1こんばんは2011/11/23(水) 21:24:41.318HucEgRpo (1/20)


王様「おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない」

勇者「ごめんなさい」ウルウル

王様「ま、まあ仕方ないな」オロオロ

勇者「ご、ごべんなざい」ウエーン

王様「泣くでない!」アタフタ

勇者「うわーん」エーン

王妃「あらあら、勇者ちゃん大丈夫?」

王様「王妃……いつもすまぬな」

王妃「勇者はまだ6歳ですからね。仕方ないですよ」

王女「……」ジー

王妃「あら? そんなところから見てないで貴女もいらっしゃい」

王女「うん!」

タタタッ

王女「ゆうしゃちゃん、またしんじゃったの?」

勇者「うん……ぐすっ」

王女「よしよし、ないてちゃつよくなれないよ」ナデナデ

勇者「うん」

王女「がんばってね」

勇者「うん!」

王女「それじゃあやくそくして」

勇者「やくそく?」

王女「うん! ゆうしゃくんがせかいをへいわにするの!」

勇者「ぼくなんかにできるかな?」

王女「ゆうしゃくんだったらぜったいできるよ! だからゆびきりしよ!」

勇者「う、うん! ぼくおうじょちゃんのためにもがんばるよ!」

王女「ゆ~びき~りげ~んま~ん、う~そつ~いた~ら、は~りせ~んぼ~ん、の~ます、ゆびきった! やくそくだよ!」

勇者「うん!」

王妃「あらあら、うふふ」



2のんびりやっていきます2011/11/23(水) 21:26:06.848HucEgRpo (2/20)


王様「おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない」

勇者「ごめんなさい」ウルウル

王様「つ、次は頑張れよ」

勇者「は、はい」

王妃「泣かなくなったのね? 偉いわ」

勇者「そ、そんなことは……ないです」

王妃「あらあら」

王女「ゆうしゃー!」

タタタッ

勇者「王女様……」

王女「今回は結構いいところまでいけたみたいだね!」

勇者「で、でも……また死んじゃったんだ」

王女「それでも勇者は頑張ってるでしょ? だったら仕方ないよ!」

勇者「王女様……ありがと」ボソッ

王女「ん? 何か言った?」

勇者「ううん、何も言ってないよ」アタフタ

王女「今度も頑張ってね」

勇者「うん!」

王女「約束守ってよ?」

勇者「うん!」

王妃「あらあら、うふふ」

王様「……」



3どんどん時が過ぎていくよ2011/11/23(水) 21:30:15.348HucEgRpo (3/20)


王様「おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない」

勇者「すみません」

王妃「勇者くんももう15歳になったのね」

勇者「まだまだ修行が足りません」

王妃「それでも強くなってるはずじゃないかしら? 今回はどんな敵に負けたのかしら?」

勇者「今回は寝込みを襲われてしまい、魔道獣10体から放たれた超重殲滅魔法で……仲間も救えませんでした」

王妃「えっ!? 超重殲滅魔法と言えばかなり強力な魔法じゃない! それで寝込みを襲われたのなら仕方ないわ」

勇者「いえ、俺に力があれば……仲間の一人も救えないなんて、勇者失格です」

王妃「……勇者くん」

王女「あれ? 勇者じゃん。また死んじゃったの?」

勇者「王女……」

王女「勇者って弱いよねー」クスクス

王妃「王女! 勇者くんに失礼よ!」

王女「だって本当のことじゃん」

王妃「貴女って子は!」

勇者「王妃様、俺は気にしていませんので」

王女「弱いくせに世界を救おうなんてバカみたい」クスクス

貴族「王女ちゃん! こんなところにいたのかい? みんなで海に行こうってことになったんだけど、王女ちゃんも行くだろ?」

王女「行く行く!」

タタタッ

王妃「……勇者くん、ごめんなさいね」

勇者「いいえ、構いませんよ」

王様「……」



4sageの方がいいのかな?2011/11/23(水) 21:34:11.188HucEgRpo (4/20)


王様「おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない」

勇者「すみません」グッ

王様「……今回は数年ぶりであったな。責任感があるのはいいことだが、あまり自分を責めるものではないぞ」

勇者「しかし……」

王妃「勇者くん? 何かあったのかしら?」

勇者「……何もありません」

王妃「本当に?」

勇者「はい」

王妃「……」

王女「あはははは……あれー? 勇者じゃん。また死んだんだ? だっさ」ププッ

勇者「……」

貴族「王女ちゃん、どうしたの? おっと、勇者様じゃないですか。どうしてこんなところにいらっしゃるのですか?」ニヤニヤ

勇者「……」ギロッ

貴族「おぉ、こわいこわい」ニヤニヤ

王女「自分が弱いのに他人に八つ当たりするなんて、さいてー」ププッ

勇者「……」

貴族「王女ちゃん、こんなところにいたら弱いのが移っちゃうよ」

王女「そうだね。行こうっか」

勇者「……」

王妃「勇者くんが誰かを睨むなんて初めてね。本当は何かあったのでしょう?」

勇者「いえ、何もありません」

王妃「……」

王様「……」



5城外2011/11/23(水) 21:39:38.718HucEgRpo (5/20)


勇者「……」

戦士「こんなところにいたのか」

勇者「……」

戦士「この時間はまだ冷える、風邪をひくぞ?」

勇者「……」

戦士「はぁ。まだ悩んでるのか?」

勇者「……」

戦士「この間のことか? それとも次の作戦のことか?」

勇者「……」

戦士「お前は自分を責める必要はない。あれは仕方なかったんだ。だからこれからのことも仕方がないんだよ」

勇者「……」

戦士「……」

勇者「……正義ってなんだろうな」ボソッ

戦士「あ?」

勇者「勇者って、何の為に存在するんだろうな。平和ってどういうことなんだろうな」

戦士「……お前はやっぱり次の作戦に反対か?」

勇者「人間と魔物が相成れないってことはわかってる。だからこそ俺たちは魔物を相手に戦ってきただろ? それなのにさ……」

戦士「嫌でもやらなきゃならないこともあるさ。たとえそれが人間を殺すことであってもだ」

勇者「……」

戦士「それが人間の為であればなおさらだろ」

勇者「それでも! それでもだ! 俺は人間を殺す為にここまで来たんじゃない!! どうしてそんなことをしなくちゃいけないんだ!?」

戦士「……お前は何の為に今まで戦ってきたんだ?」

勇者「俺は……世界の平和の為だ」



6今更ですが、効果音を含む台本形式でやっていきます2011/11/23(水) 21:47:18.548HucEgRpo (6/20)


戦士「それだけか? 本当にそれだけを目標にここまで来たのか?」

勇者「……」

戦士「お前が何を見ているかくらいわかってるつもりだ。だが俺はお前が思っていることを否定するつもりはない。お前はそのままでいいと思う。そんなお前は嫌いじゃないぜ?」

勇者「だけど俺は……あんな約束を守る為だけに、お前たちを危険にさらしているんだ! そんなことが許されるなんて思っちゃいない!」

魔道士「別にいいんじゃないの?」

勇者「魔道士?」

魔道士「許すも許さないも、それは私たちが思うことであって、勇者が気にすることなんてひとつもないわ」

忍者「それにそういう目標を持ってる勇者だからこそ、私たちは付いて来たんだぞ?」

勇者「忍者……」

戦士「つまりだな、俺たちは全員そんなお前が好きなんだよ」

魔道士「男が男に好き……ふふふふふふふふふふふ」グフフ

忍者「魔道士のことはほっとくとして、私も…その…あの…あれだ!」

勇者「?」

忍者「だから…そのな…ほら…うん!」

勇者「??」

戦士「忍者も勇者のことが好きなんだろ」

忍者「べ、別に勇者のことが好きだからここにいるんじゃないんだからね!!」

魔道士「ツンデレいただきましたぁぁあああ!!! もえーーー!!」

勇者「……」

戦士「……」

忍者「……」

魔道士「ごめんなさい、テンション上げ過ぎました」

戦士「つまり、そういうことだ」

勇者「みんな……ありがとう」



7VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/23(水) 21:48:21.054JBZ0vzSO (1/1)

期待


8>>7ありがとう2011/11/23(水) 21:54:29.488HucEgRpo (7/20)


勇者「……」

戦士「決まったか?」

勇者「ああ、俺はあいつを倒すよ」

戦士「そうか」

魔道士「ねぇ! ねぇ!」

勇者「ん? どうした?」

魔道士「これどうする?」

勇者「これ?」

魔道士「うん、これ!」

戦士「どれだ?」

魔道士「だーかーらー、これだってば!」

忍者「……魔王の亡骸のことだよ」

戦士「ああ、どうしようか」

勇者「他の魔物はやっつけたら雲散霧消してたのに、どうして魔王はそうならないんだろうな?」

戦士「死んでないのか?」

忍者「どうなんだろうね?」

魔道士「……あのさ!」

勇者「魔物とは言え、死体を痛めつける趣味もないし、お墓でも作っておこうか」

戦士「そうだな、そうしておくか」

勇者「魔道士、何か言おうとしてなかったか?」

魔道士「……ううん、なんでもないわ」



9VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)2011/11/23(水) 21:58:09.87A6OVMh8Co (1/1)

魔王が死んでるだと…?
期待


10VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/23(水) 22:00:02.62TCzZcpp6o (1/1)

良スレの予感


11魔王さん早々に退場2011/11/23(水) 22:00:44.608HucEgRpo (8/20)


よっこらしょ

勇者「よし、完成!」

戦士「なかなかの出来栄えだな」

魔道士「まさかこんなところで私の萌え絵が役に立つとは思わなかった」

忍者「別に萌え絵は使ってないよ」

戦士「忍者、魔道士のことはスルーしておきなさい」

忍者「うん、ごめんね」

魔道士「まさかBLがこんな風になるなんて」

勇者「それにしても魔王って弱かったな」

戦士「いや、俺たちが強すぎたんだろう」

忍者「そうだね。魔王は今までの魔物の中でも一番強かったもん。というか、私たちの敵になる相手はもういないかもしれないね」

魔道士「他の者に私の萌え絵を越えるものを描くことはできるだろうか、いや無理だ」

勇者「ちょっと頑張りすぎたのかもしれないな」

戦士「まあこれで平和になればいいんじゃないか?」

忍者「そうだね。でもまだあれが残ってるよ」

魔道士「あれだと!? まさか私のBLコレクションのことかぁ!?」ウオー

勇者「確かにあれが一番の厄介事かもしれないな」

戦士「みんな覚悟はできてるな?」

忍者「うん」

魔道士「無視されてない? 私無視されてない?」

勇者「……あとは俺一人でいいんだぞ?」

戦士「そういうわけにいくか」

忍者「そうだよ。私たちは……その……どこまでも一緒だよ!」

魔道士「もしもーし、聞こえますかぁ?」

勇者「戦士……忍者……ありがとう」

魔道士「たまには拙者のことも思い出してください!」

勇者「……魔道士」

魔道士「はい! はい!! なんでしょうか、ご主人様!」

勇者「疲れてるのなら先に帰ってもいいんだぞ?」

魔道士「ワロス!」

勇者「……戦士、忍者。俺たちは仲間だ!」

戦士「当たり前だろ」

忍者「そ、そんなの当然だよ。でも、べ、別に仲間じゃなくてもいいんだからね」

魔道士「拙者はどうなってるでござる?」

勇者「それじゃ行くか」

戦士「おう!」
忍者「うん!」

魔道士「私も仲間に入れてー!!」



12期待されすぎて死にそう……でも、ありがとう2011/11/23(水) 22:05:21.438HucEgRpo (9/20)


王様「おおゆうしゃよ、しんで……ないな。世界を救ってくれたようだな」

勇者「はい」

王妃「あの泣き虫だった勇者くんが世界を救うなんて、感慨深いわねぇ」

勇者「王妃様、その話は……」

王女「あれー? 勇者じゃん。また死んだの? 弱いって大変だねぇ」ププッ

勇者「……」

戦士「むっ」カチン

忍者「……」ムカッ

魔道士「??」

王妃「王女! 勇者くんはね、世界を救ったのよ!」

王女「はぁ? 意味わかんないんですけどぉ!」

勇者「魔王は倒したよ」

王女「はぁ? 魔王倒したからって調子乗ってんの? きっも~!」

勇者「別に調子になんて乗ってないよ」

王女「ちょっと、しゃべんないでくれる? マジきもいんだけど」ププッ

戦士「……」ムカムカ

忍者「……」ムカムカ

魔道士「黙れ、小娘が!」ドーン

王女「はっ?」
勇者「えっ?」
戦士「えっ?」
忍者「えっ?」

貴族「王女ちゃ~ん、こんなところで何してるのぉ? ん? あれなんでこいつがここにいるんだ? また死んだんだ。ご苦労様」ププッ

魔道士「黙れ、このクズが!」

貴族「はっ?」
勇者「えっ?」
戦士「えっ?」
忍者「えっ?」
王女「なにそれ、こわい」

魔道士「小娘とクズの分際で誰に向かって生意気な口をきいているんだ?」

王女「はぁ? 意味わかんないんですけどぉ! あんた何様?」

貴族「てめぇ、マジで何様のつもりだよ!!」

魔道士「私か? 私は……大魔道士様だ!」

王女「えっ!?」
貴族「なっ!?」
勇者「えっ?」
戦士「えっ?」
忍者「えっ?」
王様「マジ?」
王妃「あらあら」

魔道士「偉大なる勇者様への暴言は許されるものではない! よって、ここで二人に対し処罰を与える!」

王女「はぁ?」
貴族「へっ?」



13注意:顔文字が使われています2011/11/23(水) 22:08:30.058HucEgRpo (10/20)


魔道士「まず、貴族に対する処罰の内容を言い渡す…………死をもって償え」

あらよっと

王様「なんということでしょう」

王妃「あらあら、謁見の間がただの広間になっちゃったわね」

王女「ガクガクブルブル」ガクブル

勇者「やったか」

戦士「手ごたえあり」

忍者「終わった」

魔道士「m9(^Д^)」プギャー

貴族「」チーン

王様「まさか貴族が魔物だったとはのぉ」

王妃「あらあらまあまあ」

王女「なんてこったい!」

勇者「俺の邪魔をしてたけど、人間じゃなくてよかった」

戦士「ここまでうまく人間に化けていたとは思わなかったな」

忍者「そんなやつ相手に余裕だったってことは、やっぱり私たちは強くなりすぎたのかもね」

魔道士「これにて一件落着! はっはっはっ!」チョーン

勇者「王女」

王女「ひぃっ!?」ガクブル

勇者「……約束は守ったからね」ボソッ

王女「えっ?」

勇者「さようなら」



14城外2011/11/23(水) 22:13:14.808HucEgRpo (11/20)


勇者「……」

戦士「あれでよかったのか?」

勇者「ああ、あれが最善だろ」

戦士「そうか」

勇者「……」

忍者「勇者? 大丈夫?」

勇者「ああ、ありがとうな」

忍者「べ、別に勇者のことが心配とかそんなんじゃないんだからね!」

魔道士「さすがのツンデレでも、これだけ繰り返すとウザイですな」ヤレヤレ

戦士「これからどうする?」

勇者「そうだな……世界中をぶらぶらするかな」

戦士「そうか……」

忍者「……」

魔道士「えっ? なに? この空気……」

勇者「魔物も完全にいなくなったわけじゃないから、ちょこちょこ退治してまわるよ」

戦士「……」

忍者「……」

魔道士「空気重くない?」

勇者「だからさ……」

戦士「ここまでか?」

忍者「もう……会えないの?」

魔道士「イミフwwwうはwwwおkwwww」

勇者「そんなことないって。たまには帰ってくるしさ」

戦士「……」

忍者「うぅ……ぐすっ」

勇者「忍者、泣くなって」

忍者「でも…でも……」グスッ



15感動の最終回……なのか?2011/11/23(水) 22:18:11.358HucEgRpo (12/20)


魔道士「あの~真面目にちょっといいですか?」

勇者「どうした?」

魔道士「おぉ! 一回で聞いてくれた!」

勇者「……」ジトー

魔道士「ごめん。えっと、なんでお別れなのかな?」

戦士「それは勇者が一人で旅に行くからだろう。何を聞いていたんだ?」

魔道士「いやいや、意味がわからんですたい!」

戦士「はっ?」

魔道士「えっと、どうして一人旅?」

勇者「はっ?」

魔道士「みんなで行けばいいじゃん?」

忍者「えっ?」

魔道士「ん?」

勇者「……」
戦士「……」
忍者「……」

魔道士「ダメなの?」

勇者「確かに」
戦士「そうすれば」
忍者「一緒にいられるね」

魔道士「……もしかして一人旅をしなきゃならないとかじゃなかったとか?」

勇者「えっ……うん」アセッ

魔道士「もしかして自分探しの旅とか?」

勇者「そ、そういうわけじゃないって! ただこういう話の流れってあるだろ?」アセアセ

忍者「勇者!」ダキッ

勇者「忍者!?」ドキッ

忍者「これからもずっと一緒だよ!」

勇者「……そうだな」

忍者「勇者……」

勇者「忍者……」

魔道士「よし、そこで抱き寄せてキスだ!」ボソッ

勇者「……」

魔道士「いけ! 男になれ!」ボソッ

勇者「……」



16禁断の……愛?2011/11/23(水) 22:22:18.248HucEgRpo (13/20)


戦士「まさか二人で行くつもりじゃないだろうな?」

魔道士「な、なんと!? まさかの三角関係でおじゃるか!?」ボソッ

勇者「……」

戦士「勇者?」

魔道士「ある意味両手に花だな」ボソッ

勇者「よし! 三人で行こう!!」

魔道士「おぉ! 愛の逃避行か!?」ボソッ

勇者「俺たちは仲間だもんな!」

魔道士「これは自分に言い聞かせてるのか? いや、きっとドロドロな関係にならないように二人を牽制してるんだな」ボソッ

戦士「ああ! 仲間っていいもんだな」

忍者「うん!」

魔道士「おぉ! 二人とも空気を読んだみたいだな」ボソッ

勇者「ぐぐぐ……」

戦士「勇者? どうした?」

忍者「どこか怪我でもしたの?」

魔道士「おっ? これは今夜の相手を悩んでるのか? 三人で旅をするとなると二人っきりになった時にもう一人に怪しまれるし難しいところだな」ボソッ

勇者「ぐぐ……」

戦士「ど、どうしたんだ?」

忍者「勇者? 大丈夫?」

魔道士「おぉ! 二人が勇者に駆け寄ったぞ。どっちを選ぶんだ?」ボソッ

勇者「俺が悪かった! 魔道士! お前も一緒に行くぞ!」

魔道士「むっ? 今夜の相手は私か? これは予想していなかったぞ。しかし誘われたというのに断るのは悪いな。どうしたものか」ボソッ

勇者「夜伽の話じゃねぇよ! 旅の話だよ!!」

忍者「よ、よとぎって」カァ

戦士「勇者! お前は何を言ってるんだ!!」

忍者「そ、そりゃ興味がないってわけじゃないけど……私なんかが」モジモジ

戦士「忍者も何を言ってるんだ!!」

魔道士「おぉ! 忍者がその気になってしまった! 戦士も必死だな」ボソッ

勇者「お前は黙れ!」

忍者「ご、ごめんなさい!! そうだよね、私なんかが相手じゃ……」グスッ

勇者「忍者!? お前に言ったわけじゃないからな」オロオロ

戦士「だったら俺か?」

勇者「違う!」

魔道士「ktkr! 早速揉めてるぞ」ボソッ

ギャーギャー

勇者「はぁ……やっぱり一人で行こうかな」



17城内2011/11/23(水) 22:28:01.288HucEgRpo (14/20)


王様「おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない」

しーん

王様「……」

しーん

王様「おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない」

しーん

王様「……はぁ」

王妃「何をしているのかしら?」

王様「お、おまえ!? いつからそこに?」アタフタ

王妃「今ですよ。別に10回以上同じような台詞を喋ってるところなんて見てないわよ」

王様「み、見てたんだな」

王妃「どうしたのかしら?」

王様「いや、勇者が旅に出てから随分と経っただろう? それで最近戻って来ないなぁと思って」

王妃「くすくす。寂しかったのね」

王様「別にそういうわけではないぞ」

王妃「確かに勇者くんたちは全然死なないわね。いいことなんだけどちょっと寂しいわね」

王様「……うむ。いまやあやつらは歴代最強と謳われた初代勇者様一行をも遥かに超越した強さだからなぁ」

王妃「あの泣き虫だった勇者くんがねぇ」

王様「封印されてた魔王は過去の勇者様たちが苦戦し、どうにか封印できたというものだったのだが、それをあっさりと倒したということだからな」

王妃「でも強さに溺れないのはあの子達のいいところね」

王様「そうだな。穢れることがないからこそ勇者なのかもしれんな」

王妃「そうね」

王様「……」

王妃「……でも、寂しいからって一人でブツブツやってちゃ駄目よ?」

王様「うっ! べ、べつにそれはもういいではないか」

王妃「駄目よ。メイドたちが、毎日ぼそぼそ声が聞こえる! 幽霊よ! って怖がっちゃってるのよ」

王様「そ、そうなのか?」

王妃「ええ。だからせめてこんな夜中に電気もつけないでやるんじゃなくて、昼間の明るい時にやってもらえるかしら?」

王様「べ、べつに儂は王なのだからいいではないか!」

王妃「だから、駄目って言ってるでしょう?」ニコニコ

王様「ひぃ!? 王妃の笑顔が怖い!!」

王妃「あら? 何を言ってるのかしら?」ニコニコ

王様「おうふっ! わかった! わかったから、その目はやめてくれ!」

王妃「あらあら、うふふ」



18とある寂れ気味の町2011/11/23(水) 22:38:51.518HucEgRpo (15/20)


勇者「ふぅ」

戦士「こんなもんか」

忍者「二人とも、お疲れさま」

魔道士「おーれーは、まどーしー! ガーキだいしょー!」ボエー

忍者「魔道士も、お疲れさま」

魔道士「うむ」

町長「みなさま、本当にありがとうございます」

町民's『ありがとーございましたー』

町長「これで私たちも平和に過ごすことができます」

町民's『平和に過ごせます』

町長「ところで、今夜のお宿はお決まりですか?」

町民's『お決まりですか?』

町長「お決まりでなければ、ぜひ私の家にお泊まりください」

町民's『私の家にお泊まりください』

勇者「……」

戦士「……」

忍者「……町民の一体感が凄い」

勇者「この場合は町長さんの家でいいんだよな?」

戦士「町民たちは繰り返してるだけだから、自分の家に泊まってくれって意味じゃないだろ」

忍者「そうだよね」

魔道士「えっ? マジ? 折角あのイケメン兄弟の家に泊まろうと思ったのに」チッ

勇者「……それじゃあ俺たち三人は町長さんの家に泊めてもらうことにします」

町長「ありがとうございます。それではご案内いたします」

町民's『ご案内いたします』ゾロゾロ

マッチョ「貴女様はこちらです」ムキムキ

魔道士「へっ? 私?」

マッチョ「イケメン兄弟の家へご案内します」ムキムキ

魔道士「ごめん、それ冗談だから」

マッチョ「そうですか? でも勇者様たちはもう町長の家に行かれましたよ」ムキムキ

魔道士「へっ? ……ちょっ! 待って!! 置いてかないでぇぇえええええ!!」



19寝室2011/11/23(水) 22:42:41.488HucEgRpo (16/20)


勇者「ここの魔物はおかしくないか?」

戦士「ああ、強すぎる」

忍者「魔王より強いかも」

魔道士「ZIPでよこせ」カタカタ

勇者「ここに来る途中の町ではこんなことなかったのに」

戦士「匂うな」

忍者「何か裏がありそうだね」

魔道士「ブラクラ踏んじまったよ!」ガッデム

勇者「……町長か?」

戦士「いや……町民もだろう」

忍者「夕餉もおかしかったからね」

魔道士「大魔道士♀だけど何か質問ある?」カタカタ

勇者「あの肉料理は……」

戦士「ああ、魔物の肉だな」

忍者「雲散霧消せずにそのまま残るってことは……」

魔道士「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ、なんちゃらかんちゃら、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」カタカタ

勇者「くそっ! どうしてあいつらは平気でいられるんだ!?」

戦士「同じ人間とは思えないな」

忍者「話している限りはいい人たちなんだけどね」

魔道士「いい人というのはいくらでも演技できるわ」

勇者「えっ?」

魔道士「あの人たちは人間とは呼べないわね」

戦士「はっ?」

魔道士「可哀相だけど町民全員よ」

忍者「えっ?」

魔道士「体内に魔物を取り込みすぎたのよ。魔物の肉や血というのは魔力であふれているから……いずれ魔物になってしまうわね」

勇者「ちょっと待て! もしかしてさっき倒した魔物は……」



20シリ……アス?2011/11/23(水) 22:48:30.658HucEgRpo (17/20)


魔道士「ええ、元人間よ」

戦士「なっ!? ば、バカな!! そんなこと聞いたことないぞ!」

魔道士「そりゃ普通は魔物を食べようとしないから」

忍者「そ、そんな……」

勇者「だったら俺たちは人間を殺したということか!?」

魔道士「あれはもう人間じゃないわ。魔物の肉を食べたから魔物になったって言ったけど、そもそも食べるためには魔物を生かしたままにしなきゃいけないでしょ? それを行える時点でもう魔物に近いのよ」

戦士「しかし! 生まれつき魔物ということではないのだろう?」

魔道士「残念ながら生まれつきその素質はあるわ。子を孕んでる時には既に親自身が人間をやめているから。いつからそうなのかは知らないけど随分と昔からのようね。ここにいる完全な人間は私たちだけだよ」

勇者「どうして今まで黙ってた!!」

魔道士「今が言う時だと思ったんだけど、違ったかしら?」

戦士「勇者、落ち着け」

勇者「これが落ち着いていられるかよ! 俺たちは……俺たちは……どうしたらいいんだよ!!」

忍者「勇者……」

魔道士「……私たちにできることは終わりにすることだけよ」

戦士「魔道士! いい加減にしろ!」

魔道士「どうして? どうしようもないわ! 全員が完全な魔物になってしまったわけじゃない! まだ人間の部分だってあるわ! だけどそれはあと少しの間だけなのよ!! いずれ魔物になって、人間を襲っちゃうのよ! それも最初は意識があるままによ! 殺したくないのに殺しちゃうの! そしてその後悔の気持ちも何もかもがなくなって魔物になるのよ!! ………………人間として終わらせてあげようよ」

忍者「魔道士……」

戦士「……怒鳴って悪かったな」

勇者「俺も、ごめん」

魔道士「……私も取り乱しちゃったし、お互い様よ」

全員『……』

カタッ

勇者「……魔物の気配だな」

魔道士「噂をすればなんとやらね」

戦士「やれやれ、腹括る時間も与えられないとはな」

忍者「本当にやらなきゃいけないんだよね?」

魔道士「私は元に戻す方法を知らないわ」

勇者「……魔道士が知らないのならこの世で知っているやつはいないだろうな」

戦士「そうだな。こんな切羽詰った状況じゃ調べられないしな」

忍者「世界の図書館って呼ばれてる魔道士が知らないんじゃ、どうしようもないよね」

魔道士「ちょっ! その名は言わないでよ! ……まぁこれは遥か昔にも問題になってたみたいだけど、解決方法は絶対にない……ううん、終わらせるしか方法はないよ」

勇者「魔道士の魔法でも無理ってコトだよな?」

魔道士「……不可能ね。人間は魔物や悪魔になれるけど、魔物や悪魔は人間にはなれない。人間は天使になれるけど、天使は人間になれない。これを覆すことは神様でも無理よ」

忍者「どうして他のものになるのかな?」

魔道士「魔物には食料に困ったり貧しい生活を強いられることで、悪魔には悪事を働き続けたり悪意を抱き続けることで、それぞれ人間でいることが無理になって堕ちる。天使には人間のか弱さが嫌になったり天使への憧れを持つことで人間でいることが嫌になって堕ちる。そんなところね」

忍者「どうして人間は他のものになれるんだろうね?」

魔道士「なれないものもあるけどね。例えば魔物の上位である魔族には人間が直接なることはできないし、鬼とか」

戦士「……おしゃべりはそこまでだ」

ガタン

勇者「それじゃあ行くか」



21町の広場2011/11/23(水) 22:54:59.238HucEgRpo (18/20)


町長「はぁはぁ」

マッチョ「うっ……ぐぅ……」

勇者「……」

戦士「これで終わりだな」

マッチョ「勇者様……はぁはぁ……ありがとうございます」

勇者「!?」

マッチョ「……私たちは……人間のまま…………死ぬことができます」

勇者「マッチョさん……」

マッチョ「それに最後にあなたのような方と戦えて幸せでした」

戦士「マッチョ……お前も強かったぞ」

マッチョ「ありが……と………………」ガクッ

町長「私で最後ですね……此度は本当にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません…………本当に……ありがとうございました…………」ガクッ

勇者「……気にするな」

戦士「……」

忍者「ひぐっ……こんなのもうイヤ……うう……」グスッ

魔道士「忍者……おいで」ギュッ

忍者「……ぐすっ……うう……うえーーん」ギュッ

魔道士「よしよし」ナデナデ



22町の外2011/11/23(水) 23:05:11.638HucEgRpo (19/20)


勇者「……はぁ」

戦士「どうした?」

勇者「いや、今回のは流石に…な」

戦士「まぁな、魔物になってるとは言え、まだ人間の部分も残ってたからな」

勇者「俺たちは人殺しってことかな」

戦士「だろうな」

勇者「……」

戦士「……」

魔道士「あまり気にしすぎちゃ駄目よ」

勇者「魔道士……忍者は?」

魔道士「泣き疲れたみたいで、今は寝てるわ」

勇者「そうか」

戦士「……」

魔道士「……みんな救われてたわよ。町民の誰もが死ぬ直前にお礼を言ってたじゃない」

戦士「確かにそうだが……だからこそやるせないんだ」

魔道士「それはそうだけど、だからってこんなところでいつまでウジウジしてるのかしら? 私たちは人殺しかどうかって? 違うわ、あれは人間じゃないわ。それにそんなこと言ってたんじゃ誰も救えない。はっきり言うけど、今日あの人たちを殺していなければ、明日には魔物となって他の人たちを殺しに行ってたでしょうね。襲ってきたということは結構ギリギリだったわ。もし、そんなことになってたら、あの強さの魔物に対抗できるのは誰もいないわ。だって魔王より強いのよ。私たちにしかあの人たちを救えなかったのよ」

勇者「そういうことじゃないんだよ! なんでお前はそんな冷静でいられるんだ? 人を殺したことでもあるんじゃないのか!?」

戦士「勇者!!!」

勇者「……ごめん。言い過ぎた」

魔道士「……別にいいよ。間違ったことを言ったわけじゃないし」

勇者「えっ?」

魔道士「勇者の言う通り私は人を殺したことがあるよ。しかも実の兄をね」

勇者「ほ、本当か?」

魔道士「な~んてね、冗談よ」アハハ

勇者「ちょっ!?」

戦士「……」

魔道士「っていうか早く気持ち入れ替えてよ。そんな顔してちゃ忍者が余計不安になるでしょ」

勇者「……そうだな。悪かったな」

魔道士「嘘ついたからおあいこってことでいいじゃん」

勇者「そうか……ありがとう」

戦士「……魔道士、お前に何があったか知らないが、辛かったら一人で溜め込まないで話せよ?」

魔道士「ん? 何が? 別に何もないって」

戦士「そうか……俺たちは仲間なんだから、気遣う必要なんてないからな」

魔道士「うん、今は気持ちだけ受け取っておくわ。ありがと」



23のんびりのんびり2011/11/23(水) 23:09:59.268HucEgRpo (20/20)

今日はここまでです。

のんびりやっていきます。
読んでくれた方、ありがとうございます。

明日の夜にまた来ます。
では、またノシ


24VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/23(水) 23:34:23.43ahh3we+SO (1/1)




25VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)2011/11/23(水) 23:47:42.71n4z9K+E80 (1/1)


魔道士△


26VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/23(水) 23:48:41.78K0bFTYI9o (1/1)




27次の日の朝 :のんびり再開します2011/11/24(木) 21:11:53.41Mgheo73yo (1/20)


勇者「忍者、大丈夫か?」

忍者「うん、心配かけてごめんね」

戦士「気にするな」

魔道士「二次元に興味があるやつちょっと来い!」カタカタ

勇者「それじゃあそろそろ行くか」

戦士「次はどこに行くんだ?」

忍者「えっと、次はここから西に進んだところの町だね」

魔道士「ただのBLには興味ありません。この中に、ショタもの、近親相姦もの、触手もののBLがあれば、あたしのところにZIPで送りなさい。以上」カタカタ

勇者「よし! この世の人々を救うために行くぞ!」

戦忍『おーーー!』

魔道士「最近BLよりもショタがありだと思い始めたやつちょっと来い」カタカタ

勇者「よし! すぐ行こう!」

魔道士「ロリなんてこの世にいくらでも蔓延ってるだろ、JK」カタカタ

勇者「……」プルプル

戦士「勇者?」

忍者「どうしたの?」

魔道士「最近欲求不満すぎる16歳(♀)だけど質問ある?」カタカタ

勇者「……」プルプル

戦忍『勇者?』



28レスありがとうございます2011/11/24(木) 21:13:52.71Mgheo73yo (2/20)


魔道士「よぉし、今日も入れ食いだな」フフン

勇者「ま、まどーしー!!」

魔道士「うん?どうしたでござる?」

勇者「お前というやつは……」

魔道士「ちょっと待ってくれ。欲求不満というのは釣りの為であって、今迫られると困るでござるよ!」

忍者「わ、私は欲求不満じゃないもん!」

戦士「俺も別にそこまでではないな。勇者は欲求不満なのか?」

勇者「ちがっ!」

忍者「えっ!? そうなの? ……えっと、言ってくれたら…その…あの……」カァ

魔道士「ほほぉ、忍者はなかなかやりおるのぉ」

戦士「まぁあれだ、そういうことはあまりおおっぴらにするものでもないんじゃないか? そういう性癖なら……勇者という自覚だけは持っておけよ」

勇者「ちょっと待て! どうしてそうなるんだ!?」

忍者「そ、外がいいの!? ……えっと、恥ずかしいけど、勇者の為だったら、べ、別にいいよ」カァ

魔道士「ほぉ、戦士はお父さんって感じだな。そして忍者は準備万端ということだな。それにしても勇者が不甲斐なさすぎるだろ」

戦士「……そろそろ寝床について考え直さないといけないのか?」

忍者「えっ? 寝床? 新居を買うってこと? まだ付き合ってもいないのに、早くないかな?」

戦士「ん? 新居? 家を買うのか? まぁ家を買うのなら早いに越したことはないが、あまり若いうちに買うと生活が苦しくならないか?」

忍者「早い方がいいのかぁ。どうしようかな。でも今は旅の途中だし……もしかして今はその新居を探してる旅なのかな?」

戦士「住む場所を探してるのか? それなら今の時代は花に囲まれたところっていうのが人気だな。緑に囲まれたということならいくらでもあるが、花に囲まれた場所というのはなかなか難しいみたいだぞ」

忍者「えっ? 子供の名前は花? それはちょっと早すぎないかな? あっ、嫌ってわけじゃないんだよ。でも男の子か女の子かわからないから……」

戦士「子供? ああ、そのくらいの広さが欲しいってことだな。それなら……」

勇者「お前ら、ちょっと待て!! 何の話をしてるんだ!? 落ち着けって!!」

魔道士「あはははははははははははははは」

勇者「魔道士! 元はと言えばお前が悪いんだぞ!」

魔道士「あはははははっ……ごほっごほっ! わ、笑いすぎてお腹が痛い…あはは」

勇者「もうやだ」クスン



29道中2011/11/24(木) 21:18:00.42Mgheo73yo (3/20)


わーわー!
退け!一度態勢を立て直すぞ!
わーわー!

勇者「なんだか騒がしいな」

戦士「あれは……なんだ?」

忍者「魔物? それにしては大きすぎない?」

魔道士「忍者と戦士は、あれから二時間も暴走した結果、老後の話や墓に入るところまで広がったよ。しかも孫が何人いてとか、病院で見守られながらとか、色々と設定が細かく決まっててすごかった」

勇者「魔道士、その話はもうするな。それよりもあれはヤバくないか?」

戦士「戦闘中みたいだが、あれは国営兵士か?」

忍者「ちょっと調べてくるね」シュッ

魔道士「忍者の妄想力は尋常じゃないね。もう少しで笑い死ぬところだったよ」

勇者「だからその話はもうやめれ! とりあえずは忍者の報告待ちだな」

戦士「そうだな」



30麦チョコうまうま2011/11/24(木) 21:23:04.64Mgheo73yo (4/20)


シュッ

忍者「ただいま」

勇者「おかえり」

戦士「どうだった?」

忍者「戦士の言ってた通り国営兵士だったよ。相手は魔物なんだけど、魔王くらいの強さだね」

魔道士「魔王並みの強さがごろごろでてくるな。魔王って実は弱かったんじゃね?」

忍者「戦力差は結構あるけど、隊長らしき人が結構優秀みたいだね。今のところは負傷者だけで死者は出ていないみたい。少しずつだけど態勢も立て直しつつあるよ。ただこのままだと……」

勇者「そうか。お疲れさま。それじゃあ行くか」

戦士「そうと決まれば急ぐぞ!」

忍者「うん!」

魔道士「いってらっしゃ~い!」

勇者「お前も来い!!」



31新キャラ登場2011/11/24(木) 21:30:11.46Mgheo73yo (5/20)


ドゴン!

