1 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 20:19:46.989vmj3CHg0 (1/6)

1スレ目 美琴「す・・・好きです!!付き合ってください!!」上条「何やってんだ、御坂」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1304/13045/1304506297.html

2スレ目 美琴「当麻♪」上条「なんだ、美琴」垣根「俺も仲間に入れて」心理「はいはい」

http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1305/13053/1305377166.html

3スレ目 上条「美琴、愛してる」美琴「私も♪」垣根「俺も♪」心理「ジャマしないの」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306063255/

4スレ目 上条「美琴は可愛いな」美琴「えへへ//」垣根「速さが足りない」心理「はいはい」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306724889/

5スレ目 上条「放さないからな」美琴「うん♪」垣根「話さないからな」心理「しゃべりなさいよ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307282872/

6スレ目 上条「抱きしめようか?」美琴「うん//」垣根「抱こうか?」心理「やめて」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307709819/


7スレ目 上条「守り続けるからな」美琴「うん//」垣根「これがリア充です」心理「あなたもよ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308139244/


8スレ目(番外編) 美琴「私の好きな人のことを、それ以上悪く言わないで!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308667506/

9スレ目 上条「結婚に必要な物は?」美琴「愛!」心理「お金」垣根「念のため三行半」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308992651/

10スレ目 上条「まずは!」美琴「そのふざけた!」心理「幻想を!」垣根「守るのこそ愛だ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309355502/

11スレ目 上条「マイホームか・・・」美琴「い、いいわね//」心理「そうね」垣根「欠陥住宅か」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309860801/

12スレ目 テクパトル「あの月はもう、空には出ない」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310283821/

13スレ目 上条「美琴は可愛いな」美琴「//」垣根「心理定規可愛いハァハァ」心理「やめて」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310641032/

14スレ目 上条「恋といえば!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311066610/

超番外編 さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309780773/




2 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 20:20:23.049vmj3CHg0 (2/6)

スレ内容

上琴、未元定規がメインのギャグほのぼの

一方通行×番外個体
テクパトル×19090号
削板×黒子
エツァリ×ショチトル

サトリナさんは俺の嫁

さだのりはジャガイモ

>>1は速さを極めようとしています、ヒマジンというツッコミはなしですw
ただし、ミサカ口調でいじめるように言うツッコミは大歓迎

Mではありません


あと、背中って素敵

それだけ



えー、ちなみに




背中は正義だから

異論は認めないから




3 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 20:22:08.089vmj3CHg0 (3/6)

キャラ紹介

上条・・・言わずとしれたそげぶマン
美琴の彼氏、第一の主人公であり、正義感溢れます
美琴をかなり愛しています

美琴・・・ヒロイン
可愛いです、可愛いです、可愛いです
ツンデレがデレデレになってますが、それもまた(ry
上条さんにメロメロ

垣根・・・本シリーズでおそらくもっとも愛されてるキャラクター
イケメルヘンからギャグまでなんでもござれ
心理定規と付き合ってます、フリーダム
たまにツッコミ

心理定規・・・垣根の嫁
ていとくんに踊らされながらも彼を支えます
おそらく、心理定規タンハァハァって方もいるかと、俺もそうだ
ホント、マスコットキャラ

エツァリ・・・本シリーズで地味なキャラの一人
ショチトルと付き合ってる変態ツッコミ

ショチトル・・・地味キャラの一人
エツァリと付き合ってます、自称ドMの実際ドM

削板・・・熱い男
黒子の彼氏、地味なはずがわりとキャラが濃い

黒子・・・ですの
削板の彼女、でもお姉さまも相変わらず好きなのでご安心を

一方・・・歪みないセロリ
番外個体の彼氏、そしてロリコン

番外個体・・・一方の嫁
やっとセロリと付き合うことに
わりと奥手

テクパトル・・・ダークホース
途中でレギュラーになったにも関わらずていとくんとならび本シリーズの目玉に
こんなはずではなかった
美月こと19090号と恋人に、前スレの苦難も乗り越えイチャイチャリア充

19090号・・・テっくんの嫁
勝手に美月と名づけました
後悔はしてません
テクパトルと結ばれましたが未だに照れ屋さん

20000号・・・変態
しかも、テっくんでヤったこともある変態
たまに男前

14510号・・・セロリのことが好きな乙女
でも報われませんね

10033号・・・セロリのことが好きな乙女
やや口調がキツイ

御坂妹・・・可愛いです
案外しっかりしたキャラ

17600号・・・やや遅れて合流した妹達
彼女は強いですね、いろんな意味で

アレイ蔵庫・・・完全な被害者
元の体に戻る方法を探して弟と旅をしていたが
テっくんたちのところへ住むことに

扇風機さんをきにかけています
どうしてこうなったのかは分からない


さだのり・・・ジャガイモはイモの仲間
本シリーズ唯一のオリジナルキャラ
ていとくんの魂の兄弟




4 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 20:22:51.609vmj3CHg0 (4/6)

そして、時間稼ぎにはこんなコーナー



「教えてみなさん!!質問コーナー!!」・・・質問受け付けます

「好きなキャラに告白しよう!!」・・・好きなキャラに思いをぶつけ、その告白にていとくんが点数をつけてくれます、できるかぎりメルヘンに!!

「助けてください、俺の悩み!!」・・・ちっぽけな悩みから真面目な悩みまで答えます!

「普通のお便り、待ってます!!」・・・普通のご意見など

「アレイ蔵庫のひんやり空間」・・・好きなカップルに、指令をしてください、全力でやってみせます!


たまーに安価もありますが、基本はないですのでご了承を

相変わらずの駄作ですが、お楽しみいただけたら幸いです


あと、説明文使いまわしでゴメンなさいw




ちなみに

もはや上琴ではなくなってきています

全員が主人公になっていますが、日常では誰もが主人公なんだぜ、という>>1のメッセージです

いや、ウソです

サトリナさんは俺の嫁です

サトリナさんは俺の嫁です

>>1が喜ぶコメは


>>1よ、速さが足りない!!



ミサカ口調でけなすようなコメ




サトリナさんっぽい優しいコメのあとに、(と、サトリナが>>1の耳元で囁いていました)

です

お願いします、>>1に元気を・・・


すいません、冗談です




5VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/24(日) 20:26:59.037eqkBBMF0 (1/2)

>>1スレ立て乙です
と、ミサカは>>1の頭をなでなでします。
相変わらず>>1は凄いですねと、ミサカは褒め称えます


6VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/24(日) 20:50:14.19wceWfrxW0 (1/2)

ついに15スレ目ですね、とミサカは>>1にご褒美のキ、キスを……

あ…う…そ、そんなに見つめないでください、とミサカは涙目で懇願します
あ、あくまでほっぺにですからね、とミサカは念を押します


7 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 20:58:53.479vmj3CHg0 (5/6)

>>5
>>6 ふぅ・・・


ミサカ口調は至高だよ、ホント



8VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/24(日) 21:02:08.59eOHU79WSO (1/3)

む、ミ、ミサカも負けません、スレ立てお疲れ様ですとミサカは>>1を抱き締めます。


9VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)2011/07/24(日) 21:26:27.27dMK/N0fAO (1/2)

新スレ乙!

前スレの>>1000が鬼畜wwww


10VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/24(日) 21:26:29.12RizFnTBRo (1/1)

鬼畜安価キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


11 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 21:27:39.909vmj3CHg0 (6/6)

・・・サトリナなんて大嫌い!

だっておっぱいでかいし可愛いし優しいし胸でかいし声いいし性格いいし包容力あるし乳がでかいし!
あそこまで理想的な女性でおっぱいでかい!!

もうおっきしちゃってズボンが痛いんだ!!



俺をこんなに苦しめるサトリナが大嫌いだ!!!


さて、ツンデレはこのへんでw


12VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/24(日) 21:28:40.05+IZ88C8mo (1/1)

参加したと思った次の瞬間には終わっていた
これが・・・>>1000取り合戦・・・ゴクリ


13VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/24(日) 21:31:38.997eqkBBMF0 (2/2)

参加しようと思った瞬間に終わってた…
俺には速さが足りないッッッ!!!!!!!


14VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/24(日) 21:41:23.25wceWfrxW0 (2/2)

>>11

ふふ、録音完了です、とミサカはほくそえみます
これを彼女に送りつければ>>1はミサカのものですね、とミサカは黒い笑みを浮かべます


15VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/24(日) 21:44:42.87OyOE56kSO (1/1)

おっぱいには夢と希望が詰まってるって本当ですか?



16VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)2011/07/24(日) 21:46:25.44IbLb3asH0 (1/1)

>>14
証拠となる録画映像もばっちりです、とミサカはダメ押しの証拠を提示します


17VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2011/07/24(日) 21:54:09.593msvz9yz0 (1/1)

この程度の速さで>>1はミサカを満足させることができるとでも思っているのですか?とミサカはジト目で>>1を睨みつけます

わかったならさっさと書けよこの野郎、とミサカは暗に応援しているからこれからも頑張ってください、という意思を伝えてみます


18VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/24(日) 21:55:11.10eOHU79WSO (2/3)

…>>1はこれでもサトリナ一本なのですね、と前スレ>>1000は敗北を認めます。


19 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 21:59:21.95c7dD65lN0 (1/3)

あーれだ



停電が起きた

そして、無線LANがアボーンしてた

適当に設定してよかったのかな?

酉はこれであってるか?

もういいや
我が家は機械音痴


>>14 いや、サトリナも俺を愛してるから(キリッ

>>15 いえ、その代わり愛が詰まってます

>>16 や、やめろぉ!

>>17 ふぅ・・・

>>18 あ な た の せ い だ


20 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 22:00:52.31c7dD65lN0 (2/3)

ID変わるってことはやっぱ無線LAN間違ったか?

もういいや
使えるし

さよなら三角また来て四角


ということで、誰かこれでよかったのか教えて

初期設定からもう一度やり直したんだ、よかったのかな?





21VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/24(日) 22:01:28.48eOHU79WSO (3/3)

つ、ツンデレできたんだからいいではありませんかとミサカは慌てます。


22 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/24(日) 22:11:52.72c7dD65lN0 (3/3)

あれです

ちょいと、停電のせいでモチベーションが下がっちゃったw


なので今日はここまで

明日はできたらたくさん投下したいけど、卒検だからやっぱりキツイ


合格したいなぁ・・・


23VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)2011/07/24(日) 22:18:03.52dMK/N0fAO (2/2)

>>22
たぶんだけどIDはIPアドレスが変わったからじゃないかな


24VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)2011/07/24(日) 22:18:36.95t17MaRIao (1/1)

卒検って車かな?
左右確認とかバック→ミラー→目視とかああいったものは少しオーバーにやったほうがいいよ


25VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2011/07/24(日) 22:48:19.68+QxmNd4K0 (1/1)

ほほぅ


26 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 08:33:36.32afglisKE0 (1/157)

では、いってまいりますw

ちゅうか雨って最悪だわさ


27VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/25(月) 09:21:58.26MDU0q4+Y0 (1/1)

>>1頑張ってください、とミサカは>>1の合格を心から願っています
合格したらそのときは、ミサカのはじめてを……い、いえなんでもありません、とミサカは平静を装って誤魔化します
もし、万が一ダメだったとしても、そのときはミサカが>>1のために、な、慰めてあげますよ、とミサカはどちらにしても身体を清めておこうと決意します


28VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 12:14:42.38AWGtPl2o0 (1/1)

>>1のスピードが速すぎる・・・
前から3日見れないうちに新スレになってたことがあったけど、2週間忙しくて見れないうちに取り返しがつかないことになってたよ・・・


29 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 12:44:35.58afglisKE0 (2/157)

ぐぉぉぉぉ!!
ちょっと聞いてよ!

あのね、公安からお偉いさんが一人来てて、5組のうちどれかの車に乗るからねって言われて

へー、すげーって思ったら


俺たちの車だったんだよ!

いやね、今日は自信あったの!

二回巻き込み確認忘れたのと、ちょっとカーブを大回りにはしちゃったけどさ!

それ以外は完璧だったよ、って教官にも言われたの!

なのに、お偉いさんの厳しい採点で落ちちゃったの!


うちの車三人受けてみんな落ちてたよ!?
ふぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!








あーあ、不幸だw

まぁ気を取り直してがんばりますよ、うん

ということで>>27、慰めて(ry


30VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 12:46:52.81rPK+GA/IO (1/2)

卒検は心臓バクバクしたなあ

一発合格願ってるよ!


31VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 12:47:29.10rPK+GA/IO (2/2)

あれ、更新しなかったら大変なことに

すまん……


32 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 13:01:40.90afglisKE0 (3/157)

とりま筋トレをば

しっかし・・・公安の人って厳しいのね

かなーり採点基準が細かかったし
しかめっ面だったし

サトリナの笑顔を見習えよ、と


暑い・・・セミが鳴いてやがる・・・




33VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 13:42:47.80EuvNe7qIO (1/1)

  ヽ ‐┼‐  ‐‐\‐‐     __/  、ヽヽ ┌─┐   l   l   _/            | ̄| | ̄|. | ̄|
  '''7 lココ      〉    ̄ /``ヽ\  └┬┘   レ  l   / ̄ \  l    l   | |  | |  | |
   ) /|\   、       /    |    ./├       l     __l.     l    l   |__|  |__|  |__|
  ∠-‐‐‐‐--   ゙''‐--   /   、/    /''‐┴‐--    /     し'ヽ     レ    l  □  □  □

                                       ,.-‐''"`''‐-'゙!
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            _,ノ゙ _>-!j、:::::l   ___i_!,,..、-‐‐''''"7'"´,.、----、``ヽ;::::::::::::ミ、  ド
          ,.:r''" _.l´r'゙ l,``''゙,r''"/      __/! /゙´:::::::::::::::::`゙`ヾヽ::::::ノ、
         /,.-'‐''"//。_,/´ ̄! (-‐‐''''""´ ̄ \゙、'、三三三三三三三三三≡=   ガ
       r'm'" ,.-=''゙-''"     ヽ、`''-,r''''''''‐‐‐‐--ヽヽ、`''‐-、.,_,. -‐''゙/三三三≡≡=
       ,.`´,r'"/゙l   ,,.、-‐'''" ̄´ ̄       r'゙  ``'''‐‐-----‐‐'''"三三三三三≡≡=  ン
   , '"゙( ' l//´/、  ´\  三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三≡≡≡= !!
  ,'゙  ,. '゙' .l/  /  ヽ,!  `l'、           l-‐'"/             /三三三三≡≡≡==
  ', ,. '(,,.. '゙´ `ヽ /    ゙,  l ヽ.          `'''"''‐‐7`''‐┐        / /
''"``'"´   )" ∠...,,,_  l  ゙l ,〉            /   ヽ、     /'''"
,'"(´  (  r、.__,,,....、ニ<,ヽ! l´             /´ ̄`''‐-、 `ヽ、._/
、 ヽ、  ` ノ‐< __,,,.、--‐‐--<;='゙             /   ..:::::::::゙Y‐‐'"
`''-゙、ヽ /,,.-'゙´                  ,.、-''゙     :::::::::::::l
` ´ヽ  l/    (⌒ (´⌒)'゙       _,.、-''"  ....:::::::::::::::::::::::::::::l
        (´⌒;;(⌒(´⌒)    ,..-''゙   .....::::::::::::_, -‐、::::::::::::::::゙、
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                   / .::::::::r‐'''"         \::::::::::::゙,


34 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:49:46.91afglisKE0 (4/157)

>>33 かっけぇw

では投下



35 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:50:41.24afglisKE0 (5/157)

上条「んー・・・暑い」

ある夏の昼下がり

上条は自分の部屋でつぶやいていた

隣には愛する彼女がいる

美琴「たしかに・・・どうにかエアコンは直ったけど・・・」




36 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:51:34.29afglisKE0 (6/157)

上条「はぁ・・・ま、明日からしばらくこの部屋とはおさらばですよ」

美琴「うん、それもそうね」

美琴が笑いながらうなずく


明日から三日、寮が改修工事をするらしく

ついでだからその間に二人で旅行をすることになったのだ




37 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:52:00.97afglisKE0 (7/157)

上条「・・・旅行か」

美琴「今回は観光地とかは回らないんだっけ?」

上条「あぁ、そういうのもいいけど、たまには旅館で美琴とゆっくりしたいからさ」

美琴「うん、私もそうしたいな」

二人が今回旅行先に選んだのは、少し都市部から離れた旅館だった

学園都市のすぐ近くにあるため、わりと短時間で移動できる




38 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:52:37.35afglisKE0 (8/157)

上条「・・・楽しみだな」

美琴「・・・ちゃ、ちゃんとゴム・・・持っていってね?」

上条「え、旅行先でも美琴さんはやる予定なんですか」

美琴「な、なによ!したいでしょ当麻だって!?」

上条「いやいや、上条さんはそこまでドエロではありませんし」

美琴「な・・・なによバカ・・・」




39 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:53:12.11afglisKE0 (9/157)

上条「んー・・・その代わり」

上条が美琴の服に手を掛ける


上条「今はしたいですけどね」

美琴「あ・・・す、するの?」

上条「ん、ダメか?」




40 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:53:46.82afglisKE0 (10/157)

美琴「さ、最近当麻・・・焦らしてくるんだもん・・・」

上条「焦らされたほうが美琴は感じてるし」

美琴「!そ、そんなこと・・・ないわよ?」

上条「ふーん・・・」

にやけながら、上条が美琴の胸を服の上からつつく

美琴「あ・・・バカ・・・」




41 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:54:29.91afglisKE0 (11/157)

上条「ん?やらないんでしょ?」

ツンツン、と敏感な場所であろう所をつつく

美琴「んっ・・・」

上条「・・・ほーら、やっぱり焦らしてると感じやすい」

美琴「はぁっ・・・当麻、お願い・・・もう直接触ってよ・・・?」

上条「はいはい・・・美琴ったら正直だな」




42 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:55:14.97afglisKE0 (12/157)

美琴「ギンギンにしながら言わないでよ!」

上条「はは・・・それもそうだな」

上条が優しくキスをする

夏の暑さは、本当に鬱陶しかった

でも、こういう暑さなら悪くないな、なんて上条は考えていた




事を終えた二人は、ベッドで寝転がりながら明日の計画を語っていた





43 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:56:07.40afglisKE0 (13/157)

上条「えーっと・・・とりあえず、あんまり観光はしない、と」

美琴「食事は三食出るから問題ないものね」

上条「うん、温泉は・・・あるけど、二人だから家族風呂でよくないか?」

美琴「えっ・・・あ、うん」

上条「なんだ、ヘンなことは風呂ではしないって」

美琴「そうじゃなくて・・・思えば、旅行の時ってほかのみんなと一緒だったなって」




44 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:56:37.48afglisKE0 (14/157)

上条「あぁ・・・たしかに二人きりの旅行は初めてか」

美琴「最初も途中で垣根達と合流しちゃったもんね」

上条「となると楽しみだな・・・」

美琴「うん、二人きり・・・だね」

美琴が上条に近づく

上条「・・・よしよし、甘えん坊さんだな」




45 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:57:34.33afglisKE0 (15/157)

美琴「えへへ・・・当麻に撫でられると落ち着くもん//」

上条「可愛いなぁ美琴さんは!」

たまらず、上条が美琴を抱きしめる

美琴「ふにゃっ!い、いきなり抱きしめたらビックリするでしょ・・・もう・・・」

上条「だって可愛かったからさ」

美琴「・・・//」




46 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:58:28.47afglisKE0 (16/157)

上条「さて、とりあえず簡単な準備でもしましょうか」

美琴「うん、そうしましょ」


上条「・・・終わりましたね」

美琴「・・・やっぱりゴムも取ったじゃない」

上条「ん、必要だろうし」

美琴「・・・ね、生でやろうとか思わないの?」




47 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 14:59:13.84afglisKE0 (17/157)

上条「なんだ、美琴は生がいいのか?」

美琴「そうじゃないけどさ・・・」

上条「あのな、子供がいなくたって俺は絶対に美琴を捨てたりはしないからな?」

美琴「う、疑ってるんじゃないわよ!」

上条「?じゃあなんで?」

美琴「あ・・・だって、その・・・当麻にはできる限り気持ち良くなってほしいし・・・」




48 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:00:07.56afglisKE0 (18/157)

上条「うーん・・・でも、結婚してからにしようぜ?」

美琴「い、いつ結婚しようか!?」

上条「お、いきなり話が飛躍したな」

美琴「や、やっぱり指輪は給料三ヶ月分かしら!?」

上条「いやいや、結婚するとき俺多分まだ大学生だと思う」

美琴「大学生・・・が、学生結婚かぁ・・・」




49 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:00:45.37afglisKE0 (19/157)

美琴が頬に手を当ててにやける

美琴「そ、それで私も同じ大学に通って・・・毎日一緒に昼ご飯食べて・・・」

美琴「ま、周りから冷やかされたりしちゃって・・・」

上条「あ、あの・・・美琴さん?」

美琴「で、でも大学の先生は理解してくれるかしら!?ね、当麻!?」

上条「と、とりあえず落ち着いて!今は明日の旅行に集中しましょうか!」




50 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:01:57.35afglisKE0 (20/157)

美琴「そ、そうね!旅行中に結婚するかもしれないもんね!」

上条「いやいやまだ年齢的にできませんからね!?」

美琴「タ、タイムスリップしちゃうかもしれないじゃない!?」

上条「どこに旅行したらそんなことになるんですか!?」

美琴「は、早く結婚したいなぁ・・・そしたら毎朝おはようのキスして・・・当麻にご飯渡して・・・」

美琴「で、でも当麻が働き出したら昼間は一人なんだ・・・」




51 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:03:13.00afglisKE0 (21/157)

美琴「昼休みには必ず電話してね!?」

上条「あ、あの・・・」

美琴「帰ってきたらお帰りのキスをして・・・ご飯か風呂か私かを尋ねて・・・」

上条「おーい」

美琴「わ、私!なんて言われたら・・・ダメよ、今帰ってきたばっかりじゃない!なんて言いながらも押し倒されちゃって・・・」

美琴「で、でも結婚したんだから生でやっちゃうわけよね!?」




52 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:03:46.31afglisKE0 (22/157)


美琴「どうしよ・・・あんな熱いのが直接・・・ふにゃぁぁぁぁぁ!」

上条「ストップストップ!なんか妄想が激しくなってますよ!?」

美琴「あ、ゴメン・・・」

美琴が顔を真っ赤にしながら頭をかく

美琴「で・・・さ、旅行はどうするんだっけ?」

上条「えっと・・・二人で旅館でゆっくりして、だよな?」




53 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:04:34.17afglisKE0 (23/157)

上条「たしか旅館の中にマッサージとか卓球とか、いろんな施設があるはずだしさ」

美琴「うん、そうだったそうだった!」

上条「でも・・・さすがに三日間ずっと旅館はムリかもなぁ・・・」

美琴「うん・・・となったら少しは外にも出るわけね」

上条「よし、周りの観光できそうな場所でも調べるか」

二人が地図を広げる




54 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:05:16.97afglisKE0 (24/157)

上条「動物園・・・は人が多すぎるかもな」

美琴「できる限り落ち着いた場所がいいわね・・・」

上条「あ、山の上の神社、行かないか?」

美琴「あぁ、登山?」

美琴がふむふむ、とうなずく

上条「山ってわりと涼しいだろ?たしかこの神社って恋愛成就、みたいなのだったから」




55 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:06:03.57afglisKE0 (25/157)

美琴「ちょうどいいわね」

上条「そこまで高いってわけじゃないけど、一応スニーカーは持って行きましょうね」

美琴「いっつも履いてるのでいいわよ?」

上条「ちっちっち!そうやって油断すると足が痛いことに・・・」

上条が苦笑する




56 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:06:42.77afglisKE0 (26/157)

美琴「じゃ、ちょっとしっかりしたのを選んだほうがいい?」

上条「あぁ、持ってるんじゃないか?」

美琴「うん、あるわよ」

上条「じゃ、登山はオーケーだな」


上条が地図に丸をつけておく





57 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:07:22.81afglisKE0 (27/157)

上条「でも、これは半日で終わりそうだよな・・・」

美琴「もう一カ所・・・ね」

上条「なんかないかな・・・」

美琴「えっと・・・そうね・・・」

地図を隅々まで見てみるが、なかなかめぼしい所は見つからない

あとは夏休みには混んでいそうな所ばかりだった




58 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:07:53.13afglisKE0 (28/157)

上条「ま、仕方ないかな・・・」

美琴「うん・・・仕方ないわね」

はぁ、と二人がため息をつく

上条「きっと適当に町とかふらついてたら時間がすぎるだろ」

美琴「ぶらりと散歩ってのもいいかもしんないわね」

上条「じゃ、予定はこれくらいにしときますか」




59 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:08:37.39afglisKE0 (29/157)

上条が地図を畳む

美琴「今日は何する?」

上条「昼飯食ったら・・・もう一回しちゃいますか?」

美琴「え、ま・・・また?」

上条「イヤか?」




60 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:09:12.58afglisKE0 (30/157)

美琴「ううん!当麻となら何回だって・・・//」

上条「ありがと」

ニコリと上条が微笑む

美琴「と、とにかく昼ご飯にしましょう!」

上条「オッケー」



外では、セミが鳴いていた


61 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:09:38.63afglisKE0 (31/157)

上条「しっかし暑いよな・・・」

美琴「今日の最高気温、38度らしいわよ?」

上条「うわ、そりゃ暑いわけだ」

二人は近くのファミレスに来ていた

周りには暑さから避難してきました、といった感じの学生が溢れていた

美琴「毎年毎年暑くなっていくわよね・・・」




62 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:10:12.77afglisKE0 (32/157)

上条「ホント・・・一応風力発電にしたりしてるんだけどな」

美琴「やっぱり車の排気ガスとかも問題なのよ」

美琴があー、と上を見つめる

美琴「あっついあっつい・・・」

上条「こら、はしたな・・・ってちょっと胸の形くっきりしすぎちゃうから!伸びはやめて!」

美琴「あ、ゴメン」




63 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:11:09.72afglisKE0 (33/157)

美琴がいそいそと元の体勢に戻る

上条「・・・まぁ、暑いから伸びもしたくなるけどな」

美琴「暑かったり起きたばっかりだと、絶対にしたくなるわよね」

上条「体をぐーっ!て伸ばすのはホント気持ちいいよな」

美琴「うん、そうね・・・あ、来たわよ」

二人の注文したメニューが運ばれて来る




64 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:11:45.39afglisKE0 (34/157)

上条「じゃ、いただきます!」

美琴「いただきます!」



上条「うん、美味しいな」

美琴「はい、あーん♪」

上条「あーん♪」

いつものやり取りを終え、二人はニコニコと笑い合う

周りの学生達のほとんどがそんな二人をうらやましそうに見つめていた






65 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:12:51.81afglisKE0 (35/157)

上条「はぁ・・・食べ終わったな」

美琴「もう少ししたらまた外に出ないといけないわね・・・」

上条「この暑い中を歩くのか・・・」

美琴「ついでだから買い物していかない?」

上条「ん、了解・・・」

支払いを済ませ、二人が外に出る





66 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:14:04.74afglisKE0 (36/157)

美琴「暑い・・・早く店に入りたい・・・」

上条「旅行のお菓子はたくさん必要だ・・・」

美琴「そうね・・・」

汗を拭い、暑い暑いと文句を言いながらも二人はショッピングモールへ向かう


上条「はぁ・・・涼しい・・・」

美琴「最高・・・涼しいわ・・・」




67 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:14:33.78afglisKE0 (37/157)

エアコンで快適な温度になっている店の中を二人が歩く

上条「うーん・・・旅行って他になんか持っていくものあるかな?」

美琴「お菓子と・・・念のためのかんぱんと・・・」

上条「いや、遭難はしないだろ」

美琴「そ、遭難したって当麻がいるから安心よね!」

上条「いや、不安です」




68 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:14:59.86afglisKE0 (38/157)

美琴「・・・って違う!早く買って帰って・・・今日は・・・その、あの・・・」

上条「一回やるんですか?」

美琴「・・・当麻がしたいなら」

上条「今日は早く寝る予定です!」

上条がえへん、と胸を張る

美琴「な、なによ!別にいいわよ!」




69 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:15:31.38afglisKE0 (39/157)

上条「いや、なぜ怒るのでせう?」

美琴「ふん!」

スタスタ、と美琴が一人で歩いていく

嫌がらせだろうか、買い物カゴに単二電池ばかりを入れていく

上条「・・・いらないんですけど」

美琴「うっさい!バカ当麻のバカ!」




70 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:16:05.76afglisKE0 (40/157)

