◆jPpg5.obl6 さんの作品一覧
http://s2-d2.com/archives/16593885.html
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:25:52.18:1oUg5hDn0 (1/25)
まどかマギカとウルトラシリーズのクロスオーバーSSです
登場するウルトラシリーズのキャラ達はだいたい本編終了後
設定とかいろいろ違和感があるかもしれません
それでもよければ…
まどかマギカとウルトラシリーズのクロスオーバーSSです
登場するウルトラシリーズのキャラ達はだいたい本編終了後
設定とかいろいろ違和感があるかもしれません
それでもよければ…
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:27:11.34:1oUg5hDn0 (2/25)
まどか「…」
まどか「みん…な…」
まどか「死ん…じゃった…」
崩壊した見滝町に横たわるまどか
まどか「ワルプルギスの夜も…やっつけたのに…」
まどか「アレが…」
まどか「アレがみんなを…!!」
まどか「…」
まどか「みん…な…」
まどか「死ん…じゃった…」
崩壊した見滝町に横たわるまどか
まどか「ワルプルギスの夜も…やっつけたのに…」
まどか「アレが…」
まどか「アレがみんなを…!!」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県):2011/06/16(木) 22:28:33.58:VQ/3qYTQo (1/1)
ゼロもQBは危険視してたな
ゼロもQBは危険視してたな
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:29:33.35:1oUg5hDn0 (3/25)
破壊された風景の向こうに巨大な生物の影
全身から生えた無数の触手が建物を砕き
二本の巨大な腕がビルをなぎ倒し
四本の足で地響きを起こし
放たれた赤色の雷撃が町の緑を焼き尽くす
「グォオオオオオッ!!」
まどか「…」
この町にはもう生きている人間は一人しかいない
まどか「終わり…なんだね…」
破壊された風景の向こうに巨大な生物の影
全身から生えた無数の触手が建物を砕き
二本の巨大な腕がビルをなぎ倒し
四本の足で地響きを起こし
放たれた赤色の雷撃が町の緑を焼き尽くす
「グォオオオオオッ!!」
まどか「…」
この町にはもう生きている人間は一人しかいない
まどか「終わり…なんだね…」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:31:41.25:1oUg5hDn0 (4/25)
まどか「わたし最後まで…」
まどか「なんにも…できなかった…なぁ」
まどか「うっ…く…」ポタポタ
傷口から血が溢れ出す
まどか「みんなが笑顔になるようになんて…」
まどか「不可能だったのかな…?」
トテトテ…
QB「やあまどか」
まどか「!!…キュウべえ…」
QB「君は生き残ったようだね…」
QB「もっともその傷ではそう長くないだろうが」
まどか「わたし最後まで…」
まどか「なんにも…できなかった…なぁ」
まどか「うっ…く…」ポタポタ
傷口から血が溢れ出す
まどか「みんなが笑顔になるようになんて…」
まどか「不可能だったのかな…?」
トテトテ…
QB「やあまどか」
まどか「!!…キュウべえ…」
QB「君は生き残ったようだね…」
QB「もっともその傷ではそう長くないだろうが」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県):2011/06/16(木) 22:32:41.51:XkGEd/Bso (1/3)
Uキラーザウルス・ネオか
Uキラーザウルス・ネオか
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:33:45.23:1oUg5hDn0 (5/25)
まどか「キュウべえ…わたし…」
血まみれの体を起こし、声を絞り出す
まどか「契約する…よ…」
QB「戦う気かい?アレと」
QB「…まぁいい願いを聞こうか」
まどか「わたしの願いは…」
まどか「願いは…」
まどか「みんなを…助けてほしい…」
まどか「キュウべえ…わたし…」
血まみれの体を起こし、声を絞り出す
まどか「契約する…よ…」
QB「戦う気かい?アレと」
QB「…まぁいい願いを聞こうか」
まどか「わたしの願いは…」
まどか「願いは…」
まどか「みんなを…助けてほしい…」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:37:06.42:1oUg5hDn0 (6/25)
QB「うーんそんな曖昧な願いなのかい?もっと具体的に…」
まどか「ごほっがっは…」ビチャ
QB「…まともに喋ることも、考えることも出来なくなられては困るね」
QB「いいだろう。きみほどの逸材ならどうなるか分からないけど」
QB「それじゃいくよ」シューン
まどか「うっく…ううああぁ!!」
急激な速度で傷口が塞がり、その激痛がまどかを襲う
QB「…」
QB「…これでよし」
まどか「…」
QB「ふむ…」
QB「なにも起こらないね?」
QB「もっとも…僕達の目の届かないところでは何か起きたかもね?」
QB「うーんそんな曖昧な願いなのかい?もっと具体的に…」
まどか「ごほっがっは…」ビチャ
QB「…まともに喋ることも、考えることも出来なくなられては困るね」
QB「いいだろう。きみほどの逸材ならどうなるか分からないけど」
QB「それじゃいくよ」シューン
まどか「うっく…ううああぁ!!」
急激な速度で傷口が塞がり、その激痛がまどかを襲う
QB「…」
QB「…これでよし」
まどか「…」
QB「ふむ…」
QB「なにも起こらないね?」
QB「もっとも…僕達の目の届かないところでは何か起きたかもね?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:39:20.04:1oUg5hDn0 (7/25)
まどか「…」シューン
全快した体で立ち上がり、変身するまどか
QB「念のため言っておくが…」
QB「君一人ではアレを止めることはできないよ。残念ながらね」
まどか「…」ダッ
怪物に向かって飛び立つ
QB「やれやれ…」
???『エネルギーは回収できたか?』
QB『おや、君かい…もちろん素晴らしいエネルギーを回収できたよ』
何者かにテレパシーで話しかけるキュウべえ
まどか「…」シューン
全快した体で立ち上がり、変身するまどか
QB「念のため言っておくが…」
QB「君一人ではアレを止めることはできないよ。残念ながらね」
まどか「…」ダッ
怪物に向かって飛び立つ
QB「やれやれ…」
???『エネルギーは回収できたか?』
QB『おや、君かい…もちろん素晴らしいエネルギーを回収できたよ』
何者かにテレパシーで話しかけるキュウべえ
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:41:58.02:1oUg5hDn0 (8/25)
……………………………………
まどか「…」ギリリッ
怪物に向かって弓を引き絞る
まどか(勝てるわけ…ない)
弓を持つ手が震える
戦う前からソウルジェムは濁り、まどかの体にはまともに戦える力は無かった
「ガァアアアアアッ!!!」バシュゥウウ
まどか「!!」
まどか(あ…わたし…)
怪物が放った光線に飲み込まれる
……………………………………
まどか「…」ギリリッ
怪物に向かって弓を引き絞る
まどか(勝てるわけ…ない)
弓を持つ手が震える
戦う前からソウルジェムは濁り、まどかの体にはまともに戦える力は無かった
「ガァアアアアアッ!!!」バシュゥウウ
まどか「!!」
まどか(あ…わたし…)
怪物が放った光線に飲み込まれる
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:42:59.32:1oUg5hDn0 (9/25)
まどか(誰か…)
まどか(この声が聞こえているなら…)
まどか(ほむらちゃん達を…)
まどか(みんなを…)
まどか(助けて…)
パリーン
ソウルジェムが砕け散り、まどかの体は光の中に消える
……………………………………
まどか(誰か…)
まどか(この声が聞こえているなら…)
まどか(ほむらちゃん達を…)
まどか(みんなを…)
まどか(助けて…)
パリーン
ソウルジェムが砕け散り、まどかの体は光の中に消える
……………………………………
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:44:18.00:1oUg5hDn0 (10/25)
~宇宙~
?「ここは…私は呼ばれたのか…」
次元の裂け目から銀色の巨人が現れる
?「この宇宙にも危機が…」
?「地球の少女よ、その願いたしかに聞こえたぞ」
?「君の力、少し分けてもらうぞ…」
~宇宙~
?「ここは…私は呼ばれたのか…」
次元の裂け目から銀色の巨人が現れる
?「この宇宙にも危機が…」
?「地球の少女よ、その願いたしかに聞こえたぞ」
?「君の力、少し分けてもらうぞ…」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:46:33.20:1oUg5hDn0 (11/25)
シュウウン
…………………………
……………………
………………
…………
……
…
シュウウン
…………………………
……………………
………………
…………
……
…
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:48:01.08:1oUg5hDn0 (12/25)
……………………………………
ほむら「…」
ほむら「はっ…」バサッ
ベッドから飛び起きるほむら
ほむら「…」
ほむら「?…以前の時間軸の記憶が無い…」
ほむら「だけどここにいるということは…また駄目だったのね」
ほむら「…」
ほむら「嘆いている暇はない…」ダッ
……………………………………
ほむら「…」
ほむら「はっ…」バサッ
ベッドから飛び起きるほむら
ほむら「…」
ほむら「?…以前の時間軸の記憶が無い…」
ほむら「だけどここにいるということは…また駄目だったのね」
ほむら「…」
ほむら「嘆いている暇はない…」ダッ
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:49:31.91:1oUg5hDn0 (13/25)
~光の国~
ウルトラの母「よろしいのですか?」
ウルトラの父「…ああ」
ウルトラの父「あの星に新たな危機が迫っている」
ウルトラの父「それも今回は宇宙をも巻き込むほどのな…」
ウルトラの母「あなたが感じた不吉な予感とは…」
ウルトラの父「それはまだ分からない…だが」
ウルトラの父「場合によってはゾフィーにも出てもらうだろうな」
ウルトラの母「!」
ウルトラの父(頼んだぞ…みんな)
~光の国~
ウルトラの母「よろしいのですか?」
ウルトラの父「…ああ」
ウルトラの父「あの星に新たな危機が迫っている」
ウルトラの父「それも今回は宇宙をも巻き込むほどのな…」
ウルトラの母「あなたが感じた不吉な予感とは…」
ウルトラの父「それはまだ分からない…だが」
ウルトラの父「場合によってはゾフィーにも出てもらうだろうな」
ウルトラの母「!」
ウルトラの父(頼んだぞ…みんな)
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:50:26.28:1oUg5hDn0 (14/25)
~見滝町~
キィッ…
黒いジープを道路脇に止め、四人の老人が降りてくる
郷「この町で本当に正しいのか…?」
北斗「大隊長の命令によればここで間違いありません」
ダン「とても信じられんな…怪獣や侵略者による爪痕も無い」
郷「ただこの町からは普通の人間とは違う…いくつかの特殊なエネルギーを感じます」
北斗「ええ…宇宙人のものでしょうか?」
ダン「もう少し調査してみるしかないな…ところで彼はどうした?」
北斗「ハヤタさんなら我々より先にこの町に到着しているはずです!」
郷「一度合流しましょう」
~見滝町~
キィッ…
黒いジープを道路脇に止め、四人の老人が降りてくる
郷「この町で本当に正しいのか…?」
北斗「大隊長の命令によればここで間違いありません」
ダン「とても信じられんな…怪獣や侵略者による爪痕も無い」
郷「ただこの町からは普通の人間とは違う…いくつかの特殊なエネルギーを感じます」
北斗「ええ…宇宙人のものでしょうか?」
ダン「もう少し調査してみるしかないな…ところで彼はどうした?」
北斗「ハヤタさんなら我々より先にこの町に到着しているはずです!」
郷「一度合流しましょう」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:51:41.54:1oUg5hDn0 (15/25)
~学校~
さやか「ねぇまどか、帰りにCD屋寄っていい~?」
まどか「また上条くん?いいよ~」チャラ
さやか「てへへへ…」
仁美「…」
さやか「ん…?まどかそれ…」
まどかが首から提げているアクセサリーに気付く
まどか「え?ああコレ?」
まどか「気づいたら部屋に置いてあったんだ~へへ、キレイでしょ」
さやか「うん!カッコいいカッコいい!」
~学校~
さやか「ねぇまどか、帰りにCD屋寄っていい~?」
まどか「また上条くん?いいよ~」チャラ
さやか「てへへへ…」
仁美「…」
さやか「ん…?まどかそれ…」
まどかが首から提げているアクセサリーに気付く
まどか「え?ああコレ?」
まどか「気づいたら部屋に置いてあったんだ~へへ、キレイでしょ」
さやか「うん!カッコいいカッコいい!」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県):2011/06/16(木) 22:52:03.72:XkGEd/Bso (2/3)
3人じゃないか
3人じゃないか
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:53:06.99:1oUg5hDn0 (16/25)
~CD屋~
まどか「~♪」
(助けて…)
まどか「えっ…空耳…じゃないよね?」
(助けて…)
まどか「さ、さやかちゃんゴメン!私行かなきゃ!」タタタッ
さやか「は!?ちょ、ちょっとお!」
……………………………………
ハヤタ「…」ピクッ
ハヤタ「…?」
ハヤタ「今の声は…?」
~CD屋~
まどか「~♪」
(助けて…)
まどか「えっ…空耳…じゃないよね?」
(助けて…)
まどか「さ、さやかちゃんゴメン!私行かなきゃ!」タタタッ
さやか「は!?ちょ、ちょっとお!」
……………………………………
ハヤタ「…」ピクッ
ハヤタ「…?」
ハヤタ「今の声は…?」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/16(木) 22:53:44.20:LIUWrxn1o (1/1)
アクセサリー?ということは彼かと思ったが面子として浮くから違うか
アクセサリー?ということは彼かと思ったが面子として浮くから違うか
21:>>18 やってしまった… 四人→三人:2011/06/16(木) 22:55:42.43:1oUg5hDn0 (17/25)
……………………………………
まどか「ここ…かな?」
さやか「ちょっとまどか!どうしたの急に走り出して!」
ドチャッ
QB「助けて…」
まどか「!?」
さやか「人形…?なんだか血まみれだけど…」
まどか「ねぇひょっとして君が…」
ほむら「そいつから離れなさい」スタッ
さやか「転校生!?」
まどか「もしかして…あなたがこの子を?」
……………………………………
まどか「ここ…かな?」
さやか「ちょっとまどか!どうしたの急に走り出して!」
ドチャッ
QB「助けて…」
まどか「!?」
さやか「人形…?なんだか血まみれだけど…」
まどか「ねぇひょっとして君が…」
ほむら「そいつから離れなさい」スタッ
さやか「転校生!?」
まどか「もしかして…あなたがこの子を?」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:57:36.78:1oUg5hDn0 (18/25)
ほむら「あなた達には…関係無い」チャキッ
銃を構え、キュウべえに狙いを定める
まどか「や、やめて!虐めないで!この子私に助けてって言ってた!」
さやか「なんかヤバいよまどか!逃げよ!」
まどか「うん!」
キュウべえを抱えてほむらの前から逃げる二人
ほむら「待ちなさい!」ダダッ
ほむら(ここで逃がしたら…)
ほむら(また助けられないかもしれない!)
ほむら(私は…もうあんな思いは…)
ほむら「あなた達には…関係無い」チャキッ
銃を構え、キュウべえに狙いを定める
まどか「や、やめて!虐めないで!この子私に助けてって言ってた!」
さやか「なんかヤバいよまどか!逃げよ!」
まどか「うん!」
キュウべえを抱えてほむらの前から逃げる二人
ほむら「待ちなさい!」ダダッ
ほむら(ここで逃がしたら…)
ほむら(また助けられないかもしれない!)
ほむら(私は…もうあんな思いは…)
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 22:59:14.10:1oUg5hDn0 (19/25)
まどか「はあっ…はあっ…」タタタッ
ドンッ!
ハヤタ「おおっと!」
曲がり角から飛び出したまどかが一人の老人とぶつかる
さやか「わ!」
まどか「きゃっ!ご、ごめんなさいっ!」
ハヤタ「あ…いやいや、こちらこそすまないね」
さやか「大丈夫おじいさん?」
ハヤタ「おじ…あ、そうか地球では…」
ハヤタ「そうかぁ~僕ももうおじいさんの歳になったのかぁ…」シミジミ
まどか「?」
さやか「ちょっとまどか!このおじいさんもヤバいよ!地球ではなんとかだの言ってるし!」
QB「…」
ハヤタ「ヤバいって…そんな…」
まどか「はあっ…はあっ…」タタタッ
ドンッ!
ハヤタ「おおっと!」
曲がり角から飛び出したまどかが一人の老人とぶつかる
さやか「わ!」
まどか「きゃっ!ご、ごめんなさいっ!」
ハヤタ「あ…いやいや、こちらこそすまないね」
さやか「大丈夫おじいさん?」
ハヤタ「おじ…あ、そうか地球では…」
ハヤタ「そうかぁ~僕ももうおじいさんの歳になったのかぁ…」シミジミ
まどか「?」
さやか「ちょっとまどか!このおじいさんもヤバいよ!地球ではなんとかだの言ってるし!」
QB「…」
ハヤタ「ヤバいって…そんな…」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 23:01:01.41:1oUg5hDn0 (20/25)
ほむら「見つけたっ…!」ダッ
さやか「うわ追いつかれた!」
ハヤタ「ん?君の抱いてるその動物…」
まどか「あ!こ、これは…」
ほむら「さぁそれをこっちに…」
ほむら「!」
ギューン
ほむら「結界…!こんな時に…」
ほむら「ちっ…」
その場にいた四人と一匹が結界に引きずり込まれる
まどか「えっ?えっ?」
さやか「あれ?私達さっきまで裏通りに…」
ハヤタ「これは…」
ほむら「見つけたっ…!」ダッ
さやか「うわ追いつかれた!」
ハヤタ「ん?君の抱いてるその動物…」
まどか「あ!こ、これは…」
ほむら「さぁそれをこっちに…」
ほむら「!」
ギューン
ほむら「結界…!こんな時に…」
ほむら「ちっ…」
その場にいた四人と一匹が結界に引きずり込まれる
まどか「えっ?えっ?」
さやか「あれ?私達さっきまで裏通りに…」
ハヤタ「これは…」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 23:02:57.45:1oUg5hDn0 (21/25)
使い魔『ギイッ!』
数匹の使い魔が迫る
まどか「ひっ!」
さやか「なにこれ!?」
ほむら(この程度の数なら…)シュウン
変身して使い魔の群れに突っ込むほむら
まどか「へ!?」
さやか「転校生…あの格好…」
ハヤタ(あの姿…まさか彼女も宇宙人か?)
ほむら「…」バンバンッ
使い魔『ギイッ!』
数匹の使い魔が迫る
まどか「ひっ!」
さやか「なにこれ!?」
ほむら(この程度の数なら…)シュウン
変身して使い魔の群れに突っ込むほむら
まどか「へ!?」
さやか「転校生…あの格好…」
ハヤタ(あの姿…まさか彼女も宇宙人か?)
ほむら「…」バンバンッ
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 23:04:16.41:1oUg5hDn0 (22/25)
ほむら「これで最後…」バァン
さやか「すごい…一人でみんな倒しちゃった」
まどか「ねえほむらちゃ…」
使い魔『ギイィイイ!』
まどかが話しかけようとした瞬間に物陰から使い魔が飛び出してくる
まどか「きゃああ!」
ほむら(!!…しまった!間に合わな…)
突然の出来ことで対応が間に合わない
ハヤタ「!」カチッ バシュッ
その直後、近くにいたハヤタが懐から取り出したベータカプセルを掲げフラッシュさせる
さやか「うわっ…」
ほむら「ッ…!?」
強烈な閃光に、周りの者たちは堪らず目を閉じる
ほむら「これで最後…」バァン
さやか「すごい…一人でみんな倒しちゃった」
まどか「ねえほむらちゃ…」
使い魔『ギイィイイ!』
まどかが話しかけようとした瞬間に物陰から使い魔が飛び出してくる
まどか「きゃああ!」
ほむら(!!…しまった!間に合わな…)
突然の出来ことで対応が間に合わない
ハヤタ「!」カチッ バシュッ
その直後、近くにいたハヤタが懐から取り出したベータカプセルを掲げフラッシュさせる
さやか「うわっ…」
ほむら「ッ…!?」
強烈な閃光に、周りの者たちは堪らず目を閉じる
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 23:05:44.12:1oUg5hDn0 (23/25)
ヒュン ドグシャア!
凄まじい速さで振り下ろされた拳に使い魔が粉砕される
ほむら「な…!?」
さやか「…巨人?」
まどか「あ…」
腕を地面から引き抜く巨人
ズッ ガラガラガラ…
まどか「…」
巨人と目が合う
ヒュン ドグシャア!
凄まじい速さで振り下ろされた拳に使い魔が粉砕される
ほむら「な…!?」
さやか「…巨人?」
まどか「あ…」
腕を地面から引き抜く巨人
ズッ ガラガラガラ…
まどか「…」
巨人と目が合う
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/16(木) 23:06:51.36:1oUg5hDn0 (24/25)
『この日突然わたしの世界が変わった』
『今までのなんてことない平凡な日常はあっけなく崩れ去り』
『まったく知らなかった現実が、私を見下ろしていた』
ウルトラマン「…」
『この日突然わたしの世界が変わった』
『今までのなんてことない平凡な日常はあっけなく崩れ去り』
『まったく知らなかった現実が、私を見下ろしていた』
ウルトラマン「…」
29: ◆jPpg5.obl6:2011/06/16(木) 23:10:44.57:1oUg5hDn0 (25/25)
とりあえず今日はこのくらいで終了です
なるべく今週中に完結…できるかな?
明日あたりに一気に書きます
とりあえず今日はこのくらいで終了です
なるべく今週中に完結…できるかな?
明日あたりに一気に書きます
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/16(木) 23:14:39.27:E9G0mrp00 (1/1)
まどか×ウルトラSSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
某所の×ゼロ以外に、見当たらないから本作には期待させてもらうぜ!!
契約宇宙人インキュベーターをブッ飛ばしてくれ、光の国の戦士達よ!!
まどか×ウルトラSSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
某所の×ゼロ以外に、見当たらないから本作には期待させてもらうぜ!!
契約宇宙人インキュベーターをブッ飛ばしてくれ、光の国の戦士達よ!!
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/16(木) 23:28:53.50:JVjAaV7f0 (1/1)
投下乙!!
ウルトラ戦士が来たからにはもう大丈夫だな。
投下乙!!
ウルトラ戦士が来たからにはもう大丈夫だな。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/16(木) 23:32:41.52:J/cPV/XL0 (1/1)
ついにきたか
一応宇宙のため働いているQBとウルトラマンの絡みは期待
そしてなぜウルトラマンの力をエネルギーの燃料にしなかったとか
とりあえず、QBを一方的に悪役にならなきゃいいが…
とにかく期待してるぜ!!
ついにきたか
一応宇宙のため働いているQBとウルトラマンの絡みは期待
そしてなぜウルトラマンの力をエネルギーの燃料にしなかったとか
とりあえず、QBを一方的に悪役にならなきゃいいが…
とにかく期待してるぜ!!
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/16(木) 23:32:47.64:0HrUSbVYo (1/1)
乙っち乙まど!
ジジトラマン達が出てくる映画……なんて言ったっけ、タイトル忘れちゃった
メビウスの奴だった、ような……
乙っち乙まど!
ジジトラマン達が出てくる映画……なんて言ったっけ、タイトル忘れちゃった
メビウスの奴だった、ような……
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/16(木) 23:51:53.11:BdkS445vo (1/1)
まさかのサイズ調整なし
まさかのサイズ調整なし
35:Gファルコン:2011/06/16(木) 23:54:34.19:Sg0VZhsDO (1/1)
ガイアとアグルも出るかな?
ガイアとアグルも出るかな?
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/16(木) 23:56:53.95:/jjddjlKo (1/1)
アスカは生き返るんだろうか
アスカは生き返るんだろうか
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県):2011/06/16(木) 23:59:00.80:XkGEd/Bso (3/3)
>>36
ウルトラ銀河伝説を見てきなさい
>>36
ウルトラ銀河伝説を見てきなさい
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:05:50.59:RBH8RYOn0 (1/1)
GUTSで働いている従兄弟のお兄さんは出ますか?
GUTSで働いている従兄弟のお兄さんは出ますか?
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:31:42.99:xaO45cTz0 (1/1)
サイズ補正なしwwwwww 期待
サイズ補正なしwwwwww 期待
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/06/17(金) 01:09:21.10:MQBZRyffo (1/1)
きたかー!
VIPでセブンがどうこうとか言いまくっていた俺はこれを待っていた
まずは乙だ
きたかー!
VIPでセブンがどうこうとか言いまくっていた俺はこれを待っていた
まずは乙だ
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/17(金) 01:09:35.80:9N0qGaXao (1/1)
あの教師が赴任してくる展開に期待
あの教師が赴任してくる展開に期待
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽):2011/06/17(金) 14:43:11.29:Qh5oF+HAO (1/1)
>>32
しかし、どう考えてもQBの集めてるエネルギーは、ウルトラシリーズ的にはマイナスエネルギー…
>>32
しかし、どう考えてもQBの集めてるエネルギーは、ウルトラシリーズ的にはマイナスエネルギー…
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 16:40:12.59:tOlTfQuDO (1/2)
首から掛けるタイプの変身アイテム…
グレートか!
首から掛けるタイプの変身アイテム…
グレートか!
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/17(金) 19:41:51.55:P3/ybOFIo (1/1)
ネクサスとか合いそうだ
ネクサスとか合いそうだ
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県):2011/06/17(金) 19:52:35.81:6kSIbso7o (1/1)
うっかりダークザギさんに光を闇に反転させられそうな人材なので無理よ
うっかりダークザギさんに光を闇に反転させられそうな人材なので無理よ
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県):2011/06/17(金) 20:26:19.77:/88W93ig0 (1/1)
QBが搾取しているのは絶望へ転移した感情エネルギーだから一応プラスの方の筈。
残されるのが物質化して輪廻の輪に戻れなくなった魂の残骸とマイナスエネルギーで出来た魔女。
魔女は絶望を振り撒いて「魔法少女候補を含む」周囲の魂を呑み込むから実は感情エネルギーの収支はやや赤字になる。
>>9の?がヤプールかザギ様かティガ・ダイナ・ガイア・メビウスの時の影法師かは不明だが、狙いはQBが得たエネルギーを
帳消しに出来るほど持続的な絶望の散布でしょう。QB側にも絶望と希望の等価相殺を要求するのでしょうかな。
QBが搾取しているのは絶望へ転移した感情エネルギーだから一応プラスの方の筈。
残されるのが物質化して輪廻の輪に戻れなくなった魂の残骸とマイナスエネルギーで出来た魔女。
魔女は絶望を振り撒いて「魔法少女候補を含む」周囲の魂を呑み込むから実は感情エネルギーの収支はやや赤字になる。
>>9の?がヤプールかザギ様かティガ・ダイナ・ガイア・メビウスの時の影法師かは不明だが、狙いはQBが得たエネルギーを
帳消しに出来るほど持続的な絶望の散布でしょう。QB側にも絶望と希望の等価相殺を要求するのでしょうかな。
47: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:34:10.25:ned3hHXK0 (1/48)
とりあえず今から再開します
書き溜めたり修正したりしてるのでミスが目立つかも…
あとそんなに複雑な設定があるわけじゃあ無いんです…ハイ
とりあえず今から再開します
書き溜めたり修正したりしてるのでミスが目立つかも…
あとそんなに複雑な設定があるわけじゃあ無いんです…ハイ
48: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:35:59.36:ned3hHXK0 (2/48)
……………………………………
さやか「はぁっ…はぁっ…なんとか逃げ切れたかな」
まどか「…」
さやか「それにしてもなんなのよアレ…何であんなのが…」
未だに現実を直視できないさやか
まどか「でも」
さやか「?」
まどか「私のこと、守ってくれた…」
さやか「…うん」
さやか「そうだよね…」
……………………………………
さやか「はぁっ…はぁっ…なんとか逃げ切れたかな」
まどか「…」
さやか「それにしてもなんなのよアレ…何であんなのが…」
未だに現実を直視できないさやか
まどか「でも」
さやか「?」
まどか「私のこと、守ってくれた…」
さやか「…うん」
さやか「そうだよね…」
49: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:37:30.22:ned3hHXK0 (3/48)
タタタッ
マミ「キュウべえ!?」ダッ
まどか「わっ!?」
さやか「え?誰?」
突然現れた金髪の少女に驚く二人
マミ「あ…驚かせてごめんなさい。私は巴マミ」
マミ「あの…あなた達がキュウべえを助けてくれたのかしら?」
まどか「は、はい…なんだか虐められてたみたいだったから…」
マミ「そう、ありがとう…まっててキュウべえ、すぐ治してあげるから」キュウーン
マミがキュウべえに手を当てると瞬く間に傷が回復する
さやか「!!」
まどか「また不思議な能力…」
さやか「あの…あなた達は一体なんなんですか?」
タタタッ
マミ「キュウべえ!?」ダッ
まどか「わっ!?」
さやか「え?誰?」
突然現れた金髪の少女に驚く二人
マミ「あ…驚かせてごめんなさい。私は巴マミ」
マミ「あの…あなた達がキュウべえを助けてくれたのかしら?」
まどか「は、はい…なんだか虐められてたみたいだったから…」
マミ「そう、ありがとう…まっててキュウべえ、すぐ治してあげるから」キュウーン
マミがキュウべえに手を当てると瞬く間に傷が回復する
さやか「!!」
まどか「また不思議な能力…」
さやか「あの…あなた達は一体なんなんですか?」
50: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:38:26.28:ned3hHXK0 (4/48)
マミ「私は…」
QB「ふぅ!ありがとうマミ、すっかり治ったよ!」
さやか「喋った!?」
QB「まどかも助けてくれてありがとう」
まどか「!…どうして私の名前を?」
QB「…それよりまどか!」
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
まどか「魔法…少女?」
さやか「なにそれ?」
QB「それはね…」
マミ「私は…」
QB「ふぅ!ありがとうマミ、すっかり治ったよ!」
さやか「喋った!?」
QB「まどかも助けてくれてありがとう」
まどか「!…どうして私の名前を?」
QB「…それよりまどか!」
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
まどか「魔法…少女?」
さやか「なにそれ?」
QB「それはね…」
51: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:39:28.67:ned3hHXK0 (5/48)
……………………………………
QB「理解できたかな?じゃあさっそく契約を…」
まどか「ま、まってよ!いきなり契約なんてそんな…」
さやか「それになんか危なそうだし…」
マミ「…じゃあ魔法少女体験コースってことで今度私の戦いを見に来ない?」
マミ「それに考える時間も必要でしょうし…ね、キュウべえ?」
QB「…まぁそのほうがいいだろうね」
さやか「それならいいんじゃない?」
まどか「じゃあ…そうさせてもらおうかな?」
マミ「決まりね。それじゃまた明日学校で会いましょ」
マミ「制服からして私と同じ学校みたいだしね?」スタスタ
……………………………………
QB「理解できたかな?じゃあさっそく契約を…」
まどか「ま、まってよ!いきなり契約なんてそんな…」
さやか「それになんか危なそうだし…」
マミ「…じゃあ魔法少女体験コースってことで今度私の戦いを見に来ない?」
マミ「それに考える時間も必要でしょうし…ね、キュウべえ?」
QB「…まぁそのほうがいいだろうね」
さやか「それならいいんじゃない?」
まどか「じゃあ…そうさせてもらおうかな?」
マミ「決まりね。それじゃまた明日学校で会いましょ」
マミ「制服からして私と同じ学校みたいだしね?」スタスタ
52: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:40:39.91:ned3hHXK0 (6/48)
二人の前から立ち去るマミ
まどか「行っちゃった…」
さやか「なんだか夢みたいな一日だったね…」
まどか「うん…なんだか今日一日驚きっぱなしだよぉ~」
さやか「そういやあのおじいさん無事かな?」
まどか「無我夢中で逃げて来ちゃったけど…きっと大丈夫だよ!」
さやか「うん!そうだよね!」
まどか「あ!それとあの巨人…何だったのかな?」
さやか「さあ?マミさんの話からすると魔法少女じゃない?」
さやか「あの転校生も魔法少女みたいだしさ、仲間だよたぶん」
まどか「そっかあ~」
二人の前から立ち去るマミ
まどか「行っちゃった…」
さやか「なんだか夢みたいな一日だったね…」
まどか「うん…なんだか今日一日驚きっぱなしだよぉ~」
さやか「そういやあのおじいさん無事かな?」
まどか「無我夢中で逃げて来ちゃったけど…きっと大丈夫だよ!」
さやか「うん!そうだよね!」
まどか「あ!それとあの巨人…何だったのかな?」
さやか「さあ?マミさんの話からすると魔法少女じゃない?」
さやか「あの転校生も魔法少女みたいだしさ、仲間だよたぶん」
まどか「そっかあ~」
53: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:42:40.01:ned3hHXK0 (7/48)
……………………………………
ほむら「結局逃げられてしまった…」トボトボ
下を向きながら歩くほむら
ほむら「いや…落ち込んでる暇はない」
ほむら「次の事態への対策を…」
ハヤタ「そんなに焦ることは無いんじゃないかな?」
ほむら「!!」ビクッ
身構えるほむら
ダン「ハヤタから話は聞かせてもらった」
郷「聞くところによると…君も不思議な力を持っているようだね」
北斗「宇宙人…ではなさそうだな」
四人の老人が集まってくる
ほむら「!?」
……………………………………
ほむら「結局逃げられてしまった…」トボトボ
下を向きながら歩くほむら
ほむら「いや…落ち込んでる暇はない」
ほむら「次の事態への対策を…」
ハヤタ「そんなに焦ることは無いんじゃないかな?」
ほむら「!!」ビクッ
身構えるほむら
ダン「ハヤタから話は聞かせてもらった」
郷「聞くところによると…君も不思議な力を持っているようだね」
北斗「宇宙人…ではなさそうだな」
四人の老人が集まってくる
ほむら「!?」
54: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:43:42.22:ned3hHXK0 (8/48)
ほむら「…あなた達は何者なの!?」
ほむら(まさか魔法少…いや、ないわね)
ハヤタ「僕たちは一度会っているよ。変身したところも見られてたと思ったんだけどなぁ」
ほむら「…!!」
ほむら「あなたは…?」
ハヤタ「…私はウルトラマン」
ハヤタ「地球での名はハヤタだ」
ほむら「宇宙…人…?」
ダン「その通りだ。理解が早くて助かるな」
郷「君の知っている情報を我々に教えてほしい」
ほむら「…」
ほむら「…あなた達は何者なの!?」
ほむら(まさか魔法少…いや、ないわね)
ハヤタ「僕たちは一度会っているよ。変身したところも見られてたと思ったんだけどなぁ」
ほむら「…!!」
ほむら「あなたは…?」
ハヤタ「…私はウルトラマン」
ハヤタ「地球での名はハヤタだ」
ほむら「宇宙…人…?」
ダン「その通りだ。理解が早くて助かるな」
郷「君の知っている情報を我々に教えてほしい」
ほむら「…」
55: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:45:05.50:ned3hHXK0 (9/48)
……………………………………
ダン「なるほど、魔法少女か」
ほむら(さすがに魔女の正体と私の秘密は話せないわね…)
北斗「そのインキュベーターというのがこの町から感じる星人の反応の正体でしょうか?」
ダン「それもあるだろうがこの町からは他の正体不明の力を感じる」
郷「この子の話を聞くと…どうやら第二次性徴期の少女が優先的に契約の対象になるようです」
ハヤタ「よし、我々はなるべくインキュベーターが少女達と契約を結ばないように警戒しよう」
北斗「それと話に出てきた使い魔と魔女の撃退ですね!」
ダン「待て!この人数では出来ることにも限りがある。光の国から増援を…」
ほむら「…」
ほむら「あ、あのっ!」
……………………………………
ダン「なるほど、魔法少女か」
ほむら(さすがに魔女の正体と私の秘密は話せないわね…)
北斗「そのインキュベーターというのがこの町から感じる星人の反応の正体でしょうか?」
ダン「それもあるだろうがこの町からは他の正体不明の力を感じる」
郷「この子の話を聞くと…どうやら第二次性徴期の少女が優先的に契約の対象になるようです」
ハヤタ「よし、我々はなるべくインキュベーターが少女達と契約を結ばないように警戒しよう」
北斗「それと話に出てきた使い魔と魔女の撃退ですね!」
ダン「待て!この人数では出来ることにも限りがある。光の国から増援を…」
ほむら「…」
ほむら「あ、あのっ!」
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県):2011/06/17(金) 22:46:12.37:9SQNZo6lo (1/1)
ノアさんなら宇宙中の淫qβを一瞬で滅ぼしてくれそう
ノアさんなら宇宙中の淫qβを一瞬で滅ぼしてくれそう
57: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:47:23.12:ned3hHXK0 (10/48)
ダン「…?」
郷「どうしたんだい?」
ほむら「あなた達は…なぜこうも簡単に信じてくれるの?」
ほむら「こんな疑わしい話…普通だったら」
北斗「信じたいという気持に理由はいらない」
ほむら「!」
ハヤタ「それに僕は君の戦いを間近で見せてもらった」
ハヤタ「君の戦い方からは守りたいという気持ちがあふれ出ていたよ」
ほむら「…」
ほむら「あり…がとう…」
ダン「…?」
郷「どうしたんだい?」
ほむら「あなた達は…なぜこうも簡単に信じてくれるの?」
ほむら「こんな疑わしい話…普通だったら」
北斗「信じたいという気持に理由はいらない」
ほむら「!」
ハヤタ「それに僕は君の戦いを間近で見せてもらった」
ハヤタ「君の戦い方からは守りたいという気持ちがあふれ出ていたよ」
ほむら「…」
ほむら「あり…がとう…」
58: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:49:00.66:ned3hHXK0 (11/48)
~翌日~
早乙女「遅刻しちゃう~!」ダダダッ
早乙女「生徒たちの前で遅刻登校なんて絶対にできない!」ダダダッ
早乙女「今日は新任教師が来るって話なのに!」ダダダッ
早乙女「この裏通りをぬけて近道すれば学校なんてすぐ…」ダダダッ
ギューン
結界に引きずりこまれる
早乙女「えっ…?」
早乙女「ここ…どこ?」
使い魔『ギイィ!』
早乙女「ひいいっ!」
ガッ ドシャ
使い魔に殴られて吹っ飛ばされる早乙女
早乙女「ううっ…」
~翌日~
早乙女「遅刻しちゃう~!」ダダダッ
早乙女「生徒たちの前で遅刻登校なんて絶対にできない!」ダダダッ
早乙女「今日は新任教師が来るって話なのに!」ダダダッ
早乙女「この裏通りをぬけて近道すれば学校なんてすぐ…」ダダダッ
ギューン
結界に引きずりこまれる
早乙女「えっ…?」
早乙女「ここ…どこ?」
使い魔『ギイィ!』
早乙女「ひいいっ!」
ガッ ドシャ
使い魔に殴られて吹っ飛ばされる早乙女
早乙女「ううっ…」
59: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:50:15.84:ned3hHXK0 (12/48)
???「はっ!」バシュン
使い魔『ギィ!』ズバッ
止めを刺そうとする使い魔は突然放たれた光の刃に真っ二つにされる
???「もう一匹だ!」ドガガガッ
不意を突かれて戸惑う別の使い魔はあっけなく倒される
???「大丈夫ですか?」
青年が駆け寄り、尋ねる
早乙女「う…」
???「はっ!」バシュン
使い魔『ギィ!』ズバッ
止めを刺そうとする使い魔は突然放たれた光の刃に真っ二つにされる
???「もう一匹だ!」ドガガガッ
不意を突かれて戸惑う別の使い魔はあっけなく倒される
???「大丈夫ですか?」
青年が駆け寄り、尋ねる
早乙女「う…」
60: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:51:13.37:ned3hHXK0 (13/48)
早乙女「学校に…行かないと…」
???「学校?」
早乙女「生徒達が…待ってる…」ガクッ
???「!?ちょ、ちょっと!!」
???「気絶した…病院へ連れて行かないと…」
???「それにしても…学校って…」
???「もしかして僕が潜入するところの教師かな…?」
???「…それより急がないと!」ダッ
早乙女「学校に…行かないと…」
???「学校?」
早乙女「生徒達が…待ってる…」ガクッ
???「!?ちょ、ちょっと!!」
???「気絶した…病院へ連れて行かないと…」
???「それにしても…学校って…」
???「もしかして僕が潜入するところの教師かな…?」
???「…それより急がないと!」ダッ
61: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:54:53.75:ned3hHXK0 (14/48)
~学校~
さやか「まどか!いよいよ今日だね!」
まどか「う、うん…なんか緊張しちゃうな~」
さやか「魔法少女だもんね!なんだかんだ言ってちょっと楽しみだよ!」
ガララッ
教師「はい席に着いて~」
まどか「あれ…?早乙女先生は…?」
教師「早乙女先生はここに来る途中事故にあって入院するそうだ」
まどか「ええっ!?」
教師「幸い命に別状はないらしい」
さやか「そっか…よかったぁ~」
~学校~
さやか「まどか!いよいよ今日だね!」
まどか「う、うん…なんか緊張しちゃうな~」
さやか「魔法少女だもんね!なんだかんだ言ってちょっと楽しみだよ!」
ガララッ
教師「はい席に着いて~」
まどか「あれ…?早乙女先生は…?」
教師「早乙女先生はここに来る途中事故にあって入院するそうだ」
まどか「ええっ!?」
教師「幸い命に別状はないらしい」
さやか「そっか…よかったぁ~」
62: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:57:09.98:ned3hHXK0 (15/48)
教師「…という訳で今日新しくこの学校に来た新任の先生にこのクラスを任せることになった」
ザワザワ エー ホントニー
教師「はい静かに…それではどうぞ入ってきてください」
ガララッ
まどか(男の先生だ)
さやか(うわ!なんだあの格好…やべえ…)
仁美(あれは…コスプレですの?)
派手な格好の青年が教室に入ってくる
ミライ「今日からしばらくこのクラスを受け持つことになったヒビノ・ミライです!」
ミライ「短い間ですがよろしくお願いします!!」
ミライ(やっぱりここだった…)
教師「…という訳で今日新しくこの学校に来た新任の先生にこのクラスを任せることになった」
ザワザワ エー ホントニー
教師「はい静かに…それではどうぞ入ってきてください」
ガララッ
まどか(男の先生だ)
さやか(うわ!なんだあの格好…やべえ…)
仁美(あれは…コスプレですの?)
派手な格好の青年が教室に入ってくる
ミライ「今日からしばらくこのクラスを受け持つことになったヒビノ・ミライです!」
ミライ「短い間ですがよろしくお願いします!!」
ミライ(やっぱりここだった…)
63: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 22:59:12.63:ned3hHXK0 (16/48)
~放課後~
女1「ミライ先生なんでそんな格好なの~?」
女2「どこのブランド?…くるー…がいず?何これ」
ミライ「えーっとこれは…」
男1「おい見ろよコレ!」
男2「なんだこれ!新しい携帯か?」
ミライ「あ!それはメモリーディ…」
ミライ「って駄目だよ!返して!」
大勢の生徒から質問攻めにあい、戸惑うミライ
ミライ(80兄さんは凄いなぁ…こんな大勢の子達をいっぺんに相手にしてたんだろうなぁ…)
ミライ(…)
ミライ(こんな子供たちが狙われているなんて…)ググッ
静かに拳を握りしめる
~放課後~
女1「ミライ先生なんでそんな格好なの~?」
女2「どこのブランド?…くるー…がいず?何これ」
ミライ「えーっとこれは…」
男1「おい見ろよコレ!」
男2「なんだこれ!新しい携帯か?」
ミライ「あ!それはメモリーディ…」
ミライ「って駄目だよ!返して!」
大勢の生徒から質問攻めにあい、戸惑うミライ
ミライ(80兄さんは凄いなぁ…こんな大勢の子達をいっぺんに相手にしてたんだろうなぁ…)
ミライ(…)
ミライ(こんな子供たちが狙われているなんて…)ググッ
静かに拳を握りしめる
64: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:02:04.99:ned3hHXK0 (17/48)
ガララッ
マミ「鹿目さ~ん…美樹さ~ん?」コソコソ
扉の隙間からマミが顔を覗かせる
さやか「あっ、マミさん!」
まどか「今から行くんですか?」
マミ「ええ、ちょうど近くに魔女の反応があるからそこに行きましょう」
ミライ(…魔女?)
ミライ(うーん…とにかく兄さん達と合流しないとな)
ミライ(みんなは河原の橋の下に拠点を構えてるらしいけど…)
ガララッ
マミ「鹿目さ~ん…美樹さ~ん?」コソコソ
扉の隙間からマミが顔を覗かせる
さやか「あっ、マミさん!」
まどか「今から行くんですか?」
マミ「ええ、ちょうど近くに魔女の反応があるからそこに行きましょう」
ミライ(…魔女?)
ミライ(うーん…とにかく兄さん達と合流しないとな)
ミライ(みんなは河原の橋の下に拠点を構えてるらしいけど…)
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 23:03:07.68:fGMFmNdSO (1/2)
ミライ君教師かよwwwwwwww 支援
ミライ君教師かよwwwwwwww 支援
66: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:05:06.70:ned3hHXK0 (18/48)
~河原~
ダン「おい北斗!ちゃんとそっちを支えろ!」
北斗「郷さんがそこのダンボール踏んでるから動けないんですよ!」
郷「まてまて!ここに窓を作るからそっちのダンボールを回してくれ!」
ハヤタ「上手くいかないなぁダンボールハウス…」
北斗「見てないで手伝ってくださいよ!」
河原の橋の下でダンボール相手に格闘する四人
ミライ「すごい!ダンボールハウスだ!」キラキラ
子供のように目を輝かせるミライ
~河原~
ダン「おい北斗!ちゃんとそっちを支えろ!」
北斗「郷さんがそこのダンボール踏んでるから動けないんですよ!」
郷「まてまて!ここに窓を作るからそっちのダンボールを回してくれ!」
ハヤタ「上手くいかないなぁダンボールハウス…」
北斗「見てないで手伝ってくださいよ!」
河原の橋の下でダンボール相手に格闘する四人
ミライ「すごい!ダンボールハウスだ!」キラキラ
子供のように目を輝かせるミライ
67: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:07:16.31:ned3hHXK0 (19/48)
……………………………………
ミライ「魔法少女…ですか?」
ゲン「ああ、にわかには信じ難い話だがな」
北斗「お前を学校に潜入させたのは少女達を監視させるためだ」
ミライ「あれ?そういえばウチのクラスに来た子が学校近くの魔女がどうとか…」
ハヤタ「なに!?」
ダン「どうしてそれをもっと早く…」
郷「悔んでる暇はありません!探しに行きましょう!」
ミライ「は、はい!」
大量のダンボールを放置し、駆け出す五人
……………………………………
ミライ「魔法少女…ですか?」
ゲン「ああ、にわかには信じ難い話だがな」
北斗「お前を学校に潜入させたのは少女達を監視させるためだ」
ミライ「あれ?そういえばウチのクラスに来た子が学校近くの魔女がどうとか…」
ハヤタ「なに!?」
ダン「どうしてそれをもっと早く…」
郷「悔んでる暇はありません!探しに行きましょう!」
ミライ「は、はい!」
大量のダンボールを放置し、駆け出す五人
68: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:08:54.26:ned3hHXK0 (20/48)
……………………………………
さやか「ホントにこんなところにいるんですかぁ?」
マミ「ええ…ここよ!この先にいるわ」
まどか「魔法少女は魔女の居場所をある程度察知できるんですね」
マミ「そうよ…あと二人とも聞いて」シューン
変身を完了すると同時に二人に向き直るマミ
マミ「ここから先はどんなことが起きるか分からない…」
マミ「私でも守り切れるか分からないわ…危なくなったら逃げて」
険しい表情で告げる
さやか「えっ…」
まどか「…」
……………………………………
さやか「ホントにこんなところにいるんですかぁ?」
マミ「ええ…ここよ!この先にいるわ」
まどか「魔法少女は魔女の居場所をある程度察知できるんですね」
マミ「そうよ…あと二人とも聞いて」シューン
変身を完了すると同時に二人に向き直るマミ
マミ「ここから先はどんなことが起きるか分からない…」
マミ「私でも守り切れるか分からないわ…危なくなったら逃げて」
険しい表情で告げる
さやか「えっ…」
まどか「…」
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 23:09:25.22:tOlTfQuDO (2/2)
ミライくん…
光の国の格好のほうがまだマシだろうに
ミライくん…
光の国の格好のほうがまだマシだろうに
70: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:09:49.70:ned3hHXK0 (21/48)
まどか「…でも私、知りたいんです!みんなを守るために戦う魔法少女がどんなものか」
まどか「私も魔法少女になればみんなのために何か出来るかもしれないから…」
さやか「うん、それにさ」
さやか「いざとなったらマミさんが守ってくれるんですよね?」
マミ「…!」
マミ「ええ!まかせて!」
QB(…マミがあんな顔してるの初めて見たよ)
まどか「…でも私、知りたいんです!みんなを守るために戦う魔法少女がどんなものか」
まどか「私も魔法少女になればみんなのために何か出来るかもしれないから…」
さやか「うん、それにさ」
さやか「いざとなったらマミさんが守ってくれるんですよね?」
マミ「…!」
マミ「ええ!まかせて!」
QB(…マミがあんな顔してるの初めて見たよ)
71: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:11:34.49:ned3hHXK0 (22/48)
ほむら「…待ちなさい」スタッ
三人の後ろにほむらが現れる
まどか「ほむらちゃん!?」
マミ「あら?あなたは…」
QB「!」コソコソ
ほむら「三人とも聞いて。ここから先に出る魔女は普通では…」
さやか「あーっ!!転校生!」
さやか「マミさん、コイツですよ!キュウべえ虐めてたの!!」
ほむら「!!」
マミ「そう…それじゃあ少しお仕置きしないとねっ!」
ヒュルルル
ほむら「…待ちなさい」スタッ
三人の後ろにほむらが現れる
まどか「ほむらちゃん!?」
マミ「あら?あなたは…」
QB「!」コソコソ
ほむら「三人とも聞いて。ここから先に出る魔女は普通では…」
さやか「あーっ!!転校生!」
さやか「マミさん、コイツですよ!キュウべえ虐めてたの!!」
ほむら「!!」
マミ「そう…それじゃあ少しお仕置きしないとねっ!」
ヒュルルル
72: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:13:28.32:ned3hHXK0 (23/48)
拘束魔法でほむらを捕える
ほむら「く…うぅ」ギシギシッ
マミ「安心して?魔女を倒したらちゃんと解いてあげるから」
ほむら(しまった…前回の時間軸より強力に…)
ほむら(これじゃ自力で拘束を解けないっ…)
さやか「行こっ!まどか!」タタタッ
まどか「うん…いいのかなぁ?」タタタッ
ほむら「ま、待って!」ギシギシッ
ほむら「誰か…」
拘束魔法でほむらを捕える
ほむら「く…うぅ」ギシギシッ
マミ「安心して?魔女を倒したらちゃんと解いてあげるから」
ほむら(しまった…前回の時間軸より強力に…)
ほむら(これじゃ自力で拘束を解けないっ…)
さやか「行こっ!まどか!」タタタッ
まどか「うん…いいのかなぁ?」タタタッ
ほむら「ま、待って!」ギシギシッ
ほむら「誰か…」
73: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:15:09.46:ned3hHXK0 (24/48)
……………………………………
マミ(体が軽い…!)バンバンッ
マミ(誰かが私を頼ってくれる…もう一人じゃない!)バンッ
マミ(もう何も恐くない!)
使い魔の攻撃をかわしつつ攻撃するマミ
マミ「決めるわ!ティロ・フィナーレ!」ドォオン!
シャルロッテ『!!』ドカ-ン
マミ「…よしっ!」
まどか「…」ゾクッ
……………………………………
マミ(体が軽い…!)バンバンッ
マミ(誰かが私を頼ってくれる…もう一人じゃない!)バンッ
マミ(もう何も恐くない!)
使い魔の攻撃をかわしつつ攻撃するマミ
マミ「決めるわ!ティロ・フィナーレ!」ドォオン!
シャルロッテ『!!』ドカ-ン
マミ「…よしっ!」
まどか「…」ゾクッ
74: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:16:30.11:ned3hHXK0 (25/48)
さやか「やった!」
まどか「ふぅっ…」
シャルロッテ『…』ギュルルル
シャルロッテの体から黒い蛇のような怪物が現れる
マミ「えっ」
まどか「…!!マミさんっ!危ない!」
さやか「ああっ!」
さやか「やった!」
まどか「ふぅっ…」
シャルロッテ『…』ギュルルル
シャルロッテの体から黒い蛇のような怪物が現れる
マミ「えっ」
まどか「…!!マミさんっ!危ない!」
さやか「ああっ!」
75: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:17:51.50:ned3hHXK0 (26/48)
……………………………………
ダン「ここか!?」
ハヤタ「あれは…暁美ほむら!」
拘束され、動けないほむらを見つける
ほむら「あ、あなた達は!」
ブチブチッ
ミライ「ウチのクラスの子だよね?もしかして君も…」
ほむら(なぜ新任教師が…まさか彼も…)
ほむら「いえ…説明は後よ!この奥に魔女が!」
北斗「なに!?」
郷「急ぎましょう!手遅れになるかもしれない!」
……………………………………
ダン「ここか!?」
ハヤタ「あれは…暁美ほむら!」
拘束され、動けないほむらを見つける
ほむら「あ、あなた達は!」
ブチブチッ
ミライ「ウチのクラスの子だよね?もしかして君も…」
ほむら(なぜ新任教師が…まさか彼も…)
ほむら「いえ…説明は後よ!この奥に魔女が!」
北斗「なに!?」
郷「急ぎましょう!手遅れになるかもしれない!」
76: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:19:43.92:ned3hHXK0 (27/48)
……………………………………
シャルロッテ『…』ガバッ
マミ(あ…私…)
マミ(死ん…)
???「危ねぇ!!」ガシッ
マミ「えっ!?」
シャルロッテ『!?』
一つの影がマミを抱え、その場から飛び退く
アスカ「へへ…見た~?俺の超ファインプレー!!」
青年が自慢げな顔で言う
……………………………………
シャルロッテ『…』ガバッ
マミ(あ…私…)
マミ(死ん…)
???「危ねぇ!!」ガシッ
マミ「えっ!?」
シャルロッテ『!?』
一つの影がマミを抱え、その場から飛び退く
アスカ「へへ…見た~?俺の超ファインプレー!!」
青年が自慢げな顔で言う
77: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:21:13.52:ned3hHXK0 (28/48)
マミ「あなたは…一体…?」
アスカ「俺?俺はアスカ・シン!」
アスカ「あー…もっとも地球ではウルトラマ…」
シャルロッテ『…』ギュン
アスカが話している途中でシャルロッテが口を開けて突っ込んでくる
マミ「あっ…!!う、後ろっ!!!」
アスカ「え?」
バクッ ゴクンッ
シャルロッテ『…』ペロリ
さやか「早っ!!」
まどか「の、飲み込まれちゃったよ!?」
マミ「あ…ああ…」ガクガク
マミ「あなたは…一体…?」
アスカ「俺?俺はアスカ・シン!」
アスカ「あー…もっとも地球ではウルトラマ…」
シャルロッテ『…』ギュン
アスカが話している途中でシャルロッテが口を開けて突っ込んでくる
マミ「あっ…!!う、後ろっ!!!」
アスカ「え?」
バクッ ゴクンッ
シャルロッテ『…』ペロリ
さやか「早っ!!」
まどか「の、飲み込まれちゃったよ!?」
マミ「あ…ああ…」ガクガク
78: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:24:50.35:ned3hHXK0 (29/48)
~体内~
アスカ「わああああああ!!!」ゴロゴロ
アスカ「くっそおおおおおおおおお!!」ゴロゴロ
胸ポケットからリーフラッシャーを取り出す
アスカ「負けるかーーーーっ!!!」バッ
暗い魔女の体内が強烈な光に照らされる
シュンッ バシュゥウウン
~体内~
アスカ「わああああああ!!!」ゴロゴロ
アスカ「くっそおおおおおおおおお!!」ゴロゴロ
胸ポケットからリーフラッシャーを取り出す
アスカ「負けるかーーーーっ!!!」バッ
暗い魔女の体内が強烈な光に照らされる
シュンッ バシュゥウウン
79: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:28:13.78:ned3hHXK0 (30/48)
シャルロッテ『!!…!?』ブクブクブク
マミ「えっ…?」
まどか「な、なに!?なんか膨らんでるよ!?」
さやか「もしかして…破裂する!?」
シャルロッテ『!!!』
ドバーンッ!!
ダイナ「ジュワァッ!!」ズンッ
シャルロッテの腹の中から巨人が飛び出す
マミ「な、なに!?なんなの!?」
さやか「まどか!あれってもしかして!!」
まどか「うんっ!あの時の巨人と一緒だ!!」
シャルロッテ『!!…!?』ブクブクブク
マミ「えっ…?」
まどか「な、なに!?なんか膨らんでるよ!?」
さやか「もしかして…破裂する!?」
シャルロッテ『!!!』
ドバーンッ!!
ダイナ「ジュワァッ!!」ズンッ
シャルロッテの腹の中から巨人が飛び出す
マミ「な、なに!?なんなの!?」
さやか「まどか!あれってもしかして!!」
まどか「うんっ!あの時の巨人と一緒だ!!」
80: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:29:59.26:ned3hHXK0 (31/48)
シャルロッテ「…!」ズズッ…
腹が破れた状態でダイナに突進してくる
マミ「危ないっ!!」
ダイナ「!…」クルッ
シュシュッ
ダイナ「デュアッ!!」バシュッ
シャルロッテ「!!?」
ズバババッ!
振り向き様にビームスライサーでシャルロッテを頭からバラバラに斬り刻む
マミ「う…わぁ…!」
ダイナ『どうだぁ!この恵方巻き野郎!』
まどか「えっ!?喋れるの!?」
シャルロッテ「…!」ズズッ…
腹が破れた状態でダイナに突進してくる
マミ「危ないっ!!」
ダイナ「!…」クルッ
シュシュッ
ダイナ「デュアッ!!」バシュッ
シャルロッテ「!!?」
ズバババッ!