戦士「一丁あがり」

国兵's『一撃……だと……?』

勇者「俺いらなかったな」

魔道士「だから来る気なかったのに」

忍者「国営兵士の人たちが驚いてるよ」

戦士「ちょっとやり過ぎたか?」

隊長「おい! お前たちは何者だ!? ……ん? 戦士か? 戦士じゃないか!」

戦士「あ? 誰だ?」

隊長「俺だよ! 俺!」

魔道士「なつかしの詐欺手法だな。みんなも気をつけよう!」

戦士「だから誰だ? ……ん? もしかして」

隊長「ああ、チビだよ」

戦士「おお! お前か! 懐かしいな。というかでかくなったな。こんなところで何してんだ?」

隊長「やっと思い出してくれたか。あの頃とはもう違うって。俺たちは魔物が出たって言うんでここまで派遣されたんだよ。それよりお前こそ何してるんだ? それにあの魔物を一撃とは」

戦士「そうか。俺たちは今旅をしてるんだよ」

魔道士「あれ? これってもしかして、久しぶりに会ったことで相手の色気に気づいてしまい意識しあう二人っていう構図が当てはまるBLじゃないか? ……ktkr」

隊長「……」ジー

魔道士「おっと、私に興味を持ってしまったか? これはヤバイぞ。いきなりの三角関係とは」

戦士「ああ、紹介しておくよ。こいつは魔道士だ。頭が完全に逝ってるが、強さは尋常じゃないぞ。それでこっちは勇者だ。見た目は華奢だが、俺よりも強いし力も強い。その上魔法も尋常じゃないレベルだな。このちっこいのが忍者だ。隠密行動をさせれば右に出るものはいない」

勇忍『よろしく』ペコリ

魔道士「私の紹介酷くね?」

隊長「勇者だと!? もしかしてお前たちって勇者一行ってヤツか?」

戦士「そうだな。魔王は倒したが、この世にはまだまだ魔物がいるからな。それで旅をしてるんだよ」

隊長「はぁ~、そりゃ強いわけだ。っと、自己紹介しないとな。俺は隊長だ。一応国営兵士で特別部隊所属だ。よろしくな」

勇者「と、特別部隊ですか?」

隊長「ああ」

戦士「へぇ、チビがねぇ。人は変わるもんだな」

隊長「もうチビじゃねぇっての。それにお前の方が変わっただろ」

戦士「そうか?」

魔道士「一応説明しておくと、国営兵士というのはこの世界でトップクラスの兵士のことだよ。ちなみにこの世界には国が一つだけ。それで特別部隊というのは、国営兵士の中から選りすぐりの精鋭だけが所属できるっていう凄いところ。強さだけの序列で考えると、私たち勇者パーティの次に位置するのが、国営兵士特別部隊だね。まぁそれは結果であって、元々は歴代の勇者パーティより特別部隊の方が強いって言われてたのよ。そのくらいしっかりした部隊だね」

忍者「魔道士は誰に説明してるの?」

魔道士「忍者は気にしなくていいよ」



32とある軍事拠点2011/11/24(木) 21:36:45.91Mgheo73yo (6/20)


隊長「戻ったぞ」

特別部隊隊員13(以下、特員13)「お疲れ様です」

戦士「偉そうだな」

隊長「ははっ。別にいいだろ」

特員13「隊長? そちらの方々は一体どちら様ですか?」

隊長「ああ、勇者御一行だ」

特員13「えっ!? 本当ですか!? わぁ! すごい!」

魔道士「かわいい男の娘だな」ジュルリ

忍者「魔道士、よだれが大変なことになってるよ?」

勇者「忍者、見ちゃいけません」

特員13「えっと、僕は特別部隊隊員ナンバー13の隊員13です。宜しくお願いします」

全員『よろしく』

特員13「あの、サインもらってもいいですか?」

勇者「えっ? サインなんて書いたことないんだけど」

魔道士「……いいわよ。その代わりちょっとお姉さんといいことしようか」ハァハァ

戦士「こら!」ペシ

魔道士「いたっ! 何するのさ!?」

戦士「ちょっと黙ってろ、変態!」

魔道士「変態じゃない! 変態という名の淑女とお呼びなさい!」

戦士「うるさい!」ペシ

魔道士「いたっ! 戦士が軽くはたくだけでもかなりの攻撃力なんだからやめてよ!」

戦士「はいはい」ペシペシ

魔道士「いたたっ!」

隊長「ははは。お前たちは仲がいいな……ははぁ~ん、戦士はそういうことか」

戦士「あ? どういうことだ?」

隊長「べっつにぃ」

魔道士「?」

戦士「ったく、よくわからんヤツだな」



33憧れる勇者の巻2011/11/24(木) 21:43:29.66Mgheo73yo (7/20)


特員's『隊長! お勤めご苦労様です!』

隊長「おう」

勇者「……あの、隊長さんって、特別部隊の隊長なんですか?」

隊長「ああ、一応そういうことになってる」

勇者「すごい! あの特別部隊の隊長だったなんて」

隊長「ははは。隊長と言っても、肩書きだけだよ。それにお前たちの方がすごいだろう」

戦士「勇者は特別部隊に憧れてたんだっけ?」

勇者「うん! 昔入りたかったんだけど、王様に勇者だから駄目って言われたんだ」

忍者「そんなことがあったんだ」

特員's『隊長は歴代の隊長の中でも、群を抜いた強さであります!! 人望も尋常ではありません』

勇者「うわぁ~! すごいです!」キラキラ

隊長「そんなにすごくないって」

魔道士「ヒマでござる……特員13くん、ちょっとこっちにおいで」

特員13「どうしたんですか?」

戦士「やめろ!」ペシ

魔道士「いたっ!」



34てきしゅー!てきしゅー!2011/11/24(木) 21:50:54.10Mgheo73yo (8/20)


ゴゴゴゴゴゴ
ドガーン
グラグラ

隊長「な、何事だ!?」

特員5「敵襲! 敵襲!」
特員3「魔物の群れです!」
特員4「強さはSランクです!」
特員2「その数……およそ30!」
特員1「緊急特別事態発令! 特別部隊員は可及的速やかに迎撃用意をしてください! 国営兵士は避難所まで急いでください!」

隊長「な、なんだってーー!!」

戦士「強さSランクというのは?」

隊長「ん? さっき俺たちが戦ってた相手が特Aランクだから、あれよりさらに強いってことだ」

戦士「そうか。それが30体ほど集まってるってことだな」

隊長「そういうことだ。さすがにヤバイな」

勇忍『俺(私)も手伝います!』

隊長「それは助かる。しかしSランクが30体となると……」

戦士「負けることなんて考えては駄目だ!」

隊長「はは。そんなこと考えてないさ。ただ……隊員たちが心配なだけだ」

戦士「そうか、それじゃあさっさと行くか」

勇者「久しぶりに本気で戦うか」

忍者「ここの基地を壊したら駄目だよ」

戦士「それは気をつけないとな」

魔道士「いってらっしゃーい!」ヒラヒラ

戦士「……よし、お前が先陣を切って行け!」ガシッ

魔道士「なんですと!? イヤだー!」ズルズル

勇者「戦士? いつものように俺か戦士が先頭でいいんじゃないのか?」

忍者「魔道士は補助だけでいいんじゃない?」

戦士「……超絶殲滅魔法か超魔重殲滅魔法で魔物と戦えば、特員13はお前に惚れるかもしれないなぁ」ボソッ

魔道士「えっ?」

戦士「いや、惚れるだけじゃなくてそのあとも……」ボソッ

魔道士「よし! 私に任せなさい!!」

勇者「へっ?」
忍者「えっ?」
戦士「よし」ボソッ

魔道士「特員13ちゃん!」

特員13「は、はい!」

魔道士「私の勇姿をその目に焼き付けるのよ!」シュン

隊長「消えた!? 転移魔法か!? そんなもの使えるヤツがいたのか!?」

勇者「うそっ!? あの魔道士が転移魔法を使うなんて。普段はめんどくさがって使わないのに!」

忍者「戦士? 魔道士に何を言ったの?」

戦士「ちょっと発破を掛けただけだ。たまには働いてもらわないとな。それじゃあ俺たちも行くか」

勇忍『おー』

ダダダッ



352011/11/24(木) 22:01:26.00Mgheo73yo (9/20)


勇者「おっ、あれがSランクの魔物か。確かにヤバそうだな」

戦士「魔王より強そうだな。魔王って本当に魔王だったのか?」

忍者「一人六体倒せばいいんだよね」

隊長「お、お前たちはあれを見てもなんとも思わないのか?」

戦士「何がだ?」

隊長「あんな光景は世界の終わりだろうが!」

戦士「まぁ確かに普通ならそう見えるかもしれんが、俺たちは勇者パーティだからな。それにお前でも倒せるんじゃないのか?」

隊長「……特別部隊総動員して十体が限界だろうな」

勇者「それならここの基地を守るために動いてください。俺たちが前に出ますので」

特員13「あっ! あそこにいるのって魔道士さんじゃないですか?」

戦士「おっ、ちゃんと戦う気だな」

勇者「…………アレはヤバくないか?」

忍者「……逃げた方がいいかも」

戦士「どういうことだ? ……ん? あの魔方陣は……やばっ! 全員伏せろ!!!」

隊員's『えっ?』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ピカッ!
ドガーーーーーーーーーン!
グシャ! ゴシャ! ゴキッメキッ!
ドガガガガガガガガ!
ズギュン! ドギャン! ワギャン?

全員『ひぃぃぃいいいいぃいいいいいいいぃいい』



36Mission accomplished!2011/11/24(木) 22:08:29.38Mgheo73yo (10/20)


ぱらぱら
し~ん

魔道士「よし! 特員13ちゃんが私を見つけたのも確認できたし、ちゃんと見てくれたかな?」フヒヒ

戦士「よし! じゃねぇよ!!」ドベシッ

魔道士「ひでぶっ!」

戦士「ったく」

魔道士「痛いじゃない! 何するのさ!」

戦士「それはこっちの台詞だ! さすがにやりすぎだ!」

魔道士「やれって言ったのはあんたでしょ!」

その他『お~い!』

魔道士「あっ! 特員13ちゅぁ~ん」

特員13「ひぃ!」ガクブル

魔道士「えっ? ……えっ?」

戦士「……お前の強さにビビッたみたいだ」

魔道士「えっ? ……えっ?」

勇者「魔道士、おつかれ」

忍者「相変わらずの威力だね。ちょっとやりすぎだけど、お疲れさま」

魔道士「えっ? ……えっ?」

特員's『ガクブル』

魔道士「えっ? ……えっ?」ズーン

戦士「……元気出せ」

魔道士「……………………ひっぐ……うっぐ……」メソメソ

忍者「魔道士、大丈夫?」

戦士「まぁその、悪かったな」

勇者「俺たちはお前の味方だからな」

魔道士「……うえ~~ん!!」ウワーン

隊長「あ~、そのなんだ、ウチのもんが失礼なことしたな。すまん」



37今更ですが、メタ発言が含まれます2011/11/24(木) 22:13:59.87Mgheo73yo (11/20)


魔道士「しくしく」

勇者「もう泣いてないんだな」

魔道士「およよ。ひどいお方。あんなことやこんなことをしておいてあとは知らぬ存ぜぬでございますか?」ウルウル

勇者「何の話!?」

忍者「ま、まさか!?」

勇者「に、忍者!? もしかしてまた変な誤解してないか!?」

忍者「誤解? ……はっ!! もしかしてお互いが合意の上で……そ、そんな……」

戦士「勇者よ、そういうことは控えておいた方がいいんじゃないか?」

勇者「違う! お前たちが思ってるようなことは何もない!」

魔道士「ひどい!! あんなことまで求めてきたのに!!」

勇者「まどぉしぃいいいい! お前は黙ってろ!!」

戦士「勇者! お前ってやつはぁ!!」

忍者「そ、そんな! スカトr

勇者「言わせねーよ!!! っていうか、そんな趣味もないわ!!」

魔道士「ひどい! 美味しいって言いながr

勇者「言ってねーし!! っていうか、食ってねーよ!!」

戦士「他人の性欲を否定するわけではないが、感染症にかかる危険性もあるからほどほどにしておけよ」

勇者「しねーよ! そんな心配をするな! 元々興味もねーよ!!」

忍者「も、もしかして私のうんk

勇者「言わせねーし、食わねーし、興味もねーよ!! ってか、この話題から離れろ! 苦情が寄せられるだろ!!」

全員『……』


全員『申し訳ございませんでした』




38これは……恋?2011/11/24(木) 22:22:15.40Mgheo73yo (12/20)


勇者「というか、魔道士はもう復活したんだろ?」

魔道士「およよ。ひd

勇者「話が進まないから、それはもういいよ」ウンザリ

魔道士「あはは。まあちょっとはショックだったけど、そこまで酷くはなかったからね」

勇者「その割に、結構泣いてたじゃん」

忍者「そうだね。あんな風に泣いてる魔道士を見たのは初めてかも」

戦士「確かにな。俺が原因でもあるからあまり言えないが、珍しいものが見れたな」

魔道士「あれはちょっとね。なんていうか、トラウマみたいなものよ」

勇者「……魔道士」

魔道士「それよりも嬉し泣きっていうのもあったのよ」

忍者「嬉し泣き?」

魔道士「ええ。私のことを心配してくれたでしょ? それが嬉しかったのよ」

戦士「……」

魔道士「俺たちはお前の味方だからな」キリ

勇者「!?」

魔道士「嬉しかったなぁ……チラッ……ポッ」

勇者「!! こっちをチラ見して頬を染めるな! 絶対わざとやってるだろ!」

魔道士「チッ、ばれたか」



39マッサージ?2011/11/24(木) 22:22:52.92Mgheo73yo (13/20)


忍者「でも魔道士が元気になってよかったね」

魔道士「忍者……あんたはいい子だねぇ」シミジミ

戦士「そうだな。普段は鬱陶しいだけだが、元気がないのも鬱陶しいからな」

魔道士「戦士!? それフォローになってないんですけどぉ!! マジひどいんですけどぉ!」

戦士「その喋り方うざい」

魔道士「もぉ!! バカバカ!」ポカポカ

戦士「やめろ! ブリッ子みたいに可愛く叩いてるように見せかけて、地味な急所を狙うのはやめろ!」

魔道士「ひっどーい! 私はただ天突、気舎、欠盆を押してあげようと思っただけなのに!」プンプン

忍者「てんとつ? きしゃ? けつぼん?」

魔道士「体にいいツボのことよ」

戦士「黙れ! それは秘中、急雨、襟下だろうが! どうせ本命はそっちだろうが!」

勇者「ひちゅう? きゅうう? えりした?」

戦士「急所だ」

魔道士「だって、だって、急雨を突いたらどうなるか見たかったんだもん。それと襟下も突いてみたかったんだもん」テヘッ

勇者「それって突かれたらどうなるんだ?」

魔道士「ん~っとね……えいっ!」ドスドスッ

勇者「がっ!!」ドサッ

魔道士「おお!!」

忍者「勇者! 大丈夫!?」

戦士「……さすがに駄目だろ」

魔道士「てへっ」

忍者「……息……して……ない?」

戦魔『えっ!?』

わーわー
ぎゃーぎゃー



40おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない2011/11/24(木) 22:23:57.77Mgheo73yo (14/20)


勇者「…………はっ!!」ガバッ

忍者「勇者! 大丈夫?」

勇者「……夢か」ホッ

戦士「悪夢でも見たか?」

勇者「いや、久しぶりに王様に会う夢を見ただけだ」

忍者「王様に? ……それって」

勇者「ああ。しんでしまうとはなさけないって怒られた」

戦士「……危なかったな」

忍者「無事でよかったね」



41次の日2011/11/24(木) 22:30:22.31Mgheo73yo (15/20)


勇者「それじゃあそろそろ行くか」

戦士「そうだな」

隊長「もう行くのか?」

戦士「ああ、最近魔物が力をつけてきているみたいだから、いつまでも長居してるわけにもいかないだろう」

隊長「そうか」

魔道士「これはもしや! 別れを惜しむ二人の愛! ってやつじゃないでござるか?」

忍者「そのノリも久しぶりだね」

勇者「見ちゃ駄目よ」コラッ

忍者「うん、わかった」

隊長「こっちは助けてもらったというのに、何もできず悪かったな」

戦士「いや、魔道士がひとりで突っ走っただけだから気にするな」

隊長「まあそうなんだが、それも含めてな」チラッ

魔道士「?」

戦士「……本人は気にしてないみたいだから、気にするな」

隊長「そうか」

勇者「それじゃあ行こう」

隊長「気をつけろよ」

戦士「ああ!」

魔道士「チッ! 何事もないでござるか。少しぐらいは何かイベントが起きてもいいというのに!」

特員13「ま、魔道士さん!!」

魔道士「ん? あれは……」

特員13「えっと、あ、ありがとうございました! また遊びに来てくださいね!」ブンブン

魔道士「お、お、おおおおおおお!」

特員's『ありがとうございました!!』

戦士「魔道士……よかったな」ポン

魔道士「……うん!」ニコッ

隊長「全員敬礼!!」

特員's『はっ!』ザッ

忍者「ばいばーい!」

魔道士「特員13ちゃーん! 次はお姉さんといいことしましょうね!!」パシャッ



42休憩中2011/11/24(木) 22:39:07.14Mgheo73yo (16/20)


魔道士「……」カタカタ

勇者「魔道士は何をやってるんだ?」

忍者「ブログを更新してるみたいだよ」

魔道士「ふひひ」カタカタ

勇者「……にやけながら一心不乱に作業しているのは怖いな」ガクブル

魔道士「できた!」ジャーン

戦士「ブログ更新できたのか?」

魔道士「違う違う。これこれ!」

勇者「何をしてたんだ? ……ってこれは!!」

忍者「なになに?」

勇者「忍者は見ちゃいけません!」

戦士「おまえ……ちょっと貸せ!」ガシッ

魔道士「あっ! 何するのさ!」

戦士「これをこうするんだったよな……削除っと」ポチポチ…ターン

魔道士「あーーーーーー!! なんばしょっとね!?!?」

勇者「戦士! グッジョブ!」グッ

忍者「戦士は何をしたの?」

勇者「画像を消したんだよ」

戦士「あの時写真撮ってると思ったらこんなことに使うとはな」

忍者「何に使ったの?」

勇者「忍者は知らなくてもいいです!」

魔道士「あぁ! 拙者の力作が! 元の画像もないでござる!!」ヒィィ

戦士「ったく。こんなアイコラなんて二度と作るな!」

魔道士「ちょっとくらいいいじゃん!!」

戦士「ぬぁにが、ちょっとだ!! あんなもんただの変態画像だろうが!!」

魔道士「ちょっとだもん! ちょっと見て夜のおかz

勇者「言わせねーよ!」

一方その頃

特員13「ひっ!」ゾクッ

隊長「どうした?」

特員13「い、いえ。ただちょっと悪寒が走っただけです」

隊長「風邪か? 気をつけろよ」

特員13「はい!」



43とある賑わいのある町2011/11/24(木) 22:40:57.46Mgheo73yo (17/20)


勇者「やっと町に着いた」

戦士「久しぶりに布団で寝れるな」

忍者「やったー! お風呂に入れるー!」

魔道士「やったー! 充電ができるー!」

戦士「それじゃあ俺は宿をとってくるから、お前たちは飯屋と道具屋を探しておいてくれ」

勇忍魔『リョーカイ!』



44宿屋2011/11/24(木) 22:46:59.61Mgheo73yo (18/20)


prrrrr

戦士「ん? 携帯? ……魔道士に渡されたものだが未だに使い方がよくわからんな」

prrrrr

戦士「えっと、ここに表示されてるのがかけてきた相手だったな……魔道士か。って、この世界で携帯はこれと魔道士が持ってるものしかないから当たり前か」

ピッ

戦士「どうした?」

魔道士『いい飲み屋が見つかったでごわす! 場所は、先ほど別れた場所から うんたらかんたら のところでごわす!』

戦士「その喋り方はどうにかならんのか?」

魔道士『気に入らないかにゃん? それより宿屋はどうだったかにゃ?』

戦士「どこもいっぱいで、今やっと見つけたところだ。ちょうど二部屋空いてたぞ」

魔道士『それはよかったにゃー! 戦士もはやくこっちに来るといいにゃん』

戦士「わかった、すぐ行く。それよりもその喋り方はどうにかならんのか?」

魔道士『ご主人様は我儘でございますね。今夜もいつものようn』

戦士「切るぞ」ピッ



45飲み屋2011/11/24(木) 22:51:26.30Mgheo73yo (19/20)


わいわいがやがや

戦士「この辺のはずだが……」

勇者「戦士! こっちだ!」

戦士「おう」

勇者「先に始めてるぜ。ビールでよかったか?」

戦士「ああ」

忍者「はい、おしぼりだよ」

戦士「すまんな。それにしてもこの町は結構活気付いてるな」

勇者「そうだな。この場所も運よく空いたところだったからな。それまでなかなか空いてる店もなくてな」

戦士「宿にしてもそうだ。どこもかしこも満室でな」

勇者「よくとれたな」

戦士「ちょうどキャンセルが出たみたいでな」

店員「おまたせしやしたー! ビール四つと枝豆特盛にから揚げ特盛でぇす」

忍者「ありがとうございます。あっ、その辺においてください。はい。ありがとうございます」

勇者「それじゃあ久々の町に乾杯でもするか」

戦士「たまには忍者が仕切ってみろよ」

忍者「えっ? 私? えっと……町に来て布団で寝られるようになって新しい出会いに……かんぱい?」

全員「かんぱーい」ガッチャマーン

魔道士「だれだ! だれだ! だれだぁ~! 胸の谷間に潜む影!」

戦士「やめなさい!」ペシッ

魔道士「いたっ! だからはたくなよぉ! 防御力皆無の私にはキツイのよ! というか、乾杯の時の効果音が悪いんだぞ!」

戦士「それは言うな! ただの思いつきだ。それに歌詞が最低だろうが」

魔道士「もぉ~、ぷんぷん!」

戦士「そんな今は落ちぶれたブリッ子キャラをされてもな……」

勇者「戦士! それ以上言ってはいけない」

戦士「……そ、そうか。なんかすまん」

忍者「?」



46のんびりのんびり2011/11/24(木) 22:53:25.91Mgheo73yo (20/20)

今日はここまでです。

あまり話が進まなかったです。
また明日来ます。

それではまたノシ


47VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/24(木) 23:26:37.40IU5eRenSO (1/1)

ふむ


48VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長野県)2011/11/24(木) 23:26:55.74gJ5pEMUZo (1/1)




49VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東)2011/11/24(木) 23:36:38.327pTsvXWAO (1/1)

ガッチャマーンwwww

おつ~


50VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/24(木) 23:52:30.76hB3VXw3no (1/1)

忍者かわいいおつ


51VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/25(金) 00:00:05.07VpAH2m3IO (1/1)

おつおつ


52VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟・東北)2011/11/25(金) 09:47:45.51C3lYzyKAO (1/1)




53いざこざ :のんびり再開します2011/11/25(金) 21:46:56.46Kjz4Qp81o (1/10)


ガシャーン!

勇者「うわっ!」

酔っ払い「あん? てめぇ、何してくれてんだぁ?」

戦士「むっ! そっちが勝手にk

勇者「いや、悪かった。これは弁償するよ」

酔っ払い「ああん? 服にかかっちまっただろうが! どうしてくれんだぁ?」

勇者「クリーニング代も払うよ。悪かったな」

酔っ払い「あああん? 悪かっただぁ? 誠意が足りねぇぞごらぁ!」

勇者「申し訳ございません」

酔っ払い「ああああん? そんな謝り方で許されると思ウボァ!!」ボカッ

魔道士「うるさい」チョーン

戦士「ま、魔道士! お前、何やってんだよ!」

魔道士「えっ? 私よくわかんな~い!」ブリッコ

戦士「かわいっこぶってんじゃねぇ!」

ギャーギャー

酔っ払い2「ごらぁ! てめぇら何してくれてウボア」ドカン

戦士「邪魔だ!」ドーン

勇者「あっ!」

魔道士「いや~ん! 戦士くんって野蛮~! こわ~い」ガクブル

戦士「それやめれ!!」

忍者「戦士、落ち着いて!」

戦士「落ち着けるか!! こういうキャラが一番嫌いなんだよ!」

勇者「へぇ、そうだったんだ」

魔道士「やだぁ~、戦士くんこわ~い。どうしちゃったのぉ~?」ウルウル

戦士「ぐぐぐ……」プルプル

酔っ払い's『てめぇら! 無視してんじゃねぇよ!!』

戦士「うるせぇ! 叩っ切るぞ!!」

酔っ払い's『ああん? てめぇ調子乗ってんじゃねぇぞ!!』

ドカーーン!!

勇者「な、なんだ!?」



54まものだー! :レスありがとう2011/11/25(金) 21:48:51.45Kjz4Qp81o (2/10)


ま、まものだー!
きゃーーー!
でかいぞーー!
数も多いぞーーー!
にげろーー!!
な、なんだありゃあ!?
アレは危険だーーー!

酔っ払い's『ひぃぃぃぃいいい』ガクブル

ドカーーン!
ガシャーーン!!

戦士「うるせぇぇええええええええ!!!!!!」

ワーワー
ギャーギャー

戦士「はぁはぁ……」

魔道士「戦士くん、つお~い! 格好いいぃぃ!!」キラキラ

戦士「それやめろぉぉぉぉおおおおおおお!!」バタッ

その他大勢『ポカーーン』

勇者「あ~あ、暴れすぎだよ」

忍者「30体くらいいたのに瞬殺だったね」

勇者「一体につき一撃だったもんな」

忍者「しかも一体ずつがかなり強い感じだったのにね」

勇者「この間の魔道士もこんな感じだったよな」

忍者「でも、町の被害を最小限に抑えるあたりが、さすが戦士って感じだね」

勇者「そうだな」

その他大勢『ポカーーン』



55スカウト2011/11/25(金) 21:54:13.05Kjz4Qp81o (3/10)


店主「ほぉ、すげぇな」

勇者「あ、どうも。ご迷惑をおかけしてm

店主「ははは、気にするな。元々はあの酔っ払い共からケンカ売ってきたんだろ。それにあいつらはたちが悪いから助かったよ」

勇者「そうですか?」

店主「それにあの魔物からも守ってもらったしな」

勇者「それはそうですが……」

店主「あんたら全員あの男のように強いのかい?」

勇者「そうでもないと思いますよ」

店主「ははは。えらく謙虚だな。まあお前さんがこの連中のリーダーってところかな?」

勇者「俺たちはそういうリーダーとか決めていないですよ」

店主「ふむ、なかなかいい目をしているな」

勇者「はぁ」

店主「あんたらは旅をしてるのかい?」

勇者「はい」

店主「なんの為に?」

勇者「世界の平和の為に」

店主「ふむ……それならちょっとこの町に留まる気はねぇかい?」

勇者「どういうことですか?」

店主「この町には強い魔物が攻めてくるんだよ、今回みたいにな。それでもギルドがあってな、どうにか退けていたんだ。それが最近は頻繁に攻めてくるようになって、今みたいにやばいことが多いんだ」

勇者「ギルドですか」

店主「それでギルドにでも登録してちょっくら魔物退治してくれねぇかい?」

忍者「勇者、どうするの?」

勇者「そうだな……」



56炒飯うまうま2011/11/25(金) 21:58:13.08Kjz4Qp81o (4/10)


魔道士「いいんじゃないの?」

勇者「魔道士……」

魔道士「急ぐ旅でもないわけだし、困ってる人がいるんだから助けてあげれば」

戦士「はぁはぁ……俺も賛成だな」

忍者「戦士、復活できたんだね」

戦士「な、なんとかな」

勇者「そうだな。それじゃあギルドに登録してみようか」

店主「おお! やってくれるのか! それじゃあこいつが登録カードだ。明日にでもギルドの受付にこいつを持っていくといい」

勇者「登録カードですか?」

店主「ああ。ギルドと言っても誰でも登録ができるわけじゃないんでな。そのカードがないと登録はできないんだ」

勇者「へぇ、そうなんですか。でも逆に言えばこのカードがあれば誰でも登録できるんですよね?」

店主「まぁな。ただそのカードはそうそう手に入れられるもんじゃねぇからな。偽造はまず無理だし、このカードを発行できるのは俺だけだからな」

勇者「えっ?」

店主「一応この店の店主をやってるが、ギルドの統括もやってる。このカードは俺に認められるか俺から奪わないと手に入れられない仕組みになってんだよ」

勇者「変わった仕組みですね」

店主「昔はそうでもなかったんだが、最近のギルドの依頼は魔物討伐ばかりで、ある程度強くないとすぐに死んでしまうからな」

勇者「被害者を減らすためですね」

店主「ああ。弱いくせに粋がってやつが多いからな」

勇者「俺たちは試されてませんが大丈夫ですか?」

店主「ははは。これでも見る目はある方だから大丈夫だ」

わいわいがやがや

店主「おっと、客も落ち着いてきたみたいだな。俺は仕事に戻るよ」

勇者「はい、ありがとうございました」



57おあいそ2011/11/25(金) 22:03:37.15Kjz4Qp81o (5/10)


勇者「ギルドか」

忍者「楽しそうだね」

戦士「腕がなるな」

魔道士「妹「お兄ちゃん……大好きだよ!」兄「知ってるよ」」カタカタ

忍者「実際どういうシステムなんだろね?」

戦士「通常であれば依頼があって、それを解決するってパターンだろうな」

勇者「明日行けばわかるだろ」

魔道士「姉「弟君……そこはダメだよ///」妹「私にも……」」カタカタ

勇者「でも今までそういったものがなかったから楽しみではあるよな」

戦士「そうだな。魔物討伐がメインみたいだが、俺たちが今までやってきたことと違いはないからな」

忍者「やっぱり解決したら報酬が出るのかな?」

魔道士「幼「男くん……今日はどうするにゃん?」男「もう止めにしないか?」」カタカタ

戦士「通常であれば出るだろうな」

勇者「命かけるようなことだから出るんじゃないか?」

忍者「今までと同じことして報酬がもらえるんだったら、すごく嬉しいな」

魔道士「兄「お、おねえちゃん!!」妹「っ!?」」カタカタ

戦士「なんにせよ明日が楽しみだな」

忍者「そうだねー」

勇者「そろそろ宿に戻るか?」

魔道士「勇者「世界の半分をお前にやろう!」魔王「だが断る!」」カタカタ

戦士「もうこんな時間か」

忍者「久しぶりにこういうお店に来たから、時間が経つのもはやいね」

勇者「当分はこの町に滞在することになりそうだし、また来ればいいさ」

魔道士「魔王「おお、勇者、どうしてあなたは勇者なの?」勇者「……人の世の不条理だ」」カタカタ

忍者「また来ようね!」

勇者「そうだな」

戦士「それじゃあひとまず宿に戻るとするか」

魔道士「蛙「私ってば不幸だわ」蛇「そんなことないよ」」カタカタ

勇者「とりあえず会計済ましてくるよ」

忍者「私も行く!」

戦士「頼む」

魔道士「戦士、戦士」チョンチョン

戦士「どうした?」

魔道士「ちょっといいかな?」



58宿への道中2011/11/25(金) 22:10:29.25Kjz4Qp81o (6/10)


忍者「おまたせ!」

勇者「会計済ましてきたぞ」

戦士「おう! それじゃあ宿に戻るか」

勇者「どこなんだ?」

戦士「あーでこーでそこがこうで、ってところだな」

忍者「あの高そうなところ?」

戦士「ああ、あそこしか空いてなかったんだ」

勇者「たまには贅沢してもバチはあたらないよな」

忍者「やったー! 楽しみだなー」

魔道士「あっ! 私あのお店行きたいから、先に戻っておいて!」

戦士「お、おい!」

タタタッ!

戦士「ったく。俺は魔道士についていくからお前たちは先に戻っておいてくれ!」

勇者「みんなで行けばいいんじゃないか?」

戦士「ちょっと見るくらいだろ。それくらい俺一人でいいさ。部屋の鍵だ」ポイッ

勇者「おっと。わかった、早めに切り上げろよ」パシッ

戦士「ああ」タタタッ

忍者「魔道士は落ち着きがないよね」

勇者「そうだな」



59宿の部屋2011/11/25(金) 22:12:02.52Kjz4Qp81o (7/10)


勇者「……」

忍者「……」

勇者「これって……」

忍者「どういうこと?」

勇者「……」

忍者「……」



60町のどこか2011/11/25(金) 22:24:27.79Kjz4Qp81o (8/10)


戦士「どこ行ったんだ?」キョロキョロ

魔道士「戦士! 拙者はここでござるよ!」

戦士「おっ。ったく、好き勝手行くなよ」

魔道士「それよりあの二人はどうしたでござる?」

戦士「先に戻らせたぞ」

魔道士「そうでござるか。うまくいったでござるな」

戦士「まぁな……というか今頃驚いてるだろうな」

魔道士「そうでござるな。部屋に入ればダブルベッドがひとつでござるからな。これで少しは進展するといいでござるな、ふひひ」

戦士「まぁ……少し奥手すぎるからな。それよりその喋り方どうにかならんのか?」

魔道士「少しどころじゃないにゃー!」

戦士「……勇者は鈍感だからな。それよりその喋り方もどうかと思うぞ」

魔道士「おにいちゃんも鈍感だけどね!」プンプン

戦士「俺は勇者ほどではないぞ。それと俺はお前の兄になった覚えはないぞ」

魔道士「そうかな? とりあえず僕たちも戻るとしようか」

戦士「そうだな……お前はいつからボクっ娘になったんだ?」

魔道士「ボクっ娘は好みでない?」

戦士「興味がない」

魔道士「つまんないの」



61のんびりのんびり2011/11/25(金) 22:29:30.38Kjz4Qp81o (9/10)

今から出かけなきゃいけなくなったので
今日はここまでです。
すみません。

次回は少しの間来れそうにありません。
全然話が進まないままだよ……
すみません。

ではまたノシ


62宿の部屋 :帰って来れたのでのんびり再開2011/11/25(金) 23:59:18.35Kjz4Qp81o (10/10)


勇者「ど、どうする?」アタフタ

忍者「と、とりあえず、お、お、お、お茶でも、の、の、飲む?」アタフタ

勇者「に、に、にんzゃ、おちちけ!」アタフタ

忍者「勇者こしょ落ち着きにゃよ!」アタフタ

勇者「……」

忍者「……」

勇者「戦士たちを待とう」

忍者「そうだね」



63宿の部屋22011/11/26(土) 00:03:55.66IWvxSCofo (1/25)


魔道士「……」

戦士「……」

魔道士「戦士ちゃん?」

戦士「どうした? それとちゃん付けで呼ぶな」

魔道士「どうしてこっちの部屋もダブルベッドがひとつなのかな?」

戦士「……すまん、完全に失念してた」

魔道士「……」

戦士「……」

魔道士「まぁいいか」

戦士「えっ?」



64宿の部屋2011/11/26(土) 00:07:11.94IWvxSCofo (2/25)


勇者「……」

忍者「……」

勇者「……戦士たち遅いな」

忍者「えっ? そ、そうだね」

勇者「あっ、ごめん」

忍者「えっ? ご、ごめん」

勇者「……」

忍者「……」



65宿の部屋22011/11/26(土) 00:14:40.49IWvxSCofo (3/25)


魔道士「ふふ~ん。お風呂はいいねぇ。というか部屋に温泉付いてるとか超最高だね~ん」ポカポカ

戦士「……」

魔道士「戦士も入ってきなよ」ポカポカ

戦士「……」

魔道士「このベッドもふかふかで気持ちいいにゃ~ん」ゴロゴロ

戦士「……なぁ?」

魔道士「どうしたにゃん?」

戦士「何故Tシャツだけなんだ?」

魔道士「むっ! 失礼な! パンツも履いてるにゃん!」

戦士「そ、そうか。いや、そういう意味じゃなくてどうしてそんな格好なんだ?」

魔道士「ちなみに私は着痩せするタイプだにゃん」ボヨーン

戦士「そ、そうか。いやいや、そうじゃなくてどうしてそんな格好なんだ?」

魔道士「寝る時は基本的にこの格好だにゃん」

戦士「そ、そうか……」

魔道士「にゃん♪」



66宿の部屋2011/11/26(土) 00:15:07.08IWvxSCofo (4/25)


勇者「……」

忍者「……」

勇者「……」

忍者「……」

勇者「……」

忍者「……」



67宿の部屋22011/11/26(土) 00:22:14.39IWvxSCofo (5/25)


戦士「うむ、なかなかいい湯だったな」ポカポカ

魔道士「ん~」

戦士「魔道士? どうした?」

魔道士「ちょっとコレ見てもらえる? 絶対おかしいわ」

戦士「またネットしてるのか? というかこの世界にネットする相手がいるのか?」

魔道士「一応いるわよ。それでこれなのだけど」

戦士「ベッドで寝ながらとは行儀が悪いぞ」

ギシッ

戦士「どれどれ? ……むっ? 確かにこれはおかしいな」

魔道士「でしょう?」

ピトッ

戦士「!!」

魔道士「どうしてこうなったのかしら? これが元になるのだから……」

戦士「ち、ち、ち、ち、ち」

魔道士「ち?」

戦士「近い!!」ガバッ

魔道士「どうしたのかしら?」

戦士「若い女がそんな格好で男に近寄るなんて不謹慎だぞ!」

魔道士「あんたは気にしすぎよ」

戦士「お、お前は気にしなすぎだ!」

魔道士「別にいいじゃん」メンドクセー



68宿の部屋2011/11/26(土) 00:23:25.68IWvxSCofo (6/25)


勇者「……もしかして戦士たちは別の部屋なのか?」

忍者「あっ! そうかもしれないね」

勇者「ちょっと聞いてくるか」

忍者「私も行くよ!」



69宿の部屋22011/11/26(土) 00:30:47.37IWvxSCofo (7/25)


魔道士「あははははは、これ超うけるんですけどぉ!」

戦士「こらっ! その喋り方は止めなさい!」

魔道士「はぁ~い! でもこれおもしろいよね」

戦士「うむ。ねこがかわいいな」

魔道士「ねこじゃなくてぬこだよ?」

戦士「それはこやつらが勝手にそう言ってるだけだろう」

魔道士「そうじゃないよ! ぬこだよ! ぬこ!」

戦士「ねこだ!」

わーわー
きゃーきゃー

魔道士「くらえ! 奥義・布団の舞!!」

バサッ

戦士「このっ! って、見えない!?」

魔道士「はっはっはっ! こうして布団と一緒に覆いかぶさることによって、攻撃は可能となるのだよ!」

戦士「暑苦しい! やめろ!」

わーわー
きゃーきゃー



70宿の部屋2前2011/11/26(土) 00:39:30.38IWvxSCofo (8/25)


勇者「やっぱり別の部屋だったんだな」

忍者「中から声が聞こえるね」

勇者「よし! いくぞ!」

忍者「おー!」

ガチャッ!

