◆pOKsi7gf8c さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16618259.html
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1: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:26:27.76:MjAfNlSC0 (1/12)
GBAソフト「ボクらの太陽」シリーズとまどか☆マギカのクロスSS
ほむら「ボクらの太陽……?」の続編
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1333384821/
※注意事項
前作を読んでいなくても物語に関しては問題ありません
ボクらの太陽シリーズの用語解説はWikiに載せておきました
周回ボーナスは主人公の記憶持ち越し(アイテム、武器は引き継ぎナシ)
難易度は相変わらずベリーハード、場面によってはナイトメアかも
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1336577187(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
GBAソフト「ボクらの太陽」シリーズとまどか☆マギカのクロスSS
ほむら「ボクらの太陽……?」の続編
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1333384821/
※注意事項
前作を読んでいなくても物語に関しては問題ありません
ボクらの太陽シリーズの用語解説はWikiに載せておきました
周回ボーナスは主人公の記憶持ち越し(アイテム、武器は引き継ぎナシ)
難易度は相変わらずベリーハード、場面によってはナイトメアかも
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1336577187(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/10(木) 00:30:30.30:COTaFc6Ro (1/1)
来たか
期待
来たか
期待
3: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:30:53.90:MjAfNlSC0 (2/12)
5人目か…やるな、太陽少年
さあ、始めようではないか!血の舞踏をな!!
助けて……
実は、お願いがあって君を呼んだの
『君にはたった1人で』
そうだよ。とっても大切な友達
待ってるよ、ジャンゴ君…
大丈夫。ウチに任しとき、スパイダー1匹入らせん
いつも心に太陽を!ですわ
5人目か…やるな、太陽少年
さあ、始めようではないか!血の舞踏をな!!
助けて……
実は、お願いがあって君を呼んだの
『君にはたった1人で』
そうだよ。とっても大切な友達
待ってるよ、ジャンゴ君…
大丈夫。ウチに任しとき、スパイダー1匹入らせん
いつも心に太陽を!ですわ
4: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:34:14.34:MjAfNlSC0 (3/12)
暁美ほむらです……よろしくお願いします
潜入任務(スニーキングミッション)の基本は現地調達だぞ、ジャンゴ
私を助けに? 信じられないわね
まぁ、深くは聞かないでおいてあげるわ
『辛く、厳しい戦いを』
あのね…夕べあの子と夢の中で会った………ような?
だから…僕はキュゥべえ、〔魔法少女達を導く者〕さ
私の切り札
それより、その有様はなんだ?マミのリボンの様だが
暁美ほむらです……よろしくお願いします
潜入任務(スニーキングミッション)の基本は現地調達だぞ、ジャンゴ
私を助けに? 信じられないわね
まぁ、深くは聞かないでおいてあげるわ
『辛く、厳しい戦いを』
あのね…夕べあの子と夢の中で会った………ような?
だから…僕はキュゥべえ、〔魔法少女達を導く者〕さ
私の切り札
それより、その有様はなんだ?マミのリボンの様だが
5: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:36:51.05:MjAfNlSC0 (4/12)
しっかりしろ!ジャンゴ!!
まさに〔破壊の獣〕だよ
全く、お前という奴は…とんだお人好しだ
だから、絶対に契約なんかさせない
『生き抜かなきゃならないときが来るかもしれない』
ほ、本当だ。ダンボールを覗き込で吹っ飛んだんだ
必ず護るよ。だから安心してついてきて
あんたみたいな奴がいるからマミさんはッ!
そんな奴は殺しちゃう以外にないよね!
私は冷静な人の味方で、無駄な争いをするバカの敵
しっかりしろ!ジャンゴ!!
まさに〔破壊の獣〕だよ
全く、お前という奴は…とんだお人好しだ
だから、絶対に契約なんかさせない
『生き抜かなきゃならないときが来るかもしれない』
ほ、本当だ。ダンボールを覗き込で吹っ飛んだんだ
必ず護るよ。だから安心してついてきて
あんたみたいな奴がいるからマミさんはッ!
そんな奴は殺しちゃう以外にないよね!
私は冷静な人の味方で、無駄な争いをするバカの敵
6: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:39:34.92:MjAfNlSC0 (5/12)
愚か者が相手なら私は手段を選ばない
あんたらもあの転校生とグルで、マミさんを嵌めたんだ!
PErsonal Terminal(パーソナルターミナル)……携帯情報端末だ
ちぇ、分かったよ。あたしは杏子、よろしくな
待て!彼女と争ってはいけない!!
『でも、君にならきっと乗り越えられはず』
こいつ死んでるじゃねぇかよ
君達の魂を抜きとってソウルジェムに変えることなのさ
これは人間……いや全ての生命に対する冒涜だぞ!!
そいつに何を言ってもムダよ
愚か者が相手なら私は手段を選ばない
あんたらもあの転校生とグルで、マミさんを嵌めたんだ!
PErsonal Terminal(パーソナルターミナル)……携帯情報端末だ
ちぇ、分かったよ。あたしは杏子、よろしくな
待て!彼女と争ってはいけない!!
『でも、君にならきっと乗り越えられはず』
こいつ死んでるじゃねぇかよ
君達の魂を抜きとってソウルジェムに変えることなのさ
これは人間……いや全ての生命に対する冒涜だぞ!!
そいつに何を言ってもムダよ
7: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:42:10.25:MjAfNlSC0 (6/12)
ちゃんとグリーフシードも落とすだろ。無駄な狩りじゃないよ
あげるよ、そいつが目当てなんでしょう?
……彼女はソウルジェムに穢れを溜めこみすぎた
もしそれが本当だとしたら、魔法少女の運命とは……
さやかちゃん……昨日から帰ってきてないって
『なぜなら…』
ほむらの奴がさやかを殺そうとしやがった
いい加減にしてよ!!
わたし達はどこかで……どこかで会ったことがあるの?わたしと……
盗み聞きとは……いい趣味をしているわね
ちゃんとグリーフシードも落とすだろ。無駄な狩りじゃないよ
あげるよ、そいつが目当てなんでしょう?
……彼女はソウルジェムに穢れを溜めこみすぎた
もしそれが本当だとしたら、魔法少女の運命とは……
さやかちゃん……昨日から帰ってきてないって
『なぜなら…』
ほむらの奴がさやかを殺そうとしやがった
いい加減にしてよ!!
わたし達はどこかで……どこかで会ったことがあるの?わたしと……
盗み聞きとは……いい趣味をしているわね
8: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:44:59.50:MjAfNlSC0 (7/12)
ねぇ、ソウルジェムは?さやかちゃんはどうしたの!?
私達はグリーフシードとなり、魔女として生まれ変わる
だって、あいつはさやかの親友なんだぞ!!
〔どうすべきか〕ではなく、〔どうしたいか〕を考えるんだ
『その胸に太陽を宿しているのだから』
ほむらちゃんも手伝ってくれないかな…
本当に覚悟は良いんだね
ねぇ聞こえる?わたしの声が分かる?
ジャンゴ!応援だ!!
ねぇ、ソウルジェムは?さやかちゃんはどうしたの!?
私達はグリーフシードとなり、魔女として生まれ変わる
だって、あいつはさやかの親友なんだぞ!!
〔どうすべきか〕ではなく、〔どうしたいか〕を考えるんだ
『その胸に太陽を宿しているのだから』
ほむらちゃんも手伝ってくれないかな…
本当に覚悟は良いんだね
ねぇ聞こえる?わたしの声が分かる?
ジャンゴ!応援だ!!
9: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:48:22.33:MjAfNlSC0 (8/12)
こんな人生だったんだ、せめて最後くらい幸せな夢を見させてよ
あいつだって……1人ぼっちは寂しいもんな
……勝手にしなさい
お前が希望を失えば、後の2人の希望も潰えてしまう
『いつか約束を果たしてまた会いに来る』
約束なんか破って逃げてしまえばいいのに、なぜ戦おうとするの
ボクらの太陽……?
ふ~ん、銀河意志ダークか……なかなか興味深い話だったよ
やり直せない私には…あいつに勝てる望みなんか残されてないのよ!!
こんな人生だったんだ、せめて最後くらい幸せな夢を見させてよ
あいつだって……1人ぼっちは寂しいもんな
……勝手にしなさい
お前が希望を失えば、後の2人の希望も潰えてしまう
『いつか約束を果たしてまた会いに来る』
約束なんか破って逃げてしまえばいいのに、なぜ戦おうとするの
ボクらの太陽……?
ふ~ん、銀河意志ダークか……なかなか興味深い話だったよ
やり直せない私には…あいつに勝てる望みなんか残されてないのよ!!
10: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:50:49.70:MjAfNlSC0 (9/12)
だが、たとえわずかでも希望があるなら……我々は戦いをやめるわけにはいかない
〔明日もまた日は昇る〕そうだろう?ジャンゴ
火力の集中投下でケリをつけるぞ、いいな?
わたし…やっとわかったの、叶えたい願い事を見つけたの
『その時まで、どうか……』
相棒はどうしたんだい?姿が見えないけど
分かったよ……ジャンゴ君
私の生きるっていうことだから
だから…もし聞き届けてくれるなら、そのカードで彼女を救って
だが、たとえわずかでも希望があるなら……我々は戦いをやめるわけにはいかない
〔明日もまた日は昇る〕そうだろう?ジャンゴ
火力の集中投下でケリをつけるぞ、いいな?
わたし…やっとわかったの、叶えたい願い事を見つけたの
『その時まで、どうか……』
相棒はどうしたんだい?姿が見えないけど
分かったよ……ジャンゴ君
私の生きるっていうことだから
だから…もし聞き届けてくれるなら、そのカードで彼女を救って
11: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:53:07.95:MjAfNlSC0 (10/12)
『太陽と共にあらんことを!』
『太陽と共にあらんことを!』
12: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/10(木) 00:55:12.07:MjAfNlSC0 (11/12)
続・ほむら「ボクらの太陽……?」
運命に抗いし者達
続・ほむら「ボクらの太陽……?」
運命に抗いし者達
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/10(木) 00:57:11.05:MjAfNlSC0 (12/12)
ここから本当の戦いだ
『う~む。しかし……お前の望む結末を迎えるのは難しいぞ』
次回:「強くてニューゲーム」
ここから本当の戦いだ
『う~む。しかし……お前の望む結末を迎えるのは難しいぞ』
次回:「強くてニューゲーム」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/10(木) 01:01:24.60:95+all4DO (1/1)
待ってた
待ってた
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/10(木) 01:06:18.16:rjdBesJSo (1/1)
待ってまし乙!
待ってまし乙!
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/10(木) 01:21:11.21:/UgbDWdh0 (1/1)
抗え、最後まで。
乙!
抗え、最後まで。
乙!
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/10(木) 07:09:38.04:dyB6IcCIO (1/1)
待ってましたッ!
待ってましたッ!
18: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:08:19.28:BzkKa6vB0 (1/10)
続・第1章 「強くてニューゲーム」
続・第1章 「強くてニューゲーム」
19: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:10:22.23:BzkKa6vB0 (2/10)
おてんこ「それではまるで〔強くてニューゲーム〕だな」
それがジャンゴの話を聞いたおてんこの感想だった。
ジャンゴ「?」
おてんこ「い、いや…忘れてくれ」
おてんこはジャンゴの理解していない様子を見て、慌ててはぐらかす。
おてんこ「それにしても……お前の話によると」
おてんこ「この世界には〔アンデット〕も〔闇の一族(イモータル)〕も存在しない」
おてんこ「だが、その代わりに〔魔女〕と〔魔法少女〕なるものがいる」
おてんこ「なんとも信じがたい内容だな」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「まぁ……他でもないお前がそこまで言うんだ」
おてんこ「信じよう」
ジャンゴ「ありがとう、おてんこさま」
おてんこ「それではまるで〔強くてニューゲーム〕だな」
それがジャンゴの話を聞いたおてんこの感想だった。
ジャンゴ「?」
おてんこ「い、いや…忘れてくれ」
おてんこはジャンゴの理解していない様子を見て、慌ててはぐらかす。
おてんこ「それにしても……お前の話によると」
おてんこ「この世界には〔アンデット〕も〔闇の一族(イモータル)〕も存在しない」
おてんこ「だが、その代わりに〔魔女〕と〔魔法少女〕なるものがいる」
おてんこ「なんとも信じがたい内容だな」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「まぁ……他でもないお前がそこまで言うんだ」
おてんこ「信じよう」
ジャンゴ「ありがとう、おてんこさま」
20: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:11:54.05:BzkKa6vB0 (3/10)
おてんこ「う~む。しかし……お前の望む結末を迎えるのは難しいぞ」
おてんこ「条件は自体は、〔鹿目まどか〕を契約させずに〔ワルプルギスの夜〕を倒す、という単純なものだが……」
おてんこ「強いんだろう? そのワルプルギスの夜とやらは」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「その反応は……図星だな」
おてんこ「それで、どれ程のモノだったんだ?」
ジャンゴ「…」
ジャンゴは思い出した範囲で最後の戦いについて話す。
おてんこ「う~む。しかし……お前の望む結末を迎えるのは難しいぞ」
おてんこ「条件は自体は、〔鹿目まどか〕を契約させずに〔ワルプルギスの夜〕を倒す、という単純なものだが……」
おてんこ「強いんだろう? そのワルプルギスの夜とやらは」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「その反応は……図星だな」
おてんこ「それで、どれ程のモノだったんだ?」
ジャンゴ「…」
ジャンゴは思い出した範囲で最後の戦いについて話す。
21: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:13:50.29:BzkKa6vB0 (4/10)
おてんこ「絶対存在(エターナル)……」
おてんこ「確かに厄介な相手だな」
おてんこ「しかし、お前は奴がそうなった場面を覚えていないのだろ?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「なら、それが本当かどうかも怪しいな」
おてんこ「ただ……お前と暁美ほむら〕という人物では勝てなかったのは間違いない」
おてんこ「戦力を増やすしかないか…」
おてんこ「〔巴マミ〕に〔美樹さやか〕、そして〔佐倉杏子〕、彼女達に協力を仰ぐことはできそうなのか?」
ジャンゴ「…」
おてんこに彼女達の人間関係、取り巻く境遇を説明する。
おてんこ「絶対存在(エターナル)……」
おてんこ「確かに厄介な相手だな」
おてんこ「しかし、お前は奴がそうなった場面を覚えていないのだろ?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「なら、それが本当かどうかも怪しいな」
おてんこ「ただ……お前と暁美ほむら〕という人物では勝てなかったのは間違いない」
おてんこ「戦力を増やすしかないか…」
おてんこ「〔巴マミ〕に〔美樹さやか〕、そして〔佐倉杏子〕、彼女達に協力を仰ぐことはできそうなのか?」
ジャンゴ「…」
おてんこに彼女達の人間関係、取り巻く境遇を説明する。
22: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:17:02.41:BzkKa6vB0 (5/10)
おてんこ「うむ………」
おてんこ「タダでさえ拗れているのに、魔法少女のシステムが余計に問題をややこしくしているな」
おてんこ「まあ……開発者がそうなるように仕組んでいるなら、よくできたシステムと言うべきか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「ぼやいても何も始まらないか……」
おてんこ「ジャンゴ、最初から彼女達にすべてを話すというのはどうだ?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「その様子だと……ムリそうだな」
おてんこ「なら、1人ずつ対策を練るしかあるまい」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「うむ………」
おてんこ「タダでさえ拗れているのに、魔法少女のシステムが余計に問題をややこしくしているな」
おてんこ「まあ……開発者がそうなるように仕組んでいるなら、よくできたシステムと言うべきか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「ぼやいても何も始まらないか……」
おてんこ「ジャンゴ、最初から彼女達にすべてを話すというのはどうだ?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「その様子だと……ムリそうだな」
おてんこ「なら、1人ずつ対策を練るしかあるまい」
ジャンゴ「…」コクリ
23: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:20:36.39:BzkKa6vB0 (6/10)
おてんこ「まず、〔佐倉杏子〕はお前の話を聞く限りは……別段気に掛けることもないだろう」
おてんこ「それでも、万が一の場合に備える必要はあるがな」
ジャンゴ「…」
おてんこ「次に、〔巴マミ〕についてだ」
おてんこ「おそらく、彼女の協力を得るのは簡単だ」
おてんこ「だが……彼女は魔法少女の真実を知らないまま逝った」
おてんこ「状況次第では敵対する可能性もある」
おてんこ「最も…その段階まで生き残ってもらわないと話にならない」
おてんこ「彼女がいつ、どこでやられたのか覚えているか?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「そうか…まあ、我々が見張っていればいいだけの話だ」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「まず、〔佐倉杏子〕はお前の話を聞く限りは……別段気に掛けることもないだろう」
おてんこ「それでも、万が一の場合に備える必要はあるがな」
ジャンゴ「…」
おてんこ「次に、〔巴マミ〕についてだ」
おてんこ「おそらく、彼女の協力を得るのは簡単だ」
おてんこ「だが……彼女は魔法少女の真実を知らないまま逝った」
おてんこ「状況次第では敵対する可能性もある」
おてんこ「最も…その段階まで生き残ってもらわないと話にならない」
おてんこ「彼女がいつ、どこでやられたのか覚えているか?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「そうか…まあ、我々が見張っていればいいだけの話だ」
ジャンゴ「・・・」
24: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:24:00.57:BzkKa6vB0 (7/10)
おてんこ「最後は……問題の〔美樹さやか〕だな」
おてんこ「お前が言った通りなら」
おてんこ「彼女は人間関係が拗れた原因。つまり、魔法少女システムの一番の被害者だ」
おてんこ「そうであるなら、魔法少女になった彼女を救うことは難しいだろう」
おてんこ「現にお前も一度失敗している」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「となると、残された方法は1つ」
おてんこ「彼女を契約させないことだ」
おてんこ「それには彼女の願いを知らなければならないのだが……」
おてんこ「知っているか?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「そう、上手くはいかない……という訳か」
おてんこ「彼女のことも調べなければいけないな」
ジャンゴ「…」
おてんこ「最後は……問題の〔美樹さやか〕だな」
おてんこ「お前が言った通りなら」
おてんこ「彼女は人間関係が拗れた原因。つまり、魔法少女システムの一番の被害者だ」
おてんこ「そうであるなら、魔法少女になった彼女を救うことは難しいだろう」
おてんこ「現にお前も一度失敗している」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「となると、残された方法は1つ」
おてんこ「彼女を契約させないことだ」
おてんこ「それには彼女の願いを知らなければならないのだが……」
おてんこ「知っているか?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「そう、上手くはいかない……という訳か」
おてんこ「彼女のことも調べなければいけないな」
ジャンゴ「…」
25: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:29:47.85:BzkKa6vB0 (8/10)
おてんこ「ひとまず、この話はここで置いておこう」
おてんこ「今後の方針についてだが……ジャンゴ、案はあるのか?」
ジャンゴ「ほむらと話をつける」
おてんこ「〔暁美ほむら〕か……しかし、前回は信用されなかったんじゃないのか?」
ジャンゴ「それはボクらが味方かどうか分からなかったから」
おてんこ「では、我々が敵でないと証明する方法があるの?」
ジャンゴ「〔インキュベーター〕を差し出す」
おてんこ「敵の敵は味方か……」
おてんこ「確かに、そいつを差し出せば不可能ではないだろう」
おてんこ「だが、何処にいるか分かっているのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「それなら問題ないな」
おてんこ「ひとまず、この話はここで置いておこう」
おてんこ「今後の方針についてだが……ジャンゴ、案はあるのか?」
ジャンゴ「ほむらと話をつける」
おてんこ「〔暁美ほむら〕か……しかし、前回は信用されなかったんじゃないのか?」
ジャンゴ「それはボクらが味方かどうか分からなかったから」
おてんこ「では、我々が敵でないと証明する方法があるの?」
ジャンゴ「〔インキュベーター〕を差し出す」
おてんこ「敵の敵は味方か……」
おてんこ「確かに、そいつを差し出せば不可能ではないだろう」
おてんこ「だが、何処にいるか分かっているのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「それなら問題ないな」
26: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/11(金) 00:31:42.11:BzkKa6vB0 (9/10)
おてんこ「さて、方針も決まったわけだが……ジャンゴ」
おてんこ「寝床はどうするつもりだ?」
おてんこ「ここじゃあ、迂闊に野宿もできないのだろう?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「……考えていないようだな」
おてんこ「よし、今日はこれから寝床を探しに行くぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
こうして太陽少年による〔強くてニューゲーム〕は始まった。
第1章・了
おてんこ「さて、方針も決まったわけだが……ジャンゴ」
おてんこ「寝床はどうするつもりだ?」
おてんこ「ここじゃあ、迂闊に野宿もできないのだろう?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「……考えていないようだな」
おてんこ「よし、今日はこれから寝床を探しに行くぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
こうして太陽少年による〔強くてニューゲーム〕は始まった。
第1章・了
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/11(金) 00:33:03.48:BzkKa6vB0 (10/10)
相手は知らないんだぜ?
『じゃあ、あんた一体何なの!!』
次回:「2度目の出会い」
相手は知らないんだぜ?
『じゃあ、あんた一体何なの!!』
次回:「2度目の出会い」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/11(金) 01:22:26.21:udE00gNE0 (1/1)
>>1乙!
やっときてくれたのか
期待してます!
>>1乙!
やっときてくれたのか
期待してます!
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/11(金) 06:50:43.17:izx1xd/IO (1/1)
おてんこさまかわいい
おてんこさまかわいい
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/11(金) 12:07:20.36:IzxyLKqSO (1/1)
遅かったじゃないか…続きを待ってたぜ!
頑張って下さい!
遅かったじゃないか…続きを待ってたぜ!
頑張って下さい!
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/11(金) 12:51:02.11:cAIdqbE8o (1/1)
まってた
まってた
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/11(金) 20:56:53.07:Db5/60tDO (1/1)
待ってました
略してゾクホムでいいのかな
待ってました
略してゾクホムでいいのかな
33: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:12:34.06:ZuCpklZU0 (1/26)
続・第2章 「2度目の出会い」
続・第2章 「2度目の出会い」
34: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:13:37.18:ZuCpklZU0 (2/26)
おてんこ「本当にこんなところで待っていて、奴は来るのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
痺れを切らしたおてんこはジャンゴに尋ねる。
ジャンゴ達の潜む旧店舗は長い間放置されてたらしく、閑散とした薄暗い空間になっていた。
おてんこ「そうは言ってもな………」
ジャンゴ「…」
ジャンゴを信じると言ったものの、あまりの人気のなさにおてんこは心配になる。
しかし、文句を言って状況が改善されるわけでもないので、
おてんこ「まあ、他にすることないか……」
結局は待つことにするのであった。
おてんこ「本当にこんなところで待っていて、奴は来るのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
痺れを切らしたおてんこはジャンゴに尋ねる。
ジャンゴ達の潜む旧店舗は長い間放置されてたらしく、閑散とした薄暗い空間になっていた。
おてんこ「そうは言ってもな………」
ジャンゴ「…」
ジャンゴを信じると言ったものの、あまりの人気のなさにおてんこは心配になる。
しかし、文句を言って状況が改善されるわけでもないので、
おてんこ「まあ、他にすることないか……」
結局は待つことにするのであった。
35: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:15:06.04:ZuCpklZU0 (3/26)
そんなこんなで辛抱強く待ち人が来るのを持っていると、
バンッ
ガシャァァン
近くで何かが倒れるような音が聞こえてきた。
ジャンゴ&おてんこ「!」
おてんこ「今のは…」
おてんこ「やはり、お前が正しかったようだな」
おてんこ「最初から信じていたぞ? 太陽少年」
ジャンゴ「・・・」
ジャンゴ達は音のした方向へ走っていく。
そんなこんなで辛抱強く待ち人が来るのを持っていると、
バンッ
ガシャァァン
近くで何かが倒れるような音が聞こえてきた。
ジャンゴ&おてんこ「!」
おてんこ「今のは…」
おてんこ「やはり、お前が正しかったようだな」
おてんこ「最初から信じていたぞ? 太陽少年」
ジャンゴ「・・・」
ジャンゴ達は音のした方向へ走っていく。
36: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:18:50.52:ZuCpklZU0 (4/26)
「………」
ジャンゴ達の向かった先には床に倒れている白い獣がいた。
おてんこ「あいつが……インキュベーター」
おてんこ「ジャンゴ、捕獲するぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
傷ついたQBのもとへ駆け寄ると、それを左腕で抱え上げる。
QB「君は……」
QB「」
抱え上げられたQBはジャンゴを不審に思うも、体力が底をつき意識を失くしてしまった。
「………」
ジャンゴ達の向かった先には床に倒れている白い獣がいた。
おてんこ「あいつが……インキュベーター」
おてんこ「ジャンゴ、捕獲するぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
傷ついたQBのもとへ駆け寄ると、それを左腕で抱え上げる。
QB「君は……」
QB「」
抱え上げられたQBはジャンゴを不審に思うも、体力が底をつき意識を失くしてしまった。
37: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:21:15.28:ZuCpklZU0 (5/26)
おてんこ「コイツの身柄は確保した」
おてんこ「後は……彼女を探すだけだな」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「ん? コイツを引き換えに話をつけるのではないのか?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「じゃあ……」
おてんこ「!」
おてんこ「……そういうことか」
「…」
ジャンゴの視線の先には拳銃をぶら下げた黒髪の少女が立っていた。
おてんこ「コイツの身柄は確保した」
おてんこ「後は……彼女を探すだけだな」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「ん? コイツを引き換えに話をつけるのではないのか?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「じゃあ……」
おてんこ「!」
おてんこ「……そういうことか」
「…」
ジャンゴの視線の先には拳銃をぶら下げた黒髪の少女が立っていた。
38: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:23:19.23:ZuCpklZU0 (6/26)
おてんこ「彼女が〔暁美ほむら〕なのか?」ヒソヒソ
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこは小声で確認を取る。
ほむら「そいつを渡しなさい」チャキ
そんな様子は気にも留めず、ほむらはジャンゴに銃口を向ける。
おてんこ「待て、我々は敵じゃない」
ほむら「信用できないわね」
おてんこ「お前に話があってきたんだ」
ほむら「いいから、そいつを引き渡しなさい」
ほむら「そうすれば手出しはしないわ」
おてんこ「……分かった」
おてんこ「彼女が〔暁美ほむら〕なのか?」ヒソヒソ
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこは小声で確認を取る。
ほむら「そいつを渡しなさい」チャキ
そんな様子は気にも留めず、ほむらはジャンゴに銃口を向ける。
おてんこ「待て、我々は敵じゃない」
ほむら「信用できないわね」
おてんこ「お前に話があってきたんだ」
ほむら「いいから、そいつを引き渡しなさい」
ほむら「そうすれば手出しはしないわ」
おてんこ「……分かった」
39: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:24:56.35:ZuCpklZU0 (7/26)
おてんこ「だが、その代わりに条件がある」
ほむら「条件?」
おてんこ「ああ、それが……」
ほむら「なっ!」
おてんこが話し始めようとしたとき、唐突にほむらの顔が驚愕に染まる。
おてんこ「ん……どうした?」
ジャンゴ「?」
彼女の見たものを確かめるために後ろを振り向く。
ジャンゴ「!」
ほむら「まどか!?」
そこにはジャンゴ達を見つめる、ピンク色の髪の少女の姿があった。
おてんこ「だが、その代わりに条件がある」
ほむら「条件?」
おてんこ「ああ、それが……」
ほむら「なっ!」
おてんこが話し始めようとしたとき、唐突にほむらの顔が驚愕に染まる。
おてんこ「ん……どうした?」
ジャンゴ「?」
彼女の見たものを確かめるために後ろを振り向く。
ジャンゴ「!」
ほむら「まどか!?」
そこにはジャンゴ達を見つめる、ピンク色の髪の少女の姿があった。
40: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:27:21.07:ZuCpklZU0 (8/26)
まどか「ほむら……ちゃん? 何…してるの?」
ほむら「これは…」
まどかはジャンゴに拳銃を突きつけているほむらに質問する。
QB「助けて……まどか」
ほむら&まどか「!」
いつの間にかに意識を取り戻していたQBはまどかに助けを求める。
まどか「君が……わたしを呼んだの?」
QB「そうだよ…だから……」
ほむら「ダ…」
シューーーーー
「!?」
ほむらの声を遮って辺りに白い粉が勢いよくばら撒かれる。
まどか「ほむら……ちゃん? 何…してるの?」
ほむら「これは…」
まどかはジャンゴに拳銃を突きつけているほむらに質問する。
QB「助けて……まどか」
ほむら&まどか「!」
いつの間にかに意識を取り戻していたQBはまどかに助けを求める。
まどか「君が……わたしを呼んだの?」
QB「そうだよ…だから……」
ほむら「ダ…」
シューーーーー
「!?」
ほむらの声を遮って辺りに白い粉が勢いよくばら撒かれる。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/12(土) 00:28:32.25:88p0YX2q0 (1/1)
期待
期待
42: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:29:53.88:ZuCpklZU0 (9/26)
「まどか!!」
粉末の発射地点には消火器のホースをこちらに向ける青髪の少女が立っていた。
まどか「さやかちゃん!?」
さやか「早くこっちに!」
まどか「で、でも……」
まどかはジャンゴの方を見ながら言いよどむ。
さやか「あんたも早く!!」
まどかの様子を見たさやかはジャンゴに向かって叫ぶ。
ジャンゴ「…っ」
ジャンゴは消火器の粉に包まれるほむらを一瞥するとさやかの方へ駆けていく。
ポイッ ガシャン
まどか達が寄ってくるのを確認したさやかは、消火器を投げ捨て走り出す。
2人はそれを追ってその場を後にした。
「まどか!!」
粉末の発射地点には消火器のホースをこちらに向ける青髪の少女が立っていた。
まどか「さやかちゃん!?」
さやか「早くこっちに!」
まどか「で、でも……」
まどかはジャンゴの方を見ながら言いよどむ。
さやか「あんたも早く!!」
まどかの様子を見たさやかはジャンゴに向かって叫ぶ。
ジャンゴ「…っ」
ジャンゴは消火器の粉に包まれるほむらを一瞥するとさやかの方へ駆けていく。
ポイッ ガシャン
まどか達が寄ってくるのを確認したさやかは、消火器を投げ捨て走り出す。
2人はそれを追ってその場を後にした。
43: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:33:19.68:ZuCpklZU0 (10/26)
さやか達はほむらから逃れるために旧店舗を駆ける。
さやか「なによ!? あいつ!!」
さやか「今度はコスプレで通り魔かよ!!」
さやか「それに……」
さやか「こいつ何者!? 抱えてる動物は何!!」
さやか「まどか! あんたなんか知らないの!?」
まどか「分かんない! 分かんないけど……」
まどか「この子、助けなきゃ!!」
まどかはジャンゴが手に持つQBを見て言い放つ。
さやか「じゃあ、あんたは一体何なの!!」
ジャンゴ「ボクは……」
「!?」
ジャンゴが答えようとすると、辺りの景色が歪み変化する。
さやか達はほむらから逃れるために旧店舗を駆ける。
さやか「なによ!? あいつ!!」
さやか「今度はコスプレで通り魔かよ!!」
さやか「それに……」
さやか「こいつ何者!? 抱えてる動物は何!!」
さやか「まどか! あんたなんか知らないの!?」
まどか「分かんない! 分かんないけど……」
まどか「この子、助けなきゃ!!」
まどかはジャンゴが手に持つQBを見て言い放つ。
さやか「じゃあ、あんたは一体何なの!!」
ジャンゴ「ボクは……」
「!?」
ジャンゴが答えようとすると、辺りの景色が歪み変化する。
44: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:37:38.45:ZuCpklZU0 (11/26)
さやか「な、なに! これ!?」
まどか「世界が変わって……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「ふむ、これが……」オテンコ
まどか&さやか「!?」
2人はいきなり現れたおてんこに肝を冷やす。
さやか「な、な、なに!? 何なのよ!!」
さやか「次から次へと、もう!どうなってのよ!!」
まどか「落ち着いて、さやかちゃん!」
さやか「まどか! どうしてあんたはそんなに冷静なの!?」
さやか「白い猫モドキに、変な空間、おまけに空飛ぶひまわりだよ!!」
さやか「もう、わけ……」
おてんこ「ひまわりなどではないっ!!」
まどか&さやか「!」ビクッ
ジャンゴ「・・・」
さやかの言葉を遮って、おてんこは怒声を響かせた。
さやか「な、なに! これ!?」
まどか「世界が変わって……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「ふむ、これが……」オテンコ
まどか&さやか「!?」
2人はいきなり現れたおてんこに肝を冷やす。
さやか「な、な、なに!? 何なのよ!!」
さやか「次から次へと、もう!どうなってのよ!!」
まどか「落ち着いて、さやかちゃん!」
さやか「まどか! どうしてあんたはそんなに冷静なの!?」
さやか「白い猫モドキに、変な空間、おまけに空飛ぶひまわりだよ!!」
さやか「もう、わけ……」
おてんこ「ひまわりなどではないっ!!」
まどか&さやか「!」ビクッ
ジャンゴ「・・・」
さやかの言葉を遮って、おてんこは怒声を響かせた。
45: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:41:47.72:ZuCpklZU0 (12/26)
さやか「……じゃあ、何なんだよ!」
おてんこ「私の名はおてんこ、太陽の使者だ」
さやか「はぁ…?」
まどか「それって、どういう…」
おてんこ「どうやら……」
おてんこ「詳しい話をしている暇はないようだ」
「ケケケ…」
おてんこの言葉が終わると、ジャンゴ達の周りに使い魔が出現し始める。
さやか「……じゃあ、何なんだよ!」
おてんこ「私の名はおてんこ、太陽の使者だ」
さやか「はぁ…?」
まどか「それって、どういう…」
おてんこ「どうやら……」
おてんこ「詳しい話をしている暇はないようだ」
「ケケケ…」
おてんこの言葉が終わると、ジャンゴ達の周りに使い魔が出現し始める。
46: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:44:46.66:ZuCpklZU0 (13/26)
さやか「へ…? 何アレ」
まどか「どうなってるの?」
おてんこ「ジャンゴ、準備は……良くないな」
おてんこはジャンゴの腕の中のQBを見て呟く。
おてんこ「おい! そいつを頼む」
まどか「え…わたし?」
おてんこはジャンゴの抱えているQBを指しながら、まどかを見て言う。
おてんこ「いいから言う通りにするんだ!」
まどか「は、はい!」
おてんこの気迫に押されたまどかはジャンゴからQBを受け取る。
おてんこ「よし、任せたぞ!」
おてんこ「太陽ぉーーーー!!」
地面に太陽を象った模様が浮かび上がる。
さやか「へ…? 何アレ」
まどか「どうなってるの?」
おてんこ「ジャンゴ、準備は……良くないな」
おてんこはジャンゴの腕の中のQBを見て呟く。
おてんこ「おい! そいつを頼む」
まどか「え…わたし?」
おてんこはジャンゴの抱えているQBを指しながら、まどかを見て言う。
おてんこ「いいから言う通りにするんだ!」
まどか「は、はい!」
おてんこの気迫に押されたまどかはジャンゴからQBを受け取る。
おてんこ「よし、任せたぞ!」
おてんこ「太陽ぉーーーー!!」
地面に太陽を象った模様が浮かび上がる。
47: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:47:13.64:ZuCpklZU0 (14/26)
さやか「わっ!?」
まどか「きゃ!」
さやか「こ、これは?」
おてんこ「〔太陽結界〕…」
おてんこ「ひとまずこの中にいれば、お前達の身は安全だ」
おてんこ「ジャンゴ、準備はいいな?」
ジャンゴ「…」コクリ シュン ガチャ
ジャンゴは太陽銃を召喚し、太陽グレネード〔ボム〕を装填する。
おてんこ「ボムか…確かにあの数ならそれが一番だな」
さやか「ちょ、ちょっと……何なの!? それ!」
まどか「銃…?」
おてんこ「説明は後だ」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴとおてんこは使い魔に向かって走り出す。
さやか「わっ!?」
まどか「きゃ!」
さやか「こ、これは?」
おてんこ「〔太陽結界〕…」
おてんこ「ひとまずこの中にいれば、お前達の身は安全だ」
おてんこ「ジャンゴ、準備はいいな?」
ジャンゴ「…」コクリ シュン ガチャ
ジャンゴは太陽銃を召喚し、太陽グレネード〔ボム〕を装填する。
おてんこ「ボムか…確かにあの数ならそれが一番だな」
さやか「ちょ、ちょっと……何なの!? それ!」
まどか「銃…?」
おてんこ「説明は後だ」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴとおてんこは使い魔に向かって走り出す。
48: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:54:38.55:ZuCpklZU0 (15/26)
ジャンゴ「…」テュン テュン
「!」
ジャンゴは太陽ショットを打ち込み使い魔の群れを牽制する。
ジャンゴ「…」ボンッ
敵が怯んだのを確認すると群れの中に入り込み、グレネードを撃ち込む。
ババババババババンッ
ボムは着弾すると中の炸薬を炸裂させ、大きな爆発を巻き起こした。
「ギャアアアアァァァァ!!」
広範囲に広がった爆風がジャンゴの周りの使い魔を一掃する。
「ケケケ…」
しかし、使い魔はあっという間に消滅した数を埋めるほどに湧いて出てくる。
ジャンゴ「…っ」ボンッ
ババババババババンッ
「ギャアアアアァァァァ!!」
ジャンゴも少しでも数を減らそうとボムを放つ。
ボムの爆発は使い魔の相当数は減らすが、それでも殲滅に至らず、
「ケケケ…」
新たな使い魔を呼び寄せてしまう。
ジャンゴ「…」テュン テュン
「!」
ジャンゴは太陽ショットを打ち込み使い魔の群れを牽制する。
ジャンゴ「…」ボンッ
敵が怯んだのを確認すると群れの中に入り込み、グレネードを撃ち込む。
ババババババババンッ
ボムは着弾すると中の炸薬を炸裂させ、大きな爆発を巻き起こした。
「ギャアアアアァァァァ!!」
広範囲に広がった爆風がジャンゴの周りの使い魔を一掃する。
「ケケケ…」
しかし、使い魔はあっという間に消滅した数を埋めるほどに湧いて出てくる。
ジャンゴ「…っ」ボンッ
ババババババババンッ
「ギャアアアアァァァァ!!」
ジャンゴも少しでも数を減らそうとボムを放つ。
ボムの爆発は使い魔の相当数は減らすが、それでも殲滅に至らず、
「ケケケ…」
新たな使い魔を呼び寄せてしまう。
49: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:56:39.89:ZuCpklZU0 (16/26)
その後も、次々に湧いて出でてくる敵をボムで蹴散らすが、一向にその数を減らせないでいた。
おてんこ「次から次へと、キリがないな」
おてんこ「ジャンゴ、残りは?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「それで最後か…」
おてんこは太陽銃に装填されたグレネードを眺めながら呟く。
おてんこ「彼女達を巻き込むかもしれないが……仕方がない」
おてんこ「合身<トランス>でケリをつけるぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
その後も、次々に湧いて出でてくる敵をボムで蹴散らすが、一向にその数を減らせないでいた。
おてんこ「次から次へと、キリがないな」
おてんこ「ジャンゴ、残りは?」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「それで最後か…」
おてんこは太陽銃に装填されたグレネードを眺めながら呟く。
おてんこ「彼女達を巻き込むかもしれないが……仕方がない」
おてんこ「合身<トランス>でケリをつけるぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
50: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 00:59:41.31:ZuCpklZU0 (17/26)
トランスをするためにおてんこが近づこうとした時、
ダダダダダダダダンッ
上空から大量の弾丸が降り注ぎ、周囲の使い魔を一掃する。
ジャンゴ&おてんこ「!」
おてんこ「この攻撃は…」
ジャンゴ「……マミ」
ジャンゴがそう呟くと、
「…」シュタッ
金髪の少女がまどか達の近くに着地する。
彼女の参戦で不利を感じたのか、使い魔は消えて世界が元に戻る。
トランスをするためにおてんこが近づこうとした時、
ダダダダダダダダンッ
上空から大量の弾丸が降り注ぎ、周囲の使い魔を一掃する。
ジャンゴ&おてんこ「!」
おてんこ「この攻撃は…」
ジャンゴ「……マミ」
ジャンゴがそう呟くと、
「…」シュタッ
金髪の少女がまどか達の近くに着地する。
彼女の参戦で不利を感じたのか、使い魔は消えて世界が元に戻る。
51: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 01:01:07.79:ZuCpklZU0 (18/26)
おてんこ「ジャンゴ、彼女が〔巴マミ〕なのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
使い魔を殲滅したマミは、まどかとさやかに何やら話をしている。
おてんこ「さて、我々も彼女達に説明することがあったな」
おてんこ「行くか」
ジャンゴ達も会話に参加すべくマミ達のもとへ駆け寄る。
おてんこ「ジャンゴ、彼女が〔巴マミ〕なのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
使い魔を殲滅したマミは、まどかとさやかに何やら話をしている。
おてんこ「さて、我々も彼女達に説明することがあったな」
おてんこ「行くか」
ジャンゴ達も会話に参加すべくマミ達のもとへ駆け寄る。
52: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 01:03:56.47:ZuCpklZU0 (19/26)
マミ「来たわね」
マミ「あなた達がキュゥベえを助けてくれたんでしょ、ありがとう」
ジャンゴ&おてんこ「…」
さやか「!」
さやか「そういえばあんた! さっきのこと説明してよね!!」
おてんこ「ん?」
さやか「太陽の使者がどうのこうのってヤツだよ!」
おてんこ「そういえばそんなこと言ったな」
おてんこ「すべての生命種を守るために太陽意志ソルに使わされた使者」
おてんこ「それがこの私、おてんこだ」
さやか「は?」
まどか「使者?」
おてんこ「要するに、お前達みたいな危ない目に合った人間を助ける存在だ」
マミ「来たわね」
マミ「あなた達がキュゥベえを助けてくれたんでしょ、ありがとう」
ジャンゴ&おてんこ「…」
さやか「!」
さやか「そういえばあんた! さっきのこと説明してよね!!」
おてんこ「ん?」
さやか「太陽の使者がどうのこうのってヤツだよ!」
おてんこ「そういえばそんなこと言ったな」
おてんこ「すべての生命種を守るために太陽意志ソルに使わされた使者」
おてんこ「それがこの私、おてんこだ」
さやか「は?」
まどか「使者?」
おてんこ「要するに、お前達みたいな危ない目に合った人間を助ける存在だ」
53: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 01:05:04.06:ZuCpklZU0 (20/26)
マミ「なら、私と一緒ね」
まどか「あなたも…?」
マミ「ええ。私は魔法少女、彼らと同じく困っている人を助けるのが仕事よ」
さやか「魔法少女?」
マミ「そうよ。でも、その話は少し待っていて」
マミ「用事ができたみたいだから」ガチャ
マミはマスケット銃を召喚し、その銃口を物陰に向ける。
マミ「出てきなさい。そこにいるのは分かっているわ」
「…」
その陰からは少女が、長い黒髪を揺らして姿を現す。
マミ「なら、私と一緒ね」
まどか「あなたも…?」
マミ「ええ。私は魔法少女、彼らと同じく困っている人を助けるのが仕事よ」
さやか「魔法少女?」
マミ「そうよ。でも、その話は少し待っていて」
マミ「用事ができたみたいだから」ガチャ
マミはマスケット銃を召喚し、その銃口を物陰に向ける。
マミ「出てきなさい。そこにいるのは分かっているわ」
「…」
その陰からは少女が、長い黒髪を揺らして姿を現す。
54: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 01:07:13.10:ZuCpklZU0 (21/26)
さやか「お前は!」
まどか「ほむらちゃん……」
ジャンゴ&おてんこ「…」
ほむら「…」
マミ「魔女は逃げたわ」
マミ「仕留めたいなら追いかけなさい。今回は譲ってあげる」
ほむら「私が用があるのは……」チラッ
まどか「!」ビクッ
ほむらはまどかを一瞥する。
マミ「彼女は一般人、あなたには関係ないはずよ」
ほむら「…っ」サッ
マミの説得が効いたのか、ほむらは消えるようにしてその場を去っていく。
さやか「お前は!」
まどか「ほむらちゃん……」
ジャンゴ&おてんこ「…」
ほむら「…」
マミ「魔女は逃げたわ」
マミ「仕留めたいなら追いかけなさい。今回は譲ってあげる」
ほむら「私が用があるのは……」チラッ
まどか「!」ビクッ
ほむらはまどかを一瞥する。
マミ「彼女は一般人、あなたには関係ないはずよ」
ほむら「…っ」サッ
マミの説得が効いたのか、ほむらは消えるようにしてその場を去っていく。
55: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/12(土) 01:09:10.85:ZuCpklZU0 (22/26)
さやか「大丈夫だった? まどか」
まどか「う、うん…」
さやか「それにしても、何なの……あいつ」
さやか「あんた達を狙ってたんじゃないの?」
さやかはジャンゴ達の方を見て問い詰める。
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「何とも言えんな…」
おてんこ「ただ…彼女はそこまで悪い奴ではない」
おてんこ「本当に手段を選ばない人間だったら、我々はとっくの昔にやられている」
まどか「・・・」
さやか「でも……」
マミ「そんなこと話しても仕方がないわ」
マミ「いくら考えても私達には彼女の考えなんて分からないのだから」
マミ「それよりもキュゥベえを直して、あなた達に事情を説明する方が先だわ」
その後は1週目と同じようにQBを治療し、マミの家で魔法少女の説明を受けることとなった。
第2章・了
さやか「大丈夫だった? まどか」
まどか「う、うん…」
さやか「それにしても、何なの……あいつ」
さやか「あんた達を狙ってたんじゃないの?」
さやかはジャンゴ達の方を見て問い詰める。
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「何とも言えんな…」
おてんこ「ただ…彼女はそこまで悪い奴ではない」
おてんこ「本当に手段を選ばない人間だったら、我々はとっくの昔にやられている」
まどか「・・・」
さやか「でも……」
マミ「そんなこと話しても仕方がないわ」
マミ「いくら考えても私達には彼女の考えなんて分からないのだから」
マミ「それよりもキュゥベえを直して、あなた達に事情を説明する方が先だわ」
その後は1週目と同じようにQBを治療し、マミの家で魔法少女の説明を受けることとなった。
第2章・了
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/12(土) 01:10:19.22:ZuCpklZU0 (23/26)
罠にかかったのは……
『ムダなことだって知っていたんだろ?』
次回:「罠」
罠にかかったのは……
『ムダなことだって知っていたんだろ?』
次回:「罠」
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/12(土) 02:00:23.87:hM9PuSzj0 (1/1)
乙。ゾクタイはワールドのカードをてにいれるまでやったw夢幻街で何回死んだことか……。
乙。ゾクタイはワールドのカードをてにいれるまでやったw夢幻街で何回死んだことか……。
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/12(土) 06:32:02.22:C2vA8qsSo (1/1)
乙
乙
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/12(土) 07:29:53.51:nTM7iVk7o (1/3)
敵の湧き用が初っ端からナイトメアでワロタ
敵の湧き用が初っ端からナイトメアでワロタ
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/12(土) 12:14:16.90:Be1o2GgSO (1/2)
グレネードかぁ…初代じゃジャベリンの次にボス戦でお世話になりました
ところでジャンゴはフラッシュとかライジングサンとかナイトメアとかパイナップルとか他のグレネードは持ってないんだろうか
グレネードかぁ…初代じゃジャベリンの次にボス戦でお世話になりました
ところでジャンゴはフラッシュとかライジングサンとかナイトメアとかパイナップルとか他のグレネードは持ってないんだろうか
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/12(土) 13:14:51.21:73UEf5oDO (1/2)
乙
引き継ぎレベル以上に難易度上がってやんのww
乙
引き継ぎレベル以上に難易度上がってやんのww
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/12(土) 13:52:49.43:TiKZg80g0 (1/1)
ガーディアンとムゲンを使って無双したことが懐かしい
ガーディアンとムゲンを使って無双したことが懐かしい
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/12(土) 15:20:52.94:aQBekbuZ0 (1/1)
つーかナイトメアだとジャンゴ正面からじゃ弱くない?やはり後ろから不意討ちでメッタギリ、気付かれたら即逃走しないとダメージがちんまい…
つーかナイトメアだとジャンゴ正面からじゃ弱くない?やはり後ろから不意討ちでメッタギリ、気付かれたら即逃走しないとダメージがちんまい…
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/12(土) 17:58:41.27:ZuCpklZU0 (24/26)
>>60
一応、持ってきている設定なんですが、
ライジングサンを魔法扱いにした上、パイナップルはどう頑張ってもネタにしかならない
チェンジとスキャンに至ってはゲーム内でも使いどころが分からないんで、活躍は期待しない方がいいです
>>60
一応、持ってきている設定なんですが、
ライジングサンを魔法扱いにした上、パイナップルはどう頑張ってもネタにしかならない
チェンジとスキャンに至ってはゲーム内でも使いどころが分からないんで、活躍は期待しない方がいいです
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2012/05/12(土) 19:07:05.67:/SFRsWGy0 (1/1)
難易度上がっとるwww
むしろ全力でネタにして行く方向でパイナップルを活用してほしいwww
それと、次の投下がいつ頃になるのかを投下終了後に予告してくれると嬉しいです
難易度上がっとるwww
むしろ全力でネタにして行く方向でパイナップルを活用してほしいwww
それと、次の投下がいつ頃になるのかを投下終了後に予告してくれると嬉しいです
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/12(土) 19:18:40.22:ZuCpklZU0 (25/26)
>>65
実は今回、戦闘パートが割と少ないんです
その貴重な一回をパイナップルに使うのは……
後、難易度からしてネタに走ったら死にます、確実に
投下に関しては基本的に毎夜12時を予定しています
ただし、スットクが少なくなった場合はこの限りではありません
>>65
実は今回、戦闘パートが割と少ないんです
その貴重な一回をパイナップルに使うのは……
後、難易度からしてネタに走ったら死にます、確実に
投下に関しては基本的に毎夜12時を予定しています
ただし、スットクが少なくなった場合はこの限りではありません
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/12(土) 19:25:25.59:nTM7iVk7o (2/3)
中沢の服を奪うのに使えば…
いや、ネタはスネーク程度で止めておこう
中沢の服を奪うのに使えば…
いや、ネタはスネーク程度で止めておこう
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/12(土) 22:13:01.63:73UEf5oDO (2/2)
>>64
チェンジ 範囲内の使い魔をグリーフシードに変換
スキャン 結界の発見、隠れた本体の発見etc.
