◆Rf40X2USO7Yr さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16624674.html
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568: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/12(土) 23:24:19.38:tpMLOM6AO (8/10)
↓1で対オカルト抵抗判定
01から25 蜃気楼みたいなものかもしれません
26から50 ちょっと疲れているようですね
51から75 幻覚でも見たのでしょうか
76から00 もしかして、この世にはオカルト的なものがあるのかも…
↓1で対オカルト抵抗判定
01から25 蜃気楼みたいなものかもしれません
26から50 ちょっと疲れているようですね
51から75 幻覚でも見たのでしょうか
76から00 もしかして、この世にはオカルト的なものがあるのかも…
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/12(土) 23:24:48.76:PE3XTJP3o (1/2)
SOA
SOA
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/12(土) 23:36:49.37:W8FzDzYf0 (2/2)
SOA(そんなオカルトありえます!)
SOA(そんなオカルトありえます!)
571: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/12(土) 23:41:45.70:tpMLOM6AO (9/10)
和(綺麗な金髪…)
和が手で顔をかばいながら人影の揺れ動く髪を見ていると、人影が、何か不思議な笑い声を漏らした。
???「…ふふっ」
その直後に、凄まじい轟音が響いたかと思うと、眩しい光が、風を避けて顔の前に差し出したままの手を越えて、和の眼を射た。
和「…っ!」
何か禍々しい形をした巨大なものが、前方の人影の背後に現れた気がした。
和は一瞬、それが何か分からなかったが、次の瞬間、その巨大なものの中に、街灯の光に照らし出された自分自身の姿が映っていることに気づいた。
和(これは…)
和(鏡!?)
禍々しい形は、どうやらその巨大な鏡の縁をなしているようだった。
なぜ目の前に突然そんなものが現れたのかといぶかしむ暇もなく、和はさらに、次のおかしなことに気づいた。
背後に鏡を背負っているはずの人影が、鏡の中のどこにも映り込んでいないのだ。
和「…!!?」
どういうことなのかを考える間もなく、鏡は和に向かって、現れた時と同じような強烈な光を放ったかと思うと、消え失せてしまった。
それだけでなく、あの人影も跡形もなく消えてしまっていた。
和「…!!」
和「こ、こんなこと…そんな…!」
和(綺麗な金髪…)
和が手で顔をかばいながら人影の揺れ動く髪を見ていると、人影が、何か不思議な笑い声を漏らした。
???「…ふふっ」
その直後に、凄まじい轟音が響いたかと思うと、眩しい光が、風を避けて顔の前に差し出したままの手を越えて、和の眼を射た。
和「…っ!」
何か禍々しい形をした巨大なものが、前方の人影の背後に現れた気がした。
和は一瞬、それが何か分からなかったが、次の瞬間、その巨大なものの中に、街灯の光に照らし出された自分自身の姿が映っていることに気づいた。
和(これは…)
和(鏡!?)
禍々しい形は、どうやらその巨大な鏡の縁をなしているようだった。
なぜ目の前に突然そんなものが現れたのかといぶかしむ暇もなく、和はさらに、次のおかしなことに気づいた。
背後に鏡を背負っているはずの人影が、鏡の中のどこにも映り込んでいないのだ。
和「…!!?」
どういうことなのかを考える間もなく、鏡は和に向かって、現れた時と同じような強烈な光を放ったかと思うと、消え失せてしまった。
それだけでなく、あの人影も跡形もなく消えてしまっていた。
和「…!!」
和「こ、こんなこと…そんな…!」
572: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/12(土) 23:45:16.74:tpMLOM6AO (10/10)
推理もののはずがいつの間にかホラーになっちゃってる件。
まーいちおう謎っぽいものはあるかなとは思うんだけど。
とりあえず今日はこのへんで区切らせてもらいます。
みなさんお疲れさまでしたー
推理もののはずがいつの間にかホラーになっちゃってる件。
まーいちおう謎っぽいものはあるかなとは思うんだけど。
とりあえず今日はこのへんで区切らせてもらいます。
みなさんお疲れさまでしたー
573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/12(土) 23:45:30.57:PE3XTJP3o (2/2)
乙ー
乙ー
574: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/13(日) 21:34:12.91:bMFYo4lAO (1/1)
なんかまだ疲れが残ってるっぽいので今日はお休みさせてもらいます。
みなさんも風邪とかには気をつけて。
なんかまだ疲れが残ってるっぽいので今日はお休みさせてもらいます。
みなさんも風邪とかには気をつけて。
575: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/16(水) 20:04:23.70:WT76SZuAO (1/2)
咲アンテナさんから行ける某サイトに咲って登場人物全員男でも人気でそうという記事があってワロタ
まあ本当にそれでもついていけるファンが何割いるかはわかりませんが、自分は大丈夫という方で、まだ天牌読んでない人がもしいたら、新宿渋谷決戦あたりまで読んでみることをおすすめします。三國さんかっこいいよ。
今日でいろいろと面倒な手続きが一段落したので、明日からまた平常営業していきたいと思います。
咲アンテナさんから行ける某サイトに咲って登場人物全員男でも人気でそうという記事があってワロタ
まあ本当にそれでもついていけるファンが何割いるかはわかりませんが、自分は大丈夫という方で、まだ天牌読んでない人がもしいたら、新宿渋谷決戦あたりまで読んでみることをおすすめします。三國さんかっこいいよ。
今日でいろいろと面倒な手続きが一段落したので、明日からまた平常営業していきたいと思います。
576:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/16(水) 20:07:20.74:8IUMb0w4o (1/2)
乙
天牌かぁ、雪山に埋められるのは勘弁
乙
天牌かぁ、雪山に埋められるのは勘弁
577:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/16(水) 20:11:34.75:WT76SZuAO (2/2)
>>576
まずそこに連想がいくってひょっとして豪雪地域の方ですかね。というか自分がそうなので…
山はともかく吹雪の中を長い間歩いた経験くらいならあるんですが、本当に勘弁してと言いたくなりますね。
>>576
まずそこに連想がいくってひょっとして豪雪地域の方ですかね。というか自分がそうなので…
山はともかく吹雪の中を長い間歩いた経験くらいならあるんですが、本当に勘弁してと言いたくなりますね。
578:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/16(水) 20:25:18.42:8IUMb0w4o (2/2)
>>577
まあ一冬六尺くらいだから豪雪地域なのかな?
今年は12月多かったが今月はまだ少ないな
しかしいつ咲ちゃんは四槓子出してくれるのかな
>>577
まあ一冬六尺くらいだから豪雪地域なのかな?
今年は12月多かったが今月はまだ少ないな
しかしいつ咲ちゃんは四槓子出してくれるのかな
579: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/18(金) 21:21:37.09:UbZL9mqAO (1/1)
咲ちゃんが四樌子あがるのは照との因縁に決着がつく時と信じています
ようやく時間取れたと思ったら昨日はアクセス不可で、今日も一身上の都合でまだ風呂に入ってないので更新時間が取れそうにありません。すみません。
明日こそは何とかしたい。
咲ちゃんが四樌子あがるのは照との因縁に決着がつく時と信じています
ようやく時間取れたと思ったら昨日はアクセス不可で、今日も一身上の都合でまだ風呂に入ってないので更新時間が取れそうにありません。すみません。
明日こそは何とかしたい。
580: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 13:36:13.42:+WjWpYWAO (1/15)
今日は早ければ夕方からやります。
それにしても世界樹3スレ見てると、3DダンジョンRPGって意外とまだやる人はいるんだろうか。
ぜんぜん違う要素で受けてると思うP3P4は別にしても、個人的にはWizardryBUSIN0とかはもっと評価されてもいいと思うんだが、同じアトラスゲーでも売れなかったのはやっぱり絵柄のせいなのか。
ゲームとしてのクオリティはエルミナージュより高いくらいだと思うんだけどねぇ。そのうち咲キャラでBUSIN攻略するスレでも立てようかしらん。
今日は早ければ夕方からやります。
それにしても世界樹3スレ見てると、3DダンジョンRPGって意外とまだやる人はいるんだろうか。
ぜんぜん違う要素で受けてると思うP3P4は別にしても、個人的にはWizardryBUSIN0とかはもっと評価されてもいいと思うんだが、同じアトラスゲーでも売れなかったのはやっぱり絵柄のせいなのか。
ゲームとしてのクオリティはエルミナージュより高いくらいだと思うんだけどねぇ。そのうち咲キャラでBUSIN攻略するスレでも立てようかしらん。
581:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/19(土) 16:41:47.39:FT3nv+nAO (1/1)
WIZならそこは敢えてワードナの秘宝ですよ、ええ
3Dダンジョンゲームする時には方眼用紙にマッピングするのが楽しかったなぁ……今はオートマッピングが標準で困る
WIZならそこは敢えてワードナの秘宝ですよ、ええ
3Dダンジョンゲームする時には方眼用紙にマッピングするのが楽しかったなぁ……今はオートマッピングが標準で困る
582: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 17:44:22.57:+WjWpYWAO (2/15)
姫松の
絹ちゃんが
ボールは蹴りたし
ボールはなし
エトペンを紙袋に
押し込んで
ポンと蹴りゃ
ムギュと鳴く
ムギュがムギュと鳴く
ヨイヨイ
アホな替え歌作ってないでそろそろ再開します。
元ネタの歌は「山寺の和尚さん」ね。
自分がゲーム本格的にやりだした頃にはもうハードがPSになってたから、元祖Wizはリルサガからになりますね。当然オートマップ装備。
世界樹は曲がりなりにもマップを機能使って自分で描くらしいと聞いてけっこう興味が湧きました。
姫松の
絹ちゃんが
ボールは蹴りたし
ボールはなし
エトペンを紙袋に
押し込んで
ポンと蹴りゃ
ムギュと鳴く
ムギュがムギュと鳴く
ヨイヨイ
アホな替え歌作ってないでそろそろ再開します。
元ネタの歌は「山寺の和尚さん」ね。
自分がゲーム本格的にやりだした頃にはもうハードがPSになってたから、元祖Wizはリルサガからになりますね。当然オートマップ装備。
世界樹は曲がりなりにもマップを機能使って自分で描くらしいと聞いてけっこう興味が湧きました。
583: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 17:57:35.27:+WjWpYWAO (3/15)
和(いったい…あれは何だったのでしょうか)
和(あの人影も、巨大な鏡も…まるで現実離れしていて、本当にあったこととは思えません)
和(でも、夢や幻覚だとしたら、今こうしている時間との境界がなさすぎます…)
和(あれが夢や幻覚だというなら、今この瞬間も私は…)
「―どちゃん」
和(いえ、さすがにそれはいくらなんでもありえませんね)
和(そうすると、私にはとうてい信じられないあの現象にも、何かちゃんとした説明がつけられるはずですが…)
和(あの時、私が見たものは本当のところ、いったい何だったのでしょう)
「のどちゃん!」
和「!」
気がつくと、すぐそばに優希が近寄って来ていて、椅子に腰かけた和の顔を下からまじまじとのぞき込んでいた。
優希「どうしたんだのどちゃん?なんかさっきからずっと変だじぇ」
和「え?そうですか?」
優希「うん。鍵を返しに行って、戻って来た時からなんか、あんまり口も利いてないじょ」
和「…そうかも、しれませんね」
和(いったい…あれは何だったのでしょうか)
和(あの人影も、巨大な鏡も…まるで現実離れしていて、本当にあったこととは思えません)
和(でも、夢や幻覚だとしたら、今こうしている時間との境界がなさすぎます…)
和(あれが夢や幻覚だというなら、今この瞬間も私は…)
「―どちゃん」
和(いえ、さすがにそれはいくらなんでもありえませんね)
和(そうすると、私にはとうてい信じられないあの現象にも、何かちゃんとした説明がつけられるはずですが…)
和(あの時、私が見たものは本当のところ、いったい何だったのでしょう)
「のどちゃん!」
和「!」
気がつくと、すぐそばに優希が近寄って来ていて、椅子に腰かけた和の顔を下からまじまじとのぞき込んでいた。
優希「どうしたんだのどちゃん?なんかさっきからずっと変だじぇ」
和「え?そうですか?」
優希「うん。鍵を返しに行って、戻って来た時からなんか、あんまり口も利いてないじょ」
和「…そうかも、しれませんね」
584: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 18:17:25.54:+WjWpYWAO (4/15)
鍵を返して帰る道すがら、眼前で起こったことの衝撃で、和はしばらくその場で腰を落として倒れこんでいた。
我に返ったのは、鞄の中でがさごそと音を立てながら呼びかけてくるエトペンの存在に気づいたからである。
エトペン「おいのどっち、どうした?大丈夫か!」
起こった出来事と今の自分の状況を結びつけるのに手間取って、和は少し首を横に振った。
それから鞄を抱え直し、エトペンの声に答える。
和「え、ええ。何とか。今のところ、別に何ともないです」
エトペン「は?…これから何かあるみたいな言い方だな。本当に大丈夫なのか?」
和「…はい。何が何だか、よく分からないことが起こって…でも、その話は後にしましょう。今はみんなの所に戻らないと」
エトペン「…うーん、まあのどっちがそう言うなら仕方ねぇ。何かあったら無理すんなよ」
和「ええ、ありがとうエトペン」
そんなやり取りもあって、部の仲間たちと合流した時には、ふだんの落ち着きを取り戻したつもりでいたのだが、一年来の付き合いの優希の目には、違いが分かったらしい。
優希「んー、のどちゃんが言いたくないなら無理には聞かないけど…何かあったのか?」
和「ええと…」
和台詞安価:
1、さっき見たことを話してみる(エトペンも聞きます)
2、信じてもらえそうにないですし、少し一人で気持ちを落ち着けましょう
3、自由安価
鍵を返して帰る道すがら、眼前で起こったことの衝撃で、和はしばらくその場で腰を落として倒れこんでいた。
我に返ったのは、鞄の中でがさごそと音を立てながら呼びかけてくるエトペンの存在に気づいたからである。
エトペン「おいのどっち、どうした?大丈夫か!」
起こった出来事と今の自分の状況を結びつけるのに手間取って、和は少し首を横に振った。
それから鞄を抱え直し、エトペンの声に答える。
和「え、ええ。何とか。今のところ、別に何ともないです」
エトペン「は?…これから何かあるみたいな言い方だな。本当に大丈夫なのか?」
和「…はい。何が何だか、よく分からないことが起こって…でも、その話は後にしましょう。今はみんなの所に戻らないと」
エトペン「…うーん、まあのどっちがそう言うなら仕方ねぇ。何かあったら無理すんなよ」
和「ええ、ありがとうエトペン」
そんなやり取りもあって、部の仲間たちと合流した時には、ふだんの落ち着きを取り戻したつもりでいたのだが、一年来の付き合いの優希の目には、違いが分かったらしい。
優希「んー、のどちゃんが言いたくないなら無理には聞かないけど…何かあったのか?」
和「ええと…」
和台詞安価:
1、さっき見たことを話してみる(エトペンも聞きます)
2、信じてもらえそうにないですし、少し一人で気持ちを落ち着けましょう
3、自由安価
585: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 18:18:03.32:+WjWpYWAO (5/15)
指定忘れた。↓2でお願いします
指定忘れた。↓2でお願いします
586:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/19(土) 18:21:14.96:YS87e41io (1/1)
1
1
587:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/19(土) 18:27:25.35:v26p3fFa0 (1/1)
1
1
588: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 18:45:40.64:+WjWpYWAO (6/15)
安価:>>587
和「実は、さっきとてもおかしなことが起こるのを見まして…」
優希「ふむ?」
和「自分でも何が何だかよく分かりませんし、信じてもらえそうにもない話なんですが…」
和「そう、エトペンにも聞いてもらいましょう。さっきあなたが鞄の中にいた時に、何が起こったのかです」
そして和は一人と一体の前で、管理棟の帰り道で背の低い女の子のような人影を見たこと、もっと近づくとその人影が長い金髪をしているのが見えたことを話した。
優希「ほほう。さては…出たんだな!」
エトペン「長い金髪の女の子と来たら、幽霊の定番だからな。フランス人形に宿った持ち主の貴族の霊とかだな」
和「二人とも、真面目に聞いてるんですか!?私が真剣に話してるのに…」
優希「もちろん大真面目だじぇ。この近くに本物の幽霊がいたなんてわくわくするじょ」
エトペン「なに、幽霊っていうのは呪いを解いてやればちゃんと除霊できたりもするんだぜ?」
和はあっけに取られた。どうやら、自分にとってはこれまで否定してきたオカルトの存在を承認すべきかどうかという一大事も、この二人にとってはさほどの意味を持たないらしい。
安価:>>587
和「実は、さっきとてもおかしなことが起こるのを見まして…」
優希「ふむ?」
和「自分でも何が何だかよく分かりませんし、信じてもらえそうにもない話なんですが…」
和「そう、エトペンにも聞いてもらいましょう。さっきあなたが鞄の中にいた時に、何が起こったのかです」
そして和は一人と一体の前で、管理棟の帰り道で背の低い女の子のような人影を見たこと、もっと近づくとその人影が長い金髪をしているのが見えたことを話した。
優希「ほほう。さては…出たんだな!」
エトペン「長い金髪の女の子と来たら、幽霊の定番だからな。フランス人形に宿った持ち主の貴族の霊とかだな」
和「二人とも、真面目に聞いてるんですか!?私が真剣に話してるのに…」
優希「もちろん大真面目だじぇ。この近くに本物の幽霊がいたなんてわくわくするじょ」
エトペン「なに、幽霊っていうのは呪いを解いてやればちゃんと除霊できたりもするんだぜ?」
和はあっけに取られた。どうやら、自分にとってはこれまで否定してきたオカルトの存在を承認すべきかどうかという一大事も、この二人にとってはさほどの意味を持たないらしい。
589: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 18:57:47.38:+WjWpYWAO (7/15)
優希はふだんの言動から言っても、オカルトの存在を恐れるどころか、むしろ自分から探しに行きかねない子ではある。
エトペンに至っては存在そのものがオカルトのようなものだから、推して知るべしというところだろう。
和「その…もっと、私の話を疑ったり、夢でも見たんじゃないかと思ったり、しないんですか?」
優希「これがのどちゃんの話でなかったら、かついでるのかもしれないとちょっとは疑ったと思うじぇ。でも、さすがにのどちゃんにはそんな器用な真似はできないじぇ」
エトペン「まあ、本当のところ何が起こったのか分からないってのはのどっちも認めてるわけだし、とりあえずのどっちが見たってとこまでは信じてるぜ」
エトペン「まあ正体はこれから俺様が突き止めてやるからよ!」
優希「態度がでかいじょペンギン!それはこの私の台詞だじぇ!」
和「二人とも…」
和「…ふふっ」
これまで一人であれこれと思い悩んでいたことが馬鹿みたいに感じられてくるような時間。
和(私は…友達に恵まれていますね)
和(ありがとう、優希、エトペン…)
優希はふだんの言動から言っても、オカルトの存在を恐れるどころか、むしろ自分から探しに行きかねない子ではある。
エトペンに至っては存在そのものがオカルトのようなものだから、推して知るべしというところだろう。
和「その…もっと、私の話を疑ったり、夢でも見たんじゃないかと思ったり、しないんですか?」
優希「これがのどちゃんの話でなかったら、かついでるのかもしれないとちょっとは疑ったと思うじぇ。でも、さすがにのどちゃんにはそんな器用な真似はできないじぇ」
エトペン「まあ、本当のところ何が起こったのか分からないってのはのどっちも認めてるわけだし、とりあえずのどっちが見たってとこまでは信じてるぜ」
エトペン「まあ正体はこれから俺様が突き止めてやるからよ!」
優希「態度がでかいじょペンギン!それはこの私の台詞だじぇ!」
和「二人とも…」
和「…ふふっ」
これまで一人であれこれと思い悩んでいたことが馬鹿みたいに感じられてくるような時間。
和(私は…友達に恵まれていますね)
和(ありがとう、優希、エトペン…)
590: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 18:58:15.36:+WjWpYWAO (8/15)
いったん中断
いったん中断
591:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/19(土) 19:04:18.29:G1FJczeAO (1/1)
がんば
がんば
592: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 21:49:08.33:+WjWpYWAO (9/15)
再開しますが寝落ちの危険がなくもない。
あまりに眠くなってきたらそこで今日は区切ります。
再開しますが寝落ちの危険がなくもない。
あまりに眠くなってきたらそこで今日は区切ります。
593:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/19(土) 22:00:14.83:WLTnkdsJ0 (1/1)
支援だぜ!
支援だぜ!
594: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 22:07:09.66:+WjWpYWAO (10/15)
一人と一体の友達に勇気づけられて、和はさらに、眩しい光を放つ巨大な鏡のようなものが現れて消えたこと、鏡が消えた時には女の子もいなくなっていたことなどを話した。
優希「うーん、女の子だけなら幽霊でも良いのかもしれないけど、その鏡っていうのが気になるじぇ」
エトペン「鏡…なんだろ」
エトペン「…!もしかして、その女の子は鏡の精だったりするのか?」
和「鏡の…精?」
優希「それはいくらなんでもおかしいじぇ」
優希「鏡の精とか別に見たことないけど、そういうのって元からある鏡に宿ってるとかそういうんだじょ」
優希「いきなり鏡と一緒に出てきて、一緒にいなくなる鏡の精なんて聞いたことないじぇ」
和「…」
和「なるほど、幽霊も鏡の精も、存在するとはまだ信じられませんが…」
和「優希の言うことはなんとなく分かります。オカルト的な現象にも、それなりの法則があるんですね」
エトペン「それはそうだな。俺様も、いついかなる時でもかわいいという法則がある」
優希「もう突っ込まないじょ?」
エトペン「…ええと、鏡の精じゃないとしても、同時に消えたってことからすれば、その鏡と女の子に何らかの関係があるのは間違いないみたいだな」
一人と一体の友達に勇気づけられて、和はさらに、眩しい光を放つ巨大な鏡のようなものが現れて消えたこと、鏡が消えた時には女の子もいなくなっていたことなどを話した。
優希「うーん、女の子だけなら幽霊でも良いのかもしれないけど、その鏡っていうのが気になるじぇ」
エトペン「鏡…なんだろ」
エトペン「…!もしかして、その女の子は鏡の精だったりするのか?」
和「鏡の…精?」
優希「それはいくらなんでもおかしいじぇ」
優希「鏡の精とか別に見たことないけど、そういうのって元からある鏡に宿ってるとかそういうんだじょ」
優希「いきなり鏡と一緒に出てきて、一緒にいなくなる鏡の精なんて聞いたことないじぇ」
和「…」
和「なるほど、幽霊も鏡の精も、存在するとはまだ信じられませんが…」
和「優希の言うことはなんとなく分かります。オカルト的な現象にも、それなりの法則があるんですね」
エトペン「それはそうだな。俺様も、いついかなる時でもかわいいという法則がある」
優希「もう突っ込まないじょ?」
エトペン「…ええと、鏡の精じゃないとしても、同時に消えたってことからすれば、その鏡と女の子に何らかの関係があるのは間違いないみたいだな」
595: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 22:24:46.81:+WjWpYWAO (11/15)
和「…!そういえば、その女の子は、本来なら私から鏡の中に映り込んで見えるような位置にいたのに、鏡に映らなかったんですが…」
エトペン「そりゃまた、面白そうな話だな。どういうことだ?」
和は鏡が現れた時の様子について、詳しく話して聞かせた。
優希「ますますオカルトじみてきたじぇ。その鏡が何かの鍵になってるのは間違いないな!」
エトペン「うーん、鏡に映らなかったってのは気になる話だなあ」
エトペン「東京なんかのほうじゃ、幽霊が映った写真なんてのがふつうに話題になったりするらしいが…」
優希「心霊写真だな!」
和「今までは馬鹿にしてきましたけど…」
エトペン「逆にオカルトっぽいものは写真や記憶に残らないっていう考え方も、古くからあるにはあるんだ」
優希「ペンギン。なんでお前はそんなこと知ってるんだ?」
エトペン「そんなことは俺様自身も分からん。とにかく、鏡に映らないっていうのは、それだけでもこの世のものとは違う感じがするな」
和「やっぱり、幽霊のたぐいだと?」
和「…!そういえば、その女の子は、本来なら私から鏡の中に映り込んで見えるような位置にいたのに、鏡に映らなかったんですが…」
エトペン「そりゃまた、面白そうな話だな。どういうことだ?」
和は鏡が現れた時の様子について、詳しく話して聞かせた。
優希「ますますオカルトじみてきたじぇ。その鏡が何かの鍵になってるのは間違いないな!」
エトペン「うーん、鏡に映らなかったってのは気になる話だなあ」
エトペン「東京なんかのほうじゃ、幽霊が映った写真なんてのがふつうに話題になったりするらしいが…」
優希「心霊写真だな!」
和「今までは馬鹿にしてきましたけど…」
エトペン「逆にオカルトっぽいものは写真や記憶に残らないっていう考え方も、古くからあるにはあるんだ」
優希「ペンギン。なんでお前はそんなこと知ってるんだ?」
エトペン「そんなことは俺様自身も分からん。とにかく、鏡に映らないっていうのは、それだけでもこの世のものとは違う感じがするな」
和「やっぱり、幽霊のたぐいだと?」
596: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 22:40:44.99:+WjWpYWAO (12/15)
エトペン「そこまでは言わないが…たとえば、ランプが俺様を照らしてる時は、こうして影ができるじゃないか」
和「はい」
エトペン「この影は、俺様がいて、光に照らされているからこそできるもんだ。つまり、俺様の模像とか現象みたいなもんだな」
エトペン「ちなみに、こういう話に興味がある奴は、プラトンっていう昔のギリシア人が、『国家』っていう長い本を書いてるから、それでも読むといい」
優希「めんどくさいから嫌だじぇ」
エトペン「間違っても誰もタコス娘が文学少女だなんて思ってねぇから安心しろ」
エトペン「とにかく、俺様というものがいるからこそ影ができるわけだ。けど逆に、光が当たってるのに俺様に影ができてないとしたらどうだ?」
和「…なるほど、想像してみると確かに不気味ですね」
和「影のないもの…この場合は鏡に映らないものですけど、そういうものはふつうの意味では存在していないんじゃないかという気がします」
優希「でも、その鏡もふつうの鏡だとは言えないじょ」
優希「のどちゃん以外に、その鏡にはどういうものが映ってたか覚えてないのか?」
和「そうですね…」
和はさっきの帰り道で起こった出来事をもう一度、はっきりと記憶に呼び戻してみようと努めた。
↓1で記憶呼び戻し成功判定
コンマ1桁、1が最低で0が最高
高いほど鏡に映っていたものが分かる
エトペン「そこまでは言わないが…たとえば、ランプが俺様を照らしてる時は、こうして影ができるじゃないか」
和「はい」
エトペン「この影は、俺様がいて、光に照らされているからこそできるもんだ。つまり、俺様の模像とか現象みたいなもんだな」
エトペン「ちなみに、こういう話に興味がある奴は、プラトンっていう昔のギリシア人が、『国家』っていう長い本を書いてるから、それでも読むといい」
優希「めんどくさいから嫌だじぇ」
エトペン「間違っても誰もタコス娘が文学少女だなんて思ってねぇから安心しろ」
エトペン「とにかく、俺様というものがいるからこそ影ができるわけだ。けど逆に、光が当たってるのに俺様に影ができてないとしたらどうだ?」
和「…なるほど、想像してみると確かに不気味ですね」
和「影のないもの…この場合は鏡に映らないものですけど、そういうものはふつうの意味では存在していないんじゃないかという気がします」
優希「でも、その鏡もふつうの鏡だとは言えないじょ」
優希「のどちゃん以外に、その鏡にはどういうものが映ってたか覚えてないのか?」
和「そうですね…」
和はさっきの帰り道で起こった出来事をもう一度、はっきりと記憶に呼び戻してみようと努めた。
↓1で記憶呼び戻し成功判定
コンマ1桁、1が最低で0が最高
高いほど鏡に映っていたものが分かる
597:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/19(土) 22:45:50.24:vtR2UFZSO (1/1)
よ
よ
598: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 23:01:20.89:+WjWpYWAO (13/15)
安価:>>597
和(…あの時のことを…思い出してみなければ…)
和(…)
和はしばらく眼を閉じて、記憶に精神を集中させてみようとした。
だが、和以外に映っていたもののことははっきりとは思い出せないままだった。
それどころか、思い返してみると、なぜあの鏡に映っていたのが自分だとすぐに分かったのかさえはっきりしなくなるのだった。
自分が見た自分の姿は、たぶん今と同じ制服のままで、鞄を抱えていたはずだ。
しかし、本当に自分が鏡の中に見たのは、そういう自分自身だったのだろうか?
ひょっとして、あの鏡に映っていた自分とは、何か見た通りの自分そのままとは違う、もっと深い何かだったのではないだろうか?
でも、それならなぜそれを自分はすぐに自分自身だと分かったのだろう?
和「…駄目です」
和は首を振って言った。
和「思い出せません…」
優希「…そうか。まあ、あんまり無理しないほうがいいじぇ」
エトペン「この一件は簡単に片付きそうにないしな」
和「鏡と女の子の正体もよく分かりませんし…あれが、その…何かオカルト的な存在だとして」
和「今までもあんな風に現れていたのなら、学校の噂くらいにはなっているはずだと思うんです」
安価:>>597
和(…あの時のことを…思い出してみなければ…)
和(…)
和はしばらく眼を閉じて、記憶に精神を集中させてみようとした。
だが、和以外に映っていたもののことははっきりとは思い出せないままだった。
それどころか、思い返してみると、なぜあの鏡に映っていたのが自分だとすぐに分かったのかさえはっきりしなくなるのだった。
自分が見た自分の姿は、たぶん今と同じ制服のままで、鞄を抱えていたはずだ。
しかし、本当に自分が鏡の中に見たのは、そういう自分自身だったのだろうか?
ひょっとして、あの鏡に映っていた自分とは、何か見た通りの自分そのままとは違う、もっと深い何かだったのではないだろうか?
でも、それならなぜそれを自分はすぐに自分自身だと分かったのだろう?