勇者「おい! せん……し?」

忍者「勇者? どうした……の……?」

ごそごそ←布団の中

おい! そこはやめろ!
はっはっはっ! いいではないか! って、そこは駄目よ。
やられてばかりではないぞ。
あははは。くすぐったいって。
これでトドメだ!
いたっ!
あっ、すまん。

ごそごそ←やっぱり布団の中

勇者「……」

忍者「……」

勇者「……」カァ

忍者「……」カァ

パタン

バサッ

戦士「ぷはっ! 暑い!!」

魔道士「ちっ! 逃げられたか」

戦士「ん?」

魔道士「どうしたにゃん?」

戦士「今誰かがいたような気がしたが気のせいのようだな。それよりお前はその喋り方が気に入ったのか?」

魔道士「ふ~ん。喋り方はこれが落ち着くにゃん」

戦士「そ、そうか」



71宿の部屋2011/11/26(土) 00:40:01.00IWvxSCofo (9/25)


勇者「……」ユデダコ

忍者「……」ユデダコ

勇者「……ふ、風呂入って来る」ユデダコ

忍者「えっ!? ……う、うん」ユデダコ



72宿の部屋22011/11/26(土) 00:41:08.55IWvxSCofo (10/25)


魔道士「ふんふ~ん♪」

戦士「……おい」

魔道士「どうしたにゃん?」

戦士「パンツが見えそうだから何か穿け」

魔道士「えー!? 面倒だからいやにゃ」

戦士「穿け!」

魔道士「どうしてにゃん? 別にいいにゃん」

戦士「駄目だ!」

魔道士「別に誰も困らないからいいにゃん」

戦士「俺が困る!」

魔道士「……えっち」ポッ

戦士「違う! そうじゃない! 違わなくないが違う! 目のやり場に困るという意味だ!」

魔道士「……戦士だったら……いいよ」ポッ

戦士「やめろ!! そんなのに引っかからんぞ!」

魔道士「ちっ! 折角弱みを握れると思ったのに」

戦士「だから嫌なんだ!!」



73宿の部屋2011/11/26(土) 00:41:41.13IWvxSCofo (11/25)


勇者「はぁ。いい湯だった。忍者も入って来いよ」ポカポカ

忍者「……う、うん」カァ

勇者「えっ?」

忍者「お風呂いってくるね」

タタタッ

勇者「えっ?」



74宿の部屋22011/11/26(土) 00:43:02.53IWvxSCofo (12/25)


魔道士「……ねぇねぇ」

戦士「なんだ?」

魔道士「ちょっとこっち来て」

戦士「あ? なんだってんだ?」

魔道士「ちょっと手を貸して」

戦士「あ? 首の後ろに手を当てさせて何がしたいんだ?」

魔道士「そこから腰あたりまで指でなぞってみて」

戦士「こうか?」スー

魔道士「ねっ?」

戦士「……一体何がしたいんだ?」

魔道士「ノーブラにゃん♪」

戦士「…………あ、アホかぁーーーー!!」カァ

魔道士「おおーー!! 戦士が照れてる! …………勝った」ニヤリ

戦士「もう……ヤだ」シクシク



75宿の部屋2011/11/26(土) 00:44:33.71IWvxSCofo (13/25)


忍者「お、お風呂出ました」ポカポカ

勇者「あははは……おう! ちゃんとあったまったか?」

忍者「うん。テ、テレビ見てたんだね」

勇者「ああ。恋愛は失恋で恋を失うが愛は!? っていう映画だよ。結構おもしろいぞ。まだ始まったばかりだから忍者も一緒に見ようぜ」

忍者「う、うん」

トテテ

勇者「……そんなとこに立ったままでどうしたんだ?」

忍者「テレビ見てるよ?」

勇者「いやいやいや。俺はベッドで横になって見てるのに忍者が立ったまま見てたら俺すっげぇ嫌なヤツみたいじゃん。忍者も寛げって」

忍者「えっと……」

勇者「ほら、ここ空いてるぞ。って、寝転びながらテレビ見るの嫌いだっけ? 前はそうでもなかったと思うけど」ポンポン

忍者「う、うん、大丈夫だよ」

ポフン

勇者「あはは。変なヤツだなぁ。それでだなあの男が主演でその横にいるのが なんちゃらかんちゃら説明 なんだよ」

忍者「そうなんだ……えへへ」



76宿の部屋2011/11/26(土) 00:45:05.03IWvxSCofo (14/25)


魔道士「ねぇねぇ、愛と恋の違いって何かな?」

戦士「真心をこめるか下心だけかの違いだろ」

魔道士「ふ~ん。じゃあさ、恋愛で失恋をしたら愛が残るじゃん? それってどうなるのかな?」

戦士「愛がなくなるから失恋するんだろ」

魔道士「ほぉ、なるほど」

戦士「急にどうしたんだ?」

魔道士「べっつに~」



77宿の部屋 :>>76は宿の部屋2の間違い2011/11/26(土) 00:46:39.31IWvxSCofo (15/25)


勇者「面白かったなぁ。まさかあんなことになるなんてな」

忍者「だよね! あそこで悪の親玉が出てくるとは思わなかったね」

勇者「おっと、もうこんな時間か。そろそろ寝るか?」

忍者「そうだね」

勇者「それじゃあ俺はソファで寝るから忍者はベッドで寝ろよ」

忍者「えっ!? い、一緒に寝ないの?」

勇者「えっ!? そ、それはさすがにまずいだろ」

忍者「そうかな? わ、私は……その……いいんだよ?」

勇者「ぐはっ!」

忍者「勇者? どうかしたの?」

勇者「い、いや何もないよ。俺はソファでいいからな」

忍者「どうして? ……はっ! 私なんかと寝るのは嫌だよね、そうだよね」ショボン

勇者「いやいや、そういうことじゃなくてだな」

忍者「ほんとに?」

勇者「お、おう!」

忍者「じゃあ一緒に寝ようよ?」

勇者「うぐっ! それは……」

忍者「やっぱり嫌なんだ」ウルウル

勇者「違うよ! 違うって!!」



78宿の部屋22011/11/26(土) 00:48:56.88IWvxSCofo (16/25)


魔道士「ふぁ~」

戦士「眠そうだな。もうこんな時間か。そろそろ寝るか?」

魔道士「そうだね~」

戦士「俺はソファで寝るからお前はベッドを使っていいぞ」

魔道士「はぁ? 何言ってんの? 一緒にベッドで寝ればいいじゃん」

戦士「アホか!」

魔道士「どうして?」

戦士「あのな~、若い男女が一緒のベッドで寝るなんて駄目だろうが」

魔道士「旅をしてたらそんなこと気にならないじゃん。いつも近くで寝てるんだから、そこに布団があるかどうかだけなんだから気にする方がおかしいって」

戦士「それとこれとは別だ!」

魔道士「戦士は気にしすぎだよ。ほらっ! はやく寝るよ!」グイッ

戦士「引っ張るな!」

魔道士「ほらっ! 観念しな!」グイグイ

戦士「離せ!」

魔道士「それに明日から魔物討伐しなきゃならないんだから、ちゃんと寝ておかないと危険だよ」

戦士「……」

魔道士「この部屋のソファは大きいから寝るのにはいいかもしれないけど、休める時にちゃんと休んでおかないとね?」

戦士「それはまぁそうだが……」

魔道士「心配かけさせないでよね?」

戦士「……わかったよ」

魔道士「ほんとに?」

戦士「ああ。一緒に寝るぞ」

魔道士「うん!」

パサッ

戦士「ったく」

魔道士「……ねぇ?」

戦士「どうした? はやく寝ろよ」

魔道士「……痛くしないでね?」

戦士「だぁーーーーー! やっぱりソファで寝る!!」ガバッ

魔道士「あははははは! 冗談だよ。ほらっ、早く寝る!」

戦士「ぐっ、こいつは……」



79宿の部屋2011/11/26(土) 00:49:29.14IWvxSCofo (17/25)


勇者「……」

忍者「……」

勇者「……」

忍者「……」

勇者「……なぁ?」忍者「……ねぇ?」

勇者「あっ! な、なんだ?」

忍者「ゆ、勇者からいいよ!」

勇者「いや、忍者から」

忍者「勇者からどうぞ!」

勇者「いやいや、忍者からどうぞ」



80宿の部屋22011/11/26(土) 00:50:51.13IWvxSCofo (18/25)


魔道士「う……ううん」zzz

戦士「寝るの早いな。なんだかんだで疲れてたのか?」

魔道士「すーすー……むにゃむにゃ」zzz

戦士「俺も寝るか」

ゴロン

戦士「!?」

むにゅ

戦士「!?」

ぽにょんぽにょん

戦士「!?」

魔道士「ううん……そこは……駄目よ……むにゃむにゃ」zzz

戦士「ね、寝れん……というかこいつは警戒心とかないのか?」

魔道士「う……あん……むにゃむにゃ」zzz

むにゅむにゅぽにょんぽにょん × ∞

戦士「あかん。これはあかんでぇ! ワイはどなしたらええんや? …………どないもせんでええんや。ワイは寝るんや!」

魔道士「ああん……戦士ぃ……そこは……あぁん……」zzz

戦士「!!!!!」

魔道士「やぁだ……あん……」zzz

戦士「……お前、起きてるだろ?」

魔道士「寝てます……むにゃむにゃ」zzz

戦士「やっぱりソファで寝る!!」ガバッ



81宿の部屋2011/11/26(土) 00:51:33.75IWvxSCofo (19/25)


勇者「に、忍者……」

忍者「勇者……」

勇者「……」

忍者「……」



82翌朝 :なんでこんなに長くなったんだろ?2011/11/26(土) 00:53:14.14IWvxSCofo (20/25)


勇者「……」

忍者「……」

戦士「……」

魔道士「あれ? みんな元気がないでござるな。久しぶりの布団で逆に寝られなかったでござるか?」

勇忍『そ、そんなことない!!』

魔道士「ホントでござるか?」

戦士「というか、おまえのせいだろうが!!」

魔道士「あらっ、声が大きいわよ。それに今日は寝かさないぞ! って言ったのは戦士でしょ」

勇忍『!!!』

戦士「言ってねぇ!!」



83ギルド2011/11/26(土) 00:54:03.66IWvxSCofo (21/25)


勇者「さて、気をとりなおしてギルドに来たが、どうすりゃいいんだ?」

受付「いらっしゃいませ。ご登録ですか?」

勇者「あっ、はい。このカードをもらったんですけど」

受付「はい、少々お待ちください……カードの偽造はございませんので、登録可能です。それではこちらの登録用紙の方へご記入ください」

勇者「はい」



84個人的キャラ投票第一位は受付さん2011/11/26(土) 00:55:40.94IWvxSCofo (22/25)


受付「それではこれで登録の方は終わりとなります。こちらがギルドカードとなっております」

勇者「ありがとうございます」

受付「あちらの掲示板に依頼票がございますので、受けたいものがございましたらこちらの受付までその依頼票をお持ちください」

勇者「はい」

受付「それとギルドカードは紛失されると、再発行できませんのでお気をつけください」

勇者「はい」



85ギルド掲示板前2011/11/26(土) 01:08:16.31IWvxSCofo (23/25)


勇者「登録はできたけど、どうする?」

戦士「そうだな。とりあえず依頼票っていうのを見てみるか」

忍者「そうだね」

魔道士「色々あるにゃ~」

勇者「ん~、ん? Aランク? こっちはBランク?」

戦士「難易度でランク分けされてるみたいだな」

忍者「ランクによって報酬も違ってるみたいだね」

魔道士「ねぇねぇ、これなんていいんじゃないかにゃ?」

勇者「どれどれ?」

戦士「まぁこれくらいなら大丈夫だろ」

忍者「ランクはどれくらいなの?」

魔道士「ん~っと、Sランクだにゃん」

勇者「へぇ、これでSなんだな」

戦士「様子見も兼ねて、とりあえずこれにするか」

忍者「そうだね」

魔道士「それじゃこれでいってみるにゃ~」



86ギルド受付2011/11/26(土) 01:13:07.91IWvxSCofo (24/25)


受付「あの……こちらは初めての依頼になってますよね?」

勇者「はい、そうですけど?」

受付「えっと、こちらはSランクの依頼となっていまして、かなりの上級者の方でも一部のチームの方々しか受けないようなものなのですが……」

勇者「そうなんですか?」

受付「はい。Sランクはかなり危険な内容となっておりますので」

勇者「そうですか。でも、別に問題はないですよ」

受付「……わかりました、こちらの依頼を受けつけます」

勇者「ありがとうございます」

受付「依頼不達成の場合は罰則がございますが、危険だと思われた場合にはすぐに放棄してください」

勇者「わかりました。心配してくださってありがとうございます」



87のんびりのんびり2011/11/26(土) 01:15:06.42IWvxSCofo (25/25)


睡魔と言う名の眠気がヤバいので今日はここまで。
相変わらず話は進まないです。
ではまたノシ


88VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/26(土) 01:39:01.34p4gk9hiSO (1/1)




89VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/26(土) 11:07:44.65tK7WFfZDo (1/1)

素晴らしいな乙


90遅くなったけどのんびり再開します2011/11/30(水) 22:56:56.91t/6Nt1V0o (1/13)


勇者「さて、早速行くか?」

戦士「そうだな。場所はどこだ?」

忍者「ちょっと待ってね……あっちに見える山の麓だよ」

勇者「あれか……かなり遠そうだな」

戦士「……魔道士!」

魔道士「何ざます?」

戦士「転移魔法であそこまで行くぞ」

魔道士「そうざますか。頑張るざますよ」

戦士「お前がやるんだぞ?」

魔道士「嫌ざます。疲れるざます」

戦士「……やってくれたら特員13のポラロイドをやろうと思ったんだがな」ボソッ

魔道士「やります! やらせてください! お願いします!」

戦士「そうか。それじゃ頼むぞ」

シュン!



91とある山の麓2011/11/30(水) 23:01:08.43t/6Nt1V0o (2/13)


シュン!

グルルルルルルルルル × 20

勇者「おっ? いきなりか!」

戦士「これを倒せば任務完了か?」

忍者「えっとね、この魔物は倒したあとに牙を持って帰らなきゃいけないみたいだよ」

勇者「それなら、魔道士は参加しない方がよさそうだな」

戦士「そうだな。牙ごと消し炭にしそうだからな」

魔道士「失礼だにゃ! それよりも例のブツをよこすにゃ!!」

戦士「帰ってからな」

ガァァアアア × 20

戦士「さて、いっちょやるか」



92ギルド2011/11/30(水) 23:03:02.99t/6Nt1V0o (3/13)


受付「いらっしゃいませ……あら? どうかされたのですか?」

勇者「とりあえず先ほどの依頼を片付けてきましたので」

受付「はい?」

勇者「これが牙です」

ゴトゴトゴト

受付「はい?」

勇者「こういうこと初めてやったんですけど、牙って重いですね」

受付「これは一体……?」

勇者「えっ? あの、この依頼のところに書いてある証明の牙ですよ」

受付「……少々お待ちください」

かくにんちゅー

受付「確認が終わりました。こちらの依頼の魔物の牙ということが証明されましたので、この依頼は解決となります。おめでとうございます。こちらが報酬になります」

勇者「ありがとうございます」

魔道士「おお! パネェ! こんなに貰えるとかマジパネェ!」

戦士「これっ! みっともないからやめなさい」

忍者「でも、こんなに貰えるなんて凄いね」

受付「あ、あの」

勇者「はい?」

受付「この依頼は遠く離れた場所ですし、魔物の強さも並ではありません。それなのにこんな短時間でどうされたのですか?」

勇者「魔道士が転移魔法を使えるので、移動時間はかからないんですよ。それとこのくらいの魔物だったらそこまで問題ではないですよ」

受付「て、転移魔法ですか!? で、ですが、この魔物は、このくらいという言葉で片付けられるほど弱くはありませんが……」

勇者「そうですか? では俺たちが強かったということですね」ニコッ

受付「笑顔でさらっとものすごいことを仰られますね」

勇者「そうですか?」

受付「はい……とにかく、ご依頼ご達成、おめでとうございます」

勇者「ありがとうございます」ニコッ



93ギルド前2011/11/30(水) 23:07:42.02t/6Nt1V0o (4/13)


魔道士「ねぇねぇ、お金も手に入ったことだし、そろそろお昼時だし、ご飯食べにいかない?」

勇者「そうだな」

チンピラ1「よぉ!」

戦士「あ? お前ら、誰だ?」

チンピラ2「てめぇら、怪我したくなかったら、ソレをよこしな」

戦士「なんだ、ただのチンピラか」

勇者「どうする?」

忍者「ほっとけばいい」

チンピラ3「ああん? ごちゃごちゃうっせぇんだよ! さっさと金を置いていきな」

魔道士「これだけお金があれば前から欲しかったPDAが買えるかな」ブツブツ

チンピラ1「てめぇも無視してんじゃねぇよ!」

ドカッ

魔道士「あっ!」

ガシャン
バキッ! バキッ! グシャッ!

勇者「あっ!」
忍者「魔道士の」
戦士「のーとぱそこんが!!」

魔道士「ああああああーーーーーーー!!!!!」

勇者「これは」
忍者「危険」
戦士「逃げるぞ」

魔道士「わ、わ、わ、わ、私の愛機が!!!!! この前セレロンからアイセブンにしたばっかりなのに!」

チンピラ2「てめぇら自身がこうなりたくなかったら、さっさと金だしな」

勇忍戦『逃げろ!』ダダダッ

チンピラ3「な、なに逃げてんだごらぁ!!」

魔道士「………………………」ユラリ

チンピラ1「仕方ねぇ。とりあえずこいつからやっグボォォアアアア!!!」ドゴン

チンピラ's『!?』

魔道士「…………おしおきタイムだぜ、ベイビー」ギラン

ドカッ
バキッ
ゴンゴンゴン
ダァーーン

チンピラ8「ひ、ひぃぃいいい」

ドゴン
バコン

チンピラ23「ひ、ひぃぃいいい」

パンパン
バキッ

チンピラ49「ひ、ひぃぃいいい」

ドカッバキッボコッ

チンピラ100「ひ、ひぃぃいいい」



94ギルド前(土下座で整列は異様)2011/11/30(水) 23:11:50.13t/6Nt1V0o (5/13)


魔道士「次は殺すぞ?」ゴゴゴ

チンピラ's『す、すんませんでしたぁーーーー!!』ドゲザー

勇者「ま、魔道士?」

魔道士「ああ?」ゴゴゴ

忍者「お、落ち着いて? ねっ?」

魔道士「落ち着けだぁ?」ゴゴゴ

戦士「うるさい!」ペシッ

魔道士「いたっ! 何をするだーーーー!!」

戦士「やりすぎだ!」

魔道士「なんだとーー! だってあいつら私のアイセブンちゃんを! なけなしの小遣いを貯めてやっとのことで買ったのに!」

戦士「……今度俺が買ってやるから許してやれ」

魔道士「えっ!? ほんとに?」

戦士「ああ」

魔道士「マジですか!? やったーーー! ……でも高いよ?」

戦士「俺はお前みたいに趣味とかないから貯金はあるんだよ」

魔道士「ちなみにいくらくらい貯めてるの?」

戦士「ん? 確か先月確認したときで……8億はあったかな」

魔道士「なんですとぉぉぉぉおお!!!!」ピャー

戦士「うおっ! びっくりした!」

魔道士「どどどどどどどどどどどどどどどどうしてそんなにあるんですかい!?」

戦士「あ? 使わなかったらそのくらいすぐ溜まるだろ?」

魔道士「なんで!? どうして!?」

勇者「……」

忍者「……もしかして魔道士にちゃんと分け前渡してなかったの?」

勇者「いや、渡したはずなんだけど……」

戦士「逆にお前の残高はどれくらいなんだ?」

魔道士「…………ごにょごにょ」

戦士「あ? なんだって?」

魔道士「……三万くらいです」

戦士「はぁ!? 全然ないじゃないか!? 何に使ってるんだ!?」

魔道士「携帯の開発費でなくなっちゃった」テヘッ

戦士「はぁ……ったく。まぁ今回は俺が買ってやるから」

魔道士「ありがとー! 戦士大好き!」ダキッ

戦士「こ、こらっ! 抱きつくな!!」

魔道士「というか結婚して!!」

戦士「あほかっ! お前が目当てなのは金だけだろ!」

魔道士「いいじゃ~ん。結婚したら私の身体は戦士のものだよ?」ポヨンポヨン

戦士「うるさい! というか公衆の面前で胸を揉むな!! この変態が!!」



95飯屋 :あずきバーうまうま2011/11/30(水) 23:13:50.52t/6Nt1V0o (6/13)


勇者「ふぅ、食った食った」

忍者「おいしかったね」

勇者「これからどうする?」

戦士「俺はこのバカの買い物に付き合うからお前たちは好きにしててくれ」

勇者「買い物?」

戦士「のーとぱそこんを買いに行くんだよ」

忍者「……戦士も大変だね」



96飯屋前2011/11/30(水) 23:17:24.32t/6Nt1V0o (7/13)


勇者「何しよう?」

忍者「どうしようっか? ギルドに行って何かやる?」

勇者「ん~そうだな……俺たちも買い物に行くか」

忍者「えっ?」

勇者「戦士が魔道士にプレゼントするんだから、俺も忍者が欲しいもの買ってやるよ」

忍者「えっ?」

勇者「嫌だったか?」

忍者「ううん! 嬉しい!! ……でもいいの?」

勇者「いいよ。俺も貯金は残ってるしな」

忍者「でも悪いなぁ」

勇者「気にすんなって。欲しいものはあるか?」

忍者「欲しいもの? ……愛かな」ボソッ

勇者「えっ? なんて言ったんだ?」

忍者「ううん、なんでもないよ!」アセッ

勇者「?」

忍者「欲しいものかぁ……えっと、あのね」

勇者「なんだ? なんでもいいぞ」

忍者「えっと、シノブブランドの足袋が欲しいなぁ、なんて思ったり思わなかったりラジバ……」モジモジ

勇者「ん? そんなのでいいのか?」

忍者「えっ? いいの!?」

勇者「ああ。それじゃ探しに行くか」

忍者「うん!!」



97とあるお店2011/11/30(水) 23:21:47.59t/6Nt1V0o (8/13)


魔道士「おっ? おぉぉおおおお! ……こ、これは!! ……あっ! あっちにあるのは! ……」ダダッ

戦士「えらくはしゃいでるな」

魔道士「戦士! ここすごか! 品揃えが半端なかとですよ!」

戦士「わかったからちょっと落ち着けって」

魔道士「あっ! これは!」

戦士「ん? どうしたんだ?」

魔道士「……あ・な・たぁ~ん!」ツンツン

戦士「その呼び方はやめろ! クネクネするな! ツンツンするな!」



98とあるシノブショップ2011/11/30(水) 23:24:28.27t/6Nt1V0o (9/13)


勇者「……」

忍者「はぁ~ん、これすっごぉい!」クネクネ

勇者「えっと、足袋だよな?」

忍者「うん! このシノブブランドは凄いんだよ! 履いてるのに何も履いてないくらい軽くて、それでいて丈夫で、さらに対魔法のプロテクトもかけられてて、さらにさらにデザインは老若男女問わずの人気だし、見えないところにも気を配るデザインで、履き心地は天にも昇れるんだよ!! というか本当に飛べちゃうよ!!」

勇者「そ、そうか……それでこの値段なんだな」

忍者「うん……ちょっと高いから買えない人も多いんだ」

勇者「ちょっとか……これって足袋だよな?」

忍者「そうだよ」

勇者「足袋の値段が……7千万か、しかも片方だけで」

忍者「……ごめん、調子に乗りすぎちゃった」ショボン

勇者「いや、そんなことないって」アセアセ

忍者「よくよく考えればこんな高いの買ってもらうとかどうかしてたよ。ごめんね」ショボボン

勇者「い、いや、そういうつもりじゃないんだよ! 単純に足袋の値段ってところで驚いただけだから!」

忍者「でも……」

勇者「忍者はこれが欲しいんだろ?」

忍者「う、うん」

勇者「じゃあ買おうぜ!」

忍者「勇者……ありがとう」

勇者「気にすんなって言っただろ! 俺は忍者にいろんなものを貰ってきたからな。それのお礼だよ」

忍者「いろんなもの?」

勇者「えっと……まあ色々だよ」



99飲み屋2011/11/30(水) 23:28:10.41t/6Nt1V0o (10/13)


わいわいがやがや

魔道士「っぷはーーー! 今日の酒はうまいぜよ!」

戦士「これっ! そんなはしたないことしないの!」

勇者「魔道士はご機嫌だな」

戦士「ああ。買い物の時からずっとテンションが高いぞ」

勇者「そうなんだ。それほど嬉しかったんだな」

忍者「っぷはーーーーー! 今日の酒はマジやべぇ! パネェっす!!」

戦士「……忍者はどうしたんだ? お前ら今日何してたんだ?」

勇者「足袋を買ってやったんだけど、それからずっとあんな感じなんだ」

戦士「足袋? ……もしかして今履いてるアレか?」

勇者「ああ」

戦士「シノブブランドじゃねぇか! 買ってやったのか?」

勇者「知ってるのか? そうだよ」

戦士「……そりゃテンションもあがるか」



100ひゃーーーっく!2011/11/30(水) 23:30:27.80t/6Nt1V0o (11/13)


勇者「そうだ! 今日の部屋割りはどうするんだ!?」

戦士「……俺と勇者、忍者と魔道士でいいだろ」

勇者「だよな! そうだよな!」

忍者「わ、私もそれに賛成!」

魔道士「駄目にゃん! 私は戦士と同じ部屋がいいにゃん!」

戦士「はぁ? 何言ってんだ?」

魔道士「今日のお礼をしなきゃいけないにゃん」

戦士「別にいらねぇよ」

勇者「……ごめん! 気が利かなかった!」

忍者「そ、そうだよ! 考えてみれば戦士と魔道士はそういう関係だもんね」

戦士「はっ? お前ら何言ってんだ?」

忍者「大人な関係だもんね」

戦士「はっ?」

忍者「そりゃアナr」

勇者「言わせねーよ!」

戦士「何を勘違いしてるんだ? 俺と魔道士は別にそういうことはないぞ?」

魔道士「ふっふっふっ! それは今日までの話だにゃん。明日からは違うにゃん……既成事j」

戦士「黙れ! この変態が!!」

忍者「変態!? ……そんな、私はそこまでじゃないよ」アセアセ

勇者「忍者? 誰もそんなことを言ってないぞ?」

忍者「で、でも勇者がそう望むのなら……」

勇者「はい? 何を言ってるんだ?」

忍者「そりゃ私だって恥ずかしいけど……頑張って見せるよ」

勇者「何を!? っていうかどうした?」

忍者「勇者にだったら見せるよ……私のオナn」

勇者「言わせねーし、見ねーし!!」

戦士「あ~、その、なんだ。人の性癖に口出すつもりはないが、ほどほどにしておけよ!」

勇者「ちげーよ! なんだよ、その俺が変態みたいな口ぶりは!! むしろお前らの方だろ!」

戦士「むっ? 俺はそういったことは何もないぞ?」

勇者「何言ってんだよ! 昨日だって魔道士と……その……やってただろ!!」

戦士「はぁ? 何言ってんだ?」

勇者「えっ?」

戦士「えっ?」

忍者「えっ?」

魔道士「なにこれこわい」



101ひゃーーーっく、いち!2011/11/30(水) 23:32:17.22t/6Nt1V0o (12/13)


戦士「それは誤解だ! そんなこと一切やってないぞ!」

勇者「で、でも昨日布団の中で……」

戦士「それはただじゃれてたというか、魔道士の嫌がらせだ!」

勇者「そ、そうなのか」

忍者「そうなんだ。びっくりしたよー」

戦士「ったく、何を考えているんだ」

魔道士「ひ、ひどい! 昨日はあんなことまでしたのに!!」

勇忍『えっ? やっぱり』

戦士「ややこしくなるから、やめろ!!」



102のんびりのんびり2011/11/30(水) 23:34:02.71t/6Nt1V0o (13/13)

今日は短いですが、ここまでです。
相変わらず話が進まない。
次回こそは!

ここまで読んでくれた方がいらっしゃいましたら
ありがとうございます。

ではまたノシ


103VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(栃木県)2011/11/30(水) 23:52:01.87E8oD1nMto (1/1)

シノブブランド高いよな
作りは良いんだが


104VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/01(木) 00:02:02.3723pBr9gIO (1/1)




105ギルド前 :レスありがとう2011/12/01(木) 21:24:30.33RBkARM7go (1/12)


勇者「今日も一日がんばるぞ!」

忍者「どんな依頼があるかな?」

戦士「もう少し手ごたえがあればいいのだが」

魔道士「刺身の上にタンポポをのせる仕事がやりたいお」

勇者「無事過ごしてるんだからいいじゃないか」

忍者「そうだよねー」

戦士「それでもたまには発散しておきたいだろ。登録してから数日がたったが、Aランクは簡単すぎるし、Sランクもちょっとな。SSランクも中途半端だし」

魔道士「道路に片手だけの軍手を落とす仕事もやりたいお」



106ギルド :>>103ですよね♪2011/12/01(木) 21:28:52.29RBkARM7go (2/12)


わいわいがやがや

戦士「なんだか騒がしいな」

忍者「何かあったのかな?」

勇者「すみません、何かあったのですか?」

受付「おはようございます。実は今日SSSランクの依頼がありまして、皆様興味を持たれたということなのです。報酬もかなりのものになっているのですが、その分危険も伴いますので、どちら様も踏み切れないといったところです」

勇者「へぇ。どんな内容なんですか?」

受付「超魔悪魔の退治です。数は十体、証明部位は額についている翡翠となっております」

忍者「超魔悪魔?」

受付「はい、最近確認された魔物……いえ、悪魔です。その強さは魔王を遥かに凌駕していると言われております」

戦士「魔王より強いのか……最近そういうのが多いんだな」

受付「それはこの世界全ての生物の強さが底上げされたからですね」

勇者「どういうことですか?」

受付「魔王はこの世界の力を抑制する魔法を使用していたようです。魔王が死んだことによってその魔法が消えたのです」

戦士「へぇ、そんなことがあったのか。だから魔物が強くなっていたんだな」

受付「北の国が研究を行っていたようで、他の人たちは誰も気がつかなかったようです。ちなみに魔王を遥かに凌駕している、というのは、当時の魔王、つまり抑制魔法を使用している状況の魔王を凌駕しているということです」

忍者「ややこしいね。とにかく、過去最強と言ってもおかしくないってことだよね」

受付「当時の魔王の本当の実力というものがわかりませんが、そうなりますね」

勇者「どうする?」

戦士「超魔悪魔というのがどういうものか調べてからの方がよさそうだな。十体というのも厄介そうだからな」

スタスタ

忍者「魔道士?」

ペリッ

魔道士「いっただき~」

ざわざわ

勇者「ま、魔道士!! 何してんだ!?」

魔道士「えっ? この依頼受けるにゃん?」

戦士「お前は話を聞いてなかったのか?」

魔道士「手ごたえが欲しいんだよね?」

戦士「そこじゃねぇ!」

魔道士「よくわかんないけど、はいこれ」

受付「……よろしいのですか?」

魔道士「よろしく~」

受付「……かしこまりました」

勇忍戦『こらーーー!!』



107ギルド前2011/12/01(木) 21:35:09.63RBkARM7go (3/12)


戦士「本当に受けやがった」

魔道士「えへへ」

勇者「えへへ、じゃない! どうするんだよ!!」

忍者「今回はかなりヤバイみたいだよ」

魔道士「だからこそだよ、ワトソン君」

忍者「ワトソンなんて名前じゃないよ!」

魔道士「こんなヤバイ依頼なんて他の人にさせられないでしょ? 勝てる可能性があるのは私たちだけなんだから、こんなところで躊躇なんてしてられないわ。もし他の人が依頼を受けた場合、死人が出るだけよ」

戦士「魔道士……」

勇者「……そうだよな! 俺たちがやらねば誰がやるんだ! 魔道士の言う通りだ!」フンスッ

忍者「他の人を危険な目に合わせられないもんね」

戦士「仕方ないな。まあ手ごたえがありそうだから、楽しみではあるしな」

魔道士「ふふっ」



108とある平原2011/12/01(木) 21:39:54.97RBkARM7go (4/12)


勇者「この辺りで確認されたんだよな?」

忍者「うん、この平原でもっとも多く目撃されてるよ」

戦士「さて、出てくるかな?」

魔道士「歩こう~、歩こう~、わたしは~元気~、歩くの~大好き~、どんどん行こう~♪」

ザッ

??「だれだ?」

魔道士「私だ」

??「お前だったのか」

魔道士「また騙されたな」

??「全く気づかなかった」

魔道士「暇を持て余した」

??「神々の」

魔?『遊び』ビシッ



勇忍戦『はい?』


魔道士「いえ~い」パシッ

??「いえ~い」パシッ

ガッガッガシッガシッグッグッグッ

勇者「何してんだよ!!」

戦士「誰だ!?」

??「あっ、すみません」

魔道士「まさかこのネタをわかる人がいるとは思わなくて、ついテンションが上がってしまったお」



109新キャラ登場2011/12/01(木) 21:43:46.70RBkARM7go (5/12)


勇者「それであなたは一体……」

??「あの、わ、私はおう……旅人です」

忍者「お、おんなの人ですか?」

勇者「顔を隠してる理由は何かあるのですか?」

旅人「声でわかるかと思いますが、女ですよ。女一人で旅をしていると色々と面倒なことが多いので、見た目だけは女だと気づかれないようにしているのです」

忍者「その気持ちわかります!」

旅人「ありがとうございます。それとあまり顔を見られるのは……」

勇者「そうですか。わかりました」

戦士「……お前はこんなところで何をしていたんだ?」

旅人「この辺りに魔物がいるようでしたので」

戦士「それを倒しに来たと?」

旅人「はい」

戦士「……」

勇者「戦士? どうしたんだ?」

戦士「……なんでもない」

魔道士「一人で旅をしていると言ってたけど、戦えんの?」

旅人「そうですね。自分で言うのもなんですが、そこらの兵よりは強いと思いますよ」

魔道士「ふ~ん」

忍者「魔道士? どうしたの?」

魔道士「私この人嫌い」

勇者「ま、魔道士! いきなり何を言ってるんだ!! すみません!」

旅人「い、いえ、このような格好をしていれば、そう思われても仕方ありませんので」

忍者「最初は意気投合してそうだったのに」

魔道士「それとこれとは別よ」

勇者「ったく。戦士も何か言ってくれよ!」

戦士「……そうだな。俺も好かん」

勇者「戦士!? ど、どうしてだ!」

戦士「……なんとなくだ。だから気にするな」ギロッ

旅人「!」ビクッ

勇者「おい! なに睨んでるんだよ!」

忍者「二人ともどうしちゃったの?」

魔道士「べっつに~」

戦士「……むっ!」

魔道士「っと、本命が来たようね」

勇忍旅『!!』



110超魔悪魔があらわれた2011/12/01(木) 21:47:26.67RBkARM7go (6/12)


超魔悪魔1(以下、超魔)「何かと思えば、人間か」

勇者「喋った!?」ビックリ

忍者「うそっ!?」ウソー

超魔2「我らを誰だと思っておるのだ?」

超魔3「自分たちしか喋られぬとでも思っておったのか?」

超魔4「人間風情が生意気よの」

戦士「ふん、悪魔如きが偉そうに喋りやがって」

魔道士「雑魚の癖に粋がってんじゃないわよ?」

超魔5「……」

超魔6「我らの強さもわからぬか」

勇者「忍者! 旅人さんと下がれ! 戦士! 俺も出る! 魔道士は後方支援頼むぞ!」

忍者「はい! 旅人さん、こちらへ」

旅人「は、はい」ガクブル

超魔7「わはは。我らと戦おうというのか?」

超魔8「どうせ我らに殺されるだけである」

戦士「俺は右から行く」

勇者「わかった」

魔道士「……ちょっと本気出していい?」

勇者「ああ、今回は許す」

超魔9「かっかっかっ。勝てるつもりか?」

超魔10「地獄を見せてやれ!」

勇者「いくぞ!!」



111戦闘中 :いちいちいちーーー!2011/12/01(木) 21:51:39.07RBkARM7go (7/12)


旅人「す、すごい!」

忍者「おー、暴れちゃってるねぇ。っと、一匹こっちに来たか」

旅人「ひっ!」

ザン!

超魔3「ぐっ! こいつ!」

忍者「勇者! こっちに漏れて来てるよ!」

勇者「悪い、そいつは頼む!」

戦士「なかなかやるみたいだな」

超魔4「人間風情がぁ!」

超魔10「我らは超魔悪魔だぞ! 人間如きに倒されてたまるか!」

魔道士「オラオラオラオラオラオラァ!」ドカドカドカドカドカ

超魔9「ぐえっ!」

魔道士「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」ドカドカドカドカドカ

超魔2「ぶべらっ!」

戦士「……あいつ魔道士なのに、なぜ魔法で戦わないんだ?」

勇者「強すぎだろ……」



112コンビニスイーツ食べたい2011/12/01(木) 21:54:01.46RBkARM7go (8/12)


ドドドドドドドド

旅人「な、なんて光景なの……」

忍者「完全に地形が変わってきちゃったね」

旅人「こんなにも強かったなんて……」

忍者「?」

旅人「あっ、その、魔物のことですよ!」

忍者「そうだね。私たちがいてよかったね」

旅人「はい」

忍者「魔道士の言ってた通り、この依頼は他の人たちじゃこなせなかっただろうね」

旅人「依頼?」

忍者「この悪魔たちを倒すっていうのは、ギルドから依頼が出てたの。それを私たちが引き受けたってこと」

旅人「そうだったのですか……勝てるのですか?」

忍者「このくらいなら大丈夫だよ」

旅人「……このくらい、ですか?」

忍者「私たちって無駄に強くなりすぎたみたいなの。それでも戦士は、まだまだ修行が足りぬ! とか言ってるけどね」

旅人「そ、そうですか」



113二度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに!2011/12/01(木) 21:57:46.72RBkARM7go (9/12)


勇者「こいつらすぐ再生するんだな」

超魔1「ふはは。少しはやるようだが、貴様らでは我らには勝てぬ!」

超魔10「我らの再生能力を打ち破ることはできぬぅ!」

超魔6「貴様らの体力が尽きた時が、貴様らの最期よ!」

戦士「ふん」

魔道士「やっちゃっていい?」

勇者「ああ」

忍者「魔道士ー! 翡翠は壊しちゃ駄目だよー!!」

魔道士「オッケー」

超魔5「……」

魔道士「まどうし、いっきまーす!!」

ゴゴゴ……ちゅどーーーーーーーーーん!!!



114なでなで2011/12/01(木) 22:00:11.01RBkARM7go (10/12)


旅人「きゃっ!」

忍者「おっと。大丈夫?」

旅人「は、はい」

勇者「魔道士! いくらなんでもやり過ぎだ!」

戦士「もう少し小規模でできなかったのか?」

魔道士「いや~、おっきなキノコ雲出したかったんだ」テヘッ

勇者「そんな理由で地形を変えるな!」

魔道士「てへっ。でも大丈夫だよ。今は粉塵で見えないけど、地表を魔法で保護しておいたから私の魔法では傷つかないよ」

戦士「本当か?」

魔道士「うん」

戦士「よくやった! えらいぞ」ナデナデ

魔道士「えへへ」



115きゃぁーーー!2011/12/01(木) 22:01:30.88RBkARM7go (11/12)


ゴォッ!

忍者「!!」

超魔5「一矢報いてやろう……死ぬがいい」

旅人「えっ?」

ドスッ!