こんな感じ?
それだとチェンジが強すぎる気するけど、グレネードの補充効かないなら妥当かなとも思う
>>64
チェンジ 範囲内の使い魔をグリーフシードに変換
スキャン 結界の発見、隠れた本体の発見etc.
こんな感じ?
それだとチェンジが強すぎる気するけど、グレネードの補充効かないなら妥当かなとも思う
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/12(土) 22:15:21.24:nTM7iVk7o (3/3)
チェンジ強過ぎだろwwwwww改変後ならともかくwwwwww
チェンジ強過ぎだろwwwwww改変後ならともかくwwwwww
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/12(土) 23:36:22.56:ZuCpklZU0 (26/26)
>>68
グレネードは各10発ぐらい携行しているつもりで書いているので、さすがにチェンジがチートすぎます
それに結界はおてんこレーダーで察知できたり、アイテムはゲーム内での効果で使いたかったりするので、
やっぱりチェンジ、スキャンは使いにくい子ですね
>>68
グレネードは各10発ぐらい携行しているつもりで書いているので、さすがにチェンジがチートすぎます
それに結界はおてんこレーダーで察知できたり、アイテムはゲーム内での効果で使いたかったりするので、
やっぱりチェンジ、スキャンは使いにくい子ですね
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/12(土) 23:53:38.03:Be1o2GgSO (2/2)
つまりギャグ無しで普通に強いナイトメアの大活躍は期待して良いんだろうか
初代だと属性の関係上使い辛かったしなぁ
つまりギャグ無しで普通に強いナイトメアの大活躍は期待して良いんだろうか
初代だと属性の関係上使い辛かったしなぁ
72: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:10:07.43:obHTbIZI0 (1/17)
続・第3章 「罠」
続・第3章 「罠」
73: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:11:30.16:obHTbIZI0 (2/17)
前と同様にマミの部屋に案内され、お茶とケーキをごちそうになる。
まどか「マミさん、すっごくおいしいです」
さやか「うん!めちゃウマっスよ!」
おてんこ「すごいな、ここまでできるものなのか……」
マミ「ありがとう」
ジャンゴ「・・・」
さやか「どうしたんだよ、無口野郎」
さやか「あまりのおいしさに感動して声も出ないってか?」
マミ「そうだとしたら、私にも作ったかいがあるわ」
前と同様にマミの部屋に案内され、お茶とケーキをごちそうになる。
まどか「マミさん、すっごくおいしいです」
さやか「うん!めちゃウマっスよ!」
おてんこ「すごいな、ここまでできるものなのか……」
マミ「ありがとう」
ジャンゴ「・・・」
さやか「どうしたんだよ、無口野郎」
さやか「あまりのおいしさに感動して声も出ないってか?」
マミ「そうだとしたら、私にも作ったかいがあるわ」
74: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:12:58.05:obHTbIZI0 (3/17)
まどか「こんなのどうやって作るんだろ?」
まどか「わたしにはできそうもないよ……」
マミ「そんなことないわよ。慣れれば意外と簡単なんだから」
マミ「今度、作り方を教えてあげましょうか?」
まどか「ホントですか!? ありがとうございます!」
さやか「さっすがマミさん! 太っ腹~」
マミ「まったく……褒めても何も出てこないわよ?」
さやか「は~い」
マミ「さて……そろそろ本題に入りましょうか?」
マミ「このままじゃ、日が暮れちゃうものね」
まどか「こんなのどうやって作るんだろ?」
まどか「わたしにはできそうもないよ……」
マミ「そんなことないわよ。慣れれば意外と簡単なんだから」
マミ「今度、作り方を教えてあげましょうか?」
まどか「ホントですか!? ありがとうございます!」
さやか「さっすがマミさん! 太っ腹~」
マミ「まったく……褒めても何も出てこないわよ?」
さやか「は~い」
マミ「さて……そろそろ本題に入りましょうか?」
マミ「このままじゃ、日が暮れちゃうものね」
75: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:16:42.16:obHTbIZI0 (4/17)
マミは魔法少女について説明する。
さやか「うわぁ…金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とか?」
まどか「いや、最後のはちょっと」
まどか達は好奇心をくすぐる未知の世界を思い描き、
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「…」
ジャンゴは希望と絶望が入り混じる、魔法少女の宿命を思い出す。
まどか「う~ん」
さやか「そういえばマミさん、1つ質問があるんですけど」
マミ「なにかしら?」
さやか「魔女を倒せるのは魔法少女だけって言ってたじゃないですか」
マミ「ええ」
さやか「じゃあ、こいつらは何なんですか?」
ジャンゴ&おてんこ「…」
マミは魔法少女について説明する。
さやか「うわぁ…金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とか?」
まどか「いや、最後のはちょっと」
まどか達は好奇心をくすぐる未知の世界を思い描き、
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「…」
ジャンゴは希望と絶望が入り混じる、魔法少女の宿命を思い出す。
まどか「う~ん」
さやか「そういえばマミさん、1つ質問があるんですけど」
マミ「なにかしら?」
さやか「魔女を倒せるのは魔法少女だけって言ってたじゃないですか」
マミ「ええ」
さやか「じゃあ、こいつらは何なんですか?」
ジャンゴ&おてんこ「…」
76: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:18:14.59:obHTbIZI0 (5/17)
マミ「ごめんなさい。それは私にも分からないわ」
マミ「魔法少女以外の人間が使い魔と戦ってるのなんて初めて見たんだもの」
マミ「ねぇ、キュゥベえ?」
QB「僕は幾人もの魔法少女を見てきたけど、彼らのようなケースは初めてだよ」
QB「とても興味深いね」
さやか「ふ~ん。じゃあ、何者?」
おてんこ「言っただろう? 太陽の使者だとな」
さやか「そうじゃなくて、どうして戦えるか知りたいんだよ」
さやか「あんたら魔法少女じゃないんだろ」
おてんこ「そういうことか……ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ シュン
まどか&さやか&マミ「!」
おてんこの指示を受けたジャンゴは太陽銃を召喚する。
マミ「ごめんなさい。それは私にも分からないわ」
マミ「魔法少女以外の人間が使い魔と戦ってるのなんて初めて見たんだもの」
マミ「ねぇ、キュゥベえ?」
QB「僕は幾人もの魔法少女を見てきたけど、彼らのようなケースは初めてだよ」
QB「とても興味深いね」
さやか「ふ~ん。じゃあ、何者?」
おてんこ「言っただろう? 太陽の使者だとな」
さやか「そうじゃなくて、どうして戦えるか知りたいんだよ」
さやか「あんたら魔法少女じゃないんだろ」
おてんこ「そういうことか……ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ シュン
まどか&さやか&マミ「!」
おてんこの指示を受けたジャンゴは太陽銃を召喚する。
77: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:19:44.78:obHTbIZI0 (6/17)
まどか「その銃は…」
さやか「さっき使ってたヤツ!」
おてんこ「そう……こいつはガン・デル・ソル」
おてんこ「太陽の力を弾丸にして打ち出す魔法機械だ」
まどか「ガン・デル・ソル?」
マミ「直訳で〔太陽の銃〕ね」
さやか「マミさん分かるんですか!?」
マミ「い、いえ…ただ日本語に訳しただけよ」
さやか「それだけでもすごいっスよ!」
さやか「さっすがマミさん、憧れます!!」
マミ「ま、まあ……彼らが戦える理由もわかったことだし、この話はこれくらいにしましょ」
マミ「あなた達だってその方がいいでしょ?」
おてんこ「まあな……」
ジャンゴ「・・・」
まどか「その銃は…」
さやか「さっき使ってたヤツ!」
おてんこ「そう……こいつはガン・デル・ソル」
おてんこ「太陽の力を弾丸にして打ち出す魔法機械だ」
まどか「ガン・デル・ソル?」
マミ「直訳で〔太陽の銃〕ね」
さやか「マミさん分かるんですか!?」
マミ「い、いえ…ただ日本語に訳しただけよ」
さやか「それだけでもすごいっスよ!」
さやか「さっすがマミさん、憧れます!!」
マミ「ま、まあ……彼らが戦える理由もわかったことだし、この話はこれくらいにしましょ」
マミ「あなた達だってその方がいいでしょ?」
おてんこ「まあな……」
ジャンゴ「・・・」
78: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:21:40.64:obHTbIZI0 (7/17)
マミ「私から1つ提案があるの」
まどか「提案…ってなんですか?」
マミ「2人ともしばらく、私の魔女退治に付き合ってみない?」
まどか&さやか「!?」
ジャンゴ&おてんこ「…」
マミ「魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいわ」
マミ「その上で、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか」
マミ「じっくり考えてみるべきだと思うの」
おてんこ「なあマミ、戦いなら我々も協力する」
おてんこ「だから無暗に魔法少女を増やす必要もないんじゃないか?」
マミ「それもそうかもしれないけど、決めるのは彼女達よ」
マミ「私から1つ提案があるの」
まどか「提案…ってなんですか?」
マミ「2人ともしばらく、私の魔女退治に付き合ってみない?」
まどか&さやか「!?」
ジャンゴ&おてんこ「…」
マミ「魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいわ」
マミ「その上で、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか」
マミ「じっくり考えてみるべきだと思うの」
おてんこ「なあマミ、戦いなら我々も協力する」
おてんこ「だから無暗に魔法少女を増やす必要もないんじゃないか?」
マミ「それもそうかもしれないけど、決めるのは彼女達よ」
79: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:23:31.58:obHTbIZI0 (8/17)
おてんこ「しかし……」
まどか「マミさん、わたし…やってみる」
ジャンゴ「…」
さやか「本当に? まどか」
まどか「うん……契約するのはそれからでも遅くないと思うんだ」
さやか「まどかが行くなら、あたしも行くよ」
マミ「本当に、後悔しない?」
まどか&さやか「「はい!」」
マミ「じゃあ……明日の放課後、喫茶店に集合ね」
マミ「あなた達はどうするの?」
おてんこ「どうする? ジャンゴ」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「そうか……我々は遠慮しておこう」
おてんこ「魔法少女の問題に首を突っ込むのも野暮だろうからな」
おてんこ「しかし……」
まどか「マミさん、わたし…やってみる」
ジャンゴ「…」
さやか「本当に? まどか」
まどか「うん……契約するのはそれからでも遅くないと思うんだ」
さやか「まどかが行くなら、あたしも行くよ」
マミ「本当に、後悔しない?」
まどか&さやか「「はい!」」
マミ「じゃあ……明日の放課後、喫茶店に集合ね」
マミ「あなた達はどうするの?」
おてんこ「どうする? ジャンゴ」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「そうか……我々は遠慮しておこう」
おてんこ「魔法少女の問題に首を突っ込むのも野暮だろうからな」
80: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:24:45.13:obHTbIZI0 (9/17)
マミ「分かったわ」
マミ「あら? ……もうこんな時間」
マミ「親御さんも心配しているだろうし、今日はもうお開きね」
まどか「はい、ありがとうございました」
さやか「じゃあ、また明日お願いします」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
マミ「あなたは帰る準備をしないの?」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
ジャンゴ達は1週目と全く同じやり取りをして、マミの家に厄介になることになった。
マミ「分かったわ」
マミ「あら? ……もうこんな時間」
マミ「親御さんも心配しているだろうし、今日はもうお開きね」
まどか「はい、ありがとうございました」
さやか「じゃあ、また明日お願いします」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
マミ「あなたは帰る準備をしないの?」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
ジャンゴ達は1週目と全く同じやり取りをして、マミの家に厄介になることになった。
81: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:27:07.50:obHTbIZI0 (10/17)
その晩、マミが夕食を作るのを待っていると、QBが話しかけてくる。
QB「君は一体何者なんだい?」
QB「魔法少女でもないのに使い魔と戦え、見たことのない術を使う」
QB「暁美ほむらに次ぐ……いや、それ以上のイレギュラーだ」
おてんこ「知りたいか?」
QB「ああ、もちろん」
おてんこ「なら、付いてこい」
QB「何処に行くんだい?」
おてんこ「屋上だ」
そうしておてんこはQBをマンションの屋上に連れて行く。
その晩、マミが夕食を作るのを待っていると、QBが話しかけてくる。
QB「君は一体何者なんだい?」
QB「魔法少女でもないのに使い魔と戦え、見たことのない術を使う」
QB「暁美ほむらに次ぐ……いや、それ以上のイレギュラーだ」
おてんこ「知りたいか?」
QB「ああ、もちろん」
おてんこ「なら、付いてこい」
QB「何処に行くんだい?」
おてんこ「屋上だ」
そうしておてんこはQBをマンションの屋上に連れて行く。
82: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:30:54.19:obHTbIZI0 (11/17)
QB「別に、こんなところまで来る必要は無いんじゃないかな?」
おてんこ「マミに見られると面倒なんでな」
QB「マミに……どうしてだい?」
おてんこ「理由は簡単だ。誰だって………」
QB「?」
おてんこ「知り合いが罠にかかるのを見たくはないからな!!」
QB「!?」
ジューーー
おてんこの声と同時に地面の模様が光り、その上にいたQBを焼く。
QB「別に、こんなところまで来る必要は無いんじゃないかな?」
おてんこ「マミに見られると面倒なんでな」
QB「マミに……どうしてだい?」
おてんこ「理由は簡単だ。誰だって………」
QB「?」
おてんこ「知り合いが罠にかかるのを見たくはないからな!!」
QB「!?」
ジューーー
おてんこの声と同時に地面の模様が光り、その上にいたQBを焼く。
83: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:31:52.04:obHTbIZI0 (12/17)
おてんこ「どうだ…?」
光が止んだ後、QBの様子を確認する。
QB「」シューー
罠を張った場所にはよく焼けたQBの死体が転がっていた。
おてんこ「よし、ジャンゴ! 回収だ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
物陰から姿を現したジャンゴはQBの焼死体に駆け寄るとそれをバッグに突っ込む。
おてんこ「どうだ…?」
光が止んだ後、QBの様子を確認する。
QB「」シューー
罠を張った場所にはよく焼けたQBの死体が転がっていた。
おてんこ「よし、ジャンゴ! 回収だ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
物陰から姿を現したジャンゴはQBの焼死体に駆け寄るとそれをバッグに突っ込む。
84: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:33:46.67:obHTbIZI0 (13/17)
おてんこ「パイルトラップだけで済むとは…」
おてんこ「意外に簡単だったな」
おてんこ「万一のためにお前を待機させておいたが、杞憂だったようだ」
「全く…ヒドいじゃないか」
何処からか声が聞こえる。
おてんこ「意外と早かったな、インキュベーター」
おてんこはさして驚いた様子もなく、応答する。
QB「驚かないのかい?」
おてんこ「知っているからな……驚きようがない」
おてんこ「パイルトラップだけで済むとは…」
おてんこ「意外に簡単だったな」
おてんこ「万一のためにお前を待機させておいたが、杞憂だったようだ」
「全く…ヒドいじゃないか」
何処からか声が聞こえる。
おてんこ「意外と早かったな、インキュベーター」
おてんこはさして驚いた様子もなく、応答する。
QB「驚かないのかい?」
おてんこ「知っているからな……驚きようがない」
85: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:35:27.68:obHTbIZI0 (14/17)
QB「君達はどこまで知っている?」
おてんこ「お前の目的も、魔法少女の運命も、何もかも全てだ」
QB「それじゃあ、なんで僕を殺したんだ」
QB「ムダなことだって知っていたんだろ?」
おてんこ「特に理由はない。ただ本当に復活するか試してみたかっただけだ」
QB「代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね」
QB「もったいないじゃないか」
おてんこ「それは済まなかったな」
おてんこ「さて……話は以上だ、消えろ」
QB「君達はどこまで知っている?」
おてんこ「お前の目的も、魔法少女の運命も、何もかも全てだ」
QB「それじゃあ、なんで僕を殺したんだ」
QB「ムダなことだって知っていたんだろ?」
おてんこ「特に理由はない。ただ本当に復活するか試してみたかっただけだ」
QB「代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね」
QB「もったいないじゃないか」
おてんこ「それは済まなかったな」
おてんこ「さて……話は以上だ、消えろ」
86: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:36:46.96:obHTbIZI0 (15/17)
QB「本当にそんなこと言っても良いのかい?」
QB「僕がマミにこのことを話すかもしれないのに」
おてんこ「お前だって我々のことをよく知りたいんだろう?」
おてんこ「だったら見す見すその機会をなくすようなマネはしないはずだ」
QB「……こちらの考えはお見通しってわけか」
おてんこ「分かったらとっとと居なくなれ」
QB「拒否権は……」
ジャンゴ「…」ジャキ
QB「無いみたいだね」
ジャンゴが太陽銃を突きつけているのを確認するとQBはその場を後にした。
QB「本当にそんなこと言っても良いのかい?」
QB「僕がマミにこのことを話すかもしれないのに」
おてんこ「お前だって我々のことをよく知りたいんだろう?」
おてんこ「だったら見す見すその機会をなくすようなマネはしないはずだ」
QB「……こちらの考えはお見通しってわけか」
おてんこ「分かったらとっとと居なくなれ」
QB「拒否権は……」
ジャンゴ「…」ジャキ
QB「無いみたいだね」
ジャンゴが太陽銃を突きつけているのを確認するとQBはその場を後にした。
87: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/13(日) 00:38:57.33:obHTbIZI0 (16/17)
おてんこ「奴の死体を手に入れた」
おてんこ「これで少しは交渉がやりやすくなるな」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「ところで、ジャンゴ」
おてんこ「本当にマミ1人に彼女達を任せてよかったのか?」
おてんこ「お前が初めて戦った魔女……割と苦戦したらしいではないか?」
ジャンゴ「大丈夫、マミは強い」
おてんこ「そうか……お前がそう言うなら信じよう」
おてんこ「しかし、マミ達が魔女と戦っている間、我々はどうするのだ?」
おてんこ「まさか…何もしないわけではないのだろう?」
ジャンゴ「ほむらと話をつける」
おてんこ「ふむ。彼女と話をか……」
おてんこ「確かに……前回は彼女の尾行がマミ達との溝を深くしたらしいし」
おてんこ「我々がほむらの動きを止めることで、不信感を生まないようにすることも可能だな」
おてんこ「なら、決行は明日の午後」
おてんこ「マミ達の後を付けるほむらに接触するぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達は屋上から戻り、明日に備えて早めに床に入る。
第3章・了
おてんこ「奴の死体を手に入れた」
おてんこ「これで少しは交渉がやりやすくなるな」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「ところで、ジャンゴ」
おてんこ「本当にマミ1人に彼女達を任せてよかったのか?」
おてんこ「お前が初めて戦った魔女……割と苦戦したらしいではないか?」
ジャンゴ「大丈夫、マミは強い」
おてんこ「そうか……お前がそう言うなら信じよう」
おてんこ「しかし、マミ達が魔女と戦っている間、我々はどうするのだ?」
おてんこ「まさか…何もしないわけではないのだろう?」
ジャンゴ「ほむらと話をつける」
おてんこ「ふむ。彼女と話をか……」
おてんこ「確かに……前回は彼女の尾行がマミ達との溝を深くしたらしいし」
おてんこ「我々がほむらの動きを止めることで、不信感を生まないようにすることも可能だな」
おてんこ「なら、決行は明日の午後」
おてんこ「マミ達の後を付けるほむらに接触するぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達は屋上から戻り、明日に備えて早めに床に入る。
第3章・了
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/13(日) 00:42:21.02:obHTbIZI0 (17/17)
用語解説1
≪パイルトラップ≫
太陽の光を使用する定置型の罠。
蓄えたエネルギーを任意のタイミングで放出する。
効果範囲は罠にある模様の上。
さあ、交渉の続きだ
『目的は何?』
次回:「駆け引き」
用語解説1
≪パイルトラップ≫
太陽の光を使用する定置型の罠。
蓄えたエネルギーを任意のタイミングで放出する。
効果範囲は罠にある模様の上。
さあ、交渉の続きだ
『目的は何?』
次回:「駆け引き」
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/13(日) 01:37:31.72:LjuDvMxV0 (1/1)
>>1乙!
>>1乙!
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/13(日) 07:53:17.63:SIaE1brB0 (1/1)
乙。パイルトラップの存在を銀河の彼方に忘れてた俺は三流…。そういえば隠密用に姿を消す防具があったような
乙。パイルトラップの存在を銀河の彼方に忘れてた俺は三流…。そういえば隠密用に姿を消す防具があったような
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/13(日) 12:20:50.14:L1n6IHpHo (1/1)
|┃三
|┃
|┃ |\ /|
ガラッ. |┃ |\\ //|
|┃ ノ// : ,> `´ ̄`´ < ′
|┃三 V V
|┃ i{ ● ● }i さて、仕事するか。
|┃ 八 、_,_, 八
|┃三 / 个 . _ _ . 个 ',
|┃三 / il ,' '. li ',
|┃三
|┃
|┃ |\ /|
ガラッ. |┃ |\\ //|
|┃ ノ// : ,> `´ ̄`´ < ′
|┃三 V V
|┃ i{ ● ● }i さて、仕事するか。
|┃ 八 、_,_, 八
|┃三 / 个 . _ _ . 个 ',
|┃三 / il ,' '. li ',
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/13(日) 12:23:51.82:rM22zB8DO (1/1)
乙
思わず「上手に焼けました~♪」と口ずさんでしまった
乙
思わず「上手に焼けました~♪」と口ずさんでしまった
93: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:07:51.69:jZJi3BUz0 (1/19)
続・第4章 「駆け引き」
続・第4章 「駆け引き」
94: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:09:00.93:jZJi3BUz0 (2/19)
翌日の午後、マミ達が喫茶店で集まっている裏でジャンゴ達の作戦は静かに始まる。
おてんこ「マミ達はもう集まっているな」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「ほむらの姿は見えないか……」
黒ジャンゴ「…」チュー
ジャンゴは見つからないように観葉植物の植え込みに隠れていた。
翌日の午後、マミ達が喫茶店で集まっている裏でジャンゴ達の作戦は静かに始まる。
おてんこ「マミ達はもう集まっているな」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「ほむらの姿は見えないか……」
黒ジャンゴ「…」チュー
ジャンゴは見つからないように観葉植物の植え込みに隠れていた。
95: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:10:04.59:jZJi3BUz0 (3/19)
しばらく時間を潰していると、マミ達が動き出す。
おてんこ「動き出したな……」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「まだ、ほむらは姿を現していない」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「マミ達を見失わずに、且つほむらに見つからないように尾行する」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「それを可能にするには……」
黒ジャンゴ「・・・」チュー
おてんこ「分かっているようだな」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「よし、外に出てアレの準備をするぞ」
黒ジャンゴ「…」チュー
マミ達の後を追ってジャンゴも店を後にする。
しばらく時間を潰していると、マミ達が動き出す。
おてんこ「動き出したな……」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「まだ、ほむらは姿を現していない」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「マミ達を見失わずに、且つほむらに見つからないように尾行する」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「それを可能にするには……」
黒ジャンゴ「・・・」チュー
おてんこ「分かっているようだな」
黒ジャンゴ「…」チュー
おてんこ「よし、外に出てアレの準備をするぞ」
黒ジャンゴ「…」チュー
マミ達の後を追ってジャンゴも店を後にする。
96: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:11:09.95:jZJi3BUz0 (4/19)
おてんこ「居たな……」
ジャンゴ「…」
おてんこは黒髪を揺らして歩いている少女の背を見て呟く。
おてんこ「ここではまだ人目がある」
おてんこ「もう少し様子を見よう」
おてんこ「彼女が路地に入ったら行動開始だ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達はほむらに気づかれないようにその後を追う。
おてんこ「居たな……」
ジャンゴ「…」
おてんこは黒髪を揺らして歩いている少女の背を見て呟く。
おてんこ「ここではまだ人目がある」
おてんこ「もう少し様子を見よう」
おてんこ「彼女が路地に入ったら行動開始だ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達はほむらに気づかれないようにその後を追う。
97: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:14:15.89:jZJi3BUz0 (5/19)
ほむら「…」
少女はとある少女を見守るために魔法少女を追う。
ほむら「…」
彼女は前を行く少女達に気取られないよう、路地に入って身を隠す。
ほむら「!」
路地に入った彼女は何者かの気配を感じる。
そして、後ろを振り向と、
ほむら「?」
「…」
人ひとりは入りそうなダンボールが不自然に置かれていた。
ほむら「…」
少女はとある少女を見守るために魔法少女を追う。
ほむら「…」
彼女は前を行く少女達に気取られないよう、路地に入って身を隠す。
ほむら「!」
路地に入った彼女は何者かの気配を感じる。
そして、後ろを振り向と、
ほむら「?」
「…」
人ひとりは入りそうなダンボールが不自然に置かれていた。
98: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:17:01.28:jZJi3BUz0 (6/19)
ほむら「これは…?」
明らかに怪しいダンボールを不審に思い、近づく。
それを調べようと近づいたとき、
ガタッ
ほむら「!?」
勢いよくダンボールが吹っ飛んで中から人が現れる。
ほむら「貴方は…」
ジャンゴ「・・・」
中から出てきたのは赤いマフラーにバンダナを付けた少年だった。
ほむら「これは…?」
明らかに怪しいダンボールを不審に思い、近づく。
それを調べようと近づいたとき、
ガタッ
ほむら「!?」
勢いよくダンボールが吹っ飛んで中から人が現れる。
ほむら「貴方は…」
ジャンゴ「・・・」
中から出てきたのは赤いマフラーにバンダナを付けた少年だった。
99: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:17:56.84:jZJi3BUz0 (7/19)
おてんこ「また会ったな」
ジャンゴ「…」
ほむら「……一体何の用かしら?」
おてんこ「交渉の続きだ」
ほむら「交渉? 今の貴方達と取引しても私にメリットはないのだけれど」
おてんこ「ふむ……これならどうだ?」
おてんこ「ジャンゴ、出せ」
ジャンゴ「…」コクリ ポイッ
おてんこに指示受けたジャンゴはバッグからあるモノを取り出して、投げる。
QB「」ドサッ
焼け焦げたQBの死体は鈍い音を立てて地面に落ちる。
おてんこ「また会ったな」
ジャンゴ「…」
ほむら「……一体何の用かしら?」
おてんこ「交渉の続きだ」
ほむら「交渉? 今の貴方達と取引しても私にメリットはないのだけれど」
おてんこ「ふむ……これならどうだ?」
おてんこ「ジャンゴ、出せ」
ジャンゴ「…」コクリ ポイッ
おてんこに指示受けたジャンゴはバッグからあるモノを取り出して、投げる。
QB「」ドサッ
焼け焦げたQBの死体は鈍い音を立てて地面に落ちる。
100: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:20:51.89:jZJi3BUz0 (8/19)
ほむら「これは……」
おてんこ「インキュベーター、宇宙からの来訪者……違うか?」
ほむら「……どうしてコイツのことを?」
おてんこ「我々…いや、正確にはこいつが過去に騙された少女達を見てきたんでな」
ジャンゴ「…」
ほむら「目的は何?」
おてんこ「我々の目的は……1ヶ月後にこの町に来る魔女、ワルプルギスの夜の撃破」
おてんこ「これはその戦力集めだ」
ほむら「どうして、貴方達はそんなことを?」
おてんこ「とある人物に頼まれてな」
ほむら「これは……」
おてんこ「インキュベーター、宇宙からの来訪者……違うか?」
ほむら「……どうしてコイツのことを?」
おてんこ「我々…いや、正確にはこいつが過去に騙された少女達を見てきたんでな」
ジャンゴ「…」
ほむら「目的は何?」
おてんこ「我々の目的は……1ヶ月後にこの町に来る魔女、ワルプルギスの夜の撃破」
おてんこ「これはその戦力集めだ」
ほむら「どうして、貴方達はそんなことを?」
おてんこ「とある人物に頼まれてな」
101: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:22:33.55:jZJi3BUz0 (9/19)
ほむら「貴方達は何者? 魔法少女ではないみたいだけれど」
おてんこ「……難しい質問だな」
おてんこ「ただ、お前の敵ではないのは間違いない」
ほむら「…」
おてんこ「どうだ? この町に住んでいるお前にも悪い話ではないと思うのだが」
ほむら「分かったわ……協力してあげる」
ほむら「ただし、条件があるわ」
おてんこ「言ってみろ」
ほむら「貴方達は何者? 魔法少女ではないみたいだけれど」
おてんこ「……難しい質問だな」
おてんこ「ただ、お前の敵ではないのは間違いない」
ほむら「…」
おてんこ「どうだ? この町に住んでいるお前にも悪い話ではないと思うのだが」
ほむら「分かったわ……協力してあげる」
ほむら「ただし、条件があるわ」
おてんこ「言ってみろ」
102: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:23:36.57:jZJi3BUz0 (10/19)
ほむら「貴方達の戦いに手を貸す、その代わりに魔法少女の問題には首を突っ込まないで」
おてんこ「しかし、我々も目の前で少女が騙されようとしているのを見過ごすことはできないぞ」
ほむら「なら、この話はなかったことに」
おてんこ「だが……」
ほむら「私達の問題は私達で解決する」
ほむら「部外者の貴方達にとやかく言われる筋合いはないわ」
ほむら「それじゃあ」
おてんこ「待て!」
そう言い残すしたほむらはジャンゴ達の前から姿を消す。
ほむら「貴方達の戦いに手を貸す、その代わりに魔法少女の問題には首を突っ込まないで」
おてんこ「しかし、我々も目の前で少女が騙されようとしているのを見過ごすことはできないぞ」
ほむら「なら、この話はなかったことに」
おてんこ「だが……」
ほむら「私達の問題は私達で解決する」
ほむら「部外者の貴方達にとやかく言われる筋合いはないわ」
ほむら「それじゃあ」
おてんこ「待て!」
そう言い残すしたほむらはジャンゴ達の前から姿を消す。
103: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:24:48.90:jZJi3BUz0 (11/19)
おてんこ「これがお前の言っていた能力か」
おてんこ「時間停止……強力だな」
おてんこ「だが…あれで良かったのか?」
おてんこ「いくら前回、本当のことを言って怪しまれたからといって」
おてんこ「ここまでひた隠しにする必要はないように思えるのだが……」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「まあ、過ぎてしまったものはしょうがない」
おてんこ「とりあえず協力を取り付けられたから良しとしよう」
ジャンゴ「…」
おてんこ「これがお前の言っていた能力か」
おてんこ「時間停止……強力だな」
おてんこ「だが…あれで良かったのか?」
おてんこ「いくら前回、本当のことを言って怪しまれたからといって」
おてんこ「ここまでひた隠しにする必要はないように思えるのだが……」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「まあ、過ぎてしまったものはしょうがない」
おてんこ「とりあえず協力を取り付けられたから良しとしよう」
ジャンゴ「…」
104: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:25:52.68:jZJi3BUz0 (12/19)
おてんこ「それと……一応確認しておく」
おてんこ「彼女の言う通りに魔法少女への接触を控えるか、そうでないか」
おてんこ「お前はどうするんだ?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「その眼は……」
おてんこ「そもそも彼女達を救うためにお前は繰り返したんだった」
おてんこ「そんなお前にこんなことを聞く方が失礼だな」
ジャンゴ「…」
おてんこ「それと……一応確認しておく」
おてんこ「彼女の言う通りに魔法少女への接触を控えるか、そうでないか」
おてんこ「お前はどうするんだ?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「その眼は……」
おてんこ「そもそも彼女達を救うためにお前は繰り返したんだった」
おてんこ「そんなお前にこんなことを聞く方が失礼だな」
ジャンゴ「…」
105: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:29:17.76:jZJi3BUz0 (13/19)
おてんこ「さて……案外早くに話がついてしまったな」
おてんこ「お前の話から察するに、彼女との交渉はもう少し長引くと思っていたんだが……」
おてんこ「そうでもなかったな」
おてんこ「交渉自体は成功したが、時間稼ぎには失敗か……」
おてんこ「おそらく彼女はマミ達のもとへ向かったのだろう」
おてんこ「我々も後を追おう」
ジャンゴ「…」コクリ
頷いたジャンゴはその場を後にしようとするが、
おてんこ「おっと、忘れていた」
ジャンゴ「?」
おてんこによって止められる。
おてんこ「さて……案外早くに話がついてしまったな」
おてんこ「お前の話から察するに、彼女との交渉はもう少し長引くと思っていたんだが……」
おてんこ「そうでもなかったな」
おてんこ「交渉自体は成功したが、時間稼ぎには失敗か……」
おてんこ「おそらく彼女はマミ達のもとへ向かったのだろう」
おてんこ「我々も後を追おう」
ジャンゴ「…」コクリ
頷いたジャンゴはその場を後にしようとするが、
おてんこ「おっと、忘れていた」
ジャンゴ「?」
おてんこによって止められる。
106: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:30:39.81:jZJi3BUz0 (14/19)
おてんこ「ジャンゴ、あれは……」
QB「」
おてんこの指し示す先にはQBの焼死体が転がっていた。
おてんこ「私としては放置しても構わないのだが…」
おてんこ「お前はどう思う?」
ジャンゴ「・・・」
その後、ジャンゴ達はQBの死体を処理して、マミが戦っているであろう廃墟へと向かった。
おてんこ「ジャンゴ、あれは……」
QB「」
おてんこの指し示す先にはQBの焼死体が転がっていた。
おてんこ「私としては放置しても構わないのだが…」
おてんこ「お前はどう思う?」
ジャンゴ「・・・」
その後、ジャンゴ達はQBの死体を処理して、マミが戦っているであろう廃墟へと向かった。
107: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:33:03.60:jZJi3BUz0 (15/19)
おてんこ「あれは!?」
ジャンゴ「…」
廃墟に着いたジャンゴ達の目に飛び込んできたのは地面に倒れている女性の姿だった。
ジャンゴは彼女に寄るとその安否を確認する。
おてんこ「どうだ?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「……ひとまず大丈夫みたいだな」
おてんこ「これも魔女の影響か……」
おてんこ「しかし……近くには闇の気配はしない」
おてんこ「ということは、魔女は既に倒された……マミがやったのか?」
おてんこ「外には彼女達の姿はもちろん、あの少女の姿もない」
おてんこ「おそらく廃墟の中にいるのであろうが、この女を放っておくのもな……」
おてんこ「よし、ジャンゴ。彼女を介抱しながらマミ達を待とう」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこの指示に従い、ジャンゴはマミ達を待つことにした。
おてんこ「あれは!?」
ジャンゴ「…」
廃墟に着いたジャンゴ達の目に飛び込んできたのは地面に倒れている女性の姿だった。
ジャンゴは彼女に寄るとその安否を確認する。
おてんこ「どうだ?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「……ひとまず大丈夫みたいだな」
おてんこ「これも魔女の影響か……」
おてんこ「しかし……近くには闇の気配はしない」
おてんこ「ということは、魔女は既に倒された……マミがやったのか?」
おてんこ「外には彼女達の姿はもちろん、あの少女の姿もない」
おてんこ「おそらく廃墟の中にいるのであろうが、この女を放っておくのもな……」
おてんこ「よし、ジャンゴ。彼女を介抱しながらマミ達を待とう」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこの指示に従い、ジャンゴはマミ達を待つことにした。
108: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:34:28.26:jZJi3BUz0 (16/19)
「あら? あれは……」
「無口野郎に…」
「おてんこさま?」
しばらく待っていると廃墟の中から少女達が出てくる。
おてんこ「来たな」
マミ「あなた達、どうしてここに?」
マミ「魔女退治には付き合わないんじゃなかったの?」
おてんこ「やはり……気になってな」
おてんこ「どうしても様子が知りたくなったのだ」
「あら? あれは……」
「無口野郎に…」
「おてんこさま?」
しばらく待っていると廃墟の中から少女達が出てくる。
おてんこ「来たな」
マミ「あなた達、どうしてここに?」
マミ「魔女退治には付き合わないんじゃなかったの?」
おてんこ「やはり……気になってな」
おてんこ「どうしても様子が知りたくなったのだ」
109: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:36:57.88:jZJi3BUz0 (17/19)
マミ「なら…言ってくれればよかったのに」
マミ「協力してくれるなら、私はいつでも歓迎するわ」
おてんこ「そうか……済まないな」
おてんこ「ところでお前達、もう1人の魔法少女……暁美ほむらを知らないか?」
まどか「ほむらちゃんを…?」
さやか「転校生を!? どうして?」
おてんこ「いや……彼女も魔法少女なら、鉢合わせているのではないかと思ってな」
マミ「確かに彼女と会ったけれど、とても友好的とは言えなかったわ」
さやか「あいつ……マミさんの後を付けてきたくせに、スカシやがって」
まどか「やめなよ、さやかちゃん…」
さやか「だって……」
おてんこ「もういい、彼女がここへ来たことが分かっただけで十分だ」
マミ「なら…言ってくれればよかったのに」
マミ「協力してくれるなら、私はいつでも歓迎するわ」
おてんこ「そうか……済まないな」
おてんこ「ところでお前達、もう1人の魔法少女……暁美ほむらを知らないか?」
まどか「ほむらちゃんを…?」
さやか「転校生を!? どうして?」
おてんこ「いや……彼女も魔法少女なら、鉢合わせているのではないかと思ってな」
マミ「確かに彼女と会ったけれど、とても友好的とは言えなかったわ」
さやか「あいつ……マミさんの後を付けてきたくせに、スカシやがって」
まどか「やめなよ、さやかちゃん…」
さやか「だって……」
おてんこ「もういい、彼女がここへ来たことが分かっただけで十分だ」
110: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/14(月) 00:38:35.52:jZJi3BUz0 (18/19)
マミ「でも、あなた達はどうして彼女を?」
おてんこ「……ただの好奇心だ」
マミ「そう……なら深くは聞かないでおくわ」
おてんこ「では、日も落ちてきたし……そろそろ帰らないか?」
マミ「ええ、そうしましょう」
マミ「けどその前に……この人を送り届けなきゃいけないわね」
そして、倒れている女性を送り届けたジャンゴ達はそれぞれの家路につく。
第4章・了
マミ「でも、あなた達はどうして彼女を?」
おてんこ「……ただの好奇心だ」
マミ「そう……なら深くは聞かないでおくわ」
おてんこ「では、日も落ちてきたし……そろそろ帰らないか?」
マミ「ええ、そうしましょう」
マミ「けどその前に……この人を送り届けなきゃいけないわね」
そして、倒れている女性を送り届けたジャンゴ達はそれぞれの家路につく。
第4章・了
111: :2012/05/14(月) 00:43:15.85:jZJi3BUz0 (19/19)
選択は慎重にな
『今度こそ彼女を助けるんだろ?』
次回:「ルート岐路1」
※そういえば、1レスの長さってこれぐらいでいいですかね?
未だにどれぐらいが良いのか分からないので、何かあったら指摘してください
選択は慎重にな
『今度こそ彼女を助けるんだろ?』
次回:「ルート岐路1」
※そういえば、1レスの長さってこれぐらいでいいですかね?
未だにどれぐらいが良いのか分からないので、何かあったら指摘してください
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/14(月) 00:45:35.55:GDQwoKZSo (1/1)
前回終盤でスレ足らずになったりしなかったし、これでいいと思います。
乙乙。
前回終盤でスレ足らずになったりしなかったし、これでいいと思います。
乙乙。
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/14(月) 11:55:33.66:AjqbbxExo (1/1)
おっつおっつ
読みやすいしいいんでない?
おっつおっつ
読みやすいしいいんでない?
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/14(月) 17:27:49.50:cAVAxkDXo (1/2)
|┃三
|┃
|┃ |\ /|
ガラッ. |┃ |\\ //|
|┃ ノ// : ,> `´ ̄`´ < ′
|┃三 V V
|┃ i{ ● ● }i 僕の扱いがあまりにもひどくないかい?
|┃ 八 、_,_, 八
|┃三 / 个 . _ _ . 个 ',
|┃三 / il ,' '. li ',
|┃三
|┃
|┃ |\ /|
ガラッ. |┃ |\\ //|
|┃ ノ// : ,> `´ ̄`´ < ′
|┃三 V V
|┃ i{ ● ● }i 僕の扱いがあまりにもひどくないかい?
|┃ 八 、_,_, 八
|┃三 / 个 . _ _ . 个 ',
|┃三 / il ,' '. li ',
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/14(月) 21:24:04.60:yhZ4Xlcqo (1/1)
ほむらの太陽
ほむらの太陽
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/14(月) 22:29:24.00:cAVAxkDXo (2/2)
続ら「ほむ・ららの太陽……?」
続ら「ほむ・ららの太陽……?」
117: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:04:11.45:uWDI2oR90 (1/16)
続・第5章 「ルート岐路1」
続・第5章 「ルート岐路1」
118: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:07:42.73:uWDI2oR90 (2/16)
決戦に備えて町に罠を張ったり、魔法少女体験コースをしているマミ達を見守って日々を過ごす。
やり直した日から、かれこれ1週間が過ぎようとしていた。
ジャンゴは前と同じように屋上に上がると、おてんこと話し合う。
おてんこ「1週間か……長いようで短かったな」
おてんこ「お前の話からすると、そろそろ〔あの日〕が近いのではないか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「覚えていないか…」
おてんこ「無理もない。お前はヴァンパイアの力で甦ったのだ」
おてんこ「多少の記憶の欠落はあれ、大体の流れを覚えているだけも大分違う」
おてんこ「どちらにしろ我々の手元にあるのはお前の記憶だけなんだ」
おてんこ「その中で思いつく限りの行動をするしかない」
ジャンゴ「…」
決戦に備えて町に罠を張ったり、魔法少女体験コースをしているマミ達を見守って日々を過ごす。
やり直した日から、かれこれ1週間が過ぎようとしていた。
ジャンゴは前と同じように屋上に上がると、おてんこと話し合う。
おてんこ「1週間か……長いようで短かったな」
おてんこ「お前の話からすると、そろそろ〔あの日〕が近いのではないか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「覚えていないか…」
おてんこ「無理もない。お前はヴァンパイアの力で甦ったのだ」
おてんこ「多少の記憶の欠落はあれ、大体の流れを覚えているだけも大分違う」
おてんこ「どちらにしろ我々の手元にあるのはお前の記憶だけなんだ」
おてんこ「その中で思いつく限りの行動をするしかない」
ジャンゴ「…」
119: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:09:26.26:uWDI2oR90 (3/16)
おてんこ「と、言ったはいいが……」
おてんこ「今できることといえば………罠の設置とマミの監視ぐらいだな」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「まあ……我々がマミを見張っていれば滅多なことは起きないし、対処もできる」
おてんこ「今度こそ彼女を助けるんだろ?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「なら、できることを精一杯するだけだ」
おてんこ「明日からマミの監視を強化する、いいな?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「……もう、こんな時間か」
おてんこ「戻るぞ……マミが待っている」
ジャンゴ達は作戦会議を終え、マミの待っている部屋へと戻っていった。
おてんこ「と、言ったはいいが……」
おてんこ「今できることといえば………罠の設置とマミの監視ぐらいだな」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「まあ……我々がマミを見張っていれば滅多なことは起きないし、対処もできる」
おてんこ「今度こそ彼女を助けるんだろ?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「なら、できることを精一杯するだけだ」
おてんこ「明日からマミの監視を強化する、いいな?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「……もう、こんな時間か」
おてんこ「戻るぞ……マミが待っている」
ジャンゴ達は作戦会議を終え、マミの待っている部屋へと戻っていった。
120: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:11:23.27:uWDI2oR90 (4/16)
翌日、ジャンゴ達はいつも通りに罠を仕掛け終えると、マミに会うために見滝原中学校へと向かう。
おてんこ「そろそろマミの授業が終わる時間だな」
おてんこ「ここで待っていればそのうち出てくるだろう」
校門の前でおてんこはジャンゴに話しかける。
おてんこ「私は怪しまれるから一旦姿を隠す」
おてんこ「後は頼んだ、太陽少年」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴが頷くとおてんこはその姿を消す。
ジャンゴ「・・・」
残された少年は少女を待ってひとり校門の前にたたずむ。
翌日、ジャンゴ達はいつも通りに罠を仕掛け終えると、マミに会うために見滝原中学校へと向かう。
おてんこ「そろそろマミの授業が終わる時間だな」
おてんこ「ここで待っていればそのうち出てくるだろう」
校門の前でおてんこはジャンゴに話しかける。
おてんこ「私は怪しまれるから一旦姿を隠す」
おてんこ「後は頼んだ、太陽少年」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴが頷くとおてんこはその姿を消す。
ジャンゴ「・・・」
残された少年は少女を待ってひとり校門の前にたたずむ。
121: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:14:04.97:uWDI2oR90 (5/16)
「あら……どうしてこんなところに?」
しばらくすると、目的の少女-巴マミが校舎から出てくる。
ジャンゴ「…」
マミ「それに、あの……ひまわりみたいなのはいないの?」
おてんこ「失礼な! 私はひまわりなどではない!!」オテンコー
マミ「きゃ!?」
マミ「あ、あなた……いつからそこに?」
おてんこ「何時からもなにも、姿を隠していただけで最初からいたぞ」
マミ「そ、そう…それはごめんなさいね」
ジャンゴ「・・・」
「あら……どうしてこんなところに?」
しばらくすると、目的の少女-巴マミが校舎から出てくる。
ジャンゴ「…」
マミ「それに、あの……ひまわりみたいなのはいないの?」
おてんこ「失礼な! 私はひまわりなどではない!!」オテンコー
マミ「きゃ!?」
マミ「あ、あなた……いつからそこに?」
おてんこ「何時からもなにも、姿を隠していただけで最初からいたぞ」
マミ「そ、そう…それはごめんなさいね」
ジャンゴ「・・・」
122: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:15:41.69:uWDI2oR90 (6/16)
マミ「それより……何しているの? こんなところで」
おてんこ「学校というものに少し興味があってな」
おてんこ「お前を待つのを理由に辺りを探索してたんだ」
マミ「それなら、今からでも案内してあげましょうか?」
マミ「ちょうど今日は魔法少女体験コースもお休みだし」
おてんこ「……それは助かるな」
おてんこ「ジャンゴ、ここは彼女に甘えて案内してもらおう」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達はマミの厚意にあずかり、学校を案内してもらった。
マミ「それより……何しているの? こんなところで」
おてんこ「学校というものに少し興味があってな」
おてんこ「お前を待つのを理由に辺りを探索してたんだ」
マミ「それなら、今からでも案内してあげましょうか?」
マミ「ちょうど今日は魔法少女体験コースもお休みだし」
おてんこ「……それは助かるな」
おてんこ「ジャンゴ、ここは彼女に甘えて案内してもらおう」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達はマミの厚意にあずかり、学校を案内してもらった。
123: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:19:07.61:uWDI2oR90 (7/16)
一通り校舎を周って校庭に出たところ、校門からひとりの少女が走ってくるのが見えた。
「…はぁ……はぁ……マミ…さん」
彼女はマミのもとまで来ると息を荒げながら、何かを伝えようとする。
ジャンゴ「?」
マミ「鹿目さん?」
おてんこ「どうしたんだ? そんなに慌てて」
まどか「さやか……ちゃんが…病院に………」
マミ「美樹さんが? 病院で何かあったの?」
一通り校舎を周って校庭に出たところ、校門からひとりの少女が走ってくるのが見えた。
「…はぁ……はぁ……マミ…さん」
彼女はマミのもとまで来ると息を荒げながら、何かを伝えようとする。
ジャンゴ「?」
マミ「鹿目さん?」
おてんこ「どうしたんだ? そんなに慌てて」
まどか「さやか……ちゃんが…病院に………」
マミ「美樹さんが? 病院で何かあったの?」
124: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:21:49.36:uWDI2oR90 (8/16)
まどか「グリーフシードを……見つけて…それが孵化しそうだった……から」
まどか「さやかちゃんが……見張って………わたしがマミさんに…」
マミ「分かったわ、鹿目さん」
マミ「美樹さんは病院で待っているのね?」
まどか「…」コクリ
マミ「なら、急ぎましょう」
おてんこ「我々も同行する」
おてんこ「まどか、お前はここで待っていろ」
まどか「えっ…」
まどか「グリーフシードを……見つけて…それが孵化しそうだった……から」
まどか「さやかちゃんが……見張って………わたしがマミさんに…」
マミ「分かったわ、鹿目さん」
マミ「美樹さんは病院で待っているのね?」
まどか「…」コクリ
マミ「なら、急ぎましょう」
おてんこ「我々も同行する」
おてんこ「まどか、お前はここで待っていろ」
まどか「えっ…」
125: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:23:42.77:uWDI2oR90 (9/16)
マミ「確かにそれがいいかもしれないわね」
マミ「それじゃあ、すぐには走れないでしょ?」
まどか「でも……さやかちゃんに…約束したし」
まどか「場所を……知っているのは…わたしだけだから………」
おてんこ「それもそうか……」
おてんこ「仕方ない……ジャンゴ、任せたぞ!」
ジャンゴ「・・・」
まどか「?」
マミ「一体、何をするつもりなの?」
おてんこ「まあ、見ていろ」
ジャンゴ「ごめん……まどか」グイッ
まどか「へ!?」
マミ「確かにそれがいいかもしれないわね」
マミ「それじゃあ、すぐには走れないでしょ?」
まどか「でも……さやかちゃんに…約束したし」
まどか「場所を……知っているのは…わたしだけだから………」
おてんこ「それもそうか……」
おてんこ「仕方ない……ジャンゴ、任せたぞ!」
ジャンゴ「・・・」
まどか「?」
マミ「一体、何をするつもりなの?」
おてんこ「まあ、見ていろ」
ジャンゴ「ごめん……まどか」グイッ
まどか「へ!?」
126: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:26:19.05:uWDI2oR90 (10/16)
まどか「え、えっと……///]
ジャンゴ「・・・」
指示を受けたジャンゴは両腕にまどかを抱きかかえた。
おてんこ「これなら、問題ないだろう?」
まどか「で、でも……こんな…//」
マミ「お姫様だっこだなんて、妬けちゃうわね」
まどか「そんな……マミさんまで………///」
おてんこ「文句は後で受け付ける、今は急ぐぞ!」
マミ「ええ」
ジャンゴ「…」コクリ
まどか「…///」
まどか「え、えっと……///]
ジャンゴ「・・・」
指示を受けたジャンゴは両腕にまどかを抱きかかえた。
おてんこ「これなら、問題ないだろう?」
まどか「で、でも……こんな…//」
マミ「お姫様だっこだなんて、妬けちゃうわね」
まどか「そんな……マミさんまで………///」
おてんこ「文句は後で受け付ける、今は急ぐぞ!」
マミ「ええ」
ジャンゴ「…」コクリ
まどか「…///」
127: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:27:46.82:uWDI2oR90 (11/16)
ジャンゴ達はまどかの先導の下にさやかの待っている病院へ向かった。
そこには期待をよそに、すでに魔女の結界が形成されていた。
ジャンゴ「!」
おてんこ「ここだな」
マミ「もう、結界が張られているわね……」
マミ「急ぐわよ!」
おてんこ「ああ」
ジャンゴ「…」
まどか「あ、あの…」
3人が息巻いている中、ジャンゴに抱えられたまどかは弱々しい声で何かを訴える。
ジャンゴ達はまどかの先導の下にさやかの待っている病院へ向かった。
そこには期待をよそに、すでに魔女の結界が形成されていた。
ジャンゴ「!」
おてんこ「ここだな」
マミ「もう、結界が張られているわね……」
マミ「急ぐわよ!」
おてんこ「ああ」
ジャンゴ「…」
まどか「あ、あの…」
3人が息巻いている中、ジャンゴに抱えられたまどかは弱々しい声で何かを訴える。
128: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:30:13.07:uWDI2oR90 (12/16)
マミ「どうしたの? 鹿目さん」
おてんこ「こんなところで立ち止まっている時間はないはずだぞ?」
まどか「そう…だけど、そろそろ降ろしてほしいかなって……」
おてんこ&マミ「・・・」
まどか「…」
おてんこ「済まない…忘れていた」
おてんこ「ジャンゴ、降ろしてやれ」
ジャンゴ「…」
おてんこの指示に従いジャンゴはまどかを地面に降ろす。
マミ「どうしたの? 鹿目さん」
おてんこ「こんなところで立ち止まっている時間はないはずだぞ?」
まどか「そう…だけど、そろそろ降ろしてほしいかなって……」
おてんこ&マミ「・・・」
まどか「…」
おてんこ「済まない…忘れていた」
おてんこ「ジャンゴ、降ろしてやれ」
ジャンゴ「…」
おてんこの指示に従いジャンゴはまどかを地面に降ろす。
129: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:30:51.35:uWDI2oR90 (13/16)
まどか「……///」
マミ「これで準備は整ったわね」
マミ「入るわよ!」
まどか「はい!」
マミは結界の入り口を開き、中に入っていく。
まどかはその後を追って結界の中に消えて行ってた。
まどか「……///」
マミ「これで準備は整ったわね」
マミ「入るわよ!」
まどか「はい!」
マミは結界の入り口を開き、中に入っていく。
まどかはその後を追って結界の中に消えて行ってた。
130: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:32:01.73:uWDI2oR90 (14/16)
おてんこ「さて、我々も後を追うか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「どうした? 様子がおかしいぞ」
ジャンゴ「……思い出したんだ」
おてんこ「思い出した……?」
おてんこ「ということは、まさか…ここが」
ジャンゴ「〔あの日〕……マミがやられた結界」
おてんこ「さて、我々も後を追うか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「どうした? 様子がおかしいぞ」
ジャンゴ「……思い出したんだ」
おてんこ「思い出した……?」
おてんこ「ということは、まさか…ここが」
ジャンゴ「〔あの日〕……マミがやられた結界」
131: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/15(火) 00:33:31.30:uWDI2oR90 (15/16)
おてんこ「…」
ジャンゴ「…」
おてんこ「……いつかは来ると分かっていた」
おてんこ「ただ、それが今日であっただけのこと」
おてんこ「我々のやることは変わらない」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
おてんこ「今度こそ彼女を助けるんだ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
少年は命運を分ける結界に足を踏み入れた。
第5章・了
おてんこ「…」
ジャンゴ「…」
おてんこ「……いつかは来ると分かっていた」
おてんこ「ただ、それが今日であっただけのこと」
おてんこ「我々のやることは変わらない」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
おてんこ「今度こそ彼女を助けるんだ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
少年は命運を分ける結界に足を踏み入れた。
第5章・了
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/15(火) 00:34:35.32:uWDI2oR90 (16/16)
疑うのは簡単だ
『信用すると思って?』
次回:「猜疑心」
疑うのは簡単だ
『信用すると思って?』
次回:「猜疑心」
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/15(火) 00:46:21.46:Tkkp84qo0 (1/1)
>>1乙!
