1VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 12:35:18.812fiwd7200 (1/7)


 北の町



勇者「 …… 」

勇者「王様から魔物及び、魔王討伐の命が僕にも下った」

勇者「これで勇者は500人以上も存在する事になるな…」

勇者「毎月、教会で聖水を全身に浴びる儀式が行われる

   その時浴びて、地面に流れた聖水が「青色から赤色」に変われば
   その人は勇者の素質を持ち、人々から歓喜の声を与えられ
   王からの資金や、その人の家族にも物資が届く。
   
   そんな風に優遇されたら誰でも勇者になりたがる。」


勇者「勇者がいれば自然と人が集まり、魔物を打ち倒す機会が増えて行く

   そうなると、物資の流通などにも影響が出て隣国との関係もよくなる…ということだ

   現に、勇者が出た家にはたくさんの資金や食料が保証される
   魔物討伐で物資の調達、農業関係の仕事がうまく行ってる御陰だ。」


勇者「面白半分で儀式に参加してみたけど、まさかこうなるとはな…」

  

勇者「でも父や母も喜んでいたな…魔王を倒すのはともかく、街の周辺の魔物討伐でも
   この国での使命にもなるだろう」

勇者「なんせ毎週のように勇者が1~2人でているんだ。誰かが魔王をたおしてくれるだろう」


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2VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 12:41:03.772fiwd7200 (2/7)


勇者「…さて、僕はどうするか」


勇者「……ルイーダの酒場で、この周辺の警備を一緒にやってくれる人を探そう」





【ルイーダの酒場】


  勇者「………え?誰もいない」

ルイーダ「見ての通りよ、ここにいた人達はみーんな色々な勇者様が連れてったわよ。
     あなたも勇者様への仲間入りを希望する人? それとも…」

  勇者「いえ、ぼくも勇者です。」

ルイーダ「あら?そうなの、ごめんなさいね~。勇者さまってたくさんいるから
     普通の人との区別がつかないの」

  勇者「…………」

ルイーダ「でも、あなたここよりも武器屋にいったほうがいいんじゃない?」

  勇者「えっ」

ルイーダ「防具しかつけてないじゃない」

  勇者「父の教えです」

ルイーダ「えっ」




3VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 12:51:43.002fiwd7200 (3/7)


===回想================================


勇者父「いいか勇者!冒険の途中、持ってる武器が壊れたりしたら…
    その時おまえはどうする?」

 勇者「魔法を使うかな…一応メラとホイミを使えるし」

勇者父「魔法を封じられたら?あ、この時点で武器も既にないのも忘れるなよ」

 勇者「そしたらアイテム使ってなんとか…防具もあるから、防御したり
    仲間にたすけてもらったり…」

勇者父「その仲間やアイテムもなーんにもなかったらどうする?
    防具も壊されて、おまえには何が残る??」

 勇者「えー…自分だけ??」

勇者父「惜しいな。ならばどう戦う?」

 勇者「戦う前提!?そしたら、もう素手とかじゃん!」

勇者父「そう、それでいいんだ」

 勇者「えっ」

勇者父「いいか、勇者。おまえは儀式で選ばれた!
    だが焦ったりする必要なんてないんだ。

    まずは己の体を鍛えろ!武器や魔法に頼らずに!だ。
    いずれそれは万一の時、かならずお前の役に立つ!
    何かに頼って、いざ頼れなくなったとき、すぐに対応できるようにな!」

 勇者「はあ…」



==回想========================================


  勇者「というわけです。」

ルイーダ「うん、じゃあ武器屋に行こうか。今時素手で戦う人なんてスポーツ関係ぐらいよ」







【 北の国 】 城下町


勇者「追い出された…なんだよもう……」

勇者「まあいいや。人もいないし、1人でやろう。
   父は無茶苦茶な事言ったと思うけど、武器や魔法が使えなくても
   それで戦って生き残れるならそれは素晴らしい事…だと思う。」







4VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 13:18:35.17z+thrz5SP (1/1)

虚刀流でおk


5VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 13:21:39.882fiwd7200 (4/7)


【 北の国 周辺 】


勇者「やっぱり、ここらはのどかだなー。魔物もほとんど弱いやつばっかっていわれてるけど」



スライム「ぴきー!!」

勇者「うっ 早速かよ…でも、スライムを倒せないようじゃ
   この先命が幾つ会ってもたりない!
   うおおおおお!!」


 ドカ! ぼか! バキ!! グシャ!!



「 スライムをやっつけた 」


勇者「はあ…はあ…や、やったぞ。こ、これならイケル?かな?ははは…」




スライム「「「ピキー!!」」」



勇者「げ!今度は3体!?よ、よーし!3体なら!!」



ドガ!バキ!!グシャ!! ド ン!!


勇者「ぐっ!?…お、おおお~!?は、腹に体当たり…だと?」


スライム「ピキキ^^」

勇者「こ、こいつ~!!!」ブン!


 ドカ!!









勇者「はあ…はあ……はあ……くっ。素手で戦うのってこんなにきついのか??
   いや、武器を持ってもどうだろうな…」


勇者「(体中が痛い…今日は帰ろう。スライムといえども、人からすれば怖いことだってあるし
    いいとしよう。うん。)」


【 勇者の素手による特訓が始まった 】





6VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 13:31:38.992fiwd7200 (5/7)


【 1週間後 】


勇者「今日もスライムと戦って来る」

勇者父「おう、気をつけてな!帰って来て筋トレができるぐらいのほどほどでな!」

勇者母「丁度勇者が勇者に選ばれて1週間経ったから今日は勇者の大好きな高菜ラーメンね♪」

勇者「やった!!じゃあ、今日もほどほどに頑張って来るよ」







【 北の国 周辺 】



勇者「…さてと、スライムは」



スライム「「「「「ピキー!!!!!」」」」」


勇者「う…いきなり5体か……でもまけないぞ!!」


勇者「(スライムは小さいし、すばしっこい。そして何より僕は魔法も、武器によるリーチもないから
    スライムに接近しなけりゃならないけど、簡単に避けられてしまう。)


スライム「ピキキー!!」 スライムの体当たり!!


勇者「(この1週間で唯一得たものといえば…)」

勇者「飛びかかって来た瞬間!! そこにパンチをぶち込む!!
   スライムの体当たりと、僕のパンチ!! それがぶつかると…!!」


ぶっっぎゃあああああ!!! スライムをやっつけた!!



勇者「常に受け身になって危ないけど、避けつつカウンターをキメれば問題なし。
   防具きてるからといって、ただ攻撃受けてればいいだけじゃないんだ。」



スライム「びきいいいいいいい!!」


勇者「いってええええ!!噛み付きやがったな!!

   でもそのまま噛み付いてろ!!別の足から… ふみつける!!」


ぐしゃ!!


勇者「よーし、今日は順調だ。」

スライム「びきゃあああああああ!!」

勇者「さあ、来い!!」





7VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 13:43:05.902fiwd7200 (6/7)



【 1ヶ月後 】


【 魔王城 】



側近「魔王様、ただいま偵察から戻りました。」

魔王「うむ、ごくろう。して近況は??」

側近「相変わらず人間の間では勇者が選抜され続けています。先月も北の国で勇者が1人選ばれましたが…」

魔王「ほう、北の勇者がどうかしたのか?」

側近「他の勇者と違って、ぼっち旅です。しかも素手でスライムと毎日戦っていますよ。」

魔王「プっ…wwwスライムだと?しかもぼっちで素手とな?これはおもしろいわwww」

側近「今時、素手で戦う冒険者なんていませんよ」

魔王「そうじゃな。だが今までに無いタイプじゃから、ちょいとそいつの方の偵察も今後してくれ」

側近「了解です。」




パワー重視の勇者「…さっきから、無駄話を…!!うおおおおおおおおおおおお!!!」

魔王「おっと、そういえば今日のお客さん達だったな。ははは」

魔法使い「」

けんじゃ「」

魔法戦士「」


パワー勇者「よくも…よくもみんなをををををを!!!」

魔王「はいはい。ごくろーさん」 魔王の黒い波動。

パワー勇者「ぐああああああああああああ!!」





側近「ではこちらのパーティを、牢屋の方へ」

魔王「うむ、不老不死の薬も忘れずにな。
   我が城で永遠にすごし、やがて崩れて行く人格の崩壊が我の一番の楽しみじゃからな」

側近「はっ…(この城の牢屋が無駄に多くてよかった。今に満杯になるぞ)」

魔王「さて、一眠りでもするかなー」
   


8VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 13:59:18.122fiwd7200 (7/7)


【 さらに1ヶ月後… 】


勇者「せいけん突き!!」 ドガ!!

勇者「2段回し蹴りー!!」 ドガガ!!

勇者「アームハンマー!!」 グッシャア!!

勇者「ふみつけ攻撃」   ドンドンドン!!



スライムの山「」



勇者「よし!50匹連続討伐!!」


スライム「ぴいいいい!!」 スライムは逃げ出した。


勇者「お、逃げた。じゃあ今日はココまでとするかな。しかも、国からちょっと遠出もしちゃったし…」

勇者「帰るか。自分でいうのもなんだけど、スライムには負ける気はしない。
   午前は実戦。午後休んだら、筋トレ。この生活を続けたら、前よりは体に筋力ついたなー」

勇者「父の行ってた事がなんだか少しわかった気がする。自分の体に成果が出るのって、こんなに嬉しいものなのかな。」

勇者「さて、帰るか」




9VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 14:26:50.79MfUzLuau0 (1/2)

面白いよ頑張って数少ないレスに負けるなよ


10VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 14:31:14.844IH0r2eR0 (1/1)

見てるよ、俺も好きだぜ。縛りプレイ


11VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 14:32:53.572ou7U27ho (1/3)

期待して見てる


12VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 14:33:51.79aF/Z3q2g0 (1/1)

いいよ
これ
いいよ


13VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 15:44:38.47I2BYRpbAO (1/1)

期待してるよ


14VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:14:18.12RfzllkH30 (1/1)

おうふ…見てくれてる人いるとは……
続けます。



【 勇者の家 】 夕方


 父「勇者!」

勇者「どしたの?」

 父「先程、城の兵士が来てな。国王が勇者に話があるとよ。」

勇者「え、ホント?」

 父「まあ…なんだ、お前がもしこの国を出て本格的に「魔王討伐に行け!」なんて話になったら……」

 母「うっ…うう……」

勇者「大丈夫だと思うよ、父さん母さん。
   自分でいうのもなんだけど、僕相当鍛えたからね。素手で戦う事の辛さと怖さがいっぺんにわかったから
   無理なときはすぐに帰って来るからさ。ね?」


 母「勇者ちゃん…」

 父「勇者…お前のウワサは最近聞くぞ。
   たったひとり素手でスライムと戦ってる若者がいるって」

勇者「ウワサになってるの?そんなに素手で戦うのって珍しいかな…」

 父「うん…まあ、そうだな」

勇者「とりあえず、心配はそんなにしなくてもいいよ。
   ケガとかしても必ず、僕はこの家に帰って来る。
   魔王討伐が出来なくても、家に帰ってくる事だけは約束するよ。二人の泣き顔とか見たく無いし。」


両親「勇者…!」


勇者「んじゃ、お城に行って来るよ!」






母「…おおきくなったわね。悲しいはずなのに、逆に誇れるわ。」

父「ああ。素手で戦う事はモンスターと直に触れるってことだからな。
  その恐怖と毎日戦ってるあいつだからこそ、余計おおきく見えちまうかもよ。」

母「そうね…。」





















15VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:21:26.6489NRsXhoo (1/1)

最後の改行に驚きを隠せない


16VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:24:41.00N5IqUx2Y0 (1/16)


【 北の国  城 】



勇者「王様!伝言を聞きに参りました。」

王様「おお、勇者よ。夕飯時に呼び出すとは申し訳ない。」

勇者「いえ、自分は気にしてはおられませんのでおかまいなく!」

王様「ほほほ、ではお言葉に甘えさせて、お主に少し行っておく事がある。」

勇者「は、はい!(今まで、スライムばっかと戦ってたからな……いい加減国を出ろ!とかいわれそう)」

王様「城の兵士に聞いたんだが、おぬし素手でスライムと戦っているとは本当かの??」

勇者「え!?あ、は…はい!勇者になった次の日から毎日素手でスライムと戦っています。」

王様「…まことか?」

勇者「まことです!(嘘はつけない…てか本当の事だから自身もって言おう)」

王様「うむ…それで、えーっと…スライムをどのくらい倒したのかの?」

勇者「確か…この2ヶ月で300匹以上は倒したと思います。」

王様「さ、300!?素手でか!??」

勇者「は、はい…」

王様「お、おぬしスゴいの…。よく魔物と素手で戦えるもんじゃい」

勇者「それは父が~ほにゃらら~で、最初は怖かったけど今では全然怖く無いです。
   スライム以外ではまだわからないですが…」

王様「ふむ…そういうことか。正論じゃな。」

勇者「………(ついに本題にはいるのか?)

王様「勇者よ、何か武器を欲しいとか思ってないかの?」

勇者「武器…?ですか??今の所は無いですね。
   今は素手と自分の体を鍛えているので…」

王様「そうか、お主の意見を聞いといてなんだが
   欲しい武器を1つプレゼントしようではないか。」







17VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:31:54.63N5IqUx2Y0 (2/16)


勇者「ええ!?そんなことは…」

王様「お主の強さにみこんでのことじゃ」

勇者「そんな…僕はまだ全然……」

王様「今まで選ばれた勇者で、いきなり素手で戦っているのはお主が初めてじゃよ。
   それに信用できる功績を残しておる。」

勇者「ええー…」

王様「今日はワシがお主と少し話がしたくて呼んだようなものじゃ。
   客人を手ぶらで帰らせるといけないじゃろ??」

勇者「は、はあ…」

王様「何もいらないならそれでよし。
   勇者よ、先程のお主の父親の言葉を借りるなら「素手で戦えなくなった時、武器は必要」じゃろう?

勇者「!!そ、そうですね。…でも僕はしばらく素手でやっていくつもりです。
   武器はあくまで荷物のままにします」

王様「…そうか(こりゃまたまっすぐな瞳でしゃべるのー)」

勇者「………(そりゃ武器も使っては見たいけど、なんかしっくりこないんだよな…)

王様「今から、武器庫にむかうぞい。そこでお主の欲しい武器を1つやろう」

勇者「はあ…」



18VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:38:33.30N5IqUx2Y0 (3/16)


【 勇者の家 】


勇者「ただいまー」

両親「ゆ、勇者!」

勇者「なんかね、魔王討伐は今まで見たいな感じで良いみたい。」

母「ほ、ほんとうなの!?」

勇者「うん、てかそっちの話は全然なかった。王様は僕が素手で戦ってることに興味をもったみたいでさ…」

父「そうなのか…で、その背中の白い剣はなんだ?」

勇者「ああ、これ?なんかライトセーバーっていって、軽くて丈夫な剣なんだ。プレゼントしてもらった。」

母「まあ…!」

勇者「背中に背負っても重さもほとんど感じないから良いけど、またしばらく僕はスライムと戦って来るよ。 
   王様言ってたっけ。スライムの数が減って商人も感謝してるって。」

父「そうなのか!勇者はすごいなー!!」

勇者「父さんの御陰だよ。素手で戦うのって結構勇気がついてくるよ。」

父「そうか、そうか!なら素手を鍛えるのもいいな!」

勇者「うん」

母「…オホン、じゃあ今日は王様からのプレゼント祝いでごちそうするわ!」

勇者「やった!!(よし…これでまた自分のペースで続けられる。正直1人の方が気が楽だもん)」




19VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:41:56.35N5IqUx2Y0 (4/16)


【 1週間後 】 北の国付近 


 勇者「さーてと、スライムは…っと。」





スライム「「「「「「「「「「「「「「「「ピキー!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 勇者「なにい!?大群だと!!」


スライム×12「ぴききききーーーーーー^^!!」 【 スライムは一斉に飛びかかって来た! 】

 勇者「うおおおおおおおおおお!!負けてたまるか!!」













【 1時間後… 】 


 勇者「し、死ぬかとおもった…ぜえ……ぜえ……」


 勇者「や、やばい……!死んでしまう。早く帰らないと…!!」



20VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 19:49:15.44N5IqUx2Y0 (5/16)


【 北の国 】 城門前の教会


 勇者「そうだ…この国の城門の前には旅の安全を祈るためにそれ専用の教会があるんだ。」

 勇者「こ、ここで休暇をとらないと…マジでやばい」




 スライム×5「びききーーーーー!」


 勇者「うがああああ!!しぬわけねえだろおお!!!」



 【勇者は逃げる事が出来た!】


 勇者「や、やった!武器を持ってないってことはその分身軽になれる……勉強になった。」





【 城門前の教会 】


 勇者「す、すみません…や、やすませてください……
    これ国王からの利用案内許可書で…す。」


 神父「おお!勇者様!!ひどいお怪我ではありませんか!!
    ただちに治療を行います!!」

 神父「僧侶ー!僧侶はいるかー!!勇者様の治療を頼むぞ!」

 僧侶「えーーー!?今入浴中だけどー!?神父さんやっといて!!!」

 神父「ばっかもーーーーーーーーーーーーーん!!!昼間から風呂に入るなとあれほど…」

 勇者「」

 神父「おあああああ!?」




21VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 20:42:36.88ROmxazIl0 (1/1)

続けて


22VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 20:50:53.77ahgDjMws0 (1/1)

武器は必要なくとも防具は揃えないと死ぬと思うんだけどねw
ところでナックルダスターは武器に入りますか?


23VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 21:38:34.16MfUzLuau0 (2/2)

メリケンサックで殴れよ素手専門勇者さん


24VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 21:50:10.75N5IqUx2Y0 (6/16)


【 しばらくして… 】


勇者「いや、本当におせわになりわした!」

神父「いえいえ、ここは旅の安全を祈願する教会ですのでケガをした人ならば
   すぐに治療できますよ。」

僧侶「(半分私のホイミのおかげなのになー、このジジイ)」

神父「これ、おまえさんもちゃんとあいさつせんかい」ボカ!

僧侶「いったーーーい!神父のすることじゃないわよ、この糞じじい!!」

神父「く、クソだと!?わしはそんな事言う風に育てた覚えは無いぞ!」

僧侶「ベーッだ!!…あ、えーっとケガは私も治しました。旅の安全を願っています。
   じゃあ、おじいちゃん私街に買い物しに行って来るから!!」ピュー

神父「僧侶オオオオオオオオオ!!!」

勇者「…」

神父「あッ お見苦しい所を…すみません。孫が無礼を…」

勇者「あ、いえ。僕は気にしてないので…それでは」

神父「もう出かけるのかね?」

勇者「はい、次は集団で囲まれても生き抜くようにコツを掴みたいんです。それでは!」




神父「(……ふむ、彼がウワサに聞く「素手の勇者」か。防具はつけてても武器をつけんとはの)」





25VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:01:44.79N5IqUx2Y0 (7/16)



【 再び近辺の草原 】


勇者「 考えてみれば、僕の特技は全てタイマン用になってる…
    まあ、元々1人で旅してるんだしワザ構成もそうなると言えばなるだろう。
   
    1人で、何匹にもダメージを与えられる方法…
    武器も魔法も無い、逃げる時追いつかれてしまった時、相手の攻撃から守って 
    反撃もできるワザ…う~ん。」




スライム×10「ぴききーーーー!!」


 勇者「うげ!?いきなりかよ!!」


 スライム×10はいっせいに飛びかかって来た!!


 勇者「うわあああああ!!ちくしょおお!!」 【 勇者は無我夢中で拳を繰り出した 】


 ぶげ!? どか! バキ!! ぐちゃ!!


 【 スライム×4 を倒した。】

 
 勇者「お?おおおお!! がむしゃらで殴りまくったら倒したぞ!!」


 【 スライム×6 は一斉に攻撃して来た! 】

 勇者「またか!おらおらおらおら!!」 【 勇者はがむしゃらに殴りまくった!!】


 べし! べし!! ぶちゃ!! どか!! ぼき!! ばこおん!!


 【スライム達をやっつけた!】


 勇者「はあ…はあ……た、倒した。殴りまくったら倒せた。」

 勇者「あ、考えてみたら変に1匹1匹狙うからダメなのか。
    武器が無い分力を入れる時間に隙が出来るから
    複数で襲われたら無我夢中で殴りまくる…

    うん、パンチの壁は攻防ともにすぐれてるな!」

 【 勇者は「ばくれつけん」を覚えた! 】

 
 勇者「でも威力が低い気がするな…まあいいや、そこは筋トレでカバーだ」




 スライム×20 「びぎいいいいいいい!!」



 勇者「うっそー!? これは相手に出来ない!!うおおおおおお!!!」


 【勇者は逃げ出した!! うまく逃げられた!!】


 勇者「(あ、戦ってばかりじゃなくて逃げる練習もしておこう)
    (いざという時に役立てば一石二鳥だ!)」



26VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:14:00.30N5IqUx2Y0 (8/16)


【 その1週間後… 】


 勇者「せいけんづき!!」

 勇者「かかとおとし!!」

 勇者「ラリアット!!」

 勇者「ムーンサルトキック!!」

 勇者「2段回し蹴り!!からのせいけんづき!!」

 勇者「そして!ばくれつけんだ!!!うおおおおおおおおおお!!!」




 【 勇者はスライムを倒しまくった!! 】



 勇者「ぜえ…ぜえ……や、やばいぞ。さすがに1日100匹はキツすぎた……
    はあ…はあ…あの教会でまたなおしてもらおう。  
    スライムの落としたお金あるし…大丈夫だろ」


 
 スライム×20「「びぎゅうううううううあああ!!!」」


 勇者「!! ……動け!動け動け動けえええええ!!!」


 【 勇者は逃げ出した! 間一髪逃げ切れた!! 】



27VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:23:27.26N5IqUx2Y0 (9/16)



【 城門付近の教会 】


 神父「勇者様…ここまでケガをするまでスライムを?」

 勇者「へへへ…ちょっと無理しちゃいまして……   
    すみません、次は気をつけます」

 神父「(武器や魔法を持った者でさえ1日100匹狩ろうとすれば、傷は負うだろう…
     この勇者…まだ経験が浅いというのに素手で全てやるとは……
     いや、素手での戦いに相当実戦慣れしておる )

 僧侶「あ!勇者様!!またケガしたの!!」

 勇者「ち、治療をよければお願い…します。」

 僧侶「言われなくてもするわよ!ベホイミ!」

 神父「ホイミ!ホイミ!ホイミ!ホイミ!!」

 
 勇者「(あ~~~~体の痛みが消えていく…)」

 【 勇者の傷が回復した 】





 僧侶「はい、部屋に案内するから。立てる?」

 勇者「う、うん。」

 僧侶「うわ、スライム臭いし…ベトベト」

 神父「失礼なことを言う出ない!!!」ボゲシ!!

 僧侶「ッッ~~~~~~~~~!?ゆ、勇者様!
    お部屋に案内します!どうぞこちらへ!!」



28VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:30:02.74N5IqUx2Y0 (10/16)


【 教会 客人の間 】

 勇者「じゃあシャワー借ります」

 僧侶「どうぞごゆっくりー」ガチャ バタン!




 勇者「(僧侶の人…とくに女の子はすっごくおしとやかで美人でおっぱいもでかいって
     友達が言ってたけど……ウワサってのは所詮ウワサだなー。
     おっぱいだけはデカかったけど。)」

 




 【 教会 礼拝堂 】


 僧侶「つかれたー」

 神父「何をいっとるか、小娘」

 僧侶「だってベホイミつかったんだもーん」

 神父「「めいそう」が足りんわ!毎日続けてればあの伝説級の癒し魔法
    「ベホマズン」を体得できるかもしれんというのに!!」

 僧侶「ふーんだ。」

 神父「ほう…まだ抵抗するか」

 僧侶「ゆ、夕飯の準備をしてきまーす!!」

 
 神父「はあ…」




29VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:41:26.62N5IqUx2Y0 (11/16)


【 次の日 】

 勇者「お世話になりました。」

 神父「いえいえ、これも神の導きです。旅の御武運を」

 僧侶「えーっと、頑張ってください。
    あと、その防具…なんだかすごい痛んでますけど
    買い替える事と、素手で戦うならツメかグローブをお勧めしますよー」

 勇者「そ、その手があったか!」

 僧侶「(なんできがつかなったのかしら…)」

 神父「僧侶の言う通りですよ。
    スライムはゼリー状でぷるぷるしてるからこそ、素手で殴っても大丈夫ですが
    他の魔物ではそうはいきません。固い鱗や、全身針の魔物だっているみたいですから。」


 勇者「お、おう…(確かにスライムには直接手で殴っても平気だったけど…スライムばかりに目がいってたな)」


 僧侶「……」

 神父「では気をつけて」

 勇者「はい、お世話になりました。」



 【 勇者は教会を後にした 】



30VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:46:56.50N5IqUx2Y0 (12/16)


【 勇者の家 】


 母「勇者!」

 父「昨日帰らなかったから心配したんだぞ!」

勇者「あ、ごめん。実はちょっとケガして、城門付近の教会に一泊させてもらった。」

 母「そ、そうだったの…」

 父「ふいー…無事で良かった」

勇者「あそこの人は親切だったよ(笑)」

 両親「そういう意味じゃない」


勇者「お、おう。もしかしたらまた教会で止まる事もありそうだから。
   門て夜の10時にはしまっちゃうし」


 父「そうか…わかったよ。気をつけてな!
   お前が最近メキメキ力をつけてどんどんウワサが広まってるから信用するんだぞ!」

 母「勇者ちゃんすごいね…本当に素手だけで戦うなんて。」


勇者「それだけどね、そろそろ新しい防具と…グローブでも買おうかな。」




31VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 22:58:20.37N5IqUx2Y0 (13/16)


【 ほぼ同時刻… 】

 ごごごごごごごご…


魔法勇者「くっ…!そんな!!あたしの魔法が効かないなんて!!」

魔王「ははははは!!魔法で我に勝てると思うな!!」

魔法勇者「…ごめん、みんな。あたし、もう魔翌力…が……」 ガク

遊び人「」

商人「」

戦士(♀)「」

僧侶(♂)「」


側近「…では、彼女らも牢屋に閉じ込めておきますね。」

魔王「うむ、では私も一緒に参ろう。
   捕まえた今までの勇者一幸達の絶望に身をよじった表情…
   それとも無気力になった表情…どうなっておるかの♪」

側近「自害しようとする人もいますが不老不死の薬の御陰で
   餓死もないので安心ですね。」

魔王「そうだな!ははははははは!!
   
   おっ…そういえば、あの「素手勇者」はどうなったかの?
   お主に聞くのを忘れておったわい!」

側近「はい、最近あの国近辺のスライムから聞きましたが
   1日100匹近くスライムを相手しているようです。」

魔王「なにい!?それは本当か!」

側近「はい。」

魔王「あはははははは!!これはおかしい!!スライム相手に何をそこまで必死になる事やら!!
   あははははは!ひーー!!うっ…くくく……うむ、では牢屋に参ろう」

側近「はっ」





32VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 23:00:23.672ou7U27ho (2/3)

メ欄にsagaで魔翌力は魔力になるよー
横入りすまぬ


33VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 23:09:34.02N5IqUx2Y0 (14/16)


【 城の市場 】

 勇者「(両親から貰った1000G、国からの3000G、スライムからとった483G…)」

 勇者「これで、身軽で丈夫な防具とグローブを買おう。」


 勇者は買い物をした!


 勇者「……こんなもんかな」


 E:厚手のグローブ 1500G 厚い皮で作った丈夫なグローブ。刺されたり噛み付かれても平気。
 E:ライトセーバー    無料 王様がくれた、軽くて丈夫な剣。まだ一度も使ってない。
 E:はがねの鎧   2000G ほのおや吹雪を防いでくれる上に、軽くて丈夫な鎧。
 E:エルフの首飾り  200G エルフの顔が掘られた、旅の安全を願う首飾り。気休め。


 勇者「(こんなに良い装備が手に入るのは、色んな勇者や兵士の人達が
     魔物をやっつけて他国・商人の物流がしやすいからだもんなー。)」


 勇者「よし!ぼくも頑張るぞ!!でも素手はまだまだだしもうちょっとスライムを倒そう。」







 勇者「(そしたら…次の国でも目指そうかな)」





【 第一部「素手スキルはロマン」 完 】




34VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 23:11:22.96N5IqUx2Y0 (15/16)

>>34
おっと、すみません。

えーっとこれで1部おわりです。
素手スキルは2週目以降の楽しみです。
いつかドラクエ10のアップデートがかなり進んだ後、格闘スキル縛りやってみたいです。


35VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 23:12:03.712ou7U27ho (3/3)

おつでした!


36VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 23:13:03.03N5IqUx2Y0 (16/16)

>>34は>>32でしたw


37VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/05(土) 23:43:32.94Q3UO5HZLo (1/1)

乙乙!


38VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 02:54:45.260lvx4aBAO (1/1)

よくいるよね
sageとsaga間違えてるのに気付かない人って
魔力とか粉雪とか正常に書きたい場合はsageじゃなくてsagaって言われても気付かないんだよな


39VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 07:05:36.27cY4HR/Kz0 (1/1)

来ないかな?早く来てくれよ、


40VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 13:01:57.66hzwJIjtio (1/1)

乙乙!


41VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 18:31:07.71gc/8UfZE0 (1/1)

>>38
初めて知ったわ、そういう話。
これでいいのか。



42VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 20:39:50.474Ej5e3r+0 (1/6)



【 勇者が素手で戦い始めて半年後… 】


 勇者は結局、決意が定まらずスライムを倒して倒して倒しまくっていた。
 無論、スライム以外にも「ドラキー」「串刺しツインズ」「びっくりサタン」とも戦った。

 新品だった防具やグローブは未だに丈夫なままだ。
 それは勇者が攻撃を避ける事に長けてるのか、防具が優れているのか。はたまた戦い方がうまいのか…
 どちらでもよかった、勇者からすれば万全な状態が満足の行くものだった。 

 そして倒した数こそ、何匹かは不明だが国内ではウワサではなく既に有名人として広がるようになった。
 彼自身は、基本的に「自宅、教会、平原、国王の城」の4つしか行動範囲がないので
 いったいそこから、どうやって有名人になっていったのか。
 勇者は不思議に思った。

 城に行って報告もしてれば広がるだろうと思ったが…



 僧侶「ほら、あの子よ!いつも素手で戦ってボロボロになってきて
    ウチの教会でお世話になってる勇者様は!」

 賢者「ほう、あの子なのか」

 遊び人「あ、ちょっとかっこいいかも。ガタイもいいみたいだし。」


 勇者「…………」


 なんとなくウワサの根源は理解した。




 【 そしてさらに半年の月日は流れた… 】



 勇者「えっ 全員「勇者」の討伐隊を編成するんですか?」

 国王「うむ、この数年の間に生まれた勇者達から50人を選び抜き
    その人数で魔物及び、魔王討伐に向かう部隊だ。」

 勇者「わお…」

 国王「おぬしもその1人になった。」

 勇者「………」




43VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 20:54:16.334Ej5e3r+0 (2/6)


 国王「…とワシは個人的にはいいたいのだが、
    まず明後日から選抜試験があるからのー、それで審査を通った50人が選ばれる訳じゃ」

 勇者「はあ…(なんか一気に壮大になったな)」

 国王「試験に出るのも良し、受かっても別の道を行くのも良し。
    わしの意見などきにせず、自分の進む道を決めなさい。
    勇者が毎日のように生まれても、全員が魔王討伐にいかなければならないという
    理由はないのじゃ。   
    勇者になったものには周りからのプレッシャーがあるだろうが
    気にする事でないぞ。

 勇者「はい。」

 国王「うむ…では試験に参加してたらまた会おう。」







【 教会 】

 勇者「っていうのがさっき、あったんだ」

 僧侶「え!すごいじゃん!!受けなよ勇者」

 勇者「受けては見るけど、団体行動はね…それにまだ本格的に魔王討伐に行く実感がわかない。」

 僧侶「えー…素手でそんだけ戦えれば武器持てば相当強くなると思うけど」

 勇者「どういう理屈だ、使いにくいだけだよ。」

 僧侶「なんとなくb」

 勇者「ま…ホントどうするかね。」

 僧侶「まずは試験に行ってみる事からね!その後の事はその後に考えれば?」

 勇者「…そうするかな」

 僧侶「じゃあ、私夕飯作って来るね」

 勇者「うん、いつもありがとう。」

 僧侶「あんた毎日頑張ってるんだもん、私も見習わないと。」

 


44VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 21:16:38.134Ej5e3r+0 (3/6)


 勇者「( 討伐隊への入隊試験か…ぼく以外の勇者ってどんな感じだろう……それを見るのもおもしろそうだ)」





【 場内 中庭広場 】

 国王「これより勇者だけによる「魔物・魔王討伐部隊」に参加する勇者を選抜する試験を開始する!!
    集まった勇者諸君!よくぞ集まってくれた!!
    魔物、そして魔王という恐怖にうちかつために今この場にいる勇気の結晶を
    私は一生忘れないだろう!!」


 色々な勇者「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおーー!!」」」」」」


 国王「今より、大臣から試験の説明が入る。
    皆こころして聞くように…」

 勇者「(試験てどんなかんじなんだろう…やっぱトーナメントとか?)」

 大臣「オホン…ではこれより討伐隊の試験の説明を行います。
    まず、「 魔法使い、僧侶、賢者」に属する勇者は
    今いる中庭広場で、こちらの指定する魔法を唱え、それを審査していきます。」


 該当する勇者「魔法の実践か…」

 該当する勇者「ふふ、これなら楽勝ね♪」

 該当する勇者「私がNo.1になるわ!」


 大臣「次に「戦士、弓使い、魔法戦士、…素手」に属する勇者は
    城近辺で、魔物との実戦試験を行ってもらいます。」


 戦士♀「実践…ですか。妥当ですね。」

 弓使い♂「…ん?大臣様が素手っておっしゃったが」

 魔法剣士♂「おいおい、今時素手で戦うヤツなんていねーっつーの。いるとしたら…」

 戦士「…うわさの素手勇者様?」

 弓使い「ふっ…まさか我々の前にいるとはな。背中の新品同様の白い剣を担ぐ素手勇者様か。」

 魔法戦士「ぶほ!ま、マジかよ…!受けるwwwwwwwww」

 勇者「(うるさいな…そんなに素手が珍しいのかな)」

 戦士♀「(素手で戦うとは、どういった腕前か見てみたいものですわ)」

 大臣「では30分後に試験を開始する!解散!!」






 【 実戦組(戦士、弓使い、魔法戦士、素手に属する勇者)】


 隊長♀「私は、この試験を審査する隊長だ。以後覚えているように」


 勇者「了解です。」


 隊長♀「(む、武器は背中の白い剣??…そして両手のグローブ。
      なるほど、こいつがウワサの素手勇者か。お手並み拝見と行こう)」





45VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 21:22:57.61h1o7bv9d0 (1/1)

続きマダー?


46VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 21:30:46.444Ej5e3r+0 (4/6)


 【 城 付近 】


 隊長「では今より、試験の詳しい内容をいう。
     3日以内で「スライムゼリー」を10個とってくるように。」以上だ。
     質問がある勇者はどうぞ」


 魔法戦士「質問です!」

 隊長「なんだ?魔法戦士」

 魔法戦士「スライムゼリーってなんですか?」

 隊長「(そんな事もしらないのか…外にでていないのか?それとも……)
    スライムゼリーとは、スライムが落とす青いゼリーの塊だ。
    倒したスライムから魔力が抜ける時、ドロドロに溶けずにスライムの形のままゼリー状になることだ。」

 弓使い「(……ほう)」

 戦士「それを10個…ですわね」

 隊長「そういうことだ。ああ、これだけは言っておくがスライムを木っ端みじんにしても
    ゼリーの塊は何故かスライムと同程度の大きさになるからな。下手に加減はしなくても宜しい」

 勇者達「はい!」


 隊長「ではこれより試験を開始する!
    期限は3日以内!! 寝泊まりは各自自由にするように!!」


 勇者「(あ、じゃあ僕は教会でお世話になろう)」

 戦士「………(この素手勇者はやっぱりなぐったりしてスライムを倒すのでしょうか?)





 【 草原 】


 魔法戦士「はー、まじかったるいなー。スライム倒すなんて馬鹿馬鹿しい。
      やっぱ魔法や剣でばっさばっさ強い奴らを倒した方が向いてるぜ。ぎゃははは」

 

 スライム「ぴきー!」

 魔法戦士「お、さっそく出やがったな。くらえ!!メラ!!」


 【 しかし、はずれた!! 】

 魔法戦士「あ!?なんでだよ!!」

 スライム「ぴきー!!」どか!!

 魔法戦士「うぎゃあ!? い、いてー!!こ、こいつ!!」


 スライム「にやにや」




47VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 21:35:13.154Ej5e3r+0 (5/6)


 【草原】

 弓使い「スライムゼリーか…10個もあつめろというと
     それだけ落とす確立が多いという事か…」


 弓使い「(ならばこの試験は楽勝だ。たかがスライム討伐とは…。)」



 スライム「~♪」

 弓使い「(む!前方にスライム…気づかれてはいない。この距離なら!!)」 
 

 バシュ!


 スライム「!?」  スライムをやっつけた!!

 弓使い「ふっ…こんなものだろうな。スライムは。さて、ゼリーは…」


 【 スライムはドロドロに溶けてなくなった。スライムゼリーは見つからなかった 】


 弓使い「…ま、いいだろう。狩って行けば問題ないだけだ。」



48VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 21:45:44.394Ej5e3r+0 (6/6)


【 草原 】


 戦士「えい!」

 戦士「やあ!!」

 戦士「か、火炎切り!!」
 
 戦士「はあ…はあ……やっと5体倒しましたの」

 戦士「でも1個もスライムゼリーを落とさない……ホントに落とすのかな」

 戦士「う~ん…」




 勇者「」 てくてく…




 戦士「(あ!素手勇者さんだ!!…よしちょっと後をつけてみるかな。お手並み拝見)」

 

 勇者「(スライムか…正直倒しまくったからスライムが減ってる…なんてことになりませんように)」

 スライム「ぴきー!」

 勇者「 っ  ふ   ん   !!!!!!」 ボッッ!!



  ぶっっっっっっちゃああああん!!!!!



 スライム「」 【 スライムは木っ端みじんに吹き飛んだ。ゼリーは出なかった。】

 勇者「いきなり出るわけないか…まあ次だ次」

 

 戦士「……(唖然)」

   


49VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 21:49:43.85Z9sr+E/j0 (1/2)

ボwwwwwwwwww


50VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 22:55:05.46POpRShSZo (1/1)

そのうち背中にオーガが現れそうだなこの勇者


51VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 22:59:52.599+iIR5XIO (1/1)

背中にオーガ…?


52VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 23:01:46.28y45hfQe8o (1/1)

調子こかさせてもらうぜッッ!みたいな…


53VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/06(日) 23:14:19.55Z9sr+E/j0 (2/2)

そういや某オーガも武器使わない設定あったな……


54VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 00:35:55.73JaVolDjDO (1/1)

この勇者もしかしてゴンさん?


55VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 05:57:43.28YB1luloSO (1/1)

これは良いスレを見つけました


56NIPPERにかわりましてvipperがお送りします2013/01/07(月) 13:55:13.92rDrtxm8o0 (1/2)

乙な作品ですなぁ!


57VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 15:25:28.03JUt0VQTho (1/1)

腕だけムキムキとかなww


58VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 17:26:44.68Baam513Zo (1/3)

この勇者はグローブしか装備できないだろwww
炎のパンチとか覚えんのかな?


59VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 18:15:12.01rDrtxm8o0 (2/2)

時空がそのうち歪んだりして


60VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 18:19:57.497LGFtc0C0 (1/1)

>>59
なんでお前そんなにageてんの?


61VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 20:58:06.23seg8RhFo0 (1/7)


戦士「(…い、いまのはどうやったんですの? 素手勇者さんにスライムが飛びかかって
    それを殴っって…あれって殴ったった言うのかしら??
    殴るとスライムって飛び散るんですの!?)


 しばらく戦士(♀)勇者は立ち尽くしていて動けなかった。 そして、時間は流れついに夕方の時刻になった。


【 草原 】

 勇者「どりゃああああああ!!」

 スライム「ぼきー!?」

 勇者「うらあああああ!!」

 ドラキー「ぎょあ!?」

 勇者「オラオラオラオラオラーー!!」

 串刺しツインズ「ぺぷし!?」
 
 勇者「はあ…はあ…そろそろキツい……」


 勇者の顔や腕には、痣や切り傷、噛み付かれた痕がある。
 すでに50匹以上のモンスターを倒して来たのだ。
 戦いまくってればケガは負うだろうし、体力の限界は来る。精神的にもだ。

 今日は帰ろう。その時だった。


 スライム×30「ピッキ~~~~ ^ー^ !!」


 勇者「うああああ!? こんな時に…!!」


 【 スライムは いきり立って襲いかかって来た!! 】

 スライム「ガブ!」

 スライム「がぶ!」

 勇者「いてえ!?両足を噛み付いてきやがった…!!動けn…」


 【 スライム達は一斉に体当たりをくり返した 】

 ぶぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼんっ!!


 勇者「ぶぽあ!?…く、こんなところで…!!うがあああああ!!」


 【 勇者は再び飛びかかって来るスライム達に向かって何度も腕を振り回した 】

 勇者「爆裂拳!!爆裂拳!!爆裂拳!!爆裂拳!!爆裂拳!!爆裂拳!!
    ぶあああああくれつけええええええ!!!!」


 ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッッ!! 


 スライム「「「「「ビピュエ!?」」」」」」 勇者のラッシュがスライム達を殴り飛ばして行く!!


 勇者「お前で最後だッッッ!!」 スカッ!

 スライム「ぴき!?」

 勇者「しまった!?はずれ…」

 スライム「ピk『ズバ!』……」

 【 勇者が攻撃をはずしたスライムは、直後に真っ二つに切り裂かれた 】





62VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 21:31:37.08seg8RhFo0 (2/7)


 勇者「なんだ…?」


 【 さらに 両足に噛み付いていたスライムも… 】


 勇者「あ、いつのまにか倒れてる。」


 【 勇者はスライムの群れをやっつけた! スライムゼリーを3個手に入れた! 】

 勇者「お、おお!!やった!! そこらに転がってたのから1個
    僕の噛み付いた2匹が落とした2個…。」




 戦士「だ、だいじょうぶすか!?素手勇者さん…!!」

 勇者「あ、君は…たしか……」

 戦士「せ、戦士勇者♀と申します…。」

 勇者「…ありがとう、君が助けてくれたんだね。」


 勇者の視線の先には、戦士の持つ剣先についたスライムの液だった。


 戦士「すごい叫びが聞こえましたので、気になって…」

 勇者「ははは…ホントにありがとう。命の恩人だよ君は。」

 戦士「恩人だなんてそんな…は、はやく治療を受けないと……!」

 勇者「ああ、ちょっとさすがにヤバい。体中が熱くて、フラフラする。
    でもその前に…」

 戦士「なんですの?早く教会に戻りましょう。腕を肩に…」

 勇者「…はい。スライムゼリー2個。」

 戦士「え?」

 勇者「僕の両足にいたスライムが落としたんだよ。だからこれは君のだ。」

 戦士「そ、そんな事…急にいわれましても!それに素手勇者さんが
    戦ってたのですから当然素手勇者さんのものですわ!」

 勇者「じゃあ、君へのお礼としてこれをあげる。それなら…いいで……しょ?」

 戦士「あ、ああ…!!素手勇者さん!!勇者さん!!」

 勇者「ん…大丈夫。ちょっとふらつくけど教会まで歩ける。」

 戦士「ゼリーの事は良いですから、はやく戻りましょう!
    もう暗くなってきましたわ。」

 勇者「…わかった。急ごう」

 
 勇者は全身ボロボロになりながらも、戦士勇者♀の肩をかりゆっくりと教会へと足を運んだ。
 その間、魔物が1匹も襲ってこなかったのは運がいいのか、
 それとも勇者がこの1年魔物を倒しまくって、辺りの魔物がいなくなったか。
 …先程の戦いで敬意を評し、あえて見逃す魔物がいあたか。
 
 もし後者のような魔物がいればこの世はちょっとだけ平和だったかもしれないが
 ここで描く事ではないので省略する。


 勇者と戦士勇者♀が教会に着いたのは、あたらいが真っ暗になった頃
 教会に住む僧侶が、選抜試験のために寝泊まりする色々な勇者達に、夕飯の支度を終わった所だった。





63VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 21:37:05.91Baam513Zo (2/3)

支援


64VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 21:49:31.83seg8RhFo0 (3/7)


【 教会 】


 勇者A♂「なあ、スライムゼリーゲットしたか?」

 勇者A♀「ふえ…それが1個もとれなくて……10匹倒しただけじゃダメなのかな?」

 勇者B♀「私なんて、スライムに1匹しかあえなかったわよ!!
      探してる時間の方が多くて嫌になっちゃうわ!」

 魔法戦士「そりゃ、あの素手勇者が毎日スライム倒してばかりって聞くからなwwwww
      スライムが減ってるんだろwwwwだから遭遇しにくいwwwww」

 弓使い「妥当だな。我々がスライムを多く狩れない原因でもある。」

 勇者A♂「へー、なんかすごいな。そこまで倒したのか。」

 魔法戦士「はあ?どこがすげーんだよ!
      マジあいつ空気よめてねえよなー、スライムなんて本来狩る価値もないのに
      試験内容を邪魔するなんてよー。」

 弓使い「隣国からの商人達は食料への襲撃が減った。と、いわれてるがな。」

 勇者A♂「……なおさら悪い事z」

 勇者A♀「ふえ…ゼリー集めるの大変になっちゃったよ……」

 勇者B♀「あっっったまくるわ!!あいつが帰って来たら、皆で文句言ってやりましょ!!」


 ギャラリー勇者「「「そうだ!そうだ!!素手勇者のせいでスライム狩れない!!」」」

 勇者A♂「お、おまえら…!」

 僧侶「みなさーん、食事の準備が…ってどうしたんですか?」

 勇者A♂「あ、僧侶さん。実はちょっと…」

 僧侶「?」

 魔法戦士「ま!そもそもアイツがここにくるかどうかあやしくね?wwwww
      ママの家に帰ったか、それともノ垂れ死んだk…」

 僧侶「ちょっと!なんてこといってんのよ!!」

 魔法戦士「あ?」

 弓使い「ほう」

 勇者A♂「…そこらへんにしとけ。素手勇者の何が悪いんだ?」

 


65VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 22:04:09.28seg8RhFo0 (4/7)


魔法戦士「ぷwwwwwwえーなんですかあ?僕に何かごいけんでも??」

僧侶「そうよ!あいつの事ばかにしてるけど、アンタに何がわかるのよ!」

勇者♂A「俺は彼の事をウワサと、今日見かけたぐらいしか知らないが
     彼は悪い事をしていないだろう。魔物を倒して、それで色んな人が助かってるなら
     それこそ勇者そのものじゃないか?」

魔法戦士「っはあ!?wwwwww」

弓使い「言ってる意味がよくわからないな。我々の魔王討伐への第一歩を邪魔してるヤツが勇者だって?
    笑わせる。」

僧侶「どこがよ!そんなのアンタ達がスライム見つけるように頑張れば良いだけの話じゃない!!」

勇者A♂「…そのとおりだな。」

魔法戦士「あ?マジなんなんお前ら。けんか売ってるの?この勇者に??」

弓使い「やれやれ、隊長のいない間に勇者にたてつくとはとんだ悪人だな。   
    貴様は勇者なのかな?(笑)」

勇者A♂「な、なんだと!?」

僧侶「あんた達の方がよっぽど勇者かどうか怪しいわよ。おもいっきし悪人面だけど?
   女の子に持てないようなタイプでね。」

弓使い「このガキが…減らず口を!」

僧侶「どう見ても同年代じゃない!べー!」

魔法戦士「っかー、マジもう怒ったわ。お前、ちょっとオレとこいや。
     何がどう正しくて、何がどう悪いか教えてあげるから、さ?」

僧侶「うわ!さわろうとしないでよ!!ゲロ男のくせにキモイわ!!」

魔法戦士「…殺すぞテメエ!!」

僧侶「ひッ…」

勇者A♂「おい何考えてんだ!!」

魔法戦士「どけよ、コラ!!! マジ痛い目にあわすぞオイ!!」


勇者A♀「ふ、ふええ…」

勇者B♀「ちょ、ちょっと誰か止めないさいy…」


 【 その時、彼らの背後…教会の扉の開く音がした 】


戦士勇者♀「し、神父様!僧侶さん!けが人がいるんです!!治療をお願いします!!」

勇者「(や、やばい…さっきは熱かったのに…今は……さ、さむい!!)」




66VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 22:04:14.18Baam513Zo (3/3)

支援


67VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 22:38:34.01JjPlfiXYo (1/1)

はよ


68VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 22:49:25.06lF1RbXoVo (1/1)

ここ支援いらんぞ
投下中にすまん


69VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 22:53:11.90seg8RhFo0 (5/7)


 勇者「く…っっそが…!死んでたまる…か!!」


 どよどよ ざわざわ

 魔法戦士「あいつが素手勇者か、ボロボロじゃねえか…ははは。」

 弓使い「………」


 ギャラリー勇者(以下G勇者)「え!?あの人血まみれだよ!」

 G勇者「ほ、ほんとだ!魔物にやられたのかな??」

 G勇者「あの人…!確か素手勇者じゃない!?」

 G勇者「えー!ほんとなの!?」

 G勇者「確か友人がグローブとピカピカの白い剣を持ってるっていってた!」 

 勇者A♂「な、なんだって!?彼が…??」

 僧侶「ゆ、勇者!?」
 
 勇者A♂「お、おい!しっかりしろ!!」

 勇者A♀「ひっ あ、あんなにひどい傷…
      スライムにやられたのかな…??」

 勇者B♀「素手で魔物と戦ってるからああなるに決まってるじゃない…! 
      ス、スライムを倒しまくってるんて、嘘よ!」

 僧侶「勇者!勇者!!」

 勇者「そ、僧侶…か?」フラフラ…

 勇者A♂「しっかりしろ!一体どんな魔物に…!!」

 僧侶「…また、スライムの集団に突っ込んだの??」

 勇者A♂「(スライムの集団!?…そんなのがいるのか。今まであったこともなかった。)」

 勇者「……うん、まあ。疲れてる時にやっちゃってさ。
    でもほらスライムゼリー3つ手に入ったんだ。2つは戦士勇者♀さんがとった。
    戦士勇者♀さんが途中で助けてくれたんだ。」 

 戦士「あの!ゼリーの事はいい加減に…」

 勇者A♂「(こんなに血まみれになってもゼリーをゲットしたのか…!しかも3個…!すごい!!
       俺は1個も手に入れてないのに…素手勇者、か。)

 僧侶「勇者のばか!スライムの集団と戦う時に無茶するな!ってあれほどいったのに!!」

 勇者「ご、ごめん……もう疲れてるときはすぐ逃げるよ。」

 勇者A♂「(まさか普段は普通に戦えるのか!?しかも素手で…??)」

 僧侶「…グスッ、とにかく部屋に運ぶよ!!」

 勇者A♂「両足は俺が持つ。(うわっ!ひどい噛み後だ…スライムにやられたのか。)





 魔法戦士「オイオイ!あんな血まみれになるとか…弱すぎるだろwww」
 
 弓使い「まったくだ。これで素手勇者の武勇伝の真相が判明したな。」


 僧侶 & 勇者A♂ & 戦士勇者♀「「「 ……………… 」」」

 G勇者達「 ………… 」

  
 


70VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 23:01:35.99seg8RhFo0 (6/7)


勇者A♂「……よし、ふたりとも上半身の方を持ったな!部屋に運ぼう!!」

僧侶「いつも勇者が使ってる部屋があるから、そこに運ぼう。2階のA1号室って所」

戦士「わかりましたわ!」

勇者「……すまない、ありがとう皆。」

僧侶「……っ。せーの!」



僧侶、勇者A♂、戦士勇者♀は、血だらけになった素手勇者を彼がいつも教会で使ってる部屋に運んだ。
そして周辺付近のパトロールから戻った隊長が教会に付いたのも同時刻だった。


71VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 23:03:14.11seg8RhFo0 (7/7)

つづく

なんかたくさんの方が読んでくださってるみたいで、ありがとうございます。
遅筆ですみません。





72VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 23:05:57.30/KlsJW5fP (1/1)

おつ


73VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 23:19:59.90rbEdB16go (1/1)

いいよいいよー


74VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/07(月) 23:20:31.72hSlisW3AO (1/1)

自分のペースでいいよ
楽しみに待ってるからさ(`・ω・)b


75VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/08(火) 04:15:32.80OzRBIf1Ro (1/1)

面白いな
続きが気になる


76VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/08(火) 11:00:15.08vDZdyV7i0 (1/1)

周りうぜぇ構ってちゃんの勇者だらけじゃん


77VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/08(火) 17:03:02.52hhRmdVcvo (1/1)

素手っていいね
真田思い出した


78VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 19:57:31.92YckTgpyx0 (1/1)

一区切りついたな、とりあえず乙かれさま!


79VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 22:36:19.29qz1dC3bi0 (1/6)



【 教会 】

 隊長「…そうでしたか、素手勇者がケガを。」

 神父「ええ、でも前からああいう風に帰ってくる事が何度もありましたから
    あの手の治療の方には随分慣れてますよ。 
    今日、明日安静にしていれば回復するとおもいます。」

 隊長「そうですか…ありがとうございます。
    本日は素手勇者の看護、教会での寝食を改めて感謝致します。」

 神父「そんなとんでもない!
    今日みたいに大勢の勇者様達が泊まるなんて滅多に無いですからね。
    どうぞごゆっくりしていってください。
    あなたと今日ここにいる勇者様達に神のご加護を。」

 隊長「…ありがとうございます。」


 


【 次の日 】


 僧侶「勇者ー、具合はどうー?」

 勇者「バッチシ、もう外いけるよ。だからさ、ベットから起こさせて」

 僧侶「 絶 対 ダ メ 。 あんたいっつも同じ事言ってて、血まみれで帰って来たの6回目よ。
    いい加減学習した方が良いわ。」

 勇者「ご、ごめん…でも試験がなー。どうしよ。」

 僧侶「勇者なら1日あれば、スライムゼリーの10個か20個くらい持って帰れるんじゃないの?」

 勇者「いや、無理でしょ。昨日40匹くらい倒したけど、見つかったの1つだけだよ。」

 僧侶「うっそ…そんなにレアなものだっけ??」

 勇者「僕もよくわからない。この1年、スライム倒してもスライムゼリーの事は全然考えてなかったから…。
    もし僧侶がいうようにレアったらこの試験相当、運がよくないと無理かも…」

 僧侶「わあ…それはキツそうね。いくら勇者でも。」

 勇者「でもやってみなきゃわかんないしねー。
    ちゃんと安静して明日の朝から頑張るからさ、そろそろ朝食が欲しい」

 僧侶「はいはい、応援してるわよ。
    でも一晩中、勇者のためにホイミとなえてヘトヘトなアタシに、もうちょっと気遣ってくれるなら
    パンにあまいミツ塗ってあげたのになー」

 勇者「」






80VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 22:38:19.59qz1dC3bi0 (2/6)



【 草原 】


 勇者A♂「…スライムを倒してもゼリーを落とす気配がない。もしかしてゼリーになるのは時間が経ってから…とか??」

 勇者A♂「それに昨日の素手勇者…あれだけ血だらけになってるのは俺の想像以上の数のスライムの集団と戦ってああなったんだろうか?
      でなけりゃ、あんな充実した防具で大けがを負うはずが無い。
      それともスライム以外の魔物に…
      どちらにせよ素手だからリスクは大きいのか…」

 勇者A♂「……ゼリー、みつからないな。これはマズいぞ。」
   

=======


 戦士勇者♀「結局ゼリーを2つ渡されてしまいましたが…ホントにこれでいいんでしょうか?
       いえ、ダメですわ!! これは偶然であって、私のものではありません!!
       …あくまでスライムが落としたゼリーの確認用で持って来た。ということにしましょう。


=======


 魔法勇者「うひいい!? うわ!!こっちくるなよお!!」

 スライム「ぴっきーー!!」

 魔法勇者「ひい…ひい…メラ!!」 ドウン!

 スライム「ゔゅが!?」 ボシュウ!!

 魔法勇者「…へっ へへへ…スライムのくせに手こずらせやがって、ちっとはやるみたいだな!!
      …んだよ!!ゼリー落とさねえじゃねーか!!これだから雑魚は!!」

=======

 弓使い「…今日は5匹倒したが、昨日とおなじくゼリーの収穫はなし。
     もしやこの試験…スライムを倒す以外にも方法はあるのか?!」

=======



81VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 22:38:58.18qz1dC3bi0 (3/6)


=========

 G勇者「うえーん、みつからないよー!!」

 G勇者「…うわあ!かみついてきた!!」

 G勇者「俺なんて、腹に体当たりくらったんだぞ!!」

 G勇者「隊長!スライムゼリーがみつかりません!!もっと遠くの方までいっていいですか?」

 隊長「ダメだ。この国のごく周辺のみが試験範囲だ。
    それ以上いくのも構わんが、試験失格になる上に昨日の素手勇者みたいに大ケガしても責任はとらない。」

 G勇者「えー」

 G勇者「あの人もちょっとおかしいよねー
     こうやって剣をつかえば、簡単に倒せるのに。」 ぶん! ぶん!

 スライム「おいぎゃ!?」

 G勇者「へへーん♪楽勝!」 

 スライム「きゅぴー!」 ド ン!

 【 G勇者の腕にスライムが体当たり! G勇者は剣を落としてしまった! 】

 G勇者「あ!」

 スライム「ピキー! ピキー!」 どか!どか! どか!

 G勇者「ひ!?…い、いたいよ!やめて!!け、剣が…!!誰か助けて!!」



 隊長「(こいつら城での訓練だけで一度も外に出ていないな…?)」 ズバ!

 G勇者「あ、ありがとうございます。隊長お~」グス
 
 隊長「痛いなら早く治療のために教会に戻れ」

 G勇者「は、はい~…」

 隊長「(あいつは訓練すらしてないだろうな…)



82VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 22:41:03.40qz1dC3bi0 (4/6)



 【 教会  勇者の部屋 】

 僧侶「それでそれで、そのスライム達をどうしたの?」

 勇者「そこを僕が爆裂拳をくりだして退治したんだよ。」

 僧侶「…なんかいつも爆裂拳でとどめさしてない?」

 勇者「とびはねるスライムには一番あたりやすいワザなんだよ。」

 僧侶「へー」



 【 こうして2日目も過ぎて行った 】




83VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 22:47:53.53qz1dC3bi0 (5/6)


【 試験最終日 】 【 教会 】


 勇者「っよ~し、体もばっちり治ったし、今日こそケガしないように頑張るぞ!!」

 僧侶「でも最終日だからちょっとくらいは頑張っても良いよ。   
    …大けがしたら夕飯抜きにするけどね。」

 勇者「僕はそこまでばかじゃないよ…」



 魔法戦士「お、素手勇者のやつようやく起きたのかよwwwww」
 
 弓使い「スライム如きにやられて1人、安静にしてるとは勇者として恥ずかしいな。」

 勇者「は?」

 僧侶「…勇者、いこ?こいつら無視してれば良いよ。
    勇者が素手でどのくらいたたかってるのか知らない無能だし気にする事無いよ。」

 魔法戦士「おーおー言うね、雌ブタ。
      今日は最終試験だから一昨日の事は見逃してやるが
      俺が受かったからには、覚えておけよ?」

 弓使い「私としては素手勇者の戦いを見たいものだな。
     ああ、それと僧侶殿には試験後の我々の治療を頼みたいな。体の方のね?」
 
 僧侶「ビクッ な、なによ!勝手に決めつけないでよ!!」

 魔法戦士「うるせえ!」

 勇者「…おい、なんのことかはわからないけど僧侶に何する気だ。」

 魔法戦士「どけよ弱虫。」

 弓使い「…何かごようでも?」
 
 勇者「聞こえなかったか?
    状況はよくわかんないけど僧侶に手を出すなっていったんだ。」

 魔法戦士「おいおい、状況がわからないならなおさらオレたちの状況を理解してくれよ!
      なあおい?オレたちがそのこに何かしようとでも思ってる??」

 弓使い「状況が理解できたならさっさとスライムを狩りに行って欲しいですね。
     邪魔ですよ。」

 勇者「は?」

 魔法戦士「は?じゃねえ。いい加減空気よめ。うざいんだよ雑魚。
      てめーのせいでスライムが全然でてこねーし、試験にも受からないかもしれねーんだよ。」

 弓使い「ずっとスライムを倒しているようだな。毎日毎日飽きずに良くやるものだ。」

 勇者「僕はまず素手で戦う事から体を鍛えているんだよ。
    そのためにスライムが丁度いいんだ。
    ほらスライムって弱いって言われてるけど、すばしっこいからなかなかあたらないよね。
    それに小さいから見失いやすいんだ。だからまずスライムを…」

 魔法戦士「そういうこと言ってんじゃねえんだよ!ボケなす!!
      おい、ちょっと面かせよ。いい加減頭きたわ…俺が状況の正しさをおしえてやるよ。」


 【 魔法剣士勇者は、腰の剣を抜きヘラヘラと笑いながら素手勇者を見下した。 】


 僧侶「な!ひ、卑怯よ!!丸腰相手にサーベルなんて… きゃ!?」

 弓使い「おっと僧侶殿。あなたはケガしたら危ないですから、こちらに…」
 
 魔法戦士「へへへ…」

 勇者「お前ら僧侶に何をするきだ。」

 僧侶「だ、だれか…助け……」


 シ~~~~~ン…




84VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 22:48:20.75qz1dC3bi0 (6/6)



 G勇者「(ね、ねえ…あれやばくない?)」
 
 G勇者「(とめたほうがいいよね?)」

 G勇者「(おまえいけよ…)」

 G勇者「(なんで俺が!)


 勇者達をみつつも、目をそらす。それをくり返す、周りのギャラリー



 僧侶「……や、やだよ。」

 弓使い「ふふふ…」

 勇者「………」

 魔法戦士「さーてと!ここらでシンプルにいきましょうか
      だいたいお前もこんなオンボロ教会でよく泊まってスライム借り続ける気になるわ。
      料理もクソまずいし、なんでこんなところでとまらなk




        ド     ゴ     ン ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ !!   ガッシャアアアン…!!!!

   外 

   > うわ!なんだ!?

   > な、なにかとんで来た!?
   
   > あ、この人魔法戦士勇者じゃない!?



 勇者「おまえ、いいかげんにしろよ。次はもっとぶん殴ってやるからな。」

 弓使い「なっ!?えっ…??」

 僧侶「ゆ、勇者…?」


 【 魔法戦士勇者は自身の剣を見せびらかしながら、素手勇者を見ていたが
   素手勇者はその時に、腰をふかくおとし鍛えに鍛えた正拳突きを繰り出した。

   魔法戦士勇者の来ていた、金ぴかのヨロイもろとも魔法戦士を教会の外まで殴りとばした。
   ドアは粉々に砕け散り、教会の中と外にほこりが衝撃によってホコリが舞う。】


 魔法戦士「…あ……がっ ごふ……」ピクピク…
   
 
 勇者「…このクソったれ!!!よくも僧侶のことをばかにしたな!!?
    僧侶はいつも僕のケガを直してくれたし、おいしい御飯だっていつも作ってくれたんだぞッッッッ!!!!!!
    僧侶に何かしようってんなら僕は絶対に許さないぞ!!!!」


 僧侶「……………」

 G勇者「 唖然 」 




85VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 23:06:14.99RGMJWBg0o (1/1)

これが鍛え続けた成果か


86VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 23:19:28.15ooVvNG6S0 (1/1)

そりゃボッの擬音だせるレベルだしな


87VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/09(水) 23:48:47.19d2wpHTRIo (1/1)

今の攻撃なんか擬音も出ないレベルだぜ


88VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 00:12:11.20ZX5cvpruo (1/1)

ただでさえ打撃が効きにくいだろうスライムを一発で倒す拳・・・


89VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 09:58:31.21HQz/4qKwo (1/1)

>>87
たぶん拳は早すぎて、次の投下辺りでやっと擬音が追い付くんじゃね?


90VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 17:20:34.17kEmSooaGo (1/1)

乙乙!


91 ◆JKtjWoDovw2013/01/10(木) 21:14:15.81OHXR0xCI0 (1/3)

一応トリ載せました。
ドゴンが殴った擬音として書いたんですが…あれ?


92VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 21:16:24.041etrD6x50 (1/1)

なんか俺も一瞬擬音無かったように見えた…
これは視覚的トリックなのか


93VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 22:05:05.21cVLcqKEXo (1/2)

>>91
何を言ってるんだい?
やだな>>1のくせに

それは吹き飛んだ魔法戦士勇者がドアを粉々にしたときの音だろ?
でその後のガシャンが外の石畳に鎧ごと叩きつけられた音

ほら 殴った音がない


94 ◆JKtjWoDovw2013/01/10(木) 22:52:52.36OHXR0xCI0 (2/3)


                  _,,,.........,__
             ,,...-‐:':´::::::-'" ̄--.、..__
          ,. -'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー-、‐`ヽ
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     l:::::::::::::::::::i,:i'-゙'、i=>;'、:;:::|::.、':l''"     リ`;:、::::i ヾ;          
     l::::::::::::::::::|'l ;ィ'l´::ノ‐:ヾ、|:::: i,      .トソ;::l  '
     ヽ,:::::::::::::::゙ヽ'`'´"       _.-._,.、    ノ'´ ヾ
      `'、;::i 、::::::::::`:-      /‐'´  `i.  /,
        ヾ'、'、ー、:--`=-   |!  ,,..-,'´  /:::i,
         `ヾ、ェ;_,iー      ̄ ''"  /|::;|ヾ                  
           '!::i、:::`ーi─‐-- 、._,ノ-i、i、,
           ';|ヽi';:|r' '"´ ̄ ̄ 'i,i l '!i i         素手勇者「>>93やめてよね。魔法戦士勇者を殴った音が出ていないとか本気で言ってるのかい?」
           ,..........'! ! 〉       '!i, 'l '!,i'、
       ,. ‐'" ̄ヾ、‐.、 ` ̄`ヾ===、-!,!-ヽ、ヽヽ、__ ___
      /        `ヾ、、   `ヽ,-、`     `ヾ'´  `ヽ、_ ̄`゙`''''ヽ、
    /            ヾ, 、,.-'"-'"       `ー、   `ー─--、;jヽ

ぶっちゃけ勇者の外見だけはキラがすぐ浮かびました。


95VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 22:54:55.94t+09rFWno (1/1)

おれはヘルメット無しの丸腰の騎士


96 ◆JKtjWoDovw2013/01/10(木) 22:58:24.78OHXR0xCI0 (3/3)

>>95
それにグローブと背中に白くて細い剣持たせると完成w


97VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 23:35:22.67UfvDzilOo (1/1)

御託はいいから早く書けよ
俺には魔法戦士がドアにぶつかって外でドアだったものが産卵した音にしか感じないよ


98VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/10(木) 23:58:21.51cVLcqKEXo (2/2)

ドアだったものが産卵か…
無機物がメタモしての奇跡の瞬間があの一瞬で…
それは魔法戦士とドアの愛の結晶?さすが魔法 魔術師にはできないことを平然とやってのける!そこにしびれないあこがれない!

しかもその音で感じちゃうのか…

奥が深いですね
わたしには理解できませんこの変態

それは置いといて
サー!>>1はじゃれてないでさっさと書きやがって下さいませコノヤロー様サー!


99VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/11(金) 00:05:42.170rpz5PNAo (1/1)

おまわりさんこいつらです


100VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/11(金) 00:12:42.600jDCMznI0 (1/1)

お巡りさんわたしです


101VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/11(金) 01:26:32.690jbdIlcDO (1/1)

今度はおまわりさんに種付け……ゴクリ


102VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/11(金) 09:26:05.37bnSn3bzLo (1/1)

お巡りさん…俺です///


103VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/11(金) 16:54:20.306FMX1MTIO (1/1)

ケンシロウがアミバを殴るよなもんだろ。
うwwwわwwwらwwwばwww


104 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:15:20.0685WUZLjW0 (1/11)




 神父「騒がしいと思ったら、いったい何が…って、あああああ!?
    これはいったいどういうことじゃ!!」

 勇者「ごめんなさい神父さん。
    さっき僧侶のことを侮辱しているヤツがいて我慢できなかったのでつい殴りとばしてしまいました。
    …申し訳ないです。」

 僧侶「ゆ、勇者!なんで謝るんだよ!!勇者は何も悪く無いよ!!うん!!」

 勇者「いや、だって扉壊しちゃったし…」

 神父「いったい何をやったんじゃお前は…」




 隊長「なるほど…大体の事情はわかった。」

 勇者「………」

 僧侶「………」

 隊長「素手勇者、魔法戦士勇者の両名は今回の討伐部隊選抜試験を不合格とする。」

 勇者「そ、そうですか…(ま、別にいっか)」

 僧侶「そんな!どうしてですか!!勇者は私をかばって…」

 隊長「ルールだからだ。試験内容は「スライムゼリーを10個とってこい」だ。
    それ以外の事を引き起こした二人は処罰の対象だ。」

 勇者「………」

 僧侶「な、ならあの弓使いも…!」

 隊長「ヤツも問題の中心にいたそうだが
    この2人と違って、被害を出した訳ではないのでな。  
    追加で「コウモリの羽」5個をとってくるように命じた。」

 僧侶「で、でも…!」

 隊長「いいか、小娘。これは遊びでやってる訳じゃないんだ。
    ましてや仕事やボランティアでもない。『命令』なんだ。
    魔物、及び魔王を討伐するという事だ。

    それに既に100人以上の勇者が…ゴホン。
    命が左右される危険な任務には、それに見合った人間が必要なんだ。
    まして素手という貧弱きわまりない状態の上、いちいち私情で問題を起こすようでは問題外だ。」




105 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:17:31.9585WUZLjW0 (2/11)


 僧侶「ひどい!!なんでそんな事言うんですか…」

 隊長「なんとでもいえ」

 勇者「…(さっき、何か言おうとしてた??ま、いっか別に)」

 隊長「何か質問があるなら受け付ける。ただし不合格はとりけせんぞ。」

 勇者「いえ、無いです。問題を起こしてしまい申し訳ございませんでした。」

 僧侶「えっ…」

 隊長「…そうか、では失礼する。  
    このまま外に出るのは自由だが試験の邪魔をするなよ。」

 勇者「はい」

 隊長「………」バタン

 僧侶「………」

 勇者「………」

 僧侶「……いいの?これで」
 
 勇者「え?…うーん、問題起こしちゃったしそれでダメなら仕方ないよ」

 僧侶「あっそ。じゃあお疲れ」バタン

 勇者「あっ。出てっちゃった。」


 勇者「…………」


 勇者「…………」


 勇者「…………」


 勇者「…………」




 勇者「……スライムでも倒しに行くか。目指せ爆裂拳の威力向上」





106 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:18:27.1885WUZLjW0 (3/11)


 
【 教会 】


 勇者「(……ん?まだ、教会に残ってる勇者達がいる)」


 ギャラリー「(…あ、素手勇者だ。)」

 ギャラリー「(…さっき、隊長が素手勇者と魔法戦士勇者を不合格にしたっていったよね)」

 ギャラリー「(あの魔法戦士勇者はともかく素手勇者はなんで不合格なんだろう…)」

 ギャラリー「(うんうん…)」


 勇者「…………」

 

 戦士「素手勇者さん!」

 勇者「あ、戦士さん」

 戦士「聞きましたわ!し、試験を降りるというのは…」

 勇者「ああ、それ?うん、問題起こしちゃったしね。仕方ないよ。
    ちょっとこの試験への認識が足りなかったし、ああいうことするようじゃ討伐部隊に相応しく無いってことだよ。」
 
 戦士「そ、そんなことありませんわ!
    周りの方から聞いたのですが、どうみても素手勇者さんは悪くありません!!
    それに腕の方も確かだと思います!」

 勇者「えー…」

 戦士「そ、それにこのスライムゼリーのこともありますのに突然こんなことになっても私…」

 勇者「そのゼリーか…んじゃ、それ貰うよ。
    それで不合格に関してはもうおしまいってことで。」

 戦士「え?ええ??」

 勇者「じゃあね。それとあの時は助けてくれてありがとう。  
    また会えたら必ずお礼をするよ。」

 戦士「えっ あ、素手勇者さーん!!……いってしまいました。
    私、あなたに色々と聞きたい事もありましたのに。」




107 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:20:37.3185WUZLjW0 (4/11)



 【 草原 】

 勇者「(結局、今まで通りに戻った訳か…
     でも不合格でもいいかな。団体行動よりも1人の方が落ち着くし…)」

 
 スライム「ピキー!」

 勇者「ふん!」 ぶお!!


 ボ ン!!


 スライム「」


 勇者「でもなんか悔しいな。
    気分転換に何か新しいワザとかも生み出したいな……」







 【 教会 】 僧侶の部屋


 僧侶「…………」

 僧侶「……なんで言い返さないのよ。」

 僧侶「それでもあんた勇者なの?」

 僧侶「……うっ…グスン……勇者のいくじなし!!」

 僧侶「わあああああああ…!!」






 【 フィールド 】

 
 勇者「うおおおおおお!!!」

 スライム「ぴ、ぴきー!!」


 【 スライム達は逃げ出した。 】


 勇者「ん、スライム達が逃げ出したぞ…はじめてだなー。あいつらから逃げ出すのって」

 勇者「……てことは、そのくらい僕が強くなったのかな?
    うーん……どうだろう。」



 勇者「あ、そろそろ夕方だし家に帰ろっと。
    (教会はなんとなく行きたく無いな…)





108 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:21:28.0785WUZLjW0 (5/11)


 【 教会 】


 隊長「では討伐部隊の合格者発表だ…。
    
    弓使い、戦士、勇者A♂、etc…だ。」


 「「おめでとー」」

 「「がんばってねー!!」」

 「「おみやげよろしくー」」


 弓使い「…ふっ 当然の結果だ。しかし素手勇者がまさか落ちるとはな。 
     やはり品格が大事ということだな。」

 戦士「むっ…!?」

 勇者A♂「やめとけ、時間のむだだ。」

 戦士「で、ですが…!!」
 
 勇者A♂「俺だって納得いかんが、素手勇者が決めちまった以上どうしようもねーだろ。」
      もう明日にはこの国をでて東の国に向かうっていうし、諦めろ。」

 戦士「………」

 勇者A♂「(素手勇者…お前と一緒に旅もしてみたかったな……
       このスライムゼリー10個、草原でそのまま落ちてるのがあったけど
       たぶん素手勇者が今まで倒して来たスライムが落として、そのままだったと思う。
       また会うときがあったら礼をいうよ。)」

 戦士「(結局ゼリーはなんとか10個みつかりました。
     でもその内8個は落ちていたものですし、これってもしかして……)」

 弓使い「(ふふふ…素手勇者には感謝しないとな。
      おそらく草原に落ちていたスライムゼリーの山は素手勇者が今まで倒したスライムが落としたもの!
      放置されていたのは、この私にとって幸運だった。
      素手勇者、貴行に心から感謝を申し上げます!…なんてな、ハハハハハハハ!!)」


 隊長「では各自、準備が出来次第明日の正午、城門前に集合しろ!!以上だ!!」


 討伐部隊「「「はい」」」

 残りの勇者「「「みなさんがんばってください!!」」」


 隊長「(結局素手勇者は来なかったな…まあ所詮素手だけではこの先わたってはいけないだろう。
     だが少しでも期待させたのはなかなかだったがな。)」




109 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:22:57.0085WUZLjW0 (6/11)




【 勇者の家 】


 勇者「不合格伝えたら、父も母もすこし安心したような顔してたな…」

 勇者「明日からどうしよっかな…」


 勇者「うーん…」

 勇者「……よし、旅でもでてみるかな。
    せっかく、戦いまくって力とかついたんだ。
    世界を旅するのも面白そうだ。満足するとこまでいったら家に帰ればいいし。」


 勇者「…いつか魔王を倒す勇者が現れるんだろうか」













 勇者「……僧侶のおっぱい、いつか揉んでみたいな。」






 勇者「何言ってるんだか、寝よっと。」




110 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:24:11.8585WUZLjW0 (7/11)



 【 次の日 】


 勇者「と、いうわけで旅出るよ。」

 父「…そうか。試験に落ちたのは腑に落ちんがお前が決めた事なら
   父さんは何も言わん。祈ってるぞ。」

 母「お母さんも反対はしないわ。でも絶対に無理しちゃダメよ?
   自分が満足した所で帰って来てね。」

 勇者「わかってるって。僕だって1人で魔王倒せるとは思ってないよ。
    ただ父さんが教えてくれた素手での戦いでまだまだ何か見つけられそうな気がしてさ。
    そういった意味での旅でもあるんだ。」

 父「そうか!そりゃ父さんも嬉しいよ。
   ここまでお前がたくましく見えるとは予想も着かなかったからな~…」

 勇者「僕もだけどね。前より結構筋肉着いたよ。」

 母「勇者ちゃん…」

 勇者「うん、無理はしない。必ず家に帰って来るよ。
    帰って来た時にどこかの勇者が魔王を倒してたらいいね。」

 父「ああ、とにかく気をつけてな。」

 勇者「うん。」

 母「……」

 
 勇者「じゃあ、いってくる。
    世界中旅して何かみつけてくるよ!!」







 こうして素手勇者は、1人未知なる旅へと進んだ。
 やがて彼の運命、そしてその精神力は大きく変化する。






111 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:24:41.3685WUZLjW0 (8/11)



【 教会 】

 勇者「でもあいさつはしていかないとねー。
    お世話になったんだし。」


 勇者「こんにちは」

 神父「おお!勇者ではないか!!
    隊長さんから聞いたぞ、試験での出来事を。」

 勇者「ああ、あれですか?
    しょうがないですよ、規則を破った事には変わりないですし。
    ここでお世話になったことを侮辱されましたから…
    それに試験に落ちても僕は気にしてはいませんよ。」

 神父「そうか…お前がそう言うなら何も言うまい。
    が、今日はどうしたんじゃ?
    見た所ケガもしてないようだが??」

 勇者「えっと、今日から旅に出るので挨拶しに来ました。
    たぶんしばらく帰ってこないと思うので。」

 神父「むっ また急な話じゃの。」

 勇者「ですね。」

 神父「まあ、気をつけての。でも一人だと旅は辛いから
    なるべく街で旅の仲間を捜すなりしたほうがええぞ。」

 勇者「アドバイスありがとうございます。
    でも僕1人で旅をしたいので…」

 神父「そうか…。お主に旅の安全と神のご加護がありますように」

 勇者「ありがとうございます。 
    今まで教会での飲食ありがとうございました。」

 神父「うむ。また遊びにでも来なさい。」

 勇者「はい、…ところで僧侶は?」

 神父「ん?僧侶なら街へ買い物に出かけてるぞ。会いに行くか?」

 勇者「いえ、このまま東の国を目指してみます。」

 神父「東か!あそこは商業で盛んな国じゃから色々なお店があるみたいじゃぞ。」

 勇者「そうなんですか」

 神父「ああ、無理せずにな。」

 勇者「はい、では。」

 神父「(元気でな、素手勇者。お主がこの1年、素手で魔物と戦った事はきっと今後の旅に役立つと思う。
     ワシも若い頃は勇者として色々な場所を冒険したが、武器や魔法が使えなくなったときは
     慌てて何も出来なかったわい。その点、素手勇者には素手だからこその戦いが出来ると思うぞ。)





112 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:25:32.7585WUZLjW0 (9/11)



【 城門(東) 】


 勇者「さてと、せいすいに薬草に食料も持ったし出発……ん?」




 隊長「いいか!これより我ら討伐部隊は東に向かう!!
    各時隊列を乱さず後進せよ!!
    そしてこれからは、城のなかという安全な場所での訓練ではないホンモノの戦いがまっている!!
    それを意識せよ!!」


 討伐部隊の勇者「「「「はい!!隊長!!」」」」」

 勇者A♂「(いよいよ、旅が始める……!これで魔王を倒す事が出来れば世界は平和に…!)」

 戦士勇者♀「(お父様、お母様…どうか見守っていてください。私はこの任務を全うしてみせます!!)」

 弓使い「(ふっ…これで戦果を挙げれば、このワタシの名は世界中に……ふふふ)」




 勇者「…げっ 討伐部隊って東に向かうのか。」






 勇者「………」











 勇者「よし、西の国を目指そう!」





 【 勇者は西の国へと向かった 】





113 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:36:51.6985WUZLjW0 (10/11)



【 西の草原 】


 勇者「おー…西は、北と違って紅葉が目立つ地域なんだな……」

 勇者「さて、まずは西の国を目指そう。」
 
 勇者「……道や立て札もあるし、のんびり行けるかな?」



 ガサガサ!!

 
 勇者「む!?」


 【「かぶとこぞう」 「おばけきのこ」があらわれた!! 】


 勇者「うっ!見た事も無い敵だ!!スライムと違って強そうだぞ!!」

 Kこぞう「うおおお!!」 ドドドドドド!!

 勇者「うわ!!突進して来た!?」 サッ!

 【 勇者は余裕でかわした! 】

 勇者「(でも、思ったよりも遅いし直線的だ…!これならいけるか!?)」

 おばけきのこ「ふしゅうう!!」 ボシュ!!

 【 おばけキノコは辺り一面に胞子を撒いた!! 】

 勇者「うわ!?なんだこれ!! …うっ なんだ?目が重く」

 Kこぞう「うおおお!!!」 ド ン!!

 勇者「ぐは!! いってええ!!でも目が覚めた!!」

 Kこぞう「ごおおお!!」 ドドドドドド!!




114 ◆JKtjWoDovw2013/01/11(金) 23:37:27.5685WUZLjW0 (11/11)

 勇者「3度もくらうか!! 転んでしまえ!!」

 【 勇者は突進して来るかぶとこぞうに足を引っかけ転ばせた。】

 Kこぞう「!?」  ずてん!

 Kこぞう「うお!」 むくっ 

 勇者「起き上がった所は無防備だ!!!」

 ボッッ!!


 バキッッッッ!!!!


 Kこぞう「」


 おばけこぞう「ふしゅ!?ふしゅうう!!」

 勇者「うげ!?きょ、きょりをとらないと…」

 きのこ「ふしゅしゅー♪」


 勇者「…石でも投げてみるか」 チャッ

 勇者「あたれ!!」

 ビュンッッ!!!


   ガ  ン ッ ッ !!


 きのこ「」


 勇者「お!やった!!倒したぞ!!
    そうか…石を投げる。なんで今まで浮かばなかったんだろう。
    砂かけたりもいけそうだ。」


 【 勇者は「石つぶて」「すなかけ」を覚えた! 】



115VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 00:08:18.02y0V46P1lo (1/1)

乙?


116 ◆JKtjWoDovw2013/01/12(土) 00:26:11.80fM/HbgEf0 (1/3)


【 西のフィールド 】


 勇者「意外と西の国までの道のりは長いな…」


 プリズニャン「うにゃあ!!」 ヒャド!!


 勇者「うおわ!?なんだ!!」

 プリズニャン「うにゃにゃー!!」 ガウガウ!!

勇者「いたたた!? このやろう!!」 ボカ!!


 プリズニャン「」


 勇者「あぶなかった…魔法を使う魔物も出て来たのか……」


 勇者「今夜寝る場所とかどうしよっかな…」








 【 そして夜になってしまった… 】


 勇者「うおおおおおっっっ!!」


 バブルスライム「うけけけけ!」

 ドラキーマ「うぽぽぽぽ!」

 デスファレーナ「ふっしゅうう!!」

 
 勇者「(ど、どうする!?また見た事ない敵が3匹も…!!)」


 勇者「…!空をとんでるのが厄介だ!!石を投げて撃ち落としてやる…蚊トンボめ!!」


 ビュン!!

 【 しかし攻撃は外れた 】


 蚊トンボ「~~♪」


117 ◆JKtjWoDovw2013/01/12(土) 00:30:38.89fM/HbgEf0 (2/3)


 【 バブルスライムの体当たり! 】 ミス!

 【 ドラキーマのかみつき攻撃! 】 ミス!


 勇者「おっと! こいつらも意外と攻撃が遅いぞ…!! その隙に…!!」 ドタドタ!


 【 勇者は全速力で魔物達の間を駆け抜けながら、石をたくさん拾った 】


 勇者「これだけあれば当たるだろ!!」 ブオン!!


 【 勇者の投げた大量の石はショットガンのごとく、蚊トンボにふりかかる!!】

 
 蚊トンボ「ぎゃ!?」


 勇者「落ちて来た所に…回し蹴りいいい!!!」 ブオン!


 ドカン!!!



 蚊トンボ「」


 勇者「はあ…はあ…!よし、あと2体だ……!!」


 勇者「うおおおおおおおおおおおお!!!!」





118 ◆JKtjWoDovw2013/01/12(土) 00:50:54.17fM/HbgEf0 (3/3)

いったんココまで


119VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 00:52:26.01r6HRI3GZo (1/1)


別にsageなくてもいいと思うが


120VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 00:55:49.11V0LKWHOAO (1/1)

おーっつ(*゚O゚)つ④


121VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 02:32:16.05dSFI+adQo (1/1)


ほぼ一撃でワロタ


122VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 08:41:06.48i/+QQnoKo (1/1)

この勇者は2週目の縛りレヴェル


123VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 08:41:17.956LNamcTx0 (1/1)

乙です
投石でふと頭の中をよぎったのが、「石を自分の真上に投げて、落ちてきたそれを殴り壊して破片を散弾のように飛ばして複数の敵を倒す」って画だったんだけど、なんかの漫画かなんかでそんなシーンがあったような気がするんだよなぁ…


124VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 08:41:47.36Os2xzpKM0 (1/1)

石つぶてはイオと同等の威力だしな。石って恐ろしい


125VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 09:25:08.97oH14+7UDo (1/1)

>>123でがんばれ元気思い出した
まぁあれは石を避ける特訓だったが


126VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 11:50:30.222k83zSUjo (1/1)

乙乙!
俺も鍛えようかな


127VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/12(土) 12:36:45.79JyrNqY6eo (1/1)

石つぶてでウヴォーギン思い出したわ
ところどころハンターハンター連想する場面多いな


128 ◆JKtjWoDovw2013/01/12(土) 23:33:28.68T47nKsN30 (1/2)



 勇者「あの緑色のドラキーにも、石つぶてだ!!」

 【 勇者は大量の石をドラキーになげつけた! 】

 
 ドラキー「どぎゃぎゃ!?」 どてん

 勇者「おらあああああああッッッ!!」 ボッ!

 
 ぶっちゃあ!!


 ドラキー「」


 勇者「よ、よし!これであと1匹…!!はあ…はあ…」



 バブルスライム「びゅるるる!!」

 勇者「スライムと似ているけど、スライムより移動は遅い…」

 勇者「なら先手必勝!!」

 勇者「うりゃあああ!!」 ボッ!


 ぶにゅ


 バブルスライム「けけけ」

 【 バブルスライムは余裕の表情を見せている 】

 勇者「げっ!なんだこの弾力はっ!!もしかして素手が効かない!?」

 バブルスライム「うしゃー!」 バッ!



 勇者「よし、ならメラを打ってみよう」 ボシュ!

 バブルスライム「!?」

  
 バブルスライム「こげこげこげこげ!?」

 


 バブルスライム「」




 



129 ◆JKtjWoDovw2013/01/12(土) 23:45:19.21T47nKsN30 (2/2)


 勇者「よし…うまく倒せたみたいだ。」


 勇者「父が教えてくれたこのメラの呪文が役に立ったな。」

 勇者「あとはホイミも使えるけど魔力は大切にしないとね。」



 勇者「うわっ、もう暗くなってる。」

 勇者「はやいけど、今日は野宿でもしようかな…丁度道ばたに
    大きな木があるから、アソコで寝よう。」




 


 勇者「父が言ってたな。野宿するときはメラでたき火を起こしてからにしろ!って」

 勇者「よく燃えるし、こりゃ暖かくて良いや…」

 勇者「さっそくメラが役に立つとは…とうさん、ありがとう」

 
 勇者「さて寝るとするか…鎧きたままで良いか。魔物来てもそう簡単にケガはしないと思うし……」
 
 勇者「父がたき火起こしてれば魔物はよってこないっていうけど、それは不安だな」


 勇者「(さすがにちょっと怖いや…)」

 勇者「でも1年実戦で鍛えまくったんだ。自分の体を信じよう。」


 【 勇者は仰向けになった 】


 勇者「星が綺麗だなー…いずれ勇者の人間もあのくらいたくさん出れば平和になるかな……」

 勇者「星…綺麗だ……」

 勇者「…………」

 勇者「…………」

 勇者「…………」

 勇者「…………」

 勇者「…………」

 勇者「…………」

 勇者「…………」

 勇者「……zzz」



 勇者「zzz…zzz」







130VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 10:59:21.52snX2WcY5o (1/2)

メラって炎のパンチなんだろ?


131VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 13:22:02.628ZLfOuCAO (1/2)

メラ(物理)だなww


132VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 19:33:57.94x/WCZ+sFo (1/2)

なんだメラ(物理)か


133VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 21:53:45.62snX2WcY5o (2/2)

メラ→パンチで射出


134VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 21:56:43.158ZLfOuCAO (2/2)

格ゲーキャラが、パンチとかで相手を燃やすあれかww


135VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 22:07:20.326UC+U/mYo (1/2)

拳を突き出す速度が早すぎて空気摩擦で炎が…


136 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:18:37.805a6/MyJr0 (1/12)



 【 翌朝 】



 勇者「……っは!?」



 勇者「…よかった、何もおこってない。」

 勇者「母さんが作ってくれたお弁当でも食べよう」

 勇者「……」もぐもぐ

 勇者「………」もぐもぐ

 勇者「……………」もぐもぐ…

 勇者「……ちょっとしょっぱいな。」

 勇者「……まだ僕の旅は始まったばかりだ!!
    自分の納得が行くまで旅をするんだ!!」




 勇者「…よし、そろそろ出かけよう」







137 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:19:37.785a6/MyJr0 (2/12)




 【 西への道 】


 勇者「…む」


 バブルスライム×3「「「 ぶるぶる~! 」」」

 ホイミスライム×2「「「 ほみ~ 」」」
 


 【 魔物の群れが現れた! 】

  
 勇者「よし、これは逃げた方が良いぞ。先に町にいって休める場所が欲しいもんな。
    これは旅をせずともスライムと戦いまくって教訓になったことだ。拠点があれば怖く無い。」



 【 勇者は逃げ出した。 】
 
 【 しかし、回り込まれてしま… 】



 勇者「…うわけねえだろおおおおおお!!!」 

 【 勇者は全力疾走で逃げ出した!! 】

 【 しかし、魔物達も全速力で追いかけて来た!! 】


 勇者「おああああああッッッ!?」





138 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:20:17.515a6/MyJr0 (3/12)




 【 数時間後 】 西の村付近


 勇者「はあ…はあ……な、なんとか死なずに魔物をやっつけれたけど、まさかいきなりボコボコにされるとは……
    やっぱりスライムとの戦闘になれてるせいだ……。」

 勇者「げほっ げほっ!! おえ…
    いや、やっぱり1人で複数の魔物と戦うのに無理があるのか…な?? ごほっ!
    一度に何匹相手に出来たら上出来かな……おえっ

    それか遠くに攻撃できる新しいワザも欲しいな…。
 
    ごほっ ごほっ オエエエエエエエエ…」 ビチャビチャッッ……!!



 勇者「おえええええっっ さっき殴ったバブルスライムの肉片が口の中に入って
    思わず飲み込んじゃったけど……気持ちわr……おぼええええッッッ!!」


 勇者「ああ……あああああ…!!」

 勇者「でもここまで来たんだからやっぱ素手での戦いを向上させたい…
    素手で可能な遠距離攻撃……石つぶてとか道具使って投げるのしか思い付かない………」


 勇者「おえええええええ!?」

 勇者「…神父さんに貰った『せいすい』って飲んでも効くのかな?  
    せめてうがいにでも使おう」


 【 勇者はせいすいを口に含んだ 】


 勇者「うぷっ…なんかよくわからない味だけど、楽になった気がする。
    これも教訓だな。」


 勇者「…頭がクラクラする。 うッ 血が出てるのか……もうすぐ町なんだ。
    少し休んだらホイミ唱えて、そうすりゃ回復も……」


 
 あばれうしどり「もっぴいいいいいいい!!!」


 勇者「…ぎ!?……ぎゅおおあああああ!!!」

 【 勇者は死ぬ気で逃げ出した。 】




139 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:21:00.555a6/MyJr0 (4/12)





 【 西の村 】


 勇者「つ、ついた…!ついたんだ…!! やった!やったぞ…!!」

 町娘「きゃーーー!?けが人よ!!」
 
 町人「これはいかん!血まみれではないか!!だれか医者を…」

 勇者「す、すみません…だれか……やくそうでも何でも良いので…くださ…い」ばたん



 【 勇者は倒れた 】 


 【 数時間後 】

 村長「お体の方は大丈夫ですかな?」

 勇者「はい!助けてくれてありがとうございます!!
    見ず知らずの自分を助けてくれて感謝しています」

 村長「ほっほっほ。そんなに固くしなくてもいいわい。  
    このご時世なんじゃ、助け合って行くのは普通だと思うがね。」

 勇者「それでも自分は死にそうだったので、ありがたいです。
    …できれば何かお礼をしたいのですが、今手元には何も」

 村長「う~む、お礼と言ってもな…
    なら町の商店でもいってみてはどうですかな?
    一人でも多くの旅の方がいれば町の活気にもなりますわい。」

 勇者「…わかりました。
    では町の商店にいってきます。このご恩忘れません。」

 村長「おぬしかたいのー。…しかし、随分とひどくやられましたな。」

 勇者「ええ、実は…」


 【 勇者は事情を説明した 】

 

 村長「 なに!?素手でここまできたじゃとっっ!?」

 勇者「は、はい…(やっぱ素手って珍しいのかな?)」

 村長「そうか…それならあれだけ酷くやられた理由もわかるわい。
    お主が素手で戦う理由はわかったが、
    1回も剣を振ってないのは感心せんな。

 勇者「え!?なんで1回も振ってないってわかったんですか!?」

 村長「ふふふ、ワシは昔…剣士勇者としてここらへんじゃ有名だったんじゃ
    使い込んだ剣の状態くらい見極めれるわい。」

 勇者「そ、そうなんですか…」

 村長「(しかし、素手でたたかう勇者…いや素手で戦う人間が今の時代にいるとはの……
     この勇者の体と使い古したグローブ…相当な数のスライムと戦い負ったな。
     だからこそ、あの程度ですんだのか。)」


 村長「ま、剣を振っといて損は無いぞ。お主の旅が無事に行くのも祈ってるぞ。」

 勇者「あ、ありがとうございます。」




140 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:21:26.835a6/MyJr0 (5/12)



 【 西の町 】 夕方

 勇者「はあーっ お腹いっぱい!おいしい店があってよかったー!
    さてと、宿にでも泊まるかな!!」





 【 町の宿 】

 宿屋の主人「あらいらっしゃい…1泊、1人5Gよ。」

 勇者「えーっと、お金お金…
    あれ?壁の張り紙にある『ただいまキャンペーン中!』ってなんですか??」
 
 主人「あれかい?あれは1人5泊20Gのキャンペーンよ。1泊お得よ、旅人さぁん♪」

 勇者「(……別に今、いそいでる訳でもないし、ここを拠点に数日修行でもしてみるか)」

 勇者「じゃあ40Gで10日間とまるのって出来ます?」

 主人「いいわよ♪じゃあ40G確かに貰ったわ。これ部屋の鍵。  
    外出するときは、必ず部屋に鍵をかけた後に鍵を私に渡してね。」

 勇者「はい」






141 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:22:33.835a6/MyJr0 (6/12)



 【 翌日 】 村の外


 勇者「よし!今日から10日間ここで修行だ!! 新しい場所、見た事の無い魔物と戦うのは少しこわいけどやるぞおお!!」



 町娘A「ねえねえ、あの人。昨日血まみれで来た旅人さんじゃない?」

 町娘B「ホントだ。昨日村長さんが町の人と話してるの聞いたけど、あの人勇者さんみたいだってね」

 町娘C「えー!そうなの!?勇者でも大けがするんだ。」





 勇者「うおおおおおお!!!ばくれつけんッッッッ!!!」  ボボボボボッッッッ


 バブルスライム「ぶぴぇえええ!?」

 勇者「くっ!! スライムよりでかくて弾力があるから、思った以上にダメージが通らない!!」


 町娘A「あれ!?あの人素手で戦ってるよ!?」

 町娘B「うっそー!なんで!?」

 町娘C「あっ!バブルスライムに押しつぶされた!!背中の剣使えば、飛びかかった瞬間に真っ二つに出来たはずよ!!」

 町娘A「もしかして、素手で戦ってるから昨日大けがしたんじゃ…」

 町娘B「えー…ちょっとそれはださいわね」

 町娘C「よく素手で魔物に触れることができるよねーあの人」



 勇者「あ!メラで焼けてる所に攻撃したら、ダメージが通るのか!?
    よーし、だああああああ!!!」

 
 町娘A「おお、すごい。バブルスライムが飛び散った!!」

 町娘B「メラの熱で、ドロドロになったところを攻撃すると
     吹っ飛ぶんだ…初めて知った。」

 町娘C「えーでも、あの人その飛び散ったスライム浴びてバッチいよー!!」



 勇者「…よーし、バブルスライムにはメラを使ったあとにせいけんづき。
    しばらくこれをやってみよう。でもメラを使えなくなったときの事も考えないとな。」




142 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:33:36.345a6/MyJr0 (7/12)



 【 夕方になった… 】


 勇者「ぜえ…ぜえ……、くっ…返りスライムまみれになっちゃったけど
    昨日よりは何倍もマシになったぞ…!」

 勇者「…バブルスライムは基本地を這って移動するし、
    ドラキーマの空からの攻撃……どちらか一方に目を向けると隙をつかれて攻撃されるんだよな……」


 勇者「まあ…いいや、はやくシャワーを浴びて休もう……」






 町娘A「(うわ、でかいスライムかと思ったら、昼間の素手勇者さんか…
      まさかずっと素手で戦ってたの!?
      いや、さすがにそこまでじゃないか…)







 主人「…ちょっと!!スライムまみれで帰って来るとは聞いてないわよ!!!
    外に、井戸あるからそこでスライム落として来て頂戴!!」

 勇者「は、はい…!すみません!!」





 【 井戸 】

 勇者「…ゴクリ」


 ばっっしゃああああん


 勇者「うぎゃああああああああああああッッッッッ!?
    やっぱ、傷にしみるウウウウウウ!!!」

 勇者「うぎぎぎぎぎ…けどホイミ唱えれば治ると思えばこのくらい…
    ホイミとなえる魔力まで回復するのに休憩するのもあるけど…がま…んんんんんッッッッ!?」


 【 勇者は魔力が少ないタイプだった… 】


 勇者「しみっるるるるるるるうううううううう!?」

 


 主人「(…うっさいわねえ~)」





 


143VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 22:35:52.95x/WCZ+sFo (2/2)

でかいスライムとかどんだけスライムまみれだったんだよwwwwwwww


144 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:46:58.215a6/MyJr0 (8/12)



【 2日目 】




 勇者「ばくれつけん!ばくれつけん!!ばくれつけん!!」 ぬぼぼぼぼぼぼぼッッッ!!

