1VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:54:27.09g2EF65ZLo (1/38)

ノリで立てた、最後まで行けるかどうか


2VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:54:59.49g2EF65ZLo (2/38)

ゆうしゃ… ゆうしゃ… 

私の声が聞えますね…

ゆうしゃ「聞えてません」

聞えてますね、聞き分けのない人のセーブデータは消しますよ

わたしはすべてをつかさどる者
あなたはやがて真の勇者として わたしの前にあらわれるでしょう…

ゆうしゃ「滝の精かなんかですか?」

ちがいます、はなしの腰を折らないでください

しかし その前にこの私におしえてほしいのです あなたがどういう人なのかを…

ゆうしゃ「すべてをつかさどる者(笑)」

黙りなさい さぁ私の質問に正直に答えるのです 用意はいいですか?

ゆうしゃ「はい、ムッツリすけべになる用意は万全です」

あなたの真の名前を―

ゆうしゃ「あ」

生まれた月を―

ゆうしゃ「1月」

生まれた日を―

ゆうしゃ「1日」

あ 1月1日 生まれ 山羊座 これでよろしいですか?

というか真面目に答えてください

では ゆうしゃ 私はこれからいくつかの質問をします

ゆうしゃ「メモは万全です」

さあ始めましょう

あなたにとって―

ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」

ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」

どんな理由であれ一度交わした約束を破ってしまうのは許されないことと思いますか?

ゆうしゃ「いいえ」ゆうしゃ「いいえ」ゆうしゃ「はい」

そうですか…そんなにむっつりスケベになりたいのですか それでは最後の質問をします

ゆうしゃ「はい」ゆうしゃ「はい」

私はすべてをつかさどる者、今あなたがどういう人なのかわかったような気がします

さあ目を覚ましなさい


3VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:55:31.03g2EF65ZLo (3/38)

それはゆうしゃが16歳になるたんじょう日の事だった…

*「おきなさい、おきなさい わたしのかわいいゆうしゃや。」

*「おはよう、ゆうしゃ、もう朝ですよ。」

*「今日はとても大切な日、ゆうしゃが王様に旅立ちのゆるしをいただく日だったでしょ」

*「この日のためにおまえをゆうかんな男の子に育て上げたつもりです」

ゆうしゃ「はいはい」

*「さぁ、母さんについていらっしゃい」

*「ここからまっすぐいくとアリアハンのお城です。」

*「王様にちゃんとあいさつするのですよ、さあ いってらっしゃい。」

ゆうしゃ「分かってるってば」

*「母さんはいつも帰りを待ってるわ、ここからは一人よ」

ゆうしゃ「だーかーらー」

ゆうしゃ「(そういえば旅に出ればあいつともう会う事もないのか…)」

ゆうしゃ「(けどあいつを危険な目に遭わせていいのか分からない、無理には誘えないな)」


遊び人「おおーい、ゆうしゃー ちょっと待ってー!!」

ゆうしゃ「おお、遊び人じゃないか、すまないが――」

遊び人「旅に出るんだって?、僕もついて行きたい」

ゆうしゃ「それは…しかし…」

遊び人「魔王を…倒しに行くんでしょ」

遊び人「一人で行くのは卑怯じゃないかな」

ゆうしゃ「――遊び人  すまない…ひょっとしたら死ぬかもしれない、それでもいいのか」

遊び人「死なないように頑張るさ、兄貴に会うまではね」

ゆうしゃ「やっぱりお前、あの時の事を…」

遊び人「ゆうしゃには関係無いよ、僕の問題だ、さあさあ 王様に会いに行こうよ」

ゆうしゃ「…いいのかなこれで」


4VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:56:04.59g2EF65ZLo (4/38)

王様「よくぞ来た!、ゆうかんなるオルテガの息子ゆうしゃよ」

王様「すでに母から聞いているだろうがそなたの父オルテガは戦いの末 火山に落ちてなくなってしまった」

王様「しかしその父のあとを継ぎ旅に出たいというそなたの願いしかと聞き届けたぞ!」

王様「そなたなら きっと 父の遺志を継ぎ世界を平和に導いてくれるだろう」

遊び人「(ねぇ、本当なの? ゆうしゃ)」

ゆうしゃ「(うちの親父…オルテガはキャタピラーの肉が好きでさ)」

遊び人「(それ…本当に人間なのか疑問なんだけど)」

ゆうしゃ「(旅の途中でその色違いに出会って、「色違い!?、これは神の導きか!! ムシャムシャ 」って喜んで食べたら死んだらしい)」

遊び人「(死神の導きだった訳だ、たぶんどくいもむしだろうね…あるいは砂漠にいるかえんムカデ)」

遊び人「(王様のねつ造ひどいな)」

ゆうしゃ「(ほんと、勇者死んじゃいました♪って――)」

王様「おい!聞いておるのか!」


は…はい!


王様「ゴホン…話を続けるぞ、敵は魔王バラモスじゃ」

王様「世界のほとんどの人々はいまだに魔王バラモスの名前すら知らぬ」

王様「だがこのままではやがて世界は魔王バラモスの手に……」

遊び人「(なんで国民が20人くらいしかいない王様が知ってるんだろうね)」

ゆうしゃ「(魔王軍から融資受けてるらしいぞ、それで財政をまかなってるらしい。その筋だろうな)」

王様「それだけはなんとしてもくいとめねばならぬ!」

王様「ゆうしゃよ魔王バラモスを倒してまいれ!」

王様「しかしひとりではそなたの父オルテガの不運をふたたびたどるやもしれぬ」

ゆうしゃ「芋虫は食べないってばよ」

王様「町の酒場で仲間をみつけ、これで仲間たちの装備をととのえるがよかろう」


ゆうしゃは50Gと武器、防具をうけとった!


王様「ではまた会おう!、ゆうしゃよ!」


貰ったもの:50G どうのつるぎ たびびとのふくx2 こんぼうx2 ひのきのぼう

・・・・・・・・・


ゆうしゃ「なぁ遊び人、俺は言いたいことがあるんだが」

遊び人「それは僕も言いたい」


魔王倒しに行けつってんのにこの装備と50Gはねぇだろ!!


遊び人「ゆうしゃ、とりあえず酒場の近くにあるルイーダさんのへそくり25G貰っておこうよ」(ルイーダの酒場近くの樽)

ゆうしゃ「だな、王様の50Gの半分もへそくりがあるなんてさすがルイーダさんだ」

だな  はははははははは…


5VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:56:33.52g2EF65ZLo (5/38)

【酒場】

ゆうしゃ「さて、どういうやつを仲間にするか?」

遊び人「うーん、とりあえず僧侶さんは欲しいね できれば女の!、男は…お察しください」

ゆうしゃ「俺も同意見だ、とくに女の僧侶はいいものだ」

遊び人「気が合うな、どうしても男僧侶のあれは受け入れられないんだ」

ルイーダ「あらいらっしゃい、仲間をお捜し?」

ゆうしゃ「はい、いい人材はいますかね」

ルイーダ「今フリーなのは… 武闘家(女)僧侶(女)この子たちは姉妹ね あとは… 魔法使い(女) 盗賊(男) この二人は気むずかしいから大変かもね」

ゆうしゃ「わかりました、それぞれに声をかけてみます」

【武闘家&僧侶姉妹】

ゆうしゃ「すみません、旅の仲間を探しているんです――」

遊び人「こんにちわ!!、僕がリーダーの遊び人です、美しいお二方、以後よろしく」

ゆうしゃ「おい…、俺が勇者でリーダーだろうが」

遊び人「なははははは…冗談だよ、冗談、 すみません、こんにちわ」

僧侶「ひっ…」

武闘家「ちょっと!、姉さんが怖がってるじゃない!、姉さんはねぇ、コミュ障なの! レベルでいったら10くらいなの!」

遊び人「いくつからいくつまでですか」

武闘家「1~10までよ」

ゆうしゃ「MAXじゃないか…」

僧侶「そ…そこまで言わないでよ、武闘家!、ちゃんと話せるわ!」

武闘家「だから旅に出てくれる人もいなくて大変なんだからね!」

僧侶「だったら私を置いて一人で行けばいいじゃない」

武闘家「姉さんを置いていったらこのチンケな酒場の男にくいものにされちゃうからよ!」

ルイーダ「チンケ…」

僧侶「うう…それは」

ゆうしゃ「あのー、俺たち、旅の仲間を探してるんですが」

武闘家「うーん、わたしは全然かまわないんだけど、姉さんがねぇ… ほら、あれだから」

僧侶「…」←あれ

遊び人「(回復役は欲しいし、なんとか説得してきてよ勇者)」

ゆうしゃ「おれが!?」

遊び人「だって勇者じゃん」

ゆうしゃ「それを言われると… ああ、行けばいいんだろ!?、行けば  」


6VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:57:13.07g2EF65ZLo (6/38)

ゆうしゃ「こんにちわ」

僧侶「こ…こんにちわわわわわわ」

ゆうしゃ「僕たちと旅に出て貰えませんか?」

僧侶「ででで…でも」

僧侶「だ…だって私…人としゃべるのが苦手で」

ゆうしゃ「でも、旅に出れば改善されるかもしれませんよ」

僧侶「いやです!!、知らない人達と旅なんて!!」

ゆうしゃ「妹さんも一緒に来てくれるそうです、レーベまで行ってみてダメなら戻ってきます、それならどうですか」

僧侶「でも…」

ゆうしゃ「(仕方ない…ゆうしゃ家直伝のあれを使うしかないか)」

ゆうしゃ「はい、アメちゃんだよー」

僧侶「わーい」

ゆうしゃ「一緒に来てくれるー?」

僧侶「うん、いいよー」

遊び人「誘拐犯の手口だ、しかも古い」

武闘家「コソッ…(やっぱり駄目でしょう?)」

ゆうしゃ「いえ、来てくれるそうですよ」  ボソッ…アメあげたら一発で

僧侶「わーい、アメちゃんだー」

ゆうしゃ「どうする遊び人、他の二人にも声かけておくか?」

遊び人「うーん一応だけして話したらー? ゆうしゃに任せるよ」


7VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:57:38.51g2EF65ZLo (7/38)

ゆうしゃ「あのー」

魔法使い「なんだ」

遊び人「(クールな雰囲気の人だね、ゆうしゃ)」

ゆうしゃ「(クールな人もいいぞ…)」

遊び人「(そうか、そういう性癖が…)」

ゆうしゃ「(ないわ!)」

魔法使い「今私は忙しい、邪魔をしないでもらおうか」

ゆうしゃ「そこをなんとか…」

魔法使い「君たちがあのナジミの塔に行けるレベルになったら考えなくもないが、今のレベルでは…用はない」

武闘家「(何!? この人感じわるくない?)」

僧侶「(ペロペロ  そんな事言ってはだめよ、人それぞれなんだから)」

ゆうしゃ「分かりました、僕たちがナジミの塔を攻略してきたらまたお声をかけます」

魔法使い「無事に戻ってくれるのならいいのだがな」

ゆうしゃ「どうですかね」

・・・

武闘家「どうしてあんな人にも声かけたんですか?」

ゆうしゃ「冷静な人は欲しいし、何より魔法使いは火力があるからね、ぜひ欲しいところなんだ」

武闘家「けど遊び人さんは…」

ゆうしゃ「あいつには目的があるんだ、俺もその手伝いをしてやりたい」

ゆうしゃ「うまくいけば戦闘の主力になってくれる」

武闘家「はあ…そこまで言うなら」

遊び人「おーいゆうしゃー、さっきの盗賊の人見つかったよー」

ゆうしゃ「おう、分かった~、今行くよ」

武闘家「あの二人見ててどう?姉さん」

僧侶「そうね、二人とも仲が良くて羨ましいな…」

武闘家「珍しいね、姉さんがそんな事言うなんて」

僧侶「だって…私に声をかけてくる人はいつもいるだけでいいとか、いつまでも付きまとうしつこい人ばかりだったけど、あのゆうしゃさんは何か違う気がするの」

特にアメをくれるところが


盗賊「俺に用があるってのはあんたか」

ゆうしゃ「仲間になって貰いたいんです」

盗賊「…ダメだな」

ゆうしゃ「なぜです」

盗賊「どうやったって俺達はアリアハンから逃げる事はできない、だったらここで満足するしかないだろ」

盗賊「俺達は島の囚人なのさ…」

ゆうしゃ「だったら俺達がアリアハンから出る方法を見つけたらどうする?」

盗賊「そのときは仲間になってやるよ、まぁ無理だろうがな」

ゆうしゃ「その約束忘れるなよ」


8VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:58:15.37g2EF65ZLo (8/38)

遊び人「結局仲間になってくれたのは武闘家さんと僧侶さんだけかー」

ゆうしゃ「仕方ないさ、俺達のレベルは1だもんな、完全にダメって言われた訳じゃないし、まだ希望はあるさ」

ゆうしゃ「武器・防具配布しまーす」

ゆうしゃ「遊び人には…こんぼうだな 僧侶もこんぼうだな、武闘家は守りに難があるし、たびびとのふくを渡しておく」

はーーーい

ゆうしゃ「隊列は…」 

勇武
遊僧 

でいく

遊び人「HP順とかなの?」

ゆうしゃ「まぁそんな感じだ、僧侶とかはHP低いし、俺が守っていあげないとな」

武闘家「あの人頼りになるね姉さん」

僧侶「そうね、頼れる人とアメをくれる人はみんないい人だわ」


9VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:59:13.87g2EF65ZLo (9/38)

【フィールド】

遊び人「よっしゃああああ!冒険開始ー♪」

ゆうしゃ「そうはしゃぐなよ、モンスターが出るかもしれないぞ」

僧侶「も…モンスターが出たら私、どうすればいいですか!?」

ゆうしゃ「そうですね…とりあえず作戦を「めいれいさせろ」にしておきますから俺が指示を出します、それで戦いを覚えて貰えますか?」

僧侶「…はい! 分かりました頑張ります!!」

遊び人「アリアハン周りってスライムとかでしょ、まぁ、だいじょーぶでしょ」



武闘家「ゆうしゃさん!モンスターです!!」

ゆうしゃ「全員配置につけ!」


スライムx2とおおがらすがあらわれた!!

僧侶「え…あう…」

ゆうしゃ「落ち着いてください!、俺と武闘家が殴って僧侶さんが回復です。 命令だします!」

遊び人「僕は!?」

ゆうしゃ「みんながんばれ」

遊び人「扱いわるいっ!」

武闘家のこうげき!、スライムにダメージ!

スライムのこうげき!、ゆうしゃにダメージ!

スライムのこうげき!、ゆうしゃにダメージ!

ゆうしゃ「ぐっ…」

僧侶「回復しますか!?」

ゆうしゃ「いや、まだいいよ、黄色のラインになってからで十分だ」

あそびにんのこうげき! スライムは倒れた!

遊び人「よっしゃ!」

(中略)

まもののむれを倒した 経験値とGを得た!


10VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 14:59:39.47g2EF65ZLo (10/38)

ゆうしゃ「勝利だ!」

遊び人「いえーーーい!!」

武闘家「どうだった!?姉さん、モンスターとの戦いは」

僧侶「ちょ…ちょっと怖かったけど、楽しかったわ 運動するのってこんなに楽しいのね」

遊び人「でしょー、やっぱり戦うのはいいよねー!」

ゆうしゃ「まあな、戦いには危険もあるんだ、あせらず、ゆっくりレベル上げていこう」

こうしてゆうしゃ達の初戦闘は大勝利で終わった…

その後何回か戦闘を行った一行…

テレッテテテテテー 武闘家のレベルが上がった!

武闘家「やった-!レベルアップだー!」

僧侶「やったわね、私もそろそろレベルアップかしら」

その後…

テレッテテテテテー 遊び人のレベルが上がった!

遊び人「やったー!」

テレッテテテテテー 僧侶のレベルが上がった!

僧侶「や…やりました!レベルアップです!」

ゆうしゃ「俺のレベルアップまだかよ」(勇者はレベルアップが遅い)

テレッテテテテテー 勇者のレベルが上がった!


11VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:00:05.49g2EF65ZLo (11/38)

ゆうしゃ「どうです?、旅の感想は…」

僧侶「そうですね… も…もうちょっとだけ一緒に旅をしてみたいと思います」

・・・

遊び人「やったぁー!!」

武闘家「姉さん…」

ゆうしゃ「一応理由を聞かせてもらえますか?」

僧侶「なんとなくなんですが、二人ともいい人そうに見えて… 私とはなしできるし…、私もこの性格を直したいんです!、お願いします!」

ゆうしゃ「いやーとても嬉しいです!、何しろ僧侶が居るのといないのとじゃ難易度が全然違いますしね」

ゆうしゃ「歓迎しますっ!」

武闘家「やったね、姉さん!、仲間が増えるよ」

僧侶「そ…そうですか!、私ガンガン回復しますよ!!」


12VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:00:31.44g2EF65ZLo (12/38)

【レーベ】

ゆうしゃ「一旦休憩にしよう、MPも減ってるし」

僧侶「どうしてですか? まだHPはありますが」

ゆうしゃ「俺達はやくそうをまだもってないから、回復手段がないのよ」

僧侶「なるほど…」

遊び人「あ!、じゃあ僕は民家のタンス漁ってくるから~ 期待しててね~ 」

僧侶「遊び人さん元気ですね…私はもうクタクタです…」

武闘家「聞きたいんですけど、人の家のタンスとか勝手に漁ったりして怒られたりしないんですか?」

ゆうしゃ「どうなんだろ、王様からお触れが出てるのかもね、たぶん触れちゃいけない事なんだろう」

武闘家「そうなんですか」

ゆうしゃ「そういうもんなんです、疑問に思ってはいけない事なんです」


遊び人「ヒャッハ- 有り金全部よこしなー!」

村人「お断りします。ベギラマ!」

・・・

遊び人「すいません、分けてください。文無しなんで」


僧侶「この後どうするんですか?」

ゆうしゃ「うーん、この町の近くにある塔への入り口を探してナジミの塔に行くかな」

武闘家「そういえば魔法使いの人が攻略したら仲間になってくれるって言ってましたよね」

僧侶「ゆうしゃさん、あの人も仲間にするんですか?」

ゆうしゃ「仲間にしようと思う、よく分からないけど必要な人間な気がするんだ」


13VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:01:00.15g2EF65ZLo (13/38)

【宿】

ゆうしゃ「収穫は?」

遊び人「聞きたい?、ききたいでしょ~」

ゆうしゃ「はやくはやく」

遊び人「種と本貰ってきたから、売れば金になるねー」

ゆうしゃ「種は…とりあえず俺が使うか、一番前だし」

ゆうしゃ「拾ったGは?」

遊び人「使っちゃった♪ ちょっと良い物買っておいたよ、何かはひみつだけどね」

ゆうしゃ「おいおい、変なもの買ってきてないよな」

遊び人「機会があったら使うよ~♪」


14VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:01:26.09g2EF65ZLo (14/38)

【翌日】

武闘家「さぁ行きましょう!、ゆうしゃさん!」

ゆうしゃ「ノリノリだなー」

武闘家「そりゃーもう!レベルアップですよ! テンション上がりまくりです!」

一方…

遊び人「大丈夫ですかー僧侶さん?」

僧侶「だ…大丈夫です、私朝弱くて…」

遊び人「女性は朝弱いですしねー、仕方ないですよ」

武闘家「姉さん、待ってた方がいいんじゃないの。」

僧侶「嫌よ、私がいなくて誰がPTのHPを支えるのよ」

ゆうしゃ「頼もしくて何よりだ、準備はいいな!?」

コクッ

ゆうしゃ「よーし行くぞ!、塔への入り口を探すんだ!」

おーーー!!


15VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:02:11.24g2EF65ZLo (15/38)

ゆうしゃ「の前に、武器と防具を買おう」

ズコー

ゆうしゃ「だいぶGがあるし、装備を充実させとこう」

遊び人「だよね」

武闘家「ゆうしゃさん、私、『けいこぎ』お願いします、前から欲しかったんです!!」

遊び人「僕は…皮の帽子かな、何も被ってないし」

僧侶「私は…今はいいです」

ゆうしゃ「遠慮しなくていいんですよ、余裕ありますし」

僧侶「いえ、本当にいいんです、後衛ですし、ダメージ受ける回数も少ないですし」

ゆうしゃ「そうですか…じゃあ貯めておきますからいつでも言ってくださいね」


レーベ周辺】

武闘家「あれじゃないかな!?、入り口って」

僧侶「そうね、いかにも「入り口」って雰囲気よね」

ゆうしゃ「引き締めていくぞー」


16VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:02:38.99g2EF65ZLo (16/38)

【地下】

武闘家「ふわぁ…これは広いわ」

ゆうしゃ「どこに行ったらいいか分からないな…」

遊び人「てきとーにあるいてりゃ見つかるっしょー」

僧侶「適当でいいんですか?」

モンスターが現れた!!

ゆうしゃ「気を引き締めろ!」

フロッガーx4 

ゆうしゃ「てやっ!」

ゆうしゃのこうげき! フロッガーにダメージ!

武闘家「フロッガーがつよいわ!!」

フロッガー「ピヨーン」

遊び人「そしてあの顔うぜええええええ!!」

僧侶「ホイミ!!」

武闘家「姉さんナイス!」 こうげき!!

フロッガー達を倒した

ゆうしゃ「地上に比べると強いな…帰れるかな…」

遊び人「辛気くさい顔しないで、ゴーゴー!」



以降、何度か戦闘を行い…


17VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:03:04.37g2EF65ZLo (17/38)

【ナジミの塔】


ゆうしゃ「ふう…ここがナジミの塔か」

遊び人「この置物なんなんだろほんと、センス無いわ」

僧侶「迷子になっちゃいそうです…」

ゆうしゃ「はぐれないように隊列組んでいくぞ!、ひとつずつ部屋を探して行くからな」

武闘家「りょーかいです!」

僧侶「はい」




遊び人「ここまで来るまでにいくつ部屋回ったか…、もう飽きたよー」

ゆうしゃ「そういうなって、もう少しだ」

僧侶「それにしてもここの敵は強いよね…ここに住むなんてどんなん」

武闘家「ねーほんと、こんな塔で生活できてるなんてちょっと頭のおかしい人に決まってるわ」


18VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:04:06.51g2EF65ZLo (18/38)

【頂上】

ゆうしゃ「こんにちわ」

老人「おお!、夢の通りじゃ!、お主らこの『盗賊の鍵』が欲しくてやってきたのじゃろう!?」

ゆうしゃ「そ…そうですが、どうして分かったんですか?」

老人「昨日夢を見たのじゃ、男2人と女2人がこの塔を上ってくる夢をのお」

僧侶「(夢なんかのお告げなんかで、ほいほい渡しちゃっていいんでしょうか…)」

遊び人「(いいんだよ、たぶん。この人ボケ始めちゃってるみたいだし、おとなしく貰って帰ろうよ)」

『盗賊の鍵』を手に入れた!!

老人「それから…もうひとつ頼みたい事があるんじゃが」

遊び人「(介護だな)」

ゆうしゃ「(流石にこの塔で介護はちょっとな)」

ゆうしゃ「なんですか?」

老人「酒場におる『魔法使い』という名の女に『時がやってきた』と伝えておいてくれ」

ゆうしゃ「分かりました、伝えておきます」

ゆうしゃ「(よかった…)」

老人「それから、帰る時はそこを飛び降りるとよい、下まで直通じゃ」


・・・・・・


武闘家「死ぬわ!!」

僧侶「そんな…ゲームじゃありませんし、3Fから落ちたら普通死にますよ」

ゆうしゃ「じゃあ、やっぱりこの塔また下るのか…はぁ…」

遊び人「ふふん♪」

   ?

