393 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 20:43:09.24lSutwdHB0 (26/37)

~まぁなんだかんだで全競技終了~

放送役1「みなさん、今日は一日お疲れ様でした!! では、順位発表を行います」

放送役2「1位、670点で赤組」

 ザワザワザワザワ

放送役1「2位、640点で――」



男1「まったく…初めての体育祭、こんなにめちゃくちゃwww」

男2「まったくだ」

男3「wwwwww」

主「」

転「」

女1「いやー、疲れたねー」

女2「うんうん」

女1「ところで女3、マキシマムのかっこいい姿は見れましたか?」ヒソヒソ

女3「な、何言ってんの!? ///」ヒソヒソ


オタク1「疲れたでふ」

オタク2「ですなー」

オタク3「帰ったらリトバスやって寝ないと」


ボッチ(やっとおわった…)



394 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 20:44:13.48lSutwdHB0 (27/37)




放送役2「5位、560点で白組です」

 ザワザワザワザワ


放送役1「6位は、250点で青組です」



男2「」

転「」

男3「」

女1「すげぇ点差……」

女2「」

女3「」



先輩A「」

先輩B[」



男1「ていうか、普通最下位からじゃないか!? 最後に最下位が発表されると、倍くらい情けない
気がするんだけど…」

男3「」

男2「同感だ」



放送役1「では、最後に各クラスの首相から、反省の言葉を言ってもらい、終わりにしたいと思います!」


395 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 20:44:40.22lSutwdHB0 (28/37)


放送役2「1-Aの首相さん、お願いします」



1-A「えー、悔いが残らぬよう、精一杯がんばれたと思います」



放送役1「ありがとうございました! 次は、1-Bの首相、お願いします」

 ザワザワザワザワ


「来た…」

「黒歴史wwww」

「出たwwwwwww」


放送役1「え-、お静かにっ!」



主「ふむ。今日は中々良い日であった。俺のインフィニットブリザードが炸裂し、愚民ども全員が
俺の前に平伏せたからな!! つまりこの俺が最強の魔界の使者だ!!!!!!」


男1「」

男2「」

男3「」

転「」

女1「」

女2「」

女3「」


 この後、校庭内に笑いが大炸裂したのは、言うまでも無い。


396 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 20:46:21.79lSutwdHB0 (29/37)

てな感じで、多少強引でしたが体育祭、終わりました! 

9時くらいからまた再開します。

見てくれている方は、ありがとうございます!


397VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/08/13(土) 20:47:34.86t9z6wd8AO (2/2)

待ってる!
着実に女3とのフラグが立ってるなww


398 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 21:16:01.89lSutwdHB0 (30/37)

投下します。

~体育祭からしばらくたった~

 体育祭から一ヶ月ほどが過ぎた。
 あの体育祭についての話題は、この一ヶ月間あとを絶たなかったが
最近ではそれもさすがに薄れてきた。

 主達の生活は、体育祭前の忙しい毎日から、いつも通りの毎日に戻っていた。


男3「あー、最近ひまじゃね?」

男2「だな」

男1「そうだな」

主「うむ」

転「本当、暇でござる…」

男3「また、俺達5人でどっかいかね?!」

男1「どっか…ってどこだよ」

男3「海!」

男2「秋にか?」

男3「じゃあ…キャンプ!!」

男1「最近いっただろ」

男3「」

転「いつもどおりで……いいでござる」

男1「え?」

主「む?」

転「いつも通りが、一番楽しい時間なのでござる…」

男1「……そうかもなww」

男2「確かにな」

男3「ちぇっ…そうかぁ?」



399VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/08/13(土) 21:16:34.26TXTJZopl0 (2/2)

乙~
そろそろですかね~


400 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 21:25:16.53lSutwdHB0 (31/37)

すいません。なんか筆が進まないというか、先の展開が整理できないので、少し休みます。

本当すいません。

しばらくたったら投下したいと思ってます。




401VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/13(土) 21:28:21.68TGuToTeAO (3/4)

待ってるよー


402 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 22:41:24.39lSutwdHB0 (32/37)

じゃ、投下していきます。

~放課後~

主「うむ。帰るとしよう」

ボッチ「あ、主君」

主「む、ボッチではないか。何か用か?」

ボッチ「主君に聞きたいことがあるんだ」

主「聞きたいこと…だと?」

ボッチ「うん」

主「なんだ? 遂に貴様も魔界に行く決心がついたのか!?」

ボッチ「そんな約束した覚えないよ…」

主「では、なんだ?」

ボッチ「え、えっと…。主君と男1君達、いつのまにか凄く仲良くなってるよね」

主「む? あれは俺の手下だが?」

ボッチ「」

ボッチ「そ、そう…。なんで仲良くなったの…?」

主「なんで…だと?」

ボッチ「うん。どういうきっかけがあったんだろう…って」

主「ッフ、そんなものはとっくのとうに忘れたわ。なぜ、そのようなことを俺に聞く?」

ボッチ「………」

主「?」

ボッチ「最初は…仲間だと思ってたから」

主「仲間? 人間と仲間になった覚えはないぞ?」

ボッチ「そうじゃなくて……」

主「では、どういうことだ?」

ボッチ「俺、中学校の時からずっと友達いなくて、高校に入学してもそうだった」

主「ふむ。それがどうしたというのか?」

ボッチ「――で、高校に入学してから、俺は教室で初めて主君を見たんだ」

主「ふむ」

ボッチ「その姿は、中学生の時と俺と同じで、机に突っ伏している姿だった。それを見た瞬間、主君は俺と同じ
人種なんだ、って勝手に思った」

主「……」

ボッチ「でも、実際そうじゃなかった。いつの間にか友達を作って、他の生徒となんら変わらない
生活を送ってさ……、いつのまにか俺はまた一人になってた」

主「…………」


403 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 22:51:55.44lSutwdHB0 (33/37)

ボッチ「主君は、俺と同じ状態からそこまで這い上がった人だ。だから俺は友達の作り方とか、色々
主君に聞いてる。だから、今回はきっかけを教えてほしい」

主「……ククク!!」

ボッチ「…?」

主「貴様は何を勘違いしている?」

ボッチ「勘違い…? 勘違いなんて――」

主「している! 友達を作りたいだと? 貴様、本気でそう言っているのか?」

ボッチ「ほ、本気だよ!!」

主「ククク、笑止! 友達や手下や奴隷は作るものではない、現れるものだ」

ボッチ「現れるもの、って……」

主「貴様は、自分から作りにいかなければ友達ができないと思っている。その時点で勘違いだ、愚民が!」

ボッチ「か、勘違いって…」

主「きっかけ? そんなものはどうでも良い。貴様は現れた奴に、気づいていないのだ」

ボッチ「気づいてない…?」

主「そう。貴様は現れた友達とやらを、友達として認めていないのだ。いままで貴様の前に現れた人間や魔界
からの使者は何人いたと思う?」

ボッチ「覚えてないよ…そんなの」

主「覚えてないほどいる。ならば簡単だ。現れた奴と満足するまで馴れあえばよいのだ」

ボッチ「な、なるほど……」

ボッチ(す、すごい……主君って…)

主「と、亡き父が、言っていたことを思い出してな」

ボッチ「」

主「さらばだ、愚民が」

ボッチ「う、うん…」


404 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 22:57:05.69lSutwdHB0 (34/37)


 スタッスタッスタッ



ボッチ「現れる…か。本当かな」

~美術室前~

女3「あ、主君!」

主「む? 貴様は女3というなの愚民か。部活中ではないのか?」

女3「そうだよ。部活中」

主「ならば美術室に戻ることだな、この愚民が!」

女3「ひど……」

主「む? なんだ? 早く戻るが良い、それとも、まだ問題が生じているの――」

女3「なんでもない!!」

 タッタッタッタ

主「わけのわからぬ愚民だ」




405 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 23:06:59.02lSutwdHB0 (35/37)



~男3の家~

 ガチャ

男3「ただいま……」

男3「って、誰もいねぇよなwwwww」

男3姉「あ、おかえり」

男3「うわっ!!!」

男3姉「うわっ、ってなんだよ、うわっ、って…」

男3「ちょ、ちょっと驚いただけだ」

男3姉「あっそう。んじゃあ、ちょっくらおつかい、頼むわ」

男3「ハァッ!? いやだよ。ていうか、なんでこんな早く帰ってきてんの?」

男3姉「今日はたまたま。ていうか、頼むからコーラ買ってきて」

男3「こ、ここここコーラだけは、勘弁してください!!!」

男3姉「なんでそんな、凄まじい拒絶反応起こしてんだ?」

男3「い、いや、いや、うん。コーラは無理なんだ。とりあえず」

男3姉「んじゃ、ファンタでいいや。グレープね。頼んだ、我が弟!」

男3「あいよ」

 ガチャ

男3「って、なんですんなりOKしてんだ俺はああああああああああああ!!!」

 ガチャン!!

男3「うわああああ、鍵閉められたあああああああああああ!!!!」


406 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 23:14:48.78lSutwdHB0 (36/37)

~主の家~

主「む、ヘアワックスが切れたのだったな。買いに行くとしよう」

 ガチャ

主「貴様の背中に俺を乗せよ!!! ダークネスソウウウウウウウウウウウル!!」

 タッタッタッタッタ


近所の人1「あの子……またおかしなこといってるわ」

近所の人2「きっとそういうお年頃なんでしょう…」



主「ペガサスダッシュ!!!!!!」

 キコキコキコキコキコ

~男3~

男3(また、コンビニに無かったら嫌だからロジャース行くか)

~主~

主(とても物価が安い、ロジャースが一番良い選択だろう)

主「よし、ダークネスソウル!!! ロジャースへ向かえ!!!!」


通行人A「」

通行人B「wwwwww」


407 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/13(土) 23:17:27.83lSutwdHB0 (37/37)

一旦風呂行って来ます。

なんとかこのSSを完結させるべく、がんばります!!

これからもできれば見ていてください。

感想とかはなくても、見ている方がいればやりがいが倍以上になるので。

見てくれている方はありがとうございます。本当に、感想とかもらうと嬉しくて舞い上がって
おります。


408VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/13(土) 23:38:05.60TbIJ+1gm0 (1/1)

おう!しっかり見て 主について行くぜww


409VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/13(土) 23:40:21.97TGuToTeAO (4/4)

に同じ


410VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)2011/08/13(土) 23:49:11.658zA1cVwn0 (1/1)

おもしろいぞ
これからもガンバレ


411 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 00:14:32.84RPu+vUOj0 (1/49)

感想ありがとうございます。 投下したいと思います。


~そしてロジャース~

男3「ふぅ…自転車でくればよかったな」



 キコキコキーッ

主「はぁ…はぁ…目的地だ!!!!!!!!!」

男3「ま、マキシマムwwwwww」

主「む、男3ではないか。貴様、ここに何をしに来た!!」

男3「いや、買い物しに来ただけなんだけどwwwww」

主「ふむ。なにを買いにきたというのだ?」

男3「また、あの糞姉貴にジュース買って来いって言われてな……」

主「ほう。ざまぁ見ろとでも言っておこう」

男3「」

男3「お、お前は、何買いに来たの?」

主「ヘアワックスが切れてな。ヘアワックスがなければ俺は3時間と持たない」

男3「wwwwwww ていうか、マキシマムの髪、いっつもテカテカだったから髪洗ってないのか
と思ったらヘアワックスつけてるのかよwwwwwwww」

主「」

男3「まぁいこうぜwww」

主「うむ」




412 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 00:27:20.89RPu+vUOj0 (2/49)

~店内~

男3「じゃあ、まずファンタ探そうぜ」

主「なぜ俺が貴様の、くだらぬ買い物に、付き合わなければならないのだ」

男3「いいだろー…ちょっとくらい。俺もあとでマキシマムの買い物つきあったあげるから」

主「嫌だ」

男3「えぇ…ひでぇww。じゃあ、ガリガリ君奢ったげるからwww」

主「ククク、仕方ないな、いいだろう」

男3「wwwwwwwww」

主「飲料が売られているコーナーは、どうやら二階らしいぞ」

男3「二階か。いくぞ、マキシマム!」

~二階~


男3「こ、これは何かの間違いだ……でなければ、呪いだあああああああああああああ」

主「」

男3「ありえない……。なんでファンタとコーラだけ無いんだ……ひどすぎる!!!」

主「」

男3「ちょっとまっててくれ、マキシマム!」

 ピッピッピッピ

 プルルルルル

男3「あ、もしもし、姉貴?」

男3姉「もしもし、男3、早く買って来いー」

男3「い、いやぁ…それがな、コーラとファンタだけ売ってないんだ」

男3姉「はぁ? そんなわけないでしょ」

男3「本当なんだって! だから他のでいい?」

男3「え、無理? うん。わかった。じゃーねー」

 ツーッ ツーッ ツーッ

主「む、終わ――」

男3「って……無理じゃねぇ!! くっそ姉貴があああああああああああああああああああああああ!!!!!」

主「」

男3「ええい、もういいし、ジュースとか買ってやらねー! 主、次はヘアワックスだ」

主「ククク、遂に来たか…!」

男3「wwwwww」


413 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 00:33:51.00RPu+vUOj0 (3/49)

主「ヘアワックスは三階にあるらしいぞ」

男3「おk」

~三階~

主「……これだ、我が愛用の最高級ワックス!!!!」

男3「え、それ、ホイップ生クリームって書いてあるんだけどwwwwwwwwwwww」

主「なにをいっている…。ただ、ホイップとやらをした、生のクリーム状のワックスだ」

男3「無理やりすぎだろwwwwwwwwwwwwwwww」

主「まぁ、これでいいのだ」

男3「いや、いや、よくないだろwwwwwwwwww」

主「黙るが良い! 愚民が!! 良いか、これはワックスなのだ!! 俺の右手がそう言っている!!」

男3「」

主「わかったか!!」

男3「もうなんでもいいわwwwwww」

主「ふん。わかればよい」

男3「wwwwwww」


414 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 00:45:11.87RPu+vUOj0 (4/49)

男3「よし、主、他に買うものないならいこうぜ」

主「ま、待て! あれは!!!!」

男3「ん? どうした!?」

主「無料食卓!!!!」

男3「むりょうしょくたくぅ? なにそれ」

主「ドラゴンダッシュ!!」

 タッタッタッタッ

男3「おい、マキシマム! ちょい待てってwww」

 タッタッタッタッ



主「ククク、では、いただこう」

男3「無料食卓、って…試食じゃんwwwwww」

主「」モグモグ

男3「食いすぎだろwwwwwww」

主「ふむ。魔獣の肉の味がするな。懐かしい」

男3「魔獣wwww」

 ムシャムシャ

 モグモグ

 ムシャムシャ

 モグモグ

主「クハハッハッハ!! うまいな。貴様ら人間には、この肉のうまさはわかるまい!!」

男3「wwwwwwww」

主「どうだ? 貴様もこの肉を食して見るか?」

男3「んじゃあ、少し食ってみようかwww」



415 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 00:45:41.49RPu+vUOj0 (5/49)


 モグモグ

 ムシャムシャ

 モグモグ
 
 ムシャムシャ

男3「うまいな、これ」ムシャムシャ

主「まったくだ…」モグモグ

 モグモグ

 ムシャムシャ

男3「やめられねぇー!」

主「まったくだ」



客1「あいつら見てみろよwwww」

客2「wwwwwwwww」

客3「やばwww どんだけ食ってるんだよwww」



男3「いや、マジうまいな、主!」チラッ

男3「あれ…」

男3「どこいったー? 主ー……」チラリ

店員「」ジィー

男3「」

男3「お、おーい! 主ーどこい――」

店員「ちょっと来なさい」

男3「」ハハハハ

男3(終わった…)




416 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 01:00:56.71RPu+vUOj0 (6/49)

~しばらく後~

主「む、やっと戻ってきたか」

男3「あぁ…姉貴に電話されたわ。終わった……」

主「貴様の姉は恐ろしいのか?」

男3「ああ、恐ろしいよ。本当。殴られたら死ぬかと思うね」

主「そ、それは、どういう能力を使っているのだ!!?」

男3「能力なんて使ってねえよwwww」

主「ふむ、そんなものか。やはり、インフィニットブリザードはこの世で一番強い能力のようだな」

男3「wwwwww」

主「では、俺はアジトへ戻る」

男3「あ、ちょ、待て!」

主「む?」

男3「マキシマムの自転車……いや、ダークネスソウルの後ろに俺も乗せてくれ!」

主「ふむ。ダークネスソウルの背中に乗りたい…か」

男3「うん」

主「そのためには条件がある」

男3「条件?」

主「ああ、そうだ」

男3「何すればいいの?」

主「貴様の能力を開放しろ!!!!!!!」

男3「は? 能力とか持ってねぇしwwwww」

主「ククク、ダークネスソウルは普通の人間を乗せるのを嫌がるのでな!!」

男3(どうしよう……)

男3「仕方ないなぁー。見せてやろう!!」

主「さぁ、開放せよ!!!!」

男3「んじゃ、いきまーす」

主「うむ」

男3「アレ、声ガ遅レテ、聞コエルヨ」パクパク

主「なんだ!!! その能力は!!! に、二重人格だったというのか!!」

男3「そ、そうそうwwwwwww」

主「ならばよかろう。乗るが良い!!」

男3(やったwwwwwwwwww)


417 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 01:01:57.42RPu+vUOj0 (7/49)

ということで、今日の更新はここまでにします。

見てくれて、ありがとうございます!


418VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/08/14(日) 02:22:39.62vYCfG5FGo (1/1)

生クリームwwwwwwww


419 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 11:09:08.42RPu+vUOj0 (8/49)

主「グリフォンダッシュ!!!!!!」

男3「wwwwwwwww」
 
 キコキコキコキコキコキコ

~主の家前~

 キィーッ

主「はぁ…はぁ……ついたぞ」

男3「バテすぎだろwww どんだけ必死に漕いでたんだwwww」

主「」

男3「んじゃ、俺はこれで帰るわ」

主「ふむ、消えろ屑が」

男3「ひでぇwwwww、……でも、帰ると姉貴にボコされそうだから……マキシマムの家入れて
くれない?」

主「何…? 俺の家に入りたい……だと? いいだろう。来るが良い」

男3「あいよ」


~主の部屋~

男3「ふぅ……」

主「おい。貴様、そこは座ってはならぬ場所だ」

男3「え、どういうこと?」

主「そこは魔法陣の中心だ。他の場所に行け」

男3「え、前はなかったのにwwwwwwww」

主「ククク、魔界の使者が本格的に動き出したのだ!!!!!」

男3「wwwwwww、ていうか、これはなにをするものなんだ?」

主「クックク……知りたいか?」

男3「うん」

主「これは、魔獣を呼び寄せる魔法陣だ」

男3「魔獣wwwww 召還してみてよ」

主「な、なにを言っている!!!?」

男3「いや、呼び寄せられるんじゃないの?」

主「き、今日は曇っているから不可能だ!!!」

男3「wwwwwwww、まぁなんでもいいけど、主の右手ってなんか、凄くない?」

主「む? インフィニットブリザードのことか? ククク、この、のうりょ――」

男3「違うwwwww インフィニットブリザードとかwww」

主「では、どういうことを、聞いているのだ?」

男3「あれだよ。ボール投げとか、すげぇじゃん。しかもめちゃくちゃ、球速はやいし」

主「…………ストーンブリッドのことか」

男3「技名は、どうでもいいわwwwwwww」

主「この右手は、遺伝子によって、自身の子へと遺伝していくのだ」

男3「は? どういうこと?」

主「つまり、この右手は、父の遺伝子によって、俺の身体に遺伝してきたのだ」

男3「え、それって……マキシマムの父親も、ボール投げが凄かったってことか?」

主「簡単に言えばそういうことだ」


420 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 11:16:45.56RPu+vUOj0 (9/49)

男3「それって、どういう……」

主「しかも、これは右手だけではない」

男3「え?」

主「父の場合、右手だけ、ストーンブリッドの能力が存在した」

男3「つまり……」

主「俺は、両方の手にストーンブリッドの能力が存在する」

男3「す、すげぇ。まぁ、でもさ」

主「ぬ?」

男3「インフィニットブリザード、とかいうのは関係なくね?」

主「な、なにを言っている!」

男3「wwwwww」

男3「ていうか、そのお前の……ストーンブリッコ?」

主「ストーンブリッドだ」

男3「そ、そうそう、それ。それってさ、普通の人の 手 と何か違いあるの?」

主「わかりにくいが、あるようだ。この両手はなにかに触れると過激に反応する」

男3「なるほど。外見じゃわからないな」

主「そういうことだ」

男3「でも、包帯は関係なくね?」

主「」

主「だ、だまれ!!」

男3「wwwwwww」


421 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 11:25:00.54RPu+vUOj0 (10/49)

男3「まぁ、俺、そろそろ帰るわ」

主「ふむ。はやく消え失せるがよい」

男3「あいよwwww」



~男3の家前~

男3(帰ってきちゃったけど……姉貴、いるんだ……)

 ガチャ

男3姉「おかえり」

男3(い、いきなり姉貴いるうううう!!!)

男3(こ、ここは忘れたフリをすれば……)

男3「た、ただいまぁー」

 テクテクテク

男3(逃げ切れる!!!)

 ガシッ

男3姉「逃げんな」

男3「」

男3「な、何? 俺、何にもしてないぞ」

男3姉「……試食コーナーを荒らしてたのはどこの誰かなぁー?」

男3「」ハハハハ

男3(終わった……)

男3姉「お前は、高校生にもなって、何をやってんだあああ!!!」

男3「す、すいません! ほ、ほんと、ゆ、許し――」

 ドッ

男3「オブッ!」

 
 その後、男3は死ぬほど調教されたと言う。


422 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 11:40:34.64RPu+vUOj0 (11/49)

~学校~

男3「いやぁ……昨日は中々大変だったなぁー」

男2「唇、腫れてるぞ」

男3「え、いや、うん。わさび食いすぎたwwwww」

男1「男3姉にボコされたんだろー?」

男3「ち、ちげぇよ! この歳になって、なんで姉貴にボコされるんだよ!!」

主「だが、昨日は、姉が恐ろしい、と言っていたではないか」

男1「図星かよwww」

男3「」

転「wwww」

男3「そういや、昨日、主から聞いたんだけどな」

男1「ん?」

男3「主って、ボール投げとか、石投げるのとかすげぇだろ?」

男1「だな」

男3「それって、両手が特別な両手だから、らしいぜ」

男1「特別? それってどういうことだ?」

男2「まさか、本当に特別な能力を持ってるとでも?」

主「と、医者に俺は言われている」

男1「医者ぁ!? じゃあ……本当に、何かあるんだな」

転「すごいでござる…」

男1「でも、包帯巻いてるのって関係あるのか?」

主「」

男3「wwwwwwwwww」

主「俺の家系の男子に生まれた者は、全員この能力を持っていたといわれている」

男2「マジか」

男1「じゃあ、インフィニットブリザードって何だ?」

主「」

男3「wwwwwwwwww」

男2「あ、もう授業始まるぞ」

男3「早くいこうぜ!」

男1「おう」

転「行くでござる!」


423 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 11:51:26.71RPu+vUOj0 (12/49)


~一週間後~

男1「なんか、段々寒くなってきたな」

男3「だなだな」

男2「もう、11月だからな」

主「俺の右手が冷気を、吸収し始めている」

男3「wwwwww」

転「冬は嫌いでござる……」

男1「そうか? 俺は好きだぞ」

男3「なんでだよ。こんな寒いだけの季節の何がいいんだよー?」

男1「クリスマスだよクリスマス」

男3「クリスマスぅ? どうでもよくね?」

主「血の色をした、愚民が煙突から入っていくというが……」

転「サンタクロースでござる…」

男1「クリスマスはどうでもよくねぇよ」

男3「それは彼女がいるからだろおおお! 男1も、男2も彼女がいるから冬が嫌いじゃないんだ!!」

男2「」

男1「……」

主「そう、それはサンタクロース。あいつはどうやら口から、氷の息吹を吐けるらしい」

転「す、凄いでござる…!」

男1「で、でも、彼女いない暦が一番長いのは、男3じゃね!?」

男2「ぜんぜんフォローになっていないと思うぞ」

男3「彼女いない暦が長くて嬉しいかあああああああああああ!!」

主「ああ、本当だ。奴と一度戦ったことがある」

転「!!」

男3「そうだ…! 彼女を作ろう!!」

男2「いつも言ってるな……」

男1「いっつも失敗に終わるけどな……」

男3「」


424 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 11:58:12.26RPu+vUOj0 (13/49)

主「だが、俺はアイツの攻撃を吸収したのだ!!」

転「おおお!!!」

男3「お前らは何の話をしてんだああああ!」

主「」

転「」

男3「俺は彼女を作る!! そう!! 決めたんだ!! 作るううううう!!」

男1(もう……放っておこう……)

男2「………」

主「」

転「」


~しばらく後~

 男3が、彼女を作る宣言をしてから、約1ヶ月が経ち、クリスマスが近づいた。もちろん、男3に彼女
ができることはなかった。
 


男3「ぐああ…」

男2「どうしたんだ?」

男3「次、体育じゃん……」

男1「嫌なのか?」

男3「だってサッカーだぞ!? サッカーは寒いだろ!?」

主「ククク、俺の右足が疼く……」

転「燃えるでござる!!」

男1「ほら、主達もやる気満々じゃねぇか」

男3「」


425 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 12:08:40.97RPu+vUOj0 (14/49)


~校庭~

先生「んじゃ、チーム内で役割きめろー」

全員「はーい」

男1「俺達のチームは……」

男2「俺と」

男3「俺様と」

主「俺もだ」

転「拙者もでござる」

オタク1「俺もでふwww」

オタク3「同じく」

ボッチ「ぼくも……」

キョロ充「俺も、ウェーイwww」

リア充1「キョロ充きめwww」

リア充2「きもwww」

男1「リア充達もか。これで11人だな」

男3「ていうか、せこいよな」

男1「なにがだよ」

男3「男1、サッカー部じゃん!!」

男1「その台詞、何回も聞いたからもういいだろー…」

男3「いや、よくな――」

男2「黙れ」

男3「」

男1「じゃあ、とりあえずキーパーと、ディフェンスとオフェンス決めればいいか」

キョロ充「じゃあ、主がキーパーやればよくね?wwwwwww」

リア充1「キョロ充、主君のこといじめてまーす」

リア充2「じゃあキョロ充君は、キーパーということで」

男1「あいよ」

キョロ充「」

男1「じゃあ次、決める――」

男3「めんどいから、他は決めなくてよくね? 他のチームもきめてねぇし」

男1「マジか。じゃあいいか?」

オタク3「おk

オタク1「おk」

主「いいだろう」

男1「うしっ、んじゃあ、キーパーはキョロ充で、そのほかは適当!」

キョロ充「う、ウェーイwwww」

リア充1「wwww」

リア充2「wwwww」




426 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 12:14:02.91RPu+vUOj0 (15/49)

~5分後~

先生「じゃあ、試合始めるぞ。さっきいった組み合わせだ」

全員「おk」

~試合開始前~

主「ククク、遂に俺達の戦いが幕を開ける!!」

転「燃えるでござる!!!!!!!」

男1「んじゃ、初めていいか?」

敵1「いいぞー」

男1「じゃ、お前らから初めてくれ」

男3「ちょ、渡しちゃうの!?」

主「いいハンデではないか!!」

転「そうでござるな!!」

男3「うそーん……」


427 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 12:31:36.02RPu+vUOj0 (16/49)

一旦休憩です。
 


428 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 13:40:34.21RPu+vUOj0 (17/49)

ラストに近づいてきたので、段々ギャグ少なくなってきますが、よろしくお願いします><;

~放課後~

男3「ふぅうう! やっとおわったな」

男1「だなー。今日のサッカーはサッカーじゃなかったな」

男2「まったくだ。マキシマムのせいでめちゃくちゃだったなwww」

主「なにをいってる。俺は右手を開放しただけだ」

転「」

男1「いや、手はダメだってwwwwwww」

男3「wwwwwwwwwwww」

男1「んじゃあ俺、部活いくわ」

男3「俺もー」

男2「同じく」

主「ふむ。ならば俺はアジトへ戻る」

転「拙者もでござる!」



429 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 13:51:52.52RPu+vUOj0 (18/49)

~帰り道~

主「家に帰ったら黒魔術の続きでもやるとしよう」

 ………タッタッタッタ

主「……!!! 遂に来たか、異世界からの使者!!」

 バッ!