和「…駄目です」
和は首を振って言った。
和「思い出せません…」
優希「…そうか。まあ、あんまり無理しないほうがいいじぇ」
エトペン「この一件は簡単に片付きそうにないしな」
和「鏡と女の子の正体もよく分かりませんし…あれが、その…何かオカルト的な存在だとして」
和「今までもあんな風に現れていたのなら、学校の噂くらいにはなっているはずだと思うんです」
599: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 23:14:37.15:+WjWpYWAO (14/15)
優希「そう言えばそうだな。でも、あんまりそういう話は聞かないじぇ」
エトペン「なら、今夜のこれが初めてだったとか?」
優希「ずいぶんフレッシュな幽霊だな!」
和「笑い事じゃないですよ…」
和「新しい幽霊なんてものがいるとしたら、最近に死者が出たということになりますし…」
そこまで言って和はぶるっと肩をすくませた。
優希「まあ、今日のところはあまり深く考えずに休んだらいいじょ」
エトペン「そうだな。のどっちには少しばかりきつい体験だったみたいだし」
和「ありがとう…」
和(…脅迫状の件に続いて、今度は私自身がオカルトじみたものに遭遇するなんて…)
和(エトペンのことといい、やはり長野の町には今、何かおかしなことが起こりつつあるように感じます…)
和(ばらばらに起こっている事件が、全部同じ一つの根から発しているような…)
和(私は…どうしたらいいのでしょう…)
優希「そう言えばそうだな。でも、あんまりそういう話は聞かないじぇ」
エトペン「なら、今夜のこれが初めてだったとか?」
優希「ずいぶんフレッシュな幽霊だな!」
和「笑い事じゃないですよ…」
和「新しい幽霊なんてものがいるとしたら、最近に死者が出たということになりますし…」
そこまで言って和はぶるっと肩をすくませた。
優希「まあ、今日のところはあまり深く考えずに休んだらいいじょ」
エトペン「そうだな。のどっちには少しばかりきつい体験だったみたいだし」
和「ありがとう…」
和(…脅迫状の件に続いて、今度は私自身がオカルトじみたものに遭遇するなんて…)
和(エトペンのことといい、やはり長野の町には今、何かおかしなことが起こりつつあるように感じます…)
和(ばらばらに起こっている事件が、全部同じ一つの根から発しているような…)
和(私は…どうしたらいいのでしょう…)
600: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/19(土) 23:16:13.95:+WjWpYWAO (15/15)
とりあえず今日はここまでにしよう。
皆さんお疲れさまでしたー
明日もやる。はず。
とりあえず今日はここまでにしよう。
皆さんお疲れさまでしたー
明日もやる。はず。
601: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/20(日) 22:00:15.19:XWJ/2z1AO (1/6)
再開するか?
再開するか?
602:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/20(日) 22:01:43.52:8B/52VQdo (1/1)
しませう
しませう
603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/20(日) 22:02:15.47:HaCwgiDSO (1/1)
してください
してください
604: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/20(日) 22:06:20.12:XWJ/2z1AO (2/6)
よっしゃ再開します。
昨日中途半端なとこで切ったのは、和編どれくらいやってるのか確認して、ある程度長かったら視点変更安価出す意味もあったんだが、そこまでやってなかったね。
1月に入ってからちょっとサボってたからなあ。
スローペースながらやっていきます
よっしゃ再開します。
昨日中途半端なとこで切ったのは、和編どれくらいやってるのか確認して、ある程度長かったら視点変更安価出す意味もあったんだが、そこまでやってなかったね。
1月に入ってからちょっとサボってたからなあ。
スローペースながらやっていきます
605: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/20(日) 22:23:22.32:XWJ/2z1AO (3/6)
次の日の朝、ベッドの上で和が目を覚ますと、窓の外から靄を通して、ぼんやりとした朝の陽が射し込んできていた。
室内の二段になっているベッドは、上を優希が使い、下を和が使って寝ることになっている。
エトペンは口を利くようになってからというもの、夜は和の枕になることをやめ、専用の小さな毛布にくるまって、他のぬいぐるみをベッド代わりにして眠ることになっていた。
和(優希は…上から気配がしません)
和(もう起きて洗面に行ったんでしょうか)
和(私もそろそろ起きたほうがよさそうですね)
目をこすりながら窓の前に立つと、昨夜よりはいくぶんマシになっているとは言うものの、外にはまだ濃い靄がかかっていて、景色はよく見えない。
エトペンは自分より大きなぬいぐるみの上で寝転んでいる。どういう理屈か分からないが、眠っているらしい。
和(エトペンには洗面も食事も必要ないみたいですし…そっとしておいてあげましょう)
二人の部屋のドアを開けて、パジャマ姿の優希が入って来た。
優希「おはようのどちゃん!今日はお寝坊さんだな!」
次の日の朝、ベッドの上で和が目を覚ますと、窓の外から靄を通して、ぼんやりとした朝の陽が射し込んできていた。
室内の二段になっているベッドは、上を優希が使い、下を和が使って寝ることになっている。
エトペンは口を利くようになってからというもの、夜は和の枕になることをやめ、専用の小さな毛布にくるまって、他のぬいぐるみをベッド代わりにして眠ることになっていた。
和(優希は…上から気配がしません)
和(もう起きて洗面に行ったんでしょうか)
和(私もそろそろ起きたほうがよさそうですね)
目をこすりながら窓の前に立つと、昨夜よりはいくぶんマシになっているとは言うものの、外にはまだ濃い靄がかかっていて、景色はよく見えない。
エトペンは自分より大きなぬいぐるみの上で寝転んでいる。どういう理屈か分からないが、眠っているらしい。
和(エトペンには洗面も食事も必要ないみたいですし…そっとしておいてあげましょう)
二人の部屋のドアを開けて、パジャマ姿の優希が入って来た。
優希「おはようのどちゃん!今日はお寝坊さんだな!」
606: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/20(日) 22:39:12.54:XWJ/2z1AO (4/6)
和「おはようございます、優希。元気ですね」
優希「おう!今日も快調バリバリだじぇ!」
優希「…にしても、なんか天気が悪くて、ちょっと空回りしてる気がするじょ」
和「ふふっ、まあ靄はそのうち晴れますよ」
和「私も洗面を済ませて来ないといけませんね…」
和たちのいつも使っている洗面所は、寄宿舎の建物のつくりから言って、主に三年生たちが使うことになっている。
その朝も、和が洗面所に行くと、顔見知りの三年生や同級生たちが何人か、姿を見せていた。
その中に、麻雀部の仲間、彰子の姿もあった。
彰子「あ、和ちゃん、おはよう」
和「おはようございます、彰子さん」
互いに挨拶を交わしたところで、彰子がふいに声をひそめて和に話しかけてきた。
彰子「ねぇ、今朝は何か下の階が騒がしいんだけど…何か聞いてる?」
和「…?いえ、起きたばかりですから私は何も…」
彰子「そうかー、和ちゃんは知らないか…メモメモっ…と」メモメモ
和「下の階と言えば、下級生たちの部屋があるところですね」
彰子「うん、後でムロに聞いてみようかな」
和「おはようございます、優希。元気ですね」
優希「おう!今日も快調バリバリだじぇ!」
優希「…にしても、なんか天気が悪くて、ちょっと空回りしてる気がするじょ」
和「ふふっ、まあ靄はそのうち晴れますよ」
和「私も洗面を済ませて来ないといけませんね…」
和たちのいつも使っている洗面所は、寄宿舎の建物のつくりから言って、主に三年生たちが使うことになっている。
その朝も、和が洗面所に行くと、顔見知りの三年生や同級生たちが何人か、姿を見せていた。
その中に、麻雀部の仲間、彰子の姿もあった。
彰子「あ、和ちゃん、おはよう」
和「おはようございます、彰子さん」
互いに挨拶を交わしたところで、彰子がふいに声をひそめて和に話しかけてきた。
彰子「ねぇ、今朝は何か下の階が騒がしいんだけど…何か聞いてる?」
和「…?いえ、起きたばかりですから私は何も…」
彰子「そうかー、和ちゃんは知らないか…メモメモっ…と」メモメモ
和「下の階と言えば、下級生たちの部屋があるところですね」
彰子「うん、後でムロに聞いてみようかな」
607: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/20(日) 22:58:19.88:XWJ/2z1AO (5/6)
自分たちの部屋に戻ると、もう制服に着替えを済ませた優希の姿があった。
和「もう着替えたんですね」
優希「うむ、私にはこれからのどちゃんの生着替えを見届けるという大事な役目が待っているからな!」
優希「自分の着替えなんかに時間を食っているわけにはいかないんだじぇ!」
和「人の着替えを見ないでください、恥ずかしいですから」
優希「ふっふっふ…そうはいくものかー!」
二人のやり取りを耳にしながらエトペンもゆっくり目を覚ました。
エトペン「うーん。よく寝た…やっぱり愛されマスコットの俺様にとって寝顔は大事なチャームポイントだからな」
エトペン「…」
エトペン「昨日もそうだったけど、今日も靄か…なんかやな感じだな」
それに優希が気づいて、
優希「おろ?ぬいぐるみ、もう起きたのか?」
エトペン「おう。今朝はなんか調子がいま一つだけどな。タコス娘は元気そうだな」
優希「本調子が出てくるのは腹ごしらえをしてからだじぇ」
和(食堂に行けば、彰子さんの言っていた、下の階が騒がしいことの理由が分かるかもしれませんね…)キガエ
自分たちの部屋に戻ると、もう制服に着替えを済ませた優希の姿があった。
和「もう着替えたんですね」
優希「うむ、私にはこれからのどちゃんの生着替えを見届けるという大事な役目が待っているからな!」
優希「自分の着替えなんかに時間を食っているわけにはいかないんだじぇ!」
和「人の着替えを見ないでください、恥ずかしいですから」
優希「ふっふっふ…そうはいくものかー!」
二人のやり取りを耳にしながらエトペンもゆっくり目を覚ました。
エトペン「うーん。よく寝た…やっぱり愛されマスコットの俺様にとって寝顔は大事なチャームポイントだからな」
エトペン「…」
エトペン「昨日もそうだったけど、今日も靄か…なんかやな感じだな」
それに優希が気づいて、
優希「おろ?ぬいぐるみ、もう起きたのか?」
エトペン「おう。今朝はなんか調子がいま一つだけどな。タコス娘は元気そうだな」
優希「本調子が出てくるのは腹ごしらえをしてからだじぇ」
和(食堂に行けば、彰子さんの言っていた、下の階が騒がしいことの理由が分かるかもしれませんね…)キガエ
608: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/20(日) 23:08:43.50:XWJ/2z1AO (6/6)
駄目だ、眠くてちょっと頭が働かない。
最近寝すぎのような気がしないでもないが、今日はここで中断させてください。
少し生活リズムを改善しつつ、明日もまたやりたいと思います。
お疲れさまでした。
駄目だ、眠くてちょっと頭が働かない。
最近寝すぎのような気がしないでもないが、今日はここで中断させてください。
少し生活リズムを改善しつつ、明日もまたやりたいと思います。
お疲れさまでした。
609: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 06:22:14.39:sv+zBsGAO (1/12)
前代未聞の21時台おやすみしちゃったよ…
今日はちゃんとやるよ!本当だよ!
みなさんごめんなさい
前代未聞の21時台おやすみしちゃったよ…
今日はちゃんとやるよ!本当だよ!
みなさんごめんなさい
610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 07:26:06.16:NvOM0MTAO (1/2)
疲れてるならしゃーない
神姫スレみたく雪下ろしでもしたの?
疲れてるならしゃーない
神姫スレみたく雪下ろしでもしたの?
611:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 08:13:19.67:12rsGoaSO (1/1)
頑張ってください
頑張ってください
612: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 08:19:30.01:sv+zBsGAO (2/12)
>>610
そんな働き者ではありません…持病の薬の副作用とか勉強とかいろいろとあってですね。
まあでもしばらくの間は隔日ペースくらいなら安定して投下はできそうです。
>>610
そんな働き者ではありません…持病の薬の副作用とか勉強とかいろいろとあってですね。
まあでもしばらくの間は隔日ペースくらいなら安定して投下はできそうです。
613:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 15:40:12.04:NvOM0MTAO (2/2)
>>612
そうか病気とは大変だな……
まあ無理せず続けてほしいぜ?
>>612
そうか病気とは大変だな……
まあ無理せず続けてほしいぜ?
614: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 18:13:02.77:sv+zBsGAO (3/12)
>>613
ありがとうございます
今日は22時スタート予定です
>>613
ありがとうございます
今日は22時スタート予定です
615: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 20:55:38.66:sv+zBsGAO (4/12)
思ったより早く時間がとれたのでスローペースながらぼちぼち投下していきます。
と言うか22時まで他のことしてたらまた寝落ちとかになりかねないので。
なるべく22時までは重要安価は出さない方向で。
思ったより早く時間がとれたのでスローペースながらぼちぼち投下していきます。
と言うか22時まで他のことしてたらまた寝落ちとかになりかねないので。
なるべく22時までは重要安価は出さない方向で。
616: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 21:20:39.11:sv+zBsGAO (5/12)
朝の食堂はいつも多くの生徒たちで賑わうものだが、今朝はやはりどことなく普段とは違う雰囲気が漂っていた。
和(どうしたんでしょうか…)
優希「おっと、ムロにマホだじぇ!」
優希の声に振り向くと、食堂の入口からそう遠くない場所に、麻雀部の下級生二人が立っていた。
脅えたような表情のマホに、裕子がなだめるように話しかけていたが、当の本人もいくぶん緊張で青ざめた顔色をしている。
裕子「あ、先輩!おはようございます」
マホ「あっ…おはようございます!」
優希「うむ、おはよう!」
和「二人ともおはよう…でも、どうかしたんですか?今日はみんな、何か様子が変ですよ?」
優希「そういえば確かにな!」
裕子「…そうですよね」
裕子は食堂の他の生徒たちにちらっと目をやってから、マホと和たちに視線を戻し、
裕子「私も、また聞きしただけなんですけど…昨日、この近くに、出たらしいんです」
優希「なに!?幽霊か?」
マホ「ふぇっ!?」
裕子「違いますよ、雀荘荒らしです」
和「!…とうとう、この近くにまで…」
優希「噂をすれば何とやらだじぇ。昨日、のどちゃんのいない時にその話をしてたばかりなんだけどな」
朝の食堂はいつも多くの生徒たちで賑わうものだが、今朝はやはりどことなく普段とは違う雰囲気が漂っていた。
和(どうしたんでしょうか…)
優希「おっと、ムロにマホだじぇ!」
優希の声に振り向くと、食堂の入口からそう遠くない場所に、麻雀部の下級生二人が立っていた。
脅えたような表情のマホに、裕子がなだめるように話しかけていたが、当の本人もいくぶん緊張で青ざめた顔色をしている。
裕子「あ、先輩!おはようございます」
マホ「あっ…おはようございます!」
優希「うむ、おはよう!」
和「二人ともおはよう…でも、どうかしたんですか?今日はみんな、何か様子が変ですよ?」
優希「そういえば確かにな!」
裕子「…そうですよね」
裕子は食堂の他の生徒たちにちらっと目をやってから、マホと和たちに視線を戻し、
裕子「私も、また聞きしただけなんですけど…昨日、この近くに、出たらしいんです」
優希「なに!?幽霊か?」
マホ「ふぇっ!?」
裕子「違いますよ、雀荘荒らしです」
和「!…とうとう、この近くにまで…」
優希「噂をすれば何とやらだじぇ。昨日、のどちゃんのいない時にその話をしてたばかりなんだけどな」
617: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 21:42:48.41:sv+zBsGAO (6/12)
裕子「二年生の子で、ゆうべ外出許可をもらって家に帰ってた子がいたんですけど、今朝早く戻る時に、騒ぎになってるのを知ったらしくて」
和「夜のうちに事件の発生が分かったということでしょうか?」
裕子「たぶんそうだと思います。昨日襲われたの、私が前に行った雀荘らしいんですけど、警官の巡回ルート近くにあったみたいですから」
優希「パトロール中に犯人と遭遇したのか!」
マホ「ひぇぇ…!」
裕子「遭遇はしてないと思いますけど…何か様子がおかしいのに気がついたとか、そういうことだと思います」
和「あの雀荘は、この学校から見ると街との中間地点くらいにありますね」
和「さすがにこの学校にまで警官が聞き込みに来ることはないでしょうけど…」
優希「ふーむ。でも、行って様子を見てきたくなってきたな!」
和「ただでさえ立ち入りに年齢制限がある場所なのに、ましてや事件発生直後ですよ?」
裕子「たぶん、野次馬扱いされて追い払われちゃうと思いますけど…」
優希「まあ、野次馬なのは認めるじぇ」
和「得意気に言わないでください」
マホ「でも、麻雀部員として、一度は見ておきたい場所ですよね…」
裕子「二年生の子で、ゆうべ外出許可をもらって家に帰ってた子がいたんですけど、今朝早く戻る時に、騒ぎになってるのを知ったらしくて」
和「夜のうちに事件の発生が分かったということでしょうか?」
裕子「たぶんそうだと思います。昨日襲われたの、私が前に行った雀荘らしいんですけど、警官の巡回ルート近くにあったみたいですから」
優希「パトロール中に犯人と遭遇したのか!」
マホ「ひぇぇ…!」
裕子「遭遇はしてないと思いますけど…何か様子がおかしいのに気がついたとか、そういうことだと思います」
和「あの雀荘は、この学校から見ると街との中間地点くらいにありますね」
和「さすがにこの学校にまで警官が聞き込みに来ることはないでしょうけど…」
優希「ふーむ。でも、行って様子を見てきたくなってきたな!」
和「ただでさえ立ち入りに年齢制限がある場所なのに、ましてや事件発生直後ですよ?」
裕子「たぶん、野次馬扱いされて追い払われちゃうと思いますけど…」
優希「まあ、野次馬なのは認めるじぇ」
和「得意気に言わないでください」
マホ「でも、麻雀部員として、一度は見ておきたい場所ですよね…」
618: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 22:02:53.18:sv+zBsGAO (7/12)
優希「…!それだじぇ。麻雀部の活動の一環として、雀荘を見学するということにしたらいいじぇ」
和「どこの世界に、事件が起こったばかりで営業していない雀荘をわざわざ見学しに行く麻雀部がありますか」
優希「…だめ?」
和「事件前から計画していたのであれば、まだ言い訳も立ちますけど…今回は無理でしょうね」
裕子「でも、逆に言えばまだ襲われていない雀荘を見学する計画を立てておけば、ひょっとしたら雀荘荒らしにあった直後の所に行く機会があるかもしれませんね」
裕子「…って、あはは、これじゃなんだかそっちの方が目的みたいになっちゃいますね…」
裕子が笑いながら自分の発言を撤回しようとしていた時、和と優希はさっとお互いに目配せを交わし合った。
優希(その手があったか!でかしたぞムロ!)
和(うまくすれば、この方法で雀荘荒らしの手がかりをつかむことができるかもしれません…)
和(脅迫状の件に加えて昨夜の人影、それに雀荘荒らしと来ては、一度に抱え込む事件が多すぎのような気もしますが…)
和(ひょっとするとそのそれぞれが互いに関係し合っていないとも限りません)
和(ここは本当に麻雀部での雀荘見学の計画を立ててみましょうか)
和行動選択安価
1、雀荘見学計画を提案する
2、今はしない
3、自由安価
優希「…!それだじぇ。麻雀部の活動の一環として、雀荘を見学するということにしたらいいじぇ」
和「どこの世界に、事件が起こったばかりで営業していない雀荘をわざわざ見学しに行く麻雀部がありますか」
優希「…だめ?」
和「事件前から計画していたのであれば、まだ言い訳も立ちますけど…今回は無理でしょうね」
裕子「でも、逆に言えばまだ襲われていない雀荘を見学する計画を立てておけば、ひょっとしたら雀荘荒らしにあった直後の所に行く機会があるかもしれませんね」
裕子「…って、あはは、これじゃなんだかそっちの方が目的みたいになっちゃいますね…」
裕子が笑いながら自分の発言を撤回しようとしていた時、和と優希はさっとお互いに目配せを交わし合った。
優希(その手があったか!でかしたぞムロ!)
和(うまくすれば、この方法で雀荘荒らしの手がかりをつかむことができるかもしれません…)
和(脅迫状の件に加えて昨夜の人影、それに雀荘荒らしと来ては、一度に抱え込む事件が多すぎのような気もしますが…)
和(ひょっとするとそのそれぞれが互いに関係し合っていないとも限りません)
和(ここは本当に麻雀部での雀荘見学の計画を立ててみましょうか)
和行動選択安価
1、雀荘見学計画を提案する
2、今はしない
3、自由安価
619: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 22:03:54.55:sv+zBsGAO (8/12)
また指定忘れた。↓2でお願いします
また指定忘れた。↓2でお願いします
620:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 22:04:16.83:ryRbNm3Qo (1/2)
3 街中で雀荘荒らしの情報を集める
3 街中で雀荘荒らしの情報を集める
621:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 22:06:02.84:VUp0607lo (1/2)
>>620
>>620
622: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 22:07:06.40:sv+zBsGAO (9/12)
安価了解。
ちょっと待って
安価了解。
ちょっと待って
623: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 22:29:58.26:sv+zBsGAO (10/12)
安価:>>621
和(…いえ、ここは急いてはいけません)
和(昨夜襲撃があったということは、次の事件が起こるまでには、まだしばらく間があるはず…)
和(見学計画は立てるにしてももう少し先でかまいません)
和(今はそれより、起きたばかりのこの事件についての情報を集めたいですね…)
和(今日の放課後は優希と一緒に街中に出てみましょうか)
和(問題は他の麻雀部員たちにどう説明するかですが…)
和行動選択安価:
1、麻雀部員全員に情報集めに協力してもらう
2、部員全員に雀荘荒らしの情報を集めることは話すが、情報集め自体は優希と行う
3、情報集めは優希と行い、他の麻雀部員たちには雀荘荒らしの捜査をすることは伏せておく
4、単独で捜査する
5、自由安価
↓3
安価:>>621
和(…いえ、ここは急いてはいけません)
和(昨夜襲撃があったということは、次の事件が起こるまでには、まだしばらく間があるはず…)
和(見学計画は立てるにしてももう少し先でかまいません)
和(今はそれより、起きたばかりのこの事件についての情報を集めたいですね…)
和(今日の放課後は優希と一緒に街中に出てみましょうか)
和(問題は他の麻雀部員たちにどう説明するかですが…)
和行動選択安価:
1、麻雀部員全員に情報集めに協力してもらう
2、部員全員に雀荘荒らしの情報を集めることは話すが、情報集め自体は優希と行う
3、情報集めは優希と行い、他の麻雀部員たちには雀荘荒らしの捜査をすることは伏せておく
4、単独で捜査する
5、自由安価
↓3
624:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 22:31:00.70:VUp0607lo (2/2)
3
3
625:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 22:32:51.47:ryRbNm3Qo (2/2)
1
1
626:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/22(火) 22:33:29.24:fmo8iqUio (1/1)
3
3
627: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 22:50:02.04:sv+zBsGAO (11/12)
安価:>>626
和「そうですね、雀荘見学の計画というのはいいかもしれません。考えてみます」
和「でも、昨日の今日ですし、今日の放課後は部活動を自粛したほうがいいかもしれませんね」
優希「じょ?」
裕子「うーん…そうですね」
マホ「そうですか…マホ、残念です…」
和「マホちゃんは一年生ですし、その時間で勉強したり、他のことをしたりするのもいいと思います」
和「私たち…私と優希は、久しぶりに街にでも出ることにしましょう」
優希「タコスめぐりツアーだな!」
和「違います」
裕子「じゃあ、私も今日は、友達と一緒に過ごそうかな」
マホ「マホの勉強も見てもらえると嬉しいです!」
裕子「はいはい、分かった分かった」
優希「部活がないっていうのも、それはそれで楽しみだじぇ」
和「彰子さんには、後で私から伝えておきますね」
優希「それじゃさっそく、ご飯食べようじぇ!」
マホ「マホもお腹ぺこぺこです!」
和「行きましょうか」
四人は会話を交わしながら食堂のカウンターへと進んで行った。
和(警察が一通りの聞き込みはしていると思いますが…)
和(さて…私たちの手で、何か新しい情報が見つけ出せるでしょうか)
安価:>>626
和「そうですね、雀荘見学の計画というのはいいかもしれません。考えてみます」
和「でも、昨日の今日ですし、今日の放課後は部活動を自粛したほうがいいかもしれませんね」
優希「じょ?」
裕子「うーん…そうですね」
マホ「そうですか…マホ、残念です…」
和「マホちゃんは一年生ですし、その時間で勉強したり、他のことをしたりするのもいいと思います」
和「私たち…私と優希は、久しぶりに街にでも出ることにしましょう」
優希「タコスめぐりツアーだな!」
和「違います」
裕子「じゃあ、私も今日は、友達と一緒に過ごそうかな」
マホ「マホの勉強も見てもらえると嬉しいです!」
裕子「はいはい、分かった分かった」
優希「部活がないっていうのも、それはそれで楽しみだじぇ」
和「彰子さんには、後で私から伝えておきますね」
優希「それじゃさっそく、ご飯食べようじぇ!」
マホ「マホもお腹ぺこぺこです!」
和「行きましょうか」
四人は会話を交わしながら食堂のカウンターへと進んで行った。
和(警察が一通りの聞き込みはしていると思いますが…)
和(さて…私たちの手で、何か新しい情報が見つけ出せるでしょうか)
628: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/22(火) 22:58:47.83:sv+zBsGAO (12/12)
ちょっと今日はここで区切らせてください。
みなさんお疲れさまでしたー
明日はやるかどうかまだちょっと分かりません。
やるとしたら22時までにはアナウンスします。
ちょっと今日はここで区切らせてください。
みなさんお疲れさまでしたー
明日はやるかどうかまだちょっと分かりません。
やるとしたら22時までにはアナウンスします。
629:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/23(水) 21:04:27.47:iwNgue4l0 (1/1)
体に気をつけて頑張ってください。
体に気をつけて頑張ってください。
630: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/23(水) 21:37:57.18:qC2fNzAAO (1/1)
>>629
ありがとうございます
今日はちょっと無理そうです。すみません。
明日はなんとかやろう。
>>629
ありがとうございます
今日はちょっと無理そうです。すみません。
明日はなんとかやろう。
631: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/01/25(金) 21:13:35.99:5a7TceIAO (1/2)
明日はなんとかやろう…のはずが、水曜に長時間雪道を歩いたせいか体調を崩してしまい、今日もできそうにありません。申し訳ない。
回復したらもうそろそろ試験シーズンも明けるし、安定して投下できるようになるはずですのでご容赦ください。
明日はなんとかやろう…のはずが、水曜に長時間雪道を歩いたせいか体調を崩してしまい、今日もできそうにありません。申し訳ない。
回復したらもうそろそろ試験シーズンも明けるし、安定して投下できるようになるはずですのでご容赦ください。
632:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/25(金) 21:15:31.40:MBfL0kaeo (1/1)
乙 無理はすんな
しかし長時間雪道ってウッォーキングでもしてたの?
乙 無理はすんな
しかし長時間雪道ってウッォーキングでもしてたの?
633:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/25(金) 21:26:29.97:5a7TceIAO (2/2)
>>632
ド田舎アンドふだんの移動に歩き以外を使ってない
バスや電車は本数が少なすぎるので車を使うしかない地方なんですが、飲んでる薬の関係で車の運転はしちゃいけないのです
たまにしか外出できないのできつい。受験通って東京に戻りたい(切実)
>>632
ド田舎アンドふだんの移動に歩き以外を使ってない
バスや電車は本数が少なすぎるので車を使うしかない地方なんですが、飲んでる薬の関係で車の運転はしちゃいけないのです
たまにしか外出できないのできつい。受験通って東京に戻りたい(切実)
634:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/01/25(金) 21:29:04.21:n5fohv2SO (1/1)
お大事に~
今は治療と勉強に専念してください。
試験がすんだ頃に
以前の投下ペースが来ることを待ってます。
お大事に~
今は治療と勉強に専念してください。
試験がすんだ頃に
以前の投下ペースが来ることを待ってます。
635: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/02/03(日) 23:29:15.54:+iZAM8yAO (1/1)
あれっすよ。
なんか久しぶりに雑談スレのぞいてみたら昨日このスレの名前が出てたみたいですが、日程上は来週にはもう投下可能になるはずです。
万一受験落ちてたりしようもんならメンタル回復にちょっと手間取るかもですが。
でも最近立った咲スレにけっこう面白そうなのあるし、みなさん大目に見て待っててください!
あれっすよ。
なんか久しぶりに雑談スレのぞいてみたら昨日このスレの名前が出てたみたいですが、日程上は来週にはもう投下可能になるはずです。
万一受験落ちてたりしようもんならメンタル回復にちょっと手間取るかもですが。
でも最近立った咲スレにけっこう面白そうなのあるし、みなさん大目に見て待っててください!
636: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/02/25(月) 05:49:21.68:xYmiXxyAO (1/4)
だいぶ間を空けて申し訳ありませんでした、>>1です。
試験はなんとか通ったのですがその後いろいろと面倒事がありまして、ようやく近日心身にも時間にも余裕ができるようになりました。
ということでやろうと思えば再開もできるんですが、このスレまだ需要はあるんでしょうか…もとからかなり>>1のやりたいことを需要度外視してやってきたスレではありますが。
特に反応がなかったら、いったんこのスレは放置して途中挫折した前作の再構成か、以前からやりたいと思っていた咲キャラでWizardry BUSIN0攻略するスレ(どちらも非安価)を先にやるつもりです。
この間ちょっとディクスン・カーの推理小説、具体的には『曲がった蝶番』『蝋人形館の殺人』『火刑法廷』といったところを読んでいたんですが、『火刑法廷』の構成の見事さと筆力には本当に圧倒されました。
カー自体、怪奇要素のあるミステリ作家だし、このスレを書く上で参考になるかなとも思っていたんですが、正直に言うと自分のやりたい方向とは必ずしも重ならないのであんまり参考にはなりませんでした。が、書く以上はこれくらいの出来のものを目指さないといけないなとは思わされる作品でした。
興味のある人は一読をお勧めします。個人的には自分はカーよりチェスタトンのほうが好きなんですけどね。『木曜の男』は推理小説という枠を外しても自分の今まで読んだ本の中でも上位に入る傑作だと思っています。
だいぶ間を空けて申し訳ありませんでした、>>1です。
試験はなんとか通ったのですがその後いろいろと面倒事がありまして、ようやく近日心身にも時間にも余裕ができるようになりました。
ということでやろうと思えば再開もできるんですが、このスレまだ需要はあるんでしょうか…もとからかなり>>1のやりたいことを需要度外視してやってきたスレではありますが。
特に反応がなかったら、いったんこのスレは放置して途中挫折した前作の再構成か、以前からやりたいと思っていた咲キャラでWizardry BUSIN0攻略するスレ(どちらも非安価)を先にやるつもりです。
この間ちょっとディクスン・カーの推理小説、具体的には『曲がった蝶番』『蝋人形館の殺人』『火刑法廷』といったところを読んでいたんですが、『火刑法廷』の構成の見事さと筆力には本当に圧倒されました。
カー自体、怪奇要素のあるミステリ作家だし、このスレを書く上で参考になるかなとも思っていたんですが、正直に言うと自分のやりたい方向とは必ずしも重ならないのであんまり参考にはなりませんでした。が、書く以上はこれくらいの出来のものを目指さないといけないなとは思わされる作品でした。
興味のある人は一読をお勧めします。個人的には自分はカーよりチェスタトンのほうが好きなんですけどね。『木曜の男』は推理小説という枠を外しても自分の今まで読んだ本の中でも上位に入る傑作だと思っています。
637:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 09:22:21.42:MeHPh51AO (1/2)
乙、まあ他のスレとは一風変わった独特のスレだから再開するなら参加するが他にしたい事ができたらそちらの方がいいんじゃないかな?