遊び人「こんなこともあろうかと 鍛え続けたこの体!!」

ゆうしゃ「全然鍛えてないだろお前、ちからのステ見てみろ、そんな事言っていいのは半分仮面付けた黒幕だけだ」

ガサガサッ…

遊び人「じゃーん♪」

つ『滴る愛液~美人姉妹 inモンバーバラ』


僧侶「きゃあっ!」

武闘家「ちょっと!何みせんのよ!!」

遊び人「あ…間違えた、これ僕の私物だった、本物はこれこれ」

武闘家「その私物の方が問題な気がしなくもないわ」

僧侶「姉妹の前で姉妹モノってどうなの」

ゆうしゃ「(そ…それは限定verだっ、後でそれ貸してくれっ!……)」


19VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:04:34.45g2EF65ZLo (19/38)

つ『キメラの翼』

遊び人「これ使えば一発で脱出♪」

ゆうしゃ「レーベで買ってたのはこれか!?、お前…頭ケガしてないか?、かしこさ低いのに…」

武闘家「正直『うんのよさ』以外取り得の無い人だと思っていました(30代主婦の感想)」

僧侶「これを使ってから彼氏ができました(20代OLの感想)」

・・・・・・・


遊び人「辛口すぎる!!、あーもう使っちゃうよ、『キメラの翼!!』」

ワープ→レーベへ

現在、ゆうしゃLv4 遊び人Lv5 武闘家Lv5 僧侶Lv5


20VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:05:02.50g2EF65ZLo (20/38)

【レーベ】

ゆうしゃ「いててて…もうちょっとうまく着地してくれよ」

遊び人「使ったの初めてなんだよ、これであの家に入れるだろ」

ゆうしゃ「(で…さっきのあれなんだが、後で貸してくれ)」

遊び人「もうキメラの翼はないよ、何を言ってるかわからないなー」

ゆうしゃ「…300Gでどうだ」

遊び人「交渉成立だ」

【魔法の球の家】

盗賊の鍵を使った

爺「おお…まさかこの家に入ってくるものがおるとは、鍵かけてたのに」

武闘家「筋金入りの引きこもりね」

僧侶「どうやって生活してたんでしょう…年金かしら」

ゆうしゃ「これが…」

爺「そうじゃ、これが魔法の球じゃ」

爺「これをやろう」

ゆうしゃ「はい、ありがとうございます」

爺「これを使えば扉を破壊する事ができるだろう」

爺「なにしろ、おじさんの魔法の球だからね!」

・・・

爺「お…おじさんの魔法の球だからね!」

ゆうしゃ「…5000円で売ってきます」

爺「じょ…冗談じゃ!、これで旅の扉が開かれるぞ」


21VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:05:30.08g2EF65ZLo (21/38)

【アリアハン・ルイーダの酒場】

ゆうしゃ「魔法使いさん」

魔法使い「うん…確かお前たちは…」

ゆうしゃ「おじいさんから伝言です『時がきた』と」

魔法使い「なにっ!?、それでは…君たちが…」

魔法使い「ふむ…分かった、私をPTに入れてくれないか、頼むよ」

ゆうしゃ「それは俺達がナジミの塔を攻略したからですか?」

魔法使い「それもあるが」

魔法使い「よろしく頼むな」

ゆうしゃ「こちらこそ」

僧侶「…」

武闘家「よろしくね~」

遊び人「魔法使いさんキター よろしくー」

魔法使い「その…僧侶さんだったか?、あなたは…」

僧侶「すす…すみません!!緊張してしまいまして…」

魔法使い「このしゃべり方だとすぐ嫌われてしまってな、良かった嫌われなくて…」

ゆうしゃ「案外良い人だったな」

遊び人「ねーほんと、最初は冷たそうな人だとばっかり、残念だった!? ゆうしゃ」

ゆうしゃ「だから違うって!!」

魔法使い「魔法使いだからって何度も声を掛けられてイライラしていたんだ、すまなかったと思う」

ゆうしゃ「いまから旅の扉を通ってアリアハンを脱出します」

魔法使い「了解だ、私のLv7だ、そこそこの魔法は使えるので後衛は任せてくれよ」


22VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:05:57.45g2EF65ZLo (22/38)

盗賊「話は聞かせてもらったぜ!!」

ゆうしゃ「あんたは…盗賊さん」

盗賊「さんはいらないぜ、今から仲間になるんだからよ」

ゆうしゃ「ほんとですか!!」

盗賊「ああ、アリアハンじゃどてかい事ができねえ…」

盗賊「この寂れた島国で終わる俺じゃない!、扉が閉まった時は諦めもしたが、俺も仲間に加わらせてもらうぜ」

武闘家「うわー、遊び人さんよりテンション高い人きたー」

僧侶「ひっ…」

盗賊「なんだ、あんたらも仲間か、俺は盗賊だ、よろしくな!」

遊び人「よろしく!!」

僧侶「陽気すぎて怖い…」

武闘家「けど悪い人じゃなさそうだよ、あんなに楽しそうな人も珍しいよ」

盗賊「さあさぁ、こんな所でくすぶってねぇでさっさと旅の扉とやらにいこうぜ!!」

ゆうしゃ「ちょ…、それ俺のセリフだって!!」

「「なははははははは…」」

6人に増えたゆうしゃPT、このあと旅の扉編

魔法使いLv7

盗賊Lv6


23VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:06:23.88g2EF65ZLo (23/38)

解説part跳ばしても問題なし


ゆうしゃ「さて…2人仲間が増えたわけだが、隊列は…」

魔法使い「私は後衛だろうね、HP少ないし、打たれ弱いし、すぐ死ぬし…、ほんと役立たずだわ…」

武闘家「ああああー!、そんな事ないです!!、魔法使いさんの魔法の威力はすごいですよ!! ねぇ!? 姉さん!!」

僧侶「そそ…そうね!!」

魔法使い「そうか!?…ならいいんだが」

ゆうしゃ「まぁこんな感じだろう」

   盗勇武
   僧魔翌遊



僧侶「???...盗賊も前なんですか?、そんなにたいりょくが高くない印象ですけど」

ゆうしゃ「あーそれは…」


盗賊「よし!、教えてやろう!、守備力はたいりょくと装備だけじゃなくて、『すばやさ』も参考の数値になってんだ」

「簡単に言うと!、素早い俺は見た目以上に堅いって事だ」

武闘家「へー、じゃああたしも結構守備力高いんだー」

ゆうしゃ「解説もってかれた…」

魔法使い「逆に戦士は素早さが遅くて装備の割に意外と脆かったりする事もあるぞ」

遊び人「うんのよさは…」

魔法使い「魔法回避率に影響する、まぁ今は低くてもそんなに支障はないね」

遊び人「ショボーン」

ミミック「ザキザキザキザキ」


24VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:06:49.55g2EF65ZLo (24/38)

【いざないの洞窟】

ゆうしゃ「ここに魔法の球を置いて・・・ってもう開いてるぞ!!」

盗賊「なにっ!?」


老人「すこし前だったかのう…青年がやってきてここを魔法で爆破して通っていったわい」

遊び人「な…何だって~!!、いつ!?、だれが!?」

ブンブンブン!

老人「お…おちついてくれ若いの」

ゆうしゃ「ちょっと、爺さん死んじゃうって!!」

遊び人「これが落ち着いていられるか!!、早く答えて!」

老人「う…うむ、二週間程前じゃ、本を持った青年が強力な魔法でこの壁を壊していったぞい」

遊び人「くっ…遅かったか…」

ゆうしゃ「そう落ち込むなよ、本人か分からないし、第一今のお前のレベルじゃ絶対無理だって」

遊び人「それは!!、分かってるけど…」

盗賊「なんなんだ、遊び人の奴、急に態度が変わって」

武闘家「さぁ、ゆうしゃさんの話ではやらなきゃいけない事があるとかなんとか」

魔法使い「はやく入らないのか?、もう開いてるぞ」

僧侶「いきましょうよ」


25VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:07:17.05g2EF65ZLo (25/38)

【いざないの洞窟内】



武闘家「この洞窟穴だらけだなー、跳んで越えられないんですか?」

魔法使い「無理だと思うな、ジャンプコマンドないし」

盗賊「この洞窟を越えればいよいよこのアリアハンとおさらばだぜ!!」

僧侶「きっと今までより敵が強いと思います、早めに回復した方がいいでしょうか、ゆうしゃさん」

ゆうしゃ「そうしてくれ、あとここで盗賊と魔法使いの実力を見せて貰おうかな」

魔法使い「任せて貰おう」

魔法使い「くくく…私のギラで洞窟中のアリクイ共を全滅してやる…ふふ」

ゆうしゃ「ええっ!?」

・・・

魔法使い「軽い冗談だ、本気にするな」

ゆうしゃ「冗談ならいいんだけどね…うん(良い人ってのは撤回しよう)」

武闘家「(願わくばギラがこっちに飛んでこない事を)」

遊び人「…」


26VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:07:44.60g2EF65ZLo (26/38)

【戦闘中】

魔法使い「ギラ!」

アルミラージ4体に17前後のダメージ!


アルミラージたちを倒した

魔法使い「ヒャド!」

魔法使いのヒャド!おばけありくいに34のダメージ! おばけありくいを倒した

武闘家「つ…つよおお!、私の打撃が15前後だから…」

僧侶「2倍くらいね」

魔法使い「ふふん、どうだ 魔法使いの火力を舐めるなよ!!」

盗賊「う…火力は勝てねえぜ、だか俺の盗みテクを見ろ!」

【戦闘後】

経験値とGを得た

盗賊はやくそうを盗んでいた

盗賊「どうだぁ!、こっそり盗んできたぜ」

ゆうしゃ「おお~ナイスだ盗賊!!」

武闘家「けどたかが、やくそうだよね」

盗賊「されどやくそうよ、俺が入れば時々盗んできてやるぜ」

ゆうしゃ「頼りになるなー、やっぱり仲間にして良かった」


27VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:08:34.93g2EF65ZLo (27/38)

ゆうしゃ「やっぱり兄さんの事が気になるのか」

遊び人「うん…兄さんが家から『悟りの書』を奪って逃げていった日からずっと忘れられないよ」

ゆうしゃ「そのせいで余ってた遊び人に就く事になったんだよな」

遊び人「うん、遊び人も悪くないけど やっぱり賢者になりたかったかな」

遊び人「……」

ゆうしゃ「だがな 冒険は始まったばかりだろ?、レベルを上げれば強くなる こんな所でうじうじしてる暇はないだろ?」

遊び人「それは…そうだけど」

ゆうしゃ「だろ? 遊び人の仕事はPTを盛り上げる事だ、お前が落ち込んでる雰囲気だと全員の士気に影響する」

遊び人「………」



遊び人「そうだね、よし、はりきって盛り上げていくぞ―――!」

ゆうしゃ「あっ、走るな!、モンスターに見つかるだろうが―――!」

よかった、立ち直ってくれて、勇者って大変だなー


28VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:09:01.86g2EF65ZLo (28/38)

【三又の分かれ道】

ゆうしゃ「うーん、どこに行こうか」

遊び人「はーい!僕なら左に行きまーす」

ゆうしゃ「理由は?」

遊び人「左利きだから」

ゆうしゃ「そんなに左利きは珍しくないな、ハイ次!」

武闘家「はーい!私はまっすぐだと思います」

ゆうしゃ「理由は?」

武闘家「人間の目はいつも前を向いてるから―――」

ゆうしゃ「草食動物に生まれ変わるか、ハイ次!」

僧侶「え…わ、私ですか!?、うーん… うーん… やっぱり――」

ゆうしゃ「ハイ次!」

僧侶「ひどい…」

魔法使い「どっちでもいい」

ゆうしゃ「そういう奴一人はいるよな、ハイ次!」

盗賊「右だ」

ゆうしゃ「理由は?」

盗賊「誰かが最近石畳を歩いた形跡があるんだ、そんなに古くない」

ゆうしゃ「右に行きます」

遊び人「ええー!?」

武闘家「なんでですかー!?」

僧侶「私なんて聞いてももらえなかったのに…」

ゆうしゃ「異論は認めません」

魔法使い「大丈夫かな、このPT」

結果…

○右

盗賊「だろ!?、探索は盗賊の十八番だからな、おまえらとは違うのさ-」

ゆうしゃ「俺も右だと思ってたぞ」

遊び人「ぶー ぶー 自分は何も言わなかったくせに」

武闘家「ぶー ぶー 後から言うのって卑怯よね」

ゆうしゃ「さ…さぁ!さぁいよいよロマリアだ」

魔法使い「誤魔化しおつ」

アリアハン編おわり


29VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:09:27.44g2EF65ZLo (29/38)

【ロマリア周辺】

盗賊「やったああああああ!! あの寂れた島国ともこれでおさらばだ!! いやーありがとう! ゆうしゃ」

ゆうしゃ「別に大した事やってないよ、元々扉開いてたし」

盗賊「逃げたつもりが閉じ込められたとはこの事だぜ」

僧侶「ロマリアには何があるんですか?」

ゆうしゃ「王宮がある」

遊び人「モンスター闘技場がある」

ゆうしゃ「いや王宮だろ」 遊び人「いや闘技場でしょ」

ピリピリピリピリ


30VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:09:56.14g2EF65ZLo (30/38)

【ロマリア】

ゆうしゃ「まずは王宮にあいさつに行こう」 遊び人「いや先に闘技場で資金を稼ごうよ」

ゆうしゃ「まずは王様に会ってなにかしら貰っておくべきだろ、常識的に考えて」

遊び人「ゆうしゃは王様を甘く見てる、どうせ王様なんて大したものくれないんだから先に資金優先だろ、常識的に考えて」

ゆうしゃ「俺が勇者だ、リーダーの決定だぞ」

遊び人「ぐぬぬ…」

魔法使い「どっちでもいいが王宮には朝に行った方がいいだろうな、混んでるのは嫌だし」

遊び人「2:1になったぞ」

ゆうしゃ「…よし、ならジャンケンで決着をつけようじゃないか、勝った方の言うことを聞く」

遊び人「ほほお…、遊び人にゲームを挑むとは…、返り討ちにしてやんよ!」

じゃーんけーん

ポン!

ゆうしゃ(グー) 遊び人(チョキ) 

遊び人「馬鹿なっ!?」

ゆうしゃ「ジャンケンなんてものは運武天武・・ 勝つときもあれば負けるときもあるっ・・ 見通しが甘いっ・・」

武闘家「はーい決定~、王様に会いに行こうよ」

【ロマリア王宮】

ロマリア王「おお!ゆうしゃが次のレベルになるまでには――」

ゆうしゃ「カットで」

ロマリア王「そんな! 出番少ないのに!?」

・・・・・・

ロマリア王「お主たちに頼みたい事がある」

ロマリア王「金の冠を盗まれてしまった、取り返してくれ」

僧侶「初対面の人に図々しい人ですね」

遊び人「だから言ったのに…王様なんてさ」

「クエストは面倒なわりに、報酬は勇者の称号差し上げます(笑)とかしょぼいもんだよ!」

※偏見です

ロマリア王「盗んでいったのは大盗賊カンダタじゃ、気をつけなされ、謁見は以上じゃ」


・・・



盗賊「カンダタだってーーーーー!?」

魔法使い「ボリューム下げプリーズ」

武闘家「知ってるの?」

盗賊「そりゃ…」

PT「そりゃ…???」


俺の親父だからな


・・・・・・・



えええええええええええー!!??


31VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:10:38.87g2EF65ZLo (31/38)

ゆうしゃ「お前あれだぞ、カンダタ(変態)だぞ」

遊び人「盗賊ってあの変態(カンダタ)の息子だったのかーー!?」

盗賊「だれだ!! 今、変態って書いてカンダタって読んだ奴!!」

魔法使い「変態遺伝子は受け継がれるらしいぞ、いつかお前も…カワイソス」

盗賊「同情が辛いんだが」

盗賊「親父とはここしばらく会ってない、俺は家を飛び出してアリアハンに逃げてたんだ」

僧侶「…で、そのお父さんの変態さんが――」

武闘家「姉さん、盗賊のお父さんの名前は変態じゃないよ」

盗賊「もうやめてくれえええええええ!!」

ゆうしゃ「話を戻そうか、そのカンダタが盗んでいった冠を取り返してくればいいんだな、息子が行ってもいいのか?」

盗賊「問題ねぇさ、親父とは敵対してるんだ、むしろぶっとばす良い機会だ」

魔法使い「その変態から金の冠を奪い返せばいいんだな、正義の味方の仕事だ、殺しても問題ないのだろう?」

盗賊「そ…それはちょっと… だが親父は脳筋だから装備は固めていったほうがいいぜ」

遊び人「だからこそ…次は闘技場で資金を稼ぎに行こう!!」

ゆうしゃ「わかった、わかった…」


32VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:11:10.27g2EF65ZLo (32/38)

遊び人「ここは僕に任せてもらおうか」

ゆうしゃ「渡す金は300Gだ」

ゆうしゃ「前回のブツの礼だ、中々楽しませてもらったよ」

遊び人「き…期待されてねぇ… まぁいい! 1000Gにして返してやるさ!」

魔法使い「私にも90G貸してくれ、1回試してみたいんだ」 (魔法使いlv9)

ゆうしゃ「ああ、いいぞ」


三時間後…

遊び人「ムシャクシャしてやった、反省はしていない」

武闘家「見事にスってきたー!!、ある意味予想通り!!」

僧侶「自分で負けフラグ立ててたし」

盗賊「欲しいものは自力で手に入れるのさ… これ盗賊の掟、ギャンブルじゃねえよ」

ゆうしゃ「期待通りだった」

遊び人「ま て」

ゆうしゃ「しかし魔法使いはどこに行った?」



おい、あそこでスゲー儲けてる奴がいるらしいぞ

マジでか?、この闘技場で稼いでる奴なんざ…


魔法使い「案外簡単だった、キャタピラーに賭けるだけのだれでもできるお仕事です」

ゆうしゃ「あいつ出たり入ったりしてたのはそのせいか」

ドン 5000G (出禁の口止め込み)

魔法使い「店員の親父にもう来ないでくれって哀願された、こっちが悲しい」

モンスターがお互いを殺し合う姿をもっと見たかったのに…

武闘家「やったーゴールドだー!!、装備変更ターイム!! いえー」

盗賊「不吉な声が聞えた、幻聴だと信じたい」

僧侶「出番が少ない」

遊び人「解せぬ」

カザーブにてフル装備完了


ゆうしゃLv8 遊び人Lv9 盗賊LV8 武闘家Lv9 僧侶Lv9 魔法使いLv9


33VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:12:00.08g2EF65ZLo (33/38)

【変態の塔】

盗賊「ここはシャンパーニの塔だ、訂正しろ」



【シャンパーニの塔】

魔法使い「ギラー ギラー♪」

ゆうしゃ「魔法使いがギラで虐殺していくからあまり出番がない、というかあいつどんだけMPあるんだ」

武闘家「あたしが会心の一撃を出す<ギラ 納得行かない! 」

遊び人「僕は、やくそう係のポジかよ!」

僧侶「ニフラム! ニフラム!」

さそりばちA「今日僧侶にすれ違いざま「ニフラム!ニフラム!」って言われた。 何のこっちゃ?」

さそりばちB「ニフラムは敵を消し去る呪文だ。ようするに「消えろ」って事だ」

さそりばちC「しかも経験値が入らないから、「貴様の経験値すらいらねー」と言う事だ」


さそりばちA「死にたい」

モンスターは逃げ出した!

【シャンパーニの塔最上階手前】

カンダタ子分A「ぼ…ぼっちゃん!!」

盗賊「久しぶりになるなお前ら」

カンダタ子分B「やっと親方の後を継いでくださるんですね!!」

盗賊「いや…、ぜっっっったいに嫌だ!!」

カンダタ子分C「そ…そんなぁ…」

盗賊「死なない程度に痛めつけてやる、これでも元仲間だ」

盗賊「さぁ…勝負――」

魔法使い「ギラ! ギラ!」

カンダタ子分A「今日魔法使いに戦闘中、ギラ!ギラ!って言われた。 何のこっちゃ?」

カンダタ子分B「ギラは敵を焼く呪文だ。ようするに「燃えろ」って事だ」

カンダタ子分C「もう唱えられてね?」

カンダタ子分ABC「ぎゃああああああああ!!」

盗賊「おい!魔法使い! 死んでねぇだろうな!!」

魔法使い「ああ大丈夫だろう、人間相手には手加減する用に教えられている」

盗賊「な…ならいいが俺の出番が取るなよ」


34VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:12:26.22g2EF65ZLo (34/38)

カンダタ「ん…誰だ!?」

ゆうしゃ「こっちも聞きたい、あなたはただの変態か、それともカンダタか」

カンダタ「私は変態ではない、カンダタだ」

武闘家「その格好でよくいうわ!!」

魔法使い「新手のモンスターか、可哀想に…人間みたいな格好をしている」

盗賊「親父…ロマリア王の依頼で、金の冠を返して貰うぜ!!」

カンダタ「なぜだ!!、我が息子、盗賊よ!! なぜ後を継いでくれんのだ!、いつでも私は譲ってやるのに」

盗賊「親父は盗賊として一流だ、尊敬できる親父だと俺は思う」

盗賊「だがな……………………仕方ねえんだよ!! だって… だってよ…」




「カンダタの名を継ぐ人間はその格好をしなきゃならねえ!!」



盗賊「その覆面+パンツ+斧の3連コンボ…それだけは死んでもゴメンだ!!、俺は変態と呼ばれたくない!!」

カンダタ「馬鹿者!!、これはカンダタ家伝統の正装であるぞ!!、そんな息子は勘当だ!!」

盗賊「ああ勝手にしろ!!」

ゆうしゃ「(流石にそれは同情する)」

僧侶「(やだなぁ…あの格好で生活するの)」

武闘家「(そりゃ出て行くわ)」

カンダタ カンダタ子分x4

【戦闘中】

魔法使い「ギラ――」

ゆうしゃ「待て、先にスクルトをくれ」

魔法使い「ギラが使いたい」 ウズウズ

ゆうしゃ「打撃で死んだら元も子もないだろ、3回くらいスクルトしたら好きにしていいから」

魔法使い「はい…」

魔法使い「スクルト!!」

僧侶「ピオリム!!」

武闘家「会心の一撃!!」

盗賊「こうげき!!」

遊び人「え… や、やくそう!!」

カンダタ「なっ…このわしがああああああ!!!!」

カンダタ「ぬわっーーーーーーーーーーー!」


35VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:12:54.11g2EF65ZLo (35/38)

カンダタ「うっ…私の負けだ」

僧侶「会話だけならまともな人間に見えるんですけどね」

ゆうしゃ「雑魚だったな」

盗賊「ああ、こうげきと痛恨しか出せないボスは雑魚と相場が決まってるんだこれ」

遊び人「後で海底宝物庫行こうか」

盗賊「そこだけはやめておこう、割とマジで」

魔法使い「しまったあああああ!!」

武闘家「どうしたんですか?」

魔法使い「もうMPがない…残念だ」

ゆうしゃ「(助かったなカンダタ、うちの魔法使いのMPが切れて)」

カンダタ「ゆ…ゆるしてくれ!!、金の冠は返す!」

ゆうしゃ「いいえ」

カンダタ「ゆ…ゆるしてくれ!!、金の冠は返す!」

ゆうしゃ「いいえ」

カンダタ「ゆ…ゆるしてくれ!!、金の冠は返す!」

ゆうしゃ「いいえ」

遊び人「ゆうしゃ、遊んでないで早く許してあげて」

ゆうしゃ「はい」

カンダタ「あ…ありがたい!、私が敗れようとも第二第三のカンダタが現れお前たちを倒すだろう」

盗賊「俺かよ」

僧侶「今あの人余裕で塔から飛び降りましたけど、生きるって不思議な事なのね」

武闘家「特別な訓練を積んでる云々」


36VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 15:13:19.69g2EF65ZLo (36/38)

ロマリア王「よくきた!ゆうしゃが次のレベルになるには…」

ゆうしゃ「やっぱりカットで」

盗賊「ほらよ、金の冠を取り返してきてやったぜ!!」

ロマリア王「おお…確かにこれは金の冠だ」

ロマリア王「うむ、君たちを正式に勇者と認めよう」

遊び人「やっぱり」

ロマリア王「それは別として…代わりに王になってみないか?」

ゆうしゃ「いいえ、面倒そうなんで」

ロマリア王「して…やはり代わりに王になってみないか?」 (以下略)

ゆうしゃ「いいえ」「いいえ」「いいえ」「いいえ」「いいえ」「いいえ」「いいえ」「いいえ」

盗賊「しつけえええええええ!!」

武闘家「そんなに働くのが嫌かあんたは」

遊び人「あ、じゃあ僕が王様になりまーす!!」

ゆうしゃ「えっ!?」


その後、遊び人王はロマリア中の女性にガーターベルトを着用する法案を国会に通し、一部から莫大な支持を得たが、
ルーズソックス派との抗争とロマリア中の女性を敵に回した罪は重く、わずか3日でクーデターが起こり、王宮が陥落したのは今でも語り継がれる伝説である
その後ロマリアではロマリア王が闘技場で遊んでいる所を国民に拉致られて、嫌々再び就任したという

ロマリア編終わり


37VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)2011/10/29(土) 15:44:35.4147f9hk2O0 (1/1)

乙でした

ちょっと目的が分からないSSですね
何か意味があると面白くなるかもしれませんけど・・・


38VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2011/10/29(土) 15:47:08.96neUp9+eyo (1/1)

がんばれ


39VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/10/29(土) 15:50:10.86+P7+1+BZo (1/1)

ノリで立てたってのは嘘だろ?
どうだ? 怒んないから、おっちゃんに言ってみなよ
つまり俺の言いたい事は「乙。期待してます」だよ


40VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/10/29(土) 15:56:45.76nbRG4zXSO (1/1)

おじさんのきんのたまネタわろた



41VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/10/29(土) 16:51:41.88LjXvPNgZo (1/1)


期待


42VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/10/29(土) 17:34:38.74K4EY37D60 (1/1)

これはまとめに載るかもしれないな 
もし載ったらレインボーで頼む 
応援するぜ 


43VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/10/29(土) 17:40:05.0124U78ebR0 (1/1)

まさしく16歳のノリ


44VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/10/29(土) 18:01:24.12oum0u7vro (1/1)

面白かった
続きはないのか?


45VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/10/29(土) 18:27:59.02kCSJCunAO (1/1)

これは楽しい
期待し続ける


46VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/29(土) 19:52:28.06g2EF65ZLo (37/38)

貯めてるのここまでとあとすごろくの話 イシスまでの話までは考えてるけど書く時間なしってとこ
まったく恋愛フラグとか立ててないし、考えて無いがいいのかこれで


47 ◆bYs74oxxCg2011/10/29(土) 20:34:04.15g2EF65ZLo (38/38)

トリップ


48VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/10/30(日) 07:02:13.73SvjtxhAIO (1/1)

期待して待ってるぜ


49 ◆bYs74oxxCg2011/11/01(火) 17:54:43.63lP4m4mEAo (1/1)

11月末投下
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/



50VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)2011/11/04(金) 18:09:27.59BHUST/o+0 (1/1)

遠すぎだろ


51VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)2011/11/05(土) 00:06:05.29l075d91wo (1/4)

了解
ゆったり待ってます


52VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)2011/11/05(土) 00:06:45.51l075d91wo (2/4)


ゆったり待ってます


53VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)2011/11/05(土) 00:17:32.68l075d91wo (3/4)


ゆったり待ってます


54VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)2011/11/05(土) 00:18:02.28l075d91wo (4/4)

連投サーセン


55 ◆bYs74oxxCg2011/11/06(日) 15:23:08.36PK0uiH3jo (1/1)

11月末→11月中旬 来週くらいにはあがりそうだ


56VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)2011/11/07(月) 03:02:49.926JHu606co (1/1)

了解


57VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)2011/11/08(火) 00:31:55.86505rY8pso (1/1)

ガンバ


58 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:52:00.41wJdNpwKAo (1/22)

カザーブ~ノアニールまで

【すごろく編】

【戦闘中】

キャタピラーx2があらわれた!

盗賊「またこいつらかー スクルトがうっとうしいんだよなー」

武闘家「まぁねー、けど今のLvなら余裕で勝てるけどー」

ゆうしゃ「(そういや親父がキャタピラーが旨いってよく話してたけど…)」

ゆうしゃ「キャタピラー…」


―――――――――ピキーン


魔法使い「ヒャド!」

遊び人「こうげき!」

ゆうしゃ「…… 魔法使い…頼む、メラでとどめをさしてくれ」

魔法使い「?、まぁいいが」

魔法使い「メラ!」

キャタピラーx2を倒した

ゆうしゃ「よし、これで…  ゴクリ…」

ノロッノロッ…

遊び人「 …?     はっ!?   」

ゆうしゃ「(・・・・・・)」

遊び人「みんな!、ゆうしゃを止めて!!」

僧侶「?、もう戦闘は終わりましたよ」

盗賊「急にどうしたんだ」



ゆうしゃ「ああ…上質そうな肉、焼き加減も完璧だ… 」

遊び人「いいから!!、今はゆうしゃの人間としての尊厳がかかっているんだ!!」

盗賊「?、まぁ…おらよ」

ゆうしゃ「は…離せ!! 盗賊!!」

遊び人「ゆうしゃはこいつを食べようとしてるんだ!!」

武闘家「な…そんな馬鹿なことあるわけ」

遊び人「ゆうしゃのお父さんの好物もキャタピラーだったんだ!、その血が今…目覚めようとしている」

武闘家「な…そんな!?」


ゆうしゃ「離せーー!!、俺はーー!!!!!!」


盗賊「なんてパワーだ!」

盗賊「魔法使い!!、ラリホーだ!、眠らせて黙らせるしかない!!」

魔法使い「ら…ラリホー!!」

僧侶「もし効かなかったら…」

武闘家「効かなかったら諦めるしかないわ…あとはゆうしゃさんの思うがまま」


59 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:52:43.11wJdNpwKAo (2/22)

武闘家「一気にグロSSになるわ」

僧侶「そんな…」

ゆうしゃ「う… うわっ!! む…むねん……」

グー…グー

盗賊「今の内にキャタピラーの死体を捨てるんだ!」

遊び人「もうやってるよ!」

魔法使い「これのどこが食べられるって言うんだ…」

ラリホーの効果が切れた











ゆうしゃ「はっ!?、俺は何を!?」

遊び人「いいんだ…、もう全部終わった事なんだ」

僧侶「良かった…グロ展開じゃなくて…」

盗賊「お互い親父で大変だな」

武闘家「魔法使いがいなかったらどうなってたか」

ゆうしゃ「…みんな何だ!? その哀れみの目は!? なぁ…教えてくれ!! なぁ!! 誰か教えてくれよっ!!」

PT「・・・」

そんなこんなで、すごろく場へ


60 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:53:09.08wJdNpwKAo (3/22)

ゆうしゃ「ここがすごろく場か」

ゆうしゃ「すごろく券は…今は3枚ある」

盗賊「はいはーい!、俺が行きまーす!」

遊び人「いや、娯楽の天才この遊び人こそ」

武闘家「なんか楽しそうー わたし行きたいです」

僧侶「かわいいところねー」

魔法使い「こういうの嫌いだわ」

ゆうしゃ「はいはい、分かった分かった くじで決めるぞ」





盗賊「♪」

遊び人「♪」

武闘家「ええー、外れかぁ」

僧侶「わ…わたしですか!! が…がんばります」

ゆうしゃ「外れか」

魔法使い「外れ組はここで観戦よ」


61 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:54:25.87wJdNpwKAo (4/22)

【盗賊の場合】

盗賊「いよいよゴールの前まで来たが…」

盗賊「あの落とし穴がな…」

盗賊「…賽に運命を託すってか!! そりゃ!」



→三マス後落とし穴

盗賊「うっ…」

魔法使い「盗賊終了のお知らせでした」

ゆうしゃ「あーあ、まぁ仕方ないか、しかしよくあるよなこれ」

ピュンピュンピュンピュンピュンピュンピュンピュンピュン←行ったり来たりしてる盗賊

武闘家「なんで盗賊は行ったり来たりしてるの」

ゆうしゃ「落ちる現実が受け止められないんだよ」

盗賊「ぬわーーーーー!」

ゆうしゃ「あ…落ちた」




【遊び人の場合】

遊び人「何も無い床を調べますか? 当然調べる!!」

しかし 落とし穴だった!!

