474 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:32:01.04VaAbZi5mo (3/15)



禁書「ねえねえとうまー」

上条「なんだよインデックス?」

禁書「あのじどーはんばいきに入ってるアイスクリームが食べたいんだよ」

上条「これから昼メシだぞ」

禁書「知ってる」

上条「じゃあ俺が買わない事ぐらい知ってんだろ」

禁書「でもとうまならきっと買ってくれるって信じてる」キラキラ

上条「だったらこれからは買ってくれない方を信じてくれ」

禁書「ぶーぶー」




475 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:32:37.06VaAbZi5mo (4/15)



禁書「と、いうわけでひょうか買ってー」

風斬「え、えっと……私?」

上条「買うんじゃねえぞ風斬。こいつの友達だってんならなおさらだ」

禁書「とうまは黙ってるんだよ! これは私とひょうかの話なんだよ」

風斬「……その、じゃ、じゃあ……」

吹寄「風斬さーん、こっちで一緒に雑談でもしましょー」

風斬「えっ? え、と、その……」

上条「別に行っていいぞ。インデックスの相手は俺がすっから」

風斬「……そ、あの、いいんですか?」

上条「別に行きたくないなら、それはそれで構わねえけど」

風斬「…………じゃあ行ってきます」

上条「いってらっしゃい」




476 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:33:26.21VaAbZi5mo (5/15)



上条「さぁて、こっからインデックスを説教する作業に入るわけだが……」


禁書「――わーい! ありがとうなんだよあくせられーた」

一方通行「気にすンな。その代わりこの施設の食料壊滅なンて事態を巻き起こすンじゃねェぞ」


上条「っておいぃぃぃぃ!!」

一方通行「あン? 何だよ三下」

上条「ナンデインデックスにアイス奢ってんですかねー?」

禁書「アイスうまー」

一方通行「別に構わねェだろ。アイスの一つや二つ」

上条「子供は甘やかしちゃ駄目なんですぅ!」

一方通行「知ってる。ウチのクソガキで十分身に染みてる」




477 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:33:58.59VaAbZi5mo (6/15)



上条「はぁ……まあいいや。で、お前は例のお届けモノを取りに行かなくていいのか?」

一方通行「おォ、今から行ってくるつもりだ」

上条「結局何を買ったんだ」

一方通行「もォすぐわかるってのになぜ聞いてくる」

上条「いやなんとなく」

一方通行「…………」

上条「……どうした?」

一方通行「いや、青髪の野郎ォがまた口挟ンでくると思ったからよォ」

上条「ああ、そうか」

青ピ「呼ばれて飛び出て――」

一方通行「呼ンでねェよ帰れ」




478 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:34:47.97VaAbZi5mo (7/15)



-受付-


一方通行「……あのォスンマセン」

受付「はい。何でしょう」

一方通行「俺宛の荷物が届いてるはずなンすけど」

受付「ええと……あ、あきゅすみません、アクセラレータ様でしょうか?」

一方通行「……ああそォだけど」

受付「では身分を証明できるものをお願いします」

一方通行「あァ」スッ

受付「……はい、確認しました。ではお受け取りください」スッ

一方通行「ありがとォよ」ガシ




479 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:35:53.27VaAbZi5mo (8/15)



打ち止め「ねえねえ! 先生二人は行ったけどヨシカワは行かなくてもいいの? ってミサカはミサカは尋ねてみる」

芳川「私が行かなくても十分間に合ってるでしょ」

打ち止め「でもそれじゃあヨシカワは大人組にハブられてることになるよ、ってミサカはミサ痛い痛い痛い!」

芳川「どーこでそんな言葉覚えてきたのかしらねーこの子は……」グリグリ

一方通行「何やってンだこの馬鹿どもは」

打ち止め「あっ。その手に持ってるアタッシュケースはなに? ってミサカはミサカは興味心身になってみたり」

芳川「届くとか言ってたからダンボールかなにかに入ってるものかと思ってたけど……」

一方通行「あァ。これは特注品だからな」パカ

打ち止め「おおおおおっ――おおっ? なにこれ?」

芳川「何かの部品の様ね」




480 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:36:44.69VaAbZi5mo (9/15)



一方通行「……ヘェ。さすがは冥土帰し作だけあってよく出来てンなァこれ」ジー

打ち止め「なにそれ説明書? 見せて見せてー! ってミサカはミサカは頼み込んでみたり」

一方通行「別に構わねェがそンなモン見て何が面白れェンだ?」スッ

打ち止め「はい。ええっと……」ジー

芳川「何が書いてあるの?」

打ち止め「…………わかった! これは鉄砲だな、ってミサカはミサカはこの限られて情報から特定してみたり」

芳川「鉄砲? 何でキミみたいな武力の塊みたいな人が今さら銃火器?」

一方通行「違げェだろ。つゥか、どォ見てもこのパーツからそンなモン出来ねェだろォが」カチャカチャ

打ち止め「じゃあ何なの? ってミサカはミサカは再度尋ねてみる」

芳川「打ち止め。ちょっとそれ貸してちょうだいな」




481 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:38:00.74VaAbZi5mo (10/15)



芳川「…………これは……何かしら? ルンバの強化版?」

一方通行「何でそこで学園都市の外で売られてる機械の名前が出てくンだ」カチャカチャ

芳川「冗談よ。これが何かはすぐにわかったけど、先端に付いてるこれが気になってね」

打ち止め「えーなになにー? 教えてヨシカワー!」

芳川「もうそろそろ出来るだろうから、それを見れば一発解決よ」

一方通行「…………ほら完成だ」ガチャ

打ち止め「……うわぁ、なにこれー?」


―――
――





482 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:38:27.41VaAbZi5mo (11/15)




――
―――


小萌「はーいみなさーん。手続きを終えることができましたよー」

吹寄「どうやらやっと終わったようね」

結標「で、部屋割とかどうなってるんですか?」

黄泉川「せっかちじゃんね。また後で言うじゃん」

禁書「ひょうかー。一緒の部屋になれるといいねー」ペロペロ

風斬「……結局、アイス買ってもらったんだ」

上条「……不幸だ」




483 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:38:56.43VaAbZi5mo (12/15)



打ち止め「おおっー! やっと終わったかー。早く部屋に行こうよー、ってミサカはミサカは急かしてみたり」

芳川「こら、走らないって言われてるでしょ」

打ち止め「はーい!」

青ピ「……やっぱロリはええなぁ純粋で」

土御門「これで義妹+メイド服だったら完璧だにゃー」

ウィンカチャン、ウィンカチャン。

青ピ「ん、何の音これ?」

土御門「こっちの方から聞こえて来るぜい……え?」




484 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:39:24.20VaAbZi5mo (13/15)



ウィンカチャン、ウィンカチャン。

姫神「……何の音?」

吹寄「何か足が付いてるラジコンロボットを思い出す音ね」

結標「何でラジコンがこんなところに」

一方通行「ラジコンじゃねェよ」

結標「あら一方通行。どこに行って――はい?」

姫神「これは……」

風斬「ひっ」

禁書「おおっー。何だかすごく科学っぽいんだよ!」

上条「……一方通行。一応聞くけどそれ何だ?」

一方通行「何って決まってンだろ。これは――」




485 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:40:19.37VaAbZi5mo (14/15)




ウィンカチャン、ウィンカチャン。


一方通行「――杖だ」


ウィンカチャン、ウィンカチャン。


全員『(全然杖に見えない)』


ウィンカチャン、ウィンカチャン。


―――
――





486 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/05(日) 20:45:51.59VaAbZi5mo (15/15)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさんありがとうございました

スキー旅行なのにまだスキーしてねえよ
つーか夏休みにスキー旅行の話を書くって……

ちなみにアニメ派の皆さんは分からないと思いますが
一方さんの杖がNEW杖になりました
どんなのか見たい方はURL貼っときますね
http://r-s.sakura.ne.jp/w/n/ilpa23.jpg

ではではノシ



487VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2012/08/05(日) 20:48:40.57QJ9cZe0S0 (1/1)

いつもありがとうございます!!しかし冥土返しさすがだなwwwwww


488VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/06(月) 01:20:01.65EBUrlp/IO (1/1)


あのときのやつかwww


489VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/06(月) 17:05:57.95KJfKYO7e0 (1/1)

乙乙
和気あいあい良いな。


490 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:51:24.43l778Jc03o (1/17)


やあみんな二週間ぶりすみませんでしたゆるしてください
投下します



491 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:52:17.93l778Jc03o (2/17)




――
―――


黄泉川「──じゃあ早速だけど部屋割りを発表するとしようじゃん」

吹寄「はいはーい。質問いいですか?」

小萌「なんですか吹寄ちゃん?」

吹寄「この部屋割りはどういう方法で決めたんですか? またくじ引きかなにかですか?」

黄泉川「それは流石にないじゃん。今回ばかりはくじじゃ駄目な点があるしな」

上条「男女を同じ部屋にするわけにはいかねえしな」

禁書「えっ。でも私ととうまは一緒の部屋に――」

上条「一緒には寝てねえだろうが!」

吹寄「上条……貴様というヤツは」

姫神「不潔ー」

上条「だからなんにもしてねえって! つか姫神さん事情知ってますよねえ!?」

風斬「…………、…………」

上条「ちょっと風斬さん! あなたまでそんな目で見ないでくださいお願いします!」




492 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:53:12.36l778Jc03o (3/17)



黄泉川「……ごほん。まあとにかく部屋は先生たちがちゃんと上手いこと決めたから安心するじゃん」

小萌「では発表するですよー。ちなみに部屋は四人部屋を四つ取ってますから」

黄泉川「じゃあまず206号室。上条、青髪ピアス、土御門、一方通行の四人じゃん」

土御門「にゃー、安易に予想できただけに残念だにゃー」

青ピ「えええっーむさ苦しい男四人なんてやだー!」

一方通行「文句言ってンじゃねェぞ。なんならオマエだけ廊下に放り捨ててやろォか」

青ピ「ちょ、アクセラちゃんそれダジャレ?」

一方通行「あン?」

青ピ「廊下に放り捨ててや“ろうか”なんて――」


ゴキッ


青ピ「」

上条「またか」

土御門「無茶しやがって……」




493 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:53:50.56l778Jc03o (4/17)



小萌「……ええと、じゃあ続きまして302号室です。吹寄ちゃん、姫神ちゃん、結標ちゃんの三人です」

吹寄「まあ、無難って言ったら無難ね」

姫神「問題ない」

結標「少し普通すぎるってのはあるかなー」

青ピ「だ、だったら姉さん! ここはボクを追加メンバーとして新たななか――」


グシャ


青ピ「」

一方通行「オマエの住処は廊下だろォが。イイ加減にしやがれクソ野郎が」カチ

上条「いつになったらこいつは成長するんだろうな」

土御門「青髪ピアスはこれで完全体みたいなものだぜい、もう手遅れだな」




494 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:54:59.44l778Jc03o (5/17)



黄泉川「次はそのお隣の303号室な。インデックス、打ち止め、風斬」

禁書「やったねひょうか! 私たち同じ部屋だよ!」

風斬「う、うん。そうだね」

打ち止め「ぶーぶー! なんかこれミサカだけハブられてる気がする、ってミサカはミサカは頬を膨らませて文句をたれたり」

結標「そういえばそうね。一緒に住んでるメンバー誰もいないし」

一方通行「たまには社会勉強して来いクソガキ」

打ち止め「そのセリフそっくりそのままあなたに返すよ!」

一方通行「ンだと潰すぞゴラ」

禁書「まあまあらすとおーだー! 私たちと一緒に頑張ろう!」

風斬「……えっと……が、がんばろ」

打ち止め「……うん! なにを頑張るのか分かんないけどガンバろ! インデックスとカザキリお姉ちゃん!」




495 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:56:14.75l778Jc03o (6/17)



風斬「お、お姉ちゃん……?」

禁書「ちょ、ちょっとらすとおーだー! 私もあなたより年上なんだから私もお姉さんなんだよ!」

一方通行「オイ、なんかガキがほざいてンぞ」

上条「そういう年頃なんだろ」

禁書「む、とうま。なんかそこはかとなく私の事馬鹿にしてない?」グルルル

上条「え゛っ? な、何で俺だけなんでせうか。そ、そもそも一方通行が最初に――」

禁書「問答無用なんだよ」ガブッ



上条「理不尽だァああああああああああああああああああっ!!」





496 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:56:54.27l778Jc03o (7/17)



小萌「ちなみに私たち教師と芳川さんは107号室にいますので、なにかあったら尋ねてみてくださいね」

黄泉川「それじゃあ、それぞれの部屋に行って荷物置いてくるじゃん」

小萌「そのあとは食堂に集合ですからねー」

打ち止め「よーし、じゃあ誰が最初に部屋に着くか競争しようよ! ってミサカはミサカはフライングロケットスタート!!」ダッ

禁書「あっ、待つんだよらすとおーだー!」ダッ

風斬「あ、あの。二人とも……走っちゃ……」オロオロ

一方通行「ガキどもなンてほっとけ。一々構ってたら面倒なだけ」ウィーンウィーン

吹寄「えっとアクセラ? その杖の音の事でちょっと良いかしら……」

一方通行「あァ? かっけェだろこれ」ウィーンウィーン

結標「いや、カッコよくはないけど」

姫神「というより。正直うるさい」




497 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:57:41.43l778Jc03o (8/17)



一方通行「あー、やっぱ女どもにはわかンねェかこの杖の良さが」ウィーンウィーン

土御門「残念ながら俺にも分かんないぜい」

青ピ「せやな」

上条「音に関しては前のヤツのがよかったな」

一方通行「なン……だと……?」ウィーンウィーン

黄泉川「一方通行ー。その音どうにかならないか? 寝てるときとかに横歩かれたら絶対にうるさいじゃん」

芳川「そうね。心地のいい音とは言えないわね」

小萌「え、えーと……」




498 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 22:58:39.88l778Jc03o (9/17)



一方通行「……チッ、わかったわかった。サイレントマナーにすりゃイインだろクソッたれ」カチャ



上条「携帯かよ!」


一方通行「…………」スイー


結標「すごい……本当に静かになってる」

吹寄「どういう技術なのこれ……」

芳川「さすがね冥土帰し……」


―――
――





499 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:00:07.63l778Jc03o (10/17)




――
―――


同日 13:00

-スキー場・宿泊所・食堂前ロビー-


打ち止め「──というわけで今は昼食の後だよ! ってミサカはミサカは説明してみたり」

一方通行「いきなり何を言い出しやがンだこのクソガキは」

打ち止め「いやー一応説明しとこうかなーって」

一方通行「誰にだよ」

禁書「ふぅー、腹八分くらいなんだよ」

上条「バイキングで出ていた料理片っ端から食い尽くしたやつの言うことじゃねえな」

姫神「給仕の人泣いてた」

芳川「うふふ、ほんと一度だけでいいから研究させてもらえないかしらねえ、その体」

結標「まだ諦めてなかったんですね……」




500 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:01:03.82l778Jc03o (11/17)



青ピ「しかし、毎度毎度そのちっこい体のどこにあんな量の食いモンが入るんかほんま不思議やでー」

禁書「むー、ちっちゃくないんだよ!」

吹寄「またか青髪……」ボキボキ

青ピ「あ、あはははははジョークやんジョーク、アメリカンジョーク」

上条「どこにアメリカ要素があんだよ」

黄泉川「じゃあ、これからスキー場に行くから各々の部屋にスキーのセット置いてるから、着替えてから一時半にスキー場の入ったところに集合な」

小萌「ちゃんと部屋の鍵は閉めるんですよー」


―――
――





501 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:01:51.35l778Jc03o (12/17)




――
―――


同日 13:00

-スキー場・入口-


黄泉川「――よーし。全員集合できてるな」


一方通行「……チッ、動きづらくてうっとおしいなこの服は」

芳川「ぷっ、似合ってない……」クスクス


黄泉川「じゃあ、これからの事をはな――」


一方通行「あァクソババァが。オマエはスッゲェ似合ってるなァババァだから」

結標「何で貴方はこんなところまで来て喧嘩してるのよ」

姫神「まあ。それについては今さら感がある」

一方通行「つゥか喧嘩売ってきたのはこのババァだろ。文句ならコイツに言え」

芳川「やだー、似合ってないって誉め言葉だったのよー知らなかったのー?」

一方通行「聞いた事ねェよそンな褒め言葉。つゥかその気持ち悪りィ喋り方やめろ」




502 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:02:52.42l778Jc03o (13/17)



禁書「とうまー。雪ってなんだかおいしそうだね」

打ち止め「ああ、それわかるかも。それならかき氷食べ放題だね、ってミサカはミサカはベタなボケをかましてみる」

上条「言っとくけど学園都市の人工雪は化学物質のオンパレードだぞ。あんま口に入れんじゃねえぞ」

青ピ「おっ! あそこのお姉さん無茶苦茶レベル高いで土御門くん!」

土御門「うむ、やはりまずはメイド喫茶に行って態勢を整えないとな」

吹寄「なんの態勢を整えるつもりなのよ」

姫神「……吹寄さん。そのスキーのセット。なんか私たちのと違うね」

吹寄「よくぞ聞いてくれました! これはこの前通販で買った――」


黄泉川「だぁーお前ら少しは静かにするじゃん! こっちはこれからのことを話すって言ってるじゃん!」


小萌「黄泉川先生落ち付いて」アワアワ




503 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:03:36.60l778Jc03o (14/17)



黄泉川「お前ら風斬を見習うじゃん。こんな周りが騒がしい中ずっと黙って待ってたじゃん!」

風斬「え? え、ええと……」

一方通行「オイ黄泉川。こンなくだらねェ説教に風斬使うなよ。困ってンじゃねェか」

芳川「果てしなく今キミが言うべきセリフじゃないわよね」

禁書「ねえねえ。ひょうかもこの雪一緒に食べてみる?」

風斬「え。……その、私はいいかな」

上条「つーかさっき食うなっつったばっかなのになぜすぐに忘れるんだお前は」

黄泉川「ああー、楽しくなってきた。やっぱ悪ガキどもはいいじゃんねー」フフフ

小萌「黄泉川先生お気を確かにー」オロオロ




504 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:04:24.70l778Jc03o (15/17)



黄泉川「――じゃあ話を続けるじゃん」

打ち止め「続けるというかまだ始まってすらないけどね、ってミサカはミサカは――」

結標「しっ。わかってても口には出さないでね打ち止めちゃん。話が進まないから」

打ち止め「はっ。ごめんね黄泉川。どうぞ続けて続けて」

黄泉川「……これからスキーの経験者と初心者の扱いについて話すじゃん」

黄泉川「経験者は中級コースは勝手に行ってよし。上級コースは私が一緒についてくじゃん」

青ピ「ええっー上級コースは黄泉川センセがついてくるんかいな」

土御門「素直にスキーを楽しめそうにないぜい」

吹寄「だからお前らは黙ってろと言ってるだろ」

黄泉川「少しでも危ないことしたらしごくからな?」

一方通行「上級者とやらに何を求めてんだオマエは」




505 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:05:16.87l778Jc03o (16/17)



小萌「で、初心者の方たちは私が丁寧に教えますからねー」

上条「でも先生。普通こういうのは体育の教師である黄泉川先生が教えるんじゃないんですか?」

小萌「上級者コースで他の子を見ながら滑るなんて器用な真似、黄泉川先生にしか出来ないですからねー」

姫神「だから小萌先生が。自動的に初心者コースの担当」

一方通行「で、芳川。オマエは何の担当なンだよ?」

芳川「私? 私はゲレンデを優雅に舞う美女たんと――」

一方通行「ハイハイここでもニートですねェ分かりますゥ」

黄泉川「じゃあ各々スキーを楽しむこと! 以上、解散!!」


―――
――





506 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/19(日) 23:07:24.28l778Jc03o (17/17)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさん、というか待ってくださったみなさんありがとうございます

自動車教習とかやってたら二週間たってた
そして明日で夏休み終了\(^O^)/

じゃあ次は何週間後に出会えるかな嘘ですすぐ来れるように努力します
ではではノシ



507VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/19(日) 23:28:29.36U/NnKynDO (1/1)

おつ
怖いな学園都市の雪


508VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/19(日) 23:49:09.989mFSTn0IO (1/1)





509VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)2012/08/20(月) 21:17:41.42MjvTnMdOo (1/1)



でも外の雪も大気汚染とかで汚いから食っちゃだめですよインデックスさん


510 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:41:47.30ubmYc5R6o (1/14)


みなさんこんばんは
少ないけど投下します

>>501
13:00って書いてるけど13:30でしたすみません



511 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:42:21.84ubmYc5R6o (2/14)




――
―――


青ピ「おっしゃー! 監視の目のない中級コースに特攻やで二人とも!」

土御門「俺パス」

上条「お、俺もパス」

青ピ「何でや二人とも!?」

土御門「メイドが俺を呼んでるんだぜい? これは行くしかないにゃー」

上条「俺はちょっと初心者コースで体慣らしてから行くわ」

上条(まあ本当はスキーなんてやった記憶がないから不安なだけだけどな)

青ピ「ほんまノリ悪いで二人とも」

上条「テメェは複数で行かなきゃナンパもできねえのかよ」

青ピ「カミやーん、そこまで言うなら一人で出来るんやろうなーナンパ」

上条「しねーよ」

土御門「じゃ、俺はちょっと行って来るぜい」

上条「何でお前ら素直にスキーする気ねえんだよ」




512 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:42:49.40ubmYc5R6o (3/14)



吹寄「よし、この旅行で一生スキーしなくてもいいくらい滑るわ!」

結標「ふふ、なにそれ」

吹寄「ところで結標さんは何コースに行くつもりなの?」

結標「私はとりあえず初心者コースかな。上条君が言ってたみたいに慣らしてから中級かな」

姫神「私も。初心者コース」

吹寄「姫神さんはスキーやったことないの?」

姫神「私が前住んでたところは。なにもない田舎だったから……ふふふ」

吹寄「てことは中級者コースに行くのは私だけか」

結標「青髪君がいるじゃない」

吹寄「なにが悲しくてあんなヤツと滑らなきゃいけないのよ。こうなったら思い切って上級者コース行ってみようかしら」

姫神「青髪君かわいそす。どうでもいいけど」




513 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:43:18.76ubmYc5R6o (4/14)



吹寄「ま、二人共は精々愛しのあの人との距離を縮められるように頑張る事ね」

結標「ぶっ、な、何でここでその話題になるのよ!?」

吹寄「絶好の機会じゃない。こういう日常から少し離れたイベントは恋愛において有効に働くはずよ、たぶん」

姫神「そういえば。アクセラ君はどこのコースに行くの?」

結標「え、一方通行? ……そういえばあいつどこのコースに行くのかしらね」

吹寄「初心者のようだったし初心者コースじゃない?」

姫神「でも彼。プライド高そうだから上級者コースとかあり得るかも」

吹寄「そっか。そういえば初心者コースには――」


小萌「頑張りましょうね皆さん!」

禁書「がんばって滑られるようになるんだよ!」

打ち止め「ミサカも10777号みたいにすいすい滑られるように頑張る! ってミサカはミサカは握りこぶしを作って意気込んでみたり」


吹寄「……あの子たちがいるしね」

結標「……あはは」




514 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:43:52.56ubmYc5R6o (5/14)



姫神「……まあ。そういうのは本人に聞くのが。一番早い」

吹寄「それもそうね。……えーと、あれ? いなくない?」

結標「いつの間に消えたのかしら」

姫神「白いから。雪に擬態してる?」

吹寄「さすがにそれはないでしょ」

結標「うーんと、あっ。芳川さん!」

芳川「なにかしら淡希?」

結標「一方通行どこに行ったか知りませんか?」

芳川「さあ? 厨二病特有の孤独空間に逃げ込んだんじゃないかしら?」

吹寄「……どういうこと?」

姫神「つまり。一人が好きだから。どこかに行った。ってこと?」

結標「なんの解決にもなってない返答ね」




515 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:44:18.92ubmYc5R6o (6/14)



吹寄「まあ、結標さんは初心者コースに行くより彼を見つけに行くのが先のようね」

結標「うん、まあどうせだし白いの捜してくるわ」

姫神「私は先に。初心者コースに行ってる」

結標「うん、了解」ザクザク



姫神「…………これで上級者コースとかに。アクセラ君がいたら」

吹寄「なんてこったい、ってなるわね」

姫神「じゃあ見つけたら。連絡してあげるとしよう」

吹寄「わかったわ。じゃ、私は中級、上級と見てくるから初心者の方お願いね」

姫神「うん」


―――
――





516 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:44:47.01ubmYc5R6o (7/14)




――
―――




同日 13:40

-スキー場・休憩所-


一方通行「……あァ、スキーの道具邪魔クセェ。歩きにくくてしょうがねェ」ザクザク

一方通行「とっとと落ち付ける場所に行ってゆっくりしねェとな」ザクザク

一方通行「…………」ザクザク

一方通行「しかしコイツの性能はすげェモンだな、前のヤツより格段に歩きやすい」ザクザク

一方通行「今自分が雪の上を歩いてるなンて忘れてしまいそォだな」ザクザク

一方通行「…………」

一方通行「つゥか、スキーの道具重すぎンだろクソが」


―――


一方通行「……やっと落ち付ける場所に来られたか」

一方通行「とりあえずこの道具はここに置いとくか」ガチャ

一方通行「さァて、自販機で缶コーヒーでも買ってくるかなァ」スー




517 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:45:13.03ubmYc5R6o (8/14)



一方通行「……えェと、最近ハマってるコーヒーのメーカーはァと」キョロキョロ

一方通行「ああ、あったあそこか。……あン?」

一方通行「何やってンだあのガキ……?」



絹旗「……むむ、財布を忘れてくるなんて超ついてないですね」

絹旗「まさか超浜面ごときにじゃんけんで負けるとは思いもしませんでした」

絹旗「このまま飲み物を買ってこないで帰ったら、麦野に超ドヤされますね」ブル

絹旗「…………はぁ」

一方通行「……オイ」




518 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:45:40.76ubmYc5R6o (9/14)



絹旗「!? あ、はいなんですか?」ビク

一方通行「買わねェンならそこどけ」

絹旗「ああ、すみません。今すぐどきます」

一方通行「…………」スー

一方通行「…………」チャリンピッガチャン

絹旗「……………」

一方通行「……何だよ?」

絹旗「あ、いえ別に……」

一方通行「買わねェのかよ」

絹旗「財布を超忘れてしまって……」

一方通行「あァ、そォ……」スー




519 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:46:08.45ubmYc5R6o (10/14)



絹旗「超待ってください!」ガシッ

一方通行「杖を持つンじゃねェ! 歩けねェじゃねェか!」

絹旗「こんな可愛い美少女が超困ってるのにあなたは助けようとは思わないんですか!」

一方通行「自分で可愛いとか言ってンじゃねェよ、ブチ殺すぞクソガキ」

絹旗「初対面の人にブチ殺すはないんじゃないですか?」

一方通行「初対面の人にたかるのもねェよ」

絹旗「お願いしますー! 私超困ってるんですよー! 手ぶらで帰ったら怖い上司にブチコロシ確定されちゃうんですよー!」

一方通行「勝手に殺されてろ……つゥか全然右手が全然動かねェンだが」

絹旗「ふふーん。こう見えても私はレベル4の能力者なんですよ! あなたの右手を動かせなくするくらい超造作の無いことです!」

一方通行「……チッ、分かった。買えばイインだろ買えばよォ」




520 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:46:46.55ubmYc5R6o (11/14)



ピッ、ガチャン


絹旗「いやー本当にありがとうございます! あなたに会えて超良かったと思います」

一方通行「何でこンなに大量に買ってンですかねェ」

絹旗「罰ゲームでメンバー全員分のジュースを超買わなきゃならなかったですよ」

一方通行「……全部で十本っつゥことは結構大勢で来てンだな」

絹旗「いえ。来ているのは私含めて五人だけです。あまりの五本はどうせだから自分用にとっておこうと」

一方通行「人サマの金だっつゥのに何てことしやがるンだこのガキァ」

絹旗「本当に感謝してますって! ではそろそろ私は行きます」ザクザク

一方通行「おォいけいけ。そして二度と俺の目の前に現れるな」

絹旗「超ありがとうございました一方通行!」

一方通行「…………オイ待て」




521 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:47:13.47ubmYc5R6o (12/14)



絹旗「何ですか超呼びとめて。さっき自分で目の前に現れるなとか言っておきながら」

一方通行「何でオマエ俺の名前知ってンだよ?」

絹旗「あれ? 知ってちゃ超マズイ事でもあるんですか?」

一方通行「別にそんなこたァねェが、一応聞く。何で俺の名前を知ってやがる」

絹旗「そりゃあ、自分の能力向上させてくれた恩人の名前ですからね。まあ、そのせいでこんな超泥臭いことさせられてるわけですが……」

一方通行「……オマエ、『暗闇の五月計画』の被験者か」

絹旗「はい、絹旗最愛と申します。現在暗部で絶賛活躍中の超美少女ですよ!」

一方通行「……つゥことはオマエの仲間っつゥのは……」

絹旗「そうですね。あなたの考えてる通りです」

一方通行「チッ、くっだらねェ。失せろクソガキ」

絹旗「はーい! 言われなくても超撤退しますよー、と」ザッザッザ




522 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:47:40.03ubmYc5R6o (13/14)



一方通行「…………」


一方通行(何でこンな何の変哲もねェスキー場に暗部のヤツらが……)

一方通行(まさか俺を再び暗部に引き入れよォなンて考えてンじゃねェだろォな)

一方通行(その場合、俺はアイツらと……)


一方通行「…………」

一方通行「ケッ、面白ェじゃねェか。来いよクソ野郎どもが。まとめて片付けてやるよクソッたれ」


―――
――





523 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/23(木) 21:49:03.49ubmYc5R6o (14/14)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさんありがとうございました

なんか一方さんが最後やってやるぜ! 的なこと言ってますけど別にバトル展開はないですよたぶん

ではではノシ



524VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/08/23(木) 21:49:44.9154dYkJkJ0 (1/1)




525VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/08/23(木) 21:51:08.23CCDTGxVdo (1/1)

乙!


526VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/23(木) 21:56:31.62ahd4ZjmDO (1/1)

もあいちゃん可愛いよ乙


527VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/23(木) 22:04:48.08X5YaWbbIO (1/1)




528VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)2012/08/28(火) 11:47:44.79VBt7D9Xk0 (1/1)

一方ちゃん…どうせこのスレではどんなに意気込んでもギャグにしかならないんだから…


529 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:35:59.727MAMbrgro (1/14)


みなさんこんばんは
少ないですが投下



530 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:36:31.407MAMbrgro (2/14)




――
―――


結標(な、なんかどうせ休憩所とかで休んでるんだろう、とか思ってここまで捜しに来たら変な場面に出くわした)←自販機の影に隠れている


結標(位置的に遠くて会話の内容までは聞こえなかったけど、何となく並ならぬ雰囲気なのは分かるわ)

結標(というかあの娘誰よ? 今まで一緒に生活してきて一度も見たこと無いんだけど)

結標(見たところ小学生か中学生ってくらいかしら……)


結標「――――」ブツブツ


少年「ママー、なんかあの人独りでぶつぶつ言ってるよー?」

母親「しっ。見ちゃいけません!」




531 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:36:57.887MAMbrgro (3/14)



結標「……………」


結標(……なんかアイツの周りって小さい子がヤケに集まるような気がする)

結標(うーんと……)

結標(……打ち止め、インデックス、そしてあの娘……)

結標「…………はっ!?」


結標「やはりアイツはロリコ――」


一方通行「何やってンだオマエ?」




532 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:37:24.367MAMbrgro (4/14)



結標「あ、一方通行ぁっ!?」


一方通行「あン?」

結標「ひ、久しぶりねほんと、一万年と二千年ぶりかしらあはははー」

一方通行「ハァ?」

結標「ところで何か用かしらー?」

一方通行「自販機の後ろに隠れて真面目に何やってンだよ変態か?」

結標「い、いや自販機の下に五百セント玉が入ったからちょっと取り出そうと……」

一方通行「五百セントの硬貨なンざあったか?」




533 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:37:53.137MAMbrgro (5/14)



結標「そ、そうだ一方通行。貴方ってスキーのコースどこにするの?」

一方通行「何だいきなり?」

結標「実は私それが知るために貴方を捜しにここまで来たのよね」

一方通行「何でまた」

結標「そ、その、ええと……一緒のコースを滑りたいというかなんというか……」ボソッ

一方通行「つゥか、俺は疲れたから休憩してェンだけど」

結標「なんで貴方はそういつもいつも開始早々休みたがるのかしら……?」

一方通行「面倒臭せェから」

結標「……とにかくどのコース行くの? 初心者? 中級者? それとも上級者?」

一方通行「…………じゃ、間をとって昼寝コースを――」

結標「はぁいじゃあお姉さんと一緒に初心者コース行きましょうかー」グイグイ

一方通行「オイ無理に引っ張ンじゃねェ! 雪に引っ掛かってコケンだろォが!」


―――
――





534 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:38:28.037MAMbrgro (6/14)




――
―――


同日 14:00

-スキー場・初心者コース-


ワイワイガヤガヤ


結標「――お待たせー。馬鹿一人捕まえてきたわー」

一方通行「誰が馬鹿だミンチにするぞコラ」

姫神「おかえり。二人とも」

上条「おお、一方通行。お前も初心者コースか」

打ち止め「あれー? てっきりあなたは上級コースに行くと思ってたのに、ってミサカはミサカは少し驚いてみる」

一方通行「……そォいやインデックスと風斬はどこいった?」

上条「スキーがなかなかうまく出来なくて、いじけて雪遊びが出来るコーナーに行った」

一方通行「で、風斬もそれに付いて行ったと」

打ち止め「ヨシカワも疲れたって言ってあっちに行ったよ」

一方通行「開始早々疲れてンじゃねェよ。つゥかゲレンデを優雅になンたら言ってたクセに初心者コースかよ」




535 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:38:53.737MAMbrgro (7/14)



小萌「……というかアクセラちゃん

一方通行「あァ?」

小萌「さっきまで持ってたスキーの道具はどこへ行ったんですか?」

一方通行「…………あ」

結標「そういえば貴方持ってなかったわね」

一方通行「休憩所に置いてきちまったな」

結標「な、なんですってー!?」

一方通行「オマエが強引に引っ張ったせいだな」

上条「つーかなんでお前早々に休憩所なんかに行ってんの?」




536 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:39:39.597MAMbrgro (8/14)



小萌「困ったですねー、ここから休憩所までアクセラちゃんにとっては結構ありますよ?」

姫神「それに下手すれば。もう係員に回収された可能性がある」

一方通行「つまり俺はスキーをするなと言う神のお告げが――」

結標「……しょうがないわね。多少ながら私にも責任があるようだから、私が取ってくるわ」

一方通行「ハァ? なにもオマエがそこまでする必要はねェよ」

結標「いや、でも取りに行かないと貴方スキーできないじゃない」

打ち止め「そもそも道具を置きっぱなしにするの自体駄目だよね、ってミサカはミサカは正論を言ってみたり」

上条「……つーか一方通行」

一方通行「あン?」




537 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:40:10.147MAMbrgro (9/14)



上条「スキーの道具じゃねえけど代わりにスノボならあるぜ?」

小萌「何で初心者コースにいる上条ちゃんがスノーボードなんて持ってるんです?」

上条「いやー、わずかな希望にかけてみようと……」

姫神「大体。アクセラ君にスノーボードは。ちょっとキツイものがある」

上条「ああそっか」

一方通行「いや構わねェ。それを貸せ」

結標「ちょっと貴方。スノーボードなんて出来るの?」

一方通行「あァ? 俺を誰だと思ってやがる。スキーだろォとスノボだろォ変わンねェよ」

打ち止め「まあ、能力を使う点では変わらないね」

一方通行「それより、あンな大量の道具担ぐより板一枚の方が楽だ」

上条「じゃあほい。スノボ」スッ

一方通行「おォ」




538 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:40:36.787MAMbrgro (10/14)



小萌「あのーアクセラちゃん?」

一方通行「何だよ」

小萌「私はスキーは教える事出来ますけど、スノーボードは出来ませんよ?」

一方通行「問題ねェ。よォするにこれは板に乗って雪の上を滑るスポーツだろ?」カチャカチャ

上条「……何でここで装着してんだよ?」

姫神「一度ゴンドラで。上にあがってから付けないと」

一方通行「そンな面倒臭せェモン乗る必要ねェよ」カチ

結標「……まさか」


ドッフゥゥゥゥン!!