ちょっと老婆心だが新しいスレ立てるなら先ずはやりたいことを一度に出さずに分けて出した方がいいな
このスレはストーリーが四つもあるが正直一つ一つの焦点がぼやけてしまった感があるからな
東西で分けて東はとーか編で西はシズ編位でした方が良かったとは思う
あと参加者が少ないのは嫌だと言う場合は京ちゃんスレにすれば>>1なら集められるとは思う
>書く以上はこれくらいの出来のものを目指さないといけないなとは思わされる作品でした。
……いやカー位書けるなら作家で飯が食えるからね、目標高いなぁ
乙、まあ他のスレとは一風変わった独特のスレだから再開するなら参加するが他にしたい事ができたらそちらの方がいいんじゃないかな?
ちょっと老婆心だが新しいスレ立てるなら先ずはやりたいことを一度に出さずに分けて出した方がいいな
このスレはストーリーが四つもあるが正直一つ一つの焦点がぼやけてしまった感があるからな
東西で分けて東はとーか編で西はシズ編位でした方が良かったとは思う
あと参加者が少ないのは嫌だと言う場合は京ちゃんスレにすれば>>1なら集められるとは思う
>書く以上はこれくらいの出来のものを目指さないといけないなとは思わされる作品でした。
……いやカー位書けるなら作家で飯が食えるからね、目標高いなぁ
638: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/02/25(月) 09:57:21.93:xYmiXxyAO (2/4)
>>637
コメントありがとうございます。いろいろと参考になります。
ストーリー4つというのは確かにちょっと欲張りすぎたかもしれませんね。もともとSS書きとしては大して経験があるわけじゃないのに、ハードル上げすぎた感じです。
参加者はいるに越したことはないんですが、安価下1で進行していた某スレなんかはそれでも読んでて面白いという意味での盛り上がりはあったし、自分としてはそこまでこだわってはいません。が、視点変更安価というシステムを搭載した以上、このスレはある程度集めないとまずいかなとは思っています。
京ちゃんは嫌いではないし、VIP発祥のスレならまとめサイトで読んだりもするですが、この板では安価スレを中心に乱立状態だから、やるとしたらほとぼりが冷めた頃(五年後とかww)にしたい感じなんですよね。
カーみたいのを書くとかはまあ目標が高いというか、子供の頃は本当に作家になりたいとか思ってたから、その夢の名残みたいなもんですね。今はぜんぜん違う道に入っちゃってますが、やってることはともかく、書く志だけは高いままでいたいという。幼いだけとも言いますがww。
>>637
コメントありがとうございます。いろいろと参考になります。
ストーリー4つというのは確かにちょっと欲張りすぎたかもしれませんね。もともとSS書きとしては大して経験があるわけじゃないのに、ハードル上げすぎた感じです。
参加者はいるに越したことはないんですが、安価下1で進行していた某スレなんかはそれでも読んでて面白いという意味での盛り上がりはあったし、自分としてはそこまでこだわってはいません。が、視点変更安価というシステムを搭載した以上、このスレはある程度集めないとまずいかなとは思っています。
京ちゃんは嫌いではないし、VIP発祥のスレならまとめサイトで読んだりもするですが、この板では安価スレを中心に乱立状態だから、やるとしたらほとぼりが冷めた頃(五年後とかww)にしたい感じなんですよね。
カーみたいのを書くとかはまあ目標が高いというか、子供の頃は本当に作家になりたいとか思ってたから、その夢の名残みたいなもんですね。今はぜんぜん違う道に入っちゃってますが、やってることはともかく、書く志だけは高いままでいたいという。幼いだけとも言いますがww。
639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 12:03:15.24:BbCZtQzSO (1/1)
まず一人、ここにいる!
まあ京太郎スレなんかにしなくても(というか舞台を4つに分ける時点で無理だし)
再開すればレスぐらいつくよ、たぶん……
あと、SSは自分がやりたいことがあるからするってのでまったく問題ないと思う。
個人的にはこのスレが一番好きだし
てなわけで再開してください、お願いします
まず一人、ここにいる!
まあ京太郎スレなんかにしなくても(というか舞台を4つに分ける時点で無理だし)
再開すればレスぐらいつくよ、たぶん……
あと、SSは自分がやりたいことがあるからするってのでまったく問題ないと思う。
個人的にはこのスレが一番好きだし
てなわけで再開してください、お願いします
640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 16:59:34.09:MeHPh51AO (2/2)
>>638
うん、四つは欲張り過ぎたと思うわ正直
以下勝手な感想
和編は非安価のSSとしては面白くなりそうだが安価には向いてないね……推理物ができる程参加者は頭良くないと考えておくべきだからね……
菫編はとーか編に吸収合併させた方が纏まると思う、正直同ネタ過剰供給で食傷ぎみ
とーか編はぶっちゃけモンプチメンバーは最初からいて水戸黄門が良かったかな?とーかはシリアスも良いけどコメディ(ギャグではない)でこそ真価を発揮すると個人的には思う
シズ編は……これだけ単独でスレでも良かったネタだとは思うんだな、世界忍者大戦しよう(ていあん)
>>638
うん、四つは欲張り過ぎたと思うわ正直
以下勝手な感想
和編は非安価のSSとしては面白くなりそうだが安価には向いてないね……推理物ができる程参加者は頭良くないと考えておくべきだからね……
菫編はとーか編に吸収合併させた方が纏まると思う、正直同ネタ過剰供給で食傷ぎみ
とーか編はぶっちゃけモンプチメンバーは最初からいて水戸黄門が良かったかな?とーかはシリアスも良いけどコメディ(ギャグではない)でこそ真価を発揮すると個人的には思う
シズ編は……これだけ単独でスレでも良かったネタだとは思うんだな、世界忍者大戦しよう(ていあん)
641: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/02/25(月) 18:51:13.80:xYmiXxyAO (3/4)
コメントありがとうございます。
>>639
一番好きと言ってもらえると励みになります。安価スレとして当たり前と言えばそうなんだけど、自分一人で作ってるわけじゃないなって思うんですよね。
今日はまだちょっと準備不足で、月末も用事があるんですが、その間でも用意ができたら再開していこうかなと思っております。
>>640
正直な感想をありがとうございます。>>1として参加者の頭はどうこう言えませんけど、安価スレに推理ものが難しいのは確かにそうですよね。自分も読む側になったらあんまり頭使わないで、先を急ぎたくなりそう。
しず忍者大戦に限りませんが、このスレ見て面白そうなネタがあったら独自にスレ立ててやってもらってもいいかなという感じですね。自分は知識が広く浅いタイプで、一つのネタでやりこもうとするとどうしても限界があるので。自分が読んで面白そうなスレはどんどん増えてほしいです。
コメントありがとうございます。
>>639
一番好きと言ってもらえると励みになります。安価スレとして当たり前と言えばそうなんだけど、自分一人で作ってるわけじゃないなって思うんですよね。
今日はまだちょっと準備不足で、月末も用事があるんですが、その間でも用意ができたら再開していこうかなと思っております。
>>640
正直な感想をありがとうございます。>>1として参加者の頭はどうこう言えませんけど、安価スレに推理ものが難しいのは確かにそうですよね。自分も読む側になったらあんまり頭使わないで、先を急ぎたくなりそう。
しず忍者大戦に限りませんが、このスレ見て面白そうなネタがあったら独自にスレ立ててやってもらってもいいかなという感じですね。自分は知識が広く浅いタイプで、一つのネタでやりこもうとするとどうしても限界があるので。自分が読んで面白そうなスレはどんどん増えてほしいです。
642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/02/25(月) 19:26:12.52:gntbYrKU0 (1/1)
乙です
個人的には、頻繁に視点変更しない方がいいかなという感じ
ときどき参加するくらいだからだろうけども、いいところで話が終わって前の流れを覚えてない
その都度読み返せばいいと言われればそれまでですが…
和編が解決する→穏乃編へ……4人目が解決する→いざ決戦へ
という流れの方がすっきりするんじゃないかなと
今のまま再開しても、時間が合えば参加しますけどね
ところで、安価下1で進行していた某スレって何だろ?
乙です
個人的には、頻繁に視点変更しない方がいいかなという感じ
ときどき参加するくらいだからだろうけども、いいところで話が終わって前の流れを覚えてない
その都度読み返せばいいと言われればそれまでですが…
和編が解決する→穏乃編へ……4人目が解決する→いざ決戦へ
という流れの方がすっきりするんじゃないかなと
今のまま再開しても、時間が合えば参加しますけどね
ところで、安価下1で進行していた某スレって何だろ?
643: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/02/25(月) 19:39:55.07:xYmiXxyAO (4/4)
>>642
主人公変更可能な周回仕様みたいな感じですね。もともとこのシステムにする前は、そういう流れにするつもりだったんだけど、なんでこうしたんだっけ…
とりあえず、前回の視点変更安価の時も考えたことですが、視点変更時に他の主人公がどういう話になってたかあらすじをつけようかなとは思ってます。視点変更のタイミング自体をもっと長くするかは、今後も考えてみます。
某スレは名前出していいのか分からないけど、「密告中」さんですね。今はスレが一段落してるみたいですが、前はけっこう見てました。
>>642
主人公変更可能な周回仕様みたいな感じですね。もともとこのシステムにする前は、そういう流れにするつもりだったんだけど、なんでこうしたんだっけ…
とりあえず、前回の視点変更安価の時も考えたことですが、視点変更時に他の主人公がどういう話になってたかあらすじをつけようかなとは思ってます。視点変更のタイミング自体をもっと長くするかは、今後も考えてみます。
某スレは名前出していいのか分からないけど、「密告中」さんですね。今はスレが一段落してるみたいですが、前はけっこう見てました。
644: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 14:29:36.98:Ij5Tv3LAO (1/9)
今夜から可能な限り毎日ペースで再開していこうと思います。
とりあえずだいぶ間が空いたので前回までのあらすじとか入れる予定
安価は下1か下2くらいで進めよう。
今夜から可能な限り毎日ペースで再開していこうと思います。
とりあえずだいぶ間が空いたので前回までのあらすじとか入れる予定
安価は下1か下2くらいで進めよう。
645: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 21:20:44.62:Ij5Tv3LAO (2/9)
なんだかんだで一ヶ月くらい放置していたことに気づき驚愕。
さ、再開します
なんだかんだで一ヶ月くらい放置していたことに気づき驚愕。
さ、再開します
646:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/01(金) 21:23:40.81:yz15joSSO (1/1)
期待せずにはいられないな
期待せずにはいられないな
647: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 21:40:47.30:Ij5Tv3LAO (3/9)
エトペン「おう、しばらくぶりだな。俺様に会えなくて寂しかっただろ?」
エトペン「…このスレでは今のところ、俺様以外にぺっこりんする役がいないからな」
エトペン「この前からだいぶ時間が経ってることだし、ちっとここまでの流れを振り返っとくぜ」
エトペン「のどっち編初回の話は、>>399辺りからのレスにあらすじが載ってるからな」
エトペン「…で、のどっちが三年生で部長をやってる高遠原中学麻雀部も、いよいよ本格始動ってわけだ」
エトペン「ちなみに部員はのどっちとタコス娘の他に、下級生のムロマホと、原作9巻に出てくる髪の長い子だな」
エトペン「このスレでは彰子ちゃんっていう名前がついてて、興奮した時に平安貴族調でしゃべったり、メモ魔だったり、趣味が香道だったりするらしいぜ」
エトペン「で、麻雀部の活動を終えた日の夕暮れ、部室の鍵を返しに行ったのどっちは、長い金髪をした謎の女の子が、突然現れたでっかい鏡とともに姿を消すのを目撃しちまう」
エトペン「わけが分からないまま、とりあえず俺様とタコス娘にその話をして、調べてみようって流れになったところで」
エトペン「一夜明けた高遠原中学の寄宿舎に、昨夜そう遠くない所にある雀荘が襲撃されたらしいって噂が飛び込んでくるわけだ」
エトペン「これからのどっちとタコス娘は、放課後を利用して、その事件の聞き込みに行くらしいぜ」
エトペン「もちろん、のどっちの鞄の中には俺様も一緒だぜ。それじゃ、まあ行くか!」
エトペン「おう、しばらくぶりだな。俺様に会えなくて寂しかっただろ?」
エトペン「…このスレでは今のところ、俺様以外にぺっこりんする役がいないからな」
エトペン「この前からだいぶ時間が経ってることだし、ちっとここまでの流れを振り返っとくぜ」
エトペン「のどっち編初回の話は、>>399辺りからのレスにあらすじが載ってるからな」
エトペン「…で、のどっちが三年生で部長をやってる高遠原中学麻雀部も、いよいよ本格始動ってわけだ」
エトペン「ちなみに部員はのどっちとタコス娘の他に、下級生のムロマホと、原作9巻に出てくる髪の長い子だな」
エトペン「このスレでは彰子ちゃんっていう名前がついてて、興奮した時に平安貴族調でしゃべったり、メモ魔だったり、趣味が香道だったりするらしいぜ」
エトペン「で、麻雀部の活動を終えた日の夕暮れ、部室の鍵を返しに行ったのどっちは、長い金髪をした謎の女の子が、突然現れたでっかい鏡とともに姿を消すのを目撃しちまう」
エトペン「わけが分からないまま、とりあえず俺様とタコス娘にその話をして、調べてみようって流れになったところで」
エトペン「一夜明けた高遠原中学の寄宿舎に、昨夜そう遠くない所にある雀荘が襲撃されたらしいって噂が飛び込んでくるわけだ」
エトペン「これからのどっちとタコス娘は、放課後を利用して、その事件の聞き込みに行くらしいぜ」
エトペン「もちろん、のどっちの鞄の中には俺様も一緒だぜ。それじゃ、まあ行くか!」
648: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 22:05:03.12:Ij5Tv3LAO (4/9)
昨日から立ち込めている靄は、朝になってからも晴れる気配を見せず、街路を覆う空も灰色に閉ざされていた。
高遠原中学のある地区から市街へ真っ直ぐ続く街道を、だいたい半分ほど行った所、脇に入る小路の一つに沿って、昨夜襲われた雀荘があるということだった。
和「なんという名前の店ですか?」
優希「『太陽』っていうらしいじぇ」
和「分かるような分からないような名前ですね」
優希「雀荘の名前なんてだいたいそんなもんだじょ。角からそんなに離れてないらしいから、すぐに見つかると思うじぇ」
街道を探しながら歩いてほどなく、小路の舗道の右側に、物見高い何人かの野次馬をにらみすえて、警官が番をしているのが目に入った。
和「あれ…でしょうか」
優希「きっとそうだ!けど…」
和「当然と言えば当然ですが、店内には入れそうにありませんね」
優希「警官がしっかり見張ってるからなー」
和「今までの事件では、襲撃に居合わせた客は、みな精神的な打撃を受けて、病院に運び込まれたりもしているそうですが…」
優希「どの病院にいるのか、誰か知ってるかな?」
和「あるいは、近所に住む人たちの話を聞くか…ですね」
昨日から立ち込めている靄は、朝になってからも晴れる気配を見せず、街路を覆う空も灰色に閉ざされていた。
高遠原中学のある地区から市街へ真っ直ぐ続く街道を、だいたい半分ほど行った所、脇に入る小路の一つに沿って、昨夜襲われた雀荘があるということだった。
和「なんという名前の店ですか?」
優希「『太陽』っていうらしいじぇ」
和「分かるような分からないような名前ですね」
優希「雀荘の名前なんてだいたいそんなもんだじょ。角からそんなに離れてないらしいから、すぐに見つかると思うじぇ」
街道を探しながら歩いてほどなく、小路の舗道の右側に、物見高い何人かの野次馬をにらみすえて、警官が番をしているのが目に入った。
和「あれ…でしょうか」
優希「きっとそうだ!けど…」
和「当然と言えば当然ですが、店内には入れそうにありませんね」
優希「警官がしっかり見張ってるからなー」
和「今までの事件では、襲撃に居合わせた客は、みな精神的な打撃を受けて、病院に運び込まれたりもしているそうですが…」
優希「どの病院にいるのか、誰か知ってるかな?」
和「あるいは、近所に住む人たちの話を聞くか…ですね」
649: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 22:21:40.17:Ij5Tv3LAO (5/9)
雀荘の看板が街路に張り出した建物の手前側には、ショーウィンドウの中に眩しく輝く金属やガラスでできたものが並べて置かれているようだった。
近寄ってみると、それは大小や形の様々な時計だった。懐中時計や置き時計、振り子時計。見ているとまるでそれらの数だけ時間というものがあるような不思議な気持ちになってくる。
振り返ると小路の反対側は人の住む建物のようである。いくつか開いている窓からは、ちょうど雀荘の一階の様子を見て取れるかもしれない。
雀荘の向こう側にはさらにカフェのような建物があって、街路から奥まったところまでの空間に、屋外テラスが開けている。
和(さて、どうしましょう)
和(どこの人が何を知っているかは、当たってみなければ何とも言えませんが)
和(私たちに知っていることを教えてくれるかどうかも問題ですね)
和行動選択安価:
1、時計屋の主人と話してみる
2、カフェの客と話してみる
3、野次馬と話してみる
4、向かいの建物に住んでいる人と話してみる
5、自由安価
↓2
※一部選択肢はコンマ判定で聞き出せる話が変わる。話を聞き出すのに自由安価が出る場合も
雀荘の看板が街路に張り出した建物の手前側には、ショーウィンドウの中に眩しく輝く金属やガラスでできたものが並べて置かれているようだった。
近寄ってみると、それは大小や形の様々な時計だった。懐中時計や置き時計、振り子時計。見ているとまるでそれらの数だけ時間というものがあるような不思議な気持ちになってくる。
振り返ると小路の反対側は人の住む建物のようである。いくつか開いている窓からは、ちょうど雀荘の一階の様子を見て取れるかもしれない。
雀荘の向こう側にはさらにカフェのような建物があって、街路から奥まったところまでの空間に、屋外テラスが開けている。
和(さて、どうしましょう)
和(どこの人が何を知っているかは、当たってみなければ何とも言えませんが)
和(私たちに知っていることを教えてくれるかどうかも問題ですね)
和行動選択安価:
1、時計屋の主人と話してみる
2、カフェの客と話してみる
3、野次馬と話してみる
4、向かいの建物に住んでいる人と話してみる
5、自由安価
↓2
※一部選択肢はコンマ判定で聞き出せる話が変わる。話を聞き出すのに自由安価が出る場合も
650:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/01(金) 22:21:59.57:lJzM831so (1/3)
2
2
651:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/01(金) 22:22:07.60:r+5K2+A5o (1/1)
1
1
652: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 22:40:58.79:Ij5Tv3LAO (6/9)
安価:>>651
和「…こんにちは」
頭髪のすっかり白くなった、大きな眼と曲がった鼻の特徴的な男が、カウンター越しにぎょろりとこちらを見た。
どうやら時計屋の主人らしい。
主人「…どうかしたかい」
いくぶん強面ではあるが、店全体から漂う雰囲気は、この主人がそれほど気難しい人間だと思わせるようなものではなかった。
和「少し、お話をうかがってもいいでしょうか?」
主人「隣のことか?」
優希「おっ、話がはやいな!」
主人「…ふん。あんたらもあんなのに興味があるのか?悪いことは言わねぇ、帰って勉強でもしてたほうがいいと思うがな」
優希「そこをなんとか頼むじぇ!」
和「私たち、こう見えても麻雀部員なんです」
主人は軽い驚きを示し、態度を緩ませた。
主人「なるほどね。あんなことに関わり合いにならないほうがいいとは思うが、まあ商売の片手間にでよければ、知ってることは話すぜ」
和「!…ありがとうございます!」
優希「話が分かるじぇ!」
主人「何から話したらいい?」
和質問内容安価:
55分までに書き込まれた内容はぜんぶ採用します。
ただし内容が多くなりすぎると、残り捜査時間に影響するので、重要かどうかは考えて。
安価:>>651
和「…こんにちは」
頭髪のすっかり白くなった、大きな眼と曲がった鼻の特徴的な男が、カウンター越しにぎょろりとこちらを見た。
どうやら時計屋の主人らしい。
主人「…どうかしたかい」
いくぶん強面ではあるが、店全体から漂う雰囲気は、この主人がそれほど気難しい人間だと思わせるようなものではなかった。
和「少し、お話をうかがってもいいでしょうか?」
主人「隣のことか?」
優希「おっ、話がはやいな!」
主人「…ふん。あんたらもあんなのに興味があるのか?悪いことは言わねぇ、帰って勉強でもしてたほうがいいと思うがな」
優希「そこをなんとか頼むじぇ!」
和「私たち、こう見えても麻雀部員なんです」
主人は軽い驚きを示し、態度を緩ませた。
主人「なるほどね。あんなことに関わり合いにならないほうがいいとは思うが、まあ商売の片手間にでよければ、知ってることは話すぜ」
和「!…ありがとうございます!」
優希「話が分かるじぇ!」
主人「何から話したらいい?」
和質問内容安価:
55分までに書き込まれた内容はぜんぶ採用します。
ただし内容が多くなりすぎると、残り捜査時間に影響するので、重要かどうかは考えて。
653:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/01(金) 22:43:00.11:lJzM831so (2/3)
時計屋ってどうやって生計を立ててるんだろうって聞きたいけど
隣とは普段から親交があったかとか
時計屋ってどうやって生計を立ててるんだろうって聞きたいけど
隣とは普段から親交があったかとか
654: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 22:59:01.34:Ij5Tv3LAO (7/9)
重要かどうか考えろって言うほどたくさんは来ないから書く必要なかったかも。
とりあえずこれだけでは質問が少なすぎるので追加で選択肢安価出しますね。
重要かどうか考えろって言うほどたくさんは来ないから書く必要なかったかも。
とりあえずこれだけでは質問が少なすぎるので追加で選択肢安価出しますね。
655: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 23:20:15.89:Ij5Tv3LAO (8/9)
※ちなみに時計屋がどうやって生計立ててるのかは>>1も知らないけど世の中にはオルゴール屋とかもいるし意外となんとかなるんじゃないの(適当
安価:>>653
和「隣とはふだんからお付き合いがあったんですか?」
主人「ああ、俺も麻雀を打つからね。店をやってる間はもちろん行けないが、たまには隣に顔を出すこともあったな」
優希「そうなのか…」
主人「もちろん、近所で商売してるっていうよしみもある。それほど親しかったとも言えないが、顔馴染みには違いないな」
和「隣のマスターはどういった方なんでしょう?」
主人「年の頃は俺より少し下だな。麻雀と酒が何より好きな男だよ」
和「結婚はされていないんですか?」
主人「してなかったみたいだね。俺はもうかみさんに先立たれちまってるが、あいつは独り身だそうだ」
和「店の中のことは、何人くらいでやっていたんでしょう?」
主人「あいつの他に若いもん…メンバーっていうのか、ああいうのが三人いたはずだ」
優希「少ない気もするじぇ」
主人「中に入りゃ分かるが、大して大きい店じゃないんだよ」
和質問内容安価:
1、昨夜、主人の視点で何があったのか聞く
2、被害者の搬送された病院について知っているか聞く
3、警察の動きについて聞く
4、隣の雀荘の特徴について聞く
5、自由安価
↓2
※情報自体に外れはないけど、一部選択肢は頭を使わないとヒントにならない
※ちなみに時計屋がどうやって生計立ててるのかは>>1も知らないけど世の中にはオルゴール屋とかもいるし意外となんとかなるんじゃないの(適当
安価:>>653
和「隣とはふだんからお付き合いがあったんですか?」
主人「ああ、俺も麻雀を打つからね。店をやってる間はもちろん行けないが、たまには隣に顔を出すこともあったな」
優希「そうなのか…」
主人「もちろん、近所で商売してるっていうよしみもある。それほど親しかったとも言えないが、顔馴染みには違いないな」
和「隣のマスターはどういった方なんでしょう?」
主人「年の頃は俺より少し下だな。麻雀と酒が何より好きな男だよ」
和「結婚はされていないんですか?」
主人「してなかったみたいだね。俺はもうかみさんに先立たれちまってるが、あいつは独り身だそうだ」
和「店の中のことは、何人くらいでやっていたんでしょう?」
主人「あいつの他に若いもん…メンバーっていうのか、ああいうのが三人いたはずだ」
優希「少ない気もするじぇ」
主人「中に入りゃ分かるが、大して大きい店じゃないんだよ」
和質問内容安価:
1、昨夜、主人の視点で何があったのか聞く
2、被害者の搬送された病院について知っているか聞く
3、警察の動きについて聞く
4、隣の雀荘の特徴について聞く
5、自由安価
↓2
※情報自体に外れはないけど、一部選択肢は頭を使わないとヒントにならない
656:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/01(金) 23:21:23.63:lJzM831so (3/3)
無難に1
無難に1
657:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/01(金) 23:43:13.76:0a4cCEbO0 (1/1)
1
1
658: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/01(金) 23:59:14.98:Ij5Tv3LAO (9/9)
安価了解。
寝落ちしかけてたよ!
明日はもう少し進めるつもりなのでお許しください。
みなさんお疲れさまでしたー
安価了解。
寝落ちしかけてたよ!
明日はもう少し進めるつもりなのでお許しください。
みなさんお疲れさまでしたー
659:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/02(土) 00:03:45.54:EF1m5qmpo (1/2)
乙ー
乙ー
660:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/02(土) 06:58:41.50:qr/0eG3b0 (1/2)
ついに再開したかっ
乙やで!
ついに再開したかっ
乙やで!
661: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 21:40:48.42:tisIzHzAO (1/7)
スローペースながら再開していこう。
継続は力なり
スローペースながら再開していこう。
継続は力なり
662: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 22:06:47.67:tisIzHzAO (2/7)
安価:>>657
和「…ゆうべ起こったことを、知っている限り教えてほしいんですが…」
そう切り出すと、時計屋の主人は疲れたような顔をしてうなずいた。
主人「まあ、朝からそれを聞かれてばっかりだからな」
和「面倒をおかけしてすみません」
主人「こんな騒ぎになったら、気にするなってほうが無理なんだろうよ。けど、俺も大したことを知ってるわけじゃないんだ」
主人は顔をしかめて横を見やり、昨夜の記憶をもう一度たどっているようだった。
主人「この店はいつも夜の七時に閉めるんだ。昨日もそれまで俺はずっと店にいて、いつもと同じように客の応対をしてた」
優希「この店は爺さん一人でやってるのか?」
主人「店は俺だけだな。かみさんに先立たれてからっていうもの、通いで家のことをしてくれる者を一人雇っちゃいるが、その女も店を閉める頃には帰る」
和「すると、その後ここはご主人だけになってしまうわけですね」
主人「そうだ。店を閉めた後は、いつものように二階へ上がって夕食をとるんだが、何しろこの年だからな、十一時にもなるともう寝室に引き取ることにしている」
優希「隣はその時間まで開いてるのか?」
主人「もちろんだ。大きな声じゃ言えないが、夜更け過ぎに目が覚めた時も、隣から客の声がする時はあるな」
和(確か、雀荘の営業時間は夜の十二時までと、法律で決まっていたはずですね)
安価:>>657
和「…ゆうべ起こったことを、知っている限り教えてほしいんですが…」
そう切り出すと、時計屋の主人は疲れたような顔をしてうなずいた。
主人「まあ、朝からそれを聞かれてばっかりだからな」
和「面倒をおかけしてすみません」
主人「こんな騒ぎになったら、気にするなってほうが無理なんだろうよ。けど、俺も大したことを知ってるわけじゃないんだ」
主人は顔をしかめて横を見やり、昨夜の記憶をもう一度たどっているようだった。
主人「この店はいつも夜の七時に閉めるんだ。昨日もそれまで俺はずっと店にいて、いつもと同じように客の応対をしてた」
優希「この店は爺さん一人でやってるのか?」
主人「店は俺だけだな。かみさんに先立たれてからっていうもの、通いで家のことをしてくれる者を一人雇っちゃいるが、その女も店を閉める頃には帰る」
和「すると、その後ここはご主人だけになってしまうわけですね」
主人「そうだ。店を閉めた後は、いつものように二階へ上がって夕食をとるんだが、何しろこの年だからな、十一時にもなるともう寝室に引き取ることにしている」
優希「隣はその時間まで開いてるのか?」
主人「もちろんだ。大きな声じゃ言えないが、夜更け過ぎに目が覚めた時も、隣から客の声がする時はあるな」
和(確か、雀荘の営業時間は夜の十二時までと、法律で決まっていたはずですね)
663: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 22:26:43.07:tisIzHzAO (3/7)
和「昨日、隣はいつまで開いていたか分かりますか?」
主人「何時まで打ってたかなんてことは分からないな。はっきりしてるのは、一時頃に目を覚ました時には、隣が妙に静まり返ってたってことだけだ」
優希「それって珍しいことなのか?」
主人「店が閉まってても、たいていはその後までわいわい騒いでるのがふつうだからな。面倒事になることは滅多にないが」
時計屋の主人はショーウィンドウに飾られている壁掛け時計の一つを指さした。
主人「あれと同じのが、二階の廊下の壁の突き当たりにかかってるんだ。その側に窓が隣に向かって開いてて、まだこんな時間なのに隣が妙に静かだなと思ったのを覚えてる」
和「その時まで、隣の様子はどうだったんですか?」
主人「夕食から寝るまでは隣と反対側の端にある居間にいたから、よく分からねぇな。店を閉める時に小路に出た時には、いつも通り開いてるように見えたのは確かだ」
和「…その、時計の側にある窓からは、隣に灯りがついているかどうか分かりますか?」
主人「…どう言ったらいいかな。つまりだ、十二時過ぎても雀荘が店を開けてる場合は、あんまり堂々とやるわけにはいかないだろ?見たところ、営業中じゃないような様子をしてるもんなんだよ」
和「…つまり、十二時過ぎになったら、窓からは灯りの状態がよく分からないということでしょうか?」
主人「まあ、そう言っていいだろうな」
和「昨日、隣はいつまで開いていたか分かりますか?」
主人「何時まで打ってたかなんてことは分からないな。はっきりしてるのは、一時頃に目を覚ました時には、隣が妙に静まり返ってたってことだけだ」
優希「それって珍しいことなのか?」
主人「店が閉まってても、たいていはその後までわいわい騒いでるのがふつうだからな。面倒事になることは滅多にないが」
時計屋の主人はショーウィンドウに飾られている壁掛け時計の一つを指さした。
主人「あれと同じのが、二階の廊下の壁の突き当たりにかかってるんだ。その側に窓が隣に向かって開いてて、まだこんな時間なのに隣が妙に静かだなと思ったのを覚えてる」
和「その時まで、隣の様子はどうだったんですか?」
主人「夕食から寝るまでは隣と反対側の端にある居間にいたから、よく分からねぇな。店を閉める時に小路に出た時には、いつも通り開いてるように見えたのは確かだ」
和「…その、時計の側にある窓からは、隣に灯りがついているかどうか分かりますか?」
主人「…どう言ったらいいかな。つまりだ、十二時過ぎても雀荘が店を開けてる場合は、あんまり堂々とやるわけにはいかないだろ?見たところ、営業中じゃないような様子をしてるもんなんだよ」
和「…つまり、十二時過ぎになったら、窓からは灯りの状態がよく分からないということでしょうか?」
主人「まあ、そう言っていいだろうな」
664: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 22:45:59.25:tisIzHzAO (4/7)
和(とりあえず、整理してみましょう)
和(時計屋が閉まったのが夜の七時。この時にはまだ雀荘『太陽』は、ふつうに営業中だったように見えた)
和(法律上の営業時間が十二時まで)
和(深夜一時、ご主人が窓から隣を見た時には、妙に静かだったという話です)
和(どれも決め手となる証言ではありませんが…)
和「隣で何かが起こったのを知ったのは、いつどうやってですか?」
主人「朝になって、警察の人間が来た時だよ」
主人「四時頃だったかな。また目が覚めて、窓から外を見たら、騒ぎになっててね」
主人「警官が入り込んで、隣の主人と客が運び出されたりしてた」
優希「なんでそんな時間に、雀荘が襲われたのが分かったんだろ?」
和「パトロール中の巡査が何かに気づいたんでしょうね」
主人「そうかもしれん。警察の人間は俺には、詳しいことは教えてくれなかった」
主人「ただ、隣の主人と客が意識不明の身になってて、原因を調べてると聞かされただけでね」
和(七時から一時まで…六時間)
和(その間に何かが隣の雀荘で起きて、客も主人もそんな状態にされてしまった)
和(とりあえず、整理してみましょう)
和(時計屋が閉まったのが夜の七時。この時にはまだ雀荘『太陽』は、ふつうに営業中だったように見えた)
和(法律上の営業時間が十二時まで)
和(深夜一時、ご主人が窓から隣を見た時には、妙に静かだったという話です)
和(どれも決め手となる証言ではありませんが…)
和「隣で何かが起こったのを知ったのは、いつどうやってですか?」
主人「朝になって、警察の人間が来た時だよ」
主人「四時頃だったかな。また目が覚めて、窓から外を見たら、騒ぎになっててね」
主人「警官が入り込んで、隣の主人と客が運び出されたりしてた」
優希「なんでそんな時間に、雀荘が襲われたのが分かったんだろ?」
和「パトロール中の巡査が何かに気づいたんでしょうね」
主人「そうかもしれん。警察の人間は俺には、詳しいことは教えてくれなかった」
主人「ただ、隣の主人と客が意識不明の身になってて、原因を調べてると聞かされただけでね」
和(七時から一時まで…六時間)
和(その間に何かが隣の雀荘で起きて、客も主人もそんな状態にされてしまった)
665: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 22:58:48.78:tisIzHzAO (5/7)
和(問題はこの六時間のうち、実際にどれだけの時間が、この異常事態を引き起こすのに費やされたのかということです)
和(仮にこの事件に犯人と呼べる存在がいるとして、その犯人は、雀荘の主人と客を意識不明に追い込むのに、どのくらい時間がかかったのか?)