1週目とどんな違いが出るのか期待
>>1乙!
1週目とどんな違いが出るのか期待
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/15(火) 01:12:50.08:2Xe2M2CG0 (1/1)
お姫様抱っこ……。リタに殺される……。
お姫様抱っこ……。リタに殺される……。
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/15(火) 10:54:12.58:XKQpu9/30 (1/1)
乙
乙
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/15(火) 15:19:13.86:PoROJI63o (1/1)
チェンジは弱った使い魔を太陽虫に変えるぐらいでいいんじゃないかと
流石にそのまま無力化は鬼畜すぎるので弱体化させる必要はあってもいいよね
チェンジは弱った使い魔を太陽虫に変えるぐらいでいいんじゃないかと
流石にそのまま無力化は鬼畜すぎるので弱体化させる必要はあってもいいよね
137: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:16:22.22:iyumoSLm0 (1/22)
続・第6章 「猜疑心」
続・第6章 「猜疑心」
138: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:18:09.56:iyumoSLm0 (2/22)
遅れて結界に入ったジャンゴ達も、先行するマミとまどかに追いつく。
合流した4人は狭い通路を辿って結界の深部を目指す。
おてんこ「静かだ……使い魔の気配がしない」
マミ「この結界はできたばっかりだから、まだ結界内を使い魔が監視していないのよ」
マミ「キュゥベえに確認を取ったら、まだ孵化もしていないみたいだし」
マミ「警備が薄い今のうちに奥まで進みましょ」
おてんこ「そうだな」
まどか「間に合ってよかった」
まどか「さやかちゃんも無事みたいだし、後は魔女を倒すだけですね」
マミ「そうだけど、無茶し過ぎよ」
マミ「今回は間に合ったからいいけど……次はそうはいかないかもしれない」
まどか「…ごめんなさい」
遅れて結界に入ったジャンゴ達も、先行するマミとまどかに追いつく。
合流した4人は狭い通路を辿って結界の深部を目指す。
おてんこ「静かだ……使い魔の気配がしない」
マミ「この結界はできたばっかりだから、まだ結界内を使い魔が監視していないのよ」
マミ「キュゥベえに確認を取ったら、まだ孵化もしていないみたいだし」
マミ「警備が薄い今のうちに奥まで進みましょ」
おてんこ「そうだな」
まどか「間に合ってよかった」
まどか「さやかちゃんも無事みたいだし、後は魔女を倒すだけですね」
マミ「そうだけど、無茶し過ぎよ」
マミ「今回は間に合ったからいいけど……次はそうはいかないかもしれない」
まどか「…ごめんなさい」
139: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:20:14.14:iyumoSLm0 (3/22)
マミ「まあ、そこまで自分を責める必要はないわ」
マミ「これなら魔女を取り逃がす心配もないしね」
マミ「帰ったらみんなでお茶でもしましょうか?」
まどか「はい!」
ジャンゴ「…」
マミ「さあ、急ぎましょう」
マミ「………と、言いたいところだけど」
マミ「その前に…やることができたみたいね」
ジャンゴ&おてんこ「…」
「…」
ジャンゴ達の背後には黒髪の少女が静かに佇んでいた。
マミ「まあ、そこまで自分を責める必要はないわ」
マミ「これなら魔女を取り逃がす心配もないしね」
マミ「帰ったらみんなでお茶でもしましょうか?」
まどか「はい!」
ジャンゴ「…」
マミ「さあ、急ぎましょう」
マミ「………と、言いたいところだけど」
マミ「その前に…やることができたみたいね」
ジャンゴ&おてんこ「…」
「…」
ジャンゴ達の背後には黒髪の少女が静かに佇んでいた。
140: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:21:23.06:iyumoSLm0 (4/22)
まどか「え? あっ」
ジャンゴ「ほむら…」
ほむら「…」
マミ「何の用かしら?」
マミ「言ったはずよ、二度と会いたくないって」
おてんこ「おい、マミ」
おてんこ「そう邪険に扱うこともないだろう?」
マミ「あら? これでも譲歩はしているつもりよ」
マミは仲裁に入ったおてんこを軽くあしらう。
まどか「え? あっ」
ジャンゴ「ほむら…」
ほむら「…」
マミ「何の用かしら?」
マミ「言ったはずよ、二度と会いたくないって」
おてんこ「おい、マミ」
おてんこ「そう邪険に扱うこともないだろう?」
マミ「あら? これでも譲歩はしているつもりよ」
マミは仲裁に入ったおてんこを軽くあしらう。
141: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:23:49.69:iyumoSLm0 (5/22)
ほむら「今回の獲物は私が狩る。貴女達は手を引いて」
マミ「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥベえを迎えに行かないと」
ほむらもそのやり取りを無視して続ける。
ほむら「その2人の安全は保障するわ」
マミ「信用すると思って?」
おてんこ「待て、いがみ合っていても事態は好転しない」
おてんこ「ここは1つ、協力してみてはどうだ?」
おてんこ「マミはさやか達の安否を確認でき、彼女は魔女を狩れる」
おてんこ「グリーフシードは1回しか使えないわけではないのだろ?」
ほむら「今回の獲物は私が狩る。貴女達は手を引いて」
マミ「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥベえを迎えに行かないと」
ほむらもそのやり取りを無視して続ける。
ほむら「その2人の安全は保障するわ」
マミ「信用すると思って?」
おてんこ「待て、いがみ合っていても事態は好転しない」
おてんこ「ここは1つ、協力してみてはどうだ?」
おてんこ「マミはさやか達の安否を確認でき、彼女は魔女を狩れる」
おてんこ「グリーフシードは1回しか使えないわけではないのだろ?」
142: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:25:23.58:iyumoSLm0 (6/22)
ほむら「貴方達、約束が違うわ」
ほむら「魔法少女の問題には関わらないで、と言ったはずよ」
おてんこ「それは…」
ジャンゴ「…」
まどか「約束?」
マミ「……そういうことだったのね」
マミ「どうも最近おかしいと思ったら、あなた達の仕業だったの」
まどか「マミさん?」
おてんこ「何を言って……」
ほむら「貴方達、約束が違うわ」
ほむら「魔法少女の問題には関わらないで、と言ったはずよ」
おてんこ「それは…」
ジャンゴ「…」
まどか「約束?」
マミ「……そういうことだったのね」
マミ「どうも最近おかしいと思ったら、あなた達の仕業だったの」
まどか「マミさん?」
おてんこ「何を言って……」
143: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:27:07.79:iyumoSLm0 (7/22)
マミ「ここ1週間、ずっと誰かの視線を感じていたのだけれど」
マミ「まさか……あなた達だったとはね」
マミ「大方、私の動向でも彼女に報告していたんでしょう?」
おてんこ「違う、誤解だ! マミ!!」
マミ「言い訳は聞きたくないわ」
マミ「彼女の発言で質言は取れたわけだし」
マミ「残念だけど、あなたの案は飲めない」
マミ「私が油断している隙に美樹さん達に危害を加える可能性だってあるもの」
言い終えるがいなや、マミはリボンを召喚してジャンゴとほむらを拘束する。
マミ「ここ1週間、ずっと誰かの視線を感じていたのだけれど」
マミ「まさか……あなた達だったとはね」
マミ「大方、私の動向でも彼女に報告していたんでしょう?」
おてんこ「違う、誤解だ! マミ!!」
マミ「言い訳は聞きたくないわ」
マミ「彼女の発言で質言は取れたわけだし」
マミ「残念だけど、あなたの案は飲めない」
マミ「私が油断している隙に美樹さん達に危害を加える可能性だってあるもの」
言い終えるがいなや、マミはリボンを召喚してジャンゴとほむらを拘束する。
144: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:28:11.50:iyumoSLm0 (8/22)
ジャンゴ&ほむら「!?」
リボンでぐるぐる巻きにされたジャンゴ達は完全に身動きを封じられる。
ジャンゴ「…っ」ガシガシ
おてんこ「マミ! 一体、何をしているんだ!!」
ほむら「くっ……こんなことやってる場合じゃ」グイグイ
マミ「万が一って可能性もあるでしょ?」
マミ「安心して。おとなしくしていれば帰りにちゃんと解放してあげるから」
マミ「行きましょう、鹿目さん」
まどか「え…はい」
マミはまどかを引き連れて、結界の奥へ消えて行ってしまった。
ジャンゴ&ほむら「!?」
リボンでぐるぐる巻きにされたジャンゴ達は完全に身動きを封じられる。
ジャンゴ「…っ」ガシガシ
おてんこ「マミ! 一体、何をしているんだ!!」
ほむら「くっ……こんなことやってる場合じゃ」グイグイ
マミ「万が一って可能性もあるでしょ?」
マミ「安心して。おとなしくしていれば帰りにちゃんと解放してあげるから」
マミ「行きましょう、鹿目さん」
まどか「え…はい」
マミはまどかを引き連れて、結界の奥へ消えて行ってしまった。
145: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:29:28.43:iyumoSLm0 (9/22)
おてんこ「待て!マミっ!!」
ほむら「待っ……くっ」ギチギチ
ジャンゴ「マミ!!」ギシギシ
おてんこ達は必死で呼び止めるが、その声が彼女に届くことはなかった。
おてんこ「待て!マミっ!!」
ほむら「待っ……くっ」ギチギチ
ジャンゴ「マミ!!」ギシギシ
おてんこ達は必死で呼び止めるが、その声が彼女に届くことはなかった。
146: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:33:30.78:iyumoSLm0 (10/22)
その後もしばらくリボンと悪戦苦闘を繰り返すが、一向にほどける気配はなかった。
おてんこ「クソっ……解けないか」
ほむら「このままじゃ、巴マミは……」ガシガシ
ジャンゴ「くっ…」グイグイ
3人はビクともしないリボンに焦りの色を見せる。
おてんこ「ほむら、お前の魔法でどうにかならんのか?」
ほむら「どうにかなるなら、初めから使っているわ!」
その後もしばらくリボンと悪戦苦闘を繰り返すが、一向にほどける気配はなかった。
おてんこ「クソっ……解けないか」
ほむら「このままじゃ、巴マミは……」ガシガシ
ジャンゴ「くっ…」グイグイ
3人はビクともしないリボンに焦りの色を見せる。
おてんこ「ほむら、お前の魔法でどうにかならんのか?」
ほむら「どうにかなるなら、初めから使っているわ!」
147: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:35:53.71:iyumoSLm0 (11/22)
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「そうか……済まなかった」
ほむら「やっぱり、私には彼女を救うなんて……」
ジャンゴ「諦めるな!!」
ほむら「!?」
ジャンゴ「まだ、戦いは終わっちゃいないんだ!」
ほむら「でも、ここから脱出する方法なんてないじゃない!」
ジャンゴ「ある!!」シュン
そう断言したジャンゴは何かを召喚し、口でくわえる。
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「そうか……済まなかった」
ほむら「やっぱり、私には彼女を救うなんて……」
ジャンゴ「諦めるな!!」
ほむら「!?」
ジャンゴ「まだ、戦いは終わっちゃいないんだ!」
ほむら「でも、ここから脱出する方法なんてないじゃない!」
ジャンゴ「ある!!」シュン
そう断言したジャンゴは何かを召喚し、口でくわえる。
148: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:37:54.23:iyumoSLm0 (12/22)
ほむら「それは…?」
おてんこ「……ボム」
おてんこ「お前は……」
ジャンゴ「…」
ほむら「一体、何をするつもりなの」
おてんこ「こいつは……自分ごとリボンを爆破するつもりだ」
ほむら「!?」
ほむら「そんなことをしたら……」
おてんこ「……タダでは済まないだろうな」
ほむら「それは…?」
おてんこ「……ボム」
おてんこ「お前は……」
ジャンゴ「…」
ほむら「一体、何をするつもりなの」
おてんこ「こいつは……自分ごとリボンを爆破するつもりだ」
ほむら「!?」
ほむら「そんなことをしたら……」
おてんこ「……タダでは済まないだろうな」
149: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:39:16.53:iyumoSLm0 (13/22)
ほむら「なら…」
おてんこ「だが、こうなっては誰もこいつを止められない」
ほむら「…」
おてんこ「ジャンゴ、私が信管を引き抜く」
おてんこ「爆発まではラグがある、タイミングを見て放すんだ。いいな?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「ほむら、お前も爆風に気をつけろ」
ほむら「待って」
ほむら「なら…」
おてんこ「だが、こうなっては誰もこいつを止められない」
ほむら「…」
おてんこ「ジャンゴ、私が信管を引き抜く」
おてんこ「爆発まではラグがある、タイミングを見て放すんだ。いいな?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「ほむら、お前も爆風に気をつけろ」
ほむら「待って」
150: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:41:04.73:iyumoSLm0 (14/22)
おてんこ「何か問題でもあるのか?」
ほむら「どうして……そこまでして彼女を救おうとするの?」
おてんこ「そこまでしてでもやりたいことだったというわけだ」
おてんこ「さあ、覚悟はいいな? 行くぞ!!」
ジャンゴ「…」
ピンッ
掛け声とともに、おてんこはジャンゴが加えているグレネードの信管を引き抜く。
おてんこ「何か問題でもあるのか?」
ほむら「どうして……そこまでして彼女を救おうとするの?」
おてんこ「そこまでしてでもやりたいことだったというわけだ」
おてんこ「さあ、覚悟はいいな? 行くぞ!!」
ジャンゴ「…」
ピンッ
掛け声とともに、おてんこはジャンゴが加えているグレネードの信管を引き抜く。
151: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:43:15.11:iyumoSLm0 (15/22)
ジャンゴ「・・・」パッ
信管が抜かれたボムをくわえたジャンゴは、時間を見てそれを放す。
バババババババン
ジャンゴ「うわっ!!」
おてんこ「くっ…」
ほむら「…!」
落下したボムはジャンゴの腹、ちょうどリボンが密集しているところで爆発した。
ジャンゴ「ぐっ…」スチャ
爆発によってリボンは焼き切れ、ジャンゴは解放される。
ジャンゴ「・・・」パッ
信管が抜かれたボムをくわえたジャンゴは、時間を見てそれを放す。
バババババババン
ジャンゴ「うわっ!!」
おてんこ「くっ…」
ほむら「…!」
落下したボムはジャンゴの腹、ちょうどリボンが密集しているところで爆発した。
ジャンゴ「ぐっ…」スチャ
爆発によってリボンは焼き切れ、ジャンゴは解放される。
152: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:45:19.97:iyumoSLm0 (16/22)
おてんこ「大丈夫か!? ジャンゴ!」
おてんこ「傷を見せてみろ」
ジャンゴ「・・・」
片膝を付くジャンゴにおてんこが近寄る。
おてんこ「火傷と裂傷……」
おてんこ「リボンの強度が高かったのが幸いして、致命傷は避けられたな」
おてんこ「時間がない……無理をさせて悪いが、急ぐぞ」
ジャンゴ「でも……その前に」シュン
ジャンゴは剣を召喚するとリボンに縛られたほむらの前に向き合う。
ジャンゴ「…っ!」シュッ ザッ
ザクッ ジュシャ
そして、その剣でリボンを切りつけ始める。
おてんこ「大丈夫か!? ジャンゴ!」
おてんこ「傷を見せてみろ」
ジャンゴ「・・・」
片膝を付くジャンゴにおてんこが近寄る。
おてんこ「火傷と裂傷……」
おてんこ「リボンの強度が高かったのが幸いして、致命傷は避けられたな」
おてんこ「時間がない……無理をさせて悪いが、急ぐぞ」
ジャンゴ「でも……その前に」シュン
ジャンゴは剣を召喚するとリボンに縛られたほむらの前に向き合う。
ジャンゴ「…っ!」シュッ ザッ
ザクッ ジュシャ
そして、その剣でリボンを切りつけ始める。
153: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:48:42.33:iyumoSLm0 (17/22)
ほむら「何しているの!?」
ほむら「彼女を助けたいのなら、私のことなんて放っておきなさい!!」
ジャンゴの行動に驚いたほむらは声を荒げる。
ジャンゴ「君達を…誤解させたままに……したくない」
ジャンゴ「それに……この体で魔女と戦うのは厳しいよ」
おてんこ「…」
ほむら「…」
ジャンゴの反論にほむらは黙りこくる。
ガスッ
ほむら「…」サッ
ジャンゴの攻撃によってほむらもリボンの拘束から解き放たれる。
ほむら「何しているの!?」
ほむら「彼女を助けたいのなら、私のことなんて放っておきなさい!!」
ジャンゴの行動に驚いたほむらは声を荒げる。
ジャンゴ「君達を…誤解させたままに……したくない」
ジャンゴ「それに……この体で魔女と戦うのは厳しいよ」
おてんこ「…」
ほむら「…」
ジャンゴの反論にほむらは黙りこくる。
ガスッ
ほむら「…」サッ
ジャンゴの攻撃によってほむらもリボンの拘束から解き放たれる。
154: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:50:03.77:iyumoSLm0 (18/22)
ほむら「……助けてくれたことにはお礼を言うわ、それじゃあ」
ジャンゴ「待って!」ガシッ
ほむら「!?」
ジャンゴは時間停止を使って消えようとするほむらの腕を掴む。
ほむら「時間がないの、放しなさい」
ジャンゴ「ボクらも……連れていってほしい」
ジャンゴ「君ひとりだけだと…心配だ」
ほむら「傷だらけの貴方にそんなこと言われる筋合いはないわ」
ほむら「……助けてくれたことにはお礼を言うわ、それじゃあ」
ジャンゴ「待って!」ガシッ
ほむら「!?」
ジャンゴは時間停止を使って消えようとするほむらの腕を掴む。
ほむら「時間がないの、放しなさい」
ジャンゴ「ボクらも……連れていってほしい」
ジャンゴ「君ひとりだけだと…心配だ」
ほむら「傷だらけの貴方にそんなこと言われる筋合いはないわ」
155: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:51:47.45:iyumoSLm0 (19/22)
おてんこ「こいつは別に魔女との戦闘について言っているんじゃない」
おてんこ「マミとの関係について心配してるんだ」
ほむら「貴方達だって、彼女に疑われたじゃない」
おてんこ「ああ、だが……お前1人で行くよりはだいぶ違うと思うぞ?」
ほむら「・・・」
ほむら「……分かったわ、付いてきて」
おてんこ「待て、いいモノがある」
ほむら「時間が押しているの、待ってる暇はないわ」
おてんこ「心配するな、走っていくよりはマシだ」
おてんこ「ジャンゴ、出せ!」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「こいつは別に魔女との戦闘について言っているんじゃない」
おてんこ「マミとの関係について心配してるんだ」
ほむら「貴方達だって、彼女に疑われたじゃない」
おてんこ「ああ、だが……お前1人で行くよりはだいぶ違うと思うぞ?」
ほむら「・・・」
ほむら「……分かったわ、付いてきて」
おてんこ「待て、いいモノがある」
ほむら「時間が押しているの、待ってる暇はないわ」
おてんこ「心配するな、走っていくよりはマシだ」
おてんこ「ジャンゴ、出せ!」
ジャンゴ「…」コクリ
156: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/16(水) 00:53:54.98:iyumoSLm0 (20/22)
ジャンゴ「…」
ジャンゴは棺桶を召喚すると、バイクに変形させる。
ほむら「!」
ほむら「これは……」
おてんこ「モタモタしている暇はない、さっさと乗り込め!」
おてんこ「こいつで奥までカッ飛ばすぞっ!!」
バイクのアクセルを全開にして、3人は結界の最深部を目指す。
第6章・了
ジャンゴ「…」
ジャンゴは棺桶を召喚すると、バイクに変形させる。
ほむら「!」
ほむら「これは……」
おてんこ「モタモタしている暇はない、さっさと乗り込め!」
おてんこ「こいつで奥までカッ飛ばすぞっ!!」
バイクのアクセルを全開にして、3人は結界の最深部を目指す。
第6章・了
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/16(水) 00:55:00.18:iyumoSLm0 (21/22)
避けられない運命、どう抗う?
『避けてっ! マミさん!!』
次回:「よみがえる悲劇」
避けられない運命、どう抗う?
『避けてっ! マミさん!!』
次回:「よみがえる悲劇」
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/16(水) 05:42:03.09:LhJSi1fLo (1/1)
乙っす
乙っす
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/16(水) 05:57:39.76:ebygMai+o (1/1)
乙
乙
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/16(水) 07:23:06.18:yijD30al0 (1/1)
乙。次回タイトルが全てを物語ってるw どうあがいても……。
乙。次回タイトルが全てを物語ってるw どうあがいても……。
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/16(水) 07:58:53.65:fd62iF+IO (1/1)
ヤムチャ死す!みたいな感じだなwww
ヤムチャ死す!みたいな感じだなwww
162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/16(水) 08:37:50.41:UyIKFF+IO (1/1)
マミさんの頭がよりハードになってる…
マミさんの頭がよりハードになってる…
163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/16(水) 12:07:36.44:C3QeDQASO (1/1)
乙ー
しかしどいつもこいつも人の話し聞かねぇなぁ…
乙ー
しかしどいつもこいつも人の話し聞かねぇなぁ…
164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/16(水) 12:46:08.20:K2fPy8+DO (1/1)
乙
でもチェンジバットかマウスで抜けられたんじゃ、とか聞くのは野暮か
乙
でもチェンジバットかマウスで抜けられたんじゃ、とか聞くのは野暮か
165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/16(水) 12:48:03.83:i8G15y9IO (1/1)
その手の力を封じる仕掛けがあったことにしよう
その手の力を封じる仕掛けがあったことにしよう
166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/16(水) 15:45:45.91:59ndMkpxo (1/1)
あの状態で吸血鬼化するのもほむらに不審に思われると思うんだが
あの状態で吸血鬼化するのもほむらに不審に思われると思うんだが
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2012/05/16(水) 17:49:07.89:/bey0emAO (1/1)
今回はストーキング行為が裏目に出てしまったか…
今回はストーキング行為が裏目に出てしまったか…
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/16(水) 20:25:40.51:iyumoSLm0 (22/22)
>>164
本編では描写していませんが、リボンの拘束力はかなり高めに設定しています
それこそ変身したら最後、 プチッ となる感じです
さらに言えば>>166が指摘している通り、ほむらに怪しまれてしまうのと
そろそろ主人公の見せ場を作ろうという理由でこのような脱出方法にしました
>>164
本編では描写していませんが、リボンの拘束力はかなり高めに設定しています
それこそ変身したら最後、 プチッ となる感じです
さらに言えば>>166が指摘している通り、ほむらに怪しまれてしまうのと
そろそろ主人公の見せ場を作ろうという理由でこのような脱出方法にしました
169: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:05:05.87:zKq2AOLv0 (1/33)
続・第7章 「よみがえる悲劇」
続・第7章 「よみがえる悲劇」
170: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:06:29.33:zKq2AOLv0 (2/33)
おてんこ「あそこだ!!」
結界内をバイクで駆けるジャンゴ達は魔女の部屋に続く扉を発見する。
おてんこ「2人とも! 構えるんだ!!」
おてんこ「このまま突破するぞ!!」
ほむら「このまま突っ込むつもりなの!?」
おてんこ「そうだ!! 扉を破壊して突き進む!」
おてんこ「準備はいいな! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「撃てっ!!」
おてんこ「あそこだ!!」
結界内をバイクで駆けるジャンゴ達は魔女の部屋に続く扉を発見する。
おてんこ「2人とも! 構えるんだ!!」
おてんこ「このまま突破するぞ!!」
ほむら「このまま突っ込むつもりなの!?」
おてんこ「そうだ!! 扉を破壊して突き進む!」
おてんこ「準備はいいな! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「撃てっ!!」
171: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:07:56.98:zKq2AOLv0 (3/33)
おてんこの掛け声に従い、ジャンゴは手元のボタンを操作する。
ヒュッ ボンッ
ほむら「!?」
すると、フロントの左右にあるユニットからミサイルが発射される。
バババババババン
発射されたミサイルは目の前の扉を木っ端微塵にした。
おてんこ「行くぞ!!」
ジャンゴ達は大きく口を開いた魔女の部屋への入り口へと突入する。
おてんこの掛け声に従い、ジャンゴは手元のボタンを操作する。
ヒュッ ボンッ
ほむら「!?」
すると、フロントの左右にあるユニットからミサイルが発射される。
バババババババン
発射されたミサイルは目の前の扉を木っ端微塵にした。
おてんこ「行くぞ!!」
ジャンゴ達は大きく口を開いた魔女の部屋への入り口へと突入する。
172: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:10:44.76:zKq2AOLv0 (4/33)
「「マミさん!!」」
「え……」
魔女の部屋では、今、まさに蛇のような魔女がマミの頭に食らいつかんとしていた。
ジャンゴ&ほむら「!」
おてんこ「マミ!!」
おてんこ「ジャンゴ! 攻撃だ!!」
ヒュッ ボンッ
ジャンゴは再びボタンを操作して、2発目のミサイルを発射する。
バババババババン
「ギャアア!!」
ミサイルは魔女の左舷に着弾し、その軌道を変えた。
それを確認したジャンゴは後輪を滑らせながらバイクを急停止させる。
「「マミさん!!」」
「え……」
魔女の部屋では、今、まさに蛇のような魔女がマミの頭に食らいつかんとしていた。
ジャンゴ&ほむら「!」
おてんこ「マミ!!」
おてんこ「ジャンゴ! 攻撃だ!!」
ヒュッ ボンッ
ジャンゴは再びボタンを操作して、2発目のミサイルを発射する。
バババババババン
「ギャアア!!」
ミサイルは魔女の左舷に着弾し、その軌道を変えた。
それを確認したジャンゴは後輪を滑らせながらバイクを急停止させる。
173: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:12:56.68:zKq2AOLv0 (5/33)
おてんこ「よし、これで…」
ほむら「巴マミは…」
ジャンゴ「…」
誰もがマミの危機が去ったと安心したその時、
「危ない!!」
「避けてっ! マミさん!!」
「な…に……」
ミサイルによって態勢を崩された魔女が身をよじって再びマミに牙をむいた。
おてんこ「よし、これで…」
ほむら「巴マミは…」
ジャンゴ「…」
誰もがマミの危機が去ったと安心したその時、
「危ない!!」
「避けてっ! マミさん!!」
「な…に……」
ミサイルによって態勢を崩された魔女が身をよじって再びマミに牙をむいた。
174: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:14:12.24:zKq2AOLv0 (6/33)
そして、
ガプッ
「「「「「マミ(さん)!!」」」」」
呆けていたマミは左腕を肩から食いちぎられてしまう。
そして、
ガプッ
「「「「「マミ(さん)!!」」」」」
呆けていたマミは左腕を肩から食いちぎられてしまう。
175: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:16:08.12:zKq2AOLv0 (7/33)
マミ「いやぁあああ!!!!」
左腕を失ったマミは我を失い、叫ぶ。
「ガァッ……」
それを見た魔女が追い打ちをかけようとするが、
ドォン
「ギャアアアア!!」
ほむら「…」シュー
ほむらの攻撃によって阻まれる。
マミ「いやぁあああ!!!!」
左腕を失ったマミは我を失い、叫ぶ。
「ガァッ……」
それを見た魔女が追い打ちをかけようとするが、
ドォン
「ギャアアアア!!」
ほむら「…」シュー
ほむらの攻撃によって阻まれる。
176: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:17:50.67:zKq2AOLv0 (8/33)
おてんこ「ほむら! 奴は任せた!!」
おてんこ「我々はマミの手当てをする!」
ほむら「分かったわ」タッ
おてんこの指示に了解したほむらは魔女に向かっていった。
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
ほむらに遅れてジャンゴ達も手負いのマミのもとへ向かう。
おてんこ「ほむら! 奴は任せた!!」
おてんこ「我々はマミの手当てをする!」
ほむら「分かったわ」タッ
おてんこの指示に了解したほむらは魔女に向かっていった。
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
ほむらに遅れてジャンゴ達も手負いのマミのもとへ向かう。
177: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:20:12.00:zKq2AOLv0 (9/33)
マミ「いやぁああ!! 腕がぁ!!」
まどか「マミさん!!」
まどか「さやかちゃん! 手当てしなきゃ!!」
さやか「分かってる!」
さやか「でも、どうすりゃいいのよ!!」
まどか「それは……」
マミ「私の腕がぁあ!!」
ジャンゴの向かう先には錯乱したマミと、それを見守るまどかとさやかの姿があった。
マミ「いやぁああ!! 腕がぁ!!」
まどか「マミさん!!」
まどか「さやかちゃん! 手当てしなきゃ!!」
さやか「分かってる!」
さやか「でも、どうすりゃいいのよ!!」
まどか「それは……」
マミ「私の腕がぁあ!!」
ジャンゴの向かう先には錯乱したマミと、それを見守るまどかとさやかの姿があった。
178: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:21:22.98:zKq2AOLv0 (10/33)
ジャンゴ&おてんこ「マミ!!」
まどか「ジャンゴ君!?」
さやか「あんたら!!」
おてんこ「彼女の手当ては我々に任せろ!!」
おてんこ「お前達は手を出すな!」
さやか「あ、ああ…」
まどか「分かった、マミさんをお願い!」
おてんこ「ジャンゴ、準備はいいな?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは治療をすべく、マミに近づく。
ジャンゴ&おてんこ「マミ!!」
まどか「ジャンゴ君!?」
さやか「あんたら!!」
おてんこ「彼女の手当ては我々に任せろ!!」
おてんこ「お前達は手を出すな!」
さやか「あ、ああ…」
まどか「分かった、マミさんをお願い!」
おてんこ「ジャンゴ、準備はいいな?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは治療をすべく、マミに近づく。
179: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:23:43.03:zKq2AOLv0 (11/33)
マミ「いやぁあ! いやぁあ!」
おてんこ「落ち着け! マミ!!」
おてんこ「今、手当てをする!」
ジャンゴ「マミ、頼むから暴れないでくれ」
マミ「いやよ! いやぁ!!」
おてんこ「気をしっかり持て!!」
おてんこ「まだ、その程度では死なない!」
さやか「マミさん、しっかりして!」
マミ「いやぁあ! いやぁあ!」
おてんこ「落ち着け! マミ!!」
おてんこ「今、手当てをする!」
ジャンゴ「マミ、頼むから暴れないでくれ」
マミ「いやよ! いやぁ!!」
おてんこ「気をしっかり持て!!」
おてんこ「まだ、その程度では死なない!」
さやか「マミさん、しっかりして!」
180: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:24:19.02:zKq2AOLv0 (12/33)
マミ「嘘っ!! 死んじゃうのよ!!」
マミ「腕がないなら、死んだ方がマシよっ!!」
おてんこ「大丈夫だ。治る」
おてんこ「治すから、傷を見せてくれ」
まどか「そうだよ、きっと治してくれますよ!」
マミ「いやっ!! 近寄らないで! 私はもうダメなのっ!!」
ジャンゴ達の必死の説得にも関わらず、錯乱したマミは治療を受けようとしない。
マミ「嘘っ!! 死んじゃうのよ!!」
マミ「腕がないなら、死んだ方がマシよっ!!」
おてんこ「大丈夫だ。治る」
おてんこ「治すから、傷を見せてくれ」
まどか「そうだよ、きっと治してくれますよ!」
マミ「いやっ!! 近寄らないで! 私はもうダメなのっ!!」
ジャンゴ達の必死の説得にも関わらず、錯乱したマミは治療を受けようとしない。
181: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:25:48.85:zKq2AOLv0 (13/33)
おてんこ「クソッ! 言うことを聞いてくれない……」
おてんこ「仕方がない……ジャンゴ、強行手段だ」
ジャンゴ「でも…」
おてんこ「いくら魔法少女といえども、このまま出血が続けば持たない」
おてんこ「これも彼女のためだ……」
ジャンゴ「…っ」シュン
ジャンゴは太陽銃を召喚して、レンズとフレームを交換し始める。
おてんこ「クソッ! 言うことを聞いてくれない……」
おてんこ「仕方がない……ジャンゴ、強行手段だ」
ジャンゴ「でも…」
おてんこ「いくら魔法少女といえども、このまま出血が続けば持たない」
おてんこ「これも彼女のためだ……」
ジャンゴ「…っ」シュン
ジャンゴは太陽銃を召喚して、レンズとフレームを交換し始める。
182: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:27:22.21:zKq2AOLv0 (14/33)
まどか「ジャンゴ君……?」
さやか「おい! あんた!!」
さやか「一体、何をするつもりなんだ!!」
おてんこ「彼女を気絶させる」
おてんこ「そうでもしなければ、治療は不可能だ」
さやか「でも、それは魔女を攻撃してた銃じゃない!!」
おてんこ「安心しろ。太陽レンズ〔ルナ〕は攻撃力を持たない」
おてんこ「気絶こそしても、彼女にダメージは残らないはずだ」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチッ
その取りを尻目に、ジャンゴはレンズをルナ、フレームをヘビーショットタイプへと変更し終える。
まどか「ジャンゴ君……?」
さやか「おい! あんた!!」
さやか「一体、何をするつもりなんだ!!」
おてんこ「彼女を気絶させる」
おてんこ「そうでもしなければ、治療は不可能だ」
さやか「でも、それは魔女を攻撃してた銃じゃない!!」
おてんこ「安心しろ。太陽レンズ〔ルナ〕は攻撃力を持たない」
おてんこ「気絶こそしても、彼女にダメージは残らないはずだ」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチッ
その取りを尻目に、ジャンゴはレンズをルナ、フレームをヘビーショットタイプへと変更し終える。
183: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:28:09.36:zKq2AOLv0 (15/33)
さやか「だからって、あんた達は味方に武器を向けるの!?」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどかは黙ってて!!」
さやか「どうなの!? 答えてよ!」
ジャンゴ「……他に方法が思いつかないんだ」チャキ
おてんこ「分かってくれ……さやか」
ジャンゴは太陽銃の銃口を暴れるマミに向ける。
さやか「だからって、あんた達は味方に武器を向けるの!?」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどかは黙ってて!!」
さやか「どうなの!? 答えてよ!」
ジャンゴ「……他に方法が思いつかないんだ」チャキ
おてんこ「分かってくれ……さやか」
ジャンゴは太陽銃の銃口を暴れるマミに向ける。
184: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:29:47.62:zKq2AOLv0 (16/33)
さやか「やめろっ!!」ドスッ
おてんこ「さやか!」
まどか「さやかちゃん!」
さやかは銃を構えるジャンゴを突き飛ばした。
ジャンゴ「ぐっ…!」スチャ
爆発のダメージを負っていたジャンゴはよろめき、片膝を付く。
さやか「やめろっ!!」ドスッ
おてんこ「さやか!」
まどか「さやかちゃん!」
さやかは銃を構えるジャンゴを突き飛ばした。
ジャンゴ「ぐっ…!」スチャ
爆発のダメージを負っていたジャンゴはよろめき、片膝を付く。
185: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:30:43.40:zKq2AOLv0 (17/33)
おてんこ「大丈夫か!? ジャンゴ!」
ジャンゴ「・・・」
まどか「やめてよ、さやかちゃん…」
さやか「転校生なんか連れてきた来た奴らなんて信用できない!」
おてんこ「話を聞け! さやか!!」
おてんこ「このままだと本当に手遅れになるぞ!!」
さやか「あんた達に任せるほうが危ない!」
さやか「マミさんはあたしが守るんだ!!」
彼女はおてんこの話を頑なに拒み、何としてもマミに近づけさせてはくれなかった。
おてんこ「大丈夫か!? ジャンゴ!」
ジャンゴ「・・・」
まどか「やめてよ、さやかちゃん…」
さやか「転校生なんか連れてきた来た奴らなんて信用できない!」
おてんこ「話を聞け! さやか!!」
おてんこ「このままだと本当に手遅れになるぞ!!」
さやか「あんた達に任せるほうが危ない!」
さやか「マミさんはあたしが守るんだ!!」
彼女はおてんこの話を頑なに拒み、何としてもマミに近づけさせてはくれなかった。
186: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:32:19.91:zKq2AOLv0 (18/33)
さやかの説得を諦めたおてんこはジャンゴに耳打ちする。
おてんこ「だめだ……このままでは本当にまずい」ヒソヒソ
おてんこ「ジャンゴ、最後の手段だ」ヒソヒソ
おてんこ「……さやかも気絶させる」ヒソヒソ
ジャンゴ「…」スチャ
おてんこの話を聞いたジャンゴは静かに立ち上がると、
ジャンゴ「…っ」ダンッ
さやか「なっ…」ドサッ
まどか「!」
太陽ショットでさやかを気絶させる。
さやかの説得を諦めたおてんこはジャンゴに耳打ちする。
おてんこ「だめだ……このままでは本当にまずい」ヒソヒソ
おてんこ「ジャンゴ、最後の手段だ」ヒソヒソ
おてんこ「……さやかも気絶させる」ヒソヒソ
ジャンゴ「…」スチャ
おてんこの話を聞いたジャンゴは静かに立ち上がると、
ジャンゴ「…っ」ダンッ
さやか「なっ…」ドサッ
まどか「!」
太陽ショットでさやかを気絶させる。
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/17(木) 00:33:10.89:pMamdR4N0 (1/1)
さやか、これでマミが死んだらどうするつもりなんだ?
さやか、これでマミが死んだらどうするつもりなんだ?
188: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:34:57.12:zKq2AOLv0 (19/33)
さやか「」
まどか「さやかちゃん!?」
おてんこ「安心しろ。気絶しているだけだ」
おてんこ「時間が経てば、じきに目を覚ますだろう」
まどか「でも……」
おてんこ「我々もこんなことはしたくなかったが、事態が事態だ……許してくれ」
まどか「…」
おてんこ「我々はマミの治療にあたる」
おてんこ「まどか、お前はここでさやかの様子を見ていろ」
おてんこ「私が合図をするまでこっちを見るな、分かったか?」
まどか「うん…」
まどかとさやかを残して、ジャンゴ達はマミに向き合う。
さやか「」
まどか「さやかちゃん!?」
おてんこ「安心しろ。気絶しているだけだ」
おてんこ「時間が経てば、じきに目を覚ますだろう」
まどか「でも……」
おてんこ「我々もこんなことはしたくなかったが、事態が事態だ……許してくれ」
まどか「…」
おてんこ「我々はマミの治療にあたる」
おてんこ「まどか、お前はここでさやかの様子を見ていろ」
おてんこ「私が合図をするまでこっちを見るな、分かったか?」
まどか「うん…」
まどかとさやかを残して、ジャンゴ達はマミに向き合う。
189: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:36:42.80:zKq2AOLv0 (20/33)
おてんこ「ジャンゴ……やれ」
ジャンゴ「…」チャキ
マミ「やだよぉ……助けて…」
ジャンゴは太陽銃の銃口をマミに向け、
マミ「パパ…ママ……」
ジャンゴ「…」ダンッ
その引き金を引く。
マミ「」
光弾を受けた少女は意識を失い、おとなしくなる。
おてんこ「ジャンゴ……やれ」
ジャンゴ「…」チャキ
マミ「やだよぉ……助けて…」
ジャンゴは太陽銃の銃口をマミに向け、
マミ「パパ…ママ……」
ジャンゴ「…」ダンッ
その引き金を引く。
マミ「」
光弾を受けた少女は意識を失い、おとなしくなる。
190: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:38:31.93:zKq2AOLv0 (21/33)
おてんこ「よし……ジャンゴ」
おてんこ「まずは傷口の確認だ」
おてんこ「左肩の余計な服を剥げ」
ジャンゴ「…」ザッ ザッ
左肩に残された布をはぎ取ると、痛ましい傷が露わになった。
おてんこ「よし……ジャンゴ」
おてんこ「まずは傷口の確認だ」
おてんこ「左肩の余計な服を剥げ」
ジャンゴ「…」ザッ ザッ
左肩に残された布をはぎ取ると、痛ましい傷が露わになった。
191: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:39:57.97:zKq2AOLv0 (22/33)
おてんこ「ヒドイな……」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「この状態では布をあてがっての止血は難しい」
ジャンゴ「なら、どうすれば……」
おてんこ「……傷口を焼いて、皮膚を火傷させる」
おてんこ「そうすれば出血は止まる」
おてんこ「レンズを〔フレイム〕に交換して、スプレッドを当てれば可能なはずだ」
おてんこ「ヒドイな……」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「この状態では布をあてがっての止血は難しい」
ジャンゴ「なら、どうすれば……」
おてんこ「……傷口を焼いて、皮膚を火傷させる」
おてんこ「そうすれば出血は止まる」
おてんこ「レンズを〔フレイム〕に交換して、スプレッドを当てれば可能なはずだ」
192: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:42:27.73:zKq2AOLv0 (23/33)
ジャンゴ「…」
おてんこ「……済まない」
おてんこ「本当は、お前にこんなことはさせたくないのだが……」
おてんこ「他に方法がない…」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチッ
ジャンゴは無言で太陽銃のフレームを万能タイプに戻し、レンズをフレイムに交換する。
そして、
マミ「」
ジャンゴ「…っ」ビィーーーー
マミの傷口に炎属性のスプレッドを照射した。
ジャンゴ「…」
おてんこ「……済まない」
おてんこ「本当は、お前にこんなことはさせたくないのだが……」
おてんこ「他に方法がない…」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチッ
ジャンゴは無言で太陽銃のフレームを万能タイプに戻し、レンズをフレイムに交換する。
そして、
マミ「」
ジャンゴ「…っ」ビィーーーー
マミの傷口に炎属性のスプレッドを照射した。
193: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:43:59.20:zKq2AOLv0 (24/33)
マミ「」ジューー
しばらく照射を続けると出血は止まり、傷口の色が変わってきた。
おてんこ「もう十分だ……」
ジャンゴ「…」
それを確認したおてんこはジャンゴに指示を出す。
マミ「」ジューー
しばらく照射を続けると出血は止まり、傷口の色が変わってきた。
おてんこ「もう十分だ……」
ジャンゴ「…」
それを確認したおてんこはジャンゴに指示を出す。
194: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:46:29.41:zKq2AOLv0 (25/33)
おてんこ「次は傷の消毒だな…」
おてんこ「消毒薬の持ち合わせはないが、魔法薬で代用できるだろう」
おてんこ「それと、ガーゼ替わりになる物が必要だが……」
おてんこ「それは彼女の持っているハンカチを使おう」
マミ「」
おてんこ「緊急事態だ……許してくれるだろう」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴはマミのポケットからハンカチを取り出す。
それに持ってきた魔法薬を染み込ませると火傷した傷口にあてがう。
おてんこ「次は傷の消毒だな…」
おてんこ「消毒薬の持ち合わせはないが、魔法薬で代用できるだろう」
おてんこ「それと、ガーゼ替わりになる物が必要だが……」
おてんこ「それは彼女の持っているハンカチを使おう」
マミ「」
おてんこ「緊急事態だ……許してくれるだろう」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴはマミのポケットからハンカチを取り出す。
それに持ってきた魔法薬を染み込ませると火傷した傷口にあてがう。
195: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:47:55.43:zKq2AOLv0 (26/33)
おてんこ「これでひとまず……失血と化膿は防げたな」
おてんこ「後は、ガーゼを固定する包帯だが……」
おてんこ「さすがにこの場での調達は不可能。当然、お前も持っていない」
おてんこ「それが無ければ、迂闊に彼女を運ぶことはできない」
おてんこ「どこかに包帯代わりになる物はないのだろうか……」
ジャンゴ「……ある」
おてんこ「本当か? それなら問題は解決するのだが……」
おてんこ「一体、どこにあるというのだ?」
ジャンゴ「ここだよ」クイッ
ジャンゴは自身の身に着けている赤いマフラーを指し示す。
おてんこ「これでひとまず……失血と化膿は防げたな」
おてんこ「後は、ガーゼを固定する包帯だが……」
おてんこ「さすがにこの場での調達は不可能。当然、お前も持っていない」
おてんこ「それが無ければ、迂闊に彼女を運ぶことはできない」
おてんこ「どこかに包帯代わりになる物はないのだろうか……」
ジャンゴ「……ある」
おてんこ「本当か? それなら問題は解決するのだが……」
おてんこ「一体、どこにあるというのだ?」
ジャンゴ「ここだよ」クイッ
ジャンゴは自身の身に着けている赤いマフラーを指し示す。
196: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:50:03.37:zKq2AOLv0 (27/33)
おてんこ「……深紅のマフラー」
おてんこ「しかし、それはお前の親父の……」
ジャンゴ「…」
ジャンゴは動揺するおてんこをまっすぐに見据える。
おてんこ「……そうだな」
おてんこ「同じ状況なら、あいつ……リンゴもそうするに違いない」
おてんこ「やるぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは首に巻きつけているマフラーを外すと、包帯替わりにそれを巻きつけた。
おてんこ「……深紅のマフラー」
おてんこ「しかし、それはお前の親父の……」
ジャンゴ「…」
ジャンゴは動揺するおてんこをまっすぐに見据える。
おてんこ「……そうだな」
おてんこ「同じ状況なら、あいつ……リンゴもそうするに違いない」
おてんこ「やるぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは首に巻きつけているマフラーを外すと、包帯替わりにそれを巻きつけた。
197: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:51:50.87:zKq2AOLv0 (28/33)
マミ「」
おてんこ「応急処置が完了した」
おてんこ「今は安静にするのが一番だ」
おてんこ「ジャンゴ、彼女を棺桶に収納するぞ」
おてんこ「ここではあの中が最も安全だからな」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは座標をマミにセットして棺桶の転送装置を起動させる。
ウィーン ガタン
転送された棺桶は自働でマミを収納するとその動きを止めた。
マミ「」
おてんこ「応急処置が完了した」
おてんこ「今は安静にするのが一番だ」
おてんこ「ジャンゴ、彼女を棺桶に収納するぞ」
おてんこ「ここではあの中が最も安全だからな」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは座標をマミにセットして棺桶の転送装置を起動させる。
ウィーン ガタン
転送された棺桶は自働でマミを収納するとその動きを止めた。
198: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:53:12.73:zKq2AOLv0 (29/33)
おてんこ「これで当分は大丈夫だな」
おてんこ「まどかを呼ぼう」
ジャンゴ「…」
おてんこ「まどか!」
まどか「!」
おてんこ「マミの治療が完了した」
おてんこ「こっちへ来てくれないか?」
おてんこに呼ばれたまどかは気絶したさやかを連れてやってくる。
おてんこ「これで当分は大丈夫だな」
おてんこ「まどかを呼ぼう」
ジャンゴ「…」
おてんこ「まどか!」
まどか「!」
おてんこ「マミの治療が完了した」
おてんこ「こっちへ来てくれないか?」
おてんこに呼ばれたまどかは気絶したさやかを連れてやってくる。
199: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:54:14.76:zKq2AOLv0 (30/33)
まどか「マミさんは……?」
おてんこ「あの中だ」
おてんこは黒い棺桶を指し示す。
まどか「えっ……」
おてんこ「大丈夫だ。彼女は生きている」
おてんこ「今はあの中にいるのが一番安全だからな」
まどか「よかった」
まどか「マミさんは……?」
おてんこ「あの中だ」
おてんこは黒い棺桶を指し示す。
まどか「えっ……」
おてんこ「大丈夫だ。彼女は生きている」
おてんこ「今はあの中にいるのが一番安全だからな」
まどか「よかった」
200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/17(木) 00:54:39.16:g805oHAa0 (1/1)
棺桶に収納ってある意味死んでるよねww
棺桶に収納ってある意味死んでるよねww
201: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 00:55:24.27:zKq2AOLv0 (31/33)
おてんこ「だが、危険な状況であるのは変わりない」
おてんこ「一刻も早く本格的な治療を施さなければならない」
おてんこ「そこで、我々もほむらに加勢する」
おてんこ「行けるな? ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
まどか「そんなボロボロの体じゃ……」
ジャンゴ「大丈夫、ボクらは負けない」
まどか「でも……」
おてんこ「こいつは何度も死線をくぐり抜けてきたんだ」
おてんこ「この程度の傷、どうってことない」
おてんこ「さあ! 行くぞ!!」
少女を残して、少年は魔女に向かっていった。
第7章・了
おてんこ「だが、危険な状況であるのは変わりない」
おてんこ「一刻も早く本格的な治療を施さなければならない」
おてんこ「そこで、我々もほむらに加勢する」
おてんこ「行けるな? ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
まどか「そんなボロボロの体じゃ……」
ジャンゴ「大丈夫、ボクらは負けない」
まどか「でも……」
おてんこ「こいつは何度も死線をくぐり抜けてきたんだ」
おてんこ「この程度の傷、どうってことない」
おてんこ「さあ! 行くぞ!!」
少女を残して、少年は魔女に向かっていった。
第7章・了
202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/17(木) 01:00:13.10:kbIVk3L+0 (1/1)
>>1乙!
