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558: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/27(金) 09:41:37.44:xN7qtZyjo (7/12)
「またしても鬼畜安価きたあああああああ!」 >アアア! マタトレナカッタ!
そして送る相手がさっきよりひどい! 親友ってなんだよ!
それによく見たらこの安価とった奴、さっきから掘るだの掘られるだののとんでもねえ安価ばっかりじゃねえか!!
「うう……なぜだ……他の奴もうちょっと頑張れよ」
他もほぼ駄目だけどさ。まともな安価が>>73しかねえよ。
しかもそれですら悪戯じゃねえし。一緒に買い物とか、ただの仲のいい兄妹じゃん。
くそっ、もっとあるだろ。例えば、DVDの中身を全部シャッフルするとかさあ!
泣く泣く親友の赤城浩平へ向けて「好きだ」というメールを送る。
「……どうしてこうなった」
なんだか大事な物を失ってしまった気がするぜ。だがまあ、あいつなら冗談だって通じるだろ。
しばらくして、俺の携帯に赤城からの返信が届く。
『……おまえの気持ちはわかった。確かに瀬菜ちゃんはそういう類のものが好きだが、妹がそういう趣味だからって俺にはそんな趣味はないんだ。誤解させたのなら本当にすまない。おまえの気持ちを知ってこういうことを言うのは本当に辛いんだが、これからもお前とは仲のいい友達でやっていくことはできないか?』
「」
俺はもう絶句し力なく項垂れるしかなかった。
―――――――――――――
82 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
なんかフラれた
すげえイラッときた。なんで冗談なのにフラれなきゃいかんのだ。しかも男に
泣きたい
次>>87
おまえら、ほんと頼むよ
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ksk
84 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
ksk
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: jijixxxxx
わしの孫(弟の方)を掘る
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
妹とデートする
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxxx
妹の親友と手錠プレイ
88 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
黒髪のゴスロリっ子に電話をかけて下の名前で呼ぶ
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹うp
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: babaxxxxx
わたしの孫と結婚する
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: babaxxxxx
>>85
ちょっとツラかせ
―――――――――――――
「またしても鬼畜安価きたあああああああ!」 >アアア! マタトレナカッタ!
そして送る相手がさっきよりひどい! 親友ってなんだよ!
それによく見たらこの安価とった奴、さっきから掘るだの掘られるだののとんでもねえ安価ばっかりじゃねえか!!
「うう……なぜだ……他の奴もうちょっと頑張れよ」
他もほぼ駄目だけどさ。まともな安価が>>73しかねえよ。
しかもそれですら悪戯じゃねえし。一緒に買い物とか、ただの仲のいい兄妹じゃん。
くそっ、もっとあるだろ。例えば、DVDの中身を全部シャッフルするとかさあ!
泣く泣く親友の赤城浩平へ向けて「好きだ」というメールを送る。
「……どうしてこうなった」
なんだか大事な物を失ってしまった気がするぜ。だがまあ、あいつなら冗談だって通じるだろ。
しばらくして、俺の携帯に赤城からの返信が届く。
『……おまえの気持ちはわかった。確かに瀬菜ちゃんはそういう類のものが好きだが、妹がそういう趣味だからって俺にはそんな趣味はないんだ。誤解させたのなら本当にすまない。おまえの気持ちを知ってこういうことを言うのは本当に辛いんだが、これからもお前とは仲のいい友達でやっていくことはできないか?』
「」
俺はもう絶句し力なく項垂れるしかなかった。
―――――――――――――
82 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
なんかフラれた
すげえイラッときた。なんで冗談なのにフラれなきゃいかんのだ。しかも男に
泣きたい
次>>87
おまえら、ほんと頼むよ
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ksk
84 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
ksk
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: jijixxxxx
わしの孫(弟の方)を掘る
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
妹とデートする
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxxx
妹の親友と手錠プレイ
88 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
黒髪のゴスロリっ子に電話をかけて下の名前で呼ぶ
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹うp
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: babaxxxxx
わたしの孫と結婚する
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: babaxxxxx
>>85
ちょっとツラかせ
―――――――――――――
モバP「泰葉からチョコもらった時の話?」
絵里「なんとかストロガノフ!」穂乃果「そう、カレーです」
タマ「ニャー」タラオ「タマ口臭いですぅ!」タマ「!!!!!!!」
玲音「風邪を引いてしまったようだ…」
苗木「霧切さん、この蝶ネクタイつけてみてよ」
559: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/27(金) 09:42:28.72:xN7qtZyjo (8/12)
「ふざけんな。そんなことしたら死んじゃうだろ」
俺が手錠を嵌める方だとしても嵌められる方だとしてもな。
「いや、待てよ……。別に妹の親友ってあいつだけじゃないはずだ」
俺が最初に思いついた人物とは別の……そう、ちんちくりんの来栖加奈子でも問題はないはずだ。
―――――――――――――
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxx
ちなみに>>87は身長160cm以上の子に限る
―――――――――――――
「素晴らしいタイミングで逃げ道をふさぐんじゃねえ! どこかで俺を監視でもしてんのかお前は!?」
思わず辺りをきょろきょろと見回す。当然だが、人の気配はない。
いや、普通に考えれば部屋内にいるわけないよな。忍者マスターじゃあるまいし。
だが、これは困った。安価の内容もさることながら今実行に移すのはとても難しい。
「困ったな。あやせと会うまで安価実行できねえじゃん」
自分でも、ここまで安価を忠実に守ろうとする俺はどうかしていると思う。
でもな、仕方ねえんだよ。これがスイッチ入っちまった状態の俺なんだから。
―――――――――――――
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxx
3日の猶予は与えます
―――――――――――――
「やっぱりどっかで俺を見てるだろ!!」
盗撮か!? それとも盗聴か!?
どっちにしろ、兄と妹がいる家庭でなんで野郎の方を盗み見てんだよ!?
……いや、ここは妹が対象じゃなくてよかったと喜ぶべきか? 不快であることに変わりはないが。
―――――――――――――
99 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
俺の寿命が3日になりました
次>>104
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
なにそれイミフ
安価した
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ksk
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
妹を愛でる
104 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
>>88
―――――――――――――
「ふざけんな。そんなことしたら死んじゃうだろ」
俺が手錠を嵌める方だとしても嵌められる方だとしてもな。
「いや、待てよ……。別に妹の親友ってあいつだけじゃないはずだ」
俺が最初に思いついた人物とは別の……そう、ちんちくりんの来栖加奈子でも問題はないはずだ。
―――――――――――――
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxx
ちなみに>>87は身長160cm以上の子に限る
―――――――――――――
「素晴らしいタイミングで逃げ道をふさぐんじゃねえ! どこかで俺を監視でもしてんのかお前は!?」
思わず辺りをきょろきょろと見回す。当然だが、人の気配はない。
いや、普通に考えれば部屋内にいるわけないよな。忍者マスターじゃあるまいし。
だが、これは困った。安価の内容もさることながら今実行に移すのはとても難しい。
「困ったな。あやせと会うまで安価実行できねえじゃん」
自分でも、ここまで安価を忠実に守ろうとする俺はどうかしていると思う。
でもな、仕方ねえんだよ。これがスイッチ入っちまった状態の俺なんだから。
―――――――――――――
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxx
3日の猶予は与えます
―――――――――――――
「やっぱりどっかで俺を見てるだろ!!」
盗撮か!? それとも盗聴か!?
どっちにしろ、兄と妹がいる家庭でなんで野郎の方を盗み見てんだよ!?
……いや、ここは妹が対象じゃなくてよかったと喜ぶべきか? 不快であることに変わりはないが。
―――――――――――――
99 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
俺の寿命が3日になりました
次>>104
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
なにそれイミフ
安価した
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ksk
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
妹を愛でる
104 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
>>88
―――――――――――――
560: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/27(金) 09:43:25.58:xN7qtZyjo (9/12)
―――――――――――――
「……なんで毎回安価がこんなピンポイントなんだよ! おまえら俺の交友関係知ってんじゃねえだろうな」
<フザケンナ! コウナッタラムチャクチャカイテヤル!
ネットって恐ろしい。
再び携帯電話を取り出し、黒髪のゴスロリっ子こと黒猫に電話をかける。
『……も、もしもし?』
「る、瑠璃か?」
『ぶふっ!? あ、あなた、いくらなんでもいきなりはないでしょう!?』
「えっ?」
『な、なんでもないわ! ……これもまだ練習が必要ね』ブツッ
と、ここで黒猫は勝手に電話を切ってしまった。
「ふう。緊張したけどなんとか終わったな」
しかし、今まで安価とった連中は俺に何をさせたかったんだ。ほとんどが意味不明なんだけど。
一部には面白がってるやつもいたけどな。くそっ、明日学校に行ったら誤解を解かねえと。
―――――――――――――
110 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
名前で呼んだらいきなり切られた
おまえら真面目にやってくれないしこれで最後な。遠目にしとくから最後くらい頼んだぞ
>>120
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
わかったよ。真面目にやるよ
安価なら妹とセクロス
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
おk、把握
妹とセクロス
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
それ、嫌われてんじゃね?
安価は妹とセクロス
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
お前らwww
妹とセクロス
―――――――――――――
「おい! 俺が言ったのはそういう意味じゃねえよ!!」
もう嫌だ、この人たち!
圧倒的多数を占める“妹とセクロス”……! 果たして俺の運命は!
恐る恐る更新ボタンを押す。
そして――
―――――――――――――
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
抱きしめてデコにちゅー
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
―――――――――――――
―――――――――――――
「……なんで毎回安価がこんなピンポイントなんだよ! おまえら俺の交友関係知ってんじゃねえだろうな」
<フザケンナ! コウナッタラムチャクチャカイテヤル!
ネットって恐ろしい。
再び携帯電話を取り出し、黒髪のゴスロリっ子こと黒猫に電話をかける。
『……も、もしもし?』
「る、瑠璃か?」
『ぶふっ!? あ、あなた、いくらなんでもいきなりはないでしょう!?』
「えっ?」
『な、なんでもないわ! ……これもまだ練習が必要ね』ブツッ
と、ここで黒猫は勝手に電話を切ってしまった。
「ふう。緊張したけどなんとか終わったな」
しかし、今まで安価とった連中は俺に何をさせたかったんだ。ほとんどが意味不明なんだけど。
一部には面白がってるやつもいたけどな。くそっ、明日学校に行ったら誤解を解かねえと。
―――――――――――――
110 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
名前で呼んだらいきなり切られた
おまえら真面目にやってくれないしこれで最後な。遠目にしとくから最後くらい頼んだぞ
>>120
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
わかったよ。真面目にやるよ
安価なら妹とセクロス
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
おk、把握
妹とセクロス
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
それ、嫌われてんじゃね?
安価は妹とセクロス
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
お前らwww
妹とセクロス
―――――――――――――
「おい! 俺が言ったのはそういう意味じゃねえよ!!」
もう嫌だ、この人たち!
圧倒的多数を占める“妹とセクロス”……! 果たして俺の運命は!
恐る恐る更新ボタンを押す。
そして――
―――――――――――――
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
抱きしめてデコにちゅー
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹とセクロス
―――――――――――――
561: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/27(金) 09:46:03.66:xN7qtZyjo (10/12)
「助かったあああああ…………か?」 <アアアア! ナンデコンナノデトレチャウノヨ!?
よくよく考えたら……いや、よくよく考えなくてもこれはまずい。ぼこぼこにされたあげく、階段から突き落とされるレベル。
最初の安価も件あって、今は虫の居所も悪いだろうしなぁ。
「だが、安価は絶対っ!!」
―――――――――――――
125 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
>>120
把握。行ってくる
そしてぼこぼこにされてくる
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: vagexxxxx
>>125
えんだああああああああああああああああああああああ
頑張るでござる
127 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
>>125
ふっ、精々気をつけなさい
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxx
>>125
あなたの寿命が一日減りますよ?
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
>>125
やめろ!来んな!
―――――――――――――
顔も知らない連中に背中を押され(一部を除く)、妙に清々しい気分で部屋を出る俺。
無我の境地――というやつかも知れないな。今の俺は何も怖くないぜ。
“安価は絶対”
なんという心強い響きだろうか。この言葉さえあれば俺はなんでもできる気がしてきたぜ。俺って乗せられやすいタイプだから余計にな。
「桐乃ぉぉ!」
バァン! と力いっぱいドアを開け放つ。
最初の安価の後に閉め忘れたのか、幸い鍵はかかっておらず桐乃の部屋への侵入はすんなり成功した。
「あ、あああ、兄貴? どど、どうしたの?」
俺は何故か怯える桐乃を無視し、パソコンの脇に立ちすくんでいる妹のもとへと歩いていく。
まあ、普段へたれてる俺がこんな態度でにじりよってくればびびるのも無理はないけどな。
「桐乃」
俺の呼びかけに、桐乃がビクッと反応する。
俺は半分涙目になっている妹を、あの時みたいに力いっぱい抱きしめた。
「桐乃、俺はおまえが好きだ!」
ちなみにこの台詞は勢いで叫んでしまっただけだから本気にしないでくれ。……ほんとだぜ?
俺の腕の中で桐乃はもぞもぞと身じろぎをし、俺の方へと顔を向けた。
その顔はすでに真っ赤になっていて怒りが頂点に達していることが伺える。
だが不思議なことに、抵抗らしい抵抗もなく桐乃はただ口をぱくぱくとさせているだけだった。
いける!
そう判断した俺は、すかさずデコちゅーをかます。
……なんか懐かしいな。こういうこと、以前はよくやってたような気がするな。昔は桐乃からだったけど。
「じゃあな! 愛する妹よ!」
素早く安価を実行し、爽やかに桐乃の部屋を去る俺。
我を取り戻し、大声でキレる桐乃。
桐乃の声を聞きつけ階段を駆け上がってくる両親。
桐乃から何があったのかを聞きだし、ものすごい剣幕でキレる親父。
そして、必死に謝る俺……なぜか桐乃も一緒に謝ってくれている。
高坂家は今日も平和です。
もう安価なんて絶対やらねえからな! ちくしょう!
おわり
「助かったあああああ…………か?」 <アアアア! ナンデコンナノデトレチャウノヨ!?
よくよく考えたら……いや、よくよく考えなくてもこれはまずい。ぼこぼこにされたあげく、階段から突き落とされるレベル。
最初の安価も件あって、今は虫の居所も悪いだろうしなぁ。
「だが、安価は絶対っ!!」
―――――――――――――
125 名前:兄貴[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
>>120
把握。行ってくる
そしてぼこぼこにされてくる
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: vagexxxxx
>>125
えんだああああああああああああああああああああああ
頑張るでござる
127 名前:千葉の堕天聖◆bLAckcAtxxx [] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kuroxxxxx
>>125
ふっ、精々気をつけなさい
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: ayaxxxxxx
>>125
あなたの寿命が一日減りますよ?
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx.xx ID: kirixxxxx
>>125
やめろ!来んな!
―――――――――――――
顔も知らない連中に背中を押され(一部を除く)、妙に清々しい気分で部屋を出る俺。
無我の境地――というやつかも知れないな。今の俺は何も怖くないぜ。
“安価は絶対”
なんという心強い響きだろうか。この言葉さえあれば俺はなんでもできる気がしてきたぜ。俺って乗せられやすいタイプだから余計にな。
「桐乃ぉぉ!」
バァン! と力いっぱいドアを開け放つ。
最初の安価の後に閉め忘れたのか、幸い鍵はかかっておらず桐乃の部屋への侵入はすんなり成功した。
「あ、あああ、兄貴? どど、どうしたの?」
俺は何故か怯える桐乃を無視し、パソコンの脇に立ちすくんでいる妹のもとへと歩いていく。
まあ、普段へたれてる俺がこんな態度でにじりよってくればびびるのも無理はないけどな。
「桐乃」
俺の呼びかけに、桐乃がビクッと反応する。
俺は半分涙目になっている妹を、あの時みたいに力いっぱい抱きしめた。
「桐乃、俺はおまえが好きだ!」
ちなみにこの台詞は勢いで叫んでしまっただけだから本気にしないでくれ。……ほんとだぜ?
俺の腕の中で桐乃はもぞもぞと身じろぎをし、俺の方へと顔を向けた。
その顔はすでに真っ赤になっていて怒りが頂点に達していることが伺える。
だが不思議なことに、抵抗らしい抵抗もなく桐乃はただ口をぱくぱくとさせているだけだった。
いける!
そう判断した俺は、すかさずデコちゅーをかます。
……なんか懐かしいな。こういうこと、以前はよくやってたような気がするな。昔は桐乃からだったけど。
「じゃあな! 愛する妹よ!」
素早く安価を実行し、爽やかに桐乃の部屋を去る俺。
我を取り戻し、大声でキレる桐乃。
桐乃の声を聞きつけ階段を駆け上がってくる両親。
桐乃から何があったのかを聞きだし、ものすごい剣幕でキレる親父。
そして、必死に謝る俺……なぜか桐乃も一緒に謝ってくれている。
高坂家は今日も平和です。
もう安価なんて絶対やらねえからな! ちくしょう!
おわり
562: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/27(金) 09:47:34.84:xN7qtZyjo (11/12)
正直、何も考えず勢いで書いた
また来ます
正直、何も考えず勢いで書いた
また来ます
563:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/27(金) 10:51:01.05:Z/fAPbkAO (1/3)
乙!
専ブラで見たらアンカーがカオスなことになってそうだなw
乙!
専ブラで見たらアンカーがカオスなことになってそうだなw
564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 11:16:22.37:zf/cyz9IO (1/2)
桐乃と京介がぶつからなかったらってやつ
どこにまとめてある?
wiki見ても見当たらないんだが
桐乃と京介がぶつからなかったらってやつ
どこにまとめてある?
wiki見ても見当たらないんだが
565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 11:21:35.86:YI82n4E6o (1/1)
エロパロ
エロパロ
566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/27(金) 11:22:24.65:Z/fAPbkAO (2/3)
>>564
エロパロのまとめにある
>>564
エロパロのまとめにある
567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 11:31:37.72:j6EJP2XDO (2/2)
桐乃と黒猫が必死すぎるww
手錠プレイの件は動揺して沙織でも大丈夫なの忘れてやがるwwww(実は黒猫も設定160cmなんでいけたりする)
そして瀬菜ちゃんはブレないすなぁ
桐乃と黒猫が必死すぎるww
手錠プレイの件は動揺して沙織でも大丈夫なの忘れてやがるwwww(実は黒猫も設定160cmなんでいけたりする)
そして瀬菜ちゃんはブレないすなぁ
568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 11:44:23.94:zf/cyz9IO (2/2)
>>565-566
ありがとうありがとう
>>565-566
ありがとうありがとう
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 13:40:24.25:JnNNORjIO (1/1)
おっきした
おっきした
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/27(金) 13:57:07.54:Z/fAPbkAO (3/3)
よく考えたら
京介と桐乃はID一緒になる気が…w
よく考えたら
京介と桐乃はID一緒になる気が…w
571: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/27(金) 14:29:29.99:xN7qtZyjo (12/12)
>>570
まじだ。デレノート読んでたのにどうしてこうなった…
すまんね
>>570
まじだ。デレノート読んでたのにどうしてこうなった…
すまんね
572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 15:58:37.89:qd7AaTqVP (1/1)
もしもしとPCってことにすればいい
まぁ同じIDになることを利用してネタ書けそうな気がする
もしもしとPCってことにすればいい
まぁ同じIDになることを利用してネタ書けそうな気がする
573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/05/27(金) 17:58:31.30:lximOW4N0 (1/2)
>>562
乙。
みんな京介の部屋盗撮してるのかww
>>562
乙。
みんな京介の部屋盗撮してるのかww
574:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 18:20:30.83:Whuid/F/o (1/2)
沙織「京介氏 この超合金ゴッドマーズ(監視カメラ入り)は拙者からのプレゼントですぞ。京介氏が良く見えるところに飾ってくだされ」
沙織「京介氏 この超合金ゴッドマーズ(監視カメラ入り)は拙者からのプレゼントですぞ。京介氏が良く見えるところに飾ってくだされ」
575:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/27(金) 18:27:34.09:s33Y54040 (1/1)
糞コテで叩かれて涙目になる黒猫まだー?
糞コテで叩かれて涙目になる黒猫まだー?
576:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 18:54:32.97:ujgjw03DO (1/1)
あやせが実は刑事ヲタで、手錠とか持ってるのはそのせいってSSまだー?
あやせが実は刑事ヲタで、手錠とか持ってるのはそのせいってSSまだー?
577:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/27(金) 21:01:31.50:2Jys0UNn0 (1/8)
>>562
田村のじいさまがww
面白かったです。乙でした。
>>562
田村のじいさまがww
面白かったです。乙でした。
578:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 21:14:22.74:Whuid/F/o (2/2)
安価ネタを見てて思い出したんだが、桐乃がvipでコテやってるってネタがあったような
なんだっけ
安価ネタを見てて思い出したんだが、桐乃がvipでコテやってるってネタがあったような
なんだっけ
579:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東):2011/05/27(金) 21:19:23.44:8wDIRXxAO (1/1)
これ住人参加型にしたらさらに面白いことになりそうだw
これ住人参加型にしたらさらに面白いことになりそうだw
580:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 21:21:20.26:xEjxOgH90 (1/1)
>>562
おwwやwwじww
>>562
おwwやwwじww
581:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/05/27(金) 21:55:59.18:lximOW4N0 (2/2)
>>578
くんかたんじゃなかったっけ
桐乃スレまとめwikiにあった気がする
>>578
くんかたんじゃなかったっけ
桐乃スレまとめwikiにあった気がする
582: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:41:33.30:2Jys0UNn0 (2/8)
久しぶりにあやせ編を書いてみたので投下します。
久しぶりにあやせ編を書いてみたので投下します。
583: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:42:06.56:2Jys0UNn0 (3/8)
「あやせ!結婚してくれ!!!」
「この…変態ッ!!死ねぇぇぇぇぇ!!!!!ドゴォ!」
「うげぇっ!」
ハイ、また蹴り飛ばされた~。
いや、俺だって、いっつもこうなる度に『そろそろ学習するべきだ』とは自分でも思ってるんだぜ?
でもよ、あやせに会うとどうしても止められないんだな、これが。
「どうしてだあやせ!!どうして俺に毎度毎度こんな酷い仕打ちをするんだ!?俺はこんなにもお前を愛しているというのに!!!」
「またそんなこと言って………わ、私は、お兄さんの告白なんて信じられません!」
「お、俺の告白が信じられない!?何でだよ?」
「だって…お兄さんの告白はテキトー過ぎるじゃないですか!全ッ然気持ちが伝わってきません!
はっきり言って、今まで受けた告白の中でも最低です!!」
「な、なっ……………」
なんだとぉ!?俺の告白がテキトー?最低クラス?納得いかん!納得いかんぞ!!
『結婚してくれ』なんて最上級の告白文句じゃねえか!こんなに直球且つわかりやすい告白の何がいけないってんだよ!?
俺は少しだけムッとしてあやせに問い掛けた。
「あやせ、俺の告白のどこがテキトーなんだよ?」
「こ、これだけ言ってもまだわからないんですか………」
相変わらず頭に?マークを浮かべる俺を見て、あやせは溜息をつきながら、やや呆れ気味な様子で黙ってしまった。
ほらな?きっと、いざ理由を言おうとしたら浮かんでこなくて困ってるんだぜ。
そりゃそうだ。なんせ俺の告白に非の打ち所なんて存在しないんだからな!
…なーんて俺が余裕ぶっこいていると、あやせはようやく何かを決心したように口を開いて……………
「それじゃあ…仕方がないので、具体例を示します!
例えばですよ?い…今から言うのは、例えばの話ですからね!」
あやせはやけに“例えば”の部分を強調している。そんなに非現実的な例なのか?
そして―――。
「も、もしもその……わ、私とお兄さんが………つ、付き合っていたとして―――って、何でそんな気持ち悪い顔してるんですか!!この変態!!!」
俺のニヤケ顔(というか変質者顔)に気が付き、慌ててこっちを睨みつけるラブリーマイエンジェルあやせたん。
怒った顔もまた可愛いなぁ。
「ぐへへ………あっ!いや!すまんすまん………げへへ」
「もう!お兄さんはホントに気持ち悪いです!
こうなるのが嫌だったからわざわざ『例えば』って強調したのに…。」
はいはい、悪かった悪かった。
でもさ…お前らも、『自分がもしもあやせと付き合ったら』なんて想像してみろよ。しかもそれを本人から言われるんだぞ?俺みたいな顔になるのは当たり前だと思うぜ!
ちなみに俺はこの短時間でキスまで妄想したね。ホントはその先までいきたかったんだが…。
「それで?このまま話を続けても大丈夫なんですか?」
「あ、ああ。大丈夫だ、続けてくれ」
「それじゃあ続けます。もしも私とお兄さんがそんな関係だったら―――だから、そんな顔しないでください!通報しますよ?
も、もしも私たちがそういう関係だったとしたら……………お兄さんは、私に対してあんな感じで“プロポーズ”するつもりなんですか?」
…え?な、なんか、話が意外な方向に…。
「あやせ!結婚してくれ!!!」
「この…変態ッ!!死ねぇぇぇぇぇ!!!!!ドゴォ!」
「うげぇっ!」
ハイ、また蹴り飛ばされた~。
いや、俺だって、いっつもこうなる度に『そろそろ学習するべきだ』とは自分でも思ってるんだぜ?
でもよ、あやせに会うとどうしても止められないんだな、これが。
「どうしてだあやせ!!どうして俺に毎度毎度こんな酷い仕打ちをするんだ!?俺はこんなにもお前を愛しているというのに!!!」
「またそんなこと言って………わ、私は、お兄さんの告白なんて信じられません!」
「お、俺の告白が信じられない!?何でだよ?」
「だって…お兄さんの告白はテキトー過ぎるじゃないですか!全ッ然気持ちが伝わってきません!
はっきり言って、今まで受けた告白の中でも最低です!!」
「な、なっ……………」
なんだとぉ!?俺の告白がテキトー?最低クラス?納得いかん!納得いかんぞ!!
『結婚してくれ』なんて最上級の告白文句じゃねえか!こんなに直球且つわかりやすい告白の何がいけないってんだよ!?
俺は少しだけムッとしてあやせに問い掛けた。
「あやせ、俺の告白のどこがテキトーなんだよ?」
「こ、これだけ言ってもまだわからないんですか………」
相変わらず頭に?マークを浮かべる俺を見て、あやせは溜息をつきながら、やや呆れ気味な様子で黙ってしまった。
ほらな?きっと、いざ理由を言おうとしたら浮かんでこなくて困ってるんだぜ。
そりゃそうだ。なんせ俺の告白に非の打ち所なんて存在しないんだからな!
…なーんて俺が余裕ぶっこいていると、あやせはようやく何かを決心したように口を開いて……………
「それじゃあ…仕方がないので、具体例を示します!
例えばですよ?い…今から言うのは、例えばの話ですからね!」
あやせはやけに“例えば”の部分を強調している。そんなに非現実的な例なのか?
そして―――。
「も、もしもその……わ、私とお兄さんが………つ、付き合っていたとして―――って、何でそんな気持ち悪い顔してるんですか!!この変態!!!」
俺のニヤケ顔(というか変質者顔)に気が付き、慌ててこっちを睨みつけるラブリーマイエンジェルあやせたん。
怒った顔もまた可愛いなぁ。
「ぐへへ………あっ!いや!すまんすまん………げへへ」
「もう!お兄さんはホントに気持ち悪いです!
こうなるのが嫌だったからわざわざ『例えば』って強調したのに…。」
はいはい、悪かった悪かった。
でもさ…お前らも、『自分がもしもあやせと付き合ったら』なんて想像してみろよ。しかもそれを本人から言われるんだぞ?俺みたいな顔になるのは当たり前だと思うぜ!
ちなみに俺はこの短時間でキスまで妄想したね。ホントはその先までいきたかったんだが…。
「それで?このまま話を続けても大丈夫なんですか?」
「あ、ああ。大丈夫だ、続けてくれ」
「それじゃあ続けます。もしも私とお兄さんがそんな関係だったら―――だから、そんな顔しないでください!通報しますよ?
も、もしも私たちがそういう関係だったとしたら……………お兄さんは、私に対してあんな感じで“プロポーズ”するつもりなんですか?」
…え?な、なんか、話が意外な方向に…。
584: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:42:44.10:2Jys0UNn0 (4/8)
「プロポーズ?」
「そうです。だって、『結婚してくれ』は告白というよりはプロポーズでしょう?」
「まあ、言われてみればそうだけど………」
「それで?どうなんですか?お兄さんにとっては、本当にあれが本気のプロポーズなんですか?」
俺のプロポーズが本気かどうか?
う~む…いやな、さすがにそんなこと言われるとちょっと考えちまうけどよ…。
…だが、さっきあんなこと言っちゃった以上はもう後には引けねえし……………。
「…ほ、本気だけど?そ、それがどうしたってんだ?」
「へぇ。私を見つける度に雄たけびをあげながら抱きつこうと飛びかかってきて…お兄さんの中ではそれがプロポーズって言えるんですか?
そんなの、夏場になったら大量発生する変質者となんら変わらないと思いますけど?」
…ぐぅっ!?痛いとこを突かれた!
た、確かに、客観的に聞かされると『そんなやつ今すぐ通報しろ!』って感じだぜ…。
思わず一瞬ひるんでしまった俺に対し、あやせはすかさず攻撃をしかけてくる。
「次に、その格好がダメです」
「格好…?」
え?まだ続くの?
ちなみに今の俺の服装は制服姿。まあ学校帰りに偶然あやせを見つけたんだから当然だろ?
「だ、だって、今は学校帰りだし………」
「お兄さんは、学校帰りにプロポーズするなんてアリだと思ってるんですか?
そんな行き当たりばったりなタイミングで言われても、私は全然嬉しくありません!」
「うっ……」
そんないきなりガチレスされても困るだろ!今日はどうしちゃったの、あやせたん!?
俺の心の叫びを他所に、あやせのダメ出しは更に続く。
「しかも、告白文句だっていっつも『結婚してくれ』とかありきたりなのばっかり。そんな単調なのは今時流行らないと思いますよ?」
「新垣さん、結婚してください!!」
「お断りします!って、言い方の問題じゃなくて………もうちょっとロマンティックな口説き文句とか持ってないんですか?」
「あやせ、空を見てみろよ。キレイな星空だよな~!
…でもなあやせ、俺はもっとキレイで光り輝いている星を知ってるんだぜ?それは今、俺のすぐ隣にいる―――」
「や、やめてください!どうしてこんな所でそんな気持ち悪いこと言えるんですか!?
全ッ然ロマンティックじゃないし、だいたい今は夕方ですよ?星なんて見えないじゃないですか!!」
そこまで言うか!?即興にしては結構頑張った方だと思うぜ!?
しかも、まだダメ出しは続くようだ。
「それにこういう大事な話は、普通は高級なレストランとか、二人の思い出のお店とかで……」
「あやせ、お前に大事な話があるんだ。明日の午後、駅前にある俺たちの思い出の喫茶店に来てほしい」
「ほらまたいきなり!そういうところがテキトーだって言ってるんです!
………っていうか、いつから駅前の喫茶店が私たちの思い出の場所になったんですか!?」
「今からだ!………ダメ?」
「ダメに決まってるじゃないですか!それに、まだ言いたいことは山ほどあります!だいたいにしてお兄さんは……………」
…この後も、あやせは延々と俺の告白方法にガチなダメ出しを続けた。
いや、それだけだったらまだよかったんだが…………………………
「…あの時あんなところで『俺は妹が大好きだ!』なんて叫ぶなんて非常識すぎだと思わないんですか!?
お兄さんみたいな兄を持った桐乃がかわいそう………っていうか、お兄さんは女の敵・社会の敵・人類の敵です!」
「………。」
…最初はプロポーズについてのダメ出しだったはずなのに、いつの間にか俺個人に対するダメ出し、というかもはや悪口になっていた。
うう……好きだった年下の女の子にこんな道端でこっぴどくこき下ろされるなんて、さすがに俺の心も折れかけだぜ………orz
「あ、あやせ…。もうわかった、もうわかったからそろそろやめ………」
「だ、だいたい!」
もう聞きたくない!聞きたくないよあやせたん!!
それなのに………あやせは容赦なく俺に致命的な一撃を浴びせたのだった。
「物事にはちゃんと“順番”があるんですよ!
そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに、いきなり結婚なんてするわけないじゃないですか!!
だから…今のお兄さんに、『結婚してくれ』って言われてもタチの悪い冗談にしか聞こえません!!!」
「プロポーズ?」
「そうです。だって、『結婚してくれ』は告白というよりはプロポーズでしょう?」
「まあ、言われてみればそうだけど………」
「それで?どうなんですか?お兄さんにとっては、本当にあれが本気のプロポーズなんですか?」
俺のプロポーズが本気かどうか?
う~む…いやな、さすがにそんなこと言われるとちょっと考えちまうけどよ…。
…だが、さっきあんなこと言っちゃった以上はもう後には引けねえし……………。
「…ほ、本気だけど?そ、それがどうしたってんだ?」
「へぇ。私を見つける度に雄たけびをあげながら抱きつこうと飛びかかってきて…お兄さんの中ではそれがプロポーズって言えるんですか?
そんなの、夏場になったら大量発生する変質者となんら変わらないと思いますけど?」
…ぐぅっ!?痛いとこを突かれた!
た、確かに、客観的に聞かされると『そんなやつ今すぐ通報しろ!』って感じだぜ…。
思わず一瞬ひるんでしまった俺に対し、あやせはすかさず攻撃をしかけてくる。
「次に、その格好がダメです」
「格好…?」
え?まだ続くの?
ちなみに今の俺の服装は制服姿。まあ学校帰りに偶然あやせを見つけたんだから当然だろ?
「だ、だって、今は学校帰りだし………」
「お兄さんは、学校帰りにプロポーズするなんてアリだと思ってるんですか?
そんな行き当たりばったりなタイミングで言われても、私は全然嬉しくありません!」
「うっ……」
そんないきなりガチレスされても困るだろ!今日はどうしちゃったの、あやせたん!?
俺の心の叫びを他所に、あやせのダメ出しは更に続く。
「しかも、告白文句だっていっつも『結婚してくれ』とかありきたりなのばっかり。そんな単調なのは今時流行らないと思いますよ?」
「新垣さん、結婚してください!!」
「お断りします!って、言い方の問題じゃなくて………もうちょっとロマンティックな口説き文句とか持ってないんですか?」
「あやせ、空を見てみろよ。キレイな星空だよな~!
…でもなあやせ、俺はもっとキレイで光り輝いている星を知ってるんだぜ?それは今、俺のすぐ隣にいる―――」
「や、やめてください!どうしてこんな所でそんな気持ち悪いこと言えるんですか!?
全ッ然ロマンティックじゃないし、だいたい今は夕方ですよ?星なんて見えないじゃないですか!!」
そこまで言うか!?即興にしては結構頑張った方だと思うぜ!?
しかも、まだダメ出しは続くようだ。
「それにこういう大事な話は、普通は高級なレストランとか、二人の思い出のお店とかで……」
「あやせ、お前に大事な話があるんだ。明日の午後、駅前にある俺たちの思い出の喫茶店に来てほしい」
「ほらまたいきなり!そういうところがテキトーだって言ってるんです!
………っていうか、いつから駅前の喫茶店が私たちの思い出の場所になったんですか!?」
「今からだ!………ダメ?」
「ダメに決まってるじゃないですか!それに、まだ言いたいことは山ほどあります!だいたいにしてお兄さんは……………」
…この後も、あやせは延々と俺の告白方法にガチなダメ出しを続けた。
いや、それだけだったらまだよかったんだが…………………………
「…あの時あんなところで『俺は妹が大好きだ!』なんて叫ぶなんて非常識すぎだと思わないんですか!?
お兄さんみたいな兄を持った桐乃がかわいそう………っていうか、お兄さんは女の敵・社会の敵・人類の敵です!」
「………。」
…最初はプロポーズについてのダメ出しだったはずなのに、いつの間にか俺個人に対するダメ出し、というかもはや悪口になっていた。
うう……好きだった年下の女の子にこんな道端でこっぴどくこき下ろされるなんて、さすがに俺の心も折れかけだぜ………orz
「あ、あやせ…。もうわかった、もうわかったからそろそろやめ………」
「だ、だいたい!」
もう聞きたくない!聞きたくないよあやせたん!!
それなのに………あやせは容赦なく俺に致命的な一撃を浴びせたのだった。
「物事にはちゃんと“順番”があるんですよ!
そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに、いきなり結婚なんてするわけないじゃないですか!!
だから…今のお兄さんに、『結婚してくれ』って言われてもタチの悪い冗談にしか聞こえません!!!」
585: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:43:36.81:2Jys0UNn0 (5/8)
『そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに』。
そうだよなぁ…よくよく考えてみりゃ、彼氏でもない男から求婚されるなんて、女の子にとっちゃあ迷惑極まりないよなぁ…。
じゃ、じゃあ、俺の今までの決死のアプローチは、あやせにとっては『タチの悪い冗談』だったってこと!?
俺の青春は何だったんだよ!?まずい、なんか心が泣けてきた!!
よし、もう帰ろう…。このままここにいたらホントに涙が出ちまいそうだ……。
「よ、よくわかったよあやせ…。今まで悪かった。も、もう、馴れ馴れしく話しかけたりしないから許してくれよ…。じゃあな………」
「あっ!ちょっとお兄さん!」
俺は失意のあまり肩を落としながら、あやせに背を向けてフラフラと歩き出した。
これでいいんだ、これで。本人が嫌がってるのにアプローチ続けてたって意味ねえよ。
さてと、帰ってエロゲの妹にでも慰めてもらって……「お、お兄さんの意気地なし!」………!?
突然後ろから聞こえてきた叫び声に驚いて振り向くと、あやせがこっちを睨みつけながらズカズカと近付いてくるところだった。
今度は何言われんだよ?とにかく、これ以上の暴言はやめてくれあやせ!俺のライフはもう0だ!
「お兄さんは、私のことをそんなに簡単に諦めるんですか?」
…はい?
「あや…せ………?」
「あんなに普段私に対してセクハラしてくるくせに、ちょっとダメ出しされたらもう諦めるんですか!?
そ、そんなの、ただの意気地なしじゃないですか!!」
「そんなこと言われたって、お前がさっき……」
「私がさっきお兄さんに言ったことをもう一回考えてみてください!」
あやせがさっき俺に言ったこと…?
『物事にはちゃんと“順番”があるんですよ!
そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに、いきなり結婚なんてするわけないじゃないですか!!
だから…今のお兄さんに、『結婚してくれ』って言われてもタチの悪い冗談にしか聞こえません!!!』
…ん?『結婚してくれ』って言われてもタチの悪い冗談にしか聞こえません、だとぉ?
も、もしかして……………
「あやせ……結婚…しようぜ?」
「だからそうじゃなくて………も、もういいです!お兄さんのバカ!!」
今度はあやせがくるっと俺に背を向けて歩き出してしまった。
なんだよ…お前が『諦めるなんて意気地なしだ』って言ったから、わざわざ言い方変えてもう一回挑戦したんだぞ?
もういいよ…人をからかいやがって………。
俺は再びローテンションで俯きながら家に帰ろうとしたが―――あやせの去り際に放った言葉が、ついに俺をハッとさせたのだった。
「お兄さんがそんなんだったら……私、他の男の人と結婚しちゃうかもしれませんよ?
…っていうか、絶対にします!こう見えて私、意外と結婚願望強いんですからね!!」
…あ、あやせが他の男と結婚!?
この時俺の頭の中には、(何故か)赤城とあやせの結婚式に呼ばれ、二人の誓いのキスを呆然と見つめている自分の映像が浮かんでいた。
自分で想像していてアレだけど………こ、こんな未来、耐えられねえ!!
「ま、待てあやせ!行かないでくれ!俺はお前が他のヤツと結婚するなんて絶対嫌なんだ!!」
「お兄さん………ハッ!…い、いいえ!私は他の人と結婚します!お、お兄さんみたいにふざけた人のいうことなんて聞きません!」
一瞬だけ嬉しそうな顔をしたような気がしたのに、あやせはすぐにまたそっぽを向いて歩き出していく。
このままあやせたんを行かせたら、何だかもう二度と会えないような感じがして。
気が付くと俺は、あやせに向かって大声で叫んでいた。
「あやせ!お前がどんなに信じてくれなくても、俺がお前を思う気持ちは本物なんだ!お前が大好きなんだよ!!
あやせが他のヤツの物になるなんて許せねえんだ!!!
つまりその…あやせ、俺と―――俺と付き合ってくれ!もし付き合ってくれるなら、俺が責任持ってお前のこと一生大事にする!!!
だから頼む!いや、お願いします!!!」
「!?」
…ヤベ。勢い余って普通に告白っぽいこと言っちまった。しかもご丁寧に頭まで下げて。
いくら人気がないとはいえ、こんな路上で超恥ずかしいじゃねえか!あそこにいるジィちゃん、なんかこっちガン見してるぞ!?
あやせ、お前も黙ってないで、早くいっつもみたいに罵倒するなりハイキック食らわせるなりしてこの空気を―――って、何でそんなに顔赤くしてんだ!?
『そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに』。
そうだよなぁ…よくよく考えてみりゃ、彼氏でもない男から求婚されるなんて、女の子にとっちゃあ迷惑極まりないよなぁ…。
じゃ、じゃあ、俺の今までの決死のアプローチは、あやせにとっては『タチの悪い冗談』だったってこと!?
俺の青春は何だったんだよ!?まずい、なんか心が泣けてきた!!
よし、もう帰ろう…。このままここにいたらホントに涙が出ちまいそうだ……。
「よ、よくわかったよあやせ…。今まで悪かった。も、もう、馴れ馴れしく話しかけたりしないから許してくれよ…。じゃあな………」
「あっ!ちょっとお兄さん!」
俺は失意のあまり肩を落としながら、あやせに背を向けてフラフラと歩き出した。
これでいいんだ、これで。本人が嫌がってるのにアプローチ続けてたって意味ねえよ。
さてと、帰ってエロゲの妹にでも慰めてもらって……「お、お兄さんの意気地なし!」………!?
突然後ろから聞こえてきた叫び声に驚いて振り向くと、あやせがこっちを睨みつけながらズカズカと近付いてくるところだった。
今度は何言われんだよ?とにかく、これ以上の暴言はやめてくれあやせ!俺のライフはもう0だ!
「お兄さんは、私のことをそんなに簡単に諦めるんですか?」
…はい?
「あや…せ………?」
「あんなに普段私に対してセクハラしてくるくせに、ちょっとダメ出しされたらもう諦めるんですか!?
そ、そんなの、ただの意気地なしじゃないですか!!」
「そんなこと言われたって、お前がさっき……」
「私がさっきお兄さんに言ったことをもう一回考えてみてください!」
あやせがさっき俺に言ったこと…?
『物事にはちゃんと“順番”があるんですよ!
そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに、いきなり結婚なんてするわけないじゃないですか!!
だから…今のお兄さんに、『結婚してくれ』って言われてもタチの悪い冗談にしか聞こえません!!!』
…ん?『結婚してくれ』って言われてもタチの悪い冗談にしか聞こえません、だとぉ?
も、もしかして……………
「あやせ……結婚…しようぜ?」
「だからそうじゃなくて………も、もういいです!お兄さんのバカ!!」
今度はあやせがくるっと俺に背を向けて歩き出してしまった。
なんだよ…お前が『諦めるなんて意気地なしだ』って言ったから、わざわざ言い方変えてもう一回挑戦したんだぞ?
もういいよ…人をからかいやがって………。
俺は再びローテンションで俯きながら家に帰ろうとしたが―――あやせの去り際に放った言葉が、ついに俺をハッとさせたのだった。
「お兄さんがそんなんだったら……私、他の男の人と結婚しちゃうかもしれませんよ?
…っていうか、絶対にします!こう見えて私、意外と結婚願望強いんですからね!!」
…あ、あやせが他の男と結婚!?
この時俺の頭の中には、(何故か)赤城とあやせの結婚式に呼ばれ、二人の誓いのキスを呆然と見つめている自分の映像が浮かんでいた。
自分で想像していてアレだけど………こ、こんな未来、耐えられねえ!!
「ま、待てあやせ!行かないでくれ!俺はお前が他のヤツと結婚するなんて絶対嫌なんだ!!」
「お兄さん………ハッ!…い、いいえ!私は他の人と結婚します!お、お兄さんみたいにふざけた人のいうことなんて聞きません!」
一瞬だけ嬉しそうな顔をしたような気がしたのに、あやせはすぐにまたそっぽを向いて歩き出していく。
このままあやせたんを行かせたら、何だかもう二度と会えないような感じがして。
気が付くと俺は、あやせに向かって大声で叫んでいた。
「あやせ!お前がどんなに信じてくれなくても、俺がお前を思う気持ちは本物なんだ!お前が大好きなんだよ!!
あやせが他のヤツの物になるなんて許せねえんだ!!!
つまりその…あやせ、俺と―――俺と付き合ってくれ!もし付き合ってくれるなら、俺が責任持ってお前のこと一生大事にする!!!
だから頼む!いや、お願いします!!!」
「!?」
…ヤベ。勢い余って普通に告白っぽいこと言っちまった。しかもご丁寧に頭まで下げて。
いくら人気がないとはいえ、こんな路上で超恥ずかしいじゃねえか!あそこにいるジィちゃん、なんかこっちガン見してるぞ!?
あやせ、お前も黙ってないで、早くいっつもみたいに罵倒するなりハイキック食らわせるなりしてこの空気を―――って、何でそんなに顔赤くしてんだ!?
586: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:44:41.02:2Jys0UNn0 (6/8)
「……か…ました」
「…え?」
「……わかり…ました」
「な、なんだと?」
「わかりました!」
き、聞き間違い!?聞き間違いだよな!?
でも念のため、念のためもう一回聞いてみてもいいよな!?
「あやせ!?今なんて!?」
「だから、先から『わかりました』って何回も言ってるじゃないですか!お…お兄さんは、どこまで私に恥をかかせれば気が済むんですか?」
「ほ、本当に?ホントに俺と付き合ってくれるのか?」
「し、しつこいです!別にお兄さんがそんなに嫌なんだったら………」
「嫌じゃない!嫌なわけないだろあやせ!その……嬉しい!俺、めちゃくちゃ嬉しいぜあやせ!!!」
キタ━━━━━━(゚∀゚) ━━━━━━ !!!!!
何で突然OKされたか知らねえけど、あのラブリーマイエンジェルあやせたんが俺と付き合ってくれるらしいぜ!!!イヤッホゥゥゥゥゥ!!!!!
…確かあやせは言ってたな?『物事には“順番”がある』と!
よーし、ここまでを整理しよう。
あやせに告白した→OKされた→さて次は?…ってとこか。
次はもう……………これしかねえだろ!!今すぐ抱き締めてやるぜマイエンジェル!!!
「あやせぇぇぇぇぇ~~~!!!!!」
「!?きゃっ………いやぁぁぁぁぁ!!!ドゴォ!」
「ぐあぁ!?な、なん…で………」
俺は冒頭のシーンと同様に蹴り飛ばされて宙を舞い、ドサッと地面に着地した。
いくらなんでも酷すぎる!俺はただ、めいいっぱい両手を広げて愛しい恋人のもとへ走っていっただけなのに!!
「あ、あやせ…?俺たち………付き合ってるん…だよ、な?」
「そうですけど…だ、だからって調子に乗らないでください!さっきあれだけ言ったのにまだ懲りないんですか?
恋人になったからって、私の中でのお兄さんの評価は、“ヘタレでKYで変態の最低男”で変わりませんから!」
ええっ!?そんな最悪な評価で固定なのか!?つかそれでいいの!?俺一応お前の彼氏なんだよ!?
まあ、あやせらしいっちゃあやせらしいけどさ…。
…なーんて思っていたら、恋人になったあやせたんは一味違ったようだ。
「……か…ました」
「…え?」
「……わかり…ました」
「な、なんだと?」
「わかりました!」
き、聞き間違い!?聞き間違いだよな!?
でも念のため、念のためもう一回聞いてみてもいいよな!?
「あやせ!?今なんて!?」
「だから、先から『わかりました』って何回も言ってるじゃないですか!お…お兄さんは、どこまで私に恥をかかせれば気が済むんですか?」
「ほ、本当に?ホントに俺と付き合ってくれるのか?」
「し、しつこいです!別にお兄さんがそんなに嫌なんだったら………」
「嫌じゃない!嫌なわけないだろあやせ!その……嬉しい!俺、めちゃくちゃ嬉しいぜあやせ!!!」
キタ━━━━━━(゚∀゚) ━━━━━━ !!!!!
何で突然OKされたか知らねえけど、あのラブリーマイエンジェルあやせたんが俺と付き合ってくれるらしいぜ!!!イヤッホゥゥゥゥゥ!!!!!
…確かあやせは言ってたな?『物事には“順番”がある』と!
よーし、ここまでを整理しよう。
あやせに告白した→OKされた→さて次は?…ってとこか。
次はもう……………これしかねえだろ!!今すぐ抱き締めてやるぜマイエンジェル!!!
「あやせぇぇぇぇぇ~~~!!!!!」
「!?きゃっ………いやぁぁぁぁぁ!!!ドゴォ!」
「ぐあぁ!?な、なん…で………」
俺は冒頭のシーンと同様に蹴り飛ばされて宙を舞い、ドサッと地面に着地した。
いくらなんでも酷すぎる!俺はただ、めいいっぱい両手を広げて愛しい恋人のもとへ走っていっただけなのに!!
「あ、あやせ…?俺たち………付き合ってるん…だよ、な?」
「そうですけど…だ、だからって調子に乗らないでください!さっきあれだけ言ったのにまだ懲りないんですか?
恋人になったからって、私の中でのお兄さんの評価は、“ヘタレでKYで変態の最低男”で変わりませんから!」
ええっ!?そんな最悪な評価で固定なのか!?つかそれでいいの!?俺一応お前の彼氏なんだよ!?
まあ、あやせらしいっちゃあやせらしいけどさ…。
…なーんて思っていたら、恋人になったあやせたんは一味違ったようだ。
587: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:45:13.96:2Jys0UNn0 (7/8)
「…そ、そんな最低なお兄さんを100%受け入れられるのは私だけなんですからね?
だ、だから、『浮気しよう』なんて考えない方が身のためですよ?」
ツンデレキタ━━━━━━(゚∀゚) ━━━━━━ !!!!!
ヤバイ!恋人あやせたんヤバすぎるだろ!!マジ天使!!!
「それで…私はそろそろ帰らなくてはいけないので、その前にお兄さんにお願いがあるんですけど………」
「なんだ?何でも言ってくれマイエンジェル!!」
俺はお前のためなら、死ぬ以外のことは何でもやってやる!!いやマジで!
「その呼び方は恥ずかしいからやめてください!それにそんな大袈裟なことじゃなくて…。
明日、学校が終わったら駅前の喫茶店に来てほしいんです。」
なんだ、そんなことか。了解了解。要するに初デートってわけだな?積極的で可愛いやつだぜ。
…って、駅前の喫茶店………?
「あやせ、そこって………」
「お兄さん、明日はちゃんと正装で来てください。私も着替えてきますから。
それと…明日も会うのは多分夕方ですから、『星が~』の文句は使えませんよ?ちゃんと新しいの考えておいてくださいね?」
俺は今、さっきあやせに言われたアノ言葉を思い出していた。
『そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに、いきなり結婚なんてするわけないじゃないですか!!』
コレ言われた時はショックだったなぁ…。まあ確かにあの時に『結婚しよう』って迫ってたのは俺が悪かったのかもしれないけどさ。
…だが、今の俺たちは紛れもない恋人同士だ。
それってつまり―――。
「あやせ、もしかしてお前―――」
「それじゃあ、私はもう帰りますね!お兄さん、また明日会いましょう!!」
あやせは俺の言葉を遮って走って帰ろうとしたが…………………………最後の最後に、最高の笑顔で、とんでもないことを言い出したのだった。
「お兄さん!指輪……忘れちゃダメですよ♪」
(終わり)
「…そ、そんな最低なお兄さんを100%受け入れられるのは私だけなんですからね?
だ、だから、『浮気しよう』なんて考えない方が身のためですよ?」
ツンデレキタ━━━━━━(゚∀゚) ━━━━━━ !!!!!
ヤバイ!恋人あやせたんヤバすぎるだろ!!マジ天使!!!
「それで…私はそろそろ帰らなくてはいけないので、その前にお兄さんにお願いがあるんですけど………」
「なんだ?何でも言ってくれマイエンジェル!!」
俺はお前のためなら、死ぬ以外のことは何でもやってやる!!いやマジで!
「その呼び方は恥ずかしいからやめてください!それにそんな大袈裟なことじゃなくて…。
明日、学校が終わったら駅前の喫茶店に来てほしいんです。」
なんだ、そんなことか。了解了解。要するに初デートってわけだな?積極的で可愛いやつだぜ。
…って、駅前の喫茶店………?
「あやせ、そこって………」
「お兄さん、明日はちゃんと正装で来てください。私も着替えてきますから。
それと…明日も会うのは多分夕方ですから、『星が~』の文句は使えませんよ?ちゃんと新しいの考えておいてくださいね?」
俺は今、さっきあやせに言われたアノ言葉を思い出していた。
『そもそも私とお兄さんは恋人同士でもないのに、いきなり結婚なんてするわけないじゃないですか!!』
コレ言われた時はショックだったなぁ…。まあ確かにあの時に『結婚しよう』って迫ってたのは俺が悪かったのかもしれないけどさ。
…だが、今の俺たちは紛れもない恋人同士だ。
それってつまり―――。
「あやせ、もしかしてお前―――」
「それじゃあ、私はもう帰りますね!お兄さん、また明日会いましょう!!」
あやせは俺の言葉を遮って走って帰ろうとしたが…………………………最後の最後に、最高の笑顔で、とんでもないことを言い出したのだった。
「お兄さん!指輪……忘れちゃダメですよ♪」
(終わり)
588: ◆y8MRojr2/6:2011/05/27(金) 22:45:53.94:2Jys0UNn0 (8/8)
以上です。
お目汚し失礼しました。
以上です。
お目汚し失礼しました。
589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 22:59:22.88:ClCxaKPDO (1/1)
>>588
気に入った!お前ウチにきて妹をFUCKしていいぞ!
>>588
気に入った!お前ウチにきて妹をFUCKしていいぞ!
590:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/27(金) 23:01:33.46:77Q6huPSO (1/1)
乙
道産子氏のあやせってなんか新鮮だな
いつもは五更家かブリジットの印象が強いから
乙
道産子氏のあやせってなんか新鮮だな
いつもは五更家かブリジットの印象が強いから
591:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/05/27(金) 23:21:03.57:D2nAATu80 (1/1)
最高(^_^)
やっぱあやせと京介は相性いいな
本編もこういうふうにあやせ活躍すりゃいいのに。
黒猫との差は一章で詰められると思う
最高(^_^)
やっぱあやせと京介は相性いいな
本編もこういうふうにあやせ活躍すりゃいいのに。
黒猫との差は一章で詰められると思う
592:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 00:39:25.19:qH2CWpySO (1/1)
>588 乙です。あやせはカワイイですな
しかし、これ道端でのやり取りですよね。
てっ事は、あのひとに観られてる可能性もあるわけで‥‥
>588 乙です。あやせはカワイイですな
しかし、これ道端でのやり取りですよね。
てっ事は、あのひとに観られてる可能性もあるわけで‥‥
593:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/05/28(土) 01:10:10.39:BZ8hHAQAO (1/1)
そーいえば最近くんかたん見てない気がする
そーいえば最近くんかたん見てない気がする
594:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/28(土) 01:22:07.52:MGDqnh7AO (1/1)
やはりあやせはいいものだ。乙でした。
やはりあやせはいいものだ。乙でした。
595:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 01:34:44.76:vC2gVmKDO (1/2)
兄貴をアニキと変換したら、変な電波受信した。
桐乃「オタクの友達作って一緒にいたら、あたしもおんなじに見られちゃう」
アニキ「君は同好の士を馬鹿にすると言うのか!?それはおかしな話だゼェェェェェェット!!!!」
うん、疲れてるな、俺。
兄貴をアニキと変換したら、変な電波受信した。
桐乃「オタクの友達作って一緒にいたら、あたしもおんなじに見られちゃう」
アニキ「君は同好の士を馬鹿にすると言うのか!?それはおかしな話だゼェェェェェェット!!!!」
うん、疲れてるな、俺。
596:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/05/28(土) 02:38:12.93:Uy1jYHaT0 (1/1)
さすが俺のあやせたんだ
さすが俺のあやせたんだ
597:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 10:22:15.88:n7pOYP0Go (1/1)
>>588
乙。京介爆発しろ
コトブキヤ桐乃フィギュアが届いた。いやっほおおおう
安価ネタが思った以上に書いてて楽しかったので、近々住人参加型の安価スレ立てるかも知れません
VIPでやるか迷ったんですが、投下スピードとか考慮した結果こっちで立てることになると思いますので、その際はよろしくお願いしますね
>>588
乙。京介爆発しろ
コトブキヤ桐乃フィギュアが届いた。いやっほおおおう
安価ネタが思った以上に書いてて楽しかったので、近々住人参加型の安価スレ立てるかも知れません
VIPでやるか迷ったんですが、投下スピードとか考慮した結果こっちで立てることになると思いますので、その際はよろしくお願いしますね
598:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 10:27:58.04:4xusH58lo (1/1)
やはり組み合わせ的には京介とあやせが一番しっくりくる感じ
やはり組み合わせ的には京介とあやせが一番しっくりくる感じ
599:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/28(土) 11:21:13.64:8ZvhRO6E0 (1/1)
>>590
実は黒猫wiki創立記念にお祝いSSを書いてみようと思ってたんですが、結局話続かなくなってボツにしてしまって…。
そういうわけで今回は気分転換にあやせに挑戦してみた次第です。
>>597
おお、安価ネタ面白かったんで楽しみに待ってます!