遊び人「なっ!?」

ゆうしゃ「調べたくなるのは分かるがな」

遊び人「そんなーー!!」



【僧侶の場合】

僧侶「えいっ!」

床を調べますか?

僧侶「怖いんでやめます」



僧侶「やっとゴールの前まで来ました…」

僧侶「でもここでPTの役に立ちたいの!!」

僧侶「お願い!届いて!!」 「えいっ!」


62 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:55:04.02wJdNpwKAo (5/22)

パパパパパパパパパパー   パパパパパー

僧侶「えっ!? えっ!?」

ゆうしゃ「やった-!!、すごろくクリアだ!!、ナイス!!僧侶」

武闘家「やったあああああ!」

魔法使い「おめでとーう」

僧侶「わ…わたし、役に立ったんですね!」

ゆうしゃ「ああそうだ! 大金星だ!」

僧侶「ずっと…不安だったんです、回復ばっかりで出番も少ないし…いらない子なんじゃないかって…」

「ポジション的には王女と爺と一緒にいる僧侶に近いんじゃないかって」

武闘家「そんな事ない!、いつも姉さんがホイミで回復してくれるから私達もがんばれるの」

「それに姉妹だからきっと占い師の人よ!」

僧侶「う…うう…」

武闘家「もおー泣かないでよ姉さん」

僧侶「く…クリアしたらこの穴から落ちればいいんですね」

ゆうしゃ「そうだ」







ゆうしゃ「あ…待った!!宝箱の中身を…」

ヒューン

ゆうしゃ「あ…!! あああああああああああーーー」

武闘家「あちゃー」






ゆうしゃ「つ…次からは宝箱の中身をとってから落ちるんだ いいね…」

武闘家「…姉さん」

僧侶「えっ!?」


僧侶「わ…わたし何かいけない事を…」

ゆうしゃ「い…いや、気持ちだけで十分だよ、おつかれさま」

ゆうしゃ「(そうだ…すごろく券落ちてないかな… はは…)」

【1F】

盗賊「お前何考えてるんだ!!、床なんか調べる必要ねーだろうが!!、だから落ちるんだよ!」

遊び人「そっちだって落ちてるじゃんか!、床を調べたくなるのが人ってもんなの!」

盗賊「そりゃ分かるが普通ゴール優先だろうがああああ!」


盗賊「…くっそー、もう少しだったのに」

ヒューン

ゆうしゃ「商品GETだぜ」

ゆうしゃはすごろく場で、すごろく券を拾い、宝箱の鋼の剣と500Gを手に入れて戦力の強化に当てたとか


63 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:55:40.99wJdNpwKAo (6/22)

【カザーブ】

村人「むかしはこの村でもどくばりを売っておったぞ」

ゆうしゃ「どくばりってなんですか」

村人「魔法使い専用の武器じゃ、1ダメージしか与えられないが、確率で即死する武器じゃ」

魔法使い「なに!?、今は売ってないのか!?、なあ、どうなのか!?」


盗賊「(あいつには絶対渡したくないと思う奴こっそり挙手)」

遊び人「ノ」

僧侶「ノ」

武闘家「ノ」

村人「昔それで魔王を倒した奴がおっての、それ以降危険だからと販売禁止になったのじゃ」

「道具屋に在庫があるかもしれんが、厳重に管理されているから無理じゃろうな」

魔法使い「…そうですか」

ゆうしゃ「(俺達、盗賊の鍵持ってるから開けられるんじゃないか?)」

遊び人「(貰いに行ってもいいけど絶対に魔法使いに知られないようにしてね、命に関わるから)」

ゆうしゃ「(いわずしもがな)」



【夜の宿】

ゆうしゃ「明日に備えて寝るぞ~」

メンバー「はーい」

20分後…



ゆうしゃ「さて…みんな寝たな、じゃあさっきの道具屋に言ってみるか」

ゆうしゃ「特に魔法使いは…よし、もう寝てるな」

コソコソ

【道具屋】

店員「いらっしゃい」

ゆうしゃ「!?、起きてたんですか!?」

店員「ああ、あんたも欲しいんだろ、どくばり」

ゆうしゃ「そもそもどうして夜も起きてるんですか?」

店員「たまに宝箱が開けられて、どくばりを一つ持って行かれるからね それならいっそ起きてて売ろうかなと思ったんだ」

ゆうしゃ「なるほど… 何Gですか?」

店員「50Gだ」

ゆうしゃ「いただきます、夜までごくろう様です」

店員「いえいえ」

ゆうしゃ「(さて…どくばりは手に入れたが、今は魔法使いには絶対渡せないな…、どうしよう。)」

「メタルスライムとかが出た時にでも渡すか、それまでは俺が持っていよう」


64 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:56:12.03wJdNpwKAo (7/22)

【ノアニール編】

村人「この北にはノアニールの村がある」

ゆうしゃ「ノアニール?」

武闘家「あ、聞いた事ありますよ この大陸の最北端にある村で 近くには確か…」

武闘家「えっとお…確か… 」

魔法使い「エルフ」

武闘家「そう!、近くにはエルフたちが隠れて住んでるってはなしなの」

ゆうしゃ「へぇ~、まぁ新しい所だし 行ってみるか」

遊び人「新たな町へレッツゴー!」

魔法使い「・・・」




【ノアニール】

男「ぐうぐう……」

女「ぐうぐう……」

ゆうしゃ「……この村どうなってるんだ」

僧侶「村の人たちがみんな寝てる…」

遊び人「ってか、立って寝てる人器用だなー」

武闘家「そういう問題じゃないでしょ!、これ絶対おかしいよ」

ゆうしゃ「!?」

ゆうしゃ「(あの女の人…角度を変えればスカートの中身が見えるかもしれない…!!)」

ゆうしゃ「(確かに眠っている人に触れたり、アレな事をするのはNGだと思う… だが…)」



見るだけならっ・・


65 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:56:55.99wJdNpwKAo (8/22)

ゆうしゃ「(まずはみんなの注意をそらす)あっちの方へいってみようか」

盗賊「そうだな」

遊び人「って言ってもみんな寝てるけどねー」



ゆうしゃ「(そしてすかさず…  チラッ!!  )」

僧侶「ゆうしゃさん」

ゆうしゃ「!?」



ゆうしゃ「な…なにかようかな」

僧侶「いえね、私、後衛職の中では僧侶って、ちからが強い方なんですよ 知ってました?」

ゆうしゃ「へ… へぇ… そうなんだ、知らなかったよ」

僧侶「殴ったら痛いと思いますよね」

ゆうしゃ「そうですね」

僧侶「ふふっ ですね」


ゆうしゃ「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA(下手をすれば…この展開…殺られる)」

僧侶「大丈夫です、安心してください、仏の顔も三度って言うじゃないですか」

ゆうしゃ「そ…そうだな、一度間違いを犯してもあと二回…」

僧侶「そうです、三回までは仏様は許してくれます よかったですね」

ゆうしゃ「はい」




   けど神様は一度しか間違いを許してくれませんよ


背筋の寒くなるゆうしゃが一人そこにいた


66 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:57:55.38wJdNpwKAo (9/22)

【一人だけ起きてる男】

老人「どうかエルフたちにゆめみるルビーをかえしてやってくだされ!でなければ村にかけられた呪いがとけませぬのじゃ。」

盗賊「ゆめみるルビー?、それは高く売れんのか?」

老人「それをうるとはとんでもない!」

・・・・・・・・・・


老人「…で呪いを解いてほしいのじゃ」

僧侶「呪いっていうのは…この状態の事ですよね」

武闘家「うーん、みんな寝ちゃってるもんねー」

遊び人「そのルビーとかなんとかがいるって事かぁ」


ゆうしゃ「で…その『ゆめみるルビー』ってのはどこにあるか知りませんか」

老人「西の洞窟の最深部に眠っているという噂じゃ、しかしワシもジジイ、そこまではできん」

老人「そこで君たちにこの!…」

ゆうしゃ「(図鑑…)」

魔法使い「…行くのか?」

ゆうしゃ「!?」

ゆうしゃ「うん、寝てるのも可哀想だしね、とりあえず話ができる人が この人しかいないし、行くしかないんじゃない?」

魔法使い「…そうか」

遊び人「なんか困ったこととかあるの?」

魔法使い「気にしなくていい」

遊び人「…ならいいけど、顔色悪いよ」

爺「モンスター図鑑を… って置いて行くでない!!」


67 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:58:25.12wJdNpwKAo (10/22)

【西の洞窟】

バンパイアx2  マタンゴx3

ゆうしゃのこうげき! バンパイアに18ダメージ!

バンパイアのヒャド! とうぞくに32ダメージ!

盗賊「ぐっ…こいつは強力だぜ」

マタンゴのあまいいき! そうりょは眠ってしまった!

僧侶「Zzzzz…」

武闘家「姉さん寝ないで!!、盗賊の回復はやく!!」

遊び人「駄目だ、起きない!  仕方ない僕がするよ!、やくそう!!」

あそびにんのやくそう! とうぞくのHPを32回復!

ゆうしゃ「(まずい…このままじゃジリ貧だ、一旦逃げるか?)」

魔法使い「(一旦逃げた方がいい、ここの敵はかなり強い)」

ゆうしゃ「くっ…逃げるぞーーーー!!」

ゆうしゃたちは逃げ出した!!



盗賊「やべー、やべー、 あまいいきからのヒャドはかなりきついぜ」

僧侶「あれ?、私」

武闘家「やっと起きたか もー」

僧侶「いい夢だったのに…  川で石を積んで遊ぶの楽しかったなぁ…」

武闘家「それって三途の――――」

僧侶「その三途のなんとかってどこに流れてるの?」

武闘家「…おかえり」


盗賊「しっかし、この洞窟の敵は厄介だなぁ、特にマタンゴの甘い息」

武闘家「ああ~分かる、寝てる時って何もできないし、そこにバリイドドッグなんて来た日にはもうね」

魔法使い「あいつら攻撃翌力が高いのに加えてルカナンを唱えてくるからな、どうやって唱えるんだ? あの口で ドロドロしてるぞ」

遊び人「まぁまぁ、やばくなったらリレミトすりゃいいっしょー、そのMPだけは残しておいてね」

魔法使い「それは言わずとも、MPには余裕がある」

盗賊「リレミト使えるってのはいいよなぁ、一発で帰れるし」

ゆうしゃ「魔法が使えない区域で 「リレミト!」 しかしこうかがなかった!」

「マジで…もうMPねーよ、モンスターから逃げられねえよ… 死んでしまうとは情けない~ 」 って勇者は全国各地にいるらしいぞ」

盗賊「不吉な事いうなよ」


68 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:58:51.13wJdNpwKAo (11/22)

【BF2】


僧侶「何かしら…この光」

ゆうしゃ「ああこれは回復ポイントだな」

武闘家「回復ポイント?」

ゆうしゃ「この光を浴びるとHPとMPが全回復するから全員浴びていこう」

PTのHP、MPが回復した!

盗賊「おっしゃ!、あと少しだぜ!」


【BF4】

ゆうしゃ「…ここが最下層か」

遊び人「じゃあここにゆめみるルビーってのがあるんだよね」


武闘家「――、あー! あれじゃない!?」

ゆうしゃ達は宝箱を発見した

ゆうしゃ「…開けてみよう」

パカッ

ゆうしゃはゆめみるルビーを手に入れた!

遊び人「依頼クリアー!!」

ゆうしゃ「まだこの宝石を返しにいかないと」

武闘家「へー、きれいな宝石ねー」

盗賊「…ふむ、中々上質なやつだな」

ゆうしゃ「売るなよ」

盗賊「わーってるって、そこまでするかよ」

魔法使い「…リレミトするぞ、いいか」

コクッ

魔法使い「リレミト!」

洞窟→洞窟入り口


【入り口】

ゆうしゃ「…しまった」

武闘家「え?、何かしましたっけ?」

ゆうしゃ「さっきの爺さんにエルフ達がどこに住んでるか聞くの忘れてしまった」

遊び人「あー!、確かに!、聞いておけばよかったなあ」

魔法使い「…知ってるよ」

ゆうしゃ「あ、聞いておいてくれたのか?、いやー助かるよ」

魔法使い「…こっちだ」


69 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:59:16.99wJdNpwKAo (12/22)

【エルフの隠れ里】

ゆうしゃ「こんにちは」

エルフ「ここは エルフの隠れ村よ、 あっ、人間とはなしちゃママにしかられちゃうわ」

武闘家「あんまり人間は歓迎されていないのね」

僧侶「…ちょっとさみしいな」

エルフ「ごめんなさい、女王様は人間がお嫌いなの」

魔法使い「…(やはり言わなくてはならない、この時が来てしまったか)」

【エルフ王女】

エルフ王女「人間ですか、ゆうしゃが次のレベルになるには…」

ゆうしゃ「カットで」

エルフ「無礼であるぞ人間!!」

ゆうしゃ「失礼でした、でもこれテンプレなんで」

エルフ王女「良いのです、して…私に何か用ですかアリアハンの勇者

エルフ王女「私達は人間を好みません、はやく立ち去ってもらいたいものです」

ゆうしゃ「なぜそんなに人間を嫌うのです?」


エルフ王女「…昔話をしましょう」

その昔、エルフの娘のアンは一人の人間を愛してしまったのです
そして…『ゆめみるルビー』を持ち去り 未だに帰ってきません
可哀想な娘のアン…悪い男に騙されてしまったのでしょう。


70 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 17:59:47.75wJdNpwKAo (13/22)

魔法使い「…違う」

エルフ王女「…何が違うのです、しょせんエルフと人間。アンは騙されたのでしょう」


魔法使い「違う!!」


エルフ王女「…そこまで言うからには何か理由があるのですよね」

魔法使い「私がここにいる、それが理由だ」

エルフ王女「…どういう事です」



魔法使い「アンは…私の母だ」

!?

エルフ王女「アンは!?、今はどこにいるのです!」

魔法使い「…私が小さい時に病で死んだよ」


エルフ王女「おお!! 私のアン!! どうして…どうして… 人間と… 」

魔法使い「二人は…愛し合っていた… だから私が生まれた」

魔法使い「母は言っていた、ゆめみるルビーを持ち出したのは間違いだったと、だが返しに行く勇気がなくて、仕方なくあの洞窟に隠していたと言っていた」

魔法使い「両親は…こんな私を愛してくれた、幸せだった…」

「人間と…エルフは愛し合えるんだ 」


エルフ王女「おお母を許してくれ! アン! 私が…あなたたちを許さなかったばかりに…」


・・・・・・・・・・・・・・・


魔法使い「…いいんだ、もう  だが…人間達を憎むのはやめてくれ」

魔法使い「二度と…人間とエルフ 私のような…ハーフエルフか が辛い思いをするのを母は望まないと思う」

エルフ王女「エルフ王として、アンの母として、謝罪します」

エルフ王女「しかし、ゆめみるルビーが無ければ他のエルフに示しつなない」

ゆうしゃ「手に入れてきました、僕たちはそのために来たのです」

エルフ王女「…アリアハンの勇者 …礼を言わなくてはならないようですね」

ゆうしゃ「それで…」

エルフ王女「分かっています、ノアニールの方々を目覚めさせなければなりませんね」

エルフ王女「これを持って行きなさい」

ゆうしゃはめざめの粉を手に入れた!

エルフ王女「これで目覚めることでしょう」

魔法使い「感謝いたします、王女」

エルフ王女「 …できれば …できれば おばあさまと呼んでもらえないでしょうか」

エルフ王女「あなたにもエルフ王家の血が流れています、その権利はあるでしょう」

魔法使い「………はい おばあさま」

エルフ王女「…ありがとう」


71 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:00:26.92wJdNpwKAo (14/22)

【ノアニール】

ゆうしゃはめざめの粉を使った!

ノアニールの人々は目覚めた!

男「ふああああ…なんか眠いなぁ」

女「あらいやだ。こんなところで寝てたの?恥ずかしいわ」

少年「うー、トイレトイレ」



・・・・・・・・・・・・・

魔法使い「・・・今まで黙ってて悪かった」

盗賊「お前人間じゃなかったんだな」

魔法使い「!?」

武闘家「ちょっと!盗賊 そんな言い方って…」

魔法使い「そうだ、私は純粋な人間じゃない…」

盗賊「だがな、仲間なら人間だろうがエルフだろうが、俺はどっちでもいいな」

魔法使い「し…しかし…」

遊び人「まぁねー♪ だって別に半分エルフだからってどうこうするって訳じゃないしー」

武闘家「…まあね」

僧侶「そうですよ、だって…私達は…」



 「ゆうしゃPTなんですから」



魔法使い「・・・」

盗賊「俺はモンスターが仲間でもいいぜ」

武闘家「くさった死体でも?」

盗賊「う…うむ、臭いがしないならオッケーだ!、どんとこい!」

遊び人「Ⅴかよ」


ゆうしゃ「これを渡しておくよ」

魔法使い「これは…どくばり!、どこでこれを」

ゆうしゃ「渡すかどうか迷ったけど、今の魔法使いなら渡してもいいと思う」

ゆうしゃ「先行投資としてな、勝手に抜けるなよ」

魔法使い「わたしは… ここにいて… いいんだな……」


遊び人「あれー?  まほーつかいさん泣いてるのー?」

魔法使い「泣いてなんかいない!!」

武闘家「へー かお赤いよー はははっ!!」

魔法使い「だから泣いてないって!!」







ゆうしゃ「さて…湿っぽいのは後だ!、今日はノアニールの人達を救ったお礼を貰って、騒ぎまくるぞー!!」


72 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:00:53.58wJdNpwKAo (15/22)

遊び人「宴会では私の出番のようですね勇者殿」

ゆうしゃ「ふふふ…そちの活躍楽しみにしておるぞ」

遊び人「ゆうしゃ殿も悪いお方だ…」

ゆうしゃ、遊び人「「ふっ…ふふふふ…」」

武闘家「HAHAHAHAHA 今の話はすべて聞かせてもらったー」

僧侶「我らが怪盗姉妹、世のため人のため成敗してくれるー」

ゆうしゃ「な…なにやつ、ええい! 出会え出会え~」

武闘家「刺客か…先に全部倒させてもらったあああ!!」

ゆうしゃ「な…なんと、ならば貴様も道連れだ!遊び人」

遊び人「みなさーん、犯人はこいつでーす」

ゆうしゃ「な… 裏切ったのかこの俺を!! 俺を売ったのか!!  こ、この裏切り者ー!!!」

遊び人「私は常に強い者の味方だ」

僧侶「あなたに逃げ口は用意されていないわ、観念しなさい!」

盗賊「…ゆうしゃがやられたようだな、だが奴は幹部の中でも最弱…」



魔法使い「…ふ、ふふっ  ははははははははは!!」


73 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:01:19.19wJdNpwKAo (16/22)

【ノアニール】

爺「みなさんにはなんとお礼を言ったらいいか」

ゆうしゃ「いいんですよ、それより俺達宴会しますんで、酒と食べもの、それといい場所ありますか」

爺「おお、なら広場がよかろう、町の人間たちにはわしから伝えておく」

ゆうしゃ「助かります」



【ノアニールin広場】

ゆうしゃ「カンパーイ!」

全員「カンパーイ!」

盗賊「さあさあ飲め飲め!!」

僧侶「ゆうしゃさんって16歳って…」

ゆうしゃ「? 何か勘違いしているようだが、実在の人物とは関係ないし、登場人物はみんな18歳以上なんだ… ははは…」

遊び人「ゆうしゃの目が遠い目をしてる…」

ゆうしゃ「だから何も問題はナインダー」

武闘家「※二十歳からです」

盗賊「知るかー、今日は騒ぐぞー!!」


74 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:02:18.00wJdNpwKAo (17/22)

※30分後 若干酔い


武闘家「だいたいねー、戦士と武闘家ってなんで何も技ないの? わたしもせいけんづきとか使いたいよおおおおおおおおお!!」

盗賊「おまえらはいいだろー、会心の一撃が出せるんだからよぉ…それに比べて…盗賊は 初期メンバーから外されてるんだぞおお」

盗賊「初めてのひとはいっつも 勇 戦 魔 僧 で… 盗賊の場所ねーよ… 登場はSFC版からだし…」

武闘家、盗賊「ねー(なー)ほんと、魔法使える人はいいよ(ね)なー」

魔法使い「おい僧侶、あんなぁこと言われてるぞ」

僧侶「まぁえでバカスカなぐってるだけぇのひとたちに わたしたちの気持ちが… 分かるわけないじゃないですかああああ!!」

魔法使い「まったくだ!、気が合うな僧侶」

盗賊「なんだとぉ!!、モンスターたちと前で戦ってるのはおれたちだぞ!!」

武闘家「そーよ そーよ  」

僧侶「んねぇ!!、HP少ない組はいつも怖いんですよおお それで回復が間に合わなかったらぁ…怒られるし」

ゆうしゃ「僧侶…飲み過ぎじゃ…」

僧侶「なあに言ってるんですかあ ゆうしゃさん!! ここはねえ! 戦場なのおお! 飲めないやつは負けるんですよおお!」

遊び人「ぎゃはははははは、ゆうしゃ、君も飲まなければなあああああ!!」

ゆうしゃ「お…おい… むご…むご…」


2時間後… 


魔法使い「私は君とも戦いたい…」

武闘家「やめてくださいよ、わたしが本気を出したら魔法使いが勝てるわけないじゃないですか」

魔法使い「なんだってえ!!」

武闘家「やりますか!!」

僧侶「この私を忘れて貰っては困る、さあ戦争だ」

武闘家「くらえー」

僧侶「くらえー」

魔法使い「くらえー」

ポコポコポコポコ



盗賊「我らがゆうしゃ軍、敵地に潜入しました!!」

ゆうしゃ「うむ、よろしい、まずは遊び人、君が爆弾を抱えて敵地につっこんで…」

遊び人「私の命と引き替えに勝利ですね、よろこんで引き受けします」


ゆうしゃ「全軍撤退する」

遊び人「なんと!、将軍、どうして…私が…」

ゆうしゃ「君が死んでも代わりはいっぱいいるのだよ…、さあ突入したまえ!!」

遊び人「嫌です!!、祖国には妻と娘が…」

ゆうしゃ「君は見た目からして独身だろう!!、見え透いた?をつくでない!!」

遊び人「それはあんまりでは!?」

盗賊「将軍…私が行きましょう」

ゆうしゃ「しかし、だな、曹長である君がいくのは戦力が…」

盗賊「いいのです、さあ! だれか私に火薬を取り付けなさい!!」


75 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:02:44.66wJdNpwKAo (18/22)

4時間後…


遊び人「だからぁ○×◎♪☆△□♂∴@!!」

僧侶「なにいってん♂∴△◎@△○×□♪☆!!」

ゆうしゃ「そうだそうだ!!△△◎@○」

盗賊「いやそれは♪☆△□♂だろ!!」

武闘家「それって∴△◎@△○×」

魔法使い「えええええ!!♂∴△○△◎@」

etc…


【朝】


・・・・・・・・・・・・6つの死体が転がっていた




ゆうしゃ「あうあうあ…」(訳 つ…次からは気をつけよう…、頭が…)

遊び人「あうあうあ…」 (訳 昨日のこと何にも覚えてないわ…、ってか頭いてえ… )

武闘家「あうあうあ…」 (訳 何か昨日凄い戦いをした気がするわ…)

僧侶「あうあうあ…」  (訳 だめです…何も思い出せない…)

盗賊「あうあうあ…」  (訳 か…からだがうごかねえ…、やば…吐きそう…」

魔法使い「あうあうあ…」(訳 昨日は久しぶりに騒いだ気がするな、でも限度ってものが… あ…る…)


その日は一日中だれも動けず、全員二日酔いとの戦闘になったとか 


76 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:03:20.04wJdNpwKAo (19/22)

後日の朝

※僧侶と盗賊はまだ起きてません


ゆうしゃ「ハーフエルフって具体的に何か人間と違うところはあるのか?」

魔法使い「よくぞ聞いてくれた、まず第一に…寿命が常人より20年くらい長い!」

武闘家「……そんだけ?」

ゆうしゃ「(いやそんな平均寿命レベルの事じゃないと思うぞ)」

魔法使い「…まだあるぞ!、耳を見てみろ」

ゆうしゃ「(ほら)」

遊び人「あ! …ちょっと細長い!!」

魔法使い「うむ、少しエルフの血が影響してる」

ゆうしゃ「あんまり人と変わらないな…」



魔法使い「…よし、最後に凄い特徴を教えてやろう!」

武闘家「おおっ!!、まだ何かすごいのがあるのね!!」

魔法使い「聞いて驚くなよ…、エルフは一般的に美形とされてるから…」




「私も凄く美人だ!」




ゆうしゃ「…」(どうするんだ、この雰囲気)

武闘家「…」(いや、実際そうだけどさ)

遊び人「…」(…逃げよう)


武闘家「あ!、私、姉さん起こしてこないと!!」

ゆうしゃ「!?、(その手があった)俺は盗賊を起こしてくるかな…」

魔法使い「…おい!」

武闘家、ゆうしゃ「 さーて起こしてくるかなー 」

遊び人「さて僕も…」

魔法使い「まて、もう起こしに行くやつはいないぞ」

遊び人「いや…でも…」


魔法使い「…説明してもらおうか」

遊び人「ぼ…ぼくですか…」


魔法使い「お前以外に誰がいるんだ」

遊び人「やっぱり? 言わなきゃだめ?」

魔法使い「はやく」


77 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:03:56.61wJdNpwKAo (20/22)


遊び人「…いや急に美人とか言われたから二人とも面食らっちゃったんだよ、たぶん 」

魔法使い「おかしかったか?」

遊び人「間違ってはいないけど… ほら面と向かっていわれると恥ずかしいじゃん 自分美人です!!って」


魔法使い「あ! う…うむ… 流れで言ってしまったが確かにそうだな」

遊び人「でもあんまり人間と変わりなくて良かったね、エルフだなんだって騒がれると大変だし」

魔法使い「それは思う、人の中にはエルフの事を毛嫌いしているものもいるらしいしな… お前はどう思う」

遊び人「…別にいいんじゃない?、嫌な人はこのPTにいないみたいだし」

魔法使い「…そうか」


実は彼女、自分の存在を全員が本当に認めてくれているかどうか信じれずにいた
しかし、PT内でも一番馬鹿…、ともかくアホそうな遊び人まで
真顔で言うからに、このPTの人間は信用してもいいのではないかと思った。


ノアニール編おわり


ゆうしゃLV14 遊び人Lv15 武闘家Lv14 僧侶Lv14 盗賊Lv14 魔法使いLv14


78 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:05:23.77wJdNpwKAo (21/22)

これまでの登場人物

ゆうしゃ、我らがゆうしゃ、統率力抜群の男  むっつりスケベ アリアハン出身 遊び人とは友達

遊び人、史上最強のやくそうマスターを目指す(待て)、兄さんがいるらしい アリアハン出身 ゆうしゃの友達

武闘家 姉より頼れる妹、 ???出身 僧侶の妹

僧侶 あうあう、今回黒僧侶登場、???出身 武闘家の姉

魔法使い モンスターと変態には容赦しない魔法使い、ギラ大好き、ハーフエルフである事が判明 ???出身(両親放浪先) 

盗賊 口は悪いが仲間思いの男  ???出身 カンダタの息子


次回、アッサラーム~イシス編 いよいよ賢者が登場します。 賢者…? 男か女かは…どうなんだろね


79 ◆bYs74oxxCg2011/11/08(火) 18:09:58.37wJdNpwKAo (22/22)

締め切りに弱いので長めに期間を取ります

実はノアニール編は全部書き直していたり、(7000字くらい書いて…もったいない)

これまで意図的に顔とか外見の描写を避けてたんですが、美人くらいなら…いいか けどなるべく避けます


80VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)2011/11/08(火) 20:21:37.16r+SoHFDb0 (1/1)

乙です
容姿とかに関しては押し付けない限り大丈夫じゃないかなぁ


81VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)2011/11/08(火) 22:51:36.3985Zjocr80 (1/1)

容姿は用紙に書いて見せて、なーんて


82 ◆bYs74oxxCg2011/11/09(水) 23:05:38.391coGzLMeo (1/1)

メモ帳に書いてます って関係ないわ
アッサラームは完成しましたが、イシスと揃えて出します
砂漠編って事で


83 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:13:34.04tblx3yCTo (1/19)

【アッサラーム編】

ゆうしゃ「…橋?」

盗賊「橋…か、こういう所を抜けると敵の生態系が変わるんだぜ」

武闘家「へー、もの知りだね」

盗賊「ああ、親父にくっついて旅をしてた時も橋を渡ると,今までとは違う敵が出てくるもんだ」


ゆうしゃ「そういう事言うと…」



モンスターがあらわれた!!


