>>１
おつ

>>1
乙

>>1乙～

「……1003？」

おかしいな。見間違いだろうか。
それはさておき、

「文の前後のつながりが全く分からないが、とりあえず把握した」

というか、俺が怒鳴られたり殴られたりする前提の安価なのが悲しい。
否定できないのはもっと悲しいが。

「とはいえ、これだけじゃ動きようがないな」

次の安価中はこれを+αとして組み込むという形にするか。


名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/28(水) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
安価把握
次の安価に+αとしてそれを行うよ

では夕方の安価を頼む
>>10

乙乙乙

1000GJ!!

4人で混浴にＧＯ

1003てｗｗｗｗｗｗ

あやせの頭をなでなでする
失敗したらすぐやめる

加奈子が１番大事だから水かけなかったんだよと全員の前で発言し、加奈子と二人でスキーしながら逃げる

あやせに耳元でスケベしようや……と言う

殴られる前提なのに逃げるっておかしくね？
というか加奈子好きなのはわかったから最低限レス読んでから安価作ろうや

>>12
知らなかったのか？あやせたんからは逃げられない……

まあ冗談はさておき、「逃げる」と「逃げ切る」は違うから大丈夫じゃね？
逃げてもつかまって殴られれば問題ない

加奈子厨空気読めや

ばか、嫉妬させてMに落とすすんぽーだろーが

「もう怒鳴られる未来しか見えねえ」

自分からわざとやったってことを暴露してどうるすんだ……。

「ええい！　もうどうにでもなれ！」



シャッ！　シャッ！
小気味のいい音を立てながら、桐乃が斜面を滑り降りてくる。

ズサー！
そして、俺の手前で、華麗に止まり、ゴーグルを上げる。

「……おまえ、なんでそんなスキーうめえの？」

家族でスキー旅行とか行った記憶はないぞ？

「はあ？　学校の修学旅行とかで行くじゃん。それだけでこれくらいはできるようになるでしょ、普通」
「ならねえよ！」

おまえは北国生まれか！

「き、桐乃～。待ってってば」

桐乃に遅れること数十秒。
おぼつかない足取りで、あやせと加奈子がやってくる。

「ほら見ろ。あれが普通だ」

まあ、おぼつかないとは言っても、“普通”には滑れている。
それは桐乃と比較してであって――要は桐乃がおかしいのだ。

とはいえ、俺はこの光景に一筋の光を見出していた。

『ひょっとして、逃げ切れるんじゃね？』

あやせに罵倒されるのは回避不可能だろうが、殴られるのだけは回避できるんじゃないだろうか。
――いける！

「全員揃ったところで話があるんだけどさあ」
「なに？」
「なんですか？」
「聞いてやるから言ってみ？」

全員が俺の声に耳を傾ける。

「ここに来るとき、車内で水こぼしちゃったじゃん？　あれな、実は加奈子が一番大事だから水をかけなかったんだよ」

桐乃は一瞬、「はぁ？」という顔になったかと思うと、一転、阿修羅化する。
あやせは、最初っから憤怒の形相だ。
そして、加奈子はというと――

「おい！　呆けてないで逃げるんだ！」
「えっ……えっ！？　ちょ、ちょっと待てって！　まだ色々と準備が」

加奈子の手を取り、ストックすら持たずに滑り始める。
ちなみに、俺のスキーの腕前はそこそこのもんだと自負している。
少なくとも、初歩部分なら人に教えられるくらいの腕前はあるつもりだ。

あっというまに、遠くなるあやせの罵声。準備にもたつき、中々滑り出せないでいた。
流石のあやせも、雪の上では自由に追って来れないらしい。
問題の桐乃だが、あやせの準備を手伝うので忙しいようだ。

「ふははは！　……勝ったぞ！」

ちなみに、この時点であやせに怒鳴られた回数は1回目。
加奈子へのスキンシップは「互いに手を取り合い逃げ出す」で1回。
“互いに”の辺りに多少誇張が入っているが気にしないでくれ。

勝利の余韻にひたる俺の現実に引き戻したのは加奈子の声だった。

「と、止まれっ！　こ、こけるっ！」
「えっ？」

バランスを崩し、俺の腰辺りにしがみつきつつ、そのまま倒れる加奈子。

「うおあああ！」

加奈子に引き倒されるようにして、雪の上に倒れ込む俺。
次に目を開いた瞬間には、目の前に阿修羅と悪鬼が迫っていた。



「俺が悪かった！　だが、これはいくらなんでもあんまりだ！」
「駄目です。許しません」
「あ、あねご。とりあえずこんくらいでいいっすか？」
「ありがとう加奈子。じゃあ、桐乃はじめよっか」
「おっけー」

今の状況を簡単に説明するとだな。
俺は今、“京介だるま”状態にある。ちなみに、胴体部の雪玉は水を使ってガッチガチに固められているので身動き一つとれない。
かろうじて、首を多少動かせるだけだ。
そして、桐乃たちの足元には大量の雪玉。
ちなみに、その雪玉を作ったのは加奈子である。

「てめえ！　裏切りやがったな！」
「う、うっせ！　裏切るも何も、おめーが勝手にあたしを連れて滑り出したんだろうが！」

おっしゃる通りです。
だが、あやせにはそうは見えていなかったようで、まさに“互いに”手を取り合って逃げ出したように見えていたらしい。
加奈子は何とかして難を逃れたようだが、主犯と目される俺はそうはいかなかった。

「ぶへあ！」

そうこうしているうちに、“雪合戦”が始まった。

「加奈子さん！　せめてもうちょっと柔らかく握っ――ごほあ！」



「加奈子め……緊張のせいで仕方ないとはいえ、あんながちがちに握らなくても……」

“あやせ”に投げられた雪玉の数――20。
その分だけ、しっかりとスキンシップを取らせてもらうから覚悟しろよ？

ｋｓｋ

あやせと二人きりでスキーの特訓

筋肉痛になったとマッサージをしてもらう

あやせをチラ見しながら桐乃に甘える

朝から皆で温泉

二人にも協力してもらってあやせに寝起きドッキリを仕掛ける

寝起ているあやせを叩き起こして、そのまま加奈子に抱き着く

今日はここまで。
ちょっと質問かあるんだけど、気が向いたら答えて頂けると嬉しい。

ここ最近安価を近めに出しておいたんだけど、取る方としては問題なかったかな？


ｓと、あやせ編が終わった後のことだけど、それは終わってから考ようと思う。
うおおお！　とモチべが上がりそうなネタがあれば、それを書く方針で。


ではおやすみー

おやすみー

特に安価の出し方については問題ないですよ

乙～
特に問題無いです。沙織編があればヘヴンかなって

おやすみー
安価はとくに問題なし
あやせ派の俺からするとこれからもあやせの活躍が見れればおｋ

おやすみー

佳乃さんメインは難しいかな・・・

黒猫三姉妹編がほしいです

乙
安価SSで毎回面白いとかすごい
次回作というか作品は書きたいもの書くのが一番じゃないかな

やっぱり安価対象が一人だと基本そのキャラのファンだけがレスするようになるんだよなあ。
次はオールスターでなくてもいいから複数人を安価対象にしてもらえると嬉しい。盛り上がるし。

ぶれない四国だ…

加奈子とブリジットだけでいいよ

「安価でお袋に親孝行する」か……どうなることやら

更新予告ってあったか？

安価で友人に彼氏を作る…とかどうですかね？

瀬ハ

安価で桐乃の弟か妹を作る

そういや、親父の顔のカウントはどうなったんだ？
4ヵ月の時を経て回復したのか？

もういっその事、催眠術を覚えてMに目覚めさしたらいいんじゃね

ちょっと犯罪のにほい

一向にＭにならねぇ

ちょっと平和な安価が多過ぎだな

ごめんなさい。またアナウンスし忘れてた……。
更新は明日の夜の予定です。

9巻未読の方もいるかもしれないので、9巻のネタバレを含むような安価は少しの間自重して頂けると嬉しいです。

ワッフルワッフル

そういや9巻発売してたな
きりりん派歓喜表紙の　内容通りかどうかは知らんが

今日地元のとらとメロンを回ったが入荷してなかったのぜ

「桐乃と加奈子の――特に加奈子の応援がなければ、恐らく達成不可能だったろうな」

なんせ、俺が宿泊している部屋はあやせとは当然別々だからな。
もし鍵がかかっていたら（間違いなくかかっていると思うが）侵入することすらできん。
勝手知ったる我が家ではないから、無茶もできないし。

ちなみに、部屋割りの方は俺&桐乃、およびあやせ&加奈子となっている。
加奈子は「別に4人一緒でもいいんじゃね？　どうせこいつに襲ってくるような甲斐性なんてないって。4人一緒の方が安上がりだし」などと言っていたのだが、桐乃とあやせから「こいつと一緒に寝たら何されるかわかんないよ？」だの「お兄さんと一緒だなんておちおち寝てもいられません」だのと猛反発を喰らい、結果このような部屋割りに落ち着いた。
桐乃が同室なのは、一応兄妹であるので最も安全だろうということと、俺の監視も兼ねてということらしかった。

信頼度が絶望的に低いのは甚だ遺憾ではあるが、俺としても4人同室は避けられて助かったよ。
考えてもみろ。あの3人と同室だぞ？
敵地のど真ん中に、装備なしの丸裸で放り出されるようなもんじゃねえか。
一介の高校生には荷が勝ちすぎている。アウェーすぎるわ。



（おはようございまーす）

囁くような声で朝の挨拶。
うむ。やはり、寝起きドッキリといえばこれだな。

（誰に挨拶してんの。ほら、さっさと行くよ。……ふひひ）

この計画を打ち明けたとき、ノリノリで賛成してくれた加奈子に対して、桐乃は当然ながら反対であった。
だが、民主主義には抗えず、あえなく桐乃も参加することになったのだ。

（その割には結構ノリノリじゃねえか）



俺と桐乃が泊まっている部屋のすぐ隣の客室があやせたちが宿泊している部屋だ。
今の時刻は明け方の5時。
事前の打ち合わせでは、この時刻になれば加奈子が鍵を開けてくれることになっている。

（…………ここが最大の関門だな）

あいつ、ちゃんと起きてんのか？
このままあいつが出てこなかったら、それだけで計画が頓挫しちゃうんだけど。
と、そんな俺の心配をよそに、あやせと加奈子が泊まっている部屋のドアノブがゆっくりと回るのを確認。

（うーっす。おはよ）
（おう、よく起きてたな）
（おはよ。……あやせ、まだ寝てる？）
（すげー熟睡してる。少しくらいうるさくしたって起きないんじゃねってくらい？）

それはそれは。
待ってろよ、あやせたん。
今起こしてあげるからね。

（……ふひひ）
（きもっ）

桐乃、少し前のおまえも、こんな笑い方してたぞ。
よっぽどそんな風に言ってやりたかったが、そこは大事の前の小事。
喉の辺りまで出かかった不満をぐっとこらえ、俺は、禁断の花園へと足を踏み入れた。



名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/29(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
さて、まずはどんな寝起きどっきりをしかけようか
いきなり起こしてもいいし、テレビのアレよろしくまわりの私物から攻めていってもいい

まかせたぞ
>>55

kskst

ｋｓｋｓｔ

ｋｓｋｓｔ

目隠しして両手足を拘束

私物チェックで下着を漁る

お経

手足縛り、目隠しして悪戯

おちんちん寝てもいられないに見えた

ごめんなさい、ちょっと中断。
10時くらいには戻ります。

予約は1部屋だけじゃなかったっけ？

10時って夜10時なのかな？

>>61
そりゃそうだろ
明日かもしれんけど

日を跨ぐならそう言うだろ、とマジレス

あやせたんの下着漁りとかおにんにんがはち切れそうです

桐乃と加奈子と一緒に行動してるのに京介大胆だな

そろそろかな

>>60
うわああああ。安価見直したらちゃんと一部屋って書いてあったあああ
ごめんなさい許してくれ……

以下再開

（恒例の私物チェックタ～イム）

あやせたんは、一体どんなものを持ちこんでいるのだろうか。
ワクテカが抑えられねえ。罪悪感がないわけじゃないけど、今は忘れよう。
そして、全てが終わったら土下座をしよう。