 【 ホイミスライムを倒した!! 】 


 勇者「せいけんづき!!!! 回し蹴り!!! せいけんづき…!!」

 【 かぶとこぞうを倒した! 】


 勇者「このやろおお!!石つぶてをくらえ!!」 バシュ!!

 【 ドラキーマを倒した! 】




 勇者「うっ!ちくしょお…バブルスライムの攻撃が……」

 勇者「メラッッ!! 正拳突きっっ!!!」 ぶちゃりッッ!!


 べちょ~…


 勇者「…………」







 町娘A「うわ!?…って素手勇者さんか。あなたって実はそういうのが趣味なんですか?」

 勇者「ちがう!」

 町娘A「ちょっ…!スライムの飛び散ってます!!はやく洗い流してくださいよ!!」

 勇者「…ごめん」 ねちょ~

 町娘A「(素手でやるからそうなるのに、何考えてるのかしら……)」




 町娘A「あれ?でも、あれだけスライムまみれになるほど倒してるのかな??」






【 井戸 】

 勇者「しみるううううううううううううううッッッッ!?」

 主人「あんた!!ちょっと近所迷惑よ!!!」

 勇者「ご、ごめんなさ…いいいいいいい!?」

 主人「あーもう!!」





145VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 22:47:49.20/cT7eXngo (1/1)

あかん村人から嫌われるぞ


146 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 22:53:29.095a6/MyJr0 (9/12)


 【 3日目~5日目 】 夜



 勇者「うげあ…このベチョベチョはなんとかならないかな……」

 勇者「ほかの魔物はなんとか倒せるようになったけど……」


 ホイミスライム「ほいみ!!」

 勇者「む!ホイミスライムか!!」




 勇者「…なんだろう、ホイミスライムで何かひらめきそう」

 ホイミスライム「?」


 勇者「 ふんッッ!!! 」 ドウン!!

 ホイミスライム「」

 
 勇者「う~ん…バブルスライムをもっとうまく倒すにはどうしたものか」





 町娘B「あの人、毎日素手でこのあたりの魔物と戦ってるんでしょ?」

 町娘A「みたいね。しかも毎日バブルスライムまみれになって帰って来てキモイけど」

 町娘C「想像したら気持ち悪い…でも素手でやってるんなんてすごいよね。
     普通武器を持つのにね」
 
 町娘A「だよね…」





 勇者「よし!!今日は30体以上倒したぞ!!
    ようやくこの辺の魔物にも慣れて来たかな…!!」


 町娘達「えっ 30体!?(う、うそでしょー!そんなに倒せるものなの!?」




147 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 23:00:58.045a6/MyJr0 (10/12)


 【 その日の夜 】 宿屋の食堂


 主人「ちょっと素手勇者…」


 勇者「はい、なんでしょうか?」もぐもぐ

 主人「ここ数日、町周辺の魔物倒してるんでしょ?
    おかえげで町の人にもウワサで広まって、感謝されてるんだけどさ……
    そんな勇者には言いにくいけど夜…スライムまみれで帰って来るの
    すっごい苦情来てるのよ。」

 勇者「え!?」

 主人「夜にスライムまみれのナニカがうろついてて、それみた子供達がビックリしたり
    魔物と間違えて、攻撃されてもしらないぞって村長さんも言ってたわ。」

 
 勇者「そ、そうだったんですか…すみません。迷惑をかけてしまって」

 主人「(あら、素直ね♪)」

 勇者「それで主人さんに相談したいんですけど…」
 
 主人「なあに?」

 勇者「バブルスライム倒した時に、べちょべちょにならない方法ってあります?」

 主人「そんな事言われても、私はうまれてずっと魔物と戦った事無いし…
    何がどうなってそうなるの?」

 



148 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 23:09:35.035a6/MyJr0 (11/12)


 【 説明中… 】

 主人「だからスライムまみれになるのね…」

 勇者「はい…」

 主人「それ以外にはどんな方法でたたかってるの?」

 勇者「えーっと、『ばくれつけん』や『せいけんづき』とか
    あと、石をたくさん拾って投げつけたり……とにかく倒せるためになんでもやってます」

 主人「ふ~ん」

 勇者「………」

 主人「じゃあ魔物を投げて、ぶつけてみたら?ドラキーマって確か小ちゃいし、ホイミスライムとかも

 勇者「!!…そ、それだ!!!」

 主人「きゃっ どうしたのよ、もう…」

 勇者「思い付きました!!もっと良い倒し方が!!
    ありがとうございます!主人さん!!」

 主人「ドキっ そ、そう…それならよかったわ。」

 勇者「よし…まだ5日あるし色々試してみよう」

 主人「(そっか、この子10日ここにとまるんだったわね)」

 主人「………」




149 ◆JKtjWoDovw2013/01/13(日) 23:25:36.795a6/MyJr0 (12/12)


【 6日目 】

 勇者が戦い始めて1時間後…


 ホイミスライム「ほむほむ~」

 勇者「おらあッッ!!」 ぶげし!!

 ノ意味スライム「」

 勇者「よし…ドラキーマでもよかったけど、ホイミスライムの方が持ちやすいかも」


 【 勇者はホイミスライムの死体の触手部分を握った 】



 勇者「あとは…」

 バブルスライム「っっしゃああ!!」

 勇者「出たな!よーし…うまくいくかはわからないけど……」

 バブルスライム「ぶうー!!」


 【 バブルスライムは勢い良く飛び上がって来た!! 】

 勇者「…!!今だ!!!」


 【 勇者は右手で握ったホイミスライムを、飛びかかって来たバブルスライムめがけて… 】

 
 勇者「ふっとべえええええッッッ!!!」


 ばっっっっちょおおおおおおん!!!

 【 バブルスライムは遠くの方へとんで行った。 】


 勇者「…よし。あとはこいつを投げたり、ハンマーのように攻撃できたりもするな。
    スライム同士だと弾力同士ぶつかるから結構ダメージでかそうだぞ。」




 【 勇者は「モンスターボール」 …魔物を掴んで、別の魔物に投げつける。
      「モンスタースイング」…魔物をつかんで、棍棒のように振ってはじきとばす。
      「モンスターハンマー」…魔物をつかんで、ハンマーのようにたたき潰す。
    
                    を、覚えた! 】



 勇者「…小さい魔物なら掴めそうだ。」



つづく 




150VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 23:27:51.05hFVRowEeo (1/1)

人型魔物と戦ってたらCQCの達人になりそう


151VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 23:32:38.09QFEBPN720 (1/1)

いつになったら剣を抜くんだ


152VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 23:34:12.65Xw2zQxYHo (1/1)

どんどん戦い方がバーサーカーに…


153VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 23:52:53.760J1xwckE0 (1/1)

ZOEのジェフティとか星のカービィスーパーデラックスのスープレックスみたいな感じになってきたなw
その内関節技とか使い始めそう。今はまだスライムばっかでそんなこと考え付きもしないんだろうけど。
最終的には気功とか覚えたりしてw


154VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/13(日) 23:53:22.286UC+U/mYo (2/2)




155 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 00:07:52.691VsXVNrm0 (1/1)


必要かわからんけど、一応素手勇者のスペック

==================================================
【名前】勇者(通称:素手勇者)
【性別】男性
【年齢】16→17
【戦法】基本的に素手
【呪文】メラ ホイミ
【特技】素手による肉弾戦 カウンター攻撃 せいけんづき   ばくれつけん 
    まわしげり    石つぶて    石つぶて(大量) すなかけ   
    倒した魔物を武器にする


【装備】 あつでのグローブ はがねのよろい ライトセーバー エルフのお守り(気休めペンダント)

【旅・修行年月】1年と1ヶ月



それではおやすみなさい。
読んでくれてありがとうございました。



156VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 00:13:07.68OuigSDE6o (1/2)




157VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 00:25:17.53Ee0OO5HUo (1/1)

おつ


158VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 00:28:28.47Mr/HK2UIo (1/1)

おっつー


159VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 01:42:41.17CCamosdAO (1/2)





160 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 11:39:52.03e1yBkBSL0 (1/2)


【 10日後… 】


 勇者「…というわけで、ここらへんの魔物を結構倒したと思います。」

 村長「お主、実はとんでもないやつではないのか??」

 勇者「い、いえ…自分はただの勇者ですよ。素手で戦ってるくらいです。」

 村長「そ、そうか…」

 勇者「じゃあ、僕は西の国に出かけますので…」

 村長「何か当てでも?」

 勇者「実はないんです…ちょっと自分が満足の行くところまで旅をしようかなって感じで」

 村長「なら西の国では、色々な大会が開かれておるからそれに挑戦してみるのもええの。」

 勇者「わかりました。では!」

 村長「気をつけてな!」

 勇者「はい!」




 【 宿屋 】

 勇者「じゃあお世話になりました!」

 主人「…ふふ、さびしくなったらいつでも戻っておいで。」

 勇者「えっ そ、それはその…」

 主人「アンタ、最初は変なヤツと思ったけど結構やるじゃないのさ。
    町の皆もウワサしてるわ、素手で魔物と戦う猛者がいるってね。」

 勇者「そうなんですか?やっぱ素手って目立つんですかね?」

 主人「まあそんなもんだろうね…でも、これからも頑張りな」…チュッ

 勇者「…/// えっ あ、は…はい!
    じゃ、じゃあお世話になりました!!」 ピュー

 主人「ふふふ…」


 





 町娘達「「「 あれ?勇者様もういっちゃったの!?
        毎日魔物倒してくれたお礼しようと思ってたのにー!! 」」」






161 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 11:52:07.12e1yBkBSL0 (2/2)


【 3日後 】

 勇者「村長さんが教えてくれたけど、寝る前に聖水を周辺に撒いておけば
    魔物に教われなくなるって言ってたけど、本当みたいだ。」

 勇者「よし、これからは聖水をたくさん買うかな」

 勇者「…ただそうすると、いちいち荷物を置かないと大変だな。」









 勇者「ん?前方からすごい行列だぞ…」





 西隊長「諸君!!あと数日、この道に沿って進むと村がある!
     そこで物資の補給を済ませるぞ!!」


 西の国の勇者達「 了解です!! 」


 

 勇者「いっ…もしかして勇者達の討伐部隊!?
    あれ、でも見た事無い人達ばっかだ…」

 勇者「もしかして西でも討伐部隊が編成されたのか?」




 西隊長「 むっ、旅人か。村の方角から歩いて来てる…」

 西隊長「そこの旅人よ!少し話がしたい!!」

 勇者「( げ…呼び止められた!なにかな?)」





 西隊長「旅人よ。ここから西の村からここまで来たのかい?」

 勇者「ええ、そうです。」

 西隊長「生まれは西の村かい?」

 勇者「いえ、北の国からここまで来ました。
    つい3日程まえに村を出発したので」

 西隊長「そうか…では村の様子は?魔物の被害がもしあったならば聞かせて欲しい…」
 
 西隊長「それと君も勇者みたいだから、君の事も教えて欲しいな。」

 勇者「えっ どうして僕が勇者ってわかったんですか?」



 


162 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 13:03:42.31QG3c5kN20 (1/3)


西隊長「この世には勇者の素質を持つ者が何人も生まれている。
    そして勇者部隊は君のような年代の子が多い、ちょっとカマかけてみたが
    まさか図星とはね。」

勇者「…確かに僕は勇者です。今はとある理由で旅をしています。」


勇者♀A「 ヒソヒソ… 隊長ったらあの人と何話してるんだろうね。」

勇者♀B「 ヒソヒソ… しらなーい、でも隊長様のことだからきっと素晴らしい事を話してるに違いないわ。」

勇者♀C「 ヒソヒソ… 隊長、すっごくかっこいいもんね~。私も隊長とお話ししたいな~♪」



西隊長「彼女らもご存知の通り勇者だ。
    討伐部隊の試験を乗り越え、参加したという訳だ。」

勇者「はあ…」

西隊長「ところで、村の様子はどうだったんだい?
    ここら辺はあまり強い魔物はいないとはいえ、万一もあるからね。」

勇者「西の村なら、僕は10日程滞在しましたが平和でしたよ。
   修行がてら魔物を倒し続けてたら、村人の人に感謝されました。」

西隊長「ほう!なかなかやるね、勇者君!」

勇者「それほどでも…」

西隊長「その背中の剣で戦って来たのかい?
    白くて美しい剣だ。」

勇者「あ、僕は素手で戦ってます。この剣は保険で持ってます。」

西隊長「えっ」

勇者「ぼく、素手で戦って来てるんですよ。」

西隊長「(素手?まさかな…西の国いた時、北の国から来た商人が
     素手でスライムと毎日戦ってる若者がいる、と聞いたが…)」




163 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 13:20:53.27QG3c5kN20 (2/3)


西隊長「なら尚更すごいじゃないか君!素手でここまでくるとは大した者だ!!
    (…しかし本当か?素手で戦うなどとは命を捨てるようなものだ)

勇者「いや~、それなりに頑張りましたので…」


勇者♀A「 ヒソヒソ あの人素手で戦ってるみたいよ。」

勇者♀B「 えーだっさー…背負ってる綺麗な剣がもったいないじゃない。私が欲しいくらいよ!」

勇者♀C「 素手とか野蛮よ。だいたい、直に魔物にさわるとかありえないわ!」


勇者♂A「聞いたか?あいつ素手で戦ってるんだと」

勇者♂B「マジかよwwwとんだ命知らずwwwwwww」

勇者♂C「武器の良さがわからんとは…これも若さ故の過ちか……」




勇者「……(思いっきり聞こえてるし、ムカつくな…。素手の何が悪いんだよ!!)」

西隊長「…失礼、部下が無礼を」

勇者「いえ、気にしてないのでいいですよ。」

西隊長「そうか…では足止めをしてすまなかった。
    君の旅にも神の加護を」


勇者♀達「「「 ヒソヒソ キャー! 西隊長様の天使の微笑み!
           まるで天使の投げキッスみたいに私たちのハートを捕まえてるみたい!!」


勇者「(…なんかよく見たら、この討伐部隊。女の子がすっごく多いな。
    それだけ成績で偏ったのか?)」


勇者♂達「 ヒソヒソ けっ キザ野郎が…」



勇者「………(思いっきり隊長を睨んでる)」



隊長「では諸君!!村の方へ出発だ!!」

勇者♀達「はーい♡!!」

勇者♂達「ういーっす」

西隊長「(…素手で戦うなどと馬鹿馬鹿しい。
     だが村の村長などにあの素手勇者の事を聞けばわかるだろう)」

西隊長「素手勇者君、我々は今歩いている道沿いから1週間前、別の村から出発し
    更にそれより3日前に西の国より出発した。
    西の国には最低でも10日かかるよ。」

勇者「…わかりました。貴重な情報ありがとうございます!」










勇者「…いったか。さてと、僕も先を急ごう!!」





164 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 13:31:10.17QG3c5kN20 (3/3)


【 勇者の本格的な旅が始まった 】


 それから1週間後、別の村に到着した素手勇者は5日程宿を借りた。
 そこを拠点にし素手による実戦を、町周辺でくり返すと
 
 またたくまに、素手勇者のウワサは広がった。

 「 武器を用いて魔物を討つ。」

 それが当たり前の時代。素手勇者の戦い方は実に奇妙に見えたのだった。


 
 素手による戦いにコツコツと磨きをかけた勇者は
 第二の村を出発し…西の国へと無事に到着!!!


 

 勇者「…したいはず…ゲホ!! だったんだけどな…!」


 結局勇者は、全身返りスライムまみれ、全身打撲、おまけに出血、吐き気という
 かなりのダメージを負ったまま、西の国城門の兵士に助けられた。

 そして、自身の装備も少しずつではあるがダメージを蓄積して行った。



 
 【 西の国 城門付近の教会 】


 勇者「…次の町に行くときは、素手でも安全につける方法を考えよう。
    せいすいだけじゃダメだった…」






165VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 13:33:04.99OuigSDE6o (2/2)

そのうち棺桶で動き出すんじゃないかコイツ


166VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 15:35:42.25CCamosdAO (2/2)




167 ◆JKtjWoDovw2013/01/14(月) 16:20:24.30roE1FhQc0 (1/1)

やっぱり、書き留めてから書き込みたいと思います


168VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 17:39:39.39E9Y50xKY0 (1/1)

めちゃくちゃ面白い!





169VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 18:01:04.51oQQwaZ9vo (1/1)

ナイフとか武器とか投げるにちがいない
ブーメランは?


170VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 18:07:54.12BNN5z6Jqo (1/1)

そろそろスピード技ほしいな
電光石火的な


171VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 18:24:58.40vn6fdN5B0 (1/1)

面白い!乙


172VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 18:27:47.84affxkpg70 (1/1)

モンスターを利用する技で、なにか物足りないと思ったらモンスターを肉の盾にする技がないんだよなw
毎度毎度ボロボロになるんだから防御技も覚えないとな。


173VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 18:55:16.13Cgrb8MQ0o (1/1)

速さを上げる補助魔法なんかも出て欲しいな


174VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 19:59:16.46dUj8dHaIO (1/1)

なにこの勇者!私オカマだけど抱かれたいわ


175VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/14(月) 23:56:51.155Clj3TwE0 (1/1)

乙です! 頑張って!


176VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/15(火) 08:07:34.24sP9Fh6wE0 (1/1)

雄叫びだけでモンスターを倒せるようになりそう


177 ◆JKtjWoDovw2013/01/15(火) 22:32:02.23kbk0dpvn0 (1/1)

土曜日の夜にまとめて投下します。
たぶん22時ぐらいになりそうです。


178VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/15(火) 23:27:34.39NvRBUuP60 (1/1)

楽しみに待つわ
センターだからすぐには見れないけどな!


179VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/15(火) 23:34:36.62pYOeQzdGP (1/1)

乙です

>>178
センター頑張れよ
俺も受けてから10年も経つのか…


180VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/15(火) 23:41:08.35tbO+IXkwo (1/1)

乙です! 毎度楽しみにしてるよ


181VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/16(水) 00:03:00.73m+g0+SI2o (1/1)

受験生は集中しろマジで

失敗者は語る


182VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/16(水) 00:36:39.97Mz/DckVAO (1/1)

>>177
おーっつ!
楽しみにしてるからね


183VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/16(水) 01:03:28.045zQ12wkDO (1/1)

そろそろ足の技も使うべき。天座失墜・小彗星とか…


184VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/16(水) 22:01:41.52OHAlgEJto (1/1)

>>174
オカマじゃねーか


185VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/17(木) 09:29:21.0894wp9lHi0 (1/1)

なんかelonaやってるみたいになってきた


186VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/18(金) 19:11:53.42Y9KCy6OGo (1/1)

ミンチ、ミンチィ


187VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/18(金) 22:53:50.77GdGFzrm70 (1/1)

本当に食べてしまったのか?(ニヤリ


188VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/18(金) 22:59:41.05v4YYU5c5o (1/1)

おまいらここはelonaスレじゃないんだからもちつけ


189VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 07:43:33.098La1wG1Vo (1/1)

いやん、あなたったら…


190 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 20:24:50.11N0v+4Jsj0 (1/37)

予定通り10時に投下します


191VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 20:28:46.1870kKDyKXo (1/4)

やったね!


192VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 20:55:03.58dsXL1tQw0 (1/1)

ちょっと目を離した隙に変なの沸いててワロタwww


193 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 21:57:56.01N0v+4Jsj0 (2/37)



【  西の国 】


勇者「また大けがして、たどり着くとは僕はまだまだ素手の修行が足りていないようだ…」

勇者「ここなら、色々な人もいるし素手で戦う人もいるかもしれない。」

勇者「……でもまずは御飯でも食べに行こう!」




 【 西の国 ルイーダの酒場 】


がやがや わいわい


勇者「やっぱり御飯といったらルイーダの酒場だよね。」

勇者「東西南北の冒険者の集いの場として店が開いているって言うけど、
   ここのルイーダの酒場でも、北の国と同じ「ローストビーフサンドイッチ」があるといいなー」


勇者「…なんかすごい厳つい人達がたくさん店にいるように見える。」


 カランカラン…

ルイーダ「あら、いらっしゃい。」

勇者「こんにちは、ローストビーフサンドイッチってありますか?」

ルイーダ「ええ、あるわよ。 カチャカチャ…
     それと、今日は食事だけの用件かしら?」

勇者「今の所は……僕は北の国からここに来たので
   西の国の詳しい事は知らないんです。」

ルイーダ「へー、あなたは北の国から来たんだ♪     ゴソゴソ…
     …この西の町はね、武器や戦いで有名な国よ。 ゴソゴソ…ニギニギ
     あ、サンドイッチできたわよ。」

勇者「あ、どうも。ここってそういう国なんですか。」

ルイーダ「ええ、色々な武器や防具の店。腕自慢を競う大会やそれを行ってる商店とか色々あるわ。」

勇者「武器に防具かー…(僕は防具だけで良いかな)もぐもぐ」

ルイーダ「あなた冒険家みたいだし、色々チャレンジしてみれば?
     その体格からだと結構鍛えてるように見えるし。」

勇者「そうですか?まあ確かに1年以上ずっと魔物と戦って修行とかしてました。」

ルイーダ「じゃあ、腕試しには丁度いいわね♪
     あ、サンドイッチは3Gよ。」

勇者「はい、ごちそうさまでした。」 がちゃ バタン




194 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:00:47.23N0v+4Jsj0 (3/37)


 ワイワイ がやがや 


ルイーダ「…あの子の鎧とグローブ結構ボロボロね。
     相当戦ったみたいだし、ここらで買い換えた方がよさそうな感じね。
     背中の白い剣はピカピカの新品みたいだったけど。剣だけ買い換えたのかしら?」

ルイーダ「…………」

ルイーダ「…………」

ルイーダ「グローブに白い剣??あれ…もしかして、あの子って……」

【 町中 】





勇者「…待てよ。先に宿屋を探さないとだ!  
   じゃなきゃ、野宿になってしまう!!」



> 今日は新品のどうのつるぎだー!!買え買えー!!

> なんとこれはメタルスライムのメタルゼリーを使って制作した鎧だよー!

> は~い、お兄さん♪ 今夜私たちの店でいいことしない~?

> 武器と防具の修理なら任せろ!!新品買うより安く受け持つぜ!!

> オレと勝負して勝てたらこの5000Gはてめーのもんだ!!

 がやがや わいわい




勇者「色々な店がありすぎてよくわからん……探検もしたいけど……
   宿を…ルイーダさんに聞いておけば良かったな。」



 【 路地裏 】


勇者「完全に迷った…」

勇者「やばい…どうしよう。」









勇者「ん?あれは宿屋のマーク…??」

勇者「しめた!!やったー!!宿でゆっくり休める!!」






195 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:01:23.21N0v+4Jsj0 (4/37)



【 古びた宿 】



 勇者「こんにちはー」

 少女「あっ…! い、いらっしゃいませ!!。」

 勇者「ここの宿に泊まりたいんですけど、空室ってありますか?」

 少女「…あ、あります。えっと…1階と2階の部屋全部です。」

 勇者「おお、やった。運がついてる!
    じゃあ2階の奥の部屋をお願いします。」

 少女「は、はい…どうぞこちらに……」

 勇者「(はー、見つかって良かった。これで安心して寝れる。)」





 【 勇者の泊まる部屋 】


 少女「で、ではどうぞごゆっくり…」

 勇者「あ!そうだ、忘れてた!!えっと、ここって1人1泊いくらですか?」

 少女「…10Gです。」

 勇者「(都会だとやっぱり高いのかな。)はい10G。」

 少女「ありがとうございます。」

 勇者「…あと、ここって一度に何日も泊まる事とかってできます?」

 少女「えっ あ、はい。一応出来ます…。」

 勇者「じゃ10日分泊まるので、残り90Gね」

 少女「(わっ…こんなに貰えた!)」

 勇者「……?」

 少女「っ! で、ではごゆっくり…」 ガチャ…バタン

 

 
 勇者「ふいーーー…つかれた。」







 勇者「ねむく…なってきたな」



 【 結局勇者は丸1日眠ってしまった。 】





196 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:02:47.10N0v+4Jsj0 (5/37)


 【 勇者の部屋 】

 勇者「さて、シャワーも浴びたし町に出かけよう」




 【 ロビー 】


 勇者「(ここの宿…相当昔からあるのかな?
     所々ひびが入ってるし、ちょっと古めかしいな…)」

 勇者「(でも不思議と落ち着く…、ピカピカに磨いてあるし」




 少女「あ…お出かけですか?」

 勇者「うん、ちょっと町をブラブラね。
    …あ、ここの宿屋への地図ってあります?」

 少女「あ、あります…!少々お待ちください!」

 
 勇者「なーるほど…ここをこう曲がって、ここにつくのか。
    ありがとう!じゃ、行ってきます。」

 少女「は、はい!いってらっしゃいませ…」

 

 少女「…………」




197 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:03:52.81N0v+4Jsj0 (6/37)



 【 武器と防具の店 】


 店主「いらっしゃい!!良い商品揃えたからどんどん買って行きな!!」

 勇者「(げっ!なんか急に高価なものばっかだ!!これじゃ買えないや…)」

 勇者「す、すみません…まだ選んでるんで……」



 【 武器と防具の修理屋 】

 店主A「いらっしゃい、ここでは色んな武器や防具を直せるぎょえ。」

 店主B「私は防具専門アルよ。」

 勇者「(さっき、町の人達に聞いたらここのお店をお勧めされたし、やってみようかな)」

 勇者「…じゃあ、このグローブと鎧の修理って出来ます?」

 店主A「おーこりゃまた随分と使い込んだな。もうこれは修理というよりほとんど新品に買い換えた方が良いぎょえ」
 
 勇者「えっ…そ、そうですか」

 店主B「こっちの鋼の鎧はまだまだ大丈夫アル。コーティングすればほぼ元に戻るアルよ。」

 勇者「あっ じゃあ鎧の方をお願いします。」

 店主B「鋼の鎧だと修理費は1000Gネ。」

 勇者「はい。えっとグローブは…」

 店主A「200G追加で、新しいのに付け替えてより丈夫にしてやるぞ」

 勇者「ほ、ホントですか!?やった!!」

 店主A「…と、いっても今はほかのお客さんの分もあるから
     出来上がるのは2~3日後だな。」

 勇者「じゃあ3日後に取りに来ます。」

 店主B「ピッカピカにしとくアルよb」



 


 勇者「……………うわあ。」 

 勇者「鎧とか普段外さなかったから、新鮮だなー。なんか体がすっごく軽いぞ。」

 勇者「…あ、そうだ。久しぶりにこのままで戦ってみようかな。」


 勇者「なつかしいなー、最初は何も装備しないでスライムと戦ったっけ。」

 勇者「よし、バブルスライムと戦ってみるかな!」






198 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:06:45.74N0v+4Jsj0 (7/37)



【 城門 】


 兵士A「おいお前、何も装備しないで1人で外に行くとは何事だ。
     君は昨日ケガしてるのに危険じゃないのか?」

 勇者「いえ、大丈夫ですよ。ぼくは一応勇者なのでちょっと特訓のつもりで…」

 兵士B「ほう、勇者か。だが背中の剣以外に一切何も装備していない者を外に出すわけにはいかん。」

 勇者「いや、今防具とか治してもらっていて…」

 兵士A「なら待てば良いじゃないか。武器だけでは危険だ。」

 勇者「いえ、何も装備してないからこそ試したい事があるんです!」

 兵士A「お、おい!どこへいく!!」
 
 兵士B「は、はえー…あっという間に見えなくなったぞ。」

 




 【 西の草原 】



 バブルスライム「ぶひい!ぶひい!!」

 勇者「体も防具をつけてないせいか軽いぞ!!
    よーし… ばくれつけん!!!」



 ドッッッゴオオオオッッッッ!!!