上条「はぁ・・・明日は朝早いんだから、早く寝たいんですよ・・・」

美琴「ふん!知らないもん!」


結局、美琴は拗ねたままだった

買い物を終え、寮に帰ってもずっとぶーたれていた

上条「・・・あの、美琴さん?」

美琴「ふーんだ」




71 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:16:44.87afglisKE0 (41/157)

上条「ご飯できましたよ?」

美琴「・・・」

無言で美琴が食卓につく

上条「なぁ、そんなにしたかったのか?」

美琴「・・・べつにそういうわけじゃないわよ」

上条「・・・ゴメンな?」




72 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:17:35.15afglisKE0 (42/157)

美琴「・・・さ、先に謝られたら私が子供みたいじゃない・・・」

上条「あー・・・でも、俺が怒らせちゃったんだしさ」

美琴「・・・じゃ、じゃあやってくれる?」

上条「いや、やりたいんじゃないですか」

美琴「~!なんでそういうこと言うのよ!?バカ当麻!」

上条「いやいや・・・上条さんは何がなにやら」




73 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:18:15.75afglisKE0 (43/157)

美琴「だ、だって旅行の前だっていうのにすぐ寝ちゃうなんてもったいないじゃない!」

上条「あ、そういうわけか」

上条が納得する

旅行前夜を上条と仲良く過ごしたいのだろう

上条「だったらそう言ってくれたらよかったのに」

美琴「・・・悪かったわね」




74 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:18:59.18afglisKE0 (44/157)

上条「・・・美琴」

食事を食べ終わった上条が、すぐ美を押し倒す

美琴「ふわっ!ま、まだ食事中よ私!?」

上条「あ・・・それはすまん」

美琴「もう・・・ちょっとだけ待ってて?」

上条「はーい」




75 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:19:27.41afglisKE0 (45/157)

美琴の体を抱き起こしてから、上条がベッドへ向かう

上条「・・・しっかし・・・旅行、楽しみだよな」

美琴「うん、一日目は旅館でずっと過ごすんだっけ?」

上条「あぁ、登山は二日目な」

簡単にスケジュールを確認しながら、美琴は箸をすすめる

上条「・・・楽しみだな」




76 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:20:11.66afglisKE0 (46/157)

美琴「うん、二人きりだもんね」

上条「カメラも忘れたらいけないな」

上条がバックの中にカメラを入れる

美琴「あとは・・・ちゃんとハンカチとティッシュもね」

上条「な、なんか遠足みたいだな・・・」

美琴「いいじゃない・・・そういう雰囲気だって」


77 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:20:55.24afglisKE0 (47/157)

上条「まぁ、あんまり仰々しいのもあれだけど」

美琴「そうそう・・・ごちそうさま」

美琴も食事を終えたようだ

箸を置いて、上条の隣にやってくる

美琴「・・・はい、好きにしてもいいわよ?」

上条「あ、あぁ」




78 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:21:32.78afglisKE0 (48/157)

少し頬を染めながら上条がうなずく

美琴「・・・優しくしてね?」

上条「あぁ、分かってる」


二人の唇がそっと重なる


結局、旅行前夜はほとんど寝られなかった





79 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:22:20.92afglisKE0 (49/157)

上条「さて・・・準備はできましたか?」

美琴「うん、戸締まりもバッチリよ!」

翌朝、二人は玄関で確認作業をしていた

上条「よし、じゃあ・・・」

美琴「うん!」


上条・美琴「いってきます!」

バン、とドアを開け放つ

眩しい夏の陽射しが二人を包み込んだ





80 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:23:09.11afglisKE0 (50/157)

上条「さて・・・バスはそろそろですよ」

美琴「バスで2時間でつけるって便利ね」

上条「学園都市から近いからな・・・あ、来た来た」

上条が見つめる先には、バスがあった

美琴「学園都市の外に出るバスは運転手がちゃんといるのね」

ポツリと美琴がつぶやく




81 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:23:53.40afglisKE0 (51/157)

上条「中の技術を外に出さないため、だっけ?」

正直、今のアレイスターはそういう以前の問題だと上条は思う

美琴「ま、ちゃんと送ってくれるならどっちでもいいわ」

バスが二人の近くで停まる

上条「ふぅ、涼しいな・・・」

美琴「うん、快適」




82 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:24:35.15afglisKE0 (52/157)

バスの中はエアコンで最適な温度になっていた

周りには数名客が乗っている

彼等も同じ方面に行くのだろう

最近、学園都市は中と外の行き来が簡単になってきている

アレイスターがああなっているのも要因の一つだ

だが、それ以上にイメージアップをはかることと学生達に様々な経験をさせることが目的らしい

そのため、夏休みやGWなどの長い休みには外に旅行へ行く学生が多くなっている




83 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:25:12.65afglisKE0 (53/157)

上条「いいことだよな、こういうのって」

美琴「うん、中だけだったら退屈しちゃうもんね」

上条「外は自然が豊かなとこもあるしなぁ・・・」

学園都市はあまり自然が豊かという感じではない

ビルや研究所が建ち並んでいるせいで、殺伐とした雰囲気を醸し出している

上条「登山、楽しみだな」




84 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:26:08.72afglisKE0 (54/157)

美琴「うん、楽しみ」

美琴がニコリと微笑む

いつも以上に純粋なその笑顔に、上条は少しドキリとしてしまう

上条「・・・美琴」

隣に座っている美琴を、上条が抱きしめる

美琴「あっ・・・な、何?」




85 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:26:37.56afglisKE0 (55/157)

上条「愛してる」

美琴「にゃっ・・・わ、私も愛してるわよ?」

上条「あぁ、知ってる」

こんなに愛している人との旅行なのだ

絶対に楽しくなるに違いない

上条の胸は躍っていた





86 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:27:23.12afglisKE0 (56/157)

上条「・・・あの、美琴さん」

美琴「・・・当麻最低」

バスの中

二人は気まずい雰囲気になっていた

先程乗ってきた女性客

その女性客が少しつまずいてしまい、上条の体に覆いかぶさってきたのだ




87 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:27:55.80afglisKE0 (57/157)

上条は不幸な少年だ


女性客の胸の谷間に、顔がすっぽり収まってしまったのだ

結局、女性客は顔を真っ赤にして少し離れたとこに座ってしまい

残された上条は美琴からジト目で見つめられることになった


上条「い、いや・・・不可抗力だろ?」




88 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:28:24.99afglisKE0 (58/157)

美琴「・・・顔、にやけてるわよ」

上条「う、うそだ!!俺は別にそんな・・・」

美琴「・・・どうせ胸が好きなんでしょ」

ツーン、と美琴がそっぽを向く

上条「・・・いや、違う・・・」

美琴「ふん!にやけてるくせにぃ!」

上条「・・・」




89 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:29:10.36afglisKE0 (59/157)

美琴「・・・あ、あれ・・・怒っちゃった?」

上条「別に怒ってねぇよ」

美琴「ね、ねぇ・・・その、言い過ぎたわよ・・・」

上条「いやいや、上条さんはどーせ胸が好きな変態さんですよ」

美琴「ゴメンってば!」

上条がいきなり拗ねてしまって、美琴は焦る

それが上条の狙いだったのだが





90 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:29:54.90afglisKE0 (60/157)

上条(ははは!上条さんをバカにしたからですよ!)

上条(内心じゃ構ってほしい美琴はこれで落ちる寸法!)


美琴「じゃ、じゃあ当麻・・・」

上条「なんだよ?」


美琴「わ、私の胸に顔、うずめたら?」

上条「はい?」



上条「はい?」




91 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:30:44.82afglisKE0 (61/157)

美琴「だ、だって胸が好きなんでしょ!?」

上条「いやいやなんか違うから!そりゃうずめたいですよ!?でも今はそういうことをするべき場所じゃないですよ!?」

美琴「・・・わ、私は・・・当麻が最後に顔をうずめたのが知らない人の胸ってのはイヤ!」

上条(なんだそのエロエロなヤキモチ・・・)

美琴「さ、さぁ!私の胸に飛び込んできなさい!」

上条「わ、分かったから大声で言うな!」




92 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:31:53.14afglisKE0 (62/157)

上条「・・・じゃ、いきますよ・・・」

少し照れながら、上条が美琴の胸元に顔を押し付ける

プニ、とした柔らかい感触がした

しかしもう一度言う

上条は不幸な少年なのだ


バスが何か段差を超えたのだろう

思い切り縦揺れした

美琴の固い鎖骨が、上条の顔面に直撃した




93 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:32:28.63afglisKE0 (63/157)

上条(・・・あれ、なんか意識が遠くなっていくよお母さん・・・)

美琴「と、当麻、大丈夫!?」

美琴の声がどこか遠くから聞こえてくるようだった


はたから見たら、中のいいカップルのひざ枕

しかし実際は、気を失った上条を美琴が介抱しているのであった






94 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:32:55.64afglisKE0 (64/157)

上条「気がついたら目的地についてましたよ・・・不幸だ・・・」

美琴「い、1時間以上私のひざ枕を味わえたんだから感謝しなさい!」

上条「はぁ・・・まぁそういうことにしときます」

まだジンジンとする鼻の付け根をさすりながら上条がバスから降りる

やはり、バスの中と違って外は暑かった

ミンミン、という蝉の鳴き声が聞こえる




95 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:33:28.01afglisKE0 (65/157)

緑の広がる山々

少し田んぼの見える静かな風景

田舎、というわけではないがほどよく落ち着いた場所だった

上条「・・・いいな、こういう場所は落ち着くよ」

美琴「ホント・・・なんか懐かしい感じがするわ」

そんな会話をしている二人のそばを子供達が駆けていく

麦藁帽子に虫とり網、虫かごの完璧な装備だった




96 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:34:07.92afglisKE0 (66/157)

上条「虫とりか・・・いいな、ホントに」

美琴「じゃ、歩いて旅館に向かいましょう」

手を繋ぎながら、二人は旅館に向かう

相変わらず蝉は鳴いていた

ひまわりも咲いていて、まさに夏休みという感じがする




97 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:34:55.36afglisKE0 (67/157)

美琴「・・・二人なんだね」

上条「あ、あぁ」

いつもより甘えるような美琴の声が聞こえる

たった二人の旅行は


絶対、楽しくなるに違いない

美琴も、そう思った





98 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:35:39.74afglisKE0 (68/157)

上条「ここか」

旅館の前で二人が止まる

豪華、というよりも綺麗で落ち着いた雰囲気の旅館だった

美琴「ホント・・・家族旅行みたい」

そんな台詞を言ったあと、なぜか美琴は顔を真っ赤にする

上条「さ、早く行きましょう」

美琴「う、うん!」





99 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:36:09.46afglisKE0 (69/157)

旅館は中もやはり綺麗だった

女将だろうか、一人の女性が二人を出迎える

「ようこそお越しくださいました」

美琴「えっと、二人で予約した上条です」

「はい、ご予約は承っております」

とても丁寧な口調にしっかりと整えられた着物

本格的だな、なんていう当たり前の感想を上条は抱く




100 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:36:58.79afglisKE0 (70/157)

「こちらのお部屋になります」

女将らしき女性についていき、二人は三日間宿泊する部屋に入る


上条「うわー!すげぇ!海だ海!」

美琴「ホントだ!綺麗・・・」

「では、ごゆっくりどうぞ」

初々しい二人に微笑みかけながら、女将は去っていく




101 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:37:29.24afglisKE0 (71/157)

上条「・・・ああいうのってドラマの中だけだと思ってた」

美琴「そんなわけないじゃない」

上条「だって、旅館に入ったらいきなり着物着た女将さんが待ってるなんてさ・・・」

美琴「そう?普通じゃないかしら」

それを普通と言うあたりは、やはりお嬢様な美琴だった 


102VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/25(月) 15:38:20.40oB+nUODv0 (1/6)

第一の質問ですが、
>>1が今までで、見て泣いたSSは何ですか?


103 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:38:58.16afglisKE0 (72/157)

上条「さて・・・何をしますか?」

美琴「そうねー・・・」

荷物を適当に置き、二人は座椅子に座っていた

机の上にはマッチやらお茶やらが並んでいる

上条「・・・こういうのって、もって帰りたくなるよな」

美琴「やめなさいよ・・・」

上条「思いでじゃんかー」


104VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/25(月) 15:41:55.93oB+nUODv0 (2/6)

>>103
じゃん…だと…?
ついに上条さんにも黄泉川先生の
口癖が移ってしまったか…


105 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:43:07.50afglisKE0 (73/157)

>>102 マジ泣きならば、なんだろう・・・
いや、実は>>1って全く泣けない人間なんです

笑い泣きならていとくんシリーズが君の瞳にラストオーダーですが



美琴「・・・お茶、飲みましょうか」

上条「そうだな」

備え付けのポットの中は、暑いお湯で満たされていた

湯飲みに茶っ葉を入れる

上条「宇治茶か」

美琴「違いが分からないのよね・・・」




106 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:44:50.87afglisKE0 (74/157)

>>104 違うwwww


上条「いやいや、お嬢様なら分かるだろ?」

美琴「・・・別にお嬢様だからってそんなに飲むわけじゃないし」

そう言いながら、美琴が湯飲みに口を近づける

美琴「ん、美味しい」

上条「どれどれ・・・ってあつっ!」


107 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:46:41.56afglisKE0 (75/157)

美琴「そりゃ、熱いに決まってるじゃない」

呆れたように美琴が言う

上条「ふーふー・・・」

美琴「お茶って、あんまり冷たくすると渋くなるわよね」

上条「そうなの?」

美琴「うん、なんでかは分からないけど」

上条「へー」


108 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:49:01.68afglisKE0 (76/157)

上条「・・・なんか、のどかだな」

外を見れば、山や海が見える

いつもの寮は、外を見てもビルの壁があるだけだ

美琴「落ち着くわね」

上条「あぁ、風流だ」

備え付けの風鈴がチリンチリンと鳴る

エアコンをつけなくても、なぜだか涼しいようにさえ感じた


109VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/25(月) 15:49:21.20oB+nUODv0 (3/6)

>>105
Σ(゚д゚;)え!?
泣いたことあまり無いんですか!?
僕は、
美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」シリーズと、
【鬱有り】美琴「何回“ごめんなさい”って謝れば、許してくれるのかな」
ですかね?
両方上琴で最高に幸せなバッドエンドという…
どうやら俺は幸せなハッピーエンドと最悪なバッドエンドと幸せなバッドエンドで
泣く志向のようだよ…


110 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:49:24.37afglisKE0 (77/157)

さて、いったん休憩

陽に当たってきます・・・

だりーな日焼けw


111 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:50:42.26afglisKE0 (78/157)

>>109 あぁ・・・あれは感動はしました

スクライド、グレンラガンなんかでも涙までは・・・
というか、アニメ、小説では泣いたことないかも

>>1はバッドよりやっぱハッピーがいいなぁ






112VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2011/07/25(月) 15:53:00.45eZ8GCIcn0 (1/1)

>>1はにっきシリーズは読んだの?
上琴ではこのスレとにっきシリーズが
自分の中では一番なんだけど


113 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 15:55:08.64afglisKE0 (79/157)

>>112 読みましたとも
もう、あれはハラハラドキドキでしたね


あんな素晴らしいシリーズと並べたらダメですよ、このシリーズはw

片手に柿ピーを持って、見ていただけたらいいシリーズですから、これは


日焼け止めクリームが臭い



114VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/25(月) 15:55:28.22oB+nUODv0 (4/6)

>>112
なんだっけ?
えーと、確か
美琴「みことにっきでいいか」
だっけ?


115 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 16:33:20.81afglisKE0 (80/157)

>>112 おそらくその系統でしょう


いやぁ、30分愛犬の散歩しただけだったけど
あっついねー

日焼けしたいのもあるけど、やっぱ田舎はのどかだ

田舎じゃないけどw


増量期は運動したらそれ以上のカロリーを摂りましょう
お兄ちゃんからの、一口メモだぞ☆


はい、黙ってますね


116VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/25(月) 17:56:57.86Mf8ZKcpc0 (1/2)

にっきシリーズは最新作今投稿されてるよな、確か主人公御坂妹だが
俺もバッドエンドよりハッピーエンドがいい! だからこのスレは安心して見られていいわ
このスレといちゃスレで上琴分を補給している今日この頃


117 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:01:08.03afglisKE0 (81/157)

>>116 ハッピーはホントにいいですよね

さて、続きを少し




118 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:02:30.49afglisKE0 (82/157)

上条「・・・のどかだなぁ」

美琴「のどかねぇ・・・」

旅館について早一時間

ずっと、のどかだのどかだと言い続けていた

静かな自然

その中で、セミの鳴き声と風鈴の音だけが響いている


119 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:03:50.78afglisKE0 (83/157)

上条「さて・・・まだ午後の3時ですよ」

美琴「あ、おやつの時間じゃない」

上条「いや、小学生かよ」

美琴「中学生よ」

美琴がバッグからお菓子を取り出す

上条「・・・なぜにゲコ太チョコ?」

美琴「なっ・・・お、オマケに可愛いシールがついてくるのよ!?ほら!!」


120 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:05:08.49afglisKE0 (84/157)

美琴が上条にばん、とシールを見せ付ける

ゲコ太以外のキャラクターもあったが、上条には詳しく分からない

上条「あれか・・・つまり、オマケがメインと」

美琴「わ、悪かったわね・・・」

少し申しわけなさそうに美琴が謝る

上条「ま、チョコはあるんだから食べますか」

美琴「う、うん!」


121 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:06:49.67afglisKE0 (85/157)

上条「・・・いまさらだけどさ、チョコは溶けるんだ」

美琴「しまった、ゲコ太ガムならよかったのね」

上条「・・・ゲコ太は決定事項か・・・」

はぁ、と上条が溜め息をつく

ドロドロになったチョコを食べる気にはならない

上条「もったいないけど・・・家に帰ってから捨てますか」

美琴「はぁ・・・仕方ないわね」


122 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:08:23.17afglisKE0 (86/157)

上条「・・・ほかには?」

美琴「ポテチとか」

上条「いやいやそっちを先に出すべきだろ!?」

美琴「だ、だって・・・」


美琴「当麻がお風呂に入ったり、少し用があったりしたときに・・・」

美琴「こっそり隠れて食べたかったんだもん・・・」テヘ

上条「よこしなさい」

美琴「」


123 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:09:59.75afglisKE0 (87/157)

上条「コンソメは美味しいよなー」バリバリ

美琴「・・・私の秘密のポテチが・・・」

上条「普通に暴露してただろ・・・」

美琴「まぁそうなんだけどさ」

二人がポテチを食べる

削板が見ていたら、「太るぞお前ら!」なんて言いそうな風景だった

上条「・・・僕の大好きなコンソメパンチーって懐かしくないか?」


124 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:11:34.46afglisKE0 (88/157)

美琴「あぁ、あったあった」

上条「あれって今もやってんのかな?」

美琴「最近見ないわよね」

そんなくだらない話をしているうちに、二人はポテチを食べ終わってしまった

上条「やっぱ一袋は小さいな」

美琴「ファミリーパックにすれば・・・ファミリー?」

上条「ス、ストップ!!その流れは・・・」


美琴「ファ、ファミリー!!!!!?????」

上条(ダメだこりゃ)



125 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:13:12.73afglisKE0 (89/157)


「ママー、ポテチが食べたいよー」

美琴「はいはい、あげるわよ」

「ママー・・・一袋じゃ小さいもん、パパも一緒に食べるんだよ?」

美琴「大丈夫よ!そんなときにはこちら!!」


美琴「ファミリーパック!」

美琴「5人家族でも余裕で食べられる、適度な量!」

美琴「それでいて、端っこまでしっかりとコンソメの粉末がついてるわ!!」


126 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:14:48.18afglisKE0 (90/157)

「ママ、でも開け口が小さいんじゃないの?」

美琴「大丈夫なのよ、それが!」

美琴「なんと、後ろの面にも開け口があるんです!」

美琴「家族だけではなく、カラオケや忘年会でも便利!」

美琴「しかも、値段は通常の1割り増し程度なのよ!!」

「ファミリーパックマジぱねぇ」



美琴「なんてことになっちゃうの!?」

上条「最後の口調がおかしい」


127 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:16:28.37afglisKE0 (91/157)

美琴「で、でも6人家族だったらどうするのかしら!?」

上条「いや、6人家族なんてなかなかいない・・・」

美琴「よ、四人も子供を産んじゃうの!?」

上条「あの、美琴さん?」

美琴「そ、そそそそそそしたらいったい何回子作りしたらいいのかしら!?」

上条「ストップ!!!明らかにおかしいから!!」

美琴「そ、そうよね!子供が四人は多いわよね!?」

上条「そこじゃねぇーーーー!!!」


128 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:17:35.86afglisKE0 (92/157)


美琴「はぁ・・・当麻がヘンなこと言うから」

上条「俺のせいなの!?俺が悪いの!?」

美琴「ところで・・・次は何食べる?」

上条「いや、食いすぎだろ」

美琴「まだポテチ一袋だけじゃない」

上条「まぁ、そうだけどさ・・・」

美琴「あ、これとか」


129 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:18:54.97afglisKE0 (93/157)

美琴が取り出したのは、いわゆる「そのまんまガム」だ

3つのうち、一つがすっぱいという、ロシアンルーレットの要素を組み合わせたガム

上条「うわ、懐かしいな・・・」

美琴「でしょでしょ!!」

上条「でもさ」


上条「俺たち二人だけど」

美琴「」


130 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:20:14.10afglisKE0 (94/157)

美琴「・・・と、とにかく・・・私はこれ」

美琴が真ん中のガムを指差す

上条「はぁ、俺はこういうの絶対ハズレを・・・」

美琴「いいから早く選んで!」

上条「・・・これで」

上条は左のを選ぶ

美琴「せーの、で食べるわよ!」

上条「じゃあ・・・せーの!!」


131 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:21:21.93afglisKE0 (95/157)

どうせすっぱいのだろう

あの、甘くて美味しいガムが自分を迎えてくれるはずがないのだ

そんなはずが



上条「・・・ってあれ、甘い」

美琴「なんだ、当麻も当たり?」

上条「ってことは美琴もか」

残されたのがハズレだ


132 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:22:43.07afglisKE0 (96/157)

上条「・・・どうすんのこれ」

美琴「ジャンケンで負けたほうが食べる!」

上条「いやいやなんの楽しみもないよな!?」

美琴「ジャーンケーン」

上条「聞いちゃいねぇ!!」

美琴「ポン!!」

上条「あぁもう!!」


上条が出したのはグー


美琴が出したのは、チョキだった


133 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:24:13.80afglisKE0 (97/157)

上条「・・・あれぇ?」

美琴「そ、そんな・・・」

上条「か、勝っちゃいましたよ」

今日の上条はついていすぎる

というより、旅館についてから、だが

上条「・・・さ、どうぞ、姫」

美琴「や、ややややややっぱりこういうのって楽しくないわよね、あはは・・・」

上条「姫ぇぇぇぇぇぇ!!」

美琴「ひぃっ!」


134 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:25:32.07afglisKE0 (98/157)


美琴「・・・た、食べればいいんでしょ?」

上条「うん、それでこそ美琴!」

美琴「い、いただきます・・・」

美琴がガムを口に含む

しょっぱがる美琴のリアクションを、上条は楽しみにしていた

しかし


美琴「・・・あれ、甘いわよ?」

上条「は?」


135 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:27:04.13afglisKE0 (99/157)

美琴「ホントホント、普通に美味しい・・・」

上条「い、いや、すっぱいのが入ってるはず・・・あれ?」

美琴「・・・不良品?」

上条「えぇ・・・」

こんな不幸はいらなかった

というより、場合によってはラッキーでもあるだろう

上条(で、でもしょっぱくて転がる美琴が見たかったんだよ!!)

美琴「よかった、ラッキー♪」

上条「不幸だ・・・」


136 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:29:21.97afglisKE0 (100/157)

美琴「さて・・・さすがに今はこれで我慢しないとね」

上条「ほしいのにウズウズしながらも我慢する美琴たん萌えー」

美琴「ねぇ、なんで拗ねてるの?」

上条「うがー」

ゴロゴロ、と上条が畳みの上を転がる

そして、ポン、と美琴の膝の上に頭を乗せる

美琴「あっ・・・」


137 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:30:23.93afglisKE0 (101/157)

上条「・・・どうも」

美琴「う、うん」

目が合って、美琴は少しどぎまぎしてしまう

上条「しかし、あれだなぁ・・・」

美琴「な、なに?」


上条「海とか山とかよりも」

上条「こっちのほうがいい眺めです」

美琴「・・・バカ」


138 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:31:54.91afglisKE0 (102/157)

上条「・・・美琴の瞳って綺麗だよな」

美琴「そう?」

上条「めちゃくちゃ透き通っててさ」

上条「未来までしっかり見通せそうだよ」

美琴「・・・当麻だって綺麗な目をしてるわよ」

上条「そっか」



上条「じゃあ、美琴とおんなじ未来をしっかり見られるわけだな」

美琴「・・・バカ」


139 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:32:38.94afglisKE0 (103/157)

さて、いったん休憩


この二人のイチャイチャでもいいじゃない

っていうかそれが理想じゃない

もっと言えば、サトリナと>>1のイチャイチャでもいいじゃない

あ、ダメか


140VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 18:34:44.56IbNGa0SIO (1/1)

いいんだよ!グリーンだよー!


141VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/25(月) 18:54:39.64JxLHSJSK0 (1/3)

>>1が爆笑したスレは何ですか?
とミサカは>>1に問いかけます。


142 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 18:58:24.82afglisKE0 (104/157)

>>140 うわ、なんか懐かしいw

>>141 そりゃ、ていとくんシリーズですな

ありゃ神がかっていましたもん・・・

あと、君の瞳にラストオーダー、ですね


あと、ダウンタウンは本当に面白い
そんだけw


143VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/25(月) 19:05:04.51JxLHSJSK0 (2/3)

ミサカはあれですね。
一方通行がポエム言っちゃうやつです。
それとこのスレですね。
後は一方通行の○○屋さンシリーズです。



144 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 19:57:58.05afglisKE0 (105/157)

>>143 ファイアーワークww

屋さンシリーズはほのぼのできてよかったなぁ・・・


ただいま、購入するサプリメントを検討中

いや、プロテインとゲイナーは決まってんですが

残り一つ、予算が余ったから買おうかなと

なーにがいいのかねぇ


ふぉっふぉっふぉw



自分のキャラがわかんない今日この頃


145VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/25(月) 20:33:14.42Mf8ZKcpc0 (2/2)

「君の瞳に~」より、個人的には「イヤだ」の方が笑ってはいけない~のでは好きだったな
ていとうこくん出るたびに吹いてしまってたわ・・・
そして美琴の悲鳴のエロスがたまらなかった


146 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 20:50:27.92afglisKE0 (106/157)

>>145 やっぱ、笑ってはいけないは面白いですよね
最近は微妙だけど


ダウンタウンのごっつとか汁とか、もちろん漫才とかは影響受けてます
あれは面白すぎる


結局サプリはクレアチンを買った

クレアチンは初めてだ

5000円は無駄にしたことになるかならないか・・・

神のみぞ知る・・・


147 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 20:52:56.48afglisKE0 (107/157)

続き

上条「・・・しかし、美琴の膝はあったかいな・・・」ウトウト

美琴「な、何言ってんのよスケベ!」

上条「そういう意味で言ったんじゃ・・・ふぁぁぁぁー」

美琴「ね、眠いの?」

上条「枕がいいもので」

美琴「う、うっさいわね!」カァッ


148 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 20:54:26.78afglisKE0 (108/157)

上条「・・・上を見れば美琴の笑顔」

上条「横を見ればチラリズム」

上条「幸せだー・・・」

美琴「へ、変態ね・・・」

上条「美琴を愛することが変態なら・・・俺は・・・へんた・・・い・・・」

美琴「?当麻?」

上条「zzz・・・」

美琴「・・・寝ちゃった」


149 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 20:55:54.57afglisKE0 (109/157)

上条の頭を、そっと美琴が撫でる

美琴(・・・あ、こんなとこに傷がある・・・)

いつできたものだろうか

しばらく前にできたような傷だった

美琴(・・・当麻は、いっつも一人で突っ走って・・・)

美琴(一人で傷ついて帰ってくるのよね)

美琴が苦笑する




150 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:19:20.98afglisKE0 (110/157)

美琴(・・・ちゃんと帰ってくるのはいいけど・・・)

美琴(でも、私はいっつも一人で待ってんのよ・・・)

美琴(・・・傷ついて帰ってこられたら・・・)

美琴(・・・心配しちゃうじゃない・・・)

美琴(・・・バカ当麻)

もう一度、美琴が上条の頭を撫でる


151 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:21:01.76afglisKE0 (111/157)

上条「・・・美琴・・・」

美琴(あ、寝言・・・)

上条「・・・」


上条「ただいまー・・・」

美琴「は?」


美琴「な、何その寝言・・・」

上条「zzz・・・」


152 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:23:07.12afglisKE0 (112/157)

美琴「・・・ただいま、か」

自分の場所に帰ってくるのが

上条にとって当たり前になっているのだろうか

美琴(そうだとしたら・・・嬉しいわね)

自分が待ち続けていれば

絶対に、帰ってきてくれるのなら

美琴(私は、いつだってアンタを待ってるわよ)


153 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:25:17.63afglisKE0 (113/157)

上条の横顔に、優しくキスをする

上条「んー・・・」

少しくすぐったそうな声を上条が出す

美琴「・・・当麻・・・私ね」

美琴「今、とっても幸せよ」

美琴「だって、アンタと一緒なんだもん」

美琴「・・・ずーっと、夢見てたのよ」


154 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:30:56.95afglisKE0 (114/157)

美琴「・・・アンタはいっつも先に行ってて」

美琴「私の見えないところで戦ってたから」

美琴「・・・やっと、アンタの隣にいられるのよ」

美琴「・・・隣で、一緒に歩けるのよ」

美琴「だから・・・」


上条「・・・そっか」

美琴「・・・」



155 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:34:49.40afglisKE0 (115/157)

美琴「・・・聞いてたのね」

上条「いやぁ、さっきキスされて目が覚めまして・・・」

美琴「最低・・・」

上条「・・・俺もさ」


上条「今、めちゃくちゃ幸せだよ」

美琴「え?」


156 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:37:28.45afglisKE0 (116/157)

上条「・・・美琴のそばにいれて・・・」

上条「こうやって、美琴のことを愛してるって思えて」

上条「・・・俺さ、お前が助けに来てくれたときから好きになったんだぜ?」

美琴「・・・理由が私と同じなのね」

上条「俺ってさ、いっつも突っ走っちゃうから・・・」

上条「周りのことなんて、見れなかったんだ」

美琴「アンタはそういう人よ・・・」


157 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:39:04.20afglisKE0 (117/157)

上条「・・・でもさ」

上条「俺の横を歩きたいって言ってくれて」

上条「・・・俺のそばにいたいって言ってくれて」

上条「そんな、大切な人に出会えたんだ」

美琴「・・・うん」

上条「周りを見るのはまだ苦手なんだ」

上条「俺は前だけまっすぐ見ていたいからさ」


158 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:41:15.36afglisKE0 (118/157)

上条「・・・だけど」

上条「お前のことは忘れないよ」

上条「隣で一緒に歩いてくれる人のことは・・・」


上条「だって、好きなんだぜ?」

上条「どうやって忘れろっていうんだよ」

上条「いつだって帰ってくるに決まってるだろ?」

上条「俺が真っ直ぐ見つめてるのは、お前が見つめてるのと同じ場所なんだから」


159 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:45:39.24afglisKE0 (119/157)

美琴「・・・バカ当麻」

上条「え、バカかな?」

美琴「・・・バカにまっすぐよ」

美琴が、笑う

上条「えー・・・いいだろ、こういうの」

美琴「うん、アンタらしいわよ」

上条「だろ?」


160 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:48:04.74afglisKE0 (120/157)

美琴「・・・大好きよ、当麻」

美琴が上条の唇を奪う

上条「ん、俺も大好きですよ」

美琴「・・・あのさ、私が一番アンタのこと、心配してるのよ?」

美琴「他の誰よりも・・・もちろん、アンタ自身よりも」

美琴「・・・心配・・・なんだからね?」

上条「・・・あぁ、分かってる」


161hyjd2011/07/25(月) 21:49:14.342iYgbxis0 (1/1)

>>1がかいたのがhttp://kinnsyo.seesaa.net/category/8519614-1.html
にあった


162 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:50:28.84afglisKE0 (121/157)

美琴「だから、これからは傷ついたりしたら、話してほしいの」

上条「・・・」

美琴「心配をかけたくない、って思うかもしれないけど」

美琴「話してくれないほうが、心配なのよ・・・」

上条「ゴメンな、そんなに心配かけてたとは思わなかったんだ」

上条が、寝転がったまま美琴の頭を撫でる

たしか前にもこうやって、膝枕をされたまま美琴の頭を撫でたことがあった


163 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:57:36.70afglisKE0 (122/157)

>>161 とうとうまとめサイトにも載ってしまったw

コメント叩かれまくってるだろうな、なんて思ったら暖かいコメばかりで安心した

そして作風が変わりすぎていて泣いた



上条「約束だ、今度からは絶対にお前に隠し事はしないよ」

美琴「ホント?」

上条「あぁ、絶対に」

美琴「約束よ?」

上条「もちろん」






164VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 21:57:36.938Zxe1GeIO (1/4)

「お前は見られている」が上条。
「見られていなくても」が美琴。
「どう見ているか」がテクパトル。
「見えているものは何か」がエツァリ。
「見えるようにする」のが垣根。
「見ることが出来たら」が心理。
「見えている事にする」のが一方通行。
「見られると興奮する」のが20000号。


適当です


165 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 21:59:44.98afglisKE0 (123/157)

>>164 テクパトルは、「何を見ようとしているのか」

心理は「見つめているのに」

垣根は「見えないからこそ美しい」

でしょうかね


上条「だからさ、そんな悲しい顔・・・するなよ」

上条が微笑む

いつだって、美琴はこの笑みに救われてきた

そして、今だって

美琴「・・・バカ当麻」


166 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:01:16.41afglisKE0 (124/157)

上条「さて・・・ちょっと時間がすぎましたね」

美琴「30分くらいだけどね」

上条「そうか・・・美琴の膝枕はもっと長く感じましたよ」

美琴「そ、そう//」

上条「あぁ、気持ちよかったし」

美琴「う、うん」

上条「・・・愛してる、美琴」

美琴「私もよ」


167VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 22:03:27.258Zxe1GeIO (2/4)

>>165
そうです元ネタは

「お前は見られている」が宗教。
「見られていなくても」が道徳。
「どう見ているか」が哲学。
「見えているものは何か」が科学。
「見えるようにする」のが数学。
「見ることが出来たら」が文学。
「見えている事にする」のが統計学。
「見られると興奮する」のが変態。


168 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:05:36.00afglisKE0 (125/157)

あまりに嬉しかったから>>161のブログにコメントしてきちゃった
後悔はしていない

>>167 変態って、見られなくても興奮しますよね


ちょいと休憩




169VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 22:09:53.228Zxe1GeIO (3/4)

「お前は見られている」が宗教。
「見られていなくても」が道徳。
「どう見ているか」が哲学。
「見えているものは何か」が科学。
「見えるようにする」のが数学。
「見ることが出来たら」が文学。
「見えている事にする」のが統計学。
「見られると興奮する」のが変態。


「セロリたんに見られると興奮する」のが20000号。


170VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/25(月) 22:28:12.29JxLHSJSK0 (3/3)

20000号の変態と
17600号のスネークになったのは何でなんだ?


171 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:48:24.19afglisKE0 (126/157)

>>170 坊やだからさ

今日はもうちょいだけ投下



上条「はぁ、幸せだなぁ」

美琴「・・・口にしたら、幸せって逃げちゃうのよ」

上条「でも、美琴は逃げないだろ?」

美琴「うん」

上条「だったらいいんだよ」


172 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:49:57.53afglisKE0 (127/157)

上条「だって、お前がいれば幸せなんだから」

美琴「・・・ね、当麻」

美琴が上条に抱きつく

上条「な、なんでせう?」

美琴「私、もっと幸せになりたいな」

上条「待って!まだ昼間!」

美琴「そ、そういうのじゃないわよ!!」


173 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:51:04.54afglisKE0 (128/157)

上条「え、じゃあなに?」

美琴「その・・・抱きしめてほしいの」

上条「あぁ、お安い御用ですよ」

上条が美琴を抱きしめる

強く、強く

上条「逃がさないからな」

美琴「逃げないわよ」


174 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:53:11.45afglisKE0 (129/157)

上条「・・・美琴、逃げないでな?」

美琴「うん、その代わり私を逃がさないでね?」

上条「?どういう意味だよ?」

美琴「だって・・・」


美琴「ずっと抱きしめて、私を逃がさないようにしてるんでしょ?」

美琴「だったら、ずっと抱きしめててほしいもん」

美琴「私を逃がさないでほしいのよ」







175 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:54:36.49afglisKE0 (130/157)

上条「・・・こうやって、ずっと逃がさないようにしてれば」

上条「お前と、ずっと一緒なんだな」

美琴「うん、ずっとよ」

美琴が上条の手を握る

今まで、その右手で何人を助けてきたのだろうか

その右手で、どれほどの悲劇を救ってきたのか

そんなことは、美琴には分からなかった


176 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:56:10.19afglisKE0 (131/157)

美琴(・・・でも)

彼は、右手で誰かを守り

右手で悪を振り払い

右手で敵を倒してきたが


美琴(両手で抱きしめてくれるのは、私だけなんだ・・・)

美琴(こいつが、胸に抱いてくれるのは・・・)


美琴(私だけ・・・なんだ)


177 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:57:13.20afglisKE0 (132/157)

上条「?どした、美琴?」

美琴「ねぇ、今まで何人くらいの人を守ってきたの?」

上条「そうだな・・・何人だろ」

わかんないや、と上条が苦笑する

美琴「・・・たくさん、なんだ」

上条「あぁ、それだけかけがえない人がいる」


178 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 22:58:22.63afglisKE0 (133/157)

上条「それでもってさ」

上条「お前は、守りたいとかそういうのじゃない」


上条「守らなきゃいけないんだ」

上条「俺がお前を守るって誓ったあの日から」

美琴「・・・義務感?」

上条「そうかもな・・・」



179VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/25(月) 22:58:24.62oB+nUODv0 (5/6)

今日から夏休み…
宿題大杉だろベイベェ……
鬱だ…


180 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:00:08.98afglisKE0 (134/157)

>>179 へっへへ!!
>>1はバイトがたくさんだぜうひょひょのひょ!!!


上条「俺が俺であるためには」

上条「お前を守らなきゃいけない」

上条「だって、上条当麻は御坂美琴を愛してるんだ」

上条「お前を愛さないのは、上条当麻じゃないんだよ」

美琴「・・・」




181 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:01:35.40afglisKE0 (135/157)

上条「義務感だろうが、使命感だろうが」

上条「俺はお前を守り続ける」

上条「愛ってものがあるかぎり」

上条「俺は、お前を守りたいんだ」

美琴「・・・私を背負えるの?」

こんなに重い女なのに、と美琴が訊ねる

上条「あぁ、背負えるさ」


182 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:03:22.24afglisKE0 (136/157)

上条「とっても重いよ」

上条「嫉妬深くて、ちょっとわがままで」

上条「・・・一度は、別れたことだってあった」

美琴「・・・うん」

上条「でもな」


上条「そんなお前が好きなんだ」

上条「・・・俺は、そんなお前が・・・好きなんだよ」


183 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:04:46.66afglisKE0 (137/157)

上条「重いさ、本当に」

上条「でも、たとえその重みで地面に倒れそうになっても」

上条「俺は、絶対に倒れたりはしない」

上条「倒れちまったら、お前はどうなる?」

上条「暗い地面に叩きつけられるだろ?」

上条「そんなのはいやなんだよ」

上条「俺は、お前には明るくいてほしいんだ」


184 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:06:12.92afglisKE0 (138/157)

上条「あぁ、そうだよ・・・」

上条「嫉妬深くて、わがままで」

上条「すぐ電撃撃ってくるし、文句だって言ってくる」

美琴「・・・うん」

上条「・・・いつから・・・そんなものが心地よくなったのかな」


上条「お前が嫉妬をしてくれて」

上条「お前がわがまま言ってくれて」


185 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:07:38.04afglisKE0 (139/157)

上条「冗談言ったらつっかかってくれて」

上条「・・・俺さ、美琴の短所だって好きなんだ」

上条「・・・なんでだろうな」

美琴「理由なんてないんじゃないの?」


美琴「私は、理由が見つかんないわよ」

美琴「アンタの短所が好きなこと、理由がわからないもん」

上条「そっか」


186 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:08:54.60afglisKE0 (140/157)

上条「お前のためなら、背負ったものを全て捨ててもいい」

上条「それでも足りなきゃ、もっと強くなる」

上条「お前を背負って、お前を抱きしめて」

上条「未来に向かって走れるくらいに」

上条「・・・待っててくれるか?」

美琴「待たないわよ」


美琴「だって、一緒に歩くんでしょ?」

美琴「待つ必要はないじゃない」


187 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:09:54.83afglisKE0 (141/157)

上条「・・・ありがと、美琴」

美琴「どういたしまして」

二人が微笑み合う

そんな当たり前の風景が、とても愛しかった

上条「・・・いいな、やっぱ二人きりって」

美琴「こんな話、みんあがいたらできないもんね」

上条「あぁ」


188 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:11:29.14afglisKE0 (142/157)

上条「・・・あ、夕日だ」

美琴「ホントだ」

外は、オレンジ色に染まっていた

この空は、学園都市にも続いている

上条「・・・あの太陽は、どこに沈むんだろうな」

美琴「地平線・・・かな」

上条「・・・そうかもな」


189 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:12:38.58afglisKE0 (143/157)

美琴「・・・あ、飛行機」

上条「お、本当だ」

オレンジ色の空を、飛行機が飛んでいく

あの飛行機は、どこへと向かうのか

太陽が沈む方向へか

それとも、その先か

上条「・・・綺麗だな」




190 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:13:51.32afglisKE0 (144/157)

美琴「・・・まだ、沈まないわね」

上条「そりゃ、4時だからな」

美琴「・・・ずっと、見てたいな」

美琴がぽつりとつぶやく

いつだっただろう

二人は、こうやって一緒に夕日を見たことがあった

そのときは、美琴は一人で大きな問題を抱えていた


191 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:15:03.48afglisKE0 (145/157)

美琴「こうやって、夕日を見られるのも当麻のおかげね」

上条「いや、それは違うと思う」

上条「お前が、もう一度夕日を見たいって望んだから」

上条「俺はその手助けをしただけだ」

美琴「・・・でも、ありがとう」

上条「お礼なんていらないって」

上条が笑う


192 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:16:36.72afglisKE0 (146/157)

上条「お前のいない世界なんて、俺はまっぴら御免だからさ」

上条「・・・守るのは当たり前だろ」

美琴「・・・ありがと」

上条「・・・俺さ、幸せなんて手に入らないと思ってたよ」

美琴「あ、私もよ」

上条「・・・空の遠くにあるんだと思ってた」

美琴「うん・・・」


193 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:17:39.69afglisKE0 (147/157)

上条「いつから、ここは空になったんだろうな」

上条が真剣な顔でつぶやく

上条「・・・きっとさ」


上条「お前がそばにいてくれるって言ったときからだと思う」

上条「だって」


上条「お前は、俺の太陽だからさ」




194 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:18:44.08afglisKE0 (148/157)

美琴「・・・ぷっ」

上条「え?」


美琴「あはは!!バカじゃないの!?」

美琴「何がお前は俺の太陽だからさ、よ・・・」クスクス

美琴「ベタすぎて笑えるわ!!」アハハハ

上条「は、腹抱えて笑うなよ!」

美琴「あー・・・おっかし・・・」クスクス


195 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:19:59.47afglisKE0 (149/157)

上条「・・・」

美琴「はぁ・・・でも嬉しいわよ」

美琴「太陽って一つしかないもんね」

上条「あぁ、そうだよ」

美琴「・・・二つなんていらないもん」

美琴「二つあったら暑すぎるもんね」

美琴「一つだから、心地いいのよ」


196 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:21:11.31afglisKE0 (150/157)

上条「分かってる、俺もそう思うよ」

美琴「ね、当麻」

美琴が上条に寄りかかる

嬉しそうな顔をしながら

美琴「・・・私は、どこに沈んでいくの?」

上条「バカ」


上条「沈むわけないだろ」

上条「だって、俺たちの幸せはずっと続くんだから」


197 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:22:24.94afglisKE0 (151/157)

美琴「・・・ちょっとしんみりしちゃったわね」

上条「あぁ・・・たしかに」

美琴「じゃ、お菓子でも食べて明るくいきましょう!」

上条「え、今からか?」

美琴「うん、どうして?」

上条「もうすぐ夕食・・・」

美琴「大丈夫大丈夫!」


198 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:23:45.98afglisKE0 (152/157)

上条「いやいや!!旅館の美味しい食事を残したくはありませんからね!?」

美琴「もう、全部食べられるでしょ?」

上条「万が一ってことがあるだろ!?」

美琴「うわー・・・もしかして、小食?」

上条「いやいや!!俺の食事量は美琴が一番よく知ってるだろ!」

美琴「//」

上条「なんでそこで照れるの!?」


199 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:25:40.49afglisKE0 (153/157)

美琴「と、とにかく!今は食べないってことね!?」

上条「あ、あぁ・・・」

美琴「じゃ、早く夕食食べましょう!」

上条「いや、まだ4時・・・」

美琴「あーもう!じゃあそれまで寝るわよ!」

上条「どうしてそうなったの!?」

美琴「うっさい!」


200 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:26:42.18afglisKE0 (154/157)

美琴「さ、寝ましょう寝ましょう!」

美琴が畳にゴロンと転がる

上条「・・・はぁ」

上条もその横に寝転がる

チリンチリン、と風鈴の音がする

とても心地よい音だった

上条(・・・のどかだなぁ)


201 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:27:48.45afglisKE0 (155/157)

隣に好きな人がいて

ずっと一緒にいると誓って

こうやって、一緒に旅行に来て

上条(・・・もう寝てる)

隣では美琴が寝息を立てていた

上条「おやすみ、美琴」

上条が美琴の頬に軽くキスをする


202 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:29:09.53afglisKE0 (156/157)

目を閉じると、いろいろな音がした

木々がこすれる音

風鈴の音

遠くで鳴いているセミの声

海の小波の音さえも聞こえた

上条(・・・旅行、楽しくなるな)


二人きりの旅行は


まだ、始まったばかりだった



203 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/25(月) 23:30:27.03afglisKE0 (157/157)

さて、今日はここまで

こういう、ベタでくっさいプロポーズって上条さんに似合いますよね

バカで愚直で鈍感で

それがあまりに純粋で

そういう男だ上条さんは


こんな感じの上琴もいいじゃない

サトリナっていいじゃない



では、おやすみなさい



204VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/25(月) 23:39:10.5898DpkWhH0 (1/1)

安心の速度すぎるww


205VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/25(月) 23:46:17.85oB+nUODv0 (6/6)

>>204
けど、全盛期に比べれば大分遅くなってきてるんだぜ、
それでも十分に速いけど


206VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/25(月) 23:56:12.548Zxe1GeIO (4/4)

いやいや充分な速さだぜ乙

上条もイケメルヘンがうつったな


207VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)2011/07/26(火) 00:07:03.59JNpWfiim0 (1/1)

>>1乙っす
カミやん病ならぬメルヘン病か……
全盛期が狂ってるだけだよね


208VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 01:36:19.911r4y9ELDO (1/1)

1スレ目を読ませてもらっててカラオケ編まできてるが言わせてくれ
>>1スクライドどれだけ好きなんだ


209VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/26(火) 07:21:32.857AoP5+FKo (1/3)

上条さんは人を守ることでついた傷は誇りなんでしょうね、とミサカは考察します。


210 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:32:24.775y9ila7T0 (1/277)

>>208 たとえるなら、サトリナのおっぱいくらい好きですよ

>>209 きっとそうなんだよ、うん
だからこっちにおいで(ry


211VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州地方)2011/07/26(火) 09:45:38.36eu7J9+hX0 (1/1)

>>210 んじゃホイホイ付いて行くぜとミサカは>>1の元へ・・・
おや?テっくんが変わりにそちらへ行きましたよとミサカは現状報告します。


212 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:46:29.485y9ila7T0 (2/277)

うわぁぁぁぁ!!
違うんだテっくん、違う(ry

さて、続き


213 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:47:30.155y9ila7T0 (3/277)

上条「・・・ん、おはよう美琴・・・って」

美琴「んにゃー・・・」

上条「寝相・・・悪いなおい」

美琴はまだ寝ているようだった

その体は、上条の上に乗っかっていた

上条「・・・しかし・・・」




214 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:48:10.145y9ila7T0 (4/277)

意外と危険な体勢だ

乗っかっている、といっても狙ったのではないかと思うくらい綺麗に重なっていた

顔と顔は近いし、柔らかい膨らみが胸辺りに当たっている

少し華奢な足だって触れている

上条(な、なかなかにたまらん状況ですよ)

すうすう、という寝息が聞こえてくる




215 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:48:42.155y9ila7T0 (5/277)

上条(うわぁ!なにこのエッチな展開は!?)

かといって、寝ているのに無理矢理のけるわけにはいかない

上条(落ち着け!寝てるんだから別に焦る必要はないんだ上条当麻・・・)

美琴「当麻ったら・・・ダメだってばぁ・・・ふふふ・・・」

上条「」





216 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:49:26.685y9ila7T0 (6/277)

上条(たまらん)

上条(あぁもう!こんな状況で健全なる男子高校生上条当麻は理性を保てるわけがありません!)

上条(だからって起こすのはかわいそうだ!)

上条(彼氏として!一人の男として!)

上条(堪えるんだ上条当麻!)


少しして




217 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:50:11.835y9ila7T0 (7/277)

美琴「んー・・・よく寝た」

美琴が目を覚ました

上条「・・・おはようございます・・・」

美琴「?なんかかなり疲れてるみたいだけど・・・なんかあったの?」

上条「・・・いや・・・なんでもない」

あんなふうなイベントがあれば誰だって気を使ってしまう

だが、それをここで言う必要はないだろう




218 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:50:52.245y9ila7T0 (8/277)

上条「・・・美琴って寝相がすごいんだな」

美琴「え、ウソ!?」

上条「いや・・・乗っかってきましたよ」

美琴「うぅ・・・ゴメン」

上条「あ、大丈夫だって」

上条が微笑む




219 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:51:35.085y9ila7T0 (9/277)

美琴「う、うん・・・ってそういえば今何時?」

上条「もう6時ですよ」

美琴「そんなに寝てたの!?」

上条「夕食、行きますか?」

美琴「もちろん!」

二人が食堂へと向かう





220VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 09:52:22.53mqhxpoj20 (1/7)

美琴掛け布団だと・・・・・・けしからん!


221 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:52:29.635y9ila7T0 (10/277)

上条「・・・すっげぇ」

用意された料理を見て、上条はそれしか言えなかった

上条「鯛をまるまる見たのって初めてだ・・・」

美琴「鯛の刺身ね、美味しそう、いただきまーす」

上条「いやいやちょっとリアクションが薄くないですか!?」

美琴「そう?だって鯛なんて珍しくはないわよ」




222 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:53:18.335y9ila7T0 (11/277)

>>220 あたたかさが売りですw



上条「珍しいから!」

美琴「ふーん・・・普通じゃないんだ?」

上条「普通って・・・」

付き合い出して一年半以上経ってはいる

だが、たまに美琴のお嬢様ぶりに驚いたりする

上条「これが格差社会・・・あぁ、身分って無情ですね・・・」




223 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:53:59.505y9ila7T0 (12/277)

涙を流しながら、半分自棄で上条が笑う

美琴「なんかよくわかんないけど、早く食べちゃいましょうよ」

美琴が鯛の刺身を一口食べる

美琴「うん、甘くて最高!こっちは・・・あ、カンパチのあら汁ね」

上条「魚料理が中心かな」

美琴「でもこっちはイベリコ豚のハムだって」




224 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:54:45.195y9ila7T0 (13/277)

上条「イベリコ豚!?」

上条が素っ頓狂な声を上げる

周りにあまり客がいないから助かったようなものだ

美琴「いちいちリアクションしてたら後がないわよ?多分それはキャビアだし」

上条「・・・いや、食材ももちろん驚きだけどさ」

美琴「?なに?」




225 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:55:14.135y9ila7T0 (14/277)

上条「なんで美琴さんはキャビアを見分けられるの?」

美琴「?なんで見分けられないのよ?」

上条「見たことないものをどうやって判別しろと言うんですかあなたは!?」

美琴「なんだ、見たことないんだ」

上条「普通はないから!価値観がおかしいから!」

美琴「んー、イベリコ豚って美味しい♪」




226 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:55:52.345y9ila7T0 (15/277)

上条「うわぁ!そんなにパクパク食べちゃ・・・あぁ!」

美琴「当麻も早く食べなさいよ」

上条「・・・いただきます」

こんなに高そうな食事はそうそう食べられない

本当ならゆっくり味わいたいが、さすがに時間を掛けすぎてもいけない

上条「仕方ない・・・」




227 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:56:19.665y9ila7T0 (16/277)

出来るだけスピーディーに、しかししっかりと味わいながら上条が料理を楽しむ

上条「美味い!こんな美味い肉は久々ですよ!」

美琴「当麻は肉の味とかあんま分かりそうにないけどね」

あはは、と美琴が笑う

上条「・・・どうせバカ舌だよ、どうせ貧乏だよ」

美琴「え、ゴメンって!」




228 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:56:45.965y9ila7T0 (17/277)

上条「うぅ・・・涙で料理がしょっぱいぜ・・・」

美琴(なんかよくわかんないボケをされちゃった)

上条「はぁ・・・インデックスにも食べさせたいな・・・」

その言葉を聞いて、美琴の眉がぴくりと動く

表情も、かなり拗ねているようだった

上条「ん?どうした美琴?」




229 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:57:30.345y9ila7T0 (18/277)

美琴「あのね・・・悪気がないのは分かってるけど」

上条「あ、あぁ」

美琴「女の子・・・とくに彼女との旅行でほかの子の名前を出すなんて最悪よ?」

上条「あっ!わ、悪い!」

美琴「はぁ、今回は許してあげるわよ・・・純粋に食べさせたいだけみたいだし」

上条「ありがと美琴!まるで天使のような優しさですよ!」




230 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:58:08.795y9ila7T0 (19/277)

美琴「た、態度変えたって意味ないんだからね!?」

上条「いやいや、本音ですよ?」

美琴「~っ!」

上条「あ、赤くなった」

美琴「は、早く食べるわよ!」

照れているのを隠すかのように、美琴が食事を進める




231 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:58:41.165y9ila7T0 (20/277)

上条「あんま早く食べると喉に詰まらせるぞ?」

美琴「分かってるわよバカ!」

上条「・・・なんか、ツンがきついですよ?」

美琴「ツンなんかじゃないわよ大バカ!」

上条(な、なんかトゲがある)

美琴「ん!ごちそうさま!」




232 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:59:07.935y9ila7T0 (21/277)

美琴が箸を置く

あんなに新鮮だった鯛はとても綺麗に食べられていた

上条「おぉ・・・美しい食べ方ですね・・・」

美琴「な、なによそれ」

上条「さすが礼儀作法に厳しい常盤台の生徒だ」

美琴「そ、そんなこと言わないでよ!」




233 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 09:59:48.595y9ila7T0 (22/277)

美琴が少し困ったように言う

美琴「アンタに特別扱いされるのだけは御免だからね?」

上条「んー・・・でもさ」

上条が美琴を抱き寄せる

上条「特別なんだから、仕方ないだろ?」

美琴「!今は食事中でしょ節操なし!」




234 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:01:00.645y9ila7T0 (23/277)

上条「ぐはっ!きついですよ今の言葉!」

そんな会話をしながら、上条は器用に食事を進める

魚は甘く、肉は脂がのっていて

野菜も、苦味がなく爽やかな後味だった

上条(一流旅館は食事も最高なんだなぁ)

上条がうんうん、と頷く




235 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:01:42.205y9ila7T0 (24/277)

美琴「・・・なに一人で納得してんのよ?」

上条「ん、そろそろ食べ終わりますよ」

美琴「!ホント!?」

美琴がキラキラと目を輝かせる

それほど部屋に帰りたかったのだろうか

上条「・・・もしかしてなんか忘れ物したとか?」

美琴「え、なんで?」




236 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:02:17.595y9ila7T0 (25/277)

上条「早く部屋に帰りたいみたいだからさ」

美琴「・・・マジで言ってるの、それ?」

上条「?」

美琴「はぁ・・・私はアンタと・・・ふ、二人きりになりたいの」

少し恥ずかしそうに顔を逸らしながら美琴が言う

上条「なるほど・・・ならさっさと食べないとな!」




237 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:03:01.225y9ila7T0 (26/277)

美琴「ゆ、ゆっくりでいいわよ!?」

上条「いや、そわそわしてるじゃないですか」

美琴「う・・・」

上条「よし、食べ終わった」

上条も箸を置く

出来る限り丁寧に食べたつもりだった






238 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:03:29.445y9ila7T0 (27/277)