女3「……」

主「」

女3「このやり取り…やった気がする……」

主「く、ククク、気のせいだ」

女3「」

 ピトッ

女3「ん……雨降ってきた!」

主「ククク!! 水よ!! 俺に力を分け与えよ!!」

女3「」

主「フッハッハッハ!」
 
 ザーーー

女3「本格的に振ってきたから雨宿りしないと!」

主「ククク、俺は異世界からの使者だか――」

主「ぎゃあああ! 鼻に水はいったああああ」

女3「風邪ひくよwww」


430 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 14:04:24.54RPu+vUOj0 (19/49)

~学校~

男3「あー、雨にぬれるとさらに寒くて、死ぬかと思ったあああ!」

男1「だなwww」

男3「やっぱり、サッカー部もさすがに中止か」

男1「あたりまえだろwww こんな雨の中でサッカーやりそうなやつなんて……」

男3「」

男1「」

男1、男3「「 主 」」

男3「wwwwww」

男1「wwwwww」

~主達~

主「はっくしょおおおおおおんんん!」

 ピチャッ

女3「うわっ! 鼻水ついたぁ……」

主「」

女3「だから、風邪ひくよって言ったのに……」

主「」

女3「そこのコンビニで雨宿りしようよ」

主「そ、そうだな」

~男3達~

男3「早く帰ろうぜww」

男1「おう」

男3「お前、こっちから帰れるっしょ?」

男1「一応な」

男3「じゃあこっちでwwwww」

男1「マジかよ」

男3「ところでさ」

男1「ん?」

男3「俺達、大人になったら、どうなるのかな……」

男1「どうなるって……」

男3「………」

男1「ずっと、友達でいるんじゃないのか?」

男3「……やっぱり、そうなのかな」

男1「多分な」

男3「そうだよな。俺達5人とも、ずっと仲いいはずだよな」

男1「5人とも、ね」

男3「ん? なんで強調したwwwww」

男1「いやww いつのまにか、3人だったのが、5人になってるな、って」

男3「そういや、そうだなwwww」

男1「いつの間にか、主と転がいたよな」

男3「だねww」


431 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 14:25:31.21RPu+vUOj0 (20/49)

~主達~

主「ふむ。雨が止んできたな」

女3「…そうだね…」

主「では、俺はこちらに行く。さらば――」

女3「あ、まって!」

主「む?」

女3「く、クリスマス……」

主「クリスマスがどうしたというのだ?」

女3「クリスマスの日……予定、ある?」

主「予定……? 魔法陣を完成させなければならない!」

女3「……それは無い、ってとってもいいのかな」

主「……」

女3「その日、会えない? 二人きりで」

主「俺と……二人きり、か。良い事などないぞ。悪魔が待ち受けてるかもしれぬ!!!」

女3「なんでもいい!! とにかく……主君と二人で会いたい……だけだから//」

主「ふむ。ならばよかろう」

女3「……」

主「では、俺はこれで帰らせてもらおう」 


~男3達~

男3「てか、ゲーセン行こうぜwwww」

男1「なんでいきなりゲーセンになるんだよww」

男3「なんでもwwwww」

男1「まぁいいけどな……」




432 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 14:33:26.08RPu+vUOj0 (21/49)

~主~

主「二人きり……か。何がしたいのか、まったくわからぬ。俺に何を求めているのだ……」

 ガチャ

主「ふぅ、アジトに着いた。早速、黒魔術を完成させる!!」


~ゲーセン~

男3「おらっ! もらった、っしゃああああ!」

 カチャカチャカチャ

男1「うわ、お前強すぎだろwwww」

男3「wwwwww」

男1「つうか、お前、コーラとファンタ飲みすぎじゃないか?」

男3「え、そ、そ、そうかな?www」

男1「なんか因縁でもあんのか?www」

男3「ね、ねぇよwwwww 別にwwww ロジャースに売ってなかったからとかwww
関係ねぇwwww」

男1「」

男3「あ」

男3「」

男1「ま、まぁ……続けるか」

男3「そ、そそそそそうだなwwww」

男1「」

男3「wwww」

男1「wwww」

男3「あ、わりぃ、さすがにトイレ……いかないと、漏れる…」

男1「wwww、そりゃぁ、缶12本も飲んだらなwww」

男3「い、行ってくる…」

男1「あいよ」


男3「やっべえええ漏れる!」

 タッタッタッタ



433 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 14:40:52.57RPu+vUOj0 (22/49)

~30分後~


男1(遅すぎじゃないか?)

男1(さすがに大便でもここまでは……)

男1(見に行くか……)

~トイレ~

男1(い、いねぇ……)

男1(個室にも誰も入ってない……)

男1(逃げやがったか?)







434 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 14:43:55.13RPu+vUOj0 (23/49)

あとでまた来ます。


435VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/14(日) 16:06:51.78AdMqAuVO0 (1/1)

待ってるぜ!


436 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 16:33:15.38RPu+vUOj0 (24/49)

よし、はじめます。


~次の日~

 ガラッ

男1「よっ」

男2「よう」

転「おはようでござる!」

主「よく来たな、屑が」

男1「wwww、あれ、男3来てないのか?」

男2「だな。あいつが休むなんて珍しいことだな」

男1「風邪でもひいたのかな?」

男2「バカは風邪をひかないっていうけどな」

男1「www」

男1(どうしたんだろうな)


 ガラッ

先生「ほら、HR始めるから席つけー」

全員「はい」



先生「HRをはじめるが、その前に、男3のこと知ってる人はいるか?」


 シーン……


先生「だれも知らないのか。男1、男2、主、転、お前ら、何か知らないか?」



男1「知りません」

男2「俺も知りません」

主「知らん」

転「わからないでござる」



先生「そうか。なら、家に電話してみるか」


~HR後、職員室~

先生「家に誰もいないのか……。それともアイツが寝てるだけなのか……」

先生2「どうなされたんですか?」

先生「男3が学校に来ていなくてな」

先生2「そうでしたか…」





437 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 16:51:58.39RPu+vUOj0 (25/49)

~授業中~

先生「つまり、ここを、これに変えれば――」



男2「なぁ、男1」

男1「ん?」

男2「お前、本当に男3のこと何も知らないのか?」

男1「知らないけど、昨日アイツとゲーセンいってたんだよな。そしたら、いつの間にか
いなくなってたんだけど、なんか関係あんのかな?」

男2「そうか。多分、関係あるだろうな」

男1「………」



先生「それで、この式が完成しま――」

 ガラッ!!!

 
 突然勢いよく、教室の戸が開く。戸の先には、金髪の、見覚えのある生徒が居た。
 
――男3である。


男1「はっっ!?」

男2「な!?」

主「む?」

転「!?」



438 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:05:37.23RPu+vUOj0 (26/49)

男1(金髪って……どういう風の吹き回しだ?)



男3「何みてんだよ!!」

 ガンッ!

 男3は勢いよく、ボッチの机を蹴り飛ばす。その勢いで、当然机は倒れる。

ボッチ(え…!? 俺、なんかしたかな?)


男1(え? 何やってんだ…?)

優グレ男「………」

主「」

転「」

男2「おい、男2!! 突然なにやってるんだ!!」


男3「………うっせえよ!! 黙ってろ!!」

男2「なんだと!!!? お前、なにしたかわかってるのか!!?」

 ガッ!

 男2が両手で男3の胸倉を掴む。

男3「うるせえって言ってんだよ!! やんのか!!?」


男1「おい、二人ともやめろよ!!」

  バッ!

 男1が睨み合っている男2と男3の間に割り込み、二人を遠ざける。

男1「お前ら、なにやってんだよ!」

男2「………」

男3「………」

 男1がそう言うと、三人とも、自分の席についた。


主「」

転「」

男1(何……やってんだよ……)

男2「……」



439 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:20:03.28RPu+vUOj0 (27/49)

~放課後~

男1「……」

男2「………」

主「」

転「」



男3「おい、お前ら」


男2「……なんだ? いまさら謝りにでも――」

男3「こっちこい」

男1「……」

主「」

転「」

~学校の裏~

男1「何するつもりなんだよ。こんなところにつれてきて」

男2「お前、何を企んでいるんだ」

男3「………」

主「……?」

転「」

男3「早めに言っておく」

男1「は?」

男2「?」

男3「これから俺に近づくな」


440 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:20:54.79RPu+vUOj0 (28/49)

男1「……なにいってんだよ」

男2「おまえ、何を?」

男3「いいから、近寄るんじゃねぇ!!」

 タッタッタッタ



主「」

転「」

男1「………どういうことなんだよ……」

男2「……」




優グレ男「なんでボコしてこなかった?」

男3「……人数が多かったから……」

優グレ男「なら、こちらも大人数で行けばいいのか」

男3「………」




男1「雨降ってきたな」

男2「だな」

主「雨宿り、というものをするべきか」

転「そうでござるな……」


441 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:42:47.19RPu+vUOj0 (29/49)


~教室~

男1「ここでいいな」

男2「ああ…」

転「OKでござる」

主「あの愚民は、どういうつもりだったのだろうな」

男1「さぁな……、あいつ、バカだから何考えてるかわかんねぇよ……」

男2「……」

~学校裏~

優グレ男「んじゃ、次はゲーセン前の路地にあいつらを呼び込んどけ」

男3「ああ……」

優グレ男「明日だ。忘れたらぶっ殺すぞ」

男3「おう……」

~教室~

男1「どうするんだ……。俺達」

男2「もう、放っておけばいいんじゃないのか?」

男1「…え? お前、本気で言ってるのか?」

男2「ああ、本気だ」

男1「……」

男2「不良ごっこなんて、あいつのことだから、その内すぐに飽き――」

 
 ガッッ!!

 男1が勢いよく、男2に掴みかかる。


男1「ふざけんじゃねえ!!!!!! お前、アイツに散々助けてもらっただろ!!!!?」

男2「……」

男1「お前がいじめられてるとき、アイツが助けてくれたんだろ!!!!?」

男1「アイツがいたから、お前はこうして普通に学校に来てるんだろうが!!!! 
もう忘れたのか!!!? アイツはお前の恩人だろ!!! お前が次はアイツの問題を解決して
やるんだよ!!!!」

男2「……お前が助けてもらったわけでもないだろ!!! どうするかは
俺の勝手だろう!!!」

男1「俺だってアイツに何回も助けてもらった!!」

男2「それでも、個々の行動は自由だろ!!」

男1「俺達は5人で一つだっていってんだろうが!!!!!」

 ガッ!!

男2「くっ…、なんなんだよ、お前は!!」

 バキッ

男1「うっ」


442 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:43:24.42RPu+vUOj0 (30/49)




主「……転よ」

転「?」

主「これは……止めるべき闘いなのだろうか?」

転「……わからないでござる」

主「……」

転「ただ、この闘い、拙者と師匠じゃ解決できない、ということは確かだと思うでござる」


443 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:49:40.92RPu+vUOj0 (31/49)

主「そうか……だが、仲間同士が戦っている場合は、止めるべきではないのか?」

転「そうかもしれないでござるな……でも、このまま止めたら、一生解決にならないと思うので
ござるよ」

主「……」




 ドッ

男1「ぐ…、らあっ!」

 ガンッ!

男2「くっ」

男1「はぁ…はぁ…」


~ゲーセン~

男3「明日、主達をここの近くの、裏路地につれてくればいいんですか?」

ドキュン1「ああ、そうだ」

ドキュン2「なるべく早くしろよな、ヘタレ野郎」

男3「……」

取り巻き達「ヘタレwwwww」

ドキュン1「連れてこなかったら、お前のことボコすから、覚えとけよwwww」

ドキュン2「wwwwwww」

取り巻き達「wwwwwwwww」

男3「……」


444 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 17:51:07.21RPu+vUOj0 (32/49)

一旦休憩です。

みんな厨二病みたいになってきましたが、これが俺の限界ですww


445VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/14(日) 18:06:45.84+IhGJcXAO (1/2)

これからギャグなくなるのかとおもうとなんか寂しいなwwww


446 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 18:08:07.18RPu+vUOj0 (33/49)

すいません。投下が、結構遅くなる可能性大です。

用事が終わり次第、すぐにもどります。

見てくださってる方は、ありがとうございます。


447VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)2011/08/14(日) 20:05:24.65lIIsmPAdo (1/1)

まぁ俺のインフェルノドラグネスがあるうちは大丈夫だろう。フフフ


448 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 20:29:07.08RPu+vUOj0 (34/49)


~教室~

 さきほどまで、激闘をしていた二人は、グッタリと床に横たわっている。

男1「……」

男2「………」

主「」

転「」

男1「……」

男2「わりぃな。やっぱ、俺は男3についての問題を解決することにした」

男1「……ww」

男1「やっべ……力、はいらねぇwww」

男2「ww」

主「」

転「……男2殿と男1殿は、男3殿に、助けられたのでござるか?」

男2「……」

男1「俺は、そんな大事では助けられてないけど、男2がすげぇ助けられてたぞww」

男2「……」

転「なにがあったのでござるか?」

男1「男3はな、小学校の時まで、喧嘩が超強かったんだ。それで、俺達のリーダーみたいな存在でも
あったんだぜwww」

転「男3殿がでござるか!?」

主「お、驚きだ……」

男1「まぁなwwww」

男1「んで、あるいじめっ子がいたんだ。そいつは、男3にビビってた。でも、いじめの対象がほしい
って考えたんだ。でも、クラスのほとんどの奴は、そいつにいじめられた人だった」

男1「そこで、あとは男3とつるんでいるメンバーしか、対象とする人が居なくなったんだ」

男1「だから、いじめっ子は、男2を選んだ。もしかしたら俺だったかもしれない」

転「………」


449 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 20:29:46.55RPu+vUOj0 (35/49)


男1「いじめっ子は、男3にバレないように男2をいじめ始めたんだ。んで、それはかなり凄いもの
だった」

男2「……」

男1「それは、いままでいじめられてた人が、そのいじめっ子に加担してたからなんだけどな……」

主「」

男1「それで、いじめが始まってから、一ヶ月くらいが経ってから、男2があんまり学校に来なく
なってきたんだ」

転「!?」

男1「異変に気づいたのか、たまたまだったのかは知らないけど、男3は男2に電話した」

主「……」

男1「そこで、男2は全てを男3に話したらしい」

男2「……」

男1「んでな、理不尽に男2をいじめるいじめっ子に、男3はそうとう怒ったみたいでな……男2に電話
した次の日にはすぐにいじめっ子をボコボコにしてたんだ。どっちが悪いのかもわからないくらいに」

男1「んで、ボコした後の台詞が……なんだっけ?」

男2「『俺の友達を傷つけるやつは、誰でもぶっ殺す!』……だったと思うぞ」

男1「そうそうそれwww 超、口が悪いけど、そのときはかっこよく見えたもんだぞww」

男2「…ww」

男1「そのあと、いじめっ子に加担してたメンバーは、全員ビビって俺達に手を出してこなくなった」

転「おおおお!!」

男1「いじめっ子は不登校になって……。当然の報いだったかもしれないけど、男3はすげぇ怒られてたww」

男2「だな……」

男1「いまとなっては、どっちが悪いのかわからないけど、あいつが俺達を助けてくれたことには変わりはないよな」

転「……………」

主「……」

男2「……」

男1「だから、あいつになにが起きてるのか、ちゃんと確かめて、あいつを助けるぞ!!!!」

主「ククク、俺の右手が疼くぜ」

転「惨血刀が武者震いするでござる…!!」

男2「おう!」



450 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 20:48:01.34RPu+vUOj0 (36/49)




男1「んじゃ、今日は帰るとしようぜ」

主「だな」

転「そうでござるな」

男2「ちょうど雨も止んだしな」

男1「ていうか、殴られたところ痛ぇなwww」

男2「それは俺もだwww」



~夜、主の家~

主「………」

 主は、窓から見える夜空を見上げていた。

主「……亡き、父よ」

 そうつぶやくと、壁にかけておいた、一枚の写真を手に取る。父と自分が写っている写真だ。

主「亡き父よ。心配は……いらなかったようだ。あの愚民どもは……」

主「貴様が求めていたものを、しっかりと持っている」

 写真を見ながらつぶやくと、静かに写真を元の場所に戻した。


~男1の家~

男1(絶対、何かあるはずだよな……)

男1「アイツがいきなり、不良になったりするわけ……ない」

 男1は、暗い部屋の中で、そうつぶやいた。

~男2~

男2「………」

男2(あいつには、感謝してる。だから、がんばらなければいけない)

 男2は、橙色の明かりが薄く光る部屋で、胸に誓った。

~転~

転(男3殿……5人で、一つでござるよ)

転(絶対、戻ってきてくれでござる)


451 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 20:59:45.07RPu+vUOj0 (37/49)



~次の日の朝~

男3「…………」



男1「あいつ、今日は朝から来てるな」

男2「だな」

転「優グレ男もいるでござる」

主「……」

男1「前の放課後も居たよな」

主「男3を未知の世界に葬ろうとしている可能性も考えられるな」

転「な、なるほど!」

男1「ありえねぇよwwwwww」

主「」

転「」

男2「まさか、優グレ男が男3のことを監視している。なんてことは?」

主「!!!」

男1「あ、あるかもしれないな、それ」

転「なるほど!」





452 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 21:08:39.65RPu+vUOj0 (38/49)

~放課後~

男3「おい、お前ら」


男1「ん?」

男2(やっぱり、まだ優グレ男が教室に残っている……)

男1「なんだ?」

男3「放課後、お前ら4人でゲーセン前に来い。来なければ……」

主「……」

転「……」

男2「こなければどうなるんだ?」

男1「男2……」

男3「……お、俺がやられちまうんだよ……!」ボソッ

転「!!」

主「」

男1「え…!」

男2「……」

男3「んじゃあ、絶対来る事だな」

 タッタッタッタ



男1「……あいつ、自分がやられるって……」

転「いってたでござる……」

男2「どうやら、やっぱり優グレ男は監視役のようだな」

主「……」


453 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 21:14:26.09RPu+vUOj0 (39/49)

男1「やっぱり、行かないと男3がヤバいっぽいな……。いったい、誰の差し金なんだ…?」

主「………」

転「検討がつかないでござる……」

男2「だな……」

男1「チャラ男は?」

男2「以前に主と戦ったときは、相当ビビってたから大丈夫だと思うぞ……」

男1「……www」

主「クッハッハッハ!」

転「す、凄いでござる! 師匠!!」

男1「いちいち盛りあがるなwwwww」

主「」

転「」

男2「まぁ……男3がいないと、盛り上がらないから、少しくらいはいいんじゃないか?」

男1「……そりゃ、いえてるかもな……」

主「そしてどうする? ゲーセンに来いと言われたが、俺の5万人の遠征軍を連れて行くか?」

男1「いかねぇよwwwwww」

男2「wwww」

転「wwww」

主「」

男2「一回、駅に集合というのはどうだ?」

男1「あ、いいな、それ」

主「了解だ」

転「了解したでござる!」



454 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 21:20:35.85RPu+vUOj0 (40/49)



~1時間後、駅~

男1「やっときたか」

男2「ああ、転と主はまだか?」

男1「みたいだな」



転「あ! 男1殿!!!」



男2「お、転がきたぞ!!」

男1「うわさをすれば、ってやつだなwww」

転「少し遅くなったでござる…!」

男1「大丈夫だ、男2も今きたとこだから」

男2「……」

転「よかったでござる…」

男1「後は主だな……」

男2「だな」



主「ドラゴンダアアアアアアアアアアッシュ!!!!!!」

 ダッダッダッダッダッダ



男1「な、なんか聞こえたな」

男2「」

転「師匠でござる!!」



主「うおおおおおおお!!」

 ダッダッダッダッダッ!

男1「よ、よう、主wwww」

主「ククク、待たせたな、愚民どもが!!」

転「wwwww」

男2「お前、結構やばい状況だってことわかってるのか?」

主「ククク、俺は毎日魔物と戦っているのでな。このような状況で、やばい状況とは言えないのだ!!」

男1(こんなときまで厨ニ病は発動するんだな……恐るべき)

転「」

男2「も、もういい! 行くぞ……」

転「そうでござるな……」

男1「wwww」

主「」




455 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 21:28:10.35RPu+vUOj0 (41/49)





男1「歩いていくと、意外と遠く感じるんだな、ゲーセンも」

男2「まったくだ」

転「そうでござるな」

主「ッフ、俺にはドラゴンダッシュという究極奥義が宿っている!! そのような心配はいらぬのだ!!」

転「」

男1「」

男2「」

主「クハハハハッハ!」

男2「」

転「」

男1「い、行くか、早く……」

~ゲーセン前~

ドキュン1「おい、まだこねぇのか? アイツらは」

男3「え、いや、すぐに来ると思いますよ!!」

ドキュン2「来なかったらすぐに始末だからな、この ザ・ヘタレ がwwww」

取り巻き達「wwwwwwwww」




主「ここでいいのか?」

男1「いや、ここ道のど真ん中だぞwwww」

男2「wwwww」

転「師匠……」




男3「…………」

ドキュン1「あの声、俺のもっとも憎む相手の声だな」

ドキュン2「やっときたかwww」

ドキュン1「おい、ヘタレ」

男3「え、はい?」

ドキュン1「ゲーセンまで行って、あいつらをこの裏路地まで連れてこい」

男3「………」

ドキュン2「返事はどうした、このヘタレ野郎!」

男3「は、はい!」

 タッタッタッタ


取り巻き達「wwwwwwww」


456 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 21:34:21.79RPu+vUOj0 (42/49)

~ゲーセン前~

主「む、誰も居ないな。俺に恐怖を示したか」

男1「wwwww」

転「中にいるのでは?」

男2「じゃあ、中入ってみるか?」

男1「んじゃ、入る――」


男3「おい!!」


男1「!!」

男2「来たか……」

男3「ついて来い……」

主「」

転「」

男1「おい、男3、どういうことだよ!」

男2「やめとけ、多分、今も監視されてる」

男1「……」

主「……」

転「男3殿……」



優グレ男「……………」


457 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 21:53:01.08RPu+vUOj0 (43/49)

~裏路地~

男3「つ、連れてきました!!」

ドキュン1「おう、よく連れて来たな。褒めてやる」


転「!!」

主「ぬ、いつぞやの雑魚ではないか……」

男1「○×△高の!!」

男2「まさか、お前が黒幕か……」

転「」

ドキュン1「まぁ、そういうことになるな。お前らと同じクラスの奴の中で、スパイを送らせてもらった…」

男1「とっくに気づいてるぞwww」

主「クッハッハ! 馬鹿な連中だ!」

転「www」

男2「wwwww」


ドキュン1「……そうやって笑ってりゃあいい。てめぇらにリベンジするために
有名な実力者を集めたからな。もしかしたら死ぬかもなwwwwwww」

取り巻き「wwwwwwwww」


ドキュン2「まぁよくやったぞ、ヘタレ野郎と優グレ男」

取り巻き達「wwwwwwwww」

男3「………」


男2「く……」

男1「……」

主「クハハハ、愚民が何をほざいている!」

転「」


ドキュン1「あ?」

ドキュン2「なんだ? てめぇ」


主「聞こえなかったのか? 貴様らのような愚民は精々そうやってほざいていろといっているのだ。
クハッハッハハ!!」


ドキュン1「ッチ……」

ドキュン2「何、調子乗ってんだよwww」


転「」

男2「……」

男1「……ち、調子に乗ってるのはお前らのほうだろww 仲間集めて最強になった気分なんだろwwww」


男3「……ッブww」

ドキュン1「おい!!! 男3!! てめぇ、何笑ってんだよ!!!」

 バキッ!