題名からして1週目と違うシチュでマミるのかと思ったわ・・・
>>1乙!
題名からして1週目と違うシチュでマミるのかと思ったわ・・・
203: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/17(木) 01:01:16.22:zKq2AOLv0 (32/33)
用語解説2
【紅の リンゴ】
ジャンゴの父、ジャンゴに太陽銃と深紅のマフラーを託した人物。
伯爵に敗れ命を落とすも、銀河意志の策略によりヴァンパイアとして復活する。
最期は自分を器にするイモータルをその体に封じ込め、敵もろともジャンゴに浄化させる。
安心なんて出来ないな
『なら、今の我々にできることはマミを信じて待つことだけだ』
次回:「不安な気持ち」
用語解説2
【紅の リンゴ】
ジャンゴの父、ジャンゴに太陽銃と深紅のマフラーを託した人物。
伯爵に敗れ命を落とすも、銀河意志の策略によりヴァンパイアとして復活する。
最期は自分を器にするイモータルをその体に封じ込め、敵もろともジャンゴに浄化させる。
安心なんて出来ないな
『なら、今の我々にできることはマミを信じて待つことだけだ』
次回:「不安な気持ち」
204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/17(木) 01:01:26.77:B+iByIzMo (1/1)
アニメ見てないからまどマギのこと全く知らないんだけどさ
さやかってキャラはアニメでもこんなにウザキャラなのか
俺的にはもうウザイなんてレベルじゃないんだが
好きな人には悪いが、頭がアレなんじゃないかと思うレベル
まあ話は面白いので乙
アニメ見てないからまどマギのこと全く知らないんだけどさ
さやかってキャラはアニメでもこんなにウザキャラなのか
俺的にはもうウザイなんてレベルじゃないんだが
好きな人には悪いが、頭がアレなんじゃないかと思うレベル
まあ話は面白いので乙
205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/17(木) 01:04:53.66:gwNhvAPl0 (1/1)
いくらさやかでもここまで馬鹿じゃないだろ
あそこでほむらが助けなかったらマミさんは間違いなく死んでたと思うんだが・・・
それがわからんほど愚かでもないだろ
いくらさやかでもここまで馬鹿じゃないだろ
あそこでほむらが助けなかったらマミさんは間違いなく死んでたと思うんだが・・・
それがわからんほど愚かでもないだろ
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/17(木) 01:08:46.12:zKq2AOLv0 (33/33)
>>204
さやかはこの作品の負の部分を全て背負っているようなキャラなので
決して彼女が悪い訳ではなく、周りの状況が彼女を追い詰めている様な感じです
作者もさやかが嫌いという訳ではありません
ただただ、難易度と世界観の都合上こんなことになってしまいました
全国のさやかファンの皆さん、本当に申し訳ありません
>>204
さやかはこの作品の負の部分を全て背負っているようなキャラなので
決して彼女が悪い訳ではなく、周りの状況が彼女を追い詰めている様な感じです
作者もさやかが嫌いという訳ではありません
ただただ、難易度と世界観の都合上こんなことになってしまいました
全国のさやかファンの皆さん、本当に申し訳ありません
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/17(木) 01:26:49.54:2GQZ61vwo (1/1)
思い込みが激しいってか自分の信じた正義を貫くってタイプというか
それが本編でも何かと裏目に出るわけだが
ついでにマミさんの事尊敬してるし、さやかの正義そのものだから信じられない奴らに触らせたくないってところか
思い込みが激しいってか自分の信じた正義を貫くってタイプというか
それが本編でも何かと裏目に出るわけだが
ついでにマミさんの事尊敬してるし、さやかの正義そのものだから信じられない奴らに触らせたくないってところか
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/17(木) 05:27:33.98:d2xyYM1Yo (1/1)
安定の青
安定の青
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/17(木) 06:29:14.12:IbTubdAe0 (1/1)
乙。あーもーどいつもこいつもめんどくせぇ!ほむらが拗れるわけだ……。
乙。あーもーどいつもこいつもめんどくせぇ!ほむらが拗れるわけだ……。
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/17(木) 06:31:32.43:hZcTzXQ4o (1/1)
安定のあたまハードモード
安定のあたまハードモード
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/17(木) 06:45:45.78:Q7JzYzW9o (1/1)
乙
乙
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/17(木) 07:23:48.11:4Z3cNklSO (1/1)
これ送られて来たのがジャンゴじゃなくてサバタだったらヤバいよな…当てはしないだろうけど有無を言わさずガンデルへル乱射しそうだ
もしくはゼロシフトで突き飛ばすとか
これ送られて来たのがジャンゴじゃなくてサバタだったらヤバいよな…当てはしないだろうけど有無を言わさずガンデルへル乱射しそうだ
もしくはゼロシフトで突き飛ばすとか
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/17(木) 08:31:50.79:7UNjMhFeo (1/1)
さやかちゃん好きは本編でのウザさが一周回ってかわいく見えちまった奴らなのさ…
まぁそもそも魔法少女のほとんどがJCだし…
さやかちゃん好きは本編でのウザさが一周回ってかわいく見えちまった奴らなのさ…
まぁそもそも魔法少女のほとんどがJCだし…
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/17(木) 11:00:04.60:B7IcuH7B0 (1/1)
乙
サバタだったら、マミられた後のマミさんにダークマター注ぎ込んでヴァンパイア蘇生コースだろうな
乙
サバタだったら、マミられた後のマミさんにダークマター注ぎ込んでヴァンパイア蘇生コースだろうな
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/17(木) 14:04:43.42:Z++DpEnM0 (1/1)
伯爵がカーミラにやったことをサバタがやるとおもうか……?
伯爵がカーミラにやったことをサバタがやるとおもうか……?
216: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:12:28.35:dSwXlT0g0 (1/19)
続・第8章 「不安な気持ち」
続・第8章 「不安な気持ち」
217: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:14:39.20:dSwXlT0g0 (2/19)
ほむらは爆弾や銃火器を使って魔女を翻弄する。
戦いの主導権は完全に彼女が握っていたが、
ほむら「…」ポイッ
ズドォォォン
「ウガァァァァ!!!」
ほむら「!」サッ
ほむら「…っ」ドンッ カチッ
バァァン
「オオオォォォォ!!!!」
蛇のような魔女は硬い表皮に守られて一向に弱る気配を見せない。
ほむらは爆弾や銃火器を使って魔女を翻弄する。
戦いの主導権は完全に彼女が握っていたが、
ほむら「…」ポイッ
ズドォォォン
「ウガァァァァ!!!」
ほむら「!」サッ
ほむら「…っ」ドンッ カチッ
バァァン
「オオオォォォォ!!!!」
蛇のような魔女は硬い表皮に守られて一向に弱る気配を見せない。
218: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:15:51.54:dSwXlT0g0 (3/19)
ほむら「くっ…」ドンッ カチッ
有利に立っているとはいえ、物資に限りがある彼女は焦りの色を見せる。
ほむら「…」サッ
守りの堅い魔女に攻撃を加えようと左手の盾から爆弾を取り出した時、
「ほむら! 目を瞑れっ!!」
ほむら「!?」
何者かの叫び声が聞こえる。
ほむら「くっ…」ドンッ カチッ
有利に立っているとはいえ、物資に限りがある彼女は焦りの色を見せる。
ほむら「…」サッ
守りの堅い魔女に攻撃を加えようと左手の盾から爆弾を取り出した時、
「ほむら! 目を瞑れっ!!」
ほむら「!?」
何者かの叫び声が聞こえる。
219: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:18:51.92:dSwXlT0g0 (4/19)
とっさにその指示に従うと、
ピカッ
「ガァ!?」
強烈な光が周りの景色を白一色に染め上げる。
「………」
突然の閃光に魔女は怯み、その行動を鈍らせた。
とっさにその指示に従うと、
ピカッ
「ガァ!?」
強烈な光が周りの景色を白一色に染め上げる。
「………」
突然の閃光に魔女は怯み、その行動を鈍らせた。
220: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:21:38.94:dSwXlT0g0 (5/19)
「今だ! 奴の口の中に爆弾を放り込め!!」
ほむら「…」ポイッ
ズドォォォン
「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!!」
指示通りに爆弾を投げ入れると、不意打ちを食らった魔女は断末魔を上げて悶える。
「このまま押し切れっ!!」
「奴に抵抗する暇を与えるな!!」
ほむら「…っ!」ドンッ カチッ ドンッ カチッ ドンッ カチッ
テュン バァァン バァァンテュン バァァン テュン テュン
「ギャ!!グォ!…ギ……」
ほむらは魔女に対してダメ押しの弾幕を張る。
「今だ! 奴の口の中に爆弾を放り込め!!」
ほむら「…」ポイッ
ズドォォォン
「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!!」
指示通りに爆弾を投げ入れると、不意打ちを食らった魔女は断末魔を上げて悶える。
「このまま押し切れっ!!」
「奴に抵抗する暇を与えるな!!」
ほむら「…っ!」ドンッ カチッ ドンッ カチッ ドンッ カチッ
テュン バァァン バァァンテュン バァァン テュン テュン
「ギャ!!グォ!…ギ……」
ほむらは魔女に対してダメ押しの弾幕を張る。
221: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:23:28.94:dSwXlT0g0 (6/19)
「ガ……ァ………ッ………」
猛攻を受ける魔女は次第に抵抗を示さなくなる。
そして、遂に、
「………」
沈黙した。
「ガ……ァ………ッ………」
猛攻を受ける魔女は次第に抵抗を示さなくなる。
そして、遂に、
「………」
沈黙した。
222: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:24:47.15:dSwXlT0g0 (7/19)
ほむら「これで終わりよ」ドンッ
弱り切った魔女に銃口を向けると、銃の引き金を引く。
バァァン
「ア゛……ア゛ア゛」
彼女の一撃によって魔女は消滅、結界は崩壊した。
ほむら「これで終わりよ」ドンッ
弱り切った魔女に銃口を向けると、銃の引き金を引く。
バァァン
「ア゛……ア゛ア゛」
彼女の一撃によって魔女は消滅、結界は崩壊した。
223: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:27:40.10:dSwXlT0g0 (8/19)
おてんこ「マミを運ぶぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
戦闘を終えたジャンゴ達はまどかのもとへ向かう。
おてんこ「まどか! マミの様子はどうだ!?」
まどか「大丈夫だけど……早く病院に連れて行かなきゃ!!」
おてんこ「何処だか分からない!」
おてんこ「案内してくれ!!」
まどか「でも、さやかちゃんが……」
おてんこ「マミを運ぶぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
戦闘を終えたジャンゴ達はまどかのもとへ向かう。
おてんこ「まどか! マミの様子はどうだ!?」
まどか「大丈夫だけど……早く病院に連れて行かなきゃ!!」
おてんこ「何処だか分からない!」
おてんこ「案内してくれ!!」
まどか「でも、さやかちゃんが……」
224: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:28:58.03:dSwXlT0g0 (9/19)
おてんこ「さやかのことは私が見ておく」
おてんこ「お前はジャンゴを案内してくれ」
まどか「分かった!」
おてんこ「ジャンゴ、マミを頼んだぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは棺桶からマミを取り出すと彼女を抱きかかえる。
まどか「ジャンゴ君、こっち!」
ジャンゴ「…」
ジャンゴはまどかに従ってマミを運ぶ。
彼女の先導によってマミは緊急外来に送られ、緊急手術が施された。
おてんこ「さやかのことは私が見ておく」
おてんこ「お前はジャンゴを案内してくれ」
まどか「分かった!」
おてんこ「ジャンゴ、マミを頼んだぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴは棺桶からマミを取り出すと彼女を抱きかかえる。
まどか「ジャンゴ君、こっち!」
ジャンゴ「…」
ジャンゴはまどかに従ってマミを運ぶ。
彼女の先導によってマミは緊急外来に送られ、緊急手術が施された。
225: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:32:45.53:dSwXlT0g0 (10/19)
まどか「マミさん……」
ジャンゴ「…」
手術室の前でマミの手術が終わるのを待っていると、
「どうだ?」
ジャンゴ「おてんこさま…」
背後から聞きなれた声がする。
まどか「マミさん……」
ジャンゴ「…」
手術室の前でマミの手術が終わるのを待っていると、
「どうだ?」
ジャンゴ「おてんこさま…」
背後から聞きなれた声がする。
226: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:35:52.62:dSwXlT0g0 (11/19)
まどか「さやかちゃんは……どうしたの?」
おてんこ「ほむらに頼んで家に送って貰った」
おてんこ「今の彼女の精神状態では我々はもちろん、マミに会うのもよくないからな」
まどか「そう……なんだ」
おてんこ「心配するな、ほむらもそう悪い奴ではない」
おてんこ「マミだってきっと立ち直るさ」
まどか「…」
おてんこ「それとも……お前の知っている魔法少女はこんなとこでくたばるような奴なのか?」
まどか「…」フルフル
まどか「さやかちゃんは……どうしたの?」
おてんこ「ほむらに頼んで家に送って貰った」
おてんこ「今の彼女の精神状態では我々はもちろん、マミに会うのもよくないからな」
まどか「そう……なんだ」
おてんこ「心配するな、ほむらもそう悪い奴ではない」
おてんこ「マミだってきっと立ち直るさ」
まどか「…」
おてんこ「それとも……お前の知っている魔法少女はこんなとこでくたばるような奴なのか?」
まどか「…」フルフル
227: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:36:58.47:dSwXlT0g0 (12/19)
おてんこ「なら、今の我々にできることはマミを信じて待つことだけだ」
まどか「…うん」
ガチャ
「!?」
突然、手術室の扉が開いて中から看護師が現れる。
おてんこ「なら、今の我々にできることはマミを信じて待つことだけだ」
まどか「…うん」
ガチャ
「!?」
突然、手術室の扉が開いて中から看護師が現れる。
228: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:39:25.41:dSwXlT0g0 (13/19)
まどか「あ、あの! マミさんは……」
看護師「大丈夫よ。安心して」
まどか「よかった……」
ジャンゴ「…」
看護師「あなた達はあの娘のお友達?」
まどか「え、えっと……」
まどか「マミさんは学校の先輩で…わたしは……」
ジャンゴ「そう、マミは仲間だ」
看護師「一体、何があったの?」
看護師「あんな怪我するなんて普通じゃないわ」
まどか「それは……」
ジャンゴ「・・・」
まどか「あ、あの! マミさんは……」
看護師「大丈夫よ。安心して」
まどか「よかった……」
ジャンゴ「…」
看護師「あなた達はあの娘のお友達?」
まどか「え、えっと……」
まどか「マミさんは学校の先輩で…わたしは……」
ジャンゴ「そう、マミは仲間だ」
看護師「一体、何があったの?」
看護師「あんな怪我するなんて普通じゃないわ」
まどか「それは……」
ジャンゴ「・・・」
229: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:40:43.68:dSwXlT0g0 (14/19)
看護師「………ごめんなさい」
看護師「今、一番辛いのはあなた達よね」
まどか「…」
看護師「後……これを」
看護師「もし、あのまま応急処置がなかったら手遅れになっていたわ」
ジャンゴ「…」
彼女はビニール袋に入った赤いマフラーをジャンゴに手渡す。
看護師「………ごめんなさい」
看護師「今、一番辛いのはあなた達よね」
まどか「…」
看護師「後……これを」
看護師「もし、あのまま応急処置がなかったら手遅れになっていたわ」
ジャンゴ「…」
彼女はビニール袋に入った赤いマフラーをジャンゴに手渡す。
230: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:41:34.66:dSwXlT0g0 (15/19)
看護師「後のことは私達に任せてあなた達は家に帰りなさい」
看護師「ご両親も心配しているだろうし」
まどか「あの……マミさんには会えませんか」
看護師「……今、あなた達を面会させるわけにはいかないの」
看護師「心配なのは分かるけど、諦めて」
まどか「はい…」
看護師「面会できるようになったら、連絡が行くと思うから」
看護師「今日のところはこれで……」
看護師は再び手術室に入り、扉を閉めていってしまった。
看護師「後のことは私達に任せてあなた達は家に帰りなさい」
看護師「ご両親も心配しているだろうし」
まどか「あの……マミさんには会えませんか」
看護師「……今、あなた達を面会させるわけにはいかないの」
看護師「心配なのは分かるけど、諦めて」
まどか「はい…」
看護師「面会できるようになったら、連絡が行くと思うから」
看護師「今日のところはこれで……」
看護師は再び手術室に入り、扉を閉めていってしまった。
231: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:43:12.16:dSwXlT0g0 (16/19)
まどか「…」
ジャンゴ「…」
おてんこ「なんとか、マミを救うことができたな……」オテンコ
看護師から身を隠していたおてんこが姿を現す。
まどか「でも……左腕が…」
ジャンゴ「丈夫、マミは強い」
ジャンゴ「きっと乗り越えてくれるさ」
おてんこ「もし、挫けそうになったら我々が助けてやればいい。違うか?」
まどか「…ううん」
まどか「…」
ジャンゴ「…」
おてんこ「なんとか、マミを救うことができたな……」オテンコ
看護師から身を隠していたおてんこが姿を現す。
まどか「でも……左腕が…」
ジャンゴ「丈夫、マミは強い」
ジャンゴ「きっと乗り越えてくれるさ」
おてんこ「もし、挫けそうになったら我々が助けてやればいい。違うか?」
まどか「…ううん」
232: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:44:13.89:dSwXlT0g0 (17/19)
おてんこ「さて、ここにいても何も始まらない」
おてんこ「今日はもう帰ろう」
おてんこ「帰りは我々が送っていく」
まどか「そだね……」
まどか「でも…ジャンゴ君達はどうするの?」
おてんこ「しばらくはマミの家にいる」
おてんこ「しかし……彼女の家にもいずれは捜査が入るだろう」
おてんこ「その時はどこか別の場所で過ごすことにする」
おてんこ「なに、ちゃんと連絡はする。行方不明にはならないさ」
まどか「…」
おてんこ「さて、ここにいても何も始まらない」
おてんこ「今日はもう帰ろう」
おてんこ「帰りは我々が送っていく」
まどか「そだね……」
まどか「でも…ジャンゴ君達はどうするの?」
おてんこ「しばらくはマミの家にいる」
おてんこ「しかし……彼女の家にもいずれは捜査が入るだろう」
おてんこ「その時はどこか別の場所で過ごすことにする」
おてんこ「なに、ちゃんと連絡はする。行方不明にはならないさ」
まどか「…」
233: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/18(金) 00:45:25.68:dSwXlT0g0 (18/19)
おてんこ「ああ…そうだ」
おてんこ「今回の件は不用意に話すなよ」
おてんこ「一般人には魔女や魔法少女の話は理解されない」
おてんこ「最悪、我々の行動が封じられてしまう恐れがある」
おてんこ「分かったな?」
まどか「…うん」
おてんこ「なら、行こう」
そうしてジャンゴ達は病院を後にする。
第8章・了
おてんこ「ああ…そうだ」
おてんこ「今回の件は不用意に話すなよ」
おてんこ「一般人には魔女や魔法少女の話は理解されない」
おてんこ「最悪、我々の行動が封じられてしまう恐れがある」
おてんこ「分かったな?」
まどか「…うん」
おてんこ「なら、行こう」
そうしてジャンゴ達は病院を後にする。
第8章・了
234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/18(金) 00:45:59.07:dSwXlT0g0 (19/19)
取り戻すのは大変だぞ?
『どうしてだ! マミ!!』
次回:「喪失せし者」
取り戻すのは大変だぞ?
『どうしてだ! マミ!!』
次回:「喪失せし者」
235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/18(金) 00:56:22.90:zunvpw6Vo (1/1)
次回予告から再び嫌な予感がする…
乙
次回予告から再び嫌な予感がする…
乙
236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/05/18(金) 01:03:43.53:3EIp/XRAO (1/1)
前回とあわせて予告がなぜか笑える
前回とあわせて予告がなぜか笑える
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/18(金) 08:05:00.98:0ZLCIQ8b0 (1/1)
ついに豆腐メンタルがマミったか。自殺すんじゃねーだろーな。
ついに豆腐メンタルがマミったか。自殺すんじゃねーだろーな。
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/18(金) 08:11:07.58:a55SKQLIO (1/3)
流石に魔女化も外付けも知らない段階で自殺は……このスレのマミならありえそう
流石に魔女化も外付けも知らない段階で自殺は……このスレのマミならありえそう
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/18(金) 09:03:19.59:93imAQPSO (1/1)
乙
まぁ生還できたんだし結果オーライかねぇ…
というかマジで自殺しそうだw
乙
まぁ生還できたんだし結果オーライかねぇ…
というかマジで自殺しそうだw
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/18(金) 10:27:46.33:Dqml2MfDO (1/1)
乙、生還しただけマシなのかどうか…
隻腕の銃士だとか何とかいい方面で厨二こじらせてくれれば、或いは好転するかも判らんね
乙、生還しただけマシなのかどうか…
隻腕の銃士だとか何とかいい方面で厨二こじらせてくれれば、或いは好転するかも判らんね
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/18(金) 10:38:37.90:a55SKQLIO (2/3)
このスレのネタ成分はおてんこさまくらいしか望めないからなぁ…
このスレのネタ成分はおてんこさまくらいしか望めないからなぁ…
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/18(金) 10:56:56.77:bTSqywv9o (1/1)
つ ダンボール
つ ダンボール
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/18(金) 14:39:43.74:UKtNW9zW0 (1/1)
ボクタイ絶対子ども向けじゃ無いだろ…。そもそも主人公側が絶対に勝てない闘いに身を置いてる時点で子ども心に納得いかなかった。
ボクタイ絶対子ども向けじゃ無いだろ…。そもそも主人公側が絶対に勝てない闘いに身を置いてる時点で子ども心に納得いかなかった。
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/18(金) 18:12:39.12:g8TIQCC/0 (1/1)
数日後、そこにはサイコガンよろしくマスケットを腕代わりに生やすマミさんの姿が
数日後、そこにはサイコガンよろしくマスケットを腕代わりに生やすマミさんの姿が
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/18(金) 18:49:57.85:OjcgF9m2o (1/1)
乙
乙
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/18(金) 19:06:20.02:s3abkKWk0 (1/1)
ジャンゴさん冗談きついぜ……
腕が噛み千切られたら 普通 発狂もんだよぉ?
ジャンゴさん冗談きついぜ……
腕が噛み千切られたら 普通 発狂もんだよぉ?
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/18(金) 19:24:02.31:a55SKQLIO (3/3)
>>244
だが単発だ
>>244
だが単発だ
248: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:05:19.74:otHAbCTY0 (1/27)
続・第9章 「喪失せし者」
続・第9章 「喪失せし者」
249: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:07:35.23:otHAbCTY0 (2/27)
マミが病院に送り込まれてから1週間が経ってようやく面会許可が下りた。
ここまで伸びた理由は『精神状態を鑑みての処置』であるらしい。
連絡を聞いたジャンゴ達は早速、マミのもとへ向かった。
おてんこ「マミの病室はここか……」
おてんこは病室の戸の上に書かれた〔巴マミ〕の文字を眺める。
おてんこ「中から人の気配がするな」
おてんこ「マミが動き回っているのか、それとも誰かが面会に来ているのか……」
おてんこ「考えても仕方ない……入るぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
ガラ ガラ
ジャンゴは引き戸を開けて病室へと入る。
マミが病院に送り込まれてから1週間が経ってようやく面会許可が下りた。
ここまで伸びた理由は『精神状態を鑑みての処置』であるらしい。
連絡を聞いたジャンゴ達は早速、マミのもとへ向かった。
おてんこ「マミの病室はここか……」
おてんこは病室の戸の上に書かれた〔巴マミ〕の文字を眺める。
おてんこ「中から人の気配がするな」
おてんこ「マミが動き回っているのか、それとも誰かが面会に来ているのか……」
おてんこ「考えても仕方ない……入るぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
ガラ ガラ
ジャンゴは引き戸を開けて病室へと入る。
250: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:09:21.21:otHAbCTY0 (3/27)
そこにはよく知った3人の少女の姿があった。
まどか「…」
1人は顔を伏せながら、黙りこくり。
さやか「…っ」
もう1人は拳を握り、歯を食いしばる。
マミ「…」
最後の1人は、誰もいない方向を見つめたまま動かないでいた。
そこにはよく知った3人の少女の姿があった。
まどか「…」
1人は顔を伏せながら、黙りこくり。
さやか「…っ」
もう1人は拳を握り、歯を食いしばる。
マミ「…」
最後の1人は、誰もいない方向を見つめたまま動かないでいた。
251: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:11:23.78:otHAbCTY0 (4/27)
さやか「なんでいるんだよ……」
まどか「……ジャンゴ君」
ベッドの脇にいた少女達が来訪者の気配に気づく。
ジャンゴ「…」
おてんこ「……様子はどうだ?」
まどか「それが……その…」
まどかがおてんこの質問に答えようとするが、
さやか「どうしてあんた達がここにいるんだよっ!!」
隣にいる少女の怒声によってかき消される。
さやか「なんでいるんだよ……」
まどか「……ジャンゴ君」
ベッドの脇にいた少女達が来訪者の気配に気づく。
ジャンゴ「…」
おてんこ「……様子はどうだ?」
まどか「それが……その…」
まどかがおてんこの質問に答えようとするが、
さやか「どうしてあんた達がここにいるんだよっ!!」
隣にいる少女の怒声によってかき消される。
252: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:13:00.19:otHAbCTY0 (5/27)
おてんこ「面会許可が下りたんでな、マミの見舞いに来た」
さやか「マミさんの見舞い? ふざけてんじゃないわよ!」
さやか「あんた、マミさんに銃を向けてたじゃない!!」
まどか「やめてよ! さやかちゃん!!」
まどか「ジャンゴ君が居なかったらマミさん、死んじゃってたかもしれないんだよ!!」
さやか「うるさいっ!!」
まどか「ひっ…」
さやか「そもそも、こいつらが居なかったらこんなことにはならなかったんだ!!」
さやか「普通だったら今頃マミさんと一緒にお茶してる! 違う!? まどか!!」
まどか「そんな……」
おてんこ「面会許可が下りたんでな、マミの見舞いに来た」
さやか「マミさんの見舞い? ふざけてんじゃないわよ!」
さやか「あんた、マミさんに銃を向けてたじゃない!!」
まどか「やめてよ! さやかちゃん!!」
まどか「ジャンゴ君が居なかったらマミさん、死んじゃってたかもしれないんだよ!!」
さやか「うるさいっ!!」
まどか「ひっ…」
さやか「そもそも、こいつらが居なかったらこんなことにはならなかったんだ!!」
さやか「普通だったら今頃マミさんと一緒にお茶してる! 違う!? まどか!!」
まどか「そんな……」
253: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:15:11.79:otHAbCTY0 (6/27)
さやか「言い訳できないってことはそうだよね?」
さやか「全部、何もかも、みんな、あいつらの所為だってことだよね!!」
まどか「違う…」
さやか「帰れよ!!」
さやか「あたしも、マミさんもお前らの顔なんて見たくないっ!!」
おてんこ「……そうか」
おてんこ「行くぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ「…っ」
まどか「待って!」
まどかの制止を無視してジャンゴ達は病室を後にした。
さやか「言い訳できないってことはそうだよね?」
さやか「全部、何もかも、みんな、あいつらの所為だってことだよね!!」
まどか「違う…」
さやか「帰れよ!!」
さやか「あたしも、マミさんもお前らの顔なんて見たくないっ!!」
おてんこ「……そうか」
おてんこ「行くぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ「…っ」
まどか「待って!」
まどかの制止を無視してジャンゴ達は病室を後にした。
254: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:17:47.74:otHAbCTY0 (7/27)
おてんこ「嫌われてしまったな」
ジャンゴ「…」
誰もいない病室の廊下で、おてんこは呟く。
おてんこ「ある程度は予想していたが、まさかあそこまで印象が悪いとは……」
おてんこ「状況が悪かったのか、それとも運がなかったのか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「……悔やんだところで何も始まらない」
おてんこ「今日はもう帰ろう、また明日来ればいいさ」
ジャンゴ「…」コクリ
寝床に帰ろうと足を踏み出したとき、
「ジャンゴ君!」
背後から自分を呼び止める声を聞く。
おてんこ「嫌われてしまったな」
ジャンゴ「…」
誰もいない病室の廊下で、おてんこは呟く。
おてんこ「ある程度は予想していたが、まさかあそこまで印象が悪いとは……」
おてんこ「状況が悪かったのか、それとも運がなかったのか」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「……悔やんだところで何も始まらない」
おてんこ「今日はもう帰ろう、また明日来ればいいさ」
ジャンゴ「…」コクリ
寝床に帰ろうと足を踏み出したとき、
「ジャンゴ君!」
背後から自分を呼び止める声を聞く。
255: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:20:23.03:otHAbCTY0 (8/27)
ジャンゴ「まどか…」
おてんこ「……どうしたんだ?」
まどか「あ、あの…さやかちゃんのことなんだけど」
おてんこ「問題ない、ある程度は予想していた」
まどか「そうじゃなくて」
まどか「あの娘は……思い込みが激しくて、意地っ張りで、結構すぐ人とケンカしちゃったり」
まどか「でもね、すっごくいい子なんだ」
まどか「優しくて勇気があって、誰かのためと思ったら頑張りすぎちゃっうの」
まどか「だから……」
ジャンゴ「分かってる!」
まどか「!?」
ジャンゴ「まどか…」
おてんこ「……どうしたんだ?」
まどか「あ、あの…さやかちゃんのことなんだけど」
おてんこ「問題ない、ある程度は予想していた」
まどか「そうじゃなくて」
まどか「あの娘は……思い込みが激しくて、意地っ張りで、結構すぐ人とケンカしちゃったり」
まどか「でもね、すっごくいい子なんだ」
まどか「優しくて勇気があって、誰かのためと思ったら頑張りすぎちゃっうの」
まどか「だから……」
ジャンゴ「分かってる!」
まどか「!?」
256: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:23:52.20:otHAbCTY0 (9/27)
ジャンゴ「ごめん…脅かすつもりはなかったんだ」
ジャンゴ「けど……」
ジャンゴ「マミの強さ、さやかの純粋さ、杏子の優しさ、そして……ほむらの決意だって」
ジャンゴ「ボクにはみんな分かっている」
ジャンゴ「忘れない、って決めたんだよ」
まどか「ほむらちゃんも……?」
まどか「ジャンゴ君は何か知っているの?」
ジャンゴ「…」
ジャンゴ「ごめん…脅かすつもりはなかったんだ」
ジャンゴ「けど……」
ジャンゴ「マミの強さ、さやかの純粋さ、杏子の優しさ、そして……ほむらの決意だって」
ジャンゴ「ボクにはみんな分かっている」
ジャンゴ「忘れない、って決めたんだよ」
まどか「ほむらちゃんも……?」
まどか「ジャンゴ君は何か知っているの?」
ジャンゴ「…」
257: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:26:25.43:otHAbCTY0 (10/27)
まどか「もし知ってるなら、教えて」
まどか「そうすれば、ほむらちゃんとも仲良くできるかもしれないから……」
ジャンゴ「それは……ボクの口から話すことはできない」
まどか「でも……」
ジャンゴ「確かに、その話は君達の彼女に対する見方は変えるかもしれない」
まどか「だったら…」
ジャンゴ「でも、それをしてしまったら彼女の決意を無碍にすることになる」
ジャンゴ「彼女の想いを踏みにじるなんて……ボクにはできないんだ」
まどか「…」
まどか「もし知ってるなら、教えて」
まどか「そうすれば、ほむらちゃんとも仲良くできるかもしれないから……」
ジャンゴ「それは……ボクの口から話すことはできない」
まどか「でも……」
ジャンゴ「確かに、その話は君達の彼女に対する見方は変えるかもしれない」
まどか「だったら…」
ジャンゴ「でも、それをしてしまったら彼女の決意を無碍にすることになる」
ジャンゴ「彼女の想いを踏みにじるなんて……ボクにはできないんだ」
まどか「…」
258: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:29:19.61:otHAbCTY0 (11/27)
おてんこ「まどか……分かってやってくれないか」
おてんこ「こいつもこいつなりの葛藤があって、この結論に至った」
おてんこ「どうか、その答えを否定しないでやって欲しい」
まどか「…」
おてんこ「色々と思うところがあるだろうが、今日はこれでお開きだ」
おてんこ「我々は今、町はずれの廃工場を根城にしている」
おてんこ「何か困ったらいつでも来てくれ」
おてんこ「それじゃあ、さやかを頼んだぞ」
まどか「…」コク
少女をひとり廊下に残して、ジャンゴ達は拠点にしている工場へと向かった。
おてんこ「まどか……分かってやってくれないか」
おてんこ「こいつもこいつなりの葛藤があって、この結論に至った」
おてんこ「どうか、その答えを否定しないでやって欲しい」
まどか「…」
おてんこ「色々と思うところがあるだろうが、今日はこれでお開きだ」
おてんこ「我々は今、町はずれの廃工場を根城にしている」
おてんこ「何か困ったらいつでも来てくれ」
おてんこ「それじゃあ、さやかを頼んだぞ」
まどか「…」コク
少女をひとり廊下に残して、ジャンゴ達は拠点にしている工場へと向かった。
259: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:36:57.62:otHAbCTY0 (12/27)
翌日、日課になっている罠の仕込みを終えたジャンゴ達は再びマミの病室を訪れる。
おてんこ「今度こそちゃんと面会できればいいのだが……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「さあ、入ろう」
ガラ ガラ
昨日と同じように病室の引き戸を開ける。
「!?」
「……貴方達」
おてんこ「お前……」
ジャンゴ「…」
そこには先客、暁美ほむらが来ていた。
翌日、日課になっている罠の仕込みを終えたジャンゴ達は再びマミの病室を訪れる。
おてんこ「今度こそちゃんと面会できればいいのだが……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「さあ、入ろう」
ガラ ガラ
昨日と同じように病室の引き戸を開ける。
「!?」
「……貴方達」
おてんこ「お前……」
ジャンゴ「…」
そこには先客、暁美ほむらが来ていた。
260: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:38:49.39:otHAbCTY0 (13/27)
おてんこ「……来ていたのか」
ほむら「…」
おてんこ「マミの様子はどうだ?」
ほむら「貴方達の方が詳しんじゃないの?」
おてんこ「昨日は追い返されてしまってな」
おてんこ「様子を見ていられるよな状況じゃなかったんだ」
ほむら「なら、自分たちで確かめればいいわ」
ほむら「正義に燃えた魔法少女のなれの果てをね」
そう言って、黒髪の少女はジャンゴ達に道を譲る。
おてんこ「……来ていたのか」
ほむら「…」
おてんこ「マミの様子はどうだ?」
ほむら「貴方達の方が詳しんじゃないの?」
おてんこ「昨日は追い返されてしまってな」
おてんこ「様子を見ていられるよな状況じゃなかったんだ」
ほむら「なら、自分たちで確かめればいいわ」
ほむら「正義に燃えた魔法少女のなれの果てをね」
そう言って、黒髪の少女はジャンゴ達に道を譲る。
261: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:40:43.03:otHAbCTY0 (14/27)
おてんこ「これは……」
ジャンゴ「…マミ」
マミ「…」
ほむらの陰から現れた少女は、虚ろな瞳で天井を見つめていた。
おてんこ「これは……」
ジャンゴ「…マミ」
マミ「…」
ほむらの陰から現れた少女は、虚ろな瞳で天井を見つめていた。
262: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:42:14.49:otHAbCTY0 (15/27)
おてんこ「マミ、我々が分かるか?」
マミ「…」
おてんこ「聞こえているのか? マミ」
マミ「…」
おてんこ「何とか言ったらどうだ?」
マミ「…」
おてんこ「そうか、我々の仕打ちに怒っているのだな」
マミ「…」
おてんこ「謝るから、何か話してはくれないか?」
マミ「…」
おてんこ「マミ、我々が分かるか?」
マミ「…」
おてんこ「聞こえているのか? マミ」
マミ「…」
おてんこ「何とか言ったらどうだ?」
マミ「…」
おてんこ「そうか、我々の仕打ちに怒っているのだな」
マミ「…」
おてんこ「謝るから、何か話してはくれないか?」
マミ「…」
263: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:43:20.86:otHAbCTY0 (16/27)
おてんこ「……済まなかった、あれ以外に方法がなかったのだ」
マミ「…」
おてんこ「許してくれないか?」
マミ「…」
おてんこ「…」
マミ「…」
おてんこ「マミ……」
マミ「…」
おてんこ「我々にできることなら何でもする、だから……」
マミ「…」
おてんこ「頼むから何か言ってくれ」
マミ「…」
おてんこはベッドに横たわる少女に話しかけるが、彼女が反応を示すことはなかった。
おてんこ「……済まなかった、あれ以外に方法がなかったのだ」
マミ「…」
おてんこ「許してくれないか?」
マミ「…」
おてんこ「…」
マミ「…」
おてんこ「マミ……」
マミ「…」
おてんこ「我々にできることなら何でもする、だから……」
マミ「…」
おてんこ「頼むから何か言ってくれ」
マミ「…」
おてんこはベッドに横たわる少女に話しかけるが、彼女が反応を示すことはなかった。
264: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:44:51.43:otHAbCTY0 (17/27)
おてんこ「どうしてだ! マミ!!」
ジャンゴ「…っ」
マミ「…」
ほむら「無駄よ、何をやっても彼女は答えないわ」
おてんこ「どういうことだ……」
ほむら「そのまんまの意味よ」
ほむら「触れようが、話しかけようが、彼女は何の反応も示さない」
ほむら「まあ…ソウルジェムはどうなるか知らないけど」
おてんこ「……どうしてこうなった?」
おてんこ「どうしてだ! マミ!!」
ジャンゴ「…っ」
マミ「…」
ほむら「無駄よ、何をやっても彼女は答えないわ」
おてんこ「どういうことだ……」
ほむら「そのまんまの意味よ」
ほむら「触れようが、話しかけようが、彼女は何の反応も示さない」
ほむら「まあ…ソウルジェムはどうなるか知らないけど」
おてんこ「……どうしてこうなった?」
265: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:46:44.31:otHAbCTY0 (18/27)
ほむら「そんなこと聞かれても困るわ」
ほむら「私が来たときは既にこの状態だった」
ほむら「結局……肉体は救えても、その精神までは救えなかったってだけの話よ」
おてんこ「どうにか元に戻すことはできないだろうか……」
ほむら「あいつにでも聞いてみたら」
ほむら「契約対象の状態ぐらい把握しているんじゃないかしら?」
おてんこ「インキュベーターか」
おてんこ「しかし、奴はどこに……」
「呼んだかい?」
病室にはいつの間にか、赤い目をした猫のような生き物の姿があった。
ほむら「そんなこと聞かれても困るわ」
ほむら「私が来たときは既にこの状態だった」
ほむら「結局……肉体は救えても、その精神までは救えなかったってだけの話よ」
おてんこ「どうにか元に戻すことはできないだろうか……」
ほむら「あいつにでも聞いてみたら」
ほむら「契約対象の状態ぐらい把握しているんじゃないかしら?」
おてんこ「インキュベーターか」
おてんこ「しかし、奴はどこに……」
「呼んだかい?」
病室にはいつの間にか、赤い目をした猫のような生き物の姿があった。
266: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:49:34.78:otHAbCTY0 (19/27)
ジャンゴ「…」
おてんこ「……見舞いにでも来たのか?」
QB「そうだよ、僕としてもマミに立ち直って欲しいからね」
おてんこ「どうしてマミがこうなったか……教えてくれるな?」
QB「簡単に言うと、彼女は心を閉ざしてしまったんだ」
おてんこ「心を閉ざした……? どういうことだ」
QB「今回の出来事はマミにとってはとても耐えられるものじゃなかった」
QB「だから、彼女は自分を守るためにあらゆる感覚器のスイッチを切った」
QB「つまり……思考を停止することで精神の崩壊に歯止めをかけたんだ」
ジャンゴ「…」
おてんこ「……見舞いにでも来たのか?」
QB「そうだよ、僕としてもマミに立ち直って欲しいからね」
おてんこ「どうしてマミがこうなったか……教えてくれるな?」
QB「簡単に言うと、彼女は心を閉ざしてしまったんだ」
おてんこ「心を閉ざした……? どういうことだ」
QB「今回の出来事はマミにとってはとても耐えられるものじゃなかった」
QB「だから、彼女は自分を守るためにあらゆる感覚器のスイッチを切った」
QB「つまり……思考を停止することで精神の崩壊に歯止めをかけたんだ」
267: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:51:56.08:otHAbCTY0 (20/27)
おてんこ「しかし、マミは魔法少女として死を覚悟していた……」
おてんこ「覚悟を持った人間が、戦闘中の負傷でそこまで追い詰められるものだろうか?」
QB「僕には何とも言えないね」
QB「ただ……彼女にとって、それほどまでにショックなことがあったということだよ」
おてんこ「あった……?」
おてんこ「お前……余計なことはしていないだろうな」
QB「余計なことってなんだい?」
おてんこ「聞かれてもいないことを、ベラベラ喋ることだ」
QB「僕達は何も喋らないよ、聞かれていないことについてはね」
おてんこ「その口ぶり………何か話したな」
QB「…」
おてんこ「しかし、マミは魔法少女として死を覚悟していた……」
おてんこ「覚悟を持った人間が、戦闘中の負傷でそこまで追い詰められるものだろうか?」
QB「僕には何とも言えないね」
QB「ただ……彼女にとって、それほどまでにショックなことがあったということだよ」
おてんこ「あった……?」
おてんこ「お前……余計なことはしていないだろうな」
QB「余計なことってなんだい?」
おてんこ「聞かれてもいないことを、ベラベラ喋ることだ」
QB「僕達は何も喋らないよ、聞かれていないことについてはね」
おてんこ「その口ぶり………何か話したな」
QB「…」
268: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:52:37.49:otHAbCTY0 (21/27)
おてんこ「沈黙は肯定か……」
おてんこ「何処までだ」
QB「君達が知っているところまでさ」
おてんこ「全てか…」
ジャンゴ「…」
ほむら「…」
QB「もう、聞きたいこともないみたいだし」
QB「僕はこれで失礼するよ」
そう言い残すと、QBは病室を後にする。
おてんこ「沈黙は肯定か……」
おてんこ「何処までだ」
QB「君達が知っているところまでさ」
おてんこ「全てか…」
ジャンゴ「…」
ほむら「…」
QB「もう、聞きたいこともないみたいだし」
QB「僕はこれで失礼するよ」
そう言い残すと、QBは病室を後にする。
269: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:53:18.80:otHAbCTY0 (22/27)
おてんこ「…」
ジャンゴ「…」
ほむら「…」
残された3人の間に沈黙が流れる。
おてんこ「…」
ジャンゴ「…」
ほむら「…」
残された3人の間に沈黙が流れる。
270: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 00:58:12.03:otHAbCTY0 (23/27)
おてんこ「……状況を整理しよう」
おてんこ「どのような経緯か分からないが、奴が魔法少女のシステムについてマミに話した」
おてんこ「その話は、当然、腕を失くした彼女にとって耐えられるものではなかった」
おてんこ「そこで、彼女の防衛本能が働き、外界との接触を絶った」
マミ「…」
おてんこ「……今は、時が彼女を癒してくれるのを待つしかあるまい」
おてんこ「彼女が全てを受け入れられる準備ができるまで……信じて待っていよう」
ほむら「…」
ジャンゴ「…」
おてんこ「ほむら、我々はこれで……」
ほむら「…」
沈黙するほむらを残して、ジャンゴ達は病室から出る。
おてんこ「……状況を整理しよう」
おてんこ「どのような経緯か分からないが、奴が魔法少女のシステムについてマミに話した」
おてんこ「その話は、当然、腕を失くした彼女にとって耐えられるものではなかった」
おてんこ「そこで、彼女の防衛本能が働き、外界との接触を絶った」
マミ「…」
おてんこ「……今は、時が彼女を癒してくれるのを待つしかあるまい」
おてんこ「彼女が全てを受け入れられる準備ができるまで……信じて待っていよう」
ほむら「…」
ジャンゴ「…」
おてんこ「ほむら、我々はこれで……」
ほむら「…」
沈黙するほむらを残して、ジャンゴ達は病室から出る。
271: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 01:00:10.05:otHAbCTY0 (24/27)
おてんこ「ジャンゴ…」
病室を出ると、おてんこに話しかけられる。
おてんこ「さっきも言った通りマミはすぐには復帰できない」
おてんこ「その場合、お前の話を総合すると……さやかが契約する可能性が高い」
ジャンゴ「…」
おてんこ「我々にはマミの心は救えなかった」
おてんこ「だから、今度は絶対に成功させる」
おてんこ「彼女の契約を阻止するぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「ジャンゴ…」
病室を出ると、おてんこに話しかけられる。
おてんこ「さっきも言った通りマミはすぐには復帰できない」
おてんこ「その場合、お前の話を総合すると……さやかが契約する可能性が高い」
ジャンゴ「…」
おてんこ「我々にはマミの心は救えなかった」
おてんこ「だから、今度は絶対に成功させる」
おてんこ「彼女の契約を阻止するぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
272: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/19(土) 01:01:42.71:otHAbCTY0 (25/27)
おてんこ「それには、彼女の願いを知る必要があるのだが……」
おてんこ「我々にはそれが分からない」
ジャンゴ「…」
おてんこ「だが、手がかりがないこともない」
おてんこ「マミと一緒にいたとき、さやかが仄めかしていた〔上条恭介〕という人物」
おてんこ「彼女の言動からしても……契約内容に密接に関わっているに違いない」
おてんこ「彼は今、我々がいるこの病院に入院しているらしい」
おてんこ「探すぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
新たな手ががりを求め、太陽少年は病院内を回り始めた。
第9章・了
おてんこ「それには、彼女の願いを知る必要があるのだが……」
おてんこ「我々にはそれが分からない」
ジャンゴ「…」
おてんこ「だが、手がかりがないこともない」
おてんこ「マミと一緒にいたとき、さやかが仄めかしていた〔上条恭介〕という人物」
おてんこ「彼女の言動からしても……契約内容に密接に関わっているに違いない」
おてんこ「彼は今、我々がいるこの病院に入院しているらしい」
おてんこ「探すぞ、ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
新たな手ががりを求め、太陽少年は病院内を回り始めた。
第9章・了
273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/19(土) 01:02:23.74:otHAbCTY0 (26/27)
言っただろ? 慎重に、って
『恭介はあたしが守るっ!!』
次回:「ルート分岐2」
言っただろ? 慎重に、って
『恭介はあたしが守るっ!!』
次回:「ルート分岐2」
274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/19(土) 01:06:21.88:xTc7ywM7o (1/1)
乙っす
青もQBもロクなことせんな
乙っす
青もQBもロクなことせんな
275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/19(土) 01:08:52.53:lG6RomKfo (1/1)
わぉ…今まで見た中でもトップクラスに悲惨なマミさんだ…
乙
わぉ…今まで見た中でもトップクラスに悲惨なマミさんだ…
乙
276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/19(土) 01:10:05.03:vnjGgCNP0 (1/1)
というかやることが色々裏目ってるな
おてんこ様が海のリハクか呉学人に見えてきた
というかやることが色々裏目ってるな
おてんこ様が海のリハクか呉学人に見えてきた
277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/19(土) 01:15:41.83:RrmpxsAl0 (1/1)
さすがにさやかはここまで頭がアレじゃないだろ
原作ではほむらのせいにするのはまだわからなくもないけど
あの状況でジャンゴ達のせいって…そう思うにしてはいくらなんでも無理がありすぎるだろ…
あそこでジャンゴ達が駆けつけなきゃ間違いなくマミさんは死んでたんだし、それが理解出来ないわけでもないだろ
演技だと思ったにしてもこれはないって
さすがにさやかはここまで頭がアレじゃないだろ
原作ではほむらのせいにするのはまだわからなくもないけど
あの状況でジャンゴ達のせいって…そう思うにしてはいくらなんでも無理がありすぎるだろ…
あそこでジャンゴ達が駆けつけなきゃ間違いなくマミさんは死んでたんだし、それが理解出来ないわけでもないだろ
演技だと思ったにしてもこれはないって
278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/19(土) 01:20:18.86:otHAbCTY0 (27/27)
>>277
そこら辺は重々承知しています。ただ、これが作者の限界です
ここはナイトメア仕様として、目を瞑って頂ければ幸いです
>>277
そこら辺は重々承知しています。ただ、これが作者の限界です
ここはナイトメア仕様として、目を瞑って頂ければ幸いです
279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/19(土) 02:37:02.63:nyEa6TVHo (1/1)
乙。
まあ、ナイトメア仕様という言葉を免罪符にした、さやかアンチになり掛けてる気がしないでもないけど、結論を出すのはまだ早いか。
今後の展開に期待かね。
乙。
まあ、ナイトメア仕様という言葉を免罪符にした、さやかアンチになり掛けてる気がしないでもないけど、結論を出すのはまだ早いか。
今後の展開に期待かね。
280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/19(土) 06:53:58.43:bOkvOewb0 (1/1)
おてんこ「どうしてこうなった」
こっちが聞きたい。ほむらもいままでに無い状況にことばが出ない…。
おてんこ「どうしてこうなった」
こっちが聞きたい。ほむらもいままでに無い状況にことばが出ない…。
281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/19(土) 11:58:47.18:rMcTkGuSO (1/1)
乙 首じゃなくて心がマミったかw
豆腐メンタルでよかったなw
乙 首じゃなくて心がマミったかw
豆腐メンタルでよかったなw
282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/19(土) 15:32:22.72:yv5oadHDO (1/1)
乙
確かにボクタイじゃ手っ取り早い鬱ブレイカーってのは難しいよなあ
乙
確かにボクタイじゃ手っ取り早い鬱ブレイカーってのは難しいよなあ
283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/19(土) 20:43:37.65:ikclqaoao (1/1)
まあさやかは、どうあがいてもクズだと思うがな
まあさやかは、どうあがいてもクズだと思うがな
284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/19(土) 20:48:35.47:De7nXtljo (1/1)
正直な話、いくら本人の考える正義だとか状況が悪いというのを考慮したとしても
俺にはさやかがまともな感性を持ったキャラクターにはどうしても見えんのだが
正直な話、いくら本人の考える正義だとか状況が悪いというのを考慮したとしても
俺にはさやかがまともな感性を持ったキャラクターにはどうしても見えんのだが
285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/19(土) 20:48:37.66:p2S0/ffyo (1/3)
新・~スレが立つ可能性を無視するならここからどう持ち直すかが見せ場だな。
え?DSまでの四部作スレ??(斜め上
新・~スレが立つ可能性を無視するならここからどう持ち直すかが見せ場だな。
え?DSまでの四部作スレ??(斜め上
286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/19(土) 20:51:44.67:MxzCLeG/o (1/1)
ところで、ソウルジェム無事なら腕生えるんじゃね?