539 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:41:06.047MAMbrgro (11/14)



打ち止め「おおおっー!! ボードに乗ったあの人がすごい速度で坂を登っていった! ってミサカはミサカは説明口調で驚いてみたり」

上条「うわぁ、相変わらず無茶苦茶しやがるなー」

結標「というかあれってありなの?」

姫神「規則的にアウト」

小萌「あわわわー。事故とか起こらなければいいんですけどー」

上条「時速何キロ出てんだアレ?」

姫神「結標さん」

結標「……なにかしら?」

姫神「あれと一緒に。ゲレンデをランデブー出来るの?」

結標「……多分無理」


―――
――





540 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:41:34.127MAMbrgro (12/14)




――
―――


-スキー場・雪遊びコーナー-


禁書「――見てみてひょうかー。うさぎを作ったんだよ」

風斬「ええと……うさぎ……うさぎ?」

芳川「ただの雪の塊にしか見えないわね」

禁書「むー、うさぎって言ったらうさぎなんだよ――って、ん?」

風斬「どうしたの?」

禁書「何だか坂をすごい速度で上ってる人がいる」

風斬「それって……危ないんじゃ……?」

芳川「まったくモラルのないヤツね。一体どこの一方通行かしら」

禁書「えっ? あれあくせられーたなの?」




541 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:42:03.587MAMbrgro (13/14)



風斬「……たしかにそうですね」

禁書「ひょうか結構距離あるのに見えるの?」

風斬「見えるというか、なんというか……」

芳川「まあ、やっぱりこっちに避難して正解だったようね」

禁書「なんで?」

芳川「あんな時速百キロは優に超えた化け物と正面衝突したら、一般人の体なんてひとたまりもないわ」

風斬「でも……あの人も、その、ちゃんと考えてるんじゃ……」

禁書「んー、なんか百キロとか言ってたらおなか空いてきたんだよ」

芳川「何の関連性があるのか全く分からないんだけど」

禁書「そんなこと言われても困るかも」

芳川「……というか、まだ二時なんだけどおやつの時間は来てないわよ?」

禁書「一時間なんて誤差あってないようなものなんだよ!」

風斬「……じゃ、じゃあ売店とか見に行ってみる?」

禁書「うん!」

芳川「……ふむ。ツッコミ役がいないからカオスな展開が予想されるわね」


―――
――





542 ◆ZS3MUpa49nlt2012/08/29(水) 22:45:38.777MAMbrgro (14/14)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさんありがとうございました

そろそろ本格的に学校が始まるので投下感覚がぁ……
ではではノシ

※スノーボードで坂を逆走する行為は危険なので決して真似しないでください


543VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/08/29(水) 22:46:23.75O482urLI0 (1/1)

乙!

出来ねぇよ!


544VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/29(水) 22:49:14.39+Uk8HcaDO (1/1)

出来るのは一方さんかコナン君くらいだろ乙


545VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/30(木) 00:26:32.82ZZa6luH9o (1/1)

乙ってわけよ!


546VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)2012/08/30(木) 04:15:19.20zBIebMTy0 (1/1)

出来ねえよバカ!出来ねえよバカ!!

まったりゆっくり書き溜めてくれていいのよ


547VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/08/30(木) 09:11:57.765F09/biIO (1/1)


それが出来るならゴンドラは開発されなかったと思うんだ


548VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/09/02(日) 20:42:57.78J6F/venG0 (1/1)




549 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:05:07.91ZTnJlk2Vo (1/10)


こんばんは
ワンシーンだけど投下します



550 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:05:48.88ZTnJlk2Vo (2/10)




――
―――


同日 14:20

-スキー場・上級者コース-


一方通行「……あン? 気付いたらよく分かンねェ場所に来ちまった」

一方通行「見たところ初心者コースより複雑に見えるな」

一方通行「つまり中級か上級のコースっつゥことだな」

一方通行「…………」

一方通行「……しかしやっちまったなァ」

一方通行「あまりにスノボっつゥのが楽しくて、バッテリー残量を無視してハシャギ回っちまった」

一方通行「精々あと五分あるかねェか、か」

一方通行「……さァて、ここはどこなンですかねェ」

吹寄「あら。アクセラじゃない」




551 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:06:48.21ZTnJlk2Vo (3/10)



一方通行「……吹寄か」

吹寄「どうしたのこんなところで。というか結標さんが捜してたわよ」

一方通行「あァ知ってる。つゥかもォ会った」

吹寄「……たしか結標さんは初心者コースに行ってるはずだけど、なんであなたはここにいるの?」

一方通行「いやァ、アレだアレ。スノボで坂を上ってたらどこまで速度出せンのか試したくなってよォ」

吹寄「……あれ、スノーボードって坂を上るスポーツだったかしら……?」

一方通行「それでよォ、音速辺りの速度になったらさすがに学園都市製のボードでも悲鳴を上げてな」

吹寄「なにをどうやったらスノーボードで音速を出せるのよ」

一方通行「つゥわけでこの辺りで勘弁してやるかと思ってやめたわけだ。そォしたらよく分かンねェ場所へ辿り着いた」

吹寄「……つまりスノボで遊んでたら上級者コースに迷い込んだってこと?」

一方通行「そォなるな」




552 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:07:32.96ZTnJlk2Vo (4/10)



吹寄「でもあなたなら、すぐにここから脱出くらい余裕で出来るんじゃないの?」

一方通行「そォしてェけどバッテリー残量が怪しいから、あンま無駄遣い出来ねェンだよ」

吹寄「どれだけはしゃいでたのよ……」

一方通行「つゥわけで出口どこか教えてくれ」

吹寄「……まあ別にいいけど、聞くまでないと思うわよ」

一方通行「……どォいう事だ?」

吹寄「スキー場なんだから、普通に下りていけばいずれはスタート地点に辿り着くでしょ?」

一方通行「……言われてみればそォだな。聞くまでもねかった」

吹寄「でしょ」

一方通行「……つゥかここ上級コースだよな?」

吹寄「そうだけど」




553 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:08:07.77ZTnJlk2Vo (5/10)



一方通行「上級コースって黄泉川が監視してンだよな。アイツドコ行った?」

吹寄「ああ、黄泉川先生ならそういうのすっぽかして滑って遊びまくってるわよ」

一方通行「ナニやってンだあの馬鹿は。仕事しろよ真面目に働いてンのは月詠だけかよ」

吹寄「まあいいんじゃない。おかげでこっちものびのび出来るし」

一方通行「そォか。じゃ、俺そろそろ行くわ」

吹寄「あっ、ちょっと待って」

一方通行「あァ?」

吹寄「せっかくだしちょっと話していかない?」

一方通行「何だよいきなり」

吹寄「いや、私とアクセラって二人っきりで話すことってあんまりなかったじゃない」

一方通行「そォだったか?」




554 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:08:33.81ZTnJlk2Vo (6/10)



吹寄「まあいいじゃない。どうせ暇でしょ?」

一方通行「……チッ、しょうがねェな」

吹寄「そう、ありがとね」

一方通行「で、何を話そうってンだ? まさかくっだらねェ世間話とかじゃねェだろォな」

吹寄「あら、いつもと違った会話がいいの?」

一方通行「いや、別にそォいうわけじゃ──」


吹寄「じゃあアクセラって好きな人とかいるの?」


一方通行「…………は?」




555 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:09:14.52ZTnJlk2Vo (7/10)



吹寄「あれ、聞こえなかった? 好きな人がいるか聞いてるのよ、恋愛的な意味で」

一方通行「何でそンな話になりやがンだ?」

吹寄「あなたが望んだことじゃない」

一方通行「望ンでねェよ」

吹寄「実際のところどうなのよ? 一人くらいいるんじゃないの?」

一方通行「いるわけねェだろボケ。俺みてェなツラしたヤツが『俺、今、恋してます』とか言ったら全米が大爆笑すンぞ」

吹寄「誰も笑わないわよたぶん」

一方通行「大体オマエ、そンな質問してきたっつゥことは俺にそォいうヤツがいると思ってやがったのか?」

吹寄「いや、別に思ってないけど。他愛のない世間話よ」

一方通行「世間話だったのかよこれ」




556 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:09:40.95ZTnJlk2Vo (8/10)



吹寄「……まあいいんじゃない。たまにはこんな会話も」

一方通行「良くねェだろ。似合わな過ぎて虫唾が走る」

吹寄「そこまで言う事はないんじゃない?」

一方通行「そこまで言うほど似合わねェンだよ」

吹寄「ふーん、そうなの」

一方通行「チッ」

吹寄「じゃあ、私はそろそろ行くわね」

一方通行「くだらねェ世間話はもォ終わりかよ」

吹寄「もっと話したかった?」

一方通行「これで終わりだと思うと安心する」

吹寄「じゃ、結標さんと仲良くねー」サー

一方通行「オイ、何でそこでアイツの名前が出やがる」




557 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:10:16.59ZTnJlk2Vo (9/10)



一方通行「……チッ、行っちまいやがったか」

一方通行「…………」

一方通行「……あの野郎。一体どォいうつもりであンな会話を持ちかけてきやがったンだァ?」

一方通行「そして最後に唐突に出てきた結標の名前……」

一方通行「…………」

一方通行「……くっだらね」カチ


ドパァァァン!!


―――
――





558 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/05(水) 23:12:37.95ZTnJlk2Vo (10/10)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさんありがとうございました

一週間でこれだけしか書けてなくてワロタwwワロタ……
とりあえず流れは考えてるが、細かいところが考えられてないのが問題だなうん

あと、吹寄が『あなた』って言うのって違和感がすごいよね
ではではノシ



559VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/09/05(水) 23:16:06.72SKWhHaHZ0 (1/1)




560VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/05(水) 23:37:48.95vVlglELIO (1/1)





561VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/06(木) 00:03:21.764JfZzOeDO (1/1)

一方さん可愛い


562VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/06(木) 00:28:54.93FPhI94Iuo (1/1)

超乙です!


563VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/09/07(金) 20:36:38.10Hbkfd3sG0 (1/1)

遭難して裸で暖めあうシチュエーションはまだですか笑笑
とにかく乙乙!


564VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/07(金) 21:02:22.84ezB38caSo (1/1)

>カチ ドバァァァン!!

バッテリー切れて大ピンチフラグですか


565 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:25:41.94akGXrXEKo (1/26)


みなさんこんばんは
投下しますよーと



566 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:26:10.88akGXrXEKo (2/26)




――
―――


同日 14:50

-スキー場・初心者コース-


小萌「――ではそろそろ休憩の時間としますかねー」

結標「休憩時間はどれくらいですか?」

小萌「そうですねー。じゃあ一時間くらいでどうでしょうか?」

上条「一時間……結構長いなぁ」

小萌「上条ちゃん。スキーは危険がいっぱいなので、しっかり休むことが大事なんですよ!」

上条「初心者コースにどんな危険があるってんだ」

結標「まあいいんじゃないかしら。時間的にもおやつの時間なわけだし」

打ち止め「えっ、おやつ!? ミサカ疲れたから糖分みたいなものが欲しいー出来ればケーキ、ってミサカはミサカは要求を惜しみなく言ってみたり」




567 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:26:39.54akGXrXEKo (3/26)



結標「ケーキかぁ……そんなものこのスキー場にあるのかしら?」

姫神「そういえば。このスキー場には美味しいケーキで有名な喫茶店があるとかなんとか」

結標「へえ、なんとも都合よくあるものねえ。じゃあそこに行く事にしましょうか打ち止めちゃん」

打ち止め「うんいいよー、ってミサカはミサカは手をあげて了承してみたり!」

上条「じゃあ俺はインデックスのやつが無茶してねえか見てくるとすっかな」

結標「芳川さんたちが付いてるから大丈夫じゃないの?」

上条「あいつが暴走するとやべえからな。親友の風斬でも押え切れるかどうか……つーかあいつには無理だ性格的に」

姫神「じゃあ私もついてく。冷静キャラは一人でも多い方が良い」

小萌「私は休憩所にいますから、何かあったら来てくださいねー」




568 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:27:05.63akGXrXEKo (4/26)



打ち止め「じゃあじゃあアワキお姉ちゃん! 早く喫茶店に行こうよ! ってミサカはミサカは急かしてみたり!」

結標「まあまあ落ち着いて。とりあえず案内板を探して、それで場所を確認するとしましょ」

打ち止め「了解ー……ん?」ピク

結標「どうかしたの?」

打ち止め「何だかすごい音が聞こえてこない? ってミサカはミサカは耳を澄ませてみたり」

結標「すごい音? ええと……何も聞こえないけど」

打ち止め「…………あっ。段々と近づいてきた!」


ドッパァァァン!


結標「あ、ホントだ。 ……ってこの音って……」




569 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:27:32.65akGXrXEKo (5/26)



一方通行「オラァ!!」


ドッパァァァァァン!!


打ち止め「あっ。あの人だ!」

結標「やっぱりか」


一方通行「よォオマエら。奇遇じゃねェか」カチ

結標「別に同じスキー場にいるんだから奇遇でもないでしょ」

打ち止め「どうしたの? こんなに寒いのに汗ダラダラで、ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

一方通行「あァ? アレだアレ。電池の残量が危ねェから徒歩と能力使用を繰り返してここまで来たンだよ」

結標「そんな能力の無駄遣いをするから……」




570 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:27:58.65akGXrXEKo (6/26)



一方通行「ところでオマエら何やってンだ? つゥか他のヤツらはどこに消えた」

結標「ああ、初心者コースは今から一時間くらい休憩よ」

一方通行「休憩だと?」

打ち止め「そうそう。だからミサカたちはこれからケーキを食べに行くんだー」

一方通行「平和なヤツらだなァ」

結標「そうだ。よかったら貴方も一緒にどう?」

一方通行「ハァ? オマエ知ってンだろォが、俺が甘いモン好きじゃねェことを」

結標「場所は喫茶店だからコーヒーの一つでもあるでしょ」

一方通行「……面倒臭せェ」

打ち止め「つまりオッケイってことだね、ってミサカはミサカは勝手に自己解釈してあなたの腕を引っ張ってみたり」グイグイ

一方通行「ふざけンなクソガキが。離せコラ」




571 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:28:51.47akGXrXEKo (7/26)



打ち止め「でも口の割には大して抵抗しないんだね」

一方通行「……アレだ、俺は疲れてンだよ」

結標「疲れてるなら喫茶店で休めばいいでしょ」

打ち止め「そうだよー! 今なら美味しいケーキと飲み物がついてくるよー、ってミサカはミサカは食べ物で誘惑してみたり」

一方通行「……分かった。行けばイインだろ行けばよォ」

打ち止め「おおっ。まさか食べ物で釣れるとは思わなかった、ってミサカはミサカは少し驚いてみる」

一方通行「釣れてねェよ。面倒臭せェから付いて行くだけだ」

結標「ホントは行きたかったんじゃない?」

打ち止め「だねー」

一方通行「ぶち殺すぞクソアマ共」


―――
――





572 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:29:34.05akGXrXEKo (8/26)




――
―――


同日 15:20

-スキー場・喫茶店-


結標「……どうやらここのようね」

打ち止め「結構来るのに時間がかかったね、ってミサカはミサカは時間を見ながら言ってみたり」

一方通行「休むためにここへ来たのに、何でこンなに疲れてンですかねェ?」

結標「しかし有名って聞いたけど、結構地味な場所にあるわね」

打ち止め「そうだねー。もっと大々的にアピールしてる感じだと思ったけど」

一方通行「つゥかさっさと入るとするぞ。こちとら急な坂とか歩いて疲れてンだ――」ガチャ




573 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:30:00.65akGXrXEKo (9/26)




メイド「おかえりなさいませ! ご主人様!」



一方通行「……………………は?」

打ち止め「おおーメイドさんだー!」

結標「……あれ? 道間違えたかしら?」


メイド「お席はこちらになりまーす!」




574 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:30:27.45akGXrXEKo (10/26)



一方通行「オイ。俺はこンな場所に来るつもりはさらさらねかったンだけどよォ」

結標「そりゃ私も来るつもりはなかったわよ。まさか有名な喫茶店がまさかメイド喫茶だとは思わないじゃない」

一方通行「……そォいや土御門の野郎がメイド喫茶が何とか言ってたなァ」

打ち止め「あっ、モトハルがいるよー!」

一方通行「あン?」



土御門「うにゃっはっはっはっはっ! やっぱりメイドさんはエロに限るぜい!」



結標「…………」

打ち止め「…………」

一方通行「…………」




575 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:30:54.04akGXrXEKo (11/26)



結標「……とにかく他人のふりをしときましょ」

打ち止め「……うん、そうだね」

一方通行「あンなのに関わってたら、俺たちも変態扱いされちまうしな」



メイド「こちらの席にどうぞ」

結標「あ、ありがとうございます」

一方通行「あァ、安らぎの一時が欲しい……」

打ち止め「じゃあミサカが安らぎを与えてあげるよ!」

一方通行「安らぎと対極の位置にいるクソガキが何言ってンだ」

メイド「メニューはこちらになりまーす!」

結標「あ、どうも」




576 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:31:20.51akGXrXEKo (12/26)



打ち止め「おおっー! 何だかすごく名前の長い食べ物がいっぱいあるぞー! ってミサカはミサカは興奮を抑えきれなかったり!」

結標「うわぁ、読むのもすごくはずかしい単語ばっかりあるわね」

一方通行「俺はなンて店に迷い込んでしまったンだ」


???「ひゃはははっ。何泣きごと言ってんだ一方通行ぁ!?」


一方通行「……この聞き覚えのある事が悔まれるうっとおしい笑い声は……」

打ち止め「あっ、キハラだ!」

木原「よぉ打ち止め。元気にしてたか?」

一方通行「何でこンな場所に出没してンだ、このオッサンはァ?」




577 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:31:55.58akGXrXEKo (13/26)



木原「あぁん? 俺がこんな場所に居ちゃ悪いって言うのかテメェは?」

一方通行「どォ見ても場違いだろォが。顔面にタトゥー彫り込ンだ変人がメイド喫茶でティータイムとかシュール過ぎて笑えねェよ」

木原「だろうな」

結標「あのー木原さん?」

木原「おおっ、たしか結標さんっつったか。いつもこの馬鹿の面倒臭せぇ世話してくれてありがとぉよ」

結標「あ、いえ」

一方通行「誰が世話されてるってェ?」ピキピキ

木原「どう見てもお前だろクソガキ。お前の常識の無さには昔から頭抱えてたわぁ、優しさ50%の薬必須だったわぁ」

一方通行「いますぐ冥土に送ってやろォか木原クンよォ!?」

木原「何だその顔はぁ? 上手いこと言ったつもりかテメェ、全然上手くねェンだよ殺すぞ?」

打ち止め「あわわー、大変だぜアワキお姉ちゃん。このままじゃこのメイド喫茶が更地になっちゃうよ」

結標「何でこの二人って会う度こんなケンカできるの?」




578 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:32:25.87akGXrXEKo (14/26)



???「だめだよ数多おじちゃん。お客の人に迷惑かけちゃ」


木原「あぁ? ああ、すまねえなつい」

一方通行「あァ? 数多おじちゃン?」

打ち止め「……この声はまさか……エンシュウ!?」

一方通行「エンシュウ?」


円周「ていうか数多おじちゃん。そろそろ帰った方がいいんじゃない? 会社の人たちが困ってるよ」

木原「あ? いいんだよ困らせときゃなぁ。つーかお前が無茶しねえか見張ってなきゃいけねえんだよ俺はよぉ」

一方通行「……誰だコイツ?」

結標「ああ、この子はたしか木原さんの親戚の円周ちゃんよ」

一方通行「……ああ、クソガキがいつも遊んでる友達っつゥのはコイツの事か」




579 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:32:58.06akGXrXEKo (15/26)



打ち止め「おっすエンシュウ! ってミサカはミサカは挨拶してみたり!」

円周「あっ、打ち止めちゃんいらっしゃい。まさかこんなところで会えるとは思わなかったね」

打ち止め「ところで何でエンシュウはそんな格好してるの? ってミサカはミサカはメイド姿のエンシュウを見て聞いてみたり」

円周「バイトだよ」

打ち止め「バイト?」

円周「うん。数多おじちゃんに頼んでここで働かせてもらってるんだ!」

打ち止め「へえー、なんだかすごいねー! ってミサカはミサカは思わず感心してみたり」


一方通行「何やってンだよオマエ。ガキがバイトなンざ聞いた事ねェよ」

木原「あん? 別に構わねぇだろうが。つーか脅されたんだからやらねえわけにはいかねえしな」

結標「脅された?」

木原「ああ。あれは新年を迎えてからの話だ――」




580 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:33:29.98akGXrXEKo (16/26)



円周『ねえねえ数多おじちゃん!』

木原『ああ? なんだ円周』

円周『私メイドになってみたい!』

木原『はぁ? 今何て言った?』

円周『だからぁ、私メイドになってみたい!』

木原『メイドってあれかぁ? おかえりなさいませご主人様、っつーあれか?』

円周『そうそう、そのメイド』

木原『だったらコスプレ用の服でも買って勝手になってろ』

円周『違うよぉ、実際に働いてみたいの』

木原『駄目だ。一応でも木原であるお前が何でそんなことする必要があるってんだ』

円周『…………』




581 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:33:58.36akGXrXEKo (17/26)



円周『……うんうんわかってるよ数多おじさん』ピーガガガ

木原『あぁ?』

円周『ねえねえ数多おじさん』

木原『今度は何だ』

円周『じゃーん、これなんでしょう?』スッ

木原『……何かのリモコンか』

円周『そう。これ実は爆弾の起爆スイッチなの!』

木原『爆弾?』

円周『うんうん。この会社の車全部に爆弾が仕掛けてあるの』

木原『つまりあれか。要求を通さなきゃ爆破させるってか?』

円周『そうなの。これをポチっとすると大事な社員と車が爆発しちゃうよー』




582 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:35:26.20akGXrXEKo (18/26)



木原『……チッ、分かったよ。メイド喫茶だな了解だ了解』

円周『やったー! さすが数多おじちゃん。物分かりがいいー!』

木原『ま、社会勉強っつーことで許してやるよ』

円周『うん! ちゃんと勉強するね!』

木原『まあでも、詰めが甘ぇぞ円周』

円周『?』

木原『そのリモコンのバッテリー部分を見てみろ』

円周『……あっ。バッテリーが抜かれてる』

木原『木原っつーのはもっと用意周到に残酷にすんだよ。やっぱテメェは木原が足りてねぇな』

円周『…………』

木原『それになぁ。いくら部下や車が壊されようが、別に俺は困らねぇんだぜ?』

円周『……うんわかった! 次からはこのビルの柱全てにダイナマイト仕掛けとくね』

木原『そうだな。精々頑張れや』




583 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:35:52.62akGXrXEKo (19/26)



木原「……つーことがあったわけよ」

一方通行「オイオイ、オマエらのいざこざでウチの住処ぶっ壊すンじゃねェぞ」

結標「……何だかよく分からないけどすごく怖いわ」

木原「まあそこんところは安心してろ。一応、あのビルに壊れられたら俺だって困るしなぁ」

一方通行「つゥか木原一族っつゥのはロクなヤツが居ねェなァオイ」

木原「しょうがねぇじゃねえか木原なんだから。まぁ、でも俺はまだマシな方だろ、一所懸命汗水垂らして働いてるわけだしよぉ」

一方通行「汗水垂らしてンのはオマエの部下だけどな」

円周「ねえねえ」

一方通行「あン?」

円周「あなたが噂に聞くアクセラお兄ちゃんだね」

一方通行「俺はオマエの兄になった覚えはねェ」

円周「私もあなたの妹になったつもりはないよ?」

一方通行「……あァそォですかい」




584 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:36:30.89akGXrXEKo (20/26)



一方通行「で、何の用だ」

円周「別に用なんてないよ。ただ初めて会ったから挨拶しとこうかなって」

一方通行「そォかよ。ハイハイ分かったからじゃあ仕事に戻れよ」

円周「そういえば私、今メイドだったね」

木原「そうだぞ円周。あんまサボってると怒られんのは俺なんだからよぉ」

一方通行「あはっぎゃはっ! こンなオッサンが怒られてビクビクしてる姿想像したら笑えてくンじゃねェか」

木原「あ? 小僧が、その貧弱な体をボコボコにしてピクピクにさせてやろうか?」

円周「じゃあ私はお仕事に戻るけど、あんまりさわいじゃ駄目だよ数多おじちゃん」

打ち止め「がんばってねーエンシュウ! ってミサカはミサカは精一杯応援してみたり!」

円周「うん! 頑張るよ!」テクテク


結標「……こう見てるだけなら普通の女の子なんだけどなぁ」

一方通行「だが残念ながらキチガイ一族の一人だ」


―――
――





585 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:36:57.34akGXrXEKo (21/26)




――
―――

打ち止め「ケーキうまー」モグモグ

結標「――あ、もうこんな時間」

打ち止め「休憩は終わり?」ムシャムシャ

結標「そろそろスキー場に戻った方がいいくらいの時間ね」

一方通行「ならとっととこの魔境から出るとしよォぜ。つゥか全然休ンだ気になンねェンだけどよォ」

結標「そうね。たしかに私も何だか逆に疲れたわ……あはは」

木原「あん? もう帰んのかお前ら?」

一方通行「オマエみてェに暇じゃねェンだよ」

打ち止め「じゃあミサカは最後にエンシュウに挨拶してくるね、ってミサカはミサカは辺りを見渡してみたり」

一方通行「早くしろクソガキ」

打ち止め「ええっと……って、あっ! 大変だ!」

結標「どうしたの打ち止めちゃん」

打ち止め「エンシュウが変な客に絡まれてるよ! ってミサカはミサカは事態を報告してみたり!」




586 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:37:39.68akGXrXEKo (22/26)



デブ「ぬふふ、メイドさんかわゆす」

円周「ごしゅじんさま、店内では従業員へのタッチはだめですよ」

デブ「ちょっとくらいいいじゃない、ぐへへへへ」ソー

円周「ちょ、やめ……」


一方通行「オイオイ本格的に変態野郎に襲われてンじゃねェか」

結標「あれって営業妨害とかになるんじゃないの?」

一方通行「一応、警備員とか風紀委員に通報はしてンじゃねェのか? まァ、すぐにあれに対応出来るっつゥわけじゃねェが」

木原「あひゃっ。何だあのデブ。あんな理性の飛んだ本格的な豚は初めて見たぜぇ」

打ち止め「ちょっとキハラぁ! エンシュウを助けなくてもいいの? ってミサカはミサカは袖を引っ張りながら急かしてみたり」

木原「あぁ、構わねェよ。逆に心配するべきはあの豚だからな」

打ち止め「えっ?」




587 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:38:34.09akGXrXEKo (23/26)



デブ「ふひひひ。メイドさぁん!」

円周「…………」カチャ


一方通行「……何か携帯電話取り出したぞ」

結標「通報でもするのかしら?」

一方通行「そンな事する暇があったら逃げた方が早いだろ」


円周「……うんうん分かってるよテレスティーナおばさん」ピーガガガ


ゴッ。


デブ「メイドさ――ごふっ」バキッ


円周「木原ならこうするんだよね?」


結標「え」

一方通行「……あン?」




588 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:39:06.33akGXrXEKo (24/26)



円周「あっはっはっはっはっはっ!! おいおい何で豚が二足歩行してんだよ、あァん!?」

デブ「え……ちょ……」

円周「オラオラ豚は豚らしく這いつくばってろ、ぶひーって言ってみろよテメェ!!」


ビシッビシッビシッビシッビシッビシッビシッビシッビシッビシッビシッビシッ!


デブ「ブヒッ、ぶひっ、ひっ、ぶっ、ぶぶ、ぶひっー!」

円周「ぶひぶひうるせェんだよクソ豚野郎がぁっ!!」


バシンッ!!


デブ「ぶ、ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ビクンビクン




589 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:39:47.04akGXrXEKo (25/26)



打ち止め「」

結標「」

一方通行「なンだありゃ?」

木原「円周はなぁ、木原が足りねえから携帯とかそういうモンで木原を補強してんだよ」

一方通行「補強っつゥか人格変わってンじゃねェか」

木原「ま、あんなんじゃとても木原だとは言えねえけどな」

一方通行「どォでもイイが確実にアイツはこの店クビだろ」

木原「Oh……」


―――
――





590 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/12(水) 22:42:09.66akGXrXEKo (26/26)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさんありがとうございました

物語でちょこちょこっと出てきてた円周ちゃんがやっと登場しました
そして久しぶりの木原くゥゥン

つーか円周ちゃんも木原だからこれからは木原クンは数多クンと書いた方がいいかしら?

ではではノシ



591VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/13(木) 00:06:00.21ie1+ncvIO (1/1)


木原って他にでるとすればびょーりんぐらいじゃなかったっけ…今のところ


592VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/13(木) 14:49:36.828XRpc+JCo (1/1)

幻覚見ながら一人ボケツッコミをこなす乱数さんもいいキャラしてるぜ
マジモンの教職な加群さんは出ても不思議じゃないし


593VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/15(土) 09:25:52.16LE6s30KIO (1/1)

クビどころか客増えるだろ。
どう見てもご褒美だろ。


594VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/09/19(水) 22:12:11.23UL/oAs3F0 (1/1)

ブヒィィィィ!!!