男3「ぐっ!」


458 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 22:01:34.31RPu+vUOj0 (44/49)




男2「おい!!! 何殴ってんだよ!!」

男1「お、落ち着け…! 落ち着かないと勝てるもんも勝てねぇぞ!」

主「ふん。あのような雑魚を倒すのには3分もかからん。心配するでない」

転「……」


ドキュン2「はぁ? お前ら、俺達に勝つ気でいるのかよwwwwww」

ドキュン1「無理だろwww」

取り巻き達「wwwwwwwwww」

男3「……」


主「ククク、バカめ……」

男1「そんな、人数だけで勝とうとしてるような連中に負けるわけないだろ!!」

男2「……」

転「………」


ドキュン2「それはお前らも同じだろwwwwww」

ドキュン1「お前らもただの寄せ集めだろ、雑魚wwww」


男2「……」

男1「いや、俺達は――」

転「5人で一つでござる!!」

主「ククク」


取り巻き達「wwwwwwwwww」

ドキュン1「wwwwwwwwwwww」

ドキュン2「wwwwww、もういいか? その漫才はwwww」

男3「……」


男1「うっせえよ! さっさとかかってこい、雑魚野郎!」

主「ククク、血が燃え滾るわ!!」

転「フフフ、この惨血刀の餌となるでござる!」

男2「やるのか……」


ドキュン1「おう、言われなくてもいくぞwww」

ドキュン2「ハンデは? 何がいい?」

取り巻き達「wwwwwwwwwwwwwww」


男1「ハンデなんて、ス――」

男2「スマブラ以外じゃいらんわ!!」


男3「………!!」

ドキュン1「んじゃあ、行くぞ!!!」

ドキュン2「やっちまおうぜwwwww」

取り巻き達「おう!!!!!!」


459 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 22:11:00.15RPu+vUOj0 (45/49)


~10分後~

主「く……」

男1「やっぱ……無理……」

男2「……」

転「でも……5人くらいは倒せたで……ござる……」


ドキュン1「おらあ、立てよ!!」

 ガッ!

主「グッ!」


男3「……!!」


ドキュン1「ほら、お前も立てよwww」

 ドッ!!

男2「……ぐ…」

ドキュン1「ほら、もう一回調子に乗ってみろよwwww」

取り巻き達「wwwwwwwwwwwww」

 ガッ!!

男2「う……」


男3(く、くっそ……、全部…俺のせいだ…)


ドキュン1「ほら、ヘタレの男3、お前も 元仲間 の 顔面殴ってみるかwwww」

 グイッ

 ドキュン1が、男2を持ち上げる。


取り巻き達「wwwwwwwwww」


 ガッ!

 バキッ!

 ドッ!

男2「ぐああ!!」


ドキュン1「ほらwww 俺達には簡単に勝てるんだろ? さっさとやってみろよwwww」

取り巻き達「wwwwwwwwww」

男3「………」

ドキュン1「ほら、男3、お前もこの、くそみてぇな雑魚の顔面を殴ってみろってwwwww
絶対、爽快だぜwwww ほれ、もう反撃はしてこな――」


 バキッッッ!!!!!!!


ドキュン1「……ぐ!」

ドキュン2「…は?」



460 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 22:17:50.35RPu+vUOj0 (46/49)

取り巻き達「!?」

ドキュン1「……てめぇ…! なにしやが――」

男3「ふざけてんじゃねえぞおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」


男1「男3……!!?」

男2「……」

転「!!」

主「ついに……きたのか……」


ドキュン2「あ? お前、俺達に逆らったら、どうなるか――」

男3「そんなのは、どうでもいいんだよ!!!!!!」

 ガッ!!

ドキュン1「ぐっ!」


男3「俺の友達を傷つけたら、誰でもぶっ殺すって……ずっと決めてんだ!!!!!!」

 ガッ!!!

 バキッ!!!

ドキュン1「ぐあっ!!」

 バコッ!!!!

男3「俺がどうなろうと関係ねぇ!!!! 今、俺がどんなにヘタレでも……」

 ガンッ!!!

男3「友達を裏切ることは絶対しねえんだよ!!!!!!」

 ドッ!!!!

ドキュン1「ぐっ!!」

 ドサッ……


男1「つ、強ええ……」

男2「マジでつよいぞ…」

転「男3殿……」

主「ッフ、愚民が」


461 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 22:25:16.53RPu+vUOj0 (47/49)




~しばらく後~

男3「……どうなった……?」

男2「さぁな……」

男1「引き分けってところじゃね……?」

主「どうやら、引き分けのようだな」

転「そうでござるな……」

男3「お前ら!!!!!!」

男1「ん?」

男2「どうした」

主「何か問題でも生じたのか?」

転「?」

男3「マジでごめん!!!!!」

男2「……」

主「……」

転「……」


男1「………気にすんな!! 前にもいっただろ! 俺達は5人で一つだ!」

主「ククク、闇に宿りしこの魂は、貴様らと結ばれている!!」

転「気にしないでほしいでござる!!」

男2「……お疲れ……」


男3「…………」グスッ


男1「おい、男3? どうした?」

男2「まさか、泣いてるのか?」


男3「な、泣いてねえし!!!」

転「wwww」

主「」

男1「wwwwwwwww」

男2「wwwwwwwww」


男3「ていうか、立てねぇwwwww」

男1「俺もwwwww」

男2「wwwwww」

転「拙者もでござる!」

主「俺も、どうやら地面に足が吸収されようとしているらしい」

男3「wwwwwwwwwwww」



462 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 22:33:53.75RPu+vUOj0 (48/49)



男1「そういや、男3」

男3「ん?」

男1「俺達がゲーセン行った日あっただろ?」

男3「あ、あったねwww」

男1「その日、あいつらに捕まったのか?」

男3「そ、そう……。しっこ、漏れそうなときに、アイツらに鉢合わせたから……」

男1「どうせ、なんでも言うこと聞きます。とかいったんだろ……?」

男3「うん……。我慢できないからそういったんだけど…あとから重大差に気づいた……」

男1「wwwwwwwwwwwww」

男2「笑い事ではないぞwwwww」

男1「んで、さっきの状況になったと」

男3「そうそう……」

男2「でも、それなら、不良ぶってたのはなぜだ?」

男3「え、あー……、不良ぶれば、お前らが、俺から離れていくかと思ったんだ。そうすれば、お前らを裏切らなくてOKって」

男1「wwwwwww、一応考えてるんだなwww」

男3「笑うな!」

男2「ヘタレなりに考えているんだなwwww」

男3「そこ、ヘタレ言うなwwwwww」

転「wwwwwwwww」

主「ヘタレ…か」

男3「いや、ヘタレじゃねぇよ!!!」

男1「wwwww」


463 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/14(日) 22:35:54.52RPu+vUOj0 (49/49)

 ふう……男3の戦い終わった。長かった。

もうすでに、駄作になってきてますが、完結させたいと思います!

みてくれてる方はあんまり…というか、いないかもしれないけど、この俺のオナニーSSを
よろしくお願いします。

とりあえず、今日はこれで終わりです。

本当、ありがとうございましたwww



464VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県)2011/08/14(日) 23:02:06.00b6tvALIw0 (1/1)




465VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/14(日) 23:52:10.54+IhGJcXAO (2/2)

おつー


466VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 00:16:52.46VWrxMt6b0 (1/3)

大丈夫、僕がいるよ
おもしろいから頑張って!

3がイケメンすぎて泣いた
とりあえず乙


467VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 00:16:46.98VWrxMt6b0 (2/3)

大丈夫、僕がいるよ
おもしろいから頑張って!

3がイケメンすぎて泣いた
とりあえず乙


468VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/08/15(月) 00:17:43.18KQUKs0N20 (1/1)

乙っす


469VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 00:18:53.32VWrxMt6b0 (3/3)

大丈夫、僕がいるよ
おもしろいから頑張って!

3がイケメンすぎて泣いた
とりあえず乙


470 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 12:51:19.76+GVDk9eM0 (1/47)

主「………今日は、何日だ?」

男3「いきなりwwwwww」

男1「25日、だった気がするけど、どうしたんだ?」

主「クリスマス……か」

男2「クリスマスがどうしたんだ?」

主「いや……とくに何もない」

男1「ああああ!! 今日、彼女と一緒に会う予定だったんだ!!! やっべー……」

男3「………彼女…? そんなのいらないでしょーがあああああああああ!!!」

男2「」

男3「いらんいらん、うん、いらねえええええ」

男1「wwwwwwwww」

主「………」

転「」




471 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:06:56.19+GVDk9eM0 (2/47)






~2年後~

 あの大きな闘いから、およそ2年が過ぎた。クリスマスの闘いのおかげで、主達の友情は、より深まった。
 だが、それ以降、女3が主に近寄ることは無かった……。 
 
 今、主達は高校生活の中で、三度目のクリスマスを迎えようとしていた。


 タッタッタッタッタッタ

「ドラゴンダッシュ!!!!!!」

 大げさに叫ぶ高校生の声がする。
――マキシマムこと主だ。

主「はぁ…はぁ…」

 ガラッ!!

 教室の戸を開けると、その先には、いつものメンバーが居た。

男1「お、主!」

主「よう、愚民が!!」

男3「wwwwwwwwww」

転「師匠、おはようでござる」

男2「まったく……朝からテンションが高いな……」

 主達の“いつものメンバー”は、全員同じクラスだった。これはある意味、凄いことなのだ。むしろ
奇跡かもしれない。


男1「いやー、9月の修学旅行、楽しかったなwww」

男2「そうだな。いろんな意味で凄かったな」

転「師匠、大活躍だったでござる!」

男3「wwwwwwww」

主「ククク」

男3「マキシマム、みんなが入る風呂に、トマトジュースぶちまけてたもんなwwwwwwww」

男1「wwwwwww」

男2「wwwwww」

転「wwww」

主「」

男3「まぁ他にも色々あったけど、面白かったなwwwww」

男1「だなー」

男2「ていうか、5人とも同じクラスになったのって……凄いことだよな」

男3「奇跡だよなwwww」

男1「しかも、一年生のとき同じだったメンバーが他にも結構いるしな」


472VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 13:20:14.57rOn0JG2SO (1/4)

えっ

えっ


473 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:22:49.83+GVDk9eM0 (3/47)

男3「うんうん。俺達5人と、キョロ充とボッチとオタク1……後、女3」

男1「めっちゃいるな」

男2「だな」

主「ところで貴様ら、今日はクリスマスだが、何か予定はあるのか?」

転「拙者は、家族でパーティをすると言われたでござる」

男3「俺は用事がある」

男2「同じく」

男1「俺もかな」

主「……ほう。そうか」

男3「主はなんかあるの?」

主「俺は、特にはない」

男3「ふーん」


~放課後~

男3「じゃ、俺は帰る!」

男2「同じく」

男1「じゃあな! 俺は日直の仕事あるから残るわ」

男3「あいよ」

転「じゃあ、拙者も帰るでござる!」

主「さらばだ、転よ」

転「さらばでござる!」

男1「ん、主は帰らないのか?」

主「俺は、少し探しものをしていてな」

男1「そっか」

主「一昨年のクリスマスのことを、貴様は覚えているか?」

男1「ん、忘れるわけねぇだろ」



女3(え……一昨年のクリスマスって……)



男1「本当、大変だったよなwww 俺なんて、彼女との約束すっぽかしてまでいったんだからなww」

主「そうだな。だが、あれは、友情を深めるための重要な試練だったのではないか?」

男1「そうかもな……。あれで、俺達が行かなかったら、男3は……死ぬほど痛い思いをしただろうな」

主「ああ……」



女3(……!! 友達を助けるために……? 私、勘違いして……)

 ポンッ

 不意に肩を叩かれる。

女3「え、あ、はい?!」

男1「そろそろ、電気消すから教室から出てくれるか?」

女3「あ、うん……」




474VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 13:23:11.906eWtfCvDO (1/1)

女3ほったらかしたか


475 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:24:01.90+GVDk9eM0 (4/47)

>>472 ど、どうした!?




476 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:28:50.83+GVDk9eM0 (5/47)

女3「……………」

~帰り道~

男1「あ、そうだ。今日主の家行ってもいいか?」

主「む? 別に構わんが?」

男1「んじゃいくわww」

主「貴様、俺の家は魔界にあるため、ここから30分はかか――」

 ガッ

主「ふべっ!!」

男1「そのやり取りはもうやったwwwww」

主「し、しかたない。こちらの世界の家に連れて行ってやろう…」

男1「最初からそうしろwwww」




477 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:31:15.90+GVDk9eM0 (6/47)

~主の家前~

男1「ついたな。久しぶりだな」

主「ククク、この先には、貴様の見たことがない世界が広がっているだろ――」

 ベシッ

主「べあっ!」

男1「そのやりとりもやったから、早く家にいれろwwwww」

主「ククク、いいだろう」

 ガチャ

男1「!! す、すげぇえ!!!! 本当に見たこと無い世界がwww」


478 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:33:53.91+GVDk9eM0 (7/47)

主「ククク、死体は全て取り除いたのだ」

男1「wwwww、本当にキレイになったなww」

 グニュッ!

男1「なんか踏んだぞ!! お前wwww キレイになってもナマコ置いてあるのかよwwww」

主「ククク、そいつは俺の父だからな……!!」

男1「」

主「まぁよい、この部屋でまっているがよい」

 ガチャ

男1「おう…ww」

 バタンッ

男1(意外と気が利いてるよな、主)




479VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 13:33:58.93rOn0JG2SO (2/4)

いやぁ、一気に三年生になってたからびっくりした


480 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:37:34.02+GVDk9eM0 (8/47)

男1「………本当に時間が経ったんだな…」

男1(いつのまにかこんな時期か……。すげぇ早ぇな……)

 ガチャッ!

主「クッハッハ!! ゴブリンの生き血を持ってきたぞ!!!」

男1「はぁ!?」

男1(なんかパターンが少し変わったような……)

男1「なんだよ、ゴブリンの生き血ってwwww」

主「これだ!!」

 スッ

男1「抹茶……?」

主「ククク、残念ながら違う」

男1「!?」


481 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:38:38.14+GVDk9eM0 (9/47)

>>479
すいませんね、二年生もやったらグダグダになっちゃいそうなので。




482 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:41:52.22+GVDk9eM0 (10/47)

主「これは、ゴブリンの血だ!!! 俺のインフィニットブリザードがそう言っている!!」

男1(答えになってねぇ……www)

男1「でも…なんか、色が赤っぽいな。でも緑……」

主「ククク」

男1「まさか……な」

主「さぁ、早く飲むがよい!!」

男1「わかったわかった」

男1「」ゴクゴク

男1「ブッッッ!!!!!!!!!」

主「」

男1「オエッ、なんだよこれwww ありえないくらいまずいぞwww 何を混ぜやがったwww」

主「ククク、ゴブリンの――」

男1「トマトジュースと抹茶混ぜただろwwwwwww」

主「」

男1「やっぱりwwwww まずいわけだwww」


483 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:50:55.60+GVDk9eM0 (11/47)


男1「まぁ、俺、彼女との約束があるからそろそろ行くわ。じゃあな、主!」

主「ふむ」


~男1の家の前~

 タッタッタッタッ

男1「はぁ…はぁ…、わりぃ、友達の家行ってたら遅れたwww」

幼馴染「はぁ? アンタね、彼女との約束すっぽかして遊びに行くなんて100年はやいわよ!!」

男1「だからごめんって……」

幼馴染「ったく……まぁいいわよ」

男1「んじゃ、行くか……」

幼馴染「……」

 スッ

男1「ん? なんだよ、この手は」

幼馴染「わかんないの!? 手、繋ぎなさいよ!!」

男1「あ、そうだなwww わりぃ…」

幼馴染「///」




~次の日~

男1「つぎ、体育じゃね?」

男2「だな」

男3「マジかよ、体育、寒いから嫌だあああああ!!」

転「我慢でござる! 忍耐こそ、修行なのでござる!」

男3「別に修行とかしなくていいからwww」

男1「wwww」

転「」

主「」



484 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:54:22.11+GVDk9eM0 (12/47)

~体育館~

男1「体育って何やってたっけ?」

転「柔道だった気がするでござる」

男2「柔道だな」

男1「柔道か……」

男3「柔道寒いいいい」

男1「wwww」

主「………クッハハハ!! 柔道か。人間を痛めつけるにはもってこいな授業だな!!!」

男3「でも、マキシマムはいっつもボコボコにされてるよな」

主「」

男1「wwwwww」


485 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 13:58:55.95+GVDk9eM0 (13/47)

男3「ていうか、お前、またホイップ生クリームつけてきた?」

主「ククク、当たり前だろう!!」

男3「wwwwwwwwwwww」

男2「ん、なんだ? ホイップ生クリームって」

男3「知りたいか?」

男2「ああ」

男1「俺にも教えてくれ」

転「せ、拙者も知りたいでござる」

男3「フフフ、教えて……」

男1「くれるのか?」

男3「ほしいか?」

男2「………」

男1「」

男3「じゃあ、そろそろ、教えて……」

転「ほしいでござる!」

男3「ほしい――」

 ガッ!

男3「んぎゃああああ! 金玉蹴るなああああああ」

男2「焦らすな」

男3「ひゃい」


486 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 14:01:59.65+GVDk9eM0 (14/47)

男3「マキシマムって、いっつも髪がパリパリだろ?」

男1「そういえば、そうだなww」

男3「あれ、ヘアワックスの変わりに……」

転「ホイップ生クリームを……」

男2「つけてるのか!?」

男3「ああ……俺も耳を疑ったwwwwwwwww」

男1「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

男2「wwwwwwwwwww」

転「し、師匠……」

主「」


487 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 14:03:17.28+GVDk9eM0 (15/47)

一旦休憩します。最近休みまくりですいません><;

見てくれている方はありがとうございます。


488VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/15(月) 14:19:28.81mEl3d6kWo (1/1)

おわっちゃうのかー


489VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 14:21:43.85rOn0JG2SO (3/4)


休みまくりかな?むしろペースは他の人のSSと比べても早い方だと思うけど


490VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県)2011/08/15(月) 14:46:24.16S5YjlOULo (1/1)

おいおきろばか


491VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/08/15(月) 15:13:54.847NrXKx9AO (1/1)

女3が不憫だ(´・ω・`)


492 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:21:25.23+GVDk9eM0 (16/47)

~授業開始~

先生「んじゃ、試合を開始しろ。まず、主と柔道部1だ」


主「ククク、いいだろう。この俺が貴様の身体を破壊してくれよう!!!」

柔道部1「」



クラスメイト達「wwwwwwwwwwww」

男1「いつもの調子だなwwww」

男3「wwwwwwwwwwwww」

男2「でも、柔道部1は、一応柔道部の部長だぞ」

男1「そうだったな……、まずいな」

男3「ボコボコ確定だなwwwwww」

転「」


493 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:24:51.65+GVDk9eM0 (17/47)


~試合開始!~

柔道部1「いくぞ」

主「ククク、いい来るがよい!! 貴様のその頭を、俺のインフィニットブリ――」

 ヒョイッ

 バタンッ!



クラスメイト達「wwwwwwwwwwww」


先生「あい、1本。3本勝負だから覚えとけー」



男3「あ、あっけないwwwww」

男1「しかも……」

男2「台詞の途中に投げられたな……」

男3「wwwwwww」

転「」


494 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:26:21.54+GVDk9eM0 (18/47)

>>493 

主「ククク、いいだろう、来るがよい!! 貴様のその頭を、俺のインフィニットブリ――」

でした。誤字すいません。


495 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:33:05.60+GVDk9eM0 (19/47)




主「ク、ククク、その程度で勝ったと思ったか!!!」

柔道部1「思った」

主「」

柔道部2「次、いくぞ」

主「いいだろう。貴様の弱点はもうすでにわかった!!!」



男3「弱点わかったらしいなwwwwwww」

男2「またはったりだろう」

男1「だなwwww」

転「がんばれでござる! 師匠!」



主「ククク、貴様の弱点……それは!!!」

 バタッ!

主「倒れた敵を、倒すことはできないことだ!!!!!!!!」

 といいながら、柔道の試合中に、自分から地面に背をつける姿は、まさにアホの極みであった。



先生「あい、柔道部1、あと1本で勝ちね」



主「な、なぜだ!!! 俺はコイツの攻撃をかわしただけだぞ!!!?」

柔道部1「おまえ……柔道のルールわかってないだろ」



クラスメイト達「wwwwwwwwwwwwwwww」

男3「さすがマキシマムwwwwwwwww」

男1「それはさすがにwwww」

男2「無いな……」

転「」


496 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:38:01.23+GVDk9eM0 (20/47)


~放課後~

男3「wwwwwwwwwww、やばいwww 思い出しても吹くwwww」

男1「笑いすぎだろお前wwww」

男2「まぁ確かにあれはひどかったなwww」

転「まさか……柔道の試合中に自分から倒れてしまうとは…」

主「」

男3「よし、そろそろ帰ろうぜ、みんな!」

転「了解でござる!」

主「いいだろう」

男1「そういや、部活終わったんだもんな」

男2「そうだな」


497 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:40:24.22+GVDk9eM0 (21/47)

男3「でも、文化部はまだやってんじゃないの?」

男2「だから……英語部は廃部になったって――」

男3「あれぇええ? そうだっけぇええ? 忘れ――」

 ガッ!

男3「ぐへえあっ! 金玉あああああ!!」


クラスメイト達「wwwwwwwwww」



男2「いくぞ」

男1「おうwwww」

転「」

主「」




498 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:46:50.99+GVDk9eM0 (22/47)

~帰り道~

男1「んじゃあ、俺達はこっちだから、じゃあな、主!」

主「さらばだ!」

転「さらばでござる!」

男3「じゃあな!!」

男2「じゃあな」



主「ふむ。俺だけ違う方向にアジトが存在するというのは少し不満だな」


~主の家の前~

主「ククク、やっとアジトについた!!」

女3「あ、主君……」

主「!?」

女3「あ……ごめん。いきなり」

主「構わんが、貴様と会話をするのは2年ぶりだな」

女3「そうだね……」

主「で、俺になんの用がある?」

女3「2年前の話になるんだけど、いいかな?」

主「それは無理だ。さらばだ――」

 グイッ

女3「ちょ、待ってよwww」

主「じょ、冗談だ」


499 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 15:56:09.38+GVDk9eM0 (23/47)

主「だが、なぜいまさら2年前の話など持ち込もうとするのだ?」

女3「……謝っておきたいことがあるから……」

主「あやまっておきたいこと……だと? 何だ?」

女3「……2年前のクリスマスの少し前のこと、覚えてる?」

主「二年前のクリスマスの少し前……、確か俺は、黒魔術を完成させていた……」

女3「いやwww そこじゃなくてさ」

主「む? 貴様に、クリスマスの日、二人で会えないか。といわれたのは覚えているぞ」

女3「そう、それ。……それについてなんだけど、ごめん……」

主「む? なぜ謝る?」

女3「……主君達が話してたの、聞こえたんだ」

主「?」

女3「クリスマスの日、私のところじゃなくて、他のところに行ってたんだよね……?」

主「……」

女3「でも、ただ単に、約束を破られたとしか思ってなかったんだ、私。でも、友達が危険な目にあってて、だから行ったんだよね」

主「ああ……そうだ」


500 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:06:09.67+GVDk9eM0 (24/47)

女3「勝手な思い込みで、約束破るなんて最低な人だ、って思ってたんだ」

主「……」

女3「だから、ずっと主君とは会話をしなかったし、近づこうともしなかった。でも、主君はそんな
の知ったことじゃなかったよね」

主「……」

女3「ごめん……、こっちが、利己的で最低な人間だった……」

主「ッフ、そうだな、確かにそうかもしれんな。だが、俺は貴様が最低な人間だとは思っていない。
そして、謝る必要もない」

女3「…え?」




501 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:14:32.83+GVDk9eM0 (25/47)

主「確かに俺は、奴らのところへ行った。友情が俺の身体を動かしたとでも言うのか? ククク!」

女3「……」

主「だが、亡き父は俺にいつも言っていた。『この世で一番大切なものは、友情と約束と愛情』だと」

女3「……」

主「……俺にとっては、貴様との約束も大切なものの一つであった。だがな、俺は考えたのだ」

女3「?」

主「友情は、一度途切れたら、そう簡単には戻らない。と」

女3「…?」

主「つまり俺が、友情を信じているあいつらのとこへいかなければ、俺とあいつらの友情は
途切れていただろう。ということだ」

女3「……」

主「それと同様に、約束を信じている貴様のところへ、俺が行かなければ、貴様と俺も仲も途切れる
だろう。そう考えた。最初から、こうなることは考えの内であった。俺は重要な選択をした……」

女3「……」


502 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:20:06.08+GVDk9eM0 (26/47)

主「俺は、結局答えを決めることができなかったのだ」

女3「え……?」

主「……だからこそ、だからこそ俺の身体は勝手に動いたのだ。どんなに大切な約束でも、口先で
きれいごとをいっても、結局は本音が身体を動かすのだ」

女3「……」

主「だから、俺の身体は、友情に動いた……。結局、俺の中でどんなものより、友情が大切だったのだ」

女3「……そっか……」

主「だが、俺は貴様のことをどうでも良いと思ったことはない」

女3「!」

主「では、俺はカオスエンペラーを読まねばいけないのでな!! クッハッハ!!」

 ガチャッ

 バタン!


