後だカオスモン!お前の混沌なる力……このデュークモンの聖なる光で消し去る!!」

カオスモン「や…やめろぉ!テメェの家族も巻き込むつもりか!?」

杏子『オジサン、オバサン……アタシを……信じてっ!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』ピカンピカンピカンッ!


シュゴオォォォォォォォ……ジュバアァァァァァァァァァァァァン!!


カオスモン「う…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


ドガアァァァァァァァァァァァァン!!


ユウリ「カオスモン……やられたのか!?」


シュウゥゥゥ……


880 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:09:39.58uojVXzSY0 (18/29)



杏子『!! グラニ!オジサンとオバサンを受け止めろ!!』

グラニ「!」シュバッ!


バッ!!


美枝「うっ……」

剛弘「むにゃむにゃ……」

デュークモン「二人共無事だ……良かったな杏子!」

杏子『うん…!!』

カオスモン「糞…テメェ…畜生……よくもぉ……!!」プスプスプス…

キャプテンフックモン「まだ生きてやがる!!」

デュークモン「ならば、今度はユゴスで消去してくれる!!」

杏子『アタシの家族を利用したテメェはもう許すつもりはねぇからなぁ……!!』

カオスモン「許さねぇのはこっちの台詞だ!!」

ポロモン「そんなボロボロで何ができるのさ!!」

カオスモン「ケケ…ケケケケ……スレイプモンとヴァロドゥルモンのメモリも無事なんだぜぇ……ダークドラモンとバンチョーレオモンを融合させ作ったこの俺カオスモンと、更にこの二体のデータを組込めば……アナログマンは“究極を超えた究極の混沌”が生まれると言ってたぜぇ……!!」

ユウリ(始めるつもりか!ワルプルギスの夜が本格的に開幕される前に使うなと言われてたはずなんだがな……)

杏子『野郎…何をするつもりか知らねーけど!!』

カオスモン「さあ、俺の自伝の最終章だ!光栄に思えよ!この伝説をお前等は自らの目で見てあの世に旅立てるんだからなあぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


シュゴオォォォォォォ……!!


ゴゴゴゴゴゴゴ……カッ!!


ULカオスモン『アルティメットカオスモンッ!!』


881 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:14:59.21uojVXzSY0 (19/29)


“アルティメットカオスモン”

超究極体 特異型 属性無し

バンチョーレオモン、ダークドラモン、ヴァロドゥルモン、スレイプモンの4体が融合し誕生したデジモン
強大な力を一度に4つも融合した歪みで
身体のパワーバランスが取れず力のほとんどが両腕に集約したため巨大な大きさとなっている
またデジコアを身体の中に収めることができず、両肩に2つ剥き出しの状態で現れている
抑えこむことの出来ない力は全身から漏れるように流れ出ており
成長期デジモン以下はその力だけで近づくことさえ出来ないという
必殺技は大型なデジモンさえも軽く握り潰してしまう威力を誇る『ブロウクンデストロイ』と
デジコアからエネルギーを一気に解放し敵に放つ『ウルティマバースト』


ULカオスモン『どうだ女ぁ!これが総ての混沌を征する超究極の混沌、アルティメットカオスモンだぜえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーっ!!!』

杏子『奴も…超究極体なのか!?」

ULカオスモン『カスデジモンのメモリを寄せ集めただけのNEO生命体と一緒だと思わない方がいいぜ……選りすぐりの4体を融合させたこの俺様は最強なんだからなああぁぁぁぁ!!』


グゴオォォォォォォ……!!


ポロモン「いや…カオスモンの時点でそうだったけど……あの融合進化はバランスが悪過ぎるよ!!」

キャプテンフックモン「奴の存在自体がこの世界を歪ませている……まさに究極の混沌だな!!」

ユウリ(アレもアルカディモンの餌にできそうにないな……)


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


デュークモン「リアルワールドとデジタルワールドが揺れている……!!」

杏子『奴が次元を歪ませているせいで、二つの世界を支えているマサルダイモンが押し潰されそうになってるんだ!早く奴を仕留めないと!!』

ポロモン「勝てるの!?アイツに!!」

デュークモン「このデュークモンはどんな相手にも絶対に負けない!!」

杏子『キャプテンフックモン…オジサンとオバサンを頼む』

キャプテンフックモン「お、おい!!」

デュークモン「行くぞ、グラニ!!」シュゴッ!

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』ジュバアアァァァン!!


ボォン!


882 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:17:16.87uojVXzSY0 (20/29)


ULカオスモン『ヒャハハハハ!蚊に刺された程度にしか感じないぜぇ!!オラァ!!』ブォン!!

杏子『危ねぇ!あの巨大な腕で殴られたら終わりだ!!』サッ!

デュークモン「ユゴスだ杏子…ユゴスなら、消去できるはずだ!!」

杏子『できるのか……?』

デュークモン「グラニを信じるんだ!!」

杏子『そうだな…グラニ、アタシの守りたいものを守ってくれ!!』

グラニ「!!」グパッ


ジュイィィィィィン……


デュークモン『ユゴス――』

ULカオスモン『撃たせると思ってるのかよおぉぉぉぉぉ!!』

ULカオスモン『ブロウクンデストロイ!!』

グラニ「!!」


ガシッ!!


デュークモン「グラニ!!」

杏子『グラニが奴の腕に捕まった!!』

ULカオスモン『チッ、デュークモンごと握り潰してやろうと思ったのに……このガラクタしか掴めなかったか……まあいい、コイツから潰してやるぜえぇぇぇぇぇ!!』

グラニ「……!!!」ギギギギギ…!!

デュークモン「やめろおぉぉぉぉぉぉーーっ!!」



パキィン


杏子『グ…グラニが……!!』


883 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:20:27.22uojVXzSY0 (21/29)


ポロモン「グラニが……潰されちゃったよ!!」

デュークモン「う…うぅ……うわああぁぁぁぁぁぁ!!!」ドッ!

ULカオスモン『オイオイオイ!このポンコツを失ったテメェは……大して飛べねぇんだろぉがよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』


ガァン!!


デュークモン「ぐふっ……!」

キャプテンフックモン「デュークモン!!」

ULカオスモン『オラよぉ!!』


バキィィィィィィン!!


杏子『あっ…あ……っ』

ポロモン「デュークモンが……イージスも砕かれ……」

キャプテンフックモン「落ちていく……」

デュークモン「ここまで…来て……」

杏子(…ち…くしょう…アタシは…守りたいものを……最後まで守り通せないのかよ……頼むよ神様、こんな人生だったんだ……)

杏子(一度くらい、幸せな夢見させてよ……)

デュークモン(すまない…杏子……杏子には、このデュークモンがいつもそばにいたのに……杏子には絶望しか……)

杏子(アタシ達は……)

デュークモン(絶望に落ちるしかないのか……)



「飛びたいか?デュークモン」




884 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:22:40.00uojVXzSY0 (22/29)


デュークモン(!! 誰だ……?)


「翼を得たいか?デュークモン」


デュークモン(翼を…このデュークモンに翼を……!!)


フラッ…


ポロモン「あ、あれっ!!」

デュークモン「グラニ!?」

ULカオスモン『あん?あのポンコツ……まだ動けたのかよ?つーか、喋れたのかよ?』

杏子『グラニ!無事だったんだな!!』

グラニ「いや…僕の中にデジコアは、アルティメットカオスモンに既に握り潰されてしまった……僕の命も永くはない……」

杏子『…っ!!』

グラニ「でも…最後に、僕の生命……僕の力の全てをデュークモンに……!!」

デュークモン「グラニ…いいのか……?」

グラニ「僕にいっぱい話しかけてくれて…ありがとう……ギルモン……杏子!」

杏子『グラニ……っ!!』

デュークモン「…グラニよ……デュークモンと共に生きろおぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!」


ピカアァァァァ…!


キャプテンフックモン「デュークモンと……」

ポロモン「グラニが……」

ユウリ「合体する……だと!?」


885 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:24:18.81uojVXzSY0 (23/29)


BGM




―デュークモンモードチェンジ!クリムゾンモード!!―



“デュークモン:クリムゾンモード”

超究極体 聖騎士型 ウィルス

紅蓮色に輝く鎧に身を包んだ、デュークモンの隠された姿
パワーを全開放しているため、鎧部分が熱を持ち赤色に染まっている
そのため、クリムゾンモードを長時間維持することは出来ない
胸部には「デジタルハザード」を封印したデジコア(電脳核)があり
体内のパワーを全放出すると背部から、羽状のエネルギー照射を確認できる
実体を持たないエネルギー状の武器、光の神槍「グングニル」と光の神剣「ブルトガング」を揮う
必殺技は神剣「ブルトガング」で敵を切り裂く『インビンシブルソード(無敵剣)』と
神槍「グングニル」で敵を電子分解し異次元の彼方に葬り去る『クォ・ヴァディス』



デュークモンCM「グラニは……」

杏子『アタシ達の中に……!!』

クズハモン「あれがデュークモンの……」

ルキ『超究極体!?』

ユウリ「くっ…馬鹿な!?奴のデジモンまで超究極体に……!!」

キャプテンフックモン「あ、オッサン達……気が付いたのかよ?」

美枝「あれは……杏子ちゃん……?」

剛弘「ああ、俺達の……娘だ!」

杏子『……』ニッ

ULカオスモン『けっ!同じ超究極体だからって、究極の混沌のこの俺様には!!」

デュークモンCM「このデュークモンも理解した……」

杏子『絶望の底から希望の空へと羽ばたけるんだ……“愛”するものを守りたい気持ちがあればね!!』

ULカオスモン『何が愛だ!愛も希望も絶望も!俺の“混沌”で潰してやるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』

ULカオスモン『ブロウクンデストロイ!!』


ガッ!!


886 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:27:57.66uojVXzSY0 (24/29)


剛弘「杏子ちゃん!!」

ポロモン「デュークモンもアルティメットカオスモンに捕まったよ!!」

キャプテンフックモン「あのまま握り潰されるぞ!!」


シュパパパパパパパッ!!

ズバァン!!


ULカオスモン『ギョアアァァァァァァッーー!!!』

デュークモンCM「無敵剣……インビンシブルソード!」

ポロモン「手の中からアルティメットカオスモンの片腕を斬り裂いた!!」

ULカオスモン『このクソがぁ!俺の拳はまだ残ってるんだぜぇ!!』ゴッ!

デュークモンCM「…ふっ!」


ガォン!


ULカオスモン『な…何ぃ!?』

ルキ『もう片方の巨大な拳をデュークモンも拳で受け止めた!!』

クズハモン「あの巨大な両腕は4体のデジモンのパワーが集中していただろうに……」

キャプテンフックモン「それをああも大きさに差のあるデュークモンの超究極体が受け止めちまったのか!!」

ポロモン「物凄いパワーを秘めてるんだね……デュークモン・クリムゾンモード……!!」

ULカオスモン『糞!くそっ!クソッ!!俺の自伝はこれで終わりじゃねぇんだ!!刻み続けるんだ!俺の…俺の……!!』

杏子『そのアンタの自伝、誰かに見せるつもりとかあるのかい?』

ULカオスモン『俺の自伝は俺だけのものだぁ!俺の生き様、俺の強さを知るのは俺だけでいいっ!!』


887 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:32:04.84uojVXzSY0 (25/29)


杏子『…アタシは全てが終わったら、オジサンとオバサン……そして、あの世のモモ達にじっくりと聞かせてあげるんだ……この冒険の話を……そんで、マミが淹れる茶を飲みながら、さやかやゆまやまどかにほむら……そして、ギルモンの仲間達と一緒に思い出を語り合うのも悪くねぇ……』

ULカオスモン『そうか…俺も“あの二人”と……あの二人の名前……何だっけ……?…いや、俺には……俺には……!!』

杏子『もう一度聞くぜ!自分の人間の時の名前は憶えてるか!?』

ULカオスモン『んなもん思い出す必要ねぇって言ッタダロオオォォォォォォォーーッ!!!

ULカオスモン『ウルティマバースト!!』


ズオオォォォ…!!


キャプテンフックモン「やばいぜ!あんな技を出されたら……」

ポロモン「僕達も……」

クズハモン「いや、このネオファイル島ごと消滅するかもしれないっ!!」

美枝「あなた……!!」

剛弘「信じよう、杏子ちゃんを……!!」

杏子『ああ、その“愛”……しっかり受け取ったからにはっ!!』

デュークモンCM「デュークモン達は絶対に勝つ!!」

デュークモンCM『クォ・ヴァディス!!』

杏子『うおおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!』


シュオンッ!


ユウリ「デュークモンが投げた槍が……!!」


ズオオォォォォォォ……!!


ULカオスモン『が…ががが……っ!!』シュゴォォォォ……!!

ルキ『アルティメットカオスモンをデータ消去していってる!!』

クズハモン「いや、データを分解し、次元の彼方に消し去ってるんだ」

ULカオスモン『お…俺の……自伝の最後のページが……こんな結末なのか……ナナミ…イワン……俺は……俺達はっ!!』


シュゴォォォォォォ……

ズバァン!!


888 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:36:00.52uojVXzSY0 (26/29)


キャプテンフックモン「完全に消滅したか……」


カチャッカチャンッ


ポロモン「スレイプモンとヴァロドゥルモンのデジメモリだけは残ったみたいだよ」


シュウゥゥゥゥ……


杏子「ふぅ……」

ギルモン「杏子ぉ…ボク達……」

杏子「ああ、グラニのおかげで超究極体に進化して……“家族”を守れたんだ!!」

杏子(それに、ほむら…これでもう、アンタ一人で闇を背負い込もうとする必要は無いよ……アタシとギルモンも超究極体に進化できたんだから……!!)

美枝「杏子ちゃん!!」

剛弘「杏子ちゃあぁぁぁぁん!!」

杏子「オジサン…オバサン……って、うわぁ!!」


ダキッ!


美枝「本当にあなたはいつも心配かけさせて!!」

杏子「ゴメン……」

剛弘「でも、また無事に帰ってきてよかったよ!!」

杏子「はは…無事で良かったのは……オジサン達の方じゃん!!」

剛弘「うん…ありがとう!ありがとう!!」

美枝「お腹空いたでしょ?ご飯用意するからね!」

ギルモン「ギルモン、パンくいたい!!」

剛弘「ああ、任せろ!!」

キャプテンフックモン「感動の場面に水を刺して悪いんだが……まだ、奴等がいるぞ!!」

杏子「そうだった……飛鳥ユウリとアルカディモン!!」


889 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:39:21.58uojVXzSY0 (27/29)


ユウリ「…興が冷めた……それにアタシもそれ程野暮じゃないよ」

ルキ「…コレ、ユウリのパートナーだったスレイプモンのメモリ……」

ユウリ「…言ったはずだ。アタシのパートナーデジモンはアルカディモンだと……次は覚悟しておけ」シュバッ!

剛弘「行っちゃった……あの子は杏子ちゃんの友達じゃなかったのかい?」

ルキ「…やっぱり、そうだったんだ……」

杏子「…? どうしたんだルキ?」

ルキ「どうして気が付かなかったんだろう…ううん、少し考えればわかる事だったじゃん……」

杏子「何がだよ?」

ルキ「アイツが……“本物のユウリじゃない”って事ぐらい……」

杏子「あの飛鳥ユウリは本物のユウリじゃない……!?」

レナモン「本来のパートナーである、このスレイプモンのメモリに目もくれなかったからな……」

ギルモン「じゃあ、あの子は誰なの?」

ルキ「心当たりが一つだけある……“本物のユウリ”が話してくれた事があるから……」

ルキ「ユウリの契約の願い……杏里あいり!」



890 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:43:13.34uojVXzSY0 (28/29)


ギルモン「アリアリアリリ?」

レナモン「アンリアイリだ」

杏子「そいつは一体……?」

剛弘「あれ?君…牧野ルキちゃんじゃないかい?」

美枝「本当だわ!久しぶりね!!」

ルキ「……どうも」

杏子「え、何?オジサン達コイツと知り合いだったの!?」

剛弘「いや、俺達というより……タカトの……」

ルキ「それで、アイツは……タカトはまだ帰って来てないんですか?」

杏子「おいおい、お前…何タカト兄ちゃんを呼び捨てにしてんだよ!アタシ達よりずっと年上だろ!さんを付けろよパイナップル頭!!」

ルキ「別にいいでしょ?あんただって、巴マミとか呼び捨てにしてるじゃん。それとも何?ムキになって、アイツに何か気があるの?」

杏子「ち、ちげぇよ!タカト兄ちゃんはアタシの兄貴同然で……それ以上は……だって、タカト兄ちゃんの両親であるオジサンとオバサンだって、アタシの親なんだしな!!」

美枝「いえ…タカトが戻ってきたら、ソッチの意味で親になるのもアリだと思うけど?」

杏子「な…な、何馬鹿言ってんだよ!オバサン!!」

剛弘「ああ、杏子ちゃん本当は同性愛者だからね」

杏子「何でそうなるんだよ!?わけわかんねぇ!!」

剛弘「え、だって…マミちゃんかさやかちゃんのどちらかを狙ってると思ってたんだけど……あ、それともゆまちゃん?」

杏子「ねーよ!アタシはほむらとは違うし!!」

美枝「じゃあ、やっぱりタカト?」

杏子「だーかーらー……いや……うん、みんな好きさ!オジサンもオバサンも……みんな……大好き」

ギルモン「ギルモンは?」

杏子「勿論!相棒だから大好きだぜ!!」

ギルモン「ギルモンも杏子大好き!!」

一同「ワハハハハハハハ!!」

ルキ「…てゆーか、ユウリとあいりの件……」

キャプテンフックモン「それになぁ…まだメモリデジモンにされたこの街の人間共が残ってるぜ……!」

デビドラモン「グガァ……!!」

メイルドラモン「……」

イビルモン「イビ!イビビッ!!」

杏子「ま、飯の前のちょっとした運動になるかな……」

ルキ「さっきまで激しい運動してたじゃん」

杏子「あの程度の連中なら朝飯前さ!もう一丁行くよギルモン!!」

ギルモン「うんっ!!」


891 ◆QUeH7k7NG9t32013/11/28(木) 17:46:33.46uojVXzSY0 (29/29)


~次回予告~

ジジモン「何やら来月のVジャンプやジャンプフェスタでデジモンに関する重大発表があるらしいぞ」

エレキモン「またアニメ化とかかな?それとも新作ゲーム?」

ブイモン「PSP版無印に続き、02もRPGでゲーム化か!?」

ギルモン「テイマーズの方が需要あるとおもうよ」

ブイモン「あぁん!?どういう意味だゴルァ!!」

マサルダイモン「漢ならRPGより、アクションだろ!まどマギもVITAでアクションゲーが出るし!きっと、デジモンオールスターの格闘アクションだぜ!!」

エレキモン「お前がプレイキャラになる気満々だな……」

ケルベロモン「いやいや、まどマギと同じくスロットになるかもしれないぞ?因みに俺がどうやってパチスロを打ってるかというとだな……ジンロウモードで……」

エレキモン「さて、今回のステ表は前回に引き続き、ロイヤルナイツ(後半)だぜ!」


ガンクゥモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:A スピード:A 魔力:A 賢さ:B 持続力:A

ガンクゥモンが鉄拳を繰り出せば、ガンクゥモンから浮き出る“ヒヌカムイ”も同時に拳のラッシュを叩き込む
ヒヌカムイの拳もガンクゥモンに劣らないパワーとスピードを誇り、精密動作性も兼ね備えているが
射程距離が短く遠距離攻撃が弱点


エグザモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:A スピード:A 魔力:A 賢さ:C 持続力:B

膨大なデータ質量を持つ竜帝
旧来のデジタル機器ではまったく描画することができなかったエグザモンが
現実界にリアライズできるのは、リアルワールドとデジタルワールドの境界線が限界まで歪み
双方の世界が混じり合った時のみだろう(厳密にはそれをリアライズとは言えないだろうが)

ロードナイトモン
所属:ロイヤルナイツ→ルーチェモンの配下
力:B 防御:A スピード:S 魔力:A 賢さ:A 持続力:A

ルーチェモンにこそ己が求める正義と美学があると確信し、僕となった
前大戦で他の七大魔王と共にダークエリアに封印されていた為、本来の力を発揮できず
進化したばかりのアルフォースブイドラモンに倒されてしまう

デュナスモン
所属:ロイヤルナイツ→ルーチェモンの配下
力:S 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:D 持続力:A

ロードナイトモンとは他のロイヤルナイツから“関係を怪しまれる”程の固い絆で結ばれた“盟友”であり
彼と共にルーチェモンに付く
デュナスモンもダークエリアから復活して間もなかった為に、そのパワーを全開に発揮できず
杏子とデュークモンに敗れ去り、二人のデジシードはルーチェモンがフォールダウンモードに進化する為にロードされてしまう


デュナスモンX抗体
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:A スピード:S 魔力:S 賢さ:C 持続力:B

Xプログラムが発動され、滅び去った別次元のデジタルワールドから来たデュナスモン
X進化する前は、元々この世界にいたデュナスモンと“全く同じ性格”の
剛直ながら武士道と騎士道を重んじるデュナスモンだったらしいが
Xデジモンに進化した影響で今の性格になったらしい


ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『伝説の剣、オメガブレードを探せ!』

ジジモン「ついでに12月4日に漫画版リデジの単行本一巻発売と露骨なステマじゃ」


今回はここまで
今回の様にこれからこのSS内では話の都合上勝手に超究極体設定にするデジモンが出てきます
マジで重大発表って何ですかね
ではまた



892VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/28(木) 18:44:53.19fFQwH4xl0 (1/1)


まさかパラディン(黒歴史)モードになるろか!?


893VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/11/29(金) 20:32:48.669rq6ggDAO (1/1)

ようやく追いついた!
テイマーズ以降はちょいちょいしか見てないけど勢いで読みきれるから楽しみです。

そう言えばカオスモンのくだりで番長レオモンの意識はどうなったの?


894VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/11/29(金) 22:07:15.54oNGVugsv0 (1/1)


あんまし関係ないけど今日ひだまりだ


ブイモンって超究極2つあるし役得だな



895VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/12/01(日) 14:35:33.39ynS1vxEB0 (1/1)

インペリアル・パラディンと
アルフォース・フューチャー

まずは聖騎士がくるか


896 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:01:50.01jw6DRfBk0 (1/22)

こんばんわ

>>892

多分、ウォーゲーム時と逆襲時のオメガモンの強さは違うんだと思います
前者は超究極体級で後者は究極体以上超究極体未満な感じで

>>893

時間が経つにつれ馴染んでしまい、バンチョーさんの意識は消滅しちゃったという事に…
レオモン族の避けられない運命……
いや、スイマセン。カオスモンの件は結構いい加減でしたね…
精神がぶっ壊れたのに次登場した時は治ってたりとか

>>894-895

フューチャーはベルゼブモン同様ほぼSSオリジナルデジモンになっちゃうと思います
叛逆の要素を加えた……
オリジナル要素が無い超究極体はパラディンと杏子のデュークリだけになりそうですね


投下


897 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:06:07.30jw6DRfBk0 (2/22)


~ムゲンタワー・ワルプルモンの間~


ワルプルモン「間もなく開幕する。我が夜、我が祭典が」

リリスモン「は~い…ワルプルモン様ぁん……このリリスモン、ワルプルモン様の夜を楽しみにしてますわぁん……ですから、ベッドで共に過ごす夜も是非に……♡」

ワルプルモン「彼女達は我が箱庭に訪れたのか」

ベルフェモンSM「選ばれし少女達の事ぉ……?むにゃむにゃ……」

バルバモン「キィー!儂の可愛いNEOを殺った憎き奴等め!絶対に仕返し……いや、倍返ししてやるのじゃ!!」

リリスモン「ダメよおじいちゃん。あの娘達は私が今度こそタップリ可愛がって、このナザルネイルで…お・も・て・な・し……をしてあげるんだからぁん…ウフフフ……」

ベルフェモンSM「流行語の時事ネタはすぐ風化するからやめたほうがいいよぉ……zzz……」

リリスモン&バルバモン「「じぇじぇじぇ!?」」

ルーチェモンFD「フフ…奴等はこのNEOファイル島へ辿り着く事も無かろう……私の僕のオリンポスの一体、ケレスモンを放ったのだからな……」

リヴァイアモン「そいつに奴等が乗ってた海賊共の船ごと討たせたのか……」

ルーチェモンFD「その通りだ。ワルプルモン様、お慶びください。これで貴女様の祭典を邪魔する者で残っているのはロイヤルナイツだけ――」

ワルプルモン「……」パンッ


ボガァン!!


ルーチェモンFD「ぐふっ!?」


898 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:11:19.48jw6DRfBk0 (3/22)


バルバモン「ひゃあっ!?」

リヴァイアモン「ワルプルモン様が両手を軽く叩いただけでルーチェモンにアレほどのダメージを与える爆発波を……!!」

ルーチェモンFD「ぐっ…!な…何をなさるのですか……ワルプルモン様!?」プスプスプス…

リリスモン「あーららぁん、お~こらせた~怒らせた~♪ルーチェモンがワルプルモン様を怒らせた~♪」

ベルフェモンSM「勝手な事するから…ムニャムニャ……」

ルーチェモンFD「何…!?」

ワルプルモン「彼女達は、我が夜にて舞う者達」

リヴァイアモン「あえて奴等をここへ招き入れると……?」

ルーチェモンFD「何をお考えになっているのです!?奴等は我等を脅かす力を付けているのですよ!!」

バルバモン「実際、ベルゼブモンの奴も超究極体に進化しおったし…このままじゃ他のデジモンも……」

リリスモン「それだけワルプルギスの夜が盛り上がるからいいんじゃなぁい?そうですよね?ワルプルモン様」

ワルプルモン「……」

ルーチェモンFD(くっ…ワルプルモンめ……いい気になるなよ!他の七大魔王はどうだか知らないが……俺は貴様の力を利用しているに過ぎないのだからな……この傲慢の魔王ルーチェモンが他のデジモンに忠誠心を持つと思っているのか?新たな世界を創り、神になるのは貴様ではない…この私なのだからなぁ……!!)

ベルゼブモンX「奴等はあの程度じゃくたばらねぇよ…船はこの島に落ちたが、奴等全員ピンピンしてるみたいだぜ?」

ルーチェモンFD「!! …フン…そうでなくては面白くはない……ワルプルモン様、貴女にどんなお考えがあるのかわかりませぬが、この島に来たからには祭典を邪魔されぬように、ここで奴等を始末せねばなりませぬ……」

ワルプルモン「それも良かろう、我が夜の前の催しとして……」

リリスモン「前夜祭ってとこねぇん。ま、ルーチェモンの坊やの手下になったオリンポスとかを突破して、このムゲンタワーに来てもらうぐらいの事はしてもらわないとねぇん」

ルーチェモンFD「フフフ…残りのオリンポスは一筋縄ではいかぬぞ……軍神マルスモン!!」

マルスモン「ウオォォ…早く闘いてぇ!!」


899 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:14:10.71jw6DRfBk0 (4/22)


“マルスモン”

究極体 神人型 ワクチン

“オリンポス十二神族”の一人で、豹人の姿をした軍神デジモン
オリンポス十二神族達はネットの守護神“ロイヤルナイツ”に匹敵する能力を持ち
互いの領域を守りつつデジタルワールドで起きた事変には中立の立場を守ってきた影の存在であった
マルスモンは世界中の反則技を含む全ての格闘技に通じ、同体重同士の一対一での戦闘には絶対の自信を持っている
基本的にはレスリング系の技を用いるが、勝利と栄光に強くこだわるマルスモンは
いざともなればためらうことなくトリアナックルやメタルコルトノスの隠し武器も使う
しかし、真のパワーが発揮されるのは素手・素足になってから
必殺技は炎をまとった華麗な空中殺法『コロナサンクションズ』


ルーチェモンFD「我が軍の数々の武器を作り上げた鍛冶神ウルカヌスモン!!」

ウルカヌスモン「うっさいなぁ……今、この武器の仕上げの作業しとるとこじゃけぇ…邪魔せんといてや!」カンカンカンッ!

リリスモン「何でワルプルモン様の部屋で作業してるの!?」



“ウルカヌスモン”

究極体 神人型 データ

オリンポス十二神族の一人で鍛治神のデジモン
名のある武器のほとんどはウルカヌスモンの作であり
かの有名なベルゼブモンが愛用する「ベレンヘーナ」もウルカヌスモンの一品である
職人気質で性格は頑固一徹
依頼主の力量を見抜き、武器を使いこなせない、大事にしないと感じるやその依頼は引き受けない
作る上でも相手に見合う程度の仕事をする
そんなウルカヌスモンでも「ベレンヘーナ」はベルゼブモンの力に惚れ込み丹精を込めた秀逸な一品であったとされる
八本の腕を自在に操り黙々と作業をするデジモンであるが、戦いでも匠っぷりを発揮する
状況に合わせ適切な武器を、溶接用の火炎『ボンバーアート』を放射しその場で作り出す『ピンポイントウェポンワークス』
さらに『ピンポイントウェポンワークス』で続々と作られた武器をすべての腕に装備した
『アプロプリエートワークス』の時がウルカヌスモンの全力全開となる
ただウルカヌスモン自身の戦闘技量はそれほど高くなく、本人も戦うより裏方に回ることを好んでいる


ルーチェモンFD「毒と酒の全てのデータを持つ酒神バッカスモン!」

バッカスモン「酒…ルーチェモン様もワシの酒飲むか…?ウィ~……」


900 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:15:14.37jw6DRfBk0 (5/22)


“バッカスモン”

究極体 神人型 ウィルス


デジタルワールド一の酒豪を自称するオリンポス十二神族の1体
陽気な性格で面倒見が良く、成長期や成熟期のデジモンを集めて晝夜を問わず宴会を開いている
その体内ではあらゆる種類の酒を精制することが出来るため
宴会で仲良くなったデジモンのリクエストに応えて酒を振る舞うという
果実酒を好んで口にし、一番好きな果実酒はケレスモンの背負う森『カルポスヒューレ』に実るスイーツを発酵させた物で
暇さえあればケレスモンに「果実酒を作らせてくれ」と頼み込んでいる
そのためケレスモンとは非常に仲が良く、共に行動することが多い
また、バッカスモンの精制する毒のデータはクラックチームの研究對象になっており
細菌兵器の作成や偉人暗殺計畫の一部にバッカスモンの毒データが関わっているのではないかという噂がまことしやかに囁かれている


バッカスモン「ケレスモンはまだ戻らんのか?ウィ~……」

バルバモン「バッカスモンや、儂にも酒くれんかのう?」

バッカスモン「ジジイは肝臓悪くするからアルコールやめとけ」

ルーチェモンFD「天候を自在に操り、天を征する天空神ユピテルモン!!」

ユピテルモン「クククク……」



“ユピテルモン”

究極体 神人型 ワクチン

オリンポス十二神族の1体で天空を統べる神にして雷と気象を司るデジモンである
戦場では常に善悪を判断し、悪とした者に神罰を与える
その判断に感情はまったく含まれず淡々と下される
ユピテルモンの判断に納得の行かない者はユピテルモンに挑み勝てれば判断は覆るというが、これまでに覆せた者はいないという
両腕のハンマー同士を撃ち合わせれば、小さな雷雲を召喚する事が出来る
この雷雲が陣を組む『マボルト』で悪と判断した者や調停を邪魔する者へ自動的に雷を落とす
『パニッシュジャッジ』はハンマーで殴った相手の身体に印を刻み刑の執行猶予を与える
刑の執行が決まると大電流の雷が打ち下ろされ刑罰は遂行される
身体を超高圧プラズマと化す『ワイドプラズメント』はユピテルモン最大の必殺技
ユピテルモンの周囲全体に神罰を与え、触れる者はみな蒸発させられてしまう



ルーチェモンFD「オリンポス最速のスピードを誇る俊神メルクリモン!!」

メルクリモン「……」

ルーチェモンFD「そして…最強のオリンポス十二神族にして、我が配下の最強のデスジェネラル……太陽神アポロモン!」

アポロモン「はっ…ルーチェモン様……」


901 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:19:04.35jw6DRfBk0 (6/22)


“アポロモン”

究極体 神人型 ワクチン

オリンポス十二神族の1体で、太陽級の火炎エネルギー秘めた神人型デジモン
その力は、あらゆる物質を溶かし浄化する恐るべき力であり、非情なまでの熱い血潮とプライドで辛じて抑制している
必殺技は、背中の火炎球より灼熱の太陽球を発生させて放つ『ソルブラスター』と
秘めたる力を込めた一撃必殺の拳『フォイボス・ブロウ』
また、両手の光玉から灼熱の矢を連続して放つ『アロー・オブ・アポロ』をもつ



アポロモン「この日輪のアポロモン、必ずやルーチェモン様のご期待に添えてみせます……」

ユピテルモン「最強のデスジェネラルはともかく……最強のオリンポスというのは聞き捨てなりませんねルーチェモン様。オリンポス最強のデジモンはアポロモンではなく、この天空神ユピテルモンなのです」

ルーチェモンFD「ならば証明してみせよ。選ばれし少女達を倒す事によってな……」

ユピテルモン「かしこまりましたルーチェモン様。我等神々の頂点に立つ神たる貴方に次ぐ神は私だという事を証明をしてみせましょう」

アポロモン「……」

ルーチェモンFD「お前達も行くのだ!このネオファイル島の何処かにいる奴等を仕留めるのだ!!」

マルスモン「ははぁ!」


シュバババッ!


ベルゼブモンX「けっ…!奴等を殺るのはこの俺だ……!!」

ルーチェモンFD「フッ…貴様が集めたX抗体のデジモン共が仕留めるのかな?」

ベルゼブモンX「ちっげーよ、俺の手でだよ……奴等はマタドゥルモンの野郎に頼まれて呼びかけた連中だ」

ルーチェモンFD(マタドゥルモン…いや、グランドラクモンか……奴も何か企んでいる様だな……だが、私の新世界に薄汚いXデジモンは不要なのだよ……そこはイグドラシルに同意だな……当然、貴様もだ、異分子のベルゼブモン……貴様もワルプルモンと共に……!!)


902 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:27:26.41jw6DRfBk0 (7/22)


ウルカヌスモン「おう、赤ベルゼブモン。これがオドレの新しいベレンヘーナじゃけぇ」

ベルゼブモンX「赤言うな。ほぉ…前より重いが、良い銃になってるじゃねぇか……」

ウルカヌスモン「会心の出来や!コイツが放つ魔弾は今まで以上にオドレの魔力を引き出してくれるけぇ!」

ベルゼブモンX「そうか…超究極体だか何だか知らねーが、これで奴に勝てるんだな?」

ウルカヌスモン「そりゃ、オドレ次第じゃけぇ」

ベルゼブモンX「そうか…じゃ、俺も奴を探し出してぶっ潰してやるぜぇ!!」バサァ!

ルーチェモンFD「ふん…かつてベルゼブモンに自らが作った武器を託し、あのベルゼブモンにも同じ物を与えるとはな……」

ウルカヌスモン「ルーチェモン様にワルプルモン様よぉ…ワイは正直言って、オドレ等が勝つか、選ばれし少女達とイグドラシルが勝つか……この世界がどうなるかは二の次っつーか、どーでもええ事なんじゃけぇ……ワイが興味ある事…重要なのは、ワイの作ったどの武器を持ったデジモンが最後に勝つか?ソレだけなんじゃけぇ」

リリスモン「まあ、私達に内緒でコッソリとロイヤルナイツ達の武器の強化を引き受けてたりと、あなたが節操無しなのは昔からなのよねぇん」

ウルカヌスモン「ついでに言うと、ワイの武器を使ってないデジモンはとっとと負けて欲しいなぁ~♪」

リリスモン「ウフフ、私のナザルネイルの爪もあなたにネイルアートしてもらって鋭くなったわぁん」

バルバモン「儂のデスルアーも改良してもらったぞい♪」

ベルフェモンSM「じゃあ、ウルカヌスモンの武器使ってない俺とリヴァイアモンとルーチェモンは負けろって事……?フワァァァァ……」

ウルカヌスモン「じゃけぇ、“あの武器”を手にして使いこなせるデジモンが勝利者になるじゃけぇのう……」


903 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:35:19.43jw6DRfBk0 (8/22)


ワルプルモン「英雄の魂を封じし剣……」

ルーチェモンFD「かつて、我々七大魔王総動で追い詰めたオメガモン……」

リヴァイアモン「我等から逃れたが…奴の命は尽きる寸前だった……」

リリスモン「あの時はどうせそのまま死ぬだろうと思ってたからほっといたけど……」

バルバモン「そのオメガモンのデータが消え去る前にお前が……」

ウルカヌスモン「そう、くたばる寸前のオメガモンと偶然出会ったワイが奴から頼まれて、その場で奴のデータをワイのボンバーアートとピンポイントウェポンワークスで作り変えた剣……“オメガブレード”!!」

ルーチェモンFD「その剣はオメガモンの力……オメガモンそのもの!!」

ウルカヌスモン「じゃが、オドレ等七大魔王が暴れたせいで作った直後にどっかへ吹っ飛んで行ってしもうたけぇ」

ワルプルモン「剣は、我が箱庭に来ている……英雄の魂を感じる」

ルーチェモンFD「このネオファイル島に!?」

ルーチェモンFD(チャンスだ…オメガブレードを手に入れれば、選ばれし少女達を始末しやすくなる……そして、ワルプルモンもなぁ!!)

ルーチェモンFD「よし、ネオファイル島の各エリアにいるデジモン達に伝えろ、オメガブレードの捜索命令をな……!」


904 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:42:32.89jw6DRfBk0 (9/22)


~砂礫の荒野エリア~

ブイモン「さやかのお母さんとお父さん無事助けられて良かったな」

さやか「うん、あたしん家がデジモンに襲われてた時は焦ったけどね……」

ブイモン「でも、またさやかの家が襲われたりしないかなぁ?」

さやか「ハックモンやヤシャモンやサンゾモンやゴクウモン達にあたしの両親守るように任せたから大丈夫だよ」

ブイモン「そうだな、あいつ等が残ったからな……でも、何でお前がついてくるんだよ!?」

ティラノモン「おいおい、さやかの家に置いてきた二軍連中はともかく、究極体に進化できるティラノモンさんは足手まといにならないよ?」

ブイモン「お前じゃねーよ!さっきから俺に引っ付いてるこのババアに言ってるんだよ!!」

ババモン「何を言っとるんじゃダーリン。ワシとダーリンはいつでも一緒で離れるわけにはいかんのじゃ♡」ギュッ

ブイモン「さやかぁ!どうにかしてくれよぉ!!」

さやか「ガオモン、あんたもあたしの家に残って良かったのに……」

ガオモン「そうはいかん!船が墜落した時離ればなれになってしまったマスターを探す為に!!」

さやか「恭介を見つけたらあたしん家に連れてくるってのに……」

ガオモン「マスターを案ずる気持ちはさやかも私も一緒です!!」

ババモン「そうじゃな、ワシがダーリンを想うのと同じ様に!」

ブイモン「ホント、マジで勘弁してください……」


905 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:44:14.59jw6DRfBk0 (10/22)


さやか「わかったよ、ガオモン……それにしても、本当にデジタルワールドとあたし達の街が混ざり合ってるって感じだね、この島……あたしの家や見滝原の建物がこの砂漠の中のあちこちに建ってるし……」

ティラノモン「あっちにはコンビニあるよ!何か食いもん買ってくる?」

さやか「いや…中には誰もいないみたい……」

ティラノモン「じゃあ、火事場泥棒の万引きしほうだい!」

さやか「やめろっつーの!」

ブイモン「この辺りにいた人間みんな、さっき倒したデジモンの様にメモリでデジモンにされてるのか?それとも……」

さやか「あ…あそこにあるの……見滝原中学校だ!!」

ブイモン「本当だ!さやかの学校!!」


ドガァン!ドゴォォォォン!!


ババモン「何やら戦いが行われてるようじゃぞ」

さやか「あたしの学校が……襲われてる!?」

ブイモン「行ってみようぜ、さやか!!」

さやか「もちろん!急ごう!!」



906 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:47:43.82jw6DRfBk0 (11/22)


~見滝原中学校・校庭~


仁美「ジュエルビーモン……!」

ジュエルビーモン「仁美さんは校舎に入ってて!」

ピノッキモン「完全体のくせに随分手を焼かせてくれたけど、もう限界じゃないかな?」

仁美「あなた達を学校に入れさせる訳にはいきませんわ!!」

ジュエルビーモン「みんなに手を出させない!!」

ピノッキモン「あー…別にそこの学校の中でビクついてる人間共に用は無いんだよねー……ちょっと調べたい事があるだけなのに邪魔するからさ……まあ、いいや。さっさと殺っちゃえ!スカルマンモン!!」

スカルマンモン「パオォォォォォォォォォン!!」


“スカルマンモン”

究極体 アンデッド型 ワクチン

太古より蘇ったマンモンがウィルス種のデジモンと戦い続け
全身がウィルスによって蝕まれた結果、全身が骨だけになってしまたアンデットデジモン
死してなお、ワクチンとしての生存本能が強く、戦い続けているため
ウィルスを殲滅すること意外の感情や知性を失っている
胸に輝くデジコアが無傷なうちは、全身が骨だけになっても生命活動を維持することができるが
剥き出しのデジコアを攻撃された時はスカルマンモンの最期だろう
必殺技はせびれの骨を高回転させて飛ばす『スパイラルボーン』



907 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:50:01.53jw6DRfBk0 (12/22)


スカルマンモン『スパイラルボーン!!』シュバッ!

ジュエルビーモン『スパイクバスター!!』ガキィン!

スカルマンモン「パォ……」

ピノッキモン「ああ、もうっ!ホント渋とくてウザイなぁ!悪あがきはやめなよ!!」

仁美「ジュエルビーモン…勝算はあるのですか?」

ジュエルビーモン「スカルマンモンの剥き出しのあのデジコアに一点集中すれば行けるはずだよ……!」

ピノッキモン「スカルマンモン!突撃ぃ!!」

スカルマンモン「パオォォォォォォン!!」ドドドドドドドッ!

仁美「ギリギリでかわして、デジコアを討つのですわね……!」

ジュエルビーモン「ジュエルビーモンに進化した俺の反射神経なら見切れる!」

スカルマンモン「パオパオパオォォォォォォン!!」


ドドドドドドドッ!


ジュエルビーモン「…今だ!」

ピノッキモン「バーカ!僕が高みの見物してるだけだと思ったかい!?」

ジュエルビーモン「!!」

ピノッキモン『ブリットマシンガン!!』


ドドドドドッ!


ジュエルビーモン「ぐっ!?」ドゴォン!

スカルマンモン「パオオォォォォォン!!」ドスンッ!!