595 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:36:09.58i4xKXGkXo (1/12)


みなさんこんばんは
恒例のワンシーン投下ですたい


596 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:36:43.83i4xKXGkXo (2/12)




――
―――


同日 16:00

-スキー場・初心者コース-


小萌「……あっ、三人ともお帰りですー!」


結標「た、ただいま戻りましたー」

一方通行「おォ……」

打ち止め「…………」


上条「……どうしたんだお前ら? すっげえ疲れたような顔してるけど」

姫神「休憩前より。疲れているように見える」

結標「あははーちょっとね」



597 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:37:28.90i4xKXGkXo (3/12)



一方通行「ゆっくり休憩できると思って入った店がモンスターハウスだったら疲れンだろ普通」

上条「?」

土御門「まあ、それならレベルアップできたんだからいいんじゃないかにゃー?」

小萌「あっ土御門ちゃん! 今までどこに行ってたんですかぁ?」

土御門「ちょっと心のオアシスに行っていたんだにゃー」

一方通行「土御門。レベルアップっつゥのはどォいうことだ?」

土御門「ようこそコッチ側(メイド萌サイド)へ」

一方通行「ソッチ側にいく気はサラサラねェよ」

土御門「またまたー。メイドに囲まれてあんなにニヤニヤぐへへへしてたくせにー」

一方通行「それはオマエだろォが殺すぞ」




598 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:38:06.06i4xKXGkXo (4/12)



結標「そういえば姫神さん。そっちはどうだったの?」

姫神「どうとは?」

結標「インデックスたちを見に行ったんじゃないの? 上条君と」

姫神「あれを見れば。聞かなくても答えは出る」

結標「……ああ、そうね」


禁書「――このゆきみだいふくってあいすすごくおいしいね!」モグモグ

風斬「あはは、そうだね……」

芳川「はたしてそれは何個目の大福かしらね?」

上条「…………不幸だ……」




599 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:38:49.39i4xKXGkXo (5/12)



一方通行「つゥか買わなきゃイイ話だろォが」

結標「そういえばそうね。買わなきゃ食べられないし」

上条「……ははっ。あれだよあれ、何つーか脅さ――」

禁書「なにか言ったかなとうま」ニコ

上条「イエナンデモナイデスインデックスサマ」

姫神「これはひどい」

一方通行「くっだらねェ」

土御門「まあカミやんだからしょうがないにゃー」

上条「しょうがなくねえだろチクショウ!」




600 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:39:37.74i4xKXGkXo (6/12)



土御門「そんなことよりアクセラちゃんのメイド萌デビューを盛大に祝おうぜい」

一方通行「誰もデビューしてねェよ」

青ピ「ほほぉ、ついにアクセラちゃんもコッチ側に来たか……」

一方通行「……いつの間に湧いてきやがったンだこの馬鹿は」

青ピ「いつと言われても今としか……」

一方通行「よし、そのまま回れ右して下の居場所に戻りやがれ」

青ピ「なんでや! ボクの居場所はここやろ!」

上条「そういや青髪。結局ナンパはどうなったんだ?」

土御門「聞くなカミやん。聞かなくてもわかる」

青ピ「ひどい言われようやな」




601 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:40:04.79i4xKXGkXo (7/12)



一方通行「ンだァ? その思わせぶりな言葉はァ?」

上条「……まさか成功したとか言うんじゃねえだろうな?」


青ピ「成功しますた」


土御門「青髪ー、エイプリルフールはまだ早いぜい?」


青ピ「成功しますた」


一方通行「…………」

上条「……は?」

土御門「おうふっ……」




602 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:40:49.72i4xKXGkXo (8/12)



一方通行「……つゥかそのナンパとやらに成功したっつゥンなら、相手はどこに行った?」

上条「そ、そういえばそうだ!」

土御門「お相手さんはどこにいったのかにゃー? 青紙クーン?」

青ピ「ああ、相手はここにはおらんよ」

上条「……つまりどういうことだ?」

一方通行「とりあえず経緯を話せ」

土御門「たしかに言ってることが曖昧すぎてわけがわからないにゃー」

青ピ「せやな。……あれは中級者コースにいたときやったな……」




603 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:41:51.88i4xKXGkXo (9/12)



青ピ「いろんな女の子に声をかけて撃沈しまくって、そろそろ諦めようかなーと思ってたんよ」

一方通行「……よく通報されなかったな」

上条「こんないかにも怪しい大男が接近してきたら、まず警戒するだろうしな」

青ピ「それでな、次のターゲットで最後にしようと思って休憩所あたりをウロウロしてみたんよ」

青ピ「そして一人の女の子を見つけたんや」

土御門「ちなみにどんな娘だったんだにゃー?」

青ピ「中学生くらいやったかなー。なんか不思議な娘やったでー。こんな寒い中ドレスなんて寒そうな格好してたし」

上条「……中学生をナンパとか真面目に捕まんじゃねえか?」

一方通行「あァやっちまったなァ。向こうはどっかの社長の令嬢で、今頃手を出したバカを狩るためにハンターが探し回ってンな」

青ピ「いやそこは大丈夫やで。別にそんなこと言ってへんかったし」

土御門「……それより話を続けてくれ青髪ピアス」




604 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:42:32.37i4xKXGkXo (10/12)



青ピ「おおっ? なんやつっちーえらく興味津々やなぁ、まあいいか続けるでえ」

土御門「…………」

一方通行「どォかしたか?」

土御門「いやなんでもないぜい。気にする必要ないにゃー」

上条「?」

青ピ「それでその娘に話しかけたら、今までと違った手応えのようなものを感じたんや」

上条「どれだけ避けられてたんだよお前……」

一方通行「そりゃ変態だしな」

青ピ「で、気付いたらジュースとかお菓子とかを奢ってて一緒にお茶したんやでー! 以上」




605 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:43:21.91i4xKXGkXo (11/12)



上条「……それだけか?」

青ピ「そりだけ」

一方通行「……つゥか何となくだが、それ飲みモン奢ってもらいたかっただけじゃねェか財布クン?」

青ピ「いやいや何言うてますのんアクセラちゃーん。ちゃんと楽しく談笑したんやでー」

上条「……でもそれだけだったらナンパ成功とは言わねえんじゃねえか?」

青ピ「大丈夫やで。なんと電話番号を聞き出すことができたんや!」

一方通行「……試しにそれ電話してみろよ」

青ピ「せやな。それこそナンパの成功を証明できる唯一の手段やしな」ピッ


プルルルルルル、ガチャ


青ピ「あっつながった」




606 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/19(水) 23:44:09.89i4xKXGkXo (12/12)



『はいこちらゲイデリヘル”アッークエンジェル”です』


青ピ「」

上条「涙拭けよ」

一方通行「財布乙」

青ピ「(´・ω・`)」

上条「まあまだ人生は長いんだ。何かいいことあるさ、お前ならきっとな……」

一方通行「オマエが言うとスゲェ重みだなァオイ」

土御門「……ちょーとトイレ行ってくるぜい」テクテク

上条「おお」

青ピ「(´;ω;`)」

一方通行「…………」


―――
――





607VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/19(水) 23:58:34.53FKm84GtIO (1/1)

青ピェ…


608 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/20(木) 00:22:22.58fzpXAaHQo (1/1)


終わりの挨拶するの忘れてたww
今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださったみなさんありがとうございました

次は風呂、夕食、ゲーセンみたいなの、とイベントをやるつもりなのですが
風呂と夕食はどっちが先なのが普通なのでしょうか?

ではではノシ
パソコン変えたから打ちにくい(´・ω・`)



609VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/20(木) 00:42:30.26/qLOCNoLo (1/1)

青ピェ…


610VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/20(木) 01:34:12.05Kw+6EJSAo (1/1)

青ピェ……


611VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/20(木) 01:40:45.58juOGCweho (1/1)

乙!
スキーの時って宿に帰る→芯から冷えてるのに気付く→とりあえず風呂!
→おなかすいた!ご飯!→満腹→落ち着いたし遊ぶかまた風呂行くー?
こんな流れになるのがデフォな気がする


612VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/09/20(木) 01:45:44.52ltXwQagn0 (1/1)

空気感がすごい禁書っぽくてグッド

あと、打ち止めの「~だぜ!」みたいな新約バージョンがうまく再現されてる、と思った

あとあと、ひとネタでも登場人物多いと膨らませやすい、ってのが良く分かる(笑)


応援してます!支援


613VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/20(木) 02:34:17.09W9/kBVm4P (1/1)


心理定規たんの登場か?


614 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:52:00.74OTi+76+Yo (1/13)


みなさんこんばんは
明日から東京へ研修旅行に行くから早めに投下します



615 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:53:03.63OTi+76+Yo (2/13)




――
―――


同日 17:30

-スキー場・初心者コース-


小萌「――おや、暗いと思ったらもうこんな時間なのですね」

結標「さすが冬。照明がないと周りがまったく見えませんね」

一方通行「そろそろ戻らねェか? 俺の電極もォ電池ヤベェぞ、アラームなってンぞ」ピーピー

上条「……そんな機能あったっけ?」

一方通行「追加したンだよ。電池切れの時しか音がならねェのはさすがにアレだろ」

姫神「その機能があれば。電池切れ起こしにくいね」

結標「杖といい電極といいどんどん発展していくわねえ、貴方の持ち物」

土御門「ついでに頭も発展したぜい! メイド萌の方向で!」

一方通行「まだそンな戯言ほざいてやがったのか、この変態グラサン野郎ォが」




616 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:53:55.94OTi+76+Yo (3/13)



小萌「うーん、とりあえずアクセラちゃんの言うとおり一旦宿泊所に戻ったほうがいいですね」

青ピ「ええっー、ナイトスキーこそスキーの真骨頂なのにー」

一方通行「なら一生滑ってろ」

小萌「とりあえず上級コースにいる黄泉川先生と吹寄ちゃんに連絡をとるとしましょう」カチャ

上条「あと雪遊びコーナーに戻ったインデックスたちにもな」

結標「じゃあそっちは私がするわ。芳川さんが一緒のはずだし」カチャ

姫神「なら。私は吹寄さん」カチャ

一方通行「あァ……暖房のきいた部屋でゆっくり昼寝してェ」

土御門「もう昼じゃないけどにゃー」




617 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:54:46.63OTi+76+Yo (4/13)



小萌「――どうやら黄泉川先生もそのつもりだったようで、今こっちに向かっているそうですよ」ピッ

姫神「……同じく吹寄さんも」ピッ

結標「芳川さんたちもすぐ来るだって」ピッ

土御門「うーむ、やはり宿泊所に帰る前に一度メイド喫茶に戻ったほうがいいかにゃー」

上条「どんだけ行きてえんだよメイド喫茶」

土御門「メイドこそ我が人生ッ!!」

姫神「もはや病気の域」

一方通行「ンなこと端からわかってたことだろ」

結標「……というかさすがにこの時間は閉店の準備してるんじゃない?」

土御門「Oh……」




618 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:55:14.60OTi+76+Yo (5/13)



芳川「やっと部屋に引きこもれると聞いて」ザクザク

結標「あっ、芳川さんたちが来たわ」

禁書「そろそろ夕食の時間なんだよ! とっても楽しみかも」

風斬「あれ、さっきアイス食べたばっかじゃ……」

上条「テメェはさっき何個雪見だいふく食いやがったんですかねえ?」

禁書「おなか空いたんだよ!」

一方通行「もはやレベル5以上の天災だな」

姫神「お気の毒に」

小萌「ま、まあまあ夕食は安定のバイキングですから、そこまで気にする必要はないですよ上条ちゃん」

上条「先生。これはそういう問題ではないんですよ」

一方通行「つゥか、そのバイキングですらヤツは止められねェけどな」




619 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:55:51.95OTi+76+Yo (6/13)



打ち止め「…………」

青ピ「ん? どしたんこの子。最初に比べてえらく静かやん」

結標「ちょっといろいろあってね」

打ち止め「……大丈夫だよアワキお姉ちゃん。あれがメイドさんの……エンシュウのお仕事なんだよね、ってミサカはミサカは自己解決してみたり」

結標「……そうね。そういうことにしときましょう」


土御門「別にそういうわけじゃないんだけどにゃー」

一方通行「黙ってろ。これ以上ガキを混乱させンじゃねェ」

青ピ「打ち止めちゃーん、実はメイドさんってエr――」



ドッパァァァン!!





620 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:56:31.41OTi+76+Yo (7/13)



打ち止め「えっ? なに?」

一方通行「何でもねェよ」カチ

上条「学習しねえなあアイツ」

土御門「もはや狙ってやってるんじゃないかと思えるぜい」

結標「……というか残量少ないのにむやみに能力使っていいの?」

一方通行「あの馬鹿を吹き飛ばすぐれェの電池は残ってる」

土御門「ハードなツッコミだにゃー」

一方通行「何ならオマエにもツッコンでやるよ」

土御門「お断りします」




621 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:57:00.37OTi+76+Yo (8/13)



黄泉川「――うーすっ!」サー

芳川「あら愛穂じゃない。相変わらず元気そうね」

結標「吹寄さんはどうしたんですか?」

黄泉川「ああ吹寄ならそろそろ着くんじゃないか?」


吹寄「――ぜぇ、ぜぇ……よ、黄泉川先生速すぎますってー!」サー


姫神「吹寄さん。お帰りなさい」

上条「何でそんなに息切らせてんだ?」

吹寄「ものすごい速度で滑ってる黄泉川先生を追ってたのよ」ゼェゼェ

一方通行「そりゃご苦労なこった」




622 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:57:27.77OTi+76+Yo (9/13)



小萌「じゃあ皆さん揃ったところで宿泊所へ向かうとしましょう!」

風斬「えっ? ……あの、青髪ピアスさんが……」オドオド

黄泉川「そうじゃんねー。かぁー一風呂浴びてビールをぐいっといきたいねー」

芳川「……愛穂。貴女今自分が子供たちの引率者だってこと忘れていないかしら?」

一方通行「問題ねェだろ。別に今日帰るわけじゃねェンだしな」

黄泉川「おおっー一方通行ぁ。今日はやけに寛大じゃんねえ」

一方通行「オマエが勝手に酔い潰れよォが俺らァには関係ねェからな」

小萌「――って駄目ですよ黄泉川先生! こんなところでお酒なんて飲んじゃあ!」

黄泉川「あちゃー、そういや小萌センセがいたんじゃんね」

小萌「ちょっとー! まるで『私がいなかったら酒が飲めるのに』みたいな顔しないください黄泉川先生っ!」

黄泉川「いやーあははー」

風斬「……そ、その、青髪ピアスさん……」オドオド




623 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:58:03.72OTi+76+Yo (10/13)



禁書「ひょうかー。びーるっておいしいのかな?」

風斬「あおが――えっ? さ、さあ……」

吹寄「苦いとかは聞いたことあるけど」

打ち止め「うぇー苦いのはミサカやだなー、ってミサカはミサカは子供らしく苦いもの嫌いアピールをしてみたり」

姫神「あなたには。まだ十年くらい早い話だから関係ないと思う」

禁書「うーん、こもえの家にごはん食べに行ったときは、こもえはいつもおいしそうに飲んでたよ」

結標「大人にとってはおいしいんじゃないのかしら」

禁書「へー……」

上条「……飲むなよ?」

禁書「さ、さすがの私もそんな無茶はしないんだよ!」

風斬「……えっと、あお――あっ」




624 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:58:49.59OTi+76+Yo (11/13)



上条「大体未成年の飲酒は基本的に禁止されてんだから、お前なんかが飲んだ瞬間一発アウトだぞ」

一方通行「見た目でいえば月詠も普通にアウトだろ」

青ピ「あれは合法ロリやからオーケーやで」

土御門「おっ。今回は復活遅かったな青髪」

吹寄「あれ? 青髪ピアスいたの?」

青ピ「ひどいなー吹寄さん。せっかく遭難しかけたクラスメイトが帰還したっていうのに」

一方通行「十分そこらで帰ってこられンなら遭難って言わねェよ。つゥか結構な距離吹き飛ばしたつもりだったがもォ帰ってきやがったかゴキブリ野郎」

吹寄「吹き飛ばす? ああ、あの空を弾丸のように飛んでいった変なものは青髪だったのね。てっきりUFOとかだと思ったわ」

結標「吹寄さんが確認したってことは上級者コースのほうに飛んで行ったのね」

上条「こっから上級者コースって結構あるぞ」

姫神「すごい生命力」




625 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 21:59:40.40OTi+76+Yo (12/13)



一方通行「つゥかこれからの予定はどォすンだ?」

小萌「そうですねー。とりあえず体が冷えてきましたので入浴時間にしたいと思ってます」

黄泉川「で、そのあと晩メシ食って自由行動かなー」

吹寄「じゃあご飯食べた後にスキーしてもいいって事ですか?」

黄泉川「別にしたいなら止めないじゃん。夜もスキーの醍醐味じゃんしね」

芳川「私はもちろん部屋に引きこもるわ」

青ピ「そういえばここって地下にゲーセンがあるらしいで!」

一方通行「本当にここ研修施設かよ」

結標「それはメイド喫茶がある時点であれよね」

姫神「さらに言うなら。ここの浴場は露天風呂もある」

一方通行「どォなってやがンだこりゃ」


―――
――





626 ◆ZS3MUpa49nlt2012/09/25(火) 22:02:15.82OTi+76+Yo (13/13)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございます

一気に一日目のイベント終わらせようと思ったら時間が足りなんだorz
相変わらず話の進まないワンシーン投下でスマン
次こそ一気に進めてみせる!たぶん

ではではノシ



627VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/09/25(火) 22:25:57.18vTecBgKJ0 (1/1)


安定の青ピ


628VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/25(火) 22:46:21.84d8tsk5M+o (1/1)


そしてギャグ時空に慣れない風斬


629VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/09/25(火) 23:16:59.09HtaRVL7IO (1/1)




630 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:44:25.28I0TM+7Dto (1/12)


みなさんこんばんは
少量ですが投下します



631 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:44:57.58I0TM+7Dto (2/12)




――
―――


同日 18:00

‐宿泊所・302号室‐


結標「……あー疲れたー!」ドサッ

姫神「久しぶりに。あんなに体を動かした」

吹寄「私は普段から体力作りしてるから平気だわ」

結標「へー偉いわねー。体力作りってジョギングとか?」

吹寄「そうね。いろいろ方法はあるけどやっぱりジョギングが一番楽ね」

姫神「こんな寒い中を。よく走ろうなんて思う」

吹寄「走ってるうちに暖かくなってくるからそんな苦じゃないわ。夏よりは遥かにマシね」

結標「あー、たしかに夏はきつそうよねー。外とかあんまり出たことないからよくわかんないけど」

姫神「どちらにしろ。私はコタツにこもってまったり過ごす。それは猫のごとく」




632 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:45:45.84I0TM+7Dto (3/12)



結標「コタツかー、家にはないからどんなのか一回試してみたいわね」

姫神「あれは一度入ったら出られない。冬場の罠」

結標「なにそれ怖い」

姫神「コタツの魔力に負け。そのまま夢の中に」

吹寄「それで朝起きたら風邪を引いてたなんてのがお約束ね」

結標「それは恐ろしいわねコタツ」

姫神「でも真冬の季節では。最高のパートナー」

吹寄「まあコタツもいいけど今はもっといいものがあるわよ」

結標「温泉ね。しかし一方通行も言ってたけど何で研修施設のお風呂が温泉?」

姫神「もはやご都合主義と言うしか……」

結標「?」




633 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:46:31.01I0TM+7Dto (4/12)



‐宿泊所・303号室‐


禁書「おっふろ♪ おっふろ♪ おっふっろー♪」ゴソゴソ

打ち止め「ねえねえインデックス! 露天風呂ってどんなのかな? ってミサカはミサカは尋ねてみたり!」

禁書「ええっとねー。たしかてれびに映ってたのは外に大きなお風呂があったんだよ!」

打ち止め「ほほう。ということはここには外に大きなお風呂があるのかな? ってミサカはミサカは推測してみる」

禁書「でもこんなに寒いのに外に出たら風とか引かないのかな? 裸だし」

打ち止め「どうなんだろ? ミサカ寒いのあんまり得意じゃないしなー」ウーン

風斬「……お湯が温かいから、大丈夫だよ」

打ち止め「おおっ! そういえばそうだね、ってミサカはミサカは肝心な部分を思い出してみたり」

禁書「……お湯が温かくても肩から上は外にあることにならないのかな?」




634 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:47:21.80I0TM+7Dto (5/12)



打ち止め「そうだね。頭が寒かったら本末転倒だね、ってミサカはミサカは難しそうな四文字熟語を得意気に使ってみたり」

風斬「それは……体が温まって体温が上がれば、その……自然に頭の方も温かくなるよ」

打ち止め「おおっー! 言われてみればそうだね! 湯船に入れてるわけでもないのに顔は温かいしね」

禁書「私知ってるよ! ハンシンヨクってやつと同じ効果だね!」

風斬「えっと……ちょっと違う気がするけど、大体合ってると思う」

打ち止め「へー、カザキリお姉ちゃんって物知りだねー、ってミサカはミサカは素直に感心してみたり」

禁書「そうだよね。ひょうかはすごいね!」

風斬「……その、そんなすごいことじゃないよ」

打ち止め「よし! じゃあ謎が解けたところでお風呂場に直行だー! ってミサカはミサカは勢いよくスタートを切ってみたり!」ダッ

禁書「あっまた。待ってらすとおーだー!」トテトテ

風斬「えっ、えっと、廊下は走ったら……」オロオロ




635 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:48:24.06I0TM+7Dto (6/12)



‐宿泊所・206号室‐



青ピ「よっしゃー!! 温泉回キター!!」



一方通行「……何一人ハシャイでンだこの馬鹿は?」

上条「さあ?」

青ピ「何を言っとんねん。温泉回やでサービス回やで!」

上条「そんなこと言われてもわかんねえよ」

土御門「どうせあれだろ、覗きとかベタなことやろうとか思ってるんじゃないかにゃー」

一方通行「覗き? ンなことできるほどザル警備なのかここの風呂は?」

土御門「どうだろうかにゃー? 露天風呂の部分だったら、一応可能っていえば可能な構図にはなってるぜい」

上条「なってんのかよ」




636 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:49:43.66I0TM+7Dto (7/12)



青ピ「ふふふ。みなぎってきたー!!」

一方通行「コイツ本気で覗く気かよ?」

土御門「命知らずとはこのことだにゃー」

上条「まあな。バレたら速攻処刑されるな」

土御門「クラス最高戦力の吹寄、レベル4の結標の姉さん、教師兼アンチスキルの黄泉川先生。死に様しか思い浮かばないな」

一方通行「凶暴性ならあのシスターが一番だな。上条限定だが」

上条「……おいやめとけよ青髪。もしバレたら俺まで巻き添えで頭蓋骨を噛み砕かれそうだ」

青ピ「カミやん、これは真剣勝負なんやで。避けることの出来ない戦いなんや!」

一方通行「俺がコイツを地平線の彼方へぶっ飛ばせばオールオーケーな気がしてきた」

土御門「いろいろと面倒だからやめとけ」




637 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:50:36.39I0TM+7Dto (8/12)



一方通行「チッ、まァ覗きたきゃ好きにすりゃイイじゃねェか。俺には関係ねェ」カチャカチャ

青ピ「おおっさすがアクセラちゃん! 心が広い」

土御門「単に面倒くさいだけじゃないかにゃー?」

一方通行「ご名答」カチャ

上条「……何やってんだ?」

一方通行「電極を予備のヤツと入れ替えてンだ。で、メインのやつを充電する」ガチャリ

上条「へー、それ二個あったのか、便利だな」

一方通行「こっちは能力使用時間が半減だがな……よし、コイツをコンセントに刺せば」カチャ

上条「コンセントでいいのか」

一方通行「それ以外何があンだよ」




638 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:51:33.76I0TM+7Dto (9/12)



土御門「じゃあそろそろ行くとしようぜい。あんまり混む前に行きたいからにゃー」

上条「つってももう混み始めてる時間だろ」

土御門「いいポジションを取ってゆっくりしたいってことだぜい」

一方通行「くっだらねェ。風呂なンてどこでも変わンねェだろ」

青ピ「覗くにポジションは重要やでー」

上条「死ぬなよ青髪」

土御門「鍵閉めるからさっさと出て欲しいにゃー」ガチャ

一方通行「あァ」スー

上条「おう」テクテク




639 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:52:33.84I0TM+7Dto (10/12)



青ピ「じゃあボクも……あっちょっと忘れもんしてもうた!」

一方通行「さっさと取って来いよ」

青ピ「はいはーいちょろっと待ってーなー」タッタッ

上条「そういえばシャンプーとかってあるよな?」

土御門「そういうところは問題ないと思うぜい」

一方通行「面倒臭せェから汚れだけ反射して部屋で寝てよォかなァ」

上条「うわっ便利な能力だなぁおい」

土御門「さすがチートで名高い能力だにゃー」




640 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:53:34.42I0TM+7Dto (11/12)



青ピ「ええっと……忘れ物忘れ物……」

青ピ「…………」

青ピ「……あったあった!」

青ピ「いやーさすがに同じパンツをはくわけにはいかんけーなー」

青ピ「よし、じゃあ急いで出んとな――」ダッ

ガコ

青ピ「わっほーい!?」ドシーン

青ピ「――痛たたた。なんかにつまづいてしもーたわ」


<おーい早くしろー


青ピ「おっ、了解了解!」

青ピ「……ま、ええわ」ダッ


―――
――





641 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/03(水) 22:57:37.16I0TM+7Dto (12/12)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございました

肝心の風呂のシーンがまだ書きかけですすみません
そもそも風呂シーンってなにするのかわからないから苦戦してます
明日か明後日くらいには続き書きます

ではではノシ



642VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/03(水) 23:12:09.81oZeggCNko (1/1)

どう考えても充電器


643VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/03(水) 23:20:01.93/Djgw5oco (1/1)

青ピェ…

ほんと使えない男ぜよ


644VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/10/05(金) 06:20:17.25eV1OuFHy0 (1/1)

なんか円周が間違えて入った部屋からスッゲー見覚えのあるもん取って来やがった……まいっか、木原だし


645 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:03:43.80dd8BD+0oo (1/20)


みなさんこんばんは
遅くなってスマン、昨日の続き投下します



646 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:04:27.89dd8BD+0oo (2/20)




――
―――


同日 18:10

‐宿泊所・浴場・女湯(内)‐


ワイワイガヤガヤ


打ち止め「おおおおおっー!! すっごく広いぜー!! ってミサカはミサカはハイテンション状態!!」トテチテ

結標「打ち止めちゃーん! あんまり走っちゃ危ないわよー」

黄泉川「ほかのお客さんに迷惑かけるんじゃないじゃん」

芳川「ふぅ、子供は元気ねー」

結標「なに年寄り臭いこと言ってるんですか芳川さん」

芳川「うふふふ。まだ私は二十代よ結標さん?」ニコォ

結標「は、はい……(え、笑顔はが怖い……)」




647 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:05:05.35dd8BD+0oo (3/20)



禁書「……あれ? 露天風呂なのに室内なんだよ」

姫神「外に出るんだったら。そこの扉から出れる」

結標「あっ、本当に露天風呂がある」

芳川「というかこの浴場の構造、ちょっとしたホテルのそれに近いわね」

吹寄「見た目だけじゃないってわけね」

禁書「よし、じゃあ早速外へ――」

姫神「待って」ガシ

禁書「なにかなあいさ?」

姫神「珍しいものを見て興奮しているのはわかる。けど体を洗うのが先」

禁書「そ、そうだね。わすれていたんだよ」アセ




648 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:05:40.77dd8BD+0oo (4/20)



黄泉川「まあそんなこと言っても打ち止めはとっとと露天風呂に言ったけどな」

禁書「あっらすとおーだーだけずるいんだよ!」

芳川「まあたぶんすぐに帰ってくると思うわ」

禁書「?」


テッテッテッテッテ


打ち止め「さ、ざむいー! ってミサカはミサカは体を震わせながら戦術的撤退してみたり!」トテチテ

結標「おかえり打ち止めちゃん」

打ち止め「外すっごく寒いよアワキお姉ちゃん! 思わず扉をすぐ閉めちゃった、ってミサカはミサカは今あったことを報告してみたり」

芳川「そうね。とりあえず外に行くなら一旦中で温まってからの方がいいわ」

結標「というわけで打ち止めちゃん。先に体洗っちゃおうねー」

打ち止め「はーい!」




649 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:06:06.75dd8BD+0oo (5/20)



‐宿泊所・浴場・男湯(内)‐


上条「おおっ、さすが宿泊所の風呂。デケーなぁ」

土御門「宿泊所というよりホテルって言ったほうが似合うんじゃないかにゃー」

一方通行「くっだらねェ。とっとと済まして部屋に帰る」

青ピ「何言うとんねアクセラちゃん! きっちり風呂を楽しんでからあがろーや」

一方通行「覗きなら一人で楽しンでろ」

青ピ「あれー? 誰も覗きとは言うとらんでアクセラちゃーん?」

一方通行「あァ?」

青ピ「ボクは純粋に大きいお風呂を楽しもうやって言ったんやでー? 覗きとかアクセラちゃんスッケベー!」

一方通行「……さァて問題です青髪クーン」

青ピ「はい?」




650 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:06:32.67dd8BD+0oo (6/20)



一方通行「俺はさっき部屋で充電切れ間近の電極から予備の電極へ入れ替えました」

青ピ「はい」

一方通行「能力の使用時間はたったの十五分間しかアリマセェン。さて――」スッ

上条「すっげー嫌な予感がする」ササッ

土御門「だにゃー」ササッ



一方通行「俺をおちょくった馬鹿はどォなるでしょォかァ!?」カチ



青ピ「……ふっ、やれやれやで」



ドォパァァァァン!!





651 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:07:01.72dd8BD+0oo (7/20)



上条「おい何か爽やかな笑顔で吹き飛んでいったぞアイツ」

土御門「つーかこのパターンもうマンネリ気味じゃないかにゃー」

一方通行「知るかよ。俺はムカついたから叩きのめしただけだ」


ざわ……ざわ……ざわ……


上条「てか場所わきまえろよ一方通行。俺らすっげえ目で見られてるぞ!」

土御門「俺たちを止める人がいないからしょうがないにゃー」

上条「そうだな。いつもなら先生や吹寄がいるからなー」

一方通行「それよりあの馬鹿がキチンと学習してくれるのはいつなンですかねェ」




652 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:07:35.30dd8BD+0oo (8/20)



土御門「しょうがないぜい、そういう役割なんだからな」

上条「ボケの青髪、ツッコミの一方通行」

土御門「コンビ名。ピアス&チョーカー」

一方通行「勝手にお笑いコンビにしてンじゃねェよ」


青ピ「どーもー! ピアス&チョーカーのピアスの方でーす!」


一方通行「さて体洗うか」スー

上条「おおっ! あのシャンプーはCMとかでよく見る高いヤツだすげー!」

土御門「高いヤツといっても他のより二百円くらい高いだけだけどにゃー」


青ピ「ちょ無視はやめて!! ボケは無視されるのが一番ツライんやでー!!」




653 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:08:11.67dd8BD+0oo (9/20)



‐宿泊所・浴場・女湯(外)‐



小萌「……ふぅ、露天風呂はやはりいいですねー」

黄泉川「そうじゃんねー、日本酒とかをこうぐいっといきたいじゃんねー」

小萌「そうですねー」

芳川「そこ同意するのね」

小萌「同意しただけですよー。今は飲みませんけど」

黄泉川「ちぇー少しは期待したんだけどなー」

小萌「期待しないでくださいー」




654 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:08:46.11dd8BD+0oo (10/20)



結標「しかしほんとにいいお湯ねー」

吹寄「そうねー」

姫神「…………」

吹寄「そういえば二人とも」

結標「なにー?」

姫神「……?」

吹寄「結局なにか進展あったの?」

結標「……それ今聞いちゃうの?」

吹寄「いや、ちょっと気になって」




655 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:09:30.36dd8BD+0oo (11/20)



姫神「……私は。いつもどおり」

吹寄「まあ上条が相手だしね。それにインデックスのお世話の方に目がいってるしねアイツ」

姫神「……うん」

結標「たしかに彼女、ある意味強敵ね」

吹寄「それって結標さんにも言えることじゃない?」

結標「どういうこと?」

吹寄「上条ほどじゃないけどインデックスのお世話してるでしょアクセラ」

結標「そ、そうかしら……?」

姫神「今日も。アイスとか奢ってた」

結標「い、言われてみれば……結構思い当たる節があるわ……」




656 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:09:58.67dd8BD+0oo (12/20)



吹寄「で、結標さんのほうの進展は?」

結標「残念ながら特になしよ」

吹寄「でしょうね」

結標「……でしょうねってなによ?」

吹寄「私上級コースで滑ってる時にアクセラ君と会ったのよね」

結標「アイツそんなところまで行ってたんだ……」

吹寄「まあここで朗報があるわ」

結標「朗報?」

吹寄「アクセラ君、今とくに好きな人みたいなのいないらしいわよ」

結標「あ、うん」




657 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:10:25.75dd8BD+0oo (13/20)



吹寄「……なんか反応薄いわね」

姫神「意外性がない話に。ウケはない」

結標「まあ、アイツと一緒にいたらなんとなくわかることだしね」

吹寄「ふーむ、結構いい情報を聞き出せたと思ったんけどなー」

結標「そんなことないわ吹寄さん。いないという核心が持てるようになったからいい情報よ」

姫神「もしいたらどうしたの?」

結標「それはそれで大爆笑するかもねー、そのあと落ち込むと思うけど」

吹寄「まあ頑張ってね二人とも」




658 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:10:52.09dd8BD+0oo (14/20)



打ち止め「…………うーむぅ」

禁書「どうかしたのらすとおーだー?」

打ち止め「ちょっと気になることがあってね、ってミサカはミサカは腕を組んで考えてみたり」

禁書「なにかな? 一度話してみると解消するかもしれないんだよ!」

打ち止め「それもそうだね。じゃあカザキリお姉ちゃん!」

風斬「えっ? わ、私……?」

打ち止め「なにをどうしたらそんなに大きくなるの!? ってミサカはミサカは目を輝かせながら尋ねてみたり!」

風斬「えっと、その、なにが?」

打ち止め「なにってその巨大なおっぱいだよおっぱい! ってミサカはミサカはその胸部についてる脂肪の塊を指差してみたり!」

風斬「え、ええっー!?」

禁書「……おおー、そういえば改めて見てみるとひょうかの大きいね」




659 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:11:45.17dd8BD+0oo (15/20)



打ち止め「ヨミカワに聞いても知らないとしか答えてくれなかったんだ。だからすっごく気になる!」ジー

風斬「え、え、え、えええっと、その……」

禁書「そう言われると私も少し気になるかも」ジー

風斬「あ、あの……わ、わか、わからない……です」

打ち止め「……おのれ。やはり巨乳は決まってわからないと答えるのか……ってミサカはミサカは非常な現実に打ちのめされてみたり」

禁書「ほかには誰に聞いたの?」

打ち止め「フキヨセお姉ちゃん! あと一応アワキお姉ちゃんにも聞いたけど案の定記憶喪失設定が邪魔だった!」

風斬「……えっと、あの……」オドオド

打ち止め「おのれー! どうやったらそんなに大きくなるんじゃー!! ってミサカはミサカは驚異的な跳躍力で飛び掛ってみたり!」バッ

風斬「ひゃっ!? ひゃぁぁぁぁぁぁ!!」


芳川「もっと成長してから悩めと何度言えばわかるのかしらね?」




660 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:12:11.42dd8BD+0oo (16/20)



‐宿泊所・浴場・男湯(外)‐



<オラオラオラー! ナンデコンナニオオキインジャーケシカラン! <ラストオーダーガテレビデヨクミルオヤジニナッタンダヨ! <アッ、ヒャッ、ヤメッ


一方通行「……チッ、あのクソガキが。騒いでンじゃねぇぞうっせェ」


上条「…………」

土御門「…………」

青ピ「…………」


一方通行「何やってンだオマエら?」

上条「……いや、過激だなーと」

土御門「やはりロリがさいきょいやなんでもない」

青ピ「ほぼイキかけました」




661 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:12:38.74dd8BD+0oo (17/20)



一方通行「まァどォでもイイけどよォ」

上条「……つーかその杖って収納できるんだな」

一方通行「まァな。このボタンを押せば」カシャン

土御門「地味にすごい技術だにゃー」

青ピ「というかそんなにする必要あったんかいな」

一方通行「能力使用モードで杖が邪魔だっつゥことが何度かあったからな。こうすると邪魔にはならねェ」

上条「へーそんなことまで考えていたんだなー」

土御門「てっきり『かっこいいから!』とか言うと思ったぜい」

一方通行「ンなわけねェだろ。たしかにカッケェとは思うがよォ」




662 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:13:06.20dd8BD+0oo (18/20)



一方通行「……で、そォいや青髪」

青ピ「なんや?」

一方通行「結局、オマエ覗きすると言っていたがどォする気だ?」

上条「そういや言ってたなそんなこと」

土御門「どうでもいいから忘れてたにゃー」

青ピ「よし、なら皆さんのご期待に答えるためにボクがひとは――」


<ヒャ、ヒャァァァァァン!!