女3(主君……そういうところは、考えてたんだな……)


503 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:22:00.21+GVDk9eM0 (27/47)

やっと主の本音が書けた嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼! やっとここまでこれた。

っていうことで、30分ほど休憩です。


504 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:27:13.39+GVDk9eM0 (28/47)

ククク、だが、30分も休みはいらなかったようだ。3分で十分だったぜ!

よし、がんばります


505 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:31:51.09+GVDk9eM0 (29/47)

~次の日~

男3「ぎゃあああああああああああ!!!」

男2「朝からうるさい奴だな……」

男1「どうしたwww」

転「」

男3「やっべえええ!」

男1「だからどうし――」

男3「今日俺ノーパンだよ、ノーパン!!!」


クラスメイト達「wwwwwwwww」


男1「大声で言うなwwwww」

男2「wwww」

主「」

転「」




506 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:37:14.14+GVDk9eM0 (30/47)

男2「何をどう間違えれば、ノーパンになるんだ……」

男1「まったくだよなwww」

主「俺のパンツを貸してやろう。このパンツには、インフィニットブリザードの力が封印され――」

男3「いらねぇよ!!!」

転「wwwwww」

男1「wwwww」

男2「wwwwwww」

男1「てか、次の授業はやく行こうぜ」

男2「ん、次の授業は何だ? 教室にクラスメイトがほとんどいないから、移動教室だってことは
わかるが」

男1「調理実習じゃなかったか?」

男3「調理実習きたあああああああ!!」

男2「ノーパンは参加できないぞ」

男3「ええええ! 嘘おお!?」

男1「嘘にきまってんだろwwwww」

男3「」

転「wwwwww」

主「では、早く行くとしよう」

男2「だな」


507 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 16:39:55.44+GVDk9eM0 (31/47)

すいません。なんか、詰んできたのでまた夜に来ます。それでは!


508VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)2011/08/15(月) 16:40:34.816Tfld/Hto (1/1)


頑張れ


509VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 16:53:39.249PjjQIXDO (1/1)

>>1はもうこなくていいよ
最後まで書き溜めするまではこなくていいって事だからね
べっ別にフルティンでワッフル待機してるわけじゃないんだからね
待たせるのはこれで最後にしてよね!って言いたいだけなんだからね!勘違いしないでよね!!
分かったらさっさと書いてよね!いつまでも待たないんだからね!!


510 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:27:37.49+GVDk9eM0 (32/47)

最後までは、さすがに書き溜めれないので、切りのいいところまで書き溜めて投下したいと
思います。


511 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:28:27.33+GVDk9eM0 (33/47)

では、投下します。


~調理室~

調理担当の先生「――ということで、今日はエビの天麩羅と、ピラフを作ってもらいますが、油には十分注意して――」




男3「こ、股間がスースー……」

男1「ブッッwwww」

男2「おいっばかっ!」ヒソヒソ

転「あの先生怒らせたらまずいでござる」ヒソヒソ

主「」



調理担当の先生「おい!!! あたしが説明してんのに、なに笑ってんだ!! お前ら、ちょっとこい」



男1「は、はい!」

男3「」ハハハハ

男3(終わった……)

男3(ってこれ……前にも(以下略))




512 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:28:56.08+GVDk9eM0 (34/47)


~10分後~

調理担当の先生「――わかったかぁ!!」

男1「は、はい……す、すみませんでした」

男3「わ、わかりました……、だ、だからこれ以上は…い、痛いです……」

調理担当の先生「わかればいいです。戻ってください」


クラスメイト達「」



女3(こ、怖……)



主「あれほどの能力を秘めているとは…!」

男2「恐ろしいな……」

転「」




513 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:29:21.29+GVDk9eM0 (35/47)


~調理開始~

主「よし、では、俺が天麩羅を揚げよう」

男3「じゃあ俺もwwww」

男1(よりによって…)

男2(一番ダメそうなメンバーが……)

転「」



主「では行くぞ、男3よ!!」

男3「おkwww」

主「まず、このプリントからすると、まず、エビと小麦と卵を用意するらしいぞ」

男3「でも、このプリント、破れてるぞwww 他の班のプリント見せてもらおうぜ」

主「いや、心配するな。俺は天麩羅を5年間作り続けている!!」

男3「おお、じゃあ作るかwwww」

主「ああ!」



514 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:30:00.24+GVDk9eM0 (36/47)




男1「よし材料は確認できたぞ」

男2「順調だな」

転「そうでござるな」

男1「次、野菜切るぞ!」

男2「おう」

転「了解でござる!」



主「ふむ。材料は完了だ。プリントを見ろ。他に何か書いてあるか?」

男3「え、見る必要なくね? 5年間作ってるんじゃないの?」

主「い、一応だ」

男3「wwwwwww」

男3「えっと……ほとんど破れてるんだけど、卵と小麦粉を混ぜる。んで……あれ、破れてる。そんで、エビ揚げるんじゃね?www」

主「ククク、そうか。ならば卵と小麦粉を混ぜろ! 俺はその間にエビを揚げる!」

 このときすでに、主と男3は、天麩羅に衣が着いていることを忘れていた。



515 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:30:39.70+GVDk9eM0 (37/47)




男1「よし、野菜が切れたな」

男2「だな」

転「次はどうするでござるか?」

男1「次は、鍋にバターを溶かして、野菜をいためるらしい」

転「了解でござる!」

男2「了解だ」



主「ククク、5匹ともあがったぞ!」

男3「おお! よくやったwww」

主「次は……」

男3「主、待て! プリントをよく見ろ!」

主「む!?」

男3「ここに、よく混ぜるって書いてあるけどいいのか?」

主「よ、よく混ぜる……だと?!」

男3「そ、そうだ。これがどういう意味かわかるか!!!?」

主「つまり、このエビ5匹と、その卵と小麦粉を混ぜたものを融合させ、カオスジェネレーションを起こすということか!!!」

男3「wwwwwwwwwwwwwww」

男3「た、多分そうだwww」

主「任せろ!!」

 主は、そういうと、あがったエビを手で掴み、衣になるはずだった、卵と小麦粉を混ぜたものの中に入れた。

 グッチャグッチャグッチャ



516 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:31:34.36+GVDk9eM0 (38/47)


主「はぁ…はぁ……」

男3「もっと混ぜろ!! よく混ぜるって書いてあるだろ!!」

主「ククク、言われなくともな!!」

 グッチャグッチャグッチャ


男1「よし、野菜は炒めたか?」

男2「おう」

転「完了でござる!」

男1「じゃあ、コショウと塩、振ったか?」

男2「ああ、振ってあるぞ」

男1「じゃ、ラストスパートだ」

転「おおお!」




517 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:32:17.35+GVDk9eM0 (39/47)




主「」

 グッチャグッチャグッチャ

男3「うおおおお! もっと熱くなれwwwww」

主「了解だ!!!!」

 グッチャグッチャグッチャグッチャ!

主「はぁ……はぁ……完成……だ!!」

男3「うし! あとは皿に盛るだけだな!」

主「ああ、そうだな」

 ドロッ

 完成した“てんぷら”は、もはや原型を留めていないものだった。例えるなら、固まっていないセメントのようなものだ。

男3「あれ……てんぷらってこんなんじゃなくね?wwwwww」

主「」


518 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:32:48.89+GVDk9eM0 (40/47)





男1「よっしゃ! できたぞ!! よくやった、お前ら!」

男2「ふぅ……意外と疲れるものだな。調理実習も」

転「そうでござるな。修行とはまた別の疲労でござる」

男1「よし、じゃあ、男3達が作ったてんぷらも、ここにおいてくれ」



男3「」

主「」

男3「置くしか……ないのか…?」

主「」コク

男3「あ、ああ! わかった! 俺達の“てんぷら”も置くぜ!」

 トンッ

男1「」

男2「」

転「」

主「」

男3「」



519 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:33:22.68+GVDk9eM0 (41/47)


男1「な、何かの冗談だろ?wwww」

男3「wwwwwwwwwwww」

男2「wwwww」

転「wwwww」

主「クッハッハッハ」

男3「………冗談じゃないです」 

男2「」

男1「ちょ」

転「」

主「」

男1「こ、これのどこがてんぷらなんだよ」

男3「こ、こことかじゃねwwwww」

 男3は、潰されて粉々になったエビの尻尾を指す。

男2「……」

男1「……」

転「」

男1「やっぱり……こいつらにまかせた俺達がばかだったのかな……」

男2「そうなるな……」

転「」

主「」

男3「」


520 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:33:48.69+GVDk9eM0 (42/47)






~放課後~

男3「wwwwwwwww、てんぷらwwwwww」

男1「wwwwwww」

男2「wwwwwww」

転「wwwww」

主「」

男3「悪かったなwwww 主にまかせてたらああなったwwwww」

男2「まったく……」

男1「まかせるなよww」

主「」

転「師匠……」




521 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:34:23.89+GVDk9eM0 (43/47)




男2「……そろそろ、俺は帰るぞ」

男3「俺もー」

転「あ、拙者も帰宅するでござる!」

男3「男1は?」

男1「あー、俺、卒業アルバムに載る写真とるんだわ。んで、写真とる人が来るまで待つ」

男3「え、写真ならもう撮ったじゃんwww 何枚も写りたいのかよwwww」

男1「ちげぇwww サッカー部でだよww 運動部は今日撮るって言ってただろwww」

男3「あ!! それなら俺もじゃん!! テニス部で写真撮るんだ!!」

男2「……アホだ」

転「」

男2「じゃあ、マキシマムは?」

主「俺は探し物の続きをするのでな」

男2「そうか。……最近、なにを探してるんだ?」

主「消しゴムだ」

男3「wwwwwwwどうでもよすぎwwwww」

男2「まぁ、俺と転は帰るからな」

主「……うむ、了解した」


522 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:35:02.42+GVDk9eM0 (44/47)





男1「……ところで主」

主「む?」

男1「最近、ボッチ変わったよな」

主「変わった……だと?」

男1「ああ。なんか、ボッチに友達ができ始めてきたような気がするんだけど」

男3「確かにwww 今日も、キョロ充とオタク1とボッチの三人、ずっと一緒にいたよなwww」

男1「だな。奇抜な組み合わせだけどなwww」

男3「wwwwwwwww」

主「……俺はなにもしていないぞ」

男1「本当か?」

主「ああ、本当だ。強いて言えば、俺の父があいつを変えたとでも言っておこう」

男3「意味わからんwwwww」

男1「wwww」


523 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:35:39.55+GVDk9eM0 (45/47)





「次は、サッカー部の写真撮影です。指定された場所に、集合してください」



男3「お、召集掛かったじゃん」

男1「だな。んじゃあ、行ってくるわ。そのまま帰るけどな」

男3「おk。じゃーな」

男1「じゃあな!」

主「さらばだ」

男1「おう!」

 タッタッタッタ


524 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:36:05.75+GVDk9eM0 (46/47)





男3「………」

主「………」

男3「……なぁ主」

主「む? 何か問題でも生じたか?」

男3「いや、聞きたいことがあるだけwww」

主「む、なんだ?」

男3「一年生の時、お前の両手について話してもらったよな?」

主「両手……?」

男3「うん。ボール投げとか凄い、って話、したじゃん。――ストーンブリッジだっけ?」

主「……ストーンブリッドのことか?」

男3「あーそれそれwww」

主「それがどうしたのというのだ?」

男3「その能力ってさ、凄いのはわかったけど、リスクとか、デメリットとか無いの?」

主「なぜそのようなことを聞くのだ? ついに貴様も魔界に興味――」

男3「もってねぇwwww いや、だってさ。あまりにも凄いじゃん、主の投げる能力。
少年漫画とかだったらさ、絶対代償とかあるじゃんwww」

主「……俺が、少年漫画に見えるか?」

男3「そういうことじゃねぇwwwwwwwwww」



「次は、男子硬式テニス部の写真撮影です。指定された場所に、集合してください」



男3「お、キターーー! 行って来る! じゃあな、主」

主「うむ。さらばだ」




525 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/15(月) 18:37:11.19+GVDk9eM0 (47/47)

投下終了。

結構書き溜めたと思ったらそうでもなかったでござるの巻。

みてくださってる方はありがとうございます。
書き溜めたらまた来ます。


526VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)2011/08/15(月) 20:15:45.28vtCsgfyh0 (1/1)

ひさしぶりに来たら三年になってる件……
今から部活編から読まんと……


527VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 23:10:59.41fn53kB0c0 (1/1)

女3まだー?
それにしても男1はモテるな

(owo)<ウェーイ
とりあえず乙


528VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/15(月) 23:29:05.01dwfAjEfAO (1/1)

いいね


529VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/08/15(月) 23:38:32.7514vPFGBAO (1/1)

仕方ない
女3は俺が慰めておくとしよう


530VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/15(月) 23:40:47.22rOn0JG2SO (4/4)

お前にはビッチ1がいるじゃないか
それはそうとボッチと友達になりたい


531 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/16(火) 00:27:45.89/UBtYdRC0 (1/1)

すいません。やらなきゃいけないことが結構あるので、これから更新頻度下がります><;

いまのところ、書き溜めはできていないので、少しずつためて投下したいと思います。

みてくれてる方、すいません。そして、ありがとうございます。

レスもありがとうございます。励みになります。


532VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/08/16(火) 00:48:37.58AH5sRMljo (1/1)

楽しみにしているぞ


533VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/08/16(火) 00:55:07.41/Wjej7nAO (1/1)

>>529
いや、俺の横で寝てるから


534VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/16(火) 01:23:33.82C35EDdBI0 (1/2)

だな
俺もボッチと友達になりたいな  アイツハイイヤツ


535VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/16(火) 01:24:58.50C35EDdBI0 (2/2)

おぅ! 自信を込めて待ってるぞ!! ガンバ!!b


536VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2011/08/16(火) 01:47:17.21EJtSmIl80 (1/1)

>>533
お前の横で寝てるのはキョロ充だよ


537VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/16(火) 13:17:17.79Xz0/5JEGo (1/1)

そういえば序盤に出てきた帽子男はどうなったのだろうか


538VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/16(火) 14:43:54.79roY0yYK9o (1/1)

>>537
俺も気になる


539VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/17(水) 03:23:59.08JHtrfugdo (1/1)

両手の秘密ってやつだろうな

友情とか、馬鹿加減とかすごく笑わせてもらった。楽しみにしてる


540VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/17(水) 15:58:53.59xmhXeVXAO (1/1)

>>539
そこを笑うとか腹黒いなwwwwww


541VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/18(木) 19:50:36.12OE2lgYHH0 (1/2)

そろそろストーンブリッド
そろそろ燃えないかなー?

つか燃える速さって時速何キロ位かね


542VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/18(木) 20:06:58.48OE2lgYHH0 (2/2)

そろそろストーンブリッド
そろそろ燃えないかなー?

つか燃える速さって時速何キロ位かね


543VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2011/08/19(金) 23:41:06.62GdhS2fdG0 (1/1)

遅いな


544VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/20(土) 02:05:44.46h+xsNh8AO (1/1)

早くこいよ


545VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/20(土) 03:25:03.24spW62ufAO (1/1)

Ageんなゴミ


546VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/21(日) 23:58:57.94kTb7f3jE0 (1/1)

>>545
ageる奴は大抵ゴミクズ
気にすんな
ゴミクズに何言ってもわかんねーよ

それにしても>>1まだか?


547VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県)2011/08/22(月) 02:43:00.18UTYT+6DW0 (1/1)

女3に期待wktk


548 ◆MJ8i8ClBa.2011/08/22(月) 11:14:52.11/IbGx0YP0 (1/1)

>>1です。

レスしてくれたり待っててくれる方には感謝していますが、再開は早く見積もっても
9月くらいになると思います><;

再開したらまた見てやってください。



549VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/08/22(月) 18:26:11.22FLWgVq3Go (1/2)

おいおいおい、いい加減にしろよ
こっちはずっと待ってるんだここの所気温が下がって寒いんだよ
早くしろったく、いつまで全裸で待てば賢者になれるんだ・・・・・・


550VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/22(月) 19:20:23.70fPH6L3dDO (1/1)

ワロタ

>>1はゆっくり頑張ってくれ


551VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/08/22(月) 19:57:09.73LY0ogSDAO (1/1)

9月…だと…!?

まぁいいか女3は横で寝てるし


552VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)2011/08/22(月) 21:32:36.07vzkSrpd8o (1/1)

>>551よく見ろ

横で寝てるの男3だぞ


553VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)2011/08/22(月) 21:46:26.30hUaPRWJmo (1/1)

女3?あぁ今俺の事踏んでるけど?


554VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/08/22(月) 21:55:39.27FLWgVq3Go (2/2)

>>553
それはお前、DQN1だぞ


555VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)2011/08/23(火) 00:41:37.79+0jJtKyIo (1/2)

>>552
残念だったな男3は俺の横で寝てるぞ


556VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/23(火) 02:32:01.76XlzAIYcn0 (1/1)

>>555
よく見ろそれはキョロ充だww

※今男3は姉に監禁されてます


557VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/23(火) 03:27:34.603gn0VCkAO (1/1)

このSSの人気に嫉妬


558VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)2011/08/23(火) 03:48:31.12+0jJtKyIo (2/2)

>>556
残念だったな俺は男ならなんでもいいんだ


559VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/23(火) 12:04:43.11X9gR7Owro (1/1)

>>554
なにいってんだよ。ビッチ1だろ


560VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/23(火) 22:50:00.56XJUGlwaL0 (1/1)

>>558
ガチホモかよwww

ちなみに転は武者修行に行って迷子になってなぜか俺んちにいます


561VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/24(水) 17:23:25.70BHSnH6bSo (1/1)

このSSになんで惹かれるのかと思ったら
「うっ、鼻血が」みたいな表現なんだと気付いた


562VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/08/24(水) 23:32:22.98K1zOfATAO (1/1)

>>561つまりどういうことだってばよ


563VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/25(木) 04:31:24.18/Sl2D/G5o (1/1)

>>562
全てに魅力感じるんだよいわせんな恥ずかしい


564 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/01(木) 11:37:46.172pIorm9D0 (1/1)

一応生存報告です。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/


565 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/05(月) 22:56:02.32rnuafgN00 (1/1)

今週の土日に投下しようかと思います。


566VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)2011/09/05(月) 23:25:02.45yF4tqIB5o (1/1)

遂にこの時が来たか・・・


567VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/09/06(火) 00:03:31.81Rcn5PRiAO (1/1)

ククク、待ちわびたぞ


568VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/09/06(火) 23:00:25.52m2NBTbXSO (1/1)

なんだか土日がいつにも増して遠く感じるよ…


569VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2011/09/08(木) 21:43:49.49jp1exnB80 (1/11)

少し早いですが、はじめたいと思います。

書き溜めは少しもないので、遅れるかと思います。



主「ふむ…俺も帰るとするか」


~帰り道~

帽子男「………」

主「!」

帽子男「やあ、主君。久しぶりだね…」

主「貴様…何者だ!!!」

帽子男「え、帽子男だけど…」

主「ふむ。新手の詐欺とはこういうものか」

帽子男「違うよwwwwwwww」

主「ククク…冗談だ。貴様のことは覚えているぞ」

帽子男「なら、話は早いね。僕の研究所に来てくれるかい?」

主「む?」

帽子男「だから、僕の研究所に――」

主「なぜだ?」

帽子男「なぜ…って……昔にも一度きたことがあったよね…」

主「うむ」

帽子男「そのときは普通に来てくれたよね?」

主「うむ」

帽子男「じゃあ、今回も来てくれないかい?」

主「ふむ…では聞こう」

帽子男「?」


570 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 21:50:54.26jp1exnB80 (2/11)

主「俺はお前に会ったあの日から気になっていたのだが、なぜ俺の名前を知っていた?」

帽子男「……」

主「そして、なぜ俺を研究所とやらに連れて行ったのだ? とても偶然とは思えぬのだ」

帽子男「……」

主「貴様は重要な何かを隠しているのではないのか?」

帽子男「へぇ……主君もアイツに似て、察しがいいね」

主「……?」

帽子男「確かに僕は隠し事をしていたね」

主「だろうな。俺の煌きし、二つ目の心がそう言っているからな」

帽子男「」

主「」

帽子男「僕は、主君……君を変えるために研究をしてきたんだ」

主「……む?」


571 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 21:54:53.55jp1exnB80 (3/11)

帽子男「あの、別世界のような物。アレが君を変える鍵だ」

主「何を言っている? 貴様はわけがわからん」

帽子男「ああ…ごめんごめん」

主「……」

帽子男「僕は、君に人間として完成してほしかったんだ」

主「人間として完成? なにを言っている。俺は神をも超える存在のはずだが?」

帽子男「」

主「」

帽子男「」

主「人間として完成する……か」

帽子男「うん」

主「どういうことだ?」

帽子男「君は、命を大切にすることを知らない」

主「………?」


572 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:00:51.20jp1exnB80 (4/11)

帽子男「君はうすうす感づいているんだろうな」

主「む? 何を言ってるのかまったく理解できぬが?」

帽子男「君の両手」

主「…………」

帽子男「それが普通の人間が持っている能力だと思っているのかい?」

主「…いや、これは我が一族の能力だが?」

帽子男「いや、聞き方が悪かったね」

主「……?」

帽子男「その両手の能力が、普通の人間の身体に影響がでないものだと思っているのかい?」

主「…!」

帽子男「もう、そろそろわかってきているんだろ?」

主「……」

帽子男「その両手、あんまり全力で動かすと死ぬよ」

主「…む? 何をいっているww 面白いことを言うではないか」

帽子男「……」

主「クッハッハッハ!」

帽子男「冗談ではないよ」




573 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:05:28.95jp1exnB80 (5/11)

主「…なんの話だ?」

帽子男「……君の身体にもうすでに影響がでているだろうな」

主「……」

帽子男「どうやらなんとなくはわかっているようだね。その能力のリスクについて、何を教えてくれなかったのかい? アイツは」

主「さっきから、アイツアイツと言っているが、誰のことをいっているのだ?」

帽子男「……よく、僕の顔を見てみればわかるかもね」

主「………」

帽子男「わかったかい? 僕は君の父親の弟だ」

主「!」



574 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:14:23.48jp1exnB80 (6/11)

主「貴様が、亡き父の弟だと?」

帽子男「ああ、そうだ。アイツは死ぬ前、僕にこう言った」

主「?」

帽子男「“息子を頼んだ”とね」

主「……」

帽子男「アイツは、僕を信じきり、君のことを任せた。きっと、君に正しい生き方をしてほしいとでも言いたかったんだろうね」

主「ふむ」

帽子男「でも、アイツの言う正しい生き方なんてくだらないものだよwww」

主「……?」

帽子男「狂っていると思うよ。命を削ってまで、大事な人とやらを守れとかwwwwww」

主「………」

帽子男「そんなことをしょっちゅう言っていたね。何の茶番だって話だよ」

主「………」

帽子男「でも、僕はそんなくだらないことに賛成はしない。そんなくだらない死に方をするのは全然正しいとは思わないね」

主「……」

帽子男「命を大事にすることこそ正しい生き方だ。それが一番幸せな生き方だろうと思う。つまり、今の君は命を無駄にしてるんだ。命を削って、くだらないことに能力を使ってしまってるんだよ」

主「ククク、何を言っている」



575 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:21:30.23jp1exnB80 (7/11)

帽子男「ん? どうやら僕の言っていることに同意は示していないみたいだね」

主「うむ」

帽子男「やっぱり君はアイツに育てられて、洗脳されてるんだね。その気持ち悪い口調といい、殆どがアイツに似ている」

主「それは悪いことなのか?」

帽子男「まぁ…僕にとってはね。正直僕は、アイツのことを全て否定しようと思っている。だから、君のことも否定することになるかもね。アイツを見ているとムカツクんだ。どうしようもないくらいにね」

主「……」

帽子男「アイツが死んでもなお、アイツの考えが生きてると思うといても立ってもいられなくなってね。だから君に正しい人間のあり方を教えてやろうと思ったんだ。そして、僕は研究した」

主「……」

帽子男「あの機械は、自分の想像する能力を全て実現させることが出来る。そして、あの機械の中なら、能力を使って、仲間を守るなんてくだらないことだってなんでもできる」

主「ふむ…」

帽子男「でも、能力を使うごとに寿命が減るんだ。もちろん現実の寿命には影響しないけどね。でも、それで命の大切さっていうのを教えてやろうと思っているんだ」


576 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:27:17.57jp1exnB80 (8/11)

主「ククク、ふざけたことを抜かすでない」

帽子男「何を言っているんだい? ふざけたことなんてひとつも言っていないよ」

主「俺は研究所には行かない」

帽子男「なぜだい? 君は命の大切さをわかっていない」

主「ッフ、命の大切さなどは知ったことではないが、他の大切さを知っているのでな」

帽子男「そうやって君はくだらないことに能力を使い続けて死ぬんだよ。わかっているのかい?」

主「クククッハッハ! 面白い!」

帽子男「面白い!? 何が? 死ぬことがかい?」

主「クククク」

帽子男「……」

主「いや、そうではない」

帽子男「?」

主「貴様が言う、くだらないことに能力を使い、死ぬこと。上等ではないか」

帽子男「バカか? 君は。本当にくだらないことに使って死ぬのが面白いわけないだろう! もっと
命を大切にしようと思わないのかい!?」


577VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/09/08(木) 22:31:13.67fMaeYF46o (1/1)

まさかの複線回収


578 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:44:39.24jp1exnB80 (9/11)