ところで、ソウルジェム無事なら腕生えるんじゃね?
287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/19(土) 21:20:12.72:rdaktvI5o (1/1)
>>286
病院で正式に見てもらった後だし、生えてきたらそれはそれで不味い気も
>>286
病院で正式に見てもらった後だし、生えてきたらそれはそれで不味い気も
288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/19(土) 21:22:27.26:p2S0/ffyo (2/3)
自分を人間だと思ってるからそんなことできないと思ってるんじゃね。
リボンの応用力が公式で異常だから多少は手の代わりには出来るだろうけど、魔翌力の消費もあるし、本人にまずその気が無いのが
自分を人間だと思ってるからそんなことできないと思ってるんじゃね。
リボンの応用力が公式で異常だから多少は手の代わりには出来るだろうけど、魔翌力の消費もあるし、本人にまずその気が無いのが
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/19(土) 23:47:14.13:mxotijbz0 (1/1)
さやかが契約しちゃったら癒しパワーで腕再生してくれるだろうが、その契約自体避けたい訳で・・・
そもそも願いが恭介の腕を治したい→マミさんの腕を治したいに変わるだけかも知れんし
さやかが契約しちゃったら癒しパワーで腕再生してくれるだろうが、その契約自体避けたい訳で・・・
そもそも願いが恭介の腕を治したい→マミさんの腕を治したいに変わるだけかも知れんし
290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/19(土) 23:48:33.68:p2S0/ffyo (3/3)
この病院の人の症状を全部なおして!
↓
君の素質じゃ無理だ、まどか、君ならできる!
この病院の人の症状を全部なおして!
↓
君の素質じゃ無理だ、まどか、君ならできる!
291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 00:16:27.39:xHL7V0pIo (1/7)
どこから来たのかもわからんような奴がおまけに空飛ぶひまわりまでついてるからな
得体の知れない相手を信用しろってのは酷な話だからな。なんでさやかの行動はありえない態度ではない
精神的な成長が見込めない限りは契約は避けたいというのが今のところの方針だろうな
どこから来たのかもわからんような奴がおまけに空飛ぶひまわりまでついてるからな
得体の知れない相手を信用しろってのは酷な話だからな。なんでさやかの行動はありえない態度ではない
精神的な成長が見込めない限りは契約は避けたいというのが今のところの方針だろうな
292: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:19:29.68:ib4XvH2q0 (1/21)
続・第10章 「ルート分岐2」
続・第10章 「ルート分岐2」
293: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:24:06.87:ib4XvH2q0 (2/21)
病院内を探し回ったジャンゴ達はある部屋の前にたどり着く。
おてんこ「〔上条恭介〕……ここだな」
ジャンゴ「…」
病室と廊下を仕切る戸には〔上条恭介〕と書いてあるネームプレートがぶら下がっていた。
おてんこ「さて、どうしたものか」
おてんこ「このまま入っても我々はタダの不審者だ」
おてんこ「かといって……今はさやかに紹介など頼める状況ではないし」
おてんこ「やはり、潜入しか……」
「もう聴きたくなんかないんだよ!!」
ジャンゴ&おてんこ「!」
扉の向こうから唐突に叫び声が聞こえる。
病院内を探し回ったジャンゴ達はある部屋の前にたどり着く。
おてんこ「〔上条恭介〕……ここだな」
ジャンゴ「…」
病室と廊下を仕切る戸には〔上条恭介〕と書いてあるネームプレートがぶら下がっていた。
おてんこ「さて、どうしたものか」
おてんこ「このまま入っても我々はタダの不審者だ」
おてんこ「かといって……今はさやかに紹介など頼める状況ではないし」
おてんこ「やはり、潜入しか……」
「もう聴きたくなんかないんだよ!!」
ジャンゴ&おてんこ「!」
扉の向こうから唐突に叫び声が聞こえる。
294: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:25:59.14:ib4XvH2q0 (3/21)
おてんこ「今の叫び声……ただ事ではないな」
おてんこ「あの声の主が上条恭介という人物なのか?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「だとすれば、その声を向ける相手は……」
ガラッ
「…」
ジャンゴ「……さやか」
目の前の扉を開き、青い髪をした少女が姿を現す。
おてんこ「今の叫び声……ただ事ではないな」
おてんこ「あの声の主が上条恭介という人物なのか?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「だとすれば、その声を向ける相手は……」
ガラッ
「…」
ジャンゴ「……さやか」
目の前の扉を開き、青い髪をした少女が姿を現す。
295: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:29:14.69:ib4XvH2q0 (4/21)
さやか「あんた達……どうしてここに」
ガタン
彼女が手を放すと、戸は内蔵したバネの張力によって勝手に閉まる。
おてんこ「それは……」
さやか「いいよ、話さなくても」
さやか「あたしには分かってるから」
おてんこ「……どういう意味だ」
さやか「あんた達、何か企んでるんでしょ?」
さやか「あんた達……どうしてここに」
ガタン
彼女が手を放すと、戸は内蔵したバネの張力によって勝手に閉まる。
おてんこ「それは……」
さやか「いいよ、話さなくても」
さやか「あたしには分かってるから」
おてんこ「……どういう意味だ」
さやか「あんた達、何か企んでるんでしょ?」
296: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:34:20.57:ib4XvH2q0 (5/21)
ジャンゴ「そんなことない」
ジャンゴ「ボクらは……」
さやか「黙れ!!」
さやか「マミさんをあんな目に合わせたくせに、しらばっくれるんじゃないわよ!!」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「だから、あれは…」
さやか「今度こそ、あんたらの思い通りになんてさせない!」
さやか「恭介はあたしが守るっ!!」
おてんこ「待て! さやか!!」
さやかは背を向けて走り去っていってしまう。
おてんこ「ジャンゴ! 彼女を追うぞ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達は激情した少女の背中を追う。
ジャンゴ「そんなことない」
ジャンゴ「ボクらは……」
さやか「黙れ!!」
さやか「マミさんをあんな目に合わせたくせに、しらばっくれるんじゃないわよ!!」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「だから、あれは…」
さやか「今度こそ、あんたらの思い通りになんてさせない!」
さやか「恭介はあたしが守るっ!!」
おてんこ「待て! さやか!!」
さやかは背を向けて走り去っていってしまう。
おてんこ「ジャンゴ! 彼女を追うぞ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達は激情した少女の背中を追う。
297: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:36:01.77:ib4XvH2q0 (6/21)
おてんこ「クソっ! どこにいったんだ!!」
慣れない病院の中でさやかを見失ってしまう。
おてんこ「このままでは衝動に任せて契約してしまう」
おてんこ「早く見つけなければならないのに」
おてんこ「一体、どこへ……」
タッ タッ
ジャンゴ&おてんこ「!」
何者かの足音がジャンゴ達の耳に入る。
おてんこ「上だ!!」
音にのした方向を確認すると、少女を追って階段を駆け上がる。
おてんこ「クソっ! どこにいったんだ!!」
慣れない病院の中でさやかを見失ってしまう。
おてんこ「このままでは衝動に任せて契約してしまう」
おてんこ「早く見つけなければならないのに」
おてんこ「一体、どこへ……」
タッ タッ
ジャンゴ&おてんこ「!」
何者かの足音がジャンゴ達の耳に入る。
おてんこ「上だ!!」
音にのした方向を確認すると、少女を追って階段を駆け上がる。
298: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:39:21.44:ib4XvH2q0 (7/21)
おてんこ「この先は屋上か…」
おてんこ「突入するぞ!!」
ジャンゴ「…!」
バァン
階段を抜けたジャンゴは屋上へと続く扉を開け放つ。
その扉を開いた瞬間、
パァァァァアアア
おてんこ「なっ!」
ジャンゴ「!?」
強烈な光がジャンゴ達を包み、その視界を麻痺させた。
おてんこ「この先は屋上か…」
おてんこ「突入するぞ!!」
ジャンゴ「…!」
バァン
階段を抜けたジャンゴは屋上へと続く扉を開け放つ。
その扉を開いた瞬間、
パァァァァアアア
おてんこ「なっ!」
ジャンゴ「!?」
強烈な光がジャンゴ達を包み、その視界を麻痺させた。
299: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:42:58.07:ib4XvH2q0 (8/21)
おてんこ「うっ…」
ジャンゴ「…っ」
光は次第に弱まり、
ジャンゴ&おてんこ「!」
目の前の光景が露わになる。
おてんこ「クソ…遅かったか」
ジャンゴ「さやか…」
さやか「…」
そこには白いマントをはためかせ、右手に剣を携えている少女が佇んでいた。
おてんこ「うっ…」
ジャンゴ「…っ」
光は次第に弱まり、
ジャンゴ&おてんこ「!」
目の前の光景が露わになる。
おてんこ「クソ…遅かったか」
ジャンゴ「さやか…」
さやか「…」
そこには白いマントをはためかせ、右手に剣を携えている少女が佇んでいた。
300: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:46:55.00:ib4XvH2q0 (9/21)
ジャンゴ「…」
おてんこ「契約……したのだな」
さやか「力が必要だったからね」
おてんこ「お前は、その力を……何に使うつもりだ?」
さやか「守るために使うよ」
さやか「大切な人を、大好きな人を……」
さやか「あんた達みたいな奴らからね!!」ダッ
ジャンゴ&おてんこ「!」
さやかはジャンゴに向かって斬りかかってくる。
ジャンゴ「…」
おてんこ「契約……したのだな」
さやか「力が必要だったからね」
おてんこ「お前は、その力を……何に使うつもりだ?」
さやか「守るために使うよ」
さやか「大切な人を、大好きな人を……」
さやか「あんた達みたいな奴らからね!!」ダッ
ジャンゴ&おてんこ「!」
さやかはジャンゴに向かって斬りかかってくる。
301: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:49:08.47:ib4XvH2q0 (10/21)
おてんこ「ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…っ」シュン
キンッ
すかさず剣を召喚し、さやかの剣を受け止める。
おてんこ「落ち着け!! さやか!」
おてんこ「我々はお前と戦うつもりはない!!」
さやか「うるさい!!」
カンッ
ジャンゴ「…!」
彼女は鍔迫り合いになると、ジャンゴを突き放して距離を取る。
おてんこ「ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…っ」シュン
キンッ
すかさず剣を召喚し、さやかの剣を受け止める。
おてんこ「落ち着け!! さやか!」
おてんこ「我々はお前と戦うつもりはない!!」
さやか「うるさい!!」
カンッ
ジャンゴ「…!」
彼女は鍔迫り合いになると、ジャンゴを突き放して距離を取る。
302: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:52:18.00:ib4XvH2q0 (11/21)
さやか「はあぁぁ!!」ブン
彼女は再びジャンゴに肉薄して、手に持つ剣を横一線に薙ぐ。
ジャンゴ「…っ」サッ
ジャンゴはバックステップでその攻撃をやり過ごす。
ジャンゴ「止めるんだ! さやか!!」
おてんこ「そうだ! 争っても何も始まない!!」
さやか「あたしは騙されない!!」
ジャンゴ達の呼びかけを無視して、彼女は攻撃を続ける。
さやか「はあぁぁ!!」ブン
彼女は再びジャンゴに肉薄して、手に持つ剣を横一線に薙ぐ。
ジャンゴ「…っ」サッ
ジャンゴはバックステップでその攻撃をやり過ごす。
ジャンゴ「止めるんだ! さやか!!」
おてんこ「そうだ! 争っても何も始まない!!」
さやか「あたしは騙されない!!」
ジャンゴ達の呼びかけを無視して、彼女は攻撃を続ける。
303: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:54:30.85:ib4XvH2q0 (12/21)
さやか「はっ!!」
キンッ
ジャンゴ「話を聞くんだ!!」
さやか「黙れっ!!」
カンッ
ジャンゴ「くっ…」
その後も、何度か呼びかけるが、
さやか「はぁぁああああ!!!」
彼女が答えてくれることはなかった。
さやか「はっ!!」
キンッ
ジャンゴ「話を聞くんだ!!」
さやか「黙れっ!!」
カンッ
ジャンゴ「くっ…」
その後も、何度か呼びかけるが、
さやか「はぁぁああああ!!!」
彼女が答えてくれることはなかった。
304: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:56:50.20:ib4XvH2q0 (13/21)
戦闘の合間を見て、おてんこはジャンゴに耳打ちする。
おてんこ「これ以上の説得は意味をなさない」
おてんこ「やりたくなかったが、仕方ない……戦うぞ」
おてんこ「彼女の頭に上った血を冷ますんだ」
ジャンゴ「でも…」
おてんこ「でなければ我々がやられてしまう」
おてんこ「分かってくれ、ジャンゴ!」
ジャンゴ「…っ」
戦闘の合間を見て、おてんこはジャンゴに耳打ちする。
おてんこ「これ以上の説得は意味をなさない」
おてんこ「やりたくなかったが、仕方ない……戦うぞ」
おてんこ「彼女の頭に上った血を冷ますんだ」
ジャンゴ「でも…」
おてんこ「でなければ我々がやられてしまう」
おてんこ「分かってくれ、ジャンゴ!」
ジャンゴ「…っ」
305: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 00:59:10.18:ib4XvH2q0 (14/21)
さやか「行くぞ!!」ダッ
反撃の様子を見せない少年に向かって、さやかは剣を突出して飛び込んでいく。
ジャンゴ「…っ!」ヒュッ
覚悟を決めたジャンゴは右手の剣で一閃、
さやか「!?」
カンッ
カラン カラン
さやかの手から剣を叩き落とした。
さやか「行くぞ!!」ダッ
反撃の様子を見せない少年に向かって、さやかは剣を突出して飛び込んでいく。
ジャンゴ「…っ!」ヒュッ
覚悟を決めたジャンゴは右手の剣で一閃、
さやか「!?」
カンッ
カラン カラン
さやかの手から剣を叩き落とした。
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県):2012/05/20(日) 00:59:19.93:aWBuKeYlo (1/1)
さやかひでぇ
ジャンゴのタイミングも悪すぎるwwww
さやかひでぇ
ジャンゴのタイミングも悪すぎるwwww
307: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 01:02:06.86:ib4XvH2q0 (15/21)
さやか「…」
武器を失った少女は黙って、地面に落ちた剣を見つめる。
おてんこ「どうだ……少しは頭が冷えただろ」
さやか「やっぱり………そうだよね」
おてんこ「どうした……?」
ジャンゴ「さやか…?」
さやか「口では戦わないとか言っても、危なくなったら武器を振るう」
さやか「結局、みんな自分の身が惜しんだ」
おてんこ「待て、これはお前のためを思って……」
さやか「黙れ!! あたしはあんた達みたいにならない!」
さやか「この力は誰かを守るために使うんだ!!」シュン シュン シュン シュン
さやかの周りの地面に大量の剣が召喚される。
さやか「…」
武器を失った少女は黙って、地面に落ちた剣を見つめる。
おてんこ「どうだ……少しは頭が冷えただろ」
さやか「やっぱり………そうだよね」
おてんこ「どうした……?」
ジャンゴ「さやか…?」
さやか「口では戦わないとか言っても、危なくなったら武器を振るう」
さやか「結局、みんな自分の身が惜しんだ」
おてんこ「待て、これはお前のためを思って……」
さやか「黙れ!! あたしはあんた達みたいにならない!」
さやか「この力は誰かを守るために使うんだ!!」シュン シュン シュン シュン
さやかの周りの地面に大量の剣が召喚される。
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 01:02:51.36:xHL7V0pIo (2/7)
前回の立ち回りの方がいいのかもしれんな
とはいっても精神的な成長はなんかでかいことないと見込めない気もするし…
前回の立ち回りの方がいいのかもしれんな
とはいっても精神的な成長はなんかでかいことないと見込めない気もするし…
309: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 01:04:03.46:ib4XvH2q0 (16/21)
おてんこ「これは……」
ジャンゴ「どうして……」
さやか「お前はあたしが倒す!!」
彼女は叫ぶと、周りの剣をジャンゴに次々と投げつける。
おてんこ「避けろ!!」
ジャンゴ「くっ…」サッ サッ
ジャンゴは右へ左へと体を翻して、向かってくる無数の剣を避ける。
しかし、全てを回避できるはずもなく、
ジャンゴ「ぐっ…」ザクッ ズシャッ
行く手を遮る剣にその身を切り裂かれる。
おてんこ「これは……」
ジャンゴ「どうして……」
さやか「お前はあたしが倒す!!」
彼女は叫ぶと、周りの剣をジャンゴに次々と投げつける。
おてんこ「避けろ!!」
ジャンゴ「くっ…」サッ サッ
ジャンゴは右へ左へと体を翻して、向かってくる無数の剣を避ける。
しかし、全てを回避できるはずもなく、
ジャンゴ「ぐっ…」ザクッ ズシャッ
行く手を遮る剣にその身を切り裂かれる。
310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽):2012/05/20(日) 01:04:38.51:Ob63rkKAO (1/1)
おもいっきり人殺しのために使ってるじゃないですかー
おもいっきり人殺しのために使ってるじゃないですかー
311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/20(日) 01:05:07.65:2fVGTVBjo (1/1)
さすがさやかさんやで、クズやわぁ
さすがさやかさんやで、クズやわぁ
312: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 01:06:19.90:ib4XvH2q0 (17/21)
おてんこ「この数は対応できない!!」
おてんこ「ジャンゴ、撤退するぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
これ以上の交戦を不可能と判断したおてんこは撤退を命じる。
さやか「逃がすか!!」
しかし、入口の方向に剣を投げつけられ、ジャンゴ達は行く手を塞がれる。
おてんこ「この数は対応できない!!」
おてんこ「ジャンゴ、撤退するぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
これ以上の交戦を不可能と判断したおてんこは撤退を命じる。
さやか「逃がすか!!」
しかし、入口の方向に剣を投げつけられ、ジャンゴ達は行く手を塞がれる。
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 01:07:36.92:xHL7V0pIo (3/7)
クズ× バカ〇
さてあとはROMるか
クズ× バカ〇
さてあとはROMるか
314: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 01:08:58.68:ib4XvH2q0 (18/21)
ジャンゴ「…っ」サッ ザクッ
おてんこ「これでは入り口にたどり着けない」
おてんこ「こうなったら、最後の手段だ」
おてんこ「飛ぶぞ! ジャンゴ!」
ジャンゴ「…」コクリ サッ シュッ
おてんこの指示を聞いたジャンゴは屋上の手摺りへ向かった。
ジャンゴ「…っ」サッ ザクッ
おてんこ「これでは入り口にたどり着けない」
おてんこ「こうなったら、最後の手段だ」
おてんこ「飛ぶぞ! ジャンゴ!」
ジャンゴ「…」コクリ サッ シュッ
おてんこの指示を聞いたジャンゴは屋上の手摺りへ向かった。
315: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 01:10:08.77:ib4XvH2q0 (19/21)
さやか「もう逃がさない!」
少年が手摺りにたどり着くと、
ジャンゴ「…」
さやか「喰らええぇぇぇぇ!!」
青い魔法少女は、召喚した剣を一斉に投げつける。
さやか「もう逃がさない!」
少年が手摺りにたどり着くと、
ジャンゴ「…」
さやか「喰らええぇぇぇぇ!!」
青い魔法少女は、召喚した剣を一斉に投げつける。
316: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/20(日) 01:14:19.87:ib4XvH2q0 (20/21)
ジャンゴ「…っ」サッ
飛んでくる剣を確認した少年は、手摺りに身を乗り出し、
ジャンゴ「…!」
屋上から飛び降りた。
さやか「!」
予想外の行動に驚いたさやかは手摺りに駆け寄って下を確認するが、
さやか「…っ」
何も見つけられなかった。
さやか「…」
彼女が顔を上げると、一匹のコウモリが夕暮れの空を飛んでいくのが目に入った。
第10章・了
ジャンゴ「…っ」サッ
飛んでくる剣を確認した少年は、手摺りに身を乗り出し、
ジャンゴ「…!」
屋上から飛び降りた。
さやか「!」
予想外の行動に驚いたさやかは手摺りに駆け寄って下を確認するが、
さやか「…っ」
何も見つけられなかった。
さやか「…」
彼女が顔を上げると、一匹のコウモリが夕暮れの空を飛んでいくのが目に入った。
第10章・了
317:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/20(日) 01:14:59.07:ib4XvH2q0 (21/21)
お前は……
『待っていたぞ、太陽少年』
次回:「邂逅」
お前は……
『待っていたぞ、太陽少年』
次回:「邂逅」
318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/20(日) 01:17:07.44:xEZMnTiHo (1/3)
それでも私は>>1がさやか嫌いではないと信じている。
でも読んでて胸が苦しいよ、ここ迄のすれ違いって。
ほむらですらここまでの仕打ちは受けなかったのに…
それでも私は>>1がさやか嫌いではないと信じている。
でも読んでて胸が苦しいよ、ここ迄のすれ違いって。
ほむらですらここまでの仕打ちは受けなかったのに…
319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/20(日) 01:21:29.08:NyMgqp2T0 (1/2)
これはありえないだろww
いくら嫌いな奴でもこんな問答無用で殺しにくるようなキチガイじゃないだろ、さやかはww
どういう思考ならこうなるんだと思い込みが強くても限度があるわ
これはありえないだろww
いくら嫌いな奴でもこんな問答無用で殺しにくるようなキチガイじゃないだろ、さやかはww
どういう思考ならこうなるんだと思い込みが強くても限度があるわ
320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 01:22:35.45:xHL7V0pIo (4/7)
SS書いててまぁぶち当たる壁はマミさん・さやかちゃん・ほむらだよね
ほむほむを一番最初の段階で引き込めないのならマミさん側についていたほうが守りやすくはあるだろうね
SS書いててまぁぶち当たる壁はマミさん・さやかちゃん・ほむらだよね
ほむほむを一番最初の段階で引き込めないのならマミさん側についていたほうが守りやすくはあるだろうね
321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/20(日) 01:25:36.81:xEZMnTiHo (2/3)
実質まどか以外誰も信用してくれてないしなぁ。
まどかにほむらのことを伏せて魔法少女よ真実を話すか、QBにいじられる前に杏子に早いところ信用を取り付けに行くか。
まさにナイトメアだなこれは。
実質まどか以外誰も信用してくれてないしなぁ。
まどかにほむらのことを伏せて魔法少女よ真実を話すか、QBにいじられる前に杏子に早いところ信用を取り付けに行くか。
まさにナイトメアだなこれは。
322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 01:29:07.64:xHL7V0pIo (5/7)
>>319
ヒント:さやか側から見ると身元不明の怪しい変な奴にしか見えないから
あとナイトメア補正
>>319
ヒント:さやか側から見ると身元不明の怪しい変な奴にしか見えないから
あとナイトメア補正
323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/20(日) 01:32:44.87:xEZMnTiHo (3/3)
マミ自殺
さやか腐敗
そんなひどいコトはできないと言った一周目終了後の作者
二周目、早くも
マミ廃人化
さやか頭沸騰
予想してなかったぞこれは流石に
マミ自殺
さやか腐敗
そんなひどいコトはできないと言った一周目終了後の作者
二周目、早くも
マミ廃人化
さやか頭沸騰
予想してなかったぞこれは流石に
324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 01:34:39.87:xHL7V0pIo (6/7)
早くもではないとは思うけどね ただ状態が違うだけであって
まぁ俺は応援しつづけるよ
早くもではないとは思うけどね ただ状態が違うだけであって
まぁ俺は応援しつづけるよ
325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/05/20(日) 01:34:47.27:SvwhAZaAO (1/1)
杏子はたぶん出会い頭にポッキーで目潰ししてくる
ナイトメア補正で
杏子はたぶん出会い頭にポッキーで目潰ししてくる
ナイトメア補正で
326:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/20(日) 01:38:28.40:NyMgqp2T0 (2/2)
いや、2度も助けてもらってそれなりに友好的に接してるのにこれはないって
だいたい得体が知れないんならQBも大概でしょうがと
それに本編でさやかは正義を振りかざして嫌いな奴でも殺しにくるようなマネはしてないだろ
あの時、仕掛けてきたのも杏子からだったし
いや、2度も助けてもらってそれなりに友好的に接してるのにこれはないって
だいたい得体が知れないんならQBも大概でしょうがと
それに本編でさやかは正義を振りかざして嫌いな奴でも殺しにくるようなマネはしてないだろ
あの時、仕掛けてきたのも杏子からだったし
327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/20(日) 01:45:10.24:xHL7V0pIo (7/7)
あくまでも俺の見解だが
助けてもらったことより今抱えている怒りや不安をどうにかしたいという方に意識をとられているように見える
QBはただ力をくれる存在だと現時点では思っているので拒絶するだけの理由がない
上条とのこともあって頭に血が上ったさやかが考え無しに契約から攻撃までを行ったんだと思っている
これ以降は作者でもなんでもないので俺は黙ってることにする
あくまでも俺の見解だが
助けてもらったことより今抱えている怒りや不安をどうにかしたいという方に意識をとられているように見える
QBはただ力をくれる存在だと現時点では思っているので拒絶するだけの理由がない
上条とのこともあって頭に血が上ったさやかが考え無しに契約から攻撃までを行ったんだと思っている
これ以降は作者でもなんでもないので俺は黙ってることにする
328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2012/05/20(日) 01:46:41.04:Pm/SEQaG0 (1/1)
乙ー
ところでその気になればエターナルも封印出来るジャンゴの鉄拳が出るのは何時ですか?
まぁシャアンとも似たような事有ったけどなぁ・・・お前ジャンゴの話聞けよとゲームに向かって突っ込んだわww
乙ー
ところでその気になればエターナルも封印出来るジャンゴの鉄拳が出るのは何時ですか?
まぁシャアンとも似たような事有ったけどなぁ・・・お前ジャンゴの話聞けよとゲームに向かって突っ込んだわww
329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/20(日) 03:32:01.73:F7mLk9mJ0 (1/2)
さやかちゃんみたいなのがたくさんいるから、せんそうはなくならないんだとおもいました。
後何気にヴァンパイアソードっぽい攻撃に感動。
さやかちゃんみたいなのがたくさんいるから、せんそうはなくならないんだとおもいました。
後何気にヴァンパイアソードっぽい攻撃に感動。
330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/20(日) 11:25:00.51:0GlOFc9DO (1/1)
乙
このさやかにデジャブ感じると思ったら、仮面ライダー剣序盤でもずく浸かってた頃の橘さんだ
つまり恭介が魔女に殺されれば覚醒チャンス…いやそれじゃ救われなさすぎか
乙
このさやかにデジャブ感じると思ったら、仮面ライダー剣序盤でもずく浸かってた頃の橘さんだ
つまり恭介が魔女に殺されれば覚醒チャンス…いやそれじゃ救われなさすぎか
331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2012/05/20(日) 12:10:52.90:sqBY6tCAO (1/1)
さやかは伯爵だったのか。
しかし、契約直後なのに凄く強いな
さやかは伯爵だったのか。
しかし、契約直後なのに凄く強いな
332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/20(日) 15:02:03.52:F7mLk9mJ0 (2/2)
アダジノカラダハボドボドダ!
キョウフシン…アダジノココロニキョウフシン…
ギョウズゲー!!
アダジノカラダハボドボドダ!
キョウフシン…アダジノココロニキョウフシン…
ギョウズゲー!!
333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2012/05/20(日) 19:58:36.29:7IPsTSWZ0 (1/1)
>>329
??「お前のような奴がいるから戦いがなくならないんだ!消えろ!!」
??「お前のような奴はクズだ!生きてちゃいけない人間なんだ!」
そういえばアイツも髪が青かったな…
>>329
??「お前のような奴がいるから戦いがなくならないんだ!消えろ!!」
??「お前のような奴はクズだ!生きてちゃいけない人間なんだ!」
そういえばアイツも髪が青かったな…
334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/20(日) 21:09:43.29:yKPMCh3Ao (1/1)
>>333
そして精神崩壊=魔女化とすると…?
青いのは駄目だなぁ
>>333
そして精神崩壊=魔女化とすると…?
青いのは駄目だなぁ
335:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県):2012/05/20(日) 21:48:27.71:iuvXG5Fl0 (1/1)
さやかってここまでひどかったかな・・・
中学生ってのを考慮してもこれはなあ・・・
こっから信用させるなんて無理げーだろ
さやかってここまでひどかったかな・・・
中学生ってのを考慮してもこれはなあ・・・
こっから信用させるなんて無理げーだろ
336: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:04:24.43:vaDGtV6o0 (1/17)
続・第11章 「邂逅」
続・第11章 「邂逅」
337: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:05:26.98:vaDGtV6o0 (2/17)
おてんこ「なんとか逃げられたな」
ジャンゴ「…」
さやかの前から姿を消したジャンゴ達は病院の近くにあるビルの屋上にいた。
ジャンゴ「…」
おてんこ「…」
おてんこの一言を最後に2人の間に沈黙が流れる。
おてんこ「なんとか逃げられたな」
ジャンゴ「…」
さやかの前から姿を消したジャンゴ達は病院の近くにあるビルの屋上にいた。
ジャンゴ「…」
おてんこ「…」
おてんこの一言を最後に2人の間に沈黙が流れる。
338: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:06:50.40:vaDGtV6o0 (3/17)
おてんこ「契約してしまったか……」
ジャンゴ「…」
しばらくしておてんこが口を開く。
ジャンゴ「結局、ボクには何もできなかった」
ジャンゴ「彼女を追いこんでしまっただけなんだ」
おてんこ「そう自分を責めるな」
おてんこ「誰も悪くはない」
おてんこ「巡りあわせが悪かっただけだ」
ジャンゴ「…」
おてんこ「契約してしまったか……」
ジャンゴ「…」
しばらくしておてんこが口を開く。
ジャンゴ「結局、ボクには何もできなかった」
ジャンゴ「彼女を追いこんでしまっただけなんだ」
おてんこ「そう自分を責めるな」
おてんこ「誰も悪くはない」
おてんこ「巡りあわせが悪かっただけだ」
ジャンゴ「…」
339: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:08:17.93:vaDGtV6o0 (4/17)
おてんこ「それにまだ終わったわけではない」
おてんこ「確かに、魔法少女になったさやかを救うのは難しかもしれない」
おてんこ「だが、不可能ではない」
おてんこ「お前だって、この程度で諦めるわけにはいかないんだろう?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「そうだ、その顔だ」
おてんこ「お前が瞳に光を宿し続ける限り、希望はなくならない」
おてんこ「諦めないその心こそが未来をつくるのだ」
おてんこ「それにまだ終わったわけではない」
おてんこ「確かに、魔法少女になったさやかを救うのは難しかもしれない」
おてんこ「だが、不可能ではない」
おてんこ「お前だって、この程度で諦めるわけにはいかないんだろう?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「そうだ、その顔だ」
おてんこ「お前が瞳に光を宿し続ける限り、希望はなくならない」
おてんこ「諦めないその心こそが未来をつくるのだ」
340: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:09:42.81:vaDGtV6o0 (5/17)
おてんこ「さて、今日はもう帰ろう」
おてんこ「いくらヴァンパイアの力で傷は塞がったとはいえ、体力までは回復しない」
おてんこ「しっかりと休息を取っておくんだ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「まだ時間はある。焦る必要はないさ」
ジャンゴはしばらく体を休めると、寝床にしている廃工場へ向かった。
おてんこ「さて、今日はもう帰ろう」
おてんこ「いくらヴァンパイアの力で傷は塞がったとはいえ、体力までは回復しない」
おてんこ「しっかりと休息を取っておくんだ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「まだ時間はある。焦る必要はないさ」
ジャンゴはしばらく体を休めると、寝床にしている廃工場へ向かった。
341: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:11:14.97:vaDGtV6o0 (6/17)
おてんこ「ん? これは……」
ジャンゴ「?」
帰りの道中、おてんこは何かに感ずいた様子を見せる。
おてんこ「……闇の気配がする」
おてんこ「方角はこの先、工場街の方だ」
おてんこ「行けるか?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「よし、行くぞ!」
ジャンゴはバイクを加速させて目的地へ向かう。
おてんこ「ん? これは……」
ジャンゴ「?」
帰りの道中、おてんこは何かに感ずいた様子を見せる。
おてんこ「……闇の気配がする」
おてんこ「方角はこの先、工場街の方だ」
おてんこ「行けるか?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「よし、行くぞ!」
ジャンゴはバイクを加速させて目的地へ向かう。
342: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:13:21.11:vaDGtV6o0 (7/17)
おてんこ「ここか……」
ジャンゴ「…」
気配を追っていった先には小さな工場があった。
おてんこ「既に結界が張られているな」
おてんこ「突入するぞ、準備はいいな?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達は結界の入り口を開き、その中に入る。
おてんこ「ここか……」
ジャンゴ「…」
気配を追っていった先には小さな工場があった。
おてんこ「既に結界が張られているな」
おてんこ「突入するぞ、準備はいいな?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ達は結界の入り口を開き、その中に入る。
343: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:16:11.23:vaDGtV6o0 (8/17)
結界内は青を基調とした空間が広がっていた。
おてんこ&ジャンゴ「…」キョロ キョロ
おてんこ&ジャンゴ「・・・」
おてんこ「とりわけて……何もないな」
おてんこ「あるものと言えば、あのテレビとかいうハコだけか」
おてんこ「とにかくアレを調べてみよう」
おてんこ「何か分かるかもしれない」
ジャンゴ「…」
2人は何も無い空間の中央に置かれたテレビへと向かう。
結界内は青を基調とした空間が広がっていた。
おてんこ&ジャンゴ「…」キョロ キョロ
おてんこ&ジャンゴ「・・・」
おてんこ「とりわけて……何もないな」
おてんこ「あるものと言えば、あのテレビとかいうハコだけか」
おてんこ「とにかくアレを調べてみよう」
おてんこ「何か分かるかもしれない」
ジャンゴ「…」
2人は何も無い空間の中央に置かれたテレビへと向かう。
344: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:20:19.40:vaDGtV6o0 (9/17)
おてんこ「ふむ……特に変わった様子はないな」
おてんこ「電源も付かないし、ダイアルを回しても反応はない」
おてんこ「動かない電子機器か……」
おてんこ「よし、ジャンゴ。PET(ペット)を出すんだ」
ジャンゴ「?」
おてんこ「目には目を歯には歯を、電子機器には電子機器をだ」
おてんこ「おあつらえ向きに端子もあるからな」
おてんこ「プラグインすれば何か起こるかもしれないぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ「…」ピンッ
ジャンゴはバッグからPETを取り出して、テレビにプラグインする。
おてんこ「ふむ……特に変わった様子はないな」
おてんこ「電源も付かないし、ダイアルを回しても反応はない」
おてんこ「動かない電子機器か……」
おてんこ「よし、ジャンゴ。PET(ペット)を出すんだ」
ジャンゴ「?」
おてんこ「目には目を歯には歯を、電子機器には電子機器をだ」
おてんこ「おあつらえ向きに端子もあるからな」
おてんこ「プラグインすれば何か起こるかもしれないぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ「…」ピンッ
ジャンゴはバッグからPETを取り出して、テレビにプラグインする。
345: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:21:56.01:vaDGtV6o0 (10/17)
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「ダメか…」
おてんこ「やはり、何もないのか?」
反応を示さないテレビに対して諦めかけたとき、
ザッ ザザ ザー
ジャンゴ&おてんこ「!」
その電源が付いてモニターが明るくなる。
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「ダメか…」
おてんこ「やはり、何もないのか?」
反応を示さないテレビに対して諦めかけたとき、
ザッ ザザ ザー
ジャンゴ&おてんこ「!」
その電源が付いてモニターが明るくなる。
346: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:25:05.19:vaDGtV6o0 (11/17)
おてんこ「電源が付いた…?」
おてんこ「しかし、この風景は……」
ジャンゴ「…」
画面は幾つかの小部屋に区切られている部屋を映し出していた。
おてんこ「これは……今は亡き闇の女王(クイーン)の居城、暗黒城」
おてんこ「その内にある戦士の間」
おてんこ「嘗てお前の兄、サバタとの死闘を演じた場所」
ジャンゴ「…」
おてんこ「電源が付いた…?」
おてんこ「しかし、この風景は……」
ジャンゴ「…」
画面は幾つかの小部屋に区切られている部屋を映し出していた。
おてんこ「これは……今は亡き闇の女王(クイーン)の居城、暗黒城」
おてんこ「その内にある戦士の間」
おてんこ「嘗てお前の兄、サバタとの死闘を演じた場所」
ジャンゴ「…」
347: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:29:15.10:vaDGtV6o0 (12/17)
おてんこ「お前にとって因縁の場所でもあるここが、どうして…?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「一体、このハコは何だと……」
突然、モニターの光が強くなってジャンゴ達の視界を奪う。
おてんこ「何だ!? これは!」
ジャンゴ「!?」
そのまま、ジャンゴ達は光に飲みこまれてしまった。
おてんこ「お前にとって因縁の場所でもあるここが、どうして…?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「一体、このハコは何だと……」
突然、モニターの光が強くなってジャンゴ達の視界を奪う。
おてんこ「何だ!? これは!」
ジャンゴ「!?」
そのまま、ジャンゴ達は光に飲みこまれてしまった。
348: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:31:24.42:vaDGtV6o0 (13/17)
ジャンゴ「うっ……」
おてんこ「ここは……」
気が付いたジャンゴ達は辺りを見回す。
ジャンゴ「!」
おてんこ「これは!」
ジャンゴ達はモニターに映し出された場所、暗黒城の内部にある戦士の間に居た。
ジャンゴ「うっ……」
おてんこ「ここは……」
気が付いたジャンゴ達は辺りを見回す。
ジャンゴ「!」
おてんこ「これは!」
ジャンゴ達はモニターに映し出された場所、暗黒城の内部にある戦士の間に居た。
349: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:38:26.73:vaDGtV6o0 (14/17)
おてんこ「どうしてここに……」
「……来たな」
ジャンゴ&おてんこ「!」
突然、背後から何者かの声がする。
ジャンゴ達が後ろを振り向いて確認すると、
おてんこ「お前は!!」
ジャンゴ「サバタ!?」
サバタ「フッ……」
黒い銃を片手に、藤色のマフラーを身にまとった少年が佇んでいた。
おてんこ「どうしてここに……」
「……来たな」
ジャンゴ&おてんこ「!」
突然、背後から何者かの声がする。
ジャンゴ達が後ろを振り向いて確認すると、
おてんこ「お前は!!」
ジャンゴ「サバタ!?」
サバタ「フッ……」
黒い銃を片手に、藤色のマフラーを身にまとった少年が佇んでいた。
350: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:39:58.07:vaDGtV6o0 (15/17)
サバタ「待っていたぞ、太陽少年」
サバタ「再びお前と会い見える時を」
おてんこ「お前は……本当にサバタなのか?」
サバタ「疑うなら、自分で確かめればいい」
サバタ「さあ、銃を取れ。ジャンゴ」
サバタ「今こそ決着を付ける時だ」
ジャンゴ「…っ」
サバタ「待っていたぞ、太陽少年」
サバタ「再びお前と会い見える時を」
おてんこ「お前は……本当にサバタなのか?」
サバタ「疑うなら、自分で確かめればいい」
サバタ「さあ、銃を取れ。ジャンゴ」
サバタ「今こそ決着を付ける時だ」
ジャンゴ「…っ」
351: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/21(月) 00:41:11.08:vaDGtV6o0 (16/17)
おてんこ「待て! ここで戦っても意味はない」
サバタ「意味は無い? ……違うな」
サバタ「戦うことにこそ意味がある」
サバタ「どのみち俺を倒さなければ、お前達は前に進めない」
サバタ「戦え! ジャンゴ!!」
サバタ「この俺を越えて、未来を掴んで見せろ!」
おてんこ「……悔しいがあいつの言う以外にここから出る方法が思いつかない」
おてんこ「奴が本当にサバタかどうかも戦って確かめるほかあるまい」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」ジャキ
兄弟による死闘の火蓋が、因縁の地で今一度切って落とされた。
第11章・了
おてんこ「待て! ここで戦っても意味はない」
サバタ「意味は無い? ……違うな」
サバタ「戦うことにこそ意味がある」
サバタ「どのみち俺を倒さなければ、お前達は前に進めない」
サバタ「戦え! ジャンゴ!!」
サバタ「この俺を越えて、未来を掴んで見せろ!」
おてんこ「……悔しいがあいつの言う以外にここから出る方法が思いつかない」
おてんこ「奴が本当にサバタかどうかも戦って確かめるほかあるまい」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」ジャキ
兄弟による死闘の火蓋が、因縁の地で今一度切って落とされた。
第11章・了
352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/21(月) 00:42:05.99:vaDGtV6o0 (17/17)
死闘、再び
『太陽と暗黒、今再び雌雄を決す!!』
次回:「光と影」
死闘、再び
『太陽と暗黒、今再び雌雄を決す!!』
次回:「光と影」
353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/21(月) 00:42:57.68:H7RTe/IMo (1/1)
乙!
どこにプラグインしたんだ…
乙!
どこにプラグインしたんだ…
354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/21(月) 00:46:02.28:I2UuYSMM0 (1/1)
お兄ちゃんが喝を入れに来たようだなぁ。
お兄ちゃんが喝を入れに来たようだなぁ。
355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/21(月) 00:47:38.07:CTN1785IO (1/1)
さやか達がマイナス過ぎて、魔女がむしろプラスに働くのかwwwwwwwwwwww
さやか達がマイナス過ぎて、魔女がむしろプラスに働くのかwwwwwwwwwwww
356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/21(月) 01:49:27.05:N0XhySMpo (1/1)
>>355
ワロタ
>>355
ワロタ
357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/21(月) 03:52:43.51:j3+mdUUDO (1/2)
乙、そう言えば自分の闇に打ち勝つ試練てのはボクタイらしいな
コラボ先のエグゼでもダークソウル戦あったし
乙、そう言えば自分の闇に打ち勝つ試練てのはボクタイらしいな
コラボ先のエグゼでもダークソウル戦あったし
358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/21(月) 05:57:23.88:Ys0CGKz9o (1/1)
乙
乙
359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/21(月) 11:43:29.51:ymhkkCvU0 (1/1)
太陽が月に呑まれていく……
太陽が月に呑まれていく……
360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/21(月) 23:17:47.52:j3+mdUUDO (2/2)
そう言やDSの装備品にエクリプスゴーとエクリプスアイってあったな
太陽光でも暗黒チャージが、月光でも太陽チャージが可能になるやつ
そう言やDSの装備品にエクリプスゴーとエクリプスアイってあったな
太陽光でも暗黒チャージが、月光でも太陽チャージが可能になるやつ
361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/21(月) 23:28:12.70:c3Rmz/vCo (1/1)
DSの専用装備はなんか格好いいの多いよね。
デイウォーカーとかかっこよすぎや
DSの専用装備はなんか格好いいの多いよね。
デイウォーカーとかかっこよすぎや
362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/22(火) 00:09:04.89:X0UQXQk60 (1/1)
乙
プラグインしたせいで、過去の記憶で構築された世界に入り込んだ状態なの?
乙
プラグインしたせいで、過去の記憶で構築された世界に入り込んだ状態なの?