青ピ「――ふぅ……もうどうでもいいや」

上条「……おいテメェ、今のため息はなんだ」




663 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:13:50.42dd8BD+0oo (19/20)



青ピ「ふぇ? なにがカミやん?」

上条「ふぇ、とか気持ち悪りぃこと言ってんじゃねえよ、今の『ふぅ……』はなんだって聞いてんだよ!」

土御門「青髪ピアス。覗きはやらないのかにゃー?」

青ピ「何を言っているのかな土御門君。覗きなんて最低な行為僕がやるわけないじゃないか」

上条「…………一方通行」

土御門「…………頼んだぜい」

一方通行「わかってる」カチ

青ピ「えっ!? ちょ、まっ、これじょうだ――」

一方通行「青髪ピアス。次は帰ってこれるとイイなァ」ゴッ


ドパァァァァン!!


―――
――





664 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/05(金) 23:15:58.12dd8BD+0oo (20/20)


今回ここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございました

もっとネタはあったが書く時間がなかった……
つーかもう600後半まできてるじゃんやべー!
なんとしてでもこのスレ中に終わらせねば……

ではではノシ



665VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/05(金) 23:35:31.18wHW4kzQIO (1/1)


青ピは犠牲になったのだ…俺たち紳士の代わりにな…


666VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/10/05(金) 23:39:19.24RTQzX+Zj0 (1/1)


青ピ…
無茶しやがって…


667VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/10/09(火) 23:49:00.81mHrKpdPf0 (1/1)

青ピ便利すぎ(笑)

乙なんだよ!


668VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/10/10(水) 23:24:33.88ng1nV9yI0 (1/1)

そういえばこのSSってとあるSSまとめサイトにないんだよね


669 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:07:35.46UUKhsaSho (1/12)




――
―――


同日 18:40

‐宿泊所・206号室‐


一方通行「どォやらどこかの馬鹿が昼食を食いすぎたよォで夕食がバイキングじゃなくなったらしいな」

上条「……面目ない」

土御門「ということはどうなるのかにゃー?」

一方通行「詳しくは知らねェ。黄泉川のヤツは部屋で待機してろっつってたな」

土御門「部屋にいろってことはメシを持ってきてくれるってことだろうな」

上条「ホテルのルームサービスみてえなものか?」

土御門「たしかにこの見た目ホテルのような宿舎だったら、ルームサービスくらいあっても不思議じゃないにゃー」

一方通行「ま、俺は何でもイイけどよォ」ガチャ




670 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:08:03.82UUKhsaSho (2/12)



一方通行「……チッ、コーヒーが切れてやがったか」

上条「切れたってあれだけ買い込んでた缶コーヒー全部がか!?」

土御門「短時間にどれだけカフェイン摂取してんだこいつは……」

一方通行「あァ? 別にイイだろォが。人が何飲もうがよ」

上条「いや、そういうことを言ってんじゃねえよ」

土御門「しかし腹減ったにゃー。こういう場所に来ると異様に早く空腹が来るにゃー」

上条「ずっとメイド喫茶に篭ってたヤツの言うセリフじゃねえ」

一方通行「これで待ってていざ来たと思ったら、そこらで売ってる菓子パンが配られたら笑えるな」

上条「あージャムパンとかか……」




671 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:08:30.89UUKhsaSho (3/12)



土御門「さすがにそれはないと思うがな」

上条「……一応メールとかして聞いてみようか」カチャ

一方通行「そりゃイイ。秘密とかほざいたら確実にジャムパン、もしくはクリームパンだな」

土御門「それは一体どういうチョイスだにゃー?」

一方通行「俺が食いたくねェやつ」

土御門「そんなに甘いもの駄目かにゃー?」

一方通行「食えねェことはねェ。極力避けたいレベルだな」


ピロローン♪


上条「おっ。メール来た」




672 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:09:01.14UUKhsaSho (4/12)



上条「……どうやら部屋まで料理を持ってきてくれるパターンらしいな」

一方通行「サービス良すぎだろこの宿泊施設」

上条「つーか大変じゃねえのかこれって」

土御門「なにがだカミやん?」

上条「この宿泊所結構な人数泊まってんだろ? だったらいちいち持っていくのは手間かかんだろ」

土御門「たぶんロボットが持ってくるんじゃないかと思うぜい」

上条「あー、あの清掃ロボみてえなやつか?」

土御門「ロボットなら人件費かからないからな」

上条「しかしそこまでするのものなのか?」

一方通行「それだけの脅威だったンだろォな、あのシスター」




673 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:09:48.12UUKhsaSho (5/12)



土御門「おっ? どうやらうわさをすれば何とやら、今夜の夕食が来たんじゃないかにゃー」

上条「はいはーい。今出ますよーと」ガチャ


ロボ『ユウショクヲモッテキマシタ』


上条「……おお見事に予想通り」

土御門「さすが学園都市。便利だぜい」

上条「つーか都合がいいからってロボットのほとんどをドラム缶型にするというのはどうかと思うぜ」

土御門「わかるぜーいその気持ち。超美少女メイドロボとかあってもいいと思うにゃー」

一方通行「どォでもイイが早く料理取ってやれよ」


―――
――





674 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:10:16.85UUKhsaSho (6/12)




――
―――


同日 19:00

‐宿泊所・206号室‐


上条「――はぁー食った食った」

土御門「なんか一人分くらい多かった気がしたけど気のせいだにゃー」

一方通行「この食器どォすンだ? わざわざ食堂まで行くのは面倒だぞ」

上条「一応研修施設なんだから持って行くんじゃねえのか?」

土御門「その点は大丈夫だぜい。どうやらさっきのロボがあとで回収してくれるらしい」

上条「実はここ研修施設じゃなくて普通のホテルなんじゃね?」

一方通行「そもそも俺たちは研修しに来たわけじゃねェからな。気にするな」ゴロン

上条「寝る気満々かよお前」

一方通行「別にこれから何をするとかとくにねェンだろ? なら寝る」




675 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:10:44.73UUKhsaSho (7/12)



土御門「こんな時間に寝るとかよい子でも真似しないレベルだにゃー」

上条「一般的には晩メシ食ってるような時間だしな」

一方通行「何かあったら起こせ。……Zzz」

上条「寝るの早っ!?」

土御門「どこののび太だにゃー」


ドンドン


上条「あっ、食器の回収に来たのか?」

土御門「にしては早過ぎないか? まだ料理来てから二十分も経ってないぜい」

上条「つーか俺ら食うの早すぎだな。ま、とりあえず開けるぞ」ガチャ




676 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:11:11.05UUKhsaSho (8/12)



青ピ「ふはははははっ! 私は帰って――」


ガチャ


上条「…………」

土御門「…………」


<ちょっ、おまっ、ボクやでボクぅ! はよ開けてやー!


上条「……どうする?」

一方通行「Zzz」

土御門「とりあえず入れときゃいいんじゃないかにゃー」




677 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:11:44.53UUKhsaSho (9/12)



青ピ「いやー、寒すぎてマジで死ぬかと思ったわー」

上条「よく生きてたなお前」

青ピ「これでも風邪は引かんかったんやでー!」

土御門「馬鹿は風邪をひかなんとやらというやつだろうな」

上条「そこまで言ったら言い切れよ」

青ピ「ところでおいしい夕食が食べられると聞いて、飛ばして帰ってきたんやけど……」

上条「…………」フイ

青ピ「あれ? なんか空の器しかないんやけど……?」

土御門「オメーの夕食ねーから」

青ピ「(´・ω・`)」




678 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:12:11.26UUKhsaSho (10/12)



上条「ま、まああれだ、悪い。食欲に任せて食っちまった悪い」

土御門「うすうす気づいてたけどノリでこうなりました。すみません」

一方通行「Zzz」

青ピ「いや、まあええんやでー別に夕食くらい……ええんやで」

土御門「……そ、そうだ青髪! お詫びになんか食い物奢ってやるぜい!」

上条「お、おお土御門。お前優しいところあ――」

土御門「――カミやんが」

上条「っておいぃぃぃぃ!! なんでここで俺の名前オンリー!? お前も食ったんだから半分出せよ!!」

土御門「生憎だがメイド喫茶で金を使い尽くしてしまってな。ふっ」

上条「ふっ、じゃねえよテメェ!! カッコつけてんじゃねえよ何一つカッコよくねえよ馬鹿さしかねえよ!!」




679 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:12:38.61UUKhsaSho (11/12)



青ピ「カミやんごちになりまーす」

上条「ぐっ。まあこの場合じゃ仕方ねえか……」

土御門「あっ、じゃあついでに俺にもジュース一本」

上条「何で!?」

一方通行「俺ァ缶コーヒーブラックな」

上条「どうしてあなた様が起きてるんですかねえ!? つーかオマエ自分で買えよ!!」

一方通行「あれだけ大声出されりゃ嫌でも起きるだろ。全盛期なら反射を使うレベル」

青ピ「じゃあみんなでどっか遊びにいこうでー! カミやんの金で」

土御門「よぉし、どうせだからゲーセンとか行ってみるかにゃー」

上条「……不幸だ」


―――
――





680 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/12(金) 23:14:54.28UUKhsaSho (12/12)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございました

最近いろいろ強いられ過ぎて忙しすぎヤヴァイ、ゆえにワンシーン投下。
先生……時間がほしいです……

ではではノシ



681VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/12(金) 23:52:32.17ASrkSsbIO (1/1)


青ピはいつも通り不憫ですね


682VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/13(土) 00:28:28.71ild4fCD5o (1/1)



ワンシーンでも面白いから満足ぜよ


683 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:42:40.59snIXbJZqo (1/14)




――
―――


同日 19:20

‐宿泊所・地下ゲームセンター‐


青ピ「じゃがバターうまー」モグモグ

土御門「うまー」モグモグ

一方通行「コーヒーうめェ」ズズズ

上条「……ちくしょう。どうしてこうなった」

青ピ「しかしゲーセンなんて久しぶりやなー」

土御門「だにゃー、冬休みに入ってから一回も行ってないからな」

一方通行「つゥか何で俺までこンなとこに居なきゃなンねぇンだ?」




684 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:43:17.00snIXbJZqo (2/14)



青ピ「何を言うてますのんアクセラちゃん。アクセラちゃんがおらんとゲーセンで遊べへんやん」

一方通行「集る気満々かよ馬鹿どもが……」ハァ

土御門「イエス!」

一方通行「つゥか俺ァオマエらにゲーム代を奢る気はねェぞ」

青ピ「な、ナンヤッテー」

一方通行「わざとらしい驚き方すンじゃねェよ、叩き潰すぞ」

土御門「アクセラちゃーん頼むにゃー、三百円あげるからー」

上条「その三百円でゲームしろよ」

一方通行「くっだらねェ」




685 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:43:42.44snIXbJZqo (3/14)



打ち止め「――あっ、あの人だ! おーい!! ってミサカはミサカは手を振りながら駆け寄ってみたり!」タッタッタ


上条「おっ、打ち止めじゃねえか」

一方通行「あン? こンな時間にブラブラしてやがンだクソガキ」

打ち止め「こんな時間ってまだ七時だよー! それにここは室内だし!」

上条「インデックスたちとは一緒じゃねえのか?」

打ち止め「インデックスなら向こうの方に居ると思うよ、ってミサカはミサカは指差してみる」ビシッ

青ピ「なんかあの娘のことやからお菓子が商品のところをうろうろしてそうやなー」

上条「それは不味い! 絶対あの晩メシの量じゃ足んねえだろうからな!」

一方通行「機械ごと噛み砕いてそォだな」




686 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:45:16.72snIXbJZqo (4/14)



上条「ちょっと心配だから行ってくるわ」ノシ


青ピ「いってら」

土御門「なにが心配なんだろうなー」

一方通行「どォ考えても金だろ」

打ち止め「……でもインデックスにはカザキリお姉ちゃんが一緒だから安心だと思うよ? ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」

一方通行「アイツにあの怪物が止められるとは思えねェンだが」

青ピ「まあ、なるようになるやろ」

土御門「暴れてない可能性もあるからにゃー」

一方通行「ねェだろ」




687 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:45:46.38snIXbJZqo (5/14)



打ち止め「…………」ジー

一方通行「あ?」

打ち止め「…………」ジー

一方通行「……何か用か?」

打ち止め「あのねあのね、ゲームしたいからお金がほしいの! ぎぶみーまねー!」

一方通行「ハァ? ガキはさっさと寝とけ」

打ち止め「だからまだ寝る時間じゃないよー! 七時だよ七時! ってミサカはミサカは徹底口論!」

一方通行「チッ、わかったわかった。これくれェありゃ十分だろ」つ一万円札

打ち止め「えっ? あ、その、ええと……あ、ありがとね、ってミサカはミサカは冷や汗を流しながらお礼を言ってみたり」

一方通行「ハイハイ」




688 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:46:18.33snIXbJZqo (6/14)



一方通行「…………ハァ」

青ピ「うわーずっるーい!」

一方通行「あァ?」

土御門「ロリだけに優しいなんて……何というロリコン……」

青ピ「ロリコンめー!」

一方通行「ぶっ殺すぞ。つゥかアイツが身内だから金出したに過ぎねェよ」

土御門「それにしても一万は出しすぎだにゃー」

青ピ「ずっりー!」

一方通行「小学生かオマエは」




689 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:47:01.23snIXbJZqo (7/14)



禁書「あっ、あくせられーただ! あくせられーたー!」タッタッタ

風斬「ちょ、ちょっと、走っちゃ危ない……!」

一方通行「あン? 何やってンだオマエら? 上条はどォした?」

禁書「とうま? 知らないよ?」

風斬「……えっと、見てません、はい」

一方通行「まァ、イイけどよォ」

禁書「しかしげーむせんたーって言うのはお菓子とかがいっぱいあるんだね!」

一方通行「そォだな。でもあるだけでゲームで取らねェと食えねェぞ」

禁書「そ、それくらい知ってるかも」

一方通行「どォだかな。さっき風斬に止められて知ったンじゃねェのか?」




690 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:47:28.58snIXbJZqo (8/14)



禁書「見くびらないで欲しいんだよ! 私は夏に一回げーむせんたーに行ったことがあるんだよ!」

一方通行「で?」

禁書「そこでとうまに怒られたから学習済みなんだよ! どう?」フフン

一方通行「何でそンな得意げなンだよオマエは」

禁書「しかしおなかが減ったんだよ……」グー

一方通行「晩メシが少なかったンだろ?」

禁書「そうなんだよ! お昼の時と同じって聞いたから楽しみにしてたのに」

一方通行「自業自得っつゥヤツだな」




691 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:48:17.82snIXbJZqo (9/14)



禁書「ひょうかに少し分けてもらったけどやっぱり足りなかったんだよ……」ググー

一方通行「それは本当に少しなのか?」

風斬「えっと……私は大丈夫です」

一方通行「絶対ェ少しじゃねェなコレ。メインのハンバーグとか持っていかれたパターンだろォなコレ」

禁書「ううーおなか空いたんだよ」ジー

一方通行「……何を見てンだオマエ?」

禁書「このガラス……頑張れば噛み砕けそうだね」

風斬「!?」

一方通行「オイヤメロ」




692 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:49:05.23snIXbJZqo (10/14)



一方通行「……チッ、これで適当になンか食っとけ」つ一万円札

禁書「おおっ! ええとゼロが一、二、三、四、いちまんえんだ!」

一方通行「ただしオマエのだけじゃねェぞ。オマエと風斬の二人分だ」

風斬「え、私も……?」

一方通行「どォせロクに食えてねェンだろォが」

禁書「そうなのひょうか?」

風斬「そ、その……私は大丈夫、だから」

一方通行「そォか、ならこの金はいらねェな」ヒョイ

禁書「あっいちまんえんが!」




693 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:50:15.81snIXbJZqo (11/14)



一方通行「オマエがどォいう人間かなンて全部が全部分かるわけじゃねェ。だけどな……」

一方通行「オマエはアレだ、人に遠慮しすぎなヤツだ。それだけは何となくだが分かる」

風斬「い、え、えっと……、そんな私は……」

一方通行「違わねェよ。現にオマエはさっきも遠慮したよォに見えたぞ」

風斬「…………」

一方通行「人の好意っつゥのはなァ、素直に受け取っておいた方がイインだよ」

風斬「…………その……」

一方通行「少なくともオマエみてェなヤツはな……ほらよ暴食シスター」ポイ




694 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:51:02.84snIXbJZqo (12/14)



禁書「わっと!? って、暴食シスターじゃないんだよ!」

一方通行「もォ一度言っとくぞインデックス。それはオマエと風斬の金だ」

一方通行「絶対ェオマエ一人で使うンじゃねェぞ。もし使ったらイギリスの方へぶっ飛ばす」

禁書「……うん、わかったんだよ!」

一方通行「つゥわけでさっさと行け」

禁書「うん! じゃ、ひょうか行こ!」

風斬「え、えっと……」

一方通行「行け」

風斬「…………あ、ありがとうございます」ペコ




695 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:51:30.19snIXbJZqo (13/14)



一方通行「…………チッ、何やってンだ俺ァ。らしくねェ」ハァ



青ピ「ぶーぶー! 身内以外に奢ったー!」

土御門「ぶーぶー! 不公平だー不公平だにゃー、大事なことだから二回言っとくぜい!」

一方通行「…………」カチ



ドォッパァァン!! グシャグシャグシャ!! グルゥオオン!!



―――
――




696 ◆ZS3MUpa49nlt2012/10/24(水) 21:53:47.62snIXbJZqo (14/14)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございます

投下遅くなってマジですみません!
最近本気で忙しくて書く暇なさすぎオワタ
なので次の投下はいつになるかわかりませぬ

ではではノシ



697VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/24(水) 22:03:42.17mM39gg9IO (1/1)


ゲーセンで能力使うなwww


698VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/25(木) 05:43:05.85fnuDRD+DO (1/1)


そういやお年玉に百万の人だったなここの一方さん


699 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:35:23.63C1EnmO0po (1/44)




――
―――


同日 19:40

‐宿泊所・地下ゲームセンター・休憩所‐


一方通行「……あァ、何か面倒臭せェ」カチャ

一方通行「…………」ズズズ

一方通行「……コーヒーうめェ」

結標「何やってるのよ貴方」

一方通行「……結標か。何か用か?」

結標「別に。見かけたから話しかけただけだけど」

一方通行「他のヤツらも来てンのか?」

結標「うん、二人ともここに来てるわ。たぶんゲームでもしてるんじゃないかしら」

一方通行「そりゃまァゲームセンターだしな」




700 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:36:24.49C1EnmO0po (2/44)



一方通行「で、オマエはこンなところで寂しく何やってンだ?」

結標「さ、寂しいって何よ? さっきも言ったとおり貴方を見かけたから声かけただけよ」

一方通行「そォかよ。そいつはごくろォなこった」

結標「……そういう貴方は珍しいんじゃない。こういう場所苦手じゃなかったっけ?」

一方通行「成り行きだ。缶コーヒーを買いにきたついでのな」

結標「ふふ、貴方らしいわね」

一方通行「そォだな」

結標「…………」

一方通行「…………」




701 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:36:50.96C1EnmO0po (3/44)



結標「……ってことは今貴方は暇というわけよね、とてつもなく」

一方通行「……嫌な予感がするンだが、とてつもなく」スー

結標「どうせだからお姉さんと一緒に回ってみない?」

一方通行「イヤです」

結標「よし、じゃあ回ろうかー」ガシ

一方通行「ぐがっ、拒否権なしかよクソが。つゥかチョーカー引っ張ンじゃねェ、ごほっ」


―――
――





702 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:37:17.14C1EnmO0po (4/44)




――
―――


‐宿泊所・地下ゲームセンター・クレーンゲームコーナー‐


結標「――というわけでクレーンゲームのコーナーに参りましたー!」

一方通行「……面倒臭せェ」

結標「いやー、しかしいろいろなものがあるわねー、お菓子とかぬいぐるみとか」

一方通行「クレーンゲームはそォいうモンだろ」

結標「うーん、ためしに一回やってみようかしら」

一方通行「一回で取れるとか思ってンじゃねェだろォな?」

結標「クレーンを欲しいもののある位置に持っていくだけでしょ? 簡単じゃない!」

一方通行「……やってみろよ」




703 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:37:53.26C1EnmO0po (5/44)



チャリン、タッタラッタター♪


結標「ええっと、まずはX軸を合わせてと」カチ

ウイーン

結標「次にY軸と」カチ

ウイーン

一方通行「……ほォ、位置は正確じゃねェか」

結標「ふふん、当たり前よ。これでも私は空間移動能力者よ? 位置合わせなんて楽勝ね」

カチャ、ウイーン

結標「よし! これでぬいぐるみゲットね!」




704 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:38:37.88C1EnmO0po (6/44)



ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「あっ! ぬいぐるみが落ちた!」

一方通行「見事に予想通りの結果だったな」

結標「ど、どうして!? 座標設定は完璧だったはずなのに……」

一方通行「アームの力が調整されてンだよ。取れそうで取れねェよォにな」

結標「な、なんでそんなことに……?」

一方通行「数千円する景品が百円玉一、二枚で手に入ったら向こうは損すンだろ。商売ナメンなよ」

結標「言われてみればそうね……じゃあどうやって取ればいいのよ?」

一方通行「さァな。俺もそンな詳しく知ってるわけじゃねェからな」

結標「そう。ならば取れるまでトライ!」




705 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:39:04.83C1EnmO0po (7/44)



ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「……もう一度!」チャリン


ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「……あっ、また落ちた」チャリン


ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「……くっ、もう一回!」チャリン


ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「……あああああっ! またぁ!」チャリン


ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「…………」チャリン




706 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:39:41.62C1EnmO0po (8/44)



~二十分後~


結標「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ」チャリン

ガシッ、ウイーン、ボトッ

結標「~~~~~~~~~~!!(言葉にならない声)」

一方通行「もォ諦めろよ」

結標「いやいや! ここまでやって収穫ゼロなんて嫌よ絶対!」

一方通行「どンだけぬいぐるみ欲しいンだよ」

結標「これは意地の問題よ」

一方通行「意地で金の無駄遣いしてンじゃねェ」

結標「ぐぬぬ」

一方通行「…………どいてろ」スッ

結標「えっ、なによ?」

一方通行「俺にやらせろ」




707 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:40:19.08C1EnmO0po (9/44)



結標「べ、別にいいけど……なんでいきなり?」

一方通行「面倒臭せェからだ」チャリン

結標「……わけがわからない理由ね」

一方通行「うるせェ」カチ


一方通行「さァて、ぬいぐるみの体積、重さ。アームの力。配置――」ブツブツ

結標「……? 何ブツブツ言ってんのよ?」

一方通行「条件からして掴ンで手に入れンのはほぼ不可能、つゥわけで別の方法か……」ブツブツ

結標「……動かさないの?」




708 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:40:56.06C1EnmO0po (10/44)



一方通行「…………つまり、こォすればイイわけだな」カチ

ウイーン

一方通行「…………」カチ

ウイーン

結標「……ちょっと一方通行。いくらなんでもそれ外してない?」

一方通行「問題ねェよ。これで終わりだ」

ウイーン、スカッ

結標「ほら、やっぱり外れ――!?」

一方通行「…………」ニヤ




709 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:41:26.04C1EnmO0po (11/44)



結標「ぬ、ぬいぐるみについてるタグに……ひっかけた……?」

一方通行「こォいうモンはただ闇雲にやるだけじゃいつまで経っても取れねェよ。ここを使わねェとな」ツンツン

結標「な、なるほど。こんな裏技が……」

一方通行「この第一位の頭脳を使やァこンなモンいくらでも取れ――」


ウイーン、ボト


一方通行「――る?」

結標「あっ、落ちた」

一方通行「…………」

結標「第一位の頭脳を使やぁこんなもんいくらでも取れるぜ(キリ」

一方通行「…………」




710 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:41:56.09C1EnmO0po (12/44)




一方通行「くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくけけこかくけきかこけききくくくききかきくこくくけくかきくこけくけくきくきくきこきかかか――ッ!!」



結標「うわっ、久しぶりにキれた!?」

一方通行「イイねイイねェ、最ッ高に面白ェじゃねェか、この俺をここまでコケにするなンてなァ!!」

結標「まあまあ落ち着きなさいよ一方通行!」

一方通行「うるせェ、こォなったら意地でもコイツを捕獲してやる」

結標「貴方さっき自分で意地がなんたらとか言ってなかったかしら!?」

一方通行「あぎゃはっ、ぐひゃっ、狩りの時間だクソマシーンがァ!!」チャリン


―――
――





711 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:42:39.30C1EnmO0po (13/44)




――
―――


一方通行「…………ほらよ」スッ

結標「あ、ありがとう」

一方通行「クレーンゲーム。三下以来の強敵だったぜ」フゥ

結標「いくらつぎ込んだのよ……?」

一方通行「あァ? 一万超えたぐれェから数えるの止めた」

結標「見事にクレーンゲームに踊らされているわね」

一方通行「チッ」

結標「……んーと、まあなにはともあれありがとね、これ」ニコ

一方通行「……おォ」




712 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:43:15.75C1EnmO0po (14/44)



‐宿泊所・地下ゲームセンター・リズムゲームコーナー‐


結標「お次はこれをやってみようかしら」

一方通行「ンだァこりゃ。太鼓を叩くゲームか?」

結標「このゲームだけ和風ってすごい存在感があるわね」

一方通行「まァイインじゃねェか」

結標「じゃあ一回やってみるとしよう」

一方通行「今度はどォでもイイ意地が発動しなけりゃイイな」

結標「別に景品とかないんでしょ? 意地になる必要がないんじゃない」

一方通行「どォだか……」




713 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:43:57.84C1EnmO0po (15/44)



結標「じゃあお金入れて……ええと難易度?」チャリン

一方通行「そりゃゲームなンだから難易度くれェあンだろ」

結標「ふむ、そうね。ならむずかしいでいいわ」ドン

一方通行「カンタンじゃなくてイイのか?」

結標「馬鹿にしないでちょうだい。これでもゲームスキルは結構高いと自負してるのよ?」

一方通行「クレーンゲームで単調な掴みしかしなかったヤツのゲームスキルが何だってェ?」

結標「う、うるさいわね! それとこれとは別問題よ!」

一方通行「ンなことよりさっさと曲選べよ、時間もォねェぞ」

結標「わっ、ほんとだわ! 急いで選ばないと……!」ドンドンドン

一方通行「あと五秒」

結標「焦らせないでよ! ええともう何でもいいわ」ドンドンドン




714 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:44:24.16C1EnmO0po (16/44)



チャラーン♪


一方通行「で、結局何選ンだンだ?」

結標「えっと……くれ、ない?」

一方通行「ンだそりゃ? 何の曲だ?」

結標「さ、さあ? 私も何がなんだかわからず選んだから」

一方通行「まァ、何を選ぼォとすることは変わらねェだろ」

結標「そうね、あっそろそろ始まるわね」


チャァァァン♪


―――
――





715 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:44:57.48C1EnmO0po (17/44)




――
―――


結標「……ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、全然ついていけない……」

一方通行「当たり前だろ。たとえゲームのセンスがあったとしても、大人しく初心者はカンタンにしとけよ」

結標「む、何よその自分は上級者ですよ、みたいな口ぶりは」

一方通行「上級者じゃねェよ。つゥかやったことねェよ」

結標「だったら貴方もやってみなさいよ!」

一方通行「どォしてそォなる」

結標「何か私が馬鹿にされてるみたいでムカつくじゃない!」

一方通行「馬鹿にしてねェよ。被害妄想しすぎだろ」

結標「いいから!」

一方通行「チッ、わかったわかったやりゃイインだろやりゃ」チャリン




716 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:45:27.39C1EnmO0po (18/44)



一方通行「設定はオマエのヤツと一緒でイインだよな?」ドンドン

結標「そうね。そうじゃないと勝負にならないものね」

一方通行「いつからこれが勝負になったンだァ? ……つゥかどっかに椅子ねェか?」

結標「椅子? 椅子ってどんな?」

一方通行「座っても十分これが出来るくれェの高さの椅子」

結標「えーと……そんな高い椅子ないわね」

一方通行「チッ、ならしょうがねェな」カチ

結標「…………能力使う気?」

一方通行「使わねェと両手使えねぇだろォが」




717 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:45:53.33C1EnmO0po (19/44)



一方通行「たしか曲の長さは二分半くれェだったか?」

結標「そうね。ちなみに最初からすごい勢いだから油断しない方が良いわね」

一方通行「知ってる。後ろで見てたからな」

結標「……えらく余裕じゃない?」

一方通行「まァ、所詮はゲームだからな」

結標「……あ、始まるわよ」


チャァァァン♪


一方通行「…………」スゥ


―――
――




718 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:46:22.70C1EnmO0po (20/44)




――
―――


一方通行「…………」


ドンドドンドン、カッカカカッ、ドン、ドドンドドン!


一方通行「…………あーあ、ねっむ」フワァ


ドン、ドン、カッ、ドンドンカッカッ!


一方通行「これで最後か……」


ドドドドドドドドドドドドド、ドドドドドドドドドドド、ドドドドドドドドドドドド!!


<フルコンボ!!


結標「」




719 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:46:48.54C1EnmO0po (21/44)



一方通行「……オイ、終わったぞ」カチ

結標「あ、貴方絶対経験者でしょ?」

一方通行「いや、初心者だ」

結標「初心者があくびしながらあんなにうまくできるわけないじゃない!」

一方通行「あァ、そりゃアレだ。叩き方とかタイミングとか全部記憶してたからな」

結標「えっ、うそっ……! あれだけの数のタイミングを全部!? いつの間に……」

一方通行「オマエがやってるときにな。どォせこンな展開になるンだろォと思ってよォ」

結標「それで全部覚えてたわけ……?」

一方通行「まァな。意識してりゃたった二百ちょっとのタイミングなンざ余裕で覚えられる」




720 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:47:32.48C1EnmO0po (22/44)



結標「……嘘でしょ?」

一方通行「嘘をつく理由がどこにある」

結標「…………第一位は伊達じゃないってわけね」

一方通行「まァ俺だけじゃねェよ。他のレベル5なら全員できンじゃねェか? 少なくとも第三位は出来るな、たぶン」

結標「どちらにしろ化け物ね」

一方通行「ま、あンま気にすンじゃねェよ。俺でも初見じゃねかったらあくびは出来ねェよ」

結標「……それってでもフルコンボはできる、って聞こえるんだけど」

一方通行「ああ」

結標「……くっ、こうなったら練習しまくって、意地でも一方通行に勝たないと……」

一方通行「何で俺に対抗意識燃やしてンだよ。つゥか、そォいうのは旅行帰ってからにしやがれ」




721 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:48:03.43C1EnmO0po (23/44)



‐宿泊所・地下ゲームセンター・ガンシューティングゲームコーナー‐


結標「よし、次はこれね」

一方通行「ガンアクションものか。わかりやすくてイイな」

結標「これなら頭の良さなんて関係ないからフェアよね」

一方通行「まァそォだな。俺からしても能力使いすぎたから節約してェからな」

結標「そんなこと言ってもたかだか二、三分しか使ってないでしょ? そこまで気にする必要ないんじゃない?」

一方通行「クレーンゲームでいろいろ計算するために使ったンだよ」

結標「ああ、そういや熱くなってるとき杖使ってなかったわね」




722 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:48:36.59C1EnmO0po (24/44)



結標「よし、じゃあまず私から行くわ」

一方通行「……つゥか、二人プレイすりゃよくねェか?」

結標「へっ?」

一方通行「わざわざ別々にやって得点競うより、一緒にやった方が有意義だろ」

結標「そ、そうかしら」

一方通行「俺はオマエと一緒にやりてェンだよ」

結標「えっ」

一方通行「あァ?」


結標「ええええええええええええええええっ!?」


一方通行「うるせェ、静かにしやがれ!」




723 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:49:05.68C1EnmO0po (25/44)



結標「ね、ねえ一方通行。それってどういうこと意味?」

一方通行「意味だァ? そのままの意味だが」

結標「え、ええと一方通行は、その、私とこのゲームをしたいってこと、よね?」アセ

一方通行「あァ? ああ、まァそォだな」

結標「そ、そうなの。あ、あはははっ、じゃ、じゃあ一緒にやりましょうか。えっと二人プレイの仕方はっと……」

一方通行「それぞれに金入れてからゲーム内で選べるらしいな」

結標「じゃあお金入れましょう。私はこっちを使うわ」チャリン

一方通行「なら俺ァこっちか」チャリン


結標(う、うう。び、びっくりしたー。いきなり一方通行あんなこと言い出すなんて思ってもみなかったわ)

結標(で、でも、もしかしたら少しは進展したってことなのかしら?)


一方通行(よし、これで待ち時間とかいう無駄なものをなくすことが出来たな)

一方通行(とっとと終わって、早く部屋に帰って寝てェからな……)




724 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:49:46.08C1EnmO0po (26/44)



結標「難易度はどうする?」

一方通行「さっきので懲りただろ。大人しくイージー選ンどけ」

結標「むっ……ふふっ」ニヤ

一方通行「あァ?」

結標「ようし、一番難しいステージ行ってみましょうかー!」バン


<ハァァァァド!!