あばれザルx2


盗賊「新手か!、」

遊び人「で…でかい!」

あばれザル「グワー」

僧侶「ひっ…  ま…ま 任せます」

魔法使い「おちつけ! スクルト! これでどうだ!」

全員の守備力が上昇した!

あばられざるのこうげき! 武闘家に15のダメージ!

武闘家「きゃあ! 」

ゆうしゃ「スクルトで強化してるのにこのダメージ… かなり強いぞ」




遊び人「はっはっはー、これで動けまい!!」

→あばれザルの尻尾を掴んでる遊び人

あばれザル「ザンネンダッタナ シッポ ガ ジャクテン トイウコトヲ コクフクシテナイトデモ オモッタカ! 」

あばれザルのこうげき! あそびにんに20のダメージ!


PT「しゃ…しゃべった!!」

遊び人「そ…そこじゃないでしょ!!、はやく回復してよー」

僧侶「べほ…」

ゆうしゃ「ベホイミで回復しなくていい!、ホイミで十分のダメージだ!」

僧侶「わ…わかりました! ホイミ!」

そうりょのホイミ! あそびにんのHPを30回復

盗賊「おりゃあ!!」

とうぞくのこうげき!あばれざるに17のダメージ!

ゆうしゃのこうげき!あばれざるに20のダメージ!

ぶとうかのこうげき!あばれざるに16のダメージ! あばれざるはたおれた!

ゆうしゃ「よし、あと一匹だ!」

あばれザルたちをたおした

ゆうしゃ「ふう…」

盗賊「脳筋もなかなか強かったぜ」

そんなこんなでアッサラームへ


84 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:14:00.81tblx3yCTo (2/19)

【アッサラーム(昼)】

ゆうしゃ「ここがアッサラームの町か」

武闘家「ふわー 石造りの町だー」

魔法使い「砂漠が近くにあるからだろうな、石なら砂を通さないんだ」

盗賊「まぁ…アッサラームは昼が本番じゃないしな」

僧侶「どういう事ですか?」

盗賊「本場は夜って事だよ」

ゆうしゃ「夜になるまでに買い物を済ませるか、いい武器や防具が揃ってるだろう」

遊び人「さんせー 新しい町にきたらやっぱり店だよね」

【買い物タイム】

商人「おお! わたしの ともだち!おまちしておりました。」

商人「売っているものを みますか?」

僧侶「(ゆうしゃさんもう友達になったんですか? はやいですね)」

盗賊「(ありゃ、カモられてるな…、見るだけならいいが買うのはよしたほうがいいと思うぜ)」

ゆうしゃ「(…任せろ、お買い物上手と言われたゆうしゃ家の実力…見せてやる)」

黒ゆうしゃモード


85 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:14:26.95tblx3yCTo (3/19)

ゆうしゃ「見ますよ」

つ マジカルスカート

おお! お目が高い!24000ゴールドですがおかいになりますよね?

ゆうしゃ「いいえ」

おお おきゃくさんかいものじょうず。わたし まいってしまいます。
では 12000ゴールドにいたしましょう。これなら いいでしょう?


ゆうしゃ「いいえ」

おお これ以上まけると私 大損します!でもあなたは ともだち!では 6000ゴールドに
いたしましょう。これならいいでしょう?

ゆうしゃ「いいえ」

おお あなた ひどいひと!わたしに くびつれといいますか?

ゆうしゃ「はい」

わかりました。では 3000ゴールドに――― ってお客さんいまなんと

ゆうしゃ「首をつってくれるらしいな、はやく頼むよ」

ゆうしゃ「(遊び人よろしく)」

遊び人「(まかせてくれ、こんな事だろうと思ったよ)」



遊び人「なあ!、この人今から首つるってさー!! 見においでよー!」

僧侶「(えっ!? えっ!?)」

盗賊「(いいから合わせろ)」

武闘家「マジでー!、しんじゃうのー? かわいそー!」

盗賊「(武闘家は… ノリノリすぎ)」

僧侶「(こんな事していいんですか…)」

盗賊「(いいんだよ、一回こういう奴らには痛い目にあわせてやった方がな)」

盗賊「そうか…あんたも大変だな… 死ぬ姿は俺達が見届けてやるから… ああそこのあんた、ロープを用意してくれ 」

魔法使い「可哀想に… こんな事もあろうかと太いロープを用意しておいた、さあどうぞ」

僧侶「えっと…、葬式の手配とか しておきます?」

盗賊「(お前が一番キツいよ)」



商人「いや…言葉の綾でしてね…」

ゆうしゃ「はい、台も用意してあげますよ、さあどうぞ」

ゆうしゃ「ところで…」

――この商品の値段っていくらでしたっけ?

商人「な…あんたらさてはグルだな!」

ゆうしゃ「いやですね、通常価格の倍の値段で売る人よりはマシだと思いますけど」

商人「(な…知ってて声をかけてきたのか)」


86 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:15:00.27tblx3yCTo (4/19)



おいおいなんだなんだ、昼間から自殺騒ぎか

あのおじさん今から何するの? 見ちゃいけません!!



ゆうしゃ「…でいくらですっけ」

商人「………1500ゴールドだ」

ゆうしゃ「ありがとうございます、3つお願いしますね」

商人「3つ!? 本気かい!?」

ゆうしゃ「適正価格で買うんですよ、何か問題でも?」

商人「ぐぬぬ…」



商人「…やれやれ、アンタ達には負けたよ、さあ持って行ってくれ、もう二度と来るなよ」

ゆうしゃ「ボロい商売やめたら来ませんよ」

ゆうしゃ「はい、4500G」




ゆうしゃ「というわけで3人はマジカルスカートを着てもらう」

武闘家「3人同じ服ですか…」

ゆうしゃ「冒険してるとわりとよくある事だよ」

魔法使い「男3人はいいのか?」

ゆうしゃ「ああ、俺達はいいんだよ、普通の店で買ってくる」

ゆうしゃ「いくぞ、遊び人、盗賊」

【防具屋】

ゆうしゃ「遊び人は…前使ってたみかわしの服だな」

遊び人「お下がりかよ」

ゆうしゃ「これしか装備できるやつがないだろ、買ってやりたいのは山々だが、仕方ない」

ゆうしゃ「回避率上昇もいいぞ」

ゆうしゃ「ターバン…よし、ターバンを買っておこう、少し守備力が上がるはずだ」

遊び人「りょーかい、やれやれ」

盗賊「俺は?」

ゆうしゃ「…新しく装備できるやつがないからそのままだな、すまん」

盗賊「…しゃーねえか」

ゆうしゃ「カザーブでだいぶ揃えてしまったからな、あとは俺の鉄の鎧くらいか」

ゆうしゃ「あとやくそうだな、だいぶ使ってしまったし、補充しておくか」


87 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:15:27.38tblx3yCTo (5/19)

【宿】

お着替え中…

武闘家「姉さん、思うんだけど」

僧侶「なに?、武闘家」

武闘家「魔法使いや僧侶がスカートを着るってのは分かると思うの、だってそんなに動かないし」

武闘家「けどさ…武闘家がスカートはいて戦うっておかしくない?、まる見えよ」

僧侶「スパッツはいてればいいんじゃない?、別におかしくないし」

武闘家「…あ、その手があった それ採用」


魔法使い「…スカートの中にスパッツは反則だろ …展開的に」


こうして男の夢は絶たれるのであった…


88 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:15:53.52tblx3yCTo (6/19)

【アッサラーム(夜)】

ゆうしゃ「この先でこの町の踊り子が踊ってるらしいんだ、行ってみよう」

盗賊「そう!、やっぱアッサラームっていえば踊り子だよなあ、ゆうしゃ分かってるじゃねえか」

ゆうしゃ「この町の文化に触れておこうと思うんだ」

武闘家「へぇー 本音は」

ゆうしゃ「すごく見に行きたい って言わせるなよ!!」

僧侶「まあね… 踊り子っていうのはおもしろそうだからいいですけど」

遊び人「踊り子!、さっき聞いた話だとビビアンって子が一番らしいよ」

ゆうしゃ「…はやくいこう 終わる前に…」


89 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:16:21.78tblx3yCTo (7/19)

【劇場前】

踊り子?「こんばんは お嬢さん。星がとってもきれいな夜ね。」

魔法使い「ああ、そうだな、星がきれいだ…」 

武闘家「そーだね! 砂漠の星ってほんとにきれいね」



踊り子?「あーら すてきな お兄さんがた! ねえ…ぱふぱふ しましょ」

ゆうしゃ「ああいや…遠慮しておくよ」

遊び人「僕そういうの興味ないんだ」

盗賊「やめておくよ」

僧侶「!?」

僧侶「(ゆうしゃさんも大人になったんですね…)」

そして魔法使い、武闘家、僧侶が劇場に入ろうとした瞬間


ゆうしゃ、遊び人、盗賊 「「「あ! あれはなんなんだ!!」」」


武闘家「えっ!! どこどこ!!??」


魔法使い「クイクイッ(顎で) …」

僧侶「ゆうしゃさん・・・」




遊び人「僕!、僕からお願いします!!」

盗賊「なっ!? 俺が先だ!! 引っ込んでろ!!」

ゆうしゃ「リーダーからだろう、こういう事は」

踊り子?「あーら そんなにお相手できないわ。ひとりづつ順番を決めてね」

ゆうしゃ「よし!ジャンケンだ!」

じゃーんけん ポン!

ゆうしゃ「(パー)」 遊び人「(パー)」 盗賊「(チョキ)」

盗賊「よっしゃあああああああああ!!!」

ゆうしゃ「くっ…」

 ダン!(地面を殴る音)

踊り子?「じゃああなたね、着いてきて」

盗賊「へっへー 悪いなお前ら」

遊び人「次は僕だからね!! ゆうしゃ、二番目を決めるぞ 」

ゆうしゃ「…そうだ ここで俺は負けるわけにはいかない 決着をつけるぞ!」


90 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:17:01.76tblx3yCTo (8/19)







ゆうしゃさん・・・・・・・・・・・・




後ろから声が聞えたのに最初に気がついたのはゆうしゃだった、それはゆうしゃの背筋を凍らせるのに
十分の破壊力をもったドスの聞いた声だった
そして次に気づいた遊び人、彼はどうやって言い訳をするか瞬時に考えていた、しかし…この状況を打開できる
案は世界中を探してもなかっただろう、なぜなら…



今回は3人だという事だ

僧侶「武闘家、あなたは武器を外しなさい、死なれると面倒だわ」

武闘家「わ…わかりました、姉様」

僧侶「それから…魔法使い!」

魔法使い「はい」

僧侶「あなたには遊び人をお願いします、ゆうしゃは私が相手します」

魔法使い「心得た」

ゆうしゃ「(や…やられる やらやられるれる やられる やられるううううううううううう!!! )」

遊び人「(どうするんだよ!ゆうしゃ! 絶対3人怒ってるよ! 特に僧侶なんてキャラ崩壊してるよ)」

ゆうしゃ「(もう…だめだ…俺達の旅はここで終わるんだ… そうだ、佐賀へ行こう…)」

遊び人「(現実逃避してる場合か!!、勇者の勇の字は勇ましいの勇だろ!)」

ゆうしゃ「(違うんだ…あくまで俺は『ゆうしゃ』であって勇者ではないんだ… だからひらがななんだ…)」

遊び人「(…そうだ!魔法の球! まだ持ってるよね!! 結局使わなかったやつ)」

ゆうしゃ「(しかしあれを爆発させるには火がいるだろう)」

遊び人「(いやいや!! ゆうしゃはメラ使えるでしょ!! 一度も使ってないけど)」

ゆうしゃ「(え…あ そうだった! メラで爆発させその煙で逃げるぞ)」

遊び人「(よし…それしかない…)」


91 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:17:27.44tblx3yCTo (9/19)

僧侶「心の準備はできましたか?」

ゆうしゃ「いち… にの… さん!」


ゆうしゃ「メラ!」

魔法使い「そ…それは魔法の球!、その煙で逃げる気か!?」

ゆうしゃ「その通りだ!」

ゆうしゃ「それ!」

ボン!

チリチリチリチリチリ…   ←ねずみ花火が動き回る音

ゆうしゃ「・・・・・・」

ゆうしゃ「役にたたねええええええええええええ!!!」

遊び人「終わった…」


僧侶「…よく分かりませんが、安心してください、ケガをしても私がホイミで回復してあげますから」

ゆうしゃ「それは一般的に拷問と呼ばれる行為です」

武闘家「(あのーそれなりに私は手加減しますから、私は怒ってませんし、その…姉さんが怖くて)」

ゆうしゃ「(だったら僧侶を止めてください…)」

魔法使い「当店ではサービスをコースでお届けしております」

遊び人「魔法使いも僧侶に脅されてるんだよね? そうだと言ってよ」

魔法使い「メラコース、ヒャドコース ギラコース の三つがあります」

魔法使い「私のお薦めはギラコースです、シェフが満足します」

遊び人「絶対趣味入ってるよね… ギラが好きだからって…」

魔法使い「安心してください、死ぬまでいくお客様は稀です、せいぜい火だるまになる程度でしょう」

遊び人「全然無事じゃないんですけど…」

武闘家「盗賊はどうするの姉さん?」

僧侶「捨て置きなさい、出てきてからじっくり相手してあげるわ」


ゆうしゃ「(最後の手段だ、二人で全力でダッシュして3人を振り切る)」

遊び人「(でも3人じゃ…)」

ゆうしゃ「(希望はある、なぜなら…3人はスカートだという事だ)」

ゆうしゃ「(中身を気にしてスピードが落ちる可能性大だ)」

遊び人「(ゆうしゃ、君はそこまで考えてマジカルスカートを…)」

ゆうしゃ「(結果的にそうなっただけだ、選んだのには関係ない)」

ゆうしゃ「(よし…10秒後だ同時に走るぞ)」

遊び人「(了解だ)」


92 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:18:24.83tblx3yCTo (10/19)

10

9

8

7

6

5

4

3

2

1

ゆうしゃ、遊び人「ゼロ!!」

ダッ! 二人は走りだした、モンスターから逃げるよりも速く


魔法使い「ま…まて!!!!」

僧侶「逃がしませんよ」



遊び人「残念だったね!、そのスカートじゃ追いつけまい!!」

魔法使い「し…しまった、今の私達はスカートだ… こ…これでは…」

ゆうしゃ「昼にスカートを選んだのは偶然だけど… 意外なところで役に立ったあああ」

僧侶「きゃっ…」


しかし、一人だけ通常の速さで走ってくる者がいた、それは武闘家だった


武闘家「ごめんねー ゆうしゃさんたちー 失敗したらどうなるか私も分からないの」


ゆうしゃ「な…なに!! スカートで全力疾走だと…」


遊び人「待て、という事はだ、今振り向けば 中身が…」


ゆうしゃ「……どうする  ええい一瞬だけ!」

クルッ

ゆうしゃが振り向いた瞬間


93 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:19:24.50tblx3yCTo (11/19)

武闘家「はい、タッチ」


ゆうしゃ「なん… だと…」

武闘家「わたし、PT内でも盗賊に並んで一番速いですよ、ごめんね-」



武闘家「それから…」

スパッツはいてますよ



スパッツはいてますよ、その一言でゆうしゃと遊び人の心は折れていた
、捕まった恐怖 そして何より夢を打ち砕かれたことにより、二人の精神は崩壊していた
その後彼らを見た者は誰もいない…

一方盗賊

踊り子?「さあ…明かりを消すわよ…」

盗賊「やっぱり明かりはなしですか?」

踊り子?「ごめんねー、明かりがあると…」

盗賊「えっ?」

踊り子?「明かりを消すわよ…」

ぱふ… ぱふ…

盗賊「…… これは…気持ちいい 最高だ… あいつらにも後で楽しませてやりたいくらいだ」


???「そうか坊主、そんなに私のぱふぱふは気持ちいいか」

盗賊「・・・・・・えっ」


盗賊「ぬわーっっっ!!!」

この盗賊、叫び声が親父と同じである


アッサラーム編おわり


94 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:19:52.44tblx3yCTo (12/19)

【戦闘中】

じこくのはさみがあらわれたx4


ゆうしゃ「いかにも強そうな奴だ、全力でいくぞ!」

じこくのはさみはスクルトを唱えた! 守備力が110上昇

武闘家「てやあああ」

ぶとうかのこうげき! じこくのはさみに1のダメージ!

盗賊「くらえ!」

とうぞくのチェーンクロス!


じこくのはさみに1のダメージ!
ミス!じこくのはさみはダメージを受けない!
ミス!じこくのはさみはダメージを受けない!
ミス!じこくのはさみはダメージを受けない!

武闘家「あああああああ!! 全然効いてないよお!」

ゆうしゃ「なん…だと… 物理攻撃がまったくきかないだと」

盗賊「グループ攻撃も意味ないぜ!」

魔法使い「ベギラマ!」

まほうつかいのベギラマ!

じこくのはさみに31のダメージ!
じこくのはさみに37のダメージ!
じこくのはさみに34のダメージ!
じこくのはさみに36のダメージ!

魔法使い「ふはははは! どうだ!」

遊び人「(完全に悪役顔です)」

僧侶「わたしもいきます!」

そうりょのバギ!

じこくのはさみに11のダメージ!
じこくのはさみに14のダメージ!
じこくのはさみに12のダメージ!
じこくのはさみに16のダメージ!

じこくのはさみたちをたおした。

ゆうしゃ「よし!助かったあ 砂漠には魔法が効く敵が多いのかな…」


95 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:20:36.89tblx3yCTo (13/19)

キャットフライがあらわれたx4

武闘家「あっ かわいい」

盗賊「目をみなきゃな」

武闘家「…みなきゃよかった」

キャットフライのマホトーン!


ゆうしゃマホ

盗賊マホ

魔法使いマホ

僧侶マホ

盗賊「俺は魔法使えないから関係ないぜ」

僧侶「ホイ… むぐぐ」

しかし魔法は封じられている!

魔法使い「しまった! ベギ… むぐぐ」

しかし魔法は封じられている!

ゆうしゃ「全員打撃系の行動をしろ! 回復はやくそうでするんだ!!」

遊び人「やくそうなら任せろー バリバリ」

魔法使い「やめて!」

武闘家「小芝居打ってる場合ですか!! こうげき!!」


キャットフライを倒した


ゆうしゃ「魔法封じか…かなり厄介だな、次にあいつが出たら打撃で殴るか先に倒すかどちらかをしないとな」

盗賊「ああ、回復がやくそうだけじゃ金もかかるしな」

僧侶「回復できないと出番ないです…」


96 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:21:02.61tblx3yCTo (14/19)

【閑話】

ゆうしゃ「…熱い」

遊び人「あつい!」

盗賊「あついー」

武闘家「あついよー!」

僧侶「日焼けが…」

魔法使い「…」

武闘家「もー 熱い!! なんで砂漠に街とか作っちゃうの? 土地が安いから? ルーラで行ったことない人達の事考えてよ!」

ゆうしゃ「…そういうな …もう少しなはず…だ…」

遊び人「あれ… すごく綺麗な雲… え? 分かれ道?」

盗賊「おい! しっかりしろ!! それたぶん天国と地獄の分かれ道だから!!」

魔法使い「…ヒャド」

魔法使い「涼しい…」



「「「「「さっきからお前だけ熱そうじゃないのはそれのせいかよ!!」」」」」



武闘家「ずるいっ!!」

ゆうしゃ「どうして俺達にはないんだ!?」

魔法使い「…聞かれなかったからな、欲しいなら言えばいいだろう」

ゆうしゃ「それはそうだが」

魔法使い「それ、ヒャド!! 」


ゆうしゃ「あ…涼しい …」

まさかのヒャドで全滅の危機をしのいだゆうしゃたちはイシスの街へ


97 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:24:05.91tblx3yCTo (15/19)

【イシス城下街】説明パート



女「ここは砂漠の国イシス、いまは亡きフアラオ王のつくった国です。」


ゆうしゃ「イシスにもモンスター闘技場はあるわけだが」

ゆうしゃ「前々回やったのでカットだ、また遊び人の奴が大損するだけだろう」

遊び人「説明パートでまでそういうキャラ付けするか」



ゆうしゃ「実はイシスの街は語りどころが少ない」

武闘家「どういう事ですか?」

ゆうしゃ「アッサラームのイメージが強いのと、ピラミッド攻略のための中継地点としての意味が大きいからな」

ゆうしゃ「何がいいたいかと言うと…」



「カットだ、城にすぐ向かう」


僧侶「ソクラスさんあんまりです…」


以上解説パート、本編どうぞ


98 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:24:31.38tblx3yCTo (16/19)

【イシス(城)】


兵士「イシスのおしろに ようこそ」

兵士「イシスのおしろに ようこそ」

ゆうしゃ「こんにちは、アリアハンのゆうしゃです、王様に挨拶をと」

兵士「なんと!、ではこのままお先に進みください」


ネコ「にゃーん。」

僧侶「邪悪な気配を感じます… ニフラム!!」

ネコ「な…なぜ… 私が魔王の使い魔だと…」

僧侶「だって…尻尾ありませんよ」

ネコ「なんだとー!! しまったあああああ!!」



まさかの夜イベント消化で王女面前へ




【イシス王女前】

衛兵「王女様の御前である、粗相のないようにな」

ゆうしゃ「もちろんです」

盗賊「( 「カットで」 って言えるのかこいつ)」

イシス王女「よくいらしてくださいました、アリアハンの勇者」

イシス王女「ゆうしゃが次のレベルになるためには…」

ゆうしゃ「カットで」


99 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:25:29.91tblx3yCTo (17/19)

イシス王女「やはりそうですか、噂は本当なのですね」

ゆうしゃ「?」

イシス王女「アリアハンの勇者は王からレベルを聞かないと…」

ゆうしゃ「し…しつれいしました!!、やっぱり教えてください」

イシス王女「ふふふ、いいのですよ、特別扱いというのも悪いですから」

イシス王女「他のものは下がりなさい、ゆうしゃ一行と秘密の会談があります」

衛兵「し…しかし… 王女様の身の安全が…」




イシス王女「――下がりなさい」

武闘家「(うわー 威厳あるなー)」

衛兵「――かしこまりました、部屋を出るぞ」

衛兵たちは部屋を出て行った。

ゆうしゃ「あの… 会談とおっしゃられましたが…・」

イシス王女「――うそです」

ゆうしゃ「は?」

イシス王女「長いこと王女を務めていると こう…いろいろ貯まってくるものもあるのです」

イシス王女「良いタイミングで来てくださりました、久しぶりにのんびりとできそうです」

ゆうしゃ「は…はぁ…(王様っていうのも大変なんだな)」





イシス王女「…? あの…そちらの方 以前私と謁見したことがありませんでしたっけ?」

遊び人「え? ぼ、ぼくですか? ここに来るのは初めてですけど…」



イシス王女「雰囲気が全然違いますね、失礼しました、しかし顔はそっくりなんですが…」




イシス王女「―― そうでした、その方から伝言を携わっています」

遊び人「えっ?」

イシス王女「少し前に来た男は私にそっくりな男が来たらこう伝えてくれ言っていました」



弟よ、ピラミッドの最上階で待っている





遊び人「兄さんだ!!」

ゆうしゃ「あの人、ここに寄っていたんだな 良い手がかりが手に入ったぞ」

遊び人「ああ」


100 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:26:02.33tblx3yCTo (18/19)

【イシス王宮】

ゆうしゃ「いやー、王女様はまともすぎて助かったよ」

武闘家」「そうですねー 綺麗な人でしたしー 」

魔法使い「これまで出てきた王たちは全員何かしら変な事に巻き込んできたからな」


例:アリアハン王、ロマリア王、エルフ王女

僧侶「また変な王様が出てくるんじゃないかとひやっとしましたよ」

遊び人「…準備を整えて早く行こう、兄さんが待ってる」

盗賊「お前さっきからおかしくないか? 顔がひきつってるが」

遊び人「… え? そうだった? いやー 王女様綺麗だったなー、王様はみんな女性だったらいいのに」

僧侶「それじゃバランスが悪くなってしまいますよ」


ははははははははは



ゆうしゃ「(本当にそうか?、無理してるんじゃないのか…)」

【???】

?「やっと来たか、しかし男3に女3のパーティか…」

?「リーダーは当然… ゆうしゃ君か」

?「遊び人、お前は私が… いや、そんな資格は私にはない、お前だけには私と同じになって欲しくない」

?「だが…」

?「レムオル!!」

?の姿は透明になった


101 ◆bYs74oxxCg2011/11/12(土) 13:28:05.69tblx3yCTo (19/19)

えっと…ここまでです、ピラミッドの話が長いんでここまでで一旦切ります

余談ですが、ゆうしゃの一人称が僕と俺の二つが有りますが
畏まった所では「僕」
通常は「俺」です ごっちゃになってるわけじゃないよ!!


102VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)2011/11/12(土) 16:33:52.66eRtMlQv0o (1/1)

了解



103VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方)2011/11/13(日) 14:38:18.29gCbEzAUJ0 (1/1)

イシスには「星降る腕輪」がなかったけ?
あれは最後まで使える重要アイテム・・・・どうでもいいかwwwwwwww


104 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:47:06.121BP/Z+Gco (1/11)

【イシスのピラミッド】


盗賊「でけー!!」

僧侶「誰か住んでるですかね」

魔法使い「ピラミッド…古代の王の墓だな 一説によればピラミッドパワーという力があるとか」

魔法使い「まあ、真実はわからんがな、他にもクフ王など時代によって大きさや位置が――」

ゆうしゃ「カットで」



【ピラミッド内】



盗賊「ストップ」



武闘家「えっ?」



盗賊「ふむふむ…  やっぱり…」

盗賊は進行方向の床を踏んだ

ガタッ

落とし穴が現れた

盗賊「やっぱり、落とし穴だな、ピラミッドというからにはトラップはあると思っていたが こんなにすぐとはな」

ゆうしゃ「盗賊、とりあえず罠が仕掛けられていそうな所は教えてくれ、引っかかってからでは遅い」

盗賊「まかせろ、久しぶりに俺の力を見せる時が来たぜ」

武闘家「(最近出番少なかったもんね…)」

僧侶「(しーっ!!)」


105 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:47:48.971BP/Z+Gco (2/11)

【閑話】

盗賊「…やはり迷路になっているな、マッピングしたほうがいい」

ゆうしゃ「マッピング?」

盗賊「行ったことのある道や入った部屋を記録するんだよ、そうすると探索の効率が上がる」


ゆうしゃ「案外地味な作業するんだな、てっきり豪快に進んでいくものかと」


盗賊「馬鹿野郎、盗賊ってのはクールに、そして素早く、そして大胆にだ、マッピングは初歩の初歩だ」

盗賊「やらない奴は盗賊として三流だぜ」

ゆうしゃ「そ…そうか…すまなかった(すごくまともな事言ってるんだが、俺達は盗賊じゃないからな、そこのところは否定したい)」

武闘家「盗賊っていけいけな感じするけど慎重派なんだね」

僧侶「そうね、お父さんはあんな感じなのに」


盗賊「それもこれも親父に教わった事だ」

ゆうしゃ「そうなのか?」

盗賊「見た目だけで判断してるだろ、絶対」





?「ふむ…あの盗賊という男はなかなかできるやつだな、マッピングとはな 初歩の初歩だがやる意味は大きい」

?「だが遊び人…お前は何を考えている… 復讐か、それとも疑念 あるいは殺意 私には…」



【戦闘中】

ミイラ男があらわれたx4

ゆうしゃ「…どうやって男だって判別するんだ、よし包帯を解いて…」

僧侶「ゆうしゃさん」

盗賊「(腐った女だろ…それは見たくない)」



魔法使い「第一、男だったらそれはそれで立ち直れないだろ」

ゆうしゃ「…確かに  こうげき!!」

盗賊「チェーンクロス!!」

遊び人「こうげき!!」

僧侶「こうげき!!」

魔法使い「ギラ!」


ミイラ男たちを倒した

【戦闘中】

だいおうガマx2 かえんムカデx2

武闘家「こうげき!」

僧侶「盗賊さん!!、ベホイミ!」


魔法使い「ベギラマ!」

だいおうガマに36のダメージ!


106 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:48:18.751BP/Z+Gco (3/11)

【宝箱】


ゆうしゃ「宝箱が3つ並んでる…」

僧侶「え?、はやく全部開けないんですか」

ゆうしゃ「いや、そうしたいけどね、嫌な予感が…」


盗賊「待て待て、魔法使い、インパスだ」

魔法使い「MPがもったいなくないか?」

盗賊「ありゃどれかにモンスターが潜んでるぜ、3つも宝なんておかしいに決まってる」

盗賊「戦闘になったらどうせMP使うだろ」

ゆうしゃ「モンスターは嫌だな…」


ゆうしゃ「よし…インパスを使って行こう」

魔法使い「わかった」


魔法使い「インパス!」宝箱の中は赤く光っている


魔法使い「インパス!」宝箱の中は赤く光っている


魔法使い「インパス!」宝箱の中は青く光っている


盗賊「やはりそうか、2つもトラップとはえげつない事してくれるぜ」

武闘家「あのまま開けてたら…」

僧侶「戦闘になってただろうね」

盗賊「しかも青い奴は空箱だ、最悪だな」

ゆうしゃ「とりあえずこのモンスターが潜んだ箱は縄で口を塞いでおこう」

人喰い箱「・・・マジですか」

ゆうしゃ「口を塞いでおけば誰も襲えないしな、南無」

人喰い箱「ちょ…乱暴に閉めないで 痛い痛い… ってか少しはトラップに引っかかれよ!!!!」



盗賊のおかげでまったく罠には引っかからないゆうしゃ一行は上の階へ

【謎解き部屋】


ゆうしゃは思い出した!

「まんまるボタンはふしぎなボタン。まんまるボタンでとびらがひらく。東の西から西の東へ。
   西の西から東の東。」

ゆうしゃ「(たぶんここで初めて、思い出す機能使った人は多いだろう…)」

ゆうしゃ「(ちなみにSFC版だ、でないと盗賊がいなくなってしまうからな…)」




武闘家「え、東の西とか東って左だっけ、右だっけ」

僧侶「…違うわよ、武闘家、東はね…」



上よ

武闘家「え、そうだっけ?、忘れてたー」


107 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:48:44.461BP/Z+Gco (4/11)

・・・・・・・・・・・・・・



ゆうしゃ「(…放っておこう、うん、)」

ゆうしゃ「……東はこっちでその西だからこれで…」


パチ パチ パチ パチ ガタッ

盗賊「あっさり謎解きしよった…、もうちょっと困れよ…」

ゆうしゃ「よし!開いたぞ!」



【謎解き先の宝箱】

ゆうしゃ「空箱………」

盗賊「どういう事だ?、誰かがすでに開けていったということか」

遊び人「――兄さんだ、兄さんが持って行ったんだ!」


遊び人「兄さんが上にいる!!、だからはやく行かないと!!」

魔法使い「…おちつけ、焦って行動すれば罠のえじきだぞ」

遊び人「でも!!、でも!!」

僧侶「そうですよ、落ち着いてください」

ゆうしゃ「そうだ、騒いだって変わらないぞ」

遊び人「ゆうしゃに僕の気持ちが分かるわけないよ!!」

盗賊「おいリーダーの命令は聞けよ」



ゆうしゃ「――――静かにしろと言っている」

遊び人「…」

武闘家「…」

僧侶「…」

魔法使い「…」

盗賊「…」

ゆうしゃ「いいか、上で相手が待っていると言っているんだ 焦らずゆっくり進めばいい」

ゆうしゃ「お前の気持ちは分かる… だが、和を乱すな」

遊び人「…………ごめん」

ゆうしゃ「いいんだ、わかってくれれば」

険悪な空気が流れた





武闘家「ねえ…どうしてあんなに遊び人さんはお兄さんに拘るの?」

盗賊「…しらねえ、話たがらないんだ」

盗賊「流石に無理に聞くわけにもいかないしな」

魔法使い「ゆうしゃは知っているようだが、話してくれない,つまり…」

僧侶「2人の秘密…」


108 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:50:17.991BP/Z+Gco (5/11)

【5F】

?「お疲れ様、よくここまで来てくれたね」

ゆうしゃ「? だれか今しゃべったか?」

盗賊「後ろだ!!」

えっ!?



賢者「ふむ…、待ってるのもつまらないから 隠れてついてきてみたけど、無駄な時間だったかな」


武闘家「どうやってついてきたっていうのよ!!、後ろを振り返ってもだれもいなかったよ!!」

僧侶「そもそも、あなたはだれですか?」

盗賊「(顔が遊び人に似てるって言えば似てるな、背の高さが違うが)」



賢者「レムオルの魔法で姿を透明にして追いかけていたんだよ、初めまして武闘家さん、僧侶さん」

遊び人「……兄さん」

賢者「おっと…大事な弟に声をかけないとは失礼だったかな 久しぶりだね遊び人」


遊び人「どうして…あの時…」

僕はあの日、賢者になるための悟りの書を貰って、賢者になる予定だった
でも…兄さんが僕から悟りの書を僕から奪っていってしまった
しかし…必ず職には就かなくてはならない だから余っていた遊び人の職に僕は就くことになってしまった。

遊び人「あれがあれば僕は賢者になれたのに!!」


賢者は少し笑いながら言った

賢者「―――少し黙ってくれないか、私は先に話したいことがあるんだ それからでもかまわないだろう」

賢者「なぁ?」

遊び人「…くっ」



賢者「勝手ながら君たちに、今日私が見た『パーティ内貢献度』の点数をつけさせてもらったよ」


109 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:51:26.551BP/Z+Gco (6/11)

盗賊「はぁ?、点数だと? お前何様のつもりだよ」

賢者「まぁそう、つんけんしないで聞いてみなよ」




賢者「ゆうしゃくん、久しぶりだね」

ゆうしゃ「…そうですね」

賢者「君は75点だ、仲間の個性を引き出して戦う良いリーダーだ」

賢者「しいて悪いところをあげれば君は遊び人に甘すぎる、僕だったら遊び人が和を乱した時点でptから追放してるね」

ゆうしゃ「あなたには関係ないことだ!!」

賢者「おお怖い」



賢者「そこのかわいらしい武闘家の子と僧侶の子は50点といったところかな」

賢者「武闘家の子は攻撃一辺倒すぎる、素早さを生かして回復に回ってもいいはずだ、危うく盗賊くんが死ぬところだったよ」

賢者「僧侶の子は回復に行動を回しすぎだ、あと少しのHPしかないモンスター倒せば結果、総ダメージは減る」

武闘家「…」

僧侶「…」

賢者「盗賊の君は90点だ、」

賢者「マッピングや宝箱に対する警戒心、どれも素晴らしい、戦闘面でも十分の活躍をみせた」

賢者「だが…まだレベルが低いのと反抗的な態度が気にくわない」

盗賊「うるせえ、お前なんかの評価はどうでもいいんだよ」

賢者「魔法使いの彼女、君は60点」

賢者「攻撃魔法を使いすぎだ、ラリホーやマヌーサなど、有効な魔法を使えば戦いはもっと有利にすすんだ」

賢者「特にギラだ、ギラばっかり使ってるなんてギラマスターになるつもりかい?」

魔法使い「どうでもいい」

賢者「そして遊び人…」


お前はマイナス10点だ


遊び人「!?」

賢者「お前は戦闘面でも役にたたない、だが…あえてそこは無視してあげよう」

賢者「しかし、お前のその態度はなんだ、遊び人としての自覚が足りないんじゃないのか」

賢者「遊び人の仕事はパーティを盛り上げる事」

賢者「そんな事も分からないなんてお前は遊び人としても、このパーティの仲間としても失格だ だからマイナス10点」

遊び人「… (言い返せない…、現にゆうしゃに注意された事がある…)  」


110 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:51:58.321BP/Z+Gco (7/11)

ゆうしゃ「あんたは一体なんなんだ!!、俺達に点数をつけて何が楽しい? そもそもここに呼んだ目的はなんだ?」

賢者「おお怖い、そんなにたくさん質問されても私は一人しかいないよ」

賢者「君たちをここに呼んだのは2つ理由がある」

賢者「第一に君たちの実力を見たかった、これは個人的な理由だ」

賢者「だが…期待外れだったよ このパーティには役に立たないやつが多いね、ゆうしゃ君も大変だろう」

ゆうしゃ「黙れ!!、あんたに言われる筋合いはない」

賢者「うーん困ったねえ、ゆうしゃ君に嫌われてしまったよ、僕たち友達だろう?」

ゆうしゃ「俺の友達は遊び人だけだ、あんたは…俺の敵だ」

賢者「そうか…だって君は…」

ゆうしゃ「(ギッ)」

賢者「あ、このことみんなに話してないのかな、そうだったらごめんね。隠したい過去だろうに」



賢者「もう一つの目的は… 魔王様直々の勅命でね…

武闘家「魔王!!??」

盗賊「魔王だって!?、まさかそいつは」

ゆうしゃ「バラモス…」

遊び人「魔王…」

僧侶「人間でありながら魔王に手を貸すのですか!!」

魔法使い「魔王の使いだと…」



賢者「言ってなかったかな、私は…魔王軍の幹部 『賢者』 以後よろしく頼むよ」


武闘家「なんて人なの…人間でありながら魔王に手を貸すなんて…」

遊び人「兄さん!どうして魔王軍なんかに!」

盗賊「クズめ」


111 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:52:42.431BP/Z+Gco (8/11)

賢者「さて…その勅命の話に移らせてもらうよ」

賢者「その勅命とは…『アリアハンの勇者の抹殺、または、けんじゃ家の人間を捕獲し連れてくること』」

僧侶「え!?、けんじゃ家っていえば アリアハン屈指の名家で 優秀な賢者をたくさん排出している家柄じゃないですか!!」

武闘家「けんじゃ家の人間…? そんな人いた?」

盗賊「いやいや、いないだろ、俺達の中に賢者はいない」



賢者「そこにいるだろう? 賢者のなりそこないがさ」



遊び人「…僕だ」

盗賊「おいおい、こんな時に冗談言うなよ、お前がけんじゃ家の出身なわけないだろ」

武闘家「そうだよ!! こういう時に冗談言うなんて」

魔法使い「……いやあり得る、なぜならこの男も賢者で遊び人とは兄弟と言っていた」




遊び人「そうだ…僕はけんじゃ家の次男『遊び人』  騙してたわけじゃない… でも言えなかった」

遊び人「だってけんじゃ家の人間は全員優秀だったから… 僕だけ… 僕だけ賢者じゃないんだ!!」



ゆうしゃ「…」

盗賊「…」

魔法使い「…」

僧侶「…」

武闘家「…」


賢者「けんじゃ家…忌まわしい家だ、私にとって意味のある時間ではなかった… だが今は感謝しているくらいだ」

賢者「私に賢者としての力を与えてくれたのだからね!!!」

賢者「皮肉なものだ、自分たちの育てた人間が魔王の配下だとはね」



魔法使い「…まさかけんじゃ家の人間が魔王軍に寝返っていただと …そんな事があるのか」

賢者「…そうだ、それが現実さ」


盗賊「まて、ゆうしゃは分かる、アリアハンの勇者といえば魔王軍最大の敵だ」

盗賊「だがどうしてあいつを連れて行く必要がある? あいつはただの遊び人だぞ」



賢者「ふーむ、その件に関しては私に感謝して欲しいものだね」

賢者「私が魔王様に頼んだのだよ、出来損ないの弟だが、賢者にすれば使い道はあるとね」

賢者「私が…お前の悟りの書を私が奪ったのもこのためさ」


112 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:53:46.931BP/Z+Gco (9/11)

遊び人「賢者!!??」

賢者「そうだ、お前が私について来ればゆうしゃ君を私が[ピーーー]事もないし、魔王様の力で賢者にしてやると言っている」

賢者「もちろん魔王軍には加わってもらうが」


賢者「誰もが得するいいプランだと思わないか? 私はやさしいからね」

ゆうしゃ「黙れ… 」

ゆうしゃ「俺達があんたを倒せば関係ない!! 勝負だ!! 」



賢者「ゆうしゃ君10点減点だよ、本当は私がレムオルが使って追ってきたと言った時点で逃げるべきだったがね」

賢者「ベギラゴン!!」

強力な炎の波がゆうしゃたちの前を横切った



ゆうしゃ「しまった…レムオルが使えるということは、かなりの高レベルだということか…」

武闘家「どど…どうしよう!!!」

盗賊「…勝ち目がねぇ」



誰もが希望を見いだせなかった、誰もが自分が死ぬ その恐怖に押しつぶされそうであった

ゆうしゃ以外は

賢者「ベギラゴンを食らったらひとたまりもないだろうねえ、明日は5つの焼死体がみつかるよ ふふ」

ゆうしゃ「リレミトだ!!」

魔法使い「リレミ…」


賢者「ああ、そこの魔法使いの子、いますぐリレミトをやめないと かわいい顔をメラゾーマで焼いちゃうよ」

賢者「ただれた顔はさぞ醜いだろうねぇ、若いうちからそんな顔は嫌だろう?」

魔法使い「くっ…」


賢者「ひどいよなぁ、話の途中で帰るのは失礼だと思わないのかい?」

賢者「だが…」



賢者「私は自分の優しさが怖いよ… 、…時間をあげよう 今日を含め3日間だ あさってまでには答えを出してくれ」

賢者「君たちの出す答えに期待してるよ、私はあさってのこの時間に、このピラミッドの前で待っている」

ゆうしゃ「なんだって… 俺達が逃げる事は考えないのか」

賢者「君たちごときのレベルで私に勝てるはずないだろう、3日間は長いようで短いよ、じっくり考えるんだね!!」

賢者「ハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

賢者「リレミト!!」


その後、誰も会話をせずに宿まで戻った 唯一の会話は


ゆうしゃ「リレミトだ」

魔法使い「リレミト」

そして6人は各自の部屋に戻って休んだ、何も語らず。


113 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 16:54:28.501BP/Z+Gco (10/11)

…ここまで


114 ◆bYs74oxxCg2011/11/13(日) 17:02:35.191BP/Z+Gco (11/11)

恒例のレベル書くの忘れてた
ゆうしゃLV16 遊び人Lv17 武闘家Lv17 僧侶Lv16 盗賊Lv16 魔法使いLv17


115VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸)2011/11/14(月) 07:18:18.35I3bF71zAO (1/1)

賢者なんぞマホトンかければ木偶の坊よ


116VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)2011/11/14(月) 09:18:00.44FJ3BXs87o (1/1)

レベルが違いすぎて殴り殺されるぜ


117 ◆bYs74oxxCg2011/11/15(火) 18:40:16.33xsANlbQno (1/1)

説得イベとか書いたが 余りにしめっぽすぎるんでカット(6000字)

ゆうしゃ頑張るので期待 この話終わったら説得イベあげ


118 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 17:58:26.11vYRA+Kvno (1/8)

【翌日】

ゆうしゃ「あいつに対して俺か遊び人を差し出したとしてもだ」

ゆうしゃ「必ず俺達が生き残れる保証はありませーん」

ゆうしゃ「よってー」


ゆうしゃ「あいつを倒すための案を考える会、開始しまーす」


パチパチパチパチ

ゆうしゃ「まばらな拍手をありがとう」


武闘家「はーい、ホワイトボードに書いていきます、書記の武闘家です」

盗賊「マジックペンこわすなよ」

武闘家「ほっとけ」


ゆうしゃ「今のところ分かっている特徴を挙げていくぞ」



・少なくともレムオル、ベギラゴンが使えるレベル(30程度か?)
・賢者であること
・魔王軍の幹部(自称)
・あと2日以内に対策を立てないと俺達全員死んじゃう
・腹が立つ性格

ゆうしゃ「よろしく」

武闘家「はいはい」

キュッキュッ


魔法使い「全面的に同意するが、最後のはお前の感想だろ」

ゆうしゃ「そこ、リーダーが話してる時に口を挟まない」


遊び人「…どうしよう、まったく思いつかないんだけど」

魔法使い「お前には期待してない、気にするな」

遊び人「…ひどい」

僧侶「でも私達があの人に勝ってるのって人数だけですよね、実際」

盗賊「端から見ればリンチだよな、今回は逆だが」

遊び人「戦隊モノでさ、怪人1人に対して5人で戦いを挑むって明らかにおかしいよね、正義の味方が何してんの」

ゆうしゃ「奴らは地球を守るという大義名分があるからいいんだ、子供も気にしてないだろ」

ゆうしゃ「『勘違いするな!俺達は1の力を5分割して戦っているだけだ!』というセリフがあるように」

ゆうしゃ「なに…俺達も気にすることはない」


使えない弓使いのようなセリフである


119 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 17:58:59.65vYRA+Kvno (2/8)


武闘家「でも、6人でかかってもさ、あいつベキラゴン使えるからさ、一発で蒸発しちゃうよね」

ゆうしゃ「そこなんだよ、単体攻撃ならなんとかなるんだが全体攻撃は防ぎようがない」

ゆうしゃ「範囲外からでは打撃攻撃は通らないしな」

魔法使い「そこが魔法の利点だ、MP消費してるんだからこれぐらいあっていいだろ」

盗賊「鞭はどうなんだよ鞭は」

魔法使い「後ろになるほど威力下がるだろ、ツカエネ」

盗賊「てめぇ最強の鞭 グリンガムさんディスってんのか!! ああん!!??」

遊び人「ま、まぁ…まぁ… 鞭はMP消費しないしどっちも良いところあるんだしね」


僧侶「今はどうでもいいトークしなくていいでしょう、解決策をね…」

武闘家「えっと… 『鞭<全体魔法』 」

盗賊「待った!! まだ納得してねーぞ 」

魔法使い「それでいい、うむ」


ゆうしゃ「書かんでいい!!」

ゆうしゃ「じゃああいつの弱点! 弱点をつく!!」

僧侶「こういう時に家族がいるといいですね、遊び人さん、何か弱点知りませんか?」

遊び人「…知らない」

魔法使い「お前ほんと役立たずだな!! こういう時くらい活躍しろよ」

遊び人「今回は僕が悪いんじゃないよ! 兄さんは弱点とかないんだ」

遊び人「昔から苦手なものがないんだよ、ってか僕知らない」


・・・・・

遊び人「と…とにかく… 特定のものに弱いとかはないんだよ! 遺伝子的にないの!!」

盗賊「(悪い遺伝子全部あいつにいってる可能性高いよな)」

僧侶「(私、未だに2人が兄弟だって信じられないです)」

ゆうしゃ「(顔だけ似てるぞ、顔だけだが)」

魔法使い「(いいところもあるんじゃないか たぶんだが)」

遊び人「聞えてるから!!! 、あと『たぶん』付けないで!! 魔法使い!」


キュッキュッ


『兄(無敵)>弟(雑魚)』


遊び人「書くなああああああああああああああ!!」


120 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 17:59:32.37vYRA+Kvno (3/8)

僧侶「じゃあ…こんなのどうですか」

僧侶「こっそり近づいて、魔法が使えないように手で口を塞いじゃうんです、どうです?」

ゆうしゃ「お!、やっとまともな案が出てきたな!!、さっきから意味のない会話だったからな、そろそろ本題に入るぞ」

武闘家「うーん、私か盗賊辺りなら近づけそうだけどさー」

僧侶「私達は素早さが高くないから無理ですよね」

魔法使い「だな」

遊び人「レベル高いから格闘戦でもそれなりに戦えちゃうよね、兄さんは」

僧侶「どっちの味方してるんですか…」

ゆうしゃ「口を塞ぐというのがかわいらしいな、いかにも僧侶らしい」

僧侶「そ…そうですか??」

ゆうしゃ「口を塞ぐとなるとかなり接近しなければならないな」



うーん…




盗賊「…なら魔法で封じればいい!! そうだ!


僧侶はマホトーンが使えるだろ!! それで魔法を封じたらどうだ!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


121 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 18:00:02.59vYRA+Kvno (4/8)

ゆうしゃ「お前天才か!、そうだ、マホトーンがあったじゃないか!!」

僧侶「ですね!! 私マホトーンならもう習得してます!!(使ったことないですけど)」

武闘家「おおおおおおおすごいじゃん盗賊!!、やっぱり私が見込んだ男だけあるわ!」

盗賊「いつなったんだよ、だがどうだ!? それなら勝てそうだろう!!」


勝ち目が見えた、誰もがそう思った
1人反論する者がいた





その案には決定的な欠落がある、無理だ



えっ!?



ゆうしゃ「どうしてだ!? 確かにマホトーンは確率で効く魔法だから安定性に欠けるが…」


魔法使い「――それもある、だが最大の理由は…」





奴はマホカンタが使えるということだ




あっ!?