363: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:29:42.00:tkemjhZA0 (1/29)
続・第12章 「光と影」
続・第12章 「光と影」
364: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:31:06.60:tkemjhZA0 (2/29)
サバタ「行くぞ!!」シュン
黒衣の少年は転移魔法ゼロシフトによってジャンゴに肉迫する。
ジャンゴ「…っ」タッ タッ
ジャンゴは通路を使ってサバタの前から消える。
サバタ「…」シュン シュン
標的を見失ったサバタは瞬間移動を多用して、違う小部屋を探し始める。
サバタ「行くぞ!!」シュン
黒衣の少年は転移魔法ゼロシフトによってジャンゴに肉迫する。
ジャンゴ「…っ」タッ タッ
ジャンゴは通路を使ってサバタの前から消える。
サバタ「…」シュン シュン
標的を見失ったサバタは瞬間移動を多用して、違う小部屋を探し始める。
365: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:32:27.05:tkemjhZA0 (3/29)
ジャンゴ「…」コン コン
自分を探し始めたのを確認したジャンゴは近くの壁を叩く。
サバタ「!」シュン
ジャンゴ「…」タッ タッ
壁を叩いたジャンゴはすぐにその場から離れる。
サバタ「?」キョロ キョロ
音のした場所へたどり着いたサバタは目標を探して立ち止まる。
ジャンゴ「…」コン コン
自分を探し始めたのを確認したジャンゴは近くの壁を叩く。
サバタ「!」シュン
ジャンゴ「…」タッ タッ
壁を叩いたジャンゴはすぐにその場から離れる。
サバタ「?」キョロ キョロ
音のした場所へたどり着いたサバタは目標を探して立ち止まる。
366: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:34:49.20:tkemjhZA0 (4/29)
ジャンゴ「…」テュン テュン
その隙に背後に回り込み、サバタに向かって太陽ショットを放つ。
サバタ「ぐっ…」ジュ ジュ
サバタ「そこか!」デュ デュ デュ デュン
攻撃を受けたサバタは倍以上のショットで反撃する。
ジャンゴ「…っ」サッ
ジャンゴは素早く身を隠し、それをやり過ごす。
ジャンゴ「…」テュン テュン
その隙に背後に回り込み、サバタに向かって太陽ショットを放つ。
サバタ「ぐっ…」ジュ ジュ
サバタ「そこか!」デュ デュ デュ デュン
攻撃を受けたサバタは倍以上のショットで反撃する。
ジャンゴ「…っ」サッ
ジャンゴは素早く身を隠し、それをやり過ごす。
367: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:37:45.67:tkemjhZA0 (5/29)
サバタ「何処だ!」シュン シュン
彼は再び、見失ったジャンゴを探し始める。
ジャンゴ「…」コン コン
ジャンゴは先程と同じようにサバタを誘い、
サバタ「!」シュン
サバタ「?」キョロ キョロ
ジャンゴ「…」テュン テュン テュン テュン
サバタ「…っ!」ジュ
隙を見せたサバタに攻撃を仕掛ける。
サバタ「何処だ!」シュン シュン
彼は再び、見失ったジャンゴを探し始める。
ジャンゴ「…」コン コン
ジャンゴは先程と同じようにサバタを誘い、
サバタ「!」シュン
サバタ「?」キョロ キョロ
ジャンゴ「…」テュン テュン テュン テュン
サバタ「…っ!」ジュ
隙を見せたサバタに攻撃を仕掛ける。
368: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:41:02.15:tkemjhZA0 (6/29)
ジャンゴ「…」タッ タッ
今度も逃げようとするが、
サバタ「逃がすか!!」シュン
ジャンゴ「!」
接近を許す。
そして、
サバタ「喰らえ……」
サバタ「火炎っ!!」ブン ブン
瞬間移動した暗黒少年に高速回転スプレッド〔暗黒ゴマ〕を放たれる。
ジャンゴ「ぐっ…!」
不意を突かれたジャンゴは直撃を許してしまう。
ジャンゴ「…」タッ タッ
今度も逃げようとするが、
サバタ「逃がすか!!」シュン
ジャンゴ「!」
接近を許す。
そして、
サバタ「喰らえ……」
サバタ「火炎っ!!」ブン ブン
瞬間移動した暗黒少年に高速回転スプレッド〔暗黒ゴマ〕を放たれる。
ジャンゴ「ぐっ…!」
不意を突かれたジャンゴは直撃を許してしまう。
369: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:44:12.51:tkemjhZA0 (7/29)
サバタ「どうした!!」
サバタ「お前の力はこの程度なのか!!」
ジャンゴ「…っ」タッ タッ
ジャンゴは隙を見てサバタの連続攻撃から逃れると、再びその身を隠す。
サバタ「どうした!!」
サバタ「お前の力はこの程度なのか!!」
ジャンゴ「…っ」タッ タッ
ジャンゴは隙を見てサバタの連続攻撃から逃れると、再びその身を隠す。
370: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:45:35.24:tkemjhZA0 (8/29)
サバタ「…」シュン シュン
コン コン
サバタ「!」シュン
自分を見失ったサバタに対し、同じ戦法で対抗しようとするが、
サバタ「はっ!」ボンッ
ジャンゴ「!」
ババババババババンッ
ジャンゴ「うわっ…!」ドサッ
暗黒属性のグレネード〔ナイトメア〕を放たれ、逆に吹き飛ばされる。
サバタ「…」シュン シュン
コン コン
サバタ「!」シュン
自分を見失ったサバタに対し、同じ戦法で対抗しようとするが、
サバタ「はっ!」ボンッ
ジャンゴ「!」
ババババババババンッ
ジャンゴ「うわっ…!」ドサッ
暗黒属性のグレネード〔ナイトメア〕を放たれ、逆に吹き飛ばされる。
371: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:47:08.13:tkemjhZA0 (9/29)
サバタ「甘いぞ! ジャンゴ!!」
サバタ「同じ手が何度も通用すると思ったか!!」
ジャンゴ「くっ…」タッ タッ
何度か小部屋を移動して、サバタの目の前から消える。
サバタ「出てこい!」シュン シュン
サバタ「隠れても無駄だ!!」シュン シュン
ジャンゴを見失ったサバタは部屋を回り始める。
ジャンゴ「…」タッ タッ
サバタの動向を確認しながらジャンゴも逃げ続ける。
サバタ「甘いぞ! ジャンゴ!!」
サバタ「同じ手が何度も通用すると思ったか!!」
ジャンゴ「くっ…」タッ タッ
何度か小部屋を移動して、サバタの目の前から消える。
サバタ「出てこい!」シュン シュン
サバタ「隠れても無駄だ!!」シュン シュン
ジャンゴを見失ったサバタは部屋を回り始める。
ジャンゴ「…」タッ タッ
サバタの動向を確認しながらジャンゴも逃げ続ける。
372: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:49:36.53:tkemjhZA0 (10/29)
ジャンゴもただ逃げている訳ではなく、
おてんこ「ここままでは奴に攻撃は当たらない」
おてんこ「奴の動きを止めて一気に叩く」
おてんこ「罠を張っておびき寄せるんだ!」
ジャンゴ「…」コクリ
走りながらおてんこと話し合い、作戦を練っていた。
ジャンゴもただ逃げている訳ではなく、
おてんこ「ここままでは奴に攻撃は当たらない」
おてんこ「奴の動きを止めて一気に叩く」
おてんこ「罠を張っておびき寄せるんだ!」
ジャンゴ「…」コクリ
走りながらおてんこと話し合い、作戦を練っていた。
373: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:51:03.63:tkemjhZA0 (11/29)
コン コン
サバタ「そこか!」シュン
サバタ「無駄だといったはずだ!!」ボンッ
ババババババババンッ
壁を叩く音を聞いたサバタはナイトメアを放つ。
しかし、彼の予想とは裏腹に太陽少年の姿はなかった。
サバタ「ちっ…」
再びジャンゴを追おうとするが、
サバタ「これは!?」
足元の地面に浮かび上がった模様に目が留まる。
コン コン
サバタ「そこか!」シュン
サバタ「無駄だといったはずだ!!」ボンッ
ババババババババンッ
壁を叩く音を聞いたサバタはナイトメアを放つ。
しかし、彼の予想とは裏腹に太陽少年の姿はなかった。
サバタ「ちっ…」
再びジャンゴを追おうとするが、
サバタ「これは!?」
足元の地面に浮かび上がった模様に目が留まる。
374: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:52:52.46:tkemjhZA0 (12/29)
サバタ「クソっ!!」
彼は危険を察知し逃げようとする。
サバタ「!」
しかし、それよりも早くパイルトラップが発動した。
サバタ「うあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
発動した罠はサバタを閉じ込め、その身を焦がす。
サバタ「ヌグッ……」スチャ
光の檻から解放された暗黒少年はその場に片膝を付いた。
サバタ「クソっ!!」
彼は危険を察知し逃げようとする。
サバタ「!」
しかし、それよりも早くパイルトラップが発動した。
サバタ「うあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
発動した罠はサバタを閉じ込め、その身を焦がす。
サバタ「ヌグッ……」スチャ
光の檻から解放された暗黒少年はその場に片膝を付いた。
375: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:56:48.05:tkemjhZA0 (13/29)
サバタ「…」
おてんこ「どうだ、これで満足か?」
ジャンゴ「…」
サバタ「フッ……」スタッ
少年は不敵な笑いを浮かべながら立ち上がると、
サバタ「フッハッハッハッハッ!!」
サバタ「さすがだな、ジャンゴ!」
サバタ「だが、そうでなければ面白くない」
サバタ「俺も本気で行くぞ!」
サバタ「唸れっ、暗黒銃(ガン・デル・ヘル)ッ!!」
サバタ「人を滅ぼす闇の力よ!!」
右手を掲げ闇の力をその身に取り込む。
サバタ「…」
おてんこ「どうだ、これで満足か?」
ジャンゴ「…」
サバタ「フッ……」スタッ
少年は不敵な笑いを浮かべながら立ち上がると、
サバタ「フッハッハッハッハッ!!」
サバタ「さすがだな、ジャンゴ!」
サバタ「だが、そうでなければ面白くない」
サバタ「俺も本気で行くぞ!」
サバタ「唸れっ、暗黒銃(ガン・デル・ヘル)ッ!!」
サバタ「人を滅ぼす闇の力よ!!」
右手を掲げ闇の力をその身に取り込む。
376: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:58:11.72:tkemjhZA0 (14/29)
サバタ「来たぁ!」
サバタ「来た来た来た来た来たぁ!!」
サバタ「行くぞぉ!」
サバタ「行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞぉ、ジャンゴ!!」
サバタ「太陽と暗黒、今再び雌雄を決す!!」
サバタ「太陽よ、恐怖しろ!!」
サバタ「あんこぉぉぉぉぉく!!!!」
サバタは暗黒魔法ブラックサンを発動して、辺りから光を奪う。
サバタ「来たぁ!」
サバタ「来た来た来た来た来たぁ!!」
サバタ「行くぞぉ!」
サバタ「行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞぉ、ジャンゴ!!」
サバタ「太陽と暗黒、今再び雌雄を決す!!」
サバタ「太陽よ、恐怖しろ!!」
サバタ「あんこぉぉぉぉぉく!!!!」
サバタは暗黒魔法ブラックサンを発動して、辺りから光を奪う。
377: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 01:59:54.98:tkemjhZA0 (15/29)
サバタ「行くぞ!!」シュン デュデュデュデュデュン
ジャンゴ「!」
サバタ「火炎っ!!」ブン ブン
一気に攻勢に出たサバタはショットを連発し、暗黒ゴマを放つ。
ジャンゴ「くっ…」サッ タッ タッ
それをやり過ごしつつ、ジャンゴはサバタから距離を取ろうとする。
サバタ「行くぞ!!」シュン デュデュデュデュデュン
ジャンゴ「!」
サバタ「火炎っ!!」ブン ブン
一気に攻勢に出たサバタはショットを連発し、暗黒ゴマを放つ。
ジャンゴ「くっ…」サッ タッ タッ
それをやり過ごしつつ、ジャンゴはサバタから距離を取ろうとする。
378: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:02:12.09:tkemjhZA0 (16/29)
サバタ「逃がすか!!」シュン シュン
サバタ「フッハッハハハ!!」ブン ブン
ジャンゴ「ぐっ!」
しかし、サバタに高速で接近され、暗黒ゴマを受ける。
ジャンゴ「…っ!」サッ ボンッ
連続攻撃の隙を見て、ジャンゴは太陽グレネード〔フラッシュ〕を発射する。
ピカッ
サバタ「なっ?!」
強烈な光がサバタの視界をブラックアウトさせた。
サバタ「くっ…」
ジャンゴ「…」タッ タッ
サバタが怯んだ隙にジャンゴは再び姿を隠す。
サバタ「逃がすか!!」シュン シュン
サバタ「フッハッハハハ!!」ブン ブン
ジャンゴ「ぐっ!」
しかし、サバタに高速で接近され、暗黒ゴマを受ける。
ジャンゴ「…っ!」サッ ボンッ
連続攻撃の隙を見て、ジャンゴは太陽グレネード〔フラッシュ〕を発射する。
ピカッ
サバタ「なっ?!」
強烈な光がサバタの視界をブラックアウトさせた。
サバタ「くっ…」
ジャンゴ「…」タッ タッ
サバタが怯んだ隙にジャンゴは再び姿を隠す。
379: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:03:49.59:tkemjhZA0 (17/29)
サバタ「何処だ!!」シュン シュン
ジャンゴ「…」タッ タッ
その後も、反撃のチャンスがつかめないジャンゴはサバタから逃げ続ける。
サバタ「どうした! ジャンゴ!!」
サバタ「隠れていては俺は倒せないぞ!」
「…」
サバタ「フッ……」
サバタ「そっちから来ないというなら」
サバタ「行くぞっ!!」
サバタは分身を召喚し、ジャンゴを探し始めた。
サバタ「何処だ!!」シュン シュン
ジャンゴ「…」タッ タッ
その後も、反撃のチャンスがつかめないジャンゴはサバタから逃げ続ける。
サバタ「どうした! ジャンゴ!!」
サバタ「隠れていては俺は倒せないぞ!」
「…」
サバタ「フッ……」
サバタ「そっちから来ないというなら」
サバタ「行くぞっ!!」
サバタは分身を召喚し、ジャンゴを探し始めた。
380: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:06:08.51:tkemjhZA0 (18/29)
物陰に身を隠すジャンゴ達は再び作戦を練る。
おてんこ「このままでは見つかるのも時間の問題だな……」
おてんこ「ジャンゴ、太陽の光だ!」
おてんこ「それがあれば本体が見破れるはず」
おてんこ「ライジングサンを使い、奴の本体を叩く! いいな!!」
ジャンゴ「…」コクリ
物陰に身を隠すジャンゴ達は再び作戦を練る。
おてんこ「このままでは見つかるのも時間の問題だな……」
おてんこ「ジャンゴ、太陽の光だ!」
おてんこ「それがあれば本体が見破れるはず」
おてんこ「ライジングサンを使い、奴の本体を叩く! いいな!!」
ジャンゴ「…」コクリ
381: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:07:44.04:tkemjhZA0 (19/29)
ジャンゴ「太陽ぉーーーー!!!」
作戦通り、ジャンゴは右手を掲げて太陽魔法ライジングサンを発動する。
ピカッ
サバタ「!」
打ち上げられた太陽のかけらは闇を払い、部屋を照らす。
サバタ「無駄だ!!」
サバタ「あんこぉぉぉぉぉく!!!」
サバタは再び闇を呼ぼうとする。
ジャンゴ「太陽ぉーーーー!!!」
作戦通り、ジャンゴは右手を掲げて太陽魔法ライジングサンを発動する。
ピカッ
サバタ「!」
打ち上げられた太陽のかけらは闇を払い、部屋を照らす。
サバタ「無駄だ!!」
サバタ「あんこぉぉぉぉぉく!!!」
サバタは再び闇を呼ぼうとする。
382: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:09:00.06:tkemjhZA0 (20/29)
おてんこ「今だ! ジャンゴ!!」
おてんこ「右手を掲げているのが奴の本体だ!!」
ジャンゴ「…」タッ タッ
指示を受けたジャンゴはサバタに向かって走り出す。
サバタ「なっ…」
サバタも対処しようとするが、ブラックサンの発動で対応が遅れる。
おてんこ「今だ! ジャンゴ!!」
おてんこ「右手を掲げているのが奴の本体だ!!」
ジャンゴ「…」タッ タッ
指示を受けたジャンゴはサバタに向かって走り出す。
サバタ「なっ…」
サバタも対処しようとするが、ブラックサンの発動で対応が遅れる。
383: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:10:08.26:tkemjhZA0 (21/29)
そして、
ジャンゴ「はっ!!」ブゥン
サバタ「ぐわっ……!」
なす術もなくジャンゴが放ったスプレッドに焼かれる。
ジャンゴ「はぁぁぁぁあああ!!!」ブン ブン
サバタが怯んだの確認したジャンゴはそのまま回転し、連続攻撃を浴びせる。
そして、
ジャンゴ「はっ!!」ブゥン
サバタ「ぐわっ……!」
なす術もなくジャンゴが放ったスプレッドに焼かれる。
ジャンゴ「はぁぁぁぁあああ!!!」ブン ブン
サバタが怯んだの確認したジャンゴはそのまま回転し、連続攻撃を浴びせる。
384: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:11:20.19:tkemjhZA0 (22/29)
サバタ「ぐおっ! ぬわっ!」
回転スプレッドを受け続けたサバタは、
サバタ「うっ…」スチャ
遂に膝を付いた。
ジャンゴ「…」
ジャンゴは攻撃を止め、サバタの前に立つ。
サバタ「ぐおっ! ぬわっ!」
回転スプレッドを受け続けたサバタは、
サバタ「うっ…」スチャ
遂に膝を付いた。
ジャンゴ「…」
ジャンゴは攻撃を止め、サバタの前に立つ。
385: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:13:59.84:tkemjhZA0 (23/29)
サバタ「……さすがだ、太陽少年」
サバタ「やはり……俺ではお前に勝てないようだ」
ジャンゴ「サバタ、どうして…」
サバタ「勘違いするな、俺はお前の知っている人間ではない」
サバタ「お前の心に潜む闇」
サバタ「それが最も近しい人物の人格を象ったモノに過ぎない」
おてんこ「それではお前は……」
サバタ「ただの幻影、魂などない」
サバタ「それでもジャンゴ、お前との戦い……楽しかったぞ」
サバタ「これは記憶の中にある奴の想いなのか、それともお前が抱いた想いなのかは分からん」
サバタ「しかし、俺がそう感じたのは事実だ」
サバタが話し終えると、その体が透け始める。
サバタ「……さすがだ、太陽少年」
サバタ「やはり……俺ではお前に勝てないようだ」
ジャンゴ「サバタ、どうして…」
サバタ「勘違いするな、俺はお前の知っている人間ではない」
サバタ「お前の心に潜む闇」
サバタ「それが最も近しい人物の人格を象ったモノに過ぎない」
おてんこ「それではお前は……」
サバタ「ただの幻影、魂などない」
サバタ「それでもジャンゴ、お前との戦い……楽しかったぞ」
サバタ「これは記憶の中にある奴の想いなのか、それともお前が抱いた想いなのかは分からん」
サバタ「しかし、俺がそう感じたのは事実だ」
サバタが話し終えると、その体が透け始める。
386: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:15:42.51:tkemjhZA0 (24/29)
サバタ「どうやら……これまでのようだな」
サバタ「だが、忘れるな」
サバタ「光があれば、また影もある」
サバタ「お前が絶望したとき、俺はまた現れる」
ジャンゴ「…」
サバタ「フッ……この俺を倒したんだ」
サバタ「そう簡単に挫けるなよ?」
そう言い残すとサバタの姿が消え、周りの景色が歪む。
サバタ「どうやら……これまでのようだな」
サバタ「だが、忘れるな」
サバタ「光があれば、また影もある」
サバタ「お前が絶望したとき、俺はまた現れる」
ジャンゴ「…」
サバタ「フッ……この俺を倒したんだ」
サバタ「そう簡単に挫けるなよ?」
そう言い残すとサバタの姿が消え、周りの景色が歪む。
387: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:16:56.18:tkemjhZA0 (25/29)
おてんこ「結界か…」
ジャンゴ「…」
次の瞬間には、もう魔女の結界に戻されていた。
電源の切れたテレビの前にはPETが転がっている。
おてんこ「繋ぎっ放しで行ってしまったのだな」
おてんこ「ジャンゴ、回収しておけ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴがPETを手に取ると、再び景色が歪んで元の工場に戻る。
おてんこ「結界か…」
ジャンゴ「…」
次の瞬間には、もう魔女の結界に戻されていた。
電源の切れたテレビの前にはPETが転がっている。
おてんこ「繋ぎっ放しで行ってしまったのだな」
おてんこ「ジャンゴ、回収しておけ」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴがPETを手に取ると、再び景色が歪んで元の工場に戻る。
388: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:18:48.06:tkemjhZA0 (26/29)
おてんこ「ジャンゴ、体は大丈夫か?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「ただでさえ連戦だったんだ」
おてんこ「お前が気づかないところに疲れが溜まっている可能性もある」
おてんこ「しっかり休息を取っておくのだぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「それにしても……一体どうして結界が崩壊したんだ?」
おてんこ「奴が…サバタが魔女であるはずがないし」
おてんこ「誰か他の魔法少女が魔女を倒したのだろうか?」
「そうよ」
ジャンゴ&おてんこ「!」
突然の声に驚いて振り向くと、そこには闇に紛れたほむらが佇んでいた。
おてんこ「ジャンゴ、体は大丈夫か?」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「ただでさえ連戦だったんだ」
おてんこ「お前が気づかないところに疲れが溜まっている可能性もある」
おてんこ「しっかり休息を取っておくのだぞ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「それにしても……一体どうして結界が崩壊したんだ?」
おてんこ「奴が…サバタが魔女であるはずがないし」
おてんこ「誰か他の魔法少女が魔女を倒したのだろうか?」
「そうよ」
ジャンゴ&おてんこ「!」
突然の声に驚いて振り向くと、そこには闇に紛れたほむらが佇んでいた。
389: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:20:43.52:tkemjhZA0 (27/29)
おてんこ「……お前がやったのか?」
ほむら「いいえ、違うわ」
おてんこ「なら、一体……」
ほむら「忘れたの?」
ほむら「どこかの誰かさんのおかげで、この町にはもう1人魔法少女がいるわ」
ジャンゴ「さやか…」
おてんこ「…」
ほむら「約束を守らずに魔法少女の問題に首を突っ込むからこうなるのよ」
おてんこ「…」
ほむら「魔法少女の秘密について知っているみたいだから教えてあげるけど…」
ほむら「どう頑張ったって美樹さやかは絶望して魔女になる」
ほむら「救うことなんてできないわ、私にも、貴方達にもね」
ほむら「まあ、それでも諦めないというなら止めしないけれど」
そう言い捨て、彼女は姿を消してしまった。
おてんこ「……お前がやったのか?」
ほむら「いいえ、違うわ」
おてんこ「なら、一体……」
ほむら「忘れたの?」
ほむら「どこかの誰かさんのおかげで、この町にはもう1人魔法少女がいるわ」
ジャンゴ「さやか…」
おてんこ「…」
ほむら「約束を守らずに魔法少女の問題に首を突っ込むからこうなるのよ」
おてんこ「…」
ほむら「魔法少女の秘密について知っているみたいだから教えてあげるけど…」
ほむら「どう頑張ったって美樹さやかは絶望して魔女になる」
ほむら「救うことなんてできないわ、私にも、貴方達にもね」
ほむら「まあ、それでも諦めないというなら止めしないけれど」
そう言い捨て、彼女は姿を消してしまった。
390: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/22(火) 02:23:27.79:tkemjhZA0 (28/29)
おてんこ「あの様子……」
おてんこ「彼女がもとからあのような性格であるなら問題ないのだが」
おてんこ「お前の話を聞く限りそうではないらしいな」
おてんこ「彼女が人格を改変しているとはいっても……」
おてんこ「人はそう簡単に変われるものではない」
おてんこ「もし、内向的な人間が無理してあのような態度をとっているなら……」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「どうやら、彼女にも限界が近づいているようだ」
おてんこ「これ以上ループを続ければ、いずれ精神が破綻する」
おてんこ「なら、何としてもこのループで終わらせる」
おてんこ「同じ苦しみを味わったお前になら、それが出来るはずだ」
ジャンゴ「…」コクリ
こうして激動の一日が過ぎ去っていった。
第12章・了
おてんこ「あの様子……」
おてんこ「彼女がもとからあのような性格であるなら問題ないのだが」
おてんこ「お前の話を聞く限りそうではないらしいな」
おてんこ「彼女が人格を改変しているとはいっても……」
おてんこ「人はそう簡単に変われるものではない」
おてんこ「もし、内向的な人間が無理してあのような態度をとっているなら……」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「どうやら、彼女にも限界が近づいているようだ」
おてんこ「これ以上ループを続ければ、いずれ精神が破綻する」
おてんこ「なら、何としてもこのループで終わらせる」
おてんこ「同じ苦しみを味わったお前になら、それが出来るはずだ」
ジャンゴ「…」コクリ
こうして激動の一日が過ぎ去っていった。
第12章・了
391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/22(火) 02:23:57.63:tkemjhZA0 (29/29)
赤、それは情熱と攻撃の色
『商売敵は排除するしかないよね?』
次回:「赤い2人」
赤、それは情熱と攻撃の色
『商売敵は排除するしかないよね?』
次回:「赤い2人」
392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/22(火) 06:09:13.36:bB+lW4+so (1/1)
乙
乙
393:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/22(火) 06:18:23.09:qqgzfEiLo (1/1)
乙乙。大抵のクロスはほむらかマミの信用は得られてるからうまくいってるんだなーって
乙乙。大抵のクロスはほむらかマミの信用は得られてるからうまくいってるんだなーって
394:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/22(火) 07:13:59.56:N6Oxx02SO (1/1)
乙
やっぱり兄ちゃんのテンションの高さは異常だぜw昔はともかく今は吹いてしまうw
乙
やっぱり兄ちゃんのテンションの高さは異常だぜw昔はともかく今は吹いてしまうw
395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/22(火) 09:15:56.88:foPZ3DmDO (1/1)
改めて見ると暗黒城でのサバタ、こんなテンション高かったんだなwwww
暗黒仔の副作用なのか?ww
改めて見ると暗黒城でのサバタ、こんなテンション高かったんだなwwww
暗黒仔の副作用なのか?ww
396:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/22(火) 11:56:07.99:9zRcUE4bo (1/1)
ほんと報われないな
ほんと報われないな
397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/22(火) 14:46:24.35:BQAEEpbu0 (1/1)
乙。ふと思った。
世紀末救世主伝説ボクらの太陽
ジャンゴ「お前はもう焼けている」
ボク「くぽふ!」
サバタ「兄より優れた弟なぞそんざいしねぇ!」
ラタトスク「お前(トリニティ)の言う通り、おれはラタトスクよ!だがもう遅い!見ろ!サバタは木人形だぁ!」
おてんこ「太陽はの使者おてんこ一生の不覚…!」
どっちも世紀末だね!
乙。ふと思った。
世紀末救世主伝説ボクらの太陽
ジャンゴ「お前はもう焼けている」
ボク「くぽふ!」
サバタ「兄より優れた弟なぞそんざいしねぇ!」
ラタトスク「お前(トリニティ)の言う通り、おれはラタトスクよ!だがもう遅い!見ろ!サバタは木人形だぁ!」
おてんこ「太陽はの使者おてんこ一生の不覚…!」
どっちも世紀末だね!
398: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:10:30.64:A/033R1r0 (1/17)
続・第13章 「赤い2人」
続・第13章 「赤い2人」
399: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:15:48.02:A/033R1r0 (2/17)
ジャンゴ「うっ…」
ジャンゴは熱を感じて目を覚ます。
廃工場の割れた窓から日が差し込み、その身を照らしていた。
おてんこ「起きたか、太陽少年」
おてんこ「もう昼過ぎだぞ」
おてんこ「いくら、昨日の戦闘があったとはいえ……」
おてんこ「いささか眠りすぎではないか?」
ジャンゴ「・・・」
ジャンゴ「うっ…」
ジャンゴは熱を感じて目を覚ます。
廃工場の割れた窓から日が差し込み、その身を照らしていた。
おてんこ「起きたか、太陽少年」
おてんこ「もう昼過ぎだぞ」
おてんこ「いくら、昨日の戦闘があったとはいえ……」
おてんこ「いささか眠りすぎではないか?」
ジャンゴ「・・・」
400: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:19:43.87:A/033R1r0 (3/17)
おてんこ「まあ、そんなことはどうでもいい」
おてんこ「それより問題はさやかについてだ」
おてんこ「お前の話だと今日あたり……彼女と〔佐倉杏子〕なる人物が接触するんだろ?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「なら、やることはひとつ」
おてんこ「さやかとそいつを引き合わせないことだ」
おてんこ「今の……激情のただ中にいるさやかと他の魔法少女との接触は危険だ」
おてんこ「間違いなく戦闘に発展する」
おてんこ「いずれ2人には協力してもらうだろうが、それは今でなくても良い」
ジャンゴ「…」
おてんこ「まあ、そんなことはどうでもいい」
おてんこ「それより問題はさやかについてだ」
おてんこ「お前の話だと今日あたり……彼女と〔佐倉杏子〕なる人物が接触するんだろ?」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「なら、やることはひとつ」
おてんこ「さやかとそいつを引き合わせないことだ」
おてんこ「今の……激情のただ中にいるさやかと他の魔法少女との接触は危険だ」
おてんこ「間違いなく戦闘に発展する」
おてんこ「いずれ2人には協力してもらうだろうが、それは今でなくても良い」
ジャンゴ「…」
401: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:20:58.66:A/033R1r0 (4/17)
おてんこ「さやかが例の使い魔を発見する前に我々が倒す」
おてんこ「そうすれば2人は出会わず、戦闘も起こらない」
おてんこ「行くぞ、 ジャンゴ!」
おてんこ「いつまでも状況に振り回されているわけにはいかない」
おてんこ「今度こそ、我々が流れを変えるんだ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
決意を新たに少年達は行動を開始する。
おてんこ「さやかが例の使い魔を発見する前に我々が倒す」
おてんこ「そうすれば2人は出会わず、戦闘も起こらない」
おてんこ「行くぞ、 ジャンゴ!」
おてんこ「いつまでも状況に振り回されているわけにはいかない」
おてんこ「今度こそ、我々が流れを変えるんだ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
決意を新たに少年達は行動を開始する。
402: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:23:49.07:A/033R1r0 (5/17)
おてんこ「ここか……」
ジャンゴ「…」
ジャンゴ達は記憶を頼りに、いつか杏子とさやかが対決した裏路地へとたどり着く。
おてんこ「結界は……できていないな」
おてんこ「今日ではなかったのか、それともまだ使い魔が現れていないだけなのか」
おてんこ「考えるだけ無駄か……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「よし、張り込むぞ」
おてんこ「そのためにワザワザ寄り道までしてアレを手に入れたのだからな」
おてんこ「場所は……あそこでいいか」
おてんこ「さあ、こっちだ」
ジャンゴ「・・・」
ジャンゴは最強の非ステルス迷彩を携え、おてんこが待つ場所へ向かった。
おてんこ「ここか……」
ジャンゴ「…」
ジャンゴ達は記憶を頼りに、いつか杏子とさやかが対決した裏路地へとたどり着く。
おてんこ「結界は……できていないな」
おてんこ「今日ではなかったのか、それともまだ使い魔が現れていないだけなのか」
おてんこ「考えるだけ無駄か……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「よし、張り込むぞ」
おてんこ「そのためにワザワザ寄り道までしてアレを手に入れたのだからな」
おてんこ「場所は……あそこでいいか」
おてんこ「さあ、こっちだ」
ジャンゴ「・・・」
ジャンゴは最強の非ステルス迷彩を携え、おてんこが待つ場所へ向かった。
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/05/23(水) 00:26:06.97:cC48r7vq0 (1/1)
最強の非ステルス迷彩......あれか、
最強の非ステルス迷彩......あれか、
404: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:27:39.63:A/033R1r0 (6/17)
おてんこ「!」
おてんこ「これは……闇の気配!」
しばらく張り込んでいると、おてんこが結界の気配を感じ取る。
おてんこ「出るぞ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
ガタッ
指示に従い、ジャンゴはダンボールから飛び出る。
おてんこ「!」
おてんこ「これは……闇の気配!」
しばらく張り込んでいると、おてんこが結界の気配を感じ取る。
おてんこ「出るぞ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
ガタッ
指示に従い、ジャンゴはダンボールから飛び出る。
405: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:29:06.55:A/033R1r0 (7/17)
おてんこ「ジャンゴ!! タイムリミットはさやかが来るまでだ!」
おてんこ「連続攻撃で一気にケリをつけるぞ!!」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチン
ジャンゴは太陽銃のフレームを連射タイプに切り替え、
ジャンゴ「…」テュテュテュテュテュテュン
使い魔を強襲する。
おてんこ「ジャンゴ!! タイムリミットはさやかが来るまでだ!」
おてんこ「連続攻撃で一気にケリをつけるぞ!!」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチン
ジャンゴは太陽銃のフレームを連射タイプに切り替え、
ジャンゴ「…」テュテュテュテュテュテュン
使い魔を強襲する。
406: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:34:17.64:A/033R1r0 (8/17)
「!?」
突然現れた大量の光弾に使い魔は驚き、戸惑う。
ジャンゴ「…」テュテュテュテュテュテュン
そのまま硬直した使い魔に対し、ショットを連発して畳み掛ける。
「ウァァァアアア゙ア゙ア゙!!!!」
反撃のチャンスを掴めなかった使い魔はなす術もなくジャンゴによって浄化された。
主を失った結界は崩壊し、もとの裏路地に戻る。
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチ
戦闘終了を確認すると、フレームをもとのノーマルタイプに換える。
「!?」
突然現れた大量の光弾に使い魔は驚き、戸惑う。
ジャンゴ「…」テュテュテュテュテュテュン
そのまま硬直した使い魔に対し、ショットを連発して畳み掛ける。
「ウァァァアアア゙ア゙ア゙!!!!」
反撃のチャンスを掴めなかった使い魔はなす術もなくジャンゴによって浄化された。
主を失った結界は崩壊し、もとの裏路地に戻る。
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチ
戦闘終了を確認すると、フレームをもとのノーマルタイプに換える。
407: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:37:53.92:A/033R1r0 (9/17)
おてんこ「さすがだな、太陽少年」
おてんこ「この程度……敵ではないか」
ジャンゴ「…」
おてんこ「目的も果たしたし、退却するぞ」
おてんこ「このままではさやかも来てしまうからな」
ジャンゴ「…」コクリ
目的を達成して、その場を後にしようとしたとき、
ガスッ
ジャンゴ&おてんこ「!」
行く手を阻むように槍が地面に突き刺さる。
おてんこ「さすがだな、太陽少年」
おてんこ「この程度……敵ではないか」
ジャンゴ「…」
おてんこ「目的も果たしたし、退却するぞ」
おてんこ「このままではさやかも来てしまうからな」
ジャンゴ「…」コクリ
目的を達成して、その場を後にしようとしたとき、
ガスッ
ジャンゴ&おてんこ「!」
行く手を阻むように槍が地面に突き刺さる。
408: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:41:20.55:A/033R1r0 (10/17)
おてんこ「この槍は……まさか」
ジャンゴ「杏子……」
杏子「…」
ジャンゴ達が振り向いた先には赤い装束に身を包んだ少女が佇んでいた。
杏子「困るんだよね、アンタらみたいなやつ」
杏子「魔法少女でもないのに勝手に使い魔を狩ちゃってさ」
杏子「あいつはイレギュラーだか何だか言ってたけど」
杏子「そんなん、あたしには関係ねぇ」
杏子「魔女狩りはあたし達、魔法少女の専売特許なんだ」
杏子「商売敵は排除するしかないよね?」
杏子は槍を召喚すると、その切っ先をジャンゴに向ける。
おてんこ「この槍は……まさか」
ジャンゴ「杏子……」
杏子「…」
ジャンゴ達が振り向いた先には赤い装束に身を包んだ少女が佇んでいた。
杏子「困るんだよね、アンタらみたいなやつ」
杏子「魔法少女でもないのに勝手に使い魔を狩ちゃってさ」
杏子「あいつはイレギュラーだか何だか言ってたけど」
杏子「そんなん、あたしには関係ねぇ」
杏子「魔女狩りはあたし達、魔法少女の専売特許なんだ」
杏子「商売敵は排除するしかないよね?」
杏子は槍を召喚すると、その切っ先をジャンゴに向ける。
409: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:42:57.03:A/033R1r0 (11/17)
おてんこ「落ち着け、我々はお前と戦いに来たわけではない」
杏子「ふ~ん、どうだかねぇ」
杏子「まあ、アンタらに理由はなくてもあたしにはあるんだ」
杏子「行くよッ!!」
ジャンゴ「…っ」ジャキ
彼女は槍を突き出したまま、ジャンゴに突進する。
おてんこ「落ち着け、我々はお前と戦いに来たわけではない」
杏子「ふ~ん、どうだかねぇ」
杏子「まあ、アンタらに理由はなくてもあたしにはあるんだ」
杏子「行くよッ!!」
ジャンゴ「…っ」ジャキ
彼女は槍を突き出したまま、ジャンゴに突進する。
410: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:44:57.23:A/033R1r0 (12/17)
おてんこ「ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」テュン テュン テュン
攻撃してくる杏子に対し、ジャンゴは太陽ショットで牽制する。
杏子「無駄だよ」ブン ブン
杏子は槍を振り回して、ショットの軌道を逸らす。
ジャンゴ「!」
杏子「やあっ!!」
光弾をやり過ごした彼女はそのままジャンゴに向かって、槍を振り下ろす。
おてんこ「ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」テュン テュン テュン
攻撃してくる杏子に対し、ジャンゴは太陽ショットで牽制する。
杏子「無駄だよ」ブン ブン
杏子は槍を振り回して、ショットの軌道を逸らす。
ジャンゴ「!」
杏子「やあっ!!」
光弾をやり過ごした彼女はそのままジャンゴに向かって、槍を振り下ろす。
411: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:46:11.03:A/033R1r0 (13/17)
ジャンゴ「…っ!」シュン
杏子「!?」
キンッ
避けられないと判断したジャンゴはとっさに左手に剣を召喚し、杏子の攻撃を受け止めた。
ジャンゴ「…」ジャキ
杏子「!」
ジャンゴは杏子の動揺を見逃さず、太陽銃の銃口を彼女に向けて引き金を引く。
ジャンゴ「…」テュン テュン
杏子「ぐっ…」
とっさに杏子は回避行動を取るが、間に合わずに太陽の弾丸をその身に受ける。
ジャンゴ「…っ!」シュン
杏子「!?」
キンッ
避けられないと判断したジャンゴはとっさに左手に剣を召喚し、杏子の攻撃を受け止めた。
ジャンゴ「…」ジャキ
杏子「!」
ジャンゴは杏子の動揺を見逃さず、太陽銃の銃口を彼女に向けて引き金を引く。
ジャンゴ「…」テュン テュン
杏子「ぐっ…」
とっさに杏子は回避行動を取るが、間に合わずに太陽の弾丸をその身に受ける。
412: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:47:49.72:A/033R1r0 (14/17)
杏子「けっ……さすがに使い魔とやりあうだけのことはあんな」
杏子「けど、こいつはどうだ!」
杏子は手に槍を多節棍に変形させ、それでジャンゴを薙ぎ払おうとする。
ジャンゴ「…」サッ
杏子の攻撃を予想していたジャンゴは跳び上がり、鞭のように呻る槍を回避する。
そのまま上空から杏子を狙撃しようとするが、
杏子「まだだ!!」
おてんこ「ジャンゴ! 下だ!!」
ジャンゴ「!?」ガシッ
ドォォォン
ジャンゴ「うぐっ!!」
避けたはずの多節棍に足を掴まれ、地面に叩きつけられる。
杏子「けっ……さすがに使い魔とやりあうだけのことはあんな」
杏子「けど、こいつはどうだ!」
杏子は手に槍を多節棍に変形させ、それでジャンゴを薙ぎ払おうとする。
ジャンゴ「…」サッ
杏子の攻撃を予想していたジャンゴは跳び上がり、鞭のように呻る槍を回避する。
そのまま上空から杏子を狙撃しようとするが、
杏子「まだだ!!」
おてんこ「ジャンゴ! 下だ!!」
ジャンゴ「!?」ガシッ
ドォォォン
ジャンゴ「うぐっ!!」
避けたはずの多節棍に足を掴まれ、地面に叩きつけられる。
413: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:50:38.07:A/033R1r0 (15/17)
ジャンゴ「うっ……」
とてつもない衝撃を受けたジャンゴはその場に蹲る。
杏子「どうだ、ちったぁ効いたか?」
杏子「これに懲りたら、もう使い魔なんざ狩るんじゃねぇぞ」
おてんこ「待て! 話は終わっていない!!」
杏子「全く…聞き分けのねぇ奴らだ」
杏子「そんなに死にてぇなら、あたしがやってやるよ!」
彼女は多節棍をもとに戻し、ジャンゴに斬りかかる。
おてんこ「避けろ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「くっ…」
おてんこは叫ぶが、ダメージを受けたジャンゴは動けない。
ジャンゴ「うっ……」
とてつもない衝撃を受けたジャンゴはその場に蹲る。
杏子「どうだ、ちったぁ効いたか?」
杏子「これに懲りたら、もう使い魔なんざ狩るんじゃねぇぞ」
おてんこ「待て! 話は終わっていない!!」
杏子「全く…聞き分けのねぇ奴らだ」
杏子「そんなに死にてぇなら、あたしがやってやるよ!」
彼女は多節棍をもとに戻し、ジャンゴに斬りかかる。
おてんこ「避けろ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「くっ…」
おてんこは叫ぶが、ダメージを受けたジャンゴは動けない。
414: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/23(水) 00:52:25.84:A/033R1r0 (16/17)
杏子「はぁぁあああ!!」
杏子は動けない太陽少年に向かって槍を突き出すが、
「やめろぉぉぉ!!!」
キンッ
「!?」
何者かが割って入り、その槍を受け止める。
杏子「テメェ……」
ジャンゴ&おてんこ「「さやか!?」」
さやか「こいつはあたしが倒す!!」
そこには両手の剣で槍を受け止める、青い魔法少女の姿があった。
第13章・了
杏子「はぁぁあああ!!」
杏子は動けない太陽少年に向かって槍を突き出すが、
「やめろぉぉぉ!!!」
キンッ
「!?」
何者かが割って入り、その槍を受け止める。
杏子「テメェ……」
ジャンゴ&おてんこ「「さやか!?」」
さやか「こいつはあたしが倒す!!」
そこには両手の剣で槍を受け止める、青い魔法少女の姿があった。
第13章・了
415:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/23(水) 00:53:39.08:A/033R1r0 (17/17)
背後に注意
『マミさんをバカにするなぁ!!!』
次回:「避けられぬ出会い」
背後に注意
『マミさんをバカにするなぁ!!!』
次回:「避けられぬ出会い」
416:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 01:36:21.47:Oc1y3QXSO (1/2)
乙
もう泣いて良いぞジャンゴw
後今までの一部始終をリタに見せたらブチ切れるどころじゃねぇだろうなw
乙
もう泣いて良いぞジャンゴw
後今までの一部始終をリタに見せたらブチ切れるどころじゃねぇだろうなw
417:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 01:47:39.64:4yxztFyW0 (1/1)
ごめん、なざさやかがここまでジャンゴに敵意を向けるのか
さっぱり理解出来ないんだが
本編のほむらでもここまではされなかったぞ
このままだとただのまどマギのヘイトssにしかならないぞ?
ごめん、なざさやかがここまでジャンゴに敵意を向けるのか
さっぱり理解出来ないんだが
本編のほむらでもここまではされなかったぞ
このままだとただのまどマギのヘイトssにしかならないぞ?
418:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/23(水) 02:26:49.44:KJXRZm62o (1/1)
SSでのさやかは大抵かわいいか最低の二つだからしゃーない
SSでのさやかは大抵かわいいか最低の二つだからしゃーない
419:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/23(水) 02:35:09.27:LwSRAoVAo (1/1)
乙
ジャンゴに味方らしい味方がいない…
乙
ジャンゴに味方らしい味方がいない…
420:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/05/23(水) 04:40:59.62:Wb/vTG2AO (1/1)
×倒す
○[ピーーー]
×倒す
○[ピーーー]
421:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/23(水) 09:04:27.70:AS6z55sw0 (1/1)
誤解が更なる誤解をうみ、主人公に味方がいない。石森章太郎先生がコミカライズしたらこんな感じの作品になりそうだw
よく考えたらジャンゴも半ヴァンパイアだから普通の人間から見たら化け物でしかないよな。
世紀末世界だからこそ理解者も多かったけど現代世界じゃそれこそ仮面ライダーやキカイダー並に肩身の狭い思いをしなきゃならないと思うとなんか複雑。
誤解が更なる誤解をうみ、主人公に味方がいない。石森章太郎先生がコミカライズしたらこんな感じの作品になりそうだw
よく考えたらジャンゴも半ヴァンパイアだから普通の人間から見たら化け物でしかないよな。
世紀末世界だからこそ理解者も多かったけど現代世界じゃそれこそ仮面ライダーやキカイダー並に肩身の狭い思いをしなきゃならないと思うとなんか複雑。
422:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 10:55:12.73:NKEdiifDO (1/2)
乙
今回助けられたのと、ぶん投げたソウルジェム救出とで貸し借り0になるのかな
事態が好転する気はしないが…
乙
今回助けられたのと、ぶん投げたソウルジェム救出とで貸し借り0になるのかな
事態が好転する気はしないが…
423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 17:00:45.13:I/FIc3GPo (1/1)
強くてニューゲームっていうほどは強くなれてないな
強くてニューゲームっていうほどは強くなれてないな
424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 17:05:39.46:2UtUTE3IO (1/1)
魔女結界に戦士の教えでもあればな。
魔女結界に戦士の教えでもあればな。
425:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/23(水) 19:17:45.77:iwlZpFiv0 (1/2)
フラストレーション解消面がないからなあ
ゲームでもこんだけNPCは人の話しきかないんかね?
フラストレーション解消面がないからなあ
ゲームでもこんだけNPCは人の話しきかないんかね?
426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 20:42:29.03:Oc1y3QXSO (2/2)
そんなことは無…そんなこと有るな…
ジジイ リタ シャイアン サバタ トリニティ 伯爵・ダーイン・カーミラ除くイモータル全員 話し聞かない奴多いね
そんなことは無…そんなこと有るな…
ジジイ リタ シャイアン サバタ トリニティ 伯爵・ダーイン・カーミラ除くイモータル全員 話し聞かない奴多いね
427:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/23(水) 21:58:29.55:iwlZpFiv0 (2/2)
つうことは魔法少女=イモータルなのかね
つうことは魔法少女=イモータルなのかね
428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/23(水) 22:03:42.03:m4MUcURBo (1/1)
ポリドリとQBならQBが良心的に見えるが、実際はどうだろうか。
ポリドリとQBならQBが良心的に見えるが、実際はどうだろうか。
429:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 22:28:15.34:DJ/WllrUo (1/1)
乙
>おてんこ「待て! 話は終わっていない!!」
おてんこが余計なこというからとどめ刺されそうになったなww
乙
>おてんこ「待て! 話は終わっていない!!」
おてんこが余計なこというからとどめ刺されそうになったなww
430:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 22:45:12.73:NKEdiifDO (2/2)
QB「確かに今の君達の身体は幻影に過ぎないよ
しかし…それが何だと言うんだい?
この星の生命と一つになって感情エネルギーを回収することが出来れば、それで充分じゃないか」
ヴァンパイア側だけでも星の住人の営利は考えてくれてるだけ、ポリドリさんの方がなんぼかマシかも知れない
QB「確かに今の君達の身体は幻影に過ぎないよ
しかし…それが何だと言うんだい?