>>590
実は黒猫wiki創立記念にお祝いSSを書いてみようと思ってたんですが、結局話続かなくなってボツにしてしまって…。
そういうわけで今回は気分転換にあやせに挑戦してみた次第です。
>>597
おお、安価ネタ面白かったんで楽しみに待ってます!
600:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 14:53:39.75:JoEtzktDO (1/1)
>>588
あやせは可愛いなぁ!
>>588
あやせは可愛いなぁ!
601:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/05/28(土) 15:26:04.80:Or9M3eTEo (1/2)
桐乃が京介を本気で怒らせてしまってあたふたするSSを書こうと思ったが俺には文才がなかった。
だれかそんな感じのSSを俺のかわりに書いてくれ!
桐乃が京介を本気で怒らせてしまってあたふたするSSを書こうと思ったが俺には文才がなかった。
だれかそんな感じのSSを俺のかわりに書いてくれ!
602:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 17:40:34.81:vC2gVmKDO (2/2)
>>601
Wikiにそんな感じの何個かあったけど
>>601
Wikiにそんな感じの何個かあったけど
603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/05/28(土) 18:10:59.61:Or9M3eTEo (2/2)
>>602
それを見て触発されたんだよ。
>>602
それを見て触発されたんだよ。
604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/28(土) 18:28:27.61:mft2Z7mc0 (1/1)
>>603
最後に桐乃と京介が結ばれるのがいいよな?
>>603
最後に桐乃と京介が結ばれるのがいいよな?
605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/05/28(土) 18:28:49.46:2sN8SQ6oo (1/1)
だったら下手でも投下しろよ
だったら下手でも投下しろよ
606:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東):2011/05/28(土) 18:35:32.72:6dQyHo+AO (1/1)
D<書くしかないな601ッ!
D<書くしかないな601ッ!
607:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/05/29(日) 02:05:28.42:HNtA1s1AO (1/1)
ボカロ割りと良い曲あるんだな そんなわけで 京介某動画サイトでボカロ見る→ハマる→自分で作ってみる→意外な才能→凶介P誕生 みたいな
ボカロ割りと良い曲あるんだな そんなわけで 京介某動画サイトでボカロ見る→ハマる→自分で作ってみる→意外な才能→凶介P誕生 みたいな
608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/05/29(日) 02:08:30.58:TiT7FjuSo (1/1)
それはいらないわ
それはいらないわ
609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/05/29(日) 02:34:05.80:0u8x/4jto (1/3)
ランク王国であやせキックのシーン見て思いついたネタ。
――二年前――
あやせ「最近は痴漢が増えていると聞きます。わたしも来年から中学生。護身術の一つでも習った方がいいのでしょうか?」
TV『1...2...3...』
あやせ「ん?」
TV「ライダー……キック」ガシャン
『Rider Kick』
あやせ「らいだーきっく?」
TV「ハッ!」ドゴォン! チュドーン!
あやせ「これは……使えるかもしれませんね」
――二ヵ月後――
あやせ「ハッ!」バシィィンッ!
あやせ「ふぅ。サンドバッグだと大分良い音が鳴るようになりましたね。これなら……」
――月日は流れ――
京介「あやせ!これを見ろっ!」バサッ!
京介「ダークウィッチ『タナトス・エロス』EXモード。ちなみにEXモードってのは、いわゆる大人形態で、十数歳分成長してパワーアップする魔法のことだ。
タナトスってのはこのアニメのラスボスでな、女の胎児に寄生して操ってるから、十四歳の姿をして、」
あやせ「ほば全裸じゃないですか死ねェェエェェェエェェェェェェエェェ――!」
『Rider Kick』ヴォン!
京介「ブホォッ!!」ドゴォン!
あやせ(ふぅ。特訓した甲斐がありました)
おわり
ライダーキック参考動画
ランク王国であやせキックのシーン見て思いついたネタ。
――二年前――
あやせ「最近は痴漢が増えていると聞きます。わたしも来年から中学生。護身術の一つでも習った方がいいのでしょうか?」
TV『1...2...3...』
あやせ「ん?」
TV「ライダー……キック」ガシャン
『Rider Kick』
あやせ「らいだーきっく?」
TV「ハッ!」ドゴォン! チュドーン!
あやせ「これは……使えるかもしれませんね」
――二ヵ月後――
あやせ「ハッ!」バシィィンッ!
あやせ「ふぅ。サンドバッグだと大分良い音が鳴るようになりましたね。これなら……」
――月日は流れ――
京介「あやせ!これを見ろっ!」バサッ!
京介「ダークウィッチ『タナトス・エロス』EXモード。ちなみにEXモードってのは、いわゆる大人形態で、十数歳分成長してパワーアップする魔法のことだ。
タナトスってのはこのアニメのラスボスでな、女の胎児に寄生して操ってるから、十四歳の姿をして、」
あやせ「ほば全裸じゃないですか死ねェェエェェェエェェェェェェエェェ――!」
『Rider Kick』ヴォン!
京介「ブホォッ!!」ドゴォン!
あやせ(ふぅ。特訓した甲斐がありました)
おわり
ライダーキック参考動画
610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/05/29(日) 02:35:31.85:0u8x/4jto (2/3)
特撮ネタを使いたくなってしまうクセ、なんとかしたいぜ……。
特撮ネタを使いたくなってしまうクセ、なんとかしたいぜ……。
611:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 02:48:11.19:hVxjFTf4o (1/2)
>>607
ボカロにハマる京介
相手にされなくて拗ねる桐乃
リンのコスプレをして気を惹こうとする桐乃
こうですかね
>>607
ボカロにハマる京介
相手にされなくて拗ねる桐乃
リンのコスプレをして気を惹こうとする桐乃
こうですかね
612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/05/29(日) 03:01:11.56:R6Q7VA+j0 (1/7)
>>397です
初ss投下します
>>397です
初ss投下します
613:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/05/29(日) 03:09:18.11:R6Q7VA+j0 (2/7)
あやせ「目覚めよう~ この瞬間を~やがて僕らを取り巻くであろう」京介「悪いな、またせちまって」あやせ「いいですよ、お兄さん」
京介「ずいぶん機嫌がいいな。今さっき歌っていたのは犬夜叉の歌か?」
あやせ「知らないですけどEvery Little Thingの歌ですよ。なんか特に耳に残るんですよ」
京介「犬夜叉知らないか?うる星やつらとかの作者の作品なんだが」
あやせ「うーん、なんとなくわかったような気がします」
京介「そうか。なんでその歌知っていたんだ」
あやせ「お母さんがEvery Little Thingが好きだったんです。小さい頃からよく聴いていたんでその影響で知っていたんです。お兄さん『出逢った頃のように』って知ってますか?」
京介「よくわからん、あやせ歌ってくれないか?」
あやせ「しょうがないですね」
「My Love Is Forever~
あなたと~出逢った頃のように~
季節が変わってもきっと色褪せないはずだよ」
「って歌です、わかりますかお兄さん」
京介「ああ、わかったぜでもEvery Little Thingならあいのりのやつのほうが有名じゃないか?」
あやせ「『fragile』ですね」
京介「名前は知らないがそれだと思う。それより話を戻そうぜ」
あやせ「『Grip!』のことですね」
京介「あやせの毛嫌いしてるアニメだがそんなふうに有名アーティストが歌ってる場合だってあるんだぜ」
あやせ「知らなかったです。どんな歌があるんです?」
京介「あやせ、そんなしょんぼりするなよ。そうだな『運命のルーレット廻して』って知ってるか?」
あやせ「ZARDの歌ですね」
京介「おっ、知っていたか。それなら知っているだろうがコナンの歌だ」
あやせ「さすがに知ってますよ、お兄さん。ZARDはコナンでかなり有名ですよ。B'zとかも結構有名ですよね。」
京介「B'zはともかくZARDはほかにも歌ってるぞ」
あやせ「お兄さん何なんですか?気になります」
京介「そうだな」
「Don't you see!~ 願っても祈っても 奇跡 思い出少しは気にかけて~
Don't you see!~ ちょっと醒めたふりをする ?は傷つくのが怖いから~」
あやせ「知ってますよお兄さん何の曲なんですか」
あやせ「目覚めよう~ この瞬間を~やがて僕らを取り巻くであろう」京介「悪いな、またせちまって」あやせ「いいですよ、お兄さん」
京介「ずいぶん機嫌がいいな。今さっき歌っていたのは犬夜叉の歌か?」
あやせ「知らないですけどEvery Little Thingの歌ですよ。なんか特に耳に残るんですよ」
京介「犬夜叉知らないか?うる星やつらとかの作者の作品なんだが」
あやせ「うーん、なんとなくわかったような気がします」
京介「そうか。なんでその歌知っていたんだ」
あやせ「お母さんがEvery Little Thingが好きだったんです。小さい頃からよく聴いていたんでその影響で知っていたんです。お兄さん『出逢った頃のように』って知ってますか?」
京介「よくわからん、あやせ歌ってくれないか?」
あやせ「しょうがないですね」
「My Love Is Forever~
あなたと~出逢った頃のように~
季節が変わってもきっと色褪せないはずだよ」
「って歌です、わかりますかお兄さん」
京介「ああ、わかったぜでもEvery Little Thingならあいのりのやつのほうが有名じゃないか?」
あやせ「『fragile』ですね」
京介「名前は知らないがそれだと思う。それより話を戻そうぜ」
あやせ「『Grip!』のことですね」
京介「あやせの毛嫌いしてるアニメだがそんなふうに有名アーティストが歌ってる場合だってあるんだぜ」
あやせ「知らなかったです。どんな歌があるんです?」
京介「あやせ、そんなしょんぼりするなよ。そうだな『運命のルーレット廻して』って知ってるか?」
あやせ「ZARDの歌ですね」
京介「おっ、知っていたか。それなら知っているだろうがコナンの歌だ」
あやせ「さすがに知ってますよ、お兄さん。ZARDはコナンでかなり有名ですよ。B'zとかも結構有名ですよね。」
京介「B'zはともかくZARDはほかにも歌ってるぞ」
あやせ「お兄さん何なんですか?気になります」
京介「そうだな」
「Don't you see!~ 願っても祈っても 奇跡 思い出少しは気にかけて~
Don't you see!~ ちょっと醒めたふりをする ?は傷つくのが怖いから~」
あやせ「知ってますよお兄さん何の曲なんですか」
614:ミスったこっちで:2011/05/29(日) 03:16:37.03:R6Q7VA+j0 (3/7)
あやせ「目覚めよう~ この瞬間を~やがて僕らを取り巻くであろう」
京介「悪いな、またせちまって」
あやせ「いいですよ、お兄さん」
京介「ずいぶん機嫌がいいな。今さっき歌っていたのは犬夜叉の歌か?」
あやせ「知らないですけどEvery Little Thingの歌ですよ。なんか特に耳に残るんですよ」
京介「犬夜叉知らないか?うる星やつらとかの作者の作品なんだが」
あやせ「うーん、なんとなくわかったような気がします」
京介「そうか。なんでその歌知っていたんだ」
あやせ「お母さんがEvery Little Thingが好きだったんです。小さい頃からよく聴いていたんでその影響で知っていたんです。お兄さん『出逢った頃のように』って知ってますか?」
京介「よくわからん、あやせ歌ってくれないか?」
あやせ「しょうがないですね」
「My Love Is Forever~ あなたと~
出逢った頃のように~
季節が変わってもきっと色褪せないはずだよ」
「って歌です、わかりますかお兄さん」
京介「ああ、わかったぜでもEvery Little Thingならあいのりのやつのほうが有名じゃないか?」
あやせ「『fragile』ですね」
京介「名前は知らないがそれだと思う。それより話を戻そうぜ」
あやせ「『Grip!』のことですね」
京介「あやせの毛嫌いしてるアニメだがそんなふうに有名アーティストが歌ってる場合だってあるんだぜ」
あやせ「知らなかったです。どんな歌があるんです?」
京介「あやせ、そんなしょんぼりするなよ。そうだな『運命のルーレット廻して』って知ってるか?」
あやせ「ZARDの歌ですね」
京介「おっ、知っていたか。それなら知っているだろうがコナンの歌だ」
あやせ「さすがに知ってますよ、お兄さん。ZARDはコナンでかなり有名ですよ。B'zとかも結構有名ですよね。」
京介「B'zはともかくZARDはほかにも歌ってるぞ」
あやせ「お兄さん何なんですか?気になります」
京介「そうだな」
「Don't you see!~
願っても祈っても 奇跡 思い出少しは気にかけて~
Don't you see!~
ちょっと醒めたふりをする のは傷つくのが怖いから~」
あやせ「知ってますよお兄さん何の曲なんですか」
あやせ「目覚めよう~ この瞬間を~やがて僕らを取り巻くであろう」
京介「悪いな、またせちまって」
あやせ「いいですよ、お兄さん」
京介「ずいぶん機嫌がいいな。今さっき歌っていたのは犬夜叉の歌か?」
あやせ「知らないですけどEvery Little Thingの歌ですよ。なんか特に耳に残るんですよ」
京介「犬夜叉知らないか?うる星やつらとかの作者の作品なんだが」
あやせ「うーん、なんとなくわかったような気がします」
京介「そうか。なんでその歌知っていたんだ」
あやせ「お母さんがEvery Little Thingが好きだったんです。小さい頃からよく聴いていたんでその影響で知っていたんです。お兄さん『出逢った頃のように』って知ってますか?」
京介「よくわからん、あやせ歌ってくれないか?」
あやせ「しょうがないですね」
「My Love Is Forever~ あなたと~
出逢った頃のように~
季節が変わってもきっと色褪せないはずだよ」
「って歌です、わかりますかお兄さん」
京介「ああ、わかったぜでもEvery Little Thingならあいのりのやつのほうが有名じゃないか?」
あやせ「『fragile』ですね」
京介「名前は知らないがそれだと思う。それより話を戻そうぜ」
あやせ「『Grip!』のことですね」
京介「あやせの毛嫌いしてるアニメだがそんなふうに有名アーティストが歌ってる場合だってあるんだぜ」
あやせ「知らなかったです。どんな歌があるんです?」
京介「あやせ、そんなしょんぼりするなよ。そうだな『運命のルーレット廻して』って知ってるか?」
あやせ「ZARDの歌ですね」
京介「おっ、知っていたか。それなら知っているだろうがコナンの歌だ」
あやせ「さすがに知ってますよ、お兄さん。ZARDはコナンでかなり有名ですよ。B'zとかも結構有名ですよね。」
京介「B'zはともかくZARDはほかにも歌ってるぞ」
あやせ「お兄さん何なんですか?気になります」
京介「そうだな」
「Don't you see!~
願っても祈っても 奇跡 思い出少しは気にかけて~
Don't you see!~
ちょっと醒めたふりをする のは傷つくのが怖いから~」
あやせ「知ってますよお兄さん何の曲なんですか」
615:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/05/29(日) 03:21:40.90:R6Q7VA+j0 (4/7)
京介「ドラゴンボールGTだ」
あやせ「GTですか?何ですか?ドラゴンボールなら知ってますけど」
京介「知らないか、ドラゴンボールのテレビオリジナルの続編だ。みんな邪道邪道と言うが結構俺は好きなんだが」
あやせ「そうなんですか。知らなかったです」
京介「ドラゴンボールGTでなら」
「錆びついた~
マシンガンで~今を撃ち抜こう~
乾いた夕暮れに~微笑み選ぼう」
あやせ「WANDSですね」
京介「そうだぜ。あやせやけに古い曲に詳しいな」
あやせ「両親の趣味です」
京介「そうなのか。まあいいがWANDSなら」
「世界が終わるまでは
離れる事もないそう願ってた
幾千の夜と戻らない時だけが
何故輝いてはやつれ切った
心までも 壊す…はかなき想い…
このTragedy Night」
あやせ「知ってます『世界が終わるまでは…』ですね」
京介「そうだこれはスラムダンクのエンディングだ」
あやせ「そうなんですか?」
京介「スラムダンクなら他にも大黒摩季が歌ってたこともあるぜ」
あやせ「お兄さん、そろそろ恥ずかしくないですか?」
京介「そんなことなくはない。公園ってこと忘れていた」
あやせ「まったくそんなことだと思ってましたよ」
京介「本当に申し訳ない」
あやせ「いいですよ、そのかわり今度カラオケにでも連れて行ってください」
京介「おう、わかったぜ」
あやせ「(やったー)それじゃあ帰りましょうお兄さん」
京介「それはいいが今日は何のようだったんだ、あやせ?」
あやせ「もう解決したからいいです」
京介「まったくなんなんだ」
あやせ(会いたかっただけなんて言えるわけないじゃないですか)
京介「ドラゴンボールGTだ」
あやせ「GTですか?何ですか?ドラゴンボールなら知ってますけど」
京介「知らないか、ドラゴンボールのテレビオリジナルの続編だ。みんな邪道邪道と言うが結構俺は好きなんだが」
あやせ「そうなんですか。知らなかったです」
京介「ドラゴンボールGTでなら」
「錆びついた~
マシンガンで~今を撃ち抜こう~
乾いた夕暮れに~微笑み選ぼう」
あやせ「WANDSですね」
京介「そうだぜ。あやせやけに古い曲に詳しいな」
あやせ「両親の趣味です」
京介「そうなのか。まあいいがWANDSなら」
「世界が終わるまでは
離れる事もないそう願ってた
幾千の夜と戻らない時だけが
何故輝いてはやつれ切った
心までも 壊す…はかなき想い…
このTragedy Night」
あやせ「知ってます『世界が終わるまでは…』ですね」
京介「そうだこれはスラムダンクのエンディングだ」
あやせ「そうなんですか?」
京介「スラムダンクなら他にも大黒摩季が歌ってたこともあるぜ」
あやせ「お兄さん、そろそろ恥ずかしくないですか?」
京介「そんなことなくはない。公園ってこと忘れていた」
あやせ「まったくそんなことだと思ってましたよ」
京介「本当に申し訳ない」
あやせ「いいですよ、そのかわり今度カラオケにでも連れて行ってください」
京介「おう、わかったぜ」
あやせ「(やったー)それじゃあ帰りましょうお兄さん」
京介「それはいいが今日は何のようだったんだ、あやせ?」
あやせ「もう解決したからいいです」
京介「まったくなんなんだ」
あやせ(会いたかっただけなんて言えるわけないじゃないですか)
616:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/05/29(日) 03:29:50.92:R6Q7VA+j0 (5/7)
実は地の文入りシリアスを書いてたが
展開が遅くてやってられなくなんていえない
12時くらいにマイフレンド聞いていたら
ひらめいて書いた後悔はしている
なので本来はあやせはマイフレンド歌う予定だった
実は地の文入りシリアスを書いてたが
展開が遅くてやってられなくなんていえない
12時くらいにマイフレンド聞いていたら
ひらめいて書いた後悔はしている
なので本来はあやせはマイフレンド歌う予定だった
617:またミスってた:2011/05/29(日) 03:33:15.90:R6Q7VA+j0 (6/7)
まとめでは一行あけといてください
まとめでは一行あけといてください
618:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 08:51:54.31:ihfxkXWDO (1/1)
ジャスラックの方から来ました
ジャスラックの方から来ました
619:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 10:47:59.03:SBKPYV+So (1/1)
日向ちゃんSSカモンヌ
日向ちゃんSSカモンヌ
620:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/29(日) 11:39:38.46:N6BkzCwTo (1/4)
乙
>お母さんがEvery Little Thingが好きだったんです
歳を取ったと実感したぜ…
乙
>お母さんがEvery Little Thingが好きだったんです
歳を取ったと実感したぜ…
621:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 11:51:35.36:TzFoRWzQo (1/8)
622:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 11:52:25.23:TzFoRWzQo (2/8)
623:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/29(日) 12:08:34.54:N6BkzCwTo (2/4)
>>622
おお!これはすげえ
>>622
おお!これはすげえ
624:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 12:16:57.94:wVRMaYESO (1/1)
8巻出てもう結構経つってのに、誰も日向ちゃんSSを書かないのは由々しき事態だと思わないか?
8巻出てもう結構経つってのに、誰も日向ちゃんSSを書かないのは由々しき事態だと思わないか?
625:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県):2011/05/29(日) 12:39:55.26:rM8NhATYo (1/1)
>>622
これはすごい
>>622
これはすごい
626:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/05/29(日) 12:43:34.20:R6Q7VA+j0 (7/7)
>>624
この世には言い出しっぺの法則ってやつがあっな
>>624
この世には言い出しっぺの法則ってやつがあっな
627:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/05/29(日) 12:45:08.60:cvW1wVKRo (1/1)
すごいけど、左目がガッシュっぽいwwwwww
すごいけど、左目がガッシュっぽいwwwwww
628:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 12:56:10.77:O7ucY8l/0 (1/1)
>>618
帰れww
>>622
乙
>>618
帰れww
>>622
乙
629:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/29(日) 12:57:13.64:3/rZbcNb0 (1/1)
>>617
乙です
次回も期待
>>622
すごいな…
桐乃への愛が溢れてる
>>617
乙です
次回も期待
>>622
すごいな…
桐乃への愛が溢れてる
630:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/29(日) 14:07:29.63:CqfQgLf1o (1/1)
きりりんfigmaが届いたからペロペロしながらネタ考えるか
きりりんfigmaが届いたからペロペロしながらネタ考えるか
631: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/29(日) 16:15:25.67:TzFoRWzQo (3/8)
>>539書いてみたので投下します
>>539書いてみたので投下します
632: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/29(日) 16:16:22.57:TzFoRWzQo (4/8)
「これを見てください。どう思います?」
「……すごく泣きそうです」
「いきなりとんでもないものを見せないでちょうだい」
瀬菜が俺たちに見せてきた物は、一冊の薄い本。いわゆる同人誌と呼ばれる物だった。
で、当然のことながらその内容といえば――
「部内の人間をモチーフにするのは止めろって言っただろ! それと、なんで俺はいつも掘られる側なんだよ!」
「えへへへ、ごめんなさい。でも、先輩たちを見てるとどうしても止められなくって……」
「……先輩、突っ込むところはそれでいいの?」
くそっ、瀬菜のやつめ。そんなに俺を泣かせたいのか。
……エロシーンまでのカウントダウンが0になった時を楽しみにしておくんだな。
「で? いったい俺たちにどうして欲しいんだ?」
「えっ?」
俺の言葉に瀬菜が驚いたような表情を見せた。
「黒猫はともかく、BLが苦手な俺にまでそれをわざわざ見せてみたのには理由があるんだろ? なんか手伝って欲しいとかじゃないのか?」
「……先輩ってたまに鋭いですよね」
“たまに”は余計だ。
「その通りです。でも今日用があるのは五更さんになんです。先輩はたまたま居たので見てもらっただけですよ」
「それなら俺のいないときにやってくれよ!」
俺、泣き損じゃん! なんで意味もなく男ども(自分がモデル)の濃厚なエロシーンを見せられなきゃならんのだ!
「……俺、帰っていいかな?」
あぁ、今日はもう帰って寝てしまいたい。
目頭を抑え、うつむく俺。
だが、瀬菜はそんな俺に追い打ちとばかりにとんでもないお願いをしてきた。
「あっ、そうそう。今日は先輩には用事はないんですが、ひょっとしたらまた後日お願いするかもしれません」
「お願い?」
「はい。……ふひひ、先輩には作画資料の提供をお願いしたいんです!」
―――――――――――――
「…………」
きたる日曜日の昼過ぎ。赤城家、瀬菜の部屋。
俺は何故か四つん這いになり、苦悶の表情を浮かべている。
「あっ! ちょっと、動かないで下さい」
「すまん」
そして、その隣では黒猫と瀬菜がスケッチブックにペンを走らせている。
瀬菜の黒猫へのお願いは作画の手ほどきを受けること、そして俺へのお願いはその被写体となることだった。
「…………」
……辛い。ただただ辛い。
なんなの? この屈辱的な恰好。しかも年下の女の子二人にそれをスケッチされるとかどんな罰ゲームなの?
だけど一度受けた手前ほっぽり出すわけにもいかないし。
「……はぁ」
「ちょっと、じっとしていてちょうだい」
「…………すまん」
朝っぱらから無理な姿勢や変なポーズをとり続けたことに加え、ダメージを受け続けた俺の精神は疲弊しきっていて、俺はもう限界に達しようとしていた。
というか、今にも泣いてしまいそうだ。
「ちょ、ちょっと休憩にしない?」
「じゃあ、この構図が書けたら休憩にしましょうか」
―――――――――――――
「これを見てください。どう思います?」
「……すごく泣きそうです」
「いきなりとんでもないものを見せないでちょうだい」
瀬菜が俺たちに見せてきた物は、一冊の薄い本。いわゆる同人誌と呼ばれる物だった。
で、当然のことながらその内容といえば――
「部内の人間をモチーフにするのは止めろって言っただろ! それと、なんで俺はいつも掘られる側なんだよ!」
「えへへへ、ごめんなさい。でも、先輩たちを見てるとどうしても止められなくって……」
「……先輩、突っ込むところはそれでいいの?」
くそっ、瀬菜のやつめ。そんなに俺を泣かせたいのか。
……エロシーンまでのカウントダウンが0になった時を楽しみにしておくんだな。
「で? いったい俺たちにどうして欲しいんだ?」
「えっ?」
俺の言葉に瀬菜が驚いたような表情を見せた。
「黒猫はともかく、BLが苦手な俺にまでそれをわざわざ見せてみたのには理由があるんだろ? なんか手伝って欲しいとかじゃないのか?」
「……先輩ってたまに鋭いですよね」
“たまに”は余計だ。
「その通りです。でも今日用があるのは五更さんになんです。先輩はたまたま居たので見てもらっただけですよ」
「それなら俺のいないときにやってくれよ!」
俺、泣き損じゃん! なんで意味もなく男ども(自分がモデル)の濃厚なエロシーンを見せられなきゃならんのだ!
「……俺、帰っていいかな?」
あぁ、今日はもう帰って寝てしまいたい。
目頭を抑え、うつむく俺。
だが、瀬菜はそんな俺に追い打ちとばかりにとんでもないお願いをしてきた。
「あっ、そうそう。今日は先輩には用事はないんですが、ひょっとしたらまた後日お願いするかもしれません」
「お願い?」
「はい。……ふひひ、先輩には作画資料の提供をお願いしたいんです!」
―――――――――――――
「…………」
きたる日曜日の昼過ぎ。赤城家、瀬菜の部屋。
俺は何故か四つん這いになり、苦悶の表情を浮かべている。
「あっ! ちょっと、動かないで下さい」
「すまん」
そして、その隣では黒猫と瀬菜がスケッチブックにペンを走らせている。
瀬菜の黒猫へのお願いは作画の手ほどきを受けること、そして俺へのお願いはその被写体となることだった。
「…………」
……辛い。ただただ辛い。
なんなの? この屈辱的な恰好。しかも年下の女の子二人にそれをスケッチされるとかどんな罰ゲームなの?
だけど一度受けた手前ほっぽり出すわけにもいかないし。
「……はぁ」
「ちょっと、じっとしていてちょうだい」
「…………すまん」
朝っぱらから無理な姿勢や変なポーズをとり続けたことに加え、ダメージを受け続けた俺の精神は疲弊しきっていて、俺はもう限界に達しようとしていた。
というか、今にも泣いてしまいそうだ。
「ちょ、ちょっと休憩にしない?」
「じゃあ、この構図が書けたら休憩にしましょうか」
―――――――――――――
633: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/29(日) 16:17:50.53:TzFoRWzQo (5/8)
「ふうううう」
「お疲れ様」
「お疲れ様です。先輩のおかげで超はかどっちゃいました!」
首をぐりぐりと回すと、ゴキっと小気味のいい音が鳴る。
伸びをし、肩をまわすと、どっと改めて疲労が押し寄せた。
「先輩、これどうぞ」
俺がぐでーんと床で横になっていると、瀬菜が冷たい麦茶を差し入れてくれた。
「おっ、サンキュー」
「はい、五更さんも」
「ありがとう」
いやあ、なんだかんだで瀬菜は気の利くいい奴だな
おかしな趣味はしてるけどさ。
「……………あ……れ?」
急激にぼやける視界。
薄れ行く意識の中で俺が最後に見たものは、不敵に微笑む後輩たちだった……。
―――――――――――――
「……ん…………ん!?」
目を覚ました俺は、自らが置かれている状況に目を疑った。
手は後ろ手に縛られ、足も拘束されている。その上、なせかパンイチなのだ。
「あら、やっとお目覚めね」
「おはようございます、先輩」
「お、おまえら! これはどういうことだ!?」
なんで俺はこんな恰好で拘束されているんだ!? お、俺をいったいどうする気なんだ!?
「すまん、高坂。これも瀬菜ちゃんのためなんだ」
混乱する俺の背後から、低い声が聞こえてきた。男の声だ。
冷や汗をたらしながら俺がゆっくりと振り向くと、そこには――
「赤城!? まさかてめえもグルだったのか!」
赤城浩平。俺の親友にして、赤城瀬菜の兄貴。超がつくほどのシスコンだ。
「じゃあ、お兄ちゃんお願いね」
「おう!」
「“おう!”じゃねえよ! ……や、やめろ俺に近づくな! 」
“作画資料を提供してほしい”“目の前には暴走した腐女子と超シスコン兄貴”
この二つの符号が意味するものは一つ……!
「や、やめろおおお! ……アッーーーーー!」
―――――――――――――
「ふうううう」
「お疲れ様」
「お疲れ様です。先輩のおかげで超はかどっちゃいました!」
首をぐりぐりと回すと、ゴキっと小気味のいい音が鳴る。
伸びをし、肩をまわすと、どっと改めて疲労が押し寄せた。
「先輩、これどうぞ」
俺がぐでーんと床で横になっていると、瀬菜が冷たい麦茶を差し入れてくれた。
「おっ、サンキュー」
「はい、五更さんも」
「ありがとう」
いやあ、なんだかんだで瀬菜は気の利くいい奴だな
おかしな趣味はしてるけどさ。
「……………あ……れ?」
急激にぼやける視界。
薄れ行く意識の中で俺が最後に見たものは、不敵に微笑む後輩たちだった……。
―――――――――――――
「……ん…………ん!?」
目を覚ました俺は、自らが置かれている状況に目を疑った。
手は後ろ手に縛られ、足も拘束されている。その上、なせかパンイチなのだ。
「あら、やっとお目覚めね」
「おはようございます、先輩」
「お、おまえら! これはどういうことだ!?」
なんで俺はこんな恰好で拘束されているんだ!? お、俺をいったいどうする気なんだ!?
「すまん、高坂。これも瀬菜ちゃんのためなんだ」
混乱する俺の背後から、低い声が聞こえてきた。男の声だ。
冷や汗をたらしながら俺がゆっくりと振り向くと、そこには――
「赤城!? まさかてめえもグルだったのか!」
赤城浩平。俺の親友にして、赤城瀬菜の兄貴。超がつくほどのシスコンだ。
「じゃあ、お兄ちゃんお願いね」
「おう!」
「“おう!”じゃねえよ! ……や、やめろ俺に近づくな! 」
“作画資料を提供してほしい”“目の前には暴走した腐女子と超シスコン兄貴”
この二つの符号が意味するものは一つ……!
「や、やめろおおお! ……アッーーーーー!」
―――――――――――――
634: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/29(日) 16:18:20.74:TzFoRWzQo (6/8)
「悪かったわ。だからそんな顔しないで、先輩」
「…………」
全てを終え、帰路につく。
力なく歩く俺と、俺に寄り添い謝罪と慰めの言葉をかける黒猫。
「……俺は何か大切な物を失った気がする」
結果だけ言えば俺の純潔は守られた。……今日だけで数年分老け込んだ気がするぜ。
あいつらに言わせればハナからそんな気はなかったらしい。
瀬菜曰く「ちょっと絡みの構図が欲しかった」そうだ。
それならなんで一服盛ったの? とか、縛る必要あったの? とか色々と突っ込みたいところだが、そんなことはもうどうでもよかった。
「そもそも、一線を越えてしまうようなことを私が許すわけないでしょう?」
確かにその通りなのだが、なんか納得いかない。
だって、俺が感じたストレスは本物で、俺の脳と皮膚は今も野郎の筋肉質で引き締まった肌の感触を覚えているのだから。
「あ~、一刻も早く忘れてぇ。……それが無理ならせめて柔らかい女の子の肌で感触を上書きしてぇ」
「…………」
まあ、俺にはそんな相手もいないわけだが。
「…………せ、先輩」
「うん?」
「わ、私でよかったら……その…………上書きを手伝ってあげないこともないわ」
「く、黒猫!? おまえ自分が何言って――」
俺の言葉を遮るように、黒猫はサッと片手を差し出してきた。
「えっ?」
「……ほ、ほら、早く上書きでもなんでもすればいいでしょう?」
黒猫はうつむいていて、その表情は確認できない。
「く……ふっ……」
思わず笑ってしまいそうになるのを堪えながら、黒猫の手を取る。
そして、そのまま静かに歩き出す。
「…………もう十分でしょう?」
「いいや、まだ駄目だ」
そんなやりとりを繰り返し、俺たちは普段よりもゆっくりと帰って行った。
おわり
「悪かったわ。だからそんな顔しないで、先輩」
「…………」
全てを終え、帰路につく。
力なく歩く俺と、俺に寄り添い謝罪と慰めの言葉をかける黒猫。
「……俺は何か大切な物を失った気がする」
結果だけ言えば俺の純潔は守られた。……今日だけで数年分老け込んだ気がするぜ。
あいつらに言わせればハナからそんな気はなかったらしい。
瀬菜曰く「ちょっと絡みの構図が欲しかった」そうだ。
それならなんで一服盛ったの? とか、縛る必要あったの? とか色々と突っ込みたいところだが、そんなことはもうどうでもよかった。
「そもそも、一線を越えてしまうようなことを私が許すわけないでしょう?」
確かにその通りなのだが、なんか納得いかない。
だって、俺が感じたストレスは本物で、俺の脳と皮膚は今も野郎の筋肉質で引き締まった肌の感触を覚えているのだから。
「あ~、一刻も早く忘れてぇ。……それが無理ならせめて柔らかい女の子の肌で感触を上書きしてぇ」
「…………」
まあ、俺にはそんな相手もいないわけだが。
「…………せ、先輩」
「うん?」
「わ、私でよかったら……その…………上書きを手伝ってあげないこともないわ」
「く、黒猫!? おまえ自分が何言って――」
俺の言葉を遮るように、黒猫はサッと片手を差し出してきた。
「えっ?」
「……ほ、ほら、早く上書きでもなんでもすればいいでしょう?」
黒猫はうつむいていて、その表情は確認できない。
「く……ふっ……」
思わず笑ってしまいそうになるのを堪えながら、黒猫の手を取る。
そして、そのまま静かに歩き出す。
「…………もう十分でしょう?」
「いいや、まだ駄目だ」
そんなやりとりを繰り返し、俺たちは普段よりもゆっくりと帰って行った。
おわり
635: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/29(日) 16:19:20.45:TzFoRWzQo (7/8)
これまた勢いだけで書きました。最後のとってつけた感があれだけど気にしない
これまた勢いだけで書きました。最後のとってつけた感があれだけど気にしない
636:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 16:54:44.96:hVxjFTf4o (2/2)
腐った瀬菜ちゃんが本番なしですませるわけがない
腐った瀬菜ちゃんが本番なしですませるわけがない
637: ◆5yGS6snSLSFg:2011/05/29(日) 16:59:50.74:TzFoRWzQo (8/8)
>>623,625,628,629
ふひひ、さんくす
>>627
消しゴムハンコ作ったのこれが初めてなんだ。だから細かいところのクオリティは察しておくれ
>>623,625,628,629
ふひひ、さんくす
>>627
消しゴムハンコ作ったのこれが初めてなんだ。だから細かいところのクオリティは察しておくれ
638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 17:07:02.62:/Sdznw8ao (1/1)
>>634
桐乃「ぐぬぬ」
>>634
桐乃「ぐぬぬ」
639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 18:09:20.53:FZ158PgHo (1/1)
やっぱ学校での部活が無くなるのは痛いなあ
やっぱ学校での部活が無くなるのは痛いなあ
640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/05/29(日) 18:25:23.10:0u8x/4jto (3/3)
乙だにゃ~。
ポッと出のネタを書いてくれてありがとうありがとう。
これからも腐り続ける瀬菜ちゃんを書き続けてください。
乙だにゃ~。
ポッと出のネタを書いてくれてありがとうありがとう。
これからも腐り続ける瀬菜ちゃんを書き続けてください。
641:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/29(日) 19:48:58.01:cDN89ZiDO (1/1)
瀬菜の要求がエスカレートしてそのうち掘られるな
瀬菜の要求がエスカレートしてそのうち掘られるな
642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/29(日) 21:00:48.10:aI9FCI5q0 (1/1)
>>635乙
このときの資料からできた京介×赤城本がコミケで出回ってるのを発見して悶絶する京介まだー?
>>635乙
このときの資料からできた京介×赤城本がコミケで出回ってるのを発見して悶絶する京介まだー?
643:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/29(日) 22:36:44.90:N6BkzCwTo (3/4)
644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/29(日) 22:37:26.72:N6BkzCwTo (4/4)
正直、兄パンかとおもった
正直、兄パンかとおもった
645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/05/29(日) 23:14:53.19:ftAJw7bAO (1/1)
え、兄パン以外に何があるんだ
え、兄パン以外に何があるんだ
646:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/05/29(日) 23:26:06.33:6cwcpqeh0 (1/1)
この見出しの書き手、ぜってー解っててやっているだろ!ww
この見出しの書き手、ぜってー解っててやっているだろ!ww
647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/05/30(月) 01:48:37.06:q6wZob+bo (1/1)
>>635 乙でした。最後にちょっとした救い(?)があって良かった……のかなぁ? どう見ても収支はマイナスだよね(笑)
勝手に後日談。
――――――――――――――――
そんあことがあった翌日、部室で部長相手に愚痴っていた時の話だ。
「それは災難だったなぁ、兄弟」
「災難の一言じゃすまないッスよ……」
というかもう少しマシな慰め方をしてくれ……。
部長と昨日のことについて話していると、真壁くんがやって来て、
「そういえば高坂先輩、デジカメとか持ってないんですか?」
「ああ、持ってるよ」
そういえば最近使ってないからすっかり忘れていたが、俺はそんなものを持ってたんだな。
たまには使ってやらないとな。折角買ったんだし。
使うとしたらやっぱり黒猫のサークルでコスプレ写真集第二弾でもやるしかないか?
そんなことを考えていると、真壁くんが何気ない口調でとんでもないことを曰った。
「――じゃあ、デジカメで写真を撮れば何時間も我慢しなくてすんだんじゃないんですか?」
その言葉を耳にした瞬間、俺の視界は真っ白になった。
「……なん……だと?」
「あー、そういやそうだな。写真に撮っちまえば一瞬ですむわなぁ。
いや盲点だったな、兄弟! まあそう気を落とすなよ、そのうち良いことがあるって!」
「部長、聞こえていないみたいですよ?」
――その後、黒猫たちが来るまでの数十分の間、俺は固まっていたらしい……。
ちくしょー、あの苦痛の時間はなんだったんだよっ!!
瀬菜のヤツ、覚えていやがれ! カウントがゼロになったら容赦しないからなっ!!
>>635 乙でした。最後にちょっとした救い(?)があって良かった……のかなぁ? どう見ても収支はマイナスだよね(笑)
勝手に後日談。
――――――――――――――――
そんあことがあった翌日、部室で部長相手に愚痴っていた時の話だ。
「それは災難だったなぁ、兄弟」
「災難の一言じゃすまないッスよ……」
というかもう少しマシな慰め方をしてくれ……。
部長と昨日のことについて話していると、真壁くんがやって来て、
「そういえば高坂先輩、デジカメとか持ってないんですか?」
「ああ、持ってるよ」
そういえば最近使ってないからすっかり忘れていたが、俺はそんなものを持ってたんだな。
たまには使ってやらないとな。折角買ったんだし。
使うとしたらやっぱり黒猫のサークルでコスプレ写真集第二弾でもやるしかないか?
そんなことを考えていると、真壁くんが何気ない口調でとんでもないことを曰った。
「――じゃあ、デジカメで写真を撮れば何時間も我慢しなくてすんだんじゃないんですか?」
その言葉を耳にした瞬間、俺の視界は真っ白になった。
「……なん……だと?」
「あー、そういやそうだな。写真に撮っちまえば一瞬ですむわなぁ。
いや盲点だったな、兄弟! まあそう気を落とすなよ、そのうち良いことがあるって!」
「部長、聞こえていないみたいですよ?」
――その後、黒猫たちが来るまでの数十分の間、俺は固まっていたらしい……。
ちくしょー、あの苦痛の時間はなんだったんだよっ!!
瀬菜のヤツ、覚えていやがれ! カウントがゼロになったら容赦しないからなっ!!
648:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 02:02:57.33:11dYWoN1o (1/2)
このスレって勝手に蛇足付けてOKなの?
このスレって勝手に蛇足付けてOKなの?
649:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/30(月) 02:06:12.30:BPXpt/gXo (1/2)
あんまりよくないと思う
許可もらってからにしようね
あんまりよくないと思う
許可もらってからにしようね
650:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/05/30(月) 02:11:37.66:j21mXb4V0 (1/1)
日曜日伸びすぎワロタ
どんだけ潜んでたんだよ
日曜日伸びすぎワロタ
どんだけ潜んでたんだよ
651:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 02:14:24.02:KeOFat3DO (1/2)
前にも違う人が書いたことあったけど、あれは許可得てたし、基本はダメなのかな。
まぁ、勝手に蛇足付けてくれるほど気に入ったんなら、書き手としては嬉しいのかね?
俺だったら嬉しいけど。
前にも違う人が書いたことあったけど、あれは許可得てたし、基本はダメなのかな。
まぁ、勝手に蛇足付けてくれるほど気に入ったんなら、書き手としては嬉しいのかね?
俺だったら嬉しいけど。
652:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/05/30(月) 02:22:00.77:svL2g94no (1/1)
このスレに限らず、勝手に続きみたいなの書くのはまともじゃないだろ
このスレに限らず、勝手に続きみたいなの書くのはまともじゃないだろ
653:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2011/05/30(月) 02:39:27.85:QR5NrkHLo (1/3)
このスレは勝手に書いて良い派の方が多いと思ってたわ
許可無しで勝手に続きを書きたい→止めろ→わかりましたの流れが2回ほどあったのに
しつこく、勝手に続き書きたい→止めろ(いいんじゃね?というレスもあり)→反対意見無視して投下→GJ×複数
てのが無かったっけ?
このスレは勝手に書いて良い派の方が多いと思ってたわ
許可無しで勝手に続きを書きたい→止めろ→わかりましたの流れが2回ほどあったのに
しつこく、勝手に続き書きたい→止めろ(いいんじゃね?というレスもあり)→反対意見無視して投下→GJ×複数
てのが無かったっけ?
654:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 02:42:18.77:KeOFat3DO (2/2)
>>653
それって、エロパロの「桐乃と京介がぶつからなかったら」じゃなかったっけ?
>>653
それって、エロパロの「桐乃と京介がぶつからなかったら」じゃなかったっけ?
655:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2011/05/30(月) 02:49:48.14:QR5NrkHLo (2/3)
>>654
それだったっけ?
現在進行形の単独スレ以外は、こことエロパロ、アニキャラ板等と区別がつかなくなってるみたいだ
>>654
それだったっけ?
現在進行形の単独スレ以外は、こことエロパロ、アニキャラ板等と区別がつかなくなってるみたいだ
656:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/05/30(月) 02:52:29.36:dnZGGMZ1o (1/1)
エロパロでもGJと反対が同じくらいだっただろ
自分の都合のいいように改変するなよ
エロパロでもGJと反対が同じくらいだっただろ
自分の都合のいいように改変するなよ
657:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2011/05/30(月) 02:55:50.21:QR5NrkHLo (3/3)
投下前が半分半分で投下後はGJ多数じゃなかったっけ?
記憶が曖昧なので違ってたらスマン
投下前が半分半分で投下後はGJ多数じゃなかったっけ?
記憶が曖昧なので違ってたらスマン
658:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/30(月) 03:18:14.17:BPXpt/gXo (2/2)
なんにしても、書いた人へのリスペクトに欠けると思うよ
面白けりゃいいじゃん的な奴等のGJ意見なんて何の参考にもならないよ
実際、元ネタの人は気にしないケースが多いんだけど、
だとしても事後承諾的にやるのは勝手だし、傍から見ていい気分じゃない
なんにしても、書いた人へのリスペクトに欠けると思うよ
面白けりゃいいじゃん的な奴等のGJ意見なんて何の参考にもならないよ
実際、元ネタの人は気にしないケースが多いんだけど、
だとしても事後承諾的にやるのは勝手だし、傍から見ていい気分じゃない
659:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/30(月) 07:51:06.68:9j38jMdD0 (1/2)
誰か空気清浄のために珠希ちゃんとのイチャラブ変態SSを
誰か空気清浄のために珠希ちゃんとのイチャラブ変態SSを
660:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:01:47.19:KpdjJqKSO (1/2)
困った時の幼女頼みか
なんならブリジットでもいいよ
困った時の幼女頼みか
なんならブリジットでもいいよ
661:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 09:10:56.06:mppgAGzoo (1/1)
日向ちゃんSSマダー?
日向ちゃんSSマダー?
662:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/30(月) 16:35:15.27:aUCIEGmP0 (1/2)
ここが、真性ロリ魂どもの揃ういんたーねっとですか?
此処はやはりあやせに来てもらわないと
ここが、真性ロリ魂どもの揃ういんたーねっとですか?
此処はやはりあやせに来てもらわないと
663:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 18:47:14.93:KpdjJqKSO (2/2)
何でここには頻繁に幼女需要が高まるのかって、
桐乃スレはもちろん桐乃SSオンリー・黒猫スレはまだリク出来るほどSSが活発じゃない・そしてエロパロじゃ幼女ネタは投下されにくい
こんな感じで幼女需要の受け皿がここになるからだと思うんだな
何でここには頻繁に幼女需要が高まるのかって、
桐乃スレはもちろん桐乃SSオンリー・黒猫スレはまだリク出来るほどSSが活発じゃない・そしてエロパロじゃ幼女ネタは投下されにくい
こんな感じで幼女需要の受け皿がここになるからだと思うんだな
664:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 19:42:54.70:4Ymn/YRno (1/1)
幼女じゃなくて少女だ
幼女じゃなくて少女だ
665:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/30(月) 19:44:14.94:bQCnQn9AO (1/1)
日向ちゃんでネタはあるのだが忙しくて書けないorz
日向ちゃんでネタはあるのだが忙しくて書けないorz
666:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 20:30:40.23:dBfuJIyZo (1/1)
日向ちゃんはかわいいけどいまいちキャラクターが掴めない
日向ちゃんはかわいいけどいまいちキャラクターが掴めない
667:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 21:55:55.83:11dYWoN1o (2/2)
同じく。かなりストライクなんだが動いてくれない。
同じく。かなりストライクなんだが動いてくれない。
668:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/30(月) 22:16:26.61:9j38jMdD0 (2/2)
ひなちゃんたまちゃんは8巻読んだ後に書こうとすると逆に難しくなった
ひなちゃんたまちゃんは8巻読んだ後に書こうとすると逆に難しくなった
669:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/05/30(月) 23:29:06.60:eUIbLyzz0 (1/1)
妹猫需要高まってるんだな
時代はラブリーマイエンジェル
妹猫需要高まってるんだな
時代はラブリーマイエンジェル
670:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/05/30(月) 23:36:11.50:0MrbS6qAO (1/1)
難しいと言うのなら、一先ず初心に戻って桐乃メインをお願いしまする
難しいと言うのなら、一先ず初心に戻って桐乃メインをお願いしまする
671:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/30(月) 23:50:07.04:aUCIEGmP0 (2/2)
実妹をヒロインに持っていくと、恋愛物の話は色々難しいだろうな
主人公と彼女にとって足枷になるからな...
やっぱり桐乃SSは1~3巻辺りの設定で、京介がお兄ちゃんしているor桐乃が生意気してる
の見るのが一番ニヤニヤできるな...
実妹をヒロインに持っていくと、恋愛物の話は色々難しいだろうな
主人公と彼女にとって足枷になるからな...
やっぱり桐乃SSは1~3巻辺りの設定で、京介がお兄ちゃんしているor桐乃が生意気してる
の見るのが一番ニヤニヤできるな...
672:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/05/31(火) 01:13:40.84:6Jc8/Tg10 (1/1)
しかし、高校の制服に猫耳とは、その発想はなかったわ。
現実にいたら痛いだけだが…
しかし、高校の制服に猫耳とは、その発想はなかったわ。
現実にいたら痛いだけだが…
673:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 01:28:15.38:10Bzql7DO (1/1)
ここは京介×赤城兄で
↓
瀬奈ちゃんハウス
↓
瀬奈ちゃんがハウスから淋しそうにこちらを見ています。デートに誘いますか?
これで書ける猛者はおらぬか
ここは京介×赤城兄で
↓
瀬奈ちゃんハウス
↓
瀬奈ちゃんがハウスから淋しそうにこちらを見ています。デートに誘いますか?
これで書ける猛者はおらぬか
674:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 06:33:31.58:hDJcWZ+SO (1/1)
書き手の人ってスレによってトリ使い分けたりしてる?
それともここ専属の人が多いの?
書き手の人ってスレによってトリ使い分けたりしてる?
それともここ専属の人が多いの?
675:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 06:45:30.02:GQBc+v4To (1/2)
俺はここでしか書かないから一つだけだな
あやせの消しゴムハンコできたけど、そこはかとなく漂う「これじゃない感」
泣きたい
俺はここでしか書かないから一つだけだな
あやせの消しゴムハンコできたけど、そこはかとなく漂う「これじゃない感」
泣きたい
676:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 14:01:55.93:Jz+oRlKIO (1/1)
俺妹の本スレ行け
ここに晒すんならせめてハンコを題材にしたSS付けるとかさ…
俺妹の本スレ行け
ここに晒すんならせめてハンコを題材にしたSS付けるとかさ…
677:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/31(火) 18:13:01.68:7LjqLbNAO (1/2)
はんこぐらいいいじゃーん
はんこぐらいいいじゃーん
678:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/05/31(火) 18:24:09.63:m0RVhhxJo (1/1)
馴れ合い大好きのゆとりは氏ね
馴れ合い大好きのゆとりは氏ね
679:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 19:51:05.69:NBtIrG9Xo (1/1)
そんな事言って、本当はお前も見たいんだろ?
そんな事言って、本当はお前も見たいんだろ?
680:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 20:58:52.17:N5JjequSO (1/1)
別に貼ってもいいけど俺は全く興味ないから見ない
それだけ
別に貼ってもいいけど俺は全く興味ないから見ない
それだけ
681:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 21:23:07.23:GQBc+v4To (2/2)
自分の安易なレスのせいで空気を悪くしてしまったようで申し訳ありません
スレチでしたし、以後自重します
自分の安易なレスのせいで空気を悪くしてしまったようで申し訳ありません
スレチでしたし、以後自重します
682:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/05/31(火) 23:51:33.90:7LjqLbNAO (2/2)
SSが投下されないから皆気が立ってるんだよ
ドンマイ
SSが投下されないから皆気が立ってるんだよ
ドンマイ
683:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/05/31(火) 23:56:58.22:scAHOCN3o (1/1)
SSの投下が活発なときにやられたら余計邪魔じゃねーか
SSの投下が活発なときにやられたら余計邪魔じゃねーか
684:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/31(火) 23:59:30.91:So2Bu5A80 (1/1)
お、なんかハンコでいいSSが浮んだぞww
高坂兄妹と赤城兄妹のお話。駄文注意
「ハンコを彫れと言ってもな~。」
「はあ…、デザインは何でもいいっていわれてもな…。」
突然だが俺は高坂京介、そして溜息をついてるのは赤城浩平。俺達は2人とも普通の高校生で下に変な趣味を持ってるブラコンの妹がいるのが共通点だ…。
俺達の高校は芸術科目が選択式になっていて、4月頭に赤城と相談して美術の授業を取ったのだ。
そして今現在、美術室で「ハンコを彫れ、デザインは何でも可。」というなんともフリーダムな課題にぶちあたりお題を考えているのだ…。
「さて、何を彫るかね~?」
「くそう、参ったな…。こうなったら瀬菜ちゃんにメールで聞いてみるか…。」
To 瀬菜ちゃん
Sub ハンコのデザイン
本文 俺、美術の授業でハンコを彫れって言われたんだけどどんなデザインがいい?
考えてみたんだがなかなか思い浮かばなくて…。
「というわけで送ってみた…。」
「大丈夫か?赤城(妹)の事だからめちゃくちゃ嫌な予感しかしないんだが…。」
「なんだと!瀬菜ちゃんをバカにするな!」
「わかった、悪かったから落ち着けって。」
RE
To お兄ちゃん
sub ハンコのデザイン
本文 菊の花はどう?ほら、やっぱり菊の花は男同士でアレする時に使うANAの象徴でしょ?
「……………。」
「な、だから言ったろ?嫌な予感しかしないって。」
「瀬菜ちゃんが言うなら彫ってやる…。」
「待て待て!赤城、菊の花本当に彫る分にはいいが花弁が多すぎて初心者の俺達にはきついぞ。」
「え~い、離せ!高坂!」
「離すかボケ!第一彫刻刀もって暴れじゃんねえ!」
「じゃあハンコのデザインはどうすんだよ?高坂?」
「そんなにシスコンなら瀬菜ちゃんの顔を彫ればいいんじゃね?」
「その案に決定だな!で?高坂お前はどうする?」
「俺も少々ムカつく妹様でも彫ることにするか…。」
こうして俺達はデザインを決めて彫り込んだ結果、美術の成績は9の高評価をもらったのだった。
「しかしよく彫れたな、高坂。」
「お前もな、だがやはり成績で9を取れた最大の原因は…。」
「「俺達の腕じゃなくて妹達の可愛さで9だったな!!」」
シスコンにつける薬は無いらしい…。
P・S
「兄貴、って何机の引き出しに隠してんのよ…。」
「ノックぐらいしろ!机の中身は絶対みせられん。」
「ふ~ん、じゃあなんでプリントの裏に私の顔が…ってこれハンコ?」
「しまった…。(orz)バレた以上は仕方ねえ、さっき隠したのはお前を彫ったハンコ本体だ…。」
「キモッ…、あんた本当にシスコンね…。まあハンコ自体は器用に彫れてるね…、今回はこれに免じて許してあげる。」
「そりゃ、どうも。だからお前に悪口言われるから隠したのに…。」
後日
「バカ兄ぃがハンコで私の顔彫ってくれたんだ。」
「え?そうなんだ。私の兄貴もハンコで私の顔彫ってくれたんだよね…。」
「やっぱりシスコンの兄を持つと苦労するわね~。」
「そうだね…。」
「そうだ!今度兄貴の顔彫ったハンコをプレゼントしてあげれば?一緒にハンコ彫りに行こうよ。」
「じゃ、そうしよう。」
お、なんかハンコでいいSSが浮んだぞww
高坂兄妹と赤城兄妹のお話。駄文注意
「ハンコを彫れと言ってもな~。」
「はあ…、デザインは何でもいいっていわれてもな…。」
突然だが俺は高坂京介、そして溜息をついてるのは赤城浩平。俺達は2人とも普通の高校生で下に変な趣味を持ってるブラコンの妹がいるのが共通点だ…。
俺達の高校は芸術科目が選択式になっていて、4月頭に赤城と相談して美術の授業を取ったのだ。
そして今現在、美術室で「ハンコを彫れ、デザインは何でも可。」というなんともフリーダムな課題にぶちあたりお題を考えているのだ…。
「さて、何を彫るかね~?」
「くそう、参ったな…。こうなったら瀬菜ちゃんにメールで聞いてみるか…。」
To 瀬菜ちゃん
Sub ハンコのデザイン
本文 俺、美術の授業でハンコを彫れって言われたんだけどどんなデザインがいい?
考えてみたんだがなかなか思い浮かばなくて…。
「というわけで送ってみた…。」
「大丈夫か?赤城(妹)の事だからめちゃくちゃ嫌な予感しかしないんだが…。」
「なんだと!瀬菜ちゃんをバカにするな!」
「わかった、悪かったから落ち着けって。」
RE
To お兄ちゃん
sub ハンコのデザイン
本文 菊の花はどう?ほら、やっぱり菊の花は男同士でアレする時に使うANAの象徴でしょ?