和(もう少し情報がないと何とも言えませんね)
和行動選択安価:
1、時計屋を離れ、別な人から聞き込みをする(カフェ、野次馬、向かい側の建物から選択)
2、時計屋の主人に、被害者の運び込まれた病院についてたずねる
3、時計屋の主人に、隣の雀荘の特徴についてたずねる
4、室橋警部から情報を引き出しに行く
5、自由安価
↓2
和(問題はこの六時間のうち、実際にどれだけの時間が、この異常事態を引き起こすのに費やされたのかということです)
和(仮にこの事件に犯人と呼べる存在がいるとして、その犯人は、雀荘の主人と客を意識不明に追い込むのに、どのくらい時間がかかったのか?)
和(もう少し情報がないと何とも言えませんね)
和行動選択安価:
1、時計屋を離れ、別な人から聞き込みをする(カフェ、野次馬、向かい側の建物から選択)
2、時計屋の主人に、被害者の運び込まれた病院についてたずねる
3、時計屋の主人に、隣の雀荘の特徴についてたずねる
4、室橋警部から情報を引き出しに行く
5、自由安価
↓2
666:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/02(土) 22:59:42.01:EF1m5qmpo (2/2)
3
3
667:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/02(土) 23:03:09.31:qr/0eG3b0 (2/2)
3
3
668: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 23:42:56.95:tisIzHzAO (6/7)
安価:>>667
和「隣の雀荘…どんな店なのか教えていただけますか?今は入れないみたいなので」
そうたずねると、時計屋の主人は口と目を大きく開け、指でカウンターを叩きながら、言葉を探していた。
主人「何を言えばいいんだね。場代とかじゃないよな?」
和「それも関係なくはないかもしれませんが、卓の数とか、昨夜…休日じゃない夜にどれくらいの客が訪れるのか…とか、そういったことですね」
主人「卓は六つくらいあるな。そんなに大きい店じゃないんだよ。客の数は、入る時はそれなりにいるんだが、近頃は…そうだな」
主人は少し考える素振りを見せた。
主人「雀荘にセットとフリーっていうのがあるのは知ってるな?」
優希「もちろんだじぇ」
和「客が決まった面子を揃えて打つのがセット、その場で客同士が面子を組んで打つのがフリーですね」
主人「隣は基本はフリーでやってるんだが、まあ時間にもよるが二十人くらいはだいたい集まってるはずだ。ゆうべいた人数の正確なところは知らねぇが、かなりの人間が運び出されてたのは間違いない」
和「それだけの数となると、警察も無視できないでしょうね…」
優希「その人たちのことが心配になってきたじぇ」
主人「なに、悪運の強い連中が多いから、大したことにはならんと思うがな」
和(二十人…それだけの数となると、かえって時間をかけて相手するのは難しい気がします)
和(一人に異変が起きたら、別な誰かがすぐに気がつくでしょうし…)
和(いったい昨夜、隣で何が起きたんでしょう?)
安価:>>667
和「隣の雀荘…どんな店なのか教えていただけますか?今は入れないみたいなので」
そうたずねると、時計屋の主人は口と目を大きく開け、指でカウンターを叩きながら、言葉を探していた。
主人「何を言えばいいんだね。場代とかじゃないよな?」
和「それも関係なくはないかもしれませんが、卓の数とか、昨夜…休日じゃない夜にどれくらいの客が訪れるのか…とか、そういったことですね」
主人「卓は六つくらいあるな。そんなに大きい店じゃないんだよ。客の数は、入る時はそれなりにいるんだが、近頃は…そうだな」
主人は少し考える素振りを見せた。
主人「雀荘にセットとフリーっていうのがあるのは知ってるな?」
優希「もちろんだじぇ」
和「客が決まった面子を揃えて打つのがセット、その場で客同士が面子を組んで打つのがフリーですね」
主人「隣は基本はフリーでやってるんだが、まあ時間にもよるが二十人くらいはだいたい集まってるはずだ。ゆうべいた人数の正確なところは知らねぇが、かなりの人間が運び出されてたのは間違いない」
和「それだけの数となると、警察も無視できないでしょうね…」
優希「その人たちのことが心配になってきたじぇ」
主人「なに、悪運の強い連中が多いから、大したことにはならんと思うがな」
和(二十人…それだけの数となると、かえって時間をかけて相手するのは難しい気がします)
和(一人に異変が起きたら、別な誰かがすぐに気がつくでしょうし…)
和(いったい昨夜、隣で何が起きたんでしょう?)
669: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/02(土) 23:49:03.18:tisIzHzAO (7/7)
ちょっと眠気がきつくなってきたので今日はこれにて休ませてください。申し訳ない。
明日もやります。どこでどんな情報が出るかはだいたい決めてるんですが、このスレは時間を細かく管理してないので一ヶ所で聞き込みした後、取れる行動の制限をどうするかの調整が難しいのよね。
ともあれ、お疲れさまでしたー
ちょっと眠気がきつくなってきたので今日はこれにて休ませてください。申し訳ない。
明日もやります。どこでどんな情報が出るかはだいたい決めてるんですが、このスレは時間を細かく管理してないので一ヶ所で聞き込みした後、取れる行動の制限をどうするかの調整が難しいのよね。
ともあれ、お疲れさまでしたー
670: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 00:07:09.41:mHSctWlAO (1/12)
和編はどうも動きが足りない気がするな。
エトペンなら優希と絡ますの簡単なんだけど半分オリキャラみたいなもんだし。
新しく仲間入れてもええんやで?
某最強さんとか
和編はどうも動きが足りない気がするな。
エトペンなら優希と絡ますの簡単なんだけど半分オリキャラみたいなもんだし。
新しく仲間入れてもええんやで?
某最強さんとか
671: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 13:12:42.09:mHSctWlAO (2/12)
まだ再開しないけど、この安価だけ出しときます
まだ再開しないけど、この安価だけ出しときます
672: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 13:15:27.60:mHSctWlAO (3/12)
和(さて、まだここで聞いておくべきことはあるでしょうか)
和行動選択安価:
1、もう少し時計屋の主人に話を聞く(内容書いてね)
2、外に出る
3、自由安価
※聞き込みが放課後スタートなのでそれなりに時間経ってる
和(さて、まだここで聞いておくべきことはあるでしょうか)
和行動選択安価:
1、もう少し時計屋の主人に話を聞く(内容書いてね)
2、外に出る
3、自由安価
※聞き込みが放課後スタートなのでそれなりに時間経ってる
673: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 13:16:48.31:mHSctWlAO (4/12)
安価先忘れた。このレスから↓2で
安価先忘れた。このレスから↓2で
674:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/03(日) 13:21:46.74:kX2a8A+SO (1/2)
ムロ&マホ&彰子に協力を仰ぐ
ムロ&マホ&彰子に協力を仰ぐ
675:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/03(日) 13:21:51.01:0PsKjC5I0 (1/1)
他の部員3人に協力を求める
他の部員3人に協力を求める
676: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 13:44:40.53:mHSctWlAO (5/12)
これはなかなかのなかなかだね
ちょっと構成考えて、夕方か夜に再開します。
これはなかなかのなかなかだね
ちょっと構成考えて、夕方か夜に再開します。
677: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 21:51:55.74:mHSctWlAO (6/12)
昨日より早く始められると思っていたが計算が甘かった。
とりあえず再開します。
昨日より早く始められると思っていたが計算が甘かった。
とりあえず再開します。
678: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 22:10:48.52:mHSctWlAO (7/12)
安価:>>675
主人「さて、俺はそろそろ商売に戻らなきゃいけないが、まだ聞きたいことはあるかい?」
その声で我に返った和は、隣の優希の方を見やる。
和「私のほうからはこれくらいで…優希は、何かありますか?」
優希「うむ!」
と優希はカウンターの上にのしかかるように身を乗り出して、
優希「親爺、いや爺さん!隣でそんなことが起こって怖じ気づいてるかもしれんが、心配は無用だからな!」
主人「はぁ?」
時計屋の主人の呆気に取られた表情にも構わず、優希は続ける。
優希「この事件の犯人は必ず私たちが突き止めてくれる!大船に乗ったつもりでいるといいじぇ!」
和「優希…」
半ば呆れた様子でそれを見守っていた和の顔にも、じきに笑みが浮かぶ。
和「すみませんでした、お邪魔しまして。お話ありがとうございました」
そう挨拶された主人は、返答に困ったように額を撫でて言った。
主人「その、なんだ。麻雀部員かなにか知らないが、あんまり危ないことはするんじゃねぇぞ。親御さんもきっと心配するからな」
和「ご心配ありがとうございます、気をつけます。じゃ、行きましょう、優希」
そう言うと和は、なおも見得を切りたがっている様子の優希の手をうまく捉えて、店の外へ出て行った。
安価:>>675
主人「さて、俺はそろそろ商売に戻らなきゃいけないが、まだ聞きたいことはあるかい?」
その声で我に返った和は、隣の優希の方を見やる。
和「私のほうからはこれくらいで…優希は、何かありますか?」
優希「うむ!」
と優希はカウンターの上にのしかかるように身を乗り出して、
優希「親爺、いや爺さん!隣でそんなことが起こって怖じ気づいてるかもしれんが、心配は無用だからな!」
主人「はぁ?」
時計屋の主人の呆気に取られた表情にも構わず、優希は続ける。
優希「この事件の犯人は必ず私たちが突き止めてくれる!大船に乗ったつもりでいるといいじぇ!」
和「優希…」
半ば呆れた様子でそれを見守っていた和の顔にも、じきに笑みが浮かぶ。
和「すみませんでした、お邪魔しまして。お話ありがとうございました」
そう挨拶された主人は、返答に困ったように額を撫でて言った。
主人「その、なんだ。麻雀部員かなにか知らないが、あんまり危ないことはするんじゃねぇぞ。親御さんもきっと心配するからな」
和「ご心配ありがとうございます、気をつけます。じゃ、行きましょう、優希」
そう言うと和は、なおも見得を切りたがっている様子の優希の手をうまく捉えて、店の外へ出て行った。
679: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 22:22:32.98:mHSctWlAO (8/12)
優希「うーん。昨日何があったのか、結局よく分からなかったじぇ」
和「…そうですね。いろいろと証言は得られましたが、情報としては不十分です」
優希「どうするのどちゃん?もっと聞き込みして回るのか?」
和「それも考えたんですが、このままでは少し情報源が心もとないですね」
和「いったん寮に戻って、麻雀部の仲間にこの事件について相談してみてはどうでしょう」
優希「お?手分けして捜査したりするのか?」
和「それもありますし、たとえばムロちゃんなら警察署内部にも少しは顔が利きます」
和「私たちが得られないような捜査情報を手に入れてくれたりするかもしれません」
優希「確かに、今のままだと警察に比べて情報が少なすぎる気がするじぇ」
和「別に手柄争いをしているわけじゃありませんけどね」
優希「それなら、寮に戻ることにしよう!ついでにタコスも買えて一石二鳥!」
和「…優希、少し体重を気にしたほうがいいんじゃないですか?」
優希「うっ…な、何も聞かなかったことにするじょ…」
優希「うーん。昨日何があったのか、結局よく分からなかったじぇ」
和「…そうですね。いろいろと証言は得られましたが、情報としては不十分です」
優希「どうするのどちゃん?もっと聞き込みして回るのか?」
和「それも考えたんですが、このままでは少し情報源が心もとないですね」
和「いったん寮に戻って、麻雀部の仲間にこの事件について相談してみてはどうでしょう」
優希「お?手分けして捜査したりするのか?」
和「それもありますし、たとえばムロちゃんなら警察署内部にも少しは顔が利きます」
和「私たちが得られないような捜査情報を手に入れてくれたりするかもしれません」
優希「確かに、今のままだと警察に比べて情報が少なすぎる気がするじぇ」
和「別に手柄争いをしているわけじゃありませんけどね」
優希「それなら、寮に戻ることにしよう!ついでにタコスも買えて一石二鳥!」
和「…優希、少し体重を気にしたほうがいいんじゃないですか?」
優希「うっ…な、何も聞かなかったことにするじょ…」
680: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 22:45:30.90:mHSctWlAO (9/12)
夕闇が濃くなり、ぼんやりと靄越しに輝く街灯を頼りに二人が寄宿舎へと帰り着くと、マホと彰子が一階の電話の前にいるのが見えた。
優希「あれ?二人ともどうしたんだ?」
彰子「あ、お帰りなさい二人とも。さっきお母さんから電話がかかってきて…」
マホ「先輩の部屋で勉強を教えてもらってたんですけど、マホも一緒に降りて来たんです」
和「そういえばそんな話をしてましたね」
彰子「また近くで変な事件が起きたから、お母さんも心配してるの。あなたは麻雀部員だけど、危ないことしてないでしょうねって」
優希「別に麻雀部員だからって危ないわけじゃないじょ?」
和「…でも、ひょっとすると私たちがこれからする話は、危ないことをさせることになるかもしれませんね…」
彰子「え、どういう意味?」
そこで和と優希は手短に、放課後に事件の起きた雀荘の近くに聞き込みに行ったことと、そこで得た証言を話して聞かせた。
マホ「えーっ、二人はそんなことしてたんですか!?抜け駆け、ずるいです!マホも行きたかったです!」
和「マホちゃんは勉強を教えてもらってたんじゃないですか…」
マホ「でもでも、今度はマホもちゃんと連れて行ってほしいです!」
優希「まあ、また同じとこに行くとは限らないけどなー」
夕闇が濃くなり、ぼんやりと靄越しに輝く街灯を頼りに二人が寄宿舎へと帰り着くと、マホと彰子が一階の電話の前にいるのが見えた。
優希「あれ?二人ともどうしたんだ?」
彰子「あ、お帰りなさい二人とも。さっきお母さんから電話がかかってきて…」
マホ「先輩の部屋で勉強を教えてもらってたんですけど、マホも一緒に降りて来たんです」
和「そういえばそんな話をしてましたね」
彰子「また近くで変な事件が起きたから、お母さんも心配してるの。あなたは麻雀部員だけど、危ないことしてないでしょうねって」
優希「別に麻雀部員だからって危ないわけじゃないじょ?」
和「…でも、ひょっとすると私たちがこれからする話は、危ないことをさせることになるかもしれませんね…」
彰子「え、どういう意味?」
そこで和と優希は手短に、放課後に事件の起きた雀荘の近くに聞き込みに行ったことと、そこで得た証言を話して聞かせた。
マホ「えーっ、二人はそんなことしてたんですか!?抜け駆け、ずるいです!マホも行きたかったです!」
和「マホちゃんは勉強を教えてもらってたんじゃないですか…」
マホ「でもでも、今度はマホもちゃんと連れて行ってほしいです!」
優希「まあ、また同じとこに行くとは限らないけどなー」
681: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 23:04:25.92:mHSctWlAO (10/12)
彰子「でも、確かにちょっと水くさいよ。ムロなら私たちの分からないようなこともいろいろ教えてくれるだろうし」
和「そうですね…二人だけで行動していたのは、悪いと思っています」
優希「後でムロにも教えといて、これからは何かあったら麻雀部の仲間にちゃんと知らせるようにするじぇ!」
ちょうどその時、四人の話しているすぐ側で、電話がけたたましく鳴った。
電話番を兼ねている寮の勤め人がすぐに受話器を取り、電話口の向こう側の人間と話し始める。
勤め人「はい、こちら高遠原中学の寄宿舎です…はい…はい…三年生の…」
勤め人はそこで顔を上げ、見知った仲の和の視線を捉えると、受話器を離して言った。
勤め人「原村さん、そこにいる?電話だよ…」
和「私に…?」
彰子「でも、確かにちょっと水くさいよ。ムロなら私たちの分からないようなこともいろいろ教えてくれるだろうし」
和「そうですね…二人だけで行動していたのは、悪いと思っています」
優希「後でムロにも教えといて、これからは何かあったら麻雀部の仲間にちゃんと知らせるようにするじぇ!」
ちょうどその時、四人の話しているすぐ側で、電話がけたたましく鳴った。
電話番を兼ねている寮の勤め人がすぐに受話器を取り、電話口の向こう側の人間と話し始める。
勤め人「はい、こちら高遠原中学の寄宿舎です…はい…はい…三年生の…」
勤め人はそこで顔を上げ、見知った仲の和の視線を捉えると、受話器を離して言った。
勤め人「原村さん、そこにいる?電話だよ…」
和「私に…?」
682: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 23:26:16.50:mHSctWlAO (11/12)
※今日は妙に面白そうなスレが立ったり動いたりしてて読みたい。が、このスレも進めなければ…
受話器越しに聞こえてきたのは、和の父の声だった。
和父「和?」
和「お父さん?…何か変わったことでも?」
和父「それを聞きたいのは私だよ。近くで事件が起きたそうだが、巻き込まれたりはしていないだろうね?」
和「…私は、大丈夫です」
和父「…お前は麻雀をするから、こういう事件をどう思っているのか分からないが…」
和はその先の言葉を待った。
和父「私としては、最近のこの地域の様子から言って、娘をここに置いておくことが心配ではあるんだ」
和父「お前ももう三年生になることだし…今年は高校受験や、進路について考えないといけないだろう」
和「はい…」
和父「ふつうに考えたら、このまま長野にいるよりは、東京に出て進学校に通った方が、お前の将来のためになると思うのだ」
和「…」
和父「そこに来てこの事件だ。…私の言いたいことは分かるだろう?」
和台詞選択肢安価:
1、はっきりおっしゃってください
2、高校は東京の進学校から選べ…ということでしょうか
3、自由安価
↓2
※今日は妙に面白そうなスレが立ったり動いたりしてて読みたい。が、このスレも進めなければ…
受話器越しに聞こえてきたのは、和の父の声だった。
和父「和?」
和「お父さん?…何か変わったことでも?」
和父「それを聞きたいのは私だよ。近くで事件が起きたそうだが、巻き込まれたりはしていないだろうね?」
和「…私は、大丈夫です」
和父「…お前は麻雀をするから、こういう事件をどう思っているのか分からないが…」
和はその先の言葉を待った。
和父「私としては、最近のこの地域の様子から言って、娘をここに置いておくことが心配ではあるんだ」
和父「お前ももう三年生になることだし…今年は高校受験や、進路について考えないといけないだろう」
和「はい…」
和父「ふつうに考えたら、このまま長野にいるよりは、東京に出て進学校に通った方が、お前の将来のためになると思うのだ」
和「…」
和父「そこに来てこの事件だ。…私の言いたいことは分かるだろう?」
和台詞選択肢安価:
1、はっきりおっしゃってください
2、高校は東京の進学校から選べ…ということでしょうか
3、自由安価
↓2
683:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/03(日) 23:33:02.06:kX2a8A+SO (2/2)
何があろうと私は長野から離れたくありません
何があろうと私は長野から離れたくありません
684:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/03(日) 23:35:27.71:upHlVqZBo (1/1)
>>683
>>683
685: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/03(日) 23:44:14.85:mHSctWlAO (12/12)
強く出たなー
了解しました。
ちょっと考えて、続きはまた明日の夜にやりますね。
みなさんお疲れさまでしたー
強く出たなー
了解しました。
ちょっと考えて、続きはまた明日の夜にやりますね。
みなさんお疲れさまでしたー
686:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/04(月) 01:55:10.06:QDF8PzBSO (1/3)
投下乙
投下乙
687: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 21:40:14.60:5UeaydqAO (1/7)
文章中では語りようのないメタ情報になってしまうんですが、この時点は原作1巻の和の回想(和父ともめてたやつ)よりは前ということになってます。
というかあれは明らかにインターミドル後だからね。
そろそろ再開します。
文章中では語りようのないメタ情報になってしまうんですが、この時点は原作1巻の和の回想(和父ともめてたやつ)よりは前ということになってます。
というかあれは明らかにインターミドル後だからね。
そろそろ再開します。
688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/04(月) 21:42:25.76:GAh/JwbSo (1/1)
待ってました!
待ってました!