 勇者「ぜえ…ぜえ……ちょっと油断した。」


 【 勇者はバブルスライムとだけ戦っていたが、予想以上のダメージを負った。 】

 【 もちろん全身返りスライムまみれ。 】




199 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:07:33.64N0v+4Jsj0 (8/37)


 
 勇者「……もうシャワーとか浴びて兵士さんのお世話になるのもあれだな。
    下手したら外で修行させてもらえないかもしれないし」

 勇者「よし、見つからないように忍び込もう」

 勇者「……いや、スライムまみれだとスライムが滴り落ちてバレそうだな。
    近くに小川もあるし、そこで洗ってこよう。」




 【 勇者はそんな感じで3日間すごした! 】
 
 【 ライトセーバーは虚しく放置された! 】












 【 3日後 】

 店主A&B「お待たせー」

 勇者「おお!ありがとうございます!!やった!!」

 店主A「喜んでもらえて何よりだぎょえ」

 店主B「修理して欲しいのあったらいつでも来いアル」








 勇者「…さて、じゃあ改めて西の国付近のモンスターを討伐!!」

 勇者「…したいけど、さすがに今回は下調べをしてから向かおう。」
 
 勇者「あっ、お腹すいたから先に酒場で御飯にしよう」




200 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:08:13.71N0v+4Jsj0 (9/37)










 【 西の国 図書館 】



勇者「ルイーダさんに聞いて図書館の場所教えてもらったけど…広いな……」

勇者「………」

勇者「………」

勇者「………」

勇者「………」

勇者「………」


勇者「お、あったぞ…。『西の国周辺 モンスター生息図鑑』」

勇者「ふむふむ…なるほど……結構種類が豊富だな……
   それに使って来る呪文や、主な攻撃など掲載されてる……


勇者「……ん?魔物の攻撃に対して対応する
   各武装での戦闘アドバイス……??」

勇者「…素手の僕には関係ないか。」


勇者「おっ人型の魔物なんているのか!
   オークに…サキュバス??」

勇者「…ちょっとサキュバスには会ってみたいな///
   すごく美人でおっぱいもでかいぞ」


勇者「…げ!東の方はバブルスライム大量生息区域なのか!!
   大丈夫……石とか拾って色々と…」





201 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:09:21.40N0v+4Jsj0 (10/37)





【 城門 】

兵士A「あ、お前は!!」

勇者「えーっと、今度はちゃんと武器と防具をもってます!!はい。」

兵士B「そういう問題じゃない。
    ちょっとそこの事務室で注意事項を伝えねばならん。
    ついてこい。」

勇者「い、いやですよ。僕別に悪い事してないです!」

兵士A「こちらの質疑応答に答えず逃げた時点で、怪しい人間としてマークされてしまうぞ!
    それにもし外に出て、何も知らずに旅して万一大事になってからでは遅いんだ。
    これも職務としてだから悪く思わないでくれ。」

勇者「うっ…まあそういうことならわかりました。」

兵士B「よろしい。…いいか?どこの国でもそうそうだがまず武器と防具をしっかりと持たねば魔物にうんぬんかんぬん」



【 説教は30分続いた。 】





勇者「 やっと終わった…。気を取り直して修行開始だ!!」




 【 路地裏 】



勇者「くそ!帰る途中でバブルスライムが大量に出て来るとは想像もつかなかった…!!」

勇者「う~ん、やっぱり素手だと限界があるのかな…
   剣や弓はリーチあるから、距離も取れるし呪文使えばたくさん倒せるし…」

勇者「「おおきづち」とか武器持った魔物が出て来て…倒して武器奪って、それで戦って……
   そうすれば結構勝てたりするんだよな。
   でも素手でずっと戦いたいって言って…それで結局死んじゃったら元も子もないしな…」

勇者「…………」

勇者「…素手による戦いかー。意外と素手だからこそ何でもつかって戦えるのかな?
   僕何も装備してないし。」

勇者「……まだ、よくわかんないけど素手の戦いはまだまだ続けよう。
   よし!今日は遅いし早く帰って寝よっと。」


がさごそ…

勇者「……そういやバブルスライム倒して大量に手に入れた「どくけし草」…
   明日お金に換えるかな。」





202 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:10:06.82N0v+4Jsj0 (11/37)





 【 宿屋 】


少女「お母さん!お母さん!!しっかしして!!」

少女母「……うう」





勇者「えっ…一体どうしたんですか??」

少女「あっお兄さん…!」

勇者「その人君のお母さん??…すごく顔色悪いじゃないか!
   いったい…その前にベットに運ばないと…!!」

少女「へ、部屋はこっち…!」




203 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:10:42.06N0v+4Jsj0 (12/37)



 【 勇者は少女の母を寝室に運んだ 】


勇者「…なるほど、バブルスライムに全身おおわれて体の具合が」

少女「うん…1ヶ月前、ちょっと外に果物とか取りに行って襲われて…… 
   スライムまみれになっただけで、大丈夫だと思ったんだけど…」

勇者「3週間前から具合が急変した?」

少女「…うん」

勇者「お医者さんには見せたの?」

少女「…………」

勇者「……お金、ないの?」

少女「…………」ポロポロ…

勇者「…………」

少女「うち、貧乏なんです……ずっと昔から続いてた宿屋なんですけど……  
   お父さんが私の小さい頃に死んじゃって……
   お母さんが1人で頑張って…私も手伝いと化したんですけど……
   だんだんお客さんこなくなちゃって……
   毎日掃除して…ピカピカにしてるのに……」

勇者「……そっか」

少女「お母さんもだんだん具合が悪くなって
   今にも死んじゃいそうで……私もうどうしていいのか……うう」

勇者「…どくけし草ならたくさん持ってるよ」

少女「え?」


勇者「ほら」

少女「…で、でも私お金が」

勇者「いやいや、いらないよ。
   さ、どくけし草を煎じてお母さんに飲ませよう。」

少女「えっ…えっと」




【 数十分後… 】


勇者「これで良し。」

少女「あ、ありがとうございます…!お兄さん……」ポロポロ

勇者「いいっていいって、とりあえずどくけし草は
   飲ませたのも含めて9束……」

勇者「(…これだけ病状が悪化して体力も落ちてるとなるとききにくいかもな…)

勇者「うーん…量が足りないな。これだと…」

少女「えっ…じゃ、じゃあ」

勇者「…まった。まずは、ホイミ!」

勇者は「気休めだけど、熱とか少しでも下げないとね」

少女「あ、あの…」

勇者「…ちょっとだけ夜更かしして来るよ。 
   朝までには戻るよ」

少女「え、お兄さん…!」




204VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 22:12:33.3670kKDyKXo (2/4)

なんとなくこいつのホイミ
ベホマクラスのの効力ありそう


205VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 22:15:39.668FfNoIW1o (1/2)

>>204
魔翌力あんまりないっていう設定があったような希ガス


206 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:16:01.37N0v+4Jsj0 (13/37)


【 夜 】
 
    メラ!

 勇者「たいまつに火をともして、それを3~4本作って…これを地面に突き刺して明かりを作る。」

 勇者「…そうすると、周囲に明かりがあって見渡しやすい」

 勇者「正直、夜の戦闘は初めてだから怖いな。」

 勇者「でもなんとなく行けそうな気がする。素手で度胸が着いたのかもな。」


勇者「………」

勇者「………」

勇者「………」

勇者「………」


勇者「…でてこいよ!!ドロドロオバケの貧弱バブルスライム!!
   人を毒でしか苦しめれない卑怯の姑息め!!
   くやしかったら全員でかかってこいよオラ!!
   てめえらなんか素手で充分だ!!床の染みめ!!」

勇者「………って言葉がわかる分けないか。
   自分で言って恥ずかしい」







バブルスライムの大群「「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


勇者「……」

勇者「出やがったな。」

勇者「最初にメラ!!」 ボッ!

メラメラメラメラ…

 【 勇者は自分のグローブに火を点けた。」

勇者「あちち!……せっかく直してもらったのにもったいけど、グローブに火を点けて直接炎を叩き込んでやる!!!」


勇者「うりやぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」   ボウン!! ボウン!!




ドカ!バキ!! ぐっしゃああ!! ぶちゅるうう!!

ばっしゃあああん!! ゴッ!! ぼぐう!! グシャ!!

ぼぐ!! ドドド!!


ぶちゃり!! ぐっっしゃああああ!!!
 
   



…どが! ばき!!

………………………………………………………………
……………………………………
………………
……




207 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:16:44.73N0v+4Jsj0 (14/37)



【 3時間後 】



 少女「お母さん、元気になって……お薬、お兄さんが持って来てくれたんだよ?」
 
 少女「私ももっと頑張るから…死なないで……」

 

 バタン!!

 勇者「…ただいま!!!」

少女「!?…ひっ!!ま、魔物!?」

勇者「…あ、ごめん。僕だよ、僕。全身スライムまみれだけど」

少女「え、おにいさん…??」

勇者「はいこれ!!! バブルスライムって倒すとどくけし草を落とすんだ!!
   20束くらい持って来たから、このくらいあれば治るはずだよ!!」

少女「え…えっ??こ、こんなに毒消し草を……??」

勇者「うん。あと!この国に来た時に、周辺にすむモンスターを調べたんだけど
   バブルスライムの毒は、どくけし草をつかえば必ず治るんだって!!」

少女「っ!!…ホントですか!?」

勇者「うん、あとさっき言うの忘れてたんだけど、
   バブルスライムの毒で死ぬ事はないんだってさ!ただ吐き気とか頭痛が止まらなくなるんだって。」

少女「あっ…お母さんも同じ病気で…」

勇者「…と、いうわけでこのどくけし草全部あげる!!」

少女「あ、ありがとうございます!!お、おにいさん…シャワー浴びますか? 私すぐに…」

勇者「ご、ごめん!!今急いでるんだ!!
   このままだと……!!」


兵士A「見つけたぞ!!そこの冒険者!!」

兵士B「入国指定時間を過ぎた上、スライムまみれとは何事だ!!」

兵士A「さあこい!!お前がこんな夜中に何をやろうとするかは知らんが
    不法侵入罪に値する!!今すぐ城へ着いてこい!!」

勇者「わー!わー!ちょっと!!待ってください!!僕は別に…!!」

兵士B「だいたいお前怪しいぞ。今時武器もつかわないで冒険するとか…
    ここのところそうやって外で戦ってるようだな?
    出入りする旅人からの目撃情報があるぞ??」

兵士A「魔物を倒してくれるのは結構だがルールは守ってもらわないといかん。」

勇者「うっ…それは……」

兵士B「さっさと城に着いてこい!!」

少女「ど、どうしよう…!お兄さんもだけどお母さんへの薬も…
   あわわわわ…」





208 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:28:34.82N0v+4Jsj0 (15/37)



 【 翌日 】

 【 尋問室 】


勇者「(檻の中で過ごしたせいか、体が痛い)」

兵士A「大臣様、国内に不法侵入した旅人を連れて参りました。」

兵士B「被告の装備品はこちらです。」

大臣「ごくろう…して不法侵入とは?」

兵士A「は!昨日の夜、入国指定時刻を過ぎたのにも関わらず
    我々の制止をふりきって門をくぐろうとした事と…」

兵士B「ここ数日前から、外で魔物狩りをして裏町にコソコソと帰るのが目撃さrております。」

大臣「なるほど…後者の事はともかく、指定時刻をすぎても入国しようとするのはいかんな。」

勇者「それは…僕の宿泊してる宿を管理している人の母親が
   バブルスライムの毒に当たっていたので、それを治癒しようとして
   どくけし草を取りに行ったんです。
   バブルスライムをやっつけて拾うために。」

大臣「ほう…それは本当か?」

兵士A「はっ 今朝方、被告の宿泊していた場所を調査しました。
    そこで宿を管理している少女が証言と被告の証言した事は一致。
    また病状の母親が一人おりましたので、ただいま少女共々城内で療養させております。」

勇者「ほんとですってば…」

兵士B「黙っていろ!今被告人からの言動は認められていない。」

大臣「……被告から脅されて、あるいは病気にさせられたという事は?」

勇者「ちょっとそれは言い過ぎなんじゃないんですか!?
   僕は絶対に…」

兵士B「貴様!黙っていろと言っただろうが!!」

勇者「うっ…」

大臣「それで続きの報告を」

兵士A「 はっ 」

勇者「(あー…なんでこんな事に)」




209 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:29:12.62N0v+4Jsj0 (16/37)




【 更に翌日 】 留置場 


兵士A「出ろ。釈放だ」

勇者「えっ」

兵士A「釈放だ。」

勇者「やっっっっったあああああああああああ!!!!」

兵士A「疑ってすまなかったな…」

勇者「ほんとですよ…でも僕もごめんなさい……
   母親の方がひどく弱ってたのでちょっと急ぎで…」

兵士A「そうだったな…あの子の母親だが体調が回復して毒も治癒されたぞ。」

勇者「やった!!」

兵士A「それと国王様がお呼びだぞ。」

勇者「えっ」

兵士A「お前と話がしてみたいだと。」





 【 国王の間 】

大臣「先日は無礼を…」

勇者「い、いえ…気にしてませんから……」

大臣「…王様がお呼びだ、こちらへ」

勇者「はい」





西の王「こんにちは。あなたが素手勇者ね?」

勇者「は、はい…(あれ?素手ってことも知られてるんだ)」

西の王「先日はあなたに無礼をかけたことを深くお詫びします…」

勇者「いやいや!いえ!もう気にしてませんので!はい!大丈夫です!!」

西の王「しかし、魔物を討伐している上に国民を助けてくれた恩人に法律とはいえ
    尋問などを行ったのです。
    形式上とはいえ、申し訳ありません。」

勇者「は、はあ…」

勇者「あっ えっと…それでお話とは」

西の王「はい、またしても先の件のことになりますが
    北の国から来た転属できた兵士が素手勇者さんの事を詳しく聞かせて頂けました。
    なんでも素手で戦う勇敢な若者で北の王にお世話になっている…と」

勇者「えっホントですか!?北の兵士さんが…」

西の王「はい、その詳しい事と宿屋の少女さんの話…我が国民からの目撃情報から
    あなた自身の事を知る事が出来ました。」

勇者「そうだったんですか…」

西の王「ときに素手で戦っているのは本当でしょうか?
    疑う訳ではないのですが、武器を持って戦うのが当たり前になってる時代ですので
    私も少し興味があるのです。それに北の王と親しいとなれば……。
    もし素手勇者さんがよろしければ私に、旅の事をきかせて貰っても宜しいでしょうか?」
    
勇者「は、はい!…そうですね。まず僕が素手で戦うようになったのは…」



210 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:32:15.58N0v+4Jsj0 (17/37)



【 城内 】 客室

勇者「…まさかお詫びと話の礼に、「はやてのリング」を貰えるとは」

勇者「ていうかこれ国宝とかじゃなくて、国王様が昔冒険でつかったっていうアイテムなんだよな…」


国王「それをつけると、体の動きが速くなれるんです。
   …逃げたりする時にも便利ですよ♪」

勇者「逃げたリって、捕まらないようにってか?ははは…」

勇者「なんか疲れた…眠ろう。」

勇者「(しかも詫びでここに泊まるよう言われたけど
    正直落ち着かない…キラキラしすぎ!)
   




【 翌日 】 王の間


国王「では、あなたの旅に神のご加護を…」

大臣「南の町は魔法で有名な都市だ。
   色々とおもしろい情報を得られると思うぞ。」

勇者「はい、ありがとうございます。」

勇者「…あ、そうだ。聞きたい事があるのですが!」

国王「なんでしょう?」

勇者「ここに来る途中、勇者達の討伐部隊を見かけたのですがそれは西の国でも
   討伐部隊を編成してらっしゃると?」

国王「………」

勇者「えっと……」

国王「素手勇者さん」

勇者「は、はい…!」

国王「討伐隊は昨日、あなたの話にもありましたように北の国で編成されましたが
   同じように西の国でも編成されています。」

勇者「はあ…」

国王「北の王はおっしゃらなかったようですが
   この討伐部隊は、東西南北それぞれの国で編成されました。」

勇者「そ、そうなんですか??」

国王「はい。これまで多くの勇者が生まれ、魔物の脅威は徐々にですが減りつつあります。
   しかし、その魔物をとべていると言われる魔王の存在が未だ不明のままです。」

勇者「…魔王ですか。」

国王「そもそも魔王という存在がいるのかどうかもわかりません。
   しかし魔物は確かに存在します。」

国王「この討伐部隊は魔物を討伐して行くと同時に
   魔王の情報を手にするための計画でもあるのです。」

国王「4つの国から、それぞれの部隊が時計回りに隣国を訪れ
   やがて全ての国の状況を把握、交換する事でより有益な情報を集めるという内容です。」

勇者「はあ…」

勇者「…あれ?それって僕に言っても良いんですか??
   試験に落ちたし、何より試験でそのような詳しい説明ではありませんでしたよ!」

国王「私も、この事はあなたにお伝えする意志は最初ありませんでした。」

勇者「ならなぜ…」



211 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:33:47.22N0v+4Jsj0 (18/37)


国王「あなたは今、討伐部隊とは逆方向に旅していますよ?」

勇者「そ、そういえば…」

国王「そしてあなたは今1人。自由に道を選択していけるのです。
   部隊では規律に縛られることもあるのでしょう。
   それがあなたにはありません。」

国王「自分の足で、自分の目で、この世界を歩いて行けます。」

国王「もし故郷に戻る事があれば
   今話して来た事と、アナタ自身が見た内容を北の王に伝えて欲しいのです。」

勇者「な、なるほど…」

国王「いきなりの事で申し訳ないですが、あなただからこそ話せる事なのです。」

勇者「ええ?だって昨日は誤解とはいえ初対面で無実の罪人の人間ですよ?
   そんな急に言われても……」

国王「あなただからこそ…ですよ。
   素手でここまでやってくるその精神力の強さ。
   そして見ず知らずの他人もケガを惜しまず助けるその姿勢に私は一目おいたのです。」

勇者「そ、そうなんですか…」

国王「ですがこれは私個人の身勝手からあなたに言っている事です。
   今の話をナシにしてもらっても構いませんよ?」

勇者「そうですか(う~ん…そういわれると……あ、でも待てよ?)」

勇者「…結局のところ僕が自由に旅をして、そこで得た事を北の王様にお伝えするってことなんですよね?」

国王「はい♪」

勇者「そういうことでしたら、わかりました。
   僕は僕自身で感じたもの、見たものを王様に伝えます。
   元々僕は自分に満足のいくところまで旅をする予定だったので…」

国王「素手勇者さん…」

勇者「では僕は僕の旅を続けます。綺麗な部屋での寝食ありがとうございました。」

国王「こちらこそ…ではお気をつけて」

勇者「はい。」





大臣「…よろしいのですかな?今まで訪れた勇者のように色々教えたのは?
   これで6人目ではないですか。」

国王「大臣…ことは急をようするのかもしれませんよ?
   それに私が信じた人達に今まで悪人がいましたか?」

大臣「いえ…あ、でもマナーが悪い人間はおりましたな。」

国王「そ、それは誤差の範囲です!」

大臣「まあ良しとしましょう…。あの素手勇者も行方不明にならなければいいのですがね……」

国王「そういった事も含めて、はやてのリングを渡しました。
   あれは逃げる時には本当に便利です。」
   
大臣「そうでしたな。しかし、吉と出ますか……あえて目立たぬ者が地に残るか………」

国王「……近年、各地で行方不明になる勇者が多数。
   その調査も討伐部隊にはありますが、討伐部隊そのものも狙われる可能性も」

大臣「むう…やはり何者かの存在が裏にあると見て良いでしょう。
   なにせ行方不明になった勇者はいずれも名のある有名な勇者ばかりですからな…」 

国王「その方々が行方不明になるとなると…」

大臣「魔王か…それとも災害に巻き込まれたか……強い魔物にやられたか……」

国王「…全ての勇者に神のご加護をっ」



212 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:37:02.11N0v+4Jsj0 (19/37)




【 古びた宿 】


少女母「ほんとうに…ほんとうになんと感謝すれば良いのか」

勇者「よかった、体調が良くなってなによりだよ。」

少女「お兄さん…兵士さんから聞いたけど勇者様だったなんて…
   あ、ありがとうございます……///私、これからもお母さんと一緒に頑張ります!!」

少女母「娘から宿に泊まる日数を聞きましたが
    お城で過ごした時間を抜くので、その分ゆっくりしていってください。」

勇者「え、そんな…悪いですよ。
   なんならお金を…」

少女「い、いいんです…!お金よりも勇者様に泊まってもらえた方が良いです!」

勇者「え、そうかな…//」

少女「はい!」

少女母「勇者様からのホイミとどくけし草、お医者さんからの治療でもうばっちり働けるわ。  
    今日はたんまりとごちそうするわ。」

少女「お、おかあさん!それは嬉しいけど、絶対無理しちゃダメだからね!!
   私も手伝う!!」

少女母「あらまあ…♪」

勇者「(むう…結構ここに滞在することになるな。
    いや、別に焦る必要も無いか。まだ見てないお店もあるし、明日色々回って行こう。)」

勇者「(あーでもなー、体動かしたい!!
    外でケガしたら迷惑かけるし、筋トレにしておこう!)」


 【 勇者はその夜、おいしい御馳走を頂いた。 】





213 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:38:52.97N0v+4Jsj0 (20/37)




【 西の国 】 宿屋


勇者「なんか今日は賑やかになってるね。町の方が。」

少女「確か今日から1週間はトーナメントがあるんですよ。」

勇者「トーナメント?」

少女「はい、優勝者に賞金と豪華賞品っていう大会です。」

勇者「それで賑やかなのか。」

少女「はい!この国の名物みたいなモノでその周はすごいたくさん人が来るんです。

勇者「(ちょっと見に行ってみようかな…)」






【 大会広場 】


勇者「すげえ…どこもかしかも、強そうな人で人でいっぱいだ。」

受付「おや、君も参加するのかい?」

勇者「いや、ちょいと下見でまだ決めてないです。」

受付「おーそうかい!ならこのパンフレットで
   どのトーナメントがあるのか見てくれ!!」

勇者「なになに…?「剣」「斧」「ハンマー」「フリー」のトーナメントか……」

受付「どうするどうする?
   ちなみに、殺しとかはないから安心してよ!!
   もしそうなったら、牢屋行きだからね!」

勇者「…ほかにルールは?」

受付「場外に落ちる!リタイア宣言!!
   んで、殺したりしたら失格!!
   …まあ今まで殺してリタイアした人はいないよ!!
   あくまでパフォーマンスね!!」

勇者「(ちょっと試してみようかな…)」

勇者「あ、あと、装備とかのルールは?」

受付「そこは何でもアリ!!
   知っての通りここは武器などで活気のある町だからね!!
   色んなのつけて戦った方がお客さんもよろこぶんだよ!」

勇者「(「はやてのリング」オッケーか…)」

勇者「…じゃあ参加しますね。」

受付「オッケー!!じゃあどのトーナメント!?
   背中に剣もってるし、「剣」でいっちゃう!?」

勇者「フリーで行きます。…それに僕の武器は素手です!」





214 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:39:29.96N0v+4Jsj0 (21/37)





【 予選会場 】 フリー

審判「ここはフリーの予選トーナメント会場よ!
   くじの番号にかかれた順に戦って行って
   最期に勝ち残った8組の人達が本戦にいくわ!!」

審判「ちなみにルールは受付の人に聞いたかしら!?」
   殺したりしたら失格!!場外、リタイアでもね!!」

勇者「え、ええ。知ってます。」

審判「そして、3回勝てば本戦出場よ!頑張って!!」

審判「はい!あなたはGの27番目ね!!
   もう26番目の人がいるから、さっさと戦ってね!」
   
勇者「は、はい。」

審判A「両選手揃ったので、試合開始!!」



26番「おう、待ってたぜ。…なんだガキか。」

勇者「ガキでもいいじゃないですか。
   (すごい強面の人だ…)」

26番(剣)「へっ…って、おいおい!前武器は無いのか?」

勇者「武器?僕は素手で挑むんです。」

26番(剣)「はははは!こりゃおもしろい事を言うぜ!!
       …ならこの勝負は楽勝だぜ!!」 シュバッッ!!

勇者「(…むっ 遅いな。)」 ヒュン!

26番(剣)「な!?は、はやい…!?」


  ド ゴ ン!!



26番「」


審判「26番の人は場外アウトね!!
   おめでとう!27番!!」

勇者「一応勇者って名前があるんですけど…まあいいか」


 「すげー、あいつ素手でサーベル相手に勝ったぜ」

 「まぐれまぐれ、相手の選手が弱かったんだよ。」

 「今時素手かー、やっぱまぐれじゃね?」


勇者「(むっ…そんなに素手がおかしいのか。
    なんかこのまま本戦にいってやろうかな…)」




215 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:40:54.41N0v+4Jsj0 (22/37)





審判「2回戦開始ね!!」

棍棒「ひゅー、兄ちゃん素手で挑むとは度胸あるねー」

勇者「自分はずっと素手でやって来たので…」

棍棒「ひゅー、言うねー。けど俺の棍棒の前じゃ
   どんなやつでm…


 ば ち ょ ん !!!


棍棒「」


審判「こ、棍棒選手の場外負け~……」

勇者「…相手が魔物じゃ、喋ってる暇なんてありませんよ。」



「おいおい!あのガキメチャクチャ強くねえか!?」

「なんで素手であんなに人が吹っ飛ぶんだよ!!」

「ひえー、すげえもんだな!!」




勇者「(ふ…なんかにやけちゃうな)」




【 結局、勇者は本戦トーナメントに勝ち進んだ 】





216 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:43:00.18N0v+4Jsj0 (23/37)




【 本戦トーナメント組み合わせ 】


【 剣士A vs
  剣士B 】


【 素手勇者 vs
  棍棒勇者 】


【 斧勇者 vs
  斧使い 】


【 二刀流
  女の子 】




審判「それではこれより、フリートーナメントを開催しまーっす!!
   出場選手はご覧の通り!!
   
   なんと今回は素手で挑んでる勇者の方がお見えになってます!!
   皆さん注目してくださいねー!!」


 わー!わー! いいぞー!!  審判ちゃんきゃわWiiねー!!

 結婚してー!!  うおお!!女の子も出場してるぞー!!
 
 素手で挑むとかバカじゃねーの!?1発KO負けに1000G!!

 俺ものった!! 俺もだ!! 
 

【 控え室 】


勇者「あんな大声でいわなくてもいいのに…
   緊張して来たじゃん。」


女の子「………」

勇者「(あの子も出場か…武器は……なし?ぼくと同じ素手…?
    細い体だけど、力とかあるのかな??)」

女の子「…フン」

勇者「(あっ……そっぽむかれた)」





217 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:46:59.37N0v+4Jsj0 (24/37)




 ワーワー!! ワーワー!!


わあああああああああああ!! 剣士Aが勝ったあああああ!!!




審判「素手勇者さーん!棍棒勇者さーん!!
   出番ですよー!!」

棍棒「了解した。」

勇者「は、はい!」



おい!こんどは素手ヤローだぜ!!

ぎゃははははは!いいぞーにーちゃん!!

やれー!やれー!

相手は棍棒か!! おもしろい組み合わせだ!!



 【 トーナメント会場 】


審判「続いて、棍棒勇者さんと素手勇者さんの対決!!
   素手勇者さんは名前の通り、素手でここまで勝ち抜いて来たーーーーーーー!!!
   いったい、この戦いではどんな風に盛り上げてくれるのかーーーーーーーーーー!!


 いいぞーーーー!! マジで素手かよ!!
 棍棒でボコボコにされておわりだな!!www



勇者「(相手は棍棒……固そうかな??)」

棍棒「…よろしくね
   君が素手でどう戦うのか見てみたいよ。」

勇者「ん?…わかった。じゃあ正々堂々とよろしくお願いします。」

棍棒「こちらこそ」



218 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:48:47.45N0v+4Jsj0 (25/37)





審判「それでは試合始め!!」


棍棒「うおおおおお!!」 ブオン!!

勇者「なんの!!」 ブン!!

棍棒「(…はやい!!あっという間にボクの右側に…!!でも…)」


審判「おーっと、棍棒選手!!
   振り下ろした棍棒を素早く右に流したアアアアア!!!」


勇者「う!?」

 【 勇者の顔をかすった 】


勇者「(あ、あぶなかった…)」

棍棒「(これもよけた…!?すごい、どんな特訓をしたんだ??」


棍棒「これなら!!両手で振ると、パワーとスピードもあがる!!」 ダダダッッ!!



【棍棒勇者はステップをふむと、いきおいかかって両手で棍棒を振り下ろす!!】


勇者「どりゃあああああああ!!!」


【 勇者はとっさに、その棍棒めがけて拳をふるった!! 】


棍棒「!?」


   ばっっっっっこおおおおおおおおおおおおおん!!!!



棍棒「そ、そんな…!?棍棒が折れた!!?」



 うおおおおおお!! すげー!! あの大きな棍棒を折った!?

 なんつー怪力だ、あの素手勇者は!!



勇者「お互い素手になったな!!うりゃあああああ!!!」

棍棒「う…!?(棍棒がなくなった…!!素手では……!!)」



    ど か ん !!!


棍棒「ぐは!?」



審判「場外!!棍棒勇者さん、失格!!
   2回戦出場は素手勇者さんに決定!!」



わー!わー! いいぞー!!
すげー!! 素手勇者やるじゃん!! 

まーぐーれ!! まーぐーれ!!



219 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:49:16.27N0v+4Jsj0 (26/37)



棍棒「いてて…」

勇者「大丈夫??」

棍棒「まあね。しかし驚いたよ…まさか棍棒を折りに来るとは」

勇者「咄嗟だったんだよ。」

棍棒「でもすごいよ。攻撃も1回も当たらなかったし…
   どんな訓練をしたんだい?」

勇者「うーん…旅に出る前の1年間、素手で毎日スライム達と戦いまくってた。
   スライムって小さいし、すばしっこいから攻撃も当てにくいしさ」

棍棒「そ、そうなの!?すごいね!!    
   …あっ次の試合もあるし、続きはまた後で聞かせてくれよ!!じゃ!!」

勇者「うん」





 【 そして、次の試合でも素手勇者は、相手の攻撃をかわしつづけ
   強力な一撃をくらわせた。】


 【 しかし、場外にはならなかったので今度は「ばくれつけん」をおみまいしたところ
   相手がリタイア宣言したので、素手勇者の勝利となった… 】


 【 そして3回戦の相手は… 】



勇者「次で決勝か…」

剣士A「素手でそれほどの腕があれば決勝もいけるだろうよ」

棍棒「頑張ってね!」

勇者「うん、ありがとう」

剣士A「(素手であれほどの腕とは…俺も1から修行し直すとしよう)」




勇者「え…君が相手?」

女の子「何か問題でも…?」

勇者「いや、別に…(と、いいつつも女の子と戦った事無いし……これは案外ヤバいかも??」




220 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:51:06.39N0v+4Jsj0 (27/37)


勇者「(それに、丸腰…ボクと同じ素手…だよな?)」

女の子「仕掛けてこないならこちらから行きますよ!!」 ボウ!!!

勇者「えっ!?うおおお!!あちい!!」 ヒュン!

女の子「かわした…よく反応できたわね。」

勇者「魔法!? 素手じゃないの!?」

女の子「誰がそんな野蛮な方法で戦うのというの?
    ほら、次はどうかしら??」

女の子「ヒャダルコ!!」


 【 勇者に氷の粒が降り注ぐ!! 】


勇者「うわああ!!!」


女の子「イオ!!」


  どおおおおおん!!


勇者「うげ!?」



勇者「はあ…はあ…はあ……」 フラフラ…



女の子「無様ね。どんな人かとおもったけけど、ただの野蛮な小物ね。」

勇者「な、なんだと!?魔法とか聞いてないぞ!!」

女の子「ふふふ…そういう反応こそ小物よ!!
    審判!!魔法は反則なのかしら!?」

審判「い、いえ…特に何も……」

女の子「というわけよ…」

勇者「だからここまで勝ち進んだのか…」

魔法使い「当たり前じゃない。私は魔法使いなのよ?
     武器を振り回すし可能の無い単細胞の連中に負ける分けないわ。」

魔法使い「予選でも風の魔法で吹き飛ばして終わりだし。
     あっけにとられてみてる、群衆の顔が笑えるわ。」


わー!わー!! うるせえぞバカヤロー!!
ちょっとかわいいからって図に乗るな!!

バーカ!!バーカ!!! 魔法ばっかで卑怯だぞー!!正々堂々と戦えー!!


魔法使い「うるさい蠅どもね…」

勇者「くそ!魔法相手か…
   でも、だからといって諦めるないぞ!!」  ギュン!!

魔法使い「な!?」

勇者「魔法はすごくても、肉弾戦はどうなんだ!?」


 【 勇者は一気に魔法使いとの距離を縮めた!! 】

勇者「せいけんづき!!」


     ド ウ ン  ! ! ! !