振り向き様にビームスライサーでシャルロッテを頭からバラバラに斬り刻む
マミ「う…わぁ…!」
ダイナ『どうだぁ!この恵方巻き野郎!』
まどか「えっ!?喋れるの!?」
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 23:31:32.88:fGMFmNdSO (2/2)
平成勢って案外普通に喋ってるよね
平成勢って案外普通に喋ってるよね
82: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:32:32.88:ned3hHXK0 (32/48)
ダイナ『大丈夫か?』
さやか「めっちゃ普通に喋ってるし…」
マミ「あ、あなたもしかして…」
まどか「さっきの…お兄さん…ですか?」
ダイナ『そうそう!地球ではウルトラマンダイナって呼ばれてるよ!よろしく!』
シャルロッテ『…』シュルルル
飛び散った破片から再生するシャルロッテ
さやか「嘘!?バラバラになったのに!!」
マミ「…どこかに奴の本体があるかもしれません!それを叩きましょう!」スッ
銃を握りなおし、立ち上がるマミ
ダイナ『よっしゃ行くぜ!準備はオーケーかい?』
マミ「はいっ!!」グッ
ダイナ『大丈夫か?』
さやか「めっちゃ普通に喋ってるし…」
マミ「あ、あなたもしかして…」
まどか「さっきの…お兄さん…ですか?」
ダイナ『そうそう!地球ではウルトラマンダイナって呼ばれてるよ!よろしく!』
シャルロッテ『…』シュルルル
飛び散った破片から再生するシャルロッテ
さやか「嘘!?バラバラになったのに!!」
マミ「…どこかに奴の本体があるかもしれません!それを叩きましょう!」スッ
銃を握りなおし、立ち上がるマミ
ダイナ『よっしゃ行くぜ!準備はオーケーかい?』
マミ「はいっ!!」グッ
83: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:34:01.20:ned3hHXK0 (33/48)
ダイナ「ハアアア…!」シュゥウン
腕を交差させ、青い体へとタイプチェンジするダイナ
ダイナ(ミラクル)「デュアァ!!」バッ
さやか「青くなった!」
ダイナ(ミラクル)「ハッ!」ブンッ
シャルロッテ『!!』ドガッ
まどか「すごい…怪獣映画見てるみたい…」ポカーン
ダイナ(ミラクル)『…見えた!あそこを撃て!!』
透視能力で本体の場所を見破るダイナ
マミ「今度こそ決めて見せる!」
マミ「ティロ…フィナーレ!!」ドォン!
ダイナ「ハアアア…!」シュゥウン
腕を交差させ、青い体へとタイプチェンジするダイナ
ダイナ(ミラクル)「デュアァ!!」バッ
さやか「青くなった!」
ダイナ(ミラクル)「ハッ!」ブンッ
シャルロッテ『!!』ドガッ
まどか「すごい…怪獣映画見てるみたい…」ポカーン
ダイナ(ミラクル)『…見えた!あそこを撃て!!』
透視能力で本体の場所を見破るダイナ
マミ「今度こそ決めて見せる!」
マミ「ティロ…フィナーレ!!」ドォン!
84: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:35:22.09:ned3hHXK0 (34/48)
シャルロッテ『!!!!』グオングオン
本体を破壊されて暴れだす
ダイナ『トドメだ!行くぜえ!』シュウン
ダイナ「ジュアァッ!!」バシュゥウウ
ソルジェント光線が直撃し、光の輪を描いた後に爆発を起こす
シャルロッテ『…』ドカーン!
さやか「やったあああ!!」
まどか「よ、よかったぁ…」
QB「…」ニヤリ
シャルロッテ『!!!!』グオングオン
本体を破壊されて暴れだす
ダイナ『トドメだ!行くぜえ!』シュウン
ダイナ「ジュアァッ!!」バシュゥウウ
ソルジェント光線が直撃し、光の輪を描いた後に爆発を起こす
シャルロッテ『…』ドカーン!
さやか「やったあああ!!」
まどか「よ、よかったぁ…」
QB「…」ニヤリ
85: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:39:43.37:ned3hHXK0 (35/48)
……………………………………
アスカ「魔法少女ぉ?」
さやか「うん…それに契約するかどうか…この戦いを見て決めるって話だったんだけど…」
まどか「あんな恐いの見ちゃったら…」
マミ「…ごめんなさい。カッコ悪いところ見せちゃったわね…」
まどか「そんな…マミさんが無事でホントによかったですよ!」
QB「…さて」
QB「もう無事に終わったんだ。さぁ二人とも!」
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
……………………………………
アスカ「魔法少女ぉ?」
さやか「うん…それに契約するかどうか…この戦いを見て決めるって話だったんだけど…」
まどか「あんな恐いの見ちゃったら…」
マミ「…ごめんなさい。カッコ悪いところ見せちゃったわね…」
まどか「そんな…マミさんが無事でホントによかったですよ!」
QB「…さて」
QB「もう無事に終わったんだ。さぁ二人とも!」
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
86: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:40:57.09:ned3hHXK0 (36/48)
さやか「そうは言っても…ね?」
まどか「う、うん…あんなのと戦わなきゃいけないんだよね…?」
マミ「…そうよ、あの怪物たちとの戦い…負ければ当然命を落とす」
マミ「よく考えて決めて?」
マミ(…へたり込んだまま言ってもサマにならないけどね)
QB「大丈夫だよ!君達ほどの素質ならそうそう負けはしないよ!」
QB「それに…もちろん君達にもメリットはあるだろう?」
さやか「そうは言っても…ね?」
まどか「う、うん…あんなのと戦わなきゃいけないんだよね…?」
マミ「…そうよ、あの怪物たちとの戦い…負ければ当然命を落とす」
マミ「よく考えて決めて?」
マミ(…へたり込んだまま言ってもサマにならないけどね)
QB「大丈夫だよ!君達ほどの素質ならそうそう負けはしないよ!」
QB「それに…もちろん君達にもメリットはあるだろう?」
87: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:41:40.75:ned3hHXK0 (37/48)
まどか「でも私…やっぱりやめようかな…」
さやか「あたしも…ちょっと考えさせて」
QB「やれやれ…まぁ考える時間は必要だよね」
QB「でも僕は諦めないよ?必ず君達を…」
スタッ
ほむら「これ以上そいつの言葉に耳を貸さないで」
まどか「!?」
さやか「あれ!?転校生!?」
まどか「でも私…やっぱりやめようかな…」
さやか「あたしも…ちょっと考えさせて」
QB「やれやれ…まぁ考える時間は必要だよね」
QB「でも僕は諦めないよ?必ず君達を…」
スタッ
ほむら「これ以上そいつの言葉に耳を貸さないで」
まどか「!?」
さやか「あれ!?転校生!?」
88: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:42:52.24:ned3hHXK0 (38/48)
ミライ「よかった…みんな無事だったんだね」
まどか「先生!?」
ハヤタ「これで会うのは二度目だね」
さやか「昨日のおじいちゃんだ!」
アスカ「なんだなんだぁ?ゾロゾロと!」
ダン「どうやら彼もウルトラマンらしいが…」
北斗「ええ、宇宙警備隊員の一員ではありません」
郷「この町から発せられていた謎の力…どうやら彼がその一人のようです」
ミライ「よかった…みんな無事だったんだね」
まどか「先生!?」
ハヤタ「これで会うのは二度目だね」
さやか「昨日のおじいちゃんだ!」
アスカ「なんだなんだぁ?ゾロゾロと!」
ダン「どうやら彼もウルトラマンらしいが…」
北斗「ええ、宇宙警備隊員の一員ではありません」
郷「この町から発せられていた謎の力…どうやら彼がその一人のようです」
89: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:43:52.12:ned3hHXK0 (39/48)
アスカ「君もってことは…あんたらも!?」
さやか「えええ?全員!?先生も!?」
まどか「じゃあ昨日会ったおじいちゃんが…」
ハヤタ「そう、僕があの巨人だ」
さやか「…信じらんない」
まどか「なんだかまだ夢の中にいるみたい…」
ほむら「…」
ほむら「ちょっといいかしら?」
ほむら「状況を整理したいのだけれど…」
アスカ「君もってことは…あんたらも!?」
さやか「えええ?全員!?先生も!?」
まどか「じゃあ昨日会ったおじいちゃんが…」
ハヤタ「そう、僕があの巨人だ」
さやか「…信じらんない」
まどか「なんだかまだ夢の中にいるみたい…」
ほむら「…」
ほむら「ちょっといいかしら?」
ほむら「状況を整理したいのだけれど…」
90: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:44:46.38:ned3hHXK0 (40/48)
……………………………………
さやか「じゃあ皆さん偉い人からの命令でその…宇宙人反応ってヤツ?それを追って?」
ダン「ああ、そしてそこにいる少女…暁美ほむらから事情は聞いた」
郷「そこにいる白い動物と契約して魔法少女となるようだな」
QB「…」
アスカ「…それで?その反応の中の一人が俺だって?」
ハヤタ「聞くところによると君はこの世界の住人ではないそうだね」
アスカ「あと宇宙人でもないっすよ!」
北斗「…この世界に来た時のことをもう少し詳しく教えてくれないか?」
……………………………………
さやか「じゃあ皆さん偉い人からの命令でその…宇宙人反応ってヤツ?それを追って?」
ダン「ああ、そしてそこにいる少女…暁美ほむらから事情は聞いた」
郷「そこにいる白い動物と契約して魔法少女となるようだな」
QB「…」
アスカ「…それで?その反応の中の一人が俺だって?」
ハヤタ「聞くところによると君はこの世界の住人ではないそうだね」
アスカ「あと宇宙人でもないっすよ!」
北斗「…この世界に来た時のことをもう少し詳しく教えてくれないか?」
91: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:47:29.10:ned3hHXK0 (41/48)
アスカ「教えるってもなぁ…いきなり人間の姿でここに飛ばされたとしか…」
ミライ「もしかするとあなた以外にも別の世界から…」
ダン「…その可能性は否定できないな」
ほむら「ともかくあなた達二人…」
まどか「は、はいっ!?」ビクッ
さやか「な、なによ…」
鋭い瞳で睨まれ、うろたえる二人
ほむら「今はその気がないみたいだけど…」
ほむら「そいつと契約しようなんて思わないで」
QB「…わからないなぁ」
アスカ「教えるってもなぁ…いきなり人間の姿でここに飛ばされたとしか…」
ミライ「もしかするとあなた以外にも別の世界から…」
ダン「…その可能性は否定できないな」
ほむら「ともかくあなた達二人…」
まどか「は、はいっ!?」ビクッ
さやか「な、なによ…」
鋭い瞳で睨まれ、うろたえる二人
ほむら「今はその気がないみたいだけど…」
ほむら「そいつと契約しようなんて思わないで」
QB「…わからないなぁ」
92: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:48:19.86:ned3hHXK0 (42/48)
QB「契約すればどんな願いでも叶うんだよ?」
QB「君達にも夢があるんだろう?それを叶えることもたやすいんだよ?」
ほむら「こいつの甘言に惑わされないで!」
まどか「…」
アスカ「やめといた方がいいんじゃねえの?命の危険があるわけだし」
アスカ「それに誰かに与えられて簡単に手に入る夢なんて…な」
QB(…)
ハヤタ「…ともかく一度拠点に戻ろう。やることは特に変わらないんだからね」
さやか「拠点?どこにあるのそれ?」
ダン「…橋の下だ」
さやか「え」
QB「契約すればどんな願いでも叶うんだよ?」
QB「君達にも夢があるんだろう?それを叶えることもたやすいんだよ?」
ほむら「こいつの甘言に惑わされないで!」
まどか「…」
アスカ「やめといた方がいいんじゃねえの?命の危険があるわけだし」
アスカ「それに誰かに与えられて簡単に手に入る夢なんて…な」
QB(…)
ハヤタ「…ともかく一度拠点に戻ろう。やることは特に変わらないんだからね」
さやか「拠点?どこにあるのそれ?」
ダン「…橋の下だ」
さやか「え」
93: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:50:03.89:ned3hHXK0 (43/48)
郷「仕方ないんだよ。持つべき物も何もないからね」
ミライ「ダンボールハウスがあるじゃないですか!」
北斗「作ってる途中で放置してきただろう…」
ミライ「あ…」
マミ「…あ、あのっ!」
全員が一斉にマミに視線を向ける
ハヤタ「?」
マミ「も…もしよかったら皆さん…」
マミ「その…私の家に来ませんか?」
郷「仕方ないんだよ。持つべき物も何もないからね」
ミライ「ダンボールハウスがあるじゃないですか!」
北斗「作ってる途中で放置してきただろう…」
ミライ「あ…」
マミ「…あ、あのっ!」
全員が一斉にマミに視線を向ける
ハヤタ「?」
マミ「も…もしよかったら皆さん…」
マミ「その…私の家に来ませんか?」
94: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:51:50.26:ned3hHXK0 (44/48)
ハヤタ「ええっ!?それは…」
予想外の提案に驚く一同
ダン「ありがたい申し出だが…そういうわけにもいくまい」
マミ「だ、大丈夫ですっ!」
マミ「私、一人暮らしで…親もいなくて…」
マミ「で…でも、家は広いし、ご飯だってちゃんと…」
北斗「…どうします?」
郷「今回は少し長い間この町に滞在しなければならないから…腰を落ち着ける場所は欲しいな」
ミライ「子供とのコミュニケーションも忘れてはならないって80兄さんが言ってましたし…」
ダン「…わかった」
ハヤタ「巴マミ…本当にいいのかい?」
マミ「は、はいっ!大丈夫です!」
ハヤタ「ええっ!?それは…」
予想外の提案に驚く一同
ダン「ありがたい申し出だが…そういうわけにもいくまい」
マミ「だ、大丈夫ですっ!」
マミ「私、一人暮らしで…親もいなくて…」
マミ「で…でも、家は広いし、ご飯だってちゃんと…」
北斗「…どうします?」
郷「今回は少し長い間この町に滞在しなければならないから…腰を落ち着ける場所は欲しいな」
ミライ「子供とのコミュニケーションも忘れてはならないって80兄さんが言ってましたし…」
ダン「…わかった」
ハヤタ「巴マミ…本当にいいのかい?」
マミ「は、はいっ!大丈夫です!」
95: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:53:02.07:ned3hHXK0 (45/48)
マミ「あの…アスカさんもご一緒にどうですか?」
アスカ「あ、そう?なんか悪いねぇ~」
さやか「この人全然遠慮しないな!」
まどか「…あれ?」
まどか「ほむらちゃんは?」キョロキョロ
さやか「そういやキュウべえもいないね?」
アスカ「それじゃよろしくな!マミさん!…立てる?」
マミ「あ…まだ腰が抜けてて…」
地面にへたり込んだまま動けないマミ
マミ「あの…アスカさんもご一緒にどうですか?」
アスカ「あ、そう?なんか悪いねぇ~」
さやか「この人全然遠慮しないな!」
まどか「…あれ?」
まどか「ほむらちゃんは?」キョロキョロ
さやか「そういやキュウべえもいないね?」
アスカ「それじゃよろしくな!マミさん!…立てる?」
マミ「あ…まだ腰が抜けてて…」
地面にへたり込んだまま動けないマミ
96: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:53:49.60:ned3hHXK0 (46/48)
アスカ「それじゃ…よいしょっ!」グイッ
マミ「ひゃ!?」
マミを背負うアスカ
アスカ「それじゃ行こうか!」
マミ「は、はははははいぃ…」カアァ…
さやか「まどか!あたし達もかえろ!」
まどか「う、うん…」
まどか(…なんだか今日一日すごく長く感じたよぉ…)
アスカ「それじゃ…よいしょっ!」グイッ
マミ「ひゃ!?」
マミを背負うアスカ
アスカ「それじゃ行こうか!」
マミ「は、はははははいぃ…」カアァ…
さやか「まどか!あたし達もかえろ!」
まどか「う、うん…」
まどか(…なんだか今日一日すごく長く感じたよぉ…)
97: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:57:53.42:ned3hHXK0 (47/48)
……………………………………
杏子「ふーん…このエリアの魔女退治の手伝いねぇ?」モグモグ
お菓子を頬張りながら話す少女
QB「そのとおり。君のグリーフシードの取り分も増える」
QB「悪い話じゃないだろう?」
杏子「って言ってもこのエリアにはマミがいるじゃん。それに他の魔法少女候補もいるんだろ?」
QB「…ちょっとあのエリアにはイレギュラーが多すぎてね」
杏子「ふん、なるほどね…気に入らないから消せってか?」ゴクン
杏子「ホントは魔女退治は建前なんだろ?」
QB「そう解釈してもらって構わないけど…判断は任せるよ」
しばらく考え込み、答える
杏子「まぁ取り分が増えるのは悪くねぇな…」
杏子「いいぜ。やってやるよ」
……………………………………
杏子「ふーん…このエリアの魔女退治の手伝いねぇ?」モグモグ
お菓子を頬張りながら話す少女
QB「そのとおり。君のグリーフシードの取り分も増える」
QB「悪い話じゃないだろう?」
杏子「って言ってもこのエリアにはマミがいるじゃん。それに他の魔法少女候補もいるんだろ?」
QB「…ちょっとあのエリアにはイレギュラーが多すぎてね」
杏子「ふん、なるほどね…気に入らないから消せってか?」ゴクン
杏子「ホントは魔女退治は建前なんだろ?」
QB「そう解釈してもらって構わないけど…判断は任せるよ」
しばらく考え込み、答える
杏子「まぁ取り分が増えるのは悪くねぇな…」
杏子「いいぜ。やってやるよ」
98: ◆jPpg5.obl6:2011/06/17(金) 23:59:23.63:ned3hHXK0 (48/48)
QB「君ならそう言ってくれると思ったよ!」
杏子「ん、それじゃ行くか!」タタタッ
???『あんな小娘に任せて大丈夫なのか?』
QB『全滅させることは…まぁ無理だろうね』
???『やつも絶望のエネルギーのための糧か』
QB『必要な犠牲だよ』
QB『…君達の提供してくれたデータは素晴らしいものだ。感謝しているよ』
QB『絶望エネルギーの回収効率が格段に上がったからね』
QB「君ならそう言ってくれると思ったよ!」
杏子「ん、それじゃ行くか!」タタタッ
???『あんな小娘に任せて大丈夫なのか?』
QB『全滅させることは…まぁ無理だろうね』
???『やつも絶望のエネルギーのための糧か』
QB『必要な犠牲だよ』
QB『…君達の提供してくれたデータは素晴らしいものだ。感謝しているよ』
QB『絶望エネルギーの回収効率が格段に上がったからね』
99: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:00:25.47:3RFWXlUQ0 (1/70)
???『お前たちはわざわざ少女達の協力を得なければならないのだろう?』
???『不便なものだな…無理やりエネルギーを回収する方法などいくらでもある』
QB『…残念ながら僕らにはその術は無いのさ』
QB『君達はすでにこの星の生物から凄まじい絶望エネルギーを回収している。実に魅力的だ』
QB『それを提供しつつ協力してもらう代わりに僕達は君達とは異なった科学技術を提供する』
???『そこまでエネルギーに固執するのか…』
QB『宇宙の寿命を延ばすためさ…そして…』
黙りこむキュウべえ
???『…まぁいい』
???『我々は目的が果たせればそれでいい』
???『お前たちはわざわざ少女達の協力を得なければならないのだろう?』
???『不便なものだな…無理やりエネルギーを回収する方法などいくらでもある』
QB『…残念ながら僕らにはその術は無いのさ』
QB『君達はすでにこの星の生物から凄まじい絶望エネルギーを回収している。実に魅力的だ』
QB『それを提供しつつ協力してもらう代わりに僕達は君達とは異なった科学技術を提供する』
???『そこまでエネルギーに固執するのか…』
QB『宇宙の寿命を延ばすためさ…そして…』
黙りこむキュウべえ
???『…まぁいい』
???『我々は目的が果たせればそれでいい』
100: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:01:31.73:3RFWXlUQ0 (2/70)
~数日後~
さやか「で、結局みんなで住んでるわけですか?」
まどか「すごいよね!…マミさん入れて7人暮らしですか?」
マミ「ええ…でもこれからも増えるかもね」
さやか「ええ!?あれ以上!?」
マミ「…アスカさん以外にもこの世界に飛ばされた人がいるかもしれないじゃない?」
マミ「そういう人達もなるべく一つのところに集まった方がいいかなぁって…」
さやか「うわ~…さっすがぁ!」
まどか「あの…食費とかは…」
~数日後~
さやか「で、結局みんなで住んでるわけですか?」
まどか「すごいよね!…マミさん入れて7人暮らしですか?」
マミ「ええ…でもこれからも増えるかもね」
さやか「ええ!?あれ以上!?」
マミ「…アスカさん以外にもこの世界に飛ばされた人がいるかもしれないじゃない?」
マミ「そういう人達もなるべく一つのところに集まった方がいいかなぁって…」
さやか「うわ~…さっすがぁ!」
まどか「あの…食費とかは…」
101: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:02:57.52:3RFWXlUQ0 (3/70)
マミ「ふふ…まだまだ何人増えても大丈夫よ!」
マミ「それに…アスカさんってこの世界に飛ばされてアテも無く彷徨ってたわけじゃないのよ?」
まどか「どういうことですか?」
マミ「あの後聞いたんだけどね?たまたま優しい人にアルバイト紹介してもらってたんですって」
さやか「ええ~?ヤバい仕事なんじゃないですか?」
マミ「花屋のアルバイトらしいわよ」
まどか「へぇ~優しい人もいるんですね…」
マミ「それとね…なんでもその人も飛ばされて来たらしいわよ」
まどか「ええ~っ!?」
マミ「ふふ…まだまだ何人増えても大丈夫よ!」
マミ「それに…アスカさんってこの世界に飛ばされてアテも無く彷徨ってたわけじゃないのよ?」
まどか「どういうことですか?」
マミ「あの後聞いたんだけどね?たまたま優しい人にアルバイト紹介してもらってたんですって」
さやか「ええ~?ヤバい仕事なんじゃないですか?」
マミ「花屋のアルバイトらしいわよ」
まどか「へぇ~優しい人もいるんですね…」
マミ「それとね…なんでもその人も飛ばされて来たらしいわよ」
まどか「ええ~っ!?」
102: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:04:24.36:3RFWXlUQ0 (4/70)
まどか「なんか…すごい偶然だよね?」
さやか「そう?考えすぎでしょ~!」
マミ「今日アスカさんがウチに引っ張ってくるそうだけど…」
まどか「…そうだ!」
さやか「わ!どしたの急に?」
まどか「さやかちゃん!今日も上条君のお見舞い行くんだよね?」
さやか「う…ま、まぁね」
まどか「その花屋さんでお花買って行ってあげなよ!」
さやか「あ!それいいかも!!」
マミ「場所は聞いてるから案内するわ!二人を迎えに行かないといけないし!」
マミ(誰かと一緒に下校なんて!)ワクワク
まどか「なんか…すごい偶然だよね?」
さやか「そう?考えすぎでしょ~!」
マミ「今日アスカさんがウチに引っ張ってくるそうだけど…」
まどか「…そうだ!」
さやか「わ!どしたの急に?」
まどか「さやかちゃん!今日も上条君のお見舞い行くんだよね?」
さやか「う…ま、まぁね」
まどか「その花屋さんでお花買って行ってあげなよ!」
さやか「あ!それいいかも!!」
マミ「場所は聞いてるから案内するわ!二人を迎えに行かないといけないし!」
マミ(誰かと一緒に下校なんて!)ワクワク
103: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:05:37.54:3RFWXlUQ0 (5/70)
……………………………………
さやか「マミさーん…まだ着かないんですかぁ~?」
疲れた表情でマミに問いかける
マミ「それでねそれでね!私もその戦いに同行したの!」
マミ「あの人達と一緒に戦ったのよ!?すごかったなぁ~!」
まどか「へ、へぇ~」
マミ「みなさんすっごく強いのよ!」
マミ「ハヤタさんなんてね、こんな感じで大胸筋で魔女の攻撃を…」ズイッ
まどか(ま、マミさんすっごいテンション…)
まどかとの話に夢中でさやかの問いにまったく気づいていない
さやか「はあ…アレ?」
さやか「マミさん!あれじゃないですか?」
マミ「えっ?あ、アレよアレ!到着よ!」
まどか(やっと終わった…でも楽しそうだったからいいや)
花屋に入っていく三人
……………………………………
さやか「マミさーん…まだ着かないんですかぁ~?」
疲れた表情でマミに問いかける
マミ「それでねそれでね!私もその戦いに同行したの!」
マミ「あの人達と一緒に戦ったのよ!?すごかったなぁ~!」
まどか「へ、へぇ~」
マミ「みなさんすっごく強いのよ!」
マミ「ハヤタさんなんてね、こんな感じで大胸筋で魔女の攻撃を…」ズイッ
まどか(ま、マミさんすっごいテンション…)
まどかとの話に夢中でさやかの問いにまったく気づいていない
さやか「はあ…アレ?」
さやか「マミさん!あれじゃないですか?」
マミ「えっ?あ、アレよアレ!到着よ!」
まどか(やっと終わった…でも楽しそうだったからいいや)
花屋に入っていく三人
104: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:07:44.91:3RFWXlUQ0 (6/70)
~花屋~
さやか「これ…かな?」
まどか「うん!それ買おうよ!すっごく素敵!」
さやか「そ、そうかな?…えへへ」
マミ「アスカさん、あの話の人は?」
作業着姿のアスカに問いかける
アスカ「あー、あっちで花の面倒見てるよ」
アスカ(それにしてもあの人がティガだったなんてなぁ…信じらんねぇ)
~花屋~
さやか「これ…かな?」
まどか「うん!それ買おうよ!すっごく素敵!」
さやか「そ、そうかな?…えへへ」
マミ「アスカさん、あの話の人は?」
作業着姿のアスカに問いかける
アスカ「あー、あっちで花の面倒見てるよ」
アスカ(それにしてもあの人がティガだったなんてなぁ…信じらんねぇ)
105: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:09:39.01:3RFWXlUQ0 (7/70)
さやか「これください!」
店員「はいはい…っと、お譲ちゃんプレゼントかい?相手は彼氏?」
さやか「!!…そ、そんなんじゃないですよ!やだなぁ~!あはは…」ドキドキ
顔を赤らめるさやか
店員「あれ~?おばちゃんの勘が外れたか~!」
まどか(好きなら隠すことないのになぁ…)
店員「でも照れることないわよ!それじゃあっちの高いヤツもサービスしたげる!」
さやか「ほ、ほんとですか!」
店員「ホントホント!…ちょっと~?マドカさ~ん?あれ持ってきて~」
まどか「えっ…?は、はい!?」
ダイゴ「はーい!…え?」
まどか・ダイゴ「「あれ?」」
さやか「これください!」
店員「はいはい…っと、お譲ちゃんプレゼントかい?相手は彼氏?」
さやか「!!…そ、そんなんじゃないですよ!やだなぁ~!あはは…」ドキドキ
顔を赤らめるさやか
店員「あれ~?おばちゃんの勘が外れたか~!」
まどか(好きなら隠すことないのになぁ…)
店員「でも照れることないわよ!それじゃあっちの高いヤツもサービスしたげる!」
さやか「ほ、ほんとですか!」
店員「ホントホント!…ちょっと~?マドカさ~ん?あれ持ってきて~」
まどか「えっ…?は、はい!?」
ダイゴ「はーい!…え?」
まどか・ダイゴ「「あれ?」」
106: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:11:30.11:3RFWXlUQ0 (8/70)
ダイゴ「あの~もしかして…君の名前は…」
まどか「は、はいっ!鹿目まどかですっ!」
ダイゴ「へぇ!君もまどかって言うんだ!」
ダイゴ「僕はマドカ・ダイゴ…こっちは名前じゃなくて名字だね」ハハハ
まどか(う~…勘違いしちゃった…恥ずかしいよぉ…)
アスカ「ダイゴさん!ここにいたんすか!」
マミ「話は聞いています!遠慮なさらずにウチへ!」
ダイゴ「…いいのかなぁ?」
まどか「え!?じゃあこの人が…」
ダイゴ「あの~もしかして…君の名前は…」
まどか「は、はいっ!鹿目まどかですっ!」
ダイゴ「へぇ!君もまどかって言うんだ!」
ダイゴ「僕はマドカ・ダイゴ…こっちは名前じゃなくて名字だね」ハハハ
まどか(う~…勘違いしちゃった…恥ずかしいよぉ…)
アスカ「ダイゴさん!ここにいたんすか!」
マミ「話は聞いています!遠慮なさらずにウチへ!」
ダイゴ「…いいのかなぁ?」
まどか「え!?じゃあこの人が…」
107: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:13:45.90:3RFWXlUQ0 (9/70)
……………………………………
まどか「それじゃさやかちゃんバイバイ!頑張ってね!」
さやか「な、何をだよ!もう!」
マミ「それじゃ行きましょうか!」
アスカ「また一人増えたな!マミさん!」
ダイゴ「え?僕等以外に誰かまだいるの?」
……………………………………
まどか「それじゃさやかちゃんバイバイ!頑張ってね!」
さやか「な、何をだよ!もう!」
マミ「それじゃ行きましょうか!」
アスカ「また一人増えたな!マミさん!」
ダイゴ「え?僕等以外に誰かまだいるの?」
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/18(土) 00:13:46.20:Gz81Xc430 (1/1)
長野君…
長野君…
109: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:15:17.62:3RFWXlUQ0 (10/70)
~病室~
さやか「失礼しまーす…」ガララッ
上条「…やぁ、さやかか…」
さやか「ははは…また来ちゃった!具合はどう?」
上条「…」
さやか(あ、あれ…?)
さやか「そ、そうだ!今日もCD持ってきたよ!」
上条「!!」ピクッ
さやか「それでねそれでね!今日はなんとCD以外に…」
ガシャン!
~病室~
さやか「失礼しまーす…」ガララッ
上条「…やぁ、さやかか…」
さやか「ははは…また来ちゃった!具合はどう?」
上条「…」
さやか(あ、あれ…?)
さやか「そ、そうだ!今日もCD持ってきたよ!」
上条「!!」ピクッ
さやか「それでねそれでね!今日はなんとCD以外に…」
ガシャン!
110: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:17:32.97:3RFWXlUQ0 (11/70)
さやかのCDを手で叩き割る
さやか「き、恭介…!?」
上條「さやかは僕を虐めて楽しいの!?」
上條「毎日毎日音楽のCD持ってきて…」
上條「もう僕はバイオリン弾けないんだよ!?」
さやか「そ、そんなこと言わないでよ!…治るよその手も!」
上條「治らないんだってさ…医者の先生に言われたよ…」
さやか「!」
予想外の答えにさやかの笑顔が消える
上條「僕にはバイオリンしかないのに…もう生きてる意味も無いよ…」
さやかのCDを手で叩き割る
さやか「き、恭介…!?」
上條「さやかは僕を虐めて楽しいの!?」
上條「毎日毎日音楽のCD持ってきて…」
上條「もう僕はバイオリン弾けないんだよ!?」
さやか「そ、そんなこと言わないでよ!…治るよその手も!」
上條「治らないんだってさ…医者の先生に言われたよ…」
さやか「!」
予想外の答えにさやかの笑顔が消える
上條「僕にはバイオリンしかないのに…もう生きてる意味も無いよ…」
111: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:19:02.89:3RFWXlUQ0 (12/70)
さやか「そんなこと…言わないでよ…」
上條「君に何がわかるんだよ!」
さやか「…治るよ」
さやか「絶対…治るよ…」
上條「…ふん」
さやか「こ、これお花…」ガサッ
上條「いらないよ。もう帰ってくれないかな?」イライラ
さやか「…」
さやか「ッ!!」ガラッ
ガラッ
仁美「?…今出ていったのは…」
さやかと入れ違いになるように仁美が病室に入ってくる
上條「ああ君か、気にしないでよ」
さやか「そんなこと…言わないでよ…」
上條「君に何がわかるんだよ!」
さやか「…治るよ」
さやか「絶対…治るよ…」
上條「…ふん」
さやか「こ、これお花…」ガサッ
上條「いらないよ。もう帰ってくれないかな?」イライラ
さやか「…」
さやか「ッ!!」ガラッ
ガラッ
仁美「?…今出ていったのは…」
さやかと入れ違いになるように仁美が病室に入ってくる
上條「ああ君か、気にしないでよ」
112: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:21:14.17:3RFWXlUQ0 (13/70)
……………………………………
さやか「…キュウべえ。いるんでしょ?」
QB「…契約する気になったのかい?」ストン
さやか「…うん」
QB「それはよかった!さぁ君の願いを言ってごらん!」
さやか「…」
さやか「上條恭介の手を完全に直してほしい」
QB「よしわかった…」シューン
QB「おめでとう!君の願いはエントロピーを凌駕した!」
QB「今日から君は魔法少女だよ!」
……………………………………
さやか「…キュウべえ。いるんでしょ?」
QB「…契約する気になったのかい?」ストン
さやか「…うん」
QB「それはよかった!さぁ君の願いを言ってごらん!」
さやか「…」
さやか「上條恭介の手を完全に直してほしい」
QB「よしわかった…」シューン
QB「おめでとう!君の願いはエントロピーを凌駕した!」
QB「今日から君は魔法少女だよ!」
113: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:22:47.03:3RFWXlUQ0 (14/70)
……………………………………
???『予想外の邪魔が入ったが…ここまでは順調だな』
QB『まだ油断はできないけどね』
QB『…以前の時間軸ではウルトラ兄弟の介入はなかったハズだけどね』
???『それだけが疑問だな』
???『以前の時間軸では奴らに気取られぬように進めていたはずが…』
QB『…誰かがこの危機を彼等に伝えたと?』
???『それはわからん。お前達も以前の時間軸の記憶を覚えているんだろう?』
QB『もちろん!君達の能力で次元を超えたおかげで暁美ほむらに出し抜かれていることに気付いたんだからね』
???『我々はどのタイミングで飛ばされた?』
QB『…鹿目まどかがアレに敗れて…そこからしばらくしてこの時間軸に飛ばされたからね』
???『…まぁいい』
QB『うん、この時間軸で必要なエネルギーは溜まるだろうからね』
……………………………………
???『予想外の邪魔が入ったが…ここまでは順調だな』
QB『まだ油断はできないけどね』
QB『…以前の時間軸ではウルトラ兄弟の介入はなかったハズだけどね』
???『それだけが疑問だな』
???『以前の時間軸では奴らに気取られぬように進めていたはずが…』
QB『…誰かがこの危機を彼等に伝えたと?』
???『それはわからん。お前達も以前の時間軸の記憶を覚えているんだろう?』
QB『もちろん!君達の能力で次元を超えたおかげで暁美ほむらに出し抜かれていることに気付いたんだからね』
???『我々はどのタイミングで飛ばされた?』
QB『…鹿目まどかがアレに敗れて…そこからしばらくしてこの時間軸に飛ばされたからね』
???『…まぁいい』
QB『うん、この時間軸で必要なエネルギーは溜まるだろうからね』
114: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:24:17.98:3RFWXlUQ0 (15/70)
~廃墟~
杏子「さーて…明日からこの町で魔法少女探しだ!」
杏子「この辺で寝るか…」
杏子「明日から本気出すぞー」ガサガサ
床に自分の荷物をぶちまける杏子
杏子「…」ピクッ
杏子「…おい」
杏子「誰かいるんだろ?出てこいよ!」
暗闇に向かって怒鳴る
???「うわ、ゴメン!驚かせるつもりは…」
~廃墟~
杏子「さーて…明日からこの町で魔法少女探しだ!」
杏子「この辺で寝るか…」
杏子「明日から本気出すぞー」ガサガサ
床に自分の荷物をぶちまける杏子
杏子「…」ピクッ
杏子「…おい」
杏子「誰かいるんだろ?出てこいよ!」
暗闇に向かって怒鳴る
???「うわ、ゴメン!驚かせるつもりは…」
115: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:25:23.44:3RFWXlUQ0 (16/70)
杏子「あんた誰だ?」
杏子「あ…もしかしてここの住人?」
???「ち、ちがうちがう!僕もちょっと前にここに来たんだ!」
杏子「?…あんたホームレスか?」
???「う…ここに飛ばされて住むところがないから…まぁそんなものかな?」
杏子「はぁ?飛ばされた?どういうことだ?」
???(…これ言っていいのかな?)
???(…まぁ一人で考えるより誰かに聞いてもらった方がいいよね)
???「実は…」
杏子「あんた誰だ?」
杏子「あ…もしかしてここの住人?」
???「ち、ちがうちがう!僕もちょっと前にここに来たんだ!」
杏子「?…あんたホームレスか?」
???「う…ここに飛ばされて住むところがないから…まぁそんなものかな?」
杏子「はぁ?飛ばされた?どういうことだ?」
???(…これ言っていいのかな?)
???(…まぁ一人で考えるより誰かに聞いてもらった方がいいよね)
???「実は…」
116: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:26:59.08:3RFWXlUQ0 (17/70)
……………………………………
杏子「はー…信じらんねぇ…」
???「でも事実なんだよ…?」
杏子「…まぁどうでもいいや」
杏子「さ!腹ごしらえだ!お菓子お菓子!」ガサガサ
???「…」
グゥゥウウ…
男の腹の虫が鳴く
杏子「…」
杏子「やれやれ…食うかい?」スッ
???「あ、ありがとう!優しいんだね!えーっと…」
杏子「佐倉杏子だ!」
ムサシ「僕は春野ムサシ!よろしくね杏子ちゃん!」
……………………………………
杏子「はー…信じらんねぇ…」
???「でも事実なんだよ…?」
杏子「…まぁどうでもいいや」
杏子「さ!腹ごしらえだ!お菓子お菓子!」ガサガサ
???「…」
グゥゥウウ…
男の腹の虫が鳴く
杏子「…」
杏子「やれやれ…食うかい?」スッ
???「あ、ありがとう!優しいんだね!えーっと…」
杏子「佐倉杏子だ!」
ムサシ「僕は春野ムサシ!よろしくね杏子ちゃん!」
117: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:28:19.27:3RFWXlUQ0 (18/70)
……………………………………
杏子「ふは~食った食った!」ポンポン
ムサシ「いや~本当に助かったよ!なんにもお礼できないけど…」
ムサシ「…そうだ!杏子ちゃん!これ見てごらん!」スッ
青い輝石を差し出すムサシ
杏子「うわ…なんだこれ…綺麗だなぁ!キラキラ光ってらあ」
ムサシ「でしょ?僕の宝物!大切な人との絆なんだ!」
杏子「…へぇ~」
杏子(ホント綺麗だな…なんかあったけえ光だ…)
……………………………………
杏子「ふは~食った食った!」ポンポン
ムサシ「いや~本当に助かったよ!なんにもお礼できないけど…」
ムサシ「…そうだ!杏子ちゃん!これ見てごらん!」スッ
青い輝石を差し出すムサシ
杏子「うわ…なんだこれ…綺麗だなぁ!キラキラ光ってらあ」
ムサシ「でしょ?僕の宝物!大切な人との絆なんだ!」
杏子「…へぇ~」
杏子(ホント綺麗だな…なんかあったけえ光だ…)
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/18(土) 00:29:58.95:yr2UrFexo (1/2)
モッコスも出るのか
モッコスも出るのか
119: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:30:25.31:3RFWXlUQ0 (19/70)
ムサシ「ところで杏子ちゃん…」
杏子「…」
ムサシ「杏子ちゃん?」
杏子「ん…ああ、何?」
ムサシ「君は中学生くらいだよね?ここで何してたの?」
ムサシ「親御さんが心配してるんじゃないのかな?」
杏子「…ちっ」
杏子「…どうでもいいだろそんなの」
杏子「ほら!もう寝るからあっち行った!」シッ
ムサシ「?…うん、じゃあおやすみ…」
ムサシ(なにかあるのか?彼女…)
ムサシ「ところで杏子ちゃん…」
杏子「…」
ムサシ「杏子ちゃん?」
杏子「ん…ああ、何?」
ムサシ「君は中学生くらいだよね?ここで何してたの?」
ムサシ「親御さんが心配してるんじゃないのかな?」
杏子「…ちっ」
杏子「…どうでもいいだろそんなの」
杏子「ほら!もう寝るからあっち行った!」シッ
ムサシ「?…うん、じゃあおやすみ…」
ムサシ(なにかあるのか?彼女…)
120: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:31:30.93:3RFWXlUQ0 (20/70)
~翌日~
杏子「ふぁあ…」
杏子「…よし、そろそろ行くか!」
ムサシ「…」グーグー
杏子「あいつまだ寝てるや…」
杏子「…風邪ひくぞおい」バサッ
自分が使っていた毛布を掛けてやる杏子
杏子「ん…?」
ムサシの懐から輝石が転がり落ちている
杏子「…」ヒョイ
杏子「へへ、悪いなムサシ…」グッ
拾い上げた輝石をしまいこみ、そのまま廃墟から立ち去る杏子
杏子「さーて、最初のターゲットは…」
~翌日~
杏子「ふぁあ…」
杏子「…よし、そろそろ行くか!」
ムサシ「…」グーグー
杏子「あいつまだ寝てるや…」
杏子「…風邪ひくぞおい」バサッ
自分が使っていた毛布を掛けてやる杏子
杏子「ん…?」
ムサシの懐から輝石が転がり落ちている
杏子「…」ヒョイ
杏子「へへ、悪いなムサシ…」グッ
拾い上げた輝石をしまいこみ、そのまま廃墟から立ち去る杏子
杏子「さーて、最初のターゲットは…」
121: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:32:36.09:3RFWXlUQ0 (21/70)
~放課後~
マミ「鹿目さ~ん?」ガララッ
まどか「あ!マミさん!」
マミ「あら…?今日は美樹さんはお休みかしら?」
まどか「はい…なんか体調崩したみたいで…」
マミ「暁美さんは?」
まどか「ほむらちゃんはすぐ帰っちゃいました」
マミ「そう…彼女とも一度話し合いたいと思ってたのにね」
マミ「まぁいいわ…鹿目さん今日も一緒に…」
仁美「まどかさん?ちょっとよろしいですか?」
二人の会話に仁美が割り込んでくる
~放課後~
マミ「鹿目さ~ん?」ガララッ
まどか「あ!マミさん!」
マミ「あら…?今日は美樹さんはお休みかしら?」
まどか「はい…なんか体調崩したみたいで…」
マミ「暁美さんは?」
まどか「ほむらちゃんはすぐ帰っちゃいました」
マミ「そう…彼女とも一度話し合いたいと思ってたのにね」
マミ「まぁいいわ…鹿目さん今日も一緒に…」
仁美「まどかさん?ちょっとよろしいですか?」
二人の会話に仁美が割り込んでくる
122: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:33:38.29:3RFWXlUQ0 (22/70)
まどか「仁美ちゃん?どうしたの?」
仁美「この後付き合ってもらいたいところがあるんです」
まどか「うん!いいよ!マミさんも…」
仁美「そっちの方には遠慮していただきたいのですが?」
マミ「」
まどか「ま、マミさん…」
マミ「い、いいのよ?私は先に帰ってるから!」タタタ…
仁美「行きましょう?」
まどか「うん…」
まどか(なんか仁美ちゃん変だよ…顔色も悪いし…)
まどか「仁美ちゃん?どうしたの?」
仁美「この後付き合ってもらいたいところがあるんです」
まどか「うん!いいよ!マミさんも…」
仁美「そっちの方には遠慮していただきたいのですが?」
マミ「」
まどか「ま、マミさん…」
マミ「い、いいのよ?私は先に帰ってるから!」タタタ…
仁美「行きましょう?」
まどか「うん…」
まどか(なんか仁美ちゃん変だよ…顔色も悪いし…)
123: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:35:03.51:3RFWXlUQ0 (23/70)
~廃工場~
???「なんだよ~!また別の世界かぁ~!?」
戦闘機のコクピットで青年が叫ぶ
ピッピッ
???「こちらファイターEX!コマンダー!応答願います…」カチャカチャ
???「こちら我夢!コマンダー、応答願います!」ガチャガチャ
シーン…
我夢「はぁ~…またガリバー旅行か…」
我夢「とりあえずファイターはここに隠そう…街中じゃさすがに飛べないしね」
~廃工場~
???「なんだよ~!また別の世界かぁ~!?」
戦闘機のコクピットで青年が叫ぶ
ピッピッ
???「こちらファイターEX!コマンダー!応答願います…」カチャカチャ
???「こちら我夢!コマンダー、応答願います!」ガチャガチャ
シーン…
我夢「はぁ~…またガリバー旅行か…」
我夢「とりあえずファイターはここに隠そう…街中じゃさすがに飛べないしね」
124: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:36:18.73:3RFWXlUQ0 (24/70)
……………………………………
まどか「ねぇ仁美ちゃん…どうしたの?」
まどか「こんなとこに連れてくるなんて…」
仁美「…」スッ
ゾロゾロ…
合図とともに物陰から虚ろな目の人達が現れる
まどか「えっ…?な、なに?」
仁美「…ふ…ふふ…」ニヤニヤ
まどか(もしかして…魔女に…!?)
男「…」スッ
操られている男がまどかに手を伸ばす
……………………………………
まどか「ねぇ仁美ちゃん…どうしたの?」
まどか「こんなとこに連れてくるなんて…」
仁美「…」スッ
ゾロゾロ…
合図とともに物陰から虚ろな目の人達が現れる
まどか「えっ…?な、なに?」
仁美「…ふ…ふふ…」ニヤニヤ
まどか(もしかして…魔女に…!?)
男「…」スッ
操られている男がまどかに手を伸ばす
125: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:37:11.48:3RFWXlUQ0 (25/70)
まどか「ひっ…いやっ!」ダッ
その場から走り去ろうとするまどか
仁美「…」ブンッ
ドスッ!
まどか「かぁ…うっく…!」フラッ
しかし仁美に腹を殴られうずくまる
まどか「だ、誰か…ぁ」ジワッ
ダダダッ
我夢「ちょ、ちょっとちょっと!駄目だよ!!」
まどか「!?」
まどか「ひっ…いやっ!」ダッ
その場から走り去ろうとするまどか
仁美「…」ブンッ
ドスッ!
まどか「かぁ…うっく…!」フラッ
しかし仁美に腹を殴られうずくまる
まどか「だ、誰か…ぁ」ジワッ
ダダダッ
我夢「ちょ、ちょっとちょっと!駄目だよ!!」
まどか「!?」
126: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:38:03.27:3RFWXlUQ0 (26/70)
我夢「君!大丈夫?」グイッ
まどか「は、はい…」
まどかに肩を貸す我夢
我夢「…どういうつもりですかあなた達!」
まどか「違うんです!この人たちは操られて…」
我夢「え!?」
我夢(もしかして…またメザードか!?)
仁美「…」ダダダッ
二人に駆け寄る仁美
まどか「あ、危な…」
ドスッ!
我夢「ぶっ!!」
我夢「君!大丈夫?」グイッ
まどか「は、はい…」
まどかに肩を貸す我夢
我夢「…どういうつもりですかあなた達!」
まどか「違うんです!この人たちは操られて…」
我夢「え!?」
我夢(もしかして…またメザードか!?)
仁美「…」ダダダッ
二人に駆け寄る仁美
まどか「あ、危な…」
ドスッ!
我夢「ぶっ!!」
127: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:39:06.88:3RFWXlUQ0 (27/70)
我夢「うぐぐ…」ガクン
まどか「だ、大丈夫ですか?」
我夢「うん…しかしすごい力だ…」
仁美「ふふふ…」
まどか(!!…首筋に変な印がある!やっぱり操られてるんだ!)
我夢「…君!逃げるよ!」グイッ
まどか「あっ…!」
ギューン
まどか「ど、どうしよう…」
我夢「あれ…ここどこ?」ポカーン
我夢「うぐぐ…」ガクン
まどか「だ、大丈夫ですか?」
我夢「うん…しかしすごい力だ…」
仁美「ふふふ…」
まどか(!!…首筋に変な印がある!やっぱり操られてるんだ!)
我夢「…君!逃げるよ!」グイッ
まどか「あっ…!」
ギューン
まどか「ど、どうしよう…」
我夢「あれ…ここどこ?」ポカーン
128: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:40:19.76:3RFWXlUQ0 (28/70)
魔女『ヒヒヒ…』
使い魔『…』カタカタ
我夢「なんだあれは…パソコン?」
まどか「き、来ますよ!逃げましょう!」
ガシッ ガシッ
天使のような使い魔に拘束される二人
我夢「うっ…!まずいっ…!」ギリギリッ
まどか「い…ぎぃ…っ!」ギリギリッ
まどか(わ、私弱虫で…迷惑かけてばっかりだから…)
まどか(バチが…あたったのかな…)
魔女『ヒヒヒ…』
使い魔『…』カタカタ
我夢「なんだあれは…パソコン?」
まどか「き、来ますよ!逃げましょう!」
ガシッ ガシッ
天使のような使い魔に拘束される二人
我夢「うっ…!まずいっ…!」ギリギリッ
まどか「い…ぎぃ…っ!」ギリギリッ
まどか(わ、私弱虫で…迷惑かけてばっかりだから…)
まどか(バチが…あたったのかな…)
129: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:41:16.98:3RFWXlUQ0 (29/70)
我夢(!!…このままじゃ…)
ズバババッ!
使い魔『!?』
二人を拘束している使い魔がバラバラに切り裂かれる
我夢「な、なんだぁ!?」ドサッ
まどか「あ…」
さやか「二人とも!大丈夫!?」スタッ
まどか「さやかちゃん!?…その格好まさか!!」
さやか「話はあと…あいつを片づける!」
ダンッ
我夢「な、なんなんだこの世界は…」
我夢(!!…このままじゃ…)
ズバババッ!
使い魔『!?』
二人を拘束している使い魔がバラバラに切り裂かれる
我夢「な、なんだぁ!?」ドサッ
まどか「あ…」
さやか「二人とも!大丈夫!?」スタッ
まどか「さやかちゃん!?…その格好まさか!!」
さやか「話はあと…あいつを片づける!」
ダンッ
我夢「な、なんなんだこの世界は…」
130: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:42:01.50:3RFWXlUQ0 (30/70)
さやか「ふっ!!」ブンッ
魔女『キッ!?』ブシュッ
さやかが力任せに剣でハコの魔女を斬りつける
使い魔『…』スタッ
ゾロゾロ
大量の使い魔がさやかを取り囲む
さやか「…!」
さやか「どっけえええええええ!!」グルンッ
ズババッ!!
回転してまとめて使い魔を斬りはらう
さやか「ふっ!!」ブンッ
魔女『キッ!?』ブシュッ
さやかが力任せに剣でハコの魔女を斬りつける
使い魔『…』スタッ
ゾロゾロ
大量の使い魔がさやかを取り囲む
さやか「…!」
さやか「どっけえええええええ!!」グルンッ
ズババッ!!
回転してまとめて使い魔を斬りはらう
131: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:42:48.11:3RFWXlUQ0 (31/70)
まどか「さやかちゃん…」
我夢「あとはあの大型だけか!?」
さやか「よし!このまま一気に…」
シュゥウウウッ
新たに天使型の使い魔が現れる
まどか「!?」
さやか「へ、へん!何匹湧いて出ようが…」
さやか「さっきみたいに纏めて片づけてやる!」
使い魔の群れに突っ込んでいくさやか
まどか「さやかちゃん…」
我夢「あとはあの大型だけか!?」
さやか「よし!このまま一気に…」
シュゥウウウッ
新たに天使型の使い魔が現れる
まどか「!?」
さやか「へ、へん!何匹湧いて出ようが…」
さやか「さっきみたいに纏めて片づけてやる!」
使い魔の群れに突っ込んでいくさやか
132: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:43:17.14:3RFWXlUQ0 (32/70)
……………………………………
さやか「はぁっ…はぁっ…」
まどか「さやかちゃんっ!!」
我夢「やっぱり…何度倒しても湧いて出てくる…」
使い魔『…』ブンッ
ゴンッ
さやか「あ…かぁっ…!」フラッ
さやか「くぅ!」
倒れそうになるところをかろうじで耐える
さやか「このっ!!」ズバッ
……………………………………
さやか「はぁっ…はぁっ…」
まどか「さやかちゃんっ!!」
我夢「やっぱり…何度倒しても湧いて出てくる…」
使い魔『…』ブンッ
ゴンッ
さやか「あ…かぁっ…!」フラッ
さやか「くぅ!」
倒れそうになるところをかろうじで耐える
さやか「このっ!!」ズバッ
133: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:44:01.29:3RFWXlUQ0 (33/70)
さやか「…やっぱり魔女を倒さなきゃどうしようもない!」ググッ
ダンッ!
魔女に向かって一気に跳躍するさやか
さやか「これでえええええっ!!!」
まどか「!?…仁美ちゃんっ!!」
さやか「!!」ピクッ
使い魔が気絶している仁美を担ぎあげる
魔女『ヒヒヒ!』ゴッ
さやか「しまっ…!!」
仁美に気を取られ、魔女の攻撃への反応が遅れる
ドガガッ!
さやか「…やっぱり魔女を倒さなきゃどうしようもない!」ググッ
ダンッ!
魔女に向かって一気に跳躍するさやか
さやか「これでえええええっ!!!」
まどか「!?…仁美ちゃんっ!!」
さやか「!!」ピクッ
使い魔が気絶している仁美を担ぎあげる
魔女『ヒヒヒ!』ゴッ
さやか「しまっ…!!」
仁美に気を取られ、魔女の攻撃への反応が遅れる
ドガガッ!
134: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:44:53.88:3RFWXlUQ0 (34/70)
さやか「ぐうあっ!!」
使い魔『…』ガシッ
使い魔に両腕を拘束されるさやか
さやか「は、離せーっ!!」
魔女『…』スゥッ
魔女『…ヒヒヒヒヒ!』
さやか「はっ!?」
使い魔「…」グググッ
ボキボキッ!
さやか「ッ!!あああああああっ!!!」
まどか「ひ…いやあああっ!!」
我夢「!!」
さやか「ぐうあっ!!」
使い魔『…』ガシッ
使い魔に両腕を拘束されるさやか
さやか「は、離せーっ!!」
魔女『…』スゥッ
魔女『…ヒヒヒヒヒ!』
さやか「はっ!?」
使い魔「…」グググッ
ボキボキッ!
さやか「ッ!!あああああああっ!!!」
まどか「ひ…いやあああっ!!」
我夢「!!」
135: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:45:36.26:3RFWXlUQ0 (35/70)
さやか「う…あ…ああ」ピクピクッ
使い魔『…』ググ
まどか「さやかちゃんっ!!もうやめて!」
まどか「やめてえええええええ!!!」
我夢「…こんな子供たちを!」スッ
懐からエスプレンダーを取り出す我夢
我夢「許さん!!」
バッ
我夢「ガイアーーーー!!!」
シュウウウウン
さやか「う…あ…ああ」ピクピクッ
使い魔『…』ググ
まどか「さやかちゃんっ!!もうやめて!」
まどか「やめてえええええええ!!!」
我夢「…こんな子供たちを!」スッ
懐からエスプレンダーを取り出す我夢
我夢「許さん!!」
バッ
我夢「ガイアーーーー!!!」
シュウウウウン
136: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:46:40.52:3RFWXlUQ0 (36/70)
ズズーンッ!
ガイア「ディヤッ!!」
まどか「!…ウルトラマンだ!!」
さやか「あ…」
使い魔『!?』
魔女『!!!』
ガイア「ジュワッ!」バシュバシュッ
使い魔『!』ズバッ
ガイアスラッシュで使い魔をまとめて消滅させる
ズズーンッ!
ガイア「ディヤッ!!」
まどか「!…ウルトラマンだ!!」
さやか「あ…」
使い魔『!?』
魔女『!!!』
ガイア「ジュワッ!」バシュバシュッ
使い魔『!』ズバッ
ガイアスラッシュで使い魔をまとめて消滅させる
137: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:47:18.84:3RFWXlUQ0 (37/70)
ガイア『大丈夫かい?』スッ
さやか「う、うん!ありがとう!」
まどか「さやかちゃん!…あれ?」
すでに回復が始まっているさやかの腕を見つめるまどか
さやか「これ…あたしの能力みたいだね…」
魔女『ヒィー!!』グオッ
ガイアに体当たりを仕掛けてくる魔女
ガイア「ジュワッ!」バッ
シーン…
ガイア(あれ!?バリアーが張れない!?)
ドガッ
ガイア『大丈夫かい?』スッ
さやか「う、うん!ありがとう!」
まどか「さやかちゃん!…あれ?」
すでに回復が始まっているさやかの腕を見つめるまどか
さやか「これ…あたしの能力みたいだね…」
魔女『ヒィー!!』グオッ
ガイアに体当たりを仕掛けてくる魔女
ガイア「ジュワッ!」バッ
シーン…
ガイア(あれ!?バリアーが張れない!?)
ドガッ
138: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:48:26.47:3RFWXlUQ0 (38/70)
ガイア「グウッ!」
さやか「ああっ!?」
魔女の攻撃が直撃する
ガイア(…間違いない!この世界に来てから光の力が落ちている…!)
ガイア『…だったら速攻で決める!』キュイン
シュウゥウゥウウ
ガイア「ディイアアアアアッ!!」バシュウウウ
魔女『ヒ…』ドカァアアン!!
頭部からフォトンエッジを発射して魔女を撃破する
まどか「モヒカンだ!」
さやか「ちょんまげだよ!!」
ガイア「グウッ!」
さやか「ああっ!?」
魔女の攻撃が直撃する
ガイア(…間違いない!この世界に来てから光の力が落ちている…!)
ガイア『…だったら速攻で決める!』キュイン
シュウゥウゥウウ
ガイア「ディイアアアアアッ!!」バシュウウウ
魔女『ヒ…』ドカァアアン!!