（まずは……この化粧ポーチから）

中学生で化粧ポーチ……。と、思わなくもないが、モデルだからなあ。
それでなくても最近の子はお洒落だし、それも仕方のない事なのかもしれない。
すっぴんでも十分綺麗だと思うのだが。

化粧ポーチを開けると、そこには基本的な化粧品と小さな鏡そして――

（リ、リップ……だと……？）

寝起きどっきりでリップを見つけた場合、やることは二つに一つ。
高速でぺろぺろするか、もしくは食べてしまうの二択だ。

（……ごくり）
（ちょ！　何する気！？）
（い、いやいや！　食おうだなんてこれっぽっちも思ってないぞ！？　ちょっと舐めてみようかなんて思っただけだ！）
（どのみちキモいっての！）
（うわ……おめーそんな趣味が）
（おい、ひくなひくな。マジでやるわけねえだろ）
（どうだか……）

桐乃と加奈子はドン引きではあったが、男子なら、誰もが想うことだ。
俺は特別変態でもなければ、特別キモいわけでもない。
……その行為自体がキモいのは反論の余地はないが。

（次はと――）

あやせの鞄をごそごそと漁る俺。それを横から覗き込む桐乃と加奈子。
俺にとっては女子の鞄の中身なんて、どれをとっても目新しいものだが、この二人にとっては特に目新しいものはないんだろうな。
しかもいつも一緒にいるあやせの持ち物だ。何が入っているかなんて手に取るようにわかるのだろう。二人とも、さっきからやたらと眠そうにしている。

もっとも俺はギンギンだけどな！　……一応言っておくと、眼の話だぞ。
いや、あっちもギンギンだけどさ。だって朝なんだもの。

しばらくあやせの鞄を漁っていると、鞄の最奥、そこに一際厳重に包まれたある物を発見した。

（これはっ！？）
（な～に？　なんかいいもん見つけた？）

加奈子がけだるそうに話しかけてくる。

（ああ……俺はついに目的のブツを見つけてしまったようだ）

がさがさと、厳重に包まれた封を開いていくと、そこには――！

「ついに見つけたぞ！　あやせたんのパン――」
「『ついに見つけたぞ』じゃない！　この変態！　あやせのパンツをくんかくんかするんじゃない！」
「こ、声がでけえよ！　そもそも、くんかくんかなんてしねえよ！」

この中で一番くんかくんかしてそうなおまえが言うことか！
ぱしっ――と、桐乃が俺の手から下着が入った袋を奪う。

（お、おめーら声デカす…………おやすみ～）

ん？　加奈子のやつ、何でいきなりおやすみなんて……っつーか、なんで布団かぶって震えてんの？　そんなに寒いか？
と、一瞬疑問に思ったのだが、その疑問はすぐに氷解することとなった。

「お兄さん、こんなところで何をしてるんですか？　……それに、桐乃まで一緒になって」
「「げえっ！？　あやせ！」」

まるで、伏兵に襲われた武将のごとく、素っ頓狂な声をあげる俺たち。

「ち、違うの！　これは兄貴が――」
「うん、大丈夫。わかってるよ。安心して、桐乃」

桐乃は、そんなあやせの言葉に、ホッと胸をなでおろす。
だが、

「お兄さんの監視、頼んだはずだよね？　その桐乃がここにいるってことは、そういうことだもんね」
「……えっ？」

一瞬にして、桐乃の血の気が引いていったのがありありとわかった。

「さっ。外に行こ？」
「今から！？」

すまん、桐乃。どうやら今回ばかりは、おまえに貧乏くじをひかせることになっちまったようだ。

「何安心してるんですか？　お兄さんも一緒ですよ？」
「……えっ？」



8日目。朝パート　安価成功


名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/29(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
朝っぱらから兄妹そろって雪だるま化したのは、世界広しと言えど恐らく俺たちだけだろう

今回わかったことは、寝起きの女王様はやばい。普段と比べてもSっ気が半端ないってことだ
太いブウと細いブウくらい違う。なんせ自らの親友すら粛清の対象にしてしまうほどだ
二つの理由でさっきから震えが止まらなねえよ

次の安価だ
>>75

ｋｓｋ

ksk

kskst

ksk

ksk

みんなで混浴

30日はあやせと丸一日接触せず、大晦日と元旦の下準備に充てる
朝はあやせへの年賀状だ

混浴

>>42

スキー場で加奈子をうざがられる位にかまい続ける。
ほかの2人は放置。

次は安価で加奈子をPSPの特典小説みたいな感じに教育したりとか見たいなぁ

混浴キタコレ

「……合法で混浴できる施設がなければ俺死ぬんだけど」

肉体的な意味でも、社会的な意味でも。
未だに震える手で受話器を取り、フロントへと電話をかける。
この旅館、温泉があるのは知ってるけど、果たして混浴施設はあるのだろうか。

「……す、すす、すいません……貸し切り風呂ってありますか？　家族風呂みたいなのでもいいんですけど」
『ええ、ございますよ。この時間でしたら、空いてますのですぐにでもお入りいただけます』

フロントのお姉さんは、とても爽やかにそう言い切った。
天の恵みきたあああああ！　これで色々な問題は一気にクリアだ！

というか、フロントのお姉さんは、なぜ俺たちが今すぐ入ることを知ってるんだろうか。

『風邪をひかないようにしてくださいね。では、お大事に』

……ひょっとして朝のアレを見られていたのか？

「ぐおおおおお！　なんという羞恥プレイ！」



「桐乃、風呂に入ろう」
「さ、賛成。……お風呂ってどこ？」
「こっちらしい」

お互いに唇を真っ青にした兄妹を先頭に、風呂へと歩いていく。
こんなときなので、桐乃もやけに素直だ。反論する元気がないんだろうな。

「き、桐乃大丈夫？　ご、ごめんね。な、なんか気づいたら雪だるまにしちゃってて……」

桐乃をそんな状態に陥れた張本人も、寝起きの状態から覚醒したらしく、怒りはすっかり消え去り、今はもう親友の身体のことを心配していた。
……その1割でもいいから俺のことも心配してくれませんかね？
ちなみに、あやせと加奈子も桐乃に付き合って入ってくれるそうだ。

「いやいや『気付いたら』って……めっちゃノリノリだったじゃん」

あやせの後についてくる加奈子が、もっともなツッコミを入れてくれる。
本来ならば、それは俺の役目だったはずだが、今の俺に突っ込み役をこなす元気はない。

「加奈子？」
「ひいっ！？」

まさに蛇に睨まれた蛙状態。
あやせが加奈子の名を呼びつつ振り返ると、加奈子は硬直してしまった。
……見なくてもわかる。今のあやせの瞳に光彩は宿っていないだろう。

「ここだ」
「うん、じゃあ後でね」

そう俺に声をかけ、桐乃はさっさとのれんの奥へと入って行こうとする。

「何言ってんだ。俺もここに入るんだよ」
「「「はあ！？」」」

一様に驚く女性陣。

「なんでお兄さんも一緒なんですか！？」
「いや、ここ貸切風呂だから混浴できるんだよ」
「へ～。……って違う！　だとしてもお兄さんは男性用の大浴場の方へ行ってください！」
「なんでわざわざ遠くの風呂に行かなきゃならんのだ！　俺も寒いんだよ！」

俺の方が雪だるまになってた時間は長いんだぞ！

「……先入ってるから」
「ま、待ってって！　そんな状態で一人じゃアブねえってば！」

俺とあやせのやりとりをよそに、、桐乃はふら～っとのれんをくぐりそのまま脱衣場へと消えた。加奈子もその後を追う。
桐乃はどうやら寒さが限界に達しているようだ。

「ほら桐乃も気にしてねえって」
「私が気にするんです！　お兄さんを桐乃と一緒にしたら、何をしでかすかわかったもんじゃありません！」
「妹に手を出す兄貴がいるか！　俺は入るぞ！」

桐乃と同じく、寒さが限界に達していた俺は、あやせの制止を振り切り、脱衣場へと突入した。
そこには、一糸纏わぬ桐乃と加奈子の姿が――

なんてことはなく、そこには、桐乃と加奈子の衣服が脱ぎ散らかしてあるだけだった。
あいつら……せめて下着くらいは脱衣かごに入れとけよな。目のやり場に困るだろうが。
というか、どんだけ急いで脱いだんだよ。
まあ、いいや。俺も入ろう。
が、次の瞬間、

「きゃああああああ！」

脱衣場に響き渡る、絹を裂くような悲鳴。

「なんでお兄さんが悲鳴を上げるんですか！　悲鳴あげたいのはこっちですよ！　なんでいきなり脱ごうとしてるんですか！」
「風呂に入るからだよ！　っていうか、おまえはなんでこっちがん見してるんだよ！」

ちょっと向こう向いてて！



かぽーん。

浴場に突入すると、そこには、すでに風呂につかりのんびりしている二人の姿があった。

「お、こっちこっち！　ちょーいい湯だぜ。おめーも早く入った方がいいって」

加奈子にこっちこっちと呼ばれるまま、二人の近づき、かかり湯をしてから入浴する。
ちなみに、女性陣は胸の位置まで、俺は腰にタオルを巻いたままの入浴となっている。
本来はマナー違反ではあるが、源泉かけ流し&貸切風呂という恵まれた状況なので、ちょっとくらいは構わないだろう。

「くおおお」

足先が痺れるような熱い湯の感覚に、思わず声が漏れる。

「ぷっ……おっさんじゃん」

一足先に温泉で暖まり、体力を回復した桐乃が俺を茶化す。

「どうせ、おまえも同じだったんだろ？」
「おっ、さすが兄貴。よくわかってんじゃん」
「ちょ、ちょっと加奈子！」

恥ずかしかったからか、はたまた単に温泉のせいか、顔を真っ赤にした桐乃が加奈子を怒っていると、

「お兄さん！」

脱衣場の方から、怒り心頭のあやせが顔を出した。
バスタオル姿で。

「おさき～」
「あやせも早く入んなよ。あったかいよ」
「二人ともなんで馴染んでんの！？」

こののほほんとした光景に、驚きを隠せないあやせ。
あやせは、多分、俺と桐乃たちが喧嘩してるもんだと思って入ってきただろうからな。

「あやせも、そんなところで突っ立てると風邪ひくぞ」
「えっ……えっ？　私の感覚がおかしいの？」



どうやら、ここの温泉には隠れた効能があるらしい。
いや、もしかすると全ての温泉には隠れた効能として、“人を柔和にする”というものがあるのかもしれない。

「いい湯ですね～、お兄さん」
「おう」

こんな平和な入浴時間を一体誰が予想しただろうか。
桐乃、あやせ、加奈子。かくいう俺も完全にリラックス状態。顔がとろけきっている。

「あにき、久しぶりに背中流してあげよっか～？」
「あ、それいいな。頼んでもいいか？」
「おっけ～」
「じゃあさ～、京介はかなかなの背中流してくれよ」
「おう、まかせろ」

ゆる～い空気の中交わされる、冷静になって考えてみると実はとんでもない会話。

「あやせのも流してやろうか？」
「じゃあ、せっかくだからお願いしてもいいですか？」
「おう。じゃあ、そろそろ背中の流しっこに行くか」

ざばぁ。

「「はっ！？」」

ピキューン。湯から出た瞬間、今までの言動に背筋が凍った。
お、俺は一体何を！？　背中の流しっこだとう！？
待て待て、そんなことをしてみろ！　俺は――

「お、お兄さん……今、何をしようと」
「ま、待て！　俺は無実だ！　っていうかおまえも結構ノリ気――」
「問答無用です！」

ざっぱーん。

「あれ？　あの二人何してんの？　流しっこするんじゃねえの？」
「あにき～、あやせ～、そんなとこで遊んでると風邪ひくよ」


8日目。昼パート　安価成功


名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/29(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
温泉の魔力すげええええ！