116のんびりのんびり2011/12/01(木) 22:03:29.78RBkARM7go (12/12)

さて、短いですがキリがいいので今日はここまでです。

読んでくれてありがとうございます。

ではまたノシ


117VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/01(木) 22:15:29.75bZUV+VHKo (1/1)




118VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank)2011/12/04(日) 22:43:58.94BberL7yho (1/1)




119キャーー! :のんびり再開します2011/12/05(月) 21:20:15.49qFRwG4+ao (1/50)


ポタッ……ポタッ……

勇者「ぐっ! このやろう!」

忍者「勇者!!」

超魔5「き、貴様!」

ドカッ!

超魔5「くっ!」

戦士「ふっ!」

ザン!

超魔5「くそっ……ここまで……か」

バタッ
スゥゥゥ



120おおゆう…… :レスありがとう2011/12/05(月) 21:23:45.25qFRwG4+ao (2/50)


戦士「魔道士!」

魔道士「わかってる」

ポゥ

勇者「……ふぅ。死ぬかと思ったよ」

忍者「無事でよかった」ホッ

戦士「ったく。心配させやがって。魔道士が治癒魔法使えたからよかったものを」

魔道士「もう少しで王様に怒られるところだったね」アハハ

勇者「自分でやったことだけど、笑い事じゃないって」

旅人「……」



121嫌われ者2011/12/05(月) 21:27:01.15qFRwG4+ao (3/50)


勇者「さて、これで全部か?」

忍者「うん、ちゃんと10個あるよ」

戦士「それじゃあ戻るか」

魔道士「うんたん♪ うんたん♪ うんたん♪」

戦士「さてと……それであいつはどうするんだ?」

勇者「あいつって……旅人さんのことか?」

戦士「ああ」

忍者「町まで一緒に戻ればいいんじゃないの?」

魔道士「えー!? あんなやつ別々でいいじゃん」

勇者「魔道士!」

魔道士「何?」

勇者「そんなこと言うなよ」

魔道士「なんで?」

勇者「なんでって、ここらは魔物が強いし一人じゃ大変だろ。だから一緒にいた方が安全じゃないか」

魔道士「……ちょっとくらい辛い思いした方がいいじゃん」

忍者「魔道士? どうしちゃったの?」

勇者「戦士からも言ってやってくれよ」

戦士「……俺も魔道士の意見とは変わらないが、さすがに死なれちゃマズイしな。魔道士、今回は折れておけ」

魔道士「えー!? 戦士がそういうなら仕方ないか」

勇者「戦士! お前もか! お前たち、一体どうしたんだよ!?」

魔道士「……べっつにぃ」

戦士「勇者、お前は気にするな」

勇者「なんだよ! 俺には言えないっていうのか!」

魔道士「うん」

戦士「ああ」

勇者「っ!!! ……わかったよ!!」

全員『……』



122KY2011/12/05(月) 21:31:38.92qFRwG4+ao (4/50)


魔道士「それじゃあ面倒だしさっさと帰るとするにゃん」

旅人「あ、あの」

勇者「どうしたんですか?」

旅人「その、私のせいでもめているみたいなので私のことは放っておいて頂いて構いませんので」

魔道士「今さらグチグチ言わないでもらえないかしら? ここに存在すること自体が既に面倒なのよ」

勇者「魔道士! いい加減にしろ!」

魔道士「……チッ!」

戦士「もういいだろ。あんたは俺たち……いや、魔道士が町まで連れて行ってくれる。そこからは自分でどうにかするんだな。いちいち口出しをするな」

勇者「戦士!」

戦士「……はぁ。はいはい、俺が悪かったよ」

勇者「あのなー、お前らがn

魔道士「もう行くにゃん」

シュン



123ギルド前2011/12/05(月) 21:34:42.78qFRwG4+ao (5/50)


シュン

勇者「……」

魔道士「それじゃあとりあえずギルドに行くにゃん」

戦士「そうだな。解決したことを伝えておかないといけないからな」

スタスタ

旅人「す、すみませんでした」

勇者「いえ、貴女が謝ることは何もありませんよ。それよりもあの二人が失礼なことを言って、すみません」

旅人「い、いえ」

勇者「これからどうされるのですか?」

旅人「そうですね、旅費がそろそろ底を着きそうなので、私もギルドに登録して生活費を稼ごうかと思います」

勇者「一人で大丈夫ですか?」

旅人「はい、心配していただいてありがとうございます。それと先ほどは身を挺してまで守っていただきありがとうございました」

勇者「いえ、俺が弱いから傷ついただけなので、気にしないでください」ニコッ



124ギルド2011/12/05(月) 21:36:42.77qFRwG4+ao (6/50)


受付「あら? 何か忘れ物ですか?」

勇者「依頼が終わりましたので報告に来ました」

受付「えっ?」

忍者「これが証明部位です」

コトコト

受付「えっ?」

勇者「全部で10個です」

受付「えっ?」

勇者「ですから、全部で10個です」

受付「えっ?」

勇者「えっ?」



125ギルド前 :ちょっぴりペースアップ2011/12/05(月) 21:38:01.65qFRwG4+ao (7/50)


魔道士「すごいにゃーーーん!」

戦士「まさかここまでとは」

勇者「流石にこれは……」

忍者「本当に凄いね」

全員『報酬額がパネェ』

魔道士「これで念願の鯖管理ができるでござる! いや、ここは先にNASに手を出すのもありなのか?」

戦士「俺も何か買うかな」

勇者「欲しいものないしなぁ」

忍者「シノブブランドのクナイを買おうかな」



126デュエル2011/12/05(月) 21:39:39.64qFRwG4+ao (8/50)


魔道士「ところでさ、なんでこいつがいるの?」ギロッ

旅人「!!」ビクッ

勇者「こらっ! 旅人さんはギルドで生活費を稼ぐみたいだから、ここまで一緒だったんだよ!」

魔道士「えぇー! 弱いくせにギルドに登録するの?ププッ」

旅人「むっ!」ムカッ

戦士「どうせ認められなくて登録できないだろ」ニヤニヤ

旅人「むむっ!」カチン

勇者「これっ! やめなさい!」

旅人「お、お言葉ですが、あなた方も群れているだけで、一人では何もできないんじゃありませんか?」

魔道士「むっ!」ムカッ

戦士「むむっ!」ムカッ

旅人「ちょっと強いからって調子に乗らないで欲しいですね」フン

魔道士「やろうってのか? あぁん?」

戦士「あんたこそ調子に乗るな!」

旅人「だったら勝負よ!」

魔道士「やってやろうじゃねぇか!」

戦士「後悔させてやる」

戦魔旅『デュエル!!』

勇忍『えー、なにこれ』



127旅人の逆襲2011/12/05(月) 21:40:55.74qFRwG4+ao (9/50)


旅人「とは言え、私のことを弱いって言ってたのですから、ハンデはもらいますね」

かちゃかちゃ……カチン

魔道士「なにこれ? こんなもの私の両手首につけてどうしたいの?」

かちゃかちゃ……ガチャン

戦士「おい! 何勝手に人の両足首に変なもんつけてんだ。しかもなんだこれ?」

旅人「見てわからないんですか?」ニヤニヤ

戦魔『……』イラッ

旅人「手首に着けたのは魔力封印装置で、足首につけたのは見ての通り重りですよ。ちなみにその重りは片方だけで100キロはありますので」

魔道士「魔力封印装置ねぇ」ジー

戦士「重りねぇ」ジャラジャラ

忍者「……片方100キロの重りなんてどこから出したのかな?」

勇者「気にしちゃいけません」

旅人「そして対戦相手は、こちらの魔物さんです!」ジャーン

通りすがりの魔物1(以下、通魔1)「よろしくっす」

通りすがりの魔物2(以下、通魔2)「どもっす」

旅人「ちなみにどちらもSランクの魔物ですよ」

魔道士「ふん、舐められたものね」

戦士「片腹痛し!」

忍者「あの魔物が喋ってることとか誰もツッコまないのかな?」

勇者「ツッコミどころが違うでしょ」



128通魔1さん……2011/12/05(月) 21:42:40.13qFRwG4+ao (10/50)


通魔1「いくっすよ!」

戦士「とりあえず俺からやってやるか」ジャラ

旅人「ぷぷっ。その重りをつけたままでちゃんと戦えるのかしら?」

通魔1「とりゃーーーーー! ぶげらっ」ドゴン

旅人「はっ?」

戦士「わざわざ鎖をつけてくれてるのはありがたいな。武器として使いやすい」ブンブン

旅人「重りを軽々と振り回してるぅぅぅ!?」ナンダッテー

忍者「100キロごときじゃ戦士は拘束できないよね」

勇者「戦士なら1,000キロでも振り回しそうだよな」



129通魔2さん……2011/12/05(月) 21:43:27.61qFRwG4+ao (11/50)


戦士「楽勝!」グッ

通魔1「」チーン

旅人「くっ! 予想外なバカ力だったわ」

忍者「あの魔物可哀相だね」

勇者「ただの通りすがりなのにな」

魔道士「次は私の番だにゃん」

旅人「でも魔道士の魔力は封印したんだから今度こそは!」

通魔2「まけねーぞ!」

魔道士「かかってきな」クイッ

通魔2「てやーーーーー!ぷぎゃっ!」ドカッ

魔道士「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!!」ドカドカドカ

ヒューーーン……ドサッ

魔道士「ふっ、またつまらぬものを殴ってしまった」チョーン

通魔2「」チーン

旅人「はっ?」

忍者「まぁ、これは予想通りだね」

勇者「だな。個人的には久しぶりに瞬獄殺とかみたかったけど」

旅人「あ、あんたは魔道士でしょうが! なんでそんなに強いのよ!」

魔道士「えっ? 私がどうして可愛いかって? それh

旅人「そんなこと聞いてないです!!」



130誰か来た2011/12/05(月) 21:44:52.61qFRwG4+ao (12/50)


オーイ

勇者「ん? あっ! あれは!!」

ヒサシブリダナ

戦士「な、なんでお前が!?」

キキタイカ?

忍者「一人ですか?」

ソウダ

魔道士「いい加減、ちゃんと喋りなさいよ」

隊長「おぉ! まさかあんたにツッコまれるとはな」

忍者「えっ!? そんな、つっこむだなんて」ポッ

勇者「おい!!」

戦士「……ほどほどにしておけよ」

勇者「おいぃ!」

隊長「エロいやつだな」

勇者「おいぃぃ!?」

魔道士「こんな昼間から下品だにゃん」

勇者「お前にだけは言われたくない! お前にだけは言われたくない! って、どうして隊長さんがこんなところに?」

隊長「おっと、遊んでる場合じゃなかった。お前ら大変だぞ!」

魔道士「マジで!?」

隊長「ああ! だからすぐにでも戻ってくれないか?」

魔道士「わかった!」

隊長「それじゃ行くぞ!」

魔道士「隊長だけ? 特員13ちゃんは行かないの?」

隊長「いや、あいつらは先に向かってるぞ」

魔道士「やったー! 特員13ちゃんに会えるナリ!!」

勇者「こらーーー! 意味がわからん!」



131VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/05(月) 21:46:51.00o8AKFy46o (1/1)

とりあえず勇者死んでろ


132説明後2011/12/05(月) 21:47:54.10qFRwG4+ao (13/50)


全員『なん……だと……?』

勇者「王様が」
忍者「魔物達に」
戦士「襲われてるだって?」
旅人「そ、そんな……」

隊長「城にも特別部隊がいるから今のところは無事みたいだが、一体いつまでもつかわからん状況だ」

戦士「それで俺たちを探しに来たのか?」

隊長「そうだ。いくら特員が100人いると言っても、相手はSランクがうじゃうじゃいるからな。それに報告ではSSランクの魔物もいるそうだ」

勇者「一刻も争う事態ってことだな。魔道士!」

魔道士「りょーかい」

旅人「転移魔法で行くのですか? それなら私も連れて行ってください!」

魔道士「えー」

勇者「旅人さん? 聞いたとおり危険な状況ですので貴女はここに残っていた方がいいですよ」

戦士「……連れて行ってやれ」

勇者「戦士!? 何言ってるんだ!?」

魔道士「……今回だけだからね」

旅人「ありがとうございます!!」

勇者「魔道士!? どういうことだよ!」

戦士「勇者、すぐわかるから今は黙っていてくれ」

勇者「……わかったよ」

忍者「ねぇ? その魔力封印装置っていうのは外さなくていいの?」

旅人「そ、そうでした! すぐに外します! えっと鍵はたしか……あれ? ……えっと……」

勇者「どうしたんですか?」

旅人「……鍵落としたみたいです」サー

勇者「なっ!?それじゃ転移魔法が使えないじゃないですか!」

魔道士「……別に鍵はなくてもいいんだけどね」スッ



133魔道士博士2011/12/05(月) 21:50:16.21qFRwG4+ao (14/50)


バキッ

旅人「壊れた!?」

魔道士「この装置は魔力を吸い取ることで魔法を使えないようにしてあるの。だけど一度にある一定以上の魔力を注ぎ込めば簡単に壊れるのよ」

旅人「えっ?」

戦士「随分と詳しいな」

魔道士「当然だにゃん。だってこの装置は私が開発したものだにゃん」

旅人「えっ?」

忍者「やっぱりね~。こういうものは魔道士以外には作れないと思ったよ」

勇者「いつでも壊せたってことだな」

旅人「そ、そんな……ですが一定以上の魔力を注ぐと言ってもそんな簡単に壊れるはずがないですよ!」

魔道士「私には簡単なのよ」

勇者「魔道士だからな」
忍者「魔道士だもんね」
戦士「魔道士だから仕方ない」
隊長「魔道士に常識は通用しねぇ」

魔道士「……傷つくわぁ」

勇者「それじゃあ行くか!」

全員『おーーー!!』



134城外そして新キャラ2011/12/05(月) 21:52:27.74qFRwG4+ao (15/50)


シュン

ドゴーーーン
キャーキャー
ワーワー

勇者「これは」
忍者「ひどい」
戦士「地獄だな」

隊長「副隊長がいるはずだが……」

副隊長「隊長! いつこちらへ!?」

隊長「おう! 勇者一行に連れてきてもらった」

副隊長「こちらの方々がそうなんですか!?」

魔道士「どうも、私が勇者です」

副隊長「あっ、はじめまして。特別部隊副隊長です。女性だったとは驚きです」

魔道士「そちらこそ、特別部隊の副隊長が女性とは意外でしたよ」

勇戦忍『こらっ!』

勇者「何やってんだよ!」

魔道士「えへへ」



135辛辣2011/12/05(月) 21:56:05.36qFRwG4+ao (16/50)


隊長「現状はどうだ?」

副隊長「城内の者は謁見の間に避難させています。魔物の進入を抑えつつ外から少しずつ魔物を倒していくという作戦で動いていますが、数が多すぎてあとどのくらいもつかは不明といったところです」

隊長「ふむ、一番弱いところは?」

副隊長「城門正面の方になります」

隊長「被害状況は?」

副隊長「重傷者、死者ともにゼロです。軽傷者の手当ては城内の者が手伝ってくれていますので、戦闘に遅れをとるということもありません」

隊長「Sランク及びSSランクの魔物の動向は?」

副隊長「Sランクの魔物は一部のみ前線に出てきているだけです。またSSランクの魔物はいまだ動きがありません」

隊長「位置は把握しているか?」

副隊長「Sランクは城を中心に、満遍なく配置されています。距離はおよそ2キロほど離れたところとなります。SSランクの魔物は城門正面3キロ地点の場所に集まっているようです」

隊長「ふむ……お前は俺と一緒に城門の方へ。それと隊員全員に城の防衛にあたるように伝えてくれ」

副隊長「全員ですか?」

隊長「ああ。それでいいな?」

勇者「そうですね」

戦士「ちょろちょろされると面倒だからな」

忍者「私はどっちでもいいんだけどね」

魔道士「邪魔だからそれでいいにゃん」

副隊長「邪魔? 私たちがですか?」ムッ

勇者「すみません、そういう意味じゃないんです! こらっ! 魔道士も謝れ!」

隊長「ははっ、ムキになるな。実際俺たちじゃ邪魔にしかならないさ」

副隊長「我ら特別部隊の実力は歴代の勇者一行にも引けを取りませんよ!」

隊長「この勇者一行は別格だ」

副隊長「しかし!」

隊長「それじゃあ、ちょっと見てて、文句があればお前も参加すればいいさ」

魔道士「どうせ出て来れないって。自分の強さに自信を持つのはいいけど、強さを誇示するんじゃなくて、守ることに専念してよ。あんたたちが弱いって言ってるわけじゃないんだからさ」

副隊長「わかりました……ひとつだけ言わせてもらいますが、邪魔というのは弱いと言ってるようなものではありませんか?」

魔道士「弱かったら防衛自体させないよ」

副隊長「……」

戦士「魔道士、そのくらいにしておけ」

魔道士「は~い」

戦士「悪かったな。だが魔道士が言ってることもあながち間違いではないんでな。俺たちが攻撃に専念できるよう、守備は全てそっちに任せるぞ」

隊長「わかった。そういうことだ、いいな?」

副隊長「……はい」



136城門付近 :勇者嫌われてる?2011/12/05(月) 21:58:31.09qFRwG4+ao (17/50)


勇者「なんだか、悪いことしたかな」

忍者「副隊長さんのこと?」

勇者「ああ」

戦士「しかしなぁ、下手に出てこられてもな」

魔道士「私たちは、この四人での戦い方しかわからないからね」

勇者「戦略とか戦術とか、そういうのは一切考えたことなかったもんな」

忍者「このパーティーでしか戦えないって、私たちも全然駄目だね」

戦士「各々が考えて動いてるから、指揮系統とか司令部とかそういうのは一切わからんな」

魔道士「私と戦士はある程度できるにゃん。でも勇者と忍者は無理にゃん」

勇者「否定できねぇ」ナンテコッタ

忍者「私は裏で動くのがメインだから仕方ないもん!」プンプン

ギャワーーー

戦士「やつらもお待ちかねのようだし、そろそろ行くか」

魔道士「どうする? 私から行こうか?」

戦士「そうだな。中途半端にしてたんじゃ特別部隊のやつらが出て来かねないからな」

勇者「先に探索魔法使っておけよ?」

魔道士「それはもう調べたから大丈夫だよ。この城にかけたシールドから外10キロは魔物しかいないよ」

忍者「もうシールドを張ってたんだね。流石だね」

勇者「それじゃあ、懲らしめてやりなさい」

魔道士「……どれくらいやっちゃっていいのかな?」

戦士「超絶殲滅魔法か超魔重殲滅魔法あたりでいいんじゃないか?」

勇者「SSランクの魔物ってのがいるみたいだし、次元壊滅魔法か超断空殲滅魔法は?」

忍者「それだとこの辺りの空間が歪むんじゃないの?」

魔道士「それは大丈夫よ。私の次元壊滅魔法と超断空殲滅魔法は空間保護魔法も含まれてるわ」

戦士「そもそもその魔法ってお前と勇者しか使えないんじゃないのか?」

勇者「いや、俺のはまだまだ未完だよ」

魔道士「そうね。理解が足りないせいで威力が半減しちゃってるから」

ギャギャギャーーーーー

戦士「おっと、痺れを切らしたみたいだな」

勇者「それじゃあ魔道士、頼んだぞ」

魔道士「あいあいさー!」



137城壁付近2011/12/05(月) 21:59:59.58qFRwG4+ao (18/50)


副隊長「あいつら全然動かないじゃないか」

隊長「作戦でも決めてるんじゃないか? っと、動き出したな」

副隊長「あの女、魔方陣が描けるのか」

隊長「前回は凄かったからなぁ。今回も同じようなものなのかな」

副隊長「隊長は見たことがあるのですか?」

隊長「ああ。半端ないぞ。瞬殺される自信はあるぞ!」

副隊長「そ、そこまでですか?」

隊長「そこまで差があるな。魔法を使うみたいだからお前もしっかり見ておけよ」

副隊長「はっ! ……あの魔方陣はなんですか?」

隊長「お前にもわからんのか? この間は超絶殲滅魔法と超魔重殲滅魔法みたいなことを言ってたけどな」

副隊長「えっ!? そんな魔法を使えるのですか!? す、すごいです!!」

隊長「だから言ってるだろ」



138今更ですが、魔法は魔方陣にて発動します2011/12/05(月) 22:01:22.96qFRwG4+ao (19/50)


魔道士「いくにょろよ~」

戦士「その喋り方はどうなんだ?」

魔道士「えいっ☆」

ザン!
ズズズ
ズッバーーーーーーーン!

勇者「おお!やっぱり魔道士の次元壊滅魔法は凄いなぁ」

忍者「空間がズレてるもんね」

戦士「ズレ幅が半端ないな」



139副隊長は勉強熱心2011/12/05(月) 22:02:52.09qFRwG4+ao (20/50)


副隊長「空間が!」

隊長「ズレたのか?」

副隊長「その歪によって空間自体が爆発した? ま、まさかこの魔法は……」

隊長「確か、次元壊滅魔法ってやつだったか?」

副隊長「はいっ! 文献でしか見たことがなかったのですが、この魔法を使用できる人がこの世に存在していたなんて……」



140次元大介は格好いいです2011/12/05(月) 22:05:08.55qFRwG4+ao (21/50)


魔道士「もういっちょいくにょろ~ん」

戦士「だからその喋り方は……」

魔道士「とりゃーーー☆」

ズバン!



ッドーーーーーーーーーーーーーーーーン
バリバリバリ

戦士「超断空殲滅魔法はうるせぇな」(∩ ゚д゚)

勇者「最後のバリバリっていうのが上手くできないんだよなぁ」

忍者「あれって何の音なの?」

勇者「空間を切ることで爆発が起きるだろ。で、そのあとに空間が元に戻る時の空間同士の摩擦音みたいなもんだよ」

忍者「次元壊滅魔法と超断空殲滅魔法の違いって何なの?」

勇者「簡単に言うと、次元か空間かの違いだよ」

忍者「よくわかんないや」

魔道士「勇者もわかってないんだぜ。だからちゃんと使えないってわけよ」

戦士「口調がよく変わるなぁ」

勇者「特に次元がよく理解できないんだよな。三次元がどうこうってのはなんとなくわかるんだが、それ以上は意味がわからん」

魔道士「そういう二次元とか三次元とか数字で考えるから意味がわからなくなるのだよ。まあ帰納的次元とかも意味がないのだがな。考えるのならば、次元ということのみを考えたまえ」

戦士「偉そうな喋り方だな」

勇者「それがわからないんだってば。それに空間っていうのも考えれば考えるほど意味がわからん」

魔道士「考えるのではない、感じるのだよ」

戦士「それ、言いたいだけだろ」

勇者「感覚でやってみて、なんとか使えるようになったけど、威力が足りないんだよなぁ」

忍者「それでも十分な威力だよね」

魔道士「こういう威力の高い魔法は、使わないで済めば一番いいんだけどね」



141萬國驚天掌……ビックリ2011/12/05(月) 22:06:14.76qFRwG4+ao (22/50)


副隊長「……」アングリ

隊長「パネェ」



142魔物は決して弱くはありません2011/12/05(月) 22:07:21.80qFRwG4+ao (23/50)


勇者「なぁ? これってもう終わりかな?」

忍者「……まだ少しだけ残ってるみたいだね」

戦士「SSランクの魔物か?」

忍者「そうみたいだね。10体ほど残ってるよ」

勇者「残りは俺たちの役目だな」

魔道士「あとは任せたにゃん」

戦士「行くか」

忍者「おーー!」



143魔道士の鼻は犬を凌駕するかも2011/12/05(月) 22:08:50.72qFRwG4+ao (24/50)


勇者「はぁ!」ズバッ

戦士「おらっ!」ドカッ

忍者「……」

魔道士「特員13ちゃんのにおいがするお」クンクン



144特別部隊は決して弱くはありません2011/12/05(月) 22:10:35.71qFRwG4+ao (25/50)


隊長「つえぇな」

副隊長「……隊長、あの強さはなんですか?」

隊長「さあな。魔道士は言わずもがなだが、勇者と戦士も半端じゃないくらい強いな」

副隊長「強いって一言で片付けていいのでしょうか? SSランクの魔物は初登場なのに、強さを感じないですよ」

隊長「そうだな。個人的には忍者が無音で魔物を倒していることに驚きだがな。どうやればあんなことができんだろうな」



145副隊長……2011/12/05(月) 22:13:07.26qFRwG4+ao (26/50)


勇者「ふぅ」

戦士「これで終わりだな」

忍者「疲れたー」

隊長「半端ねぇな」

魔道士「隊長!」

隊長「魔道士、お前は相変わらず凄いな」

魔道士「そんなことよりも特員13ちゃんはどこ!?」

隊長「特員13か? あいつなら避難経路の確保をしていたはずだからここにはいないぞ」

魔道士「そっかぁ」ショボン

戦士「またあとで会えるだろ」

副隊長「……」ジー

勇者「副隊長さんが魔道士のことガン見してるけどどうしたんですか?」

副隊長「あ、あの!」

魔道士「どうしたにゃん?」

副隊長「先ほどは大変失礼しました!」

魔道士「別に気にしてないにゃん。それに私も言い過ぎたにゃん」

副隊長「そうですか……あの、その」モジモジ

魔道士「?」

隊長「クネクネしてどうしたんだ?」

戦士「……やな予感がするな」

副隊長「ま、魔道士さんはお付き合いしている方とかいらっしゃるのですか?」

魔道士「いないにゃん。それがどうしたにゃん?」

戦士「……やな予感しかしねぇ」

勇者「同じく」

忍者「あれはヤバイね」

隊長「?」

副隊長「そうなのですか! そ、それでは、その、あの…………お姉様とお呼びしてよろしいですか?」

魔道士「別にいいにゃん」

副隊長「ほ、本当ですか!?」

魔道士「うん」

勇戦忍『なんてこったい!』



146城の入り口付近2011/12/05(月) 22:15:52.34qFRwG4+ao (27/50)


魔道士「……どうしてこうなった」

戦士「くっくっくっ。よかったじゃねぇかよ」

勇者「そうだな、魔道士はそういうのが好きだろ?」

忍者「魔道士も大変だね」

隊長「まさか副隊長がなぁ」

副隊長「うふふ」ギュー

魔道士「……そろそろ離してもらえないかな?」

副隊長「どうしてですか!?」

魔道士「いや、そんな抱きつかれてたら歩けないでしょ?」

戦士「別にいいんじゃね?」ニヤニヤ

忍者「ラブラブだね」

勇者「魔道士はそういうの好きだろ?」ニヤニヤ

魔道士「ちょっと! 私はこういうのは見るのはいいけど、されるのは嫌なの!」

副隊長「うふふ」ギュー



147存在を忘れられた人2011/12/05(月) 22:16:59.80qFRwG4+ao (28/50)


旅人「あの~ちょっといいですか?」

隊長「ん? だれだ?」

旅人「忘れられてる!?」

隊長「ああ、すまん」

旅人「お……王は無事なんですか?」

隊長「多分」

旅人「多分ってなんですか!?」



148おうさまー!2011/12/05(月) 22:19:49.44qFRwG4+ao (29/50)


コツコツ

勇者「ん? あっ! あれは」

王様「私だ!」

隊長「国王様!? 何故こちらへ!?」

王様「終わったようだからな」

魔道士「……」ジー

勇者「ご無事でいらしたのですね」

王様「ああ」

戦士「……王様、王妃様はどちらへ?」

王様「避難しておるよ。ここにおるのは儂だけじゃよ」

魔道士「……王女は?」

王様「王女も王妃と一緒に避難しておるよ」

勇者「……よかった」ボソッ

忍者「みんな無事だったんだね」

戦士「……」



149偽り2011/12/05(月) 22:23:51.53qFRwG4+ao (30/50)


魔道士「……えいっ!」ドカッ

王様「ぐえっ!」ドサッ

勇者「何やってんだーー!?」

魔道士「えっ?」キョトン

勇者「えっ? じゃねぇだろ! なんで王様を殴ったんだよ!?」

王様「ぐぐ……」

戦士「……」チャキ

勇者「戦士!? なんで剣抜いてんの!?」

戦士「こいつが偽者だからだ」

勇者「……はっ? 偽者? 何言ってんだ?」

魔道士「この王様は偽者だよ」

王様「な、何を言っておるのだ!?」

忍者「そうだよ! 二人ともどうしちゃったの?」

王様「儂が偽者だという証拠でもあるのか?」

勇者「そうだ! 何を根拠に偽者だって言ったんだ?」

戦士「……王女が避難しているって言ったよな?」

王様「あ、ああ」

魔道士「ダウト!」

勇者「えっ?」

戦士「王女は避難なんてしてないぞ」

王様「な、何を言っておるのだ。王女は避難しておるぞ」

魔道士「嘘つきー!」

戦士「避難してないさ…………なぁ?」

旅人「……はい」

勇者「えっ? どうして旅人さんに聞くんだよ!」

忍者「旅人さんは何か知ってるの?」

戦士「相変わらずの二人だな。そろそろ気づけよ」

魔道士「ニブチンだから無理にゃーん」

戦士「ったく。おい! いい加減、顔を見せたらどうだ?」

旅人「……はい」



150な、なんと!?2011/12/05(月) 22:26:29.22qFRwG4+ao (31/50)


スッ

勇忍隊副『あーーーーーーー!!!!』

勇者「ま、まさk」
忍者「うそぉ!?」
隊長「マジか!?」
副隊長「全然気づかなかった」

戦士「ということで王様は嘘をついてるってことがわかっただろ。王女は避難なんてしてなかった。だってここにいるんだからな」

旅人改め王女「……」

王様改め偽王様「くそっ! まさかそいつがこんなところにいるとは!」

戦士「その言い方だとお前は城内には侵入できていないみたいだな」

魔道士「つまり本物の王様はまだ無事ってことかにゃ?」

勇者「お前は何者だ!!」

偽王様「……こんなにあっさりとばれるとは思わなかったが、まあ問題はあるまい」

戦士「……何が目的だ?」

偽王様「目的? くっくっくっ、そんなもの決まっておろう。お前たちの命だ」

魔道士「はぁ? あんなに弱かったのに?」

勇者「えっ? 魔道士? あいつのこと知ってるのか?」

魔道士「えっ? みんな知ってるでしょ?」

勇者「?」

忍者「?」

戦士「ああ」

隊長「?」

副隊長「?」

王女「はい」

魔道士「三人だけかよ! ……ついツッコんじゃったよ。というか、勇者と忍者は気づかないと駄目でしょ」

勇忍『……すみません』



151な、な、なんと!?2011/12/05(月) 22:29:12.36qFRwG4+ao (32/50)


戦士「はぁ……あれは貴族だ」

勇忍『えっ!?』

偽王様改め貴族「……そこまで気づくとはな」

勇者「あの時死んだんじゃなかったのか!?」

忍者「そうだよ! 胡散霧消したのを見たよ!」

魔道士「……復元転移魔法ね」

副隊長「えっ? それは……」

勇者「使えるヤツがいたのか」

貴族「そこまでわかるとは流石だな」

魔道士「それじゃあお前を倒せば、その魔法を使ってるヤツを見つけられるってことね…………死ねよ」ギロッ

貴族「!!」ゾクッ



152新手2011/12/05(月) 22:34:14.25qFRwG4+ao (33/50)


シュン!

??「……」

全員『!!』

勇者「誰だ!?」

貴族「お、お待ちください! ここは私めにお任せください!」

??「黙れ」

貴族「っ!!」ゾクリ

魔道士「っらぁ!!」ゴォォォ

??「ふん、いくぞ」シュン

ドガーーーーーン

モクモク

魔道士「チッ! 逃げられたか」

勇者「魔道士! お前いきなり何やってんだよ!」

忍者「けほっけほっ!」

戦士「とりあえずこの粉塵をどうにしてくれ」

サァーー

魔道士「これでいい?」

勇者「お前どうしたんだ?」

魔道士「……先手を打っただけよ。貴族の仲間だってことはわかったんだから」

勇者「確かにそうだけど……」

戦士「……あの仮面のヤツのことを何か知ってるんじゃないのか?」

魔道士「何も知らないわ。わかることといえば、ただ敵だということくらいかしら」

戦士「……そうか」



153気まずい状況2011/12/05(月) 22:38:06.03qFRwG4+ao (34/50)


勇者「……」チラッ

王女「……」

忍者「……」チラッ

王女「……」

魔道士「おうふっ! これはもしかして修羅場ではござらぬか?」

戦士「……とにかく一度謁見の間に行くか?」

勇者「そ、そうだな」



154謁見の間2011/12/05(月) 22:41:46.25qFRwG4+ao (35/50)


王様「かるた!」

王妃「タスクフォース」

執事「西瓜」

王様「からす!」

王妃「スタンディング・テイクオフ」

執事「孵化」

王様「か、か、かかし!」

王妃「シュヴァルム」

執事「無力化」

王様「か~、か、か……髪の毛!」

王妃「ケッテ」

執事「天下」

王様「また "か" か!? う~~む…………」

魔道士「カタパルト」

王妃「トップアタック」

執事「空挺降下」

王様「またしても "か" か!? う゛~~…………」

戦士「おい、何普通に参加してんだよ」ビシッ

王妃「あら、いらっしゃい」

魔道士「お邪魔してまーす」ハーイ

戦士「ご無沙汰しております」ペコリ

王様「か~、か~」

勇者「お元気そうで何よりです」

忍者「……」ペコリ

王妃「ふふ。あなたたちの噂は色々聞いてるわよ。活躍しているそうね」

勇者「そんなことはないですよ」

王様「か、か、か、か、か」

王妃「相変わらずの謙虚さね。執事さん、皆さんにお茶を用意していただけますか?」

執事「かしこまりました」



155執事はダンディズム2011/12/05(月) 22:45:48.18qFRwG4+ao (36/50)


執事「どうぞ」

魔道士「どもっす」

王様「か、か、か、か、か、う゛~~ん」

王妃「今回もあなたたちに助けられたわね。この国を代表してお礼を言うわ」

勇者「いえ、特別部隊の方々がいなければ俺たちは何も知ることがなかったですから」

王妃「隊長さんと副隊長さんも含んでいるわよ」

隊長「ありがたきお言葉でございます」

勇者「俺たちは自分たちができることをしただけですから」

王妃「それでも一言だけ言わせてちょうだい」

勇者「……はい」

王妃「さんきゅーべりまっちょ」

勇者「……」

王妃「……」

全員『……』

魔道士「執事さん、おかわり貰えるかにゃん?」

執事「はい」コポコポコポ

魔道士「さんきゅーべりまっちょ」

王妃「……」

全員『……』

魔道士「背中かゆいにゃん」

執事「私めにお任せください」カキカキカキ

魔道士「ん……そこ……いい……あはん♪……さんきゅーべりまっちょ」

王妃「……」

全員『……』

魔道士「おなかすいたにゃー」

執事「すぐお持ちします」

魔道士「さんk

王妃「私が悪かったわ」



156感動の再会?2011/12/05(月) 22:50:39.30qFRwG4+ao (37/50)


王女「お母様!」

王妃「あら、あなたいたの?」

王女「最初からいました!」

王妃「おかえりんこ」

王女「ただいまん……」カァー

魔道士「言えよ」

王女「ただいまんk

勇者「言わせねーよ!!」



157城外2011/12/05(月) 22:55:46.74qFRwG4+ao (38/50)


戦士「これからどうする?」

勇者「そうだな……少しの間、ここに滞在した方がよさそうかな」

忍者「ここがまた襲われたら大変だもんね」

戦士「魔道士はどう思う?」

魔道士「明確な目的があって旅をしてたわけじゃないから、ここにいていいんじゃないかにゃん?」

勇者「それじゃあ決定だな。拠点はどうする?」

魔道士「私の家でいいんじゃないかにゃん?」

忍者「いいの?」

魔道士「前もそうだったんだからいいにゃん。みんなは家がないんだから仕方がないにゃん。それに私はみんなと一緒にいる方がいいから……」

忍者「魔道士……」

勇者「お前ってやつは……」

戦士「……金はあるから新しく買ってもいいが、ここは魔道士に甘えるか」

魔道士「ありがとにゃん♪」

隊長「魔道士がデレた……だと……?」

副隊長「私も一緒に住みたいです!」ハァハァ

隊長「お前は特別部隊の寮だぞ」

副隊長「そ、そんなぁ!」シクシク



158学級会2011/12/05(月) 22:58:04.28qFRwG4+ao (39/50)


タタタッ

王女「あ、あの!」

勇者「……どうかされましたか?」

王女「あの、私もあなた方のパーティに参加させてもらえませんか?」

勇者「えっ!?」

王女「この国の王女として、私も国民の為に戦いたいのです!」

勇者「そ、それは……」

王女「お願いします!」

全員『……』

隊長「それじゃあ多数決でも取るか?」

戦士「……なぜお前が仕切る?」



159まずは戦士くん!2011/12/05(月) 22:58:41.37qFRwG4+ao (40/50)


隊長「面白そうだから。さて、それじゃあ戦士から聞こうか。どうだ?」

戦士「ふん、反対だ。足手まといにしかならないからな」

王女「頑張って強くなりますから!」

戦士「それだけではなく、王女は元々勇者を馬鹿にしていただろう? そんなヤツを入れる気にはなれん」

王女「そ、それは……」



160次は忍者さん!2011/12/05(月) 22:59:34.22qFRwG4+ao (41/50)


隊長「ふむ。それでは次は……忍者はどうだ?」

忍者「……私も反対かな」

王女「どうしてですか!?」

忍者「えっと、その、別に勇者を渡したくないからとかじゃないんだけど、その、えっと……」

王女「……」



161次は勇者くん!2011/12/05(月) 23:01:03.38qFRwG4+ao (42/50)


隊長「わかりやすいヤツだな。それじゃあ次は、話題になってる勇者に聞いてみるか。どうだ?」

勇者「そうですね……俺も反対です」

隊長「おっ? 賛成すると思ったんだが意外だな」

王女「何故ですか!? やはり昔のことが……」

勇者「いえ、そういうことではなくて。その、危険な目には合わせられないから……」

王女「勇者……」



162最後に魔道士さん!2011/12/05(月) 23:08:00.06qFRwG4+ao (43/50)


隊長「そういうことか。相変わらずの好青年っぷりだな。っと、結果は出たがとりあえず魔道士にも聞いてみるか。どうだ?」

魔道士「反対よ」

王女「私のことが嫌いだからですか?」

魔道士「そうじゃないわ。貴女は王女として戦いたいと言ったけど、やるべきことは他にあるんじゃないかしら? 今まで遊びほうけてたのだから、少しは国務のことでも勉強した方がいいでしょうよ」