この星の生命と一つになって感情エネルギーを回収することが出来れば、それで充分じゃないか」
ヴァンパイア側だけでも星の住人の営利は考えてくれてるだけ、ポリドリさんの方がなんぼかマシかも知れない
431:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/23(水) 22:56:57.44:WPp0i2kzo (1/1)
ここまできたら嫌われるだけ嫌われてほしいかもww
ここまできたら嫌われるだけ嫌われてほしいかもww
432: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:10:45.54:1rLlGcRX0 (1/34)
続・第14章 「避けられぬ出会い」
続・第14章 「避けられぬ出会い」
433: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:12:01.08:1rLlGcRX0 (2/34)
杏子「…っ!」
ガキッ
さやか「!?」
ジャンゴへの攻撃を諦めた杏子はさやかを突き飛ばし、距離を取る。
杏子「アンタ、どういうつもり?」
さやか「どうしたも、こうしたもない!!」
さやか「こいつはあたしが倒す!!」
杏子「…っ!」
ガキッ
さやか「!?」
ジャンゴへの攻撃を諦めた杏子はさやかを突き飛ばし、距離を取る。
杏子「アンタ、どういうつもり?」
さやか「どうしたも、こうしたもない!!」
さやか「こいつはあたしが倒す!!」
434: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:14:07.79:1rLlGcRX0 (3/34)
「やめて! さやかちゃん!!」
さやかと一緒に来ていた、ピンク髪の少女、鹿目まどかが叫ぶ。
さやか「まどかは黙ってて!」
さやか「これはあたしの問題なの!!」
まどか「でも……」
杏子「へぇ……アンタもこいつらがジャマなんだ」
杏子「まあ、勝手に使い魔を狩られちゃ堪ったもんじゃないもんね」
杏子「4~5人ばかり食って魔女になるまで待て、ってのに」
さやか「な……あんた」
さやか「魔女に襲われる人たちを……見殺しにするって言うの!?」
「やめて! さやかちゃん!!」
さやかと一緒に来ていた、ピンク髪の少女、鹿目まどかが叫ぶ。
さやか「まどかは黙ってて!」
さやか「これはあたしの問題なの!!」
まどか「でも……」
杏子「へぇ……アンタもこいつらがジャマなんだ」
杏子「まあ、勝手に使い魔を狩られちゃ堪ったもんじゃないもんね」
杏子「4~5人ばかり食って魔女になるまで待て、ってのに」
さやか「な……あんた」
さやか「魔女に襲われる人たちを……見殺しにするって言うの!?」
435: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:16:16.97:1rLlGcRX0 (4/34)
杏子「何、不思議に思ってんのさ」
杏子「あたしら魔法少女にはグリーフシードが必要、でも使い魔はそれを落とさない」
杏子「だから、魔女になってグリーフシードを孕むまで待つ」
杏子「こいつらを倒すってことはそういうつもりなんじゃないの?」
さやか「違うっ!!」
さやか「あたしはマミさんを、恭介を守るために戦うんだ!」
杏子「マミか……」
杏子「そういやアイツ、再起不能になったんだって?」
さやか「…っ」
杏子「何、不思議に思ってんのさ」
杏子「あたしら魔法少女にはグリーフシードが必要、でも使い魔はそれを落とさない」
杏子「だから、魔女になってグリーフシードを孕むまで待つ」
杏子「こいつらを倒すってことはそういうつもりなんじゃないの?」
さやか「違うっ!!」
さやか「あたしはマミさんを、恭介を守るために戦うんだ!」
杏子「マミか……」
杏子「そういやアイツ、再起不能になったんだって?」
さやか「…っ」
436: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:17:04.44:1rLlGcRX0 (5/34)
杏子「『誰かを守るために戦う』とか言ってたけど、結局はやられちまった」
杏子「結局、この力は他の誰でもない……自分自身のために使わなきゃならねぇんだ」
杏子「それが分からなかったマミはやられた………アンタはどう?」
杏子「やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために契約したわけじゃないよね?」
さやか「うるさい!!」
さやか「マミさんをバカにするなぁ!!!」ダッ
逆上したさやかは目の前の少女に刃物を振るう。
杏子「『誰かを守るために戦う』とか言ってたけど、結局はやられちまった」
杏子「結局、この力は他の誰でもない……自分自身のために使わなきゃならねぇんだ」
杏子「それが分からなかったマミはやられた………アンタはどう?」
杏子「やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために契約したわけじゃないよね?」
さやか「うるさい!!」
さやか「マミさんをバカにするなぁ!!!」ダッ
逆上したさやかは目の前の少女に刃物を振るう。
437: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:18:25.06:1rLlGcRX0 (6/34)
杏子「チッ…」
杏子「わっかんねぇヤツだなぁ!」
杏子「だったら、その体に教えてやるよ!!」
飛び込んでくるさやかに対して、杏子は槍を構える。
さやか「やっ!!」ブン
杏子「ハッ!!」キンッ
赤い少女と青い少女がぶつかり合う。
杏子「チッ…」
杏子「わっかんねぇヤツだなぁ!」
杏子「だったら、その体に教えてやるよ!!」
飛び込んでくるさやかに対して、杏子は槍を構える。
さやか「やっ!!」ブン
杏子「ハッ!!」キンッ
赤い少女と青い少女がぶつかり合う。
438: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:20:13.33:1rLlGcRX0 (7/34)
まどか「どうして……」
おてんこ「……止められなかったか」
ジャンゴ「…」
標的から外れたジャンゴ達はまどかのもとに来ていた。
まどか「ジャンゴ君に、おてんこさま……」
おてんこ「済まない……」
おてんこ「今回は全面的に我々が悪い」
まどか「そんな……あやまらなくても」
おてんこ「いや……こればかりは譲れない」
おてんこ「ここは我々が責任を持って事を治める」
まどか「どうして……」
おてんこ「……止められなかったか」
ジャンゴ「…」
標的から外れたジャンゴ達はまどかのもとに来ていた。
まどか「ジャンゴ君に、おてんこさま……」
おてんこ「済まない……」
おてんこ「今回は全面的に我々が悪い」
まどか「そんな……あやまらなくても」
おてんこ「いや……こればかりは譲れない」
おてんこ「ここは我々が責任を持って事を治める」
439: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:22:28.09:1rLlGcRX0 (8/34)
まどか「でも、どうやって……」
おてんこ「さやかは魔法少女になったばかりで経験が浅い」
おてんこ「このまま戦闘が続けば、もう1人の方に軍配が上がる」
おてんこ「そこで、こいつの出番だ」
ジャンゴ「…」
おてんこ「我々が2人の間に入って攻撃の矛先を変える」
おてんこ「ある程度攪乱すれば、戦いは自然に終わるだろう」
まどか「それじゃあ、ジャンゴ君が……」
ジャンゴ「大丈夫だよ、まどか」
ジャンゴ「ボク達の目的は2人に勝つことじゃない」
ジャンゴ「危なくなったら引くよ」
まどか「でも、どうやって……」
おてんこ「さやかは魔法少女になったばかりで経験が浅い」
おてんこ「このまま戦闘が続けば、もう1人の方に軍配が上がる」
おてんこ「そこで、こいつの出番だ」
ジャンゴ「…」
おてんこ「我々が2人の間に入って攻撃の矛先を変える」
おてんこ「ある程度攪乱すれば、戦いは自然に終わるだろう」
まどか「それじゃあ、ジャンゴ君が……」
ジャンゴ「大丈夫だよ、まどか」
ジャンゴ「ボク達の目的は2人に勝つことじゃない」
ジャンゴ「危なくなったら引くよ」
440: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:24:27.05:1rLlGcRX0 (9/34)
まどか「けど…」
おてんこ「言っただろう? 何度も死線を潜り抜けてきたって」
おてんこ「どこまでが危険かの線引きぐらいできる」
おてんこ「さあ、準備はいいか?」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチン シュン
右手にソードタイプの太陽銃、左手に剣、嘗て魔法少女の仲裁に入った装備に切り替える。
おてんこ「まどか、お前はここで待っていろ」
おてんこ「何があっても動くんじゃない」
まどか「う、うん……」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」ダッ
二振りの刃を携えた太陽少年は魔法少女の戦いに割って入る。
まどか「けど…」
おてんこ「言っただろう? 何度も死線を潜り抜けてきたって」
おてんこ「どこまでが危険かの線引きぐらいできる」
おてんこ「さあ、準備はいいか?」
ジャンゴ「…」カチャカチャ ガチン シュン
右手にソードタイプの太陽銃、左手に剣、嘗て魔法少女の仲裁に入った装備に切り替える。
おてんこ「まどか、お前はここで待っていろ」
おてんこ「何があっても動くんじゃない」
まどか「う、うん……」
おてんこ「行くぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」ダッ
二振りの刃を携えた太陽少年は魔法少女の戦いに割って入る。
441: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:26:11.44:1rLlGcRX0 (10/34)
剣と槍を振るう2人の少女。
杏子「チャラチャラ踊ってんじゃねぇよウスノロ!」
さやか「黙れぇ!!」
両者の刃が交わろうとした時、
ジャンゴ「…っ!」
杏子「!?」カンッ
さやか「っ!?」キンッ
少年が割って入り、その武器を弾く。
剣と槍を振るう2人の少女。
杏子「チャラチャラ踊ってんじゃねぇよウスノロ!」
さやか「黙れぇ!!」
両者の刃が交わろうとした時、
ジャンゴ「…っ!」
杏子「!?」カンッ
さやか「っ!?」キンッ
少年が割って入り、その武器を弾く。
442: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:28:34.35:1rLlGcRX0 (11/34)
杏子「テメェ……まだいたのか」
さやか「あんたっ!!」
ジャンゴ「…」
2人の問いを無視して、少年は両手の剣を構える。
杏子「へッ…あんたも敵か」
杏子「いいぜ、相手になってやるよ!!」
さやか「負けない……」
さやか「あんたなんかに負けないッ!!」
杏子とさやかが一斉に斬りかかってくる。
杏子「テメェ……まだいたのか」
さやか「あんたっ!!」
ジャンゴ「…」
2人の問いを無視して、少年は両手の剣を構える。
杏子「へッ…あんたも敵か」
杏子「いいぜ、相手になってやるよ!!」
さやか「負けない……」
さやか「あんたなんかに負けないッ!!」
杏子とさやかが一斉に斬りかかってくる。
443: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:34:24.90:1rLlGcRX0 (12/34)
ジャンゴ「…っ」
向かってくる2人に対し、ジャンゴは陽の下で自身を加速させる魔法〔ダッシュ〕を発動する。
ジャンゴ「…」ダッ
さやか「!?」
杏子「なっ…」
陽光を受けた少年は加速し、さやかに近づくと、
ジャンゴ「ハッ!」キンッ
さやか「…!」
その剣を払いのける。
ジャンゴ「…っ」
向かってくる2人に対し、ジャンゴは陽の下で自身を加速させる魔法〔ダッシュ〕を発動する。
ジャンゴ「…」ダッ
さやか「!?」
杏子「なっ…」
陽光を受けた少年は加速し、さやかに近づくと、
ジャンゴ「ハッ!」キンッ
さやか「…!」
その剣を払いのける。
444: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:36:16.39:1rLlGcRX0 (13/34)
そして、
ジャンゴ「…」ドカッ
さやか「か…はっ……」
そのまま彼女が反応できないスピードで蹴りを入れる。
ドォォォン
さやか「うっ……」
蹴り飛ばされたさやかは水道のパイプを破壊して倒れてしまった。
ジャンゴ「…!」
さやかを吹き飛ばしたジャンゴはすぐさま向き直り、
杏子「!」キンッ
杏子の槍を受け止めた。
そして、
ジャンゴ「…」ドカッ
さやか「か…はっ……」
そのまま彼女が反応できないスピードで蹴りを入れる。
ドォォォン
さやか「うっ……」
蹴り飛ばされたさやかは水道のパイプを破壊して倒れてしまった。
ジャンゴ「…!」
さやかを吹き飛ばしたジャンゴはすぐさま向き直り、
杏子「!」キンッ
杏子の槍を受け止めた。
445: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:38:01.76:1rLlGcRX0 (14/34)
杏子「……それがアンタの本気ってわけか」
杏子「正直……舐めてたぜ」
杏子「なら、あたしも本気を出してやるよ!!」カンッ
ジャンゴ「…」
杏子はジャンゴを押し返し、バックステップで距離を取る。
杏子「はっ!」
彼女は槍を多節棍に変形させると、先程と同じように薙ぎ払う。
杏子「……それがアンタの本気ってわけか」
杏子「正直……舐めてたぜ」
杏子「なら、あたしも本気を出してやるよ!!」カンッ
ジャンゴ「…」
杏子はジャンゴを押し返し、バックステップで距離を取る。
杏子「はっ!」
彼女は槍を多節棍に変形させると、先程と同じように薙ぎ払う。
446: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:42:46.86:1rLlGcRX0 (15/34)
ジャンゴ「…っ」サッ
今度は多節棍と地面の間にできた隙間をくぐって避けるが、
杏子「甘いよ!!」
行動を読んでいた杏子に新たな槍を召喚され、投げつけられる。
ジャンゴ「!」キンッ
とっさに左手の剣を構えて槍を弾くも、
カラン カラン
反動に負けて剣を吹き飛ばされてしまう。
杏子「まだまだっ!!」
片方の武器を弾き飛ばした杏子は槍を戻し、一気に攻勢に転じる。
ジャンゴ「…っ」サッ
今度は多節棍と地面の間にできた隙間をくぐって避けるが、
杏子「甘いよ!!」
行動を読んでいた杏子に新たな槍を召喚され、投げつけられる。
ジャンゴ「!」キンッ
とっさに左手の剣を構えて槍を弾くも、
カラン カラン
反動に負けて剣を吹き飛ばされてしまう。
杏子「まだまだっ!!」
片方の武器を弾き飛ばした杏子は槍を戻し、一気に攻勢に転じる。
447: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:48:20.63:1rLlGcRX0 (16/34)
ジャンゴ「くっ…」キンッ カンッ
剣と槍の相性の悪さから杏子に押されるジャンゴは日陰に入る。
杏子「へっ…すこしは効いてるみたいだな」
杏子「動きが鈍って来てるよ」
ダッシュが使えなくなっても必死で対応するが、
杏子「はっ! やっ!!」
ジャンゴ「…っ」キンッ カンッ
完全に戦いの主導権を握られてしまった。
ジャンゴ「くっ…」キンッ カンッ
剣と槍の相性の悪さから杏子に押されるジャンゴは日陰に入る。
杏子「へっ…すこしは効いてるみたいだな」
杏子「動きが鈍って来てるよ」
ダッシュが使えなくなっても必死で対応するが、
杏子「はっ! やっ!!」
ジャンゴ「…っ」キンッ カンッ
完全に戦いの主導権を握られてしまった。
448: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:51:15.03:1rLlGcRX0 (17/34)
杏子「はっ!」
ジャンゴ「…っ」キンッ
不利な状況に陥ったジャンゴは、
ジャンゴ「うおおおぉぉぉぉ!!!」ブンッ ブン
一発逆転を賭けた回転スプレッドを放つ。
杏子「!」キンッ
杏子「ぐっ…」
少年の予想外の攻撃に動揺した杏子はその攻撃を受ける。
杏子「はっ!」
ジャンゴ「…っ」キンッ
不利な状況に陥ったジャンゴは、
ジャンゴ「うおおおぉぉぉぉ!!!」ブンッ ブン
一発逆転を賭けた回転スプレッドを放つ。
杏子「!」キンッ
杏子「ぐっ…」
少年の予想外の攻撃に動揺した杏子はその攻撃を受ける。
449: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:52:00.60:1rLlGcRX0 (18/34)
杏子「…っ!」サッ
ジャンゴの反撃を浴びた杏子はすぐさま距離を取る。
ジャンゴ「はぁ……はぁ……」
ジャンゴ「…っ」ジャキ
猛攻を防ぎ切ったジャンゴは杏子を攻撃しよう太陽銃を構える。
杏子「…っ!」サッ
ジャンゴの反撃を浴びた杏子はすぐさま距離を取る。
ジャンゴ「はぁ……はぁ……」
ジャンゴ「…っ」ジャキ
猛攻を防ぎ切ったジャンゴは杏子を攻撃しよう太陽銃を構える。
450: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:53:32.61:1rLlGcRX0 (19/34)
しかし、
おてんこ「後ろだ!! ジャンゴ!!」
まどか「やめてっ!! さかやちゃん!!!」
ジャンゴ&杏子「!」
さやか「はああああぁぁぁぁぁ!!!!」
ザクッ
ジャンゴ「うあぁぁぁぁ!!!!」
息を吹き返していたさやかによって背中を切り裂かれてしまう。
しかし、
おてんこ「後ろだ!! ジャンゴ!!」
まどか「やめてっ!! さかやちゃん!!!」
ジャンゴ&杏子「!」
さやか「はああああぁぁぁぁぁ!!!!」
ザクッ
ジャンゴ「うあぁぁぁぁ!!!!」
息を吹き返していたさやかによって背中を切り裂かれてしまう。
451: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:54:58.02:1rLlGcRX0 (20/34)
ジャンゴ「」ドサッ
切りつけられた少年はその場に崩れ落ち、
さやか「あ……あ……」
カラン
切りつけた少女は血濡れの剣を放し、脱力する。
おてんこ「ジャンゴ!!」
まどか「ジャンゴ君!!」
行く末を見守っていた者達がジャンゴに駆け寄った。
ジャンゴ「」ドサッ
切りつけられた少年はその場に崩れ落ち、
さやか「あ……あ……」
カラン
切りつけた少女は血濡れの剣を放し、脱力する。
おてんこ「ジャンゴ!!」
まどか「ジャンゴ君!!」
行く末を見守っていた者達がジャンゴに駆け寄った。
452: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 00:56:32.99:1rLlGcRX0 (21/34)
さやか「…」
杏子「あーあ……やっちゃったねぇ、アンタ」
杏子「まぁ…いいんじゃない」
杏子「アイツを倒したかったんでしょ?」
さやか「違う……」
さやか「あたしは…こんな……」
杏子「まさか……傷つけたくなかった、なんて言わないよね」
さやか「…っ」
さやか「…」
杏子「あーあ……やっちゃったねぇ、アンタ」
杏子「まぁ…いいんじゃない」
杏子「アイツを倒したかったんでしょ?」
さやか「違う……」
さやか「あたしは…こんな……」
杏子「まさか……傷つけたくなかった、なんて言わないよね」
さやか「…っ」
453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/24(木) 00:56:52.71:+UblzEG3o (1/1)
仮にまどマギのアニメを見てもさやかは好きにはなれないだろうなと思った
まあさやかのせいで印象最悪だから見ないが
仮にまどマギのアニメを見てもさやかは好きにはなれないだろうなと思った
まあさやかのせいで印象最悪だから見ないが
454: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:00:45.48:1rLlGcRX0 (22/34)
杏子「はぁ……」
杏子「そういうのやめてくれない?」
杏子「困るんだよね、遊び半分で首突っ込まれるのってさ」
さやか「……違う」
杏子「なら、ここでやられても文句は言えないよね?」
杏子「だって……」
杏子「本気で殺し合いをするんだから!」
杏子は無防備なさやかに槍を突きつける。
杏子「はぁ……」
杏子「そういうのやめてくれない?」
杏子「困るんだよね、遊び半分で首突っ込まれるのってさ」
さやか「……違う」
杏子「なら、ここでやられても文句は言えないよね?」
杏子「だって……」
杏子「本気で殺し合いをするんだから!」
杏子は無防備なさやかに槍を突きつける。
455: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:01:47.90:1rLlGcRX0 (23/34)
「やめなさい、佐倉杏子」
杏子「!」
さやか「お前っ!」
杏子の背後には黒い魔法少女、暁美ほむらがいた。
杏子「何者だ……アンタ?」
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」
ほむら「貴女達はどっちなの?」
さやか「何の用だ!!」
へたり込んでいたさやかがほむらに食って掛かる。
「やめなさい、佐倉杏子」
杏子「!」
さやか「お前っ!」
杏子の背後には黒い魔法少女、暁美ほむらがいた。
杏子「何者だ……アンタ?」
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」
ほむら「貴女達はどっちなの?」
さやか「何の用だ!!」
へたり込んでいたさやかがほむらに食って掛かる。
456: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:02:59.11:1rLlGcRX0 (24/34)
ほむら「…」シュン ガンッ
杏子「!」
それに対し、ほむらはさやかの背後に回ると手刀を決める。
さやか「」ドサッ
それを食らったさやかは気を失ってしまった。
杏子「チッ……妙な技を使いやがる」
ほむら「貴女はどうなの?」
ほむら「向かってくるなのら、容赦はしないわ」
杏子「……手札がまるで見えないとあっちゃね」
杏子「今日のところは降りさせてもらうよ」
ほむら「賢明ね」
杏子は跳躍すると壁伝いに路地の建物の上に消えていった。
ほむら「…」シュン ガンッ
杏子「!」
それに対し、ほむらはさやかの背後に回ると手刀を決める。
さやか「」ドサッ
それを食らったさやかは気を失ってしまった。
杏子「チッ……妙な技を使いやがる」
ほむら「貴女はどうなの?」
ほむら「向かってくるなのら、容赦はしないわ」
杏子「……手札がまるで見えないとあっちゃね」
杏子「今日のところは降りさせてもらうよ」
ほむら「賢明ね」
杏子は跳躍すると壁伝いに路地の建物の上に消えていった。
457: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:04:49.05:1rLlGcRX0 (25/34)
一方、おてんことまどかはジャンゴの治療を行っていた。
ジャンゴ「」
おてんこ「思ったよりも傷が深いな……」
まどか「ジャンゴ君は大丈夫なの?」
おてんこ「無事…とは言えないな……」
おてんこ「新米とはいえ魔法少女」
おてんこ「その渾身の一撃を、碌に防御もせずに食らってしまったのだ……」
まどか「そんな……」
一方、おてんことまどかはジャンゴの治療を行っていた。
ジャンゴ「」
おてんこ「思ったよりも傷が深いな……」
まどか「ジャンゴ君は大丈夫なの?」
おてんこ「無事…とは言えないな……」
おてんこ「新米とはいえ魔法少女」
おてんこ「その渾身の一撃を、碌に防御もせずに食らってしまったのだ……」
まどか「そんな……」
458: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:05:31.80:1rLlGcRX0 (26/34)
おてんこ「今はできることをやるしかない」
おてんこ「まどか、こいつのバッグの中から魔法薬を出してくれ」
おてんこ「緑色の液体が入っている小瓶だ、見ればわかるはず」
まどか「…」コクリ
おてんこの指示を受けたまどかはバックから瓶を取り出す。
おてんこ「……まだ残っているな」
おてんこ「そいつを傷口に振りかけてくれ」
まどか「…」ポンッ サァーー
ジャンゴ「」
彼女はコルクの栓を抜くと、小瓶の中の液体を患部に振り掛ける。
おてんこ「今はできることをやるしかない」
おてんこ「まどか、こいつのバッグの中から魔法薬を出してくれ」
おてんこ「緑色の液体が入っている小瓶だ、見ればわかるはず」
まどか「…」コクリ
おてんこの指示を受けたまどかはバックから瓶を取り出す。
おてんこ「……まだ残っているな」
おてんこ「そいつを傷口に振りかけてくれ」
まどか「…」ポンッ サァーー
ジャンゴ「」
彼女はコルクの栓を抜くと、小瓶の中の液体を患部に振り掛ける。
459: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:06:35.38:1rLlGcRX0 (27/34)
まどか「どう……? おてんこさま」
おてんこ「……なんとも言えんな」
おてんこ「ここまで深い傷だとこの程度は気休めにしかならん」
おてんこ「とにかく、適切な処置を施すのが先決だ」
まどか「じゃあ…もう、わたしにできることは……」
おてんこ「今のところは…無いな……」
「そんなことないよ」
まどか「キュゥべえ…?」
黙って成り行きを見守っていたQBが口を開く。
まどか「どう……? おてんこさま」
おてんこ「……なんとも言えんな」
おてんこ「ここまで深い傷だとこの程度は気休めにしかならん」
おてんこ「とにかく、適切な処置を施すのが先決だ」
まどか「じゃあ…もう、わたしにできることは……」
おてんこ「今のところは…無いな……」
「そんなことないよ」
まどか「キュゥべえ…?」
黙って成り行きを見守っていたQBが口を開く。
460: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:08:07.44:1rLlGcRX0 (28/34)
QB「まどか、君にはまだ願いが残っている」
QB「君が望めば彼の傷なんていとも簡単に治せるよ」
まどか「ホントなの……?」
QB「ああ、本当だよ」
QB「君の素質を考えればそれくらい朝飯前さ」
おてんこ「耳を貸すな!」
おてんこ「たとえそれで助かったとしても、こいつはそれを望まない」
おてんこ「お前を戦いに巻き込んでしまった自分を責めるだけだ!」
「そうよ」
まどか&おてんこ「!」
背後からおてんこに同意する声が聞こえる。
QB「まどか、君にはまだ願いが残っている」
QB「君が望めば彼の傷なんていとも簡単に治せるよ」
まどか「ホントなの……?」
QB「ああ、本当だよ」
QB「君の素質を考えればそれくらい朝飯前さ」
おてんこ「耳を貸すな!」
おてんこ「たとえそれで助かったとしても、こいつはそれを望まない」
おてんこ「お前を戦いに巻き込んでしまった自分を責めるだけだ!」
「そうよ」
まどか&おてんこ「!」
背後からおてんこに同意する声が聞こえる。
461: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:09:31.21:1rLlGcRX0 (29/34)
まどか「ほむらちゃん?!」
おてんこ「いつの間に!?」
ほむら「…」
黒髪の少女が黒いの装束に身を包んで立っていた。
おてんこ「さやか達はどうした?」
ほむら「美樹さやかならそこで気絶しているし、佐倉杏子なら居なくなったわ」
ほむら「それより、まどか」
まどか「な、なに…?」
ほむら「貴女が契約する必要はないわ」
まどか「ほむらちゃん?!」
おてんこ「いつの間に!?」
ほむら「…」
黒髪の少女が黒いの装束に身を包んで立っていた。
おてんこ「さやか達はどうした?」
ほむら「美樹さやかならそこで気絶しているし、佐倉杏子なら居なくなったわ」
ほむら「それより、まどか」
まどか「な、なに…?」
ほむら「貴女が契約する必要はないわ」
462: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:10:41.61:1rLlGcRX0 (30/34)
まどか「でも、ジャンゴ君が……」
ほむら「安心しなさい、私が手当てをする」
ほむら「その代りに……もう、魔法少女の問題には首を突っ込まないで」
まどか「だって…」
ほむら「何度忠告させれば気が済むの」
ほむら「貴女は関わり合いを持つべきじゃないと、もう散々言って聞かせたわよね?」
おてんこ「待て、ほむら」
おてんこ「今回の件は我々に責任がある」
ほむら「貴方達が何をどうしようが私には関係ない」
ほむら「でも、まどかだけは巻き込まないで」
ほむら「それが聞けないというなら、私にも考えがあるわ」
まどか「でも、ジャンゴ君が……」
ほむら「安心しなさい、私が手当てをする」
ほむら「その代りに……もう、魔法少女の問題には首を突っ込まないで」
まどか「だって…」
ほむら「何度忠告させれば気が済むの」
ほむら「貴女は関わり合いを持つべきじゃないと、もう散々言って聞かせたわよね?」
おてんこ「待て、ほむら」
おてんこ「今回の件は我々に責任がある」
ほむら「貴方達が何をどうしようが私には関係ない」
ほむら「でも、まどかだけは巻き込まないで」
ほむら「それが聞けないというなら、私にも考えがあるわ」
463: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:11:54.38:1rLlGcRX0 (31/34)
おてんこ「……分かった」
まどか「おてんこさま……?」
おてんこ「まどか、お前はあそこで伸びているさやかを見てやれ」
おてんこ「私は彼女に付いてジャンゴを看ている」
まどか「でも……」
おてんこ「今、最も優先すべきはこいつの治療だ」
おてんこ「これ以上、押し問答をしている暇はない」
おてんこ「分かってくれ……」
まどか「…うん」
おてんこ「……分かった」
まどか「おてんこさま……?」
おてんこ「まどか、お前はあそこで伸びているさやかを見てやれ」
おてんこ「私は彼女に付いてジャンゴを看ている」
まどか「でも……」
おてんこ「今、最も優先すべきはこいつの治療だ」
おてんこ「これ以上、押し問答をしている暇はない」
おてんこ「分かってくれ……」
まどか「…うん」
464: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/24(木) 01:13:05.08:1rLlGcRX0 (32/34)
ほむら「話は決まったみたいね」
ほむら「治療は私の家でするわ」
彼女は深手を負った少年をおぶさり、裏路地を後にする。
おてんこ「頼んだぞ、まどか」
まどか「…」コクリ
それに続いて太陽の使者も夕闇の中に消えていった。
第14章・了
ほむら「話は決まったみたいね」
ほむら「治療は私の家でするわ」
彼女は深手を負った少年をおぶさり、裏路地を後にする。
おてんこ「頼んだぞ、まどか」
まどか「…」コクリ
それに続いて太陽の使者も夕闇の中に消えていった。
第14章・了
465:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/24(木) 01:15:03.59:1rLlGcRX0 (33/34)
用語解説3
≪太陽魔法 ダッシュ≫
サン・ミゲルを守る、風の戦士から授かった風の祝福。
太陽の光をその身に受けることで自身を加速させる。
ただし、加速中は受けるダメージが倍になり、太陽が出ていないと使えない。
昨日の敵は今日の友……じゃあ、明日は?
『あたしとじゃ協力できないって言うのかよ』
次回:「協力者」
用語解説3
≪太陽魔法 ダッシュ≫
サン・ミゲルを守る、風の戦士から授かった風の祝福。
太陽の光をその身に受けることで自身を加速させる。
ただし、加速中は受けるダメージが倍になり、太陽が出ていないと使えない。
昨日の敵は今日の友……じゃあ、明日は?
『あたしとじゃ協力できないって言うのかよ』
次回:「協力者」
466:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/24(木) 01:16:11.13:RvpPKAFMo (1/1)
>>1乙
さやかのクズっぷりが癖になるな
>>1乙
さやかのクズっぷりが癖になるな
467:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/24(木) 01:17:52.95:an1R2Cti0 (1/2)
なんかまどマギキャラ全員クズばっかじゃね?
ジャンゴから入った人は全くいい印象がもてないんじゃねーの?
なんかまどマギキャラ全員クズばっかじゃね?
ジャンゴから入った人は全くいい印象がもてないんじゃねーの?
468:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/24(木) 01:34:42.94:1rLlGcRX0 (34/34)
>>467
一応、ほとんど原作通りの1周目があるんですが……ダメですかね?
>>467
一応、ほとんど原作通りの1周目があるんですが……ダメですかね?
469:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/24(木) 01:38:04.73:an1R2Cti0 (2/2)
だってあれジャンゴは殆ど蚊帳の外みたいな扱いだったじゃん
だってあれジャンゴは殆ど蚊帳の外みたいな扱いだったじゃん
470:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/24(木) 02:14:27.69:/gQADcJ4o (1/1)
多感な思春期でまだまだ青い子供な中学生に大人らしい対応を求めようなんてのが土台無理なんだろうに
これが高校生だったらまた少し違うんだろうが
多感な思春期でまだまだ青い子供な中学生に大人らしい対応を求めようなんてのが土台無理なんだろうに
これが高校生だったらまた少し違うんだろうが
471:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/24(木) 02:18:12.40:dy+J86e1o (1/1)
乙
乙
472:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/24(木) 04:31:05.29:58LtRaNE0 (1/1)
乙。しかしまどかっていい子だなぁ。
乙。しかしまどかっていい子だなぁ。
473:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/24(木) 06:30:14.99:5zg/thAto (1/1)
まどかと杏子は原作通りじゃないですかー
ほむらも実際こんなんでしょ。他のクロスであっさり受け入れすぎてるだけよう。
マミに関しては死ぬ代わりに精神崩壊は結構SSではあったし。
さやかに関してはシリアス物の中では群を抜いてクズと言えよう。
まどかと杏子は原作通りじゃないですかー
ほむらも実際こんなんでしょ。他のクロスであっさり受け入れすぎてるだけよう。
マミに関しては死ぬ代わりに精神崩壊は結構SSではあったし。
さやかに関してはシリアス物の中では群を抜いてクズと言えよう。
474:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2012/05/24(木) 10:42:32.85:VnBn9lDw0 (1/1)
自分の欲望に忠実で、現実を突きつけられたら脆く崩れかねない
そういう時期だからこそQBのカモなんだしな
クロス物なら、言葉でも行動でも指導してやれる人物がいればいい方向に向かうんだが…
ジャンゴ無口ってレベルじゃないし、おてんこさま戦闘力ないし
自分の欲望に忠実で、現実を突きつけられたら脆く崩れかねない
そういう時期だからこそQBのカモなんだしな
クロス物なら、言葉でも行動でも指導してやれる人物がいればいい方向に向かうんだが…
ジャンゴ無口ってレベルじゃないし、おてんこさま戦闘力ないし
475:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/24(木) 11:13:25.11:6EdkgqhSO (1/1)
乙
ただQBの必死っぷりはすげぇリアルだよなw怪我しただけで契約とか安過ぎるw
乙
ただQBの必死っぷりはすげぇリアルだよなw怪我しただけで契約とか安過ぎるw
476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/24(木) 11:59:50.04:Gx9J7xSko (1/1)
背後から渾身の一撃とか殺す気満々だなw
背後から渾身の一撃とか殺す気満々だなw
477:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/24(木) 12:33:21.14:CUG/j0K5o (1/1)
いつものクロスはほら、熱血漢がいたり頼りになる大人がいたりするけど、ジャンゴは比較的静かな熱血漢って感じだし…
いつものクロスはほら、熱血漢がいたり頼りになる大人がいたりするけど、ジャンゴは比較的静かな熱血漢って感じだし…
478:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/24(木) 16:07:36.84:wuU7lPkIO (1/1)
恭介に何か余計なこといってさらにさやかと険悪になるのは勘弁
恭介に何か余計なこといってさらにさやかと険悪になるのは勘弁
479:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県):2012/05/24(木) 22:51:17.23:dyywZD3O0 (1/1)
さやかは頭が冷めたら冷めたで、色々と面倒なことになりそうだな
さやかは頭が冷めたら冷めたで、色々と面倒なことになりそうだな
480: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:25:18.30:C9+caCd50 (1/17)
続・第15章 「協力者」
続・第15章 「協力者」
481: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:28:37.11:C9+caCd50 (2/17)
「うっ……」
少年は目を覚まし、辺りを見回す。
「ここは……」
いつかと同じ部屋の同じベッドに横たわっていることに気付く。
「そうか…ボクは…」
自分が何処にいるのか理解した少年は、倒れる前のことを思い出した。
「うっ……」
少年は目を覚まし、辺りを見回す。
「ここは……」
いつかと同じ部屋の同じベッドに横たわっていることに気付く。
「そうか…ボクは…」
自分が何処にいるのか理解した少年は、倒れる前のことを思い出した。
482: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:30:51.80:C9+caCd50 (3/17)
「…」
しばらく考え込むと、枕元に置いてあった服に袖を通す。
「……おてんこさまを探そう」グウー
少年は相棒を探す決心をするが、
ジャンゴ「・・・」
その前に腹ごしらえをすることにした。
「…」
しばらく考え込むと、枕元に置いてあった服に袖を通す。
「……おてんこさまを探そう」グウー
少年は相棒を探す決心をするが、
ジャンゴ「・・・」
その前に腹ごしらえをすることにした。
483: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:33:16.98:C9+caCd50 (4/17)
ガチャ
ジャンゴ「…」
寝室を後にしてリビングに入るが、そこには誰もいなかった。
ジャンゴ「!」
ジャンゴ「…」スタスタ
ジャンゴ「…」ガサゴソ
部屋の隅に置かれた自分の荷物を見つけて漁る。
ジャンゴ「…」
ジャンゴ「…」スタスタ ボス
ジャンゴ「…」モグモグ
荷物の中から干し肉を取り出すと、リビングにある椅子に座って食べ始める。
ガチャ
ジャンゴ「…」
寝室を後にしてリビングに入るが、そこには誰もいなかった。
ジャンゴ「!」
ジャンゴ「…」スタスタ
ジャンゴ「…」ガサゴソ
部屋の隅に置かれた自分の荷物を見つけて漁る。
ジャンゴ「…」
ジャンゴ「…」スタスタ ボス
ジャンゴ「…」モグモグ
荷物の中から干し肉を取り出すと、リビングにある椅子に座って食べ始める。
484: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:35:58.08:C9+caCd50 (5/17)
ジャンゴ「・・・」
空腹を満たしたジャンゴは友を探して、ほむらの家を回ることにした。
ジャンゴ「…」スタスタ
ガチャ
ジャンゴ「…」キョロキョロ
ジャンゴ「…」スタスタ
バタン
ジャンゴ「…」スタスタ
ガチャ
ジャンゴ「…」スタスタ
ジャンゴ「…」キョロキョロ
バタン
ジャンゴ「・・・」
しかし、見つけられずにリビングで帰りを待つことにした。
ジャンゴ「・・・」
空腹を満たしたジャンゴは友を探して、ほむらの家を回ることにした。
ジャンゴ「…」スタスタ
ガチャ
ジャンゴ「…」キョロキョロ
ジャンゴ「…」スタスタ
バタン
ジャンゴ「…」スタスタ
ガチャ
ジャンゴ「…」スタスタ
ジャンゴ「…」キョロキョロ
バタン
ジャンゴ「・・・」
しかし、見つけられずにリビングで帰りを待つことにした。
485: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:41:14.00:C9+caCd50 (6/17)
ジャンゴ「…」ガチャ ガチャ
ガチャ
ジャンゴ「!」
リビングで武器の手入れをしていると、扉の開く音がする。
ジャンゴ「…」
何者かはそのまま家に上がりこみ、リビングへ入ってくる。
「アンタ…」
「気が付いていたのか……」
姿を現したのは暗い顔をした、太陽の精霊とポニーテールの少女であった。
ジャンゴ「…」ガチャ ガチャ
ガチャ
ジャンゴ「!」
リビングで武器の手入れをしていると、扉の開く音がする。
ジャンゴ「…」
何者かはそのまま家に上がりこみ、リビングへ入ってくる。
「アンタ…」
「気が付いていたのか……」
姿を現したのは暗い顔をした、太陽の精霊とポニーテールの少女であった。
486: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:42:57.50:C9+caCd50 (7/17)
おてんこ「……もう、傷は大丈夫なのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ「でも、それより……」
おてんこ「ああ、分かっている」
おてんこ「今の状況についてだな……」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「端的に言おう……最悪だ」
ジャンゴ「…」
杏子「…」
おてんこ「……もう、傷は大丈夫なのか?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ「でも、それより……」
おてんこ「ああ、分かっている」
おてんこ「今の状況についてだな……」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「端的に言おう……最悪だ」
ジャンゴ「…」
杏子「…」
487: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:44:22.23:C9+caCd50 (8/17)
おてんこ「お前が倒れてから、3日経った今」
おてんこ「マミは相変わらず心を閉ざしたまま」
おてんこ「ほむらは何を考えているのか分からない」
おてんこ「そして、さやかは……」
おてんこ「激情に囚われ、迷いの刃を振るっている」
ジャンゴ「どうして……」
おてんこ「知ってしまったのだ……ソウルジェムの秘密を」
ジャンゴ「!」
杏子「その反応……アンタ、知っていたのか?」
ジャンゴ「…」
おてんこ「お前が倒れてから、3日経った今」
おてんこ「マミは相変わらず心を閉ざしたまま」
おてんこ「ほむらは何を考えているのか分からない」
おてんこ「そして、さやかは……」
おてんこ「激情に囚われ、迷いの刃を振るっている」
ジャンゴ「どうして……」
おてんこ「知ってしまったのだ……ソウルジェムの秘密を」
ジャンゴ「!」
杏子「その反応……アンタ、知っていたのか?」
ジャンゴ「…」
488: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:46:24.61:C9+caCd50 (9/17)
杏子「……どうして黙ってたんだ」
杏子「アンタ達が話してたなら、アイツだって……」
杏子「あそこまで追い込まれなかったんじゃないのかよ!」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「その通りだ、だが……」
おてんこ「とてもじゃないが話せる状況ではなかった」
おてんこ「仮に話したとしても、聞き入れては貰えなかっただろう……」
杏子「一体、何があった?」
杏子「アンタ達とさやか、そして……マミの間に」
ジャンゴ「…」
おてんこ「それは…」
おてんこは杏子に出会うまでのことを説明した。
杏子「……どうして黙ってたんだ」
杏子「アンタ達が話してたなら、アイツだって……」
杏子「あそこまで追い込まれなかったんじゃないのかよ!」
ジャンゴ&おてんこ「・・・」
おてんこ「その通りだ、だが……」
おてんこ「とてもじゃないが話せる状況ではなかった」
おてんこ「仮に話したとしても、聞き入れては貰えなかっただろう……」
杏子「一体、何があった?」
杏子「アンタ達とさやか、そして……マミの間に」
ジャンゴ「…」
おてんこ「それは…」
おてんこは杏子に出会うまでのことを説明した。
489: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:49:29.41:C9+caCd50 (10/17)
杏子「それでか……」
おてんこ「…そうだ、これが事の真相だ」
ジャンゴ「…」
杏子「ホント……バカだよ、アイツ」
杏子「他人のために契約して、誰かを守るって息巻いていたくせに」
杏子「自分のことすら守れちゃいない」
杏子「勝手に暴走しては、自爆する」
杏子「なんでそこまでして自分を追い詰めるんだよ……」
おてんこ「杏子…」
ジャンゴ「…」
杏子「それでか……」
おてんこ「…そうだ、これが事の真相だ」
ジャンゴ「…」
杏子「ホント……バカだよ、アイツ」
杏子「他人のために契約して、誰かを守るって息巻いていたくせに」
杏子「自分のことすら守れちゃいない」
杏子「勝手に暴走しては、自爆する」
杏子「なんでそこまでして自分を追い詰めるんだよ……」
おてんこ「杏子…」
ジャンゴ「…」
490: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:51:17.20:C9+caCd50 (11/17)
おてんこ「……我々には何と言えない」
おてんこ「だが、このまま手をこまねいていては事態は悪化するだけだ」
おてんこ「彼女を助けられるのは我々しかいない、そうだろう?」
杏子「…そうかもな」
杏子「じゃあ…アンタ、えっと……」
ジャンゴ「ジャンゴだ」
杏子「佐倉杏子だ。よろしくな、ジャンゴ」スッ
彼女はジャンゴに右手を差し出す。
ジャンゴ「…」
しかし、ジャンゴはその手を見たまま黙り込む。
おてんこ「……我々には何と言えない」
おてんこ「だが、このまま手をこまねいていては事態は悪化するだけだ」
おてんこ「彼女を助けられるのは我々しかいない、そうだろう?」
杏子「…そうかもな」
杏子「じゃあ…アンタ、えっと……」
ジャンゴ「ジャンゴだ」
杏子「佐倉杏子だ。よろしくな、ジャンゴ」スッ
彼女はジャンゴに右手を差し出す。
ジャンゴ「…」
しかし、ジャンゴはその手を見たまま黙り込む。
491: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:53:35.48:C9+caCd50 (12/17)
杏子「なんだよ」
杏子「あたしとじゃ協力できないって言うのかよ」
ジャンゴ「…」フルフル
杏子「じゃあどうして」
ジャンゴ「そっちには先約がある」
ジャンゴ「だから……」スッ
ジャンゴは杏子と反対に左手を差し出す。
杏子「ったく……変なヤツだよ」
ジャンゴ「…」
杏子は悪態を付きながらもジャンゴの手を取る。
杏子「なんだよ」
杏子「あたしとじゃ協力できないって言うのかよ」
ジャンゴ「…」フルフル
杏子「じゃあどうして」
ジャンゴ「そっちには先約がある」
ジャンゴ「だから……」スッ
ジャンゴは杏子と反対に左手を差し出す。
杏子「ったく……変なヤツだよ」
ジャンゴ「…」
杏子は悪態を付きながらもジャンゴの手を取る。
492: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:55:33.21:C9+caCd50 (13/17)
おてんこ「挨拶は終わったみたいだな」
おてんこ「なら、さやかについての対策を練ろう」
ジャンゴ「…」コクリ
杏子「ああ」
おてんこ「彼女は今非常に不安定な状況にある」
おてんこ「下手に接触すれば、彼女の逆上を招いてさらに状況が悪化する」
おてんこ「かといって何も対策をしなければ、落ち着かせる前にワルプルギスが来る」
おてんこ「なんとかして誤解を解ければいいのだが……」
「ムリね」
ジャンゴ&おてんこ&杏子「!」
3人は背後からした声に驚き、振り向く。
おてんこ「挨拶は終わったみたいだな」
おてんこ「なら、さやかについての対策を練ろう」
ジャンゴ「…」コクリ
杏子「ああ」
おてんこ「彼女は今非常に不安定な状況にある」
おてんこ「下手に接触すれば、彼女の逆上を招いてさらに状況が悪化する」
おてんこ「かといって何も対策をしなければ、落ち着かせる前にワルプルギスが来る」
おてんこ「なんとかして誤解を解ければいいのだが……」
「ムリね」
ジャンゴ&おてんこ&杏子「!」
3人は背後からした声に驚き、振り向く。
493: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:56:43.29:C9+caCd50 (14/17)
杏子「お前…」
おてんこ「帰って来ていたのか」
ジャンゴ「……ほむら」
ほむら「…」
そこには制服姿のほむらが立っていた。
杏子「お前…」
おてんこ「帰って来ていたのか」
ジャンゴ「……ほむら」
ほむら「…」
そこには制服姿のほむらが立っていた。
494: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:57:42.38:C9+caCd50 (15/17)
おてんこ「どういう意味だ?」
ほむら「そのままの意味よ」
ほむら「美樹さやかには何を言ってもダメ」
ほむら「それは貴方達も身をもって経験しているでしょ?」
ジャンゴ「でも……」
ほむら「貴方だって、勘違いの末に斬りつけられたわよね」
ジャンゴ「…っ」
ほむら「結局はそういうことなのよ」
杏子「でもよ……」
おてんこ「どういう意味だ?」
ほむら「そのままの意味よ」
ほむら「美樹さやかには何を言ってもダメ」
ほむら「それは貴方達も身をもって経験しているでしょ?」
ジャンゴ「でも……」
ほむら「貴方だって、勘違いの末に斬りつけられたわよね」
ジャンゴ「…っ」
ほむら「結局はそういうことなのよ」
杏子「でもよ……」
495: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/25(金) 00:59:35.35:C9+caCd50 (16/17)
ほむら「貴方達が美樹さやかをどうしようが私には関係ないわ」
ほむら「けど、ここは私の家」
ほむら「ワルプルギスの夜と戦ってくれるというから、場所を提供しているの」
ほむら「これ以上、不毛な議論に花を咲かせるつもりなら帰ってくれるかしら?」
おてんこ「…」
ジャンゴ「…」
杏子「…」
ほむら「分かってくれたみたいね」
ほむら「それじゃあ、始めましょうか」
ほむら「対ワルプルギス戦の作戦会議をね」
第15章・了
ほむら「貴方達が美樹さやかをどうしようが私には関係ないわ」
ほむら「けど、ここは私の家」
ほむら「ワルプルギスの夜と戦ってくれるというから、場所を提供しているの」
ほむら「これ以上、不毛な議論に花を咲かせるつもりなら帰ってくれるかしら?」
おてんこ「…」
ジャンゴ「…」
杏子「…」
ほむら「分かってくれたみたいね」
ほむら「それじゃあ、始めましょうか」
ほむら「対ワルプルギス戦の作戦会議をね」
第15章・了
496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/25(金) 01:00:23.26:C9+caCd50 (17/17)
嵐は、来る前も去った後も静けさしか残さない
『我々が先に諦めてしまっては、彼女に合わせる顔がないものな』
次回:「一難去って……」
嵐は、来る前も去った後も静けさしか残さない
『我々が先に諦めてしまっては、彼女に合わせる顔がないものな』
次回:「一難去って……」
497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/25(金) 01:03:34.43:MHkXrGkOo (1/1)
乙
はてさてどうなることやら
乙
はてさてどうなることやら
498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/25(金) 01:09:08.04:fmLH1+QLo (1/1)
>>1乙
右手じゃなく左手ってところがまたいいね
>>1乙
右手じゃなく左手ってところがまたいいね
499:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/25(金) 01:12:13.82:ij1z95Odo (1/1)
おつ
杏子は味方なんだな
良かった
おつ
杏子は味方なんだな
良かった
500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/25(金) 05:20:26.46:MODDjJvj0 (1/1)
乙
杏子も根っこはやさしいからぶれない。その他もまたしかりなのでジャンゴも強く出れない…。
それにしても左手を出すジャンゴが渋い。大人になったら本当にスネークみたいな渋格好いい戦士になりそうだw
乙
杏子も根っこはやさしいからぶれない。その他もまたしかりなのでジャンゴも強く出れない…。
それにしても左手を出すジャンゴが渋い。大人になったら本当にスネークみたいな渋格好いい戦士になりそうだw
501:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/25(金) 06:01:58.08:UZU+jaaQo (1/1)
乙
乙
502:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/25(金) 12:46:06.91:FWqBJgWDO (1/1)
乙
やっと味方できたね
乙
やっと味方できたね
503:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県):2012/05/25(金) 18:43:02.08:4yvvXy4S0 (1/1)
冷めたのかと思ったらまだ沸騰してた
冷めたのかと思ったらまだ沸騰してた
504:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/25(金) 21:09:45.46:1fAaM/72o (1/1)
乙
ここまできたらもうさやかは諦めるしかなさそうかね
乙
ここまできたらもうさやかは諦めるしかなさそうかね
505:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/25(金) 21:12:03.80:KBo1CbWIO (1/2)
やっぱり四スレに渡って展開か
やっぱり四スレに渡って展開か
506:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/25(金) 21:17:43.14:thl5+4Rbo (1/1)
>>505
四スレ目からキャラ一新でかずみ版に代わりそうだな
>>505
四スレ目からキャラ一新でかずみ版に代わりそうだな
507:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/25(金) 21:20:26.66:KBo1CbWIO (2/2)
かずみ勢が出るなら先に織莉子達出せよwwwwww
ぶっちゃけサルタナとか出たらほむらやGBAジャンゴより拗れそう
かずみ勢が出るなら先に織莉子達出せよwwwwww
ぶっちゃけサルタナとか出たらほむらやGBAジャンゴより拗れそう
508: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:25:44.84:JMfpDRVA0 (1/18)
続・第16章 「一難去って……」
続・第16章 「一難去って……」
509: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:29:05.66:JMfpDRVA0 (2/18)
ジャンゴが目を覚ましてから1日が経つ。
あの後、作戦会議を終えて就寝し、今はおてんこから状況説明を聞いていた。
おてんこ「我々が置かれている状況を説明する」
おてんこ「まず、この家にいることもからも分かるように、ほむらは敵ではない」
おてんこ「しかし、完全に信用されているわけではない」
おてんこ「彼女にしてみれば、ワルプルギスの夜を倒すために戦力がいるというだけ」
おてんこ「利害関係の一致から協力してくれているに過ぎない」
おてんこ「手を組む条件にまどかに関わるなというのも含まれていたしな」
ジャンゴ「…」
ジャンゴが目を覚ましてから1日が経つ。
あの後、作戦会議を終えて就寝し、今はおてんこから状況説明を聞いていた。
おてんこ「我々が置かれている状況を説明する」
おてんこ「まず、この家にいることもからも分かるように、ほむらは敵ではない」
おてんこ「しかし、完全に信用されているわけではない」
おてんこ「彼女にしてみれば、ワルプルギスの夜を倒すために戦力がいるというだけ」
おてんこ「利害関係の一致から協力してくれているに過ぎない」
おてんこ「手を組む条件にまどかに関わるなというのも含まれていたしな」
ジャンゴ「…」
510: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:31:00.29:JMfpDRVA0 (3/18)
おてんこ「次に、杏子についてだ」
おてんこ「お前も彼女と話したから分かると思うが」