689: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 22:02:28.45:5UeaydqAO (2/7)
安価:>>684
和「何があろうと、私は長野から離れたくありません…!」
和の言葉は、電話の向こうの父にも、和の周囲に集まっていた麻雀部の仲間たちにもはっきりと響いて聞こえた。
驚き。動揺。不安。気遣い。そういった反応が自分を取り巻いているのを感じながら、和は平静に返ろうとつとめた。
父は一瞬、押し黙っていた。ふだん冷静で、むしろ優等生的に映る娘には、ふいにつよい感情をのぞかせる一面があることを、彼は経験から知っていた。
和父「…事件が起きているのに?そんなにこの土地が気に入ったのか?」
ややあってから父が口を開いた。
和「それも、ありますけど…」
そこでまた会話が途切れた。
和父「…分かった。どちらにしても、進路の話は、すぐに決められるものでもないだろう。今度の休みにでも、また話すとしよう」
和「…はい」
和父「それまでにお前も、自分の将来のことはよく考えておきなさい。それから、外に出る時には気をつけるように」
それだけ言って、電話は切れてしまった。和は少しの間、受話器を手にしたままで動かなかった。
自分の想いを聞いてもらうことなく、流されてしまった。そんな気がする。
和(…それが大人のずるさなんでしょうか)
なんとなく和は、父が今頃、自分を子供だなと感じているような気がして、悔しくてならなかった。
安価:>>684
和「何があろうと、私は長野から離れたくありません…!」
和の言葉は、電話の向こうの父にも、和の周囲に集まっていた麻雀部の仲間たちにもはっきりと響いて聞こえた。
驚き。動揺。不安。気遣い。そういった反応が自分を取り巻いているのを感じながら、和は平静に返ろうとつとめた。
父は一瞬、押し黙っていた。ふだん冷静で、むしろ優等生的に映る娘には、ふいにつよい感情をのぞかせる一面があることを、彼は経験から知っていた。
和父「…事件が起きているのに?そんなにこの土地が気に入ったのか?」
ややあってから父が口を開いた。
和「それも、ありますけど…」
そこでまた会話が途切れた。
和父「…分かった。どちらにしても、進路の話は、すぐに決められるものでもないだろう。今度の休みにでも、また話すとしよう」
和「…はい」
和父「それまでにお前も、自分の将来のことはよく考えておきなさい。それから、外に出る時には気をつけるように」
それだけ言って、電話は切れてしまった。和は少しの間、受話器を手にしたままで動かなかった。
自分の想いを聞いてもらうことなく、流されてしまった。そんな気がする。
和(…それが大人のずるさなんでしょうか)
なんとなく和は、父が今頃、自分を子供だなと感じているような気がして、悔しくてならなかった。
690: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 22:18:46.78:5UeaydqAO (3/7)
優希「…のどちゃん、みんなと上に行くか?」
そうたずねる声で和は我に返った。電話を戻しながら、麻雀部の仲間たちの顔を見やる。
和「…そうですね。すみません、待たせてしまって」
優希「なーに言ってるじぇ、私たちとのどちゃんの仲じゃないか!」
彰子とマホも、一番仲の良い優希にこの場を譲りこそすれ、和を受け入れるようにうなずいている。
和「ふふっ、ありがとう…ええ、ムロちゃんにも事件の話をしないといけませんしね」
マホ「じゃあ、私が先輩呼んで来ます!」
彰子「マホちゃんの勉強の続きもあるし、私の部屋で話そうか。ルームメイトも今は出てるから」
優希「よし!それじゃ行こう!」
四人は連れ立って寮の階段を上に上ってゆく。
和(…やっぱり、この仲間を失いたくない…)
和(もう三年生で、中学で一緒にいられるのは今年までと分かっていても…)
和(花田先輩も九州に行ってしまいましたし、高校ともなればみんなそれぞれの旅立ちがある…)
和(それでも…私はこのつながりをなくしたくない)
和(小学生の時も…中学に上がってからも…自分の意思とは関係ないところで、友達と離ればなれになってしまった…)
和(高校に上がることが、自分の人生を決めることだというなら…)
和(こうやって一緒に戦って勝つことを目指す友達のいる道を選んで、いけないはずはありません)
優希「…のどちゃん、みんなと上に行くか?」
そうたずねる声で和は我に返った。電話を戻しながら、麻雀部の仲間たちの顔を見やる。
和「…そうですね。すみません、待たせてしまって」
優希「なーに言ってるじぇ、私たちとのどちゃんの仲じゃないか!」
彰子とマホも、一番仲の良い優希にこの場を譲りこそすれ、和を受け入れるようにうなずいている。
和「ふふっ、ありがとう…ええ、ムロちゃんにも事件の話をしないといけませんしね」
マホ「じゃあ、私が先輩呼んで来ます!」
彰子「マホちゃんの勉強の続きもあるし、私の部屋で話そうか。ルームメイトも今は出てるから」
優希「よし!それじゃ行こう!」
四人は連れ立って寮の階段を上に上ってゆく。
和(…やっぱり、この仲間を失いたくない…)
和(もう三年生で、中学で一緒にいられるのは今年までと分かっていても…)
和(花田先輩も九州に行ってしまいましたし、高校ともなればみんなそれぞれの旅立ちがある…)
和(それでも…私はこのつながりをなくしたくない)
和(小学生の時も…中学に上がってからも…自分の意思とは関係ないところで、友達と離ればなれになってしまった…)
和(高校に上がることが、自分の人生を決めることだというなら…)
和(こうやって一緒に戦って勝つことを目指す友達のいる道を選んで、いけないはずはありません)
691: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 22:36:34.76:5UeaydqAO (4/7)
裕子「お邪魔します…」
彰子の部屋に三年生の三人が腰を落ち着けていると、マホに連れられて裕子がやって来た。
優希「うむ!よくぞ来た!」
和「優希の部屋じゃありませんよ」
彰子「ふふっ、ようこそ二人とも。お茶でも飲む?」
裕子「あ、私がやりますよ?」
彰子「いいから座ってて」
マホ「マホも勉強で疲れました…」
裕子「お前なあ、一年生なのに三年の先輩にお茶入れてもらうんだから、ちょっとくらい気を使えよ」
優希「なに、これくらいのほうが大物になれるじょ」
マホ「はい、マホがんばって大物目指します!」
和「それはいいですけど、マホちゃん、私たちが雀荘について調べていたことは言ってくれたんですか?」
裕子「あ、はいもう聞きました」
彰子「なら話は早いね」カポカポ
裕子「お父さん、直接事件を担当してるわけじゃないんですけど、心配してさっき電話してきたんですよ」
和「…どこの親も、考えることは同じなんですね」
裕子「っていうことは、先輩も?」
裕子「お邪魔します…」
彰子の部屋に三年生の三人が腰を落ち着けていると、マホに連れられて裕子がやって来た。
優希「うむ!よくぞ来た!」
和「優希の部屋じゃありませんよ」
彰子「ふふっ、ようこそ二人とも。お茶でも飲む?」
裕子「あ、私がやりますよ?」
彰子「いいから座ってて」
マホ「マホも勉強で疲れました…」
裕子「お前なあ、一年生なのに三年の先輩にお茶入れてもらうんだから、ちょっとくらい気を使えよ」
優希「なに、これくらいのほうが大物になれるじょ」
マホ「はい、マホがんばって大物目指します!」
和「それはいいですけど、マホちゃん、私たちが雀荘について調べていたことは言ってくれたんですか?」
裕子「あ、はいもう聞きました」
彰子「なら話は早いね」カポカポ
裕子「お父さん、直接事件を担当してるわけじゃないんですけど、心配してさっき電話してきたんですよ」
和「…どこの親も、考えることは同じなんですね」
裕子「っていうことは、先輩も?」
692: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 23:09:34.34:5UeaydqAO (5/7)
優希「第一回チキチキ!高遠原中学麻雀部特捜班、雀荘荒らし事件捜査会議!」
マホ「わー!」
和「遊びじゃないですよ。実際に意識不明になっている人が出てるんですから…」
裕子「今までの被害者は、麻雀を打てなくなる後遺症に悩まされたりしてますしね」
彰子「最初から麻雀打たない人なら別にどうってことないだろうけど、私たちみたいに大会を控えたりしてると大事だよね」
優希「そう考えたらますます放ってはおけないじぇ!」
和「悪意をもってやっている人間の仕業だとすると、何とかしなきゃいけませんね」
彰子「とりあえず、メモを出してっと…で、これからどうするの?」
裕子「手分けして情報を集めるのが捜査の基本だとは、よく聞かされてますけど…」
和「問題は分担をどうするかですね」
優希「ムロは警察担当で問題ないじょ」
マホ「マホ、こういうの初めてなんですけど…何をしたらいいんでしょうか?」
彰子「うーん、警察以外だと、被害者に話を聞いてみたりとか?」
和「これまでに襲撃を受けた雀荘で、もう入れるようになっているところもあるかもしれませんね」
優希「でもふつうの仕方じゃ入れないじょ?」
役割分担安価:
1、被害者との接触
2、雀荘回り
3、自由安価
↓2まで、キャラを指定して行動選択させることができます。
ただし、1レスにつき指定できるキャラは二人まで。
ムロは強制的に警察担当になるので指定不可。
優希「第一回チキチキ!高遠原中学麻雀部特捜班、雀荘荒らし事件捜査会議!」
マホ「わー!」
和「遊びじゃないですよ。実際に意識不明になっている人が出てるんですから…」
裕子「今までの被害者は、麻雀を打てなくなる後遺症に悩まされたりしてますしね」
彰子「最初から麻雀打たない人なら別にどうってことないだろうけど、私たちみたいに大会を控えたりしてると大事だよね」
優希「そう考えたらますます放ってはおけないじぇ!」
和「悪意をもってやっている人間の仕業だとすると、何とかしなきゃいけませんね」
彰子「とりあえず、メモを出してっと…で、これからどうするの?」
裕子「手分けして情報を集めるのが捜査の基本だとは、よく聞かされてますけど…」
和「問題は分担をどうするかですね」
優希「ムロは警察担当で問題ないじょ」
マホ「マホ、こういうの初めてなんですけど…何をしたらいいんでしょうか?」
彰子「うーん、警察以外だと、被害者に話を聞いてみたりとか?」
和「これまでに襲撃を受けた雀荘で、もう入れるようになっているところもあるかもしれませんね」
優希「でもふつうの仕方じゃ入れないじょ?」
役割分担安価:
1、被害者との接触
2、雀荘回り
3、自由安価
↓2まで、キャラを指定して行動選択させることができます。
ただし、1レスにつき指定できるキャラは二人まで。
ムロは強制的に警察担当になるので指定不可。
693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/04(月) 23:21:46.54:QDF8PzBSO (2/3)
のどっち、彰子
被害者との接触
のどっち、彰子
被害者との接触
694:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/04(月) 23:23:47.39:SNHXwwO40 (1/1)
タコスとマホ
雀荘
タコスとマホ
雀荘
695: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 23:42:57.88:5UeaydqAO (6/7)
優希「むー、ならのどちゃん、雀荘のほうは私に任せておけ。なんとかしてみるじぇ」
和「優希…?大丈夫なんですか?」
優希「もっちろん!我が信用できないか?あ、それからマホも借りていくじょ?」
マホ「わー!やったー!」
和「…」
和(なんでしょう、ものすごく不安をかきたてられる組み合わせなんですが…)
和(でも、ここは優希を信じてあげましょう)
和「じゃあ、そっちはよろしくお願いします」
彰子「じゃあ私と和ちゃんが被害者に接触するんだね」メモメモ
和「ムロちゃんからの情報も頼りながら、分かった被害者から当たっていくことにしましょう」
和「でも、後遺症を抱えたりしているわけですし、接触の仕方にも工夫が必要でしょうね」
和(そう言えば…阿知賀にいる頃にお世話になった方も、かつて里を代表してインターハイに出て、トラウマを負ったことがあったはずです)
和(接触するための何かの手がかりになるでしょうか…)
裕子「でも、部活のほうはどうするんですか?」
優希「うーん。ふつうにやりたいとこだけど、事件の後だし、少しお休みしてもいいかもしれないじょ」
彰子「練習試合とかは相手もあることだし、しないわけにもいかないけどね」
優希「むー、ならのどちゃん、雀荘のほうは私に任せておけ。なんとかしてみるじぇ」
和「優希…?大丈夫なんですか?」
優希「もっちろん!我が信用できないか?あ、それからマホも借りていくじょ?」
マホ「わー!やったー!」
和「…」
和(なんでしょう、ものすごく不安をかきたてられる組み合わせなんですが…)
和(でも、ここは優希を信じてあげましょう)
和「じゃあ、そっちはよろしくお願いします」
彰子「じゃあ私と和ちゃんが被害者に接触するんだね」メモメモ
和「ムロちゃんからの情報も頼りながら、分かった被害者から当たっていくことにしましょう」
和「でも、後遺症を抱えたりしているわけですし、接触の仕方にも工夫が必要でしょうね」
和(そう言えば…阿知賀にいる頃にお世話になった方も、かつて里を代表してインターハイに出て、トラウマを負ったことがあったはずです)
和(接触するための何かの手がかりになるでしょうか…)
裕子「でも、部活のほうはどうするんですか?」
優希「うーん。ふつうにやりたいとこだけど、事件の後だし、少しお休みしてもいいかもしれないじょ」
彰子「練習試合とかは相手もあることだし、しないわけにもいかないけどね」
696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/04(月) 23:46:19.80:QDF8PzBSO (3/3)
あ、そういや高一最強さん来るんだったっけ
思いっきり忘れてた……
あ、そういや高一最強さん来るんだったっけ
思いっきり忘れてた……
697: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/04(月) 23:46:19.96:5UeaydqAO (7/7)
たぶんこっから先は一時的にダブル主人公状態になるので、とりあえず今日はここまでにさせてください。
タコスとマホはどうなるのか>>1も心配だ。
お疲れさまでしたー
たぶんこっから先は一時的にダブル主人公状態になるので、とりあえず今日はここまでにさせてください。
タコスとマホはどうなるのか>>1も心配だ。
お疲れさまでしたー
698:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/04(月) 23:46:43.31:7+cClm9go (1/1)
乙
乙
699: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/05(火) 21:30:01.98:Q7vmhzDAO (1/1)
ちょっと時間が厳しいので今日はお休みさせてもらいますー
明日はふつうにやる予定です。
ちょっと時間が厳しいので今日はお休みさせてもらいますー
明日はふつうにやる予定です。
700: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 21:33:33.18:hiew8KiAO (1/8)
某ブログで白糸台キャラがソード・ワールドやってるの見て、BUSINベースの咲キャラTRPGスレやりたくなってきた。
が、まずはこのスレしっかりやらないと。
優希と和どっちを先に動かすか安価取ろうかと思ったが、和は被害者の情報がないと動けないので、優希サイドを先にします。
ってことで再開ですー
某ブログで白糸台キャラがソード・ワールドやってるの見て、BUSINベースの咲キャラTRPGスレやりたくなってきた。
が、まずはこのスレしっかりやらないと。
優希と和どっちを先に動かすか安価取ろうかと思ったが、和は被害者の情報がないと動けないので、優希サイドを先にします。
ってことで再開ですー
701:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 21:36:01.53:9Mwq0Bvco (1/2)
はーい
はーい
702: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 21:56:52.47:hiew8KiAO (2/8)
優希「じゃあ今から、私たち雀荘聞き込み班だけでの捜査会議だ!」
マホ「はい、マホがんばります!」
優希「事件のあった雀荘は新聞にも載ってるから、調べたらすぐ分かるじぇ。でも、肝心の雀荘が、ふつう中学生は入れてもらえないことになってるじょ」
マホ「うーん、マホどうしたらいいかよく分かりません…」
優希「ふっふっふ…我に秘策あり!どんな頑固親父のマスターでもいちころの、確実に雀荘で聞き込みを成功させる方法がある!」
マホ「えっ、優希先輩何か考えがあるんですか?」
優希「おう!しかも二つ考えた作戦の中から、マホの好きなほうを選ばせてやるじょ?」
マホ「ほんとですか?マホ早く聞きたいです!」
優希「ふっふっふ…まずは作戦その一!どんな雀荘でも、場代を払って打ってる客は尊重しないわけにいかないじぇ。私たちが客になるのは無理でも…客に代打ちを頼ませて、雀荘に入り込めば問題なし!」
マホ「だ、代打ち!?代打ちってあの、漫画とかに出てくる?」
優希「麻雀勝負を請け負うプロの打ち手のことだじぇ。私たちはお金はいただかない代わりに、雀荘に入れてもらって聞き込みをさせてもらい、代わりに麻雀勝負に勝ってくる。名づけて『死ねば助かるのに』作戦!」
優希「じゃあ今から、私たち雀荘聞き込み班だけでの捜査会議だ!」
マホ「はい、マホがんばります!」
優希「事件のあった雀荘は新聞にも載ってるから、調べたらすぐ分かるじぇ。でも、肝心の雀荘が、ふつう中学生は入れてもらえないことになってるじょ」
マホ「うーん、マホどうしたらいいかよく分かりません…」
優希「ふっふっふ…我に秘策あり!どんな頑固親父のマスターでもいちころの、確実に雀荘で聞き込みを成功させる方法がある!」
マホ「えっ、優希先輩何か考えがあるんですか?」
優希「おう!しかも二つ考えた作戦の中から、マホの好きなほうを選ばせてやるじょ?」
マホ「ほんとですか?マホ早く聞きたいです!」
優希「ふっふっふ…まずは作戦その一!どんな雀荘でも、場代を払って打ってる客は尊重しないわけにいかないじぇ。私たちが客になるのは無理でも…客に代打ちを頼ませて、雀荘に入り込めば問題なし!」
マホ「だ、代打ち!?代打ちってあの、漫画とかに出てくる?」
優希「麻雀勝負を請け負うプロの打ち手のことだじぇ。私たちはお金はいただかない代わりに、雀荘に入れてもらって聞き込みをさせてもらい、代わりに麻雀勝負に勝ってくる。名づけて『死ねば助かるのに』作戦!」
703: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 22:11:29.00:hiew8KiAO (3/8)
マホ「す、すごい!なんか怖いですけど、かっこいいです!」
優希「…が、当然勝負を請け負うからには、麻雀に勝たないといけないじぇ。しかも、遊びで麻雀を打ってるんじゃなくて、借金を背負い込んでて返さないといけないとか、そういうカモの客を捕まえられるかどうかが、問題と言えば問題だな」
マホ「うーん、大人って大変なんですね…」
優希「でもインターミドルに向けての特訓にもなるし、いい機会だとは思うじょ。で、もう一つの作戦は…」
マホ「もう一つ…」ゴクリッ
優希「女の子には誰でも、色気という武器があるじぇ。しかもここにいるのは高遠原中学でも指折りの美少女二人…これを利用しない手はない!」
優希「色仕掛けで搦め手から攻めて行く、名づけて『ほれ、パンチラ!』作戦!」
マホ「パ、パンチラ!?」
優希「慌てるな。何も本当にパンチラしなくてもいいじょ。そもそもパンチラのパンって何のことなのか、私たちはよく分からないしな!」
マホ「そうですね。いったい何なんでしょうか?」
優希「…とにかく、雀荘のマスターというのは、たいていいい年の親父がやってるもんだじぇ。私たちみたいな可愛い女の子が上目遣いでにゃあにゃあ言えば、たいていの奴はイチコロだじょ」
マホ「そ、そうなんですか?」
※キャラクターに不適切な発言がありましたことをお詫びいたします
マホ「す、すごい!なんか怖いですけど、かっこいいです!」
優希「…が、当然勝負を請け負うからには、麻雀に勝たないといけないじぇ。しかも、遊びで麻雀を打ってるんじゃなくて、借金を背負い込んでて返さないといけないとか、そういうカモの客を捕まえられるかどうかが、問題と言えば問題だな」
マホ「うーん、大人って大変なんですね…」
優希「でもインターミドルに向けての特訓にもなるし、いい機会だとは思うじょ。で、もう一つの作戦は…」
マホ「もう一つ…」ゴクリッ
優希「女の子には誰でも、色気という武器があるじぇ。しかもここにいるのは高遠原中学でも指折りの美少女二人…これを利用しない手はない!」
優希「色仕掛けで搦め手から攻めて行く、名づけて『ほれ、パンチラ!』作戦!」
マホ「パ、パンチラ!?」
優希「慌てるな。何も本当にパンチラしなくてもいいじょ。そもそもパンチラのパンって何のことなのか、私たちはよく分からないしな!」
マホ「そうですね。いったい何なんでしょうか?」
優希「…とにかく、雀荘のマスターというのは、たいていいい年の親父がやってるもんだじぇ。私たちみたいな可愛い女の子が上目遣いでにゃあにゃあ言えば、たいていの奴はイチコロだじょ」
マホ「そ、そうなんですか?」
※キャラクターに不適切な発言がありましたことをお詫びいたします
704:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 22:14:33.40:euyL+62ko (1/2)
パン……いったいなんなんだ……!
パン……いったいなんなんだ……!
705: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 22:15:39.11:hiew8KiAO (4/8)
優希「さあ、どうするマホ!」
マホ「ええと、私が決めるんですか?」
優希「どっちも面白そうだから私はどっちでもいいじぇ」
マホ「うーん、じゃあ…」
優希チーム作戦安価:
1、『死ねば助かるのに』作戦で行く
2、『ほれ、パンチラ!』作戦で行く
3、こういうのはどうでしょうか?と別な作戦を提案する(内容書いてね)
↓3
優希「さあ、どうするマホ!」
マホ「ええと、私が決めるんですか?」
優希「どっちも面白そうだから私はどっちでもいいじぇ」
マホ「うーん、じゃあ…」
優希チーム作戦安価:
1、『死ねば助かるのに』作戦で行く
2、『ほれ、パンチラ!』作戦で行く
3、こういうのはどうでしょうか?と別な作戦を提案する(内容書いてね)
↓3
706:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 22:17:23.21:9Mwq0Bvco (2/2)
1
1
707:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 22:47:36.80:X1rJ1RmD0 (1/1)
2
2
708:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 22:50:34.24:5U9JD2ISO (1/2)
1
1
709: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 23:11:50.94:hiew8KiAO (5/8)
安価:>>708
マホ「マホ、『死ねば助かるのに』作戦がいいです!代打ちしてみたいです!」
優希「よし、じゃあそれで行くか。引き受けたからには、負けは許されないじょ?客のためにも、何としても勝たなきゃいけないじぇ」
マホ「はい、マホがんばります!」
優希「さて、問題は私たちに代打ちを頼むカモの大人をどうやって見つけるかだ」
マホ「漫画とかだと、深夜の雀荘に雨宿りしに行ったら、そういう裏勝負をしてるんですよね…」
優希「ふつうの大人なら、中学生に代打ちを頼んだりしないからな。よっぽどせっぱ詰まってて、麻雀を楽しむような余裕のない奴を探さないといけないじょ?」
マホ「雀荘の近くで探すのが、やっぱりいいんでしょうか?」
優希「麻雀で金を作ろうとか考えてて、しかもそれがうまくいってない人間だな。まあ、別に命を賭けるような大勝負でなくても、この際贅沢は言ってられないじぇ」
マホ「あんまり大勝負だと、マホ勝てるかどうかちょっと心配です…」
優希「なに、高遠原中学麻雀部の一員として、私たちも腕の見せどころだじょ。明日の放課後からさっそく、雀荘回りをうろついて、カモを捕まえにいくじぇ」
安価:>>708
マホ「マホ、『死ねば助かるのに』作戦がいいです!代打ちしてみたいです!」
優希「よし、じゃあそれで行くか。引き受けたからには、負けは許されないじょ?客のためにも、何としても勝たなきゃいけないじぇ」
マホ「はい、マホがんばります!」
優希「さて、問題は私たちに代打ちを頼むカモの大人をどうやって見つけるかだ」
マホ「漫画とかだと、深夜の雀荘に雨宿りしに行ったら、そういう裏勝負をしてるんですよね…」
優希「ふつうの大人なら、中学生に代打ちを頼んだりしないからな。よっぽどせっぱ詰まってて、麻雀を楽しむような余裕のない奴を探さないといけないじょ?」
マホ「雀荘の近くで探すのが、やっぱりいいんでしょうか?」
優希「麻雀で金を作ろうとか考えてて、しかもそれがうまくいってない人間だな。まあ、別に命を賭けるような大勝負でなくても、この際贅沢は言ってられないじぇ」
マホ「あんまり大勝負だと、マホ勝てるかどうかちょっと心配です…」
優希「なに、高遠原中学麻雀部の一員として、私たちも腕の見せどころだじょ。明日の放課後からさっそく、雀荘回りをうろついて、カモを捕まえにいくじぇ」
710: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 23:29:49.08:hiew8KiAO (6/8)
翌日の放課後、優希はマホと連れ立って、高遠原中学から見て市街とは反対側にある雀荘「鳳凰」の近くにやって来ていた。
外国人や風体の怪しい呼び込みなど、歓楽街に特有の危険な雰囲気に満ちた場所に、制服姿の女子中学生二人は場違いに見える。二人もそれを知ってか、路地の陰に身を隠し、なるべく人目につかないよう行動していた。
優希(うっかりすると人拐いに遭いかねないじょ…)
優希(…それどころか、あんなことやこんなことまでされてしまうかも…)
優希(うう、頑張れ私!タコスの力を信じるのだ!)ムシャムシャ
優希(にしても、こう見ると昨日言ってたカモに当てはまりそうな人間がけっこういるな…)
マホ「うーん、どの人なら代打ちを頼んでくれるでしょうか…」
優希「慌てるなマホ。こういうのは、こっちが代打ちを自分からやりたがってると知られたら駄目なんだじぇ」
マホ「そうなんですか?」
優希「遊び半分でやってると思われたら、頼むものも頼んでくれなくなるじょ。したいから代打ちをするというんじゃなく、私たちに打たせたら勝てると思わせるのがコツなんだじぇ」
優希(我ながらもっともらしいこと言ってるじぇ)
マホ「おおっ、すごいです!」
翌日の放課後、優希はマホと連れ立って、高遠原中学から見て市街とは反対側にある雀荘「鳳凰」の近くにやって来ていた。
外国人や風体の怪しい呼び込みなど、歓楽街に特有の危険な雰囲気に満ちた場所に、制服姿の女子中学生二人は場違いに見える。二人もそれを知ってか、路地の陰に身を隠し、なるべく人目につかないよう行動していた。
優希(うっかりすると人拐いに遭いかねないじょ…)
優希(…それどころか、あんなことやこんなことまでされてしまうかも…)
優希(うう、頑張れ私!タコスの力を信じるのだ!)ムシャムシャ
優希(にしても、こう見ると昨日言ってたカモに当てはまりそうな人間がけっこういるな…)
マホ「うーん、どの人なら代打ちを頼んでくれるでしょうか…」
優希「慌てるなマホ。こういうのは、こっちが代打ちを自分からやりたがってると知られたら駄目なんだじぇ」
マホ「そうなんですか?」
優希「遊び半分でやってると思われたら、頼むものも頼んでくれなくなるじょ。したいから代打ちをするというんじゃなく、私たちに打たせたら勝てると思わせるのがコツなんだじぇ」
優希(我ながらもっともらしいこと言ってるじぇ)
マホ「おおっ、すごいです!」
711: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 23:43:09.18:hiew8KiAO (7/8)
優希「さて…どのカモを狙う?」
優希チーム行動選択安価:
1、角の生えた娘がいそうな男
2、一人娘の親権を妻に渡して離婚した紳士
3、夫に内緒で高価なペットを買ってしまった婦人
4、キセルをくわえた女
5、自由安価
↓2
優希「さて…どのカモを狙う?」
優希チーム行動選択安価:
1、角の生えた娘がいそうな男
2、一人娘の親権を妻に渡して離婚した紳士
3、夫に内緒で高価なペットを買ってしまった婦人
4、キセルをくわえた女
5、自由安価
↓2
712:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 23:46:43.48:5U9JD2ISO (2/2)
1
4番の方って代打ち頼む必要全くないよね……
1
4番の方って代打ち頼む必要全くないよね……
713:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/06(水) 23:47:35.62:euyL+62ko (2/2)
1
1
714: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/06(水) 23:50:57.57:hiew8KiAO (8/8)
おーけー。じゃあ今日はここまでにします。
まあ4番を選ぶと代打ちっていうより協力関係みたいになる展開。
明日は麻雀バトルになるかな?
みなさんお疲れさまでしたー
おーけー。じゃあ今日はここまでにします。
まあ4番を選ぶと代打ちっていうより協力関係みたいになる展開。
明日は麻雀バトルになるかな?
みなさんお疲れさまでしたー
715: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/07(木) 21:44:11.52:zKAkYOEAO (1/6)
和編もだいぶ長いことやってるが、ここで視点切り替えるのもキリが悪いからまだ少し続けるで。
そろそろ再開します。
和編もだいぶ長いことやってるが、ここで視点切り替えるのもキリが悪いからまだ少し続けるで。
そろそろ再開します。
716: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/07(木) 22:07:56.79:zKAkYOEAO (2/6)
安価:>>713
優希「…む、そうこう言ってるうちになんかそれっぽい奴がやって来たじぇ」
マホが優希の視線の先を追って振り返ると、今しも「鳳凰」の前には、中年にさしかかったばかりくらいに見える一人の男が現れたところだった。
細身の身体つきに眼鏡をかけており、髪は額の真ん中から分けている。
すぐに雀荘に入るわけでもなく、看板を見やりながら煙草をふかし、物思いにふけっている様子だ。
マホ「なんかちょっと暗い感じがしますね…」
優希「そのほうがこっちにとっては好都合。行くじょ、マホ!」
不安を打ち消すようにタコスを持っていないほうの拳をぎゅっと握りしめながらも、低く抑えた声を後輩にかけ、優希は路地の陰からずいと歩み出て行った。
優希「よう親父!不景気な顔をしているな!」
男「えっ…?」
突然声をかけられた男は振り向き、自分よりだいぶ低い位置にある優希の顔を見下ろした。
優希「なんか訳ありと見えるじぇ。運が良かったな親父、今日の私は心が広い。もし悩み事でもあるなら、話くらい聞いてやらんこともないじょ?」
男「はぁ?」
あまりと言えばあまりに唐突な話を持ちかけられて、男はわけが分からないといった様子で頭を掻いた。
安価:>>713
優希「…む、そうこう言ってるうちになんかそれっぽい奴がやって来たじぇ」
マホが優希の視線の先を追って振り返ると、今しも「鳳凰」の前には、中年にさしかかったばかりくらいに見える一人の男が現れたところだった。
細身の身体つきに眼鏡をかけており、髪は額の真ん中から分けている。
すぐに雀荘に入るわけでもなく、看板を見やりながら煙草をふかし、物思いにふけっている様子だ。
マホ「なんかちょっと暗い感じがしますね…」
優希「そのほうがこっちにとっては好都合。行くじょ、マホ!」
不安を打ち消すようにタコスを持っていないほうの拳をぎゅっと握りしめながらも、低く抑えた声を後輩にかけ、優希は路地の陰からずいと歩み出て行った。
優希「よう親父!不景気な顔をしているな!」
男「えっ…?」
突然声をかけられた男は振り向き、自分よりだいぶ低い位置にある優希の顔を見下ろした。
優希「なんか訳ありと見えるじぇ。運が良かったな親父、今日の私は心が広い。もし悩み事でもあるなら、話くらい聞いてやらんこともないじょ?」
男「はぁ?」
あまりと言えばあまりに唐突な話を持ちかけられて、男はわけが分からないといった様子で頭を掻いた。
717: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/07(木) 22:26:33.63:zKAkYOEAO (3/6)
マホも慌てて、優希の後を追って路地から駆け出して来る。タコスを片手に腕組みをする優希を見て、どうしたらいいのか戸惑いながらもその隣に並んだ。
その様子を見ていた男の脳裏にふと、ある少女の記憶がよぎった。
―私の名前とおんなじ!
―だからね、私も…みたいに…
男「…ふふっ」
優希「?」
男の笑いを見て自分が馬鹿にされたと感じたのか、優希はちょっとむっとしたが、そうした感情を表に出しては不利になると見て、かろうじてそれを抑え込む。
男「いや…俺にも娘が二人いるんだけどね…下の娘はちょうど君くらいの」
優希「ほう?」
男「まあ、上の娘とはもうあんまり会えなくなっちまったけどな…」
優希「そりゃまたどうして?」
男「家庭の事情ってやつさ。子供に聞かせるような話じゃないよ」
優希「…ふーむ。なら、無理にとは言わないじぇ。でも、そんな暗い顔して麻雀打つのはやめたほうがいいじょ?私もある中学の麻雀部員だけど、考え方が暗くなってる時は、ツキも自然と逃げてくと思うじぇ」
マホ「そういうものなんですか…」
男「…ふふっ、娘と同じくらいの年の子供に説教されてちゃ世話ないな」
優希「子供だからって甘く見てもらっちゃ困るじぇ」
マホも慌てて、優希の後を追って路地から駆け出して来る。タコスを片手に腕組みをする優希を見て、どうしたらいいのか戸惑いながらもその隣に並んだ。
その様子を見ていた男の脳裏にふと、ある少女の記憶がよぎった。
―私の名前とおんなじ!
―だからね、私も…みたいに…
男「…ふふっ」
優希「?」
男の笑いを見て自分が馬鹿にされたと感じたのか、優希はちょっとむっとしたが、そうした感情を表に出しては不利になると見て、かろうじてそれを抑え込む。
男「いや…俺にも娘が二人いるんだけどね…下の娘はちょうど君くらいの」
優希「ほう?」
男「まあ、上の娘とはもうあんまり会えなくなっちまったけどな…」
優希「そりゃまたどうして?」
男「家庭の事情ってやつさ。子供に聞かせるような話じゃないよ」
優希「…ふーむ。なら、無理にとは言わないじぇ。でも、そんな暗い顔して麻雀打つのはやめたほうがいいじょ?私もある中学の麻雀部員だけど、考え方が暗くなってる時は、ツキも自然と逃げてくと思うじぇ」
マホ「そういうものなんですか…」
男「…ふふっ、娘と同じくらいの年の子供に説教されてちゃ世話ないな」
優希「子供だからって甘く見てもらっちゃ困るじぇ」
718: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/07(木) 22:43:12.89:zKAkYOEAO (4/6)
男「…なんて言うか、上の娘がまだ一緒にいた頃は、家族で麻雀打ったりもしてたんだけどな」
そう言って男はまた雀荘のほうを眺めやった。
男「…今は打てなくなっちまったし。下の娘の前だと、ついつい平気な振りをしちまうんだが、…時々どうしても胸の中がもやもやしてきちまって」
優希「…」
優希(…な、なんか思ってたよりヘヴィな話になってきたじぇ…)
男「まあ、そんな気持ちで打ってたって、勝てるはずもないし、もやもやが晴れるわけでもないんだけどな」
優希「ふむ…」
優希「よし、ここで会ったも何かの縁」
優希「親父、私たちの麻雀を見て行く気はないか?」
男「はぁ?」
優希「上の娘さんの代わりはできないが、私たちが麻雀打ってるの見たら、少しは癒されるかもしれないじぇ」
男「…」
男「だけど君たち、中学生だろ?雀荘には入れてもらえないぞ?」
優希「ノープロブレム、親父が私たちに代打ちを頼めばいいのだ」
男「だ、代打ちだぁ?」
優希「もちろん、引き受けたからには決して損はさせないじぇ。こう見えても私たち、インターミドル目指して修行中の身、そこらの雀ゴロなんかに遅れは取らないじょ?」
男「…」
男「う、うーん…」
男「…なんて言うか、上の娘がまだ一緒にいた頃は、家族で麻雀打ったりもしてたんだけどな」
そう言って男はまた雀荘のほうを眺めやった。
男「…今は打てなくなっちまったし。下の娘の前だと、ついつい平気な振りをしちまうんだが、…時々どうしても胸の中がもやもやしてきちまって」
優希「…」
優希(…な、なんか思ってたよりヘヴィな話になってきたじぇ…)
男「まあ、そんな気持ちで打ってたって、勝てるはずもないし、もやもやが晴れるわけでもないんだけどな」
優希「ふむ…」
優希「よし、ここで会ったも何かの縁」
優希「親父、私たちの麻雀を見て行く気はないか?」
男「はぁ?」
優希「上の娘さんの代わりはできないが、私たちが麻雀打ってるの見たら、少しは癒されるかもしれないじぇ」
男「…」
男「だけど君たち、中学生だろ?雀荘には入れてもらえないぞ?」
優希「ノープロブレム、親父が私たちに代打ちを頼めばいいのだ」
男「だ、代打ちだぁ?」
優希「もちろん、引き受けたからには決して損はさせないじぇ。こう見えても私たち、インターミドル目指して修行中の身、そこらの雀ゴロなんかに遅れは取らないじょ?」
男「…」
男「う、うーん…」
719: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/07(木) 22:52:38.24:zKAkYOEAO (5/6)
男「損得はともかく、君たちほんとにそんなことやってくれるのか?」
優希「もちろん!」
マホ「マホがんばります!」
男「…」
男「な、なら頼んでみるか…」
優希「よし!よくぞ言った親父!」
マホ「マホたちにお任せください!あ、こっちは優希先輩です!」
男「優希ちゃんにマホちゃんか。とりあえず、よろしく」
優希「時に親父、名は何と言う?」
男(…本名名乗るのも恥ずかしいな)
男「ええと、永宮だ」
優希「ナガミヤさんだな。よろしくだじぇ」
男「損得はともかく、君たちほんとにそんなことやってくれるのか?」
優希「もちろん!」
マホ「マホがんばります!」
男「…」
男「な、なら頼んでみるか…」
優希「よし!よくぞ言った親父!」
マホ「マホたちにお任せください!あ、こっちは優希先輩です!」
男「優希ちゃんにマホちゃんか。とりあえず、よろしく」
優希「時に親父、名は何と言う?」
男(…本名名乗るのも恥ずかしいな)
男「ええと、永宮だ」
優希「ナガミヤさんだな。よろしくだじぇ」
720: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/07(木) 23:20:52.31:zKAkYOEAO (6/6)
すみません、この代打ち戦限定で麻雀バトルのルールを少し考えないといけないので、今日はここまでにさせてください。
明日は代打ち戦から再開します。ということは麻雀バトルがあります。ので、コンマ取っていただけるとありがたい。
お疲れさまでしたー
すみません、この代打ち戦限定で麻雀バトルのルールを少し考えないといけないので、今日はここまでにさせてください。
明日は代打ち戦から再開します。ということは麻雀バトルがあります。ので、コンマ取っていただけるとありがたい。
お疲れさまでしたー
721: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/08(金) 22:29:17.98:g8wMNTqAO (1/1)
すみません、昨日あんなことを言っておきながら、風呂から出るのがこの時間になってしまい、今日は投下時間が取れそうにありません。
いちおう代打ち戦のルールだけ説明させてもらいます。
・東風一戦、優希とマホは同卓。ただしコンビ打ちではない
・トビ終了なし
・オーラス後、優希とマホのトータル素点が他の二人の打ち手のトータルを上回れば優希チームの勝ちになり、ボーナス経験値が入ります
・トップ獲得のボーナス経験値は、優希チームが勝った時のみ、トップの打ち手に入ります
・オーラスで優希かマホが子であがった時に、そのあがりではチームの勝ちにならない場合は、見逃して勝ちを目指すかどうかの安価になります。
・見逃した場合の最終結果はコンマ判定になります。そこまでの配牌、和了コンマの値も影響します
こんな感じ。何か質問とかあればお願いします。
なかったら明日はもう少し早くやりますのでご容赦ください!