221 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:52:54.20N0v+4Jsj0 (28/37)



魔法使い「うっっ!?」 ヨロヨロ…

【 しかし魔法使いは、すぐに体勢を整えた。 痛みをこらえる表情は無い。 】 

勇者「手応えなし!?なんで!!」

魔法使い「…残念。防御魔法をつかったからよ。」

勇者「なに!?(くっそー…武器ならともかく素手だとなおさら効かないとか!?)」

魔法使い「私に勝とうなんて、あなたじゃ無理ね!!
     素手などとは笑わせてくれるわ!!」


  【 魔法使いはヒャダルコを唱えた!! 】


勇者「(無数の氷の粒…!よけきれないし、こうなったら!!)」

勇者「うおおおおおお!!!ばくれつけん!!ばくれつけん!!ばあああくれつけえええええええん!!!」


 【 はやてのリングの効果で勇者の拳の速度が速くなった!! 】


  ドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ


魔法使い「うそ!?氷の粒を殴って落とした!」

勇者「ぜえ…ぜえ……うっ」

魔法使い「…でも、何発かは喰らってるわね。息切れなんかおこしてそろそろ終わりかしら?」

勇者「く、くっそ……(離れた相手に素手での飛び道具ワザ……やっぱり無理か!?)」

魔法使い「さてと…」 フワッ…

【 魔法使いは空中に浮かんだ 】




222 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:53:27.74N0v+4Jsj0 (29/37)




魔法使い「終わりよ!! メラミ!!」

勇者「う、うおおわああああああ!!!」


【 勇者はメラミを撃ち落とそうと、腕を力一杯…横に払った!!!】



    バシィッッッ!! ボウン!!


勇者「ぜえ…!ぜえ…!い、今のはあぶなかった…!!
   思いっきり腕を振るわなかったら…直撃……!!」

魔法使い「…ふん、弾きとばすとはなかなかね。  
     でも次で……あら?」

 タラァ…

 
勇者「……ん?」

魔法使い「な…なっ…!?」


 【 魔法使いの頬が、少しだけ切れていた。 】

 【 そこから真っ赤な血が滴り落ちる。
   魔法使いは頬に手を添え付いた血を見ると、みるみる血相を変えた!!】


魔法使い「よ、よくも…!よくも私の顔に…!!き、傷を……誇り高い魔法使いの血を…血を……!」

勇者「…ん?」

魔法使い「うわああああ!!よくもおおおおお…!!!
     ライデイン!!!」


 【 突如勇者の頭上に、雷が降り注ぐ!! 】


勇者「…!?(防御を…!!間に合w…)」


 がっしゃあああああん!!!


勇者「うぐああああああ!?」


魔法使い「はあ…はあ……よくも!!汚れた連中がよくも私に……!!」

勇者「う…っ くっ 」 フラフラ…… バタン




223 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:53:59.57N0v+4Jsj0 (30/37)


魔法使い「は、ははは! もうボロボロじゃない!!
     ざまあないわ!! 」


おいコラー!! なにやってんだー!!
てめーは失格だー!!!帰れ!!

きゃー 素手勇者さーん!!



魔法使い「ふん!!愚民共が!!何を!!」

勇者「…うう」

魔法使い「!!」

 【 勇者はゆっくりと起き上がった 】



うおお!! 素手勇者!!
いきてた!!いいぞー!!!

素手!! 素手!! 素手!!


魔法使い「(こいつ…あれだけ魔法を喰らってまだ立つの!?)」

魔法使い「……………」

魔法使い「(このままトドメを差したい所だけど、ここで騒ぎを大きくしたら
      名誉が傷つくわね…)」

魔法使い「……ふん!くだらないわ!!
     さっきの攻撃はどうせまぐれにきまってる。」

勇者「……くっそ。ダメだもう立てない。」

魔法使い「……さあ、どうするの?」

勇者「…はあ。降参、降参するよ。」

審判「す、素手勇者さんリタイア宣言です!!
   優勝は魔法使いさんに決定!!」

魔法使い「優勝したら表彰とかもらえるんでしょう?…いらないわ。クスクス
     私にふさわしくないもの…これは当然の結果だから、表彰される意味が分からないわ…」

勇者「なんて失礼なヤツだ…」

魔法使い「あら?私の顔に傷をつけ、殺されなかっただけでも…私は慈悲深いと思うけどね?」

勇者「くそ…」

魔法使い「さよなら。ここには様子見できてみたけど、やっぱり野蛮でグズな所ね…」


【 魔法使いはそういうと、彼女の体が宙に浮かんだ。 】


 バシュウウーーーーーーッッッッ!!


【 そして目にも留まらぬ早さで急上昇し、空の彼方へと消えて行った…」



224 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:56:16.87N0v+4Jsj0 (31/37)




勇者「ぜえ……ぜえ……、くっそ…なんだよ。  
   あの女の子…思いっきり魔法喰らわして来たし…いてえ」


 わー!わー!!

 素手勇者すごいぞー!!見直したー!!

 よく耐えたぞー!!

 お前は頑張った!!おまえがNo.1だ!!



勇者「ははは…どうも」

審判「えーーっと……魔法使い選手が表彰を放棄したので
   繰り上げで、素手勇者さんが優勝です!!」


 わーーーーーーーーーーー!! いいぞー!!

 あいつが勝ってもアンタの方にオレは応援するぜ!!

 おめでとー素手勇者さまー!!

 

勇者「え、ええ??ボクが優勝…??」

棍棒「やったね!素手勇者君!!
   試合には負けちゃったけど、勝負は君の勝ちだよ!うん!!」

剣士A「ほれ、ベホイミだ。」


勇者「あっ ありがとう!」

剣士A「なに気にするな。」





  【 ハプニングはあったが、フリートーナメントは素手勇者の繰り上げ優勝になった。」

 
  【 素手勇者には賞金5000Gと、せいすい10本、はがねのグローブが送られた 】



 【 この時、その場にいたもの全員が素手勇者に注目しフリートーナメントは終了となった。
   皆、素手勇者と魔法使いの戦いで話が持ち切りだったのだが、

   素手勇者が魔法使いのはなったメラミを弾いた時…、腕を振った方向が
   丁度魔法使いへの直線上だった訳だが、

   その魔法使いの後方にあった、トーナメントの旗が
   ぱっくりと切り裂かれていたと事に気づくのは、トーナメントの期間が終了してからであった。」




225 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:56:52.98N0v+4Jsj0 (32/37)










剣士A「いい試合を見せてもらった。縁があったらまた会おう。」

棍棒「バイバイ!素手勇者君」

勇者「うん、二人も頑張って。」




勇者「そういや、治してもらったグローブ……火付けたり魔法弾いたりしてて、また壊れちゃった。
   このはがねのグローブはすごく丈夫そうだし、こっちに換えるかな。
   治してくれた人には悪いけど…。」


勇者「それにしても、あの魔法使い…いきなり豹変したけどあれはなんだったんだろう……
   血がどうのこうの言ってたけど、戦ったらケガするのは当たり前じゃないか。」




勇者「さてと、宿にかえって寝るかな。」



 【 宿に戻ると、優勝の事をきいた少女によって豪華な料理が作られていた。 】







【 翌日 】

勇者「…休みはあと数日、もうほとんどこの町でする事は無いし、
   外で修行でもしてみようかな。」





ぶん! ぶん! ばき!! どが!! ぶちゅん!!


勇者「…すごい!改めて見ると、腕を振るのが前より早くなった気もするぞ!!
   はやてのリングの効果はスゴいな…」

勇者「これなら一度に多くの魔物が出ても、苦戦しにくくなるぞ!!」

勇者「…でもさすがに全体呪文のイオとか覚えようかな??
   うーん…迷う!!」



226VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 22:57:33.8870kKDyKXo (3/4)

次元斬(素手)を身につけたか


227 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:58:19.79N0v+4Jsj0 (33/37)




【 さらに翌日 】

勇者「明後日には、この国ともお別れか…」

勇者「ルイーダさん、なにかおもしろい情報とか持ってないかな」




【 ルイーダの酒場 】

ルイーダ「あらいらっしゃい♪ ウワサの素手勇者さんね!」

おー! あいつだ!!
この前の優勝者!! あれ負けたんじゃなかったっけ?

負けたけど、おれはアイツが優勝で良いね!!

かっこよかったぞー!わははは!!

勇者「あの…なにかおもしろい情報とかってないですか?」

ルイーダ「おもしろいって言ってもね…
     仲間募集か、ダンジョン捜索とかならあるけど?」

勇者「ダンジョン捜索ってなんですか?」

ルイーダ「依頼主からダンジョン捜索の仲間を募集してるのよ。
     中で見つけた珍しいお宝は山分け。」

勇者「へーおもしろそうですね!」

ルイーダ「ただ、外の魔物よりも手強い魔物がいるから
     すこし危険になるわ…」

勇者「ゴクリ…」

ルイーダ「でも見つけたお宝はホントに綺麗な宝石や
     珍しい武器や防具もあるそうよ?」

ルイーダ「一応周辺にあるダンジョンのリストあるけど見る?」

勇者「みます!!」

ルイーダ「じゃあ、何か食べて行ってね♪
     もちろんドリンクも注文で」

勇者「お、おう…」




228 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 22:58:52.73N0v+4Jsj0 (34/37)



 ダンジョン捜索

 【 その名はエース・スライム!! 戦闘力はスライムの10倍!! 】


勇者「エース・スライム!?」

ルイーダ「いきなり一番危険なリストを見るとは……」

勇者「マジですか…」

ルイーダ「ここから南の国に向けて、森があるんだけど
     その森を抜けた近くの洞窟内にいるそうよ。」

勇者「おお…ちょうど旅の進路側。」

ルイーダ「なら、その森のダンジョン捜索があるわよ。
     依頼用と、個人用どっちにする?
     って聞くまでもないかな?」

勇者「個人用でお願いします!」









勇者「…よしリストは10枚ほど貰った。
   あとは適当に買い物して…」

勇者「旅にでるから、ゆっくり休もう。」



【 勇者は残りの宿泊をゆっくり休んだ。】






229VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:00:25.87iom4zuRe0 (1/2)

ワンピースのランキャクの腕バージョンか


230 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 23:00:47.35N0v+4Jsj0 (35/37)



【 古い宿屋 】

少女母「素手勇者様…これお弁当です。
    旅の合間にどうぞ。」

勇者「わっ、そんな…すみません。ありがとうございます。」

少女「…あの、勇者様」

勇者「ん?」

少女「また…泊まりに来てくれますか?」

勇者「もちろんだよ。でもちょっと遅くなるかも…
   このまま南と東にいくからね。」

勇者「丁度一周してからになりそうだよ。」

少女「は、はい!私まってます!!
   勇者様が来るころにはこの宿ももっと立派にしてみせます!!」

勇者「ははは、楽しみだなー!
   じゃ、行ってきます。」




 【 素手勇者はこうして「西の国」へと旅立ちました。
   新しい目標と、まだ見ぬ未開の土地…そして素手戦法の向上に心を振るわせ
   「南の国」…通称「魔法の国」へと向かったのです。 】


 【 そして彼自身も気づかぬうちに、彼のワザは新たな領域へと進もうととしていたのです。 】


 【 …背中のライトセーバーもその白く汚れなき刃を太陽にあて
   素手勇者の旅に光あれ。と、案じているようでした。」



 つづく






231VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:01:22.038FfNoIW1o (2/2)

素手(斬撃)


232VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:03:35.76Xk4lX4WAO (1/1)

拳圧によるかまいたちと思ったが違うのだろうか・・・


233VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:06:08.56yOTBxT+2o (1/1)

普通に真空波とかじゃないか


234VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:06:59.0770kKDyKXo (4/4)

この勇者がグランドクロス修得したら大変なことになりそうだな


235VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:08:11.96KK9s43Zeo (1/2)

乙乙!
今時のドラクエって勇者以外でもライデイン使えるの?


236VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:08:29.04iom4zuRe0 (2/2)

ダイの大冒険でこんなキャラいなかったっけ


237VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:10:44.381pRjkvODO (1/2)

響け素手勇者 叩け素手勇者 砕け素手勇者
噂に聞こえた凄いヤツ キックアタック電光パンチ
鍛え上げた 不死身の体
スライム軍団倒すため 燃える拳でぶちのめせ
ばくれ~つぱ~んち
格闘人間素手勇者 素手勇者 素手勇者


238 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 23:11:30.69N0v+4Jsj0 (36/37)

一応出てくる魔物、特技はドラクエ8をベースにしてます。

>>235
しかし、このスレでは勇者が何百人も…



239 ◆JKtjWoDovw2013/01/19(土) 23:13:13.45N0v+4Jsj0 (37/37)

>>237
丁度ANIMETALで聞いてた…www


240VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:20:23.67KK9s43Zeo (2/2)

>>238
そっかww
すでに何百人もライデイン使えるんだな


241VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:21:23.611pRjkvODO (2/2)

>>239
聞いてたのかよwwwwww
俺はCSで見てるwwwwww


242VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:28:19.35pTMtzhkxo (1/1)

「とべる」はねーよ
「すべる(統べる」って言いたかったのか?


243VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/19(土) 23:52:01.45ZzkQcs7IO (1/1)

真空波か


244VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 02:00:10.39FzTMzW6K0 (1/1)


ひのきのぼうを思い出すんだけど、>>1は覚えないですか?


245VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 06:30:16.18Ksxw7tLAO (1/2)

ソニックブームだな


246VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 08:03:26.936Xa5ssnIO (1/1)


いいね!


247VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 11:53:00.48Ksxw7tLAO (2/2)

何気に天然たらしだよなこの勇者ww


248VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 13:49:24.91v1EPrSe4o (1/1)

たらしって言うかフラグは立てまくってるな


249VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 14:08:55.51dObKp+mzo (1/1)

回収される未来が見えないフラグだけどな


250VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 14:09:00.19wzO73rCQo (1/1)

僧侶、戦士、主人、少女……
もはや現地妻じゃねーかwwwwwwww


251VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 15:00:21.951aLpEGSEo (1/1)

少女の母も追加でww


252VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 15:03:26.09MrzUjoD5o (1/1)

アドルか


253VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 20:25:51.78bgmiVSwAO (1/1)

流星拳!


254VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/20(日) 20:30:06.08Nye4vD4ho (1/1)

こういう直情派の勇者を待っていた


255VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 02:18:03.73YNazRkdso (1/1)

衝撃波の出番か……


256VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 15:48:57.42mX6Kxs250 (1/1)

続きがすごく気になります


257VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 16:17:34.491IzPHYzVo (1/1)

波動拳とか繰り出してきそうだなこの勇者


258VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 16:32:22.26HFpUQscAO (1/1)

俺より強い奴に会いに行く( ゚Д゚)


259VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 18:38:20.82surBHXi40 (1/2)

そのうち孫悟空みたいになるぞ


260VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 19:37:58.57P4LDdJkDO (1/1)

この勇者は、ドラクエの最強技である…天地魔闘の構え使えるはず!


261VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 20:32:13.54UO+oCzFAO (1/1)

天地魔闘の構えはドラクエではなくね

ダイ大だろあれ


262VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 20:33:40.38surBHXi40 (2/2)

アストロン(物理)


263 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 21:21:15.67gwV8Uks10 (1/11)

>>244
前に見た事あります。
夜中に読んだせいか、ラスボスまでの道中が怖かった。
けど最高に面白かった。



264VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 21:56:13.98ypklQX1w0 (1/1)

他のssの話より続きがみたいです


265VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 22:18:14.63adVF3IOk0 (1/1)

ソニックブームも覚えたからあとはしゃがみからのサマーソルトキックだなw
あるいはとんでもない吸い込みの投げ技


266VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 22:42:16.57xvz6Glomo (1/2)

そういや足技はまだ見たいだな


267VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 22:47:28.02+a9mCrkyo (1/1)

この調子で流星拳とかエクスカリバーとかギャラクシアンエクスプロージョンとか覚えてほしい


268 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:48:52.32gwV8Uks10 (2/11)




 【 旅に出て、5日が経った… 】


 【 西の国から南に向かうと、すぐに大きな森が目前にあった。
   この広大な森で素手勇者は何を得るのか!?
  
   そこにある宝とは!魔物とは!!
   そして素手勇者は新しいワザを生み出せるのか!! 】



勇者「…すごく綺麗な森だ。 
   よし、平原からの道は森の中にまで続いてるみたいだし大丈夫だろう。

   …いざとなったら火事起こすって手もあるけど、それは緊急用だな。」



勇者「というか、火事なんて起こしたらとんでもない事になるからやめよう」





 【 森の中 】


勇者「結構、木とか花とか見た事も無い種類のが多いな…
   …ん?よくみると、この森の木って」


 ねちょ~


勇者「うわ!なんだこれ…樹液??
   へっー、樹液がたくさんでてる森なのかな。ここって。
   …いや、よくみたら普通の木もあるな」

勇者「さてと、先に進むかな」






 【 スライムが現れた! 】

勇者「なんかスライムを久しぶりに見た気がするぞ…」


スライム「ピキー!!」

勇者「どらー!!」

 ボ ウッッッッ!!



 ぶちっ


スライム「」

勇者「ん、今のスライムは故郷のスライムと同じ感じかな。」




269 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:49:37.31gwV8Uks10 (3/11)



【 数時間後… 】


勇者「おっかしいな…道なりには進んでるけど、この森ってこんなにも深いのか……」

勇者「ここでの野宿は大丈夫かな…」




おおおおかみ「ぐるるるる…!!」

勇者「…ぬわー!?何だコイツ!!狼!?」

おおおおかみ「ぐああああ!!」

勇者「おっと!危ない!!」 サッ

勇者「自分より背が低い相手にはこうだ!! どりゃあ!!!」 


 【 勇者は、おおおおかみを思いっきり蹴飛ばした!! 】

おおおおかみ「きゃいん!?」 

勇者「げっ、まだ生きてる…!」

おおおおかみ「がぶ!!」

 【 おおおおかみは勇者の腕に噛み付いた!! 】

勇者「いってえええええ!!鎧着てるのにいてえ!!」

勇者「このやろお!!!」 ぶん!!


 【 勇者は腕に噛み付いたおおおおかみを、そのまま大木におしあてた!! 】


 どぎゃ!!

おおおおかみ「がっ!?」

勇者「はあ…はあ……あぶなかった。いてえ…」

勇者「……………」

勇者「………こいつ食えるのかな??
   一応非常食ってことで、連れてこう。
   いざとなれば、振り回して戦えるし。」


 ずるずる…ずるずる……




270 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:50:26.24gwV8Uks10 (4/11)


【 更に時間は流れ… 】


バブルスライム「うがああ!!」

ナイトフォックス「しょおおおお!!!」

でんでん竜「ぼふあっ」


 【 まものの群れがわらわれた! 】



勇者「うおおおおおおおお!?なんだこいつら!!」

でんでん竜「ぶっほっほ!」 ドドド!!


 ズドーンッッ!!

勇者「ぐはあ!?」 ドシャア…!!

勇者「いってえええ!!くそ!!なんてパワーだ…吹き飛ばさr」

夜狐「っしゃあ!!」

 【 ナイトフォックスはレイピアを突き出して来た!! 】

勇者「ぬあ!?」 サッ!

ナイトフォックス「!!」

勇者「このやろおおお!!」 ガシ!!


 【 勇者はナイトフォックスの襟元を掴んだ!! 】

勇者「この!!この!!このやろう!!」

 ガン!! ガン!! バコォォォォン!!!

夜狐「」

勇者「…よし!このレイピアをつかうかな」

バブルスライム「ぶるああああ!!」

勇者「お前にはメラ!!」 ボッ!

バブルスライム「」

勇者「そんでもって、あとはこいつか…」

でんでん竜「ぬっはっはー!」 ゴアーー!!


 【 でんでん竜は、もえさかる息を吐き出した!! 】


勇者「あっっっつうううううう!?
   うわあああああ!!」

勇者「こ、こいつ強い!!一旦逃げないと!!


【 勇者は一旦逃げ出した!! 】

【 おおおおかみの死体を落としてしまった! 】




271 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:51:20.98gwV8Uks10 (5/11)









勇者「はあ…はあ…はあ…!!」

勇者「なんてやつだ…いきなりこんなにつよい敵が出て来るとは……
   ほかのヤツは素手でどうにかいけるかもしれないけど。」

勇者「あの巨体、やわらかそうな腹、火炎の息……
   これは難しいぞ……次に会ったとき、どう倒そうか……」


勇者「……野宿大丈夫かな。」

勇者「あーーー!!ってか、ここどこだ!?
   やばい!!全然わからん!!
   さっきの道は…!?」

勇者「………」

勇者「…………」

勇者「迷った…」

勇者「……涙でそう」

勇者「ちくしょう……、でもじっとしてたら危険だし…」

勇者「とにかく進んでみよう。」




272 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:52:55.42gwV8Uks10 (6/11)





【 更に時間は流れ… 】


勇者「おかしい…おかしいぞ!!
   さっきから進んでるのに、景色が変わらないような気がする……」

勇者「いったいなんなんだこの森は…」

勇者「…ゾクッ」

勇者「…こんなところで死んでたまるか!」




モゾモゾ…


勇者「だれだ!?」

勇者「…おかしいな、今何か動いたような気がしたけど」

勇者「ま、いいか。進もう」


モゾモゾ……

勇者「!!」

勇者「……やっぱり何か変だ。」


【 そして…… 】


勇者「…………」

勇者「……くっそお!!」

勇者「……」


 【 勇者は疲れが溜まって下を向いてしまった。 】


 【 ふと、その体勢でチラっと右の方に目を向けてみると… 】



もぞもぞ…

勇者「……!!!」

勇者「いま……木の根元が動いてた…!?」

勇者「あ…ああ……ッ!! こ、この木の花や枝!!
   さっきから何か変だと思ったら……」

勇者「この木……まさか……」

勇者「……ッゾク!!」

勇者「う、うおおおおおおおおお……!!!」


 【 勇者は全速力で逃げ出した!! 】




273 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:53:26.89gwV8Uks10 (7/11)






ガサガサ!! 


ゾゾゾゾゾゾゾゾ!!!



勇者「うわああああ!!! 嘘だろ!? 木が動いて追って来る!?」

人面樹×6「ぐしゃしゃしゃしゃしゃ!!!」

勇者「か、顔が浮かんでいる……!!木が魔物だったなんて……!!!」
   しかもあんなに追って来てる!?」

勇者「これだけ木が密集してる森だから、ボクは全然気づけなかったんだ…!!」

勇者「もしあのまま疲れきって倒れていたら…」

勇者「くっ…!!木に火は効くよな!?」 ボウ!!


 【 勇者はメラを辺りにはなった!! 】

人面樹達「ギャアアアアア!?」

勇者「よ、よし!!効いてる!!
   木に素手なら…バブルスライムにやったときと同じように……!!」

【 勇者は燃えている人面樹に右ストレートをぶちこんだ!!】


人面樹「」 ボロボロ…


勇者「あちち!!でもやった!!倒せた!!! やったあああ!!
   よ、よーし、このまま…!!」


 【 勇者は燃えて崩れた人面樹にグローブを近づけた 】

勇者「またグローブが燃えちゃうけど…仕方ない!!」

人面樹「がああああ!!」

勇者「うわ!!こいつもはやいぞ!!」

人面樹「どあああああ!!」

勇者「おっと!危ない!!」 サッ

勇者「くっ……!くそおお!!  
   (こ、怖い…!!けどこんなやつらにやられてたまるか!!)」

人面樹「がああああああ!!!」

勇者「だりゃあああああああ!!! 爆裂拳ッッッッ!!!!」




274 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:54:45.63gwV8Uks10 (8/11)




ドウン!!ドドド!! バゴン!!


人面樹「」

人面樹「しゅるるるるるる…」 シュバ!!

 ガシ!!

勇者「…うわ!?なんだ!ツル!?」

人面樹「ごははは」

人面樹「かかかかかか…」

勇者「こ、こいつら涎たらしてる……木なのに肉食……!?」

勇者「くそおおおおお!!」

勇者「メラ!!」 ボウン!!

人面樹「ぎょああああ!?」

人面樹「」

 【 勇者は背後でツルを伸ばしていた人面樹をやっつけた!! 】
 
 【 しかし、残りの人面樹が勇者めがけて襲いかかって来た!! 】


勇者「うおおおお!?メラ!!メラ!!」 ドウン!! ドウン!!

人面樹×2「ぎゃああああ!?」

勇者「あと1体…!!」

人面樹「ごあああああ!!」 ブン!!
 
勇者「うわあああ!!来るなあああ!!! ブオン!! ブオン!!


 ヒュッ



 【 勇者は人面樹の攻撃から逃れるために、無我夢中で腕を振った!! 】

 
    ズ バ ン ッ ッ ッ!!

 
人面樹「がっ…」 バタン


 【 素手勇者は人面樹達をやっつけた! 】


勇者「はあ…はあ…はあ…! なんだ??……人面樹の顔に亀裂が……」

勇者「と、とにかく倒せた。やったぞ……。」

勇者「でもなんだ?ボクはメラを放とうとしたけど…メラは出なかった。
   魔力切れか…。
   ……何かに切られたような跡だ。まさか誰かが助けてくれた??」

勇者「………誰かいるの!?」




275 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 22:55:54.62gwV8Uks10 (9/11)



 【 しかし、勇者に聞こえてきたのは森の中の  
   ざわめきだった。 】





勇者「……………」

勇者「……………」

勇者「腕振った……そうしたら……??」


 【 勇者はなんとなく腕を振ってみた!! 】


勇者「ふん!!」 ブン!!


 ヒュン!

 
 ズバン!!

勇者「おお!?なんだ!!腕振ったら、切れたぞ!!」

勇者「…こ、これ!もしかして!! これが今人面樹を倒したワザなのか!?」

勇者「も、もう一回!!」 ブン!!


 スパン!!


勇者「おおおおお!?切れた!!ってことは……あっ」



========================

 魔法使い「よくも私の顔に傷をっっ!!」 

========================




勇者「そういえば、あの時……魔法使いの頬が切れてたけど
   まさかメラミを弾きとばした時にできたのかな…」

勇者「で、でもやった!!これなら色々な時に対応できる!!
   この森を出れたらさっそくこのワザの練習もしてみよう!!!」

勇者「やった!やったなー!!素手のワザで遠距離ワザって案外初めてなんじゃないかな!?
   やった!!やったーーー!!」

勇者「…わ、わざ名とかどうしようかな??あはは。」

勇者「………」

勇者「…………」

勇者「……って、こんなこといってる場合じゃない!!
   はやく森からでるようにしないと!!」



276 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 23:00:04.72gwV8Uks10 (10/11)



勇者「ん?待てよ…この人面樹の頭の葉っぱって。」

  【 素手勇者は人面樹の頭を調べた!! 】

  【 なんと、やくそうをたくさん見つけた!! 】


勇者「す、すごい!やくそうがたんまり生えてる!!」

勇者「…これ、使っても大丈夫なのかな??」

勇者「………まあいいや。文句は言ってられない。」


 人面樹「」 メラメラ…

 人面樹「」 メラメラ…



勇者「そういや、ほかの人面樹の体がまだ燃えてる……たいまつのかわりになりそうかな。」
   こいつらの腕をそのまま使わしてもらおう。」   

 ボキッ ボキッ ボキッ


勇者「うっ…手の形してると不気味だ……」

勇者「まさか再生したりとかしないよね?
   いや、そんな事は無いか。いままで倒した魔物がすぐ復活したなんて効いた事無いし
   大丈夫でしょ。」

勇者「よし、のこりの腕もとってと……」

勇者「そして、頭に生えた薬草っと…」

 ぶちっ ぶちっ がさごそ…

勇者「…ふくろに入りきれないし、このくらいかな?」

勇者「あとは人面樹を1カ所に集めて、キャンプファイヤー状態にしようかな…
   よく燃えてるし、暖かくなりそうだ。」

勇者「……不安だけど今日はここに泊まろう。
   やっぱり、もう歩くのは疲れるかも。
   人面樹は良く燃えてるし、周りに聖水まけば大丈夫かな。」

勇者「……喉も乾いたな。でも、森の中さまよってるうちに飲んじゃったし
   変わりに聖水でも飲むかな。」

 ごくん


勇者「うん……よくわからない味だけど、マズくは無いや。」

勇者「暗くなって来たし…眠ろう。」

勇者「(鎧来てても不安だな…)」

勇者「(思えば、食べられながら死ぬのってすごい嫌な気がする…)」







277 ◆JKtjWoDovw2013/01/22(火) 23:07:08.66gwV8Uks10 (11/11)

つづく

足技は一応「まわしげり」があります…w


278VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 23:12:59.96xvz6Glomo (2/2)

乙!!

食べられながら死ぬと言えば、ネコ科の猛獣や狼は獲物にとどめを刺してから食べるけど
熊は生きていようが死んでいようが食える状態なら獲物を食べ始めるんだそうで

実際に人間でも事例があって
熊に食われてる最中の娘から母親に携帯電話がかかって来たんだとか


279VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 23:21:16.20mNb/C+WVo (1/1)

乙!


280VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 23:24:06.68exi++zvpo (1/1)




281VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/22(火) 23:29:17.48gbdUHXuAO (1/1)

おっつんつん


282VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 02:37:50.92s9400hsx0 (1/1)

おつ


283VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 03:45:36.71XtBz9auoo (1/1)

かまいたち風ではあるな
おつー


284VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 04:36:36.79vZD3BsLAO (1/1)

FFのモンク思い出すな
防具も途中から剥いだほうがいいというww


285VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 06:11:15.33cwaAlylDO (1/1)

爆裂拳を極めたら…自称「自由戦士」の魔朧拳の奥義使える!?


286VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 06:43:33.98xt2hMtMIO (1/1)

でも今の状態周りから比べるとそんな強くないよね乙


287VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 09:21:59.96WeZkVW7Qo (1/1)

聖水って体に良いのだろうかww


288 ◆JKtjWoDovw2013/01/23(水) 18:23:14.56MlYrHq6K0 (1/1)

>264
レス返すくらい、いいじゃない…(笑)
>>286
彼…素手です。



あと次の投下はまた書き溜まったら投下します。
遅れても、土曜日の夜に投下します。




289VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 21:00:47.79cNbRf+uW0 (1/1)

勇者がついにバギ(物理)を覚えたか…


290VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/23(水) 21:37:03.23mJSjeS3I0 (1/1)

ゲームによってはたとえ素手でも剣装備キャラと同等か、それ以上のダメージ叩き出す奴結構いるから格闘が弱いって印象をあんまり受けないんだよなぁ…。
現実では剣道三倍段なんて言われるけど。


291VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 08:37:01.73uKu9bYNIO (1/1)

>>290
それは素手っていうジョブのキャラが用意されてる場合だろ。


292VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 09:57:25.70P1BH4xgDo (1/1)

>>289
バギ(物理)ってよりバキ(物理)だな
勇者の背中に鬼が!!!


293VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 10:17:58.11qj9GfTZAO (1/1)

遠めに当てても切り裂かれるくらいだから顔面にヒットしたら顔が飛ぶな


294VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 12:33:02.76e1kyBm13o (1/2)

なにせ正拳突きの効果音がボッッ!!だもんな


295VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 16:52:51.141GnVPaPe0 (1/2)

放った拳は音を置き去りにした!


296VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 16:55:58.811GnVPaPe0 (2/2)

ネテロ 46歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は
感謝であった
自分自身を育ててくれた武道への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが

一日一万回 感謝の正拳突き!!
気を整え 拝み 祈り 構えて 突く
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
一万回突き終えるまでに初日は18時間以上を費やした
突き終えれば倒れる様に寝る
起きてはまた突くを繰り返す日々

2年が過ぎた頃 異変に気付く
一万回突き終えても 日が暮れていない
齢50を越えて 完全に羽化する
感謝の正拳突き 1時間を切る!!
かわりに 祈る時間が増えた

山を下りた時 ネテロの拳は
音を置き去りにした

弟子A(気の…せいだよな)
弟子B(一瞬…消えて)
弟子C(音が後から…) 「館長……?」
館長「か…観音様が………!!」
ネテロ「さて…看板かけて闘るかい?」
館長(看板は差し上げまする) 「是非私めを弟子にしていただきたい……!!」

怪物が誕生した

ネテロ「いいよ飯おごってくれたらな」

60年以上昔のことである


297VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 17:50:34.42WmlRP1LTo (1/1)

うぜーなだまってろ


298VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 19:37:26.76Z+FmXaCoo (1/1)

レス進んでたから続きかと思ったらこれだよ


299 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:38:56.60FRbH+dGM0 (1/7)

>>298
自分もあるある
続きが読みたいスレで50レスとか進んでるの見て
更新されてると思ったら、くだらない雑談とかだけでがっかりしたこととかwww



300 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:39:26.00FRbH+dGM0 (2/7)




勇者「…森の中からでも一応、夜空の星は見えるんだな。
   綺麗だ。」


勇者「思った以上に、人面樹のキャンプファイヤーが暖かい。
   風邪も惹かなくて済みそうだ…」

勇者「zzz…zzz……」



【 そして3日が過ぎた頃…… 】

勇者「ぜえ…ぜえ……いつになったら、この森を出れるんだ??」

人面樹「ぐあああああ!!」

勇者「ぬん!!」 ブオン!!