……単にのぼせかかってだけかもしれんがな。やたらと熱かったし、あの温泉

次だ
>>90

加速

kskst

ksk

ksk

他の二人には内緒であやせを夜の星空デートに誘う
失敗したらさっさと諦める

>>76

あやせに抱きついて、髪の毛の匂いを堪能しながら胸を揉んでひたすら頬をペロペロ

あやせとの接触を最小限にして、その分、桐乃＆加奈子といちゃつく

どうしようもない安価だな…

今日はここまで。次は14日になります。

今日は安価の設定忘れたり、途中で抜けたりと申し訳なかった。
おやすみー

乙～

おつおつ

おやすみー

とりあえず>>90の安価の場合30日の安価対象はどうなるん？

>>90の安価は要約すると30日はあやせとの接触禁止って意味で捉えればいいのかい？
いまいち意味がよく分からないから>>90が安価の意図を説明してくれれば助かるんだけど

そうそう
一週間ずっと付き纏ってたのに、急に来なくなったらどうなるかなって
京介があやせと直接会わなければ、電話や誰かを行かせるのも一応ＯＫ

それが目的なら大晦日と正月の下準備って文章と年賀状の部分はいらなかったと思うよ

その行動をした直後が大事だし年賀状を書くのが朝の行動なんだが
接触しないだけじゃ前1000と同じでモーション起こせないだろ

一つの安価に詰め込みすぎじゃね？

つか数日分の行動指定した安価自重しろよ…

複数のパートに複数の異なった行動指定はさすがに欲張り過ぎだと思うよ
この安価が通ってしまうと極端な話、
冬休み最終日までの全ての行動記した安価もOKって事になってしまうからね

前もそうだったが数日に渡る接触不可の安価って次からの安価にもすごく影響出るんだよな
少しは自分だけでなく次の安価のことも考えてやれよ……

複数のパートの安価を一気に指定するのは自重して欲しいかな。
なるべく多くの人に参加して欲しいしね。

ただし、『旅行に出掛ける』などの複数のパートに影響がでるような安価でも
シチュエーションを変えるだけの安価や、+αでなんかやれ等、安価の機会を失くさない安価はその限りではありません。


以下再開。

「えっ？　会わないの？」

いや、それが安価だと言うなら従うけどさ。
一日くらい会わなかったくらいで何かあるもんなのか？
確かに、今まであやせにべったりだったわけだからちょっと間を置くという意味ではいいのかもしれないが。
年賀状に関しては元日の安価に+αでこなしておくか。

「だが、そうなると30日が暇だな」

やることがねえ。
あやせにちょかいを出す以外にやることがない冬休みって……というツッコミは禁止な。

「そうだ！　一日限定で、妹たちに安価で悪戯復活させよう！」



※30日はあやせ以外が安価の対象となります。この機会に存分に悪戯してやりましょう。




名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/29(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
把握した。
だけど、それやっちゃうと30日が丸1日暇になっちゃうので、30日は妹たちに安価で悪戯だ！

では旅行先での最後の安価を決めてくれ
>>112

kskst

ksk

あやせにご当地土産をプレゼント

星空を見ながらあやせを抱きしめる
失敗したら新垣さん呼びで「そうだよな俺なんか」的な事を呟いて一人で帰る

あたまなでる

桐乃と加奈子のいる部屋にエロ本を放置

>>112
もう一声ほしかった...

>>114
すまん、あわてて「執拗に」的な文言の事を忘れていた。

>>115
>>112のままでも十分面白い安価だと思うよ

Nice Sinple

「おお、実にシンプルな安価」

こういうの、結構久しぶりじゃね？
とはいえ、だからと言って楽な安価と言い切れないのがあやせの恐ろしいところ。
あの女王様が一筋縄でいくわけがないからな。



じり……。
互いに向き合い、足を肩幅よりも大きく開く。
両手を肩の高さまで上げ、今にも掴みかからんとばかりの、まるでレスリングのような体勢。

「……いい加減諦めたらどうだ？」
「お断りします」

会話を交わしつつも、俺の眼はあやせの隙を探していた。
だが、そこはさすがあやせ。会話に気を取られて隙を生む――なんてことはなかった。

「そんなに俺に頭を撫でられるのが嫌なのか？」
「その通りです。お兄さんに頭を撫でられたら、どうなるかわかったもんじゃありません」

じりじりと、あやせとの距離を詰める。
だが、それに会わせてあやせも後ずさり、二人の距離は一向に縮まらない。

状況が進展しそうにないので、ここらでなんでこんなことになったかをかいつまんで説明しよう。



「加奈子ちょっとトイレー」
「そういうのはわざわざ宣言すんなよ……。一応女の子だろ？」
「一応だぁ！？　加奈子みたいな美少女捕まえて一応たぁいい度胸じゃねえかよ！」
「はいはい。すいませんね。っつーかトイレは？」

そこで加奈子はぶるっと身を震わせ、

「くっ……か、帰ってきたら覚えてろよ」
「へいへい。ところで、場所わかんの？」
「……わかんない」

そう来ると思ったぜ。だから俺は、

「桐乃、連れていってやれよ」
「あんたに言われなくてもそうするっての。……あたしたちがいない間にあやせに変なことしたら怒るかんね」
「あいよ」

変なことはしないさ。
ただ、ちょっと頭を撫でさせてもらうだけだよ。

首尾よく二人を送り出した俺は、くるりとあやせの方を振り返り、

「さて」
「なんでそんな爽やかな笑顔を浮かべているんですか……？」
「まあまあ、そう身構えるなよ」
「その顔……絶対よからぬことを企んでる顔ですよね」



で、話は冒頭に戻る。

「そんなに俺に頭を撫でられるのが嫌なのか？」
「その通りです。お兄さんに頭を撫でられたら、どうなるかわかったもんじゃありません」

要は、撫でる前からにやけ顔だったのが問題だったらしい。

じりじりと距離を詰める俺。じりじりと後ずさるあやせ。
だが、空間には限りがある。もっとはっきり言うと、あやせのすぐ後ろはもう壁である。

「はっ！？　しまっ――」
「もらったああああ！」

あやせが、壁に気を取られた一瞬の隙を突き、一気に距離を詰める俺。
そういえば、昔、こんな風に桐乃に追い詰められたこともあったな。

かいぐりかいぐり。

「う……うう……」

……あれ？　思ったより抵抗が少ないぞ？
てっきりパンチなりキックなりが飛んでくると思ったのに。
あやせはうつむくばっかりで一向に反撃してくる気配はない。

ksk

加奈子に朝駆け

久しぶりに桐乃にキス込みのセクハラスキンシップ

寝起きの桐乃と加奈子の頭を撫でる

加奈子をデートに誘い、最後にマネバレ

とりあえずオタクメンバー+αと一緒に冬コミに行く

俺妹のDVDを特に反応が良さそうな二人に見せる

ちょｗｗｗｗｗｗ
原作でも今後のキーとして残ってるような決定的な安価ｷﾀｺﾚ

胸が熱くなるな…

今日はここまで。
明日も今日に引き続き更新だよ。

おやすみー

乙～

乙

乙

乙

おやすみー

Simple　is　best
乙

Simple　is　best
乙

Simple　is　best
乙

乙
毎回楽しいぜ

このデレかたなら頭舐めても大丈夫そうだな

乙でしたー
名残惜しそうな顔が目に浮かぶw

>136
>136
>136

「全然悪戯じゃない件」

まあ、それは別にいいんだ。
今日の安価はおまけみたいなもんだし。
だが、

「マネバレして大丈夫なのか？」

あやせに確認を取っておきたいところだが、肝心のあやせとは現在接触禁止を言い渡されている。

「くうう……なんつータイミングで」

仕方ない。後は野となれ山となれだ！



「おーす」
「よう。今日は遅刻しなかったな」

待ち合わせ時刻の5分前。
意外にも加奈子は遅れることなくやってきた。

「ああ？　加奈子が一度でも遅れたことあったかよ？　イメージで語ってんじゃねーゾ」

そう言えば、付き合いこそそんなに長くないが、こいつが遅刻してるのって見たことないな。
記憶にある限りは、だけど。
っつーか、自分でそんなイメージを持たれてるってのは自覚してるのかよ。
とはいえ、

「悪かったな。今度から気を付けるよ」
「ふん、分かりゃいーんだよ」

加奈子は、さぞご満悦そうに、決してふくよかとは言えない胸を張ったのだった。



名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/30(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
恒例のデート先安価だよ！　俺の恋愛力の低さ見くびんなよ！

さて、これからどこに行こうか
>>

名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/30(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ミス……
安価>>148で

アクセサリーショップで加奈子にプレゼント

kskst

べたに水族館でデート

映画鑑賞

ウィンドウショッピング

ネカフェで個室

「ウィンドウショッピング？」

って、あれか。
実際には買わないけど、あれこれ見て回って買った気分になるというあれか。

「女の子の買い物に付き合うのって疲れるんだよなぁ……」

なんで女性の買い物はあんなに長いんだろうか。



「今日はウィンドウショッピングにでも出掛けるか」
「おー。じゃあ、何を買ってもらおっかなー」
「さらっと何を言ってんだ。何も買わねえよ」

言ったろ？　ウィンドウショッピングだって。

「はぁ？　じゃあ、加奈子とデートしておいて何も貢がねーつもりかよ」
「何で貢ぐのが当たり前みたいに話を進めてるんだよ。……飯くらいは奢ってやるから、それで許せ」
「しょーがねーなー。特別にそれで許してやるよ」
「へいへい。ありがとうございます」

ちょっと会わない間に、なんかわがままに磨きがかかってないか？　少し機嫌悪いような気もするし。
夏休みはここまでひどくなかった気がするんだけど。
何かあったんだろうか。それとも、俺が何か気分を害するような事でもしたか？

「のっけからこんなこと聞くのもアレなんだけどさ……何か機嫌悪くねえ？」
「……おめー、最近あやせにべったりだったらしいじゃねえか」
「なぜそれを知っている！？」

どこから漏れた！？　この前の旅行ではそんな素振りは――

「あやせが最近うぜーんだよ！　冬休みに入ってから、毎日毎日、おにーさんがどうのこうの。今日はこんなことされただの……聞かされるこっちの身にもなってみろよ！」

あ、あやせ……。毎日毎日、加奈子に愚痴ってたのか。
そりゃあ、加奈子が俺のことを敵視するわけだよ。
俺と会ったのを桐乃に愚痴るわけにもいかないから、加奈子に愚痴ってたんだろうな。

「ったく、加奈子をほっぽり出してあやせと毎日遊んでるなんていい度胸じゃねーか」
「す、すまん……」

あやせと遊ぶのにおまえの許可がいるのかよ、とも思ったが、敢えてツッコまない。
ツッコんだらまたややこしくなりそうな気がする。そんな予感があったからな。
どうせ、黒猫よろしく、友達をとられたみたいで悔しい……そんなところだろうしな。

「だから、今日はしっかり埋め合わせしてもらうからな」
「……あんまり高いもんは駄目だぞ」

間接的とはいえ、これはやっぱり俺のせいだろうからな。
やはり、誠意を示してやらにゃなるまい。

「あ、そういえば」
「どうした？」
「『おねーさん』？　とか言う人にも毎日報告してるらしーぜ」
「麻奈実にもかよ！」

あやせたんのばか！



「あ、これかわいくね？　どうよ？」
「加奈子さんはどれを着てもかわいいと思うぜ」
「ま、まじかよー。そ、そう言われっと……て、照れんじゃねーか」

俺の（棒読みの）お世辞を真に受け、照れだす加奈子。
こういう人の言うことを簡単に信じちゃう子って、単におバカか、純粋な子かのどちらかだよな。
コイツの場合、絶対に前者だが。



「つ、疲れた……」
「あー楽しかった！　この後はどこに行くんだ？」

なんと、加奈子は元気が有り余っているらしかった。
分かってはいたが、付き合わされる方が疲れるとは……ウィンドウショッピング、恐ろしや。

「いや、今日はここらでお開きにしねえか。時間も時間だし」
「あ？　あやせとは平気で一日一緒にいるくせに加奈子とはいられねーっつーのかヨ」
「それはこれ、これはこれだ。それに、ひょっとしたらこの後もおまえといることになるかもしれないんだから、そんなにむくれるなって」
「……はあ？　どういうこと？」