頭部からフォトンエッジを発射して魔女を撃破する
まどか「モヒカンだ!」
さやか「ちょんまげだよ!!」
139: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:49:08.51:3RFWXlUQ0 (39/70)
……………………………………
まどか「さやかちゃん…その腕…」
さやか「ん…もう大丈夫だよ!これも魔法のおかげ?ははは…」
まどか「で、でもちゃんと手当して…」
さやか「だいじょ~ぶだって!心配性だなぁもう!」パシパシ
自分の腕を叩いて笑うさやか
まどか「…」
タタタッ
我夢「君達!大丈夫だった!?」
まどか「あ!お兄さん!」
さやか「さっきのお兄さん…そうだ!聞きたいことが…」
……………………………………
まどか「さやかちゃん…その腕…」
さやか「ん…もう大丈夫だよ!これも魔法のおかげ?ははは…」
まどか「で、でもちゃんと手当して…」
さやか「だいじょ~ぶだって!心配性だなぁもう!」パシパシ
自分の腕を叩いて笑うさやか
まどか「…」
タタタッ
我夢「君達!大丈夫だった!?」
まどか「あ!お兄さん!」
さやか「さっきのお兄さん…そうだ!聞きたいことが…」
140: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:49:42.05:3RFWXlUQ0 (40/70)
我夢「?…何かな?」
さやか「お兄さんってさぁ…」
まどか「うん…ウルトラマンですよね?」
我夢「!!」
我夢「どうして…ウルトラマンのことを…?」
我夢(もしかしてこの世界でもみんな知っているのか?)
我夢「君達はいったい…!?」
さやか「えーっと…」
QB「…回収完了」ヒョコ
我夢「?…何かな?」
さやか「お兄さんってさぁ…」
まどか「うん…ウルトラマンですよね?」
我夢「!!」
我夢「どうして…ウルトラマンのことを…?」
我夢(もしかしてこの世界でもみんな知っているのか?)
我夢「君達はいったい…!?」
さやか「えーっと…」
QB「…回収完了」ヒョコ
141: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 00:54:19.67:3RFWXlUQ0 (41/70)
とりあえず今日はこのくらいです
ホントはあと100レス分くらい投下するはずだったのに眠気が…
それにしてもマミの家がカオス
とりあえず今日はこのくらいです
ホントはあと100レス分くらい投下するはずだったのに眠気が…
それにしてもマミの家がカオス
142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 00:58:23.90:Tfw6czJSO (1/4)
これからどんどんウルトラ戦士が増えるのかな? 乙乙!
これからどんどんウルトラ戦士が増えるのかな? 乙乙!
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2011/06/18(土) 01:06:23.39:3eVFwXyZ0 (1/1)
ウルトラの怪人・星人に比べるとQBの小物っぷりがすごいんだよな
ウルトラの怪人・星人に比べるとQBの小物っぷりがすごいんだよな
144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/18(土) 01:23:24.41:LZQKMVjh0 (1/1)
ちゃんとsageれてるかな?
おもしろくなってきたあとはデュナミストの方々と海外組とギャグ戦士か
それと読んだ感想、>>32と同じでQBをボコって終わりってのだけは避けてほしい
ちゃんとsageれてるかな?
おもしろくなってきたあとはデュナミストの方々と海外組とギャグ戦士か
それと読んだ感想、>>32と同じでQBをボコって終わりってのだけは避けてほしい
145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/18(土) 01:26:30.46:Ctqo9RI+o (1/1)
お疲れ様でした
お疲れ様でした
146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2011/06/18(土) 03:52:35.56:rSHi7c2po (1/1)
キャラ同士の掛け合いとか面白いのに、
戦闘パートがウルトラマンVS仮面ライダーの身長差感覚で頭の中で絵になってるから違和感が…
QBと喋ってた黒幕に期待
キャラ同士の掛け合いとか面白いのに、
戦闘パートがウルトラマンVS仮面ライダーの身長差感覚で頭の中で絵になってるから違和感が…
QBと喋ってた黒幕に期待
147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 04:55:12.09:Jg4MQcvxo (1/1)
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/18(土) 08:05:59.71:pFaLTtgM0 (1/1)
>>143
別の宇宙支配してるのとか次元を超えてるのとか普通にいるからね
ウルトラの敵役の力ってわりと頭おかしいレベル
>>143
別の宇宙支配してるのとか次元を超えてるのとか普通にいるからね
ウルトラの敵役の力ってわりと頭おかしいレベル
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県):2011/06/18(土) 12:40:26.75:n0jgl4Rbo (1/1)
大した実力のない宇宙の帝王とか居るしな
大した実力のない宇宙の帝王とか居るしな
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 12:55:54.14:Tfw6czJSO (2/4)
バド星人さんオッスオッス!
バド星人さんオッスオッス!
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/18(土) 13:10:03.80:v/h7ndSCo (1/1)
乙
誰がなんと言おうとフォトンエッジは「頭からおうどん」 異論は認めない
乙
誰がなんと言おうとフォトンエッジは「頭からおうどん」 異論は認めない
152: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:31:16.26:3RFWXlUQ0 (42/70)
帰宅していろいろやってたら馬鹿すぎるミスで書き溜めが逝った…
とりあえず再開…
新しく書いた分投下します
帰宅していろいろやってたら馬鹿すぎるミスで書き溜めが逝った…
とりあえず再開…
新しく書いた分投下します
153: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:33:42.89:3RFWXlUQ0 (43/70)
……………………………………
我夢「…驚いたな…前に飛ばされた世界も凄かったけど…この世界もすごいや」
さやか「他にもお兄さんみたいな人いるんだよ」
我夢「え!?それ本当かい?」
まどか「は、はい…今はみんな一ヶ所に集まってますけど…」
歩きながら話す三人
さやか「まどか、やっぱりこの人もマミさんのとこに連れてった方がいいかな?」
まどか「うん…やっぱりほっとく訳にもいかないし…」
我夢「マミさんって?」
さやか「お兄さんみたいにこの世界に飛ばされて来た人がいるって言ったでしょ?」
我夢「うん」
まどか「そんな人達を…保護…でいいのかな?してる人がいるんです」
我夢「じゃあ僕もそこに?」
さやか「そーゆーこと!」
我夢「やったー!そりゃありがたい!」
我夢「いきなり飛ばされて来て困ってたんだよ~」
……………………………………
我夢「…驚いたな…前に飛ばされた世界も凄かったけど…この世界もすごいや」
さやか「他にもお兄さんみたいな人いるんだよ」
我夢「え!?それ本当かい?」
まどか「は、はい…今はみんな一ヶ所に集まってますけど…」
歩きながら話す三人
さやか「まどか、やっぱりこの人もマミさんのとこに連れてった方がいいかな?」
まどか「うん…やっぱりほっとく訳にもいかないし…」
我夢「マミさんって?」
さやか「お兄さんみたいにこの世界に飛ばされて来た人がいるって言ったでしょ?」
我夢「うん」
まどか「そんな人達を…保護…でいいのかな?してる人がいるんです」
我夢「じゃあ僕もそこに?」
さやか「そーゆーこと!」
我夢「やったー!そりゃありがたい!」
我夢「いきなり飛ばされて来て困ってたんだよ~」
154: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:35:55.30:3RFWXlUQ0 (44/70)
~マミホーム~
ダン「…」
無言でさやかを見つめる
さやか「そ、そんな怖い顔しないでよ~…ははは…」
ハヤタ「…なるべく君達は巻き込みたくなかったんだが…」
ミライ「…さやかちゃん…」
アスカ「まぁまぁ!契約しちゃったもんは仕方ないって!」
さやか「そ、そうそう!アスカさん話がわかる~!」
まどか「…」
~マミホーム~
ダン「…」
無言でさやかを見つめる
さやか「そ、そんな怖い顔しないでよ~…ははは…」
ハヤタ「…なるべく君達は巻き込みたくなかったんだが…」
ミライ「…さやかちゃん…」
アスカ「まぁまぁ!契約しちゃったもんは仕方ないって!」
さやか「そ、そうそう!アスカさん話がわかる~!」
まどか「…」
155: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:37:27.08:3RFWXlUQ0 (45/70)
マミ「…とにかく!我夢さん!歓迎します!」
アスカ「これからよろしくな!」
我夢「いや~助かるよ…ホントどうしようかと思った…」
ダイゴ「君もウルトラマンの力をもっているんだね」
我夢「はい!これを使ってガイアの力を…」スッ
懐からエスプレンダーを取り出す我夢
我夢「…!?」
我夢「ひ、光が…消えてる!?」
アスカ「へ?」
我夢のエスプレンダーの光は消え、その輝きを失っていた
マミ「どういうことですか?」
ダイゴ「ウルトラマンに変身できない…ってことだね」
我夢「そ、そんな…さっきは普通に…」
マミ「…とにかく!我夢さん!歓迎します!」
アスカ「これからよろしくな!」
我夢「いや~助かるよ…ホントどうしようかと思った…」
ダイゴ「君もウルトラマンの力をもっているんだね」
我夢「はい!これを使ってガイアの力を…」スッ
懐からエスプレンダーを取り出す我夢
我夢「…!?」
我夢「ひ、光が…消えてる!?」
アスカ「へ?」
我夢のエスプレンダーの光は消え、その輝きを失っていた
マミ「どういうことですか?」
ダイゴ「ウルトラマンに変身できない…ってことだね」
我夢「そ、そんな…さっきは普通に…」
156: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:39:55.10:3RFWXlUQ0 (46/70)
マミ「皆さんはなんともないんですか!?」
部屋にいる全員に確認するマミ
ハヤタ「いや特には…」
ダン「俺は問題ないぞ?」
北斗「俺もです!」
ミライ「メビウスブレスもちゃんと出ますよ?」
郷「俺は道具は使わないからな」
マミ「じゃ、じゃあ…?」クルッ
振り返り、アスカとダイゴを見る
アスカ「あーっ!?何だこりゃ!?」
ダイゴ「これは…」
二人の手にあるリーフラッシャーとスパークレンスの光が消えている
マミ「皆さんはなんともないんですか!?」
部屋にいる全員に確認するマミ
ハヤタ「いや特には…」
ダン「俺は問題ないぞ?」
北斗「俺もです!」
ミライ「メビウスブレスもちゃんと出ますよ?」
郷「俺は道具は使わないからな」
マミ「じゃ、じゃあ…?」クルッ
振り返り、アスカとダイゴを見る
アスカ「あーっ!?何だこりゃ!?」
ダイゴ「これは…」
二人の手にあるリーフラッシャーとスパークレンスの光が消えている
157: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:41:31.90:3RFWXlUQ0 (47/70)
アスカ「な…なんでこんな時に…」
ハヤタ「先の戦闘で力を使い果たした可能性は?」
ダン「いや、それはないだろう」
ダン「力を使い果たしたなら人間体でもまともに動けまい」
北斗「君達はこの世界に来て何度変身した?」
三人を見つめ、問いかける
アスカ「お、俺はマミさんを助けた一回だけ…」
ダイゴ「僕も…この世界に飛ばされた直後に…」
我夢「僕も一度だけです!」
ミライ「…どうなっているんだ…」
ダン「とにかく元に戻るのを待つしかあるまい」
さやか(な、何かわかんないけど…今の内に帰っちゃお~…)
アスカ「な…なんでこんな時に…」
ハヤタ「先の戦闘で力を使い果たした可能性は?」
ダン「いや、それはないだろう」
ダン「力を使い果たしたなら人間体でもまともに動けまい」
北斗「君達はこの世界に来て何度変身した?」
三人を見つめ、問いかける
アスカ「お、俺はマミさんを助けた一回だけ…」
ダイゴ「僕も…この世界に飛ばされた直後に…」
我夢「僕も一度だけです!」
ミライ「…どうなっているんだ…」
ダン「とにかく元に戻るのを待つしかあるまい」
さやか(な、何かわかんないけど…今の内に帰っちゃお~…)
158: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:44:08.36:3RFWXlUQ0 (48/70)
~翌日~
さやか「マミさーん!」
タタタッ
マミ「あ…美樹さんに鹿目さん!」
まどか「こんにちは」
さやか「今帰りですか?一緒に帰りましょ~よ!」
マミ「ええ」
さやか「それと~…魔法少女のことでちょっとお願いが…」
マミ「あら何かしら?」
マミ「この先輩魔法少女に言ってみなさい!…なんてね」フンッ!
胸を張りながら聞く
さやか「あたし契約したばっかりでまだ戦闘の技術とか微妙で…」
さやか「だからちょ~っと特訓に付き合ってほしいな~って…」
マミ「…いいわ!行きましょ!」
まどか(…さやかちゃん)
~翌日~
さやか「マミさーん!」
タタタッ
マミ「あ…美樹さんに鹿目さん!」
まどか「こんにちは」
さやか「今帰りですか?一緒に帰りましょ~よ!」
マミ「ええ」
さやか「それと~…魔法少女のことでちょっとお願いが…」
マミ「あら何かしら?」
マミ「この先輩魔法少女に言ってみなさい!…なんてね」フンッ!
胸を張りながら聞く
さやか「あたし契約したばっかりでまだ戦闘の技術とか微妙で…」
さやか「だからちょ~っと特訓に付き合ってほしいな~って…」
マミ「…いいわ!行きましょ!」
まどか(…さやかちゃん)
159: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:45:57.48:3RFWXlUQ0 (49/70)
……………………………………
さやか「ていっ!」
スパッ!
使い魔『ギッ!?』
小さい使い魔を斬り倒すさやか
さやか「ふぅ…こんなもんかな?」シューン
変身を解除する
マミ「いい調子よ美樹さん!」
さやか「いや~そうですか~?やっぱりあたしって天才!?」
まどか「…」
杏子「…見つけた!」スタッ
……………………………………
さやか「ていっ!」
スパッ!
使い魔『ギッ!?』
小さい使い魔を斬り倒すさやか
さやか「ふぅ…こんなもんかな?」シューン
変身を解除する
マミ「いい調子よ美樹さん!」
さやか「いや~そうですか~?やっぱりあたしって天才!?」
まどか「…」
杏子「…見つけた!」スタッ
160: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:47:24.65:3RFWXlUQ0 (50/70)
さやか「え…?」
マミ「あら?あの子は…」
杏子「え~っと…あいつが最近契約した美樹さやかで…」
杏子「そっちがマミと…あれ?アンタは契約してないんだ?」
まどか「な、なに?」
さやか「あんた誰?どうしてあたし達の名前を…」
杏子「先手必勝だ!」ヒュン!
槍を持ち、さやかに斬りかかる
さやか「え…!?わ、わああっ!?」
突然の攻撃でへたり込むさやか
さやか「え…?」
マミ「あら?あの子は…」
杏子「え~っと…あいつが最近契約した美樹さやかで…」
杏子「そっちがマミと…あれ?アンタは契約してないんだ?」
まどか「な、なに?」
さやか「あんた誰?どうしてあたし達の名前を…」
杏子「先手必勝だ!」ヒュン!
槍を持ち、さやかに斬りかかる
さやか「え…!?わ、わああっ!?」
突然の攻撃でへたり込むさやか
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 22:48:45.15:Tfw6czJSO (3/4)
再開してる…と思ったら書き溜め消えたのか 頑張れ!
再開してる…と思ったら書き溜め消えたのか 頑張れ!
162: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:48:52.15:3RFWXlUQ0 (51/70)
カチッ ガキン!
ほむら「…」
杏子「な…!?コイツいつの間に…」
杏子の攻撃を盾で受け止めるほむら
まどか「ほむらちゃん!?」
杏子「まぁいいや…一ヶ所に集まった方が手間が省けるし」
マミ「佐倉さん!あなた何を考えているの!?」
ほむら「佐倉杏子…やる気があるなら相手になるわ」
杏子「!…アンタに名乗った覚えは無いんだけどね…」
杏子「ま!どーでもいいけどさ…きなよ!」チャキッ
さやか「ちょっと待てー!!」
カチッ ガキン!
ほむら「…」
杏子「な…!?コイツいつの間に…」
杏子の攻撃を盾で受け止めるほむら
まどか「ほむらちゃん!?」
杏子「まぁいいや…一ヶ所に集まった方が手間が省けるし」
マミ「佐倉さん!あなた何を考えているの!?」
ほむら「佐倉杏子…やる気があるなら相手になるわ」
杏子「!…アンタに名乗った覚えは無いんだけどね…」
杏子「ま!どーでもいいけどさ…きなよ!」チャキッ
さやか「ちょっと待てー!!」
163: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:49:53.49:3RFWXlUQ0 (52/70)
杏子「あん?」
ほむら「…?」
さやか「転校生!あんたちょっと退いて!」グイッ
ほむらを押し退けるさやか
さやか「おい!あたしが相手だ!」
杏子「何かと思えば…さっきビビってへたり込んだヤツじゃないか」
さやか「う、うるさいな…!!」カアァ…
顔が赤くなる
まどか「さやかちゃん危ないよ!やめてよ!」
マミ「あなた達いい加減にしなさい!!」
杏子「あん?」
ほむら「…?」
さやか「転校生!あんたちょっと退いて!」グイッ
ほむらを押し退けるさやか
さやか「おい!あたしが相手だ!」
杏子「何かと思えば…さっきビビってへたり込んだヤツじゃないか」
さやか「う、うるさいな…!!」カアァ…
顔が赤くなる
まどか「さやかちゃん危ないよ!やめてよ!」
マミ「あなた達いい加減にしなさい!!」
164: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:50:56.09:3RFWXlUQ0 (53/70)
杏子「まぁいいけどさ…アンタが一番楽そうだし!」
ほむら「美樹さやか…あなたでは無理よ」
さやか「馬鹿にすんなっ!!」グッ
ソウルジェムを取り出すさやか
まどか「!!…駄目っ!」ダッ
さやか「!?」
パシッ ポイッ
さやかのソウルジェムを奪い、投げ捨てる
ポスッ ブゥゥウゥウウン…
投げられたソウルジェムはトラックに乗り、そのままトラックは走り去る
ほむら「!!」ダッ
杏子「おおっと!逃がさねぇぞ!」
ズバッ
ほむら「くあっ!?」ドシャッ
足を斬られ、地面に転がるほむら
杏子「まぁいいけどさ…アンタが一番楽そうだし!」
ほむら「美樹さやか…あなたでは無理よ」
さやか「馬鹿にすんなっ!!」グッ
ソウルジェムを取り出すさやか
まどか「!!…駄目っ!」ダッ
さやか「!?」
パシッ ポイッ
さやかのソウルジェムを奪い、投げ捨てる
ポスッ ブゥゥウゥウウン…
投げられたソウルジェムはトラックに乗り、そのままトラックは走り去る
ほむら「!!」ダッ
杏子「おおっと!逃がさねぇぞ!」
ズバッ
ほむら「くあっ!?」ドシャッ
足を斬られ、地面に転がるほむら
165: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:52:17.02:3RFWXlUQ0 (54/70)
ほむら(しまっ…たっ!!)
さやか「まどか!?あんたなんてことを!?」
まどか「だ、だってまたあんな危ない目に…」
さやか「うっ…あ…!?」ドサッ
まどか「…さやかちゃん?」
突然倒れたさやかに声を掛ける
マミ「…?」
杏子「ん?なんだコイツ?いきなりぶっ倒れて」ガシッ
QB「今のはまずいよまどか」トテトテ
まどか「え…?え…?」
ほむら(しまっ…たっ!!)
さやか「まどか!?あんたなんてことを!?」
まどか「だ、だってまたあんな危ない目に…」
さやか「うっ…あ…!?」ドサッ
まどか「…さやかちゃん?」
突然倒れたさやかに声を掛ける
マミ「…?」
杏子「ん?なんだコイツ?いきなりぶっ倒れて」ガシッ
QB「今のはまずいよまどか」トテトテ
まどか「え…?え…?」
166: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:54:04.69:3RFWXlUQ0 (55/70)
QB「よりによって友達を投げ捨てるなんてさ」
まどか「なに…言ってるの…?」
杏子「おい…どういうことだ?」
杏子「コイツ…死んでるじゃねぇか!?」
マミ「!!?」
まどか「えっ…!?嘘…だよね…!?」
QB「それはただの抜け殻だよ?」
QB「さやかはさっきトラックの上に乗って行っちゃったんだってば」
杏子「何言ってんだ?!解るように説明しろ!!」
QB「よりによって友達を投げ捨てるなんてさ」
まどか「なに…言ってるの…?」
杏子「おい…どういうことだ?」
杏子「コイツ…死んでるじゃねぇか!?」
マミ「!!?」
まどか「えっ…!?嘘…だよね…!?」
QB「それはただの抜け殻だよ?」
QB「さやかはさっきトラックの上に乗って行っちゃったんだってば」
杏子「何言ってんだ?!解るように説明しろ!!」
167: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:54:50.82:3RFWXlUQ0 (56/70)
QB「壊れやすい人の体のままで戦ってくれ…なんて言えないだろう?」
QB「痛みにも耐えられないし、沢山血を流せばすぐに死ぬ」
QB「僕の役目は君達の魂を抜きとってソウルジェムに移し替えることさ」
QB「その方がよりコンパクトで効率よく魔力を運用できるだろう?」
杏子「ふ、ふざけんなよ…!」
杏子「それじゃアタシ達…ゾンビにされたようなモンじゃないか!!」
マミ「…!」
まどか「いや…いや!…さやかちゃん…!!」ポロポロ
さやかの抜け殻に抱き付き、涙を流す
QB「壊れやすい人の体のままで戦ってくれ…なんて言えないだろう?」
QB「痛みにも耐えられないし、沢山血を流せばすぐに死ぬ」
QB「僕の役目は君達の魂を抜きとってソウルジェムに移し替えることさ」
QB「その方がよりコンパクトで効率よく魔力を運用できるだろう?」
杏子「ふ、ふざけんなよ…!」
杏子「それじゃアタシ達…ゾンビにされたようなモンじゃないか!!」
マミ「…!」
まどか「いや…いや!…さやかちゃん…!!」ポロポロ
さやかの抜け殻に抱き付き、涙を流す
168: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:55:32.66:3RFWXlUQ0 (57/70)
ほむら(まずい…)
ほむら(このままじゃ…美樹さやかが…)
ほむら「ぐ…くっ!!」ググッ
ドクッ…
斬られた足から血が溢れ出す
ポスッ
さやか「ん…くっ…?」ピクッ
まどか「!? さやかちゃん!」
さやかの手にソウルジェムが戻り、意識を取り戻す
ほむら「!…あれは…」
ハヤタ「間に合ったか」
ほむら(まずい…)
ほむら(このままじゃ…美樹さやかが…)
ほむら「ぐ…くっ!!」ググッ
ドクッ…
斬られた足から血が溢れ出す
ポスッ
さやか「ん…くっ…?」ピクッ
まどか「!? さやかちゃん!」
さやかの手にソウルジェムが戻り、意識を取り戻す
ほむら「!…あれは…」
ハヤタ「間に合ったか」
169: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:56:53.68:3RFWXlUQ0 (58/70)
~さやかが意識を取り戻す数分前~
ブゥゥウゥウウン…
運転手「…」
運転手「さっきのガキ…石ころかなんか投げやがったな…」
運転手「ひでえことしやがる」
ガチャッ
北斗「トラックを止めてくれ!」
運転手「!?」
走行中のトラックに乗り込んでくる北斗
~さやかが意識を取り戻す数分前~
ブゥゥウゥウウン…
運転手「…」
運転手「さっきのガキ…石ころかなんか投げやがったな…」
運転手「ひでえことしやがる」
ガチャッ
北斗「トラックを止めてくれ!」
運転手「!?」
走行中のトラックに乗り込んでくる北斗
170: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:58:15.19:3RFWXlUQ0 (59/70)
運転手「な、なんだあんた!?」
北斗「おい!前見ろ!」
ブゥゥウゥウウン
歩行者1「うわああ!!」
歩行者2「ひ、轢かれる…!」
サッ ガシッ
ダン「危ない!」
郷「ちょっと失礼!」
二人の歩行者を避難させる
運転手「な、なんだあんた!?」
北斗「おい!前見ろ!」
ブゥゥウゥウウン
歩行者1「うわああ!!」
歩行者2「ひ、轢かれる…!」
サッ ガシッ
ダン「危ない!」
郷「ちょっと失礼!」
二人の歩行者を避難させる
171: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 22:59:55.00:3RFWXlUQ0 (60/70)
キキーッ…
北斗「止まったか…いや、すまなかった」ガチャッ
運転手「な、なんだったんだ…?」
ダン「ソウルジェムは?」
ハヤタ「回収した。早く戻った方がいいね」
郷「急ぎましょう!!」
……………………………………
キキーッ…
北斗「止まったか…いや、すまなかった」ガチャッ
運転手「な、なんだったんだ…?」
ダン「ソウルジェムは?」
ハヤタ「回収した。早く戻った方がいいね」
郷「急ぎましょう!!」
……………………………………
172: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:00:52.76:3RFWXlUQ0 (61/70)
……………………………………
さやか「あたしの…体が…ゾンビ…」
まどか「…さやかちゃん…」
マミ「…」
QB「君達は決まって同じ反応をするね」
QB「なぜ魂の器なんかに拘るんだい?訳がわからないよ」
ハヤタ「…それが感情を持った人間だからだ」
ダン「そうだ。感情の無いお前たちにはわからないだろうがな」
QB「…まるで自分が地球人みたいな言い方だね?」
ダン「さぁ、どうだろうな」
ほむら「…あなた達、もう帰りなさい」
まどか「…さやかちゃん…今日はもう帰ろう?ね?」
さやか「うん…」
タッタッタッ
ほむら(…よし)
……………………………………
さやか「あたしの…体が…ゾンビ…」
まどか「…さやかちゃん…」
マミ「…」
QB「君達は決まって同じ反応をするね」
QB「なぜ魂の器なんかに拘るんだい?訳がわからないよ」
ハヤタ「…それが感情を持った人間だからだ」
ダン「そうだ。感情の無いお前たちにはわからないだろうがな」
QB「…まるで自分が地球人みたいな言い方だね?」
ダン「さぁ、どうだろうな」
ほむら「…あなた達、もう帰りなさい」
まどか「…さやかちゃん…今日はもう帰ろう?ね?」
さやか「うん…」
タッタッタッ
ほむら(…よし)
173: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:02:09.65:3RFWXlUQ0 (62/70)
ほむら(…これでいい)
マミ「…」
俯いたままのマミ
ほむら(真実を知った巴マミ…彼女が錯乱して襲いかかってくる恐れがある…)
ほむら(なんとか取り押さえないと…)
マミ「…暁美さん」
ほむら「!!…」スッ
傷ついた足を庇いながら身構える
マミ「…足」
ほむら「え?」
マミ「その足、斬られたんでしょ?血が出てるわ」
マミ「こっちに来なさい…治療してあげるから」
ほむら「ちょ、ちょっと…」
グイッ
マミ「ほらじっとして!」
ほむらの傷口に手をかざす
ほむら(…これでいい)
マミ「…」
俯いたままのマミ
ほむら(真実を知った巴マミ…彼女が錯乱して襲いかかってくる恐れがある…)
ほむら(なんとか取り押さえないと…)
マミ「…暁美さん」
ほむら「!!…」スッ
傷ついた足を庇いながら身構える
マミ「…足」
ほむら「え?」
マミ「その足、斬られたんでしょ?血が出てるわ」
マミ「こっちに来なさい…治療してあげるから」
ほむら「ちょ、ちょっと…」
グイッ
マミ「ほらじっとして!」
ほむらの傷口に手をかざす
174: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:04:11.05:3RFWXlUQ0 (63/70)
キュウゥーン…
ほむら「ッ…!」
マミ「これでよし…と。もう動いていいわよ?」
ほむら「…」
ほむら(巴マミは精神的に強くなっているのかしら…?)
ほむら(彼女を導いてくれる大人たちが周りにいたから…?)
ほむら(…なんにしても嬉しい誤算ね)
ほむら(この状況を利用すればワルプルギスを…)
マミ「…暁美さん?」
ほむら「え?…あ…ありがとう助かったわ」
マミ「そう?よかった!」ニコッ
ほむら「…!」
マミの笑顔から顔をそむける
ほむら(利用…私は…)
キュウゥーン…
ほむら「ッ…!」
マミ「これでよし…と。もう動いていいわよ?」
ほむら「…」
ほむら(巴マミは精神的に強くなっているのかしら…?)
ほむら(彼女を導いてくれる大人たちが周りにいたから…?)
ほむら(…なんにしても嬉しい誤算ね)
ほむら(この状況を利用すればワルプルギスを…)
マミ「…暁美さん?」
ほむら「え?…あ…ありがとう助かったわ」
マミ「そう?よかった!」ニコッ
ほむら「…!」
マミの笑顔から顔をそむける
ほむら(利用…私は…)
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/18(土) 23:04:37.13:XsugZtDR0 (1/1)
>>156
メビウスブレスじゃなくてメビウムブレスだったような
>>156
メビウスブレスじゃなくてメビウムブレスだったような
176: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:05:22.02:3RFWXlUQ0 (64/70)
郷「マミ、私達も帰ろう」
ハヤタ「今日は早く休んだ方がいい。色々あって驚いてるだろうからな」
北斗「今日は疲れただろう」
マミ「いえ!大丈夫です!」
笑顔で答えるマミ
ダン「マミ…決して無理はするな」
マミ「む、無理なんてしてませんよ?」
マミ「無理なんて…」
マミ「…」
肩を震わせ、答える
ハヤタ「…帰ろう」
郷「マミ、私達も帰ろう」
ハヤタ「今日は早く休んだ方がいい。色々あって驚いてるだろうからな」
北斗「今日は疲れただろう」
マミ「いえ!大丈夫です!」
笑顔で答えるマミ
ダン「マミ…決して無理はするな」
マミ「む、無理なんてしてませんよ?」
マミ「無理なんて…」
マミ「…」
肩を震わせ、答える
ハヤタ「…帰ろう」
177: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:06:30.42:3RFWXlUQ0 (65/70)
……………………………………
杏子「行ったか…」
QB「杏子、君は帰らないのかい?」
最後に残った一人に話しかけるQB
杏子「アンタに聞きたいことがあるからね」ジャキッ
QB「…物騒だね。いちいち脅しを入れないでよ」
槍を向けながら問いかける
杏子「アタシが今日会ったあいつらだ…あいつらのことを聞きたい」
QB「敵の情報を知る…ってことかい?」
杏子「…まぁそんなとこだ」
……………………………………
杏子「行ったか…」
QB「杏子、君は帰らないのかい?」
最後に残った一人に話しかけるQB
杏子「アンタに聞きたいことがあるからね」ジャキッ
QB「…物騒だね。いちいち脅しを入れないでよ」
槍を向けながら問いかける
杏子「アタシが今日会ったあいつらだ…あいつらのことを聞きたい」
QB「敵の情報を知る…ってことかい?」
杏子「…まぁそんなとこだ」
178: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:08:06.75:3RFWXlUQ0 (66/70)
QB「いい心がけだね…じゃあまずはマミ…」
杏子「あー!あいつはいいよ!よく知ってる」
QBの言葉を遮る
QB「おやそうかい?」
杏子「それよりもあいつだ!あの黒髪のやつ」
QB「暁美ほむらだね」
QB「けど残念ながら彼女に関する情報は少ないよ?」
QB「何度か殺されそうになったくらいかな」
杏子「あぁ~?…じゃあいいや」
QB「…」
QB「いい心がけだね…じゃあまずはマミ…」
杏子「あー!あいつはいいよ!よく知ってる」
QBの言葉を遮る
QB「おやそうかい?」
杏子「それよりもあいつだ!あの黒髪のやつ」
QB「暁美ほむらだね」
QB「けど残念ながら彼女に関する情報は少ないよ?」
QB「何度か殺されそうになったくらいかな」
杏子「あぁ~?…じゃあいいや」
QB「…」
179: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:09:19.45:3RFWXlUQ0 (67/70)
杏子「じゃあアイツは?青髪の」
QB「美樹さやかだね」
QB「別に彼女の情報なんて必要無いと思うけどなぁ」
QB「まぁ実力では君の足元にも及ばないよ」
杏子「…それで?」
QB「うーん他には…思い人の手の病を治すために契約したことかな」
QB「それで手に入れた能力を人を守るために使っている」
QB「この辺はマミと同じだね」
杏子「人のために…契約をして…?」
杏子「なんだってそんなこと…」
QB「さあね?正義のヒロイン…ってやつかな?」トテトテ
杏子の前から立ち去るキュウべえ
杏子(美樹さやか…ねぇ?)
杏子(…)
杏子(なーんかほっとけねぇな…)
杏子「じゃあアイツは?青髪の」
QB「美樹さやかだね」
QB「別に彼女の情報なんて必要無いと思うけどなぁ」
QB「まぁ実力では君の足元にも及ばないよ」
杏子「…それで?」
QB「うーん他には…思い人の手の病を治すために契約したことかな」
QB「それで手に入れた能力を人を守るために使っている」
QB「この辺はマミと同じだね」
杏子「人のために…契約をして…?」
杏子「なんだってそんなこと…」
QB「さあね?正義のヒロイン…ってやつかな?」トテトテ
杏子の前から立ち去るキュウべえ
杏子(美樹さやか…ねぇ?)
杏子(…)
杏子(なーんかほっとけねぇな…)
180: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:10:03.38:3RFWXlUQ0 (68/70)
~マミホーム~
ガチャッ バタン
マミ「…」
ボスッ
自室のベットに倒れ込み、枕に顔を埋める
マミ「…」
マミ「私の…未来に…」
マミ「光は…無いのね…」ジワッ
マミ「…くっ…ひっく…う…っ…」ポロポロ
声を押し殺して泣くマミ
QB「…」コソッ
窓の外からその姿を見つめるキュウべえ
~マミホーム~
ガチャッ バタン
マミ「…」
ボスッ
自室のベットに倒れ込み、枕に顔を埋める
マミ「…」
マミ「私の…未来に…」
マミ「光は…無いのね…」ジワッ
マミ「…くっ…ひっく…う…っ…」ポロポロ
声を押し殺して泣くマミ
QB「…」コソッ
窓の外からその姿を見つめるキュウべえ
181: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:10:47.54:3RFWXlUQ0 (69/70)
???『いい具合に絶望が溢れ出しているな』
QB『…真実を告げるだけでここまで恐怖し、絶望するものなんだね』
???『人間の精神とは脆いものだ…少し突けばすぐ壊れる』
QB『人間の感情というのはやはりよく分からないね…』
???『考える必要などない!奴らから溢れた絶望をエネルギーに変えてやればいいだけなのだからな』
QB『…君達の技術は凄まじいね』
QB『でも…』チラッ
???『どうした?彼女達に同情でもしたか?』
???『感情の無い貴様らが!』
QB「…ありえないよ」
???『いい具合に絶望が溢れ出しているな』
QB『…真実を告げるだけでここまで恐怖し、絶望するものなんだね』
???『人間の精神とは脆いものだ…少し突けばすぐ壊れる』
QB『人間の感情というのはやはりよく分からないね…』
???『考える必要などない!奴らから溢れた絶望をエネルギーに変えてやればいいだけなのだからな』
QB『…君達の技術は凄まじいね』
QB『でも…』チラッ
???『どうした?彼女達に同情でもしたか?』
???『感情の無い貴様らが!』
QB「…ありえないよ」
182: ◆jPpg5.obl6:2011/06/18(土) 23:13:57.61:3RFWXlUQ0 (70/70)
今日はここまでです
幸い明日は休みだから寝ずにひたすら書き溜めます
もっと投下できたはずなのにごめんなさい…
>>175
メビウスブレスですよ
今日はここまでです
幸い明日は休みだから寝ずにひたすら書き溜めます
もっと投下できたはずなのにごめんなさい…
>>175
メビウスブレスですよ
183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 23:17:42.91:Tfw6czJSO (4/4)
乙 寝ずに書き溜めとか本気すぎるwwww
乙 寝ずに書き溜めとか本気すぎるwwww
184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/18(土) 23:21:29.88:yr2UrFexo (2/2)
メビューム~とかは技の方だな
メビューム~とかは技の方だな
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東地方):2011/06/18(土) 23:42:30.62:zb+Se9Vh0 (1/1)
最低でもダンディ4に平成勢、まだまだ増えないともわからない・・・ワルプルさん無理ゲーすぎるwww
最低でもダンディ4に平成勢、まだまだ増えないともわからない・・・ワルプルさん無理ゲーすぎるwww
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/18(土) 23:45:16.25:/rUcE5zAO (1/1)
なんか8兄弟で見たシーンが…
なんか8兄弟で見たシーンが…
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 23:51:10.06:aQ+3nq+g0 (1/1)
これだけ面子がそろうと、アンドロメダ方面の支部隊長さんがアップを始めてそうな気がする
これだけ面子がそろうと、アンドロメダ方面の支部隊長さんがアップを始めてそうな気がする
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/19(日) 00:08:13.94:ifgsl/FIo (1/1)
乙
黒幕はヤプールにも思えるが、奴とは悪のベクトルが違う気もするなあ…
乙
黒幕はヤプールにも思えるが、奴とは悪のベクトルが違う気もするなあ…
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/19(日) 00:18:16.03:V0xwX9ZOo (1/1)
お疲れ様でした
お疲れ様でした
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2011/06/19(日) 01:34:35.27:U8moku3zo (1/1)
乙
お爺ちゃん達がアクティブでいいなw
乙
お爺ちゃん達がアクティブでいいなw
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/19(日) 02:51:38.40:yQGCiMkP0 (1/1)
>185
まあ、この時間軸のワルプルさん涙目なのは確かだが
運が良ければ魔法少女達だけ相手に…いや、冒頭では魔法少女たちだけで倒されてたっけ?詰んでるな
>185
まあ、この時間軸のワルプルさん涙目なのは確かだが
運が良ければ魔法少女達だけ相手に…いや、冒頭では魔法少女たちだけで倒されてたっけ?詰んでるな
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/19(日) 09:01:10.47:o6580MUko (1/1)
>>191
モッコスさんならきっとなんとかしてくれるに違いない
>>191
モッコスさんならきっとなんとかしてくれるに違いない
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/19(日) 14:04:12.10:bmxFQeOQ0 (1/1)
VS魔女は正直コスモス一人でよくね?ってなりそう
VS魔女は正直コスモス一人でよくね?ってなりそう
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/19(日) 16:46:06.58:f6V+cVYco (1/1)
黒幕?メトロンさんに決まってんだろ
黒幕?メトロンさんに決まってんだろ
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県):2011/06/19(日) 20:14:41.92:IRT+QPdp0 (1/1)
SSじゃないけれどまどか×ウルトラの奴はやる夫板Ⅱにも1つあるよ
SSじゃないけれどまどか×ウルトラの奴はやる夫板Ⅱにも1つあるよ
196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/19(日) 21:15:57.32:bROomxLo0 (1/1)
ノアが出てきたらワルプルさん涙目なんてレベルじゃないな
時空を超えた全次元攻撃で最初から魔女がいないことになってしまう
ノアが出てきたらワルプルさん涙目なんてレベルじゃないな
時空を超えた全次元攻撃で最初から魔女がいないことになってしまう
197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/19(日) 21:20:52.76:IQnJPvlO0 (1/2)
てゆうかこれにデュナミストの方々とカイトとジャックとカイとゼアスとナイスはでないのかな?
てゆうかこれにデュナミストの方々とカイトとジャックとカイとゼアスとナイスはでないのかな?
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/19(日) 21:32:28.11:k7nE94EAO (1/1)
無駄に強すぎる観測員が出てないような
無駄に強すぎる観測員が出てないような
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/19(日) 21:43:11.45:IQnJPvlO0 (2/2)
あっ!それとカグラゲンキとセブン21の出ないの!?
あっ!それとカグラゲンキとセブン21の出ないの!?
200: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:04:42.77:cgKUTSUT0 (1/23)
再開します
どのウルトラマンが出るのかは…まぁ内緒ってことで
再開します
どのウルトラマンが出るのかは…まぁ内緒ってことで
201: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:06:49.96:cgKUTSUT0 (2/23)
~翌日の病院~
さやか「…え?」
さやか「恭介…退院してたんですか?」
呆然とした顔で尋ねる
看護師「そうよ?」
看護師「おかしいわね…連絡されなかったの?」
さやか「…」
さやか「あ、ありがとうございました!」
タタタッ
逃げるように病室を後にするさやか
看護師「あら…行っちゃった」
~翌日の病院~
さやか「…え?」
さやか「恭介…退院してたんですか?」
呆然とした顔で尋ねる
看護師「そうよ?」
看護師「おかしいわね…連絡されなかったの?」
さやか「…」
さやか「あ、ありがとうございました!」
タタタッ
逃げるように病室を後にするさやか
看護師「あら…行っちゃった」
202: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:09:26.10:cgKUTSUT0 (3/23)
……………………………………
さやか(…結局ここまで来ちゃった…)
恭介の家を見上げるさやか
さやか(なんで恭介…あたしに何も言わずに退院したんだろ…)
さやか(もしかして…)
さやか(嫌われちゃった…?)
一気に顔が青ざめる
さやか(そんな…そんな…!)
さやか(ちゃんと謝ろう…それから…)
さやか(あたしの気持ち…ちゃんと伝えよう…)
ピンポーン
決意を固め、呼び鈴を鳴らす
……………………………………
さやか(…結局ここまで来ちゃった…)
恭介の家を見上げるさやか
さやか(なんで恭介…あたしに何も言わずに退院したんだろ…)
さやか(もしかして…)
さやか(嫌われちゃった…?)
一気に顔が青ざめる
さやか(そんな…そんな…!)
さやか(ちゃんと謝ろう…それから…)
さやか(あたしの気持ち…ちゃんと伝えよう…)
ピンポーン
決意を固め、呼び鈴を鳴らす
203: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:12:08.83:cgKUTSUT0 (4/23)
さやか「…」
シーン…
さやか「…あれ?留守かな?」
さやか「なんだよ~…せっかく人が一大決心したのに…」
さやか「…」イライラ…
さやか「…帰ろう」
さやかが来た道を戻り始める
杏子「よう!」
さやか「なっ…!アンタは!!」バッ
ソウルジェムを手に取り、警戒する
さやか「…」
シーン…
さやか「…あれ?留守かな?」
さやか「なんだよ~…せっかく人が一大決心したのに…」
さやか「…」イライラ…
さやか「…帰ろう」
さやかが来た道を戻り始める
杏子「よう!」
さやか「なっ…!アンタは!!」バッ
ソウルジェムを手に取り、警戒する
204: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:13:44.84:cgKUTSUT0 (5/23)
杏子「そう身構えるなよ~今日は戦いに来たんじゃないんだからさ」
さやか「…むぅ」
険しい顔でなおも警戒する
杏子「ふ~ん…」ジーッ
さやか「な、なによ…?」
杏子「あれがアンタの想い人ってヤツの家かい?」
さやか「!! な、なんで…!」カアァ…
杏子「ははは!赤くなってら!やっぱりそうなんだな!」
さやか「なっ!?こ、この…!」
杏子「キュウべえから色々聞いたよ…」
杏子「そう身構えるなよ~今日は戦いに来たんじゃないんだからさ」
さやか「…むぅ」
険しい顔でなおも警戒する
杏子「ふ~ん…」ジーッ
さやか「な、なによ…?」
杏子「あれがアンタの想い人ってヤツの家かい?」
さやか「!! な、なんで…!」カアァ…
杏子「ははは!赤くなってら!やっぱりそうなんだな!」
さやか「なっ!?こ、この…!」
杏子「キュウべえから色々聞いたよ…」
205: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:15:04.07:cgKUTSUT0 (6/23)
杏子「しっかし…なぁ…?」
呆れた表情でさやかを見る
さやか「な、なによ…」
杏子「一銭の得にもなりゃしないのにねぇ?」
杏子「アンタもマミもなーんで人助けなんかやってんだか」
さやか「ほっといてよ…」イライラ…
杏子「惚れた男をものにしたいんだろ?」
杏子「…まぁその…なんだ」
杏子「えっと…」
さやか「…何?」イライラ…
杏子「そ、相談に乗ってやってもいいぜ!」
杏子(なにやってんだアタシ…ただ頑張れって言いたいだけなのにな…)
杏子「しっかし…なぁ…?」
呆れた表情でさやかを見る
さやか「な、なによ…」
杏子「一銭の得にもなりゃしないのにねぇ?」
杏子「アンタもマミもなーんで人助けなんかやってんだか」
さやか「ほっといてよ…」イライラ…
杏子「惚れた男をものにしたいんだろ?」
杏子「…まぁその…なんだ」
杏子「えっと…」
さやか「…何?」イライラ…
杏子「そ、相談に乗ってやってもいいぜ!」
杏子(なにやってんだアタシ…ただ頑張れって言いたいだけなのにな…)
206: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:16:06.35:cgKUTSUT0 (7/23)
さやか「はぁ?なんでアンタが?」
杏子「い、いや別に…」
さやか「余計なお世話よ…ほっといて」
杏子「!!」カチン!
苛立ったさやかの言葉に反応する
さやか「はぁ?なんでアンタが?」
杏子「い、いや別に…」
さやか「余計なお世話よ…ほっといて」
杏子「!!」カチン!
苛立ったさやかの言葉に反応する
207: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:17:15.16:cgKUTSUT0 (8/23)
杏子「はん!何だよ!」
杏子「どーせアタシが仕掛けた時みたいにビビってんだろ!?」
さやか「…」ピクッ
杏子「くっだらねえ!」
杏子「どうせなら両手両足潰してアンタ無しじゃ生きられなくしてやれよ!」
さやか「!!!」
杏子「そうすりゃ身も心もアンタの…あっ」
杏子(やべ…言い過ぎた…)
自分の言い放った言葉を後悔する杏子
杏子「わ、悪い…言い過ぎ…」
バキィッ!
杏子「はん!何だよ!」
杏子「どーせアタシが仕掛けた時みたいにビビってんだろ!?」
さやか「…」ピクッ
杏子「くっだらねえ!」
杏子「どうせなら両手両足潰してアンタ無しじゃ生きられなくしてやれよ!」
さやか「!!!」
杏子「そうすりゃ身も心もアンタの…あっ」
杏子(やべ…言い過ぎた…)
自分の言い放った言葉を後悔する杏子
杏子「わ、悪い…言い過ぎ…」
バキィッ!
208: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:20:54.65:cgKUTSUT0 (9/23)
杏子「ッつぅ…!」ドシャッ
謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる
さやか「ふざけんな!!バカ!!」
さやか「アンタ何なの!?」
杏子「お…おい悪かったって…」
さやか「余計なことすんな!!」
杏子の謝罪は激情したさやかには届かない
さやか「うざったいのよアンタは!!」
杏子「!!」ピクッ
……………………………………
杏子「ッつぅ…!」ドシャッ
謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる
さやか「ふざけんな!!バカ!!」
さやか「アンタ何なの!?」
杏子「お…おい悪かったって…」
さやか「余計なことすんな!!」
杏子の謝罪は激情したさやかには届かない
さやか「うざったいのよアンタは!!」
杏子「!!」ピクッ
……………………………………
209: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:22:27.62:cgKUTSUT0 (10/23)
杏子「ッつぅ…!」ドシャッ
謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる
さやか「ふざけんな!!バカ!!」
さやか「アンタ何なの!?」
杏子「お…おい悪かったって…」
さやか「余計なことすんな!!」
杏子の謝罪は激情したさやかには届かない
さやか「うざったいのよアンタは!!」
杏子「!!」ピクッ
……………………………………
杏子「ッつぅ…!」ドシャッ
謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる
さやか「ふざけんな!!バカ!!」
さやか「アンタ何なの!?」
杏子「お…おい悪かったって…」
さやか「余計なことすんな!!」
杏子の謝罪は激情したさやかには届かない
さやか「うざったいのよアンタは!!」
杏子「!!」ピクッ
……………………………………
210: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:23:38.48:cgKUTSUT0 (11/23)
杏子「ッつぅ…!」ドシャッ
謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる
さやか「ふざけんな!!バカ!!」
さやか「アンタ何なの!?」
杏子「お…おい悪かったって…」
さやか「余計なことすんな!!」
杏子の謝罪は激情したさやかには届かない
さやか「うざったいのよアンタは!!」
杏子「!!」ピクッ
……………………………………
杏子「ッつぅ…!」ドシャッ
謝る前にさやかの右拳に殴り飛ばされる
さやか「ふざけんな!!バカ!!」
さやか「アンタ何なの!?」
杏子「お…おい悪かったって…」
さやか「余計なことすんな!!」
杏子の謝罪は激情したさやかには届かない
さやか「うざったいのよアンタは!!」
杏子「!!」ピクッ
……………………………………
211: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:26:15.57:cgKUTSUT0 (12/23)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『…せっかく…せっかく…』
『私の教義を聞いてくれる人が現れたと思ったのに…』
杏子『あ、アタシは喜んでもらいたくて…』
『うるさい!!』
杏子『ひ…』ビクッ
『余計なことして…!』バチーン!
男が杏子に平手打ちを喰らわす
『奇跡ぃ…魔法…!?ふざけるなぁ!!』バシバシッ
杏子『い、痛いっ!痛いよ!!』
『鬱陶しいんだよお前はぁああ!!!』
バキィッ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『…せっかく…せっかく…』
『私の教義を聞いてくれる人が現れたと思ったのに…』
杏子『あ、アタシは喜んでもらいたくて…』
『うるさい!!』
杏子『ひ…』ビクッ
『余計なことして…!』バチーン!
男が杏子に平手打ちを喰らわす
『奇跡ぃ…魔法…!?ふざけるなぁ!!』バシバシッ
杏子『い、痛いっ!痛いよ!!』
『鬱陶しいんだよお前はぁああ!!!』
バキィッ!
212:ミスしました:2011/06/19(日) 23:27:51.05:cgKUTSUT0 (13/23)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『…せっかく…せっかく…』
『私の教義を聞いてくれる人が現れたと思ったのに…』
杏子『あ、アタシは喜んでもらいたくて…』
『うるさい!!』
杏子『ひ…』ビクッ
『余計なことして…!』バチーン!
男が杏子に平手打ちを喰らわす
『奇跡ぃ…魔法…!?ふざけるなぁ!!』バシバシッ
杏子『い、痛いっ!痛いよ!!』
『鬱陶しいんだよお前はぁああ!!!』
バキィッ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『…せっかく…せっかく…』
『私の教義を聞いてくれる人が現れたと思ったのに…』
杏子『あ、アタシは喜んでもらいたくて…』
『うるさい!!』
杏子『ひ…』ビクッ
『余計なことして…!』バチーン!
男が杏子に平手打ちを喰らわす
『奇跡ぃ…魔法…!?ふざけるなぁ!!』バシバシッ
杏子『い、痛いっ!痛いよ!!』
『鬱陶しいんだよお前はぁああ!!!』
バキィッ!
213: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:30:48.50:cgKUTSUT0 (14/23)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「…お父さん?」
杏子「お母さん…?」
杏子「なんで…なんで…!」
杏子「…」
杏子「アタシ…の…アタシのせいで…」
杏子「あ、あ…あああああ…!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「…お父さん?」
杏子「お母さん…?」
杏子「なんで…なんで…!」
杏子「…」
杏子「アタシ…の…アタシのせいで…」
杏子「あ、あ…あああああ…!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
214: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:33:17.91:cgKUTSUT0 (15/23)
……………………………………
過去の凄惨な光景がフラッシュバックする
杏子「おい…もういっぺん言ってみろ…」ユラッ
さやか「聞こえなかったの!?」
さやか「ウザいって言ってんのよ!!」
杏子「…」シューン
変身し、さやかを睨みつける
さやか「や、やる気!?」バッ
杏子「アタシは…」
杏子「アンタを…」
ブンッ
杏子「ぶっ殺す!!」ジャキン
……………………………………
過去の凄惨な光景がフラッシュバックする
杏子「おい…もういっぺん言ってみろ…」ユラッ
さやか「聞こえなかったの!?」
さやか「ウザいって言ってんのよ!!」
杏子「…」シューン
変身し、さやかを睨みつける
さやか「や、やる気!?」バッ
杏子「アタシは…」
杏子「アンタを…」
ブンッ
杏子「ぶっ殺す!!」ジャキン
215: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:34:46.24:cgKUTSUT0 (16/23)
……………………………………
まどか「遅くなっちゃった…」タタタッ
まどか「さやかちゃんも仁美ちゃんも…早く帰っちゃうんだもん…」
まどか「もうすっかり暗いや…早く帰らないと!」
まどか「たしかこっちに近道が…」タタタッ
裏路地に入っていくまどか
ガンッ ガキンッ! ズバッ
まどか「…?」
まどか「なんの音…?」
音のする方へと向かう
……………………………………
まどか「遅くなっちゃった…」タタタッ
まどか「さやかちゃんも仁美ちゃんも…早く帰っちゃうんだもん…」
まどか「もうすっかり暗いや…早く帰らないと!」
まどか「たしかこっちに近道が…」タタタッ
裏路地に入っていくまどか
ガンッ ガキンッ! ズバッ
まどか「…?」
まどか「なんの音…?」
音のする方へと向かう
216: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:38:02.23:cgKUTSUT0 (17/23)
杏子「そぉらっ!!」ブンッ
ズバッ!
さやか「あっ!?がぁっ!!」ブシュッ
杏子の槍がさやかの胸元を深く斬り裂く
さやか「うっ…あっ…!」
杏子「へへっ!全治三ヶ月ってところか…」
まどか「…!?」
まどか「さ、さやかちゃんっ!?」
さやか「!…まど…か…」
杏子「…誰かと思えば…契約もしてないヤツか」
杏子「そぉらっ!!」ブンッ
ズバッ!
さやか「あっ!?がぁっ!!」ブシュッ
杏子の槍がさやかの胸元を深く斬り裂く
さやか「うっ…あっ…!」
杏子「へへっ!全治三ヶ月ってところか…」
まどか「…!?」
まどか「さ、さやかちゃんっ!?」
さやか「!…まど…か…」
杏子「…誰かと思えば…契約もしてないヤツか」
217: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:41:45.18:cgKUTSUT0 (18/23)
まどか「や、やめてぇっ!!」ダッ
さやかのもとへ駆け出そうとするまどか
さやか「来ないでっ!!」
まどか「!!」ザッ
しかしさやかの一声に足が止まる
さやか「こいつは…こいつだけはあたしが…!!」
杏子「ふん…!続きやんのか?」
さやか「当たり前…でしょ…っ!!」ググッ
苦痛に耐えて立ち上がり、剣を構える
杏子「いいぜ…もう立てなくしてやらぁ!」
さやか「やってみろーっ!!」
ガキンッ!
まどか「や、やめてぇっ!!」ダッ
さやかのもとへ駆け出そうとするまどか
さやか「来ないでっ!!」
まどか「!!」ザッ
しかしさやかの一声に足が止まる
さやか「こいつは…こいつだけはあたしが…!!」
杏子「ふん…!続きやんのか?」
さやか「当たり前…でしょ…っ!!」ググッ
苦痛に耐えて立ち上がり、剣を構える
杏子「いいぜ…もう立てなくしてやらぁ!」
さやか「やってみろーっ!!」
ガキンッ!
218: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:44:28.21:cgKUTSUT0 (19/23)
まどか「そ、そんな…」
まどか「どうしよう…どうしよう…」
まどか「このままじゃ…さやかちゃんが…!」
QB「簡単なことだよ」トテテ
まどか「! キュウべえ!?」
物陰からキュウべえが現れる
QB「彼女達を止めたいんだろう?」
まどか「う、うん」
QB「じゃあ僕と契約すればいいんだよ!」
まどか「…!」
QB「大丈夫!君なら彼女達二人を相手にしても戦えるよ!」
まどか「そ、そんな…」
まどか「どうしよう…どうしよう…」
まどか「このままじゃ…さやかちゃんが…!」
QB「簡単なことだよ」トテテ
まどか「! キュウべえ!?」
物陰からキュウべえが現れる
QB「彼女達を止めたいんだろう?」
まどか「う、うん」
QB「じゃあ僕と契約すればいいんだよ!」
まどか「…!」
QB「大丈夫!君なら彼女達二人を相手にしても戦えるよ!」
219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/06/19(日) 23:46:31.17:L0/uqofP0 (1/1)
浜面「めんどくせぇ! さっさとワクチン打って終わりにしてやる!」
75<40
佐天「うあぁぁ!」
ぶぉんっ!
浜面「うぉぉっ! バットなんて持ってやがったのか!?」
佐天「」アー
浜面「うかつに近づけなくなっちまったぜ……」
>>56
1.格闘 91%
2.持ち物 82%
3.ワクチン 19%
4.周囲を探す 90%
5.逃げる 100%
持ち物 窒素スプレー 松葉杖
浜面「めんどくせぇ! さっさとワクチン打って終わりにしてやる!」
75<40
佐天「うあぁぁ!」
ぶぉんっ!
浜面「うぉぉっ! バットなんて持ってやがったのか!?」
佐天「」アー
浜面「うかつに近づけなくなっちまったぜ……」
>>56
1.格闘 91%
2.持ち物 82%
3.ワクチン 19%
4.周囲を探す 90%
5.逃げる 100%
持ち物 窒素スプレー 松葉杖
220: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:47:50.26:cgKUTSUT0 (20/23)
まどか「わ、わたしは…」
杏子『それじゃアタシ達…ゾンビにされたようなモンじゃないか!!』
まどか「!!」
杏子の言葉が頭を過る
QB「どうしたの?さぁ早く!」
まどか「あ…」
ズバッ!!
さやか「うあっ!?」ガクッ
杏子「どうだ…もう立てねぇだろ!」
さやか「く…くぅっ…!」キッ
杏子を睨みつけるさやか
杏子「そろそろトドメを刺してやるよぉ!!」ジャキッ
まどか「!! きゅ、キュウべえ!わたし契約…」
ガシャン
QB「…ん?」
まどか「わ、わたしは…」
杏子『それじゃアタシ達…ゾンビにされたようなモンじゃないか!!』
まどか「!!」
杏子の言葉が頭を過る
QB「どうしたの?さぁ早く!」
まどか「あ…」
ズバッ!!