すみません、昨日あんなことを言っておきながら、風呂から出るのがこの時間になってしまい、今日は投下時間が取れそうにありません。
いちおう代打ち戦のルールだけ説明させてもらいます。
・東風一戦、優希とマホは同卓。ただしコンビ打ちではない
・トビ終了なし
・オーラス後、優希とマホのトータル素点が他の二人の打ち手のトータルを上回れば優希チームの勝ちになり、ボーナス経験値が入ります
・トップ獲得のボーナス経験値は、優希チームが勝った時のみ、トップの打ち手に入ります
・オーラスで優希かマホが子であがった時に、そのあがりではチームの勝ちにならない場合は、見逃して勝ちを目指すかどうかの安価になります。
・見逃した場合の最終結果はコンマ判定になります。そこまでの配牌、和了コンマの値も影響します
こんな感じ。何か質問とかあればお願いします。
なかったら明日はもう少し早くやりますのでご容赦ください!
722: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 14:10:07.85:OjuGGgRAO (1/22)
麻雀バトルをする前にはいろいろとデータをチェックしなければならない。
とりあえず打つ直前までだけ投下
続きはまた夜にでも
麻雀バトルをする前にはいろいろとデータをチェックしなければならない。
とりあえず打つ直前までだけ投下
続きはまた夜にでも
723: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 14:27:21.60:OjuGGgRAO (2/22)
永宮と名乗った男を先頭にして優希たちはガラス張りのドアをくぐり、雀荘の中へと入った。
昼間ということもあってか照明はなく、やや採光の悪い店内で、マスターとおぼしき男がこちらを振り返る。
マスター「ああ、久しぶりだな」
永宮と名乗った男「久しぶり」
マスター「そっちは、娘さんか?こんな所に連れて来ていいのかな?」
そう言いながらマスターは制服姿の優希とマホのほうをじろりと見やる。
永宮と名乗った男「そのことでお願いなんだが…今日は俺の代わりに、この娘たちに打たせてやってくれないか」
マスター「はぁ?」
永宮と名乗った男「もちろん、場代や銭は俺が持つよ」
マスター「おいおい…正気か宮さん?なんだってこんな子供を雀荘に連れて来て、金を賭けて打たせるようなことをするんだよ」
永宮と名乗った男「これは俺のわがままなんだ。何も言わずに聞いてくれ、頼むよ」
マスター「…そうは言ってもなあ。こんな嬢ちゃんたち相手だと、だいたい相手をしてくれる奴もいるかどうか…うちはメイド雀荘じゃないんだぜ?」
案の定、そのやり取りを見守っていた客の幾人かは、露骨に不愉快そうな表情を浮かべている。
だが、そんな様子をよそに、一人の客が声をかけてきた。
客「いいじゃないか。どんな事情か知らないが、たまには子供が卓に入ったってかまわんだろ。何なら俺が相手するぜ?」
永宮と名乗った男を先頭にして優希たちはガラス張りのドアをくぐり、雀荘の中へと入った。
昼間ということもあってか照明はなく、やや採光の悪い店内で、マスターとおぼしき男がこちらを振り返る。
マスター「ああ、久しぶりだな」
永宮と名乗った男「久しぶり」
マスター「そっちは、娘さんか?こんな所に連れて来ていいのかな?」
そう言いながらマスターは制服姿の優希とマホのほうをじろりと見やる。
永宮と名乗った男「そのことでお願いなんだが…今日は俺の代わりに、この娘たちに打たせてやってくれないか」
マスター「はぁ?」
永宮と名乗った男「もちろん、場代や銭は俺が持つよ」
マスター「おいおい…正気か宮さん?なんだってこんな子供を雀荘に連れて来て、金を賭けて打たせるようなことをするんだよ」
永宮と名乗った男「これは俺のわがままなんだ。何も言わずに聞いてくれ、頼むよ」
マスター「…そうは言ってもなあ。こんな嬢ちゃんたち相手だと、だいたい相手をしてくれる奴もいるかどうか…うちはメイド雀荘じゃないんだぜ?」
案の定、そのやり取りを見守っていた客の幾人かは、露骨に不愉快そうな表情を浮かべている。
だが、そんな様子をよそに、一人の客が声をかけてきた。
客「いいじゃないか。どんな事情か知らないが、たまには子供が卓に入ったってかまわんだろ。何なら俺が相手するぜ?」
724: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 14:41:14.15:OjuGGgRAO (3/22)
客2「はっ!お前、頭大丈夫か?俺はごめんだな、子供と同卓なんて。ガキに場を荒らされたくねぇし」
客「宮さんが場代持つって言ってるんだし全くの素人ってことはねぇだろ。最近は中学生でも全国大会で勝った奴なら、相当強いらしいぜ」
客2「娘か親戚に頼まれて連れて来ただけだろうが。ここはガキの遊び場じゃねぇんだよ」
優希「ほっほう…親父、もしかして私と打って負けるのが怖いのか?」
客2「あん!?」
マホ「ゆ、優希先輩!」
優希「まあ、麻雀は勝つも負けるも運次第。子供相手にボロ負けしたらかっこがつかないからな、気持ちは分かるじぇ」
客2「てっ、手前ェ…言わせておけば…」
マスター「おい、あんたら…」
客2「上等だぜ!そこまで言うんならもう一人は俺が卓に入ってやる!ガキに世の中の厳しさってもんを教えてやるよ!」
客「ムキになんなよお前…」
優希(安い挑発に乗ってくれて助かったじぇ)
永宮と名乗った男「…まあ、面子は揃ったみたいだから、あとは任せたぞ」
マホ「はい、ええと、よろしくお願いします!」
優希「ふっふっふ…よろしくな」
客2「はっ!お前、頭大丈夫か?俺はごめんだな、子供と同卓なんて。ガキに場を荒らされたくねぇし」
客「宮さんが場代持つって言ってるんだし全くの素人ってことはねぇだろ。最近は中学生でも全国大会で勝った奴なら、相当強いらしいぜ」
客2「娘か親戚に頼まれて連れて来ただけだろうが。ここはガキの遊び場じゃねぇんだよ」
優希「ほっほう…親父、もしかして私と打って負けるのが怖いのか?」
客2「あん!?」
マホ「ゆ、優希先輩!」
優希「まあ、麻雀は勝つも負けるも運次第。子供相手にボロ負けしたらかっこがつかないからな、気持ちは分かるじぇ」
客2「てっ、手前ェ…言わせておけば…」
マスター「おい、あんたら…」
客2「上等だぜ!そこまで言うんならもう一人は俺が卓に入ってやる!ガキに世の中の厳しさってもんを教えてやるよ!」
客「ムキになんなよお前…」
優希(安い挑発に乗ってくれて助かったじぇ)
永宮と名乗った男「…まあ、面子は揃ったみたいだから、あとは任せたぞ」
マホ「はい、ええと、よろしくお願いします!」
優希「ふっふっふ…よろしくな」
725: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 14:53:41.26:OjuGGgRAO (4/22)
とりあえずここまでで、夜に麻雀バトルから再開します。
ここら辺、安価をはさんでも良かったかもしれないけど、本題が聞き込みだから、テンポ悪くなるかなと思ってオート進行にしました。
もし、今後は安価はさんでほしいとか意見あったらよろしくお願いします
とりあえずここまでで、夜に麻雀バトルから再開します。
ここら辺、安価をはさんでも良かったかもしれないけど、本題が聞き込みだから、テンポ悪くなるかなと思ってオート進行にしました。
もし、今後は安価はさんでほしいとか意見あったらよろしくお願いします
726: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 21:57:43.31:OjuGGgRAO (5/22)
はい。今日はやります。
データチェックするので少々お待ちを
はい。今日はやります。
データチェックするので少々お待ちを
727: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 22:08:13.01:OjuGGgRAO (6/22)
【打ち手データ】片岡優希
魔物ランク:C
スキル:
[スタートダッシュ]レベル2
起家コンマに+20。
[タコス力]レベル2
東一局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+2の補正。
東二局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
東場の親番ではさらに配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
【打ち手データ】夢乃マホ
魔物ランク:C
スキル:
[初心者]レベル9
和了コンマのどちらかに4がある場合、あらゆる補正に優先して、その局はチョンボで終了となる。このスキルは対局中一度しか発動しない。
[模倣]レベル5
対局中、今までに自分の知っている相手の打ち筋を、一人につき一局に限って真似することができ、スキル効果がその打ち手と同じになる(魔物ランクはマホのまま)。配牌コンマの前に宣言する必要がある。
ただし、優希の[スタートダッシュ]など、起家コンマに影響するスキルの場合、このコンマを振る前に発動を宣言しないといけない。
現在、マホの模倣できる打ち手一覧
・和
・優希
・彰子
・月下の雀士すみれちゃん
【打ち手データ】片岡優希
魔物ランク:C
スキル:
[スタートダッシュ]レベル2
起家コンマに+20。
[タコス力]レベル2
東一局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+2の補正。
東二局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
東場の親番ではさらに配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
【打ち手データ】夢乃マホ
魔物ランク:C
スキル:
[初心者]レベル9
和了コンマのどちらかに4がある場合、あらゆる補正に優先して、その局はチョンボで終了となる。このスキルは対局中一度しか発動しない。
[模倣]レベル5
対局中、今までに自分の知っている相手の打ち筋を、一人につき一局に限って真似することができ、スキル効果がその打ち手と同じになる(魔物ランクはマホのまま)。配牌コンマの前に宣言する必要がある。
ただし、優希の[スタートダッシュ]など、起家コンマに影響するスキルの場合、このコンマを振る前に発動を宣言しないといけない。
現在、マホの模倣できる打ち手一覧
・和
・優希
・彰子
・月下の雀士すみれちゃん
728: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 22:16:03.80:OjuGGgRAO (7/22)
マホの模倣できる打ち手のスキルは>>448と>>449を参考にしてください。
すみれちゃんの効果は現時点では???。ただし起家コンマには影響しません
ちなみに客と客2はいずれも魔物ランクB、スキルはありません。
それでは起家コンマをどうぞ(コンマ2桁反転)。
↓1優希(+20)
↓2客2
↓3マホ
↓4客
※マホを踏む人は、東一局で優希のスキルを使う場合、発動をここで宣言してください(起家コンマ+20)。
マホの模倣できる打ち手のスキルは>>448と>>449を参考にしてください。
すみれちゃんの効果は現時点では???。ただし起家コンマには影響しません
ちなみに客と客2はいずれも魔物ランクB、スキルはありません。
それでは起家コンマをどうぞ(コンマ2桁反転)。
↓1優希(+20)
↓2客2
↓3マホ
↓4客
※マホを踏む人は、東一局で優希のスキルを使う場合、発動をここで宣言してください(起家コンマ+20)。
729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:16:52.59:LTegmNLyo (1/4)
それっ
それっ
730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:18:31.57:xDP236OD0 (1/2)
ほいさ
ほいさ
731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:18:40.02:KVWA7a8co (1/3)
はい!
はい!
732: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 22:19:44.86:OjuGGgRAO (8/22)
客は>>1が踏むこともあるよ
客は>>1が踏むこともあるよ
733: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 22:33:26.56:OjuGGgRAO (9/22)
優希「起家はいただきだじぇ」
客2「ふん」
マホ(さすがです、優希先輩)
席決めが終わり四人が卓につく。
客「じゃあいっちょ打つとするか」
東 優希
南 客2
西 客
北 マホ
東一局配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
同時にコンマ2桁反転で場の支配を判定(客二人は魔物ランクが高いので補正あり)
↓1優希
↓2客2
↓3客
↓4マホ
マホを踏む人は、和、優希、彰子、すみれちゃんのうち誰かのスキル発動を宣言することができます。宣言しないと発動しないよ。
優希「起家はいただきだじぇ」
客2「ふん」
マホ(さすがです、優希先輩)
席決めが終わり四人が卓につく。
客「じゃあいっちょ打つとするか」
東 優希
南 客2
西 客
北 マホ
東一局配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
同時にコンマ2桁反転で場の支配を判定(客二人は魔物ランクが高いので補正あり)
↓1優希
↓2客2
↓3客
↓4マホ
マホを踏む人は、和、優希、彰子、すみれちゃんのうち誰かのスキル発動を宣言することができます。宣言しないと発動しないよ。
734:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:33:40.40:KVWA7a8co (2/3)
ほい
ほい
735:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:35:16.02:Cwmu7gcSO (1/6)
まあマホには親番にタコス力使わせるとして……
まあマホには親番にタコス力使わせるとして……
736:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:35:18.63:OjuGGgRAO (10/22)
きゃくう
きゃくう
737:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:35:56.06:LTegmNLyo (2/4)
スキル使わず
スキル使わず
738: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 22:42:25.54:OjuGGgRAO (11/22)
ややこしいから判定だけ先に書いとく。
コンマ0は10扱いだけど2桁では0扱いになる。
ので、優希はダブルリーチではなく、場の支配も取れません。手の速さは一番高いけど。
場の支配は西家の客(+25で61)ですね。
ややこしいから判定だけ先に書いとく。
コンマ0は10扱いだけど2桁では0扱いになる。
ので、優希はダブルリーチではなく、場の支配も取れません。手の速さは一番高いけど。
場の支配は西家の客(+25で61)ですね。
739: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 22:52:35.60:OjuGGgRAO (12/22)
優希(…まずは先制できそうだじぇ)
客2(重いが満貫まである…見てろよ、直撃食らわしてやるぜ)
客(流れが来てる気がするぞ)
マホ(うん、いけそうです!)
東一局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ13、手の進みに+3の補正)
↓2客2(手の速さ2)
↓3客(手の速さ3、場の支配でさらに+1。手の進みに+1)
↓4マホ(手の速さ6)
優希(…まずは先制できそうだじぇ)
客2(重いが満貫まである…見てろよ、直撃食らわしてやるぜ)
客(流れが来てる気がするぞ)
マホ(うん、いけそうです!)
東一局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ13、手の進みに+3の補正)
↓2客2(手の速さ2)
↓3客(手の速さ3、場の支配でさらに+1。手の進みに+1)
↓4マホ(手の速さ6)
740:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:53:27.56:KVWA7a8co (3/3)
ほい
ほい
741:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:53:42.30:LTegmNLyo (3/4)
えいっ
えいっ
742:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:54:09.88:OjuGGgRAO (13/22)
優希かなー
優希かなー
743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 22:54:59.42:Cwmu7gcSO (2/6)
ほい
ほい
744: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 23:03:17.38:OjuGGgRAO (14/22)
※ちょっとタコス強すぎんよー。まあ、魔物相手じゃないとこれくらいの力はあるかもね
優希「ドーン!!」
優希「まずは親満ツモの4000オールいただきだじぇ!」
客2「かぁっ!?」
客「ほほー、やるねぇ」
マホ「うう、やっぱり強いです優希先輩…」
優希「まだまだこれから!一本場!」
東 優希 37000
南 客2 21000
西 客 21000
北 マホ 21000
※ちょっとタコス強すぎんよー。まあ、魔物相手じゃないとこれくらいの力はあるかもね
優希「ドーン!!」
優希「まずは親満ツモの4000オールいただきだじぇ!」
客2「かぁっ!?」
客「ほほー、やるねぇ」
マホ「うう、やっぱり強いです優希先輩…」
優希「まだまだこれから!一本場!」
東 優希 37000
南 客2 21000
西 客 21000
北 マホ 21000
745:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:16:20.12:OjuGGgRAO (15/22)
優希「このまま東一局で終わったりしてなー?」
客2「この、調子に乗りやがって…!」
客「はっはっは、さすがにそれはないだろー」
マホ(優希先輩ならひょっとして…)
東一局一本場配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定、客二人は+25の補正あり
↓1優希
↓2客2
↓3客
↓4マホ
※マホを踏む人はスキルを使う場合、発動を宣言してください
優希「このまま東一局で終わったりしてなー?」
客2「この、調子に乗りやがって…!」
客「はっはっは、さすがにそれはないだろー」
マホ(優希先輩ならひょっとして…)
東一局一本場配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定、客二人は+25の補正あり
↓1優希
↓2客2
↓3客
↓4マホ
※マホを踏む人はスキルを使う場合、発動を宣言してください
746:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:17:02.63:Cwmu7gcSO (3/6)
有りそうで怖い
有りそうで怖い
747:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:18:25.13:pwoyUQ/vo (1/3)
ふむん
ふむん
748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:18:29.70:LTegmNLyo (4/4)
それっ
それっ
749: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 23:18:40.64:OjuGGgRAO (16/22)
酉忘れてたよ…
酉忘れてたよ…
750: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 23:20:06.25:OjuGGgRAO (17/22)
マホ踏んじゃったけどいい?
問題あったら↓で
マホ踏んじゃったけどいい?
問題あったら↓で
751:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:23:09.15:Cwmu7gcSO (4/6)
こりゃきついかな
こりゃきついかな
752: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 23:31:47.88:OjuGGgRAO (18/22)
※マホは>>751でいきます。リロード忘れすまん。
場の支配は客2。手の速さと手の進みに+1の補正
優希(…む、ちょっと勢いがないじょ)
客2(ここは絶対に親を蹴ってやる!)
客「ほうほう…」
マホ(うーん、どうなるでしょう?)
東一局一本場和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ6、手の進みに+3)
↓2客2(手の速さ3、手の速さと手の進みにそれぞれ+1の補正)
↓3客(手の速さ10)
↓4マホ(手の速さ5)
※マホは>>751でいきます。リロード忘れすまん。
場の支配は客2。手の速さと手の進みに+1の補正
優希(…む、ちょっと勢いがないじょ)
客2(ここは絶対に親を蹴ってやる!)
客「ほうほう…」
マホ(うーん、どうなるでしょう?)
東一局一本場和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ6、手の進みに+3)
↓2客2(手の速さ3、手の速さと手の進みにそれぞれ+1の補正)
↓3客(手の速さ10)
↓4マホ(手の速さ5)
753:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:32:33.98:pwoyUQ/vo (2/3)
ふ
ふ
754:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:34:10.95:OjuGGgRAO (19/22)
え
え
755:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:34:55.76:OjuGGgRAO (20/22)
る
る
756:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:38:13.62:Cwmu7gcSO (5/6)
タコス大勝利
タコス大勝利
757: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 23:49:40.42:OjuGGgRAO (21/22)
客(これは大物手…!あがって親番を流すッ!)タンッ
優希「ふっふっふ…」
客2「んだぁ?何かおかしいのか?」
優希「悪いが、そいつは通らないじょ」
客「う、打っちまったか…値段は?」
優希「大したことないじょ。親倍…24000だじぇ」
客「お、親倍だぁーっ!?」
マホ「うう、マホ、出る幕がありません…」
優希「どうする?トビ終了も悔しいだろうし、続けてもいいじょ?」
客(これは大物手…!あがって親番を流すッ!)タンッ
優希「ふっふっふ…」
客2「んだぁ?何かおかしいのか?」
優希「悪いが、そいつは通らないじょ」
客「う、打っちまったか…値段は?」
優希「大したことないじょ。親倍…24000だじぇ」
客「お、親倍だぁーっ!?」
マホ「うう、マホ、出る幕がありません…」
優希「どうする?トビ終了も悔しいだろうし、続けてもいいじょ?」
758: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/09(土) 23:55:59.52:OjuGGgRAO (22/22)
いちおう、ルール上はトビ終了なしにしたんですが、趣旨としては優希チームが差し込んでコンビ打ち展開になるのを防ぐためのトビ終了なしなので、ここで勝利にしてバトル終了とすることもできます。
経験値はちゃんと勝っただけもらえます。
本来続行を決めるのは客のほうだけど、いちおう安価取ります。
1、塵も残さない、むしれるだけむしる(東風終了までやる)
2、今日はこの辺にしといたる(ここで優希チーム勝利)
↓2
いちおう、ルール上はトビ終了なしにしたんですが、趣旨としては優希チームが差し込んでコンビ打ち展開になるのを防ぐためのトビ終了なしなので、ここで勝利にしてバトル終了とすることもできます。
経験値はちゃんと勝っただけもらえます。
本来続行を決めるのは客のほうだけど、いちおう安価取ります。
1、塵も残さない、むしれるだけむしる(東風終了までやる)
2、今日はこの辺にしといたる(ここで優希チーム勝利)
↓2
759:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:56:24.13:pwoyUQ/vo (3/3)
2
2
760:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:59:31.94:xDP236OD0 (2/2)
2
客がトビだし
2
客がトビだし
761:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/09(土) 23:59:53.20:Cwmu7gcSO (6/6)
2
2
762: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/10(日) 00:02:46.37:VVCb3FPAO (1/2)
おっけー。じゃあここで勝利にします。
ほんと瞬殺だったね。
麻雀バトル終了したところで今日はこの辺で。
みなさんお疲れさまでしたー
おっけー。じゃあここで勝利にします。
ほんと瞬殺だったね。
麻雀バトル終了したところで今日はこの辺で。
みなさんお疲れさまでしたー
763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/10(日) 00:03:26.86:YRqwKRsUo (1/1)
乙ー
乙ー
764: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/10(日) 21:45:27.05:VVCb3FPAO (2/2)
すみません、今日もちょっとお休みさせてまらいま
決して某スレの影響で世界樹3をやってるからでは…ゴニョゴニョ
和編は聞き込みが一段落した辺りでまた視点切り替えようかな。
あと、昨日思ったがSSwikiも少し更新しとかないといけませんね。
すみません、今日もちょっとお休みさせてまらいま
決して某スレの影響で世界樹3をやってるからでは…ゴニョゴニョ
和編は聞き込みが一段落した辺りでまた視点切り替えようかな。
あと、昨日思ったがSSwikiも少し更新しとかないといけませんね。
765: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/11(月) 21:25:23.37:h1GRUyQAO (1/6)
この時間で既に眠いので、寝落ちを避けるために早めに再開します。
短くなったらごめんなさい
この時間で既に眠いので、寝落ちを避けるために早めに再開します。
短くなったらごめんなさい
766:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/11(月) 21:37:22.39:oWZaVQZfo (1/2)
おつかれー
始まるのか?
おつかれー
始まるのか?
767: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/11(月) 21:46:06.24:h1GRUyQAO (2/6)
安価:>>760
少しの間、雀荘『鳳凰』の中はしんと静まり返っていた。
開始わずか二局、起家を譲ることもなくついた決着。その結果には動揺とざわめきを見せた客たちも、さらに勝負を煽るような優希の言葉には、すぐに反応できなかったのだ。
ややあって、高圧的な態度を取っていた二人目の客が言った。
客2「…いや、精算してくれ」
優希「む?」
客2「…負けは負けだからな。こっちにもプライドってもんがある。トビ終了だ」
客「…振ったのは俺だから、勝手に決めるなって言いたいが…まあそうだな、負けたもんはしょうがない」
マスター「驚いたな…これがあるから麻雀は怖いんだ」
マホ「すごいです優希先輩!」
優希(まだまだ、私と打ちたい奴はどっからでもかかって来ーい!とか言いたいところだけど…)
優希(今日はそのために来たんじゃないから、打つのはこのくらいにしとかなきゃだな)
優希「分かってくれればそれでいいんだじぇ」
永宮と名乗った男「ただのバカヅキのようにも見えるけどな、はははっ」
安価:>>760
少しの間、雀荘『鳳凰』の中はしんと静まり返っていた。
開始わずか二局、起家を譲ることもなくついた決着。その結果には動揺とざわめきを見せた客たちも、さらに勝負を煽るような優希の言葉には、すぐに反応できなかったのだ。
ややあって、高圧的な態度を取っていた二人目の客が言った。
客2「…いや、精算してくれ」
優希「む?」
客2「…負けは負けだからな。こっちにもプライドってもんがある。トビ終了だ」
客「…振ったのは俺だから、勝手に決めるなって言いたいが…まあそうだな、負けたもんはしょうがない」
マスター「驚いたな…これがあるから麻雀は怖いんだ」
マホ「すごいです優希先輩!」
優希(まだまだ、私と打ちたい奴はどっからでもかかって来ーい!とか言いたいところだけど…)
優希(今日はそのために来たんじゃないから、打つのはこのくらいにしとかなきゃだな)
優希「分かってくれればそれでいいんだじぇ」
永宮と名乗った男「ただのバカヅキのようにも見えるけどな、はははっ」
768: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/11(月) 22:11:47.35:h1GRUyQAO (3/6)
打ち筋も、打つ時の表情や仕草も、男の会えなくなった娘と、優希たちとではまるで違っている。
それでも、大人たちに混じって卓を囲み、牌を模打していく少女の姿を見て、永宮と名乗った男の胸には何かこみ上げてくるものがあった。
この二年間というもの、男が麻雀に触れる時には、いつも東京に行ってしまった娘の影がちらついていた。
もう打てなくなってしまった家族麻雀のこと。
娘が東京の高校で麻雀を続け、自分とはかけ離れた舞台で活躍していること。
下の娘が姉から教えてもらった、特別に好きな役のこと…
山から牌をツモり、河に捨てていく度に、自分の家族が、どれほど麻雀と深い因縁で結びついて来たかを思い出すことになる。
良くも悪くも、男にとっての麻雀の中には、かつての家族がいたのだ。それを忘れて麻雀にのめり込むことはできなかったし、たとえ思い出すことが辛くても、かつての家族がそこにいたからこそ、雀荘に通ったりもしてきたのだ。
目の前で麻雀を打つ一人の女の子が彼に、そんな影を全く帯びていない麻雀というものを思い起こさせたのだった。
起親を取る。いきなり満貫をツモあがる。さらに高打点の直撃を取って、東二局が来る前に終了。
永宮と名乗った男(こんな麻雀があったのか…)
永宮と名乗った男(いや、あの娘のあれは特別だとしても、この子はそれとはまた違う意味で特別…)
打ち筋も、打つ時の表情や仕草も、男の会えなくなった娘と、優希たちとではまるで違っている。
それでも、大人たちに混じって卓を囲み、牌を模打していく少女の姿を見て、永宮と名乗った男の胸には何かこみ上げてくるものがあった。
この二年間というもの、男が麻雀に触れる時には、いつも東京に行ってしまった娘の影がちらついていた。
もう打てなくなってしまった家族麻雀のこと。
娘が東京の高校で麻雀を続け、自分とはかけ離れた舞台で活躍していること。
下の娘が姉から教えてもらった、特別に好きな役のこと…
山から牌をツモり、河に捨てていく度に、自分の家族が、どれほど麻雀と深い因縁で結びついて来たかを思い出すことになる。
良くも悪くも、男にとっての麻雀の中には、かつての家族がいたのだ。それを忘れて麻雀にのめり込むことはできなかったし、たとえ思い出すことが辛くても、かつての家族がそこにいたからこそ、雀荘に通ったりもしてきたのだ。
目の前で麻雀を打つ一人の女の子が彼に、そんな影を全く帯びていない麻雀というものを思い起こさせたのだった。
起親を取る。いきなり満貫をツモあがる。さらに高打点の直撃を取って、東二局が来る前に終了。
永宮と名乗った男(こんな麻雀があったのか…)
永宮と名乗った男(いや、あの娘のあれは特別だとしても、この子はそれとはまた違う意味で特別…)
769: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/11(月) 22:26:11.17:h1GRUyQAO (4/6)
自分の娘と対照的な優希の打ち筋が、逆に男を、過去の呪縛から解き放ったのかもしれなかった。
麻雀は、麻雀だ。それ以上でもそれ以下でもない。
麻雀の中にかつての家族がいるわけではない。
かつて自分の家族だった人たちと自分とをつなぐものとして麻雀があるだけ。
その麻雀は、今はこうして全く違う打ち手と、自分の間をつなぐものになった。
永宮と名乗った男(あの娘も、たぶん…)
プロの指導や、高校の先輩、後輩。ライバルたちとのしのぎを削る戦い。
そういったものに育てられて、今この瞬間を戦っているのだろうか。
永宮と名乗った男「…」
優希「む、どうした?」
永宮と名乗った男「…なんでもない。いいものを見せてもらったよ」
優希「そうかそうか!それは良かった!」
優希「お、ところで親父、親父がここのマスターか?」
マスター「ん?ああ、そうだが?」
優希「なんでも、ここは前に例の雀荘荒らしに遭ったと聞いたじょ?」
マスター「あん…嫌なこと思い出させやがって…」
マホ「ご、ごめんなさい!思い出すのも辛いんですか?」
マスター「いや、そこまでじゃねぇけどな。大の男が自分の店で客と一緒に意識不明になるだなんて、とんだ恥さらしだからな」
自分の娘と対照的な優希の打ち筋が、逆に男を、過去の呪縛から解き放ったのかもしれなかった。
麻雀は、麻雀だ。それ以上でもそれ以下でもない。
麻雀の中にかつての家族がいるわけではない。
かつて自分の家族だった人たちと自分とをつなぐものとして麻雀があるだけ。
その麻雀は、今はこうして全く違う打ち手と、自分の間をつなぐものになった。
永宮と名乗った男(あの娘も、たぶん…)
プロの指導や、高校の先輩、後輩。ライバルたちとのしのぎを削る戦い。
そういったものに育てられて、今この瞬間を戦っているのだろうか。
永宮と名乗った男「…」
優希「む、どうした?」
永宮と名乗った男「…なんでもない。いいものを見せてもらったよ」
優希「そうかそうか!それは良かった!」
優希「お、ところで親父、親父がここのマスターか?」
マスター「ん?ああ、そうだが?」
優希「なんでも、ここは前に例の雀荘荒らしに遭ったと聞いたじょ?」
マスター「あん…嫌なこと思い出させやがって…」
マホ「ご、ごめんなさい!思い出すのも辛いんですか?」
マスター「いや、そこまでじゃねぇけどな。大の男が自分の店で客と一緒に意識不明になるだなんて、とんだ恥さらしだからな」
770: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/11(月) 22:38:46.43:h1GRUyQAO (5/6)
優希(…何とかそっちのほうに話題を持って行けたじぇ)
優希(時間はあるけど、あんまりしつこく根掘り葉堀り聞くのも変な感じだし、答えてくれなくなるかもしれないじょ)
優希(さて、何を聞く?)