ジュエルビーモン「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」

仁美「ジュエルビーモン!!」


シュウゥゥゥゥ……


ワームモン「うぅぅ……」

仁美「ワームモン!しっかりしてください!!」


908 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:53:20.75jw6DRfBk0 (13/22)


ピノッキモン「アハハハ!さてと、君達にもう用は無いんだけど…もう二度と邪魔できない様にそのまま踏み潰しちゃえ!スカルマンモン!!」

仁美「!!」

スカルマンモン「パォン…!」ズオ…

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』


ザンッ!!


スカルマンモン「パパオォォン!?」

ピノッキモン「なっ!?」

UFブイドラモン「ここからは俺のステージだぜ!神速の騎士アルフォースブイドラモン、颯爽と見参!!」

ワームモン「ア…アルフォースブイドラモン……!」

仁美「さやかさん!」

さやか「仁美!あんただけでアイツ等相手に無茶して……でも、間に合って良かったよ!」

ピノッキモン「ちっきしょー!邪魔しやがって!スカルマンモン!!」

スカルマンモン「パオオォォン!!」ドドドドドッ!

UFブイドラモン「へへ、ゾウさんよ…その巨体じゃあ、俺の神速には……追い付けないぜ!!」シュンッ!

スカルマンモン「パーオ!?」

さやか「そこだぁ!アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』ジュバァァァァァァン!!

スカルマンモン「パパパパパパバパパオオォォォォォォォン!!!」


ドガアアァァァァァァァン!!


ピノッキモン「ああ…ピエモンから借りてきたスカルマンモンが……!!」

UFブイドラモン「次はお前だ!ピノッキモン!!」

ピノッキモン「くっそぉ!覚えてろよ!バカアホバカー!!」ピュー!

さやか「相変わらず逃げ足だけは速い奴……」

仁美「さやかさん!!」

さやか「仁美!あんたとワームモンだけで学校を守ってくれたんだね!」

ワームモン「この学校には生徒以外にも大勢の人が避難してるからね……」

仁美「ひとまず安全になりましたから、みんなが待ってる私達の教室に行きましょう」



909 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 21:59:17.07jw6DRfBk0 (14/22)


~見滝原中・まどか達の教室~

和子「皆さん、マヤ歴で予言された世界の終わりをやり過ごしたからって、いい気になってましたよね?それに、2050年までに何が起こるかといえば……はい、中沢君!!」

中沢「えと…あちらの国では41%の人々があと40年もしないで神の子が再臨すると信じてるって話でしたっけ……」

和子「そうです。黙示録のラッパが鳴っちゃうかもなんですよ…?」

中沢(つーか、もう27回もこの話してるから……どっちでもいいけど)

和子「まあ、先生ね…世界が滅んじゃうのも良いかなって思うんです……男女関係とか、恋愛とか、もう沢山ですし……」

中沢「あの…ちょっと……先生?」

和子「このまま四捨五入して40歳とか言われるぐらいなら…もういっそ、何もかもオシマイになっちゃった方が……そう、今正にその世界の終焉の時じゃないのよおぉぉぉぉぉぉーーーっ!!アヒャハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」

女子生徒「早乙女先生!気をしっかり!最後まで希望を捨てないで!!」

男子生徒「おい、中沢!お前何とかしろよ!!」

中沢「何で俺ばっかりに振るんだよ!?」

仁美「…とまあ、先生はずっとあの調子なのですわ……」

さやか「う~ん…まあ、いつもあんな感じだった気もするから別にいいかな?」

女子生徒「あ、美樹さん!?」

さやか「よ…よっす!みんな!!」

男子生徒「マジか!?おい、上条!美樹も来たぞ!!」

さやか「きょ、恭介!?」

ガオモン「マスター!!」

恭介「や…やあ、さやか…それにガオモン……逢えてよかったよ……」


910 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:04:33.21jw6DRfBk0 (15/22)


ガオモン「マスター!お身体の方は大丈夫ですか!?」

恭介「うん…学校の近くで倒れてた僕を……志筑さんとスティングモンが見つけてここまで運んでくれて看病してくれたから……」

さやか「仁美が?…ふ~ん……」

仁美「コホン!さやかさん、私は抜け駆けをするような事はしてませんのでご安心を」

さやか「あ、いや…ありがとね、仁美。恭介も守ってくれて……」

仁美「それに、お二人の間に割り込む余地が無いのは……理解してますから」

さやか「ああ、そ…それは……」

中沢「わっ!本物のティラノモンだ!すげぇ!!」

ティラノモン「おお、中沢じゃん!また会ったねぇ!!」

中沢「え?俺、君と会った事あるっけ?」

ティラノモン「あ、海香に記憶消されたんだっけ……」

さやか「この教室は先生とクラスのみんなだけ?」

仁美「はい…授業中にこの世界とデジモンの世界が一つになって……他の教室にも生徒や学校に逃げてきた避難民はいて、各先生方が見てますが……」

和子「終わりよ終わり…もう何もかもがオシマイなのよ……結局良い人と出逢えないまま……」

ババモン「なぁにメソメソしとんじゃ!お主はこの子供達の教師じゃろ!!年長者がそんな調子でどうするんじゃ!!」

和子「年長者…そうよ……だから、この歳で結婚できないなら、いっそこのまま世界が終わってもいいのよぉ!!」

ババモン「バカモン!ワシだってババアじゃが、この歳で新しい年下の彼氏をゲットできたんじゃぞ!!のう、ダーリン♡」

ブイモン「違うっていってるだろぉ!!」

ワームモン「ブイモン…君……」

ブイモン「だからチゲエェェェェェェ!!」

和子「そう…私もあなたの様に…この歳でも……年下の顔が良くてマザコンじゃなくて安定した職を持ってるけど、仕事より家庭を優先してくれて、時間が取れなくて夕飯が作れなくて出した料理がカップ麺でも文句を言わずに「美味しいよ和子」と笑顔を見せてくれる優しい彼氏と……」

さやか「いや、先生…ババモンはブイモンとは別にちゃんとした夫がいますからね?同年代の」

仁美「しかも、色々と高望みしすぎですわ」

和子「ありがとう、ババモンさん……私も希望を捨てずに頑張りますっ!!」

ババモン「お主も出逢えるじゃろう…ワシとブイモンの様に運命の赤い糸で結ばれた相手を……」

ブイモン「もう、突っ込む気すらないよ……」



911 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:06:57.59jw6DRfBk0 (16/22)


さやか「ところで…何でピノッキモンはこの学校を襲ってきたんだろ?やっぱ、人が一杯避難してるから?」

仁美「いえ…ケンとかツルギがどうのとかおっしゃられてましたわ」

ティラノモン「剣?」

QB「どうやら、この島に眠っているようだね、伝説の剣は」

さやか「インキュベーモン!あたし達の持つデジヴァイスはもうあんたの管理下じゃないのに…まだあたし達の監視を続けるつもり!?」

QB「監視は否定しないけど、イグドラシルの端末である僕は君達を手助けしたいという気持ちもあるんだよ?ワルプルモンを倒したいという利害は一致しているんだし」

さやか「…で、伝説の剣って何?」

QB「オメガモンの力が封じられし剣…オメガブレード」

ブイモン「オメガモン!?最強のロイヤルナイツのオメガモンの事か!?」

QB「この学校の近くの何処かに在るようだ…その力を感じるよ」

さやか「この学校に……!?」

ブイモン「それを奴等も狙って……」

ティラノモン「じゃあ、俺等が先にその剣を手に入れればいいんじゃないの?」

ブイモン「手に入れればって……」

さやか「いや、ソレ…アリかもしれない!早速校内を探してみよう!!」


ピピピピピッ!

ピピピッ!


中沢「ん?携帯にメールだ」

女子生徒「あたしも!」

男子生徒「俺もだ!」


グニョォ~ン…ポンッ!


男子生徒「うわぁ!」

女子生徒「きゃっ!?」

クラモン「……」ワラワラ…

クラモン「……」ワラワラ…


912 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:07:58.76jw6DRfBk0 (17/22)


中沢「お…俺達の携帯から大量のクラゲが出てきたぞ!?」

ブイモン「クラモンだ!!」

さやか「みんなの携帯から出てくるなんて!?」


キャー!!ワー!ワー!!


仁美「校内中パニックですわ!!」

ブイモン「このぉ…クラゲ退治だ!!」

ブイモン『ブンブンパンチ!!』ドガガガガッ!

恭介「ガオモン……!」

ガオモン「イエス、マスター!」

ガオモン『ダブルバックハンド!!』ドゴゴゴゴッ!

ワームモン「僕は動きを止めるよ!!」

ワームモン『ネバネバネット!!』ネチャッ!

クラモン「ピィ!!」


シュババババババッ!!


中沢「クラゲが何体か集まって……」



ピカアァァァァァ……ピカンッ!


インフェルモン「ケラケラケラッ!」

さやか「インフェルモンに進化した!!」

インフェルモン『コクーンアタック!!』ドッ!

ティラノモン「なはぁ!?」


ズドオォォォォォン!!


中沢「ティラノモン!!」

さやか「これ以上学校を滅茶苦茶にさせない!ブイモン!!」

仁美「ワームモン、お願いしますわ!」

ワームモン「任せて!!」

ブイモン「おっしゃあ!!」


913 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:12:01.30jw6DRfBk0 (18/22)


BGM



―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―


―ワームモン進化ぁぁぁ!スティングモン!!―


恭介「僕には…デジヴァイスが無いから……ガオモンを進化させられない……!」

ガオモン「マスター…デジヴァイスが無くても、あなたは私のテイマーです……」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』ズバッ!

ブイドラモン『ハンマーパンチ!!』ドガッ!

さやか「いいぞ、二人共ぉ!!」

ババモン「流石ワシのダーリン」

インフェルモン達『ヘルズグレネード!!』ドドドドドッ!


ドゴオォォォォォン!!


男子生徒「うわぁ!!」

女子生徒「怖いよぉ!!」

仁美「…! スティングモン!全てのインフェルモンを校舎の外へ追い出せませんか?」

スティングモン「全部は…ちょっと……」

ババモン「ワシに任せろ」

和子「ババモンさん!」

ババモン「ワシの魔法のホウキ一振りで!!」ブンッ

インフェルモン達「!?」フワッ


ドゴオォォォォォォン!!


QB「ババモンの念動力でインフェルモン達を外へ追い出したか」

さやか「あんたも…やっぱ結構凄いデジモンなんだね……」

ババモン「さあ、外なら思いっきりやれるじゃろ?ダーリン♡」

ブイドラモン「ありがたいけど…ダーリンはやめて……」

スティングモン「とにかく、決着は校庭だ!!」


914 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:13:24.99jw6DRfBk0 (19/22)



~校庭~

インフェルモン「コッチダヨー」

ブイドラモン「ふざけやがって!!」

ピエモン「やれやれ、校内の人間達をクラモン達に始末させてから、オメガブレードの捜索をしたかったのですが……」

さやか「ピエモン!!」

ピエモン「ま、あなた方も始末してからゆっくり探しましょう」

ピノッキモン「ピエモンが来てくれたからにはさっきのようにはいかないからな!!」

ピエモン「インフェルモン達よ、進化です」パチンッ



ピカアァァァァ……ピカンッ!


ディアボロモン「ケケケケケッ!」

ブイドラモン「またディアボロモンの大軍か!!」

さやか「仁美、ジョグレスからの究極進化!いいね?」

仁美「はい!ジョグレスですわ!!」


915 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:14:41.83jw6DRfBk0 (20/22)


BGM


―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


―パイルドラモン究極進化ぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


ディアボロモン達『カタストロフィカノン!!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』


ドガアアァァァァァァァァン!!


さやか「わわっ…校舎に当たんない様にしなよ、インペリアルドラモン!」


インペリアルドラモン『スプレンダーブレード!!』 ズバッ!!

男子生徒「いいぞー!!」

女子生徒「私達の学校を守ってインペリアルドラモン!!」

ピエモン「フフフ…やりますね」

ピノッキモン「ピエモン、見せてやろうよ」

ピエモン「ええ、私達も手に入れた……“超究極体”の力を!!」

さやか「超…究極体!?」

ピエモン「デジエンテレケイアよ!その輝きで超究極進化を!!」バッ!

クルモン「クルゥ……」

さやか「クルモン!!」

インペリアルドラモン「クルモンの光で……ピエモンが超究極体に進化するのか!?」

ピエモン「…残念ですが、デジエンテレケイアの輝きでも、私達の超究極進化までは至りませんでした……しかし、このディアボロモンとクラモン達に!!」

ディアボロモン達「!!」バッ!

クラモン達「!!」シュバッ!


シュバババババババッ!!


仁美「クラモンと……」

さやか「ディアボロモンが集まって……」

クルモン「クルウウゥゥーーッ!!」ピカアアァァァァ…!

インペリアルドラモン「クルモンの光で!!」


ピカンッ!


アーマゲモン「グギャガガガガーッ!!」



916 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:17:33.19jw6DRfBk0 (21/22)


“アーマゲモン”

超究極体 種族不明 属性不明

ディアボロモンの幼年期が大量に融合し、突然変異を起こし誕生した超究極体のデジモン
ディアボロモンは自らを大量にコピーする能力を持っていたが
それでは本来持っている能力を下げてしまう特性があった
しかし、幼年期を大量に発生させ融合させることで、能力を分散させるのではなく
1個体に凝縮させることでディアボロモン以上のパワーを得ることができた
また、ディアボロモン系デジモンは光にも闇にも属さない特殊なデジモンである
必殺技は背部から上空にエネルギー弾を放ち、四散したビームを雨の様に降らせる『ブラックレイン』と
大きく開けた口から放射する破壊のエネルギー波『アルティメットフレア』


さやか「あ、あいつも……」

インペリアルドラモン「超究極体……だと!?」

ティラノモン「ねぇねぇねぇ!やばくない!?やばくない!?超究極体って!!」

中沢「超究極体って何だよ!?デジモンの進化って究極体までじゃないの!?」

ピエモン「その限界点を突破した力を持つデジモンこそが超究極体なのですよ!いずれデーモン様も……」

アーマゲモン『ブラックレイン!!』ジュババババババッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


インペリアルドラモン「ぐわぁ!クソッ!!」



―インペリアルドラモンモードチェンジ!ファイターモード!!―



ピエモン「フフフ…その進化は、超究極体じゃないのでしょう?」


インペリアルドラモンFM「黙れ!そして、喰らえ!!」ガシュンッ!

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』バシュウゥゥゥゥゥゥン!!


ズバァン!


アーマゲモン「グギャベギャガガガッ!」

インペリアルドラモンFM「馬鹿な!?」

仁美「まったく効いてませんわ!!」

アーマゲモン「ゴギャンベベベガァ!!」ドガッ!!

インペリアルドラモンFM「がはっ……!!」

さやか「インペリアルドラモン……あたし達も……あたし達も超究極体に進化する手立てがあれば!!」

QB「あるよ、一つだけ」

さやか「!!」

QB「それは……君が手にするんだ。この地の何処かに眠るオメガブレードを」



917 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/05(木) 22:21:13.36jw6DRfBk0 (22/22)

~次回予告~

ジジモン「ブイモンソノマママケロマケロマケロ……」

エレキモン「ババモンをNTRされた恨み…いや、NTRじゃねぇな……うん。さて、今回は何かまともにまどか達と戦ってない奴もいるような気がする七大魔王達だ!!」

ルーチェモン・フォールダウンモード
所属:七大魔王
力:S 防御:A スピード:A 魔力:S 賢さ:S 持続力:B

前大戦で伝説の闘士スサノオモンに倒されたが
まどかが持つテイルモンのデジタマとすり替わり
まどかのデジソウルを奪い再び七大魔王として復活する
完全体ながらその力は七大魔王最強である

デーモン
所属:七大魔王
力:S 防御:B スピード:B 魔力:A 賢さ:B 持続力:A

普段は力を抑える為に魔装束を身につけている
アルカディモンをユウリに育成させ
アルカディモンと融合する事で超究極体に進化しようと目論むが
逆にユウリによってアルカディモンに吸収されてしまうが……

リリスモン
所属:七大魔王
力:B 防御:B スピード:C 魔力:S 賢さ:C 持続力:S

彼女のお気に入り百合CPを貶すとならば、ナザルネイルの毒とファントムペインの呪いにより
もがき苦しみながらの恐ろしき死が待っているだろう
そして、リアルワールドでもネットの掲示板等にその様な書き込みをした人間のパソコン、携帯等の端末から
リリスモンが放った刺客のデジモンをリアライズさせ始末するという噂もあるので用心されたし

バルバモン
所属:七大魔王
力:C 防御:C スピード:C 魔力:S 賢さ:S 持続力:D

前大戦でのロイヤルナイツとの決戦時
その魔力を使い果たしてしまった為
魔力を取り戻す為に、バルバモンの力の源となる人間の欲望の感情エネルギーを集める

リヴァイアモン
所属:七大魔王
力:S 防御:S スピード:D 魔力:A 賢さ:C 持続力:B

エグザモンと同等の最大級のデータ質量を持つ七大魔王
リヴァイアモンの糧となる“嫉妬”の感情エネルギーは人間とデジモン、そのどちらでも力にできる
また、リヴァイアモン自らの嫉妬の感情が昂ればその力も増大する
嫉妬を抱いているライバルは、自分と同じ膨大なデータを持つエグザモンである

ベルフェモン・レイジモード
所属:七大魔王
力:S 防御:A スピード:A 魔力:S 賢さ:C 持続力:D

怠惰から目覚めたベルフェモンは、その眠りを妨げた者を許さない
デジメモリ化されて、アナログマン(倉田)が使用し進化するが
ベルフェモンの魔力に肉体が耐え切れず、その身を滅ぼす
ベルフェモンの眠りを妨げた罰だったのだろう

ベルゼブモンX抗体
テイマー:?
力:A 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:D 持続力:A

地獄のダークエリアより得し、紅蓮の炎を己の力としたベルゼブモン
闇の力を増幅した事で、その灼熱のエネルギーを扱える能力を持つに至っている
勿論、ベルゼブモンと同じくロードしたデジモンの技も使用可能
テイマーを持つデジモンを憎んでおり、特にほむらのベルゼブモンを執拗に狙う
  
ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『邪悪を断つ剣!聖騎士インペリアルドラモン・パラディンモード!!』

ジジモン「この杖の中の仕込み刀でワシも断ってくるわ」ジャキッ!

エレキモン「やめとけって」

今回はここまで
オリンポスって気が付いたら残り一体だったのね
何か近いうちに最後の一体も出そう。ではまた



918VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/05(木) 22:36:39.43ZtJ66L1Do (1/1)

乙!
オメガといったらやっぱりディアボロはかかせないよな
本物のオメガはでたりするのかしら?


919VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/06(金) 14:11:23.45cbf6gIZSO (1/1)

ベルゼブモンXだけテイマーなんだな


920VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/06(金) 20:18:58.16b+XvCCDQO (1/1)

ようやくパラディンモードくるのか!
ファイターモード初登場してから長かった…。

あと、前々回くらいでいってた番外編は、02なら暗黒の海に行ったデーモンの回収とか、季節外れだけどさや杏でドラマCDのバレンタインの話とかどうですかね?




921VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/08(日) 08:27:14.98/ndo8ODAO (1/1)

>>919
あいつは俺のパートナーだった「暁美ほむら」じゃない。
とか言ってたからX世界のパートナーだったんじゃないかな?


922VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/12/11(水) 02:53:33.708nO3hEVN0 (1/1)


ハノカゲ版のオマケ読んで思ったけど
ホムマドマミアンサヤエントロピーって
デジモンで例えたらまだ見ぬスサノオモン…
あっ…(察し)


923VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/12/11(水) 11:49:57.84YMEQDdFy0 (1/1)

マグナガルルモンがまだ出てこねぇ
このまま出ないで終わるのか!!

拓也・タギルも名前すら登場してないし・・・


924VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/11(水) 12:19:55.74VsH9f2QqO (1/1)

タギルは苗字だがマミさんの口から語られただろ


925 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:25:37.38qoAy1aTb0 (1/27)

こんにちわ

>>918
まあ、本物のオメガモンはですねー…
前の解説で太一とヤマトのオメガモンを他のロイヤルナイツと一緒に載せちゃってますからね……
まあ、こっちの二人のオメガモンをどうするかによりますね
あと、前回さやかとブイモンが番外編でしか出会ってないはずのディアボロモンとかを知ってたのは何処の時系列であったかはわからないけどちゃんと本編の中で有った話になってるのはちょっと東映チックと自分で思ってみたり

>>919>>921
あるデジモンの解説に書いてますからその世界が何処の世界かもバレバレですよね

>>920
ボルトモンが出てきてプッチーモンとか他のアーマー体に進化する話でしたっけ?
手元にあるドラマCDテイマのメッセージパケットだけなんだよなぁ……
前ニ〇動で聞いたんだけど削除されてないかな?
デーモンの回収は良いアイデアッスね!
でも、本編のデーモン閣下の超究極体が控えてるからどうしよう……
もういっそのことそれと暴走特急混ぜてバレンタインじゃなくてクリスマスにした感じのお話しにしようかなぁ……

>>922
ああ、風呂最終回の5人の様に全裸でクルクル回るんですね
そういや、ハノカゲ版叛逆の2巻今日発売でしたっけ?

>>923
声繋がりでゴマモンをカイゼルにしたから
輝二と同じ声のあのデジモンをマグガルに進化させようかなと考えましたが…
いや、でもマグナガルルモンも絶対にその内出ます

>>924
今回のモブ生徒の中にそれっぽい台詞を言ってる人を出しました
だから、その人がマミさんのクラスメイトの巨乳嫌いの明石君です

投下


926 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:29:06.84qoAy1aTb0 (2/27)


アーマゲモン「グガアアァァーッ!!」


ドゴオォォォォン!!