「……………。」
「な、だから言ったろ?嫌な予感しかしないって。」
「瀬菜ちゃんが言うなら彫ってやる…。」
「待て待て!赤城、菊の花本当に彫る分にはいいが花弁が多すぎて初心者の俺達にはきついぞ。」
「え~い、離せ!高坂!」
「離すかボケ!第一彫刻刀もって暴れじゃんねえ!」
「じゃあハンコのデザインはどうすんだよ?高坂?」
「そんなにシスコンなら瀬菜ちゃんの顔を彫ればいいんじゃね?」
「その案に決定だな!で?高坂お前はどうする?」
「俺も少々ムカつく妹様でも彫ることにするか…。」
こうして俺達はデザインを決めて彫り込んだ結果、美術の成績は9の高評価をもらったのだった。
「しかしよく彫れたな、高坂。」
「お前もな、だがやはり成績で9を取れた最大の原因は…。」
「「俺達の腕じゃなくて妹達の可愛さで9だったな!!」」
シスコンにつける薬は無いらしい…。
P・S
「兄貴、って何机の引き出しに隠してんのよ…。」
「ノックぐらいしろ!机の中身は絶対みせられん。」
「ふ~ん、じゃあなんでプリントの裏に私の顔が…ってこれハンコ?」
「しまった…。(orz)バレた以上は仕方ねえ、さっき隠したのはお前を彫ったハンコ本体だ…。」
「キモッ…、あんた本当にシスコンね…。まあハンコ自体は器用に彫れてるね…、今回はこれに免じて許してあげる。」
「そりゃ、どうも。だからお前に悪口言われるから隠したのに…。」
後日
「バカ兄ぃがハンコで私の顔彫ってくれたんだ。」
「え?そうなんだ。私の兄貴もハンコで私の顔彫ってくれたんだよね…。」
「やっぱりシスコンの兄を持つと苦労するわね~。」
「そうだね…。」
「そうだ!今度兄貴の顔彫ったハンコをプレゼントしてあげれば?一緒にハンコ彫りに行こうよ。」
「じゃ、そうしよう。」
685:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/01(水) 00:03:23.87:Kcdd1lTAO (1/2)
さあさあ最終回も配信されたことですしきりりん氏SSを書いて下さる方はおらぬござるか?ω
さあさあ最終回も配信されたことですしきりりん氏SSを書いて下さる方はおらぬござるか?ω
686:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/01(水) 00:20:52.69:oob/LJaro (1/1)
>>684
なんという時事ネタww乙
>>685
知らなかった…見てくる!
>>684
なんという時事ネタww乙
>>685
知らなかった…見てくる!
687:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/01(水) 03:51:48.03:SHFsT9eAO (1/2)
>>684
予想外にほのぼのした
>>684
予想外にほのぼのした
688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 10:06:11.32:D9M1y4HSO (1/2)
乙。
なんだこの可愛い兄妹たちはww
乙。
なんだこの可愛い兄妹たちはww
689:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/01(水) 12:59:13.24:Kcdd1lTAO (2/2)
今俺の学校が体育祭なんだが、桐乃or京介の学校で体育祭があって、いつもの面子で応援してて、二人三脚で観客から相棒決めて兄妹で走る。または京介、赤城ペアで瀬名ちゃんがハァハァする
今俺の学校が体育祭なんだが、桐乃or京介の学校で体育祭があって、いつもの面子で応援してて、二人三脚で観客から相棒決めて兄妹で走る。または京介、赤城ペアで瀬名ちゃんがハァハァする
690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/06/01(水) 13:00:43.50:Vk1TcPW80 (1/1)
公式、作画が…
公式、作画が…
691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/01(水) 14:23:01.79:SHFsT9eAO (2/2)
>>689
え?6月に体育祭なの?
秋のものだと思ってた
>>689
え?6月に体育祭なの?
秋のものだと思ってた
692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 14:35:02.46:2RSKeyLDO (1/1)
5月末から6月頭に運動会の地方も多いよ
北海道だが9月10月とか寒くてやってられないし
5月末から6月頭に運動会の地方も多いよ
北海道だが9月10月とか寒くてやってられないし
693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 15:56:21.43:YHf4gj+P0 (1/1)
>>691 >>692
東京と神奈川の小中高でも5月末~6月にかけて運動会やるぞ…。
>>691 >>692
東京と神奈川の小中高でも5月末~6月にかけて運動会やるぞ…。
694:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/01(水) 19:29:09.85:PTCrU7YAO (1/1)
中部だが、秋の体育祭とは別に5月くらいに球技中心の体育祭があったな
中部だが、秋の体育祭とは別に5月くらいに球技中心の体育祭があったな
695:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 20:02:14.04:NTsw6UeOo (1/1)
立ったり座ったりするときに「Ja」とか言う県だが、
今は大体春にやるらしい。
立ったり座ったりするときに「Ja」とか言う県だが、
今は大体春にやるらしい。
696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 22:19:59.90:UbnbDZ7mP (1/1)
京介が桐乃の試合を見に行くSSきぼんぬ
京介が桐乃の試合を見に行くSSきぼんぬ
697:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:17:52.67:D9M1y4HSO (2/2)
それよさげだな
このスレでの本格的な桐乃SSは久しく見てない気がするし
それよさげだな
このスレでの本格的な桐乃SSは久しく見てない気がするし
698:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 01:09:58.38:eJDJ48CDO (1/4)
桐乃SSいいなと思ったけど、前に書いたのも桐乃だったことを思い出した。
まだ書いたことのないリアにしよう。
でもシチュが思い付かん。
ぐぬぬ……。
桐乃SSいいなと思ったけど、前に書いたのも桐乃だったことを思い出した。
まだ書いたことのないリアにしよう。
でもシチュが思い付かん。
ぐぬぬ……。
699:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 01:20:01.45:GbUtEi/so (1/1)
リアから秋葉原を案内してくれと頼まれる話とか
オタであることを隠したい桐乃は引き受ける訳にも行かず、しぶしぶ京介に頼む
そんな話
リアから秋葉原を案内してくれと頼まれる話とか
オタであることを隠したい桐乃は引き受ける訳にも行かず、しぶしぶ京介に頼む
そんな話
700:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 01:25:08.63:eJDJ48CDO (2/4)
>>699
原作でアキバ案内してたよね?
アキバを全力疾走してたと思うんだが。
>>699
原作でアキバ案内してたよね?
アキバを全力疾走してたと思うんだが。
701:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/02(木) 01:40:34.94:uCO1d8YAO (1/1)
風呂上がりのリアが、はだかで京介を出迎えるって話はどうだ?
あるいはリアに背中を流してもらうことになって、京介は水着を予想してたのに、リアがはだかで現れたりって展開もいいな
それか、リアと桐乃がはだかで競走することになって、京介が「俺はシスコンだ!」と叫ぶことによって、パワーが湧いたリアが勝つ話とか
風呂上がりのリアが、はだかで京介を出迎えるって話はどうだ?
あるいはリアに背中を流してもらうことになって、京介は水着を予想してたのに、リアがはだかで現れたりって展開もいいな
それか、リアと桐乃がはだかで競走することになって、京介が「俺はシスコンだ!」と叫ぶことによって、パワーが湧いたリアが勝つ話とか
702:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 01:42:32.14:eJDJ48CDO (3/4)
>>701
とりあえず、君がリアの裸が見たいことはわかった。
>>701
とりあえず、君がリアの裸が見たいことはわかった。
703:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 01:43:46.31:eJDJ48CDO (4/4)
頑張ってネタを考えてみるか。
このスレが埋まる前には投下できるといいな。
頑張ってネタを考えてみるか。
このスレが埋まる前には投下できるといいな。
704:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/02(木) 01:44:53.13:/iNj0qbbo (1/1)
おまわりさーん、こっちです!
おまわりさーん、こっちです!
705:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 01:46:47.64:Ow3fCCwto (1/1)
>>704
「京介!」
「お、親父!?」
>>704
「京介!」
「お、親父!?」
706:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/02(木) 02:01:19.84:QR/9yliAO (1/1)
今思い出したんだけどさ、桐乃の下着って宅配同人誌テロの時は無地の女の子らしい下着だったのに、リアがスカート捲ったときは縞パンなんだよな・・・
なんかSSの題材に使えねーかな、これ
今思い出したんだけどさ、桐乃の下着って宅配同人誌テロの時は無地の女の子らしい下着だったのに、リアがスカート捲ったときは縞パンなんだよな・・・
なんかSSの題材に使えねーかな、これ
707:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/06/02(木) 02:25:40.00:2WZ83rfX0 (1/1)
>>706
逆に聞こう。なぜ佳乃さんの下着が縦じまだと思わない
>>706
逆に聞こう。なぜ佳乃さんの下着が縦じまだと思わない
708:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 08:02:32.67:KUG1yQMSO (1/1)
桐乃SSならここより個別スレで言った方が書いてもらえるんじゃ…
というわけでリア希望
桐乃SSならここより個別スレで言った方が書いてもらえるんじゃ…
というわけでリア希望
709:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 09:25:41.24:NRINljgko (1/1)
加奈子SSを一つ頼む
加奈子SSを一つ頼む
710:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 22:41:11.89:W03bHxBZ0 (1/1)
最近黒猫SSと沙織SS見てないような気がする
最近黒猫SSと沙織SS見てないような気がする
711:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/03(金) 00:19:39.55:0fC/n8oAO (1/1)
あやせ手錠ネタ完成したー やっぱ携帯だと時間かかるな。パソだと別の作業始めちゃうし。明日の今ぐらいに投下します
あやせ手錠ネタ完成したー やっぱ携帯だと時間かかるな。パソだと別の作業始めちゃうし。明日の今ぐらいに投下します
712:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/03(金) 02:27:26.28:bDOI2Pedo (1/1)
>>711
待ってるぜー
>>711
待ってるぜー
713:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/03(金) 10:29:45.65:MLILU6Ul0 (1/2)
>>711に期待
>>711に期待
714:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/03(金) 10:30:32.66:MLILU6Ul0 (2/2)
>>711に期待
>>711に期待
715:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/03(金) 12:38:18.70:8DrneebJ0 (1/2)
>>711に期待
>>711に期待
716:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/03(金) 13:17:43.75:/MKXPm6Wo (1/1)
>>711に期待
>>711に期待
717:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/03(金) 21:09:13.22:8DrneebJ0 (2/2)
>>711に期待
>>711に期待
718:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/03(金) 22:17:58.03:uT3KLPH20 (1/1)
>>711に期待
>>711に期待
719:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/03(金) 22:20:06.33:ZsDXIMuIO (1/1)
>>711に期待
>>711に期待
720:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/03(金) 22:23:32.53:4nvOgRla0 (1/1)
>>711に期待
>>711に期待
721:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/03(金) 22:47:04.67:McJVJVL4o (1/1)
>>711に期待
>>711に期待
722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東):2011/06/03(金) 23:08:08.58:QRpsmxPAO (1/1)
お前ら仲良いなwww
お前ら仲良いなwww
723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/03(金) 23:47:55.33:vhkw0QNDO (1/1)
何と言う期待値の高さ……。
桐乃に無理難題を押し付けられたときの京介に匹敵するなwwww
何と言う期待値の高さ……。
桐乃に無理難題を押し付けられたときの京介に匹敵するなwwww
724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/03(金) 23:50:16.00:DRT5GGH+0 (1/2)
無駄にスレ消費すんなよ
無駄にスレ消費すんなよ
725:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/03(金) 23:52:00.94:DRT5GGH+0 (2/2)
無駄にスレ消費すんなよ
無駄にスレ消費すんなよ
726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 00:09:15.04:VpO/2SjZo (1/2)
>>711の登場はそろそろかな
>>713-721は全員単発じゃないとな…
>>711の登場はそろそろかな
>>713-721は全員単発じゃないとな…
727:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 00:10:35.39:VpO/2SjZo (2/2)
>>711の登場はそろそろかな
>>713-721は全員単発じゃないとな…
>>711の登場はそろそろかな
>>713-721は全員単発じゃないとな…
728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/04(土) 00:17:20.92:K+oriptAO (1/6)
何故こんなに人がいる…
投下しますが、あやせがわざと鍵を無くす設定はメテオインパクトで消し飛びました。あと秋から冬くらいの寒い時期という設定。あと最後辺りグタってます。
何故こんなに人がいる…
投下しますが、あやせがわざと鍵を無くす設定はメテオインパクトで消し飛びました。あと秋から冬くらいの寒い時期という設定。あと最後辺りグタってます。
729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/04(土) 00:18:09.17:K+oriptAO (2/6)
何故こんなに人がいる…
投下しますが、あやせがわざと鍵を無くす設定はメテオインパクトで消し飛びました。あと秋から冬くらいの寒い時期という設定。あと最後辺りグタってます。
何故こんなに人がいる…
投下しますが、あやせがわざと鍵を無くす設定はメテオインパクトで消し飛びました。あと秋から冬くらいの寒い時期という設定。あと最後辺りグタってます。
730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/04(土) 00:18:37.66:K+oriptAO (3/6)
はじめまーす
あんま期待しないで… 最後グダった…
はじめまーす
あんま期待しないで… 最後グダった…
731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/04(土) 00:19:23.59:K+oriptAO (4/6)
はじめまーす
あんま期待しないで… 最後グダった…
はじめまーす
あんま期待しないで… 最後グダった…
732:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/04(土) 00:25:02.96:K+oriptAO (5/6)
時間おいた方が良さげなのでまた後か明日の昼間にでもこっそりやります
時間おいた方が良さげなのでまた後か明日の昼間にでもこっそりやります
733:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/04(土) 00:26:50.57:K+oriptAO (6/6)
明日ってか土曜日です
明日ってか土曜日です
734:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/04(土) 00:52:33.11:1Y7hX6Ul0 (1/2)
なん...だと?
仕方ないな...とりあえずネクタイを締め直してまつか
なん...だと?
仕方ないな...とりあえずネクタイを締め直してまつか
735:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 01:50:35.06:KmrpwRyDo (1/1)
なんかカオスだな
どうした
なんかカオスだな
どうした
736:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/04(土) 02:06:18.42:U4wuCpPAO (1/2)
ダブって投稿されちゃうのか
ダブって投稿されちゃうのか
737:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/06/04(土) 02:08:49.55:p8gV2+4Ao (1/1)
携帯だしな
携帯だしな
738:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/06/04(土) 04:46:54.22:BHkZwmfoo (1/8)
つなぎがてら、あやせモノを一つ。
はっきり言ってつまらんが、まあ大目に見てくだせえ。
以下、投下。
つなぎがてら、あやせモノを一つ。
はっきり言ってつまらんが、まあ大目に見てくだせえ。
以下、投下。
739: ◆lI.F30NTlM:2011/06/04(土) 04:47:51.77:BHkZwmfoo (2/8)
「いててて……。はぁ、容赦ねえな……」
日曜の午後。誰もいないリビングで、俺は自分の顔に湿布を貼っていた。
今日は俺以外出掛けてくれてて助かったぜ。いくら長男の扱いがぞんざいな高坂家でも、
こんな姿見たら、親父とかは事件の可能性ありとか思いかねないからな。
ちなみに俺をこんな目に合わせたのは、ラブリーマイエンジェルあやせたんだったりする。
原因は……まあ、いつもの通りだ。俺のちょっとした発言があやせの逆鱗に触れたんだよ。
しっかし、アイツは本当何者なんだと問いたいね。
桐乃の親友で、クラスメイトで、モデル仲間なんだが、何であんなに綺麗なハイキックを決められるんだろうな。
しかも腰の入った強烈なやつを。
「このままじゃ命がいくつあっても足りねえ……」
傷の治療を終え、さっきの出来事を振り返る。
普通なら笑って済ますか、ちょっと怒るだけで終わりそうな発言も、あやせの場合だとそうはいかねえ。
なんせ手……じゃなくて足が出てくるからな。ビンタならまだ何とかなるが、蹴りだけはマジでヤバい。
このままじゃ、俺の首の骨の寿命が尽きるのも時間の問題だ。
何か自衛の手段を考えねば……。
「ん?」
ふと、点けっぱなしにしておいたテレビを見ると、こんな昼日中から格闘技の試合が放送されていた。
地上波でこの編成とは、豪気な……なんて思ったりもしたが、俺はその試合に見入ってしまった。
理由は簡単だ。あやせキックに酷似したキックを、相手選手が足で防いでいたからだ。
「これ、使えるかも知れねえな」
「いててて……。はぁ、容赦ねえな……」
日曜の午後。誰もいないリビングで、俺は自分の顔に湿布を貼っていた。
今日は俺以外出掛けてくれてて助かったぜ。いくら長男の扱いがぞんざいな高坂家でも、
こんな姿見たら、親父とかは事件の可能性ありとか思いかねないからな。
ちなみに俺をこんな目に合わせたのは、ラブリーマイエンジェルあやせたんだったりする。
原因は……まあ、いつもの通りだ。俺のちょっとした発言があやせの逆鱗に触れたんだよ。
しっかし、アイツは本当何者なんだと問いたいね。
桐乃の親友で、クラスメイトで、モデル仲間なんだが、何であんなに綺麗なハイキックを決められるんだろうな。
しかも腰の入った強烈なやつを。
「このままじゃ命がいくつあっても足りねえ……」
傷の治療を終え、さっきの出来事を振り返る。
普通なら笑って済ますか、ちょっと怒るだけで終わりそうな発言も、あやせの場合だとそうはいかねえ。
なんせ手……じゃなくて足が出てくるからな。ビンタならまだ何とかなるが、蹴りだけはマジでヤバい。
このままじゃ、俺の首の骨の寿命が尽きるのも時間の問題だ。
何か自衛の手段を考えねば……。
「ん?」
ふと、点けっぱなしにしておいたテレビを見ると、こんな昼日中から格闘技の試合が放送されていた。
地上波でこの編成とは、豪気な……なんて思ったりもしたが、俺はその試合に見入ってしまった。
理由は簡単だ。あやせキックに酷似したキックを、相手選手が足で防いでいたからだ。
「これ、使えるかも知れねえな」
740: ◆lI.F30NTlM:2011/06/04(土) 04:48:20.16:BHkZwmfoo (3/8)
ーーーーーーーーーーーー
あの試合を見た後、俺は自宅か学校の近くに格闘技のジムか道場がないか調べた。
こういうとき、ネットは役に立つ。なんてたって、地図付きで場所を表示してくれるからな。
目的のものはすぐに見つかり、場所も把握できた。
「ここか……」
そしてそのジムにやってきたわけだ。建物には「新垣キックボクシングジム」と書いてある。あらがき?
ちょっと気にはなりつつも、俺はジムの扉を開く。
中には誰もいない。休みだろうか?
「すんませーん。入門希望なんですけど」
「はぁ~い。ちょっと待ってね~」
俺が挨拶をすると、やたら野太い返事が返ってきた。口調が気になるが、あえて無視しよう。
十数秒後、奥の部屋から瀬菜の好きそうなガチムチマッチョのオッサンが出てきた。なんでやたらくねくねしてんだ?
「あ、あの……入門したいんすけど」
「………………へぇ」
俺が改めて入門したい旨を伝えると、オッサンは俺のことをジロジロと見だした。
何故だろうか……。こう、腰から尻にかけての辺りが薄ら寒いんだが……。
「鍛えてる、って感じでもないわね。なんで入門しようと思ったの?」
「え? あの、それは……」
予想外の質問に、俺は思わず戸惑ってしまった。
正直に話してしまってもいいものだろうか……。知り合いの女子中学生から身を守るため……。
言えNEEEEEEEEEEEEE!! そんな恥ずかしい理由、言えるわけねえだろっ!!
「ん? もしかして喧嘩に勝ちたいとか? ならお断りよ」
「ち、違います!」
「じゃあな~に? 言いにくい理由なのかしら?」
「あの……その……」
どどどどうする!? この雰囲気だと、本当の理由は絶対に言えねえ!
理由……理由……。なにか良い理由を!
「い、妹を守るためです!」
「妹さんを?」
「え、ええ。最近は何かと物騒じゃないですか。そういう事態にならないのが一番っすけど、何かあったときに兄貴の俺が守ってやらないと、って……」
「…………」
お、思わず言ってしまったが、よりにもよって妹かよ!? おい、俺!!
ぐ……。これじゃあ、桐乃や黒猫からシスコン呼ばわりされても言い返せねえ……。
見ろよ。このオッサンも何も言わねえじゃねえか。この人もあまりのシスコンっぷりに呆れたのか?
オッサンはしばらく体をプルプル震わせていたが、いきなり俺の方をがっちり掴んだ。痛い痛い!!
「嫌いじゃないわ!!」
「…………は?」
「家族を守るためだなんて、なかなか言うじゃない! 気に入ったわ!」
「は、はあ……」
な、なんだかよくわからんが、このオッサンは俺の言葉に感銘を受けたらしい。
オッサンは俺の肩から手を離すと、分厚い胸をバンッ!と張った。
「いいわ、入門を許可します。名前は?」
「は、はい。高坂京介です」
「京介君ね。アタシは新垣京水。よろしくね♪」
ーーーーーーーーーーーー
あの試合を見た後、俺は自宅か学校の近くに格闘技のジムか道場がないか調べた。
こういうとき、ネットは役に立つ。なんてたって、地図付きで場所を表示してくれるからな。
目的のものはすぐに見つかり、場所も把握できた。
「ここか……」
そしてそのジムにやってきたわけだ。建物には「新垣キックボクシングジム」と書いてある。あらがき?
ちょっと気にはなりつつも、俺はジムの扉を開く。
中には誰もいない。休みだろうか?
「すんませーん。入門希望なんですけど」
「はぁ~い。ちょっと待ってね~」
俺が挨拶をすると、やたら野太い返事が返ってきた。口調が気になるが、あえて無視しよう。
十数秒後、奥の部屋から瀬菜の好きそうなガチムチマッチョのオッサンが出てきた。なんでやたらくねくねしてんだ?
「あ、あの……入門したいんすけど」
「………………へぇ」
俺が改めて入門したい旨を伝えると、オッサンは俺のことをジロジロと見だした。
何故だろうか……。こう、腰から尻にかけての辺りが薄ら寒いんだが……。
「鍛えてる、って感じでもないわね。なんで入門しようと思ったの?」
「え? あの、それは……」
予想外の質問に、俺は思わず戸惑ってしまった。
正直に話してしまってもいいものだろうか……。知り合いの女子中学生から身を守るため……。
言えNEEEEEEEEEEEEE!! そんな恥ずかしい理由、言えるわけねえだろっ!!
「ん? もしかして喧嘩に勝ちたいとか? ならお断りよ」
「ち、違います!」
「じゃあな~に? 言いにくい理由なのかしら?」
「あの……その……」
どどどどうする!? この雰囲気だと、本当の理由は絶対に言えねえ!
理由……理由……。なにか良い理由を!
「い、妹を守るためです!」
「妹さんを?」
「え、ええ。最近は何かと物騒じゃないですか。そういう事態にならないのが一番っすけど、何かあったときに兄貴の俺が守ってやらないと、って……」
「…………」
お、思わず言ってしまったが、よりにもよって妹かよ!? おい、俺!!
ぐ……。これじゃあ、桐乃や黒猫からシスコン呼ばわりされても言い返せねえ……。
見ろよ。このオッサンも何も言わねえじゃねえか。この人もあまりのシスコンっぷりに呆れたのか?
オッサンはしばらく体をプルプル震わせていたが、いきなり俺の方をがっちり掴んだ。痛い痛い!!
「嫌いじゃないわ!!」
「…………は?」
「家族を守るためだなんて、なかなか言うじゃない! 気に入ったわ!」
「は、はあ……」
な、なんだかよくわからんが、このオッサンは俺の言葉に感銘を受けたらしい。
オッサンは俺の肩から手を離すと、分厚い胸をバンッ!と張った。
「いいわ、入門を許可します。名前は?」
「は、はい。高坂京介です」
「京介君ね。アタシは新垣京水。よろしくね♪」
741: ◆lI.F30NTlM:2011/06/04(土) 04:48:49.95:BHkZwmfoo (4/8)
ーーーーーーーーーーーー
俺がキックボクシングを始めて三ヶ月が経った。
京水さんの特訓はキツかったが、なんとかついていったさ。そのおかげで、俺の体は以前とは比べ物にもならないほど逞しくなった。
親父もちょっと心配したみたいだが、理由を聞くと何も言わなくなった。つか、肯定的だったかもしれねえな。
ま、瀬菜の反応はひどかったがな。以前よりも妄想の度合いがやばかった。なんてったって顔がイッちゃってたもん。思い出したくもない。
それはさておき、今日は久しぶりにあやせに呼び出されたんだ。
いつもの通りなにやら相談事らしいが、これは俺の特訓の成果を試す良い機会だ。
あやせには悪いが、少し試させてもらおう。
いつもの公園に着くと、あやせはいつもの場所ですでに待っていた。相変わらず律儀なヤツである。
「よっ。久しぶり」
「あ、お兄さん。ご無沙汰してます」
俺の挨拶に、丁寧な言葉とお辞儀を返すマイエンジェル。今日も可愛いぜ。
っと、いかんいかん。今日は俺にも目的があるんだ。あやせたんの魅力に負けてちゃ話にならんぞ。
さて、まずはジャブがてら……。
「ホント、久しぶりだよな。ついに俺のプロポーズを受け入れる気になったのか?」
「な、なに言ってるんですか!? ちゃんとメールでも『ご相談したいことがある』と書いたじゃないですか!!」
「なんだ、残念。俺と会えない時間を使って、悩みに悩み抜いた結果を伝えてくれるのかと思ったんだが……」
「……はぁ。相変わらずですね。いい加減にしないと、そろそろ本気で通報しますよ。強要未遂とかで」
よし、いつものあやせだな。これならうまくいくかもしれん。
次はもっと突っ込んだ話を……。
「すまん、それは勘弁。でもよ、あやせは冗談だのセクハラだの言うが、俺はいつも本気だぞ」
「お兄さん、私言いましたよね? いい加減にしないと通報する、って。聞こえてなかったんですか? それとも、理解できないほど日本語が難しかったですか?」
「いやいや、ちゃんと聞いてたさ。その上で言ってるんだよ。あやせもそろそろ俺の本気さを悟ってくれよ」
「ふんっ。どうせお兄さんのことです。その発言も冗談ですよね。もしくは邪な魂胆があるはずです」
「邪とは、また大きく出たな。ま、あながち間違っちゃいないか」
「……それ、どういう意味ですか?」
お、食いついてきたな。
ふっ、なんだかんだ言ってもあやせたんも女子中学生だな。この程度の誘導にまんまと引っ掛かるとは。
「男ってのは馬鹿な生き物でよ。告白が成功する前から、好きな相手との恋人生活を夢想するもんなのさ。俺も例外じゃない」
「そんなことを堂々と言わないでください。そして私に公表しないでください」
「残念だよ。告白が成功して、あやせと晴れて彼氏彼女の関係になったら、あんなことやこんなことをしたいな~、って考えてたのに……」
「いや、私の話を聞いてくださいよ。そしてその妄想を今すぐやめてください」
「あ、すまんすまん。はぁ、でも残念だ」
よしよし、もう一押しだな。
あやせ、すまんな。これも、今後の人生を俺が生き抜いていけるのかを確かめるために必要なんだ。
「ふぅ……。あれも、これも、もう叶わぬ夢か……」
「……あの、興味本位で聞きますけど、どういう妄想をしてたんですか?」
「ん? そうだな、まあ普通にデートとかもあれば、あやせには言えないようなこともあるぞ」
「な、な、なな何を妄想してるんですか、この変態! 死ねェェエェェェエェェェェェェエェェ――!」
来た! あやせ得意のハイキックだ!
ふっ、だがあやせよ、昔の俺と同じだと思うなよ。今の俺なら、その程度の蹴りを受け止めるなど容易いわアァアァアァ!!
俺はあやせのハイキックを瞬時に見切り、その足首に向けてハイキックを繰り出した!
ーーーーーーーーーーーー
俺がキックボクシングを始めて三ヶ月が経った。
京水さんの特訓はキツかったが、なんとかついていったさ。そのおかげで、俺の体は以前とは比べ物にもならないほど逞しくなった。
親父もちょっと心配したみたいだが、理由を聞くと何も言わなくなった。つか、肯定的だったかもしれねえな。
ま、瀬菜の反応はひどかったがな。以前よりも妄想の度合いがやばかった。なんてったって顔がイッちゃってたもん。思い出したくもない。
それはさておき、今日は久しぶりにあやせに呼び出されたんだ。
いつもの通りなにやら相談事らしいが、これは俺の特訓の成果を試す良い機会だ。
あやせには悪いが、少し試させてもらおう。
いつもの公園に着くと、あやせはいつもの場所ですでに待っていた。相変わらず律儀なヤツである。
「よっ。久しぶり」
「あ、お兄さん。ご無沙汰してます」
俺の挨拶に、丁寧な言葉とお辞儀を返すマイエンジェル。今日も可愛いぜ。
っと、いかんいかん。今日は俺にも目的があるんだ。あやせたんの魅力に負けてちゃ話にならんぞ。
さて、まずはジャブがてら……。
「ホント、久しぶりだよな。ついに俺のプロポーズを受け入れる気になったのか?」
「な、なに言ってるんですか!? ちゃんとメールでも『ご相談したいことがある』と書いたじゃないですか!!」
「なんだ、残念。俺と会えない時間を使って、悩みに悩み抜いた結果を伝えてくれるのかと思ったんだが……」
「……はぁ。相変わらずですね。いい加減にしないと、そろそろ本気で通報しますよ。強要未遂とかで」
よし、いつものあやせだな。これならうまくいくかもしれん。
次はもっと突っ込んだ話を……。
「すまん、それは勘弁。でもよ、あやせは冗談だのセクハラだの言うが、俺はいつも本気だぞ」
「お兄さん、私言いましたよね? いい加減にしないと通報する、って。聞こえてなかったんですか? それとも、理解できないほど日本語が難しかったですか?」
「いやいや、ちゃんと聞いてたさ。その上で言ってるんだよ。あやせもそろそろ俺の本気さを悟ってくれよ」
「ふんっ。どうせお兄さんのことです。その発言も冗談ですよね。もしくは邪な魂胆があるはずです」
「邪とは、また大きく出たな。ま、あながち間違っちゃいないか」
「……それ、どういう意味ですか?」
お、食いついてきたな。
ふっ、なんだかんだ言ってもあやせたんも女子中学生だな。この程度の誘導にまんまと引っ掛かるとは。
「男ってのは馬鹿な生き物でよ。告白が成功する前から、好きな相手との恋人生活を夢想するもんなのさ。俺も例外じゃない」
「そんなことを堂々と言わないでください。そして私に公表しないでください」
「残念だよ。告白が成功して、あやせと晴れて彼氏彼女の関係になったら、あんなことやこんなことをしたいな~、って考えてたのに……」
「いや、私の話を聞いてくださいよ。そしてその妄想を今すぐやめてください」
「あ、すまんすまん。はぁ、でも残念だ」
よしよし、もう一押しだな。
あやせ、すまんな。これも、今後の人生を俺が生き抜いていけるのかを確かめるために必要なんだ。
「ふぅ……。あれも、これも、もう叶わぬ夢か……」
「……あの、興味本位で聞きますけど、どういう妄想をしてたんですか?」
「ん? そうだな、まあ普通にデートとかもあれば、あやせには言えないようなこともあるぞ」
「な、な、なな何を妄想してるんですか、この変態! 死ねェェエェェェエェェェェェェエェェ――!」
来た! あやせ得意のハイキックだ!
ふっ、だがあやせよ、昔の俺と同じだと思うなよ。今の俺なら、その程度の蹴りを受け止めるなど容易いわアァアァアァ!!
俺はあやせのハイキックを瞬時に見切り、その足首に向けてハイキックを繰り出した!
742: ◆lI.F30NTlM:2011/06/04(土) 04:49:17.80:BHkZwmfoo (5/8)
「いっ!」
「うっ!」
くっ、なんて威力だ。軽く受け止めるつもりだったが、まさか足が痺れるとはな……。恐るべし、あやせ。
だが、狙い通りだ。俺の蹴りであやせの蹴りも止まった。ちょうどお互いの足首部分が接触し、お互いにハイキックの体勢のままで膠着している。
やったぞ! ついに俺は、あやせの攻撃に恐れを抱くことのない生活を手に入れたんだ!
よくやった、俺! ヒャッハーーーーーーッ!!
この時、俺に思慮深さがあれば、視線を下げるなどという愚行を犯さなかったはずだ。
だが、俺は視線を下げてしまったんだ。高く掲げられた足首からあやせの顔へ、そしてその下へ。
「あ、白」
「へ?」
「あ……」
たまたま目に入ったモノの色を思わず口に出してしまった。
ああ、もう今更だからな。はっきり言おう。俺の視線の先には、あやせたんのパンツがあったんだ。
過度な装飾がされてないシンプルな白パンなんて、なんともあやせたんらしい。
そりゃスカートなんだから、足を高く上げれば見えてしまうのも道理だ。だが、あえて言おう。これは狙ったんじゃない。事故だったんだ。
けどな、そんな言い訳が通じる相手じゃないんだな、あやせという女の子は。
「ど、どどどこを見てるんですか! 死ねェェエェェェエェェェェェェエェェ――!」
「ごはあっ!」
顔を真っ赤にして動揺するあやせ。この反応だけなら、ただの天使なんだがな。
あやせは掲げた足を素早く戻し、体を一回転させて俺の軸足を払った。
あまりの早業に、俺は足を上げたままの状態でバランスを崩す。そしてだんだんと下がっていく俺の頭――正確には顎――を、あやせは自分の膝で打ち抜いた。
あまりの衝撃に、俺の意識は一瞬で刈り取られたさ。あんなコンビネーションを繰り出すなんて、考えもしなかったからな。
俺が意識を取り戻したのは、もうすっかり日も暮れてしまった後だった。
ケータイの時計表示を見たら、もうすぐ七時になるところだ。
俺は痛む顎を押さえながら、必死で走った。飯抜きなんて男子高校生には耐え難い所業だからな。
家に着いたころには、高坂家の夕食は始まっていた。
親父に叱られながらも、なんとかメシにありつけたのだから良しとしよう。
俺はカレーを食いながら、あやせが見せた高速のコンビネーションを思い出していた。
(あれって、前に京水さんにも喰らったことがあるんだよな……)
以前、あれと全く同じコンビネーションをスパー中に喰らったことがあった。だが、何故あやせが?
その理由をしばらく考えていたが、結局はわからずじまいだった。きっとただの偶然だろう。
後日、京水さんとあやせが親戚だったと判明して驚くわけだが、それはまた別の話だ。
おわり
「いっ!」
「うっ!」
くっ、なんて威力だ。軽く受け止めるつもりだったが、まさか足が痺れるとはな……。恐るべし、あやせ。
だが、狙い通りだ。俺の蹴りであやせの蹴りも止まった。ちょうどお互いの足首部分が接触し、お互いにハイキックの体勢のままで膠着している。
やったぞ! ついに俺は、あやせの攻撃に恐れを抱くことのない生活を手に入れたんだ!
よくやった、俺! ヒャッハーーーーーーッ!!
この時、俺に思慮深さがあれば、視線を下げるなどという愚行を犯さなかったはずだ。
だが、俺は視線を下げてしまったんだ。高く掲げられた足首からあやせの顔へ、そしてその下へ。
「あ、白」
「へ?」
「あ……」
たまたま目に入ったモノの色を思わず口に出してしまった。
ああ、もう今更だからな。はっきり言おう。俺の視線の先には、あやせたんのパンツがあったんだ。
過度な装飾がされてないシンプルな白パンなんて、なんともあやせたんらしい。
そりゃスカートなんだから、足を高く上げれば見えてしまうのも道理だ。だが、あえて言おう。これは狙ったんじゃない。事故だったんだ。
けどな、そんな言い訳が通じる相手じゃないんだな、あやせという女の子は。
「ど、どどどこを見てるんですか! 死ねェェエェェェエェェェェェェエェェ――!」
「ごはあっ!」
顔を真っ赤にして動揺するあやせ。この反応だけなら、ただの天使なんだがな。
あやせは掲げた足を素早く戻し、体を一回転させて俺の軸足を払った。
あまりの早業に、俺は足を上げたままの状態でバランスを崩す。そしてだんだんと下がっていく俺の頭――正確には顎――を、あやせは自分の膝で打ち抜いた。
あまりの衝撃に、俺の意識は一瞬で刈り取られたさ。あんなコンビネーションを繰り出すなんて、考えもしなかったからな。
俺が意識を取り戻したのは、もうすっかり日も暮れてしまった後だった。
ケータイの時計表示を見たら、もうすぐ七時になるところだ。
俺は痛む顎を押さえながら、必死で走った。飯抜きなんて男子高校生には耐え難い所業だからな。
家に着いたころには、高坂家の夕食は始まっていた。
親父に叱られながらも、なんとかメシにありつけたのだから良しとしよう。
俺はカレーを食いながら、あやせが見せた高速のコンビネーションを思い出していた。
(あれって、前に京水さんにも喰らったことがあるんだよな……)
以前、あれと全く同じコンビネーションをスパー中に喰らったことがあった。だが、何故あやせが?
その理由をしばらく考えていたが、結局はわからずじまいだった。きっとただの偶然だろう。
後日、京水さんとあやせが親戚だったと判明して驚くわけだが、それはまた別の話だ。
おわり
743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/06/04(土) 04:50:25.42:BHkZwmfoo (6/8)
以上。
ギャグを書きたかったんだが、無理でした。ごめんなさい。
以上。
ギャグを書きたかったんだが、無理でした。ごめんなさい。
744:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県):2011/06/04(土) 05:13:19.09:nI1zQktKo (1/1)
>>743
乙!
>>743
乙!
745:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 05:32:50.89:4MIeVJZDO (1/1)
>>743
GJです
あやせの白パン…フヒヒ
>>743
GJです
あやせの白パン…フヒヒ
746:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/04(土) 09:03:14.90:ySJbToOL0 (1/1)
>>743
乙です!
NEVERとからめてくるとは…氏とは気が合いそうだ
>>743
乙です!
NEVERとからめてくるとは…氏とは気が合いそうだ
747:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/04(土) 09:26:26.68:1Y7hX6Ul0 (2/2)
>>743
乙!
今日もいい門読ませてもらたわ
>>743
乙!
今日もいい門読ませてもらたわ
748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県):2011/06/04(土) 09:31:09.38:z2TZiEaR0 (1/1)
こんなところで軟体動物を見かけるとはww
こんなところで軟体動物を見かけるとはww
749:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/04(土) 10:58:10.22:Yris+Cp60 (1/1)
桐乃・・・空手
黒猫・・・合気道
沙織・・・カポエラ
あやせ・・・ムエタイ
麻奈実・・・太極拳
これで京介を巡る異種格闘技戦まで妄想した
桐乃・・・空手
黒猫・・・合気道
沙織・・・カポエラ
あやせ・・・ムエタイ
麻奈実・・・太極拳
これで京介を巡る異種格闘技戦まで妄想した
750:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 13:43:27.57:QB0KEUsGo (1/1)
>>743
乙。元ネタは知らないが楽しめたぜ
安価スレ立ててみたので宣伝。遊びにきてくれると喜びます。
京介「妹たちに安価で悪戯する」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307162334/
>>743
乙。元ネタは知らないが楽しめたぜ
安価スレ立ててみたので宣伝。遊びにきてくれると喜びます。
京介「妹たちに安価で悪戯する」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307162334/
751:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 19:04:15.10:Wcng18qjo (1/1)
道場帰りの京介
そして汗臭いシャツ
思わず桐乃が涎を垂らす
道場帰りの京介
そして汗臭いシャツ
思わず桐乃が涎を垂らす
752:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/04(土) 20:23:46.03:U4wuCpPAO (2/2)
クンカーの本領発揮か
クンカーの本領発揮か
753:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/06/04(土) 20:56:19.75:BHkZwmfoo (7/8)
桐乃(こ、これは! 兄貴が今日一日来ていたTシャツ!)ゴクリ
桐乃(い、今なら大丈夫だよね……。兄貴はお風呂だし、お父さん達は町内会の寄り合いに行っちゃって、家にいないし)
桐乃(よ、よし!)クンカクンカ
桐乃「はあぁ~~~~~ん! 濃い、濃過ぎる! 今日の兄貴のTシャツ、臭いが濃過ぎるよーーっ!!
汗吸いすぎて、もう汗の臭いじゃないじゃん! だがそれがいい!
ハァハァ」クンカクンカ
桐乃「ダメダメ! これヤバ過ぎ! だって臭いだけでお腹の辺りがキュンキュンしちゃうもん!
いえ、もうキュンキュンなんてレベルじゃない。キュキュキュンで排卵サイクル早まる! こんなん嗅いだら赤ちゃん作る準備が整っちゃう!」
桐乃「……ふぅ。なんて危険なの。はっきり言ってドラッグレベルだっての。兄貴の行ってるジムに女の子がいなくて良かった。
だって、こんな臭い嗅ぎながら練習してたら、もう体が火照るぐらいじゃすまないもん。こっちも発情しちゃうじゃん!
あたしだけの兄貴がみんなの兄貴……いえ、アニキになっちゃうじゃん!
桐乃「……でも、もう少しだけ。もう少しだけなら嗅いでもいいよ……ね?」クンカクンカ
桐乃「ほおぉぉぉぉぉ。すんごい。コレすんごい。兄貴のフェロモンが、兄モンがパンパン詰まってるぅぅぅ!
ううん。詰まり過ぎてもうパツンパツンじゃん! ボディビルダーのTシャツ並みにパツンパツンじゃん!
つか納まりきってないじゃん! ダダ漏れよ、ダダ漏れ! おかげで、あたしも体から色んなものが漏れちゃうじゃん!」
桐乃「シャツでこれなら……パ、パパパパンツはどうなっちゃうわけ?」
桐乃「確かめなくちゃいけないよね、うん。こ、これは妹の義務なんだから! 兄貴が色んなもの撒き散らしすぎて犯罪者になっちゃったら困るもん!
高坂家を、あたしやお父さん、お母さんの名誉を守るためにも、これは必要なことなのよ!」
桐乃「そ、それじゃ……桐乃、イキます!!」クンカクンカ
桐乃「!!!!!」
桐乃「ダメダメダメダメ!! マジでヤバ過ぎ! もうこれは兵器レベルでヤバ過ぎ! だって、臭いだけでイキかけたもん!
汗以外にも、兄貴の……なんか色々ヤラしい臭いもつきまくりで完全にOUT!!」
桐乃「ったく、練習中になに考えてんのよ、あのバカ兄貴。なんで汗以外の臭いもこんなに残ってるわけ? むしろそっちの方が強いじゃん!
これじゃ、ペンタゴンも黙ってないじゃん!! 国家ぐるみで狙われちゃうって!」
桐乃「これはアレね。色々とヤバい人達が動き出す前に、あたしが回収しないと!! うん、これは回収と言うか没収よ!
そうしないとあたしまで危ないかもしれないし!」
桐乃「そ、その前に……もう一回!」クンカクンカ
桐乃「はぁはぁはぁはぁ、もう駄目。排卵サイクルどころか、子宮まで降りてきちゃうよ。つか、臭いだけで兄貴の子ども孕んじゃう!!
卵子ポンポン出てきて二卵性とか三卵生の双子ちゃん三つ子ちゃん孕んじゃうううううう!!」
こうですかわかりません><
桐乃(こ、これは! 兄貴が今日一日来ていたTシャツ!)ゴクリ
桐乃(い、今なら大丈夫だよね……。兄貴はお風呂だし、お父さん達は町内会の寄り合いに行っちゃって、家にいないし)
桐乃(よ、よし!)クンカクンカ
桐乃「はあぁ~~~~~ん! 濃い、濃過ぎる! 今日の兄貴のTシャツ、臭いが濃過ぎるよーーっ!!
汗吸いすぎて、もう汗の臭いじゃないじゃん! だがそれがいい!
ハァハァ」クンカクンカ
桐乃「ダメダメ! これヤバ過ぎ! だって臭いだけでお腹の辺りがキュンキュンしちゃうもん!
いえ、もうキュンキュンなんてレベルじゃない。キュキュキュンで排卵サイクル早まる! こんなん嗅いだら赤ちゃん作る準備が整っちゃう!」
桐乃「……ふぅ。なんて危険なの。はっきり言ってドラッグレベルだっての。兄貴の行ってるジムに女の子がいなくて良かった。
だって、こんな臭い嗅ぎながら練習してたら、もう体が火照るぐらいじゃすまないもん。こっちも発情しちゃうじゃん!
あたしだけの兄貴がみんなの兄貴……いえ、アニキになっちゃうじゃん!
桐乃「……でも、もう少しだけ。もう少しだけなら嗅いでもいいよ……ね?」クンカクンカ
桐乃「ほおぉぉぉぉぉ。すんごい。コレすんごい。兄貴のフェロモンが、兄モンがパンパン詰まってるぅぅぅ!
ううん。詰まり過ぎてもうパツンパツンじゃん! ボディビルダーのTシャツ並みにパツンパツンじゃん!
つか納まりきってないじゃん! ダダ漏れよ、ダダ漏れ! おかげで、あたしも体から色んなものが漏れちゃうじゃん!」
桐乃「シャツでこれなら……パ、パパパパンツはどうなっちゃうわけ?」
桐乃「確かめなくちゃいけないよね、うん。こ、これは妹の義務なんだから! 兄貴が色んなもの撒き散らしすぎて犯罪者になっちゃったら困るもん!
高坂家を、あたしやお父さん、お母さんの名誉を守るためにも、これは必要なことなのよ!」
桐乃「そ、それじゃ……桐乃、イキます!!」クンカクンカ
桐乃「!!!!!」
桐乃「ダメダメダメダメ!! マジでヤバ過ぎ! もうこれは兵器レベルでヤバ過ぎ! だって、臭いだけでイキかけたもん!
汗以外にも、兄貴の……なんか色々ヤラしい臭いもつきまくりで完全にOUT!!」
桐乃「ったく、練習中になに考えてんのよ、あのバカ兄貴。なんで汗以外の臭いもこんなに残ってるわけ? むしろそっちの方が強いじゃん!
これじゃ、ペンタゴンも黙ってないじゃん!! 国家ぐるみで狙われちゃうって!」
桐乃「これはアレね。色々とヤバい人達が動き出す前に、あたしが回収しないと!! うん、これは回収と言うか没収よ!
そうしないとあたしまで危ないかもしれないし!」
桐乃「そ、その前に……もう一回!」クンカクンカ
桐乃「はぁはぁはぁはぁ、もう駄目。排卵サイクルどころか、子宮まで降りてきちゃうよ。つか、臭いだけで兄貴の子ども孕んじゃう!!
卵子ポンポン出てきて二卵性とか三卵生の双子ちゃん三つ子ちゃん孕んじゃうううううう!!」
こうですかわかりません><
754:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/04(土) 21:05:35.46:D5Hj7xUFo (1/1)
くんかたんが満足そうでなによりです
くんかたんが満足そうでなによりです
755:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/04(土) 21:09:19.82:Wd1TSVnmo (1/1)
くんかたんマジくんかたんww
くんかたんマジくんかたんww
756:711です:2011/06/04(土) 21:13:39.81:PnO+u+860 (1/11)
すみません。遊んでたら遅くなりました。PCにデータ移したのでいまから始めます
すみません。遊んでたら遅くなりました。PCにデータ移したのでいまから始めます
757:711です 上げちゃったよ・・・PC慣れねー:2011/06/04(土) 21:16:34.61:PnO+u+860 (2/11)
俺、高坂京介は今、あやせの家の前ににいる。何故かと問われれば
、
あやせ「お兄さん、ご相談があります」
と、お決まりのセリフで呼び出されたからだ。
京介「しかしな~、浮かれて来ちまったが、どうせまた手錠をかけられるんだろなぁ…」
憂鬱だ
ガチャ
あ、誰かでくる
あやせ「あ、お兄さんでしたか。ずっと家の前にいたので変質者かと思いました。どちらでも大差ありませが」
京介「俺を呼んだのはお前だからな!!」
登場するなり酷い言いぐさだ
あやせ「では、家に入る前にお手を」
京介「ああ、分かっていたさ…」
カチ
あやせ「で、こっちは私にっと」
カチ
ん?
京介「あやせ?なんで自分に手錠を…って、あれ!?」
なんで俺とあやせが手錠で繋がれてるわけ!?
京介「あ、あやせさん?これは一体?」
あやせ「お兄さんを『確実に』逃がさないためですよ?」
あやせさん!その目を止めて!最近トラウマになりかけてんだよ!
京介「そ、そうか…」
手錠のおかげであやせが至近距離に居るというのに震えがとまらん
それからあやせの相談はつつがなく終わった。案の定桐乃のことだった。
俺、高坂京介は今、あやせの家の前ににいる。何故かと問われれば
、
あやせ「お兄さん、ご相談があります」
と、お決まりのセリフで呼び出されたからだ。
京介「しかしな~、浮かれて来ちまったが、どうせまた手錠をかけられるんだろなぁ…」
憂鬱だ
ガチャ
あ、誰かでくる
あやせ「あ、お兄さんでしたか。ずっと家の前にいたので変質者かと思いました。どちらでも大差ありませが」
京介「俺を呼んだのはお前だからな!!」
登場するなり酷い言いぐさだ
あやせ「では、家に入る前にお手を」
京介「ああ、分かっていたさ…」
カチ
あやせ「で、こっちは私にっと」
カチ
ん?
京介「あやせ?なんで自分に手錠を…って、あれ!?」
なんで俺とあやせが手錠で繋がれてるわけ!?
京介「あ、あやせさん?これは一体?」
あやせ「お兄さんを『確実に』逃がさないためですよ?」
あやせさん!その目を止めて!最近トラウマになりかけてんだよ!
京介「そ、そうか…」
手錠のおかげであやせが至近距離に居るというのに震えがとまらん
それからあやせの相談はつつがなく終わった。案の定桐乃のことだった。
758:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:17:39.71:PnO+u+860 (3/11)
京介「じゃ、相談も片付いたし,俺帰るわ」
ガチン
あやせ「痛っ!」
京介「あ、悪い手錠したままだったな」
てか、手錠してるのを忘れるってどんだけ慣れてんだよ。嫌だな…
あやせ「もう。今外しますから。…あれ?ここじゃなかったかな?」
京介「別に焦らなくいいからな~」
あやせ「お、お兄さん…とても言いにくいのですが…」
京介「ん~?」
あやせ「鍵、なくしちゃいました。テヘ」
そっかー、鍵無くしちゃったかー
京介「って何ぃ!?」
どうすんだよこの手錠!?
京介「こ、壊せないのか?」
あやせ「本物の手錠ですから、それは無理だと思います」
マジか…てか本物の手錠って…どこで手に入れたんだよ…
あやせ「た、多分さっき桐乃たちと出掛けた時に落としたんだと思います。」
なんでお前は普段から手錠を持ち歩いてんだよ!?
京介「落としたって…ここに無いんじゃ同じだろ」
あやせ「だ、だから探しに行くんです!」
京介「手錠したまま外に出られないだろ」
あやせ「手錠の輪の部分は服の袖で隠して、鎖は手を繋ぐようにして挟めば分かりません」
京介「マジでか…」
京介「じゃ、相談も片付いたし,俺帰るわ」
ガチン
あやせ「痛っ!」
京介「あ、悪い手錠したままだったな」
てか、手錠してるのを忘れるってどんだけ慣れてんだよ。嫌だな…
あやせ「もう。今外しますから。…あれ?ここじゃなかったかな?」
京介「別に焦らなくいいからな~」
あやせ「お、お兄さん…とても言いにくいのですが…」
京介「ん~?」
あやせ「鍵、なくしちゃいました。テヘ」
そっかー、鍵無くしちゃったかー
京介「って何ぃ!?」
どうすんだよこの手錠!?
京介「こ、壊せないのか?」
あやせ「本物の手錠ですから、それは無理だと思います」
マジか…てか本物の手錠って…どこで手に入れたんだよ…
あやせ「た、多分さっき桐乃たちと出掛けた時に落としたんだと思います。」
なんでお前は普段から手錠を持ち歩いてんだよ!?
京介「落としたって…ここに無いんじゃ同じだろ」
あやせ「だ、だから探しに行くんです!」
京介「手錠したまま外に出られないだろ」
あやせ「手錠の輪の部分は服の袖で隠して、鎖は手を繋ぐようにして挟めば分かりません」
京介「マジでか…」
759:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:18:40.38:PnO+u+860 (4/11)
そんなわけで俺たちは今、いつぞやのスイーツショップ前に来てた
京介「またここか…」
あやせ「お財布に入れていたので、出した場所の何処かだと思うんですけど…」
京介「まあ、入るか」
カラン
店員「いらっしゃいませー(カップルかリア充爆発しろ)」
京介「すみません。ここに鍵の落とし物ってありませんでしたか?」
店員「ああ、はい。少々お待ちください、確認してきますので」
あやせ「聞くだけじゃ悪いですし、席について何か頼みましょう。さっきと同じ席にして周りにおちてないか、見てみます」
京介「そうだな」
あやせについて行き奥の席に座る。すぐに店員が鍵をいくつか持って来てくれた。ついでに俺はコーヒー、あやせは紅茶とケーキを頼んだ。
京介「あったか?」
あやせ「……無いですね」
京介「そうか。他に心当たりはあるか?」
そんなわけで俺たちは今、いつぞやのスイーツショップ前に来てた
京介「またここか…」
あやせ「お財布に入れていたので、出した場所の何処かだと思うんですけど…」
京介「まあ、入るか」
カラン
店員「いらっしゃいませー(カップルかリア充爆発しろ)」
京介「すみません。ここに鍵の落とし物ってありませんでしたか?」
店員「ああ、はい。少々お待ちください、確認してきますので」
あやせ「聞くだけじゃ悪いですし、席について何か頼みましょう。さっきと同じ席にして周りにおちてないか、見てみます」
京介「そうだな」
あやせについて行き奥の席に座る。すぐに店員が鍵をいくつか持って来てくれた。ついでに俺はコーヒー、あやせは紅茶とケーキを頼んだ。
京介「あったか?」
あやせ「……無いですね」
京介「そうか。他に心当たりはあるか?」
760:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:19:31.96:PnO+u+860 (5/11)
あやせ「う~ん…あとは映画館とアクセサリーショップ位ですかね」
京介「そうか、じゃあ飲み終わったら近い方から行くとしよう」
因みに店には他にも客は居るのでテーブルの上で手は繋ぎっぱなしである。
そんなわけで、先ずはアクセサリーショップである
あやせ「とりあえずお店の中を一通り見て回りしょう」
京介「そうだな」
そう言って俺は下を気にしながら歩いているんだが
あやせ「あ、これ可愛いですね。でもちょっと派手かな?お兄さんはどう思います?」
京介「あ、ああ。あやせになら良く似合うと思うぞ」
なんか普通にショップピングを満喫してませんか?
店員「お客様、ネックレスをお探しですかぁ?」
京介「え、俺ですか?」
どうやら考え事をしていてネックレスコーナーを凝視していたらしい
店員「こちらならシンプルなので清楚な彼女さんにもぴったりだと思いますよぉ」
彼女とはあやせの事だろう。そりゃそうだ、こんな店に手を繋いで仲睦まじく見て回りゃカップルに見えるわな。
あやせ「う~ん…あとは映画館とアクセサリーショップ位ですかね」
京介「そうか、じゃあ飲み終わったら近い方から行くとしよう」
因みに店には他にも客は居るのでテーブルの上で手は繋ぎっぱなしである。
そんなわけで、先ずはアクセサリーショップである
あやせ「とりあえずお店の中を一通り見て回りしょう」
京介「そうだな」
そう言って俺は下を気にしながら歩いているんだが
あやせ「あ、これ可愛いですね。でもちょっと派手かな?お兄さんはどう思います?」
京介「あ、ああ。あやせになら良く似合うと思うぞ」
なんか普通にショップピングを満喫してませんか?
店員「お客様、ネックレスをお探しですかぁ?」
京介「え、俺ですか?」
どうやら考え事をしていてネックレスコーナーを凝視していたらしい
店員「こちらならシンプルなので清楚な彼女さんにもぴったりだと思いますよぉ」
彼女とはあやせの事だろう。そりゃそうだ、こんな店に手を繋いで仲睦まじく見て回りゃカップルに見えるわな。
761:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:20:10.34:PnO+u+860 (6/11)
だが待ってくれあやせは俺の事を近親相姦上等変態鬼畜兄貴だと思い、酷く嫌っている。そんな男てとカップルに間違われた日には俺の命は無いに違いない
あやせ「そうですか?京介さんはどう思います?」
京介さん!? カップルのふりか!? 確かに手錠云々がばれては面倒だが・・・
京介「い、良いんじゃないか」
恐ろしい…今は店の中だからニコニコと大人しいんだ。天使の笑顔に騙されるな。店を出たとたん、あやせは反対側に何も無い手錠をぶら下げて家路につくんだ
その後店員と適当に話し、ついでに鍵の事を聞いたが見つから無かった(あれ?なんで鍵がついでになってるんだ?)
京介「あの、あやせさん?」
あやせ「なんですか?」
京介「お、怒ってないんですか?」
あやせ「何をですか?」
京介「さっきカップルに間違われたとか…」
あやせ「そんな事でいちいち怒ったりしません!人を何だと思っているんですか!」
だってあやせだし…
あやせ「次は映画館です。行きましょう」
だが待ってくれあやせは俺の事を近親相姦上等変態鬼畜兄貴だと思い、酷く嫌っている。そんな男てとカップルに間違われた日には俺の命は無いに違いない
あやせ「そうですか?京介さんはどう思います?」
京介さん!? カップルのふりか!? 確かに手錠云々がばれては面倒だが・・・
京介「い、良いんじゃないか」
恐ろしい…今は店の中だからニコニコと大人しいんだ。天使の笑顔に騙されるな。店を出たとたん、あやせは反対側に何も無い手錠をぶら下げて家路につくんだ
その後店員と適当に話し、ついでに鍵の事を聞いたが見つから無かった(あれ?なんで鍵がついでになってるんだ?)