美琴「うーん・・・もうちょっと綺麗に食べられないの?」

美琴には正面切って否定されてしまった

上条「・・・これでも努力したんだよ」

美琴「はぁ・・・礼儀作法が出来てないなんて流行らないわよ?」

上条「あぁもう!結婚したらいつもこうやって説教されちゃうのかなぁ!?」

美琴「!」






239 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:03:57.405y9ila7T0 (28/277)








上条「・・・こ、こうか、美琴?」

美琴「はぁ、なんでそんな簡単な礼儀作法もできないわけ?」

「パパはおバカさんだもん!」

美琴「ホント、バカみたい」

上条「・・・そっか」


美琴「ちょ、ちょっとどこ行くのよ当麻!?」




240 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:04:26.765y9ila7T0 (29/277)

上条「こんな礼儀作法のなってない男なんか、美琴には相応しくないよ」

「パパ!イヤだよパパ!」

上条「・・・じゃあな、二人とも」

美琴「待って、当麻!」


美琴「待ってー!」







241 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:05:03.515y9ila7T0 (30/277)

美琴「いや!礼儀作法なんて関係ないから!お願いだから嫌いにならないで!」

上条「は、はいぃ!?」

美琴「はっ!な、なんでもないわよ!」

上条「・・・なんか最近美琴の妄想が激しくなってきたな・・・」

美琴「うっさい!早く帰るわよ!」

美琴が上条の手を引いて部屋へと帰る





242 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:05:56.135y9ila7T0 (31/277)

上条「・・・で、お風呂ですね」

美琴「・・・家族風呂ね」

上条「・・・ドキドキしますね」

美琴「・・・ヘンなことは・・・ダメだからね?」

上条「分かってますって」

上条が苦笑する




243 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:06:42.975y9ila7T0 (32/277)

さすがに、今の爽やかな雰囲気でそういうことをする気にはならない

そう思っていた



美琴「お、お邪魔しまーす・・・」

上条「」

美琴のバスタオル姿を見るまでは





244 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:07:12.135y9ila7T0 (33/277)

美琴「ねぇ、何一時停止してるのよ?」

上条「・・・セクシーすぎないか・・・」

美琴「な、なによそれ!?」

上条「はぁ・・・理性が危ういですよ・・・」

美琴「あぅ・・・と、とにかく体の流し合いっこしましょうよ!?」

上条「それはかなりエッチなイベントですね」




245 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:07:42.795y9ila7T0 (34/277)

美琴「なんでそっちにもっていくのよ変態!」

上条「だって美琴のそんな姿見てたらそうなるに決まってるだろうが!」

上条が頭を抱える

上条「と、とにかく俺から洗いますよ!」

美琴「あ、うん・・・」

上条が手にタオルを持つ

ボディーソープをつけ、クシュクシュと泡立てる




246 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:08:29.525y9ila7T0 (35/277)

上条「じゃ、じゃあいくぞ・・・」

そっと、美琴の肩から洗っていく

美琴「にゃっ!」

上条「な、なななななんもしてないからな!?」

美琴「び、びっくりしただけだから気にしないでいいわよ!」

上条「そうだよな!?」




247 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:09:13.905y9ila7T0 (36/277)

美琴「うん!」

顔を真っ赤にしながら、上条は少しずつ下へと手を動かす

腕を洗い、脇を洗い

鎖骨にも手が触れた

一旦、そこで動きを止める

その下は

美琴の一番弱いところなのだ




248 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:09:58.115y9ila7T0 (37/277)

美琴「・・・な、なによ・・・焦らしてるつもり?」

上条「いや・・・でも、ここを洗ったらそういう空気になりそうだから・・・」

美琴「で、でも洗ってもらわないと困るんだけど・・・」

上条「じゃあ、ヘンな声出したりすんなよ?」

美琴「分かったわよ!」

上条「では失礼します・・・」




249 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:10:46.455y9ila7T0 (38/277)

上条が美琴の胸を洗う

出来る限り刺激を減らすために優しく

しかし、その軽くこすれるようなタッチが逆にいけなかったのだろう

美琴「あっ・・・んぁっ・・・」

美琴は、感じてしまっているようだった

上条「おい・・・ヘンな声はまずいんだって!」




250 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:11:35.885y9ila7T0 (39/277)

美琴「だって・・・はぁっ・・・あ、そんな洗い方・・・やぁっ・・・」

ハァハァ、と美琴の甘い息遣いが聞こえる

いつも自分で洗うときはなんともないのだろう

ただ、上条に触れられているという事実が精神的な快感につながっているのだろう

美琴「はぁっ・・・ね、もうちょっと洗って?」

上条「いや・・・洗うだけだろ」




251 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:12:06.205y9ila7T0 (40/277)

理性が飛ばないように、なんとか上条は堪える

もう少し触っていたかったが、それを我慢する

お腹と背中を洗い、上半身をあらかた終わらせる

上条「じゃ、あとは自分で・・・」

美琴「・・・洗って」

上条「・・・あの、さすがにこれ以上はまずいんですよ」




252 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:12:32.225y9ila7T0 (41/277)

美琴「いいから、洗って」

上条「・・・は、はい」

ゴクリと唾を飲み込み、再び上条が美琴の体を洗い出す

今度は下半身

今の後ろからの体勢では洗いにくいので前へ回る




253 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:13:03.505y9ila7T0 (42/277)

太ももを洗い

ふくらはぎを洗い

足先も洗い

上条「こ、これでいいか?」

美琴「・・・まだ、洗ってない場所があるじゃない」

上条「・・・そこも・・・ですか」

美琴「う、うん」




254 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:13:33.185y9ila7T0 (43/277)

上条「あぁもう!襲っちまうかもしんないぞ!?」

美琴「あ、生は・・・まずいわよ?」

上条「わ、分かってるから出来る限り我慢するんだよ!」

上条が拳を握り締める

美琴「じゃあ・・・お願い」

上条「はい」




255 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:14:09.095y9ila7T0 (44/277)

そっと、上条が美琴の下半身に触れる

突起の硬さが、タオルを通じても伝わってくる

美琴「あっ・・・ふぁぁっ・・・はぁっ・・・あっ・・・」

シャンプーの音だろうか

クチュクチュ、という音が響く

美琴「やぁっ・・・んぁっ・・・あっ!」

シャンプーに混じって、少しヌルリとした液体が上条の手に絡む




256 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:14:41.385y9ila7T0 (45/277)

上条「・・・イった?」

美琴「はぁっ・・・き、綺麗になったわ」

まだ紅潮している顔で、美琴が答える

上条「そっか・・・じゃ、俺も頼んでいいかな?」

美琴「うん・・・洗ってあげる」

今度は美琴がシャンプーを手に塗る




257 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:15:12.975y9ila7T0 (46/277)

上条「・・・いや、タオルにつけて・・・」

美琴「だ、だって私の・・・あれで濡れちゃったじゃない」

上条「だとしても!素手は非常にまずい!」

美琴「大丈夫・・・」

美琴が上条の肉棒に触れる

美琴「気持ち良く・・・してあげるから」




258 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:15:44.755y9ila7T0 (47/277)

上条「い、いきなりそこから洗い出すのかよ・・・はぁ・・・」

美琴「・・・ガチガチね、当麻のここ」

上条「仕方ないだろ・・・はぁっ・・・」

シャンプーが滑りをよくしているのだろう

いつもよりも快感が大きい気がした

上条「これはヤバい・・・」


259 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:16:59.025y9ila7T0 (48/277)

美琴「どう?」

上条「はぁっ・・・い、いいです・・・けどね」

美琴「な、なによ?」

上条「何かが間違ってる気が・・・」

美琴「い、いいでしょ!別に・・・」

少し、美琴が手の動きを早める

上条「うぉっ!それはまずい・・・って!!」


260 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:18:56.245y9ila7T0 (49/277)

美琴「あ・・・濡れてきてる・・・」

上条「ダメだって!ヤバイから!」

美琴「ん・・・じゃ、他の部分でも洗うわね」

美琴が上条のそれから手を放し、別の場所を洗い出す

安心したような、残念なような気持ちが上条の体を駆け巡る

上条(いやいや!!これでよかったんですよ!?)


261 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:23:29.315y9ila7T0 (50/277)

美琴「ふんふーん♪」

美琴が鼻歌を歌いながら上条の体を洗っていく

上半身も

下半身も

滞りなく洗い終わった

上条「はぁ・・・やっと・・・」

美琴「じゃあ、流したし・・・」


262 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:25:01.485y9ila7T0 (51/277)

美琴が、そっと上条の肉棒に触れる

上条「うぉぉぉぉっ!?」

さきほどまで触れられていたのだ

いきなりの刺激に、すぐに硬度を増してしまう

上条「おい美琴・・・」

美琴「口の中だったら・・・問題ないでしょ?」

上条「」


263 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:27:15.025y9ila7T0 (52/277)

美琴がそっと、口に肉棒を含もうとする

上条「待って待って!いいのかよ!?」

美琴「?いっつもやってるじゃない」

上条「いや、そうだけど・・・」

美琴「旅行だからって遠慮しないの」

上条(いや、こんな落ち着いた旅館でするというのは罪悪感が・・・)

いまさらといえばいまさらなのだが


264 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:29:13.895y9ila7T0 (53/277)

上条「・・・はぁっ・・・」

美琴「ほぉ?ひほひひい?」

上条「く、口にものを入れながらしゃべるのは良くないんですよ・・・」

美琴「?へほひほひひいんへほ?」

上条(こ、声の振動が・・・)

クチュクチュ、と音がする

唾液とカウパーが混じっているのだろう


265 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:30:52.935y9ila7T0 (54/277)

上条「な、なぁ・・・」

美琴「んっ!」

いったん美琴が口から上条のそれを放す

美琴「・・・イきそうなんでしょ?」

上条「そりゃ、まぁ・・・」

美琴「・・・な、中・・・がいい?」

上条「いや、生ですから無理です」


266 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:32:51.895y9ila7T0 (55/277)

美琴「あ、うん・・・」

上条「後ろの穴なら・・・」

美琴「いやよ!なんかあっちはヘンな感じがしたし!」

上条「うーん・・・じゃ、お口でお願いします」

美琴「わ、分かったわよ」

また、美琴が肉棒を口に含む

舌が、絡んでくる


267 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:34:39.735y9ila7T0 (56/277)

上条「はぁ・・・はぁ・・・」

頭の中が徐々に白くなっていく

美琴「んっ・・・んっ・・・」

上条「悪い、美琴・・・もう!」

美琴「!」

美琴の口の中に、少し苦い液体が放たれる

美琴(あ・・・イったんだ)


268 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:36:17.835y9ila7T0 (57/277)




上条「だー、疲れた・・・」

独特の倦怠感に体を打たれながらも、どうにか上条は浴槽へ移動していた

もちろん、もう一度体は洗って、だ

美琴「はぁ、落ち着くわね・・・」

上条「俺のを咥えたら落ち着くんですねー」

美琴「ち、違うわよ!」


269 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:37:23.855y9ila7T0 (58/277)

上条「・・・美琴」

浴槽の中

上条が、美琴の体を抱きしめる

美琴「・・・心臓、トクトクしてるわよ」

上条「ん、そうかも」

お湯とは違う、別の暖かさが二人の体に染み渡る

上条「愛してる」

美琴「うん、私も」


270 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:38:51.655y9ila7T0 (59/277)

上条「じゃ、あがりましょうか」

美琴「そうね」

二人が風呂場から出る

部屋にそろえてあった浴衣を着て、部屋に戻る

外はもう真っ暗だった

美琴「・・・今は19時・・・か」

上条「あぁ、そうだな・・・」


271 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:40:45.215y9ila7T0 (60/277)

そのとき

二人の部屋の扉がノックされた

上条「あ、はい!」

開けると、そこにはあの女将さんがいた

「失礼いたします、お二人様に少しお知らせと言うか・・・」

上条「はい、なんですか?」

「19時30分より、この近くで花火大会が行われるということを」

「」


272 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:42:15.405y9ila7T0 (61/277)

>>271 ?最後の行の「」はなんだ?


上条「花火大会・・・」

「はい、お二人様もいかがかと思いまして」

美琴「いいじゃない!行こう行こう!」

「他のお客様も向かわれております、場所はこちらに」

女将さんが地図を渡してくる

歩いて10分ほどでつきそうな場所だった


273 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:43:26.895y9ila7T0 (62/277)

上条「あ、ありがとうございます」

美琴「ね、行きましょう!」

「その間にお布団の準備などはしておきますので」

上条「じゃ、お願いします!」

二人が手を繋いで、外へと向かう


静かな夜の空に

綺麗な華が開くまで、二人はずっと待っていた






274 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 10:44:00.925y9ila7T0 (63/277)

いったん筋トレなので

花火、いいですよね

この二人にはエロが不可欠でしょ、うんw


275VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 12:24:50.8752oG8+A50 (1/5)

乙!!

花火を彼女と見て帰りに青姦したのはいい思い出。


ってか今年地元で花火が無くて残念


276 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:26:30.165y9ila7T0 (64/277)

>>275 最低w

青姦ってハラハラしていやです

いや、>>1は童貞だけどね


地元は花火はあるけどその日雨っぽい

残念無念僕イケ・・・あれ?

投下はもうちょいお待ちを




277VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 12:29:58.4852oG8+A50 (2/5)

>>276そのハラハラがまたいい!!



278 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:37:51.655y9ila7T0 (65/277)

>>277 えー・・・w


さて続き


279 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:39:01.425y9ila7T0 (66/277)

上条「着いた着いた・・・」

美琴「見て・・・夜景がすっごい・・・」

少しの月明かりと、町明かりしかないが

それでも、海や家々が見えた

上条「・・・綺麗だな」

美琴「こんな夜景、めったに見られないわよ・・・」


280 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:40:15.365y9ila7T0 (67/277)

上条「・・・美琴」

上条が美琴の肩に手を回す

美琴「ん、なに?」

上条「ベンチ、座らないか?」

美琴「うん、わかった」

二人がいたのは小さな公園

周りにも、花火を見に来た人々が大勢いた


281 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:42:13.545y9ila7T0 (68/277)

上条「人気なんだな・・・」

美琴「ねぇ、当麻」

美琴が上条の手を握る

上条「なんですか、姫?」

美琴「・・・幸せだね」

ニコ、と美琴が微笑む

月明かりに照らされたその笑顔は、とても眩しかった


282 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:44:34.915y9ila7T0 (69/277)

上条(・・・美琴って、美人だよなぁ・・・)

上条がそんなことを考える

彼は、そこまで顔立ちがいいというわけではない

そこらへんにいそうな、ただの学生だった

上条「美琴って、かなり美人さんだよな」

美琴「な、なによいきなり」


283 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:49:19.735y9ila7T0 (70/277)

上条「だってさ・・・俺と美琴って、周りから見たら不釣合いだろ?」

美琴「・・・そんなことないわよ」

上条「・・・いや、周りから見たらだよ」

美琴「周りなんてどうでもいいわよ」

美琴が、上条の肩に頭を乗せる

上条「あ、あの・・・」

美琴「・・・私達は二人だけなんだから」


284 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:51:11.325y9ila7T0 (71/277)

上条「そ、そうですね!」

美琴「何よそのいいとも的なノリ・・・」

上条「と、とにかく!周りの目がありますから、そこまでイチャイチャは・・・」

美琴「恥ずかしいの?」

上目遣いで、美琴が訊ねる

上条(出た!!上目遣い!上条さんは耐えてみます!!)


上条「恥ずかしくありません」


上条(ってあれぇぇぇぇぇ!?)


285 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:53:11.015y9ila7T0 (72/277)

美琴「なら・・・いいわよね?」

ウルウルとした瞳で、美琴に見つめられる上条

そんな表情をされては、心臓がヤバイ

上条「も、もちろんですから!」

美琴「ありがと、大好き!」

美琴が上条に抱きつく

周りのおばさんたちは、そんな二人を見つめながら「私も若かった頃は・・・」みたいな話をしてる


286 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:55:45.035y9ila7T0 (73/277)

美琴「もうすぐ始まるわね・・・」

美琴が空を見上げながらつぶやく

一方、抱きつかれている上条はそれどころではなかった

上条(ヤバイから!!髪の毛からめちゃくちゃいい匂いがしてますよ!?)

上条(もう俺のは始まってるんですが!!いろいろフィーバーなんですが!!)

美琴「あ、当麻」

上条「はぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」


287 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 12:58:00.965y9ila7T0 (74/277)

美琴「ね、かき氷売ってるから買ってこない?」

上条「い、行きましょう!!」

この抱きしめられた状態から抜け出せるなら、なんでもよかった

上条「と、とりあえず体を離して・・・」

美琴「あ、うん」

美琴がそっと腕をほどく

少し残念だが、そうしないと動くことさえ出来ない


288 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:01:35.615y9ila7T0 (75/277)

上条「さて・・・何味食べますか?」

美琴「私はイチゴ」

上条「俺はブルーハワイかな」

二人がかき氷を購入する

おじちゃんが、「カップルだからサービスねー」なんて言ってたくさんシロップをかけてくれた

上条「よかったな、おじちゃんがいい人で」

美琴「すっごい・・・こんな真っ赤なかき氷初めて!」


289 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:03:52.215y9ila7T0 (76/277)

美琴「うん、甘い!!」

美琴が満足そうに顔を輝かせる

上条「お、こっちも美味い!」

シロップがたくさんかかっていて、甘みが体に染み渡った

上条「お、始まったみたいだ」

美琴「え、ホント!?」

空に、色とりどりの華が開いた


290 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:08:24.125y9ila7T0 (77/277)

上条「・・・綺麗だな」

晴れやかなパレードや、綺麗なネオンはない

でも、学園都市で見た花火に負けてはいなかった

美琴「・・・あ、ナイアガラ!!」

周りの人たちも、歓声をあげる

上条(・・・そっか)

隣に彼女がいるから

どこで、どんな風景を見ても美しく見えるのだ


291 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:10:40.825y9ila7T0 (78/277)

上条「・・・綺麗だな」

美琴「うん、素敵・・・」

上条が美琴の横顔を見つめる

花火の灯りでその横顔は照らされていた

上条「・・・綺麗だ」

美琴「うん、綺麗」

上条「・・・そうだな」


292 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:12:38.625y9ila7T0 (79/277)

美琴「あ、大きいのがあがった!!」

美琴が夜空を指差す

三尺玉だろうか

上条「すっげぇ・・・」

真っ暗な夜の空には

その輝きがよりいっそう映えていた

上条「綺麗だ・・・」


293 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:14:46.175y9ila7T0 (80/277)

美琴「・・・ね、当麻」

上条「ん、なんだ?」

美琴「こっち、来て」

美琴が上条の手を引く

上条「?どっか行きたいとこでもあんのか?

美琴「い、いいから」

顔を真っ赤にしながら、美琴はぐいぐちと上条を引っ張っていく


294 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:16:28.735y9ila7T0 (81/277)



上条「・・・?なんもないじゃんか」

二人がやってきたのは、誰もいない静かな場所だった

公園から5分ほど歩いただけの場所

上条「なぁ、なんでこんなとこに・・・?」

美琴「二人きりになりたかったのよ!!」


295 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:19:02.715y9ila7T0 (82/277)

上条「あ、あぁ・・・?」

美琴「・・・ね、当麻」

美琴が上条のほうを見つめる

気のせいか、ちょっと顔が赤かった

上条「どした、美琴?」

美琴「あ、あのね・・・ちょっと聞いてほしいの」

上条「なにを?」


296 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:22:03.605y9ila7T0 (83/277)

美琴「私、当麻が大好き」

美琴「ずっと、大好き」

美琴が、上条に体を預ける

上条「お、おい・・・」

美琴「だ、だから・・・お礼を言いたかったの!」

上条「お礼?」

美琴「わ、私と付き合ってくれてること・・・ホント、ありがとって」


297 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:24:41.245y9ila7T0 (84/277)

美琴「・・・ホント、当麻のおかげで幸せよ」

上条「・・・俺だってそうだよ」

上条が、美琴の頭を撫でる

上条「ん、そろそろ終わりかな・・・」

花火は、クライマックスになっていた

空に、たくさんの華が咲いていく


298 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:26:29.245y9ila7T0 (85/277)

上条「・・・な、美琴」

美琴「なに?当麻?」

上条「明日、登山だっけ?」

美琴「うん、そうよ」

上条「そっかぁ・・・」

たしか、山の中腹には神社があったはずだ

上条「・・・夫婦円満のお守りでも買うか」

美琴「!!」


299 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:28:52.815y9ila7T0 (86/277)

美琴「ふ、ふふふふふふふふ夫婦!?」

上条「え、ダメか?」

美琴「夫婦ってことは・・・」

上条(あ、妄想が始まる)



美琴「ねぇ、当麻」

上条「ん、どうした、美琴?」

美琴「このお守り・・・覚えてる?」




300 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:30:56.105y9ila7T0 (87/277)

上条「懐かしいな!!夫婦円満のお守りだ!」

美琴「そ、そうよ!!今も円満よね?//」

上条「もっちろん!あ、でも」

美琴「な、なに?」

上条「・・・安産祈願も、必要かもな」

美琴「//」



美琴「なんてことに!?」

上条「ま、待ちなさい!」


301 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:34:31.995y9ila7T0 (88/277)

上条「そ、そういう妄想はのちほど!!」

美琴「あ、花火終わった」

上条「うっそ!?俺がツッコミをしてる間に終わったの!?」

美琴「ツ、ツッコミなんて・・・//」

上条「そっちじゃねぇのに!!」

さっきまでのロマンチックな雰囲気は、もうなくなっていた

隣で美琴は、顔を真っ赤にしている


上条「あぁもう!!」

上条「幸せな不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


302 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:38:10.745y9ila7T0 (89/277)


美琴「じゃ、寝ましょうか」

旅館に帰ってきた二人は、すぐに布団へと入った

上条「・・・明日は早いからな」

美琴「うん、だって登山だもん」

美琴がワクワクしながら、といった感じで答える

上条「・・・ですが!!!」


303 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:40:12.145y9ila7T0 (90/277)

上条が、バっと美琴の上に覆いかぶさる

上条「夜はこれから!!」

上条が美琴の胸に手を伸ばそうとする

だが

美琴「ふん!!」

その前に美琴が、蹴りを放った



304 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:44:07.515y9ila7T0 (91/277)

上条「ぐはぁっ!!!」

その蹴りは、上条の鳩尾に入った

上条「」

美琴「も、もう・・・今日はダメだって言ったでしょ//」

上条「」

美琴「あ、明日は体力使うんだし・・・//」

上条「」


305 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:47:51.495y9ila7T0 (92/277)

美琴「えへへ、おやすみね・・・//」

上条「」

上条の返事はなかった


上条当麻

彼はその日


3度目の死を迎える


306VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 13:49:55.82mqhxpoj20 (2/7)

美琴の妄想が激しいのはレベル5だからさ!
それがレベル0の上条さんとの差!
自分だけの現実=妄想、間違いない!


307 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:50:51.835y9ila7T0 (93/277)



美琴「おはよー・・・ってどうしたの?」

上条「美琴に蹴られた・・・」

美琴「あ、あれは当麻が襲ってきたから!」

上条「もう、ダメだ・・・」ウッウッ

美琴「朝ごはんの時間よ」

上条「えぇ!?慰めてくんないの!?」


308 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:54:51.265y9ila7T0 (94/277)

>>306 いや、それはおかしいw


美琴「ん、朝はヘルシーね」

野菜中心の朝食が用意されていた

上条「こ、こんなしっかりした朝食が食べられるなんて・・・」

美琴「?最近は私が作ってあげてるじゃない」

上条「いや、そうなんだけどさ」


309 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:58:21.485y9ila7T0 (95/277)

美琴「さて、結構量が少なかったから早く食べ終わったわね・・・」

上条「これだけじゃ登山にはちょっと足りないな・・・」

美琴「よし!どっかのコンビニで買いましょう!」

上条「おー」


上条「っと、その前にもう登山の用意をっと・・・」

美琴「うん、靴も履き替えてね」




310 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 13:59:54.875y9ila7T0 (96/277)

上条「では!」

美琴「いざ出発!!」

二人が外へと飛び出す

さわやかな朝の陽射し

セミの鳴き声

頬を撫でる風

まさに、夏の朝という感じだった


311 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:03:47.065y9ila7T0 (97/277)


上条「暑い・・・」

美琴「あっついわね・・・」

元気に飛び出してわずか2分

二人は、すぐに熱気にやられていた

登山のため、少し長袖などを着ているのもあるだろう

上条「・・・くっそ・・・太陽が憎い・・・」


312 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:06:36.485y9ila7T0 (98/277)

美琴「はぁ・・・コンビニ、どこかしら?」

上条「えっと・・・見えた・・・」

陽炎の向こうに

コンビニが見えた

美琴「長い道のりね・・・」

上条「お前と一緒なら・・・大丈夫だ・・・」

美琴「当麻・・・」


313 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:08:11.645y9ila7T0 (99/277)

上条「行くぞ美琴!!!」

上条「目指すのは、あの遠いコンビニだ!!」

美琴「うん、一緒よね!?」

上条「そうだ!!陽炎でぼやけようが!!」

上条「俺たちの目が涙でぼやけようが!!」


上条「そこにコンビニはあるんだ!!」

美琴「おー!!!」


314 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:11:04.035y9ila7T0 (100/277)

夏の暑さは恐ろしい

頭をやられた二人は

周りの目も気にせず、大声で恥ずかしいことを叫んでいた

ただ、唯一の救いがあるとしたら

二人を見つめる人々もまた、暑さにやられていたのだ

写メを撮っている人さえもいた



315 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:14:16.675y9ila7T0 (101/277)


上条「はぁ・・・生き返る・・・」

美琴「コンビニという名のオアシスね・・・」

二人は、どうにかコンビニにたどり着いていた

上条「えっと、弁当と・・・あとはスポーツドリンク持ってくか」

美琴「うん、そうね」

おにぎりや、弁当、スポーツドリンクを手に取る


316 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:16:58.275y9ila7T0 (102/277)

上条「・・・ん?これって・・・」

美琴「はっ!これは!!」


美琴「レッドブル!!」

美琴「美味しい味に」

上条「待て、CMはやめよう」

美琴「」

上条「一本ずつ買って行くか」

美琴「やったぁ!!」


317 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:19:29.085y9ila7T0 (103/277)

上条「・・・さて、では・・・」

美琴「これから、とうとう山に向かうのね・・・」

上条「あぁ、そうだ・・・」

上条が前を見つめる

その視線の先には、大きな山があった

その山に二人は登る予定だ

美琴「じゃ、行きましょう」

上条「行こうか」


318 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:23:00.965y9ila7T0 (104/277)



上条「・・・なぁ、もうこの山の下に来るまでで疲れました」

美琴「奇遇ね・・・私も・・・」

あのコンビニから歩くこと20分

汗が、止まらなかった

上条「水分補給はしっかりと、な」

美琴「分かってるけど・・・あぁ、あっついあっつい・・・」


319 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:26:49.465y9ila7T0 (105/277)

上条「・・・さ、登ろうか・・・」

美琴「うん、そうね・・・」

まず一歩、足を踏み出す

登りやすいように、階段が作られているのはまだ助かる

上条(始まりますよ・・・)


上条(長い長い、二人の旅が!!!)