インペリアルドラモンFM「うぐぅぅぅ!!」

仁美「インペリアルドラモン!!」

中沢「このままじゃやられちまうよ!!」

恭介「さやか……!」

さやか「今からオメガブレードを探しに行けっての!?インペリアルドラモンが戦ってるのに!!」

QB「そうでもしなければ、君達に勝利は無いよ。このまま超究極体に進化したアーマゲモンによって学校の人間共々始末されるだけだよ」

さやか「ったく…!仁美、インペリアルドラモンを見ててあげて!!」

仁美「さやかさん!?こんな状況で何処へ行かれるのですか!!」

恭介「さやか……僕も一緒に行くよ!」

さやか「恭介?」

恭介「さやかばかりに戦わせて…僕だって君の力になりたいんだ……それに、今は僕にだってガオモンがいる」

ガオモン「イエス、マスター!」

ティラノモン「あ、俺も行くのよ!」

中沢「じゃあ、ティラノモンが行くなら俺も!」

さやか「わかった…あんた達も手伝って!仁美、インペリアルドラモンを頼んだよ!!」ダッ!

仁美「はい、頼まれましたわ!!」

クルモン「クル!さやかたちが……」

ピノッキモン「ん?ねぇ、ピエモン。あの青い奴どっか行くみたいだよ?デジモンを放っておいて……」

ピエモン「まさかオメガブレードを…?行きますよ、ピノッキモン!」シュバッ!



927 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:31:45.91qoAy1aTb0 (3/27)


~見滝原中学校・廊下~

さやか「インキュベーモン、あんたさっきオメガブレードの力を感じるって言ってたよね?ある場所がわかるって事?」

QB「…この地の深く……」

さやか「地の深く?学校の地下って事?」

教師A「おい、君!外のデジモンは君のなんだろ!?」

教師B「何とかしてよ!このままあっちのデジモンに私達食い殺されるわ!!」

避難民「なのに、一人で逃げる気か!?」

教師A「君の担任の早乙女先生に内申書に問題有りと書かせてもらうぞ!!」

さやか「ああっ!こんな時に内申も受験もあるかぁ!退いてくださいよ!!」

和子「みなさん!ここはこの子を行かせてください!!」

さやか「先生…!」

教師B「早乙女先生!あなたまで何を!?」

和子「私は信じますよ!私の生徒がやろうとする事を!!それが教師…それが大人だって……ババモンから学びましたから!!」

ババモン「おう、邪魔するならワシが相手になるぞ!!」

避難民「うわぁ!ここにもデジモンだぁ!!」

和子「さあ、行きなさい!あなた達!!」

さやか「ありがとう…先生!!」ダッ!

恭介「僕、三年に進級しても早乙女先生が担任のクラスがいいです…!」ダッ!

中沢「俺も俺も!でも、俺ばっかりに問題当てるのは勘弁してくださいよ!どっちでもいいけど!!」ダッ!

ババモン「フォフォ…良い教え子を持っとるのう」

和子「ええ、私の最高の生徒達です……」


ピカアァァァ……


教師A「何だこの光!?」

和子「あら?これは……」


928 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:34:37.76qoAy1aTb0 (4/27)

~バイナリキャッスル~

中沢「学校の地下からこんな城?神殿?…に繋がってたなんて……」

恭介「これもデジモンと僕達の世界が一つになった影響か……」

ティラノモン「でも、如何にも伝説の剣が封印されてそうな場所じゃない?」

さやか「そうだね…ここの何処かにオメガブレードが……」


ピカアァァァァ…!


ガオモン「さやかのデジヴァイスから光が!!」

さやか「この光が指す方にオメガブレードがあるの!?」

ピエモン「そうですか…なら、あなた達を消した後に私達が頂きましょう」

さやか「ピエモンとピノッキモン!!」

ピノッキモン「キャハハ!尾けられてる事に気づかなかったのかい?バ~カ!!」

ピエモン「パートナーを置いてきたのが失敗でしたね。では、死んでもらいましょうか」

さやか「このぉ…あんた達なんかに黙ってやられるあたしじゃないよっ!!」ドッ!


ガキィィィィン!!


929 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:39:04.56qoAy1aTb0 (5/27)


ピエモン「ふっ…精々下級の完全体デジモンまでの相手が精一杯の魔法少女風情が……究極体の私に敵うとお思いですか!!」ガキィン!

さやか「ああっ!!」ドサッ!

恭介「さやか!!」

ピエモン「しかも、最近はデジモンだけにバトルを任せていたから、テイマー自身のあなたの体は鈍っていると見える」

さやか「うるさい!だからこそ、パートナーが踏ん張っている今……あたしもやらなきゃいけないんだっ!!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』


ドゴオォォォォォォォン!!


さやか「ぐっ…!!」

恭介「ガオモン…さやかを助けろ!!」

ガオモン「イ…イエス!」

ティラノモン「やめなよぉ!ダークマスターズのあの二人相手に成長期のそいつに向かわせるのは、電車が来る寸前の駅のホームから飛び降りろと命令する様な……つまり、死にに行けって言ってる様なもんなのよ!?」

中沢「じゃあ、お前行けよティラノモン!!」

ティラノモン「そう!じゃあ、お見せするのよ!究極体に進化したティラノモンの姿を……」

中沢「えぇ!?うっそぉ!?ティラノモンの究極体!!?」

ティラノモン「…あれ?できない?何で!?」

中沢「何だよ!やっぱ嘘かよ!!」

ティラノモン「違うよ!本当にできるのよ!!何でいきなり進化できなくなったのぉ!?」



930 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:49:22.27qoAy1aTb0 (6/27)


ピエモン『トランプソード!!』シュバッ!


ガキィ!ズバババッ!!


さやか「ぐはっ……!!」

ピエモン「ほぅ、私のトランプソードの剣を一本だけ弾きましたか…中々の素質はあった様ですね」

ピノッキモン「単なる偶然のマグレさ!どっちにしろあれだけ喰らったんだからもうオシマイさ!!」

恭介「さやかぁ!!」

さやか「大丈夫大丈夫恭介…あたしには……治癒回復の魔法があるから……」シュウゥゥゥ…

恭介「クソッ!僕は…僕は……さやかを守る事はできないのか……!!」

ガオモン「マスター……」

中沢「ティラノモン!俺がティラノモンファンやってるのは何故だかわかるかい?そこらのティラノモンファンの様に『グレイモンよりティラノモンを好きって言ってれば通ぶれる』とかそんな安っぽい理由じゃないんだよ!?」

ティラノモン「えと…バージョン1とかではじめて進化したのがティラノモンだったからとか?」

中沢「違うよ!まあ、それもあるけど……」

ティラノモン「どっちなのよ!?」

中沢「究極体が無くても、初期の看板デジモンポジをグレイモンに取られても日陰者でも頑張ってるティラノモンの姿が健気っていうか…頑張ってる君を見てたら、これからの受験とか就職とかの将来への不安も勇気を与えてくれるって感じで俺も頑張ろうって気持ちになれて……だから俺はティラノモンが一番好きなデジモンなんだ!!」

ティラノモン「だから、ティラノモンは究極体に進化できたから…そこん所は信じてないでしょ?ティラノモンのファンなのに」

恭介「もう一度…いや、今度はデジメモリじゃなく、本当の意味でガオモンと共に戦い、さやかを守る力を……!!」

中沢「俺とティラノモンも頑張れる力を!!」


ピカアアァァァァ…!



931 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:51:47.71qoAy1aTb0 (7/27)


ピノッキモン「うわっ!何だぁ!?」

さやか「あ…あの光は……!!」

ガオモン「光から何か出てくる!!」

恭介「こ、これは……!!」ピカアァァァ…!

中沢「俺達の……デジヴァイス!!」ピカアァァァ…!

ティラノモン「ぬえぇ!?」

ピエモン「デジノーム……!!」

デジノーム「キュイー」シュンッ

さやか「今のが…デジノーム……?」

QB「彼等の絆がデジノームに祝福されたようだね」

中沢「そっかぁ…俺、ティラノモンのテイマーになれたんだぁ!!」

ティラノモン「俺にも…パートナーが……」

恭介「ガオモン、僕達も…本当のパートナーに……!」

ガオモン「はいっ!!」

デジノーム「キュイッ」ピカアァァァ…!

クルモン「クルリュ~?」ピカアァァァ…!

ピノッキモン「あぁ!?コイツ!妙な光で僕達が捕らえてたデジエンテレケイアを奪ってったぁ!!」

さやか「やった…クルモンもアイツ等から取り戻せた……!!」

ピエモン「おのれぇ!だが、貴様達を始末すれば変わりない事だ!!」ジャキッ!

さやか「!!」

恭介「ガオモン、さやかを守るんだ!!」スチャッ!

ガオモン「イエス!マスター!!」

ティラノモン「相棒!!」

中沢「ティラノモンとの友情!僕も戦う、テイマー中沢!!」

クルモン「クッルー!!」ピカアァァァァ!


932 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 16:57:16.01qoAy1aTb0 (8/27)


BGM




―ティラノモンワープ進化ぁぁぁ!ラストティラノモン!!―



―ガオモンワープ進化ぁ!ミラージュガオガモン!!―


恭介「デジヴァイスのおかげで…ガオモンをミラージュガオガモンに進化させられた……!!」

QB「第二次性徴期の少女と違って、本来デジソウルを生み出せない男の君達がデジモンを進化させられたのはクルモンのデジエンテレケイアの光の力によるものだよ」

さやか「でも…恭介達の絆は本物だよ!!」

ラストティラノモン「どうだい相棒?これが究極ティラノモンのラストティラノモンだよ!イカスでしょ?」

中沢「うおおぉぉぉぉぉぉーーっ!!イカス!めっちゃイカスよ!!あれが究極体に進化したティラノモン!!!ティラノモンのテイマーになった直後に究極体のティラノモンを見られるなんて超ウルトラハッピーだよ!一生分の幸運をここで使い切ったかもしれない!!」

さやか「んなオーバーな……」

中沢「もう、ここで死んでもいいかもっ!!」

ピノッキモン「じゃあ死ねよ!!」

ピノッキモン『ブリッドハンマー!!』

中沢「うわっ!」

ラストティラノモン「下がってな、相棒!」


ドガアァァァァァァァン!!


933 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:00:04.44qoAy1aTb0 (9/27)


ピノッキモン「どうだぁ!ザマーミロ!!」

ラストティラノモン「う~ん、俺のボディの錆がちょっと取れたかな?あんがとね」

ピノッキモン「げげっ!?」

中沢「すっげぇ!その錆付いたボディは錆ても決して砕けないという屈強・頑強・強固の証かラストティラノモン!!」

さやか「え、杏子の証?」

ラストティラノモン「今度は俺の番ね!」

中沢「行け行けぇ!ラストティラノモン!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!

ピノッキモン「わっ!ブリッドハンマーでガード!!」サッ!


ボガァン!


ピノッキモン「ああっ!僕のブリッドハンマーがサビサビにっ!?」

中沢「おぉ…あの炎を喰らうと錆び付いちゃうんだ……!!」

ピノッキモン「クッソォ…帰ったらウルカヌスモンに新しいのを作ってもらわなくっちゃ……」



934 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:03:28.18qoAy1aTb0 (10/27)


中沢「よぉし、今度は本体にお見舞いしてやれラストティラノモン!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!

ピノッキモン「ぷぎゃっ!!」ドガァン!

中沢「顔面に直撃ぃ!!」

ラストティラノモン「ピノッキモンは木製だから錆びないはずだけど……」

ピノッキモン「ギャアアァァーッ!僕の…僕の鼻がサビでボロボロにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ボロォ…

ラストティラノモン「これでもう、嘘ついても鼻伸びないからいいんじゃな~い?」

中沢「ラストティラノモン!もっと派手な技見せてくれるんだろ?」

ラストティラノモン「おう!ラストティラノモンの最後の必殺技!!」ガシュンッ!

ピノッキモン「ちょ…ちょっと待って待って!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァァン!!


ピノッキモン「わあぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ドゴオォォォォォォン!!


中沢「強ぇぇ…強いよ!ラストティラノモン!!ティラノモンファンをやってて本当に良かったよ俺……」


935 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:06:05.40qoAy1aTb0 (11/27)


恭介「さやか、コイツは僕とミラージュガオガモンに任せて!」

さやか「恭介…!」

恭介「行け、ミラージュガオガモン!!」

ミラージュガオガモン「イエス、マスター!」ドッ!

ピエモン「フフフ…ピエモンの地獄の手品の始まりです。今度はそちらのお嬢さんを相手してた時の様に手加減はいたしませんよ」

ピエモン『トランプソード!!』シュバッ!


ガキキキキィィン!!


恭介「大丈夫かミラージュガオガモン!?」

ミラージュガオガモン「ぐっ…このくらい!」

ピエモン「では、更にウルカヌスモンに作って頂いた強化版トランプソードもサービスです」シュバッ!


ズバッ!


ミラージュガオガモン「うわっ!このぉ!!」シュッ!


ズバババッ!


ミラージュガオガモン「うぐっ!見切れない!?」



936 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:08:02.24qoAy1aTb0 (12/27)


ピエモン「どんなスピードを持つデジモンでも、ワープする私のトランプソードからは逃れられないのですよ!!」

さやか「恭介!剣は無視してミラージュガオガモンをピエモンに接近させて!!」

恭介「わかってる!ミラージュガオガモン、左から回り込め!!」

ミラージュガオガモン「イエス!!」

ピエモン「だから、私のトランプソードからは逃げられないんですよ!!」



ズザンッ!!


ミラージュガオガモン「ぬあぁ!!」

クルモン「ダメクル!剣をどうにかしないとピエモンに近づけないでクルぅ!!」

さやか「そうだ!恭介もデジヴァイスを得たんだから、あたしのカードを使って!!」

恭介「わかった…使わせてもらうよ、さやか……」


恭介『カードスキャン!防御プラグインS!!』


ガキキキィン!!


さやか「よしっ!ピエモンの剣を弾いた!!」

ピエモン「む?カードでミラージュガオガモンの鎧の強度を上げましたか……ならばっ!!」

ミラージュガオガモン「この隙に間合いに入る!!」シュバッ!


ズンッ!!


ミラージュガオガモン「ぐ…ぐおっ……!?」

恭介「ミ、ミラージュガオガモン!?」


937 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:11:32.38qoAy1aTb0 (13/27)


さやか「ミラージュガオガモンの身体の中に……直接剣をワープさせたっていうの!?」

ピエモン「運が良いですね…もう少しズレていれば急所に当たって即死だったのですが……ですが、続けて行きますよ!!」シュバッ!

さやか「恭介!カードで今のダメージの回復を!!」

恭介「カードスキャン……キュアBOX!」シュッ!

ピエモン「ふはは…そんな事しても、いつまで持つかな?」

さやか「そう…外で戦ってるインペリアルドラモンだって…いつまで持つかわからないのに……!!」

QB「これ以上時間は掛けられないね」

さやか「あ…てゆーか、この隙にあたしがオメガブレード探しに行けばいいんじゃ……」

ピエモン「行かせませんよ!」シュバッ!


ギィィィン!


さやか「…ですよねー……」

恭介「いや、さやか…もう終わらせるよ……確か、デジヴァイスでデジモンへの指示が送れるんだったね?」

さやか「ああ、うん…コマンド・アップリング操作でね……」

恭介「うん、なら行ける。あのピエモンのトランプソードのワープのリズム……奴の音楽の鼓動を全て聴き取ったから!!」

ピエモン「何を言ってるのですか!!」

ピエモン『トランプソード!!』シュバッ!

恭介「今だミラージュガオガモン!右30Mに移動!!」ピッ

ミラージュガオガモン「!!」シュンッ!

ピエモン「何!?今のワープからのトランプソードをかわしただとぉ!?だが、一回ぐらいで!!」

恭介「続けて二時方角へ10M!次は下!一度20M後退!!そして、上昇してから前進!!」


シュシュシュシュッ!!


さやか「デジヴァイスの連続コマンドで指示させて……」

ピエモン「全てのトランプソードのワープを見切ってるだと!?人間の小僧ごときが!!」


938 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:13:30.10qoAy1aTb0 (14/27)


恭介「見切ったわけじゃないよ…君の奏でる音楽を、君のリズムを聴いただけだよ……リズムを感じれば、ソードのワープも何処から来るのか予測できる」

ピエモン「何だそれは!?」

さやか「天才バイオリニスト上条恭介の絶対音感を舐めるなって事だよ!!」

恭介「あと、ティラノ師匠の修行のおかげでもあるね……」

ピエモン「ぐっ…!だが、デジヴァイスの操作とコマンドアップのタイムラグがあるので、私のトランプソードのワープからは完全に逃げ切る事はできませんよっ!!」

恭介「もう、デジヴァイスの操作は必要無いよ……ミラージュガオガモン、君も感じたはずだ!奴のリズムを!!」

ミラージュガオガモン「イエス、マスター!一度デジメモリで一心同体になった私ですから……マスターが聴く音楽は全て私にも聴こえるっ!!」シュバッ!

ピエモン「うぐぅ!?」

さやか「やった!トランプソードを抜けて間合いに入った!!」

ミラージュガオガモン『ゲイルクロー!!』


シュパパパパパパパァン!!


ピエモン「ぐああぁぁぁぁ!!」

恭介「よくやった…ミラージュガオガモン!!」

ミラージュガオガモン「マスターのおかげですよ」

ピエモン「ぐっ…これで勝ったとは思わない事ですね……!!」

ピノッキモン「まだ外にはアーマゲモンがいるんだからね!!」


シュバッ!


ラストティラノモン「あぁ!逃げんなよぉ!!」

ミラージュガオガモン「深追いは禁物だ」

さやか「それより、オメガブレードを探さないと……」


939 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:14:44.45qoAy1aTb0 (15/27)


~見滝原中学校・校庭~

アーマゲモン『アルティメットフレア!!』ボッ!ボッ!ボッ!!


ドゴオォォォォォォォォォン!!


インペリアルドラモンFM「一発でもまともに喰らったら一貫の終わりだ……!!」バサァ!

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』シュゴォォ…


バシュウゥゥゥゥゥン!ドゴォン!!


アーマゲモン「キシャアァァ!!」

女子生徒「ピンピンしてるわよ志筑さん!!」

男子生徒「何だよ…勝負になってないじゃん……」

インペリアルドラモンFM「さやか…何やってるんだよ……!!」

仁美「持ち堪えてくださいインペリアルドラモン……さやかさん達が戻ってくるまで!!」

アーマゲモン『アルティメットフレア!!』


ボガアァァァァァァン!!


教師「おいっ!その内校舎に当たるんじゃないのかアレ!?」


940 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:17:20.61qoAy1aTb0 (16/27)


インペリアルドラモンFM「…そうだ!奴がもう一度あの炎を吐き出す時にアホみたいに口を開ける時に近づいて、このポジトロンレーザーの砲身を突っ込んでしゃぶらせて、そのままギガデスをブチ込んでやる!!」ガシュンッ!

アーマゲモン「……」クパァ…

インペリアルドラモンFM「今だっ!!」ズォ!

アーマゲモン「!!」ガッ!

インペリアルドラモンFM「破裂しろっ!!」

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』

アーマゲモン「!!!」ドドドドドドドッ!

インペリアルドラモンFM「やったか!?」

仁美「いえ……!!」

アーマゲモン「……」ドジュゥゥゥ……!

インペリアルドラモンFM「何!?コ、コイツ……俺のギガデスのエネルギーを……」

仁美「食べた……吸収したのですわっ!!」

アーマゲモン「ガァァァ!!」ガギッ!!

インペリアルドラモンFM「しまった!ポジトロンレーザーが噛み砕かれた!!」

和子「あ…あれじゃあ、もうインペリアルドラモンは必殺技が使えないんじゃないの……?」

アーマゲモン『ブラックレイン!!』ジュババババババッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


仁美「インペリアルドラモン!!」


941 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:21:48.71qoAy1aTb0 (17/27)


インペリアルドラモンFM「ぐわ…あぁぁ……!!」ヨロッ…

避難民「ボロボロじゃん……」

男子生徒「そんな…ダメなのかぁ……!?」

ババモン「ジョグレスしたダーリンでも……超究極体には及ばずなのか……せめて、死ぬ前にダーリンと別の意味のジョグレスがしたかった!!」

仁美「私とさやかさんのインペリアルドラモンでも……あのデジモンを倒せない……」

さやか「諦めるな仁美ぃ!!」

仁美「さやかさん!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』

ミラージュガオガモン『フルムーンブラスター!!』


ドガアァァァァァァン!!


アーマゲモン「グルルルル……!!」

インペリアルドラモンFM「…ラストティラノモン…ミラージュガオガモン……?」

和子「中沢君!上条君!!」

恭介「ご心配おかけしました」

中沢「オメガブレード、見つけて来たよ!」

さやか「あたし達は、デジタルワールドの冒険で……どんな時も諦めずに、全力で戦ってきた……!!」

インペリアルドラモンFM「さやか……!!」




――そうだ、君達は最後まで諦めてはいけない――






942 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:24:06.92qoAy1aTb0 (18/27)


インペリアルドラモンFM「!! この声は……?」

女子生徒「頑張れー!インペリアルドラモーーン!!」

教師「この学校…いや、世界を救ってくれぇぇぇぇぇ!!」

男子生徒「お前がスーパースターになるんだー!!」

ワー!ワー!ワー!!