主「俺がやっていることが本当にくだらないこと?そう思っているのなら勝手にそう思っているが良い。」

帽子男「……?」

主「くだらないこと。そんなのは価値観の問題だろう。くだらないこととそうじゃないことの区別
くらい、とっくについている」

帽子男「よくわからないね…」

主「わからないならお前に質問をしよう」

帽子男「?」

主「仮に貴様が、自分が信じた人間の全てを継ぎ、生きていくとしよう」

帽子男「…」

主「だが、その先に大きな壁があることに途中で気づくのだ」

帽子男「…?」

主「たどりついた先に、自分が引き継いだ考えかたや思想が通用する環境がないかもしれないと」

帽子男「………」

主「そして、予想通りそんな環境が無かったとしよう。どうなると思う?」

帽子男「……それは……浮いてしまうね」

主「そう。浮くのが普通だ。孤独、そして悩み、そんなものが毎日、頭の中を回る」

帽子男「そうだね」

主「だが、そんななか、一つの手が差し伸べられたら?」

帽子男「?」

主「浮いてしまってる中、一つだけ、それを認めてくれるものがあったらどうだ?」

帽子男「……」

主「当然孤独に悩まされる人間は、それに飛びつくだろう」

帽子男「そうかもしれないね」

主「たとえ、飛びつかなかったとしても、外面に出さなかったとしても、それは嬉しいことだ。
本当に嬉しいことだろう」

帽子男「………」

主「貴様もそう思うだろう…?」

帽子男「……そ、それは………」

主「俺はそうだった。それが、どんなに嬉しくて、気持ちが楽になるのか、貴様にはわからないだろ
う」

帽子男「……」

主「俺は、そんな奴らのために自分の全てをかける。たとえ、そいつらが俺を信じていなくても、
頼りないと思っていても関係ない」

帽子男「理解できない!」

主「そうか。貴様には仲間がいないのか?」

帽子男「………」

主「一生ついて行こうと思った仲間がいなければわからないだろう」

帽子男「……」

主「では、俺は行くぞ。貴様のくだらぬ話に付き合っているならダークエンペラーを読むほうが楽し
いのでな」


579 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:49:43.42jp1exnB80 (10/11)

>>578 カオスエンペラーですた。


帽子男(……そういうことだったのか。僕は嫉妬って奴をしていたのか……。仲間がいる兄を嫉妬し、
仲間のためになんでも尽くせる兄が羨ましかったのか……。むかついていたんじゃなく……
だからたった一人の高校生のために……研究をして……そうだよな。あんなに研究に執着すること
なんて………)


580 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/08(木) 22:50:58.48jp1exnB80 (11/11)

今日はここらへんで終了! 複線的な何かを回収できますた。

これからも完結までよろしくお願いします。


581VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/09/08(木) 23:15:52.001ji3CQuAO (1/1)

面白す


582VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/09/09(金) 01:47:44.09DJurSf0uo (1/1)

人間として完成してたな


583 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 22:05:08.77YfSKrmHC0 (1/7)

~次の日~

男3「っていう話を聞いたんだけど、めっちゃ受けるよなwwwwww」

男1「」(失笑)

男2「くだらん」

男3「え」

転「」(苦笑)

男3「ひどすwwwwwww」

 ガラッ

主「クッハッハ!」

男1「よう主」

男3「マキシマム登場うう!」

男2「ww」

転「師匠!」


584 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 22:21:17.04YfSKrmHC0 (2/7)

~放課後~

男1「んじゃ、俺はちょっと用事あるから帰るわ」

男2「ああ」

男3「あれれー? 彼女さんと何かあるんですかねぇ?」

男1「じゃあな!」

主「うむ」

男3「あれれのれー?ww」

男2「じゃあな」

転「さらばでござる!」

男3「」

転「拙者も、妹と少し約束があるので帰るでござる!」

男3「あ…俺も帰るわ…」

男2「じゃあな、転」

主「さらばだ転よ」

男3「」



男2「みんな帰ったな」

主「うむ」

男2「マキシマムに聞きたいことがあるんだが、いいか?」

主「む? なんだ? 貴様も遂に魔界に興味を――」

男2「いや、まったく持っていない」

主「」

男2「聞きたいことっていうか、一年生の時に聞きそびれたことなんだがな」

主「む? 聞きそびれたことだと?」

男2「ああ」

主「なんのことだ?」

男2「あのときのことを覚えてるか?」

主「む? 魔界で大激闘を繰り広げた時のことか?」

男2「そんな記憶ねぇよwwww」

主「」

男2「キャンプの時のことだ」

主「む?」

男2「俺達、一回停学になっただろ。そのときに行ったキャンプの時…」

主「む……確かにそんなことがあったな」

男2「そのとき、俺とお前は一緒に行動してたのを覚えているか?」

主「……?」

男2「熊に追いかけられてた時だ」

主「ふむ……そうだな」

男2「そのとき、俺はお前に厨ニ病について聞いたよな」

主「……そうだな」

男2「それで、ちょうど熊に見つかって、話が途切れた。だから、そのつづきを聞きたくてな」


585 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 22:29:56.67YfSKrmHC0 (3/7)

主「……いいだろう。俺は貴様にどこまで話した?」

男2「中学生になって、時は満ちた。とまで聴いた記憶があるな」

主「ふむ」

男2「そこから話してくれ」

主「いいだろう」

男2「まぁ、話せる範囲でいい」

主「了解した。………俺が中学生になるころ、俺の父は亡き者となった……」

男2「死んだってことか……?」

主「うむ」

男2「……そうか……続けてくれ」

主「俺が生まれて間もないころ、我が母がいなくなったというのは知っているな?」

男2「ああ、昔聞いたな」

主「その理由から説明しよう」

男2「……」

主「もともと、我が家は、借金というものを背負っていたらしい」

男2「……」

主「それは、少しの時間で返せるものではなかったらしい。我が両親は、その借金を返すため、懸命に働いた」


586 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 22:44:07.05YfSKrmHC0 (4/7)

主「しかし、その努力は中々報われず、ついに子までもができてしまった」

男2「マキシマムか……」

主「うむ。そうだ。子が生まれてしまったことにより、生活への負担は大きくなり、借金を返すこと
が難しくなっていった」

男2「……」

主「そして、遂に俺の母は夜逃げをした。――そう、思っていた」

男2「…? どういうことだ?」

主「借金を返す生活によって衰弱し、やつれていく母を見た父は、家から出るように言ったらしい」

男2「……」

主「父が借金を一人で返済し、それが終わった頃にまた一緒に暮らそう。そういった」

男2「……」

主「その後、父は俺を一人で育てた。一時期は借金取りが家に来たりもしたらしいぞ」

男2「マジかよ」

主「しかし、俺の父はあきらめなかった。借金を返すのが遅すぎて、暴走族のような連中が家に訪問
し、押し入ろうとしたときは、最終手段として、ストーンブリットを使ったりなどし、なんとか返済
に成功した」

男2「大変だな……」

主「返済が完全に終わった頃、俺は中学生に進学していた」


587 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 22:59:09.88YfSKrmHC0 (5/7)

主「だが、それと同時に父はこの世を去ったのだ。35歳という若さであった」

男2「……過労死って奴なのか?」

主「いや、原因はストーンブリットだと言われている」

男2(ストーンブリット?)

主「そして、結局、父と母が一緒に暮らすことはなかった……」

男2「……」

主「だが、今話したことの殆どは父の日記に書かれていたことだ。事実かはわからぬ」

男2「……本当の話っぽいがな……」

主「そうだな。では、つづきを話そう」

男2「ああ」

主「父が亡き者となった後、俺は母方の叔母と一緒に暮らすことになっていた」

男2「なっていた?」

主「うむ。だが、俺は無理を言って、実家で暮らすことにしたのだ」

男2「……」

主「父と一緒に暮らしたことが忘れられなくてな」

男2「そうか……」

主「うむ。そうだ。父のことを忘れることができなかった俺は、さらに、父の遺品を家に残した」

男2「……」

主「そのせいで家の中は相当汚かったがな……。ナマコは俺の父が飼っていたものだ」

男2「そういうことだったのか……」

主「……だが、それでも寂しかったのだ。父が消えてしまったことが」

男2「……」

主「だから、俺は父の全てを受け継ぐことにしたのだ」

男2「……?」

主「その証拠に、この口調は父のものだ」

男2「……!?」

主「ずっと忘れられなかったのだ。俺は父のことを」

男2「それでお前は……普通の厨二病とは違うんだな……」

主「まぁ……そうなるかもしれんな」

男2「なら……二年前に俺達が試みたことは、無意味なことだったんだな」


588 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 23:07:14.27YfSKrmHC0 (6/7)

主「?」

男2「俺達がお前に近づいた理由は、お前の厨ニ病をやめさせるためだった」

主「なん…だと!? 魔界の使者に憧れていたのでは――」

男2「ねぇよ」

主「」

男2「wwwww」

主「……そして、最近になって、気づいたことがある」

男2「?」

主「俺がいままで母方の叔母だと思っていた人物は、俺の実母だということに」

男2「!?」

主「俺は父の遺品の中で、色々な写真を見つけたのだ。その殆どが、いままで叔母だと思っていた
人物と俺と父が写っているものだった……。それで確信したのだ」

男2「……」

主「つまり、俺は母から生活費を貰っていたということになるな……」

男2「そうか……。きっと気まずいんだろうな」

主「む?」

男2「夜逃げした母親と一緒に暮らすなんて無理なんだろうと思ってるんじゃないか、ってことだ」

主「……そうかもしれないな」

男2「……」

主「俺の話は以上だ。どうだ? 貴様も魔界の使者に――」

男2「ならねぇよwwww」




589 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/10(土) 23:08:41.84YfSKrmHC0 (7/7)

今日はここまでです。
これからは確実に終了に近づけて行きたいと思いますのでよろしくおねがいします!

結構放置してしまっていたので、見てくれる方がいるか心配ですが、
見てくれてる方は本当にありがとうございます。

図々しいことかもしれませんが、ぜひ完結までお付き合いください!


590VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/09/10(土) 23:15:17.10kMkOdQRto (1/1)

楽しみにしてるよ!


591VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/09/10(土) 23:22:16.10ET0lHXWzo (1/1)




592VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/09/11(日) 11:43:46.17be5XxUsAO (1/1)

更新が楽しみ


593VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2011/09/11(日) 23:02:20.258uCVSJpS0 (1/4)

男2「じゃあ、俺は帰るな」

主「うむ。さらばだ。くれぐれも魔物に気をつけることだな」

男2「意味わからんwwwwwwww」

主「」

男2「てか、マキシマムは帰らないのか?」

主「うむ。俺は職員室に用があるのでな」

男2「そうか。またなんかやらかしたのか?」

主「」

男2「図星かよwwwwww まぁ、俺は帰る。じゃあな」

主「さらばだ」



~職員室~

先生「本当にお前がやったんじゃないんだな?」

主「そうだと言っているだろう。貴様は猿か?」

先生「でも、お前を見たといっている生徒が多数いるぞ」

主「ククク、何を言ってる。この俺が窓ガラスなどというくだらない物体を破壊するわけがないだろう」

先生「」

主「つまり……俺ではない!! クハハハ!」

先生「」

主「ッハッハッハ!」

先生「もう、帰ってくれ」

主「」


 ガラッ


主「ククク、俺のに疑いをかけるとは愚かな猿だ」


594 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/11(日) 23:08:37.918uCVSJpS0 (2/4)

酉付け忘れてた。


~廊下~

主「帰ったら魔術の練習でもするとしよう……」

 タッタッタ……

主「む? 足音が聞こえる……」

 タッタッタッタッ

主「ま、まさかっ!!!! エリアン!?!!?!?!」

 バッ!

女3「…………」

主「」

女3「またこのパターン……?」

主「ク……ククク……」

女3「」

主「そ、それより、俺に用か?」

女3「いや…用はないんだけど……ちょうど部活おわったところなんだ…ww」

主「ふむ。そうか」

女3「うんw」


595 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/11(日) 23:16:27.568uCVSJpS0 (3/4)

主「まぁ……帰るとしよう。魔界の使者として、時間を無駄にするわけにはいかないのでな」

女3「えっ…? あ、うんww そうだね」



~帰り道~

主「……もうすっかり夜になってしまったな」

女3「そうだねー」

主「……………」

女3「……と、ところでさ」

主「む? なにか問題でも生じたのか?」

女3「いや……まぁそんな感じなんだけど……」

主「ま、まさかもう悪魔がこの世界にっっっ!?」

女3「そんな危機じゃないから大丈夫……」

主「そうか……。では何だ?」

女3「えっ……と……あの、あ……」

主「む? どうしたのだ?」

女3「主君に……聞きたいことが、あ、あるんだ……けど……ね」

主「どうした? 顔が紅色に染まっているぞ?」

女3「えっ!? そ、そうかな?ww」

主「うむ。まったくもって」

女3「な、なんでもないよ…! 主君ってさ」

主「む?」

女3「わ、私の事を……………どう思ってる……の?」

主「………!?」


596 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/11(日) 23:18:44.588uCVSJpS0 (4/4)

すいません。明日朝が早いので寝ます。

全然進められなくてすいません。


見てくださってる方はありがとうございます。


597VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/09/12(月) 01:10:09.29+oMbPP5DO (1/1)

主の描きし物語に終焉が近付いているのは悲しい事だな…


598VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2011/09/12(月) 05:44:07.24mIsA42d40 (1/1)

限りなく魔界の理に近いこのSSを失うことは我ら魔族にとっても痛手であるな…


599VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/09/12(月) 21:56:05.98yLrmN6cAO (1/1)

焦らすなよwwww


600 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/16(金) 21:43:47.83UJe5JDR80 (1/4)

すいません。少しさぼっていました。
完結できるか心配になってきました。
ストーリーは大体おkなんですが、全然シナリオが……
まぁかんばります。

>>599 すいません。焦らしました。


主「ククク、俺は貴様のことを人間だと思っている……」

女「………」

主「ッフ……俺は神聖なる魔族の一員だ。貴様のこ――」

女「ねぇ」

主「む? なんだ?」

女「真面目に答えてくれないかな……」

主「………」

女「………」


601 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/16(金) 21:56:26.43UJe5JDR80 (2/4)

主「……逆に聞こう」

女「え?」

主「貴様は俺のことをどう思っているのだ……?」

女「………そしたら、言ってくれる?」

主「む? 何をだ?」

女「私が、主君のことをどう思っているのか言ったら……主君も私のこと、どう思ってるのか……」

主「……いいだろう。契約を交わした」

女「うんww」

主「………」

女「率直に言うと、私は……主君のことが好きだよ……」

主「!?」

女「……//」

主「ど、どういうことだ!? 意味がわからぬぞ…!」

女「……だから……好きなんだってば……」

主「なん……だと!? な、なぜだ!?」


602 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/16(金) 21:57:44.06UJe5JDR80 (3/4)

女 ← 女3 にしました。 ほかにはもう女は出てこない予定ですので。


603 ◆MJ8i8ClBa.2011/09/16(金) 22:06:24.32UJe5JDR80 (4/4)

女「わかんないよ……」

主「……」

女「気づいたら好きに……なってた」

主「……そういうもの……か」


ぐっはああああああああああああああああああ。
ヤバいです。挫折しそうです。
ちょっと、また明日来ます。
本当すみません。俺、やっぱりダメ人間でした。
見てくださってる方には本当にご迷惑をおかけします。
全然物語を展開させることができません……
また練りなおしてきます。本当すいません。


604VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/09/17(土) 08:50:24.27Myb7YocDO (1/1)

成る程、魔翌力が暴走し始めているな・・・
これは番外編の流れ・・・!


605VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/09/17(土) 18:15:02.92iSk97NYAO (1/1)

まさか…機関の手がここまで…?
ここは俺がくい止める!
だから>>1!はやく続きを!


606VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/09/20(火) 08:53:23.32ODqcq0GAO (1/1)

>>1よ
俺と>>605でここはなんとか食い止める!

早く書くんだ!


607VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2011/09/20(火) 17:13:21.01JLSZjoeAO (1/1)

早く男3を登場させるんだ


608VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/09/22(木) 23:27:15.89dEpBPR8SO (1/1)

くっ…機関め、小癪な真似を…!
おい、>>1はまだなのか!?
>>605と>>606と俺だけじゃもう保たないぞ!!



609VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)2011/09/23(金) 06:18:00.46gV6ROwoXo (1/1)

一人でなにやってんだよきもちわりい


610VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)2011/09/25(日) 16:32:56.44bUpL+JjAO (1/1)

wktk


611VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2011/09/28(水) 19:07:08.51idIcTgFk0 (1/1)

ついに投げられし作品になったというのか


612VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)2011/10/10(月) 14:20:50.92hRqDT6iAO (1/1)

チラッ


613VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/10/11(火) 20:14:11.33xUzys8yAO (1/1)

全く音沙汰なしかよ


614VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/10/14(金) 05:31:06.16//o0Lh4to (1/1)

広げた風呂敷畳めずにいなくなる人が9割を占めるこんな板じゃ


615VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/10/16(日) 15:00:45.06XRHeItQ/o (1/1)

1ヶ月か


616VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)2011/11/01(火) 21:28:18.10l+SypP/s0 (1/1)

帰ってこい
なあ

こんなに楽しみにしている人が居るんだぜ?
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/



617 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/03(木) 16:09:22.10pAZJEPrN0 (1/4)

主「そうか。ならば俺が貴様のことをどう思っているか教えてやろう」

女「……うん」

主「……………」

女「……………」

主「……お、俺は貴様のことなどどうでもいい」

女「え……」

主「なんとも思っていない。強いて言えば貴様のことをうっとうしいと思ったこともある」

女「………でも…前は――」

主「ククク、残念だったなwwwwww 恨みたければ恨め」

主「俺を恨むがよい、そして勘違いした自分を恨むのだ。クハハ! そして俺に一生近づくな!」

女「……そうだったんだ……うっとうしくてごめんね……」

主「…………」

女「本当に……勘違いしてた。主君が少しでも私に好意を持ってくれてるって……思ってた……」

主「…………」

女「でも、違うんだね。ただ私が勘違いしてて……本当にごめん。邪魔だったよね……」

主「……………」

女「でもさ……」

主「………」

女「自己中な考えかもしれないけど、辛かったんだ……」

主「………」

女「家にいても学校にいても、主君のことばっかり考えちゃって……気づいたら目で追ってるし、いつのまにか近寄ってたり……」

主「………」

女「主君が好きで好きでしょうがなかったんだ……。近くにいるだけで胸が苦しくなっちゃって……気持ちを伝えないとこれ以上耐えられなかったんだ」

主「…………」

女「我慢できなかったんだ…。本当……自己中でごめん」

主「…………」

主「………涙が垂れているぞ……」

女「……えっ? 嘘? ご、ごめん……」

主「………」




618 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/03(木) 16:09:47.26pAZJEPrN0 (2/4)

主「そうか。ならば俺が貴様のことをどう思っているか教えてやろう」

女「……うん」

主「……………」

女「……………」

主「……お、俺は貴様のことなどどうでもいい」

女「え……」

主「なんとも思っていない。強いて言えば貴様のことをうっとうしいと思ったこともある」

女「………でも…前は――」

主「ククク、残念だったなwwwwww 恨みたければ恨め」

主「俺を恨むがよい、そして勘違いした自分を恨むのだ。クハハ! そして俺に一生近づくな!」

女「……そうだったんだ……うっとうしくてごめんね……」

主「…………」

女「本当に……勘違いしてた。主君が少しでも私に好意を持ってくれてるって……思ってた……」

主「…………」

女「でも、違うんだね。ただ私が勘違いしてて……本当にごめん。邪魔だったよね……」

主「……………」

女「でもさ……」

主「………」

女「自己中な考えかもしれないけど、辛かったんだ……」

主「………」

女「家にいても学校にいても、主君のことばっかり考えちゃって……気づいたら目で追ってるし、いつのまにか近寄ってたり……」

主「………」

女「主君が好きで好きでしょうがなかったんだ……。近くにいるだけで胸が苦しくなっちゃって……気持ちを伝えないとこれ以上耐えられなかったんだ」

主「…………」

女「我慢できなかったんだ…。本当……自己中でごめん」

主「…………」

主「………涙が垂れているぞ……」

女「……えっ? 嘘? ご、ごめん……」

主「………」




619 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/03(木) 16:17:52.84pAZJEPrN0 (3/4)

女「ごめんね……じゃあね!」

 タッタッタッタッ

主「……………」

主(これで良いのだ……)




~一ヶ月後~

男3「はぁ!? なんでだよ!?」

男2「俺だってわからない!」

男1「ちょ…なんでいきなり主が入院……」

転「心配でござる……」

ボッチ「えっ!? 本当!?」

オタク1「………」

キョロ充「えっwwww それってマジヤバスwwwwww」

オタク1「きめぇ」

キョロ充「」





620 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/03(木) 16:21:22.51pAZJEPrN0 (4/4)

またあとできます。なんとか完結に向けてがんばります。


621VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海・関東)2011/11/03(木) 18:06:27.98b2EHbIDAO (1/1)

来たか……


622VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)2011/11/03(木) 22:50:15.36vDBnAtfAO (1/1)

きた!メイン>>1きた !これで勝つる!


623VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関東)2011/11/03(木) 22:53:22.25b1SqbdYAO (1/5)

いきなり急展開だな。>>1頑張れよ~


624VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関東)2011/11/03(木) 22:53:51.58b1SqbdYAO (2/5)

いきなり急展開だな。>>1頑張れよ~


625VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関東)2011/11/03(木) 22:54:32.20b1SqbdYAO (3/5)

いきなり急展開だな。>>1頑張れよ~


626VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関東)2011/11/03(木) 22:55:02.25b1SqbdYAO (4/5)

いきなり急展開だな。>>1頑張れよ~


627VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関東)2011/11/03(木) 23:36:30.00b1SqbdYAO (5/5)

連投すいませんでしたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


628VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)2011/11/04(金) 00:30:49.85YIIvmHwN0 (1/1)

>>1来てたぁ!乙!


629VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県)2011/11/04(金) 17:20:58.473pjJO66i0 (1/1)

転「今日、とりあえず病院に行ってみようでござる!」

男2「そうだな」

男3「………」

ボッチ「……僕も行く」

キョロ充「マジかwwwwww 俺もいっちゃおうかなwwwwwwww」

オタク1「いかなくておk。俺もお前も」

キョロ充「なんでだしwwww」

オタク1「遊びじゃねぇぞ」

キョロ充「」


~放課後、病院~

男1「ここが主がいる病室だ」

男2「そうか。開けるぞ」

転「了解でござる」

 ガチャ

主「……!」

ボッチ「主君!」

男3「ようマキシマムwwwwww」

主「貴様らか。何をしにきた」

男3「お見舞いにきまってんだろwwww」

男1「大丈夫なのか?」

主「…………」

男2「どうなんだ?」

主「……父と同じ、特殊能力。いや、一種の病だそうだ」

男2「……! それって……」

男3「ん? どうしたの?」

男1「何か知ってるのか?」

男2「…………」





630VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)2011/11/06(日) 23:59:42.66c2jp7tsXo (1/1)

そろそろ終わりっぽいけど最後まで楽しみにしてるからな


631VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)2011/11/09(水) 20:33:34.28bzwss8ISO (1/1)

来てたのか!


632VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(九州)2011/11/09(水) 22:13:04.28pFewkYzAO (1/1)

おお!
来てる!


633VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/14(月) 03:19:31.78bmIjHy2SO (1/1)

まだかな


634VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)2011/11/17(木) 21:49:08.005QudelXs0 (1/1)

死ぬのか、いや生きてかえってくるに違いない!


635VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長崎県)2011/11/27(日) 00:14:52.16aXdQKJEX0 (1/1)

まだか・・・


636 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/27(日) 22:50:34.48Z/qp3Ffu0 (1/5)

男2「ストーン……何とかとかか?」

男1「何だそれ?」

主「ああ、ストーンブリットだ」

男3「何だよそれ…」

主「貴様ら、俺の石投げをみたことがあるか…?」

男2「ああ…」

男1「そりゃあな」

男3「うん」

主「それが俺の病だ」

ボッチ「……?」

男3「は?」

男2「?」

男1「どういうことだ?」

男2「確かにお前の石投げの威力は半端じゃない。それが病?」

主「ああ。あれは生まれつき持った、いわば『身体障害』だそうだ」

男3「……つまり、どういうことだ?」

転「?」

主「人間の筋肉は、普通は100%使用することはできないことは貴様らも知っているだろう?」

ボッチ「…うん」

男3「おう」

主「だが、俺の場合は違う。手に何かを握ることによって、100%の筋肉を使用できるようになる」

男1「それであの威力だったのか……」

主「そうだ。だが、それは脳を一時的に麻痺させることによって生じている」

男3「ってことは……」

男2「脳への負担が大きいってことか!?」

主「そういうことだ」

転「師匠……」

ボッチ「主君……」

男3「その病名が、『ストーンブリット』」

主「いや、それは俺が考案したものだ」

転「」

ボッチ「え…」

男3「ちょwwwwwwww」

男1「wwwwwwww」

男2「wwwwwwww」

主「」

男1「って……笑ってる場合じゃねぇな……」

男3「おう……」

男2「だな。命に別状はないのか? その、ストーンブリットは」

主「………いや……」


637 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/27(日) 23:04:00.85Z/qp3Ffu0 (2/5)


転「あるのでござるか……」

ボッチ「……」

男1「………」

男3「嘘だろ……」

男2「治る見込みはあるのか?」

主「………いまのところは無いらしいな。こうして安静にしているしかないようだ…」

男1「マジかよ……」

男2「………」

男3「……おい、マキシマム」

主「なんだ? 糞ガキが」

男3「喧嘩売ってんのかwwwwww」

主「いや、そのつもりはない」

男3「そうかwwww お前さ、死なないよな?」

主「…………」

男2「おい、そんなこと聞くもんじゃないぞ」

男1「………」

男3「おい、なんで黙ってんだよ。返事くらいしろよ」

主「……悪いが、死なないという保障はできない」

男3「……ぬなよ……」

主「む?」

男3「……絶対死ぬなよ!!!!」

主「………」

男3「……おい、無視……すんなよっ!」

男1「………」

転「………」

男3「おい……」

主「何を泣いている」

男3「は? な、泣いてねぇwwww」

男2「泣くな…みっともないぞ」

男3「……お前らはなんとも思わないのかよ……友達が死ぬかもしれないんだぞ!?」

男1「なんとも思わないわけないだろ!」

男3「……」

男1「落ち着けよ。泣いたってなんも起きねぇぞ」

男3「…………」

転「とりあえず今日はかえるでござる」

ボッチ「そうだね。残念だけど僕たちにできることは無いしね」

男2「そうだな」

男3「………」

男1「またな、主」

主「ああ。さらばだ」


638 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/27(日) 23:23:34.20Z/qp3Ffu0 (3/5)

~次の日、放課後~

男1「今日はどうする?」

男3「主んところ行こうぜ」

転「また行くのでござるか?」

男3「行きたくないのか?」

転「いや、そうじゃないでござるが……」

男2「行き過ぎても迷惑なだけだろ」

男1「だなぁ」

男3「………」

転「男3殿は、師匠のことがよっぽど好きなのでござるな」

男3「……え? ホモじゃねぇよ?」

男1「そういうことじゃねぇよwwwwww」

男2「………」

~ボッチ家~

ボッチ(今日も主君のところ行ってみようかな。心配だな)

ボッチ「ちょっと出かけてくる」

ボッチ母「いってらっしゃい」

 バタン

~帰り道~

男3「じゃあどっかで遊んで行こうぜ」

男1「いいなそれ」

男2「賛成だ」

転「拙者もお供するでござる!」

男1「んじゃあどこいく?」

男3「んーどこだろ」

男2「そういえば、主の病院の近くにゲーセンがあったな」

転「知らなかったでござる!」

男1「マジか? じゃあそこ行くか」

男3「おう」

男2「だな」

転「良いでござるな」



639 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/27(日) 23:24:13.30Z/qp3Ffu0 (4/5)


~主の病院前~

ボッチ「ついた…」

大男1「おい、お前」

ボッチ「……え? 僕?」

大男2「主という奴を知っているか?」

ボッチ「知ってますけど……あなた方は誰ですか?」

大男1「○×△高校の生徒だ。アイツに内の学校の生徒が世話になったみたいでな……」

大男2「仕返しをしなければいけないんでな…」

ボッチ「……そ、そうですか……」

ボッチ(怖ぇ……なんだこの人達)

ボッチ「でも、いま主君は入院中で……」

大男1「そうか。なら、呼んで来い」

ボッチ「え……?」

大男2「ここの病院だろう?」

ボッチ「そ、そうですけど……」

大男2「ならいますぐに呼んで来い」

ボッチ「で、でも……」

大男1「痛い目にあいたいか?」

ボッチ「…………」

大男2「こっちへ来い」



640 ◆MJ8i8ClBa.2011/11/27(日) 23:24:52.86Z/qp3Ffu0 (5/5)

ここまでです。最近ちょっと忙しくてあんまりこれません。すいません><;



641VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道)2011/11/27(日) 23:38:32.48Qm1SjuOAO (1/1)

イイヨイイヨー
>>1乙ダヨー


642VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東)2011/11/27(日) 23:50:14.65J9yzloWAO (1/1)

友情の予感…!


643VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋)2011/12/03(土) 17:25:34.09HWsz4Nqpo (1/1)

いや、まだ伏線回収していない奴等がいるッッ!!!


644SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/22(木) 15:29:41.39CvvZBV6q0 (1/1)

1カ月か・・・・


645sage2011/12/23(金) 21:25:09.88HLsAdSOn0 (1/1)

くっ…
続きが気になる


646SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/25(日) 15:09:11.45roJHEPs70 (1/1)

部活体験のところって一応複線だったんだねww


647SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/29(木) 16:34:30.79/IOD8mW80 (1/6)

~裏路地~

 ドスッ!

ボッチ「うあっ! な、何するんですか……」

大男1「呼んでこいといったのにお前が呼ばないからな。ここで一回痛い目にあってもらう」

ボッチ「…………」

大男2「その後、俺達が自分で呼びにいけばいいし、意識とぶまで殴るかwwww」

大男1「だなwwwwww」

ボッチ「…………」

 ガッ! バコッ!

ボッチ「痛っ!」

大男1「おら、立てよ!!」

 バキッ! 
 
 ゴッ!

ボッチ「うっ……」

ボッチ(僕は、主君に色々教えてもらって……助けてもらったのに……。なにも……できない……)

 ガッ!!

ボッチ「ぐっ!」

大男1「さっさと立てよおらっ!」

 ドスッ!

ボッチ「うあっ……」

ボッチ(何にもできない……。でも、それでも僕は少しでも主君に恩返しがしたい……だから……、せめて虚勢をはらないと……)

ボッチ「お……、お前ら」

大男2「あ?」

大男1「なんだよ」

ボッチ「主君に手ぇ出したらゆるさねぇからな!!!!!!!!!!!!!!」

ボッチ(言え……た。主君は……いままで人と関わることを怖がってた僕に初めて手を差し伸べてくれて、何も知らなかった僕に、いろんなことを教えてくれて……助けてくれた人だ……)

大男1「調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」

 ドゴッ!

ボッチ「うっ! 痛……」

ボッチ(あれから僕は、主君の言ってたとおり目の前に現れた人と積極的に関わりを持った……。そしたら、友達が何人もできて……、人生初めての体験で……僕はそれが幸せでたまらなかった)

大男1「オラッ!!」

 ガッ!

ボッチ「……ぐっ!」

ボッチ(主君は……主君の差し伸べた手は、僕に人と関わることの意味を、大切さを教えてくれたんだ……。僕は、人と関ることで成長して、人と関わることで、嬉しさやいままでにない喜びを味わった……。だから……)

ボッチ「うおおおおおおおお!!」

 ボッチは崩れていた体制をたてなおし、大男1の面を目掛けて拳を振るった。

ボッチ(だから……、僕の幸せにきっかけを与えてくれた、眩しいその手に……恩返しを……したいんだ)

 ドッ!!



648 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/29(木) 16:47:49.56/IOD8mW80 (2/6)

大男1「っぐあ!」

ボッチ「はぁ……はぁ……」

大男2「調子乗ってんじゃねぇぞごらぁ!!」

 ドゴッ! バキッ! ガッ!

ボッチ「…………」

ボッチ(意識が……朦朧としてきた……。僕ができるのは、ここまでかなぁ……)

大男1「[ピーーー]っ!!!」

 ゴッ!!!!!

ボッチ「うっ……!!」

ボッチ(死ぬのかなぁ……。何にも主君にしてあげれなかったなぁ……)

大男2「じゃあ、次で気絶してもらうか」

大男1「おう、そうだな」

 大男1は、裏路地に転がっていた鉄パイプを拾い上げた。

大男2「それなら一発だな……」

大男1「そうだなwwwwww」

 クイッ

 大男1は鉄パイプを振り下ろす体制に入った。

ボッチ(鉄パイプかぁ……。次こそ終わったなぁ……)

大男2「やれ」

大男1「おう」



「おい!!!!!!! てめぇら!!!!! 主さんの連れに何してんだこらあああ!!!」


 大男1が鉄パイプを振ろうとした瞬間、怒号が響く。

ボッチ(え……誰……?)

 声を張り上げながらボッチ達の葛藤が繰り広げられている裏路地に闖入するのは、不良1と不良2だった……。

不良1「てめぇら、何やってんだこら!!」

不良2「調子に乗ってるとボコボコにすんぞ」

ボッチ(え、え? 誰……? この人達!?)

大男1「あ? なんだよお前ら」

大男2「いきなり何の用だ?」

不良1「主さんの見舞いに行こうと思ってたまたま通りかかったら、主さんの名前を呼ぶ声が聞こえたんだよ」

不良2「おいお前」

ボッチ「はっ、はい!?」

不良2「主さんとはどういう関係だ?」

ボッチ「と、友達です……」

不良2「だってよ」

不良1「そうか。じゃあ……コイツら死刑だな」




649 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/29(木) 16:59:34.01/IOD8mW80 (3/6)

大男1「は? 何格好つけてんだてめぇら」

大男2「大男1、やっちまえ」

大男1「おう」

ボッチ(や、やばいよ……!)

不良1「ったく……武器なんて使いやがって、弱い奴らだなぁ!!」

 ガッ!!

 不良1が振り上げた脚が、大男1の手の甲に命中し、大男1の持っていた鉄パイプが手からすべり落ちる。

不良2「お互い丸腰でやろうじゃねぇの!」

 バキッ!!

大男2「うあっ! てめぇ!!」

 ヒュンッ!!

不良2「遅ぇwwwwww それでも本気ですかwwww」

 ガッ! ドッ! ドゴッ!!!!

大男2「ぐあああ!」

ボッチ(強ぇ……。強すぎだろ……)

不良1「とろいなお前ら! 主さんの足元にも及ばねぇよ!!!」

 ゴッ!!!!!!!

 不良1の拳が、大男1の右顎に命中する。

大男1「ぐあああ!」

不良1「オラ!!」

 ボコッ!!!!!!!

大男1「ぐあっ!!!!」

 バタッ

不良1「もう終了か。弱いな……お前」

大男1「…………」

不良2「弱い弱いwwww 必死すぎだろwww」

大男2「はぁ……はぁ……」

不良2「じゃあ、あっちもおわったぽいし、ぶっ殺すか」
 
 バコッ!!!! ドッ!!!!! ガッ!!!!!

大男2「ぐあああああ!!!」

 バタッ

不良2「終わったな。カス野郎どもが」

ボッチ(か、かっこいい……)

不良2「ほら、お前」

ボッチ「え……?」

不良2「お前も病院行くぞ」





650 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/29(木) 17:03:43.22/IOD8mW80 (4/6)

ボッチ「は、はい!」

不良1「あ、そうだそこのデカ男二人」

大男1「…………」

大男2「……あ……?」

不良1「さっき言い忘れたけど、俺達は主さんの……仲間だ。じゃあなカスども」

ボッチ(そうなんだ……。やっぱりそうなんだ。主君には、こういう、いざというときに仲間を助けられて、仲間のためにがんばれる人たちが集まるんだ)

不良2「よし、行こうぜ」

ボッチ「はい!」

ボッチ(それは、主君も……そういう人だからだ……。僕は一生、主君を尊敬する……!)




651 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/29(木) 17:04:14.32/IOD8mW80 (5/6)

今日はここまでです。

凄く遅くなってしまいました。

これからもよろしくおねがいします!



652SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/29(木) 18:15:12.52lAGUgCX5o (1/1)

これから頻度が上がると良いな


653SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/29(木) 19:37:35.287Zsox75Ko (1/1)

おもしろいから
がんばって


654SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/29(木) 20:10:37.36R4JAqbpAO (1/1)

いや、面白いわぁ


655 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/29(木) 21:34:49.39/IOD8mW80 (6/6)

出来る限り頻度上げたいと思ってます><;

年が明けたらまたきます。




656SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/29(木) 21:48:49.20RwyEAseSO (1/1)

おぅ、よいお年を


657 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/30(金) 22:49:32.16tqx7l8//0 (1/3)

~病院近くのゲーセン~

男3「ちょwwww お前絶対チート使ってんだろwwwww」

男2「使うわけないだろ」

男1「男3必死すぎwww」

転「ああああ!!! うぜぇ!!! UFOキャッチャーうぜぇえええぇえっぇぇぇ!!!!!」

男1(て、転がUFOキャッチャーに切れてる……、ゲームへのいかりは人格さえも破壊すんのか!?)

男2(男3より突っ込みどころ満載だ……)

男3「ッチ。一生こんな糞ゲーやんねぇよ」

男1「男3、それ何十回言った?」

男3「」

男2「……はぁ……。ばかだ」

転「あああああああああああああ!!!!!」

男3「」

男1「」

男2「お前より馬鹿がいた……」

転「取れねッええええええええええええええええええ!!!!! おいそこの店員!!!!」

店員「は、はい!?」

転「全然とれねぇぞこれ!!!!! どうかしてんじゃねぇのか!? 詐欺だ、詐欺!!!」

店員「え、ええ……」

男1「」

男3「」

男2「そこらへんの不良より、よっぽどたちが悪いぞ……」

男3「転のキャラが崩壊している……!!」

男1「」

男3「ん!?」

男2「どうした?」

男3「……“あそこ”にいるのって、もしかしてボッチじゃね?」

男2「あれ? …………。……!! 本当だ!!」

男1「マジだ! んで、隣に居るのが不良1と不良2じゃねぇか!?」

男2「た、たぶんな!」

男3「……ていうか、ボッチのことよくみてみろよ!!!!」

男1「え?」

男2「?」

男3「ひどい怪我してね!?」

男1「……し、してる」




658 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/30(金) 22:53:26.45tqx7l8//0 (2/3)

男2「まさか、不良1と不良2の仕業か……?」

男1「嘘だろ……」

男3「と、とにかく行ってみようぜ、あそこまで!」

男1「おう!」

男2「そうだな!」

転「おい!!!!! 店員!!!! 取――」

男1「転、行くぞ」

転「あ? うっせぇよ!! いま、俺はUFOキャッチャーやってんだぞごらぁ!!!」

男1「ボッチが……、主の友達が怪我してんだから、そんなんどうでもいいだろ!」

転「……!! す、すまんかったでござる……」

男3「……じゃあ、行こうぜ!」

男2「おう!」

男1「だな」

転「……UFO……」

 タッタッタッタ

男3「おい!! そこの不良1と不良2!!」


不良1「あ?」

不良2「んだよ……」

男1「ボッチに何かしたか!?」

不良1「してねぇよ」

不良2「ていうか、俺達がされてるところを助けたんですがww」

男3「マジすか……」

男2「!?」

男1「マジでか!? 本当なのか? ボッチ」

ボッチ「うん……」



659 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/30(金) 23:13:51.03tqx7l8//0 (3/3)

男1「そっか……。ならよかった。じゃあ、見舞い、行こうぜ」

ボッチ「そうだね!」

男3「行こう行こう!」

転「行こうでござる!」

不良2「まぁ、ってことだから、俺らは帰るわ」

不良1「じゃあな」

ボッチ「……え? お見舞いにきたんじゃ……?」

不良1「あ? いいんだよ」

ボッチ「な、なんで……」

不良1「俺達のほかに、見舞いに来てくれるような仲間がいるんだ。それでいいじゃねぇか」

ボッチ「で、でも……」

不良1「いいんだよ、俺達は」

ボッチ「え……?」

不良1「今日から俺と不良2は、主さんとは他人だ」

ボッチ「ちょ……どういう……」

不良2「俺達も前に進みてぇんだよ。わかんねぇのか。馬鹿だなwww」

ボッチ「意味が……」

不良2「だから、主さんのしたにずっとついてるようなんじゃ納得いかねぇって言ってんだよ」

ボッチ「…………」

不良2「俺達にも、お前らみたいな“対等”な仲間がほしいんだよ。じゃあな」

ボッチ「……あ、あの!」

不良2「あ?」

ボッチ「ありがとうございました!」

不良2「……気にすんな。気まぐれだから」

ボッチ「……!」

 スタッスタッスタッ

転「……漢の極み!!」

男3「かっけぇえぇぇ」

男1「……じゃあ、気を取り直して、行こうぜ」

ボッチ「うん!」

~病院~

主「……また、貴様らか」

主「……まぁな。それが父の教えだったからな」

男1「主……」

男2「…………」

転「師匠……」

ボッチ「…………」

男3「…………」

主「……だが、今となってはそんなことはどうでもいいのだ……」

男1「……え?」


660 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/31(土) 00:00:18.42abzLOP0/0 (1/4)

主「俺は、父の考え、父の教えを受け継いだ。……だが、そんなものはここで捨てようと思うのだ」

男1「……偉そうなことは言えねぇけどさ、それって父親、かわいそうじゃねぇか?」

転「そうでござる!」

主「可哀想……か。俺もはじめはそう考えた」

ボッチ「え……」

主「いや、それだけではない。忘れたくはなかった。しかし、俺は父親との思い出を忘れなかったのではないのだ」

男3「……は? 何を言ってんだ?」

主「俺は、思い出を“忘れなかった”のではなかったのだ。“縋っていたのだ”」

男2「縋っていた……?」

主「そうだ。すべて父親の教えのとおりに行動し、父親の全てを我が物にしようとした。だが、それは過去に縋っていて、前を向けていない弱い人間の象徴のようなものだったのだ。けして、父親を忘れたいとは思わない。しかし、俺は父親との思い出を、過去として割り切りたいのだ」

男1「……そうか」

主「もちろん、俺は父親との思い出はこの胸に残しておくがな」

男3「マキシマムも、一応がんばってるんだな」

主「何を言ってるんだ? がんばってなどいない。気づかされたのだ」

男3「は……?」

主「貴様らは、クラスで浮いていた俺に、手を差し伸べてくれただろう?」

男1「あ、ああ……」

男2(ま、まさか、あの主からそんな言葉で出てくるとは思わなかった……)

主「それから俺は、貴様らを少なからず仲間として意識するようになっていった」

転「…………」

男3「…………」

男2「…………」

主「だが、深層心理では、完全に貴様らのことを仲間だとは思っていなかった。俺は、仲間を守れという父の教えをただ守っているだけだったのだ」

男1「…………」

主「……でも……貴様らは違った……」

男3「…点?」

主「仲間を、自分が仲間だと思った人間を助けていた。……それは、誰の考えでもなく、自分自身の考えで。それを知ったとき、見たとき、俺は、自分との格の差を思い知らされたのだ」

男1「…………」

主「使命でも命令でもなく、自ら。……そんな風に思える仲間がいるのが、羨ましくも思ったのだ」

男2「…………」

主「そんな仲間が欲しい。そう思った。――でも、今になっても、そんな風に思える仲間はいない」

男3「は!? 俺達のこと、仲間だと思ってねぇってことかよ!?」

主「…………」

男3「……おい! なんとか言えよ!」

主「……完全にそう思えてはいないということだ。使命感が残っている感覚があるのだ……」

男3「…………」



661 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/31(土) 00:00:44.76abzLOP0/0 (2/4)


男1「使命感……かぁ。まぁそうだよな。勝手に俺達が仲間っていってただけだもんなぁw」

主「……いや、俺はそう思えていないだけで、そう『思ってない』わけではないのだ」

男1「……?」

主「貴様らは『命を削ってでも守る価値』がある存在だと思っているということだ」

男2「……!」

主「だから俺は……完全にそう思えるように、けじめをつける」

男3「けじめ……?」

主「……そうだ。俺は、ここを退院でき次第、引っ越そうかと思っている」

男3「……は!?」

男1「マジかよ……。卒業式、一緒にできねぇのか……!」

男2「…………」

転「師匠……」

男3「ていうか! なんで引っ越す必要があるんだよ!」

主「……俺は、新しい環境で、自分を改めたいのだ。そして、貴様を本心から仲間だと思いたい」

男3「…………」

男1「……そうか。がんばれよ……」

男2「名残惜しい気がするけど……な」

主「だが俺は、引っ越して、向こうで卒業式が終わり次第、こちらへ戻ってこようと思う。だから……貴様らは卒業式が終わった次の日に、学校の前に集合しろ。時刻は午後四時だ……」

転「ちょ、ちょっとメモするでござる!!」

主「ちなみに、俺は今日には退院できるようだ」

男1「えっ……まじかよ!?」

男2「大丈夫なのか!?」

主「両手の能力を頻繁に使わなければな……」

男2「そ、そうか……ならよかった」


662 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/31(土) 00:58:34.31abzLOP0/0 (3/4)

男3「…………」

男1「……じゃあ、そろそろ帰ろうぜ」

転「そうでござるな!」






~翌日~

先生「えぇっと……今日は主から話があるそうだ。静かに聴く様に」

主「ふむ。貴様らに大事な話がある!」

クラスメイト1「ちょwwww インフィニットブリザードきたwww」

クラスメイト2「何何!? またまたくだらない話?www」

クラスメイト3「きめぇwwww」



 「wwwwww」      「ちょwww またかよwww」

「ブッwwww」 ザワザワ ザワザワ   「やべぇwwww」
         
 「きもすぎwww」        「またどうせギャグだろwww」
          「うわぁ……ww」


主「…………」


            「あー、もう飽きたから」     
  「さっさと消えろよ」            「つまんねwww」

「あいつ一発芸やるぞwww」 ザワザワ  ザワザワ 「ククク……だろww」

   「邪気眼すぎだろアイツ」   「まだやんのかよー」  「時間の無駄」


主「…………」

男3「…………」

男1「…………」

男2「…………」

          
         「どんだけ目立ちたいんだよ」   「きもい死ね」

「あれだけ痛々しいとむしろ」 ザワザワ  ザワザワ  「どうでもいいわ」

  「あー、もうめんどくせー」   「はぁ……」  「またかよwww」



男3「――うるっせぇんだよ!!!!!! 主が大事な話するって言ってんだろうが!!!!!!!!」

 シーン……

男1「…………」

男2「…………」

主「……では、改めて話したいと思う。俺、『主』は、今日でこの学校をあとにし、別の学校に転校することになった」

転「ししょー……」

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」


663 ◆MJ8i8ClBa.2011/12/31(土) 01:01:33.47abzLOP0/0 (4/4)

時間がなくなったのでこれで退散っ


664SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/31(土) 01:02:59.89rgxolZ1Y0 (1/1)

いやああああああ


665SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)2011/12/31(土) 01:10:55.26Ghgl0gzAO (1/1)

まさか中二病にここまで意味を持たせてくるとはな…


666SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)2011/12/31(土) 23:28:14.00Es+gGOKDO (1/1)

楽しみにしてるぞがんばれ


667VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/01/06(金) 08:33:39.06hDUtyafN0 (1/1)

まだか


668VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/06(金) 11:28:56.04MahObk910 (1/1)

追い付いたー!
がんがれ!


669VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2012/01/08(日) 07:13:25.592EhdCbwI0 (1/1)

女「えっ……!?」

ボッチ「…………」

主「これで、俺からは終わりたいと思う」

女「ちょ、ちょっとまってよ」

主「……?」

男1「……女……?」

男3「どうしたんだよいきなり……」

転「むむ……」

男2「…………」

ボッチ(……どうしたのかな)

女「いきなり……転校……?」

主「そうだ。何か問題でも生じたか?」

女「……なんで……」

主「……俺の勝手だ。それにこの前言っただろう。もう俺にかまうでない」

女「…………」






670VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/01/08(日) 23:52:09.16+coayNpMo (1/1)

この女は女3か?


671VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/01/09(月) 11:43:02.97EgYpdXCPo (1/1)

鳥無し…


672 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 12:28:10.70e/Kgfju+0 (1/7)

>>670 そうです。

>>671 忘れてましたw


男1「…………」

転「…………」

男3「ちょ……」

男2「…………」


~放課後~

DQN女1「あ、いたいたww」

DQN女2「マキシマム発見wwww」

DQN女1「おい」

主「む? なんだ貴様ら」

男3「ちょ……マジかよ……DQN女1とかやべぇ」ヒソヒソ

男2「だな……」ヒソヒソ

DQN女2「ちょっとこいよ」

男1「……俺達もか?」

DQN女1「はぁ? マキシマムだけ」

主「ククク、何か用でもあるのか?」

DQN女2「いいからさっさとこい」

主「いいだろう」

スタスタスタ



673 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 12:29:14.88e/Kgfju+0 (2/7)




男1「行っちまったぞ」

男2「……だな。用ってなんなんだろうな」

転「師匠、心配でござる……」

男3「……告白……とか?wwwwwwwwwwwwwwww」

 ドスッ

男3「おえっ」

男2「バカかお前は。そんなわけあるか」

男3「」

転「」

男1「どうする?」

男2「?」

男3「見に行こうぜwwwww」

 ドッ

男3「ヴぇっ」

男2「一人で愉快に盛り上がるな」

男3「すいません……」

男1「まぁでもいざとなったら助けられるようにしたほうがいいかもな」

男2「そうだな……。あいつら、何をするかわからないしな」

転「そうなのでござるか!?」

男3「そうだぞ、もしかしたら、あんなことやこんなことを……」

 ドッ ガッ バコッ

男3「」

男2「よし、いこう」

男1「おう!」

転「了解でござる!」



男2「……見えるか?」

男1「おう」

転「大丈夫でござる!」

男3「あれ、俺だけ全然見え――」

男2「よし、全員見えてるな」

男3「」



674 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 12:30:28.60e/Kgfju+0 (3/7)





主「――で、なんのようだ、貴様ら」

DQN女1「お前さ、今日でいなくなんだろ?」

主「ああ、そうだがそれがどうした? 伝説の右手を持ちしダークヒーローが消えるのが名残惜しいか?」



男3「ブフォッwwww ダークヒーロwwwwwwww」

 ガッ!

男3「ヴぇっ」

男2「静かにしろバカっ!」

男1「…………」

転「」




DQN女2「きめぇwwww」

DQN女1「ちげぇよwwwwwww」

主「じゃあなんだ?」


675 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 12:46:41.71e/Kgfju+0 (4/7)

DQN女1「だからさぁ、最後に面かしてほしいって言ってる奴がいるんだけどさww」

主「ふん、面を貸す……か。貴様は俺のビューティフルフェイスがほしいのか?」

DQN女2「wwwwwwwww」

DQN女1「きっめぇえwwwwwwwww」



男3「……ブッwwwwww」

男2「お前、帰れ、死ね、消えろ」

男3「」

男1「…………」

転「…………」


DQN女1「殴らせろってことだよ」

主「ふん、そうか」

DQN女2「こいつらなんだけどさ」

後輩1「ちぃーっすwwww」

後輩2「んちゃwww」

主「ふん……」


男1「うわっ……チャラいやつらが出てきた……」

転「ヤバそうでござる……」

男3「」

男2「…………」


後輩1「やっちゃっていいんすか?」

DQN女1「おうwww」

DQN女2「好きなだけwwww」

後輩2「マジすか?wwwww」

DQN女1「コイツ調子のってっから」

後輩1「りょーかいでーすww」

主「何を勝手に話を進めている」

後輩1「あ、マキシマム先輩ちぃーすwww」

後輩2「マキシマムwwwwwww」

主「貴様、俺をバカにしていると見受けたぞ」

後輩1「あ?」

後輩2「うっせぇよマキシマムww」

DQN女1「wwww」

DQN女2「wwww」

主「俺に勝つには三つの財宝が必要となるぞ」

後輩1「意味不明じゃんコイツwww」

主「貴様らはそのざいほ――」

 ドスッ!