安価次第だということだ。
言わねーけど。

さて、最後の仕上げがまだだったな。
正直、あやせに相談せずにばらしてしまって大丈夫なのかという不安はあるが仕方ない。
それが安価ならば従うほかにないのだから。

「ところでさ、おまえに大事な話があるんだ」

今までのお茶らけた雰囲気とは一変。
俺は、唐突に真面目な顔つきになり、眉間に皺を寄せた。

「えっ？　ま、まじめな話？」

加奈子は一瞬びっくりして、眼を見開いた。

「ちょ、ちょっと待ってって！　まさか、こんなところでなんて……いくらなんでも心の準備って奴が――！」
「いいか、実はな――」
「だああ！　よろしくお願いします！」

よろしくお願いします？　何をだ。

「いつぞやのセクハラマネージャー、あれ、俺なんだよ」
「えっ？」
「いや、だからな。おまえの最初のマネージャー。あれ、俺なの」
「はああああ！」

おう、驚いてる驚いてる。
そりゃそうだろ。あのマネージャーが親友の兄貴だったんだから驚くのも無理はない。

「おめー、加奈子のドキドキをかえせ！」
「はあ？」

一体何を言い出すんだ。
ああ、ひょっとしてあれか。
さては、あのマネージャーに憧れでもしてたのか？
で、マネージャーの正体が冴えない男でがっかりってことか。

いや、それはないな。あのマネージャーだって俺なんだから、加奈子様のお眼鏡にかなうとは思えん。

「でも、そっか……そっか。なんか、ナットク」
「何がだ？」
「なんでもねーよ！　加奈子に恥かかせた分、さっきの服買ってもらうからな！」
「おい！　どういう話の飛躍だ！　っつーか恥なんてかかせてねーだろ！」
「うっせ！　京介のバーカ！」



9日目。朝パート　安価成功


名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/30(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
今さらになって気付いた。口止め忘れた……
もっとも、金髪幼女と違ってどこまで意味があるかはわからないが

引き続き、妹たちへの悪戯だ
>>157

ｋｓｋ

kskst

ksk

桐乃の目の前で加奈子に唇にキス(可能ならディープなやつ)

デートを続行してフルパワーで加奈子といちゃいちゃする

桐乃と加奈子に、あやせとのいちゃラブ惚気話(一部フィクション)を延々と語る

ちょっと中断。日付が変わる頃には戻ってきます
申し訳ない

期待機

まつぜまつぜ

ワッフルワッフル

せっかく今安価対象が自由なんだからあやせと関連薄いキャラ登場させるチャンスなのに…
このスレは桐乃派か加奈子派しかいないのかな？

あやせ派と加奈子派と桐乃派でかぶってるんじゃないの。もともと、現状であやせ派多いし。

そのキャラが好きなのは分かるけど、一度やった安価と似たような安価を
何度も作るのは芸がないとしか言いようがない

あ、被った？ ゴメン

>>162
安価スレであっても一つのストーリーとして、今作はあまりあやせと関連薄い人出ても不自然だし、この流れに違和感なかったわ

あやせを変える事が目的なんだから
今まで縁の無かった人とあやせを会わせるのは
かなり効果があると思うぞ。
逆に言えば、いつものメンバーばかりと会わせてたら
変えるのは難しいんじゃないかなぁ。

美咲さんのおっぱいを揉むとか安価出せばいいのか

安価をとれなかったやつらがごちゃごちゃうるさいスレだな

SMの見本としてあやせたんの目の前で沙織を調教しろと申すか

かなかな可愛すぎ…やべぇ

文句言うなら安価とってからにしろよw
もうすぐ帰ってくるかな？

無難に人間関係広げるならPSPよろしく槇島さんのほうの沙織と会わせるとかになるんかね

「地雷きたああああ！」

なんでそんなことをする必要がある！？
“一部フィクション”とあるのは、事実そのままを話すと、単に『あやせたんの京介調教記録』になりかねないからだろうな。



朝のウィンドウショッピングを終えた俺は、加奈子とともに、自宅へと帰ってきた。
このまま次の安価になだれこんでしまおうという腹だ。

「ただいま」
「おじゃましまーす」
「おかえり。……あれ？　なんで加奈子と一緒なの？」

リビングからひょこっと顔を覗かせて出迎えてくれた桐乃は、親友の突然の来訪に驚いていた。
いや、驚いていたと言うよりは、不審がっていた。

「いや、それはな……」

さて、どうしたもんかな。
桐乃のやつ、嫉妬深いからなあ。俺が加奈子と出掛けてたと知ったら激怒するんじゃないか？
もちろん、親友を取られた的な意味でだぞ。

「デートの帰り」
「おい！　なんてことを言うんだ！」

燃料に点火するような行為をするんじゃない！

「へ、へえ……あんたたち、いつのまにかそんな仲になってたんだ」

桐乃は、頬をひくつかせ、見る見るうちに眉間に皺が寄って行く。

「待て桐乃！　誤解だ！」

まるで間男のような台詞だ、と自分でも思う。
というか、俺は何で言い訳してるんだろうか。

……ああ、そうか。きっと、桐乃が怒るからだ。うん、そうに違いない。

「えっ……な、何でそこで桐乃がキレんの？」

加奈子も、地雷を踏んでしまったことを察知したのか、動揺を隠せないでいる。

「キレてない！」

めっちゃキレてんじゃねーか。



桐乃をなんとか落ち着かせると、俺たちは桐乃の部屋で談笑を始めた。
さて、タイミングを見計らって、あやせとのいちゃラブ惚気話を始めないとな。

「そういえばな、二人に聞いてほしいことがあるんだよ。聞いてくれるか？」
「唐突にどうしたの？」
「おめーが頼みごととか珍しーじゃん。言ってみ？」
「実はな、あやせのことなんだが……」

さて、どのエピソードから話そうか。

「何？　またあやせに虐められたとかそんな話？」
「ち、ちげー！　……よ？」
「なんで疑問形になるワケ？　いや、私もその気持ちはわからなくもないケド……」
「……加奈子もわかるわ」

桐乃も加奈子も頷いてくれる。そうだよな。
一度あいつの本性を知ってしまうと、もうそれ以外イメージできないよな。

「まあ、聞け。今回はそうじゃないんだ」

むしろ、おまえらにも見せたことのない一面を聞かせてやろうと言うのだよ。



「はあ！？　あやせが膝枕とかそんなことするわけなくね！？」

いや、膝枕事態はしてくれたぞ？　そのまましばらくのんびり――ってのは嘘だけど。

「っていうか、あんた！　最近家にいないと思ってたらずっとあやせと居たの！？」
「お、おう」

あやせと遊ぶことを桐乃に伝えていなかったのは理由がある。
だって、言ったら言ったで絶対キレるじゃん。
今みたいに。

「ま、まあそれは今はちょっと置いといてくれ。話が先に進まん」
「……ちっ。後で、この冬休みに何をしてたか全部教えてもらうかんね」
「言われなくても大丈夫だ。俺の話はまさにそれだったんだよ」
「「はあ？」」

二人揃って、呆気にとられた表情になる桐乃と加奈子。

「いや、俺の話ってのは、冬休みに俺とあやせがいかにラブラブだったかということを説明してやろうかと思ってな」

途端に、冷めた表情になる桐乃と加奈子。

「ラブラブねえ……」
「おめーがあやせと？　ないない」

桐乃と加奈子は全く信じる気配はない。
どうやら、嘘だと思われているらしい。まあ、全部が全部本当のことではないけどさ。
どうしてそこまで嘘だと信じることがでいるのだろうか。

「だって、この前の旅行でのあんたとあやせの様子見てたら、ラブラブとかとても信じらんないって」
「そうそう。おめー雪だるまにされてたもんな。しかも2回もｗｗｗ」

ぷっ。と思い出し笑いをする加奈子。
くっ……反論できん。確かに、あれでラブラブだと信じろと言う方が無理だ。

「信じないなら信じないでいいが……だけど、膝枕の件はほんとだぜ？」
「はいはい。妄想おつ」
「そんなこと言ってたのあやせにバレたら、またいじめられんぞ？」

こりゃあ、安価失敗――か？　一応実行はしたものの、それを桐乃たちが信じてくれないなら成功とは言えないよなあ……。
はぁ、とため息をつきながら俺は桐乃の部屋を後にする。

＜ｱﾔｾ!　ﾋｻﾞﾏｸﾗｯﾃﾄﾞｳｲｳｺﾄ!?
＜ｶﾏﾄﾄﾌﾞｯﾃﾙｸｾﾆ、ﾁｬｯｶﾘｵﾄｺﾂﾚｺﾝﾃﾞﾝｼﾞｬﾈｰｿﾞ!

「うーん。せめて何かしらの証拠を持って臨むべきだったな」



9日目。昼パート　安価成功

名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/30(金) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
すまん、なんか信じてくれなかった
うまくスルーされてしまった

次にいこうか
>>180

チュッチュペロペロ

妹をぎゅっとして寝るだけの簡単なお仕事

晩飯いっしょに作ろうぜ、と桐乃をそそのかし、加奈子にごちそうする。

妹を抱きしめて昼寝

加奈子を自宅の夕飯に招き、両親に大切な人だと紹介する

ｋｓｋｓｔ

加奈子に安い指輪とかをプレゼントして貸しを作っとく

加奈子派大杉w

これが加奈子派の本気か…

まさかの丸一日加奈子デー……加奈子派の大逆襲だな
更にはこれを利用してあやせの嫉妬を煽る事も可能だろう

まさかの加奈子派無双

今日はここまで。次は17日の更新予定。ひょっといしたら18日かも。
20時までに更新がなかったら18日だと思ってください。

ではおやすみー

乙～

乙

乙乙～

加奈子派の俺歓喜な展開や。

>>1乙

あやせ編が加奈子編になってしもうた
あやせ派の俺涙目

>>191
あやせに安価出せない日だからだろ涙拭けよ

てか、加奈子の好感度今いくらだよｗｗｗｗｗｗｗｗ

あやせをドMにしたら、次は加奈子を甘えん坊にするだな

乙乙

9巻読んだらあやせの可愛いさが異常だった>>1乙

>>196
あれを読んでなんか物足りないと思ってしまった俺は……


なんかこう…手錠とか…

>>197
バッカおめえ９巻のあやせはこのスレのようにSからMへと変化してるのがいいんじゃん

このすれ、SからMに変化してる……か……？

加奈子派マジでパネェ

>>199
変化してるぞ？スレ全体が、な。

>>201
な……るほど……な……

９巻はむしろ加奈子と京介の息の良さのほうが重要だろう

もとから、あやせ派はMだろ？JK

明日になる、のかな？公式

更新の間違いだｻ-ｾﾝ しかも亀…

ﾏﾀﾞｶﾅ～

今日は来るはずだよな？　

なにこの急展開。
どうしておまえらは過程をすっ飛ばしてゴールに飛び込もうとしちゃうの？

「やべえ……どう考えても一波乱、二波乱起きる」



「せっかくだから、このままうちでメシ食って行かないか？」
「はあ？　あんた何言い出してんの？」

俺は加奈子に向かって尋ねたというのに、その加奈子よりも先に横槍を入れてくる桐乃。

「加奈子は別にいーけど。その……迷惑とかかかんねーの？」

この発言には少し驚いた。
こいつのことだから、ノリノリで食ってくことになると思っていたからだ。
いつからこんな殊勝になったんだ？

「迷惑？　かかるわけねーだろ？　なぁ、桐乃？」
「ぐ……か、かからないに決まってるけど……」

ほらな。何を心配してるんだか。

「そりゃ、おめーらはいいんだけどさ……」

妙に歯切れが悪いな。
他に気がかりなことと言えば、アレしか思いつかないが……。

「他に何か気にかかることがあんのか？」
「ゆ、夕飯には京介の……りょ、両親もいるんだろ？」
「ああ、いるな」

やっぱりそこか。
だが、なぜ急にそれを気にする？
桐乃の友人として招かれるわけだから、最悪、お得意の猫かぶりをやってれば問題ないはずなのに。

むしろ、緊張するのは俺の方だ。
なんせ安価が安価だからな。……胃に穴が開きそうなんだけど。
厳格な親父の事、「一度口に出したことは守れ」とか言って、強引に話を推し進めたりはしないだろうか。
流石に相手があってのことなので、無理矢理――ということはないだろうが、それでなくても、俺が適当なホラを吹いたとして後でお説教食らうのは確定だもんな。