武闘家「マホカンタ?」

盗賊「よくわかる解説」

自分に向けて唱えられた呪文を全て唱えた相手に跳ね返す魔法
ただし自分の使った魔法は返さない

魔法使い「マホカンタは魔法使いになったものがLv24程度で覚えられるんだ、当然習得してるだろう」

遊び人「なんでまだ習得してない魔法のことを知ってるの?」

魔法使い「おじいさまに魔法使いの習得できる本を見せてもらったことがあるんだ」

武闘家「おじいさま? おじいさまって誰のこと?」

魔法使い「…そういえば言ってなかったな、盗賊は知らないと思うがナジミの塔にいた老人はな」

魔法使い「私の魔法の師匠なんだ、Lv20近くあるぞ」

僧侶「(ボケてるとか言ってた人がいたような…)」

遊び人「(さ…さぁね!? 知らないなあ…)」


122 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 18:00:30.11vYRA+Kvno (5/8)

ともかくだ



魔法使い「あいつがマホカンタを唱える可能性は高い」

魔法使い「回復の要である僧侶がマホトーンで封じられればひとたまりもないだろうな」


・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・



ゆうしゃ「…よし、決めた」

僧侶「何をですか?」

ゆうしゃ「レベルを上げる、とりあえずレベルをあげよう、そうしなければ勝ち目も何もない」

ゆうしゃ「できるだけレベルを上げるんだ、それしかない」



武闘家「りょーかいです」

キュッキュッ


レベル上げがんばる いくよー





この案は至極まともであるが、果たして2日間でできるのかは誰もが不安であった。
だが、やるしかなかった。


123 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 18:00:56.29vYRA+Kvno (6/8)

【イシス前】

ゆうしゃ「とは言っても、もう一つやることがある」

ゆうしゃ「それは俺達の装備の充実だ」

ゆうしゃ「そこで… モンスター闘技場で資金を稼ぎ、この近くのすごろく場内の景品およびよろず屋で強力な武器、防具を手に入れるんだ」

ゆうしゃ「…今までの経歴から魔法使いが適任だと思うんだが」

魔法使い「いいのか?、私のレベルを上げなくて」

ゆうしゃ「…マホカンタが使える以上、強力な魔法を習得できてもそれを活かす機会がないかもしれない」

ゆうしゃ「…分かってくれ」

魔法使い「別に嫌というわけじゃない、それでいいか確認しただけだ」

魔法使い「モンスター同士の戦いを見るのは楽しいしな」

僧侶「でも魔法使いさん1人じゃすごろく場までの道のりで敵が出てきた時に困りますよね」

ゆうしゃ「そうなんだ、だから1人付き添いが必要なんだが」


ゆうしゃ「俺はレベルが低いからあげないとな うん、そうだな(悲しいなこれ)」

僧侶「私は戦闘中に回復しないといけないんで、すみません、ついて行けません」


その発言を聞き、3人の人間が目を背けた


魔法使い「そこの3人、なぜ目を背ける」


盗賊「い…いや別に…(あいつの魔法が後ろから来ると思うと…怖い)」

武闘家「(し…しーらない…)」

遊び人「(スリザリンは嫌だ… スリザリンは嫌だ…)」


魔法使い「うーむ…誰にするか…」

金魚すくいですくわれる金魚に似ているだろう


魔法使いは3人の顔を見回したあとに…



魔法使い「ふむ…ついていきたそうな顔してるな遊び人」


スリザリン!!

遊び人「やっぱり僕だと思った!! だっていつもこういう扱いだもん!!」

魔法使い「うむ、私には分かるぞ その顔は私について行きたそうな顔だ」

遊び人「お願いします、ついて行きたいです!!」

といった顔だ


124 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 18:01:22.18vYRA+Kvno (7/8)

遊び人「魔法使いはメガネをかけた方がいいよ、かわいいし」

魔法使い「そうか、褒めてくれてありがとうな」

「ゆうしゃ、経費にメガネを入れておいてくれ」

ゆうしゃ「了解(…メガネいるか?)」

遊び人「嫌みでいったの!! そういう反応禁止!!」

魔法使い「そうと決まれば、さぁ行くぞ!! 新しいモンスターが私たちを待っている!!」

遊び人「ちょ…ちょっとおーーー!!」

魔法使いは遊び人の腕を掴み走っていった



魔法使い「はーっはははははははは!!!!待っていろ、こうもりおとこ!、キラービー!」



遊び人「ちょ…足もつれた!! すと…ストップ… ああああああああ砂が!! ごごごごごごご…」

ズルズルズルズルズル

女にひきづられながら男は去っていった



盗賊「あいつら仲いいな」

武闘家「ね、楽しそうだよね、いつも」

僧侶「扱いは酷いですけどね」




ゆうしゃ「あの2人相性悪いから不安なんだがな… いつも喧嘩ばっかりしてるし」


!?


ゆうしゃ「1回注意したほうがいいのかな……」


・・・・・・・・・・・・・・


盗賊「(あいつにもメガネ必要か)」

武闘家「(鈍感主人公ってどうなの)」

僧侶「(……言い返せないよ! ゆうしゃさん!)」

盗賊「(自分に関係ないからセーフだろ 、たぶん)」

たぶんを付けるとなんでも不安に聞えるから不思議である


そんなこんな修行編スタート
2日目に2人は合流、以降、ピラミッドでの修行


125 ◆bYs74oxxCg2011/11/17(木) 18:02:57.88vYRA+Kvno (8/8)

大幅にカットしたんで短いです、申し訳ない
あとイシス終わってから一度立て直します、フラグ拡散しすぎた感があるんで微調整


126VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)2011/11/17(木) 22:09:55.28UtOf+wEDo (1/1)

おつ


127 ◆bYs74oxxCg2011/11/18(金) 20:00:30.94xNeHjg8Ao (1/5)

2人と分かれた4人はピラミッドに到着した。

ゆうしゃ「…また来ることになったな」

武闘家「待ってろー、モンスターたちー!!」

盗賊「おい、そんなに走るなよ 待てっての」

盗賊は武闘家を追いかけた



僧侶「…緊張感の欠片もないですね」

ゆうしゃ「だな」



きゃあああああああああああああああ!!




ゆうしゃ「どうした!!??」



武闘家「あああああ、落ちるううううううううう!!」


盗賊「くっ…」


そこには落とし穴に落ちそうな武闘家を盗賊が掴んで支えていた
かなり盗賊は辛そうだ


ゆうしゃ「待ってろ!、今助ける!」

武闘家「あああゆうしゃさん! はやくううううう!!」

盗賊「お…おい 揺らすな!! そんなに揺らすと…」



あああああああああああああああああああああああああ!!


その声は部屋中に木霊した

ゆうしゃ「お…おい!!ーーーーーーーーー」

2人は落ちていってしまった


僧侶「ど…どうしましょう… もし下が針の山だとしたら…」




考えたくない最悪の事態だった


128 ◆bYs74oxxCg2011/11/18(金) 20:00:56.76xNeHjg8Ao (2/5)

だがそれは杞憂に終わった、下から声が聞えてきたからだ



盗賊「アホか!!、俺がお前の腕を掴んでるのに揺らすやつがあるか!!」


武闘家「だってあんたじゃ心細いんだもん!!」


盗賊「そりゃ俺が頼りないって言いたいのか!! 仮にも盗賊だぞ!!」

武闘家「ふんっ… ちょっと揺らしたくらいで落ちちゃうなんて」

武闘家「腕の筋肉ないんだね、かわいそー」

盗賊「自分が落とし穴に引っかかってることを棚にあげんなああああああああ!!」

武闘家「戦闘職ならしっかり支えてよおおおおおお!!」

盗賊「第一だな―――」



ゆうしゃ「………大丈夫そうだな」


僧侶「心配して損したかも」



ゆうしゃ「おーい、盗賊ー、武闘家ー 大丈夫かー」


盗賊「おー、大丈夫だー」

武闘家「生きてまーす」

ゆうしゃ「俺達もそっちにいこうかーーー?」

盗賊「いやいいぞーーー 、そっちはそっちで頼むー 」

盗賊「それよりやくそうだー やくそうを落としてくれーーー」


ゆうしゃ「わかったーーーー 気をつけろよーーー」


ゆうしゃは持っているやくそうを下に落とした

盗賊「うけとったぞーーーーーー」

ゆうしゃ「おーーーーーーーー」


武闘家「やっぱりあんたと一緒はやだ、姉さん来てー」

盗賊「ほう、そんなに俺がいやなら1人で脱出してもいいんだぞ」

武闘家「へん!! そんなことしたらあんたも1人でしょ 本当はそんなこと無理だって分かってるくせにー」

盗賊「くっ… ああそうですよ!! はやくここを脱出するぞ武闘家!!」


129 ◆bYs74oxxCg2011/11/18(金) 20:01:22.39xNeHjg8Ao (3/5)

ゆうしゃ「あいつらは自力で脱出するってさ、僧侶、俺達はどうする……?」

僧侶「そうですねー、適当に歩きまわりますか」

ゆうしゃ「…そうだな、2人しかいないし」

2人ずつに分かれたゆうしゃパーティ



ゆうしゃ、僧侶 inピラミッド


ゆうしゃ「…………」

僧侶「…………」

ゆうしゃ「僧侶」

僧侶「なんですか」

ゆうしゃ「こんなときに何だが」

ゆうしゃ「ちょっと…相談に乗って欲しい…」

僧侶「…いいですよ、聞きます」

ゆうしゃ「俺は…勇者としてしっかりやれてるか?」

僧侶「私はいい勇者だと思いますけど…」

ゆうしゃ「今回の一件でリーダーとして不安になってきた」

ゆうしゃ「俺は…あいつが憎い」

ゆうしゃ「あの賢者は俺の仲間を点数で判断しようとした」

ゆうしゃ「何が僧侶と武闘家50点だ! 俺は…100点だと思ってる」

ゆうしゃ「遊び人との付き合いは長いから分かるがあいつがいると俺は気持ちが軽くなる」

ゆうしゃ「何せ馬鹿だからな、面白いやつだ」

ゆうしゃ「戦闘面は…まぁ、やくそうの扱いだけはピカイチだな」

僧侶「なんとなく分かりますよ」

ゆうしゃ「魔法使いも盗賊も今じゃ点数では判別できないかけがえのない仲間だ」

ゆうしゃ「なんだかんだみんな仲良くやってると思う」

ゆうしゃ「だが…それはみんなが優秀なだけで俺が勇者として優秀なわけじゃないんじゃないかって」

ゆうしゃ「……すごく不安なんだ」


130 ◆bYs74oxxCg2011/11/18(金) 20:01:54.19xNeHjg8Ao (4/5)

僧侶「……ゆうしゃさんはたぶん勇者としては半人前だと思います」

ゆうしゃ「…」

僧侶「…でもゆうしゃさんはすごくいいリーダーだと私は思います」

僧侶「だって…私は少なくともこのパーティに居て幸せです」

ゆうしゃ「なんで?」

僧侶「だって私に仲間が出来たんですよ!、すごく嬉しいです、武闘家は大事な妹です」

僧侶「でも…ゆうしゃさんたちと出会って…」

僧侶「遊び人さん、盗賊さん、魔法使いさん …ゆうしゃさん」

僧侶「私にこんなに仲間が出来て私はすごく嬉しいです!!」

僧侶「ゆうしゃさんは私にとって…恩人なんです」

ゆうしゃ「そんな大層なものじゃないよ、俺自身はただの人さ」

僧侶「違いますよ、ゆうしゃさんは凄い人です」

僧侶「(わたしにとっての…大切な人)」

ゆうしゃ「少し…?をついていたかもしれない」

ゆうしゃ「…さっきあいつが憎いといったが本当に憎いのは………俺自身の弱さだ」

ゆうしゃ「俺がもっと強ければ!、あんなやつに遅れを取る事は…なかった」

ゆうしゃ「俺がもっと強ければ…」

僧侶「…」

・・・・・・・・・・・・

僧侶「じゃあがんばってレベルを上げましょう!、レベルを上げれば強くなります!!」

僧侶「そして…ゆうしゃさんは勇者になるんです、私達の勇者に」

ゆうしゃ「……俺が勇者に」



・・・・・・・・・・・・


ゆうしゃ「……そうだな」


俺は勇者になる、いや、なってみせるそのためには戦うんだ!


ゆうしゃ「よし行くぞ!!僧侶、俺の後ろにいろ!! 回復は任せたぞ」

僧侶「はい!! 行きましょう!!」

モンスターがあらわれた!!


ゆうしゃ「てやああああああああああああ!!」

こうしてゆうしゃと僧侶は戦った、僧侶のMPが切れるまで


131 ◆bYs74oxxCg2011/11/18(金) 20:11:05.76xNeHjg8Ao (5/5)

【閑話】

ゆうしゃの名前

僧侶「ゆうしゃさんが『勇者になる宣言』をしたわけですが」

ゆうしゃ「名前は当分ゆうしゃでいこう」

ゆうしゃ「漢字で表現するとこうなる」

(例)

遊び人「勇者っていつから勇者なの?やっぱり勇者のお父さんが勇者になった時から?」

遊び人「勇者って勇者になるためになにか勇者らしい事してるの?」

ゆうしゃ「…どうだ、全く意味が分からんだろう」

僧侶「…ですね、勇者がゲシュタルト崩壊しそうです」

ゆうしゃ「そんな訳で名前は『ゆうしゃ』だ」


132 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 17:20:45.56FM7FC9aDo (1/8)

盗賊「第一だなー あの落とし穴は前に来た時に俺がみつけたやつだろうがー」

武闘家「……」

盗賊「ちゃんと人の話は――」

武闘家「……」

盗賊「……」

盗賊「聞いてんのか!!」

武闘家「…!? は…はい!!」

盗賊「『はい』ってなんだお前、ひょっとして…」

武闘家「(ま…まさか… ばれた…)」


俺に襲われると思ってるのか


武闘家「ズコー」

盗賊「ああ確かに女の子1人と野郎1人ってのは不安かもしれんがな」

盗賊「安心しろ!!」


お前の体には全く興味がない

武闘家「なんでよ!! ってか違うから!! そういう事じゃなくて…」

盗賊「じゃあなんだってんだよ」



武闘家「………やだ 教えない」


盗賊「……困ったなぁ まぁ仕方ないだろ そんなに俺が怖いなら少し距離を取れ」

盗賊「ただし、見失うほど離れるなよ、探すのが面倒だからな」


武闘家「……え ちょっと盗賊!!」

盗賊は武闘家から離れていった

武闘家「どどどどど…どうしよう… いっちゃった…」




【数分後】

盗賊「おーい武闘家ー ついてきてるかー」

武闘家「……」

盗賊「聞いてるのかーーーー」

武闘家「……」

盗賊「しゃあねぇな… 戻るか… めんどくせえやつだ」

仕方なく来た道を戻った盗賊



盗賊「全然動いてねぇじゃねえか!、何考えてるんだ」

武闘家「だ…だって… ここ暗いでしょ… 」

盗賊「だからどうしたってんだよ」

武闘家「だったら出るのよ… アレが…」

盗賊「何が出るんだよ、モンスターか?」


133 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 17:21:55.81FM7FC9aDo (2/8)

武闘家「ゆーれいよ!! こういう所には出るの… わたし…ゆーれいだけは駄目なの…」

盗賊「は? ゆ ゆうれい… だと…」


なははははっははっっはっはははっは!!!!

盗賊「そんなの迷信に決まってるだろ! 見たことねーよ!!」

盗賊「確かにゴーストとかはゆうれいに似てるけどありゃモンスターだろ」

「お…お前… この歳にもなってゆうれいを信じてるとか… プププ」

武闘家「ううううううう 悪い!? だって攻撃が当たらないのよ!? 怖いと思わないの!?」

盗賊「プププププ い…いや ぜんぜん…」


武闘家「わ…笑うな!! も…もう盗賊なんて知らない!! どっかいっちゃえ!!」

盗賊「そうか、じゃあな」

武闘家「わわわわわわわ」

武闘家「ま…まって!! うそ うそ だから私から離れないで!! お願いだから!!」


盗賊「ふーむ だれか俺が頼りないととか言ってたなぁ… 誰だったかな…」

武闘家「ごめん ごめん!! だからお願い!!」

盗賊「わるいわるい、ならどっか俺の体を掴んでろ、そうすれば離れないだろ」

武闘家「ううううううううううう…」


この後盗賊の服には強いしわができてしまったとか


【階段】

盗賊「…?」

武闘家「どうしたの」

盗賊「…この床 下の階があるな、下から風が来る」

ゴソゴソゴソゴソ

盗賊「…やっぱりな、隠し階段だ」

武闘家「そ…そんなのいいから早くここを出ようよ」

盗賊「やーだね 隠し階段って事は下にお宝があるんだろうぜ」

盗賊「お決まりのパターンだ」

武闘家「えええええええー やだやだーー ここいやだーーー 」

盗賊「そうか、1人で出ていいぞ」


武闘家「う… それは… んんんんんんんんんんんんん…」

盗賊「…なら置いて行っちまうぞ」

武闘家「ま…まってーーーーー!! おいてかないでええええ」


仕方なく武闘家はついていった


武闘家「どうしてわたしはここにいるんだろう」

盗賊「お前が引っかかるからだろ」

武闘家「わ…わたしは悪くねぇ!!」

盗賊「さてはクローンかお前」


134 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 17:22:33.81FM7FC9aDo (3/8)

【黄金の爪】


盗賊「おおおおおおおおおおー」

盗賊「いかにも! いかにもお宝っぽいやつがあったあああああ!!」

盗賊「インパスするやつはいねーがこういう宝に普通いないだろ? お約束だし」

武闘家「で…でも呪われちゃうかもよ、魔法使いが言ってたけど、ここお墓なんだって…」

武闘家「わたしたち墓荒らし じゃん…」

盗賊「だいじょーぶだって よく言うだろ」


死人に口無しって


武闘家「(それは殺人犯のセリフだよ…)」

武闘家「(それに死人が口を出すから呪いじゃん…)」

盗賊「よーし、開けるぞーーー♪♪」


パカッ

とうぞくはおうごんのつめを手に入れた!

盗賊「おおおおお いかにも高そうなやつだ!! 爪か… 武闘家 お前装備できるんじゃねえのか?」

武闘家「……うん」

武闘家は黄金の爪を装備した

武闘家「おー 今まで鉄の爪だったけどすごい攻撃翌力だー」

盗賊「すげーぜ! こりゃいいもん拾ったぜー」



武闘家「わたしのこの腕が真っ赤に燃える」

武闘家「勝利をつかめととどろき叫ぶ」

武闘家「シャイニングフィンガー!!!」



盗賊「お、お前もそれ見てたのか」

盗賊「じゃあ俺はこのチェーンクロスで」

盗賊「ハーハハハッハハ この馬鹿弟子がああああああ!!」

キュイーン

武闘家「師匠おおおおおおおおおおお!!」

盗賊「なーはははははあははあ!!」



その後2人はGガンごっこを楽しんだ モンスターが出るかも知れない場所で



盗賊「…ふぅ、いやー中々楽しかったぞ」

武闘家「やっぱりシャイニングのままで良かったと思うの」

盗賊「いやゴッドもいいと俺は思う」

盗賊「…さあ 帰るか!」

武闘家「そうね」


「おうさまの ざいほうを あらすものは だれだ。」


135 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 17:23:23.57FM7FC9aDo (4/8)

盗賊「…え」

謎の骸骨が突然2人の目の前に現れた


武闘家「うぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」


盗賊「ば…ばか…首を締めるな… い…意識が…」


盗賊は死んでしまった、その後武闘家は盗賊の亡骸を抱えて外へ向かった


武闘家「まったまった!! ちょっと盗賊! 私を一人にしないでええええええ!!!」

ぶとうかはとうぞくにパーティアタックを仕掛けた

盗賊「…ん」

武闘家「起きてえええ!! 私を人殺しにさせないでよ!」

盗賊「あああ… ん 俺は…」

武闘家「起きてええええええええええええええ」

盗賊「がはっ… おい… へぶっ! 」

武闘家「はぁ… はぁ… 」

盗賊「おい!!!!!」

武闘家「よ…良かったああああ 生きてたああああああああああああ」


「 王様の財宝を荒らすもの… 」


盗賊「ちょっと黙ってろ! 今は大事な話をしてるんだ」

盗賊「おい、そこになおれ」

武闘家「なおれってどういう意味よ」

盗賊「そこに正座!!!」

武闘家「はい…」



盗賊「…どういうつもりですか、武闘家さん」

武闘家「…はい」

盗賊「まさか俺を[ピーーー]つもりだったんじゃないですかね」

武闘家「ち…違います」

盗賊「そうですか 気絶してる俺に拳をたたき込むとは お前は鬼か」

武闘家「う…だって怖かったんだもん…」

盗賊「上の世界に行きそうだったぞ」

武闘家「…はい ごめんなさい」

盗賊「(こう素直に謝られると言えないよなぁ… 甘いかな…俺 )」

盗賊「…… …… 二度とするなよ 初回だから許すんだからな」

武闘家「はい…」

王様の宝を荒らすもの…

盗賊「あ、いいぞ続けてくれ」

モンスターがあらわれた!!


136 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 17:23:47.81FM7FC9aDo (5/8)

盗賊「え」

武闘家「え」

盗賊「な…なんだあの数!!」

武闘家「やっぱり呪いだあああああああああ!!」


ミイラ男「ウガー」

だいおうガマ「ラリホー!」

しかし効果はなかった!!

盗賊「…? ここじゃ魔法は使えねぇのか?」

盗賊「何しろ俺達は魔法使えないからな、気づかなかったぜ」

武闘家「そ…そんな事言ってる場合じゃないよおおおおおお!!」

盗賊「そうだったああああああああ!! 掴まれ武闘家!」

盗賊は自分の左手を差し出した

武闘家「え? ああうん…」

武闘家は盗賊の手を取った


盗賊「にげろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

武闘家「うぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!」

二人の声はピラミッド中の地下に広がり新たなモンスターを引き寄せた


137 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 18:20:52.96FM7FC9aDo (6/8)

遊び人・魔法使い


魔法使い「…長い戦いだったな」

遊び人「…何が」

魔法使い「こうして3万ゴールドを手に入れイシスの街の前にいるわけだが」

魔法使い「長い戦いだった…」




男「壁のモンスターの数字と語呂合わせ・・ 見殺さナイン・・ これが正解・・」

遊び人「馬鹿がっ・・ そんなのが正解なわけねぇ・・」

遊び人「あいつが解いてくれるっ・・ 天才の魔法使いが!!・・」

魔法使い「いいぞっ・・ 遊び人っ・・ 私ではこうはいかないっ・・ 」




遊び人「・・・・・・・」





魔法使い「ツモるたびにゴールドを台に投げるだと・・ いいだろう参加やる・・」


遊び人「くくく、大三元テンパイだぜ・・」

男「馬鹿な!? いやその女が振り込むかもしれないっ・・!」

魔法使い「わかりました・・ では私の手牌をみせましょう でも半分ですがね・・」

手牌をゴールドで隠しながら見せた

男「なっ!? 『中』がないだと・・」

半分を見れば中があるかどうか分かるものである

魔法使い「…どうですか 買いませんか・・ 最後のツモの権利をっ・・」


遊び人「・・・・・・・・・」

遊び人「ちょっと待って!? 今の回想シーン!?」

魔法使い「何って… さっきまであった事だろう…?」

遊び人「いやいやいや!! そんな事あった!?」

遊び人「しかもさっきの回想の僕たち妙に顎と鼻が尖ってたの何!?」

魔法使い「…何のことだ?、さっぱりわからん」

遊び人「とぼけるなあああああああああ!!」

かくしてすごろく場へ向かう二人


138 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 18:21:23.82FM7FC9aDo (7/8)

【戦闘中】

遊び人、ぼうぎょ

魔法使い、ベギラマ

遊び人「…前衛かよ 僕もHP高くないから防御しかねえええ」

魔法使い「お前、女に前を任せる気か、外道かお前」

遊び人「どっちが外道だって」

魔法使い「…よく聞えない、あー 聞えない」


【すごろく場】

魔法使い「おーい マジカルスカートがダブってしまったんだが…お前着るか?」

遊び人「着ないよ! 似合わないし」

魔法使い「……似合うと思うんだがなぁ」

遊び人「そんな顔しても着ないよ、歩く変態にする気か」


魔法使い「よろずやでこんなものを買ったんだが、見てくれ」

遊び人「…杖? 何この杖」

魔法使い「…わからん だがなんとなく、格好良かったので人数分買っておいた」

遊び人「僕装備できないんだけど…」

魔法使い「…じゃあ戦闘中に『なげる』か」

遊び人「忍者かよ」

遊び人「僕はモーニングスターを手に入れたよ」

魔法使い「これは…僧侶が装備できるな しかしこれは…」

遊び人「ちょっと怖い武器だよね」

モーニングスター ←トゲ付きの鉄球にチェーンがついてる武器

魔法使い「お前に当てたら楽しそうな武器だ やってみていいか?」

遊び人「やめてください死んでしまいます、ってかマジで死ぬ」

魔法使い「そうか… つまらん」

遊び人「つまらんって何だよ、つまらんって」



この杖、いったいどんな効果を持っているのか…? また、モーニングスターはかなり強い武器だが…


139 ◆bYs74oxxCg2011/11/19(土) 18:22:14.30FM7FC9aDo (8/8)

ここまで、次回から6人に戻る ここまで読んでくださった方ありがとう


140VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)2011/11/19(土) 21:23:05.69EZM99Udxo (1/1)

おつ~


141VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)2011/11/20(日) 09:31:38.12QGwXAGQvo (1/1)




142 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:01:40.64auac/WZuo (1/8)

【ピラミッド】

ゆうしゃ「…ふぅ こんなくらいでいいかな」

僧侶「そうですね、も…もう限界ですし」

ゆうしゃ「大丈夫? 今回は6人じゃなかったし辛かったかもね」

僧侶「いえいえ!! そういうわけじゃないんですけど初めてレベル上げ的なことしたなーって」

ゆうしゃ「確かにな、俺達てきとーに ここまで進んできたからな」


その時遠くから声が聞えた

盗賊「や…やったあああああああ 外だああああああ!! 太陽の光バンザイーーー 」

武闘家「あああああ! もうお化けいないよね!? そうだよね!? やったあああああああ!!!」

盗賊「ランランラン♪」

武闘家「ランランラン♪」

二人は小躍りしていた… なぜか砂漠で


ゆうしゃ「……何してんだ」

僧侶「……(かわいい)」

盗賊「!?」

武闘家「!?」

盗賊「い…いやぁ… その…」

武闘家「な…なんでもないです!!」

ゆうしゃ「ダンスならアッサラームの踊り子に教えてもらえよ」

盗賊「そ…そうですね ハハハ…」

武闘家「そ…そうですよね…」


僧侶「ダンスは…苦手だな」

盗賊「そ…それよりいいもん手に入ったぞ、黄金の爪ってんだ!!」

武闘家「そ…そうだ それそれ シャイニングフィンガー! 」

ゆうしゃ「おお、いかにも強そうな爪だな 地下で手に入れたのか?」

武闘家「そうなんです、代わりに呪われてましたけどね… 」

僧侶「呪い!? 大丈夫なの? 武闘家!?」

武闘家「え…まぁ そうだと思う ピラミッドにいるとモンスターに襲われるけど」

ゆうしゃ「エンカウント率上がるから便利かも」

武闘家「エンカウント率?」

ゆうしゃ「敵に遭遇する確率のことね」

僧侶「あのお二人は…」


143 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:02:56.37auac/WZuo (2/8)

遊び人「待った待った!! 僕モンスターじゃないから!!  いやあああああああああ!」

魔法使い「ベギラマ!! ベギラマ!! 」


ゆうしゃ「最近いつもこれだな」

僧侶「ワンパターンになってきましたね」


魔法使い「…ふぅ 満足した」

遊び人「満足するかどうかで人に魔法を撃たないでください!!」

ゆうしゃ「そっちは?」

遊び人「スルーか」

魔法使い「この格好いい杖x6とマジカルスカートの余りとモーニングスターだ」

魔法使い「モーニングスターは僧侶に持ってきた」

僧侶「…これをですか」

盗賊「イメージ崩れちゃうよなあ これ」

僧侶「…どう思います ゆうしゃさん」

ゆうしゃ「いいんじゃない、俺の僧侶のイメージとぴったりだよ」


(ノアニール&アッサラーム参照)

僧侶「あれはゆうしゃさんが悪いんですよ!!」 とりあえず…保留で 」

ゆうしゃ「うそうそ」

遊び人「あと魔法使いが この杖? を買ってきたんだけど武闘家とか装備できないよね これ」

武闘家「無理だねー だって杖だもんー」

ゆうしゃ「…この杖名前は?」

魔法使い「…………………」

盗賊「忘れたのか」

魔法使い「まふーじの杖だったか、すまん ついデザインに惹かれてな」


ゆうしゃ「まふうじの杖じゃないのか」

僧侶「…この杖 魔を封じるってことですよね 要は」

ゆうしゃ「うーむ… 魔を封じるってどういう意味だ…」

盗賊「魔封波!」

武闘家「魔封波返し!!」

ゆうしゃ「カットで」


遊び人「あ、じゃあさ、この武器の名前叫んだりとかしたら効果が発動するとか?」

盗賊「お前な、ゲームじゃないんだぞ」

ゆうしゃ「………」


ゆうしゃ「やってみよう、ものは試しだ」

ゆうしゃ「まふうじの杖!!」


144 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:03:26.33auac/WZuo (3/8)

僧侶たちは魔を封じる霧につつまれた!!