優希チーム質問内容安価:
1、当日不審な人間が近くにいなかったか
2、事件後店内に変わったことはなかったか
3、常連客たちへの後遺症がなかったか
4、事件前後でマスターの状態に変わりはないか
5、その他自由安価
↓2
※目安としては3項目まで質問できます。自由安価は内容によっては項目数判定が多少変わります(2項目扱いになったりノーカウントになったり)
優希(…何とかそっちのほうに話題を持って行けたじぇ)
優希(時間はあるけど、あんまりしつこく根掘り葉堀り聞くのも変な感じだし、答えてくれなくなるかもしれないじょ)
優希(さて、何を聞く?)
優希チーム質問内容安価:
1、当日不審な人間が近くにいなかったか
2、事件後店内に変わったことはなかったか
3、常連客たちへの後遺症がなかったか
4、事件前後でマスターの状態に変わりはないか
5、その他自由安価
↓2
※目安としては3項目まで質問できます。自由安価は内容によっては項目数判定が多少変わります(2項目扱いになったりノーカウントになったり)
771:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/11(月) 22:49:18.26:kBIr4zUf0 (1/1)
ksk 2
ksk 2
772:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/11(月) 22:49:53.50:oWZaVQZfo (2/2)
2
2
773: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/11(月) 23:01:44.19:h1GRUyQAO (6/6)
安価了解しました。
すまんが今日はここで寝させてください!明日もやりますから!
あと経験値獲得処理もしないといけないね。
ともかく、みなさんお疲れさまでしたー
安価了解しました。
すまんが今日はここで寝させてください!明日もやりますから!
あと経験値獲得処理もしないといけないね。
ともかく、みなさんお疲れさまでしたー
774: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 21:56:03.48:vQlIqWHAO (1/7)
予定より遅れてしまったが再開します。
遅れたので経験値獲得処理は次回にします。すみません
では再開ー
予定より遅れてしまったが再開します。
遅れたので経験値獲得処理は次回にします。すみません
では再開ー
775:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/12(火) 21:56:54.01:P0N0U4Fbo (1/2)
はーい
はーい
776:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/12(火) 21:57:15.22:GDkxyXVYo (1/2)
オッス!
オッス!
777: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 22:16:36.42:vQlIqWHAO (2/7)
安価:>>772
優希(まずは事件で店内がどうにかならなかったのかを聞きたいとこだじぇ)
優希(自然に話題をそっちに持って行くには…)
優希「あの雀荘荒らしっていったい何なんだ?泥棒かなんかなのか?」
マスター「いや、他のことはともかく、盗られたものは何もなかったから、泥棒じゃあねぇだろ」
マスター「店にいる人間全員気絶してたんだからな。やろうと思えばいくらでも盗れたはずなのに、客の財布の中身も無事だったって言うし」
マスター「…最初は、うちの店に恨みでもある奴が、火をつけようとして失敗したのかと思ったんだが…」
優希「ほう?」
マホ「ほ、放火魔ってことですか?」
その言葉を聞いて、永宮の顔が少し曇った。
マスター「…それにしちゃ何も起きなかったしなあ」
優希「よく分からないじぇ。今見ても、店は大丈夫だったんじゃないのか?なんで火をつけようとしたなんて思ったんだ?」
マスター「…病院から店に戻って見たら、雀卓の幾つかに、焼け焦げたような跡がついててな」
永宮と名乗った男「…!そういや、そこの卓にもついてるな」
マスター「俺のいない間に店を片付けてくれたメンバーに話を聞いてみたら、事件の後、卓が煤や灰を被ってたって言うんだ」
安価:>>772
優希(まずは事件で店内がどうにかならなかったのかを聞きたいとこだじぇ)
優希(自然に話題をそっちに持って行くには…)
優希「あの雀荘荒らしっていったい何なんだ?泥棒かなんかなのか?」
マスター「いや、他のことはともかく、盗られたものは何もなかったから、泥棒じゃあねぇだろ」
マスター「店にいる人間全員気絶してたんだからな。やろうと思えばいくらでも盗れたはずなのに、客の財布の中身も無事だったって言うし」
マスター「…最初は、うちの店に恨みでもある奴が、火をつけようとして失敗したのかと思ったんだが…」
優希「ほう?」
マホ「ほ、放火魔ってことですか?」
その言葉を聞いて、永宮の顔が少し曇った。
マスター「…それにしちゃ何も起きなかったしなあ」
優希「よく分からないじぇ。今見ても、店は大丈夫だったんじゃないのか?なんで火をつけようとしたなんて思ったんだ?」
マスター「…病院から店に戻って見たら、雀卓の幾つかに、焼け焦げたような跡がついててな」
永宮と名乗った男「…!そういや、そこの卓にもついてるな」
マスター「俺のいない間に店を片付けてくれたメンバーに話を聞いてみたら、事件の後、卓が煤や灰を被ってたって言うんだ」
778: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 22:33:31.57:vQlIqWHAO (3/7)
マホ「雀卓を燃やそうとしたってことですか?」
優希「そんな簡単に燃えるものなのか、卓って?」
マスター「俺にはよく分からないが、犯人がもし雀卓を燃やしたり、店に火をつけるつもりだったんだとしたら、すぐに諦めたのは間違いないな。本気でやってたら、店の中がもっと酷いことになってたはずだ」
優希「店の中の全員気絶させるようなことしておいて、いざ火をつけるってなると、すぐに諦めて出て行ったのかー?わけが分からないじぇ」
マスター「放火が目的じゃなかったのかも知れないが、じゃあ何しに来たのかってのは、俺にはさっぱりだね」
優希「うーん。エニグマティックだじぇー」
マホ「え、えに…ぐま?」
永宮と名乗った男「謎めいてるとか、そういう意味」
マホ「そうなんですか、ありがとうございます」
優希(泥棒でもなく、放火魔でもなく…もしかしてただ客を気絶させるためだけに来たのか?)
優希(それにしたって、無防備の人間が転がってるなら、恨みがあるなら頭の一発も殴って行きそうな気がするじょ)
優希チーム質問内容安価(2項目目):
↓2
※前の選択肢安価の中から番号で選んでもよいし、自由安価でもOK
マホ「雀卓を燃やそうとしたってことですか?」
優希「そんな簡単に燃えるものなのか、卓って?」
マスター「俺にはよく分からないが、犯人がもし雀卓を燃やしたり、店に火をつけるつもりだったんだとしたら、すぐに諦めたのは間違いないな。本気でやってたら、店の中がもっと酷いことになってたはずだ」
優希「店の中の全員気絶させるようなことしておいて、いざ火をつけるってなると、すぐに諦めて出て行ったのかー?わけが分からないじぇ」
マスター「放火が目的じゃなかったのかも知れないが、じゃあ何しに来たのかってのは、俺にはさっぱりだね」
優希「うーん。エニグマティックだじぇー」
マホ「え、えに…ぐま?」
永宮と名乗った男「謎めいてるとか、そういう意味」
マホ「そうなんですか、ありがとうございます」
優希(泥棒でもなく、放火魔でもなく…もしかしてただ客を気絶させるためだけに来たのか?)
優希(それにしたって、無防備の人間が転がってるなら、恨みがあるなら頭の一発も殴って行きそうな気がするじょ)
優希チーム質問内容安価(2項目目):
↓2
※前の選択肢安価の中から番号で選んでもよいし、自由安価でもOK
779:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/12(火) 22:36:43.85:P0N0U4Fbo (2/2)
もしかして……火炎の
術を使う雀ゴロなのか?
もしかして……火炎の
術を使う雀ゴロなのか?
780:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/12(火) 22:45:31.07:kIF+VS7P0 (1/2)
3
3
781: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 23:01:30.04:vQlIqWHAO (4/7)
やばい、阿知賀編最終話のブログ記事とか読んでる間に安価が来ていた(汗
再開します。
やばい、阿知賀編最終話のブログ記事とか読んでる間に安価が来ていた(汗
再開します。
782: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 23:23:23.31:vQlIqWHAO (5/7)
安価:>>780
優希(そういえば、のどちゃんが阿知賀の里にいる間にお世話になった人がどうとか言ってたな…)
優希(被害者との接触はのどちゃんたちの担当になってるけど、私たちもここで聞けるだけのことは聞いておいたほうがいいかもしれないじょ)
優希「じゃあ、気絶させられた客たちはどうなんだ?大丈夫だったのか?」
マスター「うーん、…命とかには別状はなかったみたいだが」
マスター「実はあれから、その日来てた客は、常連さんも入れて、さっぱり来てくれなくなってな」
マホ「…危ない目に遭ったからですか?」
マスター「そういう話でもないみたいなんだよ。何でも、人づてに聞いた話だと、…あれ以来牌が触れなくなっちまったんだと」
永宮と名乗った男「牌が触れなくなる…?そういう話、聞いたことはあるが…」
永宮と名乗った男「何でも、凄まじい力を持った打ち手が、自分より格下の相手に全力でぶつかると、そういう結果になるらしいな」
優希「ってことは、気絶した客は、みんな犯人相手に麻雀打ってたのか?」
永宮と名乗った男「…確かに、麻雀を打つことで人間が気絶したり、発狂したり、酷い場合には死んでしまう場合もあるとも聞くが…」
マホ「そ、それって本当の話なんですか?」
安価:>>780
優希(そういえば、のどちゃんが阿知賀の里にいる間にお世話になった人がどうとか言ってたな…)
優希(被害者との接触はのどちゃんたちの担当になってるけど、私たちもここで聞けるだけのことは聞いておいたほうがいいかもしれないじょ)
優希「じゃあ、気絶させられた客たちはどうなんだ?大丈夫だったのか?」
マスター「うーん、…命とかには別状はなかったみたいだが」
マスター「実はあれから、その日来てた客は、常連さんも入れて、さっぱり来てくれなくなってな」
マホ「…危ない目に遭ったからですか?」
マスター「そういう話でもないみたいなんだよ。何でも、人づてに聞いた話だと、…あれ以来牌が触れなくなっちまったんだと」
永宮と名乗った男「牌が触れなくなる…?そういう話、聞いたことはあるが…」
永宮と名乗った男「何でも、凄まじい力を持った打ち手が、自分より格下の相手に全力でぶつかると、そういう結果になるらしいな」
優希「ってことは、気絶した客は、みんな犯人相手に麻雀打ってたのか?」
永宮と名乗った男「…確かに、麻雀を打つことで人間が気絶したり、発狂したり、酷い場合には死んでしまう場合もあるとも聞くが…」
マホ「そ、それって本当の話なんですか?」
783: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 23:39:05.78:vQlIqWHAO (6/7)
マスター「まあ、大人だってそんな打ち手には滅多にお目にかかれるもんじゃないが、それだけの力のある打ち手がいることは確かだぜ」
マスター「あの有名な小鍛治プロな、嬢ちゃんたちも知ってるだろう」
マホ「もちろん!マホの憧れの人ですよ!」
優希「テレビの解説とかでもよく見るじぇ」
マスター「あの人はいろんなところで、かなりたくさんの打ち手を潰しちまったらしいぜ。それが嫌で、全力でなくてもやっていける地元に引っ込んじまったんだと」
マホ「ええっ、そうだったんですか?」
永宮と名乗った男「伝説に近いくらいの話だな。まあ、どこまで本当かはよく分からないが」
優希「でも、それじゃ今この辺の雀荘を荒らしてる人間は、プロ並みの実力があるのに、素人を潰して回ってることになるじょ?」
永宮と名乗った男「あまり考えたくない話だな…」
マスター「…少なくとも、俺は牌を握れなくなるなんてことはなかったから、その日来た客が今どうしてるのか、気になるし心配ではあるんだ」
永宮と名乗った男「ん、マスターは大丈夫だったのか。まあ、打つのが仕事じゃないし、見逃してもらえたのかな?」
優希チーム質問内容安価(3項目目):
↓2
前の選択肢安価から選んでもよいし(以下略)
マスター「まあ、大人だってそんな打ち手には滅多にお目にかかれるもんじゃないが、それだけの力のある打ち手がいることは確かだぜ」
マスター「あの有名な小鍛治プロな、嬢ちゃんたちも知ってるだろう」
マホ「もちろん!マホの憧れの人ですよ!」
優希「テレビの解説とかでもよく見るじぇ」
マスター「あの人はいろんなところで、かなりたくさんの打ち手を潰しちまったらしいぜ。それが嫌で、全力でなくてもやっていける地元に引っ込んじまったんだと」
マホ「ええっ、そうだったんですか?」
永宮と名乗った男「伝説に近いくらいの話だな。まあ、どこまで本当かはよく分からないが」
優希「でも、それじゃ今この辺の雀荘を荒らしてる人間は、プロ並みの実力があるのに、素人を潰して回ってることになるじょ?」
永宮と名乗った男「あまり考えたくない話だな…」
マスター「…少なくとも、俺は牌を握れなくなるなんてことはなかったから、その日来た客が今どうしてるのか、気になるし心配ではあるんだ」
永宮と名乗った男「ん、マスターは大丈夫だったのか。まあ、打つのが仕事じゃないし、見逃してもらえたのかな?」
優希チーム質問内容安価(3項目目):
↓2
前の選択肢安価から選んでもよいし(以下略)
784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/12(火) 23:41:00.01:kIF+VS7P0 (2/2)
1
1
785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/12(火) 23:41:15.55:GDkxyXVYo (2/2)
1
1
786: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/12(火) 23:56:37.47:vQlIqWHAO (7/7)
安価了解しました。
明日もできたらやって、優希チームの聞き込み終了、和チームに移行していきたいと思います。
阿知賀編決着したねー
いろんな意見あるみたいやけど>>1はあれはあれで良かったと思うよ。
ともあれみなさんお疲れさまでしたー
安価了解しました。
明日もできたらやって、優希チームの聞き込み終了、和チームに移行していきたいと思います。
阿知賀編決着したねー
いろんな意見あるみたいやけど>>1はあれはあれで良かったと思うよ。
ともあれみなさんお疲れさまでしたー
787: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/13(水) 21:41:23.93:Jrod89wAO (1/1)
今日は更新サボって寝ます!キッパリ
今日は更新サボって寝ます!キッパリ
788:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/13(水) 21:43:50.81:KDjLbjbno (1/1)
なにー!サボタージュだと!!
乙、次回期待
なにー!サボタージュだと!!
乙、次回期待
789: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/16(土) 21:49:04.90:OSiZXNaAO (1/4)
毎年この季節は花粉症で鼻をかみすぎて脱水症状になって体力が極端に低下します。
経験値獲得処理だけはやっておこう。その後は具合見て考える
毎年この季節は花粉症で鼻をかみすぎて脱水症状になって体力が極端に低下します。
経験値獲得処理だけはやっておこう。その後は具合見て考える
790: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/16(土) 22:00:20.41:OSiZXNaAO (2/4)
スキルレベル上昇に必要な経験値がテンプレとwikiのキャラクター一覧で食い違っているというミスを発見。
とりあえずこの食い違いは後でバランス調整するとして、優希チームの獲得経験値は、魔物ランクについては相手の基礎経験値がBで2の×二人分、ボーナス入れて優希は6倍の24、マホは2倍の8ですね。
スキル経験値はそれぞれのスキルに4ずつ入ります。
スキルレベル上昇に必要な経験値がテンプレとwikiのキャラクター一覧で食い違っているというミスを発見。
とりあえずこの食い違いは後でバランス調整するとして、優希チームの獲得経験値は、魔物ランクについては相手の基礎経験値がBで2の×二人分、ボーナス入れて優希は6倍の24、マホは2倍の8ですね。
スキル経験値はそれぞれのスキルに4ずつ入ります。
791: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/16(土) 22:15:26.90:OSiZXNaAO (3/4)
とりあえずwikiの麻雀バトルステータスに準拠すると
片岡優希
魔物ランク:C(29/400)
スキル:
[スタートダッシュ]レベル1(9/40)
[タコス力]レベル1(9/40)
夢乃マホ
魔物ランク:C(11/400)
スキル:
[初心者]レベル9(7/400)
[模倣]レベル5(7/240)
※ちなみにこのスレに入ってからやった和編の麻雀バトルの成果をまだwikiに反映させてなかった。上の数字はちゃんと合計させてます
とりあえずwikiの麻雀バトルステータスに準拠すると
片岡優希
魔物ランク:C(29/400)
スキル:
[スタートダッシュ]レベル1(9/40)
[タコス力]レベル1(9/40)
夢乃マホ
魔物ランク:C(11/400)
スキル:
[初心者]レベル9(7/400)
[模倣]レベル5(7/240)
※ちなみにこのスレに入ってからやった和編の麻雀バトルの成果をまだwikiに反映させてなかった。上の数字はちゃんと合計させてます
792: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/16(土) 22:28:41.18:OSiZXNaAO (4/4)
思うんだが優希のタコス力のレベルが1でマホの初心者のレベルが9ってのもよく分からんな。
レベルの高い初心者ってのもイマイチ意味不明だし。
とりあえずスキルレベルが高くなるとスキルの効果が高くなり、次に成長するまでに必要な経験値が多くなるというのを基本に、各キャラクターのスキルレベルを再調整しようと思います。
とりあえず明日、花粉症の薬買って来てから再開することにします。
同病の方はお大事に。
思うんだが優希のタコス力のレベルが1でマホの初心者のレベルが9ってのもよく分からんな。
レベルの高い初心者ってのもイマイチ意味不明だし。
とりあえずスキルレベルが高くなるとスキルの効果が高くなり、次に成長するまでに必要な経験値が多くなるというのを基本に、各キャラクターのスキルレベルを再調整しようと思います。
とりあえず明日、花粉症の薬買って来てから再開することにします。
同病の方はお大事に。
793: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 16:32:01.42:VlHNCVbAO (1/8)
薬買って来たからもう大丈夫のはず(フラグ?
今夜>>785から再開します。
薬買って来たからもう大丈夫のはず(フラグ?
今夜>>785から再開します。
794: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 22:03:54.62:VlHNCVbAO (2/8)
予定より遅れてしまったが再開します。
友人の書いた小説の評価を頼まれているんですが、なかなか難しいっすねー
予定より遅れてしまったが再開します。
友人の書いた小説の評価を頼まれているんですが、なかなか難しいっすねー
795: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 22:19:37.30:VlHNCVbAO (3/8)
安価:>>785
優希「それにしても、他の客を気絶させるくらいの麻雀打ってたなら、どんな奴だったのかとか覚えてないのか?」
マスター「…それを言われるとな…」
永宮と名乗った男「どうしたんだ、急に奥歯に物がはさまったみたいな話し方になって」
マスター「…どうしても思い出せないんだよ、あれだ、あるだろ?朝、起きる前に夢見てて、見てる間ははっきり何があったのか分かってたはずなのに、起きたら全然、思い出せないっていう」
マホ「あります!マホ、よく夢見るんですよね」
優希(ここは、夢乃だけに?…とか言ってられないじぇ)
マスター「そんな感じでな、あの日のことを思い出そうとしても、どうしても何かが引っかかって思い出せねぇ…何だか、あの日のことがぜんぶ、夢だったんじゃないかって気までしてきてさ」
優希「じゃあ、犯人が客として入って来たかどうかも分からないのか」
マスター「たぶん、客として入って来たんだとは思うんだが…」
永宮と名乗った男「俺はその日はいなかったけど…マスター、その日のこと、どれだけ覚えてるんだ?」
マスター「断片的になら、思い出せるとこはある。が、いつもと変わらない営業日だったとこだけでな…」
安価:>>785
優希「それにしても、他の客を気絶させるくらいの麻雀打ってたなら、どんな奴だったのかとか覚えてないのか?」
マスター「…それを言われるとな…」
永宮と名乗った男「どうしたんだ、急に奥歯に物がはさまったみたいな話し方になって」
マスター「…どうしても思い出せないんだよ、あれだ、あるだろ?朝、起きる前に夢見てて、見てる間ははっきり何があったのか分かってたはずなのに、起きたら全然、思い出せないっていう」
マホ「あります!マホ、よく夢見るんですよね」
優希(ここは、夢乃だけに?…とか言ってられないじぇ)
マスター「そんな感じでな、あの日のことを思い出そうとしても、どうしても何かが引っかかって思い出せねぇ…何だか、あの日のことがぜんぶ、夢だったんじゃないかって気までしてきてさ」
優希「じゃあ、犯人が客として入って来たかどうかも分からないのか」
マスター「たぶん、客として入って来たんだとは思うんだが…」
永宮と名乗った男「俺はその日はいなかったけど…マスター、その日のこと、どれだけ覚えてるんだ?」
マスター「断片的になら、思い出せるとこはある。が、いつもと変わらない営業日だったとこだけでな…」
796: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 22:33:07.62:VlHNCVbAO (4/8)
優希「でも、他の客がボコボコになるまで麻雀打ってたなら、いつもと同じってはずはないじょ」
マスター「そこのとこも、はっきり覚えてるわけじゃないんだよ。たぶん、そういうことがあったんだろってだけでな」
永宮と名乗った男「…でも、マスターはふだん、卓に入って打たないだろ?直接打ってたわけじゃないのに、一緒に気絶して、その時のことも思い出せないなんて、よく考えたらおかしいな」
永宮と名乗った男「世界タイトル戦でも、第三者にそこまで深刻な後遺症が出たことはないはずだ」
マスター「まあ、覚えてない以上、毒でも盛られたのかもしれないし、何があったのかはっきりとは言えないよ」
優希(麻雀が打てなくなるようになる毒とか…のどちゃんが聞いたら、ありえませんって言うに違いないじぇ)
マホ「本当に、犯人どんな人か分からないんですか…」
マスター「うーん…」
優希「ん?まだ何か隠してるな?」
マスターはためらいがちに顎に手を当てて、言おうかどうしようかと迷う様子を見せた。
マスター「…隠してるってわけじゃないが」
優希「はっきり言うんだ、この」
マスター「…夢みたいだった感じがするって、さっき言っただろ?本当に、妄想か何かのような気がしてな…現に警察も、まともに取り上げてくれなかったし」
優希「でも、他の客がボコボコになるまで麻雀打ってたなら、いつもと同じってはずはないじょ」
マスター「そこのとこも、はっきり覚えてるわけじゃないんだよ。たぶん、そういうことがあったんだろってだけでな」
永宮と名乗った男「…でも、マスターはふだん、卓に入って打たないだろ?直接打ってたわけじゃないのに、一緒に気絶して、その時のことも思い出せないなんて、よく考えたらおかしいな」
永宮と名乗った男「世界タイトル戦でも、第三者にそこまで深刻な後遺症が出たことはないはずだ」
マスター「まあ、覚えてない以上、毒でも盛られたのかもしれないし、何があったのかはっきりとは言えないよ」
優希(麻雀が打てなくなるようになる毒とか…のどちゃんが聞いたら、ありえませんって言うに違いないじぇ)
マホ「本当に、犯人どんな人か分からないんですか…」
マスター「うーん…」
優希「ん?まだ何か隠してるな?」
マスターはためらいがちに顎に手を当てて、言おうかどうしようかと迷う様子を見せた。
マスター「…隠してるってわけじゃないが」
優希「はっきり言うんだ、この」
マスター「…夢みたいだった感じがするって、さっき言っただろ?本当に、妄想か何かのような気がしてな…現に警察も、まともに取り上げてくれなかったし」
797: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 22:50:27.51:VlHNCVbAO (5/8)
優希「ふーん?でも私たちは別に警察じゃないし、馬鹿にしたりしないじょ?ふだんこうして雀荘に来る機会もあんまないし、せっかくだから教えてほしいじぇ」
マスター「うーん」
マスターは頭を一方に傾げ、懸命に記憶をたどろうとするような仕草を見せた。
野次馬のように現れた女の子たちのためと言うより、彼自身、意識を失ったまま、何が起きたのかを取り戻すことのできない今の自分に、もどかしさと薄気味の悪さを感じていたのだろうか。
マスター「…鏡を、見た気がするんだ」
優希「…鏡?」
マホ「鏡って、顔を映したりする、あの鏡のことですか?」
優希たちの反応の意味するものはそれぞれに違っていた。マホと違って優希は、和からあの長い金髪の女の子の消失の一件を聞かされて知っている。
マスター「…ああ。いつ見たのか、どこでどうやって見たのか、細かいところは記憶がぼやけて分からねぇ」
マスターは眉をしかめ、言葉を続けた。
マスター「店の外にあったのか、中で見たのか、それさえ覚えてないんだ。でも、ふつうじゃ考えられないくらいの大きさの鏡を、確かにあの日、どうかして見た気がするんだ」
それからマスターは話に耳を傾けている優希たちと、永宮と名乗った男を見、自嘲気味に笑って呟いた。
マスター「馬鹿馬鹿しい話だよな、本当。自分でもどうかしてると思うぜ」
だが聞いている者は誰一人として笑わなかった。
優希「ふーん?でも私たちは別に警察じゃないし、馬鹿にしたりしないじょ?ふだんこうして雀荘に来る機会もあんまないし、せっかくだから教えてほしいじぇ」
マスター「うーん」
マスターは頭を一方に傾げ、懸命に記憶をたどろうとするような仕草を見せた。
野次馬のように現れた女の子たちのためと言うより、彼自身、意識を失ったまま、何が起きたのかを取り戻すことのできない今の自分に、もどかしさと薄気味の悪さを感じていたのだろうか。
マスター「…鏡を、見た気がするんだ」
優希「…鏡?」
マホ「鏡って、顔を映したりする、あの鏡のことですか?」
優希たちの反応の意味するものはそれぞれに違っていた。マホと違って優希は、和からあの長い金髪の女の子の消失の一件を聞かされて知っている。
マスター「…ああ。いつ見たのか、どこでどうやって見たのか、細かいところは記憶がぼやけて分からねぇ」
マスターは眉をしかめ、言葉を続けた。
マスター「店の外にあったのか、中で見たのか、それさえ覚えてないんだ。でも、ふつうじゃ考えられないくらいの大きさの鏡を、確かにあの日、どうかして見た気がするんだ」
それからマスターは話に耳を傾けている優希たちと、永宮と名乗った男を見、自嘲気味に笑って呟いた。
マスター「馬鹿馬鹿しい話だよな、本当。自分でもどうかしてると思うぜ」
だが聞いている者は誰一人として笑わなかった。
798: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 23:13:59.42:VlHNCVbAO (6/8)
それからしばらくして、雀荘『鳳凰』の前には、靄の晴れ上がった空から西陽の射し込んでくる路上に、一人の大人と二人の少女の姿があった。
マホ「今日は本当に、ありがとうございました!」
大人は軽い驚きの表情を見せながら答える。
永宮と名乗った男「いや、お礼を言われるようなことは何もした覚えはないけど…逆に、勝たせてもらって、気分も晴れたし、こっちがお礼を言わなきゃいけないくらいだね」
優希「まあ、本当は私たちも雀荘の中に入りたくて代打ちさせてくれそうな人を探してたってとこだじぇ。ありがとうな!」
永宮と名乗った男「ああ、そんなことじゃないかとは思ったんだが…」
男はそこで言葉を切り、
永宮と名乗った男「インターミドルを目指してるとか言ってたっけ。今日みたいのも練習になるのかもしれないけど、やりすぎて出場停止とか食らわないようにね」
優希「う…そこは考えてなかった。き、気をつけるじぇ…」
永宮と名乗った男「ああ、応援させてもらうよ」
優希「え、下の娘さんとかはいいのか?確か私と同じくらいなんだろ?」
永宮と名乗った男「あの娘は、麻雀があんまり好きじゃないらしいからな…インターミドルどころか、最近は牌を触るところも見ないね」
マホ「そうなんですか…」
それからしばらくして、雀荘『鳳凰』の前には、靄の晴れ上がった空から西陽の射し込んでくる路上に、一人の大人と二人の少女の姿があった。
マホ「今日は本当に、ありがとうございました!」
大人は軽い驚きの表情を見せながら答える。
永宮と名乗った男「いや、お礼を言われるようなことは何もした覚えはないけど…逆に、勝たせてもらって、気分も晴れたし、こっちがお礼を言わなきゃいけないくらいだね」
優希「まあ、本当は私たちも雀荘の中に入りたくて代打ちさせてくれそうな人を探してたってとこだじぇ。ありがとうな!」
永宮と名乗った男「ああ、そんなことじゃないかとは思ったんだが…」
男はそこで言葉を切り、
永宮と名乗った男「インターミドルを目指してるとか言ってたっけ。今日みたいのも練習になるのかもしれないけど、やりすぎて出場停止とか食らわないようにね」
優希「う…そこは考えてなかった。き、気をつけるじぇ…」
永宮と名乗った男「ああ、応援させてもらうよ」
優希「え、下の娘さんとかはいいのか?確か私と同じくらいなんだろ?」
永宮と名乗った男「あの娘は、麻雀があんまり好きじゃないらしいからな…インターミドルどころか、最近は牌を触るところも見ないね」
マホ「そうなんですか…」
799: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 23:27:14.49:VlHNCVbAO (7/8)
優希「それじゃ、その娘さんの代わりに、私たちが全国からこの長野にインターミドル制覇の栄冠を持ち帰って来てやるじょ!」
マホ「そうですね、マホがんばります!」
永宮と名乗った男「はっはっは…あれ、君たちどこの中学か言ってたっけ?」
優希「おっと、言い忘れてたかもしれないじぇ…いいか、私たちは高遠原中学麻雀部、私が三年にしてエースの片岡優希、こちらは一年生ながら期待の新人、夢乃マホだ。半年もすれば、この名前が日本中に知れ渡ることになるからな、楽しみにするといいじょ!」
永宮と名乗った男「期待させてもらおう。それじゃ、ここで」
優希「おう!またな、ナガミヤの親父!」
マホ「応援よろしくお願いします!」
別れの挨拶とともに、優希たちの心は早くも、ここで聞き込んだ話のこと、それを和たちに教えた時のことに向かい始めた。
優希(正直、まだ分からないことだらけだけど…)
優希(あの鏡の話…どう考えてものどちゃんの見た女の子とつながりがありそうだじぇ)
優希(まずは寮に戻って、のどちゃんたちと話してみないと)
優希「それじゃ、その娘さんの代わりに、私たちが全国からこの長野にインターミドル制覇の栄冠を持ち帰って来てやるじょ!」
マホ「そうですね、マホがんばります!」
永宮と名乗った男「はっはっは…あれ、君たちどこの中学か言ってたっけ?」
優希「おっと、言い忘れてたかもしれないじぇ…いいか、私たちは高遠原中学麻雀部、私が三年にしてエースの片岡優希、こちらは一年生ながら期待の新人、夢乃マホだ。半年もすれば、この名前が日本中に知れ渡ることになるからな、楽しみにするといいじょ!」
永宮と名乗った男「期待させてもらおう。それじゃ、ここで」
優希「おう!またな、ナガミヤの親父!」
マホ「応援よろしくお願いします!」
別れの挨拶とともに、優希たちの心は早くも、ここで聞き込んだ話のこと、それを和たちに教えた時のことに向かい始めた。
優希(正直、まだ分からないことだらけだけど…)
優希(あの鏡の話…どう考えてものどちゃんの見た女の子とつながりがありそうだじぇ)
優希(まずは寮に戻って、のどちゃんたちと話してみないと)
800: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/17(日) 23:30:51.71:VlHNCVbAO (8/8)
今日は安価なしでここで区切っておきます。
みなさんお疲れさまでしたー
スキルレベルの再調整とかは、暇を見つけて投下に影響しない範囲でやる予定です。
今日は安価なしでここで区切っておきます。
みなさんお疲れさまでしたー
スキルレベルの再調整とかは、暇を見つけて投下に影響しない範囲でやる予定です。
801: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/18(月) 21:52:37.22:G5+pvpeAO (1/6)
自分はもともと淡「TRPGしよう!」みたいなスレが安価形式で立ってほしくて、立ったら真っ先にプレーヤーとして参加しようと待ち構えているのだが、なぜかそういうのとはほど遠い形のスレで、自分で>>1をやっているという。
正統派のTRPGスレとか、自分でうまく回せるとは思えないしなあ。変化球なら何とかやれるかもしれないが、そもそも自分はプレーヤーがやりたいんだよ、GMじゃねぇんだよ!