さやか「うあっ!?」ガクッ
杏子「どうだ…もう立てねぇだろ!」
さやか「く…くぅっ…!」キッ
杏子を睨みつけるさやか
杏子「そろそろトドメを刺してやるよぉ!!」ジャキッ
まどか「!! きゅ、キュウべえ!わたし契約…」
ガシャン
QB「…ん?」
221: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:52:14.05:cgKUTSUT0 (21/23)
杏子「ッ…なんっ…だ!?」
槍を落とし、頭を押さえる杏子
まどか「え…?」
さやか「…?」
『やめるんだ』
杏子「なんだ…!?頭に直接声が…?」
『憎しみと怒りの感情に流されてはいけない』
杏子「んだよ!なんなんだよ!?」
『そのままではいつか自分の身をも滅ぼしてしまうぞ…!』
杏子「ぐっ…だ、黙れ…黙れよぉっ!!」
杏子「!…こいつか…っ!?」ガッ
『…!!』
懐の青い輝石を投げ捨てる
杏子「はぁっ…はぁっ…ちくしょう!」
QB「なんだ…?なにが…起きているんだ?」
杏子「ッ…なんっ…だ!?」
槍を落とし、頭を押さえる杏子
まどか「え…?」
さやか「…?」
『やめるんだ』
杏子「なんだ…!?頭に直接声が…?」
『憎しみと怒りの感情に流されてはいけない』
杏子「んだよ!なんなんだよ!?」
『そのままではいつか自分の身をも滅ぼしてしまうぞ…!』
杏子「ぐっ…だ、黙れ…黙れよぉっ!!」
杏子「!…こいつか…っ!?」ガッ
『…!!』
懐の青い輝石を投げ捨てる
杏子「はぁっ…はぁっ…ちくしょう!」
QB「なんだ…?なにが…起きているんだ?」
222: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:55:09.44:cgKUTSUT0 (22/23)
杏子「ッ…なんっ…だ!?」
槍を落とし、頭を押さえる杏子
まどか「え…?」
さやか「…?」
『やめるんだ』
杏子「なんだ…!?頭に直接声が…?」
『憎しみと怒りの感情に流されてはいけない』
杏子「んだよ!なんなんだよ!?」
『そのままではいつか自分の身をも滅ぼしてしまうぞ…!』
杏子「ぐっ…だ、黙れ…黙れよぉっ!!」
杏子「!…こいつか…っ!?」ガッ
『…!!』
懐の青い輝石を投げ捨てる
杏子「はぁっ…はぁっ…ちくしょう!」
QB「なんだ…?なにが…起きているんだ?」
杏子「ッ…なんっ…だ!?」
槍を落とし、頭を押さえる杏子
まどか「え…?」
さやか「…?」
『やめるんだ』
杏子「なんだ…!?頭に直接声が…?」
『憎しみと怒りの感情に流されてはいけない』
杏子「んだよ!なんなんだよ!?」
『そのままではいつか自分の身をも滅ぼしてしまうぞ…!』
杏子「ぐっ…だ、黙れ…黙れよぉっ!!」
杏子「!…こいつか…っ!?」ガッ
『…!!』
懐の青い輝石を投げ捨てる
杏子「はぁっ…はぁっ…ちくしょう!」
QB「なんだ…?なにが…起きているんだ?」
223: ◆jPpg5.obl6:2011/06/19(日) 23:59:07.71:cgKUTSUT0 (23/23)
すいません…
なんか書き込みが安定しません…今日はここまでにしときます
もうほんとすいません…
すいません…
なんか書き込みが安定しません…今日はここまでにしときます
もうほんとすいません…
224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/20(月) 00:01:21.85:svgCCgTmo (1/2)
お疲れ様でした
お疲れ様でした
225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/20(月) 00:01:43.53:eetyOPAJo (1/2)
お疲れ様
「書きこむ」ボタンは一回押せば良いんだぜ
お疲れ様
「書きこむ」ボタンは一回押せば良いんだぜ
226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸):2011/06/20(月) 00:02:55.44:wgSayKAAO (1/2)
おつんこ
最近重い時間によくなる事だからあんまり気にしない気にしない
リロって書けてるか確かめると良いかも
続き楽しみにしてます
しかしウルトラマンカッケーww
おつんこ
最近重い時間によくなる事だからあんまり気にしない気にしない
リロって書けてるか確かめると良いかも
続き楽しみにしてます
しかしウルトラマンカッケーww
227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸):2011/06/20(月) 00:03:38.95:wgSayKAAO (2/2)
おつんこ
最近重い時間によくなる事だからあんまり気にしない気にしない
リロって書けてるか確かめると良いかも
続き楽しみにしてます
しかしウルトラマンカッケーww
おつんこ
最近重い時間によくなる事だからあんまり気にしない気にしない
リロって書けてるか確かめると良いかも
続き楽しみにしてます
しかしウルトラマンカッケーww
228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:03:49.58:9jdLKpNDO (1/1)
夢と希望がひろがりんぐ
ぜひダンディ光太郎にも登場してほしい
夢と希望がひろがりんぐ
ぜひダンディ光太郎にも登場してほしい
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:08:11.58:2D/v/n0SO (1/3)
乙乙 明日も…というか今日だが頼むぜ
乙乙 明日も…というか今日だが頼むぜ
230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/20(月) 20:37:23.90:Y0fhe5Ye0 (1/1)
さすがコスモスさん
さすがコスモスさん
231: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:25:08.23:Q+pXfdvQ0 (1/74)
書き溜めできたので再開
今日はグダグダになりませんように…
書き溜めできたので再開
今日はグダグダになりませんように…
232: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:25:54.41:Q+pXfdvQ0 (2/74)
杏子「くそっ…アタシは…」
さやか「!…」ダッ
杏子「な…こ、コイツっ!!」バッ
起き上がり、斬りかかって来たさやかに反撃する
ザシュ ザシュッ!
さやか「ぶっ…はっ…」ドサッ
杏子「ぐっ…完全に…油断…したっ…!」
お互いに体に刃を受けるが、先に倒れたのはさやかだった
杏子「だが…これで…!」ジャキ
まどか「!!」
ダダダッ!
ムサシ「杏子ちゃん!!」
杏子「な…!?」
杏子「くそっ…アタシは…」
さやか「!…」ダッ
杏子「な…こ、コイツっ!!」バッ
起き上がり、斬りかかって来たさやかに反撃する
ザシュ ザシュッ!
さやか「ぶっ…はっ…」ドサッ
杏子「ぐっ…完全に…油断…したっ…!」
お互いに体に刃を受けるが、先に倒れたのはさやかだった
杏子「だが…これで…!」ジャキ
まどか「!!」
ダダダッ!
ムサシ「杏子ちゃん!!」
杏子「な…!?」
233: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:26:31.97:Q+pXfdvQ0 (3/74)
二人の間に割り込んでくるムサシ
杏子「お前…なんでここに!?」
ムサシ「呼ばれた…気がしたからかな?」
杏子「訳分かんねーことを…!」
杏子「そこどけよっ!!」ジャキン
立ちはだかるムサシに槍を向ける
ムサシ「杏子ちゃん…もうこんなことはやめるんだ!」
ムサシ「君は本当は優しい心を持っているんだろ!?」
杏子「うるせーな!」
二人の間に割り込んでくるムサシ
杏子「お前…なんでここに!?」
ムサシ「呼ばれた…気がしたからかな?」
杏子「訳分かんねーことを…!」
杏子「そこどけよっ!!」ジャキン
立ちはだかるムサシに槍を向ける
ムサシ「杏子ちゃん…もうこんなことはやめるんだ!」
ムサシ「君は本当は優しい心を持っているんだろ!?」
杏子「うるせーな!」
234: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:27:19.33:Q+pXfdvQ0 (4/74)
杏子「あの変な声といいお前といい…なんだってんだよ…」
杏子「アタシにそんなもんあるわけねーだろっ!!」
ムサシ「嘘だ!君はこの世界に飛ばされて来た僕に優しくしてくれた!」
まどか(飛ばされて…きた?)
ムサシ「そういう心があるからこれを渡してくれたんだろ!?」バサッ
杏子の毛布を見せつけるムサシ
杏子「あ!それは…!」
ムサシ「何があったかは知らない!だけどもういいだろう!?」
杏子「うるさいっ!!」
杏子「アンタなんかに…アタシの何がわかんだよーっ!!!」ブンッ
まどか「あっ…!!」
ムサシに向けて槍を投げつける
ズパッ!
さやか「!!…」
杏子「あの変な声といいお前といい…なんだってんだよ…」
杏子「アタシにそんなもんあるわけねーだろっ!!」
ムサシ「嘘だ!君はこの世界に飛ばされて来た僕に優しくしてくれた!」
まどか(飛ばされて…きた?)
ムサシ「そういう心があるからこれを渡してくれたんだろ!?」バサッ
杏子の毛布を見せつけるムサシ
杏子「あ!それは…!」
ムサシ「何があったかは知らない!だけどもういいだろう!?」
杏子「うるさいっ!!」
杏子「アンタなんかに…アタシの何がわかんだよーっ!!!」ブンッ
まどか「あっ…!!」
ムサシに向けて槍を投げつける
ズパッ!
さやか「!!…」
235: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:28:25.22:Q+pXfdvQ0 (5/74)
ムサシ「…」ポタポタ…
杏子「な…」
ムサシの肩が杏子の槍で斬り裂かれ、血が滴る
杏子「なんで…!」
杏子「なんで避けねーんだよ!!?」
ムサシ「ぐっ…」
ムサシ「君と…話し合いたかったから…」スッ
杏子に手を差し出す
ムサシ「君の優しさを…信じてみないか?」
杏子「!!」
ムサシ「…」ポタポタ…
杏子「な…」
ムサシの肩が杏子の槍で斬り裂かれ、血が滴る
杏子「なんで…!」
杏子「なんで避けねーんだよ!!?」
ムサシ「ぐっ…」
ムサシ「君と…話し合いたかったから…」スッ
杏子に手を差し出す
ムサシ「君の優しさを…信じてみないか?」
杏子「!!」
236: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:28:54.01:Q+pXfdvQ0 (6/74)
タタタッ…
ほむら「何が起こってるの…?」
まどか「!…ほむらちゃん」
QB「…」ササッ
その場から逃げだすキュウべえ
ほむら「と、とにかく…」カチッ
ササッ
ほむら(停止解除…)カチッ
さやか「うくっ…」ドサッ
まどか「!?…さやかちゃん!」
時を止めた隙にさやかを回収する
杏子「な、なにっ!?」
ムサシ「消え…た…?」ポタポタ…
突然の出来事に困惑する二人
ほむら「鹿目まどか…あなたは美樹さやかを連れてここから離れなさい」
まどか「う、うん!さやかちゃん!行こ?」スッ
さやか「くぅ…っ」
さやかに肩を貸して歩き出す
タタタッ…
ほむら「何が起こってるの…?」
まどか「!…ほむらちゃん」
QB「…」ササッ
その場から逃げだすキュウべえ
ほむら「と、とにかく…」カチッ
ササッ
ほむら(停止解除…)カチッ
さやか「うくっ…」ドサッ
まどか「!?…さやかちゃん!」
時を止めた隙にさやかを回収する
杏子「な、なにっ!?」
ムサシ「消え…た…?」ポタポタ…
突然の出来事に困惑する二人
ほむら「鹿目まどか…あなたは美樹さやかを連れてここから離れなさい」
まどか「う、うん!さやかちゃん!行こ?」スッ
さやか「くぅ…っ」
さやかに肩を貸して歩き出す
237: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:29:55.44:Q+pXfdvQ0 (7/74)
ほむら(さて…)
ほむら(問題はあの二人ね…)
ムサシ「…」
杏子「…ちっ」クルッ
踵を返す杏子
杏子「今日は…帰る…」
ムサシ「そう…」
杏子「…」
杏子「…おい!」
ムサシ「え…?」
ヒュッ パシッ
ムサシ「これは…」
ムサシの手に、輝石が戻る
杏子「…それは…その」
ムサシ「…ありがとう、君が持っていてくれたんだね」
杏子「!!…ッ」
タタタッ…
ほむら(さて…)
ほむら(問題はあの二人ね…)
ムサシ「…」
杏子「…ちっ」クルッ
踵を返す杏子
杏子「今日は…帰る…」
ムサシ「そう…」
杏子「…」
杏子「…おい!」
ムサシ「え…?」
ヒュッ パシッ
ムサシ「これは…」
ムサシの手に、輝石が戻る
杏子「…それは…その」
ムサシ「…ありがとう、君が持っていてくれたんだね」
杏子「!!…ッ」
タタタッ…
238: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:30:29.25:Q+pXfdvQ0 (8/74)
ムサシ「…」グッ
杏子が走り去った後、輝石を握りしめるムサシ
ほむら(…行ったわね)
ほむら(しかし…彼はいったい…?)
スタスタ…
ほむら「ねぇ、あなたは…」
ムサシ「…」フラッ
ドサッ
声を掛けた瞬間、倒れこむ
ほむら「な…!?」
ほむら「ちょ、ちょっと!?」
ほむら「…」
ほむら「…気絶した…?」
ムサシ「…」グッ
杏子が走り去った後、輝石を握りしめるムサシ
ほむら(…行ったわね)
ほむら(しかし…彼はいったい…?)
スタスタ…
ほむら「ねぇ、あなたは…」
ムサシ「…」フラッ
ドサッ
声を掛けた瞬間、倒れこむ
ほむら「な…!?」
ほむら「ちょ、ちょっと!?」
ほむら「…」
ほむら「…気絶した…?」
239: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:31:02.39:Q+pXfdvQ0 (9/74)
……………………………………
さやか「っつ…う…」フラフラ
まどか「さやかちゃん…もう少しで家だよ…」
まどか「頑張って…!」
さやかに肩を貸し、歩き続ける
まどか「あっ!ここだよ!」
まどか「この公園の中突っ切ったら早いんだよ!」
さやか「…ありがと」
さやか「もう一人で歩けるからさ」グイッ
まどかから手を離し、一人で歩く
まどか「う、うんじゃあこっち…」
まどか「…!」
……………………………………
さやか「っつ…う…」フラフラ
まどか「さやかちゃん…もう少しで家だよ…」
まどか「頑張って…!」
さやかに肩を貸し、歩き続ける
まどか「あっ!ここだよ!」
まどか「この公園の中突っ切ったら早いんだよ!」
さやか「…ありがと」
さやか「もう一人で歩けるからさ」グイッ
まどかから手を離し、一人で歩く
まどか「う、うんじゃあこっち…」
まどか「…!」
240: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:31:29.69:Q+pXfdvQ0 (10/74)
公園の入り口で立ち止まる
まどか「あ…」
さやか「…まどか?」
クルッ
まどか「や、やっぱりあっちから帰ろう!?」
さやか「は?」
突然の提案に顔をしかめる
まどか「だ、だってもう真っ暗だしさ!」
まどか「人通りの多いとこ通った方がいいよ!ね?」
グイグイ
さやか「ちょ…何よ急に…」
さやか「大丈夫だって。こっちの方が早いんならいいでしょ」スタスタ
まどかの制止を振り切り、公園の中へ行く
公園の入り口で立ち止まる
まどか「あ…」
さやか「…まどか?」
クルッ
まどか「や、やっぱりあっちから帰ろう!?」
さやか「は?」
突然の提案に顔をしかめる
まどか「だ、だってもう真っ暗だしさ!」
まどか「人通りの多いとこ通った方がいいよ!ね?」
グイグイ
さやか「ちょ…何よ急に…」
さやか「大丈夫だって。こっちの方が早いんならいいでしょ」スタスタ
まどかの制止を振り切り、公園の中へ行く
241: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:32:16.62:Q+pXfdvQ0 (11/74)
まどか「あっ!待っ…」
さやか「…!」ピタッ
ある一点に目をやり、立ち止まる
仁美「上條さん…」
恭介「…」
さやかの視線の先には公園のベンチで抱き合う二人
まどか「あっ!待っ…」
さやか「…!」ピタッ
ある一点に目をやり、立ち止まる
仁美「上條さん…」
恭介「…」
さやかの視線の先には公園のベンチで抱き合う二人
242: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:32:43.81:Q+pXfdvQ0 (12/74)
さやか「…」
まどか「…さ、さやかちゃ…」
さやか「まどか」
まどか「!…な、なに?」ビクッ
さやか「…早く…帰ろう」
まどか「…う、うん」
スタスタ…
逃げるように公園から出ていく二人
さやか「…」
まどか「…さ、さやかちゃ…」
さやか「まどか」
まどか「!…な、なに?」ビクッ
さやか「…早く…帰ろう」
まどか「…う、うん」
スタスタ…
逃げるように公園から出ていく二人
243: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:33:31.98:Q+pXfdvQ0 (13/74)
~ほむホーム~
ムサシ「…」
ほむら(結局連れて帰って来てしまったわ…)ズルズル
???「やぁ、お帰りほむら」
ほむら「いいところに来たわ…」
歳の離れた青年が出迎える
???「…その人は?」
ほむら「彼、酷い怪我を負ってるのよ」
ほむら「あなた元レスキュー隊員でしょ?なんとかしなさい」
???「わ、わかった!応急処置くらいなら…」
~ほむホーム~
ムサシ「…」
ほむら(結局連れて帰って来てしまったわ…)ズルズル
???「やぁ、お帰りほむら」
ほむら「いいところに来たわ…」
歳の離れた青年が出迎える
???「…その人は?」
ほむら「彼、酷い怪我を負ってるのよ」
ほむら「あなた元レスキュー隊員でしょ?なんとかしなさい」
???「わ、わかった!応急処置くらいなら…」
244: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:34:15.78:Q+pXfdvQ0 (14/74)
……………………………………
???「…これで血は止まったよ」
???「あとは安静にしておいてもらおう」
ほむら「ご苦労さま」
???「それにしても倒れてたところを助けてもらった…なんて」
???「僕がここに来た時と同じだね!」
ほむら「…」ギロリ
青年を睨みつける
???「と、とにかく包帯の交換とか必要な時は僕がやっておくよ!」
???「君はもう休んだら?」
ほむら「…助かるわ、孤門」
孤門「お安い御用さ…お休み」
……………………………………
???「…これで血は止まったよ」
???「あとは安静にしておいてもらおう」
ほむら「ご苦労さま」
???「それにしても倒れてたところを助けてもらった…なんて」
???「僕がここに来た時と同じだね!」
ほむら「…」ギロリ
青年を睨みつける
???「と、とにかく包帯の交換とか必要な時は僕がやっておくよ!」
???「君はもう休んだら?」
ほむら「…助かるわ、孤門」
孤門「お安い御用さ…お休み」
245: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:34:47.45:Q+pXfdvQ0 (15/74)
~翌日の学校~
女1「ねぇ知ってる?退院した上條と仁美のこと!」
女2「知ってる知ってる!入院中に何度もお見舞いしてたんでしょ?」
女3「なんでも音楽の趣味が合った~とかで仲良くなってたんだっけ?」
女1「仁美のやつも上手くやったもんだね~」
女2「ていうか結構前に告白してたみたいだよ?」
女3「え?マジ?」
仁美「さやかさん…その…」
さやか「…」
申し訳なさそうな顔で話しかける仁美
さやか「…はは」
さやか「いーのいーの!なんで仁美が申し訳なさそうにすんのさ?」
仁美「…」
~翌日の学校~
女1「ねぇ知ってる?退院した上條と仁美のこと!」
女2「知ってる知ってる!入院中に何度もお見舞いしてたんでしょ?」
女3「なんでも音楽の趣味が合った~とかで仲良くなってたんだっけ?」
女1「仁美のやつも上手くやったもんだね~」
女2「ていうか結構前に告白してたみたいだよ?」
女3「え?マジ?」
仁美「さやかさん…その…」
さやか「…」
申し訳なさそうな顔で話しかける仁美
さやか「…はは」
さやか「いーのいーの!なんで仁美が申し訳なさそうにすんのさ?」
仁美「…」
246: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:35:34.05:Q+pXfdvQ0 (16/74)
さやか「いや~恭介も見る目あるね~!」
さやか「…二人ならお似合いだよ!」
仁美「その…私…」
いつもの笑顔で答えるさやか
さやか「じゃーね!仁美!…まどか帰ろ?」
まどか「…うん」
ガララッ
女1「なんかアイツ無理してね?」
女2「さぁ?」
ほむら(…)
さやか「いや~恭介も見る目あるね~!」
さやか「…二人ならお似合いだよ!」
仁美「その…私…」
いつもの笑顔で答えるさやか
さやか「じゃーね!仁美!…まどか帰ろ?」
まどか「…うん」
ガララッ
女1「なんかアイツ無理してね?」
女2「さぁ?」
ほむら(…)
247: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:36:56.79:Q+pXfdvQ0 (17/74)
さやか「…」スタスタ
まどか「…」スタスタ
廊下を早足で歩く二人
まどか「あ、あの…さやかちゃん…」
さやか「ん~?」
まどか「わ、わたしは…ちゃんと…本当の気持ちを言った方が…」
さやか「…!」ピクッ
まどかの言葉を聞き、立ち止まる
さやか「……な…よ」ボソッ
まどか「え?」
さやか「言えないよ…!そんなの…」
さやか「だってあたし…ゾンビだし…」
まどか「…!!」
さやか「…」スタスタ
まどか「…」スタスタ
廊下を早足で歩く二人
まどか「あ、あの…さやかちゃん…」
さやか「ん~?」
まどか「わ、わたしは…ちゃんと…本当の気持ちを言った方が…」
さやか「…!」ピクッ
まどかの言葉を聞き、立ち止まる
さやか「……な…よ」ボソッ
まどか「え?」
さやか「言えないよ…!そんなの…」
さやか「だってあたし…ゾンビだし…」
まどか「…!!」
248: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:38:31.55:Q+pXfdvQ0 (18/74)
さやか「それに…あたし思っちゃったんだ…」
まどか「…?」
さやか「仁美と恭介が付き合ってるって知ってさ…」
さやか「あの時…魔女に襲われてた仁美を…」
さやか「助けなきゃよかった…ってさ」
さやか「ほんの一瞬だけ…思ったの」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「あたし…こんなだから…」
さやか「心も…体も…最低だから…」
さやか「こんなあたしが…好きです…なんて…言えない…」
さやか「…言えないよぉっ…」ポロポロ
さやか「それに…あたし思っちゃったんだ…」
まどか「…?」
さやか「仁美と恭介が付き合ってるって知ってさ…」
さやか「あの時…魔女に襲われてた仁美を…」
さやか「助けなきゃよかった…ってさ」
さやか「ほんの一瞬だけ…思ったの」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「あたし…こんなだから…」
さやか「心も…体も…最低だから…」
さやか「こんなあたしが…好きです…なんて…言えない…」
さやか「…言えないよぉっ…」ポロポロ
249: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:39:25.66:Q+pXfdvQ0 (19/74)
さやか「へへ…まどか」
さやか「仁美に恭介…とられちゃった…」
さやか「うっ…ひっ…く…」ポロポロ
さやか「もう…あたし…なんにもない…よ…」
まどか「…」
ミライ(さやかちゃん…)
さやか「へへ…まどか」
さやか「仁美に恭介…とられちゃった…」
さやか「うっ…ひっ…く…」ポロポロ
さやか「もう…あたし…なんにもない…よ…」
まどか「…」
ミライ(さやかちゃん…)
250: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:40:10.07:Q+pXfdvQ0 (20/74)
……………………………………
魔女『フゥゥウ…』
???『ふふ…準備はいいか?』
QB『…これは本当に魔女に効果があるのかい?』
目の前に魔女がいるにもかかわらず、テレパシーで会話するキュウべえ
???『問題ない…これをヤツに寄生させるのだ』
QB『やれやれ…魔女の強化なんて出来るのかい?』
???『それだけが目的ではないがな』
QB『…それじゃいくよ』
シュゥゥゥウウ…
魔女『…!?』
キュウべえの体から放たれた黒い霧のようなものが魔女の体に入り込む
……………………………………
魔女『フゥゥウ…』
???『ふふ…準備はいいか?』
QB『…これは本当に魔女に効果があるのかい?』
目の前に魔女がいるにもかかわらず、テレパシーで会話するキュウべえ
???『問題ない…これをヤツに寄生させるのだ』
QB『やれやれ…魔女の強化なんて出来るのかい?』
???『それだけが目的ではないがな』
QB『…それじゃいくよ』
シュゥゥゥウウ…
魔女『…!?』
キュウべえの体から放たれた黒い霧のようなものが魔女の体に入り込む
251: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:40:46.16:Q+pXfdvQ0 (21/74)
……………………………………
バンッ! ズバッ! ドチャッ
さやか「だぁあああっ!!」ブンッ
使い魔『ギ…!』ズバ
使い魔を剣で斬り裂く
マミ「美樹さん!前に出過ぎよ!一旦退いて!!」
さやか「…!」
さやか「アイツで最後だ…!!」ダッ
まどか「さやかちゃん…!?」
マミ「な…!?」
マミの言葉を無視し、使い魔に突っ込むさやか
さやか「はあっ!!」
ドシュッ
……………………………………
バンッ! ズバッ! ドチャッ
さやか「だぁあああっ!!」ブンッ
使い魔『ギ…!』ズバ
使い魔を剣で斬り裂く
マミ「美樹さん!前に出過ぎよ!一旦退いて!!」
さやか「…!」
さやか「アイツで最後だ…!!」ダッ
まどか「さやかちゃん…!?」
マミ「な…!?」
マミの言葉を無視し、使い魔に突っ込むさやか
さやか「はあっ!!」
ドシュッ
252: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:42:09.37:Q+pXfdvQ0 (22/74)
……………………………………
マミ「…美樹さん」
さやか「…なんですか」
マミ「どうして…あんな無茶するの?」
険しい表情でさやかを問い詰める
さやか「別に…なんでもないですよ…」
マミ「あ、あなたねぇ…!」
さやか「だって…余裕が無いならさっさと突っ込んで倒した方がいいでしょ…」
まどか「さやかちゃん…マミさんは心配して…」
マミ「…いいわ鹿目さん」スッ
まどかの言葉を遮る
……………………………………
マミ「…美樹さん」
さやか「…なんですか」
マミ「どうして…あんな無茶するの?」
険しい表情でさやかを問い詰める
さやか「別に…なんでもないですよ…」
マミ「あ、あなたねぇ…!」
さやか「だって…余裕が無いならさっさと突っ込んで倒した方がいいでしょ…」
まどか「さやかちゃん…マミさんは心配して…」
マミ「…いいわ鹿目さん」スッ
まどかの言葉を遮る
253: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:42:42.45:Q+pXfdvQ0 (23/74)
まどか「で、でも」
マミ「…二人とも今日は帰りなさい?」
さやか「…!」
マミ「これ以上無茶するのは許さないわよ?」
マミ「美樹さん…聞こえた?」
まどか「さやかちゃん…そうしようよ…」
さやか「…」コクリ
黙ってうなずく
マミ「はい!よろしい!」
マミ「私はもう少し近くの魔女の反応を追ってみるわ」
マミ「気をつけて帰るのよ?」
タッタッタッ…
まどか(…マミさんも無理してる)
まどか「で、でも」
マミ「…二人とも今日は帰りなさい?」
さやか「…!」
マミ「これ以上無茶するのは許さないわよ?」
マミ「美樹さん…聞こえた?」
まどか「さやかちゃん…そうしようよ…」
さやか「…」コクリ
黙ってうなずく
マミ「はい!よろしい!」
マミ「私はもう少し近くの魔女の反応を追ってみるわ」
マミ「気をつけて帰るのよ?」
タッタッタッ…
まどか(…マミさんも無理してる)
254: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:43:13.37:Q+pXfdvQ0 (24/74)
スタスタ…
まどか「あの…さやかちゃん…」
まどか「もう…やめようよ…」
さやか「…」
さやか「ほっといてよ…」
さやか「あたしはゾンビなんだから…大丈夫だよこのくらい」
まどか「で、でも」
さやか「…ふん」
さやか「それより…近くに一匹魔女がいるね…マミさんが追っかけたのとは別のヤツだ」
タタタッ
反応のする方へ走りだすさやか
まどか「!! 待って!」
スタスタ…
まどか「あの…さやかちゃん…」
まどか「もう…やめようよ…」
さやか「…」
さやか「ほっといてよ…」
さやか「あたしはゾンビなんだから…大丈夫だよこのくらい」
まどか「で、でも」
さやか「…ふん」
さやか「それより…近くに一匹魔女がいるね…マミさんが追っかけたのとは別のヤツだ」
タタタッ
反応のする方へ走りだすさやか
まどか「!! 待って!」
255: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:43:55.02:Q+pXfdvQ0 (25/74)
さやか「…どいてよ」
まどか「だ、駄目だよ!危ないよ!」
さやかの前に立ち塞がる
まどか「マミさんと約束したじゃない!」
まどか「それに…もうあんな危ない戦い方は…」
さやか「関係ないでしょ…先に帰れば?」スッ
まどかの横を通り過ぎるさやか
まどか「そ、そんな…」
まどか「私もマミさんもさやかちゃんの為に言って…」
さやか「…あたしの為にって何?」
さやか「…どいてよ」
まどか「だ、駄目だよ!危ないよ!」
さやかの前に立ち塞がる
まどか「マミさんと約束したじゃない!」
まどか「それに…もうあんな危ない戦い方は…」
さやか「関係ないでしょ…先に帰れば?」スッ
まどかの横を通り過ぎるさやか
まどか「そ、そんな…」
まどか「私もマミさんもさやかちゃんの為に言って…」
さやか「…あたしの為にって何?」
256: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:44:30.20:Q+pXfdvQ0 (26/74)
さやか「魔女を殺すことしか生きる意味のない石ころゾンビのあたしにっ!!」
さやか「なにが為になるっていうのさ!?」
まどか「わ…わたしはさやかちゃんに傷ついてほしくなくて…」
さやか「じゃあアンタが戦えばいいじゃんか!!」
まどか「!!」
さやか「同じ立場に立ってもないのにいちいち口出ししないでよ!!」
さやか「あたしのこと想ってんなら契約しなよ!?」
まどか「あ…あ…っ」
さやか「出来ないよね?出来るわけないよねぇ!?」
さやか「ただの同情で人間やめれるわけないもんねぇ!!」ダッ
魔女の元へと走る
まどか「ま…待って…」
まどか「待ってよぉ…っ!」ポロポロ
タッタッタッ
涙を流し、その後を追う
さやか「魔女を殺すことしか生きる意味のない石ころゾンビのあたしにっ!!」
さやか「なにが為になるっていうのさ!?」
まどか「わ…わたしはさやかちゃんに傷ついてほしくなくて…」
さやか「じゃあアンタが戦えばいいじゃんか!!」
まどか「!!」
さやか「同じ立場に立ってもないのにいちいち口出ししないでよ!!」
さやか「あたしのこと想ってんなら契約しなよ!?」
まどか「あ…あ…っ」
さやか「出来ないよね?出来るわけないよねぇ!?」
さやか「ただの同情で人間やめれるわけないもんねぇ!!」ダッ
魔女の元へと走る
まどか「ま…待って…」
まどか「待ってよぉ…っ!」ポロポロ
タッタッタッ
涙を流し、その後を追う
257: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:45:18.97:Q+pXfdvQ0 (27/74)
~結界内部~
魔女『フゥウ…』
さやか「…コイツかぁ!」シューン
変身し、全身に髪のような触手を持つ魔女に飛びかかる
魔女『…フン』
ヒュヒュン!
さやか「どこ狙ってんのさ!!」ダッ
さやかに避けられた触手は地面に突き刺さる
ドバンッ!
さやか「な…!?」
まどか「あ、危な…」
地面から触手が飛び出し、空中のさやかを狙う
~結界内部~
魔女『フゥウ…』
さやか「…コイツかぁ!」シューン
変身し、全身に髪のような触手を持つ魔女に飛びかかる
魔女『…フン』
ヒュヒュン!
さやか「どこ狙ってんのさ!!」ダッ
さやかに避けられた触手は地面に突き刺さる
ドバンッ!
さやか「な…!?」
まどか「あ、危な…」
地面から触手が飛び出し、空中のさやかを狙う
258: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:47:10.91:Q+pXfdvQ0 (28/74)
ズバババッ!
さやか「あ…」
まどか「あの人は…!」
杏子「…見ちゃいられねぇな」
槍で触手を斬り落とす
さやか「…なんの用?」
杏子「…いんや、厳しそうだったから加勢してやろうと」
さやか「いらない」
杏子「だけどアンタ…」
さやか「うっさい!!邪魔だからあっち行けっ!!」
杏子「…ああそうかい」シューン
変身を解除する
ズバババッ!
さやか「あ…」
まどか「あの人は…!」
杏子「…見ちゃいられねぇな」
槍で触手を斬り落とす
さやか「…なんの用?」
杏子「…いんや、厳しそうだったから加勢してやろうと」
さやか「いらない」
杏子「だけどアンタ…」
さやか「うっさい!!邪魔だからあっち行けっ!!」
杏子「…ああそうかい」シューン
変身を解除する
259: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:48:07.38:Q+pXfdvQ0 (29/74)
さやか「…ふんっ!!」ダッ
魔女『フゥ…!』
ヒュンヒュン
まどか「え…!?」
杏子「な…!アイツまさか!」
ザクザクザクッ!
さやか「ぐ…おあああああっ!!」ダダダッ
触手を避けず、突っ込んでいくさやか
まどか「さやかちゃんっ!!?」
杏子「…馬鹿野郎が」
さやか「喰らえぇええええっ!!」
ドシュッ!
魔女『…』
魔女の体に剣を突き立てる
さやか「…ふんっ!!」ダッ
魔女『フゥ…!』
ヒュンヒュン
まどか「え…!?」
杏子「な…!アイツまさか!」
ザクザクザクッ!
さやか「ぐ…おあああああっ!!」ダダダッ
触手を避けず、突っ込んでいくさやか
まどか「さやかちゃんっ!!?」
杏子「…馬鹿野郎が」
さやか「喰らえぇええええっ!!」
ドシュッ!
魔女『…』
魔女の体に剣を突き立てる
260: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:48:48.06:Q+pXfdvQ0 (30/74)
魔女『フ…フフヒ』
さやか「コイツっ…早く死ね…!!」グリグリッ
メキメキッ
魔女『フゥ…ゥウ』シュルシュル
さやか「!…な…な!?」
少しずつ巨大化する魔女
まどか「魔女が…大きくなってる!?」
杏子「…違うな」
杏子「あの魔女…大量の触手を全身に纏ってやがるんだ」
杏子「本当にでかくなったわけじゃない…本体はその内側だ」
杏子「あれじゃロクに攻撃が通らねぇぞ…!」
さやか「け、剣が抜けな…!?」グッグッ
魔女『フヒャッ!!』ヒュン!
ドシュッ!
さやか「うあがぁっ!!?」
魔女『フ…フフヒ』
さやか「コイツっ…早く死ね…!!」グリグリッ
メキメキッ
魔女『フゥ…ゥウ』シュルシュル
さやか「!…な…な!?」
少しずつ巨大化する魔女
まどか「魔女が…大きくなってる!?」
杏子「…違うな」
杏子「あの魔女…大量の触手を全身に纏ってやがるんだ」
杏子「本当にでかくなったわけじゃない…本体はその内側だ」
杏子「あれじゃロクに攻撃が通らねぇぞ…!」
さやか「け、剣が抜けな…!?」グッグッ
魔女『フヒャッ!!』ヒュン!
ドシュッ!
さやか「うあがぁっ!!?」
261: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:49:24.00:Q+pXfdvQ0 (31/74)
ザクザクザクッ!
さやか「あ…ぎ…!」ボタボタ
魔女『フゥウ…』
四肢を串刺しにされ、宙づりにされるさやか
まどか「ひっ…やめて…やめてぇ!!」
杏子「…ひでえな」
魔女『フゥウン…』
シュッ!
さやか「あ…!!」
身動きのできないさやかに触手が放たれる
杏子「!! まずいっ!あの位置は!」
ドブシュッ!!
ザクザクザクッ!
さやか「あ…ぎ…!」ボタボタ
魔女『フゥウ…』
四肢を串刺しにされ、宙づりにされるさやか
まどか「ひっ…やめて…やめてぇ!!」
杏子「…ひでえな」
魔女『フゥウン…』
シュッ!
さやか「あ…!!」
身動きのできないさやかに触手が放たれる
杏子「!! まずいっ!あの位置は!」
ドブシュッ!!
262: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:50:12.76:Q+pXfdvQ0 (32/74)
さやか「ご…ふぅっ…」ビチャッ
魔女『フヒ…』
魔女の触手はさやかの腹のソウルジェムを掠め、貫通する
杏子「あ、あのやろう…!」グッ
ソウルジェムを握りしめる杏子
まどか「やだ…いやだ…!さやかちゃん…!」
魔女『フゥッ!!』
ヒュン!
まどか「ああっ!!?」
杏子「間に合わねぇ…!!」
さやか「ご…ふぅっ…」ビチャッ
魔女『フヒ…』
魔女の触手はさやかの腹のソウルジェムを掠め、貫通する
杏子「あ、あのやろう…!」グッ
ソウルジェムを握りしめる杏子
まどか「やだ…いやだ…!さやかちゃん…!」
魔女『フゥッ!!』
ヒュン!
まどか「ああっ!!?」
杏子「間に合わねぇ…!!」
263: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:51:31.36:Q+pXfdvQ0 (33/74)
ガシィッ!
魔女『!?』
さやか「…う…あ…?」
突然現れた巨大な手が触手を掴み取る
まどか「あ…!」
杏子「な…なんだ…コイツ…!?」
メビウス『間に合った…!探すのに苦労したよ』ググッ
まどか「…先生っ!!」
ガシィッ!
魔女『!?』
さやか「…う…あ…?」
突然現れた巨大な手が触手を掴み取る
まどか「あ…!」
杏子「な…なんだ…コイツ…!?」
メビウス『間に合った…!探すのに苦労したよ』ググッ
まどか「…先生っ!!」
264: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:52:03.78:Q+pXfdvQ0 (34/74)
ブチブチッ
さやか「っつ…うぅ…!」
メビウス『…』スッ
ドサッ
まどか「さやかちゃん…っ!しっかりして!!」
さやか「う…」
触手を引きちぎり、退避させる
メビウス『…後は僕に任せて!』クルッ
魔女『フゥ…』
メビウス「セアッ!」
ブチブチッ
さやか「っつ…うぅ…!」
メビウス『…』スッ
ドサッ
まどか「さやかちゃん…っ!しっかりして!!」
さやか「う…」
触手を引きちぎり、退避させる
メビウス『…後は僕に任せて!』クルッ
魔女『フゥ…』
メビウス「セアッ!」
265: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:52:57.71:Q+pXfdvQ0 (35/74)
メビウス「シャッ!」バシュバシュッ
スパッ!
メビュームスラッシュで触手を切断する
魔女『…』ヒュンヒュン
メビウス「ハッ!」キュイン
バチッ!
まどか「先生…!頑張って!」
杏子「…」
杏子(あの触手…斬ったそばから別の触手が…)
メビウス「ハァアアアアッ!!」ズンズンズンッ
魔女『フヒ…!』
メビウス「セァァアアアッ!!」
バシュウン!
魔女『!!』ドガァン
触手を跳ね除けてライトニングカウンターゼロを放つ
メビウス『どうだ!?』
メビウス「シャッ!」バシュバシュッ
スパッ!
メビュームスラッシュで触手を切断する
魔女『…』ヒュンヒュン
メビウス「ハッ!」キュイン
バチッ!
まどか「先生…!頑張って!」
杏子「…」
杏子(あの触手…斬ったそばから別の触手が…)
メビウス「ハァアアアアッ!!」ズンズンズンッ
魔女『フヒ…!』
メビウス「セァァアアアッ!!」
バシュウン!
魔女『!!』ドガァン
触手を跳ね除けてライトニングカウンターゼロを放つ
メビウス『どうだ!?』
266: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:55:36.15:Q+pXfdvQ0 (36/74)
魔女『…』ムクッ
メビウス『…!?効いていない…!』
まどか「な、なんで!?ちゃんと当たったのに…」
杏子「あの触手が防御してやがるんだ!」
杏子「全部なんとかしねぇとダメージも与えられない!」
まどか「そんな…!」
まどか「斬っても斬っても新しいのが出てくるんだよ…!?」
まどか「どうすれば…!」
杏子「アタシに聞くな!」
魔女『…ヒヒ』シュルシュル
メビウス「…」
メビウス(攻防一体の触手…あれをまとめてなんとかするには…)
メビウス(…やるしかない!)
魔女『ヒャッ!』
ヒュン!
魔女『…』ムクッ
メビウス『…!?効いていない…!』
まどか「な、なんで!?ちゃんと当たったのに…」
杏子「あの触手が防御してやがるんだ!」
杏子「全部なんとかしねぇとダメージも与えられない!」
まどか「そんな…!」
まどか「斬っても斬っても新しいのが出てくるんだよ…!?」
まどか「どうすれば…!」
杏子「アタシに聞くな!」
魔女『…ヒヒ』シュルシュル
メビウス「…」
メビウス(攻防一体の触手…あれをまとめてなんとかするには…)
メビウス(…やるしかない!)
魔女『ヒャッ!』
ヒュン!
267: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:56:16.51:Q+pXfdvQ0 (37/74)
メビウスに束ねられた触手が迫る
杏子「危ねぇ!避けろ!」
まどか「先生!」
メビウス「…」スッ
避けようとせず、防御の構えをとる
バシィッ!
メビウス「グッ!」
まどか「…え?」
杏子「おい!?何やってんだ!避けろよ!」
魔女『フヒャアアア!!!』ヒュヒュヒュッ
バシバシッ!
メビウス「グ…ゥウ…!」
メビウスに束ねられた触手が迫る
杏子「危ねぇ!避けろ!」
まどか「先生!」
メビウス「…」スッ
避けようとせず、防御の構えをとる
バシィッ!
メビウス「グッ!」
まどか「…え?」
杏子「おい!?何やってんだ!避けろよ!」
魔女『フヒャアアア!!!』ヒュヒュヒュッ
バシバシッ!
メビウス「グ…ゥウ…!」
268: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:56:57.74:Q+pXfdvQ0 (38/74)
バシッ!バチィッ!ドガッ!
一方的に魔女の攻撃を受けるメビウス
まどか「ひ…酷い!」
まどか「このままじゃ先生も…!」
杏子「…」
戦いを見守る二人
まどか「なんで…!?なんでバリアーも使わないの!?」
杏子「…」
杏子(まさかアイツ…誘ってるのか?)
メビウス「…ウゥ」
魔女『キ…』イライラ
魔女『フヒャァ!!』
メビウス「!!」
メビウス(来る!)
バシッ!バチィッ!ドガッ!
一方的に魔女の攻撃を受けるメビウス
まどか「ひ…酷い!」
まどか「このままじゃ先生も…!」
杏子「…」
戦いを見守る二人
まどか「なんで…!?なんでバリアーも使わないの!?」
杏子「…」
杏子(まさかアイツ…誘ってるのか?)
メビウス「…ウゥ」
魔女『キ…』イライラ
魔女『フヒャァ!!』
メビウス「!!」
メビウス(来る!)
269: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:57:28.58:Q+pXfdvQ0 (39/74)
シュルルルッ
魔女『フヒ…!』
業を煮やした魔女が止めを刺そうと全身の触手を一本に束ね、巨大な鞭にする
まどか「あ!!」
メビウス「ハァア…」キィイイン…
魔女『フヒャァーッ!!』ブンッ
メビウス「セアッ!」ヒュン
ズバッ!!
魔女「!!?」
左腕から展開したメビュームブレードが巨大な鞭を斬り落とした
シュルルルッ
魔女『フヒ…!』
業を煮やした魔女が止めを刺そうと全身の触手を一本に束ね、巨大な鞭にする
まどか「あ!!」
メビウス「ハァア…」キィイイン…
魔女『フヒャァーッ!!』ブンッ
メビウス「セアッ!」ヒュン
ズバッ!!
魔女「!!?」
左腕から展開したメビュームブレードが巨大な鞭を斬り落とした
270: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:58:26.38:Q+pXfdvQ0 (40/74)
まどか「や、やった!」
杏子「これでアイツは裸同然だ!やっちまえ!」
魔女『ヒ…』
メビウス「…ハッ!」シュウン
シュォオオ
ブレスのエネルギーを開放し、集束させる
メビウス「セァアアーーッ!!!」バシュゥウン!
魔女『!!!』
ドガァアアアアン…
杏子「よし!」
まどか「よかった…先生…」
まどか「や、やった!」
杏子「これでアイツは裸同然だ!やっちまえ!」
魔女『ヒ…』
メビウス「…ハッ!」シュウン
シュォオオ
ブレスのエネルギーを開放し、集束させる
メビウス「セァアアーーッ!!!」バシュゥウン!
魔女『!!!』
ドガァアアアアン…
杏子「よし!」
まどか「よかった…先生…」
271: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:59:02.43:Q+pXfdvQ0 (41/74)
シュォオオ…
まどか「え…?」
まどか「なに…?いまの…?」
メビュームシュートの爆煙の中を見つめる
まどか「…?」
まどか「気のせいかな?」ゴシゴシ
さやか「…っつ」
まどか「!! さやかちゃん!目が覚めたんだね!?」
さやか「あ…まどか…?」
杏子「もう傷が治り始めてる…?」
杏子「これがコイツの能力か…」
シュォオオ…
まどか「え…?」
まどか「なに…?いまの…?」
メビュームシュートの爆煙の中を見つめる
まどか「…?」
まどか「気のせいかな?」ゴシゴシ
さやか「…っつ」
まどか「!! さやかちゃん!目が覚めたんだね!?」
さやか「あ…まどか…?」
杏子「もう傷が治り始めてる…?」
杏子「これがコイツの能力か…」
272: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 22:59:33.59:Q+pXfdvQ0 (42/74)
さやか「…?」
さやか「先生…は…?」
まどか「えっ?」クルッ
杏子「あれ?さっきまでそこにドーンと…」
タッタッタッ…
ミライ「お~い!」
まどか「あ!いた!先生!」
煙の向こうからミライが走り寄ってくる
さやか「…!」
まどか「っ…先生そのケガ…!?」
さやか「…?」
さやか「先生…は…?」
まどか「えっ?」クルッ
杏子「あれ?さっきまでそこにドーンと…」
タッタッタッ…
ミライ「お~い!」
まどか「あ!いた!先生!」
煙の向こうからミライが走り寄ってくる
さやか「…!」
まどか「っ…先生そのケガ…!?」
273: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:00:07.36:Q+pXfdvQ0 (43/74)
ミライ「ふぅっ…よかった…」
杏子「よかったって…あ、アンタ自分がボロボロじゃないか!」
着ている服は所々破れ、頭からは血が垂れている
さやか「…なんで…」
まどか「せ、先生…その傷…私達のせいで…」
ミライ「…大丈夫」
ミライ「大事な君達を守るためだからね、これくらいへっちゃらだよ!」ナデナデ
笑顔を作り、まどかの頭を撫でる
まどか「…あ…うぅ…」グスッ
ミライ「…さやかちゃん?」
さやか「…」
さやかに向き直り、語りかける
ミライ「ふぅっ…よかった…」
杏子「よかったって…あ、アンタ自分がボロボロじゃないか!」
着ている服は所々破れ、頭からは血が垂れている
さやか「…なんで…」
まどか「せ、先生…その傷…私達のせいで…」
ミライ「…大丈夫」
ミライ「大事な君達を守るためだからね、これくらいへっちゃらだよ!」ナデナデ
笑顔を作り、まどかの頭を撫でる
まどか「…あ…うぅ…」グスッ
ミライ「…さやかちゃん?」
さやか「…」
さやかに向き直り、語りかける
274: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:00:31.66:Q+pXfdvQ0 (44/74)
ミライ「辛いことがあったのは…知ってる」スッ
彼女の目線に合わせ、屈む
さやか「…」
ミライ「でもね?」
ミライ「その辛いことを一人で背負いこんじゃ駄目だ」
ミライ「悲しみや憎しみに身を任せて行動するよりも…」
ミライ「大切な人と助け合う道を探した方が…いいと思うなぁ」
杏子「…」
さやか「!…」
さやか「…」コクッ
静かに頷く
ミライ「辛いことがあったのは…知ってる」スッ
彼女の目線に合わせ、屈む
さやか「…」
ミライ「でもね?」
ミライ「その辛いことを一人で背負いこんじゃ駄目だ」
ミライ「悲しみや憎しみに身を任せて行動するよりも…」
ミライ「大切な人と助け合う道を探した方が…いいと思うなぁ」
杏子「…」
さやか「!…」
さやか「…」コクッ
静かに頷く
275: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:01:28.10:Q+pXfdvQ0 (45/74)
ミライ「…よし!じゃあ今言った言葉を忘れないように!」ピッ
さやか「…?」
ミライ「指きりだよ!ほら手出して!」
さやか「あ…」ピッ
お互いの小指を組ませる
ミライ「ゆーびきーりげーんまん…っと!」
ミライ「約束だよ!」
さやか「…」
さやか「あは…は」
ミライ「…よし!じゃあ今言った言葉を忘れないように!」ピッ
さやか「…?」
ミライ「指きりだよ!ほら手出して!」
さやか「あ…」ピッ
お互いの小指を組ませる
ミライ「ゆーびきーりげーんまん…っと!」
ミライ「約束だよ!」
さやか「…」
さやか「あは…は」
276: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:02:04.62:Q+pXfdvQ0 (46/74)
さやか「今日は…もう帰ります」
ミライ「そっか…でもフラフラだよ?なんなら僕が…」
まどか「あ、あの!わたしが…!」
ドクン…
さやか「…」ニコ
さやか「大丈夫!…一人で帰れるからさ」
スタスタ…
まどか「あ…行っちゃった…」
ミライ「…」
さやか「今日は…もう帰ります」
ミライ「そっか…でもフラフラだよ?なんなら僕が…」
まどか「あ、あの!わたしが…!」
ドクン…
さやか「…」ニコ
さやか「大丈夫!…一人で帰れるからさ」
スタスタ…
まどか「あ…行っちゃった…」
ミライ「…」
277: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:02:48.26:Q+pXfdvQ0 (47/74)
杏子「アンタが噂のイレギュラーってやつだね…」
杏子「しかしまさか巨人に変身するとはねぇ…?」
ミライ「?」
まどか「あ!あ、あの!」
杏子「ん…?どした?」
まどか「今日は…ありがとう」
杏子「…へへっ!いいよ別に…えーと」
まどか「鹿目まどか!」
杏子「まどか…か!アタシは佐倉杏子!」
杏子「じゃあな!アタシも帰るわ」
まどか「うん!バイバイ!」
杏子(さーて…アイツを追っかけますか)
杏子「アンタが噂のイレギュラーってやつだね…」
杏子「しかしまさか巨人に変身するとはねぇ…?」
ミライ「?」
まどか「あ!あ、あの!」
杏子「ん…?どした?」
まどか「今日は…ありがとう」
杏子「…へへっ!いいよ別に…えーと」
まどか「鹿目まどか!」
杏子「まどか…か!アタシは佐倉杏子!」
杏子「じゃあな!アタシも帰るわ」
まどか「うん!バイバイ!」
杏子(さーて…アイツを追っかけますか)
278: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:03:16.26:Q+pXfdvQ0 (48/74)
まどか「…あっ!」
ミライ「?…どうしたの」
まどか「マミさんが…マミさんが一人で別の魔女のところに…!」
ミライ「…ひょっとしてここから近いもう一つの結界?」
まどか「は…はい!マミさん一人じゃ…」
ミライ「それなら大丈夫!そっちにはジャック兄さん達が行ったからさ」
まどか「! よ、よかったぁ…」
ミライ「僕は今からそっちと合流するけど君は…」
まどか「…」ソワソワ
ミライ「…」
ミライ「彼女を追ってあげなよ!」
まどか「!!…はいっ!」
タッタッタッ…
まどか「…あっ!」
ミライ「?…どうしたの」
まどか「マミさんが…マミさんが一人で別の魔女のところに…!」
ミライ「…ひょっとしてここから近いもう一つの結界?」
まどか「は…はい!マミさん一人じゃ…」
ミライ「それなら大丈夫!そっちにはジャック兄さん達が行ったからさ」
まどか「! よ、よかったぁ…」
ミライ「僕は今からそっちと合流するけど君は…」
まどか「…」ソワソワ
ミライ「…」
ミライ「彼女を追ってあげなよ!」
まどか「!!…はいっ!」
タッタッタッ…
279: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:03:47.29:Q+pXfdvQ0 (49/74)
~電車内~
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
さやか「…」
ショウ「だからァ~稼がせた金はちゃ~んと貢がせねぇとさ?」
ホスト「それですよそれ!油断してっとすぐ籍入れたいとか抜かしやがる!」
ショウ「ちゃ~んと躾けとくんだよそういうヤツは!!」
ホスト「ですよねぇ~!めんどくせぇって~の!!」
ショウ「あ~あ、そろそろ今の女も捨て時かねェ?」
ホスト「さっすがショウさん!」
さやか「…ねぇ」
ショウ「…あ?なんだコイツ」
ホスト「知りませんよ?」
~電車内~
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
さやか「…」
ショウ「だからァ~稼がせた金はちゃ~んと貢がせねぇとさ?」
ホスト「それですよそれ!油断してっとすぐ籍入れたいとか抜かしやがる!」
ショウ「ちゃ~んと躾けとくんだよそういうヤツは!!」
ホスト「ですよねぇ~!めんどくせぇって~の!!」
ショウ「あ~あ、そろそろ今の女も捨て時かねェ?」
ホスト「さっすがショウさん!」
さやか「…ねぇ」
ショウ「…あ?なんだコイツ」
ホスト「知りませんよ?」
280: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:04:22.45:Q+pXfdvQ0 (50/74)
さやか「その女の人、アンタの為を想ってやってくれてたんでしょ?」
さやか「なのに捨てちゃうんだ?」ユラッ
ショウ「…なに言ってんだコイツ」
ホスト「お譲ちゃん夜更かしはよくないぞ~?」
さやか「…」シューン
変身し、剣を振り上げる
ショウ「…な、なんだ!?なにが起こった?」
ホスト「ひぃっ!?」
さやか「その女の人、アンタの為を想ってやってくれてたんでしょ?」
さやか「なのに捨てちゃうんだ?」ユラッ
ショウ「…なに言ってんだコイツ」
ホスト「お譲ちゃん夜更かしはよくないぞ~?」
さやか「…」シューン
変身し、剣を振り上げる
ショウ「…な、なんだ!?なにが起こった?」
ホスト「ひぃっ!?」
281: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:05:04.34:Q+pXfdvQ0 (51/74)
ミライ『今言った言葉を忘れないように!』
さやか「…!」ピタッ
ミライの言葉を思い出し、剣を止める
さやか「…」シューン
ホスト「…あ、あれ?もとに戻った…?」
さやか(あたし…なに…やってんだろ)
さやか(…)
さやか(もう…わけわかんない…自分が信じらんない…)
さやか(ごめん先生…まどか…)
ショウ「おいガキ…!次の駅で降りるよなァ…?」グイッ
さやか「…」
ミライ『今言った言葉を忘れないように!』
さやか「…!」ピタッ
ミライの言葉を思い出し、剣を止める
さやか「…」シューン
ホスト「…あ、あれ?もとに戻った…?」
さやか(あたし…なに…やってんだろ)
さやか(…)
さやか(もう…わけわかんない…自分が信じらんない…)
さやか(ごめん先生…まどか…)
ショウ「おいガキ…!次の駅で降りるよなァ…?」グイッ
さやか「…」
282: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:05:33.04:Q+pXfdvQ0 (52/74)
……………………………………
ホスト「ガキ!なんとか言ってみろ!」ブンッ
バチン!
さやか「…ッ!」
ホスト「だんまりかよ…ショウさんコイツどうします~?」
ショウ「さ~て…どうしよっかなァ~!?」
ショウ「生意気なガキにはお仕置きかな~?」
さやか「…」
さやか(…もう…どうでもいい…)
……………………………………
ホスト「ガキ!なんとか言ってみろ!」ブンッ
バチン!
さやか「…ッ!」
ホスト「だんまりかよ…ショウさんコイツどうします~?」
ショウ「さ~て…どうしよっかなァ~!?」
ショウ「生意気なガキにはお仕置きかな~?」
さやか「…」
さやか(…もう…どうでもいい…)
283: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:06:12.62:Q+pXfdvQ0 (53/74)
スタスタ
杏子「…おい」
ショウ「あ?」
ホスト「え?何?」
ゴンゴンッ! ドサッ
さやか「!?…アンタは…」
杏子「気絶させただけだよ…アンタ大丈夫か?」
スタスタ
杏子「…おい」
ショウ「あ?」
ホスト「え?何?」
ゴンゴンッ! ドサッ
さやか「!?…アンタは…」
杏子「気絶させただけだよ…アンタ大丈夫か?」
284: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:06:41.74:Q+pXfdvQ0 (54/74)
……………………………………
杏子「ほら、アメ食うかい?」スッ
杏子「疲れた時には甘いもの…ってマミが言ってたぜ?」
さやか「…ありがと」パク
さやか「…」
さやか「…甘い」
杏子「はは!そりゃそうだ!」
駅のベンチに座りながら話す二人
ドクン…
さやか「悪いね…迷惑かけた」
……………………………………
杏子「ほら、アメ食うかい?」スッ
杏子「疲れた時には甘いもの…ってマミが言ってたぜ?」
さやか「…ありがと」パク
さやか「…」
さやか「…甘い」
杏子「はは!そりゃそうだ!」
駅のベンチに座りながら話す二人
ドクン…
さやか「悪いね…迷惑かけた」
285: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:07:52.10:Q+pXfdvQ0 (55/74)
杏子「な、なんだよ…らしくないじゃん?」
さやか「はは…」
力無く笑うさやか
さやか「なんかさ…訳わかんなくなっちゃった…」
杏子「!?」
さやか「結局アタシは何がしたいのか…とか」
さやか「何を信じればいいのか…とかさ」
さやか「もうよくわかんないや…」
コロン…
杏子「…!!」
さやかの懐から真っ黒なソウルジェムが転がり落ちる
杏子「な、なんだよ…らしくないじゃん?」
さやか「はは…」
力無く笑うさやか
さやか「なんかさ…訳わかんなくなっちゃった…」
杏子「!?」
さやか「結局アタシは何がしたいのか…とか」
さやか「何を信じればいいのか…とかさ」
さやか「もうよくわかんないや…」
コロン…
杏子「…!!」
さやかの懐から真っ黒なソウルジェムが転がり落ちる
286: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:08:25.62:Q+pXfdvQ0 (56/74)
杏子「お前…!これは…!」
さやか「は…はは…は…」
さやか「バカだよね…あたし…」
ピシピシッ…
杏子「待て…待てよ…!」
さやか「でもね…あたしね…」
さやか「ちゃんと…約束…守ったんだ…よ…」
さやか「それだけは…褒めてくれても…いいよね…?」
さやか「…もう…遅い…かな…」
パキーン!