京介「あの、あやせさん?」
あやせ「なんですか?」
京介「お、怒ってないんですか?」
あやせ「何をですか?」
京介「さっきカップルに間違われたとか…」
あやせ「そんな事でいちいち怒ったりしません!人を何だと思っているんですか!」
だってあやせだし…
あやせ「次は映画館です。行きましょう」
762:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:20:44.25:PnO+u+860 (7/11)
京介「流石に映画館の中をうろつく訳にはいかないからな、落とし物を調べてもらおう」
あやせ「そうですね。あ、この映画今日公開だったんだ。観たいなー」
どうやら今日公開の恋愛物の映画があるらしい
京介「あれ?今日桐乃と観にきたんじゃねーの?」
そこで鍵を落としたって言ってたし
あやせ「今日は桐乃のすすめでアニメ映画を観たんです」
京介「そ、そうか… どう、だった?」
あやせ「面白かったですよ。魔女っ子物は幼い頃は観てましたし。ああいうものなら、まあ悪くはないです」
京介「そっか、ついでだし映画観てくか?」
あやせ「本当ですか!早速行きましょう!」
京介「うわっ!急に走るなよ」
あやせ「はやくはやく!」
そして映画館に入っていった。定番のポップコーンを買ってやると言ったんだが、モデルであるあやせは常に体型を気にしているらしく、断られてしまった。
十数分後 映画が始まる。
正直、男子高校生の俺にはこの手の恋愛物は退屈で、終わった後は女優のおっぱいが大きかったこと位しか覚えてなかった
京介「流石に映画館の中をうろつく訳にはいかないからな、落とし物を調べてもらおう」
あやせ「そうですね。あ、この映画今日公開だったんだ。観たいなー」
どうやら今日公開の恋愛物の映画があるらしい
京介「あれ?今日桐乃と観にきたんじゃねーの?」
そこで鍵を落としたって言ってたし
あやせ「今日は桐乃のすすめでアニメ映画を観たんです」
京介「そ、そうか… どう、だった?」
あやせ「面白かったですよ。魔女っ子物は幼い頃は観てましたし。ああいうものなら、まあ悪くはないです」
京介「そっか、ついでだし映画観てくか?」
あやせ「本当ですか!早速行きましょう!」
京介「うわっ!急に走るなよ」
あやせ「はやくはやく!」
そして映画館に入っていった。定番のポップコーンを買ってやると言ったんだが、モデルであるあやせは常に体型を気にしているらしく、断られてしまった。
十数分後 映画が始まる。
正直、男子高校生の俺にはこの手の恋愛物は退屈で、終わった後は女優のおっぱいが大きかったこと位しか覚えてなかった
763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:21:26.69:PnO+u+860 (8/11)
あやせ「凄く良かったですね!お兄さん」
京介「あ、ああそうだな」
あやせ「お兄さんはどこのシーンが良かったと思います?」
京介「え!?」
まさか女優のおっぱいしか覚えてないとは言えない。急いで思い出せ!頑張れ俺の脳みそ!
京介「あー… あれだ!普段は嫌っているけど、実は妹は主人公のことが好きで、主人公と付き合っている妹の親友がそれに気づいて、一方的に主人公と別れ、それ悲しむ主人公を妹が慰めて、妹が親友を説得するシーンが良かったと思うな!自分が好き人を、兄貴とはいえ親友に譲るなんてなかなかできねーよ!あんなカッコいい妹滅多に居ないぜ?羨ましい限りだ!いやー俺もあんな妹が欲しいぜ!」
あやせ「い、意外としっかり観てたんですね…退屈してる様に見えたので…」
あれ?あやせ少し引いてない?
あやせ「あ、私パンフレットと買いたいんですけど」
京介「ちょうど出入口の所だな、ソレぐらい奢るぞ?」
あやせ「自分で出しますよ」
京介「しかし、結局鍵も見つからないな。ここにも落ちて無かったそうだし、もう夕方だ」
スタッフの人に聞いたが鍵は幾つかあったが、お目当てのものは無かった
どうしたものか…
あやせ「凄く良かったですね!お兄さん」
京介「あ、ああそうだな」
あやせ「お兄さんはどこのシーンが良かったと思います?」
京介「え!?」
まさか女優のおっぱいしか覚えてないとは言えない。急いで思い出せ!頑張れ俺の脳みそ!
京介「あー… あれだ!普段は嫌っているけど、実は妹は主人公のことが好きで、主人公と付き合っている妹の親友がそれに気づいて、一方的に主人公と別れ、それ悲しむ主人公を妹が慰めて、妹が親友を説得するシーンが良かったと思うな!自分が好き人を、兄貴とはいえ親友に譲るなんてなかなかできねーよ!あんなカッコいい妹滅多に居ないぜ?羨ましい限りだ!いやー俺もあんな妹が欲しいぜ!」
あやせ「い、意外としっかり観てたんですね…退屈してる様に見えたので…」
あれ?あやせ少し引いてない?
あやせ「あ、私パンフレットと買いたいんですけど」
京介「ちょうど出入口の所だな、ソレぐらい奢るぞ?」
あやせ「自分で出しますよ」
京介「しかし、結局鍵も見つからないな。ここにも落ちて無かったそうだし、もう夕方だ」
スタッフの人に聞いたが鍵は幾つかあったが、お目当てのものは無かった
どうしたものか…
764:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:22:18.99:PnO+u+860 (9/11)
あやせ「そうですね、きゃっ!」
チャリーン
女の子「あ、ごめんなさい!」
女の子がぶつかって財布の中身をぶちまけたらしい
京介「大丈夫か?」
小銭を三人で拾っていると、なにやら鍵のを見つけた。
京介「んんー?」
なんだか見覚えのある形だ。どこだったか…確かあやせの家だったような…
京介「あやせの家?」
そういえば、この鍵は…
京介「見つけたーー!」
映画館外
京介「結局あやせの財布の中にあったとは…」
あやせ「そ、そうですね。小銭に埋もれて気づかなかったです」
全く人騒がせな
京介「早速手錠を取ってくれ!」
あやせ「………」
京介「あやせ?どうした?」
あやせ「え?あ、はい今外します」
カチャ
よっしゃー!取れた!自由だ!
だが
京介「あやせ?もう手を離しても良いんじゃないか?」
いや、俺は良いんだけどね
あやせ「もう少しだけ…」
京介「え?」
あやせ「な、何でもありません。」パッ
あやせ「そうですね、きゃっ!」
チャリーン
女の子「あ、ごめんなさい!」
女の子がぶつかって財布の中身をぶちまけたらしい
京介「大丈夫か?」
小銭を三人で拾っていると、なにやら鍵のを見つけた。
京介「んんー?」
なんだか見覚えのある形だ。どこだったか…確かあやせの家だったような…
京介「あやせの家?」
そういえば、この鍵は…
京介「見つけたーー!」
映画館外
京介「結局あやせの財布の中にあったとは…」
あやせ「そ、そうですね。小銭に埋もれて気づかなかったです」
全く人騒がせな
京介「早速手錠を取ってくれ!」
あやせ「………」
京介「あやせ?どうした?」
あやせ「え?あ、はい今外します」
カチャ
よっしゃー!取れた!自由だ!
だが
京介「あやせ?もう手を離しても良いんじゃないか?」
いや、俺は良いんだけどね
あやせ「もう少しだけ…」
京介「え?」
あやせ「な、何でもありません。」パッ
765:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:24:42.23:PnO+u+860 (10/11)
京介「? 少し顔が赤いか?体調悪いのか?」
あやせ「…何でもありません。それよりお兄さん」
京介「何だ?」
あやせ「怒らないんですか?」
京介「何をだ?」
あやせ「結局、鍵は私が持ってたのに、色々連れまわしてしまって…」
京介「怒んねーよ、大体手錠かけといて今更すぎるだろ。それに」
あやせ「それに?」
京介「デートみたいで楽しかったしな」
あやせ「そうですね。またデートしましょうか?」
京介「マジで!?」
あやせ「冗談ですよ。さあ帰りましょうか」
京介「そ、そうか…。そうだな、帰ろう」
こうしてあやせとの手錠デートは幕を閉じた
後日談…ではないが今回のオチ
桐乃「あんた、今日あやせと出掛けたんだってね」
家帰るなり、桐乃に正座をさせられている
京介「なんのことだか分からんな。あやせと俺がデートだなんて親父がオタク趣味に目覚める位あり得ねえよ」
桐乃「とぼけんな!街であんた達を黒いのが見てんのよ!」
京介「マジ!?」
桐乃「し、しかも恋人みたいに手を繋いでたって…」
その後、訳を話すも、当然桐乃が聞き入れるわけもなく、一週間ほど理不尽な人生相談が俺を襲う
京介「? 少し顔が赤いか?体調悪いのか?」
あやせ「…何でもありません。それよりお兄さん」
京介「何だ?」
あやせ「怒らないんですか?」
京介「何をだ?」
あやせ「結局、鍵は私が持ってたのに、色々連れまわしてしまって…」
京介「怒んねーよ、大体手錠かけといて今更すぎるだろ。それに」
あやせ「それに?」
京介「デートみたいで楽しかったしな」
あやせ「そうですね。またデートしましょうか?」
京介「マジで!?」
あやせ「冗談ですよ。さあ帰りましょうか」
京介「そ、そうか…。そうだな、帰ろう」
こうしてあやせとの手錠デートは幕を閉じた
後日談…ではないが今回のオチ
桐乃「あんた、今日あやせと出掛けたんだってね」
家帰るなり、桐乃に正座をさせられている
京介「なんのことだか分からんな。あやせと俺がデートだなんて親父がオタク趣味に目覚める位あり得ねえよ」
桐乃「とぼけんな!街であんた達を黒いのが見てんのよ!」
京介「マジ!?」
桐乃「し、しかも恋人みたいに手を繋いでたって…」
その後、訳を話すも、当然桐乃が聞き入れるわけもなく、一週間ほど理不尽な人生相談が俺を襲う
766:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 21:27:36.47:PnO+u+860 (11/11)
以上で終わりです オチが弱いな~ 詰めが甘いとはこの事か
誤字脱字、その他読みにくい等あったらすみません。
以上で終わりです オチが弱いな~ 詰めが甘いとはこの事か
誤字脱字、その他読みにくい等あったらすみません。
767:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/04(土) 21:40:21.75:H27MpwUAO (1/1)
>>766
乙
あやせ相手に暴走しない京介とは珍しいwwww
>>766
乙
あやせ相手に暴走しない京介とは珍しいwwww
768:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/06/04(土) 21:54:59.10:BHkZwmfoo (8/8)
乙。
京介さんもあやせも大人しかったな。だがそれがいい。
いつもの二人だったら、バキみたいな展開になりそうだし。
まあ、バキ展開になったら手錠の鍵云々なんて関係なく破壊しそうだが。
乙。
京介さんもあやせも大人しかったな。だがそれがいい。
いつもの二人だったら、バキみたいな展開になりそうだし。
まあ、バキ展開になったら手錠の鍵云々なんて関係なく破壊しそうだが。
769:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/04(土) 22:54:29.92:P63DrqFAO (1/1)
>>766
面白いけどオチが…。ありふれてるけど桐乃の京介に対する罵倒台詞を入れるとしっくりと思うんだけど。「地味子や黒いのに続いてあやせにまで手を出して!」みたいな。
>>766
面白いけどオチが…。ありふれてるけど桐乃の京介に対する罵倒台詞を入れるとしっくりと思うんだけど。「地味子や黒いのに続いてあやせにまで手を出して!」みたいな。
770:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/04(土) 22:57:45.00:DkXmjaQ90 (1/1)
乙。
確かに罵倒入れたら良かったかもね、次も期待してます!
乙。
確かに罵倒入れたら良かったかもね、次も期待してます!
771:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 03:09:13.04:a2cle3YDO (1/1)
>>766
たまには普通なあやせもいいなww
>>766
たまには普通なあやせもいいなww
772:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 04:14:20.47:ebA8GIPSO (1/1)
毎日三食あやせで生きていける
毎日三食あやせで生きていける
773:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/05(日) 07:40:19.34:sbffe8mu0 (1/1)
>>766乙です
ネタ系にならない可愛いあやせをありがとう!
>>772あやせはオカズってやつだな
>>766乙です
ネタ系にならない可愛いあやせをありがとう!
>>772あやせはオカズってやつだな
774:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/05(日) 09:38:37.71:HK6a2zcK0 (1/1)
乙です
ノーマルあやせは普通にイイ子
乙です
ノーマルあやせは普通にイイ子
775:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/05(日) 22:12:53.08:y/APSgqQ0 (1/4)
初書きあやせSSを投下しようと思ってきてみたら、直前に天使のように可愛いあやせたんが投稿されてた件
ネタも微妙に被ってるんで、数ヵ月後に出直してきますorz
初書きあやせSSを投下しようと思ってきてみたら、直前に天使のように可愛いあやせたんが投稿されてた件
ネタも微妙に被ってるんで、数ヵ月後に出直してきますorz
776:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 22:16:35.62:rzU0xYe0o (1/1)
待て待て。早まるんじゃない
まずは投下してみよう。肌寒いから半裸待機で待ってるよ
待て待て。早まるんじゃない
まずは投下してみよう。肌寒いから半裸待機で待ってるよ
777:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/05(日) 22:17:40.19:2pz+R4gOo (1/1)
>>775
何故諦める必要がある、何を迷うことがある投下しろ!
今は天使(あやせ)が微笑む時代なんだ!
>>775
何故諦める必要がある、何を迷うことがある投下しろ!
今は天使(あやせ)が微笑む時代なんだ!
778:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 22:30:01.60:KId+5j1Y0 (1/2)
どうして諦めるんだよ!そこで!
諦めんなよ!行ける行ける!お前なら行ける!
どうして諦めるんだよ!そこで!
諦めんなよ!行ける行ける!お前なら行ける!
779:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 22:30:54.15:KId+5j1Y0 (2/2)
やべえ、誤爆った…orz
やべえ、誤爆った…orz
780:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 22:48:35.16:M6pWCxgto (1/1)
>>779
流れてきにおkだろ
励ましてんじゃん
俺も行けると思うぜ!急げ
>>779
流れてきにおkだろ
励ましてんじゃん
俺も行けると思うぜ!急げ
781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/05(日) 23:35:01.68:y/APSgqQ0 (2/4)
みんなの優しさに全俺が泣いた
わかった!勇気出すよ!
最初に言っとくけど、SSとか書いたの本当に初めてなんで、生温かい目で見てくれると助かる
みんなの優しさに全俺が泣いた
わかった!勇気出すよ!
最初に言っとくけど、SSとか書いたの本当に初めてなんで、生温かい目で見てくれると助かる
782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/05(日) 23:35:39.09:B4zTUmzDO (1/1)
あやせたんフィーバーきちゃったな、これ。
あやせたんフィーバーきちゃったな、これ。
783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/05(日) 23:42:10.80:y/APSgqQ0 (3/4)
それじゃ……いきます
夏休みの、とある日。
部活から帰宅した俺を出迎えてくれたのは――天使のように可憐な微笑みをたたえた、あやせだった。
「おかえりなさい、お兄さん。……待ってましたよ」
「あ、あやせ…!?」
まるで同棲している恋人のように、頬を染めながら嬉しそうに呟くあやせ。
な、なんであやせが俺の部屋に……夢?夢なのか?
どうして俺の部屋に居るのか。そもそもどうやって俺の部屋に入ったのか。――いろいろと聞きたい事があるんだが、まず最優先で問うべきは……『これ』だろうな。
「あの、あやせ…さん?」
「なんでしょうか?」
「…なんで俺のベッドに寝転んでんの?」
まるでいつぞやの黒猫のように、あやせはさも当然といわんばかりの平静さで、俺のベッドに寝転んでいた。
忘れてはいけないが、こいつは俺の事を「近親相姦上等の変態兄貴」と思い込んでいるのである。
そんな相手のベッドに寝転ぶなんて、いつものあやせからは想像も出来ない。俺があやせのベッドに潜り込んだ時なんか、手錠で殴殺されそうになったしな。
「…はっ!?」
「き、急にどうしたんですか?」
「いや――カメラでも仕掛けられてんのかなぁ、って」
「そんなわけないじゃないですか!?」
「ご、ごめん!
がばっと上半身を起こしながら気炎を吐くあやせを見て……俺はようやく、目の前のあやせが本物だという確信を得た。実は「ニセモノなんじゃないか」という疑問を捨て切れていなかったんだが、このおっかなさは間違いなく本物だ。
この天使のようなかわいらしさと、悪魔のようなおっかなさが同居している少女は――俺が大好きな、新垣 あやせ以外に、ありえない。
「お兄さんの部屋にカメラなんか仕掛けて、どんな意味があるんです?」
「セクハラの現場を押さえて、裁判の時の証拠にでもするのかなぁ、と」
「…セクハラするつもりなんですか」
「おいおい、勘違いすんなって。前にも似たようなことを言ったと思うが、俺がお前にしてるのはセクハラじゃない。……心を込めた、真剣なアピールなんだぜ」
ビーーーーーーーーーーーッ!
「待て待てェェェェェェッ!?」
家の中で防犯ブザーを鳴らすんじゃねえよ!?
家族が居なかったからいいものを……親父が居たら、現行犯逮捕されてたぞ!俺が。
あの堅物の親父のことだ。息子を自宅で現行犯逮捕なんてしてみろ。次の日には、頭を丸めて辞職願を提出してる姿がありありと想像出来る。
桐乃に見つかりでもしたら……想像もしたくねえ。
「我が家の平穏のためにも、ぜひとも勘弁してください!」
「ちょっ…土下座なんてやめてください!?」
自分の部屋で女子中学生に土下座している俺を見て、あやせは引き攣った表情を浮かべながらドン引きしていた。
「……こんなつもりじゃなかったのに」
「え?」
「なんでもありません」
拗ねたように口を尖らせながら、あやせはぷいっとそっぽを向いてしまった。
それじゃ……いきます
夏休みの、とある日。
部活から帰宅した俺を出迎えてくれたのは――天使のように可憐な微笑みをたたえた、あやせだった。
「おかえりなさい、お兄さん。……待ってましたよ」
「あ、あやせ…!?」
まるで同棲している恋人のように、頬を染めながら嬉しそうに呟くあやせ。
な、なんであやせが俺の部屋に……夢?夢なのか?
どうして俺の部屋に居るのか。そもそもどうやって俺の部屋に入ったのか。――いろいろと聞きたい事があるんだが、まず最優先で問うべきは……『これ』だろうな。
「あの、あやせ…さん?」
「なんでしょうか?」
「…なんで俺のベッドに寝転んでんの?」
まるでいつぞやの黒猫のように、あやせはさも当然といわんばかりの平静さで、俺のベッドに寝転んでいた。
忘れてはいけないが、こいつは俺の事を「近親相姦上等の変態兄貴」と思い込んでいるのである。
そんな相手のベッドに寝転ぶなんて、いつものあやせからは想像も出来ない。俺があやせのベッドに潜り込んだ時なんか、手錠で殴殺されそうになったしな。
「…はっ!?」
「き、急にどうしたんですか?」
「いや――カメラでも仕掛けられてんのかなぁ、って」
「そんなわけないじゃないですか!?」
「ご、ごめん!
がばっと上半身を起こしながら気炎を吐くあやせを見て……俺はようやく、目の前のあやせが本物だという確信を得た。実は「ニセモノなんじゃないか」という疑問を捨て切れていなかったんだが、このおっかなさは間違いなく本物だ。
この天使のようなかわいらしさと、悪魔のようなおっかなさが同居している少女は――俺が大好きな、新垣 あやせ以外に、ありえない。
「お兄さんの部屋にカメラなんか仕掛けて、どんな意味があるんです?」
「セクハラの現場を押さえて、裁判の時の証拠にでもするのかなぁ、と」
「…セクハラするつもりなんですか」
「おいおい、勘違いすんなって。前にも似たようなことを言ったと思うが、俺がお前にしてるのはセクハラじゃない。……心を込めた、真剣なアピールなんだぜ」
ビーーーーーーーーーーーッ!
「待て待てェェェェェェッ!?」
家の中で防犯ブザーを鳴らすんじゃねえよ!?
家族が居なかったからいいものを……親父が居たら、現行犯逮捕されてたぞ!俺が。
あの堅物の親父のことだ。息子を自宅で現行犯逮捕なんてしてみろ。次の日には、頭を丸めて辞職願を提出してる姿がありありと想像出来る。
桐乃に見つかりでもしたら……想像もしたくねえ。
「我が家の平穏のためにも、ぜひとも勘弁してください!」
「ちょっ…土下座なんてやめてください!?」
自分の部屋で女子中学生に土下座している俺を見て、あやせは引き攣った表情を浮かべながらドン引きしていた。
「……こんなつもりじゃなかったのに」
「え?」
「なんでもありません」
拗ねたように口を尖らせながら、あやせはぷいっとそっぽを向いてしまった。
784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/05(日) 23:55:06.62:y/APSgqQ0 (4/4)
「そ、それで、今日はどうしたんだ?また桐乃のことで相談か?」
あやせが大嫌いな俺にわざわざ話しかけてくる時は、大抵が桐乃絡みだ。たまーに加奈子絡みだったりもするが…さて、今日はどっちなんだろうな。
俺としては、あやせからの個人的な相談でも一向に構わない。というか、むしろそうであって欲しいくらいなんだが……無いよなぁ、それは。あやせ個人の悩みなら、俺なんかよりもまず、桐乃に相談するだろうし。
拗ねた表情のまま、あやせは逡巡するように視線をさまよわせ……最後にちらっと俺を見た。
天使のようなかわいらしい仕草に胸が締め付けられるような愛おしさを覚えつつも、表情には出したりはしない。また「通報しますよ!」とか言い出されたら、面倒なことになる。
あやせたんマジ天使。あやせたんマジ天使、と心の中で繰り返し呟きながら、俺はあやせが話を切り出すのを辛抱強く待ち続けた。
「…あの、ですね。お兄さん」
「ん?」
「お兄さんは……私のこと、あんまり好きじゃありませんよね?」
「……は?」
なんで?てか、どういう会話の流れなの?
「私、お兄さんにはいつも怒鳴ってばかりで……蹴ったり、手錠をかけたり。そんなことばっかりしてるから、嫌われてるのは分かってます」
「…なあ、あやせ」
「なんですか?」
よく見ると、あやせは大きな瞳にうっすらと涙を浮かべていた。肩も小さく震えている。
それが――俺の勘違いかもしれないが、『俺に嫌われている』という思い込みから来ているものだとしたら。
「よーく聞けよ?」
――全力で否定しなきゃ、嘘だろ。
違ったら違ったで、その時だ。思い上がった勘違いをしてしまった変態として、甘んじて罵りを受け止めてやるぜ。
「俺は…お前のことが、大好きだよ。怒鳴られても、蹴られても、手錠をかけられても。そのくらいでお前を嫌いになんかなったりしない」
「どうしてですか。……私、お兄さんにそこまで言われるようなこと、なんにもしてないです」
「俺はお前になにかをしてもらったから好きになったんじゃない。真面目で、友達想いで、ちょっと思い込みが激しくて、天使のようにかわいくて……なんにでも一生懸命なお前だから、大好きなんだ」
うぉぉ…顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。エロゲでも、ここまでこっ恥ずかしい台詞は聞いた事ねえよ。
いつもの冗談交じりのセクハラとは違って、割とマジ入ってる台詞だった。なもんで、「スルーされたら凹むなぁ」という気持ちと、「また、そんな冗談ばっかり…」とか言われて流して欲しいという気持ちが、頭の中でない混ぜになって、ぐちゃぐちゃになっていた。
自分でも、あやせにどんなリアクションをして欲しいのか分からない。ただ……あやせの涙さえ引っ込んでくれるなら、それで充分だった。
いつになく重い空気の中、見つめあうこと数秒。もしかしたら、数分だったのかもしれないが。
時間感覚が完全に麻痺し、俺の精神があやせの視線を受け止め続ける事に限界を感じ始めた頃。
あやせが、静かに口を開いた。
「お兄さん……ありがとうございます。お兄さんがそう言ってくれるなら、私は……」
小さく息を呑んだあやせは、さっきまでの会話の流れにそぐわない……今の俺にとっちゃ聞きなれた感すらある「あの台詞」を口にした。
「……お兄さん、ご相談があります」
「そ、それで、今日はどうしたんだ?また桐乃のことで相談か?」
あやせが大嫌いな俺にわざわざ話しかけてくる時は、大抵が桐乃絡みだ。たまーに加奈子絡みだったりもするが…さて、今日はどっちなんだろうな。
俺としては、あやせからの個人的な相談でも一向に構わない。というか、むしろそうであって欲しいくらいなんだが……無いよなぁ、それは。あやせ個人の悩みなら、俺なんかよりもまず、桐乃に相談するだろうし。
拗ねた表情のまま、あやせは逡巡するように視線をさまよわせ……最後にちらっと俺を見た。
天使のようなかわいらしい仕草に胸が締め付けられるような愛おしさを覚えつつも、表情には出したりはしない。また「通報しますよ!」とか言い出されたら、面倒なことになる。
あやせたんマジ天使。あやせたんマジ天使、と心の中で繰り返し呟きながら、俺はあやせが話を切り出すのを辛抱強く待ち続けた。
「…あの、ですね。お兄さん」
「ん?」
「お兄さんは……私のこと、あんまり好きじゃありませんよね?」
「……は?」
なんで?てか、どういう会話の流れなの?
「私、お兄さんにはいつも怒鳴ってばかりで……蹴ったり、手錠をかけたり。そんなことばっかりしてるから、嫌われてるのは分かってます」
「…なあ、あやせ」
「なんですか?」
よく見ると、あやせは大きな瞳にうっすらと涙を浮かべていた。肩も小さく震えている。
それが――俺の勘違いかもしれないが、『俺に嫌われている』という思い込みから来ているものだとしたら。
「よーく聞けよ?」
――全力で否定しなきゃ、嘘だろ。
違ったら違ったで、その時だ。思い上がった勘違いをしてしまった変態として、甘んじて罵りを受け止めてやるぜ。
「俺は…お前のことが、大好きだよ。怒鳴られても、蹴られても、手錠をかけられても。そのくらいでお前を嫌いになんかなったりしない」
「どうしてですか。……私、お兄さんにそこまで言われるようなこと、なんにもしてないです」
「俺はお前になにかをしてもらったから好きになったんじゃない。真面目で、友達想いで、ちょっと思い込みが激しくて、天使のようにかわいくて……なんにでも一生懸命なお前だから、大好きなんだ」
うぉぉ…顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。エロゲでも、ここまでこっ恥ずかしい台詞は聞いた事ねえよ。
いつもの冗談交じりのセクハラとは違って、割とマジ入ってる台詞だった。なもんで、「スルーされたら凹むなぁ」という気持ちと、「また、そんな冗談ばっかり…」とか言われて流して欲しいという気持ちが、頭の中でない混ぜになって、ぐちゃぐちゃになっていた。
自分でも、あやせにどんなリアクションをして欲しいのか分からない。ただ……あやせの涙さえ引っ込んでくれるなら、それで充分だった。
いつになく重い空気の中、見つめあうこと数秒。もしかしたら、数分だったのかもしれないが。
時間感覚が完全に麻痺し、俺の精神があやせの視線を受け止め続ける事に限界を感じ始めた頃。
あやせが、静かに口を開いた。
「お兄さん……ありがとうございます。お兄さんがそう言ってくれるなら、私は……」
小さく息を呑んだあやせは、さっきまでの会話の流れにそぐわない……今の俺にとっちゃ聞きなれた感すらある「あの台詞」を口にした。
「……お兄さん、ご相談があります」
785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 00:07:41.39:3AZKAeRv0 (1/9)
「落ち着いたか?」
「はい……すいませんでした」
ようやく嗚咽が収まったあやせは、俺が持ってきた麦茶を飲みながら、小さく息を吐いた。真っ赤になった目が、かわいそうなくらいに痛々しい。
「相談、だっけな。どうしたんだ、いったい」
今日のあやせは、様子がおかしい。…いや、頭がおかしいのはいつもの事だが、今日のは少し違う。
弱々しくて、壊れてしまいそうな危うさ。『どうしてかは分からない』が……もしそれが相談とやらの内容に関係あるものだとしたら。
今回の相談は、なかなかにヘヴィなものになりそうだ。……まあ、毎度の事だけどな。
「実は、ですね……」
「ああ」
「……私、好きな人が出来たんです」
「………え」
い、いま、なんて……?
「好き……大好きなんです。その人のこと」
「そ……そう、なんだ」
あまりのショックに、声が裏返ってしまった。心臓が痛いくらいに跳ね回り、急に周りから空気が無くなってしまったかのように息苦しくなる。
かろうじて表面だけでも平静を保てたのは、完全に見栄だった。本当は叫びたかった。まだ見ぬ「あやせの好きな人」とやらに対する殺意が、マッハで膨らんでいく。
「でも、その人は私の気持ちに『ぜんぜん気付いてくれない』んです。…だから、で、デート……に誘ってみようかな、なんて……きゃぁっ!?ど、どうしていきなり泣いているんですか!?」
「な、なんでもねえよ!……っ、く」
俺の……俺のマイラブリーエンジェルが、俺じゃない他の男の事を想って、恥ずかしそうにもじもじしながら「デートに誘ってみようかな」……だと。
我慢なんてしてられっか!くそ……くそっ!殺してやる……っ。その男、絶対に殺してやる………うぅ。
「そ、そんなに嫌なんですか?私が……他の人とデートするのが」
「ああ、嫌だ」
「ど、堂々と言わないでください……変態」
頬を染めながら、どこか嬉しそうに俺の方を見るあやせ。その表情は、恋する乙女そのもので……俺は体中の血液を吐き出して死んでしまいそうだった。
「それで、ですね。お兄さんに相談というのが……デートの練習相手になってもらえないかなぁ、と」
「断固拒否する」
「即答っ!?」
「当たり前だろ。デートならともかく、『デートの練習』なんて…やってられっか」
我ながら、まるでガキのような拗ねっぷりだった。ふん、構うもんか。どうせ元から嫌われてるんだし……あやせには、大好きな人とやらが居るみたいだしな!今さら幻滅されようと、痛くも痒くもねえよ。
「…なら、それでいいです」
「?」
「だから、デート……で、いいって、言ってるんです」
「…なあ、あやせ」
「は、はいっ」
「よく分かんねえんだけどさ。なんでそれを俺に頼むんだ?」
考えてみると、おかしくね?
「どういう意味ですか」
「だってさ。お前ってば、俺の事大嫌いだろ。それに、そういう事を頼むんだったら、もっといい相手が居るんじゃねーの?自慢じゃないけど、俺はデートの経験なんて無いからな。俺と練習しても参考にならないと思うぜ」
「この間、桐乃とデートしてたじゃないですか」
「あれはノーカンだ。妹とのデートは、デートじゃねえよ」
というか、その事はなるべく早く忘れたいと思っているので、あまり蒸し返さないでください。
「とにかく、だ。はっきり言うけど、俺はお前が他の誰かとデートするのなんて嫌だ。相手の男をぶっ飛ばしてやりたいくらいにな。……でも、俺にはそんな事する権利なんてねえからさ。…なるべく邪魔しないようにするから、お前も、俺の傷を抉るようなことはやめてくれ」
「…っ」
あやせは『もどかしそうに』歯軋りしながら、俺を恨めしそうに睨みつけてくる。簡単に言う事を聞くだろうと思ってた相手が駄々をこねるもんだから、苛立っているのかもしれない。
「ふんっ、ならいいです!お兄さんがそこまで言うなら……その辺に居る適当な男の人に声をかけて、練習相手になってもらいますから!」
「なっ!?なんでそうなるんだよ!?普通に他の知り合いに頼めばいいだろ!?」
「うるさいうるさいっ!もういいです!お兄さんに相談したのが間違いでした。名前も知らない男の人と、手を繋いだり、き、きき、キスとか…………え…ええええ、えっちな……こととかしちゃいますから!」
いつぞやの誰かと似たようなことを言いながら、あやせは自分の台詞で顔を真っ赤にしていた。
「アホか!デートの練習で、本番以上のことしてどうする!?」
「なら、お兄さんが練習相手になってください!」
「めちゃくちゃ言うな!」
俺とあやせは至近距離で顔を突き合わせ、はあはあと荒い息を吐く。いつもなら赤面してしまうような距離だったが、今はそれどころじゃない。
「…どうするんですか、お兄さん?」
あやせの瞳は、どう見てもマジだった。
くそっ……脅迫じゃねえか、これ。
「……はぁ。分かったよ」
降参だ。やっぱり俺は……こいつのことが、どうしようもなく大好きらしい。『デートの練習』なんていう茶番ですら、他の男とはさせたくないくらいに。
「あ、ありがとうございます、お兄さん!」
『いつか』と同じ、天使のような笑顔を浮かべるあやせ。
正直、微妙な心境だった。あやせに喜んでもらえるのは嬉しいが……その喜びが向けられている先に、俺は居ない。
はぁ、なにをやってんだろうな、俺は。
「落ち着いたか?」
「はい……すいませんでした」
ようやく嗚咽が収まったあやせは、俺が持ってきた麦茶を飲みながら、小さく息を吐いた。真っ赤になった目が、かわいそうなくらいに痛々しい。
「相談、だっけな。どうしたんだ、いったい」
今日のあやせは、様子がおかしい。…いや、頭がおかしいのはいつもの事だが、今日のは少し違う。
弱々しくて、壊れてしまいそうな危うさ。『どうしてかは分からない』が……もしそれが相談とやらの内容に関係あるものだとしたら。
今回の相談は、なかなかにヘヴィなものになりそうだ。……まあ、毎度の事だけどな。
「実は、ですね……」
「ああ」
「……私、好きな人が出来たんです」
「………え」
い、いま、なんて……?
「好き……大好きなんです。その人のこと」
「そ……そう、なんだ」
あまりのショックに、声が裏返ってしまった。心臓が痛いくらいに跳ね回り、急に周りから空気が無くなってしまったかのように息苦しくなる。
かろうじて表面だけでも平静を保てたのは、完全に見栄だった。本当は叫びたかった。まだ見ぬ「あやせの好きな人」とやらに対する殺意が、マッハで膨らんでいく。
「でも、その人は私の気持ちに『ぜんぜん気付いてくれない』んです。…だから、で、デート……に誘ってみようかな、なんて……きゃぁっ!?ど、どうしていきなり泣いているんですか!?」
「な、なんでもねえよ!……っ、く」
俺の……俺のマイラブリーエンジェルが、俺じゃない他の男の事を想って、恥ずかしそうにもじもじしながら「デートに誘ってみようかな」……だと。
我慢なんてしてられっか!くそ……くそっ!殺してやる……っ。その男、絶対に殺してやる………うぅ。
「そ、そんなに嫌なんですか?私が……他の人とデートするのが」
「ああ、嫌だ」
「ど、堂々と言わないでください……変態」
頬を染めながら、どこか嬉しそうに俺の方を見るあやせ。その表情は、恋する乙女そのもので……俺は体中の血液を吐き出して死んでしまいそうだった。
「それで、ですね。お兄さんに相談というのが……デートの練習相手になってもらえないかなぁ、と」
「断固拒否する」
「即答っ!?」
「当たり前だろ。デートならともかく、『デートの練習』なんて…やってられっか」
我ながら、まるでガキのような拗ねっぷりだった。ふん、構うもんか。どうせ元から嫌われてるんだし……あやせには、大好きな人とやらが居るみたいだしな!今さら幻滅されようと、痛くも痒くもねえよ。
「…なら、それでいいです」
「?」
「だから、デート……で、いいって、言ってるんです」
「…なあ、あやせ」
「は、はいっ」
「よく分かんねえんだけどさ。なんでそれを俺に頼むんだ?」
考えてみると、おかしくね?
「どういう意味ですか」
「だってさ。お前ってば、俺の事大嫌いだろ。それに、そういう事を頼むんだったら、もっといい相手が居るんじゃねーの?自慢じゃないけど、俺はデートの経験なんて無いからな。俺と練習しても参考にならないと思うぜ」
「この間、桐乃とデートしてたじゃないですか」
「あれはノーカンだ。妹とのデートは、デートじゃねえよ」
というか、その事はなるべく早く忘れたいと思っているので、あまり蒸し返さないでください。
「とにかく、だ。はっきり言うけど、俺はお前が他の誰かとデートするのなんて嫌だ。相手の男をぶっ飛ばしてやりたいくらいにな。……でも、俺にはそんな事する権利なんてねえからさ。…なるべく邪魔しないようにするから、お前も、俺の傷を抉るようなことはやめてくれ」
「…っ」
あやせは『もどかしそうに』歯軋りしながら、俺を恨めしそうに睨みつけてくる。簡単に言う事を聞くだろうと思ってた相手が駄々をこねるもんだから、苛立っているのかもしれない。
「ふんっ、ならいいです!お兄さんがそこまで言うなら……その辺に居る適当な男の人に声をかけて、練習相手になってもらいますから!」
「なっ!?なんでそうなるんだよ!?普通に他の知り合いに頼めばいいだろ!?」
「うるさいうるさいっ!もういいです!お兄さんに相談したのが間違いでした。名前も知らない男の人と、手を繋いだり、き、きき、キスとか…………え…ええええ、えっちな……こととかしちゃいますから!」
いつぞやの誰かと似たようなことを言いながら、あやせは自分の台詞で顔を真っ赤にしていた。
「アホか!デートの練習で、本番以上のことしてどうする!?」
「なら、お兄さんが練習相手になってください!」
「めちゃくちゃ言うな!」
俺とあやせは至近距離で顔を突き合わせ、はあはあと荒い息を吐く。いつもなら赤面してしまうような距離だったが、今はそれどころじゃない。
「…どうするんですか、お兄さん?」
あやせの瞳は、どう見てもマジだった。
くそっ……脅迫じゃねえか、これ。
「……はぁ。分かったよ」
降参だ。やっぱり俺は……こいつのことが、どうしようもなく大好きらしい。『デートの練習』なんていう茶番ですら、他の男とはさせたくないくらいに。
「あ、ありがとうございます、お兄さん!」
『いつか』と同じ、天使のような笑顔を浮かべるあやせ。
正直、微妙な心境だった。あやせに喜んでもらえるのは嬉しいが……その喜びが向けられている先に、俺は居ない。
はぁ、なにをやってんだろうな、俺は。
786:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 00:10:51.50:3AZKAeRv0 (2/9)
>>785 ラブリーマイエンジェルを書き間違えた……死にたいorz
怖くなったので、続き分をちょっと誤字チェックしてきます
>>785 ラブリーマイエンジェルを書き間違えた……死にたいorz
怖くなったので、続き分をちょっと誤字チェックしてきます
787:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/06(月) 00:10:59.06:VSLlxYvIO (1/1)
はやくしろ、どうなってもしらんぞー!
はやくしろ、どうなってもしらんぞー!
788:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/06/06(月) 00:15:14.74:OEYub5e6o (1/1)
適度に改行いれてくれー
適度に改行いれてくれー
789:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/06(月) 00:22:58.27:RSBnOowqo (1/1)
フヒヒ、あやせは可愛いな
フヒヒ、あやせは可愛いな
790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 00:29:02.00:3AZKAeRv0 (3/9)
人の流れが多い、日曜の駅前。
あやせが待ち合わせ場所に指定してきたのは、以前の偽デートで桐乃が指定した場所と、同じところだった。
麻奈美は俺達がここで待ち合わせていたことを知らないはずだし、桐乃があやせに俺とのデートを話したりするとは思えない。
そうなると、この符合は偶然なんだろうが……やっぱり、駅前ってのは待ち合わせのテンプレみたいなもんなんだろうな。
腕時計を見ると、時間まではまだ三十分近くあった。どこかで時間を潰そうかと思ったが、桐乃はけっこう早めに待ち合わせ場所に現れたし……余計な動きはしない方がいいかもしれない。
そんな事を考えながら、腕時計から前方へと視線を戻そうとしたとき、
「あ、お兄さんっ!」
涼やかな声が、駅前に響いた。
小走りでこちらへ駆けてくるあやせに、周囲の視線が集中する。
あやせが向かう先に居る俺を見て、何人かは驚いたような表情を浮かべていた。
「ごめんなさいっ、お待たせしましたか?」
「いや、俺も今来たばっかりだよ」
なんだかカップルっぽい台詞のやりとりに、俺とあやせは同時に赤面してしまう。……しょっぱなからこんな調子で、今日一日、俺は耐えられるんだろうか?
のぼせて死んでしまうかもしれない。
「……今日はよろしくお願いしますね」
「お、おう」
「そ、それじゃ、さっそく行きましょうか」
頬を染めたまま先に歩き出そうとするあやせ。
「……なあ、あやせ」
「なんですか?」
「ちょっとした提案なんだが……今日は『お兄さん』って呼び方、やめないか?」
「え?」
「どうせだったら、なりきった方がいいだろ?」
桐乃だって、俺のこと「京介」って呼ぼうとしてたし。
雰囲気を出すんだったら、そうするべきじゃないだろうか。……まあ、半分くらいは俺の個人的な願望であることは、否定しない。
「で、でも……」
「あ、嫌ならいいんだぜ?無理にとは言わねえからさ」
「い、嫌じゃないです。……そうですね。そっちの方がいいかもしれません」
普段は透き通るように白いあやせの肌が、ぱっと見ただけでも分かるくらいに赤く染まっていく。
緊張した面持ちのまま……あやせは小さく呟いた。
「今日は……よろしくお願いしますね、京介…さん」
「お、おう」
まるでナイフで刺されたかのように痺れる俺の心。
やばい。マジ可愛い。あやせたん、マジ天使。
「あのですね、おに……き、京介さん。私からも提案があるんですけど……」
あやせはもじもじとしたまま、『提案』とやらをなかなか言い出そうとしない。
「今日は遠慮するなって。お前のためなら、多少の無理難題は聞いてやる」
「ま、またそんな……本当ですね?なら……」
頬を染めたままのあやせは、おずおずと右手を差し出してきた。
「ひぃっ!?」
「な、なんで逃げるんですか!?」
「だ、だってお前!多少の無理難題は聞くっつったけどさぁ!こんな街中で手錠は、さすがにありえねえだろ!?」
手錠つけたまま女子中学生とデートなんてしてたら、絶対に通報されるよ!お前にならまだしも、警察に本物の手錠なんてかけられてたまるか!
「違いますっ!?お兄さんは私をなんだと思っているんですか!?」
「今までお前にされてきた事を思えば、むしろ自然なリアクションだという自負があるんだが」
その天使のように愛くるしい仕草に、何度騙されてきたことか。あやせが俺にかわいいところを見せてくれるのって、たいがい俺をはめようとしてる時だもんな。もうその手は食わないぜ。
「私はただ、手を繋ぎたいなって!………ぁ」
「え」
そ、そうだったの?
「もういいです!お兄さんと手を繋ぐなんて、ありえません!ちょっとした気の迷いでした!」
怒りのあまり、俺の呼び方がすっかり元通りになっている。
「待ってくれ!繋ぐ!繋ぎたいです!お願い!」
「ちょ、こんな所で土下座なんかしないでください!?」
今までの人生で、一番のマジ土下座だった。この機を逃せば、俺はきっと、これからの人生をずっと後悔しながら生きていく事になる。人目なんか気にしてる場合じゃない。
そんな俺の誠意が伝わったのか……あやせは呆れたような苦笑を浮かべつつ、そっと手を差し出してくれた。
「本当にしょうがないですね、お……京介さんは」
慈愛に満ちたその笑顔は……まさしく天使そのものだったよ。
人の流れが多い、日曜の駅前。
あやせが待ち合わせ場所に指定してきたのは、以前の偽デートで桐乃が指定した場所と、同じところだった。
麻奈美は俺達がここで待ち合わせていたことを知らないはずだし、桐乃があやせに俺とのデートを話したりするとは思えない。
そうなると、この符合は偶然なんだろうが……やっぱり、駅前ってのは待ち合わせのテンプレみたいなもんなんだろうな。
腕時計を見ると、時間まではまだ三十分近くあった。どこかで時間を潰そうかと思ったが、桐乃はけっこう早めに待ち合わせ場所に現れたし……余計な動きはしない方がいいかもしれない。
そんな事を考えながら、腕時計から前方へと視線を戻そうとしたとき、
「あ、お兄さんっ!」
涼やかな声が、駅前に響いた。
小走りでこちらへ駆けてくるあやせに、周囲の視線が集中する。
あやせが向かう先に居る俺を見て、何人かは驚いたような表情を浮かべていた。
「ごめんなさいっ、お待たせしましたか?」
「いや、俺も今来たばっかりだよ」
なんだかカップルっぽい台詞のやりとりに、俺とあやせは同時に赤面してしまう。……しょっぱなからこんな調子で、今日一日、俺は耐えられるんだろうか?
のぼせて死んでしまうかもしれない。
「……今日はよろしくお願いしますね」
「お、おう」
「そ、それじゃ、さっそく行きましょうか」
頬を染めたまま先に歩き出そうとするあやせ。
「……なあ、あやせ」
「なんですか?」
「ちょっとした提案なんだが……今日は『お兄さん』って呼び方、やめないか?」
「え?」
「どうせだったら、なりきった方がいいだろ?」
桐乃だって、俺のこと「京介」って呼ぼうとしてたし。
雰囲気を出すんだったら、そうするべきじゃないだろうか。……まあ、半分くらいは俺の個人的な願望であることは、否定しない。
「で、でも……」
「あ、嫌ならいいんだぜ?無理にとは言わねえからさ」
「い、嫌じゃないです。……そうですね。そっちの方がいいかもしれません」
普段は透き通るように白いあやせの肌が、ぱっと見ただけでも分かるくらいに赤く染まっていく。
緊張した面持ちのまま……あやせは小さく呟いた。
「今日は……よろしくお願いしますね、京介…さん」
「お、おう」
まるでナイフで刺されたかのように痺れる俺の心。
やばい。マジ可愛い。あやせたん、マジ天使。
「あのですね、おに……き、京介さん。私からも提案があるんですけど……」
あやせはもじもじとしたまま、『提案』とやらをなかなか言い出そうとしない。
「今日は遠慮するなって。お前のためなら、多少の無理難題は聞いてやる」
「ま、またそんな……本当ですね?なら……」
頬を染めたままのあやせは、おずおずと右手を差し出してきた。
「ひぃっ!?」
「な、なんで逃げるんですか!?」
「だ、だってお前!多少の無理難題は聞くっつったけどさぁ!こんな街中で手錠は、さすがにありえねえだろ!?」
手錠つけたまま女子中学生とデートなんてしてたら、絶対に通報されるよ!お前にならまだしも、警察に本物の手錠なんてかけられてたまるか!
「違いますっ!?お兄さんは私をなんだと思っているんですか!?」
「今までお前にされてきた事を思えば、むしろ自然なリアクションだという自負があるんだが」
その天使のように愛くるしい仕草に、何度騙されてきたことか。あやせが俺にかわいいところを見せてくれるのって、たいがい俺をはめようとしてる時だもんな。もうその手は食わないぜ。
「私はただ、手を繋ぎたいなって!………ぁ」
「え」
そ、そうだったの?
「もういいです!お兄さんと手を繋ぐなんて、ありえません!ちょっとした気の迷いでした!」
怒りのあまり、俺の呼び方がすっかり元通りになっている。
「待ってくれ!繋ぐ!繋ぎたいです!お願い!」
「ちょ、こんな所で土下座なんかしないでください!?」
今までの人生で、一番のマジ土下座だった。この機を逃せば、俺はきっと、これからの人生をずっと後悔しながら生きていく事になる。人目なんか気にしてる場合じゃない。
そんな俺の誠意が伝わったのか……あやせは呆れたような苦笑を浮かべつつ、そっと手を差し出してくれた。
「本当にしょうがないですね、お……京介さんは」
慈愛に満ちたその笑顔は……まさしく天使そのものだったよ。
791:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 00:32:17.67:3AZKAeRv0 (4/9)
>>788 改行ごめん…
テキストをコピペしてるんだけど、改行をさせるタイミングがいまいち掴めないんだ
>>788 改行ごめん…
テキストをコピペしてるんだけど、改行をさせるタイミングがいまいち掴めないんだ
792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 00:44:33.13:3AZKAeRv0 (5/9)
あやせの手は、マシュマロなんて目じゃないくらいに、温かくて柔らかかった。絡めている指―驚け。なんと恋人繋ぎだ―から伝わる感触のせいで、俺の脳は酔っ払ったみたいにくらくらと酩酊している。
実感した。俺はきっと、一生あやせに頭が上がらない。
「?どうしたんですか、京介さん?」
大きな瞳をきらきらと輝かせながら、上目遣いでこっちを覗き込んでくるマイエンジェル。これが本物のデートだったなら、とっくに抱きしめていたことだろう。もちろん、これはデートのフリなので、実際にそんなことをすれば、あの悪夢のようなハイキックが飛んでくるに違いない。
――そうわかっていても、言わずにはいられなかった。
「ん、いや……やっぱ俺の彼女は可愛いな、ってさ」
調子に乗りすぎたかもしれない。「なに言ってるんですか、この変態![ピーーー]エエエエ!」なんていう罵声が飛んでくるかと思ったのだが、
「…本心ですか、それ」
「当たり前だろ」
「……ありがとうございます」
潤んだ瞳が、さっと伏せられてしまう。
繋いでいる手が、きゅっと握られた。気のせいなんだろうけど、「嬉しいです」とでも言われているような気がして……フリだと分かっているのに、俺まで嬉しくなってしまった。
な、なにかがおかしいぞ……。あのあやせ様が、こんなに大人しいわけがない。
――あ、そっか。これは『デートの練習』であって……つまりは、そういうことだ。
そりゃ大人しくなるわけだ。『好きな人』相手に「[ピーーー]」とか言えるわけがないもんな。
あやせが普段よりも十二割増しで天使なのも……その瞳には、好きな人とやらが写っているからなんだろう。
なんだかいたたまれなくなってきた気持ちを吹き飛ばすために、俺はわざと大きな声であやせに語りかけた。
「そういや、観たい映画ってどんな内容なんだ?」
説明が遅れてしまったが、俺達は今、「定番だけど、映画にでも行くか」という俺の提案によって、映画館へ向かっている最中なのである。
「エロゲーの選択肢をそのまま言うな!」という桐乃からの理不尽な助言を、見事に活かした結果、
「映画…いいですね。なんかいかにも『デート』って感じで…」
という台詞と、嬉しそうな笑顔を引き出す事に成功した。
なに?言い方を変えただけじゃねえか、だって?
違うよ。桐乃とのデートでは、心底「エロゲーの選択肢どおり」に言っただけの台詞だった。
あやせと映画に行きたかったのは、俺の本心だ。
――勘違いの無いように言っておくけどな。桐乃にした「植物園とかどうだ?」って提案も、俺なりに真面目な提案をしたつもりだったんだぜ?
それをにべもなく却下された俺の心情も、ちっとは分かるだろう?エロゲーの選択肢を、そのまま言いたくもなるよ。
「今やってる映画だと……これとか面白そうだと思うんです」
そう言って、あやせはバッグの中から二枚のチケットを取り出した。
これはたしか、最近CMで頻繁に流れている…恋愛映画だ。
「お兄さんは、こういう映画とか大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ。………てか、あやせさん?」
「はい?」
「……なんで、これから行く映画のチケットを、既に持ってるんだ?」
「…あ」
分かりやすく「しまった」という顔になったあやせは、視線をあちこちにさ迷わせてから、観念したように白状した。
「じ、実は……最初から映画には行きたいな、とは思ってたんです。だから、お兄さんが映画に行こうぜって提案してくれて……とっても嬉しかったです。なんだか、心が通じ合ってたみたいで」
とんでもなく恥ずかしい台詞を言い放った本人は、とんでもなく可愛らしい様子ではにかんだ。
心臓の鼓動が痛いくらいに跳ね回る。息苦しくて、視界がぼやける。
あやせのこんな可愛らしい姿を見れて、嬉しくて。まるで夢を見てるんじゃないかと思えてくる。
――夢。
……似たようなもんかもしれないな。
あやせの手は、マシュマロなんて目じゃないくらいに、温かくて柔らかかった。絡めている指―驚け。なんと恋人繋ぎだ―から伝わる感触のせいで、俺の脳は酔っ払ったみたいにくらくらと酩酊している。
実感した。俺はきっと、一生あやせに頭が上がらない。
「?どうしたんですか、京介さん?」
大きな瞳をきらきらと輝かせながら、上目遣いでこっちを覗き込んでくるマイエンジェル。これが本物のデートだったなら、とっくに抱きしめていたことだろう。もちろん、これはデートのフリなので、実際にそんなことをすれば、あの悪夢のようなハイキックが飛んでくるに違いない。
――そうわかっていても、言わずにはいられなかった。
「ん、いや……やっぱ俺の彼女は可愛いな、ってさ」
調子に乗りすぎたかもしれない。「なに言ってるんですか、この変態![ピーーー]エエエエ!」なんていう罵声が飛んでくるかと思ったのだが、
「…本心ですか、それ」
「当たり前だろ」
「……ありがとうございます」
潤んだ瞳が、さっと伏せられてしまう。
繋いでいる手が、きゅっと握られた。気のせいなんだろうけど、「嬉しいです」とでも言われているような気がして……フリだと分かっているのに、俺まで嬉しくなってしまった。
な、なにかがおかしいぞ……。あのあやせ様が、こんなに大人しいわけがない。
――あ、そっか。これは『デートの練習』であって……つまりは、そういうことだ。
そりゃ大人しくなるわけだ。『好きな人』相手に「[ピーーー]」とか言えるわけがないもんな。
あやせが普段よりも十二割増しで天使なのも……その瞳には、好きな人とやらが写っているからなんだろう。
なんだかいたたまれなくなってきた気持ちを吹き飛ばすために、俺はわざと大きな声であやせに語りかけた。
「そういや、観たい映画ってどんな内容なんだ?」
説明が遅れてしまったが、俺達は今、「定番だけど、映画にでも行くか」という俺の提案によって、映画館へ向かっている最中なのである。
「エロゲーの選択肢をそのまま言うな!」という桐乃からの理不尽な助言を、見事に活かした結果、
「映画…いいですね。なんかいかにも『デート』って感じで…」
という台詞と、嬉しそうな笑顔を引き出す事に成功した。
なに?言い方を変えただけじゃねえか、だって?
違うよ。桐乃とのデートでは、心底「エロゲーの選択肢どおり」に言っただけの台詞だった。
あやせと映画に行きたかったのは、俺の本心だ。
――勘違いの無いように言っておくけどな。桐乃にした「植物園とかどうだ?」って提案も、俺なりに真面目な提案をしたつもりだったんだぜ?
それをにべもなく却下された俺の心情も、ちっとは分かるだろう?エロゲーの選択肢を、そのまま言いたくもなるよ。
「今やってる映画だと……これとか面白そうだと思うんです」
そう言って、あやせはバッグの中から二枚のチケットを取り出した。
これはたしか、最近CMで頻繁に流れている…恋愛映画だ。
「お兄さんは、こういう映画とか大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ。………てか、あやせさん?」
「はい?」
「……なんで、これから行く映画のチケットを、既に持ってるんだ?」
「…あ」
分かりやすく「しまった」という顔になったあやせは、視線をあちこちにさ迷わせてから、観念したように白状した。
「じ、実は……最初から映画には行きたいな、とは思ってたんです。だから、お兄さんが映画に行こうぜって提案してくれて……とっても嬉しかったです。なんだか、心が通じ合ってたみたいで」
とんでもなく恥ずかしい台詞を言い放った本人は、とんでもなく可愛らしい様子ではにかんだ。
心臓の鼓動が痛いくらいに跳ね回る。息苦しくて、視界がぼやける。
あやせのこんな可愛らしい姿を見れて、嬉しくて。まるで夢を見てるんじゃないかと思えてくる。
――夢。
……似たようなもんかもしれないな。
793:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 01:03:17.56:3AZKAeRv0 (6/9)
それからのデートは、基本的にあやせ主導で進んでいった。
俺一人では、とても入れないような大人っぽい雰囲気のカフェで、映画の感想を語り合ったり。アクセサリーショップでペアリングを嵌めて「お揃いですね、京介さんっ♪」なんて言われて、舞い上がったり。
デートの練習としては、なかなかにリアリティのあるものだったと思う。あやせも楽しんでくれてたみたいだし、どうやら今回の相談も、無事に終える事が出来そうだ。
あやせがデートの締めに選んだ場所は、いつもの公園だった。裏に交番があるこの場所に、あやせと二人。通報されやしないかという怯えで自然と鼓動が早くなる。……今日に限っては、それだけが原因じゃないかもしれないが。
ベンチに二人並んで腰掛ける。
夕陽に照らされたあやせは……今日だけで何度そう思ったか分からないが、本当に可愛かった。天使という形容が、冗談ではないくらいに。
艶やかな黒髪が、オレンジ色に淡く輝いている。手を伸ばして撫でてみたい衝動に駆られ、俺は慌ててあやせから目を逸らした。
「今日はありがとうございました、京介さん」
「こっちこそ、ありがとな。めちゃくちゃ楽しかったよ」
「…はい」
むず痒い沈黙。なにかを言いたいけれど、この空気を壊したくない。
なにより、会話が進んで……『デートの練習』が終わってしまうのが、怖かった。
あやせは、どうなんだろうな?