隊長「おっ? 意外に真面目な理由だな」

王女「勉強はしています!」

魔道士「ちょっとかじった程度で図に乗らないようにしなさい」

王女「で、ですが、色々な本をたくさん読んだり、話を聞いたりして学びました!」

魔道士「Experience without learning is better than learning without experience.」

王女「えっ?」

魔道士「学問なき経験は、経験なき学問に勝る。とある地域の諺よ。経験することで学ぶことはたくさんあるわ。貴女は何か経験して学んだことはあるかしら?」

王女「そ、それは……」

魔道士「いくら勉強したからといって、何も経験していないんじゃ駄目よ。それではいくら物事を考えてもただの机上の空論にしかなりえないわね」

王女「で、ですが……」

魔道士「この国の為に頑張るのでしょう? だったらそこからやりなさい。これは貴女にしかできないことなのよ」

王女「……」

隊長「ほぉ」

副隊長「お姉様、素敵です」キラキラ

王女「そ、それでも自分の身を守ることができるくらいには強くなりたいのです!」

魔道士「馬鹿ね。貴女がそう望むのであれば、いくらでも訓練はできるわ」

王女「でしたら……」

魔道士「私たちのパーティに入る必要はないでしょう? ここには私たちや特別部隊の方々がいるわ。だから城内でいくらでも訓練できるわ」

王女「そうですが……」

魔道士「今ここにはレベルの高い人物が大勢いるわ、贅沢すぎるほどにね。それでも貴女にはまだ、パーティに参加することに拘る理由があるのかしら?」

王女「ないです」ショボン

副隊長「お姉様、素敵すぎます」ハァハァ

忍者「副隊長が楽しそうだね」

勇者「見ちゃいけません!」

隊長「……決まりだな」



163飲み屋2011/12/05(月) 23:10:34.55qFRwG4+ao (44/50)


魔道士「っぷはーー!」

戦士「これっ! はしたないでしょ!」

忍者「もぐもぐ……それにしても……もぐもぐ……意外だったね……もぐもぐ」モグモグ

戦士「食べながら喋っちゃいけません!」

勇者「意外って?」

忍者「まさか魔道士があそこまで考えてたなんて思ってなかったよ」

戦士「確かにな」

勇者「単純に嫌いだからって理由で反対するとばかり思ってたんだけどな」

魔道士「失礼だにゃー! 私だって色々考えてるにゃ」

副隊長「素敵でしたわ! さすがはお姉様です!」

全員『……』



164……なんか居た2011/12/05(月) 23:11:34.90qFRwG4+ao (45/50)


勇者「と、とにかく王女が諦めてくれてよかったよ」

戦士「お前は危険な目にあわせられないって言ってたもんな」ニヤニヤ

勇者「べ、別にいいだろ!」

魔道士「忍者は予想通りだったにゃん」

忍者「そ、そんなことないもん」

副隊長「お姉様も予想通り素敵でした」

全員『……』

隊長「お前たちも色々と大変だな」グビッ

全員『……』



165……なんか増えた2011/12/05(月) 23:12:28.77qFRwG4+ao (46/50)


戦士「おい!」

隊長「どうした?」

戦士「なぜお前たち二人がここにいるんだ?」

隊長「ん? 楽しそうだったから」

戦士「さり気なく参加するなよ」

隊長「別にいいだろ。それとも何か困ることでもあるのか?」

戦士「……ったく」

勇者「まあまあ。みんなでご飯食べた方が楽しくていいんじゃないか?」

副隊長「私はお姉様がいらっしゃればそれだけで楽しいですわ」

全員『……』



166……さらに増える2011/12/05(月) 23:13:32.87qFRwG4+ao (47/50)


戦士「キャラ変わりすぎじゃないか?」ヒソヒソ

隊長「魔道士がいなけりゃいつもと変わらないんだがな」ヒソヒソ

王女「そうですよ! みんなで食べるご飯は格別ですよね!」

全員『……』



167……さらに増える2011/12/05(月) 23:15:29.30qFRwG4+ao (48/50)


戦士「……なぜお前がここにいるんだ?」

王女「お願いがあるのです!」

勇者「お願い?」

王女「はい! 国務については魔道士さんの言う通り、お父様とお母様の下で色々と学ぼうと思います。ですから、明日から訓練をお願いしたいのです」

忍者「訓練?」

王女「はい! やはりある程度自分のことを守れるくらいには強くなっておきたいので」

戦士「お前はあの町に一人で来れるくらい鍛えているんじゃないのか?」

王女「そうですね。しかし、皆さんの戦いを見ていて私はまだまだなんだなって実感しました」

勇者「だから訓練がしたいということですか?」

王女「はい!」

全員『……』

戦士「特別部隊に見てもらえよ」

隊長「悪いが、俺たちにそんな暇はないぞ」

戦士「は?」

隊長「交代で警邏しなきゃならんし、警備もサボるわけにはいかんからな」

戦士「全員が忙しいってわけじゃないだろ?」

隊長「いや、今は駄目だ。今回の件もあって、最高レベルの警戒態勢がひかれてるんだよ」

戦士「だったらこんなとこでメシ食ってる場合じゃないだろ」

隊長「おいおい、メシくらい食わせろよ。それにこうなったのも元はと言えば魔道士が言ったことが原因だろ? だからお前たちでどうにかしてやれよ」

戦士「むぅ」

勇者「……そうですね。俺たちはそれほど忙しいってわけではないですから、明日からやりましょう」

戦士「勇者!」

勇者「別にいいんじゃないか?」

忍者「そうだね」

魔道士「私は見てるだけでいいにゃ~」

勇者「魔道士も魔法について教えるんだぞ?」

魔道士「え~、勇者が教えればいいにゃん」

戦士「……ったく、仕方ねぇな。やればいいんだろ」

王女「いいのですか!?」

勇者「はい」

王女「ありがとうございます!」

隊長「だったら俺たちの隊員も鍛えてやってくれよ」

戦士「お前……忙しいんじゃねぇのかよ!」

隊長「下っ端だよ。それに別に一人や二人増えたところで困らんだろ?」

勇者「そうですね。俺たちに教えられるかどうかわかりませんが、精一杯頑張ります」

王女「宜しくお願いします!」

隊長「よろしくな」



168岸辺露伴はお笑い担当2011/12/05(月) 23:18:25.28qFRwG4+ao (49/50)


副隊長「わ、私はお姉様とマンツーマンで色々と手取り足取り何取り教えてもらいたいです」ハァハァ

魔道士「そうだにゃ~。隊長に聞いたけど副隊長は魔法を主とした戦い方をするみたいだにゃ」

副隊長「そうです! そうなのです!」

魔道士「次元壊滅魔法のこととか知ってたみたいだから、見込みはあるにゃん」

副隊長「本当ですか!? それでは教えていただけるのですね!?」

魔道士「だが、断る!」

副隊長「……」

魔道士「面倒くさいにゃん♪」

副隊長「……」シクシク

忍者「上げて落としたね」

戦士「まあ予想通りだったけどな」



169のんびりのんびり2011/12/05(月) 23:19:46.03qFRwG4+ao (50/50)

今日はここまでです。
がんばったと自分をほめてみます。

ここまで読んでくれた方がいらっしゃいましたら、
ありがとうございます。

また明日来ます。

ではまたノシ


170VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海)2011/12/05(月) 23:21:43.28azClZtpAO (1/1)

>>169
お疲れした


171VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/05(月) 23:33:06.81sLrPhgSOo (1/1)

>>169
乙!


172VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/06(火) 01:34:53.60wbEAho7DO (1/1)

>>169
おもすれー乙乙


173VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府)2011/12/06(火) 09:54:57.49V/xbdUIRo (1/1)

乙です


174とある二人のおはなし :息抜きのんびり再開2011/12/06(火) 21:32:28.440pJt8frqo (1/29)


受付「……今日は暇ですね」

ばたばた

受付「?」

バターン

店主「おっす!」ヨッ

受付「統括でしたか。 どうかされましたか?」

店主「てぇへんだ! てぇへんだ!」

受付「……どうされました?」

店主「登録カードを落としちゃった」テヘッ

受付「なっ!?」

店主「だから探すの手伝ってちょうだいな」

受付「……依頼を出されてはいかがですか?」

店主「えーー!? やだ!」

受付「……」

店主「だって、依頼出したらお金かかるじゃん!」

受付「……」ハァ

店主「こらっ! 統括の俺に向かって溜息とか超失礼だろ!」

受付「……私は仕事がありますので、別の方に頼んでください」

店主「やだ!」

受付「……」ヒクッ

店主「だって、他のヤツに頼んだら怒られるもん!」モン!

受付「……」ハァ

店主「あっ! また溜息!」

受付「……わかりました、手伝います」

店主「さっすが受付ちゃん!」

受付「……」ハァ



175町中 :レスありがとう2011/12/06(火) 21:39:54.120pJt8frqo (2/29)


店主「ねぇな」

受付「ないですね」

店主「どこにあるんだろうなぁ」

受付「心当たりはないのですか?」

店主「全くない!」エヘン

受付「威張るところじゃないですから」ハァ

店主「あっ! 今の溜息は傷ついた! 謝罪と賠償を要求するニダ!」

受付「……」

店主「早くするニダ!」

受付「……」ズバン

店主「ぎゃーーーーー!」



176超断空殲滅魔法!? :レスありがとう2011/12/06(火) 21:44:51.820pJt8frqo (3/29)


店主「いたた! いきなり魔法使うとかマジひでぇ」

受付「すみません、つい」

店主「つい、で高位魔法を使うな!」

受付「……それにしても見つかりませんね」

店主「ん? 何が?」ナニ?

受付「……」ゴゴゴ

店主「冗談ですよ? わかってますから。本当ですから!」

受付「……」ハァ



177少女があらわれた2011/12/06(火) 21:47:44.740pJt8frqo (4/29)


少女「あの~」

受付「? どうかされましたか?」

少女「あの、これ……」

受付「これは……」

少女「そこのおじちゃんに貰ったんだけど、パパに大事なものだから返してきなさいって言われたの」

受付「……そうでしたか」

少女「ごめんなさい」

受付「誤ることはないわ。あなたは何も悪いことをしていないのだから」ヨシヨシ

少女「……」

受付「ありがとうね。パパにもお礼を言っておいてもらえるかな?」ナデナデ

少女「うん!」

受付「それじゃ……持ってきてくれたお礼にこれあげるね」スッ

少女「お菓子だ! いいの?」

受付「ええ。パパと一緒に食べるといいわ」

少女「ありがとー!」

受付「ふふ。気をつけて帰るのよ」

少女「うん! またね! ばいばーい!」

受付「ふふ」



178屋外で正座中2011/12/06(火) 21:55:26.980pJt8frqo (5/29)


受付「さて……何か思い残すことはありますか?」

店主「いっぱいあります!」セイザ

受付「ほぉ。何ですか?」

店主「お酒が飲みたいです!」アシビリビリ

受付「……」

店主「多分俺の財布からお金が出て行くだけです!」シビレタ

受付「……」

店主「二人分払う余裕はあります!」ゲンカイ

受付「……わかりました」

店主「よし! 早速行こう!」スッテンコロリン

受付「……何をしているのですか?」

店主「足しびれて立てなかった」ビリビリ

受付「……」ツンツン

店主「うっひょぉ! やめて! 無言で足つつくのやめてぇ!」ヒィッ



179飲み屋2011/12/06(火) 22:01:54.390pJt8frqo (6/29)


店主「最近何か変わったことあった?」グビッ

受付「そうですね……とある村人たちが旅に出たそうですよ」クピッ

店主「ほぉ」

受付「なかなかの強さらしいですね」

店主「ふむ……想定外だな」

受付「そうですね」

店主「放っておくのか?」

受付「……はい」

店主「そうか……どんなやつらなのか気になるな」

受付「いずれはこの町にもやってくるかと」

店主「ちゃんとたどり着けるのか?」

受付「それは……多分問題ないでしょうね」

店主「そこまで強いのか?」

受付「はい。そこらの兵よりは強いかと」

店主「ギルドにも来るかな?」

受付「それはどうでしょうか」

店主「まぁ楽しみだな」



1802011/12/06(火) 22:03:47.410pJt8frqo (7/29)


店主「飲みすぎた~」ヨロヨロ

受付「しっかりしてください!」

店主「ふぃ~」ヨロヨロ

受付「肩かしますから」ヨイショッ

店主「おぉ~、悪いな」ヨイショッ

受付「しっかり歩いてくださいよ」

店主「おっと」フラッ モミ

受付「ど、どこ触ってるんですか!」キャッ

店主「うひひ。わざとじゃないんだってばぁ~」モミモミ

受付「……」ズバババババババン

店主「うびゃーーーーーーーーーーーーーー!!!」

受付「……死ね」ボソッ

店主「い、今なんて言ったん……だ?」ガクッ

受付「……」ハァ

店主「」チーン



181訓練場 :息抜き終了2011/12/06(火) 22:06:40.270pJt8frqo (8/29)


勇者「それで何を教えたらいいんだろ?」

戦士「……わからん」

忍者「魔道士わかる?」

魔道士「どーでもいい」

副隊長「はいっ! 私はお姉様のことが知りたいです!」

王女「例えば?」

副隊長「そうですね。例えばお姉様の性感帯がどぶへっ!」ドカッ

隊長「いい加減に特別部隊の評判を落とすようなことはやめておけ」

副隊長「た、隊長!? 殴るなんてひどいです」

忍者「……どうして特別部隊の人たちがこんなにいるのかな?」

戦士「忙しいって言ってたのは嘘か? それに隊長と副隊長がいていいのか?」

隊長「こまけぇこたぁいいんだよ」

勇者「……そろそろ真面目にやってもいいですか?」



182魔法教室2011/12/06(火) 22:09:53.460pJt8frqo (9/29)


副隊長「はいっ! 私は超絶殲滅魔法と超魔重殲滅魔法を教わりたいです!」

戦士「やっとまともな意見になったな」

勇者「他に魔法のことを教わりたい方はいますか?」

全員『……』

戦士「副隊長一人だけだな」

魔道士「それじゃあ私たちはあっちでやってるにゃん」

戦士「サボるなよ」

魔道士「まかせるでござる!」

副隊長「お姉様と二人っきり……うふふ」

隊長「副隊長! 真面目にやれよ!」

副隊長「はぁ~い!」ウフフ



183体術教室2011/12/06(火) 22:15:02.420pJt8frqo (10/29)


隊長「……ありゃ駄目だな」

戦士「どうにかなるだろ。それじゃあこっちもはじめるか」

勇者「何したらいいんだ? こういうことってよくわからないのだけれど」

戦士「まあ特別部隊なんだから適当にやっておけばいいだろう」

王女「適当にって……」

隊長「ちょっといいか?」

戦士「どうした?」

隊長「俺も教わりたいことがあるんだが」

戦士「お前は自分の立場ってものをだな……」

隊長「いやいや、お前たちが相手であればみんなわかってくれるって」

戦士「……はぁ。それで何を教わりたいんだ?」

隊長「忍者の攻撃についてだ」

忍者「わ、私の?」

隊長「ああ。あの音もなく相手を攻撃するっていうのに興味をもってな」

戦士「あれか」

勇者「あれは気になってもしょうがないですね」

隊長「ちょっと教えてくれねぇか?」

忍者「えっと……いいですよ」

隊長「よっしゃー!」

戦士「おい! 喜ぶのはまだ早いぞ」

隊長「どういうことだ?」

戦士「あの攻撃方法は俺も勇者も会得できなかったんだよ」

隊長「はっ?」

勇者「俺もおもしろそうだからって教わったんですが、全然できなかったんですよ」

戦士「俺は途中で嫌になって投げ出した」

忍者「二人ともあと少しでできそうだったんだけどね」

戦士「そもそもおもしろそうとは思ったが、俺には必要のない技術だと思ってな」

勇者「同じく」

隊長「ふむ……まぁ頑張ってみるさ」

戦士「他に教わりたいやつはいるか?」

全員『……』

隊長「俺だけか」

忍者「それじゃあ私たちはあっちの方でやってるね」

戦士「おう!」

勇者「それじゃあ俺たちもはじめようか」



184剣術教室 勇者先生2011/12/06(火) 22:20:44.390pJt8frqo (11/29)


勇者「キュッってやってからグッって感じで!」

勇者「そう、それ! 多分それ!」

勇者「ここをこうこうこう、下からここをこうこうこう」

勇者「うん! ググッって感じ! 多分」

わーわー?



185魔法教室 魔道士先生2011/12/06(火) 22:25:06.290pJt8frqo (12/29)


魔道士「それでは真面目に始めます」← メガネ着用

副隊長「はいっ!」

魔道士「まずはそうね、超重殲滅魔法は使える?」

副隊長「はいっ!」

魔道士「それじゃあ、ちょっと待っててね」

ポゥ!

副隊長「!? こ、これは?」

魔道士「私たちのところから、あの方向へ向かって100メートルの範囲の空間を固定したわ」

副隊長「すごいです!」

魔道士「的も用意したから、あれを狙って超重殲滅魔法を使ってみてもらえるかしら」

副隊長「はいっ!」

ドゴーーン



186体術教室 忍者先生2011/12/06(火) 22:27:01.980pJt8frqo (13/29)


忍者「宜しくお願いします」

隊長「よろしく」

忍者「まず初めに、移動法から説明します」

隊長「移動法?」

忍者「はい。私の攻撃方法というのは無音で移動するというものを基礎としています」

隊長「ふむふむ」

あーでこーで



187剣術教室 戦士先生2011/12/06(火) 22:29:27.250pJt8frqo (14/29)


戦士「違うだろうが! 何度言ったらわかるんだ!」

戦士「ど阿呆!! 自分の力量と相手の力量を読み違えるな!」

戦士「馬鹿野郎!! 肩が上がり過ぎだと言ってるだろうが!!」

戦士「次ぃ!」

戦士「だぁああ! 何やってんだ!」

戦士「大丈夫か?」

戦士「マヌケ! ボケ! アホ! 死ね!」

戦士「手首をかえせ! 違う! 開きすぎだ! よし! そうだ! って、阿呆かぁ!! 違う! だぁあああ!」

ぎゃーぎゃー



188魔法教室2011/12/06(火) 22:34:25.250pJt8frqo (15/29)


魔道士「超重殲滅魔法は問題なく使えるようね。それじゃあ超魔重殲滅魔法について説明するわね」

副隊長「はいっ!」

魔道士「超重殲滅魔法の基本は、うんたらかんたら、というのはわかってるわね?」

副隊長「はいっ!」

魔道士「超魔重殲滅魔法というのはその基本に、うんたらかんたら、となるようにするの。ここまでは理解できるかしら?」

副隊長「はいっ!」

魔道士「そこから、うんたらかんたら、とすると、うんたらかんたら、が大きくなるから、うんたらかんたら、となって、うんたらかんたら、で、うんたらかんたら、を、うんたらかんたら、するのよ」

副隊長「……」

魔道士「……わかるかしら?」

副隊長「も、もう一度お願いします」

魔道士「うーん、そうね、うんたらかんたら、に、うんたらかんたら、を、うんたらかんたら、できるということはわかるかしら?」

副隊長「それなら、うんたらかんたら、ということですよね?」

魔道士「そうね。ちゃんと理解できてるじゃないの」

副隊長「えへへ」

魔道士「それじゃあその、うんたらかんたら、できたものを、うんたらかんたら、するとどうなるかしら?」

副隊長「えっと……うんたらかんたら、になると思います」

魔道士「あら、よくわかったわね。偉いわ」

副隊長「えへへ」

うんたらかんたら



189体術教室2011/12/06(火) 22:38:58.560pJt8frqo (16/29)


忍者「それでは先ほどのことを踏まえて、ここからあそこまで移動してみてください」

隊長「よし!」

シュシュシュ

忍者「んー、ちょっと違いますね。右足がこうなった時には、左足が浮いていないと駄目です」

隊長「お、おう」

忍者「それと着地の時に、足のこの部分から地面につけてますが、こっちの部分のみで着地するようにしてください」

隊長「お、おう」

忍者「身体の動かし方としてはほとんど問題ないのですが、左肩から右肩にかけてのバランスが1%ほどずれていますので、修正してみてください」

隊長「お、おう」

あーでこーで



190剣術教室 勇者先生2011/12/06(火) 22:41:10.950pJt8frqo (17/29)


勇者「そこはグッという感じではなくて、ギュッという感じで」

勇者「こうするとここがキュピッとなるから、こっちをグリッとしてこう」

勇者「それでいいと思うような気がするような」

勇者「う~ん、シュッ、ポッとするとグォンって感じ」

わーわー??



191魔法教室2011/12/06(火) 22:41:59.260pJt8frqo (18/29)


魔道士「理解できたようね」

副隊長「はいっ!」

魔道士「それじゃあ試しに超魔重殲滅魔法を使ってみて」

副隊長「はいっ!」

ポコーーーーン

副隊長「あれっ?」

魔道士「今のは、うんたらかんたら、できていなかったから、うんたらかんたら、のようね」

副隊長「しかし、うんたらかんたら、しましたけど、うんたらかんたら、ということではないのですか?」

魔道士「そうしちゃうと超絶殲滅魔法に近くなるわ。何度も言うけど超魔重殲滅魔法で最も重要なことは、うんたらかんたら、よ」

副隊長「……」

魔道士「……ちょっと休憩しましょう」

副隊長「すみません」グスッ

魔道士「ふふっ。泣かなくてもいいわよ。結構いい線いってるのだから」

副隊長「ほ、本当ですか!?」

魔道士「ええ。だから慌てずゆっくりやっていきましょう」

副隊長「はいっ!」



192体術教室2011/12/06(火) 22:45:28.400pJt8frqo (19/29)


忍者「結構うまくできるようになってきましたね」

隊長「本当か?」

忍者「はい。それでは……そうですね、実際に町に出て実践してみましょう」

隊長「町でか?」

忍者「はい。ここでは段差などが限られたものしかありませんので」

隊長「なるほど!」

忍者「階段や大きな段差では体重移動に気をつけてくださいね」

隊長「おう!」



193休憩時間2011/12/06(火) 22:49:33.810pJt8frqo (20/29)


戦士「ふぅ。ここまで! 一旦休憩とする!」

勇者「はへ~。疲れたぁ」

魔道士「休憩かにゃ?」

戦士「ああ。お前らもか?」

魔道士「そうだにゃん」

勇者「……なんで副隊長さんはお前に抱きついたままになってるんだ?」

副隊長「お姉様ぁん」ハァハァ

魔道士「わからんっす」

戦士「何かやったのか?」

魔道士「普通に魔法を教えてたでござるよ」

副隊長「お姉様は素晴らしいです!」クンクン

魔道士「匂いを嗅がないでほしいでござる!」

副隊長「では、味の方をみてみましょう。ん~グボォァ」ドゴーン

隊長「何やってんだよ」ドーン

魔道士「助かったでござる」

戦士「そっちも休憩か?」

忍者「ううん。私たちはちょっと町の方に出てこようと思うから、それを言いに来たの」

戦士「実地訓練ってことか?」

忍者「うん」

勇者「気をつけてな」

忍者「うん。いってくるね」



194忘れてたこと2011/12/06(火) 22:56:26.430pJt8frqo (21/29)


魔道士「最近、拙者はだんだんと普通のキャラになっていく気がするでござる」

勇者「気のせいだろ」

戦士「単純にネットしなくなっただけじゃねぇか?」

魔道士「ふ~ん、まぁなんでもいいでござるよ。それよりも今思い出したでござるが、特員13ちゃんの写真と引き換えに転移魔法を使ったでござろう? あれ貰ってないでござるよ!」

戦士「あ? やったじゃねぇかよ」

魔道士「貰ってないでござるよ! 何故拙者が間違ったことを言ってるような目で見てくるでござる!?」

戦士「あん? 俺が渡してないって? 俺が全部悪いってことか?」

魔道士「イエス! 凄んだって恐くないでござる! さあ! はやく写真を渡すでござるよ!!」

戦士「しゃーない。ほらよ」

魔道士「やったぁぁぁあああああでござーーーーーる! …………ちょっと待つでござる。この写真は一体なんでござる?」

戦士「特員13の写真だろ」

魔道士「後ろ姿とは聞いてないでござるよ!」

戦士「特員13の写真には違いないだろ」ニヤニヤ

魔道士「くぅぅぅぅ! ……まあ後姿でもご飯三杯はいけるでごわす!」

勇者「変態だな」

戦士「違いない」



195町中2011/12/06(火) 22:57:52.560pJt8frqo (22/29)


隊長「むっ。階段は難しいな」

忍者「そう言う割には結構できてますね」

隊長「そうか?」

忍者「この調子なら、攻撃の方もできそうですね」

隊長「マジか!?」

忍者「はい。勇者と戦士はここまd……」

隊長「急に黙ってどうしt……いつからだ?」ボソボソ

忍者「わかりません。今気づきました」ボソボソ

隊長「どうする?」ボソボソ

忍者「……このまま勇者たちのところに戻りましょう」ボソボソ

隊長「そうだな」ボソボソ

忍者「勇者と戦士はここまでできるのにかなり時間がかかったんですよ。でも隊長さんはちょっと練習しただけでできてますね」

隊長「そ、そうなのか。そういえば魔道士のヤツはこれをやらなかったのか?」

忍者「魔道士はすぐにマスターしましたよ」

隊長「はっ?」

忍者「魔道士は基本的に他人の技は見ただけで真似ることができるんですよ」

隊長「そ、そうなのか。それは凄いな」



196急展開2011/12/06(火) 22:58:52.260pJt8frqo (23/29)


忍者「ただ真似るだけであって原理が同じかどうかはわからないんですけd」

ザッ

隊長「お前は!?」

貴族「はっ。楽しそうだな」

忍者「何しに来たの? 殺されに来たの?」

貴族「確かに俺ではお前には敵わないな。しかし俺だけであればな」ニヤリ

忍者「仲間でも連れてきてるn」

ドスッ

忍者「えっ?」カフッ

隊長「忍者!!」

貴族「お見事でございます」

??「ふん」

忍者「こふっ!」ハァハァ

ドサッ

貴族「次はどうなさいますか? 魔道士でしょうか?」

??「勇者と魔道士は厄介だ。先に戦士を潰す」

貴族「この女はどうなさいましょう」

??「心臓を一突きにしてあるのだ。放っておいても勝手に死ぬであろう」

貴族「はっ! あちらの男は」

??「放っておけ。行くぞ」

シュン!



197虫の知らせ2011/12/06(火) 23:00:45.950pJt8frqo (24/29)


魔道士「ん? にゃんだろう?」

勇者「どうしたんだ?」

魔道士「何か嫌な空気が流れてにゃいかにゃ?」

勇者「ん~? そうか?」

戦士「気のせいだろ。と言いたいところだがお前が言うことだから気になるな」

勇者「何か感じますか?」

副隊長「特には」

王女「何も」

魔道士「うーん、気ににゃる」

pipipipipipipipi

副隊長「通信機が……隊長から?」

ピッ

副隊長「隊長? どうかされましたか?」

隊長『忍者がやられた! 魔道士を呼んでくれ! すぐ手当てをしたい!』

副隊長「えっ!? 忍者さんが?」

魔道士「!! 何があった!?」

副隊長「えっと、忍者さんがやられたというr」バシッ

魔道士「隊長!? どこにいるの!?」

隊長『魔道士か!? 今は中央広場から北へ150メートル程の地点だ! 忍』

シュン!

隊長「者が刺された!」

魔道士「どいて!!!」ドン

隊長「うおっ!?」

勇者「なっ!? いきなり転移魔法を使うなんて何があっt……忍者!?」

忍者「う……」

ポゥ

戦士「おい!! 何があった!?」

隊長「貴族ともう一人の仮面のヤツがやってきていきなり」

勇者「魔道士! どうだ!?」

魔道士「……ヤバいかも」

勇者「ど、どうにかならないのか!?」

戦士「どうにかしろ!」

魔道士「わかってる! もうやってるわ! 邪魔だから下がれ!!!」

勇戦『!!』



198球体魔方陣 :ちょっぴりペースアップ2011/12/06(火) 23:02:40.270pJt8frqo (25/29)


ポポポゥ!

副隊長「こ、これは球体魔方陣……理論上でしか語られなかったものなのに……」

魔道士「くぅぅ!」ツー

勇者「魔道士!? お前口から血が!?」

副隊長「だ、駄目です! 球体魔方陣は身体への負担が大きすぎます! いくらお姉様といえど、無事ではすみません!」

戦士「どういうことだ!?」

副隊長「球体魔方陣というのは、理論上では使用可能といわれているのですが、それは身体への負担を考慮しない場合です。もしも私が球体魔方陣を使用することができたとして、使用したとすると……私の身体は一瞬で吹き飛びます」

勇者「なっ!?」

副隊長「これはあくまでも理論上の話なのですが、過去に一人の人間が使用したときには……」

戦士「魔道士! 止めろ!」

魔道士「うるさい! 邪魔するな! 近寄るな!」ブシュッ

勇者「傷が増えてるだろ!」

戦士「死ぬぞ!」

魔道士「かはっ! ……忍者はただ心臓を刺されただけじゃないのよ。魔法の効果を打ち消す魔法がかけられてるの。だから普通に治癒魔法を使ってもどうしようもできないわ」ポタポタ

副隊長「ですが! それではお姉様g

魔道士「忍者は死なせないわ! 絶対に!!」ポタポタッ

勇者「魔道士……」

戦士「それでお前が死んでたら意味がないだろうが!」

魔道士「忍者は仲間なのよ! 私の一番大好きな仲間の一人だから助けるのよ!! 一人でも欠けちゃ駄目なのよ……」ブシュゥ

戦士「おまえ……」

魔道士「だから……邪魔……しないで」ポタポタ



199通常は平面的な魔方陣を使用しています2011/12/06(火) 23:04:08.720pJt8frqo (26/29)


全員『……』

魔道士「はぁはぁ」ボタボタ

勇者「……くそっ! 何もできないのかよ! 何が勇者だ!!」ガンッ

戦士「勇者、落ち着け。魔道士を信じて待つんだ」

勇者「わかってる! だけど……」

副隊長「お姉様……」

忍者「うっ!」

勇戦『忍者!』

スゥ

魔道士「……あとは治癒魔法だけでどうにかなりそうね」

ポゥ

忍者「……うう……ま、魔道士?」ボー

魔道士「もう大丈夫よ」

忍者「魔道士? 血が出てるよ? 怪我してるの? 大丈夫なの?」ボー

魔道士「ええ。私は大丈夫よ。だから安心して寝てなさい」ニコッ

忍者「うん……すぅ」カクッ

勇者「忍者!?」

魔道士「大丈夫よ。眠っただけ…………これでもう大丈夫ね」フラッ

戦士「魔道士!」ガシッ

魔道士「ごめん……あとよろしく」カクッ

勇者「魔道士!!」

戦士「……気を失ったようだ。すぐ城に戻ろう」

副隊長「お姉様ぁ!」ウルウル



200城内のとある寝室 :にひゃくーーーーーっ!2011/12/06(火) 23:07:13.110pJt8frqo (27/29)


忍者「……ん……ここは?」

勇者「忍者!」

忍者「勇者? どうしたの?」

勇者「大丈夫か? 苦しくないか?」

忍者「えっと……そうか、私刺されたんだったね」

勇者「ああ」

忍者「大丈夫だよ。いつもより調子がいいくらいだよ」

勇者「そうか」ホッ

忍者「……あのね、声が聞こえたんだ」

勇者「声?」

忍者「うん。魔道士の声が聞こえたの。そっちじゃないわ! こっちに戻って来て! ってね。魔道士にああやって必死に呼ばれることってないから嬉しかったなぁ」

勇者「……」

忍者「そう言えば魔道士は!? 魔道士が怪我してた夢を見たの! ……あれは夢だったの? それとも……」ガバッ

勇者「……」

忍者「それに戦士は?」

戦士「ここにいるぞ。起きて大丈夫なのか?」

忍者「うん。魔道士はどこにいるの?」

勇者「そっちのベッドだよ」

忍者「……副隊長?」

副隊長「お姉様ぁ」ウルウル

忍者「えっ? そこで寝てるのって……魔道士? どういうこと? あれってやっぱり夢じゃなかったの? 勇者! どういうこと? ねえ?」

戦士「落ち着け。魔道士は寝てるだけだ」

忍者「でも、私が見た魔道士は怪我してたよ!」

戦士「それは大丈夫だ。傷は多いが致命傷となるものはなかったからな。ただ……」

忍者「ただ?」

戦士「あくまでも表面上の話だ。身体の中がどうなってるかまではわからん」

忍者「どういうこと?」



201状況説明2011/12/06(火) 23:07:48.670pJt8frqo (28/29)


忍者「う……そ……」

戦士「本当だ。副隊長が言うには、こうやって生きていること自体がありえないらしい」

忍者「そんな……私のせいで……」

隊長「いや、何もできなかった俺のせいだ」

戦士「何もできなかったのはお前だけじゃない!」

勇者「俺たちは誰も何もできなかったんだ。魔道士がいなければ忍者を助けることさえできなかった……」



202のんびりのんびり2011/12/06(火) 23:11:01.370pJt8frqo (29/29)

中途半端な気もしますが
今日はここまでです。

ここまで読んでくれた方、
レスしてくれた方、
ありがとうございます。

また明日来ます。

ではまたノシ


203VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海)2011/12/06(火) 23:11:42.44RLA5ktrAO (1/1)

>>202
乙です!!


204VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/07(水) 19:10:14.67iMQFbEWIO (1/1)

面白い!


205三日後 :のんびり再開します2011/12/07(水) 21:04:05.84ZbItb+Kjo (1/22)


戦士「忍者、交代しよう」

忍者「……うん」

戦士「副隊長は?」

忍者「さすがに疲れたみたいで寝ちゃったからそこのベッドに寝かしておいたよ」

戦士「そうか。副隊長はあれから三日間ずっと寝ずで付き添ってたもんな」

忍者「もう三日も経ったんだね」

戦士「ああ」

忍者「……ぐすっ」

戦士「まだ起きないと決まったわけじゃないだろ。魔道士のことだから、馬鹿なことを言いながら起きるだろ」

忍者「うん……そうだよね。ごめんね」

戦士「お前も少し休め」

忍者「うん」

トボトボ



206無自覚? :レスありがとう2011/12/07(水) 21:08:40.20ZbItb+Kjo (2/22)


戦士「ふぅ」

戦士「ったく、どいつもこいつも……魔道士がこのくらいで死ぬはずがないだろうが」

戦士「お前もいい加減目ぇ覚ませ!」

魔道士「……」

戦士「……お前って寝てりゃ可愛いもんだな。でもな、お前が起きてないと調子狂うんだよ。馬鹿やってないと楽しくないんだ……いい加減、声も聞きたくなってきたんだ。だから……はやく戻ってこい」

隊長「……」

戦士「……」

隊長「……」

戦士「……いつからいた?」

隊長「忍者、交代しようってところから」

戦士「そこからか」

隊長「珍しくデレたな」

戦士「そうだな」

隊長「……えらく素直じゃないか?」

戦士「そりゃ、いつまでもこんな通夜みたいな状況には耐えられん」

隊長「……それだけか?」

戦士「それ以外に何がある?」

隊長「じゃあ声が聞きたいというのは?」

戦士「あん? ただ聞きたくなっただけだ」

隊長「自覚なしかよ!」

戦士「いきなりどうした?」



207戦士と隊長二人合わせて戦隊!2011/12/07(水) 21:13:03.27ZbItb+Kjo (3/22)


隊長「はぁ。まあいい。それよりも今さらなんだが、忍者を刺したやつが、次はお前を狙うみたいなことを言ってたぞ」

戦士「俺を? 何故だ?」

隊長「知らんよ。ただ、勇者と魔道士は厄介だとさ」

戦士「なるほどな。勇者と魔道士を相手にしようと思っても、そう簡単にできることじゃないからな。それで俺と忍者から潰そうということか」

隊長「そういうことか。俺からしてみればお前たちの誰を相手にしても同じなんだがな。まあ気をつけろよ」

戦士「ああ」

隊長「……」

戦士「……」

魔道士「……ウホッ……でござるな……ふひひ」

戦隊『!?』ビクッ

戦士「ま、魔道士? 気がついたのか?」

魔道士「……」

隊長「寝言か? ま、まあこうやって動きがあるということは、大丈夫ということか?」

魔道士「戦士ぃ……いやん……ばかん……」

戦隊『!?』

隊長「……そういう関係だったのか?」

戦士「……魔道士、お前起きてるな?」

魔道士「気のせいだろJK……すやすや」

戦隊『……』

隊長「勇者たちを呼んでくる」ダッ

戦士「頼んだ」

魔道士「頼んだ」キリ

戦士「……いい加減起きろ!」

魔道士「ちぇっ!」ムクッ

戦士「せめて目をあけろ。少し怖いぞ」

魔道士「これでいいかにゃ?」

戦士「……おはよう」

魔道士「おはよう」ニコッ

戦士「……フッ」



208さらっと復活2011/12/07(水) 21:17:06.85ZbItb+Kjo (4/22)


忍者「まどーーーーーーしーーーーーーーーー!!!」ガバッ

魔道士「うわっ!!」

忍者「よかったぁ!」ギュゥゥゥ

魔道士「こらっ! 抱きつくな! って、痛い痛い!! ちょっ!? 背骨がっ!」グギギ

勇者「忍者! 魔道士は病み上がりなんだから程ほどにしておきなさい」

魔道士「程ほどって何さ!? やめさせてよ! 痛い! 痛いってば!! 忍者!!」バシバシ

忍者「はなさないもーーーーん!」ギュー

魔道士「……もう、この子は」ナデナデ

忍者「えへへ」

副隊長「ん……んん……なんてこったい!? お姉様ぁぁぁあああああああ!!!」ガバッ

魔道士「ぬおっ! こらっ! 抱きつくな!」

副隊長「お姉様ぁ! よかったですぅ!」

魔道士「……心配かけたわね」

副隊長「ふえ~~ん」クンクン

魔道士「嗅ぐな!」

副隊長「ふへへ」ギュー

魔道士「離せぇぇえええ!!」



209ツンデレ?2011/12/07(水) 21:23:26.05ZbItb+Kjo (5/22)


忍者「魔道士、ありがとうね」

魔道士「気にすることないにゃー」

忍者「でも勇者から聞いたよ。私のことを大好きな仲間だって言ってくれたんでしょ?」

魔道士「おっと、拙者はそのようなこと言った覚えがないでござるよ」カァ

戦士「顔赤くしてりゃ説得力ねぇわな」

副隊長「忍者さんばっかりずるい」グスッ

隊長「魔道士」

魔道士「どうしたにゃん?」

隊長「悪かったな。俺は何もできなかった」ショボン

勇者「いや、俺たち全員だ。何もかも魔道士任せにしてしまったよ」ショボン

忍者「元はと言えば、私があっさりやられちゃったのが原因だよ」ショボン

魔道士「うぜぇ! こいつらマジうぜぇ!」

全員『!?』

魔道士「気にしてないって言ってるにゃん! しつこいのは嫌われるにゃん。というか、そろそろ次の話題に進まなきゃいけないにゃん。全然話が進まなくなったにゃん」

戦士「そのメタ発言やめなさい」

魔道士「楽しくおかしくってのが拙者の心情でござんすよ!」

戦士「わかったわかった」



210幸薄い人2011/12/07(水) 21:30:34.76ZbItb+Kjo (6/22)


王女「あの~」

勇者「どうかしましたか?」

王女「最近影が薄すぎるのですが」

魔道士「元々じゃね?」

王女「ひどい!」



211完全復活2011/12/07(水) 21:34:29.68ZbItb+Kjo (7/22)


勇者「魔道士も元気になったな」

魔道士「余裕だにゃん」

勇者「それじゃあ訓練も再開するか」

戦士「そうだな」

勇者「今回の件もあるから、これからは一人で行動しないようにしないとな」

魔道士「私か勇者と一緒にいるようにしにゃいとね」

戦士「そうだな。忍者がやられたとなると俺も危ういだろうな」

勇者「さすがに俺も一人じゃ太刀打ちできないかもしれないからな」



212訓練場2011/12/07(水) 21:39:03.69ZbItb+Kjo (8/22)


戦士「さて、今日は最後の締めくくりとして各々に成果を見せてもらおうと思う」

勇者「まずは俺が教えてた特別部隊の人と、戦士が教えてた特別部隊の人とで手合わせしてもらいます」

戦士「勝ち負けは意識しなくていい。今までやってきたことを確認しながらやってくれ」

わーわー?
ぎゃーぎゃー!