「……ああ、そういうことか！」
「うおっ！　急に大声出してんじゃねーヨ！」
「悪い悪い」

なんだ、考えるまでもない、実に簡単なことじゃないか。
やっぱり、厳格な親父が気がかりだったんだな！
きっと、桐乃から「超恐い」とか「嘘が通用しない」とか以前に聞いたことがあるんだろ。
だからこそ、加奈子はこんなにびびっているのだ。

「大丈夫大丈夫。おまえはただ座ってればいいから」

後は俺が勝手に波乱を起こして勝手に自爆すっから。
……泣きたいけどこれ、安価なのよね。



加奈子が夕食を食べていくことが確定したことを、お袋へ報告しにいくと、

「せめてもうちょっと早く言ってよ」

と小言を言われてしまった。
まあ、夕食の準備を始めるまでには間に合ったので小言で済んだんだけどな。

「っていうか、なんであんたが言いに来るの？　桐乃の友達なら桐乃が言いに来るのが普通でしょ」
「えっ……あー、ほら、あいつら今手が離せないらしくって」
「ふーん」

このとき、お袋の目がきらりと光ったのを、俺は見逃さなかった。



「「いただきます」」

親父が帰宅し、家族+αで食卓を囲む。
ていうか親父のやつ、ちょっと緊張してるな。いつもより酒のペースが速いぞ。
一方の加奈子はガチガチに緊張してるし……。
両者とも緊張とは縁遠そうな人物だけに、なんとも不思議な光景だ。

できれば、和気藹々とした雰囲気を期待していたんだけどな……。どうやらそれは高望みだったらしい。
この微妙な緊張感が漂う空気の中、爆弾を投下しなければいけない身にもなってみてくれ。
……もう、食い物の味がわかんねえよ。

「あ、あのさ……親父」
「……なんだ？」

ひいっ！？　何も悪い事してないのにすでにこええ！
普段から極道面のくせに、今日は妙に緊張してるせいか、さらに極悪な形相になっている。
ブリジットや珠希ちゃん辺りは見かけた瞬間泣き出してしまうこと間違いなしだ。というか、俺も泣きそうだ。

「じ、実は……改めてこいつのことを紹介しようと思うんだ」
「あら？　桐乃のお友達でしょ？」

お袋が白々しくそう言い放つ。
この言い方……完全にわかってやがるな。
そんな目で俺を睨むんじゃない。麻奈実とは何でもないって言ってるだろ。
……もちろん、加奈子とも何でもないわけだが。……ないよな？

「こいつは来栖加奈子。桐乃の友人で…………俺の大切な人だから。今後ともよろしくお願いします」
「「ぶふぅぁ！」」
「へ、へえ……やっぱり」

それぞれ、ご飯&酒を吹きだす桐乃&親父。
ひとり、ちょっと怒り気味のお袋。もっとも、お袋が怒ってる理由に関しては完全に濡れ衣なんだけどな。

「は？　……はあ！？」

以外にも、一番最初にくってかかってきたのは加奈子だった。
皆が硬直する中、数秒後ではあるが、俺の言葉の意味を理解した加奈子が最初に動いたのだ。

「だ、誰が“大事な人”だ、コラァ！」

いきなり喧嘩腰マックス。猫かぶりなどどこへやら。
俺の胸倉を掴む勢いでせまる加奈子。

「ちゃんと紹介したろ。来栖加奈子って」

ここまで来たら、もはや無我の境地である。
度重なる安価の結果、俺は無心で安価をこなすことを憶えつつあった。
今回は、親父の恐怖に精神が耐え切れず、単に現実逃避に走った面も否定できないが。

「あんた最近ボケてんじゃないの！？　夏休みもおかしかったけどさあ！」

加奈子がいの一番にツッコんだせいで、ツッコむタイミングを逸していた桐乃がようやく言葉を発した。
おかしいのは安価のせいだ。決して俺のせいではないぞ、桐乃。

「京介」
「は、はい！」

出たな、今回の安価における“ラスボス”。
形相は正に鬼。醸し出す雰囲気は正に阿修羅。
小物臭漂うラスボスなどではない。今にも世界を滅ぼしそうな、まったく、ラスボスにふさわしい品格だった。

……親父、せめてもうちょっと柔和な雰囲気を出してくれ。加奈子が異常にびびってる。
今にも泣きだしそうになってるじゃないか。

「……本気なんだな？」
「…………ああ」

気付いたら俺はそう答えていた。
この場の雰囲気に飲まれたせいなのか、それが俺の本心だったのかは分からない。
だけど、はっきりとそう答えていた。

「なら、俺はもう何も言わん」
「…………」

クリア……したのか？　たったあれだけの会話で？
ひゃっはああああああ！　俺はついにエンディングを迎えることができたんだな！？

「だが」
「はいい！」
「桐乃をないがしろにしたら許さんぞ」

出たな。悪鬼の別の一面――超親ばか。なんでこの場面でそんな台詞が出て来るんだよ。
いや、そうじゃないな。親父は桐乃の彼氏騒動から続く一件を、当事者である俺以上によく理解できているのかもしれない。
だからこそ、一見突拍子もなく思える先の台詞が出てきたんだろうな。

……どうやら、俺は妹の呪縛からは逃れることができないらしい。もっとも、逃れる気なんてさらさらないが。



夕食を終えると、俺が加奈子を自宅まで送っていくことになった。
初めは桐乃も「私も行く」と言って聞かなかったのだが、親父の「夜道は危ない」と言う鶴の一声で諦めざるを得なかった。

「あ、あのさ……」
「ん？　なんだ？」
「さっきの……本気かよ」
「冗談だ」
「はああああああああああ！？　ふ、ふざけんなよ！」
「ちょ、待て待て！　そんなにキレるなって！」

尋常じゃないブチギレ様だった。
まるで本気で俺に惚れているみたいな――
いや、そんなことはありえねえはずだ。
だが、ブチギレる加奈子をそのままにはしておけない。

「もちろん、今のままでは駄目だって意味だ！　そうだな……もっと料理がうまくないとな」
「はあ！？　加奈子、今でも料理できるし！」
「あれはいつだったか……確か夏休み辺りに、スクランブルエッグという名のオムレツが出てき――」
「あ、あれは単に失敗しただけだから！」
「失敗って認めてんじゃねーか」
「ぐ…………」

言葉に詰まる加奈子。
まあ、アレを成功と言い張るのはちょっと無茶があるもんな。

「お、おめーの知り合いの中で一番料理が上手い人って誰よ？」
「あー、麻奈実かな。俺の幼馴染の」
「麻奈実ね……ん、覚えた」

そんなもん覚えてどーすんだ。
それが、この時の感想だった。

ただ、このころの俺は、加奈子の本気を知らずにいたんだ。
まさか、あの加奈子があんなに料理が上手くなるなんてな――


加奈子編　　完

ｷﾃﾀ-！

申し訳ない、今日はここまで。
勢いで書いてたらなぜかその勢いのまま加奈子エンドに……


ちなみに、次回からはまるで何事もなかったかのようにあやせ編が再開されます。
このオチからあやせ編に華麗に戻す技量がないでござる……。だから何事もなかったかのように策という力技で。


それと、そろそろ9巻のネタバレ含む安価も出してもらっても大丈夫です。
1週間以上経ったし、さすがにもういいよね。
ではおやすみー

おっつおつ　やっぱりなかったことになるのねw
次回更新予告はないのかな？

乙～

乙

『大切な人』の意味の捉え方は人それぞれさ

>>214
ごめんなさい。次は21日の予定です。


加奈子派の執念を感じた。どう書いてみても加奈子エンドに行っちゃうんだもの

乙
ここからあやせ編に戻したらnice　boatしかないわな。さてこれで加奈子派が満足してしまうか否か。
できれば次は黒猫編にして欲しいんだがなぁ……

ここから普通にあやせ篇に戻るとあやせもだが親父にあわせる顔ないな…

乙～
安価とはいえ、京介がわからなくなってきた…

黒猫には禿同だがそこは安価次第だから仕方ない

あ、桐野派は…

>>221
原作でも読んでろってことじゃね？

料理上手と麻奈実との関係だけ引き継げばいいよ
この設定ならあやせ編にも使いやすい

かなかなちゃんマジ天使すなぁ

次のシリーズは「加奈子に安価で花嫁修行させる」ってことか

>>225
ソレダ！！

加奈子派無双すぎて一旦終わっちまったｗｗｗｗｗｗ
あやせ派頑張ろうず

あやせの婚姻届どうすんだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

加奈子派の執念が凄すぎて気持ち悪いぐらい

来ない

加奈子派の本気を見た。いいぞもっとやれ

かなかなぺろぺろ

まさかのかなかなエンドに吹いたｗｗ
うまくあやせの嫉妬心をあおれるかなーと思ったらｗｗ
これでもしこのシリーズが大団円しても今回の終わりから加奈子編に入れるなｗｗｗｗ

今まであんまり出てきてない麻奈実の出番がぐぐっと増えるっていう…

加奈子の「ん、覚えた」が可愛いすぎて生きてくのが辛い

加奈子エンドで加奈子派が更に勢い付いてる……いくら前回嫉妬無双の前に涙をのんだとは言えこの勢いは…マイナーキャラ派はますます肩身が狭いな

あやせ無双かと思ったら全くそんなことはなかったぜ

加奈子派のふんばりがすごすぎてあやせ派が霞んで見える

原作とこのスレのおかげで、加奈子が可愛くて仕方がなくなった

ごめんなさい。今日更新のつもりだったけど、明日になりそうです……
申し訳ない

ワッフル待機

更新はいいけど安価は決めといたほうがいいのでは？

>>242
それも含めて楽しみにするんだろ

気長に待つぜ

なんというか、ゲームのあやせルートから加奈子ルートへの分岐みたいな流れだったな

そろそろ？

10日目

名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/31(土) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
あっという間に大晦日

一日ぶりの女王様だ。気合入れて行こう！
>>253

ksk

大晦日安価期待ｋｓｋ

来たか…ｋｓｋ

舐める

kskst

あやせをオタクメンバー+ブリジットと一緒にコミケに連れて行ってみる

ｷﾃﾀ

ｷﾃﾀ

「う、うわああああああ！」

あやせを連れてコミケって……火薬を抱いて火事の家に突っ込むようなもんじゃねえか！
しかもあやせはコミケは初体験のはずだ。
オタクに偏見のあるあやせのこと、大惨事になるのは目に見えている。

「黒猫や沙織との化学反応で奇跡が起こるのを期待するしかねえ……」

というか、大晦日なのにやってんのか？

「やってるから困る」

12月31日ってちょうど冬コミ最終日じゃねえか。
夏休みもちょうどコミケ開催中にコミケへ行けという安価があったが、こりゃあコミケ開催中なのを知っての安価っぽいな。



「あいつらおっそい！　いつまで待たせる気！？」

俺は今、桐乃とあやせ、そしてブリジットと共に黒猫と沙織を待っている。
安価実行に際して、黒猫たちに連絡を取ってみた所、なんとサークル参加をするらしい。
なので、渡りに船とばかりにそれに便乗させてもらうことにした。
ちなみに、本来は、受験生である俺を除いた3人で参加する予定だったとのこと。

「ブリジットは2回目だったっけ」
「はい！　夏以来です！」

元気よく返事をくれるブリジット。

「なんで私まで……」

その隣で項垂れるあやせ。

「そう言うなって。ブリジットがどうなってもいいのか？」

もちろん、俺がどうこうするわけなじゃない。
待て待て、ほんとうだ。だからその疑いのまなざしをやめるんだ。

『おまえがいなかったら、桐乃が何をするかわからんぞ』

あやせを呼び出す際に使った脅し文句がこれだ。
今回、サークル参加に便乗させてもらうに当たり、俺が用意した手土産は“ブリジットがコスプレをして売り子をしてくれる”だった。
桐乃はもちろんのこと、黒猫や沙織も売上アップを見込んでか、快く承諾してくれた。
当のブリジットは、コミケに参加できるだけで喜んでくれている。
そして、ブリジットが身近でコスプレをする以上、桐乃の暴走を止められる、あるいは抑制できる人物が必要になる。