あやせが沈黙する理由が分からず、俺はちらちらとあやせの様子を窺う。
「…京介さん、最後に一つだけ、お願いがあります」
「な、なんだ?」
「実は……このデートには、目的があるんです」
「へえ…どんな?」
「…こ、告白を、しようと……思って」
告白。その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるように痛んだ。あまりにも痛くて、思わず表情が歪んでしまう。
「『この間』、言われたんです。俺も君のことが大好きだよ、って」
イラッ。それまでの穏やかな気持ちが嘘だったかのように、胸の中で暗い感情が膨らんでいく。
「…私のこと、本当に好きで居てくれるんだなって……やっと自信が持てたんです」
――限界だった。
「……そうか。それじゃ、頑張れよ。応援してる」
「え?ちょ、ちょっと、お兄さん!?」
呼び掛けるあやせの声を振り切って、俺は早足で公園の出口へ向かう。
「お願い……最後のお願い、まだ聞いてもらってません!」
そんなの、聞かなくても分かるよ。どうせ、
「告白の練習をさせてください」…とか、そういう話だろ?
ごめんな、あやせ。やっぱり俺は、どうしようもないダメ人間らしい。
たとえ練習でも、お前が他の男に告白するところなんて……見たくねえよ。
あやせの呼び止める声が聞こえなくなり、出口まであと数メートルというところで、
背後から、誰かに抱き締められた。
甘い香りが鼻孔に届く。背中に感じた体温は、少し熱かった。
「お願いですから、最後まで聞いてください……っ」
切羽詰った声には、嗚咽が混じっていた。
体が鉛のように重い。だというのに、あやせの声に反応して、俺の体は勝手にあやせへと向き直る。
「どうして………どうして気付いてくれないんですか…っ!」
俺の胸へ、あやせの小さな拳が叩きつけられる。
いつかのハイキックとは比べ物にならない、女の子らしい軽い拳だった。
「今日楽しかったのは、練習だったからじゃありません!……お兄さんと一緒だったから楽しかったに決まってるじゃないですか!」
それからのデートは、基本的にあやせ主導で進んでいった。
俺一人では、とても入れないような大人っぽい雰囲気のカフェで、映画の感想を語り合ったり。アクセサリーショップでペアリングを嵌めて「お揃いですね、京介さんっ♪」なんて言われて、舞い上がったり。
デートの練習としては、なかなかにリアリティのあるものだったと思う。あやせも楽しんでくれてたみたいだし、どうやら今回の相談も、無事に終える事が出来そうだ。
あやせがデートの締めに選んだ場所は、いつもの公園だった。裏に交番があるこの場所に、あやせと二人。通報されやしないかという怯えで自然と鼓動が早くなる。……今日に限っては、それだけが原因じゃないかもしれないが。
ベンチに二人並んで腰掛ける。
夕陽に照らされたあやせは……今日だけで何度そう思ったか分からないが、本当に可愛かった。天使という形容が、冗談ではないくらいに。
艶やかな黒髪が、オレンジ色に淡く輝いている。手を伸ばして撫でてみたい衝動に駆られ、俺は慌ててあやせから目を逸らした。
「今日はありがとうございました、京介さん」
「こっちこそ、ありがとな。めちゃくちゃ楽しかったよ」
「…はい」
むず痒い沈黙。なにかを言いたいけれど、この空気を壊したくない。
なにより、会話が進んで……『デートの練習』が終わってしまうのが、怖かった。
あやせは、どうなんだろうな?
あやせが沈黙する理由が分からず、俺はちらちらとあやせの様子を窺う。
「…京介さん、最後に一つだけ、お願いがあります」
「な、なんだ?」
「実は……このデートには、目的があるんです」
「へえ…どんな?」
「…こ、告白を、しようと……思って」
告白。その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるように痛んだ。あまりにも痛くて、思わず表情が歪んでしまう。
「『この間』、言われたんです。俺も君のことが大好きだよ、って」
イラッ。それまでの穏やかな気持ちが嘘だったかのように、胸の中で暗い感情が膨らんでいく。
「…私のこと、本当に好きで居てくれるんだなって……やっと自信が持てたんです」
――限界だった。
「……そうか。それじゃ、頑張れよ。応援してる」
「え?ちょ、ちょっと、お兄さん!?」
呼び掛けるあやせの声を振り切って、俺は早足で公園の出口へ向かう。
「お願い……最後のお願い、まだ聞いてもらってません!」
そんなの、聞かなくても分かるよ。どうせ、
「告白の練習をさせてください」…とか、そういう話だろ?
ごめんな、あやせ。やっぱり俺は、どうしようもないダメ人間らしい。
たとえ練習でも、お前が他の男に告白するところなんて……見たくねえよ。
あやせの呼び止める声が聞こえなくなり、出口まであと数メートルというところで、
背後から、誰かに抱き締められた。
甘い香りが鼻孔に届く。背中に感じた体温は、少し熱かった。
「お願いですから、最後まで聞いてください……っ」
切羽詰った声には、嗚咽が混じっていた。
体が鉛のように重い。だというのに、あやせの声に反応して、俺の体は勝手にあやせへと向き直る。
「どうして………どうして気付いてくれないんですか…っ!」
俺の胸へ、あやせの小さな拳が叩きつけられる。
いつかのハイキックとは比べ物にならない、女の子らしい軽い拳だった。
「今日楽しかったのは、練習だったからじゃありません!……お兄さんと一緒だったから楽しかったに決まってるじゃないですか!」
794:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 01:06:19.98:3AZKAeRv0 (7/9)
「え……」
それって、どういう…。
「いつもお兄さんとお話するのが楽しかった!お兄さんが一生懸命相談にのってくれて、嬉しかった!……結婚しようって言ってくれて、本当に嬉しかった…」
限界まで溜まっていた涙が、一滴零れた。それを皮切りに、ぼろぼろと大粒の涙が溢れてくる。
「『あれだけ』分かりやすく言えば、きっと気付いてくれるだろうって…そう思ってたのに。お兄さんは『全然気付いてくれませんでした』」
「…っ」
「だから……最後のお願いです、お兄さん。ちゃんと聞いてください…お願いします」
心の底から搾り出されたような、切実な声だった。
「ああ…分かったよ」
あやせの瞳を、正面から覗き込む。涙で輝く瞳が、真っ直ぐに俺を見つめる。
「お兄さん、私は……ずっと前から、」
「お兄さんのことが、好きでした」
足がふらつきそうになった。眉間を打ち抜かれたような衝撃のせいで、視界が揺らぐ。
あやせ曰く『全然気付かなかった』俺でも……ここまではっきりと言われれば、勘違いのしようもない。
練習でも、ましてや冗談でもない。
あやせが、俺に「好きだ」と……告白してくれた。
死ぬかと思った。原因が分からないけれど、そう思った。息が苦しくて、吐く息がやけに熱くて。膝は笑っているし、視界は相変わらず定まらない。
「あ、………っ」
何故かあやせの口が堅く結ばれた。照れ…ではない。
…悲しんでいる?
「や、やっぱり、お兄さんは……冗談、で…」
「……ぁ」
その一言で、あやせが再び涙を流し始めた理由に、ようやく思い当たる。
あやせは、俺からの返事を待っているのだ。
俺があんまりもたもたしているもんだから、
「いつもの言葉は、やっぱり冗談だった」なんていう勘違いでもしてしまったのか。
違う。そうじゃない。
俺は…自分の気持ちを、はっきりとあやせに伝えなければいけない。
「あやせ」
「っ!」
あやせの肩が、びくっと震えた。
……俺には「全然気付かない」なんて言っておきながら、お前だって俺の気持ちが分かってねえじゃんか。
「…俺も、だよ」
「……え?」
「なんか今さら、って気もするんだけどさ。あらためて、はっきり言っとく」
緊張で止まりそうになる気持ちに渇を入れるため、一息吸い込んだ。
「俺も、お前のことが大好きだよ。真面目で、友達想いで、ちょっと思い込みが激しくて、天使のようにかわいくて……俺なんかのために、こんなに一生懸命になってくれてる。そんなあやせが、俺は大好きだ」
あやせがなにかを言う前に、俺はあやせを抱き寄せた。
一瞬の抵抗があって……あやせは静かに、俺へと体重を預けてくれた。
「いいんですか、お兄さん?」
「なにが?」
「私、とっても嫉妬深いですよ?」
「そっか。……むしろ、嬉しいよ」
「す、素直じゃないかもしれません。……なるべく、直すようにはしますけど」
「ぜひそうしてくれ」
「そ、それに……お兄さんのことが、本当に……」
言葉の最後の方は、あやせが俺の胸に顔を押し付けてきたせいで、よく聞こえなかった。
その代わり、なのかもしれない。背中に回された手に、ぎゅっと力が込められた。
お返しに、俺もあやせを強く抱きしめる。気持ちが伝わるように、しっかりと。
「え……」
それって、どういう…。
「いつもお兄さんとお話するのが楽しかった!お兄さんが一生懸命相談にのってくれて、嬉しかった!……結婚しようって言ってくれて、本当に嬉しかった…」
限界まで溜まっていた涙が、一滴零れた。それを皮切りに、ぼろぼろと大粒の涙が溢れてくる。
「『あれだけ』分かりやすく言えば、きっと気付いてくれるだろうって…そう思ってたのに。お兄さんは『全然気付いてくれませんでした』」
「…っ」
「だから……最後のお願いです、お兄さん。ちゃんと聞いてください…お願いします」
心の底から搾り出されたような、切実な声だった。
「ああ…分かったよ」
あやせの瞳を、正面から覗き込む。涙で輝く瞳が、真っ直ぐに俺を見つめる。
「お兄さん、私は……ずっと前から、」
「お兄さんのことが、好きでした」
足がふらつきそうになった。眉間を打ち抜かれたような衝撃のせいで、視界が揺らぐ。
あやせ曰く『全然気付かなかった』俺でも……ここまではっきりと言われれば、勘違いのしようもない。
練習でも、ましてや冗談でもない。
あやせが、俺に「好きだ」と……告白してくれた。
死ぬかと思った。原因が分からないけれど、そう思った。息が苦しくて、吐く息がやけに熱くて。膝は笑っているし、視界は相変わらず定まらない。
「あ、………っ」
何故かあやせの口が堅く結ばれた。照れ…ではない。
…悲しんでいる?
「や、やっぱり、お兄さんは……冗談、で…」
「……ぁ」
その一言で、あやせが再び涙を流し始めた理由に、ようやく思い当たる。
あやせは、俺からの返事を待っているのだ。
俺があんまりもたもたしているもんだから、
「いつもの言葉は、やっぱり冗談だった」なんていう勘違いでもしてしまったのか。
違う。そうじゃない。
俺は…自分の気持ちを、はっきりとあやせに伝えなければいけない。
「あやせ」
「っ!」
あやせの肩が、びくっと震えた。
……俺には「全然気付かない」なんて言っておきながら、お前だって俺の気持ちが分かってねえじゃんか。
「…俺も、だよ」
「……え?」
「なんか今さら、って気もするんだけどさ。あらためて、はっきり言っとく」
緊張で止まりそうになる気持ちに渇を入れるため、一息吸い込んだ。
「俺も、お前のことが大好きだよ。真面目で、友達想いで、ちょっと思い込みが激しくて、天使のようにかわいくて……俺なんかのために、こんなに一生懸命になってくれてる。そんなあやせが、俺は大好きだ」
あやせがなにかを言う前に、俺はあやせを抱き寄せた。
一瞬の抵抗があって……あやせは静かに、俺へと体重を預けてくれた。
「いいんですか、お兄さん?」
「なにが?」
「私、とっても嫉妬深いですよ?」
「そっか。……むしろ、嬉しいよ」
「す、素直じゃないかもしれません。……なるべく、直すようにはしますけど」
「ぜひそうしてくれ」
「そ、それに……お兄さんのことが、本当に……」
言葉の最後の方は、あやせが俺の胸に顔を押し付けてきたせいで、よく聞こえなかった。
その代わり、なのかもしれない。背中に回された手に、ぎゅっと力が込められた。
お返しに、俺もあやせを強く抱きしめる。気持ちが伝わるように、しっかりと。
795:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 01:07:57.92:3AZKAeRv0 (8/9)
これから先、俺とあやせがどうなっていくのか……今の時点では、想像も出来ない。
はっきりいって、今は頭が蕩けすぎてなにも考えられない。
ただただ、これが夢なんかじゃないと確かめるように、あやせを強く抱きしめる。今の俺に出来る事なんて、そのくらいしかない。
ああ、でもな。たった一つだけ、蕩けきった頭でも断言できるよ。
腕の中の愛しい彼女を見つめて、俺は内心で呟いた。
俺の彼女は、こんなにも可愛い――ってな。
これから先、俺とあやせがどうなっていくのか……今の時点では、想像も出来ない。
はっきりいって、今は頭が蕩けすぎてなにも考えられない。
ただただ、これが夢なんかじゃないと確かめるように、あやせを強く抱きしめる。今の俺に出来る事なんて、そのくらいしかない。
ああ、でもな。たった一つだけ、蕩けきった頭でも断言できるよ。
腕の中の愛しい彼女を見つめて、俺は内心で呟いた。
俺の彼女は、こんなにも可愛い――ってな。
796:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/06(月) 01:08:59.65:3AZKAeRv0 (9/9)
以上で終わりです
お目汚し、失礼しました
以上で終わりです
お目汚し、失礼しました
797:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/06(月) 01:13:21.65:jeRuauE80 (1/1)
乙でした~、良かったとおもいます・・・あやせ可愛いな~
乙でした~、良かったとおもいます・・・あやせ可愛いな~
798:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/06(月) 01:17:05.24:bgWls9/P0 (1/1)
あやせたんマジ天使
あやせたんマジ天使
799:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/06(月) 01:26:34.35:7LOfZzKN0 (1/1)
乙
お目汚しどころかレーシックされた気分だ
乙
お目汚しどころかレーシックされた気分だ
800:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本):2011/06/06(月) 01:46:44.86:Hxg4nL330 (1/1)
あやせたんがまぶしすぎて目が開けられない
とにかく乙だった!
あやせたんがまぶしすぎて目が開けられない
とにかく乙だった!
801:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/06(月) 02:46:56.55:poeu8FVpo (1/1)
乙
あやせは正義
メール欄に「sage saga」って入れておくと伏字にならずにすむよ
乙
あやせは正義
メール欄に「sage saga」って入れておくと伏字にならずにすむよ
802:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/06(月) 04:25:30.56:0XIOG5mL0 (1/1)
>>795
乙!!あやせマジ天使
あやせスレの住人だよな多分
これからも楽しみにしてるぜ
>>795
乙!!あやせマジ天使
あやせスレの住人だよな多分
これからも楽しみにしてるぜ
803:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/06(月) 04:42:51.83:r6t98SXDO (1/1)
>>796
読んでて俺まで頭クラクラしてきたww
あやせマジ天使
>>796
読んでて俺まで頭クラクラしてきたww
あやせマジ天使
804:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/06(月) 06:02:26.90:UVSpH80Ao (1/1)
乙
これからも機会があれば書いてくれ
乙
これからも機会があれば書いてくれ
805:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/06(月) 08:21:48.38:Nl0vinef0 (1/1)
>>795乙!
おかしいな...顔のにやけが止まらない
>>795乙!
おかしいな...顔のにやけが止まらない
806:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/06(月) 08:39:00.27:D/fQXytSO (1/1)
この1週間くらいであやせSSが6件投下されてるのか
そしてどのあやせも可愛い
うん
いい流れ
この1週間くらいであやせSSが6件投下されてるのか
そしてどのあやせも可愛い
うん
いい流れ
807:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/06(月) 12:53:30.87:gRnnKldAO (1/1)
乙!あやせマジ天使!
今度メルルのアトリエが出るんだが、小ネタくらいにはならないか?
乙!あやせマジ天使!
今度メルルのアトリエが出るんだが、小ネタくらいにはならないか?
808:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/06(月) 21:10:48.83:q5Jh3AJl0 (1/1)
>>795
乙
でもってあやせが京介にかける手錠のチェーンの形がハート型になると…
>>795
乙
でもってあやせが京介にかける手錠のチェーンの形がハート型になると…
809:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2011/06/06(月) 22:49:31.12:mrHODttno (1/1)
あやせたんマジ天使…
桐乃どんな反応するんだろうなぁ
あやせたんマジ天使…
桐乃どんな反応するんだろうなぁ
810:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/06(月) 23:11:09.61:jKMiVniJ0 (1/9)
初投稿です。7番煎じのあやせネタ逝かせていただきます。
初投稿です。7番煎じのあやせネタ逝かせていただきます。
811:jKMiVniJ0:2011/06/06(月) 23:19:37.66:jKMiVniJ0 (2/9)
俺の女神がこんなにも美しいわけが無い
今日もまた俺の携帯にラブリーマイエンジェルことあやせたんからメールが来た。
「私の家に来ていただけますか?」
手錠に繋がされたり、ライターに火あぶりされたりしてもあやせたんからの電話があれば 即参上する。なぜなら俺はあやせたんという存在に心奪われた男だからだ。
「お兄さんすごい顔していますよ。どんだけ急いで来たのですか?」
「ぜえぜえ…あやせといる時間を少しでも伸ばしたいからな」
急いできたので息が絶え絶えになりながら俺は答えた。
「また調子のいいことを言って…上がってください」
あやせの部屋に入ってすぐ俺はあやせの前に腕を差し出した、どうせやられることは分かっているのなら、自分から差し出したほうが早い。
「お兄さん何ですか腕なんか出して、ハッ…まさかお兄さんがそんな趣味に目覚めるなんてきっと桐乃とも…」
「ちげーよ、きっと今日も手錠をかけられると思ったから先に手を出しただけだよ」
「もう手錠はしません、でも勘違いしないで下さい。襲い掛かってきたら大声を出しますから。」
「わかっているって、それがあやせ流のスキンシップなんだろ。押すなよ、押すなよ。絶対に押すなよ。っていう例のやつだよな」
俺が答えると… ビビーっていう警報音が部屋に鳴り響いた。
「うわー 冗談だって俺が悪かった親御さんが来る前にそれを止めてくれ」
「大丈夫ですよ。お母さんは会合で今日は留守にしています。やっぱりお兄さんは信用なりません」
音が鳴り止むと同時に俺の腕に恒例の銀のブレスレットが装着された。やっぱりあやせはこうですよねー
「いつも相談に乗ってくれているお兄さんにプレゼントです。お茶持ってきますね。部屋を漁ったりしたら…」
ニコって微笑んであやせは部屋を後にした。
俺の女神がこんなにも美しいわけが無い
今日もまた俺の携帯にラブリーマイエンジェルことあやせたんからメールが来た。
「私の家に来ていただけますか?」
手錠に繋がされたり、ライターに火あぶりされたりしてもあやせたんからの電話があれば 即参上する。なぜなら俺はあやせたんという存在に心奪われた男だからだ。
「お兄さんすごい顔していますよ。どんだけ急いで来たのですか?」
「ぜえぜえ…あやせといる時間を少しでも伸ばしたいからな」
急いできたので息が絶え絶えになりながら俺は答えた。
「また調子のいいことを言って…上がってください」
あやせの部屋に入ってすぐ俺はあやせの前に腕を差し出した、どうせやられることは分かっているのなら、自分から差し出したほうが早い。
「お兄さん何ですか腕なんか出して、ハッ…まさかお兄さんがそんな趣味に目覚めるなんてきっと桐乃とも…」
「ちげーよ、きっと今日も手錠をかけられると思ったから先に手を出しただけだよ」
「もう手錠はしません、でも勘違いしないで下さい。襲い掛かってきたら大声を出しますから。」
「わかっているって、それがあやせ流のスキンシップなんだろ。押すなよ、押すなよ。絶対に押すなよ。っていう例のやつだよな」
俺が答えると… ビビーっていう警報音が部屋に鳴り響いた。
「うわー 冗談だって俺が悪かった親御さんが来る前にそれを止めてくれ」
「大丈夫ですよ。お母さんは会合で今日は留守にしています。やっぱりお兄さんは信用なりません」
音が鳴り止むと同時に俺の腕に恒例の銀のブレスレットが装着された。やっぱりあやせはこうですよねー
「いつも相談に乗ってくれているお兄さんにプレゼントです。お茶持ってきますね。部屋を漁ったりしたら…」
ニコって微笑んであやせは部屋を後にした。
812:jKMiVniJ0:2011/06/06(月) 23:22:28.81:jKMiVniJ0 (3/9)
あやせがいないうちに部屋を見渡す。相変わらず石鹸のいい匂いと清潔感漂う部屋の装飾に思わず見とれているといくつかの写真があった。そのいくつかに眼鏡をかけた黒髪の小学生高学年ぐらいの女の子の写真を見つけた。少し影がある感じで、もし黒猫が眼鏡をかけたらこんな風になるのだろうか?
「これはあやせなのか、あやせだよなぁ、もしあやせだとしたら、眼鏡だと…あやせたんに眼鏡だと…鬼に金棒、桐乃にエロゲー、00にオーライザー、あまりの美しさに俺のリヴァイアサンがトランザムしてしまうではないか、あやせたんに眼鏡ってことは、メガあやせだよな。やっべーすげーいいよメガあやせきたー、メガあやせの圧倒的な性能に俺は心奪われた、このきもちまさしく愛だ、フォー俺の嫁決定ぃぃぃぃぃいいいいー」
なんて隣の部屋の主を笑えないような狂乱振りをしていると階段を上がる音を聞き逃したらしくドアを開けたあやせが入っていた。
「何をしているのですかお兄さん。ま、まさかタンスを漁って私のパンツをくんかくんかしていたのではないでしょうね」
「違うぞあやせ、これは桐乃のまねだ、もしこのめがねっ娘を桐乃が見たらこんなリアクションをすると思って思わずやってみてしまったんだ」
写真を見ながら我ながら苦しい言い訳を披露した。
「嘘吐かないで下さい。お兄さんが眼鏡っ娘好きなのはお姉さんから聞いています。お姉さんにいががわしい眼鏡っ娘の写真を見せたのも知っているんですよ。それに桐乃がそんな醜態を見せ…」
言いかけた途中でメルルのコスプレショーでの桐乃の大はしゃぎぶりを思い出したのか黙り込んだ。
「すまん。許してくれこの眼鏡っ娘はあやせかあやせなのか、ちょっと影がある感じだけどかわいいじゃないか、そうか昔は眼鏡かけていたんだなぁ」
俺は目をうるうるさせながら両手で写真の眼鏡っ娘に指を指した。
「私視力が弱くて小学校の時は眼鏡をかけていたんです。苛められてるほどって言うわけではなかったんですが、長い髪をからからかい混じりに貞子って言う男子もいたりして、当時は自分のことあまり好きではなかったんです。中学に入って桐乃にメガネ外したほうが可愛いよって言われて仲良くなって、桐乃の紹介でモデルを始めたんです。桐乃のおかげで私変われたんです」
あやせたんが眼鏡を外したのはあいつのせいだったのか、だからこいつあんなに桐乃ラブなんだな。それよりもこんなに可愛いラブリーマイエンジェルを貞子なんて言うなんて、男の風上にも置けないな。
「そうか取り乱してすまなかった。それより何の用があって俺を呼んだんだ」
「だから相談に乗ってくれているお兄さんにプレゼントがあるんです」
「プレゼントっていうのは、このすばらしい銀のブレスレットのことじゃないのか、いやー実にいい仕事しているではないか」
俺は目をつぶりながら腕を組んで、手錠をジャラジャラ鳴らしながらうんうんと頷いた。
「お兄さん今から見せますから、そのまま目をつぶっていてくださいね」
まさかあやせたんのあんなとこ、とかこんなとこ、とか見せてくれるのか、まてまてまていくらなんでも飛躍しすぎだ、黒猫のも結局見られなかったし、期待しながら待っていると
あやせがいないうちに部屋を見渡す。相変わらず石鹸のいい匂いと清潔感漂う部屋の装飾に思わず見とれているといくつかの写真があった。そのいくつかに眼鏡をかけた黒髪の小学生高学年ぐらいの女の子の写真を見つけた。少し影がある感じで、もし黒猫が眼鏡をかけたらこんな風になるのだろうか?
「これはあやせなのか、あやせだよなぁ、もしあやせだとしたら、眼鏡だと…あやせたんに眼鏡だと…鬼に金棒、桐乃にエロゲー、00にオーライザー、あまりの美しさに俺のリヴァイアサンがトランザムしてしまうではないか、あやせたんに眼鏡ってことは、メガあやせだよな。やっべーすげーいいよメガあやせきたー、メガあやせの圧倒的な性能に俺は心奪われた、このきもちまさしく愛だ、フォー俺の嫁決定ぃぃぃぃぃいいいいー」
なんて隣の部屋の主を笑えないような狂乱振りをしていると階段を上がる音を聞き逃したらしくドアを開けたあやせが入っていた。
「何をしているのですかお兄さん。ま、まさかタンスを漁って私のパンツをくんかくんかしていたのではないでしょうね」
「違うぞあやせ、これは桐乃のまねだ、もしこのめがねっ娘を桐乃が見たらこんなリアクションをすると思って思わずやってみてしまったんだ」
写真を見ながら我ながら苦しい言い訳を披露した。
「嘘吐かないで下さい。お兄さんが眼鏡っ娘好きなのはお姉さんから聞いています。お姉さんにいががわしい眼鏡っ娘の写真を見せたのも知っているんですよ。それに桐乃がそんな醜態を見せ…」
言いかけた途中でメルルのコスプレショーでの桐乃の大はしゃぎぶりを思い出したのか黙り込んだ。
「すまん。許してくれこの眼鏡っ娘はあやせかあやせなのか、ちょっと影がある感じだけどかわいいじゃないか、そうか昔は眼鏡かけていたんだなぁ」
俺は目をうるうるさせながら両手で写真の眼鏡っ娘に指を指した。
「私視力が弱くて小学校の時は眼鏡をかけていたんです。苛められてるほどって言うわけではなかったんですが、長い髪をからからかい混じりに貞子って言う男子もいたりして、当時は自分のことあまり好きではなかったんです。中学に入って桐乃にメガネ外したほうが可愛いよって言われて仲良くなって、桐乃の紹介でモデルを始めたんです。桐乃のおかげで私変われたんです」
あやせたんが眼鏡を外したのはあいつのせいだったのか、だからこいつあんなに桐乃ラブなんだな。それよりもこんなに可愛いラブリーマイエンジェルを貞子なんて言うなんて、男の風上にも置けないな。
「そうか取り乱してすまなかった。それより何の用があって俺を呼んだんだ」
「だから相談に乗ってくれているお兄さんにプレゼントがあるんです」
「プレゼントっていうのは、このすばらしい銀のブレスレットのことじゃないのか、いやー実にいい仕事しているではないか」
俺は目をつぶりながら腕を組んで、手錠をジャラジャラ鳴らしながらうんうんと頷いた。
「お兄さん今から見せますから、そのまま目をつぶっていてくださいね」
まさかあやせたんのあんなとこ、とかこんなとこ、とか見せてくれるのか、まてまてまていくらなんでも飛躍しすぎだ、黒猫のも結局見られなかったし、期待しながら待っていると
813:jKMiVniJ0:2011/06/06(月) 23:29:07.67:jKMiVniJ0 (4/9)
「もういいですよお兄さん」
あやせに言われ目を開けるとそこには天使ならぬ、メガ天使が俺の目に映っていた。なんとラブリーマイエンジェルが眼鏡を掛けているではないか。
「すげえ、あああまりの神々しさに涙がとまらねえ、ありがたや、ありがたや」
俺はまるでご本尊を拝む老人のようにあやせの前で手を合わせていた。
「もうお兄さんは大げさですね、それで私の圧倒的な性能に心奪われましたか?」
あやせは意地悪な笑顔で微笑む。ああなんて美しいのだろうまるで女神のようだ。
「ああ今まで生きた甲斐があった、もう死んでもいい」
「さすがにそこまで言われると引きますね、そういえばお兄さん彼女と別れたらしいじゃないですか」
「桐乃から聞いたのかな、その通りだあやせ、これでいつでもお前にセクハラをすることができるぜ」
カチ。バチバチバチィ。
光彩を失った目であやせは先端からスパークが、飛び出している機械を取り出した。
「お兄さん茶々を入れるのはやめていただけますか?」
「悪かった。ごめんなさいスタンガンはシャレにならん止めてくれ」
こえーよ、やっぱりこの女こえー、でもこの恐さがたまらない。黒猫騒動以後新しく身につけたスキルを駆使し、五体倒置の状態で女神に許しを請うた。
「これでお兄さんにまた相談することが出来ますね。私桐乃の趣味のこともっと知りたいと思っているんです、今度私と一緒に秋葉原に行ってもらえますか?」
「二人でいうことはもしかしてデートか、もちろん行くよ、行くに決まっているだろう」
「デートじゃありません。勘違いしないで下さいあくまで桐乃の趣味を知るためです」
あやせルート確定かと喜んでいた俺の前にクラシックの着メロなのか、あやせの携帯が鳴っていた。どうやら相手は桐乃らしい。
「もしもしあやせぇー、今日確かに親御さんいないんだよね?もし変な人が来てなにかあったら大変だから明日は休みだし、もしよかったらうちに泊まらない?いまから迎えに行くね」
「大変です今から桐乃がうちに来るみたいです。ごめんなさい手錠を外しますから、早く帰ってください」
あやせの部屋で桐乃と鉢合わせになるわけにいかず、相手の返事を聞かないうちに電話を切ってしまった妹を恨みながらあやせの部屋を出ようとすると家の呼び出し音が聞こえた。はじめから来るつもりだったんだなこんちくしょう。
「てゆうかもう来ちゃった。あやせいるー」
「ちょっとまってー桐乃。取り合えずお兄さんはクローゼットに隠れてください。間違っても中で変な事しないで下さいよ」
ガチャン。再び俺の腕に銀のブレスレットが装着され、俺はクローゼットに押し込められた。そしてあやせは桐乃を連れて部屋に戻ってきた。いつの間にか眼鏡も外していた。
「あやせいきなり来てごめんね。あっわざわざお茶用意してくれたんだ。ありがとね」
桐乃は俺が飲みかけたコップに口をつけた。間接キスじゃねーか、もしあいつそれに気付いたら烈火のごとく怒りやがるだろうな。
「そうだ。あいつに連絡しとかなくちゃ、えーと今日あやせが家に来て泊るけど色目を使ったり話しかけたりしたら[ピーーー]からっと」
ピッピッと笑顔ですばやくメールを打つ妹様を尻目に、俺は着信が掛かろうとしている携帯の電源を不自由な腕で消そうとするのに必死であった。
「よしっと、じゃああやせ準備ができたら行くよ」
「うん。私は大丈夫、さあ行こう桐乃」
あやせは桐乃と手を繋いで部屋を出て行った。
あれ俺忘れられてね。ちょっとまてクローゼットの中に監禁されている俺は、どうなるんだ。まさか放置プレイかあやせたん。
「せめて手錠だけは外してくれー。もどってきてーあやせたん」
新垣家に一人残された俺の絶叫が、クローゼット内を響きわたった。
終わり
「もういいですよお兄さん」
あやせに言われ目を開けるとそこには天使ならぬ、メガ天使が俺の目に映っていた。なんとラブリーマイエンジェルが眼鏡を掛けているではないか。
「すげえ、あああまりの神々しさに涙がとまらねえ、ありがたや、ありがたや」
俺はまるでご本尊を拝む老人のようにあやせの前で手を合わせていた。
「もうお兄さんは大げさですね、それで私の圧倒的な性能に心奪われましたか?」
あやせは意地悪な笑顔で微笑む。ああなんて美しいのだろうまるで女神のようだ。
「ああ今まで生きた甲斐があった、もう死んでもいい」
「さすがにそこまで言われると引きますね、そういえばお兄さん彼女と別れたらしいじゃないですか」
「桐乃から聞いたのかな、その通りだあやせ、これでいつでもお前にセクハラをすることができるぜ」
カチ。バチバチバチィ。
光彩を失った目であやせは先端からスパークが、飛び出している機械を取り出した。
「お兄さん茶々を入れるのはやめていただけますか?」
「悪かった。ごめんなさいスタンガンはシャレにならん止めてくれ」
こえーよ、やっぱりこの女こえー、でもこの恐さがたまらない。黒猫騒動以後新しく身につけたスキルを駆使し、五体倒置の状態で女神に許しを請うた。
「これでお兄さんにまた相談することが出来ますね。私桐乃の趣味のこともっと知りたいと思っているんです、今度私と一緒に秋葉原に行ってもらえますか?」
「二人でいうことはもしかしてデートか、もちろん行くよ、行くに決まっているだろう」
「デートじゃありません。勘違いしないで下さいあくまで桐乃の趣味を知るためです」
あやせルート確定かと喜んでいた俺の前にクラシックの着メロなのか、あやせの携帯が鳴っていた。どうやら相手は桐乃らしい。
「もしもしあやせぇー、今日確かに親御さんいないんだよね?もし変な人が来てなにかあったら大変だから明日は休みだし、もしよかったらうちに泊まらない?いまから迎えに行くね」
「大変です今から桐乃がうちに来るみたいです。ごめんなさい手錠を外しますから、早く帰ってください」
あやせの部屋で桐乃と鉢合わせになるわけにいかず、相手の返事を聞かないうちに電話を切ってしまった妹を恨みながらあやせの部屋を出ようとすると家の呼び出し音が聞こえた。はじめから来るつもりだったんだなこんちくしょう。
「てゆうかもう来ちゃった。あやせいるー」
「ちょっとまってー桐乃。取り合えずお兄さんはクローゼットに隠れてください。間違っても中で変な事しないで下さいよ」
ガチャン。再び俺の腕に銀のブレスレットが装着され、俺はクローゼットに押し込められた。そしてあやせは桐乃を連れて部屋に戻ってきた。いつの間にか眼鏡も外していた。
「あやせいきなり来てごめんね。あっわざわざお茶用意してくれたんだ。ありがとね」
桐乃は俺が飲みかけたコップに口をつけた。間接キスじゃねーか、もしあいつそれに気付いたら烈火のごとく怒りやがるだろうな。
「そうだ。あいつに連絡しとかなくちゃ、えーと今日あやせが家に来て泊るけど色目を使ったり話しかけたりしたら[ピーーー]からっと」
ピッピッと笑顔ですばやくメールを打つ妹様を尻目に、俺は着信が掛かろうとしている携帯の電源を不自由な腕で消そうとするのに必死であった。
「よしっと、じゃああやせ準備ができたら行くよ」
「うん。私は大丈夫、さあ行こう桐乃」
あやせは桐乃と手を繋いで部屋を出て行った。
あれ俺忘れられてね。ちょっとまてクローゼットの中に監禁されている俺は、どうなるんだ。まさか放置プレイかあやせたん。
「せめて手錠だけは外してくれー。もどってきてーあやせたん」
新垣家に一人残された俺の絶叫が、クローゼット内を響きわたった。
終わり
814:jKMiVniJ0:2011/06/06(月) 23:34:27.76:jKMiVniJ0 (5/9)
以上です。最後の方が無理にまとめてしまったためにかなり強引になってしまった。小説って書くのが難しい、感想をいただけるとうれしいです。
以上です。最後の方が無理にまとめてしまったためにかなり強引になってしまった。小説って書くのが難しい、感想をいただけるとうれしいです。
815:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/07(火) 00:10:03.51:nJTOvD/DO (1/1)
>>814
展開は良いのだが
もっと台詞に…とか、とか間を使って喋ってる感じ出して欲しい
現状だと起伏なくて棒読みに見える
>>814
展開は良いのだが
もっと台詞に…とか、とか間を使って喋ってる感じ出して欲しい
現状だと起伏なくて棒読みに見える
816:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/07(火) 01:07:00.75:kLUIKxAAO (1/2)
>>814
話が面白ければ特に細かいことは気にならない俺だけど、やっぱ最後は無理矢理感が否めない
それまでの流れは面白かったから余計にそう感じたのかも
あと、セリフに?以外の感嘆符(!とか!?とか)があるとテンポよく読めるかも
>>814
話が面白ければ特に細かいことは気にならない俺だけど、やっぱ最後は無理矢理感が否めない
それまでの流れは面白かったから余計にそう感じたのかも
あと、セリフに?以外の感嘆符(!とか!?とか)があるとテンポよく読めるかも
817:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/07(火) 01:12:42.35:kLUIKxAAO (2/2)
書きたい内容があるのに、台本形式じゃ厳しいから地の文(モノローグ)形式で書こうと思うと途端にどう書けば良いか迷って結局書けない・・・
プロット的なのはメモってあるから、後は書き起こすだけなのに
書きたい内容があるのに、台本形式じゃ厳しいから地の文(モノローグ)形式で書こうと思うと途端にどう書けば良いか迷って結局書けない・・・
プロット的なのはメモってあるから、後は書き起こすだけなのに
818:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/07(火) 01:17:56.90:8sNKVgJAO (1/1)
>>814
乙!面白かったよ
地の文と台詞の部分は空行いれると読みやすくなるかも
横書きの場合、詰まってるとなんか読みにくい
>>814
乙!面白かったよ
地の文と台詞の部分は空行いれると読みやすくなるかも
横書きの場合、詰まってるとなんか読みにくい
819:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/07(火) 01:35:52.28:pGl6a9DDO (1/1)
>>817
モノローグなら、実際に声に出して書いてみたら良いと思うよ。
おいちゃん、期待してるからね。
>>817
モノローグなら、実際に声に出して書いてみたら良いと思うよ。
おいちゃん、期待してるからね。
820:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/07(火) 04:20:36.18:tR7rhDK00 (1/1)
みんなあやせたんすきすぎだろ
みんなあやせたんすきすぎだろ
821:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/07(火) 06:46:38.18:cX9IuiWSO (1/2)
ここがあやせSS総合スレになる日も近いな
ここがあやせSS総合スレになる日も近いな
822:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/07(火) 07:36:07.43:PXpN1e4L0 (1/1)
なにそれ?
それってステキやん?
なにそれ?
それってステキやん?
823:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/07(火) 08:44:24.24:uizpg9yf0 (1/1)
それじゃあ行き場を失った他のキャラは全部エロパロ行きか
俺得
それじゃあ行き場を失った他のキャラは全部エロパロ行きか
俺得
824:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/07(火) 09:08:10.83:0hC0IBur0 (1/1)
>>814
乙
>>823
桐乃・黒猫・沙織「ぐぬぬ…。」
>>814
乙
>>823
桐乃・黒猫・沙織「ぐぬぬ…。」
825:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/07(火) 18:33:47.38:kUN63PsFo (1/1)
>>814
乙。やはりあやせといったら手錠だよな
ところでブリジット√はまだですか?
>>814
乙。やはりあやせといったら手錠だよな
ところでブリジット√はまだですか?
826:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/07(火) 22:12:09.56:h2L4p/kAO (1/1)
>>814
展開はいいんだけど最後が駆け足気味でもったいない。この展開なら「クローゼットの中であやせと桐乃のやりとりに一喜一憂する京介」で更に話が続けられる。00ネタに拘ると難しいかもしれないが。
次の投稿も楽しみに待ってます。
>>814
展開はいいんだけど最後が駆け足気味でもったいない。この展開なら「クローゼットの中であやせと桐乃のやりとりに一喜一憂する京介」で更に話が続けられる。00ネタに拘ると難しいかもしれないが。
次の投稿も楽しみに待ってます。
827:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/07(火) 23:56:04.33:cX9IuiWSO (2/2)
このスレのSS需要って
あやせSS>幼女SS≧加奈子SS≧沙織SS>その他
こんな感じだよな
このスレのSS需要って
あやせSS>幼女SS≧加奈子SS≧沙織SS>その他
こんな感じだよな
828:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 00:37:35.51:twG7g4PIO (1/1)
桐乃「はぁ?なにいってんの?キモいんですケドー」
桐乃「はぁ?なにいってんの?キモいんですケドー」
829:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 00:43:30.01:dkFCdOwXo (1/1)
>>827
だいたいあってる。
>>827
だいたいあってる。
830:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 01:33:58.43:y8/grop1o (1/1)
一番いい珠希ちゃんSSを頼む
一番いい珠希ちゃんSSを頼む
831:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 02:17:27.29:Y99ieiLDO (1/1)
>>827
大体あってる
桐乃と黒猫は個別スレのまとめ読んで満足しちゃってるかもなぁ
そして案の定アニメ終了と共に下火になった地味子人気
>>827
大体あってる
桐乃と黒猫は個別スレのまとめ読んで満足しちゃってるかもなぁ
そして案の定アニメ終了と共に下火になった地味子人気
832:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 02:32:56.50:jEmjywPo0 (1/1)
>>827
あんたの言う通りだなww
大体あやせ・沙織・黒猫・桐乃・加奈子の内1人のSSが投下→幼女ルートマダー?という声が→幼女投下→また最初に戻る
の流れだなww
しかし今気付いたが無限ループって怖いな…。
>>827
あんたの言う通りだなww
大体あやせ・沙織・黒猫・桐乃・加奈子の内1人のSSが投下→幼女ルートマダー?という声が→幼女投下→また最初に戻る
の流れだなww
しかし今気付いたが無限ループって怖いな…。
833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 05:37:25.98:8c7uPg0SO (1/1)
桐乃と黒猫のSSは個別スレで大盛況だしなぁ……
ってことで、もうこのスレはあやせ・加奈子・沙織の3本柱でやってくしかないだろ!
桐乃と黒猫のSSは個別スレで大盛況だしなぁ……
ってことで、もうこのスレはあやせ・加奈子・沙織の3本柱でやってくしかないだろ!
834:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 07:52:47.22:iuc+VARDO (1/1)
まぁあんま決め付けるのもよくないだろう。
桐乃や黒猫SSだって投下しようとした人がしにくくなっちまう可能性もある。
つまり、小ネタ、力作なんでもこいってわけだ!
あやせやブリだと尚嬉しいが……
まぁあんま決め付けるのもよくないだろう。
桐乃や黒猫SSだって投下しようとした人がしにくくなっちまう可能性もある。
つまり、小ネタ、力作なんでもこいってわけだ!
あやせやブリだと尚嬉しいが……
835:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/08(水) 08:00:34.01:7RvmuvFio (1/1)
あやせはワンパで飽きてきたけどね
あやせはワンパで飽きてきたけどね
836:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 08:59:19.22:NZF1HlkDO (1/1)
ではワンパじゃない作品をどうぞ
ではワンパじゃない作品をどうぞ
837:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 10:16:50.34:gr0/tkC10 (1/11)
あやせメインってわけじゃないけど投下します。
私は今、目の前の光景が信じられないでいる。視線の先にには血まみれになって倒れている兄貴。
私とあやせは何が起きたか理解できずに呆然としていた。
ガチャ、いつものように兄貴の部屋の扉を開ける。今日は買い物の手伝いをさせるためにきたのだ。
「兄貴~服買いに行くから早く着替えて」
「は?こっちは受験生なんだぞ・・・なんで買い物に付き合わなきゃならねーんだよ」
「チッ・・・今度あたしらの雑誌で男性受けするファッションの特集するんだけど
その参考を聞きたいの。それに夏用の服も買いたいし荷物が多くなるわけ」
「それならそうと早く言えよな、てか俺にファッションセンスなんざないけどいいのか?」
「別に・・・あんま仲の良い男子の同級生も知り合いもいないから『仕方なく』あんたに頼んでんの」
兄貴にみて欲しいなんて素直に言えるわけないので『仕方なく』を強調して言った。兄貴は渋々って感じだが行く気に
なってくれたようだ。シスコンならもっと嬉しそうにしなさいよね。
あやせメインってわけじゃないけど投下します。
私は今、目の前の光景が信じられないでいる。視線の先にには血まみれになって倒れている兄貴。
私とあやせは何が起きたか理解できずに呆然としていた。
ガチャ、いつものように兄貴の部屋の扉を開ける。今日は買い物の手伝いをさせるためにきたのだ。
「兄貴~服買いに行くから早く着替えて」
「は?こっちは受験生なんだぞ・・・なんで買い物に付き合わなきゃならねーんだよ」
「チッ・・・今度あたしらの雑誌で男性受けするファッションの特集するんだけど
その参考を聞きたいの。それに夏用の服も買いたいし荷物が多くなるわけ」
「それならそうと早く言えよな、てか俺にファッションセンスなんざないけどいいのか?」
「別に・・・あんま仲の良い男子の同級生も知り合いもいないから『仕方なく』あんたに頼んでんの」
兄貴にみて欲しいなんて素直に言えるわけないので『仕方なく』を強調して言った。兄貴は渋々って感じだが行く気に
なってくれたようだ。シスコンならもっと嬉しそうにしなさいよね。
838:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 10:19:27.34:gr0/tkC10 (2/11)
渋谷ではいつものように清楚な服を着たあやせが待っていた。うん、いつもどおり可愛い。流石は私の親友だ・・・兄貴に釘刺すの
忘れてた。
「あやせに色目使ったらぶっ[ピーーー]から」
「分かってる、てかんなことしねーよ」
ぶっきらぼうに言ってはいるが嬉しそうなのは顔にでている。あたしの頼みにはそんな素振り一切ださなかったの
腹立たしい。
「おはよう桐乃、あとお兄さん今日はよろしくお願いします」
「おはよ~あやせ」
「おう、こっちこそよろしくな」
それからあたしら3人は色んな店を回った。兄貴もなんだかんだ結構楽しんでる様子だった。
今日は3人で夕飯を食べることにしていたのでちょっと遅くなるとお母さんには言ってある。もちろん兄貴にはついさっき言った。
そして帰りに事故は起きた。
「今日は楽しかったぜ。誘ってくれてありがとな」
「あたりまえじゃん。こ~んな可愛い美少女2人と買い物できたんだから」
「うふふ・・・そうだね桐乃」
あたしとあやせは話しに夢中になって気づかなかった。1台の車が近づいて来てることに
グイッ・・・ドンッ!!
「何すんのよ!?」
「キャ・・・」
あやせとあたしは急に後ろ向きに倒された、倒したであろう人物に文句を言おうと前をみたらそこには車に撥ねられた兄貴の姿。周りからは叫び声がきこえる。
そんな中、あやせとあたしは呆然としていた。
「い・・・」
目の前の現実を認めたくなかった
「いや・・・」
あの普段頼りないけどどこまでも優しくて、何度もあたしを助けてくれたあの兄貴が・・・
「いやーーーーーーーー!!」
血まみれで倒れているこの・・・現実を
渋谷ではいつものように清楚な服を着たあやせが待っていた。うん、いつもどおり可愛い。流石は私の親友だ・・・兄貴に釘刺すの
忘れてた。
「あやせに色目使ったらぶっ[ピーーー]から」
「分かってる、てかんなことしねーよ」
ぶっきらぼうに言ってはいるが嬉しそうなのは顔にでている。あたしの頼みにはそんな素振り一切ださなかったの
腹立たしい。
「おはよう桐乃、あとお兄さん今日はよろしくお願いします」
「おはよ~あやせ」
「おう、こっちこそよろしくな」
それからあたしら3人は色んな店を回った。兄貴もなんだかんだ結構楽しんでる様子だった。
今日は3人で夕飯を食べることにしていたのでちょっと遅くなるとお母さんには言ってある。もちろん兄貴にはついさっき言った。
そして帰りに事故は起きた。
「今日は楽しかったぜ。誘ってくれてありがとな」
「あたりまえじゃん。こ~んな可愛い美少女2人と買い物できたんだから」
「うふふ・・・そうだね桐乃」
あたしとあやせは話しに夢中になって気づかなかった。1台の車が近づいて来てることに
グイッ・・・ドンッ!!
「何すんのよ!?」
「キャ・・・」
あやせとあたしは急に後ろ向きに倒された、倒したであろう人物に文句を言おうと前をみたらそこには車に撥ねられた兄貴の姿。周りからは叫び声がきこえる。
そんな中、あやせとあたしは呆然としていた。
「い・・・」
目の前の現実を認めたくなかった
「いや・・・」
あの普段頼りないけどどこまでも優しくて、何度もあたしを助けてくれたあの兄貴が・・・
「いやーーーーーーーー!!」
血まみれで倒れているこの・・・現実を
839:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 10:26:11.80:gr0/tkC10 (3/11)
駄文ですが反応をみつつ夜までに続きを投下しようと思います
駄文ですが反応をみつつ夜までに続きを投下しようと思います
840:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/08(水) 12:29:49.90:4mK2Id0O0 (1/1)
?
ここでとめるの?
?
ここでとめるの?
841:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/08(水) 13:34:23.83:9UbapKj2o (1/2)
はやく続きを!
はやく続きを!
842:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/08(水) 13:43:45.45:9UbapKj2o (2/2)
はやく続きを!
はやく続きを!
843:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 14:05:08.59:gr0/tkC10 (4/11)
一応続きです
あの事故の後はほとんど覚えていない。うっすらと覚えているのは救急車の音とあやせの泣いている声だ。
気づいたらあたしは自分のベッドの上にいた。
「昨日のはきっと夢だったんだ・・・」
そう呟きリビングに降りていくとリビングには暗い顔をしたお母さんとお父さんがいて・・・兄貴はいなかった。
だけど昨日のは夢だったのを信じたくてお母さんに聞いてしまった。
「ねえ、兄貴は?」
聞いた瞬間にお母さんは準備してた手が止まり泣き出してしまった。そしてお父さんが近づいてきてあたしに教えてくれた。
昨日の出来事を。
兄貴は救急車で最寄の病院に緊急搬送されてすぐさま手術に入ったこと、あやせは泣きじゃくりあたしはあやせを慰めていたらしい。
手術は時間がかかったが無事に成功して一命は取り留めたらしいが重傷らしい。じつはついさっき入院の準備のため帰ってきたらしい。
「兄貴のお見舞いいくんでしょ!!あたしもつれていって」
「駄目だ。おまえは学校があるだろ。それをおろそかにすることは許さん!!」
「そうよ桐乃。学校が終わったらすぐに連れて行ってあげるから」
それでもなお食い下がろうとするとお父さんににらまれた。しかたなく学校に行くしかないらしい。・・・・・・兄貴
学校につくとあやせが暗い顔で近づいてきた。
「ねえ桐乃・・・お兄さんは大丈夫?」
「・・・・・・うん、手術は成功したって」
「よかった・・・本当によかった」
成功したのを教えるとあやせは泣き出して崩れ落ちてしまった。ほんとに兄貴の心配をしてくれていたのだろう。
あとは兄貴の回復を待つだけだ・・・あの兄貴のことだ。すぐにきっとピンピンして帰ってきてくれる。あたしもあやせも
そう信じてた。
放課後になるとあたしとあやせはすぐに病院にむかった。
病院に着くとお父さんが出迎えてくれた。兄貴の病室に案内するために待っていてくれたのだろう。無機質な病院の中を歩いていくなか
わたしはどうしようもない不安に襲われていた。それはあやせも同じなのだろう。分かりにくいが体が震えていた。
「ここだ」
お父さんがぶっきらぼうに言うと中にいれてくれた。そしてあやせとあたしはほぼ同時に泣き出してしまった。詳しくは分からないけど医療
器具に兄貴がつなげられていた。この酷い現実をみたあたしはもう我慢ができなかった。あやせとあたしは兄貴にすがるように泣いた。
何度も何度も謝りながら泣いた。
数分たったころあたし達はお医者さんに呼ばれた。検査などの結果がでたらしい。
「外傷は見た目ほどに酷くはありません。数ヶ月もしないで日常の生活には戻れるでしょう
しかし脳へのダメージが大きいです。なんらかの記憶障害が起こるかもしれません」
お医者さんはこんなことを大体言っていた。
あやせを家に送り届けてあたしたち家族は家に戻ってきた。ご飯は帰りにコンビニのお弁当を買ってきていたが食べる気にならずそのまま2階にあがると
当たり前だが兄貴の部屋が見えたので思わず入ってしまった。いつものように無遠慮に
しかしそこにはいつもあの優しい兄の姿はなく暗いままガランとしていた。
あれだけ病院でも泣いたのにまた涙があふれてきた。あたしは兄貴を求めるようにベッドに倒れこんだ。
ベッドからは兄貴の匂いがした。あの普段頼りなくて、でも優しくて何度も助けてくれた兄貴の温もりを感じた気がした。
一応続きです
あの事故の後はほとんど覚えていない。うっすらと覚えているのは救急車の音とあやせの泣いている声だ。
気づいたらあたしは自分のベッドの上にいた。
「昨日のはきっと夢だったんだ・・・」
そう呟きリビングに降りていくとリビングには暗い顔をしたお母さんとお父さんがいて・・・兄貴はいなかった。
だけど昨日のは夢だったのを信じたくてお母さんに聞いてしまった。
「ねえ、兄貴は?」
聞いた瞬間にお母さんは準備してた手が止まり泣き出してしまった。そしてお父さんが近づいてきてあたしに教えてくれた。
昨日の出来事を。
兄貴は救急車で最寄の病院に緊急搬送されてすぐさま手術に入ったこと、あやせは泣きじゃくりあたしはあやせを慰めていたらしい。
手術は時間がかかったが無事に成功して一命は取り留めたらしいが重傷らしい。じつはついさっき入院の準備のため帰ってきたらしい。
「兄貴のお見舞いいくんでしょ!!あたしもつれていって」
「駄目だ。おまえは学校があるだろ。それをおろそかにすることは許さん!!」
「そうよ桐乃。学校が終わったらすぐに連れて行ってあげるから」
それでもなお食い下がろうとするとお父さんににらまれた。しかたなく学校に行くしかないらしい。・・・・・・兄貴
学校につくとあやせが暗い顔で近づいてきた。
「ねえ桐乃・・・お兄さんは大丈夫?」
「・・・・・・うん、手術は成功したって」
「よかった・・・本当によかった」
成功したのを教えるとあやせは泣き出して崩れ落ちてしまった。ほんとに兄貴の心配をしてくれていたのだろう。
あとは兄貴の回復を待つだけだ・・・あの兄貴のことだ。すぐにきっとピンピンして帰ってきてくれる。あたしもあやせも
そう信じてた。
放課後になるとあたしとあやせはすぐに病院にむかった。
病院に着くとお父さんが出迎えてくれた。兄貴の病室に案内するために待っていてくれたのだろう。無機質な病院の中を歩いていくなか
わたしはどうしようもない不安に襲われていた。それはあやせも同じなのだろう。分かりにくいが体が震えていた。
「ここだ」
お父さんがぶっきらぼうに言うと中にいれてくれた。そしてあやせとあたしはほぼ同時に泣き出してしまった。詳しくは分からないけど医療
器具に兄貴がつなげられていた。この酷い現実をみたあたしはもう我慢ができなかった。あやせとあたしは兄貴にすがるように泣いた。
何度も何度も謝りながら泣いた。
数分たったころあたし達はお医者さんに呼ばれた。検査などの結果がでたらしい。
「外傷は見た目ほどに酷くはありません。数ヶ月もしないで日常の生活には戻れるでしょう
しかし脳へのダメージが大きいです。なんらかの記憶障害が起こるかもしれません」
お医者さんはこんなことを大体言っていた。
あやせを家に送り届けてあたしたち家族は家に戻ってきた。ご飯は帰りにコンビニのお弁当を買ってきていたが食べる気にならずそのまま2階にあがると
当たり前だが兄貴の部屋が見えたので思わず入ってしまった。いつものように無遠慮に
しかしそこにはいつもあの優しい兄の姿はなく暗いままガランとしていた。
あれだけ病院でも泣いたのにまた涙があふれてきた。あたしは兄貴を求めるようにベッドに倒れこんだ。
ベッドからは兄貴の匂いがした。あの普段頼りなくて、でも優しくて何度も助けてくれた兄貴の温もりを感じた気がした。
844:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 14:06:20.01:gr0/tkC10 (5/11)
一応続きです
あの事故の後はほとんど覚えていない。うっすらと覚えているのは救急車の音とあやせの泣いている声だ。
気づいたらあたしは自分のベッドの上にいた。
「昨日のはきっと夢だったんだ・・・」
そう呟きリビングに降りていくとリビングには暗い顔をしたお母さんとお父さんがいて・・・兄貴はいなかった。
だけど昨日のは夢だったのを信じたくてお母さんに聞いてしまった。
「ねえ、兄貴は?」
聞いた瞬間にお母さんは準備してた手が止まり泣き出してしまった。そしてお父さんが近づいてきてあたしに教えてくれた。
昨日の出来事を。
兄貴は救急車で最寄の病院に緊急搬送されてすぐさま手術に入ったこと、あやせは泣きじゃくりあたしはあやせを慰めていたらしい。
手術は時間がかかったが無事に成功して一命は取り留めたらしいが重傷らしい。じつはついさっき入院の準備のため帰ってきたらしい。
「兄貴のお見舞いいくんでしょ!!あたしもつれていって」
「駄目だ。おまえは学校があるだろ。それをおろそかにすることは許さん!!」
「そうよ桐乃。学校が終わったらすぐに連れて行ってあげるから」
それでもなお食い下がろうとするとお父さんににらまれた。しかたなく学校に行くしかないらしい。・・・・・・兄貴
学校につくとあやせが暗い顔で近づいてきた。
「ねえ桐乃・・・お兄さんは大丈夫?」
「・・・・・・うん、手術は成功したって」
「よかった・・・本当によかった」
成功したのを教えるとあやせは泣き出して崩れ落ちてしまった。ほんとに兄貴の心配をしてくれていたのだろう。
あとは兄貴の回復を待つだけだ・・・あの兄貴のことだ。すぐにきっとピンピンして帰ってきてくれる。あたしもあやせも
そう信じてた。
放課後になるとあたしとあやせはすぐに病院にむかった。
病院に着くとお父さんが出迎えてくれた。兄貴の病室に案内するために待っていてくれたのだろう。無機質な病院の中を歩いていくなか
わたしはどうしようもない不安に襲われていた。それはあやせも同じなのだろう。分かりにくいが体が震えていた。
「ここだ」
お父さんがぶっきらぼうに言うと中にいれてくれた。そしてあやせとあたしはほぼ同時に泣き出してしまった。詳しくは分からないけど医療
器具に兄貴がつなげられていた。この酷い現実をみたあたしはもう我慢ができなかった。あやせとあたしは兄貴にすがるように泣いた。
何度も何度も謝りながら泣いた。
数分たったころあたし達はお医者さんに呼ばれた。検査などの結果がでたらしい。
「外傷は見た目ほどに酷くはありません。数ヶ月もしないで日常の生活には戻れるでしょう
しかし脳へのダメージが大きいです。なんらかの記憶障害が起こるかもしれません」
お医者さんはこんなことを大体言っていた。
あやせを家に送り届けてあたしたち家族は家に戻ってきた。ご飯は帰りにコンビニのお弁当を買ってきていたが食べる気にならずそのまま2階にあがると
当たり前だが兄貴の部屋が見えたので思わず入ってしまった。いつものように無遠慮に
しかしそこにはいつもあの優しい兄の姿はなく暗いままガランとしていた。
あれだけ病院でも泣いたのにまた涙があふれてきた。あたしは兄貴を求めるようにベッドに倒れこんだ。
ベッドからは兄貴の匂いがした。あの普段頼りなくて、でも優しくて何度も助けてくれた兄貴の温もりを感じた気がした。
一応続きです
あの事故の後はほとんど覚えていない。うっすらと覚えているのは救急車の音とあやせの泣いている声だ。
気づいたらあたしは自分のベッドの上にいた。
「昨日のはきっと夢だったんだ・・・」
そう呟きリビングに降りていくとリビングには暗い顔をしたお母さんとお父さんがいて・・・兄貴はいなかった。
だけど昨日のは夢だったのを信じたくてお母さんに聞いてしまった。
「ねえ、兄貴は?」
聞いた瞬間にお母さんは準備してた手が止まり泣き出してしまった。そしてお父さんが近づいてきてあたしに教えてくれた。
昨日の出来事を。
兄貴は救急車で最寄の病院に緊急搬送されてすぐさま手術に入ったこと、あやせは泣きじゃくりあたしはあやせを慰めていたらしい。
手術は時間がかかったが無事に成功して一命は取り留めたらしいが重傷らしい。じつはついさっき入院の準備のため帰ってきたらしい。
「兄貴のお見舞いいくんでしょ!!あたしもつれていって」
「駄目だ。おまえは学校があるだろ。それをおろそかにすることは許さん!!」
「そうよ桐乃。学校が終わったらすぐに連れて行ってあげるから」
それでもなお食い下がろうとするとお父さんににらまれた。しかたなく学校に行くしかないらしい。・・・・・・兄貴
学校につくとあやせが暗い顔で近づいてきた。
「ねえ桐乃・・・お兄さんは大丈夫?」
「・・・・・・うん、手術は成功したって」
「よかった・・・本当によかった」
成功したのを教えるとあやせは泣き出して崩れ落ちてしまった。ほんとに兄貴の心配をしてくれていたのだろう。
あとは兄貴の回復を待つだけだ・・・あの兄貴のことだ。すぐにきっとピンピンして帰ってきてくれる。あたしもあやせも
そう信じてた。
放課後になるとあたしとあやせはすぐに病院にむかった。
病院に着くとお父さんが出迎えてくれた。兄貴の病室に案内するために待っていてくれたのだろう。無機質な病院の中を歩いていくなか
わたしはどうしようもない不安に襲われていた。それはあやせも同じなのだろう。分かりにくいが体が震えていた。
「ここだ」
お父さんがぶっきらぼうに言うと中にいれてくれた。そしてあやせとあたしはほぼ同時に泣き出してしまった。詳しくは分からないけど医療
器具に兄貴がつなげられていた。この酷い現実をみたあたしはもう我慢ができなかった。あやせとあたしは兄貴にすがるように泣いた。
何度も何度も謝りながら泣いた。
数分たったころあたし達はお医者さんに呼ばれた。検査などの結果がでたらしい。
「外傷は見た目ほどに酷くはありません。数ヶ月もしないで日常の生活には戻れるでしょう
しかし脳へのダメージが大きいです。なんらかの記憶障害が起こるかもしれません」
お医者さんはこんなことを大体言っていた。
あやせを家に送り届けてあたしたち家族は家に戻ってきた。ご飯は帰りにコンビニのお弁当を買ってきていたが食べる気にならずそのまま2階にあがると
当たり前だが兄貴の部屋が見えたので思わず入ってしまった。いつものように無遠慮に
しかしそこにはいつもあの優しい兄の姿はなく暗いままガランとしていた。
あれだけ病院でも泣いたのにまた涙があふれてきた。あたしは兄貴を求めるようにベッドに倒れこんだ。
ベッドからは兄貴の匂いがした。あの普段頼りなくて、でも優しくて何度も助けてくれた兄貴の温もりを感じた気がした。
845:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 14:10:33.24:gr0/tkC10 (6/11)
一応続きです
あの事故の後はほとんど覚えていない。うっすらと覚えているのは救急車の音とあやせの泣いている声だ。
気づいたらあたしは自分のベッドの上にいた。
「昨日のはきっと夢だったんだ・・・」
そう呟きリビングに降りていくとリビングには暗い顔をしたお母さんとお父さんがいて・・・兄貴はいなかった。
だけど昨日のは夢だったのを信じたくてお母さんに聞いてしまった。
「ねえ、兄貴は?」
聞いた瞬間にお母さんは準備してた手が止まり泣き出してしまった。そしてお父さんが近づいてきてあたしに教えてくれた。
昨日の出来事を。
兄貴は救急車で最寄の病院に緊急搬送されてすぐさま手術に入ったこと、あやせは泣きじゃくりあたしはあやせを慰めていたらしい。
手術は時間がかかったが無事に成功して一命は取り留めたらしいが重傷らしい。じつはついさっき入院の準備のため帰ってきたらしい。
「兄貴のお見舞いいくんでしょ!!あたしもつれていって」
「駄目だ。おまえは学校があるだろ。それをおろそかにすることは許さん!!」
「そうよ桐乃。学校が終わったらすぐに連れて行ってあげるから」
それでもなお食い下がろうとするとお父さんににらまれた。しかたなく学校に行くしかないらしい。・・・・・・兄貴
学校につくとあやせが暗い顔で近づいてきた。
「ねえ桐乃・・・お兄さんは大丈夫?」
「・・・・・・うん、手術は成功したって」
「よかった・・・本当によかった」
成功したのを教えるとあやせは泣き出して崩れ落ちてしまった。ほんとに兄貴の心配をしてくれていたのだろう。
あとは兄貴の回復を待つだけだ・・・あの兄貴のことだ。すぐにきっとピンピンして帰ってきてくれる。あたしもあやせも
そう信じてた。
放課後になるとあたしとあやせはすぐに病院にむかった。
病院に着くとお父さんが出迎えてくれた。兄貴の病室に案内するために待っていてくれたのだろう。無機質な病院の中を歩いていくなか
わたしはどうしようもない不安に襲われていた。それはあやせも同じなのだろう。分かりにくいが体が震えていた。
「ここだ」
お父さんがぶっきらぼうに言うと中にいれてくれた。そしてあやせとあたしはほぼ同時に泣き出してしまった。詳しくは分からないけど医療
器具に兄貴がつなげられていた。この酷い現実をみたあたしはもう我慢ができなかった。あやせとあたしは兄貴にすがるように泣いた。
何度も何度も謝りながら泣いた。
数分たったころあたし達はお医者さんに呼ばれた。検査などの結果がでたらしい。
「外傷は見た目ほどに酷くはありません。数ヶ月もしないで日常の生活には戻れるでしょう
しかし脳へのダメージが大きいです。なんらかの記憶障害が起こるかもしれません」
お医者さんはこんなことを大体言っていた。
あやせを家に送り届けてあたしたち家族は家に戻ってきた。ご飯は帰りにコンビニのお弁当を買ってきていたが食べる気にならずそのまま2階にあがると
当たり前だが兄貴の部屋が見えたので思わず入ってしまった。いつものように無遠慮に
しかしそこにはいつもあの優しい兄の姿はなく暗いままガランとしていた。
あれだけ病院でも泣いたのにまた涙があふれてきた。あたしは兄貴を求めるようにベッドに倒れこんだ。
ベッドからは兄貴の匂いがした。あの普段頼りなくて、でも優しくて何度も助けてくれた兄貴の温もりを感じた気がした。
一応続きです
あの事故の後はほとんど覚えていない。うっすらと覚えているのは救急車の音とあやせの泣いている声だ。
気づいたらあたしは自分のベッドの上にいた。
「昨日のはきっと夢だったんだ・・・」
そう呟きリビングに降りていくとリビングには暗い顔をしたお母さんとお父さんがいて・・・兄貴はいなかった。
だけど昨日のは夢だったのを信じたくてお母さんに聞いてしまった。
「ねえ、兄貴は?」
聞いた瞬間にお母さんは準備してた手が止まり泣き出してしまった。そしてお父さんが近づいてきてあたしに教えてくれた。
昨日の出来事を。
兄貴は救急車で最寄の病院に緊急搬送されてすぐさま手術に入ったこと、あやせは泣きじゃくりあたしはあやせを慰めていたらしい。
手術は時間がかかったが無事に成功して一命は取り留めたらしいが重傷らしい。じつはついさっき入院の準備のため帰ってきたらしい。
「兄貴のお見舞いいくんでしょ!!あたしもつれていって」
「駄目だ。おまえは学校があるだろ。それをおろそかにすることは許さん!!」
「そうよ桐乃。学校が終わったらすぐに連れて行ってあげるから」
それでもなお食い下がろうとするとお父さんににらまれた。しかたなく学校に行くしかないらしい。・・・・・・兄貴
学校につくとあやせが暗い顔で近づいてきた。
「ねえ桐乃・・・お兄さんは大丈夫?」
「・・・・・・うん、手術は成功したって」
「よかった・・・本当によかった」
成功したのを教えるとあやせは泣き出して崩れ落ちてしまった。ほんとに兄貴の心配をしてくれていたのだろう。
あとは兄貴の回復を待つだけだ・・・あの兄貴のことだ。すぐにきっとピンピンして帰ってきてくれる。あたしもあやせも
そう信じてた。
放課後になるとあたしとあやせはすぐに病院にむかった。
病院に着くとお父さんが出迎えてくれた。兄貴の病室に案内するために待っていてくれたのだろう。無機質な病院の中を歩いていくなか
わたしはどうしようもない不安に襲われていた。それはあやせも同じなのだろう。分かりにくいが体が震えていた。
「ここだ」
お父さんがぶっきらぼうに言うと中にいれてくれた。そしてあやせとあたしはほぼ同時に泣き出してしまった。詳しくは分からないけど医療
器具に兄貴がつなげられていた。この酷い現実をみたあたしはもう我慢ができなかった。あやせとあたしは兄貴にすがるように泣いた。
何度も何度も謝りながら泣いた。
数分たったころあたし達はお医者さんに呼ばれた。検査などの結果がでたらしい。
「外傷は見た目ほどに酷くはありません。数ヶ月もしないで日常の生活には戻れるでしょう
しかし脳へのダメージが大きいです。なんらかの記憶障害が起こるかもしれません」
お医者さんはこんなことを大体言っていた。
あやせを家に送り届けてあたしたち家族は家に戻ってきた。ご飯は帰りにコンビニのお弁当を買ってきていたが食べる気にならずそのまま2階にあがると
当たり前だが兄貴の部屋が見えたので思わず入ってしまった。いつものように無遠慮に
しかしそこにはいつもあの優しい兄の姿はなく暗いままガランとしていた。
あれだけ病院でも泣いたのにまた涙があふれてきた。あたしは兄貴を求めるようにベッドに倒れこんだ。
ベッドからは兄貴の匂いがした。あの普段頼りなくて、でも優しくて何度も助けてくれた兄貴の温もりを感じた気がした。
846:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 14:11:27.21:gr0/tkC10 (7/11)
なんか事故ったみたいです、すいません
なんか事故ったみたいです、すいません
847:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 15:49:15.57:vfTKN+tIO (1/1)
続きはまだか!
続きはまだか!
848:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 16:17:57.93:gr0/tkC10 (8/11)
そして事故から1週間がたった。
目を開くと見慣れない真っ白な天井が見え周りをみると自分はなにやらゴタゴタした機械に繋がれた状態のようだ。ちかくには1人の女性が眠たげに
首をコクッコクッと揺らしながら座っている。思うように声がでないがらも話しかけようとすると女性は気づいてくれたのか目に涙を浮かべながら何かの
ボタンを押していた。
それからいろんなとこに連れて行かれた。検査らしかったがそれも最後のになったようだ。
「今からいくつか質問をするので答えてください」
何を聞かれるのか身構えていると
「あなたのおなまえは?」
そんなの・・・あれ?・・・俺の名前は、どうしてだ?分からない自分の名前がどうしても思い出せない。
いや、名前だけじゃない意識していなかったが俺は目覚める前のことが何一つ思い出せない。
「俺は・・・俺は誰なんですか?」
学校に連絡がきた。あの馬鹿兄貴が目をさましたらしい。これだけあたしを心配させたんだ。懺悔させて、さんざんこき使ってやる。
「あやせ!兄貴が目をさましたって!!」
「ほんとに!?・・・よかった」
そしてあたしは黒猫や沙織・・・あと地味子にも一応連絡しといた。
そして病院に集合という形になった。沙織も遠いとこから来てくれるらしい
あたしは放課後が楽しみになった・・・兄貴と話せる、それだけで心が軽くなったようだ
そして病院についたら、そこには黒猫や沙織、地味子。兄貴の親友らしいせなちーのお兄さんに、せなちー・・・
みんなでぞろぞろと兄貴の部屋の前に行くとお父さんとお母さんが暗い顔で・・・ううんお母さんはたったいま泣き止んだといった顔だ。
まさか兄貴になにかが?
「桐乃・・・それと京介の友人の皆さん・・・京介は」
京介と兄貴の名前を口にしたとたんにあの頑固で強面のお父さんが涙を流した。どんなことにもじっと耐えるようなあのお父さんがだ
最悪の事態が浮かんだあたしは反射的に病室に駆け込んだ。
そこにはまだ医療器具は完全に外されていないがしっかりと起きている兄貴がいた。
「えっと?どなたですか?」
だけど口を開いた兄貴から聞かされた言葉にあたしは足元の感覚がなくなったようなものを感じた
「は?何言ってんの?、このあたしを忘れたわけ?」
「えっと・・・すいません」
それを聞くとあたしは崩れおちた。
そのあとみんなが自分のことを兄貴に聞いていたが兄貴は誰1人分からないらしい。目覚める前の記憶が一切思い出せないという。
記憶喪失なんて漫画やアニメの世界だと思ってたのに目のまえにこうして突きつけられると・・・思ってた以上に苦しくて
何よりとても・・・とても寂しかった
今日きた人たち・・・特に最初部屋に飛び込んできたあの女の子。あの子を見たとき頭がずきりと痛んだ。
きっとあの子が俺の記憶の鍵になってると思う。
あの子は俺にとってかけがえのない存在なのだろう。1目みた瞬間に心がじわっと温かくなるような感覚がしたのだから
・・・記憶を早く取り戻さないとな
そして兄貴が退院する日がきた。兄貴はあれから病室で地味子やせなちーのお兄さんが色々話してくれたみたいだが何も思い出さなかったらしい
幼馴染みの地味子でも記憶を取り戻せない・・・あたしで戻せるとはとても思えなかった。
それに兄貴にまた他人のように言われるのがこわくて病院に行けなかった。
そして事故から1週間がたった。
目を開くと見慣れない真っ白な天井が見え周りをみると自分はなにやらゴタゴタした機械に繋がれた状態のようだ。ちかくには1人の女性が眠たげに
首をコクッコクッと揺らしながら座っている。思うように声がでないがらも話しかけようとすると女性は気づいてくれたのか目に涙を浮かべながら何かの
ボタンを押していた。
それからいろんなとこに連れて行かれた。検査らしかったがそれも最後のになったようだ。
「今からいくつか質問をするので答えてください」
何を聞かれるのか身構えていると
「あなたのおなまえは?」
そんなの・・・あれ?・・・俺の名前は、どうしてだ?分からない自分の名前がどうしても思い出せない。
いや、名前だけじゃない意識していなかったが俺は目覚める前のことが何一つ思い出せない。
「俺は・・・俺は誰なんですか?」
学校に連絡がきた。あの馬鹿兄貴が目をさましたらしい。これだけあたしを心配させたんだ。懺悔させて、さんざんこき使ってやる。
「あやせ!兄貴が目をさましたって!!」
「ほんとに!?・・・よかった」
そしてあたしは黒猫や沙織・・・あと地味子にも一応連絡しといた。
そして病院に集合という形になった。沙織も遠いとこから来てくれるらしい
あたしは放課後が楽しみになった・・・兄貴と話せる、それだけで心が軽くなったようだ
そして病院についたら、そこには黒猫や沙織、地味子。兄貴の親友らしいせなちーのお兄さんに、せなちー・・・
みんなでぞろぞろと兄貴の部屋の前に行くとお父さんとお母さんが暗い顔で・・・ううんお母さんはたったいま泣き止んだといった顔だ。
まさか兄貴になにかが?
「桐乃・・・それと京介の友人の皆さん・・・京介は」
京介と兄貴の名前を口にしたとたんにあの頑固で強面のお父さんが涙を流した。どんなことにもじっと耐えるようなあのお父さんがだ
最悪の事態が浮かんだあたしは反射的に病室に駆け込んだ。
そこにはまだ医療器具は完全に外されていないがしっかりと起きている兄貴がいた。
「えっと?どなたですか?」
だけど口を開いた兄貴から聞かされた言葉にあたしは足元の感覚がなくなったようなものを感じた
「は?何言ってんの?、このあたしを忘れたわけ?」
「えっと・・・すいません」
それを聞くとあたしは崩れおちた。
そのあとみんなが自分のことを兄貴に聞いていたが兄貴は誰1人分からないらしい。目覚める前の記憶が一切思い出せないという。
記憶喪失なんて漫画やアニメの世界だと思ってたのに目のまえにこうして突きつけられると・・・思ってた以上に苦しくて
何よりとても・・・とても寂しかった
今日きた人たち・・・特に最初部屋に飛び込んできたあの女の子。あの子を見たとき頭がずきりと痛んだ。
きっとあの子が俺の記憶の鍵になってると思う。
あの子は俺にとってかけがえのない存在なのだろう。1目みた瞬間に心がじわっと温かくなるような感覚がしたのだから
・・・記憶を早く取り戻さないとな
そして兄貴が退院する日がきた。兄貴はあれから病室で地味子やせなちーのお兄さんが色々話してくれたみたいだが何も思い出さなかったらしい
幼馴染みの地味子でも記憶を取り戻せない・・・あたしで戻せるとはとても思えなかった。
それに兄貴にまた他人のように言われるのがこわくて病院に行けなかった。
849:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/08(水) 16:20:33.83:JaLZPfqAO (1/1)
だから、書き溜めて完結させてから投下しろよ
他の人が投下できなくなるだろ
様子見ながらやりたいならVIP行け
だから、書き溜めて完結させてから投下しろよ
他の人が投下できなくなるだろ
様子見ながらやりたいならVIP行け
850:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 17:10:03.05:gr0/tkC10 (9/11)
いま家には黒猫、沙織、あやせが来てくれている。
「あのね桐乃・・・話があるの」
「うん?なに?」
黒猫とあやせがなにやら言いたそうにしている
「先輩の記憶を取り戻せるのはあなたしかいないと私は、私たちは思ってるの」
「桐乃は気づいてないかもしれないけど・・・お兄さんにとって
桐乃はきっと、ううん絶対にかけがえのない人だから」
「そうでござるよきりりん氏、我々も協力しまするゆえ」
「みんな・・・」
「それじゃまずはあの人を笑顔で迎え入れましょう」
黒猫がいうとタイミングよく車の音がした。兄貴が帰ってきたのだろう。
「今もどった・・・」
「ただいま」
「・・・・・・ただいま」
「「「「おかえり!!」」」」
あたしの頭の中には1つの方法が浮かんでいた。
その日の夜あたしは兄貴の部屋に行った。まだ病みあがりだしもっと体が回復してからでもいいのかもしれない
けど・・・先延ばしにしたらまたあたしは震えて動けなくなるに違いない。
こんどは兄貴はいないのだ。
いつもいつでも、どんな時もどんな人が相手でも味方でいてくれた兄貴はいまはいない。
その人をいまから取り戻すのだ。ぜったいに取り戻してみせる。
バチン
「ん・・・なんだ?ってお前」
顔に痛みが走り目をあけるとそこにはあの女の子がいた。馬乗りになって・・・
とんでもなくふざけた状態・・・だけど俺はこれに、こんな状況になにかを感じていた。
「あのさ・・・人生相談」
人生相談・・・その言葉を聞いたとたん一瞬なにかの映像が頭を駆け巡った。
「あたしのさ・・・かっこよくて大好きな兄貴を取り戻すにはどうしたらいい?」
兄貴・・・馬乗り・・・人生相談・・・「あたしさ、前にも言ったけどあんたにほんとに感謝してる。
あたしの趣味を始めて理解してくれたのが兄貴。黒猫や沙織に出会わせてくれたのが兄貴。お父さんから
趣味を守ってくれたのが兄貴。あやせと今でも親友でいられるのも兄貴のおかげ」
この子、桐乃が思い出を語るたびにだんだんと鮮明に映像が浮かんでくる。
「そんな兄貴との思い出がなくなるなんて嫌だ。それに兄貴前にいったよね。あたしがいないと寂しいって
寂しくてシんじまいそうだって。あたしも同じ兄貴がいないと寂しくてシぬかもしんない」
そういう桐乃の顔には涙が流れていた。その涙を見た瞬間あたまのなかに鮮明に桐乃との騒がしい思い出が浮かんできた。
俺は思わず桐乃を抱きしめた
「ごめんな、俺は兄貴失格だ・・・妹をこんなに泣かせちまったんだから」
「え?・・・もしかして」
「ああ・・・思い出した俺の大切な母親を父親を、幼馴染みを、友達をなにより」
一息ついていう
「俺の大事な、かけがえのない大切な妹をな」
「兄貴ーーーーー!!」
桐乃は関を切ったように泣き出した。
そして思った・・・もう2度と桐乃を泣かせたりはしないと・・・絶対に守ってみせると
いま家には黒猫、沙織、あやせが来てくれている。
「あのね桐乃・・・話があるの」
「うん?なに?」
黒猫とあやせがなにやら言いたそうにしている
「先輩の記憶を取り戻せるのはあなたしかいないと私は、私たちは思ってるの」
「桐乃は気づいてないかもしれないけど・・・お兄さんにとって
桐乃はきっと、ううん絶対にかけがえのない人だから」
「そうでござるよきりりん氏、我々も協力しまするゆえ」
「みんな・・・」
「それじゃまずはあの人を笑顔で迎え入れましょう」
黒猫がいうとタイミングよく車の音がした。兄貴が帰ってきたのだろう。
「今もどった・・・」
「ただいま」
「・・・・・・ただいま」
「「「「おかえり!!」」」」
あたしの頭の中には1つの方法が浮かんでいた。
その日の夜あたしは兄貴の部屋に行った。まだ病みあがりだしもっと体が回復してからでもいいのかもしれない
けど・・・先延ばしにしたらまたあたしは震えて動けなくなるに違いない。
こんどは兄貴はいないのだ。
いつもいつでも、どんな時もどんな人が相手でも味方でいてくれた兄貴はいまはいない。
その人をいまから取り戻すのだ。ぜったいに取り戻してみせる。
バチン
「ん・・・なんだ?ってお前」
顔に痛みが走り目をあけるとそこにはあの女の子がいた。馬乗りになって・・・
とんでもなくふざけた状態・・・だけど俺はこれに、こんな状況になにかを感じていた。
「あのさ・・・人生相談」
人生相談・・・その言葉を聞いたとたん一瞬なにかの映像が頭を駆け巡った。
「あたしのさ・・・かっこよくて大好きな兄貴を取り戻すにはどうしたらいい?」
兄貴・・・馬乗り・・・人生相談・・・「あたしさ、前にも言ったけどあんたにほんとに感謝してる。
あたしの趣味を始めて理解してくれたのが兄貴。黒猫や沙織に出会わせてくれたのが兄貴。お父さんから
趣味を守ってくれたのが兄貴。あやせと今でも親友でいられるのも兄貴のおかげ」
この子、桐乃が思い出を語るたびにだんだんと鮮明に映像が浮かんでくる。
「そんな兄貴との思い出がなくなるなんて嫌だ。それに兄貴前にいったよね。あたしがいないと寂しいって
寂しくてシんじまいそうだって。あたしも同じ兄貴がいないと寂しくてシぬかもしんない」
そういう桐乃の顔には涙が流れていた。その涙を見た瞬間あたまのなかに鮮明に桐乃との騒がしい思い出が浮かんできた。
俺は思わず桐乃を抱きしめた
「ごめんな、俺は兄貴失格だ・・・妹をこんなに泣かせちまったんだから」
「え?・・・もしかして」
「ああ・・・思い出した俺の大切な母親を父親を、幼馴染みを、友達をなにより」
一息ついていう
「俺の大事な、かけがえのない大切な妹をな」
「兄貴ーーーーー!!」
桐乃は関を切ったように泣き出した。
そして思った・・・もう2度と桐乃を泣かせたりはしないと・・・絶対に守ってみせると
851:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 17:10:57.95:gr0/tkC10 (10/11)
一応、これで終わりです。
色々ご迷惑をおかけしてしまいすいませんでした
一応、これで終わりです。
色々ご迷惑をおかけしてしまいすいませんでした
852:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 17:23:01.07:c5pay7ut0 (1/1)
>>851乙
話は悪くないんだけど、読みにくい
セリフとセリフの間、地の文とセリフの間は一行くらい空けてほしい
それと、細かいかもしれんが段落分けの空行を統一しない意味
空行の行数が1~3行くらいでバラバラ
そのことに意味があったとしても、読み手側からしてみれば説明されないとわけがわからない
>>851乙
話は悪くないんだけど、読みにくい
セリフとセリフの間、地の文とセリフの間は一行くらい空けてほしい
それと、細かいかもしれんが段落分けの空行を統一しない意味
空行の行数が1~3行くらいでバラバラ
そのことに意味があったとしても、読み手側からしてみれば説明されないとわけがわからない
853:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/08(水) 17:27:27.64:gr0/tkC10 (11/11)
>>852ありがとうございます、もっと勉強したいと思います
>>852ありがとうございます、もっと勉強したいと思います
854:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/08(水) 18:49:26.53:5swgAQ5AO (1/1)
やっぱベタは面白いな 個人的には最後もうちょっと引っ張って欲しかった。秋葉原行くとか、エロゲやるとか。流石にベタ過ぎか?
やっぱベタは面白いな 個人的には最後もうちょっと引っ張って欲しかった。秋葉原行くとか、エロゲやるとか。流石にベタ過ぎか?
855:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/06/08(水) 20:04:28.58:fJh6IFqWo (1/1)
おつおつー。面白かったよん。
ところで、このスレってVIPじゃなかったの?
おつおつー。面白かったよん。
ところで、このスレってVIPじゃなかったの?
856:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/08(水) 22:03:44.53:qWeusc5K0 (1/1)
>>850
乙
俺はお前を評価する
>>850
乙
俺はお前を評価する
857:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/09(木) 00:41:41.59:HkvND3D2o (1/2)
>>850
乙!
応援してます
>>855
こっちもVIPサービスだけど、普通VIPって言ったら2chのニュー速VIPだね
>>850
乙!
応援してます
>>855
こっちもVIPサービスだけど、普通VIPって言ったら2chのニュー速VIPだね
858:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 01:29:41.55:p32VnJtEo (1/1)
VIPでパートスレうぜえよパー速でやれ→パー速でSSスレ増えすぎSS速報でやれ
って感じじゃなかったか?
VIPでパートスレうぜえよパー速でやれ→パー速でSSスレ増えすぎSS速報でやれ
って感じじゃなかったか?
859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県):2011/06/09(木) 03:05:44.20:j4iiwrrxo (1/7)
こんな時間だけど、リアSS書けたので投下します。
懲りもせずにまた未来設定なんだ。申し訳ない。
以下、投下。
こんな時間だけど、リアSS書けたので投下します。
懲りもせずにまた未来設定なんだ。申し訳ない。
以下、投下。
860: ◆lI.F30NTlM:2011/06/09(木) 03:06:23.68:j4iiwrrxo (2/7)
「ただいま~……って言っても、誰もいないけどな」
本日の業務を終え、仮の住まいに帰ってきた俺を出迎えてくれる者は誰もいない。
これは高坂家における長男の扱い云々が関係しているわけではない。現在、俺が異国の地で暮らしているからだ。
「はぁ……。今日も一日お疲れさん、っと」
さっきまで着ていたジャケットを脱ぎ、ネクタイを外した俺は冷蔵庫から缶ビールを取り出し、その身をソファに沈める。
つい靴を脱いじまうのは、日本人としての習慣が身に染み付いているからだろう。
地元の大学を卒業した俺は、都内の会社に就職した。
それから四年が経ち、海外への長期出張が言い渡された。直属の上司が言うには、これは海外出向への前準備であり、出世コースらしい。
一週間ほどかけて色々と準備をして、今はサンディエゴにいるというわけだ。
海外に来たのはこれで二度目。前に来たのは桐乃を連れ戻す時だったな。
ここサンディエゴはロサンゼルスに近いので、訪れた当初はちょっとした懐かしさを感じていたりもした。
だが、あの時はすぐに帰国したが、今回は違う。短期間とはいえ、慣れない異国の地での生活。郷愁にかられるには十分だった。
「これじゃ、桐乃も調子が出ないわな」
俺の場合、周りには日本人スタッフもいるし、日本にいる友達や家族とも連絡を取り合っているから、アイツほど追い詰められることは無い。
それでもこの状態なんだから、当時中学生だった我が妹様のツラさは如何ばかりか。想像なんぞ出来るはずもない。
「ったく、意地もあそこまでくるとスゲーもんだ」
八年経って少しだけ理解できた桐乃のツラさを思い、ホームシックに拍車が掛かる。
そんな弱気な自分を振り払うため、俺はビールを勢いよく飲んだ。……あ~、不味い。
アメリカの生活で気付いたことが二つある。一つは、日本のメシはスゲー美味いこと。もう一つは、人は寂しいとやたら独り言が多くなることだ。
そんな益体のないことを考えていると、アパートメントの扉がノックされた。
「……?」
時刻はまだ七時過ぎだが、知り合いの少ないこのサンディエゴでは訪問者自体が珍しい。この時間帯ならなおさらだ。
同僚の誰かだろうか? 俺はビール缶をテーブルに置いてドアに近付いた。ドアスコープ越しに外を伺うと、褐色の肌が印象的な黒髪の美女がいた。
(どこかで会ったことがあるような……)
俺の知り合いにはなにかと美人が多いが、それは日本人に限ったことだ。例外として、ブリジット・エヴァンスという女の子もいるが。
それでも、現在外にいる女性のような知り合いはいない……はずだ。
俺はドアロックを外し、チェーンだけ掛けたままでドアを開けた。
「Who is it?(どちら様ですか?)」
「It's Ria!(リアだよ!)」
ふむ。この女性はリアというらしい。
リア……リア……。どこかで聞いたことが……あ!
「リアって……、お前、リア・ハグリィなのか?」
「そうだよ! 久しぶり、キョウスケおにいちゃん!」
「ただいま~……って言っても、誰もいないけどな」
本日の業務を終え、仮の住まいに帰ってきた俺を出迎えてくれる者は誰もいない。
これは高坂家における長男の扱い云々が関係しているわけではない。現在、俺が異国の地で暮らしているからだ。
「はぁ……。今日も一日お疲れさん、っと」
さっきまで着ていたジャケットを脱ぎ、ネクタイを外した俺は冷蔵庫から缶ビールを取り出し、その身をソファに沈める。
つい靴を脱いじまうのは、日本人としての習慣が身に染み付いているからだろう。
地元の大学を卒業した俺は、都内の会社に就職した。
それから四年が経ち、海外への長期出張が言い渡された。直属の上司が言うには、これは海外出向への前準備であり、出世コースらしい。
一週間ほどかけて色々と準備をして、今はサンディエゴにいるというわけだ。
海外に来たのはこれで二度目。前に来たのは桐乃を連れ戻す時だったな。
ここサンディエゴはロサンゼルスに近いので、訪れた当初はちょっとした懐かしさを感じていたりもした。
だが、あの時はすぐに帰国したが、今回は違う。短期間とはいえ、慣れない異国の地での生活。郷愁にかられるには十分だった。
「これじゃ、桐乃も調子が出ないわな」
俺の場合、周りには日本人スタッフもいるし、日本にいる友達や家族とも連絡を取り合っているから、アイツほど追い詰められることは無い。
それでもこの状態なんだから、当時中学生だった我が妹様のツラさは如何ばかりか。想像なんぞ出来るはずもない。
「ったく、意地もあそこまでくるとスゲーもんだ」
八年経って少しだけ理解できた桐乃のツラさを思い、ホームシックに拍車が掛かる。
そんな弱気な自分を振り払うため、俺はビールを勢いよく飲んだ。……あ~、不味い。
アメリカの生活で気付いたことが二つある。一つは、日本のメシはスゲー美味いこと。もう一つは、人は寂しいとやたら独り言が多くなることだ。
そんな益体のないことを考えていると、アパートメントの扉がノックされた。
「……?」
時刻はまだ七時過ぎだが、知り合いの少ないこのサンディエゴでは訪問者自体が珍しい。この時間帯ならなおさらだ。
同僚の誰かだろうか? 俺はビール缶をテーブルに置いてドアに近付いた。ドアスコープ越しに外を伺うと、褐色の肌が印象的な黒髪の美女がいた。
(どこかで会ったことがあるような……)
俺の知り合いにはなにかと美人が多いが、それは日本人に限ったことだ。例外として、ブリジット・エヴァンスという女の子もいるが。
それでも、現在外にいる女性のような知り合いはいない……はずだ。
俺はドアロックを外し、チェーンだけ掛けたままでドアを開けた。
「Who is it?(どちら様ですか?)」
「It's Ria!(リアだよ!)」
ふむ。この女性はリアというらしい。
リア……リア……。どこかで聞いたことが……あ!
「リアって……、お前、リア・ハグリィなのか?」
「そうだよ! 久しぶり、キョウスケおにいちゃん!」
861: ◆lI.F30NTlM:2011/06/09(木) 03:06:53.15:j4iiwrrxo (3/7)
リア・ハグリィ。
俺が彼女と初めて会ったのは、八年も前のことだ。ファースト・コンタクトが衝撃的だったため、今でも鮮明に覚えている。
快活で人懐っこく、桐乃とは実の姉妹のように仲が良かったあのガキんちょが、まさかこんな風に成長するとはな。
立ち話もなんなので、俺はリアを部屋に招き入れた。
「本当に久しぶりだな。でもよ、来るなら前もって連絡しろよな」
「へへっ。いきなり行ったら、キョウスケおにいちゃん驚くだろうなぁと思って!」
見た目はアッと驚くほど変化したのに、中身はあの頃とちっとも変わっちゃいない。笑顔なんて、十二歳のときとまったく一緒だ。
それがなんだか嬉しくて、俺も釣られて笑顔になる。
「とは言いつつ、実はおにいちゃんの連絡先を知らなかっただけなんだけどね」
「俺の感動を返せ!」
「?」
ちくしょう……。なんてすっとぼけた顔をしやがるんだ、このガキんちょは。
良くも悪くも変わってないな、この韋駄天少女は。いや、今は韋駄天美女か?
そういえば、俺がこっちに来てるって何で知ってるんだ?
「ちなみに聞くが、俺がここにいるって誰から聞いた?」
「へ? キリノだけど」
「あー、なるほど。うん、そうだよな」
よくよく考えれば、情報源なんて限られている。俺とリアの共通の知り合いなんて、桐乃しかいねえじゃねえか。妹だけど。
それよりも、桐乃との交流がまだ続いていたことの方が驚きだ。あれから八年も経っているというのに。
「早速だけど、シャワー貸して! 走ってきたから汗かいちゃった」
「いきなりだな……ってちょっと待てェェェェェェェェイ!!」
「?」
俺がいきなり大声を出したので、リアはさっきのようにキョトンとした顔でこちらを見ている。
なんだか聞き捨てならないようなことを言っていた気がするが、今はどうでもいい。それよりも重要なことが、この世にはあるんだ!
「なんでここで脱いでんの!? 脱ぐならバスルームで脱げよ!」
「え~、別にいいじゃん。どこで脱いだっていっしょだよ~」
「違うからね! 全然! 違うからね!! ここには俺がいるんだろうが!」
「大丈夫! リアは全然気にしないから♪」
「俺が気にするんだよ!」
まるで八年前の再現のようだ……。
あの時も、このガキは羞恥心なんてものを全く持ち合わせちゃいなかった。それどころか、俺に裸を見せようとすらしたことがある。
露出狂ではないんだろうが、なんというか……ちょっとブッ飛んでいるのだ。
当時はまだ十二歳。俺はペドフィリア性向を持っていないので、特に反応することは無かったが、今は違うのだ。
その洗練されたスレンダーな肢体は、感動すら覚えるほどのものであると同時に、独特の色気も兼ね備えていた。
この際だ、はっきり言おう。……正直、たまりません。
全裸でなかったことが惜しいような、助かったような気分である。
「お前はもう少し恥じらいを持たんかい! バスルームはあっち!」
「おにいちゃん、キリノみたーい。あ、お兄ちゃんもいっしょに入る?」
「入らんわっ! さっさと行っちまえ!」
俺の思いが通じたのかはわからんが、リアは大人しくバスルームに向かった。
俺はそれを見届けると、ソファにどかっと座った。はぁ、なんかどっと疲れたよ……。
「桐乃……。お前、結構苦労してたんだな」
突然のリアの来訪。それ自体は嬉しいことなのだが、あのパワフルすぎるところはいただけない。
そんなリアと共同生活を送っていた桐乃の事を考えると、改めて俺の妹はすごいんだな~などと変に感心してしまった。
「おにいちゃん、タオル用意しといてね」
「わかったから裸で出てくんな!」
ああ……、こんなに騒がしい夜は初めてだよ。
リア・ハグリィ。
俺が彼女と初めて会ったのは、八年も前のことだ。ファースト・コンタクトが衝撃的だったため、今でも鮮明に覚えている。
快活で人懐っこく、桐乃とは実の姉妹のように仲が良かったあのガキんちょが、まさかこんな風に成長するとはな。
立ち話もなんなので、俺はリアを部屋に招き入れた。
「本当に久しぶりだな。でもよ、来るなら前もって連絡しろよな」
「へへっ。いきなり行ったら、キョウスケおにいちゃん驚くだろうなぁと思って!」
見た目はアッと驚くほど変化したのに、中身はあの頃とちっとも変わっちゃいない。笑顔なんて、十二歳のときとまったく一緒だ。
それがなんだか嬉しくて、俺も釣られて笑顔になる。
「とは言いつつ、実はおにいちゃんの連絡先を知らなかっただけなんだけどね」
「俺の感動を返せ!」
「?」
ちくしょう……。なんてすっとぼけた顔をしやがるんだ、このガキんちょは。
良くも悪くも変わってないな、この韋駄天少女は。いや、今は韋駄天美女か?
そういえば、俺がこっちに来てるって何で知ってるんだ?
「ちなみに聞くが、俺がここにいるって誰から聞いた?」
「へ? キリノだけど」
「あー、なるほど。うん、そうだよな」
よくよく考えれば、情報源なんて限られている。俺とリアの共通の知り合いなんて、桐乃しかいねえじゃねえか。妹だけど。
それよりも、桐乃との交流がまだ続いていたことの方が驚きだ。あれから八年も経っているというのに。
「早速だけど、シャワー貸して! 走ってきたから汗かいちゃった」
「いきなりだな……ってちょっと待てェェェェェェェェイ!!」
「?」
俺がいきなり大声を出したので、リアはさっきのようにキョトンとした顔でこちらを見ている。
なんだか聞き捨てならないようなことを言っていた気がするが、今はどうでもいい。それよりも重要なことが、この世にはあるんだ!
「なんでここで脱いでんの!? 脱ぐならバスルームで脱げよ!」
「え~、別にいいじゃん。どこで脱いだっていっしょだよ~」
「違うからね! 全然! 違うからね!! ここには俺がいるんだろうが!」
「大丈夫! リアは全然気にしないから♪」
「俺が気にするんだよ!」
まるで八年前の再現のようだ……。
あの時も、このガキは羞恥心なんてものを全く持ち合わせちゃいなかった。それどころか、俺に裸を見せようとすらしたことがある。
露出狂ではないんだろうが、なんというか……ちょっとブッ飛んでいるのだ。
当時はまだ十二歳。俺はペドフィリア性向を持っていないので、特に反応することは無かったが、今は違うのだ。
その洗練されたスレンダーな肢体は、感動すら覚えるほどのものであると同時に、独特の色気も兼ね備えていた。
この際だ、はっきり言おう。……正直、たまりません。
全裸でなかったことが惜しいような、助かったような気分である。
「お前はもう少し恥じらいを持たんかい! バスルームはあっち!」
「おにいちゃん、キリノみたーい。あ、お兄ちゃんもいっしょに入る?」
「入らんわっ! さっさと行っちまえ!」
俺の思いが通じたのかはわからんが、リアは大人しくバスルームに向かった。
俺はそれを見届けると、ソファにどかっと座った。はぁ、なんかどっと疲れたよ……。
「桐乃……。お前、結構苦労してたんだな」
突然のリアの来訪。それ自体は嬉しいことなのだが、あのパワフルすぎるところはいただけない。
そんなリアと共同生活を送っていた桐乃の事を考えると、改めて俺の妹はすごいんだな~などと変に感心してしまった。
「おにいちゃん、タオル用意しといてね」
「わかったから裸で出てくんな!」
ああ……、こんなに騒がしい夜は初めてだよ。
862: ◆lI.F30NTlM:2011/06/09(木) 03:07:26.21:j4iiwrrxo (4/7)
「ふぅ、さっぱりしたー」
「そうかい。水、置いとくぞ」
「あはっ、ありがと! おにいちゃん、超好きっ!」
「はいはい」
バスルームから出てきたリアは、今度はちゃんと服を着ていた。ここまで言わないと通じないことが少し悲しい……。
リアがシャワーを浴びている間に部屋着に着替えた俺は、リアが出てきたのを見て、冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターを出してテーブルに置いた。
リアはそれを手に取り、ゴクゴクと喉を鳴らして水を飲んでいる。
それだけのことなのだが、妙に色っぽい。風呂上がりなことも関係しているのか?
「そういや『走ってきた』とか言ってたけど、駅からか?」
「んーん。ロスから走ってきたの」
「はい?」
今、なんと仰いましたか? ロスから? ここまで?
はあああああああああああああああっ!? バカじゃないの!? この娘、バカじゃないの!?
思わず心中で二度もツッコんでしまうほど、リアの言葉は衝撃的だった。「隣の県から走ってきました」と言われても、ここまでは驚かないだろう。
何といってもここはアメリカ合衆国。日本とはことあるごとにスケールが違うのだ。
「おま、ロスって……。あの合宿所からか?」
「違うよ。リア、もうジュニアじゃないから練習場所は変わったんだ。ま、あんまり離れてないから変わんないかもだけど」
「あ、そうなんだ。……いやいやいや! それでも結構距離あるだろ!?」
「ん~、そうかな? 120マイルくらいだと思うけど」
120マイル……だと……。kmに直すと約193kmとなる。
よし、改めて言おう。ご近所迷惑になるといけないので、心の中だけでだが。
バッッッッッッッッッッッッッッカじゃないのっ!!!!?
「え? マジなのそれ? マジでロスから走ってここまで来たの?」
「そーだよ。朝出発して、そのままここまで来たの」
「ヘー、ソウナンダー」
もう驚くことにも疲れたよ……。このままコイツの話に付き合ってたら、俺は驚き過ぎて死ぬかもしれん。いや、マジな話。
俺は急激に重くなった体をベッドに横たえた。もう……このまま眠ってしまっても……いいよね? ゴールしても……いいよね? 何がゴールなのかはわからんが。
「おにいちゃん、もう寝るの?」
「いや、そういうわけじゃないんだが……」
「だったらリアも寝るー!」
「うごぉっ!」
うつ伏せで倒れこんだ俺を見て何を思ったのかは知らんが、リアはいきなり俺の上に飛び乗ってきやがった。
いや、これはフライングボディプレスだな。なんにせよ痛いよ、ママン。
「リ、リア……どいてくれ……」
「えー、いいじゃんいいじゃーん。いっしょに寝ようよー」
リアは駄々をこねる子どものように、体を揺すって拒否の意を示す。俺の背中の上で。
いや、マジやめてくださいよリアさん。いくら貴方が軽くても、ちょっと苦しいんですよ。
それにね、そうやって動くとヤバいんですよ。貴方の身体の柔らかさとか、なんかいい香りとか伝わってきて、俺のリヴァイアサンががががが。
「えぇい! どかんかーいっ!」
「きゃ!」
なんとか理性を奮い立たせ、俺はリアの体を跳ね除けた。
俺の反撃を受けたリアは可愛らしい声を出し、ベッドの上にどさっと倒れこんだ。
「へへっ。キョウスケおにいちゃんってば、だいたーん」
「お黙り! この悪ガキめ!」
楽しそうに笑い転げるリアに対して、ついつい声が大きくなってしまう。
いかん、さっきからペースを乱されっぱなしだ。明日も仕事だというのに、全く休むことが出来ないではないか。
「なぁ、リア。もう夜も遅いから帰ったらどうだ? ホテルまで送ってくからさ」
「へ? 何言ってるの?」
「いや、何って……」
「リア、ホテルなんて取ってないよ」
この状況を打破するために出した提案なのだが、どうやら違う爆弾を引っ張ってきてしまったようだ。
今の言葉がウソであることを願いながら、俺はリアの言葉の意味を問い質した。
「どういう意味だ?」
「意味って言われてもなー。リア、最初っからおにいちゃんのところに泊めてもらおうと思ってたもん」
「…………oh.」
「ふぅ、さっぱりしたー」
「そうかい。水、置いとくぞ」
「あはっ、ありがと! おにいちゃん、超好きっ!」
「はいはい」
バスルームから出てきたリアは、今度はちゃんと服を着ていた。ここまで言わないと通じないことが少し悲しい……。
リアがシャワーを浴びている間に部屋着に着替えた俺は、リアが出てきたのを見て、冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターを出してテーブルに置いた。
リアはそれを手に取り、ゴクゴクと喉を鳴らして水を飲んでいる。
それだけのことなのだが、妙に色っぽい。風呂上がりなことも関係しているのか?
「そういや『走ってきた』とか言ってたけど、駅からか?」
「んーん。ロスから走ってきたの」
「はい?」
今、なんと仰いましたか? ロスから? ここまで?
はあああああああああああああああっ!? バカじゃないの!? この娘、バカじゃないの!?
思わず心中で二度もツッコんでしまうほど、リアの言葉は衝撃的だった。「隣の県から走ってきました」と言われても、ここまでは驚かないだろう。
何といってもここはアメリカ合衆国。日本とはことあるごとにスケールが違うのだ。
「おま、ロスって……。あの合宿所からか?」
「違うよ。リア、もうジュニアじゃないから練習場所は変わったんだ。ま、あんまり離れてないから変わんないかもだけど」
「あ、そうなんだ。……いやいやいや! それでも結構距離あるだろ!?」
「ん~、そうかな? 120マイルくらいだと思うけど」
120マイル……だと……。kmに直すと約193kmとなる。
よし、改めて言おう。ご近所迷惑になるといけないので、心の中だけでだが。
バッッッッッッッッッッッッッッカじゃないのっ!!!!?
「え? マジなのそれ? マジでロスから走ってここまで来たの?」
「そーだよ。朝出発して、そのままここまで来たの」
「ヘー、ソウナンダー」
もう驚くことにも疲れたよ……。このままコイツの話に付き合ってたら、俺は驚き過ぎて死ぬかもしれん。いや、マジな話。
俺は急激に重くなった体をベッドに横たえた。もう……このまま眠ってしまっても……いいよね? ゴールしても……いいよね? 何がゴールなのかはわからんが。
「おにいちゃん、もう寝るの?」
「いや、そういうわけじゃないんだが……」
「だったらリアも寝るー!」
「うごぉっ!」
うつ伏せで倒れこんだ俺を見て何を思ったのかは知らんが、リアはいきなり俺の上に飛び乗ってきやがった。
いや、これはフライングボディプレスだな。なんにせよ痛いよ、ママン。
「リ、リア……どいてくれ……」
「えー、いいじゃんいいじゃーん。いっしょに寝ようよー」
リアは駄々をこねる子どものように、体を揺すって拒否の意を示す。俺の背中の上で。
いや、マジやめてくださいよリアさん。いくら貴方が軽くても、ちょっと苦しいんですよ。
それにね、そうやって動くとヤバいんですよ。貴方の身体の柔らかさとか、なんかいい香りとか伝わってきて、俺のリヴァイアサンががががが。
「えぇい! どかんかーいっ!」
「きゃ!」
なんとか理性を奮い立たせ、俺はリアの体を跳ね除けた。
俺の反撃を受けたリアは可愛らしい声を出し、ベッドの上にどさっと倒れこんだ。
「へへっ。キョウスケおにいちゃんってば、だいたーん」
「お黙り! この悪ガキめ!」
楽しそうに笑い転げるリアに対して、ついつい声が大きくなってしまう。
いかん、さっきからペースを乱されっぱなしだ。明日も仕事だというのに、全く休むことが出来ないではないか。
「なぁ、リア。もう夜も遅いから帰ったらどうだ? ホテルまで送ってくからさ」
「へ? 何言ってるの?」
「いや、何って……」
「リア、ホテルなんて取ってないよ」
この状況を打破するために出した提案なのだが、どうやら違う爆弾を引っ張ってきてしまったようだ。
今の言葉がウソであることを願いながら、俺はリアの言葉の意味を問い質した。
「どういう意味だ?」
「意味って言われてもなー。リア、最初っからおにいちゃんのところに泊めてもらおうと思ってたもん」
「…………oh.」
863: ◆lI.F30NTlM:2011/06/09(木) 03:07:54.77:j4iiwrrxo (5/7)
さて、今の状況を説明しようか。
俺は今、ベッドの中だ。シャワーも浴びたし、あとは寝るだけだからな。
そして俺の隣にはリアがいる。つまり、二人して同じベッドの中にいるというわけだ。
勘違いしてほしくないのは、決して性的な意味ではないということだ。それに、俺は同じベッドで寝ようなどとはこれっぽっちも思っちゃいなかった。
最初はソファで寝る気だったんだ。いくらリアが気にしないと言っても、嫁入り前の女の子と閨を共にするわけにはいかないだろ?
だが、俺が「ソファで寝るから、リアはベッドを使え」と言ったら、
「えー。いっしょがいいよー。キョウスケおにいちゃんもベッドで寝よ?」
「ダメだ。ベッドはお前が使え」
「やだやだー。いっしょがいいってばよー」
「駄々をこねるな」
というやり取りが起きた。
これ以上は堂々巡りになると判断し、俺はさっさとソファに横になったわけだが、そうしたら、
「じゃあ、リアもこっちー」
などと言ってソファに潜り込んできやがった。
と言うわけで、仕方なく俺もベッドで寝ることにしたわけだ。言っておくが、仕方なくだからな!
「へへっ。キョウスケおにいちゃんの背中、おっきいね」
「そーかい」
「うん♪ それにね、あったかくて気持ちいいよー」
最後の抵抗とばかりに、俺はリアに背を向けてさっさと寝ちまおうと思ったわけだが……。
リアは俺の背中にぴったりとくっついてきやがった。おかげで、リアの体温や柔らかさがダイレクトに伝わってくる。
こんな状況で寝れるか? 少なくとも、俺には無理だ。
「おにいちゃん、今日はアリガトね」
「なんだよ、突然」
「だって、いきなり来たリアのお願い、聞いてくれたでしょ? やっぱりやさしいね、おにいちゃんは」
「…………そりゃ、俺の台詞だ」
「へ?」
さっきまではしゃぎ回って俺を振り回してくれたくせに、急にしおらしくなるなんて卑怯だろ。
だからさ、俺もどうにかなっちまったんだと思う。六つも年下の女の子に、今の心情を吐露するなんてよ。
「俺さ、こっちに来てまだそんなに経ってないけど、寂しかったんだよ」
「さびしい?」
「ああ。慣れない生活がしばらく続いて、日本が恋しくなってな。あと二ヶ月もすりゃ帰れるんだが、それでも寂しかった」
「そっか……」
リアは茶化すことも無く、俺の話を聞いていた。
「けどな、今日はそんなことも忘れちまったよ。リアのおかげだ」
「リアの?」
「リアに振り回されて、意味もなく大声出したりして、寂しさなんか吹っ飛んじまったよ。だから、ありがとな」
「……へへ。ならよかった」
俺が礼を言うと、リアがぎゅっと俺の体を抱きしめてくれた。
本当なら注意するべきところなのだろうが、俺はあえて何も言わなかった。
「さ、もう寝ろ。どうせ、走って帰る気なんだろ?」
「うん。コーチには、明日帰るよって言ってあるからね。朝には出発しないと」
「じゃあ、ちゃんと寝て休まないとな」
「そだね。おやすみ、おにいちゃん」
「おやすみ、リア」
さっきまで緊張しっぱなしだったのに、今は不思議と安心できていた。
リアに後ろから抱きしめられながら、俺は眠りについた。
さて、今の状況を説明しようか。
俺は今、ベッドの中だ。シャワーも浴びたし、あとは寝るだけだからな。
そして俺の隣にはリアがいる。つまり、二人して同じベッドの中にいるというわけだ。
勘違いしてほしくないのは、決して性的な意味ではないということだ。それに、俺は同じベッドで寝ようなどとはこれっぽっちも思っちゃいなかった。
最初はソファで寝る気だったんだ。いくらリアが気にしないと言っても、嫁入り前の女の子と閨を共にするわけにはいかないだろ?
だが、俺が「ソファで寝るから、リアはベッドを使え」と言ったら、
「えー。いっしょがいいよー。キョウスケおにいちゃんもベッドで寝よ?」
「ダメだ。ベッドはお前が使え」
「やだやだー。いっしょがいいってばよー」
「駄々をこねるな」
というやり取りが起きた。
これ以上は堂々巡りになると判断し、俺はさっさとソファに横になったわけだが、そうしたら、
「じゃあ、リアもこっちー」
などと言ってソファに潜り込んできやがった。
と言うわけで、仕方なく俺もベッドで寝ることにしたわけだ。言っておくが、仕方なくだからな!
「へへっ。キョウスケおにいちゃんの背中、おっきいね」
「そーかい」
「うん♪ それにね、あったかくて気持ちいいよー」
最後の抵抗とばかりに、俺はリアに背を向けてさっさと寝ちまおうと思ったわけだが……。
リアは俺の背中にぴったりとくっついてきやがった。おかげで、リアの体温や柔らかさがダイレクトに伝わってくる。
こんな状況で寝れるか? 少なくとも、俺には無理だ。
「おにいちゃん、今日はアリガトね」
「なんだよ、突然」
「だって、いきなり来たリアのお願い、聞いてくれたでしょ? やっぱりやさしいね、おにいちゃんは」
「…………そりゃ、俺の台詞だ」
「へ?」
さっきまではしゃぎ回って俺を振り回してくれたくせに、急にしおらしくなるなんて卑怯だろ。
だからさ、俺もどうにかなっちまったんだと思う。六つも年下の女の子に、今の心情を吐露するなんてよ。
「俺さ、こっちに来てまだそんなに経ってないけど、寂しかったんだよ」
「さびしい?」
「ああ。慣れない生活がしばらく続いて、日本が恋しくなってな。あと二ヶ月もすりゃ帰れるんだが、それでも寂しかった」
「そっか……」
リアは茶化すことも無く、俺の話を聞いていた。
「けどな、今日はそんなことも忘れちまったよ。リアのおかげだ」
「リアの?」
「リアに振り回されて、意味もなく大声出したりして、寂しさなんか吹っ飛んじまったよ。だから、ありがとな」
「……へへ。ならよかった」
俺が礼を言うと、リアがぎゅっと俺の体を抱きしめてくれた。
本当なら注意するべきところなのだろうが、俺はあえて何も言わなかった。
「さ、もう寝ろ。どうせ、走って帰る気なんだろ?」
「うん。コーチには、明日帰るよって言ってあるからね。朝には出発しないと」
「じゃあ、ちゃんと寝て休まないとな」
「そだね。おやすみ、おにいちゃん」
「おやすみ、リア」
さっきまで緊張しっぱなしだったのに、今は不思議と安心できていた。
リアに後ろから抱きしめられながら、俺は眠りについた。
864: ◆lI.F30NTlM:2011/06/09(木) 03:08:23.33:j4iiwrrxo (6/7)
翌朝。カーテンの隙間から差し込む陽光で、俺は目を覚ました。
「ん……」
こんなに気持ちのいい目覚めは久しぶりだ。これもリアのおかげだな。
時計を見ると、今は朝の06:37。まだ慌てるような時間じゃない。
俺がベッドから出ようとすると、布団の中で何かがもぞもぞと動いていた。ああ、そう言えば一緒に寝たんだったな。
そこにはリアがいて、俺の胸に擦り寄ってきていた。普段は良血のサラブレッドみたいなのに、その仕草はどこか小動物みたいだった。
ん? 俺、昨日はたしか、リアに背を向けて寝てたよな? なんで向かい合う形になってんの?