杏子「お前…!これは…!」
さやか「は…はは…は…」
さやか「バカだよね…あたし…」
ピシピシッ…
杏子「待て…待てよ…!」
さやか「でもね…あたしね…」
さやか「ちゃんと…約束…守ったんだ…よ…」
さやか「それだけは…褒めてくれても…いいよね…?」
さやか「…もう…遅い…かな…」
パキーン!
287: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:09:17.20:Q+pXfdvQ0 (57/74)
……………………………………
タッタッタッ…
まどか「あ!いた!」
杏子「…」
走り寄るまどか
まどか「結局ついて来ちゃった!」
杏子「…」
俯いたまま黙り込む杏子
まどか「…?」
まどか「杏子ちゃん…?さやかちゃんのソウルジェムは…?」
杏子「!…」
ほむら「美樹さやかのソウルジェムは…魔女を生みだして消滅したわ」スッ
物陰からほむらが現れる
まどか「…え?」
……………………………………
タッタッタッ…
まどか「あ!いた!」
杏子「…」
走り寄るまどか
まどか「結局ついて来ちゃった!」
杏子「…」
俯いたまま黙り込む杏子
まどか「…?」
まどか「杏子ちゃん…?さやかちゃんのソウルジェムは…?」
杏子「!…」
ほむら「美樹さやかのソウルジェムは…魔女を生みだして消滅したわ」スッ
物陰からほむらが現れる
まどか「…え?」
288: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:11:38.08:Q+pXfdvQ0 (58/74)
まどか「…嘘…だよね…」
ほむら「事実よ…私達魔法少女のソウルジェムに限界まで穢れが溜まれば…」
ほむら「私達はグリーフシードとなり、魔女として生まれ変わる」
まどか「!!」
杏子「ッ…てめぇ!コイツはさやかの…」
ガシッ
ほむら「隠していても無駄なのよ…事実は変えられない」
ほむら「私達には…奇跡も魔法も無いのよ」
ほむら「…わざわざ死体を持ってきた以上は扱いに気をつけなさい」
さやかの抜け殻を見つめ、つぶやく
杏子「…く…そ…くそぉ…」
まどか「そん…な…!!そんなのって…!」
まどか「さやかちゃあぁあああああんっ!!」
まどか「…嘘…だよね…」
ほむら「事実よ…私達魔法少女のソウルジェムに限界まで穢れが溜まれば…」
ほむら「私達はグリーフシードとなり、魔女として生まれ変わる」
まどか「!!」
杏子「ッ…てめぇ!コイツはさやかの…」
ガシッ
ほむら「隠していても無駄なのよ…事実は変えられない」
ほむら「私達には…奇跡も魔法も無いのよ」
ほむら「…わざわざ死体を持ってきた以上は扱いに気をつけなさい」
さやかの抜け殻を見つめ、つぶやく
杏子「…く…そ…くそぉ…」
まどか「そん…な…!!そんなのって…!」
まどか「さやかちゃあぁあああああんっ!!」
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 23:12:55.25:2D/v/n0SO (2/3)
ルーキー根性あるな
ルーキー根性あるな
290: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:13:21.32:Q+pXfdvQ0 (59/74)
……………………………………
杏子「…」
まどか「…」
杏子「…おい」
まどか「…?」
杏子「アンタに話がある…明日な」
杏子「とりあえず一日だけ考える時間が欲しい…」
まどか「…」
まどか「…わかった」
杏子「…コイツはアタシが預かるよ…じゃあな」
さやかの抜け殻を担ぎ上げ、立ち去る
……………………………………
杏子「…」
まどか「…」
杏子「…おい」
まどか「…?」
杏子「アンタに話がある…明日な」
杏子「とりあえず一日だけ考える時間が欲しい…」
まどか「…」
まどか「…わかった」
杏子「…コイツはアタシが預かるよ…じゃあな」
さやかの抜け殻を担ぎ上げ、立ち去る
291: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:14:19.94:Q+pXfdvQ0 (60/74)
~翌日の放課後~
女1「今日なんで先生休みだったんだろうね~?」
女2「さぁ?さやかも休みみたいだけど…」
まどか「…」
ガララッ
マミ「鹿目さん?美樹さん?」
まどか「!…マミさん…」
まどか「無事だったんですね…」
マミ「ええ、郷さん達に助けられて…ね」
マミ「あなたもちゃんと帰れたのね…あら?」
マミ「美樹さんはどうしたの?」
まどか「!!!」
まどか「うっ…うう…ああ…」ポロポロ
マミ「ちょ、ちょっと!?鹿目さん!?」
~翌日の放課後~
女1「今日なんで先生休みだったんだろうね~?」
女2「さぁ?さやかも休みみたいだけど…」
まどか「…」
ガララッ
マミ「鹿目さん?美樹さん?」
まどか「!…マミさん…」
まどか「無事だったんですね…」
マミ「ええ、郷さん達に助けられて…ね」
マミ「あなたもちゃんと帰れたのね…あら?」
マミ「美樹さんはどうしたの?」
まどか「!!!」
まどか「うっ…うう…ああ…」ポロポロ
マミ「ちょ、ちょっと!?鹿目さん!?」
292: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:15:03.11:Q+pXfdvQ0 (61/74)
……………………………………
QB『…美樹さやかの魔女…あれにも寄生させるのかい?』
???『もちろんだ』
QB『メビウスに倒された影の魔女に寄生させてた方は戻って来た?』
???『ああ、後はコイツと…』
???『あの場所の魔女だな』
QB『…あそこの魔女が暴れれば…間違いなく結界外にも被害がいくね』
???『もちろんそれも狙いだ…大量の人間が死ねば…より多くの絶望が集まる』
……………………………………
QB『…美樹さやかの魔女…あれにも寄生させるのかい?』
???『もちろんだ』
QB『メビウスに倒された影の魔女に寄生させてた方は戻って来た?』
???『ああ、後はコイツと…』
???『あの場所の魔女だな』
QB『…あそこの魔女が暴れれば…間違いなく結界外にも被害がいくね』
???『もちろんそれも狙いだ…大量の人間が死ねば…より多くの絶望が集まる』
293: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:16:54.85:Q+pXfdvQ0 (62/74)
……………………………………
~マミホーム~
ハヤタ「それが…真実…」
ダン「暁美ほむらはこの事実を隠していたのか…」
ダイゴ「…よく話してくれたね、まどかちゃん」
まどか「…」
マミ「魔法少女…が…」
郷「気をしっかり持て、マミ!」
北斗「…魔女との戦闘はなるべく俺達がやる」
マミ「は、はい…」
アスカ「そーそ!ソウルジェムに穢れを溜めなきゃいいのさ!」
我夢「そんな簡単な問題では…」
……………………………………
~マミホーム~
ハヤタ「それが…真実…」
ダン「暁美ほむらはこの事実を隠していたのか…」
ダイゴ「…よく話してくれたね、まどかちゃん」
まどか「…」
マミ「魔法少女…が…」
郷「気をしっかり持て、マミ!」
北斗「…魔女との戦闘はなるべく俺達がやる」
マミ「は、はい…」
アスカ「そーそ!ソウルジェムに穢れを溜めなきゃいいのさ!」
我夢「そんな簡単な問題では…」
294: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:17:27.00:Q+pXfdvQ0 (63/74)
まどか「…それじゃわたし…用事がありますから」
ハヤタ「ああ…辛いことを話させてしまったね」
ダン「気をつけて」
まどか「…はい」
アスカ「あれ?そういえばミライは?」
北斗「昨日の魔女との戦闘で予想外にダメージを受けたようだ…まだ寝込んでいる」
まどか「!!…」
ガチャ バタン!
マミ「…」
ダイゴ「…」
まどか「…それじゃわたし…用事がありますから」
ハヤタ「ああ…辛いことを話させてしまったね」
ダン「気をつけて」
まどか「…はい」
アスカ「あれ?そういえばミライは?」
北斗「昨日の魔女との戦闘で予想外にダメージを受けたようだ…まだ寝込んでいる」
まどか「!!…」
ガチャ バタン!
マミ「…」
ダイゴ「…」
295: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:18:06.43:Q+pXfdvQ0 (64/74)
ダイゴ「…マミさん?」
マミ「は、はいっ?」
ダイゴ「気晴らしに買い物でも行ってみればどうだい?」
マミ「え…?」
ハヤタ「ああ…少し外の空気を吸ってくるといい」
アスカ「そりゃいいや!ついでになんか美味いものでも…」
北斗「アスカ!!」
アスカ「う…ごめんな、マミさん…」
マミ「…」
マミ「ふふっ…」
ダイゴ「…マミさん?」
マミ「は、はいっ?」
ダイゴ「気晴らしに買い物でも行ってみればどうだい?」
マミ「え…?」
ハヤタ「ああ…少し外の空気を吸ってくるといい」
アスカ「そりゃいいや!ついでになんか美味いものでも…」
北斗「アスカ!!」
アスカ「う…ごめんな、マミさん…」
マミ「…」
マミ「ふふっ…」
296: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:18:46.62:Q+pXfdvQ0 (65/74)
マミ「分かりました!じゃあ夕飯の材料でも買いに行ってきます!」
笑顔を取り戻し、外出の支度をする
マミ「なにかリクエストはありますか?」
ハヤタ「カレーがいいな」
ダン「俺もそれで構わない」
アスカ「俺も俺も!」
アスカに続いて全員が同意する
マミ「分かりました!それじゃあ行ってきます!」
ガチャ バタン!
ダン「…強くなったな、彼女」
ハヤタ「まだ会って数週間だけどね」
マミ「分かりました!じゃあ夕飯の材料でも買いに行ってきます!」
笑顔を取り戻し、外出の支度をする
マミ「なにかリクエストはありますか?」
ハヤタ「カレーがいいな」
ダン「俺もそれで構わない」
アスカ「俺も俺も!」
アスカに続いて全員が同意する
マミ「分かりました!それじゃあ行ってきます!」
ガチャ バタン!
ダン「…強くなったな、彼女」
ハヤタ「まだ会って数週間だけどね」
297: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:20:35.90:Q+pXfdvQ0 (66/74)
……………………………………
まどか「…話って?」
杏子「…」
杏子「アンタ…アイツを助けたくないかい?」
まどか「!…できるの!?」
杏子の言葉に食い付くまどか
杏子「はっきり言って…よくわからねぇ」
杏子「でも…アイツに…」
杏子「魔女になったアイツににほんの少しでも…人間としての優しさってのが残ってるなら…」
杏子「アンタの声も届くかもしれないだろ?」
まどか「!!」
杏子「ホントはあの先生さんにも付き合ってもらった方がいいんだけど…」
杏子「あんなの見せられちゃあ…な」
まどか「…」
……………………………………
まどか「…話って?」
杏子「…」
杏子「アンタ…アイツを助けたくないかい?」
まどか「!…できるの!?」
杏子の言葉に食い付くまどか
杏子「はっきり言って…よくわからねぇ」
杏子「でも…アイツに…」
杏子「魔女になったアイツににほんの少しでも…人間としての優しさってのが残ってるなら…」
杏子「アンタの声も届くかもしれないだろ?」
まどか「!!」
杏子「ホントはあの先生さんにも付き合ってもらった方がいいんだけど…」
杏子「あんなの見せられちゃあ…な」
まどか「…」
298: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:21:24.83:Q+pXfdvQ0 (67/74)
杏子「…アンタにはアイツに呼びかける役をしてもらいたい」
杏子「アンタはアタシが絶対に守る…でも強制はしないよ」
杏子「これはもう…賭けみたいなもんだからね…」
まどか「…」スッ
手を差し出すまどか
杏子「…!」
まどか「わたし…やる!手伝わせてほしい…!」
杏子「!…」
杏子「へっ…調子狂うなぁもう…」
パシッ
まどか「?」
握手の代わりにお菓子を握らせる
杏子「…行くか!」
まどか「う、うん!」
杏子「…アンタにはアイツに呼びかける役をしてもらいたい」
杏子「アンタはアタシが絶対に守る…でも強制はしないよ」
杏子「これはもう…賭けみたいなもんだからね…」
まどか「…」スッ
手を差し出すまどか
杏子「…!」
まどか「わたし…やる!手伝わせてほしい…!」
杏子「!…」
杏子「へっ…調子狂うなぁもう…」
パシッ
まどか「?」
握手の代わりにお菓子を握らせる
杏子「…行くか!」
まどか「う、うん!」
299: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:22:05.06:Q+pXfdvQ0 (68/74)
~同時刻~
タッタッタッ…
ほむら「…」
ほむら(今日はまどかと佐倉杏子が美樹さやかを救う計画を実行する日…)
ほむら(彼女達がたどり着く前に…先回りしないと…)
ほむら(…よし)
ほむら(この時間なら十分間に合う!!)
ほむら「…まってて…まど…」
ピクッ!
ほむら「!!」
~同時刻~
タッタッタッ…
ほむら「…」
ほむら(今日はまどかと佐倉杏子が美樹さやかを救う計画を実行する日…)
ほむら(彼女達がたどり着く前に…先回りしないと…)
ほむら(…よし)
ほむら(この時間なら十分間に合う!!)
ほむら「…まってて…まど…」
ピクッ!
ほむら「!!」
300: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:22:36.05:Q+pXfdvQ0 (69/74)
ほむら「な…!?」ザッ
ほむら「こんなとこから…魔女の反応が…!!?」
ほむら(こんなとこで寄り道している暇は…!)
ほむら「…」
ほむら「…」
ほむら「…く」
ほむら「~~~~~~~ッ!!」
ほむら「もうっ!!」
ダダダッ…
建物の中に入っていくほむら
ほむら「な…!?」ザッ
ほむら「こんなとこから…魔女の反応が…!!?」
ほむら(こんなとこで寄り道している暇は…!)
ほむら「…」
ほむら「…」
ほむら「…く」
ほむら「~~~~~~~ッ!!」
ほむら「もうっ!!」
ダダダッ…
建物の中に入っていくほむら
301: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:23:14.07:Q+pXfdvQ0 (70/74)
~大型スーパー~
ほむら(近い…強力な魔女の反応が…!!)タタタッ
店内を走り回るほむら
ほむら「…こっち!?」ダッ
マミ「あら?」
ほむら「…!!」
ほむら(巴マミ…)
マミ「暁美さん…あなたも感じてるのね…この近くに…」
ほむら「…」
スタスタ
マミ「ちょ、ちょっと!」
~大型スーパー~
ほむら(近い…強力な魔女の反応が…!!)タタタッ
店内を走り回るほむら
ほむら「…こっち!?」ダッ
マミ「あら?」
ほむら「…!!」
ほむら(巴マミ…)
マミ「暁美さん…あなたも感じてるのね…この近くに…」
ほむら「…」
スタスタ
マミ「ちょ、ちょっと!」
302: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:23:58.38:Q+pXfdvQ0 (71/74)
マミ「無視しないでよ!協力して探した方が…」
ほむら「…私は急いでるの!!」
ほむら「呑気に買い物カゴ片手に結界探してる人と一緒にしないで…!」
マミ「な…!そんな言い方…」
ゴゴゴゴゴ…
ほむら「…!」
マミ「!!」
店内が揺れ始める
マミ「無視しないでよ!協力して探した方が…」
ほむら「…私は急いでるの!!」
ほむら「呑気に買い物カゴ片手に結界探してる人と一緒にしないで…!」
マミ「な…!そんな言い方…」
ゴゴゴゴゴ…
ほむら「…!」
マミ「!!」
店内が揺れ始める
303: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:24:32.79:Q+pXfdvQ0 (72/74)
ゴゴゴゴゴ…
ほむら「…地震!?…かなり大きいわ…!」
マミ「!!」ピクッ
マミ「暁美さん!アレ!」
ほむら「…!?」
二人の視線の先にはグリーフシード
ほむら「まさか…この揺れは魔女の…!」
バキバキッ…
ほむら「!…て、天井が…」
マミ「!?…危な…」
ドガガラガラガラ…
ゴゴゴゴゴ…
ほむら「…地震!?…かなり大きいわ…!」
マミ「!!」ピクッ
マミ「暁美さん!アレ!」
ほむら「…!?」
二人の視線の先にはグリーフシード
ほむら「まさか…この揺れは魔女の…!」
バキバキッ…
ほむら「!…て、天井が…」
マミ「!?…危な…」
ドガガラガラガラ…
304: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:25:32.50:Q+pXfdvQ0 (73/74)
~ほむホーム~
ムサシ「…」スースー
孤門「…まだ起きないなぁ」
ほむらの敷いた布団で眠り続けるムサシ
孤門「…そろそろ包帯変え…」
ドクン…!
孤門「!!…これは…」
懐のエボルトラスターが心臓のように鼓動する
孤門「…魔女に反応している…?」
孤門「…!」
ダダダッ
孤門「ほむらが…危ないのか!?」
ガチャッ バタン!
ムサシ「…ぐ…?」
ムサシ「ここは…?」
~ほむホーム~
ムサシ「…」スースー
孤門「…まだ起きないなぁ」
ほむらの敷いた布団で眠り続けるムサシ
孤門「…そろそろ包帯変え…」
ドクン…!
孤門「!!…これは…」
懐のエボルトラスターが心臓のように鼓動する
孤門「…魔女に反応している…?」
孤門「…!」
ダダダッ
孤門「ほむらが…危ないのか!?」
ガチャッ バタン!
ムサシ「…ぐ…?」
ムサシ「ここは…?」
305: ◆jPpg5.obl6:2011/06/20(月) 23:27:22.72:Q+pXfdvQ0 (74/74)
今日はここまでです
昨日とは違ってポンポン投下できてよかった
今日はここまでです
昨日とは違ってポンポン投下できてよかった
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/20(月) 23:28:21.26:svgCCgTmo (2/2)
お疲れ様でした
お疲れ様でした
307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 23:28:44.88:xNCfod9Ao (1/1)
乙でした~
乙でした~
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/20(月) 23:29:09.14:eetyOPAJo (2/2)
乙っち乙マミ
……光の巨人ならなんとかしてくれるって、私信じてる!
乙っち乙マミ
……光の巨人ならなんとかしてくれるって、私信じてる!
309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 23:39:36.43:2D/v/n0SO (3/3)
とうとうネクサスが動くのか… 乙!
とうとうネクサスが動くのか… 乙!
310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/21(火) 00:18:35.30:2ac69S2c0 (1/1)
乙
いざとなればキングの再生光線でさやかを生き返らせることもできそうだなぁ
乙
いざとなればキングの再生光線でさやかを生き返らせることもできそうだなぁ
311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県):2011/06/21(火) 01:00:34.84:J/EVPciao (1/1)
虚淵氏によると、原作でも青い子は人殺しをしてないそうだ
つまりあの光の巨人が関わっても結局青い子の運命は何も変わってないという
虚淵氏によると、原作でも青い子は人殺しをしてないそうだ
つまりあの光の巨人が関わっても結局青い子の運命は何も変わってないという
312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2011/06/21(火) 05:21:31.36:/SaZfVYbo (1/1)
乙
マミさんが生存しただけに期待したが…楽しみだ
乙
マミさんが生存しただけに期待したが…楽しみだ
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/21(火) 22:50:35.00:ynGAJMmBo (1/1)
ノアも来たのか
ノアも来たのか
314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/21(火) 23:33:48.76:gCWC2dXq0 (1/1)
ミラクルマンはちゃんと出てくれると信じてる
ミラクルマンはちゃんと出てくれると信じてる
315: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 22:58:46.93:ZVeCiIxe0 (1/110)
再開
一気に投下します
再開
一気に投下します
316: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 22:59:19.40:ZVeCiIxe0 (2/110)
……………………………………
マミ「…み…さん…」
ほむら「…」
マミ「暁美さん!」
ほむら「っ…?…巴マミ…?」
マミ「…よかった…気がついたのね」
ほむら「…」キョロキョロ
辺りを見回し、自分の状況を理解する
店員「…電話…繋がらないかしら…?」
少女「…」
ほむら「…生き埋めね…最悪だわ…」
マミ「どの方向も瓦礫で塞がれてるわ…ここには全員で四人閉じ込められてる」
……………………………………
マミ「…み…さん…」
ほむら「…」
マミ「暁美さん!」
ほむら「っ…?…巴マミ…?」
マミ「…よかった…気がついたのね」
ほむら「…」キョロキョロ
辺りを見回し、自分の状況を理解する
店員「…電話…繋がらないかしら…?」
少女「…」
ほむら「…生き埋めね…最悪だわ…」
マミ「どの方向も瓦礫で塞がれてるわ…ここには全員で四人閉じ込められてる」
317: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 22:59:48.09:ZVeCiIxe0 (3/110)
ほむら「…さっさと脱出するわ」スッ
ソウルジェムを握りしめるほむら
マミ「ちょっと!?変身する気!?」
ほむら「当たり前でしょ?この程度の瓦礫ならいくらでも…」
マミ「駄目よ!下手に一ヶ所崩せば他の瓦礫も崩れてくるわ!」
必死で彼女を引き止める
ほむら「魔法少女はそのくらいじゃ死なないわ」
マミ「私達が無事でもあの二人がいるでしょう!?」
少し離れた所にいる二人を指差す
ほむら「…」
ほむら「そんなもの関係な…」
プルルルルルル…
店員「あ!繋がったわ!」
マミ「?」
ほむら「…さっさと脱出するわ」スッ
ソウルジェムを握りしめるほむら
マミ「ちょっと!?変身する気!?」
ほむら「当たり前でしょ?この程度の瓦礫ならいくらでも…」
マミ「駄目よ!下手に一ヶ所崩せば他の瓦礫も崩れてくるわ!」
必死で彼女を引き止める
ほむら「魔法少女はそのくらいじゃ死なないわ」
マミ「私達が無事でもあの二人がいるでしょう!?」
少し離れた所にいる二人を指差す
ほむら「…」
ほむら「そんなもの関係な…」
プルルルルルル…
店員「あ!繋がったわ!」
マミ「?」
318: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:00:29.18:ZVeCiIxe0 (4/110)
店員「はい…はい…」
店員「わかりました!はい!」ピッ
マミ「…どうしたんですか?」
ほむら「…?」
店員「よかったわね~!もうすぐレスキューの人達が来てくれるんですって!」
ナデナデ
ほむら「ちょ、ちょっと…」グイ
顔を赤らめ、店員の手を払いのける
少女「おうち帰れるの?」
マミ「ええ、もう大丈夫!」ナデナデ
少女「よかったぁ…」
マミ「…関係無いなんて言える?」
ほむら「う…」
店員「はい…はい…」
店員「わかりました!はい!」ピッ
マミ「…どうしたんですか?」
ほむら「…?」
店員「よかったわね~!もうすぐレスキューの人達が来てくれるんですって!」
ナデナデ
ほむら「ちょ、ちょっと…」グイ
顔を赤らめ、店員の手を払いのける
少女「おうち帰れるの?」
マミ「ええ、もう大丈夫!」ナデナデ
少女「よかったぁ…」
マミ「…関係無いなんて言える?」
ほむら「う…」
319: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:00:58.76:ZVeCiIxe0 (5/110)
マミ「…とにかく大人しくした方がいいわよ?」
ほむら「…くっ」
ほむら(こんなとこしてる場合じゃないのに…!!)
マミ「…暁美さん?あなたは焦って…」ピクッ
ほむら「…!?」ピクッ
ほむら「…来るわよ」
ゴゴゴゴゴ… ギューン
結界に引きずり込まれる四人
マミ「やっぱりこの揺れは地震じゃなくて魔女の…」
ガラガラガラ…
店員「!!」
少女「ひっ…!」
ほむら「ッ…危ないっ!!」ダッ
ドグシャッ
マミ「…とにかく大人しくした方がいいわよ?」
ほむら「…くっ」
ほむら(こんなとこしてる場合じゃないのに…!!)
マミ「…暁美さん?あなたは焦って…」ピクッ
ほむら「…!?」ピクッ
ほむら「…来るわよ」
ゴゴゴゴゴ… ギューン
結界に引きずり込まれる四人
マミ「やっぱりこの揺れは地震じゃなくて魔女の…」
ガラガラガラ…
店員「!!」
少女「ひっ…!」
ほむら「ッ…危ないっ!!」ダッ
ドグシャッ
320: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:01:28.18:ZVeCiIxe0 (6/110)
マミ「暁美さん!」ダダダッ
ほむらの元へ駆け寄る
ほむら「…大丈夫、二人は気絶してるだけよ…」
マミ「で、でもあなた…背中が!」
ほむら「問題…ないわ。それより…」
魔女『グルル…』
使い魔『ギャゥウ…』ゾロゾロ
巨大な狼のような魔女と使い魔の群れが現れる
ほむら「こいつらを倒すわよ…」シューン
マミ「…ええ!」
マミ(変身…するしかないわよね)シューン
マミ「暁美さん!」ダダダッ
ほむらの元へ駆け寄る
ほむら「…大丈夫、二人は気絶してるだけよ…」
マミ「で、でもあなた…背中が!」
ほむら「問題…ないわ。それより…」
魔女『グルル…』
使い魔『ギャゥウ…』ゾロゾロ
巨大な狼のような魔女と使い魔の群れが現れる
ほむら「こいつらを倒すわよ…」シューン
マミ「…ええ!」
マミ(変身…するしかないわよね)シューン
321: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:01:54.08:ZVeCiIxe0 (7/110)
ほむら「巴マミ、先に仕掛ける」バンバン
使い魔『ギャ…!』
マミ「大型狙いで行くわ!」バンッ
魔女『グルゥ…』
銃を乱射して使い魔を蹴散らす
ほむら「…予想外に使い魔の数が多い…!」
魔女『ガルルルル!!』ダッ
マミ「!…暁美さん!そっちに行ったわ!」
ほむら「…!」
キンッ
ほむら「これでも喰らいなさい…!」ポイ
魔女『!?』ドカァン!
魔女の鼻先で手榴弾が炸裂する
ほむら「巴マミ、先に仕掛ける」バンバン
使い魔『ギャ…!』
マミ「大型狙いで行くわ!」バンッ
魔女『グルゥ…』
銃を乱射して使い魔を蹴散らす
ほむら「…予想外に使い魔の数が多い…!」
魔女『ガルルルル!!』ダッ
マミ「!…暁美さん!そっちに行ったわ!」
ほむら「…!」
キンッ
ほむら「これでも喰らいなさい…!」ポイ
魔女『!?』ドカァン!
魔女の鼻先で手榴弾が炸裂する
322: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:02:24.03:ZVeCiIxe0 (8/110)
魔女『…グゥ』
マミ「!? 聞いてない!直撃したはずが…」
ほむら「…!」
ほむら「あれを見て!」
マミ「?…使い魔?」
使い魔が魔女の体に密着し、爆発の衝撃を防いでいた
ほむら「あんなことができるなんて…」
マミ「…」
ほむら「…ならアレごと倒すわ!巴マミ、手を貸して!」ジャキッ
重火器を盾から取り出す
マミ「ええ!」
マミ(ミライ先生のメモリーディスプレイに記録されていたあの技…)
マミ(あれならこの魔女を…!)
魔女『…グゥ』
マミ「!? 聞いてない!直撃したはずが…」
ほむら「…!」
ほむら「あれを見て!」
マミ「?…使い魔?」
使い魔が魔女の体に密着し、爆発の衝撃を防いでいた
ほむら「あんなことができるなんて…」
マミ「…」
ほむら「…ならアレごと倒すわ!巴マミ、手を貸して!」ジャキッ
重火器を盾から取り出す
マミ「ええ!」
マミ(ミライ先生のメモリーディスプレイに記録されていたあの技…)
マミ(あれならこの魔女を…!)
323: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:02:50.56:ZVeCiIxe0 (9/110)
ほむら「あなたはそっちから!私は右に回り込むわ!」タタタッ
マミ「わ、わかったわ!」
指示を出し、魔女の側面に回り込むほむら
魔女『グゥ…?』
マミ(形をイメージして…)
マミ(あの銃の生成…!)グッ
パシュン
自分の胸元に魔力を集中するが、すぐに拡散してしまう
マミ「あ、あれっ!?なんで…!?」
マミ(恐怖心が…私にあったから…?)
マミ(今の私には無理なの!?)
使い魔『ギャウ!!』ダッ
マミ「…!」
ほむら「あなたはそっちから!私は右に回り込むわ!」タタタッ
マミ「わ、わかったわ!」
指示を出し、魔女の側面に回り込むほむら
魔女『グゥ…?』
マミ(形をイメージして…)
マミ(あの銃の生成…!)グッ
パシュン
自分の胸元に魔力を集中するが、すぐに拡散してしまう
マミ「あ、あれっ!?なんで…!?」
マミ(恐怖心が…私にあったから…?)
マミ(今の私には無理なの!?)
使い魔『ギャウ!!』ダッ
マミ「…!」
324: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:03:20.51:ZVeCiIxe0 (10/110)
使い魔がマミに飛びかかる
マミ「しまった…!」
ほむら「ッ…巴マミ!」チャキ
カチン…
ほむら「!?」
ほむら(弾切れ…!)
バシュン!
使い魔『ギャウ!?』ドカン
マミ「えっ…?」
突然飛んで来た光弾が魔女を消滅させる
使い魔がマミに飛びかかる
マミ「しまった…!」
ほむら「ッ…巴マミ!」チャキ
カチン…
ほむら「!?」
ほむら(弾切れ…!)
バシュン!
使い魔『ギャウ!?』ドカン
マミ「えっ…?」
突然飛んで来た光弾が魔女を消滅させる
325: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:03:55.68:ZVeCiIxe0 (11/110)
マミ「あの人は…?」
孤門「…残弾の数は常に確認すべきだよ?ほむら」チャキ
ブラストショットを腰に収納し、ほむらに歩み寄る
ほむら「孤門…!?」
ほむら「どうしてここに?」
孤門「魔女の反応を感じてここまで来たんだ…今までこんなこと無かったのに」
ほむら(…どういうことなの?)
ほむら(彼にもそんな能力があるとでも…?)
魔女『ガルルルル…!!』
孤門「!…話は後にしよう!まずはコイツを!」
マミ「あ、あの…あなたは?」
孤門「大丈夫、事情はだいたいわかってるよ」ギュン
鞘からエボルトラスターを引き抜く
孤門「おおおおお!!」
ギュォォオオオン
マミ「あの人は…?」
孤門「…残弾の数は常に確認すべきだよ?ほむら」チャキ
ブラストショットを腰に収納し、ほむらに歩み寄る
ほむら「孤門…!?」
ほむら「どうしてここに?」
孤門「魔女の反応を感じてここまで来たんだ…今までこんなこと無かったのに」
ほむら(…どういうことなの?)
ほむら(彼にもそんな能力があるとでも…?)
魔女『ガルルルル…!!』
孤門「!…話は後にしよう!まずはコイツを!」
マミ「あ、あの…あなたは?」
孤門「大丈夫、事情はだいたいわかってるよ」ギュン
鞘からエボルトラスターを引き抜く
孤門「おおおおお!!」
ギュォォオオオン
326: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:04:45.67:ZVeCiIxe0 (12/110)
ズンッ!
ネクサス「シェアッ!」
マミ「!…銀色の巨人…?」
ほむら「そう…彼もウルトラマンよ」
魔女『グルル…』
ネクサス「シュッ…ハァアア…」バチバチバチ
腕を腰の横に回し、エネルギーを溜める
ネクサス「シェァアアッ!!」バシュゥゥウ
魔女『!!』
ドカァアアアアン!
マミ「…早い!」
クロスレイ・シュトロームを受けた魔女が粉々に爆散する
ズンッ!
ネクサス「シェアッ!」
マミ「!…銀色の巨人…?」
ほむら「そう…彼もウルトラマンよ」
魔女『グルル…』
ネクサス「シュッ…ハァアア…」バチバチバチ
腕を腰の横に回し、エネルギーを溜める
ネクサス「シェァアアッ!!」バシュゥゥウ
魔女『!!』
ドカァアアアアン!
マミ「…早い!」
クロスレイ・シュトロームを受けた魔女が粉々に爆散する
327: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:05:31.53:ZVeCiIxe0 (13/110)
シュォオオ…
ほむら「…?」
ほむら(今、何か黒いものが…)
ジュジュジュゥゥウウ…
マミ「?…何の音かしら」
ネクサス「…?」
ほむら「…!!」
ほむら「気をつけて!まだ来るわ!」
ネクサス「!?」
魔女『グォアアアアア!!!』ダッ
爆煙の中から魔女が突進してくる
シュォオオ…
ほむら「…?」
ほむら(今、何か黒いものが…)
ジュジュジュゥゥウウ…
マミ「?…何の音かしら」
ネクサス「…?」
ほむら「…!!」
ほむら「気をつけて!まだ来るわ!」
ネクサス「!?」
魔女『グォアアアアア!!!』ダッ
爆煙の中から魔女が突進してくる
328: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:06:14.61:ZVeCiIxe0 (14/110)
ネクサス「グゥオア!!?」
マミ「きゃあっ!!」
ほむら「くうっ…!」
ドガガガッ!
マミ「っな…なんでっ…!」
マミ「粉々になったはずがでしょう!?」
ほむら「知らないわよ…!」
魔女『グオオ…』シュィーン
魔女が口にエネルギーを集束させ、狙いを定める
ネクサス「…!」
ネクサス「シュアッ!」シュオン
ネクサス「グゥオア!!?」
マミ「きゃあっ!!」
ほむら「くうっ…!」
ドガガガッ!
マミ「っな…なんでっ…!」
マミ「粉々になったはずがでしょう!?」
ほむら「知らないわよ…!」
魔女『グオオ…』シュィーン
魔女が口にエネルギーを集束させ、狙いを定める
ネクサス「…!」
ネクサス「シュアッ!」シュオン
329: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:07:21.13:ZVeCiIxe0 (15/110)
ほむら「あっ…!?」
マミ「きゃっ…な、なに!?」
店員「…」
少女「…」
ネクサス「ハッ!」グイッ
光の鞭、セービングビュートで四人を自らの後ろに引き寄せる
ネクサス『そこにいて!』
ほむら「!!…孤門!来るわ!」
魔女『ギャオオオッ!!』ドシュゥン!
ネクサス「…シャッ!」キュピィン
ドゴォォオオオン!
ネクサスが魔女の光弾の爆発に巻き込まれる
ほむら「孤門…!」
ほむら「あっ…!?」
マミ「きゃっ…な、なに!?」
店員「…」
少女「…」
ネクサス「ハッ!」グイッ
光の鞭、セービングビュートで四人を自らの後ろに引き寄せる
ネクサス『そこにいて!』
ほむら「!!…孤門!来るわ!」
魔女『ギャオオオッ!!』ドシュゥン!
ネクサス「…シャッ!」キュピィン
ドゴォォオオオン!
ネクサスが魔女の光弾の爆発に巻き込まれる
ほむら「孤門…!」
330: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:08:06.91:ZVeCiIxe0 (16/110)
バチバチバチッ…
魔女『…!!?』
ネクサス(JB)「ハァアアッ…!」
マミ「青く…なった…?」
光弾の爆煙が晴れた後、
そこに立っていたのは青い姿に変わり、光弾をそのまま右手で受け止めているネクサスだった
ネクサス(JB)「ヘアッ!」バシュン!
光弾のエネルギーを変換し、魔女に撃ち返す
魔女『!!』
使い魔『ギャウッ!』ササッ
ドバンッ!
マミ「!…やっぱり使い魔が盾に…」
ほむら「…」
ほむら「彼を援護するわ!」チャキッ
バチバチバチッ…
魔女『…!!?』
ネクサス(JB)「ハァアアッ…!」
マミ「青く…なった…?」
光弾の爆煙が晴れた後、
そこに立っていたのは青い姿に変わり、光弾をそのまま右手で受け止めているネクサスだった
ネクサス(JB)「ヘアッ!」バシュン!
光弾のエネルギーを変換し、魔女に撃ち返す
魔女『!!』
使い魔『ギャウッ!』ササッ
ドバンッ!
マミ「!…やっぱり使い魔が盾に…」
ほむら「…」
ほむら「彼を援護するわ!」チャキッ
331: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:08:52.41:ZVeCiIxe0 (17/110)
マミ「暁美さん…」
マミ「…ええ!」チャキッ
ネクサス(JB)『二人とも!全員で同じポイントを狙うぞ!』キュイン
ほむら「一点集中ね…!」
マミ「わかりました!」
ネクサスの右腕に巨大な光の弓が出現する
ネクサス(JB)「ハァアアアッ…!」シュォオオ
魔女『ガアアアアッ…!』シュォオオ
お互いがエネルギーをチャージし、勝負に出る
マミ「暁美さん…」
マミ「…ええ!」チャキッ
ネクサス(JB)『二人とも!全員で同じポイントを狙うぞ!』キュイン
ほむら「一点集中ね…!」
マミ「わかりました!」
ネクサスの右腕に巨大な光の弓が出現する
ネクサス(JB)「ハァアアアッ…!」シュォオオ
魔女『ガアアアアッ…!』シュォオオ
お互いがエネルギーをチャージし、勝負に出る
332: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:09:47.69:ZVeCiIxe0 (18/110)
ほむら「これで…!」
マミ「終わりよ!」
ネクサス(JB)「ヘァアアアアッ!!」
ドシュゥウン!
魔女『ギャオオオッ!』ドシュゥン
使い魔『ギイッ!』ササッ
魔女『…ギ!!?』
ドガァアアアアン…
二人の魔法少女の攻撃とアローレイ・シュトロームが
光弾と使い魔を消滅させ、魔女を吹き飛ばす
ネクサス「フゥゥウ…」
マミ「…勝った…わね」
ほむら「…」
ほむら「これで…!」
マミ「終わりよ!」
ネクサス(JB)「ヘァアアアアッ!!」
ドシュゥウン!
魔女『ギャオオオッ!』ドシュゥン
使い魔『ギイッ!』ササッ
魔女『…ギ!!?』
ドガァアアアアン…
二人の魔法少女の攻撃とアローレイ・シュトロームが
光弾と使い魔を消滅させ、魔女を吹き飛ばす
ネクサス「フゥゥウ…」
マミ「…勝った…わね」
ほむら「…」
333: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:10:35.22:ZVeCiIxe0 (19/110)
……………………………………
孤門「…なんとか脱出できたね」
マミ「あ、あの!ありがとうございました!」
ほむら「…助かったわ孤門、それじゃ」ダッ
駆け出すほむら
ガシッ
孤門「待つんだほむら!」
ほむら「っ…この手を離しなさい!」
孤門「どこへ行くんだ!?」
ほむら「あなたには関係ないわ!急いでるの!」
孤門「冷静になれ!ソウルジェムを見ろ!」
ほむら「あ…!」
ほむらの手に握られたソウルジェムは黒く濁っていた
孤門「それに…その背中の傷」
ほむら「…」
……………………………………
孤門「…なんとか脱出できたね」
マミ「あ、あの!ありがとうございました!」
ほむら「…助かったわ孤門、それじゃ」ダッ
駆け出すほむら
ガシッ
孤門「待つんだほむら!」
ほむら「っ…この手を離しなさい!」
孤門「どこへ行くんだ!?」
ほむら「あなたには関係ないわ!急いでるの!」
孤門「冷静になれ!ソウルジェムを見ろ!」
ほむら「あ…!」
ほむらの手に握られたソウルジェムは黒く濁っていた
孤門「それに…その背中の傷」
ほむら「…」
334: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:11:03.55:ZVeCiIxe0 (20/110)
孤門「…魔女と戦いにいくんだろう?」
ほむら「!…」
孤門「そんな体じゃ…危険すぎる」
ほむら「…危険だから私がやるのよ」
孤門「…何をそんなに焦っているんだ?話してみなよ?」
ほむら「…」
ほむら「守りたい人がいる…」
マミ「!」
孤門「…魔女と戦いにいくんだろう?」
ほむら「!…」
孤門「そんな体じゃ…危険すぎる」
ほむら「…危険だから私がやるのよ」
孤門「…何をそんなに焦っているんだ?話してみなよ?」
ほむら「…」
ほむら「守りたい人がいる…」
マミ「!」
335: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:11:38.04:ZVeCiIxe0 (21/110)
ほむら「その子の為なら私は…」
ほむら「私の命は…」
孤門「君は間違ってる」
ほむら「…?」
孤門「人を守るために…死んでもいいと思って戦うことと…」
孤門「死ぬ気で戦うことは違うんだ」
ほむら「…」
孤門「君を一人じゃ行かせられないよ」
孤門「僕も行こう」
ほむら「…孤門」
マミ「暁美さん!私も手伝うわ!」
ほむら「!…巴マミ…」
ほむら「その子の為なら私は…」
ほむら「私の命は…」
孤門「君は間違ってる」
ほむら「…?」
孤門「人を守るために…死んでもいいと思って戦うことと…」
孤門「死ぬ気で戦うことは違うんだ」
ほむら「…」
孤門「君を一人じゃ行かせられないよ」
孤門「僕も行こう」
ほむら「…孤門」
マミ「暁美さん!私も手伝うわ!」
ほむら「!…巴マミ…」
336: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:12:21.46:ZVeCiIxe0 (22/110)
ほむら「…あなたはまだ私を信用しきっていないんじゃなかったかしら?」
マミ「その話を聞いちゃ黙ってられないでしょ?」
ほむら「…嘘を吐いてる可能性も考えないの?」
マミ「そんな人は背中に傷なんか作りません」
ほむら「!!」
孤門「…ほむら、君はもう少し人に頼ってもいいと思うよ?」
マミ「そうそう、無理しすぎると駄目になるわ」
ほむら「…」
ほむら「ありがとう…」
マミ「…ふふっ」スッ
ほむらにグリーフシードを手渡す
孤門「決まりだね…じゃあ急ごうか!」
ほむら「…あなたはまだ私を信用しきっていないんじゃなかったかしら?」
マミ「その話を聞いちゃ黙ってられないでしょ?」
ほむら「…嘘を吐いてる可能性も考えないの?」
マミ「そんな人は背中に傷なんか作りません」
ほむら「!!」
孤門「…ほむら、君はもう少し人に頼ってもいいと思うよ?」
マミ「そうそう、無理しすぎると駄目になるわ」
ほむら「…」
ほむら「ありがとう…」
マミ「…ふふっ」スッ
ほむらにグリーフシードを手渡す
孤門「決まりだね…じゃあ急ごうか!」
337: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:13:10.75:ZVeCiIxe0 (23/110)
……………………………………
杏子「…近いな」
まどか「…」
結界の中を進む二人
杏子「いいか?アンタはさやかに呼びかけることに集中するんだ」
杏子「その間はアタシが絶対に守り抜くからな」
まどか「うん…」
スタスタ…
まどか「…」
杏子「…」
まどか「あのね杏子ちゃん…わたし契…」
杏子「!!」ピクッ
杏子「気付かれた!来るぞ!」
まどか「えっ!?」
ギューン
……………………………………
杏子「…近いな」
まどか「…」
結界の中を進む二人
杏子「いいか?アンタはさやかに呼びかけることに集中するんだ」
杏子「その間はアタシが絶対に守り抜くからな」
まどか「うん…」
スタスタ…
まどか「…」
杏子「…」
まどか「あのね杏子ちゃん…わたし契…」
杏子「!!」ピクッ
杏子「気付かれた!来るぞ!」
まどか「えっ!?」
ギューン
338: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:13:42.94:ZVeCiIxe0 (24/110)
オクタヴィア『オオオ…』ズン
まどか「!…さやか…ちゃん…」
上半身は鎧を着た騎士、下半身は人魚のような姿
マントと剣を装備し、さやかの姿を思わせる魔女が立ち塞がる
杏子「怯むな…アンタは呼び続けろ!」パシッ
ガシャーン!
まどか「う、うんっ!」
防御壁を作り、まどかを覆う
オクタヴィア『オォオオオオオ!!!』
杏子「…いくぞ!」
オクタヴィア『オオオ…』ズン
まどか「!…さやか…ちゃん…」
上半身は鎧を着た騎士、下半身は人魚のような姿
マントと剣を装備し、さやかの姿を思わせる魔女が立ち塞がる
杏子「怯むな…アンタは呼び続けろ!」パシッ
ガシャーン!
まどか「う、うんっ!」
防御壁を作り、まどかを覆う
オクタヴィア『オォオオオオオ!!!』
杏子「…いくぞ!」
339: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:14:12.24:ZVeCiIxe0 (25/110)
まどか「さやかちゃん!聞いて!わたしの声」
オクタヴィア『オオオォ…』バシュバシュ
杏子「そらっ!」バキィッ
打ち出された巨大な車輪を打ち砕く
まどか「っ…!」
まどか「さやかちゃん、お願い!正気に戻って!」
まどか「もうやめてよ!」
オクタヴィア『ウァアアアア!!』ブンッ
ガンッ!
まどか「ひっ…!」
杏子「…くそ!」ダッ
まどか「さやかちゃん!聞いて!わたしの声」
オクタヴィア『オオオォ…』バシュバシュ
杏子「そらっ!」バキィッ
打ち出された巨大な車輪を打ち砕く
まどか「っ…!」
まどか「さやかちゃん、お願い!正気に戻って!」
まどか「もうやめてよ!」
オクタヴィア『ウァアアアア!!』ブンッ
ガンッ!
まどか「ひっ…!」
杏子「…くそ!」ダッ
340: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:14:48.52:ZVeCiIxe0 (26/110)
オクタヴィア『!!…オオオ!』ブンッ
杏子「おっと…!」サッ
跳躍し、魔女の腕を避ける
杏子「聞き分けがねぇにも…」
杏子「程があるぜ!さやかぁ!!」ジャキッ
オクタヴィア『ウ…!』
杏子「!!…」ピタッ
杏子「さや…か…!」
オクタヴィア『オオオッ!』
杏子「!…っあ!?」
ドゴッ!
まどか「杏子ちゃんっ!?」
オクタヴィア『!!…オオオ!』ブンッ
杏子「おっと…!」サッ
跳躍し、魔女の腕を避ける
杏子「聞き分けがねぇにも…」
杏子「程があるぜ!さやかぁ!!」ジャキッ
オクタヴィア『ウ…!』
杏子「!!…」ピタッ
杏子「さや…か…!」
オクタヴィア『オオオッ!』
杏子「!…っあ!?」
ドゴッ!
まどか「杏子ちゃんっ!?」
341: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:15:14.30:ZVeCiIxe0 (27/110)
杏子「ぐはっ!」ドシャッ
躊躇ったところを攻撃され、地面に叩きつけられる
まどか「さやかちゃん!やめてぇっ!」
オクタヴィア『ウウウウ…』
杏子「く…あ…!」
まどか「!!…」ダッ
まどか「くうう…!」ギギギッ
鉄格子の防御壁のわずかな隙間から外に出るまどか
まどか「さやかちゃん!」タタタッ
オクタヴィア『!?』
杏子「!!…ばっ…!」
杏子「バカ野郎ーっ!戻れ!!障壁から出るなぁーっ!!!」
杏子「ぐはっ!」ドシャッ
躊躇ったところを攻撃され、地面に叩きつけられる
まどか「さやかちゃん!やめてぇっ!」
オクタヴィア『ウウウウ…』
杏子「く…あ…!」
まどか「!!…」ダッ
まどか「くうう…!」ギギギッ
鉄格子の防御壁のわずかな隙間から外に出るまどか
まどか「さやかちゃん!」タタタッ
オクタヴィア『!?』
杏子「!!…ばっ…!」
杏子「バカ野郎ーっ!戻れ!!障壁から出るなぁーっ!!!」
342: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:15:53.96:ZVeCiIxe0 (28/110)
まどか「さやかちゃん!気付いてよ!」
まどか「わたしだよ!まどかだよ!?」
オクタヴィア『ウゥ…』
まどか「!!」
杏子(声が…届いた…!?)
オクタヴィア『オオァアアア!!』
ガシッ
まどか「うっ…あああ!」
魔女の腕に掴まれるまどか
杏子「…!」
杏子「さやかぁああああ!!」ダッ
まどか「さやかちゃん!気付いてよ!」
まどか「わたしだよ!まどかだよ!?」
オクタヴィア『ウゥ…』
まどか「!!」
杏子(声が…届いた…!?)
オクタヴィア『オオァアアア!!』
ガシッ
まどか「うっ…あああ!」
魔女の腕に掴まれるまどか
杏子「…!」
杏子「さやかぁああああ!!」ダッ
343: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:16:24.18:ZVeCiIxe0 (29/110)
……………………………………
ムサシ「…やっぱりここにもいない…か」
杏子と初めて会った場所を訪れる
ムサシ(杏子ちゃん…彼女はなにか苦しみを…)
ムサシ(もう一度…彼女と話がしたい)
ムサシ「…次はどこを探そう?」
キーン…
『…ムサシ』
ムサシ「!?…頭に声が…?」
……………………………………
ムサシ「…やっぱりここにもいない…か」
杏子と初めて会った場所を訪れる
ムサシ(杏子ちゃん…彼女はなにか苦しみを…)
ムサシ(もう一度…彼女と話がしたい)
ムサシ「…次はどこを探そう?」
キーン…
『…ムサシ』
ムサシ「!?…頭に声が…?」
344: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:17:23.89:ZVeCiIxe0 (30/110)
『ムサシ…私の声が聞こえるか?』
ムサシ「…この声は!」
ムサシ「コスモス、あなたなのか!?」
懐かしい友の名を呼ぶ
コスモス『…そうだ、私だ』
ムサシ「やっぱり!…君もこの世界に?」
コスモス『ああ、何者かの強力な力によりこの世界に飛ばされた』
コスモス『今はその輝石を通じて宇宙から君と交信している』
ムサシ「何者か…?一体誰が…」
ムサシ「いや、それよりどんな目的で?」
コスモス『この世界に何か巨大な悪意が迫ってきている…恐らくは…』
ムサシ「それに対抗するために集められた…かい?」
『ムサシ…私の声が聞こえるか?』
ムサシ「…この声は!」
ムサシ「コスモス、あなたなのか!?」
懐かしい友の名を呼ぶ
コスモス『…そうだ、私だ』
ムサシ「やっぱり!…君もこの世界に?」
コスモス『ああ、何者かの強力な力によりこの世界に飛ばされた』
コスモス『今はその輝石を通じて宇宙から君と交信している』
ムサシ「何者か…?一体誰が…」
ムサシ「いや、それよりどんな目的で?」
コスモス『この世界に何か巨大な悪意が迫ってきている…恐らくは…』
ムサシ「それに対抗するために集められた…かい?」
345: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:17:52.20:ZVeCiIxe0 (31/110)
コスモス『そうだ、そしてその悪意は彼女達にも…』
ムサシ「彼女達…?…まさか」
コスモス『そう、佐倉杏子達だ…』
ムサシ「!!」
ムサシの表情がより一層険しくなる
コスモス『彼女達は今、危機に直面している』
コスモス『ムサシ…私は彼女達を救ってやりたい…』
ムサシ「…ああ!僕も同じ気持ちだ!」
コスモス『…もう一度、私と共に!!』
ムサシ「…」コクッ
ゆっくりと頷く
バッ!
青い輝石を空へと掲げ、叫ぶ
ムサシ「コスモース!!」キュイン!
コスモス『そうだ、そしてその悪意は彼女達にも…』
ムサシ「彼女達…?…まさか」
コスモス『そう、佐倉杏子達だ…』
ムサシ「!!」
ムサシの表情がより一層険しくなる
コスモス『彼女達は今、危機に直面している』
コスモス『ムサシ…私は彼女達を救ってやりたい…』
ムサシ「…ああ!僕も同じ気持ちだ!」
コスモス『…もう一度、私と共に!!』
ムサシ「…」コクッ
ゆっくりと頷く
バッ!
青い輝石を空へと掲げ、叫ぶ
ムサシ「コスモース!!」キュイン!
346: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:18:19.07:ZVeCiIxe0 (32/110)
……………………………………
ガキン ガッ
杏子「さやか!アンタその力を人を守る為に使うんじゃなかったのか!?」
オクタヴィア『ゥウ…』
杏子「人と助け合う道を探すって…アンタあの人と約束したじゃないか!!」
ガキン
オクタヴィア『…!!』
まどか「あ…うう…」グググッ
片手でまどかを握りしめ、
もう片方の手に掴まれた巨大な剣で杏子の攻撃を弾く
杏子「答えろ!さやかぁあああっ!!」
オクタヴィア『アアアアアッ!!!』ブンッ
サグッ!
杏子「!!!」
……………………………………
ガキン ガッ
杏子「さやか!アンタその力を人を守る為に使うんじゃなかったのか!?」
オクタヴィア『ゥウ…』
杏子「人と助け合う道を探すって…アンタあの人と約束したじゃないか!!」
ガキン
オクタヴィア『…!!』
まどか「あ…うう…」グググッ
片手でまどかを握りしめ、
もう片方の手に掴まれた巨大な剣で杏子の攻撃を弾く
杏子「答えろ!さやかぁあああっ!!」
オクタヴィア『アアアアアッ!!!』ブンッ
サグッ!
杏子「!!!」
347: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:18:50.35:ZVeCiIxe0 (33/110)
杏子「ぐっ…ごはっ…!」ブシュウッ
オクタヴィア『フゥゥウ…』
巨大な剣に貫かれ、血が噴き出す
オクタヴィア『…ゥウ』
ズプッ
杏子「ぐっ…ちく…しょ…」
まどか「くあ…」
まどかの体を離し、剣から杏子を引き抜く
支えを失った二人の体は地面へと落下する
杏子「…う…あ…」
杏子(神様…頼むよ…)
杏子(こんな…こんな人生だったんだ…)
杏子(最後くらい…)ジワッ
杏子(幸せな夢…見させて…よ…)ポロポロ
ギュゥゥウン!
杏子「ぐっ…ごはっ…!」ブシュウッ
オクタヴィア『フゥゥウ…』
巨大な剣に貫かれ、血が噴き出す
オクタヴィア『…ゥウ』
ズプッ
杏子「ぐっ…ちく…しょ…」
まどか「くあ…」
まどかの体を離し、剣から杏子を引き抜く
支えを失った二人の体は地面へと落下する
杏子「…う…あ…」
杏子(神様…頼むよ…)
杏子(こんな…こんな人生だったんだ…)
杏子(最後くらい…)ジワッ
杏子(幸せな夢…見させて…よ…)ポロポロ
ギュゥゥウン!
348: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:19:32.26:ZVeCiIxe0 (34/110)
ドガッ!
オクタヴィア『オオ…!?』
シュン
まどか「な…なに…?」
杏子「…」
突然飛んで来た光が魔女を弾き飛ばし、二人を包み込む
杏子「っ…?」
杏子(なん…だ?この光…?)
杏子(なんか…懐かしいような…あったいような…)
杏子(それに…なんか…)
杏子(…優しい…光…だ)
二人を包む光は次第に巨人の形を形成する
コスモス「…」
まどか「…青い…ウルトラマン…」
ドガッ!
オクタヴィア『オオ…!?』
シュン
まどか「な…なに…?」
杏子「…」
突然飛んで来た光が魔女を弾き飛ばし、二人を包み込む
杏子「っ…?」
杏子(なん…だ?この光…?)
杏子(なんか…懐かしいような…あったいような…)
杏子(それに…なんか…)
杏子(…優しい…光…だ)
二人を包む光は次第に巨人の形を形成する
コスモス「…」
まどか「…青い…ウルトラマン…」
349: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:20:05.95:ZVeCiIxe0 (35/110)
コスモス『助けに来たよ…二人とも』
二人を手のから降ろす
杏子「なっ…?お前その声っ…ゴホッゲホッ!!」ボタボタ
まどか「き、杏子ちゃん!…っつう…!」
コスモス『…酷い怪我だ…じっとしていて?』スッ
シュゥゥウウン…
まどか「この光は…?」
杏子「ぐっ…ううあああっ…!」ジュウッ
コスモスの手から放たれたコスモフォースの光が二人を覆う
杏子「っ…腹の…傷が…!」
まどか「すごい…!塞がってる!?」
杏子「ソウルジェムも…少しだけ…」
オクタヴィア『ウウウウ…』ムクッ
コスモス「!…シェアッ!!」
魔女と巨人が対峙する
コスモス『助けに来たよ…二人とも』
二人を手のから降ろす
杏子「なっ…?お前その声っ…ゴホッゲホッ!!」ボタボタ
まどか「き、杏子ちゃん!…っつう…!」
コスモス『…酷い怪我だ…じっとしていて?』スッ
シュゥゥウウン…
まどか「この光は…?」
杏子「ぐっ…ううあああっ…!」ジュウッ
コスモスの手から放たれたコスモフォースの光が二人を覆う
杏子「っ…腹の…傷が…!」
まどか「すごい…!塞がってる!?」
杏子「ソウルジェムも…少しだけ…」
オクタヴィア『ウウウウ…』ムクッ
コスモス「!…シェアッ!!」
魔女と巨人が対峙する
350: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:20:37.58:ZVeCiIxe0 (36/110)
オクタヴィア『オオオォ…!』
コスモス「ハァッ!」
ガッ! ドスン!