主「っう……」


676 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 12:47:13.93e/Kgfju+0 (5/7)




男3「ちょ……やばいんじゃね?」

男1「かもな……」

転「助けにまいるでござるか?」

男2「もうすこし様子をみよう……」

転「でも、もう両手のストーンブリットは使えないのでござるよ!?」

男2「…………」



 ガッ! バキッ!

主「ぐあっ!」

後輩1「弱ぇえwwww」

後輩2「俺にもやらせろしwwww」

 ドッ!

主「ぐっ……」

主「貴様ら、あまり俺をなめていると痛い目にあうぞ」

後輩1「あっそうwww」

主「……俺の名前を聞いたことはあるか?」

後輩1「しらねぇよwww マキシマムじゃねぇのwwww」

主「……主」

後輩2「……!?」

後輩1「……!!」

DQN女1「おい、どうしたん?」

DQN女2「いきなり固まったwww」


677 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 12:57:33.19e/Kgfju+0 (6/7)

主「忠告しておこう。次俺に危害を加えたら貴様らに制裁を加える」

後輩1「……す、すいません……」

後輩2「…………」

DQN女1「ちょ、どうしたの!?」

DQN女2「いきなり……」

後輩1「……主先輩は……ここではかなり有名なんすよ……」

DQN女1「有名?」

後輩1「そうっす。超強いんです」

DQN女2「!?」

主「ククク、インフィニットブリザードの実力を知っているようだな」

後輩2「……俺、帰ります」

後輩1「……俺も。すいませんでした、主先輩」

主「いいだろう。だが、俺に関係する愚民どもに手を出さなくてよかったな」

後輩1「……?」

主「……もし、貴様らが俺にではなく、俺の仲間に危害を加えていたら……」

後輩2「?」

主「一瞬で死刑になっていただろう……」

後輩2「」

後輩1「」

主「用が無いなら立ち去るがよい。貴様らは俺を不快にする」

後輩1「りょ、りょーかいです……」

後輩2「…………」



男3「あれ?」

男1「なんか消えたぞ!?」

男2「全員消えたな」

転「すごいでござる……師匠……!」


678 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/09(月) 20:10:09.87e/Kgfju+0 (7/7)

またきます。完結までがんばります。


679VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2012/01/10(火) 00:10:32.81lfUlNxPUo (1/1)

がんばってくれ
何か知らんが元気になった


680VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2012/01/10(火) 13:08:08.66m/epXKvAO (1/1)

がんばって


681VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/11(水) 16:29:01.21ejwSTULDO (1/1)




682 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 19:29:13.16hbEnWB1L0 (1/10)

主「…………」

 タッタッタッタ



男1「ん!?」

男2「!?」

転「走りだしたでござる!」

男3「ちょ! 追おうぜ!」

男1「おう!」

転「了解!」

男2「おう!」

 タッタッタッタ


主「はぁ……はぁ……」

主(急がなければ……)



男1「どうしたっていうんだよ」

男3「めっちゃ本気で走ってんじゃんアイツwww」

転「はぁ……はぁ……疲れたでござる……」

男2「俺もだ……」

男3「英語部の男2君、もうバテちゃったのwww がんば――」

 ガコッ

男3「」

男2「死ね!」

男1「wwww」

転「」



主(もうすぐ自宅だ)

 タッタッタッタ



男1「ん……もうすぐ主の家の近くじゃん……」

男2「普通に帰るのか?」

転「…………」

男3「」

男1「おまwwww なんで股間押さえてんだよwwww」

男3「い、痛い……」

男2「wwww」

転「見るでござる! 女殿がいるでござる!」

男1「えぇ!? 女!?」

男2「!?」

男3「」



683 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 19:30:50.66hbEnWB1L0 (2/10)




主「…………」

女「……いきなり呼び出したりして、どうしたの?」

主「…………」

女「主君言ってたよね……俺に一生近づくなって。なのになん――」

主「嘘」

女「え?」

主「嘘だからに決まっているだろう……」

女「……?」

主「俺は……貴様に一度言ったことがあるはずだ」

女「え……?」

主「貴様のことをどうでも良いと思ったことはない、と」

女「…………」

主「それが、俺の本音だ」

女「でも――」

主「俺は! 俺は……お前に迷惑を掛けたくなかった」

女「え……」



男3「なんの話してんのかわかんなすぎwwwwwwwww」

男2「声がでかいんだよ、黙れ」

男3「」

男1「www」

転「確かに何の話をしているのかはわからないでござる……」

男2「確かにな」

男1「まぁあれだろ。恋愛関係だろ」

男3「れれれれ恋愛関係!? よくそんなことを軽々しく言えるな!!」

男1「軽々しくって……そんなもんじゃねぇの?」

男3「あっそうですか! ……まったく、これだから彼女持ちの野郎は……あぁーなんかなぁ……」ブツブツ

男2「……僻むな」

転「」



684 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 19:31:27.66hbEnWB1L0 (3/10)




主「女……お前はわかっていただろう? いや、わかってなかった筈が無い」

女「え? な、何が……」

主「俺がいわゆる『変人』ということだ」

女「え……。……まぁ、確かに普通じゃない感じは……」

主「そうだろう」

女「…………」

主「俺と一緒にいたら、貴様が周りから軽蔑されるのではないかと……俺は思ったのだ」

女「主君……」

主「だからあえて突き放すようなことをした」

女「…………」

主「だが、それも終わりだ」

女「……?」

主「…………」


主「……俺はお前のことが好きだ」




685 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 19:32:26.78hbEnWB1L0 (4/10)



女「え……な、な……//」

主「……だから」

女「ん……?//」

主「頼みたいことがある」

女「……?」

主「……女、俺が戻ってきたら、恋人になってくれ」

女「……!!」

主「……嫌でなければ……だがな……」

女「…………」

主「…………」

女「……ありえない……」

主「嫌なのか……?」

女「嫌なわけない!! ……嫌な……わけ……ないじゃぁ……ん……」

主「そうか。よかった……」

女「……ずっと……主君のこと好きだったん……だからぁ……」

主「泣くな……」

女「……だってぇ……」

 ギュッ

女「へっ……?//」

主「…………」



686 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 19:32:58.81hbEnWB1L0 (5/10)




男3「ちょちょちょちょ!!!! なんで女のこと抱きしめてるんすか!? 嘘だああああ!!」

男2「黙れ」

男3「」

男1「…………」

転「もう帰ったほうが良いと思うでござる」

男1「そーだなw」

男3「ありえんありえんありえんありえんありえんありえん……」ブツブツ

男2「そ、そうだな……こいつもこんな状態だしな……」



主「……あのような態度をしてすまなかったな……」

女「……いいよ……大丈夫……」

主「……女」

女「ん……?」

主「好きだ」

女「えっ……//」

女「////」

主「…………」

女「……私も……好きだよ……//」

主「ああ……」 

女「…………」

主「……そろそろ離すぞ」

女「も、もうちょっとこのままでいてよ……//」

主「いいだろう」



687 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 19:33:20.92hbEnWB1L0 (6/10)


もうちょいたったらまた着ます。


688VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/11(水) 19:57:06.38y45Ut0y1o (1/1)

2分で支度しな


689 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 20:12:46.18hbEnWB1L0 (7/10)

そんなに経ってないですけど始めますw


女「……なんでさ、いきなり転校するの……?」

主「…………」

女「…………」

主「……一言で言うのは難しいが、変わるためだ」

女「変わるため?」

主「そうだ……」

女「……そっか。がんばってね」

主「ああ……。女」

女「ん……?」

主「卒業式の次の日の五時、俺の家の前で待っていて貰えるか?」

女「うん、いいよ」

主「すまんな。では、そろそろ……」

女「うん……」


~次の日《学校》~

男3「ああああああああ!!!!」

男2「まったく……朝からうるさい奴だな」

転「どうしたのでござるか?」

男3「うるせぇえええええ!! 俺はいま機嫌が悪いんだ」

転「そ、そうでござるか……すまなかったでござる……」

男1「どうしたんだよ男3、なんかあったの――」

男3「うるせぇええええええええ」

男1「ちょ、どうしたんだよ」

男3「お前はいいよな、幼馴染ちゃんと付き合ってんだろ? 前の彼女と別れて」

男1「ま、まぁ……」

男3「けっ……この女垂らしめ」

男2「僻みすぎだ」

転「」

男3「はっ、うるせぇ」

男2「殴るぞ?」

男3「」

男1「www」

転「www」

男1「つーか、主がいないといまいち盛り上がりに欠けるよなぁ」

男2「そうだな」

男3「確かになぁ。あのバカっぷりを見てないと落ち着かないって言うかなwww」

男2「お前も同じ位のバカっぷりだけどな」

男3「」

男1「www」


690 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 20:25:16.99hbEnWB1L0 (8/10)


~卒業式前日~

男3「あー……なんかつまんねぇなー」

男1「んー……だな……」

男2「…………」

転「もう卒業式前日でござるなぁ」

男1「主がいなくなってからいつの間にか何ヶ月か経ってんだな……」

転「そうでござるなぁ」

男3「なんかやっぱりマキシマムだよな。マキシマム」

男2「だよなwww」

男1「あいつの刺激がないとこうもつまんないのな」

転「そうでござるなぁ」

男1「早く戻ってこねぇかな」

男3「つか、本当にこんな短期間で戻ってこれんの? 滅茶苦茶な話じゃん」

男2「確かにそうだな」

転「…………」

男1「まぁなー……」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

男1「でも、主って最初からそうだったろ」

男3「あ?」

男2「?」

転「?」

男1「いままでアイツが滅茶苦茶じゃなかったことなんかあったか? ってことだよww」

男3「いつも滅茶苦茶だったなwww そういやwwwwwww」

男2「例外無く……な」

転「師匠なら大丈夫そうでござるな!」

男1「おう!」

男3「やっぱ五人いないとダメだなww」

男2「そうだな」

男1「だな」

転「同意でござる!」







691 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 20:32:23.32hbEnWB1L0 (9/10)




ボッチ「キョロ充君、それ何?」

キョロ充「え? これはww 彼女にもらったwwww」

ボッチ「へぇ」

キョロ充「あんね、あんね、これマジいいぜwww お前もほしいっしょ? なんかでもこれ――」

オタク1「うるさい」

キョロ充「」

ボッチ(僕、主君がいなくてもちゃんと生活できるようになったんだなぁ……)

キョロ充「うぇーいwww」

オタク1「きも」

キョロ充「」

ボッチ(でも完全に自立できるようにもっとがんばらないとな)


692 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/11(水) 22:22:50.13hbEnWB1L0 (10/10)

今日はここまでにします


693VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/11(水) 22:25:10.57wWSdgUoeo (1/1)




694VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2012/01/11(水) 22:40:41.80zQDtm3XAO (1/1)

かわいいww


695VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)2012/01/14(土) 03:36:43.90zXO98LXYo (1/1)

キョロ充と俺が被って辛いんだが


696 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 21:16:16.06gtglQ5D60 (1/15)

~卒業式当日~

男3「ついに……卒業式、だな」

男2「ああ……」

男1「そうだな……」

転「そうでござるなぁ」

男1「なんか、やっぱり主がいてくれたほうがよかったよな」

男2「そうだな」

男3「…………」

転「師匠……」

男3「まぁ、しょうがねーじゃん! 明日、帰ってくるんだろ」

男2「そうだな……」

転「そうでござるな」

男1「…………」

男3「別に死んだわけでもねーんだから、いいだろww」

転「そうでござる! 元気を出すのでござる!」

男1「……お、おう!」

男2「よし、いつもどおりいくぞ!」



697 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 21:16:49.83gtglQ5D60 (2/15)


~卒業式終了~

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

男1「あっけなかったな……」

男2「そう……だな」

転「…………」

男3「…………」

男1「これで終わりか」

男2「…………」

男3「あんなに長かったのに、たったこれだけで俺達の高校生活は終了かよ……」

転「長いようで短かったのでござるな……」

男3「なんか、微妙になっとくいかねぇなww」

男2「なんだそれww」

転「www」

男1「wwww」

男2「まぁ、確かに色々あったな。たった三年間だったけどな」

男3「だよなー。何があったっけ?」

転「何がって、そりゃ色々あったでござるよ」

男1「一年生の時俺達は始めて主に会って、アイツの派手な行動にバカ受けしてたな……」

男3「だなwww」

男2「それで、転が転校してきて……」

男3「もっと酷くなったわけだなwww」

男1「wwww」

男2「wwww」

転「」




698 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 21:17:16.68gtglQ5D60 (3/15)

男3「マジで色々あったよなぁ。いろんなことで盛り上がったよなぁ」

男1「そうだな……」

男2「…………」

男3「どうでもいいことでバカみたいに盛り上がって、バカみたいなことで本気になったりして……」

転「…………」

男3「いつの間にか毎日が楽しくなってたよな」

男1「そうだな」

男2「三人でいた頃よりもっとな」

転「…………」

男3「まさか主と友達になるなんて思ってなかったわwww」

男1「俺もだww」

男2「www」

転「奇跡でござるな」

男1「ある意味な」

男3「www」

男2「男3が不良になった事件もあったな」

男1「そういやなww」

転「あのときの男3殿はかっこよかったでござる」

男3「そ、そうか?」

転「師匠には劣るでござるが」

男1「www」

男2「www」

男3「マキシマム以下かよwww」

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

男3「やっぱさ、主がいないと実感するよなぁ」

男2「ん? 何がだ?」

男1「……?」

転「?」

男3「俺達は、五人いなきゃダメなんだって」

男1「……!」

男2「そうだな」

転「確かにそうでござるな」






699 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 21:34:40.84gtglQ5D60 (4/15)

~翌日~

男1「じゃ、ちょっと行って来る!」

幼馴染「はぁ? なんでいきなり」

男1「大事な用なんだ。親友が!!」

幼馴染「あっそ……早めにしてよね」

男1「お、おう!」

      ~~~


男3「じゃあ姉ちゃん、ちょっと出かけてくるわ!」

男3姉「さっさと済ませてコーラかってこいよー」

男3「はいはいわかった」

男3姉「んじゃ、頼んだわ」

男3「つかさ、姉貴そろそろ結婚し――」

 ボコッ

男3「ブヴァッ」

      ~~~


男2「そろそろいくか……」

      ~~~


転「んじゃ、拙者、そろそろ行って来るでござる」

転妹「気をつけてね。兄ちゃん心配だなぁ」

転「心配無用でござる」

転妹「そっか! じゃあいってらっしゃい!」

転「行って来るでござる!」


~学校前~

男1「よっ」

男2「おう」

男3「よ……」

転「参上でござる!」

男1「男3、顔どうしたwwww」

男2「wwww」

男3「姉貴にやられた……」

男1「wwww」

転「wwww」




700 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:39:53.41gtglQ5D60 (5/15)

男1「あ!!!!!!」

男2「ん?」

男3「どうした!?」

男1「主、きたぞ!!!!」

転「本当でござる!!!!!」


 スタッスタッスタッ



主「……待たせたな、愚民どもが」



701 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:40:28.07gtglQ5D60 (6/15)




男3「マキシマム!!!!!」

男2「!!!!」

男1「やっとかよ………!!!」

転「……!!」

男2「本当滅茶苦茶だな……」

主「ククク」

男3「つか、なんにも変わってなくね?」

主「……安心しろ。中身は変わっている」

男3「本当か?」

主「ああ。大丈夫だ。いまのは演技だ」

男1「……なんか少し寂しいような気がするなww」

男2「そうだなww」

主「なぜだ?」

男1「だって、全部 主の厨二病 から始まったんだ」

主「全部……か」

男3「そーだ」

男2「確かにそうだったな。最初の目的は主のそれを治すためだった」

男1「…………」

転「…………」

男3「…………」

男2「…………」

主「ッフ……」

男1「……?」



702 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:43:53.88gtglQ5D60 (7/15)




主(こいつらは……こいつらは最初から俺を助けようとしてくれた。それは偶然でも奇跡でもない。こいつらの意思……)

主「…………」

男3「どうしたんだ?」

主(こいつらは俺を……過去に生きていた俺を、現実に向き合うように仕向けようとした……)

主「いや……」

男3「??」

主(でも、俺には過去という居場所があって……そこから動かすことはできない状態だった……。……それでも、こいつらは諦めなかった……救いようのない俺に手を差し伸べた。全てを知った上で、俺を認め、受け入れた)

主「お前ら……」

主(どうしても忘れられなくて、胸に染み付いた過去……。それをこいつらは、俺に対して本気で向き合うことで、長い期間をかけて洗い流してくれた)

男1「ん?」

男2「?」

男3「あ?」

転「どうしたのでござるか?」

主(俺を現実に引き戻してくれた……。手を差し伸べてくれて、受け入れてくれて、本当に……)

主「ありがとう……」

主(こいつらの意思が、俺に居場所を作ってくれた。……そこから全ては始まった。……現実の居場所……本当の居場所……それをこいつらのおかげで初めて知った。過去に縋る無意味さに気づかせてくれた……。)

主「本当に、この三年間ありがとう」

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

主「お前らは俺に色々なことを教訓として教えてくれた。お前らが手を差し伸べ、俺を受け入れてくれなければ、俺は殻に閉じこもっていたままだったと思う。本当に感謝してる……」

男1「……気にすんなよ……」

男2「そうだ……」

男3「そうだ……そうだよ……気にすんな……」

転「…………」

主「本当に、本当にいままでありがとう、人生を大きく動かしてくれたのはお前らだ……」

男1「……おう……」

男2「…………」

転「…………」

主「……お前らのおかげで――」

男3「やめろよ!!!!!!!!!!」

転「っ……!?」

男1「は――」

男3「お前らも薄々気づいてんだろ……」

男2「……これ以上言ったら……」

男1「お、おい……泣くなって……」

主「本当にこの三年間……楽しめた。いや――」

男3「それ以上言ったら……まるで……」


703 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:44:20.27gtglQ5D60 (8/15)


主「人生最後にふさわしい三年間だった。俺に居場所を作ってくれてありがとう」



男3「やっ……」

男1「………っ!!!!!!!!」

男2「はっ……!?」

転「!!!!!!」

主「こんなに楽しくて、暖かくて……良い奴らに囲まれて……俺は……幸せだった……」

男3「マキシマムぅぅぅ!!」

男1「…………」

男2「…………」

主「黙っていて……すまなかった。俺は、転校なんてしちゃいない」

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

主「お前らも薄々気が付いてただろうな……俺があんなに早く退院して、いきなり転校だなんておかしいってな」



主「ッフ……闇に宿りしこの魂……尽きたり。 とか、いったんだろうか、前の俺だったら」

男1「…………」

男3「……笑えねぇよぉ……」

男2「…………」

転「師匠……」

主「俺達は……」


主「どこへ行っても、五人で一つだ」


主「だから、泣くな。俺が死のうと、お前らと俺は一緒だ……」

男3「ふざけんなよ……ふざけんな!!!!!!!!!」



704 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:47:00.63gtglQ5D60 (9/15)


男1「…………」

男3「俺達にうそ付いて、勝手に死のうとしてんじゃねぇぞ……」

主「勝手にって俺は――」

男3「ゆるさねえよ!!!! ふざけてる!!! お前の――」

主「しょうがなかったんだよ!!! 俺だって、そんな嘘つきたくなかった!!!!」

男3「じゃあなんでだよ!!!!」

主「お前達の卒業式があっただろ!!!」

男3「はっ……?」

主「……俺に居場所を作ってくれた奴らの……卒業式がっ……あっただろうが!!」

主「そんな奴らの卒業式……俺のせいでめちゃくちゃになってほしくないに決まってんだろ……。曇った気持ちで受けてもらいたくないに決まってんだろ……」

主「どうせなら、最後くらい晴れやかな気持ちで終わって欲しかったんだよ……」

男3「…………」

男1「…………」

男2「…………」

転「…………」

主「本当のこといって……どんよりしたまま卒業式うけて、そのまま俺の死を見るより、ちょっとでも……そう……思ったんだよ……!!」

男1「主……」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

主「泣くなよ……俺も……泣いちまう……」

主「俺だって……好きで死ぬわけじゃねぇんだよぉ……」

男1「主ぃ……」

男2「…………」

主「お前らとずっと一緒にいたくて、お前らのために全力で戦ってたのに……なんでこんなことになってんだよ……!!!」

主「楽しかった!!! お前らと一緒にいると、楽しかった。バカみたいなことでも、なんでも、楽しかった。いままで体験できなかったことをやって、そんな生活が……楽しくないわけがない……そういう生活が続いて欲しいに決まってる!!」

転「…………」

主「男3が笑わせてくれて……男1と男2も俺のことを気にかけてくれて……転も男3も男1も男2も全員仲間思いで……ずっとみんなで、バカやってたかった……死にたくねぇ……よぉ……」

男1「…………」

男2「…………」

男3「……ぅ……」

転「ししょぉ……」

主「平然で平和で暇でどうしようもなくバカみたいな毎日でも、お前らが居てくれれば最高の毎日になるんだ……毎日毎日一緒に過ごして、大人になっても、何年経っても、仲間でいて、永遠にそんな日々を過ごしたかった……でも無理なんだ。叶わないんだ……。だから、最後くらい最善の終わり方……したかったんだよ……」

男3「…………」

男1「主……」

男2「…………」

転「…………」



705 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:48:55.89gtglQ5D60 (10/15)


主「これから俺は大きな病院に行かなきゃ行けない……」

主「そこで、俺はこの世から消える……延命とかいってたけど、そんなのたったの一時間とか二時間だ……」

男3「…………」

主「俺は、あと一人、最後に会わなきゃいけない人がいる。先に病院で待っていてくれないか?」

男1「おう」

男2「わかった……」

男3「おう!」

転「了解でござる!!」

主「これが病院の場所だ……」






706 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 22:55:56.15gtglQ5D60 (11/15)





女「主君……」

主「女!!」

女「…………」

主「俺は――」

女「知ってる。そこで話聴いてたから……」

主「そうか……」

女「主君さ……」

主「……?」

女「そういうことがわかってて、私のこと好きって言ったんだよね?」

主「ああ……。お前に辛い思いをさせることは……わかってた」

女「…………」

主「それでも、やっぱりお前のことが好きだった」

 ギュッ

女「…………」

主「ごめんな……女……大好きだ……」

女「……ぅ……主君……」

主「これから……病院にいって……多分俺は………………死ぬ」

女「…………」

主「来る……か?」

女「………………ぅん」

主「ありがとな……ごめんな……」

女「……ううん……」

主「女……」

女「ん……?」

主「キスしよう……」











707 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 23:28:48.04gtglQ5D60 (12/15)



~病院~

主「……みんな本当に迷惑をかけたな、いままで、本当に……」

男1「気にすんなって……楽しかった」

男2「そうだ。楽しかった」

男3「いつでも戻ってこいよ! 一緒にバカなことしようなっ!」

転「師匠! また刀の稽古つけてくださいでござる!」

女「…………」

主「お前ら……俺、成仏できなさそうだ……w」

男2「www」

男1「www」

男3「wwwwww」

転「wwww」

女「www」

主「…………」

主「こうやってさ……みんなに囲まれて死ぬのって、絶対無いかと思ってた……嬉しいもんだな」

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」

転「…………」

女「…………」

主「全部お前らが作ってくれた。あんまり、お前らにしてあげれたことなくてごめんな」

男1「気に……すんなよぉ……」

男2「そ……うだ……」

男3「そうだよ……マキシマムは……十分……」

転「…………」

女「…………」

主「あー……もうそろそろかも……」

男3「!!!」

主「みんな……時が経って、俺と過ごした思い出が消えたとしても、これだけは覚えといてくれ……」



708 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 23:29:13.03gtglQ5D60 (13/15)




主「俺みたいに過去に縛られてる奴がいたら、ソイツの居場所になってやってくれ……」



主「なんか、あんまりいい分かれ方じゃないかもしれないけど……みんな、感謝してる。俺と接してくれて、友達になってくれて、仲良くしてくれて、認めてくれて、本当に、本当にありがとう。永遠に忘れない……絶対…………………」




主「マキシマムは不滅……だ」



男3「……意味……わかんねぇ……よぉ……w……」

男1「……はは……は……」

男2「…………」

転「…………」

女「ぅ……主くぅんん……」

男3「………………全然笑えねえって……マキシマム……主……帰ってこいよぉぉぉぉぉおお!!!!!!!!!」

男2「うぁぁぁぁああああ!!!!!!」

男1「主ぃぃぃ!!!!!!!!! ぜってぇ忘れねぇよ!!!!!!!!!! お前との思い出!!!!!!!!」






709 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 23:29:39.65gtglQ5D60 (14/15)


 キッカケがどんなものだとしても、現実に向きあうことが大切……。


 過去に縛られてた少年の教訓だ。

 
 
 もちろん、向き合ったとして、必ず終わりがハッピーエンドとは限らない……。

 
 ただ、ハッピーエンドというのは、終わりが良いものである必要はないのだ。


 ハッピーエンドというのは、現実と向き合ったものに必ず訪れる。どんな形であれ、どこかにそれはあるのだ。


 強く生きていく必要があるわけではない。


 目の前にある現実を全て受け止めるだけでいいのだ。


 先を見据える必要も、過去に縋る必要もない。


 そこにある現実を受け止めて、それを全力でこなせば……最高の終わりがその先に待っている。


 終わりの先にあるのは、終わった者と関わった者の終わり。

 それだけ。

 でも、終わり方は一つじゃない。

 
 意志を受け継いでいくことは出来る。


 それが行き過ぎたものでなければ、絶対にハッピーエンドが……


 待っている。


 行き過ぎたものだとしても、一つの手が差し伸べられれば……同じように……。







男「父さんに聞いたんだけどさ、この学校に伝説的な人がいたんだってよ」

男友「なにそれwwww」

男「マキシマムとかいう人wwww」

男友「あ、それ知ってるwwww」

男「マジすげぇよなwwww」


厨二「ククク、伝説があったとは……教えてもらおうか」


男友「なんだコイツきめぇwwwwwwwwwwww」

男「…………」

男友「ん? どうした?」

男「コイツと友達になろうぜ」

男友「はぁ……?」



~終わり~


710 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/14(土) 23:30:44.95gtglQ5D60 (15/15)

お……終わっちゃったよぉ……?