一方通行「ンだと? オマエクリアする気ねェだろ」

結標「ふふふ、貴方が一緒なんだから余裕でしょ?」

一方通行「やったことねェし、見たこともねェンだから知らねェよ」

結標「まあ、何とかなるでしょ」


ダダダーン!!




725 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:50:12.71C1EnmO0po (27/44)



結標「あっ、始まった始まった」

一方通行「……ハァ、面倒臭せェ」


ゾンビA『アアーアー』


結標「それ!」バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン


ゾンビB『アーアーアーア』

ゾンビC『オァァァアアア』


結標「この!」バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン




726 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:50:45.85C1EnmO0po (28/44)



ゾンビD『ウウゥゥウウウゥ』

ゾンビE『ガァアアアアオア』

ゾンビF『ホワァァチャァァァ』


結標『わっと!』バンバンバン

一方通行「…………」バンカチャバンバン




ゾンビG『バォアアアオゴボオワ』

ゾンビH『パォォォンゥゥゥ』

ゾンビI『グレシシィゲウイリ』

ゾンビJ『ワァァレェェェワァァァレェェェ』


結標『…………!』バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン




727 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:51:24.94C1EnmO0po (29/44)




ゾンビK~T『ポォォォォウゥゥウゥ!!』



結標「ちょ、数多すぎでしょ!!」バンバンバン

一方通行「だから大人しくイージーにしとけって言ったンだろォが!」バンバンバン

結標「このっ、このっ……あれ? 弾が出ない」カチカチ

一方通行「さっさとリロードしろ!」バンバンバン

結標「り、リロードって?」アセ

一方通行「弾の補充のことだッ、そこにやり方書いてンだろォが!」バンバンバン

結標「え、ええっと……画面の外に向けてトリガーを引く……」

一方通行「早くしろォ!」バンバン

結標「画面の外向けて……こうね」カチャリ




728 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:51:58.65C1EnmO0po (30/44)



<ウワアアアアアァァァァァ!!


結標「よし、弾の補充完了! ようし倒すわよー!」バッ


<グゥェェェムオォォォバァァァ!!


結標「ってあれ?」

一方通行「遅せェンだよ、リロードすンのがよ!」

結標「ひっ、ご、ごめんなさい!」

一方通行「つゥかスキさえありゃ、こまめにリロードしなきゃクリアできねェぞ」

結標「そ、そうね。次からは気をつけるわ」

一方通行「ったく……」




729 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:52:24.51C1EnmO0po (31/44)