オクタヴィア『…!?』
魔女の攻撃を流れるように避け、掌底を打ち込む
オクタヴィア『ァアアアアア!!』
ゴウッ
コスモス「イィイヤッ!!」グンッ
突進の威力を利用し、魔女を投げ飛ばす
杏子「相手の攻撃を…利用して…!」
まどか「…」
コスモス「ハアッ!」キュイン!
コスモスの右手に破壊のエネルギーを溜める
杏子「!! ま、待って!待ってくれ!」
オクタヴィア『オオオォ…!』
コスモス「ハァッ!」
ガッ! ドスン!
オクタヴィア『…!?』
魔女の攻撃を流れるように避け、掌底を打ち込む
オクタヴィア『ァアアアアア!!』
ゴウッ
コスモス「イィイヤッ!!」グンッ
突進の威力を利用し、魔女を投げ飛ばす
杏子「相手の攻撃を…利用して…!」
まどか「…」
コスモス「ハアッ!」キュイン!
コスモスの右手に破壊のエネルギーを溜める
杏子「!! ま、待って!待ってくれ!」
351: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:21:03.90:ZVeCiIxe0 (37/110)
コスモス「?」シュン
杏子の声を聞き、エネルギーを拡散させる
まどか「その魔女は…さやかちゃんなんです!」
コスモス「!?」
杏子「そいつは…なりたくてそんな姿になったんじゃ…ないんだよ!」
コスモス「…」
かつての宿敵、カオスヘッダーを思い出す
杏子「頼む…!もうさやかを…それ以上苦しめないでやってくれ!!」
コスモス「…!」コクッ
オクタヴィア「…ウウウオオ…」
コスモス「?」シュン
杏子の声を聞き、エネルギーを拡散させる
まどか「その魔女は…さやかちゃんなんです!」
コスモス「!?」
杏子「そいつは…なりたくてそんな姿になったんじゃ…ないんだよ!」
コスモス「…」
かつての宿敵、カオスヘッダーを思い出す
杏子「頼む…!もうさやかを…それ以上苦しめないでやってくれ!!」
コスモス「…!」コクッ
オクタヴィア「…ウウウオオ…」
352: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:21:33.77:ZVeCiIxe0 (38/110)
コスモス「ハァアアッ!」
シュゥウ…
コスモス「シェアァアアッ…!」
オクタヴィア『…!?』
フルムーンレクトの光が魔女を包む
オクタヴィア『アアアアアアッ!!』バシュバシュ
コスモス「グッ…オオオッ…」ドガガッ
無防備なコスモスに巨大な車輪が直撃する
杏子「あ…!」
まどか「ムサシっ!!」ダッ
コスモス『来るな!君達は彼女を呼び続けろ!!』
まどか「…!!」
コスモス「ハァアアッ!」
シュゥウ…
コスモス「シェアァアアッ…!」
オクタヴィア『…!?』
フルムーンレクトの光が魔女を包む
オクタヴィア『アアアアアアッ!!』バシュバシュ
コスモス「グッ…オオオッ…」ドガガッ
無防備なコスモスに巨大な車輪が直撃する
杏子「あ…!」
まどか「ムサシっ!!」ダッ
コスモス『来るな!君達は彼女を呼び続けろ!!』
まどか「…!!」
353: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:22:08.63:ZVeCiIxe0 (39/110)
オクタヴィア『ウアアア!!!』
コスモス「ハァア…!」
まどか「っ…」
杏子「…やるぞ!まどか!」
魔女に向かって叫ぶ二人
まどか「さやかちゃん!もう苦しまないで!」
杏子「さやかぁあ!いい加減に戻って来い!!」
オクタヴィア『…ウウウウ!?』
頭を押さえ、苦しみだす魔女
まどか「わたし達の声を聞いて!」
まどか「一緒に帰ろう…さやかちゃん!!」
コスモス「シェアアアアッ!!」シュォオオ
魔女『…ア…ア…』
魔女『アアアアアアアアアア!!!!』
バシュン!
オクタヴィア『ウアアア!!!』
コスモス「ハァア…!」
まどか「っ…」
杏子「…やるぞ!まどか!」
魔女に向かって叫ぶ二人
まどか「さやかちゃん!もう苦しまないで!」
杏子「さやかぁあ!いい加減に戻って来い!!」
オクタヴィア『…ウウウウ!?』
頭を押さえ、苦しみだす魔女
まどか「わたし達の声を聞いて!」
まどか「一緒に帰ろう…さやかちゃん!!」
コスモス「シェアアアアッ!!」シュォオオ
魔女『…ア…ア…』
魔女『アアアアアアアアアア!!!!』
バシュン!
354: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:22:42.83:ZVeCiIxe0 (40/110)
まどか「!!?」
魔女の体が弾け、辺り一帯に飛び散る
コロン
杏子「!! まどか!アレ!」
まどか「あ、あれはさやかちゃんの…」
魔女が消滅した地点にはさやかのソウルジェムが転がっていた
杏子「…はは…ははは!」ヒョイ
まどか「やったね…やったんだね!!」
コスモス「…」
まどか「!!?」
魔女の体が弾け、辺り一帯に飛び散る
コロン
杏子「!! まどか!アレ!」
まどか「あ、あれはさやかちゃんの…」
魔女が消滅した地点にはさやかのソウルジェムが転がっていた
杏子「…はは…ははは!」ヒョイ
まどか「やったね…やったんだね!!」
コスモス「…」
355: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:23:14.02:ZVeCiIxe0 (41/110)
まどか「これで…さやかちゃんも…!」
杏子「ああ…!」
杏子「ムサシ!」クルッ
コスモス「…」
杏子「ありがとな…ムサシ!あんたのおかげ…」
コスモス『…待って』
杏子の言葉を遮る
まどか「…?」
杏子「!…」ピクッ
コスモス『あれは…なんだ…?』
まどか「…あっ!?」
まどか「これで…さやかちゃんも…!」
杏子「ああ…!」
杏子「ムサシ!」クルッ
コスモス「…」
杏子「ありがとな…ムサシ!あんたのおかげ…」
コスモス『…待って』
杏子の言葉を遮る
まどか「…?」
杏子「!…」ピクッ
コスモス『あれは…なんだ…?』
まどか「…あっ!?」
356: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:23:47.78:ZVeCiIxe0 (42/110)
三人の視線の先、魔女が消滅した場所の上空
杏子「黒い…蛇…霧か?」
まどか「あれは…!」
まどか「わたし…!あれ見たことあるかもしれない!!」
コスモス『なに!?』
三人の前を黒い霧のようなものが舞う
その霧の先にはハッキリと分かるほどの赤い二つの目が着いていた
シュォオオ…
杏子「!!…あいつ何かする気か?」
まどか「…?」
シュォオオオオオオォ…!
黒い霧を中心に飛び散った魔女の破片が集まる
まどか「う、嘘!?」
ズシン
オクタヴィア『ウウウウ…』
三人の視線の先、魔女が消滅した場所の上空
杏子「黒い…蛇…霧か?」
まどか「あれは…!」
まどか「わたし…!あれ見たことあるかもしれない!!」
コスモス『なに!?』
三人の前を黒い霧のようなものが舞う
その霧の先にはハッキリと分かるほどの赤い二つの目が着いていた
シュォオオ…
杏子「!!…あいつ何かする気か?」
まどか「…?」
シュォオオオオオオォ…!
黒い霧を中心に飛び散った魔女の破片が集まる
まどか「う、嘘!?」
ズシン
オクタヴィア『ウウウウ…』
357: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:24:16.52:ZVeCiIxe0 (43/110)
杏子「終わったんじゃ…なかったのか!?」
まどか「そんな…」
オクタヴィア『…フゥゥウ』
完全な姿で復活する魔女
コスモス『…迷っている暇は無いみたいだね!』
コスモス「ハァッ!」キュイン
シュォオオ
青を基調とした体色が、燃える太陽の炎のごとき赤へと変わる
コスモス(コロナ)「ハァア…」
杏子「赤くなった!?」
杏子「終わったんじゃ…なかったのか!?」
まどか「そんな…」
オクタヴィア『…フゥゥウ』
完全な姿で復活する魔女
コスモス『…迷っている暇は無いみたいだね!』
コスモス「ハァッ!」キュイン
シュォオオ
青を基調とした体色が、燃える太陽の炎のごとき赤へと変わる
コスモス(コロナ)「ハァア…」
杏子「赤くなった!?」
358: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:24:43.60:ZVeCiIxe0 (44/110)
コスモス(コロナ)「オオオオオオッ!!」ズシンズシン
オクタヴィア『アアアッ!』ブン!
コスモス(コロナ)「ゼアアァッ!!」
バキィィイイン!
オクタヴィア『!!?』
シャイニングフィストで魔女の振り下ろされた剣を腕ごと粉砕する
杏子「つ、つえぇぞ!」
まどか「声もあんなに低くなって…」
コスモス(コロナ)「ハァアアアアアァ!!」
オクタヴィア『アアア…!!?』
ドガッ!
コスモス(コロナ)「オオオオオオッ!!」ズシンズシン
オクタヴィア『アアアッ!』ブン!
コスモス(コロナ)「ゼアアァッ!!」
バキィィイイン!
オクタヴィア『!!?』
シャイニングフィストで魔女の振り下ろされた剣を腕ごと粉砕する
杏子「つ、つえぇぞ!」
まどか「声もあんなに低くなって…」
コスモス(コロナ)「ハァアアアアアァ!!」
オクタヴィア『アアア…!!?』
ドガッ!
359: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:25:15.42:ZVeCiIxe0 (45/110)
ドガガッ バキィッ ドズン!
連打を繰り出し、魔女を吹き飛ばす
コスモス(コロナ)「ハァ…ハァ…ハァ…」ピコンピコンピコン
連戦でエネルギーを消費し、肩で息をする
オクタヴィア『…』ムクッ
まどか「そんな!あれだけ喰らったのに!?」
コスモス(コロナ)『…効いてないのか?』
キラッ
杏子「…!」
杏子「ムサシ!鎧だ!あいつには鎧がある!」
コスモス(コロナ)『!?』
杏子「あの堅い鎧がある限り…本体にダメージは通らないぞ!」
ドガガッ バキィッ ドズン!
連打を繰り出し、魔女を吹き飛ばす
コスモス(コロナ)「ハァ…ハァ…ハァ…」ピコンピコンピコン
連戦でエネルギーを消費し、肩で息をする
オクタヴィア『…』ムクッ
まどか「そんな!あれだけ喰らったのに!?」
コスモス(コロナ)『…効いてないのか?』
キラッ
杏子「…!」
杏子「ムサシ!鎧だ!あいつには鎧がある!」
コスモス(コロナ)『!?』
杏子「あの堅い鎧がある限り…本体にダメージは通らないぞ!」
360: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:25:44.25:ZVeCiIxe0 (46/110)
コスモス(コロナ)『だったら…砕けるまで打ち続けるまでだ!』ダッ
オクタヴィア『!!…アアアッ!』バシュ
杏子「危ねぇ!!」
ドガッ!
コスモス(コロナ)「グッ…!?」
コスモス(コロナ)「ウ…ォオオオオオッ!!」ガクッ
肩に車輪が直撃し、膝をつくコスモス
まどか「なんで!?一発当たっただけであんなに…」
杏子(…肩?)
杏子「…!」
杏子「まさ…か!」
コスモス(コロナ)『だったら…砕けるまで打ち続けるまでだ!』ダッ
オクタヴィア『!!…アアアッ!』バシュ
杏子「危ねぇ!!」
ドガッ!
コスモス(コロナ)「グッ…!?」
コスモス(コロナ)「ウ…ォオオオオオッ!!」ガクッ
肩に車輪が直撃し、膝をつくコスモス
まどか「なんで!?一発当たっただけであんなに…」
杏子(…肩?)
杏子「…!」
杏子「まさ…か!」
361: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:26:11.37:ZVeCiIxe0 (47/110)
杏子「あの時だ…あの時の傷だ…!!」
まどか「!…」
杏子『アンタなんかに…アタシの何がわかんだよーっ!!!』ズパッ
まどか(あの時避けなかった傷…)
ドガガガガッ!
コスモス(コロナ)「グ…ゥウッ」ドシャッ
執拗に肩を攻撃され、とうとう倒れ込むコスモス
オクタヴィア『オオオォ…』
ガシッ
コスモス(コロナ)「グッ!」
杏子「あの時だ…あの時の傷だ…!!」
まどか「!…」
杏子『アンタなんかに…アタシの何がわかんだよーっ!!!』ズパッ
まどか(あの時避けなかった傷…)
ドガガガガッ!
コスモス(コロナ)「グ…ゥウッ」ドシャッ
執拗に肩を攻撃され、とうとう倒れ込むコスモス
オクタヴィア『オオオォ…』
ガシッ
コスモス(コロナ)「グッ!」
362: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:26:59.81:ZVeCiIxe0 (48/110)
コスモス(コロナ)「グ…ァ…アア…!」ピコンピコン
のしかかって来た魔女に首を絞められ、カラータイマーの点滅が速まる
まどか「こ、このままじゃ…」
杏子「…!」
杏子(また…アタシのせいで人が…!)
家族の凄惨な最期が頭をよぎる
杏子(…)
杏子(…はは)
杏子「やるしか…ないよな」ジャキッ
コスモス(コロナ)「グ…ァ…アア…!」ピコンピコン
のしかかって来た魔女に首を絞められ、カラータイマーの点滅が速まる
まどか「こ、このままじゃ…」
杏子「…!」
杏子(また…アタシのせいで人が…!)
家族の凄惨な最期が頭をよぎる
杏子(…)
杏子(…はは)
杏子「やるしか…ないよな」ジャキッ
363: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:27:25.21:ZVeCiIxe0 (49/110)
まどか「杏子ちゃん…?」
杏子「まどか…無理なことに付き合ってくれてありがとな」スッ
まどかの手にさやかのソウルジェムを握らせる
杏子「あと…頼むわ」
まどか「えっ…えっ?」
杏子「…」グッ
シュォオオオ!
自分のソウルジェムを握りしめ、槍の先端に魔力を集中する
まどか「杏子ちゃんっ!?何するの!?」
コスモス(コロナ)『…!?』グググ
コスモス(コロナ)(魔力を一点に集中…?しかしあれでは…!)
コスモス(コロナ)『やめろ杏子ちゃん…っ!死ぬ気か!?』
まどか「なっ!?」
まどか「杏子ちゃん…?」
杏子「まどか…無理なことに付き合ってくれてありがとな」スッ
まどかの手にさやかのソウルジェムを握らせる
杏子「あと…頼むわ」
まどか「えっ…えっ?」
杏子「…」グッ
シュォオオオ!
自分のソウルジェムを握りしめ、槍の先端に魔力を集中する
まどか「杏子ちゃんっ!?何するの!?」
コスモス(コロナ)『…!?』グググ
コスモス(コロナ)(魔力を一点に集中…?しかしあれでは…!)
コスモス(コロナ)『やめろ杏子ちゃん…っ!死ぬ気か!?』
まどか「なっ!?」
364: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:27:54.46:ZVeCiIxe0 (50/110)
杏子「おい魔女!」
オクタヴィア『…?』
杏子の言葉に反応する
杏子「いまからアンタの鎧に風穴開けてやる!覚悟しとけ!」ジャキッ
槍を構えて向き直る
まどか「やめて!やめてぇっ!」ガシッ
杏子「…!」
まどか「せっかく…みんな一緒に…」
まどか「一緒に…!」ポロポロ
杏子「…ッ!」
ダッ
まどか「!! 待って!行かないで!!」
杏子「おい魔女!」
オクタヴィア『…?』
杏子の言葉に反応する
杏子「いまからアンタの鎧に風穴開けてやる!覚悟しとけ!」ジャキッ
槍を構えて向き直る
まどか「やめて!やめてぇっ!」ガシッ
杏子「…!」
まどか「せっかく…みんな一緒に…」
まどか「一緒に…!」ポロポロ
杏子「…ッ!」
ダッ
まどか「!! 待って!行かないで!!」
365: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:28:58.73:ZVeCiIxe0 (51/110)
杏子「うおぁあああああああっっ!!!」ゴオッ!
まどか「駄目ーーーーっ!!」
オクタヴィア『オオ!!?』
ドガァアアアアッ!!
槍の一撃で魔女は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる
杏子「…へへ…ムサ…シ…」シューン
杏子「これ…で…借りは…返した…ぜ」
ドシャア
変身が解除され、そのまま地面に落下する
コスモス(コロナ)『ぐっ…ゴホッ!き、杏子ちゃん!!』
まどか「いやぁあああっ!!杏子ちゃん!」ダッ
ガラガラガラ…
オクタヴィア『ウゥウ…』
コスモス(コロナ)「!!」
瓦礫の中から立ち上がる魔女
その強固な鎧には大きく亀裂が入っていた
コスモス(コロナ)「…!!!」グググッ
杏子「うおぁあああああああっっ!!!」ゴオッ!
まどか「駄目ーーーーっ!!」
オクタヴィア『オオ!!?』
ドガァアアアアッ!!
槍の一撃で魔女は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる
杏子「…へへ…ムサ…シ…」シューン
杏子「これ…で…借りは…返した…ぜ」
ドシャア
変身が解除され、そのまま地面に落下する
コスモス(コロナ)『ぐっ…ゴホッ!き、杏子ちゃん!!』
まどか「いやぁあああっ!!杏子ちゃん!」ダッ
ガラガラガラ…
オクタヴィア『ウゥウ…』
コスモス(コロナ)「!!」
瓦礫の中から立ち上がる魔女
その強固な鎧には大きく亀裂が入っていた
コスモス(コロナ)「…!!!」グググッ
366: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:29:32.70:ZVeCiIxe0 (52/110)
コスモス(コロナ)「ハッ!…ハァアア…」シュォオオ
荒ぶる鷹の構えから両腕を突き出し灼熱のエネルギーを溜める
オクタヴィア『!!…オオオオオオオォ!』ゴォッ!!
コスモス(コロナ)「ハァアアーーーーーーッ!!!」バシュゥゥウウン!
オクタヴィア「!?…ォ…オオオ!!」ドガッ!
接近したところにブレイジングウェーブを零距離で放つ
ビキッ…バキバキバキッ…
オクタヴィア『ウォ…アアアアア…!』
ドカァアアアアン…
灼熱の光波は魔女の鎧を破壊し、その体を焼き尽くす
コスモス(コロナ)「ハッ!…ハァアア…」シュォオオ
荒ぶる鷹の構えから両腕を突き出し灼熱のエネルギーを溜める
オクタヴィア『!!…オオオオオオオォ!』ゴォッ!!
コスモス(コロナ)「ハァアアーーーーーーッ!!!」バシュゥゥウウン!
オクタヴィア「!?…ォ…オオオ!!」ドガッ!
接近したところにブレイジングウェーブを零距離で放つ
ビキッ…バキバキバキッ…
オクタヴィア『ウォ…アアアアア…!』
ドカァアアアアン…
灼熱の光波は魔女の鎧を破壊し、その体を焼き尽くす
367: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:30:03.83:ZVeCiIxe0 (53/110)
シューッ…
コスモス『…』
まどか「…杏子ちゃん」
呼びかけに対する彼女の返事は無い
まどか「…終わったよ」
まどか「だから…起きて…」
まどか「起きてよぉ…」ユサユサ
まどか「杏子ちゃぁああん…」
シューッ…
コスモス『…』
まどか「…杏子ちゃん」
呼びかけに対する彼女の返事は無い
まどか「…終わったよ」
まどか「だから…起きて…」
まどか「起きてよぉ…」ユサユサ
まどか「杏子ちゃぁああん…」
368: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:30:27.44:ZVeCiIxe0 (54/110)
……………………………………
ムサシ「…」
まどか「さやかちゃん…はいコレ…」
ポスッ
さやか「…」ピクッ
あらかじめ結界の外に寝かせておいたさやかの抜け殻にソウルジェムが戻る
さやか「…」
まどか「…さやかちゃん?」
さやか「…」スゥ…スゥ…
ムサシ「安心して。眠ってるだけみたいだ」
ムサシ「自然に目覚めるのを待とう」
……………………………………
ムサシ「…」
まどか「さやかちゃん…はいコレ…」
ポスッ
さやか「…」ピクッ
あらかじめ結界の外に寝かせておいたさやかの抜け殻にソウルジェムが戻る
さやか「…」
まどか「…さやかちゃん?」
さやか「…」スゥ…スゥ…
ムサシ「安心して。眠ってるだけみたいだ」
ムサシ「自然に目覚めるのを待とう」
369: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:30:56.09:ZVeCiIxe0 (55/110)
まどか「…でも」
まどか「さやかちゃんは助かったけど…」
まどか「杏子ちゃん…がっ…」ポロポロ
ムサシ「…」
さやかの横に寝かされている杏子を見つめる二人
まどか「…やだよぉ…」
ムサシ(杏子ちゃん…君のおかげで僕は…)
まどか「杏子ちゃん…きょ…こ…ちゃん…」ポロポロ
ポタッ
杏子「」ピクッ
まどか「…え?」
ムサシ「!」
まどか「…でも」
まどか「さやかちゃんは助かったけど…」
まどか「杏子ちゃん…がっ…」ポロポロ
ムサシ「…」
さやかの横に寝かされている杏子を見つめる二人
まどか「…やだよぉ…」
ムサシ(杏子ちゃん…君のおかげで僕は…)
まどか「杏子ちゃん…きょ…こ…ちゃん…」ポロポロ
ポタッ
杏子「」ピクッ
まどか「…え?」
ムサシ「!」
370: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:31:22.63:ZVeCiIxe0 (56/110)
まどか「い、今…!」
ムサシ「…!」
ムサシ「まどかちゃん!彼女のソウルジェムを!!」
まどか「えっ…は、はい!」
ゴソゴソ
まどか「!!」
ムサシ「や…やっぱり!」
杏子のソウルジェムは微かに輝きを取り戻していた
まどか「あ…」
杏子「っ…冷たい…ぞ…傷に…沁みる…」
さやか「あ、あれ…?あたしは…魔女に…」
ムサシ「!!」
まどか「!…」
まどか「~~~~~~っ…」
まどか「うわぁああああああん…」ポロポロ
さやか「あ…」
杏子「おいおい…」
まどか「い、今…!」
ムサシ「…!」
ムサシ「まどかちゃん!彼女のソウルジェムを!!」
まどか「えっ…は、はい!」
ゴソゴソ
まどか「!!」
ムサシ「や…やっぱり!」
杏子のソウルジェムは微かに輝きを取り戻していた
まどか「あ…」
杏子「っ…冷たい…ぞ…傷に…沁みる…」
さやか「あ、あれ…?あたしは…魔女に…」
ムサシ「!!」
まどか「!…」
まどか「~~~~~~っ…」
まどか「うわぁああああああん…」ポロポロ
さやか「あ…」
杏子「おいおい…」
371: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:31:51.02:ZVeCiIxe0 (57/110)
……………………………………
杏子「…泣きやんだか?」
まどか「ん…」グスッ
ムサシ「杏子ちゃん…無事で本当によかった…」
杏子「…無意識の内にちょっと加減してたのかもな」
杏子「それはそうとムサシ!あれで借りはチャラだな!」
ムサシ「僕は君に貸しを作った覚えは…」
杏子「アタシが嫌なんだよっ!」
ムサシ「はは…そっか!」
まどか「…そうだ!このとこ早くマミさん達に教えてあげようよ!」
まどか「ムサシさんみたいな人もいっぱいいるよ!」
杏子「まだまだ他にもイレギュラーがいるのか!?」
……………………………………
杏子「…泣きやんだか?」
まどか「ん…」グスッ
ムサシ「杏子ちゃん…無事で本当によかった…」
杏子「…無意識の内にちょっと加減してたのかもな」
杏子「それはそうとムサシ!あれで借りはチャラだな!」
ムサシ「僕は君に貸しを作った覚えは…」
杏子「アタシが嫌なんだよっ!」
ムサシ「はは…そっか!」
まどか「…そうだ!このとこ早くマミさん達に教えてあげようよ!」
まどか「ムサシさんみたいな人もいっぱいいるよ!」
杏子「まだまだ他にもイレギュラーがいるのか!?」
372: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:32:18.16:ZVeCiIxe0 (58/110)
まどか「ホラ行こう?さやかちゃん!」
さやか「…」
俯いたまま、動こうとしないさやか
杏子「…?」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「…あたし…行けないよ」
まどか「え?」
まどか「ホラ行こう?さやかちゃん!」
さやか「…」
俯いたまま、動こうとしないさやか
杏子「…?」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「…あたし…行けないよ」
まどか「え?」
373: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:32:47.34:ZVeCiIxe0 (59/110)
さやか「あたし…一人で突っ走って…」
さやか「魔女になって…」
まどか「…」
さやか「まどかにも最低なこと言って…」
さやか「マミさんがあたしの事想ってくれてたのに…その思いも裏切って…」
さやか「今ここにいる皆を…殺しそうになった…」
杏子「…」
さやか「それに…なんで魔法少女になったのか…とか」
さやか「なにを信じたらいいのかとか…もう分かんなくなって…」
ムサシ「信じるものなんて…いくらでもあるじゃない」
さやか「!!…え…?」
さやか「あたし…一人で突っ走って…」
さやか「魔女になって…」
まどか「…」
さやか「まどかにも最低なこと言って…」
さやか「マミさんがあたしの事想ってくれてたのに…その思いも裏切って…」
さやか「今ここにいる皆を…殺しそうになった…」
杏子「…」
さやか「それに…なんで魔法少女になったのか…とか」
さやか「なにを信じたらいいのかとか…もう分かんなくなって…」
ムサシ「信じるものなんて…いくらでもあるじゃない」
さやか「!!…え…?」
374: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:33:20.60:ZVeCiIxe0 (60/110)
ムサシ「ほら…顔を上げて」
さやか「…!!」スッ
さやか「あ…」
まどか「…えへへ」
杏子「…はは」
顔を上げた視線の先には笑顔の二人
ムサシ「君は…君自身を信じて…」
ムサシ「そして…彼女達を…信じて?」
ムサシ「ほら…顔を上げて」
さやか「…!!」スッ
さやか「あ…」
まどか「…えへへ」
杏子「…はは」
顔を上げた視線の先には笑顔の二人
ムサシ「君は…君自身を信じて…」
ムサシ「そして…彼女達を…信じて?」
375: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:33:50.02:ZVeCiIxe0 (61/110)
さやか「で、でもあたし…怖い…」
さやか「また魔女になって皆を…」
杏子「あーあーあーもう!」
さやか「!」ビクッ
彼女の言葉を杏子が遮る
杏子「湿っぽい話はもうやめやめ!」
杏子「それに…またアンタが魔女になったら…」
杏子「またアタシ達で止めてやるよ!な?」
まどか「うんっ!」
ムサシ「ああ!」
さやか「う…」ポロッ
さやか「ふ…ぐぅ…っ…」ポロポロ
まどか「わあっ!?」
杏子「こ、今度はアンタが泣くのかよ!?」
さやか「で、でもあたし…怖い…」
さやか「また魔女になって皆を…」
杏子「あーあーあーもう!」
さやか「!」ビクッ
彼女の言葉を杏子が遮る
杏子「湿っぽい話はもうやめやめ!」
杏子「それに…またアンタが魔女になったら…」
杏子「またアタシ達で止めてやるよ!な?」
まどか「うんっ!」
ムサシ「ああ!」
さやか「う…」ポロッ
さやか「ふ…ぐぅ…っ…」ポロポロ
まどか「わあっ!?」
杏子「こ、今度はアンタが泣くのかよ!?」
376: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:34:21.04:ZVeCiIxe0 (62/110)
さやか「だ、大丈夫…うん…」グスッ
杏子「よかった…じゃあ行くか!」
さやか「うん…えーっと…あれ?」
首を傾げるさやか
さやか「あたし…まだあんたの名前聞いてない!」
ムサシ「ええ~?」
まどか「そうだっけ?」
杏子「今さらかよ…こっちはとっくに知ってるのに」
杏子「まぁいいや…佐倉杏子だ!」
さやか「わかった、杏子!…あたしは美樹…」
杏子「お、おいおい!アンタの名前は知ってるって!」
さやか「ううん…言わせて…」
さやか「あたしは美樹さやか!よろしく!」スッ
杏子「…ああ!」ガシッ
差し出された手を掴み、固い握手を交わす
さやか「だ、大丈夫…うん…」グスッ
杏子「よかった…じゃあ行くか!」
さやか「うん…えーっと…あれ?」
首を傾げるさやか
さやか「あたし…まだあんたの名前聞いてない!」
ムサシ「ええ~?」
まどか「そうだっけ?」
杏子「今さらかよ…こっちはとっくに知ってるのに」
杏子「まぁいいや…佐倉杏子だ!」
さやか「わかった、杏子!…あたしは美樹…」
杏子「お、おいおい!アンタの名前は知ってるって!」
さやか「ううん…言わせて…」
さやか「あたしは美樹さやか!よろしく!」スッ
杏子「…ああ!」ガシッ
差し出された手を掴み、固い握手を交わす
377: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:34:49.53:ZVeCiIxe0 (63/110)
まどか「じゃ、今度こそ…」
杏子「行こうぜ!」
ムサシ「行くあてもないから…僕も付いていこうかな」
さやか「あはは!」
さやか(…そうだよ)
さやか(こんなにいい人たちが周りにいたんだ…)
さやか(一人で背負いこむことなんて…なかったんだ…)
さやか(…)クス
静かに微笑み、思う
さやか(あたしって、ほんとバカ…)
まどか「じゃ、今度こそ…」
杏子「行こうぜ!」
ムサシ「行くあてもないから…僕も付いていこうかな」
さやか「あはは!」
さやか(…そうだよ)
さやか(こんなにいい人たちが周りにいたんだ…)
さやか(一人で背負いこむことなんて…なかったんだ…)
さやか(…)クス
静かに微笑み、思う
さやか(あたしって、ほんとバカ…)
378: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:35:18.71:ZVeCiIxe0 (64/110)
……………………………………
さやか「う~…みんなになんて謝ろ…」
まどか「いつも通りのさやかちゃんでいいよ!」
杏子「そんな気負うなよ!大丈夫だろ!」
ムサシ「そうそう、君達みんな無事なんだしさ」
タッタッタッ
ほむら「…え!?」
マミ「あ…れ?」
孤門「え?どうしたの二人とも」
まどか「あ!マミさん!ほむらちゃん!」
さやか「う…」
ほむら「美樹さやか…!!?」
マミ「な、なんで?」
……………………………………
さやか「う~…みんなになんて謝ろ…」
まどか「いつも通りのさやかちゃんでいいよ!」
杏子「そんな気負うなよ!大丈夫だろ!」
ムサシ「そうそう、君達みんな無事なんだしさ」
タッタッタッ
ほむら「…え!?」
マミ「あ…れ?」
孤門「え?どうしたの二人とも」
まどか「あ!マミさん!ほむらちゃん!」
さやか「う…」
ほむら「美樹さやか…!!?」
マミ「な、なんで?」
379: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:35:47.97:ZVeCiIxe0 (65/110)
……………………………………
さやか「ってなわけで…ご迷惑おかけしまして…」
さやか「すいませんでしたぁあああっ!!!」
豪快に頭を下げる
ハヤタ「はは…力が抜けたよ…」
我夢「でも無事で本当によかった!」
ミライ「さやかちゃん…もう一人で悩まないで…」
ダン「やれやれ…それだけ元気なら大丈夫だろう」
まどか「よかった~…さやかちゃん許してもらえたみたい」
ムサシ「そりゃそうさ。ちゃんと謝ったんだから」
杏子「ふ~ん…」キョロキョロ
マミ「どうしたの佐倉さん?」
杏子「いや…イレギュラーがいっぱいここに集まってるって聞いたけどさ」
杏子「なんというか…あんな爺さん達で大丈夫か?」
……………………………………
さやか「ってなわけで…ご迷惑おかけしまして…」
さやか「すいませんでしたぁあああっ!!!」
豪快に頭を下げる
ハヤタ「はは…力が抜けたよ…」
我夢「でも無事で本当によかった!」
ミライ「さやかちゃん…もう一人で悩まないで…」
ダン「やれやれ…それだけ元気なら大丈夫だろう」
まどか「よかった~…さやかちゃん許してもらえたみたい」
ムサシ「そりゃそうさ。ちゃんと謝ったんだから」
杏子「ふ~ん…」キョロキョロ
マミ「どうしたの佐倉さん?」
杏子「いや…イレギュラーがいっぱいここに集まってるって聞いたけどさ」
杏子「なんというか…あんな爺さん達で大丈夫か?」
380: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:36:15.38:ZVeCiIxe0 (66/110)
北斗「おい爺さんとはなんだ!爺さんとは!」
アスカ「そーだそーだ!謝れー!」
杏子「あっ!アンタとか特に心配だわ」
アスカ「な、なんだと~このくそチビ!」
杏子「マジになるなよ~」ケラケラ
マミ「こらっ!佐倉さん!仲良くしなさい!」
マミ「あなたは今日からここに住むんですからね!」
杏子「は、はぁ!?」
マミ「だってあなた毎日毎日その日暮らしでしょ?」
杏子「…まぁそうだけど」
マミ「じゃあ決定ね!…お二人もどうぞ遠慮なさらずに!」
ムサシ「…お言葉に甘えさせてもらおうかな?食べる物も無いし…」
孤門「僕はほむらの家の方が…」
ほむら「孤門?」ギロリ
孤門「はい…」
北斗「おい爺さんとはなんだ!爺さんとは!」
アスカ「そーだそーだ!謝れー!」
杏子「あっ!アンタとか特に心配だわ」
アスカ「な、なんだと~このくそチビ!」
杏子「マジになるなよ~」ケラケラ
マミ「こらっ!佐倉さん!仲良くしなさい!」
マミ「あなたは今日からここに住むんですからね!」
杏子「は、はぁ!?」
マミ「だってあなた毎日毎日その日暮らしでしょ?」
杏子「…まぁそうだけど」
マミ「じゃあ決定ね!…お二人もどうぞ遠慮なさらずに!」
ムサシ「…お言葉に甘えさせてもらおうかな?食べる物も無いし…」
孤門「僕はほむらの家の方が…」
ほむら「孤門?」ギロリ
孤門「はい…」
381: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:36:43.32:ZVeCiIxe0 (67/110)
ほむら「…」
部屋の中にいる一同を見回すほむら
ほむら(こうして見ると…とてつもないメンバーね…)
ほむら(ここにいる大人全員がウルトラマンの力を持っているなんて…)
ほむら(…まぁその内の三人は力を失っているようだけど)
ほむら「…」
ほむら(これなら…)
ほむら(これならワルプルギスの夜も…)
キィィイイン…
ほむら「!?」
ほむら「…」
部屋の中にいる一同を見回すほむら
ほむら(こうして見ると…とてつもないメンバーね…)
ほむら(ここにいる大人全員がウルトラマンの力を持っているなんて…)
ほむら(…まぁその内の三人は力を失っているようだけど)
ほむら「…」
ほむら(これなら…)
ほむら(これならワルプルギスの夜も…)
キィィイイン…
ほむら「!?」
382: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:37:12.81:ZVeCiIxe0 (68/110)
ほむら(頭に直接…)
ほむら(これは…テレパシー?)
ダン『暁美ほむら』
ほむら『…あなたは…モロボシ・ダンね』
ほむら『何の用かしら…?こんな回りくどいことをして…』
ダン『この会話は俺とお前にしか聞こえていない』
ほむら『…ええ、そうみたいね』
ダン『…俺達がお前に最初に質問したことをもう一度聞く』
ダン『…お前が持っている情報を教えて欲しい』
ほむら『…!』
ほむら(頭に直接…)
ほむら(これは…テレパシー?)
ダン『暁美ほむら』
ほむら『…あなたは…モロボシ・ダンね』
ほむら『何の用かしら…?こんな回りくどいことをして…』
ダン『この会話は俺とお前にしか聞こえていない』
ほむら『…ええ、そうみたいね』
ダン『…俺達がお前に最初に質問したことをもう一度聞く』
ダン『…お前が持っている情報を教えて欲しい』
ほむら『…!』
383: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:37:39.37:ZVeCiIxe0 (69/110)
ダン『当然お前にも事情というものがあるだろう』
ほむら『…』
ダン『答えるも答えないもお前の自由だ』
ダン『だが…』
ダン『ここにいる全員と真に打ち解け合うなら…隠し事は綺麗さっぱり無くしておいた方がいいぞ』
ほむら『!!…』
ほむら『…』
ほむら『…わかったわ』
ダン『…ありがとう』
ダン『当然お前にも事情というものがあるだろう』
ほむら『…』
ダン『答えるも答えないもお前の自由だ』
ダン『だが…』
ダン『ここにいる全員と真に打ち解け合うなら…隠し事は綺麗さっぱり無くしておいた方がいいぞ』
ほむら『!!…』
ほむら『…』
ほむら『…わかったわ』
ダン『…ありがとう』
384: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:38:08.43:ZVeCiIxe0 (70/110)
ほむら「…皆ちょっと聞いて」
まどか「?」
部屋にいる全員の視線がほむらに集中する
ほむら「ここにいる魔法少女達全員が生き残った今…」
ほむら「私の知っていること全てを…聞いてもらいたいの」
さやか「生き残った…って」
杏子「まるで死ぬ運命を知ってました…って口ぶりだな」
マミ「私達は生きてるけどね」
ほむら「…私はこの時間軸の人間じゃない」
ハヤタ「…何?」
ダン「!!」
アスカ「え?どういうこと?」ポカーン
ダイゴ「静かに聞いてよう…」
ほむら「…皆ちょっと聞いて」
まどか「?」
部屋にいる全員の視線がほむらに集中する
ほむら「ここにいる魔法少女達全員が生き残った今…」
ほむら「私の知っていること全てを…聞いてもらいたいの」
さやか「生き残った…って」
杏子「まるで死ぬ運命を知ってました…って口ぶりだな」
マミ「私達は生きてるけどね」
ほむら「…私はこの時間軸の人間じゃない」
ハヤタ「…何?」
ダン「!!」
アスカ「え?どういうこと?」ポカーン
ダイゴ「静かに聞いてよう…」
385: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:38:39.38:ZVeCiIxe0 (71/110)
ほむら「私は運命を変えるために別の時間軸からやって来た」
まどか「えっ…?」
ほむら「鹿目まどか…あなたが死ぬという運命を変えるために…」
まどか「!?」
杏子「なに?」
マミ「…」
ほむら「別の時間軸で私は約束した…あなたを救うと」
まどかに見ながら話を続ける
さやか「な、なんで…?なんでまどかが死んじゃうの!?」
ほむら「…初めは…これから二週間後に来る魔女…ワルプルギスの夜との戦闘で…」
杏子「!!…そんな大物がこの町に来るのかい?」
ほむら「…」コクッ
マミ「戦闘ってことは…その時間軸での鹿目さんは魔法少女だったの?」
ほむら「ええ…」
ほむら「彼女は私達でも及ばないほどの圧倒的な素質を持っている」
まどか「!!!」
ほむら「私は運命を変えるために別の時間軸からやって来た」
まどか「えっ…?」
ほむら「鹿目まどか…あなたが死ぬという運命を変えるために…」
まどか「!?」
杏子「なに?」
マミ「…」
ほむら「別の時間軸で私は約束した…あなたを救うと」
まどかに見ながら話を続ける
さやか「な、なんで…?なんでまどかが死んじゃうの!?」
ほむら「…初めは…これから二週間後に来る魔女…ワルプルギスの夜との戦闘で…」
杏子「!!…そんな大物がこの町に来るのかい?」
ほむら「…」コクッ
マミ「戦闘ってことは…その時間軸での鹿目さんは魔法少女だったの?」
ほむら「ええ…」
ほむら「彼女は私達でも及ばないほどの圧倒的な素質を持っている」
まどか「!!!」
386: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:39:09.76:ZVeCiIxe0 (72/110)
ほむら「当然インキュベーターはそれを見逃すはずもなかった」
ほむら「あなたに積極的に契約を持ちかけて来たのはそのためよ」
まどか「…」
ほむら「…私は何度も最悪の結末を変えようと…戦い続けた」
ほむら「けど…運命を変えることは…不可能だった」
さやか「…そんな」
杏子「なるほどな…でもこの時間軸では事が上手く運んでいる…と」
ほむら「そういうこと」
まどか「…」
ほむら「当然インキュベーターはそれを見逃すはずもなかった」
ほむら「あなたに積極的に契約を持ちかけて来たのはそのためよ」
まどか「…」
ほむら「…私は何度も最悪の結末を変えようと…戦い続けた」
ほむら「けど…運命を変えることは…不可能だった」
さやか「…そんな」
杏子「なるほどな…でもこの時間軸では事が上手く運んでいる…と」
ほむら「そういうこと」
まどか「…」
387: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:39:37.75:ZVeCiIxe0 (73/110)
ほむら「…まどか、あなたを守ることが…」
ほむら「私に残された…たった一つの道しるべだった」
さやか「…だった?」
マミ「今は…違うの?」
ほむら「ええ…」
ほむら「私は…あなた達全員を…守りたい!」
ほむら「もう誰も失いたくない…!」
まどか「!」
さやか「転校生…」
杏子「…へへ」
マミ「…ようやく素直になったわね」
ほむら「…まどか、あなたを守ることが…」
ほむら「私に残された…たった一つの道しるべだった」
さやか「…だった?」
マミ「今は…違うの?」
ほむら「ええ…」
ほむら「私は…あなた達全員を…守りたい!」
ほむら「もう誰も失いたくない…!」
まどか「!」
さやか「転校生…」
杏子「…へへ」
マミ「…ようやく素直になったわね」
388: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:40:08.49:ZVeCiIxe0 (74/110)
郷「なるほどな。妙に事情通だったのはその為か」
孤門「これは僕も知らなかったね…」
ダン「これで俺達の間では隠し事は無くなったわけだ」
ハヤタ「あらためてよろしく…暁美ほむら」
ほむら「ええ…」
まどか「…ほむらちゃん」
ほむら「まどか…ゴメンね…わけわかんないよね…こんな事言われても…」
まどか「ううん…わたし嬉しいな」
まどか「ほむらちゃんがわたしの事…そんなに想ってくれてたなんて」
ほむら「…!」カアァ…
さやか「あはは!顔真っ赤~」
ほむら「う、うるさい…」
マミ(守りたい人ってやっぱり鹿目さんだったのね)
郷「なるほどな。妙に事情通だったのはその為か」
孤門「これは僕も知らなかったね…」
ダン「これで俺達の間では隠し事は無くなったわけだ」
ハヤタ「あらためてよろしく…暁美ほむら」
ほむら「ええ…」
まどか「…ほむらちゃん」
ほむら「まどか…ゴメンね…わけわかんないよね…こんな事言われても…」
まどか「ううん…わたし嬉しいな」
まどか「ほむらちゃんがわたしの事…そんなに想ってくれてたなんて」
ほむら「…!」カアァ…
さやか「あはは!顔真っ赤~」
ほむら「う、うるさい…」
マミ(守りたい人ってやっぱり鹿目さんだったのね)
389: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:40:33.80:ZVeCiIxe0 (75/110)
北斗「とにかく…そのワルプルギスの夜を倒せば全ては終わるのでしょうか?」
ダン「それは分からないが…とにかく強大な力を持っていることはわかった」
ハヤタ「結界を形成しないで接近してくる魔女…町の住民の避難はどうする?」
ほむら「その点は心配しないで」
ほむら「ワルプルギスの夜は一般人には巨大な天災…台風のようなものとしか認知できないから」
ほむら「警報でも出てくれれば避難してくれるわ」
郷「そうか!それなら余計な混乱も起こらないな!」
アスカ「ちぇー…最後まで何もできねぇのかよ」
ダイゴ「まぁまぁ、ここは皆に任せよう?」
我夢「全て終われば元の世界に帰れるのかな?」
北斗「とにかく…そのワルプルギスの夜を倒せば全ては終わるのでしょうか?」
ダン「それは分からないが…とにかく強大な力を持っていることはわかった」
ハヤタ「結界を形成しないで接近してくる魔女…町の住民の避難はどうする?」
ほむら「その点は心配しないで」
ほむら「ワルプルギスの夜は一般人には巨大な天災…台風のようなものとしか認知できないから」
ほむら「警報でも出てくれれば避難してくれるわ」
郷「そうか!それなら余計な混乱も起こらないな!」
アスカ「ちぇー…最後まで何もできねぇのかよ」
ダイゴ「まぁまぁ、ここは皆に任せよう?」
我夢「全て終われば元の世界に帰れるのかな?」
390: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:41:00.41:ZVeCiIxe0 (76/110)
さやか「さて…そろそろ帰ろっか?」
まどか「そうだね」
ほむら「巴マミ…明日学校が終わればもう一度ここに集まっていいかしら?」
マミ「ワルプルギスへの対策ね?もちろんよ!」
杏子「じゃーなー!」
ガチャ バタン
マミ「さて…と」
アスカ「マミさん」
マミ「あら?どうかしました?」
アスカ「夕飯の材料…」グー
マミ「!!…い、今すぐ行ってきます!」
さやか「さて…そろそろ帰ろっか?」
まどか「そうだね」
ほむら「巴マミ…明日学校が終わればもう一度ここに集まっていいかしら?」
マミ「ワルプルギスへの対策ね?もちろんよ!」
杏子「じゃーなー!」
ガチャ バタン
マミ「さて…と」
アスカ「マミさん」
マミ「あら?どうかしました?」
アスカ「夕飯の材料…」グー
マミ「!!…い、今すぐ行ってきます!」
391: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:41:36.99:ZVeCiIxe0 (77/110)
アスカ「あー…俺も行くよ!急かしたみたいで悪いし!」
杏子「晩飯か!アタシも行く!」
マミ「…じゃあお願いしようかな?」
ハヤタ「じゃあそれまで僕達はパトロールに行こうかな」
ダン「ああ、決戦の日までこの町の構造を知るのもいいだろう」
郷「ジープ出しますよ」
北斗「正確な出現ポイントも調べておいた方がよさそうですね」
ガチャ バタン
アスカ「あー…俺も行くよ!急かしたみたいで悪いし!」
杏子「晩飯か!アタシも行く!」
マミ「…じゃあお願いしようかな?」
ハヤタ「じゃあそれまで僕達はパトロールに行こうかな」
ダン「ああ、決戦の日までこの町の構造を知るのもいいだろう」
郷「ジープ出しますよ」
北斗「正確な出現ポイントも調べておいた方がよさそうですね」
ガチャ バタン
392: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:42:03.93:ZVeCiIxe0 (78/110)
……………………………………
さやか「それじゃあね!あたし達こっちだから!」
さやか「まどか…また明日」
まどか「う、うん!ばいばい」
タッタッタッ
まどか「…」
……………………………………
さやか「それじゃあね!あたし達こっちだから!」
さやか「まどか…また明日」
まどか「う、うん!ばいばい」
タッタッタッ
まどか「…」
393: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:42:31.31:ZVeCiIxe0 (79/110)
まどか「…」
ほむら『彼女は私達でも及ばないほどの圧倒的な素質を持っている』
まどか「…!」
まどか「わたしは…」
まどか「…」クルッ
まどか「…」タッタッタッ
まどか「…」
ほむら『彼女は私達でも及ばないほどの圧倒的な素質を持っている』
まどか「…!」
まどか「わたしは…」
まどか「…」クルッ
まどか「…」タッタッタッ
394: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:42:58.94:ZVeCiIxe0 (80/110)
……………………………………
ダン「さて…行くか」
郷「ええ、マミの夕食の準備が終わるころに戻ってこれば…」
北斗「ハヤタさん、乗ってください」
先にジープに乗り込む三人
ハヤタ「ああ…うん?」
タッタッタッ
まどか「あ、あのっ!」
……………………………………
ダン「さて…行くか」
郷「ええ、マミの夕食の準備が終わるころに戻ってこれば…」
北斗「ハヤタさん、乗ってください」
先にジープに乗り込む三人
ハヤタ「ああ…うん?」
タッタッタッ
まどか「あ、あのっ!」
395: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:43:25.76:ZVeCiIxe0 (81/110)
ダン「ん…?彼女は…」
郷「戻ってきましたね」
ハヤタ「どうしたんだいまどか?何か忘れ物?」
まどか「その…」
まどか「ちょっと話を聞いてもらいたくて…」
ハヤタ「話?」
まどか「はい…出来ればハヤタさんに…」
ハヤタ「…?」
ダン「聞いてやればいいさ。俺達は先に行っている」
北斗「じゃあ三人で行きますか!」
郷「それじゃ走らせますよ」
ハヤタ「すまないね」
ブロロロロロ…
ハヤタ「…近くの公園にでも行こうか」
まどか「はい…」
ダン「ん…?彼女は…」
郷「戻ってきましたね」
ハヤタ「どうしたんだいまどか?何か忘れ物?」
まどか「その…」
まどか「ちょっと話を聞いてもらいたくて…」
ハヤタ「話?」
まどか「はい…出来ればハヤタさんに…」
ハヤタ「…?」
ダン「聞いてやればいいさ。俺達は先に行っている」
北斗「じゃあ三人で行きますか!」
郷「それじゃ走らせますよ」
ハヤタ「すまないね」
ブロロロロロ…
ハヤタ「…近くの公園にでも行こうか」
まどか「はい…」
396: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:43:53.19:ZVeCiIxe0 (82/110)
~公園~
ハヤタ「それで?何だい話って?」
まどか「…」
公園のベンチに座る二人
まどか「わたし…これでいいのかなって」
ハヤタ「?」
まどか「ほむらちゃんが言ってましたよね?わたしに魔法少女の素質があるって」
ハヤタ「…」
まどか「わたし…さやかちゃんが魔女にやられそうになってた時も…」
まどか「杏子ちゃんとさやかちゃんを助けに行った時も…」
まどか「わたし…守られてばっかり…」
ハヤタ「ふむ…」
~公園~
ハヤタ「それで?何だい話って?」
まどか「…」
公園のベンチに座る二人
まどか「わたし…これでいいのかなって」
ハヤタ「?」
まどか「ほむらちゃんが言ってましたよね?わたしに魔法少女の素質があるって」
ハヤタ「…」
まどか「わたし…さやかちゃんが魔女にやられそうになってた時も…」
まどか「杏子ちゃんとさやかちゃんを助けに行った時も…」
まどか「わたし…守られてばっかり…」
ハヤタ「ふむ…」
397: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:44:18.32:ZVeCiIxe0 (83/110)
まどか「わたし…大切な人達が帰って来るのを待ってるだけなんて…」
まどか「悔しいんです…」
ハヤタ「…」
まどか「でもわたしの力で…皆の役割を変わってあげられるなら…」
まどか「契約…しても…」
ハヤタ「そんな気持ちで力を手に入れても…自分の身を滅ぼすだけだよ」
ハヤタ「迷いある力は滅びを生む」
まどか「…!」
まどか「わたし…大切な人達が帰って来るのを待ってるだけなんて…」
まどか「悔しいんです…」
ハヤタ「…」
まどか「でもわたしの力で…皆の役割を変わってあげられるなら…」
まどか「契約…しても…」
ハヤタ「そんな気持ちで力を手に入れても…自分の身を滅ぼすだけだよ」
ハヤタ「迷いある力は滅びを生む」
まどか「…!」
398: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:44:47.33:ZVeCiIxe0 (84/110)
ハヤタ「それに彼女達の役割を肩代わりはできない…どんなに親しい人でもね」
ハヤタ「それが彼女たち自身が決めた道だからだよ」
まどか「自分で決めた…道…」
ハヤタ「そう、自分自身で見つけるんだ」
ハヤタ「答えを僕に求めちゃ…いけないんだよ?」
まどか「あ…」
ハヤタ「それに…帰りを待ち、仲間の戦いを見ているだけしかできないのなら…」
ハヤタ「見ていてあげなさい…最後までね」
まどか「!!…」
まどか「…」
まどか「わたし…皆を待ちます…」
ハヤタ「…そうか」
ハヤタ「今日はもう帰りなさい、疲れているだろう?」
まどか「はい…ありがとうございました!」
まどか(…これでいい)
まどか(これでいいんだ)
ハヤタ「それに彼女達の役割を肩代わりはできない…どんなに親しい人でもね」
ハヤタ「それが彼女たち自身が決めた道だからだよ」
まどか「自分で決めた…道…」
ハヤタ「そう、自分自身で見つけるんだ」
ハヤタ「答えを僕に求めちゃ…いけないんだよ?」
まどか「あ…」
ハヤタ「それに…帰りを待ち、仲間の戦いを見ているだけしかできないのなら…」
ハヤタ「見ていてあげなさい…最後までね」
まどか「!!…」
まどか「…」
まどか「わたし…皆を待ちます…」
ハヤタ「…そうか」
ハヤタ「今日はもう帰りなさい、疲れているだろう?」
まどか「はい…ありがとうございました!」
まどか(…これでいい)
まどか(これでいいんだ)
399: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:45:18.35:ZVeCiIxe0 (85/110)
~翌日~
ガチャッ
我夢「ただいま~」
孤門「ただいま…よいしょっと」ゴトッ
大きな包みを抱えて二人が帰ってくる
杏子「よう!おかえり!」パタパタ
我夢「あれ…?杏子ちゃん?」
我夢「この時間は学校じゃないのかい?」
杏子「!…あ~…言ってなかったっけ?」
杏子「アタシ学校行ってねーんだ…いろいろあってさ」
我夢「え!?そ、その歳で?」
杏子「なんだよ駄目かよ?」
我夢「駄目だよ!学校は行かないと…」
杏子「うるせーなぁ…いまさら行ったって勉強もなんにもわかんねーよ」
我夢「じゃあ僕が教えてあげるよ」
杏子「は!?」
~翌日~
ガチャッ
我夢「ただいま~」
孤門「ただいま…よいしょっと」ゴトッ
大きな包みを抱えて二人が帰ってくる
杏子「よう!おかえり!」パタパタ
我夢「あれ…?杏子ちゃん?」
我夢「この時間は学校じゃないのかい?」
杏子「!…あ~…言ってなかったっけ?」
杏子「アタシ学校行ってねーんだ…いろいろあってさ」
我夢「え!?そ、その歳で?」
杏子「なんだよ駄目かよ?」
我夢「駄目だよ!学校は行かないと…」
杏子「うるせーなぁ…いまさら行ったって勉強もなんにもわかんねーよ」
我夢「じゃあ僕が教えてあげるよ」
杏子「は!?」
400: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:45:44.81:ZVeCiIxe0 (86/110)
我夢「中学生くらいの内容だろう?余裕だよ」
杏子「そ、そうじゃなくてアタシはな…」
我夢「君だってさやかちゃん達と一緒に学校行きたいだろう?」
杏子「う…あ、アタシは…別に…」
我夢「はいはい…教えてあげるからこっちおいで」
杏子「むぅ…」
ムサシ「頑張れ杏子ちゃん!」
ダン「彼は確か学者だったか?…頭がいいはずだ…」
孤門「ええ…これを作るのにも力を貸してもらいました」ポン
包みを叩く孤門
北斗「それはなんだ?」
孤門「ほむらの新武装の一つですよ…ちなみにもう一つは…」
我夢「中学生くらいの内容だろう?余裕だよ」
杏子「そ、そうじゃなくてアタシはな…」
我夢「君だってさやかちゃん達と一緒に学校行きたいだろう?」
杏子「う…あ、アタシは…別に…」
我夢「はいはい…教えてあげるからこっちおいで」
杏子「むぅ…」
ムサシ「頑張れ杏子ちゃん!」
ダン「彼は確か学者だったか?…頭がいいはずだ…」
孤門「ええ…これを作るのにも力を貸してもらいました」ポン
包みを叩く孤門
北斗「それはなんだ?」
孤門「ほむらの新武装の一つですよ…ちなみにもう一つは…」
401: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:46:13.08:ZVeCiIxe0 (87/110)
キィィィイイン…
ムサシ「…!」ピクッ
コスモス『ムサシ…』
ハヤタ「!…なんだこの声は?」
郷「俺達の頭に…直接?」
ムサシ「あれ?皆さんも聞こえてるんですか?」
孤門「僕も聞こえるよ…これはなに?」
杏子「アタシもアタシも!」
コスモス『宇宙警備隊員の方達も一緒か…ちょうどいい』
コスモス『ムサシ、君には宇宙に来てもらいたい』
ムサシ「え!?どうしたんだい急に?」
ダン「彼もウルトラマンか…しかし宇宙に来いとは一体…?」
キィィィイイン…
ムサシ「…!」ピクッ
コスモス『ムサシ…』
ハヤタ「!…なんだこの声は?」
郷「俺達の頭に…直接?」
ムサシ「あれ?皆さんも聞こえてるんですか?」
孤門「僕も聞こえるよ…これはなに?」
杏子「アタシもアタシも!」
コスモス『宇宙警備隊員の方達も一緒か…ちょうどいい』
コスモス『ムサシ、君には宇宙に来てもらいたい』
ムサシ「え!?どうしたんだい急に?」
ダン「彼もウルトラマンか…しかし宇宙に来いとは一体…?」
402: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:46:41.37:ZVeCiIxe0 (88/110)
……………………………………
ムサシ「月に怪しい影?」
コスモス『そうだ…恐らく私が以前言っていた巨大な悪意…』
コスモス『それと関係があるのかもしれない』
ハヤタ「…ワルプルギスの夜?」
コスモス『それは私にも分からない』
ダン「何か別の侵略者のもの…とは考えられないだろうか?」
郷「どちらにしろ調べてみた方がよさそうですね」
北斗「俺が行きましょうか?」
杏子「え!?みんな宇宙に行くのか!?」
突然の事に驚きを隠せない杏子
……………………………………
ムサシ「月に怪しい影?」
コスモス『そうだ…恐らく私が以前言っていた巨大な悪意…』
コスモス『それと関係があるのかもしれない』
ハヤタ「…ワルプルギスの夜?」
コスモス『それは私にも分からない』
ダン「何か別の侵略者のもの…とは考えられないだろうか?」
郷「どちらにしろ調べてみた方がよさそうですね」
北斗「俺が行きましょうか?」
杏子「え!?みんな宇宙に行くのか!?」
突然の事に驚きを隠せない杏子
403: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:47:09.51:ZVeCiIxe0 (89/110)
ダン「待て!こんな昼間に変身して宇宙に飛ぶ気か?」
ハヤタ「確かに…目立って仕方ないね」
北斗「ではどうしろと!?放っておくわけにもいかないでしょう?」
孤門「…じゃあ僕とムサシで行きます」
杏子「え?」
郷「嬉しい申し出だが…目立たずに宇宙へ行く方法など…」
孤門「大丈夫です…皆さん外へ」
ガチャ
扉を開け、外へ出る
ムサシ「…?」
ダン「待て!こんな昼間に変身して宇宙に飛ぶ気か?」
ハヤタ「確かに…目立って仕方ないね」
北斗「ではどうしろと!?放っておくわけにもいかないでしょう?」
孤門「…じゃあ僕とムサシで行きます」
杏子「え?」
郷「嬉しい申し出だが…目立たずに宇宙へ行く方法など…」
孤門「大丈夫です…皆さん外へ」
ガチャ
扉を開け、外へ出る
ムサシ「…?」
404: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:47:38.51:ZVeCiIxe0 (90/110)
……………………………………
杏子「…で?どうするんだ?」
孤門「まぁ見てなって」チャキッ
バシュ!