いいのかな……?

番外編は需要があったら……

とりあえず今日は落ちます。


711VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/14(土) 23:45:20.73h0dBeVd7o (1/1)


番外編キボンヌ


712VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2012/01/15(日) 00:11:53.05q6Tf45uAO (1/1)

普通に泣いたわ


番外編希望


713VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/01/15(日) 00:28:55.28oFX7W9Plo (1/1)

乙(泣)
上に同じ


714VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)2012/01/15(日) 01:01:01.88O8y+oXN8o (1/1)


いい終わりだ

番外編希望


715VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県)2012/01/15(日) 04:18:53.97j8ERLGyU0 (1/1)

泣いちゃったわ
主見違えたよなぁ乙!


716VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2012/01/15(日) 10:27:24.34qkpMJwaBo (1/1)

泣いた
もっとみたかった


717 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/15(日) 18:54:25.62iqeHSAu40 (1/1)

番外編は何を書けばいいでしょうか……




718VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/01/15(日) 19:39:05.87yxw8wKS50 (1/1)

幽霊の主と厨二を絡ませたりとか色々


719VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2012/01/15(日) 22:18:16.32b+7F+BTD0 (1/1)

ハッ!こんなチンケな話で泣くとか馬鹿馬鹿し・・・
あれ?おかしいな、目から汗が・・・


720VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/01/15(日) 23:56:24.73N4ZMvz88o (1/1)

くそ!マキシマム!…くそ!!


721VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/16(月) 00:30:36.67Ar501JT0o (1/1)

目からマキシマム汁でてきた


722VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/17(火) 01:27:10.73keFXAoYDO (1/1)


マキシマム忘れないぜ!
番外希望


723VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2012/01/17(火) 07:42:11.48AiYTc2iH0 (1/1)

番外編は修学旅行か厨二と主の絡みやろうかと思います。

他に希望がありましたら言ってください。

20日に始めたいと思います。




724VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2012/01/20(金) 19:24:05.940p08gmgA0 (1/11)

―番外編―

厨二「クッ! 俺の右手がもうッッ!!」

男「…………」

男友「きもすぎコイツwwwwwwwwwwww マジでコイツと友達になろうっていってんの?wwwwww」

男「………………おう」

男友「マジかよwwwwwwww なんでwwwwww」

男「……父さんがな、言ってたんだよ」

男友「何が?」

男「こういう奴は、きちんと話してみないとわかんねーって」

男友「はぁ……? だってコイツ会話にさえなんねーだろwwwwwwwwww」

厨二「会話にならない……お前らのような下等な奴らとなぜ会話をしなければいけないのか……」

男「…………」

男友「は?wwwwwwwwwwww」

~放課後~

厨二「帰るか……」

 『おい』

厨二「……!? だ、誰だ!? まさか、魔物!?」

主『俺は主だ』

厨二「は……!? まさか闇の力!!!」

主(コイツ……生前の俺と同じ厨二病患者なのか……)

主『闇の力じゃないが、俺はいままさにお前の中に宿った』

厨二「なん……だと!?」

主(なんでかはわからない……ただ、何か心残りがあったんだろうな。成仏できてない)

主『しばらくお前の中で過ごすことになりそうだ』

厨二「ククク、いいだろう。受け入れてくれよう!!」

主(さすが厨二病……。非現実を一瞬で受け入れた)

厨二「お前、俺に何か力を分け与えることができるのか?」

主『いや、ただの霊だからそれは無い……』

厨二「」

主『ていうか、お前は中二病なんだな』

厨二「はッ!?」

主『自覚……あるんだろ……』

厨二「…………」

主『やめようと思わないのか? いいことないと思うぞ』

厨二「……関係ないだろう、お前には」

主『……まぁ、確かにな……。理由とかあるのか? 厨二病になった理由……』

厨二「理由なんて特にはない。俺の思うようにやっているだけだ」



725 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 19:25:00.580p08gmgA0 (2/11)


主『そうか……。本当にそうなのか? 本当のこと話してみろ』

厨二「本当にそうだ」

主『…………。まぁ、確かに姿も見えてない奴に自分のことを話すのは気が引けるのはわかる……』

厨二「…………」

主『……でも、話してみろ。俺はお前のことを知りたいんだ』

厨二「なんでいきなり……」

主『だって、お前にしばらくは宿ってるからな。相棒としてそのくらいいいだろ』

厨二「………………目立ちたいんだ」

主『……?』

厨二「俺は、小さい頃から友達がいなくて……誰も相手にしてくれなくて……だから、どうすればいいか考えた」

主『……それで、答えが それ か……』

厨二「うん」

主『……確かに誰にも相手にされないのは辛いな。孤独は辛い』

厨二「お前には……わかんないだろ……」

主『わかる。痛いほどわかる。俺は生前、お前と似てたからな』

厨二「……!」

主『でも……それは正解とは言えない……』

厨二「……そんなこといわれたって、俺にはこうすることしかできない」

主『……そうか。今はそう思ってるんだな』

厨二「……?」

主『そうすることしかできないというのは甘えだっていってんだよ』

厨二「……は?」

主『…………』



726 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:07:48.450p08gmgA0 (3/11)

~翌日、学校~

男「よう、厨二」

男友「厨二来たwwwwwwwwwwww」

厨二「ククク」

主『なんだ、かまってくれる奴もいるじゃん』

厨二「いや……コイツらは違う……」

男友「は? 何、独り言言ってんのwwwwwwwwwwwwww」

厨二「…………」

主『お前以外には、俺の声聞こえてないからあんまりでかい声で俺と会話しないほうが良いと思うぞ』

厨二「先に言え」ヒソヒソ

主『てか、コイツらは違うってどういうことだよ』

厨二「こいつらは、俺をバカにしてんだ。だから、違うんだ」ヒソヒソ

主『……違くはないだろ』

男「ん? どうしたんだよ、厨二は」

男友「しらねぇよwww いつも変だろwww」

厨二「違うんだよ……」ヒソヒソ

主『おい、何が違――』

厨二「違うって言ってんだろ!!!!!!」

主『……っ』

男「は……!? どうしたんだよ、厨二!」

厨二「な、なんでもない。ククク……」

男友「きめぇwwww」

主『いきなり怒鳴るな……』

厨二「…………」



727 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:10:47.300p08gmgA0 (4/11)


男「……なにかあったのか? 俺に相談してくれよ。友達として」

男友「友達なのかwww」

厨二「…………」

主『ほら、コイツ、友達だっていってくれてるだろ。何が違うんだよ』

厨二「……コイツは……コイツらは本当に俺のことを友達だと思ってるわけじゃない。バカにしてる、俺のこと……」ヒソヒソ

主『だから……何だよ……』

厨二「……は……?」ヒソヒソ

主『……だから、孤独だって……?』

厨二「そうだ。俺は――」ヒソヒソ


主『ふざけんな!!!!!!!!!!』


厨二「!」ビクッ

男「……?」

男友「なんだコイツ」

主『お前は甘すぎるんだよ!!! 何がバカにしてるだ……あたりまえだろ!!!』

厨二「…………」

主『目立ちたいから中二病になった。……でもバカにはされたくない……? 無理に決まってんだろうが!!!!! 中二病がバカにされないわけねぇんだよ!!! バカにされてあたりまえなんだよ、それがお前の答えなんだろ!!?』

厨二「……バカにされたいとは……言ってない」ヒソヒソ

主『……お前、現実をなめてるよ。そんな都合の良いことあるわけねぇだろ』

厨二「…………」

男友「……?」

男「マジでどうしたんだよ。大丈夫なのか?」

厨二「…………」

主『……それに、お前の目立ちたいっていうのは、友達から無条件に優しくされたいとか、そういう意味だろ』

厨二「…………」

主『図星かよ……。甘すぎる。無理に決まってる。だって、お前は逃げたんだろ?』

厨二「え……?」ヒソヒソ

主『現実と向き合うことから逃げたんだ、お前は』

厨二「……!」

主『お前が言ってることは、目標でも希望的観測でもなんでもない。絶対にありもしない幻想だ』

厨二「…………」

主『お前は一番大切なものから逃げたんだ』


主『乗り越えなきゃいけない壁から逃げたんだ』


厨二「……!」




728 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:32:41.130p08gmgA0 (5/11)

男「おーい……大丈夫か? お前」

男友「ついに頭イカれたか?www」

厨二「…………」

男「……やっぱ、友達にはなれないのか……?」

厨二「…………」

主『……いまからでも間に合う……』

厨二「……!」

主『お前がやるべきことはあるだろ……』

厨二「…………」

厨二「……いや」

男「……え?」

厨二「……友達になろう」

男「お、おう!」

男友「こんな中二病野郎と友達になるのかよwww」

厨二「いや……俺、もうやめるよ。中二病」

男友「!?」

男「えっ……」

主『…………』

厨二「これからもよろしく」

男「おう!」

男友「wwww」





729 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:33:16.040p08gmgA0 (6/11)

~三日後~

 厨二と男と男友はすっかり仲良くなっていた。

厨二「じゃあ、俺こっちだから、じゃあね」

男「おう、じゃあな」

男友「じゃーな」


主『結構うまくやってるな』

厨二「うん。ありがとな」

主『いや、俺は何もしてない。気づかせただけだ』

厨二「…………」

主『……ん?」

厨二「どうした?」

主『あそこで話してる生徒達……』

厨二「生徒達がどうした?」


生徒1「男と男友きもくねwwww」

生徒2「ねwww やべぇよな、厨二と友達になるとかwww」

生徒1「マジきめぇwwwwww」

生徒2「wwwww」


厨二「…………」

主『お前の友達の悪口言ってたな』

厨二「……うん」

主『……やるべきことは……ないのか……?』

厨二「…………」

主『…………』

厨二「……ない」

主『……本当に……ないのか……?』

厨二「……ない」

主『うそつけ』

厨二「……うそじゃ――」

主『うそつけ!!!』



730 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:33:53.360p08gmgA0 (7/11)


厨二「…………」

主『逃げてきた分、お前はここで頑張らなくちゃいけないだろうが!!』

厨二「…………」

主『人に思いやってもらいたいなら、やるべきことがあるだろ……』

厨二「…………」

主『……言ったろ。幻想なんだって。仲間に本気で仲間と思って欲しい時は……こういうときは……』


主『 仲間のために死ぬ気でがんばらないといけない 』


厨二「……!」

主『どんなに怖くても、理不尽な行為だとしても、痛くても、やらないといけないんだ』

厨二「…………」

主『逃げてきた自分を正当化しちゃいけない……』

厨二「……!」

主『いまやらないで、いつやるんだよ!!』

厨二「!!」

主『……もう一回聞くぞ』

厨二「…………」

主『……やるべきことは……あるか……?』

厨二「………………ある」

主『いけ……』

厨二「うん」



731 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:58:23.520p08gmgA0 (8/11)



生徒1「あー、最近、男と男友とか調子に乗ってね?」

生徒2「だよなwwwwwww」

生徒1「マジきめぇしwwww」

生徒2「なwww しかもあいつ――」


厨二「俺の仲間の悪口言うなああああああ!!!」


主(よく……やった!!)

生徒1「あ?」

生徒2「なんだよお前www」

生徒1「調子のってんじゃ――」

 ドッ!

生徒1「うあっ」

生徒2「おい!! なにやってんだよてめぇ!」

厨二「知るか!!」

 ガッ!

生徒2「うっ」

生徒1「ふざけてんじゃねぇぞ!!!」

厨二「うっせぇ!! 理不尽だとしてもやらないといけねぇんだよ!!!」

 ドゴッ!!

厨二「ヴっ!!」

生徒2「うぜぇんだよ!!」

 ドガッ

厨二「ぐあっ!!」

主『…………』




732 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:58:49.240p08gmgA0 (9/11)


~しばらく後~


厨二「…………」ボロッ

生徒2「きめぇwwww」

生徒1「じゃあな雑魚www」

 スタ スタ スタ スタ

厨二「……ww やられちゃったわ……」

主『……それでも、いいんだ』

厨二「…………」

主『お前はよくやった。仲間のためにがんばれたんだから、いいじゃねぇか』

厨二「…………」

 タッタッタッタッタッタ

男「厨二!!!!!! 大丈夫か!?」

男友「ちょ……すげぇボコボコじゃん」

厨二「……えっ!? なんでここに!?」

男「いやぁ、男友が忘れ物したって言ったから、学校に戻ってきたんだ」

男友「つーか、お前なんでこんなになってんだよ!?」

厨二「ちょっと喧嘩してね」

男友「は……? なんでだしwww」

厨二「……男と男友の悪口いってる生徒がいたからさ」

男「!! そんなことで……!」

厨二「…………」

男友「……見直したわ」

厨二「え?」

男友「……俺、心底お前のこと、見下してたわ。でも、俺達の悪口言ってたって理由でこんなに……」

男「男友、行こう」

男友「おう」

厨二「どこに!?」

男「リベンジ」

厨二「……!!」

 タッタッタッタッタ

主『…………』

厨二「…………」

主『……嬉し泣きか……?』

厨二「……うるさい……」



733 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 20:59:44.850p08gmgA0 (10/11)



~しばらく後~

男友「おーい!」

男「厨二!!」


主『戻ってきたな』

厨二「うん」


男友「ぼこしてきたぞwww」

厨二「……!!」

男「厨二」

厨二「……?」


男「これからもよろしくな」
男友「俺からもよろしく」


厨二「……うん」



主『よかったな、これで俺も成仏できそうだ……』

厨二「本当、世話になった」ヒソヒソ

主『……大層なことはしてないぞ』


男「な? 父さんの言ってたとおり、かかわってみないとわからないだろ?」

男友「そうだなwww」


主(父さんがいってたとおり……? ………………なるほど、そういうことか……)


主(俺の最後の言葉をちゃんと……………)


主(やっぱ……俺達はずっとつながってるんだ……)


―番外編 完―


734 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/20(金) 21:01:25.000p08gmgA0 (11/11)

とりあえず今日はコレで終わりです。

なんかすいません。




735VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/01/21(土) 01:42:40.93HWfbrE1Qo (1/1)

ベタだけどゾクッときた



736VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/21(土) 07:40:31.22bPbBdYpDO (1/1)




737VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/21(土) 12:08:53.27ohhcDNnco (1/1)

厨二の意思よえええええええ



738VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/01/22(日) 09:57:12.050ouxE4K80 (1/1)

良かった
次は時間戻って修学旅行かな
やっぱいつもの主もみたい

まだまだレスに余裕はある


739VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/22(日) 12:22:39.06iC6P8Tgyo (1/2)

心が痛いよwwwwww


740 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 15:19:49.16vnxY12Rk0 (1/8)

―修学旅行編―

~修学旅行前~

委員長「じゃあ、これから行動班を決めます! 男子三人女子三人で自由に班を作ってください!」



主「ククク……遂にこの時がきたか!!!!」

男3「どんだけ盛り上がってんだよwwwwwww」

男2「wwwww」

男1「wwwww」

転「燃えるでござるな!!」

主「ククク……我が右手に宿りし魂が疼く……」

男3「きめぇwwww」

男1「wwww」

男2「」

主「」

転「」

男3「wwwww」

転「それより、どうするでござるか?」

男3「ん? 何が?」

転「行動班でござる」

男1「そうだな……俺達五人だもんなぁ……」

男2「そうだな」

男3「んー、どうする?」

転「もう一人メンバーを増やして、三人ずつに分かれるのが良いと思うでござる!」

男1「いいな、それ」

男2「そうだな。でも、もう一人って誰だ?」

転「んー……」



741 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 15:21:03.04vnxY12Rk0 (2/8)




委員長「一つだけ男子が二人の班が出来ると思いまーす」



男3「おお! ラッキーじゃん!」

主「ククク……」

男2「じゃあ、二人と三人で分かれるか」

男1「そうだな。どうする?」

主「フン……この俺と行動をともにすれば、力を分け与えてやろう」

男3「力wwwwwwwwww」

男2「じゃあ男3とマキシマムでいいか」

男3「え、ちょ――」

主「よかったな、貴様は幸運の持ち主であるぞ!! クッハッハ」

男3「」

男1「きまりだなwwww」

転「きまりでござる!!」

男3「」


742 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 15:32:05.36vnxY12Rk0 (3/8)


主「男3よ、少しまっているがよい」

男3「あ?」



主「おい!! そこの愚民ども!!」

女子A「は?」

女子B「マキシマム出たwwwww」

女子C「wwwwwwww」

主「俺達と行動をともにするがよい。そうすれば貴様らに力を与えてやろう」

女子A「意味わかんねぇwwww」

女子B「力wwwww何それwwww」

女子C「wwwwwwwwwww」

女子B「誰がいるの? そっち」

主「この俺と男3というなの屑だ」

女子A「えぇー……男3いるのかよー……」

女子B「マジかよwww」

女子C「うそぉ……」



男3(聞こえてますよ……あは……)



主「ククク、何を勘違いしている」

女子A「はぁ?」

主「貴様ら、俺は命令をしているのだ!!!!」

女子A「いや、さっきまではしてなかったけどね」

女子B「wwwww」

女子C「wwwwwwwwww」

主「」

女子A「まぁ……いいよね?」

女子B「あたしはいいよ」

女子C「うちもー」

主「ククク、交渉完了!!!」

女子C「wwwwww」

女子B「wwwwww」



743 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 15:32:35.08vnxY12Rk0 (4/8)




主「おい、男3よ」

男3「ん?」

主「女子というなの愚民どもを釣ってきたぞ」

男3「釣ってきたってwwwwwwwww」

女子A「うわぁ……マジでいるよwwww」

男3「なんだよその言い方はぁぁ?!」

女子B「うえっ……wwww」

男3「うえっ……じゃねぇよ、うえっ……じゃ!」

女子C「面白ぉwwww」

女子B「wwwwww」

女子A「wwwww」

男3「おもしろくねぇわ!!」

女子A「wwwww」

女子B「wwww」

女子C「wwwww」

男3「」

主「クッハッハ」



744 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 15:47:24.38vnxY12Rk0 (5/8)


~当日 新幹線内~

男3「なぁマキシマム」

主「む?」

男3「なんで新幹線の中でまでお前の隣にいないといけないんだよ!!」

主「気にするでない。貴様は俺のしもべだ」

男3「ちげぇよwwww」

主「ククク」

男3「ていうか、なんでお前右手に落書きしてんの?」

主「ら、落書き!? 何を言っている貴様ぁぁぁ!!!!」

男3「ちょ、おまえ、でっかい声だすなってwwwww」

主「」

男3「じゃあそれ何だよwww」

主「ククク……コレは闇の魔方陣だ……」

男3「へぇーすげー(棒)」

主「」



男1「男3と主、意外と仲いいんだよな」

男2「確かにな」

男1「ていうか、部屋割りってどんなだっけ?」

男2「お前話聞いてたのか?」

男1「いや、全然聞いてなかったwwww」

男2「」

男1「www」

男2「俺達五人とボッチ達三人だろ」

男1「なるほどな。ボッチ達三人ってどんなメンバーだ?」

男2「オタク1とボッチとキョロ充だったと思うぞ」

男1「キョロ充wwww」

男2「wwww」



745 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 15:49:24.03vnxY12Rk0 (6/8)




ボッチ「ねぇ転君、それ何してるの?」

転「瞑想でござる」

ボッチ「ふーん……何なの瞑想って」

転「今は話しかけてはいけないのでござる……。精神を集中させ、波動を生み出すのでござる!!」

ボッチ「へ、へぇ……」

ボッチ(なんか主君に似てるなぁ……)

転「…………」

ボッチ「…………」

ボッチ(夕飯何かなぁ……)

転「…………」

ボッチ「…………」

転「……はっ!!」

ボッチ「!?」

転「いま、拙者の精神の中に何かが入り込んだでござる!!」

ボッチ「」



キョロ充「うぇーいwwwww 景色マジきれいwwww パネェwwwww マジwwww」

オタク1「うっせぇな」

キョロ充「は、は? うっせぇーしww」

オタク1「てか、お前ズボンのチャック開いてる」

キョロ充「え、は? え、えwwww ウェーイwwww」

オタク1「嘘な」

キョロ充「知ってるしwwww ばーかwwwww」

オタク1「きも」

キョロ充「」

オタク1「wwwww」






746 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 16:06:34.23vnxY12Rk0 (7/8)

~奈良~

主「ククク、澄み渡りし聖なる空気!!!!!」

男3「きめぇwwwwww」

主「ククク!!」

女子A「きもwwww」

女子B「wwwww」

女子C「wwwwwww」

女子A「はやく奈良公園いこーぜ!」

女子C「そーだよーwww」

男3「おう!!」

女子B「あ、男3は来なくていいわwwww」

女子A「wwwwww」

女子C「あははwwww」

男3「」

主「無様であるなww」

女子A「あ、マキシマムもこなくていいよ!」

主「」

男3「wwww」

女子B「wwww」

女子C「www」




747 ◆MJ8i8ClBa.2012/01/22(日) 16:07:19.83vnxY12Rk0 (8/8)

またきます。


748VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/22(日) 17:54:55.23iC6P8Tgyo (2/2)

もっと来い、いや、来てください


749VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/22(日) 18:19:07.13nmkFr4ZIO (1/1)

追いついた
そして氏ぬほど笑って嫁にきもがられた
あんた最高だよ!


750VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/23(月) 20:08:59.220nNQ1SaDO (1/1)




751VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/24(火) 22:25:41.93NJw36LxIO (1/1)

>>749
オレも寝床で含み笑いしまくって嫁にきもがられた仲間だ


752VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)2012/01/24(火) 23:16:56.973Hp4NIIL0 (1/1)

>>751
自慢スンナ
帰れ


753VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)2012/01/25(水) 07:44:47.57spIJpstAO (1/1)

>>749>>751
確かにきもいですね


754VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/26(木) 04:07:06.28S+pkRomIO (1/4)

>>752-753
ひでぇww
いいぞもっとやれ


755VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/26(木) 04:08:58.41S+pkRomIO (2/4)

>>752-753の間違い


756VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/26(木) 04:10:09.56S+pkRomIO (3/4)

ちょ・・・
>>>753のミスです
無駄レスほんとすまん・・・


757VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/26(木) 04:11:17.10S+pkRomIO (4/4)

・・・
>>752っす・・・
・・・[ピーーー]俺・・・


758VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/01/26(木) 08:10:35.732hGs27BDo (1/1)

その挫けない姿勢は認めよう。


759VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/01/30(月) 08:18:09.934W2BSk4IO (1/1)

舞ってるぜ


760VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)2012/01/30(月) 18:20:54.82n7paTU6AO (1/1)

しゅーがくりょこぉぉお


761VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2012/02/06(月) 06:57:50.852DRQKR+A0 (1/1)

まだまだ待つぜ


762VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)2012/02/24(金) 01:18:21.23kQfe50WAO (1/1)

もう待てない


763VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/02/24(金) 06:58:39.14MYhAQFjIO (1/1)

待てないやつは他で楽しみ
待てるやつは待つ
それだけだ


764VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/03/23(金) 23:37:51.22vgRt+Hfyo (1/1)

待ち


765VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)2012/04/01(日) 07:23:33.67FObPWKPd0 (1/1)

間に合わなくなってもしらんぞ


766VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県)2012/04/08(日) 01:51:47.46029/i5BH0 (1/1)

わくわくして待ってる


767 ◆MJ8i8ClBa.2012/04/13(金) 20:23:33.52gSg1rQQ00 (1/1)

受験で忙しかったので全然これませんでした…すいません><;

明日来ます。


768VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)2012/04/16(月) 01:22:33.01uzPBk9kAO (1/1)

いつになったら明日がくるんだろう


769VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/04/19(木) 15:19:58.62KlGLPt/x0 (1/1)

>>1の明日は一カ月


770VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/04/21(土) 21:10:29.46tHKOEC9K0 (1/1)

明日がきてほしい


771 ◆MJ8i8ClBa.2012/04/21(土) 23:46:49.579/7Bdu+K0 (1/1)

本当に申し訳ないのですが展開忘れてしまいました…

先の展開書けなくなってしまいました。

勝手ながら終了とさせてもらいます…

この9ヶ月間本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう


772VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/04/21(土) 23:54:32.36nZnMOkrVo (1/1)

おう、またどっかで面白いSSで会おう


773VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)2012/04/22(日) 00:17:59.47Q8NCTk3S0 (1/1)

あらら、残念
また夏にでも颯爽と現れてくれ。去年みたいに




774VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2012/04/22(日) 00:24:16.02/YFBG2Sa0 (1/1)

終わりかぁ…

去年の夏が懐かしくなってきたわ

長い間乙