213どっちもどっち2011/12/07(水) 21:42:03.09ZbItb+Kjo (9/22)


勇者「戦士が教えてた人たちは基本がしっかりしてるな。鬼気迫るって感じだけど」

戦士「お前が教えてたやつらはよくわからんが凄い動きをするな」

忍者「五分五分って感じだね」

魔道士「勇者のあの教え方でよく強くなれたにゃん」

勇者「……否定できねぇ」ガビーン



214上司たちの戦い2011/12/07(水) 21:46:24.64ZbItb+Kjo (10/22)


忍者「それじゃあ次は隊長さんだね」

隊長「よし!」

魔道士「折角だから副隊長と手合わせしてみたら?」

副隊長「がんばります!」

ドゴーーーーーーーーン



215伊達や酔狂でやってるわけじゃねぇさ2011/12/07(水) 21:50:26.67ZbItb+Kjo (11/22)


戦士「すごいな」

勇者「隊長さんは習得したんだな」

忍者「うん。結構器用みたいであっさりとね」

戦士「特別部隊長というのは伊達ではないってことだな」

勇者「副隊長も超絶殲滅魔法と超魔重殲滅魔法を習得したんだな」

魔道士「かなりセンスはいいにゃん。まだまだ威力は足りてないけどね。さすがに次元壊滅魔法と超断空殲滅魔法は全く理解できなかったみたいだけど」



216忘れ去られた幸薄い人2011/12/07(水) 21:56:59.32ZbItb+Kjo (12/22)


隊長「お前少しは手加減しろっての」

副隊長「それは私の台詞ですよ! 常に首狙ってたじゃないですか!!」

隊長「一応避けられる範囲で攻撃してたつもりだぞ?」

勇者「お疲れ様です」

戦士「二人ともすごいな。この短期間でここまで成長するとは思わなかった」

隊長「お前らの教え方がいいんだろ」

忍者「そ、そうですか?」テレテレ

副隊長「お姉様のおかげです!!」

魔道士「当然にゃん」

隊長「そうだ! おい! お前たちも見本をみせてくれよ」

戦士「あ? どういうことだ?」

隊長「勇者パーティで手合わせしてみてくれよ」

戦士「俺たちでか? ……楽しそうだな」ニヤッ

忍者「そういうことってちゃんとやったことなかったね」

勇者「教えあうだけだったもんな」

戦士「それじゃ一度やってみるか?」

魔道士「面倒くさいにゃん!」

勇者「どういう組み合わせにする?」

忍者「私と戦士、勇者と魔道士っていうのは?」

戦士「妥当だな」

魔道士「面倒くさいにゃーん!!」

勇者「じゃあそれで」

魔道士「聞いてよ!!」

戦士「魔道士、うるさいぞ」

魔道士「にゃーーーー!!!」

王女「……私は成果発表さえなしですか? そうですよね、わかってましたよ」シクシク



217忍者 vs 戦士2011/12/07(水) 21:59:58.80ZbItb+Kjo (13/22)


忍者「手加減しないからねー!」

戦士「ああ」

隊長「こりゃ楽しみだな」

副隊長「どっちが有利なんでしょうか?」

隊長「さあな」

勇者「それじゃあいいか? はじめ!」

ガガガガガガッ!!!



218引き分け2011/12/07(水) 22:05:39.68ZbItb+Kjo (14/22)


忍者「はぁはぁ」

戦士「ふぅ……疲れた」

特員's『……』アングリ

隊長「すげぇな」

副隊長「いままでは全く本気ではなかったのですね」

勇者「二人とも、おつかれ」

忍者「もうちょっとだったのになぁ」

戦士「それはこっちの台詞だ。まさかあそこで躱されるとは思わなかったぞ」



219勇者 vs 魔道士2011/12/07(水) 22:09:14.21ZbItb+Kjo (15/22)


魔道士「動きたくないでござる」

勇者「真面目にやれ!」

隊長「やる気なさそうだな」

忍者「もう! たまには魔道士の本気が見てみたいのに!」

戦士「確かにな。まあ本気を出されたらそれはそれで面倒なことになりかねないんだがな」

隊長「……魔道士! 勇者に勝てば特員13とのデート権利をやるぞ!」

魔道士「おらっ! 勇者! さっさとかかってこいやぁ!」

勇者「切り替えるのはやっ! って、これ俺ピンチかも?」

戦士「勇者! 気合入れろ! 今の魔道士は仲間だと思うな! 親の仇だと思え!」

勇者「わかってる!」

忍者「死なないでね!」

隊長「……その応援はどうなんだ?」

戦士「仕方ないだろ。お前が魔道士をやる気にさせたんだから」

忍者「そうだよ。魔道士が本気を出したら、勇者でも勝てるかわからないんだからね」

隊長「……ちょっとまずったかな」

副隊長「お姉様ぁ! がんばってくださーい!」

戦士「さて、準備はいいか? はじめ!」

ドドドドドドドドド



220効果音のみでお楽しみください2011/12/07(水) 22:15:55.27ZbItb+Kjo (16/22)


魔道士「おらおらおらぁ!」ドドドン

勇者「くそっ! 圧縮超魔重殲滅魔法!」ドゴーーーン

魔道士「無駄無駄無駄ァ!」ピキーン

勇者「圧縮超絶殲滅魔法!!」ドガーーーン

魔道士「無駄ァ!! 次元壊滅魔法!」ザン

勇者「うおっ!? あっぶねぇぇぇえええ!!」サッ

魔道士「超断空殲滅魔法!」ズバン

勇者「うひょぉぉぉぉぉおおお!! こえぇ!!! くそっ! 殺す気かよ! それならこっちだって!」ドドン

魔道士「まだまだぁ!」シュン

勇者「このっ! 転移魔法を惜しげもなく使いやがって!」

魔道士「うらぁ!」シュッ

勇者「ぐおっ!」ドカン

魔道士「オラオラオラオラオラァ!」ドカドカドカ

勇者「くっ!これでどうだ!」シャッ

魔道士「むっ!」ザシュ

勇者「てやっ!」シャシャッ

魔道士「くっ! 超速魔法!」シュシュン

勇者「負けるか! 爆速魔法!」シュシュシュシュシュン

魔道士「縛速魔法!」ポワン

勇者「だぁ! それ卑怯だろ!!」ノロノロ

魔道士「うるさい! 動きをはやくするというのなら、遅くするだけよ!」シュシュッ

勇者「やばっ! うおっ!?」ササッ

魔道士「ふっ!」シュシュシュッ

勇者「このっ! うわっ!? ちょっ!? あぶねぇ!」ササッガッ

ドドドドドドドドドドドドドドド



221いじける幸薄い人2011/12/07(水) 22:20:20.74ZbItb+Kjo (17/22)


勇者「危なかった」ハァハァ

魔道士「チッ!」

忍者「おつかれさま」

戦士「一応手加減するという良識は残ってたんだな」

魔道士「当たり前だにゃ!」

勇者「さすがに本気でやればここらあたりが大変なことになるだろ。って、お前あんまり手加減してなかっただろ!!」

魔道士「攻撃範囲と規模は小さくしておいたにゃん」

特員's『……』ビックリ

隊長「……あれで手加減してたのかよ。というか魔道士は接近戦、肉弾戦もこなせるのかよ」

副隊長「さすがお姉様です!」

王女「みんな楽しそうだなぁ」イジイジ



222数日後2011/12/07(水) 22:24:25.45ZbItb+Kjo (18/22)


隊長「ふぁ~、ヒマだな」

戦士「仕事しろよ」

隊長「してるさ。こうやって警備してるだろ」

戦士「訓練場を警備してどうしたいんだ?」

隊長「警備と訓練の両方を一度にできるんだから、効率的でいいだろ。それに、何かあってもお前らがいるからな」

戦士「他の場所を警備しろよ」

隊長「隊員たちが警備に当たってるから大丈夫だ」

戦士「本当やる気ねぇな」

隊長「それだけ隊員を信頼してるってことだ。それに今日は副隊長と魔道士が警邏に出てくれてるからな」

戦士「……まぁあいつがいれば心配ないか」

隊長「だろ?」



223町中……デート?2011/12/07(水) 22:29:25.90ZbItb+Kjo (19/22)


副隊長「お姉様! 次はあちらへ行きましょうよ!」グイグイ

魔道士「はいはい、わかったから引っ張らないでほしいにゃん」

副隊長「わかりました。それでは手を繋ぎましょう」

魔道士「意味がわからない!」

副隊長「だって、手を繋げば引っ張る必要がなくなるじゃないですか!」

魔道士「もっと謎!!」

副隊長「と、とにかく手を繋ぎましょう! 恋人繋ぎでお願いします!」ハァハァ

魔道士「嫌だ! そんな目をして鼻息荒くしてたら絶対に嫌だ! 近寄るな!」

副隊長「嫌がるお姉様を無理矢理……はぁはぁ」

魔道士「近寄るな! それ以上来るな!」

副隊長「はぁはぁ……お姉様ぁん」ガバッ

魔道士「うわーーー! ルパンダイブで飛んできた! もう手を繋ぐとか関係ないじゃん!!」

副隊長「おっねぇさまぁ~ん!」

魔道士「地獄に落ちろ!」ジゲンカイメツマホウ

ザン!
ズズズ
ズッバーーーーーーーン!



224訓練場2011/12/07(水) 22:34:27.38ZbItb+Kjo (20/22)


忍者「なんの話をしてるの?」

戦士「魔道士のことだ」

勇者「魔道士がどうかしたのか?」

隊長「見回りに行ってくれてありがたいってことを話してたんだ」

勇者「そうですか。それにしてもあの魔道士がよく引き受けてくれましたね」

隊長「ああ。そこは特員13を餌にしたからな」

戦士「おまえ……」

隊長「別にいいだろ。使えるものは使わないとな」

忍者「仲間を売るなんて最低ですよ!」

隊長「勘違いするなって。そこは上手いことやるさ」

勇者「……魔道士はよく騙され続けてますね」

忍者「単純だからね」

戦士「……あいつはわかっててやってんじゃないか?」

忍者「どういうこと?」

戦士「特員13で釣られてるっていうのは建前で、あいつは見回りを自分から引き受けてるんじゃないかってことだ」

勇者「それはないんじゃないか?」

忍者「そうだよ。あの面倒くさがりの魔道士だよ」

戦士「ああ。だが、あいつはなんだかんだで面倒見のいいヤツだろ? それと……」

隊長「あの仮面のヤツか?」

戦士「ああ。魔道士と何かしら因縁があるっぽいからな」

勇者「確かに」

忍者「でもあれは誰なんだろうね?」

戦士「魔道士は言うつもりはなさそうだからなぁ」

勇者「気になるな」

隊長「そうだな」

全員『……』



225??があらわれた2011/12/07(水) 22:40:23.07ZbItb+Kjo (21/22)


??「私が説明してやろうか?」

全員『!!』チャキッ

??「ふん。構えるのだけは早いようだな」

勇者「貴様は!」

戦士「隊長と忍者は下がれ!」

隊長「あ、ああ」

忍者「うん」

??「そう警戒するな。今日は挨拶に来ただけだ」

勇者「挨拶だと?」

??「そうだ。俺だけ正体を明かさないというのは不公平だと思ってな」

戦士「お前は何者だ!!」

??「慌てるな。まずは素顔から見せてやろう」スッ

全員『……えっ?』

勇者「そ、その顔は……」

戦士「おまえ……」

隊長「そんなまさか」

忍者「えっ? ま……魔道士?」



226のんびりのんびり2011/12/07(水) 22:42:33.15ZbItb+Kjo (22/22)

キリがいいので今日はここまでです。

読んでくれてありがとう。
レスも嬉しいです。

また明日来ます。

ではまたノシ


227VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海)2011/12/07(水) 22:49:46.57UKMInVtAO (1/1)

>>226
乙乙!!


228VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県)2011/12/07(水) 23:23:12.35YzQrCCo8o (1/1)

おま


229VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/08(木) 00:09:52.354PeUEP5DO (1/1)

何という焦らしプレイ……
続きwktk


230VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/12/08(木) 03:12:56.20laHIXzlDO (1/1)

早く…早く…
急がず早く…


231SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/08(木) 21:05:12.42dJQFVR+p0 (1/2)

うおおおおおおおおおおおおおおおおす


232SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/08(木) 21:05:52.85dJQFVR+p0 (2/2)

さげ忘れスマソ


233町中 :のんびり再開します2011/12/08(木) 21:16:44.65VHRazqC2o (1/37)


副隊長「」チーン

魔道士「はぁはぁ……ん? この感じは……」

副隊長「お姉様? どうかされましたか?」

魔道士「うひゃぁ!? ……復活が早すぎるにゃん!」

副隊長「お姉様の愛を受け止めただけですから」

魔道士「気持ち悪いにゃん!」

副隊長「はふん、もっと罵ってくださいまし! ……それよりも何かありましたか?」

魔道士「ん……嫌な感じがするわ」

副隊長「嫌な感じですか?」

魔道士「ええ。一度城に戻りましょう」

副隊長「はい」

シュン



234訓練場 :レスありがとう2011/12/08(木) 21:22:13.08VHRazqC2o (2/37)


戦士「てめぇ何してんだ!?」

??「ふん、勘違いするな。見た目が似ているだけだ」

勇者「……似ているだけの赤の他人、ということじゃなさそうだな?」

??「さすがは勇者と言ったところか。ただ似ているだけではないかもしれんな」

勇者「貴様は何者だ!」

??「……それを説明するのは俺の役目ではないな」

勇者「えっ?」

シュン

勇者「魔道士!」

魔道士「どうしたにゃん? ……っ!!」

戦士「魔道士! あいつは何者だ!?」

魔道士「……よくここに来られたわね」

??「ふん、相変わらずだな。少しは優しくしようと思わないのか?」

魔道士「思うわけないでしょ! あんたは私の仲間を傷つけたのよ!!」

??「ふん。お前は俺を傷つけたがな」

魔道士「それはこっちの台詞よ!」



235正体2011/12/08(木) 21:27:54.35VHRazqC2o (3/37)


戦士「おい! どういうことだ!?」

勇者「魔道士! こいつとはどういう関係なんだ!」

魔道士「……」

??「ふん。少しは兄のことを敬ってほしいところだな」

忍者「えっ? 兄?」

魔道士「……兄さん面しないで欲しいわね。私の兄さんは随分昔に死んでるわよ」

兄「殺したのはお前だがな」

勇者「えっ?」

魔道士「適当なこと言わないでもらえる?」

兄「あんなことをしておいてとぼけるとはな。まぁあのことがあったから、今の俺がいるんだがな」

戦士「あのこと?」

魔道士「殺す!」

兄「ふん、今日は挨拶にきただけだ。戦う気は全くない」

魔道士「あんたに無くても私にはあるのよ!」

兄「そういきり立つな……まあいい。自己紹介は終わったことだ。俺はそろそろ消えるとしよう」

魔道士「いかせると思ってるのかしら?」

兄「そうだ。お前は俺の妹だからな」

魔道士「いい加減にしろ!」ザンッ

兄「ふん、中々いい攻撃だな。それではまた会おう」スゥ

戦士「消えた!」

勇者「あの消え方は転移魔法とは別の魔法か?」

魔道士「……」

忍者「魔道士……」



236気まずい雰囲気2011/12/08(木) 21:33:51.18VHRazqC2o (4/37)


全員『……』

勇者「……」チラッ

魔道士「……」

戦士「……」チラッ

魔道士「……」

忍者「……」チラッ

魔道士「……」

隊長「……」チラッ

魔道士「……」

副隊長「……」ジー

魔道士「……」

全員『……』

魔道士「……ごめんなさい」

全員『!?』

勇者「ど、どうしたんだ?」

魔道士「私のせいでみんなを傷つけた」

戦士「……」

魔道士「忍者、ごめんね。私のせいであんなに辛い目にあわせちゃって」

忍者「何言ってるの! あれば魔道士のせいじゃないよ! それに助けてくれたのは魔道士じゃないの!」

隊長「そうだな。あれが魔道士のせいだというのであれば、俺のせいでもある」

魔道士「……あいつは……あいつは……私の兄よ」

戦士「……」

魔道士「ずっと黙っててごめんなさい」

勇者「……一体何があったんだ?」

魔道士「そうね……少し長くなるかもしれないけど聞いてくれるかしら?」



237魔道士の語り2011/12/08(木) 21:40:30.92VHRazqC2o (5/37)


みんなと出会う数年前まで、私は兄さんと二人で、とある山間部の小さな村に住んでたわ。

両親は私たちが小さい頃に他界してた。

私たちは貧しいながらも、二人で仲良く過ごしてたわ。

村の人たちにもよくしてもらってたし、あの頃は幸せだった。

だけど、ある日事件が起きたの。

あれはとても暑い夏の昼下がりだったわ。

兄さんと二人で昼食を食べてたの。

すると外から叫び声や悲鳴が聞こえてきたの。

私たちが慌てて外に出てみると、魔物が襲ってきてた。

私はその頃から魔法は使えてたし、兄さんも凄く強かったわ。

だから村の人たちを助けるためにすぐに行動に移ったわ。

治癒魔法も使えるようになってたから、怪我人はいたけど死人が出ることはなかった。

そして兄さんも魔物を全て倒したわ。

村人からはすごく感謝された。

いつもお世話になってたから、これで少しは恩返しができたと思ってた。

それでよかった。

みんなが普通に暮らしていけることが私にとっての幸せだったわ。

だけど。

私は聞いてしまったの。



238とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 21:47:31.00VHRazqC2o (6/37)


誰にも聞こえないように小さな声でつぶやくように、兄さんが言ったわ。

「―――。――――――。死ね」ボソボソ

怖かった。

笑顔であんなことを言う兄さんが怖かった。

だから私は聞き間違いだろうと思うようにしたわ。

でも、その夜。

兄さんが外に出て行ったの。

私はたまたま目が覚めたの。

どうしたのかと思って、こっそりとついていったわ。

気分でも悪くなったのかと思って、心配したのよね。

すると、兄さんは村長さんの家に入っていったの。

どうして、こんな時間に村長さんのところに行ったのかな、と思ったわ。

そのまま待ってると、少しして兄さんが出てきたわ。



239とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 21:52:05.61VHRazqC2o (7/37)









全身を真っ赤に染め上げて。










240とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 21:53:03.12VHRazqC2o (8/37)


すぐ理解したわ。

あれが血だということを。

私はそこから動けなかった。

意味がわからなかったから。

どれくらいの時間が経ったのかわからない。

そんな時に後ろから肩を叩かれた。

怖かった。

振り向きたくなかった。

だけど肩を叩いた手が、私を身体ごと振り向かせようとした。

逆らいたいのに逆らえなかった。

そして振り返った私の目の前には。

兄さんがいた。



241とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 21:56:48.48VHRazqC2o (9/37)


でも、おかしいの。

何か焦ってるように息を切らしてた。

すると兄さんがこう言ったの。

「この村はもう駄目だ。逃げろ!」

どうして兄さんがそんなことを言っているのかわからなかった。

その時、私の後ろで物音がしたわ。

慌ててそっちを見たけど、何も無かった。

もっと詳しく話を聞こうと思って兄さんの方を向いたら。

誰もいなかった。

そこで、悲鳴が聞こえてきた。

私と兄さんが住んでいた隣の家からだった。

怖かったけど、確かめに行くしかないと思って、走ったわ。

そして、家の中に入ったの。

そこには。



242とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 22:01:17.31VHRazqC2o (10/37)









人間を食べている兄さんがいた。










243とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 22:06:16.17VHRazqC2o (11/37)


意味がわからない。

何が起きてるの?

どうして?

これは夢?

兄さんが私に気づいてこう言ったの。

「xxxよ、どうしたのだ? ああ、お前も欲しいのだな。一緒に食べよう。大丈夫、お前の分もあるぞ」

何を言っているのかわからなかった。

だから何をしているのか聞いたわ。

「わからないのか? 簡単なことじゃないか。俺は天使になろうとしてるのだよ」

天使?

あの?

どうして天使になろうとしているのかわからなかった。

「どうして? そんなこと簡単だろう。こんな力の無い人間共と同じだというのが嫌だからに決まっているだろう」

それでも天使になんてなっちゃいけない。

「何故だ? 天使は凄いじゃないか。xxx、お前は見たことがないのか? とても綺麗だぞ」

見たことはあったわ。

あれは、とても、この世のモノとは思えないほどに……



244とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 22:10:02.63VHRazqC2o (12/37)









醜かった。
汚かった。
生きているものとは思えない程に。










245とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 22:15:13.89VHRazqC2o (13/37)


あれは魔物以上にひどい生き物だった。

ただの化け物でしかなかった。

「何を言っている? とても綺麗じゃないか」

どうして?

それに父さんと母さんは……。

「それがいいんじゃないか」

ああ、駄目だ。

あの目はもう手遅れだ。

兄さんはもう、人間をやめていた。

だから、私は、この手で。



246とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 22:16:35.52VHRazqC2o (14/37)









壊して、砕いて、破って、削って、崩して、潰して、殺して、また殺して、そして殺した。










247とある小さな村での出来事2011/12/08(木) 22:17:43.37VHRazqC2o (15/37)


朝になって、私は村中を見て回ったわ。

そこには誰もいなかった。

形跡はあったけど、跡形もなかった。

絶望に打ちひしがれた。

泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、泣いた。

泣きすぎて涙が枯れて、声も枯れて。

そんな時、声が聞こえた。

「迎えに行くよ」

私は泣くことを止めた。



248戦士との出会い2011/12/08(木) 22:18:36.66VHRazqC2o (16/37)


魔道士「……」

全員『……』

魔道士「それから私はその場から逃げるように走ったわ。いつまでも、どこまでも。そこで、戦士と出会ったわ」

戦士「……あの時の子か」

魔道士「そうよ。あの頃は生きていることがどういうことかわからなかったわ。戦士には迷惑をかけたわね」

勇者「戦士とは出会っていたのか?」

戦士「ああ。だが、ある日急にいなくなった」

魔道士「ええ。ある町に入ろうとした時に、怖くなって、逃げたわ。人間が怖かったの」

戦士「……」



249忍者との出会い2011/12/08(木) 22:22:39.89VHRazqC2o (17/37)


魔道士「それから色々と人目にあたらないような場所を移動してたわ。そこで忍者と会ったわね」

忍者「えっ!? ……もしかして」

魔道士「そう、あのボロボロだったのが私よ」

忍者「そ、そんな」

戦士「忍者とも出会ってたのか」

魔道士「ええ。少しの間だったけど、色々と面倒を見てくれたわ。でも私はまた逃げた。忍者の優しさが怖かったの」

忍者「魔道士……」



250勇者との出会い2011/12/08(木) 22:28:12.90VHRazqC2o (18/37)


魔道士「それからはどこにいたのかわからない。いろんな場所にいたから、どこをどう彷徨ってたのか覚えてないわね。そんな時に出会ったのが……」

勇者「……俺か」

魔道士「そうね」

忍者「勇者とも出会ってたんだ」

魔道士「ええ。勇者がちゃんとした勇者になろうとしている頃かしら。森の中で出会ったわね」

勇者「ああ。だけど、お前は……」

魔道士「ええ、すぐに逃げたわ。勇者の光に当てられて。光というか、オーラって言うのかな。勇者は私を見つけるなり、笑顔で迎え入れようとしてくれたわ。私にはそんな勇者の存在が眩しすぎた」

勇者「……」

魔道士「でも、その光に救われた……ううん、戦士と忍者、そして勇者の三人に救われたわ。逃げたけど、私は自分を取り戻しつつあったの」

副隊長「……おねえさま」ウルウル

魔道士「その一年後にみんなと再会したわ。誰も私のことを覚えてなかったわ。でもそれでよかったと思うの。あの頃の私と今の私は別人だと思えたから」

戦士「……」

魔道士「それからはみんなが知っている私よ」



251仲間2011/12/08(木) 22:31:25.93VHRazqC2o (19/37)


魔道士「まっ、こんな感じって訳よ。幻滅したかにゃ? 嫌なら嫌って言ってほしいにゃん。覚悟はできてるにゃん」

戦士「……それ以上喋るな」

魔道士「っ!? そっか……声も聞きたくないよね。ごめんね」

戦士「そうじゃない」

魔道士「えっ?」

戦士「そんなに自分を卑下するな。別に今の話を聞いたからといって何かが変わるとは思わない。俺は今までどおりにさせてもらうさ」

魔道士「戦士……でも、私は」

忍者「そうだよ、何も変わらないよ」

魔道士「忍者……」

勇者「そもそも何か変わるのか? 俺は馬鹿だからよくわからないな」

魔道士「勇者……」

隊長「魔道士は魔道士だろう?」

副隊長「私はどこまでも付いていきます! むしろ二人っきりでどこかに行きたいです!」

隊長「……おまえなぁ」

魔道士「隊長……副隊長……」



252ぎゃふん2011/12/08(木) 22:38:09.18VHRazqC2o (20/37)


王女「……さっきから何を愚図ってるのかしら? 不幸自慢がしたいの? やだやだ。私は悲劇のヒロインなんです~って言いたいの?」

魔道士「……そういうわけじゃ」

王女「私は貴女にギャフンと言わせなきゃ気が済まないのよ。勝ち逃げはやめてもらえる? 勝手に逃げないでよね」

魔道士「……」

王女「……何か言ったらどう?」

魔道士「……」

全員『……』

隊長「ギャフン」ボソッ

魔道士「ぶはっ! ちょっと! 笑い堪えるのに必死だったのに!」ケラケラ

隊長「ギャフン! キリッ!」

魔道士「あはは! やめてってば!」

戦士「折角いいこと言ってるかと思えば、ギャフンってなぁ。言った瞬間空気変わったぞ。それとお前はいつからいたんだ? 全然気配を感じなかったぞ?」

忍者「完全にツンデレだもんね」

副隊長「私は負けませんよ!」

隊長「お前は何を競ってるんだよ」

勇者「まあまあ」

王女「……」プルプル

魔道士「あっ! そうだ! 貴女に一言言いたいことがあるの」

王女「……なにかしら?」

魔道士「あのね………………ギャフン!」プギャー

王女「ふがぁーーーー!」



253笑顔2011/12/08(木) 22:44:06.35VHRazqC2o (21/37)


わーわー
ぎゃーぎゃー

勇者「あっ! 魔道士! ちょっとまて! 脱がさないでぇぇーーー!!!」

忍者「きゃっ! 今胸触ってでしょ! あっ! そこ駄目ぇぇーーー!!!」

戦士「こらっ! ちょっと落ち着け! キスしようとするなぁぁーーー!!!」

隊長「うおっ! ……なんじゃこりゃぁぁーーー!!!!」

王女「きゃぁ! 今お尻触ってでしょう? あっ! それ入れちゃ駄目ぇぇーーー!!!」

副隊長「………………………………私にも何かしてくださいませぇぇーーー!!!」

わーわー
ぎゃーぎゃー

魔道士「みんな! …………ありがとう! 大好きだよ!!」ニコッ

全員『っ!!』

魔道士「?」

勇者「なあ、魔道士ってあんなに可愛かったっけ?」ボソボソ
戦士「あんな笑顔初めてかもな」ボソボソ
忍者「すっごく可愛い」ボソボソ
隊長「あれ、誰だよ」ボソボソ
副隊長「女神様じゃ~」ボソボソ
王女「悔しいです」ボソボソ

魔道士「ど、どうしたの?」

副隊長「おっねぇさまぁーーーーーん!!!」ガバッ

魔道士「ひいぃぃ!!?」

わーわー
ぎゃーぎゃー



254星空が綺麗に見える場所2011/12/08(木) 22:50:58.23VHRazqC2o (22/37)


勇者「ここにいたのか」

魔道士「うん」

勇者「……」

魔道士「……」

勇者「お前はさ、お前の兄をどうしたいんだ?」

魔道士「……天使になったアレはもう私の兄じゃないわ」

勇者「ご、ごめん……アレをどうしたい?」

魔道士「……どうしたいんだろうね。よくわからないや……でもさ、やっぱり終わりにしたいかな」

勇者「そうか……本気か?」

魔道士「そうだね……やっぱりさ、私が慕ってた人だしさ、アレがアレのままっていうのは許せない」

勇者「じゃあ倒しに行くか」

魔道士「でも、私の我儘に付き合わせるわけには」

戦士「お前の我儘? 今さら遠慮とかおせぇよ! 出会った頃からその慎ましさを用意しておけっての」

魔道士「戦士……」

忍者「それに私も殺されかけた借りを返さないとね」

魔道士「忍者……」

勇者「これでも一人で行くって言うのか?」

魔道士「……ううん、ありがとう」

勇者「それじゃあ明日にでもズバッっとやっつけに行くか」

魔道士「えっ? でも何処にいるのかわからないし……」

勇者「俺を誰だと思ってるんだ? 追跡魔法は発動中だぜ?」フフン

戦士「そういうことだ! ただ場所が遠いからお前の転移魔法が必要だけどな」

忍者「あんまりうだうだしてると先に行っちゃうぞ?」

魔道士「……くすっ。仕方ないにゃん! 拙者がいなければ何もできないでござるな!」



255次の日の朝 :ちょっぴりペースアップ2011/12/08(木) 22:52:13.74VHRazqC2o (23/37)


勇者「さて、行くか?」

隊長「気をつけてな」

戦士「ああ」

王女「無事帰ってきてください」

忍者「ありがとう」

副隊長「おねえさま! 私の為に帰ってきてください!」

魔道士「嫌だにゃん!」

副隊長「がびーーーーん!」

勇者「それじゃあちゃちゃっと片付けるぞ」

戦士「おう!」

忍者「うん!」

魔道士「行くよ?」

勇者「頼んだ」

シュン!



256とある場所2011/12/08(木) 22:53:41.82VHRazqC2o (24/37)


シュン!

貴族「っ!? お前たち! 何故ここに!?」

兄「……魔道士、お前の仕業か?」

魔道士「残念でした。私じゃないぴょん」

兄「……勇者か」

勇者「ああ。追跡魔法を使わせてもらったよ」

兄「ふん。追跡魔法か」

戦士「えらく余裕だな」

兄「力しか脳がないやつが吠えるな。それと死に損ないのくせに何をしにきた」

忍者「マジむかつくんですけどぉ!!」

勇者「忍者、キャラ代わってるぞ。まあ早速本題に入らせてもらおうかな………………お前には消えてもらう!」

兄「……」

戦士「脳筋の力見せてやるよ!」

兄「……」

忍者「窮鼠猫を噛むって知ってる?」

兄「……はははははははははははは! お前たちのような無能な人間が集まったところで何ができるというのだ!」

勇忍戦『てめぇをぶち殺せる!!』ビシッ

魔道士「……忍者が可愛くない」

貴族「貴様らごときが兄様にかな…う…は…?…ず…?…?…が…?…?…?…ない?」ズズ

ドシャドシャッ!

戦士「てめぇは鼻っから死んでんだよ! でしゃばんじゃねぇ!」

兄「……」

魔道士「そういうことだよ。もう終わりにしよう。ねえ、兄さん?」

兄「……屑共が調子に乗るな!!」



257事後2011/12/08(木) 22:54:31.05VHRazqC2o (25/37)


勇者「うしっ!」

忍者「いえいっ!」

戦士「ふん!」

魔道士「ふぅ」

兄「」チーン

魔道士「予想以上に楽勝だった件についてどう思う?」

勇者「やっぱり強くなりすぎたかなって思います」

戦士「脳筋最強」

忍者「すっきりした」

魔道士「ちゃんと答えてよ! ……まぁこれで終わりだね」

戦士「そうだな」

忍者「魔道士? どう?」

魔道士「……うん、すっきりしたよ」ツー

勇忍『魔道士……』

魔道士「あれ? あはは、これはにゃにかにゃ? おっかしいにゃん。きっと汗が目から出てきてるだけにゃん。だってすっきりしたんだにゃ~」ポロポロ

戦士「……もう無理しなくていいぞ。泣きたい時には素直に泣いておけ。硬い胸でよければ貸してやるぞ?」

魔道士「そんにゃんじゃにゃいにゃん……そんにゃんじゃ…………だから優しくしないでよ、バカ」ギュッ

戦士「バカなのは脳筋だから仕方ないな」ポンポン

魔道士「ば~か……う、うう……うえーーーーーん」ダバダー

戦士「……」ナデナデ



258天使は決して弱くありません :戦闘描写? 苦戦? なにそれ? おいしいの?2011/12/08(木) 22:57:58.77VHRazqC2o (26/37)


兄「」チーン

忍者「ねぇ? これはこのままでいいの?」

魔道士「このままじゃ駄目ね」

戦士「じゃあどうするんだ?」

魔道士「消失魔法っていうのを使うのよ」

勇者「はぁ!? マジかよ!? どんだけチートなんだよ!!」

忍者「消失魔法?」

戦士「勇者は何を驚いているんだ?」

勇者「自分で言うのもなんだけど、俺はいろんな魔法を会得してる。常人では不可能なものもある。それでも、いくつかはどうあっても誰にもできないんじゃないのかっていう魔法があるんだ」

戦士「その中の一つが消失魔法というものか」

勇者「ああ。その消失魔法というのはその名の通りなんだけど、あらゆる事象を消失させる魔法なんだ」

忍者「ふ~んあらゆる事象をねぇ……ちょっと待って! それってどんなものでも消すことができるの?」

勇者「ああ。つまり」

戦士「魔道士の兄が天使だということを消すことができるということか!?」

魔道士「残念だけど、それは無理よ。兄さんが天使だということを消すということは、そのまま兄さんという存在を消すということなの。天使という事象を消すということで元の人間に戻るということじゃないのよ。元人間なだけであって人間という事象の上に天使という事象が存在するわけじゃないの。人間という事象は既になくなっているのよ。だから天使という事象だけを消すということはできないわ」

勇者「……そうなのか」

魔道士「前にも言ったでしょう? 人間に戻す方法は知らないって」

戦士「……言ってたな。あの時は悪かったな」

勇者「魔道士、ごめん!」

魔道士「謝らなくていいわよ。二人の反応は正しいものだから」ニコッ

忍者「魔道士……」

魔道士「それじゃあ、いい加減終わりにしましょう」

ぴかー



259訓練場2011/12/08(木) 23:00:09.96VHRazqC2o (27/37)


シュン!