上条が、腹をくくったその頃

美琴(あ、カエルだ)


美琴は、まったくそんなことを考えてはいなかった


320 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:29:43.755y9ila7T0 (106/277)


美琴「意外と山って涼しいのよね・・・」

上条「木の葉で陽射しはそんなに当たらないし・・・」

美琴「なんか、熱も吸収してくれるから涼しいんだって」

そんな話をしながら二人は歩く

あのままの暑さではきつかっただろうが、この気温ならなんとかいけそうだ

上条「自然って偉大だな・・・」

美琴「そうよね・・・」


321 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:32:36.155y9ila7T0 (107/277)

上条「エアコンとかないのに、こんなに涼しいんだもんな・・・」

美琴「・・・このままでも十分暮らせるのにね」

なんで機械ばっか作るんだろう、と美琴がつぶやく

上条「やっぱ、どんどん向上していくんじゃないかな」

美琴「物欲?」

上条「そうそう・・・」

上条「一度便利な生活を覚えたら、自然には戻れないんだろ」


322 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:34:24.615y9ila7T0 (108/277)

美琴「・・・なんか、悲しいわね」

上条「そうだな・・・」

セミの声が聞こえる

上条「静けさや・・・ってなんだっけ?」

美琴「岩に染み入る蝉の声、でしょ?」

上条「そうそう」

美琴「あれって、とっても幸せな歌だと思うわ」

上条「俺も」


323 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:37:15.375y9ila7T0 (109/277)

上条「静かな森の中で・・・蝉の声だけが聞こえるんだもんな」

美琴「それ以外は、何も聞こえないのよね」

上条「近くの岩に、それだけが染みるんだもんな」

ふと、二人は耳を澄ます

どこか遠くで、機械の音がした

上条「・・・やっぱ、こんなのどかなところでも機械って使われてるんだよな」

美琴「当然といえば当然ね・・・」


324 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:38:50.615y9ila7T0 (110/277)

上条「でもさ、そこまで機械って必要はないと思うんだ」

上条「もちろん、冷蔵庫とかエアコンとか・・・便利だけどさ」

上条「今以上の開発っているのかな?」

美琴「どうかしら・・・新しい発明は、文化の進歩には必要だもの」

美琴が苦笑する

美琴「でも・・・文化だけが進んでもダメよね」

上条「俺たちも進まないとな」


325 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:40:08.895y9ila7T0 (111/277)

美琴「先に進んでいくのは文明で・・・」

美琴「その後を、無様に追いかけて」

美琴「そんなのじゃ、疲れちゃうわよね」

上条「あぁ、たまにはゆっくりもいいよ」

上条が地面に目をやる

小さな花が咲いていた

誰にも注目なんかされないだろうその花は

なぜか、どんな花よりも輝いて見えた


326 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:41:39.435y9ila7T0 (112/277)


上条「さて・・・ちょっと休むか」

美琴「うん、そうね」

美琴が近くにある、大きな石に腰掛けようとする

上条「あ、ちょっと待って」

美琴「?」

上条が、その石の上に自分のタオルを置く

上条「はい、どうぞ」

美琴「・・・ありがと」


327 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:42:54.085y9ila7T0 (113/277)

上条「はぁ、それにしてもいいなぁ・・・」

鳥のさえずりも聞こえてくる

まさに、自然の中という感じだ

美琴「・・・あ、木漏れ日も綺麗ね」

上条「葉っぱが揺れるたびにキラキラするもんな」

美琴「うん、綺麗」

どんなネオンよりも綺麗だった


328 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:44:09.405y9ila7T0 (114/277)

上条「自然っていいな・・・」

美琴「ホント、なんか気取らないですむし・・・」

上条「ん・・・気取ってるのか?」

美琴「あ、当麻の前では自然体よ?」

美琴がニコリと微笑む

上条「そっか、よかった」

美琴「なんていうか、気を張らなくていいのよ」


329 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:45:23.595y9ila7T0 (115/277)

上条「気を?」

美琴「こう、自然の中だと丸裸の自分になれるっていうか・・・」

上条「え、自然の中で丸裸ですか」

美琴「そういう意味じゃないわよバカ!!」

上条「わ、わかってるから!!」

美琴「もう・・・」

真面目な雰囲気が台無しよ、と美琴が頬を膨らませる


330 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:46:50.585y9ila7T0 (116/277)

上条「・・・周りからの視線とか、気にしなくてもいいしな」

美琴「うん・・・そうなのよ」

上条「お前は特に大変そうだもんな・・・」

お嬢様、というだけでも珍しいのに

その上、LEVEL5という珍しすぎる人材だ

大人からも、同級生からも、年下からも

羨望のまなざしで見つめられるだろう


331 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:48:19.795y9ila7T0 (117/277)

上条「でもさ、俺はそんなの気にしてないよ」

美琴「うん、知ってる」

美琴の記憶にあるかぎり、上条は最初から自分を一人の女性として見ていた

なんだかんだ、喧嘩で殴られたことはなかった

自販機を蹴ったときも、太ももが見えるからやめなさい、と言われた

そこには、色眼鏡なんてなかった





332 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:49:42.455y9ila7T0 (118/277)

他の人々は、ほとんど色眼鏡を通して彼女を見ていた

羨望、嫉妬、憧れ、好意

そんなものに彩られ、彼女は七色の人間として敬われていた

そんなのがイヤだった彼女にとっては、上条はたった一つの救いだった

彼の視線は、真っ直ぐだった

モノクロのまま、彼女を見てくれた


333 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:50:44.965y9ila7T0 (119/277)

綺麗に輝く美琴ではなく

奉られた偶像ではなく

たった一人の、御坂美琴という人間と

上条当麻は接してくれた

そして、今だって

美琴「ね、当麻」

上条「ん、なんだ?」


334 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:52:01.385y9ila7T0 (120/277)

美琴「もし・・・私が、能力とか地位とかなくしたら・・・どうする?」

上条「?なんで?」

美琴「だって、私って取り得がそれくらいしかないし」

上条「いやいや、優しいし可愛いじゃないですか」

上条がさも当然と言うように答える

美琴「・・・嫌ったりしない?」

上条「?なんで嫌うんだよ?」


335 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:53:12.025y9ila7T0 (121/277)

美琴「・・・だって・・・」

上条「俺が好きなのは、お嬢様でもLEVEL5でもないんだって」

美琴「・・・」

上条「だって、お前とおんなじ能力におんなじ地位の人がいたって」

上条「俺は絶対そいつは好きにならないもん」

美琴「!!」


美琴「・・・どうして?」


336 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:54:45.205y9ila7T0 (122/277)

上条「だってさ」


上条「俺が好きなのは美琴だからさ」

上条「お嬢様?超電磁砲?」

上条「そんなの、どうだっていいんだよ」


上条「お嬢様が全員、俺に手を差し伸べてくれるか?」

上条「全員、俺を愛してくれるか?」

上条「そんなことないんだよ」


337 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:56:12.295y9ila7T0 (123/277)

美琴「・・・でも、私が力をなくしたら・・・」

美琴「・・・アンタと一緒にはいられないでしょ?」

上条「いやいや、だって俺が背負ってるんですよ?」

上条「ずっと一緒だろ」

上条が微笑む

上条「・・・不安か?」

美琴「ちょっとね・・・周りの人は、私にいろいろ尾ひれをつけて見てくるから」


338 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:57:22.755y9ila7T0 (124/277)

上条「そっか・・・そうかもな」

美琴「うん・・・だからさ」

上条「でも、俺は違うと思うな」

上条が真剣な顔をする

上条「色眼鏡を通して見た世界ってさ」

上条「たしかに、とっても綺麗なんだ」

上条「・・・でも」


上条「それは、本当の色じゃないんだよ」


339 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 14:58:54.745y9ila7T0 (125/277)

上条「俺は、モノクロでも、何色でも」

上条「本当の色を見ていたいんだ」

上条「色眼鏡がなきゃ夢が見れないなんて・・・」

上条「そんな悲しい世界、こっちから御免だからさ」

美琴「当麻・・・」

上条「それにさ・・・」


上条「・・・色眼鏡なんてなくたっていいって教えてくれたのは・・・美琴なんだ」


340 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:00:00.755y9ila7T0 (126/277)

美琴「私が?」

上条「あぁ、美琴だよ」

上条「俺に手を差し伸べてくれたお前は」

上条「俺とくだらない話で笑ってたお前は」

上条「本当のお前だっただろ?」

美琴「うん」

上条「・・・そんなお前が、一番輝いてたんだ」

美琴「!!」


341 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:01:20.855y9ila7T0 (127/277)

上条「都合よく現実を捻じ曲げて」

上条「ときには色眼鏡を使って・・・」

上条「俺だって、たまにそんなことしたんだ」

上条が苦笑する

上条「でもな、それで七色の世界になったとしても」

上条「なんでかそれはくすんでたんだ」

美琴「・・・」


342 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:02:43.485y9ila7T0 (128/277)

上条「わかったんだよ、色眼鏡なんていらないって」

上条「お前に好きだって言って貰えて」

上条「お前のことを好きだって気づいて」

上条「モノクロで、光なんかなくて・・・」

上条「でも、そんな世界が一番輝いてるってことに」


上条「だって、お前は一番輝いてるんだ」

上条「七色なんか、叶わないくらいに」


343 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:04:15.445y9ila7T0 (129/277)

上条「愛があれば、世界はこんなにも眩しいんだなってさ・・・」

上条「美琴が、教えてくれたんだ」

美琴「・・・なんか、ベタな台詞ね」

上条「あぁ、ごめん」

美琴「ううん、ありがとう」


美琴「だって、色眼鏡を通してないアンタの言葉だもん」

美琴「何よりも嬉しいわよ」


344 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:06:01.565y9ila7T0 (130/277)

上条「さて・・・そろそろ再開しますか」

上条が立ち上がる

その手を、美琴に差し出しながら

美琴「・・・うん」

美琴も、ぎゅっと握り返す

上条「さぁ!!一緒に頂上まで行きますよー!!」

美琴「あはは・・・そうね!!!」


345 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:07:59.885y9ila7T0 (131/277)

程よい木漏れ日に、蝉の鳴き声

涼しい空気に鳥のさえずり

どこからか聞こえる、湧き水の音

そんなものを楽しみながら、二人はどんどんと進んでいく

上条(・・・山、か)

上条(・・・登ってるときが一番楽しいのかもな)


346 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:09:12.485y9ila7T0 (132/277)

美琴「ね、あれ見て」

上条「ん?」

美琴が指差す先には、ウサギがいた

上条「え、自然のウサギかな!?」

美琴「そうかも・・・可愛い・・・」

ウサギが、二人に近づいてくる

上条(あ、俺が右手を繋いでるから電磁波が出てないんだ・・・)


347 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:11:03.475y9ila7T0 (133/277)

美琴「モ、モフモフしてる!!」

上条「野生のウサギなんて初めて見た・・・」

美琴「目が真っ赤っか!!」

上条「美琴さん、やや幼児化してますよ?」

美琴「だ、だって可愛いんだもん!」

上条「そうだな・・・あ、俺のとこにきた」

ウサギが、上条にスリスリとしてくる


348 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:13:03.425y9ila7T0 (134/277)

美琴「・・・私のとこには来ない・・・」ウルウル

上条「!!ウサギちゃん!!美琴のとこにも行ってくれ!」

上条がウサギを見つめながら叫ぶ

しかし、ウサギはなんのこっちゃい、という感じだ

美琴「はぁ・・・当麻は動物にも好かれるのね・・・」

上条「うーん・・・うちはスフィンクスもいるし・・・」

動物慣れしてるからかな、と上条が首を捻る


349 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:14:37.355y9ila7T0 (135/277)

美琴「私だって、寮の近くの猫とかにエサあげようとしてるもん!」

上条「それで、いつも逃げられる、と」

美琴「うー!」

上条「しっかし・・・ウサギって久しぶりに見るな・・・」

美琴「あ、帰っちゃった」

ウサギがトテトテ、と掛けていく

上条「・・・そういえばさ」

美琴「うん」




350 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:16:22.915y9ila7T0 (136/277)

上条「俺は記憶になくて、母さんから聞いた話だけど・・・」

美琴「うんうん」

上条「昔、家族で登山したときにさ」

上条「野生のウサギを見つけたんだって」

美琴「へぇ、それいいじゃない」

上条「可愛いな、って思ってたら、そのウサギの足元の地面に何かが転がってたんだ」

美琴「?」


351 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:18:24.225y9ila7T0 (137/277)

上条「頭が半分砕けたウサギの死骸だったらしくてさ」

美琴「」

上条「岩に当たったかなんかなんだろうけど、俺それで大泣き・・・って美琴?」

美琴「なんでそういう話を今するのよバカ!!!」

上条「い、いや・・・そういうこともあったよ、と・・・」

美琴「それだからデリカシーのない類人猿って黒子に言われるのよ!!」

上条「そんな呼び方されてんの!?」


352 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:20:27.375y9ila7T0 (138/277)

美琴「・・・もう、先行くわよ」

上条「ゴ、ゴメンって美琴!」

上条が美琴の腕を掴もうと手を伸ばす

美琴「あのね・・・」

そして、美琴はそれと同時に振り返る


プニ、としたやわらかい感触が上条の手に当たる


なぜかはわからない

ただ、直感で上条は死んだなと思った


353 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:22:45.745y9ila7T0 (139/277)


美琴「・・・バ、バカ・・・なに触って・・・」

上条の腕は、おもいっきり美琴の胸元に突っ込まれていた

上条「ごめんなさい!!普段のラッキースケベなんです!」

美琴「ラ・・・ラッキースケベって普段からあったの!?」

上条「いやいや、申し訳ないから電撃はぁぁぁ!!」

美琴「・・・もう、いいわよ」

上条「・・・あれ?」


354 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:25:31.945y9ila7T0 (140/277)

美琴「なによ・・・」

カァッ、と美琴が顔を赤らめる

上条「いや、いつもなら思いっきり電撃打ってくるのに・・・」

美琴「きょ、今日は特別!!」

美琴が上条の目を見つめる

その真っ直ぐで綺麗な瞳は、本当に上条の心を揺さぶる

上条「あ、ああああああああありがと・・・」


355 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:27:44.275y9ila7T0 (141/277)

美琴(・・・あ、あんなカッコイイこと言われたあとだったら・・・まぁ)

素の自分が好きだ、なんて面と向かって言われたのだ

ウサギの悲劇と、今のラッキースケベくらいは許してもいいだろう、と思ったのだ

上条「じゃあ、気を取り直して・・・登ろうか」

美琴「うん」

一段一段、階段を登っていく

上条「・・・あれ、階段がなくなってる」

美琴「え?」


356 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:30:13.185y9ila7T0 (142/277)

足元の階段は、あと数段しかなかった

上条「もしかして、これからずっとただの山道?」

美琴「・・・一応、簡単には舗装されてるけど・・・」

このまま、ずっと斜めの傾斜が続いている

上条「・・・だが!!途中まで来て諦めるのはよろしくない!!」

上条「頂上ってのは夢見るためにあるんじゃない!!」


上条「辿りつくためにあるんだ!!」

美琴(やだ、カッコイイ・・・)


357VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 15:31:02.57fM6iRreIO (1/7)

レッドブルといえばあの翼が生えるCM


まさにていとくん


358 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:32:18.245y9ila7T0 (143/277)

上条「・・・とは言ったものの・・・」

フラフラ、とした足取りで二人は進む

上条「靴を間違えたかな・・・?」

さすがに、ここまで本格的な登山になるとは思っていなかったのだ

登山をナメるな、なんて自分で言っていたのに

上条「はぁ・・・ってどした美琴?」

美琴「う、うん・・・」


359VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 15:35:34.70KfpOMpT90 (1/17)

学校終わったーーーーー!!!!




友達にタバコをすすめられたんだが止めといたほうが良いよな?


360VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 15:37:45.7352oG8+A50 (3/5)

>>359

1度吸うとやめられなくなるし

金もなくなるからやめな by喫煙者


361 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:38:34.685y9ila7T0 (144/277)

>>357 いや、違うww

>>359 タバコ吸うのがカッコイイとか、ガキもガキですよ
同じ吸うなら、乳首を吸いま(ry


美琴「マメできたみたい・・・」

美琴が右足の靴を脱ぐ

上条「うわ・・・痛そう・・・」

上条が、バッグから絆創膏を取り出す


362 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:40:12.695y9ila7T0 (145/277)

美琴「ありがと」

ニコリ、と微笑んで美琴が絆創膏を貼る

上条「・・・これじゃ歩けないな・・・」

美琴「え、大丈夫よ!」

上条「マメが剥けたらいったいですよ?」

美琴「うっ・・・」

上条「な、無理はしないで?」


363VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 15:40:31.0970lIeq3IO (1/1)

>>359

やめとけ
興味本位で吸うもんじゃない

タバコ吸ってる俺カッコ良いかもなんて自己陶酔に浸ってる暇があるなら勉強しろ。

と、興味本位で吸ってやめられなくなった俺が説得力のない事を言ってみる。


364 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:43:50.065y9ila7T0 (146/277)

美琴「でも・・・せっかくここまできたのに・・・」

ちょうど、半分というところだ

上条「・・・あ、そうだ」

上条が美琴の前でしゃがむ

美琴「・・・え、なに?」

上条「はい、おんぶしますよ」

美琴「えっ!?」


365VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 15:44:20.04KfpOMpT90 (2/17)

>>363
アンタが吸ってんのかい!

まあ止めとくにこしたことはないか


366 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:46:09.915y9ila7T0 (147/277)

そうだ、タバコ吸うぐらいならサトリナの(ry


上条「?イヤだったか?」

美琴「う、ううん!そうじゃないけど・・・」

上条「じゃあなんで?」

美琴「だって、重いわよ・・・?」

上条「うーん・・・そうかな?」

美琴はそこまで、体重があるほうではない


367 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:48:28.335y9ila7T0 (148/277)

上条「ま、大丈夫だって」

美琴「で、でも・・・私おぶったまま登るなんて無理よ?」

上条「いいんだよ、俺は美琴と登りたいんだし」

美琴「・・・ありがと」

そっと、美琴が上条の背中に乗る

がっしりとした背中だった

なぜか、安心感を覚える


368 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:50:55.845y9ila7T0 (149/277)

上条「なんだ、全然軽いじゃん」

ひょい、と上条が立ち上がる

美琴「あ、すごい・・・」

上条「ん、どした?」

美琴「・・・ううん、なんでもない」

上条「?」

不思議そうな顔をしながらも、上条は前へ進んでいく


369VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 15:51:24.07fM6iRreIO (2/7)

>>361
普通のレッドブルが未元羽

コーヒー入りが黒翼


370 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:52:33.425y9ila7T0 (150/277)

美琴「・・・ホント、背負えるんだ・・・」

上条「?そりゃ、軽いからな」

美琴「違うわよバカ」

上条の耳元で、美琴がささやく

上条「?」

美琴「ね、きつかったら言いなさいよ?」

上条「美琴は軽いから大丈夫だよ」

美琴「で、でも言いなさい!」

上条「はーい」


371 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:55:21.355y9ila7T0 (151/277)

>>369 いやだw
そんなのが売ってたらたぶん吹く


上条「・・・しかし・・・」

美琴「?なに?」


上条「美琴さんったら、ずいぶんと胸が成長しましたね」

美琴「!!バカ!」

ポカポカ、と美琴が上条の肩を軽く叩く

上条「あー痛い痛い」

美琴「スケベ!」



372VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 15:57:05.01KfpOMpT90 (3/17)

美琴の胸が成長したなら今はCなのか!?


373 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:57:20.505y9ila7T0 (152/277)

上条「いいだろ、せめてものお礼ってことで」

美琴「う・・・」

上条「あ、そうやって前かがみになるともっと・・・」

美琴「変態!」

美琴が少し後ろに体を反らす

上条「あ、あんまり後ろにするとバランス悪くなるんで」

美琴「うーーー!!!!」


374 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 15:58:50.135y9ila7T0 (153/277)

>>372 重要なのはサイズではない!
ハリと形、それだけだ!!


上条「・・・」

美琴「?どうしたの黙って」

上条「あ、いやなんでも」

上条がははは、と微笑む

美琴「?」

上条「あ、休憩所だ」


375 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:02:14.845y9ila7T0 (154/277)

美琴「いったん休憩しましょ」

上条「あぁ」

二人が、休憩所のベンチに座る

上条「さて・・・飲み物飲み物」

上条がバッグからスポーツドリンクを出す

美琴「私も飲もうっと」

上条「はぁ・・・生き返るな・・・」


376VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 16:02:34.7252oG8+A50 (4/5)

まぁC,Dあたりが1番揉みやすいからね



377VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 16:03:56.9952oG8+A50 (5/5)

まぁC,Dあたりが1番揉みやすいからね



378 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:04:23.375y9ila7T0 (155/277)

上条「美琴、トイレはいいか?」

美琴「うーん・・・一応行っとくわ」

美琴がトイレへ向かう

上条「じゃ、俺も」

上条もトイレへ向かう


上条「・・・しっかし、のどかだなぁ」


379VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:04:54.33KfpOMpT90 (4/17)

まあスク水の美琴みて結構有るじゃんって思っただけなんだが


380 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:05:35.725y9ila7T0 (156/277)

>>376
>>377 大事なんですね

E超えたら手におさまりませんね

揉んだことはないけども


トイレには、少しクモの巣があった

こういうところも、なんとなく懐かしく感じる

上条「・・・自然だなぁ」

上条「落ち着きますよ」


381 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:07:01.245y9ila7T0 (157/277)

>>379 それは、謎のまま

上条「ふー・・・」

トイレから出て、ベンチに座る

上条「綺麗な森ですなぁ・・・」

目の前には、木々が広がっている

自販機も一応はあるが、それでも最低限のものだった

上条(・・・眠くなるな・・・)


382 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:08:39.445y9ila7T0 (158/277)

美琴「ただいまー」

上条「ん、おかえり」

少しして、美琴が帰ってくる

上条「もう少し休んでから行きますか」

美琴「うん、いいわよ」

美琴が上条の隣に腰掛ける

上条「・・・足、大丈夫か?」


383 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:10:00.925y9ila7T0 (159/277)

美琴「うん、大丈夫」

靴と靴下を脱いで、美琴が確認する

幸い、血は出ていないようだった

上条「マメって痛いよな・・・」

美琴「うん・・・汗とか染みてきたら最悪よね」

上条「うわ、それは最悪だな・・・」

ははは、と上条が苦笑する


384VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:10:53.50KfpOMpT90 (5/17)

隣に腰掛けるが
腰に腰掛けるに見えた


385 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:11:10.125y9ila7T0 (160/277)

美琴「・・・当麻、大丈夫?」

上条「?なにが?」

美琴「だって、私を背負って登ってるなんて・・・かなり疲れるでしょ?」

上条「まぁ、多少は」

美琴「・・・ありがとね」

上条「一緒に頂上まで行くんだろ?」

美琴「うん・・・」


386 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:12:54.515y9ila7T0 (161/277)

>>384 いや、見えないw


上条「俺一人で行ったって意味ないんだからさ」

美琴「・・・でも、無理してない?」

上条「してないしてない!」

ドン、と上条が胸を叩く

上条「わたくし上条当麻!愛する美琴姫のためなら、どんな困難にも立ち向かう所存であります!」

美琴「ふふ・・・ありがと」

美琴が、優しくキスをする


387 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:13:49.675y9ila7T0 (162/277)

美琴「ゴメンね、今はこれくらいしかできないけど」

上条「いやいや、十分ですよ」

上条が立ち上がる

上条「じゃ、行きましょう」

美琴「うん」


美琴を背負い、上条は山を登る

上条(・・・あ、神社だ)


388 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:14:57.505y9ila7T0 (163/277)

二人の前に、大きな鳥居が見える

美琴「すごい・・・もっと小さいかと思ってた」

上条「俺もだ・・・」

参拝客だろうか、老夫婦が鳥居をくぐってきた

「あらあら、怪我しちゃったの?」

上条「あ、少し・・・」

「そうかい、大変だねぇ・・・」


389 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:16:03.895y9ila7T0 (164/277)

上条「でも、俺が背負ってますから」

「お兄ちゃん、がんばってね」

「それじゃ、無理しないようにね」

上条「はい!」


美琴「なんか、人も温もりがあるわね」

上条「そうだな・・・」

そんな話をしながら、中へと進む


390 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:18:21.955y9ila7T0 (165/277)

上条「お、ついたついた」

賽銭箱に、上条が五円を入れる

美琴「・・・誰とのご縁がほしいのかしら?」

上条「いやいや、これ以上ご縁はいりませんよ、って投げたんだよ」

美琴「//」

上条「美琴も入れるか?」

美琴「あ、うん」


391 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:19:31.945y9ila7T0 (166/277)

美琴が上条の背中から降りる

そして、財布から1000円札をとりだす

上条「・・・美琴さん?」

美琴「えいっ」

それを、賽銭箱へと投げる

上条「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!1000円!?」

美琴「あ、安いかな・・・じゃあ一万・・・」

上条「待て待て!!」


392 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:21:37.335y9ila7T0 (167/277)

美琴「?なに?」

上条「・・・いや、もういい・・・」

はぁ、と上条が溜め息をつく

彼にとって、1000円はかなりの大金なのだ

上条「と、とりあえず願い事を・・・」

美琴「うん、そうね」

上条「えっと・・・三々九度?」

美琴「二礼二拍手一礼ね」


393 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:22:59.415y9ila7T0 (168/277)

上条「ん、それそれ」

二回お辞儀をし、パンパンと二回手を叩く

そして、もう一度頭を下げる

上条(・・・美琴と、ずっと幸せでいられますように)

美琴(当麻と、ずっと一緒でいられますように)

上条(あと、どうかお金を恵んでください)

美琴(ゲコ太の新しいグッズがほしいです)


上条「よし終わった!」


394VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:24:07.40KfpOMpT90 (6/17)

お前らwwwwwwwwwww
邪念は捨てろよwwwwwww


395 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:24:16.265y9ila7T0 (169/277)

美琴「えっと・・・お守りはどこかしら?」

上条「あ、あそこだな」

二人が巫女さんのもとへ向かう

上条(巫女を見るとあいつを思い出すな・・・)

影の薄い友人を思い出しながら、上条はお守りを眺める

美琴「あ、恋愛成就・・・」

上条「でももう成就してるしな・・・」


396 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:26:01.095y9ila7T0 (170/277)

>>394 邪念を捨てたら、ダメですよ
俺だって修学旅行ではサトリナとエッチなことがしたいです、ってお願いしたんだから


上条「夫婦円満でいいかな・・・」

美琴「わ、私はいいわよ?」ドキドキ

上条「・・・」

美琴「・・・」


上条「なんか高いからやめとく」

美琴「なんでよ!!」



397 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:27:17.935y9ila7T0 (171/277)

上条「こっちでいいだろ?」

美琴「・・・家内安全ってなんで・・・」

上条「だって、半同棲・・・」

美琴「ダメ!夫婦円満!!」

美琴がものすごい形相で上条に詰め寄る

ニコニコ、と二人の痴話げんかもどきを巫女さんが眺めている

上条「じゃ・・・じゃあそれで」

美琴(よし!!)


398 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:28:30.255y9ila7T0 (172/277)

上条「あとは・・・一応家内安全と、合格祈願・・・」

美琴「?入試はまだまだじゃない」

上条「そのときのために買うんだよ!」

美琴「えー・・・」

上条「いいじゃんか!!」

上条が必死に訴える

美琴(・・・必死ね)


399VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 16:29:49.46mqhxpoj20 (3/7)

必死にもなる・・・このままじゃヒモ条さん確定だもんな


400 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:29:51.285y9ila7T0 (173/277)

お守りを買い、二人は絵馬のところへ向かう

上条「えっと・・・これもやっとくか」

美琴「そうね」

二人が絵馬を買い、それぞれの願いを書く

上条「さっきのお願いとは別のを書くか」

美琴「んーっと・・・じゃあ」


401 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:31:08.045y9ila7T0 (174/277)

>>399 マジで危ないですよね


美琴が書いた願いは

「当麻と結婚できますように」

だった

上条「うわ・・・胸がキュンキュンするんだけど」

美琴「な、なによそれ・・・」カァッ

上条「幸せだなぁ・・・」


402 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:32:13.345y9ila7T0 (175/277)

美琴「当麻はなんて書いたの?」

上条「?これ」

上条の願いは

「美琴が、ずっと幸せでいられますように」

だった

美琴「・・・当麻・・・」

上条「美琴が幸せだったら俺も幸せだからな」

美琴「・・・ありがと」


403 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:33:17.815y9ila7T0 (176/277)

二人が絵馬をかける

他には

「常識の通用しない男になりたい」

とか

「正確に距離を測りたい」

とか

「変態って言われませんように」

とか

「桜が今年も綺麗でありますように」

なんていう願いがかけられていた


404 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:34:55.835y9ila7T0 (177/277)

上条「いろんな人がお願いしてるんだな・・・」

美琴「うん・・・」

二人がしげしげと見つめる

「みんなの願いが叶いませんように」

という願いの隣には

「←そげぶ!」

なんていうものもあったり

人の数だけ、願いがあった


405VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:36:17.73KfpOMpT90 (7/17)

お守りや絵馬って結構高いよなァ?
そんなに買って大丈夫か?上条さン


406 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:36:18.735y9ila7T0 (178/277)

上条「さて・・・ここから頂上まではもう少しですよ!」

美琴「うん!!」

上条が美琴を背負い、また歩き出す

その足取りは少し遅かった

美琴「・・・疲れてる?」

上条「え、あ・・・いや」

美琴「・・・帰りはロープウェイがあるから、それにしましょ?」

上条「ん、わかった」


407 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:37:38.425y9ila7T0 (179/277)

>>405 大丈夫だ、も(ry


上条「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

美琴「・・・ね、降りようか?」

上条「んにゃ、大丈夫」

上条が少し汗を拭い、また一歩踏みしめる

上条(・・・ちくしょう、もう少しだ!!)