おてんこ「彼女は比較的協力的だ」
おてんこ「どうやら、さやかに対してなにかしら思うところがあるらしい」
ジャンゴ「…」
おてんこ「そして、まどかとマミにはあまり変化はない」
おてんこ「マミは未だ、現実を受け入れられずに心を閉ざしている」
おてんこ「まどかは状況の変化についていけず、困惑しているようだ」
おてんこ「彼女達も何とかしたいのだが…」
おてんこ「マミは外界からの接触を完全に遮断している上に」
おてんこ「まどかにもほむらとの約束から手を出せない」
おてんこ「我々にはどうしようもないのが現状だ……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「次に、杏子についてだ」
おてんこ「お前も彼女と話したから分かると思うが」
おてんこ「彼女は比較的協力的だ」
おてんこ「どうやら、さやかに対してなにかしら思うところがあるらしい」
ジャンゴ「…」
おてんこ「そして、まどかとマミにはあまり変化はない」
おてんこ「マミは未だ、現実を受け入れられずに心を閉ざしている」
おてんこ「まどかは状況の変化についていけず、困惑しているようだ」
おてんこ「彼女達も何とかしたいのだが…」
おてんこ「マミは外界からの接触を完全に遮断している上に」
おてんこ「まどかにもほむらとの約束から手を出せない」
おてんこ「我々にはどうしようもないのが現状だ……」
ジャンゴ「…」
511: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:34:54.08:JMfpDRVA0 (4/18)
おてんこ「最後は……さやかだな」
おてんこ「昨日も話したように彼女は激情に囚われている」
おてんこ「原因はソウルジェムの秘密やら、他の魔法少女達との軋轢やら色々と考えられるが……」
おてんこ「最も大きな要因はマミの存在だろう」
おてんこ「思えば、マミの掲げる〔正義〕に一番感化されていたのはさやかだった」
おてんこ「自分にとって正義の象徴たるマミを失った彼女は、その意志を継いで正義のために戦うことを決めた」
おてんこ「だが、その決意が自分自身の首を絞めることになる」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「お前も知ってるように、彼女は我々を〔悪〕と認識して攻撃した」
おてんこ「そして……お前は敗れ、結果的に彼女は悪を成敗した」
おてんこ「しかし、人を斬ることは彼女にとってあってはならないものだった」
ジャンゴ「…」
おてんこ「最後は……さやかだな」
おてんこ「昨日も話したように彼女は激情に囚われている」
おてんこ「原因はソウルジェムの秘密やら、他の魔法少女達との軋轢やら色々と考えられるが……」
おてんこ「最も大きな要因はマミの存在だろう」
おてんこ「思えば、マミの掲げる〔正義〕に一番感化されていたのはさやかだった」
おてんこ「自分にとって正義の象徴たるマミを失った彼女は、その意志を継いで正義のために戦うことを決めた」
おてんこ「だが、その決意が自分自身の首を絞めることになる」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「お前も知ってるように、彼女は我々を〔悪〕と認識して攻撃した」
おてんこ「そして……お前は敗れ、結果的に彼女は悪を成敗した」
おてんこ「しかし、人を斬ることは彼女にとってあってはならないものだった」
ジャンゴ「…」
512: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:37:12.59:JMfpDRVA0 (5/18)
おてんこ「それだけならまだ、辛うじで自分を保てたかもしれない」
おてんこ「が、しかし……そんな彼女に容赦なく止めの一撃が下された」
おてんこ「それが……」
ジャンゴ「……ソウルジェムの秘密」
おてんこ「そう……彼女は魔法少女の秘密を知らされた」
おてんこ「そこで自分は人間でないと勘違いした彼女の精神は崩れた」
おてんこ「自分を見失ったさやかは、たったひとつ残された〔正義〕にすがることにした」
おてんこ「そうして、彼女は今も魔女を…使い魔を狩り続けている」
おてんこ「己の正義を守るため、自分を保つために……」
ジャンゴ「…」
おてんこ「それだけならまだ、辛うじで自分を保てたかもしれない」
おてんこ「が、しかし……そんな彼女に容赦なく止めの一撃が下された」
おてんこ「それが……」
ジャンゴ「……ソウルジェムの秘密」
おてんこ「そう……彼女は魔法少女の秘密を知らされた」
おてんこ「そこで自分は人間でないと勘違いした彼女の精神は崩れた」
おてんこ「自分を見失ったさやかは、たったひとつ残された〔正義〕にすがることにした」
おてんこ「そうして、彼女は今も魔女を…使い魔を狩り続けている」
おてんこ「己の正義を守るため、自分を保つために……」
ジャンゴ「…」
513: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:39:11.57:JMfpDRVA0 (6/18)
おてんこ「お前の話が本当なら……彼女が魔女になるのも時間の問題だ」
おてんこ「正直、どうしたらいいのか私にも分からない」
おてんこ「普通に会っても、彼女が話を聞いてくれる可能性はゼロに近い」
おてんこ「だからといって他に方法が見つからない……」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「今はとにかく、さやかを探そう」
おてんこ「もしかしたら彼女が魔女化した、決定的な出来事があるかもしれない」
おてんこ「接触することは叶わなくとも、それを回避することは出来るはずだ」
おてんこ「我々が先に諦めてしまっては、彼女に合わせる顔がないものな」
ジャンゴ「…」
おてんこ「お前の話が本当なら……彼女が魔女になるのも時間の問題だ」
おてんこ「正直、どうしたらいいのか私にも分からない」
おてんこ「普通に会っても、彼女が話を聞いてくれる可能性はゼロに近い」
おてんこ「だからといって他に方法が見つからない……」
ジャンゴ「…っ」
おてんこ「今はとにかく、さやかを探そう」
おてんこ「もしかしたら彼女が魔女化した、決定的な出来事があるかもしれない」
おてんこ「接触することは叶わなくとも、それを回避することは出来るはずだ」
おてんこ「我々が先に諦めてしまっては、彼女に合わせる顔がないものな」
ジャンゴ「…」
514: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:41:32.02:JMfpDRVA0 (7/18)
おてんこ「ジャンゴ…この後、さやかはどこに現れたのか覚えているか?」
ジャンゴ「立体駐車場で……杏子が目撃していた」
おてんこ「なら、そこで待ち伏せよう」
おてんこ「お前の話を聞く限り、大体の出来事はそのまま起こっている」
おてんこ「おそらく今回もそうだ」
おてんこ「だったら、さやかがそこへ現れてもおかしくはない」
おてんこ「この広い町を闇雲に探すよりもよっぽど効果的だ」
おてんこ「行くぞ、ジャンゴ!」
おてんこ「今度こそ悲しい運命を彼女に迎えさせるわけにはいかない!!」
ジャンゴ「…」コクリ
前回のループでさやかが現れたという立体駐車場へと向かった。
おてんこ「ジャンゴ…この後、さやかはどこに現れたのか覚えているか?」
ジャンゴ「立体駐車場で……杏子が目撃していた」
おてんこ「なら、そこで待ち伏せよう」
おてんこ「お前の話を聞く限り、大体の出来事はそのまま起こっている」
おてんこ「おそらく今回もそうだ」
おてんこ「だったら、さやかがそこへ現れてもおかしくはない」
おてんこ「この広い町を闇雲に探すよりもよっぽど効果的だ」
おてんこ「行くぞ、ジャンゴ!」
おてんこ「今度こそ悲しい運命を彼女に迎えさせるわけにはいかない!!」
ジャンゴ「…」コクリ
前回のループでさやかが現れたという立体駐車場へと向かった。
515: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:47:18.02:JMfpDRVA0 (8/18)
おてんこ「ここか……」
ジャンゴ「…」コクリ
記憶を頼りに、どうにかあの日の駐車場にやってくる。
おてんこ「う~む。バイクは下に隠しておいたからいいが……」
おてんこ「ここには我々の隠れる場所がないな」
おてんこ「仕方ない……アレを使うか」
おてんこ「ジャンゴ、出せ」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「分からないのか? ダンボールだ」
ジャンゴ「そうじゃなくて……」
おてんこ「では、何が問題だというのだ?」
ジャンゴ「無いんだ」
おてんこ「無い?」
おてんこ「そんなことは……」
ジャンゴ「使い魔を待ち伏せした後、回収していないんだ」
おてんこ「・・・」
おてんこ「……探すか」
ジャンゴ「…」コクリ
2人はダンボールを求めて、日が傾き始めた町へと繰り出した。
おてんこ「ここか……」
ジャンゴ「…」コクリ
記憶を頼りに、どうにかあの日の駐車場にやってくる。
おてんこ「う~む。バイクは下に隠しておいたからいいが……」
おてんこ「ここには我々の隠れる場所がないな」
おてんこ「仕方ない……アレを使うか」
おてんこ「ジャンゴ、出せ」
ジャンゴ「…」フルフル
おてんこ「分からないのか? ダンボールだ」
ジャンゴ「そうじゃなくて……」
おてんこ「では、何が問題だというのだ?」
ジャンゴ「無いんだ」
おてんこ「無い?」
おてんこ「そんなことは……」
ジャンゴ「使い魔を待ち伏せした後、回収していないんだ」
おてんこ「・・・」
おてんこ「……探すか」
ジャンゴ「…」コクリ
2人はダンボールを求めて、日が傾き始めた町へと繰り出した。
516: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:52:28.56:JMfpDRVA0 (9/18)
すっかり日も暮れた頃、ジャンゴ達はようやくお目当てのモノを手に入れ、駐車場に戻った。
おてんこ「意外と時間がかかってしまったな」
おてんこ「まさか古紙回収で店に残っていないとは……」
おてんこ「次は気を付けなければならないな」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「さあ、あの場所に………」
「いい加減にして。もう人を疑ってる場合じゃないでしょう」
ジャンゴ&おてんこ「!」
準備ができた2人が隠れようとすると、話し声が聞こえてくる。
おてんこ「これはほむらの……」
「あんた達とは違う魔法少女になる」
おてんこ「そうか、相手は……」
ジャンゴ「……さやか」
すっかり日も暮れた頃、ジャンゴ達はようやくお目当てのモノを手に入れ、駐車場に戻った。
おてんこ「意外と時間がかかってしまったな」
おてんこ「まさか古紙回収で店に残っていないとは……」
おてんこ「次は気を付けなければならないな」
ジャンゴ「・・・」
おてんこ「さあ、あの場所に………」
「いい加減にして。もう人を疑ってる場合じゃないでしょう」
ジャンゴ&おてんこ「!」
準備ができた2人が隠れようとすると、話し声が聞こえてくる。
おてんこ「これはほむらの……」
「あんた達とは違う魔法少女になる」
おてんこ「そうか、相手は……」
ジャンゴ「……さやか」
517: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:53:50.45:JMfpDRVA0 (10/18)
おてんこ「……どうやら時間をかけ過ぎてしまったようだ」
おてんこ「既にさやかはこの場所に到着し、何故かほむらと話をしている」
おてんこ「彼女はさやかの問題に関わるつもりはないような素振りを見せていたのだが……」
おてんこ「これは一体どういうことだ?」
おてんこ「とにかく、もう少し様子を……」
「いっそ私が、この手で、今すぐ殺してあげるわ。美樹さやか」
ジャンゴ&おてんこ「!?」
おてんこ「そんな暇はなさそうだ」
おてんこ「出るぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」ジャキ ダッ
ほむらを止めるべくジャンゴは2人の前に飛び出す。
おてんこ「……どうやら時間をかけ過ぎてしまったようだ」
おてんこ「既にさやかはこの場所に到着し、何故かほむらと話をしている」
おてんこ「彼女はさやかの問題に関わるつもりはないような素振りを見せていたのだが……」
おてんこ「これは一体どういうことだ?」
おてんこ「とにかく、もう少し様子を……」
「いっそ私が、この手で、今すぐ殺してあげるわ。美樹さやか」
ジャンゴ&おてんこ「!?」
おてんこ「そんな暇はなさそうだ」
おてんこ「出るぞ! ジャンゴ!!」
ジャンゴ「…」ジャキ ダッ
ほむらを止めるべくジャンゴは2人の前に飛び出す。
518: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:56:21.90:JMfpDRVA0 (11/18)
ほむら「!」
さやか「お前……」
ジャンゴ「…」
ジャンゴは2人の少女の間、ほむらの向ける拳銃の前に割って入る。
ほむら「……どういうつもり」
おてんこ「それはこちらのセリフだ」
おてんこ「何故、さやかを撃とうとした?」
ほむら「彼女が邪魔だったからよ」
おてんこ「さやかの問題に関わらないつもりじゃなかったのか?」
ほむら「そんなことひと言も言っていないわ」
ほむら「貴方達が何をしようが気にしない、と言ったの」
ほむら「それは私が何もしないという意味じゃない」
ほむら「!」
さやか「お前……」
ジャンゴ「…」
ジャンゴは2人の少女の間、ほむらの向ける拳銃の前に割って入る。
ほむら「……どういうつもり」
おてんこ「それはこちらのセリフだ」
おてんこ「何故、さやかを撃とうとした?」
ほむら「彼女が邪魔だったからよ」
おてんこ「さやかの問題に関わらないつもりじゃなかったのか?」
ほむら「そんなことひと言も言っていないわ」
ほむら「貴方達が何をしようが気にしない、と言ったの」
ほむら「それは私が何もしないという意味じゃない」
519: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 00:57:58.71:JMfpDRVA0 (12/18)
おてんこ「それで、さやかを……」
ほむら「分かってくれたかしら?」
ほむら「出来たらそこを退いて欲しいのだけれど」
ほむら「戦力になる貴方達を失うのは惜しいわ」
おてんこ「……残念だが応じることは出来ない」
おてんこ「我々も彼女を失いたくはないのでな」
ほむら「残念ね」シュン
ガンッ
おてんこ「うがあっ!!」
彼女は時間操作を使いおてんこに接近、銃で殴りつけて気絶させた。
おてんこ「それで、さやかを……」
ほむら「分かってくれたかしら?」
ほむら「出来たらそこを退いて欲しいのだけれど」
ほむら「戦力になる貴方達を失うのは惜しいわ」
おてんこ「……残念だが応じることは出来ない」
おてんこ「我々も彼女を失いたくはないのでな」
ほむら「残念ね」シュン
ガンッ
おてんこ「うがあっ!!」
彼女は時間操作を使いおてんこに接近、銃で殴りつけて気絶させた。
520: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 01:00:20.70:JMfpDRVA0 (13/18)
おてんこ「」ドサッ
ジャンゴ「おてんこさまっ!!」
さやか「!」
ほむら「次は貴方よ」シュン
おてんこが倒れたのを確認すると、時間操作の魔術を発動してジャンゴに襲いかかろうとする。
しかし、
ジャンゴ「…っ」サッ
ほむら「!」カスッ
移動地点を先読みされたほむらは、
ジャンゴ「…」テュン テュン
ほむら「くっ…」
ジャンゴに反撃を許してしまう。
おてんこ「」ドサッ
ジャンゴ「おてんこさまっ!!」
さやか「!」
ほむら「次は貴方よ」シュン
おてんこが倒れたのを確認すると、時間操作の魔術を発動してジャンゴに襲いかかろうとする。
しかし、
ジャンゴ「…っ」サッ
ほむら「!」カスッ
移動地点を先読みされたほむらは、
ジャンゴ「…」テュン テュン
ほむら「くっ…」
ジャンゴに反撃を許してしまう。
521: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 01:01:28.00:JMfpDRVA0 (14/18)
ほむら「…」
ジャンゴ「やめるんだ! ほむら!!」
ほむら「貴方に指図される覚えはないわ」シュン
彼女は再び魔法を発動する。
ジャンゴ「…!」サッ
ジャンゴも先程と同じように回避行動を取るが、
ほむら「こっちよ」シュン
ガンッ
ジャンゴ「うっ…」
ほむらに先回りされ首元を銃床で殴られる。
ほむら「…」
ジャンゴ「やめるんだ! ほむら!!」
ほむら「貴方に指図される覚えはないわ」シュン
彼女は再び魔法を発動する。
ジャンゴ「…!」サッ
ジャンゴも先程と同じように回避行動を取るが、
ほむら「こっちよ」シュン
ガンッ
ジャンゴ「うっ…」
ほむらに先回りされ首元を銃床で殴られる。
522: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/26(土) 01:03:56.71:JMfpDRVA0 (15/18)
ジャンゴ「……待…て」
なんとか衝撃に耐えて意識を保つが、
ほむら「…っ」
ガンッ
ジャンゴ「」ドサッ
2回目の攻撃によって、その視界は闇に染まってしまった。
第16章・了
ジャンゴ「……待…て」
なんとか衝撃に耐えて意識を保つが、
ほむら「…っ」
ガンッ
ジャンゴ「」ドサッ
2回目の攻撃によって、その視界は闇に染まってしまった。
第16章・了
523:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/26(土) 01:04:48.82:JMfpDRVA0 (16/18)
その覚悟は本物か?
『さやかちゃんに会って話をしなきゃいけないの』
次回:「覚悟」
その覚悟は本物か?
『さやかちゃんに会って話をしなきゃいけないの』
次回:「覚悟」
524:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/26(土) 01:21:41.24:mMxs3zL1o (1/1)
乙
おてんこさま……なぜマウスかバットに変身することを提案しなかった……
乙
おてんこさま……なぜマウスかバットに変身することを提案しなかった……
525:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/26(土) 01:23:17.58:/1v9co0ko (1/1)
乙
みんなアホやな
乙
みんなアホやな
526:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/26(土) 02:35:38.79:NvpAR8l90 (1/1)
トランスをしろトランスを
そしてパイルドライバーを呼び出せ
トランスをしろトランスを
そしてパイルドライバーを呼び出せ
527:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/26(土) 12:03:45.63:lcrWwvGso (1/1)
乙
なんかやたらと変身するのを言ってるのがいるが
したらしたでまた怪しまれるだろうに
乙
なんかやたらと変身するのを言ってるのがいるが
したらしたでまた怪しまれるだろうに
528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県):2012/05/26(土) 14:02:22.00:sgM0UZgT0 (1/2)
もう十二分に怪しまれてるからオーケーって考えじゃない?
もう十二分に怪しまれてるからオーケーって考えじゃない?
529:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/26(土) 14:16:15.30:31Sji2rno (1/1)
目の前で鼠や吸血鬼になんてなったらさやかさんに魔女認識されちゃう
目の前で鼠や吸血鬼になんてなったらさやかさんに魔女認識されちゃう
530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/26(土) 14:33:12.13:1l2ygi4DO (1/2)
乙
このジャンゴって、太陽銃フレームは特殊系含めて全部持ってるの?
ビートマニアとかストーカーとか
乙
このジャンゴって、太陽銃フレームは特殊系含めて全部持ってるの?
ビートマニアとかストーカーとか
531:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県):2012/05/26(土) 15:24:23.48:sgM0UZgT0 (2/2)
さやかに救いはないのか
さやかに救いはないのか
532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/26(土) 15:33:48.44:PtOEqopTo (1/1)
マミがあの状況の時点でお察しくださいか
マミがあの状況の時点でお察しくださいか
533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/26(土) 17:23:45.77:JMfpDRVA0 (17/18)
>>526
前スレでも描写した通り、トランスは結構なバランスブレイカーです
原作ゲームでも凶悪な性能なので、できる限り縛っていきます
ジャンゴが無双するを見たいというなら、ごめんなさい
>>530
これも設定上は持ってきています
しかし、特殊系はトリッキーな上、使える場面が限られてくるので作者の力量的に出すのは難しいかと……
余談ですが
太陽銃の性能は無印基準で、ジャンゴのデフォルト装備はソルⅢ、ドラグーン、クイントです
後、アストロ、ムゲンバッテリーは持ってません
>>526
前スレでも描写した通り、トランスは結構なバランスブレイカーです
原作ゲームでも凶悪な性能なので、できる限り縛っていきます
ジャンゴが無双するを見たいというなら、ごめんなさい
>>530
これも設定上は持ってきています
しかし、特殊系はトリッキーな上、使える場面が限られてくるので作者の力量的に出すのは難しいかと……
余談ですが
太陽銃の性能は無印基準で、ジャンゴのデフォルト装備はソルⅢ、ドラグーン、クイントです
後、アストロ、ムゲンバッテリーは持ってません
534:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2012/05/26(土) 19:19:16.72:5cdnxOfv0 (1/1)
トランスの発動条件がわからないからモヤモヤする。この作品的な描写だとかなり自由に使ってた感じだから使わない時の違和感が凄い事になるんだと思う
トランスの発動条件がわからないからモヤモヤする。この作品的な描写だとかなり自由に使ってた感じだから使わない時の違和感が凄い事になるんだと思う
535:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/26(土) 20:06:30.87:1l2ygi4DO (2/2)
ダークジャンゴはゾクタイ仕様でいつでもトランス出来るとしても
ソルジャンゴはトランスゲージが満タンにならないとトランス出来ない
ゲーム的な表現を使わないなら、感情エネルギーが一定以上まで高ぶらないとトランス不可って設定だったはず
DS版ならミルクがぶ飲みしたりヨーグルト食えばすぐトランスできるんだが…
ダークジャンゴはゾクタイ仕様でいつでもトランス出来るとしても
ソルジャンゴはトランスゲージが満タンにならないとトランス出来ない
ゲーム的な表現を使わないなら、感情エネルギーが一定以上まで高ぶらないとトランス不可って設定だったはず
DS版ならミルクがぶ飲みしたりヨーグルト食えばすぐトランスできるんだが…
536:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/26(土) 20:19:08.00:JMfpDRVA0 (18/18)
>>534
この作品でのトランスの条件は
ヴァンパイア→任意のタイミングで発動(場合によっては暴走)
ソルジャンゴ→おてんこさまが近くにいる状態で、2人の意思が合えば発動
ただし、両方とも変身にはラグが発生する
という感じで、特別必要な条件は設けてありません
本編で使わない理由は
作者的には>>533でも言った通り、トランスゲー化させたくないのと、
ジャンゴ達にとっては
ヴァンパイア→何も知らない相手には100%怪しまれる、太陽光で体が焼ける
ソルジャンゴ→技を使うと味方まで巻き込んでしまう可能性がある、体が光って異常に目立つ
両者→変身中に攻撃を受けるとトランスが強制キャンセルされ、隙が生まれる
ということになってます
>>534
この作品でのトランスの条件は
ヴァンパイア→任意のタイミングで発動(場合によっては暴走)
ソルジャンゴ→おてんこさまが近くにいる状態で、2人の意思が合えば発動
ただし、両方とも変身にはラグが発生する
という感じで、特別必要な条件は設けてありません
本編で使わない理由は
作者的には>>533でも言った通り、トランスゲー化させたくないのと、
ジャンゴ達にとっては
ヴァンパイア→何も知らない相手には100%怪しまれる、太陽光で体が焼ける
ソルジャンゴ→技を使うと味方まで巻き込んでしまう可能性がある、体が光って異常に目立つ
両者→変身中に攻撃を受けるとトランスが強制キャンセルされ、隙が生まれる
ということになってます
537:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/26(土) 20:27:02.81:LYOmY24do (1/1)
ボクらの太陽ってやったことないけどジャンゴって弱いんだな、
常に負けてる
ボクらの太陽ってやったことないけどジャンゴって弱いんだな、
常に負けてる
538:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん):2012/05/26(土) 22:36:58.02:9JzCQjMk0 (1/1)
[ピーーー]気でかかってくるやつに対して沈静を目的に戦ってるんだから仕方ない
[ピーーー]気でかかってくるやつに対して沈静を目的に戦ってるんだから仕方ない
539:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/26(土) 22:38:28.78:6Er65sdBo (1/1)
基本的に敵から隠れてフィールドをうまく使いながら戦うゲームだしね
障害物も壁もないような場所じゃあ勝てる気がしない
基本的に敵から隠れてフィールドをうまく使いながら戦うゲームだしね
障害物も壁もないような場所じゃあ勝てる気がしない
540: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:22:01.69:4D3VqopR0 (1/21)
続・第17章 「覚悟」
続・第17章 「覚悟」
541: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:23:22.67:4D3VqopR0 (2/21)
「…っ」
闇に落ちた意識がよみがえる。
「目、覚ましたか……」
辺りを確認するよりも早く、少女の声が少年の耳に届く。
ジャンゴ「杏…子……?」
杏子「ああ」
そこには、膝を付いて自分を見下ろす少女の姿があった。
「…っ」
闇に落ちた意識がよみがえる。
「目、覚ましたか……」
辺りを確認するよりも早く、少女の声が少年の耳に届く。
ジャンゴ「杏…子……?」
杏子「ああ」
そこには、膝を付いて自分を見下ろす少女の姿があった。
542: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:26:48.93:4D3VqopR0 (3/21)
ジャンゴ「!」
ジャンゴ「どうなったんだ!?」
杏子「!?」
ジャンゴ「さやかは! ほむらは! おてんこさまは!!」
ジャンゴ「教えてくれ! 杏子!!」
杏子「……っ」キーン
ジャンゴ「頼む!」
杏子「ったく………叫ぶんじゃねぇよ」
杏子「頭に響いて適わねぇ」
ジャンゴ「ごめん…」
ジャンゴ「!」
ジャンゴ「どうなったんだ!?」
杏子「!?」
ジャンゴ「さやかは! ほむらは! おてんこさまは!!」
ジャンゴ「教えてくれ! 杏子!!」
杏子「……っ」キーン
ジャンゴ「頼む!」
杏子「ったく………叫ぶんじゃねぇよ」
杏子「頭に響いて適わねぇ」
ジャンゴ「ごめん…」
543: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:28:13.16:4D3VqopR0 (4/21)
杏子「いいよ、別に」
杏子「あんな状況だったんだ」
杏子「アンタが狼狽する理由もわかる」
ジャンゴ「それで、みんなは……?」
杏子「さやかとほむらはどっか行っちまった」
杏子「アンタの相棒はあそこで伸びてるよ」
おてんこ「」
ジャンゴ「…」
杏子から話を聞いたジャンゴはおてんこを起こしにかかった。
杏子「いいよ、別に」
杏子「あんな状況だったんだ」
杏子「アンタが狼狽する理由もわかる」
ジャンゴ「それで、みんなは……?」
杏子「さやかとほむらはどっか行っちまった」
杏子「アンタの相棒はあそこで伸びてるよ」
おてんこ「」
ジャンゴ「…」
杏子から話を聞いたジャンゴはおてんこを起こしにかかった。
544: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:30:17.01:4D3VqopR0 (5/21)
おてんこ「うっ……まだ眩暈がするな」
おてんこ「済まない……2人とも、迷惑を掛けた」
ジャンゴ「…」
杏子「別に気にしてねぇよ」
杏子「あたしもアイツにやられたし」
おてんこ「……杏子」
おてんこ「我々が倒れた後に何が起きたか、説明してくれないか?」
杏子「説明って言っても、そんなに話すことはないよ」
杏子「あたしがここへ来たのは……」
杏子「アンタらがやられたすぐ後、ほむらの奴がさやかに銃を突きつけてる時だった」
杏子「だから、ほむらを羽交い絞めにしてさやかを逃がしたんだよ」
杏子「それでどうしてこんなことをしたか、問い詰めようとしたんだけど……」
おてんこ「その様子は……失敗したのか?」
おてんこ「うっ……まだ眩暈がするな」
おてんこ「済まない……2人とも、迷惑を掛けた」
ジャンゴ「…」
杏子「別に気にしてねぇよ」
杏子「あたしもアイツにやられたし」
おてんこ「……杏子」
おてんこ「我々が倒れた後に何が起きたか、説明してくれないか?」
杏子「説明って言っても、そんなに話すことはないよ」
杏子「あたしがここへ来たのは……」
杏子「アンタらがやられたすぐ後、ほむらの奴がさやかに銃を突きつけてる時だった」
杏子「だから、ほむらを羽交い絞めにしてさやかを逃がしたんだよ」
杏子「それでどうしてこんなことをしたか、問い詰めようとしたんだけど……」
おてんこ「その様子は……失敗したのか?」
545: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:32:57.15:4D3VqopR0 (6/21)
杏子「…」
杏子「……あの野郎、スタングレネードなんて隠し持ってやがったんだ」
杏子「それに気付けなかったあたしはこの様だよ」
杏子「正直……まだ耳鳴りが収まらねぇし、クラクラするんだ」
おてんこ「そうか……済まないな」
おてんこ「そんな状況なのに質問に答えてもらって」
杏子「いいさ」
杏子「あたし1人じゃさやかを探すのは難しいし」
杏子「アンタらだって協力してくれんだろ?」
おてんこ「ああ…」
ジャンゴ「・・・」
杏子「…」
杏子「……あの野郎、スタングレネードなんて隠し持ってやがったんだ」
杏子「それに気付けなかったあたしはこの様だよ」
杏子「正直……まだ耳鳴りが収まらねぇし、クラクラするんだ」
おてんこ「そうか……済まないな」
おてんこ「そんな状況なのに質問に答えてもらって」
杏子「いいさ」
杏子「あたし1人じゃさやかを探すのは難しいし」
杏子「アンタらだって協力してくれんだろ?」
おてんこ「ああ…」
ジャンゴ「・・・」
546: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:35:00.88:4D3VqopR0 (7/21)
ジャンゴ「杏子」
杏子「なんだ? 何か不満でもあるのか」
ジャンゴ「…」フルフル
杏子「じゃあ何だっていうんだよ」
ジャンゴ「さやかが何処にいるか知っている、って言ったら……どうする?」
おてんこ「ジャンゴ、お前……」
杏子「……どういう意味だ」
杏子「アンタ、さやかの居場所を知ってるのかよ?」
ジャンゴ「…」コクリ
ジャンゴ「杏子」
杏子「なんだ? 何か不満でもあるのか」
ジャンゴ「…」フルフル
杏子「じゃあ何だっていうんだよ」
ジャンゴ「さやかが何処にいるか知っている、って言ったら……どうする?」
おてんこ「ジャンゴ、お前……」
杏子「……どういう意味だ」
杏子「アンタ、さやかの居場所を知ってるのかよ?」
ジャンゴ「…」コクリ
547: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:36:25.34:4D3VqopR0 (8/21)
杏子「教えろ」
ジャンゴ「君はそこで残酷な真実を知ることになるかもしれない」
ジャンゴ「本当に、それでもいいのか?」
杏子「いいに決まってる!」
杏子「あたしはあのバカに一言、言ってやんなきゃねぇ」
杏子「アンタ達だって、さやかをどうにかしたいんじゃないのか?」
ジャンゴ「分かった…」
おてんこ「……いいのか? ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「そうか……」
杏子「教えろ」
ジャンゴ「君はそこで残酷な真実を知ることになるかもしれない」
ジャンゴ「本当に、それでもいいのか?」
杏子「いいに決まってる!」
杏子「あたしはあのバカに一言、言ってやんなきゃねぇ」
杏子「アンタ達だって、さやかをどうにかしたいんじゃないのか?」
ジャンゴ「分かった…」
おてんこ「……いいのか? ジャンゴ」
ジャンゴ「…」コクリ
おてんこ「そうか……」
548: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:39:08.01:4D3VqopR0 (9/21)
杏子「どこだ! 案内してくれ」
おてんこ「待て、そう焦るな」
おてんこ「そこまでは我々が送る」
おてんこ「お前だって、早く着く方がいいだろ?」
杏子「そりゃあ……そうだけどさぁ」
杏子「何かなんのかよ?」
おてんこ「まあ、見ていろ」
おてんこ「ジャンゴ! 出せ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
杏子「!」
ジャンゴは棺桶の転送装置を起動し、バイクを呼び出した。
杏子「どこだ! 案内してくれ」
おてんこ「待て、そう焦るな」
おてんこ「そこまでは我々が送る」
おてんこ「お前だって、早く着く方がいいだろ?」
杏子「そりゃあ……そうだけどさぁ」
杏子「何かなんのかよ?」
おてんこ「まあ、見ていろ」
おてんこ「ジャンゴ! 出せ!!」
ジャンゴ「…」コクリ
杏子「!」
ジャンゴは棺桶の転送装置を起動し、バイクを呼び出した。
549: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:41:21.74:4D3VqopR0 (10/21)
杏子「……そういうわけか」
杏子「アンタ、ちゃんと運転できるんだろうね?」
おてんこ「任せておけ」
おてんこ「ただし、覚悟はいいだろうな」
おてんこ「飛ばすぞ?」
杏子「へっ………上等だ」
杏子「そうでもなきゃ、ワザワザ乗る意味がねぇ」
おてんこ「決まったな……」
おてんこ「行くぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
合図を聞いたジャンゴは杏子を乗せ、バイクを発進させる。
赤い少年と少女は黒いバイクに乗って闇に溶け込んでいった。
杏子「……そういうわけか」
杏子「アンタ、ちゃんと運転できるんだろうね?」
おてんこ「任せておけ」
おてんこ「ただし、覚悟はいいだろうな」
おてんこ「飛ばすぞ?」
杏子「へっ………上等だ」
杏子「そうでもなきゃ、ワザワザ乗る意味がねぇ」
おてんこ「決まったな……」
おてんこ「行くぞ!」
ジャンゴ「…」コクリ
合図を聞いたジャンゴは杏子を乗せ、バイクを発進させる。
赤い少年と少女は黒いバイクに乗って闇に溶け込んでいった。
550: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:42:59.15:4D3VqopR0 (11/21)
おてんこ「ここだ」
ジャンゴ「…」
ある建物の前に来てバイクを止める。
杏子「……駅か」
杏子「本当にここにさやかがいるのか?」
おてんこ「必ず、とは言えないが……」
おてんこ「かなり高い確率でここに来ることは確かだ」
杏子「そうかい」
おてんこ「……覚悟はできているな?」
杏子「大丈夫だ」
おてんこ「なら、行こう」
おてんこ「ここだ」
ジャンゴ「…」
ある建物の前に来てバイクを止める。
杏子「……駅か」
杏子「本当にここにさやかがいるのか?」
おてんこ「必ず、とは言えないが……」
おてんこ「かなり高い確率でここに来ることは確かだ」
杏子「そうかい」
おてんこ「……覚悟はできているな?」
杏子「大丈夫だ」
おてんこ「なら、行こう」
551: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:45:45.40:4D3VqopR0 (12/21)
そうしてジャンゴ達が駅の入り口に向かって歩き出したとき、
「待って!」
「!?」
誰かに呼び止められる。
おてんこ「お前は……」
杏子「…なんでここに」
ジャンゴ「……まどか」
まどか「…」
そこには、今から会いに行こうとしている少女の親友がいた。
そうしてジャンゴ達が駅の入り口に向かって歩き出したとき、
「待って!」
「!?」
誰かに呼び止められる。
おてんこ「お前は……」
杏子「…なんでここに」
ジャンゴ「……まどか」
まどか「…」
そこには、今から会いに行こうとしている少女の親友がいた。
552: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:48:33.96:4D3VqopR0 (13/21)
まどか「さやかちゃんは……ここにいるの?」
おてんこ「それは……」
ジャンゴ「…」
まどか「そうだったら、連れてってほしいの」
まどか「あの時、わたしが追いかけなかったから」
まどか「さやかちゃん、どっか行ちゃって……」
まどか「それで……ちゃんと会って話そうと思って」
まどか「でも、探してもどこにも見つかんなくて」
おてんこ「まどか…」
まどか「だから、お願い」
まどか「さやかちゃんは……ここにいるの?」
おてんこ「それは……」
ジャンゴ「…」
まどか「そうだったら、連れてってほしいの」
まどか「あの時、わたしが追いかけなかったから」
まどか「さやかちゃん、どっか行ちゃって……」
まどか「それで……ちゃんと会って話そうと思って」
まどか「でも、探してもどこにも見つかんなくて」
おてんこ「まどか…」
まどか「だから、お願い」
553: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:53:12.97:4D3VqopR0 (14/21)
杏子「なぁ、連れて行ってやってもいいんじゃないか」
杏子「こいつがいた方がアイツだって話しやすいだろうし」
おてんこ「だが……」
ジャンゴ「…」
まどか「やっぱりダメかな……」
ジャンゴ「……まどか」
まどか「何…? ジャンゴ君」
ジャンゴ「この先には……」
ジャンゴ「君にとっても、さやかにとっても、辛く厳しい現実が待っているかもしれない」
ジャンゴ「君には…それを受け入れる覚悟はあるか?」
まどか「わたしは……」
おてんこ「…」
杏子「…」
杏子「なぁ、連れて行ってやってもいいんじゃないか」
杏子「こいつがいた方がアイツだって話しやすいだろうし」
おてんこ「だが……」
ジャンゴ「…」
まどか「やっぱりダメかな……」
ジャンゴ「……まどか」
まどか「何…? ジャンゴ君」
ジャンゴ「この先には……」
ジャンゴ「君にとっても、さやかにとっても、辛く厳しい現実が待っているかもしれない」
ジャンゴ「君には…それを受け入れる覚悟はあるか?」
まどか「わたしは……」
おてんこ「…」
杏子「…」
554: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:54:55.05:4D3VqopR0 (15/21)
まどか「会わなきゃ」
まどか「さやかちゃんに会って話をしなきゃいけないの」
まどか「そうじゃなきゃ、絶対に後悔する」
ジャンゴ「…」
ジャンゴ「分かったよ、まどか」
ジャンゴ「行こう……さやかに会いに」
まどか「うん…」
ジャンゴ達はまどかを連れて、不気味な静けさの漂う構内に足を踏み入れた。
まどか「会わなきゃ」
まどか「さやかちゃんに会って話をしなきゃいけないの」
まどか「そうじゃなきゃ、絶対に後悔する」
ジャンゴ「…」
ジャンゴ「分かったよ、まどか」
ジャンゴ「行こう……さやかに会いに」
まどか「うん…」
ジャンゴ達はまどかを連れて、不気味な静けさの漂う構内に足を踏み入れた。
555: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:57:28.20:4D3VqopR0 (16/21)
「…」
ホームには、蛍光灯に照らされながら、ベンチにもたれ掛かる少女の姿があった。
「…」
彼女の手にはもとの色が分からないくらいに黒ずんだ宝石が握られていた。
杏子「本当に居やがった……」
おてんこ「無事だったな、ジャンゴ」
ジャンゴ「…」
まどか「さやかちゃん!」
ジャンゴ達に構わず、まどかはさやかに駆け寄る。
「…」
ホームには、蛍光灯に照らされながら、ベンチにもたれ掛かる少女の姿があった。
「…」
彼女の手にはもとの色が分からないくらいに黒ずんだ宝石が握られていた。
杏子「本当に居やがった……」
おてんこ「無事だったな、ジャンゴ」
ジャンゴ「…」
まどか「さやかちゃん!」
ジャンゴ達に構わず、まどかはさやかに駆け寄る。
556: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:58:28.48:4D3VqopR0 (17/21)
さやか「まどか……」
まどか「さやかちゃん、ごめん…」
まどか「わたし、魔法少女でもないくせにあんなこと言って」
まどか「さやかちゃんの気持ちを考えないで」
まどか「自分の意見だけ押し付けて……」
さやか「いいんだよ、もう……そんなこと」
さやか「あたしが悪かったんだから」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「まどか……」
まどか「さやかちゃん、ごめん…」
まどか「わたし、魔法少女でもないくせにあんなこと言って」
まどか「さやかちゃんの気持ちを考えないで」
まどか「自分の意見だけ押し付けて……」
さやか「いいんだよ、もう……そんなこと」
さやか「あたしが悪かったんだから」
まどか「さやかちゃん…」
557: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 00:59:34.94:4D3VqopR0 (18/21)
杏子「アンタ、もっと他に言い方があるんじゃないの?」
杏子「こいつはずっと心配してたんだよ」
さやか「あんた……どうしてまどかと」
杏子「お前を探してたんだ」
杏子「その途中で出会って、一緒に来たってわけ」
さやか「そっか……手間かけさせちゃったね」
杏子「何だよ、らしくないじゃんかよ」
さやか「…」
おてんこ「まぁ……いいではないか、こうして見つかったんだ」
おてんこ「さあ、帰ろう。さやか」
おてんこ「お前のソウルジェムだって真っ黒ではないか」
ジャンゴ「…」
杏子「アンタ、もっと他に言い方があるんじゃないの?」
杏子「こいつはずっと心配してたんだよ」
さやか「あんた……どうしてまどかと」
杏子「お前を探してたんだ」
杏子「その途中で出会って、一緒に来たってわけ」
さやか「そっか……手間かけさせちゃったね」
杏子「何だよ、らしくないじゃんかよ」
さやか「…」
おてんこ「まぁ……いいではないか、こうして見つかったんだ」
おてんこ「さあ、帰ろう。さやか」
おてんこ「お前のソウルジェムだって真っ黒ではないか」
ジャンゴ「…」
558: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 01:01:51.15:4D3VqopR0 (19/21)
さやか「ああ……あんた達もいたの」
さやか「悪かったね。敵だって決めつけたりして……」
さやか「今になって思えば、全部あたしの勝手な思い込みだったよ」
おてんこ「話は後でいくらでも聞いてやる」
おてんこ「だから、今はソウルジェムの心配をしろ」
おてんこ「お前だって、それが何なのか知っているだろう?」
まどか「そうだよ、早く浄化しないと……」
さやか「なんか別にもう、どうでも良くなっちゃったんだよね」
さやか「結局私は、一体何が大切で何を守ろうとしてたのか、もう何もかも、わけ分かんなくなっちゃった」
杏子「何、言ってんだよ……」
さやか「ああ……あんた達もいたの」
さやか「悪かったね。敵だって決めつけたりして……」
さやか「今になって思えば、全部あたしの勝手な思い込みだったよ」
おてんこ「話は後でいくらでも聞いてやる」
おてんこ「だから、今はソウルジェムの心配をしろ」
おてんこ「お前だって、それが何なのか知っているだろう?」
まどか「そうだよ、早く浄化しないと……」
さやか「なんか別にもう、どうでも良くなっちゃったんだよね」
さやか「結局私は、一体何が大切で何を守ろうとしてたのか、もう何もかも、わけ分かんなくなっちゃった」
杏子「何、言ってんだよ……」
559: ◆pOKsi7gf8c:2012/05/27(日) 01:03:26.70:4D3VqopR0 (20/21)
さやか「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだったかあんた言ってたよね」
さやか「今ならそれ、よく分かるよ」
まどか「さやかちゃん……?」
さやか「確かに私は何人か救いもしたけどさ、だけどその分、心には恨みや妬みが溜まって」
さやか「一番大切な友達さえ傷付けて」
おてんこ「これは……」
さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない」
さやか「魔法少女って、そう言う仕組みだったんだね」
ジャンゴ「さやか、どうして君は……」
さやか「あたしって、ほんとバカ」
第17章・了
さやか「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだったかあんた言ってたよね」
さやか「今ならそれ、よく分かるよ」
まどか「さやかちゃん……?」
さやか「確かに私は何人か救いもしたけどさ、だけどその分、心には恨みや妬みが溜まって」
さやか「一番大切な友達さえ傷付けて」
おてんこ「これは……」
さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない」
さやか「魔法少女って、そう言う仕組みだったんだね」
ジャンゴ「さやか、どうして君は……」
さやか「あたしって、ほんとバカ」
第17章・了
560:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/27(日) 01:04:37.64:4D3VqopR0 (21/21)
それは、誰にでも、何にでも訪れる
『これが魔法少女が辿る道よ』
次回:「いつか来る終わり」
それは、誰にでも、何にでも訪れる
『これが魔法少女が辿る道よ』
次回:「いつか来る終わり」
561:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/27(日) 01:06:02.26:6MMskcTW0 (1/1)
乙
もう嫌……このさやか……
乙
もう嫌……このさやか……
562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 01:07:16.72:XXR0kk62o (1/1)
乙
今回もさやかは馬鹿エンドを迎えたか
ここまできたら救えなくても仕方がないな
むしろ早まらなかったのが不思議なくらい
乙
今回もさやかは馬鹿エンドを迎えたか
ここまできたら救えなくても仕方がないな
むしろ早まらなかったのが不思議なくらい
563:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/05/27(日) 01:07:54.02:tk3brbEVo (1/1)
自業自得だな、ざまぁねえや
乙
自業自得だな、ざまぁねえや
乙
564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/27(日) 01:10:06.59:mT/2zb6ro (1/2)
次は新ほむらの太陽か
おっさん
次は新ほむらの太陽か
おっさん
565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/05/27(日) 01:10:43.42:mT/2zb6ro (2/2)
>>564
ミス、乙
>>564
ミス、乙
566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/27(日) 06:24:24.50:STmVwmdfo (1/5)
杏子だけは……杏子だけは……
杏子だけは……杏子だけは……
567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/27(日) 07:01:40.15:FmOptVeX0 (1/1)
…なんで…こんなええ子たちが戦わなならんのや…。
新ほむでは救われますようにと思ったがもうカードがない!
…なんで…こんなええ子たちが戦わなならんのや…。
新ほむでは救われますようにと思ったがもうカードがない!
568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/05/27(日) 07:55:55.32:HvjOLX4AO (1/1)
マミを見殺しにしなかったことが悔やまれる
マミを見殺しにしなかったことが悔やまれる
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 10:02:43.01:oHJ5FQ1DO (1/2)
乙。さやか救われねぇ…
こうなったら暗黒ローンに200ソル払ってやり直すしかないな
乙。さやか救われねぇ…
こうなったら暗黒ローンに200ソル払ってやり直すしかないな
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2012/05/27(日) 11:32:55.08:vzWY/Z1L0 (1/1)
暗黒ローンはある意味最強のチート
暗黒ローンはある意味最強のチート
571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/27(日) 11:49:15.30:LaXEL0ZBo (1/1)
ジャンゴまた走るのか…まぁ愛の証が手に入れば強いしな
ジャンゴまた走るのか…まぁ愛の証が手に入れば強いしな
572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 12:15:59.81:IQm977NSO (1/1)
ところでまどマギ世界でもローンカードは使えるんだろうか
ところでまどマギ世界でもローンカードは使えるんだろうか
573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 14:12:40.49:nbkChSP60 (1/1)
>>572
使えるとして
払えなくなったら「ジャンゴがひたすら走り続ける回」になるのかww
>>572
使えるとして
払えなくなったら「ジャンゴがひたすら走り続ける回」になるのかww
574:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 14:59:43.40:ykvacgDIO (1/1)
おてんこ「お前のためにアイツはいま必死に走っている」
「お前ができることはなんだ?」
さやか「……あたしがやる」
こうですか
おてんこ「お前のためにアイツはいま必死に走っている」
「お前ができることはなんだ?」
さやか「……あたしがやる」
こうですか
575:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/27(日) 18:42:42.17:CtGp1eMf0 (1/4)
終わって見なきゃわからんが
今の所ただの微妙なssにしか見えない
キャラの心理描写にしたって無茶苦茶だし(特ににさやか)
クロスなのにジャンゴいる意味殆どねぇじゃん
まどマギの魔法少女に影響を与えたり支えになったりするわけでもなく
一周目となんら状況が変わらず本当にただいるだけ…
マジで何しに来てるの?両作品のファンからしても微妙じゃないの?
終わって見なきゃわからんが
今の所ただの微妙なssにしか見えない
キャラの心理描写にしたって無茶苦茶だし(特ににさやか)
クロスなのにジャンゴいる意味殆どねぇじゃん
まどマギの魔法少女に影響を与えたり支えになったりするわけでもなく
一周目となんら状況が変わらず本当にただいるだけ…
マジで何しに来てるの?両作品のファンからしても微妙じゃないの?
576:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/27(日) 19:30:00.12:YeJ7lnBko (1/2)
なら終わるまで黙ってればいいんじゃないかな
なら終わるまで黙ってればいいんじゃないかな
577:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 19:32:13.15:76VVUTdIO (1/1)
三周目は確定だろうな。
三周目は確定だろうな。
578:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/27(日) 19:44:50.12:CtGp1eMf0 (2/4)
>>573
新潟県は正直ここまで都合よく解釈できるんならどんなssでも面白く思えるんだろうな
正直、掲示板やサイトでssをあげる以上批判は付き物だと思うけど?
>>573
新潟県は正直ここまで都合よく解釈できるんならどんなssでも面白く思えるんだろうな
正直、掲示板やサイトでssをあげる以上批判は付き物だと思うけど?
579:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2012/05/27(日) 19:47:01.85:YeJ7lnBko (2/2)
終わってから評価するだけなんでね
そこまでガヤガヤと騒ぐほどのもんかな、と思うからレスしただけなんだけど、まぁ俺も黙ろうかね
終わってから評価するだけなんでね
そこまでガヤガヤと騒ぐほどのもんかな、と思うからレスしただけなんだけど、まぁ俺も黙ろうかね
580:578:2012/05/27(日) 19:47:30.50:CtGp1eMf0 (3/4)
間違い>>576だった
間違い>>576だった
581:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/27(日) 19:53:27.97:STmVwmdfo (2/5)
完全に三周目あるだろうからこの展開でも
完全に三周目あるだろうからこの展開でも
582:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 20:38:52.27:oHJ5FQ1DO (2/2)
逆に考えるんだ、ドン底まで落ちれば後は上がるだけだと
つまり3周目の新ほむにご期待下さい
…なんて、作者でもないのに勝手に決めつけても何だが、ジャンゴいる必要なかったかどうかはもう少し先の流れを見てからでも遅くはないんじゃないかな
逆に考えるんだ、ドン底まで落ちれば後は上がるだけだと
つまり3周目の新ほむにご期待下さい
…なんて、作者でもないのに勝手に決めつけても何だが、ジャンゴいる必要なかったかどうかはもう少し先の流れを見てからでも遅くはないんじゃないかな
583:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 21:12:45.51:QEXIR9kRo (1/1)
本編再放送見ても分かるけど、基本的にさやかは1ヵ月ずっと最悪なコンディションだしね
突然の環境の変化、先輩の死、才能のへの嫉妬、失恋…
あげくの果てに原因は散々忠告されてたことを無視したせい、何て状況じゃまともでいる方が有り得ない
平和な世界での二次創作ばっか見てると忘れがちだけど、本編に沿ったSSではこうなるのが当然だと思う
本編再放送見ても分かるけど、基本的にさやかは1ヵ月ずっと最悪なコンディションだしね
突然の環境の変化、先輩の死、才能のへの嫉妬、失恋…
あげくの果てに原因は散々忠告されてたことを無視したせい、何て状況じゃまともでいる方が有り得ない
平和な世界での二次創作ばっか見てると忘れがちだけど、本編に沿ったSSではこうなるのが当然だと思う
584:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/27(日) 21:23:49.02:gsGd8m2Lo (1/3)
乙でした
乙でした
585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/05/27(日) 21:35:07.27:CtGp1eMf0 (4/4)
>>583
基本的にまどマギクロスssの殆どは本編に沿った内容ばかりだろ
上で誰かが言っていたがそうならない様にクロスキャラが首突っ込んで導いたりまとめたり流れになるssが多い
>>583
基本的にまどマギクロスssの殆どは本編に沿った内容ばかりだろ
上で誰かが言っていたがそうならない様にクロスキャラが首突っ込んで導いたりまとめたり流れになるssが多い
586:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2012/05/27(日) 21:49:33.75:STmVwmdfo (3/5)
DS版しかやったことない俺にGBA版がどれくらい鬼畜か教えてくれ
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http://s2-d2.com/archives/16618259.html
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