ズバン!!

 【 真空波は、人面樹の顔面を切り裂いた!! 】

勇者「はあ…はあ……このワザも、力がないと大した威力にならない事がわかった。
   連発するのもやめよう。
   その分筋力つけれればいいけど……」

勇者「ちょっと休もう…」

勇者「…………」




301 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:40:28.41FRbH+dGM0 (3/7)


【 4日目 】

でんでん竜「うおおおおおお!!」

勇者「おまえなんか相手に出来るか!!
   こっとは疲れてヘトヘトなんだ!!」

でんでん竜「ぐおおおおおお!!……ぐっ ぐお…」


 【 でんでん竜は突然、去って行った 】


勇者「あれ?なんだろう…」

勇者「まあいいや、とにかく助かった。」


人面樹「ぎょああああ!!」

勇者「どらああ!!!」

 【 勇者のせいけんづき!! 】


 バッッッキンっっ!!

人面樹「」

勇者「…人面樹は、顔の辺りが脆い。これも戦ってて覚えたぞ。」

勇者「しかし、あのでんでん竜はいきなり追いかけてくるのやめたけど何でだろう??」

勇者「…こっちになにかあったりして?」



 【 精霊の水飲み場 】



勇者「こ、これは!!」

勇者「やったーー!!小さいけど湧き水の池があったなんて!!」

勇者「すごい…なんて綺麗だ。底まで透けて、水が地下からわいてくるのが見える。」

勇者「……生き物もいないみたいだ。
   それにしても綺麗だ。…いただきます!!」


 がぶがぶ!! ゴクン!!

勇者「ぐええええええええ!?
   なんだこれ!! 

   せ い す い じゃないか!!」

勇者「味も……店で売ってるのと同じだ。
   ってことは、ここはせいすいの池だったのか!!」


勇者「…あっ、だからでんでん竜も逃げたのか!!
   せいすいがたんまり溜まってる池があるから!!」

勇者「……よくみれば、周りには細いただの木や、綺麗な花ばっかり。
   さっき通っていたところとは全然雰囲気も違うぞ。」

勇者「魔物がいるような感じもしないし…
   やった!!安全な寝床をゲットだ!!!」

勇者「……なんか、そう思ったら力が抜けて来た。」

勇者「ねむい……寝よう。」





302 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:42:43.17FRbH+dGM0 (4/7)







【 さらに1週間後… 】


勇者「結局、出口は見つからず。ボクは聖水の池を拠点にして森を散策してる。」

勇者「食べ物は木の実や、果物。おおおおかみの焼き肉。
   …飲み物はせいすいオンリー」

勇者「せいすいばっか飲んでるせいかわからないけど、魔物が少し避けてるような気がする。」

勇者「まあけど、魔物との戦いは修行になってるんだよな。
   ケガもしなくて済んできてるし…」




狼の群れ「ぐるるるるるるるる…」

勇者「きたか…さっそく全力の真空波をあびるか、
   ボクに噛み付いて、せいすい成分の肉を味わうかどっちがいいのかな。」


勇者「ウオオオオッッッ!!!」

狼の群れ「がるるるるる!!」

ズバババン!! ガブリ!! グシャ!!
ガブ!! ガブ!! ……!!!   ガン!!ガン!!

ボゴン!!  ドガ!!! ガブ!!  ドドドドン!!

……!! だりゃああああ!!!




勇者「………はあ……はあ……」

勇者「ぐっ…さすがに8匹もいるとたくさん噛み付かれまくったか……」

勇者「い、いたい……」

勇者「ぐっ……こんなにケガしたのも久しぶりな気がする。」

勇者「ね、ねよう……人面樹の頭からとりまくった…
   やくそうを敷き詰めた布団で……はあ…はあ……」

勇者「こ、これが意外と気持ちいいんだよね……この上で寝ると
   翌朝…体が全快して疲れもバッチリ取れる……」



【 その後、勇者はすぐ眠ってしまったのだが
  眠りについた時間が丸々2日になってしまったが勇者はそんなことを知らない

  その間、魔物も来たのだが池のおかげで難を逃れていたのも言うまでもない。】




303 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:43:41.95FRbH+dGM0 (5/7)



 【 森に迷い込んで1ヶ月が過ぎた頃だった…… 】


「せいすいの池」 から少し離れた所

勇者「あーあ、これで1ヶ月くらいここにいることになるのか……」

勇者「出口は見つからない。人面樹を倒しまくって、迷い道を防いでもダメ。
   でんでん竜も倒せるようになったけど、正直もう戦うより外に出たい!!」




でんでん竜「ぐおおお!!」

勇者「…出たな。でもお前の弱点はもう知ってるんだ。
   メラ!!」

 【 勇者は、でんでん竜の持っているツボに向けてメラを放った!! 】


デンデン流「!!」


 ズガアアアアアン!!!

でんでん竜「」

勇者「そのツボには発火性の油が入ってる。
   以前、ツボに当たったメラが爆発して別のでんでん竜をたおしたあとにツボを調べたら入っていたんだ……」

勇者「でも、その油が樹液を垂らしている木のモノだったなんて、ビックリしたよ。
   それを口に含んで、うまく炎の威力を上げてるみたいだね。」


勇者「…………」

勇者「はあ……速く外に出たい。」




【 さらに1週間後 】

勇者「髪の毛は伸ばしっぱなし……体の方はせいすいであらってるからピカピカしてる。」

勇者「そういや毎日せいすいばかり飲んでるな…」

勇者「……相当筋力もついたと思うし、そろそろここを離れてみようかな?」

勇者「真空波も普通に使えるようになって来た。ホントはちゃんとしたところで練習したかったけど…」

勇者「…………よし、明日出発しよう。」


【 3日後… 】

勇者「3日経っちゃったけど…よし、今日は出かけよう。」



狼の群れ「がうるるるるるるる!!!」

勇者「……いきなりかよ。」 スッ

 【 勇者は右手の人差し指を狼達に向けた! 】

勇者「メラ!!」


 ボボボボボン!!





304 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:44:17.58FRbH+dGM0 (6/7)



狼達「!?」

 ドウン! ドウン!! ドウドウン!! ドウン!!

狼の群れ「」

勇者「メラも使いこなしてくとすごいなー…指先から出せるようにもなるし、一度に5連射もできるようになるなんて」

勇者「魔力も少しずつだけど前より長持ちできたし、これなら大丈夫かな。
   メラ連射はあまりしたく無いけど。」


勇者「……よし、出かけよう。」

 【 勇者はメラと真空波を使いこなせるようになった! 】


 【 数時間後 】


勇者「うげえ……疲れた。出口は何処だ……」

勇者「……もういっそ、メラで放火して道でも作ろう。」

勇者「おりゃああああ!!!」

 ドウン!! ドウン!! ドドドドドド!!!!


人面樹×20「!?」

勇者「あ!あんなに人面樹がたくさんいる!!
   くそおお!!おまえらが密集しているせいで迷うんだよ!!」

勇者「燃えろ燃えろ燃えろおおお!!」

人面樹「ぎゃああああああ!?」

勇者「!! よし、道が開けた!!今のうちに!!」







勇者「……!! 木の間から光が見えた!! やったーーーーー!!
   出口だ!!!」





勇者「………………」

勇者「…………ちくしょう」

勇者「 せ い す い の 池 の 水 面 の 光 か よ ! ! ! 」

勇者「なんで戻って来たんだああああああ!?」




305 ◆JKtjWoDovw2013/01/24(木) 22:46:37.51FRbH+dGM0 (7/7)

続きはまた土曜日です。

ちなみに自分のメラ(連射)のイメージは
「連続フィンガーブリッツ(DBスパキンメテオver)」みたいな感じです。
いつも読んでくれてありがとうございます。
レス数は短かったけど、おやすみなさい。


306VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 22:50:02.75e1kyBm13o (2/2)

メラミになったらどうなってしまうんでしょうねぇ


307VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 22:57:41.96yyNuslQIO (1/1)

烈火のナダレみたいな感じ(´・ω・`)?




308VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 23:09:09.414kL28Ra9o (1/1)





309VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/24(木) 23:40:51.104X467F0xo (1/1)




310VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 00:32:31.24US8sPww1o (1/1)

今のところ技が烈火と風子だなwwwwww


311VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 05:41:27.71aNMf+5YNo (1/1)

フィンガーフレアボムズかと思った。


312VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 06:13:45.97k0YOE78ro (1/2)




313VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 06:15:26.04r2mdtdpAO (1/1)

>>312
同じくww




314VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 07:41:44.59SoAhMbwGo (1/1)

一気に読んだけどかなり笑わせてもらったw
続き楽しみにしてる


315VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 07:55:23.695aF2L6+fo (1/1)

聖闘士の技はいつ出てきますか


316VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 11:01:55.67nAO5myRE0 (1/1)

>>311
おまおれ。
それメラちゃうメラゾーマやって言うところだった。


317VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 11:04:39.57uKbXwbt7o (1/2)

マダンテ(物理)マダー??


318VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 11:57:05.33cx/XMnv/o (1/1)

爆裂拳が進化して百裂拳(北斗)が出来るようになっても驚かない


319VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 12:45:01.37r/61ssJ1o (1/1)

ギガデイン(天将奔烈)になったら驚く


320VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 13:56:37.98QUGU36Fd0 (1/1)

いつか鎧が黄金になるんだろうね


321VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 19:24:22.31USEsurGdo (1/1)

>>291
ドラクエにも普通に武闘家がいるじゃないですかー

こういう死と隣り合わせな状況で着々と実力を上げてるのは凄くイイな
「腕を振って斬撃が出るなら腕そのもの(手刀)で物が切れるは道理」な展開はまだですか?


322VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 19:58:04.88k0YOE78ro (2/2)

昔ロマサガで洞窟に入ると出れなくなる強制イベントなのに
弱いまま洞窟に入っちゃったのを思い出した


323VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/25(金) 20:22:25.72uKbXwbt7o (2/2)

手刀→かまいたち→月牙天衝→次元断裂マダー??


324VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 12:29:14.63zcS6NPYIO (1/2)

>>323
発想が消防っぽい


325VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 12:50:49.17XuKP/QNso (1/2)

振り下ろされる音速を神速をもって凌駕するのマダー??


326VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 12:51:29.46QhwVsMRR0 (1/1)

面白ぇ……


327VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 13:26:10.32mnWX1FDAO (1/1)

霊光波動拳か100%中の100%まだー


328VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 16:32:53.34ORPnpBsDO (1/1)

勇者が果てなく残酷な戦い続けると…『鋼鉄の腕』呼ばれるじゃないかね…


魔王「こんな馬鹿な……」

勇者「……一撃だ」

魔王「一撃……?」

勇者「ああ。一撃だ」

勇者「伝えておこう。これが俺の“拳”」

魔王「……まさか」

勇者「幕引きの一撃」

勇者「俺の一撃は、当たった瞬間あらゆるものの幕を引く。すなわち……」

魔王「一撃で……」

勇者「そうだ」

勇者「俺の拳は、どんなものでも一撃で破壊する」


…ふーむチート過ぎて駄目か


329VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 17:01:08.57ywR/UvLgo (1/1)

なんて言われるかわかっててやってるよな?
通報してくる


330VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 17:35:19.64zcS6NPYIO (2/2)

ガキがエロゲやってんじゃねーよ


331 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 19:16:42.74UBoTEjWk0 (1/15)

>>328
すまん、こういう「ボクの考えた~」みたいなレスはナシで……


332VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 19:24:23.95Gli1VWpho (1/1)

>>328
消えてくれマジで


333VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 19:27:15.415pbneOYCo (1/1)

>>328
黙れ糞もしもし


334 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 19:28:57.85UBoTEjWk0 (2/15)

申し訳ないけど>>328みたいなSSverと
他漫画とかのワザ名のせたレスもナシで…




335VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 19:36:08.76XuKP/QNso (2/2)

釣られ過ぎよボウヤたち


336VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 19:45:33.83ssmVS7gvo (1/1)

>>331,334
自分から餌を撒くとは勇者だなあ


337VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 19:48:17.253dpFYCGfo (1/1)

黙っていればいいものをな


338 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 19:57:55.71UBoTEjWk0 (3/15)

そうだね、そうしよう。



339 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 20:10:47.04UBoTEjWk0 (4/15)

あと22時~22時30頃に投下します。



340VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 20:59:21.11HYj6rMcAO (1/2)

こういうのは止めてって一回は、言っといた方が良かったと思うけど
>>1が何も言わないから良いじゃんって奴が居るんだし

何が言いたいかと言うと、続き待ってるよ


341VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 21:04:00.79TguzQSgao (1/1)

がんばれ~


342 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 21:05:50.52UBoTEjWk0 (5/15)

>>340
>>341
ありがとう、頑張ります。



343VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:05:44.130Zo2BptAO (1/1)

そろそろかな
期待


あと>>328は首の骨折れて脊髄傷ついちまえ


344 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:16:18.71UBoTEjWk0 (6/15)




勇者「……!! 木の間から光が見えた!! やったーーーーー!!
   出口だ!!!」





勇者「………………」

勇者「…………ちくしょう」

勇者「 せ い す い の 池 の 水 面 の 光 か よ ! ! ! 」

勇者「なんで戻って来たんだああああああ!?」





【 更に1週間後… 】

勇者「そういや、ルイーダさんから貰った
   クエストの内容…エーススライム以外完了しちゃったな。
   ほとんど魔物討伐だったし。」


勇者「はあ……」


勇者「………だれかー!? だれかー!?」

勇者「だれかいませんかー!! 道に迷って困ってまーーーーーーす!!!」

勇者「だれかたすけてくださーーーーーーーーーーーーーい!!!」


人面樹「がががががががが!!」 ガサ!!

勇者「メラ」 ピッ



 ボウン!!


人面樹「」 メラメラメラ…

勇者「はあ……よってくるのは魔物だけか……」



 「 うわあああああああああああああ!?」


勇者「む!?」

 「わああああ!! 来るな!来るな!! あああああ!! 」

勇者「だ、誰かの声!?悲鳴だ!!」

勇者「声のした方は…!!こっちか!!!」




345 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:17:50.47UBoTEjWk0 (7/15)




狼の群れ「ぐるるるるる」



魔女勇者「ひっ…こ、こないで!!」

魔女勇者「べ、ベギラマ!!」


 【 しかし魔力が足りなかった… 】


魔女勇者「う、うそ…」

狼の群れ「ぐるううおおおおおあああああ!!!」



魔女勇者「いやーーー!!」











勇者「う お お お お お お !! 
   ば く れ つ け ん !!
   せ い け ん づ き に、回 し 蹴 り !」


 ドダダダ!! ボグウ!!

狼「ギャ!?」

勇者「だりゃあああ!!」

 【 素手勇者は狼の群れに突っ込んだ!! 】


魔女「あっ……」

勇者「お前をぶん回してやるぞおお!!」 ガシ!

狼「!?」

勇者「どうだ!!この狼棍棒は!!」 ぶん! ぶん! ぶんぶんぶん!!


 ぼぎゃ!! ばし!! ガンッッ!!


魔女勇者「あわわ…」

人面樹「うごおおお!!」

魔女勇者「ひっ!?じ、人面樹まで…!!」

勇者「お前は今日の焚き火だ!」 ドウンッッ!!

 【 勇者はメラを指先から連射した!! 】




346 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:18:16.80UBoTEjWk0 (8/15)


 【 人面樹は蜂の巣になりつつ、燃え尽きた!! 】

勇者「あ、消し炭になった。」

魔女勇者「……」 ヘナヘナ……バタン。

勇者「はあ…はあ……これで片付いたか。
   君、大丈夫!?」

魔女勇者「う、うん……
     でも君もすごい血だらけだけど…」

勇者「あ、これたぶんここに来るまでに倒した狼や人面樹の
   返り血と、返り樹液だよ。ちょっと匂うかな。」

魔女勇者「そ…そうなんだ。」フラフラ

勇者「君もケガしてるじゃないか!しかも足を……」

魔女勇者「う、うん…でも助かったよ。
     ありが…」バタン


勇者「うわ!!ちょっと!!……気絶してる。
   とにかく聖水の池に運ぼう。」

勇者「溜まりに溜まった薬草ベッドの上で寝かせれば治るかな。」










347 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:18:53.51UBoTEjWk0 (9/15)








【 翌日  】


魔女勇者「!」

勇者「あ、起きた?」

魔女勇者「こ、ここは!?」

勇者「僕のキャンプ場だよ。
   もう大丈夫??」

魔女勇者「………」

魔女勇者「そ、そうだ!!確かボク狼の群れに追いかけられていて
     それで……」

勇者「(女の子なのにボクッ娘とは…)」





魔女勇者「へえ~勇者くんは北の国から……」

勇者「そういう君は南の魔法の国なんだね。
   (西の町であった子と違って、礼儀正しくて可愛いな。しかも金髪。)」

魔女勇者「うん、ボクはそこの出身なんだぁ。」

勇者「…君も1人で旅をしてるの?」

魔女勇者「それ…なんだけどさ。」

勇者「?」

魔女勇者「仲間の皆とはぐれちゃって……
   1人になってしばらくさまよってたら魔物に襲われたんだ。」

勇者「あー、そういうことだったんだ。」

魔女勇者「えっと…勇者君、本当に助けてくれてありがとう。
     ボク目の前で何がおこったのかよくわからなかったんだけど
     勇者君のおかげで命拾いできました。」ぺこり

魔女勇者「勇者くんってすごく強いんだね。」ニコッ

勇者「……//
   いやー、いいっていいって。無事で何よりだから!ね?」

魔女勇者「ぼ、ボク!勇者君に何かお礼をしたいな!」

魔女勇者「あっ…」フラフラ…

勇者「あー、まだ休んでるといいよ。」

魔女勇者「…う、うん。ごめん」




348 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:19:24.48UBoTEjWk0 (10/15)


勇者「気もちいでしょー、薬草ベッド。
   人面樹の頭からとりまくって作ったんだけど、それで包まって寝ると
   すぐ回復できるよ。」

魔女勇者「あ、ありがとう…勇者……くん」 スースー

勇者「………( かわいいなー…って何をいってるんだ。平常心平常心。)」

勇者「せいすいでも飲んで落ち着こう。」

 グビっ グビっ グビっ 

勇者「ぷはー!!」






【 翌日 】

魔女勇者「すごい!疲れもケガもないよ!!」

勇者「でしょ?このベッドは本当に良いものなんだ。」

魔女勇者「…ありがとね。勇者君」

勇者「だからいいって。
   さてと……君の体力が戻った事だし
   朝ご飯食べたら二人でここを出る策でも考えてみよう。」

魔女勇者「うん!」






【 数分後 】

勇者「信号魔法…?」

魔女勇者「うん、はぐれた人と会うための魔法なんだ。」

勇者「ほうほう、そんな便利なモノが有ったとは…」

魔女勇者「でもちょっと時間がかかるのが難点でね。
     …それで襲われちゃったんだ。」

勇者「あーそういうことだったのか。」

魔女勇者「うん。でも勇者君が助けてくれた御陰で
     皆とも会えるし、勇者君もここから出れると思うよ!」

勇者「ほんとう!?やったーーー!!」

魔女勇者「うん。じゃあ…まずは魔方陣を地面に書いて……」

勇者「(本格的だ…)」

【 30分後… 】


魔女勇者「よし、これで魔方陣は完成。
     あとはここにボクの魔力を注ぎこんでっと…」


 ポッ…

勇者「おおー!光った!!」




349 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:21:51.57UBoTEjWk0 (11/15)


魔法勇者「…ふふ。
     それで、あとはボクのもってる魔法の杖で
     魔方陣の中心を一定のリズムでたたくと…」 トントン トトン


 ボワンボワン…ボワワ~ン

勇者「おっ…なにか聞こえて来た。」

魔女勇者「これをずっと続けて行くと、音がどんどん遠くの方にまでいって
     探してる人の耳に届くんだって。」

勇者「魔法ってすごいね…
   僕はメラとホイミしか使えないけど、こんなことまで出来るのか……」

魔女勇者「勇者君の方がスゴいよ!だってあんな風にメラを使う人って初めて見たもん。」 トントン トトン

勇者「えっ そうなの?」

魔女勇者「うん。」 トントン トトン

勇者「へ~驚いた。」

魔女勇者「ふふ、僕も驚いたよ。」 トントン トトン





勇者「…そういえばはぐれた仲間って、やっぱり君と同じ
   魔法を得意としてる??」

魔女勇者「うん、そうだよ。」

勇者「さすが魔法の国。
   そういえば魔女勇者ちゃん達は、この森に何しにきたの??
   ルイーダの酒場のクエスト依頼??」

魔女勇者「それなんだけど…」









350 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:23:44.14UBoTEjWk0 (12/15)



???「み、見つけましたよ~!魔女勇者ちゃん!!」

魔女勇者「!」

勇者「お?」

魔女勇者「隊長!」

魔女隊長「よかったです~!!みなさ~ん、魔女勇者ちゃんは無事でしたよ!」

「魔女勇者~!心配したんだぞー!!」

「このオバカ!!あれだけはぐれるなっていったのに!!」

「ふん、この森程度で迷うとまだまだ訓練が足りないではないか」

魔女勇者「…ご、ごめんね。みんな。」

勇者「………………」

勇者「もしかして、魔法の国の勇者部隊の人達??」

魔女勇者「う、うん。えへへ…」

勇者「意外だった」



【 事情説明後… 】

魔女隊長「ほんとうに!ほんとうに~魔女勇者ちゃんを助けて頂きありがとうございますう~!」

魔女勇者「ありがとうございます」ぺこり

勇者「いやあ…」

魔女勇者「お礼に、この指輪を受け取ってください!」

勇者「これは…?」


 【 勇者は「出口の指輪」を手に入れた! 】


魔女隊長「それは出口の指輪と言いまして、迷った時に使うと
     その人を出口まで一瞬でワープさせてくれるものなんです!」

勇者「ほ、ホントですか!?やったーーー!!」

魔女隊長「魔女勇者ちゃんを助けてくれたお礼ですよ~
     でも使うときはワープしたい場所を強く念じてくださいね♪」

勇者「わかりました!」

魔女勇者「あ、あのね…勇者君。」

勇者「ん?」

魔女勇者「もし…また会えたら、ちゃんとしたお礼をしたいんだけど…いいかな?」

勇者「お礼?それはさっき……いや、わかった。また会えたらね。」

魔女勇者「うん//」

「ちょっと、アンタ何顔赤くしてるのよ!!」

「まさか抜け駆け!?」

「これは尋問が必要だな…」

魔女勇者「ちょ、ちょっと…ボクは別に……」

勇者「…じゃあね魔女勇者ちゃん。  
   僕を助けてくれてありがとう。今度は僕もちゃんとしたお礼をするから!」

魔女勇者「あ…」

 【 出口の指輪が強く光り輝きだした! 】



351 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:24:11.43UBoTEjWk0 (13/15)




勇者「じゃ!」 キュイン


 【 勇者は目にも見えない速度で消えた! 】

魔女勇者「(また会おうね。)」

魔女隊長「さ~て、それでは魔女勇者ちゃんも無事見つけたという事で、
     森の外で待ってる子達と合流しま~す♪」

魔剣勇者「ねえねえ、あの人も勇者?」

魔女勇者「え?うん!とってもとっても強いんだよ。」

魔武勇者「あー!また顔あかくしてる!」

魔女勇者「だ、だから僕は別に……」

魔装勇者「ところで、彼はどういった戦闘スタイルなのだ?
     背中の白い剣をみると、剣士か?」

魔女勇者「ううん。勇者君はずっと前から素手で戦ってるんだよ!
     しかもこの森でも1ヶ月以上もなんだ!
     それに魔法の使い方もすごくて…」



 【 こうしてまた1つ、素手勇者のウワサが広まって行った。 】





352 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:24:42.89UBoTEjWk0 (14/15)





 【 森の外 】 南、魔法の国方面



勇者「………………」

勇者「………っっっっしゃあああああああああああああ!!!!」

勇者「きたーーーーーーーーーーーーーっっっっ!!」 

勇者「イエス!イエス!イエス!!」

勇者「やった…!本当に嬉しい…!!
   やくそうとか置いてきちゃったけど…まあいいか!!」

勇者「…あ!近くに町まで見える!!
   やっほーーーー!! お金は魔物が落としたのでたっぷりあるし、
   久しぶりの温かい御飯とベットだーーーー!!」

勇者「やっっっったあああああ!!!!」








 【 森付近の村 】

【 数日後… 】

【 町の宿 】

老婆「しかし素手で戦う勇者がいると、北の国からの商人がいっとったがおまえとはの…」

勇者「情報ってすごいですね。
   僕の事がこんなに離れてるところまで届いてるなんて。」 もぐもぐ…

老婆「ははは、商人や旅人の情報ってのはどんな宝よりも
   優先されるからね。
   手に入れにくいモノよりも、すぐ聞けるものほどすぐ流れるもんさ。」

勇者「へー…やっぱり、素手でたたかうのって珍しいんですね。」 もぐもぐ…

老婆「そりゃあな。  
   何せ、このワシが50年以上前に戦士として冒険に出向いた時も
   素手で戦う者などいなかったらな!」

勇者「……ふーん」 


老婆「そう怪訝な顔をする出ない。
   素手で戦って、ここまでこれるというのは…相当の鍛錬と精神力がお主にあるとワシは思うぞ?
   もっと自身をもって!そしてわしの特製シチューをもっと食べな!わはは!」

勇者「じゃあ、おかわり!!」

老婆「まあ、とにかくその世鎧とグローブも魔法の国に行ったら 
   買い換えた方が良いの。
   魔法の国周辺は強い魔物がうろうろいるからの」

勇者「はーい」


勇者「……傷も少しあるくらいだし、もったいないかな?
   グローブはもうキズやはがれてる部分もあってだめだけど」

勇者「軽いけど、ものすごく頑丈! ってグローブないかな…。」 もぐもぐ

勇者「このシチューうまいなー。
   これ食べたら、外でどんな魔物いるか探してみるかな。」




353 ◆JKtjWoDovw2013/01/26(土) 22:25:19.31UBoTEjWk0 (15/15)

つづく。



354VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:31:56.97nQPxjPKgo (1/1)

おつー



355VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:33:50.50243ofh7IO (1/1)

ふむ(`・ω・´)乙


356VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:46:24.52jBZoAZB9o (1/1)

おつ


357VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:51:34.23ReDB2LmOo (1/1)

おつー。
勇者強いなww


358VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:54:21.83cAqX8wZno (1/1)

指先からメラ連発とか恐ろしいな


359VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 22:55:40.65YrcJsZrT0 (1/1)

ドラクエで腕部分の最強装備は何だっけ


360VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 23:01:36.07HYj6rMcAO (2/2)

どんだけフラグたてるんだww


361VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 23:15:19.0382kMz8GKo (1/1)

次はばばあ相手にフラグ構築か


362VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/26(土) 23:30:14.42XB6lj70ao (1/1)

>>359
星降る腕輪とか


363VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 00:10:25.45i2sb1o6N0 (1/1)

モンスターを振り回すとかオーガのドレスじゃん


364VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 01:09:13.97pFDE5vt1o (1/1)

楽しそうに魔物を狩る勇次郎を想像してしまった


365VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 01:38:11.92xkYkHmgpo (1/1)

>>364
想像したら笑ってしまった


366VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 03:39:11.95PTezR3q9o (1/2)

バカ寄りの純粋さでニヤニヤが止まらないw


367VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 06:35:25.140EDWE+tHo (1/2)

現地妻何人目だコラ


368VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 11:26:04.87c7k/hlVCo (1/1)

>>362
>>363
>>364
もう黙ってようぜ


369VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 12:01:05.16Ff0Gh5o90 (1/1)

乙乙
次は装備をグレードアップする話かな?1ヶ月間ほぼ毎日酷使されて碌な手入れもできない状況下にあってもなんとか保った勇者の装備スゲェ。
会う人会う人が「そんな装備で大丈夫か?」的なこと聞いてきて、勇者も「大丈夫だ、問題ない」的な返事してるけど、毎回なんとかなってるよな(無傷どころか毎回瀕死だけどw)
そろそろ「一番いい装備を頼む」な時機なのかもね。


370VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 13:16:39.83Jeai8ZY1o (1/1)

>>1も言ってるんだから雑談止めようってば
スクロールめんどくせえんだよ


371 ◆JKtjWoDovw2013/01/27(日) 13:16:58.31CIRabNmN0 (1/2)

とりあえず今の勇者

【名前】勇者(周りからは素手勇者と呼ばれている)
【戦法】素手。臨機応変で最近は魔法を使う事もある。

【武器】なし。保険でライトセーバー所持。
【魔力】やや少なめ。
【魔法】メラ(散弾、連射等も含む)ホイミ

【装備】ライトセーバー  … 王様に貰った白くて丈夫な軽い剣。一度も使っていない。
    はがねのグローブ(壊)かなり丈夫だったが、ボロボロになってしまっているグローブ。
    はがねのよろい (錆)かなり丈夫だったが、戦いの傷や森の湿気等で錆び付いてしまった。
    エルフのお守り    以前道中の村で購入した気休めのお守り。
    はやてのリング    装備するとはやくうごける魔法のリング。西の国王からのプレゼント

【特技】ばくれつけん せいけんづき まわしげり モンスター装備攻撃 などなど

【指令】北の王に旅の報告(旅の内容は自由)


また書き溜まったらレスします。
読んでくれてありがとうございました。


372 ◆JKtjWoDovw2013/01/27(日) 13:19:37.64CIRabNmN0 (2/2)

自分も誰かのSSを読む時は>>370の方と同じ気持ちなので
皆さん、ご理解をお願い致します。




373VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 13:21:31.75VWN9XY0Vo (1/2)

そっかあ
じゃあSSが完結するまでレスはしないようにする


374 コーヒー2013/01/27(日) 13:25:35.554HUcY3XT0 (1/1)

>>373
それは違うんじゃあ…


375VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 13:27:36.990EDWE+tHo (2/2)

つまり我々は終了まで乙とだけレスする機械になればいいのだ


376VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 13:36:12.22VWN9XY0Vo (2/2)

> 1も言ってるんだから雑談止めようってば
> スクロールめんどくせえんだよ

乙も無くした方がスクロール減らせるぞ
このレスで最後にする、完結したら感想書くよ


377VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 13:51:08.29WhdVPKwbo (1/1)

ブログでやれよ


378VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 14:22:45.88By+LqG40o (1/1)

すごいな
これは期待できる


379VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 23:39:53.97F3Jxv9F2o (1/1)

>>377
俺もそう思うわ


380VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 23:46:18.08NR/J7aJUo (1/1)

SS投稿サイトなんてのもあるしな


381VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 23:50:32.87+4KT5P+DO (1/1)

雑談見たくなけりゃまとめサイトでも見てればいいのにね


382VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 23:52:35.37BF1jSij3o (1/1)


なんで雑談に肯定的な奴が多いんだよ・・・



383VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/27(日) 23:54:48.04PTezR3q9o (2/2)

あまりにしつこく雑談すんなと言うのも逆効果
一回言ったら少し様子見ろ
どっちも迷惑


384VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 00:11:28.947rP61Zb7o (1/1)

雑談が嫌なら掲示板で投稿する意味が無いじゃんって俺も思う
SS投稿サイトとかpixivとかでも投稿小説やってるし

でも>>1が雑談止めてくれって書いてるから俺ももうレスはしないよ


385VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 00:23:25.54V+44vY3bo (1/1)

雑談止めろだの止めないだのの議論が一番煩わしいな


386VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 00:24:10.82iC3lGzrVP (1/1)

>>384
雑談と感想の違いも分からないんだな
ならレスしなくていいと思うよ


387VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 00:24:14.01obpvV4Dmo (1/2)

間の反応とかを楽しみながら見るもんだと考えてたんだが、違うようだな

>>1も過度に反応するなよ
なしなしずくめじゃ本当にただ「乙」いう機械になれって言ってるようなもんじゃねーか
確かに予想厨とかはご遠慮願いたいが


388VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/28(月) 00:24:43.30/cZQmefr0 (1/1)

雑談≠感想だろアホか


389VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 00:32:50.11JM5UnrQNo (1/1)

雑談やめろは荒らしの常套手段だからな
雑談やめろって問題提起して自演で雑談容認の書き込みもすると喧嘩になってちょうど良く荒れる
つまりここらへんでやめといたほうがいい


390VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 00:58:36.930PEDIc8Io (1/2)

>>1がはっきりといえばそれでおk


391VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 01:00:08.41f8GFiXdDO (1/1)

全員黙れ
でなければ感想だけ書け

>>1がんばれ


392VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 01:24:26.89ye+1kIGBo (1/1)

>1ガンガレ、超ガンガレ
あと出口の指輪は消耗品?


393VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 05:49:30.22IMS+Yuj/o (1/1)

ぶっちゃけ感想よりも作品絡めた雑談が楽しいのにな


394VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 12:17:06.63TcNcuP5Vo (1/1)

>>1ガンがれー

予想厨とかネタつぶしはあれだけど
>>1の投下に対して雑談したいと思ってるのも事実
>>1が止めれと言うから止めるけど

じゃないと>>1乙だけになってしまうww


395VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 12:17:41.18D8MsAITvo (1/1)

このスレ面白いし俺は楽しんで読めればいいよ
というかスレにいる人もみんなそう思ってるだろうし
レスする前にちょっとゆっくりした方がいいんじゃないかな


396VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 13:15:26.05Ew6boZXAO (1/1)

もうここまで論争起きたら手遅れだろ
このスレHTML化して他所の板行くか、自分でブログみたいなの始めるか、また人集まるの覚悟でこの板に建て直すか
このくらいしないと>>1以外に埋められるばかりだと思うぞ


397VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 13:55:21.300odwcFAyo (1/2)

>>396
せやな


398VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 14:32:32.85JK7Qrsupo (1/1)

>>396
お前が黙ってりゃ解決なんだよゴミ^^


399VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 14:37:03.323jM2GKPDo (1/1)

ここで騒いでるのは雑談して>>1が嫌気さして書かなくなることを狙う荒らしだろう。
そうじゃない奴らはもうそろそろ黙って、NGに登録する作業に入ろうぜ…


400VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 16:35:17.590460tFp10 (1/1)

                     /j
                   /__/ ‘,
                  //  ヽ  ', 、
                    //    ‘  ! ヽ        …わかった この話はやめよう
                /イ       ', l  ’
               iヘヘ,       l |  ’
               | nヘヘ _      | |   l       ハイ!! やめやめ
               | l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ
               ゝソノノ   `ー‐' l ! ¨/
            n/7./7 ∧        j/ /     iヽiヽn
              |! |///7/:::ゝ   r===オ        | ! | |/~7
             i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ..     nl l .||/
             | | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr '         ||ー---{
              | '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧       | ゝ    ',
      , 一 r‐‐l   γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___  ヘ  ヽ   }
    / o  |!:::::}     / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ     ノ
   / o    ノ:::::∧   /ヽ  o  ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 /   /
   /    ノ::::::/    /::::::::ヽ  o  ヽ:::| o {::::::::::::::Υ   /



401VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 16:47:42.01D6ZmEj55o (1/1)

>>400
兄さん必死ですねwwwwwwww
だが同意する

>>1頑張れ


402 ◆JKtjWoDovw2013/01/28(月) 19:27:29.55rosVCH0P0 (1/1)

えー…帰って来たら、まさかこんなにもレスが付いていてビックリしました。
もうはっきりと言う事にします。




① 投下後の「乙」や「感想」は自由に書き込んでいいです。
② 投下後の雑談(特に他漫画などの人物やワザを入れた雑談等)は禁止ということで。




①に関してですが、上にある「乙する機械になる」を見て特に思った事です。
私は皆さんに乙する機械になれとは一度も言った事も無いし、そもそもそういう気持ちにすらならないです。
読んで楽しんでくださった人に対して非常に失礼ですので、乙や感想などは今まで通りと変わらない感じということで。

②に関してですが、もう>>385の方が言っているとおりで
50~100以上も雑談してレス数が+され、雑談をどんどん書き込んで行く人達は
続きを楽しみにして、そのSSが更新されてると思ってスレを開く人の気持ちは考えた事があるのでしょうか?
とにかく投下後の雑談は禁止です。
そして上の方々も行ってる通り、雑談と感想は違うものですのでそこもご理解をよろしくお願い致します。
普段から雑談の書き込みをしている人達の意見が優先ではないので…。

私からは以上です。
書き貯めは順調にいっていますので、また次回も読んでくださったらその時はありがとうございます。




403VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 19:53:51.23I8XIcDZio (1/1)

自分ルール押しつけたいならブログでやれよ


404VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 19:56:24.460PEDIc8Io (2/2)

読んでいるから気にせず頑張ってくれ
基地外が沸くのはいつものこと


405VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:15:12.90lKEGMx+uo (1/1)

大荒れだな…
面白いので期待してます!
頑張ってください


406VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:19:53.41cvPRd0fT0 (1/1)

主は普段から勇者もののSS書いているの?


407VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:26:29.16obpvV4Dmo (2/2)

>>406
主とか辞めろよ荒れるだろ


408VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:29:49.12pPEmYKDDO (1/1)

余計な雑談してねーでさっさと投下しろや


409VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:33:15.81jBY6EjGDO (1/1)

>>402
そんなどうでもいい長文書いてる暇あったらはよ続き投下して~


410VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:34:36.542XUXy8B30 (1/1)

>>1が黙って投下だけしてりゃこうならなかったものを……


411VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:35:16.43OU2Guqyio (1/1)

強い口調は末尾Oの法則


412VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:40:27.22HTpw3CXwo (1/1)

誰も誘導しないとか…
とりあえず雑談やこれに関して議論したけりゃ雑談用のスレで

雑談しようぜ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926897/

これ以降ぐだぐだここで言う奴はつまりアレだと思うので相手にするなよー


413VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:42:33.96qI1ZEn/PP (1/1)

ボッッはまだか?


414VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:44:19.230odwcFAyo (2/2)

雑談禁止wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


415VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 20:45:49.86zOL+zLzBo (1/1)

感想と雑談の境界なんか曖昧なんだからレスしないほうがいいな
荒れるだけだし


416VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 21:43:01.00//yJuueuo (1/1)

ここってサッと投下してスッと去る書き手が好まれるよね


417VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 21:48:20.186e+jHyMwo (1/1)

面白そうなSS発見


418VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 23:22:24.50cX+B0IVko (1/1)

話の内容はめちゃくちゃ面白いけど、>>1が感じ悪いよ
気を遣う相手が違うだろ
何で雑談でスレが伸びてるだけで不快になるような短気な人間を優先して、他の楽しみ方してるヤツを制限すんだよ
話は好きだけどよーったくよー


419VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/28(月) 23:27:19.81EHouhBN4o (1/1)

自分で真面目に長編書いてみろ
そうすりゃわかる


420VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:10:46.46lFE6ho/Bo (1/1)

何言ってんだこいつ


421VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:18:37.01mbVL85h6o (1/1)

>>1はもう外野に構わなくていいよ


422VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:27:31.44zBRBKc3c0 (1/1)

皆雑談したいんじゃなくてss読みたいからここに来てんだよ
そんなに雑談したいならvipとかにスレ立てて勝手にしてろ


423VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:30:53.52rGVImjL5o (1/2)

>>1は投稿始めますと終わりとありがとうだけ書いて投下してくれよ
なんでお前のルールで読まなきゃならないんだしね


424VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:40:17.01ltGyN2vvo (1/1)

SSスレってこういう基地外がよく沸くよな



425VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:42:46.85XuFRO0v9o (1/1)

>>422
だったらテメーも黙ってろレスすんなクズ


426VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 00:47:17.12rGVImjL5o (2/2)

>>425
オマエモナー


427VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 01:11:30.73tNcS4bxko (1/1)

おぅお前ら「乙」と感想以外は書くなや禁止やぞ
>>1乙


428VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 01:34:32.67wmbqJGT40 (1/1)

此処の豚共は黙って静観出来ないのか


429VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 02:17:27.49YM4MEPBao (1/1)

>>428


430VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 03:21:22.540FBIwZ9uo (1/1)

これはだめかもわからんね
SSは面白かったから残念だ


431VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 04:15:28.26ym4sfSA80 (1/1)

今までROMってたけど何この荒れっぷり・・・
とりあえず完走するまで見守る>>1乙


432VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 05:09:37.61i0kKUG9do (1/1)

>>1乙


433VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 07:12:02.59VF7J8cXp0 (1/1)

皆>>1の作品を楽しみに待ってる。荒れてるんじゃなくてツンデレなんだろ。だから>>1も頑張ってください。


434VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 07:32:30.71CWIeu6WJo (1/1)

>>423
この板、読む人と書く人の板で、読む人は基本ROMなのよね。
盛大に雑談するのは完結してからやるのが暗黙のマナー。
俺ルールで騒いでるのは君だと思うよ?
他のスレ見てみ

書き手がいなきゃ読めない。
書き手が書きやすいように最低限尊重するのは読者の義務でしょ。
商売でやってるんじゃないんだから。

こんな幼稚な雑談まみれじゃこのスレダメかもね…。


435VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 07:34:11.45xEJKLGvIO (1/1)

だまれ


436VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 08:17:57.41X87FS39AO (1/1)

素手勇者に ボ されんぞ


437VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 08:19:10.62awqhIsI8o (1/1)

>>434
おいおい雑談禁止だっつってんだろ?
感想以外のレスするなよ
書き手の意志をちゃんと尊重してやれよ


438VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 08:22:53.25qf4Whh8Ro (1/1)

>>434
大量にある安価スレはどうするんだ?


439VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 08:23:41.84KWiQXDEIO (1/1)

正直>>1が何も言わなければここまで荒れなかったと思うわ


440VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 08:45:34.08ylclfSpho (1/1)

>>434
どのスレ見てても投稿中にレス付けてるヤツはいるだろ
投下ペースが速い人なら完結してからかもしれないけどさ

たぶん雑談OKな人はVIPから来た人で
雑談NGな人はSSまとめブログから来た人なんじゃね
まとめブログは雑談バッサリカットするし
コメ欄で感想書くのも普通だしさ

でもそのノリを掲示板でやろうとしても
無理って言うか、正直言って不可能だと思うよ?


441VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 08:54:11.75OOO/XhPro (1/1)

>>439
超同意
だが>>1の気持ちもわかる


442VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 09:41:41.68MJJXXegQo (1/1)

もう新しく立てて張り直した方がいいんじゃないかね


443VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 09:52:51.94SgVvzstAO (1/1)

>>442
同意
てか>>396にも似た意見あるしな


444VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 10:15:54.058+53wIaQo (1/1)

いいから全員黙ってろよスレの在り方とか語るなら他所に行けよスレ違いだぞ


445VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 11:45:45.28cHWSQa/do (1/1)

この1は何度もこの流れ繰り返してしこれが狙いだったり


446VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 12:25:02.75wTTlQHzno (1/2)

雑談するなという雑談


447VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 14:00:13.95uLXshmPCo (1/1)

レス返しは最低限に
スッと投下してスッと去る

大半が>>1と住人の反応煽って楽しんでるやつらだから、そうしてれば変なの沸かないし無駄レスも格段に減る
すごく面白いから頑張って


448VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 14:54:01.538Dw0jwZo0 (1/1)

お前らって学習しないのな


449VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 15:30:29.77hWQpUcsY0 (1/1)

もうレスしたやつの負けでいいよ


450 ◆JKtjWoDovw2013/01/29(火) 18:13:52.13AbjZZgPc0 (1/1)

>>406

SS書いたのはこれが初めて。
それまでは色んな勇者魔王SS読んでた。



あと、明日の夜に投下するべ。




451VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 18:18:31.63/kEkz8YDO (1/1)

何で自ら進んで雑談してんだよ


452VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 18:28:00.85deTm1srIO (1/1)

>>451
質疑応答くらい許してやれよ


453VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 18:55:34.65nUuRCZqYo (1/1)

まあ荒らしに荒らされてレス数増えても
次スレ行きゃいいじゃん(いいじゃん)


454VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 20:09:53.13wTTlQHzno (2/2)

作品に関係ない質問なんて雑談だよね
むしろ質問って感想でもなんでもないよね


455VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 20:47:07.16v/Nsh0AY0 (1/1)

どうせここからは>>1が何言っても荒れる流れ


456VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/29(火) 21:17:42.18ew/O6NIqo (1/1)

>>1の反応が薄くなったことに焦って煽るおまえらの図


457VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 00:11:41.35o7G5qG4io (1/1)

そうだ黙れよお前ら

うるさいんだよ


458VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 00:26:46.65nFNsPdJoo (1/2)

雑談は禁止
質問はokか


459VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 01:24:54.01rmY0LiOR0 (1/1)

雑談云々言うなら完成してから出せよ


460VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 01:30:20.16GjngzQdIo (1/1)

しつこすぎわろたw


461VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 01:50:10.17gzuJMDMAO (1/1)

>>450
乙 待ってる


462VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 02:31:29.32K7hoIZjE0 (1/1)

軽い雑談のないSSってエタるばっかりだから正直怖い。
この程度の荒れだと知ってる限りでは>>1次第。エタるかも半々。

面白いので頑張って欲しい!
どこまで強くなるのか!


463VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 12:31:39.45fELHVADAO (1/2)

いつも更新楽しみにしてるよ
頑張れ


464VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 15:15:20.86Kfq0cXu70 (1/2)

このスレ、スライムがどことなく補正強化されてる気がするんだけど


465VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 15:16:02.98Kfq0cXu70 (2/2)

あ、ゴメン


466 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 18:34:01.58bPQI05SE0 (1/1)

22時ちょいすぎに投下


467VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 19:54:39.96TT8HCWrDo (1/1)

                  i       ̄ ̄⌒゙゙^――/   ::::::|
                 /                  :::::::::\
                 /●\           ./●>  :::::::::\
                /ミ\ \         / /彡 i し./:::::::\
                /  ミ\.\ヽ|||liiiii||/ /./彡   ノ (::::::::::::::::::\
               /    ミ\\|||iii||l//彡     '~ヽ  :::::::::::::::\
              /        ̄    ̄,,、          /:::::::::::::::::.\
  キタ━━━━━/  \ /  ,,____ _,/ ̄ \ \    /::::::::::::::::::::::::::::\━━━━ッ!!!!!
            \    |.. | /└└└└\../\    /:::::::::::::::::::::::::::::::::/
              \    ∨.|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|  /::::::::::::::::::::::::::::::::::/
               \   |.|llllllllllll;/⌒/⌒   |    ::::::::::::::::::::::::/
                 \ |.|lllllllll;   ./ .   . |    :::::::::::::::::::/


468 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:44:14.25vapAAKiX0 (1/25)

ちょいとはやいけど投下


469VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 21:44:47.15Yzzqesjho (1/1)

キター!!がんばがんば


470 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:44:50.94vapAAKiX0 (2/25)


勇者「このシチューうまいなー。
   これ食べたら、外でどんな魔物いるか探してみるかな。」





【 森付近の村 】







勇者「…やっぱりこの装備はもうボロボロかな?」

勇者「今まで魔物と戦いながら、次の町目指してたし当然と言えば当然か…」

勇者「よし、今度は次の町まで魔物を無視してみよう。
   エーススライムは魔法の国で新しい装備を手に入れてからだ!」




【 村の酒場 】

店主「魔法の国ならここから歩いて1週間だぞ。
   道中の魔物には気をつけろよ!
   まあお前さんは勇者みたいだし大丈夫だと思うがな!!ははは!!」

勇者「1週間か……」

店主「ところで何か食べてけよ。」

勇者「じゃあ、このエビラバーガー1つ!」

店主「あいよ!」





【 宿 】


ギュッ!

勇者「よし、荷物は持ちやすい程度に詰め込んだ!
   あんまり多いとかえって邪魔だし…」
 
勇者「歩いて1週間…か
   走って行けば早く付くのかな?」

勇者「………」

勇者「…僕は素手で戦いながら町から町へ移動した。
   そうすれば素手での戦いや技術が上がると思ってたからだ。」

勇者「それ以外に鍛えてないとすれば…
   足腰の方かな…やっぱり。」

勇者「よし、良い機会だ。
   魔物から逃げ続けていれば、前みたいにボロボロになら無くても済むし
   速く動けるようになれば、色々便利な気がするな!
   これも教訓だ!!」





勇者「…さて、魔法の国に出発だ!!」


 タッタッタッタッタッ…  のわー!? 腐った死体ィィ!?  







471 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:45:30.09vapAAKiX0 (3/25)




【 時は少しさかのぼり、素手勇者が森で遭難してる頃… 】


北の王「西の隊長よ、この周辺の魔物討伐。
    誠に感謝するぞ。」

西隊長「いえ、この程度の任務。魔王討伐に比べれば容易い事です。」

北の王「頼りになるのー。
    …それで、情報の方はどうかね?」

西隊長「はっ! 北の国から更に北上部したところにも調査を進めましたが、いくつかの村や
    森があるだけで魔王に関することもありませんでした。
    また魔物の方も、この国どころか生息数すら少ないみたいです。
    …いうなれば北上部は魔物の被害が無い平和な所です。
   

北の王「そうか…うむ、ごくろうであった。
    平和となればそれこそ…それでいいものじゃ。
    お主には感謝してる。」

西隊長「ありがたいお言葉です。」

北の王「…では、西の討伐部隊には休暇と褒美を送った後
    東の国への移動をお願いしたいのじゃがよろしいかな?」

西隊長「はっ!出発の準備はいつdめお整っております!!」

北の王「ありがとう。お主達の旅に神のご加護があらんことを。」

大臣「では西の勇者部隊の皆様
   お食事を用意致しましたので、どうぞ大広間の方へ」


 ぞろぞろ…
        ぞろぞろ


 (西隊長が褒められていたわ!キャー!)

 (全ては西隊長の御陰よ!!あの王様ももうちょっと隊長様を褒めて頂いてもよろしかったのに…)


 (…けッ やってらんねーぜ。魔物はほとんどでてこなかったっていうのによー)

 (だなだな…)



西隊長「(いきなりこんな緩い任務とはな……
     だが魔王がいないならいないでそれでいい。邪魔者がいない方が安心できる。
     私が勇者として今後出世するためにもな!)」






472 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:45:57.68vapAAKiX0 (4/25)





【 素手勇者が森から脱出する1週間前… 】



【 ??? 】


側近「魔王様」

魔王「うむ、どうした?」

側近「人間達の動向ですが、どうやら東西南北で勇者50人編成の魔物討伐部隊が編成されているようです。」

魔王「ほう!それは興味深いね!!」

側近「ですので…」

魔王「今まで勇者は3~4人の小隊編成だったからね。
   これなら手間が省けるというものだ。ははは。」

側近「各部隊は50人……これなら一気に溜まるでしょうね。」

魔王「ああ。」

側近「ちなみに素手勇者のことはどうしましょう?」

魔王「あー、そういえばそんなヤツがいたわね。
   どこまでいったの?」

側近「魔物の目撃情報によりますと、
   南西の森に入ったきり、消息不明との事です。」

魔王「あははは!あの森に素手で入ったのか!!
   今時武器や魔法よりも素手で戦うヤツはおもしろいとおもったが、現実は残酷だったな!」

側近「そうですね。では当面は…」

魔王「うむ、ここに来る新たな勇者を迎えるために色々と準備をするぞ」

側近「はっ!」

 




473 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:52:37.67vapAAKiX0 (5/25)



【 勇者が南西の森を脱出した日… 】


【 東の国 】


東の王「…北の勇者部隊が中央大陸の森へ?」

大臣「はっ!北の隊長殿からの提案で…」

東の王「あそこの森は深く、何百年も前から未開の土地だ…
    魔物も多い。  
    充分な装備と、食料…それに調査はすみやかに行い
    すぐ帰ってくるよう伝えておくれ。

大臣「はあ…ですが勇者の方が50人もいれば安全な気もしますが」

東の王「あのな。北の方々は迂回して、山付近の旅路を通り、
    到着予定から5日遅れて、この国に付いたのだぞ?」

大臣「ええ、そうですが…

東の国「結局勇者だろうと、油断は出来ぬのだ。」

大臣「はあ…」

東の国「それに儀式で勇者という素質があっても、全員旅に出て活躍できるとは限らんぞ。」

大臣「は、はあ…」

東の国「まったく…勇者がどんどん生まれるからといって
    そのモノ達に任せてばかりでは、いざという時に困るぞ。」

大臣「…では充分に用心しろと伝えておきます。」

東の国「うむ。中央大陸の森の調査は慎重にな。」





474 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:53:08.96vapAAKiX0 (6/25)




【 そして現在… 】

【 勇者が森付近の村から出発して2日後 】


 ダダダダダダダダダダダダダ!!


勇者「はあ…はあ! これなら…速くつけるかな!?」

勇者「自分でも驚いた…!こんなに速く…!
   ずっと走り続けれるなんて…!!素手での戦いや
   魔物から逃げまくっていた成果が出てるぞ!!ははは!」

勇者「こうやって持久力をつければ、
   食べ物も回復薬も無い時、魔物から逃げる時に便利だ!!」




パペット小僧「うしゃー!」

ミイラ「ごあー!!」

くびかりぞく「ぬりゃーーー!!」

踊る宝石「モンド!ビー!!


勇者「ばいばい!!君らの観察や相手はしないんだ!!」 ダダダダダダ!!






475 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:54:25.13vapAAKiX0 (7/25)



【 数時間後 】

【 夕方 】


タッタッタッタッタッタ!



勇者「はあ…! はあ…! はあ…! 」



 キュイン!!


勇者「…ん?何だ今の音??」


 キュイン!! キュイン!!


 【 勇者の視線に青い光線のようなものが写る! 】


勇者「な、なんだ!?」 

 【 勇者は走りながら、辺りを見渡す。 】









Aスライム「きゅるるる!!!」 ザザァー!!

 
 【 なんと「エース・スライム」があらわれた!! 】

 【 普通のスライムよりも戦闘力が10倍!!
   つまり、すばやさが…!! 】


Aスライム「どるんどるん!!」 キュイン!!

勇者「なっ…!?」


 【 エーススライムはあっとうまに見えなくなった……】



勇者「………」

勇者「………」

 【 勇者の足は自然と止まっていた。 】

   


勇者「は、はやい……!!
   北の国で見たスライムと全然違う……!!」

勇者「あ、あれがエース・スライムなのか!?
   すごい!!」



勇者「よ、よーーーし、あのくらいはやくなってやるっっ!!!!!!」








476VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/01/30(水) 21:55:12.85fELHVADAO (2/2)

いや待て
踊る宝石は倒しとこう


477 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:56:21.54vapAAKiX0 (8/25)


【 同じ時刻… 】

【 西の国 】


西の王「長旅、ご苦労様です。
    既にお食事のほうはご用意致しましたので
    みなさん旅の疲れを癒して行ってくださいな。」

魔隊長「ありがとうございます!国王様!
    じゃあ、皆ー!今からお食事になるので、しっかりと手洗いうがいをしてからですよー♪」


隊員達「はーい♪」


国王「(…魔法の国ではまだ幼い子までも部隊に編入するというのか??
    勇者部隊の平均年齢は18…
    一回り小さい子までもおる。)」

国王「(たとえ、魔力がすごくても精神的には子供ですのに…
    その精神力もタフであればまだマシな方ですが…)」



魔女勇者「(わー♪ここが武器の町かー、勇者君ってここも訪れたみたいだったし  
      この国の事をもっと知っておけばよかったなぁ…)」





478 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 21:57:01.24vapAAKiX0 (9/25)




【 それから素手勇者は走り続けた… 】

【 2日後… 】



 【 魔法の国 】


勇者「ぜえ…ぜえ…ついたーーーーーーーーー!!
   4日でついたーー!!
   そして無傷だーーー!!」

勇者「でも結局エース・スライムは見失っちゃったな…」

勇者「まあいいや、魔法の国で今度は鍛えてみるかな!!
   メラはともかく、ホイミも色々使いこなせるようにしないと…」






 【 魔法の国 城門 】

魔法門番A「とまれ、」

勇者「は、はい!」

魔法門番A「…君はこの国に何の用かな?」

勇者「用っていうか…えっと観光みたいなものです。」

魔法門番A「そうか、ではボディチェックをするがかまわんね?」

勇者「は、はい…」チラ

魔法門番B「…………」 ガシャ…

勇者「(こ、こえー…あの人すっごい睨んで来るよ。
    僕が怪しいヤツだったら、すぐ殺しそうな雰囲気だよ…!!)」

魔法門番A「……よし、怪しいものは無いな。
      その装備と年齢からみて君も勇者か?」

勇者「はい」

魔法門番「…いいだろう。入国を許可しよう。」

勇者「あ、ありがとうg」

魔法門番「ただし、この国に入った旅人には観光区域が設定されている。」 

 ガチャ…


 【 門が開けられると、そこには大勢の魔導士や魔女の姿が…! 】


魔法門番A「ここから丁度真正面…
      国の中心部に、時計台と噴水がある。
      …そこから先には進まない事だ。」

魔法門番B「許可の有るもの、そして王族、上級魔系家以外の人間が入った場合は…」

勇者「わかりました!! ぜっっったいに入りません!!」

魔法門番A「……」

魔法門番B「……」

勇者「………」





479 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 22:02:22.57vapAAKiX0 (10/25)


【 魔法の国 】

 【 ここは魔法の国、何百年も前から魔法の魔法による魔法のための国作りを行って来た。  
   町並みは西の国の用に、レンガ造りの家々ではなく
   木造やテントなどもあった。そしてとにかく、色とりどりの風景が素手勇者の好奇心を誘った。】


勇者「しかし、周りを見る所見る所…魔法関係や魔法っぽい店ばっかりだ!」

勇者「すごいなー」


 「なにあれー?」

 「うわー…今時、剣で戦ってるとか…」

 「ママー、あの人すっごいボロボロの服着てるよー」

 「しっ!見ては行けません!!!」


勇者「皆が僕の事を見て、避けたりジロジロ見てる。」

勇者「なんだこれ…」

勇者「なんだこれ……」


【 魔法の国 】 中級家系住居区域
【 宿屋A 】


主人「はあ??何お前、そんな格好で泊まるつもり!?
   薄ぎたねえよ!!余所者!!せめて着替えてから泊まれってんだ、このバカチン!」

勇者「なっ!?……失礼しました。」




【 防具屋 】

主人「そんな汚い服着た人に売るものは無いよ。」

勇者「そ、そんな!!お金はありますよ!!」

主人「お金は関係ないね!お前、この国の人間じゃないしダメダメ!!」

勇者「えー……」

主人「ほかの店にいきな!このバカチン!!」


【 道具屋 】

娘「なにかよう?」

勇者「何か道具が欲しくて…」

娘「いいけど、ここ魔術師専門店だから」

勇者「へ?」

娘「あんたみたいに汗臭い戦士向けの店じゃないって事よ。
  売ってるもの見てて気づかないわけ?」


 【 店の中は、ローブにとんがりハット、マントなど
   勇者からすれば着てると動きにくそうなものばかりだった。】

勇者「………」

娘「ぼーっとしてないで!!汚いからさっさと帰ってくれない??あんた腐ったミカンよりも酷いわ。」

勇者「…なんだこれ。」

  【 勇者はこんな感じのやり取りを6回くり返した 】




480 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 22:03:01.47vapAAKiX0 (11/25)



 【 最下級階層エリア 】 裏路地



不良「よお兄ちゃん」

クズ「そんなボロボロの服着て何処行くのかな??」

ゴミ「いい場所オススメしてあげようか?ケケケ」


勇者「いえ、結構。
   それより外の人間でも泊まる事の出来る宿ってあります?」

不良「あるよー、でもちょっと高いかな。」

勇者「…お金ならたくさんあります!
   どうか教えてください!!」

クズ「値段はな……てめーの持ち物全部だ!!」

ゴミ「うひゃひゃひゃひゃ!!」

不良「オラ、余所者はオレたち魔法の住人にお金を献上しな!!」

勇者「…………」

勇者「メラ」 ピッ


 ドドドドドンッッッ!! ドウン!! ドウドウン!! ドウン!!


不良「あちいいいいい!?」

クズ「うげ!?」

ゴミ「にゃにいいい!?あっちゃああああ!!」 

勇者「おい、ふざけてんじゃねえぞ。   
   僕はついさっきまで理不尽な事が立て続けに起きた事に無償に腹が立っているんだ。
   君たちはこの町の人間みたいだけど、
   僕みたいな外の国の人間でも泊まれる場所があったら教えてくださいッッッッ!!!!!」


勇者「次は変な事したら10連射をおみまいするぞ。」

不良「よ、よよよ…よその国の人でも泊まれる宿は1件あります!!」

クズ「へ、へへへ!そこの宿は、あなた様以外の普通の旅人や商人の人達に好まれてる場所です!!へへ!」

ゴミ「あちい~あちいよ。ひでえ…」

勇者「わかった、ありがとう。」

勇者「これ、やくそう。火傷はコレで治してね。」


不良「うおっ」

クズ「お、おう…」

ゴミ「やくそうだ!!やった!!」



勇者「やっと…泊まれる……はあ……はあ……
   くそ…今ので魔力もカラッポだ!!」






481 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 22:03:34.08vapAAKiX0 (12/25)






【 超オンボロ道場 】


勇者「…あいつら」

勇者「嘘付いたな!!宿屋じゃなくて道場じゃないか!!」

勇者「……でもこれ以上うろついてたら、風邪引きそうだ。」

勇者「せめて毛布だけでも借りたい…」



老人「毛布だけで良いのか?」

勇者「どわああああああああ!!!?」

老人「うっさいのお前。」

勇者「なっ!だ、だれですか!!」

老人「ここの宿屋兼道場の主人だ。」

勇者「へ?」

老人「おーおーかわいそうに、寒さで震えて。
   泊まる部屋はあるからゆっくりしていきなさい。」

勇者「…は、はあ」






賢者「い、いらっしゃい…ませ」ぷるぷる

勇者「こんばんは…(すげー緊張してるなこの娘。てかおっぱいでか!!)」

賢者「あ、あの…どのくらいおとまりでしょうか??」

勇者「……と、とりあえず一泊」

賢者「あう…は、はい!一泊ですね。
   あ、あなた様に…神の癒しがありますよう祈ってます!」

勇者「(西の国の宿屋の子とは全然違うな…)」

老人「とりあえずワシが手料理を振るうから、食堂に来なさい。」





482 ◆JKtjWoDovw2013/01/30(水) 22:04:08.65vapAAKiX0 (13/25)





【 食堂 】


老人「ほう!お主、素手でここまできたというのか!!」

勇者「ええ、そうですよ。   
   毎回そういう反応されるんですが、おじいさんも昔武器をもってたとか??」

老人「まさか!!…実はワシもな、昔素手で戦ってたんじゃ。」

勇者「ええ!ホントですか!?」



 【 勇者の顔が自然と笑顔になる 】


老人「しかし驚いた。
   もう素手で戦うものなどいないと思ってたが…」

勇者「父の教えでやってみたことですが
   意外と続いたというか…もっと素手を鍛えてみたいというか……」

老人「うむうむ、いいことだ!!」

勇者「えへへ」

賢者「……」prpr

勇者「えっと……」

老人「ああ、この娘はな。わしの孫じゃ。」

賢者「け、賢者です…」

勇者「賢者!?すごいですね!!
   僧侶よりも優れた魔力などをもってるっていう、あの賢者ですか…!?」

賢者「そ、そうです…!」ぷるぷる

勇者「あ、えっと…僕何かしました??」

老人「賢者はすごいんじゃが、人見知りでな。」

賢者「…あう」

勇者「(この子いつもこんな感じなのかな)」

老人「さーさー、食べてくれ!
   同じ素手同士、色々話そう出ないか!!」

勇者「そ、そうですね!あはは!!」

賢者「……はう」ぷるぷる

勇者「(人見知りっていうレベルなのかな??)」