ブラストショットを空へ向け、光弾を打ち出す
ハヤタ「…なんだ?何をしたんだい?」
ダン「…?」
シュゥゥウウン…
孤門「…来た」
ムサシ「!!…これは?」
白く透き通った石碑のようなメカが一同の前に出現する
孤門「ストーンフリューゲル…小さいけど中は広い…らしいよ」
郷「これなら変身して飛ぶよりもはるかに目立たないな…」
北斗「それで宇宙にたどり着いたら変身する…ということか!」
杏子(らしい…ってもしかして乗ったことないのか?)
……………………………………
杏子「…で?どうするんだ?」
孤門「まぁ見てなって」チャキッ
バシュ!
ブラストショットを空へ向け、光弾を打ち出す
ハヤタ「…なんだ?何をしたんだい?」
ダン「…?」
シュゥゥウウン…
孤門「…来た」
ムサシ「!!…これは?」
白く透き通った石碑のようなメカが一同の前に出現する
孤門「ストーンフリューゲル…小さいけど中は広い…らしいよ」
郷「これなら変身して飛ぶよりもはるかに目立たないな…」
北斗「それで宇宙にたどり着いたら変身する…ということか!」
杏子(らしい…ってもしかして乗ったことないのか?)
405: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:48:08.78:ZVeCiIxe0 (91/110)
シューン…
孤門とムサシが光の粒子となり、フリューゲルの中に吸い込まれる
孤門『それじゃ、行って来ます!』
孤門『我夢…ほむらにあれを渡しといてくれよ?』
我夢「ああ、もちろん!」
ムサシ『ワルプルギスとの決戦までには帰ってきます…それじゃ!』
ギュゥゥゥウウン…
空の色と同化し、宇宙へと飛び立つ
杏子「行っちゃったな…」
ハヤタ「…何事もなく帰ってこられればいいが…」
マミ「…みなさん外でなにしてるんですか?」
シューン…
孤門とムサシが光の粒子となり、フリューゲルの中に吸い込まれる
孤門『それじゃ、行って来ます!』
孤門『我夢…ほむらにあれを渡しといてくれよ?』
我夢「ああ、もちろん!」
ムサシ『ワルプルギスとの決戦までには帰ってきます…それじゃ!』
ギュゥゥゥウウン…
空の色と同化し、宇宙へと飛び立つ
杏子「行っちゃったな…」
ハヤタ「…何事もなく帰ってこられればいいが…」
マミ「…みなさん外でなにしてるんですか?」
406: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:48:36.35:ZVeCiIxe0 (92/110)
杏子「お!マミ、おかえり!」
マミ「ただいま…佐倉さん」
まどか「こんにちは~」
ほむら「…お邪魔するわよ」
さやか「…」ズーン
まどか「あれ…?ムサシさん達は…?」
ダン「それは中で話そう」
さやか「…」ズーン
杏子「…?」
杏子「お!マミ、おかえり!」
マミ「ただいま…佐倉さん」
まどか「こんにちは~」
ほむら「…お邪魔するわよ」
さやか「…」ズーン
まどか「あれ…?ムサシさん達は…?」
ダン「それは中で話そう」
さやか「…」ズーン
杏子「…?」
407: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:49:03.99:ZVeCiIxe0 (93/110)
~マミホーム~
ほむら「…なるほど、だいたい分かったわ」
マミ「こんな時に…厄介なことね…」
杏子「…というかこっちも聞きたいんだけどさ」
マミ「なにかしら?」
さやか「…」ズーン
杏子「コイツはなんでこんなに落ち込んでるんだ?」
さやか「!」ピクッ
さやか「あぁぁああああああ…!!」
突然叫びだすさやか
杏子「ええ!?」ビクッ
~マミホーム~
ほむら「…なるほど、だいたい分かったわ」
マミ「こんな時に…厄介なことね…」
杏子「…というかこっちも聞きたいんだけどさ」
マミ「なにかしら?」
さやか「…」ズーン
杏子「コイツはなんでこんなに落ち込んでるんだ?」
さやか「!」ピクッ
さやか「あぁぁああああああ…!!」
突然叫びだすさやか
杏子「ええ!?」ビクッ
408: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:49:36.02:ZVeCiIxe0 (94/110)
まどか「実は…自分の気持ちにきちんとケリをつけたいって言って…」
ほむら「ダメ元で上條恭介に告白したのよ」
杏子「ええええ!?」
マミ「見事に玉砕したけどね」
さやか「くそぉおおおお!男なんてぇええええ!!!」
まどか「さ、さやかちゃん落ち着いて…」
さやか「もう男なんていらない!」
さやか「まどか!杏子!お前達があたしと結婚してくれ~!」ガバッ
まどか「ええ~!?」
杏子「おいおいヤケになるなよ…」
マミ「あらあら…じゃあ私の相手は暁美さんかしら?」
ほむら「な、ななな何を言っているの巴マミ!!」カァァ…
顔を赤らめて否定するほむら
ほむら「それに私は…」チラッ
まどか「?」
ほむら「…な、なんでもない!」
マミ「あら…まぁ」
杏子「おやおや」
さやか「お?お?」
ハヤタ「若いなぁ」
まどか「実は…自分の気持ちにきちんとケリをつけたいって言って…」
ほむら「ダメ元で上條恭介に告白したのよ」
杏子「ええええ!?」
マミ「見事に玉砕したけどね」
さやか「くそぉおおおお!男なんてぇええええ!!!」
まどか「さ、さやかちゃん落ち着いて…」
さやか「もう男なんていらない!」
さやか「まどか!杏子!お前達があたしと結婚してくれ~!」ガバッ
まどか「ええ~!?」
杏子「おいおいヤケになるなよ…」
マミ「あらあら…じゃあ私の相手は暁美さんかしら?」
ほむら「な、ななな何を言っているの巴マミ!!」カァァ…
顔を赤らめて否定するほむら
ほむら「それに私は…」チラッ
まどか「?」
ほむら「…な、なんでもない!」
マミ「あら…まぁ」
杏子「おやおや」
さやか「お?お?」
ハヤタ「若いなぁ」
409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本):2011/06/22(水) 23:49:59.66:gEStZ6VJo (1/1)
あらあらうふふ
あらあらうふふ
410: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:50:47.74:ZVeCiIxe0 (95/110)
……………………………………
まどか「…あれ?」ガサゴソ
鞄の中を漁るまどか
マミ「どうしたの鹿目さん?」
まどか「…学校に忘れ物しちゃいました…取ってきます!」ダッ
ガチャ バタン!
さやか「行っちゃった…明日取ればいいのにー」
タッタッタッ
我夢「あれ?まどかちゃん出掛けちゃった?」
マミ「?…はい、学校に忘れ物を取りに…」
杏子「え~?せっかく我夢が美味いモン食いに連れて行ってくれるって言ったのに!」
……………………………………
まどか「…あれ?」ガサゴソ
鞄の中を漁るまどか
マミ「どうしたの鹿目さん?」
まどか「…学校に忘れ物しちゃいました…取ってきます!」ダッ
ガチャ バタン!
さやか「行っちゃった…明日取ればいいのにー」
タッタッタッ
我夢「あれ?まどかちゃん出掛けちゃった?」
マミ「?…はい、学校に忘れ物を取りに…」
杏子「え~?せっかく我夢が美味いモン食いに連れて行ってくれるって言ったのに!」
411: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:51:17.24:ZVeCiIxe0 (96/110)
我夢「いや…今から学校への道を遡れば合流できるだろう」
杏子「じゃあ連れてってくれるのか!?」
我夢「もちろん…ハヤタさん達はパトロールに行っちゃってるけどね」
我夢「君達も行こう?」
残りの三人を誘う
さやか「え!いいの!?」
ほむら「…悪いわ」
マミ「そうですよ…この人数ですし…」
我夢「まぁまぁ、こうして敵対してた子達が仲良くなったお祝い…とでも思えばいいさ」
杏子「そうそう!行こうぜ!」
さやか「遠慮しないぞ~?」
ほむら「まぁ…まどかも連れて行ってくれるなら…」
マミ「…じゃあお言葉に甘えて…」
我夢「…決まりだね!」
ガチャッ
我夢「いや…今から学校への道を遡れば合流できるだろう」
杏子「じゃあ連れてってくれるのか!?」
我夢「もちろん…ハヤタさん達はパトロールに行っちゃってるけどね」
我夢「君達も行こう?」
残りの三人を誘う
さやか「え!いいの!?」
ほむら「…悪いわ」
マミ「そうですよ…この人数ですし…」
我夢「まぁまぁ、こうして敵対してた子達が仲良くなったお祝い…とでも思えばいいさ」
杏子「そうそう!行こうぜ!」
さやか「遠慮しないぞ~?」
ほむら「まぁ…まどかも連れて行ってくれるなら…」
マミ「…じゃあお言葉に甘えて…」
我夢「…決まりだね!」
ガチャッ
412: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:51:46.33:ZVeCiIxe0 (97/110)
~学校~
早乙女「ミライ先生…ご迷惑をおかけしました!」
ミライ「いえいえ!早乙女先生も復帰してくれて生徒達も喜びます!」
早乙女「ふふ…あの子達の相手は大変じゃありませんでした?」
ミライ「確かに…でもいい経験になりました!」
ミライ「僕も短い間でしたけど…楽しかったです!」
早乙女「…行ってしまわれるんですか?」
ミライ「はい…もともとそういう約束でしたから!」
ミライ「…あれ?まどかちゃん…ノート忘れてる」
早乙女「あら…本当ね」
ミライ「僕、帰るついでに届けて来ますよ」
早乙女「…いいんですか?」
ミライ「はい!…それじゃ、さようなら!」ニコッ
ガラッ
笑顔であいさつして教室を出ていく
早乙女「…」
早乙女「素敵な笑顔ね…」
~学校~
早乙女「ミライ先生…ご迷惑をおかけしました!」
ミライ「いえいえ!早乙女先生も復帰してくれて生徒達も喜びます!」
早乙女「ふふ…あの子達の相手は大変じゃありませんでした?」
ミライ「確かに…でもいい経験になりました!」
ミライ「僕も短い間でしたけど…楽しかったです!」
早乙女「…行ってしまわれるんですか?」
ミライ「はい…もともとそういう約束でしたから!」
ミライ「…あれ?まどかちゃん…ノート忘れてる」
早乙女「あら…本当ね」
ミライ「僕、帰るついでに届けて来ますよ」
早乙女「…いいんですか?」
ミライ「はい!…それじゃ、さようなら!」ニコッ
ガラッ
笑顔であいさつして教室を出ていく
早乙女「…」
早乙女「素敵な笑顔ね…」
413: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:52:16.60:ZVeCiIxe0 (98/110)
……………………………………
まどか(いそげいそげ…)
タッタッタッ
学校へ向かって走る
まどか(…)
まどか(あと数日で…ワルプルギスの夜が…)
まどか(…)
まどか(わたしは…皆の帰りを待つんだ!)
まどか(…それで…いいんだ…)
……………………………………
まどか(いそげいそげ…)
タッタッタッ
学校へ向かって走る
まどか(…)
まどか(あと数日で…ワルプルギスの夜が…)
まどか(…)
まどか(わたしは…皆の帰りを待つんだ!)
まどか(…それで…いいんだ…)
414: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:52:47.99:ZVeCiIxe0 (99/110)
まどか(…待つ)
まどか(…)
タッタッタッ
まどか(…待つ?)
まどか(わたしは…)
まどか(…待つだけ…?)
まどか(…見てるだけ?)
まどか(…)
QB「それじゃ駄目だよ」
まどか「!!?」ビクッ
道の木の陰からキュウべえが現れる
まどか(…待つ)
まどか(…)
タッタッタッ
まどか(…待つ?)
まどか(わたしは…)
まどか(…待つだけ…?)
まどか(…見てるだけ?)
まどか(…)
QB「それじゃ駄目だよ」
まどか「!!?」ビクッ
道の木の陰からキュウべえが現れる
415: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:53:53.37:ZVeCiIxe0 (100/110)
まどか「きゅ…キュウべえ…!」
QB「久しぶりだね」
まどか「な、なに…?何なの…?」
QB「…君は本当は皆と同じ立場になりたいんだろう?」
まどか「!!」
QB「友が傷つくのを安全な所から見ているだけ…」
QB「生きて戻ってくるか分からない人を待ち続ける」
まどか「っ…!やめて…!」
QB「君はそれで満足なんだ?」
まどか「う…うう…!」
まどか「きゅ…キュウべえ…!」
QB「久しぶりだね」
まどか「な、なに…?何なの…?」
QB「…君は本当は皆と同じ立場になりたいんだろう?」
まどか「!!」
QB「友が傷つくのを安全な所から見ているだけ…」
QB「生きて戻ってくるか分からない人を待ち続ける」
まどか「っ…!やめて…!」
QB「君はそれで満足なんだ?」
まどか「う…うう…!」
416: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:55:02.85:ZVeCiIxe0 (101/110)
QB「よくないなぁそういうのは…」
まどか「…で、でも!」
QB「…?」
まどか「ワルプルギスの夜を倒せば…」
まどか「最後の魔女を倒せば…全て終わるんでしょ!?」
QB「そんなの誰が決めたの?」
まどか「…え?」
QB「そんなことを誰が決めたの…って聞いているんだよ?」
まどか「え…だ、だって…!」
QB「ワルプルギスの夜を倒しても…」
QB「もっと強大な敵が現れるかもよ?」
まどか「っ…!」
QB「君は…そんな敵が現れても…見ているだけかい?」
まどか「!…わたしは」
まどか「わた…し…は…」
まどか「…」
まどか「…」
シュォオオオ…
虚ろな目をしたまどかを絶望の黒い闇が包む
QB「…」
QB「よくないなぁそういうのは…」
まどか「…で、でも!」
QB「…?」
まどか「ワルプルギスの夜を倒せば…」
まどか「最後の魔女を倒せば…全て終わるんでしょ!?」
QB「そんなの誰が決めたの?」
まどか「…え?」
QB「そんなことを誰が決めたの…って聞いているんだよ?」
まどか「え…だ、だって…!」
QB「ワルプルギスの夜を倒しても…」
QB「もっと強大な敵が現れるかもよ?」
まどか「っ…!」
QB「君は…そんな敵が現れても…見ているだけかい?」
まどか「!…わたしは」
まどか「わた…し…は…」
まどか「…」
まどか「…」
シュォオオオ…
虚ろな目をしたまどかを絶望の黒い闇が包む
QB「…」
417: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:55:42.97:ZVeCiIxe0 (102/110)
アスカ「あれ…まどかじゃ…ないですか?」
ダイゴ「え…?」
二人の視線の先には闇に包まれたまどかがいた
ダイゴ「!?…なんだか分からないけど…ただ事じゃなさそうだ!」
アスカ「行きましょう!」
ダダダッ
アスカ「あれ…まどかじゃ…ないですか?」
ダイゴ「え…?」
二人の視線の先には闇に包まれたまどかがいた
ダイゴ「!?…なんだか分からないけど…ただ事じゃなさそうだ!」
アスカ「行きましょう!」
ダダダッ
418: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:56:08.90:ZVeCiIxe0 (103/110)
……………………………………
ブゥゥウゥウウン…
ダン「ん…!?」
ダン「おい!車を止めろ!!」
キキーッ!
郷「…どうしたんです?急に?」
ダン「あれはまどかじゃないのか!?」
ハヤタ「!!…あれは!?」
北斗「分かりません!しかし異常な事態だということは分かります!」
郷「…急ぎましょう!嫌な予感がする!」
ダダダッ
四人はジープから降り、まどかの元へ向かう
……………………………………
ブゥゥウゥウウン…
ダン「ん…!?」
ダン「おい!車を止めろ!!」
キキーッ!
郷「…どうしたんです?急に?」
ダン「あれはまどかじゃないのか!?」
ハヤタ「!!…あれは!?」
北斗「分かりません!しかし異常な事態だということは分かります!」
郷「…急ぎましょう!嫌な予感がする!」
ダダダッ
四人はジープから降り、まどかの元へ向かう
419: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:56:36.14:ZVeCiIxe0 (104/110)
ハヤタ「まどか!」ダッ
ダン「!…あれは…インキュベーター!」
郷「彼女に何をしたんだ!?」
北斗「なんだ…あの闇は…!」
まどか「…」
虚ろな目のまま身動き一つしないまどか
QB「君達か…遅かったじゃないか」
ミライ「まどかちゃん!?」ダッ
アスカ「おい!どーなってんだ!?」
ダイゴ「これは…!?」
他の三人が駆けつける
ハヤタ「…?」
ハヤタ(なんだ…?誰かに見られている…?)
ハヤタ「まどか!」ダッ
ダン「!…あれは…インキュベーター!」
郷「彼女に何をしたんだ!?」
北斗「なんだ…あの闇は…!」
まどか「…」
虚ろな目のまま身動き一つしないまどか
QB「君達か…遅かったじゃないか」
ミライ「まどかちゃん!?」ダッ
アスカ「おい!どーなってんだ!?」
ダイゴ「これは…!?」
他の三人が駆けつける
ハヤタ「…?」
ハヤタ(なんだ…?誰かに見られている…?)
420: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:57:01.87:ZVeCiIxe0 (105/110)
ダダダッ
我夢「なんだ!?あの黒いのは!」
マミ「あれは…鹿目さん!?」
杏子「しかも近くにいるのは…キュウべえじゃねーか!?」
さやか「まどか!何やってんのさ!!」
ほむら「…!?」
QB「おや…こんなに集まっちゃったか…」
QB(…好都合だけどね)
シュォオオオオォ!
まどか「…」
まどかの周りの闇がより一層濃くなる
ダン「いかん!!」
ほむら「ッ…!」
ほむら(時間停止…!)
カチン
ダダダッ
我夢「なんだ!?あの黒いのは!」
マミ「あれは…鹿目さん!?」
杏子「しかも近くにいるのは…キュウべえじゃねーか!?」
さやか「まどか!何やってんのさ!!」
ほむら「…!?」
QB「おや…こんなに集まっちゃったか…」
QB(…好都合だけどね)
シュォオオオオォ!
まどか「…」
まどかの周りの闇がより一層濃くなる
ダン「いかん!!」
ほむら「ッ…!」
ほむら(時間停止…!)
カチン
421: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:57:52.19:ZVeCiIxe0 (106/110)
ほむら以外の全ての時間が停止する
ほむら「…危なかったわね」
チャキッ
キュウべえに向けて銃を構える
ほむら「これで…!」
バァン!
銃声が響く
ほむら以外の全ての時間が停止する
ほむら「…危なかったわね」
チャキッ
キュウべえに向けて銃を構える
ほむら「これで…!」
バァン!
銃声が響く
422: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:58:20.77:ZVeCiIxe0 (107/110)
ほむら「なっ…くっあ…!?」
ガチャッ
胸に痛みを感じ、銃を落とす
ほむら(撃たれた…!?どこから!?)
バリィーン!
???「…」
ほむら「な…だ、誰!?」
ほむらの背後の空間に穴が空き、その先から黒いローブを羽織り、銃を構えた男が現れる
???「お前の能力を警戒して別の次元に待機しておいてよかったよ」
ほむら「!!…時間停止の能力から逃れたというの!?」
バンバンッ!
ほむら「しまっ…あッ…ぐぅっ!!?」ドシャ
両足を撃ち抜かれ、その場に倒れ込む
???「ふふふ…」スタスタ
ガシッ
身動きのできないほむらの横を通り、まどかの髪を掴む男
ほむら「!?…あ…ああ…!!」
???「ふふ…いい顔だぞ暁美ほむら!」
???「貴様が絶望しているのがよくわかる」
ほむら「っや…やめて…!彼女に手を出さないでっ!!」
カチン
時間停止が解除され、時が動き始める
ほむら「なっ…くっあ…!?」
ガチャッ
胸に痛みを感じ、銃を落とす
ほむら(撃たれた…!?どこから!?)
バリィーン!
???「…」
ほむら「な…だ、誰!?」
ほむらの背後の空間に穴が空き、その先から黒いローブを羽織り、銃を構えた男が現れる
???「お前の能力を警戒して別の次元に待機しておいてよかったよ」
ほむら「!!…時間停止の能力から逃れたというの!?」
バンバンッ!
ほむら「しまっ…あッ…ぐぅっ!!?」ドシャ
両足を撃ち抜かれ、その場に倒れ込む
???「ふふふ…」スタスタ
ガシッ
身動きのできないほむらの横を通り、まどかの髪を掴む男
ほむら「!?…あ…ああ…!!」
???「ふふ…いい顔だぞ暁美ほむら!」
???「貴様が絶望しているのがよくわかる」
ほむら「っや…やめて…!彼女に手を出さないでっ!!」
カチン
時間停止が解除され、時が動き始める
423: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:58:57.44:ZVeCiIxe0 (108/110)
QB「おや君か…」
???「準備はいいようだな」
まどか「…」
杏子「!…なんだ!あいつは!?」
さやか「いつの間に!?」
ほむら「ぐ…ぅ…!」
マミ「!? 暁美さん!」
ミライ「あいつは…まさか!!」
ハヤタ「いかん!まどかを助けるんだ!」
ダン「ちぃっ…!」
郷「なぜヤツがここに!?」
北斗「やはり滅びていなかったか…!」
ダッ
まどかの元に駆け出す五人
???「かかった!!」
QB「おや君か…」
???「準備はいいようだな」
まどか「…」
杏子「!…なんだ!あいつは!?」
さやか「いつの間に!?」
ほむら「ぐ…ぅ…!」
マミ「!? 暁美さん!」
ミライ「あいつは…まさか!!」
ハヤタ「いかん!まどかを助けるんだ!」
ダン「ちぃっ…!」
郷「なぜヤツがここに!?」
北斗「やはり滅びていなかったか…!」
ダッ
まどかの元に駆け出す五人
???「かかった!!」
424: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:59:28.40:ZVeCiIxe0 (109/110)
バキィイイイイイイン!!
ハヤタ「!!…しまった…」
ダン「ぬぅっ!」
まどか「!?…」
QB「…」
???「馬鹿め!貴様達全員をこの空間に引きずりこんでやるわ!」
男を中心とした地面に巨大な穴が開き、助けに入った五人全員が落ちていく
ミライ「うわぁああああ!!」
郷「罠か…!?」
北斗「まどかは我々を誘い出すための…!」
ゴォオオオオォ…
バキィイイイイイイン!!
ハヤタ「!!…しまった…」
ダン「ぬぅっ!」
まどか「!?…」
QB「…」
???「馬鹿め!貴様達全員をこの空間に引きずりこんでやるわ!」
男を中心とした地面に巨大な穴が開き、助けに入った五人全員が落ちていく
ミライ「うわぁああああ!!」
郷「罠か…!?」
北斗「まどかは我々を誘い出すための…!」
ゴォオオオオォ…
425: ◆jPpg5.obl6:2011/06/22(水) 23:59:56.15:ZVeCiIxe0 (110/110)
……………………………………
さやか「っく…うぅ?」
杏子「なにが…起きた…?」
アスカ「ハヤタさん達は…!?」
ダイゴ「あの穴も消えている…」
我夢「そんな…こんな事が…」
マミ「う…そ…」
先ほどあったはずの巨大な穴は消え
まるで最初から何も無かったかのように元通りになっていた
ほむら「…」ズル…ズル…
ほむら「まど…か…!」
仲間達が消えた所へ、這って進むほむら
……………………………………
さやか「っく…うぅ?」
杏子「なにが…起きた…?」
アスカ「ハヤタさん達は…!?」
ダイゴ「あの穴も消えている…」
我夢「そんな…こんな事が…」
マミ「う…そ…」
先ほどあったはずの巨大な穴は消え
まるで最初から何も無かったかのように元通りになっていた
ほむら「…」ズル…ズル…
ほむら「まど…か…!」
仲間達が消えた所へ、這って進むほむら
426: ◆jPpg5.obl6:2011/06/23(木) 00:00:27.55:RjpD6vpR0 (1/2)
ほむら「まどか…?」
ほむら「まど…か…?」
まどかの姿を探すが、見つからない
ほむら「どこに…行ったの…!?」
ほむら「まどか…!」
ほむら「ッ…!!」
ほむら「まどかぁぁああああああっっ!!!!」
ほむら「まどか…?」
ほむら「まど…か…?」
まどかの姿を探すが、見つからない
ほむら「どこに…行ったの…!?」
ほむら「まどか…!」
ほむら「ッ…!!」
ほむら「まどかぁぁああああああっっ!!!!」
427: ◆jPpg5.obl6:2011/06/23(木) 00:02:37.19:RjpD6vpR0 (2/2)
とりあえず今日はここまでです
もう終盤に入ってきたけど書き溜めが切れました…
完成次第一気に投下します
とりあえず今日はここまでです
もう終盤に入ってきたけど書き溜めが切れました…
完成次第一気に投下します
428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/23(木) 00:03:17.57:Xo5OJ8/bo (1/1)
お疲れ様でした。
・・・・・なんていうことだ・・・・・・・。
お疲れ様でした。
・・・・・なんていうことだ・・・・・・・。
429:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/23(木) 00:08:29.38:MWEOOuyV0 (1/1)
乙
ヤプール様かな?面白くなってきたあああ!!
そして、カグラゲンキはまだなのかよ!?
乙
ヤプール様かな?面白くなってきたあああ!!
そして、カグラゲンキはまだなのかよ!?
430:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/23(木) 00:12:41.17:9bvFCnYSO (1/1)
希望溢れる終盤に入ったとおもったら…まだ絶望しろと言うのか! 乙!
希望溢れる終盤に入ったとおもったら…まだ絶望しろと言うのか! 乙!
431:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/23(木) 01:55:49.54:gwIJ50tG0 (1/1)
死体同然の人間、パワーを与えて強制的に動かすってーところがリコを思い出す。
ダークファウストのデザインイメージはピエロって言うところが、なんかまどかの世界観的に似ている感じがするからなんだろうか
死体同然の人間、パワーを与えて強制的に動かすってーところがリコを思い出す。
ダークファウストのデザインイメージはピエロって言うところが、なんかまどかの世界観的に似ている感じがするからなんだろうか
432:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2011/06/23(木) 18:12:14.97:e4UQBgzdo (1/1)
乙
さやか杏子が助かったと安心してる所に次か…
どう巻き返すのか楽しみだな
乙
さやか杏子が助かったと安心してる所に次か…
どう巻き返すのか楽しみだな
433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/25(土) 23:14:36.60:al1qzEDSO (1/1)
>>1はまだかな…先が気になって仕方がない
>>1はまだかな…先が気になって仕方がない
434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/06/29(水) 22:06:53.61:vbi5AseR0 (1/1)
まどかとウルトラマンのクロスssを書こうとしたら先客がいた……
しかも俺なんかよりずっと上手だ……
頑張ってください!
まどかとウルトラマンのクロスssを書こうとしたら先客がいた……
しかも俺なんかよりずっと上手だ……
頑張ってください!
435: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:45:29.06:oBYb7s/40 (1/70)
再開します
結構時間かかった…
再開します
結構時間かかった…
436: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:46:53.25:oBYb7s/40 (2/70)
……………………………………
~月面~
ネクサス『…驚いたな』
コスモス『ええ、こんなものが地球に接近していたなんて』
月面に降り立った二人のウルトラマン
その視線の先には異様な大きさの物体が浮遊していた
ネクサス『宇宙船か…?なぜこれの接近にもっと早く気付けなかったんだ…?』
コスモス『わかりません…異次元のゲートを通って出現したとか?』
ネクサス『異次元かぁ…う~ん…』
……………………………………
~月面~
ネクサス『…驚いたな』
コスモス『ええ、こんなものが地球に接近していたなんて』
月面に降り立った二人のウルトラマン
その視線の先には異様な大きさの物体が浮遊していた
ネクサス『宇宙船か…?なぜこれの接近にもっと早く気付けなかったんだ…?』
コスモス『わかりません…異次元のゲートを通って出現したとか?』
ネクサス『異次元かぁ…う~ん…』
437: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:48:02.68:oBYb7s/40 (3/70)
コスモス『これどうしますか?』
ネクサス『問答無用で破壊…ってわけにはいかないよなぁ…』
コスモス『…じゃあ地球に戻って皆に報告しましょう。ワルプルギスの夜も接近しているそうですから』
ネクサス『そうだね…これを調べるのは魔女を倒してからでも…』
???「その報告はできないよ」
コスモス『!?』
ネクサス『!…インキュベーター!!』
声の主を睨みつける二人
コスモス『これどうしますか?』
ネクサス『問答無用で破壊…ってわけにはいかないよなぁ…』
コスモス『…じゃあ地球に戻って皆に報告しましょう。ワルプルギスの夜も接近しているそうですから』
ネクサス『そうだね…これを調べるのは魔女を倒してからでも…』
???「その報告はできないよ」
コスモス『!?』
ネクサス『!…インキュベーター!!』
声の主を睨みつける二人
438: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:49:35.08:oBYb7s/40 (4/70)
インキュベーター「これを出現させるのは早すぎたかな?」
巨大な物体を見上げながら呟く
コスモス『これのことを知ってるのかい!?』
ネクサス『報告が出来ないってどういうことだ!地球で何かあったのか!?』
インキュベーター「君達イレギュラーへの対処は本当に骨が折れたよ」
インキュベーター「まぁ…今地球に残っているのは変身できない三人だけだけどね」
コスモス『なに!?』
ネクサス『質問に答えろ!』
インキュベーター「ここで消えてもらう君達にそれを知る必要は無いと思うけど」
インキュベーター「君達のデータはもう十分だからね」
バリーン!
インキュベーター「これを出現させるのは早すぎたかな?」
巨大な物体を見上げながら呟く
コスモス『これのことを知ってるのかい!?』
ネクサス『報告が出来ないってどういうことだ!地球で何かあったのか!?』
インキュベーター「君達イレギュラーへの対処は本当に骨が折れたよ」
インキュベーター「まぁ…今地球に残っているのは変身できない三人だけだけどね」
コスモス『なに!?』
ネクサス『質問に答えろ!』
インキュベーター「ここで消えてもらう君達にそれを知る必要は無いと思うけど」
インキュベーター「君達のデータはもう十分だからね」
バリーン!
439: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:50:20.54:oBYb7s/40 (5/70)
ズシンズシン!
ネクサス『な、なんだ!?』
コスモス『これは…怪獣か!?』
二人の目の前に白い体色の巨大な生物が出現する
インキュベーター「ちょっと違うね…さぁ君達にはこいつらの相手をしてもらうよ」
インキュベーター「地球へ向かわせた個体の邪魔になるだろうからね」
ズシンズシン!
ネクサス『な、なんだ!?』
コスモス『これは…怪獣か!?』
二人の目の前に白い体色の巨大な生物が出現する
インキュベーター「ちょっと違うね…さぁ君達にはこいつらの相手をしてもらうよ」
インキュベーター「地球へ向かわせた個体の邪魔になるだろうからね」
440: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:51:14.24:oBYb7s/40 (6/70)
………………
……………………
…………………………
……………………………
………………………………
……………………………………
………………………………………………
一週間後…
………………
……………………
…………………………
……………………………
………………………………
……………………………………
………………………………………………
一週間後…
441: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:53:09.98:oBYb7s/40 (7/70)
~マミホーム~
ガチャッ
ほむら「…」
ダイゴ「おや、ほむらちゃん…いらっしゃい」シャアァ…
ほむら「ええ」
ほむら「…あなたは何をしているの?」
ダイゴ「見ての通り、花に水をあげてるんだよ」
花を見つめながら話し続ける
ダイゴ「こんな時だから少しでも気が休まるように…ってね」
ほむら「…そう」
無関心に答える
~マミホーム~
ガチャッ
ほむら「…」
ダイゴ「おや、ほむらちゃん…いらっしゃい」シャアァ…
ほむら「ええ」
ほむら「…あなたは何をしているの?」
ダイゴ「見ての通り、花に水をあげてるんだよ」
花を見つめながら話し続ける
ダイゴ「こんな時だから少しでも気が休まるように…ってね」
ほむら「…そう」
無関心に答える
442: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:54:04.35:oBYb7s/40 (8/70)
ほむら「…?」キョロキョロ
部屋を見回すほむら
ダイゴ「どうかした?」
ほむら「…美樹さやかが来ていると聞いたのだけれど?」
ダイゴ「彼女はマミさんと特訓してるよ」
ほむら「特訓?」
ダイゴ「うん、一番戦闘経験が少ないのは彼女らしいから…」
ダイゴ「少しでも強くなるんだー…ってさ」
ほむら「…」
ほむら(彼女達も…まだ戦う気は残ってるみたいね)
ほむら「…?」キョロキョロ
部屋を見回すほむら
ダイゴ「どうかした?」
ほむら「…美樹さやかが来ていると聞いたのだけれど?」
ダイゴ「彼女はマミさんと特訓してるよ」
ほむら「特訓?」
ダイゴ「うん、一番戦闘経験が少ないのは彼女らしいから…」
ダイゴ「少しでも強くなるんだー…ってさ」
ほむら「…」
ほむら(彼女達も…まだ戦う気は残ってるみたいね)
443: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:54:44.79:oBYb7s/40 (9/70)
ほむら「あ…ところで我夢はどこ?」
ほむら「彼にに呼び出されたのだけれど?」
ほむら「なんでも渡したいものがあるとか…」キョロキョロ
質問に答え、
我夢の姿を探し続ける
ダイゴ「彼ならあの廃工場に行ったよ」
ほむら「廃工場?彼が飛ばされて来た?」
ダイゴ「うん…先に行ってメンテナンスしておくとか言ってた」
ダイゴ「君に伝えるように言われてたんだったよ」
ほむら「?…わかった、ありがとう」
ガチャッ
杏子「あれ?ほむらじゃねーか」
アスカ「ただいま…っと」
ほむら「あ…ところで我夢はどこ?」
ほむら「彼にに呼び出されたのだけれど?」
ほむら「なんでも渡したいものがあるとか…」キョロキョロ
質問に答え、
我夢の姿を探し続ける
ダイゴ「彼ならあの廃工場に行ったよ」
ほむら「廃工場?彼が飛ばされて来た?」
ダイゴ「うん…先に行ってメンテナンスしておくとか言ってた」
ダイゴ「君に伝えるように言われてたんだったよ」
ほむら「?…わかった、ありがとう」
ガチャッ
杏子「あれ?ほむらじゃねーか」
アスカ「ただいま…っと」
444: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:55:26.46:oBYb7s/40 (10/70)
ダイゴ「おかえり…見つかった?」
アスカ「見ての通りっすよ…」
ため息混じりに答える
アスカ「みんなが消えたあの場所…なーんもありゃしねぇ」
杏子「あの穴も綺麗さっぱりだしな」
ほむら「…」ズキッ
一週間前に起こった出来事がほむらの胸を締め付ける
ほむら(私は…何もできなかった…)
ほむら(ここまで上手くいっていたのに…)ググッ
悔しさに唇を噛み締める
ほむら(ほんの一瞬で…っ…)
ダイゴ「おかえり…見つかった?」
アスカ「見ての通りっすよ…」
ため息混じりに答える
アスカ「みんなが消えたあの場所…なーんもありゃしねぇ」
杏子「あの穴も綺麗さっぱりだしな」
ほむら「…」ズキッ
一週間前に起こった出来事がほむらの胸を締め付ける
ほむら(私は…何もできなかった…)
ほむら(ここまで上手くいっていたのに…)ググッ
悔しさに唇を噛み締める
ほむら(ほんの一瞬で…っ…)
445: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:56:21.66:oBYb7s/40 (11/70)
アスカ「それにムサシ達も戻ってきてないし…」
ダイゴ「ほむらちゃん…孤門は君の家には…?」
ほむら「…」フルフル
無言で首を横に振る
ダイゴ「…そうか」
杏子「やっぱなんかあったのか?」
アスカ「かもな…さすがに遅すぎるぜ」
ほむら「…」
ほむら(この時間軸でも…私は…)
杏子「…大丈夫だってほむら!」
杏子「まどかも…あの爺さん達もきっと無事だって!な?」
ほむら「…ええ」
トテトテ
QB「やぁ君達」
ほむら「!!」
アスカ「それにムサシ達も戻ってきてないし…」
ダイゴ「ほむらちゃん…孤門は君の家には…?」
ほむら「…」フルフル
無言で首を横に振る
ダイゴ「…そうか」
杏子「やっぱなんかあったのか?」
アスカ「かもな…さすがに遅すぎるぜ」
ほむら「…」
ほむら(この時間軸でも…私は…)
杏子「…大丈夫だってほむら!」
杏子「まどかも…あの爺さん達もきっと無事だって!な?」
ほむら「…ええ」
トテトテ
QB「やぁ君達」
ほむら「!!」
446: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:57:05.55:oBYb7s/40 (12/70)
ほむら「インキュベーター…!!」
アスカ「どっから入ったんだ!?」
杏子「コイツ!どの面下げてここに来やがった!!」
ダイゴ「いつの間に…」
突然の来訪者に驚きを隠せない四人
QB「そんなに驚かないでよ」
ほむら「…」
チャキッ
QB「おや」
キュウべえに銃を突きつけるほむら
ほむら「インキュベーター…!まどかを何処へやったの!?」
ほむら「あの黒服の男は誰!?」
ほむら「インキュベーター…!!」
アスカ「どっから入ったんだ!?」
杏子「コイツ!どの面下げてここに来やがった!!」
ダイゴ「いつの間に…」
突然の来訪者に驚きを隠せない四人
QB「そんなに驚かないでよ」
ほむら「…」
チャキッ
QB「おや」
キュウべえに銃を突きつけるほむら
ほむら「インキュベーター…!まどかを何処へやったの!?」
ほむら「あの黒服の男は誰!?」
447: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:57:50.76:oBYb7s/40 (13/70)
QB「君は脅しから入らないと話も出来ないのかい?」
ほむら「…ふざけないで!!」グッ
引き金を持つ手に力が入る
QB「今日は君に用があるんだよ…時間遡行者の暁美ほむら」
ほむら「…?」
ダイゴ「…ちょっと待て」
ダイゴ「その話をした時君はあの場所にはいなかったハズだけど…?」
杏子「そういやそうだ!なんで知ってんだアンタ!」
QB「…」
アスカ「おい無視か!」
QB「君は脅しから入らないと話も出来ないのかい?」
ほむら「…ふざけないで!!」グッ
引き金を持つ手に力が入る
QB「今日は君に用があるんだよ…時間遡行者の暁美ほむら」
ほむら「…?」
ダイゴ「…ちょっと待て」
ダイゴ「その話をした時君はあの場所にはいなかったハズだけど…?」
杏子「そういやそうだ!なんで知ってんだアンタ!」
QB「…」
アスカ「おい無視か!」
448: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 22:58:40.80:oBYb7s/40 (14/70)
QB「ほむら…数多の時間軸を渡り歩き…運命を変えようと戦い続けてきたんだね」
ほむら「…」
QB「ありがとう、君のおかげだよ」
ほむら「え…?」
アスカ「あいつ…なに言ってやがる」
QB「君は鹿目まどかに魔法少女としての素質があることを知っているね?」
ほむら「…それがなに!?」
苛立ちを隠せないほむら
QB「魔法少女の潜在能力は背負い込んだ因果の量で決まる」
QB「壮絶な人生を過ごしてきた人間ほど因果の糸が集中するね」
ダイゴ「壮絶な人生って…」
杏子「アイツは普通の中学生だろ?」
QB「ほむら…数多の時間軸を渡り歩き…運命を変えようと戦い続けてきたんだね」
ほむら「…」
QB「ありがとう、君のおかげだよ」
ほむら「え…?」
アスカ「あいつ…なに言ってやがる」
QB「君は鹿目まどかに魔法少女としての素質があることを知っているね?」
ほむら「…それがなに!?」
苛立ちを隠せないほむら
QB「魔法少女の潜在能力は背負い込んだ因果の量で決まる」
QB「壮絶な人生を過ごしてきた人間ほど因果の糸が集中するね」
ダイゴ「壮絶な人生って…」
杏子「アイツは普通の中学生だろ?」
449: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:00:01.54:oBYb7s/40 (15/70)
QB「そう、それだよ」
QB「ほむら、ひょっとしてまどかは君が時間を巻き戻すたびに強力な魔法少女になってなかった?」
ほむら「!!」
ほむらの表情が強張る
QB「ほらね、原因は君にあったんだ」
ほむら「何を…言っているの…」
QB「君が時間を巻き戻すのはまどかを救うためだろう?」
QB「君が何度も同じ目的で時間を遡るうちに…」
QB「彼女の存在を中心に複数の世界の因果の糸を一つに束ねてしまったんだろう」
QB「そう、それだよ」
QB「ほむら、ひょっとしてまどかは君が時間を巻き戻すたびに強力な魔法少女になってなかった?」
ほむら「!!」
ほむらの表情が強張る
QB「ほらね、原因は君にあったんだ」
ほむら「何を…言っているの…」
QB「君が時間を巻き戻すのはまどかを救うためだろう?」
QB「君が何度も同じ目的で時間を遡るうちに…」
QB「彼女の存在を中心に複数の世界の因果の糸を一つに束ねてしまったんだろう」
450: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:00:33.47:oBYb7s/40 (16/70)
QB「君が繰り返せば繰り返すほどまどかに因果が集中していくのさ」
QB「因果律の鎖…それによる拘束だね」
アスカ「…なに言ってんのかさっぱりわかんねぇ」
ほむら「…つまり…まどかに因果が集中したのは…」
ガチャン
ほむら「私のせい…なの…?」
銃を落とし、膝をつくほむら
アスカ「!!」
杏子「マジかよ…」
QB「君が繰り返せば繰り返すほどまどかに因果が集中していくのさ」
QB「因果律の鎖…それによる拘束だね」
アスカ「…なに言ってんのかさっぱりわかんねぇ」
ほむら「…つまり…まどかに因果が集中したのは…」
ガチャン
ほむら「私のせい…なの…?」
銃を落とし、膝をつくほむら
アスカ「!!」
杏子「マジかよ…」
451: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:01:01.47:oBYb7s/40 (17/70)
QB「その通り」
QB「まどかの体に溜まった莫大な因果の力もそうすれば説明がつく」スタッ
QB(まぁこの結論に行き着いたのも彼の協力があったから…なんだけどね)
QB「それじゃあね…この状況に絶望したならまた時を戻すといい」
QB「彼女にこれ以上因果の糸を集めたかったら…の話だけどね」タッ
窓の縁に飛び乗るキュウべえ
杏子「お、おい!アイツ逃げるぞ!」
ほむら「…」
QB「その通り」
QB「まどかの体に溜まった莫大な因果の力もそうすれば説明がつく」スタッ
QB(まぁこの結論に行き着いたのも彼の協力があったから…なんだけどね)
QB「それじゃあね…この状況に絶望したならまた時を戻すといい」
QB「彼女にこれ以上因果の糸を集めたかったら…の話だけどね」タッ
窓の縁に飛び乗るキュウべえ
杏子「お、おい!アイツ逃げるぞ!」
ほむら「…」
452: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:01:52.30:oBYb7s/40 (18/70)
ダイゴ「待ってくれキュウべえ!」
QB「…まだ何か聞きたいことでも?」
アスカ「当たり前だろうが!山ほどあるぜ!」
ダイゴ「…皆を何処へやった?」
ほむら「…!」
ダイゴの問いを聞き、ほむらが顔を上げる
QB「…彼女達は生きているよ」
ダイゴ「待ってくれキュウべえ!」
QB「…まだ何か聞きたいことでも?」
アスカ「当たり前だろうが!山ほどあるぜ!」
ダイゴ「…皆を何処へやった?」
ほむら「…!」
ダイゴの問いを聞き、ほむらが顔を上げる
QB「…彼女達は生きているよ」
453: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:02:27.95:oBYb7s/40 (19/70)
アスカ「!! 生きてるのか!?」
杏子「ほ、ほら見ろ!あいつらが簡単にくたばるもんか!」
キュウべえの答えを聞き、二人の表情が明るくなる
QB「…いや」
QB「生きてるには生きているが…」
QB「無事…とは言えないかな?」
アスカ「…あ?」
ダイゴ「…もう一度聞く!」
ダイゴ「皆を何処へやった!?」
アスカ「!! 生きてるのか!?」
杏子「ほ、ほら見ろ!あいつらが簡単にくたばるもんか!」
キュウべえの答えを聞き、二人の表情が明るくなる
QB「…いや」
QB「生きてるには生きているが…」
QB「無事…とは言えないかな?」
アスカ「…あ?」
ダイゴ「…もう一度聞く!」
ダイゴ「皆を何処へやった!?」
454: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:03:47.66:oBYb7s/40 (20/70)
QB「光量子的空間…異次元空間だよ」
QB「そこへ鹿目まどかとウルトラ兄弟達を引きずり込んだ」
ダイゴ「インキュベーターはそんな能力まで持っているのか!?」
QB「僕達の能力じゃないよ?協力者の能力さ」
QB「鹿目まどかを餌にして面倒なイレギュラー5人を排除する…彼らの作戦は成功したという訳だ」
ほむら「…私を後ろから撃ったあの男?」
胸を押さえながら問いかける
QB「その通りだよ。彼らのおかげで僕等は大量のエネルギーを手に入れた」
QB「あと暁美ほむら…君が時間を巻き戻してこの一ヶ月を何度もやり直してるのに気付いたのは彼らが接触してきてからだ」
QB「この世界と切り離された空間…協力者が作り出した異次元空間だね」
QB「そこに潜めば君の魔法の効果から逃れることができる」
QB「前の時間軸で集めたエネルギーも持ち越せるし…一石二鳥どころの騒ぎじゃないね」
QB「光量子的空間…異次元空間だよ」
QB「そこへ鹿目まどかとウルトラ兄弟達を引きずり込んだ」
ダイゴ「インキュベーターはそんな能力まで持っているのか!?」
QB「僕達の能力じゃないよ?協力者の能力さ」
QB「鹿目まどかを餌にして面倒なイレギュラー5人を排除する…彼らの作戦は成功したという訳だ」
ほむら「…私を後ろから撃ったあの男?」
胸を押さえながら問いかける
QB「その通りだよ。彼らのおかげで僕等は大量のエネルギーを手に入れた」
QB「あと暁美ほむら…君が時間を巻き戻してこの一ヶ月を何度もやり直してるのに気付いたのは彼らが接触してきてからだ」
QB「この世界と切り離された空間…協力者が作り出した異次元空間だね」
QB「そこに潜めば君の魔法の効果から逃れることができる」
QB「前の時間軸で集めたエネルギーも持ち越せるし…一石二鳥どころの騒ぎじゃないね」
455: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:04:24.57:oBYb7s/40 (21/70)
杏子「その空間に行くにはどうすればいいんだ!?」
アスカ「そうだ!さっさと教えろ!みんなを助けに行くんだ!」
身を乗り出して問い詰める二人
QB「…君達は話を聞いていたのかい?この世界から切り離されていると言っただろう?」
QB「協力者の意思でゲートを開くか…内側から何らかの力が掛ればなんとかなるかもね」
アスカ「それって…つまり」
ダイゴ「こちらから助けに行くのは…不可能…」
QB「理解してくれたかな?」
杏子「…くそっ!」
杏子「その空間に行くにはどうすればいいんだ!?」
アスカ「そうだ!さっさと教えろ!みんなを助けに行くんだ!」
身を乗り出して問い詰める二人
QB「…君達は話を聞いていたのかい?この世界から切り離されていると言っただろう?」
QB「協力者の意思でゲートを開くか…内側から何らかの力が掛ればなんとかなるかもね」
アスカ「それって…つまり」
ダイゴ「こちらから助けに行くのは…不可能…」
QB「理解してくれたかな?」
杏子「…くそっ!」
456: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:05:10.33:oBYb7s/40 (22/70)
QB「それより君達は目の前の事をどうにかすべきじゃないのかい?」
QB「ワルプルギスの夜がこの町に来るまであと二日だよ」
QB「光の力を失った三人と…魔法少女四人でどう戦うのかな?」
杏子「うっせぇ!だったらまどか達を返せ!」
QB「それは駄目だ。協力者はそれを許可しない」
アスカ「ぐ…こ、コイツ!」
ほむら「…あなた達、もうやめて」
QB「それより君達は目の前の事をどうにかすべきじゃないのかい?」
QB「ワルプルギスの夜がこの町に来るまであと二日だよ」
QB「光の力を失った三人と…魔法少女四人でどう戦うのかな?」
杏子「うっせぇ!だったらまどか達を返せ!」
QB「それは駄目だ。協力者はそれを許可しない」
アスカ「ぐ…こ、コイツ!」
ほむら「…あなた達、もうやめて」
457: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:05:53.48:oBYb7s/40 (23/70)
アスカ「なんだよ!?」
杏子「…ほむら?」
二人を制止するほむら
ほむら「…悔しいけどインキュベーターの言う通り…」
ほむら「今はワルプルギスの夜を倒すことが先決よ」
アスカ「だ…だけどさぁ!!」
ほむら「まどか達の事を気にしている場合ではないわ…我夢のところへ行ってくる」
ダイゴ(…!)
ガチャ バタン
ダイゴ「…」
QB「彼女は物分かりがいいね」
アスカ「なんだよ!?」
杏子「…ほむら?」
二人を制止するほむら
ほむら「…悔しいけどインキュベーターの言う通り…」
ほむら「今はワルプルギスの夜を倒すことが先決よ」
アスカ「だ…だけどさぁ!!」
ほむら「まどか達の事を気にしている場合ではないわ…我夢のところへ行ってくる」
ダイゴ(…!)
ガチャ バタン
ダイゴ「…」
QB「彼女は物分かりがいいね」
458: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:07:20.73:oBYb7s/40 (24/70)
ダイゴ「キュウべえ、君は何も感じないのか?」
QB「なにも…とは?」
ダイゴ「君の口振りからすると…これまでも多くの魔法少女を見て来たんだろう?」
ダイゴ「彼女達が苦しんでる姿を見て何も感じなかったのかと聞いてるんだ」
QB「…」
QB「僕達には感情というものは無いんだよ」
QB「もしそんなものが芽生えた個体がいるなら欠陥品として即処分だね」
ダイゴ「…」
ダイゴ「キュウべえ、君は何も感じないのか?」
QB「なにも…とは?」
ダイゴ「君の口振りからすると…これまでも多くの魔法少女を見て来たんだろう?」
ダイゴ「彼女達が苦しんでる姿を見て何も感じなかったのかと聞いてるんだ」
QB「…」
QB「僕達には感情というものは無いんだよ」
QB「もしそんなものが芽生えた個体がいるなら欠陥品として即処分だね」
ダイゴ「…」
459: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:08:23.88:oBYb7s/40 (25/70)
QB「あ…でも感情の法則性はある程度だが理解しているよ」
杏子「どういうことだ?」
QB「どんな状況なら君達は僕と契約してくれるのか…とか」
QB「どんな言葉を投げ掛ければ絶望してくれるのか…とかね」
QB「これは協力者に色々教えてもらったおかげだね」
ダイゴ「感情そのものは理解していないということか…」
杏子「…もうアンタには怒る気にもならねーよ」
QB「それは安心だね。それじゃ」タッ
窓から飛び出すキュウべえ
QB「あ…でも感情の法則性はある程度だが理解しているよ」
杏子「どういうことだ?」
QB「どんな状況なら君達は僕と契約してくれるのか…とか」
QB「どんな言葉を投げ掛ければ絶望してくれるのか…とかね」
QB「これは協力者に色々教えてもらったおかげだね」
ダイゴ「感情そのものは理解していないということか…」
杏子「…もうアンタには怒る気にもならねーよ」
QB「それは安心だね。それじゃ」タッ
窓から飛び出すキュウべえ
460: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:08:55.69:oBYb7s/40 (26/70)
シーン…
ダイゴ「…」
杏子「…」
アスカ「…でもさぁ」
長く続く沈黙をアスカが破る
アスカ「キュウべえも酷いけど…ほむらもなんか冷てぇよ!」
杏子「?」
アスカ「一緒に戦う仲間がやばいってのに…気にしている場合じゃないって…」
アスカ「いくらなんでも…」
ダイゴ「彼女…瞳が潤んでた」
シーン…
ダイゴ「…」
杏子「…」
アスカ「…でもさぁ」
長く続く沈黙をアスカが破る
アスカ「キュウべえも酷いけど…ほむらもなんか冷てぇよ!」
杏子「?」
アスカ「一緒に戦う仲間がやばいってのに…気にしている場合じゃないって…」
アスカ「いくらなんでも…」
ダイゴ「彼女…瞳が潤んでた」
461: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:09:50.67:oBYb7s/40 (27/70)
アスカ「えっ…」
杏子「ほむらが…?」
ダイゴ「自分の大切な人が目の前で連れ去られて今も苦しんでるかもしれないのに…」
ダイゴ「きっと今すぐにでも泣き叫びたい気分なのに…」
ダイゴ「本当の気持ちを必死で押し殺して戦おうとしている」
アスカ「…」
ダイゴ「まどかちゃん達を一番心配してるのは紛れもなく彼女だよ」
アスカ「あ…」
杏子「…」
アスカ「えっ…」
杏子「ほむらが…?」
ダイゴ「自分の大切な人が目の前で連れ去られて今も苦しんでるかもしれないのに…」
ダイゴ「きっと今すぐにでも泣き叫びたい気分なのに…」
ダイゴ「本当の気持ちを必死で押し殺して戦おうとしている」
アスカ「…」
ダイゴ「まどかちゃん達を一番心配してるのは紛れもなく彼女だよ」
アスカ「あ…」
杏子「…」
462: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:10:21.01:oBYb7s/40 (28/70)
杏子「…」スゥッ
杏子「あーーーーーーーーーーーっっっ!!!」
アスカ「うお!?」
ダイゴ「?」
大きく息を吸い込み、杏子が叫ぶ
杏子「はー、すっきりした!」
杏子「もうじっとしてられるか!!アタシも特訓でもしてくらぁ!!」
ガチャ バタン
杏子「…」スゥッ
杏子「あーーーーーーーーーーーっっっ!!!」
アスカ「うお!?」
ダイゴ「?」
大きく息を吸い込み、杏子が叫ぶ
杏子「はー、すっきりした!」
杏子「もうじっとしてられるか!!アタシも特訓でもしてくらぁ!!」
ガチャ バタン
463: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:12:48.46:oBYb7s/40 (29/70)
アスカ「…今の俺には…」
アスカ「なんもできねぇのか…」
ダイゴ「せめて信じてあげよう…彼女達の勝利をね」
ガチャ バタン
小さな植木鉢を抱え、部屋を後にする
アスカ「…くそったれ!!」
ガンッ カラカラカラ…
床に叩きつけられたリーフラッシャーの転がる音が
静まり返った部屋に虚しく響き渡る
アスカ「…今の俺には…」
アスカ「なんもできねぇのか…」
ダイゴ「せめて信じてあげよう…彼女達の勝利をね」
ガチャ バタン
小さな植木鉢を抱え、部屋を後にする
アスカ「…くそったれ!!」
ガンッ カラカラカラ…
床に叩きつけられたリーフラッシャーの転がる音が
静まり返った部屋に虚しく響き渡る
464: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:13:44.30:oBYb7s/40 (30/70)
……………………………………
ガガガッ!
マミ「…」
さやか「わ…わぁああっ!!」タタタッ
マミの放った銃弾がコンクリートの地面を抉り飛ばす
さやかはその一方的な攻撃から逃げ回ることしか出来なかった
マミ「美樹さん!今日も逃げてばかりじゃない!?」
マミ「接近しないと剣は届かないわ!」
さやか「そ、そんなこと言ったって…!」
マミ「私はさっきから一歩も動いてないわよ!」
さやか「え…あ、あれ?そういえば…」
……………………………………
ガガガッ!