美琴「あ、頂上の看板!」


408VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/26(火) 16:38:36.52HilHsVkz0 (1/5)

ていとくんや心理定規、エツァリにソギーまで来たのかw


409 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:38:49.005y9ila7T0 (180/277)

上条「・・・よし、美琴降りてくれるか?」

美琴「?いいけど・・・」

美琴が背中から降りる

その手を上条が優しく引く

一歩だけ、美琴の足が動いた


上条「はい、二人で登りましたよ!」

美琴「!」


美琴「・・・バカ当麻」




410 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:40:18.135y9ila7T0 (181/277)

>>408 ありゃ、ソギーかw

ソギーは願いなんて叶えるもんだ、任せるもんじゃねぇ!!みたいな人のはず


上条「・・・綺麗だな」

美琴「うん」

下を見下ろすと、さきほどまで歩いてきた場所が一望できた

上条「・・・頂上だ・・・」

美琴「頂上ね・・・」


411 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:41:28.255y9ila7T0 (182/277)

上条「・・・やっほー!!!!!」

いきなり、上条が大声を出す

美琴「あ、私も!!」

美琴「やっほー!!!!!」

遠くから、木霊が帰ってくる

上条「美琴!!!大好きだーーー!!!!!!!!!!!!!!」

美琴「私も大好きーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

木霊は、遠くまでひびいていた


412VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/26(火) 16:41:39.64HilHsVkz0 (2/5)

>>410
桜は黒子との思い出があるからソギーかな?
と思ったのでw


413VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 16:42:07.39mqhxpoj20 (4/7)

けっ、こんなところでもイチャイチャしやがって、とミサカは木の上から録画しつつ毒を吐きます
ところで、なぜスネークではなく、ミサカがこんなことをしなければならないでしょう、とミサカは疑問を抱きます
スネークのおうちにお世話になってる以上、お手伝いはしますが、とミサカは忘れてないよな、と>>1に確認を取りつつ録画を継続します
はぁ、10039号に変わってもらえばよかった、とミサカは愚痴をこぼします


414 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:42:42.085y9ila7T0 (183/277)

上条「さて、帰りましょうか」

美琴「うん」

上条が再び美琴を背負う

上条「ロープウェイはっと・・・」

美琴「あ、あれじゃない?」

指差す先に、ロープウェイがあった

上条「ん、近いんだな」

美琴「そうね」


415VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:43:43.59KfpOMpT90 (8/17)

>>406
大丈夫だも(ry
大丈夫だもりあおがえる?


416 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:45:27.315y9ila7T0 (184/277)

>>412 あの二人も書きたいなぁ・・・

>>413 あぁ、公開オナさせられたミサカさんではないですか、何してるんですか


上条「・・・よし!やっと着いた!」

美琴「あ、ちょうど帰ってきたところよ」

二人がすぐにロープウェイに乗り込む

上条「おー・・・下が渓谷ですよ」

美琴「森が広がってるわね・・・」


417 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:47:05.855y9ila7T0 (185/277)

>>415 ゴメン、もりたかずよしに見えたマジでw


上条「・・・はー・・・」

上条がスポーツドリンクを飲む

美琴「・・・ゴメンね、疲れたでしょ?」

上条「でも、胸の感触は味わえましたから」

上条が冗談めかして言う

美琴「・・・当麻」

美琴が、そんな上条に近づく


418 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:48:10.005y9ila7T0 (186/277)

上条「?」

美琴「・・・も、もう少しお礼・・・したいんだけど」

上目遣いで、美琴が眺めてくる

上条「じゃあ・・・」


上条「膝枕、いいか?」

美琴「それだけでいいの?」

上条「ん、ちょっと寝たいんだよ」


419VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:48:24.47KfpOMpT90 (9/17)

>>417
タモリさン!?


420 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:49:19.575y9ila7T0 (187/277)



上条「はー・・・落ち着きますよ・・・」

美琴「寝るんじゃなかったの?」

膝枕をしながら、美琴が訊ねる

上条「いやいや、この感触は味わわないと・・・」

美琴「変態ね・・・」

上条「太ももが柔らかい・・・」

スリスリ、と上条が頬をこすりつける


421 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:51:03.145y9ila7T0 (188/277)

>>419 そうそう


美琴「ん、くすぐったいから・・・」

上条「あ、悪い悪い・・・」

上条が苦笑する

ロープウェイの中に、夕日が差し込む

美琴「・・・予定では午後のすぐには終わる予定だったわね・・・」

美琴が少し申しわけなさそうにつぶやく


422VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 16:52:05.22mqhxpoj20 (5/7)

>>416
そのことを言うなぁぁぁ、とミサカは、ミサカはぁぁぁぁああああぁぁぁぁ!!
ぐすっ、もういいです。>>1なんて嫌いです、とミサカはそっぽを向きます


423 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:52:31.245y9ila7T0 (189/277)

美琴「私がマメなんてできなきゃもっと早かったんだけどね・・・」

上条「いいっていいって、俺は美琴といられればどこでもいいんですよ」

クシャクシャ、と上条が美琴の頭を撫でる

美琴「・・・ありがと、優しいわね・・・」

上条「当たり前ですよ」

上条が嬉しそうに笑う

上条「・・・そろそろ下に着くな」



424 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:54:02.365y9ila7T0 (190/277)

>>422 あぁん?でもここはもう濡れてんじゃねぇか・・・あひゃひゃ!!


美琴「うん、早いわね・・・」

上条「膝枕タイムも終了だな」

上条が体を起こす

少し、億劫だった

上条「・・・さて、旅館までは20分ちょいか」

美琴「あ、歩けるわよ?」


425 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:55:04.355y9ila7T0 (191/277)

上条「いいの、無理しなさんな」

美琴「・・・ありがと」

上条「どういたしまして」


ロープウェイが山の入り口についた

上条「では、おぶりましょう」

美琴「うん」

す、っと上条が美琴を背負って立ち上がる


426VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 16:56:25.12KfpOMpT90 (10/17)

そんな二人に贈り物
上条夫妻愛のメモリー
(^?^)/














































旅館に帰ってから見てね


427 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:56:38.465y9ila7T0 (192/277)

上条「・・・暑いな」

美琴「そうね・・・」

上条「・・・なんかさ、こうやって美琴と二人でいられるって幸せだよな」

美琴「ん、私もすっごく幸せ」

上条「こんな幸せがずっと続くかな・・・」

美琴「うん、続かせてあげる」

上条「ホントか?サンキュー」

美琴「おぶってもらってるお礼だからね?」

上条「はーい」


428 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 16:58:33.395y9ila7T0 (193/277)

>>426 残念、このあとの展開はもう決まっちゃってるんだw


上条「・・・なぁ、帰りついたらなにする?」

美琴「うーん・・・卓球?」

上条「足、大丈夫なのか?」

美琴「うん、大丈夫!」

上条「無理はしないでな?」

美琴「わかってるわよ!」


429VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:00:02.82KfpOMpT90 (11/17)

いつか見てくれれば良いのさ……
いつかな


430 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:00:16.155y9ila7T0 (194/277)



上条「さて、帰り着きましたよ」

美琴「なんか、懐かしい感じがするわ・・・」

上条「じゃ、部屋に向かいますか」

女将さんに了承を得て、二人は部屋へと帰る

上条「あー・・・疲れた・・・」

美琴「お疲れ様・・・マッサージしてあげる」

上条「え、いいよ・・・」

美琴「いいからいいから!」


431VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 17:01:14.08mqhxpoj20 (6/7)

>>424
ふぁ、ん…、や、やめてください、とミサカは・・・・あっ!
んんっ・・・・はぁはぁ、>>1、ひどいです、とミサカは・・・・・・






え、テっくんがすごい形相でこちらに向かってるのですか、とミサカはMNWで流れてきた情報を口頭で伝えます


432 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:03:20.515y9ila7T0 (195/277)

>>429 残念ながら、このスレじゃ難しいねw

>>431 ごめんなさい、もうしません
もうしませんもうしません

テっくん怖いお・・・


美琴が上条の靴下を脱がせる

上条「あ、こら!」

そこには、たくさんのマメがあった

美琴「あ・・・」

上条「・・・えっと・・・」


433VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:04:53.57KfpOMpT90 (12/17)

20000号「マメ=クリトリス」


434VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県)2011/07/26(火) 17:05:10.0027nNE2xJ0 (1/1)

桜は、さだのりか?


435VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:05:15.95KfpOMpT90 (13/17)

20000号「マメ=クリトリス」


436 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:05:22.785y9ila7T0 (196/277)

美琴「・・・隠してたの?」

上条「悪い・・・そのさ、俺は別に美琴のためなら・・・」

美琴「・・・ゴメン」

美琴が泣きそうな顔をする

上条「・・・」

美琴「・・・私を背負ってたからできちゃったんだよね?」

美琴「ほんとゴメン・・・」

上条「謝んないでくれよ」


437 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:08:38.655y9ila7T0 (197/277)

絵馬には深くはツッコまないw


上条「・・・俺さ、好きで美琴を背負ったんだから」

上条「だったら、マメだって勲章ですよ!」

ぐっ、と上条が拳を握る

上条「だから、謝んないでくれよ」

美琴「・・・うん」

上条「・・・お礼を言われたほうが嬉しいんだ、俺は」

美琴「当麻、ありがと」

上条「どういたしまして」


438 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:11:53.435y9ila7T0 (198/277)

美琴「・・・絆創膏、貼るね」

上条「はーい」

美琴が上条の足にペタペタと絆創膏を貼る

上条「・・・な、美琴」

美琴「なに?」

上条「一緒の山登ったんだよな」

美琴「?うん、そうだけど?」

上条「じゃ、これはその証拠ってことで」

美琴「・・・バカ」


439 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:15:03.545y9ila7T0 (199/277)

上条「・・・じゃ、夕食を食べたら卓球で勝負ですよ!」

美琴「いいわよ!負けないんだから!」

上条「俺だって!」

あはは、と二人が笑いあう

少し痛々しい足の絆創膏も

本当に、そっくりだった





440 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:17:07.425y9ila7T0 (200/277)


上条「・・・ペア戦か」

美琴「ペア戦ね」

二人はぽつりとつぶやいていた

豪華な夕食を終え、卓球場へきていた


上条「・・・適当に、カップルさんを探すか」

美琴「そうね」



441VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:18:36.94KfpOMpT90 (14/17)

勝負じゃなかったのか?


442 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:19:28.985y9ila7T0 (201/277)

そう、二人はペア戦をしたかったのだ

ただし、自分達が敵同士としてぶつかるように

どこかのカップルに手伝ってもらって、ペアを入れ替えて対戦する予定だ

だが、こんな豪華な旅館にはなかなか若者はいない

上条「・・・誰かいないか・・・」

美琴「なんか、偉そうな人たちが多いもんね・・・」

二人が呆然としていたそのとき


アックア「王女、卓球でもするのである」

ヴィリアン「えぇ、そうしましょう」


聞き覚えのある声がした


443 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:21:51.075y9ila7T0 (202/277)

上条「」

アックア「」

美琴「?」

上条「・・・ペア戦しようか」

アックア「断るのである」

上条「へぇ、王女様とデートか・・・」

ヴィリアン「い、いえ・・・そんなものでは・・・!」

上条「こりゃ、一国が大騒ぎになっちゃうなぁ」

アックア「!」


444VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 17:22:44.38mqhxpoj20 (7/7)

なんだと・・・ていとくん&心理さんフラグだと思ったらアックア達だったとは


445 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:23:36.065y9ila7T0 (203/277)

上条「ま、いいや・・・美琴、他のカップル探そうぜ」

美琴「え、うん・・・」

アックア「待つのである」


アックア「この、素晴らしき暑い夜」

アックア「たった二人で卓球は」

アックア「少し寂しいのである」


アックア「一緒に卓球、しようなのである」

美琴(なにこのガチムチ)


446 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:25:29.125y9ila7T0 (204/277)

>>444 あの二人は上琴で出したらもうダメだw


上条「じゃ、ルールは簡単」

上条「俺とヴィリアン、アックアと美琴が組む」

ヴィリアン「え、私と・・・ですか?」

アックア「ちょっと待つのである」

アックア「なぜ、こんなどこの馬の骨ともわからない女と・・・」

美琴「・・・」ウルウル

アックア「」


447VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:26:30.03KfpOMpT90 (15/17)

アックアさん
そこは「一緒に卓球や・ら・な・い・か」
だろ


448 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:27:56.775y9ila7T0 (205/277)

アックア「し、仕方ないのである・・・」ハァ

美琴「よし!この筋肉質な体なら、卓球も上手いはず!」

アックア「・・・上条当麻、あの日の決着をここでつけるのである」

上条「え、これで?安っぽいな」

ヴィリアン「と、とにかく一戦やってみましょう!」

美琴(この人胸でかいなぁ・・・)

上条「じゃ、お前たちからでいいぞ」


449 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:31:49.815y9ila7T0 (206/277)

>>447 それはダメだ

ダメなんだよロック


アックア「では、いくのである!」

アックアが腕を振りかぶる

彼は今、聖人の力を失っている

故に、単なる人間であるはずだ

上条(なら、勝てる・・・)


しかし



450 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:34:07.145y9ila7T0 (207/277)

アックア「ふんぬらばぁ!!!!」

上条(なんだその掛け声・・・)

アックアの放ったサーブは、恐ろしい威力だった

上条「えぇ!!??」

シュポーン、という音がして球は上条の横をすり抜ける


アックア「まず、1ポイントである」

美琴「あ、圧倒的なまでの筋力ッ!」


451VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:35:37.94KfpOMpT90 (16/17)

アックアさんの筋肉、すごく………大きいです………


452 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:36:35.415y9ila7T0 (208/277)

上条「ウソだろ・・・」

アックア「もう一度いくのである!」

アックアが再びサーブを放つ

やはり、恐ろしい威力だった

上条「でもなぁ!俺だってだてに喧嘩慣れしてるんじゃないんだよ!」

上条がどうにか球を打ち返す

アックア「なに!?」

上条「どうだよ!これで・・・」



453 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:37:53.615y9ila7T0 (209/277)

上条の打った球は、美琴へ向かう

美琴「私のところ、か・・・ちょうどいいわ」

美琴が体を回転させる

上条(こ、この動きはまさか!)

美琴「受けなさい!私の速さを!!」

上条(あ、垣根の影響だ)


美琴「ちぇいさー!!!!!!!!!!!!!!!!!」




454 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:39:11.805y9ila7T0 (210/277)

美琴が球を打ち返す

ヴィリアン「!!」

ヴィリアンがそれを打ち返そうとするが、あまりに早いためついていけなかった

美琴「よっしゃぁ!」

上条「や、やべぇ・・・」

アックア「やるであるな」

美琴「でしょ!これで・・・」


ヴィリアン「怒りました」

アックア「」



455 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:40:31.345y9ila7T0 (211/277)

ヴィリアン「次は私のサーブでいいでしょうか」

上条「あ、あぁ」

上条がヴィリアンに球を手渡す

ヴィリアン「・・・」


ひゅっ、と音がした

だが

音しか聞こえなかった


アックア「な・・・」

美琴「え・・・」


呆然とする二人の間を、球が飛ぶ


456 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:41:44.065y9ila7T0 (212/277)

上条「・・・あ、あの・・・ヴィリアンさん・・・?」

ヴィリアン「1ポイントです」


アックア「お、王女・・・いつからそんなに卓球が・・・」

美琴「お、落ちついて!次は当麻のサーブだから!」

上条「ナメたらダメだぜ美琴!」

上条がサーブを放つ

それは、アックアの正面へ向かう


457 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:43:46.355y9ila7T0 (213/277)

アックア「問題ない、返せるので・・・」

そのとき

アックアの視線に入ったのは

ヴィリアン「うーん・・・」

前かがみになったヴィリアンの谷間だった


アックア「」

美琴「バカ!早く返しなさい・・・」


コン、と音がして

球はアックア側のコートに当たってから外へと出た


458 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:45:31.085y9ila7T0 (214/277)

上条「どうだ!!色仕掛けだって立派な手だろ!」

アックア「き、貴様卑怯である!」

上条「なーに鼻の下伸ばしながら言ってんだよスケベ野郎!」

アックア「の、伸ばしてなどいないのである!」

ヴィリアン「ウィリアム、最低ですね」

アックア「誤解なのである!」

美琴「・・・私のサーブね」

美琴が球を手に取る


459 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:46:51.295y9ila7T0 (215/277)

美琴が、サーブを放つ

上条「よし来た・・・」

だが、美琴が体を前かがみにする


美琴「とーうま♪」

上条「」


同じ方法

同じ作戦

そんなものに引っかかるなんて、と上条が思ったそのとき


ヴィリアン「それは、女性には効きませんよ?」


静かな声がした



460 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:48:28.415y9ila7T0 (216/277)

ヴィリアンが上条のすぐ後ろに

そして、球を打ち返した

美琴「しまった!アンタ、返して・・・」

アックア「」

美琴「な、何固まって・・・」

美琴がちらりとヴィリアンを見る


ヴィリアン「・・・あの、上条さん?」

上条「・・・」

上条の腕が、ヴィリアンの胸に触れていた


461VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/07/26(火) 17:49:34.94KfpOMpT90 (17/17)

上条終了のお知らせ


462 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:50:27.095y9ila7T0 (217/277)



アックア「上条当麻、どうするのであるか?」

上条「すいませんでした」

ヴィリアン「・・・い、いえ・・・彼には悪気はないようですし・・・」

アックア「王女は黙っていてほしいのである」

美琴「ねぇ当麻、私の胸とどっちがよかったかしら」ニコッ

上条「み、美琴のに決まってるだろ!」

アックア「なにを!王女の胸のほうが絶対によさそうである!」

上条「なに言ってんだよアンタは!?」


463 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:52:20.635y9ila7T0 (218/277)

アックア「上条当麻、来るのである」

上条「いやだから!なんか命が危ないから!」

アックア「来るのである」

ヴィリアン「まったく・・・上条さん、気にしないでください・・・」

美琴「・・・私も胸がもう少しあればなぁ・・・」

アックア「粛清である」

上条(・・・もう、卓球どころじゃねぇや・・・)

足のマメが痛くなった気がした



上条「はぁ・・・不幸だ・・・」






464 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 17:53:30.955y9ila7T0 (219/277)

さて、いったん休憩

卓球はこれでいいんだよ

ちょっとギャグパートも必要だと思ったんだよ


このあと、二人の夜

そして、帰宅・・・だな




465VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)2011/07/26(火) 18:16:15.06U5boynM90 (1/1)

追いつけた・・・だと・・・?


466 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:50:10.385y9ila7T0 (220/277)

続き


上条「・・・はぁ、結局あのあとアックアから必死に逃げてきました・・・」

美琴「誰に向かって言ってるの?」

上条「世界にだよ・・・」

美琴「?」

上条「だー、疲れたー」

上条が布団の上に転がる

さきほど卓球をしている間に女将さんが敷いたのだろうか


467 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:52:07.835y9ila7T0 (221/277)

上条「・・・あ、風呂風呂・・・」

美琴「一緒に入る?」

上条「ん、いいけど」

二人が脱衣所に向かう

美琴「よっと・・・」

美琴の服を脱ぐ音は、どうもいやらしかった

シュルシュル、と何かを解く音や、ジッパーを開ける音

それらを聞くだけで、なぜか上条は緊張してしまう


468 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:53:45.635y9ila7T0 (222/277)

上条「・・・は、入りましょうか!」

美琴「?なんか声が裏返ってるけどどしたの?」

上条「なんでもないです!!」

あきらかに上条の様子はおかしかった


美琴「うー・・・シャワーが足にしみる・・・」

上条「マメは痛いな・・・」

二人がそろって顔をしかめる

ジワリ、といやな暖かさがマメの辺りに広がる


469VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/26(火) 19:55:05.917AoP5+FKo (2/3)

マメとか筋肉痛とかの痛みは辛いけど嫌いじゃ無かったりするんだが変かな?


470 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:55:35.005y9ila7T0 (223/277)

上条「はぁ・・・じゃ、洗いっこしましょうか」

美琴「あ、うん・・・」

美琴の返事を聞いて、上条がいきなり彼女の胸に触れる

美琴「んにゃぁっ!!な、なにすんの・・・ふぁぁっ!!」

上条「だ、だって・・・あんな音を聞かされたら・・・」

美琴「お、音ってなによ・・・んっ・・・」

上条「服を脱ぐ音ですよ」

そっと、美琴の首筋に舌を這わせる


471 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:56:54.585y9ila7T0 (224/277)

>>469 筋肉痛はわかる

胸筋だったらピクピク動かしては痛みを確認してにやける
今まさにそれやってますw


上条「・・・美琴、愛してる」

美琴「あっ・・・こ、こういうときに言わないでよ・・・」

上条「感じちゃうからか?」

美琴「う、うっさい!」

美琴が体をジタバタさせる


472 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:58:27.735y9ila7T0 (225/277)

上条「こら、暴れないでくれよ・・・」

腰に手を回し、彼女の体を押さえつける

スベスベとした肌

綺麗にくびれた腰

女性的な彼女の体を、手で堪能する

美琴「あ・・・やぁっ・・・はぁ・・・」

上条「ん、胸以外も感じるのか?」

美琴「・・・いいでしょ別に・・・」


473 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 19:59:51.125y9ila7T0 (226/277)

上条「あぁ、いいよ・・・」

胸の頂にキスをする

それだけで、美琴は体をよじらせる

上条「くすぐったいの?気持ちいいの?」

美琴「あぁっ・・・どっちも・・・」

上条「へぇ」

にやりと上条が笑う

そして、手を胸から放す


474 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:01:41.865y9ila7T0 (227/277)

美琴「あっ・・・また焦らしてる・・・」

上条「だってさ、触ってほしいって顔してると意地悪したくなるだろ?」

美琴「・・・バカぁ・・・」

上条「そんなにムズムズするなら自分で触ったら?」

美琴「!」

一瞬、美琴の顔に戸惑いが浮かぶ

上条「別に恥ずかしがらなくてもいいんだからさ」

美琴「は、恥ずかしいわよ!」


475 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:02:59.605y9ila7T0 (228/277)

上条「じゃ、俺は触ってやんないぞ?」

美琴「・・・そ、それはやだ・・・」

上条「自分でやったら、ご褒美にやってあげますよ」

ニコニコと上条が微笑む

意地悪な笑みだ

美琴「・・・うぅ・・・」

顔をうつむかせながら、美琴が自分の胸に触れる


476 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:04:16.305y9ila7T0 (229/277)

美琴「んぁっ・・・」

上条「・・・」

最初は、周りを優しく

そして、だんだん中心部に近づけて

美琴は、そんなふうに自分の胸を弄んでいた

美琴「んやぁっ・・・」

上条「・・・」


477 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:06:10.575y9ila7T0 (230/277)

美琴「ね、ねぇ・・・なにじっと見てんのよ・・・」

上条「・・・これはなかなか・・・」

美琴「う、うっさい・・・はぁっ・・・」

美琴の顔が赤くなっていく

ときどき、チラチラと上条のほうを伺っている

美琴「ねぇ・・・と、当麻は・・・しないの?」

上条「ん・なにを?」



478 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:07:53.725y9ila7T0 (231/277)

美琴「わ、わかってるでしょ!?」

上条「んにゃ、上条さんはバカだからわかりませーん!」

上条がにやけながら言う

美琴「・・・そ、その・・・あれよあれ」

上条「あれって?」

美琴「・・・オ、オナニー・・・」

上条「ふーん・・・してほしいのか?」

美琴「な、なわけないでしょ!」


479 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:09:28.735y9ila7T0 (232/277)

美琴が目をそらす

上条「・・・一緒にしたいの?」

美琴「・・・ちょ、ちょっとよ!私だけじゃ恥ずかしいし・・・」

上条「うーん・・・わかった」

それに、上条だって我慢の限界だった

目の前で可愛い彼女が一人、気持ちよくなっているのだ

そんな光景を前に、理性が崩れかけていた




480 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:10:53.305y9ila7T0 (233/277)

上条「・・・じゃ、美琴さんをオカズにやっちゃいますかね」

美琴「そ、そういうこと言わないでよ・・・」


クチュクチュ、という二つの音が響く

美琴も、気がつけば下半身をいじっていた

上条「はぁっ・・・美琴って、普段もたまにしたりすんのか?」

美琴「え、た・・・たまに、ね」


481VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 20:11:50.05RAh6eNoto (1/1)

筋トレをよくしている>>1の胸がみてみたいなーとミサカはうへへへへへへ(ry


482 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:12:22.785y9ila7T0 (234/277)

上条「どういうこと考えて?」

上条が首を捻る

美琴「ど、どういうって・・・アンタのことばっかよ・・・」

上条「え、ホント?」

美琴「・・・ゴメン、気持ち悪い?」

上条「いや、めちゃくちゃ嬉しいんですよ」

美琴「へ、変態ね・・・」

上条「だって、俺のことそんだけ好きなんだろ?」


483 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:13:54.525y9ila7T0 (235/277)

>>481 やめてw
いや、いつかマジで筋トレブログは作りたいんですけどね

一定レベルに達したら俺、ブログ作るんだ


美琴「・・・うん、大好き・・・ふぁっ・・・」

美琴が少し顔をしかめた

上条「あ、イった?」

美琴「う、うん・・・」

上条「可愛いですよ、美琴さん」

美琴「な、なによ・・・」


484VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 20:14:52.40fM6iRreIO (3/7)

>>481
でもテッくんの方があると思います!

と、美つk・・・ミサカは対抗します!!


485 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:15:15.215y9ila7T0 (236/277)

上条「・・・またやんないの?」

美琴「や、やればいいんでしょ・・・」

達してすぐのぼやけた頭で、美琴は考える

美琴(こいつも・・・いっつもやるのかな?)