僧侶「ええ!!??」


盗賊「これさ、マホトーンの効果があるんじゃね?」


武闘家「さっきさ、遊び人が魔法使いの悪口言ってたよ」

魔法使い「なに!? ギ…むぐぐ」

武闘家「マホトーンの効果ね」

遊び人「その確認方法やめてください」

ゆうしゃ「盗賊、お前使えるか?」

盗賊「ん? 貸してみろ」


盗賊も使うことができた

ゆうしゃ「…誰でも使えるようだな」

僧侶「でもマホカンタに跳ね返されたら意味ないですよね…」

ゆうしゃ「…だな 一旦帰るか!! もう疲れたし」

魔法使い「…さすがに疲れたな、もう休みたい」

武闘家「きゅうけー」


ゆうしゃ6人はイシスの宿に戻った。


145 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:04:08.30auac/WZuo (4/8)

【閑話 星降る腕輪 inイシス】


ゆうしゃ「ゆうしゃです、今から星降る腕輪を取りにいきたいと思いまーす」

遊び人「今回は2人でいく理由は?」

ゆうしゃ「一番暇そうなやつを連れてきました」

遊び人「そうですか… そうですよね… 」

ゆうしゃ「んんんー さてー 今からー お城に向かうわけですがー」

遊び人「探偵っぽいな、ゆうしゃ」

ゆうしゃ「入り口が見つからん」

遊び人「んー どこだろうねー  」


…10分後

ゆうしゃ「みつからん」

…20分後

遊び人「あ、あった ここじゃない?」

ゆうしゃ「おお、ここか では早速…」


先を進んだ


ゆうしゃ「宝箱だ! これが星降る腕輪かー」

がいこつ「わたしの ねむりを さましたのは おまえたちか?」

ゆうしゃ「あ、はい ってかこの会話カットしていいですよね 結局くれますし」

がいこつ「…それは困る、私の存在意義に関わるからだ」

ゆうしゃ「カッ――」

がいこつ「カットするとやらんぞ」

ゆうしゃ「はい」

がいこつ「では その宝箱の中身を 取ったのも お前か?」

ゆうしゃ「はいはい!!」

がいこつ「おまえは 正直者だな。 よろしい。 どうせもう私には 用のないもの お前たちに くれてやろう」

ゆうしゃ「はいそうですね!! はやくください!!」

遊び人「ゆうしゃ、頼み方が雑だよ」

がいこつ「…お前意味のない会話 嫌いだろ」

ゆうしゃ「!? な…なぜそれを…」

遊び人「(見てりゃわかるよ…)」

こうして星降る腕輪を手に入れたが誰が装備するかはまだ未定である


146 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:04:39.25auac/WZuo (5/8)

【宿】

ゆうしゃ「一日目が終了しましたー みなさんレベルの申告をどうぞー」

ゆうしゃlv19

武闘家lv18

盗賊lv17

僧侶lv19

魔法使いlv17

遊び人lv17


ゆうしゃ「んんんんんんん…」

ゆうしゃ「俺と僧侶以外あんまり上がってないな」

盗賊「俺達は逃げまくってたからなー 敵が多すぎてな」

魔法使い「こっちは遊んでた といってもアイテムのためだが戦闘回数が多かったわけではないしな」


ゆうしゃ「…よし、各自睡眠を取るように!! 夜更かしをした奴には…」


ゴクッ…

ゆうしゃ「いや、やめておこう 言ったら泣くだろうしな 知らない方がいいこともある」


「「「「「気になる…(だが食らうのも嫌だ………・)」」」」」」


盗賊「おい、寝る前にコーヒー飲まねえか? よく眠れるぜ」

僧侶「知ってます? 実はね…この近くにはゆうれいが――」

武闘家「いやあああああああああああ!!!」

魔法使い「寝たやつ、特に遊び人から 焼いていく」

遊び人「泣かないよ… 僕強い子だから…」


ゆうしゃ「寝ろ!!!!!!!」

はい…

・・・・・・・・・・・・・

5人は部屋に戻って寝た。


147 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:05:02.12auac/WZuo (6/8)

ゆうしゃ「ふう…みんな寝たか」

ゆうしゃ「しかし…」

このままじゃ勝てない、ベギラゴンの威力はさっき聞いたが100前後らしい。マジカルスカートには魔法耐性があるから(20%カット)

およそ、僧侶、武闘家、魔法使いのダメージは70~80だが 、ゆうしゃ、遊び人、盗賊へのダメージは90~110程度となる

これでは間違いなく全滅する、最大HPが足りない だからレベルを上げようとするのは妥当だと思う

だが…期間が短すぎる、無理だろう… 

なら 魔法を封じればいいのだがマホトーンに対して、先読みで必ずマホカンタを唱えられてしまうだろう

…こうなれば俺達のマホトーンは反射される。確率で効く魔法だが マホトーンが使える(ゆうしゃ、僧侶)の回復魔法が封じられる可能性がある

回復魔法の使えないPTなんて雑魚もいいところだ。あ、やくそうがあったな それは計算に入れてなかった

魔法使いはまふうじの杖を持ってきてくれたが、マホカンタが使われれば同じことだ。

…まとまらない まだ次の日があるからいいが 『魔法を封じる』これしかないだろう… しかしどうするか、魔法を封じるには…

僧侶「ゆうしゃさん、もう寝た方がいいですよ」

ゆうしゃ「僧侶!?」

僧侶「すみません、起きてしまいました、でも考えすぎも良くないと思うんです」

僧侶「明日みなさんに相談しませんか?…」

ゆうしゃ「…僧侶 気遣い無用だよ でも…ありがとう」

僧侶「…じゃあ お休みなさい ゆうしゃさん」

ゆうしゃ「ああ、おやすみ」


ゆうしゃ「(そうだった、戦うのは俺だけじゃないんだ。  みんなの話を聞いた方がいいかもしれない)」

ゆうしゃ「(ありがとう…僧侶)」


148 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:05:37.54auac/WZuo (7/8)

修行編、次回で終わりです オチ分かっても 言わないでいただくとありがたいです


149 ◆bYs74oxxCg2011/11/20(日) 20:42:25.33auac/WZuo (8/8)

冷静に考えて気づいたマジカルスカートのカット率は25%でした

>>147 は間違い  ↓が正しい あとリメイク版であることを忘れずに

ゆうしゃ「ふう…みんな寝たか」

ゆうしゃ「しかし…」

このままじゃ勝てない、ベギラゴンの威力はさっき聞いたが100前後らしい。マジカルスカートには魔法耐性があるから(25%カット)

およそ、僧侶、武闘家、魔法使いのダメージは68~83だが 、ゆうしゃ、遊び人、盗賊へのダメージは90~110程度となる

これでは間違いなく全滅する、最大HPが足りない だからレベルを上げようとするのは妥当だと思う

だが…期間が短すぎる、無理だろう… 

なら 魔法を封じればいいのだがマホトーンに対して、先読みで必ずマホカンタを唱えられてしまうだろう

…こうなれば俺達のマホトーンは反射される。確率で効く魔法だが マホトーンが使える(ゆうしゃ、僧侶)の回復魔法が封じられる可能性がある

回復魔法の使えないPTなんて雑魚もいいところだ。あ、やくそうがあったな それは計算に入れてなかった

魔法使いはまふうじの杖を持ってきてくれたが、マホカンタが使われれば同じことだ。

…まとまらない まだ次の日があるからいいが 『魔法を封じる』これしかないだろう… しかしどうするか、魔法を封じるには…

僧侶「ゆうしゃさん、もう寝た方がいいですよ」

ゆうしゃ「僧侶!?」

僧侶「すみません、起きてしまいました、でも考えすぎも良くないと思うんです」

僧侶「明日みなさんに相談しませんか?…」

ゆうしゃ「…僧侶 気遣い無用だよ でも…ありがとう」

僧侶「…じゃあ お休みなさい ゆうしゃさん」

ゆうしゃ「ああ、おやすみ」


ゆうしゃ「(そうだった、戦うのは俺だけじゃないんだ。  みんなの話を聞いた方がいいかもしれない)」

ゆうしゃ「(ありがとう…僧侶)」


150VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)2011/11/22(火) 18:41:06.690v1ZM48Zo (1/1)

乙です



151 ◆bYs74oxxCg2011/11/23(水) 10:33:48.99uD3eA39fo (1/6)

【宿屋】


ゆうしゃ「はぁ… はぁ… さ…さすがに…」


「「「「「「つかれたああああああああああ!!!」」」」」」


ゆうしゃ「とりあえず全員風呂入れ! 汗臭いぞー」

武闘家「えー やだー!! はやく入ろ 姉さん」

僧侶「そ…そうね 行きましょ 魔法使いさん」

魔法使い「そうだな… 魔法使いなのに肉体労働とな」

僧侶「ゆうしゃさん、のぞきに来たら明日の日の出は見られませんよ」

ゆうしゃ「俺がそんな事するわけないだろう」

「・・・・・・・・・・・・・(信用ゼロ)」

ゆうしゃ「戦いの前に死にたくないからな」

   (…納得)



魔法使い「あー」

遊び人「言わせないよ、ってか行かないから、このやりとり以降禁止ね。」


魔法使い「!? そ…そうなのか… 」

遊び人「うん」

魔法使い「…ほんとうに、ほんと?」

遊び人「はい」



武闘家「(からかってやろーっと)」

武闘家「盗賊♪、あなたは来てもいいんだよ♪」

盗賊「……・」

ジーッ…

盗賊「…… ハッ!」

武闘家「何よ!! わたしの体には興味ないの!? ほら!? 体の一部とか!?」


盗賊「あー確かにあるかもな 肺が丈夫そうだなー とか 心臓が強そうだとか 」

武闘家「それ臓器だから!! 確かに体の一部だけど、外! 外見みてよ!!」

盗賊「あーもう 早く行ってこい」

「 やだ、武闘家の体臭きつすぎ… (10代盗賊さんの感想)」

武闘家「あのポップアップでよくでるやつみたいな顔すんなーー!!」


152 ◆bYs74oxxCg2011/11/23(水) 10:34:38.21uD3eA39fo (2/6)

ゆうしゃ「(僧侶、あとお願いね)」

僧侶「(すみません、早く行ってきますんで)」

ゆうしゃ「(そうしてくれ… だんだんカオスになってきた)」



魔法使い「ううう…もう知らない!! もう遊び人とは遊んであげないんだからーーー(泣)」

ダッダダダダダダダ

3人は大浴場に向かった


ゆうしゃ「おい、魔法使い 泣いてたぞ 追いかけなくていいのか」

遊び人「あー 大丈夫だよ あれ嘘泣きだし たぶん追いかけてくれってサインだけど無視しちゃお」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スタスタスタスタ

魔法使い「おい、どういう事だ ここは追いかけて 『ごめんなさい、以降もお願いします』って頼むシーンだろうが」


遊び人「ほら」

盗賊「(マジかよ)」


魔法使い「TAKE2行くぞ 遊び人準備しろ」

遊び人「やるの?」

魔法使い「当然だ」


遊び人「ところで  あー あー  声出てる?」

魔法使い「うむ、大丈夫だ あー あー こっちはどうだ」

遊び人「うん、大丈夫 じゃあ、さっさと終わらせようか」

TAKE2

魔法使い「ううう…もう知らない!! もう遊び人とは遊んであげないんだからーーー(泣)」 (2回目)

遊び人「ごめんごめん!! じゃあ やってもいいから! どうぞ!!」

魔法使い「そうか…?」

魔法使い「じゃあ…」


魔法使い「見に来たら[ピーーー]からな、来るなよ」

遊び人「ええ!! どうしても…ですか?」

魔法使い「ミディアムに焼かれたくなかったらな」


ゆうしゃ「・・・・・・・・」

盗賊「・・・・・・・・・・」


遊び人「いえー!!」

魔法使い「いえー!!」

パシッ!!

2人はハイタッチした


「「どうだった!!??」」


ゆうしゃ、盗賊「「 勝手にやってろ!!!!!! 」」


153 ◆bYs74oxxCg2011/11/23(水) 10:35:15.09uD3eA39fo (3/6)

魔法使い「…なかなか良かったと思うが」

遊び人「そうだよ、面白かったのに…」



「なぁ?」

「ねぇ?」



ゆうしゃ「……さっさと」



ゆうしゃ「さっさと風呂に行けええええええええええええええ!!!!」



・・・・・・・・・・・・


魔法使い「…じゃあな」

遊び人「ああうん じゃあね」

魔法使い「…本当に来るなよ」




盗賊「(あいつの影響でどんどん魔法使いがアホになってる気がするんだが)」

ゆうしゃ「(気のせいじゃないと思うぞ、もちろん悪い意味で)」


154 ◆bYs74oxxCg2011/11/23(水) 10:35:40.65uD3eA39fo (4/6)

【大浴場】

武闘家「ひゃっほおーーー」

ザブーン

僧侶「あ、お湯もったいないわよ」

僧侶「こういう時は体から洗うのがマナーよ」

武闘家「あ、そうだねー  でも これやらないと大浴場に来た気がしなくてさ」


ジャー ジャー


僧侶「気持ちいい-」

武闘家「私達がお風呂に入ってる描写とか今までなかったけど、別に入ってなかったわけじゃないからね」

・・・・

僧侶「誰に話してるの?」

武闘家「え、さ…さぁ?」


武闘家「こうして見るとさー」


えいっ!

武闘家は僧侶の胸をわしづかみにした


ひゃあ!?

僧侶「な…なにするの!!」

武闘家「女って動かないと こういうところに脂肪つくんだねー  姉さんも例外じゃなかったんだー 」

僧侶「んん! ばか… やめっ… あっ… 」

武闘家「お…おおう…」


僧侶「そんな事する子にはおしおきよーーーー」

僧侶は武闘家の脇をくすぐりまくった


武闘家「あはははははは!! そこっ 駄目だって!! ギブ! ギブ !! ギブ!!!」

僧侶「さっきはよくもやってくれたなー それー 」

武闘家「やったわねー!! お返しだーー!! 」

僧侶「やん!! どこ触ってるのよ!!」

武闘家「姉ちゃんいい乳してんじゃねえか… へへ… おじさんと遊ばないかい?」

僧侶「実際姉だし!! 完全におっさんだから!! まって まってえええええ!!」


らめえええええええええええ!!


ガラッ

魔法使い「…何してんだ」 


155 ◆bYs74oxxCg2011/11/23(水) 10:36:28.56uD3eA39fo (5/6)

【閑話】

その間にゆうしゃたちも軽く風呂に入った

盗賊「これだけか」

ゆうしゃ「詳しく話して誰が得するんだよ」

盗賊「……確かに」

【作戦】


ゆうしゃ「えー、さっきの雰囲気では言い出せなかったことなんだが」




あいつを倒す作戦、思いつきました


「「「「「えええええええええええええ!!!!」」」」」

遊び人「唐突だな!!」

盗賊「さっきまでに一体何があったんだよ!」

武闘家「すごーーい!!」

僧侶「そ…そうなんですか!?」

魔法使い「本当かよ」


ゆうしゃ「……はい」

ゆうしゃ「その作戦とは――」

ゆうしゃ「――― ―――  ――  ――   ―――」

ゆうしゃ「―― ― ―――  ―――――    ―――」

ゆうしゃ「――― ―――――  ――――   ―――――」

ゆうしゃ「――― ―――  ――  ――   ――  ―」


ゆうしゃ「ただ、この作戦には不安要素もある」

ゆうしゃ「それは―――」


武闘家「……できるよ」

僧侶「…やります」

魔法使い「……いいだろう」

ゆうしゃ「………」


盗賊「…まぁそう気負うなって、やってみるさ」

遊び人「………できるかな」

ゆうしゃ「頼むぞ、展開しだいでお前は重要な役割だ」

ゆうしゃ「・・・・・・頼む 俺に力を貸してくれ」

コクッ

コクッ

コクッ

コクッ

コクッ

その日は全員早く眠った、そして翌日、いよいよ賢者との約束の日となった。


156 ◆bYs74oxxCg2011/11/23(水) 10:37:26.24uD3eA39fo (6/6)

6人は命かかってるのにノリが軽すぎる

 次回投稿でイシス編終わりです


157VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)2011/11/23(水) 18:49:00.576YquY3Tgo (1/1)


にしても魔法使い可愛いなw


158 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:38:24.66VGyHkAIco (1/26)

【決戦の日】


ゆうしゃたちはピラミッドを背にして、賢者を待っていた。

もうすぐ3日前の同時刻となる。普段は騒がしいパーティだが今日に限っては黙々としていた


そして……


砂漠の地平線から、男が現れた


3日前、ゆうしゃ達を全滅寸前にしておきながら考える猶予を与えるという舐めプレイをかました男の第一声は…


賢者「やあ!! 久しぶりだね!! 3日ぶりかなー ねぇ?  答えは出た?」


ゆうしゃ「…ああ 答えは出たよ」


賢者「そう!! いやーうれしいよ 約束の時間に来なかったらどうしようかと思ってたよ」

賢者「まぁ、その時は草の根分けてでも探すんだけどさ」

賢者「ねぇ!? 答えは!? どっちなのさ」



ゆうしゃ「その前にそのしゃべり方はやめてくれませんか、演技みたいで気持ち悪いです」



賢者「ああー、ごめんねー」




―――これでいいか


ゆうしゃ「そういう感じだと助かります」


賢者「そうだな、では答えを聞かせてくれ」

ゆうしゃ「俺達の答えは・・・・・・」

ジャキン ジャキン ジャキン ジャキン ジャキン ジャキン

6人は各々の武器をかまえた 


ゆうしゃ「これだ」


賢者「なるほど… どちらもお断りというわけか」

賢者「君たちは… 私を倒せるとでも思ってるのかい 」


ゆうしゃ「ああそうだ、俺達はこの3日間を無駄に過ごしたわけじゃない」


ゆうしゃ「俺は、あんたを ―――」



―――倒す



賢者「では、戦闘といこうか お先にどうぞ 低レベルのゆうしゃ君」




――――――戦闘が始まった


159 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:39:07.90VGyHkAIco (2/26)

ゆうしゃ「先手必勝!! マホトーン!!」

僧侶「マホトーン!!」

魔法使い「ベギラマ!」

盗賊「こうげき!」

盗賊「こうげき!」

遊び人「こうげき!」






賢者「―――そうくると思ったよ」



賢者「マホカンタ!!」

賢者のまわりに光の壁が発生した

ゆうしゃのマホトーン! しかし光の壁に跳ね返された! ゆうしゃマホ

そうりょのマホトーン! しかし光の壁に跳ね返された! そうりょマホ

まほうつかいのベギラマ! しかし光の壁に跳ね返された! 魔法使いに24のダメージ!



ゆうしゃ「な… マホカンタだと!!」

僧侶「ま…魔法が使えません!!」

魔法使い「ぐっ……」




賢者「…私の魔法を封じようとした点は評価できる だがマホカンタの事も計算してなかったのか 」

賢者「少々失望したよ、しかも僧侶は防御の要だろう? するなら君一人でするべきだったね」

賢者「魔法の使えない僧侶なんて  ただの人だよ」


160 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:39:28.35VGyHkAIco (3/26)

ゆうしゃ「魔法を封じる作戦は破られた!! みんな逃げろ!!!」

盗賊「逃げろおおおおおお!!」




6人は脇目もふらずに真剣な顔つきでピラミッドに向かった


賢者「6人いるんだから6方向に逃げた方がいいんじゃないかーい?」

賢者も後を追った、笑いながらだが


ゆうしゃ「騙されないぞ!!! そうすれば1人を殺さず人質に取って 残り5人を脅して呼び出すだろう!!」

賢者「…………」


賢者「誘導したつもりだったんだがね… 作戦が破れたのに… 意外に冷静だねー 評価できるよ」




【ピラミッド】

ゆうしゃたちは隊列を崩さずにピラミッドに入った

ゆうしゃ「まっすぐ進めーーーー!!!」


賢者「あんまり逃げるのもなあ」


ゆうしゃたちは一つ目の小部屋を進むと通路で止まった




賢者「やれやれ、 やっと観念したか 」

当然、賢者もゆうしゃたちの後を追って道を進んだ


だが…その先には落とし穴が待っている そう、その先には2日前に盗賊と武闘家が落ちた





魔法の使えない空間が



ゆうしゃ「(気づくな!!、気づくな!!  そのまま落ちてしまえ!!)」





カッカッカッ… 賢者の足音のみが聞える

賢者「…………」




賢者「うあああああああああああああああああああ!!!!」

賢者「落とし穴だとおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ヒューン


161 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:39:59.94VGyHkAIco (4/26)



賢者「――ってやった方が良かった? 私はあんまり演技が上手い方じゃないんだ、批評はやめてくれよ」



ゆうしゃ「ぐっ…  知っていたのか… 」

賢者「イシス王女に会わなかったのかい? 私の所に来たということは当然 話はしたんだろう?」




賢者「なら、このピラミッドには魔法の使えない空間がある という事くらいは知ってるさ」

カンカン 足で床を叩いた


賢者「ここだろう?、落とし穴っていうのは」


ゆうしゃ「ぐっ… くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

遊び人「も、もうだめだあああああ!!!!」

武闘家「う…うそ……」

僧侶「そんな…」

盗賊「ぐっ…」

魔法使い「ちっ…」




賢者「さて、もう策は尽きたかな もういいよね」


賢者「ベギラゴン!!」


ゆうしゃ「隊列を変われ!!」

【隊列】

 武 魔 僧

 盗 勇 遊



ベギラゴンの激しい炎がゆうしゃたちを襲った


魔法使い「ぼうぎょだ!!」

武闘家「ぼうぎょ!」

僧侶「ぼうぎょ!」

ゆうしゃ「やくそう!」

遊び人「やくそう!」

盗賊「やくそう!」





狭い通路にいるので後ろの3人には炎は届かない

3人はマジカルスカートによる魔法軽減効果と防御の2段構えで とにかく魔法のダメージを下げる

回復魔法は使えないがやくそうは誰でも使える よって男3人がやくそうで戦線を支える



賢者「こんなところか」


162 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:40:26.31VGyHkAIco (5/26)

賢者「しかしいつまでそれが続く? 第一さ、前にいるのは女の子だぞ 最低の男だね ゆうしゃ君」




ゆうしゃ「黙れ!!」

「これしか… これしか… これしか方法が無かったんだ!!」

武闘家「…」

魔法使い「…」

僧侶「…」



賢者「その作戦に賛成なのかなー 女の子達はさ」

ゆうしゃ「……」

賢者「マヒャド!」


ベギラゴンとマヒャドは同じ程度のダメージしか与えられないが単に気分で変えた賢者


ぼうぎょ!! やくそう!!


賢者「ベギラゴン!!」

ぼうぎょ!! やくそう!!


賢者「ベギラゴン!!」

ぼうぎょ!! やくそう!!


賢者「ベギラゴン!!」

ぼうぎょ!! やくそう!!


そのやりとりが何度か続いた、確かに3人は生き残ってはいたが何度もベギラゴンやマヒャドの強力な呪文にやられ
体は傷付いていった。



賢者「これはどう? メラゾーマ!!」

ゆうしゃ「一番HPの低い魔法使いが狙われるぞ!! 魔法使いに集中して使え!!」

「「了解!!」」

ゆうしゃ「次は魔法使いが狙われるとみせかけて、一番高い武闘家だ!!」

「「了解!!」」

賢者「おお、先読みか やるねゆうしゃくん けどあんまり長くは続かないだろうね」

ゆうしゃ「とにかく続けろ!! チャンスはある!!!」


163 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:40:56.39VGyHkAIco (6/26)

賢者「なるほど… ゆうしゃ君が狙ってるのはMP切れか 確かに私の呪文は消費MPがかなり高い」

賢者「だが!! 私ほどになれば…」


祈りの指輪を何個も持っていてもおかしくないだろう?