マミ「…」
さやか「わ…わぁああっ!!」タタタッ
マミの放った銃弾がコンクリートの地面を抉り飛ばす
さやかはその一方的な攻撃から逃げ回ることしか出来なかった
マミ「美樹さん!今日も逃げてばかりじゃない!?」
マミ「接近しないと剣は届かないわ!」
さやか「そ、そんなこと言ったって…!」
マミ「私はさっきから一歩も動いてないわよ!」
さやか「え…あ、あれ?そういえば…」
465: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:14:42.28:oBYb7s/40 (31/70)
二人の間の距離は10メートル程度
接近戦を主体としたさやかの攻撃が届くはずもなかった
マミ「さっきからあなたは逃げ回ってるだけ!」
マミ「相手の有利な間合いを自分が作り出してどうするの!!」チャキッ
さやか「あ…ぼ、防御…!!」
バン! ガキン
マミ「せめて一太刀くらい浴びせてみなさい!」
さやか「く…くぅ…」
二人の間の距離は10メートル程度
接近戦を主体としたさやかの攻撃が届くはずもなかった
マミ「さっきからあなたは逃げ回ってるだけ!」
マミ「相手の有利な間合いを自分が作り出してどうするの!!」チャキッ
さやか「あ…ぼ、防御…!!」
バン! ガキン
マミ「せめて一太刀くらい浴びせてみなさい!」
さやか「く…くぅ…」
466: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:15:14.11:oBYb7s/40 (32/70)
ダッ
さやか「わぁああああああ!!」
剣を構え、マミに一直線に突撃する
マミ「…来たわね!」
マミ(でも…銃相手に真正面からは愚策!)シュルル
抉れたコンクリートの地面の隙間から飛び出した拘束魔法がさやかに迫る
さやか「き、来たっ!!」ダッ
マミ「…!」
ダッ
さやか「わぁああああああ!!」
剣を構え、マミに一直線に突撃する
マミ「…来たわね!」
マミ(でも…銃相手に真正面からは愚策!)シュルル
抉れたコンクリートの地面の隙間から飛び出した拘束魔法がさやかに迫る
さやか「き、来たっ!!」ダッ
マミ「…!」
467: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:15:58.83:oBYb7s/40 (33/70)
マミ(やはり飛んで回避したわね…)
さやか「やあああああ!!」
マミ「…っ!」ブンッ
上空から振り下ろされる剣の威力を相殺するため
マスケット銃を逆手に持ち、振り上げる
さやか「…!」ビクッ
さやか(や…やっぱ無理っ…!!)
サッ
マミ「なっ!?」
マミ(どうして剣を引くの…!?このままじゃ…!)
バキッ
マミ(やはり飛んで回避したわね…)
さやか「やあああああ!!」
マミ「…っ!」ブンッ
上空から振り下ろされる剣の威力を相殺するため
マスケット銃を逆手に持ち、振り上げる
さやか「…!」ビクッ
さやか(や…やっぱ無理っ…!!)
サッ
マミ「なっ!?」
マミ(どうして剣を引くの…!?このままじゃ…!)
バキッ
468: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:17:06.58:oBYb7s/40 (34/70)
さやか「ぶっ…あっ!」プシュッ
ドシャッ
マスケット銃の銃底が顔面に直撃し、
そのまま地面に落下する
マミ「美樹さんっ!!」
さやか「う…ううっ…」ポタポタ
顔を覆うさやかの手の間から血が滴る
マミ「ご、ごめんなさい!当てるつもりは…」
マミ「傷見せて!すぐに治すから!」
キューン
さやか「っつ…うぅ」
さやか「ぶっ…あっ!」プシュッ
ドシャッ
マスケット銃の銃底が顔面に直撃し、
そのまま地面に落下する
マミ「美樹さんっ!!」
さやか「う…ううっ…」ポタポタ
顔を覆うさやかの手の間から血が滴る
マミ「ご、ごめんなさい!当てるつもりは…」
マミ「傷見せて!すぐに治すから!」
キューン
さやか「っつ…うぅ」
469: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:18:28.01:oBYb7s/40 (35/70)
マミ「本当にごめんなさい…ちょっと熱が入り過ぎちゃったわね…」
さやか「…いいんです」スッ
血が止まったさやかが立ち上がる
さやか「あの時あたしがビビっちゃって剣引いたから…」
さやか「それに特訓してもらいたかったのはあたしですから!全然大丈夫です!」
マミ「美樹さん…」
さやか「…それにしてもマミさんはやっぱ一流だなー!」
マミ「?」
さやか「だって相手が目の前まで迫って来たのにあんなに冷静に対応して…ベテランって感じですよね!」
さやか「いやーあたしなんてまだ戦いを怖がっちゃって!ははは…」
マミ「…」
マミ「本当にごめんなさい…ちょっと熱が入り過ぎちゃったわね…」
さやか「…いいんです」スッ
血が止まったさやかが立ち上がる
さやか「あの時あたしがビビっちゃって剣引いたから…」
さやか「それに特訓してもらいたかったのはあたしですから!全然大丈夫です!」
マミ「美樹さん…」
さやか「…それにしてもマミさんはやっぱ一流だなー!」
マミ「?」
さやか「だって相手が目の前まで迫って来たのにあんなに冷静に対応して…ベテランって感じですよね!」
さやか「いやーあたしなんてまだ戦いを怖がっちゃって!ははは…」
マミ「…」
470: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:19:11.89:oBYb7s/40 (36/70)
マミ「…美樹さん、今日はこれくらいにして帰りましょう?」
さやか「え…?でもあたしまだマミさんに攻撃を当てることも…」
マミ「いえ…もう十分よ」
マミ「基礎的な動きはだいたい教えたから…それ以外の事は明日佐倉さんに教えてもらいなさい」
マミ「彼女はあなたと同じ接近戦タイプだし色々参考になると思うわ」
さやか「…はい!ありがとうございました!」
マミ「あ!あと明日私の家で作戦会議するから…」
さやか「わーかってますって!それじゃ!」
タタタッ
笑顔のまま手を振り、その場から立ち去る
マミ「…」
マミ(ベテラン…か)
マミ「…美樹さん、今日はこれくらいにして帰りましょう?」
さやか「え…?でもあたしまだマミさんに攻撃を当てることも…」
マミ「いえ…もう十分よ」
マミ「基礎的な動きはだいたい教えたから…それ以外の事は明日佐倉さんに教えてもらいなさい」
マミ「彼女はあなたと同じ接近戦タイプだし色々参考になると思うわ」
さやか「…はい!ありがとうございました!」
マミ「あ!あと明日私の家で作戦会議するから…」
さやか「わーかってますって!それじゃ!」
タタタッ
笑顔のまま手を振り、その場から立ち去る
マミ「…」
マミ(ベテラン…か)
471: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:20:30.44:oBYb7s/40 (37/70)
~廃工場~
ほむら「我夢、来たわよ」
我夢「あ!遅かったじゃないか!メンテナンスはバッチリだよ!」グイ
大きな包みをほむらに差し出す
ほむら「なに?…随分重いけど」
我夢「まぁ開けてみてよ」
ほむら「…?」ガサッ
ほむら「これは…銃…かしら?かなり大型ね」
包みの中には銃は
青と銀のフレームで三つの銃口が着いた特殊な造形をしていた
~廃工場~
ほむら「我夢、来たわよ」
我夢「あ!遅かったじゃないか!メンテナンスはバッチリだよ!」グイ
大きな包みをほむらに差し出す
ほむら「なに?…随分重いけど」
我夢「まぁ開けてみてよ」
ほむら「…?」ガサッ
ほむら「これは…銃…かしら?かなり大型ね」
包みの中には銃は
青と銀のフレームで三つの銃口が着いた特殊な造形をしていた
472: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:22:44.94:oBYb7s/40 (38/70)
我夢「ディバイトランチャー…孤門さんがこの世界に飛ばされた時に持ってた銃だよ」
ほむら「ああ…たしか初めて会った時に見たような…」
ほむら「でもあれは壊れていたんじゃ?」
我夢「だからここでチョチョイッと修理したんだよ」
我夢「さすがにここじゃ完全に…とまではいかなかったけどね」
ほむら「そう?使えれば問題ないと思うけど」
我夢「ホラここ!継ぎ目があるだろ?」
銃の一部を指差しながら話す
我夢「本来は分離銃だったけどその機能はオミットした」
ほむら「…そう」
我夢「いやでも、その分威力はすごいよ!?」
フォローするように説明を続ける
我夢「指紋認証の解除にはかなり手こずってさぁ…」
我夢「ディバイトランチャー…孤門さんがこの世界に飛ばされた時に持ってた銃だよ」
ほむら「ああ…たしか初めて会った時に見たような…」
ほむら「でもあれは壊れていたんじゃ?」
我夢「だからここでチョチョイッと修理したんだよ」
我夢「さすがにここじゃ完全に…とまではいかなかったけどね」
ほむら「そう?使えれば問題ないと思うけど」
我夢「ホラここ!継ぎ目があるだろ?」
銃の一部を指差しながら話す
我夢「本来は分離銃だったけどその機能はオミットした」
ほむら「…そう」
我夢「いやでも、その分威力はすごいよ!?」
フォローするように説明を続ける
我夢「指紋認証の解除にはかなり手こずってさぁ…」
473: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:23:50.52:oBYb7s/40 (39/70)
ほむら「…実際に撃って確かめた方が早そうね」ジャキ
遠くのドラム缶に狙いを定め、引き金を引く
我夢「あ!ちょっと…」
カチッ NO BULLET
ほむら「…?」
カチカチッ NO BULLET
何度引き金を引いても銃弾は発射されず
弾切れを知らせる音声が鳴り響く
ほむら「…弾切れじゃない」
我夢「もう…話は最後まで聞いてよ」
我夢「その銃の弾…ここには無いんだ」
ほむら「…は?」
ほむら「…実際に撃って確かめた方が早そうね」ジャキ
遠くのドラム缶に狙いを定め、引き金を引く
我夢「あ!ちょっと…」
カチッ NO BULLET
ほむら「…?」
カチカチッ NO BULLET
何度引き金を引いても銃弾は発射されず
弾切れを知らせる音声が鳴り響く
ほむら「…弾切れじゃない」
我夢「もう…話は最後まで聞いてよ」
我夢「その銃の弾…ここには無いんだ」
ほむら「…は?」
474: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:24:59.93:oBYb7s/40 (40/70)
ほむら「どういうこと?何か別の弾で代用するの?」
我夢「代用というか…その銃はエネルギー兵器なんだよ」
ほむら「…ますます分からないわ」
我夢「この世界にはそんなもの無い…のかな?」
我夢「分かりやすく言うと君が使ってる銃と違って実弾を必要としないってこと」
我夢「あらかじめ溜めておいたエネルギーを弾として放つ武器なんだ」
ほむら「つまり今この銃のエネルギーは0だと?」
我夢「そういうこと!」
ほむら「…出来ればエネルギー満タンの状態で渡してほしかったのだけれど」
我夢「えーっと…」
我夢「そのエネルギーチャージにも専用の設備が必要で…」
ほむら「え?」
ほむら「どういうこと?何か別の弾で代用するの?」
我夢「代用というか…その銃はエネルギー兵器なんだよ」
ほむら「…ますます分からないわ」
我夢「この世界にはそんなもの無い…のかな?」
我夢「分かりやすく言うと君が使ってる銃と違って実弾を必要としないってこと」
我夢「あらかじめ溜めておいたエネルギーを弾として放つ武器なんだ」
ほむら「つまり今この銃のエネルギーは0だと?」
我夢「そういうこと!」
ほむら「…出来ればエネルギー満タンの状態で渡してほしかったのだけれど」
我夢「えーっと…」
我夢「そのエネルギーチャージにも専用の設備が必要で…」
ほむら「え?」
475: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:25:47.53:oBYb7s/40 (41/70)
ほむら「じゃあどうすればいいの?」
我夢「それについてなんだけど…う~ん…」
ほむら「?…勿体つけずに早く教えて」
我夢「…この銃が撃てるかどうかは君次第なんだよね」
ほむら「私次第?」
我夢「うん、魔法少女にしか出来ないことなんだけどね…」
我夢「この銃のエネルギーを魔力で代用できないかな~…ってさ」
ほむら「魔力で?」
眉をひそめて聞き返すほむら
ほむら「私が聞くのも変だけど…そんなことできるの?」
ほむら「じゃあどうすればいいの?」
我夢「それについてなんだけど…う~ん…」
ほむら「?…勿体つけずに早く教えて」
我夢「…この銃が撃てるかどうかは君次第なんだよね」
ほむら「私次第?」
我夢「うん、魔法少女にしか出来ないことなんだけどね…」
我夢「この銃のエネルギーを魔力で代用できないかな~…ってさ」
ほむら「魔力で?」
眉をひそめて聞き返すほむら
ほむら「私が聞くのも変だけど…そんなことできるの?」
476: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:26:27.90:oBYb7s/40 (42/70)
我夢「マミさんだって似たようなことしてるじゃないか」
ほむら「あれは彼女特有の能力だと思うのだけど」
我夢「う~ん…なにも銃弾そのものを作り出すってわけじゃなくて…」
我夢「君の魔力を銃に流し込んで放つんだよ…出来ないことはないと思うけどなぁ」
ほむら「…」
ほむら「まぁ…やってみる価値はありそうね」ジャキ
ディバイトランチャーを構え直すほむら
我夢「頑張って!」
我夢「マミさんだって似たようなことしてるじゃないか」
ほむら「あれは彼女特有の能力だと思うのだけど」
我夢「う~ん…なにも銃弾そのものを作り出すってわけじゃなくて…」
我夢「君の魔力を銃に流し込んで放つんだよ…出来ないことはないと思うけどなぁ」
ほむら「…」
ほむら「まぁ…やってみる価値はありそうね」ジャキ
ディバイトランチャーを構え直すほむら
我夢「頑張って!」
477: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:26:59.02:oBYb7s/40 (43/70)
ほむら「…」スゥ
気を落ち着かせるように深呼吸して
意識を集中する
我夢(上手くいってくれよ~…)
ほむら「…」グッ
再びドラム缶に狙いを定め、引き金を引く
バァン ドグシャッ!
我夢「!」
ほむら「…っ」ビリビリ
三つの銃口から放たれた弾は空のドラム缶をねじ切るように破壊し、
その後ろのコンクリートの壁に穴を開ける
ほむら「…」スゥ
気を落ち着かせるように深呼吸して
意識を集中する
我夢(上手くいってくれよ~…)
ほむら「…」グッ
再びドラム缶に狙いを定め、引き金を引く
バァン ドグシャッ!
我夢「!」
ほむら「…っ」ビリビリ
三つの銃口から放たれた弾は空のドラム缶をねじ切るように破壊し、
その後ろのコンクリートの壁に穴を開ける
478: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:28:30.29:oBYb7s/40 (44/70)
我夢「やった!やっぱり出来るじゃないか!」タタタッ
笑顔で駆け寄る我夢
ほむら「す、すごい威力ね…腕が痺れるわ…」グッグッ
我夢「数十メートル級の怪物にもダメージを与えられる武器だからね」
我夢「その武器の問題と言えば分離出来ないことと…」
ほむら「その分威力は申し分ないわ」
我夢「うん、その気になればもっと高威力を叩き出すことが出来るんだけどね」
我夢「一番の問題は…」
ほむら「私の魔力ね…分かってたことだけど」
我夢「…うん」
申し訳なさそうな顔で答える
我夢「やった!やっぱり出来るじゃないか!」タタタッ
笑顔で駆け寄る我夢
ほむら「す、すごい威力ね…腕が痺れるわ…」グッグッ
我夢「数十メートル級の怪物にもダメージを与えられる武器だからね」
我夢「その武器の問題と言えば分離出来ないことと…」
ほむら「その分威力は申し分ないわ」
我夢「うん、その気になればもっと高威力を叩き出すことが出来るんだけどね」
我夢「一番の問題は…」
ほむら「私の魔力ね…分かってたことだけど」
我夢「…うん」
申し訳なさそうな顔で答える
479: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:29:18.12:oBYb7s/40 (45/70)
我夢「その銃は威力は凄いけど最大の欠点は君の魔力を消費する」
我夢「命を削るようなものだ…僕としてはあんまり使って欲しくないんだけどね」
ほむら「でもそれって魔法と似たようなものじゃない」
ほむら「私以外の魔法少女も武器を使うのに魔力を消費してるわ」
ほむら「消費する魔力がちょっと増えるだけ…問題ないわ」
我夢「それでも…大量に魔力を乗せて連射なんて危険なことはやめてね?」
ほむら「…ええ」
ほむら「…」
ほむら(この武器があれば…ワルプルギスの夜にもダメージを与えられるかもしれない)
ほむら(まともに扱えるかどうかは…私次第…)
我夢「その銃は威力は凄いけど最大の欠点は君の魔力を消費する」
我夢「命を削るようなものだ…僕としてはあんまり使って欲しくないんだけどね」
ほむら「でもそれって魔法と似たようなものじゃない」
ほむら「私以外の魔法少女も武器を使うのに魔力を消費してるわ」
ほむら「消費する魔力がちょっと増えるだけ…問題ないわ」
我夢「それでも…大量に魔力を乗せて連射なんて危険なことはやめてね?」
ほむら「…ええ」
ほむら「…」
ほむら(この武器があれば…ワルプルギスの夜にもダメージを与えられるかもしれない)
ほむら(まともに扱えるかどうかは…私次第…)
480: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:30:02.23:oBYb7s/40 (46/70)
ほむら「とりあえずもう少しこの銃に慣れる必要があるわね」
ほむら「今日はありがとう。じゃあ私はこれで…」
スタスタ
我夢「ちょ、ちょっと待って!」
ほむら「…?」
立ち去ろうとするほむらを呼び止める
ほむら「まだ何かあるの?」
我夢「渡すのがその銃だけならわざわざここに呼ばないよ…」
我夢「ちょっと奥まで来て」
ほむら「?…ええ」
スタスタ
工場の奥まで入っていく二人
ほむら「とりあえずもう少しこの銃に慣れる必要があるわね」
ほむら「今日はありがとう。じゃあ私はこれで…」
スタスタ
我夢「ちょ、ちょっと待って!」
ほむら「…?」
立ち去ろうとするほむらを呼び止める
ほむら「まだ何かあるの?」
我夢「渡すのがその銃だけならわざわざここに呼ばないよ…」
我夢「ちょっと奥まで来て」
ほむら「?…ええ」
スタスタ
工場の奥まで入っていく二人
481: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:30:55.96:oBYb7s/40 (47/70)
……………………………………
我夢「これ!本命はこれだよ!」
ほむら「これ…は…?」
目の前の巨大な物体に驚くほむら
ほむら「戦闘機…?」
我夢「そう!僕が乗って来た戦闘機!ファイターEX!」
自慢げにファイターを指差す
ほむら「まさか…これを操縦しろとでも?」
我夢「いやいやさすがにそれは無いよ!」
我夢「空を飛ばすわけじゃなくて…使って欲しいのはこいつのミサイルなんだ」
ほむら「…つまり砲台として使うってこと?」
我夢「その通り!」
ほむら「でもそのミサイルはどうやって撃つの?私が直接乗り込めばいいのかしら」
……………………………………
我夢「これ!本命はこれだよ!」
ほむら「これ…は…?」
目の前の巨大な物体に驚くほむら
ほむら「戦闘機…?」
我夢「そう!僕が乗って来た戦闘機!ファイターEX!」
自慢げにファイターを指差す
ほむら「まさか…これを操縦しろとでも?」
我夢「いやいやさすがにそれは無いよ!」
我夢「空を飛ばすわけじゃなくて…使って欲しいのはこいつのミサイルなんだ」
ほむら「…つまり砲台として使うってこと?」
我夢「その通り!」
ほむら「でもそのミサイルはどうやって撃つの?私が直接乗り込めばいいのかしら」
482: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:32:04.05:oBYb7s/40 (48/70)
我夢「ミサイル発射ならこれ!これ使って!」スッ
赤いスイッチの着いた機械を差し出す
ほむら「…リモコン?」
我夢「そう!そのスイッチ一つで6発まとめて発射するよ!」
ほむら「…ワルプルギスの夜にたった6発のミサイルが効くかしら?」
我夢「そう言うと思って…そのミサイルにも色々仕込んである」
ほむら「どういうこと?」
我夢「ハヤタさん達…ウルトラマンにもちょっとだけ協力してもらってね」
我夢「このミサイルにスペシウムエネルギーを注入した」
我夢「スペシウム弾頭弾ってとこだね」
ほむら「…スペシウム?」
我夢「…まぁすごい威力のミサイルってことかな」
我夢「ミサイル発射ならこれ!これ使って!」スッ
赤いスイッチの着いた機械を差し出す
ほむら「…リモコン?」
我夢「そう!そのスイッチ一つで6発まとめて発射するよ!」
ほむら「…ワルプルギスの夜にたった6発のミサイルが効くかしら?」
我夢「そう言うと思って…そのミサイルにも色々仕込んである」
ほむら「どういうこと?」
我夢「ハヤタさん達…ウルトラマンにもちょっとだけ協力してもらってね」
我夢「このミサイルにスペシウムエネルギーを注入した」
我夢「スペシウム弾頭弾ってとこだね」
ほむら「…スペシウム?」
我夢「…まぁすごい威力のミサイルってことかな」
483: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:33:59.15:oBYb7s/40 (49/70)
ほむら「一回スイッチを押して全弾発射…チャンスは一回ね」
ほむら「…とにかくありがとう」
ほむら「このミサイルはヤツに止めを刺す時に使わせてもらうわ」シュン
盾の中にファイターとディバイトランチャーを収納する
我夢「今更だけどその盾凄いね…体積無視だもん」
ほむら「そうね…自分でもちょっと驚いてるわ…」
盾を見つめる二人
我夢「…すまない」
ほむら「?」
我夢「…僕達が戦えればこんなもの作る必要なかったんだけどね」
ほむら「…」
ほむら「…いえ…十分よ」
ほむら「一回スイッチを押して全弾発射…チャンスは一回ね」
ほむら「…とにかくありがとう」
ほむら「このミサイルはヤツに止めを刺す時に使わせてもらうわ」シュン
盾の中にファイターとディバイトランチャーを収納する
我夢「今更だけどその盾凄いね…体積無視だもん」
ほむら「そうね…自分でもちょっと驚いてるわ…」
盾を見つめる二人
我夢「…すまない」
ほむら「?」
我夢「…僕達が戦えればこんなもの作る必要なかったんだけどね」
ほむら「…」
ほむら「…いえ…十分よ」
484: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:34:59.37:oBYb7s/40 (50/70)
……………………………………
~さやかホーム~
さやか「…」
ゴロン
さやか「…怖い」
ベットに体を沈め、手で顔を覆うさやか
誰に聞かせるわけでも無い小さい呟きが部屋に響く
さやか「怖い…怖い…」
さやか「怖い怖い怖い怖い怖い怖い…!」
さやか「怖いっっ!!!」
さやか「っ…はぁっ…!はぁっ…!」
……………………………………
~さやかホーム~
さやか「…」
ゴロン
さやか「…怖い」
ベットに体を沈め、手で顔を覆うさやか
誰に聞かせるわけでも無い小さい呟きが部屋に響く
さやか「怖い…怖い…」
さやか「怖い怖い怖い怖い怖い怖い…!」
さやか「怖いっっ!!!」
さやか「っ…はぁっ…!はぁっ…!」
485: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:35:37.99:oBYb7s/40 (51/70)
さやか「なんでだよぉ…」
さやか「なんで今頃…こんなに怖くなるんだよぉ…」
さやか(変身して…剣を構えるだけで…)
さやか(前の滅茶苦茶な戦いしてたあたしの姿が…頭から離れてくれない)
さやか(ワルプルギスの夜との戦いがもうすぐって考えただけで…)
さやか(震えが止まらない…!)
さやか「ウルトラマンも…みんな戦えない…」
さやか「たった四人で…あたし達…勝てるの…?」
さやか「…」ゾクッ
さやか「怖いよ…」
さやか「死にたくないよぉっ…!」
さやか「なんでだよぉ…」
さやか「なんで今頃…こんなに怖くなるんだよぉ…」
さやか(変身して…剣を構えるだけで…)
さやか(前の滅茶苦茶な戦いしてたあたしの姿が…頭から離れてくれない)
さやか(ワルプルギスの夜との戦いがもうすぐって考えただけで…)
さやか(震えが止まらない…!)
さやか「ウルトラマンも…みんな戦えない…」
さやか「たった四人で…あたし達…勝てるの…?」
さやか「…」ゾクッ
さやか「怖いよ…」
さやか「死にたくないよぉっ…!」
486: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:36:17.49:oBYb7s/40 (52/70)
……………………………………
使い魔『ギャ!?』
ズバッ
杏子「ふぅっ…一丁上がりっと」
使い魔を槍で斬り捨てる
杏子「結構てこずったな…こんなんじゃ駄目だ…」
杏子(噂でしか聞いたことないけど…ワルプルギスはこれまでとは桁違いの強さだ…)
杏子「…」
杏子(もうこれ以上仲間を失いたくねぇ…)
杏子(いざとなりゃあ…アタシがムサシを助けた時みたいに…)
杏子「…勝てる…よな」
不安をかき消すように、
自分に言い聞かせるように呟く
……………………………………
使い魔『ギャ!?』
ズバッ
杏子「ふぅっ…一丁上がりっと」
使い魔を槍で斬り捨てる
杏子「結構てこずったな…こんなんじゃ駄目だ…」
杏子(噂でしか聞いたことないけど…ワルプルギスはこれまでとは桁違いの強さだ…)
杏子「…」
杏子(もうこれ以上仲間を失いたくねぇ…)
杏子(いざとなりゃあ…アタシがムサシを助けた時みたいに…)
杏子「…勝てる…よな」
不安をかき消すように、
自分に言い聞かせるように呟く
487: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:37:15.52:oBYb7s/40 (53/70)
……………………………………
……………………………………
……………………………………
……………………………………
まどか「…」
ザッザッザッ…
まどか「ここ…どこ…?」
まどか「わたしは…あの穴の中に落ちて…」
まどか「…いつの間に…こんなとこに…?」
何も無い砂漠が広がる世界
空の色は青ではなく、不気味に黒みがかった赤
その異常な世界を一人歩き続けるまどか
まどか「みんな…どこ…?」
……………………………………
……………………………………
……………………………………
……………………………………
まどか「…」
ザッザッザッ…
まどか「ここ…どこ…?」
まどか「わたしは…あの穴の中に落ちて…」
まどか「…いつの間に…こんなとこに…?」
何も無い砂漠が広がる世界
空の色は青ではなく、不気味に黒みがかった赤
その異常な世界を一人歩き続けるまどか
まどか「みんな…どこ…?」
488: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:38:10.38:oBYb7s/40 (54/70)
スタッ
QB「…やぁまどか」
まどか「…!?」
まどか「キュウべえ…っ!!」
突然現れたキュウべえを睨みつける
QB「…やだなあ」
QB「そんな顔で見ないでよ」
まどか「…」
QB「まどか」
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
スタッ
QB「…やぁまどか」
まどか「…!?」
まどか「キュウべえ…っ!!」
突然現れたキュウべえを睨みつける
QB「…やだなあ」
QB「そんな顔で見ないでよ」
まどか「…」
QB「まどか」
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
489: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:38:56.74:oBYb7s/40 (55/70)
まどか「ふ…ふざけないで…!」
まどか「みんなの所に帰してっ!」
QB「残念だがそれは出来ない」
まどか「!…っうぅ…」
まどか「じゃ、じゃあっ!…ハヤタさん達はどこ?」
まどか「わたしと一緒にあの穴に落ちたんでしょ!?」
???「彼等はこことは別の空間に閉じ込めた」
まどか「!?」
QB「おや…?」
声の主の方に振り向く
まどか「ふ…ふざけないで…!」
まどか「みんなの所に帰してっ!」
QB「残念だがそれは出来ない」
まどか「!…っうぅ…」
まどか「じゃ、じゃあっ!…ハヤタさん達はどこ?」
まどか「わたしと一緒にあの穴に落ちたんでしょ!?」
???「彼等はこことは別の空間に閉じ込めた」
まどか「!?」
QB「おや…?」
声の主の方に振り向く
490: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:39:52.56:oBYb7s/40 (56/70)
まどか「あ、あなたは…」
まどかの背後に現れた老人は黒ずくめの服装で
その手には黒い風船をいくつも持っていた
まどか「!!…そ、そうだ!あなたがわたしやハヤタさん達を…!」
???「そうだ…彼等はもう元の世界に戻ることはない」
???「お前もだ…鹿目まどか」
???「…こいつは契約を拒んだか?」ザッザッ
QB「ああ…まったく面倒をかけてくれる子だよ」
キュウべえと話しつつまどかに近寄る老人
まどか「あ、あなたは…」
まどかの背後に現れた老人は黒ずくめの服装で
その手には黒い風船をいくつも持っていた
まどか「!!…そ、そうだ!あなたがわたしやハヤタさん達を…!」
???「そうだ…彼等はもう元の世界に戻ることはない」
???「お前もだ…鹿目まどか」
???「…こいつは契約を拒んだか?」ザッザッ
QB「ああ…まったく面倒をかけてくれる子だよ」
キュウべえと話しつつまどかに近寄る老人
491: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:40:33.99:oBYb7s/40 (57/70)
まどか「っ…こ、来ないで!!」
QB「やれやれ…」
???「…」ザッザッ
老人はまどかの言葉を無視し、さらに近づく
まどか「あ、あなたは何者なの…どうしてこんな…」
QB「…そろそろ教えてあげたら?」
???「そうだな…聞け、鹿目まどか」
???「私は異次元人ヤプール」
まどか「っ…こ、来ないで!!」
QB「やれやれ…」
???「…」ザッザッ
老人はまどかの言葉を無視し、さらに近づく
まどか「あ、あなたは何者なの…どうしてこんな…」
QB「…そろそろ教えてあげたら?」
???「そうだな…聞け、鹿目まどか」
???「私は異次元人ヤプール」
492: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:41:06.68:oBYb7s/40 (58/70)
まどか「異次元…人…」
ヤプール「…」ザッザッ
ガシッ
ヤプールの手がまどかの髪を掴む
まどか「い、痛い!離して!!」
ヤプール「お前が契約を拒むというならば…いいものを見せてやる」シュン
QB「!」
ヤプールが右手をかざした何も無い空間に穴が開く
その空間の向こうには四足の巨大な怪物
そして血塗れの少女が一人、膝をついていた
『うっ…く…』
まどか「…え?」
まどか「あれって…?」
まどか「異次元…人…」
ヤプール「…」ザッザッ
ガシッ
ヤプールの手がまどかの髪を掴む
まどか「い、痛い!離して!!」
ヤプール「お前が契約を拒むというならば…いいものを見せてやる」シュン
QB「!」
ヤプールが右手をかざした何も無い空間に穴が開く
その空間の向こうには四足の巨大な怪物
そして血塗れの少女が一人、膝をついていた
『うっ…く…』
まどか「…え?」
まどか「あれって…?」
493: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:42:07.44:oBYb7s/40 (59/70)
ヤプール「よく見ろ…あれはお前の知る時間軸の世界ではない」
ヤプール「一つ前の時間軸の映像だ」
QB「ちなみにこの時の記憶は暁美ほむらには無いみたいだよ」
まどか「あれって…まさか…」
まどか「ほむらちゃん…!?」
穴の向こうの映像を見つめ
絶望の表情を浮かべる
ヤプール「その通り。あれは暁美ほむらだ」
ヤプール「そして…」
シュン
映像からほむらが消え、別の画面へと切り替わる
ヤプール「あれを見ろ」
まどか「!!!」
ヤプール「よく見ろ…あれはお前の知る時間軸の世界ではない」
ヤプール「一つ前の時間軸の映像だ」
QB「ちなみにこの時の記憶は暁美ほむらには無いみたいだよ」
まどか「あれって…まさか…」
まどか「ほむらちゃん…!?」
穴の向こうの映像を見つめ
絶望の表情を浮かべる
ヤプール「その通り。あれは暁美ほむらだ」
ヤプール「そして…」
シュン
映像からほむらが消え、別の画面へと切り替わる
ヤプール「あれを見ろ」
まどか「!!!」
494: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:42:44.46:oBYb7s/40 (60/70)
ヤプールが示した方向には
ソウルジェムが砕かれ、血の海に沈む三人の少女の姿があった
まどか「みん…な…」
ヤプール「そうだ」
ヤプール「巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子…お前も知っている魔法少女だ」
まどか「う…嘘っ!そんなの…!!」
QB「信じないとでも?」
まどか「!…うっ…あ…あ…」ジワッ
ヤプール「…ふふ」シュン
再び画面が切り替わり、ほむらを映す
QB「さぁここからだ」
ヤプールが示した方向には
ソウルジェムが砕かれ、血の海に沈む三人の少女の姿があった
まどか「みん…な…」
ヤプール「そうだ」
ヤプール「巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子…お前も知っている魔法少女だ」
まどか「う…嘘っ!そんなの…!!」
QB「信じないとでも?」
まどか「!…うっ…あ…あ…」ジワッ
ヤプール「…ふふ」シュン
再び画面が切り替わり、ほむらを映す
QB「さぁここからだ」
495: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:43:56.13:oBYb7s/40 (61/70)
『あっ…!?』
まどか「!! ほむらちゃん!逃げて!」
QB「聞こえないよ。過去の映像だからね」
怪物の全身から伸びる触手
その中で最も細いものがほむらを捕らえ、持ち上げる
まどか「や、やめ…」
『いっ…ぎゃあぁあああっっ!!!』
怪物は身動きの出来ないほむらに赤い雷撃を浴びせる
まどか「ひっ…いやぁああああ!!」
ヤプール「よく見ろ!激痛に苦しむ彼女の姿を!!」グイッ
目を逸らそうとするまどか
その頭を掴み、無理やり凄惨な光景を見せつける
『あっ…!?』
まどか「!! ほむらちゃん!逃げて!」
QB「聞こえないよ。過去の映像だからね」
怪物の全身から伸びる触手
その中で最も細いものがほむらを捕らえ、持ち上げる
まどか「や、やめ…」
『いっ…ぎゃあぁあああっっ!!!』
怪物は身動きの出来ないほむらに赤い雷撃を浴びせる
まどか「ひっ…いやぁああああ!!」
ヤプール「よく見ろ!激痛に苦しむ彼女の姿を!!」グイッ
目を逸らそうとするまどか
その頭を掴み、無理やり凄惨な光景を見せつける
496: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:45:09.12:oBYb7s/40 (62/70)
『くああ!!ぁああああ!!!』
まどか「やめて…もう…やめて…!!」ポロポロ
堪え切れない涙が溢れ出す
QB「…もう十分だよヤプール」
ヤプール「…」シュン
ヤプールが手をかざし、映像を映し出す穴を消滅させる
まどか「ひっく…うっ…」グスッ
ヤプール「…よく聞け鹿目まどか」
ヤプール「彼女があれほど苦しむのは誰のせいか解るか?」
まどか「え…」
『くああ!!ぁああああ!!!』
まどか「やめて…もう…やめて…!!」ポロポロ
堪え切れない涙が溢れ出す
QB「…もう十分だよヤプール」
ヤプール「…」シュン
ヤプールが手をかざし、映像を映し出す穴を消滅させる
まどか「ひっく…うっ…」グスッ
ヤプール「…よく聞け鹿目まどか」
ヤプール「彼女があれほど苦しむのは誰のせいか解るか?」
まどか「え…」
497: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:46:04.13:oBYb7s/40 (63/70)
ヤプール「暁美ほむらが魔法少女になったのは…鹿目まどか…」
ヤプール「お前を守るためだ」
まどか「!!」
ヤプール「健気なものだなぁ…お前を救おうと何度もここ一ヶ月をやり直し…」
ヤプール「その度に苦しみ、傷つき、絶望する」
QB「因果の鎖に縛られていたのは彼女も同じだったんだよ」
QB「まるで地獄だね」
まどか「…あ…ああ…あ…」
膝を着き、絶望するまどかにヤプールは話を続ける
ヤプール「暁美ほむらをこの道に引き込んだのは…」
ヤプール「他でもない…お前だ!鹿目まどか!!」
ヤプール「暁美ほむらが魔法少女になったのは…鹿目まどか…」
ヤプール「お前を守るためだ」
まどか「!!」
ヤプール「健気なものだなぁ…お前を救おうと何度もここ一ヶ月をやり直し…」
ヤプール「その度に苦しみ、傷つき、絶望する」
QB「因果の鎖に縛られていたのは彼女も同じだったんだよ」
QB「まるで地獄だね」
まどか「…あ…ああ…あ…」
膝を着き、絶望するまどかにヤプールは話を続ける
ヤプール「暁美ほむらをこの道に引き込んだのは…」
ヤプール「他でもない…お前だ!鹿目まどか!!」
498: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:46:40.63:oBYb7s/40 (64/70)
まどか「…」
QB「さて…本題に入ろうか」トテトテ
俯くまどかの耳元で囁く
QB「まどか…このままじゃいずれこの時間軸も同じ結末を辿るだろう」
QB「彼女達を助けたくないかい?」
まどか「!…」
ヤプール「悩む必要などない」
QB「僕と契約すればいいよ」
QB「さぁ…君の願いを言ってごらん!」
QB「もう決まっているんだろう?」
まどか「…」
まどか「…」
QB「さて…本題に入ろうか」トテトテ
俯くまどかの耳元で囁く
QB「まどか…このままじゃいずれこの時間軸も同じ結末を辿るだろう」
QB「彼女達を助けたくないかい?」
まどか「!…」
ヤプール「悩む必要などない」
QB「僕と契約すればいいよ」
QB「さぁ…君の願いを言ってごらん!」
QB「もう決まっているんだろう?」
まどか「…」
499: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:47:12.99:oBYb7s/40 (65/70)
まどか「…」
まどか「…わかった」
まどか「契約…する…」
まどか「わたしの願いを叶えてよ…キュウべえ」
ヤプール「…」
QB「君の体には大量の因果の力が蓄積されている」
QB「どんな願いでも叶えられると思うよ!」
まどか「わたしの願いは…」
まどか「ほむらちゃんを…みんなを…」
まどか「助けて欲しい…」
ヤプール「…」ニヤ
まどか「…」
まどか「…わかった」
まどか「契約…する…」
まどか「わたしの願いを叶えてよ…キュウべえ」
ヤプール「…」
QB「君の体には大量の因果の力が蓄積されている」
QB「どんな願いでも叶えられると思うよ!」
まどか「わたしの願いは…」
まどか「ほむらちゃんを…みんなを…」
まどか「助けて欲しい…」
ヤプール「…」ニヤ
500: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:47:44.51:oBYb7s/40 (66/70)
キィィイイン…
ヤプール『…やはり以前の時間軸と同じ願いだな』
QB『もちろん…そう言うように仕向けたんだけどね』
テレパシーでお互いの頭に直接語りかける
ヤプール『この願いを叶えてやれば…以前のように一ヶ月時間が巻き戻されるのか?』
QB『まったく同じ願いだからね…』
QB『彼女ほどの素質があればそうなると思うよ』
ヤプール『…そして我々は膨大なエネルギーを回収できる…と』
QB『その通り!…恐らくここで回収できるエネルギーを合わせれば…』
QB『僕達の計画に必要なノルマは達成されるだろうね』
キィィイイン…
ヤプール『…やはり以前の時間軸と同じ願いだな』
QB『もちろん…そう言うように仕向けたんだけどね』
テレパシーでお互いの頭に直接語りかける
ヤプール『この願いを叶えてやれば…以前のように一ヶ月時間が巻き戻されるのか?』
QB『まったく同じ願いだからね…』
QB『彼女ほどの素質があればそうなると思うよ』
ヤプール『…そして我々は膨大なエネルギーを回収できる…と』
QB『その通り!…恐らくここで回収できるエネルギーを合わせれば…』
QB『僕達の計画に必要なノルマは達成されるだろうね』
501: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:48:16.15:oBYb7s/40 (67/70)
まどか「…?」
QB「おっとすまない…じゃあ契約しようか」
シューン…
まどか「うっ…くぅっ!」
まどかの体を光が包みこみ
その手にソウルジェムが出現する
まどか「…」
ヤプール「契約完了…か」ニヤッ
QB「そうだね…これで」
QB「…!?」
まどか「…?」
QB「おっとすまない…じゃあ契約しようか」
シューン…
まどか「うっ…くぅっ!」
まどかの体を光が包みこみ
その手にソウルジェムが出現する
まどか「…」
ヤプール「契約完了…か」ニヤッ
QB「そうだね…これで」
QB「…!?」
502: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:48:43.81:oBYb7s/40 (68/70)
キュウべえが目を見開き、言葉を止める
まどか「あ…れ?」
まどか「何も起こらない…?」
ヤプール「…どうした、インキュベーター」
QB「おかしい…そんな馬鹿な…」
ヤプール「…何を言っているんだ?」
QB「あり得ない…こんなことは…!」
ヤプール「どうしたと聞いているんだ!答えろ!」
キュウべえが目を見開き、言葉を止める
まどか「あ…れ?」
まどか「何も起こらない…?」
ヤプール「…どうした、インキュベーター」
QB「おかしい…そんな馬鹿な…」
ヤプール「…何を言っているんだ?」
QB「あり得ない…こんなことは…!」
ヤプール「どうしたと聞いているんだ!答えろ!」
503: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:49:34.84:oBYb7s/40 (69/70)
QB「か…鹿目まどか…!」
まどかの方へ向き、焦った様子で話す
まどか「えっ…?え…?」
QB「君の体に蓄えられたエネルギーを…何処へやった!?」
ヤプール「!?…何を言っている!」
QB「彼女から…彼女から回収できるエネルギーが…」
QB「これっぽっちのハズが無いんだ…!!」
QB「か…鹿目まどか…!」
まどかの方へ向き、焦った様子で話す
まどか「えっ…?え…?」
QB「君の体に蓄えられたエネルギーを…何処へやった!?」
ヤプール「!?…何を言っている!」
QB「彼女から…彼女から回収できるエネルギーが…」
QB「これっぽっちのハズが無いんだ…!!」
504: ◆jPpg5.obl6:2011/07/02(土) 23:51:16.58:oBYb7s/40 (70/70)
今日はここまでです
次の投下は色々忙しくて来週くらいになるかも
当初の予定より遅れまくり…
今日はここまでです
次の投下は色々忙しくて来週くらいになるかも
当初の予定より遅れまくり…
505:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/07/02(土) 23:52:31.03:qrLV+KsJo (1/1)
乙!急展開きたな
乙!急展開きたな
506:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/07/02(土) 23:54:13.92:qSQwBB2yo (1/1)
お疲れ様でした。
ふむ・・・・・・・。
お疲れ様でした。
ふむ・・・・・・・。
507:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2011/07/02(土) 23:54:56.05:nmYAFg1ho (1/1)
乙
対ワルプルギス用の装備が増えてワクワク感と
黒幕の正体からまどか契約の絶望感…イレギュラー達がどう作用するのかこれからも期待!
乙
対ワルプルギス用の装備が増えてワクワク感と
黒幕の正体からまどか契約の絶望感…イレギュラー達がどう作用するのかこれからも期待!
508:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/07/02(土) 23:56:47.18:TVDQabbAO (1/1)
乙。
…くっくっく、しゃらくせぃ、ヤプールにインキュベーター…
乙。
…くっくっく、しゃらくせぃ、ヤプールにインキュベーター…
509:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 23:57:24.48:vsZtO1rSO (1/1)
乙乙 ヤプールマジ外道
乙乙 ヤプールマジ外道
510:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/03(日) 00:23:26.93:m8T6ZYsE0 (1/1)
乙です!
まどかにゃ悪いが悪党どもの目論見が外れた時の絶望感は見ていてスカッと爽やかだったな。
まるで正月元旦の朝に新しいパンツに履き替えたような気分だ。
あとはワルプルギスの夜をなんとかできりゃいいんだけどな。
乙です!
まどかにゃ悪いが悪党どもの目論見が外れた時の絶望感は見ていてスカッと爽やかだったな。
まるで正月元旦の朝に新しいパンツに履き替えたような気分だ。
あとはワルプルギスの夜をなんとかできりゃいいんだけどな。
511:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/07/03(日) 00:36:46.91:Mk8wFDGS0 (1/1)
石堀「計画通り」
…と言う事か
石堀「計画通り」
…と言う事か
512:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/07/03(日) 14:42:45.61:+t/kepc60 (1/1)
藤宮を出してほしいという切なる願いを…
藤宮を出してほしいという切なる願いを…
513:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 18:46:02.49:R/hD4TcSO (1/1)
さやかがヘタレるフラグを立ててしまっとる…
さやかがヘタレるフラグを立ててしまっとる…
514:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/07/04(月) 17:15:39.87:XypIdFX40 (1/1)
ウルトラマンメビウスはウルトラマンを見て育った世代、25歳以上くらいか?
見たほうがいいぞ、子供向けとか詐欺もいいところだ。
ウルトラマンメビウスはウルトラマンを見て育った世代、25歳以上くらいか?
見たほうがいいぞ、子供向けとか詐欺もいいところだ。
515:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/07/04(月) 19:48:37.93:rmuMnLjoo (1/1)
ネクサスは映画のULTRAMANから見るべき
ネクサスは映画のULTRAMANから見るべき
516:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/07/04(月) 20:55:29.92:a6JaXIqM0 (1/1)
改めて読み返してるけど凄いな。
ウルトラ側、まどか側これだけ多くのキャラに
きちんと出番と立ち位置が割り振られてて誰一人埋もれてないとは…。
ストーリーも「ラストは大団円だ!」と確信できるのに先が読めない。
続きが楽しみ過ぎる。
改めて読み返してるけど凄いな。
ウルトラ側、まどか側これだけ多くのキャラに
きちんと出番と立ち位置が割り振られてて誰一人埋もれてないとは…。
ストーリーも「ラストは大団円だ!」と確信できるのに先が読めない。
続きが楽しみ過ぎる。
517:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/07/05(火) 20:00:01.82:7QCIx6/50 (1/1)
QBは無感情だから、まどかからエネルギー取れないって分かったらすぐ手を引くんじゃない?
QBは無感情だから、まどかからエネルギー取れないって分かったらすぐ手を引くんじゃない?
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/06(水) 00:24:30.25:MVbSUQCIO (1/1)
マイナスエネルギーならヤマト先生に尾まかせ!
マイナスエネルギーならヤマト先生に尾まかせ!
519: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:37:05.98:92k1CN830 (1/25)
再開します
こんな時間だけど
再開します
こんな時間だけど
520: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:38:20.19:92k1CN830 (2/25)
ヤプール「なに…!?」
QB「少なすぎるんだよ…エネルギーが!!」
声を荒げる一人と一匹
ヤプール「コイツには因果の糸が集中しているのではないのか!?」
QB「それが…契約して分かった…」
QB「今の彼女にはそんなものは無い…まっさらな状態だ…」
まどか「ね、ねぇキュウべえ…」
ヤプール「…いつからだ?」
QB「分からない…だが何かあるとすれば以前の時間軸…」
まどか「ねぇっ!!キュウべえっ!!」
QB「…?」
ヤプール「なに…!?」
QB「少なすぎるんだよ…エネルギーが!!」
声を荒げる一人と一匹
ヤプール「コイツには因果の糸が集中しているのではないのか!?」
QB「それが…契約して分かった…」
QB「今の彼女にはそんなものは無い…まっさらな状態だ…」
まどか「ね、ねぇキュウべえ…」
ヤプール「…いつからだ?」
QB「分からない…だが何かあるとすれば以前の時間軸…」
まどか「ねぇっ!!キュウべえっ!!」
QB「…?」
521: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:39:17.73:92k1CN830 (3/25)
まどか「わたしの願いは?…わたしの願いはどうなったの…?」
まどか「みんなが助かるんじゃないの…!?」
QB「今の君の素質では無理だね」
まどか「…え?」
まどかに冷たく言い放つキュウべえ
まどか「なんで…?どんな願いでも叶えられるって…」
QB「そのハズだったんだけどね…」
QB「君の体に蓄えられたエネルギーは…どういうワケか消えちゃったみたいだ」
まどか「わたしの願いは?…わたしの願いはどうなったの…?」
まどか「みんなが助かるんじゃないの…!?」
QB「今の君の素質では無理だね」
まどか「…え?」
まどかに冷たく言い放つキュウべえ
まどか「なんで…?どんな願いでも叶えられるって…」
QB「そのハズだったんだけどね…」
QB「君の体に蓄えられたエネルギーは…どういうワケか消えちゃったみたいだ」
522: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:39:53.39:92k1CN830 (4/25)
まどか「だ、騙した…の?」
QB「…」
ヤプール「…」
まどか「ひ…酷いよ!」
まどか「あんまりだよこんなの!!」ザッ
ヤプール「ふん…」
激昂したまどかがキュウべえに迫る
まどか「だって契約すれば…」
QB「…うるさいなぁ君は!」
ヤプール「!」
まどか「だ、騙した…の?」
QB「…」
ヤプール「…」
まどか「ひ…酷いよ!」
まどか「あんまりだよこんなの!!」ザッ
ヤプール「ふん…」
激昂したまどかがキュウべえに迫る
まどか「だって契約すれば…」
QB「…うるさいなぁ君は!」
ヤプール「!」
523: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:40:38.68:92k1CN830 (5/25)
まどか「…!!」ビクッ
QB「騙されたのはむしろ僕達の方だね…!」
まどか「あ…え…?」
QB「まったく君達は…本当に面倒だ」トテトテ
ヤプール(これは…)
足元のキュウべえを見つめ、目を見開く
QB「…なんだい?どうかしたかい?」
ヤプール「…いいや何も」
ザッ
まどか「ま、待って!」
ヤプール「…?」
まどか「…!!」ビクッ
QB「騙されたのはむしろ僕達の方だね…!」
まどか「あ…え…?」
QB「まったく君達は…本当に面倒だ」トテトテ
ヤプール(これは…)
足元のキュウべえを見つめ、目を見開く
QB「…なんだい?どうかしたかい?」
ヤプール「…いいや何も」
ザッ
まどか「ま、待って!」
ヤプール「…?」
524: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:41:16.36:92k1CN830 (6/25)
まどか「ハヤタさん達を元の世界に戻してあげて!」
ヤプール「何かと思えばそんなことか…」クルッ
立ち去ろうとしたヤプールが再びまどかに向き直る
ヤプール「それはできない。奴等を自由にしておくと面倒なんでな」
まどか「…っ!」グッ
ソウルジェムを握りしめ、ヤプールを睨みつけるまどか
ヤプール「…なんだその目は」
ヤプール「まさか力づくで従わせようとでも?」
QB「…」
まどか「わたしのせいで…みんなに迷惑掛けてるんだ…」
ヤプール「ほう…」
まどか「これくらい…っ!」バッ
まどか「ハヤタさん達を元の世界に戻してあげて!」
ヤプール「何かと思えばそんなことか…」クルッ
立ち去ろうとしたヤプールが再びまどかに向き直る
ヤプール「それはできない。奴等を自由にしておくと面倒なんでな」
まどか「…っ!」グッ
ソウルジェムを握りしめ、ヤプールを睨みつけるまどか
ヤプール「…なんだその目は」
ヤプール「まさか力づくで従わせようとでも?」
QB「…」
まどか「わたしのせいで…みんなに迷惑掛けてるんだ…」
ヤプール「ほう…」
まどか「これくらい…っ!」バッ
525: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:41:49.58:92k1CN830 (7/25)
ヤプール「ハッ!」ドンッ
まどか「きゃあっ!!」
ドシャ コロン
ソウルジェムを掲げようとした瞬間
ヤプールの手から発せられた衝撃波で吹き飛ばされる
まどか「痛っ…」
ヤプール「どうにか出来るとでも思ったのか?」
シュルル
まどか「うっ!?…うっ、あ!」ギシギシ
ヤプールが手に持っていた黒い風船の紐がまどかの首に絡み付き
空中に浮き上げる
QB「…」
まどか「く…ぁ…」
ヤプール「ハッ!」ドンッ
まどか「きゃあっ!!」
ドシャ コロン
ソウルジェムを掲げようとした瞬間
ヤプールの手から発せられた衝撃波で吹き飛ばされる
まどか「痛っ…」
ヤプール「どうにか出来るとでも思ったのか?」
シュルル
まどか「うっ!?…うっ、あ!」ギシギシ
ヤプールが手に持っていた黒い風船の紐がまどかの首に絡み付き
空中に浮き上げる
QB「…」
まどか「く…ぁ…」
526: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:42:54.23:92k1CN830 (8/25)
ヤプール「やはりこんなものか…」スッ
スルッ ドシャッ
まどか「っ!?…ゴホッゲホッ…はーっ…はーっ…」
ヤプールが手を掲げ、風船の紐を解く
ヤプール「これで解っただろう!」
ヤプール「所詮貴様は一人ではなにも出来ない!」
ヤプール「仲間の足を引っ張るだけの!」
ヤプール「無力で弱い魔法少女だ!!」
まどか「う…ううぅ…みんな…」
まどか「…ぅ…ぁあ…」ポロポロ
まどか「ぁぁぁああ…」ドサッ
悔しさと苦しさでまどかの瞳から涙が溢れ
その場に崩れ落ちるまどか
チャリン
ヤプール(…ん?)
ヤプール「やはりこんなものか…」スッ
スルッ ドシャッ
まどか「っ!?…ゴホッゲホッ…はーっ…はーっ…」
ヤプールが手を掲げ、風船の紐を解く
ヤプール「これで解っただろう!」
ヤプール「所詮貴様は一人ではなにも出来ない!」
ヤプール「仲間の足を引っ張るだけの!」
ヤプール「無力で弱い魔法少女だ!!」
まどか「う…ううぅ…みんな…」
まどか「…ぅ…ぁあ…」ポロポロ
まどか「ぁぁぁああ…」ドサッ
悔しさと苦しさでまどかの瞳から涙が溢れ
その場に崩れ落ちるまどか
チャリン
ヤプール(…ん?)
527: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:43:32.18:92k1CN830 (9/25)
ヤプール「なんだこれは…」ヒョイ
まどかの首から滑り落ちたアクセサリーを拾い上げる
ヤプール(!!…これは…)
ヤプール(なんだ…この物質は…!)
ヤプール(こんなものがなぜ鹿目まどかの手に…!?)
ヤプール(この物質の中に封じ込められているのは…間違いなく…)スッ
鎖の切れたアクセサリーを懐にしまい込む
ヤプール「…」ニヤッ
ヤプール「なんだこれは…」ヒョイ
まどかの首から滑り落ちたアクセサリーを拾い上げる
ヤプール(!!…これは…)
ヤプール(なんだ…この物質は…!)
ヤプール(こんなものがなぜ鹿目まどかの手に…!?)
ヤプール(この物質の中に封じ込められているのは…間違いなく…)スッ
鎖の切れたアクセサリーを懐にしまい込む
ヤプール「…」ニヤッ
528: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:44:00.86:92k1CN830 (10/25)
QB「…そろそろ行こうか」
ヤプール「ああ…それにしても…」チラッ
まどか「…」
ヤプール「もはや立ち上がる気力もないようだな。まるで廃人だ」
QB「…そうだね」
QB「…まどか、君の願いは恐らく何らかの形で叶えられているはずだよ」
まどか「…」ピクッ
虚ろな瞳で表情を無くした様なまどかが
キュウべえの言葉に一瞬反応を示す
QB「君がさっき見た滅びの運命…それを回避するために契約した」
QB「皆を助けるために…」
QB「どんな形で叶えられたのかは分からないけどね」
QB「言いたい事はそれだけ…それじゃさよなら」
まどか「…」
QB「…そろそろ行こうか」
ヤプール「ああ…それにしても…」チラッ
まどか「…」
ヤプール「もはや立ち上がる気力もないようだな。まるで廃人だ」
QB「…そうだね」
QB「…まどか、君の願いは恐らく何らかの形で叶えられているはずだよ」
まどか「…」ピクッ
虚ろな瞳で表情を無くした様なまどかが
キュウべえの言葉に一瞬反応を示す
QB「君がさっき見た滅びの運命…それを回避するために契約した」
QB「皆を助けるために…」
QB「どんな形で叶えられたのかは分からないけどね」
QB「言いたい事はそれだけ…それじゃさよなら」
まどか「…」
529: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:44:33.94:92k1CN830 (11/25)
ヤプール「鹿目まどか…貴様はその力で何も守ることは出来なかった様だな」
ヤプール「そのまま絶望して魔女になるのも…ソウルジェムを砕くのも貴様の自由だ」
倒れ込んだまどかを見下ろし、
ヤプールが不敵な笑みを浮かべる
ヤプール「だが安心しろ。貴様の仲間達も同じ所へ送ってやる」
まどか「…え?」
まどか「送ってやるって…どういう…?」
バリィーン!
まどか「うっ…?」
空間に空いた穴の向こうへ、ヤプールとキュウべえが消える
まどか「…」
ヤプール「鹿目まどか…貴様はその力で何も守ることは出来なかった様だな」
ヤプール「そのまま絶望して魔女になるのも…ソウルジェムを砕くのも貴様の自由だ」
倒れ込んだまどかを見下ろし、
ヤプールが不敵な笑みを浮かべる
ヤプール「だが安心しろ。貴様の仲間達も同じ所へ送ってやる」
まどか「…え?」
まどか「送ってやるって…どういう…?」
バリィーン!
まどか「うっ…?」
空間に空いた穴の向こうへ、ヤプールとキュウべえが消える
まどか「…」
530: ◆jPpg5.obl6:2011/07/10(日) 23:45:24.50:92k1CN830 (12/25)
まどか「…」
その場に倒れ込み
虚ろな瞳で赤黒い空を見上げる
まどか「…わたし…最後まで…」
まどか「なんにも…出来なかった…な」
まどか「みんなの足引っ張って…」
まどか「ハヤタさんや…ミライ先生達も巻き込んで…」
まどか「それに…わたしのせいで…」
まどか「ほむらちゃん…が…」
まどか「…」
その場に倒れ込み
虚ろな瞳で赤黒い空を見上げる
まどか「…わたし…最後まで…」
まどか「なんにも…出来なかった…な」
まどか「みんなの足引っ張って…」
まどか「ハヤタさんや…ミライ先生達も巻き込んで…」
まどか「それに…わたしのせいで…」
まどか「ほむらちゃん…が…」
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まどか「…ウルトラマン!」(その2)
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