勇戦『……』ズーン

忍者「ぐすっ!」ウルウル

魔道士「ただいまにゃん!」ヤッホー

隊長「……何があったんだ?」

魔道士「勇者と戦士は自己嫌悪に陥ってて、忍者は私の代わりに泣いてくれてるってところかな」

隊長「そうか……お前は強いな」

魔道士「そうでもないよ。ただ鈍いだけよ」

隊長「そうか」

魔道士「ええ」

隊長「……」

魔道士「……」

副隊長「お姉様(はーと)」ギュゥ

魔道士「うぐっ!」

副隊長「おかえりなさいませ!」クンクン

魔道士「か、嗅ぐな!!」

副隊長「ごめんなさい」ペロペロ

魔道士「な、舐めるなぁ!!!」ゾワゾワ

副隊長「お姉様の味、はあはあ」クンカクンカ

隊長「やめーーーーい!」ドカッ

副隊長「ひでぶ!」

魔道士「ったくもう……副隊長」

副隊長「は、はいっ!」セイザ

魔道士「貴女なりに気を紛らわせようとしてくれたのよね。ありがとう」ニコッ

副隊長「はふ~~ん!超幸せですぅ!」クネクネ

魔道士「ふふっ」

隊長「……腹減ったな。メシにするか?」

魔道士「おっ! さっすが、隊長だにゃん! 行くっす!」

隊長「おらっ! お前らもいつまでもくよくよしてないでメシ食いに行くぞ!」

ぞろぞろ

王女「……私は喋ることさえも許されないのですね。そうですよね。でも空気を読んだだけですから。寂しくなんてないんですから!」



260食堂2011/12/08(木) 23:01:43.74VHRazqC2o (28/37)


戦士「これからどうする?」

勇者「そうだな……正直なところ何も考えていない」

忍者「また魔物討伐の旅に行く?」

魔道士「王女「どうしてあなたが!?」騎士「自分の役割というものがやっとわかったんだ」」カタカタ

隊長「当分ここに留まるつもりじゃないのか?」

戦士「それはここが危機に晒されている間だけだろ」

勇者「一応は……解決したと思いますしね」

隊長「そうだな」

魔道士「王女「役割……ですか?」騎士「ああ」」カタカタ

忍者「諸悪の根源を絶ったから、ここが同じように襲われることはないだろうね」

戦士「ああ、俺たちがここに留まり続ける必要はないんだ」

隊長「だからと言って、旅に出なきゃならないって訳でもないだろ?」

魔道士「王女「その役割とは一体何なのですか?」騎士「それは……」」カタカタ

戦士「だからどうするかって話だろう」

勇者「ここが襲われることがなくなったからと言って、危険にさらされている人がいないということでもないし」

忍者「そう考えると、やっぱりこのままここにいるっていうのもね」

魔道士「騎士「俺の役割とは……お前を守ることだ」王女「……騎士様」」カタカタ

隊長「確かにな」



261お給金2011/12/08(木) 23:03:22.35VHRazqC2o (29/37)


戦士「一度あのギルドの町に戻るか?」

勇者「そうだな。あそこから再スタートというのもいいな」

忍者「あのギルドにはお世話になったよね」

魔道士「王子「ちょっと待ったぁぁぁぁ!!」司会「おぉぉ!!王子からちょっと待っただぁぁぁぁああああ!!」」カタカタ

隊長「ギルドに登録してたのか?」

戦士「ああ。あそこは魔物が頻繁に現れるようでな」

忍者「お蔭で貯金が増えたよね」

勇者「別に報酬はなくてもいいんだけどな」

魔道士「町民「ちょっと待ったぁぁ!!!!」司会「おっとぉぉ!町民からもちょっと待っただぁぁ!!」」カタカタ

隊長「へぇ。俺たちもギルドに登録して予算を稼ぎに行くかな」

戦士「あん? そんな必要があるのか?」

隊長「ああ。最近給料を上げろって要望も多いからな」

忍者「結構貰ってそうなのに」

魔道士「王子「今日はあまり話せなかったけど、今度僕の船でクルージングにいきましょう」王女「……王子様」」カタカタ

勇者「でも、そんなにお金って必要かな?」

戦士「生活ができる最低限の金額さえあればそれで十分だと思うがな」

隊長「お前たちは欲がないんだよ」

勇者「そんなことはないですよ」

戦士「実際にはかなりの額を持ってるから言えることなのかもしれんな」

魔道士「町民「おいらは貧乏だし、汚らしいかもしれないっす。それでも愛する気持ちは誰にも負けないっす!! 今日は楽しかったっす。また遊んで欲しいっす」王女「……町民様」」カタカタ

隊長「ちょっとムカつくな」



262世のため人のため2011/12/08(木) 23:04:25.48VHRazqC2o (30/37)


忍者「魔道士は色々と使ってるみたいだけどね」

隊長「そうなのか? 浪費癖か?」

戦士「そういうことではないが、貯金はないみたいだな」

忍者「かなり使ってるよね」

魔道士「司会「さぁ王女さんはどうする!?」王女「…………」全員『ゴクッ』」カタカタ

隊長「金遣いが荒いのか、欲深いのかってところか。魔道士らしいっちゃらしいな」

勇者「でも魔道士の場合は、色々なものを開発しているから仕方がないんですよ」

隊長「開発?」

勇者「はい。世の中の為に様々なものを開発していますよ。例えば魔力封印装置もそうですね」

隊長「あれを開発したのか? 凄いな」

勇者「はい。ああいったものを開発しては、無償で提供しているんですよ」

魔道士「王女「………………ごめんなさい」司会「あーーーーーっと! ごめんなさいだぁぁぁあああああ!!!!」」カタカタ

隊長「無償だと!?」

勇者「魔道士曰く、私が作ったもので世の中が便利になったら嬉しいな。だそうですよ」

忍者「そんなことしてたんだ」

戦士「俺も知らなかったぞ」

隊長「そうか。悪く言ってすまなかった」

勇者「魔道士は気にしていないと思いますよ」

魔道士「ん? 私がどうかした?」

勇者「何でもないさ」フフッ

魔道士「?」



263寝室2011/12/08(木) 23:06:07.45VHRazqC2o (31/37)


王女「わーーーーーーーーーーー!!!!!!」ワー

全員『!?』ビクッ

戦士「うるせぇな」

隊長「元気だな」

勇者「どうかされましたか?」

魔道士「忍者ー! 髪の毛乾かしてくんない?」

忍者「いいよ」

副隊長「お姉様! 私にやらせてくださいよ!」

魔道士「絶対にイヤ!」

副隊長「大丈夫です! 何もしないですよ! 私の息で乾かすだけですから!!」フンフン

魔道士「絶対にイヤ!!!!」

戦士「やってもらえよ」ニヤニヤ

副隊長「ほらほら! お姉様もいい加減に観念してくださいな」フンフン

魔道士「鼻息荒すぎ!!」

副隊長「なんでしたら全身隈なくグボァ!」ドカッ

隊長「いい加減にしろ!!」

忍者「みんなよくこのやり取り飽きないね」

魔道士「拙者としてはさっさと飽きてほしいでござるよ」

副隊長「私は負けません! お姉様と親密な関係になるまでは!」

隊長「負けとけ」ゲシッ

副隊長「ひでぶっ!」



264幸薄い人2011/12/08(木) 23:07:57.94VHRazqC2o (32/37)


王女「……」プルプル

勇者「お、王女?」

王女「うがーーーーーーー!!」ウガー

全員『!?』ビクッ

王女「ちょっと! もう少し私にも注目してください! どんどん扱いが酷くなってます!!」

隊長「気のせいだろ」

忍者「元々じゃないのかな?」

隊長「こんなもんだろ」

副隊長「お姉様(はーと)」スリスリ

魔道士「もう疲れたよ」ゲッソリ

隊長「だからもうやめておけ!」ビシッ

副隊長「あびばっ!」

王女「こらっ! そこっ! ちゃんと聞いてください! というか、貴女はちょっと出すぎじゃないですか?」

副隊長「私ですか? それは仕方ないですよ」

王女「ど、どうしてですか!?」

副隊長「だってこんな変態は他にいないじゃないですか」

全員『自覚はあるんだ』

副隊長「大丈夫だ、自覚はある」キリッ

王女「そんなの卑怯です!」

副隊長「でしたら王女様もそうなされてはいかがですか?」

王女「…………………………………………ムリです!!」カァ

副隊長「そんなに顔を赤くして何を想像したのですか?」ニヤニヤ

王女「あ、貴女にそんな顔されると無性に腹が立ちます」

副隊長「(*´ω`*)」

王女「その顔は流行らないし流行らせない!!」



265とある二人のおはなし :息抜き2011/12/08(木) 23:10:46.75VHRazqC2o (33/37)


受付「今日はなかなかいい休暇でしたね」

受付「……最近、独り言が増えてる気がしますね」

受付「……夕食の材料を買って帰るとしましょうか」

店主「何つくるの?」

受付「えっと、今日はグラタンにでもしようかと」

店主「へぇ。グラタンだったらいい店知ってるんだが、一緒に行くか?」

受付「どうしましょうか…………統括?」

店主「ん? どうした?」

受付「……いつからストーカーを?」

店主「ちょっと待て! ストーカーとか人聞きの悪いこと言うなよ!」

受付「……さらっと独り言に話しかけないでください」

店主「別にいいじゃん。独り言とか寂しいだろ?」

受付「……」

店主「どうせ彼氏の一人もいないんだろ? だったら俺とメシ行こうぜ」

受付「……」ギロッ

店主「ごめん、ふざけすぎました。だからそんな目で睨まないでください!」ドゲザー

受付「……統括のおごりでしたら」

店主「えっ? なになに? よく聞こえなかったんだけど?」エッ?

受付「……当然統括のおごりですよね?」

店主「なになに? 何かいいことあったの?」ナニナニ?

受付「……」ハァ

店主「なんだい! 俺だって貧乏なんだぞ!」プンプン

受付「はいはい、わかりました。自分から女性を誘っておきながら割り勘な統括はとても素晴らしいですね」ニコッ

店主「あっ、ごめん。やっぱり払います」

受付「別にいいですよ?」

店主「いや、なんだかプライドが傷ついた気がするから払います!」

受付「……プライドなんて持ち合わせていたのですか?」ビックリ

店主「ひでぇ!」



266飲み屋 :息抜きなのでちょっぴりペースダウン2011/12/08(木) 23:15:59.72VHRazqC2o (34/37)


店主「お前の趣味ってなんだ?」

受付「趣味ですか?」

店主「ああ」

受付「そうですね……映画鑑賞とかですかね」

店主「へぇ。どのくらいの頻度で行ってるんだ?」

受付「週一回は行ってますよ」

店主「そうか……一人で?」

受付「……一人ですが、何か?」

店主「一緒に見に行くヤツいないのか?」

受付「いないですが、何か?」

店主「寂しいのぉ」ニヤニヤ

受付「……なんだこいつ」ボソッ

店主「えっ? なになに? 図星だって?」エッ?

受付「……うぜぇ」ボソッ

店主「どうしたの? なんて言ったの? 今どんな気持ち?」プギャー

受付「……」スッ

店主「はい、調子乗りました! 反省してます! すんませんでした! だからジョッキを投げようとしないでください!」ドゲザー

受付「……殺してぇ」ボソッ

店主「おいっ! 今なんて言った!?」



267……兄編で今日は終わろうとしてたの忘れてた2011/12/08(木) 23:23:41.52VHRazqC2o (35/37)


店主「そういえば前に言ってた村人はどうなったんだ?」

受付「がんばってますよ」

店主「ほぉ」

受付「予想以上の強さになってますね」

店主「へぇ。やるじゃん」

受付「そうですね」

店主「関わってきそうか?」

受付「はい」

店主「そうか。どう影響するのか楽しみだな」

受付「……このまま放置していてもいいのでしょうか」

店主「いいんだよ。この世界での出来事はできるだけ自然であった方がいい」

受付「……」

店主「無理に押さえつけたところで面白みが減るだけだ」

受付「……そうですね」

店主「ああ……そういえばそろそろ復活の頃合か?」

受付「はい」

店主「どうなるかな?」

受付「ここは想定内ですから、問題はないかと」

店主「だよな」

受付「……その後に出会うかと」

店主「ん? 村人の方か?」

受付「はい」

店主「そうか……どうなるか楽しみだな」

受付「……はい」



268SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/08(木) 23:33:21.77NQziptQt0 (1/1)

むむ


269店外2011/12/08(木) 23:35:39.03VHRazqC2o (36/37)


店主「うまかったな」

受付「はい、ご馳走様でした」

店主「気にするなって」

受付「まさかご馳走になるとは思っていませんでしたよ」

店主「俺から誘ったんだから当然だろ?」

受付「……ちっぽけなプライドですね」

店主「ひでぇ!」

受付「ふふっ。冗談ですよ」

店主「冗談に聞こえなかったっての! っと、トイレ行きたくなってきた。ちょっと待っててくれ」

受付「はい」



270ナンパ2011/12/08(木) 23:45:26.64VHRazqC2o (37/37)


受付「……」

男1「おっお! ねぇちゃん可愛いな。俺たちと一緒に飲まないか?」

受付「……遠慮します」

男2「いいじゃんいいじゃん! 一緒に行こうぜ」ガシッ

受付「……放してください」

男3「へへへっ。きみ可愛いねぇ」サワッ

受付「っ!?」バッ

男3「あっ!」

男1「うひゃひゃっ! 逃げられてやんの。ほらっ、恥ずかしがらなくていいよぉ」ジリジリ

受付「……」ジリッ

男2「怖がらなくても大丈夫だよん。気持ちよくしてあげるからねぇ」フヒヒ

男3「そうそう、逃げちゃ駄目だよぉ。痛い目みちゃうぞ」

受付「……」ジリジリ

男1「ほらっ、捕まえた」ガシッ

受付「は、放してください!」ググッ

男2「ふひひ。いいにおいがするぅ」クンクン

男3「抱きついちゃえ」ガバッ

受付「っ!?」



271救世主?2011/12/09(金) 00:01:41.65x8nxqJjco (1/60)


店主「なにしとんじゃゴラァァァァア!!!」ドカン

男3「ひぶるぅあ!」ズギャン

店主「てめぇもじゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドベシ

男2「ぶるぅぁあああ!」ベシン

男1「な、なんだてめぇは!?」

店主「……ああん? てめぇは何してんだごらぁ?」

男1「な、なんだ! やんのか?」

店主「死ねやぁぁああああ!」ドォン

男1「ぴぶりゃっ」プギャッ

店主「はぁはぁ。受付ちゃん、大丈夫だったか?」

受付「はい……ありがとうございます」

男2「くっ、てめぇ覚えとけよ!」ググッ

店主「ああぁ!? 調子乗ってんじゃねぇぞこらっ!」ゲシッ

男2「ぶべらっ!」

男1「そ、そんな年増に興味ねぇよ、ボケェ!」

男3「そ、そうだそうだ!」

男2「なめんなよ!」

店主「あっ! そ、それは思ってても言ったら駄目だろうが!」

男1「えっ?」

男3「ん?」

男2「なに?」

受付「……」ゴゴゴ

男共『ひぃぃぃぃぃぃ!』ガクブル

受付「……全員顔覚えたからな」ボソッ

男共『いやぁぁぁーーーーーーーーーー!』ガクブル

受付「……とりあえずいっぺん死んどけ」ズバン

男共『んぎゃーーーーーー!』

店主「な、なんで俺まで……」ガクッ

受付「……」ハァ

店主「」チーン



272数日後 :息抜き終了、ID変わっちゃった2011/12/09(金) 00:04:21.18x8nxqJjco (2/60)


勇者「それじゃあそろそろ行くか」

戦士「そうだな」

忍者「また高級な宿だったら嬉しいな」

副隊長「私はお姉様と同じ部屋だと嬉しいです」

魔道士「お断りします」

戦士「……お前は何をしてるんだ?」

副隊長「えっ? 旅に出るんですよね? 私もお姉様に付いていきますよ」

勇忍戦『えっ?』

魔道士「丁重にお断りします」

副隊長「無理です! 一緒に行きまグボア」ドカッ

隊長「しつこい!」ドーン

副隊長「な、何をするのですか!!」

隊長「お前は一応特別部隊の副隊長だろうが。やることはあるんだから、サボってんじゃねぇ!」

副隊長「そ、そんなに怒らなくてもいいじゃないですか」

隊長「あのなー、お前は何の為に特別部隊に入ったんだ? こんな感じで馬鹿やる為か?」

副隊長「違います! でも、私はお姉様のお蔭で成長できました! 馬鹿にするのはやめてください!」

隊長「ならちゃんとしろ! 今までのことはこいつらがいたから出来たことだ! だがそれも今日までだ! これからもこんなことを続けるというのなら……お前は今日を持ってクビだ! 二度と俺たちの前に顔を見せるな!!」

副隊長「えっ?」

隊長「どうするのかは自分で決めろ」



273ツンデレ? :息抜き終わったのでちょっとペースアップ2011/12/09(金) 00:07:09.02x8nxqJjco (3/60)


戦士「……」

隊長「悪い、折角の旅立ちの日だというのに見苦しいもの見せたな」

勇者「……いえ」

戦士「気にするな」

忍者「で、でもそこまで言わなくてもよかったんじゃ……」

魔道士「忍者、いくら楽しいからと言っても二人とも特別部隊よ。自由に好き勝手やってる私たちとは違うのよ」

忍者「それはわかるんだけど……」

魔王「ここで甘い顔をして許してしまうと全てが駄目になってしまうのであるのだ。こやつらは特別部隊、即ち死と隣り合わせの職業であるのだ。このような甘さが死に繋がるのであるのだ。隊長は副隊長を想って、厳しくしているのであるのだ。それをわかってやるのであるのだ」

忍者「……うん」

魔道士「つまり隊長は副隊長が心配ということでござるよ」

隊長「ふん。そういうことではないぞ。甘やかしてしまっては他の隊員たちに示しがつかんからな」

魔道士「照れ隠しでござるな」

魔王「ツンデレなのであるのだ」

魔道士「ツンデレというよりも、ツンツンでござろう」

魔王「いずれデレる時が来るのであるのだ」

魔道士「想像できないでござるよ」

魔王「自分で言っておいてなのであるのだが、我も同感なのであるのだ」

隊長「うるせぇよ! 違うっつってんだろうが!」

戦士「ったく、お前らは相変わらずだな」



274あれ?2011/12/09(金) 00:08:53.83x8nxqJjco (4/60)


副隊長「隊長!!」

隊長「あん?」

副隊長「申し訳ございませんでした!!」

隊長「……」

副隊長「今後はこのようなことは致しません! だから……」

隊長「わかればいいんだ……まあ次はいつ会えるかわからんから、今日くらいは許してやる。明日からは気合入れろよ」

副隊長「隊長……畏まりました!」ビシッ

魔王「デレたのであるのだ」

魔道士「完全にデレたでござるな」

魔王「しかし、ツンデレというよりもクーデレと言うべきなのであるのか?」

魔道士「難しいでござるな。厳しいだけでござって、ツンツンしているということではないでござるしな」

魔王「なんにせよ、もう少しきちんとキャラクターとしての位置づけが欲しいのであるのだ」

魔道士「仕方ないでござるよ。隊長でござるからな」

隊長「別にそんなキャラクターなんて求めてねぇよ」

戦士「あまり構うな。疲れるだけだぞ」

隊長「そうだな」ヤレヤレ

忍者「魔道士はいつもより楽しそうだね」

勇者「こらっ、あんまり褒めちゃ駄目でしょ」



275切るとこ間違えた2011/12/09(金) 00:10:27.66x8nxqJjco (5/60)


忍者「ごめんね」

戦士「それ褒めてたのか?」

王女「……あの~ちょっといいですか?」

勇者「どうかされましたか?」

王女「えっと、あちらの方はどなたですか?」

勇者「あちらの方というのは?」

王女「先ほどから魔道士さんと楽しそうに話されている方です」

魔王「ん? 我のことであるか?」

勇者「ああ。この人は魔王ですよ」

王女「そうなんですか」

勇者「はい……あれ?」

全員『………………………………』

勇者「何故ここに!?」ザッ

戦士「てめぇ!ここで何してやがる!」ジャキッ

忍者「あの時倒したはずじゃ?」シュッ

隊長「魔王だと!?」

副隊長「王女様、お下がりください!」

王女「!?」

魔王「いきなりどうしたのであるのだ?」

魔道士「みんなどうしたにゃん?」

勇者「魔道士! 魔王から離れろ!」

戦士「何度でも殺してやる!」

忍者「魔道士! はやくこっちに!」

魔道士「?」



276魔王!?2011/12/09(金) 00:11:36.31x8nxqJjco (6/60)


魔王「……ふっふっふっ。気づくのが遅すぎなのでウワーーーーーー!」サッ

戦士「おらぁ!」ブン

魔王「うひょー! ちょっと待つのであるのだ! って、ひゃーーーーっ!」ササッ

勇者「はっ!」ドドン

魔王「きゃーーー! 冗談なのであーーーーーーっ!」サササッ

忍者「……」

魔王「いやーーー! 無音攻撃こわいーーー!!」

魔道士「みんな何してるにゃん?」

魔王「魔道士ちゃん! 助けて!」ササッ

魔道士「とりあえずちょっと待つにゃん! 何があったにゃん?」

戦士「魔道士、どけ! そいつ殺せない!」

魔道士「だから落ち着くにゃん!」

勇者「魔道士! どくんだ!」

魔道士「だから落ち着いてにゃー!」

忍者「……」

魔道士「やめるにゃん! ちょっと待つにゃん!」

戦士「おらー!」
勇者「はぁ!」
忍者「……」

魔道士「このっ! 落ち着けって言ってるだろうがぁ!!」

ズババババン!



ッドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーーン
バリバリバリバリバリバリバリバリバリ

全員『ひぃ!!』

魔道士「はぁはぁ……柄にもないことしちゃったにゃん」

勇者「超断空殲滅魔法を複数同時発動させるとか……」
戦士「死ぬかと思った」
忍者「みんな無事でよかった」
隊長「空間が完全に歪んでたな」
副隊長「お姉様は素晴らしいです!」
王女「」チーン
魔王「一人死にかけなのであるのだ! 無事じゃないのであるのだ!!」



277魔王の正体2011/12/09(金) 00:13:48.48x8nxqJjco (7/60)


魔道士「それで何があったにゃん?」

勇者「いえ、その人って魔王じゃないですか」ビクビク

戦士「だから俺たちは倒そうとしただけだ」

忍者「こうやってここにいること自体がおかしいじゃないですか」ビクビク

魔道士「なるほど。でもさ、それと話を聞かないってことは別じゃないかにゃ?」

勇者「はい、すみませんでした!」

忍者「ごめんなさい!」

戦士「……」

魔道士「……」ゴゴゴ

戦士「わ、悪かったな」

魔道士「うむ、よろしい」

隊長「それじゃあそろそろ説明してもらおうか?」

副隊長「お姉様はどうしてそう落ち着いていられるのですか?」

魔道士「それはね、この魔王が以前の魔王とは別だからにゃん」

隊長「別だと? どういうことだ?」

魔道士「ここにいる魔王は害のない人間だにゃん」

全員『はっ?』

魔道士「勇者ならわかると思ったんだけどにゃ」

勇者「えっ? ………………本当だ! な、なんで!?」

戦士「本当か?」

忍者「えっ? えっ?」

魔道士「どう見ても人間だにゃん」

勇者「で、でも、どうして人間になっているんだ?」

魔王「……我にもわからぬのであるのだ。目が覚めると我は人間になっていたのであるのだ。頼る者もおらず、お主らのところを尋ねて来たのであるのだ」

勇者「マジかよ!?」

戦士「本当に人間なのか?」



278人間!?2011/12/09(金) 00:16:57.65x8nxqJjco (8/60)


忍者「で、でも、人間になることはできないんじゃないの?」

魔王「そうなのであるのだが、我にもそこが理解できないのであるのだ」

魔道士「簡単なことにゃん。魔王は魔族じゃなかったにゃん」

全員『えっ?』

魔王「ど、ど、ど、どいうことなのであるのであるのだ!?」

戦士「お、お、おちつけ!」

忍者「み、みんなおちつくんだ! まだあわてるじかんだ!」

勇者「……どういうことだ?」

魔道士「そのままだよ。魔王は魔物でも魔族でも天使でも悪魔でも鬼でもない、ただの人間だったんだよ」

隊長「魔王が人間だと?」

魔道士「うん。魔王としての位置づけを与えられたただの人間だよ。まあ精神はかなりいじられてたようだけどね」



279世界の図書館2011/12/09(金) 00:17:32.94x8nxqJjco (9/60)


副隊長「お姉様はいつからご存知だったのですか?」

魔道士「最初からよ……私がまだ兄さんと一緒に暮らしてた頃からね」

戦士「……勇者は知らなかったのか?」

勇者「ああ。聞いたこともなかったよ」

忍者「どうして知ってたの?」

魔道士「……私が世界の図書館って呼ばれてたのは知ってるわよね。その知識というのはほとんどが子供の頃に住んでいたその村で身に着けた知識よ」

勇者「なっ!?」

魔道士「世界中の情報がそこで見ることができたのよ。だから私は魔王が人間だということも知ってたわ。一度死ぬことで浄化されることもね」

戦士「浄化だと?」

魔道士「そう。あの時おかしく思わなかったかしら? 倒したはずなのに雲散霧消しなかったでしょ」

忍者「それでお墓を造ったんだよね」

魔道士「ええ。私から提案しようと思ってたんだけど、勇者が言ってくれてよかったわ。もし消滅させてしまおうって言われたどうしようかとひやひやしたわ」

魔王「そんなことがあったのであるのか。勇者、ありがとうなのであるのだ」

勇者「……お前はどこまで知り尽くしているんだ?」

魔王「我は何も知らなかったのであるのだ」

勇者「お前じゃない。魔道士だ」

魔道士「私は私が知ってることしか知らないわよ」

勇者「……そうか。それで、この先はどうすればいいんだ?」

魔道士「私が知っていることは……ややこしい言い回しはなしにするとして、魔王が復活することで封印が解ける、そして魔王が光の道を切り開く。ということよ」

戦士「封印だと?」

魔道士「ええ。その封印というのが何なのかはわからないんだけどね」

忍者「魔王が光の道を開くっていうのは?」

魔道士「光というのは勇者のことだと思うわ。そして光の道を切り開くというのは、多分魔王が勇者の助けになるということね」

勇者「そこははっきりしないのか」

魔道士「ええ。私も全てを知っているわけではないわ」

戦士「つまり何かの封印が解かれるから、それを魔王と共闘して倒すってことか?」

魔道士「多分ね」

忍者「じゃ、じゃあ魔王とパーティーを組むってこと?」

魔道士「そういうことだと思うわ」

魔王「そんなことになっていたのであるのか……よろしくなのであるのだ」

勇者「あ、ああ」

戦士「しかし、いきなりそんなことを言われてもな」

忍者「そ、そうだよね」

魔道士「まっ、どうにかなるでしょ」

隊長「楽観的だな」

副隊長「流石はお姉様です!」

王女「」チーン



280旅立ち2011/12/09(金) 00:18:20.50x8nxqJjco (10/60)


勇者「さて、今度こそ行くとするか」

忍者「うん」

隊長「気をつけろよ。こっちも何かあったらすぐ連絡する」

戦士「ああ、頼んだ。これを」スッ

隊長「これは?」

戦士「魔道士が作った携帯電話だ。使い方はこの説明書を読め」

隊長「……結構ページ数が多いんだな。何かあった時に、転移魔法を使えるやつがいないし助かる」

副隊長「お姉様、お体にお気をつけて」

魔道士「にゃん!」

魔王「百合なのであるのだ」

王女「」チーン

勇者「では、また」

シュン



281のんびりのんびり2011/12/09(金) 00:21:48.83x8nxqJjco (11/60)

キリがいいので今日はここまでです。

色々としくじった。
けど、まぁ……とりあえずそんなだけど
がんばったと自分をほめてみます。

読んでくれてありがとうございます。
レスありがとうござます。
嬉しいです。

また明日来ます。

ではまたノシ


282SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 00:41:12.94mLx0G+9AO (1/1)

乙! 毎日楽しみにしてる。

魔道士を凌ぐ力を持つ兄に絶体絶命
そう思っていた時期が俺にもありました。


283SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 00:57:56.18qlHVRB8y0 (1/1)

乙!

王女にスポットライトが当たるときが来る…
そう思っていた時期が俺にもありました


284SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 01:06:29.14DjWXOsOE0 (1/1)

乙!
まさか兄瞬殺wwwwwwレベル上げすぎたRPGだと本当にこんななるよな


285SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 08:45:34.94B33JxR2DO (1/1)

魔王降臨とは……

盛り上がってきましたねぇ!


286SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 19:19:18.93rvGRXsULo (1/1)

副隊長とのユリユリが見れる
そう思ってた頃が僕にもありました


287SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 20:07:49.77x8nxqJjco (12/60)

特員13ちゃんとのいちゃラブが見れる
そう思っていた時期が俺にもありました


288飲み屋 :盛大にスベッたけど気にせずのんびり再開2011/12/09(金) 21:17:16.70x8nxqJjco (13/60)


勇者「それでは」
戦士「魔王の」
忍者「歓迎会を」
魔道士「始めるにゃーーー!」

全員『かんぱーい!』ガッチャマーン

魔王「だれだ!だれだ!だれだぁ~!胸の谷間でこんにちは」

戦士「やめろ!」ペシッ

魔王「いたっ!」

魔道士「なかなかやるな」フッフッフッ

魔王「お主こそ」ハッハッハッ

戦士「やめろ」ペシペシッ

魔魔『あいたっ!』



289性別 :レスありがとう おもしろいです2011/12/09(金) 21:22:00.04x8nxqJjco (14/60)


忍者「……名前を一文字で表すとどっちがどっちかわからないね」

勇者「これっ、そんなところに突っ込んだら駄目よ」

魔道士「突っ込むとか……エッチ」ポッ

勇者「やかましいわ!」

忍者「えっ!? ゆ、勇者がそう言うなら……」

勇者「勘違いしすぎ!」

戦士「お前は相変わらずだな」

勇者「やめて! 勘違いだからそんな目で見るのやめて!」

魔王「そんなに我に突っ込みたいのであるのか……エッチ」ポッ

勇者「突っ込まねーし、男に興味もねーよ!」

魔魔『えっ?』

勇者「えっ?」

魔道士「勇者? 何言ってるにゃん?」

勇者「えっ?」

魔王「……我は女なのであるのだ」

勇忍戦『えっ?』

魔王「えっ?」

魔道士「えっ?」

全員『えっ?』



290翌朝 ギルド2011/12/09(金) 21:28:59.33x8nxqJjco (15/60)


勇者「ここも久しぶりだな」

戦士「そうだな」

受付「あら? お久しぶりです」

勇者「どうも。あの、登録を一人追加したいのですが」

受付「新規登録ですか?」

勇者「はい。新しく仲間ができたので」

受付「そうですか。登録カードはお持ちでしょうか?」

勇者「あっ! そう言えば登録にはカードが必要なんでしたね」

受付「はい。あなた方の強さは間違いありませんが、それでも決まりは決まりですので」

勇者「それでは、ちょっと貰いに行ってきます」

受付「……認めてもらえるのが当たり前のように仰られますが、統括が認められるかどうかは難しいので頑張ってください」

勇者「ありがとうございます」



291飲み屋(昼はお食事処)2011/12/09(金) 21:36:04.68x8nxqJjco (16/60)


店主「おっ? 久しぶりだな。お前たちの活躍は聞いてるぞ。最近は全然顔を出さなかったようだがな」

勇者「お久しぶりです。ちょっと色々ありまして。それで今日は登録カードを発行していただこうと思いまして」

店主「新しい仲間でもできたか?」

勇者「はい」

魔王「我なのであるのだ」

店主「ふむ……それじゃあテストしてやるか。俺は今一枚だけ登録カードを持っているから、それを奪えたらそのカードはやる。無理だったら諦めな」

魔王「うむ。これでいいのであるのか?」ピラッ

店主「そう、それだ……はっ?」

魔王「では、貰っていくのであるのだ」

忍者「あっさりと終わったね」

戦士「余裕だな」

勇者「それでは失礼します」

店主「……はい?」



292ギルド2011/12/09(金) 21:41:25.33x8nxqJjco (17/60)


勇者「すみません」

受付「はい、どうかされましたか? 統括ならばいつものお店で店主を務めていらっしゃいますよ」

勇者「はい、先ほど行ってきました。それで登録カードを貰ってきたのですが」

受付「えっ? ……そ、そうですか。はやかったですね」

魔王「快く渡してくれたのであるのだ」

受付「そうですか……それでは登録を致しますね」



293抵抗2011/12/09(金) 21:45:43.40x8nxqJjco (18/60)


勇者「登録も終わったし、何か依頼受けておくか?」

忍者「魔王は魔物を倒すことに抵抗はないの?」

魔王「ふむ。やはり元々は仲間だったのであるのだ……だがここに来るまでに何度か襲われていたのであるのだ。こうなってしまっては、さすがに我も考え方を変えなくてはいけないのであるのだ」

戦士「そうか。やはり抵抗はあるんだな」

魔王「ムカついたから、その時に周辺にいた魔物を片っ端から全滅にしてやったのであるのだ! あれはすっきりしたのであるのだ!」キャッキャッ

戦士「……前言撤回だ」

勇者「楽天家というかなんというか……」



294魔王システム2011/12/09(金) 21:50:44.39x8nxqJjco (19/60)


魔王「我に歯向かう方が悪いのであるのだ。まぁ魔王と言っても、元々それほど関わりがあったわけではないのであるのだ」

戦士「そうなのか。魔王というのはどのように決めているんだ?」

魔王「我の場合は、気が付いた時には既に魔王だったのであるのだ」

勇者「魔王の子供だったのか?」

魔王「そうではなく、魔王だということ以外記憶が皆無なのであるのだ」

戦士「どういうことだ?」

魔道士「それは私が説明するわ。魔王とは血族による継承ではなく、現魔王が死ぬことで次の魔王が自動的に決まるようになっているわ。その対象となるのは、通常では人間ではないんだけど、この魔王は人間だったの。それで魔王になったものは今までの魔王の記憶が継承されて、それまでの記憶は全て無くなるわ」

忍者「それって、魔王を倒しても意味が無いってことなの?」

魔道士「そういうことね。でも」

勇者「今回は一度倒されたのに継承されることがなかった」

魔道士「そうね」

戦士「どうしてそんなことが?」

魔道士「それはわからないわ。あくまでも憶測なんだけど、魔王は人間だということが原因なんだと思うわ」

勇者「どういうことだ?」

魔道士「過去の魔王は人間だったということは一度もないはずよ。どのように継承されているかはわからないけど、何かがあったんでしょうね」

忍者「さっき記憶と経験が継承されるって言ってたけど、その辺りのことは継承されないの?」

魔道士「魔王になったとしても、自分が選ばれた理由とか継承の仕組みをわかっているものはいないわ。だから知識が継承されたところで、それが王位継承によるものかどうかの判断ができないのよ」

魔王「う~~ん、とりあえず、何かわからないけど、気がつけば魔王になってました!ってことなのであるのだな!」

魔道士「……そうね」

勇忍戦『それでいいの(か)!?』

魔道士「いいのよ。説明するにしても私も全てを理解しているってわけじゃないから」



295魔王の実力2011/12/09(金) 21:55:46.53x8nxqJjco (20/60)


魔王「ふん」シュッ

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!

戦士「すげぇな」

忍者「あきらかに以前戦ったよりも強くなってるね」

魔王「ふぅ」

勇者「お疲れ。魔王強くなってない?」

魔王「当たり前なのであるのだ。以前までは、この世界を我の魔法により力を抑制していたのであるのだ。我の力の半分以上はそこに割り当てていたのであるのだ」

勇者「そう言えば、ギルドの受付の人もそういうことを言ってたな」

戦士「今はやってないのか?」

魔王「一度倒れた時に術式が消えてしまっていたのであるのだ。もう一度行うのは色々と面倒だからやっていないのであるのだ」

忍者「適当なんだね」

魔王「解除されてしまったが特に問題がないからいいのであるのだ。まぁ実際はこの世界全体を対象とした術式なんてものはメンドクサイだけなのであるのだ」

忍者「結構適当なんだね」

魔道士「……どうしてそんな面倒なことをしてたにゃん?」

魔王「ふむ……忘れたのであるのだ」

忍者「かなり適当なんだね」



296魔王の主食2011/12/09(金) 22:01:22.95x8nxqJjco (21/60)


魔王「うっひょーーーーー!」

戦士「……うるさい!」ペシッ

魔王「あいたっ!」

忍者「魔王は……もぐもぐ……食事中に……もぐもぐ……騒ぐとか……もぐもぐ……行儀悪いよ……もぐもぐ」モグモグ

勇者「これっ! 忍者も食べながら喋るんじゃありません」

忍者「ごめんね」

魔道士「勇者「今夜……いいだろ?」戦士「で、でも!」」カタカタ

戦士「お前も食事中に何書いてんだ!」ペシッ

魔道士「あいたっ!」

忍者「ところで魔王はどうしてあんな奇声を上げたの?」

魔王「うむ。それはこの料理が美味しかったからなのであるのだ! こんなものは食べたことがないのであるのだ!」キラキラ

忍者「そうなの? 今まではどんなものを食べてたの?」

魔王「魔王城にいた時は、うまいベーやトロトロしてんじゃねぇなどを食べてたのであるのだ。あれはあれで美味しかったのであるのだが、如何せん飽きるのであるのだ」

忍者「……それ駄菓子じゃん」

魔王「お主らに会うまでの道中はきのこの里やたけのこの山を食べてたのであるのだ。我は両方とも好きなのであるのだ」

忍者「……やっぱりお菓子だね」

魔王「こんなにも美味しいものを食べてたお主らが憎いのであるのだ!!」ムキー

忍者「八つ当たりじゃん」

勇者「まあまあ、今までちゃんとしたものを食べてなかったのなら、これから食べるといいさ」

戦士「菓子好きならこいつはどうだ?」

魔王「これは何なのであるのだ?」

戦士「ケーキだ」

魔王「なんだかふわふわしたものであるのだ」

戦士「食べてみろよ」

魔王「うむ……もぐもぐ……うまい!!」テーレッテレー

忍者「あはは」

魔王「ううっ……ぐすっ……」ポロポロ

勇者「お、おい! 急に泣き出してどうしたんだ?」

魔王「美味しすぎなのであるのだ」ダバダー

勇者「はい?」

忍者「あはは」

戦士「ったく」



297ギルド2011/12/09(金) 22:08:29.19x8nxqJjco (22/60)


勇者「今日はどんな依頼にするかな」

忍者「おもしろいのとかないかな?」

魔道士「楽なのがいいにゃん」

ざわざわ

戦士「あん? なんか騒がしいな」

魔王「何があったのであるのだ?」

勇者「すみません、何かあったのですか?」

受付「おはようございます。あちらに勇者様がいらっしゃるということでして、皆様お話をされているのですよ」

勇者「えっ?」

戦士「……本物か?」

受付「すみません、私には本物かどうかはわかりません」

忍者「ふ~ん、勇者様ねぇ。勇者は勇者だけだと思ったけど、何人もいるものなの?」

魔王「我と同じように、勇者はその世界に一人しかいないものなのであるのだ。簡単になれるものではないのであるのだ」

戦士「じゃあ偽者ってことか?」

魔王「勇者が勇者でなければなのであるのだ」

忍者「……名前と職業がややこしいことになってるね」

勇者「それは言わないの! まあ誰が勇者であろうが別に気にすることはないんじゃないか?」

戦士「……まぁそうだな」



298勇者様2011/12/09(金) 22:12:49.53x8nxqJjco (23/60)


魔術師「ははは!」

賢者「……」

武闘家「うふふ」

わいわい

戦士「おっ! あいつらが勇者様一行か?」

忍者「そうみたいだね。あれ? でも勇者様(笑)本人はどこにいるんだろ?」

勇者「……忍者、それはやめておきなさい」

忍者「うん、ごめんね」

魔道士「それよりも、また 魔 が増えたでござるよ」

魔王「うむ、これでは我等のあいでんてぃてぃが損なわれるのであるのだ」

???「おやおや? 君達も僕のサインを貰いに来たのかい?」

戦士「あん?」

???「僕が勇者様だということを聞きつけてきたんだね。仕方ない、サインを書いてあげよう。書くものはあるかい?」

勇者「あなたが勇者様ですか?」

???「いかにも! 僕が勇者様の剣士だよ」ファサッ

魔道士「ん? 勇者なのに剣士? それって勇者じゃないにゃん」

剣士「何を言ってるのかな? 僕は勇者様だよ」ファサッ

戦士「剣士なんだよな?」

剣士「そうだよ。勇者様の剣士だ。ふっ、君たちのようなおバカさんには難しい話だったかな。めんごめんご」ファサファサ

戦士「……」イラッ

魔道士「名前と職業が違うのって初めてのケースだにゃん」

勇者「こらっ! そんなメタ発言しないの」

魔王「これも何かの伏線なのであるのか?」

忍者「そんなこと考えてないよ、きっと。多分、勇者2とかしてもややこしいから剣士って名前にしたんだよ」

勇者「だから、そんなこと言わないの!」



299セクハラ2011/12/09(金) 22:19:31.59x8nxqJjco (24/60)


剣士「おぉぉ! 君、名前は?」ファサッ

忍者「えっ? 私?」

剣士「ああ! なんと麗しきお方であろうか。君のような女性を探していたのだよ。世の女性は僕には不釣合いだからね」ファサッ

勇者「なんか口説き始めた」

剣士「そんなみすぼらしいメンバーと一緒にいるんじゃなくて、僕のところに来るといいさ」ファサッ

戦士「好き勝手言ってるな」

剣士「ほらほら、僕は勇者様だよ。君のような美しい女性には僕のような男しか釣り合わないさ」ファサッ

魔王「さっきから髪の毛をファサッてやるのが鬱陶しいのであるのだ」

剣士「さぁ、おいで!」ギュッ

忍者「っ!! ちょっと放してよ!」バッ

剣士「おやおや、照れなくても大丈夫だよ。僕は勇者様だからね」サワッ

忍者「ちょっ!? 触らないで!」バシッ

剣士「ふふふ。感じちゃったのかい?」ファサッ



300人の話は聞きましょう2011/12/09(金) 22:23:49.77x8nxqJjco (25/60)


魔術師「剣士殿! 何をしているのだ!?」

剣士「おお! 魔術師くんよ! 聞いてくれたまえ! この女性が僕の妾になるのだよ」ファサッ

忍者「何勝手に

剣士「照れなくてもいいんだよ。僕たちは結ばれるために生まれたきたのだよ」ファサッ

忍者「だから

剣士「ふふふ。可愛いよ」ファサッ

忍者「人の話を

武闘家「うふふ。お熱いね。でもそろそろ出発の時間だよ」

剣士「おっと、そんな時間かい? なんということだ! 僕の子猫ちゃん! 悲しいことに僕は少し行かなければならないところがあるんだ。おっと、寂しがらなくても直ぐに戻ってくるからね」ファサッ

忍者「戻ってくるなっ!」

剣士「ふふふ。大丈夫だよ。浮気なんてしないからね」ファサッ

忍者「いや、だから

剣士「ん? 武闘家くんのことが気になるのかい? 大丈夫だよ。彼女とは何もないよ。だからそんなに哀しそうな顔しないでおくれ」ファサッ

忍者「別にそんな

剣士「おっと、ここでkissはできないよ。みんなが見てるだろ?」ファサッ

忍者「そんなこと

剣士「ふふふ。大人しく僕を待っていることができたら、ご褒美にkissしてあげるからね」ファサッ

忍者「だから

剣士「なんだい? hugもして欲しいのかい? 愛しの子猫ちゃんに言われちゃ仕方ないね」ファサッ

忍者「あの

剣士「ふふふ。できるだけ早く戻ってくるからね。Hasta luego」ファサッ

タタタッ

忍者「……」ポカーン

戦士「なんだあれは?」

勇者「終始人の話を聞かない人だったな」

魔道士「直ぐに会いたいって言うのなら、Hasta luegoよりもHasta prontoの方がよかったんじゃにゃいかにゃ?」

魔王「何やら用事があるみたいだったのであるのだ。だからHasta luegoなのであるのだ。個人的にはCiaoでよかったと思うのであるのだ」

魔道士「どうせならAdiosにして二度と来なくてもよかったにゃん」



301あっ! さんびゃーーーーーっく!超えてた2011/12/09(金) 22:30:20.55x8nxqJjco (26/60)


ゴゴゴゴゴゴゴ

勇者「な、なんだ!?」

わーわー
魔物だぁ
逃げろー

戦士「魔物だと!? 行くぞ!」

勇者「おう! って、その台詞は俺が言うんじゃないの!?」

魔王「誰が言っても同じなのであるのだ」



302勇者様の実力2011/12/09(金) 22:36:10.29x8nxqJjco (27/60)


勇者「これは……」

ドーン
バシッ
ドン

戦士「……さっきの勇者様一行が頑張ってるな」

魔王「おお! なかなかやるのであるのだ」

剣士「行くぞ! 僕の最大にして最強の魔法! 次元壊滅魔法!! てやぁーーー!」

魔道士「にゃんと!? 次元壊滅魔法を使えるとにゃ!」

スパン!