結標「よし! じゃあコンティニュー!」チャリン

一方通行「…………」チャリン


~~~



ゾンビK~T『ポォォォォウゥゥウゥ!!』



結標「今度はきちんとリロードしたから大丈夫よ!」バンバンバン

一方通行「……だとイイな」バンバンバン


ゾンビK『ウゥオォォオ』バタ

ゾンビM『グアアアア』バタ

ゾンビP『ハァァァァ』バタ




730 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:52:57.79C1EnmO0po (32/44)




ゾンビ達『イヤァァァァァァァァ!!』


結標「って弾があっても捌ききれない!」バンガチャバンバン

一方通行「だからハードモードなンだろォが!」バンバンバン

結標「……というかゾンビ一体が強すぎよ! 銃弾四発でやっと死ぬなんて」バンバンバン

一方通行「だからこれがハードモードだっつってンだろォが!」ガチャバンバンバン

結標「ぐぬぬぅ……!」バンバンバン

一方通行「…………チッ」バンバンバン


<ウワアアアアアァァァァァ!!


結標「あっ」


<グゥェェェムオォォォバァァァ!!




731 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:53:27.67C1EnmO0po (33/44)



結標「……ってこれクリア不可能じゃない!?」

一方通行「どォだろォな。クリアできねェモンがゲーセンに並ぶか?」

結標「まあそりゃそうだろうけど」

一方通行「ま、諦めてイージーモードに切り替えンだな」

結標「そりゃ駄目よ。せっかくだからエンディングまでいかないと」

一方通行「……なら続けンぞ」チャリン

結標「う、うん」チャリン


―――
――





732 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:53:53.66C1EnmO0po (34/44)



~三十分後~



<ウワアアアアアァァァァァ!!<グゥェェェムオォォォバァァァ!!



結標「ああーもう! また駄目だったわ!」

一方通行「こりゃ本格的に積みかァ?」

結標「……もう一回っ」チャリン

一方通行「ハイハイ」チャリン


ゾンビA『アアーアー』


結標「このっこのっ!」バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン




733 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:54:19.67C1EnmO0po (35/44)



一方通行(さァて考えろ。それがゲームであるならクリアできねェわけがねェンだ)

一方通行(……だがあの状況は物理的に考えてクリアは不可能。普通にやったらクリアできねェ)

一方通行(何かあるはずだ……この最悪な状況を突破する方法が……!)


結標「えいえい!」バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン


ゾンビT『ウォアヴァアア』


カチカチ

一方通行「!? チッ、一度リロードすンぞ!」スッ

結標「えっ!? ちょ、こっちも弾が一発しか……ええい、ままよ!」バン




734 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:54:52.17C1EnmO0po (36/44)



グチャァ!!

ゾンビT『バァハアアアァ』バタ


結標「…………あ、あれ? い、一発で倒せた?」

一方通行「……そォか。見つけたぞ突破口」

結標「ど、どういうこと?」カチャ

一方通行「ヘッドショットだ。頭に弾を当てりゃ、一撃で倒せる」

結標「そ、そんな馬鹿な……」

一方通行「見てろ」バン


グチャァ!!

ゾンビL『プァァシャア』バタ




735 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:55:21.53C1EnmO0po (37/44)



結標「ほ、ほんとだ。一撃で倒れた……」

一方通行「当てるのは難しいが、むやみに体ァ撃つよりはクリアの可能性は高けェ」

結標「よ、よし! じゃあ頭中心に狙うのね! 了解!」バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン


ゾンビN『オォォケェェェ』バタ

ゾンビO『セェイセェェェイ』バタ


一方通行「…………チッ、全然当たりやがらねェな」バンバンバンガチャ

結標「三発くらいに一回ってところかしら?」バンバンガチャ

一方通行「まァ、もォ関係ねェがな」スッ





736 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:55:47.35C1EnmO0po (38/44)



バンバンバンバンバン!!


ゾンビQ『ヒィィデェェェブゥゥゥ』バタ


結標「や、やった! 難関クリア!」

一方通行「油断してンじゃねェぞ。まだ終わったわけじゃねェ」


ゾンビ1~13『イェェェェェェェイィィィィィ!!』


結標「ぎゃー! さらに数がー!」バンバンバン

一方通行「難易度壊れすぎだろ……」バンバンバン


―――
――





737 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:56:14.14C1EnmO0po (39/44)



~二十分後~


結標「……ぜぇ、ぜぇ、や、やったわ。やっと化け物の群れを倒したわ」

一方通行「途中ゾンビとか無視して変な怪物のオンパレードだったな」

結標「……あっ、どうやら次が何かラスボスっぽいわよ」


ラスボス『ブルァァァァァァ!!』


結標「うわっ、なにあの緑のヤツ……ゴキブリ人間!?」

一方通行「どォでもイイだろ。つべこべ言わず撃て」バンバンバン

結標「りょ、了解! とりあえず頭ね」バンバンバン




738 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:56:48.96C1EnmO0po (40/44)



ラスボス『クワァァァメファァァメファ!!』


ドンドンドンドンドンドンドンドン!!


結標「!? な、なにあの緑の球体!」

一方通行「言わずともアイツの攻撃だろ。撃ち落すぞ!」バンバンバン

結標「って言ってもすごい数よ! それにジグザグ動くし」バンバンバン

一方通行「やらねェとやられンのはコッチだろォが」ガチャバンバンバン

結標「ええい! ヘッドショットで培った技術ぅ!」バンバンバン




739 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:57:19.91C1EnmO0po (41/44)



ラスボス『ブルルルルルルルル』


結標「何かボスがプルプルしてるけど」ガチャ

一方通行「ほっとけ、今は球体を撃ち落すのが先だ!」バンバンバン

結標「わかったわ!」バンバンバン

一方通行「クソ野郎ォがァァ!」バンバンバン


ラスボス『ルルルルルルルルルルルゥゥゥ』


結標「…………ッ!?」




740 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:57:58.05C1EnmO0po (42/44)




ラスボス『ルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!』


ドッゴォォォォォン!!


一方通行「ンだとッ!?」


<ウワアアアアアァァァァァ!!<グゥェェェムオォォォバァァァ!!


結標「と、突撃してきた……?」

一方通行「チッ、面倒臭せェヤツじゃねェか」




741 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:58:31.63C1EnmO0po (43/44)



結標「緑色の球体に気を引かせてる間に力をためて、突っ込んでくる……わけね」

一方通行「よく作られてる敵じゃねェか」

結標「ってあれ防ぐの無理じゃない?」

一方通行「……予想だがためてる時に攻撃すれば、一応は防げるンじゃねェのか?」

結標「で、でもそれって球体の対処がおろそかになるんじゃないの?」

一方通行「確かにそォだが、そォしねェと俺たちがやられる」

結標「……役割分担しなきゃいけないわけね」

一方通行「どォする? 命中精度はオマエの方が上だろ」

結標「なら私が球体を撃ち落す。貴方はボスをお願い」

一方通行「ああ」




742 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/08(木) 23:59:22.82C1EnmO0po (44/44)



結標「じゃ、改めて最初からスタートね、疲れるわね」

一方通行「いや、どォやらそォいうわけじゃなさそォだ」

結標「えっ……あっ、コンティニューがボスからになってる!」

一方通行「製作者もそこまで鬼じゃねかったってわけだな」

結標「た、助かったー、あの長い道のりを最初からなんて正直嫌だったわ」

一方通行「よし、なら行こうとしようぜ。ゴキブリ退治によ」チャリン

結標「ええ」チャリン


ラスボス『ブルァァァァァァ!!』




743 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:00:03.07UWRnqORCo (1/22)



一方通行「何もしてねェ今のうちにダメージ稼ぐぞ」バンバンバン

結標「わかってるわ!」バンバンバン


ラスボス『クワァァァメファァァメファ!!』


ドンドンドンドンドンドンドンドン!!


結標「ッ! 来たわ!」バンバンバン

一方通行「とりあえず撃ち落すぞ」バンバンガチャ




744 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:00:43.06UWRnqORCo (2/22)



結標「ぐっ、ちょこまかと!」バンバンバン

一方通行「…………」バンバンバン


ラスボス『ブルルルルルルルル』


結標「……き、来たわ!」ガチャバンバンバン

一方通行「わかってる」バンバンバン


ラスボス『ルルルルルルルルルルゥゥゥ』


一方通行「止まりやがれクソゴキブリ野郎ォが!」バンバンバンバンバン




745 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:01:28.77UWRnqORCo (3/22)



ラスボス『ルルルルルルル、ゴォア!!』


一方通行「よし、止めたぞ」ガチャ

結標「あ、一方通行! 早く援護して! 捌ききれない!」バンバンバン

一方通行「チッ……」バンバンバン


ラスボス『クワァァァメファァァメファ!!』


ドンドンドンドンドンドンドンドン!!


結標「そ、そんな! まだ増えるって言うの!?」バンバンバン

一方通行「クソが」バンバンバン




746 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:01:55.05UWRnqORCo (4/22)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


結標「ぐっ、だ、駄目っ! 防ぎきれない」バンバンバン

一方通行「……チッ、しょうがねェか」スッ

結標「ど、どうするつもりよ?」ガチャ

一方通行「チートを使う」カチ

結標「ち、チート!? それって能力よね? ゲームの攻撃を反射でもするつもり?」バンバンバン

一方通行「ンなこと出来るか!」

結標「じゃ、何? ゲームのシステム書き換えとか?」バンバンバン

一方通行「俺ァ第三位じゃねェぞ」

結標「じゃあどうするのよ!」バンバンバン




747 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:02:28.24UWRnqORCo (5/22)



一方通行「システム書き換えとか違法なモンじゃねェ、もっと合法的なモンだ」ニヤァ

結標「合法的? なにそれ……ってなに自分の頭に銃口向けてるのよ!」

一方通行「ベクトル操作ってのはなァ、こォいうことも出来るンだぜェ」カチ



バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!



結標「えっ? 球体がどんどん割れてく……?」

一方通行「結標ェ! オマエはゴキブリを狙え!」バンバンバン

結標「わ、わかったわ!」バンバンバン




748 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:03:11.17UWRnqORCo (6/22)



ラスボス『クワァァァメファァァメファ!!』


ドンドンドンドンドンドンドンドン!!


一方通行「ケッ、ンなモンもォ効かねェよ」ガチャ


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!


ラスボス『ブルルルルルルルル』


結標「やらせないわ!」バンバンバン


ラスボス『ルルルルルルル、ゴォア!!』




749 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:03:49.76UWRnqORCo (7/22)



一方通行「オラァ! 全弾眉間にブチ込ンでやるよォ!!」ガチャ


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!


ラスボス『ゴブッ、ゴバァ、ブルルァ、ボハッ!!』


結標「す、すごい……全部頭に当たってる……」

一方通行「ぼやっとしてンじゃねェ! ありったけ叩き込め!」

結標「わ、わかってるわよ!!」バンバンバン


ラスボス『ブルルルゥゥ、ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』


ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!




750 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:04:18.32UWRnqORCo (8/22)



結標「うわっ、球体がすごいスピードで突っ込んでくるっ!」

一方通行「俺が撃ち落す」ガチャ


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!


一方通行「ラスト一個だ――ッ!?」カチ

一方通行(し、しまった……弾切れだと……?)

一方通行(今からリロードしても間に合わねェ……)


一方通行「……クソッた――」



「一方通行!!」




751 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:04:47.46UWRnqORCo (9/22)



一方通行「――あァ?」

結標「…………」スッ

一方通行(俺に銃口を……?)

結標「ふふっ」カチ

一方通行「…………ケッ、やるじゃねェか」


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!


ラスボス『ブルルルルワアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!』


<テレレレーン♪ グェェェムクリアァァァァ!!




752 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:05:19.44UWRnqORCo (10/22)



結標「……や、やったわ。ついにクリアーしたわ!」

一方通行「そォだな」カチ

結標「い、いやーしかし疲れたわー、というか腕がパンパン」アハハ

一方通行「しかし最後俺に銃を向けるなンて考えよく思いついたな」

結標「あはは、原理はよく分かんないけどしたいことはなんとなく分かったからよ」

一方通行「アレは銃口から出るセンサー光を……まァ今となってはどォでもイイか」

結標「しかし本当にやったわね! まさか本当にクリアできるとは思ってなかったわ」

一方通行「オマエが選ンだンだろォが、余計な手間ァかけさせやがって」

結標「でも達成感はあったでしょ?」

一方通行「……チッ、くっだらねェ」




753 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:06:03.46UWRnqORCo (11/22)



ピンポンパーン


結標「なに? 放送?」


アナウンス『消灯時間十五分前となりました。宿泊者の皆さんは自分の部屋に戻り、点呼をとった後に消灯してください。繰り返します――』


一方通行「あァ? もォそンな時間か。これに時間使いすぎたか」

結標「そうね。まだ遊べてないコーナー結構あるのに……」

一方通行「また明日来りゃイイだろ」

結標「明日……ね」




754 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:06:42.72UWRnqORCo (12/22)



打ち止め「おーいアワキお姉ちゃーん!!」ノシ

青ピ「アックセラっちゃーん!」

土御門「かっえりましょ!」

禁書「もぐもぐ。じゃがバターおいしいね」パクパク

風斬「うん、そうだね」モグモグ

上条「か、風斬までなんか食ってる……」

姫神「これは感染した?」

吹寄「別に夜食くらいゆるしてあげなさいよ」




755 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:07:25.06UWRnqORCo (13/22)



結標「あら、なんだか大集合ね」

一方通行「…………行くぞ」スー

結標「あっちょっと待って!」タッタ

一方通行「あン?」

結標「じゃあ明日の夜も一緒に遊ばない?」

一方通行「…………そォだな」

結標「あら、珍しくノリがいいじゃない」

一方通行「うるせェ。ンなこと言うなら行かねェぞ」

結標「あはは冗談よ冗談」

一方通行「チッ……」


―――
――





756 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:08:11.53UWRnqORCo (14/22)




――
―――


???「…………」テクテク

???「…………」チャリン

???「…………」バンバン


<ベリィィィィハァァァァド!!


ダダダーン!!


ゾンビ達「ウォアアォォォォ!!」


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!


ゾンビ達「ォォォ……」バタバタ




757 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:08:55.13UWRnqORCo (15/22)



???「…………」バンバンバン


ラスボスA「ウギャァァァァァァァァッス!!」

ラスボスB「シェイシェイシェェェェェイッ!!」


???「…………」ガチャ


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!


ラスボスA「ウホゥゥゥゥ……」バタ

ラスボスB「ブラッシャァァァァァ!!」バタ


<テレレレーン♪ グェェェムクリアァァァァ!! パァァフェクトゥ!!


???「…………」


―――
――





758 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:09:35.03UWRnqORCo (16/22)




――
―――


同日 23:00

‐宿泊所・階段‐


一方通行「……あー、ねっむ」

打ち止め「随分と白熱してたね、あのゲームそんなに面白かったの? ってミサカはミサカは興味本位で尋ねてみたり」

一方通行「ガキがやるよォなモンじゃねェ」

結標「なんかすっごい汗かいちゃったわ。ちょっとお風呂入りなおそうかしら?」

吹寄「あ、じゃああたしも入ろ」

結標「どうしたのその汗?」

吹寄「格ゲーとかやってたらつい熱くなってね」

青ピ「ゲームというか後半やってた卓球が主な理由やろーな」

吹寄「やっぱり旅館といったらピンポンよね!」

一方通行「ここは旅館じゃねェよ」




759 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:10:21.58UWRnqORCo (17/22)



上条「……つーか、もう消灯時間くるってのにいいのかよ風呂なんか入って」

土御門「とりあえずは問題ないぜい。風呂はオールナイト使えるにゃー」

結標「なら問題ないわね」

吹寄「そうね」

一方通行「本格的にホテルじゃねェかここ」

姫神「……二人とも行くなら私も」

禁書「うーん、なら私たちも入ろひょうか!」

風斬「う、うん。いいよ」

打ち止め「むー、だったらミサかも入るー、ってミサカはミサカは一人ぼっちを回避してみる!」

青ピ「ほなボクも入るかなー。ゆっくりしたいしー」




760 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:10:54.95UWRnqORCo (18/22)



土御門「青髪ピアス……死ぬなよ」

上条「南無……」

青ピ「あれ? なにこれ? 何でボクこんな扱いされとるん?」

一方通行「馬鹿なことァするなっつゥことだろ」

青ピ「馬鹿も何もボクはただゆっくりと露天風呂に浸かろうと……」

上条「信用ねえよなーお前が言うと」

土御門「まあどうでもいいけどな」

青ピ「ひどい!」

一方通行「くっだらねェ」




761 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:11:38.92UWRnqORCo (19/22)



上条「あ、俺らの部屋はここの階だな」

吹寄「ならここでお別れね」

土御門「じゃ、また明日会おうぜい!」

姫神「というか。明日のスケジュールって決まってた?」

一方通行「いいや。別に決まってねェよ」

吹寄「なら今から先生たちに聞きに行く?」

土御門「別にいいんじゃないかにゃー、適当で」

上条「そうだな。ここの朝食の時間っていつだ?」

結標「ええっと……七時から開いてるらしいわよ」

一方通行「なら七時でイイだろ」




762 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:12:06.57UWRnqORCo (20/22)



打ち止め「げぇー七時ぃー? ってミサカはミサカは露骨に嫌な顔をしてみたり」

一方通行「つゥことでガキはとっとと寝ろ」

打ち止め「いや、それより七時ってちょっと早くないかなー、ってミサカはミサカは――」

禁書「うん、七時なら普通に起きてるんだよ」

打ち止め「え」

風斬「わ、私も大丈夫、です……」

打ち止め「なん……だと……?」

一方通行「今日は早く寝るべきだなクソガキ」




763 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:12:51.13UWRnqORCo (21/22)



土御門「ということで明日は七時くらいに食堂集合で!」

吹寄「了解、じゃ、おやすみー!」

姫神「おやすみ」

上条「また明日なー」

禁書「……なんだかおなかが減った気が――」

上条「ふざけんな!! 気のせいだ気のせい!!」

禁書「――しないんだよ」

風斬「……お、おやすみなさい……、です」

打ち止め「……七時」

結標「一方通行、おやすみ」

一方通行「おォ……」


~一日目終了~


―――
――





764 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/09(金) 00:15:19.52UWRnqORCo (22/22)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございました

ちょいちょい空いた時間使ってなんとか一日目終わらせたった
つーかやっと一日目終わったのかよ尺使いすぎだろww

というわけでこの少ない尺で終わらせるためちょっとした誰得シリアルに突入すると思います
なんとかギャグ方面に向けるように努力しますわ
それより書く時間のほうが……orz

ではではノシ



765VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/11/09(金) 00:47:42.767ove5fp8o (1/1)

乙!


766VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/11/09(金) 01:14:06.27r9JAwsUDO (1/1)

乙!


767VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/11/09(金) 03:43:05.83VYCbmSvDO (1/1)

大量投下おつ
こいつら楽しそうにしやがっていいぞもっとやれ


768VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/11/14(水) 15:16:59.392zTJm/1to (1/1)

おつ


769 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:14:31.58+fQs4EXZo (1/26)




――
―――


9.スキー旅行 ~二日目~

January first Saturday 07:00

‐宿泊所・食堂‐


一方通行「…………」ズズズ

一方通行「…………」フゥ

一方通行「コーヒーうめェ」


黄泉川「――おっ一方通行じゃん? 早いじゃんね」

小萌「アクセラちゃんおはようございます!」


一方通行「……芳川は?」




770 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:15:04.95+fQs4EXZo (2/26)



黄泉川「桔梗のやつはまだ寝てるじゃん。まったく夜通しパソコンなんて付けてるから……」

小萌「ところでアクセラちゃん。ほかの子たちはいないんですか?」

一方通行「一緒の部屋のヤツはまだだ。他のやつらは知らね」

小萌「そうですか。やはり集合時間とか決めとかなかったのが失敗だったのですかねー」

黄泉川「そんな堅苦しいこと決めなくていいじゃん。別に本当の研修じゃないんだからな」

一方通行「そォだな……あァ、うめェ」ズズズ

黄泉川「で、お前は何でこんな朝早くからここにいるじゃん?」

一方通行「あン? 目ェ覚めたからに決まってンだろ」

黄泉川「しかし本当に珍しく早起きだな。慣れない場所で寝付けなかったか?」

一方通行「俺ァガキかよ」




771 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:15:44.36+fQs4EXZo (3/26)



吹寄「……あら? おはようございます!」

姫神「……? おはようございます」

結標「……えっ? おはようございます」


一方通行「んだァオマエら? その珍しいモンでも見たよォな面はァ?」

黄泉川「みんなおはようじゃん!」

小萌「おはようございますです!」

結標「……いや。先生たちならともかく、貴方がこんな時間にいるとは思わなかったわ」

姫神「同じく」

吹寄「性格上朝は弱いイメージがあったのだけど違うのかしら?」

一方通行「いィや合ってる。俺朝すっげェ弱ェ」ズズズ

姫神「……とてもそんな風には見えない」

結標「生き生きしてるわね。コーヒー飲んでると」

吹寄「カフェインにこんな効果があるとは……知らなかったわ」

結標「いやたぶんコイツ限定」

一方通行「コーヒーうめェ」




772 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:16:18.89+fQs4EXZo (4/26)



打ち止め「……ふわぁ眠い、ってミサカはミサカはむにゃ……」

禁書「ちょっとらすとおーだー! そっちは食堂じゃないんだよ! 食堂はこっちだよ」

風斬「そっちも食堂じゃないよインデックス……」

吹寄「あっ風斬さんたちおはよっ!」

風斬「え、えっと……あ、お、おはようございます」ペコ

一方通行「朝から騒がしいヤツらだな」

黄泉川「賑やかでいいじゃんねー」

一方通行「低血圧舐めンじゃねェぞ」

結標「血圧くらい能力で上げなさいよ」




773 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:16:47.37+fQs4EXZo (5/26)



禁書「……あれ? ねえねえあくせられーたー」

一方通行「あン?」

禁書「そういえばとうまたちの姿が見えないんだよ。たしか一緒の部屋だったよね」

吹寄「言われてみればあのデルタフォースがいないわね」

姫神「どうせ寝坊」

結標「どうなの一方通行?」

一方通行「……あァ。そォいえばアイツら夜遅くまで騒いでたな。俺ァ無視して寝てたけど」

小萌「それって何時くらいの話ですかー?」

一方通行「たしか二時過ぎくらいだ」




774 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:17:17.37+fQs4EXZo (6/26)



結標「……あー、その調子じゃ三時四時くらいまで起きてそうね」

吹寄「あの馬鹿者どもが」

黄泉川「ま、悪ガキらしいっつったららしいじゃんね」

姫神「起こしにいく?」

一方通行「ほっとけ。一応は時間は決めたがそれは絶対ッつゥわけじゃねェだろ」

打ち止め「え゛っ!? だったらみしゃかまで起きてくる必要なくなくない!? ってミサカはミサカはちょっと寝起きで舌がうまく回らない!」

一方通行「黙れクソガキ。ガキは大人しく早寝早起きしてりゃイインだよ」

黄泉川「だったらお前もいつも早起きしてくれりゃいいのになー、クソガキ♪」

一方通行「その口一生利けなくしてやろォかクソババァ」

結標「まあまあ落ち着いて」




775 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:17:43.95+fQs4EXZo (7/26)



禁書「とりあえずおなか空いたから朝ごはんが食べたいんだよ!」

一方通行「またオマエか」

吹寄「て言っても時間が時間だからインデックスじゃなくてもお腹空いてるわ」

小萌「じゃあ朝食頼んできますねー」

風斬「……あ、あの。上条、さんたちは待たなくても……いいんですか?」

黄泉川「大丈夫大丈夫。どうせすぐ降りて来るんだし、待つだけこっちも面倒じゃん」

吹寄「それにアイツらなら一食くらい抜いても大丈夫だわ」

禁書「だったらあの三人の分私がもらってもいいかな!?」キラキラ

一方通行「自重しろ暴食シスター」




776 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:18:14.23+fQs4EXZo (8/26)



結標「……てかよく見たら芳川さんもいない……?」

黄泉川「アイツは夜通しパソコンしててダウン中」

姫神「こんなところまで来て。よくやる」

打ち止め「Zzz……むにゃむにゃ……」

一方通行「オイこンなところで寝てンじゃねェ」

結標「寝かせといてあげなさいよ。それに朝食が来れば自然に起きるでしょ」

一方通行「チッ」

禁書「おなか空いたー」ガジガジ

風斬「割り箸食べちゃ、駄目だよ」




777 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:18:41.04+fQs4EXZo (9/26)




上条「だああぁぁぁぁぁぁぁっ!! 寝過ごしたああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ダッダッダ



結標「あっ上条君おはよー」

吹寄「遅いぞ貴様。いつまで寝てるつもりだったんだ」

姫神「……というか。他の二人は?」

上条「……ぜぇ、ぜぇ。つ、つーか一方通行ぁ! 何で起こしてくれなかったんだぁ!!」

一方通行「あァ? 何で俺がオマエの世話なンざしなきゃいけねェンだ?」

禁書「とうまおはよー」ガジガジ

風斬「お、おはようございます」ペコ

上条「……はぁ、はぁ、ってあれ? 土御門はどうした?」

黄泉川「土御門ぉ? お前らと一緒に仲良く寝てたんじゃなかったのか?」




778 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:19:07.94+fQs4EXZo (10/26)



上条「い、いや土御門は部屋にいなかったんだ。青髪は寝てたけど」

一方通行「……そォいや土御門はいなかったな、アホは寝てたけど」

結標「どこいったんでしょうね土御門君。こんな朝早くから」

吹寄「どうせ『メイドが俺を呼んでるにゃー』とか言って、外に出てるんじゃない?」

姫神「ありえると思ってしまうのはなぜ?」

一方通行「さすがにあのアホも開店してる時間の区別くれェついてンだろ」

結標「まあ普通はそうよね」

小萌「あっ上条ちゃん来てたんですねー」テクテク

上条「先生おはよーす」




779 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:19:33.27+fQs4EXZo (11/26)



小萌「朝食を頼みましたから、あと三分くらいで来ると思いますよー」

一方通行「これでカップラーメンが来たら大爆笑するわ」

結標「さすがにそれは……」

吹寄「朝食って全員分ですか?」

小萌「はい。とりあえずすぐ来ると思ったので」

上条「あ、たぶん青髪ピアスはすぐに来ねえと思いますよ」

小萌「なぜですぅ?」

上条「いや、一応起きた時に起こそうとしてぶん殴ったんだけどな」

結標「友情も何も感じない起こし方ね」




780 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:20:01.87+fQs4EXZo (12/26)



上条「でも起きなかったんだよアイツ。あれは爆睡してるなー」

吹寄「……というか貴様が殴ったから起きなくなったってことは考えられない?」

上条「さすがにそれはねえだろ。一方通行に毎回吹き飛ばされてるあいつが、俺のへなちょこパンチでどうにかなるわけねえだろ」

一方通行「オマエのパンチが何だって?」

上条「い、いや軽くだぞ軽く。こうガツンと」ブン

一方通行「…………」

上条「…………」

禁書「…………」ガジガジ

風斬「……えっと…………」オドオド




781 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:20:28.48+fQs4EXZo (13/26)



吹寄「ま、どうでもいいでしょ」

一方通行「そォだな」

姫神「彼なら。立派に生き抜いてくれる」

結標「ほんとひどい扱いね」


ロボ『チョウショクヲモッテキマシタ』ピピピ


黄泉川「おっ来た来た」

小萌「みなさーん、朝ごはんが来ましたよー!」

禁書「朝ごはんなんだよ!」ガバッ




782 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:20:57.38+fQs4EXZo (14/26)



打ち止め「Zzz……」

一方通行「まだ寝てンのかこのガキは。オラ起きろ」コツン

打ち止め「Zzz……んっ、なぁにぃ? もう朝ー?」

一方通行「とっくに朝は来てンぞ二度寝野郎」

打ち止め「……お、おおっー!! いつの間にか朝ご飯がならんでるぅ! ってミサカはミサカはテンション急上昇!!」

結標「寝起きにあんまり興奮しない方がいいんじゃないかしら?」

黄泉川「まあ若いから大丈夫じゃん?


―――
――





783 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:22:27.55+fQs4EXZo (15/26)




――
―――


禁書「ガツガツモグモグ」

結標「うわぁ、相変わらずすごい食欲ね」

上条「インデックスさんもう少しよく噛んで食べてくれませんかね?」

禁書「わかったんだよ!」ガツガツモグモグ

上条「絶対ェわかってねえだろ!」

吹寄「……そういえばここの掲示板見たんだけどさ」

姫神「掲示板?」

結標「そんなものがあったの?」

吹寄「うん。そこにここである行事とか載ってるのよね」




784 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:22:54.70+fQs4EXZo (16/26)



結標「で、なにか面白そうな情報でもあったの?」

吹寄「面白そうかは知らないけど、今日の午後から雪遊びコーナーで雪合戦大会があるらしいわ」

黄泉川「雪合戦……懐かしい響きじゃんねー」

小萌「そうですねー、子供の時雪が降ったらよくやってましたね」

打ち止め「雪合戦? 雪合戦ってあれかな? 雪球をぶつけ合うヤツ、ってミサカはミサカは頭の中の情報と照らし合わせてみる」

黄泉川「そうじゃん。結構ストレス発散になって面白かったなー」

一方通行「くっだらねェ」ズズズ

姫神「その雪合戦大会とやらは。なにか優勝商品みたいなものでもあるの?」

吹寄「どうだったかしら? たしかなかったような気がするけど……」




785 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:23:21.77+fQs4EXZo (17/26)



上条「ウチの学校でさえマラソン大会で商品があったってのにな」

吹寄「というかマラソンと違って勝ったところで達成感もあまりなさそうよね」

姫神「……どうせ腕試しとかだと思う。おそらく能力使用はありだろうし」

上条「ああ……たしかに高位能力者はなにかと勝負挑んできたりするしな」

結標「えっ? 私は別に挑まないわよ?」

一方通行「俺ァどっちかといったら挑まれた側だろ三下ァ」

上条「……まあでもあくまで自己満足じゃねえか? その雪合戦大会」

結標「そうね。黄泉川さんのようにストレス発散目的で参加とかね」

吹寄「単純に暇つぶしとかじゃないかしら?」

一方通行「どれにしろロクな大会じゃねェ」




786 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:23:50.89+fQs4EXZo (18/26)



上条「で、結局どうするんだ? 出るのか?」

結標「出るといってもね。あんまり詳しい情報とかないから何も言えないけど」

姫神「出ればいい。どうせスキーだけしてても飽きる」

吹寄「そういえばそうね。あと約二日間スキーできるのだから、たまには違うこともしたくなるわね」

一方通行「俺ァパス」

結標「あら、なんで?」

一方通行「そンな出ることに意味が見出せねェモンに出る気はねェ、面倒臭せェ」

打ち止め「よし! ここはミサカが代わりに……!」

一方通行「ガキは雪だるまでも作って遊ンでろ」

打ち止め「ぶーぶー!」




787 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:24:28.43+fQs4EXZo (19/26)



吹寄「ふむ、上条が言ったことが本当なら、アクセラも能力使って暴れたいんじゃないのかしら?」

上条「い、いや。あくまで俺のはイメージの問題だから……」

一方通行「あァ? じゃあ俺が仮にその大会に出たとしよォ。それで俺が無双するわけだ」

結標「そうね。貴方は戦闘面では無敵だしね」

一方通行「それで周りの空気はどォなる。観客はワンサイドゲームを見せられ、選手は戦意を喪失させる」

一方通行「俺みてェな怪物は出るべきじゃねェンだよ、そォいうのにな」

結標「一方通行……」

上条「お前……そんなことを考えてたんだな」

吹寄「……ごめんなさいね。無神経なこと言って」


姫神「というか能力使わなきゃいい」




788 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:24:59.55+fQs4EXZo (20/26)



上条「…………」

結標「…………」

吹寄「…………」

一方通行「……つゥか姫神。俺が能力なしで大会に出たらどォなる?」

姫神「フルボッコ」

一方通行「だろ? だから出るべきじゃねェンだよ」

姫神「そう。ごめんなさい。無神経なこと言って」

黄泉川「……なんだこれ?」




789 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:25:31.47+fQs4EXZo (21/26)



吹寄「……じゃあアクセラを除いて全員参加でオッケー?」

一方通行「クソガキは抜いとけ。怪我するだけだ」

打ち止め「もう! あなたは心配性すぎるんだよ! ってミサカはミサカはあなたに文句を言ってみたり」

上条「インデックスはどうなんだ? 出るのか雪合戦?」

禁書「うーん、どうしようか。ひょうかはー?」

風斬「……え、えっと、私はいいかな……」

禁書「そうなんだ。じゃあ私たちは応援に回るんだよ!」

上条「そうか……」ホッ

黄泉川「私たちもパスじゃん。子供の喧嘩に保護者が出てくるもんじゃないじゃん」

小萌「怪我しないように気をつけてくださいねー」




790 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:26:28.82+fQs4EXZo (22/26)



吹寄「じゃあ出るのは私と結標さんと姫神さん」

上条「俺と強制的に土御門と青髪ピアス」

一方通行「ちょうどイイじゃねェか。男女三人ずつなってよォ」

黄泉川「で、結局ルールはどうなんじゃん!? 雪合戦といえば団体戦だけど……!」

結標「なんで出場しない黄泉川さんがそんなやる気なんですか?」

黄泉川「いやーあの頃を思い出してなー」

上条「まあとにかく今はメシ食っちまおうぜ。いろいろ決めるのはあとでいいだろ」

吹寄「そうね。というか残り二人はまだ来ないの?」

黄泉川「あ、そうだ。インデックス」

禁書「なぁに?」




791 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:26:57.63+fQs4EXZo (23/26)



黄泉川「桔梗の分のメシ食べていいじゃんよ。あいつ食欲もないって言ってたし」

一方通行「今さらだな」

黄泉川「すっかり忘れてたじゃん」

禁書「じゃあいっただっきまーす」ガツガツ

結標「……というかパソコンでなにしたらそんなに具合が悪くなるんですか?」

姫神「パソコンというものより。徹夜で作業というものがつらい」

一方通行「馬鹿だろあのニート」

吹寄「……というか面倒だから残り二人の分も食べちゃってインデックス」

禁書「了解なんだよ!」モグモグ


―――
――





792 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:27:31.85+fQs4EXZo (24/26)




――
―――


全員『ごちそうさまでしたー!!』


上条「あー食った食った」

禁書「とうまーデザート買おうよー!」

上条「そんなものを買うお金は上条さんは持っておりませんのことよ!」

一方通行「オマエ昨日やった金はもォ消し飛ンだのかよ」

禁書「お金……? ああ、そういえばまだ残ってたんだよ!」つ五千円札

上条「ご、五千円札ぅ!? ど、どこでそんなモン拾ってきたんだお前ッ!?」

一方通行「俺がやった小遣いの釣りだろ。話聞いとけよ」




793 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:28:01.95+fQs4EXZo (25/26)



吹寄「さあて、掲示板までルールを見に行きましょう」

姫神「昔。雪合戦で雪玉に石を入れて攻撃力アップ! みたいなことをしてる子がいた」

結標「それ下手したら大事になるからやめた方がいいわね」

一方通行「つゥかどの程度か知らねェが、能力使用可能な時点で石ころなンてどォでもイイだろ」

上条「俺からしたら石ころの方が怖えよ。電撃とかのほうがまだマシだ」

一方通行「……なら俺が石ころをレールガンの三倍の速度で連射してやるよ」

上条「やめてください、しんでしまいます」



青ピ「ふふはははははははははっ!! 我光臨!!」シュタ



一方通行「だからオメェのメシねェから」

青ピ「( ゚д゚ )」


―――
――





794 ◆ZS3MUpa49nlt2012/11/25(日) 22:31:21.22+fQs4EXZo (26/26)

今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございました

もう終わりまでの空想はできてるけどなかなか時間が・・・
あとシリアル書くのが難しいorz

ではではノシ



795VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/11/25(日) 22:34:28.52Xl5L59te0 (1/1)



さすが青ピさん

空気読んで食い終わったときにくるとは


796VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/11/26(月) 01:54:31.19pK8GKIUIO (1/1)

おつ


797VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/27(火) 19:54:50.18lA3TtWIT0 (1/1)

乙。いつもの如く仲が良くて何よりだ。


798VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/16(日) 22:18:37.14yYL6ltUz0 (1/1)

シリアルっていうのは朝食のこと?


799VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/16(日) 22:25:36.02uHPfiW9co (1/1)

え?


800VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/16(日) 23:03:51.10g/aaJ4iIO (1/1)

>>798
鉛筆の削りカス


801VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/18(火) 19:31:39.47RNZSzBzb0 (1/1)

今内戦やってる国のことだろ。


802 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:09:49.64P1UrKIy2o (1/16)




――
―――


同日 08:00

‐宿泊所・ロビー‐


吹寄「――おっ、あったあった。これよこれ」

結標「えっと何々? 『第一回チキチキ能力有り雪合戦大会』?」

一方通行「第一回とか歴史浅いどころか初の試みかよ」

姫神「大体こういうものは。思いつきで開催されるとか何とか」

青ピ「へー、ボクがおらん間にこんなものに出ることになっとったんやなー」

上条「スキーばっかじゃ飽きるだろ? ってことでな」

結標「えーとルールは、と……」




―――――


『第一回チキチキ能力有り雪合戦大会』


~ルール説明~

5VS5のチーム戦!!(方式:トーナメント戦)


1.先に相手チームを全滅させた方が勝ち

2.1チーム最低3人、最高5人まで。

3.チームメンバーが5人未満なら、乱入OK(ただし正しい手続きを行ってから)

4.能力の使用はOK!! ただし相手を大怪我させるレベルの能力は禁止

5.道具の使用はOK!! 例.スコップ、バケツ、雪玉製造機(税込9,800円)など


参加者には特殊な加工がされたゼッケンを付けてもらいます。

このゼッケンは水に濡れると変色する仕様で、ゼッケンの面積70%以上変色したら撃墜となり、アラームがなります。

ちなみにゼッケンは前後両方に変色する面があります。


13:00 開会式

13:30 競技開始


場所:雪遊びコーナー


―――――




803 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:10:19.85P1UrKIy2o (2/16)



吹寄「……ふーん、五対五のチーム戦か」

結標「チーム分けどうする?」

吹寄「面倒だし男子チームと女子チームでいいんじゃない?」

上条「げっ、ま、マジかよ。相手は五人チームだろ? それでこっちは三人とか不利すぎんだろ」

姫神「たしかに。一人一人集中砲火されたらすぐ終わり」

青ピ「うーん、しかも向こうは能力持ちやろたぶん。大覇星祭の時みたいに気合だけでどうにかなるもんでもないやろうし……」

吹寄「何言ってるのよ。別に勝ちに行くんじゃないでしょ? あくまで暇つぶしよ暇つぶし」

上条「……そうだな。深く考えすぎだな」

吹寄「そうよ。楽しんだものが勝ちとか言うでしょ」

結標「うん、たしかに別に勝ち負けとかこだわる必要もないし」

青ピ「よーし、じゃ思い切りやって思い切り楽しもうや!」

姫神「……うん」


黄泉川「……いいじゃんねー青春って感じがして」

小萌「そうですねー」

一方通行「そォか?」

風斬「…………楽しそう」

一方通行「……なら混ざればイイじゃねェか」

風斬「えっ? いえ、いいんです。あなたが出ない理由があるように私にもあるんです、理由……」

一方通行「……そォかよ」

禁書「なになにー? なんの話をしてるのかな?」モグモグ

打ち止め「わーミサカも気になるー、ってミサカはミサカは駆け寄ってみたり」モグモグ

一方通行「何でもねェよ。つゥか何ガッツリ弁当とか食ってンだよオマエらは」

禁書「おいしそうだったから!」

打ち止め「奢ってもらったから! ……うぷっ」

一方通行「……あァそォかよ。つゥかクソガキ、オマエは残った分全部シスターに渡しとけ」

禁書「……なにか怒ってる?」

一方通行「怒ってねェよ。呆れてンだ」




804 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:10:52.02P1UrKIy2o (3/16)



上条「……うーん、しかしどうせ負けるなら良い勝負をして負けてえよな」

青ピ「せやなー。強敵に一矢報いる! みたいになー」

吹寄「まあ優勝は無理かもしれないけど、こっちのチームはいいところまでいけそうよ」

上条「……なんでだ?」

吹寄「ふふふ。なぜならこっちには我がクラスのナンバーツーがいるのよ!」

姫神「じゃーん。結標淡希さんです」



結標「…………へっ? 私?」



吹寄「彼女は空間移動能力者のトップクラスと言われる『座標移動』を持っています!」

結標「と、トップだなんてそんな……」

姫神「この能力があれば雪をテレポートさせて。相手グループを瞬殺するなんて手も」

上条「うわっ、汚ねえっ!?」

青ピ「ちょ、結標の姉さんとかせっこっ! 優勝余裕で狙えるガチメンバーやん! 禁止カードやん!」

吹寄「いいじゃない別に。そっちだって能力を何でも無効化できる優秀な盾がいるんだし」

青ピ「……そういやそうやったな。ウチにはみがわ……カミやんがおったわ」

上条「おいテメェ今身代わり言おうとしただろ!!」