サークルへの貢献、あやせ参加の口実、ブリジットも喜ぶ。
正に一石三鳥の妙案だった。

「お、来たみたいだぞ」

遠くで手を振っているのは、間違いなく沙織だった。
でかい図体にぐるぐる眼鏡、シャツinズボン。間違いねえ。
その隣では、黒猫がこちらを睨みつけていた。
……何でいきなり不機嫌なんだ？



「……まさかこれほどとは思わなかったわ。世の中ロリコンが多いと言うことかしら」
「さすがブリジット氏。これが有名人パワーというやつですな」

聞いて驚くがいい。
100冊刷った同人誌が午前中で売り切れた。
何を言ってるかわからねーだろうが云々、
黒猫たちが用意したのは例によってマスケラ本なのだが、なぜかメルルファンの方々で行列ができていた。
超スピードとか催眠術だとか云々。

「おーい、あやせ。片付けに入るから手伝ってくれ。」

ブリジットのコスプレを見た瞬間、鼻血を出してぶっ倒れた桐乃の看病をしてくれていたあやせを呼ぶ。
今回に限っては、桐乃のやつは邪魔にしかなってねえ。
我が妹ながら恥ずかしい。いや、あいつらしいと言えばそうなんだが。
だが、幸か不幸か、おかげであやせがオタクの皆さんと接する機会はほとんどなく、あやせのオタクへの拒否反応は出ずじまいだった。

「あやせ氏もお疲れ様でござる」
「い、いえ！　私は何もしてませんよ」
「そんなことはありません。ゴミの処理など、裏方でこっそり手伝ってくれていたのを、この沙織・バジーナ見過ごしてはおらんでござる！」

えっ？　まじで？　あやせそんなことしてたの？
俺、全然気づかなかったぞ。

「はっはー！　またまたご謙遜を。……聞けばあやせ氏はコミケ初体験とか。本来なら拙者がご案内して差し上げたいところでござるが、今から片付けやらなんやらが残っておりますゆえ、京介氏に案内してもらってはいかがでしょう？」
「俺！？」
「そうでござる。京介氏もコミケにはそろそろ慣れてきたでござろう？」
「それはそうだが……」
「なら、何も問題はござらん。きりりん氏は拙者が責任を持って送り届けますので心配なさらず」

沙織がそう言うのなら、桐乃はまかせて問題ないだろう。
問題があるとすれば、

「だってさ。どうするあやせ？」

あやせの方だろう。
あんだけ嫌っていたオタクの“祭典”とも言うべきイベントなんて、見て回る気がおきるかどうか甚だ疑問だ。。
最悪、参加自体は達成したし、ここで安価達成でも構わないかな。

正直、そんなことも考えていた。
だけど、

「わかりました。お願いしますね、お兄さん」
「えっ！？　行くの！？」

どういう風の吹き回しだよ！

「むっ……私とじゃ行きたくないんですか？」
「いや、そうじゃねえよ。……でも、一体どういうことだ？」

ここには、“オタク”がうようよいるんだぜ？
というか、オタクしかいないんだぜ？

「わかってますよ。だから、しっかりエスコートお願いしますね」
「お、おう」

ほんとにどういうことだ？
まさか、沙織たちとの交流、加奈子やブリジットのイベント等でオタクへの偏見がなくなったとかそういうことか？
ま、考えてもわかるもんじゃないな。機会があったらあやせに直接聞いてみてもいいし。

「あ、ちなみに、ブリジット氏は置いていってくだされ。あの恰好でうろついたら、それこそどうなるかわからんでござる」
「あいよ」

こうして、俺とあやせのコミケ体験ツアーがスタートした。



10日目。朝パート　安価成功

※俺とあやせのコミケツアー開催
　昼も引き続きコミケ会場での安価になります。


名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/31(土) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
どこに連れて行くか、下の中から選んでくれ
その他の場合はどこに行くかも書いてくれよな

①同人誌売り場
②コスプレ広場
③企業ブース
④その他

>>263

1

1

①
男性用サークルの長蛇の列。一緒に並んで途中理由つけて置き去りにし隠れて様子を見る

2

２

1

てっきりコスプレになるかと思ってたが…

そうか、Mにするのが目的だもんな

用意してたタナトスエロスのコスさせるんだと思ってたのに…

タナトス物のエロ同人を買い漁る京介氏が見られると聞いて

「よりにもよって一番危険な所に……」

あっちもこっちもいかがわしい同人誌で溢れかえっている。
だが、ここに行かずしてコミケを語ることなどできない。
コミケを案内するという建前がある以上、多少のセクハラは許されてもいいはずだ。



「この変態！」
「ま、待て！　変態は俺じゃない！」

これを書いた人たちです！
大声でそんなことを言うわけにもいかないので、後半部分は頭の中でのツッコミに止めておく。

「よりにもよってなんでそのチョイスなんですか！　それ、以前に私に着せようとしてたキャラクターのやつですよね！？」

軽く今の状況を説明しよう。
あやせにコミケを知ってもらうため、俺は同人誌をプレゼントすることにした。
そしたらあやせが怒り出した。

「なぜだ……何がいけなかったんだ？」
「同人誌とやらのチョイスです！　そ、それを使って何をする気だったんですか！　いかがわしい！　どうせ、それを私に見立ててあんなことやこんなことを……」

あやせも立派な変態の一員だと俺は思う。

「何もしねーよ！　これは自分用に買ったやつじゃねーから！　そもそもおまえの前でエロ同人誌なんて買うか！」

自分のは後で買いに行くの！

「えっ？　……それ、いかがわしい本じゃないんですか？」
「おまえは何か勘違いしているかもしれんが、同人誌って全部が全部エロ本じゃないからな。当然全年齢向けの物もある」

つっても、やっぱり大半はエロ本だけどな。

「な、なんだ。そうだったんですか。私はてっきり、またお兄さんがセクハラをしてきたのかと」

そう言って、あやせはホッと一息ついた。

「少し見てみても？」
「おう。おまえのために買ったんだしな」

そして、俺はあやせに買ってきたばかりの同人誌を手渡した。

ぺら。

「…………」

ぺら。

「……どうだ？　それを作るのにみんな一生懸命やってるんだ。で、それをみんなに読んでもらって、それで、また作ろうって、今度はもっと面白い物を書いてやろうって気になって――」

悪くない。そう思わないか？　みんな頑張ってるんだよ。

「お兄さんの言いたいことはわかりました」
「わかってくれたか！」
「でも！　これはどういうことですか！」

顔の横で、見開きにされたページをバシンと叩くあやせ。

「げっ！？」

そこには、無数の触手に凌辱される、タナトス・エロスEXモードの姿があった。


数分前――

「あの子にあげたいんですけど、初心者向けみたいなのってあります？」
「これとかおススメですよ。お兄ちゃん」

お兄ちゃん？　どうでもいいけど、この人、おととしもここで見たような……。

「じゃあ、それください」
「まいど！」

あの売り子のお姉さんめ！　何が初心者用だ！
思いっきりディープじゃねえか！
くっそおおおおお！　同人誌コーナーでセクハラするなって言う方が無理な話だったんだ！

「お兄さん、覚悟はいいですか？」

こうして、俺のコミケツアーは早くも幕を閉じた。



「ぐあああああ！」



10日目。昼パート　安価成功


名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/31(土) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
いい加減このお約束から脱出したいが、S属性である間は無理なのかもしれん……
どうにかしてM属性へと持っていかないと痣が増える一方だ

俺の健康はおまえらにかかっている。頼んだぞ！
>>274

かそくした

加速加速ゥ！ｋｓｋ！

さてｋｓｋ

どうなるｋｓｋ

俺の何が悪いのかな…とorzな姿勢で真面目に聞いてみる

あやせ他3人以上呼んで一緒に何かしながら年越しする
その時、あやせにはそっけなく、あやせ以外にはやさしく接してみる

あやせの頬を高速ぺちぺち
隙をついて、あやせの腋をペロペロクンカクンカ

M化しそうな安価すなぁ

「3人以上か」

誰を呼ぶかは、案の定安価だな



名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/31(土) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
安価把握

じゃあ、誰を呼ぼうか。3人以上で頼むぞ
>>283

ｋｓｋ

さあｋｓｋ

だれだｋｓｋ

kskst

だれなんだｋｓｋ

加奈子
まなみ
ブリジット

沙織（お嬢モード）
ブリジット
日向
珠希
桐乃（暴走したらちゅーするぞと脅しておく）

加奈子、黒猫、沙織たん

今日はこの辺で。明日も更新だよ

一回できりよく一日分は進めたい……が、難しい。ごめんよ
では、おやすみー

乙

乙～

おやすみー

毎度毎度>>1に任せすぎな安価ばかりで申し訳ない

乙

乙
次も楽しみにしてます

乙
次回も楽しみにしてる

おつ

乙
仲良いコンビ×2か…

まなみと加奈子の対決だ

「あいつら予定空いてんのか？」

麻奈実はともかく、加奈子やブリジットは年越しイベントとかやってるんじゃないのか？
お子様とはいえ、仮にもモデル事務所所属の有名人なのに。

「……誘って駄目だったら他のやつにするか」



俺は一つ失念していた。
そう、あいつらはお子様だったんだ。

「よくよく考えたら、お子様に年越しイベントができるわけねえよな」

条例か法律かは知らんが確実に引っかかる。

「おい京介ぇ。何か飲みもんちょーだい」
「へいへい。ちょっと待ってろ」

他人んちでくつろぎすぎだろこいつ……。
少しはブリジットを見習ってほしいもんだ。
俺は、加奈子の隣にちょこんと座るブリジットへと視線を移す。

「ブリジットも何か飲むか？」
「えっ、え……と……」
「あー、遠慮はしなくていいぞ。今日は親父たちもいないし」

だからといって、加奈子みたいになるのも考え物だが。
ちなみに、桐乃は黒猫たちとコミケの打ち上中だ。
俺やあやせ、ブリジットも是非にと誘われたのだが、安価のこともあるし、何より途中参加で打ち上げだけ参加するのも気が引けたので辞退してきた。

「じゃ、じゃあお願いします」
「おう」

暖房はつけてはいるものの、外は寒いし、やはり暖かい飲み物がいいだろう。紅茶でいいか。
俺が準備をしていると、麻奈実が台所へと顔をだした。

「きょうちゃん、何か手伝おうか？」
「いいよ。おまえも向こうでくつろいでてくれ」

こいつの世話焼きっぷりはいつになっても変わらない。さすが麻奈実。

さて、問題のあやせだが――
先ほどまでコミケに参加していたせいかソファーぐったりとしている。
対して、ブリジットは未だに元気そのもので、加奈子にからかわれたりしたのか何やらぷんぷんと怒っている。

「これが若さか」

すまん、冗談だ。一度言ってみたかったんだよね、この台詞。
多分、単純に“オタクかどうか”の差だろう。
沙織曰く、コミケは本人が能動的に楽しまないと楽しめないとのことなので、その差がもろに出たんだろうな。

「さて、そろそろ始めるか」

誰にともなくそう呟き、紅茶を淹れ終えた俺は3人が待つダイニングへと向かった。



名前：兄貴[] 投稿日：2011/12/31(土) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
安価によると、何かをしながら年越しらしいが何をしようか

今年の締めとなる安価だ。頼んだぞ！
>>302

ｋｓｋ

ksk

ksk

ksk

ksk

人生ゲーム(すごろくでも可)