さやか「全校のみんなの声援がこんなにあるんだから……ここで諦めて負けちゃったらカッコ悪すぎだよね?」

インペリアルドラモンFM「ああ……!!」



――君の勇気と、皆の友情を一つにしろ。そして、私の力を託す――



インペリアルドラモンFM「あんたが…オメガ……モン?」

さやか「そうよ!受け取ってインペリアルドラモン!!オメガモンの魂が宿った剣……オメガブレードを!!」スチャッ!


ピカアァァァァァ……!


仁美「さやかさんのデジヴァイスから出てきた剣が……!!」

ババモン「聖剣……オメガブレード!!」

インペリアルドラモンFM「……!!」ガシッ!



943 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:25:57.47qoAy1aTb0 (19/27)


BGM




――インペリアルドラモン・パラディンモード!!――



“インペリアルドラモン:パラディンモード”

超究極体 古代聖騎士型 ワクチン

古代竜戦士型デジモンのインペリアルドラモン:ファイターモードが
聖騎士オメガモンのパワーを得て、パワーアップし伝説の聖騎士(パラディンモード)へと形態を変化させた姿
これが古より伝わるインペリアルドラモンの最終最強形態で
古代デジタルワールドの大破壊の時に降臨し、世界を完全な崩壊から救った
しかし、その頃の詳細なことは一切謎であり、いずれデジモンやデジタルワールドの研究が進めば解明されるであろう
必殺技は究極剣『オメガブレード』で敵を一刀両断し、構成データを初期化して無にしてしまう



インペリアルドラモンPM「これが…オメガモンの……力!!」

仁美「インペリアルドラモンが…白くなりましたわ……!」

さやか「しかも…超究極体!超究極体だよ!!オメガブレードを手にした……ううん、オメガモンの力を受け継いだインペリアルドラモンは超究極体に進化したんだ!!」

QB「進化できたか…ロイヤルナイツの始祖、パラディンモード!」

仁美「パラディンモード?」

さやか「ロイヤルナイツの始祖ぉ!?オメガモンの力を受け継いだからあの姿に進化したんじゃないの?ロイヤルナイツの始祖ってどいう事!?」

QB「パラディンモードの詳細はイグドラシルのデータベースにも記録が残ってないんだよ」

ババモン「オメガモンが先か、パラディンモードが先か…卵が先か、鶏が先か……」

中沢「そんなのどっちでも……」

ラストティラノモン「どっちでもいいのよ!」

ミラージュガオガモン「ああ、オメガモンの……」

さやか「いや、みんなの想いを受け取ったインペリアルドラモン・パラディンモードは……」

仁美「負けませんわっ!!」


944 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:30:29.35qoAy1aTb0 (20/27)


アーマゲモン『アルティメットフレア!!』ボボボボッ!!

恭介「撃ってきた!!」


ドゴォン!


インペリアルドラモンPM「……」

仁美「効いてませんわ!!」

中沢「あのインペリアルドラモンも超硬いんだな……」

さやか「インペリアルドラモンッ!その正義の刃で悪を断ち切れっ!!」

インペリアルドラモンPM「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」シュゴッ!!

さや仁「「行っけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーっ!!!」」

仁美「ですわぁ!!!」



インペリアルドラモンPM『オメガブレーーーードッ!!!』


アーマゲモン「!!!?」



ズッザァン!!



さやか「やった…!超究極体のアーマゲモンを一刀両断!!」

インペリアルドラモンPM「いや…まだだ!!」

アーマゲモン「……」シュパァァ……



ワラワラワラ……


945 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:32:04.26qoAy1aTb0 (21/27)


クラモン「……」ワラワラ

クラモン「……」ワラワラ

仁美「クラモンに分裂しましたわ!?」

恭介「全部退治しないとまた進化されるんじゃ……!?」

インペリアルドラモンPM「一匹たりともも逃すかよ!この姿ならポジトロンレーザーをコネクトしなくても、直接胸部からギガデスを撃ち出せるんだぜ!!」グパァ!

インペリアルドラモンPM『ギガデス!!』

ミラージュガオガモン『ダブルクレセントミラージュ!!』

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』

クラモン達「!」


ドゴォォォォォォォン!!



インペリアルドラモンPM「ダメだ…数が多すぎる……!!」

クラモン達「……」ワラワラ…

クルモン「ガッコーの中に入って来るクル!!」

中沢「うわっ!マジかよぉ!!」

インペリアルドラモンPM「なら…皆の力を貸してくれ!」


パァァァァ…!!


さやか「インペリアルドラモン……何をするつもり……?…あっ!」


ピカアァァァ…!


946 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:33:49.83qoAy1aTb0 (22/27)

仁美「私達のデジヴァイスから……」ピカアァァァ…!

恭介「光が!!」

和子「私のデジヴァイスからもだわ!!」ピカアァァァ…!

さやか「って、何で先生もデジヴァイス持ってるの!!?」

和子「あ、私さっきババモンのテイマーになったみたいなの」

ババモン「デジノームが和子にもデジヴァイスを与えてくれたぞい」

さやか「…早乙女先生がババモンのテイマー……(ある意味嫌味の様な気がするよデジノーム……)」

男子生徒「先生達のデジヴァイスだけじゃないぜ!!」ピカアァァァ…!

女子生徒「私達……全校皆の携帯やスマホからも光が……!」ピカアァァァ…!

さやか「そうか…皆の力……想いを一つにするってわけだね!インペリアルドラモン!!」

仁美「みなさーん!皆さんの光を、インペリアルドラモン・パラディンモードの剣にっ!!」

男子生徒「よしきた!」スチャッ

女子生徒「ええ!」スチャッ


スチャスチャスチャチャチャチャチャチャチャッ!!


インペリアルドラモンPM「ありがとう、みんなっ!!」ピカアアァァァァァァァ!

インペリアルドラモンPM『オメガブレード!!』


ピカアァァァァァァァァ……!!


クラモン達「!!?」


シュワァァァァァァァ……!


さやか「みんなの力をオメガブレードに集めて放った光が!!」

仁美「クラモン達を全て消滅させていきますわ……!」


947 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:35:56.07qoAy1aTb0 (23/27)


QB「なるほど。あのクラモン達は、この学校の人間各々が所持していた端末から出てきた……だから、逆に携帯の消去機能を利用して、そのプログラムを光に変換してオメガブレードに集中させて消去したというわけか」

さやか「アイツがそんな事考えつくわけないじゃん。ただ、みんなの想いを一つにしようと思っただけだよ」

仁美「いえ…さやかさんのブイモンはともかく、私のワームモンは考えられる頭脳をお持ちになってますわ」

さやか「あー、言ったな仁美ぃ!」

仁美「ウフフフ…でも、私達のデジモンが守ったのですわね……この学校のみなさんを……うっ!!」

恭介「!? 志筑さん!?」

さやか「仁美!どうしたの!?」

インペリアルドラモンPM「仁美……!?」

仁美「あ…あぁぁぁぁ……!!」ピカアァァァァ……!!

女子生徒「何か志筑さんが凄い光ってるわよ!?」

男子生徒「光って苦しんでる!!」

仁美「あああぁぁぁぁぁーーー……っ!!」ピカアァァァァ……!!

さやか「これって……!?」


948 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:39:02.96qoAy1aTb0 (24/27)


QB「ほむらと超究極体に進化したベルゼブモンと同じ現象さ」

さやか「えっ……!?」

QB「超究極体のベルゼブモンの闇の力に蝕まれるほむらの様に、志筑仁美もインペリアルドラモン・パラディンモードの膨大な光の力に呑み込まれようとしてるのさ」

さやか「闇じゃなくて光でもなの……!?しかも、デジモンと合体してるわけじゃないのに!!」

QB「融合進化じゃなくても、デジヴァイスでテイマーとデジモンのデジソウルがリンクしてるからね。さやかはともかく、魔法少女ではない普通のテイマーの彼女じゃ超究極体の光の力に耐えきれないのさ」

さやか「……っ!!」

仁美「うああぁぁぁぁ……っ!!」ピカアァァァァ…!!

恭介「とにかく、志筑さんをどうにかしないと!!」

中沢「このままじゃ死んじゃうよ!!」

さやか「!! インペリアルドラモン!今すぐその剣を離して!!」

インペリアルドラモンPM「!!」ズンッ!


シュウゥゥゥゥゥ……



949 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:44:18.21qoAy1aTb0 (25/27)


ワームモン「仁美さん!大丈夫!?」

仁美「ええ…心配ありませんわ……ワームモン……」

和子「志筑さんを保健室に連れて行かなきゃ……保健係の人!!」

中沢「先生、鹿目さんはいないって」

仁美「さやかさん…ご迷惑をおかけしてごめんなさい……せっかく手に入れたオメガモンの剣…超究極体への進化なのに……私、これに耐えられる様に……」

さやか「いいんだよ無理しないで仁美!オメガブレードはもう使わないから……!!」

ブイモン「今度は俺とさやかだけの力で…超究極体に進化してみせるさ、仁美!」

さやか「それに…自分でやってる“あのバカ”と違って、あたしの都合で仁美を巻き込むわけにはいかないよ……」

仁美「でも…私だって皆さんをお守りしたいと……」

恭介「志筑さん、僕達もテイマーになったんだから……」

中沢「一緒にこの学校を守って行こうよ!」

仁美「…はい……」



ウルカヌスモン「なんじぇけぇ~……つまらん!せっかくワイの傑作オメガブレードを手にしたっつーのに……一回ぽっきりで見納めかぁ?あの力が加われば…確実にワルプルモンに勝てる……いや、確実とは言わんなぁ……むしろ、あの力を使わない奴等はワルプルモンに勝てないけぇのう……」

ウルカヌスモン「しゃあない……なら、昔のベレンヘーナを託したベルゼブモンと新作のベレンヘーナを使う赤ベルゼブモンの勝負……ソッチの見物も愉しませてもらおうじゃけぇのう!!」シュバッ!



950 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:47:07.64qoAy1aTb0 (26/27)


さやか「ん…?ブイモン、今屋上の方に誰か居なかった?」

ブイモン「え?気のせいじゃない?」

ガオモン「マスター、正直私はクタクタです……」

恭介「わかったよガオモン。ご褒美のマヨネーズかけだよ」ブジュウウゥゥゥ

男子生徒「おい、上条!何自分のデジモンにマヨネーズぶっかけてるんだよ!?デジモン虐待!?」

ガオモン「おぉ~…♡マスターは最高のテイマーですっ!!」

女子生徒「でも、喜んでる……」

恭介「じゃあ、次は僕にかけて」

男子生徒「上条!?」

中沢「見ろぉ!俺のデジモンは……究極体に進化するティラノモンだぁぁぁぁぁぁ!!」

ティラノモン「イエーイ!…って、誰も聞いてないよ……」

中沢「まあ、どっちでもいいけど……」

ババモン「和子や、これからはワシが男の作り方をアドバイスしてやろう」

和子「はい、お願いします!!」

ワームモン「仁美さん……」

仁美「もう大丈夫ですわ…ワームモン……」

さやか「……」


あたしが手に入れたオメガモンの力、オメガブレード

しかし、仁美がオメガブレードの大きな光の力に耐えられないのなら
もう、パラディンモードに進化するわけにはいかない……

インキュベーモンが言うには、アルフォースブイドラモンにこの剣を持たせても
超究極体に進化できるわけではないらしい……その力を発揮できるのは今のところインペリアルドラモンの時のみ

なら、他にこのオメガブレードの力を使いこなす方法は……?


951 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/12(木) 17:48:22.79qoAy1aTb0 (27/27)


~次回予告~

ジジモン「ババモン……」

エレキモン「あー…テイマーができちゃったなぁ……その内、あんたにもテイマーができたりして……でも、前やった番外編では先生のデジモン、違う奴だったような……」

エレキモン「ま、いっか。てなわけで、今回はまどマギのサブキャラのパートナーデジモン!!」


ホーリーエンジェモン
テイマー:鹿目タツヤ
力:B 防御:A スピード:A 魔力:S 賢さ:A 持続力:C (全て完全体基準)

ホーリーエンジェモン、進化前のエンジェモン共に闇のデジモンと対峙した場合には
その力と魔力が倍のものとなるので、進化世代が一段上の闇のデジモンとも互角以上に戦う事ができる
更にテイマーのタツヤは幼児とは思えない判断と閃きを発揮する時があるので
テイマーとして将来有望なタツヤと組んだホーリーエンジェモンを前にした闇のデジモンは
彼の聖なる光で浄化されるしか道はないのかもしれない……


ジュエルビーモン
テイマー:志筑仁美
力:A 防御:A スピード:S 魔力:C 賢さ:A 持続力:D (全て完全体基準)

玉虫のような虹色の輝きを放つ昆虫型デジモン
見る角度で色がかわるプリズムのようなヨロイは、頑丈なだけでなく敵の目をくらませる効果もある
格闘のエキスパートで美しい戦いを好む
因みに、ワームモンの2014番目の新たな特技は今回の話で出てきた『パラディンモードへの超究極進化』
しかし、テイマーの仁美がオメガモンに力に耐えきれなので、その特技を披露する機会はもう無いのだろうか?


ミラージュガオガモン
テイマー:上条恭介
力:C 防御:A スピード:A 魔力:C 賢さ:A 持続力:B

デジメモリから解放されたミラージュガオガモンは
かつて自分のメモリで進化した恭介と心を通わせており、恭介の音楽を理解している為
これからの彼の指示はデジヴァイスのコマンドや口で言わずとも
即理解し、即時に実行するためスピーディなリズムのバトルができるだろう
しかし、バーストモードに進化できる可能性が無いのが痛手である


ラストティラノモン
テイマー:中沢
力:A 防御:S スピード:D 魔力:D 賢さ:E 持続力:C

念願のティラノモンのテイマーになった中沢!
しかし、ティラノモンはパートナーになったにも関わらず
彼の下の名前を教えてもらってない(でも、別に興味ないでどっちでもいいらしい)
そして、絶賛発売中の漫画版デコードの単行本一巻には
ラストティラノモンのデジモンカードが付録で付いてるので
ティラノモンファンは書店にレッツゴーである

ババモン
テイマー:早乙女和子
力:D 防御:D スピード:C 魔力:A 賢さ:A 持続力:C

ファイル島の夫ジジモンの元から飛び出し、バルバモンの所へ押しかけた
それを迷惑がったバルバモンはババモンにダルクモンのデジメモリを差し込み
ダルクモンの自我と記憶のデータに書き換えられてしまう
和子はババモンを見てると、若き日に亡くした“祖母”を思い出し親しみを持ち
ババモンの方も“少し”年が離れた“妹”ができた感じに思っている


エレキモン「そして、次回は番外編クリスマススペシャル!!」

ジジモン『クリスマスだよデジモンSP!』

エレキモン「まんまじゃねぇか!つーか、何だそのドラ〇もんみてーなタイトルは?」

ジジモン「いや…実はまだロクに話考えてないから……」

エレキモン「んだよそれー」


今回はここまで
何か、インペパラディン回というより恭介&中沢回の様な気が…
次回の番外編はクリスマスぐらいに投下
ではまた


952VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/12/12(木) 23:27:27.45TxTtL9uc0 (1/1)




953VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/12(木) 23:57:15.99dUV+osl2o (1/1)

乙!
オメガブレードの入手経緯飛ばしすぎぃ!どっちでもいいけど!


954VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/12/13(金) 00:26:45.96Wcl7qbgL0 (1/1)

ちょっと気になったのだが
アルファモンは普通の状態でも超究極体なのだろうか?



955VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/13(金) 00:39:00.88xQau4IkIo (1/1)

アルファはモードがあるでしょ


956VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/13(金) 08:11:09.72tmGU8eeao (1/1)

まあアルファモン王龍剣はかずみ編ラストの登場だろうねえ……。


957VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/14(土) 07:35:31.97MCIo2qT10 (1/1)

もうパラディン殆ど使えないのかな


958VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2013/12/19(木) 22:30:04.28uy+todsm0 (1/1)

アルファモンは普通でもオメガモンより強かったしな


959VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/22(日) 22:32:47.90ucmuvykXo (1/1)

まぁ,x抗体持ちだしね
アルファは普通に強い


960VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/12/24(火) 07:42:12.11iRKWJnkAO (1/1)

王竜剣を持つとさらに強い。
でもデクスモン出されたら終わりのような気が…


961 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:03:33.566Aznulgc0 (1/40)

メリークリスマス

>>953
スイマセン、確かに端折りすぎですね
でも、あの後城の奥に刺さってた剣をあっさり手に入れちゃう感じなんです
まあ、中沢君やティラノモンが力一杯引っ張っても剣が抜けなかったのを
さやかちゃんがあっさり抜いちゃうな感じのイベントを書けばよかったですね
02のデジメンタルを持ち上げるイベントの様に

>>954-956
実はそこんとこどっちにしようかなと思ってるんですよね
作品によっては単なる必殺技扱いの王竜剣ですが
このSSではテイマー付けちゃいましたからね

>>957
今回出ますよ!

>>958-959
アルファモンどころかドルゴラモンに負けたオメガモンは
アーマゲモンに負けたオメガモンと同じく
ウォーゲームのオメガモンと強さ違うから…(震え声)

>>960
デクスモンは色々違う設定での登場になるかもしれません


てなわけで今回はクリスマス番外編スペシャル
そして、02とのコラボ回になりますが
キャラの出番の差が大きいのはご容赦ください…
ついでにあの魔法少女達にもデジモン付けました

投下


962 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:09:08.766Aznulgc0 (2/40)


西暦2003年12月24日


~お台場~

大輔「痛ってぇ~…太一さんもヤマトさんもマジで殴る事ねぇじゃねーかぁ……」

チビモン「そりゃ、大輔が酔っ払って太一達に変な事言うからだよ」

大輔「酔ったのは俺のせいじゃないぞ!京がシャンメリーとシャンパンを間違って持ってきたせいだよ!!コンビニの娘のくせによぉ……ヒック!」

チビモン「でも、大輔のせいで、せっかくのクリスマスパーティーが台無しだよ」

大輔「お…俺はただ、去年のクリスマスの話をしただけじゃねぇか……色々あったなぁ……って!」

チビモン「いや、だから、その去年のクリスマスの時ぐらいに空とヤマトが付き合い始めた事で大輔がからかうから」

大輔「別にからかったつもりはねぇよ!…まぁ、酔っ払ってたから自分でも何言ったのかあんまよく覚えてないけど……でもさ、小学校の頃クラブでサッカー一緒にやってた太一さんと空さんの方がお似合いだと思ってたんだけどなぁ…ミミさんも前に三年前の春休みの空さんの誕生日の一件であの二人良い感じになったのに意外とか言ってたし……」

チビモン「ソレを本人達の前で言ったから怒らせたんだよ」

大輔「太一さんと空さんは幼馴染みなのになぁ……いや、幼馴染みだからこそ上手くいかないのか……」

チビモン「その理屈なら大輔とヒカリも上手くいかないよね。大輔とヒカリも一応幼馴染みって事になるし」

大輔「おい、コラ!そりゃどういう意味だチビモン!!」

チビモン「あ、待て。それならヒカリとタケルだって……って、大輔とタケルどっちが先にヒカリと出会ってるんだ?」

大輔「ああ、ヒカリちゃんとはじめて一緒のクラスになったのは……でも、ヒカリちゃんと一緒にデジタルワールドを冒険したのはタケルの野郎のが先だしなぁ……」

チビモン「だから、出会い自体はどっちが先なんだよ?」

大輔「…おぇぇ…やっぱまだ酔いが……」

チビモン「おい、大輔!吐くなよ大輔!!」




963 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:10:39.306Aznulgc0 (3/40)


賢「おーい、大輔ー!」タッタッタッ

チビモン「あ、賢がオレ達を追っかけて来たみたいだよ大輔」

賢「戻ろうよ大輔。僕も一緒に太一さん達に謝るからさ」

大輔「うぅぅ……けぇん…お前は本当優しくてイイ奴だよなぁ……俺達を散々苦しめたデジモンカイザーと同一人物とは思えないほど……」

賢「…人の古傷をえぐって、僕にも喧嘩売ってるのかい?」

ワームモン「まだ酔っ払ってるんだよ賢ちゃん。戻ってクリスマスケーキ食べようよ。イチゴが沢山乗っかった大きなチョコのケーキだよ!」

チビモン「チョコ!オレの大好きなチョコのケーキ!?大輔!早く戻ろ戻ろっ!!」

大輔「…やっぱ戻りづれぇよ…どっちかと言うと、太一さん達に殴られた事より…さっきヒカリちゃんから向けられた軽蔑の眼差しで受けた心の傷のが痛いんだ…そして、タケルの野郎からの嘲笑に対する怒り……!!」

チビモン「そんなのいつもの事じゃん!いいから早くチョコケーキぃ!!」


シュゴオォォォォォォ……!


