1以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 06:12:33ievVdb8U (1/1)

いつものジャイアン「じゃあなのび太」

きれいなジャイアン「じゃあなのび太」


2以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 07:26:40FZvgYsR. (1/1)

なぜジャイアンが二人いるのか


3以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 09:39:20yLlyFz7g (1/1)

スレタイで濡れた


4以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 10:19:39VzNbe4Yw (1/1)

チャリオットなら問題ない。


5以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 10:31:12foCUvIHU (1/1)

スネ夫の台詞が格好いいのに、乗るのはジャイアンwww


6以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 10:47:243X/4SiMQ (1/1)

たしかにどっちでもこう言うだろうなwww


7以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 15:12:450IOYM.VE (1/1)

見覚えのあるスレタイだな
あっちは回天だったか

まあ意味一緒なんだけども


8以下、名無しが深夜にお送りします2012/10/31(水) 21:15:173npOgs/A (1/1)

これ書き手によっちゃ名作に化けるよな


9以下、名無しが深夜にお送りします2012/11/02(金) 08:31:42/48Git5k (1/5)


のび太「ふうん」

スネ夫「……ふうんって何だよ? 反応薄いな」

のび太「いやだって、何でそんなの乗るの?って感じだし」

スネ夫「はあ? お前わかってんの? 人間魚雷なんだぞ? 人間魚雷!」

のび太「だって、羨ましくないし。 乗りたくもないし」

のび太「自慢?される意味がわかんない」

スネ夫「これはなあ、回天と言って……」

のび太「それは知ってるよ。WWⅡで日本海軍が開発した自爆兵器だろ?」

スネ夫「…………」

のび太「僕が言いたいのは、原寸大モデルの再現潜水艇にどうしてそれを選んだの?」

のび太「っていう事」

スネ夫「だ、だってこれは……」


10以下、名無しが深夜にお送りします2012/11/02(金) 08:49:47/48Git5k (2/5)


のび太「そりぁあね。亡くなった先人の方々には頭が下がるけどね」

のび太「兵器としての発想は、最低最悪の部類だ」

スネ夫「…………」

のび太「イタリアの人間魚雷は、それに乗って船に近づき」

のび太「工作をして離れ、起爆するものだよ?」

スネ夫「…………」

のび太「それに、日本には自慢すべき潜水艇があったんだ」

スネ夫「……え?」

のび太「知らないのかい? 甲標的(こうひょうてき)を」

スネ夫「知るかよ……そんなマイナー兵器」

のび太「えー!? 真珠湾攻撃にも参加してるのに!?」

スネ夫「!?」


11以下、名無しが深夜にお送りします2012/11/02(金) 09:00:04/48Git5k (3/5)


スネ夫「嘘つくなよ!のび太!」

スネ夫「真珠湾攻撃は海軍の航空部隊が行った奇襲攻撃だぞ!」

スネ夫「そんな話、教科書にも載ってないじゃないか!!」

のび太「確かに載ってないね」

のび太「でも、参加したのは事実だよ?当時の新聞にも書いてある」

のび太「10隻参加して9隻が無事任務を成功させてるよ」

スネ夫「……!」

のび太「スネ夫……君が回天に特別な感情を抱いてるのは解る」

のび太「でも僕は、どうしても好きになれない」

のび太「それだけさ」

スネ夫「…………」


12以下、名無しが深夜にお送りします2012/11/02(金) 09:16:11/48Git5k (4/5)


のび太「戦果だけを見れば……どちらも大した事は無いかもしれない」

のび太「米軍の圧倒的な物量の前には、雀の涙程度と言えるかもしれない」

のび太「でも……決定的に違う事がひとつだけある」

スネ夫「…………」

のび太「もうわかってるよね?」

のび太「それは帰還率だって……」

スネ夫「…………」

のび太「でもこれは、モニュメント的な物なら、意義や意味はあると思う」

のび太「実際に乗るのはどうかと思うけどね」

スネ夫「…………」

のび太「じゃ、僕はこれで帰るから」

スネ夫「…………」


13以下、名無しが深夜にお送りします2012/11/02(金) 09:22:08/48Git5k (5/5)


スネ夫「…………」 ピッポッパッ

スネ夫「……あ、パパ?」

スネ夫「うん……うん……」

スネ夫「それなんだけどさ……」

スネ夫「今度」

スネ夫「甲標的を作ってくれない?」

スネ夫「知らない?……うん、調べておくから」

スネ夫「…………じゃ」 ピッ

スネ夫「…………」

スネ夫「ちっくしょー!」

スネ夫「のび太のくせに!!」

     おしまい