ポイーーン
プリプリ

魔道士「……へっ?」

勇者「……これ超断空殲滅魔法じゃん」

戦士「しかも微妙だな」

忍者「だけど、使えるだけ凄いんじゃないの?」

勇者「ま、まぁな。でも……あの失敗の仕方はちょっとイヤだな」

魔道士「だっさい音だったにゃ」

魔王「格好良くはないのであるのだ」

賢者「……」プルプル

戦士「ん? あいつ震えてないか? ビビッてんのか?」

忍者「……私には笑いを堪えてるようにしか見えないよ」



303次元壊滅魔法2011/12/09(金) 22:43:57.39x8nxqJjco (28/60)


ガオーーーーー

勇者「もう一体出てきたぞ!」

剣士「ふぅ、やれやれ。僕はちょっと汗をかいてしまってこれ以上は動きたくないんだよ。賢者くん、最近君に任せることがなかったから今日はお願いするよ」ファサッ

賢者「わかった……次元壊滅魔法」ボソッ

ザン!


ズズ
ズッバーーン!

勇忍戦魔魔『なっ!?』

勇者「う、嘘……だろ?」

魔道士「次元壊滅魔法を使ってるにゃん!」

戦士「あいつ何者だ?」

忍者「勇者の次元壊滅魔法と同じくらいの威力じゃない!?」

魔道士「……まだそこまでじゃにゃいけど、十分使いこなせるレベルだにゃ」

勇者「凄いな。俺は魔道士に教えてもらったから使えるけど、あの人はどこで覚えたんだろう」

戦士「まだまだこの世界は広いな」

魔王「……先ほど笑いを堪えていたのは全てを知っているからなのであるのだ」

忍者「あの人が勇者様じゃないの?」



304わが道を行く2011/12/09(金) 22:46:12.33x8nxqJjco (29/60)


剣士「おぉ! 麗しの子猫ちゃん! 僕の活躍を見に来たのかい?」ファサッ

忍者「えっ? ちが

剣士「恥ずかしがらないでいいんだよ」ファサッ

忍者「だから

剣士「kissして欲しいのだね? ちょっと待っておくれ」ファサッ

忍者「ちが

剣士「ふぅ。ごめんよ。君みたいな可愛い子猫ちゃんとkissするのは流石の僕でも緊張するね」ファサッ

忍者「あや

剣士「それじゃあ目を瞑ってごらん」ファサッ

忍者「い

剣士「ふふふ」ファサッ

魔道士「おっと」ガスッ

剣士「ぐふっ!」ファッサ

魔道士「あらあら、ごめんなさいね。ちょっと躓いてしまったわ」

剣士「い、いいんだ。これくらい勇者様である僕にはなんてことはないさ」キラーン

戦士「……なんだこれ」



305隠せない人2011/12/09(金) 22:49:35.19x8nxqJjco (30/60)


勇者「あの」

賢者「……」

勇者「始めまして、俺は勇者って言います」スッ

賢者「……賢者だ」ガシッ

勇者「よろしく」

賢者「……」

魔道士「ねぇねぇ! 次元壊滅魔法ってどこで覚えたっすか?」

賢者「!!」

魔道士「ん? どうしたっすか?」

賢者「別に……なんでもない」

魔道士「そうっすか? それでどこで覚えたっすか?」

賢者「……見様見真似だ」

魔道士「なんと!? これは要チェックやでぇ!」

勇者「凄いですね」

賢者「そんなことはない。使っていた人が凄いだけだ」

勇者「その人は誰ですか?」

賢者「……べ、別に誰であろうとよいであろう」

勇者「すみません。ただ次元壊滅魔法なんてそうそう使える魔法ではないので……」

賢者「……」

魔道士「実は勇者だったりしたら笑えるっす!」

賢者「!!」ビクッ

魔道士「あれ?」

賢者「……」ダラダラ

勇者「も、もしかして俺だったんですか?」

賢者「違う」

勇者「あれ?」

魔王「……魔道士のことなのであるのか?」

賢者「!!!」ビクッ

勇者「あっ!」

魔道士「えっ? マジっすか?」

賢者「……」ダラダラ

魔王「間違いないようなのであるのだ」



306ムッツリ? :ちょびっとだけペースアップ2011/12/09(金) 22:50:58.13x8nxqJjco (31/60)


勇者「結局、魔道士だったんだな」

魔道士「でも、私が使ってるところを見ただけで真似するなんて凄いっす! 先輩マジぱねぇっす!」

賢者「……」ヒクッ

魔王「賢者の顔が引きつってるのであるのだ」

勇者「……多分憧れてたんだろうな。それが喋ってみるとコレだもんな」

魔道士「むむむ! 超失礼っすよ! 先輩はそんなこと思わないっすよね」ギュッ

賢者「!?!?」

勇者「こらっ! 賢者さんに抱きつくのは止めなさい! 困ってるでしょ!」

魔道士「むむむ! 超失礼っすよ! 一応女の子っすよ! 抱きつかれたら喜んで欲しいっす!」

勇者「それでも失礼でしょ! すぐ離れなさい!」

魔道士「イヤっす! 先輩に直接言われるまでは抱きつくっすよ!」

勇者「このぉ! 賢者さんも言ってやってくださ…………賢者さん、鼻血出てますよ」

賢者「!!!!!!!」ガビン

賢者「……」アセアセゴシゴシ

勇者「そ、そんなに擦ったら!」

魔王「やってしまったのであるのだ。口の周り全体に広がったのであるのだ。ものすごくダサいのであるのだ」

賢者「!!」ガビン

魔道士「もう仕方ないなぁ。僕が拭いてあげるね」ニコッ

賢者「!!!!」タラー

勇者「あっ、また」

戦士「……なんだこれ」



307ギルド2011/12/09(金) 22:53:48.89x8nxqJjco (32/60)


勇者「どうも勇者です」

みんなで名刺交換的な何か

勇者「さてと、俺らも何か依頼受けておくか?」

戦士「そうだな」

剣士「おっと、僕の子猫ちゃんに危害のかかるようなことはさせられないね」ファサッ

勇者「別に

剣士「ノンノン! それ以上は言わなくてもわかるさ」チッチッ

勇者「えっと

剣士「ふふふ。僕に手伝って欲しいのだろう? 手伝ってあげようじゃないか」ファサッ

勇者「そんなことは

剣士「どうしてそんなことをするのかって?」ファサッ

勇者「聞いて

剣士「ふふふ。それはね、僕が勇者様だからだよ」ファサッ

勇者「いえ、だから

剣士「僕にかかれば君たちなんて足元に及ばないんだよ」ファサッ

勇者「はぁ

剣士「魔王だってちょちょいのちょいさ」ファサッ

勇者「……魔道士、代わってくれ」

魔道士「あいよ」

剣士「だからね僕が手伝ってあげればちょっとした依頼なんてちょちょいのちょいさ」ファサッ

魔道士「マジっすか!?」

剣士「依頼は君たちで決めるといいよ。どんな難易度のものでもやってあげるよ。そして報奨は全て君たちにあげるよ」ファサッ

魔道士「何でもいいんっすね?」

剣士「僕は勇者様だから何でもできるよ。たとえ魔王を倒すという依頼であってもね」ファサッ

魔道士「ふむふむ、じゃあランクの高いのがいいっすね」

剣士「愛しの子猫ちゃんは僕の勇姿を見ておくといいさ」ファサッ

魔道士「じゃあこれにするっすよ」

剣士「さぁ、選んでおいで」ファサッ



308懐かしき出来事2011/12/09(金) 22:54:29.65x8nxqJjco (33/60)


戦士「ランクは?」

魔道士「SSSランクっす! これは報奨金が結構な額っす!」

戦士「内容は?」

魔道士「懐かしの超魔悪魔を五体討伐っす! あの時は勇者が怪我をしたっす!」

勇者「思い出させないで!」

忍者「あの時はすっごく怪我したような振る舞いをしてたけど、実際はちょっとした切り傷だけだったもんね」

勇者「やめてーーーー!」

魔道士「確か……死ぬかと思った。だったっすね!」

勇者「いやーーーーー!」

魔道士「……だせぇっす!」

勇者「きぃーーーーー!」



309強がり2011/12/09(金) 22:55:26.55x8nxqJjco (34/60)


剣士「決まったのかい?」ファサッ

魔道士「これっすよ!」

剣士「ふむふむ……SSSランクかい?」ファサ

魔道士「勇者様なら余裕っすね!」

剣士「そ、そうだね。よ、よぉし! それじゃあ早速行くとするかい」ファサッ

魔道士「ちょちょいのちょいってやっちゃってくださいっす!」

剣士「まかせなさい」キラーン

戦士「……なんだこれ」



310SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/09(金) 22:55:56.71unKuXKNIO (1/1)

なにこれ面白い、支援④


311こちらにおわすお方をどなたと心得る! 恐れ多くも前の副将軍、超魔悪魔に在らせられるぞ!2011/12/09(金) 23:00:08.05x8nxqJjco (35/60)


超魔11「何奴!?」

剣士「勇者様さ」ファサッ

超魔12「勇者の名を語る不届き者め」

剣士「なんだい? 僕が男前すぎるって?」ファサッ

超魔13「皆の者! であえ! であえ!」

剣士「仕方の無いことだよ」ファサッ

超魔14「超魔の皆さん!」

剣士「だって僕は……」

超魔15「懲らしめてやりなさい」

剣士「勇者様だからね」キラーン

全員『……』

戦士「……なんぞこれ」



312魔術師は呪術を得意としております2011/12/09(金) 23:03:25.28x8nxqJjco (36/60)


わーわー
ドゴン
ドンドン
スットコドッコイ

剣士「武闘家くん! ひだりのあいつを頼んだよ! 賢者くんは武闘家くんの補助に回ってくれたまえ! 魔術師くんは攻撃と補助を頼むよ」ファサッ

武闘家「ちょっと厳しいね」

ダダッ
ダンダン
ズダダン

武闘家「くっ!」

賢者「はっ!」

ズゴゴゴゴゴ

魔術師「超火炎呪!」

ゴォォオオオオオオオオ

武闘家「はぁっ!」

ズガン

剣士「てやぁーーー!」ファサー

ペチン!



ポヨヨーーン
ポリポリ

超魔13「ふん! 小賢しいわ!」

賢者「……再生能力か?」

超魔11「ふはは! 少しはやるようだが、その程度では我等を倒すことはできん!」

賢者「次元壊滅魔法!」

ザン!
ズズ
ズッバーーン!

超魔15「無駄じゃぁ!」

賢者「くっ!」

武闘家「賢者様! 危ない!」ダッ

ズガン

武闘家「かはっ!」

魔術師「くっ! 超極寒呪!」

ビュォォォオォォオオオオ!

超魔12「効かぬ! そして死ぬがよい!」

魔術師「っ!!」

剣士「僕は勇者様だ! 仲間を救うのは僕の役目だ!!」ファサッ

ギィィィィン

超魔14「背後ががら空きだぞ」ブン

剣士「!!」ファッサァ

ドゴン!



313真打登場2011/12/09(金) 23:05:57.58x8nxqJjco (37/60)


剣士「………………えっ?」

魔術師「なっ!?」

武闘家「な……に?」

賢者「……」

勇者「そこまでだ」バーン



314本物2011/12/09(金) 23:06:28.01x8nxqJjco (38/60)


グググッ

超魔14「ぐっ! 貴様!」

超魔11「はぁ!」シャッ

ギィィイィイイン

戦士「お前の相手は俺だ」

超魔12「くっ!」ドドン

パシュン

魔王「まだまだなのであるのだ」

超魔15「ふっ」シュン

パシン

忍者「……遅い」

超魔13「滅びよ!」ドォン

キュイン

魔道士「残念無念でござるよ」

勇者「…………それじゃあ反撃といこうか」

ドドドドドドドドドドド

勇者「はぁ!」

ズバン

超魔14「ぐはっ!」

戦士「しっ!」シュッ

スパッ

超魔11「ぐおっ!」

魔王「ふん」

ゴォォォゴゴオォォオォォゴォゴゴォオォゴォオオ!

超魔12「ぐっはぁ!」

忍者「……」

超魔15「うぐっ!」

魔道士「いっくよ~。ていっ♪」

ズバン!



ッドーーーーーーーーーーーーーーーーン
バリバリバリ

超魔13「」

賢者「凄い!」

武闘家「なんだい、あたしらはかませ犬かい?」

魔術師「桁違いだ」

剣士「…………素晴らしい」ファサッ



315変わらないもの2011/12/09(金) 23:08:21.55x8nxqJjco (39/60)


勇者「ふぅ」

戦士「いい運動になったな」

魔王「楽しかったのであるのだ」

忍者「数が少ないから余裕だったね」

魔道士「お腹空いたにょ」

剣士「……」プルプルファサファサ

忍者「も、もしかして怒っちゃったかな?」

勇者「あ、あの……」

剣士「素晴らしい! 流石は僕の子猫ちゃんだね!」ファッッサー

忍者「はっ?」

剣士「君たちはなかなかやるじゃないか。どうだい? 僕たちの仲間にならないかい?」ファサッ

勇者「あの

剣士「安心したまえ。別にとって食おうというわけではないさ」

勇者「別に

剣士「ふふふ。何も恐れることはない! 僕についてくればそれだけでもっと強くなれるさ」

勇者「……魔道士」

魔道士「メンドクサイにょ」

剣士「どうしたんだい? 何か不満でもあるのかい? そもそもね僕はね……あ~だこ~だ」ウダウダファサファサ



316タイプは強い男2011/12/09(金) 23:09:00.10x8nxqJjco (40/60)


武闘家「うふふ。あんた中々やるじゃないかい。あたしの男になってくれないかい?」

戦士「俺か? 悪いが断る」

武闘家「冷たいんだね。じゃあさ、あたしをあんたの女にしてもらえないかい?」

戦士「同じじゃないか!」

武闘家「うふふ。一筋縄にいかない方が楽しいってもんさね」

戦士「……はぁ」ウンザリ

剣士「あ~だこ~だでこ~で~あ~で」ファサファサッ



317尊敬の念2011/12/09(金) 23:09:35.72x8nxqJjco (41/60)


魔術師「凄いな」

魔王「我のことであるのか?」

魔術師「……弟子にしてもらえぬか?」

魔王「光栄なのであるのだが、今はそういうのはやってないのであるのだ」

魔術師「そうか」

剣士「あ~だからこ~でこ~だからあ~で」ファッサファッサ



318尊敬の念?2011/12/09(金) 23:11:06.97x8nxqJjco (42/60)


賢者「……」

魔道士「ん? どうしたにょ?」

賢者「……頼みたいことがある」

魔道士「何かにょ?」

賢者「……サインが欲しい」

魔道士「にょっ?」

賢者「……」

忍者「……」

勇者「……」

賢者「……」

忍者「……」

勇者「……」

魔道士「何か言えにょ」

賢者「……」

忍者「!」ピコーン

勇者「どうした?」

忍者「賢者さんは魔道士のことが好きなんだね!」

賢者「!!!!」ビクッ

勇者「えっ? そうなんですか?」

賢者「……」ダラダラ

勇者「あっ、そうなんですね」

忍者「魔道士ぃ、モテモテだね~?」ニヤニヤ

魔道士「にょ?」

忍者「賢者さんも頑張って!」

賢者「……そ、その……」ダラダラ

勇者「おおぅ!」

戦士「見てるこっちが恥ずかしくなりそうなほどわかりやすいな」

武闘家「うふふ」

魔王「若さなのであるのだ」

魔術師「賢者殿の意外な一面であるぞ」

剣士「なんだって? 僕のことが好きなのかい? それなら仕方がないのであ~でこ~で」ファッッサァ



319一人おかしいです2011/12/09(金) 23:13:13.48x8nxqJjco (43/60)


魔道士「……ちゃんと言ってくれないとわからないぞ?」

賢者「!!」カァ

戦士「……あいつはどんだけ純情なんだよ」

勇者「魔道士は絶対楽しんでるな」

忍者「まぁ面白いからいいじゃん」

魔王「若さ故なのであるのだ」

魔道士「……好きにしていいんだよ」ナミダメウワメ

キュッ

賢者「!!!!!」カァァ

勇者「おぉ!袖口を掴んだ!」
魔王「さらに涙目に上目遣いなのであるのだ」
忍者「あれは攻撃力抜群であるぞ」
戦士「……忍者?」

魔道士「……」

スッ

賢者「!!!!!!!!!」

勇者「おおっ!」
魔王「目を瞑ったのであるのだ!」
忍者「どうだ!? どうすんだよ! おい!!」
戦士「……忍者、どうしたんだ?」

賢者「……」ドキドキ

勇者「いくか? いくのか!?」
魔王「若さ故いくのであるのだ!」
忍者「さっさといけやぁ!!」
戦士「……忍者、何があったんだ?」

魔道士「ブブーーーー! 残念! 時間切れだにょ」

賢者「!!!!!!」ガビーン

勇者「ああ!」
魔王「若さが足りないのであるのだ!」
忍者「ちっ! そこでやめんのかよ! クソがぁ!!」
戦士「……忍者、落ち着け」



320勇者様……2011/12/09(金) 23:14:40.59x8nxqJjco (44/60)


剣士「君たち、僕のことをもっと見てもいいんだよ」ファサッ

ドン

魔道士「にょっ!?」

賢者「!!」

チュッ

勇者「うおおおおおおお!!」
魔王「若さ故の事故なのであるのだ!」
忍者「馬鹿剣士ナイス! もう死んでもいいぞ!!」
戦士「……忍者? 落ち着け」

魔道士「ありゃま。やっちゃった……まぁほっぺにチューくらいいっか」

勇者「惜しかった! 今のは惜しかった!」
魔王「若さ故の惜しさだったのであるのだ!」
忍者「なんてこったい! きたと思ったのに! 神は全てを見捨てたのか!? ガッデム!!」
戦士「……忍者、落ち着け。なっ?」

賢者「…………」カァァァァァ

バタッ

全員『あっ!!』



321武闘家はできるお姉さんタイプ2011/12/09(金) 23:18:09.65x8nxqJjco (45/60)


魔術師「迷惑をかけたな」

勇者「気にしないでください」

魔術師「すまない」

勇者「それよりも、これからはどうするのですか?」

剣士「僕かい? 僕は愛しの子猫ちゃんと結婚しようと思ってるよ」ファサッ

魔道士「……無音魔法」ポゥ

剣士「――」パクパク

魔道士「静かになったにょ」

剣士「―――。――――――。――――」ファサッ

戦士「それでもまだ喋ってるな」

武闘家「あたしらももう少しここを拠点に遊ぶとするよ。無理さえしなけりゃ報酬はいいからね」

忍者「お金に困ってるの?」

武闘家「少しね。剣士がすぐに寄付したりしちゃってね」

勇者「寄付ですか?」

武闘家「困ってる人を見つけりゃすぐ手を差し伸べるんだよ。あたしらの生活のことも考えてもらいたいもんだよ」

戦士「意外だな」

武闘家「まぁね。ああ見えても根はいいやつなんだよ」

忍者「へぇ」

武闘家「そうじゃなきゃあんなヤツには付いて来ないさ」

魔王「……恋する少女の目をしているのであるのだ。若さなのであるのだ」

魔道士「その若さってフレーズが気に入ったにょ?」

魔王「悪くないのであるのだ」

武闘家「よしておくれよ。そういうのじゃないんだよ……なんていうか、家族みたいなもんだよ」

勇者「家族ですか?」

武闘家「ああ。手のかかる弟ってところかな」

忍者「あっ、それわかりやすいかも」

武闘家「うふふ。あとは、賢者様が兄で魔術師さんがお爺さんってとこかね」

魔術師「武闘家殿の方が年上であろう」ボソッ

武闘家「あん? 何か言ったかい?」ギロッ

魔術師「わーい! お爺ちゃんですよ~」ヒィ

魔道士「……情けないのであるのだ」

武闘家「まぁこんな癖のあるヤツラばっかりだけど、今後ともよろしく頼むよ」

勇者「こちらこそ」



322とある二人のおはなし :息抜き2011/12/09(金) 23:26:57.80x8nxqJjco (46/60)


キンコーン

受付「さて、今日のお勤めもこれでおしまいですね」

ばたばた

受付「?」

バターン

店主「邪魔するぜぃ!」

受付「あら? 何かありましたか?」

店主「おう! 元気だったか?」ヨッ

受付「ええ、それなりには。それよりも何かありましたか?」

店主「実はな……登録カードを落としてしまったんだよ」

受付「……またですか?」

店主「また、とか言うなよー!」

受付「……」ハァ

店主「おいっ! その溜息はなんだ!」

受付「……別に」シレッ

店主「くそっ! その冷たい目、マジで腹立つ!」ムキーッ

受付「そうですか?」シレッ

店主「別にいいだろっ! 俺だって人間なんだ! ちょっとしたミスくらいあるだろうが!」

受付「そうですねー」ボウヨミ

店主「くっ」

受付「今日は帰りに映画を観ようと思ってましたが、その予定が崩れるだけですから、別にいいですけどね」ニコッ

店主「うっ」

受付「その映画が今日までだったとしても、ビデオレンタルされるまで待てばいいだけですから」ニコッ

店主「……見つかったら一杯、でどうだ?」

受付「一杯というのがどういう意味で仰られているかによりますね。別に二軒ほどはしごがしたいとは思っていませんよ?」ニコッ

店主「……じゃあ焼肉といつものバーでどうだ?」

受付「言われた通りのことしか返せない統括はなかなか素敵ですね、なんて思っていませんよ?」ニコッ

店主「……とあるケーキが付いてくるとか?」

受付「そうですか。かの有名な、五時間は並ばないと買えないというケーキを食べることができるのですね。さすがは統括です」ニコッ

店主「ご、五時間?」

受付「はい」ニコッ

店主「……わかった、それで手を打とう」ゲンナリ

受付「あら? 手を打つのはこちらではないのですか?」

店主「……」

受付「まあ、いいでしょう。それじゃあ週末だというのに、サービス残業と意気込みますか」ニコッ

店主「……よろしくお願いします」ペコリ

受付「ふふっ」



323町中2011/12/09(金) 23:30:07.75x8nxqJjco (47/60)


店主「くそっ! 全然見つからねぇな」ハァ

受付「流石に町全体を見回るには限界がありますね」

店主「どこに落としたんだろうな」

受付「……探し始めてからずっと統括に連れられたところを探していましたが、当てはあるのですか?」

店主「ん? どういうことだ?」

受付「いえ、探し物をする時は、場所をある程度絞り込むと思うのですが、それができないので町全体を探しているんですよね?」

店主「ん?」

受付「……」

店主「……」

受付「……」ハァ

店主「あっ! 今馬鹿にしただろっ!」

受付「はぁ」

店主「声に出すほどの溜息をつくな!」ウガー



324店主さんが好きです、でも受付さんのほうがもっと好きです2011/12/09(金) 23:33:29.29x8nxqJjco (48/60)


受付「それで、いつなくなったかわかりますか?」

店主「俺が気づいたのは、夜に店を開ける時だったんだ」

受付「なくなる前はどうだったのですか?」

店主「昼の客が帰った時にはあったぞ」

受付「……それからなくなるまでの間、何をしていたのですか?」

店主「う~ん、洗い物して、ゴミ捨てして、店内の掃除をしたぞ!」

受付「……それだけですか?」

店主「おう!」

受付「……それでは、なくなったと思われる時間帯は、店の中にいたということですか?」

店主「おう!」

受付「……阿呆ですか? いえ、ど阿呆ですね」ハァ

店主「おいっ! 阿呆って失礼だろうが!」

受付「……うるっせぇな」ボソッ

店主「っ!? お、お前今なんて言ったんだ?」

受付「さてと、それじゃあ店に戻りましょうか」

店主「どうしてだ?」

受付「……つべこべ言わずさっさとついてこいや」ボソッ

店主「っ!? お、おい! 今なんて言ったんだ!?」

受付「さぁいきましょう」スタスタ

店主「おいっ!!」



325飲み屋(今夜は休業日)2011/12/09(金) 23:34:39.10x8nxqJjco (49/60)


受付「……」

店主「……」

受付「……」

店主「……」

受付「……」

店主「すんませんでした」ペコリ

受付「……普通にテーブルの上に置いてるものは、落としたとは言いませんよね?」ニコニコ

店主「すんませんっしたぁ!!」ドゲザー

受付「……馬鹿じゃねぇの?」ボソッ

店主「えっ? 今なんて言ったの? ねぇ?」エッ?

受付「……うぜぇ」

店主「えっ? なになに? どうしたの?」ナニ?

受付「……」ズバン

店主「うぎゃーーーーー!!」



326焼肉屋2011/12/09(金) 23:35:56.23x8nxqJjco (50/60)


店主「いちちっ。いきなりあんな高位魔法使うなよな」ジュージュー

受付「あんな態度取る方が悪いんですよ」ジュージュー

店主「うっせ! うっせ!」プンプン

受付「……」ゴゴゴ

店主「冗談です、すんませんでした! 自分、マジで調子乗ってました! だからそのよく焼けた炭を押し付けようとしないでください!」ドゲザー

受付「……反省してるように見えないですね」

店主「反省してまーす」テヘッ

受付「……」ギュルルルン

店主「うぴゃーーーーーー!!!」



327Bar2011/12/09(金) 23:37:38.57x8nxqJjco (51/60)


店主「ブラックベルベット」

受付「ルシアンネイルをお願いします」

マスター「……」コクッ

店主「相変わらず、強めの酒にいくな」

受付「そうですか? 統括こそ、いつもそれですね」

店主「ここのは美味いんだよ」

ススッ

店主「どもっ」

受付「ありがとうございます」

店主「そんじゃ、登録カードが見つかったし乾杯ってことで」

受付「落としてもいないんですけどね」ニコッ

店主「えっ? なになに? 聞こえないんだけど」ナニナニ?

受付「……死ねばいいのに」ボソッ

店主「おぉぉぉい! それは言っちゃいかんだろ!」オイッ

受付「反省してますか?」

店主「おう! ばっちりだぜぃ! いえいっ!」グッ

受付「……」ジュギャァァァァン

店主「うぴぃぃぃぃ!!」



328カクテル2011/12/09(金) 23:38:54.94x8nxqJjco (52/60)


受付「オーヴェルニュを」

マスター「……」コクッ

シャカシャカ

店主「それ初めて聞いたな。美味いのか?」

受付「ええ。飲んでみますか?」

スッ

受付「ありがとうございます。どうぞ」

店主「いいのか? んじゃ、いただくぜぃ」クピッ

受付「どうですか?」

店主「……」

受付「チェイサーです」スッ

店主「ん……きついな」ウエー

受付「そうですか?」

店主「お前こんなんばっかりか?」

受付「そんなことないですよ」



329FF2011/12/09(金) 23:45:06.07x8nxqJjco (53/60)


受付「スティンガーをお願いします。ブランデーはお任せします」

店主「今度はブランデーか。じゃあ俺はサラトガを貰おうかな」

マスター「……」コクッ

受付「アレキサンダーじゃなくてよかったんですか?」

店主「やめろ! あの甘さは無理だったんだよ」

受付「ふふっ。でしたらサラトガクーラーでよかったのでは?」

店主「もうアルコール入ってねぇじゃん!」

受付「サラトガというのは、RPGの魔法で使われてそうな名前ですよね」

店主「……サンダガとか?」

受付「そうですね」

店主「そこは、航空母艦とか、サラトガスプリングスとかを引き合いに出そうぜ」



330何か来た2011/12/09(金) 23:46:28.17x8nxqJjco (54/60)


スッスッ

店主「ん」

受付「どうも」

??「僕にも彼女と同じものを」

マスター「……」コクッ

??「君はよくここに来るのかな?」

店主「そうだな、たまにしか来ないかな」

??「……」

受付「……あまり来ないですね」

??「だよね。僕はほぼ毎日ここに来てるんだけど、君みたいな美しい人は見たことがなかったからね」

店主「えっ? 俺がそんなに美しいって? 照れるじゃねぇか!」ウフフ

??「……」

受付「そうですか。統括が美しいとは思わないですが」

??「あはは。君は冗談も上手いね。おっと、失礼。僕は傭兵って言うんだ。君の名前は?」

店主「俺は店主っていうんだ。よろしくな」スッ

傭兵「……」

受付「……受付と言います」

傭兵「へぇ、可愛い名前だね」

店主「か、可愛いって。ぷぷぷ。それはないわ」ププッ

傭兵「……」

受付「……」ブォン チュドーーーン

店主「みゃーーーーー!」

スッ

傭兵「どうも。それじゃあ乾杯といこうか」

受付「……」

傭兵「君の瞳に、か・ん・ぱ・い」ウィンク バッチーン

受付「……こいつ気持ち悪いな」ボソッ

傭兵「ん? 何か言ったかな?」

受付「いえ、何も」ニコッ



331高級酒2011/12/09(金) 23:51:32.31x8nxqJjco (55/60)


傭兵「次は何を飲むのかな? 僕がおごるから好きなものを頼むといいよ」

店主「マジで!? なんでもいいのか!?」

傭兵「……」

受付「いいのですか?」

傭兵「ああ、なんでも好きなものを頼むがいいさ」

店主「じゃあ俺は、ゴールドボウモア44年で!」

受付「では、ルイ13世レアカスクをお願いします」

マスター「……」コクッ

傭兵「へぇ、色々なお酒を知ってるんだね」

店主「これでも一応経営者だからな」

傭兵「……」

受付「そうでもないですよ」



332おかいけい2011/12/09(金) 23:52:10.04x8nxqJjco (56/60)


傭兵「……えっ?」

マスター「……」ニコッ

傭兵「えっ?」

店主「よし、今のうちに行くか」コソコソ

受付「そうですね」コソコソ



3332011/12/09(金) 23:53:17.10x8nxqJjco (57/60)


店主「うひゃひゃっ! 全部あいつに払わせてやった」エヘヘ

受付「統括ともあろう方が……」ハァ

店主「お前も同罪だろうが!」ムキー

受付「私はしがない受付係だから許されるのです」エヘン

店主「しがないねぇ……」エー?

傭兵「ま、待てっ!」コラッ

店主「あっ、やべっ」キャッ

傭兵「こ、これはどういうことだ!」ワッツ!?

店主「というか、よく払えたな」スゲー

傭兵「あ、あの金額はどういうことだ! お前に払ってもらうからな!」ムッキー

店主「えっ? なになに? 何かいいことあったの?」ナンダッテ?

傭兵「払えよ!」ムキー

店主「僕ちゃんそんな大金持ってないでちゅー」デチュー

傭兵「……だったらその女の体で払ってもらうからな!」プンプン

店主「やだー、こわいでちゅー」デチュー

受付「……どっちもうぜぇ」ボソッ

店主「ひでぇ!」イヤン

傭兵「……やれっ!」ドヤッ

店主「むっ!」ハッ

ズダン!

店主「おわっ! あっぶねぇな」ヒェェ

傭兵2「……よく躱したな」ムッ

店主「こわいでちゅー」デチュー

わーわー



334事後2011/12/09(金) 23:55:00.85x8nxqJjco (58/60)


店主「ったく、相手にならねぇな」

傭兵5「つ、つえぇ」

店主「俺を襲うんだったらもっと強くなりな」フン

受付「流石は統括ですね」

店主「これで終わりだな」

傭兵「……そうだな」スッ

バァン

店主「えっ? …………なんじゃこりゃーーー!」ドクドク



335魔力無効銃2011/12/09(金) 23:57:19.97x8nxqJjco (59/60)


受付「と、統括!!」

傭兵「おっと、動かない方がいいよ」カチャッ

受付「そ、それは……」

傭兵「魔力無効銃だよ。生身の体では堪えられないものだ。その男はもう助からないさ」

店主「そんな……それは……」

傭兵「流石に心臓を撃ち抜かれれば死んでしまうだろうな」

店主「そこまでする必要はなかったんじゃないですか!?」

傭兵「僕も殺すつもりはなかったが抵抗するんじゃ仕方ないさ」

店主「どうして!? 人の命はそんなに軽いものじゃないですよ!」

傭兵「人の命は軽いんだよ」

店主「ひ、ひどいわ! この外道!」ウワーン

受付「……」

傭兵「外道で結構だよ……ん?」

店主「どうした?」

傭兵「……な、なぜ平気なんだ!?」

店主「ん? なになに? どういうこと?」ナニ?

傭兵「何故撃たれて平然としていられるんだ!?」

店主「……システム外の武器が用意されてるとは思わなかったから焦ったが……もう補整完了した。お前らじゃ俺は殺せねぇよ」



336受付さんの実力2011/12/09(金) 23:59:40.07x8nxqJjco (60/60)


傭兵「このっ!」

バァンバァンバァンバァンバァンバァン

店主「うぐぁ!」

傭兵「はぁはぁ……」

店主「なにするだーーーーーー!」プンプン

傭兵「ひぃっ!」

店主「いきなり連発とか危ないだろ!」プンスカ

傭兵「ば、ばけものめ!」

受付「……Stop」

ピキィン

傭兵「うぎっ!」ピタッ

店主「ったく……ここまでしなきゃ助けてやったのに」

受付「……Terminate」

スゥ

傭兵「な、なんだ!? 体が消えていく! た、助けてくれ!」

店主「心配すんな。死ぬってわけじゃねぇからな」

スゥゥゥ……

店主「やれやれだぜ」ヤレヤレ

受付「……ここまで干渉して問題なかったでしょうか?」

店主「大丈夫だって。ってか、お前が判断したことだ、問題ない」

受付「……」

店主「あの銃のせいだろ? 気にしないことだな」

受付「……そうですね」

店主「そんじゃ、気晴らしにもう一軒行くか?」

受付「当然統括のおごりですよね?」

店主「えっ? なんて言ったの? よく聞こえなかったんだけど」ナニナニ?

受付「そうですか、そう来ますか。こうなったのも元はといえば、統括がカードを落としたと勘違いしたことが発端ですが、気にしませんよ」ニコッ

店主「なになに? ちょっと僕わかんない」ナゾ

受付「……」ハァ

店主「溜息? どしたの? なになに? 今どんな気持ち? えっ? なに? 何があったの?」ナニナニナニ?

受付「……黙れよ」ボソッ

店主「えっ? 聞こえないんだけど? 馬鹿なの? 死ぬの?」プギャー

受付「……」ギュゥゴォオオン

店主「びぶるぁぁぁーーーーーーーーー!!」



337飲み屋2011/12/10(土) 00:00:06.40mza/M2JKo (1/5)


店主「ひどい目にあった」

受付「自業自得です」

店主「ちょっとお茶目でチャーミングなだけだぃ!」フンス

受付「……もう一度、味わいたいようですね」ゴゴゴ

店主「うん、ごめん。反省してるから。マジで! だからその手を下ろしてください!」ヒィィ

受付「……」ハァ



338ID変わっちゃった2011/12/10(土) 00:02:24.89mza/M2JKo (2/5)


店主「次で最後だな」

受付「……そうですね」

店主「いよいよかぁ……監視者としての意見は?」

受付「……難しいでしょうね」

店主「厳しいか?」

受付「やはり、既に全てを使い果たしてるのが問題ですね」

店主「後がないからな」

受付「ええ……」

店主「……一回分サービスしておくか」

受付「えっ? ですが、それは……」

店主「違反行為か?」

受付「……」

店主「ふむ……だが、ここまでの貢献度で言えば、問題ないと思うが、どうだ?」

受付「……」

店主「それに、違反というのならば、最初に俺がやってるからな」

受付「……あの御方のことですか?」

店主「ああ。いずれ全てを思い出すと思うがな」

受付「……」

店主「……」

受付「まあ、私が口を出せる内容ではありませんね。統括がよしとするのでしたら、問題ないかと」

店主「だよな! よし、やっちゃえ!」ピッ