「んぅ……。あ、おはよ、おにいちゃん」
「お、おう。おはよう、リア」
俺が今のこの状態に困惑していると、リアが目を覚ましてしまった。と言っても、まだ意識の半分は夢の中なのか、俺の胸に顔を擦りつけて起きようとはしない。
ねえ、リアさん。それ、くすぐったいし色々と持て余しそうになるんで、できればやめてもらえないっすかね?
「ん~。おにいちゃんのにおいがする~」
「……こら」
「oh!」
このままだと色々とよろしくないことになりそうなので、俺はリアに軽くチョップして、その眠りを妨げてやった。
リアは無駄にテンションの高い悲鳴を上げている。
「ほら、起きろ。朝飯ぐらいなら作ってやるよ」
「ん~。もう少しこのまま~」
「ダメだ。俺は仕事だし、お前も今日は帰るんだろ? ちゃっちゃと起きる!」
「ん~。おにいちゃんのけち~」
それから一時間後、俺達は揃ってアパートメントを出た。
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
「だいじょうぶだいじょうぶ~。おにいちゃんも、お仕事がんばってね」
リアがいたのはほんの少しだけだったのに、ずいぶんと濃密な時間を過ごしたような気がする。
けど、たまにはこういうのもいいかな、なんて思ったりもした。いや、ホントたまにでいいよ。毎日はゴメンだ。
「今度来るときは、ちゃんと連絡しろよ。俺がいないこともあるかもしれないんだからな」
「はーい。おにいちゃんも、さみしくなったらリアのとこに来てもいいよ♪」
「へっ。ま、寂しくなったらな」
「あ、別にさみしくなくても会いに来てもいいから」
「あー、どうすっかな。ま、帰国前には一度行くよ」
「うん! 待ってる!」
それから俺はリアに合宿所の住所を聞き、自分の連絡先を書いたメモを渡した。
リアは、俺から受け取ったメモを小さなカバンの中に乱暴に突っ込み、屈伸運動を始めた。
「じゃ、またね、キョウスケおにいちゃん!」
「おう、またな」
別れの挨拶を終えた途端、リアは爆発的なスタートダッシュを決めて走り去っていった。
八年前も驚いたが、今のはあの時以上のスタートだった。……ったく、とんでもねえヤツだぜ。
あっという間にリアの姿は見えなくなったが、俺はほんの少しの間だけ、リアが走り去っていった方向を見ていた。
「さぁて、俺もやりますかね」
リアを見習って、俺も俺の場所で頑張らないとな。自分を鼓舞する意味も込めて、俺はあえてそう口にした。
とりあえずは、この長期出張を無事に終えることか。あと、ロス行きの切符を手配しとかないとな。
おわり
翌朝。カーテンの隙間から差し込む陽光で、俺は目を覚ました。
「ん……」
こんなに気持ちのいい目覚めは久しぶりだ。これもリアのおかげだな。
時計を見ると、今は朝の06:37。まだ慌てるような時間じゃない。
俺がベッドから出ようとすると、布団の中で何かがもぞもぞと動いていた。ああ、そう言えば一緒に寝たんだったな。
そこにはリアがいて、俺の胸に擦り寄ってきていた。普段は良血のサラブレッドみたいなのに、その仕草はどこか小動物みたいだった。
ん? 俺、昨日はたしか、リアに背を向けて寝てたよな? なんで向かい合う形になってんの?
「んぅ……。あ、おはよ、おにいちゃん」
「お、おう。おはよう、リア」
俺が今のこの状態に困惑していると、リアが目を覚ましてしまった。と言っても、まだ意識の半分は夢の中なのか、俺の胸に顔を擦りつけて起きようとはしない。
ねえ、リアさん。それ、くすぐったいし色々と持て余しそうになるんで、できればやめてもらえないっすかね?
「ん~。おにいちゃんのにおいがする~」
「……こら」
「oh!」
このままだと色々とよろしくないことになりそうなので、俺はリアに軽くチョップして、その眠りを妨げてやった。
リアは無駄にテンションの高い悲鳴を上げている。
「ほら、起きろ。朝飯ぐらいなら作ってやるよ」
「ん~。もう少しこのまま~」
「ダメだ。俺は仕事だし、お前も今日は帰るんだろ? ちゃっちゃと起きる!」
「ん~。おにいちゃんのけち~」
それから一時間後、俺達は揃ってアパートメントを出た。
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
「だいじょうぶだいじょうぶ~。おにいちゃんも、お仕事がんばってね」
リアがいたのはほんの少しだけだったのに、ずいぶんと濃密な時間を過ごしたような気がする。
けど、たまにはこういうのもいいかな、なんて思ったりもした。いや、ホントたまにでいいよ。毎日はゴメンだ。
「今度来るときは、ちゃんと連絡しろよ。俺がいないこともあるかもしれないんだからな」
「はーい。おにいちゃんも、さみしくなったらリアのとこに来てもいいよ♪」
「へっ。ま、寂しくなったらな」
「あ、別にさみしくなくても会いに来てもいいから」
「あー、どうすっかな。ま、帰国前には一度行くよ」
「うん! 待ってる!」
それから俺はリアに合宿所の住所を聞き、自分の連絡先を書いたメモを渡した。
リアは、俺から受け取ったメモを小さなカバンの中に乱暴に突っ込み、屈伸運動を始めた。
「じゃ、またね、キョウスケおにいちゃん!」
「おう、またな」
別れの挨拶を終えた途端、リアは爆発的なスタートダッシュを決めて走り去っていった。
八年前も驚いたが、今のはあの時以上のスタートだった。……ったく、とんでもねえヤツだぜ。
あっという間にリアの姿は見えなくなったが、俺はほんの少しの間だけ、リアが走り去っていった方向を見ていた。
「さぁて、俺もやりますかね」
リアを見習って、俺も俺の場所で頑張らないとな。自分を鼓舞する意味も込めて、俺はあえてそう口にした。
とりあえずは、この長期出張を無事に終えることか。あと、ロス行きの切符を手配しとかないとな。
おわり
865: ◆lI.F30NTlM:2011/06/09(木) 03:11:49.84:j4iiwrrxo (7/7)
以上。
うーん、リアの天真爛漫さが出てるかどうか不安だわさ。
あとロサンゼルス-サンディエゴ間が120マイルってのは、アメリカ自動車協会が発表している数字なんですが、
ロサンゼルスの市役所を基点としての場合な上に、多分高速道路の距離のはず。
リアが走った距離はもっと多いかもしれないっす。もはや化物レベルですな。
ありがとうございました。
以上。
うーん、リアの天真爛漫さが出てるかどうか不安だわさ。
あとロサンゼルス-サンディエゴ間が120マイルってのは、アメリカ自動車協会が発表している数字なんですが、
ロサンゼルスの市役所を基点としての場合な上に、多分高速道路の距離のはず。
リアが走った距離はもっと多いかもしれないっす。もはや化物レベルですな。
ありがとうございました。
866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/09(木) 03:50:35.52:HkvND3D2o (2/2)
乙です
貴重なリア分をごちそうさまでした
乙です
貴重なリア分をごちそうさまでした
867:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/09(木) 03:58:12.85:ePxJCaHB0 (1/1)
乙
やはり元・幼女はいいものだな……
乙
やはり元・幼女はいいものだな……
868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 08:25:43.44:YfEESNUDO (1/1)
>>867
おいおい、忘れちゃいないかい?
女は皆、元・幼女なんだぜ?
桐乃も、黒猫も、沙織、あやせ、はてにはフェイトさんや京介母ですら……
皆、元・幼女だ
>>867
おいおい、忘れちゃいないかい?
女は皆、元・幼女なんだぜ?
桐乃も、黒猫も、沙織、あやせ、はてにはフェイトさんや京介母ですら……
皆、元・幼女だ
869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 11:04:10.76:xS6F6VOEo (1/1)
黒猫SS誰か頼む
黒猫SS誰か頼む
870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/09(木) 12:30:52.41:qzdRpuhAO (1/2)
>>865
乙
大人になったのにそんなに天真爛漫で大丈夫か、ってくらいだ
だがそれがいい
>>865
乙
大人になったのにそんなに天真爛漫で大丈夫か、ってくらいだ
だがそれがいい
871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/09(木) 12:52:31.77:+Z+xp7Vg0 (1/1)
>>865
乙、いいものを見れたぜ。
可能であれば幼女の時のもお願いする。
>>865
乙、いいものを見れたぜ。
可能であれば幼女の時のもお願いする。
872:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/06/09(木) 13:10:52.70:z0faHG7oo (1/1)
そろそろ黒猫三姉妹の調教ものを…
そろそろ黒猫三姉妹の調教ものを…
873:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 14:36:33.07:lpZrSS+xo (1/3)
黒猫が幼女だったときに実は京介と会っていて、一緒に遊んだ仲だった、とな?
黒猫が幼女だったときに実は京介と会っていて、一緒に遊んだ仲だった、とな?
874:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2011/06/09(木) 15:30:35.11:eO7K9s0lo (1/1)
>>865
乙
リアかわいいよ
でも腹筋割れてるんだろうなぁ
>>865
乙
リアかわいいよ
でも腹筋割れてるんだろうなぁ
875:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 15:32:16.55:3UvAt0k/o (1/2)
>>865
乙。貴重なリア成分をありがとう
次はブリジットでもいいんじゃよ?
>>865
乙。貴重なリア成分をありがとう
次はブリジットでもいいんじゃよ?
876:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 16:03:44.23:lpZrSS+xo (2/3)
そういえば鰤の子ってどこ出身だっけ?
そういえば鰤の子ってどこ出身だっけ?
877:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 16:06:12.98:3UvAt0k/o (2/2)
イギリスだね
イギリスだね
878:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 16:10:13.05:lpZrSS+xo (3/3)
イギリスか…
ブリジットが京介に料理を作ってくる話とかできそうだな
イギリスか…
ブリジットが京介に料理を作ってくる話とかできそうだな
879:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/09(木) 17:42:40.69:qzdRpuhAO (2/2)
黒猫と京介でブリジットの家を訪問し、ついでに大英博物館やホームズ博物館に寄ったりするのか
黒猫と京介でブリジットの家を訪問し、ついでに大英博物館やホームズ博物館に寄ったりするのか
880:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/09(木) 17:46:41.22:E7XFPgYSo (1/1)
>>878
素材の味がいきた豆とか豆とか豆とか
>>878
素材の味がいきた豆とか豆とか豆とか
881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 18:56:36.91:Od0Js24/0 (1/1)
>>878
イギリスの特徴(ほぼネット情報)
・飯はマズイ。味がわからなくなるまで揚げるか焼くか煮るかのいずれか1つ
・代わりにといってはなんだが、茶菓子が美味い。やはりティータイムにかける意気込みが5人組の某ガールズバンドより熱いからだろう。
・6分あればティータイムを楽しむ。砲撃や空襲が来ても槍が降っても敵軍に包囲されてもティータイムの時間は厳守。さすが変態紳士の国
・イギリス人たるもの「いつでもティータイムが出来るよう湯沸かし器を持つべし。」の精神で戦車にまで湯沸かし器装備
・車も電車もPOOOOWWWWWEEEEERRRRRRが重要だ!
・大体の工業品は「何がやりたかったかはわかる。が、どうしてこうなった?」という代物だらけ
こんな感じか?
>>878
イギリスの特徴(ほぼネット情報)
・飯はマズイ。味がわからなくなるまで揚げるか焼くか煮るかのいずれか1つ
・代わりにといってはなんだが、茶菓子が美味い。やはりティータイムにかける意気込みが5人組の某ガールズバンドより熱いからだろう。
・6分あればティータイムを楽しむ。砲撃や空襲が来ても槍が降っても敵軍に包囲されてもティータイムの時間は厳守。さすが変態紳士の国
・イギリス人たるもの「いつでもティータイムが出来るよう湯沸かし器を持つべし。」の精神で戦車にまで湯沸かし器装備
・車も電車もPOOOOWWWWWEEEEERRRRRRが重要だ!
・大体の工業品は「何がやりたかったかはわかる。が、どうしてこうなった?」という代物だらけ
こんな感じか?
882:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/09(木) 19:13:36.55:NzSRjeGAO (1/1)
そういやさ、桐乃って料理はどの程度できんのかね?
PSPの特典小説では京介の子供にまずいって言われてたけど
そういやさ、桐乃って料理はどの程度できんのかね?
PSPの特典小説では京介の子供にまずいって言われてたけど
883:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 19:15:16.17:D9WVdrcVP (1/2)
ドラマCDで親父KOしたんだっけ?>料理
ドラマCDで親父KOしたんだっけ?>料理
884:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/09(木) 19:19:14.47:4cAqo78ao (1/1)
黒猫→上手いけど、京介の好みは把握してない(肉がなくて草系が多い)
あやせ→京介にあげた手作りバレンタインチョコクッキーから、上手いと推測できる
地味子→上手い(京介の好みという意味では強い)
桐乃→チョコを石炭にする程度の能力
>>883
Twitterの方だよ
黒猫→上手いけど、京介の好みは把握してない(肉がなくて草系が多い)
あやせ→京介にあげた手作りバレンタインチョコクッキーから、上手いと推測できる
地味子→上手い(京介の好みという意味では強い)
桐乃→チョコを石炭にする程度の能力
>>883
Twitterの方だよ
885:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 19:23:51.40:D9WVdrcVP (2/2)
ああそっちか。にわか知識でスマソ
ああそっちか。にわか知識でスマソ
886:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 19:28:05.16:8qcB1vPYo (1/1)
加奈子が料理上手かったらノックアウトだぜ
>>881
これが抜けてる
・チョロイ
加奈子が料理上手かったらノックアウトだぜ
>>881
これが抜けてる
・チョロイ
887:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/09(木) 20:36:19.44:NU5+L2T90 (1/1)
>>884
サンクス
今構想練ってるSSに桐乃もあやせも問題なく使えそう
後は落としどころを決めてないのと、やたらと横長になりそうなのが問題だ・・・
>>884
サンクス
今構想練ってるSSに桐乃もあやせも問題なく使えそう
後は落としどころを決めてないのと、やたらと横長になりそうなのが問題だ・・・
888:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/09(木) 21:14:57.72:TLdi+eLAO (1/1)
加奈子は、パラレルみたいなもんだがゲーム特典で地味子に料理習ってたから、中学生時点は普通じゃないかと予想
加奈子は、パラレルみたいなもんだがゲーム特典で地味子に料理習ってたから、中学生時点は普通じゃないかと予想
889:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/09(木) 23:02:29.15:9EfUCnyA0 (1/1)
>>865
乙です。
天真爛漫な子は、そのまんま大人になってほしいよね。
次回も期待してます!
>>865
乙です。
天真爛漫な子は、そのまんま大人になってほしいよね。
次回も期待してます!
890:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/06/10(金) 01:41:51.41:IY1KY2o+0 (1/1)
うーん
黒猫がやさぐれたら、病んでる猫で病み猫→闇猫
あやせたんが切れたら、殺めるあやせであやせ、病んだらやみせ→夜見せ、矢見せ、家見せ?
うーん
黒猫がやさぐれたら、病んでる猫で病み猫→闇猫
あやせたんが切れたら、殺めるあやせであやせ、病んだらやみせ→夜見せ、矢見せ、家見せ?
891:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 01:47:42.42:srrIB1l9o (1/1)
切り乃、闇猫、沙檻、あ痩せ
切り乃、闇猫、沙檻、あ痩せ
892:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 02:00:56.72:iZZlXV3IO (1/1)
>>881
ジェレミークラークソンが混じってるぞwww
>>881
ジェレミークラークソンが混じってるぞwww
893:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/10(金) 11:32:50.79:Eit5MUjAO (1/1)
個人的には闇猫って黒猫が進化したっぽいから病猫のがいいな
個人的には闇猫って黒猫が進化したっぽいから病猫のがいいな
894:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 11:38:17.92:Vur1mTeSO (1/1)
誤解で闇猫化→更正ラブラブルートが読みたい
誤解で闇猫化→更正ラブラブルートが読みたい
895:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 14:26:21.71:HAs4+bF40 (1/9)
あやせSS書いてみたんですが需要ありますか?なんか黒猫とかじゃなくて申し訳ないんですが
あやせSS書いてみたんですが需要ありますか?なんか黒猫とかじゃなくて申し訳ないんですが
896:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 14:32:17.03:pY2vJlV8o (1/1)
>>894
ラブドールに見えた
死にたい
>>894
ラブドールに見えた
死にたい
897:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 14:55:24.16:KZ2o669Eo (1/2)
>>895
あるから頼む
>>895
あるから頼む
898:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 14:57:32.65:HAs4+bF40 (2/9)
「お兄さん、ご相談があります」
俺はいつもの公園にあやせに呼び出された。何か今回はもじもじと恥ずかしそうにしていていつにもまして可愛い。
「分かってる結婚の相談だな、それならおススメの式場が」
「何言ってるんですか!?ぶち殺しますよ!!」
「俺はいつだって本気なのに・・・」
あやせはいつになったら理解してくれるのやら・・・そろそろ真面目に聞くか。
「今度はどうしたんだ?またマネージャーの真似でもすればいいのか?」
「いえ、今回は私のことに関することです」
マネージャーの真似事でもなく桐乃のことで相談でもなくて・・・あやせ自身のこと。なんだろうか?
「お兄さん、ご相談があります」
俺はいつもの公園にあやせに呼び出された。何か今回はもじもじと恥ずかしそうにしていていつにもまして可愛い。
「分かってる結婚の相談だな、それならおススメの式場が」
「何言ってるんですか!?ぶち殺しますよ!!」
「俺はいつだって本気なのに・・・」
あやせはいつになったら理解してくれるのやら・・・そろそろ真面目に聞くか。
「今度はどうしたんだ?またマネージャーの真似でもすればいいのか?」
「いえ、今回は私のことに関することです」
マネージャーの真似事でもなく桐乃のことで相談でもなくて・・・あやせ自身のこと。なんだろうか?
899:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 14:58:16.98:HAs4+bF40 (3/9)
「実は事務所の意向でコスプレのイベントにでることになったんですが・・・男女のペアで出場しなければならないんです」
「よっしゃお安い御用だ・・・って俺はあやせと一緒にコスプレのイベントにでるのはいいんだが、あやせは俺なんかでいいのか?自分でいうのもなんだが
地味顔だし、そういうイベントごとに耐性もないんだぞ?」
「私はそもそもコスプレ自体が嫌なんですが・・・事務所の人はどうしてもイベントに参加したいらしく、私の代わりもキャラの
特徴からしていないんです。で最初は事務所の男性モデルと参加ってなってたんですが私は知っての通り男性の人に免疫って
いうのですか?がないんです。そこでせめてパートナーは私に選ばせてくださいと頼んだら渋々ですが許可してくださりまして」
「それでなんで俺に?俺は近親相姦上等の変体鬼畜野郎なんだぜ?」
自分で言っててなんだがやっぱ悲しくなってきた。
「それは・・・その・・・あれです。ろくに話したこともない人よりは最初から変態とわかってたほうが警戒も対策もしやすいですから」
ほんと信用ねーのな・・・仕方ないけどさ
「では参加していただけるということで、ちなみにコスプレはこのアニメのコスプレなんです」
これは・・・
「なんだマスケラか」
「知っているんですか?」
「一応な、知り合いがはまっててな。あやせがするコスプレって夜魔の女王か?」
「はい、お兄さんにはこの漆黒っていうキャラをしてもらいたいんですが」
俺が嫌いなのだったんじゃないかと心配してるのか不安そうな目でこちらを見てきている。
「実は事務所の意向でコスプレのイベントにでることになったんですが・・・男女のペアで出場しなければならないんです」
「よっしゃお安い御用だ・・・って俺はあやせと一緒にコスプレのイベントにでるのはいいんだが、あやせは俺なんかでいいのか?自分でいうのもなんだが
地味顔だし、そういうイベントごとに耐性もないんだぞ?」
「私はそもそもコスプレ自体が嫌なんですが・・・事務所の人はどうしてもイベントに参加したいらしく、私の代わりもキャラの
特徴からしていないんです。で最初は事務所の男性モデルと参加ってなってたんですが私は知っての通り男性の人に免疫って
いうのですか?がないんです。そこでせめてパートナーは私に選ばせてくださいと頼んだら渋々ですが許可してくださりまして」
「それでなんで俺に?俺は近親相姦上等の変体鬼畜野郎なんだぜ?」
自分で言っててなんだがやっぱ悲しくなってきた。
「それは・・・その・・・あれです。ろくに話したこともない人よりは最初から変態とわかってたほうが警戒も対策もしやすいですから」
ほんと信用ねーのな・・・仕方ないけどさ
「では参加していただけるということで、ちなみにコスプレはこのアニメのコスプレなんです」
これは・・・
「なんだマスケラか」
「知っているんですか?」
「一応な、知り合いがはまっててな。あやせがするコスプレって夜魔の女王か?」
「はい、お兄さんにはこの漆黒っていうキャラをしてもらいたいんですが」
俺が嫌いなのだったんじゃないかと心配してるのか不安そうな目でこちらを見てきている。
900:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 14:58:47.04:HAs4+bF40 (4/9)
「おう、このキャラなら大歓迎だ。イベントはいつなんだ?」
「それは来週の土曜日です」
「そうか、わかったよ、それまでにしとかないといけないこととかあるか?」
「一応、どういうパフォーマンスするかとか打ち合わせしたいので1週間は事務所に通ってくれますか?
事務所の人には話しているので」
「わかったよ、よろしく頼むぜ」
「はい!!」
それから一週間は放課後になるとあやせたちの所属してる事務所に通った。さすがに親父たちに相談したが
迷惑をかけないようにとだけ言われて快諾してくれた。
勉強がおろそかにならないようにするのに時間を調整してあらためて桐乃がどれだけすごいのか思い知った。
俺は勉強だけでもきついのにあいつはエロゲーとかの趣味まで全力でしてる。ほんとにすごいと思った。
ところでコスプレの衣装が完成して試しに撮影したときに事務所の人がなにやら話してたのが気になる。
「お兄さん、いよいよですね」
「そうだな。自分でいうのもなんだが結構いけると思うぜ、俺たちなら」
「そうですね・・・明日はよろしくお願いします」
この1週間であやせの態度はだいぶやわらかくなってきた。すこしは信用を取り戻せたかな?
「おう、このキャラなら大歓迎だ。イベントはいつなんだ?」
「それは来週の土曜日です」
「そうか、わかったよ、それまでにしとかないといけないこととかあるか?」
「一応、どういうパフォーマンスするかとか打ち合わせしたいので1週間は事務所に通ってくれますか?
事務所の人には話しているので」
「わかったよ、よろしく頼むぜ」
「はい!!」
それから一週間は放課後になるとあやせたちの所属してる事務所に通った。さすがに親父たちに相談したが
迷惑をかけないようにとだけ言われて快諾してくれた。
勉強がおろそかにならないようにするのに時間を調整してあらためて桐乃がどれだけすごいのか思い知った。
俺は勉強だけでもきついのにあいつはエロゲーとかの趣味まで全力でしてる。ほんとにすごいと思った。
ところでコスプレの衣装が完成して試しに撮影したときに事務所の人がなにやら話してたのが気になる。
「お兄さん、いよいよですね」
「そうだな。自分でいうのもなんだが結構いけると思うぜ、俺たちなら」
「そうですね・・・明日はよろしくお願いします」
この1週間であやせの態度はだいぶやわらかくなってきた。すこしは信用を取り戻せたかな?
901:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 14:59:43.76:HAs4+bF40 (5/9)
「さあみなさん、いよいよ始まりました。第1回maschera~堕天した獣の慟哭~コスプレ大会!!第1回の今回ですがなんと参加者は20組の
合計40人と大盛況で感謝しています」
司会の人が言うとおりこのイベントに参加している人は俺の想像してたより全然おおくてびっくりした。なかにはなぜ参加した?
というような組み合わせがちらほらいる。俺たちもそういう目でみられてないか心配だ。
俺があやせとつりあってないんじゃないという意味で。
「お、お兄さん」
「どうした、あやせ?」
「き、緊張して失敗しないでくださいね」
あやせ・・・震えて緊張してるのが手に取るように分かる。コスプレ自体があれだから俺以上に緊張して
いるのかもな。
「あやせ、俺じゃ頼りないかもしれないけど頼ってくれていいからな」
「はい・・・」
頭をなでながらそう話しかける、いつもなら触れた時点で変態ー!!とか[ピーーー]ー!!とか言ってくるのに
いや言うだけじゃないな。間違いなく足やら手やら手錠やらがとんでくる。それだけでどれだけ緊張してるかよくわかる。
「エントリーナンバー5番、夜魔の女王、漆黒であやせさん、京介さん。どうぞー」
俺たちが呼ばれた、練習どおりいけばいいんだ。
「いくぞ、あやせ」
「はい」
そういうと俺はあやせをお姫様抱っこして会場にでた。
「さあみなさん、いよいよ始まりました。第1回maschera~堕天した獣の慟哭~コスプレ大会!!第1回の今回ですがなんと参加者は20組の
合計40人と大盛況で感謝しています」
司会の人が言うとおりこのイベントに参加している人は俺の想像してたより全然おおくてびっくりした。なかにはなぜ参加した?
というような組み合わせがちらほらいる。俺たちもそういう目でみられてないか心配だ。
俺があやせとつりあってないんじゃないという意味で。
「お、お兄さん」
「どうした、あやせ?」
「き、緊張して失敗しないでくださいね」
あやせ・・・震えて緊張してるのが手に取るように分かる。コスプレ自体があれだから俺以上に緊張して
いるのかもな。
「あやせ、俺じゃ頼りないかもしれないけど頼ってくれていいからな」
「はい・・・」
頭をなでながらそう話しかける、いつもなら触れた時点で変態ー!!とか[ピーーー]ー!!とか言ってくるのに
いや言うだけじゃないな。間違いなく足やら手やら手錠やらがとんでくる。それだけでどれだけ緊張してるかよくわかる。
「エントリーナンバー5番、夜魔の女王、漆黒であやせさん、京介さん。どうぞー」
俺たちが呼ばれた、練習どおりいけばいいんだ。
「いくぞ、あやせ」
「はい」
そういうと俺はあやせをお姫様抱っこして会場にでた。
902:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 15:00:15.85:HAs4+bF40 (6/9)
「キャー!!」
「すげー」
「本物ktkr!!」
「ま・・・まさかこの千葉の堕天聖であるわたしを差し置いてあの人がマスケラのイベントにでてるなんて。
でも2人ともそっくりだわ。悔しいけど負けを認めるしかないわね」
「ぐぬぬ、あやせのパートナーが兄貴だったなんて、兄貴の様子がおかしかったわけだ」
びっくりした。まさかここまで盛り上がるとは予想以上だ。俺のラブリーマイエンジェルあやせたんのおかげだぜ。
ところで気のせい・・・じゃないな。黒猫がこのイベントにこないわけないし、桐乃はあやせがでるのを聞いていたのか
はたまた黒猫につれてこられたのか、どちらにせよいるのはおかしくない。
なによりびっくりしたのは自分の頭がいやに冷静なのだ。あやせは顔を赤く緊張しているが
「よし、予定通りいくぞ」
「は、はい」
それから俺たちは練習どおりのパフォーマンスを披露した。なかなかにこっぱずかしい台詞を
言ったりもしてた気がするがなんだかんだ楽しかった。ハイテンションな黒猫がいたが忘れることにしよう。
「キャー!!」
「すげー」
「本物ktkr!!」
「ま・・・まさかこの千葉の堕天聖であるわたしを差し置いてあの人がマスケラのイベントにでてるなんて。
でも2人ともそっくりだわ。悔しいけど負けを認めるしかないわね」
「ぐぬぬ、あやせのパートナーが兄貴だったなんて、兄貴の様子がおかしかったわけだ」
びっくりした。まさかここまで盛り上がるとは予想以上だ。俺のラブリーマイエンジェルあやせたんのおかげだぜ。
ところで気のせい・・・じゃないな。黒猫がこのイベントにこないわけないし、桐乃はあやせがでるのを聞いていたのか
はたまた黒猫につれてこられたのか、どちらにせよいるのはおかしくない。
なによりびっくりしたのは自分の頭がいやに冷静なのだ。あやせは顔を赤く緊張しているが
「よし、予定通りいくぞ」
「は、はい」
それから俺たちは練習どおりのパフォーマンスを披露した。なかなかにこっぱずかしい台詞を
言ったりもしてた気がするがなんだかんだ楽しかった。ハイテンションな黒猫がいたが忘れることにしよう。
903:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 15:00:50.44:HAs4+bF40 (7/9)
「お兄さん、今日はありがとうございました」
「いやいや俺も楽しめたよ」
ちなみに俺たちはなんと、優勝できた。結構自信はあったんだがまさか優勝できるとは
「そういえば、事務所の方がお話があるそうですよ」
あやせがいうと同時に事務所のスタッフさんがタイミングよく入ってきた。
「私はこういうものです」
この人は事務所のスカウトなんかをする人のようだ。1週間であやせと撮影なんかをしてるときに
みてモデルの才能があるのではないかと思ったらしい。
びっくりしたのはもう親父たちには話しているらしくあとは本人の、つまり俺の意思しだいらしい。
「あの、お兄さん。お兄さんが事務所に入ってくれるととても嬉しいです。
それに桐乃も一緒に活動できると嬉しいはずですし」
顔を赤くしながらもそう言ってくれるあやせ・・・よし決めた。
「俺を事務所にいれてくれませんか?」
もしかしたら間違った選択なのかもしれないけどやろうと思った。撮影されてたときは恥ずかしくもあったけど
なんだかんだ楽しかった。それにあの親父がこういう活動の許可をだしてるというのは俺のことを少しは
認めてくれているのかもしれない。それに桐乃のことをもっと理解できるとおもった。
それにできるならあやせともっとこういう活動をしてみたいしな。
「あやせ・・・いや先輩これからもよろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします。お兄さん」
「お兄さん、今日はありがとうございました」
「いやいや俺も楽しめたよ」
ちなみに俺たちはなんと、優勝できた。結構自信はあったんだがまさか優勝できるとは
「そういえば、事務所の方がお話があるそうですよ」
あやせがいうと同時に事務所のスタッフさんがタイミングよく入ってきた。
「私はこういうものです」
この人は事務所のスカウトなんかをする人のようだ。1週間であやせと撮影なんかをしてるときに
みてモデルの才能があるのではないかと思ったらしい。
びっくりしたのはもう親父たちには話しているらしくあとは本人の、つまり俺の意思しだいらしい。
「あの、お兄さん。お兄さんが事務所に入ってくれるととても嬉しいです。
それに桐乃も一緒に活動できると嬉しいはずですし」
顔を赤くしながらもそう言ってくれるあやせ・・・よし決めた。
「俺を事務所にいれてくれませんか?」
もしかしたら間違った選択なのかもしれないけどやろうと思った。撮影されてたときは恥ずかしくもあったけど
なんだかんだ楽しかった。それにあの親父がこういう活動の許可をだしてるというのは俺のことを少しは
認めてくれているのかもしれない。それに桐乃のことをもっと理解できるとおもった。
それにできるならあやせともっとこういう活動をしてみたいしな。
「あやせ・・・いや先輩これからもよろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします。お兄さん」
904:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 15:02:41.21:HAs4+bF40 (8/9)
設定のわりに短くしてしまいました。何番煎じのネタかわかりませんが感想いただけると嬉しいです。
設定のわりに短くしてしまいました。何番煎じのネタかわかりませんが感想いただけると嬉しいです。
905:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 17:19:56.91:GIemT/3g0 (1/1)
この後あやせたんが京介を調教するんですね(モデル道的な意味で)わかります。
この後あやせたんが京介を調教するんですね(モデル道的な意味で)わかります。
906:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/10(金) 19:25:45.16:3U9f+ZIc0 (1/1)
うん、あやせ可愛い
もっとデンジャラスでもいいかも
うん、あやせ可愛い
もっとデンジャラスでもいいかも
907:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 19:44:17.79:NzOqlbCM0 (1/2)
乙
もうちとあやせ暴走させても面白かったかも
料理の話蒸し返すけど、桐乃の石炭チョコ知ってるの京介以外に誰が知ってるか教えて
修正が利くうちに公式設定から離れすぎないようにしたい
乙
もうちとあやせ暴走させても面白かったかも
料理の話蒸し返すけど、桐乃の石炭チョコ知ってるの京介以外に誰が知ってるか教えて
修正が利くうちに公式設定から離れすぎないようにしたい
908:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/10(金) 19:45:44.24:UILkHt8To (1/1)
>>907
京介、あやせたん、大介は知ってる
黒猫も知ってたような
>>907
京介、あやせたん、大介は知ってる
黒猫も知ってたような
909:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/10(金) 20:32:48.07:HAs4+bF40 (9/9)
感想ありがとうございます。あやせの暴走は考えたんですが暴走のさせ具合っていうんですか?がよくつかめなかったので
感想ありがとうございます。あやせの暴走は考えたんですが暴走のさせ具合っていうんですか?がよくつかめなかったので
910:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/10(金) 20:37:32.35:osVXO5BO0 (1/1)
綺麗なあやせでいいじゃない!
乙華麗!
綺麗なあやせでいいじゃない!
乙華麗!
911:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 21:06:52.63:NzOqlbCM0 (2/2)
>>908
サンクス
あやせたん出す予定だから、気を付ける
>>908
サンクス
あやせたん出す予定だから、気を付ける
912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2011/06/10(金) 22:44:16.51:bLG44v7Co (1/2)
ちっと質問なんだが……
レス数で何レスくらいまでのSSなら、まぁ取りあえず読んでみっかなぁと思う?
たとえば30レス近くあったら、初めっからスルーなんてあるかね?
ちっと質問なんだが……
レス数で何レスくらいまでのSSなら、まぁ取りあえず読んでみっかなぁと思う?
たとえば30レス近くあったら、初めっからスルーなんてあるかね?
913:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 22:47:15.80:KZ2o669Eo (2/2)
ない
どんなSSでも投下されれば読むだけ
ない
どんなSSでも投下されれば読むだけ
914:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2011/06/10(金) 23:05:22.38:bLG44v7Co (2/2)
>>913
そっか、じゃあもう少し頑張って書いてみるわ。
>>913
そっか、じゃあもう少し頑張って書いてみるわ。
915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/10(金) 23:10:53.69:zFI9/t0DO (1/1)
>>912
長くても読むけど、あんまり長いと携帯で読むのは辛いから、まとめられてから読むね。
だから、感想を書くのが遅くなる。ごめんね。
>>912
長くても読むけど、あんまり長いと携帯で読むのは辛いから、まとめられてから読むね。
だから、感想を書くのが遅くなる。ごめんね。
916:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/11(土) 00:10:32.30:0EdMwy4AO (1/1)
俺も携帯だから長いと一部読み飛ばしたりするけど最後まで読むゆ
俺も携帯だから長いと一部読み飛ばしたりするけど最後まで読むゆ
917:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/11(土) 00:36:15.00:6hTWDIrf0 (1/1)
>>914
久しぶりの大長編期待してます!
>>914
久しぶりの大長編期待してます!
918:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 00:42:27.28:9rP8Yvi3o (1/1)
へたに分割して投下するとスレ立てしろって言われそうだから気をつけないとね
>>914
期待してます
へたに分割して投下するとスレ立てしろって言われそうだから気をつけないとね
>>914
期待してます
919:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 19:57:29.87:R05ePHfSO (1/1)
誰かガチ珠希√書いてくれ
誰かガチ珠希√書いてくれ
920:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/12(日) 00:49:05.58:gdqpE1qEo (1/2)
>>919
日向ちゃんでもいいか?
>>919
日向ちゃんでもいいか?
921:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/12(日) 00:55:24.80:AgBK/NMAO (1/1)
>>920
待ってる
>>920
待ってる
922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 00:58:06.42:n/2dcKsao (1/3)
珠希と日向の貝合わせか
熱い物がこみ上げてくるな
珠希と日向の貝合わせか
熱い物がこみ上げてくるな
923:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/12(日) 01:02:33.65:xC1UscdOo (1/1)
初イきしちゃうひなたまか・・・熱いな
初イきしちゃうひなたまか・・・熱いな
924:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 01:16:31.80:14AK2vITo (1/1)
珠希「あうぅっ、なっ、なんかへんなかんじですぅっ…!」
日向「んっ、くっ、んぁっ…きっ、気持ちいいよぉっ…!」
みたいな感じか
珠希「あうぅっ、なっ、なんかへんなかんじですぅっ…!」
日向「んっ、くっ、んぁっ…きっ、気持ちいいよぉっ…!」
みたいな感じか
925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/12(日) 02:01:28.99:gdqpE1qEo (2/2)
おまわりさーん
こっちですー!
おまわりさーん
こっちですー!
926:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/12(日) 02:34:45.62:HuALm+CG0 (1/5)
未来設定ですが珠希SS書いてみました
俺が社会人になって2度目の春を迎えた。ここんとこ最近は仕事が立て込んでてろくに実家に帰省できていなかったので
3日ほど有給をとって帰省している。
職場が実家から極端に遠いというわけではないがいまは1人暮らしをしているので帰ることもないと思い帰っていなかった。
ただ桐乃はちょこちょこ俺の部屋に遊びにきている。ちなみに大学でも陸上を続けているらしいがモデルはやめてしまった。
理由は陸上に専念したいだからだそうだ。さすがに大学は陸上とモデルを両立してやっていけるほど甘くはないようだ。
「ただいまー」
「あ、お帰り兄貴」
俺が帰るとタイミングよく桐乃が2階から降りてきた。
「あ・・・今日はさ、兄貴が帰ってくるってことでみんなに連絡したらさみんな兄貴に
会いたいっていってさ、いまリビングにいるよ」
桐乃は成長したのか中学生のときのようにツンツンしなくなった。若干さびしいきがしなくもないが・・・
おれはマゾではないことだけ言っておく。
「そうか、久しぶりだな」
そう思いながらリビングに入ると黒猫に沙織にあやせ・・・それと2人の美少女がいた。
「黒猫、あやせ、沙織、久しぶりだな。ところでそっちの女の子は?」
「相変わらずそうね、先輩」
「お久しぶりです。お兄さん」
「お久しぶりですわ。京介さん」
驚いた沙織はよくみるとお嬢様状態だった。沙織も成長したんだな。すくなくとも素顔を出せるくらいには。
未来設定ですが珠希SS書いてみました
俺が社会人になって2度目の春を迎えた。ここんとこ最近は仕事が立て込んでてろくに実家に帰省できていなかったので
3日ほど有給をとって帰省している。
職場が実家から極端に遠いというわけではないがいまは1人暮らしをしているので帰ることもないと思い帰っていなかった。
ただ桐乃はちょこちょこ俺の部屋に遊びにきている。ちなみに大学でも陸上を続けているらしいがモデルはやめてしまった。
理由は陸上に専念したいだからだそうだ。さすがに大学は陸上とモデルを両立してやっていけるほど甘くはないようだ。
「ただいまー」
「あ、お帰り兄貴」
俺が帰るとタイミングよく桐乃が2階から降りてきた。
「あ・・・今日はさ、兄貴が帰ってくるってことでみんなに連絡したらさみんな兄貴に
会いたいっていってさ、いまリビングにいるよ」
桐乃は成長したのか中学生のときのようにツンツンしなくなった。若干さびしいきがしなくもないが・・・
おれはマゾではないことだけ言っておく。
「そうか、久しぶりだな」
そう思いながらリビングに入ると黒猫に沙織にあやせ・・・それと2人の美少女がいた。
「黒猫、あやせ、沙織、久しぶりだな。ところでそっちの女の子は?」
「相変わらずそうね、先輩」
「お久しぶりです。お兄さん」
「お久しぶりですわ。京介さん」
驚いた沙織はよくみるとお嬢様状態だった。沙織も成長したんだな。すくなくとも素顔を出せるくらいには。
927:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/12(日) 02:36:07.71:HuALm+CG0 (2/5)
「高坂君はわたしのこと忘れちゃったんだ」
「おにいちゃん・・・酷いです」
ま・・・まさか・・・
「日向ちゃんに珠希ちゃん!?」
「いまさら遅いよ!!ふーんだ」
「え、ええと・・・ふーんだ」
驚いた、あのちっこかった2人がこんな美少女になっているとは・・・日向ちゃんの真似をしている珠希ちゃんは
まだまだ幼いが・・・その幼さが庇護欲を駆り立てられる。・・・俺は変態では決してない
「そう怒るなよ。2人があんまり綺麗になってたからびっくりしたんだ。」
「えへへ・・・」
日向ちゃんは照れているのか真っ赤になって口をパクパクしているが珠希ちゃんは昔のようにあどけない笑みを浮かべている。
「さすがはセクハラ先輩、帰ってきて早々に私の妹たちを口説くなんて・・・よほど死にたいのかしら」
「そうですよお兄さん・・・こんな年下の女の子に手をだそうとするなんてぶち殺されたいんですか!?」
「うふふ、さすがは京介さんですは。お手がはやいですわね」
こいつらもあいかわらずだが・・・黒猫、あやせ、沙織も綺麗になった。ちなみに黒猫と俺の関係だが俺たちはあの騒動のあと
再び友達の関係までなった。
「ほら、今日は兄貴が帰ってきた祝いにアニメ鑑賞会でしょ。みんなそんな変態はほっといてテレビみる。テレビ」
久しぶりに桐乃の毒をくらった。てか俺の祝いなのに俺はほっとくのかよ。それにさっきからこっちの会話にはいってこずにテレビのとこでごそごそしてたんだな。
そして始まったのは星屑ウィッチメルル・・やっぱこれかーーーーー!!
しかしあやせも黒猫もそんな拒否反応をだしていない。もとからの取り決めだったってことなら黒猫はなっとくできる。
そういやあやせとメールするとたまにアニメの話題がでたな・・・桐乃にだいぶ毒されてきたな。
日向ちゃんもいがいにアニメにはまってるのかテレビに集中している。血はあらそえないな。
あれ?珠希ちゃんは?と思っていると肩をちょんちょんと叩かれた。
「高坂君はわたしのこと忘れちゃったんだ」
「おにいちゃん・・・酷いです」
ま・・・まさか・・・
「日向ちゃんに珠希ちゃん!?」
「いまさら遅いよ!!ふーんだ」
「え、ええと・・・ふーんだ」
驚いた、あのちっこかった2人がこんな美少女になっているとは・・・日向ちゃんの真似をしている珠希ちゃんは
まだまだ幼いが・・・その幼さが庇護欲を駆り立てられる。・・・俺は変態では決してない
「そう怒るなよ。2人があんまり綺麗になってたからびっくりしたんだ。」
「えへへ・・・」
日向ちゃんは照れているのか真っ赤になって口をパクパクしているが珠希ちゃんは昔のようにあどけない笑みを浮かべている。
「さすがはセクハラ先輩、帰ってきて早々に私の妹たちを口説くなんて・・・よほど死にたいのかしら」
「そうですよお兄さん・・・こんな年下の女の子に手をだそうとするなんてぶち殺されたいんですか!?」
「うふふ、さすがは京介さんですは。お手がはやいですわね」
こいつらもあいかわらずだが・・・黒猫、あやせ、沙織も綺麗になった。ちなみに黒猫と俺の関係だが俺たちはあの騒動のあと
再び友達の関係までなった。
「ほら、今日は兄貴が帰ってきた祝いにアニメ鑑賞会でしょ。みんなそんな変態はほっといてテレビみる。テレビ」
久しぶりに桐乃の毒をくらった。てか俺の祝いなのに俺はほっとくのかよ。それにさっきからこっちの会話にはいってこずにテレビのとこでごそごそしてたんだな。
そして始まったのは星屑ウィッチメルル・・やっぱこれかーーーーー!!
しかしあやせも黒猫もそんな拒否反応をだしていない。もとからの取り決めだったってことなら黒猫はなっとくできる。
そういやあやせとメールするとたまにアニメの話題がでたな・・・桐乃にだいぶ毒されてきたな。
日向ちゃんもいがいにアニメにはまってるのかテレビに集中している。血はあらそえないな。
あれ?珠希ちゃんは?と思っていると肩をちょんちょんと叩かれた。
928:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/12(日) 02:36:35.74:HuALm+CG0 (3/5)
「あの、おにいちゃん・・・ちょっといですか?」
「ああ、いいけど」
そういうと珠希ちゃんとコソコソとリビングから出ていった。
「実はおにいちゃんにお話があるんです」
「なにかな?珠希ちゃん」
俺が聞くと珠希ちゃんはもじもじと恥ずかしそうにしながらもなにかをいいだそうとしている。
すこししてようやく決心がついたのか俺を真剣な目でみてきた。
「わたしはおにいちゃんのことが好きなんです。桐乃さんよりもねぇさまよりもお姉ちゃんよりも
おにいちゃんのことが好きなんです」
珠希ちゃんは深呼吸してその言葉を言った。
「わたしと付き合ってください。おにいちゃん!!」
さいごまでおにいちゃんというのは珠希ちゃんらしいなと思いながらもびっくりしていた。
黒猫の家には何度かいったりしていてそれなりに珠希ちゃんとも話していたがまさか告白してくるくらい
俺に好意をもっていてくれたとは・・・でも
「珠希ちゃん、それはできない」
「・・・っ」
珠希ちゃんは俯き震えている。
「珠希ちゃんはまだ中学生だ。きっとこれからもっと良い人と出会うだろうし今のは『おにいちゃん』として
好きなのを恋と勘違いしてるだけだと思うんだ」
「そ、そんなことないです」
「そうじゃなくても駄目だ。俺は珠希ちゃんを友達の妹としてしか見れない」
珠希ちゃんをいや・・・人をふるのがこんなにも心が痛いものなんてな。
「で・・・でも・・・私はッおにいちゃんが好きなんです!!」
珠希ちゃんの真剣な思いは痛いほど伝わってくる。
「じゃあ珠希ちゃん・・・これが恋だって証明してくれる?」
「はい!!・・・なんでもします」
「じゃあね、珠希ちゃんが中学卒業したらもう一度俺に告白して欲しいんだ。そのときまでその
恋が続いたら俺は珠希ちゃんに返事をだすよ。それまで俺も彼女を作らないで待っとく」
「・・・わかりました。わたしはおにいちゃんをきっと振り向かせてみます」
決意にもえている目で俺にそう宣言してくる珠希ちゃん・・・黒猫とはまた違ったその可愛くも美しい顔に思わず一瞬見とれたが
すぐに気を持ち直しアニメ鑑賞会に2人そろって戻った。
数年後に俺はあのあどけなかった少女に告白されて俺に人生で2人目の彼女ができた。
「あの、おにいちゃん・・・ちょっといですか?」
「ああ、いいけど」
そういうと珠希ちゃんとコソコソとリビングから出ていった。
「実はおにいちゃんにお話があるんです」
「なにかな?珠希ちゃん」
俺が聞くと珠希ちゃんはもじもじと恥ずかしそうにしながらもなにかをいいだそうとしている。
すこししてようやく決心がついたのか俺を真剣な目でみてきた。
「わたしはおにいちゃんのことが好きなんです。桐乃さんよりもねぇさまよりもお姉ちゃんよりも
おにいちゃんのことが好きなんです」
珠希ちゃんは深呼吸してその言葉を言った。
「わたしと付き合ってください。おにいちゃん!!」
さいごまでおにいちゃんというのは珠希ちゃんらしいなと思いながらもびっくりしていた。
黒猫の家には何度かいったりしていてそれなりに珠希ちゃんとも話していたがまさか告白してくるくらい
俺に好意をもっていてくれたとは・・・でも
「珠希ちゃん、それはできない」
「・・・っ」
珠希ちゃんは俯き震えている。
「珠希ちゃんはまだ中学生だ。きっとこれからもっと良い人と出会うだろうし今のは『おにいちゃん』として
好きなのを恋と勘違いしてるだけだと思うんだ」
「そ、そんなことないです」
「そうじゃなくても駄目だ。俺は珠希ちゃんを友達の妹としてしか見れない」
珠希ちゃんをいや・・・人をふるのがこんなにも心が痛いものなんてな。
「で・・・でも・・・私はッおにいちゃんが好きなんです!!」
珠希ちゃんの真剣な思いは痛いほど伝わってくる。
「じゃあ珠希ちゃん・・・これが恋だって証明してくれる?」
「はい!!・・・なんでもします」
「じゃあね、珠希ちゃんが中学卒業したらもう一度俺に告白して欲しいんだ。そのときまでその
恋が続いたら俺は珠希ちゃんに返事をだすよ。それまで俺も彼女を作らないで待っとく」
「・・・わかりました。わたしはおにいちゃんをきっと振り向かせてみます」
決意にもえている目で俺にそう宣言してくる珠希ちゃん・・・黒猫とはまた違ったその可愛くも美しい顔に思わず一瞬見とれたが
すぐに気を持ち直しアニメ鑑賞会に2人そろって戻った。
数年後に俺はあのあどけなかった少女に告白されて俺に人生で2人目の彼女ができた。
929:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/12(日) 02:37:29.43:HuALm+CG0 (4/5)
相変わらず短いですし駄文になってしまいましたが感想いただけるとうれしいです
相変わらず短いですし駄文になってしまいましたが感想いただけるとうれしいです
930:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 02:47:23.98:zzM9CRW7o (1/1)
感想を言うにはまだ参考するべき情報が足りないな
その後の日向が絡んだ続きを原稿用紙400枚程にまとめて明後日までに提出しなさい^p^
感想を言うにはまだ参考するべき情報が足りないな
その後の日向が絡んだ続きを原稿用紙400枚程にまとめて明後日までに提出しなさい^p^
931:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/12(日) 02:58:43.18:Y1N6ez3AO (1/1)
乙!
ちょっと展開が唐突すぎたかなぁ
京介もドライだし、妙に淡々と受け答えしてる感じがした
あとトリップつけると良いかも
乙!
ちょっと展開が唐突すぎたかなぁ
京介もドライだし、妙に淡々と受け答えしてる感じがした
あとトリップつけると良いかも
932:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東):2011/06/12(日) 03:27:33.21:E+jSFliAO (1/1)
六年後珠希ちゃん……
アリだー!
>>929乙
最後の場面はモノローグだけじゃなくて情景描写か会話を挟んだほうが余韻のある〆になるんでない?
短いなりに良い話だったよ。駄文だなんて、とんでもない。
まとめ収録されるとき掲載する人がサブタイつけてるけど、今回は「恋の証明」あたりが相応しいんじゃなかろーか
六年後珠希ちゃん……
アリだー!
>>929乙
最後の場面はモノローグだけじゃなくて情景描写か会話を挟んだほうが余韻のある〆になるんでない?
短いなりに良い話だったよ。駄文だなんて、とんでもない。
まとめ収録されるとき掲載する人がサブタイつけてるけど、今回は「恋の証明」あたりが相応しいんじゃなかろーか
933:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/12(日) 08:05:38.37:HuALm+CG0 (5/5)
感想ありがとうございます。感想をもとにまた構想を練ってみたいと思います。
京介がやっぱおとなし過ぎたか
感想ありがとうございます。感想をもとにまた構想を練ってみたいと思います。
京介がやっぱおとなし過ぎたか
934:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 09:10:25.59:CliF7t1co (1/1)
いいよいいよ最高だよ~
いいよいいよ最高だよ~
935:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 12:34:25.87:n/2dcKsao (2/3)
そして逮捕される京介
そして逮捕される京介
936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 20:51:33.39:r66XUsmSO (1/1)
日向「安価で恋人作りたい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307556088/l50
日向「安価で恋人作りたい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307556088/l50
937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/12(日) 20:55:31.04:n/2dcKsao (3/3)
それ違くね?
それ違くね?
938:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/13(月) 00:38:39.87:VPseg9qm0 (1/1)
>>936氏ね
俺のワクテカ返せ
>>936氏ね
俺のワクテカ返せ
939: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 00:59:52.69:0kkrz6kAo (1/12)
>>920
で予告した日向ちゃんSSは明日には投下できそう
今日のつもりだったけど眠くて無理だった…
>>920
で予告した日向ちゃんSSは明日には投下できそう
今日のつもりだったけど眠くて無理だった…
940:名無しNIPPER:2011/06/13(月) 03:29:24.09:05qSYX5AO (1/2)
パンツ脱いで待ってる
パンツ脱いで待ってる
941:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 04:21:01.68:3SztRAhjo (1/3)
940の脱いだパンツの臭いを嗅ぎながら待ってる
940の脱いだパンツの臭いを嗅ぎながら待ってる
942:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 09:11:14.23:uw4L93hto (1/1)
日向ちゃんSSクル──────(゜∀゜)───────??
日向ちゃんSSクル──────(゜∀゜)───────??
943:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/13(月) 10:41:23.88:LdpCAvpN0 (1/5)
日向ちゃんSSまでの暇つぶしにでも・・・珠希ちゃんのSS書きました。未来設定です。
「お・・・おにいちゃん、好きです。大好きです。付き合ってください!!」
俺は衝撃を受けた。俺は昔付き合ってた彼女、黒猫の妹である珠希ちゃんから本気の告白を受けているのだ。
「このクラスの担任になる高坂京介だ。年齢は27で趣味はとくにない。つまらない教師かも
しれないが我慢してくれ。1年間よろしく」
俺は大学で教員免許をとり教師となった。俺は根っからの世話好きだったようで麻奈美から教師を薦められたときはどうかと
思ったがやりがいのある仕事につけたと思った。
そして俺が教壇にたっているのは自分の卒業した高校・・・つまり母校で教鞭を振るっている。
俺が担当するのは今年入学してきた新1年生のクラスの1つなんだがある名前が目に止まった。その名前は『五更珠希』だ。
たしか珠希ちゃんも高校にあがる年だったけど・・・もしかして
「先生は彼女とかいないんですか~?」
この手の質問は初めて受け持つクラスの生徒には毎回、必ずと言っていいほど受ける。
「俺には彼女いないよ。残念だったな」
「ええ~嘘だ~。先生格好良いのに信じらんない」
「褒めても成績はあがんねーぞ」
ええ~そんな~とぶーたれる○○。そんな笑いに包まれるクラスの中で一人だけ笑わず俺をじっと
見据えている黒髪の少女がいた。
これが俺と珠希の再開だった。
「おにいちゃんは暗闇にいた私を優しく照らしてくれました」
別に俺はそんな大層なことをした覚えはないが・・・
「高坂先生、ちょっとお話があるんですけどいいですか?」
「なんだ?・・・五更」
放課後に俺が職員室で作業していると珠希ちゃんが俺に話しかけてきた。
「もしかしてなんですけど・・・おにいちゃん?」
「え?・・・覚えてるの?」
「おにいちゃんなんですね・・・お、おにいちゃーん!!」
珠希ちゃんは俺だと分かると大声で泣きはじめた。俺に抱きつきながらだ。や、やばい。ほかの先生の視線が
むちゃくちゃ痛い。このままだと変態教師のレッテルを貼られた上に教師をクビになっちまう
日向ちゃんSSまでの暇つぶしにでも・・・珠希ちゃんのSS書きました。未来設定です。
「お・・・おにいちゃん、好きです。大好きです。付き合ってください!!」
俺は衝撃を受けた。俺は昔付き合ってた彼女、黒猫の妹である珠希ちゃんから本気の告白を受けているのだ。
「このクラスの担任になる高坂京介だ。年齢は27で趣味はとくにない。つまらない教師かも
しれないが我慢してくれ。1年間よろしく」
俺は大学で教員免許をとり教師となった。俺は根っからの世話好きだったようで麻奈美から教師を薦められたときはどうかと
思ったがやりがいのある仕事につけたと思った。
そして俺が教壇にたっているのは自分の卒業した高校・・・つまり母校で教鞭を振るっている。
俺が担当するのは今年入学してきた新1年生のクラスの1つなんだがある名前が目に止まった。その名前は『五更珠希』だ。
たしか珠希ちゃんも高校にあがる年だったけど・・・もしかして
「先生は彼女とかいないんですか~?」
この手の質問は初めて受け持つクラスの生徒には毎回、必ずと言っていいほど受ける。
「俺には彼女いないよ。残念だったな」
「ええ~嘘だ~。先生格好良いのに信じらんない」
「褒めても成績はあがんねーぞ」
ええ~そんな~とぶーたれる○○。そんな笑いに包まれるクラスの中で一人だけ笑わず俺をじっと
見据えている黒髪の少女がいた。
これが俺と珠希の再開だった。
「おにいちゃんは暗闇にいた私を優しく照らしてくれました」
別に俺はそんな大層なことをした覚えはないが・・・
「高坂先生、ちょっとお話があるんですけどいいですか?」
「なんだ?・・・五更」
放課後に俺が職員室で作業していると珠希ちゃんが俺に話しかけてきた。
「もしかしてなんですけど・・・おにいちゃん?」
「え?・・・覚えてるの?」
「おにいちゃんなんですね・・・お、おにいちゃーん!!」
珠希ちゃんは俺だと分かると大声で泣きはじめた。俺に抱きつきながらだ。や、やばい。ほかの先生の視線が
むちゃくちゃ痛い。このままだと変態教師のレッテルを貼られた上に教師をクビになっちまう
944:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/13(月) 10:42:10.91:LdpCAvpN0 (2/5)
「え、えーとなとりあえず落ち着いてくれ・・・な?」
それからなだめ続けてようやく泣き止んでくれたらと思ったら次は教頭に呼ばれた。・・・多少は説教を喰らったが昔からの
知り合いということなど色々説明したら一応は許してくれた。珠希ちゃんも手伝ってくれたのもあるだろうが、話の分かる
教頭でよかった。
「その・・・いきなりすいませんでした」
「珠希ちゃんは気にしなくてもいいよ、それよりどうしたんだ?あんな泣いて」
そして珠希ちゃんの家の・・・つまり五更家の状態を教えてもらった。黒猫はみごと作家デビューしていまは忙しく家に
おらず都内に部屋を借りてそこで仕事をしている。これは俺も知っていた。会うことはあまりなかったが。
そして日向は遠くの有名大学に通うことにしたらしく今は家にいないという。両親は共働きであまり家にいないのでほとんど
1人で過ごしてきたという。
そこに知り合いの俺が現れ、寂しさを我慢できずにこうして話しに来たという。
「そうだったんだ・・・今度俺の家にくるか?実家で暮らしてるんだ、桐乃もいるし・・・」
「迷惑じゃないですか?」
俺はため息をつくと
「大切な友達の家族だ・・・迷惑なんて思うわけないだろ」
そうして珠希ちゃんは俺の家によく遊びにくるようになった。ちなみに桐乃はいまでもモデル活動をしているが家から通っている。
珠希ちゃんを親父たちも喜んで迎えてくれた。桐乃は・・・もう駄目だあれは。
「え、えーとなとりあえず落ち着いてくれ・・・な?」
それからなだめ続けてようやく泣き止んでくれたらと思ったら次は教頭に呼ばれた。・・・多少は説教を喰らったが昔からの
知り合いということなど色々説明したら一応は許してくれた。珠希ちゃんも手伝ってくれたのもあるだろうが、話の分かる
教頭でよかった。
「その・・・いきなりすいませんでした」
「珠希ちゃんは気にしなくてもいいよ、それよりどうしたんだ?あんな泣いて」
そして珠希ちゃんの家の・・・つまり五更家の状態を教えてもらった。黒猫はみごと作家デビューしていまは忙しく家に
おらず都内に部屋を借りてそこで仕事をしている。これは俺も知っていた。会うことはあまりなかったが。
そして日向は遠くの有名大学に通うことにしたらしく今は家にいないという。両親は共働きであまり家にいないのでほとんど
1人で過ごしてきたという。
そこに知り合いの俺が現れ、寂しさを我慢できずにこうして話しに来たという。
「そうだったんだ・・・今度俺の家にくるか?実家で暮らしてるんだ、桐乃もいるし・・・」
「迷惑じゃないですか?」
俺はため息をつくと
「大切な友達の家族だ・・・迷惑なんて思うわけないだろ」
そうして珠希ちゃんは俺の家によく遊びにくるようになった。ちなみに桐乃はいまでもモデル活動をしているが家から通っている。
珠希ちゃんを親父たちも喜んで迎えてくれた。桐乃は・・・もう駄目だあれは。
945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/13(月) 10:42:39.80:LdpCAvpN0 (3/5)
「私、嬉しかったんです。お兄ちゃんにとっては年の離れた妹、みたいなのだったのかもしれません。でもわたしにとっては
昔からの憧れの人だったんです」
昔から・・・思っててくれてたのか。
「私も最初は『おにいちゃん』のように思ってました。でも再開して、一緒に過ごすうちにそれは恋に変わりました」
珠希ちゃんとの思い出がいま頭を駆け巡った。
『あの、勉強を教えてほしいんですけど・・・』
高校最初のテストは不安そうだったな。
『もう夏祭り始まってますよ、おにいちゃん、桐乃さん』
桐乃と3人で行ったな地元の夏祭り。
『え?誕生日プレゼントですか?・・・ありがとうございます、大事にします!!』
珠希ちゃんの誕生日にはセンスないかもしれなかったがアクセサリーを送った。
『メリークリスマスです。おにいちゃん』
家でささやかながらクリスマスパーティーしたな。
『明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします』
珠希ちゃんは着物を着て可愛かくて、なにより最高の笑顔で新年の挨拶をしてくれた。
だけど俺は挨拶が笑顔でできなかった。
「珠希ちゃん、話があるんだ」
「なんです?」
俺は家に遊びにきていた珠希ちゃんにあることを話した。
「俺は今年で異動になった」
「え?」
「本当は教えちゃいけないんだけど・・・珠希ちゃんには教えておかないとと思ってね」
そのときは気づいていなかったんだよな。珠希ちゃんの気持ちに
そして俺が引越しをする1週間前の今日、俺は告白された。
「本当はもっと・・・せめて高校卒業してから告白しようと思ってました。きっとおにいちゃんは
教師だからと受け入れてはくれないと思ったから」
「でも!!おにいちゃんがいなくなると知って・・・気持ちに歯止めがきかないんです」
珠希ちゃんは泣きながら俺に気持ちを話してくれた。ここまでされたら俺は教師という立場などは
考えず本気で答えなければならない。そう思った。
俺はどうなんだろう。珠希ちゃんは妹のように思ってた・・・それは確かだ。でもそれだけだろうか。
いや最初はそれだけだったはずだ。でも一緒にすごすうちに、昔と変わらないあのあどけない純真さに
俺は心惹かれていっていた。
「私、嬉しかったんです。お兄ちゃんにとっては年の離れた妹、みたいなのだったのかもしれません。でもわたしにとっては
昔からの憧れの人だったんです」
昔から・・・思っててくれてたのか。
「私も最初は『おにいちゃん』のように思ってました。でも再開して、一緒に過ごすうちにそれは恋に変わりました」
珠希ちゃんとの思い出がいま頭を駆け巡った。
『あの、勉強を教えてほしいんですけど・・・』
高校最初のテストは不安そうだったな。
『もう夏祭り始まってますよ、おにいちゃん、桐乃さん』
桐乃と3人で行ったな地元の夏祭り。
『え?誕生日プレゼントですか?・・・ありがとうございます、大事にします!!』
珠希ちゃんの誕生日にはセンスないかもしれなかったがアクセサリーを送った。
『メリークリスマスです。おにいちゃん』
家でささやかながらクリスマスパーティーしたな。
『明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします』
珠希ちゃんは着物を着て可愛かくて、なにより最高の笑顔で新年の挨拶をしてくれた。
だけど俺は挨拶が笑顔でできなかった。
「珠希ちゃん、話があるんだ」
「なんです?」
俺は家に遊びにきていた珠希ちゃんにあることを話した。
「俺は今年で異動になった」
「え?」
「本当は教えちゃいけないんだけど・・・珠希ちゃんには教えておかないとと思ってね」
そのときは気づいていなかったんだよな。珠希ちゃんの気持ちに
そして俺が引越しをする1週間前の今日、俺は告白された。
「本当はもっと・・・せめて高校卒業してから告白しようと思ってました。きっとおにいちゃんは
教師だからと受け入れてはくれないと思ったから」
「でも!!おにいちゃんがいなくなると知って・・・気持ちに歯止めがきかないんです」
珠希ちゃんは泣きながら俺に気持ちを話してくれた。ここまでされたら俺は教師という立場などは
考えず本気で答えなければならない。そう思った。
俺はどうなんだろう。珠希ちゃんは妹のように思ってた・・・それは確かだ。でもそれだけだろうか。
いや最初はそれだけだったはずだ。でも一緒にすごすうちに、昔と変わらないあのあどけない純真さに
俺は心惹かれていっていた。
946:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/13(月) 10:43:14.76:LdpCAvpN0 (4/5)
「珠希ちゃん・・・本当に俺で良いのか?」
「え?」
「俺は珠希ちゃんと1回りも年が違う・・・これは大きすぎる違いだ。きっとたったこれだけで
俺たちは苦労すると思う。それでもいい?」
年の差は本当に大きい・・・社会にはいって色々みてきたからな。
「はい、わたしはおにいちゃんとなら乗り越えられると思ってます」
だけど珠希ちゃんは真剣な顔で即答してきた。してくれた。
「じゃあ、珠希ちゃんの彼氏にしてくれないか?」
「はい、ありがとうございます、う・・・うわーん!!」
緊張の糸が切れたのか大声をあげて泣きついてきた。俺は大切な彼女が落ち着くまで抱きしめるのだった。
それから俺が引越しまで珠希ちゃんとはずっと一緒に行動してた。いままで我慢してた反動か、珠希ちゃんは
俺に素直に甘えてきてくれた。
そして引越し当日。
「じゃあな珠希ちゃん・・・」
「はい・・・」
「長期休暇には帰ってくるし、毎日メールでも電話するから・・・笑顔で見送ってくれないか?」
「はい、またです。おにいちゃん!!」
最初から俺たちの恋はでこぼこで苦難だらけだけど・・・きっと俺たちなら乗りこえていける。
俺はそう信じたい。
「珠希ちゃん・・・本当に俺で良いのか?」
「え?」
「俺は珠希ちゃんと1回りも年が違う・・・これは大きすぎる違いだ。きっとたったこれだけで
俺たちは苦労すると思う。それでもいい?」
年の差は本当に大きい・・・社会にはいって色々みてきたからな。
「はい、わたしはおにいちゃんとなら乗り越えられると思ってます」
だけど珠希ちゃんは真剣な顔で即答してきた。してくれた。
「じゃあ、珠希ちゃんの彼氏にしてくれないか?」
「はい、ありがとうございます、う・・・うわーん!!」
緊張の糸が切れたのか大声をあげて泣きついてきた。俺は大切な彼女が落ち着くまで抱きしめるのだった。
それから俺が引越しまで珠希ちゃんとはずっと一緒に行動してた。いままで我慢してた反動か、珠希ちゃんは
俺に素直に甘えてきてくれた。
そして引越し当日。
「じゃあな珠希ちゃん・・・」
「はい・・・」
「長期休暇には帰ってくるし、毎日メールでも電話するから・・・笑顔で見送ってくれないか?」
「はい、またです。おにいちゃん!!」
最初から俺たちの恋はでこぼこで苦難だらけだけど・・・きっと俺たちなら乗りこえていける。
俺はそう信じたい。
947:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2011/06/13(月) 10:45:30.51:LdpCAvpN0 (5/5)
未来設定って難しいですよね。個人個人でイメージが違うだろうし。感想もらえると嬉しいです。
未来設定って難しいですよね。個人個人でイメージが違うだろうし。感想もらえると嬉しいです。
948:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 12:09:27.34:3SztRAhjo (2/3)
赴任先で昔の恋人の妹と再会
そして育まれる愛の日々
なんだか、フェアリーテールのNaturalみたいだなww
赴任先で昔の恋人の妹と再会
そして育まれる愛の日々
なんだか、フェアリーテールのNaturalみたいだなww
949:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/06/13(月) 13:20:21.74:och7Qku70 (1/1)
最近、わかったことがある。
ファンからの支持が高いヒロインと、作者が押すヒロインが異なる場合は、
作者が押すヒロインが本編で持ち上げられ、ファンが支持するヒロインはコミックスに追いやられるということが。
最近、わかったことがある。
ファンからの支持が高いヒロインと、作者が押すヒロインが異なる場合は、
作者が押すヒロインが本編で持ち上げられ、ファンが支持するヒロインはコミックスに追いやられるということが。
950:名無しNIPPER:2011/06/13(月) 16:22:46.88:05qSYX5AO (2/2)
こないだまであやせ祭りだったのが、いつの間にか黒猫姉妹祭りになっとる!
こないだまであやせ祭りだったのが、いつの間にか黒猫姉妹祭りになっとる!
951:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/13(月) 17:32:47.62:LSIhte4S0 (1/1)
だが、それもいいじゃないか?
だが、それもいいじゃないか?
952:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 17:35:15.08:3SztRAhjo (3/3)
加奈子祭り→あやせ祭り→黒猫姉妹祭り
途中でリア祭りとブリ祭りもあったような気がするけど
加奈子祭り→あやせ祭り→黒猫姉妹祭り
途中でリア祭りとブリ祭りもあったような気がするけど
953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/13(月) 17:49:49.93:QDUFtS300 (1/1)
>>947乙
そしてゆくゆくは黒猫・日向の嫉妬から五更姉妹の愛憎沸き起こる厨二バトル展開に……
>>947乙
そしてゆくゆくは黒猫・日向の嫉妬から五更姉妹の愛憎沸き起こる厨二バトル展開に……
954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 18:15:13.33:f39bc7gDO (1/1)
ここか……祭の場所は!
ここか……祭の場所は!
955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 20:13:44.09:dhlui7rDO (1/1)
異動先は隣の街オチかと思ったら違ったかww
異動先は隣の街オチかと思ったら違ったかww
956: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:30:05.88:0kkrz6kAo (2/12)
んじゃ日向SSいきますー
んじゃ日向SSいきますー
957: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:32:01.55:0kkrz6kAo (3/12)
夏休みのある日の午後――
いつものように黒猫の家を訪れた俺は、五更家の居間で一人、ぼんやりテレビを眺めていた。
なんで彼女の家に来てるのに一人なのかって?
黒猫の奴は、買い物があるとかで外に出てったっきり。俺はいつもの放置プレイを頂戴してるってわけだ。
……薄々感じてはいたけど、なんか彼氏の扱いが悪くねぇか?
あいつと付き合い始めたばかりの頃は、こういうシチュエーションに緊張して、実に落ち着かない気分になったもんだけど、
もう今ではすっかり慣れちまったよ。ハァ……
いいや、だけど逆にさ、お客扱いされてないことが、今の俺達の親密ぶりを表しているとも言えるよな?
気を許しているからこそのこの処遇なんだよ、きっと。
そう考えるだけで、陰鬱な気分はどこへやら。自然と頬が緩くなってしまうんだから、俺の色ボケぶりも堂に入ったものだ。
と、独りでニヤついていると、玄関の方から戸がガラガラと開く音が聞こえてきた。
黒猫が帰ってきたのかと思い、居間の出入り口に視線を移すと、そこに姿を見せたのは五更家の次女日向ちゃんだった。
「あーっ、高坂くんだ」
「よう、おじゃましてるぜ」
日向ちゃんはプールの帰りらしく、ビーチバッグをぶら下げ、おさげの髪はほんのり湿って見えた。
「あれぇ~?ルリ姉はいないの?」
「ああ、買い物に行っちまったぜ」
「ふ~~ん。なんかさー……高坂くんって、いつもいつも放置されてるよねぇ……」
やめてっ!そんな目で見ないで!
小学5年生から向けられた哀れみの視線に、さっきまでのポジティブシンキングは消え去り、俺はがっくりとうな垂れた。
そんな俺の心の動きを察知してか、うひひ~と意地悪な笑みを寄越す日向ちゃん。
こういうところは黒猫にそっくりだ。
夏休みのある日の午後――
いつものように黒猫の家を訪れた俺は、五更家の居間で一人、ぼんやりテレビを眺めていた。
なんで彼女の家に来てるのに一人なのかって?
黒猫の奴は、買い物があるとかで外に出てったっきり。俺はいつもの放置プレイを頂戴してるってわけだ。
……薄々感じてはいたけど、なんか彼氏の扱いが悪くねぇか?
あいつと付き合い始めたばかりの頃は、こういうシチュエーションに緊張して、実に落ち着かない気分になったもんだけど、
もう今ではすっかり慣れちまったよ。ハァ……
いいや、だけど逆にさ、お客扱いされてないことが、今の俺達の親密ぶりを表しているとも言えるよな?
気を許しているからこそのこの処遇なんだよ、きっと。
そう考えるだけで、陰鬱な気分はどこへやら。自然と頬が緩くなってしまうんだから、俺の色ボケぶりも堂に入ったものだ。
と、独りでニヤついていると、玄関の方から戸がガラガラと開く音が聞こえてきた。
黒猫が帰ってきたのかと思い、居間の出入り口に視線を移すと、そこに姿を見せたのは五更家の次女日向ちゃんだった。
「あーっ、高坂くんだ」
「よう、おじゃましてるぜ」
日向ちゃんはプールの帰りらしく、ビーチバッグをぶら下げ、おさげの髪はほんのり湿って見えた。
「あれぇ~?ルリ姉はいないの?」
「ああ、買い物に行っちまったぜ」
「ふ~~ん。なんかさー……高坂くんって、いつもいつも放置されてるよねぇ……」
やめてっ!そんな目で見ないで!
小学5年生から向けられた哀れみの視線に、さっきまでのポジティブシンキングは消え去り、俺はがっくりとうな垂れた。
そんな俺の心の動きを察知してか、うひひ~と意地悪な笑みを寄越す日向ちゃん。
こういうところは黒猫にそっくりだ。
958: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:33:13.03:0kkrz6kAo (4/12)
「まぁまぁ、ルリ姉が帰ってくるまで、あたしが相手してあげるからさっ」
「ははは……ありがとよ……」
今は日向ちゃんのその優しさが切ないぜ……
ため息を吐きつつ俺が顔を上げると、日向ちゃんは左耳に小指を突っ込んでモゾモゾしていた。
右手には……綿棒が握られている。
「ん?耳どうかした?」
「えっとね、今日プールで泳いだから、なんか水が耳の中に入っちゃって……ううう、むずがゆい~」
「その綿棒でほじくったらいいんじゃねえの?」
「あ、うん。そうなんだけどー……」
そう言うと、日向ちゃんは左手に綿棒を持ち、耳の穴に近づける。
だけど、その動きは妙~にゆっくりで慎重な上に、小刻みに手が震えていて、いかにも危なっかしい感じだった。
んん~?これは……
「……日向ちゃん、もしかして自分で耳かきができないの?」
「あーっ!高坂くん、いま馬鹿にしたでしょー!?」
日向ちゃんは顔を真っ赤にし、こちらを指差して抗議の声を上げた。
「いや、別に馬鹿にはしてないけどさ。耳に綿棒突っ込んで動かすだけじゃねえか」
「……だって、自分からは見えない耳の穴に、手探りで綿棒入れるのって……なんか怖いんだもん……」
「そうかぁぁ?」
「もし手が滑ってうっかり奥まで挿しちゃったら大変だよぉー?!」
うーむ、こういうところはさすがにマセてても小学5年生。
日向ちゃんは、また耳に小指を突っ込んで悶えている。
「ううう、かゆいぃ~~」
自分で耳かきができない小学5年生の妹。これがエロゲなら、桐乃が全力で食いつくキャラ設定だろう。
「……じゃあ、まぁ、しょうがないよな」
俺は誰に言い訳するわけでもなくそう呟くと、この場の流れに身を任せた。
「まぁまぁ、ルリ姉が帰ってくるまで、あたしが相手してあげるからさっ」
「ははは……ありがとよ……」
今は日向ちゃんのその優しさが切ないぜ……
ため息を吐きつつ俺が顔を上げると、日向ちゃんは左耳に小指を突っ込んでモゾモゾしていた。
右手には……綿棒が握られている。
「ん?耳どうかした?」
「えっとね、今日プールで泳いだから、なんか水が耳の中に入っちゃって……ううう、むずがゆい~」
「その綿棒でほじくったらいいんじゃねえの?」
「あ、うん。そうなんだけどー……」
そう言うと、日向ちゃんは左手に綿棒を持ち、耳の穴に近づける。
だけど、その動きは妙~にゆっくりで慎重な上に、小刻みに手が震えていて、いかにも危なっかしい感じだった。
んん~?これは……
「……日向ちゃん、もしかして自分で耳かきができないの?」
「あーっ!高坂くん、いま馬鹿にしたでしょー!?」
日向ちゃんは顔を真っ赤にし、こちらを指差して抗議の声を上げた。
「いや、別に馬鹿にはしてないけどさ。耳に綿棒突っ込んで動かすだけじゃねえか」
「……だって、自分からは見えない耳の穴に、手探りで綿棒入れるのって……なんか怖いんだもん……」
「そうかぁぁ?」
「もし手が滑ってうっかり奥まで挿しちゃったら大変だよぉー?!」
うーむ、こういうところはさすがにマセてても小学5年生。
日向ちゃんは、また耳に小指を突っ込んで悶えている。
「ううう、かゆいぃ~~」
自分で耳かきができない小学5年生の妹。これがエロゲなら、桐乃が全力で食いつくキャラ設定だろう。
「……じゃあ、まぁ、しょうがないよな」
俺は誰に言い訳するわけでもなくそう呟くと、この場の流れに身を任せた。
959: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:35:55.41:0kkrz6kAo (5/12)
そして今、俺の膝の上には、日向ちゃんの頭が乗っている――
まぁ待て、お前ら。まずは落ち着け。ほら、素数を数えるんだ。
小学生の女の子を膝に乗せて耳掃除だなんて、その道の人達にとってはたまらないシチュエーションだよな。
桐乃の奴なら盛大に発狂した挙句、萌え死んでるかもしれない。
「高坂くーん、なにぶつぶつ言ってんの? 早くしてよー」
おっと、どうやら俺の心の声はちょっぴり漏れ出てしまっていたようだ。危ねぇ。
それにしても、膝に感じる温かな重みと、かすかに俺の腹に触れるおさげ髪の感触が実に心地いい。
一応言っておくけど、俺はそっちの方面の属性はまったく持ち合わせてないのであしからず。
俺は日向ちゃんの横髪を人差し指でひょいと耳に掛けて、耳孔の入り口に綿棒を軽く触れさせた。
「ひゃん!」
「お、おい、変な声出すなって」
「だって高坂くんがくすぐったくするからー」
普通にしてるつもりだけど……そもそも俺は人の耳掃除をしたことなんて無いので、どうにも勝手がわかんねぇ。
とりあえず俺は、耳の淵に沿ってやさしく綿棒を這わせた。
そして今、俺の膝の上には、日向ちゃんの頭が乗っている――
まぁ待て、お前ら。まずは落ち着け。ほら、素数を数えるんだ。
小学生の女の子を膝に乗せて耳掃除だなんて、その道の人達にとってはたまらないシチュエーションだよな。
桐乃の奴なら盛大に発狂した挙句、萌え死んでるかもしれない。
「高坂くーん、なにぶつぶつ言ってんの? 早くしてよー」
おっと、どうやら俺の心の声はちょっぴり漏れ出てしまっていたようだ。危ねぇ。
それにしても、膝に感じる温かな重みと、かすかに俺の腹に触れるおさげ髪の感触が実に心地いい。
一応言っておくけど、俺はそっちの方面の属性はまったく持ち合わせてないのであしからず。
俺は日向ちゃんの横髪を人差し指でひょいと耳に掛けて、耳孔の入り口に綿棒を軽く触れさせた。
「ひゃん!」
「お、おい、変な声出すなって」
「だって高坂くんがくすぐったくするからー」
普通にしてるつもりだけど……そもそも俺は人の耳掃除をしたことなんて無いので、どうにも勝手がわかんねぇ。
とりあえず俺は、耳の淵に沿ってやさしく綿棒を這わせた。
960: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:36:42.68:0kkrz6kAo (6/12)
一通り耳の外側を掃除すると、かすかに耳の淵に残っていた水分が綿棒を湿らせる。
まぁ、外側はそんなに汚れが溜まるところでもないし、こんなもんかな。
そんなことを思ってると、日向ちゃんから催促の声が飛んだ。
「高坂くーん、はやく耳の中をやってよー……むずむずするよぉ」
そうだった、メインはそっちだ。
俺は綿棒をひっくり返し、反対側を耳孔に近づける。
「なんかさ、日向ちゃんじゃないけど、人の耳に突っ込むのは結構おっかねぇな。自分のなら何ともないけど……」
「ええー、いまさらそんな事言うの無しっしょー!?」
「分かってるって。――じゃあ行くぞ」
「ほらぁ、早く入れてってばー! おかしくなっちゃうよぉ」
だから変な声を出すなってば。
俺は綿棒の頭の部分がちょうど耳の穴に隠れるぐらいまで入れて、耳孔の壁に押し付け軽くこする。
すると一瞬、膝の上の日向ちゃんの頭に力が入った。
「おっ、この辺か?」
「うひいいい~、気持ちいぃぃ。でもね、かゆいのはもうちょっと奥の方かな」
もっと奥か……
一通り耳の外側を掃除すると、かすかに耳の淵に残っていた水分が綿棒を湿らせる。
まぁ、外側はそんなに汚れが溜まるところでもないし、こんなもんかな。
そんなことを思ってると、日向ちゃんから催促の声が飛んだ。
「高坂くーん、はやく耳の中をやってよー……むずむずするよぉ」
そうだった、メインはそっちだ。
俺は綿棒をひっくり返し、反対側を耳孔に近づける。
「なんかさ、日向ちゃんじゃないけど、人の耳に突っ込むのは結構おっかねぇな。自分のなら何ともないけど……」
「ええー、いまさらそんな事言うの無しっしょー!?」
「分かってるって。――じゃあ行くぞ」
「ほらぁ、早く入れてってばー! おかしくなっちゃうよぉ」
だから変な声を出すなってば。
俺は綿棒の頭の部分がちょうど耳の穴に隠れるぐらいまで入れて、耳孔の壁に押し付け軽くこする。
すると一瞬、膝の上の日向ちゃんの頭に力が入った。
「おっ、この辺か?」
「うひいいい~、気持ちいぃぃ。でもね、かゆいのはもうちょっと奥の方かな」
もっと奥か……
961: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:38:38.27:0kkrz6kAo (7/12)
俺は慎重に綿棒を奥に進めると、耳の穴の壁に沿って綿棒を動かした。
綿棒の柄が少しずつ耳の中に隠れていく、が、他人の耳掃除に慣れてない俺にはどこまで深く入れていいのか分からない。
不安になった俺は、綿棒を握る手を止めてしまう。
「案外、難しいなこれ……」
そんな俺に、日向ちゃんは非難の声を上げた。
「ガツッとやっちゃってよ。ったく、高坂くんって結構ビビりだよねー。頼りないなぁー」
い、言ってくれるじゃんよ……!
お兄さんちょっとカチンときちゃったからね!
俺は綿棒を耳から抜くと、再び耳の外側をチマチマと擦り始めた。
「えっ、えっ? なんでまた外を……耳の中をやってってばー」
かゆみのポイントまであと少しに迫りながら、まさかの撤退に慌てる日向ちゃん。
俺は精一杯の笑顔を作り、わざとらしい棒読み口調で言った。
「あー、でも俺ってビビりだからなぁー。耳の奥はやっぱ無理かもしれないなー」
「えっ、さっきのナシ! 高坂くんはビビリじゃないからさ! ねっ?」
俺の意図に気づいて更に慌てる日向ちゃん。
やばい、これは可愛い。うっかりおかしな方面に目覚めてしまいそうじゃないか……
俺は慎重に綿棒を奥に進めると、耳の穴の壁に沿って綿棒を動かした。
綿棒の柄が少しずつ耳の中に隠れていく、が、他人の耳掃除に慣れてない俺にはどこまで深く入れていいのか分からない。
不安になった俺は、綿棒を握る手を止めてしまう。
「案外、難しいなこれ……」
そんな俺に、日向ちゃんは非難の声を上げた。
「ガツッとやっちゃってよ。ったく、高坂くんって結構ビビりだよねー。頼りないなぁー」
い、言ってくれるじゃんよ……!
お兄さんちょっとカチンときちゃったからね!
俺は綿棒を耳から抜くと、再び耳の外側をチマチマと擦り始めた。
「えっ、えっ? なんでまた外を……耳の中をやってってばー」
かゆみのポイントまであと少しに迫りながら、まさかの撤退に慌てる日向ちゃん。
俺は精一杯の笑顔を作り、わざとらしい棒読み口調で言った。
「あー、でも俺ってビビりだからなぁー。耳の奥はやっぱ無理かもしれないなー」
「えっ、さっきのナシ! 高坂くんはビビリじゃないからさ! ねっ?」
俺の意図に気づいて更に慌てる日向ちゃん。
やばい、これは可愛い。うっかりおかしな方面に目覚めてしまいそうじゃないか……
962: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:43:36.01:0kkrz6kAo (8/12)
調子に乗った俺は、日向ちゃんに意地悪したい衝動に駆られてしまった。
「んー、じゃあ、『ビビリじゃないイケメンの京介お兄ちゃん、お願いだから耳の中を掃除してっ』って
可愛く言ってくれたらな考えようかなー」
ふふふ、我ながら嫌らしい提案だぜ!
そんな俺の意地悪に、日向ちゃんが恥ずかしがって顔を赤らめる――って展開を期待したのだけど、
実際には日向ちゃんは「ぶっ!」と吹き出していた。
「イケメンってwww高坂くん言うねーwwww」
「……っ!」
草生やしまくりの思わぬ反応に、逆にたじろぐ俺。
日向ちゃんはケタケタと笑っている。
「そんなの、いくらでも言ってあげるよー。イケメンのお・に・い・ちゃ・ん」
かあっと顔が熱くなるのを感じ、俺はまんまと自爆してしまったことを察知した。
いつもツンツンしてる黒猫や桐乃とは違い、天真爛漫な日向ちゃんにこういう意地悪は通用しないようだ。
な、なんという不覚……
「ビビりじゃないイケメンの京介お兄ちゃん、お願いだから――」
「ま、参った!俺の負けだ!」
ダメだ、この子には勝てねぇ……
素直に負けを認めた俺は、再び綿棒を日向ちゃんの耳に挿し込み、耳の壁に沿って奥に進める。
「んじゃ、痛かったらすぐに言ってくれよ」
「うん、大丈夫……って、おおおお!きたきたきたー!」
どうやらいきなり金脈を掘り当てたらしく、日向ちゃんは身体をわずかに仰け反らせて歓喜の雄叫びを上げた。
俺はそのポイントを逃さず、綿棒を左右に往復させて擦る。
「あぁぁ……そこそこ!気持ちいいぃぃぃ」
散々待ちかねていたせいもあるのだろう、日向ちゃんはとろんとした瞳で悦楽に浸っている。
俺はさらにその周囲を綿棒で這わせて、なんとか耳掃除を完遂した。
調子に乗った俺は、日向ちゃんに意地悪したい衝動に駆られてしまった。
「んー、じゃあ、『ビビリじゃないイケメンの京介お兄ちゃん、お願いだから耳の中を掃除してっ』って
可愛く言ってくれたらな考えようかなー」
ふふふ、我ながら嫌らしい提案だぜ!
そんな俺の意地悪に、日向ちゃんが恥ずかしがって顔を赤らめる――って展開を期待したのだけど、
実際には日向ちゃんは「ぶっ!」と吹き出していた。
「イケメンってwww高坂くん言うねーwwww」
「……っ!」
草生やしまくりの思わぬ反応に、逆にたじろぐ俺。
日向ちゃんはケタケタと笑っている。
「そんなの、いくらでも言ってあげるよー。イケメンのお・に・い・ちゃ・ん」
かあっと顔が熱くなるのを感じ、俺はまんまと自爆してしまったことを察知した。
いつもツンツンしてる黒猫や桐乃とは違い、天真爛漫な日向ちゃんにこういう意地悪は通用しないようだ。
な、なんという不覚……
「ビビりじゃないイケメンの京介お兄ちゃん、お願いだから――」
「ま、参った!俺の負けだ!」
ダメだ、この子には勝てねぇ……
素直に負けを認めた俺は、再び綿棒を日向ちゃんの耳に挿し込み、耳の壁に沿って奥に進める。
「んじゃ、痛かったらすぐに言ってくれよ」
「うん、大丈夫……って、おおおお!きたきたきたー!」
どうやらいきなり金脈を掘り当てたらしく、日向ちゃんは身体をわずかに仰け反らせて歓喜の雄叫びを上げた。
俺はそのポイントを逃さず、綿棒を左右に往復させて擦る。
「あぁぁ……そこそこ!気持ちいいぃぃぃ」
散々待ちかねていたせいもあるのだろう、日向ちゃんはとろんとした瞳で悦楽に浸っている。
俺はさらにその周囲を綿棒で這わせて、なんとか耳掃除を完遂した。
963: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:46:14.60:0kkrz6kAo (9/12)
とはいっても、まだ片側だけだ。
俺は日向ちゃんを逆向きにさせると、今度は綿棒ではなく耳かきで反対側の耳掃除を始めた。
「はぁー、極楽極楽ぅー」
最初はおぼつかなかった耳掃除だったけど、やってるうちに徐々に要領を掴み、日向ちゃんも満足してくれてるようだ。
俺は耳かきの匙の部分で耳の壁を擦り、少しずつ奥に進んでいく。
耳かきを伝わる手ごたえを頼りに、力の入れ具合を調整して、耳あかをこそぎ落とす。
だけど、こっちの耳は水が入ってなかったようで、もともと耳の中も綺麗だったので、大した獲物も取れず仕舞いだった。
最後に耳かきの綿の部分で耳の中を掃除して終了だ。
「よーし、これで終わりっと」
おや?なんだかさっきから日向ちゃんの反応がねえな。
姿勢を崩さないよう、後ろに退けぞって顔を覗き込むと、日向ちゃんはすうすうと寝息を立てて眠っていた。
そういえばプールに行ってたんだもんな。泳いだ後って、なんであんなに眠くなるんだろう。
それに加え、俺の耳かきが日向ちゃんの眠気を増幅させたのかもしれない。
何だかんだで俺の耳かきテクもなかなかのモンだな、ふっふっふ……、と妙な達成感でニヤつく俺であった。
とはいっても、まだ片側だけだ。
俺は日向ちゃんを逆向きにさせると、今度は綿棒ではなく耳かきで反対側の耳掃除を始めた。
「はぁー、極楽極楽ぅー」
最初はおぼつかなかった耳掃除だったけど、やってるうちに徐々に要領を掴み、日向ちゃんも満足してくれてるようだ。
俺は耳かきの匙の部分で耳の壁を擦り、少しずつ奥に進んでいく。
耳かきを伝わる手ごたえを頼りに、力の入れ具合を調整して、耳あかをこそぎ落とす。
だけど、こっちの耳は水が入ってなかったようで、もともと耳の中も綺麗だったので、大した獲物も取れず仕舞いだった。
最後に耳かきの綿の部分で耳の中を掃除して終了だ。
「よーし、これで終わりっと」
おや?なんだかさっきから日向ちゃんの反応がねえな。
姿勢を崩さないよう、後ろに退けぞって顔を覗き込むと、日向ちゃんはすうすうと寝息を立てて眠っていた。
そういえばプールに行ってたんだもんな。泳いだ後って、なんであんなに眠くなるんだろう。
それに加え、俺の耳かきが日向ちゃんの眠気を増幅させたのかもしれない。
何だかんだで俺の耳かきテクもなかなかのモンだな、ふっふっふ……、と妙な達成感でニヤつく俺であった。
964: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:48:54.48:0kkrz6kAo (10/12)
そんな俺がニヤけ面のまま、ふと視線を上げると、
買い物袋をぶら下げて廊下からこちらを冷ややかな視線を向けている黒猫と目が合った。
「うおっ! お前いつの間に帰ってたんだよ!?」
「……いま帰ってきたところだけど……、随分楽しそうね、先輩。これは一体どういう状況かしら?」
そこで俺はハッと我に返った。
オヤスミ中の少女を膝に乗せ、いやらしい笑みを浮かべる男の姿は、端から見りゃあ充分ヤバい光景だろう。
「待て待て!変な勘違いをするんじゃねえ」
己を客観視し、慌てて否定する俺。
そんなやり取りをしていると、膝の上の日向ちゃんが目を覚ました。
「あれ、ルリ姉帰ってたんだ? ふぁ~あ」
「あなたも男の膝枕で何を……」
「ん~?高坂くんにいっぱい気持ちいいコトしてもらって、ついつい居眠りしちゃったんだよー」
うおおおおおおおおおい!!日向ちゃん!!!
それはさすがにわざと言ってるだろ!?
日向ちゃんはもう一度大きなあくびをすると、また俺の膝に頭を乗せて、むにゃむにゃと眠りの体勢へ。
おそるおそる黒猫の方を見ると、黒猫は絶句し、わなわなと肩を震わせている。
うん、俺死んだね。
そんな俺がニヤけ面のまま、ふと視線を上げると、
買い物袋をぶら下げて廊下からこちらを冷ややかな視線を向けている黒猫と目が合った。
「うおっ! お前いつの間に帰ってたんだよ!?」
「……いま帰ってきたところだけど……、随分楽しそうね、先輩。これは一体どういう状況かしら?」
そこで俺はハッと我に返った。
オヤスミ中の少女を膝に乗せ、いやらしい笑みを浮かべる男の姿は、端から見りゃあ充分ヤバい光景だろう。
「待て待て!変な勘違いをするんじゃねえ」
己を客観視し、慌てて否定する俺。
そんなやり取りをしていると、膝の上の日向ちゃんが目を覚ました。
「あれ、ルリ姉帰ってたんだ? ふぁ~あ」
「あなたも男の膝枕で何を……」
「ん~?高坂くんにいっぱい気持ちいいコトしてもらって、ついつい居眠りしちゃったんだよー」
うおおおおおおおおおい!!日向ちゃん!!!
それはさすがにわざと言ってるだろ!?
日向ちゃんはもう一度大きなあくびをすると、また俺の膝に頭を乗せて、むにゃむにゃと眠りの体勢へ。
おそるおそる黒猫の方を見ると、黒猫は絶句し、わなわなと肩を震わせている。
うん、俺死んだね。
965: ◆kuVWl/Rxus:2011/06/13(月) 23:51:25.10:0kkrz6kAo (11/12)
その後、必死の弁明で黒猫の誤解を解いて、正座1時間の刑で勘弁してもらった俺は、
足の痺れに苦しみながらも、なんとか生き長らえたことに安堵していた。
ま、まさか耳かきごときでこんな事態を招こうとはな……
そんな俺に対し、黒猫は例の黒いノートと耳かきを手に、ある提案をしてきた。
「ねぇ先輩、……デスティニー・レコードへの追記は、今からでも認めてもらえるかしら?」
おわり
その後、必死の弁明で黒猫の誤解を解いて、正座1時間の刑で勘弁してもらった俺は、
足の痺れに苦しみながらも、なんとか生き長らえたことに安堵していた。
ま、まさか耳かきごときでこんな事態を招こうとはな……
そんな俺に対し、黒猫は例の黒いノートと耳かきを手に、ある提案をしてきた。
「ねぇ先輩、……デスティニー・レコードへの追記は、今からでも認めてもらえるかしら?」
おわり
966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県):2011/06/13(月) 23:54:45.30:Hox2Cx6u0 (1/1)
乙ゥゥぅぅぅぅ
乙ゥゥぅぅぅぅ
967:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/13(月) 23:54:46.28:0kkrz6kAo (12/12)
×廊下からこちらを
○廊下からこちらに
ミスった…
投下しながらいじるもんじゃないですねorz
×廊下からこちらを
○廊下からこちらに
ミスった…
投下しながらいじるもんじゃないですねorz
968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 23:57:24.43:FQCoSW0Go (1/1)
俺も日向ちゃんにいっぱい気持ちいいコトしてあげたいわー
俺も日向ちゃんにいっぱい気持ちいいコトしてあげたいわー
969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/14(火) 00:11:34.04:QXm2RiIV0 (1/1)
日向ちゃん√かと思いきや黒猫√まで味わえるとは
乙
日向ちゃん√かと思いきや黒猫√まで味わえるとは
乙
970:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/14(火) 00:27:40.77:Ao9/onid0 (1/2)
>>965
超乙です
黒猫好きで日向ちゃん好きな俺にとっちゃ最高でした
>>965
超乙です
黒猫好きで日向ちゃん好きな俺にとっちゃ最高でした
971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 00:34:37.50:8s7Hz/0SO (1/1)
もう五更三姉妹関連は黒猫スレでしか読めないと思ってたけどここにもたくさんあったのね
みなさん乙です
もう五更三姉妹関連は黒猫スレでしか読めないと思ってたけどここにもたくさんあったのね
みなさん乙です
972:名無しNIPPER:2011/06/14(火) 04:15:10.18:7+ueI2QAO (1/4)
乙
ただの日向ちゃんペロペロで終わらずに俺妹らしくgdgdシチュを入れたところを評価したい
乙
ただの日向ちゃんペロペロで終わらずに俺妹らしくgdgdシチュを入れたところを評価したい
973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 05:07:47.11:5XH/nHtDO (1/1)
>>965
日向ちゃんかわいい!
>>965
日向ちゃんかわいい!
974:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 05:27:45.91:JudqchtQ0 (1/2)
あやせが妹のss……。
あれ止まってるし、新しいの立てて書いても良いのかな
あやせが妹のss……。
あれ止まってるし、新しいの立てて書いても良いのかな
975:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/14(火) 09:23:56.54:4qFZIz970 (1/1)
>>975新しくたててタイトル変えればいいよ
ネタも本人の考えたものでもないし、話自体も始まってないからなあれは
>>975新しくたててタイトル変えればいいよ
ネタも本人の考えたものでもないし、話自体も始まってないからなあれは
976:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 09:41:14.11:JudqchtQ0 (2/2)
あーすまん。
乗っ取るかたちで続けちゃってる……。
やめたほうが良い?
あーすまん。
乗っ取るかたちで続けちゃってる……。
やめたほうが良い?
977:名無しNIPPER:2011/06/14(火) 10:11:33.52:7+ueI2QAO (2/4)
そっちのスレでやれよ
そっちのスレでやれよ
978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 12:16:59.30:uUL2WMz0o (1/1)
次スレです
俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.11
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308021366/
次スレです
俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.11
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308021366/
979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 15:29:31.90:eoabRsIpo (1/1)
>>976
vipじゃないんだから乗っ取りはやめとけ
やるなら新規にスレ立てろ
>>978
乙
次スレの祭りはなんになるやら
沙織の眼鏡祭り?
>>976
vipじゃないんだから乗っ取りはやめとけ
やるなら新規にスレ立てろ
>>978
乙
次スレの祭りはなんになるやら
沙織の眼鏡祭り?
980:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 16:16:52.79:g4SucR4DO (1/1)
もう五更3姉妹で京介のハーレム作ってしまおうぜ
それなら桐乃も大賛成してくれるだろうし
もう五更3姉妹で京介のハーレム作ってしまおうぜ
それなら桐乃も大賛成してくれるだろうし
981:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2011/06/14(火) 16:35:54.36:Ao9/onid0 (2/2)
むしろ桐乃もハーレムに入れてしまえば何の問題もあるまい
むしろ桐乃もハーレムに入れてしまえば何の問題もあるまい
982:名無しNIPPER:2011/06/14(火) 17:43:33.72:7+ueI2QAO (3/4)
・五更姉妹に耳かきをねだられて萌え死ぬきりりん
・京介の膝枕で耳かきしてもらって兄分摂取過剰で死ぬきりりん
どっちでもいい、だれか書いてくれ
・五更姉妹に耳かきをねだられて萌え死ぬきりりん
・京介の膝枕で耳かきしてもらって兄分摂取過剰で死ぬきりりん
どっちでもいい、だれか書いてくれ
983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 18:20:37.03:JWY3HCDro (1/2)
京介に耳掻きしてもらったことを自慢げに話す黒猫に嫉妬するきりりん
思わず京介に耳掻きを要求するも、何故か黒猫の膝枕で耳掻きされることになるきりりん
その隙に、京介の膝枕で耳掻きされる加奈子
京介に耳掻きしてもらったことを自慢げに話す黒猫に嫉妬するきりりん
思わず京介に耳掻きを要求するも、何故か黒猫の膝枕で耳掻きされることになるきりりん
その隙に、京介の膝枕で耳掻きされる加奈子
984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 18:22:20.61:hKqvL6wco (1/1)
かまわん続けろ
かまわん続けろ
985:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 18:27:16.63:JWY3HCDro (2/2)
紆余曲折あって、ついに京介の膝枕で耳掻きの権利を獲得するきりりん
舞い上がってたせいで、内向きで膝枕してしまうきりりん
気にしない京介はその格好のまま耳掻き開始
しかしきりりんの目の前には京介の股間
ズボン越しではあるが確かにそこにある股間
明らかに熱を帯び、つつましくも自己主張している股間
思わずきりりんの指が股間に伸び
埋め
紆余曲折あって、ついに京介の膝枕で耳掻きの権利を獲得するきりりん
舞い上がってたせいで、内向きで膝枕してしまうきりりん
気にしない京介はその格好のまま耳掻き開始
しかしきりりんの目の前には京介の股間
ズボン越しではあるが確かにそこにある股間
明らかに熱を帯び、つつましくも自己主張している股間
思わずきりりんの指が股間に伸び
埋め
986:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 18:29:33.78:g7flLUKNP (1/1)
ねえ様達だけずるい!と耳かきを珠姫がねだって、珠姫の耳かきをすることになりうへへなきりりん
その横で耳かきされる加奈子を羨ましそうに見ていたブリジットを見かねて耳かきをしてあげる京介
耳かきをしている京介とされているブリジットに、どっちに嫉妬していいかわからずぐぬぬなきりりん
ねえ様達だけずるい!と耳かきを珠姫がねだって、珠姫の耳かきをすることになりうへへなきりりん
その横で耳かきされる加奈子を羨ましそうに見ていたブリジットを見かねて耳かきをしてあげる京介
耳かきをしている京介とされているブリジットに、どっちに嫉妬していいかわからずぐぬぬなきりりん
987:名無しNIPPER:2011/06/14(火) 19:38:23.15:7+ueI2QAO (4/4)
至福だ
至福だ
988:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/14(火) 22:23:37.75:FkQo5VtUo (1/1)
耳かきブームが来てるのか・・・?
耳かきブームが来てるのか・・・?
989:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 22:51:06.88:nDyPJYQAO (1/1)
ネタとしては古典ですらあるからねえ>耳かき
ネタとしては古典ですらあるからねえ>耳かき
990:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/14(火) 23:20:06.79:osec1Wi70 (1/1)
>>985
「兄貴、耳かきして。」
「おまえ、耳かき1人で出来なかったの?」
「う、うん…。」
「マジかよ…、ちょっと綿棒貸してくれ。ホレ」
ホジホジ…。
「こんな風に自分でできるだろ。」
「そりゃそうだけどさ、他の人に見てもらった方が汚れとってもらいやすいじゃん。」
「う~ん、そう言われてみりゃそうだな。じゃあとりあえずベッドの枕に…。」
「はあ?耳かきって言ったら普通膝枕でしょ!というわけでさっさと正座する。」
「へいへい。」
「桐乃?痛くないか?」
「うん…、ちょっと強いかな?」
「じゃあ、もうちょっと優しくするわ。」
「うん、お願い。」
ホジホジ…
「んあ…、そこ。」
「はいはい。(色っぽい声だしやがって…。)」
「じゃあ反対向けよ。」
「ちゃんと優しくしてよね…。(これが兄貴の股間か、スーハースーハー)」
ホジホジ…
「桐乃?なんか息が荒いが大丈夫か?」
「大丈夫。つづけて。」
「はいよ。(てか桐乃胸あるな…。)」
ホジホジ
「こんなもんか…?(いかん、意識したら俺のリヴァイアサンが…)」
「ん、もうちょっと…。(うにゃぁぁ!これが兄貴の匂い。最ッ高~)」
ホジホジ
「少し奥の方もやるぞ。(くそ、目線がどうしても胸の谷間に…)」
「うん。(あれ?兄貴のアソコ少し大きくなってる?)」
ホジホジ
「どうだ?(え~い!血液よ!リヴァイアサンに行くんじゃない!)」
「うん、気持ちいい。ねえ兄貴?なんか股の辺りが大きなってる気がするんだけど…。」
「ギクッ…。気、気のせいだろ。」
「ひょっとして妹に欲情しちゃったの?」
「スンマセン、胸の谷間見て不覚にも…。」
「シスコン!キモッ…。」
「そういうお前はブラコンじゃないのか?」
「私はいいの!ねえ兄貴、目瞑ってくれる?」
「いいからいいから。耳かきのお礼。」
ジーッ
「おい、桐乃。そこはズボンのファスナーだ!やめろ!」
「とか言いつつカチカチになってるよ…。」
続きは省略されました。続きを読みたい方は(ry
>>985
「兄貴、耳かきして。」
「おまえ、耳かき1人で出来なかったの?」
「う、うん…。」
「マジかよ…、ちょっと綿棒貸してくれ。ホレ」
ホジホジ…。
「こんな風に自分でできるだろ。」
「そりゃそうだけどさ、他の人に見てもらった方が汚れとってもらいやすいじゃん。」
「う~ん、そう言われてみりゃそうだな。じゃあとりあえずベッドの枕に…。」
「はあ?耳かきって言ったら普通膝枕でしょ!というわけでさっさと正座する。」
「へいへい。」
「桐乃?痛くないか?」
「うん…、ちょっと強いかな?」
「じゃあ、もうちょっと優しくするわ。」
「うん、お願い。」
ホジホジ…
「んあ…、そこ。」
「はいはい。(色っぽい声だしやがって…。)」
「じゃあ反対向けよ。」
「ちゃんと優しくしてよね…。(これが兄貴の股間か、スーハースーハー)」
ホジホジ…
「桐乃?なんか息が荒いが大丈夫か?」
「大丈夫。つづけて。」
「はいよ。(てか桐乃胸あるな…。)」
ホジホジ
「こんなもんか…?(いかん、意識したら俺のリヴァイアサンが…)」
「ん、もうちょっと…。(うにゃぁぁ!これが兄貴の匂い。最ッ高~)」
ホジホジ
「少し奥の方もやるぞ。(くそ、目線がどうしても胸の谷間に…)」
「うん。(あれ?兄貴のアソコ少し大きくなってる?)」
ホジホジ
「どうだ?(え~い!血液よ!リヴァイアサンに行くんじゃない!)」
「うん、気持ちいい。ねえ兄貴?なんか股の辺りが大きなってる気がするんだけど…。」
「ギクッ…。気、気のせいだろ。」
「ひょっとして妹に欲情しちゃったの?」
「スンマセン、胸の谷間見て不覚にも…。」
「シスコン!キモッ…。」
「そういうお前はブラコンじゃないのか?」
「私はいいの!ねえ兄貴、目瞑ってくれる?」
「いいからいいから。耳かきのお礼。」
ジーッ
「おい、桐乃。そこはズボンのファスナーだ!やめろ!」
「とか言いつつカチカチになってるよ…。」
続きは省略されました。続きを読みたい方は(ry
991:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/15(水) 00:08:04.68:4z74v7kIo (1/1)
わっふるわっふる
わっふるわっふる
はよ
はよ
わっふるわっふる
わっふるわっふる
はよ
はよ
992:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/15(水) 01:57:19.24:zVLUk0Vi0 (1/1)
>>990続きを書かなきゃお前の人生が省略されます
>>990続きを書かなきゃお前の人生が省略されます
993:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/15(水) 02:08:16.12:E1BiIJRH0 (1/2)
>>990早く書いてください!
ブチ殺しますよ!?
>>990早く書いてください!
ブチ殺しますよ!?
994:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/15(水) 18:23:08.87:LYmza8J1o (1/1)
各キャラがヤンデレ化したら、どういう形になるのだろうか?
あやせ:暴力型ヤンデレ→相手を物理的に束縛し、支配下に置くタイプ
地味子:策謀型ヤンデレ→見た目も態度も一見普通、ただじわりじわりと追い詰めていくタイプ ・蜘蛛の巣
桐乃:内向型ヤンデレ→外はないが、対象の写真や付属品をコレクションしたり飾ったりするタイプ
黒猫:行動型ヤンデレ→ねちねちとしつこくまとわり着くタイプ ・ストーカー
加奈子:非ヤンデレ→ヤンデレにはなりそうもないタイプ
各キャラがヤンデレ化したら、どういう形になるのだろうか?
あやせ:暴力型ヤンデレ→相手を物理的に束縛し、支配下に置くタイプ
地味子:策謀型ヤンデレ→見た目も態度も一見普通、ただじわりじわりと追い詰めていくタイプ ・蜘蛛の巣
桐乃:内向型ヤンデレ→外はないが、対象の写真や付属品をコレクションしたり飾ったりするタイプ
黒猫:行動型ヤンデレ→ねちねちとしつこくまとわり着くタイプ ・ストーカー
加奈子:非ヤンデレ→ヤンデレにはなりそうもないタイプ
995:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県):2011/06/15(水) 18:42:18.08:441hVyZLo (1/1)
好物です
好物です
996:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/15(水) 19:10:56.24:C5U0nqFY0 (1/1)
くそ!エロなんか『とらドラ!』スレでも書いた事無いのに…。
>>991->>993の連携力に参ったよ…orz。
着地点を間違えた気もするが、投下
「おい、桐乃。そこはズボンのファスナーだ!やめろ!」
「とか言いつつカチカチになってるよ…。じゃ舐めるね…。」
「おい、桐乃!やめ…。」
「(ぺろぺろ)ふ~ん、その割にここは正直になってるし、筋金入りのシスコンってことね。(スンスン、これが兄貴の匂い。やば…、濡れてきちゃった。)」
「こんなことが親父にバレたら…、殺される…ぞ…。それ…、に…。」
「ふぉれに…?っへふぁによ…?(それに…?ってなによ。)」
「俺の理性が完全になくなっちまう…。」
「ふ~ん、じゃ失くせば?ってきゃっ…。なにいきなり押し倒してくるのよ。」
「いいから聞け、桐乃。俺はお前が大事だ。だからこそこういう事は本当に好きな人として欲しいんだよ!ゴフッ…。」
「兄貴の馬鹿!私は…、あんたが好きなの!黒猫の描いた漫画みたいにあんたのパンツの匂いを嗅いだりするくらい…。普通の人でも好きな人のパンツなんか嗅がないでしょ。」
「おまっ…。じゃあ、あれは事実だったのか。」
「うん。だからさ…、お願い。ちゃんとアレもあるからさ。」
「といってもな…、お前のさっきのパンチで俺のリヴァイアサンが…。」
リヴァイアサン「ヘナッ…。もうムリポ。」
「ごめんね、兄貴。」
「まあ気にするなって。」
「あ、そうだ。兄貴が攻めるのダメなら私が攻めればいいんだ。たしかせなちーからもらったアレがあったはず…。」
「えっ?(嫌な予感…)」
「ベニパンっていうんだけどこれで攻めてあげる。あ、ドアの近くに居るけど逃げられないよ。あやせからもらった手錠でちゃんと私と繋がってるから…。」
「ちょっと待…」
「じゃ入れるね。(ズブッ…)」
「ァァァァァアアアアアア!!」
ギシギシアンアンギシギシアンアン
くそ!エロなんか『とらドラ!』スレでも書いた事無いのに…。
>>991->>993の連携力に参ったよ…orz。
着地点を間違えた気もするが、投下
「おい、桐乃。そこはズボンのファスナーだ!やめろ!」
「とか言いつつカチカチになってるよ…。じゃ舐めるね…。」
「おい、桐乃!やめ…。」
「(ぺろぺろ)ふ~ん、その割にここは正直になってるし、筋金入りのシスコンってことね。(スンスン、これが兄貴の匂い。やば…、濡れてきちゃった。)」
「こんなことが親父にバレたら…、殺される…ぞ…。それ…、に…。」
「ふぉれに…?っへふぁによ…?(それに…?ってなによ。)」
「俺の理性が完全になくなっちまう…。」
「ふ~ん、じゃ失くせば?ってきゃっ…。なにいきなり押し倒してくるのよ。」
「いいから聞け、桐乃。俺はお前が大事だ。だからこそこういう事は本当に好きな人として欲しいんだよ!ゴフッ…。」
「兄貴の馬鹿!私は…、あんたが好きなの!黒猫の描いた漫画みたいにあんたのパンツの匂いを嗅いだりするくらい…。普通の人でも好きな人のパンツなんか嗅がないでしょ。」
「おまっ…。じゃあ、あれは事実だったのか。」
「うん。だからさ…、お願い。ちゃんとアレもあるからさ。」
「といってもな…、お前のさっきのパンチで俺のリヴァイアサンが…。」
リヴァイアサン「ヘナッ…。もうムリポ。」
「ごめんね、兄貴。」
「まあ気にするなって。」
「あ、そうだ。兄貴が攻めるのダメなら私が攻めればいいんだ。たしかせなちーからもらったアレがあったはず…。」
「えっ?(嫌な予感…)」
「ベニパンっていうんだけどこれで攻めてあげる。あ、ドアの近くに居るけど逃げられないよ。あやせからもらった手錠でちゃんと私と繋がってるから…。」
「ちょっと待…」
「じゃ入れるね。(ズブッ…)」
「ァァァァァアアアアアア!!」
ギシギシアンアンギシギシアンアン
997:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/06/15(水) 19:45:21.13:7s53IT6xo (1/1)
>>994
なんでナチュラルに沙織ハブってんの?
>>994
なんでナチュラルに沙織ハブってんの?
998:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/15(水) 20:31:20.23:E1BiIJRH0 (2/2)
>>996よくやった!私の乙をあげる♪
>>994また沙織は犠牲になったのか...
>>996よくやった!私の乙をあげる♪
>>994また沙織は犠牲になったのか...
999:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/15(水) 20:33:10.96:pT2s5MbAO (1/1)
1000だったらお嬢モード沙織が耳かきしてくれる
1000だったらお嬢モード沙織が耳かきしてくれる
1000:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県):2011/06/15(水) 20:36:16.70:FjjzX98Oo (1/1)
1000ならあやせたんが京介のベッドの上で京介のエロ本片手に京介を待つ
1000ならあやせたんが京介のベッドの上で京介のエロ本片手に京介を待つ
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