チビモン「な…何だ!?」

賢「この時空の歪みは……デジタルゲートか!?」

大輔「何でパソコンが無いのにデジタルゲートが開くんだよ…お前も酔ってるのか賢?…ウィ~……」

ワームモン「この先に繋がってるのは……ボク達が知ってるデジタルワールドじゃないよ!!」

賢「この感じは……!!」

チビモン「吸い込まれるよ大輔っ!!」

大輔「うわ…うわあぁぁぁぁぁぁーー!!」


シュィィィィン……


964 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:15:18.426Aznulgc0 (4/40)


西暦2013年12月24日


~見滝原市街~

アベック女「うふふふ……」イチャイチャ

アベック男「アハハハ……」イチャイチャ

アベック女「ねぇ、あのビルの屋上にコスプレした人がいるけど……」

アベック男「クリスマスのイベント関係だろ」

アベック女「普通サンタさんの衣装じゃないの?」

アベック男「それより、今夜はどうする?」

アベック女「あ、じゃあ私の家で…今夜、私以外誰もいないから……////」

アベック男「やっふぅぅぅぅぅ!!」


リリスモン「オエェェ……この日のリアルワールドは何処も彼処もあんな感じ……男女カップルの淫らな聖なる夜から生まれる色欲の感情エネルギーは不味くて不味くってしょうがないわぁん……」

インダラモン「はぁ…性なる夜っすね……でも、リリスモン様の嫌いなノンケの色欲のエネルギーでも魔力にできるんでしょ?」

リリスモン「でも、不味いものは不味いのよ…ホモの色欲よりはマシだけど…それでも……オエッ…あたしマジ吐きそう……」

インダラモン「まあ、お気持ちはわかりますよリリスモン様。来年は午年という事でリリスモン様に復活させていただいたこのデーヴァのインダラモン、クリスマスで浮かれてる街のリア充共を蹴り飛ばしてきましょうか?」

リリスモン「あらぁん…?あっちからは美味しいそうな百合の感情エネルギーが……」

インダラモン「む?奴等は!!」


965 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:19:44.196Aznulgc0 (5/40)


まどか「マミさんの家でのクリスマスパーティー楽しみだね、ほむらちゃん!」

ほむら「…できれば、あなたとの二人っきりの性…聖なる夜が……」

まどか「今、漢字が間違ってた様な気がするけど気のせいだよね?」

ほむら「でも、こうしてまどかと共にクリスマスが過ごせるだけでも私は幸せ…それが私にとってのクリスマスプレゼント……」

まどか「ウェヒヒ!わたしもだよ!」

テイルモン「そう、黒バスを脅迫してた奴も逮捕され、冬コミも楽しみだし、良い新年が迎えられそうね!!」

インプモン「冬コミはテメーだけで行けよ腐猫……つーか、何でこのチビ助までついてくんだよ!!」

タツヤ「あぃ?」

まどか「ごめんね、タツヤ、デジモン大好きだからインプモン達とクリスマスパーティしたいってどうしても……」

パタモン「たちゅやはインプモンの事も気に入ってるんだよ?」

テイルモン「ああ、幼児と同レベルの脳味噌だから気が合うのね」

ほむら「たっくんの方が賢いんじゃないのかしら?」

インプモン「おい、俺のナイト・オブ・ファイヤーでテメェ等をクリスマスキャンドルにしたろか?」

タツヤ「インプモンあそぼー!」グィィィ

インプモン「ぐえぇぇ…スカーフ引っ張んな……!!」ギギギ

まどか「でもタツヤ、あんま遅くまで起きてるとサンタさん来てくれないからね?」

ほむら「プレゼントが貰えないわね」

タツヤ「ヤー!サンタしゃんにおにぇがいした仮面ライダー鎧武変身ベルト、DX戦極ドライバーとDXフォーゼ&オーズロックシードセットとウィザード&W ロックシードセットほしー!!」

パタモン「何で商品名だけは律儀にもフルで言うの!?」

ほむら「それだけ手に入れたいものなのよ」

タツヤ「まえは特命戦隊ゴーバスターズ、バスターギアシリーズ08DXライオブラスターサンタしゃんからもらったー!!」

インプモン「おい、タツヤ。サンタなんてのは本当はいないんだぜ?去年オメーの枕元にプレゼントを置いたのはお前の親父――」

テイルモン「子供の夢壊すなっつーのよ!」バゴッ!

インプモン「イデッ!!」

テイルモン「サンタクロースがプレゼントしてくれるのはね、オモチャだけじゃないのよ。ある少年が「友達が欲しい」とサンタさんにお願いしたの…そしたら、サンタさんが来て「ワシが君の友達になってやろう…“ワシ自身がプレゼント”」と言ってサンタ衣装を脱ぎ、トナカイの鼻よりも真っ赤で熱くなった股間のクリスマスツリーを……」

まどか「テイルモンも子供の夢を悪夢に変えようとしないでよ!!」

インプモン「まぁ、サンタなんていねーって事だ!ナハハ」

タツヤ「いるよ!あしょこ!!」

インプモン「んなもん、ケーキ売ってたり、看板持ちやチラシ配りしてるアルバイトとかだよ」

タツヤ「トナカイのってるからほんもののサンタしゃん!」

ほむら「トナカイ?」

インプモン「だから、着ぐるみのトナカイだろ……」

ムースモン「ブオォォォ!」

インプモン「うおっ!マジでトナカイ!!」

テイルモン「トナカイじゃなくってムースモンじゃないの!!」


966 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:23:51.956Aznulgc0 (6/40)


“ムースモン”

アーマー体 古代獣型 フリー

“希望のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の古代獣型デジモン
山岳地帯に生息しており、希薄な空気や極寒などの悪条件をものともしない強靭な肉体を持っている
ムースモンは「山の守り神」として敬われており、自分の住む山を汚すものが現れるとその命を削ってでも守り抜こうとする
感情の起伏が激しく、穏やかなときはよいが機嫌が悪いと手がつけられなくなる一面も持っている
ムースモンの機嫌はその山の気候とリンクしているらしく
時々起こる原因不明の雷や雪崩がおきるときは、ムースモンの機嫌の悪さから来ると伝えられている
必殺技の『ホーンブレード』は巨大な角で空間そのものを切り裂く技で、相手が離れていようとも空間ごと切断することが可能である


タツヤ「サンタサンター!トナカイとサンター!!」

ウィザーモン「こんばんは、サンタクロースだよ(裏声)」

テイルモン「って、ウィザーモンじゃないの!!」

ウィザーモン「ウィザーモンじゃない、ウィザーモン・クリスマスカラーモードだ!!見ろ、サンタの様に赤い俺の衣装を!」

ほむら「そのトナカイの様なデジモンにソリを引っ張らせて何故サンタの格好を?」

まどか「ウィザーモン本当にサンタさんになったの!?」

ウィザーモン「バイトだ」

インプモン「結局バイトじゃねーか」

ムースモン「この格好のウィザーモンさんと私となら結構クリスマスケーキが売れるんですよ」

ウィザーモン「テイマーのいない俺がリアルワールドで生活してくには自分で稼ぐしかないからな。お前達も一つ買ってくれないか?」

ほむら「遠慮しておくわ」」

まどか「マミさんがケーキ用意してくれてるから……これからマミさんの家でクリスマスパーティなの」

ウィザーモン「まどか達はあっちのスタジアムで開いてるD-1クリスマス・グランプリに出ないのか?」

テイルモン「クリスマス・グランプリぃ?」

インプモン「デジモンバトルの大会か!おもしろそうじゃねぇか!ほむら、俺達も出ようぜ!!」

ほむら「これからパーティなのにそんな時間はないわ」

まどか「さやかちゃんと杏子ちゃんだって先にマミさんの家に行ってるし」

ウィザーモン「ん?その二人ならさっき、その大会の会場に入ってくのを見たぞ」

まどか「えぇ!?」


967 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:28:41.416Aznulgc0 (7/40)


~見滝原スタジアム・D-1クリスマス・グランプリ会場~


司会者「ハロー!見滝原シティ!このホーリーナイトを制するテイマーは誰か!?優勝者には豪華なクリスマスプレゼントが待ってるぜぇい!!」


ワー!パチパチパチパチ!!


司会者「この大会のデジモンバトルは普通の大会のとは一味違うぜぇ!このリアライゼーションマシーンにギアをコネクトすれば、君達のゲームの中のデジモンをリアライズ……つまり、実体化させて本物のデジモンバトルを体感できるんだぁ!!」

参加者A「うおー!すげぇ!!」

参加者B「俺のデジモンを本物にできるのかぁ!!」

司会者「もちろん、既にデジモンをリアライズさせている本物のテイマーとデジモンの参加も熱烈大歓迎だぁ!!試合はバトルロイヤル式、最後まで生き残ってるデジモンが優勝だ!OK?」


参加者達「「「イエーイ!!!」」」

さやか「イエイイエーイ!!」

司会者「よぉし、参加者全員のデジモンがリアライズしたらスタートの合図をするぜ!既にデジモンを持っているリアルテイマーはデジモンのウォーミングアップを忘れるなよ?」

さやか「おーし、ブイモン!張り切って行くよ!!」

ブイモン「あ、ああ……」

さやか「杏子ー!そこの観客席から応援ヨロシクねっ!優勝賞品はあとでプレゼント交換してもいいかな~……アハハハ!」


杏子「はぁ…さやかの奴……本当は坊やとクリスマスを過ごすはずだったのに……よりにもよって今日やるバイオリンのコンクールに行っちまってすっぽかされたからってヤケになっちまってまぁ……」

ギルモン「幼馴染みとはうまくいかないもんなんだね杏子」

杏子「お前、ソレ何処で覚えてきたんだよギルモン?いいか、さやか本人の前では絶対言うなよな……「幼馴染みは負けフラグ」なんて……」

ギルモン「でも、ボクたちは出なくてよかったの?」

杏子「こんなトーシロだらけの大会にアタシ達が出るのは元軍人が街の不良共の喧嘩に乱入する様な…メジャーリーガーが小学生の草野球の試合に出る様なモンじゃん」

ギルモン「ドラゴンボール的にいえば、最初の天下一武道会に超サイヤ人3になれる悟空が出場するようなモンだね」

杏子「そりゃオーバーな例えだ」

ギルモン「でも、ブイモンとさやかはいいの?」

杏子「まあ、さやかの憂さ晴らしの為の場だよ。アイツらならさっさと終わらせられっからマミん家のパーティには間に合うでしょ」

ギルモン「うん!オジサンが作ってくれたパン持ってって食べよう!!」

杏子「それにしても……」



968 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:31:40.016Aznulgc0 (8/40)


シュイィィィン……


デルタモン「グオオオォォォォ!!」

きたざき「わぁ、凄いよみはら君…ぼくたちのデルタモンが本当に実体化した……!」

みはら「でも、何だか怖いよ……」

きたざき「ヤダなぁ…自分のデジモンを怖がってどうするのさ……」

杏子「あんなゲームのデジモンを契約も無しに簡単にリアライズさせる機械…誰が作ったんだ?室長のオッサンか……?」

司会者「よぉし、みんな準備はいいかぁ?では、バトルスタートゥ!!」

さやか「ブイモン、早速究極体に進化だよ!」

ブイモン「いや、素人さん達のデジモン相手にいきなりの進化は可哀相だろ?まずは成長期のまま準備運動だぜ!!」ドッ!

ブイモン『ブイモンヘッド!!』

モノクロモン「ひぎぃ!!」バコォン!

ブイモン『ブンブンパンチ!!』


ドゴゴゴゴゴゴゴッ!!


モジャモン「わだぁ!!」

ベジーモン「ぎょべっ!!」

参加者A「あぁっ!モジャモン!!」

参加者B「ワテクシのベジーモンがぁ!!」

ブイモン「へへっ!片っ端から飛ばして行くぜ!!」

さやか「ブイモン…この程度じゃあ、あたしのイライラはおさまらないんだよ……恭介のバッカヤロオォォォォォォォーーッ!!!」

ブイモン「でりゃぁ!!」パコォ!!

司会者「おぉっと!成長期ながら次々とデジモンを突破し、快進撃を続けるブイモンがいるぞぉ!なのに、テイマーの女の子は怒ってるようだが!?」

ギルモン「ありゃりゃ……」

杏子「あのままさやかの怒りのデジソウルで暗黒進化するんじゃね?」


969 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:35:27.126Aznulgc0 (9/40)


みはら「きたざき、ここは協力して倒していかない?」

きたざき「しょうがないなぁ……いけ、デルタモン」

みはら「ぼくのデルタモンも!あそこのティラノモンにチェック!!」

ティラノモン「!?」

Wデルタモン『『トリプレックスフォース!!』』


ジュバアァァァァァァァァン!!


ティラノモン「ダブルのデルタモンでトリプルとはこれいかにぃぃぃぃぃ!?」


ドガアァァァァァァァン!!


みはら「やった…!?」

中沢「フフフ…坊や達……俺のティラノモンは実際にリアライズしているデジモン……しかも、究極体に進化するティラノモンなんだぜっ!!」



―ティラノモンワープ進化ぁぁぁ!ラストティラノモン!!―



Wデルタモン「「グオッ!?」」

きたざき「あーあ…進化されちゃった……」

みはら「も…もうお家に帰ろうよ……」

中沢「そうだ!幼稚園児はとっととお家に帰って、お布団の中でサンタさんを待ってな!!」

ラストティラノモン『テラーズクラスター!!』


ドバァァァァァァン!



Wデルタモン「「ギャオオォォォォォォン!!!」」


ドゴオォォォォォォォォン!!



みはら「あぁ…ぼく達のデルタモンが……」

きたざき「やられちゃったね……」

中沢「ハハハハハッ!園児達よ!デジモンバトルはゲームであっても、遊びではないんだよ!!どっちでもいいけどね!ナハハハハハハハハッ!!」

きたざき「ヤダなぁ…あのお兄さん、中学生が幼稚園児相手に大人げ無い……」

みはら「ああいう人がろくな大人にならないんだよね」



970 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:38:25.346Aznulgc0 (10/40)


和子「甘いわよ中沢君!!」

ババモン「ほいさぁ!!」


ドゴォ!!


ラストティラノモン「あうちっ!!」

中沢「せ、先生!?早乙女先生もこの大会に出てたんですか!?」

和子「ええ、そうよ…どうせ先生なんか…クリスマスを一緒に過ごす彼氏もいない賞味期限切れ寸前のダメな女よ……」

中沢「い、いや……俺そこまで言ってないんですけど……」

ラストティラノモン「つーか、賞味期限寸前じゃなくて、とっくに切れてるよね?先生の女としての賞味期限、どっちでもいいけど」

中沢「おいいぃぃぃぃぃぃ!ラストティラノモン!!」

ラストティラノモン「まあ、この会場の中で実際にリアライズしている究極体デジモンなんて向こうで戦ってるさやかと先生のババモンくらいだから……」

ババモン「そうじゃな、ワシはダーリンとは戦えんし…お主くらいじゃのぉ……楽しめそうなのは……!!」

和子「さあ、覚悟しなさい中沢君!ここでは生徒と教師の関係じゃない、テイマー同士のデジモンバトル!!」

中沢「俺だって先生相手でも……遠慮はしませんよ!!」

?「おっと、究極体のデジモンを持つ本物のテイマーは……あんた達だけじゃないのよ!!」

中沢「え…誰!?」

ボルトモン『バトルトマホーク!!』


ズドオォォォォォォォォン!!


ババモン「あびゃっ!?」

和子「私のババモンがぁ!!」

小巻「この浅古小巻のボルトモンがあんた達に喧嘩を売ってやるわ」

ボルトモン「怒れ、勇者よ、バトルトマホーク」


971 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:43:01.406Aznulgc0 (11/40)


“ボルトモン”

究極体 サイボーグ型 データ

アンドロモンと同時期に造られた試作型サイボーグデジモン
機械ベースで作られたアンドロモンとは違い、肉体ベースで造られたボルトモンは感情を持ち
パワーも優れていたが、制御が難しく暴走してしまい、闇に葬られてしまった
自らの存在を否定され悲しみの闇の中でさまよう悲運のデジモンである
必殺技は巨大なバトルアックスを軽々と扱う『トマホークシュタイナー』


中沢「魔法少女のテイマーか!?」

小巻「そう、しかも究極体を持つね。あんた達一般テイマーと一緒だと思うと痛い目に遭うわよ」

ラストティラノモン「痛い目見るのはそっちなのよ!!」

中沢「よし、ラストティラノモン!先生のババモンの仇討だ!!」

ラストティラノモン「その自慢の斧を俺のラストブレスで錆付けにして「オーノー!」って言わせてやるのよ!!」

中沢「寒っ!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!

小巻「ボルトモン、かわして反撃!!」

ボルトモン「おおっ!」シュバッ!

ボルトモン『バトルトマホーク・ブーメラン!!』ブォン!


ガキンッ!


ラストティラノモン「痒くもないのよん♪」

ボルトモン「うっ!?」

中沢「そんな斧じゃあ、ラストティラノモンの装甲は砕けないぜ!!」


972 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:52:15.516Aznulgc0 (12/40)


小巻「そう。なら、その装甲を外しちゃえばいいのね」

中沢「何言ってるんだ?そんな事できるわけないだろ!ラストティラノモン、テラーズクラスターでトドメだ!!」

ラストティラノモン「あいよっ!チャージ開始!!」ガシュンッ!

小巻「私のボルトモンの特技……それはどんなに固く締め付けられた“ボルト”を物理的にもデータ的にも解除できる事!!」

ラストティラノモン「はぁ?」

中沢「どういう意味さ?」

ボルトモン「この斧でナットからボルトを外して、お前のパーツをバラバラにできるって事さ!!」バッ!


ギュルルルルッ!ガシャアァァァァン!!


中沢「げぇ!ラストティラノモンの背中のキャノンが外されたぁ!?」

ラストティラノモン「テラーズクラスターのチャージしてたのにぃ!!」

小巻「更に、装甲も外して丸裸にしてやるわよ!!」


ガシャガシャガシャガシャッ!

シュウゥゥゥゥ……


ティラノモン「いやぁん!装甲を剥がされたら退化しちゃったのよぉ!!」

中沢「そんなぁ!?」

小巻「ボルトモン、フィニッシュ!」

ボルトモン『トマホークシュタイナー!!』


ズドオオォォォォォォン!!


ティラノモン「ボルトモンの強さに俺が泣いた!うええぇぇぇぇぇん!!」

中沢「ああっ!PSVITAのまどペンじゃ出番無かったけど、劇場版で暁美さんに上条達と同格のサブキャラと認められたこの中沢のティラノモンがあんなぽっと出のマイナーな外伝キャラのデジモンなんかに!!」

小巻「何の事言ってるのよ!?ふん、まあいいわ…この調子で……」

?「流石小巻さん…やりますね……でも、あなたのボルトモンは利用させてもらいますよぉ♪」

小巻「お前は!!」


973 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 10:59:49.906Aznulgc0 (13/40)


ブイモン『ブンブンパンチ!!』バゴッ!ズゴォン!!

イガモン「ぐりどぉん!!」

コウガモン「かげぇ!!」

参加者A「俺達のコウガモンとイガモンがぁ!クソッ!最低のクリスマスだぜ!!」

参加者B「昼はトナカイの着ぐるみ着てバイトで夜はデジモンバトルでボロ負けだからね、はせちゃん……」

さやか「ブイモン!マミさん家に早く行かなきゃならないんだから、そろそろ進化してちゃっちゃと全部片付けて優勝するよ!!」

ブイモン「早く行かなきゃいけないなら、こんな大会はじめっから出るなよ…恭介の事で頭きてるからって…」

さやか「…何か言った?」ギロッ

ブイモン「おお…怖っ……ん?待て…あっちから新手が来る!!」

さやか「え…!?あれは!!」

ブイモン「あっ!!」

ブイモン『ブイモンヘッド!!』


バゴォン!!


ブイモン「ぐっ…!?」

さやか「ブイモンが……もう一人!?」

司会者「おぉっと!ここでブイモン同士の対決かぁ!!」

ブイモン「大輔!」

大輔「へへ、俺以外にもブイモンをパートナーにしてる奴が居たなんてなぁ……!!」


974 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:09:49.236Aznulgc0 (14/40)


ブイモン「でも、オレの方が強いに決まってるよな大輔!!」

大輔「おう!当たり前だぁ!!」

ブイモン「はんっ!お前、どうせあの機械でリアライズしたゲームのデジモンだろ?」

さやか「そう!同じブイモンでも、ゲームの中のバトルしかしてないようなブイモンが、リアルワールドとデジタルワールドの実戦で戦ってきた経験豊富なさやかちゃんのブイモンに勝てると思わない事だねっ!!」

大輔「あぁ?ゲームの中ぁ?俺のブイモンだってデジタルワールドで戦い抜いてきた歴戦のデジモンだぜ!!」

さやか「はぁ?何で男のあんたがデジタルワールドに行けるのよ?ソレ、ゲームの中の妄想と現実をゴッチャにしてない?」

ブイモン「も…妄想だとぉ!?大輔、オレ達馬鹿にされてるぞ!!」

大輔「あぁ…なぁんかあの女……俺の姉貴と似たタイプの性格してそうでムカツクしなぁ……!どーせ、俺の姉ちゃん同様、男を追い回そうとすると逆に逃げられるタイプだろ?お前」

ブイモン(うわっ…地雷踏みやがった!!)

ブイモン(大輔…ヒカリの事があるから人のこと言えないよソレ……)

さやか「…あたしもねぇ…初対面の女の子に向かってそういう事言うデリカシーの無い男もムカツクわぁ…どっかの無神経なバイオリン馬鹿同様に……!!そういうあんただって女の子にモテなさそうだけど?」

大輔「……!!」ピキピキピキッ!

さやか「……!!」ムカムカムカッ!