ブリジット以外に年越し蕎麦をそれぞれ作らせ味比べ

えらく普通なのが来たな

安価自体はごく普通にして>>1の手腕を見ようというのでござるな

普通だからこそ膨らませ甲斐があるというもの
かわしてばかりじゃなく、ここで　>>１　の本気を見せてもらおうか

さっきまで人生ゲームをやってたからとは言い出せない空気・・・

受け狙いに走って滑る奴が多い安価スレの中では普通の安価は出す人は貴重

ザ・パーティーゲーム。
ツイスターと並び、もはや定番とも言えるチョイスだな。
ただ、年越しをしながらっていう観点ではどうなの？　いや、面白いけどね。人生ゲーム。

「……うちに人生ゲームなんてあったかな？」



「あった。あった」

なぜか関西版だけど。
ボケ&ツッコミ制度やら、血中関西人濃度というわけのわからん謎のステータスやらがついた謎の人生ゲーム。

「おーし！　ここらで人生ゲームと洒落込むか！」

時刻が23時になろうとしていた頃。俺は唐突にそう叫んだ。
言い忘れていたが、もちろん、あやせたち他のご両親にはうちで年越しをすることを了承してもらっているからな。

テレビゲームの方の人生ゲームがあればそっちでもよかったんだが、生憎家にそんな気のきいたものはない。

「人生ゲーム……関西版？　お兄さん、よくこんなもの持ってましたね」
「そうだな」

そっけなくそっけなく。だが、意識するとこれがまた難しい。
……そっけない態度ってどんなだ？
俺の態度に何か違和感を感じたらしいあやせは、訝るような視線を俺に向けてくる。

「あっ、懐かしい。昔、これで桐乃ちゃんと3人で遊んだよね～」
「そうだっけか？　ははは。いやー、全然覚えてないわ」

麻奈実が嘘を言うとも思えないので真実なのだろうが、全然思い出せない。
……今度は桐乃も誘ってやるか。

「こ、これが噂の人生ゲーム！　私、初めてです！」

そして、なぜか興奮気味のブリジット。なんでそんなテンション高いんだろう。
夜更かしできるからだろうか。そういえば、子供の頃って夜更かしできるだけで楽しかったもんな。

「せっかくやるならよ、どうせなら罰ゲーム決めようぜ！　負けたら一日奴隷だかんな！」
「ま、待て待て！　奴隷！？」
「ちょ、ちょっと加奈子！」

いきなり何を言い出すんだ、こいつは！

……待てよ。これはひょっとするとナイスアイディアなんじゃねえか？
どうせ俺は普段から奴隷状態なんだし、場合によってはあやせを一気にM化させることも可能なんじゃないのか？

「その案乗った！」
「さっすが京介！　話がわかるじゃん！」
「お兄さん！？　か、勝手に話を進めないで下さい！」



※罰ゲームを賭けた人生ゲーム開始

京介がトップ
　→翌1月1日は一日あやせを自由にできます（ただし犯罪を除く）

京介が2位かつあやせが3位以下、もしくは、京介が3位かつあやせが4位以下
　→朝、昼パートであやせを自由にできます（ただしｒｙ）

京介が4位以下かつあやせが5位
　→朝パートのみあやせを自由にできます


順位判定

書き込み時間の下2桁の大きさで順位を決定します。順位は大きい順に決定。

2011/09/23(金) 19:32:06.02
　　　　　　　　　　　　　　 　↑この部分

判定に使用するのは以下のレス番
>>312京介担当
>>313麻奈実担当
>>314あやせ担当
>>315加奈子担当
>>316ブリジット担当

では、罰ゲームを賭けた人生ゲーム開始！

ksk

どん

ｋｓｋ

ほい

(；@ω@；)

ｋｓｋ

あ

どーん

低いな…

ブリジット
あやせ
かなこ
きょーすけ
まなみ

どうなるんだこれ

一位　ブリジット
二位　あやせ
三位　加奈子
四位　京介
五位　麻奈実

か。このさいブリジットは権限使って京介に甘えまくればいいのに

京介氏にはバツゲームを受けるほうがお似合いという天の啓示でござる

出目　　　　　　　

京介　21　　　　
麻奈実　07　　　
あやせ　65　　　
加奈子　38　　　
ブリジット　85　　

順位

1位　ブリジット
2位　あやせ
3位　加奈子
4位　京介
5位　麻奈実


※翌1月1日の朝、昼パートはあやせ様に逆らえなくなりました。（安価はトライはしますが、あやせ様の命令優先です）

――――――――――――――

「あ、あれ？　勝っちゃった」
「ははははは！　お兄さんにはどんなお願いを聞いてもらいましょうか！」
「ま、まさか加奈子が3位なんて……まあ、京介には勝ったからいーけどヨ」
「目論見大失敗だよ、ちくしょう！」
「うぅ～、借金生活なんてひどいよ～」

俺より高い順位になったことで、俺を半日奴隷にする権利を得るあやせ。
やべえ……死亡フラグの匂いがぷんぷんするぜ。

「あ、あの……」

いつまでも高笑いを続けるあやせを尻目に、このゲームの真の勝者であるブリジットが俺に話しかけてきた。

「どうした？」
「お願いって今からでもいいんですか？」
「あ、ああ。俺は構わんが」

俺としてもその方がありがたいしな。
明日はきっと忙しくなるし。……色んな意味で。

「じゃ、じゃあ。……抱っこしてください」
「……は？」
「ブ、ブリジットてめー！」
「ふ、ふーんだ！　今日は私が女王様だもん！　かなかなちゃんにも負けないもん！」

いつになく強気なブリジット。これも人生ゲームの校歌だろうか。
それにしても女王様なんて言葉、どこで覚えたんだ？

「く……くっそ…………ブリジットぉぉ」
「お兄さん……ロリコンで訴えますよ？」
「ふっ……ブリジットの“お願い”なんだから問題ねえだろ？」

ふふふ。今宵の女王様は我が手の内にある。
いくらあやせと言えども、今宵限りは女王様の名を返上せざるを得ない。

「…………私への罰ゲームはなさそうだね」



今年の年越しは、何故かブリジットを膝に乗せながらというスタイルで、実に平和に過ぎて行った。



10日目。夕方パート　安価成功

かｓｋ

kskst

ksk

みんなで初詣
あやせから女王的な態度をとられたら「新垣様」と呼ぶ
メンバーはお任せ。安価も可

あやせと桐乃と麻奈美とで初詣に行く
初詣中周りに聞こえるぐらいの声で3人を褒めまくる

あやせに何かメールして、後はぐっすり寝正月

今日はここまで。
次はちょっと間が空いて28か29日の予定

では、おやすみー

おつでござるニンニン

乙～

乙
次回も気長にまってる

甘えるブリジットかわいいよ

乙

安価スレと思えないほど順調に冬休みのイベントこなせてるな

おつ～ん

乙

おやすみー

ブリジット天使すぎる…

乙
ブリジットの甘えをもうちょっと書いてほしかったな

ブリジット可愛すぎる

おまいら更新日の今日まで何も書きこんでかったのか…

おうよ。

素だとほんのりかわいいSDノイエを少しでも悪役面にすべくひさし延長した
http://www22.atpages.jp/plapla/cgi-bin/src/gunpla18259.jpg

したはいいが、正面からモノアイが見えなくなった。泣きたい
http://www22.atpages.jp/plapla/cgi-bin/src/gunpla18260.jpg

なんのスレの誤爆だよｗｗ

あんたかよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

おい






おいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

またプラモスレかよｗｗ

ノイエジールってセクシーだよね！！
待ってる！！

「初詣か」

そういえば、去年は色々とアレだったな。
桐乃は熱出して寝込んでるわ、麻奈実とペアルック状態のマフラー巻くことになるわ。
途中であやせと出会って、ラブホタルについて追及されそうになった時はどうしようかと思ったぞ。

「今年は何もありませんように……！」



「うへえ……相変わらずすげえ人」

こりゃ、お賽銭箱に辿り着くだけでも一苦労だ。
まあ、毎年のことと言えばそうなんだけどさ。
これもまた毎年思うことなのだが、この人たちは普段どこに潜んでいるのだろうか。
どう考えても、俺の住む町にこんなに人口いないと思うんだが。

「おまえら、はぐれんなよ？」

そう言って、後ろを振り向くと、そこには――

「既に誰もいねえ！」

あいつら、早くも迷子になってやがる！
注意しようとした矢先からこれかよ！　小学生じゃねえんだから！

「や、やべえ……どうしよう」

あいつら、迷子になったからって泣いてないだろうな。
そんなことを考えながら、人ごみの中、ただただ、おろおろする俺。

そんな中、設置されたスピーカーから俺を呼ぶ声が響いた。

『千葉市からお越しの、高坂京介様。保護者の方々がお待ちです。迷子センターまでお越しください』

……どうやら、迷子になったのは俺の方らしかった。
今にして思えば、あいつらがいないと気付いた時の俺って、迷子になった子供のリアクションそのままだったな……。

「恥ずかしすぎんだろ……」



「あんた、何しょっぱなから迷子になってんの！？　恥ずかしいから勘弁してよね！」
「恥ずかしいと思うなら、放送なんてしてもらうんじゃねえ！」

おまえよりも俺の方が恥ずかしいわ！　何でこの歳になって迷子センターのお世話にならなきゃならんのだ。
受付のお姉さんにお礼を言って、俺たちは再びお賽銭箱へと歩き出す。

「やっぱりはぐれないようにしておいた方がいいですね。これ、使いま――」
「使いません」

だから、その手錠を今すぐしまうんだ。

「そう？　私は良いあいであだと思うけどな～」
「おまえ、最近変わったよな」

特にあやせと交流を持つようになってから。
端的に言うと、S属性に傾いている。麻奈実の存在があやせに少なからず影響を及ぼすように、あやせの存在もまた麻奈実に影響を与えているようだ。
こりゃあ、一刻も早くあやせのS属性をなんとかしないとな。
俺の、唯一と言っていい、平穏な時間を過ごせる居場所が消えてなくなってしまう。

冬休みが終わるまであと4日。なんとしても、4日以内にあやせをM属性に持っていく！
こうして、決意を改めると共に、俺はようやくたどり着いた賽銭箱に500円玉を投げ入れた。



さて、お参りも済ませたし、後はおみくじ引いたり、安価を実行したりしてから帰るだけだな。
ほんとはお参りの前には安価を実行しておくつもりだったんだけど、まさか迷子になるとは思ってなかったからなあ。
褒める方向性としては、量よりも質。その人物が一番喜ぶんじゃないかと思う台詞を探して言うことにする。
俺の口が達者じゃないってのは自覚するところだからな。

「突然だけどさ」
「なあに？　きょうちゃん」

まずは、一番気軽に褒めることができる麻奈実から。

「おまえって振袖似合うよな！　さすがおばあちゃん！」

わざと声を張り上げ、周囲にアピールする俺。
ただ、この喧騒の中でどれだけの効果があったかは疑問ではある。

「女の子に向かっておばあちゃんって……サイテー」
「お兄さん。それ、失礼ですよ。最悪です」

口々に俺への文句を垂れる桐乃とあやせ。
確かに、おまえらの価値観でいくと、そうなんだろうけどな。
だが、麻奈実のことは他の誰よりも知っている自信がある。
こいつはこれでいいんだよ。……見てろよ？

当の麻奈実はと言うと、なにやら指先をもじもじとさせながら、

「そ、そうかなあ？　あ、ありがとね。きょうちゃん。……うへへ」
「なん……だと……？」
「私、お姉さんがよくわからない……」

さて、次は……桐乃にしとくか。こいつはこいつで、夏休み以降、非常に扱いやすいからな。

「これまた唐突なんだが」

そう言って桐乃に視線を移すと、桐乃はびくっと体を震わせ身構える。
もしかして、“自分も振袖が似合ってるもんだからおばあちゃん呼ばわりされる！”とでも思っているのだろうか。
だとしたら、相変わらずの自意識過剰――いや、実際に似合っているので自意識過剰というわけでもないか。

「俺、おまえが妹でよかったよ」
「は、はあ？　いきなり何言ってんの？　っつーかどういう意味？」

ひくつきながらも吊り上る頬を隠すように、片手で自らの頬を抑える桐乃。

「そのまんまの意味だ。俺は、おまえが世界で一番かわいい妹だと思うぞ」
「ふ、ふん！　そう思ってるんだったらちゃんとそう扱ってよね！」
「へいへい」

＜ﾊｱｱｱｱｱｱ!?　ｺｳｻｶ、ﾃﾒーﾌｻﾞｹﾝﾅ!

「あっ！　あっちで瀬菜が痴漢に襲われてる！」

＜ﾅﾆｲｲｲ!　ｾﾅﾁｬｱｱｱﾝ!