ということでこのスレ見てる有志の方で我こそはという人がいたらお願いします。
今日はまず、そろそろ視点変更するかしないかで安価取ります。
視点変更安価:
1、する
2、しない
↓2
する場合、各主人公ごとのストーリーをおさらいするあらすじ出した上で安価取ります。
自分はもともと淡「TRPGしよう!」みたいなスレが安価形式で立ってほしくて、立ったら真っ先にプレーヤーとして参加しようと待ち構えているのだが、なぜかそういうのとはほど遠い形のスレで、自分で>>1をやっているという。
正統派のTRPGスレとか、自分でうまく回せるとは思えないしなあ。変化球なら何とかやれるかもしれないが、そもそも自分はプレーヤーがやりたいんだよ、GMじゃねぇんだよ!
ということでこのスレ見てる有志の方で我こそはという人がいたらお願いします。
今日はまず、そろそろ視点変更するかしないかで安価取ります。
視点変更安価:
1、する
2、しない
↓2
する場合、各主人公ごとのストーリーをおさらいするあらすじ出した上で安価取ります。
802:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 21:53:26.50:qHKPkaKCo (1/1)
2
2
803:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 22:46:01.55:V7lsff+SO (1/2)
1
1
804: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/18(月) 22:50:06.79:G5+pvpeAO (2/6)
安価了解しました。
じゃあ以下、各主人公のあらすじ書いてくでー
>>1の記憶に頼ってるから多少あやふやなところは堪忍な。携帯でログ漁るのけっこう大変なのよ。
安価了解しました。
じゃあ以下、各主人公のあらすじ書いてくでー
>>1の記憶に頼ってるから多少あやふやなところは堪忍な。携帯でログ漁るのけっこう大変なのよ。
805: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/18(月) 23:06:24.24:G5+pvpeAO (3/6)
【弘世 菫】
ご存じ白糸台高校麻雀部部長にして、照を擁するチーム虎姫の一員。
前にやった時から原作阿知賀編がだいぶ進んで完結までしてしまったので、設定を多少変えるかもしれません。
ストーリーの大筋は、菫さんが白糸台のレギュラー選抜をする一方、宇宙から来た生命体キュゥべえと接触し、人間たちを脅かす魔獣と戦うために魔法少女として契約するというもの。
なお、このキュゥべえはまどか☆マギカの時系列で言うと世界改変後の存在なので、原作ほど腹黒くありません。戦いが終わったらちゃんと契約を解除してくれるそうです。
キュゥべえは魔獣たちが最近、強大な力を持つ何者かを支配者として戴こうとしていると心配しています。この何者かは麻雀に縁が深く、麻雀部で菫さんの後輩に当たる大星淡とも関係があるようです。ただし、淡本人は自分が魔獣たちに影響を与えていることに気づいていません。
ストーリーは、レギュラー選抜を兼ねた戒能プロとの指導対局を経て、宮守女子との練習試合が終わったところ。両校の麻雀部員たちだけで打ち上げをするらしい。
【弘世 菫】
ご存じ白糸台高校麻雀部部長にして、照を擁するチーム虎姫の一員。
前にやった時から原作阿知賀編がだいぶ進んで完結までしてしまったので、設定を多少変えるかもしれません。
ストーリーの大筋は、菫さんが白糸台のレギュラー選抜をする一方、宇宙から来た生命体キュゥべえと接触し、人間たちを脅かす魔獣と戦うために魔法少女として契約するというもの。
なお、このキュゥべえはまどか☆マギカの時系列で言うと世界改変後の存在なので、原作ほど腹黒くありません。戦いが終わったらちゃんと契約を解除してくれるそうです。
キュゥべえは魔獣たちが最近、強大な力を持つ何者かを支配者として戴こうとしていると心配しています。この何者かは麻雀に縁が深く、麻雀部で菫さんの後輩に当たる大星淡とも関係があるようです。ただし、淡本人は自分が魔獣たちに影響を与えていることに気づいていません。
ストーリーは、レギュラー選抜を兼ねた戒能プロとの指導対局を経て、宮守女子との練習試合が終わったところ。両校の麻雀部員たちだけで打ち上げをするらしい。
806: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/18(月) 23:24:13.52:G5+pvpeAO (4/6)
【高鴨穏乃】
このスレでは大和国は阿知賀の里の新米くのいちで、里の長を務める小走やえを師に育てられ、現在は同じくのいちで幼友達の新子憧とコンビを組んで活動中。
関西から西は戦国時代のような群雄割拠の状況になっていて、永水の神代、摂州千里山の僧兵軍団、姫松城の赤阪家といった勢力が、京の都に入り、善野将軍の下で実権を握ろうと狙っています。
穏乃たちはどこの勢力の家臣でもなく、依頼された仕事をその時その時で請け負う忍群になっています。
ストーリーは、姫松城の赤阪が爆弾開発のために家臣の上重に人体実験を行おうとしたことから動き出します。結局、不発弾しかできないことが分かって実験は中止されたのですが、上重漫ちゃんはトラウマを負ってしまいます。
ちょうどその時、穏乃たちは赤阪から、村医者の荒川が敵将も分け隔てなく治療してしまうので困る、誘拐してほしいという依頼を請けます。
穏乃たちは荒川憩と、上重治療のために姫松城に誘拐されてほしい、後で救出して解放するから、という密約を交わします。
さて、この密約うまくいくのか…という感じ。
【高鴨穏乃】
このスレでは大和国は阿知賀の里の新米くのいちで、里の長を務める小走やえを師に育てられ、現在は同じくのいちで幼友達の新子憧とコンビを組んで活動中。
関西から西は戦国時代のような群雄割拠の状況になっていて、永水の神代、摂州千里山の僧兵軍団、姫松城の赤阪家といった勢力が、京の都に入り、善野将軍の下で実権を握ろうと狙っています。
穏乃たちはどこの勢力の家臣でもなく、依頼された仕事をその時その時で請け負う忍群になっています。
ストーリーは、姫松城の赤阪が爆弾開発のために家臣の上重に人体実験を行おうとしたことから動き出します。結局、不発弾しかできないことが分かって実験は中止されたのですが、上重漫ちゃんはトラウマを負ってしまいます。
ちょうどその時、穏乃たちは赤阪から、村医者の荒川が敵将も分け隔てなく治療してしまうので困る、誘拐してほしいという依頼を請けます。
穏乃たちは荒川憩と、上重治療のために姫松城に誘拐されてほしい、後で救出して解放するから、という密約を交わします。
さて、この密約うまくいくのか…という感じ。
807: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/18(月) 23:32:01.51:G5+pvpeAO (5/6)
【龍門渕透華】
長野の王国リューモンブルクの姫君。
実はとーか編はあまり進んでない上に、ぜんぶこの2スレ目で起きたことだから、解説する意味があんまりなかったり…
とりあえず、一ちゃんが侍女として仲間になった。
あと、リューモンブルクの王都の地下には、迷宮があるらしい。
最近その迷宮の封印された西の塔に、誰かが立ち入っている形跡があるらしい。
原作者(りつべさん)がファンタジー好きだからなのか、このパートにはいろいろとキャラクターからのアイディアが湧きやすい。最近また一つ新しいのを思いついた。
【龍門渕透華】
長野の王国リューモンブルクの姫君。
実はとーか編はあまり進んでない上に、ぜんぶこの2スレ目で起きたことだから、解説する意味があんまりなかったり…
とりあえず、一ちゃんが侍女として仲間になった。
あと、リューモンブルクの王都の地下には、迷宮があるらしい。
最近その迷宮の封印された西の塔に、誰かが立ち入っている形跡があるらしい。
原作者(りつべさん)がファンタジー好きだからなのか、このパートにはいろいろとキャラクターからのアイディアが湧きやすい。最近また一つ新しいのを思いついた。
808: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/18(月) 23:37:41.73:G5+pvpeAO (6/6)
ということで視点変更安価をいつものごとく取ろう。
視点変更安価:
1、弘世菫
2、高鴨穏乃
3、龍門渕透華
※いつものように多数決で
時間はとりあえず、明日いっぱいくらいまで取りたいと思います。
まあそんなに長く取ってもたくさん票が入って覆るなんてことはあまりないとは思うが…
ということで視点変更安価をいつものごとく取ろう。
視点変更安価:
1、弘世菫
2、高鴨穏乃
3、龍門渕透華
※いつものように多数決で
時間はとりあえず、明日いっぱいくらいまで取りたいと思います。
まあそんなに長く取ってもたくさん票が入って覆るなんてことはあまりないとは思うが…
809:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 23:38:18.75:0rHVk2Fco (1/1)
2
2
810:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 23:38:29.55:pWJFHsVso (1/2)
2
2
811:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 23:39:03.94:jmsAKDjAO (1/1)
2
2
812:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 23:50:21.69:V7lsff+SO (2/2)
2
2
813:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/18(月) 23:52:45.54:pWJFHsVso (2/2)
しかし何度見てもいくのんが畜生過ぎて草はえるなwwwwww
しかし何度見てもいくのんが畜生過ぎて草はえるなwwwwww
814: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/19(火) 00:18:18.64:q+ZWdoyAO (1/5)
黒い笑いのつもりだったけど、いくのん好きな人はごめんね
今のところシズが圧勝モードか
阿知賀編最終話効果かなー
とりあえず安価はまだ受け付けてるんでよろしく
黒い笑いのつもりだったけど、いくのん好きな人はごめんね
今のところシズが圧勝モードか
阿知賀編最終話効果かなー
とりあえず安価はまだ受け付けてるんでよろしく
815: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/19(火) 17:16:06.56:q+ZWdoyAO (2/5)
どうせ安価待ちで暇だし、最近思いついた透華編の設定の一つを物語にして投下してみるで
どうせ安価待ちで暇だし、最近思いついた透華編の設定の一つを物語にして投下してみるで
816: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/19(火) 17:16:56.88:q+ZWdoyAO (3/5)
風越の谷。
一年中雪の消えることのない高峰を望むこの小峡谷には、地下深くに眠る鉱脈へと通じる、暗く長い坑道が掘り抜かれていた。
坑道の付近には、あるいは金属を精錬し、あるいはそれを鍛え上げる仕事につく、屈強なドワーフたちの集落ができた。
鉱脈の底には大地の生命を宿す赤い燠のような宝石が見つかった。ドワーフたちの瞳と同じ色をしたその紅玉は、種族の象徴として珍重され、やがて種族が外敵に対する結束を固めて王国に変わった時に、支配者の冠に嵌め込まれるようになった。
ドワーフたちの王、紅玉の君主。
ある時、その君主のまだ若い息子の一人が、谷の北、ふだん一族の者は訪れない深い森の中に入り込んだ。
冒険心に富んだその若者は、森の中で誰かの争う音を聞き、そちらへと駆けつけた。
そこで彼は今まで見たことのない、細身で美しい貴族的な姿をした種族の娘が、ドワーフたちに忌み嫌われている妖魔に襲われているのを目にした。
迷うことなく愛用の鎚を振るい、妖魔を追い払った若者は、そこで初めて、襲われていたのが水晶のように青い眼をした、エルフの一族の娘だということに気づいたのである。
風越の谷。
一年中雪の消えることのない高峰を望むこの小峡谷には、地下深くに眠る鉱脈へと通じる、暗く長い坑道が掘り抜かれていた。
坑道の付近には、あるいは金属を精錬し、あるいはそれを鍛え上げる仕事につく、屈強なドワーフたちの集落ができた。
鉱脈の底には大地の生命を宿す赤い燠のような宝石が見つかった。ドワーフたちの瞳と同じ色をしたその紅玉は、種族の象徴として珍重され、やがて種族が外敵に対する結束を固めて王国に変わった時に、支配者の冠に嵌め込まれるようになった。
ドワーフたちの王、紅玉の君主。
ある時、その君主のまだ若い息子の一人が、谷の北、ふだん一族の者は訪れない深い森の中に入り込んだ。
冒険心に富んだその若者は、森の中で誰かの争う音を聞き、そちらへと駆けつけた。
そこで彼は今まで見たことのない、細身で美しい貴族的な姿をした種族の娘が、ドワーフたちに忌み嫌われている妖魔に襲われているのを目にした。
迷うことなく愛用の鎚を振るい、妖魔を追い払った若者は、そこで初めて、襲われていたのが水晶のように青い眼をした、エルフの一族の娘だということに気づいたのである。
817: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/19(火) 17:37:40.55:q+ZWdoyAO (4/5)
たいていの場所でそうだが、風越の谷でも、エルフとドワーフの間の仲は良くなかった。互いに敵視し合い、交流の全くない関係が続いていた。
助けられたエルフの娘はドワーフの若者の勇敢さに、若者は娘の清純さと優しさとに好意を持ったが、それぞれの種族のしがらみに囚われて、親しく付き合うことはできなかった。
若者と娘はそれぞれの種族には相手のことを隠したまま、森での会瀬を重ねていた。
だが、ついに娘が若者の子を身籠ることになり、二人は谷から逃れることを決めた。どこか自由な土地で自分たちだけで生活を営むことを夢見たのである。
若者の父、ドワーフの君主は、息子が種族に対する責務を忘れて、恋のために谷を捨てることを許さなかった。駆け落ちした恋人たちには追っ手が差し向けられることになった。
恋人たちは追っ手と、谷の外の野盗や妖魔たちとの挟撃にあい、ついに若者は命を落とし、娘も重傷を負ってドワーフの洞穴に連れ戻されることになった。
息子を失った悲嘆と後悔に暮れる君主に追い討ちをかけるように、エルフの娘も出産の苦しみの中で息を引き取った。
後に残された息子の忘れ形見は、エルフとドワーフの血をそれぞれ半分ずつ受け継いで、片方が青く、片方が真紅の眼をしていた。
髪も、ドワーフたちの間では決して生まれない、豊かな金色に光り輝いていた。美しい容貌に恵まれたこの娘は、秋の田園を思わせるその金髪にちなんで、美穂子と名づけられたのである。
この娘がやがて成長し、その運命を変えた一人の人間の少女の騎士と出会うのは、もう少し先の話になる。
たいていの場所でそうだが、風越の谷でも、エルフとドワーフの間の仲は良くなかった。互いに敵視し合い、交流の全くない関係が続いていた。
助けられたエルフの娘はドワーフの若者の勇敢さに、若者は娘の清純さと優しさとに好意を持ったが、それぞれの種族のしがらみに囚われて、親しく付き合うことはできなかった。
若者と娘はそれぞれの種族には相手のことを隠したまま、森での会瀬を重ねていた。
だが、ついに娘が若者の子を身籠ることになり、二人は谷から逃れることを決めた。どこか自由な土地で自分たちだけで生活を営むことを夢見たのである。
若者の父、ドワーフの君主は、息子が種族に対する責務を忘れて、恋のために谷を捨てることを許さなかった。駆け落ちした恋人たちには追っ手が差し向けられることになった。
恋人たちは追っ手と、谷の外の野盗や妖魔たちとの挟撃にあい、ついに若者は命を落とし、娘も重傷を負ってドワーフの洞穴に連れ戻されることになった。
息子を失った悲嘆と後悔に暮れる君主に追い討ちをかけるように、エルフの娘も出産の苦しみの中で息を引き取った。
後に残された息子の忘れ形見は、エルフとドワーフの血をそれぞれ半分ずつ受け継いで、片方が青く、片方が真紅の眼をしていた。
髪も、ドワーフたちの間では決して生まれない、豊かな金色に光り輝いていた。美しい容貌に恵まれたこの娘は、秋の田園を思わせるその金髪にちなんで、美穂子と名づけられたのである。
この娘がやがて成長し、その運命を変えた一人の人間の少女の騎士と出会うのは、もう少し先の話になる。
818:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/19(火) 17:40:05.52:q+ZWdoyAO (5/5)
指輪物語とロミオとジュリエットを足して二で割ったみたいなキャプテンの出生でっち上げ話でしたね。
安価はまだ受け付けてるんでよろしく
指輪物語とロミオとジュリエットを足して二で割ったみたいなキャプテンの出生でっち上げ話でしたね。
安価はまだ受け付けてるんでよろしく
819:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/20(水) 00:17:54.69:kVD5q/gSO (1/1)
シズか
シズか
820:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/22(金) 21:47:52.69:J7Sove2C0 (1/1)
まだか、まだなのか
まだか、まだなのか
821:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/03/22(金) 22:12:27.65:4f4ndI6Eo (1/1)
html
html
822: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/24(日) 23:05:07.94:anOtZw/AO (1/4)
時間を空けてしまって申し訳ありません、>>1です。
既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このスレッドは先週の最後の書き込み後に、html化依頼に出されました。
なぜそうなったのかという事情を書くと、第三者を巻き込むことになるので、黙ってスレを落とそうと考えたのですが、当スレを今まで支えてくださったのは、安価をくれた人をはじめとする読者の方々ですし、>>1もそのことについて心から感謝しているような次第なので、最低限の説明責任は果たしたいと考え、恥を忍んでこうして戻って参りました。
執筆を中断する最大の理由は、>>1自身の中で、このまま咲-Saki-の二次創作の作品を書いていくことに疑問が生じたことにあります。
咲-Saki-という作品が嫌いになったわけでも、二次創作全般を否定するようになったわけでもありません。この点は誤解のないように、最初にお断りしておきたいと思います。
時間を空けてしまって申し訳ありません、>>1です。
既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このスレッドは先週の最後の書き込み後に、html化依頼に出されました。
なぜそうなったのかという事情を書くと、第三者を巻き込むことになるので、黙ってスレを落とそうと考えたのですが、当スレを今まで支えてくださったのは、安価をくれた人をはじめとする読者の方々ですし、>>1もそのことについて心から感謝しているような次第なので、最低限の説明責任は果たしたいと考え、恥を忍んでこうして戻って参りました。
執筆を中断する最大の理由は、>>1自身の中で、このまま咲-Saki-の二次創作の作品を書いていくことに疑問が生じたことにあります。
咲-Saki-という作品が嫌いになったわけでも、二次創作全般を否定するようになったわけでもありません。この点は誤解のないように、最初にお断りしておきたいと思います。
823: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/24(日) 23:17:09.74:anOtZw/AO (2/4)
先週の火曜日、>>1は某スレで幾人かの人を相手に議論する機会を持ちました。興味のある方は直接ログを探して頂ければ幸いですが、さしあたりここではどこで議論が起きたか、またその具体的な進行は伏せておきます。
また、進行を伏せる以上、相手の言い分を載せることなしに自分の主張だけを一方的にここで繰り返すことはフェアではありませんので、ここではその議論の結果が、どうしてこのスレを落とすという>>1の判断 につながったのかということだけを、明らかにしておきたいと思います。
>>1は二次創作のキャリアそのものは決して長くなく、せいぜい一年足らずというところなのですが、十代の頃にオリジナルの作品を書こうとしていた経験がありますので、それとの比較から言うと、二次創作ということはオリジナルで作品を書くよりも、はるかにいろんなものとのつながりを前提するものだと考えています。
その主な例が、一次創作者と、この一次の作品を手に取っているか、少なくとも耳にしたことのある、既存のファンの存在です。
先週の火曜日、>>1は某スレで幾人かの人を相手に議論する機会を持ちました。興味のある方は直接ログを探して頂ければ幸いですが、さしあたりここではどこで議論が起きたか、またその具体的な進行は伏せておきます。
また、進行を伏せる以上、相手の言い分を載せることなしに自分の主張だけを一方的にここで繰り返すことはフェアではありませんので、ここではその議論の結果が、どうしてこのスレを落とすという>>1の判断 につながったのかということだけを、明らかにしておきたいと思います。
>>1は二次創作のキャリアそのものは決して長くなく、せいぜい一年足らずというところなのですが、十代の頃にオリジナルの作品を書こうとしていた経験がありますので、それとの比較から言うと、二次創作ということはオリジナルで作品を書くよりも、はるかにいろんなものとのつながりを前提するものだと考えています。
その主な例が、一次創作者と、この一次の作品を手に取っているか、少なくとも耳にしたことのある、既存のファンの存在です。
824: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/24(日) 23:33:53.75:anOtZw/AO (3/4)
このスレに登場するキャラクターの多くは、一次創作者が自分の手や頭や、場合によっては取材のために足を使って、生み出さなければ、存在しえなかったものです。それだけでなく、>>1が作中にそうしたキャラクターを登場させることによって、本来の>>1の創作力ではあり得なかったところに読者を獲得することができます。
二次創作は、多少美化して言うと、作品が作者だけのものではない存在を持っているからこそ成立するジャンルです。
しかし、まさにこの「作品は作者だけのものではない」ということをどう解釈するかによって、二次創作のあり方には、根本的に異なる幾つかの可能性が開けてくると、>>1は考えています。
先週の火曜日に某スレで起こった議論は、最終的にはこの解釈の違いをめぐって争われたものだと言えます。
>>1自身の解釈は、いたって単純なものです。どのような二次創作も、それが公開の誰にでもアクセス可能な場所―インターネットがまさにそうですが―に提示されるならば、単にその二次創作の作者と、自分の意志でその作品を読む読者たちだけにとってのものとなることは、あり得ないのです。たまたま偶然スレを開いてしまっただけの人の目にも作品は触れるでしょうし、また、二次創作者自身やある読者が、その作品の内容を他の二次創作や一次創作から区別できていたとしても、区別のできない読者がスレに入り込む可能性を、どうやって排除できるでしょうか。
このスレに登場するキャラクターの多くは、一次創作者が自分の手や頭や、場合によっては取材のために足を使って、生み出さなければ、存在しえなかったものです。それだけでなく、>>1が作中にそうしたキャラクターを登場させることによって、本来の>>1の創作力ではあり得なかったところに読者を獲得することができます。
二次創作は、多少美化して言うと、作品が作者だけのものではない存在を持っているからこそ成立するジャンルです。
しかし、まさにこの「作品は作者だけのものではない」ということをどう解釈するかによって、二次創作のあり方には、根本的に異なる幾つかの可能性が開けてくると、>>1は考えています。
先週の火曜日に某スレで起こった議論は、最終的にはこの解釈の違いをめぐって争われたものだと言えます。
>>1自身の解釈は、いたって単純なものです。どのような二次創作も、それが公開の誰にでもアクセス可能な場所―インターネットがまさにそうですが―に提示されるならば、単にその二次創作の作者と、自分の意志でその作品を読む読者たちだけにとってのものとなることは、あり得ないのです。たまたま偶然スレを開いてしまっただけの人の目にも作品は触れるでしょうし、また、二次創作者自身やある読者が、その作品の内容を他の二次創作や一次創作から区別できていたとしても、区別のできない読者がスレに入り込む可能性を、どうやって排除できるでしょうか。
825: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/24(日) 23:46:07.72:anOtZw/AO (4/4)
ところで、こういう>>1の考え方は、このSS速報でも、恐らくはVIPその他の二次創作の盛んな場所でも、一般的ではないことは認めざるを得ません。こうした場所の人々は、二次創作者と自発的な意志でそれを読む者は、その作品の内容を、たとえ原作者や原作について違った捉え方をしている、既存のファンと言えども、邪魔されずに楽しむ権利があると考えているのです。
彼らが自分たちの権利を主張するのは、まことにけっこうなことです。>>1もそういう権利がないとまで言うつもりはありません。また、彼らに対して、その楽しんでいる作品の内容について説教を加えたり、そうした楽しみ方をすべきではないと主張するつもりもありません。
しかし、事実の問題として、彼らの読む二次創作の内容と一次創作に対する受け取り方を、完全に区別するなどということが、果たしてどこまで可能なのでしょうか。また、可能だとしても、それは二次創作を楽しむ者の知的、精神的な成熟の度合いに大きく影響されるということは、彼ら自身も認めざるを得ないのではないでしょうか。
ところで、こういう>>1の考え方は、このSS速報でも、恐らくはVIPその他の二次創作の盛んな場所でも、一般的ではないことは認めざるを得ません。こうした場所の人々は、二次創作者と自発的な意志でそれを読む者は、その作品の内容を、たとえ原作者や原作について違った捉え方をしている、既存のファンと言えども、邪魔されずに楽しむ権利があると考えているのです。
彼らが自分たちの権利を主張するのは、まことにけっこうなことです。>>1もそういう権利がないとまで言うつもりはありません。また、彼らに対して、その楽しんでいる作品の内容について説教を加えたり、そうした楽しみ方をすべきではないと主張するつもりもありません。
しかし、事実の問題として、彼らの読む二次創作の内容と一次創作に対する受け取り方を、完全に区別するなどということが、果たしてどこまで可能なのでしょうか。また、可能だとしても、それは二次創作を楽しむ者の知的、精神的な成熟の度合いに大きく影響されるということは、彼ら自身も認めざるを得ないのではないでしょうか。
826: ◆Rf40X2USO7Yr:2013/03/25(月) 00:03:32.39:PwVpvHrAO (1/1)
そうだとすると、現状のように、二次創作者とその作品を楽しむ者の権利だけが一方的に主張されている状況では、たとえ彼らの主張する住み分けが、完全に理想的に行われたとしても、両者が何らかの形で接点を持つような場所では、必ず相互の不和と衝突がかもし出されることになります。
しかも、この不和は、住み分けによって両者が接点を持たずにいられる場所が大きくなればなるほど、それだけ深刻なものになることは、目に見えています。両者が互いに理解し合うことなく、同質なものたちだけの間にいる時間が、それだけ長く濃密になるからです。
このように批判を書き連ねてみたところで、>>1自身に事態の打開策があるというわけではありません。あったらそもそも、こうしてスレを落とすなどという状況に陥る前に、その策を講じていたことでしょう。
しかし、もともと昨年の同じ時期に私がこの板に初めて訪れた頃には、咲-Saki-のSS自体、まだ板にあって珍しい存在でした。それ以後、夏になってスレッドが爆発的に増えましたが、そうなっても、少なくともこの板の内部では、すぐには顕著な対立は生じませんでした。
今のこの対立が一時的なものであること、それを過ぎればこの板に再び、以前のような日々が戻ることを願って、私はこの板における自分の活動を終えたいと思います。
最後に、私が短い間とはいえこの板に定住する契機ともなった、某運命スレの>>1さんに感謝の意を表して、筆をおかせていただきます。
そうだとすると、現状のように、二次創作者とその作品を楽しむ者の権利だけが一方的に主張されている状況では、たとえ彼らの主張する住み分けが、完全に理想的に行われたとしても、両者が何らかの形で接点を持つような場所では、必ず相互の不和と衝突がかもし出されることになります。
しかも、この不和は、住み分けによって両者が接点を持たずにいられる場所が大きくなればなるほど、それだけ深刻なものになることは、目に見えています。両者が互いに理解し合うことなく、同質なものたちだけの間にいる時間が、それだけ長く濃密になるからです。
このように批判を書き連ねてみたところで、>>1自身に事態の打開策があるというわけではありません。あったらそもそも、こうしてスレを落とすなどという状況に陥る前に、その策を講じていたことでしょう。
しかし、もともと昨年の同じ時期に私がこの板に初めて訪れた頃には、咲-Saki-のSS自体、まだ板にあって珍しい存在でした。それ以後、夏になってスレッドが爆発的に増えましたが、そうなっても、少なくともこの板の内部では、すぐには顕著な対立は生じませんでした。
今のこの対立が一時的なものであること、それを過ぎればこの板に再び、以前のような日々が戻ることを願って、私はこの板における自分の活動を終えたいと思います。
最後に、私が短い間とはいえこの板に定住する契機ともなった、某運命スレの>>1さんに感謝の意を表して、筆をおかせていただきます。
◆Rf40X2USO7Yr さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16624674.html
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