吹寄「お互いベストを尽くして頑張りましょ♪」ニコ

上条「何がベストだコンチクショー!!」

青ピ「不当や! レベル4がいるなんて絶対ズルイでそっちぃ!!」

吹寄「だからそっちには上条が――」

青ピ「いやよく考えてみぃ吹寄さん! カミやんよく考えたらこのゲームで右手使いにくいやん! 役立たずやん!」

上条「テメェにだけは言われたくねえよ!!」


一方通行「……青春か?」

黄泉川「青春じゃんねー」

小萌「ですねー」

一方通行「さっぱり分からン」スー

黄泉川「どっかに行くのか?」

一方通行「ちょっと外出てくる」


―――
――





805 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:11:19.64P1UrKIy2o (4/16)




――
―――


同日 08:30

‐スキー場・休憩場‐


ガタン!


一方通行「…………」カチャ

一方通行「…………」ズズズ

一方通行「……ふゥ」

一方通行「…………」ボー



カツカツカツカツ



一方通行「……あン?」

???「……隣いいか?」

一方通行「……席なら他にも空いてンだろォが」

???「堅えこと言うなよ、つれねーなー」バッ

一方通行「座るつもりなら初めから聞くンじゃねェ」




???「……あーうまいわー」ズズズ




一方通行(ンだァコイツ? 勝手に人の隣座ってコーヒー飲みやがって。しかも微糖)

一方通行(……格好からしてスキーしに来たってわけじゃなさそォだが)

一方通行(…………ホスト? ンな感じのいけ好かねェ野郎だ)


???「……なぁ」

一方通行「あン?」

???「お前ここの客か?」

一方通行「だったらどォした」

???「いや、こんなところでヌクヌクと楽しそうだなお前、って思ってな」




806 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:11:45.88P1UrKIy2o (5/16)



一方通行「……何が言いたい」

???「単刀直入に言おう。お前にそっち側は似合ねえよ」

一方通行「単刀直入って意味知ってるか? 何の飾り気もなくハッキリするってことだ」

???「けっ、んなこと言って逃れようとしても無駄だぜ。お前はもう一度浸かっちまってんだこっち側にな」

一方通行「あっちこっちうるせェンだよオマエ。つゥか文脈がバラバラなンですけどォ、日本語きちンと理解できてますかァ?」

???「少なくともお前よりは理解できてるつもりだぜ。お互いの立場っつーものをよ」

一方通行「……消え失せろ。俺の気が変わらねェうちにな」



???「そんなとこにいないで堕ちて来いよ一方通行。一万人以上の人間殺した大逆人――」



ドッパァァァァァァン!!





807 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:12:15.73P1UrKIy2o (6/16)



一方通行「…………」カチ

一方通行「…………」

一方通行「……チッ」スー


???「――おいおいどこに行こうってんだ?」ゴッ


一方通行「…………」カチ


シュバァァァァン!!


一方通行「――ッ!? ごはっ!?」ガクッ


???「ったくよーいきなり逆上して攻撃とか無しだろー、痛ってて」ボリボリ


一方通行(な、何だと……? 俺の反射を……通り抜けたッ!?)


???「……んだぁその面はぁ? まさか今まで殴られたことねえ、親父にもぶたれた事ねえとか言うんじゃねえだろうな?」

一方通行「……オマエは、何モンだァ?」

???「ああ? まさかテメェ俺のこと知らねえとか言うんじゃねえだろうな?」

一方通行「…………」

???「……おいおいマジかよ。こんなヤツがメインで俺がサブだとか泣きたくなってくるな」

一方通行「イイから……答えやがれッ!! 誰なンだオマエは!?」




「学園都市に七人しかいない超能力者(レベル5)の一人。第二位の垣根帝督よ」






808 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:12:41.82P1UrKIy2o (7/16)



一方通行「……第、二位だと……?」


垣根「おい心理定規。今のはひどくねえか? ここは俺がカッコよく名乗るシーンだろ」

心理定規「知らないよ貴方の理想なんて。こっちは仕事に来てるのだから遊ばないでちょうだい」

垣根「それより聞いてくれよ。そこの汚ねえ床に這いつくばってんのが俺の上の第一位様だってよ、笑えるよな?」

心理定規「笑えるかどうかは知らないけど、勝手に動かないでくれないかしら」

垣根「チッ、わかってるよ。いちいちうるせー女だな」

心理定規「……さて第一位さん? 意識はあるかしら、聞こえる?」


一方通行「…………」ギロ


心理定規「……その様子だと大丈夫そうね」

垣根「ふわぁ……、なあ。こいつ殺して良いと思わねえか?」

心理定規「駄目よ。彼をここで殺したら命令違反になる」

垣根「はぁ、暗部も温くなっちまったもんだよなーオイ」

一方通行「……オマエら暗部のヤツらか。何の用だ?」

垣根「うわっ、お前今気づいたのかよ? ダッセー学園都市一の頭脳ダッセー」

一方通行「……テメェ」ギリリ

心理定規「まあ落ち着いてちょうだい第一位さん。垣根、貴方も子供みたいな挑発しないでちょうだい、ダサいから」

垣根「なん……だと……?」

心理定規「さて単刀直入で言うけど、貴方今日の午後に行われる雪合戦大会に出なさい」





一方通行「……………………は?」




809 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:13:09.95P1UrKIy2o (8/16)



心理定規「聞こえなかったかしら? 今日の午後に行われる雪合戦大会に出なさいって言っているのよ」

一方通行「……いや聞こえてるけどよォ……何でオマエらにンなこと強制されなきゃいけねェンだ?」

垣根「知るかよ。上からの命令だ、意図はわかんねえけどな」

心理定規「その大会の決勝で私たちと戦いなさい」

一方通行「何で決勝?」

心理定規「これも上からの命令よ」

垣根「どうせあれだろ。決勝のほうが燃えるとかそんなんだろ」

一方通行「……どォしてこォなった」

垣根「それは俺のセリフだ」

心理定規「……ちゃんと伝えることは伝えたわ」

垣根「はぁー面倒臭せえわー雪合戦とか面倒だわー」

心理定規「じゃ、第一位さん? よろしく頼むわよ」

一方通行「…………イヤだと言ったら?」

心理定規「別に構わないわよ。ただそうなった場合は貴方の大切な人たちに何かが起こるかもね」

垣根「たとえばそうだなー、ラストオーダーだっけかあのガキ」

心理定規「他には……ふふっ、結標さん、とか?」


一方通行「ッ!? オマエェ!!」バッ


ドッグシャァッ!!


一方通行「がっ……!?」ガクッ


垣根「向かってくるんじゃねえよ。思わず殺しちまうところだったぜ」

心理定規「あらあら怖い怖い」フフッ

垣根「俺から見たらお前の方がよっぽど怖いわ」

心理定規「そうかしら?」

垣根「彼女とかには絶対にしたくねータイプだよなーお前」

心理定規「…………………………………………え?」

垣根「怖いわー、初めて見たホラー映画とはまた違った怖さがあるわー」テクテク

心理定規「ちょ、ちょっと待ちなさい! さっきの言葉どういうことか説明しなさい!!」タッタッタ




810 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:13:36.56P1UrKIy2o (9/16)



一方通行「…………」ゴロン

一方通行「……垣根……帝督」

一方通行「…………」

一方通行「……ぎゃはっ面白れェ! 叩き潰しやるよ格下がァ!」

一方通行「ッ!」ズキ

一方通行「……あァ、クソッたれが。とにかくアイツらと合流だな」ガッ

一方通行「…………」フラフラ


―――
――





811 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:14:19.20P1UrKIy2o (10/16)




――
―――


同日 09:00

‐宿泊所・ロビー‐


ワイワイガヤガヤ


一方通行「…………」フラフラ


結標「――あっ一方通行おかえ――ってどうしたのその怪我!?」

打ち止め「おおっー珍しいこともあるもんだねー、ってミサカはミサカは物珍しそうに見てみたり」

吹寄「本当ね。服もボロボロだし」

一方通行「…………何でもねェよ」

黄泉川「何でもないわけないじゃん。どうした? 喧嘩でもしたのか?」

一方通行「ンなわけねェだろォが。つゥか俺が喧嘩ごときで体に傷がつくわけねェだろ」

上条「じゃあ何でそんなになったんだ?」

一方通行「…………」

姫神「……とにかく来て。手当てする」スッ

一方通行「構わねェ。それより雪合戦大会とやらについてはどォなったンだ?」

青ピ「ああそれ? とりあえず男女それぞれ三人ずつのチームで申し込みに行くつもりやけど、今から」

上条「土御門は今はいねえけど……まあ大丈夫だろ」

一方通行「その件だが俺も出る」

結標「えっ?」

姫神「どういう風の吹き回し?」

打ち止め「というかあなたが出たら場の空気が悪くなるとかなんとか言ってなかったっけ? ってミサカはミサカはさっき言ってたことを思い出してみる」

一方通行「事情が変わった。熱血漫画らしく優勝を目指す」

上条「いつから熱血漫画になったんだこれ?」




812 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:14:46.64P1UrKIy2o (11/16)



吹寄「……んーむ。まあ出ることに関しては別に反対はしないけど」

姫神「何か問題でもあるの?」

吹寄「……もしあたしたちのチームがそっちのチームに当たったら絶対勝てないわよね? 仮の話だけど」

青ピ「せやな。アクセラちゃんの場合立ってるだけで勝負つきそうやし」

一方通行「さすがにそりゃ効率悪りィだろ」

吹寄「……で、アクセラに唯一対抗できる上条もそっちにいるわけよね?」

上条「対抗できるかは知らねえけどな」

吹寄「つまり……メンバー引き抜きを提案したいわ!」

結標「引き抜き?」

吹寄「というわけでアクセラをこっちのチームに寄越しなさい!」

青ピ「異議有り!」ビシ

吹寄「何よ?」

青ピ「もしアクセラちゃんがそっちいったら、そっちのチーム高位能力者二人いることになるやん!」

吹寄「そうね。で?」

青ピ「それはさすがになしやろ! 持っていくならカミやんにしときぃ!」

上条「おい」

吹寄「うーん、まあそれでもいいけど……やっぱりアクセラがいいわね」

一方通行「オマエら人ォ物扱いにしてンじゃねェよ」




813 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:15:24.89P1UrKIy2o (12/16)




土御門「だったらくじ引きすればいいにゃー!」



上条「……土御門! お前今までどこに行ってたんだ?」

土御門「ちょっと野暮用だにゃー」

吹寄「……ふむ。くじ引き、いい案ね」

土御門「チートのアクセラちゃんとそれに対抗できるカミやんをそれぞれチームのリーダーにする」

結標「あとはくじ引きでチーム分けすればいい、ってわけね」

青ピ「たしかにそれなら平等やな」

姫神「……ちなみに人数の配分は?」

土御門「アクセラが2人、カミやん3人でいいくらいだな」

土御門「……じゃ、そういうわけで――」



青ピ「じゃーん!! わーりーばーしー!(裏声)」





814 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:15:52.00P1UrKIy2o (13/16)



上条「何でこんなところまで持ってきてんだよそれ」

青ピ「こんなこともあろうかと用意していたのだ(裏声)」

一方通行「気持ち悪りィからその裏声やめろ」

吹寄「じゃ、さっさと割り箸を引きましょ。奇数が上条、偶数がアクセラね」

土御門「それでいいぜい」

結標「…………」

姫神「…………」

上条「おおっ!? 二人ともやけに真剣な表情だな」

青ピ「せやな。ほな、カミやんもはよ選びぃ」




土御門「それじゃあ引くとしようぜい!」




全員『せーの!!』



―――
――





815 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:16:19.36P1UrKIy2o (14/16)




――
―――


同日 10:00

‐スキー場・休憩場‐


一方通行「…………」


一方通行(垣根帝督。学園都市第二位のレベル5)

一方通行(どォいう方法で俺の体に傷を付けたのかはまったく理解できねェが、ヤツの攻撃は俺の反射を通り抜ける)

一方通行(上条の右手のようなものか? それとも木原のあれか?)

一方通行(……いずれにしろ、それを解明できなきゃ俺は負ける)

一方通行(俺が勝たねェと、アイツらを……)


土御門「おっすアクセラちゃーん、考えごとかにゃー?」


一方通行「……失せろ土御門。今オマエと無駄口叩いてる暇はねェ」

土御門「連れないにゃーアクセラちゃんは。せっかく同じチームになったんだから親睦を深めようぜい? 姉さんも探してたぞ」

一方通行「……面倒臭せェ」

土御門「それに大会だぜい祭りだぜい? 楽しまなきゃ損だにゃー」

一方通行「楽しむだァ? 馬鹿なこと言うンじゃねェよ。俺ァ勝つことしか考えてねェ」




土御門「…………格下にやられたことがそんなに悔しいか一方通行?」




一方通行「あァ?」


一方通行(ンだコイツ? いつもと雰囲気が違う……?)


土御門「オマエは上条当麻に一度敗北している。別に初めての敗北というわけじゃないだろうに」

一方通行「……何でオマエがそンなこと知ってやがるンだ? 見てやがったのか?」

土御門「ふっ。だとしたら?」




816 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:16:54.66P1UrKIy2o (15/16)



一方通行「まァどォでもイイ。とにかくあのカスは俺が潰す」

土御門「今のお前に出来るとは到底思えないがな」

一方通行「あァ?」

土御門「垣根帝督。学園都市第二位の超能力者であり、暗部のトップシークレット部分の組織『スクール』のリーダー格」

一方通行「…………」

土御門「お前が思っている以上にヤツは強い。今の頭に血が上った状態のお前じゃ到底勝てない相手だ」

一方通行「……俺は第一位だ」

土御門「だからどうした。以前の能力を無制限に使えた頃のお前でも垣根には絶対勝てない」

一方通行「……さっきから知ったよォな口利きやがって、何様のつもりだ土御門」

土御門「知ったようじゃないさ。お前に関する情報の大体は把握しているつもりだ」

一方通行「…………何者だオマエ」

土御門「土御門元春。お前が知ってるようにただのシスコンでメイド萌の駄目人間だ」

一方通行「そォいうことを聞いてンじゃねェ。誤魔化してンじゃねェよぶち殺すぞ」カチ

土御門「おおっーとタンマタンマ。わかったからその電極のスイッチ切れ」

一方通行「……チッ」カチ

土御門「……ま、いいだろう。いずれ話すつもりだったしな」

一方通行「…………」

土御門「『スクール』と同機密の組織『グループ』の構成員」



土御門「お前の知らない深く汚い暗部の部分を知っている男。それが俺、土御門元春だ」



―――
――





817 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/18(火) 22:21:13.29P1UrKIy2o (16/16)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございました

三週間もお待たせして本当に申し訳ありません
今まで忙しかったというのもありますが、実は最後まで一気に書き終わらせました
一レス分の量が多いのは予定より遥かに多く書いてしまったせいです
このせいで投下するのが遅れて本当にすみません

あとは見直しをしつつ投下していこうと思うので、必ず年中には終わらせます
ではではまた明日ノシ

※シリアルかと思ったら擬音系バトルだったでござる\(^o^)/




818VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/18(火) 22:41:32.14q3lB88kDO (1/1)


ほのぼの時空でもつっちーは働いてたのか
海原と二人きりで


819 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:05:56.03h23BodzPo (1/23)




――
―――


同日 12:55

‐スキー場・雪遊びコーナー‐


ワイワイガヤガヤ


打ち止め「おおっー! 何かいろいろとすげえ!! ってミサカはミサカは今の状況を表せる言葉を見つけ出せなかったり!」

吹寄「何かしらこれ? 雪玉から身を守る壁かしら?」

黄泉川「これはたしかシェルターと言ってな、用途はお前らの思ってるとおりじゃん」

結標「へー、結構本格的なのね。ねえ一方通行」

一方通行「……そォだな」

結標「……どうしたの一方通行? 何かぼーとして」

一方通行「イイや何でもねェよ。オマエは素直にこのイベントを楽しンでりゃイイ」

結標「……? わ、わかったわ」


上条「……案の定あんま人参加してないな」

姫神「冬休みの終わり頃だから。こんなところにいる学生の方が少ないと思う」

青ピ「どうやら参加チームはギリギリ八チームだったらしく、そのままトーナメント始めるらしいで」

上条「これで負けてもベスト8とは名乗れるな」

吹寄「それと同時に初戦敗退とも名乗れるわよ」

土御門「にゃー、一度は勝ちたいものだぜい。なあアクセラちゃん」

一方通行「一度じゃねェ三度だ」

打ち止め「優勝する気満々だねあなた。ほんとにどうしたの? 熱でもあるの?」キョトン

一方通行「ねェよ。……そォだ打ち止め」

打ち止め「なに?」

一方通行「オマエ大会中は絶対に黄泉川から離れンなよ」




820 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:06:35.34h23BodzPo (2/23)



打ち止め「な、何で? ってミサカはミサカは首を傾げてみる」

一方通行「最近物騒だからな。ロリコンの変態野郎がいつ襲ってくるかわからねェ」

打ち止め「そうなの? それはたしかに怖いね、ってミサカはミサカはなにか寒気のようなものを感じ取ってみたり」ブル

一方通行「わかったらとっとと行け」

打ち止め「うんわかった! ってミサカはミサカは了承しつつ駆け出してみたり!」タッタッタ


一方通行「…………」

土御門「競技中の襲撃を警戒しているのか?」

一方通行「まァな。手出しはしねェとは言っていたが、警戒しとくことに越したことはねェだろ」

土御門「そうだな。だがアンチスキル一人でどうにかできるほどやつらは甘くないぞ」

一方通行「わかってる」


結標(……二人でひそひそ何を話しているのかしら?)


吹寄「結標さん!」

結標「なにかしら吹寄さん」

吹寄「よかったじゃない、彼と一緒のチームになれて」

結標「うん。でもいいの? 戦力的な問題とかは」

吹寄「正直そんなの気にしてないわ。最初に言ったでしょ、勝ち負けにはこだわらないって」

結標「……それじゃあアイツが参加するって言ってから引き抜きを提案したのって」

吹寄「そう。こうなるようにする可能性を作るためよ。おかげで良いように分かれてくれたし」

結標「……吹寄さん。何かいろいろとありがとね」

吹寄「別にいいわよ。こっちが好き勝手にやってることだし」

結標「……よし。これを機会にもっと仲良くなって見せるわ!」グッ

吹寄「頑張ってね結標さん!」

結標「うん!」

吹寄「……ま、それは置いといて、もしトーナメントで当たったとしても負けないわよ」

結標「こっちこそ負ける気はないわ。一方通行もやる気のようだし、絶対に優勝してやるわ」

吹寄「ふふっ。その意気でアクセラ攻略もね」

結標「……そっちはぼちぼちで」




821 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:07:23.82h23BodzPo (3/23)



禁書「頑張ってねとうまー」モグモグ

上条「……思ったんだけど、今回の旅行食ってばっかだなお前」

禁書「!? そ、そんなことないんだよ!」

上条「いやー、いつ見ても何かしら食ってるだろ。なあ風斬」

風斬「えっ? え、ええっと……はい」

禁書「ひょ、ひょうかまで……ひどいんだよ」モグモグ

上条「そう思われたくねかった少しは自重することだな」

禁書「……そうだね。わかったんだよ!」モグモグ

上条「わかってねえじゃねえか!!」


ピンポンパンポーン♪


アナウンス『これから開会式を始めます。選手の方は中央へ集まってください。繰り返します――』


青ピ「おっ、どうやら始まるらしいでー」

姫神「早く並びに行こう」

上条「平和な雪合戦だといいけどなー」

吹寄「雪合戦だぞ。平和なんてものがあるか馬鹿者!」

結標「まあいいじゃない。楽しくいきましょ」

土御門「そうだぜい。なあアクセラちゃーん」

一方通行「……チッ」




822 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:07:49.63h23BodzPo (4/23)



おっさん『ええーみなさーんこんにちはー』


<コンチニワー


おっさん『いやーいいお返事ですねーうれしいですねー』


おっさん『本日はぁーお日柄もよくー絶好の雪合戦日和となります』


おっさん『このスキー場に来ながらーこのような大会に参加していただける人がーこんなにいてうれしいです』


おっさん『みなさんでー一生懸命戦ってーよい思い出の一つなってくれるとーうれしいです』


おっさん『……ではー、これから第一回雪合戦大会の開始を宣言したいと思います』


おっさん『みなさんー頑張ってください』


―――
――





823 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:08:33.87h23BodzPo (5/23)





   ~トーナメント表~


          ┌─  モブ1
      ┌─┤
      │  └─  一方通行
  ┌─┤
  │  │  ┌─  モブ2
  │  └─┤
  │      └─  アイテム
─┤
  │      ┌─  上条
  │  ┌─┤
  │  │  └─  モブ3
  └─┤
      │  ┌─  スクール
      └─┤
          └─  モブ4





824 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:09:07.04h23BodzPo (6/23)




――
―――


~一回戦・第一試合~


チーム一方通行VSチームモブ1


一方通行(……スクール。ヤツらの言っていた通り当たるとしたら決勝か)

土御門「一方通行」

一方通行「……チッ、分かってる。今は目の前のザコに集中だろ」

結標「どうやら向こうはザコじゃないらしいわよ」

一方通行「あァ?」




敵A「ふはははっ! 全国雪合戦大会準優勝のわれらの敵がたった三人だとはな」

敵B「舐められたものよ。全国雪合戦大会準優勝の俺らの敵がたった三人なんてな」

敵C「ウォーミングアップにはいいんじゃない? 全国雪合戦大会準優勝の僕たちの敵はたった三人だけどね」

敵D「…………、全国雪合戦大会準優勝……敵がたった三人……」

敵E「あぁー、明太フランスパン食いてー」




土御門「……ご覧の通り全国雪合戦大会準優勝者の人たちらしいぜい」

一方通行「どンだけ自分たちの準優勝を主張してェンだコイツらは」

結標「どうするの? 一回戦目からなかなかの強敵だけど」




825 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:09:40.55h23BodzPo (7/23)



一方通行「どォするも何も俺の能力で瞬殺するに決まってンだろ」

土御門「アクセラちゃんは決勝戦まで能力を温存しといたほうがよくないか?」

結標「そうね。時間は限られてるわけだし……」

一方通行「ケッ、何言ってンだオマエら。能力使用モードの制限時間を何分だと思ってやがンだ?」

結標「……たしかメインが三十分。予備が十五分だったかしら」

一方通行「ご名答。今俺が付けてンのはメイン、しかも充電は完了されてるというわけだ」

土御門「そうか。それは頼もしい限りだぜい!」

一方通行「全国雪合戦大会準優勝かなンだか知らねェが、一瞬で片付け――」カチ


ピーピーピー!!


一方通行「…………」

結標「……今の聞き覚えのあるアラーム音はなんだったかしら?」

土御門「アクセラちゃんの方から聞こえてきたんだけど、なんだ? 携帯かにゃー?」

一方通行「…………」カチ

土御門「……どうかしたか?」

一方通行「…………」サー

結標「あれ? 一方通行ぁ!? 何かいつもより顔青ざめてない?」

土御門「結局、今の音はなんなんだにゃー?」




826 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:11:01.53h23BodzPo (8/23)



一方通行「今ノ音カ? アレハ電極ノ警告音ダヨ」


土御門「警告音? なんのだ?」

一方通行「電極の電池の残り残量が少ねェことを表してンだ」

結標「…………はっ! まさか!」




一方通行「能力使用時間……あと大体一分弱だ」




土御門「え」

結標「\(^o^)/」

土御門「ど、どうするつもりだ一方通行ぁ! 貴様、そんな状態でヤツに勝てるのか!?」

結標「ちょ、ちょっと落ち着いて土御門君、何かキャラ違うし……」

一方通行(クソが……何で充電されてねェンだ? 昨日たしかにコンセント挿したはずだが……!)


審判「……すみませーん! イッポウツウコウチーム早くしてくださーい!」


一方通行「イッポウツウコウじゃねェ、アクセラレータだ!」ギロ

審判「ひぃ! すみません!」

土御門「……ひとまず一方通行の能力は温存だ! 俺たちだけでやるぞ結標!」

結標「えっ、あ、はい!」

結標(何か土御門君のテンションがものすごく高い気がする)




827 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:11:34.11h23BodzPo (9/23)



審判「それでは両チーム敬礼!」


全員『おなしゃーす!!』


敵A「ふふふ、これはもらったな。全国雪合戦大会(ry」

敵B「獅子は全力で兎を狩るという。全国雪(ry」

敵C「さーて何秒間保つかなー? 全(ry」

敵D「……(ry」

敵E「あぁー、ゼッポリーネ食いてー」


土御門「一方通行。とりあえずお前は下がっていろ」

一方通行「あァ? 俺に逃げろっつゥのかオマエ?」

土御門「そうだ。能力の使えないお前は役立たずだからな」




828 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:12:03.26h23BodzPo (10/23)



一方通行「(´・ω・`)」


結標「ちょ、ちょっと土御門君。少し言い過ぎじゃない?」

土御門「結標。俺はコイツのためを思って言っている」

結標「あ、一方通行のため?」

土御門「そうだ。コイツには優勝しなければならない理由がある。そのために能力の温存は必須だ」

結標「そ、そう……」


一方通行「……わかった。俺は後ろで下がっておく。だがオマエらがやられたら能力は使う、イイな」

土御門「ああ。だが能力を使うことはないだろう」

結標「なんだかすごい自信ね。何か秘策があるのかしら?」

土御門「結標。お前に頼みがある」

結標「私に――?」




829 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:12:38.37h23BodzPo (11/23)



~観客席~


黄泉川「……んん? なんだか一方通行が後ろに下がっていってるじゃん」

小萌「どうしたんでしょうかねー? やっぱり空気を悪くするのは嫌だったのでしょうか?」

打ち止め「たぶんあれじゃない! 『ふはははははっ。我と戦いたければまず手下どもを倒せー!』みたいな!」

禁書「なんだかかっこいいねあくせられーた」モグモグ

風斬「え、えっと……た、たぶん違――」

芳川「おそらく単純に電池切れじゃないかしら?」

黄泉川「おっ桔梗! もう大丈夫じゃん?」

芳川「ええ、おかげさまでよく寝られたわ」

小萌「あんまり夜更かしするのは駄目ですよー芳川さん」

打ち止め「で、電池切れってどういうことー? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

芳川「ほら、あのチョーカーのランプが点滅してるでしょ」

禁書「あ、ほんとだ。ぴっこんぴっこんしてる」パクパク

黄泉川「でもなんであれで充電切れってわかるじゃん?」

芳川「ああいうの今まで見たことないからよ。だからおそらくと言ったのよ」

小萌「ほえー、つまりアクセラちゃんは絶体絶命ということですかー?」

芳川「そうなるわね。彼能力がないとモヤシ以下の病弱人間だから」

打ち止め「ひどい言われようだね、ってミサカはミサカは気の毒に思ってみたり」




830 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:13:37.60h23BodzPo (12/23)



~チーム上条~


青ピ「……あちゃー、確かあの音って充電切れ間近やったよな?」

上条「うわぁーこりゃ不味いんじゃねえか?」

姫神「絶体絶命」

吹寄「まあ、結標さんがいるからなんとかなるでしょ」

上条「……まあ、そうだな」

上条(土御門もいるし安心だろ)

青ピ「ところでボクらの相手はどんなんなん?」

吹寄「向こうは三人組だったわ。どういう人たちか知らないけど」

青ピ「なら余裕やな! 一回戦突破もろうたわ!」

姫神「……フラグ立てるのやめてほしい」




831 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:14:07.50h23BodzPo (13/23)



~チームアイテム~


麦野「……ふわぁ、眠い」

絹旗「おおっー、やはりあの人が超出てきましたかー!」

フレンダ「試合前にサバ缶でエネルギー補給って訳よ!」

滝壺「……南南西から信号がきてる」ビビッ


浜面「……ほら待たせたな。ジュース買って来たぞ」テクテク


麦野「浜面遅せぇ、何分かかったと思ってやがんだ」

絹旗「だから浜面は超浜面なんですよ」

フレンダ「ま、結局浜面はその程度って訳よ」


浜面「相変わらず下っ端に厳しい組織だなここは……」

滝壺「よしよしはまづら。私はそんなはまづらも応援してるから」ナデナデ

浜面「ああー女神様がー女神様がおられるー!」

麦野「……ちっ、おらっ! とっとと飲みモン寄越せ」

浜面「あっ、おう……ほらよ」

麦野「……あん? 今日の飲みモンはやけに温かいじゃない」

フレンダ「あっホントだ。いっつも中途半端にぬるい飲み物なのにねー」

滝壺「ココアあったかい……」

絹旗「どうしたんですか浜面? 一体浜面の身に超何があったんですか?」

浜面「何でもねえよ。ほらこれだよ」スッ




832 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:14:33.14h23BodzPo (14/23)



フレンダ「保温バッグ?」

絹旗「しかも暖冷両方いけるツインタイプじゃないですか!」

麦野「そんなもん持ってたっけお前?」

浜面「売店で買ったんだよ。どうせだから適温の飲み物のほうがいいだろ?」

麦野「……浜面大丈夫か? どっかで頭打ったかテメェ」

フレンダ「この浜面は偽者なわけよ! 本物はトイレとかに押し込まれてるわけよ!」

浜面「んなわけあるか! 何で俺が気を利かせたら偽者扱いされんだよ!」

滝壺「大丈夫だよ。このはまづらは本物のはまづらだよ」ジー

浜面「滝壺さん!? 何か俺のAIM拡散力場観察してないですか!?」

絹旗「ま、浜面は今は超どうでもいいです」

フレンダ「だね。問題はアイツな訳よ」

麦野「ふふーん、最初は面倒臭せえと思ってたけど……」

滝壺「嬉しそうだねむぎの」

麦野「そりゃそうよ。なんだってあの第一位様をボコボコにできるんだからねえ」

浜面(……よく見りゃあれって結標の姉さんだよな? そういや第一位と一緒に住んでるとか言ってたっけか?)

麦野「滝壺? よーく見ときなさい、あの第一位様をね♪」

滝壺「うん」ジー





833 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:14:59.51h23BodzPo (15/23)



~チームスクール~


垣根「あーくそっ、いきなり決勝戦とかできねえのかよ?」

心理定規「そんなことできるわけないじゃない」

垣根「つーか俺前菜には興味ねえんだわ。メインディッシュしか食べる気ねえから」

ゴーグル「ちょ、垣根さん! それって俺らで雑魚はやれってことっスか!? 全員!?」

垣根「当たり前だろ。何でザコども相手にレベル5の俺が出なくちゃならねえんだ?」

心理定規「ま、大抵の相手なら私一人で大丈夫よ」

ゴーグル「さすが心理定規さん!! かっけーっス!!」

砂皿「…………」




834 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:15:55.54h23BodzPo (16/23)



部長『みなさんこんにちはー! どうもとある高校で放送部長をしている○○です!』


部長『今回の雪合戦大会の実況を務めさせていただくことになりました! よろしくお願いします!』


部長『今回は解説の方をお呼びしております! へそ出しカチューシャさんです!』


へそ出し『今回はちゃんと呼ばれてやってきたわ』


部長『今回の雪合戦大会ですが。くもか……へそ出しカチューシャさんはどう見ますか?』


へそ出し『やはり能力有りってところが肝だと思うけど』


部長『やはりそうですね! ここは学園都市ですから能力至上主義ですよね!』


へそ出し『一般人は普通に戦っても能力者に勝ち目は薄いというわけ』


部長『では数ある能力の中で、どのような能力が有効ですかね? やはり念動能力とかが強力ですか!?』


へそ出し『たしかにそれも強いけど、一番強いのは自分の体を防御が出来る能力だと思うけど』


部長『防御? どうしてですか?』


へそ出し『いくら強い攻撃方法を持っていても、このルールではゼッケンに雪玉が直撃すればアウト』


部長『な、なるほど。攻撃は最大の防御ならぬ、防御は最大の攻撃というわけですね?』


へそ出し『ま、そういうことになるわね』


部長『しかしへそ出しカチューシャさん』


へそ出し『なにか?』


部長『へそ出しカチューシャさんって名前、この季節だったらすっごく寒そうですよねー』


へそ出し『私がいつもへそ出してると思ったら大間違いなんだけど』


部長『おっ、そろそろ第一試合が始まりそうですよ!』




835 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:16:22.99h23BodzPo (17/23)



審判「――では第一回戦! 第一試合! チーム一方通行対モブ1チームの試合――」


審判「レディィィィゴォォォォォォォォォォォッ!!」


敵A「(ry」バッ

敵B「(ry」バッ

敵C「(ry」バッ

敵D「(ry」バッ

敵E「あぁー、ケバブ食いてー」バッ


土御門「……今だ結標っ!!」

結標「了解!!」ブン



シュン。



敵チーム『えっ?』





ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!







836 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:17:09.03h23BodzPo (18/23)



部長『おおっーと!? なんといきなりモブ1チームの上空から大量の雪が降ってきました!!』


へそ出し『雪をテレポートさせたようだな』


部長『て、テレポートって……あんな量の雪をテレポートなんて可能なんですか!?』


へそ出し『普通は無理』



敵A「」ピー

敵B「」ピー

敵C「」ピー

敵D「」ピー

敵E「」ピー



部長『おっと、この音はゼッケンが濡れた合図ですね! きちんと五人分あります!』


へそ出し『あれを防ぐなんて普通の人には無理なわけだけど』


結標「……あちゃー、ちょっとやりすぎちゃったかなー」

土御門「問題ないぜい。グッジョブだ結標」

一方通行「……無茶しやがるなオマエは」

結標「しょ、しょうがないじゃない。あんな連中まともに戦ったらこっちが負けるわ」

一方通行「俺がいる限り負けはねェ」

土御門「あともう少しで充電切れのモヤシが何言ってんだにゃー?」

一方通行「グラサン割るぞクソ御門が」

結標(……よかった。いつもの土御門君に戻ったみたいね)




837 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:17:34.65h23BodzPo (19/23)



~チーム上条~


上条・青ピ「」


吹寄「……これは予想外にすごいわね」

姫神「勝てる気がまったくしない」

吹寄「あのテレポート攻撃を掻い潜っても、その先にはアクセラがいる……」

姫神「決勝まで当たらないのが唯一の救いかも」

青ピ「……つーかカミやん。その右手であのテレポートどうにかできへん?」

上条「ゼロ距離で戦闘開始ならまだしも、あんだけ距離があるなら普通に無理だ」

吹寄「ただでさえ役に立たないのに、こんなときでも使えないなんてね」

上条「ひでー言われようだな」




838 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:18:06.56h23BodzPo (20/23)



~チームアイテム~


浜面「」


麦野「……ほぉ、派手にやってくれるじゃない」

絹旗「誰ですかあのテレポーター?」

麦野「たしか結標淡希だったかしら? 窓のないビルの元案内人」

フレンダ「ひゃー、あんなのとまともにやったら勝ち目ないじゃん!」

絹旗「一方通行よりは超やりやすいと思いますけど」

滝壺「……むぎの。あの人のも観察しとく?」

麦野「あー、別にしなくてもいいわよ。それより今は……」

滝壺「わかってる」ジー

麦野(……さーてますます面白くなってきそうね)




839 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:18:33.08h23BodzPo (21/23)



~チームスクール~


垣根「ひゅー、やるじゃねえか座標移動」

心理定規「そうね。とても記憶喪失して一般人に成り下がっているとは思えないわ」

ゴーグル「ほんとに喪失してんですか? 一般人があんなエゲツねえことするんスかねえ?」

心理定規「あれは彼女の策じゃなくて、後ろにいる男の差し金ね」

ゴーグル「……? 一方通行スか?」

垣根「違げえよ。あの金髪グラサンのアイツだ」

心理定規「『グループ』のリーダーである土御門元春。彼はやっかいね」

垣根「っつっても全員俺一人で十分だけどな」

心理定規「そんなことを言ってせいぜい足をすくわれないようにすることね」

砂皿「…………」




840 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:19:01.74h23BodzPo (22/23)



一方通行「……少し席空けンぞ」ザク

結標「うん? どうしたのトイレ?」

一方通行「一度部屋に戻って予備の電極を持ってくる。あっちはまだ七、八分ぐれェ残ってンだろ」

土御門「ここから宿泊所まではそれなりに距離はあるぜい?」

一方通行「問題ねェ。音速で動けばすぐだ」カチ

結標「音速て……」

土御門「万が一のために能力使用は極力控えておけよ。万が一のためにだ」

一方通行「あァ、わかってる」


ドン!!


結標「あっ、行っちゃった」

土御門「……さて。俺たちはゆっくりと観戦しておくぞ」

結標「う、うん。わかったわ」


土御門(さて。おそらく俺たちの次の相手は『アイテム』。やっかいなヤツらだ……お手並み拝見といくか)

結標(またいつもと違う雰囲気の土御門君に変わったわ。一体ここで何が起こっているのかしら……?)


―――
――





841 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/19(水) 22:21:28.73h23BodzPo (23/23)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございます

見事に擬音ばかりで分かりづらい雪合戦でしたね
これからレベル5とか出てくるから余計わかりづらくなるね\(^o^)/

ではではノシ



842VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/20(木) 00:09:05.87iuHMna/IO (1/1)

あぁ、噛ませの垣根は決勝すらいけなさそう


843 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:46:11.79OTJrrP/ao (1/34)




――
―――


~一回戦・第二試合~


チームモブ2VSチームアイテム


女子高生1「よーし、みんな頑張るわよー!」

女子高生2「おー!」

女子高生3「……つーかさぁ、なんでウチまでこんなんに出なきゃならないわけ?」ピッピッ

女子高生4「なに携帯いじってんだよ。こんなときぐらいしまいなさいよ」

女子高生5「てゆーかーあんまカテーこというなしー、ババクセーぞ?」



ワイワイガヤガヤ



絹旗「……ふむ、相手はどうやらただの超一般人らしいですね」

麦野「つーか面白くねー。なにが楽しくてあんなのと雪合戦しなきゃいけねーのよ?」

フレンダ「だよねー。こっちからしたら力加減が面倒臭くって困るって訳よ」

滝壺「……北北東から信号がきてる」


浜面「お前ら少しはやる気出せよ!!」


麦野「あん? なんで?」

浜面「そりゃあれだろ。こんなところで負けたら次にも進めねーんだし……」

絹旗「……はぁ、なに言ってんですか浜面?」

フレンダ「いくらやる気がなくても一般人に負けるほど貧弱じゃないって訳よ」

浜面「……まあ、そうだろうな」


麦野「てか面倒だから浜面。お前一人で行ってきなさいよ」


浜面「………………は?」

フレンダ「おおー、それは名案だね麦野! こういう雑務は下っ端がこなすものな訳よ!」

浜面「ちょっ、待てお前ら、いくらなんでも無理だろ1対5は!!」

絹旗「浜面ー、一応浜面もアイテムに所属する下っ端なわけだし、こんな逆境超乗り越えてもらわないと困りますよ」

浜面「なんだかものすごい無理難題を押し付けられている気がするんだが……滝壺、お前もなんか言ってやってくれよ」

滝壺「……がんばってねはまづら。私は応援してるから」

浜面「滝壺さん!?」




844 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:46:38.86OTJrrP/ao (2/34)



審判「――では第一回戦! 第二試合! モブ2チーム対チームアイテムの試合――」


審判「レディィィィゴォォォォォォォォォォォッ!!」




浜面「う、うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」ダッ




部長『おっーとなんと浜面選手が一人で相手チームに突っ込んだぁ!? 何か策でもあるのでしょうか!?』


へそ出し『どうみてもやけくその特攻なのだけど』



浜面(お、俺だって男だっ!! それにこんな修羅場何回も味わってきたんだ!! やってやる、やってや――)



女子高生1「よーし、一斉攻撃ー!!」シュバ

女子高生2「おー!!」シュバ

女子高生3「……あっ、彼氏からメールが来たんですけど」ピッピッ

女子高生4「だから携帯いじるなって言ってるでしょ」シュバ

女子高生5「つーかー、もうどうでもよくなーい?」シュバ




ドドドドドドドドドドドドドドドドド




浜面「――ぎゃああああああああああああああッ!! 普通に無理だああああああああああああああッ!!」




ドドドドドドドドドドドドドドドドド






845 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:47:06.57OTJrrP/ao (3/34)




浜面「」ピー



部長『おーと浜面選手。集中砲火を受けてリタイアだー!』

へそ出し『まあ、当然の結果なわけだけど』


麦野「……ちっ、やっぱ所詮は浜面。使えねー下っ端なわけね」

絹旗「浜面だからしょうがないですね」

滝壺「はまづら……安らかに眠ってね」



<死んでねーよ!!



フレンダ「遠距離から律儀にツッコムなんてご苦労ご苦労」

麦野「……あー、まあ予想通り浜面が使えなかったから絹旗、フレンダ。お前らで片付けて来なさい」

絹旗「了解しました。一分で終わらせます」タッ

フレンダ「ま、正直一分もいらないような気がするけどね」タッ

滝壺「がんばってね二人ともー」




女子高生1「今度は二人か、例のごとく一斉攻撃ー!!」シュバ

女子高生2「おー!!」シュバ

女子高生3「……つーか帰ってもいい? 彼氏が会いたいって言ってんだけど」ピッピッ

女子高生4「うっさい!! 今は雪合戦に集中しなさい!!」シュバ

女子高生5「あいあいさー、と」シュバ




846 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:47:32.55OTJrrP/ao (4/34)



ドドドドドドドドドドドドドドドドド


フレンダ「よっと」サッ


女子高生1「えっ? あれを避けた!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド


絹旗「超正面突破します」カキンカキン


女子高生5「てゆーかあれ当たってるよね? なんで濡れないわけー?」



フレンダ「必殺! ぬいぐるみ爆弾(雪入り)!」ポイ


ドッパァァァン!!


女子高生1「キャー!!」ビー

女子高生2「わー!!」ビー


絹旗「ゼロ距離雪玉超アターック!」バッ


ドグシャ!


女子高生4「うわー!!」ビー

女子高生5「さいあくー!!」ビー




847 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:48:01.43OTJrrP/ao (5/34)



女子高生3「――――ってあれ? いつの間にか全滅させられてる系!?」


フレンダ「さて、あとはこいつだけな訳よ」

絹旗「ちゃっちゃと終わらせましょう」


女子高生3「じょ、冗談じゃない。私は逃げさせてもらうわー」ザッザッザ


絹旗「……ふぅ、本当に逃げられると思ってんですかねー?」

フレンダ「ま、しょうがないんじゃない? 一般人な訳なんだし」


女子高生3「すたこらっさっさー」ザッザッザ


絹旗「とても雪の上とは超思えない軽快なステップなんですけど……」

フレンダ「これ以上やっても無駄だし、そろそろとどめな訳よ」スッ


女子高生3「このまま逃げて――ってぐえっ!?」ドサ


部長『おおっーと! 先ほどまで逃亡を図っていた女子高生3選手が盛大にこけたー!』

へそ出し『ただでさえ足場が悪いのだから、今までこけなかったほうが奇跡なんだけど』


女子高生3「」ビー




848 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:48:43.76OTJrrP/ao (6/34)



部長『チームモブ2全滅ぅ!! 勝者チームアイテム!!』


フレンダ「……ありゃりゃ? なんだか勝手に自爆したんだけど」

絹旗「こちらからしたら面倒ごとがなくなってよかったのでは?」

麦野「あー、やっと終わった」

滝壺「二人ともお疲れー」

フレンダ「いやー、まあ疲れるほどでもなかったわけよ」

絹旗「まだラジオ体操のほうが超疲れますね」


浜面「……しかしいい試合だったな……こんなにすがすがしい気分は初めてだ」


麦野「なにもせずに勝手に死んでいった馬鹿がなんかほざいてるわよ」

フレンダ「コレだから浜面は……」ヤレヤレ

絹旗「まったく超浜面ですね」

浜面「……ちくしょう。俺だって頑張ったんだぞ……スタートダッシュとか」

麦野「罰ゲームで飲み物買ってきなさいよ。もちろんお前の金でな」

フレンダ「私は午後ティーを所望するわけよ」

絹旗「私は超オレンジジュースを!」

浜面「……またかよちくしょう。つかどんだけ飲み物飲みてーんだよテメェら」

滝壺「……がんばって、はまづら」

浜面「滝壺ぉ……」パァ

滝壺「私は緑茶」

浜面「…………いってきます」ザッザザッ


―――
――





849 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:49:10.16OTJrrP/ao (7/34)




――
―――


同日 13:30

‐宿泊所・206号室‐


ガシャン!!


一方通行「ぜェ、ぜェ、クソッたれが、思ったより時間がかかっちまった」


一方通行「予備の電極はどこだ」キョロキョロ

一方通行「…………」ガサゴソ

一方通行「……クソが」ガララ

一方通行「…………!」カチャカチャ

一方通行「見つけたァ!」スッ

一方通行「…………」カチャカチャカチ

一方通行「……交換完了」スッ

一方通行「こっちはもォ用済みだな」ポイ


一方通行(七、八分ありゃ垣根の野郎を潰すのに十分すぎる時間だろ)

一方通行(しかし未だにアイツの能力がいまいち理解できてねェ)

一方通行(とっととヤツのチカラにもォ一度触れて、解析しねェとな)


一方通行「…………」

一方通行「ま、なンとか何だろォ」スク

一方通行「さァて、試合に遅れるわけにはいかねェからな」カチ


ドォンッ!!


―――
――





850 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:49:36.38OTJrrP/ao (8/34)




――
―――


~一回戦・第三試合~


チーム上条VSチームモブ3


長男「われら念動使い三兄弟ッ!!」

次男「俺たちの華麗なる雪玉攻撃を」

三男「防げるかな!?」



ドドドドドドドドド!!




上条「ぎゃあああああああああああああッ!! 何で俺だけえええええええええええええええっ!?」ドタドタ




青ピ「がんがれカミやーん。ボクたちの勝利は君の右手にかかってるでー」

吹寄「しかしこの作戦はいいわね。上条をおとりにして私たちで攻撃」シャクシャク

青ピ「せやなー、おかげでこっちは楽チンやわー」シャクシャク

姫神「そうだね。安心して雪玉を量産できる」シャクシャク



上条「テメェらふざけんじゃねえ!! しゃべってねえでとっとと攻撃しやがれおねがいしますマジで!!」バッシュッ



部長『いやー、たしかに雪合戦には『雪玉を作る係り』と『雪玉で攻撃をする係り』はありますけど、『おとりになる係り』は聞いたことありませんねー?』