司会者「おーっと!ブイモン使い同士のにらみ合いで熱い火花が散ってるぞぉ!!」

杏子「何かあの二人……似てる?」

大輔&さやか「「ブイモン!進化だっ!!」」



975 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:13:36.386Aznulgc0 (15/40)


BGM



――ブイモン進化あぁぁぁぁぁ!!――


――エクスブイモン!!――


――ブイドラモン!!――



さやか「エクスブイモン?」

大輔「ブイドラモン…?どっかで見た記憶があるような気がするけど……!?」

杏子「同じブイモンでも成熟期はそれぞれ別のデジモンか……」

大輔「まあ、いいや!行けぇエクスブイモン!そんな犬みたいなブイモンモドキやっつけろぉ!!」

さやか「言ったな!ブイドラモンこそが正統なブイモンの進化系なのよ!!」

エクスブイモン『ストロングクランチ!!』ガブッ!

ブイドラモン「ぐわっ!噛み付きは反則だろ!!」

ブイドラモン『ハンマーパンチ!!』ドガァ!!

エクスブイモン「くっ!?」

大輔「そんな女のブイモンに負けるなエクスブイモン!!」

エクスブイモン『エクスレイザー!!』

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』


ドゴォォォォォォン!!


大輔「必殺技のパワーは互角か!?」



976 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:20:17.096Aznulgc0 (16/40)


さやか「くっ…何であんなゲームの中のデジモンなんかに実戦で鍛えたあたしのブイドラモンが……!?」

大輔「だから!俺のエクスブイモンも場数を踏んでるんだよ!先輩達には及ばないけどな!!」

さやか「その先輩が誰だか知らないけど、あたし達だってそれなりの修羅場を潜り抜けてるのよ!だいたい、あんたどう見てもあたしより年下でしょ!何年生よ!!」

大輔「はぁ?春になったらもう中学生だよ!!」

さやか「って事は小六!まだ小学生じゃん!あたしより二個も下じゃん!!敬語使いなさいよ!!」

大輔「うるせぇな!二個ぐらいでいい気になんなよな!俺は一個上の京だって呼び捨て&タメ口で話してるしよぉ!!」

さやか「杏子とほむらはともかく、あたしとまどかは一個上のマミさんにはちゃんと敬語だよ!中学から部活とかで先輩後輩の上下関係厳しくなるもんなんだよ!!」

大輔「サッカークラブの先輩にはちゃんと敬語使ってたよ!でも、俺より二個下の伊織は誰に対してもさん付け&敬語で話すが……俺にだけ先輩に対する敬意を表してない気がするんだぜ!!」

さやか「知らないわよそんなの!ブイドラモン!!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』シュゴッ!

エクスブイモン「!!」バサァ!

ブイドラモン「上空に逃げられてよけられた!!」

エクスブイドラモン『エクスレイザー!!』


ドゴォォン!!


ブイドラモン「うおっ!翼が有る分アッチが有利か!?」

さやか「なら、こっちも翼を!!」


977 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:23:52.866Aznulgc0 (17/40)



―ブイドラモン超進化ぁぁぁ!エアロブイドラモン!!―


大輔「超進化!?」

エクスブイモン「完全体に進化されたんだ!!」

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』ドッ!


ズバババババッ!!


エクスブイモン「うわぁぁぁぁ!!」

大輔「!! クソオォォ!エクスブイモン!!」

さやか「あんたのデジモンも完全体に進化させたらいいじゃん?フェアじゃないからね、待っててあげるよ」

大輔「ぐっ…できるなら……とっくに……!!」

さやか「え、何?もしかしてあんたのデジモン……完全体に進化できないの~?やっぱ、デジタルワールドで戦ったって嘘なんじゃ~ん?完全体に進化できなきゃあの世界から生きて帰って来れないし~……ププププッ!」

杏子「…調子こいてるなさやか……」

大輔「ああっ!ちっきしょぉ!!ケーーン!!賢何処だあぁぁぁぁぁーーっ!!一乗寺けえぇぇぇぇぇぇーーん!!!」

エアロブイドラモン「ケン……?」

さやか「研……?」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』シュバッ!

エアロブイドラモン「うわっ!?」バサッ!

さやか「スティングモン!?」

大輔「賢!来てくれたかぁ!!」

スティングモン「賢ちゃん!」

賢「僕とスティングモンはあっちの方で戦ってたからね……もう、片付けてきたけど」

さやか「仁美のスティングモンじゃない!あの男の子の……?」

エアロブイドラモン「まさかアイツらも!!」

大輔「よし、行くぜ賢!あの女に一泡吹かせてやる!!」

賢「大輔…本当はこんな事してる場合じゃないのに……“この世界”で僕らがやる事は……」

大輔「だからこうしてデジモンが集まってるここに来てみたんだろうが!いいから、ジョグレス進化だ!!」


978 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:33:22.166Aznulgc0 (18/40)


BGM



―エクスブイモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―



大輔「どうだぁ!こっちも完全体だぜ!!」

さやか「ジョグレスを!!」

エアロブイドラモン「やっぱり奴等もパイルドラモンに!!」

大輔「行けぇパイルドラモン!さっき俺達の事笑ったお礼をしてやるぜぇ!!」

パイルドラモン「うおおぉぉぉぉ!!」


ドガッ!ガスッ!バスッ!!


エアロブイドラモン「ちぃ!負けるかよぉ!!」

大輔「勝つのは俺達だ!!」

賢(こんな無意味な戦いをしている場合じゃないんだよ大輔……街行く人々が持つ携帯電話の殆どが画面のタッチパネル操作の物になってたり(スマホとか言ってたな)レンタルビデオ店ではもう全ての商品がDVDのディスクでVHSのテープが置いてなかったり、コンビニではSui〇aで買い物できたり、ゲーム屋ではプレステの3どころか4の予約が始まってたり……様々な文明が発達していた……)

賢(そして、落ちている新聞を見たら今日の日付けは2013年の12月24日!はじめ僕達は10年後の未来に来てしまったと思った……でも、違う!!)

賢(ここは僕達の居た世界の未来じゃない……まったく違う世界なんだ……だって、決定的に違うのは……随分昔からこの世界ではデジタルモンスターがゲームのキャラクターとして人々に認識されていた事……!!)

賢(現にこうやってデジモン同士の戦いが繰り広げられる大会が人間界で開かれてるなんて……例え僕達の世界で10年の時を費やしても考えられない事だ)

賢(そして、僕達は何故この世界に?僕達がこの世界でするべき事は?僕達をこの世界に連れてきたのは誰なんだ……?…いや、それは何となく察しが付いている……!!)

大輔「おい、何ボーッとしてんだよ賢!見ろよ、俺達のパイルドラモンがあの女のブイモンモドキを圧倒してるぜ!!」

エアロブイドラモン「誰が……モドキだっ!!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』


ドドドドドドドッ!!




979 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:38:06.236Aznulgc0 (19/40)


エアロブイドラモン「当たってたまるか!スピードならこっちのが上だ!!」バサァ!

パイルドラモン「逃がさないっ!!」


ドドドドドドッ!!


ドゴォン!!


エアロブイドラモン「うわぁ!!」

さやか「エアロブイドラモン!!」


ドサッ!シュウゥゥゥゥゥ……


ブイモン「くうぅぅぅ……」

ギルモン「ブイモンにもどっちゃったよ!」

司会者「進化が解けてしまったブイモン!ここでリタイアかぁ!?」

杏子「さやか!何、トーシロ相手に手間取ってるんだよ!!」

さやか「いや…コイツ、素人じゃない……本物のテイマー……?まさか、本当にデジタルワールドで戦い抜いてきた……!?」

ブイモン「だったら、さやか…そろそろ本気と書いてマジで行こうぜ!!」

さやか「そうだね、マジの究極体に進化だね!!」

賢「究極体だと……?」

大輔「へんっ!こっちだって究極体に進化できるんだぜぇ!パイルドラモン!!」



980 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:45:37.356Aznulgc0 (20/40)


BGM



―パイルドラモン究極進化あぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―



さやか「あいつ等のパイルドラモンもインペリアルドラモンに進化できるの!?」

UFブイドラモン「奴等がデジタルワールドで戦ってきたって事……嘘じゃないみたいだなさやか!!」

司会者「さぁ、二大究極体激突!果たして最強のブイモン系究極体デジモンはどちらかぁ!?」

さやか「そんなのあたしの……」

大輔「俺の……」

賢(僕達のだろ……)

さやか「アルオフォースブイドラモンに!」

大輔「インペリアルドラモンに!」

さやか&大輔「「決まってるっ!!」」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』


ドゴオォォォォォォン!!


大輔「インペリアルドラモン!もう一発だぁ!!」

インペリアルドラモン『ポジトロン――』

さやか「させるかぁ!アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!


ガキキキキキキキキィン!!


インペリアルドラモン「うぐっ…!!」

大輔「なろぉ…怯まず撃てインペリアルドラモン!!」

UFブイドラモン「ふっ!」シュバババババババッ!

賢「動きが速い!!」

大輔「ハエみたいにチョロチョロしやがって!!」

インペリアルドラモン「速くて狙いが定まらない!!」

大輔「くそぉ!構うもんか!とにかく撃ちまくれ!!」

賢「馬鹿!無闇に撃つと観客席にインペリアルドラモンのポジトロンレーザーが当たるぞ!!」

大輔「くそぉ…観客を盾にしてるのか…卑怯だぞコンチクショウ!!デジモンカイザー時代の賢並に卑怯な手を使いやがってぇ!!」

賢「おい」

UFブイドラモン「卑怯!?」

さやか「か、観客を盾にって…別にあたしそんなつもりは!!」

賢「…今だ!」


981 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:51:31.526Aznulgc0 (21/40)



―インペリアルドラモンモードチェンジ!ファイターモード!!―


さやか「ファイターモードにまで!!」

インペリアルドラモンFM『スプレンダーブレード!!』ドッ!

UFブイドラモン「し、しまっ…うわあぁぁぁぁぁ!!」


ズドゴオオオォォォォン!!


さやか「ああっ!こっちが動揺してる隙に攻撃を喰らったぁ!卑怯はどっちだぁ!!」

大輔「はははっ!元デジモンカイザーの一乗寺賢様の卑怯さを舐めるなよぉ!!」

賢「大輔、君まだ酔っ払ってるんだよね?じゃなきゃ今ここでぶん殴ってるんだけど」

UFブイドラモン「うぅぅ…クソ……!」

インペリアルドラモンFM「よし、コイツもプレゼントしてやるよ!!」ガシュンッ!

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』シュゴオォォォォ…


バシュゥゥゥゥゥゥゥン!!


UFブイドラモン「!!」


ドゴオォォォォォォォォォン!!


ギルモン「杏子!アルフォースブイドラモンが!!」

杏子「つーか、あそこまで派手にやってよく壊れないなこの会場」

さやか「大丈夫…ダメージなら……」


シュウゥゥゥゥ……


賢「なっ…!?インペリアルドラモンの攻撃で受けたダメージが……」

大輔「回復しただと!?」

UFブイドラモン「へへん!インペリアルドラモンは持ってない再生能力アルフォースだぜ!!」

インペリアルドラモンFM「再生能力だと!?」

UFブイドラモン「それにしても、お前強いなぁ…悔しいけど、俺が進化したインペリアルドラモンより強いかもしれないな……でも、負けるつもりはないっ!!」

インペリアルドラモンFM「それはこっちだって同じだ!!」

大輔「ああ!ここで負けたら選ばれし子供としての名がすたるってもんよ!!」

さやか「選ばれし子供……!?」

UFブイドラモン「はあぁぁぁぁぁぁーーっ!!」

インペリアルドラモンFM「うおおおぉぉぉぉーーっ!!」

ボルトモン『バトルトマホーク!!』


ズドオォォォォォォォォン!!


982 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:54:01.676Aznulgc0 (22/40)


インペリアルドラモンFM「うっ…何だ!?」

UFブイドラモン「この野郎!俺達の決闘に割って入りやがって!!」

ボルトモン「……」

賢「ボルトモンか!!」

大輔「ボルトモン?ああ…バレンタインの時にデパートで……」

さやか「あいつがテイマー!?」

沙々「うふふ…わたし、優木沙々といいます」

UFブイドラモン「魔法少女か!ユウキササだか笹の葉だか知らないけど、邪魔すんならお前のそのボルトモンから片付けてやる!!」

小巻「違う!そのボルトモンは私のデジモンよ!優木沙々……私のボルトモンを返せ!!」

さやか「え…何?どういう事……!?」

沙々「しつこいですねぇ、小巻さん……まあ、あなたのボルトモンは」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』


ドゴオォォォォォォン!!



ボルトモン「ぐわっ……!!」ドサッ

大輔「やったぜ!!」

小巻「ボルトモン!!」

沙々「もう用済みなんだけどねぇ~♪」


シュバッ!


UFブイドラモン「ボルトモンの背中から何かが飛び出したぞ!!」

沙々「これがわたしのパートナーデジモン、パラサイモンで~す♡」

パラサイモン「ぎょっぎょえぎょえぎょえぎょえ……」


983 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 11:57:30.296Aznulgc0 (23/40)


“パラサイモン”

究極体 寄生型 ウィルス

究極体でありながら他の存在に寄生しないと生存できない特別なデジモン
パラサイモンは単体では力は弱いが、複数集まると成熟期レベルのデジモンであれば簡単にたおすことができる
パラサイモンが寄生すると、宿主のデジモンは能力を極限にまで引き出すことができ、恐るべきパワーを発揮する
また、宿主の願望を増幅させ、弱みに付け込む性質がある
パラサイモン以外にも何種か寄生型のデジモンの存在が確認されており
凶暴化したデジモン達の原因として、ウィルス化の他に寄生型デジモンの影響が考えられる
必殺技は長く伸びた触手で敵を縛り上げて強烈な電撃を繰り出す『エレクトリックバインド』


さやか「うわっ!何あのデジモン!キモっ!グロッ!!」

沙々「そうでしょ?キモグロカワイイ系でしょぉ?」

さやか「はぁ!?」

賢「あのデジモンがボルトモンに寄生して操ってたのか……」

小巻「よくも私のボルトモンを……あんたにピッタリの醜悪なデジモンだね優木沙々!聞いたよ!以前、そいつと美国織莉子に挑んだけど、結局負けたそうじゃないか!!」

さやか「織莉子の知り合いなのあいつ等?」

沙々「うるせぇんだよクソカス女がぁ!テメェのムシケラみてぇに糞弱ぇ雑魚ボルトモンじゃあ失敗だったけど、あのニ体のどちらかはパラサイモンの良い宿主になりそうだなぁオイっ!!」

さやか「うわっ!急に口調が変わった!?」

杏子「な…何て口の悪い子なのかし…らね……ギルモン……ちゃん?」

ギルモン「杏子…その喋り方すごく変だから無理しなくていいよ」

賢「しかも、他人のデジモンをムシケラ呼ばわりするなんて……!!」

大輔「つーか、今度は俺達のデジモンに寄生するつもりか!?」

沙々「そうだよぉ!わたしがこの大会に出た目的はなぁ!パラサイモンの宿主となる強いデジモンを手に入れて美国織莉子に復讐して、こ

の見滝原もわたしの縄張りとして貰い受けるんだよぉぉぉぉ!!」

さやか「ふんっ!仮にあたしのアルフォースブイドラモン一体手に入れたところで、あたしには仲間が他にもいるからね!!」

沙々「巴マミとかでしょ?知ってるよ、あんた達の噂は……でもよぉ!!」

パラサイモン「ぎぇっぎぇぎぇ……」ワラワラ

パラサイモン「じゃじゃまりゃあ……」ワラワラ

UFブイドラモン「他にもパラサイモンが!?」

沙々「わたしのパラちゃんのお友達で~す!」

さやか「ちょっ…複数のデジモンを使うなんて反則でしょ!?司会者のオジサン!!」

司会者「え…?あ、うん……優木沙々選手失格!退場ぉ!!」

沙々「大会なんかもう関係無ぇんだよ!取り付けぇ!パラサイモン達!!」

パラサイモン達「ギョギャアァァァァァァァン!!」ドッ!

さやか「来るっ!!」

大輔「インペリアルドラモンを取られてたまるかよ!!」

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』

ドゴオォォォォン!!

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ザンッ!

パラサイモン「ギョギャギャッ!!」ズバァン!

UFブイドラモン「大丈夫ださやか。寄生するだけしか能がないデジモンだから、コイツら大して強くないぞ!!」

さやか「それにアルフォースブイドラモンの神速ならパラサイモンに捕まる事ないしね!」

沙々「それなら他のど素人共のデジモンはどうかなぁ!!」


984 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:03:23.236Aznulgc0 (24/40)


Wデルタモン『『トリプレックスフォース!!』』ドゴォォォォン!

みはら「うわーん!ぼくのデルタモンがパラサイモンに寄生されちゃったよぉ!!」

きたざき「あーあ…ぼく達だけじゃなく、この会場殆どのデジモンが……」

エアドラモン「キシャアァァァァーー!!」ドガアァァァン!!

クワガーモン「ザヨゴオォォォォォォ!!」ズババババッ!!

参加者「あたしのエアドラモンがパラサインモンに取りつかれて言う事聞かなくなったわぁ!!」

参加者「クワガーモン!モズクをあげるから落ち着け!!」

参加者「駄目だ逃げろおぉぉぉぉ!!」

さやか「会場が大パニックじゃん!!」

ティラノモン「うひゃひゃひゃひゃ!!」ドダダダダッ!

中沢「くそぉ!俺のティラノモンから離れろ!!」

和子「私のババモンを元に戻してぇ!!」

ババモン「ダーリィィィィン!!」ドッ!

UFブイドラモン「うわっ!コイツはいつも通りじゃないか!!」ゲシッ!

ババモン「ボベッ!!」

沙々「そして、パラサイモンが寄生したデジモンは全てわたしの“洗脳”の能力によってデジヴァイスからコントロールする事ができる!!」

さやか「あいつ…はじめっから会場全てのデジモンを乗っ取る事が目的で!!」

沙々「寄生できるのはデジモンだけじゃないんですよぉ♪」

UFブイドラモン「さやか危ない!!」

パラサイモン「ギュベェェェーー!!」

さやか「え!?わっ!!」ザンッ!

さやか「あ…魔法少女のあたしでも倒せる程弱い…究極体なのに!」

UFブイドラモン「でも、寄生されたら終わりだぞ!!」

沙々「なら、あのジョグレス体のテイマーのガキに!!」

大輔「あ?」

パラサイモン「キエェェェ!!」ダッ!

賢「大輔危ない!!」ドガッ!

大輔「うわっ!!」

賢「ぐぅぅぅ!!?」シュルルルルッ!

インペリアルドラモンFM「賢!?」

大輔「しまったぁ!俺を庇った賢がパラサイモンに寄生されたぁ!!」

沙々「あら?よく見たらあの子、結構イケメンじゃない……本当は年下は趣味じゃないけど、デジモン達のついでに良いオマケをゲットできたわね!ねぇ君、名前は?」

賢「……」ゲシッ!

沙々「きゃあっ!?」

さやか「うわっ!魔法少女を蹴り飛ばしたよ!?」

沙々「な…何でぇ!?パラサイモンが寄生した人間はわたしに従順になるはずなのに……!?」

賢「何、寝ぼけた事を言ってるんだい?天才少年である僕が君みたいな小者に従うはずないだろう」

さやか「うわっ!自分で自分の事天才って言ってる!?」

大輔「賢…お前、まさか……」

賢「さっき僕の名前を聞いていたね?教えてあげるよ!僕の名前は“デジモンカイザー”!!全てのデジモンを支配する選ばれし帝王だあぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


985 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:11:58.806Aznulgc0 (25/40)


スティングモン『け、賢ちゃん…パラサイモンに寄生されてデジモンカイザーに……』

大輔「デジモンカイザーに戻っちまってるよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

沙々「で…デジモンカイザー……?」

賢「フハハハハハハハハハハッ!!」

さやか「うわぁ…何か痛いねあの子……」

UFブイドラモン「中二病的な何かか……!?」

賢「そいつを寄越せ!」ガッ!

沙々「あんっ!」

小巻「沙々のデジヴァイスを奪った!!」

デジモンカイザー「ハーハッハッハッハッハッ!!」シュゴォォォォ……

大輔「げぇ!?あの女のデジヴァイスを奪ったら、服までデジモンカイザーになったぞぉ!!」

さやか「ああ…多分、あいつのデジヴァイスの魔法少女の変身機能を利用して……」

UFブイドラモン「男なのに?」

デジモンカイザー「僕の暗黒D-3を通せば、コイツのデジヴァイスだって自在にコントロールできるんだよ。そして、パラサイモンと寄生したデジモンのコントロールもね!!」

ティラノモン『ファイヤーブレス!!』

ババモン『エンプレスヘイズ!!』


ドゴォォォォォォォン!!