美琴「ねぇ、当麻もやっぱりやったりするの?」

上条「ん、こういうのか?」

美琴「うん・・・するのかなって」


486 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:16:45.645y9ila7T0 (237/277)

>>484 あ、テっくんがそっちに向かった

上条「するよ、まぁ・・・週一くらいでだけど」

美琴「・・・何考えるの?」

上条「美琴のことばっか」

上条が苦笑する

美琴「・・・あ、たしかにちょっと嬉しいわね」

上条「だよな?」


487 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:18:22.535y9ila7T0 (238/277)

美琴「んっ・・・あ、やっ・・・」

上条「はぁっ・・・み、美琴のそこって綺麗だよな」

美琴「う、うるさいわよ・・・」

上条「・・・ゾクゾクしてくるんだよなぁ・・・」

美琴「う・・・はぁっ・・・」

上条「ん、イったの?」

美琴「はぁ・・・はぁ・・・」

荒い息遣いをしながら美琴がうなずく


488 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:19:30.955y9ila7T0 (239/277)

上条「・・・はい、またどうぞー」

美琴「ま、また!?」

上条「なに、できないの?」

上条が少しバカにしたように言う

本当は、もっと美琴の乱れた姿を見たいだけなのだが

美琴「で、できるわよ・・・」

また、美琴の手と腰が踊る


489 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:20:53.515y9ila7T0 (240/277)

上条「・・・女の子って、一度イったあとってイきやすくなるんだっけ?」

美琴「んぁぁっ・・・み、みたい・・・んっ!」

上条が少し、美琴の胸に触れる

美琴「あ、あっ!」

上条「・・・大きくなりましたねぇ」

ニヤリ、と上条が笑う

これを大きくしたのは自分なんだ、と考えると頭がクラクラしてくる


490 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:22:13.985y9ila7T0 (241/277)

美琴「はぁっ!んゃぁっ!」

上条「・・・イったんだ」

美琴「・・・あ・・・あ・・・」

美琴の下半身がピクピクと痙攣する

顔が赤くなり、視点は定まっていない

上条「ん、大丈夫か?」

美琴「な、なんとかね・・・」


491 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:23:38.515y9ila7T0 (242/277)

上条「・・・俺も、そろそろですよ」

美琴「あ、ちょっと待って・・・」

美琴がまた、自分をいじり始める

上条「?どした?」

美琴「い、一緒に・・・」

早くも甘くなってきた声で、美琴が言う

上条「一緒にイきたいのか?」


492 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:25:21.565y9ila7T0 (243/277)

美琴「う、うん・・・はぁっ・・・」

美琴の腰が淫らに動く

そんなのを見せられたら、上条だって我慢できなくなる

上条「美琴」

上条が美琴の唇を奪う

間近で、相手の顔を見つめる

視線は、ただ愛する人だけを見つめていた


493 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:27:16.935y9ila7T0 (244/277)

上条「!」

美琴「っ!」


はぁっ、と二人がいったんと息を吐く

上条の下半身からはドロリとした白い液体が

美琴の下半身からは、だらしなく愛液が垂れている


だが、二人ともそれを気にせず、お互いの唇をもう一度むさぼる


494 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:29:01.005y9ila7T0 (245/277)

上条「・・・美琴、ありがとな」

上条が微笑みながら美琴の頭を撫でる

美琴「あ、うん・・・」

上条「何回もやって疲れただろ?」

そっと美琴の体を抱き上げ、浴槽へと浸からせる

美琴「・・・ち、力持ちね・・・」

上条「いやいや、美琴が軽いだけだって」



495 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:30:50.165y9ila7T0 (246/277)

美琴「そ、そうかな?」

上条「あぁ」

返事をしながら上条も浴槽へ入る

二人も入ればいっぱいの浴槽だ

自然と体は密着してしまう

上条「・・・はぁ、疲れた・・・」

美琴「登山だけでも疲れたのにね・・・」


496VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/26(火) 20:31:20.32HilHsVkz0 (3/5)

これって夜に書き貯めしただろ


497 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:32:41.555y9ila7T0 (247/277)

上条「まぁ、悪くはないだろ」

美琴「・・・結局、家にいるときと変わんないのね」

上条「そりゃそうだよ」

あはは、と上条が笑う

美琴「ちょっとは特別なことでもしたいのに・・・」

上条「・・・いろいろとできただろ?」

美琴「まぁ・・・ほんのちょっとね」


498 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:35:09.765y9ila7T0 (248/277)

>>496 残念ながら、夜の今に即興なんだなー

基本夜は50分くらいしか書き溜めはしないからw


上条「・・・登山の途中で、お前が弱気になったのはビビったな・・・」

美琴「よ、弱気になんてなってないわよ!」

上条「えー、自分が能力なくなったら、とか・・・」

美琴「あ、あれは・・・その・・・」

美琴が体をもじもじとさせる


499 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:36:42.075y9ila7T0 (249/277)

上条「・・・可愛かったけどさ」

上条が美琴のおでこにキスをする

美琴「あ、ありがと」

上条「・・・結構、旅行は楽しかったよ」

上条が思い出しながら笑う

上条「二人でいろいろ話せたし・・・」

美琴「神社でお守りも買えたもんね」


500 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:38:39.035y9ila7T0 (250/277)

上条「・・・明日は朝一で帰るんだっけ」

美琴「うん、ちょっと残念」

美琴が苦笑する

上条「・・・でも、帰りたいってのもあるな」

美琴「みんなに会いたいもんね」

上条「あぁ」

二人きりももちろんいい

だが、みんなとワイワイ騒ぐのが楽しかった


501VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 20:40:06.52wfVsGknIO (1/1)

>>486の上条が苦笑する~ちょっと嬉しいわねって部分で
それぞれ12巻で2ショットの時の顔を思い浮かべたら何か胸が躍るんだけど

表情の意味は違うけどこういう顔してそうって思っちゃった


502 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:40:39.815y9ila7T0 (251/277)

上条「・・・さて、あがりましょうか」

美琴「ね、今日は・・・やるの?」

上条「うーん・・・俺は疲れてるからご遠慮願いたいんだけど・・・」

美琴「じゃ、じゃあ・・・明日帰ったらやってくれる?」

上条「美琴さんはエロエロですね」

美琴「ア、アンタが好きなだけよ!」

上条「なんていうツンデレ?」


503VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 20:43:09.83fM6iRreIO (4/7)

そういえば他のレベル5も「もし能力が無くなったら」とか考えたことがあるのだろうか


504 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:43:42.525y9ila7T0 (252/277)

>>501 この二人は本当にほほえましいですよね


上条「・・・あぁ、暑かった・・・」

髪を乾かし、上条が布団の上に寝転がる

美琴「もう・・・情けないわよ」

上条「そういう美琴さんも寝転がってるじゃないですか」

美琴「だって暑いもん」

上条「ほらやっぱり」


505なすーん [なすーん] なすーん ()

                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
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                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
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506 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:45:19.765y9ila7T0 (253/277)

>>503 ありそうですね・・・


上条「・・・寝ますか」

美琴「うん、おやすみ」

二人は軽く口付けを交わしてから布団に入る


外からは、少し木々の擦れる音がしていた

静かな夜

幸せそうな顔をしながら、若いカップルは眠りに落ちた


507 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:47:12.005y9ila7T0 (254/277)

上条「・・・おはよう、美琴」

美琴「うん、おはよう・・・」

寝ぼけ眼をこすりながら、二人が体を起こす

今日は朝食を摂ったらすぐに学園都市へ帰る予定だ

上条「食堂に行きましょうか」

美琴「うん、行きましょう」


やはり、ヘルシーな料理が用意されていた


508 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:49:54.815y9ila7T0 (255/277)

上条「いただきまーす」

美琴「いただきます」

二人は箸を進めながら、ちょこっとした日常会話をしていた


上条「美琴って、高校はうちに来るんだっけ?」

美琴「うん、その予定よ」

上条「ふーん・・・美琴だったら余裕だろうな」

美琴「でも、毎日冷やかされそうね」


509VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/26(火) 20:51:43.327AoP5+FKo (3/3)

>>508
美琴が上条さんの高校に行くとか絶対常に成績トップだよな
しかも高校の勉強は大体もうやってるはずだし


510 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:52:03.855y9ila7T0 (256/277)

上条「土御門と青ピが荒ぶるかもな・・・」

美琴「でも、そんなものには負けないわよ!」

美琴がキラキラと目を輝かせる

美琴「当麻は大学まで行くんだっけ?」

上条「あぁ、一応な」

上条がキャベツの千切りを食べながらうなずく

美琴「大学かぁ・・・私は高卒でいいかも」

上条「え、もったいないな」


511 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:54:23.775y9ila7T0 (257/277)

>>509 恐るべき常盤台ですからねw


美琴「だって、大学なんて行くだけ時間の無駄じゃない?」

上条「それはお前がエリートだからだ!」

ぎゃー、と上条が頭を抱える

常盤台出身なんて人材なら、正直中卒でさえ学園都市の中で働けそうだ

上条「はぁ・・・俺はもっと勉強しないとな・・・」

美琴「私が教えてあげるわよ」


512 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:56:44.845y9ila7T0 (258/277)

上条「うぅ・・・年下の彼女に教えてもらうなんて・・・」

美琴「プライドなんてしだいに重荷になるだけよ」

食べ終わったのだろう、美琴が箸を置いてつぶやく

上条「・・・な、なんか悟ってますね」

美琴「そう?うちの学校にもプライドばっかのヤツとかいるもの」

上条「うへ・・・そういうのはいやだな」

美琴「まぁ、自信があるのはいいことだけどね」


513 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 20:58:21.905y9ila7T0 (259/277)

上条「ん、俺も食べ終わったぞ」

美琴「・・・じゃあ、すぐ出発ね」

上条「あぁ」


上条「あ、カメラで写真撮ったっけ?」

美琴「」


上条「と、登山した風景も・・・」

美琴「花火大会も・・・」


上条・美琴「不幸だ・・・」


514 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:00:31.355y9ila7T0 (260/277)


上条「・・・せめて最後に一枚撮っておくか」

準備を終え、旅館の外に二人はいた

美琴「ここで撮りましょうか」

上条「旅館をバックに、か」

カメラのタイマーをセットする


上条(・・・楽しかったな、二人きりも)

美琴(・・・もっと近づけた気がするわね・・・)


上条(・・・ありがと、美琴)

美琴(ありがとね、当麻)


パシャッ、とカメラのフラッシュが光る


515 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:04:29.985y9ila7T0 (261/277)


上条「お、綺麗に撮れたな」

美琴「うん、綺麗ね」


上条「じゃあ、行こうか」

美琴「帰るのね」


二人がバス停へと向かう

手に持ったカメラには、たった一枚の写真しかない


でも、その一枚を見るだけで旅行の思い出はすべて蘇るだろう


516 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:07:47.385y9ila7T0 (262/277)


上条(そりゃそうだよな)


バスが到着する

上条(だってさ・・・)


上条(美琴との思い出を、忘れるわけないもんな)


心のどこかではきっと


初めて出会ったときのことも覚えているだろう

上条当麻は笑っていた


空には、夏の眩しい太陽が浮かんでいた


上琴、二人きりの旅行編 終了


517 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:12:30.565y9ila7T0 (263/277)

さて、ちょいと休憩


500ちょいだったから、当初の予定通り


こういうのもたまにはいいと思う


さて、これからとうとうみんなで海・・・

ちなみに、海行こうぜ!みたいな最初の話はすっとばしますw


簡単に言えば、ていとくん海行きたい→上条さんはやだ→ていとくんは貝になりたい→上条さんはやだ→力づく


ってことで

海についたとこからやりますんでご了承をw






518VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 21:14:41.99fM6iRreIO (5/7)

海wktk


519 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:29:57.325y9ila7T0 (264/277)


垣根「あぁ、すがすがしい磯の香」

心理「・・・暑いわね」

上条「あのな・・・こっちは旅行から昨日帰ってきたばっかで・・・」

垣根「リア充には発言権はない、あと選挙権も」

上条「なんでだよ!?」

ショチトル「ヤったんだろ?」

上条「うわぁこの人たちおかしいよ!?」


520 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:31:42.405y9ila7T0 (265/277)

テクパトル「はぁ、19090号・・・大丈夫か?」

19090「テっくんが日傘を差してくれているので大丈夫ですよ」

番外「いやぁ、ミサカまで入っちゃって悪いねぇ」

一方「俺も入れろよ・・・」

黒子「お姉さま!今日の水着はどのようなでざいんですの!?」

美琴「教えないわよ!」

削板「ははは!海が俺を手招きしてる!」

エツァリ「海から生える手ですか」


521 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:34:01.015y9ila7T0 (266/277)

一連の会話を聞けばわかるだろう

一同は海に来ていた

上条「はぁ・・・暑い・・・」

美琴「日焼け止めはしてきたけど・・・大丈夫かしら・・・」

心理「とにかく、さっさと着替えましょう」

ショチトル「着替えるっていってももう下に着てきてるんだけどな」

黒子「ですの」


522VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/26(火) 21:34:37.74HilHsVkz0 (4/5)

>>520
海から生える手?
DQのマドハンドの水版的な?


523VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/26(火) 21:35:14.784bAiToe20 (1/1)

乙パトルゥゥゥゥゥゥ
俺の最近の自慢はこのシリーズをリアルタイムで見ている事なんだ!!


524VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 21:36:31.346nMQMDk40 (1/2)

他のレベル5が能力なくなったら・・・か

一方通行→ただの白もやし
ていとくん→ただのイケメルヘン
美琴→以外と身体能力高いからアスリート女子中学生
麦のん→能力の代わりに力でごり押ししてきそう
食蜂→スタイルが凄い女子中学生
6位→不明なので知らん
削板→能力あってもなくても変わらない気がする・・・

一方通行がなんか切ないな・・・・


525 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:36:46.165y9ila7T0 (267/277)

削板「じゃあ、行こうか!」

簡単な更衣室に、一同は向かう


美琴「うーん・・・この水着・・・当麻は気にいってくれるかな・・・?」

心理「あら、私は好みだけど?」

心理定規が美琴の水着をじっと見つめる

心理「シンプルだけど、素敵じゃない」

美琴「ん、ありがと」


526 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:39:56.065y9ila7T0 (268/277)

>>522 怪談のあれです

>>523 それは自慢してはいけないw

>>524 一方通行・・・


黒子「はぁ・・・お姉さま・・・」

19090「ミ、ミサカはあまり・・・」

番外「へぇ・・・白かぁ・・・」

美琴「番外個体は黒ね・・・」

番外「ふふん!水色なんてお姉さまはまだまだだね!」


527 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:42:26.905y9ila7T0 (269/277)

美琴「い、いいでしょ!?」

心理「はぁ、あんまりそんなことで喧嘩しないの」

心理定規が上に着ていた服を脱ぐ


黒子「あ、赤・・・!」

美琴「なにこのセクシーさは・・・」

ショチトル「ちっ、私のスク水がかすんだ・・・」

番外「すっげぇ色気・・・」

19090「・・・ミサカは自信をなくしました・・・」




528 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:44:51.075y9ila7T0 (270/277)

心理「気にしないの、どうせあなたたちの彼氏はあなたたちしか考えていないもの」

ショチトル「そうだろうか・・・」


エツァリ「たぶん、ショチトルはスク水ですね」

男子更衣室で、エツァリはつぶやいていた

垣根「はぁ?なんでわかるんだよ」

一方「いや、ツッコむべきはそこじゃねェだろ」

上条「美琴は・・・うーん・・・」


529 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:46:48.455y9ila7T0 (271/277)

削板「水着?どうだっていいじゃないか、泳げるなら」

テクパトル「削板は真っ直ぐすぎるんだよ」

一方「つまンねェって言われるだろお前」

削板「?」

垣根「あー、しっかし・・・」


垣根「水着の女が多くて興奮しちゃうぜ」

上条「するな」


530 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:50:07.485y9ila7T0 (272/277)


垣根「女達はまだ・・・って、一方通行なにやってんだ?」

一方「日焼けすンだよ・・・」

上条「うわ、似合わないな・・・」

エツァリ「一方通行さん、いきなり焼きすぎるとむくれますよ」

テクパトル「最初は20分くらい焼いて下地を作ったほうがいいぞ」

一方「・・・日焼けも奥が深いンだなァ・・・」

削板「あ、みんなが来たぞ」


531VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/26(火) 21:52:20.256nMQMDk40 (2/2)

一方通行が日焼けだと!?
日に焼けたら白モヤシがモヤシ炒めになっちゃうじゃないか!


532 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:52:27.225y9ila7T0 (273/277)


美琴「や、やっほー・・・当麻」

上条「」


上条(水色と言う、夏らしい色)

上条(ちょっとベタで無難だけど、男心を狂わすシンプルなデザイン!)

上条(これはまずい・・・上条さんはピンチですよ!)

美琴「ど、どうかな当麻?」


上条「たまりません!!」

美琴「あ、ありがと//」


533 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:55:12.835y9ila7T0 (274/277)

>>531 そんなこと言わないであげて!


垣根「よぉ、お前はセクシーだな」

心理「あら、ありがと」


一方「お前は黒かよォ・・・」

番外「あなたとは真逆の色だね!」ギャハハ


削板「なぁ、黒子・・・めっちゃ水着小さいけど、水の抵抗を減らすためか?」

黒子「はぁ・・・違いますの」


534VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 21:58:14.17fM6iRreIO (6/7)

お前ら、一方通行引く能力は白モヤシだと?



学園都市第一位の頭脳があるだろ


535 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 21:59:14.425y9ila7T0 (275/277)

エツァリ「おや、本当にスク水ですか・・・変態ですね」

ショチトル「そ、そんなこと・・・」

エツァリ「周りからヘンな目で見られてしまいますね・・・」

ショチトル「はぁはぁ・・・」


テクパトル「た、たまらんな白・・・」

19090「うぅ//」


536 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 22:00:40.865y9ila7T0 (276/277)

>>534 チョーカーなかったらあぼーん


垣根「さて、じゃあ行こうか・・・」

垣根がニヤリと微笑む

空には真っ赤な太陽が


垣根「俺らの海開きが始まるぜ!!!!」

心理「意味わからないわよ」



海編、スタート


537 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/26(火) 22:01:15.035y9ila7T0 (277/277)

さて、今日はここまで


海編はがんばりますw


サトリナたまらん・・・

ミサカ口調も、たまらん


538VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 22:03:39.97fM6iRreIO (7/7)

>>536
チョーカー無くてもまともに話を理解出来なくなってまともに喋れなくなるだけじゃないか!!!



・・・あれ?


539VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/26(火) 22:11:49.4071+DBJqH0 (1/1)

白モヤシとか反射とかそんなもンで見てンじゃねェ!

ロ リ コ ン こ そ 一 方 通 行 の 真 髄 だ ァ !


540VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/07/26(火) 22:18:17.85HilHsVkz0 (5/5)

>>539
一通さん自演乙です


541VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 22:32:04.72YEfS+ORSO (1/1)

ここの>>1はなんで即興でもこんな早いかな…(;ω;)
私が書くと1レス20分かかるのに…携帯だからかな…


542VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/26(火) 23:01:02.83ThWIlyCH0 (1/1)

今回はラジオやるの?



543VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/27(水) 00:02:32.28v8FvIsuf0 (1/2)

セクシーな水着の心理たん…
撮影準備は完了です、とスネークは意気込みます!


544VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/27(水) 00:22:03.74fdiD8pCIO (1/1)

>>543
こちらHQ
画像データはHQに送信するように


545VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)2011/07/27(水) 08:11:24.95wScYiGpW0 (1/2)

今更だけど>>4のコーナーってラジオのだよね?
ラジオのときってコーナーの指定とか出来るんすか?

あと心理タソかわいい


546VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/07/27(水) 08:43:24.330HfmmZXJo (1/5)

スク水で海とか…
一方さんチョーカー無かったらただの池沼だよな


547 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:42:41.87HpMPEsuQ0 (1/130)

>>541 いえ、内容を薄くすればほーら不思議!

>>543 ふざけんな!!ていとくんが怒るぞ!!
あとで焼き増しをくれ!!

>>545 もちろんできますよ
あの中からコーナーを選んで、○○のコーナーへの投稿、って書いていただけたら

>>546 ただのロリコンです


続きを


548 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:43:10.55HpMPEsuQ0 (2/130)

上条「あぁ・・・綺麗な海だ」

上条がぽつりとつぶやく

美琴「ホント・・・綺麗な海ね」

その隣で美琴が微笑む

二人は、波打際に座っていた

垣根「おいおい、泳がないのか?あ、泳げないのか」




549 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:43:37.19HpMPEsuQ0 (3/130)

美琴「んなわけないでしょ・・・」

心理「垣根、二人の時間をジャマしたらダメよ」

垣根「ジャマしてねぇし」

上条「いや、ジャマだ」

垣根「これがイジメか!」

垣根ががびーん、とわざわざ口で言う




550 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:44:23.63HpMPEsuQ0 (4/130)

美琴「はぁ・・・でもたしかに泳がないのももったいないわよね」

垣根「だろ、行こうぜ」

上条「仕方ないな」

二人が立ち上がる

心理「じゃ、どこで泳ごうかしら?」

美琴「ショチトル達がいるとこでいいんじゃない?」




551 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:44:50.99HpMPEsuQ0 (5/130)

美琴の視線の先では、ショチトルとエツァリがイチャイチャしていた


エツァリ「恥ずかしいですね・・・一人だけですよ、スク水は」

ショチトル「う・・・お前が好きだって言ったから・・・」

エツァリ「いえ、冗談だったんですが」

ショチトル「な、そうだったのか!?」

ショチトルもがびーん、と口で言う




552 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:45:21.30HpMPEsuQ0 (6/130)

エツァリ「はぁ・・・」


垣根「おーっす、お二人さん」

エツァリ「あぁ、垣根さん・・・みなさんもお揃いで」

上条「よ、エツァリ達も泳がないか?」

エツァリ「そうですね・・・せっかく海に来たことですからね」




553 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:46:15.69HpMPEsuQ0 (7/130)

美琴「ショチトルも泳ぎましょう?」

ショチトル「くっ・・・まさか妹キャラでありながらもグラマラスな私が・・・」

ショチトル「スク水を着ることによってロリっぽい雰囲気を出しつつも色気も持たせてるのよ、お兄ちゃん・・・」

ショチトル「なんていう作戦がダメになるなんて」

美琴(なんか怖い)


一方「おい、今ロリって言ったな」




554 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:46:47.55HpMPEsuQ0 (8/130)

ショチトルの後ろにいつの間にか一方通行が立っていた

心理「あら、あなたも来たの・・・テクパトル達と焼いてるんじゃなかったの?」

一方「ロリの話なンだろ、俺も混ぜろ」

ショチトル「違う、お兄ちゃんを慕うロリである私が・・・」

一方「待て、お前がロリ?」

上条(あ、語り出す雰囲気だな)




555 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:47:26.96HpMPEsuQ0 (9/130)

一方「ありえねェよ、ロリってのは色気があったらいけねェンだ」

一方「なンでか分かるか?分かンねェよな?」

垣根「ダメだこいつ」

一方「ロリは純粋でなきゃいけないンだよ」

一方「無限の可能性を秘めていて、いつまでも純粋であること」

一方「それがロリの条件だ」




556 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:48:11.67HpMPEsuQ0 (10/130)

一方「大人はロリに憧れる、大人はロリを求めてる」

一方「それを利用して、最近じゃあロリ巨乳とかいうナメたジャンルまで出来ちまった」

一方「ちげェンだよ、ロリ巨乳はありえねェ」

一方「顔がロリだって?ふざけンなよ」

一方「ロリってのは見た目だけじゃねェ、性格や雰囲気、全身を表したもンだ」

一方「カモシカのような足ってことは足に顔があって、足が四本生えててシッポもついてンのか、ってネタがあったなァ」




557 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:48:40.12HpMPEsuQ0 (11/130)

一方「それと同じだ、ロリっぽい顔なンてねェンだよ」

一方「ロリの顔っぽい顔ならあるかもなァ」

一方「だが、顔がロリの顔っぽいから何だってンだ?」

一方「所詮童顔なだけだろォが」

一方「胸が発達してる時点でロリじゃねェ」

一方「百歩譲って、小学校低学年で胸があるヤツがいたとしよう」




558 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:49:14.50HpMPEsuQ0 (12/130)

一方「それはロリっぽい巨乳なのか?」

一方「ちげェよな、巨乳になってしまったロリだ」

一方「ロリは修飾語じゃねェ、主語だ」

一方「そして、ロリとは固有名詞だ」

一方「辞書をひいてみろ、ロリとは神聖であり、守られるべき存在と書かれてンだよ」

上条「悪い、俺の辞書にはそうは書いてない」




559 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:50:08.72HpMPEsuQ0 (13/130)

一方「いいか、口が裂けてもてめェがロリだなンて言うンじゃねェよ」

一方「てめェはロリじゃねェ、ただの妹キャラなだけなンだよ」

ショチトル「そ、そうだな・・・」

ショチトルが頷く

なぜか納得しているようだった




560 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:50:50.07HpMPEsuQ0 (14/130)

一方「ちっ、ロリ談義かと思ったらとンだ茶番だったじゃねェか」

ショチトル「わ、悪い・・・」

一方「まァいい、許してやるよ」


一方「これでまた一人、ロリの理解者が増えたンだからな」

ショチトル「いや、納得はしたが理解はしないからな」


一方通行が悠々と去っていく

残された六人は、なぜが疲れたような表情をしていた




561 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:51:42.08HpMPEsuQ0 (15/130)

削板「黒子!あの沖まで泳ぎたいとは思わないか!?」

黒子「むしろ、軍覇さんとならどこまでも!」

削板「なら、太平洋まで行ってみるか!」

黒子「えぇ、いいですのよ!」

二人の爽やかカップルは、そんな会話をしている


それを少し遠巻きに、テクパトルは見ていた




562 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:52:32.61HpMPEsuQ0 (16/130)

テクパトル(・・・元気だな・・・)

彼は今、日に当たっている

いまさら日焼けなんて必要ないほどに浅黒いのはたしかだ

ただ、わざわざ泳ごうとは思わず、なおかつほかにやることもないのだ

一方通行に日焼けの仕方をレクチャーするのもわりと楽しかった

テクパトル「・・・ん、帰ってきたか・・・ってなに勝ち誇ったみたいな顔してるんだ?」




563 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:53:22.62HpMPEsuQ0 (17/130)

一方「あァ、満足のいく結果だったぜ・・・」

テクパトル「は?」

意味が分からない、とテクパトルが首を捻る

一方「・・・で、あとどれくらい焼けばいいンだ?」

テクパトル「そうだな・・・一日に三時間以上日に当たるのは危ない」

一方「なンだよ、そォなのか?」




564 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:54:03.74HpMPEsuQ0 (18/130)

テクパトル「もちろん直射日光なら、だけどな・・・出来たら1時間程度にするべきだ」

一方「なるほどなァ」

テクパトル「ただ、お前はそこまで耐性がないだろうから、まずは短くしたほうがいい」

一方「下地を作るってことか」

テクパトル「そういうことだな」

テクパトルが頷く




565 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:54:32.24HpMPEsuQ0 (19/130)

先程からこうやって、日焼けの仕方を教えていた

誰かに指示をしたり、教えたりするのは彼は得意だった

テクパトル(一応は元指揮官だからな)

一方「・・・つうかお前・・・筋肉やばいだろ」

一方通行がテクパトルの体を見つめる

たしかに、テクパトルの体は一般人とは比べられないほど鍛えられていた




566 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:55:14.19HpMPEsuQ0 (20/130)

テクパトル「まぁ、もともと日本人と人種が違って骨格とかが大きいからな」

一方「あァ?骨格も関係してンのかよ」

テクパトル「そうだ、あとは速筋の割合とかも黒人のほうが多いからな」

一方「あァ・・・たしか、瞬発力が速筋だったけなァ」

テクパトル「なんだよ、知ってるのか」

一方「前に本で読ンだ」




567 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:55:59.17HpMPEsuQ0 (21/130)

一方通行がケロリと答える

一度読んだだけで覚えているあたりは、さすが学園都市の一位といったところだ

テクパトル「・・・なんの本だよ」

一方「・・・うるせェな」

テクパトル「憧れてるなら一緒に鍛えようぜ」

一方「お前は削板側の人間かよ」




568 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:56:48.16HpMPEsuQ0 (22/130)

テクパトル「はぁ?」

なんだよそりゃ、とテクパトルが尋ねる

黒人にとって体を鍛えるのはしごく当たり前なのだ

学校によっては、授業でウェイトトレーニングを導入してるところさえある

テクパトル「・・・いや、さすがにマッチョであれとは言わないが・・・」

テクパトルが一方通行を眺める




569 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:57:38.73HpMPEsuQ0 (23/130)

枯れ木のような腕

呼吸の度に肋が浮き上がる胸

パンツから見える細すぎる足

明らかに病的だった

テクパトル「・・・やせすぎだ、お前は」

一方「あァうっせェ・・・てめェみたいないい体してたらさぞかし海では自慢できンだろォなァ」




570 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:58:27.35HpMPEsuQ0 (24/130)

テクパトル「・・・いや、そうでもないさ」


「見て、あの黒人・・・」

「すっごい鍛えてるわね・・・」


テクパトル「な、憧れとかよりは好奇の目を向けられちまう」

一方「そりゃそォだろ」

今度は一方通行がテクパトルを見つめる




571 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:59:03.16HpMPEsuQ0 (25/130)

少し腕を曲げただけで浮き上がる力こぶ

腹筋よりも前に出ている胸板

立ち上がれば逆三角形のシェイプを作り出す背筋

ほどよく割れた腹筋

足だって、そんなところにも筋肉があるのか、と驚かされる

一方「・・・かなりマッチョだろお前」




572 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 10:59:43.24HpMPEsuQ0 (26/130)

テクパトル「黒人では平均だよ、エツァリもそこそこだろ?」

一方「あれは日本人受けしそォな体型だなァ」

遠目でエツァリを見つめる

ほどよく鍛えられていて、まさに日本人向けな体型だ

一方「お前はあンまこっちじゃ受けそうな体型じゃねェな」

テクパトル「いいよ、19090号はカッコイイって言ってくれるし」

テクパトルが苦笑する




573 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:00:37.05HpMPEsuQ0 (27/130)


一方「・・・いいなァ、俺は打ち止めに細すぎるって言われたンだよな・・・」

テクパトル「打ち止めか・・・あのくらいの年の子は父親の面影を求めるからな」

テクパトル「妹達に実の父親はいないが・・・力強い男性には憧れるんだろ」

一方「ちょっと待て、てことはロリはマッチョが好きなのか?」

テクパトル「ん・・・たまに筋肉触らせて、とかは言われるな」

エツァリも言われてたし、削板もあったみたいだぞ、とテクパトルが続ける




574 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:01:28.96HpMPEsuQ0 (28/130)

一方「・・・俺もマッチョになろォかな」

テクパトル「一朝一夕じゃなれないけどな」

一方「・・・チャレンジだよ」

一方通行がニヤリと笑う

テクパトルがもう一度一方通行を見る

あまりいい骨格をしているとは言えない




575 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:02:05.31HpMPEsuQ0 (29/130)

テクパトル(ただ、インテリはわりと鍛え出したらいいとこいくからな・・・)

一方「よし決めた、俺は打ち止めにカッコイイって言われたいンだよ」

テクパトル「ま、今度な」

一方「まずは日焼けからだァ」

二人がサングラスをかけ直す

一人は色黒の筋肉質

一人は色白の痩せた男

あまりにも異様な二人だった




576 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:02:41.42HpMPEsuQ0 (30/130)

番外「・・・はぁ、一方通行ったらあんなとこで日焼けしようとしてるし・・・」

19090「・・・テっくんも日焼けをするためにあそこにずっといます」

二人のミサカは不機嫌だった

それも仕方ないだろう

せっかくの海なのに、彼氏が泳ぐどころか水遊びさえしようとはしないのだ

さらに、自分達の水着姿ではなく太陽をじっと見つめている




577 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:03:15.91HpMPEsuQ0 (31/130)

そんなこと、許せるわけがなかった

19090「・・・ですが、さすがにジャマは・・・」

番外「ミサカは行ってくるね!」

番外個体が一方通行の元へと駆ける

19090「・・・」

19090号も、少ししてからテクパトルの元へ向かった




578 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:03:56.04HpMPEsuQ0 (32/130)

一方「あァ?なンか用・・・」

番外「はい!泳ごうか!」

一方「はァ?俺は今・・・」

番外「タンニングは後でもいいでしょ!」

無理矢理、番外個体が一方通行を引っ張っていく

一方「おいこら!おい!」





579 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:05:02.10HpMPEsuQ0 (33/130)

残されたテクパトルは、そんな二人を微笑みながら見つめていた

テクパトル(青春だな)

空には高く太陽が昇っていた


19090「テっくん」

テクパトル「ん・・・あ、美月か」

19090「・・・テっくんは泳がないのですか?」




580 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:05:46.21HpMPEsuQ0 (34/130)

19090号が首を捻る

その仕種が、とても似合っていた

テクパトル「ん・・・俺はもう少し焼こうかなって思ってるけど」

19090「・・・そうですか」

19090号が少し残念そうにつぶやく

テクパトル「・・・もしかして一緒に泳ぎたいのか?」




581 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:06:32.72HpMPEsuQ0 (35/130)

19090「!は、はい!」

テクパトル「そっか・・・」

テクパトルが19090号を見つめる

白の水着が清楚で似合っていた

19090「テ、テっくん・・・」

そっと、19090号がテクパトルに向かって手を伸ばす

当然、胸は自然と寄ってしまう




582 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:07:10.37HpMPEsuQ0 (36/130)

テクパトル(!)