「い、今の、赤城君……だよね？」
「な、何ですか今の人」
「奴も病気なんだよ。ほっといてあげてくれ」

シスコンという病気にかかっているんだよ。

そして、残すはあやせだ。

「…………」

あれ？　あやせが喜びそうな褒め言葉ってなんだ？
俺が何を言っても、怒って反撃してくるイメージしか湧かないんだけど。
というか、実際、今まで怒られてばっかりだったしな。




名前：兄貴[] 投稿日：2012/01/01(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
おまえら助けて！　女王様が喜ぶ一言を大至急俺に授けてくれ！
できれば、M属性が開花する方向だったらいいなあ……なんてことも思ったりする

頼んだぞ！　>>357！

ｋｓｋ

あやせ！俺だ！結婚してくれ！

ksk

ヨロコビノタミ
ｋｓｋ

ｋｓｋだよ

ブリジットがあやせみたいになりたいってさ

つまり……どういうことだってばよ？

「ブリジットがあやせみたいになりたいってさ」
「えっ？　ブリジットちゃんが？」

どういう意味ですか？　と、聞かれても俺は答えを持ち合わせてないぞ。
なんせ安価だからな。まあ、適当な理由をねつ造するくらいはできるが。
小首をかしげるあやせに対して、怒りを隠そうともしない人物が一人。
そう。桐乃だ。

「はあああ！？　ブリジットちゃんと会うときはあたしも呼べっていつも言ってんでしょうがあああ！」
「あ、会ってない会ってない！　以前会った時に聞いただけだから！」

だから落ち着け！

「お兄さん、それ、どういう意味ですか？」
「あー多分、昨日のアレだ」
「アレ？」

俺は、昨日の人生ゲームの事を思い出していた。

「人生ゲームが終わった後――あの時、珍しくブリジットが加奈子に反抗したろ？」

しかも、「今日は私が女王様」という台詞付きで。

「あれ、多分、加奈子を上手く操るおまえに憧れてたから出た台詞だと思うんだよね」

あと、あやせの、普段俺に対する態度とかも見てるわけだし。

一度口に出すと、ほんとにそんな気がするから不思議だ。
案外、ほんとにそうなのかも知れないな。

「女王様という台詞が根拠ですか……わ、私のイメージって……」

幼女にまであやせ＝女王様というイメージで見られていたことがよほどショックだったんだろうな。
あやせはがっくりとうなだれている。
ブリジットが純粋であることを知っているからこそ、余計にダメージもでかかろう。

ふふふ。これは中々に上手くいったんじゃないのか？
上手くあやせに普段の態度の反省を促すことができたんじゃないだろうか。

が、あちらを立てればこちらが立たずとはよく言ったもので、

「ほう……あたしがいない間にブリジットちゃんと人生ゲーム？　だから昨日は打ち上げ来なかったんだ～」

地雷を避けたら、避けた先にも地雷があったでござる。

「ま、麻奈実！　助け――」
「私も詳しく聞きたいなあ、その話。昨日、きょうちゃんは、少なくとも3人の女の子を連れ込んでたってことだもんね」

…………オワタ。

「や、やめろ！　話せばわかる！　というか、おまえら振袖なんだからあんまり無茶は――ぐわあああああああああ！」



11日目。朝パート　安価成功？


名前：兄貴[] 投稿日：2012/01/01(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
安価の台詞を言ったら敵が増えたでござる。いや、たしかに女王様を沈黙させることには成功したんだけどね

次だ
>>364

それと、安価にあった年賀状だが、朝方女王様宅に投函してきた
リアクションを貰えるのは明日だろうな

ksk

麻奈美は大晦日一緒にいたんじゃ？
st

あえてあやせに逆らわない

ageksk

あーん

何も言わずにずっとあやせの手を握り続ける

あやせの暴力的な態度にキレる
フリをする

麻奈実は一緒に人生ゲームしてなかったっけ？

モデル組でカルタ大会

>>361,367
おう……いた……。わざわざ>>309から読み返したのになんで見落としてたんだろ……
誤爆といい今日は駄目な日だ。


今日はここまで。明日も更新です。
誤爆しないようにSSの書き方考えないといかんね。

SSを専ブラに直書き→SS書きつつ他スレをうろつく→他スレにレスをするべくメモ帳の方にレス内容記入
→更新確認等で一度このスレに戻る→メモ帳の方を書き込み

このコンボがやばい

おつ

おつっつ
SSは>>1が好きに書けばいいんじゃないかな

おつ～
明日も楽しみにまってる

乙～

そんなことしながらでもssが書ける>>1に惚れそうだ

おつ
今日も乗り遅れてしまった

最悪他スレにｓｓ誤爆しなければなんでもいいと思うけどなｗｗ
乙でした

>>1かわいいよちゅっちゅ

誤爆もスレの華さ

ブラコンきりりん可愛い

「ハードルたけえ……」

“あーん”って、あれだろ？　恋人同士がやってるようなやつ。
まともに行ったら玉砕確実だ。

「ところでこれ、どっちがどっちに“あーん”すればいいんだ？」

あやせからしてもらう方だと安価達成はほぼ不可能な気がする。
いや、逆も絶望的だけどね。あやせが素直に応じてくれるわけがないからな。

「こりゃあ、絡め手が必要になるな」

あいつなら、俺が思いついた絡め手を成功させる方法を知っているかもしれん。

「もしもし。沙織か？　不躾で悪いんだが、物の表面をツルツルにする方法しらない？」



「いただきます」
「おう。悪いな、練習に付き合ってもらって」
「そうですよ。太ったらどうしてくれるんですか」

あやせは、俺が作った（という体の）“黒豆”を見ながらそんな憎まれ口を叩く。黒豆ってのは、よくおせちに入ってるアレな。
そう思うならそもそも食わなきゃいいんじゃねえか？　とも思ったが、せっかくこうやって味見に付き合ってくれてるんだ。
それを言ってしまうと、あやせの厚意を台無しにしてしまう。
もっとも、この黒豆、実はお袋が作ったものなので味見の必要はない。
味ならば、俺が今朝食った時点で確認してある。
これも、全ては“あーん”をするためだ。これくらいの嘘は許されてもいいだろう。



ぽろっ。

「あ、あれ？」
「ん？　どうした？」

俺は、顔がにやつくのを隠そうともせず、あやせの様子を窺う。

「な、なんでもありません」
「そうか？　まあ、早く食べてくれよ」
「わ、わかってます」

ぽろっ。にやにや。

「くっ……」

ぽろっ。にやにや。

「ぐぬぬ……」
「どうした？　掴めないのか？」
「こ、この豆、なんか掴みにくいですよ！？　お兄さん、いったい何を作ったんですか！？」
「何って普通の黒豆だよ。ほら」

そして俺は、ひょい、といとも簡単に黒豆を掴みあげた。

「ぐ、ぐぬぬ……」

当然だ。細工したのは黒豆じゃなくて箸の方だからな。
ふはは！　さすが沙織だ！　沙織直伝・コンパウンドの威力を思い知るがいいぜ、あやせ！

ここらで、ちょっと説明しておこう。俺があやせたんの箸に施した仕掛けをな。
といっても、コンパウンドで軽く磨いただけだけどな。
コンパウンドってのは、要は、超目が細かいヤスリだ。これで磨くと表面がツルツルになる――らしい。
俺も詳しい事は知らんのだが、沙織が言うので間違いないだろう。

俺に掴めて自分に掴めないことが悔しかったのか、あるいは単に羞恥からだろうか、次第に、あやせの顔が赤くなっていく。
……ほう。羞恥に震えるあやせたんも中々。

と、俺のS心が顔を覗かせるが、俺は今回の目標を見失ってはいなかった。
そろそろ、安価の達成に向けて動き出さねば。

「仕方ないな。俺が食わせてやるよ。ほれ、口開けろ」
「い、いやですよ！　何で私がお兄さんに――！」
「だって、仕方ないだろ？　掴めないんだから」
「ぐ……こ、これは何かの間違いです！」
「それはしっかり掴んでから言ってくれ」

もっとも掴むのは無理な話だけどな。コンパウンドさんぱねえ。
加奈子ならいざ知らず、あやせたんなら手で直で――なんてこともすまい。

「はい、あーん」
「や、やめてください！」
「そう言うなって。味見してくれるんだろ？」

黒豆をさっと箸で掴み、あやせの口元に運ぶ。

「そ、そうですけど、これは――！」
「ほれほれ」
「や、やめて下さいってば！」

女子中学生の口に、黒くて丸い物を棒状の物を使って押しつける俺。
……何故だろう。なんだかとってもいけないことをしている気がするのは。

「わ、わかりました！　食べますから！　そんなに押しつけないで下さい！」
「ふっ……最初からそう言えばいいんだよ」

ついにあやせも観念たようだ。

「じゃあ……あーん」
「そ、それ、わざわざ言わないと駄目なんですか！？」
「おまえは何もわかっちゃいない！　これを言うからいいんだろうが！」
「そ、そんな怒らなくても……」

では、気を取り直して。

「あーん」
「あ、あーん」

屈辱か、羞恥か、それとも照れてるだけか、顔を今まで以上に真っ赤にするあやせたん。
……最後のは俺の願望だけど。

「……どうだ？」
「…………うちの黒豆と同じ味です」
「えっ？　似てるとかじゃなくて？」
「ええ。まったく」

どういうことだ？　高坂家と新垣家の黒豆のレシピがたまたま同じだったってだけ？
だが、この俺の疑問は、あやせの次の台詞で氷解することになる。

「うち、今年は黒豆は出来合いの物買ってきたんですよ。惣菜の」

……どうやら、今年の黒豆も、お袋作ではなかったらしい。
今年は上手くできたとか言ってたのに。さては、今年も失敗したな？
で、惣菜の黒豆買ってきて誤魔化したと。なるほどな。
そりゃあ、同じ味がするはずだよ。

と、一人納得したところで、俺の目の前には鬼が迫っていた。

「……どういうことですか、お兄さん？」
「ど、どういうことって……どういうことだ？」

何であやせ様が怒っていらっしゃるのかしら。

「まさか、私にこんな羞恥プレイをさせるために……」
「ああ。そういうことか」

あやせは、“俺があやせを辱めるために、惣菜の黒豆を使って一計を案じた”と勘違いしてるんだ。

「待て、それは勘違い――でもねえな」

ほとんど正解じゃねえか。

「言い訳もしないということは、覚悟ができたと言うことですね？」
「待て、そっちは誤解だ！」

俺はまだ死にたくねえ！

「覚悟おおお！」
「や、やめろ！　黒豆なんて持ってどうする気だ！？　そ、そんな一気に食えね――」

やめろおおおお！　という叫びは、圧倒的な量の黒豆によって喉をふさがれ、ついぞ表に出ることはなかった。



11日目。昼パート　安価成功

名前：兄貴[] 投稿日：2012/01/01(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ち、窒息するところだった……
俺、しばらく黒豆くえねえよ

次行こうか
>>386

ksk

kskst

ksk

あやせと行動し、事あるごとに頭をなでる

あやせ他4人以上を誘って闇鍋パーティー

不意打ちであやせにキス

あやせの部屋を大掃除
鞭や手錠等危険な(Sを誘発する)物を押収する

現金以外のお年玉をあげる

「闇鍋！？」

これは…………まずい。
呼ぶ面子によっては大惨事だ。
食材は……各自で持ちよることにするか。

「面子はもちろん、俺が持ちよる食材も安価だな」



名前：兄貴[] 投稿日：2012/01/01(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
誰を呼ぶかを決めてくれ
俺と女王様を除く4人以上で頼む

>>395

ｋｓｋ

桐乃
日向
ブリジット　
加奈子

ｋｓｋ

ksk

瀬菜、黒猫、沙織、フェイト

加奈子、ブリジット、黒猫、沙織たん

沙織
黒猫
ブリジット
瀬奈

名前：兄貴[] 投稿日：2012/01/01(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
呼ぶ人物が決まったところで、食材の安価だ
俺が持ち込む食材を考えてくれ。ちなみに、複数回答可だ

>>403

ksk