へそ出し『ま、それは彼だからできることなのだけど』

部長『そういえば彼ってウチの生徒の上条君ですね。一時期入退院を繰り返してた。体でも弱いのでしょうか?』

へそ出し『どっちかと言ったら強い部類に入ると思うけど。というかアレを見て弱いとは言えないんじゃないかしら?』

部長『そうですねー。かれこれ開始五分間、あの動く雪玉カーニバルから逃げ回っていますからねー』




851 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:50:03.91OTJrrP/ao (9/34)



次男「……クソ、なんだこいつ!? ちょこまかと動きやがって!」

三男「三人全員合わせて十五個の雪玉操ってんだぞ!? なんつー回避能力だ」

長男「くっ、だったらコンビネーションで攻めるぞ」


シュンシュンシュンシュンシュンシュン


上条「ッ!? 動きが変わった!」


三男「かわせるモンならかわしてみやがれ!」バッ


ヒュンヒュンヒュン


上条「くそっ!」バッ


次男「遅せェ!!」シュン


ドンドンドンドン!!


上条「うおっ危なっ!?」シュッ




852 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:50:31.11OTJrrP/ao (10/34)



部長『見事なコンビネーションです。最初の攻撃で相手のバランスを崩し、そこをすかさず二人目が追撃』

へそ出し『そして仕留め切れなかったら最後に――』


長男「これで終わりだ!!」ドッ


シュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバ


上条「ぐっ、避け切れねえ!!」


三兄弟「「「勝った……!」」」


バキン


上条「おらぁ!!」ブン



三兄弟「「「」」」




853 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:50:57.16OTJrrP/ao (11/34)



部長『おおっーと! 上条選手、なんと雪玉を右手でなぎ払った!?』

へそ出し『ふむ』

部長『へそ出しカチューシャさん。たしかあの雪玉って念動力でガチガチの石みたいになってるんじゃなかったですかねえ!?』

へそ出し『そうね。ま、何らかの方法で解除したのでしょ』

部長『何らかの方法とはッ!?』

へそ出し『自分で考えなさい』

部長『えー』


三男「なん……だと……!?」

次男「兄貴っ! なんで能力を解除したんだ!?」

長男「違う! なんか勝手に解除されたんだ!!」

三男「なんかってなんだ――ん?」ボスッ

ビー

三男「あ」ビー




854 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:51:27.44OTJrrP/ao (12/34)



部長『三男さんアウトです!』


青ピ「おらおら! 往生しやがれー!!」シュバシュバ

吹寄「やつらが戸惑っている今がチャンスよ! 一斉攻撃!!」シュバシュバ

姫神「……えい。……えい」ポイポイ


次男「しまった! あのウニ頭のせいでこいつらの存在すっかり忘れてた!」

長男「くっ、迎撃するぞ次男――」


ボスッ


長男「――あ」ビー

次男「なにやってんだアニキィィィィィィィ」


青ピ「ん? スキありやで!!」バッ


三男「……あっ、アニキ危ない」バッ

三男「……ってあれ? 演算できねえ!?」


部長『あっ、ちなみに失格になった人のゼッケンからはちょっとした特殊な音波が出てまして、能力は使用できなくなるのであしからず』


ボスッ


次男「ちくしょー!」ビー





855 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:51:56.99OTJrrP/ao (13/34)



部長『モブ3チーム全滅! 勝者はチーム上条でーす!!』


吹寄「よし! まず一勝!」

姫神「勝ててよかった」

青ピ「これもみんなの結束のチカラやな!」


上条「おい、ちょっと話し合わねえか?」


吹寄「なによ上条? 何か文句ある?」

上条「援護遅すぎんだろ!! どんだけ俺が逃げ回ったか知ってんのか!!」

姫神「……六分二十秒くらい?」

上条「あ、お、おう……って、そうじゃなくて攻撃するタイミング遅すぎんだろが!!」

青ピ「だからボクらはカミやんの力を見込んでおとり役に任命したんやで」

上条「そうじゃなくて準備に時間掛かりすぎだろって言いてえんだよ俺は!!」

吹寄「ま、いいじゃない、勝ったんだから。どうせだから楽しんでいきましょー!」


青ピ・姫神「「おー!」」


上条「楽しめねえよ!!」




856 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:52:24.66OTJrrP/ao (14/34)



~チーム一方通行~


結標「……はぁー、上条君ってすごいのねー」

土御門「それなりに修羅場をくぐってるからにゃー」

結標「一体何者よ彼……」


タッ


一方通行「…………」カチ

結標「あら、おかえり」

一方通行「今どォなってる?」

土御門「カミやんのチームが勝ったところだぜい。見事なおとりっぷりだったにゃー」

一方通行「……つゥことは次か」

土御門「……そうだな」

結標「?」




857 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:52:57.59OTJrrP/ao (15/34)



~一回戦・第四試合~

チームモブ4VSチームスクール


超敵A「世界雪合戦大会第二位の俺たちの狙いは優勝のみ……」

超敵B「ふん。あんなふざけた格好したヤツらに世界雪合戦大会第二位の俺らが負けるかよ」

超敵C「The world's second largest snowball fight tournament!! フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

超敵D「……ふむ。私の導き出したデータによると、世界雪合戦大会第二位の私たちが九十八パーセントの確立で勝ちますね」

超敵E「あんまり油断すんなよお前ら。世界雪合戦大会第二位の俺たちが弱く見えるぞ」



ゴーグル「…………どんだけ第二位を主張してんスかあいつら?」

心理定規「同じ第二位の垣根がここで一言」

垣根「あんなのと一緒にすんじゃねえ」

砂皿「…………」カチャカチャ

心理定規「あら、別に準備はしなくてもいいよ砂皿」

ゴーグル「心理定規さん一人でやるつもりっスか?」

垣根「ま、事実お前一人で十分だろうしな」

心理定規「それよりこのゼッケンって付けなきゃいけないのかしら? ダサくてしょうがないんだけど」

ゴーグル「ルールだからしょうがねえっスよ。そもそもこんなところにドレスで来るってこと自体場違いでしょうし」

心理定規「別に構わないでしょ? 人がどんな格好しようと」

垣根「誰のおかげでそんな格好できると思ってんだ?」

心理定規「貴方には感謝しているわ。だからこうして私自らが戦ってあげようって言うのよ?」

垣根「自らっつっても、お前は直接戦わねーんだけどな」




858 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:53:23.68OTJrrP/ao (16/34)



審判「――では第一回戦! 第四試合! チームスクール対モブ4チームの試合――」


審判「レディィィィゴォォォォォォォォォォォッ!!」


心理定規「……じゃ、行ってくるわ」ザッザ

ゴーグル「心理定規さんお願いします!」

砂皿「…………」

垣根「ヘマすんじゃねーぞ」


心理定規「さて、誰にしましょうかね……」


部長『おおっーと!? なんと前線に立ったのは心理定規(通称)選手一人!? どういうことでしょうか!?』

へそ出し『何か作戦があるのだろうけど、それがなにかは分からないわ』


超敵B「……はぁ? んだあの女? ナメてんかゴルァ!」

超敵D「私のデータによるとおそらく罠か何かでしょう」

超敵A「というわけだ。だから油断せずに――」

超敵C「ファッキュー!! イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!」

超敵B「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁってやるぜ!!」

超敵E「……聞いちゃいねーな」



心理定規「…………ふふっ、まずは彼が良さそうね。じゃ、――」キッ





859 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:53:52.77OTJrrP/ao (17/34)



超敵A「貴様ら落ち着け! 大体試合は始まって――はっ?」ビクッ


心理定規「ふふっ……」


超敵E「どうしたリーダー?」

超敵B「ぼーっとしてんじゃねえ! 敵がすぐそこに来てんだ! 迎撃すっぞ!!」バッ

超敵C「クラァァァァァァァァァァァァァァァッシュ!!」バッ

超敵D「キエエエエエエエエエエエエエイ!!」バッ

超敵A「ッ!?」


ドババババババッ




860 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:54:18.50OTJrrP/ao (18/34)



超敵B「…………は?」


超敵C「ワッツ!?」


超敵D「なんと……」


超敵E「な……なにやってんだよ……」


心理定規「ふふふ、ご苦労様……」


部長『な、な、な、なんということでしょうか!? なんとリーダーである超敵A選手が――』




861 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:54:45.57OTJrrP/ao (19/34)





超敵A「…………」ビー




部長『雪玉に狙われた心理定規(通称)選手をかばったあああ!?』

へそ出し『…………』



垣根「……あーあ、相変わらずえげつねー能力だなほんと」

ゴーグル「そうっスね」

垣根「あの行動は別に操られたとかじゃなくて紛れもなく自分の意思、っつーのがまだ洗脳の方がマシなレベルに感じさせる能力だな」

ゴーグル「洗脳よりもですか?」

垣根「当たり前だろ。洗脳は本人の意思なんて無視してるが、あれは決定権は自分にある」

ゴーグル「でも効果的には大した違いはないんじゃ……」

垣根「ま、どちらにしろ精神系能力はロクなモンじゃねえっつーことだ。俺たちからしたらな……」



超敵B「一体どうしたってんだリーダー!!」

超敵D「まさか裏切るつもりですか?」

超敵C「オウノー!!」

超敵A「お、俺にもわからん……気づいたら体が動いてて……」

超敵E「ど、どういうこったこりゃ」

超敵D「……おそらく彼女の能力か何かの影響でしょう。つまり彼女を倒すことが先決です」

超敵C「イエス!」バッ

超敵B「しゃっー!! カタキだボケー!!」バッ

超敵E「待て! 不用意に近づくな!!」


心理定規「……ふふっ、そんなに焦らなくてもいいのに。すぐに全員終わらせてあげるから」ニコ



―――
――





862 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:55:19.37OTJrrP/ao (20/34)




――
―――


審判「し、勝者! チームスクール!!」


部長『な、なんということでしょう!! モブ4チームのメンバーはほぼ全員同士討ちで全滅しました!!』

へそ出し『悲しいけど、これが能力者と無能力者の差というわけだけど』

部長『正直この雪合戦大会の実況は乗り気ではありませんでしたけど、なんだか面白くなってきましたねこの大会!!』

へそ出し『……あとで怒られても私は知らないけど』

部長『……さて、ついに一回戦が一通り終わりましたね。そしてあっという間に二回戦という名の準決勝だ!!』

へそ出し『つまり今勝ち上がったものたちはベスト4なわけ。これほど嬉しくないベスト4もそうそうないけど』

部長『準決勝はどうやら尺の都合上第一、第二試合を同時に行いらしいです!!』

へそ出し『というか二つ分の場所があるなら初めから同時並行すればよかったんじゃ、というツッコミは野暮か?』





863 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:55:46.94OTJrrP/ao (21/34)




~チーム一方通行~


一方通行「……ンだァありゃ?」

土御門「心理定規だったか。精神系能力の一種だということは知っている」

結標「精神系能力ってことは、相手を操ったり出来るってこと?」

一方通行「そンな限定的な能力じゃねェよ。まァ、アレの場合は間違ってなさそォだがな」

結標「そんなのに勝てるの? てかズルくないあの能力?」

一方通行「オマエのテレポートも十分ズリィ部類に入ると思うがな」

結標「なによ! 貴方の能力だって十分ズルイじゃない! ベクトル操作!」

一方通行「知るか」

土御門「とにかくヤツらと戦うなら決して油断などするな。でないと自分の身を滅ぼすぞ」

一方通行「……わかってる」

結標「ちょ、ちょっと大げさじゃない? 身を滅ぼすとか何とかって?」

土御門「心構えの問題だ。勝つつもりなら全力でやれってことだ」

結標「ま、まあそうだけど……」

一方通行「あンま気にすンじゃねェ。オマエはオマエで楽しんでろ」

結標「……そんな顔で言われても楽しめるものも楽しめないわよ」

一方通行「そォかよ」




864 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:56:22.21OTJrrP/ao (22/34)



~チーム上条~


吹寄「……なんなのあれ? みんながあのドレスの人の盾になってるみたいだったわ」

上条「洗脳系の能力か……?」

青ピ「ひえーあんなのがボクらの次の相手なん? 嫌やわーホンマ怖いでー!」

姫神「この中の誰かが敵になることもある」


「「「「…………」」」」


吹寄「まあ青髪ピアスが裏切ったら容赦なくやるけどね」

姫神「うん」

青ピ「ちょ、二人ともひどいでー! 少しは堪忍したってや!」

上条「……確証はねえけど、たぶん大丈夫じゃねえか?」

青ピ「どゆこと?」

吹寄「……そっか、仮に誰かが操られても上条右手でなんとかしてくれるわ」

姫神「上条君自体も。洗脳系の能力は効かない」

青ピ「さすがカミやん! ボクらのできないことを平然とやってのけるッ、そこにシ――」

上条「おだててももう囮はしねーぞ?」

青ピ「なんでやー! ボクらのチームの盾がここで働かなくてどうするんやー!」


ゴッ!!





865 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:56:53.60OTJrrP/ao (23/34)



青ピ「……ずびばぜん。もうメイン盾とか言いません」


吹寄「……囮かどうかは置いといて、洗脳攻撃が効かない上条がオフェンスに回ったほうがいいのは確実よ」

上条「まあそうだけどよ……つーかなんでただの雪合戦大会に洗脳とかの対策なんて立ててんだ?」

姫神「ここが学園都市だからしょうがない」

青ピ「無能力者にはツライ現実やなー」

上条「ま、今さらそんなこと言ってもどうにもならねえけどな」

吹寄「上条の言う通りね。無能力者なら無能力者らしい戦いをすればいいのよ!」

姫神「たとえば?」

吹寄「上条でごり押し、とか……」

上条「結局、俺はそういう役回りになるんですねコンチクショウが!」




866 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:57:20.58OTJrrP/ao (24/34)



~チームアイテム~


麦野「……ちっ、そういやスクールのアホどももいやがったか」

絹旗「たしか第二位でしたっけ? スクールのリーダー」

フレンダ「厄介ってレベルの敵じゃない訳よ……」

麦野「まあ大丈夫よ。そもそも次の相手があのホスト野郎より上のヤツだし」

滝壺「…………」

フレンダ「滝壺ー。結局、第一位の分析は終わったの?」

滝壺「……ごめん。もうちょっと待って」

フレンダ「ええっー? ちょっとそれは困るよー! 間に合わなかったら第一位にボコされるのは私たちな訳だし」

麦野「うるさいわよフレンダ。滝壺が集中できないから黙っときなさい」

フレンダ「はーい」

絹旗「……ところで浜面が超まだ帰ってきませんね」

麦野「そういやそうだったわね。今の今まで存在を忘れたわ」

フレンダ「まあいいんじゃない? あんなのいるだけ邪魔でしょ」

麦野「いねーよりはマシ、ってレベルだな」

フレンダ「あら? 以外に高評価じゃない麦野」

麦野「あぁ? なにがだ?」

フレンダ「てっきり存在するだけで邪魔レベルとか言うと思ったけど」

絹旗「そうですね。麦野なら超そう言いそうです」

麦野「テメーらいったい私のことをどう思ってやがんだ?」


浜面「おおーい! 戻ったぞー!」ザッザッザ




867 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:57:46.38OTJrrP/ao (25/34)



絹旗「超遅いですよ浜面! もうすぐに試合が始まりますよ」

浜面「す、すまん! ちょっといろいろゴタゴタしててな」

フレンダ「まったく。一体全体こんなスキー場でどんなゴタゴタがあるってのよ?」

浜面「あははー、ちょっとなー」

絹旗「なんですか、その超思わせぶりな言い方は?」

浜面「まあいいだろそれは。それより……ほい飲みもん」スッ

麦野「いらないわよ。それよりとっとと試合に行くわよ」

浜面「ひでー!! 俺の今までの努力がー!!」

絹旗「ま、いつものことじゃないですか浜面」

フレンダ「結局、いつ通りの展開って訳よ」

滝壺「…………」ブツブツ




868 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:58:13.23OTJrrP/ao (26/34)



~チームスクール~


心理定規「ただいま」

ゴーグル「お疲れ様です心理定規さん」

垣根「よし。あと一試合終わせりゃメインディッシュの登場だぜ」

砂皿「…………」

垣根「どうした砂皿。出番がねーから拗ねてんのか?」

砂皿「……私は、与えられた仕事を全うするだけだ」

垣根「けっ、つまんねーやつだな」

心理定規「貴方ほど面倒臭い性格じゃないけどね」

垣根「あ? 俺の性格のどこが面倒臭いって?」

心理定規「レベル5は人格破綻者の集まりと言うじゃない? 後はわかるわね」

垣根「わからねーよ。つーかそれは他のヤツらがだろ。俺はいたってフツウのレベル5だぜ?」

ゴーグル「いやいや垣根さん。垣根さんも結構性格がイって――」

垣根「おいテメェ、今すぐ謝れ。ぶっ飛ばされんうちにな」ゴゥ

ゴーグル「ちょ、こんなところで能力使わないでください! 冗談ッスよ冗談! すみませんっした!!」

垣根「チッ、次はねえからな」

心理定規「……子供ね」ボソ

垣根「ああん? 何か言ったかなそこのドレスのアマぁ?」

心理定規「なんでもないわよ」

砂皿「…………」




869 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 21:59:11.02OTJrrP/ao (27/34)



~観客席~


黄泉川「いよいよ準決勝じゃんねー。みんな順調に勝ち進んだみたいだし」

芳川「勝ち進んだといっても一勝だけだけどね」

打ち止め「むむむ、なんだかミサカも雪合戦やりたくなってきた、ってミサカはミサカは闘志を燃えあがらさせてみたり!」

芳川「一応、手続きさえ踏めば乱入はありだけど」

打ち止め「……でもあの人にヨミカワから離れるなって言われてるんだよね、ってミサカはミサカはあの人の過保護さにうんざりしてみたり」

黄泉川「あいつがそんなこと言ってたのか?」

打ち止め「うん。なんだかロリコンの変態が出てくるからって……」

芳川「ロリコンって……どうみても彼――」

バサッ!!

芳川「――って冷たっ!? ……なに? 雪?」

禁書「もぐもぐ……あそこから飛んできたんだよ」

芳川「……なんという地獄耳」

黄泉川「しかし珍しいじゃんね。過保護なのはいつもだけど、誰かと一緒いろ、みたいなのは初めてじゃん?」

打ち止め「そうだっけ?」

芳川「なにかよからぬことが起きている予感……!」

風斬「…………」

禁書「ひょうかー? どうかしたの?」

風斬「……えっ? え、ええっと、なんでもないよ」

禁書「そう? ならいいけど」モグモグ

風斬「…………」


―――
――





870 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:01:00.71OTJrrP/ao (28/34)




――
―――


~準決勝・第一試合~


チーム一方通行VSチームアイテム


審判「これより準決勝第一試合。チーム一方通行対チームアイテムの試合を始める!」


絹旗「どうもです! 超またお会いしましたね」

一方通行「……オマエはあの時の」

絹旗「まさかあなたが本当にこんな大会に出るなんて超思いもしませんでしたよ」

一方通行「俺ァもとからそンなつもりはねかったンだけどな」

麦野「だったらなんで出たのかしら、第一位さん?」

一方通行「……誰だオマエ」

絹旗「ウチのリーダーの麦野です。ここだけの話、怒らせたら超怖いんですよね」ボソボソ

麦野「な・に・か、言ったかしら絹旗?」

絹旗「い、いえ超なんでもありません!」アセ

麦野「……さて、たぶん始めましてかしらね第一位」

一方通行「そォだろォな」

麦野「私は麦野沈利。名前くらいは聞いたことあるんじゃないかしら?」

一方通行「知らねェよ、オマエなンざ」

麦野「ふーん、噂通りの間抜けっぷりねー。こんなのが一位とは到底思えないわ」

一方通行「あァ? 何ですかァ、喧嘩でも売ってンのかクソババァが」

麦野「あ? 何か言ったかテメェ」

一方通行「アレー、聞こえませンでしたかねェ? 年食って耳遠くなってンじゃねェンですかねェ?」

麦野「あぁん!? 上等じゃねえかゴルァ!! 白髪一本残さず消滅させやろうかクソガキが!!」

一方通行「やってみろよ格下ァ、オマエごときが俺を仕留められると思うンじゃねェぞ!」




871 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:01:27.46OTJrrP/ao (29/34)



フレンダ「……あーあ、もうキレちゃってるじゃん麦野」

絹旗「まさかあの程度の挑発に乗るとは超思いませんでした」

浜面「おいおい、まさか競技中にビームブッ放したりしねーだろうな?」

滝壺「…………」ジー


結標「――こんにちは浜面君!」

浜面「……おっ、おお結標さんか、久しぶりだな」

結標「……? うん、といっても二週間ぶりくらいよね」

フレンダ「あっ、あの時のサンタコスの人じゃん!」

絹旗「誰ですか? 知り合いですかフレンダ」

フレンダ「知り合いってほどじゃないけど……どうやら浜面の知り合いらしいんだけどね」

滝壺「…………どういうことなのはまづら?」

浜面「い、いや別に何でもねえよ。ただの知り合いだぞ滝壺」

滝壺「……そう」

結標「……ええと、みなさんが浜面君の上司さんですか?」

フレンダ「そうそう。まあ、私たち四人組みのグループなんだけど、それの下っ端がこの浜面って訳」

浜面「……なぁ、俺はいつにまで下っ端という立場を強いられていればいいんだ?」

絹旗「なに言ってんですか永遠の超下っ端浜面」

フレンダ「逆になんでそういう考えが出てきたのかが不思議なんだけど」

浜面「……くそぅ」

結標「……なんだか大変そうね」

浜面「……まあもう慣れたしな。お互い雪合戦頑張ろうぜ」

結標「そうね。じゃ、そろそろ私は戻るわ。じゃあね」ノシ

浜面「おう」ノシ




872 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:02:37.88OTJrrP/ao (30/34)



結標「……ただいまー」

土御門「……何を話していたんだ?」

結標「別にたいした話じゃないわ。ちょっと知り合いがいたから挨拶にね」

土御門「どういう知り合いだ?」

結標「ちょっとね。一度助けてもらったことがあるのよ」

土御門「そうか……」

一方通行「…………」ザッザ

結標「おかえり一方通行。というかなに盛大に喧嘩売っているのよ貴方?」

一方通行「別に構わねェだろ。これが俺のやり方だ」

結標「迷惑な極まりないわね」

土御門「一方通行、やつらは……」ボソ

一方通行「わかってる。暗部のヤツらだろ?」

土御門「ああ、やつらは『アイテム』。俺たち『グループ』や『スクール』と同等の組織だ」

一方通行「関係ねェ。ヤツらは俺が潰す」

土御門「まあ落ち着け。ひとまずお前は温存だ」

一方通行「ハァ? なに馬鹿なことほざいてンだオマエ? 結標を俺らの件に巻き込むつもりか?」

土御門「一応これは表の世界の大会だ。やつらもそれなりには抑えるはずだ」

一方通行「……チッ、仮に俺が狙われた場合は遠慮なく首もとのスイッチを押させてもらうぜ?」

土御門「わかってる。こちらにも一応秘策はあるからな」

一方通行「期待はしとかねェぜ」


結標(また二人でボソボソ話し始めた。なんだかすっごい疎外感)




873 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:03:32.39OTJrrP/ao (31/34)





~準決勝・第二試合~


チーム上条VSチームスクール



審判「……ええっーこれから準決勝第二試合、チーム上条対チームスクールの試合をハジメマース」



吹寄「よろしくお願いしまーす!」

姫神「よろしくお願いします」

心理定規「ふふっ、よろしくおねがいします」

青ピ「……あっ! キミ、よく見たらあの時の娘やない!?」

姫神「あの時の娘?」

青ピ「ボクがナンパしたドレスの娘や!」

吹寄「こんなところまで来てなにやってるのよお前は……」

心理定規「よろしくね青髪ピアスのお兄さん」

青ピ「よろしゅーたのむわー。あ、あとで真の連絡先を……!」

上条「やめとけ、またアッーな店に繋がるだけだぞ……」




874 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:05:03.47OTJrrP/ao (32/34)



上条「……つーか他のヤツらはどうしたんだ?」

心理定規「後ろのほうに下がってるわ。彼らこういうの苦手みたいで」

吹寄「つまりあなた一人で十分って見られてるわけね」

姫神「…………」

心理定規「そう思っていただいても構わないわ」

青ピ「……ふふふ、舐められたもんやな。なあカミやん?」

上条「何でお前がそんなに得意気なんだよ?」

心理定規「……それじゃあ私は戻るわ。お互いベストを尽くしていい試合にしましょ?」ザッザッ


吹寄「……さて、結構下に見られてるわね」

姫神「言葉に気持ちがこもっていない」

上条「ま、いいじゃねーか。勝とうが負けようがやることは変わんねーんだ」

姫神「わかってる」

吹寄「そうね。じゃあ楽しんでいきましょ?」

上条「楽しんでいきたいから俺を盾にするとかマジでやめてくださいおねがいします」


青ピ「……しかしあの娘ほんまかわいいなー」

上条「どう見ても中学生じゃねーか。アウト」




875 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:05:31.86OTJrrP/ao (33/34)



部長『――はい、いよいよ準決勝が始まります!』

へそ出し『……そうね』

部長『どうしたんですかへそ出しカチューシャさん? テンションが低いですよ』

へそ出し『……なんでもないわ。ちょっと気分が乗らないだけだけど』

部長『そうですか! まあ気分が乗ろうが乗らまいが準決勝は開始します!』




審判「「レディィィィ……」」






審判「「ゴォォォォォォォォォォォッ!!」」







876 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/20(木) 22:07:49.56OTJrrP/ao (34/34)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございます

やはり台本形式でのバトルは難しすぎる
かといって地の文はあれだしなー

ではではノシ



877VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/21(金) 07:19:32.59h0YVfYDu0 (1/1)

> 上条「どう見ても中学生じゃねーか。アウト」

美琴カワイソス。最近出番ももらえてないし。


878 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:37:25.47Xe4usY/yo (1/14)



土御門「結標っ! 手筈通り頼むぞ!」

結標「了解!!」ブン




シュン。





ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!




フレンダ「! 来た!」

絹旗「実際に間近で見ると超すごい量ですね」

浜面「ど、どうすんだよこれ!」

麦野「ピーピー騒いでんじゃないわよ。んなもん決まってるでしょ、よっと」キュイーン



カッ!!



部長『な、なんと!! あれだけあった大量の雪の塊が一瞬で消え去った!?』



結標「なっ!?」

土御門「ちっ、そう簡単にはいかないか……」



麦野「はいはーい。じゃあとっとと潰してあげるわよー」パンパン

フレンダ「了解!」ダッ

絹旗「行きます!」ダッ

浜面「麦野! 俺はどうすればいいんだ!?」

麦野「アンタは滝壺を死守しなさい。テメェが勝手にくたばるのは構わねえけど滝壺だけは絶対」

浜面「お、おう」

滝壺「……むぎの。気をつけて」

麦野「ほいじゃあ頼んだわねー」ザッザ




879 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:38:00.02Xe4usY/yo (2/14)



結標「来たわ!」

土御門「……さて。まず俺はあの爆弾魔を止めてくるか」

結標「一人で大丈夫なの?」

土御門「どちらにしろ人数的には不利だ。いくら一方通行任せとはいえ、少しは働いとかないとな」

結標「そう。じゃあ私はあっちの小さい娘ね!」

土御門「……わかっているな?」

結標「うん大丈夫よ。言われたことはきちんと守るわ」

土御門「ならいい。気をつけていけ」ダッ

結標「了解」ダッ




880 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:38:27.74Xe4usY/yo (3/14)



フレンダ「……あれ? アンタってグループにいた人だったよね? たしか土御門……だっけ?」

土御門「無駄口を叩いている暇があるのか? フレンダ=セイヴェルン」

フレンダ「無駄口とか言われてもこの大会自体無駄っぽい感じだしねー」

土御門「…………」シュバ

フレンダ「わっと、危なっ!?」シュッ

土御門「…………」シュバシュバシュバ

フレンダ「ちょ、ちょ、なに淡々と攻撃してきてんのよ!」サッ

土御門「何を馬鹿なことを言っている。そういう遊びだろ?」シュバ

フレンダ「ま、そうだけ……どっ」シュバ

土御門「…………」シュバシュッシュバ

フレンダ「それ! よっ! ほい!」サッシュバサッ

土御門「……で、お得意の爆弾戦法は使わないのか?」シュッシュバ

フレンダ「爆弾? 何のことやら……」

土御門「とぼけるな。あれだけ堂々と使っておいて隠せられていると思っているのか?」

フレンダ「んー? まあ、別にそんなことはないけどー」ニヤニヤ

土御門「……こいつ……!」シュバ

フレンダ「よっと!」サッ




881 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:39:01.73Xe4usY/yo (4/14)




シュバシュババッドバッガバーン!!



結標「……す、すごいわね。今まで見たことない雪合戦だわ……雪合戦自体今日が初めてだけど」

絹旗「余所見とは随分と余裕ですね」

結標「別に余裕なんてないわよ。正直貴女に勝てるなんてこれっぽっちも思ってないわ」

絹旗「ならさっさと雪玉に当たってリタイアしてもらえると超助かるんですが」シュバ

結標「それはできない相談ね」サッ

絹旗「勝つつもりはないんじゃないんですか?」シュバ

結標「ないわよ。ただし、負けるつもりもないわ」ササッ

絹旗「つまり超時間稼ぎというわけですね。薄々気づいてはいましたが」

結標「まあね。貴女の全身防御みたいなセコい能力に対応するには逃げの一手が一番!」

絹旗「セコいですか? 私的には超王道な感じの能力だと思いますけど」キョトン

結標「少なくともこの競技だったら王道ではないと思うけど」

絹旗「……おっといけないいけない。うっかり敵と話しこんでしまいました」

結標「いいんじゃないかしら? そういうコミュニケーションも社会では必要だと思うわ」

絹旗「少なくとも今は必要ないですよ!」シュバ

結標「わっと!」サッ

絹旗「このままでは埒が明きませんね……ならば!」


絹旗「接近して直に当てるまでです!」バッ


結標「やっぱりそうなっちゃうー!?」




882 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:39:32.74Xe4usY/yo (5/14)



一方通行「……さァて、温存しろと言われたがアイツらだけでどこまでやれンだろォな」

一方通行「ま、やられたらやられたで俺がヤツらを秒殺するだけだがな」

一方通行「…………」



絹旗「オラァ!! ちょこまかしてンじゃねェですよ!!」ドパァン

結標「ひぃっ!! なんかキャラ変わってる!?」バッ



一方通行「……はァ、そろそろ限界だろォな」


クワァァン!!


一方通行「…………」カチ


ドッパァァァァァン!!




883 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:40:08.62Xe4usY/yo (6/14)



一方通行「あン?」クイ

麦野「おいーす第一位。暇なら私と遊んでくれないかにゃーん?」ザッザ

一方通行「誰かと思えば更年期障害に悩まされてそォなクソババァじゃねェか」

麦野「あぁん? ぶち殺されてえのかガキが!? まだんな年じゃねーよ!」

一方通行「だから殺れるモンならやってみろっつってンだろォが」

麦野「……ま、いつまでもそんな強気でいられるといいわね」

一方通行「どォいう意味だ?」

麦野「今日、アンタは負けるっつーことよん♪」

一方通行「……ぎゃはっ。面白れェ冗談じゃねェか、この俺が負けるだと?」

麦野「そうね。あと一分か二分くらいでね」

一方通行「ケッ――――」





一方通行「――だったらとっととやってみろよ!! この格下がァ!!」ガッ


麦野「あはっ、今すぐその不釣合いな順位から引き摺り下ろしてあげるわよ第一位!!」キュイーン




ドッパァァァァァン!! ゴゴゴゴゴォォン!! ブバァァァン!!






884 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:40:37.73Xe4usY/yo (7/14)




キュイーン、ドカーン!! ゴバァァン!! ガキィィィン!!



土御門「ッ! 無茶苦茶だな。もはや雪合戦とは言えないな」

フレンダ「ありゃりゃー、やっぱしこうなっちゃったか。あれは私らが関与できるもんじゃないね」

土御門(くっ、予想以上に一方通行の出番が早いな……)

フレンダ「あ、一応先に言っとくけど麦野の攻撃は反則にはならないよ」

土御門「どういうことだ?」

フレンダ「あれは別にいつもどおりビームを撃ってるわけじゃなくて、雪玉を能力を何か知らないけど応用して飛ばしてるだけって訳よ」

土御門「要するに第三位の超電磁砲のようなものか」

フレンダ「結局、チカラを抑えるってところは似てるかもねー」

土御門「……で、それがどうかしたか?」

フレンダ「別にー、とりあえず文句言われる前に言っとこうと思って」

土御門「こんなところで爆弾を使う馬鹿がいる時点でその心配はないだろ」

フレンダ「いやー、返す言葉もないって訳よ、あははー」

土御門「…………」シュバ

フレンダ「わっと!? ちょ、不意打ちはなしでしょ不意打ちは!」サッ

土御門「敵と悠長に話している暇はない。一刻も早くお前を倒して結標の方へ救助に回らないとな」シュバシュバ

フレンダ「別にいいじゃんおしゃべりくらい!」サッサッ




885 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:41:05.48Xe4usY/yo (8/14)



土御門「大体話すことに何の必要性がある?」

フレンダ「んーそりゃーまあー」




フレンダ「私が罠を仕掛ける時間を稼ぐために必要じゃん」ニヤァ




土御門「……ッ!? まさか足元の雪の中か!? しまっ――」バッ

フレンダ「もう遅いって訳よ。さすがにその距離はよけられない!」カチ






ドッパァァァァァン!!







886 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:41:32.36Xe4usY/yo (9/14)



結標「つ、土御門君!?」

絹旗「あーあ、これはもう駄目ですねー。普通じゃよけきれませんね」

結標「ていうか爆弾って普通に反則じゃないの?」

絹旗「その点は超大丈夫ですよ。あれは雪……というか水を回りにばら撒くことを目的に作られたものです」

絹旗「ま、ようするに水風船みたいなものですね」

結標「水風船のレベルを明らかに超えてるような気がするけど」

絹旗「それについては私も超同意です」

絹旗「さて、向こうも決着がついたようですしこちらもそろそろ超決めるとしましょうかね」スッ

結標「くっ」

絹旗「あっ、あまり抵抗しないほうがいいですよ? どうあがいても超強い私には勝てませんし」

絹旗「それにあとからフレンダもこちらに来るでしょうし、どちらにしろあなたには超勝ち目はありません」

結標「……そうね。たしかに一対二は分が悪いわね」

絹旗「そうですよ。だから超潔く諦めてください。こちらとしてもそろそろ面倒になってきました」

結標「でも私は諦めないわよ。こう見えて諦めが悪いのよね私は」

絹旗「そうですか。ならせいぜい頑張ってください」

結標「……ま、といっても一対二じゃなさそうよ?」

絹旗「え?」




887 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:42:12.05Xe4usY/yo (10/14)



フレンダ「にゃっははー!! さっすが私! 鮮やかな手口だったって訳よ」

フレンダ「あらかじめこの周辺に爆弾仕掛けといてよかったよかった!」

フレンダ「こういうのは結局、頭脳明晰なほうが勝つって訳よ!」

フレンダ「さてと、じゃあ絹旗の援護にでも向かおうかなーと」ザッザ


土御門「まあ待て、フレンダ=セイヴェルン」


フレンダ「……なにやってんのかなーアンタは? もう失格しちゃったんだから大人しくしてなきゃ」

土御門「誰が失格したんだ?」

フレンダ「誰ってアンタに決まって……あれ?」

フレンダ(よく見たらゼッケンが濡れてないし、アラームも鳴ってない!?)


フレンダ「い、一体どうして!? 爆弾の直撃を受けたはずじゃ……!?」


土御門「ふっ、お前が爆弾魔で奇襲や拠点防衛を得意とすると知ってて、トラップを警戒しないと思うか?」

フレンダ「ぐっ、で、でもわかってたとしても、とてもじゃないけど防ぎきれるようなものじゃない訳よ!」

土御門「なぁに簡単なことだ。ちょっと小道具を使わせてもらった」スッ

フレンダ「そ、それは……ソリ?」

土御門「そうだ。ここでレンタルされてるいたって普通のものだ」

フレンダ「そんなもんなんで都合よく持ってんのよ!」

土御門「お前らアイテムの存在を知って、お前と戦うことを想定していたからだ」

フレンダ「そんな無茶苦茶な……」

土御門「それよりお前はそんなところに立っていてもいいのか?」

フレンダ「ん? 別にこの距離ならアンタ程度が投げた雪玉なんて余裕でよけられる訳よ」




888 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:42:42.96Xe4usY/yo (11/14)



土御門「そうじゃない。お前の足元にはなにがある?」

フレンダ「えっ? ……んーと、雪?」

土御門「本当にそれだけか?」

フレンダ「? えーと……たしかここにも私が仕掛けた爆弾が……はっ!?」

土御門「ご名答だ」スッ

フレンダ「そ、それは私の起爆スイッチ!? いつの間に!?」

土御門「お前が高笑いしている時にちょっとな」

フレンダ「な、なんだってー!?」

土御門「というわけで、終わりだフレンダ=セイヴェルン」カチ

フレンダ「というかそれを奪う前に普通に雪玉ぶつければ――」




ドッパァァァァァァン!!




土御門「男ってのはやたらとカッコつけたがる生き物なんだぜい」





889 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:43:12.18Xe4usY/yo (12/14)



絹旗「……はぁ、相変わらず超詰めが甘いですねフレンダ。情けないったらありゃしない」

結標「で、どうするの? これで形勢逆転、二対一になったわよ」

絹旗「関係ありません。フレンダが超ヘマしようと私がすることは変わりませんし、結果は変わりません」


土御門「結果というのはお前らが勝つということかにゃー?」ザッザ


結標「土御門君!」

土御門「ご苦労だった結標。よく持ちこたえてくれたな」

結標「あれぐらいだったら私にも出来るわよ」

絹旗「……とにかくあなたたちに超勝ち目はありませんよ。たとえ二人になったところで私たちには勝てません」

土御門「言ってくれるな。さっきの爆弾魔との戦い見たろ。俺が対策を練っているという考えは出てこないのか?」

絹旗「何を超勘違いしているんですか? 私はそういうことを言っているわけじゃないんですよ」

土御門「……何が言いたい?」




890 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:43:40.50Xe4usY/yo (13/14)




絹旗「そろそろ始まると思いますよ……小物臭くて超言いたくはないですがショータイムってやつが」



結標「? それってどういう――」



部長『おおーっと!? 一方通行選手がいきなりうずくまったぁ!? どうしたのでしょうかトラブルでしょうか?』



結標「――って、一方通行ぁ!?」

土御門「なにっ!?」

絹旗「始まりましたね」

結標「い、一対何が起こっているの!?」

絹旗「一見麦野が私たちの超切り札に見えますが……実は違うんですよ」

土御門「……どういうことだ?」


絹旗「本当に超恐ろしいのは滝壺さんのチカラ、そういうことですよ」





891 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/21(金) 21:46:01.05Xe4usY/yo (14/14)


今回はここまでにしたいと思います
ここまで見てくださった皆さんありがとうございます

案の定なにがおこってるのかわからねー状態だなww

ではではノシ



892VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/22(土) 02:48:34.48+Eea4+3SO (1/1)

乙っした!


893VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/12/22(土) 03:04:14.35mceaYlbIO (1/1)

いくら滝壺でも黒翼でたら操作出来ないだろうに…


894 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:38:54.61y5Jkje2Zo (1/21)



一方通行「……ごっ、がァ?」ガク


一方通行(電極は起動している、能力使用モードにきちんとなっている)

一方通行(どォいうことだ!? 能力がうまく機能しねェ!?)


麦野「ぎゃははははっ!! ざまァねーなー第一位!!」

一方通行「……オマエ、一対何をしやがった?」

麦野「あん? そんなこともわからねーのかテメェ? よくそんなんで第一位名乗れるよなァ」

一方通行「……」



~後方~


滝壺「『一方通行』の『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』のパターン分析完了。AIM拡散力場の干渉」ゴゴゴ

浜面「滝壺……だいじょうぶか? すげえ汗だぞ?」

滝壺「大丈夫。私は平気……ごほっごほっ」

浜面「おい滝壺!!」

滝壺「いい。それよりはまづらは私の護衛、に集中して」

浜面「……あんま無理すんじゃねーぞ?」

滝壺「うん。わかってる」




895 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:39:28.60y5Jkje2Zo (2/21)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


一方通行(この全身を這いずり回るようなプレッシャー。あのジャージ野郎の仕業かッ!?)


麦野「あらぁもしかしてやっと気付いた? 後方にポツンと立っているやつらがいたらさすがに気付くかー」


一方通行(一対どォいうチカラだ? 上条の右手のような能力を打ち消す能力か?)

一方通行(こっちをジッと見つめてくる不気味な目。アイツが原因なのは確実ッ!)

一方通行(どォする? どォやってこの状況を切り抜ける? どォやってコイツらを潰す?)


麦野「……なに黙りこくってるのよ? あまりに絶望的な状況にチビッちまったのか?」

一方通行「あァ? なに馬鹿なことほざいてンだこの馬鹿は」

麦野「アンタこそよくそんな口利けるわよね。状況分かってる状況を?」

一方通行「さァな。ただ俺にとっては気にいらねェ状況だっつゥことは分かるな」

麦野「ふーん、あくまで強気ってわけね、まあいいわ」

麦野「とりあえずそれだけわかってんなら、このこともわかってるわよねー?」

一方通行「なにがだ?」


麦野「アンタはこれから私に一方的にボッコボコにされるってことよ」ニヤァ


一方通行「チッ……!」

麦野「あ、別に助けとか呼んでもいいわよ? 呼んだところで来るかは知らないけど」

麦野「向こうは絹旗が抑えてるし、仮にあの子がやられたとしても私が滝壺のところには行かせないしー」

麦野「一応は浜面のアホを護衛に回してるからねー別に期待はしてないけど」

一方通行「…………」


麦野「……というわけで、これでテメェの終わりっつーことだ第一位ィ!」




896 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:39:54.22y5Jkje2Zo (3/21)



結標「……そ、そんな。一方通行が負けてる……なんて」

絹旗「ほら、私の超言ったとおりでしょ?」

土御門「ちっ、とんでもない隠し玉を潜ませてやがったなアイテム」

結標「ど、どうするの土御門君!? なんなら私が助けに!」

絹旗「私が超いかせると思いますか?」

結標「くっ」

土御門「……たしかにお前らはとんでもない切り札を持ってきたのかもしれない。現に最強の第一位でもあの様だ」

絹旗「どうかしましたか? 負けを認めてくれるなら超助かりますが」

土御門「だが、あれでは決定打にはならないな」

絹旗「……どういうことです? 負け惜しみですか?」

土御門「……ならこっちも見せてやるとしよう。ショータイムってヤツをな」




897 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:40:23.65y5Jkje2Zo (4/21)



~後方~


滝壺「……はぁ、はぁ」

浜面「お、おい滝壺!! 本当に大丈夫なのかよ!?」

滝壺「大丈夫……あと少しで……」フラッ

ガシッ

浜面「もうフラフラじゃねえか!! あとはみんなに任せて休んでろよ!!」

滝壺「駄目だよ。これは私しかできないこと……だから」

浜面「滝壺……」












浜面「もう結構です、お疲れ様でした」


滝壺「……え」


ガシュ





898 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:40:50.75y5Jkje2Zo (5/21)



部長『な、なんとぉぉぉぉぉ!? 滝壺選手アウトぉぉぉぉ!?』


麦野「は?」


一方通行「何だ……!?」

一方通行(プレッシャーが消えた? 能力が……使えるッ!)


麦野「チッ、おい浜面ァ!! テメェなに遊んでやがんだァ!?」


ザッザッザ


浜面?「ふふふっ、すみません麦野さん。滝壺さんがあまりにも苦しそうだったので休んでいただきました」

麦野「あん? なに言ってんだ浜面。つーかなんかキャラ違うくねえかテメェ?」

浜面?「それはそうですよ。自分は貴女の知っている『浜面仕上』ではありません」

麦野「はぁ? それはどういう意味だ?」

浜面?「こういうことですよ――」スッ


パリパリパリパリパリパリパリパリ




899 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:41:16.95y5Jkje2Zo (6/21)



麦野「な……?」アゼン

一方通行「あァ?」


部長『おおっーと!? なんと浜面選手の皮が剥がれていき、中からなぞの少年が現れたー!?』


???「……ふぅ。やはり普段から慣れているこちらの格好のほうが落ち着きますね」

麦野「…………誰だテメェ?」

???「自分ですか? そうですね……今からチームアイテムを裏切り、チーム一方通行へ乱入します――」



海原「――ここでは海原光貴、と名乗ったほうがよろしいですかね?」ニコ





900 ◆ZS3MUpa49nlt2012/12/22(土) 21:41:42.40y5Jkje2Zo (7/21)



絹旗「……なん……ですっと……?」

結標「浜面君じゃ……ないの?」

土御門「そう、あれは俺の知り合いの海原だ。特技は悪趣味な変装という変なやつだがな」

絹旗「そ、そんな……まさかこのことも超予測をしていて、このような策を立てていたってことですか?」

土御門「まあそういうことだな。あらゆることを想定して動く、それが俺たちの鉄則だろ?」

結標「……なんだかよくわからないけどこれで……!」

土御門「ああ。俺たちの……勝ちだな」

絹旗「くっ」ガク


麦野「チッ、テメェみてえなヒョロ夫が一匹増えたぐらいで何になるって言うのよ!」

海原「たしかにそうですね。自分ごときが参戦しただけではたいした戦果は望めません」

海原「しかしお忘れでしょうか。自分が浜面さんに変装している間に行ったことを」

麦野「……まさかっ!?」

海原「そうです。そのまさかですよ」

麦野「ッ!! 第一位ィィッ!!」キュイーン




ドゴォォォォォォォォォン!!




一方通行「遅せェよノロマが」ポリポリ