真っ白の純朴な水着

まっすぐで透き通った瞳

少し赤く染まった頬

すらっとした足

テクパトル(・・・せ、背中も綺麗だな)




583 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:07:37.01HpMPEsuQ0 (37/130)

そんなことを考えてしまう

19090「テっくん、行きましょう?」

ニコリと19090号が微笑む

テクパトルもそれに答える


暑い陽射しが差す海で、みんながそれぞれの時間を過ごす





584 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:08:34.46HpMPEsuQ0 (38/130)

上条「暑いな・・・」

美琴「うん、暑いわね・・・」

垣根「あっついよな・・・」

海に浸かってはいても、やはり陽射しは差してくる

心理「はぁ・・・でも涼しいことは涼しいわね」

ショチトル「うん、そうだな」




585 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:09:28.00HpMPEsuQ0 (39/130)

エツァリ「海に浸かっている部分は涼しいんですよね・・・」

上条「頭は暑いんだよな・・・」

上条が苦笑する

美琴「海に浸かっていれば安全、なんて思ってたら間違いよ?」

ショチトル「海の中でも熱中症にはなるんだからな」

エツァリ「えぇ、大事なことですね」




586 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:09:57.72HpMPEsuQ0 (40/130)

垣根「みんなも覚えておくように!」

五人は夏の暑さにやられたのか

少しおかしなことを言い出していた

ただ一人

心理「誰に向かって言ってるのよ」

心理定規だけは、かろうじてまともな思考を保っていた





587 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:10:26.98HpMPEsuQ0 (41/130)

削板「いやぁ!泳ぐのは気持ちいいなぁ!」

黒子「本当にいい天気ですの!」

爽やかカップルは、沖へと向かって泳いでいた

削板「よし!次はクロールだ!」

先程から、平泳ぎやクロール、バタフライや背泳ぎなどの様々な泳ぎ方をしていた

削板「はぁ・・・太陽が眩しいなぁ・・・」




588 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:10:56.58HpMPEsuQ0 (42/130)

黒子「ですが、心地好い暑さですの」

二人は普段から、常に外でランニングをしたり、筋トレをしたりしている

そのため、暑さにはわりと耐性があるのだ

削板「お、もう浜辺からこんなに泳いだんだな」

黒子「あらまぁ、ずいぶんと泳いでいましたのね」

必死に泳いでいる間は気づかなかったが、かなりの距離を泳いでいたようだ




589 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:11:40.73HpMPEsuQ0 (43/130)

削板「少し休むか」

黒子「えぇ、そうしますの」

プカプカと二人が浮力に体を任せる

削板「こうやってるとなんか・・・眠くなってくるよな」

黒子「わかりますが・・・寝たらいけませんの」

削板「ん、分かってる」




590 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:12:13.13HpMPEsuQ0 (44/130)

波の緩やかな動きが、ちょうどゆりかごのようになっている

一定の間隔での振動というのは、人間の眠気を誘うらしい

電車などで眠気がしてしまうのはそのためだ

そして、二人もそれに襲われそうになる


削板「いやダメだダメだ!」

黒子「こ、こんなところで寝てしまったら危険でしたの!」




591 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:12:40.26HpMPEsuQ0 (45/130)

二人がまた泳ぎ始める

今度は浜辺に向かって、だ

黒子「とりあえずみなさんのところに帰りますの」

削板「オッケー」

ほかのカップルが少なからず水着だなんだでどきまぎしている中で

このカップルだけは、板っていつも通りだった


592 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:14:24.43HpMPEsuQ0 (46/130)


上条「あぁ・・・かき氷が美味い・・・」

垣根「ちっ、青汁味がないなんてな・・・」

心理「普通ないわよ」

美琴「当麻、あーん♪」

上条「あーん♪」

ショチトル「かき氷ってさ、原価いくらなんだろうな」

エツァリ「いわないでください」


593 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:17:23.46HpMPEsuQ0 (47/130)

削板「なんだ、みんなかき氷食べてたのか」

上条「おーっす、美味しいぞ」

黒子「わたくしたちも買ってきますの」

一方「・・・あァ?お前らなにかき氷なンか食ってンだよ・・・」

美琴「うわ、げっそりしてる」

番外「びっくりした、まさか浅瀬でおぼれるなんて」

一方「うるせェ・・・」

垣根「浮力がないんだな」


594 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:19:17.40HpMPEsuQ0 (48/130)

テクパトル「ん、なんだなんだ?」

19090「みなさんでかき氷タイムですか?とミサカは問いかけます」

美琴「あぁ、二人も来たんだ」

垣根「お、全員集合したな」

上条「・・・やるのか、あれを」

垣根「あぁ、やっちまうぜ」

心理「はぁ・・・仕方ないわね」


595 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:21:52.15HpMPEsuQ0 (49/130)


上条「夏の日差しが日焼けを作る!」

垣根「俺らのトークが笑いを作る!」

上条「今年は猛暑日!暑いは当然!」

垣根「ならば騒ぐも暑さのせいじゃ!!!」

上条「踊る阿呆に見る阿呆!」

垣根「クールでいなせに決めなきゃ損!!!!」



596 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:24:20.15HpMPEsuQ0 (50/130)


上条「水着が映える海の景色!」

垣根「酔って騒いで踊ろうぜ!」

上条「みんなも合わせろ声の高鳴り!」

垣根「叫べ!!その名は!!」


一同「とあるラジオのイマジンマター!!!!!!!!!!」

一同「in海水浴場!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



597 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:28:07.62HpMPEsuQ0 (51/130)

垣根「とは言ってもお便りない間は雑談だな、誰かやきそば買ってきてくれ」

テクパトル「じゃ、俺が行ってくる」

19090「ミサカも一緒に行きます!」

一方「イチャイチャしやがってェ・・・」

番外「ミサカたちもしようよー」

一方「しねェよ」

番外(ちっ)


598 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:29:46.01HpMPEsuQ0 (52/130)

上条「あ、ジュース飲むか」

美琴「やっぱ冷蔵庫はこいつなのね」

アレイ「はぁ、水着たまらんちん」

削板「お、グレープジュースあるじゃんか!」

黒子「ちょっと待ってくださいな軍覇さん!これは・・・」

削板「ま、まさか!」


削板・黒子「レッドブル!!!」

垣根「CMはやめろ」


599 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:31:36.76HpMPEsuQ0 (53/130)

ショチトル「はぁ、今からでも水着を変えたい・・・」

エツァリ「おやおや」

一方「さすがにスク水はねェよ」

ショチトル「くそ・・・こうなれば全裸で!」

美琴「やめなさい」

上条「はぁ・・・しっかし、海の家の片隅を借りてよかったのか・・・」

垣根「いいだろ、観客もなんかいるし」

心理「なんで注目されるのかしら」


600 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:33:44.34HpMPEsuQ0 (54/130)

垣根「美男美女の集まりだからさ」

上条「いや、自分で言うなよ・・・」

番外「あ、テクパトルたち帰ってきた」

テクパトル「帰ってきたっていうか、海の家だからヤキソバそこで売ってるからな」

19090「みなさんは何をされてるんですか?」

上条「日常会話かな」

垣根「ラジオで垂れ流しだから、プライベートすぎたらアウトだけどな」


601VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/27(水) 11:34:36.39kew0iais0 (1/1)

一方さん泳げないとかマジうけるんだけどwwww


602 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:36:17.52HpMPEsuQ0 (55/130)

一方「そォいえば、テクパトルと19090号はもうヤったのかァ?」

テクパトル「いきなりプライベートじゃねぇか!!」

垣根「おー、どうなんだよーえー?」

テクパトル「なんで酔っ払いのテンション・・・」

ショチトル「おや、否定しないのか・・・」

19090「や、やややややややややってません!!!」

美琴「あらあら、慌てちゃって・・・」


603 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:38:15.57HpMPEsuQ0 (56/130)

テクパトル「お、お便りだ!!!」

19090「い、いってみよー!」


一方さん泳げないとかマジうけるんだけどwwww


一方「俺は脂肪がないから沈むンですゥ」

番外「ていうか、流木みたいになってたよね」


604 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:39:34.04HpMPEsuQ0 (57/130)

上条「そういえば、テクパトルもあんまり得意ではないんだっけ?」

テクパトル「あぁ、なんか体が沈んでく」

美琴「アンタは筋肉質だからね・・・」

ショチトル「一方通行とは真逆の理由か」

垣根「その体で19090号を抱いたんですね」

テクパトル「蒸し返すな・・・」

削板「一方通行はもう少し運動したほうがいいぞ?」


605 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:41:32.35HpMPEsuQ0 (58/130)

一方「わかってンだよォ・・・今度テクパトルとジムに行きますゥ」

上条「なんだ、テクパトルってジムに行ってるのか?」

テクパトル「あぁ、バイトの帰りとかに」

19090「テっくんって結構食事に気を遣ったりしてますよ」

削板「へぇ、俺と同じだな」

テクパトル「男だったら強くないとな」


606 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 11:46:09.04HpMPEsuQ0 (59/130)

さて、ちょいと休憩

お便りとかいろいろどうぞ


607VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)2011/07/27(水) 11:47:34.40wScYiGpW0 (2/2)

海に来てる人の中で1番器用な人って誰?
砂の城とか作れる人ww


608VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/27(水) 11:51:47.88ZyOrQmbDO (1/2)

この中だと誰が一番早く子供できるんだろうな?

なんか以外とソギーたちが結婚したらすぐできそうな気がするwwwwww


609VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/27(水) 12:03:50.55Er7Gsqqz0 (1/6)

>>608
あー、なんかわからなくもない
段階がきっちりしてるからこそ、早いかもなー
だが、上条さんの不幸体質でゴムが・・・・ってなって上琴が一番早そうだけどww
逆に番外個体が一番遅そうな気はする、なんとなく


610VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/27(水) 12:07:12.25qJMFFkaSO (1/4)

御坂さんにピッタリな名言見てけてきた
「高い壁を乗り越えた時、その壁はあなたを守る砦となる」

打ち止め助けた後の一方通行にも言える事かな?


今海にきてるメンツで世界を攻略するとしたらどう戦略立てますか?


611 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:09:01.71HpMPEsuQ0 (60/130)

上条「お、これは夏らしいな」


海に来てる人の中で1番器用な人って誰?
砂の城とか作れる人ww

上条「・・・美琴、能力で砂鉄操るのはなしな」

美琴「う・・・」

垣根「だったら心理定規か白井だろ」

一方「空間認識は白井が上手だなァ」

垣根「でも、細かい繊細さは心理定規が上手・・・」


612 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:10:20.75HpMPEsuQ0 (61/130)

上条「でも、結局はデザインも問題だよな」

番外「だとしたら垣根もメルヘンそうだね」

垣根「まぁな」

ショチトル「美琴はゲコ太作りそうだな」

美琴「な、なんでわかったの!?」

テクパトル「いや、当たりかよ・・・」


613 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:11:33.80HpMPEsuQ0 (62/130)

上条「こ、これは・・・」


この中だと誰が一番早く子供できるんだろうな?

なんか以外とソギーたちが結婚したらすぐできそうな気がするwwwwww


削板「うーん・・・どうだろうな?」

黒子「わたくし達は同棲して2年くらいは二人だけでいいと思いますの」

削板「まずは二人の生活に慣れてから、だな」

黒子「ですの」

垣根「お堅いねぇ」


614 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:12:43.95HpMPEsuQ0 (63/130)

テクパトル「うーん・・・やっぱ義姉さんたちかな」

上条「え、そうか?」

番外「毎日やりそう」

上条「!そ、そそそそんなことないですよ!?」

垣根「俺たちが一番遅いかもな」

心理「あなたあんまりそういうことしないものね」

垣根「まぁな」


615 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:13:42.36HpMPEsuQ0 (64/130)

ショチトル「私は子供は好きだぞ」

エツァリ「自分もです」

一方「俺もだァ」

番外「アナタはロリが、でしょ」

一方「ちっ」

美琴「でも、打ち止めが二人の子供みたいな感じよね」

番外「あー、そうかもね」


616 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:14:59.09HpMPEsuQ0 (65/130)

美琴「あ、嬉しい名言ね」


御坂さんにピッタリな名言見てけてきた
「高い壁を乗り越えた時、その壁はあなたを守る砦となる」

打ち止め助けた後の一方通行にも言える事かな?


今海にきてるメンツで世界を攻略するとしたらどう戦略立てますか?


垣根「でもな、逃げ場を塞ぐ壁にもなる」

垣根「それに、自分の歩いてきた道を振り返ることもできなくなってしまう」

垣根「地位の高いヤツが堕落しやすいのはそういうわけさ」


617 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:16:21.48HpMPEsuQ0 (66/130)

一方「俺は別に壁なンか越えてねェよ」

一方「ただ穴をぶち開けただけだ」

垣根「はは、そりゃ守る砦にはならねぇな」


上条「世界を・・・か」

垣根「上条がいる時点で女は攻略済みだ」

心理「そういう意味じゃないわよ」


618 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:18:20.94HpMPEsuQ0 (67/130)

上条「でもさ、LEVEL5は四人いるんだぜ?」

エツァリ「魔術側も三人は確保してます」

テクパトル「上条もいるしな」

黒子「移動ならわたくしが」

19090「ミサカは・・・情報伝達には長けています」

番外「ミサカも一方通行の充電係かな」

垣根「エロいなおい」


619 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:20:34.70HpMPEsuQ0 (68/130)

ショチトル「うーん・・・でも、天使レベルとは戦えないな」

垣根「そこはほら、さだのりで」

美琴「あれはここにはいないでしょ」

垣根「あ、あれって・・・」

心理「でも、大抵の国なら攻略できそうね」

アレイ「私も一応はいるんだが」

エツァリ「黙っててください」

アレイ「」


620VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/27(水) 12:20:47.85Er7Gsqqz0 (2/6)

(消印の日付が未来の手紙)

はじめましてこんにちは
ぱぱがここにきけばなんでもわかるといってたのでおてがみをかきました
わたしのままはれべるふぁいぶのえ、えれくとなんとかというのでびりびりのまほーがつかえます
ぱぱもれべるはぜろなのにみぎてにふしぎなちからがあるといってました
わたしもままやぱぱみたいにふしぎなちからをつかいたいです
どうすればいいですか?

それとわたしのすんでるまちのいちばんすごいひとらしいあくせろりーた? あくろせらーた? とかいうひとがたまにわたしのほうをこわいめでみてきます
どうすればいいですか?
いまはままにそっくりなおねえさんがそのこわいひとをやっつけてくれるのですが、じぶんでもどうにかしたいです


R.N かみじょうまこと


621 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:22:27.70HpMPEsuQ0 (69/130)


上条「いやぁ、子供か・・・」

美琴「と、当麻は不幸でゴムが破けてたとかありそうね・・・//」

上条「け、結婚してからですよ!?」

垣根「まぁ、できちゃった結婚をおめでた婚って言うのはどうかと思うな」

一方「ヤっちまった婚だからなァ」

テクパトル「避妊しませんでした婚でもあるな」


622 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:24:00.95HpMPEsuQ0 (70/130)

上条「な、なに!?」


(消印の日付が未来の手紙)

はじめましてこんにちは
ぱぱがここにきけばなんでもわかるといってたのでおてがみをかきました
わたしのままはれべるふぁいぶのえ、えれくとなんとかというのでびりびりのまほーがつかえます
ぱぱもれべるはぜろなのにみぎてにふしぎなちからがあるといってました
わたしもままやぱぱみたいにふしぎなちからをつかいたいです
どうすればいいですか?

それとわたしのすんでるまちのいちばんすごいひとらしいあくせろりーた? あくろせらーた? とかいうひとがたまにわたしのほうをこわいめでみてきます
どうすればいいですか?
いまはままにそっくりなおねえさんがそのこわいひとをやっつけてくれるのですが、じぶんでもどうにかしたいです


R.N かみじょうまこと



美琴「こ、こここここここ子供よ!!私達の!!」

垣根「落ちついて素数を食べよう」

心理「あなたが一番テンパってるわよ」


623 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:25:39.37HpMPEsuQ0 (71/130)

上条「え、えっとな・・・」

美琴「特別な力なんていらないわよ、あなたが誰かを守りたいって思えば・・・」

美琴「不思議な力が湧くと思うの」

美琴「世界を動かせる力でも、他の誰かを倒せる力でもないかもしれないけど・・・」


美琴「自分を奮い立たせる力が生まれるはずよ?」

美琴「・・・あなたのお父さんは、そうやって私を助けてくれたの」

上条「美琴・・・」


624 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:27:01.13HpMPEsuQ0 (72/130)

上条「そうだな、まことちゃん・・・」

上条「きっと、君にも出来るはずだ!」

上条「君のお母さんがそうだったように、君のお父さんがそうだったように!」

上条「君にだって、勇気があるんだ!」


垣根(なんでいい話になってんだよ、おっぱいおっぱい)

心理(ぶち壊さないで)


625 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:28:34.18HpMPEsuQ0 (73/130)

上条「・・・で、一方通行」

一方「あァ?」

美琴「これ、アンタのことよね?」

一方「いや、知らねェンだけど」

番外「ママ・・・ってのはお姉様だよね」

番外「そ、それにそっくりってミサカ!?」


番外「どどどどどどどど、どうしよう!!ずっと一方通行と一緒なんだキャー!!!!!!!!!!!!!」

一方「落ち着けェ」


626 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:29:45.57HpMPEsuQ0 (74/130)

一方「とにかく俺は知らないからなァ」

上条「でも、俺と美琴の子供ってことは・・・」

美琴「黒髪になった打ち止めかな?」

一方「」ピクッ


一方(黒髪の打ち止め・・・)


一方「素敵じゃねェか」

上条「あとでそげぶな」


627VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)2011/07/27(水) 12:29:51.44owvXwqBY0 (1/2)

ソギーは泳ぐのが得意ですか


628 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:31:18.32HpMPEsuQ0 (75/130)

垣根「はー、しかしビリビリの魔法って言い方は子供っぽいな」

美琴「私・・・未来でもビリビリしちゃうのね」

上条「まぁまぁ、俺がいるから大丈夫ですよ?」

心理「この消印、今から6年後ね」

上条「・・・え、ちょっと待って?」

美琴「字が書けるのって3歳くらいよね?」

垣根「まぁ、そうかもな」


629 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:32:25.51HpMPEsuQ0 (76/130)

上条「・・・ってことは、3年後に子供が生まれる・・・?」

美琴「わ、私17・・・」

上条「俺は・・・18か19・・・」

上条「・・・」

美琴「・・・」



上条・美琴「//」

垣根「うぜぇ」


630 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:35:15.39HpMPEsuQ0 (77/130)

削板「ん、俺か!」

ソギーは泳ぐのが得意ですか


削板「ああ、得意だし好きだぞ!」

垣根「お前って苦手なスポーツあんのか?」

削板「チェスだ!」

垣根「チェスボクシンか、面白くないぞ」

心理「運動神経抜群っぽいものね」


631 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:36:21.19HpMPEsuQ0 (78/130)

削板「犬掻きで太平洋を渡りきりたいな!」

垣根「時間めっちゃかかるな」

黒子「す、素敵な夢ですの!」

上条(ダメだこりゃ)


一方「泳げねェ俺へのいやがらせだな」

番外「ひ、卑屈にならないの!」


632 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:38:08.70HpMPEsuQ0 (79/130)

上条「はぁ・・・しかし、子供ってのは難しいよな・・・」

美琴「わ、私・・・3年後には子供産むんだ・・・」カァッ

垣根「2年後には生でやるんだな」

美琴「!」

美琴「な、生・・・」

上条「妄想はやめなさい!」

美琴「16でまさかの妊娠発覚!?」


633 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:40:29.12HpMPEsuQ0 (80/130)

上条「・・・でも、高校はどうすんだろ?」

垣根「上条の学校はそういうの大目に見そうだな」

上条「いやいや!!」

美琴「・・・わ、私中卒なのかな!?」

心理「あら、でも美琴なら大丈夫そうね」

黒子「お姉さま・・・計画的に、ですの」

19090「ミ、ミサカはいつ・・・子供が出来るのでしょうか・・・」

テクパトル「こ、こら」


634 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:43:40.95HpMPEsuQ0 (81/130)

19090「テ、テっくんと結婚したら・・・」

上条(あ、この子も妄想するんだ)



19090「テっくん、パンダの着ぐるみがほしいです!」

テクパトル「パンダ?なんで?」

19090「白黒はっきりしないのがいいんです!」

テクパトル「?」

19090「しかも、雑食なんです!!」

テクパトル「?」


635 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:45:04.64HpMPEsuQ0 (82/130)

19090「美月のパンダ姿をご覧あれ!」

テクパトル「ふぉぉぉぉぉ!!!たぎってきたわい!!!」



19090「な、なんてことに・・・」

テクパトル「悪い、お前の中での俺のキャラは迷子か?」

上条「な、なんかすさまじいな・・・」

美琴「うん、いい夫婦ね」

テクパトル「はぁ・・・」


636VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)2011/07/27(水) 12:45:57.72RRxM4/Dao (1/1)

::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::ーz       彡/|     ハ ミ
::::::::::::::::::::::::::::::::::≧ ぴ  ハ/:/l_   ノ//l ぴ
:::::::::::::::::::::::::::::>   る _/// l: : : ̄::\:/ :i る
:::::::::::/7::::::::::マ    /:/: : :  ̄: : : : : : : :.\|
::::::::/i li/l∧ミ    /: : i: i: : : : : : : : : : : : :|: ::\  
:::::/ ´}|´ノ      i: : :/: |: : : :i: : : : :|: :i: :/i: : i、:i 
:/!/ u /       |: ::i:∫っ: : |: : ::-ノ‐/、/i:i: i:|.リ  
../、  /         |: ::|q艸i: : i: : : //jノ リl:从.! 
/  `'          |: ::!/ハ: |; i::|ノ^ -==≠' ヾ    
ヽ、            !: : : :冫`从l ///////// ヽ   
: : : \        /: i: :人_セ    /~ヽ ノ   
/ ̄\      /ノ人: i、:レト、`' ー- `ー‐':i´ 
: : : : : : :i      /:ノ ヽ从人 `7〈ノヽ、|从! 
: : : : :/: :}   〃/: /  l/ ̄ヽヽ^∨ iヽ 
: : : :/: : :l    /: /   i   \: : : : : } ヽ, 
: : :/: : : :|     |: :i   |     \: : : ir‐ヾ
: :/: : : :/i    i: ::l   \__,,../ヘー--ミヲ
:/: : : : : {     !: :l     |: : :冫、 \ー-' 
: : : : : : :!     ヽ:ヽ  /!: : : :屮`ー'´{   
不思議な写真がとれたようですっとミサカはココに提示します


637 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:46:44.81HpMPEsuQ0 (83/130)

アレイ「はーい、アイスが入ってますよー」

美琴「あ、食べる食べる」

アレイ「はぁっ!美琴タソの真っ白な指が私の中に!」

美琴「・・・」ビリッ

アレイ「あ、すいません」


美琴「ガリガリ君は美味い・・・って、テクパトルは何食べてるの?」

テクパトル「あぁ、アイスBOXだよ」


638VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/27(水) 12:46:52.16Er7Gsqqz0 (3/6)

(また未来からの手紙)

ぼくのままはみつきとうのですが、ままのおねえちゃんとかいもうとにはいちまんきゅうなんとかごうとよばれています
なぜですか?
それにぼくはなんでみんなとちがってすこしくろいんですか?
それとたまにさらしをまいたおねえちゃんにおっかけられてこわいのですが、どうすればいいですか?



639 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:48:20.58HpMPEsuQ0 (84/130)

上条「!!これは!!」

::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::ーz       彡/|     ハ ミ
::::::::::::::::::::::::::::::::::≧ ぴ  ハ/:/l_   ノ//l ぴ
:::::::::::::::::::::::::::::>   る _/// l: : : ̄::\:/ :i る
:::::::::::/7::::::::::マ    /:/: : :  ̄: : : : : : : :.\|
::::::::/i li/l∧ミ    /: : i: i: : : : : : : : : : : : :|: ::\  
:::::/ ´}|´ノ      i: : :/: |: : : :i: : : : :|: :i: :/i: : i、:i 
:/!/ u /       |: ::i:∫っ: : |: : ::-ノ‐/、/i:i: i:|.リ  
../、  /         |: ::|q艸i: : i: : : //jノ リl:从.! 
/  `'          |: ::!/ハ: |; i::|ノ^ -==≠' ヾ    
ヽ、            !: : : :冫`从l ///////// ヽ   
: : : \        /: i: :人_セ    /~ヽ ノ   
/ ̄\      /ノ人: i、:レト、`' ー- `ー‐':i´ 
: : : : : : :i      /:ノ ヽ从人 `7〈ノヽ、|从! 
: : : : :/: :}   〃/: /  l/ ̄ヽヽ^∨ iヽ 
: : : :/: : :l    /: /   i   \: : : : : } ヽ, 
: : :/: : : :|     |: :i   |     \: : : ir‐ヾ
: :/: : : :/i    i: ::l   \__,,../ヘー--ミヲ
:/: : : : : {     !: :l     |: : :冫、 \ー-' 
: : : : : : :!     ヽ:ヽ  /!: : : :屮`ー'´{   
不思議な写真がとれたようですっとミサカはココに提示します


上条「ほ、保存保存・・・」

美琴「し、しないで!!」


640VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)2011/07/27(水) 12:49:20.37zAG71k0AO (1/1)

テっくん達って黒人だったのか、褐色なだけで黒人のイメージは全く無かった


641 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:49:27.16HpMPEsuQ0 (85/130)

上条「ね、猫美琴・・・」

垣根「ねことか」

美琴「こ、これ・・・なんか恥ずかしいわね・・・」

心理「あら、そそるじゃない」

一同「・・・」

心理「?」


一同「もしかして、レズの方ですか?」

心理「さぁ、はぐらかしておくわね」


642 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:50:55.82HpMPEsuQ0 (86/130)

上条「・・・これって・・・」


(また未来からの手紙)

ぼくのままはみつきとうのですが、ままのおねえちゃんとかいもうとにはいちまんきゅうなんとかごうとよばれています
なぜですか?
それにぼくはなんでみんなとちがってすこしくろいんですか?
それとたまにさらしをまいたおねえちゃんにおっかけられてこわいのですが、どうすればいいですか?


テクパトル「ん、俺たちの子供か」

19090「!!こ、子供ですか!!」

テクパトル「んー・・・そうだなぁ・・・」

美琴(?みつきってなにかしら?)


643 ◆G2uuPnv9Q.2011/07/27(水) 12:52:25.05HpMPEsuQ0 (87/130)

テクパトル「君のお母さんは、ある秘密結社のエージェントなんだ」

テクパトル「番号で呼んで、正体を隠してるんだよ」

上条「そ、それでいいのか?」

テクパトル「・・・で、このサラシの人はなんだ?」

一方「結標かァ・・・」

19090「?知り合いですか?」