賢者の左手には わしづかみにされた祈りの指輪があった

祈りの指輪:失われたMPを回復させるアイテム だが8分の1の確率で壊れてしまう


ゆうしゃ「な… なんだ!! その量は!!」


賢者「果たして耐えられるかな この指輪が全部壊れるまで…さ」





その後しばらくして



魔法使い「ぐっ…もう限界だ!!」

賢者「君が最初に音を上げたか 可哀想に」




遊び人「くっ… もう見てられないよ!! ゆうしゃ、隠してる場合じゃないよ!!」


遊び人は懐からまふうじの杖を取り出した

遊び人「これで!!! やるしかない!!」



ゆうしゃ「馬鹿!! それはマホカンタが切れてからだと言っただろう!!!」

盗賊「て… テメェ!! ゆうしゃの作戦を聞いてなかったのか!!!」

遊び人「でも!!  あれじゃあんまりだよ!!!」


ゆうしゃの作戦はこうだった

落とし穴に落ちなかった場合、賢者の攻撃を防御でしのぎ マホカンタが切れるのを待つ

そしてマホカンタが切れた瞬間を見計らって全員でまふうじの杖でマホトーンをかける

賢者はすでに ゆうしゃと僧侶の魔法を封じているのでマホカンタをかけることはない

この作戦は2人しかマホトーンを唱えられない という先入観があってこそ成立する作戦だった

だが…すでにネタは割れてしまった、もう意味はない作戦だ  




たった1人の仲間の手によって


164 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:41:30.95VGyHkAIco (7/26)

魔法使い「な…なにをしている!! それは… ぐっ…」

僧侶「な…なんてことを!! 」

武闘家「ばかああああああああ!!!!」





ゆうしゃ「やはりお前を…パーティに入れたのは失敗だった…」

ゆうしゃ「友達だからと軽く入れたのが間違いだった」


ゆうしゃ「この役立たずがあああああああああああああああ!!!!!!」



ゆうしゃの心の叫びだった、そして遊び人の顔をおもいっきり殴り飛ばした

遊び人「がっ! わ…悪いのは僕じゃない… 穴のある作戦を考えたゆうしゃだ!!!」

ゆうしゃ「なんだと!? お前が先走らなければ成功していただろうに!!」

遊び人「作戦を考える方はいいさ!! 考えるだけだからさ!! でも…」


遊び人「実行する方の身にもなってよ…」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


賢者「まふうじの杖… マホトーンの効果のある杖か 珍しいじゃないか どこで見つけたんだ」




賢者「だからあいつは外せと言っただろう、本当の敵は目の前にいるやつじゃない」





足をひっぱる味方だよ



賢者を包んでいた魔法の壁が消え去った


賢者「無駄話をしすぎたね、マホカンタは切れてしまったが もう一度かけ直すよ」


165 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:41:56.57VGyHkAIco (8/26)

盗賊「ちくしょおおおおおおおおおおおおおお!!」


ゆうしゃ「馬鹿! 前に出るな!!!」


前にいる3人を無視し盗賊が髪を逆立て怒りに任せて突っ込んでいった


賢者「邪魔だ、どけ」

賢者は足で盗賊を左に蹴り飛ばした

盗賊「がっ… ち…ちくしょうおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


賢者「戦いの最中は常に冷静でないとね」


賢者「さぁ…また耐久戦か マホカンタ―――」

賢者の前に光の壁が発生した、また、振り出しに戻ったに見えた



     だ が




そのとき、目に見えぬスピードで突っ込んでいった女がいた

その女は、先に突っ込んだ盗賊の影に隠れて賢者に接近した

そして腕にはめた鉄の爪で賢者の体を大きくそらし



落とし穴のある床まで吹っ飛ばした


賢者「がはっ!! な…」


武闘家「  お ち  な  よ  ♪   」


賢者「ああああああああああああああああああああ!!!」


ヒューン

賢者は落とし穴に落ちた


ゆうしゃ「全員その落とし穴に落ちろ!!!」


「「「「「了解!!!!!」」」」」


6人は落とし穴に落ちていった


166 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:42:24.39VGyHkAIco (9/26)

【ピラミッド地下】

賢者「ぐ…」


賢者「おおう!!??」

6人が落とし穴から落ちてきた

盗賊「(ぐっ… まさか さっき飛ばされたので足に傷が!? )」






ゆうしゃ「……俺達の勝ちだ」


賢者「な…なぜあんなスピードで突っ込んできたんだ… なぜ…」


賢者「そ…そもそも あんな動きは事前に打ち合わせでもしていなければ――――――」








賢者「ま…まさか!!」



ゆうしゃ「そうだ、ここまでが俺の作戦だ」



ゆうしゃ「悪いな、こんな役目与えてしまって(後で土下座するぐらいの気持ちはある)」

ゆうしゃ「手加減は出来なかったのは仕方ないぞ、演技だとばれたら終わりだからな」

遊び人「気にしないでよ、僕見た目だけなら凄くアホに見えるらしいんだ」

遊び人「役にたったよね!!」

ゆうしゃ「(……そのセリフを真顔で言わないでくれ 頼むから俺に謝らせてくれ)」

ゆうしゃ「あんたはあいつを舐めすぎだ、おどるほうせきよりはかしこさは高い」

遊び人「褒めてるんだよね、そうだよね!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誰もツッコミは入れなかった

ドラクエⅤでは仲間にするおどるほうせきのかしこさは5までしか上がらず、20に達しないと言うことを聞かないので
かしこさの種をつぎ込むプレイヤーはよくいる


167 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:42:50.82VGyHkAIco (10/26)

盗賊「お…俺にもボロい役押しつけやがって…」

ゆうしゃ「ぴったりだろ? 女の子を守るナイトみたいでさ」

盗賊「…どこに女がいるって」

武闘家「ここおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」







ゆうしゃ「と…ともかくだ、これであんたは終わりだ、あんたの言葉を借りるなら…



魔法の使えない賢者なんて…


ただの人だ、それもちょっとHPの高いな




ゆうしゃ「魔法使い!! 僧侶!! 俺達のHPは任せたぞ!!」


魔法使い「こういうのあいつの役目だろ …まぁ仕方ないか 魔法の使えない魔法使いなんてただの人らしいからな」

ゆうしゃ「(ザクッ)」

僧侶「わ…わたしの出番って ひょっとしてマホトーンかけられて やくそうで回復するだけ…」

ゆうしゃ「(ザクザクッ!!)」

ゆうしゃ「(なんかすいません)」


ゆうしゃ「さて…どうする…? あんたに勝ち目はないぞ」

賢者「ぐ…ぐううううううううううううう!!!!!」

賢者「ああああああああああああああああ!!!!!」



賢者はもちろん魔法職だが、打撃も実用性はあるレベルだ、ましてや ゆうしゃたちよりレベルは高い

賢者は突っ込んできた

けんじゃのこうげき! ゆうしゃに34のダメージ!!

ゆうしゃ「無駄だ!!、俺達は以前とは違う!! レベルも上げて あんた程度の打撃なら余裕で受けきれる!!」

僧侶「やくそう!」

ゆうしゃのこうげき! けんじゃに13のダメージ!

ぶとうかのこうげき! けんじゃに15のダメージ!

ゆうしゃ「回復もできない、そして俺達は6人だ、あんたは1人」



「もう無理だ、諦めろ」



賢者「ぐ…ひ…卑怯だとは思わないのか!!」


168 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:43:33.88VGyHkAIco (11/26)

ゆうしゃ「思わないね」

ゆうしゃ「これは1対1で戦う決闘じゃない」



    「ただの殺し合いだ」



ゆうしゃ「悪いがそんなに俺は勇気あふれる勇者じゃない 合理的に進めさせてもらうよ」

ゆうしゃ「卑怯とでもなんとでも言え」

ゆうしゃ「俺は…勝つためなら何でもする」

ゆうしゃ「たとえ… 友を囮にしても 仲間の女の娘3人を盾にしようとも」

ゆうしゃ「みんなの命が守れるなら俺は全力を尽くす」

ゆうしゃ「それが…俺の戦い方だ」

賢者「………」


僧侶「(か…格好いいです!! ゆうしゃさん!!)」

盗賊「(う… あいつそんなに格好良かったか? 今日は別人だぜ)」

武闘家「(かっこいー♪ けどたまにそういう悪役いるよね)」

賢者「まて、あの武闘家のスピードはなんだ、その説明はどうした」

ゆうしゃ「ああ、あれか あれは星降る腕輪だ」

武闘家「これ付けてると凄く速くなるんだよ!! 通常の3―――」

ゆうしゃ「いつもの2倍だ、ただでさえ速い武闘家だから恐ろしい速さに見えただろう」

武闘家「あう…」




賢者「私の負け…」

ゆうしゃ「そうだ」

賢者「…殺せ、もう用はないだろう
ゆうしゃ「だが、あんたは殺さない」

賢者「!? どういう意味だね…」

ゆうしゃ「確かにあんたは俺の仲間に点数を付けるような奴で」

「俺としては殺してもかまわないと思う面がある」



ゆうしゃ「だが…」

「それでも家族を殺されるのはつらいっ…!!!!!」

遊び人「!?」

ゆうしゃ「俺には分かる、親父が死んだ時はそれは泣いたよ」

ゆうしゃ「だからあんたのためじゃない、あいつのためだ…」

ゆうしゃ「俺は… 殺さない……」

ゆうしゃ「いや… 殺せない……」




ゆうしゃ「ちょっと…自分勝手かな」


169 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:44:15.11VGyHkAIco (12/26)

誰もゆうしゃを責めはしなかった

ゆうしゃ「よし、これより ここを脱出する 出口は分かるな 武闘家、盗賊 」

武闘家「こっち」

盗賊「ばか、…こっちだ つ…  すまん」


ゆうしゃ「だがここを出る前に祈りの指輪を全部渡せ」

賢者「わかった」

ゆうしゃ「服の隙間に隠しているかもしれない、盗賊 やってくれ」


盗賊「男の身体検査は嫌だが… そうも言ってられないか」


念入りにチェックした

盗賊「ないぞ」

ゆうしゃ「よし」


ゆうしゃ「次はMPを全部使い切れ メラゾーマを連打しろ そのあとニフラムで調整する」


賢者「なるほど… ここから出ても魔法が使えないようにする気だな」

ゆうしゃ「そうだ、それだけあんたの魔法は凄い そこは認める」


賢者はメラゾーマを連打した

賢者「はぁ… はぁ… 全部使ったぞ」

ゆうしゃ「よし、賢者を拘束するぞ イシスの王宮の牢に閉じ込める」

・・・・・・・・・・・・・・・・・


黙々と賢者を縄でくくった

ゆうしゃ「しっかり結び目をつけて、縄抜けなんてされないように」


了解


ゆうしゃ「…行こう」

【砂漠】

賢者「日の光か… いい光だ」

ゆうしゃ「長いこと拝めないからな、じっくり見ておいてくれ」


賢者「ゆうしゃ君、これだけは言わせて欲しい」

ゆうしゃ「…なんだ」




悟りの書には手を出すな



賢者「あいつに悟りの書を使わせないでくれ、頼む」

ゆうしゃ「敗者の弁は聞かない」

ゆうしゃ「(……どういう事だ、賢者にするなではなく悟りの書を使うな とは…)」

ゆうしゃ「(もしかして悟りの書は賢者になるだけのアイテムではないのか……?)」

賢者「……」


170 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:44:37.64VGyHkAIco (13/26)

【イシス王宮】

イシス王女「まぁ、ゆうしゃが次のレベルになるためには…」

ゆうしゃ「カットで」


ゆうしゃ「魔王軍の尖兵を捕らえました、投獄してください」

イシス王女「まぁ…その方は以前の… 魔王軍の尖兵とは…?」

ゆうしゃ「彼は人間でありながら、魔王軍に手を貸しています また魔法が使えますので常に魔法は封じておいてください」



ゆうしゃは全てのいきさつを話した



イシス王女「まぁ!! しかしその話を信じていいのですか…ゆうしゃ」

ゆうしゃ「信じてください」

イシス王女「…わかりました」

イシス王女「来なさい!! この者を牢に入れるのです」


『『『『『はは!!!!!!』』』』』』』

ゆうしゃ「それでは僕たちはこれで失礼します、ご協力感謝いたします 王女 」


171 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:45:11.98VGyHkAIco (14/26)

【?】

?「これで…良かったのですか?」

??「はい、ご迷惑おかけしました」

?「そうですか…しかし 何故そこまで…」

??「私は…彼らが魔王を倒すのを信じています」

?「それならば仲間になると言えばよろしいのでは」

??「……駄目です 私はそう…長くありません、自我を保てるのはもう少しでしょう」

??「ですが…消える前に私は強くなって欲しかった!! この先に待ち受ける敵の前に!!」

??「そのためならこの体がどうなってもよかった…」


?「しかし、ゆうしゃの話では本気でかかってきているようでしたが」

??「そうです、そこまでしないと演技だとばれてしまいますから」

?「もし戦いのゆうしゃの仲間が死んでしまう そんな事は考え無かったのですか」



??「もし誰かが私の攻撃で死んでしまったら ザオリクで生き返えらせるつもりでした」

??「その後、メダパニか何かで記憶を改ざんしようと考えていたのですが」

??「杞憂に終わったようです、予想以上の動きでして」

??「まふうじの杖までは予想してました」

??「その案にかかったフリをして最後は逃げるつもりだったのですが」

??「星降る腕輪に任せて突っ込んできた時は焦りましたよ」

??「まったくの予想外でね、本当に殺されるんじゃないかとひやひやしました」

?「死ぬのは嫌ではないのですか」

??「私が死んだら…その時です」

?「…そうですか」

??「彼らは強くなりました、私を倒すために知恵を絞り、レベルも上げ 万全の状態で挑んできました」

??「予想以上の動きを考慮すれば全員に120点を付けてやりたいですね」

?「……」

?「あなたは…この後どうされるのですか」

??「そうですね… イシスのお城の地下で余生を過ごすとしますか」

??「案外牢獄の中も楽しいかもしれませんし」

??「……………」

??「…………」

??「あ゛っ…」
 
?「どうなさったのです!?」

??「あ゛ああああああああああああああああああああああああーーーー!!!!!!」

??「離れてください!! 王女!!」

イシス王女「まさかもう!?」

??「(離れなければ… ここを離れなければ!!!!!!)」

?「医療班を今呼びます!!」

??「駄目だ!! ル… ルーラああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

イシス王女「賢者さん!!! 賢者さーーーーーーーん!!!!!!!!!」


172 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:45:37.68VGyHkAIco (15/26)


【????】

賢者?「…遅かったな」


173 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:46:25.10VGyHkAIco (16/26)

今日のゆうしゃの言動に尊敬の念を感じていると同時に話しかけづらい雰囲気をつくりだしていた



ゆうしゃ「…」

ゆうしゃ「…みんな今日はおつかれさま このあとだが…」


5人は少し緊張していた、だが…


ゆうしゃ「ぱあっっっと騒ぐぞーーー!!! 準備はいいかー?」


は? 5人はそう思った

武闘家「い…いや どういう…」

ゆうしゃ「何ってそりゃ、勝ったんだから祝賀会に決まってるだろ それ以外に何があるっていうんだ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

盗賊「ふふふ…ははははははは!!  やっぱりそうだよな!! お前はそういう奴だよ」

僧侶「お店の予約してきますねー」

ゆうしゃ「よろしくー」


遊び人「いつつつつ… 腫れちゃってるよ」


ゆうしゃ「全力で殴ったのは… まぁ仕方ないな!! だって演技なんだし!!」

遊び人「演技でもこっちのケガは本当なんだけど!!」

魔法使い「……ほれ、氷を作ってやったからこれで冷やせ」

遊び人「!? まさかこの氷に何か仕掛けが…」

魔法使い「なんでそんなに驚くんだ、あ゛あ゛!!?? 私がやさしくしたらおかしいか」

遊び人「おかしい」

魔法使い「お前の私に対するイメージっていったい…」

遊び人「でもありがとね、魔法使い」

魔法使い「!?」

魔法使い「そうか、30秒で治せ」

遊び人「それは無理」


174 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:46:50.56VGyHkAIco (17/26)

盗賊「………」

武闘家「こっち来なよ」

盗賊「なんでだ」

武闘家「いいから!!」

盗賊「お…おい!!」



武闘家「あんた、足ケガしてるでしょ」

盗賊「…してない」

武闘家「ほんとに?」

盗賊「ああ」

武闘家「ふーん…」

武闘家「ふんっ!!」  武闘家は盗賊の足を踏みつけた


盗賊「あああああああああああああああああ!!!!!」

盗賊「何すんだ!!! い゛ってえ… お前 ケガしてるところに塩を塗り込む気か!!! 」

武闘家「やっぱり… ケガしてるじゃない!!」

盗賊「その確認の仕方はどうなんだ、悪化したらどうするんだ」

武闘家「はい、ちょっとそこに座って 」

盗賊「無視か」

盗賊「いらねーよ、勝手に治るわ」

武闘家「化膿したらどうすんの 足は私達の武器じゃん」

武闘家「すわんなよ」

盗賊「……………」


なくなく盗賊は椅子に座った


175 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:47:18.95VGyHkAIco (18/26)

武闘家「すり潰したやくそうを傷に塗り込むと治りがいいんだよ、遊び人さんに貰ってきた」

盗賊「アイテムってゆうしゃが管理してるんじゃないのか」

武闘家「やくそうだけ別枠らしいよ、遊び人さんがすぐ使うから」

盗賊「……作業分担?」


武闘家「…あ! 先に消毒しないと… 焼酎でいいや消毒作用あるし」

盗賊「………」

傷口に焼酎をかけて、武闘家は塗り薬のようにやくそうを傷口に塗った

盗賊「痛っ…」

武闘家「がまん がまん」

武闘家「あとは…」


包帯を取り出し足の形に合わせて巻いていった


サラサラサラサラ

盗賊「……上手いな」

武闘家「えっ!?」

盗賊「いや、ケガの手当がだよ かなり手慣れてるじゃないか」

武闘家「自分でケガの手当ぐらいできないとねー 女なら」

盗賊「お前はどう見ても男っぽい 女には見えない」

武闘家「悪かったわね、女っぽくなくってさ!!」

包帯をきつく結んだ

盗賊「きついきつい!!」

「まあ少し女っぽいところもあるから安心したが」

武闘家「今頃気づいたのー? この魅力的なボディ♪に」

盗賊「おう、魅力的なボディ(笑)がんばれ」

武闘家「(笑)つけんな」

武闘家「はい!! おしまい!! もういいよ」

盗賊「………」

武闘家「じゃあね、わたしもう行くから」

盗賊「…………ありがとな」

武闘家「うん? 何?」

盗賊「だからありがとうって!!」

武闘家「2回も言わなくてもいいよ お大事にー♪」

盗賊「……聞えてるじゃねぇか」


176 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:47:44.62VGyHkAIco (19/26)

【乾杯】


ゆうしゃ「ええー とにかくみんなお疲れさまー 」


ゆうしゃ「乾杯していいですかー ?」

「「「「「 いいでーす  」」」」」

ゆうしゃ「よーし行くぞー」

ゆうしゃ「かんぱ―――」

「「「「「カンパーイ!!!!!」」」」」」

ゆうしゃ「…合わせてくれ …ううっ」

遊び人「あーあ ほらゆうしゃ泣いちゃったじゃない やりなおしー」

盗賊「めんどくさいやつ」

武闘家「はやくー」

魔法使い「……はやくしろ」

僧侶「待ちますよ、ゆうしゃさん」

ゆうしゃ「いい?? ほんとに? やっていい??」

盗賊「ああ、いつでもいいぞ」

ゆうしゃ「…よし かんぱ――」

「「「「「カンパーイ!!!!!」」」」」

ゆうしゃ「もう泣かないよ俺、だって勇者だから」

…意地悪だった


177 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:48:12.47VGyHkAIco (20/26)

【今日の立役者】

武闘家「今回の立役者といえば、なんと言ってもこのわたし!! 武闘家だよね」

魔法使い「…確かに あのゴミ野郎をダストシュートに投げ込んだのは武闘家だな」

僧侶「そうね、女の娘だって頑張るんだから」

パチパチパチ

盗賊「じゃあそのサポートをした俺も来るだろ」

遊び人「いや待ってよ、あれは僕の演技あってこそじゃないか」

遊び人「一番は譲るけどベスト3には入れて欲しいなー」

ゆうしゃ「(俺!! 俺!!)」

僧侶「私もがんばりましたよ!! マホトーンを掛けられる役とか… やくそうを渡すとか… 」

僧侶「あれ…涙が出てきた おかしいな…」

武闘家「はいテッシュ」

僧侶「…ありがと」

盗賊「ほら、僧侶はあの炎と氷を耐えたじゃないか なあ!!」

僧侶「そうでしたね、ありがとうごさいます」


魔法使い「…ちっ あいつがもっと抵抗していれば私のどくばりを出していたのだが…」

ゆうしゃ「(だから俺!! 俺!!)」

魔法使い「あっさり投降しよって… つまらん」

ゆうしゃ「ほら…他にもいるだろ? 作戦を考えたやつとか!?」






武闘家「あーあれって誰が考えたんだっけ 忘れちゃった(振り)」







ゆうしゃ「……」


178 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:48:43.29VGyHkAIco (21/26)

【今日の立役者】

武闘家「今回の立役者といえば、なんと言ってもこのわたし!! 武闘家だよね」

魔法使い「…確かに あのゴミ野郎をダストシュートに投げ込んだのは武闘家だな」

僧侶「そうね、女の娘だって頑張るんだから」

パチパチパチ

盗賊「じゃあそのサポートをした俺も来るだろ」

遊び人「いや待ってよ、あれは僕の演技あってこそじゃないか」

遊び人「一番は譲るけどベスト3には入れて欲しいなー」

ゆうしゃ「(俺!! 俺!!)」

僧侶「私もがんばりましたよ!! マホトーンを掛けられる役とか… やくそうを渡すとか… 」

僧侶「あれ…涙が出てきた おかしいな…」

武闘家「はいテッシュ」

僧侶「…ありがと」

盗賊「ほら、僧侶はあの炎と氷を耐えたじゃないか なあ!!」

僧侶「そうでしたね、ありがとうごさいます」


魔法使い「…ちっ あいつがもっと抵抗していれば私のどくばりを出していたのだが…」

ゆうしゃ「(だから俺!! 俺!!)」

魔法使い「あっさり投降しよって… つまらん」

ゆうしゃ「ほら…他にもいるだろ? 作戦を考えたやつとか!?」






武闘家「あーあれって誰が考えたんだっけ 忘れちゃった(振り)」







ゆうしゃ「……」


179 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:49:11.38VGyHkAIco (22/26)

盗賊「おい、冗談だから 泣かないんじゃなかったのか」


ゆうしゃ「も…もうお前らなんてしらない!!!」


僧侶「はいどうぞ テッシュ」

ゆうしゃ「……ありがと」

ゴシゴシゴシ



遊び人「でもゆうしゃよくあんな作戦思いついたよね、3段構えでさ」

ゆうしゃ「だろ!? 一時間で考えたんだ もう必死だったんだぞ」

盗賊「(立ち直り速いな)」

武闘家「(あんな作戦一時間で考えたんだ… すごい…)」

ゆうしゃ「特にベギラゴンを耐えるところなんだが、計算が大変でな」




ゆうしゃ「電卓が必要だった」

魔法使い「(そこか!? 大変なところって 紙で計算するのが大変って意味なのか)」

ゆうしゃ「あとは…そう!! 黄金の爪!」

ゆうしゃ「危うく黄金の爪を付けたまま決戦に行かせるところだったのが危なかったな」

ゆうしゃ「あのまま行ってたらモンスターに襲われまくってたところだ」



ゆうしゃ「みんなの情報を集めていったらこんな作戦になった」



ゆうしゃ「このくらいかな」



盗賊「(なんだこいつ…天才なんじゃねぇのか)」

魔法使い「(…頭良かったんだな)」


180 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:49:46.55VGyHkAIco (23/26)

ゆうしゃ「あと何か質問とかある?」

僧侶「それ先に言うことですよね」

ゆうしゃ「まぁまぁ後日談として」

遊び人「しつもーん、殴られる役はいつ決めたの」

ゆうしゃ「速攻で決めた、お前しかいないと思った」

ゆうしゃ「なかなか演技が上手かったからな(すいません、一番馬鹿っぽい奴を選びました、油断してくれると思ったんだ)」

遊び人「そ…そう? そんなに上手かった?」

ゆうしゃ「おう、それはもう魔法使いの事が心配で堪らなさそうな顔だったぞ」

遊び人「……」

ゆうしゃ「なぜ黙る」


武闘家「質問いいですか?」

ゆうしゃ「いいよ」

武闘家「どうして王様とかに相談しなかったんですか」



ゆうしゃ「…ハイ この話はやめ!! やめよう」

武闘家「ちょっとー!!」

ゆうしゃ「(こういう場合は大体王様とかは助けてくれないもんなんだ)」

ゆうしゃ「(常識的に考えて勇者一人に魔王倒しに行かせるか?)」

ゆうしゃ「(大軍隊を送って倒した方がいいに決まってる)」

ゆうしゃ「(待てよ、じゃあ俺の存在価値って…)」



ゆうしゃ「…答えよう 世界を守るためだ」

武闘家「…答えになってないんだけど」


こうして6人は互いの健闘を称え合った

その後…


181 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:50:12.32VGyHkAIco (24/26)

ゆうしゃ「(僧侶ちょっと話が)」

僧侶「(え? なんですか 大事な話ですか?)」

ゆうしゃ「(うん、凄く大事な話 聞いて欲しい)」

僧侶「(ま…まさか!!!!  私に… きゃっ♪)」

ゆうしゃ「(お店の外でいいから)」



ゆうしゃ「…………聞いてくれ」

僧侶「……はい!!」

ゆうしゃ「今日の俺は…どうだった?」

僧侶「すごく  ……格好良かったです」

ゆうしゃ「………勇者としては?」

僧侶「勇者としてですか?????   私の意見でいいんですか?」

ゆうしゃ「それでいいから教えてくれ」


僧侶「……」


僧侶「…ゆうしゃさんひょっとして 自分だけ戦闘でいい所見せられなかったの気にしてます?」

ゆうしゃ「(ギクッ)」


僧侶「やっぱりー そうだと思いましたよ そんな顔してます」

ゆうしゃ「う…その通りだ」

僧侶「じゃあ私の意見をいいますから目をつぶってください」


ゆうしゃ「…っ よし、つぶったぞ」


ゆうしゃ「……」



ゆうしゃ「…待て 話を聞くのに目をつぶる必要あるか?」


182 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:50:45.26VGyHkAIco (25/26)

僧侶「はい♪」

そっとゆうしゃに近づいていった僧侶は…

軽くゆうしゃの頬にそっとキスした

僧侶「チュッ」


ゆうしゃ「…へ?」

僧侶「これが…答えです」

僧侶「がんばってくださいね!! 私の勇者さん」

僧侶「いつでも力になりますよ、私で良ければの話ですが」

ゆうしゃ「…うん」


僧侶「じゃあ、お休みなさい♪」

僧侶「でも、私の部屋に入っちゃ駄目ですよ、ぶっ飛ばしちゃいますから」


僧侶は飛びはねながらゆうしゃを後にして店に戻った

ゆうしゃ「…………」

ゆうしゃ「…………」

ゆうしゃ「…………」

ゆうしゃ「…………」

ゆうしゃ「(俺…僧侶の事…  ちょっと好きかも)」



【翌日】


ゆうしゃ「俺達の戦いは…これからだ!!!!」

・・・・・・・・・・・・・・・

シラー


ゆうしゃ「も…もう一度言うぞ」



ゆうしゃ「俺達の戦いは…これからだ!!!!」


183 ◆bYs74oxxCg2011/11/25(金) 23:53:49.50VGyHkAIco (26/26)

イシス編…終わりました! 今までで一番長い話になりました

一度このスレッドは落として、推敲した話をまた投降しようと考えています
無駄にフラグを出し過ぎて回収不能になったのと(ゆうしゃの過去とか)序盤との矛盾(魔法使いのすごろくとか)
を無くします。

一ヶ月くらいでしたが読んでくださった方お疲れさまでした


184VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)2011/11/26(土) 01:42:51.173sYRUS/Yo (1/1)

おつ~


185VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/26(土) 06:35:50.66jcLQG5xvo (1/1)

ニタァァァアアア


186VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県)2011/11/26(土) 06:47:44.10b8KjsbkFo (1/1)

立て直すんだったらタイトルぐらい書いてからにしてくれよ

楽しみにしてる


187 ◆bYs74oxxCg2011/11/26(土) 10:48:58.62zPuhrVoHo (1/1)

ほとんどスレタイは同じにします ゆうしゃ「  辺りで検索して頂くと


188 ◆bYs74oxxCg2011/11/28(月) 22:06:23.146ATm584+o (1/1)

スレタイ長いんだよ、もうちょっと入れたかったが制限に引っかかるのでこれに



王様「おお!!ゆうしゃが次のレベルになるためには…」 ゆうしゃ「カットで」 訂正版