大輔「わぁ!やめろよ賢!目を覚ませぇ!!」

デジモンカイザー「フハハハハハ!本宮大輔、今一度君も僕の家来にしてやろうか?」

大輔「一度たりともお前の家来になった覚えはねーよっ!!」

沙々「デジモンカイザー様……ス・テ・キ……♡あなた様に比べたら、わたしはチンケな小悪党でした!悪には悪の救世主が必要です!だから、わたしをあなたの家来にしてくださーい♡♡♡」

さやか「ベタ惚れになってる……」

小巻「いや、アイツ美国織莉子にもああやって媚び売って取り入ろうとした事あったけど……アレはどっちだろう……」

インペリアルドラモンFM「とにかく、賢を元に戻さないと!!」

大輔「こういうのはイービルリングで慣れっこだぜ!」

さやか「イービルリング?そうか、背中のパラサイモンだけ攻撃すれば!!」

司会者「そうはさせん」

さやか「司会者のオジサン!?」


シュゴオォォォォ……


デーモン「ククク……」

大輔「あ、あいつは……!!」

インペリアルドラモンFM「で…デ、デーモン!!?」


986 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:15:30.016Aznulgc0 (26/40)


さやか「デーモン!七大魔王のデーモン!?」

インペリアルドラモンFM「七大魔王…?いや、お前は暗黒の海に追いやったデーモンだろ!?」

デーモン「そうだ。ダゴモンの海から脱した私だったが、その先はお前達の人間界ではなく、何故かこの世界だった」

デジモンカイザー「…そうか、やはりこの世界に僕達を連れてきたのはお前だったのか」

大輔「何!?」

さやか「この世界!?あんた達、別の世界から来たの!?」

リリスモン「ふぅ~ん、別次元のデジタルワールドのデーモンねぇん…どーりで私の知ってるデーモンと口調が違うわけねぇん」

さやか「リリスモン!!」

リリスモン「メリークリスマス、さやかちゃん♪」

デーモン「お前も大きな闇の力を持つデジモンの様だな」

リリスモン「で、あなたはこの世界を支配するつもりぃん?」

デーモン「この世界の後は元のお前達の人間界とデジタルワールドもな!!」

大輔「そんな事はさせるかよ!!」

デジモンカイザー「そう!この世界も、元の僕が居た世界も支配するのはこのデジモンカイザーだ!!」

大輔「おいぃぃぃぃ!?」

デーモン「フフフ…何の為にこの茶番を開き、そこの娘に大量のパラサイモンを与え、貴様を再びデジモンカイザーにしたと思ってる?」

沙々「えっ!?わたし、あいつに踊らされてたの!?」

デーモン「ふんっ!」ガスッ!

デジモンカイザー「うっ…!?」ドサッ!

大輔「賢がデーモンに腹パンされて気絶した!!」

デーモン「全ては一乗寺賢に再び暗黒の種を植え付け、私が更なる力を得る為だっ!!」

さやか「暗黒の種!!」

大輔「デーモンテメェ!!」

インペリアルドラモンFM「なら、ここで今度こそお前を倒してやる!!」

デーモン「来るがいい、この世界を支配する前に、あの時の礼をせねばならぬからな!!」

リリスモン「面白そうだから私も手伝ってあげるわぁん。それに、外では……」


987 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:18:18.596Aznulgc0 (27/40)


~見滝原スタジアム外~

まどか「あの中から邪悪な魔力を感じるって本当テイルモン!?」

テイルモン「ええ、何か大変な事が……」

通行人「おい、何かスタジアムの中でデジモンが大暴れして会場は大パニックらしいぞ!!」

一般市民「マジかよ!こりゃ、真っ赤な血が降るクリスマスになるぞ!!」

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃん達が!!」

ほむら「そうね、彼女達だけじゃ不安だし、急ぎましょう」

インダラモン「おぉっと!リリスモン様の命により、貴様等を行かせるわけにはいかん!!」

インプモン「テメェは!…誰だっけ……?」

インダラモン「インダラモンだ!デーヴァのインダラモン!来年の年賀状の準備はいいかぁ?」

テイルモン「四聖獣に仕えるデーヴァがリリスモンの手下になるなんて!!」

インプモン「いいから、どきやがれ馬!馬刺しにして食うぞ!!」

テイルモン「デーヴァとはいえ、完全体程度!!」


ドゴォォォォォン!!


パラサイモン「ギャギャボォォォォン!!」

通行人「うわぁ!スタジアムで暴れてるデジモンが外にも出てきたぞぉ!!」

インダラモン「フフフ…コイツ等も協力してくれるようだな」

タツヤ「ねーちゃ…!」

まどか「タツヤ、大丈夫だからね……テイルモン!」

ほむら「行くわよ、インプモン」

インプモン「おっしゃ!」

テイルモン「せっかくのクリスマスなのに…!!」



988 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:20:33.126Aznulgc0 (28/40)


BGM



―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―



エンジェウーモン「あなたに…“馬並のモノ”をクリスマスプレゼントよ!!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』シュバッ!

インダラモン「アアアッーー!ウマナミなのねえぇぇぇぇん!!あなたとってもおおぉぉぉぉーーッ!!!」ズブブッ!

タツヤ「おうまさんのおしりのあなー!」

まどか「エンジェウーモン!タツヤの前でそれはやめてよ!!しかも、ホーリーアローでもその戦い方なの!?」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ズバッ!

インダラモン「ぎゃあっ!おのれぇ…パラサイモン、お前達も手を貸せ!!」

パラサイモン「ギョホホホッ!!」ドッ!

エンジェウーモン「行けない!パラサイモンに寄生されたら意識を乗っ取られるわよ!!」

ほむら「まどか、危ない!!」ドガッ!

まどか「きゃあっ!!」

ほむら「ぐぅぅぅ!!?」シュルルルルッ!

ベルゼブモン「ほむら!?」

まどか「あぁ!わたしを庇ったほむらちゃんがパラサイモンに寄生されちゃったぁ!!」

ほむら「ハァ…ハァ……まどか…今こそ私と性なる夜を……ルミナス・コネクトをおぉぉぉぉぉ!!」ドッ!

まどか「きゃああぁ!意味わかんないよほむらちゃん!正気に戻ってえぇぇ!!」

ベルゼブモン「おぉ…パラサイモンに寄生されて本能を剥き出しにされてるぜ……」

エンジェウーモン「いいから、こんな真冬の外でまどかを裸にされたら風邪ひかれるわよ!!」

ベルゼブモン「問題はそれだけじゃねぇだろ…ま、ほむらの背中のパラサイモンを潰しゃあ……」

インダラモン「させるか!!」

インダラモン『アドームクハ!!』ブオォォォ!

ベルゼブモン「ぐっ!?」

インダラモン「フハハハハ!パラサイモンよ、ベルゼブモンとエンジェウーモンにも寄生してやれ!!」

ベルゼブモン「何!?」

タツヤ「パタモン!」

パタモン「進化、間に合わないよぉ!!」

ペガスモン『シルバーブレイズ!!』ビビビッ!

インダラモン「俺の出番これで終わりいぃぃぃぃ!!?」ズバァン!

ネフェルティモン『カースオブクイーン!!』ビビビッ!

パラサイモン達「ギョギュギュグウゥゥゥゥ!!」ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「あれは…!?」

パタモン「ペガスモンだよ!!」




989 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:24:46.176Aznulgc0 (29/40)


“ペガスモン”

アーマー体 哺乳類型 フリー

“希望のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の聖獣型デジモン
“希望のデジメンタル”は“神聖”の属性を持っており
このデジメンタルを身に付けたものは神聖な力を得ることができる
この力を得たものは、邪悪なるものに対して絶対的な強さを発揮することができる
得意技は後ろ足で強烈な一撃を繰り出す『ロデオギャロップ』
必殺技は額から聖なる光線を放つ『シルバーブレイズ』と
両翼の内側に宇宙空間を作り出し、流れ星を打ち出す『シューティングスター』


ほむら「うっ…!」ドサッ

まどか「ほむらちゃんに寄生してたパラサイモンも倒してくれた……あのデジモンは?」

エンジェウーモン「きゃあ!ネフェルティモン!顔恐っ!!」

ネフェルティモン「助けてやったのに何て言い草よ!!」

ヒカリ「でも、この世界に私と同じエンジェウーモンをパートナーにしている人がいるなんて……ねぇ、タケル君?」

タケル「うん、君もパタモンをパートナーにしてるんだね?僕のペガスモンもパタモンからアーマー進化したデジモンなんだ」

タツヤ「おしょろいー?」

タケル「アハハ!うん、お揃いだね」

ヒカリ「大丈夫ですか?」

まどか「八神…ヒカリちゃん……?」

ほむら「高石タケル……?」

ヒカリ「え?どうして私達の名前を?」

エンジェウーモン「正月の時出会った別世界のテイマー?」

ベルゼブモン「おいおい、アイツ等もっとガキだったろ!それが一年でこんなデカくなるって……成長期ってレベルじゃねーぞ!!」

タツヤ「きゅーきょくたーい?」

パタモン「たちゅや、デジモンの進化レベルの意味の成長期じゃないから」

ペガスモン「タケル!このデジモン……!!」

タケル「闇のデジモン!?」

ベルゼブモン「あ?またこのパターンかよ!」

まどか「わたし達が前に逢ったヒカリちゃん達と違うのかな?」

ほむら「平行世界の同一人物かもしれないわね」

ペガスモン「あのゲートはお前の仕業だな!!」

タケル「大輔君達を何処にやった!!」

ベルゼブモン「あぁん?またやんのかコラァ!!」

ほむら(あの時の彼よりも闇を憎む心が増してるようね……)


990 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:26:57.876Aznulgc0 (30/40)


タツヤ「ベーゼーモンいじめちゃめっ!!」バッ!

パタモン「めっ!!」

ペガスモン「!?」

タケル「え……!?」

まどか「タツヤ!!」

ベルゼブモン「オイオイオイオイ……別にいじめられてねぇだろ!?何で究極体の俺がアーマー体程度にいじめられなきゃいけねぇんだよ!いいから、お前ら危ねーからどいてろ!」

ヒカリ「……信じよう、タケル君。あのデジモンを信じるこの子達の“純真”な心を……」

タケル「…うん……」

ヒカリ「ごめんなさい、私達はこの世界に迷い込んだ仲間を追いかけて来たんです」

まどか「それって、太一君やヤマト君の事?」

タケル「兄さん達を知ってるの?」

ネフェルティモン「ヒカリとタケルの事も知っているみたいだし……あなた達は一体?」

ほむら「いいえ、あなた達が私達の事を知らないのなら、私達が以前出会った石田ヤマトや八神太一は別の時間軸…いえ、別の世界の彼等とあなた達よ」

エンジェウーモン(或いは何者かによって、あの時の出来事の記憶を消されている可能性もあるわね)

ヒカリ「でも、お兄ちゃん達はこの世界に来れなかったの」

タケル「光子郎さんが時空の歪みの痕跡からデータを解析して開いたゲートは、僕達だけが通るので精一杯だったんだ」

ヒカリ「それで…私達の仲間……本宮大輔君と一乗寺賢君は知りませんか?」

ほむら「その名前の人物は知らないわ」

まどか「わたし達、あった事ないよね……」

ベルゼブモン「元野球選手と長野県の刑事?」

タケル「君達が出会った僕達は三年前の僕達って事なのかな……?」

エンジェウーモン「でも、あのスタジアムの中に居る可能性は大いに高いわね」


ドゴオォォォォォォン!!


ヒカリ「!!」


991 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:29:13.876Aznulgc0 (31/40)


~スタジアム内~


インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』


ドゴオォォォォォォン!!


デーモン「その程度か?では、今度はこちらの番だ!!」

デーモン『フレイムインフェルノ!!』シュゴォォォォ…



ボガアァァァァァァァン!!


インペリアルドラモンFM「うわあぁぁぁぁ!!」

さやか「なんて力……!!」

リリスモン「あなたもその魔装束で魔力を抑えてるはずなのに…かなりの力ねぇん……私の知ってるこの世界のデーモン以上だわ」

大輔「以前戦った時よりも強くなってやがる!!」

リリスモン「その強さの秘訣は?」

デーモン「私をダゴモンの海へ追いやった事を後悔するとお前達に告げたはずだ。あの海で私の暗黒の力を増したのだ!そして、こいつの暗黒の種を得れば私は……!!」

リリスモン「その強さへの執念はアルカディモンを使って超究極体に進化しようとしたデーモンと同じねぇん」

大輔「ふざけるなっ!賢はもうデジモンカイザーじゃないんだ!さっきは酔ってあんな冗談を言っちまったけど……賢の心を再び闇に染まらせようとするなら……」

インペリアルドラモンFM「俺達が許さない!!」

さやか「…大輔っていったね。あんたの友達助けるの、あたしにも手伝わせてくんないかな?あたし、美樹さやか」

大輔「ああ、お前も手伝ってくれ、さやか!!」

さやか「二個年下のくせに呼び捨てにすんなよなぁ!」

UFブイドラモン「よし、行くぞ!!」

インペリアルドラモンFM「ああっ!!」

リリスモン「私がいる事を忘れないでほしいわねぇん!!」

杏子「なら、アタシとギルモンもだぁ!!」

さやか「杏子!!」


992 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:33:04.286Aznulgc0 (32/40)


BGM


MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


大輔「うえぇ!?人とデジモンが合体して進化したぁ!!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴッ!

リリスモン「きゃああぁぁぁぁぁ!!」ドゴォォォォォォン!!

デュークモン「異界のデーモン!聖なる夜を貴様の邪悪な闇で穢すとならば……このデュークモンが絶対に許さないっ!!」

リリスモン「フンだっ!キリスト様の誕生日を無視して、男女カップルがイチャコラするだけの汚らわしいクリスマスよりはマシよ!!」

杏子『あのなぁ…一応、教会の娘だったアタシが教えてやるけど、クリスマスは別にキリストの誕生日じゃないぜ?つーか、キリスト様の誕生祝いを気にするなんて……魔王デジモンのくせに意外と信心深いのか?』

リリスモン「日本のクリスマスが大嫌いなのよ!!男の汚らわしい“クリスマスツリー”をプレゼントする為に女の煙突の“穴”に入るサンタ……そんな色欲のイヴなんてっ!!」

大輔「…? さやか、今のどういう意味だ?いくらサンタさんでも、クリスマスツリーをプレゼントする為に煙突に入るのは無理があるんじゃないのか?ツリーが煙突に引っ掛かるだろ?」

さやか「しょ…小学生はまだ知らなくていい事よっ!!」

エンジェウーモン「勘違いするんじゃないわよリリスモン!!」

リリスモン「エンジェウーモン!?」

エンジェウーモン「男の“ツリー”と男の煙突の“穴”が繋がるクリスマスもありでしょ!!」

ベルゼブモンBM「違ぇよ!!」

まどか「クリスマスはサンタさんが子供達に夢と希望を与える日なんだよ!!」

ほむら「そして、愛をね……!」

さやか「まどか!ほむら!って、そっちの子達……」

大輔「ヒカリちゃん!?…ついでにタケルも」

タケル「僕はついでかい?」

大輔「俺を助けにこの世界まで追っかけて来てくれたんだね~ヒカリちゃ~ん!」

ヒカリ「デーモン!?まさかダゴモンの海からこの世界に!!」

大輔「シカトぉ!?」

タケル「闇のデジモンは闇に帰れってのに……!!」

デーモン「希望と光を持つ者か……お前達もここで葬ってくれる!行け、パラサイモン達よ!!」

パラサイモン達「シネエェェェェーーッ!!」



993 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:34:16.796Aznulgc0 (33/40)


パラサイモン『エレクトリックバインド!!』シュルルルルッ!

さやか「触手攻撃!!」

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

ペガスモン『シューティングスター!!』

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』

ネフェルティモン『ロゼッターストーン!!』


ドゴオォォォォン!!


パラサイモン達「バビェエェェェェェ!!」ズバァン!

大輔「あれ?エンジェモンとペガスモン…エンジェウーモンとネフェルティモンが同時にいるぞ!?もしかして、ベリアルヴァンデモンの時みたいに……」

タツヤ「ちーがーうー!タツヤとねーちゃのパトナ!!」

大輔「おぉっ!?結構俺達のデジモンと被ってるんだなぁ……」

さやか「あ、ついでに言うと、あたしの友達にもスティングモンをパートナーにしてる子がいて、あたしのブイドラモンとジョグレスもできるから」

大輔「お前もかよ!?だからインペリアルドラモンを知ってたのか……でも、お前のインペリアルドラモンでも“あの進化”は……」

ベルゼブモンBM『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥン!!


ズバァン!


ティラノモン「ぬあっ!?」

ババモン「おぉ!!!」

中沢「俺達のデジモンがパラサイモンから解放された!」

和子「ありがとうベルゼブモン!」

まどか「先生達は会場の外へ避難してください!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』ジュバアァァァァァン!!


ドガアァァァァァァン!!


パラサイモン「ギョベェヘヘヘヘヘ……」

デュークモン「切りが無い……!!」

杏子『どんだけ潰しても一向に数が減らねぇ!!』

パラサイモン「いずれ息切れするだろうなぁ……」

パラサイモン「その時お前の体に寄生してやる!!」

パラサイモン達『エレクトリックバインド!!』シュルルルルッ!

デュークモン「ぐわあぁぁぁ!!」バリバリバリッ!!

さやか「杏子とデュークモンが複数のパラサイモンの触手に巻き付かれて電撃を喰らってる!!」

デュークモン「ま…負けるもんか……パラサイモンの……!!」

杏子『思い通りにはさせるかよぉ!!』


994 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:35:54.246Aznulgc0 (34/40)


BGM


―デュークモンモードチェンジ!クリムゾンモード!!―


デュークモンCM『インビンシブルソード!!』


シュパパパパァン!!


パラサイモン達「フビャヒャーーッ!!」ズバァン!

デーモン「何!?」

リリスモン「超究極体に進化したのね……!!」

杏子『一気にパラサイモンの大群を始末するぜ!!』

デュークモンCM「よしっ!」

ベルゼブモンBM「俺にもやらせろ!!」

デュークモンCM『クォ・ヴァディス!!』

ベルゼブモンBM『カオスフレア!!』


バジュウゥゥゥゥゥゥゥン!!


パラサイモン達「ヒヒヒヒャアアァァァァァァーーッ!!!」


ドゴオォォォォォォォォン!!


ほむら「パラサイモンを全て撃退したわ……!」

デーモン「おのれ……!!」


ズバァン!シュバッ!!


デーモン「何!?」

デジモンカイザー「うぅ……」

UFブイドラモン「コイツに寄生してたパラサイモンも始末して取り返したぜ!!」

デーモン「貴様ぁ!!」

UFブイドラモン「おっと!捕まってたまるか!!」バサァ!

大輔「サンキューな、さやか!」

さやか「どういたしまして!」


995 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:36:42.936Aznulgc0 (35/40)


賢「大…輔……?」シュウゥゥゥ……

大輔「よかった賢……元のお前に戻ってくれて……」

デーモン「これで勝ったと思うな!」

杏子『テメーを潰せばこっちの勝ちさ!!』

デュークモン『グングニル!!』


ズンッ!!


デーモン「ぐっ……!!」ドジュゥゥゥ…

杏子『ちっ!仕留め損なったか!?』

ほむら「超究極体のデュークモン・クリムゾンモードなら勝てる相手のはずよ!」

デュークモンCM(今、確かに手応えがあったはずだが……)

ベルゼブモンBM「だったら、俺が殺るぜ!!」

ベルゼブモンBM『デス・ザ・キャノン!!』


ドバアァァァァァァァン!!


デーモン「ククク……!!」シュゴォォォォ…

ベルゼブモンBM「何だコイツ!不死身なのか!?」

ほむら「どんな攻撃でも奴を倒せないの……!?」

まどか「どうなってるのエンジェウーモン!?」

エンジェウーモン「あのデーモンからは……大きな闇の力…いえ、得体の知れない暗黒の力を感じるっ!!」

ネフェルティモン「ダゴモンの海の暗黒の力よ……」

エンジェウーモン「ダゴモン…?」

まどか「ダゴモンって完全体の海に住んでるデジモンでしょ?」

エンジェウーモン「何でその程度のデジモンが…?あなた達の言うそれは本当にダゴモンなの……!?“ダゴモンの姿をしたナニカ別の存在”じゃあ……」

ヒカリ「でも、ダゴモンの海から得た暗黒の力でデーモンは不死身になってる……」

賢「僕達には……アイツを倒す術が無いのか!?」

さやか「いや、ある!」

大輔「何が!?」

さやか「あんた達なら、あんた達の“絆”ならこれを使いこなせるはず……受け取って!!」スチャッ


ピカアァァァァ……!!


大輔「!! さやかのデジヴァイスから出てきたあの剣は……!!」

賢「あの時と同じ……オメガモンの!!」

UFブイドラモン「そう、聖剣オメガブレード!この世界のオメガモンの勇気と友情を受け取ってくれ!!」

インペリアルドラモンFM「わかった!!」ガシッ!


996 ◆QUeH7k7NG9t32013/12/24(火) 12:43:29.416Aznulgc0 (36/40)


BGM



――インペリアルドラモン・パラディンモード!!――


リリスモン「オメガモンの力で進化した超究極体のインペリアルドラモン!?」

さやか「その力を得たインペリアルドラモンなら、あの得体の知れない暗黒の力を持つデーモンだって倒せるはず!!」

大輔「おうっ!お前達からの友情、そして俺達の勇気で奴を断ち切れ!インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモンPM『オメガブレード!!』

デーモン「!!」


ズンッ!!


大輔「やったぜ!デーモンの身体を上半身と下半身で真っ二つにしてやったぜぇ!!」

賢「いや…よく見ろ大輔!!」

デーモン「ハハハハハ……!!」シュゴオォォォォ……!!

タケル「真っ二つにした体が元に戻ってくよ!!」

まどか「オメガモンの光の力でも……」

ほむら「あのデーモンの闇を滅ぼせない……!?」

賢「倒せなくても、あのインペリアルドラモンならもう一度奴を……インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモンPM「そうか…わかった、賢!!」

大輔「え?何がわかったんだ!?」

インペリアルドラモンPM『オメガーブレード!!』ドッ!

デーモン「何度やっても同じ事だ」


ズパァン!


リリスモン「しかも、てんで的外れのとこに剣を振ってるじゃないのよぉん」

インペリアルドラモンPM「俺が斬ったのは……最初からデーモンじゃない!!」

デーモン「!?」


グパァ…シュゴォォォォォォ……!!